ここかぁ?アラン パーソンズ プロジェクト

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1名盤さん
最近 活動されてるんでしょうか?
2名盤さん:02/10/18 01:10 ID:6ukQgJ7K
ビー板に逝けボケ
3名盤さん:02/10/18 06:27 ID:y+OxlkkT
ん、ここで語っていいんですかね?
何故か本国イギリスよりアメリカで受けがよかったですな。
いまはアラン・パーソンズはソロ活動に勤しんでるけど
地味な活動になっちゃった。でも固定ファンは結構いそう。
4名盤さん:02/10/18 07:35 ID:Gu9SE8bB
「ゲームズ・ピープル・プレイ」がヒットしたときはうれしかった。
「アイ・イン・ザ・スカイ」がヒットしたときはちょっと複雑だった。
5名盤さん:02/10/18 18:35 ID:Gu9SE8bB
サム・アザー・タイム のオーケストレイションを聴いたときは
血の気が一旦ひいて、そのあとカーっと熱くなった。
今でもよく聴く曲の一つだ。
6名盤さん:02/10/18 19:16 ID:9ktXGeYU
去年の来日公演、厚生年金会館が半分も埋まらなかったよ(T_T)
7反転石:02/10/18 20:48 ID:SrqA5VDW
洋楽中級者救済上げ
8名盤さん:02/10/19 12:10 ID:GQXkAvNb
「堅牢の御剣」のようなかっこいいインスト曲もたまりませんな。
原題は“スペードのエース”なんだけど。
9名盤さん:02/10/19 12:26 ID:hXKB+q9y
「Dear Friends」大好きだっだわ。
♪Wo〜No,No,Baby!
たしかなんかの主題歌だったのよね。
10KOKI ◆8YaKwX/viw :02/10/19 13:55 ID:Tz+PeTWQ
「静寂と私」が好きな曲だったよ。 「不可解な物体」もそうかな。
11名盤さん:02/10/19 13:58 ID:iiBG44bq
「Damned If I Do」が好きだった。
良い意味でプログレ臭が残ってて。これがスマッシュヒットして驚き。
12名盤さん:02/10/19 14:36 ID:GQXkAvNb
「ドント・ホールド・バック」から「ワインディング・ミー・アップ」
への流れがとても好きです。イヴイヴイヴ。
13名盤さん:02/10/19 21:58 ID:GQXkAvNb
映画『アイス・キャッスル』に「異次元への旅人」が使用されていたのを
知ったときは、何て意外なと思った。
ただし、それほど印象は強くない。『アイス・キャッスル』なら、
テーマ曲の「この愛に生きる/メリサ・マンチェスター」だよね、やっぱり。
14名盤さん:02/10/20 09:08 ID:gHrw+mpL
1作目の『怪奇と幻想の物語:エドガー・アラン・ポーの世界』は、
コンセプト・アルバムとして完成度がきわめて高い。
1曲目の「夢の夢」からその世界に引き込まれ、「大鴉(レイヴン)」
「告げ口心臓」とかつて読んだポーの作品を思い起こしながら
聴いていく。

4曲目の「アモンティラードの酒樽」で少しほっと息をつける感じ。
そのすぐ後に、シングル・ヒットした「タール博士とフェザー教授
の療法」が続く流れは秀逸である。
15名盤さん:02/10/20 09:11 ID:gHrw+mpL
B面は組曲形式の大作「アッシャー家の崩壊」から。壮大なオーケストラ
に彩られた前奏曲から最後の崩壊まで一気に突き進んでしまう。
ラストを飾るのは優しいバラード「楽園の人に」。この曲がシングルの
B面にすら入らなかったのは大失敗ではなかろうか。
16名盤さん:02/10/20 18:44 ID:gHrw+mpL
ageよう。

