◇◆★邦楽バトルロワイヤル★◆◇

このエントリーをはてなブックマークに追加
501やっと全部読めた、6時間くらいかかった
なんか陽水が猪木キャラのままなのが気になる。
別に猪木のままでも変わらん、というかセリフ読んでると猪木の顔がちらつく(w
「!」「コノヤロー」「元気ですかぁー?」を多用してるところがまた猪木っぽい
あと参加者が「アゴ」って呼んでたり、ワラタ(陽水だと髪型とかサングラスかな)

最初の方で桜井が「ファンのため」とか理由にしてるけど、ちょと違うなあ。
「妻」とするほうが適切だったかも。

桑田と桜井の絡みきぼん。できれば草野も
502名無:02/01/15 21:39 ID:YPhECa8p
マサムネは昔「陽のミスチル陰のスピッツ」とか自分で言ってた
から仲いいらしいけど桜井を意識してるよね。(今、売り上げでは
だいぶ差つけられてるけど)だから二人の絡みはおもしろいかも
503名無し:02/01/15 22:48 ID:m2L7F8t1
オーケン(筋肉少女帯の大槻ケンヂ)登場してくれないかな〜。
腰抜けそうで、最後まで戦いません、か、
宇多田も真っ青な武闘派になりそう。
504名無しのエリー:02/01/15 22:48 ID:dYCCeDYY
age
505名無しさんは見た!:02/01/16 07:12 ID:O0z0xOh8
吉井って、もしかして、1人も殺してないんじゃないか?
(田代が12時まで生きていれば)
506 :02/01/16 07:58 ID:AqCqLt1q
>>505
三木道三を殺してるとオモタよ
507 :02/01/16 08:21 ID:tQDvoy8t
桑田対長渕をみたいと書いたものですが
実現しうれしいです。
有り難う作者さん
508名無しさんは見た!:02/01/16 08:29 ID:O0z0xOh8
>576
三木道三を殺したのは宇多田じゃなかったっけ?
吉井はとどめは刺してないような。
509508:02/01/16 08:30 ID:O0z0xOh8
>576じゃない、>506だ!  …鬱。
510名無し:02/01/16 16:14 ID:Opiy7Lx/
新作はまだかなー
511名無しのエリー:02/01/16 16:34 ID:ilokVqpA
同じく
512名無しのエリー:02/01/16 18:03 ID:JsQS1wOz
吉井は田代を殺してる。田代はもう死んでるはず。
IZAMも殺したんじゃない?
513名無しのエリー:02/01/16 22:09 ID:DjWfvhMT
age
514名無しのエリー:02/01/17 01:24 ID:KmUAvIXi
続きが読みたいっす!
1さん、これからもよろしくお願いします。
515【二日目・午前10時頃】路地裏:02/01/17 03:36 ID:5kIIp8wr
桑田佳祐の放った弾丸によって右足を貫通されたキンキキッズの堂本剛は今、まさに絶望の渕に立っている。
命辛々に病院から脱出した彼の最後の『武器』である専用レシーバーの電源が入っていないのだ!
彼は陽水と自分を守らなかった長渕剛を口汚く罵るも、その口調に当然普段の勢いはない。
必死で自分に都合の良い想像を張り巡らそうと葛藤するも、状況はさすがにそれさえも許さない。
『-殺される理由は無い。でも殺されない理由も、無い-』
もはやゲームの直接の参加者ではない堂本だったが、だからと言って誰にも襲われないという保証にはならなかった。
激痛と迫り来る恐怖に襲われた堂本が採れる対処方法は、再度の失禁とその直後の失神しかなかった。

…あれからどれ位時間が経過したのか?長かった気もすれば、あっという間だった気もする。
堂本はビルの路地裏で下半身を露に曝け出しながらも、何故か手当を受けていた。
だが堂本は、自分を介抱してくれている人間の正体に気付いた瞬間、御丁寧にも再度失神する。
しかしこればかりは堂本を責める事は誰にも出来ない。
この2日間の概ねの経緯を知る人間にとって、『彼』と出会う事がどういう意味を持つか、を考えれば…

「しかしヒドイよなぁ、剛くん。何もいきなり気を失わなくても(苦笑)」
「…いや、まさか桜井さんが助けてくれるなんて思ってないもの」
ポロシャツに下半身丸出しという珍妙な格好をした堂本の素直な述懐に、桜井和寿は再度苦笑いを漏らす。
「そのワッペン付けてる人を放っておけないでしょう、日本国民として(笑) 」
「…桜井さぁーん」 堂本は只管感動している。
516【二日目・午前10時頃】路地裏:02/01/17 03:39 ID:5kIIp8wr
勿論、この男が損得勘定抜きに善人面する事などある訳がない。桜井は堂本の存在を利用価値アリと判断した。
それは大別して@:政府側に恩を売っとく(…効果は0に等しいだろうが)A:緊急時の囮や楯としての活用、
そして何よりもBの、『戦況の情報収集』がしたかった。桜井は不釣合いの猫撫で声でネタ集めを開始する。

「…で、一体誰に?」 「クワータだよ、桑田!無抵抗の民間人、傷モノにしやがって!あんな卑怯な奴、見た事ないよ!」
「くぅわぁたぁ?」 表情が一変した。目が爛々と輝き出す。桜井の普段の怜悧な仮面が剥ぎ取られる。
自分でも馬鹿らしいと思うが、昔からその名前を聞くと自分にストップが掛けられない…
「ウソォ?桑田さんにやられたの?ホントに?ねぇねぇ、詳細は?今、桑田さんどんな状況なの?」
堂本はあまりの豹変具合に面食らうもとりあえず大まかに桑田がとった行動を説明する。
それを聞いて、これ以上愉快な話はない!とばかりに桜井は喜色満面で歓声を上げる。
「やっぱり凄いわ、あの人は!俺の期待を遥かに上回ってくれる。さすがとしか言い様がないね、全く!」
『ヘェ、桑田さんもとうとう覚悟決めたんだ』
自分と非常に親交の深い桑田佳祐だ。大きな喜びと軽い驚きを胸に、桜井は誘導尋問を続ける。
517【二日目・午前10時頃】路地裏:02/01/17 03:39 ID:5kIIp8wr
「しっかし、それは酷いな、桑田さんも」 「でしょ!やっつけてよ、あんな奴!本気でやれば桜井さんの楽勝だよ!」
「でもさぁ」 調子に乗り出した堂本に構わず桜井は最も腑に落ちない点を問い質す。
「何でそんな危ない場所に出かけたの、剛くんは」
「アゴだよ!あのバカアゴのせいだよ!あのクソ野郎がトータス松本にとどめを指せとかクダラナイ命令をさぁ…」
「へえ松本くんに止めを?」
「そーなんだよ!イエモンの吉井和哉にやられたらしいんだけどさぁ、もう体ピクピクさせて惨めなモンだったよ!」
堂本はここぞとばかりに罵詈雑言に諂いのお世辞をブレンドさせ語りまくる、唾を撒き散らしながら。
「おいおい、吉井さんにかよ?さすがトータスくんだ。あの人も思いも寄らない人にやられるなぁ」

