アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版24th

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581名無しのエリー:2011/02/24(木) 19:26:57.89 ID:fVMldXb60
10.FOREVER MINE ★★★☆

なにやら浮かれて周りが見えなくなっている男の歌である。打ちこみ主体。
一部ラップを歌っている。

11.The Spiral ★★★★★

今作の中では一番異色のナンバー。負のスパイラルに嵌りそうになっている男のことを歌っている。
明るさや爽やかさは一切無く、気だるいサウンドで終始進んでいく。そして最後は稲葉のアカペラになる。
松本のギターソロも曲に合っていて今作のベスト。

12.GO★FIGHT★WIN ★★★☆

ライブで盛り上がること間違いなしの疾走感あふれるナンバー。ただアルバムの締めとしてはあっさりしすぎな気もする。
曲自体はカッコイイがタイトルがダサい。タイトルに★を入れる必要性はあったのだろうか……

総評 ★★★★

B´z12枚目のオリジナルアルバム「GREEN」のメインテーマはズバリ「青臭さ」。
『Warp』『Everlasting』のような直球のラブソングや『STAY GREEN』のように青臭さの大切さを説いた曲など若さ溢れる曲が多い。
打ちこみ主体の曲が多く、B´z的にも初心を思い出すために原点回帰を図ったのではないだろうか。
そのため初期のように全体的にかなりポップ。それとB´zとしては珍しく季節感を感じるアルバムである。
もし女の子にB´zのアルバムを貸してくれと言われたらこのアルバムを貸せば相手も満足してくれるハズ。初心者向き。
582名無しのエリー:2011/02/24(木) 20:25:35.93 ID:RJAIk7viO
乙です!乙、とっても乙なんだけど・・・

『GOLO』にワロタwww
583名無しのエリー:2011/02/24(木) 21:07:24.25 ID:fVMldXb60
>>580
訂正
×『GOLO』
○『GOLD』

これは恥ずかしい
584sage:2011/02/25(金) 02:25:57.25 ID:Fn0sC4aE0
ALL!!!!!!/100s

1.そうさ世界は ★★
イントロなしの「で〜〜〜」で始まるのがインパクト大。
カッコイイギターロックだけど飽きやすい。
この時点でアルバムの色が分かる。

2.希望 ★★★★★
キラキラしたキーボードが印象的。
他の楽器もオーソドックスだけど良いアレンジ。一般受けしてもおかしくないポップさ。
これまた明るくてカッコイイ曲。残る余韻がどことなく爽やか。

3.まんまる ★★★★
祭りっぽいアレンジが秀逸な佳曲。
ライブでも盛り上がりそうだがそういうんじゃなく、純粋に聴いていて楽しい。
アウトロは次曲へ繋がっている。

4.なぁ、未来 ★★★★☆
さっきからカッコイイ連発してるけど1番は間違いなくこれです!
イントロ、歌詞、サビ、間奏とどこをとっても金太郎飴の様に洗練されている。
100sになって良かったことは音に厚みが出たことだな。
585名無しのエリー:2011/02/25(金) 02:27:49.01 ID:Fn0sC4aE0
5.Q&A ★★
ベストにも収録されるみたいだがちょっと聴きどころがわからない。
リフはシンプルだが面白いと思う。ロキノンぽいけど。
間奏は良いと思う。

6.シンガロング ★★★
わりと好きな曲…だったはずなのに今聴いたらそうでもなくなった^^;
寧ろQ&Aの方が良作かもしれない。
何度聴いても前曲と印象が被ってしまう。

7.あの荒野に花束を ★★★★☆
イントロから哀愁漂うが泣き歌とは違う。
悲しみを乗り越えた先の強い決意を感じる。
でもやっぱり中村の声が切ない。
サラっと聴けないのが難点か。

8.つたえるよ ★★☆
じんわりくる曲。曲調は違うけどピーナッツみたいな。
聞きやすいんだけどそれが災いして耳に残らない。あとなぜか飽きる。
いい加減パワーコードばかりで下品に思われる。
586名無しのエリー:2011/02/25(金) 02:28:17.37 ID:Fn0sC4aE0
9.蘇州夜曲 ★
カバー。しかし何故か1番だけ。
何で入れたの?って思うけどまぁ箸休め。
理由は自分がクオーターだからどうのこうの言ってた気がするが忘れた。

10.ももとせ ★★★★★
桜に別れの想いを乗せる…なんてのは幾度となく使い古されたはずだけど
やはり心に響くものがある。
壮大な感じではないけど威風堂々とした力強い曲。
中華な前曲との対比か。

11.もしこのまま ★☆
ひょっとして初めてのアコギ?やっぱりバンドだなぁ。
演奏詰めこみすぎ感+猫なでボーカルが受け入れられない…
ラブソングではないらしい。

総評 ★★★
一つ一つは中々粒ぞろい。
しかし過剰なまでに厚い音でSEも無いし、
そういうことで「金字塔」の頃と対極に位置すると言っても過言ではない。
実際ここで離れた古参ファンも相当多い…らしい。
しかし折角バンド組んだのだからそれを突き詰めて行くのも悪くはないと思う。
それでアルバムの評価だが、正直ごちゃごちゃしてるし、疲れる。
ERAも尖ったカッコイイアルバムだったが、全然違う。
やはり音が過剰でソロ時代からのファンには厳しい。
ヴァリエーションも無く、かといって統一感や、アルバムを通しで聴きたいか
と問われてもそれも違う。
しかしソロよりは良くも悪くも普通になってしまったので、このあたりから入る人がいてもおかしくはない。
曲単位で見ると3枚の中では最も優秀だと思う。
587名無しのエリー:2011/02/25(金) 17:26:31.49 ID:OLYOFXHl0
浜田省吾/J.BOY

2枚組です。
DISC1の曲は1-○、DISC2の曲は2-○と表記します。

1-1.A New Style War ★★★★☆
オープニングはバンドサウンド+シンセ+ブラスと華やかかつ勇ましいイントロから始まる。
が、タイトルを見ても分かる通り歌詞はプロテスト色が強く、1番から
「国家に養われたテロリスト」
「飽食の北を支えている 飢えた南の痩せた土地」
と、中々痛いところを突いてくる。若干説教臭く聞こえることもあるが、それはそれで彼の書く歌詞の持ち味なんだろう。
1986年と言えば冷戦も終結せずドイツも東西に分かれていた時代の曲だが、そういった背景を分かった上で聞いた方が良さそうだ。

1-2.BIG BOY BLUES ★★★
シングル曲。EP盤では一番の売り上げで、10万枚のセールスを残している。
成功を手にしてもなお憂いを抱く青年の姿が描かれている。この曲から得た構想がこのアルバムのテーマに繋がって行ったらしい。
ソウルフルな浜省のシャウトと、スピード感溢れるギターソロはこの時期だからこそ聴けるもの。
裏でやたらとキラキラ鳴っているシンセは若干過剰か。