ちなみにファースト・アルバムからはシングル・ヒットは2曲。
 1. (The System Of) Doctor Tarr And Professor Fether (76年37位)
 2. The Raven (76年80位)
17名盤さん:02/10/20 18:59 ID:4PaEiA5P
Don't Answer Me は邪道ですか?
18名盤さん:02/10/20 19:02 ID:gHrw+mpL
>>17
全然!
良い曲じゃありませんか。アニメ多用のPVも印象深かったし、いいのでは。
19名盤さん:02/10/21 07:10 ID:OQ/H9upF
2作目はアリスタ移籍後の初回作となった『アイ・ロボット』である。
これもコンセプチュアルな作品で、その題名の通りアイザック・アシモフの
SF作品「私はロボット」からインスピレイションを得ている。
ちなみにアルバム名原題は『I Robot』、アシモフの原題は『I, Robot』
である。
20名盤さん:02/10/21 07:14 ID:OQ/H9upF
アシモフのこの連作SFシリーズはかの有名な「ロボット三原則」を
生み出した作品群である。たしか、
 1.ロボットは人間に危害を加えられない
 2.ロボットは人間に降りかかる危険を看過してはいけない
 3.ロボットは1・2に抵触しない限り、自分のみを守るべし
こんな感じであった。
アシモフ自身の作品だけではなく、他のSF作家にも大きく影響を
与えたこれらの三原則をも頭に置いて、アラン・パーソンズ・
プロジェクトのアルバムを鑑賞すべきであろう。
21名盤さん:02/10/21 21:22 ID:OQ/H9upF
セカンドの出だしはタイトル・チューンの「I Robot」で始まるのだが、
このタイプのインストはこのあとアラン・パーソンズ・プロジェクトの
定番として、各アルバムに収録されることとなる。

2曲目はシングルになった「君は他人」そして美しいオーケストラの入った
「サム・アザー・タイム」(>>5)へと続く。「ブレイクダウン」で一息ついた後、
「何も見たくない」という以後の大作への流れを思わせる作品でA面は終わる。

「何も見たくない」は荘厳なイメージのメロディ、アレンジが続いてから、
曲調が変化し、アップテンポになっていくタイプ。のちに「静寂と私」(>>10)
として一つの完成を見る形である。
22名盤さん:02/10/22 06:37 ID:Dnf6MA2N
『アイ・ロボット』B面はファーストでも見られたような組曲的な
コンセプト作品である。

幻想的な「闇からの声」からインストの「核」へと流れ、ウルフソンの
ヴォーカルがとても優しい「デイ・アフター・デイ」につながる。
このバラードがB面のハイライトであろう。
残り2曲はいずれもインストで、まずアンドリュー・パウエル作の
「皆既食」が流れ、そのまま最後の「創世記」へと自然につながっていく。

ポップでもあり、コンセプチュアルでもあるアラン・パーソンズ・プロジェクト
の持ち味をフルに味わえるのがこの『アイ・ロボット』である。
23名盤さん:02/10/22 14:27 ID:vD4oJXoT
う〜ん、語るね、語るね。
24名盤さん:02/10/22 21:51 ID:Dnf6MA2N
age

セカンド・アルバムからのヒット曲は2曲。
 1. I Wouldn't Want To Be Like You(77年36位)
 2. Don't Let It Show(78年92位)

アルバムのチャート・アクションは
 1. Tales Of Mystery And Imagination - Edgar Allan Poe(76年38位)
 2. I Robot(77年 9位)

どちらもそこそこヒットしたと言える。
25名盤さん:02/10/23 06:39 ID:7zrq/Yld
78年サード・アルバム『ピラミッド』が発売された。
思えばアリスタは日本国内では、最初のうち東芝EMI
から発売されていた。(IES-81095だった)

これは「神秘」に光を当てたコンセプト・アルバムである。
ヴォーカル物とインスト物のバランスといい、
1作目からの路線を踏襲していると言える。
26名盤さん:02/10/23 06:46 ID:v+YE5N0q
最近もの
『タイム・マシーン』好きです!!『ON AIR』はどんな感じですか?
27名盤さん:02/10/23 07:09 ID:7zrq/Yld
>>26
『タイム・マシーン』が気に入ったなら、初期・中期の作品も
必ず気に入るでしょう。
まずは第5作『運命の切り札』をお薦めいたします。
本当に素晴らしい作品です。
28名盤さん:02/10/23 18:39 ID:7zrq/Yld
『ピラミッド』もインスト曲の「異次元への旅人」で始まる。この曲が
映画「アイス・キャッスル」で使用されたのは>>13で書かれていた通り。
曲と言っても「音」中心の前半からテンポとメロディのつく後半に移る。
2分を過ぎたところで2曲目の「万物流転」のイントロとかぶってくる。

