前もあったそうですが、泡沫のごとく消えていったそうです。
あらためて変なミステリーの宝庫について話しましょう。
個人的には「チベットから来た男」みたいにバカミスっぽいやつが好き!
でも他人にはあまりお薦めできない・・・
比較的評判の良かった「赤い右手」を今読んでるところです。
本当におもしろいのかちょっと不安・・・。
「赤い右手」は面白いぞ!
途中までは「こんなん見え見えの結末じゃん」と思うかもしれないが、読んでいくうちにアラアラアラアラ…
これは狙っているのか? それとも天然なのか?
「笑わない数学者」(森博嗣著)の例のオリオン像は、ある意味こういうテイストを狙っていたのかも(好意的解釈)。
原文がどうなってるのかは知らないが、夏来氏の病気文体もベリーグッドだ。
ちなみに僕が読んだのは
ロジャーズ「赤い右手」
マケイブ「編集室の床に落ちた顔」
バークレー「ジャンピングジェニー」
ミルワード「救いの死」
ストリブリング「カリブ諸島の手がかり」
です。
記述の仕方や形式について強い批評意識があって、
現代日本の本格がやっていることを先取りし、突き詰めたような感じでした。
でもミルワードはすごく退屈でした。
「赤い右手」にはショックを受けました、あの時代にしてよくもまあ!
正直、歴史的価値を優先して、内容が伴っていないシリーズだと思うが。
ロジャーズなんてただの失敗作だと思うが。
「赤い右手」は半分くらいまで読んだところです。
話の展開が遅いし、なんか記述者がメール欄っぽいのでかなり不安。
ところでついでに原書房や新樹社からでてる海外古典本格作品も仲間に入れてやってもらえませんか?
「このミス2002」の晶文社の隠し玉、バークリーの未訳作が楽しみ。
シェリンガム・シリーズってすごい駄作が潜んでいそうな気もするが。
>9未訳があるというのは有る意味うれしいよな。
この全集の第四期があるとすれば、ぜひ「とんだ一杯食わせ物、つまり失敗作」に焦点をあててほしいものである。
11 :
Enigma:02/01/04 22:23
『赤い右手』については、『このミス』で北村薫だったかが
「読んだあとで、ミステリマニアがにやにやしながら語り合う作品」
とか書いていた。要は、マニア以外は読まなくていいものなんでしょう。
ということで、私は読んでいません。
国書のシリーズはあまり読んでいませんが、1番よかったは、やはり
イネスの『ハムレット復讐せよ』! ここ数年来で最高の面白さ。
去年読んだ『自殺じゃない!』(ヘアー)も、なかなかのもんでした。
12 :
名無しのオプ:02/01/04 23:16
個人的にはクリスピン読めたのも嬉しかったyo!
13 :
名無しのオプ:02/01/04 23:42
>>11 そもそも世界探偵小説全集自体がマニア向けだという気もしないでもないが
ただ、マニアではない私だが、「赤い右手」のいろんな意味でギリギリな感じ
はけっこー楽しめた。恐るべき古典。
14 :
ネコはミステリ:02/01/04 23:50
「空のオベリスト」がお進めです。
15 :
名無しのオプ:02/01/05 00:50
『赤い右手』は単にヘタなだけなのか狙ってやったのかがわからない、
そこが面白いと言えば面白いのだが、オレの友達は怒ってたな(ワライ
いずれにしろひとに勧めるよーなもんじゃない、
マニアとゆーよりバカミス愛好家向け。
ハイランド『国会議事堂の死体』はごく普通におもしろかったよ。
16 :
名無しのオプ:02/01/05 01:00
デレック・スミスの「悪魔を呼び起こせ」も、よかったな。
ふたつの密室トリックはじゅうぶん練りこまれていたし。
あとは、レオ・ブルースの「ロープとリングの事件」だっけ?
あのトリックって前代未聞なんじゃないの。
すげえビックリしたよ、最後。
上でも出ているけど、「カリブ諸島の手がかり」(T・S・ストリブリング)。
最後の「ベナレスへの道」、開いた口が塞がらなかったよ。
「ポジオリ教授の事件簿」以外に、もっと出ないかなー、ストリブリング。
17 :
名無しのオプ:02/01/05 03:20
ベナレス、良かったよなあ。
あの落ちは以前に読んだアンソロジーで知っていたけど、まさか短編集全部が訳される時代がくるとは当時は思ってもみなかった。
できるものなら記憶をなくしてもう一度読みたい。
「救いの死」は駄作。
「赤い右手」はよかった。
「編集室の床に落ちた顔」は個人的によかった。
駄作は云いすぎだったな。
気にいらなかったということで。
20 :
名無しのオプ:02/01/05 03:48
一番面白かったのは「ジャンピング・ジェニイ」
一番つまらなかったのは「天井の足跡」
21 :
名無しのオプ:02/01/05 15:52
「カリブ諸島の手がかり」は最高。でもなんで倉坂の訳ではハイチ人が関西弁
なの?
22 :
名無しのオプ:02/01/05 17:48
「ジャンピング・ジェニイ」と「最上階の殺人」
世評的には前者の方が高いようだけど、みなさんはどちらかと聞かれたら
どちらがお好き? わたしは後者。オチが昨今では珍しくないものなので
不利なのかもしれないけど。
23 :
執事バンター:02/01/05 21:42
>16 >21 読む前から「ベナレス」の噂は聞いてたんですが、
それ以外のもすごいですね。
亡命大統領がすごいインパクトでした。
僕は少ししか読んでませんが、どの本も解説が気合入ってますよね!
特に「赤い右手」と「編集室」は、解説がなければさっぱりわからなかったと思います。
なーんて、ほんとは今でも誤解してる気もするんですけどね。
24 :
名無しのオプ:02/01/05 23:00
>23
「ポジオリ教授の事件簿」の解説かなんかに書いてあったが、ポジオリシリーズは
名犯人小説。指紋のやつとかベナレスとか、犯人がある種の雰囲気をもってる。
あけおめことよろですー
「赤い右手」の病気文体は大坪砂男の「天狗」あたりを思い起こさせて、僕はかなり
好きですねえ^^
あと、個人的にはルーパート・ペニーの「甘い毒」だったかな? 寄宿舎で起こる毒
殺事件の話でしたが、これがワイダニット指向で結構気に入ったり。
ジョン・ロードの密室物なんかも、動機にビックリ。ペニーとロードは、他の作品も
読んでみたいですねー
「吸殻とパナマ帽」とか、復刻せんだろか…
ねつてつさん復帰してくださったんですね
「甘い毒」と「見えない凶器」は某サイトで星2つの低評価だったのでノーマークでした。
今度読んでみます。
27 :
名無しのオプ:02/01/06 11:47
国書はなぁ。
いい本出しているんだけど、すぐゾッキに落ちちゃうから。
定価で買う気はなかなか起きないよなぁ。
>27
ゾッキって何ですか?
30 :
名無しのオプ:02/01/06 12:12
age
32 :
Enigma:02/01/06 16:13
翻訳されたジョン・ロードにはロクなものがないという、
もっぱらの評判ですが……。
33 :
名無しのオプ:02/01/06 16:29
それにしても、古い作品ばかりで版権は安いはず
なんだから、もう少し1冊辺りの単価を安くして
くれないものか。このままじゃ、本格好きの友人に
さえ、勧めにくいからね。
34 :
執事バンター:02/01/07 15:13
>24わかるなあ、「名犯人小説」。
>33版権が古いと安くなるんですか。知りませんでした。
古本でハイランド「国会議事堂の死体」とカーター・ディクスン「一角獣殺人事件」が1200円で売られてました。
前者はセイヤーズの「ナインテイラーズ」をジェイムスが「皮膚の下の頭蓋骨」の文体で書き直したような濃い雰囲気(意味不明ですみません)、かなりおもしろかったです。
35 :
名無しのオプ:02/01/07 15:40
>それにしても、古い作品ばかりで版権は安いはずなんだから、
>もう少し1冊辺りの単価を安くしてくれないものか。
初版4〜5000部のシリーズとしては、至極妥当な値段だよ。
これが一万売れる本なら、2000円以下に出来ると思うけど。
第1期のは結構読んだな。
『第二の銃声』
『Xに対する逮捕状』
『愛は血を流して横たわる』
あたりが、個人的には面白かったという記憶がある。
『一角獣殺人事件』は、うちの近所の古本屋で、
1000円で売ってるよ。
勘違いで二冊買っちゃったので、
自分が売った奴だけれども(ワラ
37 :
名無しのオプ:02/01/07 22:34
世界探偵小説全集じゃないけど
数年前酷暑から刊行された「アラビアンナイトメア」はとても良かった。
38 :
執事バンター:02/01/08 13:39
>37それは推理小説的なものですか?
題名からすると、メタフィクション系かなと。
それにしてもこの全集を全部読んでいる人は、森英俊さん以外いるんでしょうか。
39 :
猫はミステリ:02/01/10 00:27
>38
逆に個人的には全部読んでいない人がこんなにも多いのにびっくりです。
40 :
名無しのオプ:02/01/10 00:39
装丁に轢かれて「アラビアンナイトメア』買って読んだけど
あんまり面白くなかった。ミステリではないと思う。一応謎を
追いかけていくタイプの小説だし、最後にオチがついてるけれども。
ナイトメアというタイトル通り悪夢みたいなごちゃごちゃしたお話。
異国情緒に浸りたい人は読んでみると良いかもしれないし、良くないかもしれない。
41 :
名無しのオプ:02/01/10 01:16
>それにしても、古い作品ばかりで版権は安いはずなんだから
版権はいくらなんだろう?
死んで五〇年たってない作家もいるし。
42 :
名無しのオプ:02/01/10 01:50
さすがに、カーター・ディクスン辺りは
それなりの値段はするだろうが。
でも、ほとんど忘れられてる作家の場合、
限りなくタダに近いような気も(笑)。
43 :
名無しのオプ:02/01/10 01:55
> 逆に個人的には全部読んでいない人がこんなにも多いのにびっくりです。
あんな高い本いちいち全部なんか買ってられんよ。
そうでなくともわざわざ趣味に合わない本は買わないだろ、普通?
44 :
執事バンター:02/01/10 15:09
>39
全部読んだんですか!
途中、地雷にあたって大丈夫でしたか?「救いの死」みたいなやつ。
>40
あ、少し好みかもしれません。見かけたら買ってみます。
日本以外の国で「世界探偵小説全集」があるなら、
日本からはどんなのが選ばれるでしょうか。
「占星術殺人事件」などは世界でも最高レベルの気がしますけど。
「匣の中の失楽」みたいなのは海外にもあるんだろうか?
46 :
執事バンター:02/01/10 16:20
ほんとだ、気になりますな。
たとえばオースターとか、メタフィクション風推理小説ですけど、
ぜんぜん趣が違いますもんね。
話しズレますけど、創元の夢野久作集の解説で
「「ドグラマグラ」はカネッティの「眩暈」を超えている」と書かれていたので、
もしや外国のドグラマグラかと思い、探し出してわくわくしながら読んでみたら
かなり関係ない、というかすごく遠いものでした。
おもしろくなかったし。
47 :
名無しのオプ:02/01/10 19:07
国書の全集の趣旨は、確か最低でも出版から40年経ってる
本じゃなかった? 「占星術」は新しすぎ。乱歩とかになるんじゃ
ないかな、順当にいって。で、版権の安い「本格推理マガジン」
あたりに載ってる作家の作品が選ばれる。でも、そう考えると
やっぱりハードカバーで2000円以上は、高いでしょ(笑)?
48 :
猫はミステリ:02/01/12 00:14
↑宣伝キモイ
51 :
名無しのオプ:02/01/12 04:27
クロフツが割と好きなんですよ。あの、いかにもアイリッシュというか、コツコツと足で稼ぐ不屈の魂、つーか。
そういうわけでヘンリー・ウェイド『推定相続人』は良かった。解説も読み応えあり。
52 :
名無しのオプ:02/01/12 09:28
53 :
名無しのオプ:02/01/12 14:30
age
したら、日本はある意味で恵まれてるんですね。
そういえば、
姉がイタリアに嫁いでいるんですが、
右翼に叩かれて著作権放棄した大江健三郎「右翼少年の死」(?)が
勝手に翻訳されて売られてしまい、
大江氏が在イタリアの日本新聞社に慌てて「俺は知らない」とファックスを出したことがあったそうです。
関係ないので下げときます。
55 :
名無しのオプ:02/01/12 15:58
あげとこう
56 :
名無しのオプ:02/01/12 16:10
世界探偵小説全集というのだから、もっとワールドワイドでも。
オーストラリアの作品ってある?
57 :
名無しのオプ:02/01/12 16:10
58 :
名無しのオプ:02/01/12 17:51
>>56 アーサー・アップフィールドのナポレオンものとか。
59 :
Enigma:02/01/12 19:57
>>48 いまさらこのページを挙げられてもねぇ……。
>>56 とりあえず、ナイオ・マーシュはニュージーランドですね。
新訳は出ないのかな。
「ミステリマガジン」でオーストラリア・ミステリの特集号があったけど、
国書のシリーズに入れられるようなものは書いてなかったような気が……。
60 :
名無しのオプ:02/01/13 00:55
ミステリ・マガジンでは、韓国のミステリーも特集してたね。
アジアのミステリーは、欧米のものより更に未知なので、
ぜひ傑作を探して紹介して欲しいな。
61 :
名無しのオプ:02/01/13 01:51
>>54
勝手に翻訳はまずいでよね。
でも、著作権放棄なら勝手でしょうね。
クリスティも財団があることだし、厳しい。
他の作家についてはどうなっているかな。
カー財団なんてないでしょうが、
遺族さがしてみようかしら。
62 :
名無しのオプ:02/01/14 02:26
>>52 >これは私も読みました。でもこれってヘンですよねえ。
たしかにヘンですよねえ。「おいおい勝手に」と言いたくもなるでしょうねぇ。
いずれ遠からず無くなってしまう規定なのかもしれません。
63 :
名無しのオプ:02/01/14 03:11
>>62 翻訳が読めるのはとてもうれしいけれど・・・
これってヤバい世界なのでは。
ヘンな条項のせいで著作権が完全に無視されているし・・・
あとあとで追求されたりして。
64 :
名無しのオプ:02/01/15 14:50
65 :
執事バンター:02/01/15 19:49
少しずつ読みつづけています。
スティーヴンソン「箱ちがい」
探偵小説全集とほぼ同じ体裁だったので買ったら、
「ミステリーの本棚」という別のシリーズでした。
解説によると探偵小説への皮肉が随所にありおもしろいそうですが、
話がだらだらしすぎていて、僕は読めませんでした。
似た趣向なら、ミルンの「赤い家の秘密」のほうがうんと楽しかったです。
66 :
名無しのオプ:02/01/15 19:56
クレイグ・ライスの「眠りをむさぼりすぎた男」はかなりおもしろかったのですが
誰も触れてませんね・・・
67 :
執事バンター:02/01/15 20:03
ライスファンなので探してるんですが、見当たらないんですよ!
あれはマローンのシリーズじゃないんですか?
68 :
Enigma:02/01/15 20:15
『箱ちがい』と『赤い館』が似た趣向ってのが、
よくわからんのだけど。
69 :
名無しのオプ:02/01/15 20:16
>>64 高くない。
安いとも思わないが、ハードカバーだしあんなもんだろ。
70 :
執事バンター:02/01/15 21:04
>68探偵小説のパロディというつもりでしたが、ちっとも似てはいないですね、
適当なこといってすみません。
>67
マローンシリーズではありませんよ。
でも登場人物が(容疑者も探偵役も)いい人たちばかりで・・・(泣
いまのところ国書のシリーズで唯一の品切れらしいですが
ライスファンなら読んで損はないはずですよ
72 :
執事バンター:02/01/16 13:19
>66さん
誤解していました、ありがとう。
僕はマローンものより「スイートホーム」が好きなので
ますます読みたい!けど品切れ…古本で探します。
73 :
バッティ・トマス:02/01/16 14:04
>>62 >>63 確かに,特殊規則だけど,それが国際条約事項だとすると,その条約の
加盟国に属する作家(もしくはその著作権の継承者)はその規定に従うべ
きでしょうね.
それが嫌なら,国籍変更をするしかないでしょう.個人的に反対な法律
でも我々は日本国法に従わねばならないのと同様で・・・・
ただ,いずれ改定・抹消されそうな事項だという判断には賛成.
74 :
名無しのオプ:02/01/17 18:31
そろそろランキングしてくれ。
75 :
執事バンター:02/01/18 11:23
じゃ不肖僕から(数少ない既読のうち)いちばんおもしろかったもの
「カリブ諸島の手がかり」
76 :
名無しのオプ:02/01/19 19:00
地味だけど「猫の手」は良かった
77 :
名無しのオプ:02/01/21 12:09
あげとく
78 :
執事バンター:02/01/23 19:23
うーん、噂どおりもりあがらない…でもなくなるのも嫌なのであげ。
どっかが文庫化してくれたらもっと読めるのだが・・・
80 :
名無しのオプ:02/01/23 23:25
ジャンピングジェニイは面白かった。
次もバークリー読むかな。
バークリーは自分的にはいいとおもう。
第二の銃声よかったよ。
82 :
名無しのオブ:02/01/24 02:01
赤い右手、第二の銃声、カリブ諸島の手がかり
しかよんでいないが、みんな面白かった。
これらに匹敵するほど、おもしろい作品があったら
教えて下さい。
賛否両論あると思うけど、
編集室の床に落ちた顔がヒット。
でも、解説読まないとあんまり意味わかんない人もいるかも。
>>83 さんくす、図書館で探してみます。
上記の三冊しか読んでないが、国書は解説が素晴らしい(無いと理解不能な
作品もあったが)
85 :
執事バンター:02/01/25 10:26
おお、「編集室の床に落ちた顔」!
僕もなんのことかよくわからなかったのが、解説を読んだらビクーリしました。
ちょっと時代の先を行き過ぎたようなすごい作品だと思いました。
86 :
名無しのオプ:02/01/25 21:00
>>82 『ジャンピング・ジェニイ』が素晴らしいよ。
国書の全集はこれを出しただけでも褒めたたえられるべきだと思う。
87 :
名無しのオプ:02/01/25 21:26
値段が高いよ!
「編集室の床に落ちた顔」は傑作だが、文章がスゲー読みにくい。
けっこう忍耐が必要だった。
しかしこの作品はどう紹介してもネタバレになりそうだネ。
89 :
名無しのオプ:02/01/25 22:54
「白鳥の歌」クリスピン。
タイトルの意味を知って大笑い。
あ、もちろん作品そのものも傑作ですよ。
「編集室の床に落ちた顔」、個人的にはクソだと思います。
90 :
執事バンター:02/01/26 11:49
クソというのはあんまりでは。
僕は、あのものすごい気合の入ったひねくれかたに凄みを感じました。
「白鳥の歌」は紹介文もとてもおもしろそうなので探して読んでみます!
ごめんごめん、クソはあんまりだったね。
あと「国会議事堂の死体」、個人的にはこれがシリーズのベストだと
思います。
終盤で大笑いしてしまった。って、笑ってばっかだな。
92 :
名無しのオプ:02/01/27 02:18
「国会議事堂の死体」を読んでいて、
途中で展開についていけなくなった私には読解力がないのでしょうか?
93 :
執事バンター:02/01/27 10:36
>92そう、僕も「国会」はおもしろかった!
>92確かに途中から思いもよらない感じでしたけど
はじめて推理小説を読んだ頃の「なんだそれは!」という新鮮さがあって好きでした。
94 :
執事バンター:02/01/28 10:11
ごめん、ちょっとあげさせてください。
95 :
名無しのオプ:02/01/30 14:46
「国会議事堂の死体」はバークリーが絶賛してるとこもミソですな。
97 :
名無しのオプ:02/02/06 10:55
ねえみんな、
「ジャンピングジェニー」って
このミスでも本格ベストでも
かなり前に座ってるけど、
感じ悪いよね〜。
(´-`).。oO(あの感じの悪さが、他の誰にも真似できないバークリーのよさだと思うけど…)
>>99 どうでもいいけど、あなた最近キャラ変わってきたね。
2ちゃん擦れしたって感じがする(w
101 :
名無しのオプ:02/02/06 12:41
つうか、執事=羊なの?
102 :
羊バンター:02/02/06 12:50
元執事です!
最初タイプミスだったんですが、
セイヤーズスレッドでまぎらわしいこともあって変えたんです。
それと今年から顔文字が好きになったこともあって、意図的にキャラを変えてみました。
なんか、ますますまぎらわしかったかも。
なんか2ちゃんに慣れてきて、ほんとの人格も変わって来た?気もします。
103 :
名無しのオプ:02/02/07 15:42
本物のバンターは執事ではなく従僕だ。どうちがうんだ?
