高木彬光「能面殺人事件」の冒頭部分で
クリスティ「アクロイド殺し」のネタばらしがされています。以下引用。
「(メール欄)というのも、アガサ・クリスティー女史の「アクロイド殺し」という、
傑作の先例があるし……」
というわけで、
これから能面を読もうと思っていた方はアクロイドを先に読んでおいたほうが(・∀・)イイ!!
あ、いや、この情報、僕は夜明けの睡魔で知っちゃったんですが。
他のミステリのネタばらしをしている小説(評論・解説)の情報を集めるスレッドです。
これ以上、ネタばれの被害者を増やさないためにもご協力をお願いします。
ついでに。
エラリー・クイーン「十日間の不思議」(ハヤカワ文庫)における鮎川哲也の解説。
「これから作品の核心部分に触れますのでご注意ください」の一言もなく
本編のメイントリック、ひいては犯人をばらしてます。
引用はしにくいんですが、417ページで思いっきり書いてました。
あ、誤解されないように言っておきますが、
「ミステリのネタばれ専用スレッド」
じゃありませんよ。
「ミステリのネタばれ情報を集めるスレッド」ですので。
間違って削除依頼を出さないようにお願いします。
主旨はいいと思うが、もっと書き方考えろ。
>>1自体がネタバレになっているとは思わないのか?
このスレ、逆に被害者を増やしてしまいそうだな。
「虚無への供物」もなにげにネタばらしが多かったような気がする。
個人的には「ドグラ・マグラ」の中心アイデアをバラされたのが痛かった。
あと桃源社版「黒死館」の解説では澁澤龍彦が犯人と動機をバラしている。
これもオレは本文読了前に読んでしまってスゲー痛かったぞ!
澁澤は解説で「この作品はいわゆる謎解きではないので犯人を書いても構うまい」と
いけしゃーしゃーと書いてるが、そういうもんじゃないんじゃ(怒)
ま、近頃の若いもんは(こればっかり)桃源社版で「黒死館」を読んだりはしないだ
ろうから、その点は安心だろうがな。
横溝先生の『本陣殺人事件』では、ホームズの(メール欄1)でも
類似のトリックを用いていることが書かれていますね。
それとクリスティの『アクロイド殺し』が(メール欄2)を用いて
いることにも、さりげなく触れています。
8 :
1 ◆883fsE16 :01/12/19 16:33
>>4 ありゃ、僕の書き込みはネタばれでしたか?
一応メール欄を使って核心部分には触れないようにしたんだけど。
>>6 現代教養文庫版でもネタばれが。
巻末のエッセイ「黒死館の門前に佇んで」(島田太郎)で
黒死館を含むほとんどの小栗作品の犯人をばらしてます。
まあ、黒死館を最後まで読んでも犯人が分からなかった人間にとっては
ありがたい解説でしたが(w
>1
いや、その2作が同系統だって書くのはそれなりにネタバレじゃん?
どっちか片方だけ読んだ人にとってはさ。
>9
なるほど。
まだ2作品とも読んだことがないので、作品の内容まで考えが及ばず
引用などしてしまって、正直、すまんかった。
11 :
名無しのオプ:01/12/20 03:55
12 :
名無しさん@お願いします:01/12/20 03:56
【不幸のレス】〜呪われ〜
このレスを見た人間は七日以内に死にます。
※あなたに訪れる死を回避する方法が一つだけあります。
それはこのコピペを一時間以内に7つ、別のスレに貼り付ける事です
信じるのも信じないのもお前達次第
13 :
名無しのオプ:01/12/20 04:03
西村京太郎「焦げた密室」
密室好きなので読んでみたら、ひどいよ。
古今東西の密室トリックを、ばらしまくり!
初心者は読んじゃダメだYO
14 :
名無しのオプ:01/12/20 07:02
光文社文庫の高木彬光「墨野隴人シリーズ」の解説は、謎の名探偵墨野隴人の正体やら、シリーズ全体をとおしての伏線やらをやたらばらしまくっていて、あまりといえばあんまり。
法月綸太郎の『雪密室』では、カーの『白い僧院の殺人』のトリックに
言及しています。でも、その前に《次のページにネタばれあり》と告知
してくれるので、そのページだけ飛ばして読めば安心です。
鮎川先生の『白い密室』にも『白い僧院〜』が出てきますね。こちらも
《警察では『白い僧院の殺人』に用いられたトリックまで検討された》
という感じで書かれるだけで、ネタばれは上手に回避されてます。
だけど逆に『僧院』に『白い密室』のトリックが使われていないことが
わかってしまうという、諸刃の剣(笑)。
ネタばれをうまく避けている話なので下げておきます。
17 :
名無しのオプ:01/12/23 22:47
史上最大のネタばれって、やっぱり「ジキル博士とハイド氏」だと思うよ。
あんまりにも有名で、もう「ネタばれ」ってことすら忘れられてるもん。
二重人格をあつかった作品の雛形って事で有名なんだけど、実際はその
「二重人格でした」ってとこが作品の最大の謎なのにね。
たぶんこれよりひどいネタばれって、そうはないのでは・・・。
「オリエント急行〜」や「アクロイド殺し」も有名だけど、ある程度は
守られてるでしょう。
「迷路荘の惨劇」の犯人は戸田タマ子
19 :
ヽ(´ー`)ノ ◆AAAAAAAo :01/12/25 03:10
犯人は僕だ!
