1 :
名無しのエリー :
2009/02/25(水) 01:25:19 ID:RQ/GiinW0
2 :
名無しのエリー :2009/02/25(水) 01:31:00 ID:j61wPrcD0
前スレ埋まってたっけ?
3 :
名無しのエリー :2009/02/25(水) 01:33:36 ID:RQ/GiinW0
>>2 うん。落ちてたから立ててみた。
前スレにテンプレとかなかったから、これでいいかな?
4 :
名無しのエリー :2009/02/25(水) 02:53:13 ID:BqQXhL110
1乙。前スレは容量越えしてたからな。 ちなみに全曲レビュースレも容量越えみたいだけど、次スレ立ってる?
5 :
名無しのエリー :2009/02/25(水) 14:21:46 ID:sk6GXdzTO
6 :
名無しのエリー :2009/02/25(水) 19:43:15 ID:5f+PW+7k0
7 :
名無しのエリー :2009/02/25(水) 22:19:14 ID:hLB15RRN0
8 :
名無しのエリー :2009/03/01(日) 09:35:04 ID:feuAPsYz0
ブッチャーズ行きます マンセーレビュー&未聴のアルバムたくさんですいませんorz 「LUKEWARM WIND」 未聴。「LOST IN TIME」等を収録。「プールサイド」は後のアルバムで劇的に生まれ変わります 「kocorono」★★★★★ ブッチャーズの最高傑作であるとともに、日本ロック史に残るであろう名盤。 このアルバムを作成した際、Vo&Gtの吉村氏は「死んでもいいという思いで作った」と語っていたそうです。 腹の底にズシンと沈むようなベース音と、狂気を感じるのにどこか懐かしく癒されるような残響音を残すギターが絡み合う楽曲群は まさに素晴らしいの一言。この次点でブッチャーズの「音」というのはほぼ確立されたように私は思います。 そんな中でも「7月/july」は必聴。ブッチャーズの全てが詰まっているといっても過言ではないです。何も言わずに聴いてください。 「SANKAKU+2」 未聴。「襟がゆれてる。」「ファウスト」等を収録 「未完成」★★★★★ 大傑作の前作もあり、周囲からのプレッシャーもあったかと思いますが そんな不安は「ファウスト」のイントロのギターが全てかき消してくれます。しかもアドリブだってんだからただただ脱帽。 前作より音の厚みは増し、ギターはさらに唸りを上げています。 音にも歌詞にも、切なさがこれでもかと滲み出た「プールサイド」や 13分にも及ぶギター・ベース・ドラムの絡みが聴ける「「△」サンカク」(ちなみにこのギターもアドリブ)も聴いて欲しいけど 幻想的なメロディーに、靄の中で鳴らしてるようなギターが印象的な「僕」を是非聴いて欲しいです。 静まった夜の森に迷い込んだような気分になります。隠れた名曲。 ジャケットはジミー大西氏の提供。
9 :
名無しのエリー :2009/03/01(日) 09:37:30 ID:feuAPsYz0
「yamane」★★★★☆ 前二作に比べると幾分肩の力を抜いて作られたアルバム。 「theme」でトランペットを使用したり、「no future」ではアコースティックなアレンジを行うなど新たな試みが見られます それでも「燃える、想い」などでの爆音・轟音ギターは健在。ベースが前面に出てる「happy end」も名曲。 ただドラムの影が過去の作品と比べ薄いことを考慮し、星五つは避けましたが名盤なのは間違いないので是非とも聴いてほしいです。 余談ですが、歌詞カードが激しく見づらいw 「荒野ニオケルbloodthirsty butchers」★★★★ 「方位」(ホントは記号なんだけど表記できない・・・orz)を筆頭に、荒野のようなざらざらした楽曲群が揃った今作。 元NUMBER GIRLの田渕ひさ子、イナザワアヒト氏の参加も大きく、このアルバムの音楽性を増しています。 疾走感抜群のインストナンバー「悲しみをぶっとばせ!」や、夏の夕暮れを思い起こさせるメロディーが印象的な「アカシア」等は必聴。 このアルバム発売の約一ヵ月後、田渕ひさ子が正式加入。 「blue on red」★★ 入手困難なインディーズ時代の曲を収録。(「She's Break」「room」) その他に、極東最前線のコンピに収録された「さよなら文鳥」を収録していますが、CCCDなのが残念。 どうでもいいことですが歌詞カードに誤字が少々・・・私の持っている盤だけなのか・・・? 「green on red」★★★☆ 田渕ひさ子加入後のライブ音源(スタジオライブ含む)を集めたライブ盤。 「ファウスト」「LOST IN TIME」「時は終わる」等、ライブでの定番曲を収録。 ストリングスによるアレンジをされた「襟がゆれてる。」は原曲より壮大な曲に変貌。おそらくこのアルバムでしか聴けません。
10 :
名無しのエリー :2009/03/01(日) 09:40:22 ID:feuAPsYz0
「birdy」★★ 田渕ひさ子加入後初のフルアルバム。 「このバンドで踏みこんでいたい」四人体制になった新生ブッチャーズの決意表明のような詞が印象的な「JACK NICOLSON」で幕開け。 初期のようなシャウトが復活の「friction」、田渕ひさ子のギターが炸裂の「birdy」もいい。 ギターが一人増えたことによって音の厚みは増したものの、アレンジがポップに傾倒しすぎて中毒性が薄れているのは残念。 序盤は聴ける曲が多いけど、後半はダレる。通して聴くのがきつい。 もうちょいアレンジにひとひねりが欲しかったというのが正直な感想。 「banging the drum」 未聴。「banging the drum」「サンザン」等を収録。 ジャケ絵は荒木飛呂彦氏も惚れ込んだ奈良美智さん。 「ギタリストを殺さないで」★★★☆ 自主レーベル設立後初のアルバム。ジャケ絵は前作に引き続き奈良美智さん。 アルバムタイトルの通り(?)ギター音に尖り具合が戻り「おっ、原点回帰か?」と思わせる音作りが特徴。 「yeah#1」での高揚感・疾走感、「理由」のノイズのようなイントロ等、ブッチャーズらしさが発揮できている作品だと思います。 また、田渕ひさ子がコーラスやボーカルを担当することが増えましたが、ボーカルの時の声量が少ないのが少し残念。 しかしそれを差し引いても、アルバムの統一感や個々の楽曲の質はなかなかのもの。ブッチャーズを聴いたことのない人にも受けはいいかも。 <補足> 入門盤としては「kocorono」「未完成」あたり。というより「kocorono」から「荒野ニオケル〜」まではハズレなしなのでどれから聴いてもいいかもw また、「kocorono」の12曲目に7分ほどの無音がありますが、実はこれ「一月/January」の収録時間と一緒なのです。 「Cinderella V.A」に収録されているので機会があればそちらも聴いてほしいです。
11 :
出張まとめ人 :2009/03/01(日) 15:54:01 ID:hTtpENWz0
>>8-10 乙。
アンド、こちらの1st.早めのうp
∧_∧
( ´・ω・) < 微修正(wegの並べ替えとMac対応)はのちほどやります。
(つ旦と)
と_)_)
12 :
名無しのエリー :2009/03/01(日) 16:40:38 ID:GCo+bBdE0
>>11 いつも乙です。
自分マカーですが、safariでもfirefoxでも見れました。
13 :
名無しのエリー :2009/03/02(月) 00:23:33 ID:NdABYsxH0
BUMPやります。 FLAME VEIN★★★★★ 衝撃的な1st。 演奏力や歌唱力は低いが、何か熱くさせるものが確かに存在する。 作曲センスもある、文句ない完成度。 THE LIVING DEAD★★★★☆ かなり良いが、前作に比べると少し劣る。 ちょっと曲に対する工夫が減ってる曲がちらほら。 エバラスはBUMP史上最高の曲。 jupiter★★ は?何だこれ・・・と思うほどに今までの面影がない。 まあ聞き続けりゃ慣れるだろと思って何回か聞いたがやっぱりダメ。 歌詞とかはまだ良いんだが曲が劣化しまくり。 あ、後それと藤原ちょっと歌うまくなったかな?
14 :
名無しのエリー :2009/03/02(月) 00:24:01 ID:NdABYsxH0
ユグドラシル ★☆ 2枚連続で駄盤ておい・・・ もう初期の頃のセンスはなくなってしまったのか? と悲しくなったアルバム。 orbital period ☆ まさかの10点中1点。0点でも良いと思った。 前作でBUMPは見切ったつもりだったが、 つい期待して買ってしまった悲しいファンです俺は。 良曲が1つもない超駄盤。 総評. BUMPは馬鹿にされることが多いのは天体観測(Jupiterらへん)以降から知ってる人が多いのかな。 俺もそこからしか知らなかったらBUMPを好きにならなかっただろう。 でも1stと2ndは本当に名盤だから多くの人に聞いてほしい。 Jupiter以降の買うぐらいなら、他のアーティストのCDに回すべきだと俺は思う。
15 :
名無しのエリー :2009/03/02(月) 02:44:55 ID:wsd79UTr0
>>13 乙。初期と後期で全然別のバンドになっちゃうバンドっているよね
Tokyo No.1 Soulsetのオリジナルアルバム(メジャー以降)でも
「TRIPLE BARREL」 ★★☆
なんか名盤とかいろいろ言われてるけどぜんぜん好きじゃない。
ソウルセット独特の緊張感が欠けてるような気がするし、BIKKEのラップもキレがない。
でも「O'TAY」は素直にいい曲だと思うし、「more big party」はやっぱ名曲だと思うので一点は避けました。
「Jr.」 ★★★★☆
これまた名盤とよく言われる一作。これは普通に好きです。BIKKEのラップも洗練されてるし。
シリアスさが増している。それでいながら妙にまったりした独特の雰囲気がある。晴れた午後に聴きたい一枚。
そしてこのアルバムには歴史的名曲「ヤード」が収録されてます。それだけで★ひとつ追加できる。
「ヤード」の歌詞はトーイ君に宛てたものらしいが、その次の曲「Jr.」の歌詞もトーイ君に宛てたものだったりするのだろうか。
ちなみにこのアルバムには8cmCDが付いている初回盤があったり、その8cm収録曲がシークレットトラックとして収録されてる盤があったりと
非常にややこしい多数の仕様があったのだが、紙ジャケ再発された際に8cm収録曲がボーナストラックとして収録されたためチャラになった。
さらに紙ジャケ再発盤にはシングル「ヤード」のカップリングもボーナストラックとして収録している(「SALSA TAXI」は名曲!)ので非常にお勧め。
「9 9/9」 ★★★★★
個人的にソウルセットの最高傑作だと思っている一枚。
シリアスさは一層色を増し、ファーストの頃の気楽さが嘘のような緊張感が漂っている。
また、99年は彼らと親交の深かったフィッシュマンズの佐藤伸治が亡くなった年でもあり、そのことが音に少なからず影響を与えている気がする。
「a little sleep」「Sunday」「夜明け前」「隠せない明日を連れて」「Bow & Arrow 〜あきれるほどの行方」といった名曲群が次々と送り出される様は圧巻の一言。
またこの作品は生演奏の度合いが多くなっており、それによって音像がシャープになっている。
このアルバムを最後にソウルセットは長い休止期間に入る。
16 :
名無しのエリー :2009/03/02(月) 02:45:54 ID:wsd79UTr0
「OUTSET」 ★★★ で、復活作がこれ。いかにも手探りな感じ。 しかも四つ打ち+打ち込みというリズムが大々的にフィーチャーされてるので戸惑ったファンが多かったと思う。 「Get your skates on」「OUTSET」は名曲だと思う。が、全体的に演奏時間長めの曲が多く、あまり手が伸びない… 「No.1」 ★★★☆ また大分間が開く。前作で取り入れた四つ打ちリズムをうまく昇華することに成功した一作。 特に一曲目「Innocent Love」はメロディーが素晴らしい。途中に入るBIKKEの語りもいい感じ。 また、BIKKEがとんでもない方向に振り切れた迷曲「メリー・メン」や、とにかくアガる「Please Tell Me」、 子供の目線で語られる歌詞が無機質なボコーダーボイスによって綴られる「Good Morning Tokyo」などポップな曲を数々収録。 とても聴きやすいアルバムになっていると思う。 しかしファーストの頃からは考えられないようなアルバムとなっているので古くからのファンにとっては複雑かもしれない。
17 :
名無しのエリー :2009/03/02(月) 18:19:45 ID:fB4RM4a40
>>13-14 乙。ever lasting lieはいい曲だよね。
>>15-16 乙。フィッシュマンズと親交あるということで興味がわきました
18 :
名無しのエリー :2009/03/20(金) 01:12:25 ID:aprtR/4CO
保守
19 :
名無しのエリー :2009/03/21(土) 18:00:09 ID:T+TRIoB3O
誰かcapsuleお願いします。
20 :
名無しのエリー :2009/03/26(木) 19:58:11 ID:LGKt3J+f0
フジファブリックやります 「アラカルト」★★★★ インディーズ1st。既に音楽性が固まっている所がすごい。良曲だらけで、全6曲という長さも聴きやすい。 叙情的な曲と、変態的な曲のバランスが取れていて、「これがフジファブだ」と言っても差支えない。 メジャーデビュー後に再録された「茜色の夕日」収録。自分はこっちの方が好き。 「アラモード」★★★ 前作と比べ、叙情的な曲は減り、変態さが増した。「花屋の娘」など、いい曲はあるが、他はいまいち良さが分からない。 個性を追求しすぎてただの変な曲になってしまっている。このキモさがいいという人もいるだろうが。 「アラモルト」 枚数限定のプリデビュー盤。未入手。上の2枚から7曲選んで再録したもの。動画サイトに数曲あったので聴いたが、 原曲よりも良くなっていた。点を付けるとしたら星4つ半か。
21 :
名無しのエリー :2009/03/26(木) 19:59:08 ID:LGKt3J+f0
「フジファブリック」★★★★☆ メジャー1st。個人的に最高傑作。「アラカルト」をもっと洗練させた感じ。少なからずプログレ要素が入っているのが 素晴らしい。特に「赤黄色の金木犀」。この曲は本当にすごい。この曲の魅力は自分の文章じゃ伝わらないと思うので 一度聴いてください。絶対感動する。初めて聴く人はこれからがお勧め。 このアルバムは四季がテーマで、春夏秋の曲はあるが、冬の曲(「銀河」2ndに収録)が無いのが唯一の欠点。これだけは納得いかん。 まあ銀河が入っていれば良いとは思わないが。曲の雰囲気が合ってないし。 「FAB FOX」★★☆ 前作ですら指摘されていた「シングル曲とアルバム曲の質の差」がますます顕著に。数曲の良曲でなんとかなっている印象。 とにかく曲の作り込みが甘い。また大きな魅力の一つだった叙情性がかなり失われていて残念。ただ「銀河」はフジファブの 最高傑作と思う。 「TEENAGER」★★★★ 前作から一転、個々の曲の出来が跳ね上がる。目立った捨て曲はほとんどない。サウンドはかなりポップになり、分かりやすい メロディが多い(「東京炎上」みたいな雰囲気重視もあるが)。一方で面白味が無くなった感もある。昔からのファンは複雑だろう。 叙情性を残す「若者のすべて」疾走感溢れる「星降る夜になったら」がお気に入り。
22 :
名無しのエリー :2009/03/26(木) 20:26:19 ID:jLgaIPMQ0
>>20-21 乙です。フジファブリックは自分も好きなので参考になります。
23 :
名無しのエリー :2009/04/07(火) 23:24:42 ID:xGP6cQaVO
最近、Oasisのサポートアクトも務めた8ottoいきます we do viberation 彼等の代表曲でもあるRIWO〜0zeroから始まり、 ライヴの〆の定番、VOO DOOバウァーまで、 デビュー盤にふさわしく、バンドの本質が詰め込まれた良作 ロックと呼ぶにはクール過ぎるという声もあるようだが、 どちらかといえば、その表面よりも、 下に張られた四人の緊張感溢れる演奏に耳を傾けてほしいものである Running PoP' 収録曲五曲足らずのミニアルバムだが、入門にはこれをお勧めしたい 安価な値段も理由の一つではあるが、余計な曲がない分、 8ottoのいいとこ取りで、ダレることなく、まさにタイトル通り、走るような軽さで聴ける とは言っても、ヘヴィな低音とボーカルのシャウトが聴かせどころの、 8otto独特の都会的なセンスで味付けされた「China」 アルバム最後のバラード、「愛を憂う」等、バラエティにもとんでいる REAL 1stよりも更にグルーヴ感が高められた、8ottoのメジャーデビューアルバム カッコいい事に変わりはないが、音楽的にもさほど変わりはないので、 これと言って特筆すべき点はない ↓に続く
24 :
名無しのエリー :2009/04/07(火) 23:26:09 ID:xGP6cQaVO
HYPER HYP8R HYPER 前作よりもずっと成長の跡が見られる佳作 よりファンキーで、よりクールな音が、どこか70'sの香りも感じさせる しかし、両手をあげて持ち上げるような傑作ではなく、 決定的なブレークスルーはまだ少し先のように思う 総評 浅井健一の推薦もあって、正統派のブルース由来ロックと思われると肩透かしかも知れないが、 主に、ディスコパンク、あるいはファンク、マッドチェスター、 ストーン・ローゼズ、フェラ・クティ等の影響に加え、 賛否あるプロデューサーは、ストロークスの2ndアルバムを手掛けたヨシオカトシカズ と、こういった音楽の基礎のもと、更に、 ルースターズ〜ブランキー〜ミッシェルに繋がるようなライヴパフォーマンスは、CD音源の数段上の素晴らしさである (ちなみに、現在最新作として、そのライヴパフォーマンスを納めたCDにDVDを付けて発売している まだ未聴だが、CD、DVDに音源の被りもなく、かなりサービスのいい内容のようである) しかし、英詞、日本語詞が秩序なく並べられた、時に耳障りな歌詞、 殆んど8otto第5のメンバー然と介入してくるプロデューサー、 と、色々問題もあるが、これからも大いに期待できるバンドである
25 :
名無しのエリー :2009/04/09(木) 20:44:41 ID:nxR9Rwrb0
>>24 乙です
8otto興味があったのでありがたいです
26 :
名無しのエリー :2009/04/26(日) 10:17:06 ID:BMYPHLB9O
一押しのハンバート ハンバート 『for hundreds of children』★★★☆ 2001年の1stアルバム。タイトルの通り子供にも聴かせたくなるフォークでポップ、軽やかで素朴なグッドミュージック集。 のちに再録される名曲「夜明け」に始まり、「gone」、「足跡の続き」、「メッセージ」と、 やっぱり音楽って曲と歌の純粋な良さに尽きると気づかされる曲が並ぶ。 『アメリカの友人』 ★★★★ 良質さはそのままに、より洗練された2作目。前作がセルフプロデュースであったのに対し、今作では佐久間順平をプロデューサーに 迎え全体的に引き締まった印象を受ける。ボーカル佐野遊歩の唯一無二の澄んだ歌声は力強くなり、青空につき抜けるような 「アメリカの友人」から、切なくシリアスな「海辺の街まで」、「ひなぎく」まで表情豊かに歌い上げている。 『焚火』★★★☆ 今まで通りのフォーキーなポップスに加え、マチルダ ロドドリゲスとのコラボ曲「E.A.D.」等、佐藤良成がメインを取るロックな曲が目立つ。 この他に、みんなのうた的な「コックと作家」、童謡「赤とんぼ」のカバーまで広いジャンルの曲が入っていて、 少々とっちらかっているように感じる。鎮魂歌「喪に服すとき」は必聴の曲。
27 :
名無しのエリー :2009/04/26(日) 10:25:59 ID:BMYPHLB9O
『11のみじかい話』★★★★☆ 男女の想いを掛け合いで歌うハンバートの代表曲「おなじ話」収録。ラジオや有線で流れていたこの曲がきっかけでハンバートを 知った人が多いようだ。どの曲もアコースティックな音がゆるやかで、全編を通し晴れた日の昼下がりのような穏やかさで満ちている。 初めて聴く時から親密で懐かしい気持ちにさせてくれるだろう。アルバムの流れのアクセントになっている「からたちの木」、 「てまりうた」、どちらもわらべ歌風で、改めて佐藤良成のソングライティングの幅広さに驚く。 『道はつづく』★★★★★ まずジャケットが素晴らしく、内容もそれに見合い集大成を感じさせるハンバートの音楽の一つの完成形だ。凛とした二人の歌声は 不思議なほど心に染み渡る。愛する人の幸せを祈る「願い」、背筋が寒くなる不穏なおどろおどろしさがある「怪物」、 別れを決心した女性の強さを切々と佐藤が歌う「おやすみなさい」。最後は「長いこと待っていたんだ」という曲名の通り、 小さな頃から夢見ていた念願のステージに立ち歌う心境を「まさに始まったばかり」というフレーズに乗せてこの先も道は続いて 行くんだと歌い締める。 『まっくらやみのにらめっこ』★★★★★ 傑作の次の作品は期待だけでなく不安も抱いてしまうものだが、この二人にそんな心配はいらなかった。フォークとトラッドの テイストを増した土と草の匂いがする充実作。ハンバートの曲には愛しい人を想う気持ちを歌ったものが多いが、今作では社会や 人間の性を皮肉ったような毒気のある曲やさまざまな人の心情を描いた曲があり歌詞の面でも新境地を見せた。また佐野遊歩の 歌声からはこれまでにない芯の強さを感じさせる。二人の掛け合いが軽快なロックチューン「バビロン」、故人の視点から葬式を見た 「大宴会」、ライブ終盤の定番曲「おいらの船」、名曲だらけの現時点最新作。
28 :
名無しのエリー :2009/04/26(日) 10:31:13 ID:BMYPHLB9O
総評・どのアルバムもハズレなし。特に4枚目の『11のみじかい話』以降はどれも文句のつけようのない名盤。 フォーク、アコースティック、トラッド、ロック、童謡、この辺りの音楽にピンと来る人は是非聴いてみてほしい。 色々聴いてる音楽好きな人ほど、日本にこんなアーティストがいたことに驚くはず。 00年代最高のアーティストと自信を持って言える。 フォークミュージシャンとの交流が広くて、そちらの界隈では知られているが、いかんせんメジャーな知名度が低いのが悲しい。 とは言えフジロックやサマーソニック、くるり主催の京都音博に出演し、堤幸彦からのオファーで映画「包帯クラブ」のサントラを 手がけ、小林聡美・もたいまさこの深夜番組「2クール」テーマ曲提供と業界の注目と共にファンも増え、クアトロクラスであれば 余裕で埋めるのだが、彼らの音楽性とその質の高さを考えればもっともっと知られるべきだと思う。 せめて新譜が出た時くらい音楽雑誌で取り上げてもらいたいところ。 余談だがくるり岸田が京都音博の時のインタビューでハンバートに関して「9mm Parabellum Bulletなんかを聴いてる若い子たちが、 求めてるのは本当はこういう音楽なんじゃないか」と面白いことを言っていた。
29 :
名無しのエリー :2009/04/26(日) 10:38:45 ID:BMYPHLB9O
レビューって難しいな。 伝えたいことは書ききれないし、無駄は多い。 魅力ある文章を書ける人を尊敬するわ。
30 :
名無しのエリー :2009/04/27(月) 18:43:04 ID:32jHw+D80
あ・げ!
