1 :
名無しのエリー :
2007/03/15(木) 13:51:17 ID:hmKRlXyE0 全曲レビュースレに書かないで こっちに書いて下さい 各アーティストの全アルバムをまとめてレビューするスレです
2 :
名無しのエリー :2007/03/15(木) 13:53:14 ID:hmKRlXyE0
関連スレ
アルバム全曲レビュースレin邦楽板 14th
http://music8.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1169466862/ あっちのスレからコピペ
295 名無しのエリー 2007/03/14(水) 18:40:04 ID:31qD2ygh0
Mr.Children 全アルバムレビュー
*1枚目『Everything』★★☆
このアルバムが一番『HOME』に近い。要するに地味で没個性。
*2枚目『KIND OF LOVE』★★★★
前作の延長線上だが曲のレベルは大幅アップ。初期のマスト。
*3枚目『Versus』★★★☆
単曲としては名曲もあるがトータルでは弱い。
*4枚目『Atomic Heart』★★★★☆
バラエティ豊かで今のミスチルにはない良さがある。冒険的。
*5枚目『深海』★★★★☆
最高傑作。鋭利な刃物のようなサウンド。『Revolver』のようだ。
*6枚目『BORELO』★★★☆
寄せ集め感が強くアルバムとしては不完全。
*7枚目『DISCOVERY』★★★★
一番洋楽っぽいミスチル。深海よりもダーク。
*8枚目『Q』★★★★
第二のAtomic Heartといったところ。バラエティ豊かだがポップ。
*9枚目『IT'S A WONDERFUL WORLD』★★★☆
ポップ方向へ傾きすぎ道を見失った迷作。
10枚目『シフクノオト』★★★★☆
まとまったいいアルバムだと思う。ただサウンドがチープ。
11枚目『I LOVE YOU』★★★★
深海が一瞬顔を覗かせるがすぐ消える。実験曲も王道に聴こえ物足りない。
12枚目『HOME』★★★☆
バンドっぽさが皆無。タイトルは『Mr.Children』でも良い。
3 :
名無しのエリー :2007/03/15(木) 13:55:10 ID:hmKRlXyE0
296 名無しのエリー 2007/03/14(水) 18:51:33 ID:31qD2ygh0 B'z 全アルバムレビュー *1枚目『B'z』★☆ 若い彼らに出会える。それだけ。 *2枚目『OFF THE LOCK』★★★★ 突然の飛躍。稲葉の歌唱力がやっと楽曲に追いついた。 *3枚目『BREAK THROUGH』★★★ 着地点を誤ったか。チープなサウンドはB'zらしくない。 *4枚目『RISKY』★★★☆ ここから第二期。アルバム曲が弱い。 *5枚目『IN THE LIFE』★★★★☆ 開き直りジャパニーズポップスへ傾向。J-POPの名盤。 *6枚目『RUN』★★★★☆ B'zらしさが完成した名盤。隙のない完成度。 *7枚目『The 7th Blues』★★★★ 無駄な曲数で名盤になり損ねた。今聴けば随分とポップだ。 *8枚目『LOOSE』★★★★ だらだらとしたアルバム。サウンドが宙ぶらりん。 *9枚目『SURVIVE』★★★★★ 最高傑作。第二期B'zの完結。 10枚目『Brotherhood』★★★★ ハードロックへ傾向。懐古趣味だと思わせない完成度。 11枚目『ELEAVEN』★★★☆ シングルが浮きすぎバランス悪い。サウンドは一方的でうるさい。 12枚目『GREEN』★★★ 原点回帰の大失敗。安っぽいポップス。B'zらしさ皆無。 13枚目『BIG MACHINE』★★★☆ アルバムカラーがまとまらない。後半の曲が弱い。 14枚目『THE CIRCLE』★★★★ トータル完成度は一番。曲の弱さをサウンドでカバー。 15枚目『MONSTER』★★★★ バラバラな曲調も芯は一本。第三期の完結。
4 :
名無しのエリー :2007/03/15(木) 13:56:02 ID:hmKRlXyE0
304 名無しのエリー 2007/03/15(木) 13:42:49 ID:PFEihtME0 サザンオールスターズ 全アルバムレビュー *1枚目『熱い胸騒ぎ』★★★★☆ ジャンルがバラバラながら恐ろしくサザン。完成している。 *2枚目『10ナンバーズ・からっと』★★★☆ 楽曲のデキにばらつきがある。曲を絞れば名盤になったかも。 *3枚目『タイニイ・バブルス』★★★★ 学生バンド気分の第一期完結作。 *4枚目『ステレオ太陽族』★★★★☆ さらに多彩なジャンルを吸収し始めた実験作。恐ろしくポップ。 *5枚目『NUDE MAN』★★★★ 若干路線を元に戻したか。だけど以前よりも全体的にパワーアップ。 *6枚目『綺麗』★★★★ 実験色豊か。サウンドはロックから離れ始める。 *7枚目『人気者で行こう』★★★★★ 活動休止前までの最高傑作。完璧。 *8枚目『kamakura』★★★★☆ バンドらしさを見失っているのが残念。アレンジはもはや神レベル。 *9枚目『SOUTHERN ALL STARS』★★★☆ ソロとの境界が曖昧。 10枚目『世に万葉の花が咲くなり』★★★★★ 最高傑作だと思う。サザン版サージェントペッパー。 11枚目『Young Love』★★★★ 冒険色が薄い。サウンドは明るい。 12枚目『さくら』★★★★☆ ダークすぎてライトは置いてけぼり。バランスが悪いか。 13枚目『KILLER STREET』★★★☆ 完全にマンネリ。ラストアルバムにするべき。
5 :
名無しのエリー :2007/03/15(木) 14:08:36 ID:hmKRlXyE0
俺もレビューしちゃおうっと ポルノグラフィティ 全アルバムレビュー 1枚目『ロマンチストエゴイスト』 ★★★★ メロディが凄い。でもこれはポルノが凄いんじゃなくてプロデューサーの本間のおかげ メンバー曲は稚拙だし、歌詞もまだまだ 2枚目『foo?』 ★★ 一番メンバー曲が多いが駄番。まとまりが無くこれといった曲も無い シングル曲のレベルが高い分落差にがっかり、でも唯一ミリオンいったアルバム 3枚目『雲をも掴む民』 ★★★★☆ 現時点で最高傑作。一番バンドっぽさが出てるアルバムで、曲もロック志向のものが多い 殆どがメンバー曲だが質が高く、詞もかなり完成されてる 4枚目『WORLDILLIA』 ★★★★ 前作とは打って変わって打ち込み全開のテクノっぽいアルバム でも曲自体のレベルはかなり高い、詞も絶頂期 5枚目『THUMPx』 ★★★☆ 作曲をメインにしてきたTamaが脱退してから初めてのアルバム 今までとは全く違う凄い軽い音になった、全体的に明るい曲だらけ 6枚目『m-CABI』 ★★☆ ますます音が軽くなった、最早ロックバンドの面影はどこにも無し いろんなことに手を出しているが上手くいっていない印象
6 :
名無しのエリー :2007/03/15(木) 16:21:38 ID:fdrxODSjO
ポルノヲタはすっこんでろ ほんとキモい奴ばっかで嫌になる
7 :
名無しのエリー :2007/03/16(金) 17:21:59 ID:CmpuTjOZ0
ハイロウズお願いします
8 :
名無しのエリー :2007/03/17(土) 12:41:27 ID:OPzB189P0
>>2 このミスチルレビューした奴おかしいと思う
一つ一つのアルバムの特徴がわかってない
9 :
名無しのエリー :2007/03/17(土) 13:56:25 ID:w0zFPrboO
散るヲタはすぐ絡むからうざい
10 :
名無しのエリー :2007/03/17(土) 22:58:17 ID:lzskgRK70
テクノ馬鹿にしてんのか
11 :
名無しのエリー :2007/03/20(火) 00:46:23 ID:q/OUnIzT0
ちゃんとした職人がくれば良スレになる予感
12 :
名無しのエリー :2007/03/20(火) 02:26:52 ID:lBdweKscO
13 :
名無しのエリー :2007/03/20(火) 03:31:52 ID:Eu/TqvBj0
普通の人があるきっかけで聴くのが大半だろうし 聴いてるとヲタ扱いされるだけでヲタしか聴かないと言うのはおかしいな 大体ヲタと一般人の区別はなんだ
14 :
名無しのエリー :2007/03/21(水) 19:19:15 ID:Y//cVH650
パターンってことでラルク行っちゃいます 1枚目『DUNE』 ★★★ ビジュアル系特有のダークな世界観に溢れているアルバム この頃からある程度完成されているが、まだビジュアル系の域から抜け出せず感あり 2枚目『Tierra』 ★★★ DUNEを黒とするならこれは白。絵画的な美しさを垣間見られる一枚 1曲1曲の出来が素晴らしく、どの曲もシングル化出来そうなクオリティ 3枚目『heavenly』 ★★★ Tierraから更にポップになった、この先のラルクを創ったきっかけとも言えるアルバム しかし、「静かの海で」など、今のラルクには無いような名曲が入っていることにも注目 4枚目『True』 ★★★ おそらく大衆が抱いているラルクのイメージ的なアルバム ポップあり、ダークな世界観の曲あり、切ないメロディの曲あり、壮大なバラードあり 5枚目『HEART』 ★★★★★ 個人的に最高傑作。このアルバムからドラマーが交代 幻想的なイメージから現実感のある退廃的なイメージが先行。アレンジの幅が一気に広がった 6枚目『ark』 ★ 個人的に駄作。forbidden loverやPieces等スケールの大きい名曲があるが アルバムを通してみるとちぐはぐ感が強い。初心者の入門用にはいいかも? 7枚目『ray』 ★★★★★ これとarkが同時発売。arkに対してラルク最高傑作の一枚に挙げるファンが多い 全体的にhydeの宗教的、生や死を扱ったテーマの詞世界が繰り広げられ、濃密な曲が多い 8枚目『REAL』 ★★★★ ロック色が強く、ラルクアルバム史上最も音が重い。これもファンからの評価が高い このアルバムから3年の休止期間に入るが後のアルバムに繋がるものがある 9枚目『SMILE』 ★★★ 全体的に小粒な曲が多い印象。このアルバムからtetsuの主張しまくってたベースの音が少し小さくなった 過去のアルバムに比べてパワー不足感が否めない。が、瞳の住人は納得の名曲 10枚目『AWAKE』 ★★★ 最新アルバム。このアルバムもラルクのポップな一面が弱い というより全盛期の頃のような歌謡曲要素がどんどん薄れており、その辺はファンから賛否両論出ている。
15 :
名無しのエリー :2007/03/22(木) 21:59:04 ID:9wBd6EBkO
ブランキ―お願いします。
16 :
名無しのエリー :2007/03/22(木) 22:04:22 ID:LDnmI22RO
SOPHIAを頼んでもえぇですか?
17 :
名無しのエリー :2007/03/23(金) 12:56:17 ID:/JJaPcDn0
絢香行きますよ 1枚目『First Message』☆ かなりの駄盤で1回聴くのが苦痛だった。是非お試しあれ。
18 :
名無しのエリー :2007/03/23(金) 14:51:06 ID:+KEaAJZgO
じゃあ木村カエラでも 1st『KAELA』★★★ まあ1stってことで、自己紹介的な意欲を感じる。正直バックの演奏がショボいのは否めないが、等身大の彼女の魅力が随所に表れているし、シングル曲も全体の流れに馴染んでいて、まずまずの出来。 2nd『Circle』★★ 前作より幾分か音は良くなったものの、一曲目の『リルラリルハ』のインパクトが強くて、他の曲の印象を薄くしてしまっている感じがした。バラエティーには富んでいるが、いまいちアルバムとしてのまとまりに欠ける。 3rd『Scratch』★★★★ カエラの個性が詰まった一枚。今までの作品と比べるとロック色が強く、歌詞はよりシンプルに洗練されている。『snowdome』や『TREE CLIMBERS』といった有名な曲も収録されているので、初心者でも充分聴く価値はあると思う。
19 :
名無しのエリー :2007/03/23(金) 21:13:06 ID:uCoRCV/X0
ラルクが出たからGLAYも
20 :
名無しのエリー :2007/03/24(土) 17:56:06 ID:RqVMp8+vO
あげ
21 :
名無しのエリー :2007/03/25(日) 00:59:46 ID:50Z7JfH4O
スピッツ書いてみる 1st『スピッツ』★★★☆ アコギの音が聴いてて気持ちいい。明るい曲が多いが、深く暗い歌詞にも取れる歌詞にも注目(このアルバムに限ったことではないが…) 2nd『名前をつけてやる』★★★☆ これを最高傑作と称するファンも少なくないが、11曲あるのにアルバムの再生時間が37分程度とは… それでも聴く価値十分の良盤。 3rd『惑星のかけら』★★ ロック色の強いアルバム。 完成度は高いと思うけど、どうも好きになれない… 4th『Crispy!』★ はっきり言って駄作… このアルバムからポップス色が強くなっている。 ボーカルの声が綺麗になってきている。 5th『空の飛び方』★★★☆ 恋は夕暮れ、サンシャインは必聴。 ラズベリーの歌詞がとてもエロい。それがマサムネクオリティ。 6th『ハチミツ』★★★★★ 最高傑作。捨て曲がない。 どれがシングルでもおかしくない名曲揃い。 7th『インディゴ地平線』★★★★★ これも傑作。 アルバムの流れの良さが秀逸。 夏を思わせる気持ちいい曲が多い。 8th『フェイクファー』★★★ 個人的にアルバムの流れが良くない気がする。 ロックもポップスも色々の作品。 ジャケットの女の子に萌えてしまう。
22 :
名無しのエリー :2007/03/25(日) 01:08:41 ID:50Z7JfH4O
>>21 の続き
9th『ハヤブサ』★★★★
以前までのポップス色が排除され、ロック色が強いアルバム。
そのためファンの間では賛否両論。
ボーカルの声が変わってきている。
10th『三日月ロック』★★★★☆
ロック色は強い方。
夜〜朝を思わせる曲の流れ。
11th『スーベニア』★★
ポップス色が強い。
1曲1曲は良く出来ているが、全体的にサウンドが重いので、通して聴くと疲れてくる。
23 :
名無しのエリー :2007/03/25(日) 18:16:26 ID:Kt1+UfB00
尾崎豊やります。 1st『十七歳の地図』★★★★ 尾崎を代表する名曲がたくさん入ってる。声質悪いけど。 尾崎のアルバムはこれ以外は駄作だって言う人もたまにいる。 2nd『回帰線』★★★☆ 1stよりロック寄りな出来。声の状態はこの頃が一番良かった。 入っている曲からしても1stといい勝負の名盤だけど、音が軽い。 3rd『壊れた扉から』★★★ 個人的に一番好きなアルバムだけど、嫌いだって言う人も多い。 20歳の誕生日に間に合うよう急いで作ったってのもあって、独特の熱気を感じる。 4th『街路樹』★★ 他の盤と比較して音が明らかに悪い。これで街路樹のオーケストラを聴かされてもなぁ…… アルバムとしてのまとまりに欠けるけど、十代の頃の片鱗をまだ残している感じ。 5th『誕生』★ 2枚組の大作だけど駄曲だらけで個人的には一番評価できない。 曲数は半分くらいに減らせる気がする。 6th『放熱への証』★★☆ 亡くなった後に発売された。ボーカルとアレンジが粗っぽい。 それなりにまとまっているし、アルバムとしては可もなく不可もなく。
24 :
名無しのエリー :2007/03/25(日) 22:29:44 ID:mwt9QTT00
>>16 ほれ
ただしフルアルバムだけね。
1st『little circus』★★
これ以前のインディーズやミニアルバムでの路線の総決算。
爽やかポップスの中にも遊び心が見られる。
2nd『ALIVE』★★★★
前作と比べて飛躍的に向上した。アルバムとしての統一感は抜群。
音はそんなに重くないけど、全体的な雰囲気が重い。力作。
3rd『マテリアル』★★★★★
最高傑作。基本的に暗いがシニカルなポップさがあまり重さを感じさせない。
アコースティックな感じではないが、アコギが印象的な曲が多い。
4th『進化論』★★★☆
どぎつく攻撃的な印象の曲が多いが、前作までと比べて若干吹っ切れた感がある。
音も割りと普通にロックバンドしてる。
5th『夢』★★★☆
古いシングル曲が浮きすぎてアルバムとしてはまとまりが悪い。
しかしそれ以上にアルバム曲に良曲が多い。
音の傾向は前作を発展させた感じ。
6th『EVERBLUE』★☆
良質のポップスだが、CCCDだからかなのか知らんが音質が悪い。
おかげで折角の曲が耳障りに。
7th『We』★★☆
基本的に前作の路線を踏襲しているが、若干作りこんだ感あり。
小さくまとまってはいるが悪くはない。
25 :
名無しのエリー :2007/03/26(月) 00:52:24 ID:B2gAHwbqO
>>24 早速みました。dクス♪
なるほど納得。面白いうえ参考になったデス☆
26 :
名無しのエリー :2007/03/26(月) 18:48:35 ID:CVuNE0VS0
EVERBLUEって亀田プロデュースじゃなかったっけ。 あの野郎が関わるとどのバンドも音がキンキンに気持ち悪くなるんだよ。
27 :
名無しのエリー :2007/03/26(月) 21:54:05 ID:fAg0xK/v0
夢もWeも亀田ですが
28 :
名無しのエリー :2007/03/28(水) 11:59:05 ID:9j+e3EqMO
シロップお願いします。
29 :
名無しのエリー :2007/03/30(金) 13:54:14 ID:xJoN5bf4O
30 :
名無しのエリー :2007/03/31(土) 16:22:03 ID:CEHKD3F10
坂本真綾とバンプお願いします
31 :
名無しのエリー :2007/04/06(金) 13:13:34 ID:TZ82p1pNO
バクチクお願いします。
32 :
名無しのエリー :2007/04/09(月) 22:50:48 ID:4mqBCjd90
チャットモンチーのアルバム、どっちでもいいんでレビューできる人いたらお願いします
33 :
名無しのエリー :2007/04/11(水) 22:29:15 ID:Q7926fRNO
あげ
34 :
名無しのエリー :2007/04/12(木) 23:37:26 ID:DwqP0Aj2O
SIAM SHADEお願いします
35 :
名無しのエリー :2007/04/14(土) 08:56:44 ID:no9Qy2Sw0
Dragon Ashお願いします
36 :
名無しのエリー :2007/04/15(日) 14:44:30 ID:TMpBnxTV0
バインとくるりお願いします
37 :
名無しのエリー :2007/04/20(金) 18:06:27 ID:+EqYGOUrO
保守
38 :
名無しのエリー :2007/04/20(金) 22:46:56 ID:zk+aIkwd0
「FLAME VEIN・・・・・★★★」 大学生の趣味バンドが録った様なアマっぽさが甘酸っぱいサウンド。 バンプの原型むき出しの音に藤原の独特の詞とメロディが光る。 未完の面白さが詰まった一枚。 「THE LIVING DEAD・・・・・・・★★★☆」 物語性を持ちアルバム全体の繋がりを意識した一枚。 音使いは変わらないが、どこか寡黙さが漂う落ち着きを手にした彼ら。 ファンにはお馴染みの名曲が詰まったバンプの羽化の前のサナギ的アルバム。 「jupiter・・・・・★★★★」 天体観測でブレイク後、明らかに音質が向上したプロ一作目。 アルバムタイトルに反して日常の世界に目を向けた身近な 作風の詩がメインとなっている。荒削りの演奏力は相変わらずだが、 ギターでゴリ押しするサウンドは健在。 「ユグドラシル・・・・・★★★★☆」 藤原のメロディメイクの才能が色彩を持って表現された一枚。 バンドサウンドを薄め、多彩なアレンジで彩った曲の数々はビー玉のような 瑞々しさを放っている。アルバムの構成はTHE LIVING DEADと同じく インスト曲で最初と最後を挟む物語的なもの。バンプを変えた一枚。
39 :
名無しのエリー :2007/04/21(土) 00:58:57 ID:XivhxaxBO
40 :
名無しのエリー :2007/04/21(土) 01:05:56 ID:S1BpekrN0
モーサムとACIDMANおねがいします。
41 :
名無しのエリー :2007/04/22(日) 14:48:09 ID:339ylAAE0
すいません。 レビューしたいんだけど★と☆の違いって何?
42 :
名無しのエリー :2007/04/22(日) 15:39:57 ID:vtpETb8X0
☆は★の半分
43 :
1/2 :2007/04/24(火) 03:24:13 ID:qMSabK7l0
空気読まずピチカート投下。 1st:カップルズ★★★ テイチク時代の打ち込みから一変、生演奏のAOR、ソフトロック路線。 発売当時はオリーブ少女層に支持を受けたが売れず。 フィルスペサウンドが心地(・∀・)イイ! 2nd:ベリッシマ★★★☆ メインヴォーカルを田島貴男に交代。今度はソウル路線に。 田島の甘い歌声が(・∀・)イイ! 山下達郎から「仏作って魂入れず」と言われた。 (それを再発盤にてキャッチコピーにしたあたりがピチカートらしい) 3rd:女王陛下のピチカート・ファイヴ★★★★☆ 後のピチカートの何でもありの方向性を作った作品で、ソニー時代の最高傑作。 架空の映画のサントラ、というコンセプトアルバム。 再発盤は2曲もカットされている。ジャケットが(・∀・)イイ! 4th:月面軟着陸★★★★ 自分の曲をリアレンジしたまさに編集感覚なベストともリミックスともとれる作品。 再発盤で奥田民生との競演ラップがカットされたのが残念。 時代が付いて来れなさ過ぎて残念。 田島が脱退。
44 :
2/2 :2007/04/24(火) 03:37:32 ID:qMSabK7l0
5th:女性上位時代★★★☆ コロムビアに移籍し、ヴォーカルを野宮真貴に交代。なので野宮のキャライメージ的な曲が多い。 様々な音楽を吸収して昇華する手腕が冴えてて、これを最高傑作に挙げる人も。 6th:sweet pizzicato five★★★ 全編ハウスに傾倒し、リリース当時賛否両論だった。トッテモ(・∀・)キャッチー! 7th:BOSSA NOVA 2001★★★★★ まだコーネリアスデビュー前の小山田を共同プロデューサーに迎えて、オリコン初のtop10入りを果たした。 リリースも決まってないのに小山田プロデュース!と煽ったポスターが出たりしてかなり話題になった。 一番人気のある作品。エヴァーグリーンなポップ満載! 8th:overdose★★★ 高波が脱退。 渋谷系ブームに乗ってまたtop10入りを果たした。 ロックありソウルありヒップポップありハウスありと何でもごっちゃなのは 東京の空気を体現しようとしたから?東京で聴くと(・∀・)イイヨ! best:PIZZICATO FIVE TYO★★☆ 初ベスト。といっても収録曲をそのまま収録せずに編集やリミックスしてあるのはピチカートとしてのこだわり?
9th:romantique 96★★★☆ コーネリアスの69/96(ロック96)とあわせたタイトル? やはり何でもありだがタイトル通りストリングスを導入し、 雰囲気を統一しててなんかオサレ。野宮が色んな歌い方をしてて面白い。 最後のSEのせいでピチカート解散説が流れる。 10th:HAPPY END OF THE WORLD★★★ *********records,tokyoからのリリース。 DJによるDJのための作品というだけあって、かなりクラブ路線でシングルくらいしかマトモに歌詞がない。 夏木マリ('Д`;)/\ア/\ア best:PIZZICATO FIVE JPN★★★★ ヒットシングルイパーイで一番売れた。 こういう寄せ集め作品の構成にもこだわる辺り、編集というのはピチカートにとって重要なテーマなんだろう。Lesson3003は必聴! 11th:プレイボーイ・プレイガール★★★☆ シングル主体の唄もの路線。ポップ満載。 いろんなゲストと一緒に歌っているのは、 小西が野宮だけでは満足しきれなくなったためか?
46 :
名無しのエリー :2007/04/24(火) 03:40:24 ID:qMSabK7l0
12th:PIZZICATO FIVE★★☆ 特にテーマはなく、気に入った曲を入れたというアルバム。だから名前が無いのか? マキシの路線と違ってシック。肩の力が抜けてていい。 最後の曲のせいでまた解散説が浮上。 13th:さ・え・ら ジャポン★★★☆ テーマを日本にして最後の大暴れ。お祭り状態。 ゲストが大勢いるが、そのせいで野宮がほとんど歌ってないため 小西野宮コンビのピチカート好きには不評だが、評価は高い。 この作品に満足した小西は解散を決意。 best:PIZZICATO FIVE R.I.P.★★☆ 安らかに眠れと銘打ったベスト。 初回盤のパッケージを広げると十字架になる。 プレイボーイ〜の曲ばっかで前のベストよりよくないかも。
47 :
名無しのエリー :2007/04/24(火) 23:08:46 ID:entGjvF2O
誰かドリカムやって下さい。
48 :
名無しのエリー :2007/05/03(木) 02:50:21 ID:1Lma/aLC0
<<45-46 乙です 最近聞きはじめたのでちょうどよかったです
49 :
名無しのエリー :2007/05/17(木) 17:23:31 ID:mdrVpl0WO
BoAよろしくお願いします
50 :
名無しのエリー :2007/05/19(土) 11:28:32 ID:Jx23r5gB0
このスレは全然伸びないな。
51 :
名無しのエリー :2007/05/29(火) 01:57:25 ID:65DEDbUi0
ZARDお願いします
52 :
1/3 :2007/06/05(火) 18:33:22 ID:091STgAC0
空気読まずに勝手に投下します ストレイテナー知ったかぶり全アルバムレビュー 1:LOST WORLD’S ANTHOLOGY ★★★☆ 彼らのメジャーデビュー後初アルバム。 持ち前の疾走感とファンタジックな歌詞が炸裂していて、非常に”らしい”一枚。 全10曲が収録されているが楽曲のトーンが似通っているため「全部同じ曲に聞こえる」という批判も。 序盤に盛り上がり、中盤のメロウな楽曲とメリハリを付けつつ ラストの「MAGIC WORDS」で大団円を迎える、という現在のライブスタイルにも通じている。 歌詞世界においては現代日本のようでいて違う別世界感を表現している。 独特のワードチョイスは聞く人の好みによって評価が分かれる所。 1.5:ROCK END EOLL ★★★★☆ 全5曲のミニアルバム。内1曲は過去の代表曲をリメイクした作品。 このアルバムからベースの日向が(微妙な表記ではあるが)正式加入している。 まだ二人のプレイがベースに引き摺られているような印象も受けるが、音の厚みは二人時代に比べてぐっと増している。 1、5はキャッチーで聞きやすい。 ライブでも代表曲として人気が高く、それが納得いくほど王道のR&Rナンバー。 翻って3、4などは実験性の高い楽曲だが、特に4はファンの間ですら賛否両論の迷作。 このバンドのR&R感をよく表した一枚。 個人的にはロック好きに初聴で勧めるとしたらこれ。
53 :
2/3 :2007/06/05(火) 18:34:37 ID:091STgAC0
2:TITLE ★★★★ 前半の流れが大変秀逸で、その延長線上に後半を見ると少々グダグダに見えてしまうというバランスのよろしくないアルバム。 曲の並びをもうちょっといじればよかったのに、と思ってしまうのが残念。 1で重く始まり、2、3で大きく弾け、4でシングルにもなったミディアムナンバーで少々クールダウン、までは良かったのだが 5〜8にかけてが盛り上がりに欠けてしまう並びとなっているため、聞いてきてダレる。 9にRER収録のREMINDERを持ってきたことでテンションが上がるしかけになっているが その次の曲が微妙にポップを追求仕切れなかったのか、乗り切れない。 11に彼らなりのアンセム曲を配置し、ここでアルバムが終わっても綺麗な形だと思う。 が、ラストに同名シングル曲のリミックスバージョンを展開。 これまでの流れとかなり毛色の違う派手なダンスチューンになっている。 変なエフェクトがかかりっぱなし、これでビックリする人多数。気をつけて。 3:DEAR DEADMAN ★★☆ 先行シングル「Melodic storm」が売れたらしく、結構このアルバムも売れたそうです。 これまでに見られたような押しの強いサウンドより、メロウでキャッチーな面を重視したかのようなつくりになっている。 しかしインディーズ時代の楽曲をリメイクした8がアルバムの雰囲気から浮いてしまっていたり 新たにエディットした2、6のアルバムバージョンとシングルバージョンの違いが分かり難かったり ちょっと詰めが甘いかな、という印象。 10はライブアクトの〆には最高だったが、フェスなどでこの曲を聴いてしまうと終わった気分になってしまって大変だった。
54 :
3/3 :2007/06/05(火) 18:35:44 ID:091STgAC0
4:LENEAR ★★★☆ 最新アルバム。 先行シングル「TRAIN」で地上波に出演しまくってそこそこ売れた模様。 その内容というと、雑多。 今やってみたいことをやってみましたという具合に いろいろな要素を詰め込んでいる。 聴く人を選ぶ内容になっているかと。 ちなみに本スレでは発売時、ポエトリーリーディングと打込みが話題になってました。 番外:Early Years ★ 初期の音源を集めたベスト盤…とは名乗っているが、要はインディ時代の音源寄せ集めただけ。 メンバーの意思を反映せず作成されたものなので公式には載っていない。 とにかく曲数が多い(22曲)し、制作時期や環境などもバラバラなので、アルバムとしてはまったくまとまっていない。 しかし一曲一曲のキャラクターは非常に強く、ライブなどで盛り上がることも多いので 「ライブ行ってみたら何か知らない曲やってて、一部の人がやたら盛り上がってた」 と言う事があったらおそらくコレに収録されているので機会があったら聴いてみてもいいかも。 総評 ★★★★ なんかいろいろ書いたけど面白いバンドだと思うので聴いてみてください やってみて思ったけど、よっぽどのヲタじゃないと全アルバムレビューできないけど よっぽどのヲタだと客観的な評価って難しいし、ハードル高いね いろいろ用語間違ってるかもしれないけど、知ったかぶりでごめんなさい
55 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 05:02:08 ID:msGITWI1O
>>52 おつ。
いい感じにまとまってるね。
ここ、過疎ってるけど需要はあると思うから、もっといろいろ読みたいな。
56 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 15:16:16 ID:bZoJ3UhQO
くるり投入 「もしもし」★★★☆ インディーズ時代のミニアルバム メジャーデビューしてからシングルカットされた「東京」「虹」も収録(一部歌詞が違う) 後のくるりに繋がるジャンルの拘りの無さはある意味ではこのミニアルバムが一番発揮されている アルバムとしてまとまっているとはとても言えないがくるりの音楽的素養はこの頃から発揮されている 「ファンデリア」★★★★ インディーズ時代のミニアルバム 「もしもし」と異なる点は音楽ジャンルとしてはまとまっているとは言えないがテーマを「雨」にして全体的な統一感を出したある意味プロっぽい作品 今でもファンに人気の「坂道」等叙情的で少し切ない歌詞が全体的に多い 「さよならストレンジャー」★★★☆
57 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 15:26:28 ID:bZoJ3UhQO
「さよならストレンジャー」★★★☆ メジャーファーストアルバム インディーズ時代からのファンはくるり=多用な音楽性という認識だったがこのアルバムはサニーデイサービスやはっぴいえんどを彷彿とさせるアコギが印象的なサウンド中心 テーマは「夏の気だるさ」 おとなしい印象を与える為にメディアの評価は決して高いとは言えないが「東京」「虹」「オールドタイマー」「ブルース」等現在でもライヴで人気の曲が多数収録 アコギ中心にした理由を後年岸田は「レコーディング環境が良くてアコギの音が良かった為」と答える 図鑑★★★★ セカンドアルバム 東京に出てきて東京の環境、音楽シーン等に対する不満が意識的か無意識的かはともかく爆発した作品 オルタナティブ系のサウンド中心の造りで攻撃的な歌詞が多い ドラマーにメンバーの森以外を起用する等はたから見てもバンド内のギクシャクが伝わって解散説が結構流れていた 男性ファンはこのアルバムを最高傑作として「この頃のくるりに戻って欲しい」という声が多い 「青い空」「マーチ」等ライヴ中の眼鏡飛ぶ率高い曲が多い
58 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 15:34:58 ID:bZoJ3UhQO
「Team Rock」★★★☆ 三枚目のアルバム 図鑑のピリピリしたムードを吹き飛ばすようなデジタルポップなサウンド中心の作品 先行シングル「ワンダーフォーゲル」「ばらの花」のスマッシュヒットで知名度が一気に上がりこのアルバムも10万枚を越えるヒット ただ個人的にはシングルの説明の為のアルバムのような感想がありあまり好きなアルバムでは無い 一番好きな曲は「図鑑」に入っていてもおかしくないような攻撃的な「トレインロックフェスティバル」
59 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 15:43:35 ID:bZoJ3UhQO
「The World Is Mine」 四枚目のアルバム 初の海外レコーディングをイギリス等で行う その影響か当時イギリスで流行りのアシッドフォーク的なサウンド中心の作品 先行シングル「ワールズエンドスーパーノヴァ」は今のところくるりで最も売れたシングル レコーディング期間が予定より延びて急造で仕上げた感があり岸田は後年「二枚組にすべきだった」と振り返っている このアルバムからギターに大村達身加入 アルバムツアー後ドラムの森が脱退 後々まで続くメンバーの入れ替わりの激しさのスタート
60 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 15:51:38 ID:bZoJ3UhQO
「アンテナ」★★★★ 五枚目のアルバム 森が脱退後様々なドラマーをゲストに迎えて映画音楽等を手掛けたがしっくりこず迷走していたがあるイベントで一緒になったクリストファーマグワイアが正式加入 アルバムのコンセプトは「良い楽器使って良い音鳴らそう」 過去二枚のアルバムの反動からかバンドサウンド全開のロックアルバムに仕上がる 全体的に歌詞が少ない曲が多いのは岸田曰く「異国人とのコミュニケーションとして歌詞よりサウンドを重視」との事 先行シングル「ロックンロール」に代表されるグルーヴ感重視のサウンドはライヴハウスで映える しかしツアー後クリストファー脱退 また迷走に入る
61 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 16:00:54 ID:bZoJ3UhQO
「NIKKI」★★★★ 六枚目のアルバム 矢野顕子やCocco等とのコラボレーションを経てロンドン等でレコーディングした作品 テーマは「ロックとポップの融合」 60年代のロックシーンを彷彿とする軽いが造り込んだサウンドは賛否両論を巻き起こした 先行シングル「Birthday」「Super Star」「赤い電車」「Baby I Love You」に共通するサウンドとメロディのポップ感は確かに今までのくるりとはかなり違う 個人的には最もよく聴くアルバム
62 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 16:12:03 ID:bZoJ3UhQO
「The Tower of Music Lover」★★★☆ くるり初のベストアルバム 今までのシングル曲全曲収録 その他の曲の選曲はくるりらしいと言えばくるりらしいがファンに人気の高い「すけべな女の子」未収録なのがネット等で非難されている 初回盤には未発表曲が四曲入ったボーナスディスク付 因みにベストアルバムのツアーのラストにボーナスに収録されている「人間通」を演奏してその後客席をパレードするパフォーマンスをする等一筋縄ではいかない所を披露 因みに去年のカウントダウンのイベント後ギターの大村が脱退 現在は二人組である 5月30日にシングル「ジュビリー」リリース 6月27日にアルバム「ワルツを踊れ」リリース予定 以上です
63 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 17:08:16 ID:uXoixq+60
64 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 18:01:22 ID:4aUU9MYs0
だいぶ前の話だけど、需要があったようなので投下します。 多分もう見てないんだろうな… こういうのやるの初めてなんで、好きなように文句つけてください。 んじゃ行きます。 坂本真綾全アルバムレビュー 「グレープフルーツ」★★★★ 1stアルバム。歌声がなかなか初々しい。 自身も作詞しているが、この頃の自身の作詞はかなりイタイタしい。 菅野よう子がプロデュースしており、曲自体は佳作が揃っている。 とにかく初々しい。 「DIVE」★★★ 2ndアルバム。アニメソングのタイアップの多い坂本真綾だが この作品の曲はタイアップがついていない(確か)。 統一したコンセプトを持って作られた感の強いアルバムだが、 とにかく暗い曲が多い。 鬱なときに聞いたらもっと鬱になりそう。 だから個人的にはあまり好きではない。 だが、ここの作品としてはかなりの佳作もある。 自信の作詞もあるが、ここら辺から少しずつマシになってくる。 菅野よう子プロデュース。 「ハチポチ」★★★★★ 1枚目のシングルコレクション。 初期の坂本真綾を知るには一番いいアルバムだと思う。入門盤。 アルバム未収録のシングル曲が多数入っており、なかなかお得。
65 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 18:04:31 ID:4aUU9MYs0
「Lucy」★★★★ 3rdアルバム。これを最高傑作に上げる人が多い。 それもわかる気がする。アルバム全体的に「POP」な雰囲気が流れる。 自身の作詞も、なんかもう大丈夫そうな雰囲気。 明るい気分の時はこれが一番だろう。 「イージーリスニング」★★★★★ ミニアルバム。ノンタイアップ。 「イージーリスニング」という言葉の意味はよく知らないが、 お手軽に聴けるアルバムではない。 全体的にバラードチックな曲が多い。 前作の「Lucy」を「動」とするならば、これは非常に「静」なアルバムである。 その辺がこのアルバムのコンセプトのようである。 バラード好きにはオススメ。 僕はバラードが好きだから、このアルバム好きです。 だから★5つ。完全に主観です。 「ニコパチ」★★★ 2枚目のシングルコレクション。 中期の坂本真綾を知りたいならこの1枚 ただ、カップリングも含めて、シングルの曲を手当たり次第集めた感が強く、 アルバムに統一性がない。 1曲目のパンチが効きすぎており、ここでダウンする人も多そう。 「少年アリス」★ 4thアルバム。菅野よう子プロデュース。 僕が唯一理解できないアルバム。 路線変更を図ったようである。フォークっぽい雰囲気の曲があれば ロックっぽい曲もある。神がかったバラードもある。 ただ、坂本真綾の歌唱力を堪能したい人はこのアルバムがいいかもしれない。
66 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 18:06:36 ID:4aUU9MYs0
「夕凪LOOP」★★★★ 5thアルバム。菅野よう子の手を離れ、さまざまな作曲者から曲をもらっている。 このアルバムを「黒歴史」と位置づける人が多いようだが、僕は敢えて★4つ。 アルバムの雰囲気としてはポップ。「Lucy」に近い雰囲気を感じる。 ただクセのある曲もあり、ダメな人はダメかも。 菅野よう子の手を離れた坂本真綾の新しい可能性を感じさせる アルバムだと僕は思っている。 僕が個人的にそう思ってるだけです。 「30minutes night flight」★★★ 最新ミニアルバム。とあるコンセプトのもとに作られたアルバム。 その割には統一した雰囲気を感じることができない。 1曲1曲は悪くはないが、特別よくもない。 可も不可もない感じ。 番外編「23時の音楽」★★ とあるドラマ(だったかな?)のサウンドトラック。 坂本真綾のボーカル曲も収録。 どんなドラマなのか知らないが、坂本真綾のボーカル曲は さまざまな曲が収録されている。 他のアルバムで十分坂本真綾を堪能した後で、 それでも聴きたい人が聴けばよいと思われる。
67 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 19:03:14 ID:bZoJ3UhQO
>>64-66 乙です
自分は声優としてしか彼女は知らないですがかなり作品出してますね
チェックしてみます
くるり補足
「もしもし」は千枚限定生産で現在はオークションで数万円で取引されている入手困難盤
「The World is Mine」の評価は★★★☆
68 :
名無しのエリー :2007/06/13(水) 22:10:06 ID:EQNBerI10
最近ニコニコでブームらしいから 川本真琴全アルバムレビュー 「川本真琴」 ★★★★ 如何にもアイドルって感じの1stアルバム、ロリ顔・ロリ声・ちょっとエロく青臭い歌詞・爽やかな美メロってコンセプトを上手く表してる ただ10分前やLOVE&LUNAのように2ndのぶっ飛び具合を予感させる曲も入ってることは入ってる 総じて纏まりは良いが、ちょっとつまらない印象を与えるかもしれない 「gobbledygook」 ★★★★ 1stの感じを期待して聴くと、確実に驚かされる2ndアルバム。前作よりさらに抽象的・散文的になり意味の分からない歌詞 あらゆるジャンルの音に貪欲に手を出しているサウンドなど、全く聴き手の事を考えてないアルバム だから聴いてて凄い疲れてしまう。しかし、それでもある程度の統一性を感じさせるのは、彼女の才能か 全ての曲から狂気的な才能が感じ取れるアルバム 活動11年でアルバム2枚しか出してないとか・・・ そろそろ3rdに期待したいです
69 :
名無しのエリー :2007/06/14(木) 02:17:58 ID:XLh2yAvOO
おつ。
70 :
名無しのエリー :2007/06/14(木) 02:26:36 ID:uqjHo9hJ0
モーサム、GO!GO!、バックホーンあたりお願いします。
71 :
名無しのエリー :2007/06/14(木) 18:00:29 ID:F0wvOOUpO
帰宅したらモーサムやってみる 全アルバムないけどいい?
72 :
名無しのエリー :2007/06/14(木) 23:07:30 ID:JAkGc73S0
おけ。
73 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 00:18:50 ID:1tjPqNE80
全曲レビューよりこっちのほうがおもしろいな。
74 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 02:03:59 ID:ygGwpWzbO
La'cryma Christiの 『ZEUS』をお願いいたします。
75 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 02:21:50 ID:R0PQ+E3Y0
なんか言葉飾ろうといろいろ書いてたらすっげー薄っぺらくみえたからやめた! 本能丸出しレビューでいく MO'SOME TONEBENDERアルバムレビュー "DAWN ROCK"★★☆ インディのアルバム。 グランヂっぽい。てかニルバーナっぽい。そんな感じ。 ただニルバーナっぽいねふーん、で終わらない勢いと狂気がモーサムにはあるね。 緩急の激しさや、荒々しい演奏が溜まんない。 "HELLO"★★★ メジャーデビューアルバム。 前作のグランヂ色を引き継いでる感じ。 highは良い。轟音に歌メロ合わせた名曲。 で最後はちょいサイケなオルタナ曲で〆 "LIGHT,SLIDE,DUMMY"★★★★★ ぶっ壊れたテンションで突き進む最高にハイなアルバム。 キングブラザーズに近い狂気のロックンロール。グランヂ色はかなり薄くなってパンク色が強くなる。 ノイズチックなサウンドがかっけー。 ラストは見知らぬところ、ONESTARなどのメロディックな曲を続けてスッキリ終了
76 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 02:22:52 ID:R0PQ+E3Y0
"The Stories of Adventure"★★★ LIGHT,SLIDE,DUMMYとは真逆と言っていいほど 爽やか〜でポップなサウンドの気持ち良いアルバム。 でも油断してると急に轟音パンクが来る。2曲ほどちょいちょいっと。 クリーンなギターサウンド中心の作品。日曜の朝に丁度いい。 "Rockin' Luuula"★★★★ これまた一転、古臭い感じのロックンロールを感じるアルバム。 ポップで聴きやすく、かつロックンロール。 個人的には初めての人にオススメ。 Have you〜は爽快。 "SUPER NICE"★★★★ いろいろやってきた集大成的なアルバムで、最新作。 1つのアルバムの中で曲の振れ幅が半端ないw 轟音パンクだったりごっつポップだったりロックンロールだったりスカだったり打ちこみ使用の曲だったり 振れ幅は広いが聴きやすいアルバムではある。 TIGERかっこよすぎ。
77 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 02:30:47 ID:R0PQ+E3Y0
総評 遅くなって申し訳ない。 モーサム初期の路線は個人的にあまり好みじゃないので評価低めです。 振れ幅の広さには戸惑うかもしれんが ごちゃごちゃしたロックンロールや、パンク、ポップロックとか好きな人はぜひ聴いてほしい。 ではありがとうございました。
78 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 04:20:09 ID:Nc3icOkJO
79 :
ミスチル :2007/06/15(金) 08:20:05 ID:Cc/YxEHB0
*4枚目『Atomic Heart』★★★★ ブレイクまっただ中に出すには信じられないほどの実験作。 テーマはデジタルとロックの融合、全編打ち込みなので今聴くには時代を感じさせるが やはり、クオリティは高く「ダンス×3」「「ジェラシー」「ラウンドアバウト」 などアレンジ、メロディ共に「ホントにミスチル??」と思わされるほどの激変ぶり 。 いわゆる「今までのミスチルっぽい曲」はシングル作を除くと「クラスメイト」「over」のみ。 overの人気は凄まじく、何故シングルで出さなかったのか?と言われる程でこの曲の力そして何より 「勢い」でなんと当時の300万枚売ったドリカム、竹内の歴代アルバム売上を超え340万枚売りあげて記録更新。 流行とは恐ろしい。
80 :
ミスチル :2007/06/15(金) 08:21:14 ID:Cc/YxEHB0
*5枚目『深海』★★★★ またまた人気絶頂のアーティストが出すとは思えないダークな作品を創作。 なんと収録されれば確実にセールスが保証される当時のシングル群を「音色の違い」という理由から 次々と未収録。 目立った変化は前回のデジタルサウンドから一転して、アナログ的バンドサウンド全開。 そして独特の「籠った音」。核となる曲序盤のプログレチックな「シーラカンス〜手紙」「花」「深海」は 文句のつけどころがない。 しかし、音がバンドとして格段に良くなったのに、メロディーや単曲に限定 すると今までの作品と比べるとやや陰りが見えるか。 今でこそミスチル史上最も求心力を持った作品として認知されているものの、当時の 主要購買層であった女子中高生にはやや難解。 このころから「ミスチル離れ」が徐々に起こり始める。 理由は「歌詞が説教くさくなり、変わってしまった」「さわやかなイメージが壊れた」「暗い、重い」 しかし、実は正反対の現象として人気低迷期を支えたナル鬱系男子層の圧倒的共感を得始めたのも このアルバムからであり、よく「踏み絵」的扱いをされた賛否両論作である。 コンセプトにしろやはり小林の力が大きい。 *6枚目『BORELO』★★★☆ 寄せ集めのゴミとよく揶揄される。 しかし、アルバム曲に目を向けると相当鋭利で尖っている。1曲1曲 単位ならば シングルは名曲揃い、アルバム曲のサウンドもロックしていて深海の楽曲群を超えるとの声も。 「ALIVE」の人気は不動。 しかしシングル曲とアルバム曲の音の統一感のなさ、ごちゃまぜ感を考慮して アルバムとして評価すると、やっぱりこの点数。
81 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 15:18:17 ID:ZeEdNENN0
>>57 俺と思いっきり意見がが逆だな。
俺の中でくるりの最高傑作がマインで、さよスト、チームロックはなかなか好きで、
ファンデリア・図鑑・アンテナ・NIKKIはいまいちだ。
人それぞれですね。
82 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 16:28:59 ID:Gm3wNVtA0
1枚目『灰とダイヤモンド』 ★★★ インディーズ盤。音質が良くないが、楽曲自体の出来は良く、 「TWO BELL SILENCE」やライブの定番「BURST」などといった名曲を収録。 2枚目『SPEED POP』 ★★ メジャーデビューアルバム。ほとんどがシングル収録曲であるため新鮮味は薄い。 全体的にポップ色が強い。初期のシングル曲をまとめて聴きたいならおすすめ。 3枚目『BEAT out!』 ★★★ 「グロリアス」でブレイク直後のアルバム。 ポップ・ロック・バラードがまんべんなく収録されている。 4枚目『BELOVED』 ★★★★★ 最も人気のあるアルバムの一つ。シングル曲は少なめだが、 「春を愛する人」「都忘れ」といったミディアム&バラードの名曲が多い。 一般的に描かれているGLAYのイメージそのものといえる。 5枚目『pure soul』 ★★☆ 2枚同時リリースのシングル収録。最も売れたオリジナルアルバムでもある。 タイトル曲の「pure soul」はGLAY史上屈指の名曲だが、その他のアルバム曲の印象が薄い。 全体的にポップで聴きやすい。 6枚目『HEAVY GAUGE』 ★★★ 全盛期のシングルが多数収録されている。統一感があまりない。 曲単体では良曲がそろっており、「生きがい」はベストにも収録された。 7枚目『ONE LOVE』 ★★ 「嫉妬」「Fighting Spilit」といった、シングル曲でもおかしくない名曲が収録されている。 しかし、18曲と曲数が極端に多く、実験的な曲も数曲あり、「アルバム」としての出来はあまりよくない。 8枚目『UNITY ROOTS&FAMILY,AWAY』 ★★★☆ TAKUROのソロアルバムといっても差し支えないアルバム。 ミディアムとバラード曲のみで構成されており、全体を通して穏やかな雰囲気が漂っている。 繰り返し聴くことで良さを実感できる。 9枚目『THE FRUSTRTED』 ★★★★☆ 前作とはうって変わり、攻撃的なロックナンバー中心。 後半の「Billonaire Champagne Miles Away」〜「Runaway Runaway」の流れは圧巻。 10枚目『LOVE IS BEAUTIFUL』 ★★★ 最新アルバム。収録曲14曲中8曲がシングル曲であり、個人的にはもう少し削減してほしかった。 ミディアム曲が中心。ラストトラックの「MIRROR」は名曲。 良盤ではあるが、「勢い不足」というのは否定できない。
83 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 16:29:56 ID:Gm3wNVtA0
↑GLAYです
84 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 16:32:23 ID:ePOtnOvS0
誰かブランキーしてくれ。 俺がしてもいいんだが、延々と語りそうで疲れそうだ(笑)。 他の人がしたアルバムごとの評価見てみたいし。
85 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 18:09:14 ID:XTsVVyRaO
>>82 乙。個人的にはSPEED POPは★4つかな。灰とダイヤモンドより丸くなったけど、曲の完成度は高いと思うけどな。
DIR EN GREYのレビューは必要かな?
86 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 21:59:03 ID:PZUQctns0
87 :
名無しのエリー :2007/06/15(金) 22:43:30 ID:K577RjN3O
>>81 >57だけど真逆ってのは面白いね
そういう意味では自分と貴方は「自分の好み」っていうのがハッキリしてるんでしょう
チームロックやマインももちろん大好きではありますけどあくまでも好きな順に評価分けただけなんで
88 :
名無しのエリー :2007/06/16(土) 01:56:58 ID:9Ua9UD8iO
89 :
名無しのエリー :2007/06/16(土) 02:04:40 ID:BSljKnvkO
>>84 じゃあ俺が…
と思ったらブランキー3枚しか持ってねぇやw
90 :
名無しのエリー :2007/06/16(土) 02:09:34 ID:OqcfCcCP0
その3枚やってみようよ。
91 :
名無しのエリー :2007/06/16(土) 03:29:13 ID:+SFhC5tr0
流れ読まずにGOING UNDER GROUNDやります インディー再発『GOING UNDER GROUND』★ バンドのルーツを知るには良いが、いかにも楽曲が稚拙。 ただ下北系バンドサウンド愛好者には「桜が咲いたら」「荒川わたれ」等好評曲も多い。 1枚目『かよわきエナジー』★★★★☆ ゴーイング独自のエモを確立した、不朽の名作。 いまだに「このアルバムから入れ」の声多し。この若さと疾走感は今は出せない。 2枚目『ホーム』★★☆ うってかわってループ、ミニマルなど実験的な音を取り入れているが 当時の彼らの力量が実験についていっていない。「ランブル」が名曲なので☆追加。 3枚目『ハートビート』★★★★☆ ゴーイング名刺代わりともいえる「トワイライト」収録。この曲、表題曲を含め 吹っ切れたような解放感、直線的エモーションが魅力。これも初心者におすすめ。 4枚目『h.o.p.s.』★★★☆ メンバーの実力が上がり、より細やかな情感を表現できるようになった。 地味な作品が並ぶが「東京」「サムネイル」などスルメ曲多し。2枚目に聴くならこれ。 5枚目『tutti』★★★★ 目下の最新オリジナル盤。「アレンジ過剰」という声もあるが、作曲スキルは明らかに向上し 最後までダレずに聴ける好作。「グッバイベイビー」〜「きらり」の三連コンボは号泣必至。 ベスト盤『BEST OF GOING UNDER GROUND With You 』評価なし メンバーがかなり恣意的に選曲しているため、シングルで漏れている曲があるなど ベストとしてはあまり機能していない。でも「トワイライト」があるから良いんじゃね? 総評:ほぼすべてのアルバム、冒頭or中途に眠たいインストナンバーが入ってます これを乗り越えたところにゴーイング真の魅力があるので頑張って乗り越えて下さい
92 :
名無しのエリー :2007/06/16(土) 04:36:20 ID:ZQjMe/1w0
>>91 乙。
あの奇抜なビジュアルも乗り越えたところにゴーイング真の魅力がある。
93 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 01:05:48 ID:e+6OyqDCO
スパルタとつばき書ける人いないかなぁ。
94 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 01:41:01 ID:R5FvzyoX0
誰かみんなの嫌われ者オレンジレンジお願いします
95 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 02:44:50 ID:g/4jo7+I0
ROSSOとシロップ書ける人、誰かいない?
96 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 06:28:58 ID:LXd5+JdsO
hide 1st 「HIDE YOUR FACE」★ ポップナンバーありロックありの一枚目のアルバム。シングル曲にポップが多いがアルバム曲には聴き逃せないロック曲もある 2nd 「PSYENCE」★★ 1枚目と比べガチャガチャした感じのロックが多くロック好きにはいいアルバムだと思われ 3rd 「Ja.Zoo」★★★ hide死後に出された。ROCKET DIVEにピンクスパイダーなどhideの代表曲がそろっている。アルバム曲もなかなか良曲。hideの才能が開花されたアルバムだがこれが最後のオリアルに。収録曲も少ないが…完成度は文句なしの星みっつ
97 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 08:04:12 ID:sZVws6yOO
ゆら帝頼む
98 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 08:24:06 ID:OYLuvTA0O
ブンサテは需要なさそうだからやめた
99 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 09:32:09 ID:ghvzScSbO
どなたかEvery Little Thingお願いします
100 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 12:26:35 ID:e+6OyqDCO
101 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 14:40:40 ID:9nXytKf/0
102 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 14:43:37 ID:KraIjwA4O
MUSEか清春頼む
103 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 14:50:51 ID:KraIjwA4O
HYDE ROENTOGEN★ 眠くなるアルバム オーケストラやクラシック系のアルバム 666★★ 全体的にロックでウルさいアルバムでいかにもNIRVANAに影響されたって感じのアルバム FAITH★★★ 「静」と「動」が曲の中で入れ混じっているアルバム。美しいロックって感じ。このアルバムは聴けば聴く程ハマるスルメアルバム
104 :
名無しのエリー :2007/06/17(日) 15:07:52 ID:KraIjwA4O
次はL'Arc〜en〜Ciel 1th「DUNE」…ダークでdeed endに影響されたアルバム でも、ラルクって感じやね 2nd「ティアラ」…風を感じる幻想的なアルバム ラストの曲は圧巻 3rd…「heavely」popだけど、ダークなアルバム「夏の憂鬱」はシドも認める名曲 4tg「true」…ラルクが開き直ってPOPパワー全開に発揮した華やかやかなアルバム 5th「HEART」…これは切なさがいっぱい詰まった歌謡曲要素いっぱいのアルバム 6th「ray」…グランジ系の臭い感じのロックアルバム 7th「ark」…曲順が最高に悪いけど曲単位で聴くと良いアルバム 8th「REAL」…ラルクの全盛期最後のアルバムだけあって集大成といった感じ♂このアルバムからラルクは3年間ソロ活動 9th「SMILE」…カッコ良い曲が多く今までに無いラルクが此処から生まれた 10th「AWAKE」…地味ながら平和の願いをhydeが精一杯込めた最強のスルメアルバム これを期にラルクは二年間ソロ活動に入る
sage
ASIAN KUNG-FU GENERATION 崩壊アンプリファー★★★ ミニアルバム。 歌詞は今よりも青臭く、後藤のシャウトもかなり荒々しい。 君繋ファイブエム★★★★ 1stフルアルバム。 この時が荒々しさがちょうど良くて個人的に一番好き。 「未来の欠片」、「自閉探索」、「君という花」等名曲揃い。 興味あるって人はこのアルバムか「フィードバックファイル」から入って欲しい。 ソルファ★★ たしか一番売れたアルバム。 「リライト」、「ループ&ループ」と結構売れたシングルが入ってる。 全体的にポップで、ヲタからは評判悪い。 確かにちょっと飽きやすい。 けどサイレン関連の曲が良い。 ファンクラブ★★★☆ 今までみたいな荒々しさが少し薄まり、いつもより技術的に難しい事をしてる(音楽にそんなに詳しい訳では無いので違うのかもしれない)アルバム。 全体的に暗く、重い感じがする。 アジカン=叫ぶってイメージの人には微妙かも。 フィードバックファイル★★★★ カップリング集+未発表音源+ライブ音源の編集盤。 「エントランス」、「サイレン」等人気曲も多いし、入門編にオススメ。 ライブ音源もかっこいい。 粗末な文章ですいません。
107 :
名無しのエリー :2007/06/18(月) 02:01:13 ID:Ynz02EOw0
109 :
名無しのエリー :2007/06/18(月) 18:02:58 ID:GsH9KAll0
B-DASH、locofrankあたりお願いします。
the pillowsの需要はある?
>>110 あるよ。
三枚しか聞いていいないから、聴いていないアルバムの評価知りたい。
112 :
名無しのエリー :2007/06/18(月) 19:12:25 ID:GsH9KAll0
読みたい。
ブンブンサテライツお願いします
三枝夕夏 IN db MiniAL「Secret & Lies」★★★★ 三枝の歌唱力は今より酷いものの、それが気にならないくらい楽曲・構成が良い。 ビッチな3曲目、エセ小室路線の7曲目が今となっては貴重。 1st「君と約束した優しいあの場所まで」★★☆ 表題曲のヒットを機に突然ロック路線に転向。慌ててリリースした感があり、完成度は低い。 三枝は速いテンポについていくのに精一杯で歌が無表情。声が出てない曲も多い。 特に冒頭3曲はダッチワイフが歌っているみたいで気持ち悪い。 2nd「II」★★★★ バラエティ豊かなポップロック集。三枝の歌が一番魅力的に聴こえる。 Jewelryに提供した3・4、WAGに提供した9曲目が特に良い。 薦めるならベストよりもこれ。 3rd「III」★★ ライブに来てくれるファンを意識した結果、内輪受けの安っぽいアルバムに。 三枝の自作曲が6曲入っているが、出来は……特に13曲目は誰も止めなかったのか。 初期を彷彿とさせる2・8・10曲目にホッとする。
115 :
名無しのエリー :2007/06/18(月) 23:01:44 ID:vMTwuscW0
トライセラとバイン読みたいな。
116 :
名無しのエリー :2007/06/18(月) 23:21:39 ID:JalOE0cUO
X バニシングビジョン めっちゃ音悪かった ブルーブラッド 音悪かった ジェラシー タイジ曲イラネ ダリア シングル大杉 以上、投槍レビュー
書ける人SHERBETSかJUDE頼む
バックドロップとブラフマン読みたいっす。
120 :
名無しのエリー :2007/06/22(金) 01:45:38 ID:pvs9YEKq0
age
121 :
名無しのエリー :2007/06/23(土) 01:01:22 ID:dlfWyRIeO
だれかcapsuleとPOLYSICSおねがいします。
>>93 スパルタ挑戦してみる
盲目になりそうだが
124 :
名無しのエリー :2007/06/24(日) 01:37:19 ID:a/bbZmKM0
もっとレビューが読みたい。
マキシマムザホルモン 耳噛じる★★★ なんだか音も悪くて、ダイスケはんのデスボイスも力士の真似してる人みたいな声だけどこれはこれで悪くない。 個人的に好き。 糞盤★★ 名前通り糞盤。 糞メリ、生理痛、セフィーロ以外は微妙かな。 ロッキンポ殺し★★★★ 今んとここれが最高傑作だと思う。 初めての人もこれから聴いてみてほしい。 ぶっ生き返す★★★☆ 一曲一曲の時間が長めなせいかちょっとこってりしすぎて胃にもたれる。 ホルモンの曲ってあんまり長くは聴きたくない。 けど充分かっこいいです。 お粗末な文でサーセン
Syrup16gやります。 "COPY" ★★★☆ インディーズ盤。 初聴ではパッとしない曲が多いが、まさしく噛み締めるという言葉が似合うスルメな一枚。 シロップ独特のダウナーな詞は今と比べても全く見劣りがなく、ゆったりとした曲が多めのこのアルバムにもうってつけ。 音質こそ気になるものの、曲の完成度も高く、先述の歌詞も相まって初々しさとは無縁の完成されたシロップミュージックがある。 "coup d'Etat" ★★★★★ メジャー1st。2ndのdelayedとは対になっているアルバム。タイトルはクーデターって読む。 演奏、歌詞は攻撃的なイメージが強く、鋭利な刃物のよう。それが素晴らしい完成度で心に突き刺さる衝撃。とどのつまり彼らの最高傑作。 真に迫るなにかが一番感じられるアルバムで、その圧迫感といったら半端ない。何かしなきゃ、って思わされる。 これがシロップと言ってしまっても差し支えない名盤。必聴。 "delayed" ★★★☆ coup d'Etatの衝撃から3ヶ月。前作が動ならこちらは静、聴かせるシロップはどうでしょうか。そんな2nd。 イメージとしては終戦後。全く持って負の戦い、だけどそれで気付くこともあった。なんて言ったらクサイですか。 いい具合に力が抜けてポップさが加わったシロップはなかなかに悪くない。名曲Rebornも入ってます。 普通にいいアルバムだが、その域を出ないというか、まあそんな感じ。実は本当の初期の頃の楽曲が多い。 "HELL-SEE" ★★★ 15曲で1500円。だからこの音質なんですか。これは力が抜けてるっていうか気も抜けてるよね。3rdアルバム。 楽曲に合ってるって言われたらそうなのかも知れないが、この音質で評価を下げてる曲も多いはず。 半分冗談で作っただろうと思われるふざけた曲、前奏が1分間街の雑音の曲等、実験的要素も強く、 このコストパフォーマンスや多くのシンプルな構成の曲からして全体的にインスタントな印象を受けてしまう。 いい曲もそれなりにある。だけどごっちゃ。B面集っぽいある意味一番クセが強いアルバム。値段相応?
"Mouth to Mouse" ★★★★☆ 4th。シロップっぽさはちゃんとあるのに、かなりポップで前向きな楽曲が並ぶ不思議なアルバム。メロディの素晴らしさは特出している。 それでも、ポジティブシンキングしてみました…みたいな歌詞になっている(しまう?)ところが面白い。 全14曲と曲数は多いが、1曲1曲に対する作りこみは他の追随を許さず、個々の完成度ではクーデター以上と言える。 初めてシングルを発売したことがどう影響したかは分からないが、明らかな変化が見える一枚。 聴きやすさでは抜群、また総じてクオリティも高く、独特のクセも健在なことからシロップを聴き始めるなら絶対にこれがオススメ。 "delaydead" ★★★☆ 再びインディーズ盤。そしてまたしても15曲収録だが今回はちょっと意味合いが違う。 実はCOPYの前に"Free Throw"という5曲収録のミニアルバムがあるのだが、既に廃盤となっている。 うち4曲を撮り直したものと更にそれ以前の楽曲の新録など11曲を合わせたものが今回のアルバム。 その出来はと言えば、もう曲によりけりとしか言いようがない。聴くべき曲が多いためアルバムとしての評価は少し甘めに付けた。 数曲絞れば素晴らしいアルバムになったのでは? ちなみにタイトルがdelayedと似てるのは昔の楽曲を使用するというコンセプトが似ていたためで、その毛色はかなり違うものである。 まとめ。 基本的にシロップはダウナーでポップさの薄いクセの強い音楽なので、聴く人を選ぶ。という前提の元に読んで欲しい。 退廃的、負、生と死、無気力、終わり、絶望と希望、等のキーワードが特徴に挙げられる。ちょっと病んでる人向け。 それでも聴いてみようかなと思った人はまず"Mouth to Mouse"から。シロップいいかも、って思ったら"coup d'Etat"は絶対に聴くべき。 後はまあお好きに。一応ベストも出てるけど収録曲的にもオリジナルで聴いてくほうがいいと思う。 最後の寄せ集めアルバム"delaydead"で第一期シロップは完結らしい。第二期はCD出さないんですか?
129 :
名無しのエリー :2007/06/24(日) 04:05:39 ID:zvhXXHgC0
>>126 乙!