1-3.AMERICA ★★★★
タイトルからしてまんまで、曲調は古き良き60年代のカントリー風。
淡々と歌い上げる浜省をバックに、これでもかというほど感傷的に広がるコーラスが妙にノスタルジック。
当時の日本のロッカーの強いアメリカンコンプレックスを露にした歌詞は、今の世代には若干理解しがたい面もある。
そういや浜省は「和製Bruce Springsteen」とか呼ばれてたからなぁ。
588名無しのエリー:2011/02/25(金) 17:28:06.04 ID:OLYOFXHl0
1-4.想い出のファイヤー・ストーム ★★★★★
明るく砕けたアップテンポナンバー。
「タフ」だとか「クイーン」だとか恥ずかしい単語が頻発するが、時代なのかそれとも浜省が既に古臭かったのか。
パンキャッシュなノリにBeach Boys風のコーラスが重なり、巧いところで攻撃的になることを抑えている。
シンセは相変わらずキラキラだがメロディに丁度良く重なっているので良し。

1-5.悲しみの岸辺 ★★☆
イメージ的に過去の曲「丘の上の愛」とカブる。が、あまり「丘の上の〜」ほど華やかなメロディではない。
この曲の一番の弱点は、サビが弱いところだ。Bメロから大した引っ掛かりもなく、妙に薄ら寂しい。
が、裏を返せばAメロからBメロにかけての出来が良いということもあるので、サビだけで判断するのもどうかと思うが…。
いずれにせよあまり好きにはなれない。

1-6.勝利への道 ★★★☆
前曲のうやむやな感じを全て取っ払うかのように、太く歪んだベースの音から始まる。
曲自体はタイトルから大体予想はつくだろうが王道のアップテンポナンバーであり、突っ込むところも特に無し。
イントロのベースは曲全編にブイブイと響き渡るので、それが中々心地良かったりする。
後は、キレが良く大合唱したくなるようなサビも高ポイント。

1-7.晩夏の鐘 ★★★
サックスを主体としたインストバラード。
こういうの誰かが演ってるよなぁと思っていたら、デビュー当初のDIMENSIONだった。とは言うもののこっちの方が6年早い。
特にメロディが突出しているわけでもなく、演奏も普通に巧いので面白くもなく。
箸休めとしては絶好のポジションだろうが。2枚組超大作の中間地点のお知らせ、といったところか。
589名無しのエリー:2011/02/25(金) 17:29:13.29 ID:OLYOFXHl0
1-8.A RICH MAN'S GIRL ★★★★☆
イントロだけ聴くとThe Policeかと勘違いするほどそのもの。ニューウェイブ系に影響を受けているとは到底思えないが。
終始ご機嫌なシンセサウンドが全体を包み、このアルバムの中では最もポップな出来。
歌詞はタイトル通り、金持ちの男に付いていってしまった女を描いているが、いかにもバブル臭漂う。
しかし、その裏にはバブルに対する皮肉がありありと感じ取れる。

1-9.LONELY - 愛という出来事 ★★★
正直「丘の上の愛」とカブる「悲しみの岸辺」と更にカブっているが、メロディがしっかりしている分こっちの方が好み。
間奏のサックスは渋いが、それ以外の聴き所は特に見当たらず。
リミックスや再録などが計4バージョンあるが、本人が気に入っているのかどうかは知らないが流石に多すぎだろう。
しかも一応シングル曲だが、B面が「もうひとつの土曜日」なだけに、更に自分の中では地味な印象となってしまった。

1-10.もうひとつの土曜日 ★★★★★
浜省のバラードには元々定評があるが、その評価を不動にしたものがこの曲。
メロディパターンが2つしかないシンプルな曲だが、決して退屈に感じさせないアレンジ力と歌詞が素晴らしい。
物語調の歌詞は練りに練られており、聴く人を恐ろしいまでに引きつける力を持つ。
ラストのAメロで演奏がベース、キーボードのみとなるが、アウトロで一気に盛り上がってフェードアウトするところも憎い。
一般知名度も相当高いが、コアなファンでもこの曲がベスト、という人は多いはずだ。
590名無しのエリー:2011/02/25(金) 17:30:05.65 ID:OLYOFXHl0
2-1.19のままさ ★★★★
若干アップテンポなポップナンバー。2枚目の幕開けである。
相変わらず淡々と歌い上げる歌唱法にばかり気を引かれるが、妙な懐かしさを覚えるメロディは浜省独特なもの。
ただ、アレンジ的にも歌唱的にも後に再録されたバージョンの方が個人的には好みだ。
歌詞は男女の交際から別れまでを、社会人になった男側から回顧するというもの。ありふれているが普遍的な良さがある。

2-2.遠くへ -1973・春・20才- ★★★★☆
前曲からの続き物というか、殆ど同じシチュエーションであるが、ファンから言わせれば根本的に違うそうだ。
一昔のホームビデオのタイトルのようなタイトルが印象的だが、1973年に作ったものを、ほぼそのままこのアルバムに入れたらしい。
そのためか、「赤いヘルメット」など学生運動を匂わせるフレーズがあちこちにあり、色々な意味で時代を感じさせる。
8分もの大作だが、こういう曲はコンパクトにまとめても意味が無いものかもしれない。

2-3.路地裏の少年 ★★★★★
知る人ぞ知る、浜省デビューシングル曲の再録版。
当時はアコギがメインのフォークソングだったが、いつの間にかアコギはエレキに変わりシンセやサックスが入り、随分と様変わりした。
やはり前曲からの続きものらしく、時代背景は3曲連続同じ位置に置かれていることになる。
収録時間の都合により原曲ではカットされていた3番が新たに追加され、一応これが「完全版」という形になっている。
現存曲の再録の割には、違和感もなく当然の如くスッポリと収まっている。このアルバムの特色に見事にはまっているからだろうか。

2-4.八月の歌 ★★★
続き物が終わり、ここから最終曲までは独立した曲が並ぶ。
「勝利への道」と同系統に位置する王道アップテンポナンバー。かすれたサックスが良い響き。
このアルバムの中では最も端的に日本を風刺しており、聴きようによってはどこかの誰かが激怒するようなフレーズも。
ただ、その割にはアレンジが平凡すぎやしないか。
591名無しのエリー:2011/02/25(金) 17:30:52.93 ID:OLYOFXHl0
2-5.こんな夜はI MISS YOU ★★★★
浜省の作品に時々紛れているアカペラナンバー。
途中からベースやパーカッションも入ってくるが、基本的にボーカルとコーラスで構成されている。
アカペラにはなんと言ってもメロディの良さが求められるが、実際良いのでなんとも言えない。
あまり長く続けられる曲調でもないので、2分を少し過ぎたところであっけなく終わる。