桜井は脇腹を抱えながら質問を連射する。「で、剛くんはどうしたの」「えっ?」「いや、倒れてるトータスに対してさ」
…難しい質問だ。下手に答えられない…しかし目前で笑う最強の殺人鬼はすっかり舞い上がってる…様に見える。
『えぇい、ここは賭けだ!』 堂本は従来以上に明るい声色で自分の戦歴を自慢する方法を採択した。
「もちろん!ボコボコにしてやったさ!あんな頭の足りないゴリラ野郎なんざ!」
518【二日目・午前10時頃】路地裏:02/01/17 03:40 ID:5kIIp8wr
「………何?…」 殺人鬼は急に冷酷な雰囲気を取り戻す。堂本の背筋にイヤーな電気が走る。
「……松本に…手を出した…?」「……い、いや、ウソ!ウソ…です。ジョーク…の…つまんない…ですか…」
堂本は水不足に悩むアフリカの人達が見たら羨ましがる程の大量の冷や汗を流しながら、必死で弁解し始める。
「…そ、そんな…倒れてる人、殴るわけないじゃん!…看病したんだよ…それを桑田の馬鹿が勘違いしてさぁ…」
「……アッ?…」 桜井の機嫌の急降下ぶりは留まる事を知らない。「……松本を…かんびょうしたぁ?…」

すっかり立場に窮した堂本はここで伝家の宝刀を抜く。 そう、『逆ギレ』だ。
「じゃぁどうしろって言うんだよ!殴れば怒るし、助けりゃ不機嫌になるし!どうすればいいか、教えてくれよ!」
「死ね」「ヒェッ?」
言うが早いが桜井はポケットから拳銃を取り出し、冷たい目で至近距離から発砲する。
堂本の頭は夏の夜空に美しく輝く仕掛花火の様に大輪の花を咲かせた。
残念なのは、それが昼間に行われてしまった事だけ、だが。
519【二日目・午前10時頃】路地裏:02/01/17 03:40 ID:5kIIp8wr
『…やってしまいました。俺もまだまだ、精進が足りん…』 桜井は返り血も拭わず殊勝に反省する。
結局、最重要課題であった情報収集に関しては、桑田がやる気になったらしい事と吉井が別人と化した事だけであった。
しかし桜井はどうしても許せなかった。堂本剛如きがウルフルズのトータス松本に手出しをする事が。
『トータス松本はお前みたいなカスが弄っていい代物じゃないんだ』

それ以外にも彼はほんの少しだけ憂鬱になっている。先程の堂本の報告内容が原因だ。
『まさか、吉井さんが…ねぇ?今朝会ったポルノのアキヒトくんも、最初の時と別人だし… (アキヒトは死亡済だが桜井はまだ知らない)
 そういや西川貴教や元XのYOSHIKIさん、スガシカオといったお人好し軍団や
 個人的に真っ先に殺されちゃいそうな清春あたりの名前も未だに聞こえてこないよなぁ…』
それは当初から奇襲戦法で勝ち慣れし過ぎた桜井にとっては少々億劫な結論だった。
『…連中、人変りしてやがる。これからの戦いは、一筋縄じゃ行かない…』

だが彼は弱気になった自分に喝を入れるかの様に、新たなる目標を自らに課す。
『とにかく桑田さんだけは僕がやっつけないといけないな!僕からトータス君を奪った罰として』
……どこまでが本気でどこまでが冗談なのか、全くこの男だけはわからない。
520名無しのエリー:02/01/17 04:02 ID:B7FmQSbe
おー、こんな時間なのに新作age。1さん乙カレー。
相変わらずおもしろいよ!
521名無しにして頂戴:02/01/17 04:17 ID:jMrGB05J
お疲れ様!!でさ・・
・・真琴ちゃん出演きぼん、してもいい??
こういうとこに放り込まれたらどうなっちゃうのかな、なんて
思ったりして・・・・
522 :02/01/17 09:10 ID:nLRaYy8h
生き残り:
桑田圭佑
桜井和寿
松岡充
宇多田ヒカル
吉井和哉
椎名林檎
草野マサムネ
hyde(?)
YOSHIKI
スガシカオ
{残り:10人}
違ってたらゴメソ。
523 :02/01/17 09:29 ID:nLRaYy8h
清春生きてるっけ?
生きてたら11人だ。

もう難しいよぉ・・・・・・・・・
524名無しさん@:02/01/17 10:12 ID:tBF6YdYH
お〜やはりやる気になっている戦闘派がたくさん残りましたね。
どうなっていくんでしょうドキドキ。
525名無しのエリー:02/01/17 11:13 ID:7yYrx1rc
堂本と桜井の絡み、ワラタ。実際にもミスチルのファンだし
526名無しのエリー:02/01/17 13:35 ID:xzOxFL3U
ヴィジュ板のバトロワが終わってました。
あまりにもあっけなく・・・

ヒッキーガムバレ
527名無し:02/01/17 14:49 ID:3M/7WymM
>>462でhydeは氏んだんじゃないの?
528名無しのエリー:02/01/17 18:00 ID:FypF/MgZ
>527
>>454参照。1つ抜けて>462を1さんが足してるから、まだ生きてる。
529名無し:02/01/17 18:05 ID:ZTUg+zuy
いいとものテレフォンゲスト
桜井→シカオ

ワロテしもた
530527:02/01/17 19:45 ID:3M/7WymM
>528
漏れ>>454の最後の一行読み忘れてたらしい…(苦藁
スマソ、逝ってくる〜
531名無しのエリー :02/01/18 00:44 ID:cFG3Zb+o
>529
自分もいいとも見ててこのスレ思い出してたよ。
しかも月曜には松岡も出てて、今週のテレフォンはバトロアウィークじゃん!!
532名無しのエリー:02/01/18 01:35 ID:ZrCk5HCp
>529、531
同じく!! 今週のいいとも、スゴイゾ!?
なぜに、桜井くんからスガシカオへ?
これから戦うくせに、とか思ってワラタ〜!
シカオの次は誰だろ?
533  :02/01/18 02:58 ID:1qPoghB3
>>532
山崎まさよしとか出てこないかな〜
534名無しのエリー:02/01/18 04:08 ID:DG0flbSz
>533
仲イイよね、スガシカオと。
535名無し:02/01/18 13:26 ID:osVr9aoq
>>532
お互いの音楽好きで
親交深めてたんだよ。
そんなこんなでシカオと桜井のバトルきぼー
536    :02/01/18 21:42 ID:GKfgnFSw
今日のMステ!
桜井・スガ・剛・hitomi!!(w
537名無しのエリー:02/01/18 21:45 ID:Mrj9zpC0
今日のいいとも 
シカオ誰呼んだの?
538名無しのエリー:02/01/18 21:54 ID:u0HxzU8H
>>537
326
539537:02/01/18 21:58 ID:Mrj9zpC0
>>538
ありがとうです。バトロワ続きでなかーたね。
ジャンネン。。。
hydeは生きていた。確かに数時間前にhydeは自分の喉元で銃の引き金を引いたが
彼の持つマイクロウージーにはご存知の通り最初から弾は入っていなかった。
だが銃の構造上、銃弾が入っていなくても引き金を引く際の衝撃と発砲音に似た音が鳴るようにできていたのである。
その瞬間hydeもショックで気を失ったのだが、その場で目撃していたYOSHIKIも後から来たシカオもhydeの死を確認することはなかった。
三十分か一時間か経った後に目を覚ましたhydeは自分が生きていることに驚いた。