セーヤーズスレでやる話題か。
104 :
羊バンター:02/02/07 15:52
そうですね、あっちで聞いてみましょう!
わたしも従僕だと思ってたんですが、
昔あった「コテハン発行所スレッド」で
「執事」バンターを薦められました。
105 :
羊バンター:02/02/11 15:08
うむむ。一応挙げておきまーす。
106 :
名無しのオプ:02/02/11 23:28
近所の図書館に大量にあったんでゆっくり読んでいこうと思います。
107 :
名無しのオプ:02/02/14 10:21
君たちが誉めていた「ジャンピング・ジェニー」、
他のバークリーを読んだことがないせいか、
俺にはなにが面白いのかわからなかったよ。鬱だ・・
というより読解力のなさを思い知った。
質問1 最後のドンデン返しはどこがなぜ面白いのか?
(アンフェアというか、あんなの誰にもワカラン!)
質問2 シリーズ探偵らしいけど、あいつが真相を暴いた作品はあるのか?
おしえてく〜ん。
108 :
名無しのオプ:02/02/14 13:15
回答1 どんでん返し自体が別に面白いわけじゃない。
逆に「あんなのわかるわけね」という意味では面白いかもしれんが。
回答2 あるよ。
109 :
名無しのオプ:02/02/14 13:40
>108 う〜む。ありがとう、というか、ますます落ち込んだというか。
シェリンガムの暴れっぷりというか、でたらめな過程自体を楽しめということかな。
俺にはそれを楽しめる余裕と読解力がなかった。情けない。
しかし難易度高い作品だよなあ。
たぶんシェリンガムがバッチリ活躍する作品を知らないからだと思うんで、
「第二の銃声」も買ったんで、そっちを読んでみる。
>109
>たぶんシェリンガムがバッチリ活躍する作品を知らないからだと思うんで、
>「第二の銃声」も買ったんで、そっちを読んでみる。
( ´,_ゝ`)プ
ゴメン。馬鹿にしてるわけではない。
読んだら感想聞かせてくれな。
111 :
羊バンター:02/02/19 22:56
>110さん
僕など「第二の銃声」を今も入手してないので
ますます気になってきましたよ。
>109さん
「試行錯誤」(ソウゲン文庫)ならもっと笑えるかもしれませんよ!
「ジェニィ」よりもゆったり書き込んであって、
異常に長い星新一のショートショートって感じでした。
112 :
名無しのオプ:02/02/19 23:28
シェリンガムはシリーズ探偵として、言うより、
「名探偵」というイメージを具体化したもの、として作られてるような気がする。
殊能将之はバークリーをときどき彷彿とさせるなあ
113 :
名無しのオプ:02/02/20 08:56
シェリンガムの初登場作品ってたしか今年翻訳予定なんだよね?
114 :
名無しのオプ:02/02/20 11:57
「第二の銃声」の何がいいかというと、最後で登場人物たちが「私が犯人です!」と
みーんな言いはじめちゃうところね。あ、別にこれだけだとネタバラにはなってないと思うが…。
>>114 ネタばれじゃないけどメール欄使ったほうがいいような。
116 :
名無しのオプ:02/02/21 18:00
ジャンピング・ジェニーでしょ、シェリさんは。
117 :
羊バンター:02/02/22 20:50
明日「第二の銃声」が届くようです!
僕も読むぞ!うれしいなあ。
118 :
名無しのオプ:02/03/01 15:09
読んだか?
>>119 116じゃないがロジャー=シェリンガムものはジャンピングジェニイが
1番オモロイと言う事だと思う
122 :
羊バンター:02/03/02 15:12
>118さん
たったいま読みました!おもしろかった!
あいかわらずシェリンガム氏は(以下略)(笑)
すごい男ですね、バークリー。あの時代に、既にこれを・・・
ここから「ジェニィ」まではまっしぐらって感じでした。
何度も叩いちゃって悪いですが、ミルワードの「救いの死」は
バークリーに無謀な挑戦をして大失敗したって感じですね。
それにしてもバークリーの名探偵軍団はお茶目でかわいいっすね。
JDCの遠い偉大な先祖って感じ?
>122
自分はアンブローズ氏いいと思うYQ!
彼が主役の本どっかに置いてないかな?
124 :
名無しのオプ:02/03/02 23:44
| \
|Д`)
>>123 | つ創元推理文庫「ピカデリーの殺人」
|
| サッ
|)彡
|
|
125 :
名無しのオプ:02/03/03 00:42
「トライアル&エラー」も。
あ、今は「試行錯誤」か。
どっちがどっちだっけ。
ありがTQ!
127 :
羊バンター:02/03/03 15:57
「毒入りチョコ」のアンブローズ氏、味ありすぎです。
あの作品の真の主人公は彼ですよねえ。
バークリー先生に対する同時代の評価ってどうだったんだろう。
殊能タンによれば、皆に嫌われて病院で孤独死・・・(かわいそう)
中島河太郎「探偵小説辞典」にはなにも書いてません。
って、「第二の銃声」にわりと書いてありました。すみません。
129 :
名無しのオプ:02/03/20 21:24
(;゚Д゚) スタレテルナ!
130 :
名無しのオプ:02/04/04 22:08
定期age
131 :
名無しのオプ:02/04/05 01:04
「編集室の床に落ちた顔」は結局何が言いたいんだ?
132 :
名無しのオプ:02/04/10 02:40
「Xに対する逮捕状」面白かったんでage
133 :
名無しのオプ:02/04/29 19:53
ぎゅっと引き上げ
134 :
名無しのオプ:02/04/29 20:20
ジャンピングジェニィ読んだよ。
スゲー面白かった。声だしてワラタ。
70年前の作品とは思えないな、オイ。
135 :
名無しのオプ:02/04/30 15:26
最近バークリー読み出して、かなりハマってます。
まだ3作だけど、次は『最上階の殺人』
『ジャンピングジェニイ』は最後まで取っとくつもり。
『第二の銃声』かなり笑った。シェリンガムおもろい。
入手できないんだけど売ってんのか?
137 :
名無しのオプ:02/05/01 00:24
大きな本屋には並んでるよ
図書館にもある
138 :
名無しのオプ:02/05/01 01:34
>135
自分も!ひねりの効いた結末やちょっと皮肉っぽい面白さに
はまってます。
国書じゃないけど『トライアル&エラー』も最高だった。
139 :
名無しのオプ:02/05/01 10:08
関係ないけど、最近バンター君来ないね。
142 :
名無しのオプ:02/05/01 13:04
>139
バンターさん教育実習がどうとかいってなかったっけ
143 :
名無しのオプ:02/05/01 14:41
国書って「赤い右手」みたいな変な本格ばっかりなの?
144 :
名無しのオプ:02/05/02 00:06
「国会議事堂の死体」、書評を読むと面白そうで
読んでみよっかなーと思ったけど、結構分厚いし
ぱらぱらめくってみたら読みにくそうで手を出せずにいたら
バークリーが絶賛してる!!
どうしようかなー。
145 :
羊バンター:02/05/03 20:42
>139-142さん
学校が卒業年次なのと、教育実習の準備で最近来れませんでした。
久しぶりに来たら、すこし盛り上がっていて、スレ立てた身としてうれしいです。
>134-135さん
まぬけでわがまななのになぜか憎めないシェリンガム探偵いいですよね!
>143さん
少しずつ読んできましたが、あそこまで極端なのにはまだ出会ってません(笑)
「編集室の床に落ちた顔」が、異様に意地悪ということでは双璧かなあ・・・
>144さん
僕にはおもしろかったでしゅ。
たしかに、すっとぼけかたがバークリー先生とちょっと似てるかも知れませんね。
146 :
名無しのオプ:02/05/04 09:45
新鯖age
147 :
名無しのオプ:02/05/14 20:34
「第二の銃声」読み終わりました。
面白い!!
バークリーの素晴らしさを再確認できました!
148 :
名無しのオプ:02/05/16 22:56
バークリーってまだまだ傑作が眠ってるのかなあ?
149 :
名無しのオプ:02/05/19 17:27
国書じゃないけど「毒入りチョコレート事件」読みました。
神業的ですな。惚れ直しましたよ、バークリー。
150 :
名無しのオプ:02/05/19 17:56
バークリー人気ですね。
去年に引き続き今年も何作か訳されるそうなので楽しみ。
151 :
名無しのオプ:02/05/19 23:19
バークリーの未訳の作品は最上階の殺人の解説で失敗作と書かれてた
Panic Partyが実は1番読んでみたい
152 :
名無しのオプ:02/05/19 23:27
>>151 バークリーファンとしては非常に怖い作品だよw<panic〜
一つの駄作によってすべての傑作作品が駄目になるわけじゃないけど、
それでも心配してしまう〜。
とかいいつつ、全部訳されるのを楽しみにしてるけど。
153 :
名無しのオプ:02/05/19 23:40
>>151 俺もそれ読んでみたいと思ってました。
なんとなく題名が面白そうだと思ってたから。
>>152 そんな駄作なんですか。でもバークリーの場合、
駄作と言われると余計に楽しみ(w
154 :
名無しのオプ:02/05/23 11:57
155 :
名無しのオプ:02/05/23 15:26
晶文社、すごい!!楽しみですねー
ちなみに就職活動のためこの会社もあたったんですが募集がなかったです。
156 :
羊バンター:02/05/30 10:14
マイクル・イネス「ハムレット復習せよ」を読みました。
・・すみませんイネス先生。
でもダルい!ひたすらダルい!(泣きながら
「ある詩人への挽歌」はまだトリッキーだったので
退屈の果てに爽快感があったのですが・・
探偵のアップルビィは、シェリンガムのようなまぬけ探偵ですが、
どうも中途半端ですなー
すみません「ハムレット復讐せよ」でした。勉強してどうするんだ
158 :
名無しのオプ:02/05/30 13:30
「ハムレット復讐せよ」だめなんか
「ハムレット」読んでから挑戦しようと思ってたんだが
>>156-158 俺も、黄金時代の英国作品に共通する退屈さを感じた。
驚天動地のトリックがあるわけでもないし、かといってペダンティズムがすごいわけでもない。
こういうのを楽しんで読める人(例 山口雅也など)を心底尊敬するよ
160 :
名無しのオプ:02/05/30 15:37
セイヤーズなんかもそうなのか?
割と評判のいいナインテイラーズ
読んでみようかなと思ってたんだが・・・
161 :
名無しのオプ:02/05/30 18:00
漏れは、セイヤーズがまったくダメ・・・・
何度も挑戦はしたんだけどね。
それはともかく、
>>154は何気に凄いな。
162 :
名無しのオプ:02/05/30 20:07
>>159 そういう作品を褒め上げてる人は
どのへんを評価してるのかな?
163 :
Enigma:02/05/30 21:28
面白い小説だから。
『ハムレット復讐せよ』は、久々に小説らしい小説を読んだと感じられる作品でした。
あとはユーモアね。こっちにしてみれば、カーのユーモアと称するものなんて、
どこが面白いのか教えてほしい。
私の場合、トリックとかペダンティズムは割とどーでもいいのよ。
164 :
名無しのオプ:02/05/30 21:51
自分語りウザ。
165 :
名無しのオプ:02/05/30 21:57
>>163 じゃあミステリ読む必要ないんでないの?
166 :
名無しのオプ:02/05/31 00:42
>>165 Enigma氏はミステリ好きじゃなくて小説好きなんでないの?
面白かった小説がたまたまミステリって感じなんじゃない
しかしカーのドタバタは面白いとおもうけどなあ
167 :
羊バンター:02/05/31 10:12
イネス先生ののほほんとしたキャラクターの世界はわたしも好きでした
けど、「ハムレット」は時間の速度がやけに遅く感じられたんです。
多視点三人称のうえに描写の密度が濃すぎました(私には)
おなじイネス先生でも「ある詩人への挽歌」は
味のある一人称で進んでいくので逆にそれが楽しかったんですよね・・
168 :
名無しのオプ:02/06/04 17:43
なんか国書のハードカバーってすぐ頁取れそうになんない?
169 :
名無しのオプ:02/06/11 23:05
>>168 同感。
大きいし重いし、とれやすい。帯もなんかしっくりこなくてさ。
170 :
名無しのオプ:02/06/15 03:20
アイルズ出たね。
誰か読んだ人感想きぼん。
171 :
名無しのオプ:02/06/22 13:10
雑談所で話題になってたのでアゲ
172 :
羊バンター:02/06/24 23:51
>170さん
そうか、もう晶文社ミステリー出てるんですね!
「被告の女性に関しては」ですねー
出版社のHPでは
「海辺の町に保養にやって来た学生アランは、滞在先の医師の妻イヴリンと親しくなる。
自信家の医師に反撥をおぼえながらイヴリンに惹かれ始めたアランだが、その先には思わぬ事件が待っていた…。
優柔不断な青年の揺れ動く心理を辛辣なユーモアをこめて描いて、
『殺意』以上の傑作とも評されるアイルズ=バークリーの到達点。晶文社ミステリ第1弾。」ってあります。
いまいちわかりませんが、個人的には「試行錯誤」ぼい笑える暗黒世界を希望
173 :
名無しのオプ:02/06/24 23:55
創元のバークリーのピカデリーの殺人って品切れになってるんですね
174 :
名無しのオプ:02/07/03 13:21
アイルズ、売ってねぇ・・・
175 :
名無しのオプ:02/07/05 08:23
「悪魔を呼び起こせ」デレック・スミス 読了すますた
こんな酷いミステリを読んだのは久しぶりです。
まあ、これがアンチミステリだというなら許せますが、
これがミステリというなら、頭に糞を付けたいと思います。
バカミスは許容範囲ですが、糞ミステリではすぐに廃棄処分です。
やはり、表に出てこなかった訳が分かります。ほんとにクズです、これ。
176 :
名無しのオプ:02/07/05 08:56
確かに「悪魔を呼び起こせ」は、過大評価されてるね。
177 :
名無しのオプ:02/07/05 09:17
バークリーがずいぶん出るんだなぁ。
178 :
名無しのオプ:02/07/05 09:40
アイルズの本
新宿ルミネの青山にあったので、少しあらすじを読みましたが、
アルレーとか、心理描写の少ないボアロー&ナルスジャックと言う
印象をもちました。ロマンチック・ミステリとでも言いましょうか・・・
179 :
羊バンター:02/07/09 23:55
さいきん「つんどく」どころか「これあとで買っとく」ばかりです・・・
ごろにさえなってないぞ!(泣
>175さん
その忌憚ない意見に、むしろ読みたくなってしまいました。
海外の「まだ見ぬ名作」って、もしかしてあんがい出尽くした?のでしょうか。
たとえばずっと前に書いたミルワード・ケネディ「救いの死」。
解説では「すげえ作品だ」と強調してますが、どうにも中途半端なものでした。
今後、こういう鳴り物入りで発掘されたいまいちの作品を
僕はとりあえず「救いの死系」と勝手に呼んでます(ケネディごめんね)
>178さん
まだ買えてないのでうれしい情報!
バークリーとアイルズでスタイル使い分けてたはずなんですが
そのへんがあんまり語られてない気がしますねえ。
180 :
名無しのオプ:02/07/10 02:04
埋もれた古典の名作が読めるのは嬉しいんだが、
ちょっと最近は供給過多という気もするね。
181 :
名無しのオプ:02/07/10 02:08
これだけは読むなって本ある?
182 :
名無しのオプ:02/07/10 08:46
やはり物凄い名作なら、翻訳されていて当然という所でしょうか?
確かに、当たりもありましたし、出版された事を喜んだものもあったけど、
3割バッターという感じ。野球ならこれでOKなんでしょうけどね・・・
復刊待ちの作品のなんと多いことか・・・
183 :
名無しのオプ:02/07/10 23:29
織れは「編集室の床に落ちた顔」が糞だったな。
一方さっき読了した「ロープとリングの事件」は面白かった。
あのトリックは驚いた。ブルースはバークリーに通ずるとこがあるな。
184 :
名無しのオプ:02/07/10 23:44
3割かよ!w
とりあえず全部読むのはやめよー。
185 :
名無しのオプ:02/07/14 15:14
世界探偵小説全集 第4期
ttp://www1.speednet.ne.jp/~ed-fuji/sekaitan4.html 36.レイトン・コートの謎
アントニイ・バークリー
37.塩沢地の霧
ヘンリー・ウエイド
38.ストップ・プレス
マイクル・イネス
39.大聖堂は大騒ぎ
エドマンド・クリスピン
40.屍衣の流行
マージェリー・アリンガム
41.道化の死
ナイオ・マーシュ
42.テンプラー家の殺人
ハリントン・ヘクスト
43.魔王の足跡
ノーマン・ベロウ
44.割れたひづめ
ヘレン・マクロイ
45.魔法人形
マックス・アフォード
(タイトルは仮題)
186 :
羊バンター:02/07/15 21:38
第四期が
キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!
おもわず興奮してしまいました。
とりあえずバークリー、クリスピンとイネスは買うぞお!
ノーマン・ベロウってどうなのかな? 鉄人の人はえらく入れ込んでるけど。
海の向こうの二階堂禿人だったりしたら、どないしょ(w
188 :
羊バンター:02/07/15 22:07
>187さん
ベロウ、僕も気になります。
仮題まで二階堂先生っぽいし(笑)
って、脊髄反射で書いたら
密室雀の師匠だったのですね(笑)(勝手に呼んでます・・
ハリントン・ヘクストはフィルポッツの別名なりね。
これも楽しみなり〜
191 :
名無しのオプ:02/07/15 22:19
なんですとっ!
「鉄のパイナップル」の短編を読んで
フィルボッツってやっぱりすごいと思ってたところです。
これも読まねば!
すいません、多重・・・191も拙者です
193 :
ロリ大好き:02/07/15 22:21
194 :
名無しのオプ:02/07/15 22:50
ヘレン・マクロイに期待しよう。
「ひとりで歩く女」結構面白かったから。
この人一応サスペンス作家って位置づけらしいけど本格味が濃厚なんで好き。
195 :
名無しのオプ:02/07/16 17:43
196 :
名無しのオプ:02/07/16 18:47
正直、イネスとクリスピンは区別がつかないんだが。
197 :
名無しのオプ:02/07/16 20:27
>>196 クリスピンは笑える程度のユーモア感覚がある。
裏ロリビデオを手に入れたいならまずはここ・・・です
欲しいけどルートが分からない初心者にもやさしく
“とにかく安く、そして確実に”
少女の道草、マニア撮りロリータ・・・etc.
サンプルはタダでした。良かったらみてください。一日しのぎのネタには
なると思います。今ならおまけもレアなあります。数に限りがあるんでお早めに。。
http://up.to/muke
199 :
名無しのオプ:02/07/17 11:40
>ポケミスの怪物って 今 入手できないんじゃなかったでしたっけ?
(読んだけど 私はフィルポッツ名義の作品のほうが好き)
200 :
羊バンター:02/07/17 12:15
>>195さん、そして
>>199さん
ありがとうございます
「赤毛なレドメイン」しか読んでなかったんです。
精進します
バリンジャーがもう出てるんですね!
買わねば!
>>196さん
>>197さん
イネス・・いまいち理解できなくてトラウマになってます
英国ではクリスティなみの大家とされていると
「ハムレット復讐せよ」の解説に書かれてましたが・・・
201 :
羊バンター:02/07/17 12:17
>>194さん
マクロイ未体験ですが、仮題もそそりますねー
これも読みたいです
202 :
コギャル&中高生:02/07/17 12:17
203 :
名無しのオプ:02/07/18 23:48
>>200 イネス「ある詩人への挽歌」はかなりおもしろいど。
204 :
名無しのオプ:02/07/18 23:55
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!ヤマ
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)━━━!!!!!!!!!!!ヤマ
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!ヤマ
キタ━━━━━━( ´・ω・`)━━━━━━!!!!ヤマ
キタ━━━━━━从‘ 。‘从━━━━━━!!!!ヤマ
キタ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!ヤマ
キタ─wwヘ√レvv〜(゚∀゚)─wwヘ√レvv〜─ !!!ヤマ
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!ヤマ
早い話だが次スレは次のどれかで頼む。2とか数字はつけなくてもいいんで。
スレッド検索せんでもすぐに見つかっていいなあ。このスレタイ。
205 :
名無しのオプ:02/07/18 23:55
誤爆スマソ・・・
埋もれていた英国黄金期のミステリを発掘し紹介する新シリーズ、
「晶文社ミステリ」が刊行開始になりました。初回配本は、フランシス・
アイルズ『被告の女性に関しては』とジェラルド・カーシュ『壜の中の手
記』です。この刊行を機に、作家であり当代随一のミステリの読み手・
目利きとして知られる北村薫さんに、隠れた名作を発掘する愉しみ、ア
ンソロジーを編む愉しみについて、語っていただきました。
ttp://www.shobunsha.co.jp/
207 :
羊バンター:02/07/19 18:09
>>206さん告知ありがとう
北村氏いわく
「アイルズの『被告の女性に関しては』は、
ある意味で『殺意』の上を行く作品ではないかと思うのですが、
ただ探偵小説としての味は薄いので、
その点でパズラー・ファンの評価は分かれるかもしれません。」
ある意味って・・・微妙だけど読みたくなってきました。
208 :
Enigma:02/07/19 23:23
>>197 そしてイネスには爆笑できるユーモア感覚がある……。
『ハムレット復讐せよ』はユーモア・ミステリーだよ。
209 :
名無しのオプ:02/07/19 23:50
>>208 ハムレットを前もって読んでないとダメですか?