2-6.SWEET LITTLE DARIN' ★★★☆
前曲に引き続き、コーラスワークが際立つ3連バラード。
前半は大した盛り上がりもなく聴いていて少々退屈になってくるが、後半でブラス隊が一気に導入される。
そこからの展開はまるで50年代のアメリカンポップスのような感じで、これも悪くない。
メロディは多少難あり。

2-7.J.BOY ★★★★★
タイトル曲。アルバムの終盤にして本作の白眉。
バブル景気前夜の1986年に書かれたこの曲だが、歌詞に書かれている社会的背景は現代でもまったく変わっていない。そこが恐ろしい。
曲調は勇ましいアップテンポなものだが、「勝利への道」や「八月の歌」を遥かに凌ぐ見事な出来栄え。
感情的なギターに派手なブラス隊がミックスされ、凄まじい高揚感を醸し出している。
また、間奏前のブリッジで、徐々に盛り上がっていく展開にも鳥肌が立つ。まさに昭和末期、20世紀末期を代表する名曲。

2-8.滑走路 - 夕景 ★★★★☆
おぼろげなシンセから始まるインスト曲。アルバムのラストナンバー。
「晩夏の鐘」の主旋律はサックスだったが、こちらはギター。いかにもな古き良きJ-FUSION。
まさに「夕景」そのままの情景がいかにも浮かんでくるようなフレーズの連発であり、リスナーをとことん泣かせようとしている。
長い長い2枚組超大作の締めを巧く担っている。
592名無しのエリー:2011/02/25(金) 17:31:40.15 ID:OLYOFXHl0
総評 ★★★★★
元々プロテスト色が強かった浜省だが、その集大成とでも言うべきアルバムがこの「J.BOY」だった。
2枚目の最初の3曲をはじめとする昔の自分への回顧、そして「A New Style War」などのこれからの世界への警鐘と、
昔と今の膨大な作品群を一気に纏め上げる役割を果たしていると言える作品だ。
それだけでもこのアルバムの必要価値は相当高いのだが、何よりそれを決定付けるのはこのアルバムが発売された時代の背景だ。
1986年はバブル経済の寸前、異常なまでの景気の上がりように戸惑いつつも、それに乗っかって浮かれていた時代だが、
浜省はそれを一歩引いた視点から見上げ、第三者の位置から「J.BOY」を書き上げ、その浮かれ騒ぎように疑問を投げている。
つまり、極端な話だがこのアルバムにはバブル時代の歴史的資料にもなる文化的価値が備わっているわけだ。
あれから25年余り、世界はなお発展を遂げつつあるが、基本的に日本人の生活は何も変わっていない。随分と怖いことだと思う。
これからの日本はどう転がっていくのか、その重要な足がかりとなるアルバムだ。好き嫌いは抜きにして名盤であることには間違いないだろう。
593名無しのエリー:2011/02/25(金) 17:33:03.68 ID:OLYOFXHl0
改めて、>>584乙。
自分は金字塔の方が好きだけど、こうして見ると良い曲も沢山あるね。
594名無しのエリー:2011/02/25(金) 19:36:27.42 ID:iHtIyxDb0
>>592
乙ですお


世に万葉の花が咲くなり/サザンオールスターズ

1.BOON BOON BOON〜OUR LOVE [MEDLEY] ★★★★

なにやら不吉なイントロから始まる1曲目。サビでやたらとBOONを連呼している。
歌詞は桑田お得意のエロ。男女の○○○がテーマ。それでいてカッコイイのは桑田のなせる技か。

2.GUITAR MAN´S RAG (君に奏でるギター) ★★☆

女性をギターに例えた曲。前曲と同じくシリアスでエロチック。
ただ最初から同じような曲が続くのはちょっとげんなりするかも。

3.せつない胸に風が吹いてた ★★★★☆

1,2曲目とは打って変わってシンセサイザーが耳に残るポップソング。
桑田の大学時代、友人たちが夢を諦め次々と音楽から離れて行く寂しさを歌っている。
なんとなく「KAMAKURA」の『夕日に別れを告げて』を思い出す。
ベストアルバムにも収録されておりファンからの人気も高い。

4.シュラバ★ラ★バンバ ★★★★★

シングル曲。歌詞はやはり桑田が得意とするエロ。最初からスケベなのが続くなぁ。
だからと言ってかっこ悪いわけではなくイントロから終わりまですごくカッコイイ。
Aメロ、Bメロ、サビとすべて印象に残るメロディで、桑田佳祐の音楽家として才能の高さを実感する。
それに加え歌詞もすごい。≪修羅場裸場女子浮遊≫だの≪愛乃場裸場男子燃ゆ≫だの≪XがすごいじゃないYが黒いじゃない≫だの良く思いつくな。
エロい歌を歌わせたら桑田の右に出る者はいないね。しかも売れるし。
個人的にはサザンのシングルの中でもトップレベルで好き。途中でラップも入るし最初から最後まで楽しめる曲です。
595名無しのエリー:2011/02/25(金) 19:37:16.61 ID:iHtIyxDb0
5.慕情 ★★★★★

サザンの楽曲の中でも屈指のバラード曲。ピアノとヴァイオリンが心地いい。
別れた恋人のことを歌っている。サザンの隠れた名曲。

6.ニッポンのヒール ★★★★

日本を痛烈に皮肉った社会風刺曲。打ちこみのベースがやたらと耳につく。
今作はベースの関口和之が休養でほとんど参加していない。そのためアルバム曲のほとんどが小林武史の打ちこみのベースである。
ところどころで吹かれているハーモニカが軽快で楽しい気分にさせてくれる。
個人的には音楽寅さんで桑田がユースケ・サンタマリアとこの曲をセッションしてたのが印象に残っている。
歌い方はボブ・ディランを意識してるらしい。

7.ポカンポカンと雨が降る(レイニーナイトインブルー) ★★★☆

原由子ボーカルの曲。モロ演歌である。この曲のギターはアレンジャーである小林武史が弾いている(ちなみに小倉博和も弾いている)。
当初はパーカッション担当の野沢秀行がボーカルをとる案もあったと言う。ぜひ毛ガニバージョンも聴いてみたい。

8.HAIR ★★★★

いきなりギターの弾き語りから始まる曲。しかし途中からベースやブラスやストリングなど絡んでくる。
だからと言って喧しくならずにスゥーっと耳に入ってくる。サザンはフルートが出てくる曲が多いけどこの『HAIR』でも良い味を出している。
この曲はベースで作曲したらしく、そのためか『HAIR』はベースが打ちこみで無い。
一部の歌詞が結構過激。

9.君だけに夢をもう一度 ★★★☆

典型的なサザンのポップな夏の曲。元々はシングル曲のA面として出そうとしていただけになかなかキャッチーなメロディである。
サザンの楽曲の中でも屈指の爽やかさじゃないかと思う。これもアレンジャーである小林武史の影響か。
596名無しのエリー:2011/02/25(金) 19:38:15.61 ID:iHtIyxDb0
10.DING DONG (僕だけのアイドル) ★★★★☆