「万物流転」はヴォーカル曲である。最後はアンドリュー・パウエル
のアレンジしたオーケストラの印象的な響きから「鷲の飛翔」に流れる。
これはのちの「オールド・アンド・ワイズ」の予言のような美しい
バラードである。
29名盤さん:02/10/23 18:46 ID:7zrq/Yld
4曲目の「もう一つの河」は少しファンキーなアップテンポ。
ホーンのはいるアレンジがひと味違う。最後はストリングスも入って、
印象的なコーダを迎える。そしてそのまま一気に「不可解な物体」(>>10
になだれ込む。サビの後の裏声のコーラスがインパクト強。
フェイド・アウトでA面が終わる。
30名盤さん:02/10/23 19:38 ID:7zrq/Yld
B面トップはインスト曲の「偉大なる神々の伝説」である。「異次元
への旅人」と同じテーマが流れ、アラン・パーソンズ・インストが展開
されていく。そして途中からのテンポ・アップ。人の声も上手に使い、
曲を盛り上げて、切れよく終わる。

次の「ピラミッド狂」は面白い曲である。少しトロピカルな小品。
つづいてまたまたインストの「超第三空間」は、「アイ・ロボット」
を思い起こさせるキーボード中心の曲である。
31名盤さん:02/10/23 19:44 ID:7zrq/Yld
『ピラミッド』最後を飾るのは壮大なバラード「孤独な男の影」。
アルバム最後をこのタイプの曲が締めるのは、セカンド・アルバム
を除いてファースト『怪奇と……』から『ヴァルチャー・カルチャー』
まで一貫している。

とはいえ、次の『イヴの肖像』でまたもリスナーの予想を裏切って
くれるのであるが……

チャート・アクションはアルバムが78年26位。
シングルは「万物流転」が78年に87位を記録している。
32名盤さん:02/10/24 06:39 ID:eboRIIkf
4thアルバム『イヴの肖像』が発売になったのは79年のことであった。
このアルバムはそれまでのアラン・パーソンズ・プロジェクトの印象を
少し変える1枚となった。
確か宣伝文句に“ABBAやELOのようなポップ・ファンタジア”などと
書かれていて、「どんどんシングル・ヒットが出るような」アルバムと
位置づけられていたようだ。
33名盤さん:02/10/24 13:49 ID:vM5L3d1n
APは音が良いので何枚か買った。
LIMELIGHTのスネアの音なんかは
信じられないくらい良かったもんね。
34名盤さん:02/10/24 20:30 ID:eboRIIkf
>>33
本当に音はよいと思います。曲の構成だけでなく、音そのものに
いかに気を配って録音していたかがしのばれます。
アラン・パーソンズ、エリック・ウルフソン、アンドリュー・パウエルの
トライアングルがとても素ばらしいバランスで調和していたことの表れでしょう。
35名盤さん:02/10/24 21:01 ID:eboRIIkf
『イヴの肖像』はプログレ色を押さえ、ポップに徹しようとした
ことがうかがえる。1曲目は毎度のインスト曲「ルシファー」なのだが、
出だしはともかく、イン・テンポに入ってからの流れは今までのインスト
曲とは味わいが違っている。アルバムのテーマ曲という感じだった
今までの1曲目に対して、この曲の場合それ自体がシングル・ヒットに
なりそうなポテンシャルを持っている。
打楽器の音もかなり意識して入れていて、このアルバムにかける
意気込みがひしひしと感じられる。
36名盤さん:02/10/24 22:14 ID:VTsGuKgc
応援してるよ。レヴューがんがれ!
37名盤さん:02/10/24 23:13 ID:eboRIIkf
>>36
ありがとうございます。レヴューというほどのものではありませんが……

ちょっと各作品を振り返ってみたくなったのです。
新旧取り混ぜると自分で頭がこんがらがってしまうので、
リリース順にカキコむことと相成りました。
38名盤さん:02/10/25 07:55 ID:0oF4wVBP
『イヴ』2曲目は「ユー・ライ・ダウン・ウィズ・ドッグ」レニー・ザカテック
のヴォーカル。のちの「ステップ・バイ・ステップ」に通じる流れ。
3曲目「ラザー・ビー・ア・マン」はプログレ・ポップとでも言おうか。
エイジアかと思わせるイントロからデヴィッド・ペイトンのヴォーカルへと
移っていく。
39名盤さん:02/10/25 21:11 ID:0oF4wVBP
「ユー・ウォント・ビー・ゼア」は軽いタッチのバラード。
ヴォーカリストはまた違う人でデイヴ・タウンゼントだったかな。
そのままつながる5曲目の「ワインディング・ミー・アップ」が
なかなか秀逸な曲で、きれいな声のクリス・レインボウが歌っている。