へるしはあの音質さえクリアすればもっと評価上がりそうなもんだけどなあ
第二期CDは静脈・動脈で、これから出るのは第三期なんじゃないすか?w
131 :
名無しのエリー :2007/06/24(日) 23:40:33 ID:Q/KBdYat0
132 :
名無しのエリー :2007/06/27(水) 18:16:41 ID:PMgsUvxt0
SADS、THE MAD CAPSULE MARKETS、BUCK-TICKおねがいします。
頼み杉氏ね
ヒント:ここに書かれているのはあくまで個人の評価
THE MAD CAPSULE MARKETS 1.HUMANITY ★★★★★ 気持ち悪くローファイな音の向こうに 現世の若者が常に何処かに抱く絶望感を垣間見る事ができる名盤。 「奇形メルヘン」との言葉が相応しい様な鋭角でひねくれたコード進行が 粗い音質と相まってギラギラした空気・音像を創り出している 2.P.O.P. ★★★☆ コンセプトも精神力も手の入れ方も前作同様素晴らしく、音質も向上したが、 そこから滲み出てくるどうしようも無い悲しさが軽減された感がある。 単純に今のMADファンが初期の音楽性を知りたいのなら 1stよりもこっちの方を勧める。 3.CAPSULE SOUP ★★★★☆ ここで独自のコード進行を完全に自らの形に確立・制御できる様になったのか、 初期の蛆虫が蠢動する様な感覚が確実に堅実に昇華された、 そして1曲1曲にアイデンティティがあってマンネリを感じないような プラトーな時代が幕を開ける。 本作はその中の一作であるミニアルバムで、バッハのカバーも面白いけれど 全曲絶賛したい。ただ、包容力のある安定した音を求めてる人は間違い。
4.SPEAK!!!!! ★★★★☆ ストイックなサウンドの上にポップなサビが乗ると言う新境地が 初期のDAに多大な影響を与えた傑作。 バッハと同じく、此処に入ってるYMOのカバーも どう切り込んでもMADの曲にしか聞こえないから凄い。 最後に収録されているオルガン?+ノイズで奏でられた「家畜」は 悲痛すぎて泣き叫びたくなる。 5.MIX-ISM ★★★★ 時代はバンドブーム終焉と共にやってきたバンド冬の時代まっただ中で、 その分地道に鍛え上げているバンドはどのバンドもオーラが神がかってきて その神オーラがMADにも舞い降りてきたものの まだガリガリで贅肉がなさすぎて端的になりきれてないアルバム。 6.PARK ★★★★☆ 初期の、只でさえ偏執的な音楽性を 更に偏執的な方向へ持って行こうとせずに 自らと向き合った上で外に解放したアルバム。 優しい曲調で負の表現を出来るようになったりと、 自らの進化と解体が上手く共存していて hideがこのアルバムを絶賛するのもよく分かる。
ダミだ、後期も好きなんだが それについては他の人が書いてくれた方が嬉しい希ガス
138 :
名無しのエリー :2007/06/28(木) 04:41:21 ID:XNxp6n800
139 :
名無しのエリー :2007/07/01(日) 01:27:28 ID:lDNuYJfv0
age
140 :
名無しのエリー :2007/07/01(日) 02:20:07 ID:xJ2l+iFW0
ここまでまさかのイエモンなし
すみません。万が一持っている方でレビューしてもいいよという方がいたら。 崎谷健次郎の「Botany of Love」か「Remixed Works vol.1〜夏」(ベストは無し でしたっけ)をお願いします。まとめの「delicate」は代表作ではないと思うので なんとなく歯がゆく…。持っている自分がレビューすべきなのですが音楽的素養 がなく。需要もないと思うので(!)ダメもとのお願いでした。
142 :
122 :2007/07/01(日) 11:20:52 ID:n4HHYQy30
つばき indies 1st mini『向こう側』(未聴。) indies 2nd mini『夜と朝の隙間に』★★★ メロディアスなギターロック。3ピースであることを強調した音はやや軽いが、メロディは良い。 6曲のみだが、基本形はこの6パターンに全て詰まっている気がします。 詞は孤独感を強調した陰鬱な詞や、初期衝動的な心の叫びを歌ったものが目立つ。 indies 1st full『あの日の空に踵を鳴らせ』★★★★ 前作で見せた断片を一気に昇華させた作品。メロディの質が総じて高く充実。 全曲キャッチーでメロディアスなギターロックで、その点では完成された作品だが、 それほど曲の幅が狭いとは感じない。曲はポップでわかりやすいが、詞は相変わらず暗い。 初めて聴くならこれかな。 1st full『夢見る街まで』★★★ 前半は前作の路線。良いけど同じように聴こえるかも。 つばきはこんな感じの曲が得意、みたいな意図は嫌というほど伝わってくる。 3ピースであることにあまり拘らず、音はメジャー感のあるものに、メロディを前面に押し出した曲が多い。 だから一番聴きやすいアルバムかな。詞にも前向きなものが見られるように。 後半にアレンジ面などで実験的な要素が入る曲もあり。がイマイチものにできてない感あり。
143 :
122 :2007/07/01(日) 11:21:57 ID:n4HHYQy30
2nd full『PORTRAIT+』★★★★ 思い切ってロック方向に振り切って作られたらしいが、そう言えるのは3曲くらい? むしろそういった曲があることによって、メロディアスな曲が引き立っている。 挑戦的というよりは、それぞれのアルバムから寄せ集めたような、集大成的な作品になった。 よってアルバムとしてのまとまりは、今までのアルバムと比べるとイマイチかも。 しかし詞に関しては、これまで随所に見られた青臭い詞が消えて成長、最も安心して聴ける。 路線変更という大それたものではなく、ここにきてようやく幅がでてきたんじゃない?という印象。 次の作品への期待を高ませる一枚。 総評:違いを無理矢理大きくして書いたが、 そこまでアルバムごとで驚くような大きな違いはない。 よって「あの日の〜」の所で”初めて聴くならこれ”と書きましたが、 どのアルバムから聴いてもすんなり入れそうな、そんなバンド。
頼むぜボアダムス!
145 :
名無しのエリー :2007/07/01(日) 11:26:13 ID:p3ZTXjw5O
146 :
名無しのエリー :2007/07/01(日) 18:54:28 ID:+3x+Wps10
浜崎あゆみ 1st.「A Song for ××」 ★★★★ 歌唱力は未熟で楽曲も平均的なものが多いが 浜崎がひとりの少女として歌詞を書くことができたのはこの作品だけ。 普段の変なキャラとのギャップが彼女の才能を浮き彫りにさせる。 2nd.「LOVEppears」 ★★★★☆ アーティストとして急上昇中の勢いが感じられる名作。 歌詞はやや哲学的になりより輝いている。 3rd.「Duty」 ★★★★ 彼女の作品の中で最もダークかつ深い作品。 外へ向けた歌詞が増え彼女の心境に変化が生じた転換作。 4th.「I am…」 ★★★ 前作からダークな雰囲気を取り除いたような作品。 歌詞は歌姫としての地位を確立した彼女の心境が強く出ている。 5th.「RAINBOW」 ★★★☆ 歌詞だけではなくサウンド面でも新しい境地に繰り出した意欲作。 英語を使いより普遍的な歌詞になった結果、独自色は薄れた。
147 :
名無しのエリー :2007/07/01(日) 18:55:21 ID:+3x+Wps10
6th.「Memorial address」 ★★☆ ミニアルバム。サウンドはロック色が強くなり この頃から初期の雰囲気は薄れる。 7th.「MY STORY」 ★★★ 1stのようなアルバムカラーだがサウンドは前作の延長線上。 ただ歌詞は完全に女王としての彼女そのもの。 8th.「(miss)understood」 ★★★☆ 5th以来の実験作。海外で録音されたサウンドは 今まで以上に厚みがあり壮大。 9th.「Secret」 ★★★★☆ セールス的にトップの座から降りたことで歌えた名盤。 自虐的な歌詞が多いがそれも身軽になれたゆえ。
148 :
名無しのエリー :2007/07/01(日) 19:00:40 ID:ogX4F53BO
149 :
141 :2007/07/02(月) 05:04:22 ID:2UW4/f5i0
イエモン行きます。長いです。 #ind BUNCHED BIRTH ★★★☆ THE YELLOW MONKEYとしての記念すべきCDデビュー作品。 D・ボウイの「ダイヤモンドの犬」を完璧にパロったM1〜M2の流れで分かるように、 70年代グラムロックの影響をモロに受けた7曲入りミニアルバム。 歌詞も曲も中期以降とは全く空気が違い、初心者がこのアルバムから聴き始めると完全に面食らう。 しかし、メジャーデビュー以降にレコーディングし直される「LOVERS ON BACKSTREET」や、 全期にわたってライブで演奏され、定番曲となる「WELCOME TO MY DOGHOUSE」などの名曲が収録されていたり、 イエモンの根源を知る上には欠かせない作品。 #1st THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE / 夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー ★★★ メジャーデビューしてもグラム路線は変わらず、長ったらしいアルバムタイトルや「アラジン・セイン」みたいなジャケットで、 とても一般受けは出来そうにないが、本人達はこれで売れる気マンマンだったらしい。 英語と日本語が混じり飛び、これでもかと言うぐらい抽象的で比喩的表現に固められた詞世界は、 「古臭い」を通り越して逆に新しささえ感じる。 曲のノリの良さは逸品で、1stシングル「Romantist Taste」や「Neurotic Celebration」は踊れる楽しい曲。 その反面で「This Is For You」などのしっとりとした曲の素晴らしさが目立つ。 特に「真珠色の革命時代 (Pearl Light Of Revolution)」は究極的におセンチで、退廃的な歌詞と美しいメロディが印象的な初期の大名曲。 これと言って「名盤」と言えるような突出した部分はないものの、原石のような鈍い光を感じる。
#2nd EXPERIENCE MOVIE / 未公開のエクスペリエンス・ムービー ★★★★☆ ベートーヴェンの「月光」が流れ、静かに始まったと思ったら不気味な吉井の逆再生ボイスが混じり、 突然それをぶち壊すように鳴り響く妖艶な怪曲「MORALITY SLAVE」のインパクトが強烈な2nd。 1stのように明るく華やかな曲や、どん底に暗い曲、エロティックで怪しげな曲などが混在したりして エンターテイメント性が高く、アルバムそのものが古いフランス映画のような空気感を持つ。 前作が音楽誌などで大した評価を得られなかった怒りを曲にぶつけた「審美眼ブギ」や、 吉井本人が「恋に敗れたオカマの唄」と称した8分越えの大曲「4000粒の恋の唄」、 同性愛を感じさせる歌詞をグラムテイスト全開のビートに乗せたライブ定番曲「SUCK OF LIFE」などがオススメ。 そしてなんと言っても最大の聴き所は続く3rdアルバムへの布石とも言える「シルクスカーフに帽子のマダム」。 この曲では吉井が「マリー」と言う女性に扮し(アルバムジャケットやライブでほんとに女装してる)、 鬼気迫る迫力で恋人を失った哀しみを歌っている。 #3rd jaguar hard pain 1944-1994 ★★★★ ボウイの「ジギー・スターダスト」の影響を強く受けている3rd。 前作の「シルクスカーフ〜」の歌詞中に名前が登場した「ジャガー」の物語を描く。 敵国の戦場で死に、50年後に魂だけで復活したジャガーが祖国に残してきた恋人マリーを求め現世を彷徨う、 というストーリーを掲げたコンセプトアルバムで、イエモンの中でも最もヘビーなアルバムになっている。 「僕はジャガー 確か殺された」と言う歌詞が衝撃的な「SECOND CRY」に始まり、 フラメンコ風味の強いハードロック「薔薇娼婦麗奈」、痛々しい歌詞表現が耳をえぐる「遥かな世界」などを経て、 ジャガーとマリーの顛末は「ロックンロール・スーサイド」をオマージュした壮大なウィンターソング「MERRY X'MAS」で締めくくられる。 また、「ROCK STAR」や「悲しきASIAN BOY」は今作中の数少ない明るい曲であり、 必ずと言っていいほどライブで演奏されるイエモンの代表曲である。 一曲一曲の密度が濃く、気楽に聴けるような代物ではないが、 コンセプトアルバムならではのまとまり感や、演劇のような世界観が魅力的な名盤。
#4th smile ★★☆ そろそろ商業的に全く成功してない事を気にしはじめたメンバーが、 それまでのアングラ感を抑えてポップでキャッチーなアルバムを作り、結果オリコン4位に食い込ませ賛否両論を巻き起こした4th。 オルガンの旋律が荘厳なOPナンバー「Smile」から、前作のシリアスさを全く感じさせないポップロック「マリーにくちづけ」へのライブを意識した繋ぎ方が見事。 全体的に 明るく、ノリの良い曲が多く収録されている中、ジャガーの匂いを漂わせるバラード「争いの街」などがあったり、 吉井が亡き親友に贈ったという「Hard Rain」にはイエモンが「歌謡ロック」と呼ばれる由縁が見え隠れする。 smileは初期のアングラ志向から、人気ロックバンドとなり世間に認められるまでの過渡期的な時期の作品であり、 アルバムとしての完成度はけっして高いとは言えない。 また、5人目のメンバーと言われることもあるキーボード・三国義貴の初参加アルバムでもある。 #5th FOUR SEASONS ★★★★☆ THE YELLOW MONKEY史上初オリコン1位となり、人気アーティストの仲間入りを果たした5th。 ロンドンでレコーディングされた今作は、前作以上に爽やかで聴きやすいロックアルバム。 一曲目で、タイトルトラックでもある「FOUR SEASONS」の詞は圧倒的な完成度を誇り、新しいTHE YELLOW MONKEYの始まりを予感させる。 ソリッドでシンプルなリフが痺れる「I Love You Baby」、ロマンティックな泣きメロが美しい「ピリオドの雨」、 代表曲でもあるスタンダードなロックナンバー「太陽が燃えている」など、粒揃いの名曲が収録されていて、 特にラストの2曲、吉井が幼い頃に亡くなった父親を歌った、爽快感と切なさを見事に融合させた「Father」と、 ギターの音色が爽やかで心地良い「空の青と本当の気持ち」は必聴。 イエモンを初めて聴くならこのアルバムからがオススメ。
#6th SICKS ★★★★★ 「FOUR SEASONS」の後、シングル「JAM」と「SPARK」をリリースし、トライアドからファンハウスへと移籍したイエモンの6thアルバム。 UKロックに影響されたようなシンプルかつ濃密な音作りが高い完成度を持つ傑作。 一曲目の「RAINBOW MAN」は8分近くある長い曲だが、タイトルの通り曲調がコロコロ変化し、何度聴いても飽きさせない。 重厚なバンドサウンドと、3rdの「ROCK STAR」と対になるような歌詞の「TVのシンガー」、 狂気あふれるグルーヴに人間の二面性を歌った「創世児」、 和風ロックの一つの到達点、とも言える「花吹雪」など佳曲揃いで、当時のバンドの勢いがよく分かる。 三国のキーボードが冴え渡る「天国旅行」や、吉井の祖母に宛てた「人生の終わり (FOR GRANDMOTHER)」と言ったファン人気の高い曲、 さらには一般知名度も高いシングル曲「楽園」も収録している非の打ち所のない作品。 #7th PUNCH DRUNKARD ★★★☆ 「SICKS」で成功を収めてからも、シングル「LOVE LOVE SHOW」、「球根」、「BURN」などをヒットさせノリにノッていたイエモンが、 これらのシングルを収録し世に放った7thアルバムは、およそ一般受けしそうにない重厚で暴力的なアルバムだった。 豪快なドラムから始まる「パンチドランカー」はこのアルバムを象徴した派手なオープニングであり、 続く「球根」はシングルとしては最初で最後のオリコン一位を達成した曲で、生死についてシリアスに歌った名曲。 煌びやかなバンドアレンジに、ユーモラスでシニカルな歌詞の「ゴージャス」、 意味深な詞の朗読曲「SEA」から繋がる「BURN」の圧倒的なイントロは聴き所のひとつ。 ラストは今作一ノリの良い「LOVE LOVE SHOW」のアルバムVerで、シングルVerよりも格段にアップテンポで荒々しい良アレンジ。 全体的にライブを意識したアルバムで、ポップさは影を潜めたあまり聴きやすくはないアルバム。
#8th 8 ★★★★
年間113本ツアーや、コラボプロデュースシングルなどをリリースし、バンドとして迷走しきっていたTHE YELLOW MONKEYの8thであり、ラストアルバム。
サウンドとしてはそれまでの派手なアレンジが、より洗練されたスマートなロックサウンドになった。
アンドロイドの女性に陶酔する男を歌った、低音の響くハードロック風な一曲目「ジュディ」や、SMな歌詞の「GIRLIE」。
シングルVerとは打って変わってしんみりとしたアルバムアレンジの「聖なる海とサンシャイン」。
ピアノやストリングスを前面に押し出した「メロメ」など、これまでにないほど退廃的な曲が多い。
そんな中で「人類最後の日」のような怪曲もあり、「カナリヤ」や「SHOCK HEARTS」などポップな曲も高いクオリティを持っている。
特に「パール」、「バラ色の日々」は全シングル中でも屈指の出来。
ラストトラック「峠」ではギターの不気味なアルペジオから始まり、ドラム、ベースと、ゆっくりとバンドが絡んでいく。
THE YELLOW MONKEY自身を暗喩していると思われる歌詞も印象的な大名曲。
シングル曲は多いが全体的な雰囲気は重々しい、初心者には不向きなアルバム。
ちなみにタイトルの読みは「ハチ」。
総評
アルバムごとにカラーが大分違うので一枚だけ聴いて判断してしまうのはもったいない。
「JAM」など、アルバムに収録されていないヒット曲・有名曲がいくつかあるが、それらは編集盤で保管できる。
編集盤から入るなら解散後に発売されたメンバー選曲の「MOTHER OF ALL THE BEST」や、トライアド時代の2枚のベスト盤などがオススメ。
>>153 ごめんなさい、改行間違えました
イエモン乙。 トライアド時代のは確かにベスト盤がいい気もするけど、 ファンハウス時代ではシングル曲 「MY WINDNING ROAD」「SO YOUNG」「BRILLIANT WORLD」「プライマル。」 が収録されてるシングル集が入門用にはオススメ。
どなたかスーパーカーお願いします。
158 :
名無しのエリー :2007/07/06(金) 01:13:03 ID:YhVOMe6M0
小島麻由美 1st.「セシルのブルース」 ★★★☆ ヘタウマなボーカルが一番聞ける頃の作品。シングル収録曲が多く、 彼女の他のアルバムの中でも流れは陳腐だが、全体的にポップな曲が 多い。やはりデビューしたてなので「頑張っている」感じがアルバム全体か ら伝わる。 2nd.「二十歳の恋」 ★★★★ アーティストとして、前作よりアルバムトータルの完成度は高くなっている。 個人的な事で恐縮であるが、このアルバムからはまってしまった。アルバム 収録曲は、アレンジも然る事ながらバラエティに飛んでいて、ファンの中でも 一番好きな曲が別れる。 3rd.「さよならセシル」 ★★★★☆ セシル3部作の最後の作品である。 まとまりが悪い。しかし始めの2曲で彼女の才能が十分伝わる。作品の流 れとか、捨て曲の少なさといったアルバム全体のコーディネイトはお構いなし に、才能だけで作ったような作品。全体にダークな印象のある作品だが、耳 になじみやすい明るい良曲もある。 4th.「My name is blue」 ★★★★☆ 3年ぶりになる21世紀初の作品。スキャット曲やインストの曲などもふくめ、 全体として流れが良い。他の作品に比べ地味な印象があるが、「エレクトラ」 「ひまわり」など佳曲も多い。「わいわいわい」が最後を締めくくるのは、「途中に あるよりはマシ」と思ってみるのがお勧め。以前より大人な作風になってしまった のは、当時は少しさみしい気がしたが新しいイメージチェンジにも見事に成功したといえる。
159 :
名無しのエリー :2007/07/06(金) 01:15:14 ID:YhVOMe6M0
5th.「愛のポルターガイスト」 ★★★★★ 傑作。サウンドの厚いロック色の強い作品。コンセプトが 明確で、とにかくかっこいい小島麻由美を聞くことができる。 前々作から言えたが歌に色気が増し、「ハードバップ」のエンディングは秀逸で鳥肌もの。 6th.「パブロの恋人」 ★★ 前作の夜のイメージと対象的に、太陽の空の下を彷彿させる作品。だが今作に限って、 唯一無二の小島麻由美らしさは発揮されることはなかった。良メロの曲も多いが、全体 としてすぐ飽きる。だがそれは聞き手で意見が分かれるところであろう。「砂漠の向こう」はスルメ曲 7th.「スウィンギン・キャラバン」 ★★★★★ セシル時代を彷彿させるが、明らかに「My name is blue」「愛のポルターガイスト」を経て作品作 りのキャパが広がっている30過ぎの小島麻由美の秀作。「愛のポルターガイスト」のような衝撃的な ものではないが、マンネリにならず、曲それぞれが多様でありながら飽きのこない佳曲ぞろい。33歳 が「chakachaka」歌うのはどうかと思うが、小島麻由美なら妙に許せる 駄レビューすみませんww
>>141 Botany of Loveをアルバム全曲レビュースレのほうでやってやるからそっち池
161 :
141 :2007/07/06(金) 05:43:58 ID:vZ1nLU9o0
>>160 ありがとうございます。数日振りにあっちを先に開いて目を疑いました!
感謝です!
162 :
名無しのエリー :2007/07/06(金) 22:49:32 ID:024xnn3wO
エレカシとミッシェル誰かお願いします。
BRAHMAN 1st.「A MAN OF THE WORLD」 ★★★☆ インディーズでありながらブームに乗り、百万枚前後売れている名盤。 ANSWER FOR・・・、NEW SENTIMENT、TONGFARR、SEE OFFなどライブでの定番曲がズラリと並ぶこのアルバムは聞き応え十分。 ただ惜しむらくは、インディーズ時代に録った1stということで音が悪い。 曲は★★★★★、アルバムとしてはこの評価となった。 2nd.「A FORLORN HOPE」 ★★★★☆ 海外でも発売されたこのアルバムは、シングル「DEEP/ARRIVAL TIME」を撮り直して収録。BRAHMANのエモーショナルな部分が前面に押し出されている。 ライブでもこのアルバムの曲が構成の中心であり、BRAHMANを予習するならこのアルバム。 音質は前回に比べて格段に向上している。 3rd.「THE MIDDLE WAY」 ★★★★☆ シャープで、それでいて迫力のある名曲が揃っている。 BRAHMANの特徴の一つである、静と動のコントラストがはっきりしたアルバム。 本人達もこのアルバムの出来を認めており、「中道」と名付けられたこのアルバムは、今後のBRAHMANの方向を示すことになる。
164 :
名無しのエリー :2007/07/09(月) 22:00:37 ID:fVT8vCJF0
>>163 乙!
そういやまだ3枚しか出てないんだよなw
165 :
163 :2007/07/11(水) 00:33:07 ID:HJVLBGTGO
>>164 年末年始あたりに一枚出るらしいから期待だな(・∀・)
LOW IQ 01、LONG SHOT PARTY、the band apartあたりは需要あるかな?
バンアパはかなり需要ある 良かったら書いてください
バンアパ是非!
168 :
名無しのエリー :2007/07/11(水) 13:13:32 ID:HJVLBGTGO
the band apart 1st.「K.AND HIS BIKE」 ★★★★★ 涼しげな夏の終わりを想起させる、打ちたての新蕎麦のような佳作。 「レコーディングが始まった時点でほとんど曲が出来てなかった。」とメンバーは言うが、素晴らしい作品。 様々なジャンルの取り入れようとするバンアパのスタイルが既に発揮されている。 2hd.「QUAKE AND BROOK」 ★★★★ 1stアルバムとはまた違った印象を受けるアルバム。様々なことが詰め込まれている。 バンアパが人気バンドになったのはこのアルバムからか。代表曲はcoral reef、higherなど。 名盤だが、他のバンアパのアルバムに比べたらそれほど聴いていないので個人的には四つ星となった。 3rd.「alfred and cavity」 ★★★★★ vo.荒井の発音が格段に向上しており、メンバーの素晴らしい演奏が複雑に絡み合う名盤。バンアパらしさが発揮された一枚である。 賛非両論あるアルバムだが、テクニックを見せつけるようなこのアルバムは個人的に一番のお気に入り。 アルバム製作したスタジオには風呂が無かったため、bassの原さんは便所の洗面台の上に全裸で上がって、手洗い石鹸のキレイキレイを全身に塗って、 蛇口から出る冷水を両手で作った器に、汲んでは肩にかけるを繰り返すという荒行ばりの行水を行ったと言われる。
169 :
名無しのエリー :2007/07/11(水) 22:11:29 ID:ChwVVtyp0
170 :
名無しのエリー :2007/07/17(火) 12:43:30 ID:Q9xcwVFj0
hosyu
誰かゆら帝たのむ
このスレってバンド・ユニット・ソロを平行して活動してるミュージシャンはどう扱うわけ? わかりやすい例でいえば忌野清志郎とか。 (RC、レザーシャープ、2-3'S、リトル・スクリーミング・レビュー・・・etc)
どちらでも、自己判断でいいんでね? 必ず全アルバムやらなきゃいけないってわけでもないんで。
じゃあ、ブランキーやってみるわ 1th.Red Guitar and the Truth ★★★☆ 彼らのデビュー作は非常の暴力的な空気が全体を支配してて、聴く者を緊張させる。 浅井健一の悲痛な歌声をリズム隊がその悲しみをより具体的的にさせる演奏を繰り広げる。 特に「狂った朝日」、「MOTHER」のどうしようもない世界観は最高。 しかし、プロデューサーの余分な仕事(へんなMIXと余分なキーボード、ハーモニカ等) がこのアルバムの評価を落としてしまった要因である。 2th.BANG! ★★★★ プロデューサーは前作から変わって土屋正巳氏になりアルバムとしての完成度かかなり向上。 特に、リズム隊の技術は前作より顕著なものになっておりそれが、一作目からの一番の変化。 全体の雰囲気は前作と変わらないもののそれに悲しみの要素も加わってさらに殺伐とした空気となった。 また、曲によってはアコースティックギターを取り入れるなどして前作の一本調子の状態から 曲ごとに個性を持たせることに成功して全曲聴いても聞き飽きないアルバムとなった。 3th.C.B.Jim ★★★ 「D.I.Jのピストル」「悪い人たち」など重要な曲が多く収録されており曲のバリエーションも バラード、カリプソと多くなり、リズム隊もますます存在感を見せてくれている。 しかし、アルバム全体の印象は前作のそれよりも薄くなっておりこの頃から彼らは混迷期に入る。 なんんとなく曲が個々で主張し過ぎている印象を受ける。
4th.METAL MOON ★★★ ミニアルバムで前作よりあまり時間がない間で無理やり作られた感じではある。 しかし、それが幸いしたのが音はかなりハードで前作よりは受ける印象が強くなった。 最初の曲の「お前が欲しい」はJAZZ風のセッションからいきなりハードな展開になるという このアルバムを象徴したような曲。アルバムのまとまり感はまぁまぁ。 「綺麗な首飾り」「鉄の月」は名曲 5th.幸せの鐘がなり僕はただ悲しいふりをする ★★★ ホーンを導入したり、アコースティックギター中心で構成されるなど土屋氏の影響が大きい 異色のアルバム。 ブランキーのアルバムとは思えないほど綺麗な曲ばかりが収録されており暴力的な空気を望んでいる人 には物足りないかも。歌詞も説明的なものばかりで浅井、照井、中村の演奏も何処がぎこちない感じ。 意外とブランキーを知らない人には聞きやすいアルバムかもしれない。 6th.SKUNK ★★★☆ 前作の空気は一切なく非常にシンプルな音作りで演奏され、大きな変化は空気の変化。 いままでは殺伐的な空気だったのがこのアルバムから徐々に音楽を楽しむという感じになり始めた。 歌詞も説明的なものから言葉をドンと置くだけになり非常に分かりやすくなった。 ロマンティックな「十五才」「斜陽」、破滅的な「Purple jelly」がいい感じ。
7th.LOVE FLASH FEVER ★★★★ ポリドールに移籍&セルフプロデュースにより、彼らの音楽は更に分かりやすくなった。 ギターの音はさらに下品で野蛮になり、リズム隊もますますワイルドになりどんな曲をやってもブランキー という感じになった。アルバム全体のつながりも完璧で全曲聴いても疲れを感じない。 第二次ブランキーの最高傑作だと思います。 8th.ロメオの心臓 ★★☆ 打ち込みを導入してグルーブを重視する曲が多く収録されている。また、「赤いタンバリン」「小さな恋のメロディー」 等ポップな曲も多数収録されており、「ロメオ」「パイナップルサンド」とロック曲も収録されており バリエーションの豊かさでは歴代最高。しかし、余分な曲も多くアルバムの完成度は前作より低下。 結果的にこのアルバムでの打ち込みの導入がバンド内にひずみを起こしてしまった…。 9th.HARLEM JETS ★★☆ 前作の反省からか、音色の数は少なくなり、シンプルな曲が多くなった。しかし、ブランキーのアルバム というより浅井健一のアルバムという感じになってきてしまい悪い曲も少なからず収録されている。 最後に「COME ON」というチャックベリーの曲をパクったような明るい曲が入ってるところに 解散を意識した曲配置になってると思われる。 このアルバムの中心に配置されている「不良の森」はそんな中でできた最高傑作であり 曲の展開、演奏とすべてが完璧でありながら野性的で非常にすばらしい曲となっている。
LIVEアルバム LIVE!!! ★★★☆ BANG時におけるツアーの模様を本編だけ完全収録されたLIVE盤で緊迫した会場内の空気が伝わってくる。 収録曲はすべてさらに凶暴化しており聞いてると自分が凶暴にならないが心配してくる。 アルバム未収録曲「Baby Baby」が収録されている。 LAST DANCE ★★★☆ 一気に時間が飛んで解散LIVEの初日を完全収録したBEST盤的内容。やはり、このバンドはライブが似合う ということがこの音源から分かる。解散するとは思えない演奏のモチベーション、客の歓声等 聞くべきところは様々あるが一番の聴き所は「不良の森」だと思う。 しかし30秒規制うざいです
178 :
名無しのエリー :2007/07/24(火) 17:00:31 ID:0lqJqjjh0
中村一義やります。(途中からバンド組んで100sになる) 金字塔 ★★★★ 中村一義のソロデビュー作。 最初の「どぉ?」という声からブッ飛んでる。この声が合わない人は即停止ボタン押すであろう「どぉ?」 中村一義は当時ヒッキーで「デビューできなかったら死ぬつもりだった」と語るが、それも頷ける異様なテンション。でも超ポップ。ふしぎ。 太陽 ★★ 路線は前作と同じポップ路線。1stと比べ独特のアクが薄まっていて、とても聴きやすい。 しかしあまり印象に残らないのも事実。 ERA ★★★★★ 出ましたERA。路線は180度変更、サンプリングとバンドサウンドを多用したカオスな一枚。 「死んだふりなら死ねよ」と超絶ファルセットで絶叫する中村一義は、今までとはもはや別人。 もうこれを越えるアルバムを作れない気がする。
100S ★★★★ 前作で切り開いたバンドサウンドを中心とした一枚。1st、3rdと違って気楽に聴ける。 普通のロックサウンド+良いメロディ、というバリバリの正統派過ぎてオタ受けは悪い。 が、初めて中村一義聴くなら絶対をオススメする。俺も好き。 OZ ★★★ ここから中村一義はソロを辞め、100sというバンド名義で作品をリリースする。ことになる バンドを生かしたこれまでにないハイテンションな楽曲はもちろん、ファンク、ポストロックなど音楽性は広い。 ただ三部構成のコンセプトアルバムになってるためか長い。とにかく長い。俺は3曲くらいリストラしてからiPodにぶちこんでる。 ALL!!!!!!★★ 全曲通してパワーポップで乗りきる。一曲一曲は好きだけで、どうにも同じような曲ばかりで飽きるんだよね…。 アジカンとか好きな人なら案外いけるのかも知れん。
181 :
名無しのエリー :2007/07/24(火) 21:18:19 ID:CtuHNPyRO
184 :
名無しのエリー :2007/07/28(土) 10:44:15 ID:U9lJvXNZO
今からLOVE FLASH FEVERとERA借りてくるわ。
hoshu
ALLは酷かったな 三回くらいしか聞いてない
187 :
名無しのエリー :2007/08/04(土) 05:45:11 ID:/4NCIBMuO
誰かノーリグとラッド書けない?
リク厨は自重しなさい
189 :
名無しのエリー :2007/08/04(土) 19:42:27 ID:kWIPzyzjO
吉井のソロ頼む
190 :
名無しのエリー :2007/08/06(月) 05:02:11 ID:T+mvHXlCO
洋楽板にはこういうスレないのかな?
探すなり立てるなりすりゃいいじゃん
前はあったよ。 レディオヘッドのKID Aのレビュー書いたら、 気持ち悪いけれどまあいいんじゃない、って言われたw。
193 :
名無しのエリー :2007/08/15(水) 15:43:08 ID:/PPY3Hpp0
age
194 :
sage :2007/08/20(月) 17:39:59 ID:/Z99BmAf0
YUZUとaiko お願いします。
まず正しいsage方を覚えようか
sage
sage
199 :
名無しのエリー :2007/10/01(月) 14:21:28 ID:1BNl92gp0
age
200 :
名無しのエリー :2007/10/02(火) 00:07:36 ID:VWJL37870
なにこの過疎っぷり
DEEN(オリジナルアルバムのみ評価します) 1st DEEN ★★★★ DEENの爽やかさの原点とも言える唯一ミリオンいったファーストアルバム。 曲もジャケットの写真もかなり初々しい。 オダテツ作品多いし聞き応えはかなりあると思う。 オススメ曲:『いつかきっと…』『広い世界で君とであった』 2nd I wish ★★★★★ 最高傑作。とにかく神曲しかない。 ポップ曲とバラード曲のバランスも良い。 このアルバムでバラード=DEENを確立させたといっても良い。 ある意味ベストアルバムよりも聞き応えがある。 初めて聴くならこのアルバムが良いと思う。 オススメ曲:『Sha・la・la・la〜I wish〜』『果てない世界へ』『君の心に帰りたい』 3th The DAY ★★★★☆ 事務所移籍してから初のアルバム。 シングル曲以外は自作と独自の路線を走り始める。 このアルバムではBeing時代の爽やかさから力強さに路線変更している。 ロックありバラードありアカペラありと…バラエティ豊かな一枚。 耳に残るメロディばかりで聴いてて飽きない。 オススメ曲:『love me』『逢いにゆくよ』『君のいないholiday』 4th 'need love ★★★★ ドラム宇津本の最後のアルバム。 この頃からはシングルを含めて完全に自作となる。 「MY LOVE」や「JUST ONE」などのDEEN得意の切な系バラードがメインでじっくり聴かせてくれる作品。 逆にノリノリな曲も多くメリハリがあって怠れずに最後まで聴ける作品。 オススメ曲:『起き上がれよBOY』『蒼い戦士たち』
5th pray ★★★ 今回はAOR路線。 宇津本抜けてからそっち方面に路線変更したため全盛期のDEENに期待している人は肩透かしを食らうことになると思う。 この作品は幻想的というかノスタルジックというか…そんなバラードがメイン。 逆に「magic」みたいな以前のDEENでは異色なアップテンポな曲もあり。 曲自体は良いのだが同じテイストのバラードが続き、繋がりの部分で飽きやすさもある。 オススメ曲:『I say to my love』『Tears on Earth』 6th UTOPIA ★★ 前作に引き続きAOR路線。 サウンドや歌詞的にも大人っぽい曲が多い。 ただ個人的にはAOR路線に走りすぎてシングル曲も含めてメロディアスじゃない曲が多くてあまり好きでない。 好みが別れる作品ではないだろうか。 オススメ曲:『Lost time』『星の雫』 7th ROAD CRUISIN' ★★★☆ テーマは夏のドライブミュージック。 かっとばしたくなるような曲ではなくAORを取り入れたBGMとして流しておきたいようなきれいな曲が多い。 終盤バラードが続くのでそこらへんにアクセントで盛り上がる「STRONG SOUL」を持ってくれば面白かったと思う。 オススメ曲:『明日へのOFF ROAD』『雨上がりの空、この道を行こう』 8th Diamonds ★★★☆ ジャケットからも分かるようにロックなDEENがテーマ。 と言いながらもオダテツの切な系バラード曲もちゃんとあったりする。 ちなみにリーダが作詞作曲しボーカルを務めるという珍しい曲がある。 タイトル通り、曲やメンバーそれぞれの個性が輝いており路線変更してから(5th〜)の最高のアルバムだと思う。 オススメ曲:『虹の彼方へ』『Family』 総評:宇津本が脱退してから大きく路線が変わった。リスナーがそれに付いて行けず、それが今日の低迷に影響していると思う。 ただ新曲の『Smile Blue』は一転して全盛期のような爽やかさを前面に押し出しているので、今後のアルバムに期待。
204 :
名無しのエリー :2007/10/27(土) 22:31:36 ID:kLqkmQBfO
小沢健二 コーネリアス フリッパーズギター そこらへん誰かレビューしてるの見てみたい
流れ読まずにミッシェル行きます。 オリジナル+企画盤。長いです。 (ライブ版/1993) MAXIMUM! MAXIMUM!! MAXIMUM!!! ★★ インディーズ時代のライブ版。アベフトシ(g)加入以前の音源。 ジャケットの見所はチバ(vo)の意味不明な柄シャツ。音質も演奏もいまいちで、 「ミッシェル」を期待して聴いていていらいらすることがあるかも。良くも悪くもインディーズの音。 ラストライブでも演奏された名曲「ブラックタンバリン」収録(カルトにも入ってるけど)。 その他のお奨め曲は「偉大なる大うそつき」「VIVA LA MICHELLE」。コレクターズアイテムとしてどうぞ。 (ミニアルバム/1995) wonder style ★★★☆ 表題インスト1曲、及びカヴァー1曲を含む5曲入りミニアルバム。 インディーズ時代に発売されたが、全く売れずデビュー後(1997/2000)再発(それぞれジャケ違い)。 全体的に硬くて乾いた音。疾走感が強く、全曲通して聴きやすい。演奏力はともかく音圧はさすが。 チバの声がまだ若くクリアで、ひねた歌詞がよく合っている。ミッシェルのルーツである feelgoodを初めとしたパブロックや初期パンクの影響が強く感じられる。 (1st./1996) cult grass stars ★★★ メジャーデビューアルバム。スタイリッシュを気取った自覚的なダサさかっこよさが魅力。 楽しく聴けるという点では、ミッシェル作品の中でも上位。線の細いスカスカの音が気持ちいい。 デビューシングル「世界の終わり」収録。ラストライブのトリを飾った名曲(代表曲と言われることも多い)。 wonderと比べると素直でポップなサウンドに、青臭いひねくれた歌詞が面白い。 その他お奨め曲は「I was walkin' & sleepin'」「スーサイド・モーニング」 (2nd./1996) High Time ★★★★★ 初期ミッシェルの代表的なアルバム。暴力的な疾走感や明るめのサウンドとは裏腹に、 アルバム全体を通して漂っているやりきれない不安感とストイックさが特徴。個人的にはミッシェル最高傑作。 1st.のエゴっぽさを更に突き進めて開き直った感じ。特に、「シャンデリヤ」のキ○ガイじみた アベのカッティングは必聴。歌以外のパートを一発録りするミッシェルのシンプルな勢いが生きている。 捨て曲のないアルバムだが、お奨めはあえて言うなら「リリィ」「スロー」あたり。
(3rd./1997) Chicken Zombies ★★★ ゲット・アップ・ルーシー、バードメン、カルチャーと、人気の高いシングル曲を収録。 それぞれの曲のクオリティは高いが、全体的には初期から中期への移行作という感じでまとまりに欠ける。 そのため収録ナンバーの豪華さと比較して、アルバム全体としての印象が薄い。 とはいえバンドとしてのテンションは高く、キャッチーな曲も多いので、ミッシェル入門としてはいいかも。 「ブギー」「サニー・サイド・リバー」は名曲。 (4th./1998) Gear Blues ★★★★ 最高傑作として挙げられることが多いアルバム。それまでのひねくれたポップな空気は影を潜め、 一気にヘヴィさを増したサウンドが特徴。とにかくドロドロとした激しい曲が続き、ラストの「ダニー・ゴー」で 突きつけられる開放感がたまらない。ロックバンドとしてのミッシェルの到達点と言える。 通常版で十分聴き応えがあるが、US版はボーナスでラストに名曲「ジェニー」が収録されているのでお奨め。 一曲一曲のクオリティよりもアルバム全体のまとまりが魅力。 (マキシシングル集/1999) RUMBLE ★★★ ミッシェルのマキシは表題曲よりカップリングが良かったりするので、シングルをコンプする気がないなら買い。 今はシングル自体入手が難しいものも多いし。マキシ集とは思えない味のあるアルバム。 ライブの定番「CISCO」「深く潜れ」、ドラマチックな「カーテン」、意味不明なハイテンションが気持ちいい インスト曲「スパイダースパイダー」など意外と初心者向き。 (5th./2000) CASANOVA SNAKE ★★☆ ミッシェルの転換地点に位置するアルバム。賛否両論。USツアーの影響か、アメリカンな泥臭い音が特徴。 前作からリリース期間が開いたのも頷ける変化。よりパンクで暴力的なサウンドに仕上がっている。 チバの声のしゃがれ具合は絶妙。このアルバムから、ミッシェルは新しい方向性を探り、迷走し始める。 単純な格好良さでは前作に匹敵するが、まとまりに欠けるため、インパクト不足は否めない。 人気曲「リボルバー・ジャンキーズ」「ドロップ」収録。
(ベスト版/2000) TMGE106 ★★★☆ リリースの多いミッシェルの初のベスト版。初心者向け。後に発売される3枚組みベストよりも こっちの方が聴きやすい。アナログのみのリリースだった「VIBE ON!」、アルバム未収録シングル 「アウト・ブルーズ」が収録されているのが嬉しい。初期から中期をそつなくまとめてあるので、 聴いて気に入った曲が収録されているオリジナルアルバムを買えば楽しめるはず。 (ライブ版/2000) CASANOVA SAID "LIVE OR DIE" ★★★(※初回版のみ★★★★☆) 海賊版並の音質がミッシェルらしい「カサノバ・スネイク」ライブ版。無修正。音の悪さが耐えられない人もいるかも。 ライブバンドとしての魅力が詰まっている。オリジナルと比べてはるかにテンションの高い演奏と チバの歌詞間違いが素敵。「カサノバ・スネイク」より安く曲数も多いので(通常版が20曲で2000円前後) 手っ取り早くライブの空気を感じたいなら買い。初回版はテンションの振り切れた名曲ぞろいの アンコールが収録されているのでお奨め。ただし歌詞カードはついてません。 (6th./2001) RODEO TANDEM BEAT SPECTER ★★★★ 2ヶ月の活動休止期間を経てリリースされた6thアルバム。解散説が飛び交う中、新しい ミッシェルの方向性を示そうとした意欲作。全体に漂う閉塞感と、抽象的な歌詞世界が特徴。 初期のポップで軽い空気や中期の男臭い熱が全く感じられず、リスナーを冷たく突き放した印象。 演奏技術が向上している一方で、逆に本来の魅力であった荒っぽさや疾走感が薄れている。 全体的に小さくまとまっているが、キャリア有数の名曲「赤毛のケリー」だけで★二つの価値がある。 (ベスト版/2002) THEE MICHELLE GUN ELEPHANT GRATEFUL TRIAD YEARS ★☆ レコード会社移籍に伴ってリリースされたベスト版。初回版はレアトラック集付きの3枚組み。 移籍という事情からどうしても最後の金儲け的なリリースで、選曲はまとまりよりも「106」未収録を 優先しているイメージ。マスタリング済みとはいえ、もともときれいな音を追求するバンドでもないので微妙。 レアトラックの「あんたのどれいのままでいい」「夢のマイアミ」等6曲にどれだけ金を払えるか。 通常版の2枚バラ売りはほぼコレクターズアイテムと見ていい。
(7th./2003) SABRINA HEAVEN ★★ 最後のオリジナルフルアルバム。曲数が少なく、後に発売されたミニアルバム「SABRINA NO HEAVEN」 と合わせて一枚分。レコード会社の方向性か、あるいはバンドの変化なのか、ギターの音が引っ込んだ おとなしいサウンド。陰鬱で重苦しい空気と、より抽象的になった歌詞が同年の解散を予感させる。 しゃがれきったチバのどこか悲壮な声はいい。全体的に先の見えない散漫な印象だが、 寂寥感に満ちた「ジプシー・サンディー」疾走感を残した「マリオン」などが聴きどころ。 (ミニアルバム/2003) 「SABRINA NO HEAVEN」 ★★★ 「サブリナ・ヘブン」と同時期に収録されたミニアルバム。Mステで某ロシア娘デュオドタキャンの際に 演奏された「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」が収録されている。曲数は少ないが 後期ミッシェルの集大成と言えるだろう。相変わらずギターの音が小さいのが惜しい。 燃え尽きる寸前の刹那的なスピード感と虚無的な歌詞世界が、ラストのインスト「夜が終わる」に 収束する構成はドラマティックで聴き応えがある。 (ライブ版/2003) LAST HEAVEN'S BOOTLEG ★★★ ラストツアーのライブ版2枚組み。曲数の割りに安価で入手もしやすいが、オリジナルを聴いてから の方が楽しめる。「カサノバ〜」と比べて演奏力や音質は勝っているが、勢いでは劣る。 (ちなみに「カサノバ〜」は「I Love You Baby!」、こちらは「バイバイ」というチバのMCが収録されている) 選曲は幅広いが、ラストの幕張でも演奏された人気曲が多数未収録なのが惜しい。 ラストライブDVDと合わせてどうぞ。 まとめ:サウンドがかなり変化しているので、どの時期の音源を聴くかによってイメージがかなり違ってくると思う。 簡単に言うとライトでポップな初期(カルト・ハイタイム)/ハードでヘヴィな中期(ギヤ・カサノバ)/ ダークでクールな後期(ロデオ・カサノバ)。興味が湧いたら無職のアベのためにCDを買ってあげてください。
ごめん眠くて誤字った・・・後期はロデオとサブリナね。 書き忘れてたけど、オリジナルもライブ盤も録音状況悪いです、基本的に。 そこを魅力ととるか欠点ととるか。 あと、↑は国内の通常盤を基準に書いたけど 他にアナログ盤・UK盤・US盤・フランス盤・スペイン盤とバリエーションがやたらと 多い上に、収録曲が微妙に違ってたりもするので注意。 チバ繋がりでROSSOとバースディも書けるけど需要ある?
>>209 乙ー。俺とは初期〜中期の評価が全然違くて面白かった。
後期については概ね同意だ。
需要とか気にしないで書いちゃえよ〜。
211 :
名無しのエリー :2007/10/31(水) 05:49:58 ID:Z6Q0zYnzO
おつ! ロッソとバースデイも書いてみようよ。
もしよかったら誰かGOING UNDER GROUNDやってくれないかな
213 :
名無しのエリー :2007/11/21(水) 11:09:58 ID:kutmj+Xj0
どなたかランタンパレードやってください。
214 :
シードルフ :2007/11/21(水) 17:58:55 ID:7LLoTvDF0
まぁ、目はですねぇ、ひっぱるとおすになります。 タイムスリップってぇ、過去かな? まぁ、こういうのは、すでに、過去のたわごとになりますが。 左右逆の人もいるのですよ、ひっぱるとおすが。 まぁ、あとは、目が合うというのは、目は、球なので、角度つけて見てたりもするのですよ。 まぁ、例えば、こういうのでいうと、糸魚川にとてつもない権限をうみだしたりもしましたが。 まぁ、目をみると、時々、親不知のピアパークで、もの思いにふけりたくなる時もあるのですよ。 まぁ、いうなれば、ピアパーク行け、とか言われるのですよ。 まぁ、そうすると、手順と順番を目にもってたりするので、それを僕は、受け取るのですよ。 とか、まぁ、いろいろ権限とかも分散してるので、僕も、いろいろ行くはめにはなるのですよ 結局は。
215 :
シードルフ :2007/11/21(水) 18:09:06 ID:7LLoTvDF0
まぁ、なので、僕が、編隊の人に、ひっぱってもらうとか押してもらうというのも ありますし。 まぁ、なので、目は球なので、角度をつける必要がある場合とかもあるのですよ。 まぁ、編隊もくせものだらけなので、まぁ、角度つけたりしないと、 うざいなぁとかいう場合もあるのですよ。僕の対処としては。
216 :
シードルフ :2007/11/21(水) 18:17:53 ID:7LLoTvDF0
まぁ、なので、ありえないのだが。 例えば、ここで、僕が、角度をつけれなかったとしたら、 編隊の話をのむはめになりますが。 まぁ、これは、ありえないんだなぁ。
217 :
シードルフ :2007/11/21(水) 18:20:45 ID:7LLoTvDF0
まぁ、基本的に、編隊というのも、くせものだらけなんだなぁ。
218 :
シードルフ :2007/11/21(水) 18:23:30 ID:7LLoTvDF0
まぁ、なので、今でいうと。 基本的には、ぐらいなのだ。 あの人は、左右逆なんですよ。
219 :
名無しのエリー :2007/11/26(月) 22:47:02 ID:kyGlsawT0
意外にもまだ出てないので椎名林檎さん 1st 「無罪モラトリアム」★★★★ 「捨て曲無い」とかそこら中で言われてそうだがそうでもない。 ただ、19や20そこらの小娘が作ったにしては凄まじい完成度。 ジャケット、歌詞、何よりメロディの美しさ、激情ぶりは素直に素晴らしい。 「正しい街」の切なさに涙、「モルヒネ」の優しさに涙。 このアルバム(というか林檎)の登場でほくそ笑んだ人は何人居たのか。 あの頃の微妙な邦楽シーンにおいて「あ、何かすごい」な超買っとけアルバム。 2nd 「勝訴ストリップ」 ★★★ 2枚目にして早くも「もう疲れた」感満載。とりあえず音でかい。 「かっこいい音」を実現しつつ異常な求心力(200万枚)も備えてた のは当時はこれだけだったんでは。全体的には1stよりなんか弱くなったような。 「ギブス」「依存症」あたりで「ちゃんと椎名林檎やっとるわ文句あんのか ボケコラ」と言いたげだが実は「月に負け犬」が本音なんだろうな。知らんが。 3rd 「加留基 精液 栗ノ花」(漢字は勘弁) ★★ ★二つだが個人的には超好きなんです。けどアルバムとしては何か違う。 数曲の捨て曲のせいでアルバムとして成り立ってない感じがする。 「宗教」「ドッペルゲンガー」「葬列」の方向で統一しとけば 誇張抜きで邦楽歴代ベスト5に入るアルバムになったはず。 この3曲は何と言うか麻薬です。聞くタイプの。 「100万払わなきゃ一生『宗教』聞かせない」と言われたら 間違いなく払う。しつこいが「宗教」だけはガチで神。 マンセーですいません
中島美嘉を 1st「TRUE」 ★★★☆☆ 「WILL」とか「STARS」など売れたシングルが入ってるので、最初に聴くならこれ。ただ、どれもサウンドが似た曲なので単調に感じるかも。 全体的に"歌わされてる感"が有る(自分だけかも)。「A MIRACLE FOR YOU」は良曲。 2st「L0VE」 ★★★★☆ 「雪の華」があるし、一番売れたので一般ウケするアルバム。かと思いきや実はジャズやらちょっと遊んでる。シングルが霞むくらいオリジナル曲も目立つ。作詞を何曲か手掛ける。 ミニアルバム「朧月夜〜祈り」 ★★☆☆☆ 全体的に陰気…。沙羅のアレンジバージョンがぶっ飛んでる。 3st「MUSIC」 ★★★☆☆ あんまり売れなかった。シングルも含めだいぶ遊んでる。1stと聴き比べると同じ人のアルバムと思えない。個人的には好きだが、ファンの間でも賛否両論。雪の華とか好きな奴にはお勧めしない。ブックレットのコスプレが怖すぎる。 ベスト「BEST」 ★★☆☆☆ 焼き直しの「STARS」と綾戸のアメージンググレースがすこぶる評判が悪い。あと選曲あんま良くない。浅いファンの人は分かりやすくて良いかも。
中島続き NANA名義「THE END」 ★★★☆☆ NANA自体ファンの一部では黒歴史化されてるのでアルバムもあんまり人気無い。 ただ良曲も有るので個人的には好きだ。 シングル曲も良いがアルバムオリジナル曲がお勧め 4st「YES」 ★★★★☆ 原点回帰して、おまけに外人さんとか持田や民生やなんだかスゴい人も参加。刺激は減ったがバラード好きには良い。若干シングルが弱いが、「DANCE WITH THE DEVIL」「素直なまま」「I LOVE YOU」「見えない星」などタイアップ多し。
223 :
名無しのエリー :2007/11/29(木) 20:30:58 ID:A72mFP8YO
誰かにm-floやってほしい…
保守 思ったんだがレビューって音楽知識皆無の俺(ドラム聴いて打ち込みか生かわからない)レベルでもいいの?
知識云々は関係ない、需要とかも気にせずに好きに書けば良し。
過疎ってるところに、こっそりチャゲアス投下。 (1st/1980) 風舞 ★★★☆ デビュー曲「ひとり咲き」に代表されるフォーク演歌路線が最も色濃い作品。 アルバムの流れ等、非常にバランスの取れた仕上がりになっている。 (2nd/1981) 熱風 ★★★ 演歌臭さはやや薄まり、よりポップな方向に。 上手くまとまってはいるが、前後のアルバムに比べるとややパワー不足に感じる。 (3rd/1982) 黄昏の騎士 ★★★☆ 路線は前作とさほど変わらず。 ASKAが強力な曲を並べている一方で、CHAGE曲はイマイチなものが多いという、 後のアルバムでよく見られる傾向がここから表れ始める。 このアルバムは特に落差が激しい。 (4th/1983) CHAGE&ASKA IV -21世紀- ★★★☆ ここで一気にポップス化が進行。 サウンド的にアプローチの幅を広げ、 詞もメッセージ性を持ったものを押し出すなど、非常に意欲的な作品。 (5th/1984) INSIDE CHAGE&ASKA V ★★☆ ポップス化がほぼ完了。従来のフォーク色はすっかり鳴りを潜める。 良い曲はそれなりにあるが、これはというものに乏しい。 オリジナルアルバムでは最も地味かも。 (6th/1985) Z=One ★★★ シンセの使用率が上がり、リズムパートにおいても打ち込みを大々的に導入。 おかげで、現在の耳で聴くにはかなりチープなサウンドとなってしまっている。 前作で大人しかったASKA曲がここでは奮起しているが、 逆にCHAGE曲は首を傾げたくなるようなのが多い。ここでも落差が。
(7th/1986) TURNING POINT ★★☆ レコード会社移籍後のこのアルバムでは、タイトル曲や先行シングル「モーニングムーン」といった かつてないほどアグレッシブな楽曲を提示。全体的に歌謡曲臭も薄まり垢抜けた印象で、 新しいC&Aを高らかにアピールしているのが分かる。 ただ、その2曲以外には耳を引きつける楽曲に乏しい。当時は相当な自信作だったようだが。 (8th/1986) MIX BLOOD ★★☆ 前作からわずか5ヶ月のインターバルで発表。ロック調の力強い楽曲を冒頭に2曲配置し、 その後もアップテンポの曲が多めで、歌い上げタイプのバラードはほとんど無いという構成。 楽曲の出来は前作とどっこいどっこいで、後半に向けて尻すぼんで行く印象あり。 (9th/1987) Mr.ASIA ★★★★ ドラムが全曲生というのもあってか、 ここ数作のチープさが減少して現在の耳でもぐっと聴きやすい音になった。 それに加え、楽曲自体も大幅にパワーアップしている。 これこそが"TURNING POINT"なんじゃないのかと言いたくなるような、大充実作。 (10th/1988) RHAPSODY ★★★★ 前作での飛躍の勢いはそのままに、よりバラエティ豊かな楽曲を並べた作品。 派手さはないが良曲揃い。 (11th/1988) ENERGY ★★★☆ イギリスからサウンドエンジニアと3人のプレーヤーを呼び寄せて作られたアルバムで、 その奔放で躍動感溢れる演奏によってアルバムカラーが見事に統一されている。 ASKAメロの充実ぶりは最高潮。
(12th/1989) PRIDE ★★★☆ 10周年の記念とも言うべきアルバムで、ここ数作の集大成的な内容。 人気曲の多い代表作として語られている本作だが、 それはまさにASKAの力によって成り立っているのであり、 CHAGE曲は正直言って弱いと思う。トータルで見ればそこまで良いアルバムとも思えない。 十川知司、澤近泰輔といった人気最盛期を支えることになるアレンジャーが ここで編曲の中心となっており、後の大ブレイク期の下地が完成したアルバムとも言える。 (13th/1990) SEE YA ★★★★ ASKAはロンドンで、CHAGEは主に東京で制作に取り掛かり、最終的にロンドンで仕上げられたアルバム。 それまでにはない、柔らかでどこか上品なサウンドが得られている。 (14th/1991) TREE ★★★★ 最も売れたオリジナルアルバムで、当時のオリコンの記録を更新した大ヒット作。 サウンドのタイプは『PRIDE』と近似しているが、より壮大なアレンジで大きなテーマを歌ったものが このあたりから増えてくる。収録曲「BIG TREE」はまさにその代表。 (15th/1992) GUYS ★★★★☆ ロンドンレコーディング作。 『SEE YA』でもアレンジャー兼キーボードとして参加していたJess Baileyの色がより濃く表れており、 他のどのアルバムとも違う、繊細で暖かな音世界が繰り広げられている。 入門用とするには少し地味ではあるが、聴き込むほどに味わい深い名盤。 (16th/1993) RED HILL ★★★★★ 壮大なサウンドと、ジャケットも含めたアート性がここでピークを迎える。 シングルを含めたタイアップ曲が多数を占めているというのも影響しているが、 とにかく内容が濃密で、強力な楽曲が揃っている。 マイペースでやってたのでは決して作りえない、周囲の状況などの要素が絡み合ったからこそ 出来たような作品であると今では思える、良い意味で時代を象徴するような一枚。
(17th/1995) Code Name.1 Brother Sun ★★★☆ 前作で行くところまで行ってしまった後なので、必然のように肩の力は少し抜け、 大人の渋みだとかそういった要素が増えている。 それでも、前作の名残もある程度存在してたりするわけで…。 おかげで散漫さが感じられる内容だが、単に楽曲の魅力が弱まったようにも思える。 ファン人気は高いようだが。 (18th/1996) CODE NAME.2 SISTER MOON ★★★★ 前作と兄妹関係的な作品で、楽曲の制作時期も被っているものが多い。 ただ、時の経過や収録シングル曲の関係で、前作にあった『RED HILL』の名残はほぼ消え、 より落ち着きのある、バランスの良い内容に仕上がっている。 (19th/1999) NO DOUBT ★★★★ 長い間隔を空けて発表されたということで、やはり作風の変化は大きい。 ブリティッシュ・ロック的な音が支配し、かつてほどの華やかさはもはや無い。 とはいえ、メロディ等の本質的な部分は決して変化しておらず、 CHAGEの曲からは以前には無かったような強い叙情性が感じられるようになった。 絶妙な渋味によって成り立っている作品。 (20th/2001) NOT AT ALL ★★★☆ シングル曲が多いので取っ付きやすく、アレンジ的にも前作よりポップで聴きやすくなっている。 ただ、アルバムとしての魅力はやや薄れているような気も。 (21st/2007) DOUBLE ★★★ 最長となる、約5年のインターバルで発表。 先行してリリースされていたシングル曲からも感じられたことだが、 ASKAが"豊潤な旋律"という自身の持ち味を意図的に抑え目にしたような曲が何曲かに見られる。 故に、従来のファンにとってこのアルバムを全面的に受け入れるのは容易ではないだろう。 先行シングル「Man and Woman」なんかは美しい旋律のバラードなのだが。 逆に、CHAGEの曲が聴きやすさの面でこのアルバムを支えている。
乙〜
232 :
名無しのエリー :2007/12/31(月) 21:00:54 ID:wBKtxFIt0
>>144 頼まれたぜ!
1st「恐山のストゥージズ狂〜Onanie Bomb meets the Sex Pistols」
★★★
汚さ全開。とにかく粗雑で暴力的。
果ては六分ある曲の後半ずーっとゲップを流し続けるという暴挙に出たりする。
勢い&暴力性では一番だと思うが、一見さんお断りな世界。
初期のアルバム数枚聞いてから聴くのがお勧め。
2nd「Soul Discharge '99」
★★★★★
前作よりずっと洗練されていて聴きやすいサウンドに仕上がっている。
かといって大人しくなってしまったかというと、そうではなく獰猛な感じはそのまま。
とにかく感情のままに叫び、暴れる強烈なアルバム。
そして長い曲が少なく、どれも大体2〜3分で終わってしまうため即効性がある。
全体の流れも美しい、初期ハードコア路線の傑作。
ちなみに、同じタイトルで収録曲が全く違う盤が存在します。自分が持っているのは94年発売のWEA JAPAN盤です。
3rd「POP TATARI」
★★☆
メジャーデビュー作だが路線は変わらず。
何故か音量が全体的に小さくなっている。
この獰猛さをメジャーにそのまま持ってきた点は評価したいけど、やはり「Soul〜」と比べると失速している感を拭う事が出来ない。
でも「Molecicco」「I AM COLA」「Cheeba」は絶対に聴いた方がいい。
あと、「TV RAMONES」は一生に一度は聴いておきましょう。話のタネにはなるw
233 :
名無しのエリー :2007/12/31(月) 21:01:34 ID:wBKtxFIt0
4th「WOW2」 ★★★☆ ここで音量に対する不満が爆発。こんなに優秀な音源なのに音量小さすぎ。 ニューヨークのブルックリンでレコーディングとのことです。 で、内容の方はというと、とにかくライブ盤のごとき激情が詰まっている迫力満点の作品。 臨場感が凄い。全体的にかかっているエコーがまた音源にマイルドな味を加えている。 音圧も十分、後は音量さえ良ければ★四つ半の佳作だったのに…。 ちなみに「廃盤」として高く売りつけている所がありますが、残念ながらディスクユニオンで新品で買えます。騙されないようにしましょう。 5th「CHOCOLATE SYNTHESIZER」 ★★★★★ ここで初期ハードコア路線に一区切りといった所ですか。日本の民謡のような薄気味悪い音階を持った曲が多い。 いろんな音をぎゅうぎゅうに詰め込んだ他の音源に比べて空白が多いけど、 それはリズムに特化したサウンドになっているということでもある(ちょっと違う?)。 ずっと大音量でまくし立てるわけではなく、「空白を生かし、その上で轟音を鳴らす」ということに成功している名盤。 「MAMA BRAIN」とかかなり強烈でこのアルバムでもハイライトになっている名曲だと思うんだけど、 冷静になって聴いてみるとそこまで轟音を鳴らしているわけではない。でも独特の高揚感を出すことに成功している。 これはこのアルバムに収録されている曲全てにいえることだと思う。 ハードコア路線聞きたいけどどれから聞けばいい?という方には間違いなくこれ。 「今までの個性はそのままで、聞きやすさまで備えている」という点でもこの作品は名盤だと思う。 6th「Super ae」 ★★★★★ ここから太陽崇拝トランス路線へ。全曲ハイテンション。 アルバム全体の「流れ」に特化した一作。 とにかく文字で書くより実際に聞いてくれ(逃げ)。 文字でこの高揚感をを表せというのはきついです。 強いて言うなら宇宙(何かこの言い方「クラナドは人生」っぽい…)。 最初に聞くならこれか「スーパールーツ7」がいいと思う。 最初っからハードコア路線というのは多少きつい物があると思うので。 ボアダムスにパンクを求めてる人は初期音源がいいと思うけど。
234 :
名無しのエリー :2007/12/31(月) 21:02:30 ID:wBKtxFIt0
7th「Vision Creation Newsun」 (備考;★☆) 正直言って微妙。 「SUPER ae」と路線は同じなんだけど、完成度、テンションともに「SUPER ae」のほうが上だと思う。 よーく考えると一回しか聴いてないなこれ。また再聴したら違うのかもしれない。 という訳でこのレビューは参考にしないで下さい…。 「SEADRUM/HOUSE OF SUN」は持ってるけど未聴、スーパールーツシリーズは未入手の物が多いのでレビューしませんでした。 こんな悪文でも参考になれば幸いです。 ついでにあげ
235 :
ZARD 1 :2008/01/02(水) 16:39:08 ID:hCMlRrxm0
>>232-234 乙!