そして今hydeは焦っていた。夏の日差しが照りつけ蝉がひっきりなしに鳴いている。
そんな当たり前の物が今のhydeを殊更苛立たせた。もうすぐタイムリミットだと言うのにhydeは一人も殺していないからだ。
数時間前、瀕死の状態の西川にトドメをさすようにYOSHIKIから催促されたhydeだったがどうしても引き金をひけなかった。
だがタイムリミットが目前に迫った今では、あの時西川にトドメをさしておけばよかったとさえ思えてくる。
結果的にYOSHIKIと別れてしまった後は自分を奮い立たせ積極的に行動した。だが不運にも誰にも遭遇することが出来なかった。
この数時間の収穫と言えば途中で拾った鉄パイプ、自分が死のうとした場所に戻った時見つけたデイパック一つだけだった。
とりあえず拾ったが中身には期待できそうも無い。
そう思いながら駐車場の中程で車と車の間に身を隠し中身を確かめていた時思わぬ事が起こった。
更に奥の車の陰から何者かが立ち上がるのを見つけたのだ。距離にして3〜4m。
様子からすると眠っていたらしい。立ち上がった男は松岡のようだ。
(アイツは……松岡か?何でなんでこんな所で眠ってるんだ。ヘンなヤツが多いんだな。)
違和感にhydeは一瞬自分の状況を忘れてしまった。
(っと、呑気に考えてる場合じゃねぇ。チャンスだ。アイツにゃ悪いが死んでもらう。
 ここで余裕こいてるって事は少なくとも一人は殺してるって事だろ。なら遠慮はいらねぇ。あいつは友達だけどそんな事問題じゃねえしな。)
だが覚悟を決めようとしたhydeの脳裏にIZAMの無残な死に様がよぎる。
ろくに抵抗の出来ない状態で矢を撃ち込まれたIZAMの腹部。それを思い出しhydeは急激に
吐き気を催した。あの時流れていたIZAMの血は今もhydeの瞼にべっとりと染み付いているのだ。
呻き声が出そうになる。だがなんとか堪えた。気付かれてはいけない。気付かれる前にケリをつけるんだ。
そう考えhydeは車の陰からデリンジャーを松岡に向けた。その時、
『コホッ』
hydeは軽く、本当に軽く咳き込んでしまった。さっきの吐き気のせいだ。
松岡はそれを聞き逃さずこちらを振り向く。しかし焦りながらも意外と冷静にhydeは引き金を引いた。
充分弾は当たる
……気持ちの上ではその筈だった。しかしhydeの期待に反し松岡は無事だった。それもその筈、弾が出なかったのだから。
先程述べた通りhydeの持つマイクロウージーは「とっかえ弾システム」とやらで最初から弾が入ってなかったのである。
だがhydeは銃器に詳しい事もなくこの重大な欠落を数時間の間忘れていた。hydeは己の短絡さを悔いた。
そんなhydeを嘲笑うように松岡はすぐに車に身を隠しながらhydeの方に銃を撃ってきた。
あちらには充分弾があるようだ。
(クソッどうすりゃいいんだよ、クソッ!)
銃声と共に降って来る車の窓ガラスの雨を浴びながらhydeの苛立ちは強まっていく。
その時、hydeは拾った方のデイパックを踏みつけた。その足はデイパックの中にまだ見つけていなかった『何か』があるのをhydeに知らせた。
さっきまで晴れていた空がすっかり雲に覆われている。今にも一雨来そうな空模様だ。
(フゥ、hydeがバカで助かったな。)
hydeの方に威嚇射撃しながらやや目覚めきっていない頭の中で松岡は安堵の息をつき、そして考えた。
全く打ち返してこない所を見ると少なくとも持ち弾はあまり無い。爆弾の類が来る気配も無い。
また、弾が無いのに気付かない程度のオツムで銃器の扱いにも慣れていないだろう。
という事はこちらが明らかに有利である。こちらが有利であることは向こうも承知だろう。
ならhydeは今、必死でどうするか考えている筈だ。こちらから時間をやって相手に対策を
考えさせてやる必要は無い。まして何か思い付かれたら厄介だ。そして結論。――――こちらから攻める。
目覚めに比例して冴えてくる頭で、松岡は瞬時に相手と自分の状態を分析し、結論を出した。
更に相手の思考を乱すために言葉を投げかける。hydeに最も効果的な言葉を。
「おい、hyde!YOSHIKIさんが死んでたの見なかったか?あれをやったんはオレや!」
実際に松岡がYOSHIKIを殺ったという事実はないし、YOSHIKIもまだ生きている。これはあくまでもhydeを乱心させるための手段だった。
その言葉にまんまと乗せられ、冷静さを失ったhydeが車の陰から頭を出す。
待ち構えていた松岡はhydeの位置を確認すると、もう一発銃を撃ち、hydeの頭が引っ込ませた。
その隙に車の陰を飛び出し、素早くhydeの隠れている所へ駆け寄る。
そしてhydeの顔を確認するより先にhydeめがけて二度引き金を引き、勝利を確信した。
だがそこで松岡は意外なものを目にする。車と車に挟まれたそこにはhydeでは無く銀色の壁があり、
その壁に先程放った銃弾はめり込んでいた。そして壁の上の方に開いた穴からhydeらしき二つの目が
松岡を覗き、無言のまま壁は松岡めがけて突っ込んできた。
(ちっ、何だよこりゃ!盾なんか持ってんじゃねぇよ!)
松岡は完全に虚を突かれ、苦し紛れに銃を放つ。だが迫り来るジュラルミンの盾の体当たりは、
全く止まることなく松岡の身体を突き飛ばした。
突き飛ばされた松岡はその先にある、空いた駐車スペースに倒れこみ、持っていた銃は数メートル
向こうの車の下に滑り込んだ。hydeは更にそのまま盾で松岡の身体を上から押さえつける。
左手と左膝で盾ごと松岡に乗りかかりながらhydeは目を血走らせていた。
「お前、YOSHIKIさんを殺ったのか。…お前ホントに殺りやがったのか!」
hydeは怒りに任せ、盾に更に体重をかけた。盾の下でもがきながらも松岡は冷静に答える。
「あぁ、オレが殺したで。中途半端な情けなんてかけやがったんでな……あのアホは………。」
言葉の途中、松岡の声のトーンが少し変わる。だがhydeはそんな事に気付かず怒りを充満させた。
「…この野郎、ブッ殺してやらぁ!!!」
そう叫び鉄パイプを握り潰さんばかりに右手に力がこもった直後、
hydeの身体は弾かれるように松岡から離れ、地面に倒れ込んだ。
hydeは右足から全身を走った衝撃に身体の自由を奪われながらも何とか松岡の方に首を回すと、
そこには左手にスタンガンを持った松岡が立っていた。
パラパラと雨が降り出してきた。松岡は念のためデイパックを拾い上げスタンガンをしまった。
「フン、だいたい喋りすぎなんだよお前らは。殺したいんなら無駄口叩かずさっさと殺せ。それが出来ないからこうなる。」
そう言って松岡はデイパックから別に取り出した銃をhydeに向け近付いた。
それを見ているhydeは何とか左手を地面に立てて起きようとするが上手く行かないようだ。
右手に鉄パイプを握り締め何か言いたげに口を動かすが言葉は出ない。松岡はその様に笑みを漏らした。
松岡の向けた銃口をhydeは強く睨みつけている。まるで勝負の最中に何かを狙うような目だ。
次第に強まる雨の中、その違和感に松岡が気付いた時には、hydeの右手の鉄パイプは力強く
振り抜かれていた。鈍い音を立てて銃が宙を舞う。hydeは、松岡が鉄パイプを思い切り叩き付けられた
右手を押さえている間に、ふらつきながらも松岡の胴にタックル、というよりももたれこんだ。
二人はもつれ合いながら地面に倒れこむ。松岡はすかさずhydeを振り払おうとした。
だがスタンガンによってダメージを受けている筈のhydeは、凄まじい力で松岡の首を鉄パイプで
押さえつけそのまま馬乗りになった。更に松岡の首にhydeの体重がかかる。
(…演技かい……このアホタレがっ…普通動けねぇぞ……)
松岡は左手で鉄パイプを何とかずらそうとするが、hydeは鬼の形相で更に力を込めて来る。
身体を揺すってもマウントは外せない。次第にゆっくりと遠のく意識の中で松岡は右手を腰にやった。
大きな音と共にhydeは腹に灼けるような痛みを感じ、口から血の飛沫を吹き出した。
降りしきる雨も今hydeの腹部から溢れ出す血を流しきることは無い。
松岡は完全に力の抜けたhydeの下から抜け出し、うずくまりながら咳き込んでいた。
(隙だらけだ。)
そう思ってもhydeの身体には力が入らない。
傷は時間と共にhydeの血と命を奪っていく。まるでザルに水を注いでいるかのように。
呼吸を整えた松岡は立ち上がりhydeを見た。
その左手には今hydeを撃った松本孝弘の銃、スミス&ウェスンM629Cが握られていた。
松岡は地面にへたり込んだまま動かないhydeを見ている。遠目には死んだようにも見えるが
まだ呼吸はしているようだ。いつもの松岡ならこのままhydeを撃っておしまいだろう。
だが松岡は止めを刺さず口を開いた。
「…まだ生きてやがる、しぶといヤローだな。そんなに敵討ちがしたいのか?」
その言葉を聞いた瞬間hydeの身体が急に動き、松岡に向かって来た。
完全に油断していた松岡は、それでも咄嗟にhydeへ向けて銃を撃つ。辺りに銃声が響いた。
「ぐぅぁっ!…」
呻き声を出したのは松岡の方だった。痛みで感覚の無い右手を庇い、松岡は思わず片手で銃を撃ってしまったのだ。皮肉にも松本の銃で。
そして銃弾はhydeには当たらず、銃を地面に落としてしまう。
hydeは銃声すら聞こえなかったのか何の躊躇も無く接近し、松岡の右腕ごと胴体に両腕を廻した。
「チッ、離れろこの死に損ないがっ!」
松岡は自分の身体に抱きつく形になったhydeの肩に何度も左肘を落とし、顔面を殴り、膝で突く。
だがもうhydeは虚ろな表情のまま方膝を地面につきながらも腕の戒めを弱める気配を見せない。
「…なぁ松岡ぁ…………お前の方が喋り…すぎだ…ろ?」
何か嫌な予感を感じた松岡は首を捻って自分の身体に廻されたhydeの腕の先を見た。
hydeの左手は右の手首をがっちりと握り、右手にはボールのような物が握られている。手榴弾だ。
この手榴弾はhydeが拾った西川のデイパックに残っていた物である。
そしてhydeは右手の手の平で手榴弾を包み、指先でピンを抜こうとしていた。
「!!…お前、自爆する気か!?離せ、クソッ!!」
松岡は火が付いた様に身体を振り回してhydeから逃れようとするが離れる事は無い。
むしろhydeの力が徐々に強まってくる気さえする。
「………テルさん…仇…取れなかったなぁ……」
呟くhydeの目はもう彼の身体の限界を告げていた。しかしhydeの最後の力で手榴弾のピンに指をかけた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
松岡は歯を食いしばり声も出せずに必死でもがく。