210 :
名無しのオプ:02/07/20 00:06
>207
「被告の女性。。。」読みました。
確かに「殺意」の系統なので、好き嫌いがあると思います。
アイルズが好きかどうか?が決め手です
(バークリー ぽくないです)
晶文社のwebは見にくいなぁ。。。
211 :
Enigma:02/07/20 17:31
>>209 読んでなくてもまず大丈夫だと思いますが、不安ならビデオレンタルして
映画で予習することをお薦めします。
とりあえず、殺人が起こる時の状況が理解できればいいので……。
212 :
名無しのオプ:02/07/20 19:53
あげ
>>211 ありがとうございます
ハムレットの映画見てからよんでみます
214 :
名無しのオプ:02/07/21 00:22
イネスとかあのへんの英国本格は所詮日本人には
理解に限界がある。
215 :
名無しのオプ:02/07/22 21:35
>>213 ついでにデレク・ジャーマンの「テンペスト」もおすすめ
シェイクスピア原作映画として異色にして、傑作なり
「テンペスト」はすごいね!
デレク・ジャーマンはわけ分からんのもあるけど(エンジェリック・カンバセーションとか)
「テンペスト」はヨカータ!
ラストの踊りの場面には度肝をぬかれた。
この話を続けていいのか……sageるから許して。
「テンペスト」なら、グリーナウェイの「プロスペローの本」の方がエエ!
グリーナウェイなら「数に溺れて」の方がエエナ。「テンペスト」と関係ないけど(w
しかし「枕草子」は吐きそうになったよ。趣味悪〜。
219 :
名無しのオプ:02/07/23 09:14
ああ、プロスペローいいね サー・ジョン・ギールグッドでしたね
ここではベドーズ役の人、と言うほうが分かりやすいのかな?
220 :
羊バンター:02/07/24 10:23
グリーナウェイ監督はぶっとんでますね
「英国式庭園殺人事件」はおもしろかったです
(わけがわからなかったが)
デレク・ジャーマンは「カラヴァッジョ」というのを観ました
人間の皮膚の質感が気味悪い映画でした。
>>214 地元的なんですよね。
「ある詩人への挽歌」の解説(仁賀克雄)によると
乱歩先生は「半分くらい方言が意味不明だったがおもしろかった」とありました。
読む人が読めばおもしろいんだな・・精進します。
221 :
名無しのオプ:02/07/24 21:27
第四期の最大の地雷はなんでしょう
予想きぼんぬ
>221
バークリーでしょ。作風的に地雷がないとおかしい。あっでも最初は
大人しいのかな?
223 :
名無しのオプ:02/07/25 15:59
法月あたりにバークリー論を書いてもらいたいな
224 :
名無しのオプ:02/07/25 18:56
ジャンピング・ジェニィを細かく分析してほしいな。
国書じゃないが、
「英国ミステリ道中ひざくりげ」(若竹七海、小山正 光文社)
というのが出ましたねー。旅行記に加え、詳細な英国各地の古書店ガイドつき(←誰向けだw)。
226 :
名無しのオプ:02/07/27 00:45
>>225 へー、若竹は旅エッセイもおもしろいから楽しみだな。
キクニ先生の古書エッセイと比べてみたい(w
227 :
名無しのオプ:02/07/27 23:43
日本の夏、探偵小説の夏
228 :
名無しのオプ:02/07/28 15:08
おい、おまいら!
探偵小説全集での私的ベストは何ですか?
229 :
名無しのオプ:02/07/28 17:16
赤い右手。
230 :
名無しのオプ:02/07/28 17:31
ダントツで「ジャンピング・ジェニィ」。
次いで「カリブ諸島」「赤い右手」ってとこかな。
231 :
名無しのオプ:02/07/29 21:54
サマーアゲカリプス(古典スレからのパクリ
232 :
名無しのオプ:02/07/29 22:51
ヤパーリ、オーソドックスな本格より怪作の方が印象に残るよね。
233 :
名無しのオプ:02/07/29 23:29
そだね。あの時代にもうこんな前衛的なものが!って
驚きがあったし。
234 :
名無しのオプ:02/07/30 02:35
でも、逆に期待が大きすぎると、「あれっ?」ってなることも多いよね(笑)。
例えば何が「あれっ?」でした?
236 :
名無しのオプ:02/07/31 00:32
237 :
名無しのオプ:02/07/31 00:44
漏れは「赤い右手」があれっ?だった。
いや面白かったんだけど、怪作との噂に期待しすぎたのか、
そんな変じゃないじゃんって感じで肩透かしくらった。
238 :
名無しのオプ:02/08/02 10:36
俺は「空のオベリスト」がよかった。地味だけど泣ける。
239 :
名無しのオプ:02/08/02 12:07
>238
どこで泣くんだ?
あれはトンデモ系だと思ったぞ。
240 :
名無しのオプ:02/08/02 21:13
「ハムレット復讐せよ!」
2回ほど、どんでん返しがあるんだけど漏れは一番最初の「真相」が一番もっとも
らしかったなり。
241 :
名無しのオプ:02/08/02 23:33
>>235 『編集室の床に落ちた顔』。
なんてことないと思った。
242 :
名無しのオプ:02/08/02 23:54
『編集室の床に落ちた顔』
なにがなんだかわからんかった。
243 :
名無しのオプ:02/08/02 23:59
『編集室の床に落ちた顔』
解説を読んでなんとなく分かったような(つもり)
とてもじゃないがあれを再読する気もしないし・・・
244 :
名無しのオプ:02/08/03 00:16
『編集室の床に落ちた顔』
ハキーリ言って再読するとますます分からなくなるぞ(w
245 :
名無しのオプ:02/08/04 00:17
E.C.R.ロラックたんにはちょっと萌えた。
246 :
羊バンター:02/08/04 09:12
「編集室の床に落ちた顔」は解説がなかったら
さっぱり理解できなかったと思います。
あの時代にすでに・・・という感動はありましたけどねえ。
>228さん
僕は「カリブ諸島の手がかり」好きですね
最後の作品が評価高いようですが
全編が衝撃的でした。第2弾もよかった。
あとカーの「一角獣殺人事件」にも大満足。
第4シリーズのヘクスト(=フィルボッツ)楽しみだな。
247 :
名無しのオプ:02/08/05 23:27
編集室の床にageた顔
248 :
名無しのオプ:02/08/05 23:36
編集室の床に顔を落とすような奴はまあドキュソと言ってよかろう。
249 :
羊バンター:02/08/06 12:40
>247さん〜>248さん
ワラタ!
250 :
名無しのオプ:02/08/07 19:10
クリスティ「終わりなきageに生まれつく」
251 :
名無しのオプ:02/08/07 19:44
( ´,_ゝ`)プッ
ならば対抗して
クリスティ「アゲロイド殺人事件」
252 :
名無しのオプ:02/08/07 23:44
フィルポッツ「ageのレドメイン」
253 :
名無しのオプ:02/08/07 23:45
クイーン「途中のage」
254 :
名無しのオプ:02/08/07 23:46
バリンジャー「ageの男の妻」
255 :
名無しのオプ:02/08/07 23:46
スタウト「料理長がageすぎる」
256 :
名無しのオプ:02/08/07 23:47
ドイル「age連盟」
257 :
名無しのオプ:02/08/07 23:48
いちおう日本も世界の一部だ
土屋隆夫「ageの組曲」
ライス「眠りをむさぼりsageた男」
259 :
名無しのオプ:02/08/07 23:49
青井夏海「ageちゃんをさがせ」
ケメルマン「9マイルは遠sageる」
261 :
名無しのオプ:02/08/08 00:00
ハメット「sageなき男」
age川次郎「sage猫ホームズの推理」
泡坂妻夫「age一郎の狼狽」
264 :
名無しのオプ:02/08/08 00:17
江戸川乱歩「age男」
265 :
名無しのオプ:02/08/09 09:42
>>234 『編集室』 と 『赤い右手』 読んだけど、「う〜ん?」という感じ。
よく構成されたミステリだとは思うけど、「驚天動地の大トリック!」とかいうのとは違う……と思ってしまいます。
ちょっと煽りすぎだあね。
266 :
名無しのオプ:02/08/09 10:14
>>265 だから最初から「期待すんな」ってこのスレじゃ言ってるじゃん。
期待しなければ楽しめるよ。
>>265 あなたがもし新本格を読み込んでいるような人だったら
古典に純粋なトリックによる驚きを求めるのは止めた方がいいよ。
トリックの興味という点では、
「ロープとリングの事件」レオ・ブルース
「悪魔を呼び起こせ」デレッグ・スミス
この辺は、まあ驚天動地とまではいかないけど結構驚けると思うよ。
>266
いや、両作とも楽しめましたし、古典としてそれなりに評価されてもいいと思います。
>267
ありがとう。読んでみます。
新本格ばっかり読んでるわけじゃないですけどね。
でも、新本格を通過してる読者も多いなかで、あれを「斬新なトリック」とは言えないだろう、と。
269 :
名無しのオプ:02/08/10 11:58
スマソ知ってる人がいたら教えてくれ!
「ハムレット復讐せよ」の被害者は***卿イアン・スチュワートなんだが、
この***の部分が分からん。頼む誰か教えてくれ!
270 :
名無しのオプ:02/08/11 17:08
>269
読んでないから、わからん。
272 :
羊バンター:02/08/13 14:00
みんな夏にもりあがってますね〜(w
>265さん
このスレッドで推薦してもらったバークリー「第2の銃声」も相当びっくり系でした。
>269さん
僕も読んだんですが途中からわけが分からなくなってしまい、完全に忘れてます。
いま外なので、今夜家で見直してみますYO(気が重い・・・)
273 :
羊バンター:02/08/13 21:26
>269さん
「オルダン卿イアン・スチュアート」と書いてました。
こ、これでいいんでしょうか?
ありがとうバンターさん!
ヨット船上の殺人はいつ出してくれるんだ
276 :
羊バンター:02/08/14 15:48
>274さん
お役に立ててよかったデス!
ちなみに昨晩ちょっと読み直したんですが、やっぱりついていけませんでした。
イネスの「アップルビィの事件簿」(創元推理文庫)を買ったのでこっちから少しずつ・・・
>275さん
調べようと思って国書刊行会のサイトに行ったら社員募集が!
http://www.kokusho.co.jp/ 大学院にしがみつこうとしてるんですが、駄目でもともと、こっちも応募してみます。
ひつじ=たこ
バンターちゃん、マジレスすると、某社にするなら良く調べてからの方がいいぞ。
良書の編集は、たいてい外注が多いし。
今は知らんが昔は
顧客名簿を持っての新入社員大量脱走事件とか、霊的著作権事件とか..
...あ、上記は単なるフィクションで、実在の会社や事件とは一切関係ありません。
ゲフンゲフン
280 :
羊バンター:02/08/16 12:27
>278さん
Σ(゚Д゚;)昨日、勢いで願書を出してしまいますた。
ミステリーや幻想文学専門みたいだしかっこいいな、というだけしか頭になく
ろくにホームページすら見てませんでした・・・
そのうちなにか連絡がくるのでしょうけど、軽挙妄動だったかもしれません。
>顧客名簿を持っての新入社員大量脱走事件とか、霊的著作権事件とか..
どひゃ〜、霊的著作権ってなんだ!どきどき・・・
あ、遅れましたが
>278さん、ご忠告どうもありがとうございました!
282 :
名無しのオプ:02/08/18 13:33
前に話題になってたバークリー「第2の銃声」を古本で買ってきたんだが
中に鉛筆でメモしてあったり、ページの隅が折られたりしている。
持ってた人は真剣に読んだのだろうか。
>>278 俺も気になるので詳細お願いします。
283 :
名無しのオプ:02/08/18 17:45
>280 羊タン
いま国書のHP見てみたんだけど、「国書刊行会に入ってやりたいこと」って何書いたの?
284 :
名無しのオプ:02/08/19 17:07
俺は契約社員のほうで出してみようかな。
285 :
名無しのオプ:02/08/20 15:32
こんな風に募集するのか。
>>278のリークが気になる。
ハードカヴァ企画もの主体の華やかさの裏になにかあるのだろうか。
286 :
名無しのオプ:02/08/20 17:14
288 :
名無しのオプ:02/08/20 21:25
AGE
289 :
名無しのオプ:02/08/22 09:48
>>287 晶文社なんでスレちがいなんだけど
このサイトによればジェラルド・カーシュ作品が絶賛浴びてるね
読んでみるかな。
290 :
名無しのオプ:02/08/22 12:11
国書に限らず近年ハードカバーで出た古典はこのスレでいいでしょう
291 :
名無しのオプ:02/08/23 14:12
マイナーで面白い古典をもっと安く出してくれないものかな。
ポケミスで出しても十分元取れると思うんだが。
292 :
名無しのオプ:02/08/24 09:40
>>291 取れるわけないだろ。
海外の埋もれた古典まで読もうと思う本格読者なんてせいぜい3000〜5000です。
293 :
名無しのオプ:02/08/24 11:36
読者が3000〜5000もいたらポケミスで十分もとがとれるよ。
実情はもう一桁すくないのなり〜
屁をこいて、みる
295 :
名無しのオプ:02/08/24 11:44
296 :
名無しのオプ:02/08/24 11:45
だって「海外の埋もれた古典」だぜ。本国の人でさえ読もうとしない奴だろ。
297 :
名無しのオプ:02/08/24 14:53
でも「このミス」のランキングなんかで結構上位に挙がってたりしてる本は
割と売れ行き伸びるんだろうね。
298 :
名無しのオプ:02/08/24 16:28
>>297 まぁ、それで1000冊も売れたらすごいことになるような部数だからな。
299 :
名無しのオプ:02/08/24 16:48
晶文社「被告の女性に関しては」
結構売れていると聞いたけど、いったいどれくらいなんだろ?
300 :
名無しのオプ:02/08/24 19:55
売れてるのか?<「被告の・・・」
あんまし面白くなかったけど・・・。
301 :
名無しのオプ:02/08/24 23:18
ポケミスでとりあえず 絶版にしたものを出してほしいなぁ
うもれた 絶版を
302 :
名無しのオプ:02/08/24 23:22
いままで復刊されてないものは、たいてい翻訳がダメダメで、とても
再び人前にだせないものばかりだそうだ。
303 :
名無しのオプ:02/08/24 23:23
>>301 例えばどんなやつがキヴォーンなのかな?
304 :
名無しのオプ:02/08/25 09:45
>300
私も面白くなかった。
シェリンガムが出ないシリーズだってチェックしないで買ってしまい失敗。
これからは、ちゃんとチェックしようと思った。
「被告の女性に関しては」は万人ウケしなくて当然かも。
してたらバークリーの作家生命はもう少し長い。
306 :
名無しのオプ:02/08/25 19:18
いろんなサイト見てるとジャンピングジェニィなんかに
すごい怒ってる人とかいるよ。
307 :
名無しのオプ:02/08/25 19:48
普通今まで訳されてなかった作品が傑作なわけないじゃん。
308 :
名無しのオプ:02/08/25 19:51
バークリーも、良い所はそろそろ出切ってしまったのかナ・・・
309 :
名無しのオプ:02/08/25 20:35
>>308 うんにゃ、読者への挑戦状入りのバリバリのパズラー”Not to be Taken”が
残ってるぞ!
310 :
名無しのオプ:02/08/25 20:35
>>307 そんなことはないよ。色々な事情で未訳という現象は生じるからね。
>309
へえ!
それって、どこかから出る予定ありますか?
312 :
名無しのオプ:02/08/25 20:44
313 :
名無しのオプ:02/08/25 21:33
>307
フェラーズの「猿来たりなば」のような例もあるじゃん。
314 :
名無しのオプ:02/08/25 21:51
バークリーは今まで訳されてなかったのが不思議なくらい凄い作家。
まぁあの批評性と皮肉は受け付けない人は受け付けないだろうけど。
>303
いっぱいありすぎて。。。
カーやブレイクの絶版
マクロイ「暗い鏡の中に」「名探偵登場の品切れのヤツ」とか
マーシュ「死の序曲」
ハーバート・ブリーン(ワイルダー家の失踪以外)
ペンティコースト などなど 脈絡がないなぁ 我ながら
自分が持っていない本格派! かな。。。
>>315 読みたいけど大きい活字に目が慣れてしまつたから古いポケミスをそのまま復刊されても。。。と感じる
317 :
名無しのオプ:02/08/26 00:42
ルコック探偵読んでみたいなあ。
318 :
名無しのオプ:02/08/26 00:47
>>317 旺文社文庫で昔出てたから、大きな図書館に逝けば読めるよ!
バークリー作品は晶文社というところから翻訳されるらしいです。
既にフランシス・アイルズ名義の『被告の女性に関しては』という作品が出版済み。
バークリー名義では初期の作品が3作出るそうで。
作品名は残念ながらわかりません。スマソ。
しかし晶文社?……はじめて耳にした出版社だな
320 :
名無しのオプ:02/08/26 00:56
PANIC PARTYもまだ残ってるな。
321 :
名無しのオプ:02/08/26 00:58
そういやカーのPapa La-basだけなんで翻訳されんのだ!
あっと驚く駄作なのか?
>318
小さいところでも、取り寄せてもらえば読めるよ。
秋田県の寒村の図書館から、国会図書館にしか入ってない本を取り寄せることも可能なのです。
>319
わりかし有名な版元だよ。
60-70年代に一世を風靡しますた。
323 :
名無しのオプ:02/08/26 01:02
カーは復刊よりも既刊の本を新訳で出して欲しい。
>322
そうでしたか。不勉強ですな。
で、出版される3作品は以下の通りです
The Wychford Poisoning Case (1926) 『ウィッチフォード毒殺事件』
Roger Sheringham and the Vane Mystery [米題 The Mystery at Lover's Cave/改題
Vane Mystery] (1927) 『ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎』
The Silk Stocking Murders (1928) 『絹靴下殺人事件』
>>322 晶文社は植草甚一関連の本を結構出してるね、「スクラップ・ブック」シリーズもあった
何気なく鮎哲のエッセイとかも出してるし
326 :
名無しのオプ:02/08/26 02:36
ボワナルの「大密室」も出してるね!
あと「怪盗対名探偵」とか。
327 :
名無しのオプ:02/08/26 12:45
>321
末期カーとしては「並み」ですね。
オカルティズムは、悪魔崇拝とエリザベス・バートリーばりの
魔女の末裔ネタ。不可能犯罪は「疾走する馬車からの人間消失」と
「階段からの謎の転落」とまあ一通りのカーらしさはあります。
すんげえ訛りの「船長」が出てくるんで、
そのシーンは何言ってるのやらわかりません。
日本語に翻訳されていないのは単に巡り合わせが悪いだけで、
「血に飢えた悪鬼」や「亡霊たちの真昼」よりは華があるよう
に思いますけど。
328 :
名無しのオプ:02/08/26 12:45
329 :
名無しのオプ:02/08/26 14:05
330 :
名無しのオプ:02/08/26 14:28
>>327 情報どうもです。
じゃあ翻訳に値しない作品というわけではないのですね!
大藪春彦の「餓狼の弾痕」みたいな小説だったらいやだなあ、と実は少々心配しておりますた。
331 :
名無しのオプ:02/08/26 19:17
流行に疎いのですが、ひょっとして今巷ではカーブームですか?