この人は結局『タイム・マシーン』でも歌っているのだから、
アラン・パーソンズとは長いつきあいになっている。

「ワインディング・・・・」は2曲目に近い作りの曲だが、
ヴォーカリストが変わるとこんなに印象が違うものか!
40名盤さん:02/10/25 23:35 ID:n3tK/4K7
いやあ、好きなんですねえ。
私は「アイ・イン・ザ・スカイ」しかもってないけど
ここを読んだら初期のを聞いてみたくなりました。
(廃盤じゃないよね?)
41名盤さん:02/10/26 08:09 ID:cN4TvF8d
>>40
たしか廃盤にはなっていないはずです。
まずは第5作『運命の切り札』をお薦めいたします。
本当に素晴らしい作品です。(>>27同じ クスクス)
42名盤さん:02/10/26 08:13 ID:cN4TvF8d
『イヴ』B面トップは初めてTop30入りしたシングル
「沈黙」である。スリリングなイントロから一気にテンポの早い
メロディになだれ込んでいく。再びレニー・ザカテックを起用し、
高いテンションを保っている。

ちなみにアルバム収録は4'50"のロング・ヴァージョンである。
43名盤さん:02/10/26 10:18 ID:jzYhuEHg
エリック・ウルフソンがいなくなってから、何だかこのバンドに興味
なくなった。
稀有のソングライターだった彼が去ってしまったのは相当痛いなー
本人に作曲能力無いのがバレちゃったし
でもBlown by the windは好きな曲
44名盤さん:02/10/26 10:26 ID:cN4TvF8d
>>43
まあ、確かにアラン・パーソンズご本人は技術屋という感じがしますよね。
エリック・ウルフソンは曲も作って、ヴォーカルもとって、実際の
プロデュースもかなりやってましたから。
アラン・パーソンズ・プロジェクトの成功は>>34のような要因による
ところが大きかったのでしょう。
45 Nyman:02/10/26 10:59 ID:S5YDSqWd
アランパーソンズはSPで今売れてる「B&W」の広告にもユーザーとして紹介されてるね。
いかにもスタジオの職人イメージなんでメーカーも起用してみたんだろう。
私はこの人をアルスチュアートの「Past,Present&Future」から知った。
聞いてすぐ、音が澄んでるジャンという印象を持ったよ。
46名盤さん:02/10/26 11:40 ID:cN4TvF8d
>>45
アル・スチュワートの「Past, Present & Future」はアラン・パーゾンズとは
無関係だと思いますが。

アランとアルの関係はその次の「Modern Times/追憶の館」から「Time Passages」
までだと記憶しています。もちろん最高傑作は「Year Of The Cat」でしょう。
4745 :02/10/26 13:21 ID:aG4cmTKj
すまん。言われて棚から取り出して確認したら「Past~」はRoxyでも活躍した
JohnAnthonyだね。愛聴してたのに気がつかんかった。
48名盤さん:02/10/26 14:55 ID:cN4TvF8d
>>47
『Past, Present & Future』をお持ちとは何て素晴らしい!
私もLPを持っていたのですが、結局CDも買ってしまったくらい
気に入っている1枚ですよ。B面の「モスクワへの道」〜「ノストラ
ダムス(大予言)」がすごく良いですよね。

スレ違いですが、いずれアラン・パーソンズと関連してくると言うことで……
49名盤さん:02/10/26 15:05 ID:cN4TvF8d
スレ戻し。

『イヴ』B面2曲目の「ドント・ホールド・バック」はすてきなライト・ポップ。
初の女性リード・ヴォーカルであるクレア・トーリー。この人はピンク・フロイド
にも関係のある人なので、アラン・パーソンズとは『狂気』からのつながりか。