ロリータコンプレックスの異常性愛をテーマにした曲。
小さな女の子に≪お家で遊ぼう≫≪お城においでよ≫と誘い、≪大人になれない your my idol 女に変わるよ≫という風に歌詞が結構生々しい。
タイトルの「DING DONG」は女の子に悪戯しようとしてる男の心臓の鼓動を表してるのだろうか。

11.涙のキッス ★★★★

いわずもがなサザンの大ヒットシングル。恋人に捨てられ女々しく嘆いている男の歌。
ちなみにサザン初のミリオンヒット。

12.ブリブリボーダーライン ★★★☆

ブラスバンドが活躍している曲。歌詞は意味不明でよくわからない。タイトルもすごいシュールだし。
まぁ桑田に言わせれば「ただの歌詞じゃねぇかこんなもん!!」と言ったところか。それと歌詞にはところどころエッチな隠語がちりばめられてるらしい。
ちなみにサザンの20周年ライブでも披露されている。

13.亀が泳ぐ街 ★★☆

昭和30年代の東京を歌った曲。ただし「3丁目の夕日」みたいな郷愁みたいなモノは微塵も無くひたすら暗い。
桑田佳祐、小林武史と納得の作品らしく、桑田は今作のベストとしてこの曲を挙げている。
ただしファンからはまったく人気が無く、そのことを桑田はすごく嘆いている。
たしかに終始アダルトな雰囲気で進みホーンソロやギターソロがすごくカッコイイ。
ただ曲が長い。7分4秒もあり当時のサザン楽曲では最長である。途中で飽きてくる。

14.ホリデイ〜スリラー「魔の休日」より ★★☆

『涙のキッス』のカップリング曲。『メリケン情緒は涙のカラー』『死体置き場にロマンスを』のようなサスペンスをテーマにしている。
探偵が密室殺人事件を解決しようとするという内容である。シャーロック・ホームズなんかが出てきそう。
ただ『メリケン情緒は涙のカラー』と同じく最後まで解決しないで終わってしまう。そこが若干消化不良。
あと最後のサビに出てくる口笛が気持ちいい。
597名無しのエリー:2011/02/25(金) 19:39:01.93 ID:iHtIyxDb0
15.IF I EVER HEAR YOU KNOCKING ON MY DOOR ★★☆

『忘れられたBig Wave』と同じアカペラの曲。全部英語で歌っている。後半に出てくるコンガは毛ガニが叩いてるのだろうか。
いまいち地味で印象に残りにくい。こういう曲はソロでやればいいのではないかと思ってしまう。

16.CHRISTMAS TIME FOREVER ★★★★☆

サザンとしては珍しくクリスマスをテーマにした曲。
翌年の93年にも『クリスマス・ラブ(涙のあとには白い雪が降る)』という曲を出しているがファンには『CHRISTMAS TIME FOREVER』のほうが人気が高い。
恋愛では無く世界平和を歌っている。これはジョン・レノンに対するオマージュか。
サザンは夏のイメージが強いが、こういう冬をテーマにした良曲も作れるのだ。

総評 ★★★★☆

1992年にリリースされた今作、とにかく楽曲の幅が広い。
ラブソングやエロソングはもちろん、社会風刺、アカペラ、クリスマスソングそして演歌調の歌など色んな歌が詰まっている。
これも桑田佳祐と小林武史がタッグを組んだからこそできたことなのだろう。
ただこのアルバムはサザンオールスターズというよりは小林武史プロデュースの桑田ソロという感じがする。
休養中のベースならまだしもギターをサポートメンバーに担当させるのはどうなんだろうか。まぁ評価には加えないけど。
後半やや失速するがそれでも完成度が高くサザン渾身の一枚。おススメ。
598名無しのエリー:2011/02/26(土) 01:13:37.70 ID:QtUvLvnw0
>>597
乙です!
アルバム持ってますが完成度高いですよね。

B'z The Best "ULTRA Treasure"

-Disc1-
1.BLOWIN' -ULTRA Treasure Style- ★★☆
シングル盤のver違い。元のままでも良かったな…とは思う。でも格好良い。
2.Wonderful Opportunity ★★★
当時から「シンパイナイモンダイナイナイナイザッツライフイッツオーライ」にどうしても目が行ってしまう。
初期のB'zらしいポップさ全開。
3.もう一度キスしたかった ★★★★★
初期の名バラード。やっぱ稲葉の声はこの頃が一番だ。
4.TIME ★★★★
こちらも出来の良いバラード。
5.恋心 (KOI-GOKORO) ★★★★
初期によく見られるぶっ飛んだ歌詞のみの構成かと思えば後半は結構グッと来るものがある。
6.RUN ★★★★☆
同名アルバムの表題曲。ライブでよく披露される。
7.さよならなんかは言わせない ★★☆
普通な卒業ソング。
8.月光 ★★★
ファン人気の高いバラード。個人的にはあんまり。
599名無しのエリー:2011/02/26(土) 01:14:48.51 ID:QtUvLvnw0
9.恋じゃなくなる日 ★★★★
メロディラインは全然違うが雰囲気は恋心。良曲。
10.Don't Leave Me ★★★★☆
「暗黒時代」の一曲。中盤の「たどりつけるのテルミィーベイベェーー!!!!」のシャウトは素晴らしい。でも確か何だかのぱくり。
11.LOVE IS DEAD ★★★★
イントロの外人の電話の会話部分がカット、イントロからいきなり入る。こっちのが好きかも。
12.春 ★★★★
良バラード。サビで広がる感じが大好き。
13.MOTEL ★★☆
こちらも暗黒時代の一曲。地味な印象。
14.YOU&I ★★★★☆
シングル曲のカップリング。歌詞はひたすらブラック。
15.夢見が丘 ★★★
良いんだけど、やっぱりTreasureはバラードが多すぎる気がする。
16.消えない虹 ★★★★★
Disc1ラスト。またバラードなんだけど…なんだろう凄い好きなんだ。
600名無しのエリー:2011/02/26(土) 01:15:55.94 ID:QtUvLvnw0
-Disc2-
1.Brotherhood ★★★☆
RUNと同じく同名アルバムの表題曲。ラストサビにかけての盛り上がりはもうね。最高。
2.スイマーよ!! ★★★
そしてこの曲名である。「感情の波をクロールで横切って行こう」って凄い歌詞だなって思う…
3.ハピネス ★★★☆
聴きやすいバラード。
4.ONE ★★★★
カップリング曲。これも良いんだよなぁ…
5.F・E・A・R -2008 Mix- ★★★
やたらギターが重い。いや通常verもなんだけれど。
6.ながい愛 ★★★
地味かも。でも聴きやすいかな。
7.ROCK man ★★★☆
某ゲームのタイアップじゃないです。最後の「プーーーーッ……」て音がやけに怖い。
8.DEVIL ★★★
全英語歌詞。とっつきにくい感じ。
601名無しのエリー:2011/02/26(土) 01:17:33.95 ID:QtUvLvnw0
9.New Message ★★★★☆
どうしてこうカップリングに名曲が多いんだろう。
10.アラクレ ★★★★
ドラマのタイアップ曲。終始アップテンポなリズムが心地良い。
11.ゆるぎないものひとつ ★★★★☆
不評らしいけど個人的にはかなり好み。「絶望の真ん中を見つめましょう」ってフレーズが特に。
12.ピエロ ★★★★★
三分ちょっとの短い曲だがやたらカッコイイ。前曲のカップリングだった。
13.BURN -フメツノフェイス- ★★★☆
「フーーメーーツーーノーーフェイス!」ってのはかなり印象に残る。しかし何故このアルバムに…
14.Home ★★★
全英語歌詞ver。テクマクマヤコンはない。
15.グローリーデイズ ★★★★★
Disc2の最後を飾るに相応しいバラード。とにかく良い。良すぎる。
-Disc3-
1.いつかまたここで ★★★★★
こちらもバラード。松本がメロディラインで凄い悩んだとか。こちらも名曲。