31 :
26 :2009/04/28(火) 21:46:39 ID:8OTRjmxAO
読み返して間違えに気づいた 名前「遊歩」じゃなくて「遊穂」だ 細かいとこだけど一応訂正
32 :
名無しのエリー :2009/04/30(木) 16:43:17 ID:qS92uqiPO
Ken(L'Arc〜en〜Ciel) /IN PHYSICAL 全ての曲をじっくり聴いてみて、この「IN PHYSICAL」というタイトルにふさわしいアルバムになっていることを確信しました。 全体的にPOPやロックな重いサウンドが多く、L'Arc〜en〜Cielとは対になっているアルバムと言えるかも知れません。 安っぽい言い方かも知れませんが、「聴きやすい」アルバムなのではないでしょうか。 もちろん曲が軽いとか、そういうことではありません。むしろサウンドをしっかり聴かせてくれていると思います。 シングル曲「Deeper」「Speed」はこのアルバムに入ることで違った魅力が出て、何となく新鮮でした。 リードトラック「S」、「IN PHYSICAL」は シングルになっても全くおかしくない完成度です。 アルバム曲も相変わらず捨て曲無しの顔ぶれですが、特に気に入ったのは「MY ANGEL」。 kenさんのファンに対する想いが感じられる詩です。 ジャケットのように、全ての曲がキラキラ輝いているそんなアルバム。 もはやオリジナルアルバムの枠を越えていますし、お薦めできる渾身の一作だと感じました。
33 :
名無しのエリー :2009/04/30(木) 21:44:15 ID:kfc22/IR0
稚拙ながらストレイテナーやってみた [straighten it up]★★★ 二人組時代で、最も古いアルバム。 初期衝動バリバリの作品。ベースレスと幼さのあるホリエの声が今となるととても懐かしく思える作品。 Yes,sirは今でも盛り上がる曲の一つとして使用されている。 [ERROR]★★☆ ANOTHER DIMENTIONALのイントロから本当に一直線に進んでいくので非常に疾走感がある、のだけれども、全体的に曲が似通ってしまっている為にあまり一曲一曲の一生が残らないのが残念。 [SKALETONIZED]★★★★ ここで今現在のストレイテナーの主軸ができたであろう3rdmini ロックスタディはテナーの中では代表作かと。 全体的にまとまっているし、音の薄さはあるもののギターのジャキジャキ感等非常に清々しい音が詰まっている。まだ粗さはあるものの、全体的にバランスも取れてきていて成長を感じる。 [SILVER RECORD]★★★ シングルですが、アルバムに未収録の為加えました。 普通にミニアルバムと呼べる位に曲のまとまりが良く、またM-1のSILVERSTARは疾走感があり、爽快な一曲となっている。 [silent film soundtrack]★★★☆ 前シングルからまた違った方向から攻めてきた一枚。 歌詞を重視している様子を感じ、ここでホリエの世界観がやっと安定し始めてきた印象を覚えた。 曲の緩急の付け方が素敵だと思いました。
34 :
名無しのエリー :2009/04/30(木) 21:45:31 ID:kfc22/IR0
[LOST WORLD'S ANTHOLOGY]★★★☆ メジャー1st ここからベースのひなっち(当時はサポ)登場。 ベースが入ったことで、全体が引き締まったというのを感じた。 全体的に似通った曲が多いが、最初から最後まで小説のように綺麗に繋がっているので一度聴くと大体そのまま最後まで聴ける。 音質が良ければ名盤になっていたと思う。非常に残念。 [ROCK END RORL]★★★☆ ひなっち正式加入後の一枚。 「ベース入って広がったから色々やってみました」といった印象を受ける試験的なアルバムとなっている。 試験的ではあるが、多少失敗している点が(しんくぅ!!つきぬけてくぅ!!とか)なくもない。けれども確実にバンドとして一皮抜けたなぁという印象。リマインダーがかなり新鮮。 [TITLE]★★★★ テナーの中でも最も濃いアルバム。 ロストの世界観が更に煮詰められており、特に前半の流れは本当に秀逸。ただ後半は少しだれ気味。 ベースの音が更に前面に押し出された事により音に厚みが出たため、聴きごたえのある一枚。 ただ始めてテナーを聴く人にはあまり薦められないw [Dear Deadman]★★★☆ 泣きメロ全開。耳触りのよい曲が立ち並んでいる一枚。 メロディを重視し、keyを今まで以上に多用し、どちらかというとポップ寄り(良い意味で) ただまとまり過ぎてしまって縮こまってしまったかな?という感触がある。 非常に余韻の残る作りとなっていて、聴き終わった後に思わず「もう一度」と聴き直したくなる。そんなアルバムです。 [LINEAR]★★★ 更に切り詰められた「三人でどこまでやれるか」をテーマに作り出された一枚。 一言で言うと、雑多。色々な方面に手を出してしまった結果あまりアルバムとしてのまとまりには欠けるかなといった印象。 打ち込みを使った「クラリティ」、ポエトリーリーディングの「lives」、key曲「six day wonder」はかなり衝撃があった。 聴き難さはあるものの、意外とすぐにハマれる。
35 :
名無しのエリー :2009/04/30(木) 21:46:29 ID:kfc22/IR0
[Immortal]★★★☆ ライブでの演奏を目的に制作された曲を集めたミニアルバム。 音源で聴くと大分もたれてしまう。ベースが流石にプッシュされ過ぎた感がwwひなっちのひなっちによるひなっちの為のアルバム。と言っていいぐらい前に出てます。 [Nexus]★★★★★ 文句なしの五つ。四人になって初の一枚。 とうとう四人となったテナー。ギターの音の厚みが増し、それでいてベースも主張を続けるという不思議な状態となった。 加入した大山の音は非常に耳触りの良い音でした^q^ 特にイノセンスは一瞬エモかと思ってしまう位に面白いピアノ主体曲。 タイトルにもなっている〆のネクサスは「今現在のテナーのロックスタディにしたい」という考えから生まれた曲であり、言わずもがな良作品。 総評 二人が三人に、三人が四人に。と五年の周期でメンバーが増えているストレイテナー。 初期ではかき鳴らすだけだった二人が、様々な試みを経てどんどんと成長していくのが楽しいバンドです。ここまで恐れずに新しい事をやっていこうとする姿は本当に見ていて清々しい物がある。 四人となった今、次はどんなことをやろうと考えているのか、見守っていきたいです。 非常に面白いバンドなので、是非一度聴いてみてください^^
36 :
名無しのエリー :2009/05/01(金) 02:38:21 ID:VL86/R3J0
メジャー以降しか知らないがすごい納得。 TITLEは9曲目まで完璧なんだけどそこからだれるからいつも曲変えてるわ。 あれから入るのもいいとは思うけど
37 :
名無しのエリー :2009/05/04(月) 19:31:00 ID:Z7g2yxJz0
misono頼む
38 :
名無しのエリー :2009/05/13(水) 01:46:11 ID:YD2roC8n0
Theピーズやります。 最初に謝っておくとすごくファンなので偏ってると思う。 あと音楽の詳しいことは知らないのでただのリスナー的レビューです。すまん。 ■グレイテストヒッツ vol 1&2(1989) ★★★☆☆ はる(ボーカル、ベース、作詞作曲)、アビさん(ギター)、マスヒロ(ドラム)で出したピーズ最初の2枚のアルバム。 この時の持ち歌が全て入っていて2枚で32曲というボリューム。ピーズで一番有名な歌?『バカになったのに』収録。 肉が食べたいとかから揚げが食べたいとかくだらない詞ばっかのバカロック。 音も軽い感じでいかにもパンクロック。若さ溢れまくり。 一番気楽に聞けるアルバム。 ■マスカキザル(1990) ★★★★☆ ドラムのマスヒロが脱退して初心者のウガンダが加入。 お世辞にもうまいとは言えないが、いびつな音がはるの心情を表してるようで不思議とマッチ。 情けないダメ男な世界観が完成されている。曲は女や人間関係に関する内容が多い。 前作に比べて重みが増えた音がかっこいい。 「いい女でかければいい 付き合いなど疲れるだけ」(『マスカキザル』)など、 ここらへんから後のピーズに繋がる諦めを感じさせる曲が増えてくる。 ■クズんなってGO(1992) ★★★★☆ タイトル曲『クズんなってGO』が名曲。ゆったりしたメロディとシンプルな音がたまらなく沁みる。 諦めと切なさが詰まったラブソング『電車でおでかけ』も厚みのあるふわふわした音が聞いてるだけで気持ち良い。 そんな歌の一方で「あの子を追いかけ ハメるよ ハメるよ」(『まったくたのしいぜGO GO』)なんて歌もあり、 「平和と書いたらピンフと読むのだ」(『平和』)と麻雀の歌で〆。 このアルバムは哀愁漂う美メロとくだらない歌とどっちも入っているので初ピーズにおススメ。
39 :
名無しのエリー :2009/05/13(水) 01:46:53 ID:YD2roC8n0
■とどめをハデにくれ(1993) ★★★★★ ピーズの中でもかなり特異な一枚。いつものくだらない事は全く無し。 焦り、諦め、絶望、自暴自棄を感じさせる曲ばかりでとにかく痛い。9曲で約53分という時間もすごい。 タイトルからして衝撃的な10分にも及ぶ曲『シニタイヤツハシネ〜born to die〜』や、 『日が暮れても彼女と歩いてた』などピーズの代表曲も収録。 聞くと暗い気分にひきずられるので自分はあまり通して聞かない(聞けない)けど圧倒的な存在感を放つ名盤。 でも初ピーズにはおすすめしない。 ■どこへも帰らない(1996) ★★★★★ ドラムのウガンダが脱退しピーズは二人に。サポートメンバーを迎えての録音。 前作の諦めからヤケクソやさぐれロックに。それでもなんとかやっていけると思える力強さがある。 曲はアップテンポの激しめだけど聞きやすいロックナンバーが多い。 諦めっぷりが痛々しい『底なし』や、ライブで盛り上がる『とどめをハデにくれ』など収録。 ピーズらしさに溢れてるので初ピーズにもおすすめ。 ■リハビリ中断(1997) ★★★★★ ギターのアビさんが脱退。小五郎(ギター)とよっちゃん(ドラム)が加入。オリジナルメンバーははるのみに。 「どうせ赤の他人だぜ うまくいくなら ぼろぼろもーけ まぐれを待っている」と歌う 『ハトポッポ』など、明らかに上手くいかないバンドの事を歌った曲が多い。 後にウルフルズがカバーしたり、伊坂幸太郎が小説を書いたりしたピーズの代表曲『実験4号』もそのひとつ。 前作に比べてやさしくさくっとした、ミディアムテンポの心地良い音。歌詞は力の抜けた諦め、ほんの少しの希望という感じ。 個人的には日が暮れる前の海で一人ぼっちでぼーっと座って聞きたくなるアルバム。 この後5年の活動停止に突入。 ■ブッチーメリー Theピーズ 1989-1997 SELECTION SIDE A&B(2001) 活動停止中に出た2枚のベストアルバム。 ライブ音源の『日が暮れても彼女と歩いてた』『どっかにいこー』がすごく良い。 カバー曲『恋は水色』もピーズらしくてイイ。 バランス良く入ってるので初ピーズにはいいと思う。
40 :
名無しのエリー :2009/05/13(水) 01:48:48 ID:YD2roC8n0
■Theピーズ(2003) ★★★★☆ 5年の活動停止後、はる、アビさん、シンイチロウ(from the pillows)の3人で活動再開。 はるの声もちょっとダミ声っぽく変わりおっさんロック化。 「死にたい朝まだ目覚ましかけて明日まで生きている」というフレーズが強烈な『生きのばし』が衝撃的。 一枚を通してとにかく生きることの本質がむきだし。ごまかし一切無し。 最後の『グライダー』も名曲。 ■アンチグライダー(2004) ★★★☆☆ 前作より前向きに明るく。いつまでもウダウダとうつむいてる人に対するきつい一言が結構ある。 明るい曲調が多くて聞きやすい。『眠る前に一発』が素晴らしい。 突出した曲が無くちょっとインパクトが薄い印象。 ■赤羽39(2005) ★★★★☆ 駄目は駄目なりに幸せにやってんよ、生きてればいーじゃん、という感じ。とにかくはるの詞が温かくて優しい。 どんなにダメダメな自分も、頑張ってる自分も認めてくれるような気分にさせてくれる。 激しいロックナンバーやバラード、ハッピーな曲、全部あってバラエティに富んだ一枚。 自分は一番聞くアルバム。 ■まとめ 今年で結成22年目を迎えるTheピーズ。 知名度はあまり高くないけどすごくかっこいいロックバンド。 はるの詞が独特で世界観が確立されている。とりあえずものすごく口語体。あと下ネタも多い。 アルバムによって結構雰囲気が違うので最初はびっくりするかもしれないけど、ハマる人はものすごくハマるバンドだと思う。 最初のアルバムは20年前のリリースだけど全く古さを感じないし、全員40越えの今も年なんか感じない。 気になったら是非聞いてみてほしい。
41 :
名無しのエリー :2009/05/18(月) 22:56:56 ID:klm8gcK50
ピーズ乙です
42 :
名無しのエリー :2009/05/20(水) 17:43:36 ID:ukU9PD3a0
先日ロックフェスで見た曽我部恵一BANDが素晴らしすぎたので、曽我部ソロ〜曽我部恵一BANDを。後、ランデヴーも。 ・曽我部恵一 ★★☆ ソロ1st。アコースティック色が強く、詩も子供の事を歌ったりパーソナルな感じの物が多い。まぁ曽我部は今後もそのような歌詞が出てくるが。 ちょっと地味な感じがするが、曽我部らしいと言えば曽我部らしい。 一部で話題になった「ギター」の「戦争にはちょっと反対さ。ギターを弾いている」というフレーズなど、その象徴かも。 ・瞬間と永遠 ★★ 1stに比べるとアレンジが幅広くなってきて、若干ポップな感じに。 先行シングルの「White Tipi」はサニーデイ時代からの盟友SUGIURUMUNとの共作でハウスっぽいかと思えば、「もしも」みたいなシンプルな曲まで。 悪いアルバムでは無いと思うが、ちょっと統一感に欠ける印象。 ・shimokitazawa concert ★★★☆ アコースティック弾き語りで行われたライヴアルバム。 このアルバムから自主レーベルである「ROSE RECORD」からの発売となる。 音は悪いが、ソロ後封印してきたサニーデイ時代の曲を収録してたり、フィッシュマンズのカバーあり聴いてて心地の良いアルバム。
43 :
名無しのエリー :2009/05/20(水) 17:45:21 ID:ukU9PD3a0
・STRAWBERRY ★★★★☆ 曽我部がやっとサニーデイの呪縛から解き放たれてロックに取り憑かれたかのようなアルバム。 あちこちの音楽誌でも叩かれてたがMixが荒く音が悪い。 でも、音が割れるくらい何だ!!!というくらいのロックモードに曽我部が突入している。 メロウな曲も入ってるが、全体的にバンドサウンドになっている。 ある意味、サニーデイが好きな人には曽我部ソロが聴けるかどうかの踏み絵的な作品。 ・青い車 ★★★★ 映画のサントラ盤。劇場とライヴ会場。ROSE RECORDの通販で販売されていた。 映画は見た事無いのだが、打ち込みとコラースで作られてる曲が多く(サントラだから当たり前か)、6曲で30分強と手頃な時間で聴きやすい。 STRAWBERRYとは違い完全に曽我部のソロワーク的な作品。 ・sketch of shimokitazawa ★★☆ 下北沢限定でまず販売され、後にリマスタリング&ジャケ替え&シークレットトラックを無くした全国流通盤がある。点数は後者で。 下北沢の再開発に反対するテーマで作られてる。 これも「青い車」と同じく曽我部のソロワーク的な感じで静かな曲が多い。 でも、不思議と「青い車」程印象に残らない。
44 :
名無しのエリー :2009/05/20(水) 17:46:58 ID:ukU9PD3a0
・ラブレター ★★★☆ この頃からバックバンドであったダブルオーテレサの解散もあって、本格的に曽我部ソロというよりバンドとしての活動が多くなる。 結果、このアルバムも前作とは違いバンドサウンド色が強く出てる。 歌詞もアレンジもシンプルになってきいて、バンドとしての初期衝動みたいな感じのアルバムになってる。 音はSTRAWBERRYより全然良くなってます。 ・LIVE AT PRAHA! ★★★ ラブレターをROSE RECORDの通販で購入した人への特典CD。 2005/6/28新潟プラハで行われたライヴを収録。 曽我部さん完全に酔ってますw アナログのみで発売された「世界のニュース」が収録されてたり、内容うんぬんよりコレクターズアイテムとしての色合いの方が強いかと。 でも、おまけとして付いて来たCDとしては内容、ボリューム共に十分すぎる。 ・LIVE (曽我部恵一BAND) ★★★ 曽我部恵一BAND名義として初めて発売されたライヴアルバム。 MC込みで11曲というのはライヴアルバムとして物足りない感じ。 でも「テレフォン・ラブ」のアレンジは今でもこのアルバムに近い感じでライヴで演奏されてるし、その前の恒例のMCも入ってる。 曽我部のライヴアルバムとしては音は良い方かな。
45 :
名無しのエリー :2009/05/20(水) 17:47:46 ID:ukU9PD3a0
・東京コンサート ★★★★★ サニーデイサービスの2nd「東京」の発売10周年を記念して行われた弾き語りライヴを収録したライヴ盤。 もう、元の「東京」が名盤だし、10年経っても色褪せる事無く聴ける事が素晴らしい。 今はCD、アナログ共に廃盤。ヤフオクでも高値がついており、再販を望む声が多し。 ・LOVE CITY ★★★★ ラブレターよりもバンドとして熟成してきた感じが見えるアルバム。 勢いだけではなく、メリハリもあり聴きやすいアルバムになってる。 特に序盤の曲の流れは良く、3曲目「恋人達のロック」は最近のライヴのオープニングに演奏される事が多い。 ・blue ★★★ 前作から8ヶ月という短い間隔で発売された作品。 夏に発売された事もあり、テーマも夏っぽい。 しかし、さわやかな夏というより、ちょっと気だるい夏という感じ。 気だるい夏というと曽我部はサニーデイ時代に「サマーソルジャー」という名曲を生んでしまってるので、どうしても地味な印象のアルバムになっている。 そのせいか、最近のライヴでもこのアルバムの曲が演奏される事は少ない。
46 :
名無しのエリー :2009/05/20(水) 17:48:51 ID:ukU9PD3a0
・おはよう (曽我部恵一ランデヴーバンド) ★★★☆ 曽我部恵一BANDとは別に裏でちまちまやってたランデヴーバンドの1st。 曽我部恵一BANDとは全く違いアコースティックでしっとり聴かせるバンドである。 派手さは無いがじっくり聴き込める良作。 曽我部さんの長女ハルコちゃんも参加w ・RENDEZVOUS BOX ★★★★ ランデヴーバンドのツアーと同時に行われたサニーデイサービスの4thアルバム発売10周年記念弾き語りのCD+ランデヴーバンドのライヴCD&DVD+未発表音源を収録したアナログ7’のBOXセット。 正直、「サニーデイサービス」のCDは曽我部の声質が変わってて当時の様な声が出ない事にガッカリするが、ランデヴーバンドの方のCDは素晴らしい。 聴いててその世界感に引きずりこまれるかのよう。 最後にサニーデイ時代の「24時のブルース」で締めてるのも凄く良い。 アナログは・・・まぁおまけw
47 :
名無しのエリー :2009/05/20(水) 17:50:38 ID:ukU9PD3a0
・キラキラ! (曽我部恵一BAND) ★★★★★ 満を持して発売された「曽我部恵一BAND」名義初のオリジナルアルバム。 もう、とにかく素晴らしい!の一言。 いい歳して子供もいるような大人が、高校生みたくバンド組もうぜ〜って感じで青春してる。まさに「キラキラ!」である。 全12曲35分の間素晴らしいロックンロールが聴ける。 そんな至福の時間を与えてくれる名盤。 ・トキメキLIVE! (曽我部恵一BAND) ★★★★ キラキラ!発売後のツアーを収録したライヴ盤。 名盤発売後のツアーなのだから悪いはずはない。 しかも22曲74分収録で1500円というお値段。 とりあえず、曽我部恵一BANDのライヴを見た事の無い人には聴いてもらいたい1枚。
48 :
名無しのエリー :2009/05/20(水) 17:53:23 ID:ukU9PD3a0
総評 サニーデイサービスという素敵なバンドが解散した事により、初期はサニーデイの曲をライヴでも封印してたり、もうバンドという物に嫌気がさしたのかな?とも思われた。 しかしバックバンドであったダブルオーテレサの解散により、ダブルオーテレサのギター上野智文とベース大塚謙一郎、サポートで参加してたドラムのオータコージとメンバーが固定出来、ライヴの本数も増え徐々にバンドという形になって行く。 結果、再びバンドを組み「キラキラ!」という名盤を作り上げる。 とにかく今の曽我部恵一BANDのライヴはホントに素晴らしいので夏フェス等行かれる方。ちょっと見てみるといいかもしれません。 曲なんか知らなくても全然楽しめます! また、サニーデイも再結成して音源を出したいと言ってるので、そちらも期待。 以上。長文かつ駄文なレビュー。失礼しました。
49 :
名無しのエリー :2009/05/20(水) 18:31:26 ID:hzmbFeYA0
曽我部レビュー、あまりにも自分とアルバムの評価が真逆だったので興味深かったですw。 乙です。
50 :
名無しのエリー :2009/05/28(木) 14:47:35 ID:K7gWL9IA0
想い出波止場 大音楽 未聴 水中JOE ★★ やたら評価の高い一枚、生音中心のカオスの塊。印象に残る曲が少ない ブラックハワイ 未聴 MANTAKO ★★★ EYE参加作。水中JOEとは異なり電子音中心のカオス パンクやアンビエントみたいな曲があって割りと楽しめるが、やはり印象は薄い 金星 ★★★ ホワイトアワーをどう評価するかで全体の評価が変わってきそう 個人的には最後の曲の方が断然好き 前作までと比べ無駄な音を少し削ぎ落とした印象 Vuoy ★★★ 非常にPOP、トラットリアからリリースされています。 クオリティーの高い曲が何個か入っているが、中でもfull circleが秀逸 大阪・ラ ★★★★★ 山本精一の集大成的な一枚、ROVOとボアと羅針盤のいいとこどりみたいな感じです 美しくて、儚くて、優しい音楽です
51 :
名無しのエリー :2009/05/28(木) 18:59:42 ID:d90DVN1o0
乙。 羅針盤やROVOの全曲レビューも見てみたいなぁ
52 :
名無しのエリー :2009/06/11(木) 11:08:48 ID:yuu3M0TOO
保守
53 :
名無しのエリー :2009/07/01(水) 00:05:04 ID:bRhIGW7Z0
需要無視新アルバム発売記念 ランクヘッド 影と煙草と僕と青 ★★★☆ 彼らの原点である1stミニアルバム。 一言で説明すると一時期流行った下北系によく見られる内向的な詩と、焦燥感のあふれるギターロック。 良曲揃いだが、良かれ悪かれ多少演奏と音質に荒さがある。 後にベスト盤にてリテイクされることになる代表曲「東京にて」「僕と樹」収録。 地図★★★★ メジャー1stフルアルバム。 M1の「音」からなだれ込むように始まる、直球ど真ん中のギターロックアルバム。 「千川通りは夕風だった(G.ver)」「白い声」「前進/僕/戦場へ(アルバムバージョン)」収録 特に「前進〜」のアルバムバージョンが素晴らしい。 どのバンドにも言えることだけれど、やっぱり1stアルバムの青臭さ、衝動感は素晴らしいと思う。 月と手のひら ★★★★ 前作から比べるとやや青さが薄れ、多少洗練されたような印象を受ける2nd。 歌詞の内容が、この辺りからより「生きる」ということを意識しだしたような感じがする。 ライブでよく演奏されるM1「月光少年」M3「体温」等従来通りエモーショナルなナンバー、ポップなM4「魚の歌」等収録。 シークレットトラックとして収録されている、HR/HMを愛するギタリスト山下壮をフューチャーした「YST」もかっこいい! プルケリマ ★★★★☆ 表題曲M1の力強く優しいミディアムロックナンバーから始まる2nd ミニアルバム。 十八番の疾走感あふれるポップナンバーM2「インディゴ」、シンガロングなM5「僕らの歌」そしてその余韻をぶちこわすかのように掻き鳴らされるM6「エレクトリック」どの曲の完成度も素晴らしい! ただ、スローナンバーのM3「木漏れ日」とM4「君とコスモス」がどちらも佳曲ながら連続しているためやや中だるみ感があるので0.5点ほど減点
54 :
名無しのエリー :2009/07/01(水) 00:06:56 ID:bRhIGW7Z0
LUNKHEAD ★★★ リアルタイムで追っていた人にとって、ものすごく衝撃的だったであろうかなりポップなシングルM2「カナリアボックス」M3「すべて」を収録した3rdアルバム。 今までもポップな楽曲もあったのだが、あくまでもアクセントとしての役割が大きかった。それが、セルフタイトルであるこの作品は、ほぼすべての楽曲がきらきらと輝きを放っている。 今までの深い、暗い青は見事に晴れ渡る空の青へと変化した。 ただ、M6「僕らの背中と太陽と」のような泥臭い曲が少ないので、前作までが好きだった人からすれば賛否両論もある。 FORCE ★★★★★ ポップに振り切った前作から1年後に発表された4thアルバム。 今作の先攻シングル「夏の匂い」「桜日和」「きらりいろ」も、前作同様のポップ路線だったため不安に思ったファンもいたのではないだろうか? しかし、今作は例えるならば地図+LUNKHEADと言った具合でポップとロックが入り交じった作品になっている。前作のポップ路線を上手い具合に飲み込み、より強固になったバンドサウンド。 M1の「OTO」から流れるように四十数分間があっという間にすぎてしまう。 実験的なM7「パラドクサル」やCD-EXTRAでダンスポップナンバーのカナリアボックスをロケンローアレンジしてみたりもうやりたい放題。 そしてヘヴィバラードM11「ヘヴンズドア」からの流れは秀逸! ENTRANCE 〜BEST OF LUNKHEAD age18-27〜 ベストのため評価なし 本人たち曰く会社側が無理矢理出した「曰く付きのベストアルバム」。 だが、それを前向きにとらえ新規ファンへの入り口として自分たちで作り上げたベスト。 新曲M1「ENTRANCE」、廃盤になっているライブ会場限定盤のみに収録されていたM15「スワロウテイル」前述したM16「東京にて」M17「僕と樹」のリテイクを収録と従来のファンにも楽しめる内容。まぁ4曲で3000円は高いけど……でもその分価値はあると思う。 この「僕と樹」は必聴もの
55 :
名無しのエリー :2009/07/01(水) 00:09:06 ID:bRhIGW7Z0
孵化 ★★★★ ベスト盤から間髪入れずリリースされた5thアルバム。 その内容は再び深い闇へ潜り込んだような鋭いロックアルバム。 かなり攻撃的なロックナンバーM1「id」から始まり、エレカシの「ガストロンジャー」を彷彿とさせるブチ切れロック「ぐるぐる」前作の「パラドクサル」をヘヴィーにしたようなM9 「ペルソナ」等1stと比較すると格段に演奏力、表現力が上がっているのがわかる。 ただし1曲1曲の個性が強く胃もたれもするので3rd以上に好き嫌いが分かれそう。 初めて書いたからめちゃくちゃ長いし拙いし終始客観的になれずorz 来週あたり新アルバムでるから、もし興味持ってくれた人は、ベストか新アルバムから入るといいと思うよ!
56 :
名無しのエリー :2009/07/01(水) 02:41:24 ID:3RsTmMvw0
このスレでランクの名前が出るとは思ってなかった。乙!
57 :
名無しのエリー :2009/07/08(水) 20:49:45 ID:Xv89m2I8O
誰かフラカンやって!
58 :
名無しのエリー :2009/07/28(火) 22:48:21 ID:oW5+er44O
あげ
59 :
名無しのエリー :2009/08/18(火) 19:09:13 ID:biZUcnWcO
あげ
60 :
留守電 ◆dUjw.fYSbE :2009/08/18(火) 19:25:27 ID:CZJZRqXWO
糞盤のレビューしてしかも絶賛してる奴見るとぶっ飛ばしたくなるよね
61 :
名無しのエリー :2009/08/18(火) 21:43:16 ID:mL9hQydOO
糞盤はない
62 :
留守電 ◆dUjw.fYSbE :2009/08/18(火) 23:27:03 ID:CZJZRqXWO
あと
>>50 コイツはニワカ
最近のROVOとか羅針盤を有り難がっちゃったりボアダムスも初期より後期を評価しちゃうタイプの典型的ニワカ
サンハウスのニワカでも聴いて出直してこい
63 :
留守電 ◆dUjw.fYSbE :2009/08/18(火) 23:36:22 ID:CZJZRqXWO
64 :
名無しのエリー :2009/08/19(水) 09:12:23 ID:+6W+WWNQ0
>>63 こんなんじゃない!と思うんなら
留守電さんも負けじとレビューしたらいいと思うのですー
65 :
名無しのエリー :2009/08/19(水) 15:20:07 ID:02ftl3jt0
留守電とかいうのまだ生きてたのwwwwwwww そしていまだに「価値観の違い」というものの存在に気づけてないのねwww
66 :
名無しのエリー :2009/08/23(日) 13:46:27 ID:o9/3oNJUO
スレ活性化のため馬鹿みたいたくさんだしてるベテラン勢 ハマショー元春えーちゃん陽水拓郎に無謀に挑む猛者募集中
67 :
名無しのエリー :2009/08/25(火) 00:17:35 ID:jKSghgoY0
ありそでなかったcymbalsを 1st.「That's Entertainment」 ★★★★★ ファーストにして最高傑作… って書くと雑誌の煽り文の様であれだが、 本当にその文章がぴったりの素晴らしい一枚。 cymbalsというバンドが持つ魅力を十分過ぎるほどに堪能することが出来る。 「Rally」「Answer Song」「My Brave Face」「What's Entertainment?」等名曲多数収録。 cymbalsの入門にはこれを激しくお勧め。 2nd.「Mr.Noone Special」 ★★★★☆ 前作収録のシリーズモノのインタルード「So You Want To Be A ROCK'N'ROLL STAR」に登場した インタビュアー、Mr.Nooneがcymbalsを紹介するというコンセプト(が実はある)アルバム。 前作よりも個々の曲の完成度は微妙に落ちてしまうが、非常に纏まりがありこれまた良盤。 初回盤は外箱つきのスペシャルパッケージで、ボーナストラックが一曲収録されている。 「Hey,Leader!」を聴くとcymbalsの歴史を知ることが出来ます。 3rd.「sine」 ★ ここでまさかの大コケ。売り上げがコケたかどうかは知らんが作品として完璧にコケている。 なんか中途半端なエレクトロに走っている。本当中途半端としか言いようが無い。 ジャケットは良いんだけどなあ…でもこれもいささかcymbalsらしくないジャケットだし… 4th「Love You」 ★★☆ ラストアルバム。 恐らく彼らなりの原点回帰なんだろうが、いまいちパッとしない。 今聴くと典型的な「解散するバンドが出すラストアルバム」の雰囲気が漂う。 例えばスーパーカーの「Answer」やミッシェルの「Sabrina Heaven」みたいな感じ。
68 :
名無しのエリー :2009/08/25(火) 00:19:09 ID:jKSghgoY0
あ、ミッシェルの「Sabrina Heaven」は正確にはラストアルバムではないんですが、 最後のフルアルバムがこの作品なので便宜上この作品の名前を描きました。
69 :
留守電 ◆dUjw.fYSbE :2009/08/25(火) 00:39:57 ID:sbtPMmQXO
糞レビュー乙です
70 :
名無しのエリー :2009/08/25(火) 02:25:02 ID:jKSghgoY0
>>69 まあ糞だよね、ぶっちゃけ
>>非常に纏まりがありこれまた良盤
とかバカかよ
まあ書いたの俺なんだけど
71 :
名無しのエリー :2009/08/25(火) 02:51:28 ID:68UJPxmR0
まぁおちつけ anthologyは?<シンバルズ
72 :
名無しのエリー :2009/08/25(火) 03:01:28 ID:Y20X3tbP0
424 :留守電 ◆dUjw.fYSbE :2009/06/07(日) 15:21:39 ID:mXOXxejnO
>>423 エンケンいいよな!俺もエンケンなら満足できるかなが一番好き。東京とかよりもああいうひたすらピュアなアコースティックさを出したアルバムのがエンケンはいいよね。
一曲目の浮き具合もいい。ようつべの満足できるかなも最高にかっこいいよな!
