【才色】石堂藍と幻想文学の仲間たち【兼備】

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>>175
クラニー日記の過去ログだyo!
[7月3日]
 今月はいきなり三連投、ミーコを連れて『山尾悠子作品集成』刊行祝賀会に出席。
六時半から東京ステーションホテル。
変なホテルだなと思いつつ会場に向かったのだが、どうも裏口から入ってしまったらしい。
二日前から牧野さんと「一緒にご挨拶に行きましょう」という周到な打ち合わせをしていたけれども、
会場に一番乗りだったため私が先にご挨拶。
ミーコをほめていただきました。わーいわーい、うれしいにゃ(モード混乱)。
ここから先は山尾さんのインタビューと新作も載っている「幻想文学」58号〈女性ファンタジスト2000〉に掲載された牧野さんの爆笑エッセイを読むとなお面白いのですが(ちなみに、同誌掲載のゲオルク・ハイムの短篇は傑作)、
ついに牧野修が山尾悠子に対面いたしました。
打ち合わせとは違って紹介したのは私、それにしても名刺くらいすぐ取り出せるように準備しておけばいいのに。
しかも、やっと取り出したのがイーストプレスのパーティで使った裏に落書きのある名刺、まるでコントを見ているかのようで段取りが悪すぎる。
もっとも、私も大森さんの紹介で発起人でもある小松左京さんにご挨拶したのだが「誕生日が同じでして」とか変なことを口走っていたような気がする。
出席者は四十人弱と小規模ながら、SF・幻想文学を中心に伝説の人を含む濃いメンバー。
堀晃さんとも初対面。久しぶりは高原英理・佐藤弓生ご夫妻など。
一次会は死ぬまでにこういう本を出したいなと思う『山尾悠子作品集成』(国書刊行会)を受け取って解散、かなりの人々が新宿のバーに移動。
ここで伝説のまりのるうにいさんにご挨拶、ミーコをかわいがっていただく。うれしいにゃ。
二次会の締めは、お疲れぎみのI崎編集長に代わり早稲田の哲学科から国書に入社して初仕事が山尾悠子さんというS嬢の一本締め、
水を向けたのは私だがまさかほんとにやるとは思わなかった。
元気があってよろしい。
十数名が喫茶店に移動して三次会、せっかく山尾さんの前の席が空いてるのにいちばん端の席にコソコソとゴキブリのように隠れる牧野修。
つくづくシャイな人である。
まあ私も人のことは言えないので、二人で日の当たらない席に陣取りハイブロウな文学論を語り合った……ことにしておこう。