総評:★★★★☆
Disc1と2合わせてなんと30曲。さらに3を追加すれば31曲となる。
「シングルやアルバム買ってB'z好きになったよ!」って人は是非手にとって欲しい。
とにかくグローリーデイズが本当に名曲。
602名無しのエリー:2011/02/26(土) 18:41:45.22 ID:KDG3kxf10
>>601
乙ですお
春が収録されるとは思わなかった

CAN'T BUY MY LOVE/YUI

1.How crazy ★★★☆

1曲目からかなり攻撃的なナンバー。
だって≪尊敬出来ない大人のアドバイス 私はあなたみたいにはなりたくない≫だの≪わかったように私のことを話すのはやめてよ≫だのかみつきまくり。
なんか周りの大人に気に食わない人が居るのだろうか。路上で弾き語りをしていた彼女からは想像出来なかった曲。
でもこういう曲も彼女の魅力。

2.Rolling star ★★☆

エレキギターのイントロで始まるシングル曲。『feel my soul』からのファンはいきなりのロック路線にびっくりしたんじゃないだろうか。
元々はこういうロックがやりたかったのかな。YUI曰く応援歌らしいけどあんま応援されてる気はしない……

3.It´s all right ★★★★

爽快なロックナンバー。前2曲とは違い刺々しくないので肩の力を抜いて聴ける。
「一瞬一瞬を大切に生きろよ」的な歌。前曲より応援歌っぽい。

4.I remember you ★★★★☆

シングル曲。YUIがブレイクするきっかけになった『Good-bye days』の後日談の歌。
死別した恋人もしくは友人を懐かしむ内容。だからと言って後ろ向きでなくこれから前に進んでいこうと歌っている。
終始寂しさが漂うサウンドで切ない気分になる。このアルバムに収録されてるシングルでは一番好き。
603名無しのエリー:2011/02/26(土) 18:43:12.96 ID:KDG3kxf10
5.RUIDO ★★☆

前曲の雰囲気をぶち壊すご機嫌でノリノリな曲。タイトルの『RUIDO』とはライブハウスの名前らしい。
「RUIDOで聴いたアーティストのライブに感動した」的な内容。1分にも満たないので箸休め?の曲。

6.CHE.R.RY ★★★☆

多分YUIで一番有名な曲。携帯会社のタイアップ曲であるためメールから始まる恋をテーマにしている。
まさか彼女がこんな可愛らしい曲をなんてファンたちは夢にも見てなかっただろうね。現代っ子のラブソング。
≪恋しちゃったんだ多分気づいてないでしょう≫はなかなかの名フレーズ。

7.Thank you My teens ★★★

3曲目と同じような曲調。二十歳になるYUIが10代の自分に別れを告げ、これからも頑張っていこうと決意する曲。
3分弱の短い曲。

8.Umbrella ★★★★☆

ここに来て歌謡曲調の歌。こういう曲も作れるんだね。今作では一番異色。
雨の中で恋人の帰りを待っている女の心情を歌っている。メロディと声と歌詞が見事にマッチしている。

9.Highway chance ★★

YUIが人生の厳しさを説いた曲。2曲目同様これも応援歌らしい。今作だと一番激しいかな。
ただしがちょっと稚拙。サビの≪現実はヤツの手のひらで転がってるだけなんだ≫の部分が聴いてて恥ずかしい。ヤツって誰なんだ。
二十歳の女の子にしては余裕がないと言うか肩の力入れ過ぎなんじゃないだろうか。
604名無しのエリー:2011/02/26(土) 18:44:31.67 ID:KDG3kxf10
10.Happy Birthday to you you ★★★☆

前曲から打って変わってノーテンキでアップテンポなナンバー。『CHE.R.RY』のように可愛らしい曲。
ライブだとB´zの『恋心』みたいな振り付けがある。いつも警戒心丸出しのYUIが「誕生日を楽しもう!」と歌ってるのはちょっと面白い。
ちなみにYUI本スレでは彼女の誕生日になるとこの歌の書きこみで埋め尽くされる。

11.Winding road ★★★★☆

静かなイントロから始まる曲。年末の渋谷を舞台にしている。
早く前に進みたいのに街のゆっくりとした流れに焦りを感じる様子を歌っている。
個人的は今作でベスト。

12.Good-bye days ★★★★

YUIが主演した映画の主題歌で自身最大のヒット曲。Aメロ、Bメロはアコギ中心で進むがサビからはストリングが絡み一気に盛り上がる。
映画にも見事にマッチしていた。『CHE.R.RY』もそうだけど意外とタイアップに合った曲を作るのが上手いね。

13.Why? ★★★

アルバムのラストを締めるナンバー。分かりあうことの難しさをテーマにしている。
最後にしてはあまり印象に残らないあっさりとした曲。

総評 ★★★☆

YUI2枚目のオリジナルアルバム。前作よりも楽曲の幅が広がった印象。
『How crazy』や『Highway chance』と攻撃的なナンバーが増え、徐々に自分の色を出してきている。
まだまだ荒削りな部分は多いけどなかなか面白い一枚です。
605名無しのエリー:2011/02/28(月) 01:07:18.36 ID:hLRz9U0H0
>>503>>509
FIELD OF VIEWのギターの人は一度もCDで弾いた事が無いらしい
606名無しのエリー:2011/02/28(月) 01:22:19.24 ID:hLRz9U0H0
>>518
>よく洋楽の劣化コピー呼ばわりされるB'zだが、こういう曲は流石にエアロもZepも作れないはずだ。
B'zはパープル、ホワイトスネイク、UFO、レインボー、カヴァーデイルペイジの影響が強くて
エアロやZepの影響は無いぞ
松本はZepについてよくわからんとまで言っていた
まあ、エアロやZepにしてもパープル、ホワイトスネイク、UFO、レインボー、カヴァーデイルペイジも
泣いて泣いて泣き止んだらみたいな曲は作れないだろうが指摘しておく