>最高にかっこいい
こうゆうのが糞じゃないレビューのようです。
73 :
名無しのエリー :2009/08/25(火) 04:06:20 ID:jKSghgoY0
>>71 持ってなかった。ごめん。
ライブアルバムも出てるのか、知らなかった
74 :
名無しのエリー :2009/08/25(火) 04:41:31 ID:68UJPxmR0
>>73 謝ることじゃないぜよ
俺もライブアルバムは知らんかったw
シンバルズ乙。That's Entertainmentは最高だね〜
>>72 あのね、それレビューじゃなくて感想だからね(^-^)
76 :
名無しのエリー :2009/08/26(水) 01:24:33 ID:7QW4jEVr0
>>66 ここでまさかの中島みゆきを…と思いかけたが、
聞き込むと精神的にクる(特に初期)から避けたほうが賢明な気がしてきたw
77 :
名無しのエリー :2009/08/28(金) 23:53:00 ID:Tq7fcsQN0
洋板にはザッパに挑戦した猛者がいたが途中で音沙汰無しになったな
78 :
名無しのエリー :2009/08/31(月) 19:33:45 ID:YIzW9EolO
あげ
79 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 03:29:59 ID:9CPkeM7U0
既に一つレビューがあるので需要はないけれど、ピチカートやります。 リミックス盤は除外しました。あと、いくつか除外した企画盤、ベスト盤があります。ご了承ください。 1st「Couples」 ★★☆ ファースト。「日本のソフトロックの名盤」という評価を成されることが多い。 しかし「ピチカート・ファイヴ」の作品としては微妙だと思う。 爽やかな名曲「サマータイム・サマータイム」や「そして今でも」といった良曲もあるにはあるのだが、 なにより佐々木麻美子嬢のヴォーカルがいけない。 いや、すごくいい声ではあるんだが、どうも曲と合ってない様な気がしてならない。 それに音も薄く、なんというかいまいち作品に入り込めない。なんだかんだで色々と不満感が残ってしまう。 もっと自分の音楽の懐が広ければ楽しめるのかもしれないが… 2nd「Bellissima!」 ★★★★ ところがこの一作でその不満感が一気に解消する。 田島貴男氏がヴォーカルになり、曲の方も一気にソウル路線になり大きな変化が現れる。 当時山下達郎や音楽評論家にボコボコに貶され、 意外なことに小西さん自身も「あれは失敗作だったと思った。余裕やユーモアが全く無かった」と語ったことがある一枚。 しかし今聴いても古さを感じないキャッチーさとポップさがあり、むしろ今の時代にこそ通用しそうな曲が並ぶ。 特にラストの「神の御業」は凄い。もしピチカートに興味を持ったならば、是非一度聴いていただきたい。 その他にも「水泳」や「これは恋ではない」等名曲を多数収録。
80 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 03:30:46 ID:9CPkeM7U0
3rd「女王陛下のピチカート・ファイヴ」 ★★★☆ 前作での「ユーモアが無い」という反省点を踏まえて作られた一作。 この作品は架空の映画のサウンドトラック、というコンセプトのもとに作られた作品で、 実にサントラ盤らしい何でもありな世界観で豪華絢爛。遂に小西さんがメインボーカルを取る。 やや纏まりが無いような気もする…しかしこれも良盤であることには変わりない。 「恋のテレビジョン・エイジ」「リップ・サーヴィス」「女王陛下よ永遠なれ」「夜をぶっ飛ばせ」あたりが聴き所か。 オリジナル盤ラストには「ゴーゴー女王陛下」という小西さんらしいとても面白いナンバーが入っているのですが、 再発盤だとカットされてしまっている(サンプリングの問題らしい)ので、オリジナル盤がお勧め。 4th「月面軟着陸」 ★★★★★ 個人的に初期ピチカート・ファイヴというか、 ピチカート・ファイヴというユニットの歴史全体の中でも一つの到達点であると思っている傑作。 過去の曲をリアレンジして収録したベスト盤的な内容。未発表曲もいくつか収録されている。 今後このようなアルバムを作れるアーティストはそうそういないと思う。 リミックスという手法がまだ一般的ではなかった時代。正に時代を先取りしていたといえる。 そして、曲に施されたリアレンジがとにかく素晴らしい。 「皆笑った」とか80年代後期のポップスが好きな人が聴けば琴線直撃で即死もの。 ついでに「夜をぶっ飛ばせ」の弾き語りバージョンが何気に秀逸。「セックス・マシーン」のセルフカバーも良いね。 あと、「これは恋ではない」の笑撃のラップ・バージョン(奥田民生参加!)がサンプルの問題でカットされているので オリジナル盤を激しくお勧め。お値段ちょっと高めかもしれないけれど。
81 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 03:32:02 ID:9CPkeM7U0
5th「女性上位時代」 ★★★ 田 島 さ ん 脱 退。 そして野宮さんが加入し、一般的な「ピチカート・ファイヴ」像がここからが少しずつ出来上がっていく。 ちなみにピチカはこの頃5ヶ月5作品連続リリース企画をやっていて、この作品はその企画の締めくくりとして発売された。 ぶっちゃけピチカート・ファイヴ史で見ればかなり地味なアルバム。 何気に野宮さん加入とかコロンビア移籍とかバンド史には重要な時期に出された作品なんだけれどね… でも内容はいい。感涙かつカッコいい名曲「ベイビー・ラブ・チャイルド」やお洒落でカッコいい「大人になりましょう」など。 バラエティ性にも富んでいて、なかなか良盤だと思うんだけれど正直頻繁に聴きたいとは思わない… 全体的に音が薄い。合間合間にメンバーへのインタビューが入ってるのがなんか面白い。 あと冒頭の「私のすべて」の歌詞はもう、あまりにも壮絶すぎるwこの曲が野宮さんのイメージを固定したといっても過言ではない。 6th「スウィート・ピチカート・ファイヴ」 ★★★★☆ この後、ピチカート・ファイヴはクラブミュージック方面への傾倒も見せていくのであるが、 この作品こそがその傾倒の最初の一歩なのではないのだろうか?(悪いレビューの例:読み手に疑問文を投げかける) とにかく一曲一曲がくそ長い。10分超は無いが、ジングルの「CDJ」を除けば最短の曲が5分31秒という… しかしとにかく曲が長い上、完璧にクラブミュージックに傾倒しているにもかかわらず全曲不思議なくらいにポップ。 後のピチカート・ファイヴの方向性を決めたであろう超重要作。収録曲名を借りて言えば「キャッチー」。 名曲「万事快調」はこのアルバムに収録されている。また前述の「キャッチー」も勿論名曲。 そしてこの作品はオリジナル盤のジャケットが最高。内容をかなり的確に表した名ジャケットだと思う。 今作には全曲リミックスのアナログ盤なんて代物もあったりするが、あんまり聴いてないので紹介だけに留めます。
82 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 03:34:14 ID:9CPkeM7U0
7th.「ボサ・ノヴァ2001」 小山田圭吾との共同プロデュース。この頃多分まだ「コーネリアス」って名称も無かったんじゃないかなー… …このアルバムの収録曲とは生理的に反りが合わないのでレビューを省略させてください…ほんとうにごめんなさい… あ、でも「我が名はグルーヴィー」は名曲ですね。好きですよこの曲。 企画盤「ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ」 ★★☆ 解説不要のあの番組「ウゴウゴ・ルーガ2号」の主題歌に問答無用の名曲「東京は夜の7時」がタイアップされ… という説明をする前にタイトルがすべてを物語っている企画盤。 企画盤の宿命か、また収録曲の殆どがカバー曲ということも働き、非常に印象が薄い一枚。 しかしこれに収録されている「東京は夜の7時」は同曲の様々なバージョンのなかで一番良い。 ストリングスを豪華に使ったアレンジになっていて、この曲のメロディが持つ本来の良さが一番活きている。 後に出されたベスト盤「ピチカート・ファイヴJPN」「pizzicato five we love you」にも入ってます。必聴! それに何よりウゴルーのキャラと野宮さんの掛け合いが聴いていてとっても楽しい。 が、権利上の関係で廃盤ののち再発されず今に至る。 「ラブラブショー」とか「ミー・ジャパニーズ・ボーイ」のカバーのスタジオ録音日本語版とかこれでしか聴けないんだよなあ… 今作、高浪さんはメンバーとしてのクレジットはされているものの、もう音にはほぼ参加していなかったんじゃないかと…
83 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 03:35:27 ID:9CPkeM7U0
8th.「オーヴァードーズ」 ★★★★ ついに高浪さん脱退。 一般的な「ピチカート・ファイヴ」像(=野宮・小西)がここで完成する。 これぞ90年代ピチカート!なポップソングが続々と出てくる佳作。初心者にはこれから聴くことをお勧め。 ピチカートは好きじゃなくても渋谷系が気になって買ったからこれは持ってる、という人は多いのでは? 中期ピチカートを代表する名曲「ハッピー・サッド」、クラブミュージックの高揚感を生演奏に落とし込んだ「エアプレイン」、 ナレーションがキマっている「If I were groupie」、陽気な中にも切なさ漂う「クエスチョンズ」など良曲を多数収録。 マグリットの絵画を思わせる「顔に林檎」とニューヨークを融合させたジャケットもいいね。 しかしこれに収録されている「東京は夜の7時」は超長尺のアルバムバージョンになっていてかなりガッカリ。 シングルバージョンより歌詞が長くなっており、その追加部分で曲の主人公のその後を描いた点は興味深いが… 発売当時「東京は夜の7時」が聴きたくて買った人はこれどう思ったんだろう。 ベスト盤「ピチカート・ファイヴTYO」 ★★★ なんてことはないベスト盤。しかし一部の曲はバージョン違い。 「陽の当たる大通り」は瀧見憲司によるリミックス。 「ハッピー・サッド」はコーネリアス率いるバンドが演奏を担当した新録バージョン、など… 特記するならば、これに入ってる「CDJ」の完全版がかなりの名曲です。 個人的にピチカート・ファイヴ史上屈指の名曲。
84 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 03:36:59 ID:9CPkeM7U0
9th.「ロマンティーク96」 ★★★☆ タイトルは「96」だが発売は95年。まとめサイトに既にあるレビューの通り、コーネリアスの「69/96」に合わせたんだと思う。 個人的に「女性上位時代」に匹敵する地味盤。でもこっちの方が良い作品だと思う。 この頃、野宮さんは中々にハッピーだったのだが、一方の小西さんは離婚。 そのせいもあるのか、明るい曲も入っているのに「オーヴァードーズ」とは比べ物にならないくらいシリアスな雰囲気。 特にラスト3曲の流れは誰がどう聴いても製作者が鬱入ってたと分かる。こっちまで暗い気分になる… その3曲の流れの一番重要な部分を飾るのが「悲しい歌」。別離していく妻のために捧げられた4分51秒。 この曲の為だけに星一つ消費できる。それぐらい名曲。歌詞がまた泣かせる。 他にも陽気なタンゴ「三月生まれ」、兎に角お洒落な「キャットウォーク」、名カバー「good」(原曲はPLASTICS)を収録。 因みに、Fantastic Plastic Machineのメジャーデビューがこの作品だったりする。4曲目「ジェット機のハウス」がそれ。 ミニアルバム「フリーダムのピチカート・ファイヴ」 ★★★★☆ リミックス盤「宇宙組曲」と同発の企画盤的作品… だがピチカート流儀のロックとも言えるとても興味深い内容。一曲目の「エアプレイン’96」からしてぶっ飛んでいる。 澄ましたポップだった原曲をここまでぶっ壊すかというほどギターがガンガンに鳴り、叫び声まで入る過激なアレンジ。 その他もロックのフィーリングが強い曲が多く、さらに他の作品であれだけ使っていた打ち込みを全く使っていないというかなりの異色作。 しかしそれがかえって曲本来の良さを引き出す結果になっており、気軽に聴ける素晴らしい一枚になっている。 休日の倦怠を歌い上げる「ドミノ」、軽快で気持ち良いインストナンバー「Holger & Marcus」、 穏やかな名曲「子供たちの子供たちの子供たちへ」など曲の水準がとても高く、 ピチカート・ファイヴをあまり知らない人にも是非聴いて欲しい隠れた名盤。…なのに限定盤だったため再発されず。 この前の再発でもオミットされ、結果今も廃盤になりっ放し…まあブックオフ等では結構見かける一枚なので入手は難しくないです。
85 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 03:39:03 ID:9CPkeM7U0
企画盤「great white wonder」 ★★★ アウトテイク、レア曲などを収録した簡単に言えばファン・マニア向けの企画盤。しかしこれがなかなか面白い。 しょっぱなから野宮さんのアカペラによる「きよしこの夜」が流れてきて意表を突かれるw 教育番組のテーマ曲として製作されたポップな隠れた名曲「『キッズ・チャレンジ』のテーマ」 「三月生まれ」の夏木マリが歌ったヴァージョン、長すぎてラジオ局のジングルとして機能しているのか気になる「T-FM ジングル」 自転車操業的に作品を製作していたピチカートには非常に珍しいアウトテイク2曲「K・I・S・S」「スペルバウンド」 静かで美しい「東京は夜の7時」アコギヴァージョン、 ラストの野宮さんの声が幾重にも重なりいろんなアニメ・ドラマの死亡シーンが脳裏に浮かぶ「きよしこの夜」 …とまあ一通り書いてみたわけなんですが、これが面白いのは自分がある程度ピチカートの基礎知識があるからで、 逆にピチカートを殆ど知らない人が聴いても何が面白いのかがイマイチ分かりづらいと思う。 というわけで一行目にも書きましたがこのアルバムはファン・マニア向けですね、初心者にはあまりお勧めできない。 余談ですが、CMのために作る曲って本当に15秒しかないんですね。iLLのビートルズのカバーもなんだかんだで1分半ぐらいしかなかったし。
86 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 15:18:30 ID:9CPkeM7U0
10th.「ハッピー・エンド・オブ・ザ・ワールド」 ★★☆ この前に色々とあったので解散説が流れたりしたが勿論解散せず。 ここから発売が小西さんが立ち上げたレーベル、レディメイド・レコーズになる。 で、これが完璧にクラブミュージックに傾倒していて…ぶっちゃけ聴くのが辛い。 「スウィート・ピチカート・ファイヴ」のようなキャッチーさが今作は希薄で、メロディが弱い曲が多い。 なんというか、ピチカート・ファイヴ作品というよりかは「DJ小西康陽」の作品を聴かされてるような感じ。 でも自分は「ピチカート・ファイヴ」が聴きたいのであって…初心者には全くお勧めできない。 そんな中にあってポップさと哀愁が同居した名曲「私の人生、人生の夏」が際立っている。これは聴くべき。 延々と夏木マリがそこはかとなくエロスなストーリーを語る「PORNO 3003」なんて面白い曲も入ってる。長いけど。 (なお、この曲には「黒い十人の女」ニュープリント版公開に即して製作された故・岸田今日子ヴァージョンも存在する) ベスト盤「ピチカート・ファイヴJPN」 ★★★★ ピチカートの数あるベスト盤の中でも一番選曲が優れている作品。 オリジナルアルバム未収録のピチカート髄一の名曲「メッセージ・ソング」を収録している。 (この曲って何気に8cmシングル盤とこれと「Singles」にしか入ってないのね…名曲なのに…) また、このベストのために製作された「Lesson 3003」が非常にカッコいい。PVも必見。 その他の収録曲もピチカートが一番おいしかった時期の更においしい部分を選り抜いているので非常にお勧め。 賑やかな曲から穏やかな曲まで均等にセレクトしているところもポイント高し。ベスト盤の中ではこれが一番じゃないかな。
87 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 15:21:27 ID:9CPkeM7U0
11th.「プレイボーイ・プレイガール」 ★★★★★ 個人的に後期ピチカート・ファイブの最高傑作だと思っている一作。小西さんの持つメロディセンスが余すところ無く発揮されている。 世間が「ピチカート・ファイヴ」の名前を聞いたとき想起するような音は大体この作品に詰まっていると思う。 歌詞も曲も細川俊之のナレーションももう何もかも隅から隅までキャッチーでポップ。ポップが嫌いな人が聴けば1分で死ぬレベル。 しかしこのポップさこそピチカートの醍醐味だと(自分は)思っているので、やはりこれが後期ピチカートの最高傑作ではないかと。 特記すべきは「華麗なる招待」。これまたポップで華やかな曲に乗せてピチカート流儀の死生観が歌われる。 後期ピチカート・ファイヴの姿勢をかなり如実に表した曲だと思う。シリアスさと華やかさが両立した奇妙な世界。 また、シングルヴァージョンでは騒々しい曲だった「大都会交響楽」がかなりシンプルなアレンジで収められているのも面白い。 「きみみたいにきれいな女の子」もメロディを生かしたかなりシンプルなアレンジで収録。(実は結構賛否分かれているアレンジなのだが…) 初回盤の、箱の中に肝心のCDの存在感が薄くなりかけるほど大量のおまけを入れたパッケージングも内容を忠実に表現している。
88 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 15:23:25 ID:9CPkeM7U0
12th.「PIZZICATO FIVE」 ★★★★☆ 前作から一転、シリアスな空気の漂う内省的な作品。これを最高傑作に上げる人もいる。 なぜか唐突に「連載小説」のセルフカバーが入っていたり、「ダーリン・オブ・ディスコティック」がやたらミニマルな曲になっていたり、 「パーフェクト・ワールド」を何故か弘田美枝子が歌っていたり(アレンジもシングルバージョンのあの爽やかさとは程遠い…)と何か妙な雰囲気。 感覚的な表現になってしまうが、どんなに明るい旋律を鳴らされてもすべてが曇り空の下で繰り広げられているような印象。 歌詞もどこか翳りを感じさせるものばかり。それ故に聴いているとなんだか暗い気分に。それ故に「ローマ」だけ浮いているw アルバム冒頭を飾る「また恋におちてしまった」の爽やかさと悲しさが同時に慕う感じがこのアルバムの全てでは。 そんなアルバムの最後を飾る曲が「グッバイ・ベイビイ&エイメン」。哀愁を感じさせる名曲なのだが、当然の如く解散説浮上。 まあ、このあとも少しだけピチカート・ファイヴは続くのだが、小西さんの中では既にこの辺で解散の青写真が出来ていたのかもしれない… というのは考えすぎかな。
89 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 15:25:07 ID:9CPkeM7U0
13th.「さ・え・ら ジャポン」 ★★★☆ ピチカート最後の作品にして最大の問題作。「日本」というコンセプトの元に豪華なゲスト陣を総動員してお祭り騒ぎ。 さくらさくら、東京、現代人、君が代、グランバザール、キモノ、すき焼き、ジャズ、ロック、ポップ、ポケモン(!?)ともうやりたい放題。 日本のブランド名やアーティスト名、映画監督名をこれでもかと列挙した「Fashion People」、厭味なのか褒めてるのか「現代人」、 イマクニ?とレイモンド本人出てきちゃったよ「ポケモン言えるかな?」横山剣っていい声してるなあと再確認できる「スキヤキソング」 何故フランス人に歌わせた(そしてピチカートのオリジナルアルバム最後の曲…)「愛飢えを」… とまあここまで書いていただければ分かるとおり日本というコンセプトがあればなんでもいいので統一性皆無なのだが 実際聴いてみるとどんな曲でも全て「ピチカート・ファイヴ」の曲になってるあたりは、もう、なんていうか末恐ろしいw そんな中にも「大東京」とか「NON STOP TOKYO」等従来のピチカートらしい曲も挟みこまれていてなかなか良盤… なのだが、野宮さんの出番がかなり少ない。これは…いいのか?まあ、だから解散したんだろうけれど…。 なので収録されている曲は紛れもなくピチカート・ファイヴの曲なのに野宮さんの声が少ないせいで ピチカート作品を聴いた気分にならないという妙な事態に…あと、「12月24日」はどう考えても改悪(ふかわりょうは面白かったけど)。 兎にも角にも小西さんはこの作品の出来に満足。そして、ピチカート・ファイヴの歴史に幕を下ろす。 ベスト盤「ピチカート・ファイヴR.I.P.」 ★★ 解散後に出されたベスト。 うーん。選曲がそこまで良くないし、それに「また恋におちてしまった」が変なリミックスになってたり、 「東京は夜の7時」のリミックスもあんまり良くないし…でなんか魅力に欠ける盤。 でも「私のすべて」「サマータイム・サマータイム」の再録は結構面白い。 あと「パーフェクト・ワールド」のシングルバージョンはやっぱり良いね。
90 :
名無しのエリー :2009/09/19(土) 15:27:01 ID:9CPkeM7U0
総評: ピチカート・ファイヴは人によって評価する部分が全く違うグループです。 今回のこのレビューでは自分が後期のポップ路線と初期のテイストを好んだ結果が反映されていますが、 初期のソウル、R&Bやソフトロックの再構築とも言える作風が特に好きな人がレビューを書くと評価が大きく違ってくると思います。 勿論このレビューは数十日ぐらいかけて書いたものなので無駄だとは思いたくないんですがw、 グループの特性上「これが皆も認める最高傑作!」というのが出来にくいので、早い話実際に聴いてみてください。 購入時にでも「あのつまらないレビューでなんかこう書かれてたなー」と記憶の隅にでもとどめていただければ幸いです。 ただ、期待した結果と違っても責任は取れませんw。別の時期の作品を聴いていただければ、 好みに合った作風を見つけ出すことが出来ると思います。ベスト盤が多いグループでもあるので、それも活用してみてください。 付録:ベスト盤一覧(レビューしたものには★印が付いてます) ピチカートマニア! (最初期の曲を収録。全曲オリジナルアルバム未収録) ピチカート・ファイヴTYO ★ ANTIQUE 96 (CBS/SONY時代を総括したベスト) ピチカート・ファイヴJPN ★ ピチカート・ファイヴR.I.P. ★ Singles (名前通りのシングルコレクション) pizzicato five'85 (「ピチカートマニア!」と同内容) THE BAND OF 20TH CENTURY (CBS/SONY時代のベストとライブ音源収録の2枚組み) pizzicato five we love you (平林伸一選曲) pizzicato five I love you (小西康陽選曲 どっちかって言うとマニア向け)
91 :
名無しのエリー :2009/09/20(日) 12:12:51 ID:d5RksMKe0
超乙! 読んでて楽しかったです やっぱPBPGだよなー でも、さえらも好き
92 :
名無しのエリー :2009/10/04(日) 22:09:08 ID:dDmsG+1x0
THE BACK HORN 1レス内でレビューします。 ind.何処へ行く ★★★☆ 暗いとか毒々しいというよりTHEBACKHORNの等身大という感じのアルバム。 暗さもあるし、哀愁もある。ファーストデモテープでタイトルナンバーの「何処へ行く」は 今でも夕暮れ時に日本的民家のある道を通ると必ず思い出す。 それ位、強い哀愁を感じる。 ind.甦る陽 ★★★ 曲作りに対して模索しているという感じの意欲作。ここからも溢れる才能を感じ取る事ができる。 「リムジンドライブ」のように一つの物語のようになった作品もあり、独特な世界観が見られる。 1st.人間プログラム ★★★★★ ドロドロの世界観、ジャケット絵の人間まみれの絵が気に入れば 買って損無し。ほぼアルバムの内容を表している。 バンドの代表曲「サニー」はまさにTHEBACKHORNを表していて 光と影の両方を感じ取る事ができる。自分が最初に聴いてハマったアルバム。 2nd.心臓オーケストラ ★★★★★ 前作を踏襲した激しい曲もあるが、際立つのは静かな曲。 「夏草の揺れる丘」ではそれまでドロドロだったものが洗い流されるような気にさえなれる。名盤。 3rd.イキルサイノウ ★★★★☆ 歌詞の重みに磨きがかかったアルバム。 人生がどうでもよくなったり自暴自棄になった時に聴きたくなる。 生死観に及ぶまで深く考えて作りこまれているアルバム。 4th.ヘッドフォンチルドレン ★★★★ 前後のアルバムに関連性を感じない独特なアルバム。 ジャケットの色のように「白」を感じさせるけど 純粋の白、じゃなくて空虚の白。表題曲の「ヘッドフォンチルドレン」は 空虚な気分の時にピアニカが悲しく響いてくる。 5th.太陽の中の生活 ★☆ シングルはPOPとして聴けるという程度。この頃はカップリングの方が地味に良かった。 6th.THE BACK HORN ★★ 曲が垢抜けるのは全然構わない事。 ただそれが自分に合わなかったというだけ。悲しくも無いし未練も無い。
93 :
名無しのエリー :2009/10/05(月) 04:12:47 ID:RNagDMlf0
ベストはともかく、最新作削ってまで1レスに収めなくても… 聴いてないのか?ヘッチル以降イラネって言ってた人が帰ってきたアルバムだぞ
94 :
92 :2009/10/05(月) 18:13:00 ID:caGSNDih0
>>93 それは初耳でした。
試聴で少し聴いたけどそれじゃ分からないよね
機会があれば聴いてみます
95 :
名無しのエリー :2009/10/06(火) 00:09:14 ID:uDysfmyo0
>>93 未練がない。って書き込んでるし、7thはもう聴く気も起きなかったんじゃないかな。
5th6th嫌いじゃないが、やはり初期に比べたら色々代わってるから仕方ない……。
>>92 乙!! まだ見てるようだったら、よければ7thも聴いてあげてくれ。パルスは良かったからさ
96 :
名無しのエリー :2009/10/27(火) 00:39:51 ID:V8i/zca80
ho
97 :
名無しのエリー :2009/10/28(水) 13:10:41 ID:iG/7hNb3O
書き込みなさすぎw age
98 :
名無しのエリー :2009/11/24(火) 00:55:49 ID:BVyGor4h0
ho
99 :
名無しのエリー :2009/12/18(金) 00:17:32 ID:CwddOMbr0
保守
100 :
名無しのエリー :2009/12/18(金) 00:27:12 ID:KYkUXC6f0
100get
ho
どなたかフジファブリックを…
フジファブリックを自分の聴いた範囲(メジャー以降)で。 1st.フジファブリック ★★★★☆ フジファブリックという音楽を認識させるにあたって、これ以上ないアルバム。 フジファブリックの柱は大きく分けて二つあって、 一本が桜の季節、陽炎、赤黄色の金木犀というシングルに代表されるが叙情的な曲。 もう一本が追ってけ追ってけ等に代表される俗に"変態"とか"キワモノ"と呼ばれる曲たち。 この二つが反発せず、よいバランスで寄り添っているという点でこのアルバムは素晴らしい。 セルフタイトルつけるだけはある。外せない一枚。 2nd.FAB FOX ★★ フジはメジャーデビューからシングル4枚を春夏秋冬になぞらえてリリースしたわけですが、これが4曲全て名曲。 春夏秋は前作に収録、冬である銀河はこちら。 前3作に対し、銀河はどちらかというと前述の柱の二本目にそったもので、それをまんま広げたのがこのアルバム。 簡単に言うとネタ色強し。そして軽い。内容的に重い曲でも印象として軽い。 軽いだけのネタ曲ならフジじゃなくても…という感じ。 ただ茜色の夕日だけはガチ。 3rd.TEENAGER ★★★ 恐らくフジの中で色々とふんぎりがついたアルバム。 ネタはとことんネタに、叙情的なものはとことん叙情的に。 ベクトルを絞ることによって、より濃度を増した印象。 そして今までにプラスしてポップさという3つめの武器を見せはじめる。 ポップなんてフジがやらなくても、という気もするがバランスは悪くない。 音はいい意味でスッキリした。
4th.CHRONICLE ★★★★ 何があったんだっていうぐらい、およそ今までのフジのイメージとはかけ離れた一枚。 超ポップ。すげぇわかりやすい。なのに心に響く。切なさ満載。 バウムクーヘンかSugar!!を聴けば分かってもらえると思う。 志村が「僕ってこんなちっちゃな人間なんだよ」とつぶやくように歌う。 アルバムの7割ぐらいそんな感じだけど、この曲達がほんとにいい。一番リアルなアルバム。 箸休め、という感じでフジにしてはハード目な曲も3曲収録。ネタ要素はここにだけ軽く継承。ライブ用? あと揺れる不思議ナンバーもひとつ。 今こんなこと書きにくいけど、これからのフジが楽しみな一枚。 唯一の難点は15曲78分と長いところ。似た色の曲多いし、もうちょっと曲数絞ってもよかったのでは。 ■まとめ フジが気になる人はとりあえず1stを。 あと現状的にCHRONICLEは聴いてると涙出そうになる。 多分フジ大好きだった人は泣いてる、それか聴けない。 これからフジはどうなるんだろう。
前スレでサニーデイの全アルバムレビューをした者ですが Future Kissのレビューだけ出来なかったのでやります FUTURE KISS★★★ サニーデイ初のライブアルバムはなんと幼稚園でのライブ。 幼稚園でのライブということで一般的なライブアルバムと違い迫力には欠けますが リズムボックスとコーラスをうまく使ったアレンジがよく効いています 観客(園児たちがほとんどですがw)の声と相まって楽しげな印象を持てるライブアルバム。 Sly&The Family Stoneと大瀧詠一のカバーも聴けます
BIRTHDAY クソレビューなのは分かってる 1st rollers romantics かなり風通しのいいビートアルバムで捨て曲無しのまあ良盤だと思う kiki the Pixyなんかで軟投派て感じのイマイのギターが堪能できる チババンドにかつての盟友クハラ参加でこのアルバムからまた伝説が始まる! なんて期待を持たせやがった1枚 2nd TEARDROP 1stからギアのシフトを落として馬力上がったけど1曲1曲の存在感も薄くなった そんで中盤ダレて眠くなる 若いべーシスト平井の成長でまだまだバンドに伸びしろがある感じもするけども 「プレスファクトリー」「アリシア」が無理して盛り上がってるような雰囲気があってダウナーになる それでもラストナンバーKAMINARI TODAYのチバの絶叫にギリギリの所でリアルを感じるのが救い mini MOTEL RADIO sixty six このミニアルバムが1番好き ポップでドキャッチー 聞きやすいだけと言ったらそれまでだけども やっぱこのメンツだったらチバが前にでてナンボだろう tr.1「カレンダーガール」でガッチリ襟を掴まれ「6つ数えて火をつけろ」でブチあげる流れが秀逸で 「LUCCA」みたいなチバ節のラブソングはやっぱグッとくる エミネムのママネタのラップの用に
3rd NIGHT ON FOOL 3rd位からメンバーがしっくり噛み合ってきたのか音の軸が太くなった tr2「まぼろし」から1曲ごとに少しづつテンションが上がってくのは面白い 4rh STAR BLOWS なんかイマイチ聞く気がしない 「愛でぬりつぶせ」がboowyとかエレカシみたい これ聞くなら他のCD聞いた方がいいかな、ツアー行けば違って聞こえるんだろうか カッコいい曲はたくさん出たけどマスターピースと思える曲は今の所ない 聞いてるだけで内臓が腐りそうな打ち込み系のRemixにチャレンジしたりしても何も変わらない チバに緊張感を持たせられるメンバーを入れた方がい
4thだった お恥ずかしい
111 :
名無しのエリー :2010/03/18(木) 12:27:28 ID:hICnDD/z0
乙です
112 :
名無しのエリー :2010/03/18(木) 18:02:17 ID:kow+nBcj0
中島みゆき 1st 私の声が聞こえますか ★ 2nd みんな去ってしまった ★★★ 3rd あ・り・が・と・う ★★★★ 4th 愛していると云ってくれ ★★ 5th 親愛なる者へ ★★★★ 6th おかえりなさい (未聴) 7th 生きていてもいいですか ★★ 8th 臨月 ★★ 9th 寒水魚 ★★★ 10th 予感 ★★ 11th はじめまして ★★ 12th 御色なおし (未聴) 13th miss M. ★★★ 14th 36.5℃ ★★★★★ 15th 中島みゆき ★★★ 16th グッバイ ガール ★★ 17th 回帰熱 (未聴) 18th 夜を往け ★★★★★ 19th 歌でしか言えない ★★★★★ 20th EAST ASIA ★★★★★
113 :
名無しのエリー :2010/03/18(木) 18:04:19 ID:kow+nBcj0
21st 時代-Time goes around- (未聴) 22nd LOVE OR NOTHING ★★ 23rd 10 WINGS ★★ 24th パラダイス・カフェ ★★★★ 25th わたしの子供になりなさい ★★★ 26th 日-WINGS (未聴) 27th 月-WINGS (未聴) 28th 短篇集 ★★★★ 29th 心守歌-こころもりうた ★★★★ 30th おとぎばなし-Fairy Ring- (未聴) 31st 恋文 ★★ 32nd いまのきもち (未聴) 33rd 転生 TEN-SEI (未聴) 34th ララバイSINGER ★★★★ 35th I Love You, 答えてくれ (未聴) 36th DRAMA! (未聴) ベスト 大吟醸 ★★★ ベスト 大銀幕 ★★
114 :
名無しのエリー :2010/03/19(金) 21:26:09 ID:AuzRBhho0
1st Good-bye My Loneliness ★ 2nd もう探さない ★★★ 3rd HOLD ME ★★★★★ 4th 揺れる想い ★★★★ 5th OH MY LOVE ★★★ 6th forever you ★★★ 7th TODAY IS ANOTHER DAY ★★★★ 8th 永遠 ★★★★ 9th 時間の翼 ★★ 10th 止まっていた時計が今動き出した ★★★★ 11th 君とのDistance ★★★★
115 :
名無しのエリー :2010/03/19(金) 21:27:27 ID:AuzRBhho0
星だけとかいらないから
誰も得しない、厨二丸出しのCOCK ROACHのレビューです 「虫の夢死と無死の虫」★★★★☆ 1stアルバム。 チベットあたりの民謡のような歌唱で始まる「アカシックレコーダー」や、 亡骸を鳥に食わせるという葬儀を題材にした「鴉葬」、 「昆虫の触覚が脳を突っついて…」といった歌詞を絶叫する「触覚」など、どす黒い曲が並んでいる。 正に真っ黒なアルバム。だが、(SEを除いて)最後に収録されている「赤道歩行」の美しさは異常。 代表曲である「孔子の唄」も収録。 「赤き生命欲」★★★★ 2ndアルバム。 デモテープ時代の曲も何曲か収録されていたりして、基本的な音楽性は前作と変わらない。 が、音は若干ハードコア寄りになっている。 タイトルに「赤」が含まれてたり、ジャケットも真っ赤だという事からも解るように 「赤く燃え上がっている」という表現が似合うアルバム。 このアルバムも最後に収録されている「鸞弥栄」という曲がとにかく良い。それまでの曲の陰鬱さを吹き飛ばす、開放感に溢れた名曲。
「青く丸い星に生まれて」 ★★★★★ 3rdアルバム。 ギタリストが一人増え、アコギを効果的に使用した曲が増えた。 前作までにあったようなドロドロした狂気は薄れ、全体的に落ち着いている。 前作で赤く燃え上がった炎が、青白い光を発している感じ。 ラストの「記憶の水殿」「有限のパノラマ」「青く丸い星に生まれて」の流れは完璧すぎる。 正直最高傑作だと思う。 このアルバムを出した翌年、COCK ROACHは解散した。 「ゴキブリ誕生史」★★★ デモテープの音源をCDに纏めたもの。 正直別バンドとしか思えない楽曲群。英詩の曲なんかもあるし。 ストレートなパンクロックといった印象。 初めてレビューしたので信者丸出しの内容になってしまったorz バックホーンとかと仲が良かったバンドなので、そういった音楽に興味がある人は是非。
120 :
名無しのエリー :2010/03/20(土) 19:26:03 ID:NvagDrn70
>>116 そういう事言うからスレが伸びないんだよ。
121 :
名無しのエリー :2010/03/21(日) 21:09:59 ID:Dmy4cHMM0
レビューの内容にケチをつけるつもりはないが、★だけはレビューですらないからな 一言でもコメント入れてくれ
122 :
名無しのエリー :2010/03/21(日) 21:22:40 ID:AetlfPBn0
>>121 だけど、これからアルバムを買おうと思っている人からすれば
どれが良作でどれが駄作かわかるだけでも収穫じゃん?
コメントあるなしは書く側の自由だとは思うが、 いつも書く側からすると、★だけで書こうとは思わないな 好きなアーティストだったら何かコメント書きたくなるもんだ
★★★★★★★は名曲
>>122 1st★★★★★(音質も演奏も酷く実験的だが、コアなファンには大好評)
2nd★★★(前作から一転して作風が変わる、賛否両論)
3rd★(一番売れて世間的な評価も高いが、初期からのファンには大不評)
こういう星の数だけで判断できないケースもあるからなぁ
126 :
名無しのエリー :2010/03/23(火) 20:00:42 ID:9Ga3/+zh0
>>112-114 だけど頑張ってコメント付ける事にした。
ついでに、一部の評価を改める事にした。
1st 私の声が聞こえますか ★
「え?」と思うくらい駄曲が多い。それでもアマゾンとかだと結構高評価だからまたびっくり。
2nd みんな去ってしまった ★★★
普通にいい曲が多い。でも似たような感じの曲が多いので飽きる。
3rd あ・り・が・と・う ★★★★
中島みゆきが天才ぶりを発揮するのはこのアルバムから。哀愁溢れる曲と歌詞に引き込まれる。
4th 愛していると云ってくれ ★★
う〜ん。なんていうか、ちょっと大人しすぎ?