初レビュJ-POPしか聴かない偏った自分が書いてみる
>>51 (訃報直後ですね)にリクエストされたZARD
紅白や年末特集でZARDをもっと聴いてみたくなった人がいることに期待。
オリアルのみです。
1st「Good-bye My Loneliness」★
6曲収録のミニアルバム。とりあえずデビューしたのでアルバムも出してみました感強し。
坂井泉水の作詞も追いつかなかったのが作詞していない曲2曲収録。
路線が全然違うのでZARDってさわやかぶってルックスヲタと女子ども向けなんでしょって思って聴くと全然違うので驚き。声はまだ一本調子。ただ低音が気持ちいいのでこの頃の声を評価する人もいる。
ラスト「It's a Boy」はブレイク後の“やさしいお姉さんが男の子を見守る”感が出ている作品でZARDのパブリックイメージで好きになった人も受け入れやすいと思われる。泉水さん本人も気に入ってた曲。
236 :
ZARD 2 :2008/01/06(日) 21:38:01 ID:pxckCLlo0
帰省先のPCが規制にあってた、途中でスマソ 2nd「もう探さない」★★☆ 7曲収録のミニアルバム。1stのロック路線を踏襲した曲もあり、いわゆるZARDらしいさわやか路線を感じさせる曲もあり。ZARDというプロジェクトの位置づけを模索している過渡期の作品。 ただ曲数の少なさの割に1stより聴き応えがあり、坂井泉水の独自色が出てきているように思える。 坂井泉水が2曲作曲しているがおそらく鼻歌やピアノで旋律弾いて作った程度なんだろうなぁ。 最後の2曲は必聴。泉水さんを透明なお姉さんだと思うとショックを受ける性的な匂い充満の「Lonely Soldier Boy」、今となっては意味ありげに聴こえてしまう臨終を迎えている主人公の歌「いつかは…」。「負けないで」だけがZARDじゃないことがわかる2曲。
237 :
ZARD 3 :2008/01/06(日) 21:49:49 ID:pxckCLlo0
初心者でスマソ… つづき 3rd「HOLD ME」★★★☆ シングル詰め込みのビーイング/ZARDらしからぬシングル曲1曲のアルバム。 3rd・デビュー1年半にして初のフルアルバム。 「眠れない夜を抱いて」でブレイク前夜まで駆け上ったZARDの、 いい意味でブレイク前・トップの座ではないから出来る好きなことをしました感が出ているアルバム。 ZARDの中で一番のアルバムとする人も多い。 「負けないで」につながる4曲目「あの微笑みを忘れないで」(近日発売のリクエストアルバムで人気投票1位となった)、 2ndからの流れを汲む6〜8曲目の流れもよい。 坂井泉水の書く女性は全て芯が通っている女性だが、 そんな女性がわがままな女の子や結婚目前の女の子といった形で幅が広がって描かれている。 ただブレイク前だけあって2、3曲目、9、10曲目の雰囲気が似てしまっているなど、 アルバム全体としてはまだまとまりについてあと一歩に個人的には思う。 4th「揺れる想い」★★★★☆ 「負けないで」「揺れる想い」のミリオン2シングル収録。 アルバム自体も1993年で一番売れたアルバムとなりダブルミリオンを記録。 ZARDが「負けないで」「揺れる想い」の2発屋で終わらず、 この後も安定したセールスを続けられたのも このアルバムで多くの固定ファンを掴んだからと考えられる。 「負けないで」が浮かずアルバムの1曲として収まっている。 それぐらい全曲のクオリティが高い。 当時学生だったファンが感情移入しやすかったであろう 2曲目「Season」、20代の恋愛を書いた10曲目「二人の夏」といった 切ない路線から7曲目「Listen to me」といった元気なOL路線など、 この93年で固まったZARDのパブリックイメージを壊さず 、広げたのは見事。 坂井泉水の声も透明感溢れる声となり、みんなが思う「ZARD」を固められた作品。
238 :
ZARD 4 :2008/01/06(日) 21:58:24 ID:pxckCLlo0
5th「OH MY LOVE」★★★★☆ 先行シングルが70〜80万枚と高安定していたものの、 ブレイク時よりは落ち着いた人気になっていた時。 まさかアルバム表題曲「Oh my love」でこれぞZARD!という さわやかでかわいい曲を持ってくるとは、やられました、状態。 ZARDが様々な音に挑戦したいという意気込みも感じられる。 声はかわいくポップな感じのため、1stからのかっこいい路線が好きな人にはやや不評。 6th「forever you」★★★★ 4thからのいわゆる世間が思うZARD路線の集大成。 プロデューサーの長戸氏がプロデュースしていたのもこのアルバムまで。 各曲のレベルは確実に上がっているが 個人的にはそのまとまりのよさが少し物足りない。 ただこのアルバムにはZARDファンになるなら聴いてほしい 3曲目「Forever you」が収録されている。 この歌詞は、当時世間で沸騰していた坂井泉水の過去の お宝ブームや噂・中傷についてのアンサーソングのように思えるのだ。 “もう迷わない 今が幸せだから…ずっと Forever you” 7th「TODAY IS ANOTHER DAY」★★★☆ 坂井泉水セルフプロデュースとなった初のアルバム。 オリジナルアルバムにもかかわらずカバーにシングルにとセミベスト状態!! ただアルバムとしてまとめて聴くとそれなりの 流れになっているのは曲の力だろうか。 特に7曲目〜10曲目の流れは爽やかさと大人のZARDが気持ちよく流れていてよい。 10曲目「Today is another day」なんか前向きな歌詞ではあるものの どこかに諦念や妥協(いい意味での)が見える、 大人のZARD・坂井泉水、が現れてきたと思う。
239 :
ZARD 4 :2008/01/06(日) 22:00:52 ID:pxckCLlo0
5th「OH MY LOVE」★★★★☆ 先行シングルが70〜80万枚と高安定していたものの、 ブレイク時よりは落ち着いた人気になっていた時。 まさかアルバム表題曲「Oh my love」でこれぞZARD!という さわやかでかわいい曲を持ってくるとは、やられました、状態。 ZARDが様々な音に挑戦したいという意気込みも感じられる。 声はかわいくポップな感じのため、1stからのかっこいい路線が好きな人にはやや不評。 6th「forever you」★★★★ 4thからのいわゆる世間が思うZARD路線の集大成。 プロデューサーの長戸氏がプロデュースしていたのもこのアルバムまで。 ボサノヴァっぽい曲やロックぽい曲、ZARDの王道っぽい曲、 各曲のレベルは確実に上がっているが 個人的にはそのまとまりのよさが少し物足りない。 ただ3曲目「Forever you」は、当時世間で沸騰していた坂井泉水の過去の お宝ブームや噂・中傷についてのアンサーソングのように 思える曲なので必聴。 7th「TODAY IS ANOTHER DAY」★★★☆ 坂井泉水セルフプロデュースとなった初のアルバム。 オリジナルアルバムにもかかわらずカバーにシングルにとセミベスト状態!! ただアルバムとしてまとめて聴くとそれなりの 流れになっているのは曲の力だろうか。 特に7曲目〜10曲目の流れは爽やかさと大人のZARDが気持ちよく流れていてよい。 10曲目「Today is another day」なんか前向きな歌詞ではあるものの どこかに諦念や妥協(いい意味での)が見える、 大人のZARD・坂井泉水、が現れてきたと思う。
240 :
ZARD 5 :2008/01/06(日) 22:06:29 ID:pxckCLlo0
8th「永遠」★★★☆ セミベスト状態は続く。カップリングをほとんど 収録しないのが個人的にZARDのよさだったが、 このアルバムには2曲収録されており、 曲数は13曲と多いものの、また新曲は3曲。 7thからの大人のZARD、坂井泉水セルフプロデュースが伺える。 特に13曲目「フォトグラフ」には“気付かないほど 若くないし” という歌詞がありドキっとさせられた。少し厭世的な感じも、 いつまでも若くて綺麗なイメージの坂井泉水であるが、 年を取る人間なのだと哀しいかな思わされてしまったのである。 9th「時間の翼」★☆ 訃報後街にZARDのアルバムが並べられた時も新作では姿を見ることが出来なかった作品。 Amazonでも取り寄せ不可能、その理由は公式には明らかにされていない。 そのためオクでの価格が値上がりし希少価値となっているアルバム。 ただアルバムとしては表題曲が未完成状態はじめ 7、8thよりもひどいセミベスト状態になってしまった。 この理由は坂井泉水の体調不良がこの頃から始まっていたということ なので致し方ないのだろうが非常に残念。 1曲1曲は、ゆっくり聴くと大人のZARD・30代の坂井泉水のよさが出ていて、 いい意味で余裕、大人の視線、がつがつしていない感が出ているのだが。 ただ世間はちょうど宇多田ヒカル・浜崎あゆみの絶頂の頃であり、 大衆受けするものがZARDから外れていった頃、 そのため大衆受けを模索している感があるアルバム。
241 :
ZARD 6 :2008/01/06(日) 22:11:22 ID:pxckCLlo0
10th「止まっていた時計が今動き出した」★★★☆ 復活キター!!な感じの作品。久しぶりにアルバム曲の方が既発表曲より多い状態! フォトセッションも最新のもので、 30代半ばに全然見えませんw キレイすぎw このアルバムをひっさげて初(そして最後の)全国ツアーを したこともあり、ZARD・坂井泉水が円熟期に入ったといえる。 ライブでも大事に歌われていた4曲目「pray」はリクベスにも 入らないので是非聴いてください。 ただ新しい試みを色々始めてみて、方向性を探りつつの でこぼこ感があるアルバム。だからアルバムとしての点数は少し辛め。 11th「君とのDistance」★★★★★ 筆者はこのアルバムのみ訃報後に聴いたため正当な評価ができない。 リアルタイムで聴いた人のアルバムとしての評価を是非聞きたい。 坂井泉水が関わったラストオリジナルアルバム。 正直、これがもう坂井泉水からの遺書のように聴こえてしまい、涙なしでは聴けない。 そして何故オンタイムで聴かないほどZARDから離れてしまっていたのだろうと悔いた。 自分が一番はまっていた頃の4〜7thの頃のZARDとは違うが確かにZARDがここにある。 あの頃光っていた切なさの坂井泉水は5曲目「君とのふれあい」で発揮されているし、 2曲目「サヨナラまでのディスタンス」6曲目「セパレート・ウェイズ」のちょっとロックな音も、イイ!! 音の面では全盛期を支えていたアレンジャー・葉山たけしの復帰も大きいと思うが、 ようやく第2章ZARD・大人の坂井泉水、 かわいいだけじゃない、年齢相応の音楽を作り始めていたんだなと…。 歌詞にちょっと当て字が多いのは気になるけどw もっともっとオリジナルアルバムを聴きたかった。早世が惜しまれてならない。
総評 ZARD久々に聴いてみよっかなーという人は11thを、 実はZARDいいじゃんと思ってGolden Bestでハマった人は4th、7th からとっかかってみるのが個人的にはいいと思います。 点数は自分にしては辛めにつけたけどやっぱり盲目信者かもw 歌詞の側面からしか語れなかった。 だれかZARDの音について全アルバムレビュして欲しいな。 しかもageてしまったし4を二重投稿してしまいの迷惑掛け杉で申し訳ない… 食わず嫌いが多いけどこのスレにくるといろいろ聴いてみようかと思うから賑わって欲しいな。
243 :
名無しのエリー :2008/01/06(日) 22:59:41 ID:6kjklgtZ0
THE BLUE HEARTS 1st『THE BLUE HEARTS』★★★☆ デビュー作にしてファン人気が一番高いアルバム。 ブルーハーツの代表作ともいえる「リンダリンダ」に加え、「NO NO NO」や「終わらない歌」など、 ファンに人気の曲が多数収録されており、収録曲の半数が後のベストアルバムにも収録されている。 2nd『YOUNG AND PRETTY』★★★★★ 初のトップ10入りしたアルバムで、個人的に一番好きなアルバム。ファンにも1stの次くらいに人気がある。 今作からプロデューサー佐久間正英を起用したためか、少しポップな作品になっている。 「ロクデナシ」「星をください」などの人気曲に加え、多くのアーティストにもカバーされた名曲「チェインギャング」が収録されている。 3rd『TRAIN-TRAIN』★★★★☆ ブルーハーツで一番売れたオリジナルアルバム。アルバム名にもなっている先行シングル「TRAIN-TRAIN」は、 一般的には「リンダリンダ」の次ぐらいに知名度のある楽曲。後にシングルカットされた「青空」「ラブレター」もファン人気は高い。 ヒロト作曲が多いのでヒロトの曲が好きな人にはオススメしたいアルバム。 4th『BUST WASTE HIP』★★★ レーベル移籍後初のアルバムで、ブルーハーツは初のオリコン1位を獲得したアルバム。 シングル「情熱の薔薇」は人気が高いが、アルバム曲は「ナビゲーター」以外あまりぱっとしない曲が多い。 1曲目の「イメージ」という曲は当時大勢いた彼らのコピーバンドを批判した曲である。
244 :
名無しのエリー :2008/01/06(日) 23:00:29 ID:6kjklgtZ0
5th『HIGH KICKS』★★☆ 恐らくファンに一番人気のない作品。 4年間温存しておいた「TOO MUCH PAIN」という超名曲がある傍ら、「ブルーハーツらしくない」 と揶揄されることの多いアルバム。このアルバムを機に売上が下降ぎみになる。 6th『STICK OUT』★★★★☆ 2回目のオリコン1位をとったアルバム。個人的には後期ブルーハーツで一番好きな作品。 先行シングル「夢」は誰でも一回は聴いたことがある有名曲で2002年のドラマ「人にやさしく」にも使われている。 他にも後にシングルカットされた「1000のバイオリン」「旅人」や、「月の爆撃機」などの名曲が多く入っている。 7th『DUG OUT』★★★ 後期の名盤といわれている作品。 収録曲はSTICK OUTと同時期に作られた曲で、前作と本作は2つで1つのアルバムになっている。 「手紙」「夕暮れ」などが収録されている。 8th『PAN』★ 解散前のラストアルバム。 甲本曰く「レコード会社との契約が残っていたため、仕方なく作った」というアルバム。 メンバーが完全にバラバラで作ったこともあって、完全な駄作になってしまっている。 曲中にも河口が宗教的な歌を入れたりしているため、他メンバーもブルーハーツとして認めていない作品。
チャゲアス、ザードなど大作おつ。
247 :
名無しのエリー :2008/01/27(日) 17:55:50 ID:TkxdlJ14O
あげ
248 :
名無しのエリー :2008/01/27(日) 19:30:22 ID:wPCK5XFAO
LUNA SEAは?
249 :
名無しのエリー :2008/01/28(月) 17:58:35 ID:DkK2w1su0
参考になるねっ
ゆずは?
251 :
名無しのエリー :2008/02/05(火) 21:16:07 ID:HfWTvLluO
サンボマスターの評価を聞いてみたいのであげてみます
252 :
名無しのエリー :2008/02/05(火) 21:19:12 ID:U2sZ1o6W0
19お願いします!
一切空気を読まずライムスター投下 「俺に言わせりゃ」★☆ 時代が時代だけに今聴くと退屈かもな作品 …正直俺もあんま聴いてない 「エゴトピア」★★☆ これも時代を感じる作品 だが、まだ新人のキングギドラ、ソウルスクリームを迎えた口からでまかせや、パンチライン満載のTHE GOD/THE MADなど聞き所はある 「リスペクト」★★★☆ Jヒップホップを聴く上で避けては通れない歴史的名盤 トラックはまだまだ音数が少なく地味だが、二人のラップスタイルは既に完成されている 「ウワサの真相」★★★☆ 名盤二枚にはさまれ、いまいち存在感の薄いアルバムだが、遊び心に溢れており、個人的には好き ストーリー調のプリズナーNo.1,2,3、ブラックユーモア溢れるグッド・オールド・デイズ等珍曲多し 「グレイゾーン」★★★★★ 一切のゲストを省いて三人だけで作り上げたアルバム。個人的に最高傑作だと思う 不良だワルだ言ってるその辺のカッコだけラッパーには絶対に真似できない(おっさんの)格好良さがある 全曲捨て曲なしで聴けるが、特に表題曲グレイゾーンとシングル、ザ・グレートアマチュアリズムは必聴 「HEAT ISLAND」★★★★ 前作とは打って変わって大量のゲストを招いて賑やかにまとめたアルバム 曲数が多く、後半多少ダレるのは否めないかも 目玉はFGクルー全員参加のウィークエンドシャッフルだが、期待すると肩透かしをくらいますよ
254 :
名無しのエリー :2008/02/07(木) 05:19:43 ID:86IM17fLO
誰かCocco、ザバックホーン評価お願いします。
255 :
名無しのエリー :2008/02/07(木) 10:26:24 ID:LUAAN87EO
最近限定復活したLUNASEAを 『LUNASEA』☆☆☆ インディーズの勢いそのままって感じのアルバム。弱い曲と強い曲がはっきりしすぎてるかな…と。もうちょっと中間な曲が欲しい。これ河村隆一が歌ってるの?って普通の人は思うのでは 『IMAGE』☆☆☆☆ メジャー第一弾。 凄くバランスはいいと思います。色とりどりの楽曲に多彩なアレンジ。 インディーズからの成長がよく解る一枚です
256 :
名無しのエリー :2008/02/07(木) 10:35:02 ID:LUAAN87EO
『EDEN』☆☆☆ とにかくポップになった印象。後、音が軽い。チープな雰囲気も少し漂う。 よく言えば聞きやすい。悪く言えば何か足りないって感じのアルバム 『MOTHER』☆☆☆☆☆ 最高傑作。 ヒットシングル『ROSIER』『TRUE BLUE』の二曲も強く個性を出しながらも上手く溶け込んでる。 一曲目から吸い込まれる様に始まる世界観とその楽曲。ラストまで退屈させない彼等の名をしらしめたアルバムで、初めて聞く人はまずはここから聞いたがいいかもですね。
257 :
名無しのエリー :2008/02/07(木) 10:45:21 ID:LUAAN87EO
『STYLE』☆☆☆☆ かなり重さを重視したアルバム。アレンジも多少シンプルになりながらも『RASEN』や『SELVES』などメジャーを経験していい意味で年を重ねた彼等の個性的な楽曲が揃っていて聴きごたえのあるアルバム 個人的には一番好きな一枚です。 『SHINE』☆☆★ 一年間の活動休止からの復活アルバム。一言で言うとRYUICHIの歌い方が聴けるかどうかです 捨て曲も微妙にあり、曲数を少し削り曲順を変えれば意外にいいアルバムなのでは?とも思いますが…
258 :
名無しのエリー :2008/02/07(木) 10:55:27 ID:LUAAN87EO
『LUNACY』☆☆☆☆★ 後期LUNASEA最高傑作と言っていいかもしれません。(と言っても後期二枚しか出してませんが…) DJ CRUSHとコラボした楽曲『KISS』『sweetest coma again』ジャムからそのまんま出来た楽曲の様な『a Vision』。大人の余裕さえ漂ってます 中間の『Virgin marry』は一聴の価値あります 本当一曲一曲凝ってます。 えーとムカついた人もいるかもしれませんが怒らないでねw つづり間違ってたらごめんなさい ありがとうございました
259 :
名無しのエリー :2008/02/07(木) 16:48:27 ID:jYW/nk250
260 :
名無しのエリー :2008/02/09(土) 09:27:41 ID:fa8HAUX9O
突然ながら最新アルバム出した椿屋四重奏を…。とはいえまだ聴いてないのだけど、、、 1st MINI ALBUM「椿屋四重奏」★★★★☆ 6曲入り。かなり厳選されたと思われ、とにかく一曲一曲の完成度が高い。緊張感溢れる音像と高い演奏技術、文語調メインの歌詞、日本音階的なメロディーライン。どれをとってもデビュー作離れした傑作。 1st FULL ALBUM「深紅なる肖像」★★★★ 基本的に前作の路線を踏襲した良作。少し「突き刺す」感は減ったものの、その分緩急様々な曲調を楽しめる。中田裕二の絶妙なソングライティングからは、計算高さも垣間見える。収録時間44分44秒もツボ。 2nd FULL ALBUM「薔薇とダイヤモンド」★★★☆ 「突き刺す」感が消失。古き歌謡曲の路線をとったようなメロディーライン。典型的な「艶」ロック。良くも悪くも、聴きやすくなった。前2作が好きな人は感情移入できないかもしれないが、やはり楽曲の完成度と演奏技術は高い。 《総評》 ロックバンドに何を求めるかによって聴くべきアルバムが異なる。タイトさと緊張感溢れるサウンドがお望みなら、1枚目と2枚目。「艶」なメロディーと聴きやすさを求めるなら3枚目。ロックの衝動性がお望みなら、もと
261 :
名無しのエリー :2008/02/09(土) 09:33:24 ID:fa8HAUX9O
途中で切れたので続き。申し訳ない。 …もとより聴くべきバンドではない。ただし、中田裕二のアイドル性だけでは語れない、音楽的魅力に満ちたバンドであることは確か。 ちなみに、3月に出るベストを買うならこの3枚を買うべき。ベストにしてベストに非ず。 「TOKYO CITY IMITATION」のレビュー誰か頼みます!
262 :
名無しのエリー :2008/02/09(土) 21:38:35 ID:kwKONkiP0
んじゃ自分が「TOKYO CITY IMITATION」を 「TOKYO CITY IMITATION」★★★☆ メジャー第一弾のアルバム。 横文字のアルバム、曲名からも分かるとおり、内容も初期の内省的な和を意識したものからどこか都会的な雰囲気に。 今までと比べ一つ一つの音がくっきりと聴きやすくなっていて、凄く分かりやすい「格好良い作品」になっている。 インディーズ時代からのファンには賛否両論だろうけど、メジャー第一弾としてはなかなか良いんじゃないかなぁ。 普段あんまりロックとか聴かない人にも「なんか格好良い!」って思わせることのできる間口の広い作品だと思う。
自分がかっこいいと思ってた椿屋のサスペンス的な作品からは離れたっぽいね今回。 気になってたので昔の聴いてみよう。
ミドリカワ書房 みんなのうた+α ★★★★ 整形、専業主夫、離婚、中絶とか珍しいテーマがはっきりしていて面白い。 個人的に後半からは好みじゃなくなる。 家族ゲーム ★★★☆ ミニアルバム。アルバムタイトル通り家族に関するテーマの曲ばかりで構成。 インスト曲は歌ありだと名曲だろうなぁって予感。 みんなのうた2 ★★★★☆ 前作での予感が大当たり。号泣。 映画主題歌もあるけど、曲にテーマがあるのは変わらず。 [恋に生きる人]はあまり人を選ばない聴きやすい曲かと。 ただしオレオレ詐欺とか万引きの曲とかもあるよw 総評 基本的にフォーク中心でテーマは重たいのもあるけど声質のおかげか聴きやすい。 フルアルバムには曲に合わせたMCというか小芝居が入ってて、それも面白い。 でも一度か二度聴いたら終わりでiPodとかに入れる時は絶対入れない。邪魔だからw
265 :
名無しのエリー :2008/02/10(日) 20:49:52 ID:VZ3rt/DaO
>>264 Thank You♪
ミドリカワ前々から気になってたんで買って見るよ。
倖田とか大塚とか亜美のavex勢のレビュー見てみたい 買うにもなんとなく勇気がいるんだよな、avexのCDって。高いし
267 :
名無しのエリー :2008/02/16(土) 13:44:29 ID:Ap3bW8u+0
MOON CHILD 1st「tambourine」★★☆ Mr.Childrenのサポートミュージシャン、浦清英がプロデュース。 そのためか全体的に風通しの良いライトなポップアルバムに仕上がっている。 が、ライト過ぎてさらっと耳に引っかからず通り抜けてしまう部分も。 このアルバムでは声がOriginal Loveみたいな感じなので、新人ながらもどこか落ち着きが感じられる。 逆に言えば落ち着きすぎて面白みが薄いかな。 2nd「MY LITTLE RED BOOK」★★★ 大ヒット曲「ESCAPE」を収録したアルバム。もっとも中古で見かけることが多い。 前作よりもロック色が増して勢いがあり、こちらのアルバムの方が1stアルバムっぽい。 声はOriginal Loveっぽさが消え、透明感のある若々しい声になっているのでこの頃が一番聴きやすい。 曲はと言うと、シングル曲は総じてレベルが高いけれどもアルバム曲はやや完成度にばらつきがみえる。 とっつきやすさではこのアルバムが一番だと思う。 3rd「POP AND DECADENCE」★★★★☆ MOON CHILDのラストアルバムであり最高傑作であり名盤。 プロデューサーは井上鑑で、どの曲のアレンジも完成度が高い。 アルバム名の通り全体的に混沌とした雰囲気になっているけど、良質のアレンジと分かりやすいメロディーで聴きにくさはない。 歌い方はヴォーカルが大ファンだという岡村靖幸を大分意識しているのか物凄く癖があって、歌い方で無理っていう人もいるかもしれない。 アルバムの流れ、曲の配置、楽曲の完成度はぴか一なので、彼らが嫌いではなければ聴いてほしい。 総評:★★★ 1stでは普遍的なポップスを、2ndでは勢いに溢れたポップロックを、 3rdではコンセプチュアルなテーマを掲げたディープな曲を… と、全てのアルバムを聴くと音楽性が徐々に変わっていくのがよくわかる。 結構マニアックな曲もやってるので、今でも十分聴ける面白いバンドです。 avexといってもこれはさすがにだめかw
269 :
名無しのエリー :2008/02/24(日) 17:00:58 ID:i7/yMNvs0
270 :
名無しのエリー :2008/02/24(日) 17:09:35 ID:f0YrSK2fO
?
271 :
名無しのエリー :2008/02/24(日) 20:28:46 ID:+Fizcg9e0
THE BACK HORN、てっきとーにレビューします 「何処へ行く」 ★★★☆ 正に初期衝動 やり場のない怒りをぶちまけたかのような作品 サウンドはもの凄く荒削りっす 「甦る陽」 ★★★★ 前作の延長線上の作品 楽曲はバラエティに富んでいて、まるで色んな映画を見ているかのようです 彼らの作品の中では屈指の聞きづらさだと思います いわゆるスルメ作品 音質が最悪なのがネック 「人間プログラム」 ★★★★★ アルバム全体を通してものすっごく暗い ドロドロとした世界観、ヘビィなサウンド、退廃的な歌詞がたまりません 憂鬱のかたまりみたいな作品ですね でも基本歌謡ロックなので結構聞きやすかったりする 「心臓オーケストラ」 ★★★★☆ 前作を「動」とするならばこの作品は「静」か 狂気の中にも美しさや優しさを感じる作品 これまでに比べて大人しい印象ですが、よりサウンドが洗練された感じ
272 :
名無しのエリー :2008/02/24(日) 20:29:25 ID:+Fizcg9e0
「イキルサイノウ」 ★★★☆ 今までの作品とは明らか違う 狂気が薄まって大分POPになったなあっという印象 バクホン聞き始めにはオススメ 「ヘッドフォンチルドレン」 ★★★ テンションたけえなあという印象 初期の頃のドロドロした印象はあまり感じない 意味より言葉を重視したような歌詞が目立つ これまでにないメロウでPOPな楽曲や疾走感を増した楽曲が増えた 「太陽の中の生活」 ★★ 初期の頃の狂気や毒々しさはもう皆無 明るくなったなあという印象 「THE BACK HORN」 ★☆ 耳あたりの良いJPOP バクホンの持ち味は何処へ 後半やる気なくてごめんwww
すごく乙です
>>275 あんまり参考にしないでねwww
最近でもいい曲はちょいちょいあるんだけどねぇ・・・
ちょいヘッチルのところ修正
意味より言葉→意味より言葉の響き
最近のバックホーンのサウンドも洗練されてはいるが、初期の激しさとは別の方向へ向かってるからなぁ 評価の分かれる所だな
>>271-272 乙
色々と磨かれているのは事実なんだけど、方向性が少しづつずれてる気がしてならないんだよなぁ…。
初期は黒いままだけど、最近はその中に救いを入れてきてる感じだなぁ…。
イミフサーセンww
279 :
1/2 :2008/02/25(月) 22:40:11 ID:vedY9mws0
>>137 では以降の作品を。
THE MAD CAPSULE MARKETS(THE MAD CAPSULE MARKET'S)
7.4PLUGS ★★★★★
歌メロらしい歌メロが一切ない、ハードコア色の強いアルバム。
全篇に渡って鳴り響く警報のようなSEが緊張感を増幅させ、
遊び心のあるショートチューンがいい緩衝材になっている。
-.THE MAD CAPSULE MARKET'S ★★★★★
「ライブでやるとしたら」を基準に選曲された新録ベスト盤。
BPMが倍以上になっていたり日本語詞が英語詞になっていたり
インダストリアル調になっていたりなど、多くの曲が大胆にアレンジされている。
原曲に忠実なものからはレベルの向上がわかる。
この作品を最後にギターが脱退。
8.DIGIDOGHEADLOCK ★★★☆
前作に引き続きハードコア色は強いが、デジタルロックやメロコアなど、
当時の流行も垣間見える。
ATARI TEENAGE RIOTからの影響が色濃い。次の段階への過渡期。
280 :
2/2 :2008/02/25(月) 22:41:21 ID:vedY9mws0
続き 9.OSC-DIS ★★★★★ ここから心機一転、バンド名がTHE MAD CAPSULE MARKETSになりロゴも変わる。 デジタルサウンドが完全に定着。ラウドとポップが見事に融合した。 アートワークも含めて前作から一気に垢抜けた印象に。 10.010 ★★★ 初期メンバーの参加や初期作品のサンプリングにKILLING JOKEのカバーなど、 いい具合に気の抜けたアルバム。 既存の自作品と似た曲が目立つようになったのは残念なところ。 11.CiSTm K0nFLiqT... ★★☆ 進化を続けるMADもとっくにその時期は過ぎ、様式美の追求になったのだなと痛感する一枚。 OSC-DISでは新鮮だったものも、あれから何年も同じことをやっていては飽きもくる。 電子音の使い方はワンパターンで、デジタル用語が頻出する歌詞もいただけない。 ただ、美しい電子音のループにドシャメシャな生音を乗せるなど、 何かしらやってくれるのはさすがだと思う。 以上です。
>>279-280 乙です。
4PLUG〜THEMADの所は自分もお気に入りだな。やっぱギターは石垣だなぁ
あのざらついたギターでOSC-DISまでやってほしかったけど
ところで吉川晃司をレビューして見たんだが需要あるかな…
232です。 スーパールーツシリーズコンプしたよー! アーティストはボアダムスです(一応)。 第一弾「Super Roots」 ★★★ アルバムというよりミニアルバム。14曲入りだが19分。 ジャンクな曲の集合体。音も薄っぺらいし、曲も薄っぺらい。しかしこれはその薄さを楽しむ盤。 とりあえず肩の力抜けまくりなので、聞くほうも肩の力を抜きまくって聞けばいいと思う。 これが合わないという人もいるだろう。自分は好きだけど。 第二段「Super Roots 2」 ★★★ 収録曲は5曲。一曲一曲も短い。非常にラフな感じ。 まあ前作「Super Roots」よりは少し本腰入ってる感じはするが(未発表曲の寄せ集め…らしい)。 しかし実はこれアルバム「チョコレートシンセサイザー」の初回盤に付いていたはがきを送るともらえた抽選品という代物なので、結構入手困難。 ちょっと前まではヤフオクに結構出ていたのだが、今調べてみたところ出品はありませんでした。 どうしても欲しい方は茨の道を進みましょう。あっても高いと思います。しかし内容に過度な期待はしないこと。 まあ収録曲はこの盤でしか聞けないからそれなりの価値はあると思うけど。 ちなみに自分はジャニス2で発見→購入。4890円ぐらいだったと思う。 第三段「Super Roots 3」 ★★ まだ全部聞いてませんが数分聞いただけでもう大体の内容がわかりました(前評判もあったし)。 全1曲、約30分何の発展もなくずーっと同じ演奏を繰り返してるだけ。コード進行は変わるけどね。数分おきに。 しかしフルで聞いた経験者はみな「退屈だけど、コード進行が変わる瞬間がたまらなく快感」と語ります。 自分も近々その快感を体験しようと思ってます。(ちなみにコード進行が変わる瞬間はEYEさんが時計で時間を計って決めていたらしい) ちなみに最後の数分間の無音は収録時間を「33:33」にするための細工です(でも俺のコンポでは33:31って表示される…)。 ボアダムス上級者向け。
「Super Roots 4」は存在しない。なぜかは分からない。 単に忘れていたか、「Super Roots 5」が本人たちにとって重要な内容だったから急いだのか…? 後年出した映像作品「SUPER SEEEEEE!!!!!!」がスーパールーツ4だと本人たちが言っていたみたい(「スーパーシー」→「シー」→「シ=4」) だが、限りなくこじつけくさいw ちなみに「SUPER SEEEEEE!!!!!!」は★★★★ 収録曲は「ETOT(エトート)」。宇川直宏ディレクション。抽象的なアートアニメーション。テーマは「太陽ができるまで」。 モーション・グラフィックスの先駆とのこと。 確かに98年でこの映像は凄い。ただ、この作品を観る前に「スーパーアー」を聞くことを強くお勧めする(曲が「SUPER YOU」のリミックスのため)。 ちなみにライブ映像も入っているが、編集されまくっていて原形を留めていないので期待しないほうがいい。 むしろ買う前から失望していたほうがいい。あくまで映像特典。本編は「ETOT」。 第四段「SUPER ROOTS 5」 ★★ 最初の5分間は音がかなりちっちゃいですが、音量を上げてはいけません。寧ろ下げましょう。下手するとショック死もあり得ます。 「ゴオオオオオオ!!!!」のシャウトで始まる濃密な(バンドサウンドによる)ノイズミュージック。しかも約1時間。凄いです。 フルで聞いたんですが禅とか無我の境地という言葉を思い出しました。でももう一度聴けって言われたら俺は無理って言う。 ノイズミュージック好きは大丈夫だと思うけどそれとは無縁の人が聴いたら絶対に顔を歪める、そんな1枚。とてもじゃないが初心者には勧められん。 ボアダムスを極めたコアなマニア向け。あるいはノイズミュージック好き向け。 第五段「SUPER ROOTS 6」 ★★★★ 第五弾は普通のアルバムの形態。全一曲とかではなくなりました。EYEさんの実質ソロといわれてます。 で、内容の方はというと、これがなかなかに面白い実験音楽集。 いきなり無音な2曲目や、カオスな15曲目、神聖な雰囲気の16曲目など面白くて楽しい曲がいっぱい(17曲入り)。 変てこな音楽や電子音が好きな人にお勧めしたい。
第六段「SUPER ROOTS 7」 ★★★★★ 3曲収録だが2曲目が20分の大作。で、その大作「7→(Boriginal)」が超名曲。 「スーパーアー」収録曲をさらにハイテンションにしたような感じの疾走感ある作品。でも最後にはちゃんと余韻を用意してある。 世間的には「スーパーアー」ばっかりにスポットライトが当たるけどこれもなかなかどうして…。 初心者にもお勧め。というより俺はこれでボアダムスに入門しました。個人的に思い入れもある一枚ですが、それを差し引いても名盤だ! ちなみに1曲目と3曲目はリミックス。三曲目ではEYEさんの咳払いが聴けます(って誰もそんなん聴きたくないか)。 第七段「SUPER ROOTS 8」 ★★★ 「ジャングル大帝」の主題歌のカバー曲+リミックスの3曲入り。 打楽器の使い方が面白い。そこに「アーアーアーアー」のコーラスが乗っかる、聞き心地のいい曲。 二曲目はEYEさんによる短いリミックス。オリジナルヴァージョンのリズム隊を切り刻んでいる面白いリミックス。 三曲目はヤン富田によるリミックス。長いが展開があって飽きない。 と、まあこんな感じですがスーパールーツシリーズの中では影が薄いです。 第八段「SUPER ROOTS 9」 ★★ ライブ盤。ですがおもんない。 聖歌隊のコーラスを取り入れるというなかなかスリリングな試みをしているのですがあまりにもコーラスを前面に出しすぎてしまって失敗してます。 スクリーミングとか「V∞REDOMS」名義の醍醐味(この名義も今年でなくなるらしいが…)ドラムの重厚な響きとかもっと聞きたかった。 買った日に車の中でかけて以来フルで聞いてません。ただ実際に使った楽譜を入れるという試み+ブックレットのアートワークは面白い。 これでぜんぶです。
やっとのことでれレビュー書き込める状態になりましたので吉川晃司を投下 ひたすら試行錯誤な渡辺プロ時代(1984年〜1988年) 1th パラシュートが落ちた夏(1984年) ★★☆ 吉川晃司の記念すべき一作目。とにかく吉川の声が若い。棒一直線な歌唱も若々しい。 まぁ、ジャケットの白スーツにしろ歌詞にしろいかにもアイドル的な内容で当時の空気を感じる。 しかし、曲に関しては話は別で佐野元春のカヴァー曲、夜の終わりの侘しさを歌ったバラード「a day good night」 そして、代表曲のセ〜クス、セ〜クス、セ〜クス、もう二回で有名な「モニカ」等など… と少しではあるが当時のアイドルとは違った所も見せて、今の音で作ればなかなかのアルバムにはなるのではと思う内容。 作曲陣は原田真二、佐藤隆、NOBODY。全体的にテクノ的な打ちこみ音を基調としたアイドル歌謡アルバム。 2th LA VIE EN ROSE(1984年) ★★★★ こちらも打ち込み音を基調としたアルバムだが内容は前作とは別物。初期の傑作。 作曲陣に新たに大沢誉志幸、伊藤銀次を向かえさらに表現の幅が広がったというか…。 綺麗な音色と美しい曲調が良い表題曲に「ポラロイドの夏」、元気な面を見せる「NO NOサーキュレーション」 壮大で無駄な音を排除した壮大なバラード「太陽もひとりぼっち」と打ち込み音を効果的に使った歌群が集まる。 アルバム全体的に見ても流れも決まっていて、曲が自己主張しないで収まってて全曲聴いても疲労感は感じない。 ただ一つ、欠点を挙げるとしたら…ダサいジャケット写真…。 3th INNOCENT SKY(1985年) ★★☆ 前のアルバムと比べると結構内省的な内容。吉川晃司がだんだん自分の音楽を自己主張しようとした時でもある。 特に表題曲は素晴らしい出来でスローテンポで等身大の自分を歌うバラード。曲間の吉川の悲痛の叫びが心を打つ。 ただ、表題曲以外は……てな出来で、まだ自分の世界を掴もうと右往左往している感じ。なんとかアイドルから脱走したい感じ。 アイドル面を見せる役割のポップソングもどこがこのアルバムに馴染んでない印象で散漫な印象を受ける。 作曲陣は原田真二、大沢誉志幸、佐藤隆、伊藤銀二、後藤次利、NOBODY。CHARさん(!)もギターで参加してます。
4th MODERN TIME(1986年) ★★★☆ ここに来て自分の世界が確立できた感が。アイドルから一人の音楽家に脱皮した姿がここでは聴ける。 このアルバムを聴けば、誰でも架空のファンタジーワールドへ飛び出すことが出来るような雰囲気がある。 とにかく聴いた時の耳さわりが素直で音一つ一つが自己主張していなくて聞いてるものに快楽を覚えさせる。 布袋さんも参加していて、乾いたギターの音色が吉川晃司の世界を更に幅の広いものにしている。 ここから吉川自身も作曲するようになりさらに音楽家としての実力を高めている。 5th A-LA-BA-LA-M-BA(1987年) ★★☆ 収録曲のほぼ全部を吉川が作曲するようになった時。確かにシングル曲はそれなりの出来だが…。 この頃からロックの要素も取り入れようとしている感がするがアイドルから出発した吉川なので ロックの曲を作ってもアイドルの要素が多く混じってしまって中途半端な歌謡曲になってしまってる感じもする。 コード展開もどの曲も同じ歌謡曲パターンではあるが…それでも当時の勢いでなんとかしている。 6th GLAMOROUS JUMP(1987年) ★★ まだ、前作はどうにかなったものの今作になると…かなり苦悩している感じもする。 布袋さんとの共作でのちのコンプレックスを先かける表題曲。これはサビが特徴的で結構かっこいいスルメ曲。 忌野清志郎さんが作曲した「HANEY PIE」。これはもろRCサクセンションだね。変態的な歌詞がたまらん。 となんとかして今の状況を打破しようといろいろとしてみるが…肝心の自作曲が…。
転換期のCOMPLEX時代(1988年〜1990年) ※1th COMPLEX(1989年) ★★★ 吉川晃司がロックの要素を吸収して成長したという意味で重要な分岐点となった今作。 やはり、作曲の面では布袋さんの力は大きかった。吉川の魅力を存分に発揮できる曲を用意してくれた。 歌唱面に関してもアイドル時代のあどけない歌い方からふっきらぼうな巻き舌歌唱に変貌しつつある。 元ルースターズの池畑さん、ホッピー神山さんと演奏陣も豪華で当時のモダンロックを奏でる。 吉川晃司のやんちゃ振りな所を強調した所が成功した要因かも。歌詞はまだアイドルの世界だが…。 吉川が作曲した曲も布袋のアレンジによってアイドル時代に比べて鮮麗されたものになっている ※2th ROMANTIC1990(1990年) ★★★☆ しかし、布袋さんと対立しこのアルバムがCOMPLEX最後のアルバムとなる。 当時(1990年)の破滅的な風景を背に吉川の書く歌詞にも現実的要素が加わり日本語も増えてさらに聞き手に訴えるようになった。 一方、布袋さんも綺麗な音色が印象的な「1990」、王道バラード「AFTER THE RAIN」等多くの佳作を作曲した。 この二つの要素が混じって前作と比べてシリアスなアルバムとなり聴き応えはこちらの方が上。 曲順も流にぴったりとはまっていて、アルバム全体的に打ち込みの影響か自閉的で寒い空気が流れている。 吉川作曲の「MODERN VISION」も打ち込み音をうまく使った社会警告ソングでなかなか。 ※当時の主な出来事…ソビエト解体、ベルリンの壁崩壊、天安門事件、女子高生コンクリート殺人事件等…
進化と苦悩の東芝EMI時代(1991年〜1997年) ※7th LUNATIC LUNACY(1991年) ★★☆ COMPLEX時代を経て吉川晃司は更にロックへベクトルを変更した。そして、このアルバムでCOMPLEXに対してけじめをつけた。 しかし、どこがぎこちない姿があるような感じ。佳作は結構あるのだが一つの(このアルバムの場合「月」?)コンセプトに偏ってて 吉川自身が自由に暴れてない印象を受ける。演奏陣も豪華ではあるがまとまってなく音が自己主張している。 収録されてる曲はライブ受けは良いがアルバムで聴くとあんまり…と感じるのもそんなマイナスポイントがあるからか…。 個人的には新しい面を見せた軽快なシャッフルナンバー「VIRGIN MOON」らへんは好き。ちなみに、ここからは全曲自作。 ※8th Shyness Overdrive(1992年) ★★ これもあんまり…。こちらはちょっと音色が優しすぎる。演奏陣のまとまりに関しては文句はないが…。 この頃になって身に着けたオペラボイスをうまく使ってる曲もあるがなかには効果的に使ってない曲も。 アルバム全体のまとまりは良いのだけれども曲に魅力を感じないのは致命的。ポップなのが好きな人向け。 ※9th Cloudy Heart(1994年) ★★★☆ ソロ10周年記念盤ということでかなり気合を入れたと思われる傑作盤。やっとのことでここまで来たかと。 中世ヨーロッパを思わせる妖しい雰囲気、迫力満点のオペラボイス、歌謡ロックと全ての点で満点。 全体の流れも素晴らしくこれぞ吉川晃司と言える。初心者がはじめに聞くならこの一枚がお勧め。叩き売りされてるし。 鋭角的でありながらどこが懐かしい印象を受ける…アイドルとロックがここまで一体化した例はそうはないと思う。 壮大なバラード、歌謡曲、変態曲等、曲のジャンルも多彩で聴くものを飽きさせない。
※10th FOREVER ROAD(1995年) ★☆ 前作で力を使い切ったのか、かなり落ち着いた印象。オペラボイスも目立たなくなり素直に力強く歌う様になった。 しかし、これでは普通の音楽家と同じではと思ったり。自分は肉体的表現の仕方とそこに少し混じってるアイドルの要素が好きなので…。 確かに表題曲にしろシングルになった「BOY‘S LIFE」にしろ等身大の吉川晃司をみせてくれるが…。 好きな人には好きになれそうだが自分は…。 ※11th BEAT SPEED(1996年) ★★ こちらは前作とは打って変わって打ち込み音を基調としたデジタルロックが中心のアルバムとなった。 シングル曲を最初の三曲に並べた驚異的曲順が素晴らしい。しかし、その三曲以降が…。 確かにシングル曲は爽快感もあり歌謡曲の要素も混じってて良い曲なんだがそこからバラード、ディスコ、ポップ… とジャンル関係なしにぶち込まれていて曲の出来自体もあんまり…。生で演奏したほうが良い曲もあったりなんか惜しいアルバム。 ちなみに、このアルバムのギターは全て吉川自身によるもの。紅白でギター燃やした人とは思えないほど上手くなってます。 どん底寸前のポリドール時代(1997年〜2000年) ※12th HEROIC Rendezvous(1998年) ★☆ まず、収録曲の過半数がシングル、リメイクで占められていてはアルバムとしては…。D.ボウイのカヴァー曲もあんま…。 確かにシングル曲は毎回のようになかなかの佳作なのだが少ないアルバム曲がシングル曲を超える出来ではない。 なんか気取ろうとして失敗している印象。だがら点数はかなり低めです。シングルコレクションとして考えれば…。 13th HOT ROD(1999年) ★★★☆ これぞ吉川ってな感じの傑作。一曲目から勢いを感じる。その勢いで途中でバラードを入れつつ最後のバラードで綺麗に収まる。 まるでデビュー直後の勢いというが…若返った印象を受ける。それでいながら1999年の空気も上手く取り入れていて良い。 決してアイドルの落ちぶれが作ったアルバムという印象は全くない。現役選手バリバリの空気。まるで目の前で吉川が暴れてるようだ。 馬鹿炸裂な歌詞もなかなか。ここでもアイドルとロックの要素が見事に調和。松井常松、山下久美子がゲスト参加。
現役復帰の徳間ジャパン時代(2002年〜) 14th PANDORA(2002年) ★★☆ 長いブランクからの復帰作は吉川晃司の第三次黄金時代の幕開けを予感させる会心作。 ゴリゴリのハードな音で熱い、熱い、熱い(しつこい)魂焦がすような表題曲、いきなり弾けている「TOKYO CIRCUS」 そして、元BOOWYのリズム隊高橋まこと、松井常松が参加してるこれまた疾走感あふれる暴走ナンバー「The Gundogs」… ただ、この三曲以外は普通の出来なのでアルバム自体の評価はそんなに高くない。ただ、このアルバム聞く限り 吉川自信に迷いもなく直球勝負するぜ!っていう姿勢を感じるので聴いてて非常にポシティブな気分に慣れます。 ミニアルバム The Gundogs(2002年) ★★★ 上記のアルバムからの表題曲からキーボードなど邪魔のものを消してさらにソリッドにしたのと 2001年のクリスマスライブから数曲と96年のシングル曲「エロス」のリアレンジVerを収録。 表題曲に関してはこれで完成品てな感じで文句なしの出来。エロスもなかなか良いアレンジ。 ただ、ライブ音源はいまいち…。
ライブアルバム ZERO(1988年) ★★★ 88年、渡辺プロから離れる前の武道館ライブを収録したアルバム。 吉川がソロ最後のライブということでかなりロック的で肉体的なパフォーマンスを見せるが 演奏陣と観客はアイドルチックな雰囲気。そのミスマッチ感がなんか面白い。 渋いバラード「RAINY RAIN」、懐かしい感じの佐野元春さんのカバー「すべてはこの夜に」がなかなか。 ※19901108(1990年) ★★★ COMPLEX最後の東京ドーム公演を収録した記念的ライブ盤。観客のノリもなかなか。 やはり最後の公演ということでどこか寂しい感じも受けるが、布袋、吉川の二人はいつも通りに演奏してそのまま終わる。 こうしてみると結成当初の期待感に比べると空回りに終わったのかなぁとも思う。 ※GOLDEN YEARS VOL1(1993年) ★★☆ 吉川晃司がデビューして10年目ということで出されたライブアンソロジー。主に10年記念ライブからの音源。 ライブならではの躍動感とオペラボイスが楽しめる。主に7th、8thからの曲が収録されているが アルバムの音源よりはるかに良い出来となっている。コールレスポンスも決まっててライブの暑さが分かる。 ※GOLDEN YEARS VOL2(1993年) ★★★ VOL1と同時に発売でこちらは昔からの曲が収録されている。こちらも10年記念ライブが主。 昔の曲のアレンジがなかなかでこの当時のオペラボイスとうまく調和されていて良いアレンジとなっている。 観客の盛り上がりもこちらの方が上で若干評価も高め。
※GOLDEN YEARS VOL3(1995年) ★★★ おもに95年に行なわれたツアーからの音源が収録されている。収録曲は9th、10thからの曲が多め。 この頃になると吉川自信も風格が出てきて素直に歌っても存在感を出せるようになっていて全盛期を迎えている。 お勧めは「CLOUDY HEART」で吉川の深みのある声を堪能できる。非常に素晴らしいバラード。 あと、本編ラストの「せつなさを殺せない」での会場の一体感は聞いてて気分が良い。 GOLDEN YEARS VOL4(1999年) ★★★★ こちらは96年、98年のツアーの音源を。このシリーズの中では一番の出来と個人的には思っている。 声がくどくもなく一番油が乗ってるときの声でバラードも歌謡ロックもどれも素晴らしい出来となっている。 後半のシングル三連発〜ピアノの弾き語り〜存在感ある曲の「KEY」の流れは何度聴いても鳥肌が立つ。 Spirit×ナイフ 〜GOLDEN YEARS MILLENIUM EDITION〜(2000年) ★★★ 13thアルバムツアー後に行なわれたアンコールライブハウスサーキットと92年、95年の貴重なライブハウス公演が収められている。 さすがにライブハウスなので客の歓声でその密室感がわかる。COMPLEX時代の「IMAGINE HEROES」,「恋をとめないで」も 原曲に忠実に演奏されていて吉川自身も勢いがある。92年録音の「せつなさを殺せない」の一体感もなかなか。 あと、アイドル時代の曲もライブハウス向けにダイナミックなアレンジになっているのでそれも聞き所。 ちなみに、初回限定版にはこのツアーの模様を一部と「ナイフ」のPVを収録したDVDと写真集が付いてきます。 LIVE GOLDEN YEARS 20th ★★★ これは後で述べる20周年記念アルバムThank Youの初回限定版に同梱してくる91年〜03年のライブアンソロジー。 ライブビデオからの手抜き音源も結構あるが、今まで未収録だった貴重な音源も入っていて見逃せない内容。 特に91年の記念ライブからの音源にはアイドル時代の隠れた名曲「真夜中のストレンジャー」が入っていて これだけのために初回版を探しても良いぐらいの内容です。こっちを単体販売してくれた方がよかったのに…。
ベストアルバム BEAT GOES ON(1988年) ★★★ 渡辺プロ時代のシングルを集めたベストアルバム。ジャケットがダサい…。内容は満遍なく収録されていてなかなか。 最後のシングル「プリディナイト」はこのアルバムだけに収録。 FAVORITE SOUNDS 1988(1988年) ★★☆ こちらは吉川作曲の曲を集めたベストアルバム。MODERN TIMEU、ODEONに魅力を感じるか感じないか…。 MODERN TIMEUは4th収録曲に壮大なイントロとちょっとリミックスした品物。ODEONはディスコ風味で当時の空気を感じる。 ※TOO MUCH LOVE(1993年) ★★☆ 当時入手困難だった渡辺プロ時代の音源と当時(1993年)までの最新曲をあつめたベスト。 しかし、渡辺プロ時代の音源が気軽に手に入れる今となっては無用の品物かな…。選曲も中途半端だし。 ※DON‘T STOP ME NOW(1997年) ★★★☆ ポリドール移籍時に東芝への置き土産的存在で出された東芝EMIの集大成。こちらはシングルだけでなく アルバム未収録曲のB面、アルバムの主な曲も収録されていてなかなかの好編集版。 中古で結構安く出回ってるので初心者はこのアルバムから入るのが一番だと思います。 沢田研二の曲を吉川流にアレンジした「ストリッパー」、愛車をモチーフにした爽快感ある「ブラックコルベット」はこのアルバムだけに収録 PASSAGE:K2 SINGLE COLLECTION 1984-1996(1998年) ★★☆ 上記のアルバムが出た直後に出た東芝時代までの一部を除くシングルA面コレクション。吉川の写真もなくこのレビュー同様味気ない。 長所といえば…音が無駄に良い。それだけ。特に未収録曲もなく…。ただ、アイドル時代から満遍なく聴けるという点ではこれが一番かな
SELF COVER BEST ALBUM Thank You(2004年) ★★ 20周年記念ということで過去の名曲をスリーピース(ギター(全曲吉川)、ベース、ドラム)でアレンジした二枚組の大作。 ただ、出来はあんまり…。あきらかに人選ミスと思われる箇所も所々にあるし吉川もギターに集中しすぎて勢いがない。 これは7thアルバムと同じ現象で上手い人を並べただけでは良い音楽にはならないということでそれが失敗の要因。 例えば若手の3ピースバンドでも演奏技術は確かにここで演奏している人よりは劣るかもしれないがアンサンブルは良い。 この場合どうしても若手の方が好印象を持ってしまうわけで…。選曲も3ピースを演奏することを考えてない曲もあったり。 アレンジもパンク風の「モニカ」や「にくまれそうなNEW フェイス」以外は意外性のないものばっか。 BEST(COMPLEX)(1998年) ★★☆ アルバム未収録曲も入っているCOMPLEXのベスト盤。しかしリマスタリングされた割には音が悪い。 選曲も1STからの曲が多くてちょっと不満。中古でオリジナル盤をそろえた方が良いかも。 総評 とにかくこれほどいろんな世界を経験した人もなかなかいないので吉川晃司みたいな存在は貴重な存在。 いろいろと試行錯誤しながら自分の世界を見つけてはそこからまた転落の繰返し…というのもこの人らしい。 まぁ、東芝時代のアルバムはブクオフなどで叩き売りされているので最初はこの時代から入ってみるのがいいかも。 あと、渡辺プロ時代のベスト版に「BEST1984-1988」、最近のベスト版「BEST1996-2005」もあるのでそちらも。 しかし、吉川の魅力をはじめに体験するにはライブ盤が一番。特にGOLDEN YEARSシリーズははずれがなくてお勧め。 アイドルの歌謡曲とロックの肉体的存在の狭間で生きる男、吉川晃司を一回は聞いてみてください。 あと、ブックオフなどで叩き売りされているアルバムにはタイトルに※を付けておきますので購入の際には参考に…
>>286-295 お〜い、「Jellyfish&Chips」と「KATANA FISH」と「TARZAN」の
レビューはどうしたの?
(「BEST BEST BEST」とか「DISCO K2」もそうだけどさ)
>>296 それだけ持ってないんだよ…すんません、金が無くて…onz
誰かやってくれる人がいれば…
1thって何だよw 乙
>>283 乙。ボアダムスはあまり知らないけどファンになると面白そうなグループだね。
>>286 超乙。ベストだけでもすごい量。
>>299 面白いよ〜ただボアダムス一組だけじゃなく関連バンド
(想い出波止場など。関連バンドはライブで一瞬組んだだけというのも含めると100を超えるという説も…)
も多数あるし、貴重盤がやたらと多いバンドなので経済的には苦しい。そして田舎でファンになると全然購入できる機会がないので苦しい。
capsule行ってみよー
1st.「ハイカラガール」
★★★
今の路線とはかけ離れた、「和」のテイストの強い一作。分類で言うならJ-POP。
ファンには結構人気。「恋ノ花」「花火」辺りは名曲だと思う。
2nd.「CUTIE CINEMA REPLAY」
★★
作風がいきなり変ったセカンドアルバム。
「プラスチックガール」「music controller」あたりは名曲だと思う。が、個人的にこのテンションの高さについていけない。
3rd.「phony phonic」
★★★☆
前作よりテンションも低めで、聞きやすくなった。少し大人な雰囲気の一作。
初期capsuleの美学の結実「idol fancy」は必聴。
4th.「S.F. sound furniture」 ★★★★☆ ここからファンにも人気が高い「SF三部作」に突入。 一曲一曲のクオリティが非常に高い。しかし何か微妙に影が薄い感じ。 個人的に好きになれない曲があるので個人的な評価は微妙(個人的個人的うるさいな、我ながら)。 「ポータブル空港」「未来生活」「レトロメモリー」あたりは好きなんだが。 5th.「NEXUS-2060」 ★★★★★ かなりクオリティが高いアルバム。capsuleのポップ路線の最高傑作だと思う。 「Lucky Love」「happy life generator」「world fabrication」などの名曲が怒涛のごとく押し寄せてくる。 ただ「beautiful hour」はいらなかった。そして初心者には勧められない。 6th.「L.D.K. Lounge Designers Killer」 ★★★★★ これは初心者にも勧めやすい作品。 個々がどう、とかではなく単純にアルバムとして全体の流れが奇麗(一曲一曲ももちろんいいんだけどね)。 そして今のクラブ〜テクノ路線へのシフトチェンジにもなっている一枚。 「グライダー」(この曲はcapsuleの中でも一、二を争う超名曲)「do do pi do」あたりがファンには人気。 だが「テレポーテーション」も個人的には捨てがたい。 7th.「FRUITS CLiPPER」 ★★★★★ capsuleの最高傑作といっても過言ではない。クラブ〜テクノ路線へ完全にシフトチェンジした直後の一作。 とにかく10曲全てが名曲。完全にマンセーレビューだがほんとにそうなんだからしょうがない。 「CS Entrance6」で静かに始まり、タイトル曲でもある「FRUITS CLiPPER」から「jelly」へ繋げ、 「CrazEEE Skyhopper」でテンションをあげて「5iVE STAR」へなだれ込み、「Endor」「Robot Disco」で一休みして 「super speeder Judy Jedy」でしっとりとさせた後「megalopolis」で一騒ぎ、そして超絶の名曲「dreamin dreamin」で幕を閉じるという構成が完璧。 中田ヤスタカが当時の全身全霊をかけたであろう一作。必聴。
8th.「Sugarless GiRL」 ★★★ いい曲は多いが前作に比べるといまいちな感じを拭えない。 特に「catch my breath」「MUZiC」あたりは微妙。 しかし「Starry Sky」「Sugarless Girl」「Spider」「Sound of Silence」のために2310円払う価値はある(一曲あたり577.5円)。 「Melting point」は地味に名曲。 9th.「capsule rmx」 ★★☆ セルフリミックスアルバム。 しかし「Sugarless GiRL」は明らかに改悪。「CrazEEE Skyhopper」はいらない…など問題点多し。 でも「Sound of Silence」のりミックスはかなりいいです。元曲も好きですがこれもかなり好きです。 なんでこの曲を選んだのかの理由を知ったときは嬉しかったw自分の好きな曲がアーティスト自身も好きな曲だとなぜか嬉しいよね。 (中田ヤスタカ自身が好きだったから、とMARQUEEで語ってた) 10th.「FLASH BACK」 ★★★☆ ここでちょっと新路線?少々リズムが目立った作風になってる。 「Electric light Moon light」を聞けば今までと違うっていうのがなんとなく分かっていただけると思う。 こしじまとしこボーカル曲は好調だが、タイトル曲や「MUSiXXX」辺りはいまいち。でも買って損はない。そんな1枚。 ただ本スレをみると評価は二分されている。 買って損だと思う人も多いみたいなので、事前に一、二曲(ニコ動などでもいいから)視聴したほうが吉。 なんかやる気なくてスンマソン ところでリク厨になってしまうのだが誰か想い出波止場をやってくれないか? 自分もレビューしたいんだがあいにく三枚しか持ってないんだ(「MANTAKO」「金星」「VUOY」)
視聴→試聴ね。間違えてごめん
>>300 乙!capsule最近知ったミーハーな私にはすごい参考になったよ。6と7聴いてみる。
>>300 乙。昔聴いたcapsuleと最近聴いたcapsuleが全然違うのはそういうことだったのか。
306 :
296 :2008/03/06(木) 21:11:11 ID:LSph8uhC0
>>286-295 まず、誤りの指摘。
>>286 「1th」、「2th」、「3th」じゃなく「1st」、「2nd」、「3rd」
>>288 「1th」、「2th」じゃなく「1st」、「2nd」
>>289 × 「LUNATIC LUNACY」
○ 「LUNATIC LION」
>>294 × 「RAINY RAIN」
○ 「Rainy Lane」
>沢田研二の曲を吉川流にアレンジした「ストリッパー」、愛車をモチーフにした爽快感ある
>「ブラックコルベット」はこのアルバムだけに収録
曲調は同じロカビリーテイストで明らかに元ネタにはしているが、「ストリッパー」は
吉川自身の作詞・作曲であってジュリーの曲のカバーではない。
それと「ブラックコルベット」は「BEST BEST BEST 1989-1995」にも収録されている。
>>295 × 「BEST1984-1988」、「BEST1996-2005」
○ 「BEST BEST BEST 1984-1988」、「BEST BEST BEST 1996-2005」
あと、7thから10thまでの曲をまとめた「BEST BEST BEST 1989-1995」が漏れている。
うわ
でもって、レビューされてないものの補足 15th Jellyfish&Chips(2003年) 多彩な面子が参加した前作とうってかわって吉川と共同アレンジャーの菅原弘明、ベースのChirolynの3人で レコーディングしたアルバム。 (1曲のみギターソロで元マッド・カプセル・マーケッツの石垣愛も参加。) 曲調はアップテンポなものを控えて、ミディアムテンポなどの横ノリなものが多く、 デビッド・ボウイ、レニー・クラヴィッツ、ブロンディあたりの曲からの影響を受けた作風である。 ミニアルバム KATANA FISH(2003年) 上記アルバムで映画監督の三池崇史が作詞で参加した楽曲を 歌詞とアレンジを変えて再レコーディングしたものと「邪悪なサンタクロース」を コンセプトにしたクリスマスソングらしからぬクリスマスソング、 あとは過去の楽曲から3曲リアレンジしなおしたもので構成されている。 アレンジはU2あたりを意識した重い感じになっている。
16th TARZAN(2007年) 「ディスコビート+ソリッドなギターサウンド」を標榜した吉川流ダンスフロア・ロックアルバム。 曲によってブラックミュージック風だったり70年代ディスコ風だったりビリー・アイドル風だったりするが 基本的に8ビートだが2拍でもリズムが取れる曲調が主体になっている。 ただし、1曲だけエル・プレジデンテの「Without You」まんまなアレンジの曲があるのは 少々いただけない。 あと、これまではレコーディングでは上の世代のミュージシャンを起用してきた吉川が、 今作では同世代や下の世代のミュージシャンも起用しているのも大きな特徴である。 (元THE YELLOW MONKEYのエマ&アニーの菊池兄弟、元SHAM SHADEのNATCHIN、 T-SQUAREの坂東慧、D'ELANGERのCIPHERこと瀧川一郎、ギタリストの弥吉淳二など。) リミックスアルバム Disco K2 Kikkawa Koji Dance Remix Best(2006年) 1986年に出した12インチシングル集「SATISFACTION FAKE」に DJ TASAKA、KAGAMI、ニルギリス、SOUL'd OUTのShinnosuke、レゲエプロデューサーのHASE-T、 Kenji-Jammar(鈴木賢司)、小池ヒロミチ(COMPLEXの頃から吉川ライブの大半で サポートメンバーを勤めているベーシスト)によるリミックスナンバーを収録したアルバム。 「SATISFACTION〜」は坂元達也と現Mixer's LAB代表の内沼映二がリミックスを担当していて、 両者とも原曲のイメージを極力崩さない程度にいじっているが、 今回追加されたリミックス曲に関しては、もろにテクノだったり、マッシュアップだったり レゲエだったり・・・とリミックス担当者の得意なフィールドに持ち込んだ作りになっている。 とりあえず「80年代のリミックス」と「現在のリミックス」との手法の違いを聴き比べることが 出来るという意味では面白いアルバムだと思う。
>>309 × D'ELANGER
○ D'ERLANGER
えらそうに人の添削をしておいて、テメエが間違えてれば世話は無いな。
ワロタw というか、星がないからどのアルバムがいいか悪いかわからん
レビューもたいしたもんじゃないしね…
313 :
名無しのエリー :2008/03/10(月) 06:08:03 ID:4YZ5bkTK0
>>157 おそいけど
スリーアウトチェンジ!!! ★★★★★
これを最高傑作に挙げる人も多い。
デビューアルバムにして全19曲という、超詰め込み作。
青い、青い、青すぎてジャケットまで青くなってしまったようなギターロックの連続。
しかし曲にバラエティー性があり、飽きずに聞くことができる。
若さが成せる奇跡を切り取った「Lucky」と12分49秒にも及ぶ、スーパーカーの最期を飾った超絶ナンバー「TRIP SKY」だけでも聞くべき。
Jump Up ★★★★
前作から一転、青さは若干残っているものの路線を模索して電子音や打ち込みに手を出し始めた1枚。
しかし実験的なカタい曲はなく、肩の力を抜いて聞ける感じ。
ノックアウトされた人も多いであろう名曲「Sunday People」「My Girl」収録。
ラストナンバー「Daydreamer」はスーパーカー屈指の名曲だと思うが、どうだろう。
OOKeah!! ★★★
企画盤。ギターロック路線に完全に別れを告げるために出されたものらしい。
アナログ盤で先行販売されていたもののCD化。地味な1枚だが、隠れた名曲の宝庫。
ファンに人気の高い「Summer Tune」やCMにも使われた永遠の名曲「Flicker」、異常な「SATORI」などを収録。
ちなみにアナログ盤は全曲がフェイドアウト編集なしで収録されている他、「SATORI」のイントロ違いを収録。
ただ、「OOKeah!!」と「MIAMI BEACH」はCD化の際に追加収録された曲なのでアナログ盤には未収録。
OOYeah!! ★★★
「OOKeah!!」と同時発売の企画盤。こちらはCDのほうが初出。
こちらはスルメ曲の宝庫。「BE」「MOTORBIKE」などの分かりやすい曲もあるが、
「Noman」「ONE」あたりはさらっと聞き流してしまいそうで実は意外に名曲だったりするナンバー。
ちなみにファン人気が高いのは「Life Goes On」。ファン投票によるベスト盤(後述)で票を集めた際に、
以外に「Life Goes On」に票が入っていたが「あんまりベストっぽくないから」という理由で収録されなかった、というエピソードがある。
でも個人的には後ろ向き全開なのに脱力している歌詞と相反して超切迫したギターロックな「HeLP」が好きなんです。
314 :
名無しのエリー :2008/03/10(月) 06:09:17 ID:4YZ5bkTK0
Futurama ★★★★☆ ここでテクノ〜トランス路線とギターロック路線が融合した不思議なサウンドを生み出した。 疾走感のある曲から、落ち着いて聞けるスローナンバーまで揃えた全16曲。 前半は明るく疾走感のある曲が多く配置されているが、後半はやや暗め。 「New Young City」の奇麗すぎて悲しい感じ、「I'm Nothing」の哀愁たっぷりな感じがいい。曲間の繋ぎも工夫されている。 ちなみに「FAIRWAY」はシングルとは別バージョン。 HIGHVISION ★★★★★ この路線に嫌悪感を表す人もいるみたいだが、個人的には間違いなくスーパーカーの最高傑作。 音が奇麗で、その奇麗な音の集積が光になっていく過程を追っているような全10曲。 「STORY WRITER」はちょっと前の路線の痕跡を残しているが、これは本人いわく「『こんなん好きでしょ』みたいな、冷めたサービス」らしい。 お勧めの曲を書き並べたいが、そうすると全曲書いてしまうことになりそうなので、やめよう。 ただこれだけは書いておこう。「YUMEGIWA LAST BOY」だけは絶対に聞きましょう。 おそらく今後何十年と語り継がれることになるであろう、歴史的名盤。 16/50 1997-1999 ★★☆ ファン投票のベスト盤。無難な選曲。 とりあえず初期音源が聴きたいけど、どれを聴けばいいのか分からない人に薦めたい。 でもそれだったら「スリーアウトチェンジ!!!」を聞いたほうが手っ取り早い気もする。 なんとも中途半端な盤。とりあえず入門編にはならない。 ちなみに「TRIP SKY」はショートバージョン、「Dive」「BE」はフェイドアウトしないフルバージョンが収録されている。 あと初回盤に付いている写真集はそれなりに見ごたえがあるものだと思う。 ANSWER ★★★★ ラストアルバム。バンドサウンドを大胆に取り入れた音作りとなっている。 しかしそれは決してファーストのようなものではなく、パーカッションだったり、ギターにしても無機質な音を鳴らしていたり。 以外と聞き流してしまいそうでいい曲が収録されている感じ。いま聞くとバンドとして決裂しようとしている感じが何となく伝わってくる。 「LAST SCENE」は後年に伝えるべき名曲。アルバム曲だったら「HARMONY」が素敵だが、「DISCODE」の不穏な感じも捨てがたい。
315 :
名無しのエリー :2008/03/10(月) 06:09:55 ID:4YZ5bkTK0
A ★★★ ベストアルバムだが、シングルのA面の曲をただ収録しているだけなので、面白みには欠ける。 しかし初心者にお勧めするなら間違いなくこの1枚。どんな変移を辿って行ったのかが手に取るように分かるし、 何よりこれと「B」さえ買えば買うべきシングルがぐっと減るというメリットが! (なんで「シングルを買わなくて済む」ということにならないのかは、「B」のレビューで書きます) B ★★★★ こちらはB面集。よく考えたら「A」も「B」も身も蓋もないタイトルだ。スーパーカーらしいけどね。 こうやって聞くと、改めてB面にも名曲が多かったということを実感させられる。 「LOVE SONG」の純真さや、「GUMNOVA」の息が詰まるような重さ、何でこれがA面じゃないの「FREE YOUR SOUL」、 「SORATOBI」の哀愁、長すぎ「Rou」、異常な切なさをもって迫ってくる「SCALE」、初期を思い出させる「VOICE」…。 そして「FOX,DOGS AND DOVES」はジュンジ曰く「自分が書いた詩の最高傑作」らしい。テーマは「戦争」。 アコギで弾き語られるメロディーも壮絶なものがあるので、ぜひ体験してほしい。 しかし欠陥がいくつか。まずリミックスはすべて未収録。 確かに他人の手によるリミックスは収録しなくてもいいとは思うが、ナカコーによる「FAIRWAY」のリミックスなどは収録してほしかった。 そして「Love Forever」の初回限定盤収録のシークレットトラックが未収録なのは痛い。 というわけで音源をすべて聞きたい方のために「B」未収録のリミックス等が収録されたシングルを書いておきます。 「Love Forever」(初回限定盤)…シークレットトラックを収録。 「FAIRWAY」…「FAIRWAY」リミックスを3曲収録。特にナカコーによるリミックスは全く別物のインストナンバーと化しているので必聴。 「YUMEGIWA LAST BOY」…「Strobolights」の砂原良徳によるリミックスを収録。 「AOHARU YOUTH」…「Strobolights」のDUB SQUADによるリミックスを収録。 以上です ついでのあげ
こちらも乙
>>313 ありがとう参考になった
初期も聴いてみる
318 :
232 :2008/03/12(水) 23:40:08 ID:UK6IDbya0
>>232-
>>234 のレビューでレビューしてなかった「SEADRUM/HOUSE OF SUN」(持ってるけど未聴だった)を一枚。
8th「SEADRUM/HOUSE OF SUN」 ★★
一言で言うと退屈。
ピアノの音を取り入れたり、シタールを取り入れたりはしてるけどどれも不発になっている印象。
特に「SEADRUM」は駄目だなあ…微妙すぎる。それが20分続く。
319 :
出張まとめ人 :2008/03/15(土) 01:12:05 ID:q3cDqy8T0
>>319 毎度乙です
これでレビューがぶんぶんと頻繁に増えてほしいな
323 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 16:35:23 ID:yRFvyMH3O
the pillows。ロストマン以降のフルアルバムだけど勘弁。 「Please Mr.Lostman」(1997)★★★★★ 明確なロックバンド路線で作った初のアルバム。とはいえサウンドに後のひずみはなく、繊細な音造りがされている。 1曲目以外は、全編キャッチーな高性能ポップロック。収録時間は41分ながら充実感がある。折り紙つきの完成度で、個人的に90年代を代表する一枚。ピロウズはここから入るべき。 「Little Busters」(1998)★★★★★ 後の方向性の指針となったアルバム。前作も名盤ながら、今作はさらにその上を行くのでは?バンドサウンドにひずみが加わって迫力を増した上に、ドキャッチーな名曲揃い。とにかく聴いていて楽しい。傑作。 「Runners High」(1999)★★★★☆ サウンドはさらに凶暴性を増し、高揚感溢れるロックアルバムに仕上がっている。 キャッチーさは僅かに減退したが、相変わらず楽しんで聴ける。こちらを最高傑作に挙げる人も少なくない。この頃のピロウズは、何をやっても成功しそうな自信に満ちている。
324 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 16:36:21 ID:yRFvyMH3O
「Happy Bivouac」(1999)★★★★ ピロウズの歴史の中でも見過ごされがちだが、前3作を継承したポップさに、一層のタフさが加わった良作。現行のピロウズにもっとも近いアルバム。最後を小曲で締めくくるスタイルもここから。 「Smile」(2001)★★☆ 2年ぶりだが、大きな変化はなし。停滞作である気がして、なんとなく感情移入できなかった作品。良曲は複数あるんだが。 「Thank You,My Twillight」(2002)★★★★☆ この時期の代表作。本作も最高傑作に挙げられることがある。とにかく全曲ハズレなし。前作より幾分ポップか。安っぽいシンセ音が意外に良い味出してます。
325 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 16:37:02 ID:yRFvyMH3O
「Penalty Life」(2003)★★★★ 欧米のロックを意識した異色作。ポップらしさは抑え目だが、今までと違った鋭角さと痛快さを感じる。カッコよさは今まで以上かも。ちなみにボーナストラックも秀逸。 「Good Dreams」(2004)★★☆ 収録時間は36分とコンパクトにまとまっているものの、アルバムとしての個性が薄い。個人的には、過去作品の焼き増しという印象がある。 「My Foot」(2006)★★★★ メンバー自身「全曲シングルみたい」と語る充実作。それまで減退していたポップさが一気に出た印象で、JPOPリスナーにも訴求しうる。
326 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 16:38:35 ID:yRFvyMH3O
「Wake Up! Wake Up! Wake Up!」(2007)★★★ 今まで続けてきたオルタナロック調を抑え、聴きやすさを重視。全体的に軽めのサウンドになっている。新規のリスナーにはアクセスしやすいが、今までのファンには物足りないかも。 《総評》 ポップとロックの中間に立ち、クオリティの高い作品を放ち続けるバンドである。60〜90年代のメロディアスなロックを摂取し、自己流にかたどる技術を持っている強み。 ただ良くも悪くも安定期に入っており、音楽性の拡大は見られなくなった。
327 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 16:40:45 ID:yRFvyMH3O
>>319 乙なんですが、ボアダムスがピロウズになってる。。
330 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 20:30:30 ID:mSvRtSciO
>>319 が乙過ぎて興奮。
便乗して、スキマスイッチ行きます!!