そして既に豪雨となった雨の中、辺り一帯に爆発音が木霊(こだま)した。
通り雨だったのか先程までより雨脚はかなり弱まってきた。
コンクリートの壁を背に、地面に座り込んでいる男の身体には所々血が滲んでいる。
彼はデイパックからタオルを取り出し、顔と短い髪を拭いた。そして下を向いていた男は視線を上げる。
彼の3m程向こうには別の男の死体が転がっていた。
その死体を眺めながら、しばらく言葉を忘れていた男はようやく感傷を込めず呟く。
「…運が無かったな、ハイド……」
男は松岡充だった。

―――10分程前、松岡にしがみついたhydeがようやく手榴弾のピンを抜いた瞬間、
hydeの頭は破裂した。丁度12時が来てしまったのだ。
それまで一人も殺していなかったhydeはルール違反の罰則に倒れた。
突然hydeを襲った悲劇に状況を飲み込めないまま、松岡はhydeの手から手榴弾を奪い、
放り投げて爆発を逃れた。直後、松岡の疑問は定期放送によって解かれる。
相変わらずふざけた放送だったが。

疲れきった身体を起こし、松岡は立ち上がる。
そして水と汗と血と塵に塗れた姿のまま、hydeだった死体にもう一度目を向けた。
「YOSHIKIさんは殺してないから勘違いすんなよ。これから先はわからねえけど。
 あと、さっきも言ったが堅にもよろしくな。」
そしてジュラルミンの盾と落とした武器を拾い、松岡は駐車場を離れた。
残されたhydeの横には平井堅の日本刀が置かれていた。
549:02/01/18 23:53 ID:kgFJ3HB7
hydeは元ネタのままだと前のシーンであのまま自殺してるんですけど
ここのシーンの役(小川直也)に相当する人が話の流れ的にいなかったので
無理やりhydeをこのシーンまで生かしておきました。
でも結果的にはこの方がよかったかも。

今日のMステは面白かったですね〜。桜井と堂本剛が並んでしゃべってたんだもの(ワラ
550ななしのエリー:02/01/19 00:00 ID:weGTZ1x4
キャア!更新されてる!
久しぶりに松岡登場カコイイよ〜。松岡最強!
551:02/01/19 00:03 ID:NC1dwJdW
もう一つ、ネタバレ覚悟で質問なんですけど清春と桜井ってもししゃべるならどんな感じが一番自然だと思いますか?
桜井がタメ口か清春がタメ口か。。。呼び捨てが自然なのかどうか。。。
年齢とか結構微妙な二人だと思ったんですけど。
552名無しのエリー:02/01/19 00:52 ID:58xcIUaY
>>551
最初は両人とも半敬語使い
多少打ち解けてきたら清春がタメ口とか・・・
553名無しのエリー:02/01/19 00:57 ID:6gAFMrEo
>551
お互い「さん」付け・敬語じゃない?
別に相手に敬意を払ってるわけではなく、
単に距離を置いて腹の探り合いをしてる感じ。
でも心の中ではお互い、呼び捨て・タメ口で罵倒してそう。
554名無しのエリー:02/01/19 12:46 ID:IFOU5XJC
松岡が関西弁じゃなくなった・・・
555 :02/01/19 19:43 ID:QhOODOr9
hyde死んじゃった…
556=:02/01/19 22:11 ID:u9ZGJkk1
http://tv.2ch.net/test/read.cgi/geinin/1009967966/l50

