952 :
名無しのオプ:03/07/22 11:11
父の入院が長引きそうな雲行き。
953 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:12
>>948 どうしてそう固定観念なのですかね?
だいたい若桜木センセイって誰なのですか?
そういうあなたにはぜひマナに抱かれてをみていただきたい。
心のお洗濯をするべきだ。
954 :
名無しのオプ:03/07/22 11:12
やっぱり先生じゃん……
先生、あと20年です。
大歴史推理長編とか読みたい。
955 :
名無しのオプ:03/07/22 11:13
ガダルカナル奪還戦って次は第3巻でしょ?
956 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:14
>>951 なんといってあげればいいのか。
超時空艦隊なんてマクロスみたいな小説を読みますかね、ふつう。
だからあなたは4軍なのです。
ぜひ、岡田秀文を読んでください。
映画はマナに抱かれてをみてください。
さいこうです
うれしい!
957 :
名無しのオプ:03/07/22 11:15
少なくとも
>>950は本人じゃなですいか。
原稿の進捗度が合ってるじゃないですか。
958 :
名無しのオプ:03/07/22 11:15
>オフィシャル1
仮面ライダー、好きですか?
仮面ライダーの「説明しよう。ライダーキックとは…」と文体が似ている。
959 :
名無しのオプ:03/07/22 11:15
まさか、このノリで新しいスレたてるつもりじゃないだろうな。
960 :
名無しのオプ:03/07/22 11:15
もう慌てて、まともに打ってませんでした。間違いだらけで失礼
961 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:16
>>955 北朝鮮の拉致事件が完全解決したこのご時世に何をガダルカナルですか!
あなたは犬を食べる人種ですか?
やめていただきたい。
962 :
名無しのオプ:03/07/22 11:17
だめだ……ほんとにおかしくなっちゃったのかも……
ちょっと編集部に聞いてみよ。
963 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:17
>>958 するどい!
仮面ライダーのオマージュであります。
うれしい!
964 :
名無しのオプ:03/07/22 11:18
>>956 同意。今時、超時空艦隊だの、ガダルカナルだの流行りませんよね。
読む人なんてほとんどいないだろうし。
紙がもったいない。
文章も下手糞だし。引退すればいいと思いせん?
965 :
名無しのオプ:03/07/22 11:18
もしかしたら本物だと思ったら、熱くなってずっと書き込みしてしまいました。
関係のない人とは言えなかったんで。
このミスの話題とまったく関係なくてすみませんでした……>ALL
966 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:21
>>965 やっと気づいたようですね。
いかにご自分の書き込みがみなさんに迷惑をかけていたか。
このミス大賞とはまったく関係のない話ばかりで。さらに勝手に熱くなって
いらっしゃる。
ノイローゼですよ。
1次を通過できない者が安易に陥るノイローゼですよ。
ノイローゼです。
気の毒ですね。
967 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:23
>>964 これからは「闇のピエロ」です。
今まで読んだことのない文体でしょう!
はっきり言って読む人を選びます。
4軍、5軍のあなたがたでは少し受け入れにくいかと思います。
雲の上の作品だと思ってください。
968 :
名無しのオプ:03/07/22 11:24
そろそろ443の釈明を聞きたいんだが。
969 :
名無しのオプ:03/07/22 11:24
>>966 応募者じゃないけど、このミス賞の一次は他の賞の一次と意味合いが違うかも。
一次=二次くらいに搾られてますよ。
971 :
名無しのオプ:03/07/22 11:26
で、今日は電話きたの?>ALL
972 :
名無しのオプ:03/07/22 11:28
>>968 443はどうもオフィシャル1と同一人物。
973 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:28
>>968 おそらく単なる嘘つきでしょう。
1次を通過できないあなた方を弄んだのですよ、きっと。
高みから人を見下ろすことははっきり言って気持ちいいです。
そういうつもりだったんでしょう。
結局1次を通過できないあなた方はアリンコみたいなものです。
弄ばれるくらいしか存在意義がないんですね。
分かりますか?
>>967 待ってください!
ガダルカナルは嫌いですが、闇のピエロは大好きです。
ぜひ最後まで読みたい!
先日、踊る大走査線を観てきたのですが、
踊るに負けず劣らずの出来だと思います。
それから、マナに抱かれてみました。
沖縄の風景が素敵でした。
心にやさしい映画ですね。激しく癒されました。
この映画が好きなオフィシャル1さんは、
この映画のように素敵な人なのでしょうね。
975 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:29
>>972 まあ、被害妄想もたいがいにしたほうがいいですね。
最底辺のみなさんは夢すら見られないんですね。被害妄想ばかりで。
976 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:30
>>974 おお! ありがとうございます!!