332 :
名無しのオプ:02/08/26 19:19
バークリー・ブームじゃないかなあ。
最近の出版ラッシュは少々異常。
333 :
名無しのオプ:02/08/26 19:21
>>330 >すんげえ訛りの「船長」が出てくるんで、
>そのシーンは何言ってるのやらわかりません。
実はこの部分が大電波文で翻訳不可能という罠。
334 :
名無しのオプ:02/08/26 22:08
バークリーは正直、なんでこんな作家がいままで埋もれてたんだろうと思ふ。
335 :
名無しのオプ:02/08/27 00:24
バークリー、今までに出たのはほぼ読んで、私的にはハズレなしなんだが、
「被告の女性〜」はどうものれない。
まだ途中なんで、なんとも言えないけど。
これから出る奴に期待。
「毒入りチョコレート」級だと嬉しい限り。
336 :
名無しのオプ:02/08/27 01:39
ミルワード「救いの死」が面白かった。もっとこの作家の作品紹介してほしいなあ。
337 :
名無しのオプ:02/08/27 11:18
>330
「Papa La-bas」は後のニューオリンズものの2作に比べて、
時代設定がかろうじて「歴史推理」の領域に掛かっている分(1858年)、
伝奇性が際立っており、南部の暑っ苦しい雰囲気もよく出ていると思います。
ただ、トリックだけを取り出すと脱力系かもしれません。
そこを「あらあら、カーおじいちゃんも頑張ってはるわ。雀百までやねえ」と
はんなり許せるかどうかで、評価は分かれると思います。
念のため、「餓狼の弾痕」的トンデモ・カット&ペーストの罠には堕ちてませんです。
>333
うんにゃ、
おらのえーごぎゃてーすたことねえからっさあ
わっかんねえだら〜よ
>332、334
国書の探偵小説全集で、第1期から第4期までの
すべての期に入っている作家はバークリーだけですもんね。
(「第二」「地下室」「ジェニイ」「レントン」)
ブームというよりも、藤原さんの執念を感じます。
「出版企画=デフォルトでバークリー」つうか。
まあ、それだけ凄いタマが未訳で残っているという事でも
あるんでしょうけど。
ウエイドやヘアーなんかも出して欲しいと思うのですが、
バークリーのすれっからしぶりに比べると一歩譲るのかなあ。
>335
ジェニイが許せる人ならばOKかと>被告の女性
>336
ミルワードというよりはケネディかと思われ。
もう一つ読んでみましたけど、この人のひねくれ方も
相当のもの。「お前、名探偵、嫌いやろ」って感じい。
338 :
羊バンター:02/08/27 12:25
>280さん
お返事おそくなりすみません
恥ずかしいですが直球で行くわよ(C)石崎浩二のキャラクター、ミリア
1 「世界探偵小説論集」として評論や研究を体系的にまとめること
2 美術、動物、音楽などのテーマごとの名作小説集を作る
↑>283さん江でした。ごめんなさいです。
ついでながら
ミルワード・ケネディ「救いの死」
僕は意図がよくわからなかったのでもう1度読んでみよう。
340 :
名無しのオプ:02/08/27 19:05
ところで「このミス2003」でランク入りするような国書本はあるかな?
341 :
名無しのオプ:02/08/27 21:19
被告の女性に・・・・ は アイルズ名義で出して欲しかったな。
アイルズは苦手だけど、バークリーは好き。
バークリーって名前でつい買ったんで。
342 :
名無しのオプ:02/08/27 21:20
新樹社でカーを出すはずなんだけど、どうなったんだろう。
343 :
名無しのオプ:02/08/27 21:25
>342
カーの何?
カー以外にも出すはずなんだよね。
346 :
名無しのオプ:02/08/28 10:18
世界探偵小説全集並みの作品は文庫で出してポピュラライズしてもらいたいよ。
売れないから駄目なのかな?
348 :
名無しのオプ:02/08/28 11:41
>346
普段はそんなに文庫にできるような出版物を出してないから、難しいんじゃないかな。
ハードカバーで出し終わったあとに3年くらいしてから(国書のが品切れになってから)創元文庫で出してほしい。
それで5年に一度くらいは重版キボンヌ。
349 :
名無しのオプ:02/08/28 13:13
前に国書から出てた「エドマンド・ゴドフリー殺害事件」が、
創元から出るんでしょ? 他の作品も期待が出来るのではないでしょうか?
350 :
名無しのオプ:02/08/28 13:23
>>342-344 新樹社のカーは、「殺人者と恐喝者」ではないのですか?
そりゃ、「パパラバス」も予定があるなら嬉しいですが・・・
351 :
名無しのオプ:02/08/28 14:08
>350
ぐぐってみると、同志社ミステリ研で二階堂せんせが随分前に講演した際に
「新樹社からPapa La-basがでる」というくだりがありますね。
このあたりがネタもとなのかなあ。
最後のSは無音で「ぱぱらば」と発音するのがお作法みたいです>「パパラバス」
352 :
名無しのオプ:02/08/28 14:10
↑ 情報・お作法ご教授いたみいります
353 :
名無しのオプ:02/08/30 13:52
二階堂発の風聞age
354 :
名無しのオプ:02/08/30 20:07
短編「この世の外から」で初めてロースン読んだら面白かったんだけど、
国書から出てる「天井の足跡」は読む価値ある?
355 :
名無しのオプ:02/08/30 21:03
>354
ないっす。ロースンは基本的に短編向きの作家。
長編は『首のない女』以外はいまひとつでございます。
短編なら『天外消失』もいいよ。
356 :
名無しのオプ:02/08/30 21:06
おれは「天井の足跡」けっこう好きだよ。
展開が早いので楽しめたけどな。
357 :
名無しのオプ:02/08/30 21:57
「天井の足跡」かあ・・・
うーん、「帽子から飛び出た死」よりは良いと思うがなあ。
ヤパーリ人によっては全然受け付けないかも。
358 :
名無しのオプ:02/08/30 23:23
「天井の足跡」、賛否両論なんだね。
まあせっかくだから「首のない女」「天外消失」とあわせて読んでみるよ。
皆さん情報サンクス。
トリッキーなのが好きなもんで。
ロースンの長編は何度よんでも頭にはいらない。。。
360 :
名無しのオプ:02/08/31 19:15
「天井の足跡」は最後がなんかもう支離滅裂になってなかった?
361 :
名無しのオプ:02/08/31 20:01
それは翻訳のせいなり。
362 :
名無しのオプ:02/09/02 11:00
>>358 >まあせっかくだから「首のない女」「天外消失」とあわせて読んでみるよ。
「天外消失」は探せば見付かるだろうけど、
「首のない女」をどうやって読むんですか?
まさか、お持ちになってるんですか?
それとも、どこかの図書館にあるんですか?
マジにおせーて!
それとも、復刊したんですか?
363 :
名無しのオプ:02/09/02 13:37
364 :
羊バンター:02/09/03 10:59
↑こ、このスレとなんの関係が・・・
ジェラルド・カーシュ「壜の中の手記」(晶文社ミステリー)を読みました!
いやー、ほんとにおもしろかった。大ファンになりました。
個人的に表題作と「豚の島の女王」が好きでした
365 :
名無しのオプ:02/09/03 22:09
羊バンターたんよ、カーシュ読んだなら今度の土曜日の西崎憲氏の祝賀会行ってみたらいかがかな?
国書の話聞くのはためになるならん。
366 :
名無しのオプ:02/09/03 22:11
367 :
名無しのオプ:02/09/03 23:52
>>365 はげどう。元国書の奥歯嬢もいるかもしれないし。
うがー。土日は遠くに行くので駄目なんですよ、残念!
やまねこ翻訳クラブで知ったのですが
西崎さんはヴァージニア・ウルフの短編集も訳されてたんですね。
幅広いな。
なんかわざわざ名乗るのも変ですけど↑は羊バンターです(汗
>365さん、>367さん、ご助言ありがとうございました。
二階堂さんも刊行会の出身だったのですか。
二階堂さんというと二階堂レートのようだが二階堂奥歯たんならいかにも左様。
しかし今東スレはスゴイことになっているから上げない方がいいね。
371 :
名無しのオプ:02/09/08 23:24
東スレは毎日スゴイんですけど。
しかし奥歯さんて人気あるね。
372 :
名無しのオプ:02/09/09 00:26
才色兼備なれば。>奥歯たん人気
373 :
名無しのオプ:02/09/11 16:44
「壜の中の手記」をゲット。
幻想小説っぽいね。
幻想小説ですよね。恐怖小説かな?
ソノラマSFだったかのを、持ってるけど・・・・
375 :
名無しのオプ:02/09/13 21:45
>>373 374もおっしゃってますが、っぽいんじゃない、幻想そのものだよ。
本格好きが災いして視野が狭くなった俺には馴染めなかったな。
千街の「幻想ミステリ―ガイド」でも読んでリハビリするかな
376 :
名無しのオプ:02/09/16 20:16
いいシリーズあげ
377 :
名無しのオプ:02/09/20 01:08
史上初!「黒死館殺人事件」朗読CD(出演:木村太郎)
378 :
名無しのオプ:02/09/20 01:34
>バンタータン
そろそろ面接あるみたいね。がんがってね。
379 :
名無しのオプ:02/09/21 22:10
age
380 :
名無しのオプ:02/09/24 19:33
>>377 マジかと思ったよ!!
・・・・・・ネタだよ、ね?
381 :
名無しのオプ:02/09/24 23:40
382 :
名無しのオプ:02/09/29 11:21
バークリーの「ウィッチフォード毒殺事件」買った。 晶文社のだけど。
国書の「レイトン・コートの謎」も出てるのかな?
>382
出てる。
384 :
名無しのオプ:02/09/29 11:32
さて、ウィッチフォードとレイトンコート。
どっちを先に買うべきか・・・・
レイトン・コート買ったんだけど
本を開くまで 「レインコート」だと思いこんでいた。
∧_∧ ─┼─ ├─ ┼ ─ │─
(´Д⊂ヽ ││ ┌┼─ ┌┼ └┐
⊂ ノ └──└┘ └┘ ─┘
人 Y ┌──┐ ┬││/ ─ /\
し (_) │ 玉 │ 書 ┼││イ ┬ 二
└──┘ │ 」│ 」 ム
388 :
名無しのオプ:02/10/02 16:40
>387
すごく気になる。
日影全集はどうなる?!
>>391 いえ、羊バンター氏ではありません。紛らわしいレス失礼・・・・。
倒産でもありません、面接であぼーんしただけですから・・・
>394
。・゚・(ノД`)・゚・。 イ`
>>395 。・゚・(ノД`)・゚・。 アリガd
レイトン・コートの謎でも読もう・・・・
>>387 「書」の字がいい味出してるわな。
面接は残念だったろうが、これからも負けずにがんがれな。
398 :
名無しのオプ:02/10/03 15:28
これからのでは、イネス、クリスピン、アリンガムが楽しみ!
399 :
名無しのオプ:02/10/10 11:47
age
とりあえず400。
関係ないが、二階堂冷凍のカー全作品コメントを読んで
このシリーズの意義が「埋もれた作品の復権」だけじゃなく
「既知作家の全体像の見直し」にもあると思った。
401 :
名無しのオプ:02/10/12 19:06
零dコートは傑作じゃ
402 :
名無しのオプ :02/10/14 00:13
レイトンコート読破。いやー、バークリーはいいやね、やはり。
シェリンガムとアレックのコンビが面白い。
惜しむらくは読みやすいので、一晩で読み終わっちまった事かな。
まだ未翻訳のシェリンガム物、早く出してほすい・・・。
>>385 とりあえず順番に読んだほうが面白いと思う。
403 :
名無しのオプ:02/10/18 18:14
保守age
404 :
キャロルくん:02/10/18 18:40
405 :
名無しのオプ:02/11/01 16:32
保全上げ
406 :
名無しのオプ:02/11/01 18:10
もいちど上げ
407 :
名無しのオプ:02/11/16 03:12
「薔薇荘にて」の超古めかしさが好き。(降霊会とか・・・。)
ミステリ−としては地味だし、解決の部分が異常に冗長って厳しい
ご意見もあるみたいだけど。
自分は、あの犯罪再現シ−ンの「諧謔趣味」、結構ハラハラしながら読んだ
なあ。
あの「真犯人」は、同じメ−ソンの「矢の家」の犯人より残忍で冷酷で陰湿。
408 :
名無しのオプ:02/11/16 07:48
メイスン
創元はメースン
410 :
名無しのオプ:02/11/16 22:54
「割れたひづめ」を購入。
森さんの事典の写真で見ると、マクロイってなかなかの美人だなと思いました。
411 :
名無しのオプ:02/11/16 23:36
私は今
メンス
412 :
名無しのオプ:02/11/19 21:47
このシリ−ズ、結構精鋭ぞろいですねえ。
「ハムレット復讐せよ」「第二の銃声」「ジャンピング・ジェニイ」「薔薇荘にて」「赤い右手」と
読み進んだけど、今のとこハズレなし。どれも標準以上の出来です!
413 :
羊バンター:02/11/27 11:26
スレッド初期にねつてつさんが推薦されていた「甘い毒」を読みますぃた。
クイーンばりのパズラーの佳作、青春小説的でもあって(・∀・)イイ!です。
414 :
名無しのオプ:02/12/08 04:00
「愛は血を流して横たわる」「推定相続人」あたりは、どうだった?
415 :
名無しのオプ:02/12/08 15:16
>>414 推定相続人はどうでもいい。
愛は血を…はまぁまぁかな。
416 :
名無しのオプ:02/12/12 10:31
新刊ものの「レイトン・コ−トの謎」「割れたひづめ」なんか、まだあまりご意見が出てない
ようですが、如何でしたでしょうか?
417 :
名無しのオプ:02/12/16 18:10
ミステリの本棚はどうよ?
オレは「四人の申し分なき重罪人」しか読んでないけど。
間もなく「トレント乗り出す」を読む予定。
それとヘクストのはまだでてないよね?
ヘクストと言えば創元に「駒鳥」復刊してホスィ・・・
418 :
名無しのオプ:02/12/16 18:19
鉄のパイナップルはオレも読んだが糞だと思ったよ。
まあ編者(逆説好きのオッサンね)が好きそうな話だなとは思ったが。
あのオッサンは「人間は論理的なものであるというのが常識であると世間一
般は思っている」と思っているからああいうのが気に入るんだろうな。
419 :
bloom:02/12/16 18:25
420 :
名無しのオプ:02/12/16 18:49
>>417 ミステリーの本棚シリーズはどれもかなりイイですよ。
特にお薦めは『箱違い』『悪党どものお楽しみ』『銀の仮面』の3冊。
ベントリーは個人的にあまり好みではないのでイマイチでしたが、
これまた概ね評判はよいのでは。
ちなみに私は世界探偵小説全集だと『赤い右手』だけが全くダメなんですが、
好きだって言う人が多いみたいなので意外。
あの話って、作者ぜんぜん計算して書いてないでしょうに。
421 :
名無しのオプ:02/12/16 18:52
>>420 結果として面白ければいいんじゃない?
作者の思惑なんてどうでもいいと思うよ。
422 :
名無しのオプ:02/12/16 18:59
>>421 いや、確かにまぁそうなんですけど、きちんと計算してとんでもない所に
落としてくる作品に比べたら私は評価したくないなってことです。
『編集室の床に落ちた顔』とかと比較したら特にね。
『赤い右手』を評するのによく、「熱に浮かされたような異様な迫力の文章」って
あるけど、これって俺には「ただ小説がヘタなだけだろ」と思うのです。
二階堂黎人・森英俊共編「密室殺人コレクション」に入っている
ロジャーズ「つなわたりの密室」を読むと、
ロジャーズはあの破天荒な小説を自覚なく書いてるのではないことがわかると思うんです。
「赤い右手」もたぶん確信犯です。
424 :
名無しのオプ:02/12/16 19:11
>羊バンターさん
レスさんくすです。そうでしたか、あれは確信犯でしたか。
回収し切れてない伏線がわりと目立ったように記憶sきてたので、
計算してないんじゃないか、と思ったんですが、徹底してるならまあいいか。
やはり一作品だけでその作家を評価するのは危険ですね。
教えてくれてありがとう。
しかしそれでも私はもうロジャーズの小説を読む気にゃならんのですが。
425 :
名無しのオプ:02/12/16 19:25
>>422 そこらへんは難しい問題だね。周りがやたら押しあげてる観がある作品がある
のも確かだし・・・。
「熱に浮かされたような異様な迫力の文章」にも見えうるのか、
ヘタにしか見えないのか。
見えうるんであれば評価していいと思う。
426 :
名無しのオプ:02/12/16 19:31
「赤い右手」は意外に翻訳物嫌いに評価高い気がする。
翻訳物嫌いにはあれが上手いか下手かの区別などどうでもいい気がするし(笑
要はネタとしての評価なのでは。
427 :
(゚(○○)゚) プヒプヒ :02/12/16 19:40
「赤い右手」自体の評価はどうあれ、あのヘタウマ文章を等価な日本語にした
夏来健治たんの腕は凄いと思うなり(゚(○○)゚) プヒプヒ
428 :
名無しのオプ:02/12/16 19:54
「薔薇荘にて」
マジ秀逸だとオモタ。90年以上前だけど十分楽しめる。
ワンマン船長には辟易するが(w
>>195 「怪物」は(メル欄)がアンフェアだとオモタ。
430 :
名無しのオプ:02/12/22 17:07
煤i ̄□ ̄;)ガーン
430ですが、他スレとまちがえました。すみません。
432 :
名無しのオプ:02/12/22 17:12
433 :
名無しのオプ:02/12/22 17:41
434 :
名無しのオプ:02/12/22 17:44
435 :
確信犯って:02/12/22 17:53
436 :
名無しのオプ:02/12/22 17:59
なんかいちいち「確信犯」って言葉の使い方につっこんでくる香具師って
自分が最近もともとの意味うを知ったもんだからうれしくて仕方ないんだろ。
本来の意味から、いまじゃ広く「最初から批判されるであろうことをを予測して
行った所為」って意味で使われることが多いだろうし、それでも一向にかまわん。
437 :
名無しのオプ:02/12/22 18:03
うーん、俺も
>>423みたいな感じで「確信犯」って言葉を
使うけどね。というか、今じゃそういう風に使われてることの
方が多いような気がする。しかし
>>435のリンク先を参照すると
誤用と言われても仕方ないのかな。
>>436のキレっぷりは
少々おとなげないと思うぞ。
439 :
名無しのオプ:02/12/22 18:09
すいません。私が物知らずでした。
442 :
名無しのオプ:02/12/29 12:42
>>440 そうだ、気にしなさんな。
というわけで年末age
数年前から急にミステリを出し始めたこの出版社を、早川や創元はどう思っているのだろうか?
444 :
名無しのオプ:03/01/01 23:23
第4期ってオカルトミステリが多くない?
ブーム狙ってるのかしらん
445 :
名無しのオプ:03/01/01 23:53
国書刊行会には、黄金時代にこだわらずに
19世紀中期の名作を翻訳してほしい
グリーン、ガボリオ、ボアゴベ、チェーホフ・・
コリンズのムーンストーンやザングウィルのビッグボウあたりも
改訳を出してほしい
とりあえず読めるものを改訳するより、読めないものを出してほしいよ。
447 :
名無しのオプ :03/01/06 20:56
>445
禿げしく同意。
脱線してすまんが、自分は数年ミステリーの世界離れてたんだが
最近久しぶりに戻ってきて、先日書店の文庫棚をずっと眺めてたら、
何とボアゴベの「鉄仮面」の文庫版を見つけて狂喜乱舞だった!
(90's前期に単行本を数年探してて入手出来なかった)
コリンズはぜひとも「NO NAME」を出してホスィな。
448 :
名無しのオプ:03/01/06 21:22
____
/ \
| |
| () () | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ∀ |< コリンズの「名無し」ってこれでいいの?
| | \__________________
| |
└.─.─.─.─.┘
449 :
Enigma:03/01/06 21:46
>>447 『ノー・ネーム』は、臨川書店のコリンズ傑作選で出てるよ。
翻訳は小池滋氏。全3冊だったかな。値段が高いけど(たしか計7500円也)。
>449
エ、ホント?!
447に書いた通りしばらく浦島太郎状態
だったので知らなかった。情報サンクス!!
>>447 鉄仮面の文庫も高かったね。
普通のハードカバーの値段だ。
>451
確かに。でもそう思ったのは買った後帰宅して
改めて眺めてから。
見つけた時はもう嬉しくてカケラも値段の事考えなかったw
途中ブランクあったけど、初めて「欲しい」と思ってから
10年くらい経ってたからね。
453 :
名無しのオプ:03/01/14 20:45
つーか、ハヤカワや創元は何で指加えてみてるの?争って未読の名作を出そうとか
思わんのかな?翻訳権の問題も気になる。
国書が出してるのはどこも翻訳権持ってない作品なの?