ここにもバトロワスレあったんだね。
お笑い板にもあるよ。見にくいし、マニアックだけど…
他にも三国志版・四季版のバトロワスレがある。
557 :02/01/20 16:27 ID:UrunriN+
http://school.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1010784122/

就職板にもあった。1人の作者が孤軍奮闘してる様子。文章は結構上手いからこれからに期待。
558名無し        :02/01/20 18:45 ID:Z4rJfuBH
アキヒト、hydeとラスト候補が二人も死んだ…これでラストはかなり絞られたかな。
559名無しのエリー:02/01/20 19:27 ID:D8Afp6Qp
not at allは蘇らないのか?
560 :02/01/20 20:37 ID:nt+v/zao
ラストはスガシカオのような気がする。
今までの話の流れからすると。
スガvs松岡・・・って感じかな?
あ、松岡vs宇多田も忘れてた・・・。
松岡にとって宇多田はaikoの仇なんだよねー。
561 :02/01/20 21:19 ID:mKk5O+xa
ヒッキ−、スリ−ピ−ス、子供氏のうちの二人が残って共倒れ。
シカオ不戦勝。
562 :02/01/20 22:58 ID:UrunriN+
清春を・・・・!忘れるなっ・・・・・!!
563名無しのエリー:02/01/21 01:44 ID:r+24QFJM
>>556 あのスレは、大阪の吉本base芸人がかなりいるから、
MBSorケーブルテレビGAORAで
マジっすかとクワンガクッって番組見てないとまずわけ分からないと思う。
ロザン(菅・宇治原)に限っては
探偵ナイトスクープ(ABC・テレ朝系列)を見れば顔は分かるかもしれない。
(東京の人向け注釈。)

なるほど、お笑い芸人板の住人が減るわけだ。。。
564名無しのエリー:02/01/21 18:09 ID:S35h0lDc
ヒッキー頑張れ!!(w
565名無しのエリー:02/01/21 20:16 ID:6Roen2vL
続き楽しみ♪age
566テトラドトキシン:02/01/21 22:54 ID:a9pjiD32
続き読みたいぜ!age
567 :02/01/21 22:58 ID:c+d5wfsQ
今日のドラマで松岡影薄かったような・・・
568名無しのエリー:02/01/22 00:56 ID:TchMyNDC
吉井はどうなる?
569名無しのエリー:02/01/22 01:09 ID:ujChMeOx
そーだ
手負いの吉井は何処へ。。。
570名無しのエリー:02/01/22 12:47 ID:ZTCipi5v
570!
571   :02/01/22 15:41 ID:WFbL0I7P
戦場で偶然の再会を果たし、今後の共闘を固く誓い合ったYOSHIKIとスガシカオは
山場となるであろう、午後から夜半に掛けての激闘に備える為、人気の無い自動車整備工場にて
休息を兼ねた戦略会議を開いている。
悪趣味だとは思ったが、シカオはホワイトボードに参加者名簿を記入し、過去の放送で判明した
死亡者を消し、YOSHIKIとの情報交換により要注意人物のリストUPを行う。
「…一番の要注意人物はやはり松岡のようです。アイツは強い。アイツは完全に割り切ってます…」
「…吉井はもはや狂人だ。奴にはもう言葉も何も届かない。見掛けたら覚悟を決めて殺るしかない…」
「…あと清春だな、怪しいのは。西川の時に見たヤツの余裕は…野郎、ネコ被ってやがった…」

当然の様に極悪三人衆の名前が呼ばれた後、YOSHIKIは溜息交じりに第二グループの評論を始める。
「桜井と宇多田も臭うな…アイツ等は善人面してても自分が一番!という性格だ。共闘は難しいな… 草野マサムネもよくわからん」
「曲者揃いですね」「まったくだな」
YOSHIKIは苦笑交じりに白板の二つの名前をマルで囲う。 「せめてコイツ等だけはマトモでいてくれればいいが…」
しかしそこに至るまでの経緯はともかく、桑田佳祐がトータス松本の生命を剥奪した哀しき事実を二人は知る由もない。

シカオとYOSHIKIの休息を奪うかの様に、工場の近くで再び銃声が轟き出す。
「…何やってんだ、この時間まで」 YOSHIKIは癖で唇を若干突き出す、独特の不機嫌な表情に戻る。
「…御苦労なこった。陽水じゃねぇがホントに酷い奴等も多いんだな…生き残ったら他人との付合い方を見直さんとな」
しかしシカオにYOSHIKIのジョークは聞こえていない。あの銃声には聞き覚えがある… 忘れもしない、あの忌わしい場面を…
「…椎名…」 シカオは騒音の方角を見やり哀しげに呟いた。
「林檎?あぁ、いたなアイツも」 YOSHIKIは興味なさげな風情で言葉を続ける。
「アイツもネコ被ってた類だな。まぁどっちでもいいって。大して影響ないだろう、ヤツの存在は…」

「いや」 シカオは強い口調で遮るとYOSHIKIに向って新案を申し述べる。
「行きましょう、アイツの所へ」「おいおい、勘弁してくれ。お前が佐野さんの仇を討ちたいのはわかるが…」
「違います。その逆です。アイツを助けに行きます」「助けるぅ?」「えぇ、そうです。アイツが一番苦しんでると思うんです」

シカオは朝方の情景を回想する。あの犯行直後の引き裂くような咆哮が今も彼の耳にこびり付いて離れない。
『…家から、自分の育った家から追い出された私の気持ちの何がわかるってんだよ、あんたに!!』
林檎は怪しげなキャラ作っていても無類の寂しがり屋だ…俺にはよくわかる…
暖かい愛情に包まれて育った林檎にとって、『業界から出された』という事実は想像以上に心を蝕んだのだろう。
…だからこそアイツは今、逃げちゃいけない。現実に不貞腐れている時間はない。シカオは強くそう思う。

「根は好い奴なんです、林檎は。 混乱してるだけなんですよ、今。 本気で僕を殺す気なら、あの時果たせていた…
アイツは佐野さんの分まで生きなくちゃいけない。佐野さんの死を無駄にさせちゃいけないんです」
「わかった、わかったって。一肌脱ぐよ。」 YOSHIKIはこれ以上シカオの長演説に付き合うのが億劫らしい。
太陽が最も強く輝き出し、風はその存在を完全に消す。スコールが近いのか辺り一面に独特の匂いが充満している。
林檎は最早限界だった。流血・疲労・心労にこの暑さが加わった。彼女は何かに導かれるかの如く、公園に佇む小池に近寄る。
倒れ込む様に水面に顔を突き出し、今までの全てを消し去ろうとすべく、顔面を洗い落とす。
ふと視線を上にやる、そこには木陰で呑気に転寝する二人の人間がいた。佐野元春とアキヒトだ。
林檎は思わず大きく仰け反る。しかしその後、彼の採択した行動は意外なものであった。彼女は佐野の遺体に向い土下座した。