それでは続きをどうぞ
977 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:30
さらに勘のいい読者諸君ならジェニファーが第1章に出てきた洋子のひいおばあさんということに気づくかも知れない。
そう、洋子はスイス人の血を引いているのだ。さらにはハプスブルグ家の血筋でもあるのだ! さらにこの作品のタイトルにもなっている
ピエロとはポポの職業ではないか!
ジェニファーは張り裂けそうになる(実際は見た目には変わりないが)押さえながら受話器をとろうとした。
「電話には出るな!!」
「アンニトー!!」
第1章で登場した武の先祖でもあるアントニーが突然登場してきて叫んだ。
「ピエロだけはだめだ。ピエロだけは……うっ!?」
「@!」
ジェニファーはアントニーのもとに駆け寄った。アントニーは血を吐いて倒れ込んだ。
そしてそのままアントニーは帰らぬ人となった。つまり死んでしまったのだ……。
ジェニファーは「道化師の呪いだわ!」とジュネーブの空に向かってつぶやくと
そのまま帰らぬ人となってしまったのだ!!
978 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:30
闇の道化師〜ピエロ〜
第3章
昭和天皇の崩御が日本全土を震撼させた。
朝日新聞の売れっ子政治ジャーナリスト櫻井加代は、愛用のシャネルの5番を顔に無造作に塗りつけた。
「先輩、またシャネルですか。なかなかシャネてるじゃないか」
「なに、それ? もしかしてだじゃれ?」
「しゃれの一つでも言ってないとやってられないのが俺たち報道でしょう」
「それもそうね」と加代は天使のような微笑みを送った。
「真珠湾って何年か知ってます?」
「なによ。藪から棒に。泣きっ面に蜂ね」
「分からないんでしょう」
「たしか1756年だったかしら」
「知らないんですか〜。真珠湾ない(信じられない)! ヒヒヒヒヒ……」
こ、この笑い声は……とその思いを加代は飲み込んだ
979 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:31
「あなたの名前を聞いてなかったわね」
加代は6年来のつきあいである後輩の名前を知らないことに今気づいた。
「俺の名前はポポっていうのさ。嘘みたいな名前だけどほら、免許証が何よりの証拠さ。嘘は大嫌いだからさ。嘘つくやつってきらいって言ってるだろ!」
突然、ポポが加代に襲いかかってきた。
免許証には「ポポ」とある。本当だ。しかし有効期限には「死ぬまで有効」とあった。偽物だ!
「嘘は嫌いじゃなかったの? あんたは!」
「俺はピエロさ」
「ピエロ……? あんたは報道関係者じゃないの??」
「報道関係といったって俺は新聞配達さ」
ポポはそう言って笑った。
そして加代は帰らぬ人となった。文字通り死んだのだ。
加代は後悔した。恐ろしい後輩を持ってしまったことに。そして彼に恋をしていたのだ。
そして驚くことに彼の子供を宿していた!!!
980 :
名無しのオプ:03/07/22 11:31
みんな! アホぉは無視して、みんながチェックしている応募者らしい奴とこのミス大賞関係者らしい奴の日記のページをアップしようやないかい。
981 :
名無しのオプ:03/07/22 11:31
誰か新しいスレ立ててくれないかなあ……
>>976 この素晴らしい小説って本にはなってないんですか?
たぶん発行されれば、芥川賞とかそういう感じの賞取れるんじゃないでしょうか?
ただで読めるのは嬉しいですけど。
さあて、読むぞ!ワクワク!
983 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:33
第4章
おぎゃーおぎゃー。
「もう大丈夫ですよ。赤ちゃんは無事に生まれました。男の子です」
いろいろとわけがあって加代は行きつけの歯医者さんで出産することになったのだ。近所でも評判の若い歯医者はまだ
19歳と若い。そして密かに加代はその青年に思いを寄せていた。
加代はポポに襲われて一度は死んだ身だ。しかしこの青年の芸術的なオペで蘇生に成功した。愛が奇跡を呼んだのだ。ブラボー!