1st 夏雲ノイズ
名盤。この一言。
スキマスイッチと言えば、"奏やボクノートといった優しいNHK向きな音楽"
と思われがちだが、
このアルバムはなかなかパワーがある。
viewに、螺旋や君の話、キミドリ色の世界はなかなか攻めの姿勢で出来た作品だと思う。
言わずもがな最後には奏が収録されているが、その前の曲の"えんぴつ消しゴム"もなかなか可愛らしい楽曲である。
2nd 空創クリップ
一番世間的な認知度でいうとメジャーなアルバム。
世間の、特に男性の支持を多く集めた"全力少年"収録からか。
その他、雨待ち風、冬の口笛収録。
アルバムとしては、若干方向性が変わってきた。
前作より力強い作品が減り、優しく語りかけるような歌が増えた。
"キレイだ"はスキマスイッチがw-inds.に提供して、ヒットした曲。
比較すると、テンポが早く、スキマスイッチらしいアレンジになっている。
前回同様、最後から2曲目は可愛らしい楽曲、"飲みに来ないか"が収録。
3rd 夕風ブレンド
個人的には残念な出来。
一曲目"藍"は根強い支持を受けているが、
シングルを始めの方に立て続けに持ってきて、最後の方はインパクトにかける。
本当に個人的にだが、今までのアルバムの順序に従うなら、"ボクノート"を"最後のしめ"にできるようなアルバムにしてほしかった。
331 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 20:34:54 ID:mSvRtSciO
>>330 だが
実際書いてみたけど、全然言いたいことが書けてないというか...
チラ裏みたいになったOTL
スマン…
>>330 乙です。別に謝ることはないよ
ついでに布袋寅泰に挑戦。オリジナルアルバムだけですが…
GUITARHYTHM ★★★★
布袋のソロ第1作目はいきなりBOOWYの延長を期待してた人を驚かせる実験的な作品で始まる。
GUITAR+RHYTHM=GUITARHYTHMというコンセプトを打ち立てて、全曲打ち込み&英詩で非常に洋楽的。
アルバム全体的にも音数が絞られてるおかげか、無機質な空気が漂ってて冷たいような感触を受ける。
しかしながら、物語性もあり布袋のビートも楽しめて聞き手を飽きさせずに最後の曲まで聞かせる。
ジャケット、訳詞にもこだわっててもうこのCD自体が芸術品てな感じで布袋の才能に嫉妬。
GUITARHYTHMU ★★★★☆
途中で吉川晃司とのユニット、COMPLEXを経てのGUITARHYTHMシリーズ2作目はテーマが「魂の行方」という2枚組の大作。
1作目との大きな違いは歌詞が日本語になったということ。これにより表現の幅がさらに広がりこの大作が完成された。
曲にしても全曲オリジナルで焼きまわしもなく、ジャンルも多彩で一つとして同じ曲がない。
オーケストラ、アコースティック風味のポップ曲、ブルース、ロック…とこれ一人が作ったの?と驚くぐらいだ。
アルバムの流れも上手く流れていて、通して聴くと一つのSF大作映画を見てるような壮大なスケール感に圧倒される…。
音作りも強者ぞろいのミュージシャンが参加しており、音一つ一つが人工的な美しさを見せてくれて90年という空気。
本当にこの作品には布袋が心をこめて作ったのが聞いてて分るし、聞き手もその曲を聴いて圧倒される。
1回聞いただけで良いという曲が一つもない。聞けば聞くほど新しい発見もあり曲の良さもわかってくる。
ブックオフ等で安く売られてることが多いけど絶対定価以上の価値がある。
だって、こうやってレビュー書いててもこの作品の良さを必死に伝えようと長文になるんだもん…。
ただ、スルリやバンビーナの布袋を期待している人には向いてないかも。聞き手にも心構えが必要で。
GUITARHYTHMV ★★★★ ここで、初めてギター弾きまくりの布袋の姿が聞け、ワイルドというキーワードの元、皮ジャンが似合うロックを連発。 だからといって、一回聞けばわかるような楽曲になってるわけでもなくちょくちょくとひねくれ者のエッセンスが入ってる。 そして、いちばん驚かせるポイントは布袋の歌唱力の上昇度。前回のアルバムツアーでかなり鍛えられたようで 前2作のよく言えば純粋、悪く言えば頼りない歌声から非常に厚みのある歌声を聴かせてその影響か、楽曲も力強い曲ばかり。 また、演奏陣も前回ツアーからのバンドが演奏しているためグルーヴ感もあり、聞く者を興奮させる。 デジタルサウンド主体の曲でもジーザスジョーンズとの共演作もありこちらもなかなか。 ゲストもロキシーミュージックのアンディマッケイ、クリススペンディングと渋くて豪華。充実した内容だ。 聞いてくると本当に拳に力が入って、なんか心が燃え上がるというか…野郎向けのアルバムです。 GUITARHYTHMW ★★★☆ GUITARHYTHMシリーズ最終章は内省的でバンドサウンドを主体にした意外な方向で幕を閉じる。 シングル曲、「サレンダー」にしてもポップなギターサウンドでありながら歌詞は非常に暗くて、「さらば青春の光」も同様 その次の「ESCAPE」ではアルペジオサウンドの中静かに逃げよう…と語りながら歌い最終章にしては暗いと感じる。 しかしながら、最後の曲「RUN BABY RUN」では聞く者に勇気を付けるように明るく、儚く歌い最後はオーケストでエンドロールを飾る。 …とまぁ、最終的にはうまい具合に幕を閉じると。音的にはロンドンの影響か気品の立つ美しいサウンドでポップ。 なんとなくここら辺で布袋のサウンドが固まり始めた感じで、これが次作の大ヒットにつながるのかなぁ…。
King&Queen ★★★☆ GUITARHYTHMというコンセプトから離れた影響なのか、このアルバムではオモチャ箱をひっくり返したように暴れている。 今までの作品に合ったシリアスな空気がこのアルバムには漂っておらず曲のジャンルも多彩で聞いてて楽しい気分。 曲によってオーケストラ隊を使い分けたり、ゲストも大量に参加させたりする等音の華やかさもこのアルバムの特徴。 曲中にインスト曲もちょくちょく入れて上手く多彩な曲順をまとめてたりして不思議とアルバム全体も調和されている。 ヒットシングルで江頭のテーマソング「スリル」も入ってるので初心者にお勧めのアルバム。 SUPER SONIC GENERATION ★★★ 今までのアルバムの中でも一番実験作の臭いがする異端のアルバム。必要以上にデジタルサウンドを強調していて 布袋流のクラブサウンド…テクノサウンド…のような従来の布袋を期待していた人は肩透かしをくらうような内容。 このアルバムからは生演奏の臭いが全然無い。それも、デビュー作以上に冷たく無機質な、聞く者を突き放す… 唯一、生の臭いがするレットツェッペリンの「移民の歌」のカヴァーにしても時空を彷徨う変態ギターサウンドを駆使して 原曲の輪郭だけを残しつつかなり破壊しまくってる。最後の曲「DESTINY」ではリードポエミングを聞かせてくれるのだが その詩の内容が絶望的な内容でもやもやしたままアルバムは終える…。ちょっと古臭い音作りなのが欠点。 fetish ★★☆ 20世紀最後の作品ということでかなり気合を入れて作ったらしいが…今までの作品に比べるとかなり劣っている。 確かに音色は上品で美しい高貴な印象なのだが、曲自体に魅力ないものが目立っている。バランスが悪い。 ホーンセクションを取り入れたり、ある曲では一つの音を弾き続けるだけでギターソロを形成するなど実験的要素や 静かな曲の中には佳作もあるがシングル曲がぱっとしない。アルバム全体の雰囲気がアダルティックでいいだけに惜しい。
SCORPION RISING ★★ これも…一回聞いただけで満足する曲が多いなぁ。音は鋭角的で結構ロックっぽい雰囲気なんだけど。 こちらもミディアムテンポの曲のほうがいいのが多い。鬼武者2のテーマ曲「ロシアンルーレット」も音はかっこいいけと曲がリフがカッコ悪い。 1曲目のタイトル曲には元ボーイの松井常松が参加していて曲もリフも好きだが、兄貴的な歌詞が一気にぶち壊し…。特にこのアルバムではそれが目立つ。 好き嫌いが分かれるアルバムのひとつ。 DOBERMAN ★★★ これはまぁまぁ。このアルバムほどギターリフが詰め込まれたアルバムはそうそうないだろう。復活の兆しが見え始めたような。 作詩陣に関しても町田康(後々でとんでもないことになるけど…)、小池真理子、吉田修一、豊川悦司と文学界からの人材を取り入れて プロの作詞家や音楽家では発想的ないような独特の歌詞を提供していて楽曲の良さをさらに引き立てている。 音もGUITARHYTHMシリーズに通ずるようなストイックな空気が流れていて布袋らしさが随所に表れている。最近では1番の作品かな。 最後のギターインストナンバー「ハウリング」は布袋のインストナンバーで1番の出来。ギターでここまで感動的な曲ができるのかと…。 MONSTER DRIVE ★☆ 過去最低のアルバム。もう断言できる!。ブライアンセッツアーとの共演プロジェクトがポシャッたため、その時に使う曲をこのアルバムに使ってるのだが これは、共演しなくてよかったなぁと思う出来…。ロカビリー風の曲が目立つのだが一回聞けば十分でな曲ばかり。歌詞も陳腐な内容のものばかり。 歌い方も無駄に力んだ歌い方でジャイアンリサイタル状態…。バラードも入っててもう勘弁してくれよと…。インストナンバーも多すぎ。
SOUL SESSIONS ★★★ 音楽活動25周年記念というこ無理矢理な意味付けで出された全曲ゲストと共演している一種の遊びみたいなアルバム。 共演した人は土屋アンナ、井上陽水、町田康、Char、ブライアンセッツァー、葉加瀬太郎等々…。この中に好きな人がいれば買ってもいいと思う。 各アーティストを引き立てる曲を布袋が作り、ゲストがそれを最高の演奏で受けこたえると結構理想的なセッションアルバムになっている。 あっと驚く共演もあれば、夢の競演もあったりしてなかなか楽しめます。 AMBIVALENT ★★☆ セッションの音源をバラシてそれをまた組み合わせて一つの曲を作るという実験的な形で作り上げた最新アルバム。 今まで聞いたことのない布袋の姿を聴くこともできるしなかなか斬新なアイデアだとは思うが…。逆にいえば布袋らしさが消えたような。 なんとなくCharさんや井上陽水のアルバムに入ってそうな曲ばかりでセッションで作り上げた曲より森岡賢との共演作のほうがなかなかの出来。 まぁ、悪い作品ではないのだが…いい作品ともいえない…。よく分からない印象を受ける。 総評 過去の作品が素晴らしいだけに最近の低調ぶりには…となってしまう。頭打ってから何かがおかしくなったのかよく分からないけど。 GUITARHYTHMシリーズに関してははずれがないので特に最初の2枚のクオリティの高さには驚く。後期に2枚もなかなかではある。 でも、やっぱりメロディを作る才能はなかなかで最近の作品でもいい曲はまぁまぁあったりして。でも、最初のほうと比べると…。 とりあえず、布袋さんの作品に触れたいならGUITARHYTHM FOREVERというGUITARHYTHMのベスト盤とHOTEI GREATEST HITS 1990‐1999という シングル集があるのでこちらがお勧め。逆に、最近出たALL TIME SUPER BESTというのはあんまりお勧めできません。
337 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 22:00:43 ID:yRFvyMH3O
>>332-336 乙です!
鬼束ちひろいきます。ベスト盤ないけど。
「インソムニア」(2001)★★★★
150万枚を売り上げたデビュー作。やはり1曲目「月光」の印象が強いが、アルバム全体に高品質の楽曲が並ぶ。ピアノ・ポップと呼ぶにはあまりにシリアスすぎる珠玉の11曲。
まだ聴いたことがない人はこのアルバムから。ブックオフで250円だし。
「This Armor」(2002)★★★☆
前作よりアレンジが豪華になり、カラフルになった印象を受ける。ポップソング集としては優秀な作品。
しかし極力アレンジを排したシンプルな楽曲にこそ彼女の本質を見る自分としてはあまり共感できず。
「Sugar High」(2002)★★★★☆
前作から9ヶ月で発売。先行シングルなし、全9曲という異例のリリース形態。
前2作と比べ、アレンジは控えめで、彼女自身の歌声が重視されている。そして並ぶ名曲の数々。心を揺さぶられる。もっとも鬼束ちひろの「個」と響きあった、現時点での最高傑作。
338 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 22:02:19 ID:yRFvyMH3O
「LAS VEGAS」(2007)★★★ 小林武史プロデュースによる復帰作。残念ながら以前の歌唱力が失われてしまった。そのせいかどうかわからないが、ボーカルの音量が小さめ。楽器の音が時に煩わしい。 ただ所々散見する佳曲と、アルバムの流れの良さを評価して星3つ。 《総評》 圧倒的歌唱力で知られるが、彼女自身は歌詞を最重視している。基本的にメロディーは後付け。その詩が全体的に感傷、儚さを漂わせるために、スローで繊細な曲が多めだといえる。 しかし歌唱力重視のアーティストにありがちな、アルバム通しで聴くには重すぎる、という感じはない。そのため飽きが来にくい。「愛聴」できる貴重な女性シンガーソングライターである。
>>330 >>336 乙ですぞー
自分も書こう
BaseBallBear
1st「夕方ジェネレーション」 ★★
インディーズから出たファースト。正直言って聞くのが一番辛い。
小出祐介本人ですら「聞いてるのが恥ずかしい」と言ったらしい初期衝動の勢いだけで作られたアルバム。
ナンバーガールの影響を消化できてない感じ。「つよがり少女」のイントロがまんま「水色革命」だったり…。
しかしディレクターが加茂さん(ナンバーガールもやった人)なので故意かも。この若さが一番好き、という意見もときどき見られる。
なお、ラストに収録された曲「BOY MEETS GIRL」は「STAND BY ME」のシングル盤にライブバージョンが収録されている。
個人的にそのバージョンのほうが好き。
「SAYONARA-NOSTALGIA」は「ELECTRIC SUMMER」に収録されたバージョンよりこちらのオリジナルバージョンが好きという意見が多い。
2nd「HIGH COLOR TIMES」 ★★★★
インディーズから出たセカンド。前作より格段に成長している。何より聞いていて爽快。
前作の「いかにも高校生が作ったバンド」的なむさ苦しさを脱し、
青春の真っ直中から青春から一歩引いた目線で「青春」というものを客観的に見ることに成功している。
「海になりたい」では疾走感あふれるメロディに辛辣な歌詞を乗せ、「aimai memories」では青春時代の恋を回想する。
そして青春からの脱却が顕著に現れた「彼氏彼女の関係」はBaseBallBear屈指の名曲。
でも結局青春真っ直中だったりする曲もある。しかし「失恋」や「喪失」や「回想」をテーマにした曲が多く、どことなく暗いトーンの一作。
小出祐介と三栖一明入魂のアートワークは必見。
プレデビューベスト盤「バンドBについて」 ★★★ インディーズ時代を総括するベストアルバム。 新録曲「CRAZY FOR YOUの季節」「ラビリンスへのタイミング」、アルバム未収録のシングル曲「YUME is VISION」収録。 「ラビリンスへのタイミング」のクオリティーが高い。あと音質が多少改善されている。 ちなみに自分が持っているのは東芝EMI盤(白いジャケットの方)。「CRAZY FOR YOUの季節」のPVがCDエキストラで見られる。 5000枚限定だったためヤフオクなどでは価格が高騰している。 ライブ会場盤(青っぽいジャケットの方)は「ラビリンスへのタイミング」の代わりに「C」収録曲「GIRL OF ARMS」の初期バージョン (弾き語り)がシークレットトラックとして収録されていたらしいが、未入手。こちらも価格が高騰している。 でもブックオフで探せば数百円で入手できるという噂も… メジャーデビューミニアルバム「GIRL FRIEND」 ★★★★★ これも一応アルバム扱いとなっているようなのでレビュー。 (「ELCTRIC〜」の外装に張られているシールに「メジャーデビュー1stシングル」と銘打ってあるし・・・) BaseBallBearの最高傑作。何も言うことはない。聞いてくれればわかると思う。 楽曲の完成度が一番高く、4人のテンションも一番高かったであろう作品(いつも高い気もする。特に小出祐介)。 ちなみに表題曲「GIRL FRIEND」は小出佑介が石井めぐるのDVDを何度も見て作った曲らしい。 3rd「C」 ★★★★☆ メジャーデビュー後初のフルアルバム。フルアルバムとしては実質二枚目。 「GIRL FRIEND」以降のシングルの流れを汲んだ作品となっている。 一曲一曲の完成度は高い。 「スイミングガール」のような今まで通りの軽めの曲、「祭りのあと」のような毛色の違う作品から 「YOU'RE MY SUNSHINEのすべて」のようなじっくり聴かせるスローナンバーまで取り揃えた作品。 そして「ラストダンス」は「GIRL FRIEND」以降のBaseBallBearを総括する壮大な名曲。 しかしアルバムの構成に難あり。シングル曲を冒頭に固め過ぎたため、聞いてて中弛みする一枚になってしまった。 「ラストダンス」の後に「SHE IS BACK」が来るっていう構成は好きだけどねw
342 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 22:25:28 ID:0RHrQVpT0
4th「十七歳」 ★★★★ 最初アルバムタイトルを知った時、そのストレートさにびっくりしたが、聞いてみてそのタイトルに納得。 正に「十七歳」。客観視しているようにも見えるし、十七歳真っ只中な様な気もする。 とにかく一曲目に配置された「17才」のインパクトがでかいのなんの。 「それがすべてだ」と言い切ってしまう潔さ、一言で言うなら「青春賛歌」。 その他の曲もなかなか名曲なのだが、この一曲のインパクトがでかくて全部吹っ飛んでしまう。 改めて冷静に振り返ってみると「ドラマチック」が今聞くといい曲だということを確認させられたり、 「FUTATSU NO SEKAI」が今までにない路線だったり、「青い春.虚無」の熱血な感じや 「WINK SNIPER」がほぼ全編にわたって関根史織コーラスっつーかボーカルだったりと面白い一作。 歌詞の随所ににじみ出てくるダサさも心地よい。しかし今回もシングル曲を冒頭に固め過ぎな気が。 あと「気付いてほしい」の路線はいただけないなあ。BaseBallBearにいらない要素だと思う。サビがいいだけに余計。 ついであげ
343 :
名無しのエリー :2008/03/16(日) 22:28:36 ID:0RHrQVpT0
345 :
名無しのエリー :2008/03/17(月) 17:25:52 ID:VXLw5v5y0
GARNET CROW お願いします!
うるせぇカス
>>347 こういう書き込みを見るとレビュー書いてよかったなぁと思うです。ありがとう!
ついでに大江慎也時代のルースターズをレビューします
[THE ROOSTERS時代]
THE ROOSTERS ★★★★
1作目は高速ナンバーだらけの直球勝負。バラードも一切なし。凶器迫るロックだけの荒削りで凶暴な作品になってる。
ローリングストーンズの黒さとブルースとちょこっとだけモータウンが入ってる以外は何もない。というしかない。
歌詞にしてもシンプルイズベストな感じでこちらも直球勝負で聞く者に強烈で脳みそかち割るメッセージを送ってくる。
不器用…といえば確かにそうなのだが、変に曲がったレコードに比べたらこっちの方向のほうが全然良いし
この方向のほうが聞き手を絞るからこれで良い。大江慎也の気迫あふれる声、花田のギター、池畑&井上の強靭なリズム隊…
1作目にしてここまでバンドの方向が定まってるバンドはなかなかなかっただろうな…。
THE ROOSTERS a-GOGO ★★★☆
ところが2作目では不器用だと思われてた部分が解消される。A面部分(1〜5)ロック歌謡曲、バラードと器用な面を見せてくれて
B面部分(6〜11)では前作同様勢いのあるロックと黒いブルースを聞かせてくれる。こうしてみると各メンバーの技術にも驚かされる。
どのジャンルの曲をやってもこれがルースターズの音だ!と主張ができていてバンドのまとまり具合がいいということが
聞いてて分かる。これが、今でも少なからず新規ファンが出てくる要因なのかな。
まだ、時は80年代なのにこんなに凶暴で緊迫感のあるロックがあったのかとはじめて聞いた当時(2005年くらい)に思ったなぁ。
INSANE ★★★★ 自分はこの作品が一番好き。大江慎也時代を荒削りな前期と繊細な後期と分けるとしたらここがちょうど中間点。 A面では相変わらずな感じでありながら特にドラムの池畑の技術に驚く。2曲目の「WE WANNA GET EVERYTHING」という曲では 休む暇がないほどの多くのドラムをたたくのだがそれでありながらうるさいとも感じず脇役に徹していて曲の躍動感を引き立てている。 他にも代表曲「LET`S ROCK」はメジャーな展開を見せて一番聞きやすく盛り上がりやすい高速ビートナンバーでほかの曲もなかなか。 しかし、B面ではいきなりニューウェーブサウンドに変わり、今まで過激に暴れてた演奏から急に音数を絞った静かなサウンドになる。 キーボードも導入して大江の歌声も詞の意味をかみしめるかのように内省的な詞を淡々と歌う。 A面が5曲、B面が2曲と収録曲はバラバラだがどっちの面とも衝撃度は同じ。そのくらい、B面の内容は衝撃的。 そんな感じでルースターズの表裏が聞くことができるのでバラエティ豊かな内容ではある。 IN NURNBERG ★★★☆ 表題曲のグルーヴ感が最高。パート一つ一つが数学みたいにうまくかみ合わさって強烈なニューウェーブサウンドを形成している。 ジャングルビートで池畑のドラミングが凄い「撃沈魚雷」、バクチクの今井氏のバンドLucyでもカヴァーされた変態ロカビリー「バリウムビルズ」 そして、代表曲「ロージー」のレゲエVerとなかなかこちらもバラエディ豊かな内容。リズム隊が目立つ曲がそろってる。 ただ、ここらへんから大江慎也の精神状態などがおかしくなり始めてバンドもだんだん崩壊しはじめた…。
C.M.C ★★★ 奇妙な大江の絵のジャケットが印象的な不気味なアルバム。表題曲ではいつも通りの疾走感あるビートを響かせるのだが 「カレドニア」という曲では不気味な演奏の中「飛んでいく…」とひたすら歌う変な曲で、次の曲ではギターの花田が歌うなど いよいよ、バンドがやばい状況になり始めたと聞いてて勘付く。表題曲以外も平均的な内容でアルバム全体の感じは…。 ※上のIN NURNBERGとC.M.Cは45回転レコードで出された物で単独CD化はVIRUSBOXというセットでしかCD化されていない。 これ以外でいえば87年に「INSANE+IN NURNBERG+C.N.C」というので上三作がまとめて収録されている便利なCDがあったが 今では廃盤で探すのは結構難しい。ただ、完成度の高い表題曲はベストアルバムに収録されているから大丈夫といえば…。 DIS ★★☆ ここで、とうとうドラムの池畑が脱退してかわりに灘友とセカンドギタリストの下山が入ってきた。 そのせいが以前の凶暴な雰囲気がなくなり、代わりに繊細なサウンドを聞かせるニューウェーブバンドに進路変更して このバンドで出来る曲を模索しながら試行錯誤している状態。大江の詞も心情的な歌詞から景色を見せる歌詞に変貌しつつある。 ただ、まだ成熟しているわけでもなくアルバムの出来としてはまだまだな印象を受ける。 その中でも「Sad Song」なる後期の代表作を完成させるところにこのバンドのすごさを感じる
[the RoosterZ時代] GOOD DREAM ★★★ いよいよベースの井上まで脱退してしまい初期のメンバーは大江と花田だけになってしまいかなり崩壊している。 このアルバムにしても8曲中新曲は4曲で後はC.M.C収録の3曲と「ニュールンベルグでささやいて」のMIX違い(結構大幅にリアレンジ) で構成されていてオリジナルアルバムとしてはどうなの?とは思うが全体的にうまく構成されていて新曲もなかなかでいい感じ。 ファンクサウンドにゴミの種類を歌うだけの「ゴミ」、ピロウズもカヴァーした繊細なポップナンバー「Good Dreams」 その他リミックス曲もアルバムに合わせながら向上させた上手いリミックスになってるので聞いてて違和感がない。 そして、不思議なことに精神崩壊した不安げな大江慎也が歌うことによってきれいで繊細な色彩を描いて曲の世界観を広がせる。 そんな大江慎也が崩壊すればするほど曲はいいのができる…と複雑な状態の中バンド名を変えて新しいスタートを切った…。 φ(ファイ) ★★★☆ この作品で後期のルースターズサウンドは完成したといってもいいほどの傑作。ここまで繊細で儚く綺麗なアルバムはなかなかない。 もう、大江慎也の歌声は1作目で見せた勢いのある気迫迫る声ではなく限界を感じて精神崩壊している力がない儚い歌声。 それに、花田、下山が作曲したニューウェーブサウンドが歌声とうまく結合していよいよ独自のサウンドをつくることに成功した。 全曲大江が歌う気力はなかったのか、花田が歌ってる歌もあるがこちらもなかなかAOR風味の爽やかな歌でアルバムにあってる。 柴山氏による歌詞もなかなかだが、最後の曲「LAST SOUL」で見せる大江慎也の歌詞はルースターズの中でも素晴らしい歌詞となっている。 しかし、このアルバムで大江はルースターズを脱退して初期ルースターズは崩壊した…。 その後、花田が中心となってルースターズは88年の解散まで走り抜けていった。
総評 1作目からφまでの変貌ぶりはかなりのもので驚くとしか言いようがない。これも大江の変化によるものだろう。 忙しかったなどの理由で精神が崩壊してしまい、初期の激しいサウンドからはすっかり変わってしまったが そのかわりにφという傑作が誕生してこれはこれでよかったのかなとも思ったり。この幅の広さは凄い。 というわけで、前期はミッシェル、ブランキー等激しいのが好きな人、後期はピロウズなどが好きな人向けです。 今でも、彼らのアルバムは決して色あせてはいない。時代とは無関係のところに存在しているのかも。
>>348-352 乙
花田とジプシーズが好きな自分としては大江以降も気になる
トリビュートにスーパーカーとかが参加するのもレビュー読んだらなんとなく分かる気がした
354 :
名無しのエリー :2008/03/19(水) 18:33:26 ID:283ufiAw0
最近レビューの数増えてるね。 レビュー書いてる人、まとめサイトの人、おつです。 このスレ読んでると聴いてみたくなるわ。
まとめサイト効果でここまでスレが活性化するとは・・・ ひたすら乙です KAN、行きます。 (1st/1987) テレビの中に ★★☆ アマチュア時代に書き溜めた中から選曲されたアルバム。 各楽曲から才能の片鱗は感じさせるが、まだまだ未完成で自身の個性も確立されていないという印象。 自作詞も10曲中3曲だけなので、後の個性的な詞世界から考えると、 他人の書いた薄味で妙に洒落た歌詞を歌っているのはちょっと違和感がある。 (2nd/1987) NO-NO-YESMAN ★★☆ 打ち込み色が目立っていた前作から半年、この2ndではジャズやボサノバなどを取り入れて "カフェバー音楽"的な方向性をとっている。 1stより洗練度は増したが、依然として手探り段階。自作詞もまだまだ少ない。 (3rd/1988) GIRL TO LOVE ★★★ 自作詞が10曲中8曲にまで増加、音楽的にも"らしさ"が確立されてきて、 詞・曲合わせての"KANワールド"が一気に完成に近づいた。 初期の傑作との呼び声も高く、本人の満足度も高いようだが、個人的にはまだまだかな、と思う。 全体的にポップで可愛らしい雰囲気があり、女性受けが良さそうな感じ。 (4th/1989) HAPPY TITLE-幸福選手権- ★★★☆ セールス的な不振がたたってか陰のある歌詞が多少目立つが、全曲自作詞になることによって 個性はより強固に、音楽性も含めた世界観の"深化"が着実に進んでいるように見える。 10曲中6曲のアレンジを他者に丸投げしてしまっていることも含めて、 KAN自身に低迷期・迷走期扱いされているが、そういった本人の思惑とは裏腹に完成度は高い。
(5th/1990) 野球選手が夢だった。 ★★★★☆ 個性の確立という意味でも、一曲一曲の出来という意味でも、ここで一つの"完成形"に到達する。 後にシングルカットされて国民的ヒットとなった「愛は勝つ」を収録し、本アルバムもヒット。 最も敬愛するアーティスト、ビリー・ジョエルの影響がより強く表れるようになったが、 「Scenes From An Italian Restaurant」を大胆にパロった大作「1989」は、 本家に並ぶほどの完成度だと思う。 中古で安く手に入るので、入門用にも適している。 (6th/1991) ゆっくり風呂につかりたい ★★★☆ 前作がヒットしたこともあって、肩の力が抜けたような奔放さが感じられるアルバム。 彼の持つコミカルサイドとシリアスサイドの振り幅がそれまでにないほど大きいが、 両サイドが交互に表れるかのような曲順にはやや不満が残る。 名バラード「永遠」が2つのおちゃらけ曲に挟まれてしまってるのはちょっともったいない。 (7th/1993) TOKYOMAN ★★★★☆ 更なる成熟ぶりを見せる内容で、「まゆみ」をはじめとした名曲、佳曲のオンパレード。 バラードの比率がやや高いが、各曲のキャラが立っていて、バランスの悪さなど微塵も感じさせない。 本人の納得度、ファン人気共に高い、最高傑作候補の一つ。 (8th/1993) 弱い男の固い意志 ★★★☆ ストリングスを使った曲が多く、落ち着いた曲調・しんみりとした歌詞の多いアルバム。 はっきり言って地味。だが、それなりの出来だ。 マイケル・ジャクソンの物真似に走ったダンスチューン「甘海老」が一際異彩を放つ。 (9th/1994) 東雲 ★★★☆ 前作がストリングスなら、今作はギターというイメージがある。 大々的にギターがフィーチュアされているというわけではないが、初期ビートルズ的な「東京に来い」、 ロック的なギターで盛り上げるバラード「すべての悲しみにさよならするために」、 アルペジオで聴かせる「星屑の帰り道」といった曲がそう思わせる。 全体的に、遊び心が強く感じられる内容のアルバム。
(10th/1996) MAN ★★★☆ 詞・曲共に非常にバラエティ豊かな内容で、彼の人柄、音楽性、影響を受けた音楽などが 誤解なく伝わるような、そんな性格を持ったアルバム。 タイトル曲「MAN」は、彼を敬愛する平井堅、桜井和寿らに特に強く支持されているという 名バラードである。 (11th/1998) TIGERSONGWRITER ★★★★☆ コミカルサイドとシリアスサイドの振り幅の大きさは 同じく9曲入りだった『ゆっくり風呂につかりたい』を思い出させるが、 今作はそれよりも一曲一曲が濃厚であり、聴き手を強引に捻じ伏せるほどの力がある。 音楽家としての自身をリアルに描いた必殺曲「Songwriter」で幕を開け、 滑稽さと切なさのブレンドが絶妙な「サンクト・ペテルブルグ」、 平和への願いを押し付けがましくなく歌った「SAIGON」、 偽名で参加のミスチル桜井と共に「奥さ〜ん♪」と歌う軽快・軽薄な「Oxanne」、 詩的な描写が冴え渡る美しいバラード「月海」、 カントリー調の愉快な脱力ソング「ドラ・ドラ・ドライブ大作戦」etc.。 ビリー・ジョエル、ポール・マッカートニー、スティーヴィー・ワンダーらからの影響を 時に露骨に見せつつも、あくまで自分の色に染め上げて放出する彼のセンスが冴えに冴え渡った、 まさに真骨頂と言うべき内容の傑作。 (12th/1999) KREMLINMAN ★★★ 初のロシア渡航でロシアかぶれになってしまったのを背景に生み出されたアルバム。 ロックテイストの強い曲が3曲も入っていたり、ビリー・ジョエル色が他のアルバムに比べて薄かったりと、 若干の毛色の違いは感じさせるかもしれないが、KAN以外の何者でもない内容なのは確か。 尊敬する同業者・槇原敬之の作風や歌い方を模した「車は走る」なんてのが入っているが、 ちょっと遊びが過ぎる気がして引いてしまう。
(13th/2001) Gleam & Squeeze ★★★☆ 1曲目でいきなりラップ曲をかましてファンを不安にさせるが、 次の痛快・爽快なピアノロック「Superfaker」でその不安を一気に吹き飛ばし、 以降、安心の(?)KANワールドが繰り広げられる。 自身の結婚等を経ての、より深まった人生観が表れた詞が多い。 (14th/2006) 遥かなるまわり道の向こうで ★★★ 2年5ヶ月のパリ留学を挟んで約5年ぶりに発表されたアルバムだが、基本的に何も変わっていない。 前々作の槇原に続いて今度は浜田省吾をやってしまったりと、相変わらず遊びが過ぎる面があるが、 バラエティ豊かでバランス感のある仕上がりにはなっている。 ただ、手放しで絶賛したくなるような曲が無いのが個人的に残念だ。 番外:ベストアルバム ◆めずらしい人生 (1992年) ◆The Best Singles FIRST DECADE (1997年) ◆IDEAS 〜 the very best of KAN 〜 (2007年) 本人公認のベストは上記の3枚。 シングル曲を集めた『FIRST DECADE』が一番無難な選曲だが、 『IDEAS』から入っていっても特に問題はないと思う。
ニーズないかもしれないけどBEGINに挑戦。 ベストや企画盤が数多く出ているけど、オリジナルのみのレビューにしてみました。 1st 「音楽旅団」 ★★★★ 記念すべきデビューアルバム。プロデューサーは白井良明。 名うてのミュージシャンやライターを起用して気合の入ったアルバム作りがなされていて、デビューアルバムにしてクォリティはかなり高い。 が、逆に言うと「恋しくて」以外にBEGINの三人の個性があまり感じられないのが欠点。 余談だがこの頃の比嘉のボーカルはクリアな声で現在とはだいぶ違う。 2nd 「グライダー」 ★★★ ポップなサウンドを強調していた1stと対照的に、今回はブルース色を濃くした感のあるアルバム。 ポップな面が薄れた分、全体的に地味に聴こえる。 前作に続き、BEGIN自身の個性をあまり感じない作風だが、「Blue Snow」や「太陽のチルドレン」といった自作の名曲が収録されており、成長過程にある彼らが少しだけうかがえる。 3rd 「どこかで夢が口笛を吹く夜」 ★★ 前作でも参加していた木崎賢次とBEGINの共同プロデュース作品。 初期の槇原敬之のプロデュースをしていた木崎氏なだけあって、全体的に聴きやすくポップなサウンドに回帰。 ただ、1stほど耳に残る楽曲がなく、正直聴いていて退屈なアルバムになってしまっている。 なお、このアルバムからキーボード上地等がボーカルを取る曲が登場。この傾向はしばらく続く。 4th 「THE ROOTS」 ★★★ このアルバムからファンハウスに移籍。大森信和のとの共同プロデュースとなる。 タイトルからすると原点に戻ったかののようなイメージだが、インスト曲、カバー曲などに初挑戦しており、原点に戻ったというよりは、むしろ今後の展開への種まきをしているかのような印象。 また、このアルバム以降は、ほとんどの楽曲をメンバーが手がけており、彼らの成長を感じさせる一枚。
5th 「MY HOME TOWN」 ★★★☆ ナッシュビルでレコーディングされた意欲作。BEGIN中期の名盤。 アルバムはポップでカラフルな方向にまとめられ、非常に聴きやすい。 メンバーの作曲能力もかなり向上し、しっかりと耳に残るメロディーを書いている。 オリジナルだけではなく、アルバム中盤に登場する「青い瞳のステラ、1962年 夏・・・」のカバーでの比嘉の鬼気迫るボーカルは絶品。表現力にも磨きがかかってきた。 イカ天で歌われた「LONELY NIGHT」も収録され、デビューからこの時点までの集大成的なアルバムと言ってもいいと思う。 6th 「Chhaban Night」 ★★★ 前作で集大成的なものを作ってしまったためか、ここでまた新たに試行錯誤の旅が始まる。 今までは沖縄出身という出自をサウンドには表してこなかった彼らだが、タイトル曲や「OKINAWAN SHOUT」、そして名曲「花」のカバーを収録するなど、ここに来てパーソナリティーを前面に打ち出してきた。これが今のオリジナル島唄路線に繋がっていくのだろう。 現在の彼らのクオリティとは比べるべくもないが、新しいサウンドに挑戦するというその意気込みが良い。 他、「50cc Rider」のような遊び心を感じる小品もあり、面白いアルバム。 7th 「USED」 ★★☆ このアルバムよりBEGIN単独名義によるセルフプロデュース作品となる。 いわゆる売れ線を一切放棄したような、好きなことを好きなふうにやっているような自由度を感じるアルバム。 トータルではいまひとつ統一感がなくてゴチャゴチャしているのが弱点か。 8th 「音楽旅団2」 ★★★☆ 「声のおまもりください」のスマッシュヒットを経て、テイチクに復帰しての第1作目。 この頃から「BEGIN=三人が出す音」というこだわりが出てきており、極力ゲストミュージシャンを招かずにシンプルな音づくりを目指すようになってきた。 結果、「MY HOME TOWN」あたりのカラフルなサウンドは影をひそめ、基本アコースティックで耳当たりの良いサウンドに良質のメロディーが乗るようになっている。 この点はこのアルバムでいうとバラードで顕著であり、「約束の場所」や「Smile」といった名曲を生み出している。BEGINのバラードが好きな人は必聴のアルバムかな。
9th 「Tokyo Ocean」 ★★★★☆ 「東京」をテーマに歌詞を書き下ろしたという、コンセプトアルバム。 といっても大上段なテーマではなく、「東京生活」を色々なシチュエーションで描いたといった感じで、どこか生活感の漂う作風になっている。 前作から引き続き「三人の音」にこだわり、シングル「未来の君へ」以外はすべて自分達で演奏からプログラミングまでこなしたという、初期では考えられないような成長の跡がうかがえる。 ライブの定番「愛が走る」、「防波堤で見た景色」など、おなじみの曲も収録。個人的にはこのアルバムがBEGINのオリジナルの中で一番好き。 10th 「BEGIN」 ★★★ デビュー10周年の年に発売された、10枚目のオリジナルアルバム。 ついに全楽曲の演奏をメンバーのみで手がけており、「All performanced by BEGIN」のクレジットがデビューから10年間での積み重ねを感じさせる。 アレンジはどんどんシンプルになり、楽曲はバラード・ブルースが中心なので地味な点は否めないのだが、10年目にして辿り着いたある種の到達点とも言えそうな、記念碑的アルバム。 11th 「MUSIC FROM B.Y.G」 ★★★★ 森山良子に提供し、夏川りみがカバーした「涙そうそう」で知名度を上げ、沖縄ブームの影響もあってBEGINを取り巻く環境がかなり激変したと思われる中で、彼らがリリースしたのは、ライブハウスB.Y.Gで一発録音した曲達を収録したオリジナルアルバム。 別枠で行っている「オモトタケオ」シリーズとは別に、ライブバンド、ブルースバンドとしてのBEGINを映し出した作品となっている。「島唄だけではなくBEGINはこういう音楽もやります」というアピールだろうか。 「NO MONEY BLUES」や「ボトル二本とチョコレート」など、ライブでの人気曲も多く収録されている。 ライブ録音ということで、演奏にやや荒削りなものを感じるとはいえ、完成度はかなり高い。
12th 「Ocean Line」 ★★☆ 「島人ぬ宝」のヒットで全国に知名度を広げた彼らが放った2年4ヶ月ぶりのオリジナル。 いきなり1曲目の「国境を吹き行く風」のロックサウンドで驚かされるが、それ以降は比較的穏やかな、世間的でいうBEGINのイメージを忠実に守ったようなサウンドが続き、少々まったりし過ぎな感も。ここに来てややマンネリ臭が漂い始めたか。 あえて言うなら「癒し系アルバム」? 13th 「オキナワン フール オーケストラ」 ★★☆ 企画アルバムのような気もするが一応オリジナルとしてカウント。 架空の劇場(ライブハウス豚小屋?)で行われたライブを開演、休憩、終演まで一枚のCDで構成するというコンセプトアルバム。 「Midnight Baseball Blues」の6曲を無理やり1曲につなげたメドレーや、上地、島袋のソロ、そしてインストなども収録されていて、BEGINの遊び心が色濃く出たアルバムになっている。 これらのコンセプトは面白いっちゃ面白いが、比嘉の独特のボーカルを期待しているリスナーにとってはやや物足りないか。彼が歌っている曲数少ないし。 「BEGINのアルバム」と捉えると、出来は微妙かもしれない。 総評 イカ天をきっかけにデビューした、いわゆるインディーズ経験のなかったBEGIN。 初期の作品ではその経験の少なさをカバーするべく、優秀なプロデューサーを立てることによってアルバムのクオリティを保っていた感は否めない。 本人達が経験を積んで成長し、セルフプロデュースとなり、ついにはBEGINというバンドの独自性を打ち出すまでに至った過程は、アルバムを順番に聴くことによって感じ取ることができる。 「BEGINシングル大全集」などのベストアルバムでBEGINの音楽に興味を持った人には、できれば最初から順に聴いてもらいたいが、 さすがに17年も活動してるとオリジナルアルバムの枚数も半端じゃないので、「音楽旅団」、「MY HOME TOWN」、「Tokyo Ocean」、「MUSIC FROM B.Y.G」あたりをお勧め。 ポップスからブルースまで、懐の深い彼らの音楽の数々を味わってほしい。
>>363 乙だぜ イェーイ
コーネリアスやろうとしたけどPCがぶっ飛んでやる気をなくしたのでPOLYSICS行きます
インディーズ1st 「1st P」 ★★★★
インディーズレーベルから出たミニアルバム。6曲入り、僅か14分49秒。
とにかく勢いがあり、爽快な1枚。この短さも納得できる。
ライブの定番曲「BUGGIE TECHINICA」「PLUS CHICKER」収録。
サコが参加した唯一のアルバムでもある。プラスチックスのカバーあり。
ちなみに、これが初CDではなく、これ以前に「東京NEWWAVE OF NEWWAVE'98」というコンピに参加している
。
このコンピには「BOOGIE TECHINICA」「WHICH」のバージョン違いのほか、
「BECAUSE」というこのコンピのみの収録となっているナンバーの全3曲を収録。現在廃盤。探してください。
インディーズ2nd「A・D・S・R・M!」 ★★★☆
サコが脱退。ついでに「POLY−1」といったコードネーム制もやめた直後のインディーズセカンド。初のフルア
ルバム。
異常なまでに音が軽い。なんでかは知らない。前作より電子音の占める割合が多くなったと思う。
水色のジャケットが爽やか。変なPVが印象的だった「Hot Stuff」、ゆるゆるな「Nice」、初期の名曲「Modern」
収録。
なんつーか、プラスチックスの影響が顕著に表れた1枚だと思う。ヒカシューのカバーあり。
タイムショックの掛け声をネタにした「TIME SHOCK!」という曲もあり、楽しく聴ける1枚。
タワレコ特典で8cmCD(「T・RIANGLE」のリミックス等収録)、HMV特典でカセットテープ(メンバーの喋りが入っ
ているらしい…?)があった。
が、どちらも当方未入手です。
ごめん改行が変だったからもう一度 POLYSICS行きます インディーズ1st 「1st P」 ★★★★ インディーズレーベルから出たミニアルバム。6曲入り、僅か14分49秒。 とにかく勢いがあり、爽快な1枚。この短さも納得できる。 ライブの定番曲「BUGGIE TECHINICA」「PLUS CHICKER」収録。 サコが参加した唯一のアルバムでもある。プラスチックスのカバーあり。 ちなみに、これが初CDではなく、これ以前に「東京NEWWAVE OF NEWWAVE'98」というコンピに参加している。 このコンピには「BOOGIE TECHINICA」「WHICH」のバージョン違いのほか、 「BECAUSE」というこのコンピのみの収録となっているナンバーの全3曲を収録。現在廃盤。探してください。 インディーズ2nd「A・D・S・R・M!」 ★★★☆ サコが脱退。ついでに「POLY−1」といったコードネーム制もやめた直後のインディーズセカンド。初のフルアルバム。 異常なまでに音が軽い。なんでかは知らない。前作より電子音の占める割合が多くなったと思う。 水色のジャケットが爽やか。変なPVが印象的だった「Hot Stuff」、ゆるゆるな「Nice」、初期の名曲「Modern」収録。 なんつーか、プラスチックスの影響が顕著に表れた1枚だと思う。ヒカシューのカバーあり。 タイムショックの掛け声をネタにした「TIME SHOCK!」という曲もあり、楽しく聴ける1枚。 タワレコ特典で8cmCD(「T・RIANGLE」のリミックス等収録)、HMV特典でカセットテープ(メンバーの喋りが入っているらしい…?)があった。
リミックスアルバム&ライブアルバム「6-D/LIVE IN JAPAN」 リミックスアルバムとライブアルバムがセットになったお得な二枚組(しかも3200円。ステッカーも付いてるよ!)。 でもそんなに聞き込んでないので★評価はなしです。 ただこれだけは言える。「6-D」収録の向井秀徳率いる4TRACK PROFESSIONALによる「MONSOON」のリミックスは必聴。 アヒトイナザワのドラムと向井秀徳のギターが暴れまわる、強烈なリミックスになってます。 あと「SOCIAL FOOLS」のカバーと「SECRET AGENT MAN」のカバーがCDで聴けるのは地味に「LIVE IN JAPAN」だけだったり。 (両カバーのオリジナルバージョンは7インチに収録) 1st「NEU」 ★★★★★ 二枚のマキシシングルの後に出されたメジャー移籍(※)後初のフルアルバム。 過去の二枚より格段に生音の占める割合が多くなり、POLYSICSのアルバムの中で一番パンクに接近した一作。 冒頭の「go ahead now!」から圧倒される、強烈なナンバーが怒涛の如く押し寄せる一作。 インディーズ時代のライブ定番曲「MS-17」や、「MAKING SENSE」「URGE ON!!」などのライブ定番曲を収録。 ちなみにシングル曲はすべてバージョン違いで収録されてます。初回盤はちょっと面白いパッケージ。 (※)「XCT」のサンプル盤に書かれていた文章の中で用いられていた表現。個人的にもデビューっていうよりこっちのほうがしっくりくる
2nd「ENO」 ★★★☆ このアルバムでサポーターだったフミが正式加入。 前作よりポップになり、聴きやすさも増した。しかしなんとも影の薄い一枚。しかし聞いてみればなかなかどうして魅惑の隠れ名曲群。 かなりハイテンションなシングル曲をリフォームして収録した「NEW WAVE JACKET」、哀愁漂う「COMMODOLL」などを収録。 あとライブ定番曲である疾走パンクナンバー「AT-AT」を収録。ちなみにタイトル曲はPOLYSICS史上一番電波入ってる曲。 ちなみにハヤシはこのアルバムを 「飴玉の中に毒を仕込んで、甘い飴をおいしいおいしいととなめているうちに毒にやられてしまう、そんなアルバム」 と形容していた。なんとも物騒な話である。 (注:文章は記憶に頼って書いているので実際の発言と多少異なる場合がありますが、ニュアンス的には変わりないです) このアルバムのプロデューサーは岡野ハジメなのだが、「名前がカタカナだったから頼んだ」らしい。 そういえばこのアルバムの発売時、ベースマガジンにフミのインタビューが載ってて、そのベースマガジンのアルバム紹介コーナー (「今月の注目盤」みたいなコーナー)にフミがイギーポップのアルバムのレビューを書いてたのを思い出した。 海外向けベスト「ヘイ!ボブ!マイフレンド!」 ★ 海外進出用のベスト盤だが、このアルバムはセールス的には失敗だったらしい。 内容はインディーズ時代の曲を寄せ集めたもの。「1st P」と「A・D・S・R・M!」さえ持ってれば買う必要はない。 コレクターズアイテムと見ていい。韓国盤とUS盤の2種類が存在。ピクチャー盤のアナログ12インチもある。 ミニアルバム「LO-BITS」 ★★★☆ 「FOR YOUNG ELECTRIC POP」への架け橋となるミニアルバム。しかし「Code 4」以外は全てアルバム未収録曲となっている。 冒頭のStyxのカバーから強烈。テクノ色が強まり、生演奏の度合いが減少(いや、そんなに減ってないかも)。 文字化けを使ったアートワークに慄然。初心者にも非常に勧めやすい一枚。「My Way」のカバーあり。
3rd「FOR YOUNG ELECTRIC POP」 ★★★☆ とにかく変な曲が集合。疾走感あふれる「FOR YOUNG ELECTRIC POP」に浮かれていると、 POLYSICS最大のネタ曲「COLON」が不意打ちでやってくる。何でネタ曲なのかは言わない。 その後も美しいメロディーに透明感のあるカヨの歌声が乗る「BLACK OUT FALL OUT」や 哀愁漂う感じかと思いきや途中でいきなりギターの襲いかかる「LET'S GO」、ライブでやると会場が盛り上がる名曲「MAD MAC」などを収録。 ラストは「CODE 4」で締める。もちろんこのアルバム用にいくつかの改良が施されている。 とにかくこの頃の音源は説明に困る。テクノ色が強いけどかといって生演奏の度合いが減ったわけでもない。 「My Sharona」のカバーあり。ちなみに初回盤は黄色いカラーケース仕様。 ミニアルバム「カジャカジャグー」 ★★★ 「National P」への懸け橋となっているミニアルバム。一言でこのミニアルバムを表現するなら…「ハヤシが壊れた」。 とにかく表題曲である「カジャカジャグー」からぶっ飛んでいる。そしてそのテンションが持続したまま全曲終わる。 最後の「Miss.ドーナツ」が辛うじて前作の雰囲気そのままな感じ。それ以外は生演奏の度合いもぐっと増して、なんか不穏な予感。 まさかこのまま… このアルバムを最後にスガイが脱退。歌モノがやりたかったらしい。
4th「National P」 ★★★★★ 前作での予感が的中。壊れたハヤシは治らなかった。そしてテンションも下がらなかった。 異常なまでのテンションで突っ走る。走る疲れを知らない子供の様に走る。生演奏度は前作と同じくらい。 CDを入れるといきなりハヤシの「すっきすっきすっき、あ、すっきいた△×◎★□!」という意味不明な歌から始まる。 「ENO」と違う方向でパンクに接近している一曲。いや違うパンクに接近しているんじゃない。ぶっ壊れてる。 「ピッピキピッピッピー!」とかなり真剣に、そして力を込めて叫んだり、いきなり「SONYさん」という曲があって ふざけてるのかと思ったら超速ロックナンバーだったり、いきなりウィーダーインゼリーの曲があったり、 「カジャカジャグー」がなんかよくわかんないけどちょっと進化してたり、「LED」と「MY ROOM」でいきなりメロディアスになったりと もうよく分からない混沌、まさにカオスの果てに行き着くのが「スイッチラブショー」。もうどうすればいいのかが分からない。 帯にはキャッチコピーとして「今年のロック界最大の問題作」とあるが、今年のロック界どころかいまだに邦楽界の問題作だと思う。 とにかくハヤシとその他のテンションが極限まで上がりきった超絶のアルバム。 ベスト以外でPOLYSICSに入るならこのアルバムと「このアーティストはこのアルバムから入れ!」スレのまとめサイトで言われていた。 この一枚が合わなければ初期音源を漁るとかまあある程度の道標にはなるだろう。 ちなみに初回盤はブラックケース仕様。黒いぜ!ジャケット中にあるアー写が訳分かりません。 ドラマーとしてSNAIL RAMPのイシマルさんが参加してます。 ベストアルバム「POLYSICS OR DIE!!!!」 ★★★ ここまでのPOLYSICSの活動を総括したベストアルバム。代表曲はほとんど網羅している。入門編として最適の一枚。 さらに初期音源4曲と「BLACK OUT FALL OUT」を再録して収録しているので、アルバムやシングルをすべて揃えたヲタも楽しめる。 「PippikkippippiP in USA」までの作品をまとめたディスコグラフィー付き(アナログ盤は除く)。 ブックレットの最初に載ってる曲目下の写真は誰なんだろう…。
5th「Now is the time!」 ★★★ ベスト盤の発売後行ったツアーの最終日、新ドラマー、ヤノ加入。というわけでヤノ加入後初のアルバム。 前作のカオスからは大分脱した感じ。健康的です。ハヤシも治りました。でも変なのは相変わらず。 とても聞きやすい内容になっているので初心者も安心。そのかわりコアなファンは物足りないかも。 キラーチューン「I My Me Mine」、意味なんてなくたっていいんだ「Oh!Monaliza」、素敵な「Bye-Bye-Bye」等収録。 「Boy's Head」ではあの人のぼやきが聴けますw「字を書け!字を!」 「Wild One」のカバーあり。初回盤はデジパック仕様。 ちなみにUS盤には「Super Sonic」、UK&Europe盤には「Metal Coconuts」「Rain Rain Rain」という国内盤未収録曲が収録されているが未聴。 6th「KARATE HOUSE」 ★★★★☆ 3枚のシングルを経て発売されたアルバム。前作が聴きやすい作品だったせいもあると思うけどこれはかなり強烈な作品。 聴きやすさを兼ね備えた狂気とでもいうべきか。すごくポップなんだけど滅茶苦茶な作品。 「Catch On Everywhere」のポップで変態な感じに慣れていると「ハードロックサンダー」なんて曲が来たり、 「夢・打ち込み」のポップなサウンドに酔っていると「プロテニス」というハードな曲が来たりといった具合で不思議なアルバム。 歌詞は相変わらずです。そしてヤノが叫んでます。この声帯が開ききらない感じが何か若いです。 やはりグッとくるポイントは「You-You-You」。発売当時は色々言われた曲だけど、やっぱり最高の曲だと実感させられる。 そのあとの「POLYSICS OR DIE!!!!」でやはり最後にバンドとしての決意を叫ぶのか?と思いきや…(゜Д゜) 多分「National P」の次にテンションが高い作品。 初回盤はDVD付き。ライブ映像がたくさん収録された見ごたえのあるものになってるけど、それよりオフショットのほうが貴重かも。 さて、「We ate the machine」はどう来ますかね…。
372 :
名無しのエリー :2008/03/22(土) 00:10:33 ID:iYnTxSQm0
>>366-371 おつ!
俺もNational P好きだわ。
誰かdipとゆら帝書いてくれる人いない?
373 :
名無しのエリー :2008/03/22(土) 00:58:09 ID:x16xLLPdO
>>372 レビュー経験なし、音楽知識なしの俺で良ければ
ゆら帝書かせてもらってもいいでしょうか?
374 :
名無しのエリー :2008/03/22(土) 01:45:12 ID:vP3e/36YO
375 :
名無しのエリー :2008/03/22(土) 02:10:30 ID:x16xLLPdO
>>374 ありがとう
考えて明日か明後日ぐらいには書かせてもらいます
376 :
375 :2008/03/23(日) 01:06:39 ID:WIEZQ9nPO
ゆら帝いきます! 一枚目「3×3×3」 ★★★★ ゆら帝のメジャーデビューアルバム。 爆音ギターで幕を開け、ガレージ曲からサイケ曲まで バランス良く入っている、「まさにゆら帝!」という感じのアルバム。 ゆら帝の最高傑作に挙げる人も多く、個人的にも初期ゆら帝の最高傑作だと思う。 ライブで定番の「EVIL CAR」、「3×3×3」、「発光体」など、 いまも人気の高い曲が揃っている 二枚目「ミーのカー」 ★★★☆ NHKのみんなのうたで流れそうな一曲目「うそが本当に」や 前半は単調な演奏に坂本氏のセクシーな語りが乗り、 後半ファズギターが暴れまくる四曲目「午前3時のファズギター」など なかなかバラエティーに富んだ曲が揃っている。 そしてなんと言っても聴き所は演奏時間25分にも及ぶ 最後の曲「ミーのカー」。 真夜中のドライブ中に聴いているとなんだかもう すべてどうでも良くなってくる。 ただ、十分にサイケデリックな気分に浸れる時はいいがそうでない時は 非常に退屈な曲でもある。
377 :
名無しのエリー :2008/03/23(日) 01:07:22 ID:WIEZQ9nPO
ミニアルバム「太陽の白い粉」 ★★★ ミニアルバムだからと言って侮ることなかれ。 癒される曲、怪しい曲、ノレる曲などゆら帝のいろんな面が見える。 …とはいえ、正直いまとなればCDラックから 引きずり出して聴こうとは思わない作品でもある。 三枚目「ゆらゆら帝国3」 ★★★ 「待ち人」、「ゆらゆら帝国で考え中」など、ゆら帝の中で最も 幅広く受け入れられそうな作品。 とにかく歌詞が冴える。 「砂まじりの唾をペッ」という印象的な歌い出しで始まる 美メロの名曲「砂のお城」。 「これはパーティーじゃない」と何度も繰り返し、 不安をかき立てるような曲「男は不安定」などがある。 ただ、個人的にはゆら帝のアルバムにしては珍しく少し飽きやすい作品だと思った。
378 :
名無しのエリー :2008/03/23(日) 01:07:50 ID:WIEZQ9nPO
四枚目「ゆらゆら帝国のしびれ」 ★★★★ きましたしびれ! 「めまい」と同時発売だった今作ですが、いままでのゆら帝と比べると あまりにも異質な存在。 熱をなくしたような無機質で冷たい演奏、 脳内で呟かれているかのような言葉。 正直初めて聴いた時にはしばらくゆら帝を聴くのが怖くなりました。 個人的なお気に入りは4曲目「誰だっけ?」。 大音量で聴いているとものすごい圧迫感を感じます。 五枚目「ゆらゆら帝国のめまい」 ★★★☆ これまた「しびれ」とは別の種類の異質な作品。 ノスタルジックでメランコリックな名曲の数々に、 知らず知らずのうちに小さな子供のころのことを思い出します。 おそらくゆら帝はこの頃からアルバムとしての統一感を 強く意識するようになったのではないでしょうか。
379 :
名無しのエリー :2008/03/23(日) 01:08:38 ID:WIEZQ9nPO
ライブアルバム「な・ま・し・び・れ・な・ま・め・ま・い」 ★★★★☆ 「しびれ」と「めまい」のライブ音源を加工した作品。 なんとこのアルバム、たったの1000円! 悩む前に買いましょう。 そして家に帰ってCDプレーヤーにセットして再生ボタンを押す前に 心の準備をして下さい。 1曲目のイントロには超がつくほどの爆音でギターノイズが入っていて、 知らずに再生すると心臓が止まりそうな思いをすることになります。 ちなみにこのアルバム、コストパフォーマンスもさることながら 曲の方も素晴らしい。 4曲目「無い!!」は個人的にはゆら帝史上最高の名曲です。 とにかく壮大、壮大、壮大… そして最後の曲「星になれた」の亀川氏の鬼気せまるベースも必聴です。 ブチブチブチブチいってます。 六枚目「SWEET SPOT」 ★★★★★ 個人的には疑う余地なくゆら帝の最高傑作! 「しびれ」の無機質でどこか機械的だった演奏に、 不穏な、どんよりとしたモヤがかかったような印象を受ける作品。 1曲目「2005年世界旅行」で一度サイケデリックな世界に誘われれば、 曲数を増すごとに深みにハマり、脳みそがとろけそうな快感が得られます。 真夜中にひとりで聴きましょう。
380 :
名無しのエリー :2008/03/23(日) 01:09:05 ID:WIEZQ9nPO
七枚目「空洞です」 ★★★★ なんともやる気がない。 何度も何度もループするフレーズ。 ネガティブでもポジティブでもなく結局なにが言いたいのか よくわからない歌詞。 ただ、アルバムとしての統一感は非常に強く、全曲通して フワフワと掴みどころがない。 坂本氏いわく「ぬるま湯」と表現されたこのアルバムは なんのやる気も起きない時やテンションが全く上がらない時でも 無理せず体に染み渡ってくれる、いわば僕のようなダメ人間のための アルバムではないかと勝手に想像して重宝してます。 ただ、アルバムとしては凄まじいんだけど、曲単位で見ると 少し弱いことや、あまりライブ向きな曲がないことがマイナスポイントでした。
381 :
名無しのエリー :2008/03/23(日) 01:09:33 ID:WIEZQ9nPO
総評 ゆら帝のメジャーになってからのアルバムは どれも完成度が非常に高いです。 ただ、「しびれ」「めまい」以降はかなり好みが別れそうな アルバムばかりなので、これからゆら帝を聴く人は 「3×3×3」から順に聴いていくことをオススメします。 最後に、レビュー経験も音楽知識もなく、 わかりにくい点、気持ち悪い点多々あったと思いますが 最後まで読んで頂きありがとうございました。
>>381 乙
愛が感じられるレビューだなあ
コーネリアス行こうと思う
1st「The First Question Award」 ★★★
ファーストは完全に「渋谷系」なポップ。現在の「音職人」的なイメージで買うと絶対面食らう。
さまざまな名曲の旋律を拝借するというピチカート・ファイヴ的な手法で作られている。
肩の力を抜いて聞けるゆるい一枚。海辺のドライブの時とかにかけるといいと思う。
「THE BACK DOOR TO HEAVEN」あたりはかすかに今の路線の片鱗が見える。
野宮真貴がコーラスで参加。
2nd「69/96」 ★★☆
前作から一転、いきなりメタルやハードロックを極めた一作。
悪趣味なパロディーや、名曲からのサンプリングを多用した作品。だが全体的には不発な印象。
カセットで先行発売された名曲「MOON WALK」や今もライブで演奏される貴重な一曲「Brandnew Season」、
最後にはビートルズの「Tomorrow never knows」ネタまで飛び出す壮大な一曲「ROCK/96」を収録。
ラストの「World's end humming」だけは前作の雰囲気を残している。
暴力温泉芸者やAsa-changなど、多数のゲストが参加。
ちなみにちょっとした仕掛けがあります。CDプレイヤーに入れればすぐわかると思います。
リミックスアルバム「96/69 《地球あやうし!》」 ★★★ 「69/96」のリミックスアルバム。いろいろと雑多なのに不思議なまとまりがある。 ロックな原曲を薄気味悪いポップに仕立て上げた砂原良徳の「MOON WALK」、 霧の中に立っているような浮遊感のある想い出波止場の「Brandnew Season」、 原曲を無視して果てしない無気力の荒野を突っ走り見えなくなっていく暴力温泉芸者による「VOLUNTEER APE MAN (DISCO)」あたりが聴きどころ。 今は亡きhideによるリミックスも収録。そういえばマヒナスターズの人も死んじゃったなあ。小山田さんのお父さんね。 (「World's end humming」の小西康陽リミックスに参加。息子の曲を熱唱する和田さん。必聴!) ちなみにジャケットイラストは教育の本のイラストの権威と言われている方による作品だそうです。 前作と同じ仕掛けあり。 3rd「FANTASMA」 ★★★★★ 前作から一転(またかよ)、独自のポップサウンドを提示した一作。 一曲目の「MIC CHECK」の延々と続く雑音から妙な気分になっていき、アルバムの世界へと引きずり込まれていく。 この作品は非常に形容するのが難しい。 ロックな一曲もあればクラシックを引用した軽い作品もあるし、かと思えば音楽への思いを込めた曲もある。 お勧めの曲を聴かれても困る。すべてお勧めのような気もするし、そんなお勧めという概念はこのアルバムにはない気もする。 ただ言えるのは90年代を引っ張ってきたメインストリームの一つ「渋谷系」の一つの到達点がこの作品だということ。 まあ渋谷系はこのアルバムの後もうちょっと続くんだけどね。今も細々と続いてるような気もするし。 コーネリアスファンは今も新品で買える通常盤がお勧め。限定盤には収録されてなかったボーナストラックが4曲入ってます。 ボアダムスのファンは初回盤を購入しましょう。ShockCityレーベルのメドレーがこっそり収録されてます。 EYEさんのイラストも初回盤の特殊パッケージのどこかにあります。(ヒント…CDの下をよく見よう!)