「…スイマセン、許して下さい!…撃つ気なんてなかった…ましてや殺すなんて…」
彼女の述懐に嘘は無い。山中を駆けずり回っていた林檎は、偶然佐野とシカオの会話に遭遇する。
この二人が自分に危害を与える存在ではない事は一発で理解できた。でも彼女は二度と裏切られたくなかった、自分の心に。
佐野がシカオに対し『託す!』という言葉を出した事も不都合だった。シカオに対して嫉妬、寂しさ、疎外感が派生する。
心を決めかねていた林檎に佐野の大喝が降り注ぐ、彼女は条件反射で飛び出した、そして発砲した、それだけの話だ。
だが『それだけの話』が確実にひとりの人命を奪った。あの時のシカオの悲痛な叫びが今も耳から離れない…

林檎は我慢しきれぬかの様に顔を上げる。今度は頭部から出血した見た事が無い程穏やかなアキヒトの顔が見えた。
「!…あんた、何寝てんの!あんたはポルノグラフィティーのアキヒトだろうが!こんな所で終る様な安い存在じゃないだろ!」
顔をクシャクシャにしながら怒鳴り上げる。暫く嗚咽が止らない。動悸を静めると林檎は優しげにアキヒトに決意表明をした。
「…私、頑張るから。頑張るから!頑張って生き残るから……」

「無理だろう、お前じゃ」 背後から冷たい野次が聞こえた。
林檎は咄嗟に前方へ大きくジャンプする。結果的にこの選択は大正解であった。
背後を振り向いたら最後、マサムネの放った手裏剣は確実に林檎の前頭部を捉えていただろう。それが背中への裂傷で済んだ…
「…またあんたか!いい加減、しつこいぞ!」「しょうがないだろ、俺だって死にたくないし」
草野マサムネはあくまでも冷静を装う。「とにかくだ、5時間も追っかけっこしてるんだ。そろそろケリ付けようぜ」

「……」ベンチの陰の叢からは応答が無い。また逃げられたら、今度こそピンチだ。マサムネは林檎専用の特効薬を再度取り出す。
「お前、大体何で参加してんだ、リンゴだかパンプキンだかが?」
「うるさい!黙れ、村上ショージかアンタは!私は何処にいようが椎名林檎なんだよ!」
「そう言う割には逃げ回ってばっかだけどな」
(おやおや、まーた引っ掛かったよ。随分、小さな事に囚われる奴だ。
 こんな安い挑発にも乗ってくれるだなんて。自分の命の瀬戸際だっていうのに…)
「……」「来いよ。軽く揉んでやるよ。不肖草野マサムネ、パク林檎にだけは負けねえよ!」

「…貴様ぁ---!!」 とうとう林檎がブチ切れる。マサムネの声の方角へショットガンを連射する。がまたしても、何の反応も無い。
さすがに林檎は悔いた、自らの思慮の浅さを。だが今更後悔しても始まらない、アイツを倒さねば前に進めない…
『…落ち着け。落ち着くんだ…武器の差を考えてみろ…私の方がどう見ても有利だろうが!』
そう心中で呟く程、反比例して吐息が荒くなる。それでいながら今まで仕留められなかった事実は林檎自身が最も理解していた。
彼女は何かに脅えるかの如く、ジリジリと後退りする。次の瞬間、左足に硬性物の感触が伝わる。林檎は後ろを振り向いた。

『…佐野さん?』 視線を上部へ移行する。そこには音を立てずに手裏剣を握り自分に襲い掛かるマサムネの姿があった。
林檎は発砲した。眼を瞑りながら。まるで自分に降り注いだ全ての悲惨な事実から眼を逸らすかの様に…

「YOSHIKIさん?」「あっちだ!」シカオとYOSHIKIは銃声の轟く方角へ駆け出していた。
剣道の試合で言えば、マサムネの一本勝ちであった。彼の持つ鋭利な鉄は林檎の右の肩甲骨と首の付根の間に完璧に入り込んだ。
しかし最後の最後で、兵器性能の差が如実に現れる。突き刺さる前に引鉄を引いた銃弾はマサムネの腹部を捉えた。
林檎は肩を押え、後方へ倒れ込む。マサムネは前方へくの字の形で崩れ落ちた。

腹部を押えながらマサムネは嘗ての先輩にクレームを付ける。「…佐野さん、どうして俺の味方、してくれないんすか…」
苦しげにマサムネは体を仰向けに反転する。見上げると天空からはポツポツと雨が降り出してきている。
冷たい雨に撃たれて、彼は悲しげに呟く。「…今度ばっかしは、上手く立ち回れなかったなぁ…」
草野マサムネ、絶命。陽水の思い付きだけで参戦させられた後発軍団は完全にこの時点で全滅した。

林檎は重たそうに体を起す。マサムネの絶命を確認すると肩を押えながら、大声で勝ち誇った。
「…この椎名林檎を舐めるからだ…思い知ったか!」
そして彼女は再び池の水面を見付ける。マサムネの返り血で溢れた自分の顔面を見る。その瞬間、林檎は号泣した。
『…この手は!この手は何の為にある!人殺しの為か!違うだろ!マイクを持つ為にあるんだろうが!』
『…奇麗事をぬかすな!生き残らなきゃハナシになんないんだよ!椎名林檎は、勝って他を見返すんだろうが!』
またも相反する二つの気持ちが林檎の心を蝕む。その直後、貧血を覚える。流血は一向に止らない…
『…チキショー…結局、無駄死にかよ…』「椎名ァ!!」 諦めかけた林檎を現実に呼び戻す声がした。

林檎は自分を呼ぶ声の方角に鬱陶し気に眼を向ける。スガシカオとYOSHIKIの姿があった。
「椎名!大丈夫か!」「…うるさいっ!」気力を振り絞り、ショットガンを杖に身を起す。
左手は右肩の止血の為、当然使用不可である。銃は構えられない。しかし林檎は野良犬の様な視線で二人を威圧する。
「…椎名…」シカオは狼狽する事しかできない。
577【二日目・午後12時】公園:02/01/22 17:05 ID:uy+4Ied+
雨は益々勢いを増す。最早、雷雨と言ってよい。スピーカーから声が流れるも、今の林檎の耳には入らない。
「…椎名、聞いてくれ」「…佐野元春の仇を討ちに来たんですか?残念だったね。今、スピッツの奴も退治してやった所だ」
「スピッツ、だと?」 越中聞き返す。
「林檎!テメッコノヤロッ!草野マサムネみたいな優男をやったのか!」「うるさいっ!外様が語るなっ!」
林檎は必死で似つかわしくない悪役を気取る。
「私がいい加減終わらしてやった!何年も中途半端な活動してる奴には死んでもらったんだ!私が業界の健全な姿を守った!」

「…言いたい事は、それだけか…」YOSHIKIは激昂のあまり拳銃を抜き、発砲体勢をとる。
しかしYOSHIKIの手を固く押し留めた人間がいる、シカオだ。「オイッ!」「…ここは自分に任せて下さい」
そう言うとシカオは雨の中、林檎に歩み寄る。YOSHIKIはその断固とした決意に唖然とするしかない。