「ショックだなあ。加代に子供がいたなんてさ」
「そう言ってもらえるとうれしいわ。この子の名前はピエっていうのよ」
「ピエ? すてきな名前だね。僕の知り合いにもヌジェっていうこがいるよ。最近はそういうのがはやってるんだね」
「それよりフレックスなんでしょ。これから渋谷でも行かない?」
「いいねえ。渋谷は14年ぶりだよ。いいイタリアン知ってるんだ」
「本当? 美味しいティラミスでも食べたいわ」
「いいねえ。さすがは早稲田の政経学部をでているだけあるなあ。僕は東京医科歯科だけど」
「ねえねえ。センター入試何点だった?」
「国語で失敗しちゃってね。でも400点以上はとったぞ」
「それより仕事よ。こうしちゃいられないわ!」
加代は颯爽と立ち上がると病室を出て行った。
984 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:37
第5章
僕は目が覚めた。
すべては夢だったのか。夢なら夢であってほしい。君ならどう思う?
ピエロは確かに存在した。真っ赤な口を大きく開けて僕たちに襲いかかってきた。洋子は殺され、武も行方不明だ。僕は命からがら逃げ出した。
電話が鳴った。携帯電話の方だ。NTTは高いのでauに変えたばかりだ。マイラインもauに変えた。しかし死んだ洋子は戻ってこない。
「もしもし」
「もしもし」
「涼一です」
「私は加代って言うの。早稲田の政経学部を出ています」
「それはすごいですね」
「今日はそんなことをいいに電話した訳じゃないの。私は朝日新聞の売れっ子ジャーナリストなんだけど、ピエロについていろいろと調べているんだけど」
「え? ピエロですか?」
「そう、ピエロよ」
「夢じゃなかったんだ……」
夢は続いていた……。涼一は握り拳に力を入れたが、痛んだので力を抜いた。そしたら痛みがすうっと引いていった。
お金はほしい。だけど世の中お金じゃない……。
マネーイズエブリシング!
「いったい何を考えているの?」
加代はいらだちを隠さずに眉をひそめた。
985 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:37
「お金なんて天下の回りモノじゃないの。あなたは守銭奴よ!」
「どうして僕の考えていることが分かるんだ? あんたはいったい何者? も、もしかして……」
僕は流れ出る汗を止めることができなかった。汗は目の中に入ってしまった。まるで目薬のように!
「それよりよく聞いて。ポポって道化師をしってるわね?」
「道化師って『道化師たちのソネット』の道化師ですか? つまりピエロ……」
「その通りよ。鋭いわね。それなら話が早いわ。あした駅前のマクドナルドに来てくれる? お母さんには内緒でね」
「わかった。明日、駅前のマクど……」
「マクドナルドよ」
そう言って加代は電話を切った。彼は本当に明日来るのかしら。もし来るなら本当にお人好しだわ。
ひとしきり加代は笑い転げた。片腹痛いというがそんな表現はとても当てはまらない。そのくらい激しく笑った。
そして日付変更線を超えてしまった。明日は必ずやってくる。しかし昨日はもうやってこない……
986 :
オフィシャル1 ◆JVQEuB5amo :03/07/22 11:38
987 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:38
僕は約束通り、駅前のマクドナルドへ向かった。しかし加代と名乗るジャーナリストは駅名も時間も指定していなかった。いったいどこの駅へいけというのだろう。
僕は仕方なく鶯谷のマクドナルドを選んだ。たぶんここだという予感があった。すると携帯電話が鳴った。
「あなたどこにいるの?」この声は聞き覚えがある。そう……たしか昨日電話があった売れっ子ジャーナリストの加代とかいう早稲田の政経学部を出ている女だ。
「え、あなたの指示通り鶯谷のマクドだけど」
「あなた、記憶力ないの?? 呆れた。松戸の吉野家でしょう。」
「松戸? どこですか」「知らないの? 千葉県よ。矢切の渡しの向こうがわ!」
「わかった。すぐにいくよ」
涼一はタクシーを拾うと「松戸のマクドナルドへ」と言った。
松戸のマクドには女が待っていた。「へえ〜。吉野家っていったのによくここが分かったわね」
女は感心しながら涼一を見ている。やるわねと加代は思った。思った。思った。
「好きなもの食べていいわよ」「それじゃあ、とくもり一つ!」
「お得な特盛り一丁! みそ汁二杯!」
「え?僕、みそ汁はたのんでないけど」
「いいのいいの。おばさんのおごりよ」
店の店員はそう言ってウィンクして見せた。世の中すてたもんじゃない。
988 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:42