リミックスアルバム「FM」 ★★ 「FANTASMA」のリミックス盤。「96/69 地球あやうし」の濃さに比べると薄味。いまいち印象が薄い。 「Clash」をだるだるなポップにしたPastelsのリミックスと ほぼピチカートファイヴのインストな小西康陽による「Count 5,6,7,8」(もうタイトル変わっちゃってるし)あたりが聴きどころ。 リミックス集「CM」 ★★★ こちらはコーネリアスが今まで手掛けてきたリミックスを集めた作品集。 もうこれに関しては言いたいことは一つ。Pastelsの「Windy Hill」のリミックスだけ聞いてくれればそれでいい。 そのためだけに買っていいってぐらい名リミックス。まあU.N.C.L.Eのリミックスとか他にも聴きどころはあるけど。 4th「POINT」 ★★★★★ 個人的にコーネリアスの最高傑作。とにかく削れるものを削り、余分なものを一切排除した純水のようなアルバム。 一曲目のノイズから目が覚めて、そこから一日が始まり、あとは夕暮れまで海を眺めているような一枚。 全体の流れを重視した、とにかく音に感覚を研ぎ澄まし、一音一音を大切に扱っている一枚。 とにかくこのアルバムの前に言葉は無力。再生ボタンを押すだけで旅が始まります。いってらっしゃい。 北山雅和さんによるジャケットも完璧。歴史に残る名デザイン。 リミックス集「CM2」 ★★ コーネリアスによるリミックス集第二弾。しかし非常に影が薄い。オリジナル盤ではないリミックス集の宿命だろうか。 電気グルーヴの「ガリガリ君」とか変な曲もリミックスしてます。個人的に好きなのはTOWA TEI「Butterfly」のリミックス。
386 :
名無しのエリー :2008/03/24(月) 04:50:49 ID:S53xZBN+0
リミックスアルバム「PM」 ★★★★ 「POINT」のリミックスアルバム。しかしこれただのリミックスアルバムではない。 なんと一般に公募したリミックスの中から選考された12曲…という独自の試み。 なのでプロにはない(というかプロ顔負けの)才能が発揮された濃い12曲。 オープニングのDRITT DRITELによる爽快なリミックス、コーネリアスへの尊敬が感じられる坂本昌己によるリミックス。 8分にも亘る不穏なアンビエントを展開して見せた井上正勝によるリミックス、最後の中山幸太…リミックスじゃなくね? など、聴きどころは多数。 あと4曲目はどうか飛ばさずに聞いてほしい。ただ喋ってるだけでは終わらないんです。 ラスト2分で椅子から転げ落ちそうになる超展開が待ってます。 5th「SENSUOUS」 ★★★★☆ うーむ、やっぱり「POINT」には劣ってしまうかな。やはり前作で自分が作ったハードルを越えられなかったというか…。 まあ前作とか気にせず聞けば普通に名盤。アコースティックギターを黙々と弾いたり、ディスコなリズムなのに決して踊れなかったり、 「Wataridori」を聴いてると脳裏に鳥が飛ぶ姿が浮かんだり、最後でちょっと泣きそうになったり、そんなアルバム。 次作はどう来るかわからないなあ。ちょっと期待(次作の発売は何年後になるでしょうか…)。
乙です いやぁ自分が立てたスレがここまで進むとは、レビューしてくださった皆さん乙です
388 :
名無しのエリー :2008/03/24(月) 15:59:50 ID:ZOS1IF3YO
>>386 乙
コーネリアスは一枚目とFANTASMAしか持ってないんだけど
他のも興味でてきた
389 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 17:57:25 ID:dQfNqALZ0
じゃあスピッツでも 1st『スピッツ』 ★★★★ 1stアルバムらしく音は荒削り。考え込まれて作られた作品と言うよりも、衝動で作った作品が多いような印象を受ける まだまだ演奏も未熟であり隙だらけと言ってしまえばそうだが、それでもこれを1stアルバムで出すクオリティは凄い 歌詞も初期草野特有のメタファーを多用した一見難解な、下手すれば意味なんかないんじゃないかと思わせる不思議なもの とある作詞家は小沢健二と草野正宗を、J-POPに死の概念を復活させた二人の作詞家だと言っていたが、なるほどかなり死の匂いを感じる 全体的にどうしょもなく後ろ向きであり、社会と向かい合うことより逃避することを選んだ若者の心情が描かれている 音はパンク・フォークの色を濃く受けた明快なものだが、その精神性の深さ、暗さはスピッツでも一番なのではないだろうか 2nd『名前をつけてやる』 ★★★★★ 個人的にはスピッツの最高傑作だと思っている名盤。前作では社会に阻害されたことを痛ましくも描いていたが、今回はそれを一切描かない ユートピアのようなところで淡い恋のことだけを考えて過ごしている主人公のことを唄った、コンセプトアルバムである それだけ聴くと非常に明るいアルバムのような印象を受けるかもしれないが、しかし実際に聴いてみると何とも言えない哀愁が漂っている それは草野の暗いメンタリティ・社会へのどうしょもないあきらめを反映しているのだろう 音はパンク・フォークを基調にしながらも、シューゲイザーの影響を受けたノイジーなギターを導入したりと、前作よりは幅広い 草野天性のメロディセンスが爆発しており、どの曲も非常に琴線に触れるメロディを奏でている miniアルバム『オーロラになれなかった人のために』 ★★★★ オーケストラと組んだミニアルバム。そのためかゆったりとした叙情的な曲が多い 前作の世界観を引き継いだ、架空の田舎で暮らすことを一応のコンセプトとしているのである歌詞世界は相変わらず暗い むしろそういう幸せが長く続かないことを悟ったような詞も出てきており、草野の精神的変化が見受けられる アコースティックなサウンドが心地よく、聴いてると本当に田舎に行ったような気がしてくる
390 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 17:57:36 ID:dQfNqALZ0
3rdアルバム『惑星のかけら』 ★★★ 一気にグランジに傾倒した作品。こういうのも出来るのかと当時のファンはびっくりしたのではないだろうか ギターをかきならし孤独や虚無を歌ったグランジの精神性を受け継ぎながらも、何気ない日常を描いた淡い価値観も主流にある不思議なアルバム シーケンスを大胆に取り入れたり、バンジョーを使ってみたり、音の進化も著しくがそれまでのパンク・フォークバンドから進化したことを示している しかし何となく中途半端な印象は否めない。もっと演奏技術があればよかったのかな 4thアルバム『Crispy!』 ★★★☆ この後しばらくタッグを組む笹路正徳と組んだ初めてのアルバム。売れることを意識したという本人達の発言通りに、メロディーも歌詞も まさに売れ線といった感じにわかりやすく、聴きやすいものになっている。そのため今までの私的な世界観が好きだったファンには嫌われがち また音もブラスやストリングスを大量に使ったオーバープロデュースなもので、バンドである意義はあまりなし ただメロディは良いし、歌詞もこういう歌謡的な詞もレベル高く書けるということを実証できたアルバムなので言われてるほど嫌いでは無い 声もこの頃が一番良かったんじゃないかな 5thアルバム『空の飛び方』 ★★★☆ 前作と同じく売れるために作りましたって感じのアルバム。歌詞もかなり分かりやすく、メロディもますます売れ線に傾倒していく しかし前作では全く統一の無く完璧に過剰だったアレンジがかなり抑えられ、アルバムとしての統一感が出てきた また収録されているシングルはどれもスピッツ屈指の出来なので個人的には結構好き
391 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 17:57:51 ID:dQfNqALZ0
6thアルバム『ハチミツ』 ★★★★★ 売れ線に傾倒しても売れなかったので、ちょっと開き直って昔みたいなことやったらバカ売れしてしまったというアルバム 歌詞は初期に近いやや難解なものになっており、またその内容も前2作に比べると遙かに統一感が増している 世界観は2ndに近く、彼らの代表曲でもある「ロビンソン」の歌詞にある「二人だけの国」を唄ったもの ラストを「君と暮らせたら」のように夢オチで終わらせるのも、「魔女旅に出る」で彼女を送った2ndの価値観に似てる しかし初期のような毒々しさやエロスティックな部分はほとんどなく、そう言う点では遙かに聴きやすいアルバムだと言える また演奏技術も格段に進歩しており、リズム隊特にドラムのレベルの高さはかなりのもの。最高傑作と呼び声高い名盤 7thアルバム『インディゴ地平線』 ★★★★ 4th以降のポップ路線を少し是正しようとロック色のやや濃いアルバム。メッセージでは無く音で勝負といった感じの今作は バンドの力量を存分に発揮させた作品であり、リズム隊のレベルの高さをはっきりと認識させられる作品である 流れが非常によく、タイトルの通りインディゴの雰囲気が良く出ている。全体的に地味だが、聴けば聴くほどよくなるまさにスルメ盤 8thアルバム『フェイクファー』 ★★★★ 笹路氏におんぶにだっことなりすぎていた事に危機感を感じたスピッツが彼の手を離れ、再び自分たちだけで作ろうとしたアルバム 全体的にギターの利いた曲が多いが、ロック色が強い曲が来たかと思えば、ブラスたっぷりのポップスが来たりとバランスが悪い ただ1曲毎の出来はスピッツでもトップクラスと言っても過言でなく、流れを意識しなければかなり良いアルバムとして聴けるのではないだろうか また世界観も大きく変わっており、それまでの内省的で架空のユートピアに閉じこもるのでは無く、そこから出ていくことを唄っている
392 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 17:58:00 ID:dQfNqALZ0
9thアルバム『ハヤブサ』 ★★★★☆ スピッツで一番ロック色の濃いアルバム。エッジの利いたギター、うねるベース、手数の多いドラムとスピッツらしくない激しい演奏が繰り広げられる これまた演奏技術の高さが非常に表れたアルバムであり、全体的にシャープな音作りはメジャーどこだとラルクなんかに通じる だからと言ってロックだけでなくラストのアカネみたいな軽いポップスがあるのはスピッツだから 流れも素晴らしく、これを最高傑作と言う人も多いアルバム。この頃から正宗の歌い方がやや苦しそうになってきてるような 10thアルバム『三日月ロック』 ★★★★ 今でもタッグを組んでいる亀田誠司と初めてタッグを組んだアルバム。夜というコンセプトのもとに作られたアルバムなのだが しかし、そのコンセプトがいまいち生きておらず、後半の流れは結構gdgdだったり。ただ1曲毎の出来はとても素晴らしく またアレンジも打ち込み全開の曲があったりと多彩で、スピッツの新しい一面を見ることのできたアルバム 歌詞も一気に前向きになっていて、もう初期の内省的な色合いは一切無い 11thアルバム『スーベニア』 ★★☆ 音がラウド、そのためか知らんが草野の声が浮いてしまっている。またメロディがちぐはぐな曲が多く、聴きづらい アレンジもストリングス過多だったり、亀田の悪いところが顕著に表れたアルバム。しかし沖縄風アレンジだったり冒険心は旺盛 また1曲目の「春の歌」はスピッツ屈指の名曲なので必聴 12thアルバム『さざなみCD』 ★★★☆ 全盛期を懐かしむかのようなポップアルバム。ここ3作で見受けられた挑戦的な姿勢はあまりなく、聴きやすいポップな曲が並んでいる その一方でバンドの魅力を最大限に発揮したロックチューンもあり、なかなかバランスは良い しかし個人的には自己模倣の色が濃く感じられ、スピッツもマンネリゾーンに突入したかとちょっと心配
393 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 19:37:20 ID:fgzjy8lQO
>>389-392 スピッツは既出だけど乙。スピッツ好きなのがすごい伝わってくるレビューだわ
394 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 20:23:09 ID:i0ByAujuO
395 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 21:20:17 ID:fgzjy8lQO
Number Girlいきます。 「School Girl Bye Bye」(1999)★★★☆ デビュー作。後に比べると作風が大分ポップ寄りで、とにかく青臭い。しかし最後までライブの鍵を握ることになる「Omoide In My Head」「Iggy Pop Fan Club」が収録されている重要作だとも言える。 音質は悪く低音が弱めだが、巨大な宝石の原石を見ている感じがして、これはこれで楽しめる。上記2曲の他に「水色革命」が白眉。 「School Girl Distortional Addict」(1999)★★★★ メジャー第一作だが、整然としたサウンドを嫌い、慣れた地元のスタジオで録音された。そのせいかメジャーにしては音圧的にかなり弱く、特にボーカルの音量が小さい。この点に不満を抱く人は多いだろう。 前作ほどの青さはないものの、やはりキーワードのうちには「青春」がある。ポップさは継承しつつ、疾走感溢れる10曲。前作よりリズム比重が高いか。全体に完成度の高い作品なのだが、やはり惜しむらくはライブで見せるエネルギーまで収録できなかったこと。 青春を感じさせる路線はここまで。以降のスタジオ盤は圧倒的音圧・殺伐とした雰囲気をもった作品が続く。
396 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 21:23:33 ID:fgzjy8lQO
「シブヤRocktransformed状態」(1999)★★★★★ この年の10月1日、渋谷クラブクアトロで行われたライブを収録したもの。端的に言って名作である。 溢れ出るエモーション、異様なまでの熱気。でも圧倒的なのは迫力ある演奏だ。アルバムではパッとしなかった楽曲も一気に輝きを増す。ラストの「Omoide in my Head」なんか、特に。できるならスタジオ盤とセットで聴いてほしい。 この日彼らのライブを生で見た人にとっては、神格化するに十分な内容だったことだろう。 「SAPPUKEI」(2000)★★★★★ 化けた。プロデューサーにJane's Addictionを手がけたデイヴ・フリッドマンを起用。一気にサウンドの向上が図られ、ますますリズム偏重になった。 まるで鋭い刃のようなギター、自在に跳ねるベース、割れんばかりのドラミング。ボーカルはひどく内省的な歌詞を叫ぶ。異様な緊張感に支配された40分弱である。 アルバム一枚かけて大都会・東京の冷たく殺伐とした側面を鳴らした作品。どことなく「和」を感じさせるメロディーラインも素晴らしい。 聴きやすさ・サウンドプロダクション・アルバムとしての完成度3拍子揃った最高傑作で、00年以降の邦楽最重要作の一つである。
397 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 21:24:45 ID:fgzjy8lQO
「Num-Heavymetalic」(2002)★★★★ プロデューサーには引き続きフリッドマンを起用。 民謡的要素すら感じさせる1曲目、ラップが飛び出す3曲目等、アプローチが多彩に。渾然一体の音塊だった前作に比べ、ボーカルや楽器一つ一つの音はクリアになっている。 メタリックなギターとダビーかつ変則的リズムで畳み掛けるドラムが特に印象的で、楽曲のパンチ力はある意味前作以上かも。思えばこれがナンバガの最終形態ということになる。 しかし後半になるほど楽曲が弱くなるきらいがあり、この評価とした。 「サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態」(2003)★★★★☆ 札幌ペニーレインでの伝説的ラストライブをほぼ全編収録。最後の星を半分にするのも怒られそうである。観客の熱狂ぶりもそのまま収録されており、とにかく熱い。 とりあえず聴いてもらわなければこの雰囲気は伝わらないのだが、聴いてしまうとオリジナルが聴けなくなるかもしれない。それほどのライブだ。number girlというバンドの歴史を俯瞰しながら聴くと、最後2曲の名演には思わず涙してしまう。 ただ、全編収録というのがネックとなり、CDで聴くと冗長に感じられる部分があるので満点は避けた。
398 :
名無しのエリー :2008/03/25(火) 21:25:14 ID:fgzjy8lQO
《総評》 ナンバガはやはりライブバンドであった。ライブの感動を音源で再現することができないまま解散した。 サウンドとしては「SAPPUKEI」を境にリズム偏重が激しくなっている。もともと80〜90年代オルタナを起点としたバンドであり、かなり極端な方向へ進化している。 解散はこれ以上の深化を止めるための判断であったとも言えると思う。向井秀徳のやりたかった音楽がザゼンボーイズで体現されているとするなら、解散は正しい選択であったのかもしれない。 音の威力に気を取られていると歌詞の完成度の高さに気づかないが、これも見逃すべからざる魅力だということを最後に添えておく。
乙!ナンバガ好きだから楽しめたよー
400get
くっ、書こうと思ってたのに先を越されてしまった…
悔しいけど
>>395 乙
というわけで
>>395 さんがレビューしてないOMOIDE IN MY HEADシリーズをレビューしようかと思います。
ナンバーガール OMOIDE IN MY HEAD Project
「OMOIDE IN MY HEAD 1 〜BEST AND B-SIDES〜」 ★★★★
DISC1は今までに発売されたCDシングル曲をすべて網羅+αとしてアルバムから数曲。単なるベスト盤なのであんまり面白みはない。
しかしDISC2のB面集がくせ者。隠れた名曲の宝庫。なんでこんな素晴らしい曲をA面に持ってこないのかという曲の連続。
「はいから狂い」「SUPER YOUNG」など、ファン人気の高い曲が集う。
これを買えばシングルを買う手間が一気に省けるし、アー写を集めた面白い写真集も付いているので初心者に勧めやすい一枚。
ちなみに「DRUNK AFTERNOON」は個人的にナンバーガールの中で一、二を争うくらい好きな曲です。
「OMOIDE IN MY HEAD 2 〜記録シリーズ1〜」★★★
「OMOIDE IN MY HEAD 2 〜記録シリーズ2〜」★★☆
第二弾はライブ音源集。
「記録シリーズ1」の方はこの作品用に初期のライブ音源を編集した三枚のライブアルバムと、
ライブ会場限定販売だったライブを収録したカセットテープ「記録シリーズ」(通称「黒カセット」)に
bloodthirsty butchersのカバー「プールサイド」のライブ音源を追加収録してCD化したライブアルバムの四枚組。
ラモーンズのカバーや、「伝説」と言われている新宿JAMでのライブ音源など、聴きどころは多数。
初回盤にはSXSWでのライブを追ったドキュメンタリー映像を収録したDVDが付いている。
で、「記録シリーズ2」の方はというと、これまたライブ会場限定販売だったライブアルバム「記録シリーズ」2作
(通称「黄盤」と「緑盤」)の再発4枚組。しかしただ単に再発しただけなので、「記録シリーズ1」に比べるとパンチに欠ける。
しかしコレクター気質の人じゃない「ふつーにライブ音源が聴ければおk」な人には大変重宝する一作だと思う。(原盤は探すのが面倒だしね…)
初回盤にはROCK IN JAPAN FESTIVAL 2002のライブ映像を収録したDVDが付いている。ここ以外では未ソフト化の貴重な映像です。
ただ両盤とも4枚組というボリュームのせいで、ちょっと敷居の高い作品になっちゃってる感がある。
「OMOIDE IN MY HEAD 3 記録映像」はDVDなのでレビューはやらずに簡単な紹介。 CDとして発売された二枚のアルバムを映像で楽しめるほか、TVでやった特番とかも入ったファンなら楽しめる内容になってます。 「OMOIDE IN MY HEAD 4/珍 NG & RARE TRACKS」 ★★★★☆ さあOMOIDE IN MY HEAD Projectのラストにして真打ちがやってきました。 ファンなら聴きたいであろう、初期の自主製作カセット時代の音源、現在廃盤になってるコンピの音源、そしてお蔵入りになった曲… それらを本当に惜しげなく詰め込んだ夢のような2枚組。すごいです。これは本当にすごい。 あの幻の抽選品7インチの音源が聴けたり、「TOKYO FREEZE」のフルバージョンとか、「透明少女」の東京レコーディングver.とか…。 そして収録曲の中で強烈なのは「KU〜KI」と「モータウン」。もうこの2曲は本当にすごい(2回目)。 「KU〜KI」は後期ナンバーガールには珍しい不思議な爽やかさをもった曲。ちょっとレゲエ入ったりとなかなか実験的な曲なのですが、 最後、溜めに溜めて向井秀徳が思いっきり叫んだ瞬間涙線とかそういう次元じゃないものが一気に決壊したよ…。 向井秀徳アコースティック&エレクトリックでもやってる曲ですが(DVD「現代の無戒」に映像が入ってる)完成度が段違い。 そして「モータウン」はシングル候補にも挙がっていたらしい、もう秋の夕暮れとかそういうもの思い出して鼻がツンと来るようなそんな曲。 まだ向井秀徳の歌ははいってない状態なんですが、それでも異常なまでの完成度の高さ。歌詞もできていて、もし完成していれば 「SATSUIあり」というタイトルになる予定だったとか。無茶苦茶気になります。この二つを聞くとナンバーガールの解散を改めて悔いること になるのは必至。その他の曲もデモ段階からもうぶっ壊れてたり、どうしてお蔵入りになってしまったのか理解に苦しむ曲などあり、 とにかく充実の一枚。解説も非常に細かい。ただ苦情を言うなら歌詞載せてほしかったなあ。 あといくつか店舗特典とかの音源で収録されてないものがあるはず… 以上 眠くなってきた、つーか後半打ち間違い多かった…。直し切れてなかったらごめん
403 :
名無しのエリー :2008/03/26(水) 21:17:54 ID:4Xa9v/vq0
>>401 おつ!
オリジナルアルバムはやらないの?
ナンバガがライブバンドとか笑わすなよw
>>401 先を越されたとか悔しいとかいわないで投下しなよ。
>>393 が「既出だけど」なんて書いてるけど、基本精神はアルバム全曲レビュースレと同じだと思うよ!
【基本精神】
レビューの数が多いとレビューの精度が上がります。
カブっても気にせずあなたの視点で批評してください。
みなさん乙 全アルバム聴くほど好きなアーティストって客観視しにくくてレビュー難しそうだ ところでここに書いた後に新作が出たら、後から自分のに書き足したり出来るのかな?
>>403 >>406 またオリジナルアルバムをいつかやりたいということを最後に書こうと思ってたんだけど、あまりに眠くて忘れてた。
ありがとう、でもここはあえてキャプテンストライダムで
インディーズ「ブッコロリー」 ★★★★☆
インディーズ時代に出されたアルバム。わずか9曲のみの収録だがバラエティー性に富んでおり、何度聞いても全く飽きない一枚。
現在も貫かれる彼らのスタイルがすでに確立されている。
「才能無いから芽が出ない」と叩きつけるタイトル曲や、大事なものをたくさん失って
その末に大切なものを見つけた瞬間のような名曲「サンドバッグの夜」などが聴きどころだろうか。
いや、真の聴きどころは「肉屋の娘」の間奏の聴けば必ず脱力するであろうラップ(というより語り、ちなみに内容は実話)だと思う。
各歌詞の左下に書いてあるクレジットにも注目。変な事が書いてありますw
1st「108 DREAMS」 ★★★
タイトルはワンオーエイトドリームズと読む。メジャーデビュー後初のアルバム。
メジャーデビュー後にシングルで着々と上げてきたスピードが一気に失速している。
「サイボーグ」や「GOOD HARVEST」などの数曲に助けられてる感じ。
ちなみに初回盤はもともと三方背ボックス仕様だったらしい(公式ホームページに当初そう書いてあった)。
このデザインはボックスで見たかった…。
2nd「BAN BAN BAN」 ★★★★★ 銀魂タイアップとかあやかしなんとかとかのタイアップを経てのメジャーセカンド。 前作の肩透かし感とは比べ物にならない傑作。極上のポップミュージックとロックンロールをこれでもかと詰め込んである一作。 特に「ケムリマン」は2003年にインディーズレーベルから初のワンコインシングル「マウンテン・ア・ゴーゴー」を発売してからの キャプテンストライダムの活動の一つの到達点となっている超絶の名曲。「君」を泣かせる「ケムリマン」の存在について歌われたこの曲は、 歌詞カード冒頭に印刷されたいとうせいこう氏によるレビューを読んでからだと聴こえ方がまったく違ってくる。 そして今まで普通にキャプテンストライダムのアルバムとして聞いていた12cmのCDはこの曲を境に急に異常なまでに広大な世界として 聴いている人たちの目の前に広がる。たとえばそれはレインボーブリッヂの横を滑空する鳥であったり、風船ガムであったり、 事故車であったり、貧乏な男子のプライドであったり、終わらない残業を社内で片付け続けるサラリーマンのファイトであったり、 恋をしたい独り身の男が叫ぶ恋愛観であったりする。そして最後に「長い坂の上る途中」というナンバーが置かれている。 この東京の片隅の薄暗い坂道を登って行くようなナンバーで、まだここが途中であることを表明している。 11曲という中途半端な曲数でありながら、彼らの全身全霊が詰まっている、キャプテンストライダムの最高傑作。 なのに本人たちは歌詞カードの中で楽しそうにパイ投げをやっている。何か、相変わらずな人たちだと思う。 「BAN BAN BAN」のレビューだけなぜかものすごく気合いの入ったものになってしまった…。
>>407 逆に改めて聴くと客観的に見ることができて面白かったりもするよ。
俺はボアダムスの未聴でレビューしてなかったやつを書き足してみたけど、どうなんだろ?
411 :
名無しのエリー :2008/03/28(金) 00:29:20 ID:lyutPThdO
>>408 キャプストおつ!
やっぱBAN BAN BAN、名盤だよな。
需要無視でジュディマリ投下。 1st 「J・A・M」 ★★★ 歌詞はストレートで分かりやすいが、素直な分、ある種の拙さが出てしまっている。 一曲一曲が短くて物足りない印象を受けるが、演奏は程好く派手でノリやすい。 最近ありがちな、耽美的で難解な歌詞・曲に飽きている人にはオススメ。 全盛期のジュディマリしか知らない人に聞いてほしい一枚。 2nd 「ORANGE SUNSHINE」 ★★☆ 歌詞に頻出する食べ物の名前や、前作よりも大幅に増えたスキャットなどによって、 前作にはなかったファニーな雰囲気を作り出している。 曲調はポップなものばかりで、アルバム全体としてはカラフルな感じだが、どこかスマートさに欠ける。 3rd 「MIRACLE DIVING」 ★★★★☆ 恩田・TAKUYA・五十嵐と、3人それぞれが各々らしい曲を作っているが、 決して寄せ集め感はなく、バンドとして存在している意義が感じられる。 YUKIは声も歌い方も大人になった。歌詞も、どこか含みのあるものが多くなった。 前作までのような勢いに、力強さや安定感が加わった一枚。 4人の仲の良さそうな写真がいっぱいのジャケットと合わせて楽しんでほしい。
4th 「THE POWER SOURCE」 ★★★☆ そばかす、くじら12号など、ヒットシングル満載。 まさにアルバム、といった感じで、激しい曲にも静かな曲にも、しっかりジュディマリらしさが表れている。 癖のある曲は少なく、一度聞けばどれか一曲はハマるものがあるだろう。 6枚の中で最も売れたアルバムだが、 個人的には、歌詞が「含みがある」を通り越して難解・複雑になってしまったのが残念。 5th 「POP LIFE」 ★★★★ すべてシングルカットしてもいいほど、よく作りこまれた個性的な曲ばかり。 それなのに全体の流れはとても自然で、アルバムとしての完成度も高い。 それだけに、どこか切ない雰囲気を醸し出しているアルバム。 ここから解散までの流れを考えると、更に切なさ倍増。 6th 「WARP」 ★★★★☆ 5th以上に捨て曲なし。ポップな曲のどれもが、ガムソングと思いきや案外スルメ。 7曲目「あたしをみつけて」で、この曲が起用されていた当時のポカリスエットのCMで、 YUKIが「もう一汗かきますか」と言っていたのを思い出すと、8曲目からの流れが凄まじく爽快で切ない。 彼らのラストアルバムとして相応しすぎる名盤。
414 :
名無しのエリー :2008/03/30(日) 22:26:34 ID:3TVRILsZ0
world's end girlfriend(とその変名)のアルバム全盤に挑戦。 あれこれややこしいですがまとめると彼のリリース盤はこんな感じ…の筈。 2000:sky short story : world's end girlfriend (cubic music) *single *廃盤 :LISTENING YOU : world's end girlfriend (FORFULL) *single *廃盤 :ending story : world's end girlfriend (current) *1stALBUM *廃盤 2001:Letter from Crying Klara : world's end girlfriend (young-z) *108枚限定single *廃盤 :Halfmoon Girl : world's end girlfriend (MIDI Creative / noble) *split 12" *廃盤 :farewell kingdom : world's end girlfriend (MIDI Creative / noble) *2ndALBUM :Xmas song : world's end boyfriend(ROMZ) *400枚限定miniALBUM *別名義 *廃盤 2002:dream's end come true : world's end girlfriend (MIDI Creative / noble) *3rdALBUN :Enchanted Landscape Escape : wonderland falling yesterday (cubic music) *別名義 *3rdALBUMと同発 2003:Xmas song : world's end boyfriend(ROMZ) *新録含再発盤 *別名義 2005:The Lie Lay Land : world's end girlfriend(MIDI Creative / noble) *4thALBUN :Palmless Prayer / Mass Murder Refrain : MONO&world's end girlfriend (human highway records) *collaboration 2007:Hurtbreak Wonderland : world's end girlfriend (human highway records) *5thALBUM :Enchanted Landscape Escape : world's end girlfriend (human highway records) *新録含再発盤 ・ending story★★★☆ AFXチルドレンとも言われていたドラムンの付き抜けっぷりが気持ちいいテクノ。 が、その中にも毒は確実に含まれている。この頃から変態的音コラージュは健在。 ヲタの間では一番人気…らしいが俺はそこまで。 なおジャケ写のマスターデータを紛失してしまったらしく現在は廃盤扱い。
・farewell kingdom★★★★★ 確信犯的あざとさすら感じる(でも思惑通りに泣かされる)感傷的な一大叙情詩に サンプリングされたロリ声まで入ってさぁ大変。 この頃から徐々にニカ寄りに。GodspeedYou!BlackEmperorの影響を受けているのがよく分かる。 中二病染みていると揶揄されることもありますが、自分は一番オススメ。 ・Xmas song : world's end boyfriend★★★☆ 躁状態で病んだ家族が踊っているようなクリスマスソング。 くるくるくるぐるぐるくるぐるくるぐるgくるるくるrくるrgくぐrぐrくうrkgg!!! 徹底的にコミカルで、底抜けの壊れっぷりが一筋縄ではいかない。これぞテクノ。 ・dream's end come true★★★★ 良くも悪くも#3"all imperfect love song"に尽きる。 七尾旅人のパラノイックな声に脳内を揺さぶられまくる、一曲25分超えの問題作。 でも展開が凄まじく飽きさせないのは流石。 打ち込みに1stの雰囲気も漂わせつつも十分暗い。 人のいない夜の遊園地みたいな。 ・Enchanted Landscape Escape : wonderland falling yesterday★★★★ 上と同発の別名義盤。こちらは静謐なミニマルミュージック。 リズム等は一切なし。ゆったりたゆたう海の底みたいな。 ・The Lie Lay Land★★★★☆ 毒、というよりも闇。より凶暴になった生音ノイズ。とにかくカオス。 ロカペニスと組んだPV(グロ動画寸前)も必見。 彼の作品中では一番暗く、救いがない。 その重さが駄目な人も多いので初心者には不向きな物件。 でもハマる人はどっぷりハマる。 ニカというよりもポストロックだな、こりゃ。
417 :
名無しのエリー :2008/04/01(火) 05:05:19 ID:1g2n2GGI0
・Palmless Prayer / Mass Murder Refrain : MONO&world's end girlfriend★★★ ポストロックバンドMONOとのコラボレーション盤。 アウシュビッツに誘発されたという、1曲4楽章5トラック74分の壮大な組曲。 ひたすら静かで、でもだからこそ物言わず迫り来る弦に圧倒される。 ここまでくるともうカテゴライズ不能。敢えて言えばクラシックか? ・Hurtbreak Wonderland★★ 密室的な毒気が抜かれ、より開放的な生音志向が強くなった一枚。 希望すら感じるので聴きやすいのは確か。 個人的にはその分深みがなくなったような気もするが。 これはポストロック…になんのかね? 総評:彼は一枚ごとに方向性が変化していて、とにかく評価が難しい。 (聴き手の好みに大きく左右されるので) とりあえずテクノ好きは1stかboyfriend名義、GY!BEやSigurRos好きは2nd以降、 その中でも感傷的な気分に浸りたい人は2nd、テクノも聴く人は3rd、 とにかく暗い轟音が好きな人は4thがオススメ。 クラシック好きはwfy名義とmono/wegコラボ盤もいいかもね。 ちなみにレーベルサイトで各盤一曲まるごと試聴できるので、そちらで確認すること推奨です。
>>415 乙
wegまだ買えてないんだけどいつか絶対必ず買う
スーパーカー繋がりでナカコーのソロ名義の作品
Nyantora時代
1st「99-00」 ★★★
スーパーカーの片手間でできた、みたいな気軽なソロ作品。
何も気にせず気軽に聞くのがお勧め。ゆるい。
2nd「Cosmos」 ★★★★
さあ本気だしてきました。スーパーカーの片手間から延長線上へと乗り出してきた一作。
5曲は「宇宙」をテーマにしていると思しき電子音による音楽。静かな「Wave」やお気楽な感じの「TAITAN」も印象的だが、
ドラマチックな展開の「JUPITER」「S.MOON」の二曲が白眉。しかしこのアルバムで一番異常なのはラストの「SQUARE SPACE」。
サインウェーブみたいな電子音が淡々と続いていくだけのこの曲は、もはやノイズ/アヴァンギャルドの路線に抵触している。
CD-BOX「夜を忘れなさい/97-03」 ★★★★★
実は上の2作はこのBOXさえ買えば買う必要はない。
未発表作「夜を忘れなさい」+これまでに出したアルバム2作に各15曲(!)を追加した3枚組。
「夜を忘れなさい」収録曲含む未発表曲は、1〜2分程度の長さの曲が多く、寄せ集め感が強い。
しかしそのジャンルは多様で、アコースティックギターの音色が美しい曲もあれば、ナカコー流のノイズミュージックと思しき曲もある。
「ピアノの上で寝たものを録音した」らしい「スケッチ」の二曲が面白い。
スーパーカーとしてデビューする前の音源も入っており、「中村弘二」という人間の音楽性を知る上で重要な作品。
419 :
名無しのエリー :2008/04/01(火) 23:56:49 ID:qukdGcSf0
iLL時代 1st「Sound by iLL」 ★★★ 心機一転、iLLという名義での活動を開始した後の一枚。 しかしオタ評判は悪い一枚。でも個人的には嫌いになれない。 「Hal program」の静かに破滅へと向かう、緩やかな混乱を思わせるメロディや、 ヨーデルまで飛び出す「ATOM」などバラエティに富んだ一枚。 発売当時の異常なまでの悪評は、多分歌が入ってなかったことへの失望がでかいんじゃないかと思う。 初回版の宇川直宏による特殊パッケージはデザインとして素晴らしい反面、収納上かなり困る。 コラボ作品「Dawn〜夜明け」 ★★☆ 勝井祐二とのコラボ作品。1曲目が31分4秒、2曲目が41分32秒、総合演奏時間72分36秒という大ボリュームの作品。 正直言って一回しか聴いてない。そんなに悪い内容ではなかったとは思うけど、どうしても聴く気が起きない。やはり長すぎる。 こういう音楽(ジャンルでいえばアンビエントだと思う)をいつも聞いてる人ならすんなり聞ける一枚ではないかと。 2nd「Dead Wonderland」 ★★★★★ 生演奏、歌モノという前作とは正反対の路線に挑んだセカンド。 暗い。異常なまでに暗く、救いのない作品が続く。明るいのは12曲中3曲だと思う。 まるで洞窟の中にいるような、先の見えない暗闇を歩いているような、そんな作品。 ナカコーの声も地を這うように弱く、弦楽器は悲鳴のような音を上げ、ギターは暗闇を鳴らす。 スーパーカーやNyantoraの活動を経て新境地を見出した名盤。
420 :
名無しのエリー :2008/04/02(水) 19:06:07 ID:ikBxXNGe0
おつです。 ナカコーソロはかなり難解そうなイメージがあるけど iLLの2ndから聴いてみようかな。
421 :
名無しのエリー :2008/04/02(水) 19:58:22 ID:wMYmHeLSO
4月21日誕生日ーo(^▽^)o
クソ盤ばっかだな
423 :
名無しのエリー :2008/04/02(水) 20:04:38 ID:4QGogWPVO
だれか筋肉少女帯たのむ
だれか19をお願いします
425 :
名無しのエリー :2008/04/07(月) 12:06:54 ID:4X2GowF00
BUMP OF CHICKEN 1st.FLAME VEIN ★★★ インディーズ・デビューアルバム。 エヴァのキャラに本気で萌えた藤原が思いの丈をぶつけた「アルエ」等々、 あちこちにある若気の至りもひっくるめて、荒っぽい勢いのあるアルバム。 曲それぞれからこの後の片鱗を見ることは出来るけれど、 個人的には、正直メロにも歌詞にも今のような特長や魅力は感じない。 これが一番好きと言う者もいるけれど、今とは似て非なる作風なので初聴にはお薦め出来ない。 2nd.THE LIVING DEAD ★★★☆ 前作とは方向性を180度転換したコンセプト・アルバム。 タイトルの由来は「生きる屍」。全編物語調の曲が占める。 畳み込むように歌詞をぶつけるファンタジー楽曲の傑作「K」や、 歌詞中で主人公が○○○○してしまう「続・くだらない唄」は衝撃的。 あまりに独特の作風なので、気に入るか気に入らないかは正直賭けに近いけれど 藤原楽曲の原点は間違いなくここ。ちなみにこの時点でメンバーは若干21歳。
426 :
名無しのエリー :2008/04/07(月) 12:07:55 ID:4X2GowF00
3rd.jupiter ★★☆ メジャー1st。「天体観測」はこちらに収録。 録音機材の向上で音質が大幅アップ。前作よりはずっとサウンドがすっきりした。 歌詞の世界観もファンタジーから日常風景へと移行し、万人にも受け入れられる世界観に。 ただ、ある意味突き抜けていた前作や、この後のアルバムの完成度を考慮しちゃうと どうしても地味でまとまりの無いアルバムという印象が拭えない。 個人的にはあまり聴かない一枚だけれど、歌詞も分かりやすいし、入門としては当たり障りが無いか。 4th.ユグドラシル ★★★★☆ 前作から約2年半後にリリース。 曲順が非常に考えられていて、アルバムとしてちゃんとまとまった印象を受ける。 前よりも自信をつけたらしい藤原の歌詞がここから尖がってきた。 アレンジも前作よりはるかにバラエティに富んでいて飽きない。必ず気に入る一曲がある、はず。 ただ、歌詞は再び閉鎖的な心象世界へ戻っているので、ちょっと暗い印象を受けるかも。 アルバムのラストを飾る「ロストマン」は名曲中の名曲。必聴。
427 :
名無しのエリー :2008/04/07(月) 12:08:55 ID:4X2GowF00
5th.orbital period ★★★★★ 実に制作に3年以上が費やされた最新作。 捨て曲一切無し、前作以上に神がかり的な曲順が70分間を一気に聴かせる。 「ユグドラシル」では暗く歌わざるを得なかった世界観でも、今作では 拳を突き上げるような力強い楽曲へ落とすことに成功していると思う。 聴く度に深みを増すアルバム。まるで一枚の絵画を見せられているよう。 文句無しの最高傑作。完全マンセー。ただ歌詞カードの厚さはちょっとウザい。 初めてBUMPを聴くのにこの70分越えヴォリュームは正直キツいので、 2nd〜4thからどれか1枚聴いた後に2枚目としてチョイスすることをお薦め。 総評 厨房御用達とか色々言われるけれど、オサーンでもしっかり聴けるバンドです。 メロが弱い演奏が下手とか言われるけれど、なんだかんだでよく出来た曲を奏るバンドです。 ロキオン系の中でもぶっちぎりで面白いアルバムを出してる奴らだと思うんだけどなぁ、 たまにはじっくり聴き込んでみて欲しいバンドです。
428 :
名無しのエリー :2008/04/07(月) 13:44:18 ID:nUNDQHk30
おつ 5枚目はまだ聴いてないんだが、70分もあるのかw
乙 orbitalは良曲揃いなんだが、ちょっともたれたなぁ…
>>419 レビューを参考にして今日ナカコー2nd買いました。
難解な音楽やってたのかと思いきや、意外と聞きやすくてよいですね。
スーパーカーファンでナカコー2nd買ってない人いたら
これは間違いなく買うべきデス!!
なんとなくミスチルやってみます 1st.Everything ★☆ デビュー作らしい、曲も演奏も荒削りな印象。夏の終わりに聞くとせつなくなる。 2nd.KIND OF LOVE ★★★★ 初期3作の中では一番いい。ただのラブソング集になってない所がミスチルらしい名作。 3rd.Versus ★★ いい曲もあるのだが、何かが足りない気がする作品。 4th.Atomic Heart ★★★★☆ 桜井の作詞・作曲能力が頭角を現した勢いのある作品。後半の流れは最強。 演奏もやっと桜井に追いついてきた。 5th.深海 ★★★☆ ミスチルのダークな部分を最大限に感じられる、コアファン向けのアルバム。 曲の流れがスムーズ(名もなき詩以外)で、アルバムらしさを持ったアルバム。 6th.BORELO ★★★★ 深海と真逆で、曲の流れはミスチルのアルバムの中で一番悪い。寄せ集めた感が否めない。しかし一曲一曲はすばらしい出来。 シングルは一般受けがいいし、アルバム曲はファン受けがいいので、多くの音楽好きに受け入れられそう。 7th.DISCOVERY ★★★ 全体的に暗い。深海とは違った意味でダーク。ミスチルの中で一番バンドらしいアルバム。 8th.Q ★★★★★ すばらしい。いろんなタイプの曲が入っていて飽きない。 ただ個性的な曲ばかりなので、初心者には勧めてはいけない。
9th.IT'S A WONDERFUL WORLD ★★★★☆ ポップな、ミスチルなアルバム。アルバムのまとまりもいい。 10th.シフクノオト ★★★☆ 振り幅が大きい割には、結構まとまっている。聞いていると、なぜか鬱になってしまう。 良曲揃いで初心者向け。 11th.I LOVE YOU ★★★☆ 「Worlds end」がすばらしい。それ以外もいい曲はあるが、ラブソングが多くてだれる。 12th.HOME ★★★ Bank Bandの影響を受けすぎた、近作では一番の駄作。中毒性がなさすぎる。 初期のミスチルに近いが、決してミスチルらしいとは思えない。思いたくない。 次はバンドに戻ってほしいです。
433 :
名無しのエリー :2008/04/16(水) 22:33:53 ID:60e6lwXc0
>>431 乙。
ほんと最近のポップ路線は食傷気味だな。
またバンドっぽい音が聴きたい。
誰もやってくれないのでハイロウズ。手短に。 1st「ザ・ハイロウズ」★★★★ 結構地味なイメージもあるけど、名盤と言ってもいいんでは。 「日曜日よりの使者」はじめ代表曲も収録。何よりアルバムバランスがいい。大したことない けど聴きやすい曲が多くて、通して聴いてもダレない。個人的には音がこもり気味なのが気になる 。 2st「タイガーモービル」★★★ 1stに比べるとバランス悪くなった。ダレる。しかし頭と終わりはすばらしい曲なので、印象は 悪くない。ロック色強め。ライブに行きたくなるアルバム。これもちょっと音がこもり気味。 3rd「ロブスター」★★★★★ 個人的には最高傑作。何回聴いたか分からん。とにかくアルバムとしての完成度が高い。1曲目 からラスト12曲目まであっという間に聴き終わっちゃうイメージ。しいていうなら「有名」はいら ないが。やたらハイを強調した、チープな音作りが特徴。いかにも「ライブでは実現できません」 な音。ヘッドホンで聞くと楽しい。好みは超分かれると思われ。 4th「バームクーヘン」★★★★ 公式の最高傑作。ヒロトが「最高のロックンロールアルバムができました!!」って騒いでたのを よく覚えてる。曲は14曲も入ってるので、正直ダレる。いらない曲もあるが、名曲も多い。曲以外 では、エンジニアもメンバーがやった、というのが特徴。ライブ感あふれる音。悪く言えば素人臭 全開。これも好みですな。
5th「リラクシン」★ 多分一番有名な「青春」収録。しかし個人的には最悪。とにかく曲がよくない、歌詞がよくない。 「前作で疲れました」っていうのがすごく伝わってくるアルバム。音はまた作りこんだ感じに。 しかしチープ。世間の評価は悪くない。俺が嫌いなだけか。 6th「ホテルチキポト」★★ 迷走。頑張ってはいるんだけど、以前の名作を越えられません、って感じ。アレンジにも無駄な努 力が見られる。曲単位で見るといいものは結構ある。「14歳収録」。 7th「エンジェルビートル」★★★ すごくシンプルな構成で、力が抜けた感じ。聴きやすいアルバム。後期ではイチオシ。 8th「Do the mustang」★★ チキポトと同じくらいか。全体的に垢抜けないアルバム。マンネリ感漂う。そして、何より、シン グルがよくないのが辛い。「砂鉄」「荒野はるかに」。シングルのレベルは群を抜いて低い。
436 :
名無しのエリー :2008/04/23(水) 22:58:38 ID:/Gk1FIt4O
なかなか感想が文章に繋がらないんですがaikoやります。 ヲタ的視点スマソ 1st.小さな丸い好日 ★★★ 独特で自由奔放なメロディと歌声が既に確立されている。 シングル頼みでなく雰囲気がまとまっているので通して聴くのがいいけど アレンジがまだインディーズの打ち込みメインが残っててちとペラいような。 「あした」は大人の事情なおまけ曲だがコレがないとラストが締まらないので、 それを考えてもまだ才能が開花しきってないのが分かる。 ちなみに初回盤のパッケージはオリジナルは白文字ロゴ →2000年12月に再プレスされた青文字ロゴ(追加生産あり) →今年再プレスされたピンク文字ロゴ とファン泣かせのややこしさ。 2nd.桜の木の下 ★★★★ 「花火」「カブトムシ」「桜の時」と代表曲が三曲も収録されている最大ヒットアルバム。 前作から曲のインパクトが飛躍的に向上しており、ここからがaikoのファーストだとする声もある。 だがシングルが名曲すぎてアルバム曲が押され気味。星はシングルへのもの。 アレンジはあちこちに手を出しているが桜の時みたいなシンプルさがいちばん似合うので、 そちら側に練り直せばもっと名作になったかも。 ちなみに2001年頃初回盤が密かに再プレスされている。 更に今年も再プレスされたので何が何やら…
3rd.夏服 ★★★☆ 最大のヒットシングル「ボーイフレンド」を収録した前作のイメージを踏襲したアルバム。 作品としてのまとまりを見せては来たが、まだ曲の出来の差があるためアルバム曲の好みが分かれそう。 夏なだけあってアゲアゲで行ったつもりなんだろうが、 弾き語りのシークレット曲がアルバム中一番の名曲なので後のバラード路線も自然の流れ。 でも曲順でかなり損してると思う。あそこにボーイフレンドはねーよ。 桜ほど有名ではないがこちらも再プレスされた初回盤を大型店でいくつか確認した。 プレミアつくの嫌ならもう初回仕様やめれ 4th.秋 そばにいるよ ★★★★ バラードとストリングスを軸にした秋らしいアルバム。島田に加え吉俣良がアレンジで参加。 曲のテンションが落ち着きを見せて来ており、アップ系も勢い任せのラブソングからだんだんシフトしているようだ。 ラストの三曲連続バラードは個人的に好みだが、前までの元気なaikoが好きな人には不向きか。 この辺からスルメ曲が構成の中心となっていく。
5th.暁のラブレター ★★★★★ 四季シリーズ終結。 シングル曲が盛り返しし前作よりヒット。 スルメと売れ線が両立できており、アルバム曲も言うことない最高傑作だと思う。 しかもこのアルバムは「ライン」を軸に曲調がシンメトリーに配置されており、 最初と最後が繋がるような演出がされている。 タイトルを冬とかイメージが固定されそうなベタなものにしなかったのがプラスで、 普遍的で色褪せないポップスがバランスよくまとまっている。 唯一の難点がCCCDでのリリースだったが CD-DAで再プレスされたので帳消し。 6th.夢の中のまっすぐな道 ★★★ 季節を一周し新ステージ突入。 かなり好みや評価が分かれそうなアルバムで、信者すらリリース当初は難色を示した。 。アルバム曲がほぼ全てスルメなので初心者とスイーツ(笑)厳禁。 最低五回は聴いてから判断しよう。 アレンジに根岸が参加し三人になったが散漫にならないのは 音量控え目すぎるマスタリングのおかげか?これも賛否両論なんだけど。
7th.彼女 ★★★★ 久々のヒットシングル「キラキラ」収録。 キラキラに見れて取れるようにちょっと原点回帰っぽくバラエティーな内容だが、 昔のような向こう見ずさがない為中盤で曲がちょい被ってダレ気味。 14曲も入れるから… これでも削ったらしく、aiko的には自信作であるようだ。 音楽番組や紅白で歌いまくった「瞳」がラストに。 でもラストに至るまでの流れがちょっとな… 8th.秘密 ★★★☆ シングル曲がご定番すぎて、 皮肉なことにアルバムの中で全く浮かずに流れを作ってしまっている。 そしてあくまで同じコンセプトを未だに貫いている為、 「まだやるのかよ」と「ずっと同じでいてくれて嬉しい」に二分しそう。 好きな人はいつどれを聴いてみても同じaikoがいると安心できるだろう。 確かに同じパターンを突き詰めた成果が現れて 秋のベタだった頃とは少し違ったバラードが中心となっている。 でもアレンジは少し壊してみてもよかったと思う。 演奏はすごくいいんだけどソツがなさすぎるような。
ナンバガは良いだろ
>>437 aiko乙。アルバムは2ndまでしか聴いたことないので参考になりました。
444 :
名無しのエリー :2008/05/01(木) 21:39:02 ID:L28X8FDs0
レビューしようとしたら改行多いなんて出やがった。 今度デビューしようっと。あんまり詳しくないけどよろしく。
445 :
名無しのエリー :2008/05/03(土) 14:21:24 ID:KsF4bQ0wO
SIAM SHADE投下します。 SIAM SHADE ★★★ インディーズながら既に完成された演奏力が存分に発揮されたインディーズ時代のアルバム。楽曲はまだV系っぽさが残っている。小粒揃い。ちなみに現在は入手困難。 SIAM SHADE2 ★★★☆ メジャーデビューアルバム。メジャーデビューシングル「RAIN」など新人っぽい勢いのある曲もあるしバラードもある。DREAMLESS WORLDは屈指の名曲。演奏力はすごいが録音技術の関係で音質はまだ微妙。 SIAM SHADE3 ★★★★ ライブで映える曲の多いアルバム。1曲目、2曲目の流れも素晴らしい。最後の曲のドントテルライズはシャムの代表作。このアルバムを最高傑作にあげる人も。男ならつい拳をあげたくなる。
446 :
名無しのエリー :2008/05/03(土) 14:39:20 ID:KsF4bQ0wO
続き SIAM SHADE4 ★★★★☆ 最大のヒットシングル「1/3の純情な感情」が収録されたアルバム。バラード、インスト、ハードロック調の曲と非常にバラエティに富んだアルバム。演奏も文句なし。 1曲目のDearはファン投票1位に輝いたポップな曲。他にもPASSIONやBLOODY TRAINなど名曲多数。 SIAM SHADE5 ★★★☆ 4の流れをついだポップなアルバム。シャム恒例のインストあり。dreamsは良曲。 しかし非常にポップなため往来のファンからの評判はそこまで良くない。聴きやすいという観点からみればトップクラスか。 SIAM SHADE6 ★★★★☆ 初の2枚組アルバム。当然バラエティに富んでいる。オリジナルアルバムとすれば4と6で人気を分けるであろう。 「せつなさよりも遠くへ」のようなDAITAのタッピングが存分に披露された曲や「GET A LIFE」のようなハードな曲など人気曲も多数。 3と5のアルバムの良いところを合わせたような感じである。 SIAM SHADE7 ★★★★★ 今までの曲の中でハードな曲5曲を英詞で収録。選曲から演奏まで完璧。ライブアルバムのような印象さえ持つ。シャムの良さはこれで一発でわかるだろう。買って損なし。 SIAM SHADE8 ★★★★☆ シャムのカップリング集。A面よりもシャムらしくハードな曲が多い。シングルコレクションよりこっちを支持する人多し。D.D.Dやブランコは名曲。V系のカップリング集は名作ぞろいだがこれも劣らない傑作。 SIAM SHADE9 ★★★★ シングルコレクション。正直カップリングの方が良いがこっちはポップで聴きやすい。Lifeは個人的にシャム最大の名曲。 最初に聴くとしたらこれでも良いかも。
447 :
名無しのエリー :2008/05/03(土) 17:26:15 ID:bNKJpeQsO
死ねよ
シャムシェイド乙。 俺もLIFEは名曲だと思う……というかLIFEしか知らないんだがw ひとまずシングルコレクション聴いてみます。
>>445 好きなのはわかった!がもうちょっと客観的に評価しないと、これ見た人聴く気おきねーよ。
450 :
名無しのエリー :2008/05/03(土) 20:08:05 ID:f1MYEkSA0
どなたかフィッシュマンズやってくれないかなー
だれかブランキーやってくれー
>>449 全アルバム最高って言ってるわけじゃないしこれぐらいは許してくれ。
まあ言えるのは90年代J-POPの中でも演奏力は秀逸だから聴いてほしい。
>>445 たしかにうまいとは思うんだが、
「1/3の純情な感情」がイマイチな俺はシャム無理?
無理だと思うw シンコレ聴くと分かるけど、シングルだとあの方向性の曲は非常に多い。 それでもLIFEは聴く価値あると思うけどね。
457 :
名無しのエリー :2008/05/06(火) 14:44:52 ID:1UT0U9QA0
洋楽のも見に来てねー
458 :
名無しのエリー :2008/05/10(土) 20:43:34 ID:xkKzWW/c0
スレが超過疎なのでミニレビュー Perfume 1st「Perfume 〜Complete Best〜」 ★★★ 初のフルアルバム。にしてすでにベスト盤。 今までに出したシングルCDの収録曲をほとんど網羅(インディーズ時代除く)。 ファンからみると物足りない一枚。何せ新曲は一曲だけ。 でもその唯一の新曲「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」は「Perfume最高傑作」という人が多い一曲。 コレクター器質じゃない人にはシングル3枚を買う必要がなくなり、とても便利な一枚。 さらにPVを収録したDVDもついてる、すごくお得な一枚。流行に乗りたい人も純粋にperfumeが聴きたい人もまずはこれからどうぞ。 正直言ってファーストアルバムでこれはどうかと思うので、★評価は低めに付けときました。 企画盤「Fan Service -Prima Box-」 ★★★☆ 入手困難だったインディーズ時代に出した三枚のシングルを復刻+特典DVDを付けて特製の箱に入れたセット。 最大の魅力はベスト盤未収録のカップリング曲。ついでに言うと「スウィートドーナッツ」もベスト盤とはバージョンが違う。 さらに入手困難となっていた「スウィートドーナッツ」「モノクロームエフェクト」のPVもDVDに収録。 オークションで高い金を出してシングルを買う必要がなくなり、とても便利なボックス。 でもオリジナル盤持ってる人はこれいらないよね。あと「ビタミンドロップ」が付いてるせいでコレクターズアイテム化してる気が。 (「ビタミンドロップ」収録曲はベスト盤に2曲とも収録されている) 2nd「GAME」 ★★★★★ というわけで2008年5月現在売れに売れまくってるセカンド。 中田ヤスタカが全楽曲全面プロデュース。気合いの入り方が違う。 なんせ新曲の量も一曲だけから7曲へと倍増(シングル曲が多いのはいただけないが、なんせアイドルだからなあ…) そして曲も飛躍的に真面目になっている。特に「GAME」「Take me Take me」あたりはこしじまとしこが歌っていても違和感がない。 J-POPとクラブミュージックの間を行くような作風で面白い。ベスト盤ではなくこれから入ってもいいかも? 入手困難にして超名作マキシ「Fan Service sweet」の二曲も聴けます。 初回限定盤についてたDVDは正直言ってつまんn(ry
何も知らんで1stと2nd聞き比べると、圧倒的に1stのがいいね。パフュ。 ベストだからしょうがないのか。 2ndはアルバム曲とシングルがなじまなくて、なんだかな感じ。
>>459 レビュー書いたものです
ああ、確かに…ファーストはシングル曲を集めたものだから程よいまとまりがあるんですよね。
でも「GAME」はなんかシングル曲とアルバム曲の間にまとまりがないというか…
461 :
名無しのエリー :2008/05/11(日) 20:50:43 ID:sSCS42d3O
全く需要がないであろうベテランバンド GROOVERS review part1, 1st「TOP OF THE PARADE」★★★ VOの西村が抜け三人組時代に入って初のアルバム。 いまだライヴの超定番曲、M1「行列の先頭」M2「現在地」の二曲を筆頭に、硬質なロックナンバー(特に「行列の先頭」はレッチリを彷彿)が並ぶ。 評論家先生には評価されたが、全体に詞作がぎこちなくG藤井一彦のとるボーカルもまだ若干頼りない印象。音質もあまりよくない。 人気はあまり無いが、ソウルフラワー的なファンキーさを持つM8「メロディ」は素晴らしいと思う。 2nd「MONOCHROME CAMELEON」★★★☆ 評論家先生に酷評された2nd。 前作より勢いのあるナンバーはぐんと減ったが、詞作は大分こなれた(音質は相変わらずチープでよくない)。 古典的なブルース調のリフに載せ古い世代を批判したM3「新しいブルース、新しいブギー」、居場所の無さを歌ったM6「モノクロームカメレオン」、 高速フォークナンバーM8「グッドモーニングシャングリラ」等、曲自体は印象に残るものが多い(個人的にはもっとも思い入れが深い)。 だが前作にも言える事だが、全体にこじんまりとした音で、所謂「ライヴバンドはスタジオでは傑作を残せない」轍を踏んでしまっている。 3rd「ROSETTA STONE」★★★★★☆ 知性と情熱をテーマにした文学的な長尺曲M1「ウォームハートとクールヘッド」で幕を開けるこの3rdで、ライヴのよさとスタジオの詰めがいいバランスで調和。 藤井のギターはファットさとワイルドさを増し、バンド全体が文字通りGROOVEし始める。 ギターが炸裂する「フリージア」「RIDE ON,BABE」等のファストナンバー以外も、拓郎的字余りをものにしたポップロックM4「賢者の石」など、捨て曲一切無し。 また、B高橋BOBがボーカルをとるM5「満月の扉」とD藤井ヤスチカがボーカルをとるM8「水のない河」もいいアクセントになり、飽きのこない構成がとられた傑作。 → TO BE CONTINUED ・・・
×3rd「ROSETTA STONE」★★★★★☆→○3rd「ROSETTA STONE」★★★★☆ ★が一個おおかたさげ
463 :
名無しのエリー :2008/05/11(日) 23:07:17 ID:VN/sVyQeO
ELT投下 1、everlasting ★★★ Dear My Friendなど入った1stアルバム。声がまだ不安定。捨て曲はないけど、インパクトに欠ける。 2、Time to distination ★★★★ Time goes byなどが入ったELT最高の売り上げ枚数を誇る2ndアルバム。なんかアルバム曲のインパクトがな… 3、eternity ★★★★ 前作にくらべ話題を集めたシングルが入ってない。五十嵐がこの作品で脱退。アルバム曲がバラエティー豊かで確実に良くなったと思う。
464 :
名無しのエリー :2008/05/11(日) 23:27:37 ID:VN/sVyQeO
4、4 FORCE ★★★ 大ヒットシングルfragileなどが入ってる。鮮やかなものは人気曲。いいたいのはそれだけ。 5、Many pieces ★★★★★ キヲクなどが入った最高傑作。声が変化。捨て曲がない。stray catは人気曲。シングル曲が多く、入門にもオススメ 続きは明日
465 :
名無しのエリー :2008/05/11(日) 23:48:39 ID:AXrFonMXO
>>461 乙。
THE GROOVERSとはお目が高い。個人的にはTOP OF THE PARADEはかなり好きなんだけどね。ちなみにNo.18以前もレビューできそう?
467 :
名無しのエリー :2008/05/16(金) 18:32:42 ID:WXOJRVZVO
全く需要がないであろうベテランバンド GROOVERS review part2,
4th「ELECTRIC WHISPER」★★★★☆
ブレイク前夜の雰囲気を漂わせた四作目。
誰もが持つ焦燥感を畳み掛けるように歌った痛快なロックンロール「SWEET HEART OF MY SOUL」に始まり、GROOVERS流にR&Bを消化した名曲M5「マゼラティ」、
JBファンクを意識させるM7「スマイル」、骨太なフォークロックM8「欠けた月が出ていた」など、曲のバラエティはGROOVERS史上随一。
また、社会を皮肉ったM6「何者」M8「欠けた月〜」や、冒頭曲で見せる鮮烈な詞の完成度(インパクト)はここが一つの頂きに思える。
個人的な意見ですが詞作に関しては、ロック詩人・佐野元春の「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」〜「CIRCLE」期にも匹敵しうる傑作だと思う。
>>465 四人時代は西村さんの世界が理解不能なので勘弁してください><
んまあサウンドでいえば「ロックンロール90」です。
久嶋美さちをお願いします。
>>456 じゃあアルバム勧めりゃいいだろ。
わざわざ本流から外れたシンコレを持ち出す意味が解らん。
まあまあ 言いたいことは分かるが落ち着いて
471 :
名無しのエリー :2008/05/19(月) 14:27:40 ID:6AZ9WZWm0
七尾旅人お願いします
aikoお願いしますた
473 :
名無しのエリー :2008/05/23(金) 19:20:41 ID:WxRp+pPM0
HYDE 1st ROENTGEN ★★★★ オケ基調で構成された、ジャズ・ミディアム・バラード中心の静かなアルバム。 いちいち壮大。だがそこがいい。心を落ち着かせたいときに。 2nd 666 ★★★ ロック路線転向後初のアルバム。ほぼセルフプロデュース(実際はそうでもない)なので 荒削りな感じが良く出てる。このアレンジはラルクじゃやりづらいかも。 3rd FAITH ★☆ 前作と同じロック路線。より深いところを突き詰めようとしてるみたいだがマンネリの上 「こんな曲調ならラルクでも・・・」みたいなものが増えだした。 KAZは作曲担当せず裏方のままで良かったんじゃないか?