「椎名、傷の手当が先決だ」 「カッコつけんな!何を偉そうに… あんただって人殺しだろうが!」
「…残念ながら、そうだ」シカオは更に林檎に近付き説得を行う。「…でも終りにしなきゃいけないんだよ、こんな事」
「テメーのやった事、棚上げしてんじゃねぇ!」「椎名、さっき言ったよな。『私が業界守った』って」「…それがどうした」
「…人を殺す事が、お前の守り方か?」「…何だと」「お前の音楽の世界は、そんなに汚いものなのかよ!」

シカオは大喝する。後輩に必死で自分の思いを届けようとする。
「…いい加減、目を覚ませ。俺もお前も殺人者だ、その事実は消えない。消しちゃいけない…」「……」
「そこで俺達が殺し合う事が彼等の望みか?違うだろ!俺達が死んでいった仲間の為にしなくちゃ…」
578【二日目・午後12時】公園:02/01/22 17:06 ID:uy+4Ied+
「アンタの説教は聞き飽きてんだ!」林檎はシカオの言葉を遮り、叫ぶ。
「…椎名!」「…アンタ、佐野さんに言ってたよな。俺が邦楽を守るとか… じゃぁ何でこんな事になったんだよ、教えろよ!」
「…もうしゃべるな、傷の…」「…何だ、その眼は」シカオの全ての感情を林檎は拒否し続ける。
「…何だよ…何なんだよ、その眼は!同情なんかすんじゃねぇ!どいつもコイツも馬鹿にしやがって!」
林檎は右肩から左手を外す。渾身の力でショットガンの銃口をシカオに向けた。

「……」シカオは観念したかの様に眼を瞑る。
「林檎ォ!」状況を見守っていたYOSHIKIはシカオの背後から姿を現し、覚悟を決め引鉄を絞った。
林檎の体はそれとほぼ同時に地面に崩れ落ちていた。

「椎名!」シカオが駆け寄る。YOSHIKIも駆け寄るが、彼は万一に備え素早く林檎から銃を強奪する。
「…無駄ですよ、YOSHIKIさん…」林檎は寂しげに呟く。「…だって、タマ、入ってなぃすもん、もう…」
YOSHIKIは慌てて銃創を確認する。佐野とマサムネの生命と引換に、忌わしい銃弾は粗方も無く姿を消していた。

「…馬鹿野郎!どうしてそんな無駄な意地を!」「…同情されたくなかったんですよ、誰にも…」
林檎は弱々しげに最後まで虚勢を張り続ける。雨は一向に降り止む気配を見せない。
579【二日目・午後12時】公園:02/01/22 17:07 ID:uy+4Ied+
林檎は雨に打たれながら疑問に思う。さっきから雨より大粒で生暖かい水滴が自分に降り注いでいる。
…シカオだ。シカオの涙だ。林檎は愕然としながらか細い声で質問する。
「…シカオさん…何で?」「……」「…私、アンタを二度も殺そうとしたんですよ…酷い事も言ったし…何で…?」

「…馬鹿だ…お前は本当に大馬鹿野郎だよ…」シカオは既に涙声になり、聞き取りにくい事この上ない。
しかし林檎は必死にこのお人好しの先輩の言葉を聞き取ろうと努力する。
「…いつ、馬鹿にしたよ…お前の事を。誰か一度でも…お前を馬鹿にしたか…?」「……」
「…同情されたっていいだろ!泣きたきゃ泣けよ!…そんな時の為に俺達が…いるん…。
 椎名、教えてくれよ、逆に…俺はお前にとって何なんだ?…俺は…助け…合えると…思っ…て…」

もうシカオの声は判別不可能だ。しかし林檎の頑なな心はようやく溶けた。彼女もまた細い一筋の涙を流す。
林檎は再び後悔していた。自分の取ってきた行動や言動について。
私は勝手に僻んでいた。自分の心に囚われていた。自分で自分の世界を小さくしていた。
勝手に仲間外れにされたと思い込んでいた。でもこんな私の為に泣いてくれる人もいるんだ…。
そうだよ、今いる場所は関係ない。私達自身が音楽だろ?何でこんな事、今までわからなかったんだ…

…ごめんなさい、ごめんなさい…シカオさん、貴方の優しさを拒んでしまって。貴方に嫉妬してました…
…ごめんなさい、ごめんなさい…aikoさん、あの時声を掛ければよかった。貴方の力になれたのに…
…ごめんなさい、ごめんなさい…佐野さん、草野さん、貴方達の命を無駄にしました。許して下さい…
…ごめんなさい、ごめんなさい…父さん、母さん、私は強くなれませんでした。一目でいいから会いたかった…
580【二日目・午後12時半】公園:02/01/22 17:08 ID:uy+4Ied+
林檎特有の荒い吐息が見る見るか細くなっていく。雨は一向に降り止む気配を見せない。
「…椎名…しっかりしてくれぇ…」「林檎!フザけるなって!未だお前は何にも成し遂げてねぇだろ!」
シカオとYOSHIKIの激励が遠ざかる。…やり直したい、もう一度、ステージの上に立ちたい…
…歌を歌いたい…ファンの前で歌いたい…でももう遅いんですね…遅いんですね、何もかも…

林檎は泣き顔のまま、シカオにしがみ付く。
「…しか…お…さ…」「もう、しゃべるなって!」「何だ…椎名?…言ってくれ…何だ?」
「……死…にた…く…」 最後の二言を言い残せずに、林檎の首は力なく崩れ落ちた。

「…クッ…」シカオは林檎の顔に自分の額を押し当てる。
YOSHIKIは暫く天を仰いだ後、用無しとなったショットガンを無言のまま大地に叩きつけた。
林檎の安らかな寝顔を見ながら、シカオは手の掛る後輩に労いの言葉を投げる。
「…椎名…お疲れ様…もう、いいから…もう…いいから…な…」

林檎の迷走を弔うかの様に雨脚は一段と強くなる。雨は、一向に降り止む気配を見せない。
581:02/01/22 17:14 ID:uy+4Ied+
    /。     \
   / 0       |
  /      ― ― |
  |.       -  - |
  | (6      > |
  |     ┏━┓|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |     ┃─┃|  < 正直、ここらへんのやりとりは微妙だった。
   |  \  ┃  ┃/   \________
   |     ̄  ̄|
582名無しのエリー:02/01/22 17:40 ID:91VVIG7p
泣いてもた・・・
583ド低脳@下手すぎ  ◆Bdgk.3JY :02/01/22 17:59 ID:M/I3s+30
林檎に感動した!実に感動した!
584名無しのエリー:02/01/22 19:51 ID:ZTCipi5v
新作age
585名無:02/01/22 21:11 ID:NS9MaFeV
マサムネすぐ死ぬだろうとは思ってたけど...(悲)

武器が手裏剣ってちょっとワロタ
586 :02/01/22 21:27 ID:StI0HhHx
林檎vsマサムネ、YOSHIKI&シカオvs林檎かぁ・・・
結構色々な人間模様が面白いね。大好きよこのスレ。
生き残りは
スガシカオ、YOSHIKI、松岡充、宇多田ヒカル、
清春、桜井和寿、桑田圭佑、吉井和哉
(残り:8人)