5th 親愛なる者へ ★★★★
インパクトの強い歌詞&曲が多い。失恋した時にはいい励みになりそう。
6th おかえりなさい (未聴)
7th 生きていてもいいですか ★★★★
1曲目の「うらみ・ます」が曲も歌詞も稚拙でげんなり。それ以外は結構いいんだけど。
8th 臨月 ★★
歌詞はいいんだけど曲が平凡すぎ。
9th 寒水魚 ★★★
まあまあいい曲が多いけど特に感動するほどでもなかった。
127 :
名無しのエリー :2010/03/23(火) 20:12:18 ID:9Ga3/+zh0
10th 予感 ★★ 地味。ファンの間では評判いい。 11th はじめまして ★★ 地味。 12th 御色なおし (未聴) 13th miss M. ★★ 地味。 14th 36.5℃ ★★★★★ すごく激しい歌詞&奇抜な曲の数々。 まるでベスト盤のような内容の濃さなのでファン以外の人にもおすすめ。 15th 中島みゆき ★★★★ 雰囲気は前作の続編っぽい感じ。面白い。 16th グッバイ ガール ★★ いい曲もあるけど全体的にはイマイチ。 17th 回帰熱 (未聴) 18th 夜を往け ★★★★★ これは凄い。捨て曲無し。ファン以外の人にもおすすめ。 「ふたりは」みたいな曲を作れるのは中島みゆきだけだろう。 19th 歌でしか言えない ★★★★★ これも凄い。後世に残すべき名盤。特に「炎と水」が良曲。 20th EAST ASIA ★★★★★ これも非常に濃い内容。ファンの間で人気なのは「二隻の舟」だが 個人的に一番ハートに響いたのは「萩野原」。
128 :
名無しのエリー :2010/03/23(火) 20:22:15 ID:9Ga3/+zh0
21st 時代-Time goes around- (未聴) 22nd LOVE OR NOTHING ★★ 似たような曲が多いな〜。歌い方が力入りすぎだし。 23rd 10 WINGS ★★ 退屈。 24th パラダイス・カフェ ★★★★ いろんな曲がまぜこぜになってて面白いけど★5コあげられるような感動は無かった。 25th わたしの子供になりなさい ★★★ まあまあ。 26th 日-WINGS (未聴) 27th 月-WINGS (未聴) 28th 短篇集 ★★★★ ファンの間では人気イマイチだけど、一つ一つの曲の出来は悪くないと思う。 29th 心守歌-こころもりうた ★★★★ 最初聴いた時にはまるでいいと思わなかったけど聴けば聴くほど良さがわかった。 30th おとぎばなし-Fairy Ring- (未聴) 31st 恋文 ★★ 同じ歌詞の繰り返しが多くて食傷気味になる。 32nd いまのきもち (未聴) 33rd 転生 TEN-SEI (未聴) 34th ララバイSINGER ★★★★ 良曲が多いけど全盛期の素晴らしさを知っている人達からすれば物足りないであろう。 35th I Love You, 答えてくれ (未聴) 36th DRAMA! (未聴)
129 :
名無しのエリー :2010/03/23(火) 20:23:27 ID:9Ga3/+zh0
ベスト 大吟醸 ★★★ 「わかれうた」など初期の曲と「旅人のうた」など最近の曲がごちゃまぜにされていて それぞれの良さを潰してしまっている気がする。 二枚組にして一枚目には古い曲、二枚目には最近の曲という風にすべきだったのでは。 ベスト 大銀幕 ★★ 選曲がイマイチ。「私達は春の中で」とか「眠らないで」なんてベストに入れるレベルの曲じゃないだろう。 以上、中島みゆきのレビューでした。
130 :
名無しのエリー :2010/03/23(火) 20:35:57 ID:9Ga3/+zh0
ZARD 1st Good-bye My Loneliness ★ ZARDのアルバムの中では最もダークな雰囲気。 駄盤だけど最後の曲はまあまあ良かった。 2nd もう探さない ★★★ 世間一般で知られているZARDの雰囲気に近いが、少し影がある感じ。 3rd HOLD ME ★★★★★ 捨て曲無し。文句無しの良盤。 4th 揺れる想い ★★★★ 8曲目と10曲目が素晴らしい。 5th OH MY LOVE ★★ 似たような曲が多い。もっと冒険した方が良かったのでは。 6th forever you ★★ 「ハイヒール脱ぎ捨てて」が神曲。最後のDEENのカバーは違和感大。 7th TODAY IS ANOTHER DAY ★★★★ 最初はゴミだと思ったがよくよく聴くといいアルバム。 8th 永遠 ★★★★ シングル曲多すぎだけど新曲3曲とカバー1曲が◎なので高めの評価。 9th 時間の翼 ★★ リミックスが違和感ありすぎ。 10th 止まっていた時計が今動き出した ★★★★ いろんな曲が入ってて面白い。表題曲は神。 11th 君とのDistance ★★★★ やや大人しい曲が多いけど、大人の魅力が感じられていいと思う。
131 :
名無しのエリー :2010/03/23(火) 20:37:45 ID:9Ga3/+zh0
こうしてレビューを書いてみて自分の語彙の貧困さを改めて思い知ってしまったorz だからコメントなんか入れたくなかったんだよorz
いや、★だけより全然良い
よく頑張った
134 :
名無しのエリー :2010/03/24(水) 21:35:42 ID:Z61L7Tom0
135 :
名無しのエリー :2010/03/24(水) 22:09:09 ID:LQaUua/CO
78年から85年までのSouthernAllStars
スピッツ 1st「スピッツ」★★★★★ デビューアルバム。甘いメロディーに毒のある歌詞が高い純度で炸裂している作品。 2nd「名前つけてやる」★★★★★ 前作よりもアレンジは全体的に丸くなっているはずなのに、歌詞の変態さが向上して、結果スピッツ史上最高の変態作品になっている。 「魔女旅に出る」のコーラスは必聴! 3rd「惑星のかけら」★★★★☆ 出だしのディスト―ションギターから度肝抜かれる。やりたいことをやっている印象。「日なたの窓にあこがれて」「アパート」「僕の天使マリ」は名曲。 4th「Crispy!」★★★ 売れることを意識したアルバム。初期のスピッツに思い入れがある人ほど評価低いけれど、「夏が終わる」「タイムトラベラー」「君だけを」など名曲は多い。 5th「空の飛び方」★★★★ 前作のポップ路線が無理なくしみついた印象。「ヘチマの花」のアレンジは素晴らしい。 6th「ハチミツ」★★★★☆ スピッツ史上最高のセールスを記録したアルバム。曲も傑作ぞろい。「君と暮らせたら」でしめる構成が見事! 7th「インディゴ地平線」★★★★★ ブレイク後のスピッツでは最高傑作ではないかと思う。「初恋クレイジー」「バニーガール」「ナナへの気持ち」。 8th「フェイクファー」★★★★ リリースが春だったこともあってか、優しい印象が強い。表題作をはじめ名曲は多いがさらっと流せてしまう印象。
9th「隼」★★★★☆ 意に沿わぬベスト盤発売などを経て発表された問題作。 今までになくストレートな歌詞とハードなアレンジは人を選ぶかもしれないが個人的には好き。 10th「三日月ロック」★★★★☆ 「ハチミツ」に近い印象で、構成的には前作より良い。「隼」という通過儀礼を経て、余裕が感じられる。 11th「スーベニア」★★★★ 相変わらず佳曲は多いが、聴き流せてしまう印象。「ナンプラー日和」での実験も今一。「恋のはじまり」「自転車」など。 12th「さざなみCD」★★★☆ 前作に近い印象。「ルキンフォー」「点と点」「P」など。
DEEN 1st DEEN ★★★★ レビューアルバムにして最も売れたミリオンセラーのアルバム。まさにDEENって感じのアルバムで爽やかさ全開。ベストアルバムを聴いた初心者はここから順番に聴くといい。 お気に入り:「広い世界で君と出逢った」「FOR MY LIFE」 2nd I wish ★★★★★ 個人的には最高傑作。名曲のオンパレード。ただし半分はシングル曲なのでオリジナルアルバム性が高いかどうかは微妙。 お気に入り:「果てない世界へ」「君の心に帰りたい」 3rd The DAY ★★★★★ I wishと並ぶ名盤。こっちの方がオリジナルアルバム感が強い。ロックからバーラド、アカペラと幅広いジャンルの曲がある。 お気に入り:「君のいないholiday」「love me」 4th need' love ★★★☆ シングル曲はいいけど、アルバム曲はやや印象薄め。 5th pray ★★★ ここからはAOR路線で好みが分かれるところ。何度か聴けば中々良いアルバムではある。キーボードの目立つ曲が多いせいか、透明感をすごく感じる。 お気に入り:「Tears on Eath」「Break it!」
6th UTOPIA ★★★ AOR路線第二弾。個人的にAOR路線がハマらなかったのでこんな評価だが、劣化した声にマッチしてると名盤に推す人も結構いる。 お気に入り:「Someday」「Driving my car」 7th ROAD CRUISIN' ★★★☆ AOR路線第三弾。AOR路線と全盛期の爽やか路線を融合させたような曲が多い。シングルの「レールの無い空へ」は典型例。 お気に入り:「ROUTE466」「OCEAN」 8th Diamonds ★★★☆ コンセプトは"ロック"。ジャケットもロック色を出しているが、その割にはバラード曲が結構あったりと方向性が定まっていない(曲自体はいいんだが)。 お気に入り:「虹の彼方へ」「Family」 9th DEEN NEXT STAGE ★★★★ 曲は全盛期に近い感じでなかなか良い曲が多いと思う。 お気に入り:「リトル・ヒーロー」「涙のメロディー」 10th LOVERS CONCERTO ★★★☆ クラシックとのコラボ。というわけで大人っぽいけど大人しい曲が並んでしまった。「Dlory Day feat.イトウジュンゴ」は個人的に久々のクリーンヒット(AOR路線以降の曲では一番好きかも)。 お気に入り:「Dlory Day feat.イトウジュンゴ」「星降る夜、この星で」
141 :
名無しのエリー :2010/06/21(月) 16:58:07 ID:2fy/iKyD0
イースタンユース行きます 同じような言葉ばかり使っちゃってるのでくどいところがあるかもしれませんがご了承をw ind 口笛、夜更けに響く★★★ 近頃の作品と比べると音も荒く、勢いで突っ走っているという感じ(いい意味で)。冒頭の「月影」からそれが如実に表れています そしてアルバムの最後を落ち着いたインスト曲「冬の残像」で締める構成がニクい。 吉野氏の歌い方も喉の調子が心配になりそうな絶唱・・・というのでしょうかただただ圧倒されます。 荒削りながらも、聴いてるうちに無意識に握りこぶしを作ってしまいそうな力強い曲がそろったアルバム。 森田童子さんのカバーである「たとえば僕が死んだら」も激しさの中に原曲での切なさを感じることが出来て泣けます。 ind 孤立無援の花★★★★ 「いずこへ」「裸足で行かざるを得ない」を含むインディーズ時代での最終作 前作より音は良くなって聴きやすくなり、激情溢れるギターと吉野氏のボイスも聞こえやすくなった ただこの頃は歌詞がどことなく暗いので、メジャーデビュー後のアルバムを一通り聴いた人が聴くと歌詞に違和感を覚えるかも。 「裸足で行かざるを得ない」は希望を見いだせる歌詞でメジャーデビュー後のイースタンの指針となる曲。 ちなみに「扉」「裸足で行かざるを得ない」は以前収録されたものとは別バージョン(前者はCindelella.V.A、後者はシングル) 1st「旅路ニ季節ガ燃エ落チル」★★★☆ デビューシングル「青すぎる空」のアルバムバージョンを含むメジャーデビューアルバム。 インディーズの頃の暗い内容の歌詞はほとんどなくなり、前向きな歌詞になっていて「男子畢生危機一髪」「寄る辺ない旅」などの曲にそれが表れてます。 「夏の日の午後」は力強い楽曲に夏のにおいを感じさせるイースタン屈指の名曲。冒頭の口笛から一音も逃さず聴いて欲しい。 個人的は後半の曲が印象に残りづらい感じがしたのですが、前半は文句なしの完成度。(後半が全然ダメというわけじゃないです)
142 :
名無しのエリー :2010/06/21(月) 16:59:36 ID:2fy/iKyD0
2nd「雲射抜ケ声」★★★★★ メジャーデビュー後のイースタンユースのアルバムでの最高傑作だと思います。 「砂塵の彼方へ」「雨曝しなら濡れるがいいさ」で見られるヒリヒリしたギター音が言いようのない緊張感を与えます。 組曲のように曲調が目まぐるしく変わっていく「未ダ未ダヨ」、寂寥感を感じる轟音ギターが唸る「夜の追憶」も名曲。 ギターに耳が行きがちになりますが、ベースも様々なラインを作り出し、がっしりと曲を支えてます。 イースタンに興味がある人はこれか、自作「感受性応答セヨ」を聞くのがよろしいかと。 3rd「感受性応答セヨ」★★★★☆ 前作よりギター音は凶暴さを増し、疾走感のある曲が増えた3rd 「スローモーション」「踵鳴る」「黒い太陽」に代表されるように、焦燥感・切なさなど様々な感情が入り交じった疾走感溢れる曲が並びます 音がパンク系に近づいてる感じがするので長く聴けるという点では前作が上ですが、イースタンユースというバンドを知るには一番いいアルバムかも。 「素晴らしい世界」は力強く生きていけというメッセージを高らかに歌い上げたイースタンらしい名曲。泣けます。 4rh「其処カラ何ガ見エルカ」★★★★ 前作の熱情を引き継ぎつつ、聴き易さが増した4th 轟音ギターと静と動のわびさびを効かせたエモーショナルな音、日々の暮らしに溢れる様々な感情を表す歌詞。 これぞイースタンユースというバンドが作り出す音の他ありません。 「自由」「世界は割れ響く耳鳴りのようだ」などいつものイースタンらしさが窺えます。 ただ曲がちょいワンパターンかなと思うところがあるのですが、曲の緊迫感は十分に感じ取れるのでそんなに問題はないと思います。
143 :
名無しのエリー :2010/06/21(月) 17:02:25 ID:2fy/iKyD0
5th「Don Quijote」★★★☆ メジャー後では初の横文字によるタイトルの5th。 冒頭の「街はふるさと」から力強い楽曲が並び、後半は哀愁漂う曲が並ぶという今までのイースタンのアルバムとはちょっと違う感じが見受けられます 「大東京牧場」など、抑えたメロから激情のサビを聴かせる曲も健在。 白眉は「矯正視力〇.六」。悲しみを捨てられない者の嘆きや目に映る風景を切り取った歌詞と間奏部での三人の鳴らす轟音が光るナンバー。小谷さんのピアノも絶品。 この辺りからエモーショナル溢れる曲は影を潜めてくるので、そうゆうのが好きな人は物足りないかもしれない。 6th「365歩のブルース」★★★ ライブでよく演奏される「荒野に針路をとれ」を含む6th いつものイースタンユースらしい音なのですが、今までの作品と比べると幾分地味な印象。歌詞も特にいつもと変わりなし(いい意味で)。 駄曲ばかりというわけではないですが上記の曲と「365歩のブルース」「片道切符の歌」 前々作の「ジグザグジグザグチクタクチクタク」のような切迫感を感じる「非力なる者」が聴き所。
144 :
名無しのエリー :2010/06/21(月) 17:04:29 ID:2fy/iKyD0
7th「地球の裏から風が吹く」★☆ ごめんなさい、自分の中では駄作の域に入ります。 今までのイースタンにあったエモーショナルな音を感じることが出来ず、緊張感が薄れてる。シングルの「沸点36℃」もインパクト不足が否めない。 耳をつんざくギターでなく、ファズがかったギター音が増えたせいでしょうか。 歌詞もどことなく暗く、抽象的。生きていく力が湧いてくる真っ直ぐな詞はどこへやら。 今までの曲作りに対し幅を広げようとしたがどうしたらいいかわからず迷走してる感じがします。 ただ、「ばかやろう節」「サンセットマン」は名曲。 8th「歩幅と太陽」★★★☆ 現時点(2010年6月)での最新作 前作の反動からか(自分がそう思ってるだけかもしれないけど)、再びイースタンらしさを取り戻したアルバム。 「まともな世界」での世の中への怒り、「明日を撃て」「デクノボーひとり旅ゆく」ではあと一歩が踏み出せない自分に喝を入れる詞の内容はまぎれもなくイースタンの本当の姿。 音にも「其処カラ〜」辺りの緊張感・熱気が戻っていて「オオカミ少年」など激情ギターが炸裂するナンバーや、トランペットが鳴り響く「脱走兵の歌」などが並び、飽きさせないアルバムになってます。 前作で肩すかしを食らった人や「Don Quijote」から離れてしまった人にも満足できるかも。
145 :
名無しのエリー :2010/06/23(水) 13:07:50 ID:gIPE6/k80
すみません。 O'TAYってどういう意味なんでしょうか? 誰か教えてください
>>141 乙
最近ベスト盤聴いたけどいいね、興味出た
hosu
149 :
名無しのエリー :2010/07/21(水) 21:48:55 ID:ZbcJrjGM0
中原昌也の暴力温泉芸者時代のCDいきます。 ちなみに作品のリリース順はかなり曖昧なものがあり、この並べ順が正しいかはちょっとあやしいです。 再発などがある作品に関してはオリジナル盤の発表年に準じてます。 「Excrete Music」 記念すべき初CD…の筈だが何これ?最近まで存在を知らなかった。未聴。 ワントラック52分で、未発表カセットテープの音源を収録したものらしい。 「Shocks! Shocks! Shocks! Remix '93」 ★★★☆ 91年にリリースしたカセット作品を編集、未発表音源も加えてCD化した作品。 サンプリングの比率がかなり多い印象。全体から漂ってくるどうしようも無さ、というかもはや負のオーラがもの凄い一枚。 特に8曲目の「Anal Machine Music」は22分あるのにまともな展開が殆どない、精神的にキツイ怪曲。 でもその他の曲は結構聴き応えがあると思うよ。でも全体的にどうしようもない感じが半端じゃないのでかなり人を選ぶ盤。 実は個人的に物凄く好きな一枚なのだけれど、内容が内容だけに場合によっては恨まれそうで人に素直に勧められないw ただ実験的で面白い「Ander The Cover Night」は中原さんの音が好きならぜひ聴いてほしい。 そしてド迫力ハードコア恐怖ノイズナンバー「Hibakusha For Anal Sex No.6」はファンならずとも必聴!イントロで油断すると…
150 :
名無しのエリー :2010/07/21(水) 21:50:18 ID:ZbcJrjGM0
「Otis」 ★★ インディーズ盤と再発のメジャー盤の2種類がある。 それぞれ中身が微妙に違うという話もあるが、真偽は不明。自分が持っているのはメジャー盤。 一応ジャケットには10曲分の曲名がクレジットされているが、なんだかよくわからないトラックの分け方がなされていて、 冒頭に、恐らくクレジット無表記の真面目な長尺ノイズナンバーが一曲入っていて、 その後「ミラーマン」の中原さんの友人(噂では中原さんが学生時代にいじめてた奴だとか…)によるカラオケが入っている。 ちゃんとトラック分けされているのはそこまでで、3曲目は曲がぐじゃぐじゃに繋がった60分超のトラック。4曲目は短いアウトロ。 サーストンやベックが褒めていて、一般評価も高いらしく、スヌーザーの名盤ランキングにも入ってた。 サンプリング主体のアルバムで、全体的にはポップな印象だが、結構ノイズも入ってたり、何か中途半端。全体的に見ると、微妙。 なんかどうでもいい部分に限ってやたら長かったり、カッコいい流れになったかと思ったら中途半端なところで切れちゃったり、ちょっとダメな感じ。 まあ俺は結構というか実はかなり好きだけど、だからといって良い作品だとは思えない。むしろ駄作の領域に入ると思う。 「Que Sera, Sera (Things Go From Bad To Worse)」 ★★★★☆ コーネリアス参加、というトピックでも分るようにかなりポップ。 コーネリアスだけでなく、メルトバナナのメンバーも参加している。 サンプリングとローファイな演奏主体で、喧しくガリガリと重低音を鳴らす喧しいノイズ曲は殆ど収録されていない。 嘲笑交じりのギャグとパロディの連続。音楽的にも、またそれ以外の面でもかなり面白い。 そしてギャグが極限まで行ききったのが15曲目「Que Sera, Sera (Things Go From Bad To Worse)」。これは初聴で爆笑した。 「Milkcow Blues」「Don't Let Me Be Misunderstood」のカヴァー有り。前者はなかなかカッコいい。後者は良い意味で酷いw アートワークもシュールで良い。心臓に悪い曲も幾つか入っているが、初心者にもお勧めできる安心の1枚。 そして音楽遍歴が浅い自分のような人間には音楽経験を重ねるたびに 「ああ、これもパロディだったんだ」とわかる(事がある)面白さもあり、なかなか長く付き合える。
151 :
名無しのエリー :2010/07/21(水) 21:52:26 ID:ZbcJrjGM0
「Black Lovers: Early Lost Tapes 1988」 ★★★★★ 88年の音源を95年に再編集してリリースされた作品。 様々な所で最高傑作とよく言われるだけあって、かなりカッコいい。 ノイズの切れ味、重圧感とサンプルのバカバカしさ、軽薄さのバランスがちょうど良い感じ。 しかしワントラックCDなので、曲毎に頭出しできないのが残念。そのせいでちょっともたれる。 終盤にすごく情けなくて面白いライブ音源が入ってるんだけど、その頃には既に疲れてると思う。まあ、そこも含め良い作品。 ジャケットの曲目にはニューオーダーのカバーがクレジットされているが、実際には権利上の問題で収録されてない。残念。
152 :
名無しのエリー :2010/07/21(水) 21:55:19 ID:ZbcJrjGM0
「 」(無題) ★★☆ 初期カセット作品の音源を編集して収録したワントラックもののCD3枚組み。銀色のパックにテキトーに突っ込まれている。 前作のレビューでも書いたけれど正直やっぱりワントラックはもたれる…良い曲が入ってても頭出しできないのはちょっと… ついでに言えば、この内容でワントラックだとどうしても単調に思えてしまう…。収録されてる音自体はかなり良い感じなのでそこが残念。 紫色のCDの冒頭2曲はかなりアグレッシブにノイズしていて、中原さんのスクリーミングも冴えていてかなり良い。 黄色いCDに入ってるサイレントノイズと女の声が延々と入っているやつ〜ビニールのガサゴソ音と小さな呻き声が延々と入っている地帯はちょっと怖すぎる。 赤いCDは全体的に単調かな…でも最初の何か物凄い変な和風の曲と最後に入ってるパンク調の曲はなかなか。 DMBQ増子さんの筆による「中原くんのこと」という文付き。これに出てくる合唱部のエピソードが酷過ぎて何度読んでも笑ってしまう。 因みに実は四枚組みで、「MOOD OF MODS GENERATION」というD.M.B.Qとのコラボ音源を収録した8cmCDが付いている 筈なのだが、「諸事情」で同封できず代わりにお詫びハガキ(これを送るとその8cmCDが郵送された…らしい)が入っている糞仕様。 廃盤になってる筈なので入手経路は中古になると思うが、その際は必ず店舗ならカウンター、ネットなら写真などで中身を確認してほしい。 じゃないと家でCD開けた時に8cmCDが入ってるかと思ったらどう見てももう送れないハガキが入ってて俺みたいに悲しい気分になるぞ。 セカンドプレスもあるらしいが、そちらに8cmCDが同封されてるかどうかは不明。
153 :
名無しのエリー :2010/07/21(水) 21:56:43 ID:ZbcJrjGM0
「The Midnight Gambler」 ★★★ 収録曲には一切タイトルは無い。が、これはちゃんとトラック分けされている。 珍しくかなりまっとうなノイズアルバム。でも個人的には暴力温泉芸者時代独特のユーモアが少ない感じでちょっと微妙。 という個人的な観点による評価は低めですが、かなり良いアルバムであると思う。ノイズの完成度は恐らくダントツ。 しかしやはり完璧にノイズに徹するわけではなく、なんかどっかから引っ張ってきたであろうサンプルを丸々流してるような曲や、 サンプリング主体の曲も入っている。中原さんらしからぬSE遊びも入ってて面白い。ライブ音源も有り。 ちなみに発表年数はこれが一番あやふやです。まずCDには明記されてないし。 サイトによって95年だったり96年だったり。おまけに数回再発されてるらしくてもうわけわかめ。 「Teenage PetSound」 ★★★☆ まさかのトラットリアからのリリース。これ以降中原さんに「デス渋谷系」という意味不明でダサい肩書きが付く事になる。 一応EP盤という扱いだが、収録分数は46分と普通にアルバム並みのボリューム。 で、内容はやっぱりポップ。前作以上にポップな印象を受ける内容で、もちろん戦略的にやってるはず。次作はあんなんだし。 ただ、前作と違ってポップでいながらしっかりとノイズもやっていて、面白い面白くない以前にかなり器用な感じを受ける。 1曲目20分超のタイトルナンバーはポップな要素とノイズの要素がグジャグチャに入り乱れていて、混沌の一言。 2曲目「Young Gocart Champion」はローファイな曲の上で中原氏が意味不明なシャウトを続けるだけのポップナンバーでかなり面白い。 とまあ、ここまではポップでありながらやってることはいつも通りだが、特筆すべきは3曲目「Songs For Christmas」。 やはりこの曲も前半から中盤まではいろんなサンプルやノイズやスクリーミングがない交ぜにされた1曲目と同じような路線なのだが、 終盤が凄い。何と言っても暴力温泉芸者の音源でまさかの「哀愁」である。当然普通ではない。奇声も聞こえるし、打ち込みはしょぼい。 でもあの暴力温泉芸者がギターでなんか普通に良いメロディを奏でているという、それだけで感慨深い気持ちになる。
154 :
名無しのエリー :2010/07/21(水) 21:58:33 ID:ZbcJrjGM0
「Nation Of Rhythm Slaves」 ★★★★★ メジャーからのリリース。Merzbowこと秋田氏や菊地成孔を筆頭にやや豪華ミュージシャンが数名参加しているが、音にどのように関わっているのかは不明。 外箱つきのジャケットはお洒落でかわいらしく、帯には「世界の音楽ファンが夢に見た華麗なる音の万華鏡が今、ここに!」とか書かれてるw 内容は前半の歌ものカバーを除けばかなり真面目にノイズしている。しかし同時に不可思議なポップさを感じさせる。 別にそれは歌ものカバーが入ってるからって訳でもないだろう。音自体は淡々としたノイズであるにもかかわらず雰囲気がどこかポップなのである。 また、今回は今までとは違い、かなりエレクトロニカっぽいノイズになっている。「RODEO DROME」に至ってはもはやノイズというよりアンビエント。 心臓の悪い人なら簡単に殺せそうな曲展開をする名曲「ROLL OVER "LOVE - STYLIST"」から疾走感がある「TROPICAL DISTORTION」の流れが最高。 また終盤の「SPORTS CAR BLUES」と「V.O.G IS ORIGINAL SPORTSMAN」の2曲は静的なノイズナンバーでこれまたカッコいい。 そしてラストの「はやぶさと私」。弾き語りによるカバーなのだけれど、単純なプロセスによってそれをあえてノイズとして成立させる手法の提示。 ノイズとポップという相反しそうなものを、やや強引に、しかしかなり自然な形で結び付けてしまった快作。 そしてこれをメジャーレーベルで出すというのが、なんか凄い。 最後に歌に触れておくと、中原さんの歌は決して上手ではないが、声質が凄く良いのとなんともいえない味があってすごく良い。
155 :
名無しのエリー :2010/07/21(水) 21:59:51 ID:ZbcJrjGM0
「座敷女」 ★ もち好き峯太郎(変換ミスだけど何か面白いのでそのまま放置)の同名マンガのドラマCD。 …の2枚目に、そのドラマCDの音源を素材とした作品が付属している。 ドラマCDを再編集して、精神病患者の物語に仕立て上げるというコンセプトらしい。どっかでそんな記述を読んだ。 なんか前の作品であんなに感動したのが空しくなるほど雰囲気が一気に元に戻ってる。音自体は前より電子的な感じになったけれど。 まあこれは素材が素材だけにそういう雰囲気になったのかもしれないが、それにしたって一気に戻りすぎw 全体的にやたら空白が多く、退屈さを感じてしまう。笑える箇所やカッコいい箇所よりも真の意味で何も無い、空白の箇所の方が圧倒的に比率が多い。 精神病患者の意識の流れの表現としては結構忠実で悪くないかもしれないけれど、音楽的にはどうにも… というかそのコンセプトもネットのどっかで読んだだけで実在するものかどうかもわからないし…
156 :
名無しのエリー :2010/07/21(水) 22:00:51 ID:ZbcJrjGM0
●総評、あるいは締めにかえて この人のやる気の無い音楽が何故かわからないけれど物凄く好きで、 その好きさとでもたまに感じる退屈が高じた結果こんな文章を書いてしまいました。 メルツバウのようなきっちりとしたノイズよりも この人のノイズの方がサンプリング曲なんかもあるのでとっつきやすい部分が多いです。 よって、ノイズを聴いてみよっかなー、なんて最近思いはじめてる人は暴力温泉芸者から聴くのもありだと思います。 まあ自分はいろんなノイズを聴いた結果、結局この人に戻ってしまいましたがw ちなみにHair Stylistics名義での近年の活動は以前よりもノイズに徹してる感じで、こちらもお勧めですが 文筆業を止めた結果でしょうか、リリース頻度がここ1,2年で急激に跳ね上がったのでこういった全作レビューは不可能だと思います。 失礼しました。
>>156 otisはなあ・・最後まで聞こうとすら思えんかったなあ。
しかしサーストンは何でも絶賛するなあ。
Syrup16gいきまーす。 ちゃんとしたレビューは既にあるので、あえて腑抜けたのを書いてみます。 Copy 未聴。ベストなどで半分くらい聞きましたが、詞が以降のものよりどこか自閉的です。 ただし、音楽性は一番あるかも。 coup d'Etat ★★★★★ ワープア、ニート、フリーター、脱落者万歳!! 全ての日本の若いクソどもにこのアルバムを送ろう。 アレンジも良く練られていて、文字通り歌うベースラインが最高。 delayed ★★★ Rebornが聞きたいならどうぞ。内容は薄いです。他が濃いので、ある意味それも良いところか。 HELL-SEE ★★★★★ テーマ的にはcoup d'Etatと変わらんのだが よりもう一歩踏み込んで歌っている感じがする。2003年の空気を見事に真空パック。 ちなみに音は最高に悪い。だがそれが何だ。曲数が多いのに最後まで聞かせます。 新加入だかサポートだか分からん立場のキタダマキ氏のベースが力強い。 Mouth to Mouse ★★★☆ うーん。具体的に点数付けるなら5点満点で3.99という感じです。 シングル曲は全て力が入っていて素晴らしい。アルバム曲も良いものが沢山ある。 しかし何か足りない。統一感か。夢を叶えたと歌っているが、色々と悟ったんだろうか。
delaydead ★★★☆ またしても3.99点。基本的にはマウスと同じ。断片的なアルバムです。 しかし、その断片がひとつひとつ素晴らしいのが困る("これで終わり"は、個人的にシロップで五本の指に入る) 入っているのは初期からあった曲が大半なので、メッセージ性よりも音楽性が強いです。 Syrup16g ★★☆ 最後に聞くべきアルバム。いろんな意味で無理して笑っている感じが好きです。 総評 まずcoup d'Etat聞いてガツンときたら全部お勧め。 逆に合わなかったら止めとくべきです。あと五十嵐氏はとっとと帰ってくるべき。
音楽性がある? って世界観があるとかそういう意味かな?まあとりあえず乙。
ROSSO いきます 1st BIRD チバユウスケがミッシェルガンエレファント在籍時にリリースされたROOSOのパンクなアルバム 一曲目惑星とエスカレーターの最初のギターリフが鳴った瞬間ミッシェル、ブランキ‐に見劣りしないゾッとするような緊張感が生まれる そして2曲目に文句なしの名曲「シャロン」 高速パンクの「カリプソ・ベイビー」 夏の夜にピッタリなミドルテンポのメロウな曲「星のメロディー」とか良曲ぞろい シンプルでポップな曲も、すこぶる懐深い照井利幸のベースが、聞き手にチバユウスケの作る詞の世界観を自由に想像させてくれる 余地みたいのを作り出してる(全アルバムに言えることだけど)ので聞いてて飽きないのだと思う 2nd Dirty Karat ミッシェルガンエレファント解散後メンバーチェンジしてリリースされた掛け値なしの名盤 フリクションのサトウとイマイが加入し 手練れたプレイヤーのぶつかり合いで出る前作を軽くしのぐ緊張感とモータヘッドばりに強靭なドライブ感は圧巻 ひたすらrock outするためだけの1枚 でも体調悪い時に全曲通しで聞くとぐったり疲れちゃったり途中でダレちゃったりもする 2曲目1000のタンバリンの「少女が失くしたプラスチック・リングを見つけた ほこりまみれ男の子は得意顔で」という詞がたまらなく良い あと4曲目 CHAD IN HELL 9曲目 Sweet jimi の実験的でいて音で空間を作り出す感じは、とんでも大作な3rdアルバムへの布石になったんじゃないかと思う
Live ダイアモンドダストが振った夜 Dirty Karatとその前後に出たシングルの曲が多めに選曲されたLiveアルバム ROSSOの迫力はとりあえず伝わってくるけどミキシングはイマイチと思う ツアーとかの良い所のつなぎ合せた物より、一夜完全収録の方がROSSOのえげつないテンション とライブハウスの熱気がより伝わるんじゃないかと 現に1本録りのtr.1〜4までの最大瞬間風速的疾走感はすばらしい 入手困難な1万枚限定版のボーナストラック「ボルサリーノ」もカッコいい 曲自体はiTunesとかで簡単に手にはいるらしい 3rd emissions 内容は4曲30分弱 ど突きあいの火花の2ndから、本作は4人で練り上げたグルーヴで作り出す世界の最終到達点と言った感じがする アルバムを出すたびに間口が狭くなっていき 3rd時ではもう10代の人達には簡単に受け入られない感じがして少し残念 うろ覚えだけど雑誌のインタビューでクリスマスの夜にチバは「眠らないジル」「rooster」「発光」の3曲の詞を作り出したらしい その物語調の詞の世界の土台をガッチリ構築する佐藤のドラムと、その風景を肉付けするような照井のベースと幻惑的なイマイのギターはキレにキレまくっていて 一分の隙もない ラストナンバー「発光」は よんどころない絶望と寒々しい空気と浮遊感あふれてて目が眩みそうな名曲
3rdでrossoのやりたい事をやりつくした感があり リリースと同時に活動休止してしまう その後にボーカルのチバとギターのイマイは新バンドを結成するけど(イマイ脱退)正直イマイチでクソカッコいいアメ車から燃費の良い軽自動車に乗り換えた感じがしてなえる rossoの母体のバンド ミッシェル・ガン・エレファント ブランキージェット・シティーに夢中になった奴の視点で書いてしまったので 白紙の状態で聞いたら全く違って聞こえるかもしれないです。
河村隆一「Love」(97/11/22) 1.I Love You 言わずと知れたソロデビュー駄曲。サビの「〜探してたー、うっふっふ」ってとこがキモい駄曲。 2.好き Say A Litlle Prayerに提供した駄曲をセルフカバー。引き続きキモいです! 3.涙色 酒井のり子(のりP)に提供した曲。ここまで来るとアイドルヲタのカラオケみたいです! 4.Birthday 誕生日にこんな曲をRYUICHIに隣りで歌われたらその日は眠れないかも、キモくて、っていうおぞましい駄曲です 5.Love Song アコースティックな優しい響きに乗せたメッセージが絶望的にサムイです。 6.BEAT 「波乗りに行ったときに出来た曲。波の音が、別れた彼女の声に聞こえて・・・」との事ですが、「何言ってんだおまえ」って感じです!! 7.蝶々 これも酒井法子への提供曲。「女言葉を僕が歌ったら、面白いかなって思って」との事ですが、ちっとも面白くなく不快な仕上りになってます。 8.Love アルフィーの高見沢作曲。繰り返し歌われるRYUICHIの恋愛観に辟易させられる駄曲です。 9.Evolution アルバム中盤で、ちょっとしたアクセントになっている駄曲。 10.小さな星 セイアへの提供曲。RYUICHIが歌う事によって鳥肌が立つほどの駄曲になってます。 11.Glass ソロ2ndシングル曲。テレビでもよく歌っていたせいか、サビでは高音を張り上げるRYUICHIの顔が浮かんできて怖いです! 12.でも淋しい夜は・・・ まだ続くのかよこのアルバム、って駄曲です。 13.SE,TSU,NA このアルバムでは珍しくアップテンポのアレンジに乗せて歌われるメッセージが圧倒的にウンコです。 14.Love is… 「僕の、究極の理想の愛を歌ってます」との事ですが、そんなのどうでもいいと思える駄曲で幕を閉じます。 総評:全14駄曲という圧倒的なボリュームのソロデビュー作。主婦は狂気し、 LUNA SEAファンはいろいろな意味で腰を抜かした200万枚のヒット作です。 中古屋では100円で売ってました。100円出すのも勿体無いです!