乙。FAITH一番好きだけど、たしかにラルクとの境目はだんだんなくなってきてるな。
華原朋美 1st LOVE BRACE ★★★★★ いわずとも知れた名盤。globe,安室の1stにセールス的には負けてるものの完成度は一番高い。 なにしろアルバムにラブラブっぷりがまんべんなく入り、一つの恋愛映画のような構成で出来ているアルバム。 捨て曲なし。 2nd storytelling ★★★★ よく言えばバラエティ豊かなアルバム。しかし半数以上シングル曲なかめ半ベスト的アルバム。 色々な曲たちがよく無難にまとめられたアルバムだと思う。 3rd nine cubes ★★★ マニアには高い人気をもつ問題作。(個人的には星5つ)小室プロデュース最後の作品でありながら 前2作とは明らかになにかが違う。評価はかなり悪いほうだけど聞き込むほどかなり面白くなってくアルバム。 朋ちゃんや小室の壊れっぷりが所々みれる迷盤。 4th One Fine Day ★★ 朋ちゃん復帰第一作。もろavexサウンド。シングル曲は全部アレンジされたり当時の結構ベテランな 作曲家達が曲作ったりしているけど今聞くとやや古い。それに肝心のボーカルがへぼいのがいただけない。 5th LOVE AGAIN ★★★☆ 全体的に前作に比べカッコいいサウンドになったのでファン達がこれからを期待させたアルバム。 アルバム曲にはシングルカットを要望したほどファンに人気のバラード曲などがありボーカルも前作よりかなり 良くなったのでいろんな意味でファンが喜んだアルバム。 6th Naked ★★★ アコースティック系の曲中心になって優しい感じのアルバム。 ボーカルも大分良くなったし曲も良い曲多し。ただ初期とは明らかに違う感じのアルバムなので そのへんで好みが分かれるアルバム。
Cocco 投下 1st「ブーゲンビリア」 ★★★ 星は3つにしてあるが、もはや評価不能の域 のめり込む人はのめり込むだろうし、拒絶する人は絶対に無理だろう アルバムの冒頭から「抱き寄せて、絡まって、引き裂いて、潰したい」と始まり M1「首。」〜M3「走る体」は歪みまくったサウンドに攻撃的な詞をのせた曲が続く M4「遺書。」は咽び泣くような絶妙な歌唱で、Coccoの名曲のひとつでもある 英語詞M5「Rain man」に次ぎ、問題作M6「ベビーベット」 「あなたと瓜二つの生き物が私の子宮から出てきたら…」なんて怖すぎる M7「がじゅまるの樹」も心休まるような童謡かと思えば よく聴くと家族の離散を描いているのが妙に虚しい M10「やわらかな傷跡」M12「星の生まれる日。」ではまさにこのアルバムの核を成す "おびただしい愛情、そしてそれ故の憎しみ"という想いがよく描かれている この頃のCoccoは歌うことを"復讐"だと言ってのけたのだ そしてCoccoは歌を"うんこ"だといった だとしたらこのアルバムこそCocco一のでかいうんこだ 私は人のうんこに評価などつけられない
2st「クムイウタ」 ★★★★★ ファンの間でも最高傑作という声の多いCoccoの2nd 1stを支配した憎しみは息を潜め、今回は悲しみに満ち溢れている M3「強く儚い者たち」が名曲であるのは言うまでもないとして M4「あなたへの月」M7「うたかた」M9「夢路」M10「SATIE」は 恐ろしい程に美しい旋律が、深い悲しみの穴へと誘う そしてM2「濡れた揺籠」M5「Rose Latter」M8「裸体」では その穴に突き落とされる感覚にさえ陥る とにかく冒頭〜M10まで救いようがないのだ そしてすべてはM11「Raining」へと繋がる 「Raining」という題ながら"よく晴れた日"の自分について歌う この曲のためにアルバムがあると言っても過言ではない程だろう 「なぜ彼女はおさげを切り落としたのか」 「なぜ彼女は腕を切れるだけ切ったのか」 今回はまとまりとして非常に優れている作品であるのは間違いない ただ相当重たいアルバムであるのは前作と変わらないので じっくりと聴き通すには覚悟が必要かもしれない
3rd「ラプンツェル」 ★★★★★ キャッチー、というととんでもなく泥臭く聞こえてしまうが 確実に以前より聴きやすくなっていると思う 2年ぶりに発売されたCoccoの3rdアルバム 前作までと大きく違うのは慈愛に満ちているところであろう M1「けもの道」M2「水鏡」M4「雲路の果て」では人間の醜さに正面からぶつかるものの M7「樹海の糸」M10「ポロメリア」M12「しなやかな腕の祈り」ですべてを禊ぐ "死"に限りなく近い苦しみ、そしてそれ故の優しさが溢れているのだ 「おやすみなさい このしなやかな 腕に体を横たえ 泣きなさい」 母性すら感じる愛情は、今までの作品にはなかったものだろう 重たい作品生こそ変わっていないものの、幾分聴きやすいと思う 間違いなく、「名盤」だ 4th「サングローズ」 ★★★☆ 活動中止のさいに世にでた4thアルバム この頃はM4「羽根」や、傷だらけの腕など、相当追い詰められていたのだろう ジャケットは自らの血を使ったという「サングローズ」(珊瑚細工の薔薇) それには「sang」という意味も込められている 内容は1つ1つの曲単位ではあまりインパクトがないのだが アルバム通して聴くことで、いかに彼女が身を削っって作ったかはよく分かる M7「風化風葬」M12「焼け野が原」はCocco屈指の名曲であるのは間違いない ただ、やはり聴いていて苦しいのは否めない 彼女がどうして活動を中止させたか、少し分かるかもしれない
5th「ザンサイアン」 ★★★★☆ Cocco復活、約5年ぶりのアルバム 一部からはオーラが無くなったと言われているらしい 確かにCoccoは変わった、けれどそれは決して劣化などではない 彼女の「ゴミゼロ」「heaven's hell」を知っていれば、 むしろこの場所にたどり着いたことは自然とも思える M1「音速パンチ」でCocco復活の狼煙を高々とあげ 今までは決して歌わない、歌えない曲であっただろう M5「四月馬鹿」M9「愛うらら」という曲を歌う 特に「でも大丈夫、私はきっとあなたのことを忘れるから」と歌っていたCoccoが 「ここへおいで 忘れていい 何度でも思い出すから」と歌うのには感動した それでいて無理のないダーク路線M2「暗黙事情」M10「インディゴブルー」や 沖縄に帰った彼女こそ歌える壮大なM12「陽の照りながら雨の降る」など なんだろう、今はもう会えない人たちに、とてつもなく会いたくなるのだ そしてサングローズでは嵐を起こしたムラサキの雲 けれどその先に人魚がみたものはM13「Happy Ending」だったのだ アルバムとしての完成度は非常に高い
6th「きらきら」 ★★★ 10年程前は「さあ目を閉じて 撃ち殺してあげる」なんて歌っていた人が 今では「おでかけルンルン だいすっき〜♪」なんて歌っているから逆に凄い コンセプトは沖縄で作られた手作りの陽だまりといったとこだろう 短い2〜3分の曲が多く、全18曲からなるこのアルバムはいわゆる鼻歌のようなものだ ただCoccoが変化したというよりは、完全にコンセプチュアルなものなのだろう Coccoファンや音楽ファンからも賛否両論があるように、 そういった鼻歌をどう捉えるかによってこのアルバムの評価は変わるだろうが M1「燦」M4「甘い香り」M7「秋雨前線」M10「花うた」M12「小さい町」では ザンサイアンからの流れを汲み、しっかりCoccoもやってるなという印象 オーガニックで毒気のない清清しい雰囲気は Singer Songerの「ばらいろポップ」に近いかもしれない そしてかつて自分の曲を"うんこ"だと言ったCocco 最近は"料理"になった、というのも頷ける内容
481 :
名無しのエリー :2008/05/25(日) 16:17:58 ID:LQG1uZQW0
もうすぐ1周忌、ZARDのベストいきます。 ZARDBLEND SUN&STONE★☆ 夏向けの企画版。「心を開いて」「君がいない」など爽快な 曲が並ぶ。選曲、曲順もいい。が、後から出たベスト群にどれも 収録されてしまった。 ZARDBEST TheSingleCollection 軌跡★☆ 全盛期のシングル集。「負けないで」など収録曲は全部1位か2位。 ゴールデンベスト(以下GB)が出た今では、長嶋茂雄氏の歌声が 聞ける「果てしない夢を」のためにあるアルバム。
482 :
名無しのエリー :2008/05/25(日) 16:31:54 ID:LQG1uZQW0
ZARDBEST Request Memorial★★ ZARD版TRESURE。リクベスその1。軌跡と違い半分アルバム曲。 「遠い日のNostalgia]など隠れた名曲が多いが最近出たリクベス2に役目を 譲った。GBに唯一弾かれた「MIND GAMES」はここのみ収録。 ZARD Crusing&Live 99年に開催された船上ライブの模様を収録した唯一のライブCD。 ボーカルの声やアレンジはCDとそう変わらない。でも生演奏は違うね。 歌詞ド忘れや棒読みのMCなど突っ込みどころ満載だけど、 今となっては故人の人柄がしのばれて切ない。
483 :
名無しのエリー :2008/05/25(日) 16:51:57 ID:LQG1uZQW0
↑★★★ ZARDBLENDU LEAF&SNOW★★★★ カップリング集。冬向けシングル3曲あるのは選曲に二転三転した名残。 新録の「クリスマスタイム」、小品「カナリヤ」はオススメ曲。このアルバム のみ収録の曲が多く、不親切なベストが多い中では親切な1枚。 GoldenBest 15th Anniversary★★★★☆ 軌跡と14曲中12曲被るが、あっちに無かったアルバム曲、 ブレイク前の曲が入った。全盛を過ぎた97年以降は飛び飛びだが、 「永遠」など有名どころは網羅。初心者はまずはここから。
484 :
名無しのエリー :2008/05/25(日) 17:05:38 ID:LQG1uZQW0
Soffio di vento★★ 追悼版その1。選曲は生前直感で選んだらしいがなぜか変更され、 中途半端なものに…。全盛期の裏ベスト的内容。ライト層には 訴求力が薄く、コアファンには新鮮味が無く、音の良さしか有り難味が 無い。残念。 Brezza di mare★★★☆ 追悼版その2。スタッフが選曲。GBから弾かれた97年以降のシングルが 多数入っている。また、これまで冷遇されていた2thアルバム「もう探さ ない」から収録されるなど、追悼版1よりも意味があると思う。 ラストの「いつかは…」は必聴。
485 :
名無しのエリー :2008/05/25(日) 17:23:34 ID:LQG1uZQW0
ZARD REQUESTBEST beautiful memory★★★★☆ リクベスその2。上位30曲収録。GBと被った7曲はライブ版を収録、 ファンはGBと被らないようにマニアックな曲に投票したんだろう。 2thシングル「不思議ね…」はやっと入ったし、コアファンしか知らない であろう曲が多数。リアレンジされたのが何曲か。これは賛否あり。 「Love is gone」とかは原曲聞きたかった。 総評 GBと追悼版2でシングルは9割方押さえられる。 非シングルはリクベス2とLEAF&SNOWで8割方押さえられる。 この4枚(CD6枚)でおなかいっぱいでしょう。 それにしてもベスト8枚は多いんでしょうかねえ。 「君がいない」は5回収録されてんだよね。
486 :
名無しのエリー :2008/05/25(日) 17:29:27 ID:LQG1uZQW0
以上、初レビューでした。追記ですが、 482のMINDGAMESは唯一弾かれた1位の曲です。 お邪魔しました。ネタと気力があればまた来ます。 駄レビューすいませんでした。
誰かBOaTお願いします〜
BOaT知名度低すぎるから自分で書いてみる。。。 1st 「フルーツ・リー」 (1998) ★★★ 宇宙と交信したかのような不思議なキャッチーさかつ変態ポップなバンド、BOaT 男女女の3人がとっかえひっかえボーカルを担当。 ナンセンスで意味不明な日本語英語中国語の歌詞。ときに炸裂する轟音ギター。 一貫した音楽性は皆無だが、まさに大学の音楽サークルのノリな遊び心溢れる楽曲満載。 万人受けするキャッチーさと、コアなリスナーにも訴求力のある演奏の面白さのバランスが良い。 「プールジャック」、「Thank You & Good Bye」、名曲「夕日」収録。 2nd 「Soul Thrash Train」 (1999) ★★ BOaTの持ち味である1stの変態的ポップさを更に推し進めた作品。 キャッチーかつねじれた曲満載。 「KILL/KILL」の「誰だってメニューに無くてもこっそり持ってる毒ならあるけど」 というラインが、このアルバムの音楽性をうまく描いているかと。 ただし必殺の1曲といったモノが無いので評価は低めか。
3rd 「LISTENING SUCIDAL」(2000) ★★★★ メジャー1作目。BOaT最高傑作に挙げる人も多い。 ハードコア、サイケ、ファンク、プログレ、ノイズ等を昇華したサウンドと、 魅力であるポップなメロディーが絶妙なバランスで融合。凄まじい音楽性の振れ幅はジャンル分け不能。 それでいて一枚のアルバムとして不思議なまとまりがあり、これでもかというテンションで名曲が続く。 代表曲「狂言メッセージ」、「代打デストロイアンドサーチ」、 MOGWAIにも通じるようなピアノと轟音ギターが美しい壮大なインスト「雲番人Bと釣り人A」収録。 4th 「RORO」 (2001) ★★★★★ メジャー2作目の6曲入りミニアルバムにしてラストアルバム。このアルバムでBOaTは完全に化けた。 ファンの間では大多数の人がこれを最高傑作に挙げる名盤。 「夏の終わり」の寂寥感を感じさせる極上のセンチメンタリズムを秘めた楽曲が続く。 オーケストラやエレキバイオリン等を導入した楽曲などと共に ジミヘンばりの強烈な激情轟音ギターインプロが炸裂するインストナンバーが挟まれ、 全体的にプログレな仕上がり。 全編通して素晴らしいメロディーと美しいコーラスワークが聴き所。
補足・・・ 中心メンバーはBOaT活動休止後NATSUMENを結成(現在これも活動休止中) ジミヘン激情ギター弾く人は木村カエラの「L.Drunk」「STARs」等の楽曲を書いている。 ちなみに「RORO」は廃盤かつ名盤という事で15000円という高値で取引されることも。 このアルバムを聴いた人の中にはあまりの素晴らしさに邦楽ベストアルバムに挙げると共に あまりの知名度の低さを嘆く人が多いようです。 長駄文失礼しました〜。客観的に書くのは難しいですね…。
>>491 カエラのその曲すごい好きなんだけどこの人たちが書いてんのか!
聴いてみます
誰かサニーデイサービスお願いします!! おれは全アルバム好きなんでww
まず自分でやってみろよ
ナンバガ 自分は前にOMOIDE IN MY HEADシリーズやった人です インディーズ「SCHOOL GIRL BYE BYE」 ★★★ 「中尾憲太郎と友達がバイトやってたスタジオに(主に深夜)深夜忍び込んで作っていたため、製作費は前述の友人に払ったメシ代だけ」 という逸話がある、数本のカセット・コンピ参加経てリリースされたインディーズファーストアルバム。 ジャケットが水色なら中身も青い。青春の衝動を見事に12cmCDに収めた一作。 完成度はそこまで高くないが、そこら辺にいたインディーズバンドが初めて作った一枚と考えると凄い。 音は荒いが、内容は意外とポップで聴きやすい。「水色革命」「mini grammer」あたりが聴き所か。 ただし「OMOIDE IN MY HEAD」はここに収録されたバージョンはまだ未完成(この曲はライブを経て完成…だと思う)。 1st「SCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICT」 ★★★★★ メジャーデビュー後初のフルアルバム。 前作が比較的ポップであったのに対し、このアルバムは歪んだギターがバリバリ鳴るぶっ飛んだ作品になっている。 福岡で、インディーズ時代から使ってきたスタジオで録音。音はメジャーレーベルから出されたとは思えないほどの粗さ。 しかしそれが曲の迫力を際立たせている。多少ポップな曲ですら恐ろしいほど鋭利で獰猛なサウンドに変わる。 切なくも激しい「タッチ」、兎に角疾走する「裸足の季節」、壮絶な展開の「日常に生きる少女」など、 後年までライブで演奏されることとなる代表曲が目白押し。ベストで入門した後、最初に買うならこれ(かライブアルバム二枚のうちどっちか)。 「狂って候」にはこれからの路線が微かに顔を覗かせる。
2nd「SAPPUKEI」 ★★★★☆
なんだかいろいろあってデイヴ・フリッドマンプロデュース・アメリカ録音という状況に。
一音一音が研ぎ澄まされており、4人の才能が最大限に引き出されている。
アメリカの乾いた空気と福岡の蒸し暑い空気が混ざった熱気がスピーカーから漏れ出てくるよう。
切迫した曲に都会の暗部と自分の葛藤を描き出す歌詞が乗るという曲が多いため、全体的に暗いトーンの一作。
その中にあって「YARUSE NAKIOのBEAT」の力の抜け具合と「TRAMPOLINE GIRL」の爽やかさが異彩を放っている。
哀愁と無常感が漂う「ZEGEN VS UNDERCOVER」、田渕ひさ子によるギターソロが神が懸ってる「TATTOOあり」あたりがいい出来。
ただ、「URBAN GUITAR SAYONARA」はシングルバージョンの方がいいかな…。
3rd「NUM HEAVYMETALLIC」 ★★★☆
アメリカ録音のラストアルバム。ここでまさかの路線180度転換。
「和」のテイストが色濃く出たサウンドに念仏のようなボーカルが乗るという奇々怪々な音楽に。
それでかっこよくなってしまうのがナンバガのすごいところ(この文章嫌だ)。しかし人を選ぶ内容だと思うので点数は低めに付けた。
衝撃的な「NUM-AMI-DABUTZ」、従来のイメージ通りな「Tombo the electric blood red」「MANGA SICK」、
焦燥と哀愁の二面性を持った「CIBICCOさん」などの激しい曲の中にあって、「delayed brain」の静けさが印象的。
ライブアルバムはあんまききこんでないのでレビューせず
あと
>>495 >>(主に深夜)深夜忍び込んで
っておもいっきり間違ってますが脳内あぼーんしてください
UA /BONNIE PINK/JUDY AND MARYお願いします
498 :
名無しのエリー :2008/06/13(金) 23:46:59 ID:MMVluZxK0
ナンバガやったけど過疎りすぎてさみしいからもうひとつ(& age) sports インディーズ「キリン出現」 持ってないです。というか2000枚限定らしいのでヤフオクとかにもあんまり出ない。 もし入手したらまた追記します。 インディーズ「Scherzo」 ★★★☆ このアルバムで永井紀子が加入。 既にメジャーレーベルから出されていてもいいぐらいクオリティが高い曲が満載。 しかし5曲は少ないかな、物足りなさが残るのでこの点数。 大曲「幻想アンダーワールド」はsports屈指の名曲 1st「Funny!!!」 ★★★★ 二枚のシングルを経て発売されたメジャーファースト。 浮遊感のある独特のサウンド。シングル曲の期待を裏切らないアルバム曲が揃っており、安心して聴ける一枚。 しかし構成に難あり。シングル曲を冒頭に固めすぎたため「アルバム」としては微妙。 「Sports Wear」「D.Jhonston」あたりはこの頃のsportsじゃないとできない曲
499 :
名無しのエリー :2008/06/13(金) 23:48:00 ID:MMVluZxK0
2nd「How Are You?」 ★★★ 路線をやや変更したシングル「Believer」を発表後、永井紀子が体調を崩し脱退、ベースにサポーター陣を迎え完成された一枚。 ビークルのクボタマサヒコも「Animal」で参加している。しかし地味な一枚。 作品単独でみると完成度の高いポップな一枚なのだが、sportsの歴史全体で見るとやっぱり影が薄い。 壮大な「Believe Me」とインディーズ時代の名曲の再録「Washing Machine」がいい出来 ベスト盤「I LIKE SPORTS/BEST OF SPORTS」 ★★ 突然出されたベスト盤。練りに練られた選曲になってはいるが、正直言ってファンとしては微妙。 新曲「僕のラヴァー」と「キリン出現」収録曲のうち2曲が聞けるのでまあ持ってて損はないとは思う。 名曲「鉄の街」やアルバム未収録曲「I'm Floating」が収録されてないという欠陥はあるが、入門には丁度いいかも。 ただしジャケットは最悪。 3rd「PUZZLE」 ★★★★★ 結果的に第一期sportsのラストアルバムとなってしまったサードアルバム。 ポップな中にも独特の「クセ」があり、収録曲がバラエティに富んでいるので飽きずに聴ける一枚。 そのセンスでスピッツの草野マサムネにも絶賛された。しかしドラムの大石貴義が一身上の理由で脱退、結果活動休止へ。 ラストの「さよならパレード」を聴いていると、つくづく惜しいバンドをなくしたと思う
>>488 乙です!
sports wearすごい好きだったわ。
Funny以降全然ノータッチで
まさかベスト出てて、しかも活動休止だったとは・・・
501 :
名無しのエリー :2008/06/14(土) 00:08:21 ID:LVLmDjJk0
502 :
名無しのエリー :2008/06/14(土) 00:09:41 ID:LVLmDjJk0
ごめん、スポーツは「活動休止」か。
需要なさそうだがゆず インディーズMini「ゆずの素」★★★★ デモテープのような音と素人くささの残る声だが、曲のクオリティは高く、彼らの飾らなさが出ており、いいアルバムだと思う。 「てっぺん」「地下街」など、若さゆえの刺々しさと気負わなさが曲に表れている。また、「する〜」などお遊び曲もありまさにゆずの原点のアルバムだ。 この頃はまだ岩沢曲が9割を占める。ジャケットがダサすぎる。 1st「ゆずマン」★★★★ デビューminiアルバム。フォーク調の曲がほとんどだが「なにもない」など名曲も多くファンの評価も高い。 アレンジも抑え気味で、ハーモニカ、アコギのよさが生かされており、フォークとしてはゆずの中でもベストアルバムだと思う。これもジャケットがダサい。 2nd「ゆず一家」★★★★★ 初のフルアルバム。個人的に最高傑作だと思う。 「夏色」「少年」が入っており、キャッチーな曲が多い。アレンジが大幅に加えられ、ポップとフォークが融合しており聴きやすいアルバムになっている。 北川曲も半分ほどに増え、楽曲自体も前作に比べぐんと幅を広げた。初夏〜夏にかけて聴きたい。 3rd「ゆずえん」★★★★ 一番売れたアルバムで曲もバラエティ豊富。 「サヨナラバス」「センチメンタル」「からっぽ」「いつか」「友達の唄」など最もシングルが多く収録されており、初めて聴くのにも向いている。 駄曲もあるが、二人の声も安定してきていて聴きやすい。アレンジも効果的でハードなものからしっとりしたもの、変則調なものまで幅広く、フルリピートしても飽きないアルバム。 4th「トビラ」★★ 「飛べない鳥」「嗚呼、青春の日々」などの有名曲が入っているが、大きく評価の分かれるアルバム。 全体的に暗くて重い。特に北川が攻撃的で、初めて聴いた人には拒否反応が出やすい作品だと思う。 慣れれば一番好きだという人もいるようだが、個人的には北川は暗すぎ岩沢は静かすぎ、ゆずの装飾のなさがよくない方向に出てしまっているように感じる。 二人の方向性もちぐはぐだし、各楽曲はともかくアルバムとして聴くには重過ぎるかもしれない。
5th「ユズモア」★★★★ 「アゲイン2」「3カウント」収録。特に岩沢曲のバラードが冴えているが、北川もラップ調など新しい音に挑戦しようとしているのが窺える。 若干前作を引きずっている感があるが、攻撃性や暗さが効果的に昇華されており楽曲の幅を広げている。 全体的にバランスがよく、サウナなど遊び心もあり面白いアルバムだと思う。 6th「すみれ」★★★ 長年一緒にやってきたプロデューサーである寺岡呼人のスタジオで製作したためか、全体的にリラックスした雰囲気のアルバムに仕上がっている。 全16曲という今まで最大の曲数だが36秒の「桜道」など含めてあり全体的な長さはあまり変わらない。日常的な曲が多く、ちょっとダレるが心地よいだるさに浸れる。 7th「ONE」★ 「栄光の架橋」も収録されており、一曲一曲を見るといいものもあるが、アルバムとしては正直迷走していると思う。 「命」をテーマにした曲が多いが、いまいち統一感が感じられないしアレンジも好き嫌いが分かれる。また、この頃の岩沢の声はキンキンして聞こえる箇所が多い。 「桜木町」などシングル曲は神アレンジだと思うが…。 8th「リボン」★★ 悪くないが、あまり聴き込もうとは思わない。 「もうすぐ30歳」や、南海キャンディーズのコントが収録されている「チェリートレイン」もあり、どうにか面白くしようという試みはみられるのだが、どこか上っ滑りな印象がある。 9th「WONDERFUL WORLD」★★★★ 久石譲や蔦谷好位置などさまざまなプロデューサーを迎え制作した作品。 声・音が特に素晴らしく、ハモリが今までになく多用されており、耳に心地よい。 表題曲である「ワンダフルワールド」は好き嫌い分かれると思うが、せっかく久石なのだからこのくらいのスケールでちょうどいいのでは。 番外 「ゆずマンの夏」★★★★★ 夏をコンセプトにしたミニアルバム。「Theme〜」は正直ちょっといらんが、名曲揃い。 アルバムとしてのまとまりもよく、最後のオルゴール曲が最初のインスト曲と繋がっているというのもなかなか渋い。 「ゆずスマイル」★ 子供向けのアルバムというだけあって…。はっきり言って出す必要性がなかったんじゃないか。 以上です
乙。むしろ「ゆずスマイル」聞いてみたい。
506 :
名無しのエリー :2008/06/15(日) 14:53:18 ID:MG282mitO
ユーミンの荒井時代のものだけでも 1st:ひこうき雲 ★★★★ 名盤ランキングなんかには大抵入ってる、歴史的価値の高いアルバム。J-POPの始まりを告げる作品 当時の他の作品と比べると、その新しさを痛感する。アレンジも少ない音数でゆったりと聴け、心地よい 非常にユーミンの「個」が出た作品であり、その後の女王的イメージとは全く違う。タイトル曲は必聴 2nd:MISSLIM ★★★★★ 前作の流れを引き継いだ、ゆったりとした作品。曲毎の出来は前作に劣るが、トータル性が素晴らしい 一般知名度の高い「やさしさに包まれたなら」が入っており、入門には最適なアルバムではないだろうか 次作からユーミンは大衆に目を向けるようになり、この作品でユーミンは終わったという人もいる 3rd:COBALT HOUR ★★★★★ それまで「個」を描いていたユーミンが、初めて大衆性に重きをおいた作品。ここから売れ始めた アルバム全体を通じて夕焼け時=コバルトアワーを描いている、コンセプトアルバム。アレンジも豪華になった 一曲毎の出来も流れも素晴らしく、個人的に最高傑作。「卒業写真」「ルージュの伝言」など有名曲多し 4th:14番目の月 ★★★★ かなりゴージャスなアレンジになっており、後のJ-POPの代名詞的存在になったユーミンの到来を予感させる 前作と似たようなコンセプトになっており、相変わらずアルバムのトータルバランスは素晴らしい ただ最初期が好きだと、ちょっと違和感を感じるかも。代表曲「中央フリーウェイ」が入ってる
>>503 乙。できれば、ゆずのねのレビューもお願いします
>>423 今更ながら筋少やってみる。メジャーでのオリジナルアルバムのみ。
1st 「仏陀L」 ★★★☆
メジャー1枚目。音質がものすごく悪い。
ハードロックとプログレとパンクの要素が三柴の超絶ピアノと
オーケンの気持ち悪いボーカルと不条理な詞を媒介にごちゃまぜにされていて、なんだかよくわからんが凄い、という印象。
定番になる「サンフランシスコ」「釈迦」はこのアルバム収録。
良くも悪くもインディーズ時代のアングラ臭が強く漂っており、クセが強い。
初めて聴くのにはオススメしないが、面白い曲はたくさん入ってる。
2nd 「SISTER STRAWBERRY」 ★★★★★
ミニアルバム。
ドラマーとギタリストの交代によりややハードロック色を強めるが、
バカ丸出しな「日本の米」から物語性の強いプログレ大作「いくじなし」まで
振れ幅が非常に大きく、後の筋少の懐の広さにつながっている気がする。
「キノコパワー」での三柴とサポートギタリスト・横関さんのバトルは鳥肌もの。
とにかく名盤。このアルバムをもって三柴が脱退。ここまで初期。
3rd 「猫のテブクロ」 ★★★☆
三柴に代わって橘高・本城の二人のギタリストが加わる。
「これでいいのだ」「日本印度化計画」はこのアルバム収録。
映画の曲のカバー以外はほとんどがオリジナルメンバーであるベース・内田の作曲なので、音的にはまだ初期の延長。
後半の構成が見事。上記の2曲を除いてミニアルバムにすれば優れたコンセプトアルバムになっただろうなあ。
4th 「サーカス団パノラマ島へ帰る」 ★★★
作曲陣に橘高が加わったコンセプトアルバム。音質悪い。ジャケットが凝ってる。
バンドブーム全盛の頃の作品で、筋少で一番売れたアルバムらしい。
全体的にひたすら重くて暗く、トータルでの流れは美しいが単体で印象に残る曲が少ない。
橘高の筋少での初の単独作「詩人オウムの世界」ぐらいか。
メンバーもそれは感じたらしく、ボーナストラック的に「元祖高木ブー伝説」を収録。
結果としてこの曲、アルバムからは浮きまくっている。
5th 「月光蟲」 ★★★★★ 中期筋少の代表作として評価の高い作品。 いかにも「アングラです!サブカルです!」みたいなジャケは沼田元氣デザイン。 音はプログレ路線ながら、橘高のギターでかなりメタル寄りに。 前作と違って単体でもインパクトのある曲が多く、それでいてアルバム全体の統一感も保たれている。 「サボテンとバントライン」「イワンのばか」など収録。 6th 「断罪!断罪!また断罪!!」 ★★★★☆ ミニアルバム。「踊るダメ人間」収録。 当時の筋少の魅力がコンパクトにまとまっていて素晴らしい。 1曲1曲が強力で、各メンバーの個性が存分に発揮されている。 初めて聴くのにいいかも。ここまで中期。 7th 「エリーゼのために」 ★★★ 佐久間正英をプロデュースに迎え、作曲陣に本城が加わったことで それまでの筋少になかったポップな面が引き出された1枚。 今の筋少はこのアルバム以降の路線を引き継いでる感じ。 特にこのアルバムは半分が本城の曲なのですごくポップ。 全体の統一感はあまりないが、「生きてあげようかな」「戦え!何を!?人生を!」などの名曲が含まれる。 8th 「UFOと恋人」 ★★☆ 引き続き佐久間プロデュース。全体的になんかピコピコしている。 タイアップのついたキャッチーなシングル曲が多かったためか結構売れたらしい。 ピコピコアレンジがよく合っている「くるくる少女」「きらめき」などの良い曲もあるが、 一方では音頭やらGSやらwとやりたい放題。 変なアルバムだけど、こんなの出せるバンド筋少しかいないだろうなあ。
9th 「レティクル座妄想」 ★★★★☆ レコード会社を移して、ここからはセルフプロデュースに。 「病んだ心」をテーマにしたコンセプトアルバム。 シングル曲の「蜘蛛の糸」が全体の雰囲気を表してるかも。 構成が非常によく練られていて、正直前作と同じバンドなのが信じられないくらい統一感がある。 テーマは暗いが面白い曲も多く、かなりの良盤。落ち込んでるときに聴くと死にたくなる。 10th 「ステーシーの美術」 ★★★★☆ オーケンがノイローゼから立ち直りつつある頃の作品で、詞にその影響がモロに出ている。 本城の迫力ある語り曲「銀輪部隊」、ポップな「おもちゃやめぐり」、橘高の傑作「再殺部隊」「リテイク」、 珍しい内田のハードロックwな曲など聴き所多し。 小説『ステーシー』を併せて読むとよりいっそう楽しめるかも。 11th 「キラキラと輝くもの」 ★★★★ 後期筋少の代表作。 白眉は本城の「サーチライト」。詞先でつくられた、10分弱の大作。 一応ファンクらしいが筋少がやると全然ただのファンクには聴こえない。 それ以外はメタルでポップな曲が多く、聴きやすい。 唯一内田が曲を書いていないこともあって、かつての「筋少っぽさ」にはやや欠ける。 12th 「最後の聖戦」 ★★★☆ どこをとっても「もう疲れました」感が漂う、活動休止前最後のオリジナルアルバム。 その中で本城がひとりで色々なタイプの曲を書いて頑張っている。 外部ミュージシャンの参加も多く、水木一郎アニキや声優さんをゲストに迎えた「221B戦記」も収録。 ファンの評価ははっきりいってかなり低いが個人的には嫌いじゃない。 13th 「新人」 ★★★★ 再結成後に出た最新アルバム。新曲10曲+セルフカバー3曲+サポートで参加している三柴のインスト2曲。 音としては「ステーシー」「キラキラ」あたりからの延長だが、三柴のピアノが加わったことでまた違った味が出ている。 メタルな橘高、ポップな本城、飛び道具wな内田という各メンバーの個性も変わらず。 ライブ仕立ての構成が楽しく、1枚通して聴かないとスッキリしない。
>>507 おお!まさかレス頂けるとはw
・ゆずのね ★★★★
裏ベスト。アルバム曲&未収録楽曲を集めたアルバムのため、ファンには物足りないかもしれないが、
ライト層は一味違ったゆずの持ち味を味わえると思う。
B面がないのが惜しいが、アルバム曲の中でも比較的ポピュラーなものを集めているため、まさに「もう一つのベスト」と言えると思う。
個人的に好きな楽曲が多かったのでこの評価。人によっては新曲がないため評価の低い人もいると思う。
保守ついでにFayrayを。 1st「CRAVING」 ★★★★ 浅倉大介お得意の打ち込みサウンド一色。楽曲はヴァラエティに富んでおり、 アイドルのアルバムとして考えると出来は良い。Fayrayは1曲だけ共作という形で参加。 2nd「ever after」 ★★★★★ 攻撃的なアップテンポから説得力のあるバラードまで実にメロディアス。 枠におさまらない、うねるようなアレンジが生々しくて尚良い。 3rd「genuine」 ★★★ 佐橋良幸がアレンジを手がけ、整然とした音の中に寂寥感が漂う一枚。 収録曲の半分が英語詞だったり、実験性の濃い曲があったり、取っ付きにくさも。 4th「白い花」 ★★☆ 長戸大幸がサウンドプロデュースを手がけており、ビーイングスタッフが総動員されている。 これまでになく分かりやすいメロディーではあるが、アレンジの野暮ったさばかりが耳につく。 5th「HOURGLASS」 ★★★★☆ ジャズを基調にピアノだけ、または少人数のバンドでも成立する音作りがなされており 飾り気の無いアートワーク同様、手作り感や温かみのある内容に仕上がっている。 6th「光と影」 ★★★ ニューヨークでレコーディング。予定調和を拒んだメロディに感情を排したボーカル。 それ故に好き嫌いがはっきり分かれる一枚。 おすすめは2ndと5th。1stと3rdは入手困難だし、4thはCCCDです。 6thを聴くと、行くところまで行ってしまって次作が大変じゃなかろうかと思ってしまいます。
筋少、Fayray乙です!
ここまでまさかのエレカシなし
新譜発売記念。所々長くなりすぎましたがご勘弁を。 the pillows (メジャーデビュー以降) 1st.「MOON GOLD」 ★☆ バンドブームの名残感じるシンプル(ありがち)なブリティッシュロック。 ボーカルのナヨナヨ具合がまだ悪いほうに作用しており、個性というよりは短所に。 2nd.「WHITE INCARNATION」 ★ なぜか(エセ)モッズ色が加味される。イニシアティヴの問題からかリズム隊の音量が大きい。 歌唱は「これでプロ?」と思えるほど表現力がなく、M-10等は曲自体が良くても活かせず終いに。 ここで初代ベースが脱退。解散は免れ、一切の主導権がボーカルに渡る。 3rd.「KOOL SPICE」 ★☆ 完全な(エセ)モッズ路線に。語尾に"(笑)"を付けた「オシャレ」がピッタリと合う。 ギターは好オブリガード連発、ベース・ドラムは職人的プレイ見せるも、ボーカルは加藤ひさしには程遠い。 M-2,M-6では爽快な空回りを見せるも、M-3のギターフレーズ、詞が5th.以降を思わせるM-7は一聴の価値ありか。 4th.「LIVING FIELD」 ★★ (エセ)モッズ路線にも慣れてきたのか、無難なまとまりは見せる。 しかしながらボーカルの空回りの減少に比例して、バンドの個性そのものも薄く(無く)なることが露呈。 この後に出された「tiny boat」というシングルがトラウマを生み、バンドは大きな転機に。
5th.「Please Mr. Lostman」 ★★★★★ ボーカルが自身の人間性をさらけ出しナイーヴな感情をメロディに乗せ、 他メンバーが高い理解度でサウンドを構築する、という路線に活路が開けオリジナリティを獲得。 ボーカルの精神状態だけでなく、音楽業界においてのバンドの立ち位置がギリギリだったことも自然作用し、 強さ・儚さ・危うさ・優しさ・毒などが稀有なバランスで内包されており、そこが名盤とされる所以となっている。 ボーカルの人間性をメロディにこすり付けた代表曲M-6、2番の歌詞が泣けるギリギリのバンドソングM-7、 厭世性全開ポップM-2、孤独感も全開M-4、片想いも全開M-5,9、バンド愛全開M-10など、 総じてボーカルの感情は全開。人間性開けっ広げとなっている。 メロディだけを取ってみれば、王道的良質さはあるものの、決して突出した凄さはない。 しかしながら自然に湧いたメロディが感情の乗った詞を呼び込み、その詞によってメロディの輝きも増すといった、 簡単なようで決して技術だけではモノにできない、理想的な相乗作用に成功している。 アレンジも細やかに行き届いており、ギターはメロディアスなフレーズで歌の魅力を引き立て、 ドラムはしゃしゃり出ず要所でうまくアクセントを加え、サポートのベースは職人的に彩りを加えている。 全体でM-1が若干浮いて聴こえるものの、音楽的にはシンプルなUKロックとして良質な出来。 この手の歌詞が大好きな人には"人生で特別な一枚"になりうる作品なので5つ星だが、 音楽面でのみ評価するなら星を一つ減らしてもいいだろう。
6th.「LITTLE BUSTERS」 ★★★★★ 前作が内包する特別性と単純に比較は出来ないが、総合面ではこのバンドの最高傑作だろう。 ギターの音色は歪みと太さが増し、初期のオアシスを思わせるUKロックサウンドに。 曲のバラエティは豊かで、粒が揃いながらもバランス・曲順がよく、感情面でも多彩な顔を見せる。 愛情の反対は無関心と言うが、目の前をただ通り過ぎる"敵"に向けて「こっち向け」感情を爆発させた代表曲M-7。 過去を断ち切り前進を決意したテンションのまま飛び跳ねるM-2、ギターソロが響く純粋な王道バラードM-3、 歌謡曲的センチメンタルを見せるM-4、沈んで消えちゃうM-6、鬱屈した10代のテーマソングM-8、 "ノケモノ"によるド鬱な弾き語りM-10、"味方"への親愛の情を歌うM-5,11と聴き所は多い。 7th.「RUNNERS HIGH」 ★★★★ 前2作によって評価を得、支持者("味方")が増えたことでボーカルの機嫌・調子がさらに上昇。 テンションの高いアッパーな曲が並び、曲単位のクオリティも高め。 ただ全体としては若干平坦な印象があり、ハイライトが曖昧な(最後か?)アルバムかも。 音楽面では緩急のメリハリをつけたUSオルタナの要素を積極的に取り込み始めたことが伺える。 もろUSオルタナなイントロがカッコイイM-1、淡々としたメロで商業音楽に毒づくM-2、 詞が可愛いパンキッシュポップM-3、もはや商標登録?「アウイエ」連発M-5、 オモチャで遊ぶおっさんのインストM-7、ハンドクラップ&コーラスM-11などを「オラオラ」と連発。 前2作のナイーヴ歌謡はどこへやらと思いきや、最後を飾るM-12でボーカルは日記帳を大胆公開する。 8th.「HAPPY BIVOUAC」 ★★★★ USオルタナサウンドのニュアンスを吸収し、彼ら流に上手く昇華できた作品。 楽曲は総じてポップで粒揃いだが、纏まりは無く、一枚のアルバムとしての流れは希薄。 音作りでは彼らのキャリア中、最もギターバンドとして理想的なものになっている印象。 ゴキゲンな重厚イントロが耳を掴むM-1、泣き要素入りパワーチューンM-2、"オレ無敵"的疾走感M-3、 疎外感全開歌詞+彼ら流オルタナの傑作M-4、pixies愛M-7、kim deal愛M-8、小さな小さな応援歌M-9、 ギターの音使いが緻密なバラードM-10、最後は凶暴リフで"逆ギレ"する英詞のM-11で締める。
Best.「Fool on the planet」(評価なし) (エセ)モッズ期のアルバムから2曲を収録したため違和感を感じるものの、概ねの代表曲は収録したベスト盤。 彼ら流のオルタナ的茶目っ気を発揮した"おバカポップ"「Ride on shooting star」他2曲を新録。 9th.「Smile」★★ 2年ぶり。前作の理想的な音作りはどこへやらといった感じでギターの音が粗雑に。 また全体的に音圧不足でミックスの質が低く、ドラムはペラペラした質感、 それまで上手く活かしたり誤魔化したりしてきた歌唱の線の細さ、不安定さも目立ち気味に。 ボーカルの調子も良くなかったのか曲の出来にもかなりバラつきがあり、 タイトル曲M-11では「クタバレニンゲンドモ!」「犬小屋チャンネル0002!」と反応に困るシャウトを披露する。 しかしながらノリのいいベースリフ&サビに高揚感があるM-2、泣きと強気が入り混じったシャウトM-3、 王道ギターロックの良さ出たインストM-9など佳作も収録。これらをピックアップして聴くためのアルバムかも。 10th.「Thank you, my twilight」★★★★ 前作から一転、シンセをうまく導入し、突如としてポップな方向に突き抜けることに成功する。 おそらく"狙って"ではなく"気の向くままに自然と"そうなったであろう変化が何とも彼ららしい。 曲のバラエティも豊かで、バランスも取れており、唯一"詞を聴かせる"M-8がしっかりと核になっている。 ロケンローなリフをドポップに使ったM-2、珍しく"突き抜けて"キャッチーなサビメロのM-3、 彼ら流ディスコチューンM-4、不意打ち!昔の日記大公開M-8、ピコピコ+轟音ギター(−中学英語)のM-10、 と休む間なく畳み掛ける。ポップロックアルバムの傑作と言っていいだろう。
B-side.「Another morning, Another pillows」(評価なし) それまでのカップリング曲を2枚に分け(る必要はあまり感じないが)計20曲を収録。 DISC1は、Ripcord?なM-2、単音リフがキマったお得意"泣きのグランジ"M-5、これまたお得意"英詞グランジ"M-7、 ノイジーなギターと呟く様な歌唱が甘酸っぱい"大人の階段上る"片想いナンバーM-9、 DISC2では、疎外感全開ギタポM-2、最後にぶっちゃける超孤独詞+Airbag風アレンジの名曲M-9、 詞の素直さが"らしい"レゲエ風M-10などバラエティに富む。 曲構成はB面的なものが多く地味だが、単品のクオリティとしてはA面を凌ぐ出来のものも。 ★3つ以下のアルバムなら、こちらを聴いた方が掘り出し物が見つかるかも。 11th.「ペナルティーライフ」 ★★ これまた前作での好調はどこへやらという感じで、ボーカルの調子が最も悪かったであろう時期に突入する。 シングルで勝負できるような曲が出来なくなり、アレンジ面でもチャレンジは無く停滞気味に。 曲のタイトルにも不恰好なカタカナや仰々しい漢字が益々入り乱れるようになる。 リフが渋い英詞のM-1、"らしい"孤独感を歌うM-5など良質な楽曲をかろうじて数曲収録するものの、 シークレットトラックとしてインディーズ期の楽曲をセルフカバーした 「僕はかけら」が一番良かったと言われかねない作品。熱心なファン以外はパスしても問題ないかも。 mini.「TURN BACK」★★★ キャリア初期の楽曲をセルフカバーした企画盤。 生のホーンが使えていたら…と思ってしまう爽快なM-1、「曲に罪は無い」とかつてのトラウマを払拭したM-2、 若き日の疎外感をオーブラードに包まず歌ったM-4、シングルカットしたら売れそうなM-6など、 成長したバンドの力で曲を生き返らせた一枚。セルフカバー云々というより、全て新曲として聴いて良いかも。
12th.「GOOD DREAMS」 ★★☆ 曲単位で見れば地味な楽曲が多く不調から完全脱出したとは言えないが、 ギターの左右のチャンネルが明確に分けられ始めるなど、結果的には次作に繋がる過渡期的な作品に。 リズムギターからは余分な歪みが取れ、勢いに頼らない音作りに変化が感じられる。 キャッチーなコードリフとバンド感が心地良いM-2を始め、 M-1、M-6、M-11など、いい意味で肩の力が抜けた楽曲も見られる。 一枚のアルバムとしての流れは整っており、11曲36分とアッサリと聴ける。 13th.「MY FOOT」 ★★★★ 左右のギターを効果的に使い、ミニマムな構成で作れるバンドサウンドの追求に成功した作品。 耳を掴むベースリフ、呼応し合うギター、ハイハットを前面に出したドラム、と全パートが活き活きしたM-1、 チープな単音リフがストロークスを思わせるM-4、このバンド流のズンドコ節が聴けるM-6、 ドラムが好プレイを見せるインストM-8、対照的なフレーズの呼応が渋い英詞曲M-11など粒は揃う。 M-9は曲自体は平凡ながら、左右のギターによるメロディアスなフレーズで佳作に化けさせた。 M-7が唯一穴に思われるものの、総じて完成度は高く、充実の一枚と言えるだろう。
14th.「Wake up! Wake up! Wake up!」 ★★★ 前作の方法論を所々継承しつつも、比較的シンプルなサウンド構成に立ち戻る。 音色面は分離の良いリズムギターと歪みを抑えたリードギター中心で、聴き心地はよりソフトに。 コミカルなリフが可愛らしいM-1、歌詞よりもギターソロが感情を雄弁に語るバンドソングM-4、 人気が出た喜びを素直に歌うM-6、単音リフと詞曲が相乗作用した"らしい"M-11あたりが聴き所か。 不調期に比べればそう悪くない楽曲が並ぶも、"あえて"なのか手抜きなのか、 中盤〜終盤にかけてコードストロークで押し切るかオクターブ奏法を安易に使うかに限られた、 アレンジ面でアイデアに乏しい曲がいくつか見られる。 全体としてのカラーは統一されており聴きやすい。総じてごく平凡な作品と言えるのでは。 15th.「PIED PIPER」 ★★★☆ ギターが太いながらも潰れた音色に変わり、ポップなメロディ・コーラスワークの多用と相まって、 パワーポップ色が強くなる。そこをベースに、このバンド流のオルタナ的茶目っ気を装飾している印象。 メロディはキャッチーなものが多いが、中には捻りが無く素直すぎると感じるものも。 「連れて行くよ…」と怪しげに誘うイントロが印象的なM-1、かつての姿は何処へ?とばかりに力強いM-3、 大道芸人とロックギタリストが噴水広場で共演するイメージが浮かぶインストM-5、 歌詞に色んなミュージシャンが出てきて勉強になるヨ!M-10などを収録。 認知度拡大に伴って、ごく自然にシンプルなサウンド作りに取り組んでいる印象を受け、あざとさは感じない。 ある程度耳の肥えたリスナーにとって面白味は少ないが、バンドのキャパシティ自体は増したと言える一枚。
総評(角度別) @ ボーカルのナイーヴな感情を開けっ広げにした詞曲が最大の売りのバンドだが、 詞作面では5th.をピークに徐々にではあるものの、その輝きが見られる曲は減少していく。 ベスト版発表以降その傾向は顕著になるものの、時折不意打ちのように生々しい感情を覗かせることも。 エイベックス移籍(14th.)後はバンドの認知拡大に伴い、新規リスナーを牽引する意識が強まる。 A サウンド面では高い演奏技術を持ち合わせいるわけではないが、 「ボーカルの持ってきた曲を活かす」という方向に徹底出来ており、 アレンジのアイデアで平凡な楽曲を佳作に化けさせることも("共倒れ"も勿論アリ)。 5th.6th.では自らのルーツに則った完成度の高いUKロック、 7th.からオルタナティヴのニュアンスを自己流に取り入れ、8th.でそれがひとつのピークを迎える。 その後はボーカルの作曲面での不調もあり試行錯誤が続くも、 10th.ではシンセを導入したポップロック、13th.では2本のギターを軸としたサウンドアプローチに成功した。 現在は肩の力がごく自然と抜けており、得意の楽曲構成に様々な味付けを施しながらも、 パワーポップ的分かりやすさが前面に出た、新規の若いリスナーを取り込みやすいサウンドになっている。 B 非常に人間臭い側面を持ったバンドなので、空回りした時のネタ性は高く愛嬌があり、 売れ行きやそれに伴う変化も含め、「ドキュメンタリー」として楽しむのもまた一興か。 投稿して想像以上の長さにビビりました…。
乙!読みごたえあって面白かったです。 >歌詞に色んなミュージシャンが出てきて勉強になるヨ! ワロス
525 :
名無しのエリー :2008/06/28(土) 22:53:52 ID:iFqFyeKjO
めっちゃ乙。
>>516-522 乙。ピロウズレビュー、自分もやってたのに先越されちゃったw
しかも読みやすくてわかりやすいしorz
ピロウズは一時期不調でどうなるかと思ったけど、ここ何作かは良作が続いてて安心できる。
>>516 乙!前半の星少ない作品のレビューおもしろいw
>>526 かぶったっていいじゃん。折角書いたんだからうp!
どんどんかぶっていってほしい。 自分もちょっと書いてみたけど、どう見ても信者です になったのでやめたw
>>477 Coccoレビューを見て、とても興味が沸いて
"クムイウタ"をレンタルで借りてきました。
Coccoは復帰後のアルバム1枚しか聴いたことなかったのですが全く違う印象を受けました。
本当に素晴らしいアルバムでした。
次は1stを借りてみます。
自分も暇見つけてレビューしてみたいと思います。
530 :
名無しのエリー :2008/07/06(日) 03:20:02 ID:bd+BYTpn0
ピロウズやるならシンクナイズドロッカーズも やって欲しいな今まで聴いたトリビュートでは メンバーも出来も最高なんだけど人の意見も聞きたい
531 :
名無しのエリー :2008/07/06(日) 14:56:24 ID:iI/brH970
>>530 上で長い全アルバムレビューやった者ですが、
アルバム全曲レビュースレの方でよかったらシンクロナイズドロッカーズやってみますよ。
533 :
532 :2008/07/07(月) 19:11:51 ID:GPmk597x0
>>530 返事ない状態で勝手にやっちゃいました。
「アルバム全曲レビュースレ」の方に投稿しましたのでよかったらどうぞ。
90年代鬱ロックの勇、GREAT3を誰か掬い出してくれ〜
535 :
名無しのエリー :2008/07/11(金) 21:42:53 ID:1sQFlowd0
ELLEGARDENお願いします
>>534 思い入れ満載のドン引きレビューで良ければ。
>>529 亀レスになっちゃうけど俺のレビューだった
結構自己満足で書いたものだったのですが、
誰かの参考になったのかと思うと非常に嬉しいです。
539 :
名無しのエリー :2008/07/23(水) 16:09:57 ID:NTBlQkB50
更新まだですか?
まとめの中の方へ。
>>425-427 を書いた者です。
>>425 の『THE LIVING DEAD』の評の中で
『この時点でメンバーは若干21歳』とありますが、これは『若干20歳』の誤りでした。
まとめの際には修正して頂けると幸いです。
541 :
名無しのエリー :2008/07/28(月) 19:43:55 ID:LE/wVcX70
dipとブッチャーズ、書ける人いませんか?
シャーベッツかける人いませんか
543 :
名無しのエリー :2008/07/31(木) 23:37:06 ID:WZepArTXO
コレクターズ、カーネーションお願いします
545 :
名無しのエリー :2008/08/11(月) 23:28:30 ID:JNRnmkIp0
hosyu
546 :
名無しのエリー :2008/08/17(日) 23:28:56 ID:zS1nAkliO
最近邦楽のほうは盛り下がり気味だね。
誰か黒夢たのむ
ここ全く伸びなくなったな…
すんげー久々に全アルバムレビュー。できるだけマンセーにならないように心がけたつもりだけど、 よく考えると全アルバム聴いてるのなんて好きなアーティストくらいな訳で、俺には無理でしたw ということで矢野絢子のレビュー。 ・ナイルの一滴 ★★★★☆ メジャーデビュー盤。 シングルにもなった#1てろてろ・#2夕闇でしっとりさせつつ 激しい曲で締めるところは締め、とバラエティに富んだ曲調の中にも 彼女の世界観がしっかりと構築されている。 彼女の曲に含まれている強烈なメッセージはフォーク的と言えるのかもしれない。 完成度が高く、安心して万人にオススメできる一枚。 ・浅き夢 ★★★★ 「和」がコンセプトのミニアルバム。 短いだけにしっかりとまとまっていて好印象。 これは和楽器を使ったアレンジに依る部分が大きいか。 彼女の伸びやかな声を堪能できる一枚。 ・窓の日 ★★★☆ 全体的に落ち着きを見せつつも 高知で一発撮りをした勢いのある曲もあり、やはりバラエティに富んだ一枚。 個人的には所々に入るインスト(映画の挿入曲らしい)が蛇足な気もするが、 通して聞くと違和感はないのでこれは好みの問題か。 自伝的な物語を歌い上げる#9からラストまでの流れにトリハダ。 ついでにスルメ曲多し。じっくり楽しめる一枚。
・星ヲ抱ク者 ★★★★☆ メジャー契約終了後、あっさりと高知の活動に専念しつつ出したインディー盤。 歌小屋の仲間達と作り上げた、全て一発撮りの一枚。 かなり荒削りな音質やマスタリングも勢いがあると解釈するが吉。むしろこれくらいが丁度いい。 というのも「死んじまえ」「だいっきらいだ」「クソみたいだ」「薄汚れたミッ●ーマ●ス(のキーホルダー)」などなど、 こりゃメジャーじゃ無理だわ、という歌詞を何度も絶叫してるから。喉壊れないのか心配するくらい。 ということでダークで若干アクが強いのではじめての人には向かないだろうが、 (そもそも通販のみだから間違って手に取ることはないだろうけど) 幾つか綺麗に歌い上げる名曲もあり、織り交ぜられた毒と祈りが癖になる、そんな一枚。 ただしラスト2曲の出来がお世辞にも良いとは言い難いのでちょっぴり減点。このあたりはお好みですが。 この二曲は彼女が師と仰ぐ池マサト作なんだけども、ぶっちゃけあんまり好きじゃないのよね…。 ・あいのうた ★★ ソニーからのメジャー復帰盤。耳馴染みのいい曲が多い。 が、気が付けば聞き終わっていて後には何も残らない、ある意味毒にも薬にもならない一枚。 良曲もしっかり収録されているのだが、彼女の特徴であった、 安易に聞き流すことを許さない刺々しさが失われてしまっている。 故に聴き疲れを起こすことはないが、個人的には大きなマイナス。 これはよそゆき用のPOPSアレンジと万人向けマスタリングの成果か。 ということで一般流通盤ではこれよりも1stをオススメ。決して悪い訳じゃないんだけどね。 …てかジャケットに映ってる女、誰?
・サマーヴァケイション ★★★☆ 上記メジャー復帰盤リリース直後に出産宣言をした彼女のインディー盤。一応未婚(多分)。 2006年のライブ盤と、出産後の2008年スタジオ録音盤の豪華二枚組み。もうやりたい放題。 どちらもピアノ一本のみで、彼女の力強い声とピアノが堪能できる。 メジャーでは在り得ない音質の悪さも、臨場感を生んでいてこれはこれでアリかと。 これも通販のみなのが残念だが、スルメ曲もばっちり収録されているので興味があれば是非どうぞ。 …が、またしてもラストには池マサト氏の曲が。 本人は気に入ってるんだろうが、正直印象に残らないのよね。 それにしてもこのジャケはありえんだろ…安っぽすぎ。 総評: 生まれ育った高知という地に拘り続け、メジャーデビュー後も高知で暮らし、 高知で仲間と立ち上げたライブハウス(歌小屋の二階)で活動を続けている、 高知在住のピアノ弾き、矢野絢子(やのじゅんこ)。 全て独学というピアノはじっくり聴くと確かに雑だが、 根っからのライブアーティストなので四国在住の方は是非高知へ。 その他の方も不定期だが東京大阪などへ是非足を運んで欲しい。 参考までに、敢えて難を言えば声の歌い回しが同じ(特に高音の張り具合)なので 受け付けない人はとことんダメだろう。あと聴いてて疲れる、という声多数。 ということではじめての方はリリース順に追っていくのがオススメ。 中毒性、ありますぜ。
553 :
名無しのエリー :2008/08/28(木) 12:24:59 ID:sltknm6iO
久々のレビュー乙。 ちゃんと聴いたことなかったから聴いてみようかな。
>>550-552 乙です。デビューした頃はけっこう見かけたけど、
メジャー行ったりインディーズ行ったりしながら出産までしてたんですね。
>>550 乙です!ダークなのもあるとは意外でした。
>>547 ひさびさに聴きたくなったので、もしいいの書けたら投下します。
556 :
名無しのエリー :2008/08/30(土) 21:44:55 ID:PLRX3HMp0
スガシカオさんいってみます 1.「Clover」★★★★ メジャーデビューアルバム 全10曲収録。 初期のころはこれでもかと思うほど毒々しい歌詞のものが多い。 そこが彼の最大の魅力でもあり、このアルバムはそんな歌詞と メロディーが上手く絡み合った傑作である。 特に「SWEET BABY」「イジメテミタイ」あたりは気持ち悪さ全開で それらの曲をファーストにもってくるところから、彼の挑戦的な 姿勢が伺える。 倒産寸前のレコード会社から出したためか、音質が悪い気もするが 不思議とその感覚もこのアルバムの味になっている。 ラストの「黄金の月」は名曲。 2.「FAMILY」★★★★★ セカンドアルバム 全10曲収録。 ジェットコースター級の勢いでリリースを重ねてきた彼が 世に放った2枚目のアルバムは重いテーマのものだった。 彼の周りに起こる暗い出来事のひとつひとつがこのアルバムの核となり 完成したのなら、皮肉なものである。 とにかく暗い。だが、曲のクオリティーは彼のアルバムの中で最高の出来。 鬱屈した家族の肖像「日曜日の午後」、お得意のネガティブナンバー 「ひとりごと」、そしてスガシカオ史上最高のラブソング「愛について」。 暗い気分のときにこれを聴くと、落ちに落ちまくって変な安心感まで湧いてくる。 安価で買えるのもまた良い。 スガ曰く「このアルバムはあんまり聴かない」
557 :
名無しのエリー :2008/08/30(土) 21:55:38 ID:PLRX3HMp0
3.「SWEET」★★★☆ サードアルバム。 全10曲収録。 一曲目にドロドロ名バラード「あまい果実」をもってきたのはやられた。 初めて聴いたときこのアルバムの世界がどのように広がっていくのか楽しみ でワクワクしていたが、意外とあっさり聴けるものであった。前作のように もちろんファンキーな楽曲も含まれているが、それ以上にポップな曲が目立って いる。 このアルバムで一番印象に残ったのは、2曲目の「正義の味方」。 前作等からは少し違ったポイントをついた歌詞、ポップな音作り、聴いていて 爽快な気分になった。 初めて聴く人はこのアルバムから入るといいかも。 4.「4FLUSHER」★★ 4枚目のアルバム。 全11曲収録。 地味。とにかく地味なアルバムでほとんど印象に残らない。 暗い歌詞も、ドロドロなナンバーも、ノリノリの楽曲もある。 だが何回聞いてもアルバムとしての統一感が感じられず、お世辞にも 「良いアルバム」とは言えない。 頼りのシングル曲もパッとしないものばかり。本人もあまり気に入ってる アルバムではなく「失敗作」とまで述べている。 ただ評価できるのは1曲目「かわりになってよ」である。 イントロから音作りはスガそのもので、この曲のせいであとの展開が がっかりさせられた。 このアルバムの一点分は「かわりになってよ」である。この曲を聴くためだけに 買ってもいい。
558 :
名無しのエリー :2008/08/30(土) 22:31:34 ID:PLRX3HMp0
5.「SMILE」★★★★★ 全10曲収録。 長いスランプを超えて、世に送り出したアルバム。 1曲目「Thank You」〜5曲目「青空」までの流れは特に完璧。 6.「TIME」★★★ 全10曲収録。 ゆったりめの曲が多いアルバム。「響かせる」というイメージを抱いた。 「アーケード」は必聴。
559 :
名無しのエリー :2008/08/30(土) 22:49:33 ID:PLRX3HMp0
7.「PARADE」★★☆ 全12曲収録。 今までのアルバムの中で最もポップなアルバムである。 正直いって飽きやすい。なんとなく似たり寄ったりの曲も少なくないし、 なにより歌詞がもうなんだよこれ・・・と思うものが多い。 これは彼のアルバムを下から順に聴いていくとわかる不快感である。 しかしそのなかでも「斜陽」は後味良しでこれは新しいというか、素直に 「良い曲」であった。 いわずとしれた代表曲「午後のパレード」も収録されているので もしかしたら一番万人受けするアルバムなのかもしれない。 総評 すみません。5〜6までのレビューは本当はもっとたくさん書いていたの ですが、諸事情によりすべて消えてしまいやる気を無くしてしまいました。 本当にすみません。あのような手抜きレビューを書いてしまったことをお詫びします。 スガシカオというアーティストは、裏の世界を前面に打ち出した歌詞が 何よりの個性であり彼のもっとも評価するべきポイントである。 なので本当は初めて聴く人には「FAMILY」のようなドロドロのアルバムから入って もらいたいのだが、「SWEET」や「PARADE」のほうが初めての人は聴きやすいと 思うので、そちらから入ってみるのも良い。 つまりどういうことかというと、彼のアルバムはどれも違った表情をしている ということ。「4FLUSHER」のように彼自身認めるほどの失敗を残した作品も 彼も最高傑作と満足気に語るほどの「SMILE」もそれぞれ色々な個性がある。 それがスガシカオらしさなので、それでいいのかも知れない。
>>556-559 乙!シカオちゃんは4th以降聴いてないんだけど、smile借りてみようかなぁ。
ちなみに書きながら投下するんじゃなくて
あらかじめテキストファイルに全部書いておいて、
まとめて投下を激しく推奨。トラブル防止にもなるしね。
562 :
名無しのエリー :2008/08/31(日) 02:30:26 ID:+jP3qOApO
藍坊主行きます。 1、「藍坊主」★★ この頃の藍坊主はブルーハーツを意識したパンクバンドで今の面影は全く無い。正直、このアルバムの評価は昔と今のどちらの藍坊主が好きかによって分かれる。曲によっては才能の片鱗を感じさせる曲もあるが、全体的にまだまだで若さを全面に出していった感じ。 2、「ヒロシゲブルー」 ★★★★ 1曲目の「鞄の中、心の中」で完全にやられた。1stの悪い点を全て削ぎ落としたアルバム。ファンによってはこの頃に戻って欲しいと言う人もいる。とりあえず名曲多し。流れも良く、最初から最後まで飽きさせない内容。「春風」、「空」、「僕らしさ、君らしさ」は名曲。
563 :
名無しのエリー :2008/08/31(日) 02:34:38 ID:+jP3qOApO
3、「ソーダ」 ★★★★☆ メジャー1stアルバム。これまた名盤。全10曲と曲数は少ないが全く物足りなさを感じさせなくて、駄曲は一切無し。ヒロシゲブルーより大人しくなったが、彼ららしさを存分に発揮している。今の藍坊主の基盤を作ったアルバムと言っても過言ではない。「ガーゼ」は名曲。 4、「ハナミドリ」 ★★★★★ メジャー2ndアルバム。全体的に聴きやすい。このアルバムは藤森の歌詞センスがとにかく神がかってる。「テールランプ」と「泣いて」は涙無しでは語れない。hozzyも自分らしさをこのアルバムで見い出した。特に「ジムノペディック」は藍坊主史上NO.1の名曲と呼び声高い。
564 :
名無しのエリー :2008/08/31(日) 02:55:25 ID:+jP3qOApO
5、「フォレストーン」 ★★★★ メジャー3rdアルバム。 ハナミドリを出した後、森に迷った彼らが抜け出すまでの過程をこのアルバムで発表した。このアルバムはヲタ向きで、藍坊主を知らない人に最初に聴かせるとするならソーダやハナミドリの方が無難。1〜3曲目までの流れは素晴らしい。 総評 ブレイク間近と言われる藍坊主だが、未だに売れる気配がない。森から出た先に一体何があるのか次のアルバムが待ち遠しくてたまらない。駄文失礼しました。
565 :
名無しのエリー :2008/08/31(日) 12:09:30 ID:jYbzNQBo0
>>560 ありがとうございます。
次からはそのやり方でやってみたいと思います
566 :
名無しのエリー :2008/08/31(日) 13:34:56 ID:bVtGkTCkO
藍坊主乙! 俺は5thを始めに聴いたけど普通にイイと思ったよ
今からシャーベッツ&ユダ書きます 持ってないのもあるけど、そこはご勘弁を
SHERBETS セキララ(SHERBET)★★★★★ ブランキー時代のソロプロジェクト第一段 最初から最後まで良曲揃いの名作。 この頃は歌詞もまだ良いベンジーらしさが出ており、 中でも特に、チム・チム・チェリーに自分の歌詞を乗せた「ゴースト」は ベンジーの物語性と抒情性がうまく噛み合った名曲である 「ひまわり」はAJICOでも演奏している佳曲だが、UAヴァージョンの方が映えていた 余談だが、手書きの歌詞カードが少し読みづらい SIBERIA ★★★☆ 何故か手元にないので、記憶だけの印象で 今作でバンド名がTHE SHERBETSに変わった 未だにライブで演奏される「ジョーンジェットの犬」「ハイスクール」「君の肩に触れて」等が入ったアルバム セキララよりもロック色を強めているが、個人的には前作に及ばない 上記の通り、ライブで演奏される曲が多数収録されているので 予習用として買うのもいいかも
AURORA ★★★★★ 現時点でのベンジー最高傑作 本人もこの音を越えられるかどうか疑問に思っているようで 隙のない構成、緊張感の漂う演奏、抒情的な歌詞、全てが上手く行き、 日本のロックがたどり着いた頂点に思われる ただ、「チャームポイント」のテンポをゆっくりにしすぎた事だけが 唯一の傷らしい傷のようだ もう一つ「トカゲの赤ちゃん」で〈氷(こお)てつく〉と熱唱しているが どう考えても〈いてつく〉か〈こおりつく〉であり、浅井さんには今すぐに辞書を購入してほしいと思う 更に余談だが、初回生産分のアルバムは、アートワークまで引き締まっている VETNAM1964 ★★★★ 今までの静かな冬の雰囲気から一気に方向を逆に変え、夏の焼ける陽を感じさせるアルバム 録音も静謐さを捨て、かなりラウドな物になっている 1〜3までの楽曲は前作に比肩するほどの良曲だが、 中村達也に送った「友達」「夢見るストロベリー」「王様と乞食」は若干退屈である 「ジマーマンラビン」に至っては、無理矢理にロックをした感じがあり、 次に「友達」が流れる曲順もいただけない が、「VETNAM1964」「ラブジョビンダグ」が今までに無いタイプの曲でなかなか面白い 続く
続き ちなみに、このアルバムが出たのは9.11直後で 「ジマーマンラビン」と「オサマビンラディン」が似てると 自ら予言者ぶりを誇っていた 文句が多くなったが、この後に多く生産される駄作とは比較にならない良いアルバムである NATURAL 持っていないため割愛 MIRACLE ★★★☆ 迷走状態から帰ってきたベンジー 浅井健一名義でとんでもない凡作を世に放ってきたベンジーが やっとまともな仕事をしてくれた佳作 特に一曲目のIceland Boyは、「AURORA」を越えるかと期待させたが、そう甘くはいかなかった 近年、歌詞の幼稚化が激しいベンジーだが、今作では余計なメッセージが消えており、大変良い傾向である 「見知らぬ橋」や「トライベッカホテル」と、久々にアルバムを買って損をさせない佳作も含まれている 今後のSHERBETSには期待ができるかと思った矢先、 ミニアルバム GOD ☆ の登場である 購入にいたらなかったので、詳述はできないが、全くの凡作であり ベンジーのスランプ(衰えとは言わない)は続くようだ
補足 38 Special 何かと社会的な攻撃性の強い、ベンジー70年代フォーク的な作品 ライブでは特定の団体を避難する歌詞に変えて歌ったこともあるそうで、まず放送はできない ベンジーのキャリアから言ってもかなりの異色作 SANLIN BUGGY ベンジーのロックを待っていたファンに非常に喜ばれた作品 ブランキーを引きずることなく、紛れもなくSHERBETSの音である 「人がわからないよ」「太陽の羊」も佳作 カミソリソング ひたすらベンジーのギターのカッコよさを楽しめる曲 シェイクシェイクモンキービーチは非常にポップで、CMにも使われたライブの定番曲でもある BLACK JENNY SHERBETS屈指の名曲 不良の森にも悪い人たちにも似せずに大作を仕上げたベンジーは素晴らしい もしかしたらベスト盤に入ってるのかな? 一応アルバム未収録のつもりで書いときました SIBERIA GIG CD二枚組のライブ盤 音がザラザラしており、そこまでおすすめできない ただしCD未収録(確か)の「MONEY」が演奏されているが、 お得意のヘロヘロイングリッシュでわめいているだけなので、特別どうという事もない が、やはりどの曲もアルバムより数段カッコいい事は確かである
JUDE DIRTY ANIMAL ★★★★ SHERBETSで抑えられていたロックが一気に溢れでてきた良盤 ブランキーのような陰のある攻撃性こそ薄れたものの、ベテランの堂々とした楽曲が並び、 SHERBETSに物足りなさを感じる人には特にお勧めできる 更には「透明な戦場」「白雪姫」とバラードの出来もかなり良い 素直なベンジーを楽しむならこのアルバム Charming Bloody Tuesday ★★★☆ 上記のアルバムと同時発売された、こちらは一転、かなりソフトなアルバム ライブではアンセム的瞬間を産み出す「シルベット」があるが、 ほのぼのとした「バスケットロードからの脱出」等 肩の力を抜いて作ったようなあっさりした作品が多い お金に余裕があれば買っておいても損はしない程度に良い作品 Highway Child ★★★★ ベンジーの抒情性が全開のアルバム 「ARABIA」 「エメラルド」 「アクセル」 「海水浴」 とかなりリリカルな楽曲が多く、 ジャケットが上手く曲の世界を表現している しかし、上の四曲以外はほとんど聴くことがないうえ、 「ARABIA」「海水浴」で★3つまでつけているので、もしかしたら駄作かもしれない 余談だが、「アクセル」はMando Diaoの「GOLD」に似ている
ZHIVAGO ★★ 特にこれと言った曲のない地味なアルバム ブランキー時代を思わせる「宇宙的迷子」がちょっと目立つ程度か この辺りから曲の密度が薄くなり出す Electrick Reinbow ★★ とりあえずジャケットがダサい 久々ハードな「毒リンゴ売り」とポップな「Rock Show」 ひねくれた「ロシアビリー」がまずまず聴ける 歌詞も滑りだす 全体的に締まりがない 素直にシングル曲をアルバムに入れればいいものを、無理してオリジナルアルバムを作る さすがに危機感を覚えたのか、このアルバムでJUDEは一旦活動を止める 総括として、JUDEは熱心なファンがアルバムを揃えるために買う程度のレベル もし一枚も持っていないなら、AJICOのアルバムとライブ盤を買う方をお勧めする
久々に聴きながらやってたら時間かかっちゃいました あえて主観レビューにしたので、不愉快な点もあるでしょうが、 素人の戯言とスルーしてください
575 :
名無しのエリー :2008/09/03(水) 00:30:52 ID:3gIwYSav0
乙! 浅井関連はリリース多いから読み応えあるね。 浅井ソロとブランキーももしよかったらぜひ。
乙。 シャーベッツはセキララとシベリアとベトナム持ってるけどどれも素晴らしかったよ 今度オーロラも聴いてみようかな
577 :
名無しのエリー :2008/09/05(金) 19:25:01 ID:tTPSt3mDO
ずいぶん過疎なんだね では浅井健一ソロいきます Johnny Hell ★★★ JUDEを一旦休ませて浅井健一名義、メジャーでの活動開始となった アルバム全体としては、そこそこの出来かと思うが シングル曲の「危険すぎる」特に「WAY」はなかなかカッコいい が、いくらかもう手癖で曲が産まれてきているかのような不信に陥らされたアルバムでもある Rod Snake Shock Service ★★☆ またも二枚同時発売された作品 シングル曲の「Fixer」「Dark Cherry」を初めて聴いた時の落胆が思い出されるアルバム、 であったが、今聴き返すと後期JUDEのアルバムよりは出来が良いように思う ただ、こちらの CHELSEA ★☆ と一枚にまとめられていればもっと高いクオリティのアルバムになったのではないか 上述のアルバムと同じく、ある程度の佳曲も含まれているが 二枚で6000円近く払って手に入る対価としては不十分に思われる 相変わらず手癖で作ったような曲にもうんざりさせられ、かなりの失望を覚える 次に作られるSHERBETSの「MIRACLE」でいささか持ち直すものの 未だ低迷を続けるベンジーは、どんな形で復活してくれるのか、楽しみにしている
ほ
興味ないかもしれませんが中村中いきます
天まで届け★★★☆
彼女のキャラクターと、友達の詩だけを聞いてスルーした人も多いかと思いますが、
実は、正統な歌謡曲を堂々たる歌唱力で聴かせる、数少ない歌手です
形を追う事に終始しがちな幼さが多分にあることは否めませんが、
Cocco UA 鬼束ちひろに連なるセンスを持ち合わせており、まだまだ先が期待できます
冗談なんかじゃないからネ
http://jp.youtube.com/watch?v=NogtdVzxGDw 私を抱いてください★★★
基本的には前作と変わりませんが、
主人公の心情の変化をテーマにしたコンセプトアルバムとなってるそうです
今作で強く出た怨み節は、非常に彼女のセンスにかなっているようで、
薄っぺらい恋愛もどきソングにはない、いっそ清々しいまでの女の臭さを楽しめます
残念なのは、未だ目に見える成長を感じないことでしょうか
鳥の群れ
http://jp.youtube.com/watch?v=dQFk5ZkCEWs 総評
現段階では未熟さが目に付き、上記ミュージシャンには到底及びませんが
アレンジ、プロデュース、それを通す姿勢全てを改めた時、かなりの大物になるのではないかと思います
こんな感じです
で、誰かUAやってくんね?