「特盛りなんて若いわね。ちゃんとお金持ってるの?」
「えっ! おごりじゃないの??」
僕は殺気を覚えた。
「おごり? 甘えるんじゃないわよ。何様のつもりさ」
そういいながら僕に包丁を突きつけてきた。何がなんだかよく分からない。ただ、自分が危険な状態にあるのは読者の諸君でも分かるだろう。
「はい、おまち〜」
店員のおばさんが牛丼を運んできた。加代は包丁をテーブルに置くと書き込むようにして牛丼を食らいはじめた。
「いまだ!!!!!!!!!!!!」
僕はテーブルに置いた包丁を取り上げて加代の腹にぶすっとさした。加代はその場で倒れこんだ。
「どうして……どうして……」
僕はうずくまり泣きじゃくった。
「死ぬな! 死ぬんじゃない! ちょっとふざけただけなんだ!」
「どうして……あなたのことを……愛していたのに……」
加代はがくっと動かなくなった。帰らぬ人となってしまったのだ。
僕は店員を呼んで支払いを済ませてから店を出た。店員は警察には内緒にしておいてあげるとウィンクしてくれた。うれしかった。
加代に洋子に武にジェニファー……ここ数日で多くの死を目の当たりにした。
僕は松戸の歓楽街を旅人のようにさまよった。しばらくは身を潜めている必要がある。僕はギターを手にするとある酒場の前でうたった。
989 :
名無しのオプ:03/07/22 11:42
検索しても、それらしきものがぜんぜんないんだよな。
990 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:43
♪ 目を閉じて〜思い出す〜、かあさんのおもかげえええ〜
「兄ちゃん、いい声してるな。ビートルズのナンバーだろ?」
「ち、ちがいます。銀河鉄道999の終わりの方の歌です」
「そうかそうか。まあ、汚いとこだけどここで暮らしな」
酒場のマスターが鍵を渡してくれた。部屋は意外と広くて30畳はあるし、キッチンもバスも完備してプラズマテレビも置いてあった。
「ここはなあ、俺の母さんが昔すんでいた思い出の部屋なんだ。大事に使ってくれや」
「家賃はいくらですか?」
「家賃?? つまらない心配はするな。もちろんただとは言わないが、保証金と敷金礼金は払ってもらわなきゃ困る。だけどな、俺は
そんなけちな人間じゃない。ここにサインをしてくれ」
僕は言われるままにサインした。なにかの裏書きだった。手形と書いてあったがこの際、どうでもよかった。
*****************
「涼一さんですね。私は警察庁捜査一課の雷電といいます。そしてこちらが……」
「インターポールの神風です。今日は加代という女性の殺人事件の捜査で聞き込みに来ました」
早くも警察が来た。涼一はつばをごくっと飲み込んだ。
「今回は重大な事件なので警察庁とインターポールの合同捜査本部が所轄に置かれました。霞ヶ関にもどりたいですよ」
といってわははははと笑った。
「冗談言ってる場合じゃないでしょう、雷電」
「そうだったな。神風」
991 :
名無しのオプ:03/07/22 11:44
さてあと15分で昼飯だな。
992 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:44
雷電の父親も警察官だった。中卒の父親はまさにたたき上げで、実力だけで階級をのぼりつめて最終的には警視副総監にまでなった。しかし階級とは
名ばかりでやっていることは用務員と変わらない。トイレ掃除をしている父親の姿を見て雷電は父親みたいにはなりたくないと強く思ったのだ。
雷電は上級試験をパスしてさらには司法試験もとった。一時は検察官になろうと思ったがやはり父親の子供だと思った。我が輩は警察官になった。
父親のコネがきいたのか階級はとんとん拍子にあがり、30にして警部補となった。
「吉野家さんで事情をきいたら中年の店員が『わたしがやりました』って言うんです。これで事件は解決かと思ったんですが、包丁からあなたの指紋が出てきましてね」
「本当はおまえがやったんだろ!」
と神風がばんと机をたたいた。
ここで説明がいるだろう。場面は警察署での出来事になっている。涼一は警察署まで任意同行されたのだ。
「僕じゃない!」僕はやってない。これは陰謀だ。僕は泣きたくなった。
「犯人はピエロだ!」
そう叫ぶとインターポールの神風の目がきらりと光った
「いまピエロと言ったね。兄ちゃん」
「はい。言いました」
「それじゃあ、言った言わないの水掛け論じゃないか」
「ちょっと違うと思うけど……」
「口答えするな!」
突然、雷電が神風に向かって発砲した。神風は帰らぬ人となってしまった。僕は取調室を飛び出して、警察署から逃げ出した。
「ヒヒヒヒヒヒ……」警察署から笑い声が聞こえてきた。
993 :
名無しのオプ:03/07/22 11:44