次の「シークレット・ガーデン」はキーボード中心のいんすと。「ドント〜」で
軽くなった空気を少し引き締める役割を果たしているようだ。
50Nyman:02/10/26 16:52 ID:uLm8zc29
>>48
アルの小春日和(インディアンサマー)聞かれましたか?
数あるLiveの中でも個人的に5指に入れる傑作ステージと思います。
スタジオで耳慣れた曲が鬼気迫る緊張感を持ってそれが最後まで持続するんですよ。
隠れた名盤と思います。アルのスレ誰も建ててくれないもんですから。
5148として:02/10/26 17:58 ID:cN4TvF8d
>>50
もちろん2枚組のLPレコードを持っています。
A面の5曲はスタジオ録音の新曲でしたね。

そのうち3曲はCD版『24キャロッツ』のボーナス・トラックになっていました。
52名盤さん:02/10/26 21:06 ID:cN4TvF8d
『イヴ』のファイナル・トラックはしっとりしたバラード「願い」。
>>31で前述の通り、アルバム最後の曲はこういったバラードであることが
非常に多いのだが、なんと今回はそのハイライトに女性ヴォーカルを
持ってきてしまった。

その人の名はレスリー・ダンカン。彼女はエルトン・ジョンの「愛の歌」
の作者で、また、ドノヴァン、ピンク・フロイドらのアルバムに参加
している才媛である。

『イヴ』の最後を飾るにふさわしいアーティストだと言えるのだが、
ただひとつ惜しまれるのは、この曲を「沈黙」のB面にしてシングルを
リリースしてしまったこと。
キープしておいて、第2シングルとしてカットすれば、大ヒット間違い
なしだと思うのは私だけであろうか。
53名盤さん:02/10/27 09:36 ID:Jmx1mhlv
チャート・アクション

シングル「沈黙」が79年に27位。
アルバム『イヴの肖像』は79年に13位。
54名盤さん:02/10/28 07:19 ID:TqoHh40a
5枚目のアルバムは初期の最高傑作『運命の切り札』である。
ジャケットは黒い壁に、窓が開いていて、その窓がダイヤの
キングのステンド・グラスになっているもの。この厳かな雰囲気は
とても素晴らしい。

リリース以来1年以上もアルバム・チャートに入っていた『運命の切り札』
はどの曲をとりあげてもアラン・パーソンズ・プロジェクトらしさ
にあふれた作品となっているのである。
55名盤さん:02/10/28 22:10 ID:TqoHh40a
『運命の切り札』はA面は単独の曲4曲、B面は組曲を中心に組み立てられているが、
全体的にコンセプトが感じられるアルバムとなっている。
「賭け事」といってしまうと俗っぽい感じになってしまうが、人生で
何も賭けずに生きていく人などいないのもまた事実であろう。

サウンド的には前作『イヴの肖像』とは違った、本来のプログレの
味わいを出した作品となっている。
56名盤さん:02/10/29 06:49 ID:DPdUbA6I
1曲目は「プライス・トゥ・ペイ」。
今までにない骨太のヴォーカルをフィーチュアしたロック・ナンバー
である。曲調自体はアルバムの冒頭を飾るには重いかもしれないが、
そこはブラスのイントロから聴きやすいベースラインまで工夫を
こらして、華々しいサウンドに仕上げている。
57名盤さん:02/10/29 18:58 ID:DPdUbA6I
2曲目は大ヒット「ゲームズ・ピープル・プレイ」。
人生をゲームにたとえたこのアルバムからのファースト・シングルに
ふさわしいタイトルだ。

なんでもアラン・パーソンズが読んだ心理学の本の題名だったとか。

サウンド的には『イヴ』とは違い、ポップを狙っていない正統的な
ロックになっている。
58名盤さん:02/10/30 06:37 ID:xXbkqQ1F
「プライス・トゥ・ペイ」が終わった余韻が残るうちにキーボードの
イントロが始まる。この音はフェイドアウトまでずっと流れている。
ヴォーカルの入りは無伴奏コーラスから。続いて、ギターとベース
が加わり、心地よいAORとしても聴けるサウンドに変わる。

テンションは高く、スリリングであり、なおかつ聴きやすい。
4'20"間を一気に聴いてしまうリスナーも多いはずである。
59名盤さん:02/10/30 20:35 ID:xXbkqQ1F
3曲目は「タイム 〜 時は川の流れに」。80年代で「タイム」というと
カルチャー・クラブになってしまうのだが、アラン・パーソンズ・
プロジェクトの方が1年早くヒットしている、同名タイトル曲の先輩である。

「ゲームズ〜」とはうってかわって、こちらはバラード。シングルの切り方も
うまい。また、ヴォーカルがやっとこさエリック・ウルフソン!