165 :
名無しのエリー :2010/09/17(金) 23:43:32 ID:zmQxnzTc0
166 :
名無しのエリー :2010/10/29(金) 12:38:56 ID:7NrcLaew0
ほー
既出ですが中村一義&100sを。 1st「金字塔」★★★★★ 記念すべきデビューアルバム。 衝撃のデビュー曲「犬と猫」から、彼の代表的な大傑作バラード「永遠なるもの」まで一切捨て曲なし。全体にアコースティックな曲が多いです。 前向きな「いっせーのせっ!」、ストリングスがきれいで優しい「いつか」やこのアルバムのテーマであろう「魔法を信じ続けてるかい?」など全てが一級品。「まる・さんかく・しかく」はカバー曲。 既存に囚われない独特なメロディーが続きますが、コレが不思議と耳に残る。 歌詞は、歌詞カードを見なきゃ絶対に聞き取れないですが、こんな詞をこのメロディーに乗せて飄々と歌う中村氏に脱帽せざるを得ないです。 孤高の天才と呼ぶに相応しい最高のデビューアルバムでしょう。 2nd「太陽」★★★☆ 評価の高い前作と次作に比べるとインパクトは薄いですが、温かさと優しさが同居した歌詞とメロディーのセンスは健在。 「そこへゆけ」「生きている」のような弱さを肯定しつつ前向きな気持ちになれる曲は中村氏にしか書けないでしょう。 前作の「永遠なるもの」に匹敵する名バラード「笑顔」など、前作を圧倒せんばかりの名曲がそろい踏み。 ピアノ弾き語りの「いつも二人で」も良い。結婚式とかで流してみたいなぁ 「前作の劣化」「地味」という評価で終わらせてしまうのはヒジョーにもったいないアルバム。 best「90's」★★ 「金字塔」「太陽」までのシングル曲を全て収録。 それぞれのアルバムに収録されたシングル曲は、多少アレンジを変えて収録してあるので聞き比べてみるといいかも そしてオリジナルアルバム未収録の「主題歌」。中村氏の曲の中でも三本の指に入るほどの傑作です。是非とも自分の耳で確かめて欲しい。 しかし、BOXセットが出てる今、このアルバムの存在意義は乏しい。金欠の人やシングルを集めるのが面倒という人はどうぞ。
3rd「ERA」★★★★☆ 「金字塔」並にファン評価の高い3rd。 今までの落ち着いた音作りから一転、サンプリングも駆使したハードな音作り。 歌詞も「ショートホープ」など、自分の弱い部分を隠して生きてきた人にとってグサッと来たりする内容になって今までの作風とは違うことが窺えます。 「素晴らしき世界」や「メロウ」では社会風刺ととれる曲も。それでも「威風堂々 Part2」「ピーナッツ」など中村氏らしい前向きな気分になれる曲があるのも人気が高い要因でしょうか。 シングル「ハレルヤ」は7分強まで時間が延び、より壮大な仕上がりに。 岸田繁氏(くるり)や細野晴臣氏など多数のゲストが入り乱れての、ソロ時代の集大成的アルバム。 4th「100s」★★★ バックの音を後にバンドとして活動する「100s」のメンバーで演奏し、より音がロック寄りになった4th。 音に厚みが増したのは良いですが、歌詞が劣化してしまってるのが残念。劣化というよりは、響きや韻踏みに傾倒しすぎて1st〜3rdあたりのキレがないという感じ。 そのせいかはわかりませんが、ファン人気はあんまりない。 ただシングルの「キャノンボール」「セブンスター」「新世界」はキャリア屈指の名曲。 ソロからバンドへの橋渡し的アルバム。 1st「OZ」★★★★ 前作のメンバーで結成したバンド「100s」名義でのデビューアルバム。 「A」「Honeycom.ware」など、ポップでキャッチーな曲が目白押し。 歌詞は前作を踏襲してますが「なのもとに」「扉の向こうに」ではソロ時代のにおいが感じられたり。 ただ、インストを挟んでいるとはいえ21曲という曲数の多さがネック。途中で聴き疲れてしまうかも。 バンドとして再出発する上でのデビューアルバムとしては高い完成度だと思います。帯の「ファーストにしてベスト」という文に偽りなし。
169 :
名無しのエリー :2010/11/11(木) 14:27:37 ID:Wun2JDzM0
2nd「ALL!!!!!!」★★☆ 前作の反動からか、全11曲と曲数は少なめ。 バンドでの音が確立されてきた感じですが、アルバムとしての流れがイマイチ。 ギターポップな曲調が増え、ソロ時代からのファンにとって失望感を与えてしまった罪な面も。 それでも、シングル「希望」「ももとせ」の出来は良い。これらの曲が書ける限り、中村氏(100s)を信じていられる。 3rd「世界のフラワーロード」★★★☆ 「100s流サージェントペパーズ」というコンセプトで作られた3rd。 音が金字塔、太陽あたりの頃に戻り、ソロ時代が好きな人にも聴きやすいアルバム。 中盤がちょっと中だるみに感じるかもしれませんが前作の怨念は振り切れたと思う。 100sとしてこれからどんなアルバムを出していくのか楽しみな一枚。
170 :
名無しのエリー :2010/11/13(土) 13:47:01 ID:UJP4kEGs0
メレンゲ行ってみます。 1st mini 「ギンガ」★★★★☆ これはフロントマン、クボのソロ作。一般的に思われてるポップなメレンゲとは全く違います。 むしろジャンルはポストロック。轟音ギターに美メロが乗っかり更に抽象的で欝っぽい歌詞が 展開するオタッキーでワンダーランドな内容になっております。6曲ながらも全作品の中では 一番濃いかも。 二次元の妄想が好きな人は共鳴する世界観だと思います。初期スピッツ好きはぜひ。(てか草野 が絶賛してた。) 2nd mini 「少女プラシーボ」★★★★ このアルバムから3ピース形態に。そのせいかサウンドも普通の下北系ギターロックになり、歌詞 も前作より分かりやすく青春してる。(それでも根暗っぽいが) しかしメロディーの美しさはグンバツに良いので飽きずに何回も聴けます。ジャケットも良い。 3rd mini 「サーチライト」★★★☆ ここからメジャー。ミニアルバムだが5曲しか入ってない上、内2曲は前作の再録音。インディーズ とメジャーの橋渡し的作品か。プロデューサーに亀田誠二がついたことでよりギターロックっぽく なった…が、ぶっちゃけアレンジがマッチョすぎて曲の良さを潰しているような気がする。ジャケット もあんま良くないし…。作品としては好きじゃないです。でもパンプとかアジカンとか好きな人は これが一番合うかもね、分かり易くロックしてるし。
4rd mini 「初恋サンセット」★★★★★ はい傑作!!メロディ、アレンジ、演奏、音質…すべてが格段にレベルアップし、ギンガの頃の オタクっぽさも復活しました。今作では多数のプロデューサーを招くことで一曲一曲の個性を引き 出し、単なるギターロックの枠からはみ出した素晴らしい作品になっています。メレンゲ初心者は ここからどうぞ。まさに集大成。 1st「星の出来事」★★★★★ 邦楽史上に残るガチ名盤だと思います。ごめんなさい思い入れが強すぎて上手くレビューできません。 ヒットを狙うべく一気にポップス方面へと舵を切ったのですが、それがクボの職人魂を覚醒させたのか あらゆるところにポストロック的なアプローチが施されています。一回聴いただけでは凡庸なユルフワ ポップなのですが、聴けば聴くほど内に秘めた狂気があらわになり薄ら寒くすらなります。この感じは 空中キャンプに近いかも。とにかく全ての要素が化学反応を起こしており、愛情と狂気、暖かさと虚ろ さという相反する要素が同時に表現された凄まじいアルバムだと思います。当時のインタビューを読むと クボがかなり独善的に作ったようで、結果的にバンドはこの後シングルを一枚(これもほぼクボのソロ) だした後、長い長い休止期間に入ってしまいます。せっかくポップ路線に入ったのに売り上げでも惨敗して しまいました。w もしこのCDを見つけたら迷わずレジに向かいましょう。もっと多くの人に聴かれ正当に評価されるべき 作品です。全然この作品の魅力が伝わらなかったかもしれませんが、この作品を聴かない人生は余りにも 損だ。
2nd 「シンメトリー」★★★★☆ 3年ぶりのフルアルバム。奇跡の復活。前作からのポップス路線を引き継いだ作品になっていますが 前作のようなヤバい化学反応は起こしておらず、普通に良質なポップが目白押しになっております。 初期のギターロック好きは寂しいかもですが、丁寧な作品作りは相変わらずなので何回でも聴けます。 また、バンドとしてやっと信頼関係を築けたのかリズム隊のグルーヴ感がアップしており、これは新しい 武器になるでしょう。ミスチルとかゴーイングとか好きな人は一発で気に入ると思います。
174 :
名無しのエリー :2010/11/14(日) 10:32:21 ID:6dkV9ZTMO
褒め方が気持ち悪過ぎて もはやけなしてるようにしか見えん
>>173 乙です。
思い入れの強さは伝わった!
そんなレビューも良いと思うよ。
昨年、化粧品のCMで復活した河合その子です。 その子 ★★☆ 美人でお嬢様で不思議ちゃんで、という当時の彼女のイメージを歌で 表現したら、こうなりましたというアルバム。辱めとも言える 大人たちの目論見を当時20歳の彼女がすべて解りきった上で演じる という構図は、現代の萌え系アイドルや声優のアルバムに通ずる ものがある。チャートで1位になり、もっとも売れたアルバムでは あるが、以降、彼女はこのイメージを払拭できず苦しめられることに。 シエスタ ★★★ 前作の路線を踏襲しつつも、少女から大人への脱皮を窺わせる楽曲も チラホラ。前半なんかよくいろんな声が出せるなぁと感心してしまう。 「緑の少女」から、最も売れたシングル「青いスタスィオン」を経て、 ラスト「星のピリオド」へと続く流れが良い。 Mode de Sonoko ★★★ アルバム全体が「彼氏を追ってフランスにやってきた女の子」の ストーリーになっており、楽曲にもヨーロッパ風味が漂う。 そのコンセプト故に全体的に(シングル曲を含めて)際立った楽曲が 無く、地味な仕上がりになっており、アイドルのアルバムと考えると 退屈に感じるかも。ちなみに本人もプロデュースに名を連ねている。
Rouge et Bleu ★★★★★ このアルバムで歌い手として覚醒。表現力とか歌いっぷりとか、 もともと音楽的素養が評価されて芸能界入りした人なので、 ようやく本領発揮と言ったところ。さらにヨーロッパ路線を 押し進めた楽曲群も、それぞれが強い引きを持ち無駄がない。 シングルとは歌い方を変えた「ロマンスの行方」に特に驚かされる。 Dedication ★★★ 「JESSY」までのシングル7曲に新曲3曲を加えたベスト。 ただしデビューからの3曲はリアレンジ&歌い直しであり、 以降のシングルとのボーカルの統一を図りたかったのか。 おニャン子のオムニバスにのみ収録されていた「プリズム」を 入れるとか、もう少しこれといった売りがあれば。ベストなんだし。 COLORS ★★★ デビューから一貫してプロデュースをしてきた後藤次利が離れ、 様々な作家の楽曲が収録されている。けれどもやはり耳に残るのは 後藤が手掛けた「ラベンダーに目印」とか「カーテンの少年」あたり。 これでテレビ露出を控えたのは無謀だったかも。 Dancin' in the Light ★★★☆ アメリカでレコーディング。4曲を彼女自ら手がけ、残り6曲を 海外の作家が提供しているが、彼女の曲の方が断然出来が良い。 全体的に歌い方が荒っぽいが海外ものはそれ以前に歌いこなせてない印象。 現地のアレンジャーによる硬質でキラキラした音はドライブに合いそう。
Replica ★★★★ 10曲すべてが彼女の作曲。おニャン子出ということを考えれば、 よくぞここまでと思うが、一般的な基準で考えるとまだまだ改善の 余地があり、彼女自身もボーカルスタイルなど試行錯誤している 感がある。それ故にあと何枚か作ったら名盤が生まれるかもとか、 後藤次利がプロデュースしたらどうなるんだろうとか、いろんな期待を 抱かせてくれる。結局これが最後になってしまうのだけど。 Sonnet ★★★★ シングル9曲にラスト2枚のアルバムから彼女の自作曲5曲を加えたベスト。 ここでようやく「落葉のクレッシェンド」のシングルバージョンと 「夢から醒めた天使」がアルバム初収録となる。7年後に発売される レコード会社主導の「ベストコレクション」でフラッシュアップされる までは彼女の足跡を手っ取り早く知るのに最適の一枚だった。 ゴールデン☆ベスト ★★★★★ Disc-1では9枚のシングルのAB面を完全収録。Disc-2では現夫・後藤次利が 手掛けた楽曲と本人作曲をセレクトしている。ライブ音源3曲が初CD化 されたり、幻の存在だった「プリズム」が初収録されたりなど、ファンの ニーズに十分応えた内容になっている。Disc-2の曲順とか歌詞カードの 解説とか企画を超えた制作者の愛情が感じられるのも嬉しい限り。
×「ラベンダーに目印」 ○「ラヴェンダーが目印」 でした。
180 :
名無しのエリー :2011/01/16(日) 11:04:43 ID:zPI9+GrV0
へい乙 全く知らなかったけど丁寧なレビューだ参考になるわ
181 :
1/3 :2011/01/17(月) 06:42:03 ID:yFzgDLJq0
需要は殆ど無いと思いますが、マイナーなベテランのレビューに挑むヴァカがいたってことでご容赦を。 今年30周年を迎えるSTARDUST☆REVUEいきます。 作品数が多いため短文にしたが、難しいね。 1st.STARDUST REVUE ★★ デビュー盤らしく初々しくコーラスも少なめ。前身のコミックバンド時代のおばかソングも含まれており、今通しで聴くのはツライ。 2nd.今宵はモダンボーイ ★★ フェイクジャズ+AORな一枚。ユニゾンでのコーラスからハモりに変わってきた。おしゃれにがんばってはいるがどこか土臭いような感じ。 3rd.TO YOU〜夢伝説 ★★★ 「夢伝説」のヒットを受けて当初予定の3枚目のアルバムを変更し急遽作ったベスト盤。上手くまとまってて聴きやすい。 4th.THANK YOU ★★★★ '80'sな音がする初期の良盤。今のライブでもよく演奏される曲が多い。初代key.三谷氏の色が強く出だした。 5th.VOICE ★★★ AORっぽくもあり初期の特徴である透明感も出だした。緩急つけた曲順が通しで聴くと心地よい。Vo.根本氏の声が甘くなりだした頃。 6th.CHARMING ★★★★★ アカペラを中心としたアルバム。Vo.根本氏の歌の上手さが楽しめるカバー中心の名盤。三谷氏のアレンジも素晴らしい。 7th.NIGHT SONGS ★★★ 打ち込みが増えて初期のバンドっぽさが薄まった。さらっと聴けるが印象が弱い。 8th.SUPER DONUTS ★★★★ シングルのc/w曲・アルバム未収録曲を中心に作った一枚だが、良い曲が多い。シングルのリアレンジも上手く出来ている。 9th.RENDEZ-VOUS ★★★★ 透明感が強くキレイにまとまっている。根本氏のかなり甘い歌声は、この頃の声が好きな自分にとっては歌の黄金期の始まり。 10th.In The Sun,In The Shade ★★★★ 夏の匂いがするアルバム。歌詞に時代が現れるが(例:カセットの音量、コロンを手がかり等)曲は良いので聴きやすい一枚。
182 :
2/3 :2011/01/17(月) 06:43:22 ID:yFzgDLJq0
11th.Best Wishes ★★ シングル曲をまとめた二枚組。今となっては他のアルバムに未収録なのは2曲なのでお好きな方のみ。 12th.ONE & MILLIONS ★★★ 打ち込み更に増加。オリジナル曲での全英語詞や歌の掛け合いがあるなど意欲的だが現在のステージでは歌わない曲が多い。 13th.Brightest! ★★★ 三谷氏脱退を予感させるように打ち込み曲が少し浮き始める。一対二曲があったり演歌系の作詞家に依頼したりちょっと冒険的。 14th.FACE TO FACE ★★★★ ライブアルバムでMCも収録されており臨場感あふれる。ベスト盤的選曲でバラエティーに富みライブバンドの魅力が詰まっている。 15th.SECRET FACE ★★★ 14th AL.で漏れた曲と未収録曲を併せた一枚。お好きな方向けなので実質評価は★★だがカバー曲が良いので★一つ加点。 16th.SOLA ★★★★ アルバム名は「空」の変形表記と発売時は説明していたが、イタリア語の"sola"ではないかと勘ぐるような個性が顕な曲が多い。 17th.楽団 ★★ このアルバムをもって三谷氏脱退。アルバム名とは裏腹なバンド解散の危機感が伝わるスリリングな一枚。 18th.LOVE SONGS ★★★★ 三谷氏在籍時代のベスト盤。初心者には聴きやすいのでオススメ。最も売れたアルバムだがオリジナル盤ではないので★一つ減点。 19th.艶 ★★★ 4人になり心機一転。外部アレンジャーを招聘し以前と異なる構成だが初期を髣髴させる音と歌詞。 20th.Ladies & Gentlemen ★★★★ 4人での方向性が見えたアルバム。良い曲は多く私個人は好きなアルバムだが止める人がいなくなったせいなのか洋楽に影響受けすぎ。 21st.Goodtimes & Badtimes ★★★ 原点回帰なのかわざと古めかしく作った曲があったりして、懐かしい感じがする。根本氏の声がブルース寄りになりだす。 22nd.Moody Blues ★★★ サポートメンバーだった二代目key.の光田氏が正式加入。リーダー根本氏の色が強まり個性的な歌詞が増えた。 23rd.DEVOTION ★★ 二枚目のアカペラアルバム。光田氏の色が強くカバー曲のアレンジは面白いが、リアレンジ曲がいまいちなので★一つ減点。 24th.STARS ★★★ 一枚は未収録曲集、もう一枚はスタジオライブの二枚組。ライブの方はベスト盤的要素が強い。これをもってメジャー契約一時終了。
25th.No Ballads ★★★★ バラード曲でのイメージが強まった為その反発で作成されたアルバム。本作にて二代目key.の光田氏が姿を消す。 26th.Style ★★ アルバム製作過程のゴタゴタで二代目key.が抜けたとも言われ、リーダーの俺様バンドぶりが際立つ一枚。素人にはオススメしない。 27th.LOVE SONGS II ★ 寄せ集め感満載で二匹目のドジョウ狙いのベストとは言えぬベスト盤。素人には(ry 28th.Heaven ★★ リーダーが好きな洋楽ミュージシャンに一曲ずつ捧げるつもりで作ったらしいが、捧げると言うより乗り移るって感じで、素人(ry 29th.AQUA ★★★ 何かが吹っ切れたように元のバンドの音に戻り、タイトルの通り水のようにやわらかく爽やかな曲が多い。 30th.HOT MENU ★★★★ このアルバムからメジャー復帰。これぞBest of Best。オリジナル盤ではないので★一つ減点。 31st.31 ★★★★ タイトルからしてそのまんま。年齢相応・等身大の内容があったり、親しみやすく聴きやすい作品。 32nd.ALWAYS ★★★ カバー・コーラスアルバム。カバーといってもひとひねりが効いていて歌を愛する気持ちが伝わる。最後の「夢伝説」が余計。 33rd.太陽のめぐみ ★★★★ 歩みを止めないバンドの姿が見えるようにラップ(!)等いろんなことに果敢に挑戦。「春キャベツ」はベタだけど名曲。 公式アルバムカウント外=コンセプトベスト盤 BLUE STARDUST ★★ RED STARDUST ★★ メンバーが監修していない時点で減点。「泣ける」「踊れる」のコンセプトにもブレがあり減点。良いのはリマスタリングの音だけか。 総評:「可も無く不可も無く」な作品が多いのが、売れなくても長く続けていられる理由だと思う。 長く続けていればトラブルや中弛みもあったが、それを乗り越えて息を吹き返した。 キャリアが長く音の変遷が激しいためオリジナルアルバムは積極的にオススメしない。 まずはベスト盤を取っ掛かりに、そこで気にいって頂けたら幸い。
184 :
名無しのエリー :2011/01/26(水) 11:51:11 ID:7F1O4Ph10
乙です コンプしてるだけでもすげえのに 乙です
185 :
名無しのエリー :2011/01/28(金) 07:09:02 ID:QEF4puXQ0
もう既にひとつレビューありますが、BOaTいきます フルーツ☆リー ★★★☆ インディーズから出たファースト。大学サークルのノリをそのままCDにしたような、軽い一枚。 メンバーの合唱やらギャグが入った語りのみのトラックやら。 しかし帯にも書かれてる通り「凡百のギター・バンドとは曲のデキが違う」。 中国語とポップなメロディの融合「ウォティパティ」、歌詞はおふざけながら演奏は本気の「Omansa & Samanquo」、 ジャクソン5調のポップナンバー「Mr.グリーン」、美メロと作詞センスが炸裂する「夕日」など名曲を多数収録。 ライブでよく演奏されていた(っぽい)「プールジャック」や「スマートボール」もこれに入っている。 「RORO」よりもこちらの元気さを気に入る人もいるかもしれない。 これは廃盤扱いになってることもあるがamazonでも買えるっぽいし店を探せば普通に新品で買えるはず。 soul, thrash, train ★★☆ セカンド。これもインディーズから。 サウンドとしては前作の延長なのだがSEのサンプリング等も取り入れており、 ここら辺から徐々に曲の構成も複雑になっていく。 決して悪いアルバムではないのだがBOaTの歴史の中ではどうにも埋もれがちになってしまう、なんとも可哀想な一枚。 しかしこれも買って損はない。特にBOaT初期屈指の名曲「KILL/KILL」「12回............」は一度は耳にしておくべき。 90年代バンドブーム調の佳曲「PARALLEL」やお得意の美メロが炸裂する「THE WORD IN THE SEASON」も地味に良い。 しかしなんか他のアルバムと比べると捨て曲や記憶に残らない曲が多い印象がある。 でも聴き込めば聴き込むほど面白くなるアルバムだと思うのでほかが気に入ったらこれも。 これも廃盤扱いになっている事もあるが実際は普通に買えるはず…と思ったらどこも品切れになってる…?
186 :
名無しのエリー :2011/01/28(金) 07:10:49 ID:QEF4puXQ0
LISTENING SUICIDAL ★★★★ メジャーファースト。アイゴンプロデュース。ここで完全にBOaTは進化を遂げる。 トラックが変わるごとに変化するジャンル、半ば分裂病の様相を呈してきた作詞センス、そしてチャネリング。 もう音楽性としては崩壊寸前のムチャクチャさがあるのだが何故かそれらすべてがポップな地点に着地しており、 音楽好きを喜ばせる変態性と誰でも聴けるキャッチーさを持ち合わせた唯一無二のサウンドを作り上げることに成功している。 ビートルズmeets90年代J-POP「Planet Foxy」、シングル曲ながら個性が爆発した「狂言メッセージ」、 夏の終わりの寂寞感「銀色うつ時間」、両A面の片方だったのに色々とおかしい「DON'T YOU」などなど、 ここには書ききれない勢いで名曲が滂沱の如く溢れる必殺盤。 そんな中でも特に素晴らしいのは「代打デストロイ&サーチ」。これほど能天気なのに泣ける曲は他にはないと思う。 初回盤は8cmCD付き。「RORO」のプロトタイプとも言うべき内容でなかなか面白い。 「Rummy Night」の別バージョン「Night Hawk Night (No Mix)」も聴ける。 これは現在廃盤で、探すのはなかなか難しい。「RORO」と比べたらまだ楽かも知れないが…
187 :
名無しのエリー :2011/01/28(金) 07:12:32 ID:QEF4puXQ0
RORO ★★★★★ ミニアルバムにしてラストアルバム。そして間違いなくBOaTの最高傑作。本来踏むべき段階を5段ぐらい一気に外して超進化。 音楽的にはかなり複雑になっているのだが、ここでもやっぱり全曲キャッチーかつポップ。 とてもじゃないが「知る人ぞ知るバンド」の入手困難盤とは思えない。「AKIRAMUJINA」の後半なんてかなりムチャクチャなのに何故かポップ。 6曲の中にまともな神経では考えられないほど音と展開が詰め込まれている。なのにまるで組曲のように全て同じような空気感。 共通して流れているのは「夏の終わり」の寂寞感。上のレビューの「銀色うつ時間」でも全く同じ言葉を書いたが、 このアルバムではそれが43分に亘って拡大延長されたような印象を受ける。当然の如く泣ける。 そして特筆すべきは5曲目に収録されている「Tuesday」。これはもう邦楽の歴史に残るべき名曲。 結構メロディ的にはBOaTの過去曲に似たような感じの曲が結構あるんだけれど、それが逆に走馬灯のような効果を醸し出していて このバンドのことを1stから追って聴いていた人ならもう確実に号泣もの。ラスト数分間の哀愁はただ事じゃない。 そして「Tuesday」がギターノイズと合唱で幕を下ろすと聴こえてくる「Circle Sounds」のイントロはフィッシュマンズの「空中キャンプ」に於ける 「ずっと前」にも匹敵する抜群の必殺性を持った名イントロ。内容も他の曲と比べていつも通りのBOaTっぽくてなんかとっても切ない気持ちになる。 で、こんな素晴らしい内容のアルバムが何故廃盤なんでしょう?それは永遠の謎。単に売れなかっただけとは言わないで。 オークションとかで買うとむっちゃ高そうですがユニオンとかで地道に探せば5000円くらいで買えるし、 その価値をわかってない中古CD店でかなり安く手に入れたという報告も見かけたことがあるので、頑張りましょう。 探し続けたけれど疲れて折れそうだけどやっぱりネットの音質じゃ満足できない、ネットじゃなくてどうしてもCDで聴きたい、 という関東在住の方はジャニスや渋谷TSUTAYAでも借りれるらしいので検討してみましょう。 またちょっと興味があるという方は中古で簡単に買える「北青山的13曲1000円」というコンピで1曲目「ALL」(名曲!)が聴けるので参考にしてみては。
188 :
名無しのエリー :2011/01/28(金) 07:14:17 ID:QEF4puXQ0
総評にかえて―アルバム外のBOaT音源のかなり不完全なレビュー [V.A] 「Tokyo Hot Indies Super Recording Vol.1」 <1998> 「絵になる最後」収録。CDは持ってないけれどニコニコにあるライブビートの音源でライブバージョンが聴けます。 なかなか良い曲だとは思うのだが、そんな気に留めるほどでもないとも思う曲。 CDは見たことない。 [split 7inch] 「BOAT vs SeaMeal」 <1999> SeaMealとのスプリット7インチシングル。「SkyHigh」のカバーと「Pretend」を収録。 「Pretend」は「LISTENING SUICIDAL」とは別テイクで、AxSxE氏のコーラスが入っている。こっちの方がいいかも。 [maxi single] 「ウォティパティ (パ'28)」 <1999> ワンコインシングル盤。 名曲「ウォティパティ」のリテイクバージョン。これがなかなか良い感じで、この曲が好きなら一聴の価値あり。 そしてB面曲「USUNORO PORK FACE」はテレビ番組の企画から生まれた複雑展開パンクナンバーで、 かなりひっそりとした存在だが初期BOaTのいいところが全て詰まった地味な名曲。 これも廃盤っぽいですが中古店では結構見かけます。店によっては結構安く売ってたり。 [maxi single] 「狂言メッセージ/DON'T YOU」 <2000> メジャーファーストシングル。アルバム未収録曲「Listening 13 (Flush Fast)」を収録。 かなりアグレッシブな感じのするロックナンバーで相変わらず展開も滅茶苦茶だしなかなかカッコいい曲。 でも印象にはあんま残らない。聴くのは最後でいいかもしんない。入手困難度はそんな高くないはず。
189 :
名無しのエリー :2011/01/28(金) 07:15:28 ID:QEF4puXQ0
[V.A] 「HEADACHE SOUNDS SAMPLER CD vol.3 "Strange Circus"」 <2001> 向井秀徳のユニットとかが入ってるオムニバス盤。「Pills To Kill Ma August」を収録。 これは名曲中の名曲!何せAxSxE氏が「一番好きな曲」と綴ったことがある曲なので間違いナイ。 轟音ギターの壮大な響き、「RORO」から変わらず通じる夏の終わりの寂寞感、そしてメロディの美しさ、これを聴かない手は無い。 ちなみにこの曲、Natsumenになってからもリテイクされているみたいですが、そちらは微妙な出来との噂。 廃盤にはなってないっぽいがネット通販ではどこも在庫状況があやしげ。見つけたら買っておきましょう。 [V.A] 「London Nite 4 "OLD&NEW FRIENDS-UNITY"」 <2001> 何故ロンドンナイトにBOaT?勿論全体からは浮きまくり。改めて聴いてみたがやっぱり笑っちゃうぐらい浮いている。 「Mr.Crowly On The Beach」を収録。 「RORO」の世界観を濃縮した4分ポップソング。後半はやっぱり轟音。名曲、というほどではないけどこれもかなり良い。 相変わらずメロディのセンスは神がかかっている。そしてこれがバンドとしては最後の音源。 しかし曲を聴き終わると「ああ…」と余韻に浸る間もなく次の曲のノーテンキなイントロが聴こえてきてムカつく。 現在は多分廃盤。でも探せばけっこう簡単に見付かる予感。 [V.A]「GUT 1+1」 <2004> 「NEVER WEAR OUT yOUR SUMMERxxx!!」収録。元は「BOaT VS Natsumen」という企画ライブで配布された音源。 アインちゃんとAxSxE氏による弾き語り+α。バンドとしてのBOaTを期待すると拍子抜け必至。 まあメロディはやっぱり凄くいいし、なんか爽やかな感じで普通に良い曲なんでBOaTが好きだったら聴いてもいいんじゃないでしょうか。 そしてこれが現状BOaT名義では最後の音源。果たして次はあるのか!? 新品で買えるっぽいですが内容からいってBOaT目当てなら中古でいいと思います。結構安く買えるし。 余談ですがAPOGEEの「ゴースト・ソング」のインディーズバージョンもこのコンピで聴けます。 長々とすいません
190 :
名無しのエリー :2011/01/28(金) 12:01:11 ID:MeoZluqKO
山下智久の新作頼む
こないだCD屋で狂言メッセージのカバー流れて奇声上げそうになったわw
193 :
名無しのエリー :2011/03/20(日) 19:22:46.09 ID:iWxzCQOh0
竹内まりや(RCA時代)です。 BEGINNING ★★★☆ デビューから海外レコーディングに恵まれた1st。 和製オールディーズを基本としながら、中盤には歌謡曲もあったり、 歌詞の登場人物もお嬢様から遊び慣れた女性までと、方向性はまだ皆無。 まりやの声は不安定で、特に口をだらしなく開いたような低音が気になる。 その中で自信の無さげな高音を多用して、儚さや可憐さを引き出した 山下達郎による「夏の恋人」、ディスコ歌謡曲「おかしな二人」が耳に残る。 UNIVERSITY STREET ★★★★☆ 当時まりやが現役の大学生だったことにフォーカスを当てた2nd。 前作で添え物的存在だった杉真理や山下達郎ら若手がメインに躍り出ることで ドメスティックな重さが払拭され、若さあふれる軽快なポップス集となった。 まりやが初めて作詞・作曲を手掛けた3連のバラード「涙のワンサイデッドラブ」や 全英語詞の歌が2曲あったり、ここでまりやの原点が確立されたと言える。 LOVE SONGS ★★★ 「不思議なピーチパイ」の大ヒットを受けて、チャート1位となった3rd。 前半はAOR路線。良く言えば大人の、悪く言えば地味でパッとしない曲が続く。 後半まりやによるキャッチーな楽曲やヒットした2曲でやっと盛り上がるので ここでまりやが「私は意外とやれる」と自信をつけたとしても不思議ではない。 テレビで歌う機会が多くなったせいか、歌声がグッと安定してきた。 Miss M ★★★★ デビット・フォスターらと組んだL.A.SIDEのA面と東京SIDEのB面による4th。 これまで1stと3rdで海外レコーディングはしているものの、今作では 当時ヒットメイカーだったフォスターと組むことで、より本場らしい音となった。 ただし、アップテンポは各面とも冒頭の1曲だけで、あとはミディアムスローが続く。 そのせいなのか、ジャケットが地味だからか、9曲中4曲が英語詞だからなのか 世間の求めるまりやと大きく乖離したようで、売上を大きく落としてしまう。
194 :
名無しのエリー :2011/03/20(日) 19:25:58.03 ID:iWxzCQOh0
PORTRAIT ★★★★☆ 活動休止を発表し、独身時代最後のオリジナルアルバムとなった5th。 そういった背景もあってか、「僕の街へ」など別れ(帰郷)をテーマにした曲が多い。 アイドルな「イチゴの誘惑」からブルースな「悲しきNight&Day」まで曲調は幅広いが 1stと違って、揺るぎ無いまりやブランドの下、まとまりが感じられる。 本人の音楽志向とヒット性がようやく融合した好盤。翌年夫となる達郎も5曲に参加。 VIVA MARIYA!! ★★★★★ まりや本人が選曲したRCA時代唯一の公認ベストアルバム。 A面がシングル7曲、B面がアルバムからの6曲に「ASK ME WHY」のカバーを新録。 「戻っておいで私の時間」はジャズ風に再録、「SWEETEST MUSIC」はシングルバージョン、 「J-BOY」はライブバージョンと、過去のアルバム購入者にも外せない内容となっている。 足りない曲はあっても、いらない曲は無い、まさに名曲と名演を集めたベストオブベスト。 現在はメーカー在庫切れで入手不可。旦那のベストみたいにコンプリ盤を出して欲しい。 RE-COLLECTION ★★★★☆ 移籍後の「ヴァラエティ」のヒットを受けて発売されたレコード会社主導のベスト。 初回盤はジャケットと同じピンク色のレコードだった。後に青盤の2、緑盤の3を発売。 A面がまりやのセレモニーで始まるヒットサイド。B面がバラードサイドとなっている。 「VIVA MARIYA!!」との違いは8曲。そのほとんどがバラードなので印象が大きく異なる。 「VIVA〜」がアグレッシブでポップなまりや。こちらは大人のバラードシンガーまりや。 現在も入手可能な企画ベスト「BEST PACK」は、収録内容を一部差し替えたものである。 MORNING GLORY ★★★ 独身時代の楽曲の中から、山下達郎が参加した曲をセレクトした企画もの。 全55曲の中で12曲しかなく、「ドリームオブユー」のようにアレンジだけの曲もある。 また交際が明らかになった5th以前はせいぜいアルバムに1〜3曲だけの参加で、 提供曲も前半ほど名曲度は低く、現在の婦唄夫随を期待すると裏切られる。
195 :
名無しのエリー :2011/03/21(月) 13:45:02.55 ID:YtqQRGFG0
196 :
名無しのエリー :2011/04/03(日) 11:18:45.74 ID:bATLgofeO
>>193 おつです!