>>537
B'zはビーイングブームが来る前にブレイクしていたのと自作曲ばかりでヒットを出していたからね
ビーイングブーム以降のユニットとは手法が違うんだよ
B'zもビーイングらしくいくつか曲提供(デモが勝手に使われていた)したけど
坂井和泉とかと違って提供曲がヒットしなかったから提供しなくなった
607名無しのエリー:2011/03/03(木) 20:04:30.32 ID:YIUIb/zm0
BREAK THROUGH/B´z


1.LADY-GO-ROUND ★★★☆

B´z3枚目のシングル。当時のB´zらしく打ちこみ多様のナンバー。
彼女と別れても他にも女はいっぱい居るからまた巡ってくるぜ!という感じの曲。チャラい。このアルバムは全体的にチャラチャラしてる。
松本の自身作だったらしいが思ったほど売れずがっかりしたとか。

2.B・U・M ★☆

全部英語のラップ。1分半弱の短い曲。
タイトルの「B・U・M」とは当時のB´zの音楽を作るスタッフたちのことである。
まぁあまり印象には残らない曲。

3.BREAK THROUGH ★★★★☆

アルバムの表題曲。今の生活を捨ててでも次のステージに進みたいと歌う曲。
現状維持を嫌った稲葉の青臭さ溢れる歌詞が良い。

4.BOYS IN TOWN ★★★★

今のB´zでは絶対作らなそうな曲。渋谷のセンター街を舞台にしている。
チャラチャラした兄ちゃんが「オレは絶対BIGになるぜ!」と仲間に吹いてる内容。
≪あの人は凄いと世界の噂になりたい≫だの≪勝って帰ってくるよ運転手付きのリムジンで≫だの言ってることがいちいち大げさだね。
この曲も前曲同様に現状の打破をテーマにしており、オレは変わりたいんだという意気込みが伝わってくる。
608名無しのエリー:2011/03/03(木) 20:06:33.76 ID:YIUIb/zm0
5.GUITARは泣いている ★★★

悲恋のラブソング。コンサートの観客に恋に落ちるという内容。ライブハウスを舞台しているためか曲調が終始暗い。
ラストは松本のギターソロが堪能できる。ただちょっと長すぎるかな。

6.LOVE & CHAIN ★★☆

デジタルな音がやたらと主張してるナンバー。『LADY-GO-ROUND』のカップリング。
新鮮味がなくいまいち印象に残らない。

7.となりでねむらせて ★★★☆

男が恋人になんやかんや言い訳をして≪君のとなりでねむらせて≫と甘える曲。稲葉の情けない歌詞が炸裂している。
声が今と違ってすごい若い。今の稲葉の声では合わないかもしれない。

8.HEY BROTHER ★☆

ラップ調の歌。これも今のB´zからは考えられないような曲。
振られた友達をナンパに誘う内容。これまたチャラチャラしとるのう。
とにかく新しいタイプの曲に挑戦したかったのかな。

9.今では・・・今なら・・・今も・・・ ★★★★☆

街角で昔の恋人とすれ違う失恋ソング。珍しく松本がコーラスとして参加している。
『GUITARは泣いている』と違い街中を舞台にしているので暗さを感じない。
「今ならもっと上手くやれるんじゃないか」とウジウジ考えてしまう稲葉の歌詞がいいね。
ちなみに「B'z The "Mixture"」で再録されている。
609名無しのエリー:2011/03/03(木) 20:07:25.15 ID:YIUIb/zm0
10.SAVE ME!? ★★☆

バブル時代のトレンディードラマみたいな曲。これもB´zっぽくないね。
最後の≪もう限界だ 僕のモノに なりなさい!≫という歌詞が恥ずかしい……
一部「PURPLE HAZE」を弾いている。

11.STARDUST TRAIN ★★★★★

キーボードの静かなイントロで始まる。打ちこみのベタベタした曲が多いなか比較的爽やかなナンバーである。
疾走感があり聴いてて気持ちが良い。歌詞は当時のB´zに多かった不倫をテーマにしている。
このアルバムのラストを締めるのにふさわしい曲。

総評 ★★★☆

B´z3枚目のアルバム。いやぁ若い。歌詞も歌声もすごい若くて青臭い。
12枚目のアルバム「GREEN」のあえてやってる青臭さとは違い、「BREAK THROUGH」は本物の青臭さ、若さを感じる。
いまいちブレイクしきれてなかった若い二人の「突き抜けたい」という気持ちが伝わってくる一枚です。
610名無しのエリー:2011/03/04(金) 22:28:50.09 ID:LmYP6iJO0
>>604,>>609
乙です。

さて、久々にレビュー書くぞー!!
…インストだけど、イイよね?


SKMT / サカモト教授


1. SAMURAI ★★★★☆
ポップな味付けをベースに幽玄を感じさせるメロディを効果的に使用しているダンスチューン。
王道的な展開ながらも音の使い方はなかなかのもの。
チップチューンのお手本としてはちょうど良い教材だと思うので、高めの評価。

2. 8bit shower for "SF 百景" ★★★★
柔らかい音を中心にセレクトされており、なおかつワクワク感がにじみ出ているブレイクビーツ。
ファミコン世代ならこの曲のようにワクワクしながらゲームをしていたのではないだろうか。
インディーズアルバムでは7曲目に収録。

3. bitwave ★★★☆
まるでレースゲームをしてるかのような錯覚に陥る高速チューン。
最初はドラムン風であるが途中からロックテイストが加わり、
シンプルな音だからこそ出来る脳内保管がたまらない。
611名無しのエリー:2011/03/04(金) 22:29:51.21 ID:LmYP6iJO0
4. INVADER ★★★
タイトルの割には妙に陽気なダンスチューン。
若干ジャンプスタイルが入ってるようなキックを使用している。
高揚感をフィーチャーしたような音選びは凄くよいのだが、
もうちょっとミニマルでもよいかなと思うのは筆者だけだろうか。

5. PLAY THE GAME ★★
ファンクテイストを盛り込んだミディアムチューン。
普通ならこの手の曲だと生音が欲しくなるのだが、
こちらについては生音よりは尺が欲しい。

6. We are here ★★★★
こちらもインディーズアルバムに収録されていたトラック。
ピアノをメインにセンチメンタルな音を紡ぎだしており、
さながら乙女ハウスのようにキラキラしているように思える。
しかし、この曲は良い曲なのだが、引っ掛かりが・・・。