>453
やっぱ儲けが少ねえから。
455 :
名無しのオプ:03/01/15 18:14
>>453 文庫中心の出版社と、単行本しか出していないところを比べてもしかたがない。
少部数で定価の高い本を出すには、それなりのノウハウが必要なのでしょう。
456 :
名無しのオプ:03/01/15 19:26
>>455 でも草原もセイヤーズの新訳出したり、バークリーやバリンジャーの初訳だしてるがな。
国書のは版権ない古いの中心。Copyrightが本のどこか(主に冒頭)に書いて
あるかどうか見ればわかる。ないのは版権なし。
早川は新しもの優先だから気にしてない。創元は多少路線がダブるけど、
年間出せる数に限りがあるから、そうそう古い路線ばっかで国書と競争してる
わけにもいかない。それより何より、「これはイケる」という判断基準は各社
違って当然だから、国書が「イケる」と思ったのを創元もそう思うとは限らない。
なーんちゃって。
458 :
名無しのオプ:03/01/15 19:39
国書のはほら・・・作品選択してるのがあの人だから・・・
459 :
名無しのオプ:03/01/15 19:46
460 :
名無しのオプ:03/01/15 19:51
森 英俊
461 :
名無しのオプ:03/01/15 19:56
マン毛で!?
完全に一人で決めれるの??
ある意味ファン冥利に尽きる役回りだな。代わりたい・・・
462 :
名無しのオプ:03/01/15 20:06
463 :
名無しのオプ:03/01/15 20:16
バリンジャーとカーとクロフツの未訳本全部。
バリンジャーって既訳の3作以外にあるの?
>>463 やっぱり君に世界探偵小説全集の作品選定はまかせられない。
466 :
名無しのオプ:03/01/15 20:29
467 :
名無しのオプ:03/01/15 20:39
>>466 その2作「煙の中の肖像」と「煙で描いたポートレイト」は同じ作品ですよ。
468 :
名無しのオプ:03/01/15 21:09
ここで大騒ぎすると出版してくれるってことは...ないだろな。
469 :
名無しのオプ:03/01/15 21:09
>460
エランデルノハ森ニアラズ
参考意見程度
森が好き勝手選んだら、植草以上の惨状になっちゃうよ。
472 :
名無しのオプ:03/01/18 19:40
>>455 >少部数で定価の高い本を出すには、それなりのノウハウが必要なのでしょう。
まずは図書館に入れてもらって、残りはゾッキに流すのが営業上のノウハウ。
473 :
名無しのオプ:03/01/18 19:51
じゃ、誰が選んでんだ?
474 :
名無しのオプ:03/01/18 20:06
どっちにしろ、古典再評価は非常にうれしい。
ナイオ・マーシュとかマージェリー・アリンガムとか、
本国で評価高い(らしい)のに日本でマイナーな作家の
作品をもっと紹介してほしい。
できれば、セイヤーズの未訳短編(モンタギュー・エッグものとか)
も。←スレ違いかも。スマソ。
475 :
名無しのオプ:03/01/18 22:01
>473
>じゃ、誰が選んでんだ?
もちろん、担当編集者。
476 :
名無しのオプ:03/01/18 22:14
>>475 元国書の編集だったF原さんだろ。フリーになったから本に編集の
クレジット(〜編集室)が入ってるよ。
477 :
名無しのオプ:03/01/19 05:22
選定のブレーンは、ファンジン誌ROMの主要メンバーたちと思われる。
478 :
名無しのオプ:03/01/20 04:48
そういえばマーシュの作品はどう?
国書では2作が翻訳されてるんだっけ。
479 :
名無しのオプ:03/01/21 15:40
アル・ジェイムズの作品出してくれ(w
480 :
名無しのオプ:03/01/21 18:58
ウールリッチの「聖アンセルム923号室」は絶版でしょうか?
481 :
名無しのオプ:03/01/22 22:21
今更だけど「ジョン・ブラウンの死体」つまらなかった。
ただ巻末の解説を読む限りでは「悪魔対CID」が面白そうなので
原作者の名誉挽回の為にも5期シリーズで刊行希望。
(^^)
>474さん そうそう、珍しい短編を集めた集があってもいいですよね
(ぷらら規制のため、代行の人にお願いしますた)
484 :
名無しのオプ:03/01/31 13:45
age
>>477 正解。関係者ですか?
しかし、どの人がどの作品を選んだかがよくわかるので
オモシロイ
486 :
名無しのオプ:03/02/03 00:30
中途半端な几帳面さのせいか、やたら気になるのが
第二期15巻のせいで、その後必ず、第二期終了時全25巻、
第三期終了時全35巻、第四期終了時全45巻と5巻の端数が出る事。
頼むから第五期はまた全15巻にしてきっちり全60巻にしてほしい。
しかし50巻になろうというシリーズっていうのも、大したもんだ。
ようやく「レイトン・コート」を読み出した。
487 :
名無しのオプ:03/02/03 00:53
>>486 どこまで続くんだろうなこのシリーズ。
でもバークリー作品が全部邦訳されてしまったら稼ぎ頭(?)が
いなくなって消滅してしまうかも・・・
俺は買い続けるけどね。
488 :
名無しのオプ:03/02/03 00:54
バークリーってあとどれ位残ってるの?
次は昭和30年代の国内産B級本格ってのは?
490 :
名無しのオプ:03/02/03 01:01
例えば?
491 :
名無しのオプ:03/02/03 01:02
絹靴下殺人事件にロジャー・シェリンガムとヴェインの謎の二冊が
晶文社ミステリで出て、とりあえずのところはストップかな?
ちなみに↑も国書のシリーズと同じく、F原氏の編集。
残るはパニックパーティ、Not to be takenくらいか?
こうなりゃ別名義のMr Priestley's problemや
Jugged Journalismも出して欲しいねぇ。
あと、森英俊編集で、創元からバークリーの短編集も
出るそうですね。こっちも期待。
DEATH IN THE HOUSEってのは違うんですか?
494 :
名無しのオプ:03/02/03 01:07
森はキモイよ。
ショック
497 :
名無しのオプ:03/02/03 01:11
>>495 森に私怨があるならそれはそれで構わんし、
そのことは
>>492のスレッドで語れよ。
このスレに持ち込まないで。
>>498 英語も読めない俺がROMに入れるわけねーだろ。
かつて、素で英検4級落ちた俺だぜ?
英語読めないけど入ってますが何か(w
あー、俺も読めないけど入ってるよ。
自慢するこっちゃありませんが。。。
502 :
名無しのオプ:03/02/04 00:24
レオ・ブルースは「ロープとリングの事件」も良かったが、よそから出た
「三人の名探偵のための事件」「死体のない事件」「結末のない事件」
それぞれ面白かったので国書からこのシリーズで出て欲しかった。
レオ・ブルースの他の作品で面白いのはもう残ってないのだろうか?
ロープとリングのトリックは俺もビクーリしたよ・・・
教養文庫ミステリボックスに『ジャックは絞首台に!』という
ブルースの長編ミステリがありますね。ビーフものじゃないっすが。
他にブルースの作品が読みたかったら、レオ・ブルースファンクラブに
入会して会報のバックナンバー入手すればいいんじゃないかしら。
俺も持ってないの早く注文しないとなぁ。まだ在庫あるかな?
読めない会員は幽霊として他の会員に陰口叩かれてますが、それでも
平気な厚顔無恥で心臓に毛が生えたような方なら入れます。
507 :
名無しのオプ:03/02/04 01:11
>>504 世界中で日本にしかないというレオ・ブルース・ファンクラブですね。
それは考えつかなかったです。
「ジャックは絞首台に!」でとりあえず餓えをしのぎます。
508 :
名無しのオプ:03/02/05 17:30
「二壜のソース」のロード・ダンセイニの短編集ってどこからでるんだっけ?
509 :
名無しのオプ:03/02/05 18:31
明日ジュンク堂に行くんですけど
国書で特におすすめの本ってありますか?
>>509 リンド・ウォード『狂人の太鼓』がお薦めです。
ただしミステリではありませんが。
当然ながら世界探偵小説全集でもありません。
>>508 創元の乱歩編集のアンソロジじゃなかったかな<世界傑作
短編集は知らん
512 :
名無しのオプ:03/02/05 20:16
「割れたひづめ」は読む価値ある?
なんでもトリックはしょぼいと聞いたが…
>>508 創元から出るという話の『スミザース氏のささやかな物語』のことかな?
>512
半々。。。
最初は面白かったけど。。。
だった。
マクロイがそこまで好きじゃないからかも
515 :
名無しのオプ:03/02/09 03:12
「リーヴェンワース事件」「緑のダイヤ」「オシリスの眼」あたりを出して欲しいです。
>>515 ちょっと古書店まわれば見つかるものばっかだな。
それだったら未訳作品が読みたいぞ。
517 :
名無しのオプ:03/02/10 23:39
昨日、「レイトン・コート」読み終わった勢いで「ジャンピング・ジェニイ」
「最上階の殺人」「ウィッチフォード毒殺事件」買っちゃいました。
今頃、「ジャンピング・ジェニイ」かよ!という声もあるかと思いますが、
それくらい、「レイトン・コート」面白かったわけです。
しかし、このシリーズ「ジャンピング・ジェニイ」「警察官よ汝を守れ」
「割れたひづめ」以外は全部買ってるのに、よりにもよって
何で一番評判のいい「ジャンピング・ジェニイ」買ってなかったかな、私は?
知らん
519 :
名無しのオプ:03/02/10 23:46
すごいな、金持ちなんだね。
まあまあ、( ・∀・)マターリしようよ。
えー、もし明日、ヘンリー・ウエイドの「塩沢地の霧」が出てても、
買うのは最低一ヶ月は後になる事でしょう。もう余裕は一切無い。
今「絹靴下」と「ヴェインの謎」がすぐに出ないことを祈ってるところです。
私ゃ金持ちなんかじゃありません。
「第二の銃声」発売時からこつこつと買っていった結果です。
後半買ってないのが出たのは、読んでないものが増えてしまったからかも。
523 :
名無しのオプ:03/02/11 00:10
今ピカデリーは絶版ですか?
レイトン・コートを読んで、ロジャー・シェリンガム
ってこんなにキャラ立ってたっけ?と思った。
しかしハマッた・・・続いて「地下室の殺人」読了。
はじめて作家らしいことさせてもらえたな>ロジャー
「第二の銃声」再読する予定。
526 :
名無しのオプ:03/02/11 13:39
528 :
名無しのオプ:03/02/11 21:46
「悪魔を呼び起こせ」か、確かに面白くて
幻の名作との宣伝に偽りはないと思った。
でもあれをカーが書いたらもっと面白くなったような気もする。
>516
そんなにあるとはおもえないけど
530 :
名無しのオプ:03/02/16 11:05
今更ですが『薔薇荘にて』読みました。
アノー探偵があまり気に入らなかったのですが、
途中から良くなってきました。
ただ、この、謎とき(?)からはじまる後半が、
前半とうってかわってサスペンス調というか、
作者はこういうのを書きたかったのでしょうかねぇ。
読んだ人いたら感想聞かせてください。
>>530 時代性っちゅーか、あれでしょ、ドイルの『緋色の研究』とか
『四つの署名』と同じで、本格ミステリとしての骨格だけじゃ
長編一冊分もたせられないからああいう構成にしてるわけでしょ。
仕方ないっちゃ仕方ない。つまらんことも否定せんが。
532 :
名無しのオプ:03/02/16 16:01
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533 :
名無しのオプ:03/02/16 17:59
>>525 シェリンガムってあの時代の作品にしては
めちゃめちゃキャラたちまくりだと思われるが。
534 :
名無しのオプ:03/02/16 23:20
今日、「ジャンピング・ジェニイ」読み終わった。
感想は、もう何人も同じ賞賛の声が上で挙がってるので省略するとして、
思ったんだが、ここ最近出てるバークリーってみんなハードカバーですよね。
せっかくバークリー、静かなブームになってるのに、このままじゃ何年かしたら、
忘れ去られてまた「毒入りチョコレート」だけの作家になるんじゃないか心配なんです。
一通りハードカバーの出版が終ったら、ゆっくりでもいいんで
手に入りやすい文庫にしてほしいですね。
逆に「毒入りチョコレート」もかっこいいハードカバーで本棚に並べたい欲求もあるんだが。
>>534 はげしく同意。
自分はバークリーは刊行順に近い順で読みたいなと
思っているので「ジャンピング・ジェニイ」は未読だが、
たしかにバークリーは今ひそかなブームを呼んでる。
このままハードカバーだと、お金もなく、かつ図書館に
行く機会のない人などは確実に「いいなー、面白そう〜
読みたいな〜」で終わってしまいそうで、レイトンコート
を読んで「ロジャー・シェリンガムってこんなにキャラ
立ってたっけ?!」と驚き、改めてファンになった者と
しては(
>>533、同じようなこと言ってスマソ)ホントに
ひそかなまんまブームが終わってしまいそうで大変悲しい。
ぜひ文庫化してほしい。
かといって、国書がすぱっと掘り出し物の翻訳やめたら
いったいどこが引き続き邦訳してくれるのか不安。
まぁ、晶文社ががんばってくれそうな気もするが、
ハードカバーだとやはり売上げ厳しいかもしれんし。
しかし、毒チョコのかっちょ良いハードカバーってのも
良いな・・・。手に取ってみたい。
バークリーって結構話題になってるような気がするけど
国書ってあんまり売れてないらしいから
実際は雀の涙程度の認知度なのかもねぇ。
個人的には読めれば何でも良いので文庫で出なくてもいいや。
とりあえず全部訳してくれー。
>>534 単行本か否かということは、あまり関係ないでしょう。
文庫でいっぱい出ても忘れ去られる作家はいるでしょうし。
>>537 たぶんその通り。
ブームとかいわれてるけど、一部のマニアが喜んで
盛り上がっているというのが現実では。
一部のマニアが喜んでも盛り上がらずに邦訳も出ない作家はたくさんいますよ。
540 :
名無しのオプ:03/02/19 19:16
>>538 >単行本か否かということは、あまり関係ないでしょう。
これは違うだろう。文庫本の方が安いし、読みやすいし、手触りも良いし。明らかに
ハードカバーよりも読もうって気になると思うよ。忘れ去られる作家はいるだろうが
ハードカバーオンリーの作家よりは寿命長いだろう。
541 :
名無しのオプ:03/02/19 19:31
フィリップマクドナルドの「Murder Gone Mad」訳してくれんかのう。
あとポーストの悪徳弁護士シリーズ
国書はとにかく高いもん。
気安くは買えない。
543 :
名無しのオプ:03/02/19 21:12
図書館に入れてもらえ。それでも版元は儲かる。
544 :
名無しのオプ:03/02/19 23:32
あーそろそろ、「塩沢地の霧」出るなあ(2月下旬予定)。
まだ「割れたひづめ」読んで無いや。
買ってすぐ読むことの方が少ない。
もう諦めてマイペースで読んでる。
ようやく第2期はつぶせそうだが。
本は買ったらいつか読めばいいんだよ。
置き場所のこと考えるとハードカバーで大量の国書は辛い。
549 :
名無しのオプ:03/02/22 10:51
>>546 とりあえずGETだけはしとかないと
いつ店頭から消えてもおかしくないからな・・・
550 :
名無しのオプ:03/02/23 17:16
ゴダールよりラッフルズ訳せ。
551 :
名無しのオプ:03/02/25 14:59
「塩沢地の霧」もう並んでたけど誰か買った?
俺は銭無し(苦笑
食費2〜3回節約すれば買える値段ですが何か?
千葉はまだ並んでなかった。
国書じゃないが小学館のテイ「魔性の馬」ってもう出てる?
買おうと思えば買えるのだが、問題は金ではなく場所。
国書が並んでるとこ想像してみ?
壮観すぎて、例えば駄作でも売り飛ばせなくなっちまう。
並んでるだけでちょっと満足気みたいな。
ごめん、逝ってよし?
555 :
名無しのオプ:03/02/25 19:17
「赤い右手」とか「編集室の床に落ちた顔」みたいな
怪作ってもう残ってないのかな?
怪作読みたいならメフィスト賞嫁
>>554 並べてみたまへ。気持ちいいから。
俺はなけなしの金をこのシリーズに費やすこと、決していとわない。
>>555 一期はだいぶ切れはじめてるらしいが。
558 :
名無しのオプ:03/02/25 19:42
>>557 いや、
>>555が言ってるのはそういう意味では無いと思われ。
ところでその様子だと既刊全冊購入してる?
もしそうなら今までの作品良・駄含めて一通り感想キボンヌ
購入したことと読んだこととは一致しないと思われ
560 :
名無しのオプ:03/02/25 19:52
>>556 当時の人達が考えるところのぶっ壊れ本格がもっと読みたいんです。
563 :
名無しのオプ:03/03/05 21:50
今、レス数が562で265番にあったのよこのスレ。
アナグラムを感じた。
うーん3文字でアナグラムと云われてもなぁ(´ー`)
ウエイドを読み始めた。
最初はぐいぐい引き込まれたんだが、途中から 何か 読み進めない。
マクロイも後半 だれてしまったんだが、これは単に好みの問題かも。
566 :
名無しのオプ:03/03/19 22:03
フットレルの長編だしてちょ
567 :
名無しのオプ:03/03/20 11:22
ないだろ。
「思考機械の事件簿3」には中編が入っていたが。
568 :
名無しのオプ:03/03/20 11:52
>>567 ありますよ(笑
「ザ・ダイヤモンド・マスター」とか「マイ・レディズ・ガーター」とか。
自分が知らないからってないと決めつけるのはよくないぞ。
569 :
名無しのオプ:03/03/26 19:13
定期アゲ
570 :
名無しのオプ:03/03/30 21:01
塩択地の霧読了age
572 :
名無しのオプ:03/03/31 16:26
今さらヘクストなんか訳して大丈夫なんか?
この人ので面白いと思ったの短編の「三死人」だけなんだが・・・。
「天麩羅家の殺人」とやらがもし「闇からの声」みたいなトリックも
クソもない心理小説だったら怒るよ、マジで。
>>572 つまんない小説だったとしても、
「つまんない」ということが確認できるだけでも別に俺は構わんのだが。
>>571 塩択地の霧なんて書名の本なんて存在しません
575 :
名無しのオプ:03/03/31 23:56
そう、猿宅地の霧だよね。
今「サイロの死体」読んでるが、文章にひっかかることしばしばで、なかなか進まない。
ノックスの文体のせいなのか、翻訳の問題なのか。
読み手の問題もあるかもしれないな。
578 :
名無しのオプ:03/04/06 13:05
バカミス的な物が多く含まれていておもしろい叢書だ。
バカミスって言葉にミステリへの愛情が微塵も感じられない。
バカミスチームの連中は579なんかよりはるかに本質的にミステリーを愛してると思うんだが・・・
バカミスチームの連中のことも579のこともなーんも知らないのに
よくそんなことがいえるよな。「はるかに本質的」の意味も不明だし。
584 :
名無しのオプ:03/04/11 20:30
知ってればいいの?
それもそうだが、
>>579はなにか誤解してるんじゃねえか。
「バカミス」ですまして逃げてる評論家多いよね。
自分が理解できないと「バカミス」
いい言葉作ったね
作家側の逃げ口上は「アンチミステリ」だったりする罠。
今時、アンチミステリってw
反論できなくなったら「釣れた(藁」、これ最強。
ワラタ
バカミスの話もいいんだけどさ…。
国書の話、しませうよ。
みんな、月報とか帯とか大事に取ってる?
俺、最初に買った頃のは捨てちゃったんだよね(´・ω・`)ショボーン
昔新宿の紀伊国屋で買った香具師に月報が挟まってなくて、川越から電車乗って
貰いに行ったことある。
>>593 あ、あんた……
そりゃもったいなさすぎ……
途中から 月報なくなって悲しくなったもん。
事実上の値上げだと思った。
月報はなくなりやすいんで、ないほうがいいかな。
どうせ解説は充実してるし。
>>597 >月報はなくなりやすいんで、ないほうがいいかな。
この理論が判りません!