それにしてもいいスレなのに人がいなすぎて寂しいな
197 :
名無しのエリー :2011/05/17(火) 10:57:18.92 ID:+LTya3yU0
ほ
198 :
名無しのエリー :2011/06/06(月) 23:43:55.66 ID:vIl7TuJL0
ほ
199 :
名無しのエリー :2011/07/24(日) 03:40:01.46 ID:QOUidids0
ほ
200 :
名無しのエリー :2011/08/19(金) 17:35:03.44 ID:AvZCb+R90
再結成記念に真空メロウやります 全アルバムというか全音源レビューですが 魔9 ★★★★★ 1stシングル。収録されている3曲全てに真空メロウというバンドのポテンシャルがこれでもかと詰め込まれた奇跡の一枚。 複雑な曲構成で聴き手を捻じ伏せる「魔9」、生きることの空虚さを歌った歌詞が素晴らしい「空っぽワンダー」、 轟音とメロウな音色を使い分けるギターに情景が浮かぶ「プールサイド」、どれもが稀代の名曲。真空メロウを語るのに外せない盤だが、 2000枚限定で発売されたものであり、現在は入手困難。再発が望まれている。 心ナイフ ★★★☆ 2ndシングル。前作よりも少しストレートな仕上がり。とはいえ歌詞や曲構成から独特のシュールさはまだ感じられる。 特に「フォークソング」は変拍子が多用された非常に奇妙な曲。ちなみに表題曲「心ナイフ」アルバムとは別バージョン。 若干テンポが速く、歌い方も違う。またこのシングルは枚数限定でなく、今でもamazonで300円で買える。 ぞうの王様 ★★★★ 1stアルバム。まず歌い方が大幅に変化。いかにもロキノン系という歌い方から佐藤伸治っぽい裏声を多用した歌い方に。 また、シングル収録曲に見られるような複雑な展開は少なくなり、要所要所でアクセント気味に用いるようになっている。 そのため一聴しただけでは地味な印象を受けるが、やはり今井氏のメロディや歌詞のセンスは素晴らしく、聴き込めば良さが伝わってくる。 楽曲は粒揃いだが、アルバム全体の流れがあまりよくないのが残念。
201 :
名無しのエリー :2011/08/19(金) 17:35:58.27 ID:AvZCb+R90
流行歌 ★★★ 3rdシングル。表題曲と「空っぽワンダー」の別バージョンの2曲収録。1000枚限定。流行歌は次作収録のものと変わりない。また「空っぽワンダー」も 魔9版よりもテンポが遅くギターも控えめ、さらにコーラスもカットされているというしょっぱい出来(これはこれで悪くないが)なので、 わざわざ入手するほどのものではないと思う。 Sea Understand ★★★★☆ 2ndアルバム(ミニアルバム)。前作とは異なり、アルバム全体の流れを重視した作品。世の中に対する違和感とか生き辛さを諦めて 受け入れるような、枯れ切った印象を受ける曲が並んでいる。力がいい感じに抜けていて、再生時間の短さや流れの良さも相まって非常に聴きやすい。 魔9を除けばこのアルバムが最高傑作と思う。ジャケットもアルバムの雰囲気に最高にマッチしてる。
202 :
名無しのエリー :2011/08/19(金) 17:50:35.30 ID:AvZCb+R90
流行歌 ★★★ 3rdシングル。1,000枚限定。表題曲と「空っぽワンダー」別バージョンを収録。流行歌は次作収録のものと変わらない。また「空っぽワンダー」は魔9版よりもテンポが遅くギターも 控えめで、コーラスがカットされているというしょっぱい出来(これはこれで悪くないが)なのでわざわざ手に入れる必要はないと思う。 Sea Understand ★★★★☆ 2ndアルバム(ミニアルバム)。ぞうの王様とは異なり、アルバム全体の流れを重視した作品。世の中に対する違和感や、生き辛さを諦めて 受け入れたような、枯れ切った印象を受ける曲が並んでいる。激しい曲はあるが刺々しくない感じ。流れの良さや再生時間の短さも相まって 非常に聴きやすい。魔9を除けば、これが最高傑作だと思う。ジャケットもアルバムの雰囲気と最高にマッチしている。
203 :
名無しのエリー :2011/08/19(金) 17:51:43.98 ID:AvZCb+R90
流行歌 ★★★ 3rdシングル。1,000枚限定。表題曲と「空っぽワンダー」別バージョンを収録。流行歌は次作収録のものと変わらない。また「空っぽワンダー」は魔9版よりもテンポが遅くギターも 控えめで、コーラスがカットされているというしょっぱい出来(これはこれで悪くないが)なのでわざわざ手に入れる必要はないと思う。 Sea Understand ★★★★☆ 2ndアルバム(ミニアルバム)。ぞうの王様とは異なり、アルバム全体の流れを重視した作品。世の中に対する違和感や、生き辛さを諦めて 受け入れたような、枯れ切った印象を受ける曲が並んでいる。激しい曲はあるが刺々しくない感じ。流れの良さや再生時間の短さも相まって 非常に聴きやすい。魔9を除けば、これが最高傑作だと思う。ジャケットもアルバムの雰囲気と最高にマッチしている。
204 :
名無しのエリー :2011/08/19(金) 17:52:27.80 ID:AvZCb+R90
おまけ シングル・アルバム未収録曲 わさび採り (Quip Magazine Sampler CD vol.14s収録) かなり初期の音源の模様。わさび採りに行ったのに現実と空想の区別があやふやになるという奇妙な歌詞に、歪んだ音で高速で疾走する 演奏が癖になる。 花まみれ (Quip Magazine Sampler CD vol.15収録) ファニーな出だしから疾走感のあるガチな演奏に移るのが面白い。歌詞はやっぱり不思議。ぶっきらぼうなコーラスが特徴的。 メロディのレベルも高く、かなりの良曲。ちなみにこの曲の別バージョン(再結成後の録音?)が真空メロウのmyspaceにアップされている。 コブラ (STYLUS#7「WHO’S NEXT?」編収録) これは真空メロウの中でも屈指の名曲。演奏のカッコよさ、メロディの素晴らしさ、そして文学的な歌詞、どれもが一級品。 知らない人に聴かせても一発で気に入ると思う。ちなみにこの曲と花まみれを収録したカセット作品もリリースされているが、当然入手困難。 ビートニク フォークロア (HI-STYLEvol.5収録) イントロから不穏な空気を醸し出している。メロディも歌詞も特筆するほどではないが、やはりこの曲も初期の雰囲気を存分に含んでいて 割と気に入っている。ただ無理して入手するほどの曲ではない。 この他に、忌井三弦氏のmyspaceに没音源がアップされているのでそちらも要チェック。
205 :
名無しのエリー :2011/08/19(金) 17:53:15.73 ID:AvZCb+R90
多重投稿になってますねごめんなさい
206 :
名無しのエリー :2011/08/31(水) 03:05:28.30 ID:8l03Aqzr0
乙です 音源全部とかマニアっすねwww 気になったので300円なら買ってみようかな
207 :
名無しのエリー :2011/11/09(水) 07:51:36.61 ID:RcL3RWkz0
ほ
208 :
名無しのエリー :2011/11/10(木) 13:08:26.19 ID:dlAuU85N0
>>79 ピチカートはsinglesしか持ってないけどオリジナルも聴いてみたくなった
209 :
名無しのエリー :2011/12/16(金) 22:51:04.77 ID:r7dW8RMI0
JELLY→(ゼリ→) 1st ロデオギャング ★★★ ゼリ→の記念すべきデビューアルバム。時代の割には90年代の初期のような作風のパンクロック を持ち味にしている。曲はシンプルなスリーコードやパワーコードなので、どこかで聞いたことあるという人は ご愛嬌。歌詞はシリアスで葛藤や未来への希望や自己表明のテーマが強い作品。軽めで気軽に聴きたい人は まず聴けるシロモノだと思います。ボーカルは下手な部類に入る方ですが変な歌い方をしていなく。 がなるような歌い方が着飾ってなくていいです。ただ肝心の曲に玉石混交がなく、いまいちインパクトにかける。 2nd NO NEED ★★ ファーストの頃のただ突っ走っていたような雰囲気を生かしきれず、このときから曲への表現の広がりを試み始める。 その結果、ポップで単純なのかエモーショナルに表現したいのかが、方向性がわからない。低迷期。 ただ1stの頃より歌詞の押し売り感は消え、解放された叙情な歌詞と疾走を減らし哀愁を加えた作品は地味にアットホーム。 じわじわと良くて、評価や周りの反応を気にせず純粋に聴きたくなる。 3rd KISS MY WAY ★★★☆ レコード会社を矢井田瞳の経営するレコード会社に移動した後に発売された3rd。物語のような歌詞が増える。 カラっと仕上がったアレンジがパブリックっぽい前作とは違い、バンドがパンクのなかで独立したイメージを曲全体に持たすことに 初めて成功した。ただ黎明期なので歴代のアルバムでは初期と後期の仲持ちの印象があり、ファンからも賛否が激しい。 メロディの幅が広がったおかげで歌に活き活きしさが増し、歌詞の情景もシリアスに伝わる。メロディの純粋さでは、歴代でピカイチ。
210 :
名無しのエリー :2011/12/16(金) 23:04:14.38 ID:r7dW8RMI0
4th BE SILENT FUCKIN' RIOT ★★★★☆ 即座に会社からクビにさせられインディーズに復帰したあとのアルバム。1stの頃の勢いを更に昇華させハードコアギリギリの高揚感が取り入られた。 ミュージシャンとしての才能が開花し始めた頃でもある。メジャーレーベルから契約を切られ、先の未来がわからなくなりかなりバンドに危機感があったと思われる。 その中から生まれたアルバムは力強い意思をできるだけアグレッシブに歌詞に載せ、難しい文章でもないのに聞き手に委ねるように語りかけるんじゃなく、 「自分たちの場数を知り、足場を固める」という一方的な自己表明と独特なスタイリッシュ感覚の持った攻撃的なスタイルが冴え渡る。 パンクも激しいだけじゃなく、ところどころビートを緩めたりして、パワーポップでポジティヴなパンクに仕上がっていてバラエティに富んでいる。 中期の傑作。初期で離れたファンもこれを聴くとこのバンドの皮が予想以上に向けていることに驚いたんじゃないだろうか? 5th 青空は突っ立ったまま眠っている ★★ ここで路線を断ち切り、メロディに重点を向け、曲ひとつひとつにアレンジがこだわっている。 趣きは悪くはないと思うが、ファンからすれば急に難解に始まる「メキシコには逃げられない」は正直いって カオス極まりない混沌である。インディーズで培った柔軟性は確実に育っている。しかし全体のテンションは 怪しい。ボーカルはがなりたてているばかりか、必要以上の声量でわざわざ歌い、ライブのようなノリで歌ったり、 ときたま空気感だけのメッセージ性ゼロの雰囲気歌詞が垂れ流したり、バンド側が勝手に満足しているような気がしてならない。 高校で無理やりデビューしようとしているイタイ奴と同じような感情をこのアルバムから感じた。
211 :
名無しのエリー :2011/12/16(金) 23:30:17.24 ID:r7dW8RMI0
6th CAPE OF GOOD HOPE ★★★★ 前作の反省もあってか、かつての作風を戻してさらにシンプルな構成でもって曲にどのくらい表情を持たすか 取り組んだ挑戦的な六枚目のゼリ→のアルバム。このころからはゼリ→のレッテルであった「悪ガキ」は薄れていき、 むしろ世の中の人間に問いかけるような少数派を意識した深い比喩の歌詞が多く目立ってくる。頭のいい不良から 人の真理と価値観の違いに紆余曲折しながら日々に価値を見出す大人を演じているというような印象。「ORANGE」は そんな思いを的確に表している。全体の雰囲気はというと、録音の音質は普通だが、全体的に演奏のボリュームが大きすぎてバランス が取られてなく、ボーカルの歌い方もなぜ高くする必要があったのかというのも疑問が残る。そのせいで息が続かず、力量不足が分かるのが残念。 結構玄人受けする作品。 7th FIRE ARROW ★★★★★ 再デビューを果たしたゼリ→の最初で最後のメジャー復帰アルバ厶。どれをとっても一級品の完成度を誇る。2000年代に入ったあとのアーティストの中では かなりの高水準。楽曲のバランスが取れており、言葉遊びのある歌詞もおもちゃ箱をひっくり返したような感覚を漂わせるアルバムのイメージに似合っている。 いままでのアルバム全てからいいとこを取ってきたような感じで、遂に実力派になりえたといえます。今回の作品で入った人も楽しめるように歌詞もメッセージ性の歌詞だけじゃなく、 単純に面白いユーモアセンスに富んだお馬鹿ソングもあります。かといって全体に手は抜いてなく、全てに色を持たせています。全てが名曲と錯覚するぐらいに。 ファンも純粋にロックを楽しみ、幅広い層まで考えた新しいゼリ→の始まりを迎えた大傑作です。それだけにただ悲しい(´;ω;`)うう・・・・ ロリコンドラマーKOHEI ( `д´) ケッ! 終わりっす
212 :
名無しのエリー :2011/12/17(土) 01:51:14.00 ID:MdLyX/G00
>>211 一部修正
6th CAPE OF GOOD HOPE ★★★☆
213 :
名無しのエリー :2011/12/18(日) 20:02:14.23 ID:MzUtrWfJ0
こっち過疎ってるなあ
214 :
名無しのエリー :2011/12/24(土) 22:11:59.14 ID:aZ0KvzYn0
まだ全作レビューするには早いと思いますが、相対性理論いきます 1st.シフォン主義 ★★★★☆ 地方限定から少し間をおいて全国発売された相対性理論の1st。久しぶりに聴くとまるで驚く。 全体的に今の相対性理論とは全く違う代物で、えつこさんの歌声もまるでチャットモンチーみたい。 でもこっちの方がいいと思うんだけどな。萌え声で敬遠している人もすんなり聴けそう。 これを聴いてると真鍋さんは最初は進行方向別通行区分のガールズバンド版をやりたかったのかなと思う。 2ndからの気持ち悪くなる程作りあげた歌声ではなく、ラフなボーカルでバンドも普通な感じ。 サウンドは80年代っぽいギターが特徴的で他のアルバムにはない印象。 ヘロヘロな冒頭2曲は有名。他の以下三曲も悪くない出来。 飾らないアルバムで良くも悪くもバンドの素が出た感じ。件の男声ボーカルもこのアルバムのみ収録。 2nd.ハイファイ新書 ★★★★ ここからバンドのブレイクとミーハー化と萌え化がはじまる。1stとは似ても似つかない。 しょっぱなジャズみたいな「テレ東」が流れてきて驚く。 えつこさんの歌声は前作から大きく変わりなんか大人っぽい萌え声に成り代わる。超作ってる。 歌声の節々に吐息も入れててアダルトな感じ。萌え声だけど。なかなか悪くない声ではある。 アルバムも落ち着いた雰囲気でお洒落なギターが印象的。ジャズやボサノバを取り入れたりも。 そして歌詞も前作の意味不明な感じを踏襲しているものの、露骨に微妙なミーハー路線に。 「地獄先生」とか露骨にそう。こんな歌詞で萌え声だったらもう大好きか大嫌いかの両極端だと思う。 演奏に集中しようとしてもボーカルが無闇に大きくなってるし。前作なんかすごいベース聴こえたのに。 曲はこれぞ相対性理論な「四角革命」、ハイライト「さわやか会社員」がお勧め。
215 :
名無しのエリー :2011/12/24(土) 22:12:54.54 ID:aZ0KvzYn0
1st(相対性理論+渋谷慶一郎).アワーミュージック ★★★ 相対性理論と渋谷慶一郎という人のコラボシングル。どうやらピアノとノイズミュージックの人らしい。 不思議なコード進行で引きつけられる「スカイライダーズ」は名曲。 しかし他の曲はなんとも凡庸。「アワーミュージック」は普通のポップだし「BLUE」は実験が過ぎるし。 他のリミックスやらなんやらも微妙。「スカイライダーズ」のvo+pf版はいいけど。 思えばニカ勢の人たちの付き合い始めたのもこのアルバムから。 3rd.シンクロニシティ―ン ★★★☆ 前作で掴んだオタクとミーハーを手放すまいと前作の路線を踏襲。 ただ曲は前作よりもっとロックっぽくなり生楽器の飛び出す比率がぐんっと上がる。 前々作を思わせるような激しい曲調の曲も多くなり、ギターとベースの動く率がかなり上がった。 音量は相変わらずボーカルが大きいけど。っていうか楽器の音量小さすぎ…… また、今作では流石に前作の声だけではダメだと思ったのか、えつこさんの歌声のバリエーションが増えた。 悪い方向に向かってるのもあるけど(「ペペロンチーノ・キャンディ」「三千万年」)これは良い傾向。 メンバーが全員作詞作曲に取り組むようになったのも大きく楽曲のバリエーションも多くなる。 その代わり凡庸な曲が入り込むことも多くなったが。あと今作は真部さんの曲が弱い。 「ミス・パラレルワールド」、この路線の一種の到達点だと思うお洒落な「ムーンライト銀河」がお勧め。 まあ、前作で掴んだオタクとミーハーは次作で突き放すことになるのだが。
216 :
名無しのエリー :2011/12/24(土) 22:14:04.66 ID:aZ0KvzYn0
1st(相対性理論と大谷能生).乱暴と待機 未聴。前作から始まったニカ勢とのタッグその2。 試聴した限りでは「スカイライダーズ」を思わせるような不思議なコード進行。 やはりその道の人たちに作曲させればいくらJ-POPといえど個性が出るものなんだろうか。 4th(?).正しい相対性理論 ★★★★ 前作で掴んだオタクとミーハーを全力で突き放すcommmonsとみらいrecords合同のリミックスアルバム。 坂本龍一、菊池成孔、バッファロードーター、スチャダラパー、コーネリアス参加と一部の人にとっては堪らない面子。 別の意味で堪らなかった人も居ただろうが。しょっぱなから「海老で鯛をもっと釣ろうよ」とか言われるし。 ただしかし、ニカにある程度理解のある人なら普通に聴けるアルバム。元がJ-POPなんだし。 フェネズのQSMJAF、鈴木慶一氏のQMCMAS、コーネリアスのQKMACなんかはキャッチーで曲の別の側面も垣間見えて良いリミックス。 特に慶一氏のリミックスには驚いた。この人感性が本当に若いなあ。最後のサビは感動的。 (前半だけなら)お洒落なSPANK HAPPY、いつものノリの教授、珍しく縦ノリなスチャダラパーも良い。 因みに、理論オンリーの新曲は可もなく不可もなくな普通のポップス。流れから浮いていることこの上ないが。 しかし、聴き辛いのは本当に聴き辛い(バッファロードーター、大友良英など)ので人を選ぶアルバムなのは間違い無い。 あと1stアルバムの曲はリミックスされていない。既に黒歴史決定か。 総評. 初期は進行方向別通行区分(メンバーの約半分がやってる変なバンド)を引き継いだ普通のロックだったものの、2ndからは独自の路線を開き人気を博した。 しかし3rd前後からニカ勢と付き合いだし近作はなんだか迷走している印象。 まだまだ先はあると思うので頑張ってほしい。
217 :
名無しのエリー :2012/01/11(水) 12:00:30.61 ID:HuC0CCsM0
チューリップ(東芝EMI時代)いきます。 魔法の黄色い靴 ★★★ 財津さんの個性がほとばしるデビューアルバム。アクが強すぎて好き嫌いが分かれそう。 「千鳥橋渋滞」や「風」で聴ける姫野さんのボーカルにホッとします。 君のために生まれ変わろう ★★☆ 聴きやすくなった反面、これといったキラーチューンが無く、 シングルで最も売れなかった「一人の部屋」が最も輝いて聴こえます。 TULIP BEST 心の旅 ★★★★ 「心の旅」の大ヒットにより、既発曲と新曲半々で構成されたセミベスト。 過去作からの選曲も妥当なもので、初期の良い所が堪能できる一枚です。 TAKE OFF〜離陸〜 ★★ 姫野さんメインのシングルが3曲続き、アルバムでもメインに。けれども「青春の影」を聴くと 「やっぱりチューリップは財津さんだよね」と実感させられます。中途半端で消化不良な曲が多いです。 ぼくがつくった愛のうた ★★★☆ 財津さんが作った童話のサウンドトラック。CD化されてから童話が付いてないのが残念。 前作よりはしっかり作られているし、ほどほどにポップです。 無限軌道 ★★☆ 「サボテンの花」がヒットしたこともあり、再び財津さんメインのチューリップに。内省的で暗いアルバムです。 11分ある組曲風の「たえちゃん」を最後まで聴かせてしまう実力には唸らされますが、それを春歌でやるのが財津クオリティ。 日本 ★★★★ 「心の旅」がヒットしてから続いていた迷走状態から抜け出し、メロディアスでバラエティ豊かな楽曲が揃いました。 ラストの迷曲「甲子園」が無ければ名盤になれたのに。
218 :
名無しのエリー :2012/01/11(水) 12:02:52.55 ID:HuC0CCsM0
すべて君たちのせいさ ★ 出来の悪いビートルズのカバー集です。 デビュー時から言われてきたほど影響も思い入れも無かったことが分かります。ファンアイテムですね。 MELODY ★★★ 前後のアルバムと比べると派手さはありませんが、聴きこむほどに味わいの出てくる佳曲が収録されています。 ファン人気が高い一枚です。 チューリップ・ガーデン ★★★★☆ デビューから12枚目のシングル「ブルースカイ」までの全AB面を収録した2枚組ベスト。 当時のチューリップはシングルにその魅力が集約されているので、入門用にオススメです。 WELCOME TO MY HOUSE ★★★★★ 第一期の最高傑作。一つ一つの音が活き活きとして、バンドとしてのまとまりや充実ぶりを感じさせます。 楽曲もバラエティに富んでいて最後まで飽きさせません。 宇宙塵 ★★★ 財津さんのソロ第1弾。実はこういう音楽をやりたいという方向性と、夢見がちで男気があって、 ちょっとスケベな財津さんのキャラクターが窺えます。サケハノメノメ、ノメー♪>(# ・∀・)ノ□ Up-side down ★★★☆ 大人のチューリップサウンドが楽しめます。哀愁漂う歌の間に寓話的な歌を挟むことで 暗くなり過ぎず、コミカルになり過ぎず、バランスがとれています。 Someday Somewhere ★★★★ このアルバムをもって上田さんと吉田さんが脱退。別れの悲しさやその後の虚無感を歌った楽曲が多いです。 終盤ダレるけど、21曲駄曲・捨て曲無しです。 I need you and you ★★★☆ 財津さんソロ第2弾。「Wake Up」の大ヒットで訴求力の強いポップなアルバムに。 その中に嫌煙ソング「My Sleaze Baby」や10分を超えるタイトル曲を入れるのが財津さんの個性です。
219 :
名無しのエリー :2012/01/11(水) 12:05:11.15 ID:HuC0CCsM0
The Love Map Shop ★★★★☆ 宮城さんと伊藤さんが加入。シンセを大幅に導入したこともあり前作までとは大きく印象が異なります。 コーラスやベースラインなど宮城さんの存在が大きいですね。 The 10th Odyssey ★★★☆ デビューから10年目の記念アルバム。7分弱のタイトル曲とラスト曲こそ 財津さんの宇宙志向・大作志向が前面に表れていますが、それ以外は普遍的なラブソング集です。 2222年ピクニック ★★★☆ SF路線の集大成。テーマに対する財津さんとその他メンバーとの温度差が楽曲にも表れていて、 中盤テンションが下がります。ラストの長尺2連発は少々キツイです。 TULIP LAND ★★★☆ 1982年8月14日によみうりランドで開催された同名の1000回コンサートを記念してリリースされた2枚組ベスト。 LPではピンナップとか解説に価値があったけど、それ無しのCDを買うには選曲に問題が。 せめて「ブルー・スカイ」が入っていたらね。 Halo ★★★★★ 地に足の着いたB面(5曲目以降)にチューリップが還ってきたという安心感があります。 楽曲・構成ともに聴き手を引き込んでくれる第2期の傑作です。 I dream ★★★★ 久々にコンパクトでポップなチューリップが聴けるし、良い曲も多いし、バンドらしさも出ているのだけど、 過去4作と比べるとアルバム全体を貫くテンションが低いです。
220 :
名無しのエリー :2012/01/20(金) 00:57:29.59 ID:sOd9N9hS0
FUZZY CONTROL 1st FIRST CONTROL ★★★ 最初にしては、なかなか良く出来てる。完成度も高い。 バンドやってる人はすぐに好きになるかも 2nd 2(twice) ★★★☆ ミクスチャーがたくさん。レイジっぽい要素も入ってる。 ファーストに比べると、バラエティが減ったけど、激しさじゃ現一位だと思う 3rd FUZZY CONTROL ★★☆ 収録曲のスタイルが万人にうけるような趣きへと変わった。 一番入りやすいと思うが、コテコテすぎてちょっとお腹いっぱいになる。 4th 4FORCE ★★★☆ ミクスチャーからオルタナのようなサウンド志向に変わった。 アルバムのまとまりはいまいち。最初の1〜3曲の流れが聴きどころ。 5th SUPER FAMILY CONTROL ★★★ 売れ線施行。Xだけロックしてて、それ以外はポップとバラード。なんか物足りない
221 :
名無しのエリー :2012/01/20(金) 01:02:52.17 ID:sOd9N9hS0
FUZZY CONTROL mini CHICKEN ★★ 若さゆえのあやまちは言い過ぎだが、自由にやってて楽しさが伝わる。 best 8 Single ★★★ 寄せ集め。初めてにはむいてない
222 :
名無しのエリー :2012/01/30(月) 02:46:27.42 ID:P3lstpj40
塩漬けになりかけていたレビューを発掘 想い出波止場 とりあえずいろいろで知られる山本精一が一番謎なことをやっている前衛バンド。 他のプロジェクトとは一線を架した支離滅裂さと意味不明さが魅力。 ジャンルとしてはロックとパンクとノイズとポップとプログレとテクノとフォークとファンクの全てを縦断してると言えば分かりやすいでしょう。 何が言ってるかわからないかもしれませんが、これが大体事実のような気がしないでもないです。 「大音楽」 ★★★☆ 記念すべきファースト。ジャンル分け不能な一大謎アルバム。 即興演奏のような曲もあれば、メタメタに構成された曲もあり、意外とバラエティ性がある。 叙情的な音色がとにかく美しい名曲「Marine Snow」、アヴァンギャルド・へヴィプログレな8分の大曲「首ひろい」など聴き所多数。 不気味さ、気持ち悪さという点ではこれがずば抜けている気がする。ただ単に意味不明というわけではなく、「筋」が通っているぶん不気味というか。 しかしここで通っていた「筋」が次作では消え、結果とんでもない事態を引き起こす事になる。 個人的にあまり聴き返さないアルバムではある。 「水中JOE」 ★★★★★ 傑作の呼び声高いセカンド。超絶意味不明アルバム。どんなに前情報を仕入れてても聴いたら絶対まずたじろぐ。 ジャンル分けは勿論不可能。聴き手の予想を裏切る、というか聴き手の想像なぞ超越した謎な展開が連続。 ディストーションとノイズの波に揉まれる瞬間があれば笑ってしまいそうになるほど脱力するような時もあり、途轍もなく美しい瞬間もある。 しかもこれらの「瞬間」が一体どの方向に向かって進んでいるのかが全くわからないため非常にタチが悪い。 聴き手の価値観や常識をズタズタに切り裂いて途轍もないダメージを負わせるとんでも怪物作。 「最高傑作」の称号は伊達じゃない。この前の再発でもこれだけが飛びぬけて売れたという逸話アリ。
223 :
名無しのエリー :2012/01/30(月) 02:47:05.41 ID:P3lstpj40
「ブラックハワイ」 ★★★ そんな傑作のあとに出たせいか非常に影が薄いアルバム。 前作のなかにちょこちょこあった「脱力感」を拡大解釈したようななんともいえない超曖昧アルバム。 2曲目を飾る素晴らしいナンバー「"LA CYCROTORONIC FLAH"」は南国音楽を溶鉱炉に突っ込んだようなファンクで、今作を代表する曲。 その他にも銃声のSEに塗れたロカビリーの中から脱力アヴァンロックが立ち上がる「台湾ディストーション」、 ハードロックと前衛音楽とホーンセクションとシンセが椀の中の味噌汁の具の如く交差する「"CDと水爆"」など面白い曲満載。 でも印象は薄い。あと全体的にファンキーかもしれなくて音が薄い気がする。そんな一枚。 「Mantako」 ★★★★ 想い出波止場のアルバムでは恐らく最初で最後のEYE参加作。所々で聞き覚えのある奇声が聴こえる。 なんでかは不明だが前三作に比べると圧倒的にポップ。王道ロケンロー+奇声な「HEAVEN BORN DEVILS」なんかその筆頭。 またここまでの作品と比べるとものすごいバンド感がある。楽器の音が分厚い。前のアルバムが異様にスカスカしたアルバムだから尚更そう思う。 とはいえ異様に前衛的な曲も数曲入っている。その中でも何もかもがハイテンションでただただ暴走する「MY SUMMER CREATION」は圧巻。 その他の前衛曲もおそろしく意味不明で、他の収録曲との触れ幅が半端じゃない。凄い極端なアルバム。 ちなみにブックレットの曲目には12曲しか記載されてませんが実は全部で15曲入ってます。何故!?