過疎ってますね。 初投稿でなので読み辛い部分もあるかと思いますが、電気GROOVE行きます。 662BPM BY DG ★★★ いきなりソニーからデビューするのは格好悪いという卓球の考えから、周囲の反対を押し切って出されたインディーズ盤。 インディーズ盤だけあってサンプリングも多様。歌詞も過激。 デビュー後ライヴで披露されてた「電気ビリビリ」の歌詞はこのCDのバージョン。 このアルバムでしか聴けない「JOE」。後に篠原ともえにカバーさせてる「B.A.S.S.」の電気VerはこのCDでしか聴けない。 後の「N.O.」(このCDでは「LESS THAN ZERO」)は「VITAMIN」発売までこのCDでしか聴けなかった。 良くも悪くも電気の初期の魅力が荒削りだが詰まってる。 この後メンバー2人を首に。 FLASH PAPA ★★★☆ 新メンバーとしてCMJK加入。 この前にTMNとのコラボCD発売はあったがメジャーデビュー盤。 当時のクラブシーンが一番盛り上がってたマンチェスターでレコーディング。 卓球曰く「今まで独学でやってたので、色んな事が勉強になった。」 テクノトラックにラップを乗せるという新しい手法にバカバカしい歌詞という初期の電気のスタイルは、もうこのアルバムで完成してる。 初期の代表曲「We Are」、「マイアミ天国」、「CAFE DE 鬼」、「CATV」、「電気ビリビリ」はこのアルバムに収録。 ただ、時代の流れの早いテクノの宿命か、今聴くとBPMが遅かったり、音が軽かったりする。発売当時なら間違いなく満点の出来。 この後CMJK脱退。 UFO ★★☆ まりん(砂原良徳)加入も、アルバム制作には間に合わずまりんは一曲書いてるだけ。ほぼ卓球&瀧の二人で作ったアルバム。 故に、人生時代のカバーが入ってたりしてアルバム制作の一杯一杯感が伝わって来る。 作詞・作曲・瀧の「ちょうちょ」や、テクノっぽくないトラックの「東京クリスマス」等入ってるがアルバム全体通して暗くて重いイメージがある。 卓球も後に過渡期のアルバムとこのアルバムを評してる。 ただ1曲目の「B.B.E.」だけは別格。まさに電気にしか出来ない曲。この曲だけで★1個上げてもいいくらい。 初めて電気を聴く人にはオススメできないアルバムかな。
KARATEKA ★★☆ 電気のラジオ(オールナイトニッポン)が始まった影響もあり、卓球&瀧の笑いの部分を前面出してるすごくポップなアルバム。 また、当時のテクノのサンプリングも多様している。 アルバム全体を通して非常に馬鹿馬鹿しく、当時の電気のキャラには合っていたが、今の電気の音楽的な立ち位置とは正反対にあるアルバム。 故にここ10年以上ライヴでこのアルバムの曲を演奏する事はない。 また、この頃の卓球はよく失踪してた。やりたい音楽とレコード会社やラジオのキャラ等から求められるものの違いに葛藤があったと思われる。 電気を解散させると発言したという逸話もあり。 FLASH PAPA MENTHOL ★★★★ 1stアルバムの「FLASH PAPA」を全曲Remixという企画盤。 remixメンバーに小西康陽、近田春夫、当時ラジオで卓球がかけまくってたユーロマスターズ等参加。が、大半の曲は電気自らremixしてる。 元々名盤の1stなのだがテクノという時代の流れのジャンルのせいで古臭く聴こえてた曲が蘇ってる。やはり電気自らremixした曲のが素晴らしい。 全体的にキックも太くBPMも早くなってる。(ラストの電気ビリビリのBPMは160!!)当時、卓球がガバの影響を受けてたのが良くわかる。 また「ラガモン」後半部分では今後の電気に多大な影響を与えた、名機TB−303を既に使用してる。 単なる企画盤で終わらない今後の電気の指針を決めたとも言える1枚。
VITAMIN ★★★★★ レコーディング前に卓球がイギリスへ遊びに行き、本場のクラブシーンを見て衝撃を受けて作った1枚。当時大流行りだったTB−303を使用したアシッド物を中心によりテクノ色を強く、でも聴きやすいように配慮された名盤。 結果、卓球の暴走というかオーバープロデュース的な側面も見られるが、まりんや瀧はサポートに徹する感じで上手くまとめてる。 また、このアルバムから電気の一つの売りであったバカバカしい歌詞をラップするという側面は消えている。 ただ、半分の曲がインストという事もあり発売当時にレコード会社と揉めに揉め、一時は「この音は今出さなきゃ行けない音だから、最悪インディーズで出そう」とメンバーで話あったらしい。 最終的に「N.O.」を最後に収録する事で折り合いを付けて無事発売。 当時の電気としては最高の22万枚のセールスを記録。 ラジオとこのアルバムでテクノに目覚めた人は多いだろう。(自分もその一人だが) DRAGON ★★★★☆ 前作「VITAMIN」でのテクノ路線をさらに突き進めた1枚。 このアルバムでは卓球だけでなくまりんも瀧もしっかりテクノという方向を向いているように感じられる。個人的には電気が唯一テクノとまともに向き合って出来たアルバムだと思う。故に前作よりシリアス。 歌詞すらも意味を求めず音の一部として使ってる。全部デタラメ語で作った「ノイノイノイ」等その象徴だろう。 ただ最後に入ってる「虹」。10分以上ある曲だが、美しすぎるシーケンスの音。そこに乗る卓球と五島良子のツインボーカル。 ただ美しいだけではなく、何処か儚げで、死をも連想させる。超名曲。 今だにファンの間ではアンセムとの声が高い。この曲だけで★+1 この曲をドイツのテクノミュージシャンが気に入って、ドイツでも発売される事となり、電気&卓球の名前は海外まで響き渡る事になる。 そして、また発売前にインストが半分もあるという事でレコード会社と揉める。 一時はオリジナルアルバムではなく、ベスト盤をリリースという所まで揉める。 卓球はその時「ベスト盤と言い張って全部インストの曲のアルバムにしてやろうかと思った」と雑誌のインタビューで述べている。 結果、レコード会社のお偉いさんが仲介に入って無事発売。
ORANGE ★★★☆ 前作後、ソロ活動やお遊びユニットでの活動もあった後発売されたアルバム。 DRAGONまでのインスト指向は消え、ほとんどの曲にボーカルが乗ってる。 ただ2nd「UFO」時のような重く暗い感じも何処化する。 トラックの完成度はやはり高い。歌詞自体もギャクっぽい要素も多少復活しながらも、うしろ向きな歌詞が目につく。 もはやテクノではなく、電気というジャンルになろうとしてる段階のアルバムだと思う。 故にこのアルバムも過渡期っぽい雰囲気がする。 そして、相変わらずレコード会社とツアー中に揉めるw でも、このアルバムのネガティヴな雰囲気があるから、次のアルバムが生まれる。これが電気の凄い所だと思う。 A ★★★★★ 前作での色んな意味での失敗をバネに作られた1枚。 発売当時のロキノンのインタビューで、あの卓球が涙を流しながら語ってたくらいである。 内容は随所で今までより格段にパワーアップしてる。歌詞の内容。音の厚さ。グルーヴ感。 先行シングルの「Shangri-la」がロングヒットをしてる中発売された事もあり、このアルバムもロングヒット。 卓球は「VITAMIN」の22万が目標と言ってたが、結果50万を越す大ヒットに。 そして、何より感動的なのは8曲目「あすなろサンシャイン」が終わって9曲目の「Shangri-la」が始まる瞬間。 ただ、CDの曲順が8から9に変わるだけなのに感動する。 今でもライヴで披露されるお馴染みの曲も多く収録されてるので、電気を聴いた事無い人は、やはりこのアルバムから入るのが無難かな。 このアルバム後まりん脱退。
recycled A ★★ 「A」全曲を海外を中心に活動してるミュージシャンにRemixしてもらったアルバム。海外では「A」と2枚組で「Double A」として発売されてる。 電気は企画以外絡んでないと思うので、普通のRemix盤です。 当時のテクノに興味のある人、電気物をコンプしたい人以外は別に聴かなくてもいいと思う。 ただ「かっこいいジャンパー」のTHOMAS SCHUMACHER Mixはカッコイイ。 VOXXX ★★★★ まりんが抜けて二人になった電気がドイツのスタジオに籠って作った、もう電気グルーヴとしか言い様がないアルバム。 一応サポートとしてTASAKA、KAGAMIは入ってるし田中フミヤも参加してるが、電気の二人の濃さのが上をいっている。 とにかく一日中スタジオに籠って酔っぱらって瀧の「こんばんは。スペースインベーダーです」を一言を撮っただけとか、もう気狂い寸前のアルバム。 ただ音のレベル、トラックの完成度は圧巻です。 全16曲。70分以上。とにかく今までの電気を詰めれるだけ詰め込んだ感のあるアルバム。阪神タイガースあり。YMOありと。 そんな中、「Nothing’s gonna Change」、「アイネクライネメロディ」、「レアクティオーン」なんて美メロの曲も入ってる。 ただ、この世界観について来れる人はどっかで狂ってる人だと思うw イルボン2000 ★★★★☆ アルバム「VOXXX」発売後に行われたツアーの最終日Zepp Osakaの模様を中心にMixしたライヴMixアルバム。 「VOXXX」の収録時間も長かったが、ライヴの時間も長く3時間くらいやってた。それを60分にまとめたアルバム。 「VOXXX」収録曲中心にライヴの定番曲も織り交ぜ聴きやすくなってる。 個人的にオリジナルアルバムじゃないけど、初めて電気を聴く人にはこのアルバムをオススメしたい。 特に9曲目「かっこいいジャンパー」〜13曲目「虹」までは電気流のテクノが凝縮されてる。 電気はライヴユニットだという事を思い知らされる1枚。 ただ欲を言えば「B.B.E.」と「N.O.」も収録して欲しかった。
The Last Supper ★★★☆ 初回限定で2枚組だったかな?点数は2枚組でつけてます。 過去の曲の新録Verや色んな人のRemixが収録されてる企画盤? RemixではCMJKやまりんといった過去のメンバーも参加。 「FLASH PAPA MENTHOL」でも書いたけど、テクノという時代の流れの速いジャンルなので過去の曲のRemixで曲が生き返る感じがする。 特に「B.B.E.」とか。 2枚目にはアナログのみ収録だった「ダイナソータンク」や「新幹線」のRemixも入っておりお得。 新録とRemixなのでアルバムとしての統一感は薄い。 この後、WIRE01でのライヴを最後に一旦活動停止を発表。 Singles And Strikes ★★★☆ 3年間の活動停止期間を経て、あれだけ嫌がってたベスト盤をリリースw 卓球&瀧曰く「今でも食べれる曲を集めた」らしい。 収録曲を決めるにあたって全アルバムを聴き直したらしいが、初期のアルバムでは聴くのが地獄のようだったと振り返ってるw とはいえ、今では廃盤になってる「ポポ」、「カメライフ」「誰だ!」のシングルバージョン。 「カメライフ」C/W収録の「ノイノイノイ(先日のみちのくグルメツアーの件、御予算の都合上、ソフトボール大会とさせていただきますmix)」 WIRE00コンピにのみ収録されてた「Wire,Wireless」、ファンクラブの会員だけに配布された「suppe suppe inbe inbe」等も収録されてるし、「CAFE DE 鬼」の2004Verや「弾けないギターを弾くんだぜ」という新曲も収録。 電気の歴史が分かるアルバムにはなってると思う。
J-POP ★★☆ 満を持して発売された「VOXXX」以来8年振りのオリジナルアルバム。 とにかく詰め込むだけ詰め込んだ前作と違い、非常に軽いアルバム。 わざわざ古いアナログシンセを引っぱり出してきて作ったようで、トラックの厚みもあまり感じない。 歌詞も卓球らしく意味を持たせる事を完全に排除しており、音の一部として使ってる。 シングル2曲「少年ヤング」と「モノノケダンス」は良いのだが、それ以外にキーとなる曲が無いのがアルバムとして淡白に感じる。 ただ、初回限定付属のDVDに収録されている「少年ヤング」と「モノノケダンス」のPVは必見w 買うのマンドクセって人はようつべやニコニコでもいいので見て下さい。 総評 卓球や瀧のキャラが先行していた初期から、ミュージシャンとして上手くイメチェンして日本のテクノシーンの先駆者をしてリスナーにテクノの面白さみたいなのを伝えてきたと思う。 卓球のWIREのオーガナイズ等良い例だと思う。 海外でもMAYDAYやラヴパレードに出演し高い評価を得ている。 もっと国内でも評価されてもいいアーティストだと思うんだけど。 8年間もの間隔を開けた「J-POP」が意外にあっさり風味だったので、来月出るアルバムがどんな感じなのかが楽しみです。 後、イルボンの所でも書きましたが、電気はテクノユニットのくせにライヴ映えします。今までライヴ見た事無い方、フェス等でちょっとでも興味があったら見て下さい。曲知らなくても楽しめるはずです。 DVDでライヴを見てみたいという方はFUJI ROCK2006のライヴがDVDになってるのでオススメです。 冒頭にも書きましたが初レビューです。シンセ等の機材にも詳しくありません。 読み苦しい点等あると思いますが、長いレビュー最後まで読んで頂きありがとうございました。
588 :
名無しのエリー :2008/09/16(火) 00:31:08 ID:J5dJ85xb0
おー、中村中と電気乙!
電気乙! 久しぶりにDRAGON聞きたくなった
>>580 中村中はちょっと前に出た新曲が本当に千年呪い歌でビビったわw
あのパフォーマンスは凄いと思う。
電気待ってました!エピソードも面白かった。 新作も出たらよろしくw
592 :
名無しのエリー :2008/09/17(水) 21:18:37 ID:duVecFgD0
フルカワミキ 「Mirrors」 ★★☆ 発売当時はそこまで悪くないかな?と思ったけども今聴くとぶっちゃけ迷走してる。 「I▼U」(三角は実際にはハートマーク)に代表されるようなスーパーカー気分が抜けてない曲が多数。 ナカコー曲も2曲のうち一曲がiLLのファーストの出来が悪い曲みたいな感じで微妙。 しかしシングル曲「Coffee & SingingGirl!!!!」や「Rain Song」など聴ける曲が数曲入ってるのが救い。 特にラストを飾るナカコー曲「Sunbrast」は初期スーパーカーを思わせるギターロックで、現在のiLLの活動を予見しているようで面白い。 あと初回盤のアートワークが非常に面白いです。 「Bondage Heart」 ★★★★☆ 宇川直宏のアートワークに惹かれ、あんまり気が進まないまま購入。ところがどっこい完全に化けていた。 ナカコー曲の増量(14曲中6曲)&質の向上もアルバムの出来が良くなった理由だと思うが何より自作曲の出来が格段に良くなった。 ちょっと上から目線で言わせてもらうと前作から1年ちょっとの間にソロとして活動できるだけの才能を養ったと思う。 特に「La La La」の出来の良さは特筆もの。「元スーパーカー」から脱却し、「フルカワミキ」という一人のアーティストになったことが顕著に表れた一曲。 その他にもこの曲いいな、と思ってクレジットで確認すると自作曲だったりすることが多くなってる。 ナカコーに頼らなくても完全にソロとしてやっていける才能を手に入れたと思う。次回作が楽しみ。
乙!
594 :
名無しのエリー :2008/09/18(木) 01:17:57 ID:eq01lctR0
乙 もしよかったらiLLとかスパカもやってくれ!
595 :
名無しのエリー :2008/09/18(木) 16:31:48 ID:SGPkN10x0
>>592 乙!1stが無難すぎたので2ndスルーしてたが、聴いてみよう
>>592 乙。俺もiLL読みたい。もし時間あったら書いてくれると嬉しい。
じゃリクするだけじゃ何なんで、チャットモンチーを。
cahtmonchy has come ★★★
6曲入りミニアルバム。ミニアルバムのわりに歌詞も曲調も若干統一感に欠ける印象。
まだ若いねという感じかな。
ただ、チャットモンチーです。という名刺代わりの1枚としては十分でチャットを初めて聴く人にはオススメ出来るが、他の曲でチャット知ってるよ。っていう人が聴くと微妙に感じそうな中途半端な一面も感じる。
演奏は下手ではないが、えっちゃんの歌い方は好き嫌い分かれそう。
耳鳴り ★★★★☆
田舎から東京に出て来た自分達を働き蜂に置き換えた「東京ハチミツオーケストラ」で幕を開ける全13曲50分。
前作のミニアルバムより世界観も統一されミックスも聴きやすくなってる。
3ピースバンドでサポートも入れてないが音に厚みも感じる。
アルバム全体で見ても非常にまとまっていて聴きやすい。
えっちゃんの歌い方が苦手じゃなかったら聴いて絶対損はないアルバム。
非常に良く出来たガールズロックアルバムだと思う。
生命力 ★★☆ 「シャングリラ」のミディアムヒットがあり、その後もポップなシングルを連発した後に発売された2nd。 前作とは違い、シングルが中心になってる為非常にポップな印象。 カップリングの一部も収録されてるので、アルバムの約半数が既発曲に。 残りの新曲も前作程の完成度を感じず、シングル曲と新曲が上手く混ざってない印象でアルバムとしての統一感も薄まってる。 前作をガールズロックアルバムと評したが、今作はガールズポップアルバムになってしまっている。 この変化が本人達の意向なのか、レコード会社側の意向なのかは分からないが、前作で見せたバンドのポテンシャルを考えると、単なるポップバンドにはなって欲しくない。 最後にシングル曲だけど「橙」は名曲です。 総評 スパカ好きだった自分は淳二がプロデュースしてるから聴いてみるか。という軽い気持ちで聴いたが、耳鳴りには完全にやられた。 それだけに生命力のポップ路線が複雑なんだけど、その後に出されてるシングルを聴くとロックよりの曲が多いので次のアルバムを楽しみにしたい。 ただ、今度出る新曲は亀田誠治プロデュースらしいが、亀田はオーバープロデュース気味になる時があるので、どうなるんだろうか? あと、「恋愛スピリッツ」の冒頭のアカペラから演奏に入る瞬間はライヴで聴くと素晴らしいので、興味がある人はライヴも見て欲しい。
599 :
名無しのエリー :2008/09/25(木) 20:31:43 ID:p0rwRUQxO
乙! 興味なかったけど、何か聴きたくなった
正直2、3枚しかないアーティストの全アルバムって需要あんのか? ただのオナニーな気がするんだが スレの最初の趣旨とも異なるし
>>82 追加
GLAYベスト編
1枚目『REVIEW〜BEST OF GLAY〜』★★★★★
約500万枚売れた。まさにGLAY入門編。神曲ぞろい。
2枚目『DRIVE〜GLAY complete BEST〜』★★★★★
2枚組。これもまさにGLAY入門編。1枚目ベストと被り結構多い。神曲ぞろい。
3枚目・4枚目『rare collectives vol.1』★★★★☆『rarn collectives vol.2』★★★★☆
同時発売。カップリングベスト。
カップリングのクオリティ高め。ライブで定番曲「ACID HEAD」「I'm yours」なども収録。
各アルバム2枚目にはライブ音源収録。
5枚目『Ballad Best Singles-WHITE ROAD』★★★★
バラッドベスト。被り曲多い。
曲順も自然でいいから買う価値あり。
名曲「つづれ織り〜so far and yet so close〜」収録。
※このベストのみに収録。
>>600 そんなことないんじゃない?
俺は参考になってるよ
そもそも何枚もアルバム出した人達なんて限られてるでしょ
>>600 そんな事言ったら、このスレの存在自体オナニーじゃん。
それにフルカワミキとかチャットモンチーとか、2、3枚しかアルバム出してないアーティストはレビュー出来なくなるぞ。
それこそ、スレの趣旨と異ならないか?
あと、枚数の多い人のみのレビューにすると、新人さんがレビューしづらいと思うんだが。
決まった人しかレビューしなくなるとスレは過疎化するぞ。
このスレはアルバムが多すぎて何を聴けば分からんアーティストを星だけで手っ取り早くレビューするのが目的だったはず ダラダラと中身の無い長文を連ねられても意味がないと思うんだが
>>604 俺もスレが立った時から見てるけど、初耳だ。
元々、全曲レビュースレにミスチルの全アルバムレビューさせるヤツがでてきた。
↓
で、B’zあたりの全アルバムレビューするヤツもでてきた。
↓
アルバムレビューはスレ違い。新スレ立てるからそっちでやれって立ったんじゃないの?そんな目的あったっけ?
後、星と短文じゃなくて、それなりにアルバムの紹介と、こういうアルバムだから初めて聴く人はこっから入るのがオススメ。とか書いてくれた方が俺は分かりやすいけどね。
というかさ、まとめサイトの中の人もまとめてくれてるし、今までも細かくアルバムの特徴を書いてた人いたのに、もう600を超えた辺りで何故今言う?
>全曲レビュースレにミスチルの全アルバムレビューさせるヤツがでてきた。 これは全アルバムだったけど同時に各アルバムずつ全曲やってたような…
608 :
名無しのエリー :2008/10/08(水) 23:40:38 ID:vTwLEz8pO
過疎だな
609 :
名無しのエリー :2008/10/09(木) 21:12:57 ID:K22y1w5I0
うむ。この流れだとレビューもしづらいしなぁ。
全アルバムを持っていて、かつ語れるほど聞き込んでいるアーティストって少ないし、 やっぱり結構エネルギーと時間がいるからなー。 余裕があればやりたいんだけど、アルバムを揃えているアーティストがもういないという罠ww
611 :
名無しのエリー :2008/10/10(金) 09:56:37 ID:iUVzFjlBO
レビューしたい人が来るまで待つしかないな 個人的には、最近の枚数少ないアーティストのレビューも見たい
>>600 みたいな人もいれば
>>611 みたいな人もいる。
レビューはしたいんだけど、どうしたもんかwwww
何か書けるものがあれば、是非レビューを
考えるんじゃない!感じるんだ! ってことで今はやりたいよーにやればいいと思うがねw
615 :
612 :2008/10/12(日) 18:55:08 ID:yLgWb10T0
>>613 >>614 サンキュー。俺は専門的な音楽知識もないけど、聴いて感じた事をレビューさせてもらうわ。
the ARROWS
東ファンテン鉄道 ★★★☆
インディーズから発売された1st。
今聴くと音がちょっと軽いような印象も受けるが、the ARROWSというバンドの世界観(ダンスミュージック+ロック)は既にこのアルバムで完成されてる。
聴かせる曲あり、踊れるロックナンバー有りと曲もバラエティーにとんでる。
特に今でもライヴで毎回のように披露される「ロックンロールダンシングガール」(後出のメジャーデビュー盤にも収録)や名曲「大脱走〜虹色のアーチ〜」も収録。
アロウズを初めて聴く人にはオススメしたいが、残念ながらすでに廃盤。
スターサーカス ★★★★
インディーズからの2nd。
1stに比べてコンセプトがしっかりしていてロックナンバーより聴かせる曲が多い。
その為アルバムとしての統一感は1stより高い。
Vo.竜二の書く詩はだんだん甘くなっていく。
この辺りの詩が鼻につく人だとちょっとキツイかもしれない。
一聴すると1stより地味に感じるかもしれないが、後からジワジワくるアルバム。
616 :
612 :2008/10/12(日) 18:56:59 ID:yLgWb10T0
昨日今日トゥモロー ★★★☆ インディーズからの3rd。 1stと2ndを足したようなバランスのアルバム。 バンドのグルーヴ感も力強くなっている。 曲の構成や曲順も練ってありバンドとして成熟してきた印象を受ける。 ARROW HELLO WONDERFUL WORLD ★☆ メジャーデビュー盤・・・・と言ってもほとんどがインディーズ時代の曲の新録。 はっきり言ってベスト盤。 音はインディーズ時代より良くなってます。 でもアルバムに入ってないシングル2曲と、新曲1曲。 この為だけに買うのもなぁ・・という感じ。 あと「大脱走〜虹色のアーチ〜」が未収録なのも解せない。 アロウズ入門編にはいいかもしれないけど、それくらいの価値しかないアルバム。 GUIDANCE FOR LOVERS ★★★★☆ 前作がインディーズ時代の再録盤なので、実質メジャー1st。 とにかくVo.竜二の書く詩が今までの甘さや切なさに力強さが加わってる。 メロディーもビートも段違いにパワーアップしている。 詩もメロディーもストレートな表現に変化していて、聴いてて圧倒されそうなくらい。 特に「月光の街」という曲では、竜二曰く「今聞かれたら困る事を書きなぐった」と言い「君にね 君にね 会いたいんだ」と13回も繰り返すという、自分の感情をダイレクトに表現するという難しい事をやっている。 新世代のダンスバンドと呼ばれる事にも抵抗があったようだが、その周りの目にも真っ正面からぶつかってる。名盤です。
617 :
612 :2008/10/12(日) 18:59:47 ID:yLgWb10T0
Clap Your Hands!! ★★☆ 5曲入りのミニアルバム。 同じ名古屋出身ヒップホップユニットのカルテットとフューチャリングしたり、ちょっと企画盤っぽい印象。 表題曲はパーティーチューンのような感じに仕上がってるが、他の曲の印象が薄い。 前作の力強さは何処へ?という気もあるが、ミニアルバムなのでサクッと聴きやすいという面もある。 総評 名古屋出身の5人組バンド。 インディーズ時代からメンバーの山内がバイトしてた名古屋の「JB’s」というクラブで自分達主催のイベントを定期的に行う等、単なるロックバンドではなくダンスミュージックへの感心も早くから持ってて、ロック+ダンスというスタイルを当初から打ち出していた。 またこのイベントは会場を名古屋ダイアモンドホールに移しメジャーデビュー後も行っている。 また、音楽雑誌の評価も高く全曲レビュースレで一時期話題になってたタナソウwwwからも絶賛されクラブスヌーザーに出演したり、カウントダウンジャパンやROCK IN JAPAN FESTIVALにも出演。 MUSICA編集長の鹿野氏は「GUIDANCE FOR LOVERS」発売時にアロウズHPにライナーノーツを提供したりしている。 踊れるロックバンドというスタイルでもある為、ライヴバンドとしても大変優れている。
618 :
612 :2008/10/12(日) 19:04:25 ID:yLgWb10T0
う〜ん。何か総評とか言いながら上手くまとめきれてないな・・・。 我ながら表現力の無さが悔しいなぁ。 良いバンドなんで、もっと上手くレビューしたかったんだが。 とりあえず、読んでくれた人ありがとう。
619 :
名無しのエリー :2008/10/12(日) 23:00:57 ID:867MYlvRO
乙! アロウズは聴いたことないな 参考にします
オフコース 僕の贈りもの ★★★★ デビューアルバムなのだが、色々とジジ臭い所もある。特に歌詞。 だが今聴いても古臭さはそんなに感じないし、普通に良盤でしょう この道をゆけば ★★★☆ 個人的に結構好きなのだが、万人受けはしないと思う。 ヘンテコリンな曲が多く、「好きな事やりました」って感じ。 まあオマケ的な感じだな。ちなみにドラムがポンタ ワインの匂い ★★★★☆ 小田さんの声はこの辺りから「女みたいだ」と感じ始めました。 非常にサウンドがまとまっていて、綺麗な印象を与えるアルバム。 Song Is Love ★★★ 「ワインの匂い」とはサウンドアプローチに大きな違いがあり、 冒険した感じが漂う作品。なんというかネチネチして聴きづらい。コッテリ。 名曲「こころは気紛れ」が静か過ぎるのも惜しい。 JANKTION ★★★★ アコースティックな雰囲気が漂うが、 随所にニューミュージックのエッセンスが入っていてこちらはスッキリした印象。 この頃からヤスさんの影が薄くなっていった。 FAIRWAY ★★★★ このアルバムだけ他の作品とは全く違う音を出している。 楽器よりもコーラスで勝負していて、好き嫌いがわかれそう。 「心さみしい人よ」から「いつもいつも」へのつなぎは素晴らしい!
Three & Two ★★★★☆ オフコースの中でも屈指の名盤。 日本を代表するバンドへと駆け上がる様がよく現れてる。 「誰にも 僕の行く道を止められない そうだろう」・・・その通りですね。 We are ★★★★ 一番認知されてるアルバム作品じゃないでしょうか。 曲は飛びぬけて「いい!」というのはあまり無いのですが、 全ての曲が一つのアルバムを作り上げている。AORサウンド? over ★★★☆ そのまま「終わり」を感じさせる(ヤスさんが脱退を決めたので)。 ちょっとゆっくり且つ暗い曲が多くて聴きづらい。 「心はなれて」や「言葉にできない」など鬱になる曲多し。 でも小田さんのヤスさんへのメッセージが美しすぎるので1点プラスしました。 I LOVE YOU ★★★ 5人時代最後のアルバム。レコード会社との契約上出したので急ごしらえ感が否めない。 もうソロで行く事を決めていたのでヤスさんの曲が既にオフコースじゃない。 ヤスさんに対する小田さん最後のメッセージは「I LOVE YOU・・・」でした。 NEXT ★★ テレビ番組のサウンドトラック的な扱いなので、オリアルの部類に入らないかも。 そのテレビ番組も酷かったからなー・・・演技が。 「NEXTのテーマ」と「流れ行く時の中で」以外は新曲無しなので、完全なおまけ。 The Best Year of My Life ★★★★ 活動休止から一年経ち再出発を決めた4人のオフコース最初の作品。 電子系楽器多用によるサウンドで、今までとは180度違う曲ばかり。 初めて聴くとびっくりする曲ばかり。だがそこがいい。
Back Streets of Tokyo ★★★ 全編英語のおまけアルバム。 小田さんの英語の発音はなかなか綺麗で聞きやすいが、 外部からのスタッフによるMIXなので、果たしてオフコースと呼べるのか。 as close as possible ★★★★ ここでまたバンドスタイルをチェンジ。打ち込み系を多用したサウンド。 夏っぽい雰囲気が漂っており、非常に今風。若者ウケはありそうだ。 このチェンジが後のソロの小田和正の大ヒットに繋がった。 Still a long way to go ★★★ ラストアルバム。「君住む町へ」や「昨日 見た夢」など曲は良いが、 まとまりがもはや皆無である。そこまでメンバー間に溝があったのか。 なんかあまり綺麗じゃない終わらせ方だなー。 総評 フォークソングの時代からバンドブームの時代まで、 バンドスタイルを変えながら走り続けたバンド、オフコース。 アルバムに世界を詰め込むタイプなので、曲は良い物ばかりである。 小田和正は「オフコースの解散は発展的解散」と言った。全くその通り。 最近ではセルフカバーもあるので、そちらも聴いてみるのをおすすめする。 ・・・でも何でヤスさんはあのタイミングで抜けたんだろう。
623 :
名無しのエリー :2008/10/17(金) 09:47:21 ID:Q1jrXkKPO
オフコースってこんなにアルバム出してたのかww とりあえず、お疲れさんでした
オフコースは20年もやってて最初と最後で別のバンドみたいになってるよな 小田和正はうまく流行に適応していたんだね・・・ お疲れ様です
625 :
名無しのエリー :2008/10/31(金) 00:00:10 ID:4nTQcW2EO
またも過疎
ほしゅ
627 :
名無しのエリー :2008/11/07(金) 17:55:41 ID:AlLkkVTBO
今更だけど
>>379 を参考にゆらゆらのライヴ盤買ってみたが、凄まじいな
一曲目は助言のおかげで助かったが、「貫通」の凶悪ぶりが凄いww
演奏はスタジオ盤より素晴らしいし、安いし、いい買い物でした
628 :
名無しのエリー :2008/11/22(土) 11:45:46 ID:s5YHG7svO
なんだこの過疎っぷり
629 :
名無しのエリー :2008/12/06(土) 19:41:15 ID:GQT/z/w1O
過疎だ 俺はもう書けるものがないんだよなあ
630 :
名無しのエリー :2008/12/07(日) 08:32:10 ID:wdK6LfJb0
アルバム全部持ってるアーティストが無くて己の無力さを痛感するorz これほどの良スレ、落とすには勿体ない
631 :
名無しのエリー :2008/12/09(火) 16:30:00 ID:z6AF3G1c0
ユーミンとか中島みゆきみたいな 30枚以上あるオリジナルのレビューをやってみるツワモノはおらんのかいっ!
>>631 中島みゆきはベスト・セルフカバー・夜会曲アルバムが相当数あるから
それらを除いたオリジナルもの限定ならできなくもないが、流石に時間が…
なんつーか彼女の世界は深すぎるから困るんだよw
>>631 最長が吉川晃司のレビューだったなあ…
あれ以上は出来るのかな?
634 :
名無しのエリー :2008/12/10(水) 17:52:36 ID:rsvbzKnt0
誰か氷室やって!
635 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 00:03:12 ID:FhloxKsdO
GRAPEVINE 1st「退屈の花」★★★☆ 新人バンドとは思えない程の不敵な音色とたたずまい。 メロディはキャッチーなものが多いが、特有の声質と歌い回しは、この頃から際立って中毒性が高い。 2nd「Lifetime」★★★☆ バンド至上最も売れた1枚。 初期の人気曲「スロウ」「光について」「望みの彼方」など収録。 また、ライブでよく演奏される「いけすかない」なども入っており、入門編として推してもいい1枚。 3rd「Here」★★★★☆ 前作に比べ、アルバムとしての完成度が高い。 また、歌詞もサウンドも前2作に比べ、より奥行きが出てきた感じを受ける。 4th「Circulat∞r」★★★★ バンドの大きな転機となった1枚。ファンの賛否も激しく分かれている。 全体的にとっちらかった印象を受けるが、バンドが変化しているが故のものと考えれば、興味深く聴ける。
636 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 00:04:46 ID:FhloxKsdO
5th「another sky」★★★★☆ 3rdと同様、コンセプチュアルな仕上がりになっているが、内蔵している雰囲気は大きく違う。歌詞も3rd〜4th以降の流れをより深め、「ただの個人の感情」におさまる歌詞からは逸脱してきている。 1曲目の「マリーのサウンドトラック」や「Colors」、「アナザーワールド」などの曲は、このアルバム特有の浮遊感、世界観を如実に顕しているのではないかと思う。 6th「イデアの水槽」★★★★☆ 楽曲はカラフルに色んなタイプのものがあるのだが、4thのようなとっ散らかった印象はなく、すんなり1枚に纏まっている。 1曲目「豚の皿」はライブでの定番曲でもあり、かなり強烈。 狂気を帯びた激しい曲から、ミディアムバラードまで振れ幅の大きい曲が1枚に集約されており、入門編として勧めたい1枚でもある。 7th「deracine」★★★★ 未だにライブのラストやアンコールでよく演奏される曲「その未来」を収録。 前作に比べれば、やや纏まって落ち着いた感じを受ける。バインに慣れてから聴いてほしい1枚かもしれない。 このアルバムのツアー「Sweet home adabana 2005」のファイナルがDVD化されているが、そっちは是非早めに見て欲しいので、その為にこのアルバムを買ってもいいかもしれない。 8th「From a smalltown」★★★★★ 名盤。 音、歌詞共に、大きな一つの完成形を見た、と言っても過言ではないかもしれない。 5th以降のバインが、やっとやりたい事をしっかり形にできてきているのではないか、そんな印象を受けた。こなれてきたというのが相応しいかもしれない。 むろん、まだまだバンドは進化を止めようとはしておらず、セッション曲の導入など、今後の展開が気になる要素もいくらか入ったアルバム。
637 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 00:06:11 ID:FhloxKsdO
9th「Sing」★★★★☆ 田中が「歌う事」に前向きになれてきた事がタイトルにもなっているように、曲にも現れている。 「そう ここにあるものを ずっとうたえなかったよ」と、僅かな音数に乗せて歌う表題曲「Sing」にはまさにそれが現れている。 セッション曲も増えており(「Sing」はまさにセッションから生まれた曲だが)、バンドとしてもゆっくり成熟してきている。 特筆すべきはやはり音数の少なさだろうか、これも『歌』を引き立てている要素の一つではないかと思う。
638 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 00:09:40 ID:FhloxKsdO
以上、バインです。 本スレで要求されたので書いてみました。 ファンの評価が全然ばらばらなバンドな上、拙い文章だけど何か参考になれば。
>>635-638 乙カレー
自分はとてもじゃないけどバインはまとめらんないから、内容さて置き尊敬するw
Sweet home adabana 2005のDVDを早く見ろ!には禿同
ついでに2007ママとマスターDVD(From a smalltownのツアーDVD、副音声居酒屋トークつき)
もオススメしたい
どちらもアルバム聴いてなくても楽しめると思う
アルバムの話からズレてゴメンよ
640 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 00:45:20 ID:WjUr7D5a0
おうーバインありがとう! んーLIFETIME辺り聞きやすいのかな? スモールタウン聴いてみます。
641 :
GREAT3 :2008/12/11(木) 01:53:54 ID:pLzd3P8qO
>>534 1st『Richmondo High』★★★
長田進(DSL)が実際にギタリストとしてセッションしながら内からプロデュースを行った原点。70年代のUS直系ギターサウンドと、個と個の衝突が強い初期衝動作。
Guest…長田進、堀江博久、岸利至、里村美和、他
2nd『METAL LUNCHBOX』★★★★
トータル的に3rdを凌ぐバランスを持っていてダレない。今作から加わったエンジニア南石聡巳(dokugumi)も一役買っている。
Guest…長田進、堀江博久、岸利至、村田陽一、山本拓夫、及川浩志、他
3rd『ROMANCE』★★★★☆
「玉突き」のスマッシュヒット等で世間的に最もG3の名前を知らしめた名盤とされる初期のクライマックス。
セルフプロデュースになり、ボーカル片寄明人の精神状態が大きく作用する。
名曲「影」が案ずるように以降、ザラザラとした重苦しさが見え始めるようになる。
Guest…長田進、會田茂一、堀江博久、小松正宏、村田陽一、山本拓夫、及川浩志、他
4th『WITHOUT ONION』★★★☆
南石聡巳、堀江博久のデジタル要素や高桑&白根コンビ色が強まる為、3rdの流れを受け継ぎつつも、
片寄の危うさ、脆さがUKサウンドに傾倒していく過渡期の作品の為、やや難解で中弛みしてしまう。
が、ラストに象徴的なシングル曲「Soul Glow」が待っている。10分後にシークレット・トラック「RED」に繋がる。
Guest…藤田顕、堀江博久、村田陽一、山本拓夫、及川浩志、立花ハジメ、他
642 :
GREAT3 :2008/12/11(木) 01:55:16 ID:pLzd3P8qO
Solo『HEY MISTER GIRL!』(片寄明人)―――――(未評価) 高桑が病気療養中に片寄が単身シカゴレコーディングを行ったソロ作。以後、TORTOISEのJohn McEntireがプロデュースに。 リードシングル「Veranda」は嫁chocolatとのデュエットとなり、後のChocolat&Akitoに繋がる。 Guest…TORTOISE、Sea&Cake、Wilcoメンバー、他 5th『MAY AND DECEMBER』★★★★ John McEntireが全面バックアップ。21世紀型G3の作品としてかなりの完成度を誇るアルバム。 かつてのギターサウンドはないが、片寄の影が辿り着いた境地。G3本来の泣きのメロディが完全復活している。 Guest…John McEntire、堀江博久、山本拓夫、村田陽一、他 6th『When you were a beauty』★★★☆ 前作で既に完成された音響色の強い作品から一転、バンドサウンドが強まっている。 特筆すべきはJeff Parkerらホーン隊と、John McEntireのアレンジがG3の歌モノ要素を上手く引き出している。 Guest…John McEntire、Jeff Parker、他 Best『SINGLES 1994〜2002』★★★★★ eastern youth「雨曝しなら濡れるがいいさ」、the pillows「RUSH」「CARNIVAL」と並び90年代最後に生まれた名曲の1つ「I.Y.O.B.S.O.S.」や、 結成時のデモから「Cruel World To Heaven」(一部キャンペーンで入手出来る音源以外では聴く事の出来なかった名曲)収録。 他、rei harakamiによるremix2曲含むシングルベスト+α。デジタルマスタリングエンジニアは小泉由香(Orange)。 Inst『Music for Cosmetic』★★★☆ アルバムからのインスト曲以外にシングルから3曲、97年の未発表超大作「想い出アートロック」収録。マスタリングエンジニアは小泉由香(Orange)
643 :
GREAT3 :2008/12/11(木) 01:56:36 ID:pLzd3P8qO
7th『climax』★★★★☆ 03年に久々に3曲収録EPを先行リリースし、現時点でG3としてのクライマックスとして完成したアルバムは、 バンドサウンドではなく、シカゴ直系でもなく、ハウスやディスコサウンドに傾倒し白根が強まったムードたっぷりの作品。 映画「2001年宇宙の旅」の長いワープ空間のようなボートラあり。 CD-Extraとして宇川直宏dir.による「DAN DAN DAN」のPV他、ベスト/DVD以降の未収録PV3曲が収められている。 Guest…John McEntire、Jeff Parker、高木壮太、他 Live『LIVE 2003.5-6.7.9』★★★★★ タワレコ限定アルバム。下記ベスト収録のライブ音源は1997〜2002までに対しこちらは後期G3。 日付は前後するが流れを汲んでMCを省略し上手く繋いだライブ盤としてはなかなか秀逸。 シングル曲が少なめながらインストに始まりラストに7分にも及ぶ「I.Y.O.B.S.O.S.」で最高潮を迎えるという、 ほぼベストな選曲といえる。サポートとしてG.にsuGar(Buffalo Daughter)、Key.に高木壮太。 Best&Live『Lost Virgin〜Great3 Best〜』★★★★★ 10周年記念ベスト。今更と思われたが『SINGLES』とは違い、シングル曲は未収録。 95〜03年までかなり音楽性も変化してきた遍歴を持ちながらも違和感を感じさせないメンバー監修の好ベスト。 ライブ盤も97〜02年のマスターテープからのリマスタリングにより、オープニングから1本のライブに作り上げられている。 ※John McEntireプロデュース以前の1st〜4thまでは小泉由香によりボートラを加えた再発盤もリリースされた。
>>641-643 以上、GREAT3でした
G3スレ住人じゃなくバインスレの流れで来たので、
バインの評価じゃなくこっちを書いてるうちに上がってて良かったw
DSLの長田さん繋がりという事で特にプロデューサーとして最初に関わったG3
最初は白根&高桑コンビとnanacoらのサポートで関わって、
ギタリストとして迎えられた中でサウンドプロデュースした感じです
昔からセッションや初期衝動の勢いとか重視してた感が分かります
G3(FOEも…)はアルバム曲がやや余分な感が多くて残念ながら
ベストの選曲やリマスタリング、ライブ盤なんかはかなり秀逸
TORTOISE寄りかSea&Cake寄りかで後期作品は色合いが違います
Buffalo Daughter CDEP『Shaggy Head Dressers』(1994)★☆ Cardinal Recordsからリリース(後に逆輸入された)5曲入りCDEP。 未発表曲はTr.1と4だが1はOpening(電話がRing Ring鳴ってTr.2に繋がるだけ)なので、実際にはTr.4のみ。 Tr.4「Health or Die」はアップテンポな日本語詞Pop Rockでbdの中でも異彩を放っている。マニア向け。 エンジニアに欠かせないZAKはこの時点で介入。名曲「Cold Summer」「Daisy」といった歌モノ重視の好盤。 CDEP『Amoebae Sound System』(1995)★★☆ Cardinal Recordsからリリース(後に逆輸入された)2曲入り2nd CDEP。 未発表曲「'57」はオルタナカントリーで、「Health or Die」同様珍しい1曲。 それ以上に目を惹くのがライブの定番にもなっているbdの最重要曲「LI303VE(303 LIVE)」。 CVAでは10分少々だが、こちらは25分と長尺で「DU303B」ver.になっていて2曲のみとは言えbdの醍醐味が分かる1枚。 このアルバムまで正式メンバーとしてドラムに小川千果が在籍、その後サポートとして流動的に入れ替わった後、 一時は離脱したが2005年に復帰、『euphoria』以降再び彼女がドラムを叩いている。 (1996年からサポートを務めた松下敦がZAZEN BOYSの正式メンバーになった為) 1st『Captain Vapour Athletes』(1996)★★★ CDEP2枚からの再録+未発表新曲からなる1stフルアルバム。 「Baby Amoebae Goes South」〜「LI303VE」とASSの要素もしっかりと凝縮して収録している。 曲数は多いが実際は繋ぎのトラックが上手く間に入る事で歌モノがより引き出されて聞きやすい。 初期衝動的かつ実験的で、PopでRock、アグレッシブで変態的なNew Order、Stereolabといった感じ。 国内盤ボーナスディスクには下記Remix盤『Socks,Drugs,and Rock and Roll』収録曲3曲収録。
Remix『Socks,Drugs,and Rock and Roll』(1997) リミックスアルバムだが、タイトルが後に曲名として『New Rock』に収録されているので注意。 国内盤はリリースされていないものの、GRAND ROYALからMoney Mark、U.N.K.L.E、 他、suGar、ALEC EMPIREといったメンツだが、CVAのボートラに半分の3曲が収録されているので十分。 O.S.T『Jungle Park Original Sound Track w/DELAWARE』(1997)★ 松本弦人企画CD-ROM「Jungle Park」のサウンドトラック。 17曲中10曲をbdが(残りはDELAWARE)が手がけている。 マニア向け。1曲、2、3分前後のBGM集で、全体的に遊び心満載なbdが見られる。 2nd『New Rock』(1998)★★★☆ タイトルにジャンルが含まれるものが多い事からも分かるように、新しいロックの形を築いた1枚。 前半部はRadioheadの進化にも似たバンドサウンドと音響の融合を果たしたタイトル曲「New Rock」に始まり、 続く「R&B(Rhythm and Basement)」はこのタイトルフレーズのみを繰り返し歌い、変化させながらブレイクビーツの様に刻む代表曲。 シングルカットされた「Five Great Lakes」としっかりとした歌モノが続くが、 繋ぎのインストから「Socks,Drugs,〜」へ移り不可思議な世界が後はひたすら並ぶ。 No Waveの名盤『No New York』とタイトル曲のパロディか?「No Tokyo」〜「No New Rock」と続き、 Jigsawのオマージュか?「Sky High」から一転して「Down Sea」〜「Jellyfish Blues」と来て終焉を迎える。 国内盤ボーナスディスクには1stEPCDの名曲「Daisy」再録と「Jellyfish Blues」別ver.収録。 「海月のブルース」が「水母のブルース」となり、水のボコボコボコという効果音が加わった。 EP『Five Great Lakes』(1998) vinyl only 『New Rock』からのシングルカット+remix3曲収録。remixは『WXBD』にまとめて収録されている。
Remix『WXBD』(1999) ラジオエアプレイ用に作ったWestern(Wはラジオのテクニカルターム)スタイルremiX of BD。 『Socks,Drugs,〜』『Five Great Lakes』同様、米で生まれたバラエティに富んだremix。 日本からは1曲、Corneliusが参戦。国内盤ボートラとしてリミックステイクが1曲追加。 ボーナスディスクはカーステなどで聴けない、チェンジが面倒、プレス費用などの問題から排除された。 特筆すべき点は特にない。Cornelusのremixが聴きたいなら『CM』を買うべし。 EP『Sax,Drugs,and Rock'n'roll』(1999) vinyl only 立花ハジメ(sax)がゲスト参加して完成した「Socks,Drugs,〜」のNew ver.シングルカット。 c/w「Jellyfish Blues」は99年7月6日、大阪Club Quattroでのライブ音源。 EPでは唯一CD音源化されてない1枚なので、マニア向けだが必要なら入手すべきか?
3rd『I』(2001)★★★★ これまでリリースしてきたGRAND ROYALが潰れ、EMIからのリリースとなった3rd。 bdらしいといえばらしい、いい意味での日本人的なふわふわした(余計な)ボーカルエフェクトが残る。 全体的にポストロックな香りがしつつ、しっかりとビートやギターがロックを基調にしてるのが分かる。 bdは冒頭のインパクトが強い(今作で言えばTr.1「Ivory」を始め「Earth Punk Rockers」、歌モノの「Volcanic Girl」)が、 終盤の「Mirror Ball」はダウンテンポかつローファイなインスト調の重苦しい曲から 一転して光が差し込む、ダンサブルな打ち込みやパーカッションが映える歌モノ「Discotheque Du Paradis」、 ラストのJohn McEntireプロデュースによるメランコリックな「A Completely Identical Dream」と ここにきてbdのボーカルの使い方が見事に楽器の一部として如実に感じられるようになる。 国内盤ボートラはCibo Mattoとの共作「Stereotype C」。 ボーカルは作詞を手がけている羽鳥美保、キーボードに本田ゆかが参加。 Cibo Matto『Stereotype A』以降の雰囲気に合わせてClubサウンドなブレイクビーツ。 企画盤『A Long Life Story Of Miss Cro-magnon』(2002)★★ 新
4th『Pshychic』(2003)★★★★☆ 2001年に出たBOaT『RORO』や、ROVOらと共にManuel Gottsching『E2-E4』の再構築『E2-E4 2001』に見られる、 飽和した宇宙を表現したかのようなエレクトロニカ、トランス色を強めたbdの最高傑作。 1曲目から「Cyclic」〜「Pshychic A-GO-Go」を始めとする、ライブの定番曲も多く、 中でもbdの最重要曲「303 LIVE」をラストに「E2-E4」のように再構築している。 5th『euphorica』(2006)★★★☆ ムーグ山本が初ボーカルも務め、2004年に参加した『Fine Time〜A Tribute to NEW WAVE〜』以降のbdらしく、 ポストロック/エレクトロニカ的な音響にNEW WAVE要素を強めた歌もの重視な1枚。 Pop感重視で歌モノの占める割合が増え、特典の7色の折り紙が物語るように、 全体的にカラフルな彩り(風景描写)が見られる。テクノからのレゲエ/ダブへのアプローチ的なアルバム。 Popなミニマルサウンド、ソフトロック、childisc周年が好きな人向けだが、 ラスト直前のムーグ山本のボーカルが炸裂する「Deo Volente」などロック色の強い曲もあるので注意。 ラストの「Three-bass(remix)」はCorneliusやトクマルシューゴのremixで知られるdj codomo(CDJ&Voice)による。
総評 CDEP『Shaggy Head Dressers』(1994)★☆ CDEP『Amoebae Sound System』(1995)★★☆ 1st『Captain Vapour Athletes』(1996)★★★ Remix『Socks,Drugs,and Rock and Roll』(1997) O.S.T『Jungle Park Original Sound Track(w/DELAWARE)』(1997)★ 2nd『New Rock』(1998)★★★☆ EP『Five Great Lakes』(1998) Remix『WXBD』(1999) EP『Sax,Drugs,and Rock'n'roll』(1999) 3rd『I』(2001)★★★★ CDEP『A Long Life Story Of Miss Cro-magnon』(2002)★★ 4th『Pshychic』(2003)★★★★☆ 5th『euphorica』(2006)★★★☆ ROVO、BOREDOMS周辺から入った人は4th『Pshychic』1枚で事は足りる。 更に買うならManuel Gottschingインスパイア企画『E2-E4 2001』くらいか。 EYEのmixしたボーナスディスク付き(微妙なところだが…)、ROVOも参加しているので。 歌ものでCibo MattoやGrand Royal周辺からなら3rd『I』から順に遡って。
>>649 の後切れてました…orz
>>646-651 に追加
企画盤『A Long Life Story Of Miss Cro-magnon』(2002)★★
新曲、remix、DMBQによるbdカバー収録の国内限定の企画盤EP。
アルバム未収録「Son Of Altair」はタイトル通り"ミス・クロマニョンの長い人生記"を募るような、
1曲完結のHer Space Holidayっぽい夢見心地な9分間で『Pshychic』には決して相見える事のない世界観。
他、『I』から「Discotheque Du Paradis」の井上薫によるremix、「Volcanic Girl」のDMBQカバーと原曲収録。
松下敦が好きな人やDMBQのremixなどでbdを知った人には手にしやすいシングル価格。
654 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 10:03:23 ID:UzwZj6GFO
これは乙! 後でじっくり読ませてもらいます
655 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 13:33:35 ID:PI7GwDdvO
great five lakesでは?
>>655 d
great lakesで五大湖だから不覚にも書いてて気付かなかった
657 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 22:09:51 ID:h5OSwvqKO
>>635-638 なかなかよく分かってらっしゃる!
これを機に少しでもバイン聴く人が増えたらいいな
GRAPEVINE 完全に主観だから 1st mini album「覚醒」★★☆ メンバー各自が作曲に携わっていて1曲1曲のクオリティはけっこう高いと思う 1st 「退屈の花」★★☆ 「覚醒」の延長線上のような感じ。 2nd 「Lifetime」★★★ 「スロウ」「光について」「望みの彼方」が名曲。それ以外はあんま印象ない。 3rd 「Here」 ★★★ 前作と比べてサウンドが統一されてるけど全体通して聴くと若干重い 4rd 「Circulator」★★★ シングル曲が強すぎてアルバム曲が若干印象薄い。 5th 「another sky」★★★★★ 全体的によくまとまってる。夏に合う。バラード曲は全部バイン屈指の名曲。 album 「OUTCAST〜B-SIDES+RARITIES〜」★★★ B面集。シングル曲とはまた違ったバインを見れる。 6th 「イデアの水槽」★★★★ 前作とはまた違った意味でまとまっている。さまざまなジャンルをバイン流にうまく料理してて、めずらしく攻撃的な姿勢を感じる。
SINGLE COLLECTION 「Chronology -a young persons' guide to Grapevine-」★★★★☆ シングル集。アルバムで迷うならまずこれ。 2nd mini album「Everyman, everywhere」★★★★ タイトル曲が名曲。それ以外もなかなか良い。 7th 「デラシネ」★★★☆ 「イデア」の兄弟作な感じ。やや落ち着いた感が。 8th 「From a smalltown」★★★★☆ バンド史上初のセッション曲収録。デビュー10年を経て新境地開拓。 9th 「Sing」★★★★☆ 前作よりさらにセッション曲増加。初心者にも聴きやすいと思う。
Singはどう考えても初心者向けではないと思う
バインヲタはこんなのばっかりだな いい加減にしろよマジで
GRAPEVINE 1st mini 「覚醒」★★☆ インディーズ時代の楽曲を持ち寄ったと見られる内容。 その中でタイトルトラック「覚醒」は『退屈の花』収録曲に負けず劣らず、全体に一体感をもたらしている。 1st full 「退屈の花」★★☆ ルーツを感じさせる楽曲や中盤から更に勢いを増す構成で、1stながらシンプルでバランスがいい。 矢野顕子の代表曲「一つだけ」へのインスパイア「1&More」などJ-POPに対する造詣も見られる。 2nd full 「Lifetime」★★★ ここから根岸孝旨(DSL)プロデュース。結果的に深みを増してダウナーなスケール感が溢れ出た。 シングルが立て続けにスマッシュヒットを重ね、アルバムとしては最大のセールスを記録。 金延幸子の名盤『み空』から「青い魚」をカバーや、インスト曲など新たな一面も見られる。 一方でタイトルを象徴する「Lifework」の一節、"優しくなれたら愛をうたおう"といった、 歌詞や音楽性自体はやや重苦しい喪失感が暫く続き、答えが出るのはやや先の事になる。 3rd full 「Here」★★★☆ 前作の好リリースにより事務所を上げてremix盤リリースや今作のNYミックス、 後にSINGLEベストのリマスタリングを行ったBob Ludwigがマスタリング。まさに大判振る舞い。 ラストを占める「南行き」のゴスペルチックなコーラスにはHicksville真城めぐみも起用。 歌詞や世界観が一気に凝縮され深く潜り込んだ内容なので統一感はあるが、受け入れにくい人がいるかも知れない。 4th full 「Circulator」★★★ "循環"という意味合いを持つタイトルが付けられ、ラジオのエアプレイ(もしくはオモチャ箱)のように、 1曲目「Buster Bluster」のユニゾンから始まるOPからED「I found the girl」まで英語詞が効いている。 集中して楽曲制作を行った前作に比べシングル曲が4曲収録、更にc/wに「HEAD」「パブロフドッグとハムスター」「So.」と 色濃い内容の曲が次々に生まれた為、結果的にアルバムもバラエティに富んでいるが前作とのギャップで飽和状態を起こした。 (ライブとしては素晴らしく後にc/w曲満載のLive盤やDVDが発表されている。)
5th full 「another sky」★★★★ 前作はベーシスト西原の離脱もあり、代わりに数曲、根岸孝旨やギタリスト西川が代わりを務めていた。 今作では西原の復帰と同時にバンドコンセプトに立ち直り、サポートメンバーのキーボーディスト高野勲が本格的に参加。 これが3rdや4thで見せたような深みを表現するのには欠かせないパートとなり、別次元へと進化していく。 内向的な歌詞も減り、「マダカレークッテナイデショー」、「Let me in〜おれがおれが〜」とタイトルにも変化が見られる。 B-SIDES 「OUTCAST〜B-SIDES+RARITIES〜」★★★ 前述の飽和状態から生まれた濃密なc/wからバンド結成時の柱でもあった西原作詞作曲の「窓」、 タワレコ限定販売によるプリデビューシングル「TIME IS ON YOUR BACK」や「JIVE」など収録。 6th full 「イデアの水槽」★★★☆ 西原に代わりサポートを務めたベーシスト金戸覚を加えた5人によるセルフプロデュース作。 楽曲のほとんどがシングル曲を中心に多くのメロディメイカーを担ってきた亀井によるもの。 歌詞においてもメタファーや韻、言葉の深みを追求し、これぞGRAPEVINEといった内容になった。 SINGLES 「Chronology -a young persons' guide to Grapevine-」★★★ 6th以降にリリースされたシングル「BREAKTHROUGH」はこのSINGLESにのみ収録。 タイトル通り"年表"代わりのGRAPEVINE(97〜04)の写真が掲載されたブックレットと 74分ギリギリのみっしりと詰まったシングル曲が収録。Bob Ludwegによるリマスタリング。
2nd mini 「Everyman, everywhere」★★★☆ 『覚醒』以来のミニアルバム。同じく5曲収録でタイトル曲がやはり全体に一体感をもたらしている。 言ってしまえば皮肉になるがシングル以上にタイトル曲がGRAPEVINEらしくもある。 7th full 「deracine」★★★☆ 今作から長田進(DSL)がプロデュース。ギタリスト嗜好な為か特徴的なセッションを重んじるアレンジ傾向がこの後に繋がる。 前述の事もあってか先行シングルは「その未来」のみで、後に西川作曲「放浪フリーク」がシングルカットされた。 10曲47分ほどですっきりしすぎな感もあるが、全体的に統一された作品が好きな人には聴きやすく歌ものの心地良さがある。 8th full 「From a smalltown」★★★★★ 1曲目にGRAPEVINE名義で作曲されたシングル「FLY」からも自信の現れを感じる。 常に変異するとはいえ現時点の最高傑作とも言うべきスタイルで完成されたアルバム。 セッションから生まれた楽曲が無駄を削ぎ落としライブ感を増しつつ、尚もGRAPEVINEたる存在感が見られる。 9th full 「Sing」★★★★ 前作がシングル曲で始まるなら今作はタイトル曲に始まりシングル曲「超える」〜「Wants」で終わる。 c/wを含めても依然としてすっきり聴ける事が逆にバンドにとってコンセプトが明確な結果だと思われる。 前作とのジャケットの雰囲気の違いにも音楽性がよく表現されている。今後の可能性にも繋がる1枚。
もう要らんという声しか上がらないと思うけど、一応宣言してたので投下。 1st mini 「覚醒」★★☆ 1st full 「退屈の花」★★☆ 2nd full 「Lifetime」★★★ 3rd full 「Here」★★★☆ 4th full 「Circulator」★★★ 5th full 「another sky」★★★★ B-SIDES 「OUTCAST〜B-SIDES+RARITIES〜」★★★ 6th full 「イデアの水槽」★★★☆ SINGLES 「Chronology -a young persons' guide to Grapevine-」★★★ 2nd mini 「Everyman, everywhere」★★★☆ 7th full 「deracine」★★★☆ 8th full 「From a smalltown」★★★★★ 9th full 「Sing」★★★★ 初期GRAPEVINE特有のいたたまれなさにも似たヲチの付け方や、 序盤3曲にリードシングルとそれに引けを取らないインパクトの強い曲で 構成されるパターンが多い為、構えて聞いてしまうと全体を見た時に、 途中でふと流れが切れてしまうかも知れないと思いました。 (中盤〜が好きな人は割と聴き込むタイプが多そうなので。)
ちょwバイン上がりすぎwミスチルだって全アルバムレビューは2つしかないのにw まとめサイトは全曲レビュースレのほうにありますよ。ご参考に。
あ、全アルバムのまとめは全部のレスが掲載されてるわけじゃないのかw
これで過疎化するわけだな
はぁ・・
>>668 さ せ な い !
というわけで来年1月にコンピ発売記念として自分の一番好きなバンドをレビューさせてもらいます。
citrus
まず注意。ここでレビューする作品は全部「マキシシングル」です。
というかこの人たちはそれとカセットテープと7インチシングル(と各種コンピレーションアルバム)しかリリースがない。
純粋な意味で「アルバム」レビューをしようとすると来年に出るベスト盤的コンピ一枚しかなくなってしまうので、
その辺ご了承ください・・
「citrus plant for little kids」 ★★☆
これが初めてのCD作品。全部で10曲入ってるが総合収録時間は11分37秒。
実はこのCDの収録曲の大半はどうしようもないSEで占められていて、曲としてまともな体裁を保っているのは実質4曲しかない。
その4曲も後の作風とはかなり異なった、ローファイな趣を前面に出した力の抜けきった楽曲である。
さらにうち2曲がポップというよりはパンクに近い楽曲であり、トラットリアのリリースから入った人は恐らく戸惑う。
作品として完成度が高いわけではないが、citrusというバンドの本質をうまく表している一枚でもあると思う。
ただ「bee song」は名曲。同曲はそのあとに7インチシングルでリテイクされているが、そのバージョンもかなりいい。
「sings in melodydecorder」 ★★★☆
何故かこの一枚で急速にまともになる。曲のレベルがトラットリアからリリースされていてもおかしくないような完成度になってる。
前作のリリースから一年しか経ってないはずだが、その一年の間に何があったのだろうかと疑いたくなる。
特に江森さんのぶっきらぼうな歌唱を最大限に生かした2曲目「black van」はcitrusの全キャリアの中でも屈指の名曲。
続く3曲目「all we did was split our sides」も、何か90年代の朝10時頃のフジテレビで流れてそうな名曲だ。
4曲目はかろうじて変態だろうか。それでもやっぱり前作と比べると数倍まともになってる。
とにかくまともかつ安全な一作なのでcitrusのインディーズ時代に興味を持ったら前作よりこれを先に探した方がいいと思う。
「boat, drive in」 ★★ 理由は不明だが小山田圭吾に見初められ、何を間違ったかこの1枚でまさかのメジャーデビュー。しかもトラットリアレーベル。 まあ…曲の完成度は全部高いし、嫌いなわけではないんですが…一言で表すと「地味」。 曲が悪いわけではないんですが地味。名曲収録、でも地味。アートワークも地味。てな感じでいまいち決定打に欠ける1枚。 収録曲は全部好きなのになー…なんというか、作品として面白くない。一枚通してじっくり聴くより、収録曲を個別で聴いた方がいいと思う。 citrusという名前を見ると多くの人が思い浮かべるであろう「cymbal hit!(like my feelin')」を収録。 ただ、自分は「big day coming from northwest」の方が名曲だと思う。まあ、こんなもんは主観ですが。 「JAZZ THE POOPS」 ★★★★ この作品を機にメンバーが4人になる。 ドラムとして加入した正田圭はまだ前作でサポートとして参加してた(故に楽器も弾ける)からよかったが、 ベーシストとして加入した渡辺菜々は、この作品をリリースした当時ベースを持ってなかった(無論、弾けなかった)。 しかしほぼ無意味な気がするメンバー加入もまあまあ無駄ではなかったようで、作品の完成度がぐっと上がる。 どう完成度が上がったのかということを文章で表現するならば、前作よりも曲の「彩度」が上がった。 打ち込みの使い方も前作の「cymbal hit!(like my feelin')」よりもかなり心得た使い方をしている。 ギターの音もいい塩梅、ずれたドラムも心地よい。これをかけてドライブして夜景を眺めたくなるような一作に仕上がっている。 そして「rockin' CRUISE」。この一曲で自分の人生は完璧に狂わされました。
「splash」 ★★★★★ 一つのバンドはその全活動の中で2枚ぐらい完全無欠の傑作を作る… というのが自分の持論なのだけれども、citrusにおいてはその2枚のうちの1枚にこれが入ると思う。 打ち込みなどのデジタルサウンドを極力排して作られた純粋にバンドサウンドな作品。ジャケット裏に「マーシャル最高!!」とか書いてあるしね。 この作品は収録曲のジャンルが多様。レゲエ風な3曲目、ジャズナンバーにしてcitrus屈指の名曲5曲目が顕著。 あと、citrusというバンドの話題になると必ず「ドラム」のことが話題に上がるのですがそのドラムを堪能することもできます。 ちなみにこの作品、ちゃんとベースが入ってる。ただ渡辺さんが弾いてるものかどうかは…? 4曲目はイナズマ★Kによるアドリブ雄叫びセッション。内容については…聴いてのお楽しみ、ということで。 蛇足であるが、この作品、citrusのリリースした作品の中でいちばん総合収録時間が長い(15分35秒)。 「wispy,no mercy」 ★★★★★ そして完全無欠の傑作二枚目がこれ。これがcitrusの最高傑作。にしてラストシングル。 これに関しては書くことは何もない。ただ聴いてくれ。そして聴いて泣いてくれ。…ってこれじゃあレビューになってないので。 この一枚はとにかく全力疾走しているように感じる。4曲目までがノンストップになっているという仕様も納得。 1枚5曲11分。その世界の中で完璧な世界とマラソン選手のような理想的なペース配分を構築している。 これ以上はもう書けない。これ以上書くとどうしても自分の思い入れによってただでさえ薄い客観性がなくなってしまう。 そして裏ジャケにでかでかと「MAXI」と表記したこの作品を最後に、citrusというバンドは解散した。 どうでもいい豆知識☆トラットリアレーベルから出た作品は全て初回盤だけケースに透明なシールが貼ってあるぞ! 以上です。キモいレビューになった。ごめん。
>>672 俺あんたの全曲レビュー読んでwispy,no mercy買ったんだぜ?