7. Pollyanna ★★★★☆
フィナーレにふさわしいナンバーであり、有名RPG『MOTHER』のカバー。
派手なイントロからハウスへと展開されているのが特徴。
街へ出かけるときにはちょうどよいBGMになるのではないだろうか。
612名無しのエリー:2011/03/04(金) 22:30:48.76 ID:LmYP6iJO0
総評 ★★★☆
Youtubeやニコニコ動画、Ustreamで人気を博しているキーボーディストであり、
日本シンセサイザープログラマー協会(JSPA)正会員でもあるサカモト教授初のメジャーアルバム。
全編チップチューンで構成されており、当然のように懐かしい音源がメイン。
基本的にハウスをベースにしている為、オサレ系を好む層には十分鑑賞できるレベルである。
ただ、今回は全編チップチューンかと思いきや6曲目でピアノを突っ込んだことには疑問。
ここはあえてキラキラ系で攻めるか、完全にリミックスでやって欲しかった。
しかも、ピアノを突っ込んでるのはこのトラックだけであるため、どうも浮いた印象がある。
今後、非8bitサウンドを混ぜるなら、他のトラックにもまぶした方がよいのではないだろうか。
楽曲の出来が良いだけに、そこが凄く気になった。
そして、初回盤はちょっと置き場所に困るのも減点。DVDと同じところに置かないと仕舞えない。
もうひとつは若干尺が足りないと思える曲があること。まとまってはいるのだが、
フロアを意識した尺ではないなというのが正直なところ。もう少し長めでも良かったのでは?
613名無しのエリー:2011/03/04(金) 23:42:26.00 ID:LmYP6iJO0
もういっちょ。結局自分でやったよ…。


Scene From Hell / Sigh


1. Prelude To The Oracle ★★★★☆
禍々しいギターリフとサックスで幕開けるシンフォブラ。川嶋とDr.Mikannibalの掛け合いが中々面白い。
ギターソロが妙に明るいのが逆におどろおどろしさと殺伐具合を引き立てているように思える。
こんなにもカッコイイ曲だが、この曲の最大の欠点はあのPVだろう。ちゃんと監督と意思疎通していれば…。

2. L'art De Mourir ★★★★
悪魔が降臨したかのようなSEが印象的な曲。途中でサックスも登場するのだが、
このサックスのフレーズがなんというか…軍歌で使われてもおかしくないフレーズだったりする。
まさか軍歌とブラックメタルが邂逅するなんて誰が想像しただろうか。しかも相性が良いし。

3. The Soul Grave ★★★★
まるで苦悩してる作曲家を体現しているかのような曲。
サックスにいたっては「締め切り守れ〜」と催促する担当のよう。
中盤のパートからの盛り上がりは圧巻。

4. The Red Funeral ★★★☆
叙情的なピアノと男性の語りで始まる曲。警告音と共にスローに入り込むバンドサウンドから
疾走感タップリのパートに持っていく構成は見事。まるで映画のような完成度。
実際に戦争映画でも十分使える曲じゃないだろうか。
614名無しのエリー:2011/03/04(金) 23:43:28.47 ID:LmYP6iJO0
5. The Summer Funeral ★★★☆
軍の追悼式が行われたかのように厳かなスロースローチューン。
サックスがなんとも言えない味を出している。
ストリングスパートに至ってはまさに"悼み"という言葉が似合うフレーズがたまらない。
途中から低音ピアノが良い具合に禍々しさを出していてGOOD。

6. Musica In Tempora Belli ★★★
突然モダンチックになったファストチューン。ここでも激しいヴォーカルバトルが聴ける。
途中で入るシンセが不思議な味を引き出している。
ただ、ここでスローチューンジャないのにサックスが抑え目から足りないなと思いきや
途中でストリングスがリフを刻んできて吹いた。そう来たか…。
と思ったら終盤でものすごいジャズっぽいサックスソロキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
合わないかと思ったら凄く馴染んでいる。すげぇ…。

7. Vanitas ★★★☆
カッコイイリフと共に登場した爆走チューン。子のアルバムで初めて普通のブラックメタルを聴いた気がする。
ところどころで登場するギターが凄くかっこいい。そして、クサい。
ひとしきり疾走した後はゴリゴリに攻め立てるパートに突入。これもまたかっこいい。
ブラックメタルとしてはどうかと思うが、カッコイイから許す!!

8. Scenes from Hell ★★★★
ラストにタイトルチューン。タイトルに相応しいおどろおどろしいリフと曲展開がたまらない…
と思いきやギターまで軍歌臭いフレーズ引き倒してるぞ。サックスに感化されたのだろうか。
もちろん、サックスも負けじと煽り立てるようなフレーズを吹いてくるので、
まさに悪魔との戦いにふさわしい楽曲になっていると言えよう。
615名無しのエリー:2011/03/04(金) 23:44:15.17 ID:LmYP6iJO0
総評 ★★★★
国外で高い評価を獲得している日本のブラック/アヴァンギャルドメタルバンド、Sighにとって8枚目のアルバム。
新メンバーにDr.Mikannibal(ヴォーカル・アルトサックス)を迎えた今作は、
従来のシンフォニックブラックメタルに軍歌の要素を取り入れるという荒業を披露。
ミスマッチかと思ったらコレが逆に馴染んでいるというマジックには恐れ入った。
プロダクションとリフの弱さが引っかかるが、映画のサウンドトラッククラスの構成力が
その弱点を上手く補っているように思える。
国産ブラックメタルとしては高い完成度を誇るアルバムなので、聴いて損は無いだろう。
616名無しのエリー:2011/03/05(土) 21:53:43.49 ID:4Gl2meqG0
gothic lolita agitator / 妖精帝國


01. Asgard ★★★☆
いきなりストリングスとクワイヤが飛び出すファストチューン。
ギターが単調なのが気になるのだが、クワイヤとストリングスの使い方が良い。
個人的には中盤のコーラスバトルがハイライトかなと思ってる。

02. still alive ★★★
メジャーデビュー当初を連想させる楽曲。
なぜかドラムとベースが打ち込み主体となっているからかも知れない。
そして、パイプオルガンの音を使うのは何気に『stigma』以来ではないだろうか。
メロディはクサいのだが、やはりなにか物足りない。

03. one ★★★
現体制になってから初のシングル表題曲。やはりドラムとベースが生になると印象が違うな。
こちらはこちらで悪くはないのだが、ちょっと地味かなと。
まぁ、シングルでは久方ぶりのギターソロが聴けたからよしとするか。短いけど。

04. Baptize ★★★★
ものすごい勢いでクサい展開とメロディを撒き散らすシングル曲。
ドラムのプロダクションが軽いのが非常に気なるのだが、
ソレを追求するのを許さないかのようにストリングスやコーラス、メロディが畳み掛けてくる。
特にストリングスソロからギターソロに移行する展開は最高にクサい。
617名無しのエリー:2011/03/05(土) 21:55:42.50 ID:4Gl2meqG0
05. keep existing ★★☆
なんとなく、冒頭がどっかの奈々さんっぽい曲。
途中からはいつものごとくメタル色の強い妖精帝國なのだが、
メロディラインがらしくないように思える。もっとクサくても良いと思うんだけどなぁ。
妙におとなしすぎて違和感を感じる。