224 :
名無しのエリー :2012/01/30(月) 02:47:22.51 ID:P3lstpj40
「Livers and Giggers 1987-1993」 ★★☆ ライブ音源などを山本精一自らがコラージュ&エディットした特殊ライブ盤。 帯にはオマケとして”5 NEW TUNES”を収録、という触れ込み。しかし全編通して音が歪んでるためぶっちゃけどれが新曲かはわからん。 最初の十数分こそ「あ!あの曲のライブバージョンだ!」とときめいたり、何故か全員全力の「POP MUZIK」のクソカバーに笑ったりできるが 同じようなディストーションの報酬にだんだん気分が悪くなってくる。せめてトラック分けしてくれればよかったものの。 まあ悪いアルバムではないし、面白い瞬間は勿論多数あるがこれを最初に買うと後悔の涙で枕を濡らす事必至。マニア向け。 因みに収められているライブ音源は総じて音が悪いが、別に音が良くなった所でどうにかなるとは思えない。 「金星」 ★★★★★ まさかのメジャーデビュー。「金星」というタイトルのわずか10秒のノイズで幕を開ける一大娯楽作。 アヴァンギャルドながら全体的に非常にポップに仕上がっているアルバム。無茶苦茶やってるのに何故かポップ。 意味不明ファンクあり、民族風前衛音楽あり、ボアダムス風のオルタナロックあり、全てが脱臼したようなポップソングありと豪華絢爛。 その中でも何かを間違えたようなポップネスが炸裂する「GO」、想い出波止場流激情ロックンロール「ロケンロール・ファンタジア」は圧巻。 そしてアルバムの15曲目、ラスト直前に配置されたミニマルなインスト「ホワイト・アワー」は強烈。一言で言うと突き抜けている。 想い出波止場の中でも屈指の名曲ではないだろうか。そしてラストの曲は…聴いてのお楽しみ、とかなり贅沢な一枚、個人的には「水中JOE」と双璧。 「Suger Clip」 トラットリアに移籍。アルバム発売前に出された先行シングル。カップリングがアルバム未収録。 タイトルチューンは前作の「GO」の路線を更に極めたようなポップソング。想い出波止場の曲としてはまともすぎて逆に不安になるw カップリングは30秒の小曲「Maya」、ピッチ不安定ぶっ壊れゲロポップ「RICO PICO」、ミニマルテクノな「Click Psycling」の三曲を収録。 何気にミニアルバムのような構成になっており、なかなか楽しめる一枚なので何かあったらついでにどうぞ。 しかし再発ではライブアルバムともども無視された悲しい存在。
225 :
名無しのエリー :2012/01/30(月) 02:47:46.28 ID:P3lstpj40
「Vuoy」 ★★★★☆ トラットリアからのリリース。なんとここにきてエレクトロ/テクノの要素を大々的に導入し、新基軸を打ち出した秀作。 特に3曲目「MIRAGE」はアヴァンギャルドな要素もありながら完璧にフロア対応のクラブミュージックとして成立している。 その他にも踊れない謎クラブミュージック「DO THE FUTURE」気が狂いそうになるミニマルテクノ「Figaro」など、エレクトロナンバー多し。 他に曲も繊細なギターが美しい「CORN」、陰鬱な歌モノナンバー「VUOY」、静かな狂気が炸裂する「FULL CIRCLE」など 今までの想い出波止場にはない作風の曲が多く収録されており、全ディスコグラフィーの中でもかなり異様な一枚。 そんな中従来の想い出波止場っぽい「マイトレーヤ」なんて曲も収録されている。 「大阪・ラ」 ★★★☆ 目下最新作。7年間録り貯めた音源を詰め込んだという事だが、なんだかしばらく見ないうちにすっごくポップになっている。 「・RA」なんかはすごくROVOっぽいし、「触媒」は少し頭がおかしくなった羅針盤って感じだし、他の曲もなんかやたら歌ものが増えた気が。 あの何もかもが意味不明な音の塊と化していた初期作の想い出波止場を期待して聴くと拍子抜けするかもしれない。 でも「オハヨウ/Smiles→Fire Man」や「OUT ROCKERS ON Your Angel Hair」など、頭のネジ抜けまくりな曲も勿論たくさん入っている。 想い出波止場を最初に聴くには案外これが一番いいかも。無理して「水中JOE」を聴くよりもずっといいことは確か。 特に他の山本精一氏の関連作品を聴いてから想い出波止場に入る、という場合は重宝する一枚ではないかと。 以上です。 実はこのあとに「OUT MAN」というCD-Rがあったりするが持ってないし全国流通したものじゃないんで勘弁。
226 :
名無しのエリー :2012/01/30(月) 02:48:03.09 ID:P3lstpj40
想い出波止場、以下、余談。 「金星」にはアナログ盤が存在し、曲順と収録内容が一部違います。「空中はB」「ホワイト・アワー」は未収録で、 ノイジーな小品「TOUCH」、「ROCK NOODLE」(どんな曲だっけ…レコード聴けてないので忘れてしまった)、 「ホワイト・アワー」のリミックス的な「MASHROOM AIRLINE」の3曲を追加収録。 因みに海外盤CDというのも存在し、それは「空中はB」が未収録でその代わりに 「Dober-Man」という日本盤未収録曲が入っているはずなのですが、筆者は一回も現物を見たことがないです。 コンピ収録曲はまだ全部補完し切れてないのですが、今まで聴いた中だと 「WOHLSTAND」ってコンピに入ってる「Anarchy」って曲(70年代風パンクとノイズを強引に融合)と 「TASTE OF WILD WEST3」に入っている「Hoya」(1stあたりと同時期の音源?「水中JOE」路線の秀曲)は出色の出来ではないかと。 特に「Hoya」は悲鳴のような裏声に血が滾るような不安感を覚える素晴らしい曲で、オリジナル未収録なのが惜しい。 オマケのオススメとして、電気グルーヴ「Scorpion (Omoide Hatoba Remix)」のRemixは圧巻の出来。 なので、気が向いたらこれも。ただし12インチオンリー。
227 :
名無しのエリー :2012/01/30(月) 02:54:22.61 ID:P3lstpj40
228 :
名無しのエリー :2012/01/30(月) 02:55:22.15 ID:P3lstpj40
あわわわわ!
>>219 乙です!
というかみなさん乙です!
229 :
名無しのエリー :2012/01/31(火) 18:45:20.54 ID:BJYecVjh0
想い出波止場乙です めちゃくちゃ参考になりました
230 :
名無しのエリー :2012/02/11(土) 01:51:37.84 ID:uVFS2YoO0
THE BACK HORNいくよ ind 1st 何処へ行く ★★★☆ まさに初期衝動のまま作った一枚。 ピンクソーダや魚雷辺りの暴力性剥き出しの作品や雨乞いなんかはまさに頭ではなく身体の赴くままに作ったという印象。 かと思いきや冬のミルク、晩秋等の純粋さが全面に現れた曲もあるので侮れない。 メジャーからしか聞いてない人は是非聴いて欲しい。バックホーンの原点と言える一枚なので。 ind 2nd 蘇る陽 ★★★ 曲の聴きづらさは全アルバムの中でNo.1。 山田の声が荒れ気味で他の音質も悪いのが更に聴きづらさに拍車をかけている。リムジンドライブとかチバの声かと思ったよ。 ドロドロとした曲群はコールタールの様で初聴では噛み砕けないこと間違いなし。 だが、曲の質が悪いと言うわけでは無いので人間プログラム辺りにハマれたのなら聴いてるうちに良さは見えてくるはず。 1st 人間プログラム ★★★★☆ メジャーデビュー後の初アルバム。 M1からこれでもかと言うほど暗い曲が続き、空星海でちょっと救われたかと思ったら狂ったような明るさの夕焼けマーチで締めを迎える。 それはまるで巨大な狂気に頭を殴られたかのような衝撃を受ける。アルバムを聴いてこういう感想を受けることはそうそう無いかと。 アルバムとしての完成度はイキルサイノウの方が高いと思うが、バックホーンの衝動や暴力性等が詰まったオンリーワン色は一番出ているアルバムだろう。 それ故に中毒性が非常に高い。個人的にもアルバムを通しで聴くのは人プロが一番多いかな。
231 :
名無しのエリー :2012/02/11(土) 01:52:23.40 ID:uVFS2YoO0
2nd 心臓オーケストラ ★★★☆ 前作からの流れを引き継ぎつつも、比較すると落ち着いた曲が多い。 小粒ぞろいではあるが全体的に完成度が高い曲が集まっている。 このアルバムから演奏の引き出しや世界観が増えてきているのが分かる。イキルサイノウのようなポップさはまだ無いが。 3rd イキルサイノウ ★★★★★ ファンに最高傑作と称されることが多い一枚。 前作から比べると暴力性や衝動性は残しつつだがだいぶポップさが増している。 イキルサイノウというタイトルに全てが集約されており、メンバーが"生きる"ことについて真摯に向き合っているがありありと感じられる。 テーマ性は全アルバムの中で一番強く、特に中核の生命線から未来への流れは秀逸。 テーマ的にも曲のクオリティ的にも恐らく全アルバムの中で完成度は一番高い。 4th ヘッドフォンチルドレン ★★★★ 「ライブ感を出したかった」とメンバーが言った通り、ライブで映えそうな曲が多く揃っている。 実際にライブでは盛り上がるのだが、歌詞の比重は若干軽くなってるか。その点はファンの間でも賛否両論あるか。 このアルバムの大体の曲を含めて今までは内面を歌った歌が殆どだったが、時期的に最後のほうで作られたキズナソングにおいては「僕が歌ってあげるよ」と明確な誰かに向けた歌詞が出てくる。 よってこのアルバムはバックホーンの一つの到達点であり、明確な転換点と言えるだろう。 ここから栄純の心境の変化とともにバックホーンというバンドの大きな変様が始まっていく。 Live 産声チェインソー ★★☆ ライブアルバム。 原盤と比べると声や演奏が荒い部分が多く、少々聴きづらさを感じる(特にギター)。 また、最近のライブ定番曲もこれ以降のアルバムの曲が多いため、ライブ入門書としても少々難があるか。多分フェスに備えるために聴くならベストの方が良い。 まあ手っ取り早くCDでライブの雰囲気を掴みたいならこれで。 ちなみにヘッドフォンチルドレン(曲名)には当時定番だった栄純の長いMCが入っている。
232 :
名無しのエリー :2012/02/11(土) 01:53:06.97 ID:uVFS2YoO0
5th 太陽の中の生活 ★☆ "生活"をテーマとした曲群を集めて一つにしたアルバム。 栄純の心境の変化が顕著に現れており、アポトーシスやカオスダイバーなんかを聞くとその変化が明らかに分かる。 前作から比べると大きな方向転換なため戸惑ったファンは少なくないだろう。前は負の方向に向いてたのがいきなり大きく正の方向に向いたので尚更。 また中盤の曲のクオリティがちょっと・・・実験作もあるが合わないと感じた曲が多い。 ラスト3曲の流れは相変わらず秀逸だが。 6th THE BACK HORN ★★☆ セルフタイトルを冠したアルバム。 こちらは楽曲のクオリティは高いがアルバムとしての纏まりには欠ける。シングル曲も若干浮き気味か。 まあバックホーンというバンドを見つめ直したからこそのセルフタイトルなんだろうけども。 あと山田が声を張り上げる曲が殆どないのも特徴。 しかしこのアルバムがあったからこそパルス以降に繋がっているので、バックホーンという地を固める意味ではこれをリリースするのは必然だったのかもしれない。 BEST THE BACK HORN 2枚組のベストアルバムで、冬のミルク(新録)と刃を新たに収録。 最初にバックホーンに触れるならこれかイキルサイノウをお薦め。
233 :
名無しのエリー :2012/02/11(土) 01:55:15.81 ID:uVFS2YoO0
7th パルス ★★★★ 結成10周年という節目を迎えた歳のアルバム。前作が何だったんだろうと思うほど山田が叫んでいる。 セルフとベストを出して吹っ切れたのか、誰かの背中を力強く押すような歌詞が特徴的。 ただ、単純に表層的な応援をするのではなく、人間の汚い部分や醜い部分を徹底的に見つめてきた彼らだからこその強いエネルギーやパワーを感じる。 このレビューで何回も言ってるがラストへの流れはやはり秀逸。汚い部分を知るからこそ、「暗闇を照らす」光を「いつの日かきっと見つけ出せる」んだろう。 8th アサイラム ★★★☆ 再びドロドロした音質に。攻撃的なアレンジが増え、前作からより激しさを増している。 全体的な曲の雰囲気は蘇る陽に似てるか。まあ、ポップさは引き継いでいるので蘇る陽ほどの聴きづらさは全然感じないが。 前作で今自分たちの伝えることが固まったので、さらに飛躍する様なアグレッシブな曲が多い。 ただパルスの曲順やテーマが秀逸だっただけに、比べるとどうしてもテーマ性が弱い気はする。 1曲1曲のクオリティは劣らないのだが、アルバムを通して聴いてみると全体から伝わってくるモノに関しては前作が勝ると思う。 最後のパレードを山田が作詞作曲を手がけたのは感無量。 (一言) 曲を聴いてバックホーンが気に入ったなら、「ザ・バックホーンの世界」も読むことをお薦めします。 曲が人生観と密接に関わっているバンドだからこそ、深く知ると見えてくる違う側面もあるかと。 読む前はぶっちゃけ5thと6thは駄作って思ってたけど、読んでから「ああ、当時はこんな考えで曲を書いてたんだな」というのが見えて受け入れることができた部分もあるので。
234 :
名無しのエリー :2012/03/11(日) 11:48:06.98 ID:oVrOR6+Ki
People In The Box お願いします
235 :
名無しのエリー :2012/03/28(水) 00:12:25.57 ID:6aiDNezZ0
過疎りすぎワロロン
236 :
名無しのエリー :2012/05/02(水) 14:43:01.08 ID:HgG0EvkT0
BUCK-TICKお願いします
237 :
名無しのエリー :2012/05/03(木) 17:51:40.80 ID:D8/FBGuX0
ELLEGARDENいきます。 1st DON'T TRUST ANYONE BUT US ★★★★☆ エルレが出した五つのフルアルバムの中で一番の傑作。 パンクっぽい曲が多い。ギターもドラムもアグレッシブ だが、少し中途半端なところがある。詞の世界観は細見 独自のもの。ネガティヴな面とポジティヴな面を上手く 表現できていると思う。パンクが苦手な自分からしても 捨て曲がなかったように思える。 2nd BRING YOUR BOARD!!★★☆☆☆ メロディーが普通過ぎる。1stのを少し爽やかにした感 じで自分には馴染めなかった。歌詞も独創とか個性とか いう点においては、1stに劣るかもしれない。歌詞がもの すごく前向きになっているのは分かるんだけど…。 3rd Pepperoni Quattro★★★☆☆ ELLEのアルバムはリリースされるごとにカオスになってい る気がする。歌詞も曲調も。結構、このアルバムにはキャ ッチーな曲が多め。また、始まり方はとても秀逸だと思う。 supernova、スターフィッシュの歌詞は本当にカッコいいし あのアップテンポなメロディーが個人的にツボ。こういう 雰囲気も悪くはない。
238 :
名無しのエリー :2012/05/03(木) 17:52:01.27 ID:D8/FBGuX0
4th Riot on the Grill★★★☆☆ エルレガーデンの個性はここで確立された。綺麗なギター リフ、耳に残りやすい細見の声こそがエルレの個性なのだ。 ただ、少し勢いまかせのところがあるため、Missingのよう なリフが好きな人でもはまれるかどうかは分からない。 5th ELEVEN FIRE CRACKERS★★★★☆ 最もカオスでロックなアルバム。リフが大胆な曲が多い。 ただ、Marieみたいなリフが美しい曲もあるため、エルレ らしさが失われていないなぁ…と感心してしまうこのアル バム。 (最後に) エルレのアルバムは短い。だからこそ、聞きやすくていい。 ただ、ベースが地味で、それ以外の楽器があまりに出しゃば り過ぎるのには不満。再結成時にはそういう欠点を改善して ほしい。細見さん、頑張って。
239 :
名無しのエリー :2012/05/24(木) 18:03:53.38 ID:Swtp7SYK0
age
240 :
名無しのエリー :2012/07/23(月) 16:06:56.27 ID:Ba4Kp3br0
過っ疎過疎やないかーい
241 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 20:42:06.03 ID:wy9DTCoy0
枯れ木に花を咲かせたい。岡村靖幸いきます 1st yellow ★★★ まあまあ才気を感じるが凡そ一般的なファーストアルバム。 出来としては並程度のコメントしがたい曲とキャリアに残るレベルの名曲が波状に収録されている上 全曲時代を感じる…率直に言えば古臭いアレンジとなっており、 そのアレンジがプラスに働いてる曲とマイナスに働いてる曲の差が激しいため 名盤とも駄盤とも佳作とも言い難いちょっと困った一枚。 まあ買って損はしないと思うが、最初に聴くのは避けたほうが無難かと。 超絶デビュー曲「Out of Blue」や名曲「Check Out Love」、 地味ながらファンの間では絶大な人気を誇る「White Courage」辺りが聴き所。 2nd DATE ★★★☆ まず一曲目の「19」がめっちゃ名曲で、 2曲目にアニメで使われて一般認知度が高い「Super Girl」が来るという豪華な流れ。 全曲通して見ても「yellow」に比べてはるかに安打率が上がっている。 プリンスまんまなファンクの上で語りを交えつつ変態性欲な世界観が繰り広げられる「いじわる」 誰もが納得の大名曲ラブバラード「イケナイコトカイ」など人気が高い曲を多数収録。 これもアルバム全編通してかなり時代を感じるアレンジだが、 2作目にして早くも古臭さを感じるアレンジも「良い雰囲気」として味方に付けてしまうレベルに到達。 初期作を聴きたい人にはこれをお勧めしよう。ジャケットの岡村ちゃんもなんかカッコいいし。
242 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 20:43:04.96 ID:wy9DTCoy0
3rd 靖幸 ★★★★☆ ついに完全セルフプロデュースとなった、ある意味セルフタイトルな一枚。 ここまでのアルバムでは控えめに小出しにされていた岡村ちゃん汁がここに来て大噴出。 「ラブ タンバリン」「友人のふり」「聖書(バイブル)」といった名曲が怒涛の勢いで押し寄せてくる様は圧巻。 そしてヒットソングにして永遠の名曲「だいすき」もアルバムの中心に来る形で収録。 これだけでも凄いのに語りつき変態性欲プリンスファンクを更に発展させた「どんなことして欲しいの僕に」、 シャンソン風のムーディーなアレンジでしっとりと聴かせる隠れた佳曲「愛してくれない」 などなど、ファンに人気が高い曲もたっぷり収録。これを最高傑作に挙げる人も多し。 超お勧め。惜しむらくは次作と比べると数曲なんか印象が薄い曲が入ってることか。 普通なら名盤だったと思うけど、次が凄すぎたせいで若干割を食った感がある一枚。 Best 早熟 ★★★☆ ここまでの3枚のアルバムからの曲+アルバム未収録シングルなどを集めたベスト盤。 そつなく纏まった選曲となっており、ここでしか聴けない別バージョンも多数。 特にアルバム未収シングルの中では破格の名曲「Peach Time」や ドラマチックなアレンジが楽しい「Lion Heart(Hollywood Version)」などはかなりお勧め。 またデビュー曲「Out of Blue」は表記がないが実はこのアルバム用にボーカルがリテイクされており、 ボーカルパフォーマンスのテンションがオリジナルとは段違いなのでこのバージョンを強く勧めたい。 割と有名な曲なのに実はアルバム未収なシングル「Dog Days」もこのアルバムで聴ける。 (因みに「Dog Days」も表記無しでボーカルがリテイクされています) 初めて岡村ちゃんを聴く人にもお勧めできる安定感あるベストアルバム。 また、ジャケットのただ微笑んでいるだけなのに気持ち悪すぎる岡村ちゃんは一見の価値あり。
243 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 20:47:07.37 ID:wy9DTCoy0
4th 家庭教師 ★★★★★ 最高傑作。その一言に尽きる。こんなん作ったらまずまともではいられない。 曲数は9曲と少なめだが、その分アルバムの構成がタイトであり濃厚なのである。 はっきり言って捨て曲というものが存在しない。個人的には「ビスケットLove」がちょっと好きじゃないが、 だからといって「ビスケットLove」を抜かしたらアルバムが成立しないのだ。 そして何よりこのアルバム自体が「岡村靖幸」というミュージシャンの象徴と言っても過言ではない。 キャッチーなメロディが楽しいポップソング、エロくて妖しい妄想まみれの語り付きのファンク、 刹那的な歌詞と美しいメロディが胸を打つバラード…と岡村ちゃんの全てが詰まっている。 とにかく濃厚すぎるので、正直これから岡村ちゃんに入るのはどうかな…と思うし 実際は『靖幸』『早熟』あたりから入るのが無難だと思う。だからこそ最初にこれをお勧めしたい。 …もうこれに関しては全曲お勧めなのだけれど強いて書くなら、 個人的に一番好きなのは「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」。 因みにリマスター盤はこの「家庭教師」のみあの砂原良徳がリマスタリングを手掛けている。 当然ながらかなり素晴らしい音になっているので、今入手するなら絶対にこっちである。
244 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 20:48:12.06 ID:wy9DTCoy0
5th 禁じられた生きがい ★★★ 喉の不調、事務所のトラブル、レコーディング上の問題などで当時発売が延び延びになった。 ぶっちゃけ前作に食われてて結構存在感無い一作。前作と同じ9曲収録だが印象に残りづらい曲が結構多い。 明るい曲もあるのだが、なんか全体的に暗い。実は声が変わり、太り始めたのもこの頃から。 …なんか後ろ向きな書き方になってしまったが、決して悪いアルバムではなく、収録曲は粒揃い。 特筆すべきは2曲目「青年14歳」。キャッチーなファンクナンバーで、これがかなりの名曲。 リズミカルで意味不明な歌詞がパーカッションのように利いているサビの気持ち良さが異常。 他にもチャラ参加の瑞々しい青春ソング「パラシュート☆ガール」、王道クリスマスソング「Peach X'mas」、 ポップながら展開満載で楽しいバックトラックと辛辣な詞の落差が強烈な「チャームポイント」など人気曲を収録。 しかし「青年14歳」はその中でもずば抜けて凄い。この一曲を聴くためだけにこのアルバムを買ってもいいだろう。 そんな感じでファンにはそこそこ人気だが、難解な部分も多いので初心者にはあまり勧められない作品。
245 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 20:49:16.55 ID:wy9DTCoy0
Best OH! ベスト ☆ シングルを並べただけの実に気の抜けたベスト盤。契約解消用リリースという噂も。 「ハレンチ」「セックス」「真夜中のサイクリング」「マシュマロハネムーン feat. Captain funk」の アルバム未収録シングル4曲が収録されており、「ハレンチ」「パラシュート★ガール」は別バージョンでの収録。 上記のアルバム未収録シングル4曲はどれも魅力的な曲なのに廃盤なので これらが纏まっているのはいいと思うのだが、実はこのアルバムも廃盤で現在の中古市場では妙に高く、 その割にはシングル曲しか聴けないため全くお勧めできない。 現在はmoraの配信で入手することができるが、正直アルバム単位でDLする必要は皆無。 未収録シングル4曲をCDで入手したいという人はシングルを個別に探せばいいだけだし、 いまこれをCDで買う必要性はほとんど無いと思う。 せめて「Dog Days」の7インチ版のみ収録のオリジナル歌唱バージョンは欲しかった所… …他に書くタイミングが無いのでここで書くが、「真夜中のサイクリング」は途轍もない名曲。 世を儚むような歌詞が印象的なジャンル分け不能の超絶美メロナンバーで、 この一曲だけでアルバム『家庭教師』に匹敵するぐらいの破壊力がある。 moraに不信感を抱いてる人でもこれだけはDLすべき。あるいはシングル探すべき。
246 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 20:49:47.79 ID:wy9DTCoy0
-----逮捕の壁(1回目)----- Def Jamに移籍。 6th Me-imi ★★★☆ 一回目の出所後に出した、今のところ純粋なオリジナルアルバムとしては最後の作品。 長いブランクの間に何があったのかは判らないが作風がガラッと変わっており、 クラブミュージックから色濃く影響を受けたであろうビビッドな音作りが全編を支配している。 そして声が本格的に変わったのもこの時期から。だがこのアルバムを聴く分では特に気にならない。 難解なリズムに乗せて断片的ながらインパクト強いフレーズが歌われる「5!!モンキー」、 すっかりライブ常連曲となったダンサブルなクラブチューン「ア・チ・チ・チ」、 強い決意表明を泣きメロに乗せてテンション高く歌い上げる名曲「ミラクルジャンプ」、 過去シングル2曲を合体させて全く別物のド迫力のファンクに仕立てた「マシュマロハネムーン〜セックス」など 収録曲は秀作揃いで、作風を変えてもその再起が衰えた様子は特になく安心できる一枚。 そんな中、過去の作風にかなり近い美メロバラード「ファミリーチャイム」が逆に異質。 これ単体だと最初に聴くのはきついが、これ以前の作風の過去作と一緒に買うなりレンタルするには良いと思う。 因みにシングル「はっきりもっと勇敢になって」(名曲)とカップリング「嵐の気分」、 外仕事集ボーナスディスクを追加したプレミアムエディションもあり。 個人的にはいかにも金儲けアイテムって感じだしジャケットがダサいので好きじゃないが、 オリジナルは廃盤なんで今買うとしたらこっちになるのかな。
247 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 20:50:20.54 ID:wy9DTCoy0
Remix ビジネス ★★☆ 過去曲のライブなどで披露した別アレンジのスタジオ音源を集めた企画盤ミニ。 タイトルを見るに、「OH!ベスト」と同じく契約解消系のリリースか。 正直あまりパッとしない曲もあるし、全作品の中でもかなり影が薄い存在だが、 「Adventure」(原曲は石野卓球とのユニットで発表した曲)と「Check Out Love」の2曲はとても素晴らしい出来。 「Adventure」は相当フリーダムにアレンジされており、長めの演奏時間ながら聴いていてまったく飽きない。 「Check Out Love」は逆にあまり骨子を弄っていないが、それが曲の良さを引き出す好アレンジ。 全体的にファン向けのアイテムだが、意外と初心者でもイケるかもしれん。廃盤だけど。 -----逮捕の壁(2回目)----- ※この間にプロデュースワークをいくつか手掛け、 「Me-imi」のアウトテイク曲を基にシングル「はっきりもっと勇敢になって」もリリースするが… -----逮捕の壁(3回目)-----
248 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 20:50:58.81 ID:wy9DTCoy0
Remix エチケット(ピンクジャケット+パープルジャケット) ★★★☆ そして二度目の出所後の沈黙を破り一昨年遂にリリースされたセルフカバーアルバム。 じつは今作はインディーズレーベルV3からのリリースとなっている。 「ビジネス」方式のツアー音源を基にした内容だが、「ビジネス」と大きく異なるのは スタジオ音源ではない未発表ライブ音源がいくつか収録されている点と、 今作のために用意されたアレンジ曲が存在する点か。それに声が出てるし痩せてる! ピンクジャケットはポップな曲が、パープルジャケットはビート優先の曲が多い印象。 ファンの間では密かに人気が高かった「どぉなっちゃってんだろう」のツアー「告白」バージョン、 メロディの良さを生かしてバージョンアップしたトラックにシブくなった岡村ちゃんの歌声が合いまくりの「19」、 ラテン調の踊れる曲に変貌しつつ相変わらず名曲な「あの娘(以下略)」、など原曲を凌ぐようなアレンジが満載。 純粋な新作じゃないのでそんな星は付けられないし、バラ売り2枚という発売形態が地味にネックだがかなりお勧め。 ベストアルバム的な選曲となっているし、何より最新型の音が聴けるので初心者にもお勧めできる。 そういえばこれ、声のピッチを上げているとかそういう疑惑もちょっと出ていましたが、 少なくとも「カルアミルク」「いじわる」辺りはライブで難なく歌えているのを実際にライブで確認してきました。 「あの娘(ry」「聖書」「だいすき」辺りは流石にきついのかちょっと歌えてなかったりキー下げがあったりしたけど。 レビューは以上。
249 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 22:08:59.68 ID:wy9DTCoy0
備考…岡村ちゃん大百科 ? 未所持だけど作品の形式上レビューが可能なので備考として。 2005年にリリースされたSony時代のアルバム全作+ボーナスディスク3枚+DVD二枚のボックスセット。 完全限定版で現在は廃盤。元値じたい結構な値段だったため、中古市場ではとんでもない価格になっている。 このあと発売中止になった紙ジャケリマスター盤がリリースされるまではかなり魅力的な一品だったのだが、 それも2012年に新規リマスタリングまで施されてめでたくリリースされてしまったし、 今作の強みだったアルバム未収録作品のカップリングや別バージョン(初CD化曲あり)を集めた ボーナスディスク2枚も最近moraでの配信が始まってしまったし、 クリップ集もこの前出たDVDボックスでもっとバージョンアップしたのが出てしまったし… てな感じで今作の現在での存在価値はeZの出演映像を集めたDVDと これでしか聴けないライブでの弾き語り音源を集めたボーナスディスク (あとは封入特典の各種オマケやアートワークぐらい?)だけなので、全部揃えたいコアファンや どうしてもテレビ出演映像が見たいor弾き語り音源を聴きたい人だけが買えばいいと思う。 正直今の高騰状態でそのためだけに買うのはかなり割高感あるけど。
250 :
名無しのエリー :2013/02/03(日) 22:22:28.15 ID:wy9DTCoy0
・最後に 今買うならやっぱり店頭で新品で買えるリマスター盤がお勧め。 オリジナル盤は今聴くと音が小さかったり、繋ぎがおかしかったりすると思う。 少なくとも自分が購入したなかで旧盤と比較可能な「家庭教師」は曲間や音圧がかなり調整されている。 また、「ビジネス」はこれからも再発される可能性はかなり少ないと思われる。 でも今回の再発も結構うまくいったと思うし、ひょっとしたらひょっとして…? 個人的にはそれより「岡村ちゃん大百科」の「Archives」を 「OH! ベスト」収録のアルバム未収シングルと合わせてCD再発すべきだと思うが。 最初に聴くならオリジナルならば『靖幸』『家庭教師』あたり、 ベスト盤的なものならば『早熟』『エチケット』辺りからがいいでしょう。たぶん。 そもそも今現在入手できるものが限られているので自然と上の様な選択肢になるとは思う。 ついでにあげ
251 :
名無しのエリー :2013/02/06(水) 01:40:11.95 ID:hUQ1dbTk0
力作乙 オリジナルは意外と枚数少ないのね
252 :
名無しのエリー :2013/10/20(日) 20:51:18.49 ID:CsjqL7Hb0
良スレ発見 アマゾンとかのレビュー読むの好きな俺にはたまらんスレだ
253 :
名無しのエリー :2013/10/20(日) 22:00:06.80 ID:b/Cnkmcki
最近は過疎ってるが…
>>252 がどうか盛り上げてくれ
254 :
名無しのエリー :2013/10/20(日) 22:55:40.60 ID:b/Cnkmcki