>>989 俺も引っかからない。ここまでやって何もないというのもおかしいな……。
まじで選考終わってるのか? 下読みは終わっているようだけどな。
幾らなんでも変だ
995 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:46
第6章
東郷龍二の趣味は覚醒剤だ。今日も注射針を静脈に突き立てる。しびれるような感覚が彼を包み込んだ。
幻覚を見た。いつも出てくるピエロだ。ピエロは唯一の僕の友達だ。金を貸してやったこともある。しかしその代わりいろいろと相談に
のってもらってる。
「温泉に行きてえなあ」
ピエロは遠い目をして言う。ピエロが温泉だなんてと龍二はおしとやかに笑った。
「どこの温泉に行きたいんだよ?」
「そうだなあ。あまり人のいない温泉がいいなあ。湯布院なんてどうだろう」
「湯布院はやめた方がいいよ」
「どうしてだい?」
ピエロがいぶかしげに聞いてきた。
「むかしつき合っていた女が湯布院でまかないをしているって風の便りで聞いたのさ」
「そうか。それはたいへんだな。湯布院は好ましくないからやめよう」
「で、どこに行く?」
「ヒヒヒヒヒヒ……」
「どうしたんだよ?」
「おまえの行くところは地獄だあ!」
「別府の?」
「違う!本物の地獄に決まっているでしょう!」
突然、ピエロがかみついてきた。がぶり。ピエロはおどけた顔をしてかみついている。しかし目は笑ってない。
龍二は身体の毛穴という毛穴から地を噴水のように吹き出した。ぴゅー!
そして帰らぬ人となってしまったのだ!
996 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:47
第7章
そのころ涼一は借りたばかりの部屋にある大型プラズマテレビでビデオレンタルから借りてきたビデオを鑑賞していた。まえまえからみたい
と思っていた作品だ。日本映画でかなり話題になった映画だ。「LET’s豪徳寺」という題名だった。それを見終わると大好きだった沖田浩之の
「ヒーロー・ザ・ヒーロー」を立て続けに見た。しかし胸のわだかまりはとれず、いやされない自分にいらだった。
「どうする? 涼一! おまえは涼一だろう!」「おまえならできる。おまえなら何とかできる」
涼一は自問自答した。
加代は死ぬ間際に涼一のことを愛していると言った。それは涼一も同じだった。涼一は加代のことを愛していた。
突然、電話が鳴った。
「もしもし、涼一ですが……」
「あたしのこと覚えてる? ほら、吉野家の店員よ。みそ汁ごちそうしてあげたでしょ」
あのときの中年の店員だ。涼一の母親くらいの年齢だったはずだ。
「あ、あのときはどうもありがとうございます。とてもうれしかったです。うれしい!」
「そんなことより、あんたインターポールに国際指名手配にされているわよ」
「え!」
「CIAやフリーメーソンがあんたのこと探し回ってるわよ」
「CIAが!? ふっ、俺も有名になったもんだ」僕はおしとやかに自嘲した。
「それよりあたしと湯布院の温泉に行かない?」
「おっ! それはいいですねえ。すぐに行きましょう」
僕は荷物をまとめるとタクシーに乗り込んだ。「大分の湯布院まで」と運ちゃんに告げた。タクシーは首都高速にはいり東名高速に入った。
名古屋あたりにさしかかった。
997 :
オフィシャル1 ◆0dERZsCWds :03/07/22 11:47
「お客さん、湯布院は初めてですか?」
「え、ええ、まあ」僕は嘘をついた。小学生の頃のに行ったことがある。しかし恥ずかしいので言わなかった。
「わたしは名古屋の方が好きですわ」
「そうなんですか? いいところだと聞きますね」
「お客さん、申し訳ないけれど、お金かしてくんない?」
「うん、いいよ」
「ありがとうございます」僕は財布から100円玉をだして渡した。
「たったこれぽっちですかい!」
運転手の顔はピエロになっていた。
「き、きさま。いつの間に! そうか、道理で顔を見せないと思っていたがピエロだったんだな」
「なかなか勘がいいな。しかしもう遅い。おまえは湯布院で死ぬのだ」
「だったら湯布院には行かないぞ! すぐに引き返してくれ」
「一応、湯布院には行きましょうよ」とピエロが怖い顔をしていった。
「分かった……向かってくれ」
僕たちは交代交代で車の運転を代わり、やっと湯布院に着いた。吉野家の店員はどこにいるのだろう??
998 :
名無しのオプ:03/07/22 11:47
999 :
名無しのオプ:03/07/22 11:49
>998
基本のエンジンと更新されてますリンクを一つずつおってる
1000 :
名無しのオプ:03/07/22 11:49
Go
1001 :
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