もう売ったけど
>>673 ばれた というか売ったんかい。いや、別にいいけれど
あのレビューは今見ると恥ずかしい、というかこれで何を納得してたんだろう?と思う。
このレビューも何でこれ書いちゃったんだろうって気持ちになってきた
バインヲタはマジで氏ね ほんと迷惑
うっせえ
よし、次はスパルタとJLP、フジファブあたりのスレに宣伝するんだ
678 :
名無しのエリー :2008/12/14(日) 02:18:26 ID:POotLH37O
バインオタが必死すぎてキモい
本スレに宣伝に行ったみたいだからしょうがないんじゃない? ここテンプレないのか。まとめと共に全曲レビューと共通?
バイン本スレに粘着してるアンチが流れてきたんだろ。触らぬが吉。
文句言われたら全部粘着アンチのせいなのか
お伺い掛けに行ったりするからこういう変な流れに… せっかくレビュー書いてくれた人が責められて可哀想
686 :
685 :2008/12/15(月) 00:41:15 ID:a6ODLetK0
ごめん、せっかく並び替えてもらったんだけど、 wegの項、やっぱり並びを元に戻してもらっていいかなー。レビューの文章が変になっちゃう。 一応二枚同日発売だし(wfyは尼に記載されてる発売日が間違ってるの)。 まとめづらい書き込みをせっかくまとめてくれたのに、何か申し訳ないです。
>>680 いつも乙です。
でも、今回のうpで各アーティストが表示されることに「Sorry... (Logical-error occured in JavaScript)」と出て、一個一個OKボタンをクリックしないといけなくなってて、後レビューもアルバムタイトルと星の表示がされなくなってます。
当方の環境はMac Ox10.4.11 Safari 3.2
今までは普通に見れてました。
688 :
687 :2008/12/15(月) 14:13:39 ID:p80i8LLD0
すみません。 Mac Ox10.4.11→Mac OS10.4.11 の謝りです。
灰野敬二のレビューできる方いませんか
12ヶ月連続リリースとしちゃってるHair Stylisticsのレビューに期待
>>685-686 うーん、おっしゃるとおり、まとめサイト上でのアルバムの並べ方は、
このスレで書かれてたとおりの順番のほうが良さそうだね。
……ということで、近日もとの並べ方に戻しますよ。
>>687-688 WindowsXP-Safari3.2.1では問題なく見れたので大丈夫かな?と思ってたんだけど、
MacOSだと見れないと。。。 orz
う〜ん、、、当方Macで動作検証する環境が無いので、原因が特定できないす。。。ゴメソ
(ちなみに動作確認は、WindowsXP/2000で、I.E.7, Opera9.62, FireFox3.0.4, Google Chromeでしてます)
∧_∧
( ´・ω・) < まとめサイトに関しては、
http://jbbs.livedoor.jp/music/16782/ (つ旦と) (全曲レビュースレ避難所)でスレ立てたので、こちらにお願いします。
と_)_)
吉井和哉がなくて驚いた。俺書こうかな
693 :
名無しのエリー :2008/12/18(木) 18:15:55 ID:DhwXln/G0
氷室まだー?
ズボンズやリトルクリーチャーズ、パニスマあたりは持ってるがレビューが難しい
サニーデイサービス行きます。 ちなみに「FUTURE KISS」というライブ盤もあるのですが未聴なので割愛させてもらいます 若者たち★★★ 95/4/21発売。記念すべきメジャーデビューアルバム。 サニーデイの他のアルバムと比べると音がチープなので他のアルバムを聴いてからコレを聴くと面食らうかも。曽我部氏の声も若いし。 アレンジもあまりパッとするものではないですが、それでも個々の楽曲を見てみるといいものが多いです。(歌詞はちょい暗めですが) M5「田園風景」やM7「日曜日の恋人たち」、M10「若者たち」などがおすすめ。 東京★★★ 96/2/21発売 前作と同じくフォーク調の曲が多いです。歌詞もどこか文学的。 M1「東京」でははっぴいえんどの影がちらほらと。 曲全体を見てみると、ストリングスがうまくマッチしてる曲が多い印象があります。(M3「会いたかった少女」M5「あじさい」等) 前作から着々と進化を遂げているのがわかります。春の日の午後に聴くといい感じです。 愛と笑いの夜★★★★☆ 97/1/15発売。このアルバムを最高傑作とする人も多いのでは。 M1「忘れてしまおう」〜M4「知らない街にふたりぼっち」までの曲間をなくした流れは秀逸。 M5「96粒の涙」M10「海岸行き」のような曽我部氏の1人演奏による曲もまた良いです。(後者に至ってはアレンジも曽我部氏) そして、夏の日の恋人たちの風景を切り取った、ラストライブのアンコールで演奏されたサニーデイの夏の名曲M9「サマー・ソルジャー」と捨て曲のないアルバム。 前作、前々作のようなフォークっぽさは薄れましたが、そのぶんアレンジ面や演奏面において大きな成長が見られたように思われます。
Sunny Day Service★★★★★ 97/10/22発売。個人的にサニーデイ最高傑作。 一回聴いただけでは「地味だな〜」の印象で終わるかもしれませんが、聴いているうちにメロディが耳から離れなくなります。 フォーク調の曲とロック調の曲のバランスがとれてるのが良いです。 しっとりとしたフォークを聴かせてくれるM1「baby blue」からイントロのノイジーなギターが印象的なM2「朝」の流れでアルバムの幕開け。 M10「そして風は吹く」〜M11「旅の手帖」の流れは個人的にかなり好き。最後はストリングスがばっちり決まったM12「bye bye blackbird」でこのアルバムは幕を下ろします。 歌詞に鬱っぽい部分があったり、暗いアレンジの曲が多いせいか、聴き終えると多少鬱になるかもしれませんが、またふと聴きたくなる魅力がこのアルバムにはあります。 24時★★★★☆ 98/7/15発売。全15曲(+1曲入りボーナスディスク1枚)というボリューム感のあるアルバム。 ボーナスディスクを含めると収録時間は80分を超えますが、楽曲は粒ぞろい。 気持ちの高鳴るアコギのイントロと疾走感のあるメロディのM1「さよなら!街の恋人たち」 歪んだギター音やサックス、スタジオ内での会話等を逆再生させた音を混ぜたアウトロがまさにカオスM10「ぼくは死ぬのさ」 歌詞を読むだけで夜の街の情景が浮かぶようなM15「24時のブルース」や、他にもM6「シルバー・スター」M7「黄昏」M13「太陽の翼」など名曲がズラリ。 様々な曲が詰め込まれたサニーデイ最大の実験作。 MUGEN★★★★ 99/10/20発売。前作とうって変わって楽曲は全10曲とコンパクトに。 曲の雰囲気が一貫しているためか、さらっと聴けます。コンセプトアルバムのような感じ。 イントロから鳴りのいいギターのM4「スロウライダー」、田舎の風景を思い起こさせる歌詞が特徴のM7「江ノ島」 アルバムの最後を飾るにふさわしい名曲M10「夢見るようなくちびるに」などがおすすめ。
LOVE ALBUM★★★☆ 00/10/20発売。彼らのオリジナルアルバムとしては最後となるアルバム。 打ち込みを大胆に導入しましたが、これが原因でバンドの崩壊が決定的となり解散のきっかけを作ってしまいました。 それでも曲はいいものばかり。 ダンスビートな名曲M7「魔法」や細野晴臣のカバーM5「恋は桃色」、サニーデイ屈指の失恋バラードM10「うぐいすないてる」等、最終作とは思えないほど名曲連発。 M13「Wild Wild Party」のサビのコーラスを聴いてるとなんだかせつない気持ちになります・・・。 Best Sky★★ 01/5/23発売。ベストアルバムですが、収録曲は全てオリジナルアルバムに入っているので、アルバム全部持ってるって人は聴かなくても何の問題もなし。 「サニーデイ聴くにはどれから?」という人はこれを聴き、気に入った曲の入ったアルバムを聴いてみましょう。 Best Flower-B Side Collection-★★★☆ 01/5/23発売。アルバム未収録のシングル&c/w集 シングルだけどアルバムに収録されなかったM1「恋人の部屋」M9「ここで逢いましょう」はこのアルバムで聴くことが出来ます。 「サマー・ソルジャー」c/wの「湖畔の嵐」「タランチュラ」等、一部収録されてない曲もありますが、サニーデイのシングルは現在全タイトル廃盤のため、シングル集めるのがメンドいって人は買って損はないと思います。 M4「あの花と太陽と」、M8「成長するってこと」が個人的におすすめ。
小沢健二がまとめに無かったので書かせてもらいます。 犬は吠えるがキャラバンは進む ★★★★★ ソロデビューアルバム。フリッパーズ時代の面影は全く無くアコースティック色が強い。 アルバムとしてのコンセプトもしっかりしてて、1曲目「昨日と今日」が夜だとしたら、曲が進むとちょっとづつ朝が近づき6曲目「カウボーイ疾走」で朝を向かえる感じに。 そして7曲目「天使達のシーン」13分もある曲だが、何でも無い日常の描写を描きつつ、そこから生と死という所まで展開していく小沢健二という人間の作詞能力が存分に発揮された曲になってる。 正直、ボーカル小沢としては、声量も音程も不安定だがそれを超える何かがあるアルバム。 LIFE ★★★★★ 小沢健二はフリッパーズ時代から同じ様なアルバムを出してこなかったが、今作も前作の作り込んだ世界観は何処へ? という感じでもう思いっきり躁状態のメーターを振り切ったかのような甘い詩、オーケストラを使用したアレンジ、そして誰でも口ずさめるようなポップなメロディー。 でも、完成度は圧倒的に高いです。90年代の邦楽を代表する1枚と言ってもいいくらい。 まだ、未聴の人はレンタルでいいから一度聴いて欲しい。胸をはって他人に勧められる1枚です。
球体の奏でる音楽 ★★★★ 同じ様なアルバムを作らない小沢健二が次に作ったのはなんとジャズ!!! 前作とその後に出されたシングルを聴いてるとちょっと面食らう。 ただ、小沢健二の曲には結構多いのだが、当時は地味だと思ってた曲も10年以上たった今聴くとやたらと心に響く。 このアルバムのリードシングル「大人になれば」なんかその象徴だろう。 小沢健二はこのジャズが気に入ったのか、後期に出したシングルのC/Wで今までの曲をジャズアレンジにして入れたりもしてる。 LIFEに比べると地味に感じるかもしれないが、聴き込めば良さがわかるスルメアルバムだと思う。 Eclectic ★★☆ 前作後やたらと気合いの入った素晴らしいシングル4枚を出して突如表舞台から姿を消した小沢健二。 どうやらニューヨークに住んでたらしく、あの9.11に影響を受けて作ったと思われる今作。 そして今作はR&Bです。 トラックの完成度は素晴らしく高いです。 歌い方が変わっているが、作詞能力に関しても相変わらずの完成度。 でも、今作からはそれだけしか伝わってこない。 LIFEはタイトル通り聴いてると小沢健二の体温みたいな物や溢れ出すエネルギーみたいな物を感じられたが、今作は良く出来てるが何故か1曲づつ箱にいれられていて直接音に触れる事の出来ない感じがする。 その辺りが少し残念なアルバム。
刹那 ★★★☆ 小沢健二は一時期シングルを連発していて、アルバムに入ってないシングルも多い。 主に98年くらいまでに発売されアルバム未収録のシングルを集めたベスト盤。 シングルと言っても完成度は凄く高いです。 ただ、全てのシングルが収録されてるわけではないので、ちょっと中途半端な感じ。 当時の小沢健二の王子様キャラ爆発の「戦場のボーイズライフ」や姿を消す前に出された「buddy」〜「春にして君を想う」の4枚が収録されてれば文句なく満点なんだけど。 Ecology of Everyday Life 毎日の環境学 ★☆ エクレクティックより4年振りに出されたアルバム。 今度はなんと全曲インスト!!! どうも、小沢健二が書いていた小説「うさぎ」のサントラ扱いらしいが、小沢健二の才能の一番優れてる所は作詞能力なわけで、そこを削るのはどうかと・・・ 音もエクレクティックの延長線上にあり、同じフレーズが引用されてたりもする。 というわけであまり新鮮味を感じない=小沢健二らしくないアルバム。 総評 フリッパーズの影を断ち切ろうとしてた初期。結果的に渋谷系全盛期に渋谷系というアングラな所から壁をぶち破って思いっきりメインストリートを歩いていた。 紅白にも出たくらいだからね。 と、同時に同じ様なアルバムを作らない彼は常に新しい音楽を作り続けていた。 特に日本から姿を消す直前に出された4枚のシングルは素晴らしい。 8cmシングルなので、今から入手しようとすると大変だが、ちょっとでも小沢健二に興味があれば「恋しくて」と「ある光」はぜひ聴いてほしいと想う。
一時期小沢、パーフリ好きだった。 スレも見てたので、結構スレ住人の総意的内容と思う 球体の奏でる音楽、久々に聴いた。日曜の朝に心地よいです。レビューありがとう
>>702 わざわざレスありがとう。
何度かレビュー書いてるけど、こういう風に返ってくると嬉しいわ。
俺はフリッパーズで音楽を聴き始めたんで、当然小沢もそうとう聴き込んだつもり。
小沢スレとかはあまり読んでないけど、ファンの人に同意してもらえると又書こうかなという気になるね。
球体は今聴くと染みるよね。
おー久しぶりの更新だー
オザケンはアルバムはインスト以外持ってるが空白期間が長いのと 廃盤8cmシングルとで見事にファンの境界線が出来てる感じが面白い
俺の好きなエクレクが評価低めなのはそこか!
707 :
名無しのエリー :2008/12/23(火) 11:03:00 ID:+4THJzbZO
サニーデイ、オザケンおつ!
708 :
名無しのエリー :2009/01/03(土) 19:28:15 ID:/5TjBDHP0
吉井和哉いきます 1st full「at the BLACK HOLE」★★★ 吉井さんのファーストは暗い雰囲気が漂います。 彼の「イエモンを辞めた理由はこうだ!」という思いを必死に ぶつけているのでイエモン時代の楽曲とは間を置いてあります。 一曲一曲のジャンルがバラバラなので聴いてると別の世界に次から 次へと飛ばされていく気がして不思議な感覚になります。 が、ぶっちゃけノれないのであまり聴きません。 2nd full「WHITE ROOM」★★★★ 吉井さん白いです。真白です。 前作よりさらにイエモンとは離れ、新たに「吉井和哉(ちなみに このアルバムまでYoshii Lovinson名義)」という音を完全に確立させ ているので、この頃からイエモンとの違いは気にならなくなります。 イエモンを引きずっている人、初心者の人にも胸を張ってお勧めでき ます。イエモンとは違った素晴らしさが詰まっています。 シングル曲「Call Me」「トブヨウニ」も神がかってます。
709 :
名無しのエリー :2009/01/03(土) 19:30:10 ID:/5TjBDHP0
3rd full「39108」★★★★★ 吉井さんノってます。ノリノリです。 シングル曲が美しいバラードだったので「次のアルバムもこんな感じだ ろうな」と思っていましたが見事にやられました。明らかにライブを意 識したアルバムで、実際ライブ定番曲となっている曲もあります。 もうひたすらロックやってます。彼自身このアルバムでロックモードが 入ったようで、最高です。 一番の聴き所はラストの「BELIEVE」。〈どうにもならないとは思わずに 今を駆け抜けたい〉吉井さん駆け抜けてます。 4th full「Hummingbird in Forest of Space」★★★★★ もう完璧にやられました。 立て続けにリリースを重ねたシングルからすでに「次のアルバムもやば いことになるぞ!」と震えて待っていましたが予想的中です。 エロモードあり、ポップあり、泣かせ曲ありで満腹になれるアルバムで す。新品でも買いましょう。 吉井さんのアルバムの中でもとっつきやすいかつ、一曲ごとのカラーが 違ってくるアルバムでもありますので初心者にもお勧めです。 私は相当気に入ったのですが、他のファンの方はポップ過ぎて面白くな いという意見も出しています。ちょっと寂しいです。 総評★★★★ 吉井ソロ作はイエモン時代よりさらにポップです。しかし彼のやりたい 音楽というものが美しく煌びやかにアルバムに収められているので、素 直に楽しんで聴けるものも多いです。なのでイエモンで止まってしまっ た方、是非是非聴いてほしいです。初心者の方もまずはホワイトルーム やハミングバードから入って徐々に吉井さんに酔いしれてください。 吉井さんが頭から離れなくなります。 ちなみにニューシングルは今月末、ニューアルバムは3月にリリースさ れます。楽しみで仕方がありません。
乙。なんだけど、 「全」アルバムレビューに「総評」の星は要らなくないか? 全く意味ないと思う。
過疎スレで細かいことは気にしない乙々
712 :
名無しのエリー :2009/01/12(月) 01:05:20 ID:ZG8SeKQA0
APOGEEいきます 1st「Fantastic」 ★★★★☆ ファーストにしてすでに名盤。一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディーに、透き通るような歌声と叙情性。 彼らでしか表現できない独特の世界観がしっかりと確立されている。 満点にしなかったのは、やや意図のわからない曲が少し収録されている点と、ファーストにしてはややとっつきにくい点があるため。 しかしそれを差し置いてもこの点数は正当だと思える傑作。特にラストの「Mother,I Love You」「Program」の組曲の美しさは特筆もの。 それ以外にも不思議な曲展開をしていく「ロードムービー」や、衝撃的なデビュー曲「夜間飛行」など、聴き所多数。 歌詞は「グッドバイ」に代表されるような曲に合わせた抽象的なものが大半だが、 ちょっとしたショートショートのような趣のある「P.A.P.E.R.W.O.R.K」のような歌詞もある。 木村豊による混沌としたアートワークがとても内容に合っている。 2nd「Touch in Light」 ★★★☆ 前作から一年とちょっとしてから発売されたセカンド。 もちろん完成度は高いし、悪くない一作なのだが、ファーストと比べるとちょっと評価は落ちてしまう。 今作は前作よりややポップになっている。そのため最初の1枚としては最適な盤なので前作よりこれを先に買う事をお勧め。 …だが、前作にあった混沌が(悪い意味で)洗練されてしまっている感があり、そこはやはりちょっと物足りない。特に中盤は中弛みしてしまう。 曲単位で見てみればキャリア屈指の名曲となるであろう「The Sniper」や、不思議な哀愁のある「Drop」などいいものが揃っている。 また、「ESCAPE」で見られるような攻撃性など、詞世界にもやや変化が見られてきている。まだまだ伸びるバンドだと思うので、サードに期待。 今作のアートワークは邦楽史上に残る名ジャケット、コーネリアスの「Point」を手がけた北山雅和によるもの。 自分が持っているのは初回盤なのだけれど、彼ならではのギミックが施された大変面白いアートワークになっている。 褒めすぎてごめん。ついでに過疎だし上げ
最近THE BACK HORNにハマってるけど…既出だっけか?
>>271-272 にあるけどキニシナイ!
むしろ人によって感じ方は色々だと思うから是非読んでみたいw
715 :
名無しのエリー :2009/01/12(月) 11:55:59 ID:sL6wKu7BO
アポジー乙! バクホン読みたい
716 :
名無しのエリー :2009/01/14(水) 16:22:08 ID:vvFbX/lP0
>>713 じゃないけど、勢いでバクホンやってみるわー
ind「何処へ行く」★★★★☆
しょっぱなでここまでやりますかと言いたくなるほどに中毒性の強い曲だらけ。
演奏はまだまだ荒削りだけど、聴いた者をのめり込ませる魔力は十分に秘めている。
今現在も人気である曲が詰まっている一枚で、特に「冬のミルク」は名曲。
THE BACK HORNというのがどんな奴らなのかが良く分かる一枚。
ind「甦る陽」★★★★
バクホン屈指の聴き辛さを誇るアルバム
栄純の作詞能力が暴走しており、ひたすらに鬱な世界を展開してます。
一曲一曲の完成度は非常に高いのだが、音質とアルバムとしてバランスが悪いのが少し悔しい。
1st「人間プログラム」★★★★☆
メジャー進出後一枚目のアルバム。缶詰め状態で悲鳴をあげながらひたすらに曲を作ったということで曲全体のテンションが異常。
余裕がないギッチギチ感がアルバムを通して伝わってきますホント。
ind時代の世界観を継承し、更に演奏能力や山田の歌い方も成長を見せており、聴きごたえは十分。
陰鬱な曲だらけだけれども、彼ら特有のスルメ性は顕在。聴けば聴くほど気持良くなってきます。
「夕焼けマーチ」は多分バクホン中最も怖い曲。
2nd「心臓オーケストラ」★★★★
多少余裕の感じられるアルバムになりましたw
序盤からミドルテンポな曲達で固められており、前三作よりも少し安堵感を覚える曲が多い。
ひたすら衝動のままに走り続けてきた彼らが初めてここで色々と模索を始めたなって印象があります。
陰鬱としつつも切なさを秘めた「聴かせられる」一枚。
3rd「イキルサイノウ」★★★★★
彼らの最高傑作と名高い一枚。全曲通してのバランスが非常に良い。
なんというか、鬱な世界観に遂に光が差し込んだなぁという感じ。多少POPにはなったけれども、そのPOPさもいい方向に働いてくれている。
とても聴き易いので、初めて聴く人にもオススメできる。
様々な目新しさを感じさせられたアルバム。
4th「ヘッドフォンチルドレン」★★★☆ 名曲「コバルトブルー」や「奇跡」等を収録した一枚。 疾走系を重視した作りになっており、3rdよりも更にPOP感が高まった。 運命複雑骨折はこのバンド自体の事を描いている為、非常に何かを感じさせられる。 聴き易さは非常に高まってはいるが、ind時代等から聴いている人からすると多少物足りなさがあるかもしれない。 またここからメンバーがそれぞれ積極的に作詞を担当するようになり、世界観が更に広がっていて面白い。 5th「太陽の中の生活」★★★ 「生活」をテーマに制作されたアルバム。 全体的に非常によくまとまった一枚で、一冊の小説のようだなぁと思った。 この時期に栄純の心境に変化が起き始め、それは曲にも影響を与えている。 今までのようなドロドロとしたものは無くなってはいるが、これが今まで排他的な曲ばかり歌い続けてきたバンドの作りだしたアルバムだと考えると、感慨深いものがあります。 6th「THE BACK HORN」★★☆ 4th辺りから入った人と古参とがぶつかり合った賛否両論な一枚^^; 今までのまとまりが一気に消え去ってしまい、乱雑な仕上がりになっている気がする。 「美しい名前」「敗者の刑」「枝」等、曲自体は酷いというレベルではないし、作詞も良いのだが、なんだか良い方向に進んでいたPOPさがここにきて逆に足を引っ張っているなぁという感じ。 Best「BEST THE BACK HORN」★★★ 十周年ということでリリースされたベスト盤。 冬のミルク(新録)、刃収録ということで、この二曲目的だけで買っても十分に損はないと思う。 7th「パルス」★★★★☆ 10周年、武道館、様々な区切りを見せ、その今までの経験をフルに動員して制作された一枚。 メンバーの技量も上がり、引き出しが多くなっていて、成長が非常に見られる。 疾走系で攻めつつもところどころにミドルテンポな曲を挟み、テンションの上がり下がりといい具合に制御してくれている。 特に終盤の「人間」「罠」「生まれゆく光」の流れは秀逸で、バックホーンの底力を見ることのできた一枚となっていた。
718 :
名無しのエリー :2009/01/14(水) 16:23:19 ID:vvFbX/lP0
総評 やはり古参でなくても、初期の印象強さは感じられてしまい、後半は少しだれ気味になっていると感じてしまうなぁと……。 様々なことを試験的に投入し続け、迷走を繰り返し、それでもひたすらに走ってきた彼ら。 10年という壁を突破した事で、遂にその全ての経験が活かされ始めた気がします。 まだまだ注目し続けていきたい、そんなバンドでした^^ 稚拙でまとまりきれてないやwごめんw
バックホーン乙 やっぱどこでも4th〜6thは評価低いのな
バックホーン気になってた乙
新しいアルバムから聴こうかな
>>712 APOGEEの3rd楽しみだよね乙
俺は太陽の中の生活好きだけどな。後半の流れがたまらん。
722 :
名無しのエリー :2009/01/18(日) 05:07:05 ID:d0can1Ad0
>>670 さんに便乗してシトラスのコンピ発売記念レビュー
まずcitrus(シトラス)について。
>>670 さんが語ってくれてるので
だいぶ省略しますが。何気に10年近い活動をしながらマキシCDの発売のみで
あっさり解散したふざけたバンドです。そして今更未発表音源含むコンピ発売
ときた。これはヤバい シトラス好きにとっては事件です事件。
で、聴いたことない人のための「音の感じ」ですが、変態度で言えば
Luminous Orange 以上 Boat 未満といったところでしょうか。歌なしで
サンプリングメインか割と真剣なポップスか、のどっちかです。
やる気ゼロの女ボーカルが鼻歌歌って終わったみたいな曲もあれば
殺人的切なメロでリスナーをしばくみたいな曲もある。
イメージというか一見 Cymbals みたいなあからさまなオサレ路線かと思いきや
ちがいます。ポップを追求したら「あら、こんなんできちゃった」みたいな
感じです。故に一聴してCDブン投げたくなることも(人によっては)あるので
注意。ただしほぼ全てスルメソング確実。ではレビュー。
723 :
名無しのエリー :2009/01/18(日) 05:21:22 ID:d0can1Ad0
「citrus plant for little kids」 これでもか、なサンプリング多用アルバム。まともな曲は3か4曲のみ。 鉄腕アトムやジャイアン母の声まで用いて全く意味不明な展開に。 正直一回目に聴いた感想は「これは無い」だったが、繰り返すうちに ボーリングの音・バイオリン・赤ん坊の声・ギターとかとにかくごちゃまぜの音が 何故かくせになる。(が、サンプリングメインのトラックは決して「曲」ではない) 「911 KGGI」と「My Room Is Burning」が個人的に良い。2つともまともな曲(アルバム中では)。 「Boat, drive in.」 前作から一転、まともなポップス路線に。とはいえ当時(1996年)の 邦楽シーン視点で考えたら十分変態。サンプリングは最小限に抑え、 バックの演奏とメロの「キラキラ感」を大事にしてきたマキシ。そして このマキシからラストの曲は泣きの一発を持ってくる傾向に。 ラスト曲「big day coming from northwest」必聴。コントラバス最強
724 :
名無しのエリー :2009/01/18(日) 05:37:02 ID:d0can1Ad0
「JAZZ THE POOPS」 個人的には前作と同路線だが、いまいち目新しさ無し。前作にぶち込んだ ほうがよかったのではと思う。ただ1曲目のまさに始まりの音を聴くだけで 爽快な気分になります あとジャケがヤバい シトラスのCDジャケは全て 外れなしですが、これだけはほんと味のある良いジャケです一回ググって 見てみやがれぜひお願いします 「ripple in still water」 少し大人になったシトラス。そんなマキシ 表題曲でまず泣く。ドラムドコドコ、 ギタージャカジャカでボーカルのやる気は相変わらずマイナス100なんだけど 素晴らしく切ない、というか美メロ。1曲目が良すぎてあとはどうでもいいかも あ、いやラスト曲(ジャズ)はシトラスのジャズだけあってやっぱ良いわ 「wispy, no mercy」 ラストマキシ。良くも悪くも冒険はしなかったCD。端的に言うとシトラスとして目新しいことは してないんだけど、持ち味の「キラキラ感」と「秀逸メロ+秀逸ドラム」が ばりばり進化して名盤になりましたみたいな。ボーカルは当然やる気なし子。それが何か? せめてこの後1枚アルバム出しとけボケがと言いたくなるぐらい、期待の持てる子たち だったんですよ、ええ。 ごちゃごちゃ書きましたが過度に「オシャレ音楽は邪道」とか思ってる人は聴かないほうが いいかも。ただナンバーガールよりも遥かに変態です。 「カヒミ・カリィ聴いてるオレかっけえ」とか思ってるような人はたぶん挫折します それほどオシャレじゃありません というか変態です。 未聴の人であえて1枚選ぶなら ripple〜か wispy〜からどうぞ。
725 :
名無しのエリー :2009/01/18(日) 08:00:21 ID:x3N8bNhHO
シトラスおつ!
>>670 です
>>724 乙です嬉しいです(レビュー的な意味でも発売的な意味でもシトラス好きを発見したという意味でも)。
改めてこうやって見てみると本当にどうしようもないバンドですねwでも素敵。不思議。
>>670 乙。全然知らないグループだけど興味持った。面白そう。
728 :
名無しのエリー :2009/01/20(火) 21:29:43 ID:zsPneXrFO
倉木麻衣 /touch Me 9点 全ての曲をじっくり聴いてみて、この「touch me」というタイトルにふさわしいアルバムになっていることを確信しました。 全体的にPOPなサウンドが多く、前作とは対になっているアルバムと言えるかも知れません。 安っぽい言い方かも知れませんが、「聴きやすい」アルバムなのではないでしょうか。 もちろん曲が軽いとか、そういうことではありません。むしろサウンドをしっかり聴かせてくれていると思います。 シングル曲「夢が咲く春」「一秒ごとに〜」「24Xmas〜」はこのアルバムに入ることで違った魅力が出て、何となく新鮮でした。 リードトラック「touch me」、BS番組主題歌「Hello」、CMソングのカーペンターズのカバー曲も シングルになっても全くおかしくない完成度です。 アルバム曲も相変わらず捨て曲無しの顔ぶれですが、特に気に入ったのは「catch」。 倉木さんのファンに対する想いが感じられる詩です。 ジャケットのように、全ての曲がキラキラ輝いているそんなアルバム。 もはやオリジナルアルバムの枠を越えていますし、お薦めできる渾身の一作だと感じました
スレ違い乙
730 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 16:12:54 ID:dOQ6Obw+0
いいスレだな、上げとく。
731 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 18:56:25 ID:dOQ6Obw+0
BUMPを書きますね。 「FLAME VEIN」★★★ 初めて聞いた時どこかビートルズらしさを感じた。 前向きな歌詞が多い。 演奏力は低いがロックっぽさを感じる。 「THE LIVING DEAD」★★★ 前作と似たような感じ。 特に進化を感じないアルバム。 「jupiter」★★ 前2作もそれほど激しいわけではないがそれらよりも音が軽くなった。 ポップスバンドに変わったアルバム。 「ユグドラシル」★★☆ 乗車券のようなロックな曲もあるが相変わらずポップスアルバム。 スノースマイルのメロディーはなかなかのもの。 ネガティブな歌詞が顔をのぞかせる。 「orbital period」★★★ 完全なポップスバンドとなったが曲自体はいい感じ。 ただやはり音が軽いのでロックを求める人には駄盤。 ポジティブな歌詞の曲もあるがネガティブな歌詞の曲が増えた。 いい意味でも悪い意味でもちゃんと時代のニーズに答えているアルバム。 ただし前のアルバムから3年とは間が開きすぎ。 やる気はあるのだろうか、次のアルバムはいつになるのかな。
732 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 21:27:37 ID:eJ5w77NBO
バンプおつ 5thだけまだ聴いてないがポップ路線なのか…
733 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 22:06:03 ID:dOQ6Obw+0
>>732 どんどん高くもっと高く〜♪
みたいな感じのサビの曲もあるぐらいだよ。
ある意味藤原が作るにしては意外な曲だった。
需要なさそうだけど10周年を迎えたということで椎名林檎、東京事変やります。 1st「無罪モラトリアム」★★★☆ 椎名林檎の記念すべき1stアルバム。椎名林檎を初めて聴くという人にお勧めしたい。 心の奥底をヒリヒリとさせるM1「正しい街」から始まり、ファンからの人気が高く、ライブの定番曲であるM3「丸の内サディスティック」、デビュー曲であるM4「幸福論」、椎名林檎を一躍有名にさせたM8「ここでキスして。」などはっきり言って捨て曲は無い。 ただ、一曲一曲は素晴らしいが、アルバムとしてのまとまりがあまり感じられないのが残念。個人的には幸福論は悦楽編よりもシングルバージョンを収録して欲しかったです。 2nd「勝訴ストリップ」★★★★ 200万枚以上も売り上げた2ndアルバム。一曲目から椎名林檎節全開で全体的にかなり切迫した心をヒリヒリとさせるものを感じる。 1stと比べると感情がより露わに、激しく歌われている。M6の「アイデンティティ」での問いかけが印象的。このアルバムは曲順や収録時間がシメントリーになっており、アルバムとしてのまとまりがあり、かなり完成度が高い作品。 「罪と罰」から「ストイシズム」への流れが秀逸。
3rd「加爾基 精液 栗ノ花」 前作までの流れから一転、全く雰囲気の違う一枚。一言で言うと暗い。 バンドサウンドからレコーディング技術を駆使したつくり込んだサウンドに変化。椎名林檎のこだわりを感じられる。 椎名林檎を初めて聴くという人にはアクが強すぎる為おすすめしない。ただ、ファンの中にはこのアルバムを最高傑作と評する人も多くいる。聴けば聴く程味が出るスルメ盤。 賛否両論ありますが、個人的には一番好きなアルバム。 東京事変1st「教育」★★☆☆ 椎名林檎としての活動を停止していた椎名が東京事変として活動を再開させたアルバム。メンバー個々の演奏技術が高く、ひとつひとつのパートに集中して聴いているだけでも面白い。 M1の「林檎の唄」のイントロがかっこよくて一気に引き込まれます。 しかし、全体的に少しうるさすぎるのではないかという印象。それと、M2のシングル曲であった「群青日和」だけ浮いているように感じる。
東京事変2nd「大人」★★★☆ メンバーチェンジを経てリリースしたアルバム。前作の賑やかな雰囲気から一転し、アルバム名通り大人なサウンドになっている。そのためアルバムとしてのまとまりがあり、通して聴く事をおすすめする。 メンバーの個性がかなり活きていると思う。 M6「雪国」からM7「歌舞伎」のつなぎがかっこよくて鳥肌が立ちました。 アルバム最後の曲「手紙」のアレンジがいかにもな泣きアレンジになっており少しクサかったのが残念。修羅場はアルバムVer.が収録されていますが、シングルVer.もかっこいいので聴いてみるのをおすすめします。 東京事変3rd「娯楽」★★☆☆ 椎名林檎が作曲をせず、全てメンバーによる作曲で創られたアルバムであり、ファンの中でも賛否両論がある。 メンバー作曲の為、今までとは違う椎名林檎が楽しめ、やっと椎名林檎のバンドではなく東京事変になってきたという事を感じられる。今後どう更に進化するのか期待。 ツアーで先に披露されていた「ミラーボール」のアレンジがディスコ風に変えられておりそれがかなり残念。ツアーのアレンジのままで良かったのでは。 拙い文章&かなり個人的なレビューですいませんでした… ちなみに書き忘れましたが「加爾基〜」は★★★★です。 ネコさんとの平成風俗は概出曲多数のため割愛させていただきました。
737 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 23:07:17 ID:C9xOnEMBO
ついでにあげます どなたかアジカンのレビューお願いできませんか?最近気になり始めたので…
738 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 23:44:50 ID:1Ifl21EPO
嫌です
>>737 ヲタではないけど、聴いたことがあるのが3rdまでだからそこだけやるわ
1st「崩壊アンプリファー」 ★★★
ミニアルバム。
なんだけど既にマンネリ感が漂っていて、アルバムの途中でだれる。
こんな経験は初めてだった。
2nd「君繋ファイブエム」 ★★☆
メジャー1st、初のフルアルバム。
キャッチーさは増えたけど、前作の延長線すぎて「なんだかなぁ」といった感じ。
1stと続けて聴くともっと萎えることこの上ない。個人的に冒頭2曲の流れと「君という花」で+星1つ。
3rd「ソルファ」 ★★★☆
急に幅の広がりと成長が見られた。
しおらしくなったと言うか、イメージを崩さない範疇での味付けが上手くなっている。
なぜ不評なのか分からんです。
じゃもう少し先まで聴いてる俺も途中までやるわ。 「崩壊アンプリファー」★★★ インディーズの時のミニアルバムをメジャーデビューとして再リリースだったかな? 今聴けばとにかく青いなーという印象。タイトルがそのまんま青の歌なんてのもあるし。 当時中学生だった自分としては星4ぐらいだった気がする。若い人には受けるのでは。 荒さは感じるけどなんだかんだで当時からいい曲を書いてる。 「君繋ファイブエム」★★★☆ ちょっとキャッチーになった。聴きやすい入りやすい。 アジカン聴きたいんだけどどれがオススメ?と聴かれればこれを選ぶかな。 前回がミニアルバムで詰め込んだ内容だった半面、今回は曲数も多く収録できるようになったので曲のバラエティは豊かになった。 注目はM6:無限グライダー。アジカンはこの後段々とアーティスティックな曲が見えてくるが、この曲から始まったのでは。 「ソルファ」★★★★☆ リライト/君の街まで/ループ&ループなど、世間的にもアジカンが一番勢いを持っていたのがこの頃か。 内容はキャッチーなシングルと打って変わって、聴かせる曲が多くシングルはアクセントとして要所に使われている。 聞き込むよりなんとなく聞き流すのが向いてるかな。作業向け。地味ではあるがすごくいいアルバムだと思うのです。 このアルバムをつまらんという人が多いのは、前述の曲の勢いを求めてアルバム聴いてみるか、とした人が多かったからだと。 たまに棚から引っ張ってきて流してみる度に良さを再確認する。推しすぎでごめん、でもこれはもっと評価されるべき名盤だ! 「ファンクラブ」★★★ 昔は好きだったんだけど、最近はアジカン聴かないなぁ、という自分のような人は恐らくここ辺りで離れたんじゃ。 ブルートレインのイントロだけでwktkだったあの頃が懐かしい。これは凄いバンドになるぞ、と思ったんだが… なんか凝りすぎてるんじゃない?という印象。だって唯一シンプルすぎるぐらいシンプルなM5:路地裏のうさぎがこんなに響くよ。 いいんだけど何か違う、そんな曲ばかり。個人的にはね。好きな人は好き(らしい)、そんなアルバム。 (凝った曲の例外としてM1:暗号のワルツだけはガチ。アジカンで一番いい曲だと思う。)
「フィードバックファイル」★★ カップリング集+ライブ音源。カップリング集なのに名アルバム!むしろこれが一番!……なんてことはなく、普通にファン向けアイテム。 未発表曲も悪くないが聴かずとも問題ないレベルだし…。曲としてのおすすめはM1:エントランス。やっぱりシンプルな頃のアジカン良かったよなぁ。 M4のサイレン♯も別バージョンとして面白い試みだけどこれはやはりシングルで聴いて頂きたい。あのシングルは買って家に置いときたいね。 カップリング曲より後半のライブ音源のがいいけど、元とあまり変わらないかな…。M16のRe:Re:はアレンジもありかなりいいけど。 総評 最近のは視聴で流してます。そんな奴のレビューでした。 厨房専用だのなんだの色々言われるが、ガキのためのロックの何がいけないんだ!と開き直って聴けば、意外といいことに気付くはず。 アルバムとしても割と高品質のものをリリースしてる印象。難点を挙げれば、リライトetcでシャウトしてる荒々しいというという世間的イメージとは逆に、実は手堅いというアジカン。 ボロカスに言われるような仕事はしてないが、そこらのバンドとの核の違いを見せつける仕事もしていないという。意外とちっちゃくまとまってる、そんなバンド。
>>722 >>670 レビュー乙です。
すみませんが、この前HMVでcitrusのコンピ見て買うか迷ってるんでよければ一言助言下さい。
トラットリアから出たヤツは全部持ってるんだけど、それでも買う価値あり?
トラットリア物は買い漁ってたけどcitrusはかなり好きだった。
一番好きなのはBoat, drive in.かな。
1stAL 「WANDS」 ★★ WANDSのファーストアルバムにして大島こうすけが在籍していた第1期WANDSにおける最初で最後のアルバム。 公式では区別されていないようだが、収録曲は全6曲で実質的なミニアルバム。 J-POPの王道を行くバラード「寂しさは秋の色」以外は、すべて大島による楽曲のため、アルバムの作風も彼の色が濃い。 メロディはなかなかいいが、安っぽい打ち込み全開のアレンジが古臭すぎて、初心者にはお勧めできない。 2ndAL 「時の扉」 ★★★ 「もっと強く抱きしめたなら」「世界中の誰よりきっと」「時の扉」といったミリオンヒットのシングル3曲のほか、 ボーカルの上杉昇がDEENに歌詞提供した「このまま君だけを奪い去りたい」(こちらもミリオンセラー)のセルフカバーまで収録した大ヒット作。 全体的にかなりポップかつキャッチーで、シングル曲が気に入った人はそのまま気に入るはず。 アルバム曲の完成度は格段に向上したが、多用されているオーケストラヒットに時代を感じてしまう…。 なお、「世界中の誰よりきっと」からキーボーディストが大島から木村真也に変更され、第2期WANDSとなった。 3rdAL 「Little Bit…」 ★★★ 2ndから3ヶ月程度の短いスパンで発表された3rd。しかし、全7曲の実質的なミニアルバム。 2ndと間が開いていないだけあって、作風も2ndを踏襲しているため、2ndの路線が好きな人は気に入るだろう。 しかし、アルバム曲のM-1は後のWANDSを髣髴とさせる陰鬱さを併せ持つダンスロックで、かなり格好良い名曲。 ミリオンセラーの「愛を語るより口づけをかわそう」など、シングル2曲も収録。 4thAL 「PIECE OF MY SOUL」 ★★★★★ ポップユニットから、ロックバンドとしてのWANDSへと大胆な変化を遂げた4th。 濃厚なロックサウンドと、それまでの良質なメロディが絶妙なバランスで融合している名盤。 M-1やM-8のようなハードな曲から、M-2やM-10のようなポップス色が強い曲まであり、全体のバランスも優れている。 ミリオンヒットの「世界が終るまでは…」も収録されており、これからWANDSを聴く人には最もオススメ。
744 :
名無しのエリー :2009/01/23(金) 22:16:30 ID:hylbu6YIO
アジカンおつです 4thと5thも持ってる人がいたらぜひ
1st Best 「SINGLE COLLECTION +6」 ★★★★ デビュー曲「寂しさは秋の色」から「世界が終るまでは…」までのポップス期のヒットシングル、 また、その期間から選ばれたC/W曲とアルバム曲、未発表曲のM-8で構成される最初のベスト盤。 後にもハードロック期や第3期も含めたベスト盤が出ているので入門盤としては勧められないが、 アルバム未収録のC/W曲(M-6,7)やM-8はここでしか聴けない名曲。 2nd Best 「WANDS BEST 〜HISTROICAL BEST ALBUM〜」 ★ ボーカリストとギタリストが脱退し、和久二郎と杉元一生を迎えた第3期WANDS。 最初のアルバムが2枚目のベスト盤で、正直発売意図が解せない。 しかし、一部の曲はリミックスされ、原曲と印象が若干変わっているのが見所。 ただ、M-3やM-10は原曲を聴いていたほうがいい。M-1は良くなっており、 アルバム未収録のC/W(M-13)もあるが、入門盤にはオススメできず、今となってはファンアイテムに近い。 5thAL 「AWAKE」 ★★★★ 第3期WANDSにとって唯一のオリジナルアルバムで、WANDSにとっても最後のオリジナルアルバムとなった。 上杉・柴崎時代のファンには高く評価されない第3期だが、このアルバムはかなり良く出来ている。 純粋にメロディの良さ加え、サウンド面では本来目指していたポップとロックの融合が最も明確に表現されている佳作。 ZARDや小松未歩らの提供を受けたシングル曲(M-2,9.12)のほか、メンバー自作によるアルバム曲も遜色のない仕上がり。 他のアルバムは中古で安値で大量に転がっているが、今作はそもそも売れてないので、探すのはわりと苦労しそう。 3rd Best 「BEST OF WANDS HISTORY」 ★★★★★ 解散に即して発売された、WANDSの軌跡を万遍なく辿ることができるベスト盤。 未収録のシングルもあるが、ヒット曲はすべて網羅されているため、彼らの音楽性の変遷からして、最も入門盤に相応しい。 未発表曲のM-13はここでしか聴けないが、4thALを彷彿とさせる名曲である。 M-14,15といったアルバム未収録のC/W曲(M-15はファン人気が高い)や、「世界中の―」のライブバージョンにも注目。 なお、収録されてないシングルは「寂しさは―」「ふりむいて抱きしめて」「Brand New Love」「今日、ナニカノハズミデ生きている。」。
>>742 citrusが本当に好きなら買う価値はあり。
前から噂は聞いていたけれどもやっぱり名曲だった超絶の名曲「Puff away,Something glow in the white」ほかレア曲も数曲収録されてるし、
「Tuesday,sunday Lazy jazz」がフェイドアウトなしで聴けるという…。
ただ、トラットリアの作品とは曲はもろ被り(全ての曲に多少の差異はありますが)で、さらにvinyl Japan時代の曲は権利上の関係か殆ど収録されてません…
それを踏まえて2625円払えるか、といった感じ。
自分は買ってよかったと思ってます。
4th Best 「complete of WANDS at the BEING studio」 ★★★★★ 解散後に出されたいわゆる非公認ベストアルバム。 しかし、シングルの選曲が3枚目のベスト盤とほぼ変わらない上に、税込2,100円と安く、 「世界中の―」「このまま―」などのセルフカバーも聴けるため、3rdベストよりもお買い得。 なお、ZYYGに歌詞提供した「君が欲しくてたまらない」のセルフカバーはここでしか聴けない。 5th Best 「BEST OF BEST 1000 WANDS」 ★ 所属していたレコード会社の30周年記念で発表された企画モノのひとつ。 タイトルの通り1,000円で買えるが、第3期が省かれ、選曲も4th Bestとすべて被っているので、 まったく有り難味がない。中古で3rd Bestを買うか、+1,000円で4th Bestを買ったほうが良い。 以上、需要もなさそうな上に、長ったるく書いてしまって申し訳ないです。 活動休止してるほうが書きやすかったので…。気になってる人の参考になれば幸いです。
>>747 乙です。バリバリ割り込んでごめん。
メモ帳とかでまとめて書いてから投稿するのを勧めます。バックアップも取れるし
749 :
742 :2009/01/24(土) 10:06:31 ID:euPf1ukD0
>>747 レビュー乙。
748も書いてるけど一旦テキストエディッタでまとめてから、一気に投稿した方がいいよ。
最後、自分で読み直してから投稿も出来るし。
>>746 レスありがと。
なんかシトラスファンにとって踏み絵みたいなアルバムだよねw
まぁベスト盤とかってそういうもんか・・・・。
とりあえず買う方向で考えます。
751 :
名無しのエリー :2009/01/24(土) 13:15:48 ID:cTq5KYmGO
誰かTheピーズやってくれ〜
>>743 細かいようで悪いけど2ndと3rdの間隔は約半年だよ
>>744 4th ワールドワールドワールド
★★★
アジカン史上初のインスト?から始まりするっと最後の「新しい世界」まで続く感じ。
アルバムとしてのまとまりはすごい。
曲調がやや変わった感じ。
ファンクラブからは曲調も明るくなりポップになった。
シャウトも少なくなった。
ただ個人的にちょっと飽きやすい?
mini 未だ見ぬ明日に
★★★★
いきなりサビから始まる「脈打つ生命」は君繋ファイブエムを彷彿させる。
「ワールドワールドワールド」から漏れた曲を集めたアルバムだが曲としての完成度は非常に高い。
ミニアルバムではあるが初心者にも勧めやすい一枚である。
最近アジカンから離れたって人もこれを聴くと良さが再確認できるかもしれない。
5th サーフ ブンガク カマクラ
★★★☆
いわゆるコンセプトアルバム。全体で一つの曲のようになっている。
また全曲が一発録りで良い意味で「荒い」曲達となっている。
全曲が江ノ島電鉄の駅名を冠している。
1曲が短く10曲入りなので短く感じるかもしれない。
とはいえ曲の完成度は意外と高い。
拙い文章すみませんでした。
レビュー書いたの初めてなので許してください。
754 :
名無しのエリー :2009/01/25(日) 22:03:14 ID:ZTm51aHo0
age
755 :
名無しのエリー :2009/01/26(月) 04:55:30 ID:4qZMgBz7O
アジカン乙! アジカンは3rdと4thでついていけなくなったが 5thと未だ見ぬ明日へはよさげだね
756 :
755 :2009/01/26(月) 04:57:43 ID:4qZMgBz7O
ごめん、「未だ見ぬ明日に」だった
757 :
名無しのエリー :2009/01/27(火) 11:19:39 ID:RtmbHrhi0
age
上の方で洋楽版もあると書いてあったから、今見てきたけど見当たらなかった。 もうなくなっちゃったのかな。 この手のスレはかなり重宝するよね。本当にお世話になってます。
759 :
名無しのエリー :2009/02/02(月) 19:45:31 ID:O+8Jgr7l0
需要ないだろうけどモノブライトいってみます。 1st mini「monobright zero」★★★★ インディーズ時代のアルバム。 全員ポロシャツに眼鏡という風貌からわかるように、このころからすでに 個性の塊のようなバンドであることが伺える。 ポップの要素を交えながらもロックを追求し、研ぎ澄まされた楽曲がすでに このアルバムに収められている。 「紅色ver.2」という楽曲から彼らの志す音楽がはっきりと見えてくる。 そして「少年in the sun」のようなポップな曲も収録されている。 全曲一切捨て曲なしの素晴らしいアルバムなのだが、もう少し収録して 欲しかったので1点減点。 1st full「monobright one 」★★★★★ メジャーファーストアルバム。 音は完全にロック。前作のようなポップな楽曲はほとんど収録されて おらず、ロック色の相当強いアルバムになった。 しかし、近頃のバンドにはあまり見られない「ロック」を核にした楽曲が多く収録 されているのにも関わらず、彼らはなんの違和感もなしにロックを自分たちの ものにしている。もはや実験的などではなく彼らの一つの到達点ともいえるであろう。 なかでも特に素晴らしいのは「未完成ライオット」という曲。ぜひ聴いてもらいたい。 ロックファンにはたまらないアルバム。最高。 2nd mini「あの透明感と少年」★★ 前作と比べ大分ポップ寄りになった。 表題曲の「あの透明感と少年」はポップサウンドにロックを加えた 彼らお得意の素晴らしい楽曲となった。非常に爽快である。 アルバムコンセプトは【夏と少年】ということで、夏っぽいさわやかな 楽曲が含まれているのだが、いまいち一曲目の表題曲と上手くあとが噛み合わず 何を目指したいのかさっぱりわからない残念なアルバムとなった。 それでも表題曲は素晴らしいので聴いてもらいたい。
760 :
名無しのエリー :2009/02/02(月) 20:32:18 ID:OQNamSBg0
>>759 「あなたマジック」(曲名いいのか?)が売れてからあんま好きじゃなくなった。
アニメの主題歌になって腐女子がいろいろ言ってるのがキモくて・・・
761 :
名無しのエリー :2009/02/02(月) 20:54:31 ID:NJPkaqYYO
氷室京介お願いします。
>>759 >全員ポロシャツに眼鏡という風貌からわかるように、このころからすでに
>個性の塊のようなバンドであることが伺える。
この部分の意味が分かりません。
またまたご冗談を
764 :
名無しのエリー :2009/02/03(火) 15:04:35 ID:EUMhV/ZA0
765 :
名無しのエリー :2009/02/03(火) 21:04:25 ID:H59/BneEO
ワロタwww
若干ヤバいぐらい抜けが多いが、フィッシュマンズをやってみますね 「Chappie,Don't cry」 未入手。「チャンス」「ひこうき」収録。 「KING MASTER GEORGE」 ★★★☆ バンドブーム真っ最中な作品で、「フィッシュマンズ」の作品としてはかなり異質。 特に「シーフードレストラン」「雨男憎まれる」「教育」の馬鹿騒ぎなノリは後の作品からは考えられない。 しかしキャリア屈指の名曲「頼りない天使」や、バンドブームのノリも感じさせつつ後の作風の匂いも漂わせる「誰かを探そう」、 キャリア後期のライブではかなり過激にアレンジされた「土曜日の夜」など人気曲も結構収録されている。 その割にはベスト盤には「頼りない天使」ぐらいしか収録されないので、ファンだったらいつか買う事になるだろうと思う。 しかし入門には絶対に向かない。それとファンの間でも結構評価が二分されるアルバムであることを追記しておく。 窪田晴男プロデュース。 「Neo Yankee's Holiday」 未入手。名曲「いかれたBaby」はこのアルバムに収録されている。このアルバムからセルフプロデュースに。 この後、マキシ「MELODY」を最後にフィッシュマンズ黎明期からいたギターの小嶋謙介が脱退する。 「ORANGE」 ★★★ もちろん「KING MASTER GEORGE」に比べると俄然「フィッシュマンズ」の音ではあるのだが、 他の作品に比べてバンドサウンドの色が強めで、そういう意味ではこの作品も異質である。 ファンの間では人気が高めな一枚ではあるが、実は自分個人としてはそこまで好きな一枚ではなかったりする。 爽やかな「忘れちゃうひととき」、かわいらしい「My Life」など、それぞれの曲に表情があって面白い。 名曲「感謝(驚)」収録。あと「MELODY」はシングルVer.よりもこのアルバムに入ってるVer.の方がいいと思う。
「Oh! Mountain」 ★★★★ ライブ音源にさまざまなミックスを加えた作品。 観客の声はほぼ抹消され、楽器の音もさまざまな加工を施されているので、「ライブ」を期待して聞くと若干肩透かしな所があるかも… メディア・レモラス時代を総括する内容となっており、とりあえず初期音源が聴きたいという人にはうってつけの一枚。 音自体もスタジオ盤とはまた違った味を出しているものが多い。「土曜日の夜」「頼りない天使」なんかそれが顕著。 「チャンス」なんかはスタジオバージョンよりも素敵になっている。(いや、主観になってしまいますが) また、「いかれたBaby」はこれに入っているバージョンが一番好き、という人もいるみたいです。 「Blue Summer」を収録しているベスト盤じゃないアルバムは何気にこれだけだったりする。 このアルバム発売の後に行われたライブを最後にハカセが脱退。 しかしハカセが脱退したいという旨を佐藤に電話で伝えたとき佐藤はハワイへ旅行に行く直前で、 面倒臭かった佐藤さんは大して引きとめもせず、本格的な話し合いは帰国してからしたらしい… 「空中キャンプ」 ★★★★★ 「90年代の邦楽の名盤」を語る場で必ずと言っていいほどその名前が挙がる一作。 この作品について語るのはかなり難しい。しかし名盤であることは確か。フィッシュマンズの最高傑作はこれだと思う。 「流れ」をかなり重視した作品で、特に「SUNNY BLUE」が終わって「ナイトクルージング」が流れ出す瞬間はかなり感動する。 そして「すばらしくて NICE CHOICE」が置かれてる位置。これほど完璧な位置を自分は知らない。 いや、もちろん単体で聴いてもいい曲なのだけれど、この位置で聴く「すばらしくて〜」は格別なのだ。 その他も、というかこれに関しては8曲全てが「空中キャンプ」というひとつの作品を構成してるとしか言いようがないので、 これが名曲とかそういうことは書かないようにします。もしオリジナルアルバムから入門するのであればこれからが一番妥当かな。 「LONG SEASON」 喉から手が出るほど欲しいが、未入手。初回盤とかにこだわる人間でなければ自分は幾分か幸せな人生を送れていたと思う。
「宇宙 日本 世田谷」 ★★★★☆ 「空中キャンプ」と同じく90年代の名盤として語られることの多い作品。もちろん出来はとてもいいのだが やはりアルバムとしての完成度は「空中キャンプ」の方が上であり、ファンの間でも「空中キャンプ」最強説はいまだ根強い… しかし曲単位では「空中キャンプ」に匹敵する出来。というより「アルバムとしての『空中キャンプ』は最強だと思うけど実は曲単位ではこっちの方が好き」 という人は意外に多いんじゃないだろうか?というか、自分がそうだったりする。本当に一曲一曲の出来が素晴らしい。 シンプルな展開が高揚感へと繋がる「Weather Report」、ファンの間でも高い人気を誇る「IN THE FLIGHT」、 果てしなくどこまでも持っていかれる「バックビートにのっかって」、個人的にフィッシュマンズ史上屈指の名曲だと思っている「Daydream」…。 そして壮大かつミニマルな名曲「Walking In The Rhythm」を収録。この曲は後にZAKによってリミックスされ、約40分の組曲としてリリースされることになる。 いい意味でラストアルバムらしさを感じさせない快作。しかし期せずしてこれが最後のオリジナルアルバムとなってしまったのだった…。 「8月の現状」 ★★★★☆ 「Oh! Mountain」と同じような手法で作られたライブリミックスアルバム。 ただ、「Oh! Mountain」と違ってこの作品には新規にスタジオで録音された曲が2曲あり、「バックビートにのっかって」と「新しい人」がそれである。 で、このアルバムの何が凄いのかといえば「Just Thing」。それに尽きる。もちろん「SEASON」のライブバージョンも素晴らしいし、 「ナイトクルージング」でBIKKEのラップが炸裂したりと結構聴き所はあるのだが、「Just Thing」のアレンジバージョンがとにかく素晴らしい。 個人的には「8月の現状」といえば「Just Thing」になってしまうくらい衝撃的な曲だった。この曲のために三千円出しても後悔ゼロな名アレンジ。 また最後に収録された前述の「新しい人」のボーカルが衝撃的かつ壮絶。これまたぜひ聴いていただきたい名アレンジである。 ちなみにこの盤からベスト盤に収録された曲は一曲もないので、ベスト盤を聴き飽きた人にお勧め。
ここからベスト盤。 「1991-1994 〜singles & more」 未入手。収録曲の殆どは他のベスト盤などで聴けるがこれだけでしか聴けない音源として「頼りない天使(Prototype mix)」を収録している。 あとこれに収録されている「100ミリちょっとの」は歌詞違いバージョンらしい。 「Aloha Polydor」 ★★ なんてことはないポリドール時代のベスト盤。「幸せ者」が収録されてるのはちょっと珍しいかも。 SMAPに提供(!)した「それはただの気分さ」のデモバージョンが収録されているが、 実はこれは「宇宙」のレアトラック集に収録されたものとは別で、ちゃんとしたオケにちゃんとした歌唱が乗っているものである。 おそらくこの音源をSMAPに渡したのではないだろうか。あと「ゆらめき In The Air」のスタジオ版が収録されているアルバムは今のところこれだけである。
770 :
名無しのエリー :2009/02/05(木) 01:40:47 ID:tA+DW91x0
「空中」「宇宙」 ★★★★ (注:2作のベスト盤を1度に一緒にレビューしてます) これらはだいぶ後になってから茂木欣一の選曲によって発売されたベスト盤。「空中」がポニーキャニオン盤で、「宇宙」がユニヴァーサル盤。 各2枚組みで、ディスク1が通常のベスト盤、ディスク2がレアトラック集という構成。 ディスク1は音がいい。音量が大きい。さらに選曲も完璧。というベスト盤の鑑のような一作。 個人的に「空中」のディスク1の〆が「いかれたBaby」だったのにグっと来ました。 で、ディスク2のレアトラック集が凄い。まず「空中」ですが佐藤さんがメンバーに最初に渡したデモテープ「Blue Summer」が聴ける! 米国音楽の付録CDにしか収録されてなかった「BANANAMELON」(名曲!)が聴ける!(以下省略)と驚きの連続。 さらに「100ミリちょっとの」のスタジオリハーサル版が収録されているのですが、これ「100ミリちょっとの」の各アレンジの中で一番いいです。 他にも「なんてったの」のハカセによる未発表のリミックスバージョンや、さまざまな曲のデモバージョンなど充実の内容。 「宇宙」のディスク2は「Piece Of Future」のライブ音源を収録しているというだけでもうファンには嬉しい。 さらに茂木さんいわく「ちゃんと録音した曲の中でお蔵入りにした唯一の曲」らしい「Fish is watching you」を初収録。 他にはピアノ中心のアレンジで完成版とは違った味わいのある「Weather Report」のデモバージョン、 長年アルバム未収録となっていた隠れた名曲「I DUB FISH」などを収録。入門にもお勧め、ファンにも勧められるアイテムとなっている。 変なレビューな上に変な分割の仕方でごめん。ついでにあげ
フィッシュマンズ乙!
需要ないと思うけど、去年話題になったglobeいってみよう 1st 「globe」 ★★★★ ダブルミリオン突破の大ヒット曲「DEPARTURES」をはじめ、「Feel Like dance」「SWEET PAIN」などのシングル5曲を含む1st。爆発的に売れた。 世間一般のglobeのイメージであろうダンスポップ路線は、今作で早くも完結を迎えている。 それほど完成度が高いし、このテのダンスポップは以降のglobeでは少数派になった。 当時の売れセンを狙いすぎたせいか、今となっては若干古臭いのが残念。でもいいアルバム。 2nd 「FACES PLACES」 ★★★★★ メジャーな世界へ視点を向けた1stから一転、ダークでアングラなロックサウンドを聴かせる2nd。 正確に言えば、明るい曲もキャッチーな曲もあるにはあるが、全体的な印象はかなり暗い。 先行シングルでタイトル曲の「FACES PLACES」に代表される濃厚な楽曲が今作の真骨頂。M8やM10などが特に良い。 ミリオンヒットの「Can't Stop Fallin' In Love」「FACE」などのシングル5曲を収録(シングルカット含む)。ブックオフで安値で大量に転がっている名盤。 3rd 「Love again」 ★★★★ 「Wanderin' Destiny」「Love again」のシングル2曲を含む3rdアルバム。 シングル曲は減ったが、アルバムのクオリティに低下は見られず、当時の勢いを感じさせる作品。 初期のダンスポップ路線に多少回帰しているが、キャッチーさよりもサウンドの完成度を重視している。オシャレな音です。
4th 「Relation」 ★★★ 前作から1年足らずで発表された4th。 「wanna Be A Dreammaker」「Perfume of love」など、4連続リリースのシングル曲をすべて収録。 4連続シングルリリースなんて企画の後に発売するには不向きな、コアでマニアックな作品。 小室の徹底したサウンドコンシャスが垣間見られ、完成度はべらぼうに高いが、正直聴く人間を選ぶと言っても間違いではない。 5th 「outernet」 ★★★★ 前作から2年強のブランクを挟んで発表された5th。 前半は後に小室が傾倒するトランス路線が全開。ただし、後半は以前のようなポップスをはじめ、プログレ、ブルース、カントリーなど幅広く展開。 この二部構成は賛否両論。木根尚登や葉山たけしといった外部ミュージシャンが参加している点が面白くて良い。 各ソロ作品のglobeバージョンと、「DON'T LOOK BACK」「とにかく無性に…」などシングル4曲を収録。 6th 「Lights」 ★★★★★ 9/11事件に大きく影響を受けたという6thアルバム。 前作で予兆を見せていたトランス路線が全開。この時期、小室はかなりトランスに傾倒していたらしい。 尺の長い曲が増えたが、globeの持ち味であるポップな歌メロは継承し、トランスをかなり聴きやすく仕立てている。 ピアノ一本をバックに歌う曲もあったりして、なかなか均整の取れた隠れた?名盤。 7th 「Lights2」 ★★★ 前作の続編ということで、2ヶ月という短いブランクで発表された7th。なら、2枚組でよかったのでは…。 とにかく派手なトランスサウンドで攻め立てるシングル曲に支配されていた前作と比べると、生音を取り入れるなどした温もりを感じる楽曲も多い。 アルバム曲の出来は良いが、続編という扱いのせいでどこか中途半端になっている気がする。
8th 「LEVEL 4」 ★★★★★ 元X JAPANのYOSHIKIを迎えて以後、最初で最後のアルバム。しかし、参加しているのはシングルの「seize the light」のみ。 アルバム全体がトランスのスピード感とリズム感に支配された、globe史上最強に踊れるアルバム。付いていける人にとっては最強のアルバムだが、付いていけない人にとっては1曲目で停止ボタンを推したくなるアルバムだと思う。 メロディアスな曲も結構多いが、そういった曲までとことんトラックコンシャスに仕上げている。完成度は言うまでもなく高い。 なお、全9曲と少ないが、尺の長い曲が続くため結構なボリュームである。 9th 「globe2 pop/rock」 ★★★★ pop/rockというタイトル通り、トランスは息を潜め、ポップ&ロックな曲で構成される9th。 初期のようなポップさ、キャッチーさに重点を置き、ライトリスナーにもわかりやすいglobeらしさのある作品。その反面、M-2やM-3などのクールな曲もあり、手を抜いていない。 徹底したポップミュージックへのこだわりを感じるが、メロディに以前のような覇気を感じられない曲があるのが残念。M-4やM-9なんて最高なんだけどな。 10th 「maniac」 ★★ シングル曲が1曲もないという、まさにタイトル通りマニアックな作品。 全体的に曲調もポップな印象はあまりなく、取っつきづらい曲が多い。 ただし、M-1は全盛期のようなポップさ、キャッチーさが感じられる要注目曲。 なお、DISC-2は前作収録曲のバンドバージョンや、メンバーのソロ作品を集めた。 1st Mini 「new deal」 ★★★ globe初のミニアルバム。全5曲入りのためミニアルバムとして扱われるが、うち新曲は4曲なので、マキシシングルに1曲おまけが付いてきたといった趣向の作品。 基本的には前作の延長線だが、方向性の異なる楽曲で揃えたためバランスが良く、曲数も少ないので聴きやすい。 ちなみに、おまけとは前作収録「Soldier」のバンドバージョン。