というわけで□□□ 1st.□□□ ★★★★ 2004年発売。 幾つかのコンピレーションへの参加を経て作られた1stアルバム。スーパーカーのプロデュースなどを手掛けた益子樹が参加。 受ける印象はとにかく雑多。作り溜めていた曲達から出来の良い物を片っ端から詰め込んだんだな、という印象。 激しいロックな曲からネオ渋谷系と呼べるような歌物、エレクトロニカやアンビエントなどバリエーション豊富。 実験精神溢れるアルバム。後、全体的に夜の雰囲気が漂っている感じ。特に後半は顕著。 この曲でくるりに見初められた初期の名曲「メローメロー」などを収録。長尺インスト「KUCHIRORO POSSE」「この世界」はどちらも美しい良曲。 収録曲の半分がインスト。インストでも飽きずに聴く事が出来る音の面白さはここから既に。 個人的には『everyday is a symphony』と二強。 1stSg.朝の光/渚のシンデレラ ★★★ 2005年発売。 1stから方向性を大きく変え、よりポップになりキッチリした歌物がメインになった。 また、16曲のボーナストラックを収録。殆どは30秒に満たない小曲揃いだが良曲も少なくない。 表題曲「朝の光」はハウスの入ったポップスといった趣でこれもネオ渋谷系の系譜を引き継ぐ曲。 また□□□には珍しい貴重なライブ音源も収録。 2nd.ファンファーレ ★★★★ 2005年発売。 前作の雑多な音楽性は鳴りを潜め、バンドの一つの持ち前であるポップさを前面に出した歌物中心のアルバム。 音楽性はアルバム全体で統一されており、□□□のアルバムの中では良い意味で聴き流せる貴重な一枚。 「Twilight Race」では今後の中心路線となるラップも披露しており曲単体で見ても耳に残る素晴らしい一曲。ただ、曲単体では良いもののアルバム全体から見ると若干浮いているのが残念。□□□のラップの特徴の一つである英語の発音の良さも発揮されているのだが。 その他、ギターポップの名曲「パーティー」、後にも先にも□□□がこんなにスタンダードなバラードを作った事は無い「いるだけ」などを収録。 3rd.20世紀アブストラクト 2006年発売。 未聴。20世紀中に作られた曲を収録しているとの事。
255 :
名無しのエリー :2013/10/20(日) 22:56:50.24 ID:b/Cnkmcki
2stSingle.GOLDEN KING ★★★☆ 2007年発売。 バンドはメジャーデビューし、坂本龍一のレーベルであるcommmonsに加入。それと共にサウンドも大きく変わる。 バンドサウンドがメインだった前作までとは変わり、サンプリングが主体のサウンドになりシングル全体がラップで占められている。 ボーカルの三浦康嗣は小沢健二のような声質だが、そんな声でラップをしているのはなんとなく異様。 3rdSingle.GOLDEN WEEK ★★★☆ 2007年発売。 表題曲は前作とは異なり歌の合間にラップが挟まるという曲。お祭り騒ぎのようなピースフルな曲調。 リミックスが収録されており、他アーティストとのコラボが目立ってくるのもこの頃からか。 4th.GOLDEN LOVE ★★★☆ 2007年発売。 バンド史上最もラップ・ヒップホップに接近した一枚であり、古くからのファンはこのアルバムで離れてしまうこともあった。 ただし内容は悪くなく、良曲が多く収録されている。またサンプリングが引き続き前面に出ており音の選び方は変わらず良い。 ただ、他のアルバムと比べて□□□の唯一無二なサウンドがあまり見られないのが残念。「夏草」や「サブマリンのせい」は他のラップグループなんかでも聴けそうな曲。 その中においても「真夏のラストチューン」や「starflight」など、印象的な良曲が光っている。 バンド史上最も大衆に歩み寄ったアルバムでもある。ミュージックステーションに出た事も。
256 :
名無しのエリー :2013/10/20(日) 22:57:27.46 ID:b/Cnkmcki
1stMini.snowflake ★★★★☆ 2008年発売。 前作で散々披露したラップは鳴りを潜め、サンプリング主体であるもののバンドサウンドもある程度復活。 表題曲を中心に歌中心の良質なポップソングが繰り広がれている。やはりリズムや音選びが小気味良い。 最終曲「ツアー」は30分を超える実験精神溢れる曲。 ただ、中盤の歌部分がとても良いのでその8分程度だけを切り抜いて収録すれば良かったのではないかとも思ってしまう。 5th.TONIGHT ★★★★★ 2008年発売。 1stのエレクトロニカや2ndのポップな歌物、4rdのサンプリングやラップ路線を全て混ぜ込んだような傑作。 主なサウンドは前作ミニアルバムのようなバンドサウンド込みのサンプリング主体の物である。 前半は4thアルバムで見られたようなラップやサンプリング曲などが収録されており、後半は2ndを通過した前作ミニアルバムのようなポップソングが収録されているといった構成。 エレクトロニカやポップソングやサンプリングが程良く混ざり合っているという事は、このアルバムを以って□□□の20世紀から試みていた実験がようやく結実したという事か。 アルバムとしても上手くまとまっている。次作から□□□はその実験精神を大きく広げていき、様々なジャンルに手を出していく事になる。 いろんな意味で話題を呼んだ「Tonight」、小気味良いエレクトロニカ風ポップ半インスト「ice cold summer madness」、ポップな大名曲「夏の魔法」「リフレイン」などを収録。
257 :
名無しのエリー :2013/10/20(日) 22:57:59.56 ID:b/Cnkmcki
6th.everyday is a symphony ★★★★★ 2009年発売。 いとうせいこうの加入を経て、フィールドレコーディングという手法を使い作られた6thアルバム。 その手法の特性からサンプリングは前作から比べて目に見えるように前面に出ている。 フィールドレコーディングという手法を上手く手玉に取っている様子は流石の一言。特に「Tokyo」は顕著だろう。 また、いとうせいこうの加入によるものかラップの占める割合も前作から比べまた多くなっている。 もはやラップではなくポエトリーリーディングのような歌い方が増えて来たのも印象的。 全体的に見ると、やや凡長な印象は否めないが実験的な手法を上手くポップに落とし込んだ良盤と言えるだろう。 前作の後半路線を受け継ぐ名曲「moonlight lovers」、これまたラップ路線での名曲「00:00:00」を収録。 個人的には都会の雰囲気をアルバム全体でよく表した名盤だと思う。□□□で一番好きなアルバム。 7th.CD ★★★★ 2011年発売。 インパクトのあるジャケットが表しているように、「言葉」という物の意味を再確認するという感じのコンセプトがあるアルバム。(うろ覚え)金田朋子らが参加している。 言葉が分解されていきまた再構築されていく1曲目「はじまり」がそれを最も端的に物語っている。 「あたらしいたましい」や「iuai」など、言葉遊びで一曲作ったような歌詞も多い。 また、メインボーカルである三浦康嗣が演劇と関わりを持ったことによるものか、物語性のある歌詞も多くなっている。また、「スカイツリー」など演劇からの影響を大きく出した曲も。 また、「はじまり」などの曲に見られる意図的に音数を削ぎ落したサウンドはコーネリアスをも想起させる。 前作や前々作で見られたようなアルバム一貫の統一感などは無くなり、とにかく色んな実験を詰め込んだようなアルバム。 歌詞カードのデザインや特設サイトも物凄いので必見。というか特設サイトを見れば一発でこのアルバムがどういうアルバムなのか分かると思う。
258 :
名無しのエリー :2013/10/20(日) 23:00:40.36 ID:b/Cnkmcki
8th.マンパワー ★★★★ 2012年発売。 3.11を通過して作られたアルバム。まず裏面の曲表示と再生時間を見て驚く。色んな意味でキメラアルバム。 前作の「スカイツリー」に見られた演劇性のある曲が主軸に置かれており、そのせいか合唱曲がメイン。 7曲目の「いつかどこかで」は凄い。前々作の「00:00:00」をサンプリングして作られた曲なのだが、14分もある中で全く飽きさせる事の無い曲。 様々な街に生きる様々な人の生活を投影しているラップの面白さに助けられているが、こんなに長い時間飽きずに聴けるのは「ツアー」や「00:00:00」などの長尺曲で見せた実験が結実しているということなのだろう。 その他にもパワーポップ風の「You&I」、3.11をテーマにした歌詞の「聖者の行進」。ボイズパーカッションの「man #3 愛をパーティー中」など実験的な曲も収録されている。 不満なのは曲数が少ない事と、メインボーカルの三浦康嗣が歌っている曲が少ない事と、いとうせいこうの影がどんどん薄くなっている事か。 9th.JAPANESE COUPLE ★★★☆ 2013年発売。 全編ラブソングで統一されており、全曲三浦康嗣がボーカルを執っているというアルバム。2ndに近いがそれよりも音のバリエーションは豊か。 ただそのせいで若干統一感が失われているような気がする。 またピアノやアコギなどのアコースティックな楽器が使われている割合が多く、音数も少なめで全体的に落ち着いた雰囲気。 なので良い意味で聞き流せるアルバムだが若干あっさりとし過ぎ。ギターが聴きたくなる。 シックな雰囲気のエレクトロニカ「デート」、6th収録「Re:Re:Re:」の続編「ex-girlfriend」など収録。 しかし結局は最後の「ふたりは恋人」が一人勝ち。この曲はとても純粋なラブソングでこの曲だけで★2つはいける。 全体的にあっさりとしたアルバム。あと三浦以外の影が薄い。
259 :
名無しのエリー :2013/10/20(日) 23:02:00.22 ID:b/Cnkmcki
総評. とにかく1stのエレクトロニカ、2ndのポップ、4thのラップなど様々な音楽性を通過しているバンドであり、そのサウンドは飽きさせる事が無い。 また、実験精神溢れるバンドの方向性に隠れがちになっているがそのサウンドの裏には確かに裏付けされた洗練された音色の選び方やリズムなどが息づいていることも特筆すべき事だろう。 欠点が無い訳では無いが、それを補って余り有る程面白いバンドなのでとにかく知名度が低いのが惜しい。個人的に一番動向が気になるバンド。
260 :
名無しのエリー :2013/10/21(月) 12:44:20.23 ID:dzkBzUso0
クチロロおつ 読みやすくてよかった! 参考にさせてもらいます
261 :
名無しのエリー :2013/10/21(月) 21:28:09.60 ID:89OLdw8e0
マンパワーを最初に聴いたときは衝撃を受けたなー 各曲の再生時間見て前衛的なアルバムなのかと思ったら意外とポップだし
262 :
名無しのエリー :2013/11/03(日) 10:02:30.47 ID:WcFCYPDE0
斉藤和義と奥田民生、どなたかやりませんか?
263 :
名無しのエリー :2013/11/03(日) 12:41:26.93 ID:0ahB7HvK0
ネトウヨとは・・・ 釣り銭乞食敗戦民のヒキおたレイシスニート 人格に問題があるため社会に適応できない人種 そのため周囲に対して自分の存在を誇示するためのステータスが一切ない 唯一の拠り所が「自分は日本人」ということのみである為 ネット上で在日韓国・朝鮮人を叩いてわずかな優越感を得ることでアイデンティティを保っている また昨今では嫌韓流思考が顕著でありネトウヨ自身が社会と接する機会が少ないこともあり、 「韓流ブームはステマ」と本気で信じている。 そのくせ「日本製」「メイドインジャパン」「国産」を低品質でも礼讃しステマするダブスタ木違い。 例:SAMSUNG叩き。GALAXY叩き。HYUNDAI叩き。ソフトバンク叩き。孫正義叩き。発送電分離叩き。再生可能エネルギー叩き。山本太郎叩き。 アシアナ航空叩き。潘基文叩き。ネクセン叩き。ハンコック叩き。クムホ叩き。ポスコ叩き。K-POP叩き。キムヨナ叩き。マッコリ叩き。チャングム叩き。グンソク叩き。崔洋一叩き。テポドン叩き。慰安婦叩き。 「敗戦」を「終戦」に改ざんし「敗戦国民」である現実から歴史ねつ造し名誉白人気取りのアジアの裏切り者 その思考が右翼にも似ている為、ネトウヨと呼称される @社会的地位:最下層 A経済力:低収入、または無収入。 高い収入を得る人間に対しては、例え在日以外にも異様なまでの敵対心を持つ。 例:マスコミNHK叩き。パチンコ叩き。中国叩き。グローバリズム叩き。TPP叩き。経団連叩き。リア充叩き。脱原発叩き。護憲叩き。生活保護叩き。年金者叩き。民主創価叩き。日教組叩き。しばき隊叩き。フェミ叩き。カルデロン叩き。多文化共生叩き。ピースボート叩き。 B対人関係:不得意。 匿名の掲示板以外では何も話すことは出来ない。その分ネットには莫大なエネルギーと時間を費やす。
264 :
斉藤和義 :2013/11/04(月) 01:15:29.79 ID:9kYCriv00
>>262 1行でいいなら。民生は他の人に任す。
1.青い空の下 ★★★★ 聴きやすい曲が多い。
2.素敵な匂いの世界 ★ 駄作と言って差し支えない。
3.WONDERFUL FISH ★★★★☆ バリエーションに富んでいる。純粋に良い曲が多い。
4.FIRE DOG ★★★★ ラブソングなんて1曲もないんだぜ。だがそれがいい。
5.ジレンマ ★★★ 巷では名盤と言われることも多いけど中だるみしてそこまで好きじゃない。
6.Because ★★★★ 落ち着いた曲が多い印象。聴きやすい。
265 :
名無しのエリー :2013/11/04(月) 01:17:23.87 ID:9kYCriv00
7.COLD TUBE ★☆ パッとしない。主な曲はWinter Caravan Stringsに収録されているのでそっちで… Mini.HALF ★★★☆ 地味だけど粒ぞろい。ライブでもやってくれー。 8.35 STONES ★★★★☆ 捨て曲なしですね。彼の最高傑作。 9.NOWHERE LAND ★ 悪いというか良いところがないと言うべきかと。エレキが多め。 10.青春ブルース ★☆ 確かにブルースしてる。いい曲もあるから前作よりはマシ。アコギ主体。 11.俺たちのロックンロール ★★ 曲単位だと悪くないが長いので通して聞きたいとは思わない。
266 :
名無しのエリー :2013/11/04(月) 01:18:38.42 ID:9kYCriv00
企画.紅盤 ★★☆ 提供曲やカバー曲集。11thと似たような評価。全体的に暗い。 12.I LOVE ME ★★★★ ほぼ弾き語りのような曲ばかり。ファン向けと思われる。余談だがジャケは1番好き。 13.月が昇れば ★★★★☆ 会心の出来。切ない曲が多い。 14.ARE YOU READY? ★★ これまたパッとしない…でもこれ以降こんな曲が増えた気がする。 15.45 STONES ★☆ 最後の2曲だけよく聴く。なんとなく勢いで作った感じ。 企画.NHKのやつ 未聴だがちょっと聴いた感じそんなに変わらないと思われる。 16.斉藤 ★★★ 8/10既出曲なだけに悪くはない。が、逆にこの程度?とも… 17.和義 ★★☆ こんなにつまらない歌詞を書く人だっけ?やたらブルージィな曲が多いから好きな人は好きかも。 《その他》 WONDERFUL MIX、SEVEN、Ma!Ma!Ma!MANNISH BOYS!!! 聴く価値なし。 《ライブ盤》 十二月 ★★ ファンなら聴けば?という程度。だが月影のピアノ弾き語り版は素晴らしい。 Golden Delicious Hour ★★☆ 可もなく不可もなく。にしても何故「ソファ」をライブでやるのか… 十二月〜Winter Caravan Strings〜 ★★★★★ 素晴らしい。こちらのVer.の方が良い曲もあるので必聴。 弾き語り 十二月 in 武道館〜青春ブルース完結編〜 ★★★☆ 実はDVDの方しか持ってないのだけど中々良かったはず。 斉藤“弾き語り”和義ライブツアー 2009≫2010 十二月 in 大阪城ホール〜月が昇れば弾き語る〜 ★★☆ 大抵原曲のほうがいいけど笑いどころがある。 ベストやB面集は割愛。 総評:書いてて結構明暗分かれるタイプだなと思った。ただ、誰が聴いても同じような評価になると思う。 昔の方が曲のバリエーション豊富だった気もするけど音楽性的にはそんなに変わってないんじゃないかな? 声もあんまり変わらないので古臭さとか違和感を感じないので興味あるものから聴いてみてください。
267 :
名無しのエリー :2013/11/04(月) 01:22:54.83 ID:9kYCriv00
おっと、やたら見づらくてすみません…
268 :
名無しのエリー :2013/11/04(月) 02:05:10.66 ID:KJgFMRV00
おつおつ
269 :
名無しのエリー :2013/11/04(月) 09:56:32.34 ID:S1X+7/e80
斉藤和義、結構枚数多いから参考になったぜー 結構採点厳しいねw
270 :
名無しのエリー :2013/11/15(金) 21:59:23.29 ID:oRtWCR3k0
採点厳しいわりにちゃんとマメに全作聴いてるんだなw
271 :
名無しのエリー :2014/03/30(日) 21:02:08.44 ID:0L0aOraUI
P-MODEL 平沢進 お願いします
272 :
名無しのエリー :2014/07/18(金) 01:48:27.62 ID:qMFCKrm90
フジファブリックやります 「アラカルト」★★★ 全体的に暗く、煮え切らない曲が多い。フジの根っこをかなりはっきり見せるミニアルバム。 二十歳そこそこの人間が作ったとは思えないくらいに渋い。 「アラモード」★★★ 前作をよりひねって太くした感じ。 「追ってけ追ってけ」「お月様のっぺらぼう」などはかなり変態な曲である。 「アラモルト」★★★☆ 前2作から7曲、バージョン違いが入っている。サウンドはかなり異なっている。 個人的にはこちらの方が好みである。 「フジファブリック」★★★★★ メジャーデビューアルバム。とにかく完成されている。 「四季盤」でもある「桜の季節」「陽炎」「赤黄色の金木犀」は正に代表曲である。 中でも「赤黄色の金木犀」は、イントロのアルペジオを聴くだけで一気に秋の空気を全身に感じられる名曲だ。 ノスタルジーを感じさせるロックが聴きたいなら、必聴である。 「FAB FOX」★★☆ デビュー2枚目のアルバムは、前作よりもロック色の強いものが多い。 個個の楽曲は良作が多いのだが、アルバムとしての密度の薄さが気にかかる。 好きな曲なのだが、「虹」からの3曲の流れが若干蛇足なように思う。 「水飴と綿飴」で弛緩したところを次の「虹」で一気にはじけるのはいいのだが、構成としてはここでアルバムを締めてほしい。 せめて「虹」の後は1曲にしておいてほしい。2曲来られると若干拍子抜けしてしまう。 「TEENAGER」★★★★★ 前作よりもかなりまとまっている。かなりポップだが、ポップなだけでは済まさない所にこのバンドの根性を感じる。 1曲目「ペダル」から加速し、弛緩しつつも緊張感は保ち、穏やかな「まばたき」を経て「星降る夜になったら」炸裂するのがたまらない。 シングル曲「若者のすべて」「パッション・フルーツ」「Surfer King」はもちろん、「ロマネ」「星降る夜になったら」等のアルバム楽曲もすばらしい。 夏に聴きたい曲の多いアルバムである。
273 :
名無しのエリー :2014/07/18(金) 01:49:14.61 ID:qMFCKrm90
「CHRONICLE」★★★★ 志村のパーソナルな面が前面に押し出されており、「民主主義で」作られた前作とは異質である。 スウェーデンでのレコーディングが影響しているのか、音が力強い。 心が弱った時に聴くと非常に慰められる。「バウムクーヘン」は特に、人の弱さに寄り添ってくれる名曲だ。 「クロニクル」の「君は僕の事を 僕は君の事を どうせ忘れちゃうんだ」を聴くたびに、そんなわけないだろう、と心で思う。 惜しむべきは似た曲調が多いにも関わらず、曲が多く最後まで聞くのが少ししんどい。 「MUSIC」★★★☆ 評価に非常に悩む。志村逝去後初めて出されてアルバムだ。 作成中に不幸があったため、志村ボーカルは正式なレコーディングでない場合が多く、ピッチが不安定である。 「会いに」「mirror」はギターの山内が歌い、後に山内は正式にボーカルになる。 1stを感じさせる季節への感受性、より激しいサウンドの希求、そして前を向いている歌詞など、 これからのバンドの在り方を予見させる曲が多い分志村の逝去が悔やまれる。 「眠れる夜」ラスト、歌詞カードにない「悲しまなくてもいい」という志村の声があるが、どうしようもなく悲しい。 「夜明けのBEAT」は「モテキ」の主題歌になったこともあり、フェス等では一番盛り上がる人気曲だ。 「STAR」★★★★ 山内、金澤、加藤の3人体制になって初めて出されたアルバム。 悲しみをはねのける強い力を感じさせる曲が多いが、試行錯誤の跡があるのか若干詰めの甘さを感じる所もある。 それでも1曲1曲の個性は際立っており、特に「ECHO」の絶唱は素晴しい。 「ECHO」はどうしても志村のことを思い浮かべてしまう曲だが、しかしその体験は普遍的なテーマに昇華されている。 「VOYAGER」★★★★★ とにかく曲順が素晴らしい。それぞれバラバラの色を持つ楽曲が、相互に活かしあうように計算されている。 「Time」「透明」などの抑制された楽曲も、「Fire」「自分勝手エモーション」などの個性の強い楽曲も違和感なく共存している。 「Light Flight」は「ECHO」の世界観を深化させた印象を受ける。 山内の歌い方に幅がでてきたことが、楽曲の多様さにかなり貢献している。
274 :
名無しのエリー :2014/07/18(金) 01:49:45.12 ID:qMFCKrm90
「FAB STEP」★★★★★ EPである。ダンスをテーマにしているが、今はやりの4つ打ち縦ノリというより、ゆったりした横ユレのダンスロックが多い。 Mystery Tourはこのバンドの新境地を見た気がする。ベースの音が非常にかっこいい。 「バタアシ」で提示された山内の内面が、これからどのように描かれていくのかが楽しみである。 総評 「CHRONICLE」までは志村が中心となり、バンドの音楽性も志村の個性に注目されることが多かった。 しかし、「STAR」が志村逝去後2年もしないで発売されたことを鑑みるに、現メンバーのポテンシャルの高さは明らかである。 もちろん、志村が持っていたものを今の彼らは持っていないかもしれないが、しかしそれとは別の才能を現メンバーは確かに有しており、 彼等の才能もまた、フジファブリックを作り上げたものなのである。 だから、現フジファブリックは昔のフジファブリックとは異なっていながらも、確かにフジファブリックなのだ。 そもそも、もともとアルバムを出すたびに前作とは方向性を大きくたがえることが多かったフジファブリックである。 仮に今志村が生きていたとしても、出されるアルバムは前作とは違うものになっていただろう。 志村がいた未来を見られないことの残念さと、今のフジファブリックの曲への愛情という矛盾した思いを抱いて複雑な気持ちになることもある。
275 :
名無しのエリー :2014/08/13(水) 23:44:14.35 ID:GnSnUJH90
乙
276 :
名無しのエリー :2014/08/18(月) 17:28:45.62 ID:FutGQ0Ll0
Perfumeいきます 1st 「Perfume 〜complete best〜」 ★★★ インディーズ時代〜ブレイク前の曲をほぼ収録。インディーズ時代の曲は作詞担当が今と違う。そのため独特の世界観がある。 初期の頃の曲はPerfumeのメンバーがテクノを理解しておらず、歌い方が曲とマッチしていなかった。しかし、唯一の新曲「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」。この作品ではメンバーの成長ぶりが伺える素晴らしい出来となっている。 個人的にはとても好きだが、録り直して欲しい曲もあるためこの評価。 2nd 「GAME」★★★★ アイドルってなんだっけ?となる名盤。タイトル曲の「GAME」はバッキバキのベッキベキ。「plastic smile」「セラミックガール」「puppy love」はシングル曲でも納得のキャッチーさ。捨て曲が本当に無い。 だが、合わない人は合わないと思う。とりあえず、このアルバムが合わない人にはPerfumeは無理だと思う。 3rd 「(トライアングル)」★★☆ アルバムで聴くと、正直うーん…となる。ライブ映えする曲が多い。シングル曲は前作と同等かそれ以上のものだが、いかんせんアルバム曲が微妙。 スルメ曲が多いため、何周もすれば良さが分かってくる。はず
277 :
名無しのエリー :2014/08/18(月) 22:43:35.32 ID:JaCn1jbr0
4th JPN ★★★★★ ファンからは評価が低め。アルバム曲が少ないのがその理由。だが、シングル曲が多いということは、完成度の高い曲が多いということ。 音作りがとても丁寧で、聴けば聴くほど新しい音を発見できて楽しい。 Perfumeの代表曲や、ライブの定番「MY COLOR」を収録。初めての人にはおすすめ。 ラブソングが多いのが気になるが、完成度は高い。 コンピレーションアルバム 「LOVE THE WORLD」 ★★★ このアルバムに収録されている曲はほとんど他のアルバムでも聴ける。 が、「SEVENTH HEAVEN」「FAKE IT」はこれにしか収録されていない。しかも両方良曲。 チョイスは微妙だが曲自体はいい。 5th 「LEVEL3」★★★★ 一部除き全曲通してバッキバキのダンスミュージック。前作JPNがポップでキャッチーだったためにギャップが凄い。途中に入る「未来のミュージアム」や「ポイント」が良い小休止となっている。 「Clockwork」や「Enter the Sphere」など、ライブで化ける曲が多い。 しかし、目玉とされていた「Party Maker」が正直微妙だったことが欠点。また、シングル曲のAlbum-mixも原曲より良いとは思えなかった。あくまで個人的な感想だが。
278 :
名無しのエリー :2014/08/18(月) 23:41:59.48 ID:JaCn1jbr0
総評 長年埋もれていたテクノポップというジャンルを再確立したPerfume。「ポリリズム」だけで彼女達の音楽を評価するのは間違い。Perfumeの音楽性は常に変化している。アイドルという枠に囚われず、新しい音楽を生み出す彼女達。これからどんな音楽に挑戦していくのか楽しみだ。
279 :
名無しのエリー :2014/09/15(月) 00:41:10.37 ID:d38qbihn0
>>278 乙!この人たちは自分の立ち位置しっかり把握してるイメージ
280 :
名無しのエリー :2015/01/03(土) 12:57:37.74 ID:UaQ1d3wQO
ほしゅ
281 :
名無しのエリー :2015/02/23(月) 13:23:11.11 ID:z30Oc3+rO
保守
282 :
名無しのエリー :2015/02/28(土) 20:53:50.05 ID:bSRTWPVk0
test
283 :
名無しのエリー :2015/02/28(土) 22:29:26.88 ID:bSRTWPVk0
ユニゾン行きます 新世界ノート (インディー1st) ★★★★ インディー1stであるが自主制作音源の全国流通版なのでどちらかというと再発である 「センチメンタルピリオド」、「箱庭・ロックショー」といったのちに再録される楽曲も多いが、「センチメンタルピリオド」は現在と非常にテンポが異なり別物と捉えたほうがいい こっちの方が楽曲の雰囲気に沿う気がする 一方で自主制作の再発ということでやはり音が現在と比べると荒い 斎藤の歌い方も今とかなり異なるのである意味レア 流星前夜 (インディー2nd) ★★★★★ 事実上のインディーズ初収録音源 現在のスタンスはここで確立された 初期の代表曲「フルカラープログラム」が収録されている唯一のアルバムでもある 後に別テイク、スピンオフが制作される「MR.アンディ」、PVも制作された「水と雨について」と当時から斎藤のとがったボーカルも際立つ 音も大幅に改善され前作がまるで嘘のよう 導入としてオープニングを担う「流星前夜」〜「フルカラープログラム」の流れは完璧 今後なかなか再現されそうにないのでコピーする方は是非ともこの流れを演出してほしい UNISON SQUARE GARDEN (1st) ★★★★★ セルフタイトルを表題にしたメジャー第1弾アルバム ロックテイストが強い「マスターボリューム」、生まれ変わった「センチメンタルピリオド」といった強力シングルにも負けない良曲のパレード ユニークな「デイライ協奏楽団」、元祖ダンスナンバー「等身大の地球」といった曲だけでなく、「クローバー」、「いつかの少年」といった今のユニゾンにはあまりないバラードも存在する これがデビュー作とは思えないほどのクオリティーが高く、既にポテンシャルを存分に発揮 ユニゾン初心者にはこのアルバムから入ることをお勧めする
284 :
名無しのエリー :2015/02/28(土) 22:30:05.29 ID:bSRTWPVk0
JET CO. (2nd) ★★★★★ 個人的に最高傑作 ジャケットがこのアルバムを表すようにまさに遊園地の如く様々なアトラクションを楽しめる 「23:25」、「アイラブニージュー」、「ライドオンタイム」とライブの定番曲も多く、フェスで見る際はこのアルバム1枚でも楽しめるかも 「気まぐれ雑踏」、「スノウアンサー」といった隠れた名曲も存在し、捨て曲一切なし 先行シングル1枚のみでリリースされたキラーチューンの宝石箱 余談だが本作はあの佐久間正英が制作にかかわった作品である Populus Populus (3rd) ★★★ 急激にポップ方向へシフトした転記作品 ギターロックからJ・POP色が大きく強くなり「マスターボリューム」、「さよなら第9惑星」が好きな人からすれば少し違和感を感じる 中でもキラーチューン工場であった「JET CO.」と比べると、消化不良に陥るかもしれない だが、「未完成デイジー」という名バラードがあるので、スルーは勿体ない 「kid,I like quaret」、「オリオンをなぞる」といった所謂アニソンも生まれ始め、ポップ化は次作でさらに加速する CIDER ROAD (4th) ★★★★★ 前作に続き更にポップ化が進行、ギターの音作りも1stの頃と比べたらずいぶん柔らかくなった印象がある しかしロックの成分が少し戻ってきた故に、キラーチューン不足という状況は改善されている 打ち込みも使い始め、「like coffeeのおまじない」、「君はともだち」では大活躍 ポップ、ロック、バラードと3拍子揃った非の打ちどころがないアルバム ちなみに「お人好しカメレオン」は1度も演奏されたことがない
285 :
名無しのエリー :2015/02/28(土) 22:42:08.54 ID:bSRTWPVk0
Catcher In The Sky (5th) ★★★★ ここ数年のポップス作品の連続、更に先行シングルが全てアニソンだったため、ここでもポップに振り切るのかと思いきやまさかの原点回帰 180度真逆のロックアルバムとなった 「桜のあと」、「harmonized finale」といったシングル勢を除くとほぼすべてロック、1stよりもロック色が増している ドラムもこれまで以上にアグレッシブに、ベースもエフェクターが増加した関係で厚みを増している印象 近年ポップに力を入れた反動が一気に顕現したアルバムといっても過言ではない 欲を言えばクッションを置ける曲がもう1曲あれば・・・ 総評 世間ではアニソンのイメージが強いユニゾンだが本質はロックとポップの良いとこどり アニメから入った方は1st、2ndを聞くと驚くかもしれないがこれが本来の彼らである 最新作では再びロック色が濃厚となり、パフォーマンスと共に更にアグレシッブになることは間違いない アニソンバンドのイメージが強い彼らだが、まずはその偏見を捨てて聞いてみることを推奨する 今後、彼らはスリーピースの可能性を広げてくれるだろう
286 :
名無しのエリー :2015/02/28(土) 22:43:24.34 ID:bSRTWPVk0
すいません、初投稿なので雑な点h察してください
287 :
名無しのエリー :2015/03/01(日) 09:39:53.22 ID:oDqNbQ0q0
乙 いくつかのアニソンと音ゲーくらいでしかユニゾン知らんかったが この度jubeatに入った「天国と地獄」すげえと思ってた矢先にこういうの読めるのはありがたい 参考にします
288 :
名無しのエリー :
2015/03/03(火) 00:04:22.59 ID:m1hinhue0 乙 自分と全然評価が違うな、少なくとも演奏は最近の洗練されてきた方が好きだ