ウルフソンの存在は>>43でもわかるようにかなり大きい。『運命の切り札』
の1年半後の『アイ・イン・ザ・スカイ』では特に存在感を示すことになるのだが、
その予感はすでにこの「タイム」の時点で感じられるわけである。
60名盤さん:02/10/30 21:35 ID:5TOxXQXi
Your voiceでしたっけ?デビットフォスターの曲でしょうか?
ライブ盤に入っているのですが友だちとか何か関係があるんですか?
61名盤さん:02/10/30 23:06 ID:xXbkqQ1F
>>60
「You're The Voice」ですね。

この曲はもと Little River Band の John Farnham が90年にリリースし、
全米82位を記録した曲です。
作者はデヴィッド・フォスターでもアラン・パーソンズでもない4名の
名前がクレジットされています。

デヴィッド・フォスターのアルバム『リヴァー・オブ・ラヴ』にも収録
されていますね。ヴォーカルはマイク・レノでしょうか?

また、91年にはハートのライヴ盤にも入りシングルになり、
95年にはアラン・パーソンズのライヴのボーナス・トラック的新曲
として録音されているのです。

良い曲だからあちこちで演奏・録音されているというのが正解ではないでしょうか。
62名盤さん:02/10/30 23:10 ID:5TOxXQXi
ありがとうございます。
なるほど、ハートもやっているのですか、良い曲なので原曲聞いてみたくなりました!
63名盤さん:02/10/31 07:06 ID:h9xuIgg3
>>62
補足します。John Farnham のヴァージョンは87年に一足先に
イギリスでヒットしています。確か6位まであがりました。
64名盤さん:02/10/31 22:12 ID:h9xuIgg3
「タイム 〜 時は川の流れに」はじわじわとチャート街道を上り続け、
結果的には年間チャートに入るほどのヒットとなった。

A面4曲目までの間に音を4つずつ使ったつなぎの部分が入る。
相変わらず神秘的な音の組み合わせである。そのままテンポが速くなって
「アイ・ドント・ウォナ・ゴー・ホーム」。「ゲームズ〜」と同じ
レニー・ザカテックのヴォーカル。この曲もシングルにしてもおかしくない
出来映えである。
65名盤さん:02/11/01 06:44 ID:c6LjqfRr
大傑作『運命の切り札』B面のトップは得意のインスト曲「黄金のかぶと虫」
である。原題は“The Gold Bug”なので、またもポーの世界ということになる。
サウンドは「偉大なる神々の伝説」に近いか。

そしてこのアルバムのハイライト、組曲「運命の切り札」に入っていく。
66名盤さん:02/11/01 21:43 ID:c6LjqfRr
この組曲は5曲から成っている。まずはテーマ曲「運命の切り札・パート1」。
パート1はピアノ・イントロ・ヴァージョンである。
クリス・レインボウの声がなんとも美しい。なぜシングルにしないんだ!

つづいてこのアルバムからのサード・シングルになった「神の使者」。
原題は Snake Eyes で、これはサイコロ賭博のゲームの名前である。
邦題はちょっと原題の意味からはかけ離れているか。
67レンウィック:02/11/02 05:50 ID:42mVPmEo
>51
>そのうち3曲はCD版『24キャロッツ』のボーナス・トラックに
なっていました。

場違いな話題で恐縮ですが、私がオーストラリアで買った「24キャロッツ」の
CD(EMI)には「インディアン・サマー」のスタジオ録音5曲がボーナス
トラックとして入っていたよ。
68名盤さん:02/11/02 10:03 ID:cvm0kl6j
>>67
おお、そういうお得な物もあるのですか!