20 :
名無しのオプ:02/01/09 13:03
あげるなりね
21 :
執事バンター:02/01/11 13:23
「ジキル/ハイド」の場合、いきなり「二重人格テーマの古典的傑作」と紹介されますからね。
昨日、なにげなく乱歩「D坂の殺人事件」を再読していたら
「モルグの殺人」と「まだらの紐」を名指しで、しかも完全ネタバレしていました。
ちょっと意外でした。
22 :
名無しのオプ:02/01/11 13:31
乱歩の『妖怪博士』は『少年探偵団』の結末の真相(メール欄)に
ついて触れています。まあ事件の時系列では『妖怪』→『少年』と
続くので問題ないのですが、ポプラ社版ではなぜか『妖怪博士』が
2巻、『少年探偵団』が3巻となっていたので、巻順に読んでいくと
ネタばれみたいになってしまいます。
24 :
名無しのオプ:02/02/06 13:06
age
25 :
名無しのオプ:02/03/18 17:26
age
>24.25
沈めとけ。需要はあんまり無いことはわかったろうに。
27 :
名無しのオプ:02/03/31 17:00
ネタバレ解説の帝王といえば笠井潔。
法月「再び赤い悪夢」解説でクイーン後期作品の犯人ばらしまくり。
ついでに「頼子」「一の悲劇」の真相も書いちゃってる。
(こっちは事前警告ありだけど)
俺の楽しみを返せ!
28 :
名無しのオプ:02/04/01 04:34
オディプス症候群でもやってたよ、笠井。
29 :
名無しのオプ:02/04/01 07:17
西村京太郎の「名探偵」シリーズはネタバレの宝庫
わざとやってるとしか思えん
30 :
名無しのオプ:02/04/02 13:12
あまりに有名すぎてネタがいつのまにかバレてしまったもの
スティーブンソン「ジギルとハイド」
ウェルズ「モロー博士の島」
ポー「盗まれた手紙」「黒猫」
クリスティ「アクロイド殺し」「オリエント急行殺人事件」
ポーは「モルグ街」の方が有名なのでは?
あとストックトン「女か虎か」も有名すぎかと。
「あの作品は叙述トリックが用いられている」とか
「この作品は最後にどんでん返しがあります」とか
書いてしまうのは、ネタばれになると思いますけど
「その作品はリドルストーリーだ」と言及するのは
ネタばれになると思います? 思いません?
>32
ネタばれではないだろう。
それをネタばれというんだったら「その作品は本格だ」ってのもネタバレになっちまうぞ。
もちろん、「読書は白紙で臨みたい。読む前にはいかなる情報をも耳に入れたくない」
という人にとっては、ネタバレになるが。
34 :
名無しのオプ:02/04/02 16:06
アクロイドはネタを知ってしまっていたが
それでも面白かった
>33様。
そうですよね。いや、私もリドルストーリーとして紹介するのは
ネタばれじゃないと思ってたけれど、急に心配になったもので。
>34様。
私は『ハサミ男』のネタを知ってしまってたのですが、それでも
面白かったです。「ほほう、なるほどね(ニヤリ)」という感じ。
36 :
名無しのオプ:02/04/02 16:34
>34
アクロイドはネタ割れてると楽しめなかったなあ。
占星術ほどじゃなかったけど。
乱歩の「石榴」は
ベントリー「トレント最後の事件」のネタバレ
というか(メール欄)
38 :
名無しのオプ:02/04/04 00:03
「フランケンシュタイン」は
意外とネタがばれてないね。
39 :
名無しのオプ:02/07/17 23:39
夫人だからさ・・・・・
藁藁
40 :
名無しのオプ:02/07/27 00:20
「チャイナ橙」は、
早川文庫、創元推理文庫ともに
あらすじ紹介でネタばれしてたような・・・
41 :
名無しのオプ:
メイントリックではないけれど、
島田荘司「涙流れるままに」のノベルスの裏表紙で、前作「龍臥亭事件」の
サブストーリーのネタを割っちゃってます。恐るべし光文社。
シリーズ全体で考えるとかなり重要なネタバレ。