昔の全集を古本屋で買って、月報が欠けていたりすると(´・ω・`)
月報なんてものが最初からなければ、こんな思いすることもないのに・・・
と考えることはあるな。
帯はなくなりやすいんで、ないほうがいいかな。
カバーはなくなりやすいんで、ないほうがいいかな。
本はなくなりやすいんで、ないほうがいいかな。
お金はなくなりやすいんで、ないほうがいいかな。
国書ってあまり古本屋で見かけませんよね。
>>601 一期や二期が1500円くらいで置いてる古本屋があって、
持ってないのはそこで補充してたんだけど完集する前に
その店が潰れちまったい。返す返すも惜しいことをした。
お願いだからこの全集を存続させたかったら古本屋で買わずに定価で買ってくれ・・・
確かに帯はなくなりやすいんで、ないほうがいいな。
お金もなくなりやすいが、これはあったほうがいい(w
ついこの前、1000円で「自殺じゃない」ゲットしたぞ。
ジャンピングジェニイが「このミス」でランキングされてから
帯の文句が変わってしまい
初版のものを探しまわったのを思い出す。
607 :
名無しのオプ:03/04/14 20:49
東北の田舎に住んでるんだけど、地道にリクエストを続けていたら
市立図書館が全部購入してくれることになったよ!
一気には無理なので、少しずつ揃えてくれるとおばさんは言ってました。
>>607 これでますます国書の企画が続けにくくなるわけだ。
図書館が買うだけでもメリットはあるよね。
特にああいった部数の少ないだろう本ってのは。
>612
言い過ぎじゃないよ。酷暑のような本ってのは図書館が買ってナンボ。
単純に計算してもメリットよりデメリットの方が大きいだろ。
いや、国書の本は地方ではほとんど見かけないから
図書館で見かける事に価値がある。
(私も大昔図書館で見てから買うようになった)
ちょっと前は全国のかなりの図書館で買ってたから
かなりメリットあり。今は予算減で微妙なところ。
少部数の書籍は図書館の購入が欠かせない。
国書は図書館とゾッキでしのいでいます。
619 :
名無しのオプ:03/04/15 23:22
俺は自分で買って、図書館にもリクエストして入れてもらったよ。
んで、結局国書ってどれくらい売れてるのさ。
シリーズとして存続できる分には、現状でもしっかりと
売れてるんじゃないの?でなきゃ四期まで出てないでしょ。
作家陣もマニアックなら値段も高いんだし、全員に買わせる
つもりで売ってるわけじゃないよ、このシリーズは。
ある程度の人数は買うことがわかってるのだから、
潰れることはないと思うけどね。
>>620 3000〜5000部とか聞いたことがある。
その規模でビジネスとしてやって行けるくらいには採算取ってるでしょ。
>>619 図書館に買わせるくらいなら友人にでも買わせろよ。
3000〜5000部か・・・これからもサポートしていかねば。
かつて倒産説まで流れた国書だからな。現代教養文庫の二の舞は踏んで欲しくない。
3000〜5000で存続できるのか。
そう考えると物凄く贅沢な本作ってるね。
営利重視の出版社とは違うところ。
>>607 全部だけじゃなくて一部だけなら可。読んだ人が他の巻を買ってくれるかもしれないし。
実際売れ筋はバークリーくらいなのかな?
晶文社にごっそり持っていかれたのは辛いんだろうか。
>そう考えると物凄く贅沢な本作ってるね
その分が値段に反映されてるんじゃないの?
好きな人にはぜんぜん高いと感じられないだろうけど。
後は、上の方でも出たかもしれないけど著作権が切れている
作品を見つけて、その分のコストを削減してるんじゃないでしょうか。
とにかく、俺はいつまでも新刊で買い続けます。
でもそろそろ置き場所が…。
(四期揃うまでに今の置き場所がいっぱいになっちまう)
>>626 「赤い右手」なんて話題になったから売れたんじゃないかと。
あとは「編集室〜」とか「一角獣〜」とかかな。
>>627 俺、いつも値段見ないで買ってるから。
「日影丈吉」はさすがに見たけど。
なんかこのスレが伸びてて嬉しい。
>>626 売れてるって言ってもマニアの世界の話だよね、結局(w
いくら国書がいい出版社でもバークリーの全作品を出すまで
このシリーズを存続させてくれるとは思えないから、
晶文社ミステリの登場は売り手側にも買い手側にもプラスなんじゃないかな。
それに結局、編集はF原氏だしね。
やっぱ「このミス」なんかで上位に上がった作品は
比較的売れ行きいいんじゃないかな。
そういや「探偵クラブ」んとき、小酒井不木の著作リストにない本のことで手紙出したら
国書から丁寧な手紙貰って感激したよ。大手出版社じゃ無理だろうな。
小学生のとき春陽堂にも葉書だして返信貰ったな。
国内の新刊ハードカヴァーでも最近は高いのが多いから、
それほど高いとは思わないけど。<国書
しかし日影丈吉全集は流石に買えません。
何かと話題になってるバークリーでも一万も売れてないんだろうなw
ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎はいつ出るの?
今月中旬だよね?
いつもF原編集長が「風読人」の掲示板で予め告知してくれるから、
それまでは書店回りを待っているのだが。
日影丈吉全集の中でこの巻だけは買っとけってのある?
いちおう牧神社のと河出書房新社のは持ってます。
クラシックブームと言われてるけど
買って読んでるような人はマニアだけなんだろうな。
バークリーはヴェインが出たら打ち止めですか?
もともと古典探偵小説がマニアしか読まないジャンルであるわけで。
母集団が大きかろうが小さかろうが、現況はブームといっても
差し支えないほどマニアには幸せな時代なんだよ。
ここ数年で今まで何十年も読めなかった名作・迷作・珍作がいっきに読めるようになったからね。
めずらしく今日は人が多いなw
まず、本格の読者はいつの時代でも上限はいいとこ一万人ぐらいじゃなかろうか。
国書の3000〜5000、重版がかかって売れてる奴でも1万そこそこ、ってのは
妥当な数字だろう。
文庫だともう少し読者が多くなるのかな?
644じゃないけど、その数字はほとんど正確だよ。
本格の読者数はもう少し多い気もするけど。
文庫も初刷1万部以下で増刷かからずってのが
最近は増えてきてるからねえ。
まあ最近は本を読む人自体少なくなってるというしね。
昨日はいっぱい人がいたのになぁ。
3000〜5000部という数字は、どっかの掲示板で
編集長が書いてるのを見た気がするよ。
国書通信読もうよ。
>>651 >まず、本格の読者はいつの時代でも上限はいいとこ一万人ぐらいじゃなかろうか。
この部分の根拠なんだけど。
>>653 そっちか。それは俺もわからんよ(´・ω・`)
ぐらいじゃなかろうか、って憶測で言ってんだから、
そんなに目くじらたてんでも。
>>655 憶測と実際のデータを混在して書かれると紛らわしいからね。
うーん、でも俺も本格の読者が1万くらいっていうのは同意かな。
本格「も」読む人たちを含めればもっと裾野は広がるだろうけど。
>>657 本格の読者って本格「しか」読まない奴しかカウントされないのか?
本格「しか」読まない、とは言わないですけど。
ジャンルの中核をなす読者層はそれくらいかなあってことね。
その中でも国書を買う3000〜5000という数字がコアなものだと思うのね。
>>659 俺は本格しか読まないわけじゃないが(むしろ本格以外が多い)
国書は全巻買ってるぞ。
でも俺はカウントされないんだな?
あ、つっかかったような言い方になってスマソ。
要するに本格の読者が1万という説がお嫌いなわけですね。
それならそれで、あなたは「もっといるよ」と大きく構えてればいいんじゃない?
実際「本格の読者」なんて曖昧な数字、統計取るわけにもいかんのだし、
話半分でいいじゃないの。俺はそのつもりで644に乗ったんだけど。
もっと真面目に話したいってんなら、俺がわるうございました。
でもなんでそこまで644や俺個人の推定に因縁つけるのか理解しかねますけどね。
>>661 うわー、リロードすればよかった。・゚・(ノД`)・゚・。
ごめん、俺もつい厨房みたいなレスしてしまった。
逝ってきます。
>>653 ごめん、憶測で言った(言いすぎた?)俺が悪かったね。
で、もし可能なら「1万人」を大きく越えていた時代もあった、という
具体的な根拠を、
>>653が持っているなら教えてくれるとありがたいんだけど。
おれは644さんではないけど、根拠というなら、河出文庫や光文社文庫の本格マニア向けものの初刷が
大体7000部ぐらいなんだよね。それからすれば1万人という数字は妥当だろう。
(^^)
コアな本格読者って1万人もいるのか!
それこそいいとこ3000〜5000くらいだと思ってたよ。
人によって「本格の読者」の解釈が違うから水掛け論になる。
1.本格物しか読まなくて本格物は必ず買う読者(
>>665いうところのマニア)
2.本格物以外も読むけど本格物は必ず買う読者
3.本格物しか読まないけど、その中でも興味あるものしか買わない読者
4.本格物以外を読んでいるが、興味ある本格物があれば買う読者
1になるとさすがに少ないと思うけど、4になると結構多いと思う。
いわゆる「新本格」の読者も自分では「本格の読者」と思っているだろうが
国書の読者は少ないだろう。
逆に自分ではマニアだと思っていても金がなくて思うように本が買えない者もいる。
金に頓着しなくなってこそ真のマニア。
>>665 いや、俺が知りたいのは「昔はどうだったのか」ということですね。
何となく、現状から判断して言ってみたんだけど、
今より昔の方が、本格の読者は多かったんだろうか。
森や京極の読者も一応本格と銘打ってるものを読んでるから
本格ファンと名乗ってるわけで難しいね。
まあ新本格の読者は、国書はおろか海外ものをほとんど読まないらしい。
>>672 「新本格の読者」を馬鹿にするなー
コミックはしっかり読んでるぞ。
>>674は「本格の読者の定義」と「本格の定義」とを履き違えてるに一票。
>>675 そうだね、言われて気がついたよ。「〜というのが本格で、そういうのが好きなのが本格の読者」
とでもしておけばいいんだろうか。
「そういうのしか認めないのは本格バカ」ですかね。
(゚ ゚)
マニアになると女性にもてません。
679 :
名無しのオプ:03/04/18 21:30
マニアならモテなくても良いじゃん。
ネットのみの知識で太ってしまうオタはどうですか?
681 :
名無しのオプ:03/04/18 22:55
>>680
誰のこと?
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
684 :
名無しのオプ:03/04/20 08:03
山崎通過age
685 :
ピータン卿:03/04/20 11:03
最近読んだ国書
「塩沢地の霧」⇒古典的な叙述トリックと思いきや、そのまんまですた。ヒネッテくれ〜
「推定相続人」ほどの驚きはなし。
「チベットから来た男」⇒有栖川有栖も取り上げてた密室トリック、もっと大技かと
思ったら小技だった。でもあれで犯人逮捕できるのかな?。訳がよくてスイスイ読めるのは◎。
今は国書じゃないけど「ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎」、快調な出だし!
686 :
名無しのオプ:03/04/22 23:39
Atari Teen"age" Riot
687 :
あややage:03/04/24 22:45
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ぷっ、ぷっ、ぷ〜 ぷりっつ〜
\ _________
|/
γ⌒⌒ヽ
ヾ) ノノノノノハ) ___
ヽノソ ‘ 。‘ノ _ /
(\ ∧// 〜♪
>、\ξ) 〜♪
/∠(,,,)>\
(_) \| (_)
688 :
名無しのオプ:03/04/24 22:54
マクロイ「割れたひづめ」読んだ。
可もなく不可もなく。
全体的に起伏が少ない。小奇麗に上手く収まってるはいるが。
マクロイって「家蝿とカナリア」が一番良い出来なの?
できからすれば 一人で歩く女の方がよい。
(入手が簡単なのはね)
690 :
名無しのオプ:03/04/24 22:57
>>688 『暗い鏡の中で』に決まってるだろうが!!
ハヤカワは早く復刊しろよ!!
『歌うダイアモンド』でプロットの原型となった作品が
紹介されちまったじゃねえかYO!!
『幽霊の2/3』なんざ見たこともねぇよ東京創元社!!
このスレの住人であややに興味ある奴なんかいねえよ!
このスレの住人であーやに興味ある奴なんかいねえよ!
いえーい!めっちゃホリデイ!
ビックサイトでいまやっている国際ブックフェアにいったんだが
国書の本が似割引で買えますた。
大きい本屋(きのくにやとか三省堂)で招待券をもらえると思うので、いってみては。
招待券なくても1200円払えばはいれまつ。
全集三冊げっつ
私も行ってきましたよ。絶対お得なので、興味がある人はいくべし!
696 :
名無しのオプ:03/04/26 21:57
>>690 今「幽霊の2/3」を図書館に注文したんですが、届くと思います?
ちなみに都内ですが。
>>685 チベットから来た男を読み終わったけど、一番驚いたのは
日本の描写が、正確だったこと。
探偵と警部が、すきやきを箸で食べるシーンとかもあるし。
ひとりで歩くあやや
700 :
ピータン卿:03/04/27 22:02
>697
後で殺されるヤツが新聞読みながら「日本人とポルシェビキに殺し合いをさせろ」
とつぶやくところに当時(1938年)のバカアメリカ白人の本音が出ててワロタ
クレイスンは「Blind Drifts」(ビル・プロンジーニがほめたヤツ)も訳してホスイ
クレイスン?
クレイd(´・ω・`)ドル
クレイスン?
あんな作家つまんねぇよ。
ヴァン・ダインをさらに劣化させただけじゃん。
ヴァン・ダインとじゃ、だいぶタッチは異なるように感じたが。
チベット以外にもう一作ぐらい読んでみたいんだが、無理か
もっと優先してほしい作家がいるのも確かだし。
705 :
名無しのオプ:03/05/02 20:14
ヴァン・ダインの美術評論とやらを読んでみたいものです。
706 :
名無しのオプ:03/05/04 11:46
>>664 「幻影城」の編集後記だかなんだかに、「2万部くらい刷っててほぼ完売」って記述があった気がする。
>>665 光文社はともかく、河出も7,000部も刷ってるのか!
>>696 図書館に頼んだらほとんどの本は取り寄せてくれる。
国会図書館にしかないものも可。
707 :
名無しのオプ:03/05/04 12:54
708 :
名無しのオプ:03/05/04 14:28
>>706 国会は貸し出し禁止だろ。可能なのは都立中央まででは。
>>706 版元に在庫が無いのをどうやって取り寄せんの?
>>709 図書館の蔵書から取り寄せるという意味と思われ
711 :
名無しのオプ:03/05/04 23:51
712 :
ピータン卿:03/05/05 20:20
「ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎」やっと読了(時間かかりすぎ)
でもおもろかった。最後の一行に◎!、これも訳がGood!
次は「トレント乗り出す」
>704にハゲ同
>708
国会図書館の本も取り寄せできますよ。
ただし取り寄せ先の図書館から貸し出し・持ち出しは出来ない。
読み終わるまで館内閲覧する形になります。
1回で読み終わらなかったときはカウンタに再度預かってもらう。
しおり持参必須。
読みたいんじゃなくて持っていたい、のでは…。
持ってると意外に読まないんだよね、そういう本って。
716 :
羊バンター:03/05/07 20:42
717 :
名無しのオプ:03/05/07 20:43
719 :
名無しのオプ:03/05/10 19:56
ワラタ
720 :
名無しのオプ:03/05/13 20:01
( ‘∀‘)やけにスローな良スレ上げ
721 :
おっ!!こんなの発見!!:03/05/14 00:20
やっと『赤い右手』を読んだ。
解説を読んで、「ほえー」したのはジェームズ・アンダースン『証拠が問題』以来ですな。
猟奇掲示板の日下タンの書きこみ
「小部数・高価格のハードカバーでいいなら、実際、なんだって出せるんですが」
これって、国書の全集その他、藤原氏への仕事への揶揄?
鉄人の人があんまりROMばっかり押すから、日下タンも怒ってるんじゃないかって
思うんだが。ミステリサイト観察スレ向きの話題かな?
>>723 日下タンがそんなこと言うかね。ストレス溜まってるんかな。
日下タンの日本の古典紹介と国書の全集じゃちょっと微妙だが。
でも正直漏れは小部数・高価格のハードカバーでいいから
いい作品はどんどん紹介していってほしい。
>>723-724 考えすぎでしょ。翻訳畑の藤原編集室とじゃ、仕事として競合もしないし。
揶揄を込めているとすれば、本末転倒な要求をしている禿人に対してだと思うが。
一冊五千円前金で五百部予約が集まるのならば、たいがいのものは出せるだろうなあ………
(と夢のようなことを考える)
>>725 禿しく同意。
日下タンの志の高い編集姿勢には頭が下がるけど、禿はどうしようもないね。
728 :
名無しのオプ:03/05/22 02:40
禿は何て言ってるの?
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
730 :
名無しのオプ:03/05/22 21:56
福岡市立図書館で国書シリーズ(片っ端から)ハケーン
市図書はエライ!!
『暗い鏡の中に』も蔵書あるyo!
でもちゃんと検索機に入力しといてクレーヨ・・・
731 :
名無しのオプ:03/05/22 22:01
26才人妻です。ダンナがかまってくれないので、いつも一人でオナってます。
でも、けっこうオカズに困るんですよね。そんな時見つけたのがYUIS!!
安いし、安心して買えるしなかなかいいですよ!いつもバイブ物買ってます!
http://www.dvd-yuis.com/
>728
二階堂のスレいきな
733 :
名無しのオプ:03/05/27 20:30
age
734 :
名無しのオプ:03/05/27 21:04
テンプラー家の惨劇発売記念age
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
736 :
名無しのオプ:03/05/28 20:36
山崎対策age
737 :
名無しのオプ:03/05/28 22:03
天ぷら一家
738 :
ピータン卿:03/05/31 08:12
てんぷらget、事件は派手そうだけど・・・・・・
739 :
ピータン卿:03/06/08 17:22
上がりもしなけりゃ下がりもしないスレだにゃ〜
そういや「トレント乗り出す」、小粒なネタばかりだけど結構楽しめる。
最後の「ありふれたヘアピン」のラストにはジーンときますた。
今読んでる山風「十三階段」の後に「天ぷら」
740 :
名無しのオプ:03/06/08 17:32
741 :
名無しのオプ:03/06/12 21:59
age
742 :
名無しのオプ:03/06/13 19:43
てんぷらSAGE
なんとか国書で「リチャード・ニーリィ」の埋もれた傑作を翻訳してもらえないだろうか。
頼む!m(_ _)m
745 :
名無しのオプ:03/06/14 16:09
ヨット船上の殺人出せや
>禿同
747 :
名無しのオプ:03/06/20 19:53
>>744 ニーリーってどれくらい未訳あるのですか?
748 :
名無しのオプ:03/06/25 21:46
日本と英米仏を越えて、まだ見ぬロシアのミステリーなどを読んでみたい。
天麩羅家読んだけど。。。
うーーーん ヘクストは苦手だなぁ(メール欄)
あーーー
まちがえて
名前にかいちゃった!!
751 :
ピータン卿:03/06/30 22:35
天ぷら読み始めますた。
しっかし、森氏「大辞典」の紹介文はネタバレのような気がする(読みゃわかるか)。
752 :
ピータン卿:03/07/02 22:05
あ、「事典」ですた(汗)
「天ぷら」一人目殺されたとこ。
今4人目、こりゃ犯人は「こいつ」でしょーね
754 :
ピータン卿:03/07/06 20:44
天ぷら読了、犯人はやっぱり「こいつ」だった。まあその、動機が特異といえば
特異なんだろうけど、途中で犯人がわかると、動機もおおよそ見当ついてしまう。
無理に深読みすれば、天ぷら一族全滅を通して当時の新旧入り乱れた多様な
ものの考え方を全て皮肉ったアナーキーな作品と言えなくもないけど(やっぱ文学か)
ミステリとしては森氏のように絶賛するのは?だが、「アクロイド」も知らない
シロートが読めばそれなりに驚くんじゃなかろーか(w)
それと訳は非常に良い、形而上的な理屈が延々続くとこでもスラスラ読めた。
次「自殺じゃない」age
ついでに書くと、天ぷらで犯人が最後までわからなかった無能な警部は
「グリーン家」のヴァンス並みのダメっぷり、そこが案外と読みどころかも(w)
>756
了解、そういうわけで森氏の「事典」や杉江松恋のミスマの書評は後で読むように(w)
ただこの作品はずーっと国書を読んでるような方々には、「素」で読んでも
簡単に真相がわかるような・・・でも犯人当て小説じゃないからこれでいいのか(w)
あ、ところで「アクロイド」とは何の関連もありません、誤解無きようsage
天麩羅家読書中。。。
今「第二の事件」の手前まで来た。
現時点での予想だと、犯人→メル欄かな。
国書のシリーズって
当時は斬新だったんだろうなって思うものが多いよね。
ミステリへの取り組み方を
(すれっからしじゃなくて)素直にしなくては
たとえばメール欄なんて、タイトルで 動機がばればれだったような気がする。
ブラウザによってはメル欄丸見えだから「名前そのもの」は止めてくれ。
>>760 言いたいことはわかるが、メール欄でのネタバレは認められるのが
この板のローカルルールだから、それに制限をつけるのは納得しがたい。
だったらそもそも、このルールの意味なくない?