私の書いた物は Razor & Tie から93年に出たアメリカ盤です。
そのときは、ボーナス3曲でもとてもうれしかったです。
69名盤さん:02/11/02 11:00 ID:cvm0kl6j
さて組曲「運命の切り札」の3トラック目は「堅牢の御剣」である。(>>8)
インストのこの曲はチェンバロのイントロからストリングスが入り、
管が入り、そしてテンポアップ。リズム帯が入り、とてもスリリングに
展開していく名作である。

途中5拍子や6拍子、3拍子、11拍子などクラシックのような変拍子が
目まぐるしく入り、それがまたこの曲を盛り上げる大きな要素となっている。
70名盤さん:02/11/02 11:04 ID:cvm0kl6j
原題は The Ace Of Swords。Swords はトランプのスートのスペード
のことなので、“スペードのエース”という意味である。

そのまま続けて曲の展開が「何も見たくない」型(>>21)の特徴を持つ
「失われゆく神々の国」。穏やかなバラードから入り、ウルフソンの
ヴォーカルが2分半以上続くと、テンポアップ、「神の使者」のメロディが入り、
そのあと、ハード・ロック調のギター・ソロからエンディングへ。
こういう曲の作りは彼らの得意技とはいえ、お見事である!
71名盤さん:02/11/02 11:13 ID:cvm0kl6j
ちなみに10月上旬現在、アラン・パーソンズはニュー・アルバムの
レコーディングに取りかかっています。

なんでも新たなる境地に向かうべく、エレクトロニカの世界に入るとか。
リリースは来年でしょうが、今から楽しみですね。
72Nyman:02/11/02 12:05 ID:+1JiWf/K
>>67-68
お二人は「LastDaysOfTheCentury」なんて後期の地味〜なアルバムも聞いてますか?
それと,私83年ごろの青山スパイラルホールのピーターホワイトとの2人だけのコンサートにも
いってるんです。自慢しちゃいます。
7368として:02/11/02 14:23 ID:cvm0kl6j
>>72
「ラスト・デイズ・オブ・ザ・センチュリー」もLPレコードで持っています。
エニグマ・レーベルからリリースされた物ですね。
King Of Portugal とか Josephine Baker とかが好きです。

ピーター・ホワイトとの2人だけのコンサート! なんてうらやましい!
私も行ってみたかったです。
74レンウィック:02/11/02 14:42 ID:j8hVK0k1
>72
もちろんアル・スチュアートのアルバムは「ベッドシッター・イメージズ」
(これから3枚目まではEMIの2枚組コンピですが)から2000年に
出た「DOWN IN THE CELLAR」まであらかた持っています。
個人的によく聴くのは「Past, Present & Future」とアラン・パーソンズ
プロデュースの1枚目「Modern Times/追憶の館」ですね。

ピーター・ホワイトとのデュオって、92年にMESAから出たライヴ盤
「RHYMES IN ROOMS」に収録されているやつですね。
行きたかったなあ。
75名盤さん:02/11/03 00:03 ID:u2N5yL7a
承前

組曲最後の曲、すなわちアルバム最後を飾るのは「運命の切り札・パート2」。
まあ言ってみれば、ストリングス・イントロ・ヴァージョンである。
やはり美しいクリス・レインボウの声。アンドリュー・パウエルの本領が発揮
されたオーケストラ・アレンジも素晴らしい。

この曲がフェイド・アウトで消えていった後、すぐにもう一度1曲目から
聴きたくなること請けあい!

Satisfaction Guaranteed!

『運命の切り札』を強くお薦めします。
76反転石:02/11/03 12:00 ID:w+0lEXy6
このスレハンセソ臭い
77名盤さん:02/11/03 15:44 ID:u2N5yL7a
6枚目のアルバムは一番売れた作品である。もちろん出来は素晴らしく、
『運命の切り札』に負けるとも劣らない。
緑色の中に金色に輝く「瞳」のジャケット。アラン・パーソンズやエリック・
ウルフソンの顔にもこの「瞳」が映し出されている。

やはりテーマの中に「神秘性」というものを感じさせる。
が、しかしこれ以前の5枚ほど全体がコンセプチュアルだというわけではない。

むしろ聴きやすいポップ・ロック・アルバムを作ろうとした、という
感じがする。結果としてこのアルバムがシングル共々大ヒットしたことを
考えると、その狙いは見事に的中したわけである。
78名盤さん:02/11/03 16:33 ID:hjR1GITO
負けるとも劣らない

負けるとも劣らない

負けるとも劣らない


79名盤さん:02/11/03 21:56 ID:u2N5yL7a
『アイ・イン・ザ・スカイ』は短いインストの「狼星(シリウス)」から
始まる。

なぜか野球場でかかることが多く、少し前まで、千葉マリンスタジアムで
ロッテの初芝が打席に入るときにテーマ曲として流れていたり、
東京ドームの日本ハム戦で先発メンバー紹介のときに流れていたりした。