06. 月光の契り ★★
前回のベストに入り損ねたシングル曲。
まるでセレナーデのように甘く悲しいバラード。そして、ベスト恒例のギターレスバラードでもある。
ゆっくりと聴く分にはちょうど良いし、タイミングとしては悪くないか。
ただし、シングルのクセに癖が少なくて地味。

07. Call my name ★★★★
そして、バンドメンバーが演奏しきっているバラードがこちら。
構成もしっかりしているし、途中から自然に加速しているしでかなり出来ている。
それでもリズム隊が軽く聴こえてしまうのは気になってしまう。

08. Sacrifice ★★★
首休めを終えたリスナーへプレゼントするファストチューン。
ただ、コレまでのヘドバン推奨の曲とは違い、若干機械チックになっている。ケロ声が多い。
このアレンジをあまり好む人ははたしているのだろうか。自分は嫌いじゃないが、
どうせなら『機械少女幻想』の時みたいにガバキックとかアシッドベース使えよって思った。
618名無しのエリー:2011/03/05(土) 22:01:08.52 ID:4Gl2meqG0
09. 月下香 ★★★★
ゲームのEDらしいのだが…こっちもOPに使えそうな気がする。
それはともかく、こちらもメジャーデビュー当初を連想させるアレンジ。
が、王道は最近の妖精帝國らしい、クワイヤをふんだんに使用したクサメタル。
過去と現在の邂逅みたいで面白いかな。

10. rebellion anthem ★★★★☆
ライブのために作られたというシングル曲。
本当にライブで盛り上がりそうな展開なので、音源のみだとものすごいクサイのがわかる。
ゴシカルでありながらも重厚感を損なわないのは見事。
唯一の不満は…短い。楽器隊が暴れまわるパートがあっても良いでしょうに。
独白パートではs…人間界の知り合いから教えてもらったことが役に立ってるようだ。

11. Viscum album ★★
アルバム書き下ろし楽曲は2曲あり、その内のひとつがこの曲。
まずはロックバラードなのだが、前半は地味。
そして、妖精帝國としては珍しくブルージーな進行を使用している。
ただ、これは妖精帝國でやる意味があるのだろうか。

12. gothic lolita agitator ★★★★
もうひとつの書き下ろし曲はなんと、約9分半という大作。
その気合の入りようはエンジニアに「まるでイジメでした」と言わしめたほど。
ゴシックロリータシリーズを締めくくるべく作られた本作はこれまでの集大成と呼ぶべき構成であり、
クワイヤ、ストリングス、バンドサウンドを上手くちりばめているのは見事。
ただ、〆にしてはちょっとメロディがおとなしいかな。それがもったいない。
せっかく、ラストだけにアルバムの最後に持ってきたのに。
619名無しのエリー:2011/03/05(土) 22:02:00.31 ID:4Gl2meqG0
評 ★★★☆
妖精帝國としてはメジャー3枚目となるベストアルバム。
アルバム単位で見れば初めて新メンバーを迎えた作品であり、
これまでベストで銘打ってきた「ゴシックロリータ」シリーズ最後の作品。
新メンバーを迎える前である『月光の契り』ではまだ打ち込みだったが、
『one』以降は生ドラムと生ベースに切り替わっている為、よりメタル寄りになったといえる。
前作までの不満である曲順はようやく解消されたのだが、リズム隊の打ち込みが軽く聴こえ、
なおかつパンチ不足だったり、ポップすぎたりする曲が目立つのが難点。
次の課題は楽曲のムラとエンジニアといった所か。次回作に期待。
620名無しのエリー:2011/03/05(土) 22:08:31.51 ID:4Gl2meqG0
3連続で書いてみましたが、需要無視で申し訳ない。
ただ、どうしても書きたかった人達なので…。

個人的にはDやDE DE MOUSEあたりをレビューしてくれる人はいないかなと期待。
621名無しのエリー:2011/03/06(日) 13:22:21.10 ID:DcsxvL130
622名無しのエリー:2011/03/06(日) 17:08:49.95 ID:qKeekEsZO
乙。DE DE俺も読みたいかも。

そろそろ次スレ
623名無しのエリー:2011/03/07(月) 18:01:15.00 ID:9FzuraS40
6242代目まとめ人:2011/03/07(月) 22:12:39.15 ID:yQW4TrBN0
   ∧_∧
  (  ・ω・) < そろそろマトメ開始しますね。
  _| ⊃/(___
/ └-(____/ 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 

625名無しのエリー:2011/03/07(月) 22:36:15.05 ID:zzwdqIDr0
>>624
いつも乙です!本スレで見るのは久しぶりだw
626名無しのエリー:2011/03/08(火) 15:18:48.89 ID:01e+qmZa0
誰か倖田來未「Dejavu」たのんます。
627名無しのエリー:2011/03/09(水) 07:44:54.57 ID:HqmE0uqFO
>>606

お前ウザいな。そんなヲタの養護コメントなんかいらねーんだよ。
628名無しのエリー:2011/03/09(水) 22:45:41.97 ID:Pg7MnNcB0
RADの絶体絶命お願いします
629名無しのエリー:2011/03/10(木) 21:00:03.31 ID:8EcDVxMg0
UVERworldの5thを誰か頼む。
630名無しのエリー
彼らのアルバムでこれだけレビュー無かったな、ということで一つ

rabbit hole/People In The Box

1. She hates December ★★★★☆

拍子感の無い不思議なイントロからゆらゆら掴みどころの無いAメロ、
でもサビで結構熱っぽい歌唱を見せる代表曲にして名刺代わりの一曲。
名刺代わりと言っても「これが俺らだ!」って感じじゃなくて「こんなんだけど、どう?」
って感じのちょっと冷めた雰囲気、1stの一曲目なのに。
Vo.波多野にとっては昔からの曲だが、その頃との大きな違いはDr.山口の存在。
フレーズの間を埋めるように実に多彩でしなやかなドラミングを見せてくれる。
KYっちゃKYだが、それが今まで続く彼の個性として確立してるのでこれで良し、と言った所。

2. Alice ★★★★

アルバムタイトルと合わせてあの有名な話がモチーフなのが分かりやすい、彼らにしては珍しい。
歌詞から多分最初のウサギ穴を落ちていくシーンだろう。
シューゲイザー風のイントロからノスタルジックな歌メロを聴かせてくれる。
サビの「真っ逆さまさ」連呼が重厚なバックの演奏も相まってやたらと耳に残る。
変拍子や変調のインパクトは無いが、後を引くタイプの曲。

3. ブリキの夜明け ★★

同じフレーズをひたすら繰り返しながら盛り上げて、最後にいきなりぶったぎる
狙いが分かりやすい一曲、彼らの曲の中ではアイデア1本勝負過ぎて
(多彩なアイデアを一つの曲として完成させるのが得意、だと思う)ちょっと物足りない感じ。
インストでもいけそうな音作りの達者さが垣間見えるのは良い。