言い方はきついが、760が言うような場合はむしろ見る側の行動で
防げるはずだ。(ミス板だけはIEで見るとか)
へ〜、メル欄丸見えなんてこともあるんですね、気をつけます。
>758、そいつは(メール欄)です(気をつけるんじゃなかったのか)。
「自殺じゃない」最初の1/4まで。人物の性格描写がうまい!、人間が書けている(w)
こいつぁ面白い、これでサプライズエンディングにどう収束するのかが楽しみ。
763 :
名無しのオプ:03/07/12 20:23
闇に
直後に死んじゃいました(笑
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
767 :
名無しのオプ:03/07/17 23:25
だいぶ前に古本屋で買って、そのままになっていたのだが、今気が付いたら
「ハムレット復讐せよ」の表紙には“Hamlet,Rebenge!”と堂々と(笑)
書いてあるぞ。
いままで話題にもなってなかったが、これって初版だけですか?
>>761 ネタバレでも「犯人の名前のみ」ってのには賛成できない。
ちらっと見えただけでもアウトだからね。
769 :
名無しのオプ:03/07/17 23:27
_______ ___________________
|悲しいときー! | レスが付いてたら山崎だったときー!!|
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧ ∧_∧
( ゚Д゚) ( ´д` )
⊂○ ○ヽ ||””””””””””|
| | ̄ ( )山崎渉(^^)( )
/ /\\ ||_ __|
/ / > / / / ) )
(_) > (_) (_)
>>767 アホか!
あの字体はあれでVって読むんだよ
>>773 あらら。ここみたいな名門サイトでもこんな間違いがあるのですね。
775 :
名無しのオプ:03/07/19 00:03
8月マックス・アフォード発売 期待 age
776 :
ピータン卿:03/07/20 11:06
「自殺じゃない!」読了、やられた〜、まーシチュエイションがかなり
偶然にたよってるのはアレだけど、最後のヒネリに◎!
「ハムレット、復讐せよ」って「読後数日でどんな話だか忘却系小説」(w)
だったような、とりあえず「ストップ・プレス」に期待age
次「死体のない事件」(国書じゃねえか)
違った、「結末のない事件」だったsage
冒頭の掛け合いはなんなんだ(w)
「死体のない」はまあまあだったなと。
778 :
名無しのオプ:03/07/23 19:52
ハムレット復讐せよ実写版きぼーん
但し令嬢役は漏れに決めさせてくれ
780 :
名無しのオプ:03/07/31 20:20
age
>漏れに決めさせてくれ
誰にすんの?
782 :
名無しのオプ:03/07/31 20:44
783 :
名無しのオプ:03/08/01 00:09
リン・ブロックの作品出してほしい。
(^^)
785 :
名無しのオブ:03/08/02 23:05
ディクスン・カー(カーター・ディクスン)の作品をもっと出版して欲しい。
786 :
名無しのオプ:03/08/03 14:23
もうぱっぱらぱしかのこっとらん。
それも他社からでるんじゃなかった?
788 :
名無しのオプ:03/08/06 19:55
真夏の夜のあげ
(国書ではないが)「結末のない事件」、小味だけど面白かった。
こういう「おちょくり本格」って当時ジャンルとして成り立っていたりして(w)
(バークリーとブルースしかいないか、ケネディーあたりもそうなのかな)
カーといえば「殺人者と恐喝者」ってどうなってたんだっけ?
次、アイルズ「被告の女性に関しては」(これも国書じゃねえな)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
791 :
名無しのオプ:03/08/18 19:40
山崎対策あげ
>>789 ケネディは『救いの死』を読んでみそ。
バークリーやブルースが好きならこっちもお気に召すと思われ。
おちょくり本格(wってんなら、ノックスやハルもその系譜でしょうね。
794 :
名無しのオプ:03/08/22 15:14
「魔法人形」今日あたり発売かな?出来はどうだろう。マックス阿呆ードでなければいいが。
>794
「魔法人形」出たみたい。明日買いに行くかと。
「被告」読了。う〜む、もっといたぶって欲しかった(w)。
次、遅ればせながら「ランプリイ家の殺人」(今ごろ読むなよ)
796 :
名無しのオプ:03/08/23 00:59
変な着眼ですまんが、国書中、ロマンスがいいのってある?
798 :
名無しのオプ:03/08/25 20:34
魔法人形 ホントに出てるの?全然見当たらないが。
799 :
ピータン卿:03/08/28 23:13
>798
「魔法人形」getしてきますたage。とりあえず期待、ついでにスタージョンも購入。
最近は大きい店でも国書売る店が少なくなった気がする。
800 :
ピータン卿:03/08/28 23:13
ついでに800get!
>>799 基本的に買い切りだからね。
ネット書店の普及によって、本を店頭で買う人も少なくなっただろうし(国書で出してるような本は特に)、
仕入れリスクのある買い切り商品をあえて買おうとする本屋はあまりないのでは。
802 :
名無しのオプ:03/08/29 00:10
ピータンて金持ってやがるんだなぁ…
ボンボンか?
いや嫉妬でしたスマヌ
社会人なんじゃない?
>802
社会人、今のとこ独身、ボンボン(かもしれない)
>803
あたり!
「ランプリイ」なんだか読み進めなくて、フェラーズ「その死者の名は」先に読了。
傑作とまでは言えないがバークリーみたいなラストのヒネリが面白い。
「ランプリイ」ようやく読了、ふ〜予想通りというか・・・・・
この家族が後々の作品にも顔出すから、先に訳したという意味以上のものではないわな。
逆に殺し方のエグさが作品のコージーなトーンと不釣合いというか、
意図的にそうしたとしても、なんだかねえ(w)
部下を「フォックス兄貴」と呼ぶ(浅羽さんも悩んだと思うけど)のも気になったし。
とりあえず、さらにエグイ殺し方の「道化の死」に期待だと。
てなわけで「魔法人形」読みますです。
806 :
ピータン卿:03/09/12 10:07
たまにはage
「魔法人形」2人目が殺されたとこ。いかにものカー的雰囲気だけど
「和製新本格」みたいなわざとらしいクサさは感じない。
探偵役がクイーンのような言い回しをしてたり(ヴァンスじゃなくてよかった)、
意外とリアルな面もあったり。
これで真相がヘボだったら・・・・・
807 :
名無しのオプ:03/09/12 23:19
>>806 残念ながら予感は当たってる。まさにマックス・阿呆ド。
>807、そのとーりだった・・・・・
結局、オカルトガジェットは大して生かされないままだし、
××トリックにはゲンナリ、それに「あの伏線」はミエミエ、
最後の犯人の出し方がカーっぽいけど。
探偵役がエラリーみたいなイイヤシだったのが救いか(w)
くやしいから「かくして殺人へ」読んでます。いやー本家は面白い。
810 :
名無しのオプ:03/09/19 20:06
だからロマンスがいいの教えて著。
>810
ロマンスね〜、今まで出たの全部読んでるわけじゃなけいど、
「最上階の殺人」なんかは?って国書じゃねーか。
国書じゃないけど「かくして」面白かった。
そこそこ感動ってレベルだけど、意外性を出すためによくもまあ
あれこれプロットを考えつくもんだと、さすがは御大。
次も今さらの「甘い毒」
国書以外のほうがオモロイんでは?(w
813 :
ピータン卿:03/10/05 22:00
たまにはage
「甘い毒」読了、スケールの小さな話で、派手さも何にもないけど、
「読者への挑戦」やるだけあって、謎解きへのこだわりはそこそこ感じられたと。
なんとなくほかの作品も読みたくなった・・・かな(w)
しかし密室ネタの作品があるんだったら、そっちを訳せばいいのに。
814 :
名無しのオプ:03/10/06 00:06
このスレはピータンでできています。
ほとんど読んでしまってるから、今さら書き込むことないんだよなぁ。
とはいえ、大好きなスレなのでやはり伸びて欲しいとは思ってる。
そんなわけで久々に書きこんでみませうか。
>>813 >しかし密室ネタの作品があるんだったら、そっちを訳せばいいのに。
この全集って、基本的に「マイナーなイギリス古典本格」に対する愛着が
根底にあると思うのよ。そういう意味で、密室がどうのよりもイギリス的な
筋書きのおもしろさを重視した、一見地味めな作品が重視されてんじゃないかな。
俺も、デレック・スミスやクレイスン、ロースンなんかのアメリカ作品より
イギリスの本格を読みたいから、この路線で行って欲しいと思ってる。
(そういう意味では、実は4期のラインナップはいささか・・・)
あ、ストリブリングだけは別格でお願いします。ありゃあいいわ。
816 :
名無しのオプ:03/10/07 22:54
>>815 あのう、デレック・スミスは英国人なんですけど・・・。
818 :
名無しのオプ:03/10/08 01:10
ロースンの短編集なんか読みたい。
トリックメーカーはやっぱり短編に期待しちゃう。
おお、いっぺんageたら、ちったあ付くもんだなあと(w)
>815
あ〜なるほどね。でも西上だか三橋だかが、
「その作家の最良の作品は後々どうせどこかで出してくれるから、この機会に
二番手、三番手の作品をこっちで先に訳しましょう、みたいなマネはヤメてほしい」
なんつうことを前にどこかに書いてたよね(それこそ「甘い毒」の書評だったか)。
俺は単純だから、森氏「辞典」に「エイディーも取り上げた密室の傑作」なんて
書かれるとそっちを先に出してくれーって、どしてもイラついちゃうのよ。
>818、ハゲ同!
「魔法人形」を見つけて、手に取ったは良いが
予想してたより高かったのでどうしようか迷ってた所。
そうか、阿呆ドなのか・・・ 慌てて買わなくて良かった。
漏れはヘイク・タルボットの他の作品が読みたいが・・・
821 :
名無しのオプ:03/10/29 00:05
編集室の床に越智たかお
今さらながら『赤い右手』読了記念の書込み。
やはり読み進めるうちに、どうしても「あの作品」が
頭から離れなくて困りました。でも、私は気持ちよく
騙されて、賛否両論の結末も楽しめました。
ちなみに私は(メール欄)。
824 :
名無しのオプ:03/12/06 22:03
原書房から、バークリー・Dキング・Pマクが来年発売age
825 :
名無しのオプ:03/12/06 22:05
Pマクってマジ!!!!!激しく期待!!
Muder Gone Mad だったらいいな。
826 :
名無しのオプ:03/12/06 22:19
>>825 Mystery at Friar's Pardon
Pマクの別名義の代表作。密室での溺死が取り上げられるらしい。
827 :
名無しのオプ:03/12/06 22:22
>>826 マーティン・ポーロック名義ってこと?
「殺人鬼対皇帝」しか知らなかった。
楽しみにしようっと。
>824
デイリー・キングは『海のオべりスト』でしょうね。
バークリーは何だろう? 『パニック・パーティー』(シェリンガム氏の最後の長編)だといいなあ。
でも懸賞突きで雑誌に連載された二長編も読みたいところ。
世界探偵小説全集は第5期にもバークリーを入れて欲しいですね(個人的な好みではフェラーズ、イネス、ミッチェル、ハル辺りを希望)。
国書は第5期もあるの?
第3期の時、これで最後ですって言われたが・・・・
正直 第4期を買い始めたのをもう後悔している。
831 :
名無しのオプ:04/01/03 21:27
age
832 :
名無しのオプ:04/01/05 00:47
アフォの魔法人形読んだ。
806も触れてるようにクイーンの影響が強い感じがした。
つか、リード→クイーン警視、ブラックバーン→エラリイ
に置き換えて挑戦状も入れれば、そのままクイーンのパズラーって気が。
834 :
名無しのオプ:04/02/04 09:58
良スレ保守
>833
でも地味すぎ
836 :
名無しのオプ:04/02/05 09:59
クロフツの未訳出せ。
837 :
名無しのオプ:04/02/10 23:18
「天麩羅一家」読了。
この犯人像は、われら日本やアメリカさんのような高度な社会には
さほど衝撃はない。
エゲレスのような後進国では、今もってもてはやされるのだろうか?
>エゲレスのような後進国では、今もってもてはやされるのだろうか?
笑うところですか?
839 :
名無しのオプ:04/02/22 18:39
>>828 ハルってリチャード・ハルのことか?
止めてくれよ、土がつく。
840 :
名無しのオプ:04/02/22 18:44
>839
ハルはお嫌いですか? 私は『他言は無用』はここ2、3年で読んだミステリの中でもベストの一つなのですが(とにかく主人公の愚かさが笑える)。かなりオススメできます。
ただし、本格ではありませんが。
842 :
名無しのオプ:04/03/10 12:08
バークリーの『絹靴下殺人事件』が出てたので、関連書籍ということでスレをあげてみる。
出版社は晶文社ですけどね。
843 :
名無しのオプ:04/03/10 13:29
>>841 は?
あれのどこが名作なの?
トリックもクソもない心理小説。
主人公の愚かさって…
ああいうのは伯母殺人事件とアイルズの作品で十分だよ。
ハードカバーであんなスカスカなもん読まされちゃたまらん。
>>842 次スレはクラシック海外古典(ただし新刊のみ)全般を扱えばよいと思う。
もっともここ使い切るまで何ヶ月かかるかわからんけど。
あ、クラシック海外本格ね..汗
846 :
名無しのオプ:04/03/13 23:35
age
>>845 海外には「本格」という言葉はありませぬ。
クラシカル・フーダニットって言ってるみたい。
最近、新刊でないねぇ〜。
去年の前半は2〜3ヶ月おきに出てたのに。
売り上げ的に晶文社ミステリに負けてるからかな。
他社も色々出してるからペース落ちたって感覚はあんまり無かった。
ハードカバーとか高いし積読も多いので、
どうしても読みたいものだけ新本で買って、あとは古本待ちってのが多い。
一角獣とカリブ諸島を読んだ。どちらも面白かった。
これから「赤い右手」と「第二の銃声」を読みます。
851 :
名無しのオプ:04/03/21 12:06
国書のすばらしい企画も第4期中盤を越えようとしていますが、
第5期はあるのでしょうか?もう終わりかな・・・。
50冊も出せば、もういい加減ネタ切れだとは思うけど
853 :
名無しのオプ:04/03/26 20:07
854 :
名無しのオプ:04/03/28 11:27
晶文社も注目ですが、原書房のヴィンテージミステリシリーズも再開したとのこと。
何かこのシリーズも、すごいラインナップになりそうですね。
855 :
名無しのオプ:04/04/18 20:49
でもやっぱり、ずーっとヴィンテージを発掘して欲しい・・・。
856 :
名無しのオプ:04/04/18 20:51
6期目に突入させようぜ!
ageないで、マターリやろうよ。
このスレまで荒らされたら困る。
858 :
名無しのオプ:04/04/19 14:07
だってあげなかったら書き込みないもん。
ピータソ戻って来い。
新刊出たらまた少し伸びるんじゃないの?
クリスピンもそろそろでしょ。
クリスピンの新刊「大聖堂は大騒ぎ」、だったかな。
は、5月25日発売予定。価格は、2520円(税込)。
面白そうだから買おうかな。
クリスピンって近年邦訳がたくさん出てるけどそんなにおもしろいのかな..?
自分的には金蝿読んでもイマイチって印象だったんで。
二作目なら順番的にちょうどいいから読んでみるかな。
864 :
名無しのオプ:04/05/01 03:02
D・M・ディヴァインの作品訳してほしい!
865 :
名無しのオプ:04/05/09 20:58
全作読みたい、確かにいい!
このシリーズで出すほど古い作家ではないんじゃ。
つか、一回「出してください」って頼んだことあったけど
軽く受け流されたような。
867 :
名無しのオプ:04/05/10 16:06
じゃあ、晶文社に頼むか・・・。
いや、同じ人だから…(w
869 :
名無しのオプ:04/05/10 16:30
晶文社ミステリだとますますディヴァインはテイストが違うだろ。
871 :
名無しのオプ:04/05/10 16:49
ラインナップ考えればわからんか?
873 :
名無しのオプ:04/05/10 17:17
なら小学館だな。
ピーターズと一緒に光文社が引き取ってくれればいいのになあ。
『魔法人形』読んだけど、期待してなかったら結構面白かったよ。
クリスピンまだぁ〜
クリスピンはそろそろ出てるよ。発売日が25日だから。
店頭に出てないのは、出版社と取次のせいと思われ。
俺もまだ見てないけど。
878 :
876:04/05/29 19:14 ID:02TY/qhR
今日買いますた。それもいきなり古本屋で。
新刊書店じゃまだ確認してないんだけどね...なんか複雑な気分。
ほす
大聖堂読み終わったよ。
冒頭のドタバタ劇の辺りは意外な始まりでスピード感もあって面白かったけど、
それが終わると型通りの普通の本格って感じかなぁ。
しかしそれも、フェンのセリフにもあるように状況説明があいまいなので、
イマイチ謎解きを楽しめない。もちろん解決章を読めば一応納得は出来るのだけど。
引用とかも、出典が解る程の教養はおれには無いもんで...w
でも古典本格が好きな人なら楽しめると思う。つまらなくはない佳作かな。
ついでに、真田氏の自演調解説は正直うざかったw
次はミルンでも読むかぁ〜。
881 :
草間 滴:04/07/14 19:55 ID:wyU5YBKN
自分も『大聖堂〜』購入しましたが、帯の大四期ラインナップに次回配本の印が付いていませんでした。
これって、まだみんな訳が上がってこなくて、今年はもう出ないってことでしょうか?
早く『ストップ・プレス』読みたいのに・・・。
今年出なくて、来年も出なくて、永遠に出ないなんて事に...
883 :
名無しのオプ:04/07/19 09:03 ID:xB8w3Db8
ネタがないのか気になるのであげてみる。
おお、上がってるよ。ビビった。
書きこもうにも、最近元気のない叢書なんで、ネタがなあ。
5期が出るのかどうか、ってところですよね。
バークリーをほとんど出しつくした今、新しい看板探さないと
存続できないんじゃないの? 個人的には、レオ・ブルースを
出して欲しいんだが。ビーフものでも、キャロラスものでも。
レオ・ブルースは新樹社ってイメージがあるなぁ。
つか死の扉の新訳も待たされたまんまだし。
バークリー並の看板になりそうなので自分がおもいつくのはニコラス・ブレイク位かな。
でもこれも未訳のは2,3冊しかない..。
ジョン・ロードだったら未訳いっぱいあるけどw
「バークリー並の看板」……
そうかぁ〜
世間的にはやっぱバークリーが看板作家なんでしょうねぇ
個人的には
イネスだマーシュだミッチェルだアリンガムなんかの方が
バークリーなんかよりはるかに格上だと思ってるんだけど…
それはともあれ……
そろそろHCベイリー(短編集)がきてもいいころだと思うし……
Aフリーマンの長編は実は結構面白いらしいという噂だし……
Sパーマー、もっと訳されて欲しいし……
Gカー「マッターホルン」が結構楽しめたんで、もっともっとだし……
フィービ・アトウッド・テイラーはミッチェルに匹敵するぶっとび作家だという噂だし……
ロックリッジだのレスリー・フォードだのヘレン・ライリーだののコージーのはしり系作家も読んでみたいし……
……でも、みんな、看板作家になるようなタマじゃあないよな
ちなみに、
ジョン・ロードは、
原書で読んでる時はめちゃくちゃ面白いのに、
翻訳されたのを読み直すと「あれれれ〜?」となる類の作家みたいですね〜〜(汗
>世間的にはやっぱバークリーが看板作家なんでしょうねぇ
「第二の銃声」や「ジャンピング・ジェニイ」は各種ベストテンで上位に来たわけで、
世間的というよりビジネス的な意味で「看板」と申し上げたのです。
そりゃ各人の好みは様々でしょうが、4期通じて名を連ねてるのは
この作家しかいないわけですし。
欲しい欲しいで言うんだったら、それこそハリー・スティーヴン・キーラーとか
読みたいよ。しかし「5期が出せるラインナップ」を考える場合、
ビジネスとして成功し得る作家を揃えないと意味ないっしょ?
>レオ・ブルースは新樹社ってイメージがあるなぁ。
新樹社は、もう出さないみたい。
ノックスが消えたのは痛いなあ。
どっかで引き取ってくれんかのう。
889 :
886:04/07/20 22:10 ID:Xr6+WGQw
>世間的というよりビジネス的な意味で「看板」と申し上げたのです。
ああ、なるほど、「ビジネス的」という言葉の方が的確ですね。
うかつな言葉遣いをしたようです。多謝。
「バークリーいまいち」ってのは、私の個人的意見でしかないです。
「期待裏切られ感」を因とする偏見たっぷりの感想なんで客観性はゼロ。
不快に感じられた方々にも多謝。
>それこそハリー・スティーヴン・キーラーとか
ちょっと感動しましたです。そうかそうくるか、みたいな……
いや、私だって読みたいですけどね……いやでも、ちょっと読むの恐いかも
>ビジネスとして成功し得る作家を揃えないと意味ないっしょ?