か。
587 :02/01/22 21:29 ID:StI0HhHx
清春と吉井はすぐ死にそうだね・・・
588名無し:02/01/23 00:00 ID:E7RZM7co
マサムネ氏ぬの早っ!もうちょっと変質者っぷりを見たかったな。
589テトラドトキシン:02/01/23 00:28 ID:NEeOBO57
所詮マサムネだって(w
戦場となっている地域中に雨が降っている。まるで散っていった者達の無念を慰撫するかのようだ。
脱いだシャツを手に持った松岡は、肉体的にも精神的にも疲弊した身体を車のボンネットに預けて
大の字になり空を仰いでいる。雨粒が身体に当たる度に微かに疲労が和らぐ気がした。
だが突然、そんな雨をも止ませるかのような大きな音が街中に設置されたスピーカーから鳴り響く。
いきなり騒音に松岡は舌打ちした。騒音の正体が『少年時代』だったからだ。
「おっと、もうそんな時間か。じゃあそろそろ動くかな。」 放送に合わせて宇多田はベッドから身を起こした。
『幸せ気分でコモエスタ!元気ですかーーっ!!!』
「…もういいっての。」  陽水の第一声に桜井は辟易した表情を浮かべる。
『えーしかし今の挨拶とは裏腹に、私は非常に気分が悪い。
 何故ならこの時間までに一人も殺せず、爆死したバカが本当にいたからだ。』
「馬鹿はあんただろ…」  桑田は手にした銃を悲しげに眺めながらそれだけ呟いた。
『あんまり言いたくないんだが、そのバカとはラルクのhydeだ!』
「んだとぉ?…ふざけんな!!アイツを縊(くび)り殺すのは俺だろうが!!!」 
路地裏で、残り少なくなったボウガンの矢を田代の亡骸から回収していた吉井は、
怒りのあまり既に土色になっている田代の顔面を久しぶりに蹴り飛ばした。今回は何の反応も無かったが。
『…まぁあの程度の小心者じゃあ仕方ないかもな。』
陽水は自分の意にそぐわない者には本当に容赦が無い。自分以外の者に執着が無いだけかも知れないが。
『おっと話が脱線したな。ではこの6時間の脱落者を発表する。今回も多いぞ〜、ンッフッフ〜。
もう残りは10人を切った、とだけ言っておいてやろう。…じゃ民生、お前が読め。』
『こんにちは、奥田です。では脱落者を発表しましょう。まず先程挙がったhyde、草野マサムネ、
 アキヒト、トータス松本、西川貴教.。…と陽水さん、あの二人はどうしますか?』
『ん〜?……あぁ、長本と堂渕だったか。別にいいだろ、死んだし。』
長渕と堂本だ、とか民生が言っている。
「あぁヤクチュウ野郎か。にしても相変わらずやたらと死んでんなぁ。
 やっぱ悪いヤツ多かったんだねぇ。そういや貴教はともかくhydeも死んでんじゃん。
 YOSHIKIさんの仕業かな?だったら結構面白いのになぁ♪」
この放送を一番楽しそうに聞いていたのはこの清春だろう。
清春は放送を聞きながら、鼻歌まじりに自分に支給されていた『各種銃弾詰め合わせセット』から、
西川から奪った銃に合う弾を込めていた。
スピーカーからは、再び陽水の声が聞こえている。
『えーとにかくこれで半分が終わりました。めでたくみんな人殺しになったワケだ!
 実は、俺はお前らが羨ましいんだぞ。俺なんて何回加山雄三や小田和正を殺そうかと…っとまた脱線したな。
 まぁ「何があるかわからん」がこの調子でガンバレ!!では最後にまた諸君に詩を送ろうと思う。今回は相田みつを氏の詩だ。』
ありがたい詩の朗読が終わるまで放送は続いた。
592現在(二日目・正午)の状況:02/01/23 01:06 ID:x52HhFmX
総出演者:52名

首謀者:井上陽水 側近:奥田民生


生存中参加者:ベスト8確定!!
[非暴力派]スガシカオ 
[武闘派]桜井和寿 松岡充 宇多田ヒカル 吉井和哉 清春(SADS)
[微妙派]桑田佳祐 YOSHIKI(X-JAPAN) 

死亡確認済出演者:42名
矢沢永吉 テル 宮本浩次 中居正広 吉田拓郎 平井堅 氷川きよし 矢井田瞳
浜崎あゆみ 国分太一(非参加) 真矢 三木道三 河村隆一 B’z CHAGE&ASKA CHEMISTRY
氷室京介 布袋寅泰 つんく 田代まさし 稲垣吾郎 aiko ゆず 福山雅治 
IZAM Gackt 小室哲哉(非参加) hitomi 佐野元春 堂本光一 アキヒト 西川貴教
長渕剛(非参加) トータス松本 堂本剛 草野マサムネ hyde 椎名林檎(瀕死)

林檎が死ぬのは12時半ですけど文章的にはもう死んだ場面が書かれているので死亡済に入ってます。
593現在(二日目・正午)の状況:02/01/23 01:19 ID:x52HhFmX
>>552
>>553
ありがとうございます! じゃあお互い半敬語でいかしてもらいます。

ちょっと思ったんですけれどもこのスレを元にして洋楽版を作ってくれる方いらっしゃらないでしょうか?
もしやるとしたらこんな感じがいいかも。
陽水→チャックベリーorエルビソ、矢沢→ポール・マッカートニー、拓郎→ミック・ジャガー
松岡→エミネム、平井堅→リンプのフレッド、B’z→ケミブラ、CHAGE&ASKA→ギャラガー兄弟
hide→カート・コバーン、YOSHIKI→デイヴ・グロールorコートニー・ラヴ
上の二つは絶対そうしてほしいなあ。
つうかそんなワケわからん依頼してもしょうがないか。。。
うん、でもなんか自分じゃ無理っぽいからだれかにやってもらいたいなぁ。
エミネムvsフレッドみたいなー
594:02/01/23 01:21 ID:x52HhFmX
 
595名無しさん:02/01/23 01:24 ID:Q3CYBhZj
未だに明らかにされてないが、
最初に靴箱に爆弾(手榴弾だっけ?)を仕掛けたのは
結局誰なんだ?

…まさか…。
596名無しにして頂戴:02/01/23 02:21 ID:LlaG9cMr
林檎ォォォォ〜〜〜〜〜!!
597 :02/01/23 09:30 ID:+f8T7zOu
氷室・布袋→ボノ・エッジ  桜井→トムヨーク
マサムネ→ベック  テル→ボンジョビ
な〜んちって
肝心のシカオ・桑田が思い付かねーや
598名無しスマパン好き:02/01/23 13:18 ID:f4xE6j3E
アメリカの若手のロック勢とラップ勢だけに限ってもおもしろいかも
ボスはマリリンマンソンかフレッドで、もし主人公を
ここの1さんがお好きのビリーコーガンにしたら
マリリンマンソンやコートニーラブとの愛憎劇も描けるしさ
ここの宇多田→コートニー
清春→ドクタードレー
アキヒト→ジェイムスイハ
hyde→元レイジのザック
松岡→キッドロック
マサムネ→ウィーザーのクォモ
とか、ヘヴィロックの連中が多くなっちゃったかな?
っつうか皆…若手じゃないな(w
599  :02/01/23 15:50 ID:vnj6wmD1
HIPHOP板でやっても面白いかも
でもスキルが無ぇ…
600ピロッチ警部〜蘇生編1〜 ◆3lwyg3Nk :02/01/23 17:50 ID:N5+7Mvrc
600