初心者のためのミステリ用語辞典

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355海野十三
うんの・じゅうざ 1897生−1949没 本名佐野昌一。
逓信省電気試験所に勤める傍ら、小説や随筆を書き、1928年「新青年>>250」に
『電気風呂の怪死事件』を発表し、探偵小説界にデビューする。
「日本SF」の元祖としても知られる。一部では「バカミス>>76の父」とも呼ばれる。
筆名の由来は、麻雀が大好きで(「麻雀の遊び方」という入門書まで書いている)
麻雀で運と実力の割合を問われたときに「運の十さ」と答えたからだと言われているが、
由来を尋ねられる度に新説を披露していたという話もあるのであまり当てにはならない。
ジュウザ、ジュウゾウ、二通りの読み方が流布している。
丘丘十郎(おか・きゅうじゅうろう)の別名でも活躍。本名では電気関係の解説書を執筆。