まったくごもっともです。
そういう線では、ブルースとかブレイクってのは確かにいい選択かも。
ビーフものは残り少ないけれど、キャロラス・ディーンものもなかなか面白い。
ブレイクは「Malice in Wonderland」なんかが評判いいのに未訳ですし。
私の思いつきだと、Cブランドの未訳なんて売れそうな気がするんだけど、どうでしょうね?
コックリルものの「The Spotted Cat」なんて、戯曲だけれど中編or短めの長編並の長さがあるし。
けっこうキラータイトルにならないかなぁ。
そういえばコックリルものの未発表長編の原稿がどこぞに埋もれているという伝説があるようですけど、本当なんですかね?
890 :
885:04/07/21 05:57 ID:MUNKQHTM
自分もバークリーはそんなに好きではないですよ。なんというか生理的にw
やはりビジネス的というか、日本人受けする作家なのかな..みたいな感じでレスしてました。
アリンガムにしろマーシュにしろ海外女流は日本では受けにくいみたいな感じがあるし。
マクロイなんかは割と好評だったみたいだし、もっと新刊、復刊が続いてもいいと思うんだけどなぁ。
個人的にはベタだけど(マイナー所は知らないヘタレなので)、
C・D・キングのABCシリーズ、別スレにも書いたワイルド「Tinsley's Bones」が読みたい。
後は逆に全然知らない(今まで未紹介の)作家。
>新樹社は、もう出さないみたい。
あらら、カー「Papa La-Bas」を出すってんでまだやる気あると思ってたら
いつのまにか原書房に移ってたのね..。
>ブレイクは「Malice in Wonderland」なんかが評判いいのに未訳ですし。
そうそう、それが読みたいです。タイトルだけで惹かれるw
>私の思いつきだと、Cブランドの未訳なんて売れそうな気がするんだけど、どうでしょうね?
それも同感。ただノンシリーズものしか残ってない(もしかして本格味が薄い?)から
どこも出さないのかなぁと思ってたんだけど、コッキーの未訳があるなら是非って感じですね。
昨日はなんか、疲れているところ書きこんだもので、
レスが感じ悪くなっちゃったね。
>>889、すいません。
ブランドっていい線ですね。
未訳作の存在には気付かなかった。
>>890 あら同じ時間帯に覗いてるとは(w
おはようございます。
>別スレにも書いたワイルド「Tinsley's Bones」が読みたい。
ワイルドいいね〜。
ミステリーの本棚の『悪党どものお楽しみ』は読まれました?
こちらも傑作です。
というか、実は5期よりも「ミステリーの本棚」の続きを出して欲しかったり。
しかしこの路線は、晶文社ミステリで進んで行くのかな?
892 :
885:04/07/21 06:48 ID:MUNKQHTM
>>891 あっおはようございます。
寝苦しかったので起きてしまいましたw
>ミステリーの本棚の『悪党どものお楽しみ』は読まれました?
読みましたよ〜。実はこの人の作品読んだのはこれが最初で
タイトルからもっとブラックな物と思ってたので、その内容のギャップに驚いたw
なんかこの人のほんわかした感じが好きです。
ブラック系とかオカルト系が好きな人にはイマイチかもしれないけど。
そういえば、パリンジャー「歯と爪」に出てきた賭博師ビルって、
このビルのことかなとも思ったんだけど..それとも米ではビル=賭博師
みたいに使われてるのかなぁとか..?
「ミステリーの本棚」はまだ全部読んでないけど良かったですよね〜。
>>892 これはどうも。
寝苦しい朝が続きますよね。勘弁してほしい。
>その内容のギャップに驚いたw
確かに。ノワールっぽいのかなって思ってました。
>それとも米ではビル=賭博師みたいに使われてるのかなぁとか..?
ああ、なるほど。名無しのことをジョンと呼ぶのと同じように、
名前にイメージがついているのかもしれないですね。
>「ミステリーの本棚」はまだ全部読んでないけど良かったですよね〜。
ベストは『悪党ども〜』『箱違い』『銀の仮面』ですかね。
ゴダールも結構好きです。
じゃあ、そろそろ出勤のお支度を…。ではでは。
894 :
名無しのオプ:04/07/21 21:25 ID:eFQsCHCq
4期で期待したいのは「魔王の足跡」かな。
895 :
名無しのオプ:04/07/21 21:48 ID:Rmn5HN9W
やはりD・M・ディヴァインだと思うのだがのう。
あとPマクも相当未訳があるんじゃなかったっけ?
それからポーストのランドルフ・メースンとか四十面相のクリークとかも読みたいが、本棚二期でやってくんないかな…
ディヴァインは、創元か早川から、文庫で出して欲しい。
教養文庫の4冊もどこかで引き取ってくれ。
グラディス・ミッチェルはどうよ。
ソルトマーシュ、自分はわりと楽しめたんだが。
以前の書きこみで、ちょっと訂正することが。
何をどう訂正するかは、まだ言えないんですが。
899 :
名無しのオプ:04/07/23 20:22 ID:dbDkKB3H
何だそりゃw
関係者みたいな口ぶりだな
900 :
名無しのオプ:04/07/26 09:22 ID:eY6D03TA
クレイトン・ロースンのマーリニ物の短編を
一冊にまとめて出してほしい。
ウィリアム・ブルテン短編集
だめだろうな・・・
902 :
草間 滴:04/07/30 06:00 ID:DEJ3wxEa
>901
いいですねえ、ウィリアム・ブルテン!自分はカーと『読まなかった男』しか読んだことないし、ぜひ読みたいです。
タイトルは『読んだ人々』みたいな感じかな? 今の路線で進むならなぜエリンが出ないのかが不思議です。
>>910-902 ブルテンにもう1票。
でも俺はストラング先生ものがいいな。
とても感じの良いシリーズですよね。
ヤッフェの「ママ」シリーズ同様、EQMMの根っこを支えたシリーズだった。
エリンってのもありか。
短編集だと晶文社って感じだけど、未訳の長編も結構ありますよね〜。
904 :
名無しのオプ:04/08/06 18:19 ID:lQpG4zkN
ノックス新樹社ですか。ブレイクも希望。
あれ?新樹社復活したの?
しかもカーナック=ロラックも順次刊行予定って!ヤッタァ!
ほんとだ! >>新樹社
祝!祝!祝!
しかしロラックってのは……新樹社らしいっつうか……
微妙なとこをついてくる出版社やなぁ
要は、ROM系セレクトってことなんですかね
俺としてはグリン・カーも「順次」刊行して欲しいっす
なんか、論創社っつう会社では 紳士探偵「トフ」シリーズ を刊行するつもりらしいです。
あんなもん(って言ったら怒られるか(^^;)?)、翻訳して、喜ぶやつなんているのか?
いや、俺は大喜びなんだけどさ(^^;)
>907
それ知らない。詳細教えて。
「ラッフルズ」を出すのは聞いたけど。
909 :
907:04/08/10 00:52 ID:pYw4jGzv
自分も「瑞澤私設図書館」の「海外ミステリ近刊予告」から始めて
http://www006.upp.so-net.ne.jp/Nrs/memo0407.html へ行ってみただけなんですが、
>>今秋から月2〜3冊で刊行。海外で大ヒットしながらも本邦初登場となる
>>紳士探偵「トフ」シリーズ、今春、ニューヨーク・タイムズ紙でベスト5に入った
>>ダニエル・シルヴァの「ガブリエル・アロン」シリーズなど豪華ラインナップ!
なんて書いてありました。
すでに、『平林初之輔探偵小説選』『甲賀三郎探偵小説選』
『松本泰探偵小説選』『浜尾四郎探偵小説選』なんかを出してる会社なんですねぇ。
期待できるかも。
>紳士探偵「トフ」
この作品は初めて聞ききました。どんな内容なんだろう。
>論創社
つか、こっちも初めて。うちの近くの本屋で扱ってない可能性大w
>>紳士探偵「トフ」
おそらく、J・クリージーが書き殴り垂れ流した大量のシリーズのひとつ、
「Toff」シリーズのことではないか、と
このシリーズだけで50冊以上あるんだけど、
同じくらいの規模のシリーズを
ほかにも5,6種類くらいは書いてますもんねぇ。
クリージーって恐ろしい(^^;)
絶対国書のシリーズに乗るような作家じゃないです(^^;)
(あ、ギデオンものは別か?)
なんか、このスレの趣旨からはずれた話題でスミマセヌ。
ロープとリングの事件わりと良かったな。
913 :
910:04/08/11 00:10 ID:1nB5F3TK
>>911 レス感謝。
誰かと思ったらJ.J.マリックの別名義なんですね(いやマリックの方が別名義か
クリージー名義でも訳出がいくつかあるようですが...。
とりあえず、積読しっぱなしだったギデオンものでも読んでみます。
国書の続きの噂出てこないね。もう今年は出ないのかな?
骸骨のとこにも予定出てないし..でも代わりにこんなの見つけた。
>10月予定
>ジョゼフィン・テイ 『歌う砂』
>事故死と断定された青年が書き残した 「歌う砂」 という詩を手がかりに、グラント警部が陰謀を暴く。『時の娘』 の作者の最後の長篇。
>(論創社)【amazon】 【bk1】
瑞澤私設図書館に出てなかったから当然ノーチェックで驚いた。
つかここが更新停止すると、これから大変だなぁ..お疲れ様でした。
915 :
名無しのオプ:04/08/27 19:27 ID:ZHP+qBzI
>>915 塩野佐和子/訳
だとか。聞いたこと無い名前だけど。
917 :
名無しのオプ:04/09/06 22:06 ID:O0JF48jj
原書房 「海のオベリスト」(C・Dキング)
9月10日刊行 キター!
おおっ!ついに!
鉄路と空をあえて読まないでおいたのはこの日の為だぁw
海のオベリスト買いました。地方だったせいか1日遅れだったけどね
味わって読みますわ。
ノックス、ミッチェルも発売日決定したね。
9月24日 ロナルド・A・ノックス 「閘門の足跡」 新樹社
9月29日 グラディス・ミッチェル 「月が昇るとき」 晶文社
閘門って..そっこー辞書検索してしまいました。
ノックスはF原編集室の本ではないと思いますが…
ま、このスレで語るのが一番適当か。
この作品はジェローム・K・ジェローム『ボートの三人男』を
意識した内容らしいよ。
ノックス、ミッチェル買った。
ノックスはほとんどの本屋で扱ってなくて一苦労。
ここまできたら最後の長編も翻訳きぼん。
923 :
草間 滴:04/10/02 00:45:20 ID:M0OdSf85
>922
いや、その前にぜひ『三つの栓』の新訳を!短編も一冊分ぐらいあるなら出して欲しいです。
ノックス、ハル辺りのねじくれたユーモアが大好きなので。
>921
『ボートの三人男』は英国ユーモア小説の傑作ですね。ラヴゼイの『マダム・タッソー〜』の一つ前の未訳作も『ボート〜』を意識しているはず。
来年辺りには翻訳出るだろうから、『ボート〜』再読しようかな。
>>923 三つの栓は自分も読んで面白かったし、新訳があってもいいかもしれないっすね。
でも彼女(だっけ?)にあきれられ船から投げ捨てられたという長編も、
ある意味興味深いかもw
925 :
宣伝:04/10/03 10:11:04 ID:mWDTc3q/
スレ違いなんだろうけど、やたらとばしてる論創社。
の前にラッフルズとテイは本当に今月出るのか?つー..
論創海外ミステリ〔新刊12月下旬予定〕
フレンチ警部と漂う死体(Found Floating
F・W・クロフツ/著、井伊順彦/訳
予価2000円+税
大富豪の一族を襲った殺人事件。フレンチ警部は地道な捜査で証拠を集め、
数々の仮説のもとに、遂に真相に迫る──。名作『樽』で知られる巨匠クロフツ。
30作品以上に及ぶ「フレンチ警部」シリーズ中、数少ない未訳作品、堂々登場!
ハリウッドで二度吊せ!(Kill Him Twiceかな?
リチャード・S・プラザー/著、三浦彊子/訳
予価1800円+税
殺人容疑者から無実証明の依頼を受けた、私立探偵シェル・スコット。
きな臭いショービジネス業界を探る中、危険と引き替えに掴んだ真実とは!?
──華麗なるハリウッドを舞台に、型破りな探偵が縦横無尽に活躍する、
珠玉のコメディーアクション。乞うご期待!
「ストップ・プレス」、遅れてますね。
タイトルの通りってわけじゃないですよね。
作業してるみたいなことは書いてあったけど
やっぱ年内は無理なのかな?
新樹のノックスや晶文のミッチェルもまだ読んでないし、個人的には年明けぐらいでちょうどいいけどね。
ノックス意外によかった。
ストップ・プレス初校キター
来年になるにしても何とか出そうですね
にしてもコックス予約特典て...
いつまで経っても出る様子が無かった論創社ミステリ、
概要や、カバーも発表されてようやく発売されそう。
ttp://www.jrc-book.com/comingup/comingup.html
ってテイはどこ逝ったんよ..?
羊バンターどこいった?
>>932 そのサイト見て、論創社のミステリ以外の本にも興味を持った。
面白そうなの出してる会社だね。
935 :
読後感:04/11/22 18:19:32 ID:l5XL0tMU
ラッフルズが出たらしいですね。
アリンガムやエバハートも出るんですと。
論創社、3冊同時発売だよ。
スレタイと違うな
アリンガムは国書の「屍衣の流行」、ROMの「ミステリー・マイル」、
論創社の「検視官の領分」と三冊も予定がたったわけだね。
どれが一番最初に出るんだろう?
みんなお蔵入りってことはないよね...。
ROMの本ってのは一般には流通しないでしょ
ROM叢書だと、アリンガムほどの知名度は無いが、アントニー・アボットの
「『シャダーズ』〜サッチャー・コルトの事件簿1」の方が興味有るな。
アントニー・アボットは知られざる黄金時代本格の一人で、
この作家こそ国書から出して欲しかったな。
941 :
板ルール変更議論中@自治スレ:04/11/23 14:41:06 ID:zh4zvcfu
ROM申し込んだけどいまだにこない…
金を払ってないのでは?
ROMの代わりにラッフルズを購入。
まだ1話しか読んでないけど、なかなか良い感じ。
>>942 もうお金は送金しました。たんに時間かかっているだけかな…
論創社海外ミステリかなりがんばってるね!
刊行予定貼り
第1回配本 1 トフ氏と黒衣の女 ジョン・クリーシー <トフ氏の事件簿@>
2 片目の追跡者 モリス・ハーシュマン
3 二人で泥棒を―ラッフルズとバニー E・W・ホーナング
第2回配本(予定) 4 フレンチ警部と漂う死体 F・W・クロフツ
5 ハリウッドで二度吊るせ! リチャード・S・プラザー
8 訣別の弔鐘 ジョン・ウェルカム
以下続刊 6 またまた二人で泥棒を―ラッフルズとバニーU E・W・ホーナング
7 検死官の領分 マージェリー・アリンガム
9 死を呼ぶスカーフ ミニョン・G・エバハート
10 最後に二人で泥棒を―ラッフルズとバニーV E・W・ホーナング
ラッフルズ既に三弾まであるのかよ。
一発目が売れるかどうかもわかんないのに...。
んテイは〜???
誰か論創社スレ立てるか?
論創社の出すミステリは借金してでも買ってやることにした。
論創社まんせー
エバハートの「死を呼ぶスカーフ」って、多分、
The Chiffon Scarf(1939)あたりかと思うんだけど、
アリンガムの「検死官の領分」って、
Coroner's Pidgin(1945)でいいのかな。米版だと「豚に真珠」?
それにしても、リチャード・S・プラザーとはまたマイナーな私立探偵小説を。
プラザーが出るなら、ヘンリー・ケインとかも出るのかな。
論創社スレ建てても良い?
出版社ごとにスレ建てるのってどうなんだ?
晶文社スレもずっと放置されてるし。
読者層が変わらないなら総合スレにしといた方が良かったと思うが。
『魔王の足跡』は今年中に出て欲しいな。
このミスの隠しダマ見たんだけど、イネスはもちろん
ベロウもアリンガムも来年はちゃんと出る..予定らしい。
出してくれるだけでもありがたく思わなくっちゃね。
ガボリオのルルージュ事件も出るそうだけど、
これは全集とは別でいいんだよね?
ルルージュ事件は田中早苗のが比較的入手しやすいので
ボアゴベの「ルコック氏の晩年」のほうが読みたい。
イネスは1月に出るみたい。
まあ、国書のことだからどうなるかはわからん。
11月下旬予定の「アジアの岸辺」もいまだに出ていないしな。
>>951 それでは、スレが一杯になったら徐々に統一していくことにしよう。
これの次スレは「国書・晶文社・論創社その他本格統一スレ」か?
>>956 「海外ヴィンテージ・ミステリスレ」がよいのでは。
ヴィンテージかクラシックか古典か
961 :
名無しのオプ:05/01/07 18:56:11 ID:Nvusty56
とにかく今はスレが分散して使いにくい
ソルトマーシュ読んだけど、何かだらだらし過ぎてつまんなかった。
盛り上がるべきところで盛り上がらず、そうじゃないところで突如盛り上がるのが特徴、
みたいに解説されてるし、緩急の付け方が変なのはわざとってことなんだろうけど、
狙った効果は感じられなかったな。
人が死んだり死体が出てきたり、それなりに事件は起こってる割に、
メリハリが無くて退屈に感じられた。
探偵役の婆さんも、奇人ぶりが強調されてる割に、キャラが薄くて平凡に感じた。
ブラッドリー夫人が奇人であるという前宣伝は聞いた事無いなあ。
魔女の血を引いてるという設定から、もう少しオカルトを期待する人も居たみたいだけど。
子供には優しい普通のオバサンだよ。晶文社だけど、「月が昇るとき」読むと良く分かる。
メリハリが無いというのも、そもそも最初からメリハリをつけようとしてないような。
要するに事件状況なども、例えば登場人物なりが、
「そう言えば昨夜、何処何処で殺人事件が起きたんですってねえ」
「へ〜、そうなの。ところで今朝はミートパイが上手く出来なくて」
みたいな感じの人だから。
前宣伝つうか、作中で主人公が「どえらい婆さん」だの「とんでもない人」だの、
やたら強調してる割には、そう感じられなかったってこと。
>そもそも最初からメリハリをつけようとしてないような。
つけない理由というか、つけないことによるメリットが分からんかった。
特に面白い味があるわけでもなく、ただ退屈なだけで。
つけない事によるメリットはあると思うけどな。
淡々とした持ち味ととるか、退屈と思うかの違いだけで。
ただ「面白い味」については個人差。私はあると思った。
だらだらしてるとも思わなかったし。それも個人差かも。
まあ、事件が起きたら、それについての描写・尋問・展開を
期待する人には向かない作家ではあると思うけど。
描写・尋問・展開は別にどうでもいいけど、
殺人に対する村人それぞれの反応をちゃんと書いて欲しかった。特に牧師館周辺。
あれだけ各村人に関する描写に筆を割いていたんだし。
メフィの霧舎巧についても同様に思うんだが、
ああもみんなが淡々としてると、重大な事件が起こったんだという実感が沸かないから、
物語を引っ張る核になる、犯人を知りたいっていう欲求も弱くなるような気がする。
ただ、あれを味と感じるひともいるんだなってことは分かった。
国書HP更新。
ストップ・プレス4月予定だってさ。
>義賊ヒーロー<ス崋パイダー>
↑何者?
4月まで待てん。早く出汁!
この全集って、第五期はあるんですか?誰か教えて
975 :
ネタバレスレ議論&投票中@ローカルルールスレ:05/02/01 22:30:03 ID:69pBcCbZ
んー?
空埋めされ続けているようなので警戒警報あげ
>>971 おまいらが沢山買えば五期もあらう。
あと国書にお願いの手紙を出しとくれ。メールでもたぶん可。
>>976 刊行ペースが遅いのは第五期の企画を固めるのに時間がかかっているからなのか?
まあ、第一期の途中から不定期刊行だったけど。
次スレはいるのか
次の刊行予定がはっきり出るまで必要ないかも
クラシックミステリで統合スレにするって案が前にあったよね。
でもスレタイをどうするかで決まらなかったんだっけ?