やはり持ち前の「スリリング」なインスト・ナンバーならではの
使われ方なのだろう。

80名盤さん:02/11/03 23:26 ID:d9Pg9YJJ
APPはボーカルを全部エリック・ウールフソンに歌ってもらえば
よかったにと思う。
81名盤さん:02/11/03 23:55 ID:u2N5yL7a
>>80
そうですか? 私はいろんなヴォーカリストが好きです。
レニー・ザカテック、クリス・レインボウ、コリン・ブランストン、
デヴィッド・ペイトン、ジョン・マイルズ、エルマー・ガントリー、、、、

もちろんウルフソンも良い声していて、優しい曲にはぴったりですね。
自分でかなりプロデュースもしているところを見ると、自分で歌うかどうか
決定していたのは、ひょっとしてウルフソン?
82名盤さん:02/11/04 10:07 ID:Cdm5FtmF
「狼星(シリウス)」からそのままのテンポで2曲目「アイ・イン・ザ・スカイ」
に入る。82年のアルバム・リリースと同時にシングル・カットされ、大ヒットした
曲である。

リズムは淡々としている。ウルフソンの声がよく似合うタイプの曲だ。

♪ 私は空に浮かぶ瞳、君を見ているよ、君の心だって読めるんだ

という歌詞がサビの部分だが、サビの最後の

♪ I Can Read Your Mind (Looking At You〜)

のかっこ内のコーラスが泣かせる。
83名盤さん:02/11/04 16:33 ID:YfAjhoCh
「Time」はドラムの音がうるさいと当時から言われていましたが、
結局のところどうなんでしょう。
84名盤さん:02/11/04 23:57 ID:9agfkCHO
>>83
う〜〜む、LPやCDを何通りか聴いても、どの収録版もそのような感じは
しないのですが。でもこれはあくまでも私の場合なので、聴く人ごとに
そう感じられる場合もあるのでしょうね。

ひょっとしたらアラン・パーソンズさんが何かの狙いでわざとやっているとか?

う〜〜む、それも考えづらいですね。
85名盤さん:02/11/05 01:15 ID:92VTcH/p
>エレクトロニカの世界

嫌な予感・・・
86名盤さん:02/11/05 06:44 ID:fUGAXvC4
>>85
ちゃんと読んでくれてる人も1人はいるんですね(w

『アイ・イン・ザ・スカイ』3曲目は久しぶりのデヴィッド・ペイトン
「チルドレン・オブ・ザ・ムーン」。イントロのベースとドラムスは
まるで「神の使者」だが、メロディが始まると全然違う。マイナーとメジャー
が入り交じり、不思議な世界が展開される。

私はこれがいずれシングルになるものと決めていたのだが、結果的には
全く間違えていた。
87名盤さん:02/11/05 08:56 ID:8ngE6XUl
そういや、某チャットで黙々とアランパーソンズ流してる人、居るなぁ。
88名盤さん:02/11/05 18:10 ID:Q8M6dYxm
「サイコバブル」はイマイチな曲やったなぁ・・・。
89名盤さん:02/11/05 18:38 ID:KqBBPWt/
Freudianaの日本発売はしないんだろうか?
むちゃくちゃ名盤だと思うんだが・・・
90名盤さん:02/11/05 22:09 ID:fUGAXvC4
「チルドレン〜」から途切れずにそのまま次の曲「双子宮(ジェミニ)」という
小品に入る。ヴォーカリストはクリス・レインボウ。

♪1日に100万語の言葉を書いたとしても、
 君と僕とが双子である理由は言えない。

そしてやんわりと消えていく。
91名盤さん:02/11/06 06:39 ID:jyTl/6HU
『アイ・イン・ザ・スカイ』のA面のハイライトは大作「静寂と私」である。
パーソンズ、ウルフソン、パウエルのトライアングルの持ち味がふんだんに
発揮された作品となっている。

『アイ・イン・ザ・スカイ』を頭から聴いていると、あまりにも素敵な
ポップ・アルバムなので、スーーっと流れていってしまう。
それがこの大作までくると、「ああ、このバンドはプログレに裏打ちされて
いるんだ」と思い出させられることになる。
92名盤さん:02/11/06 20:15 ID:jyTl/6HU
>>88
「サイコバブル」まであと2曲。もうすぐです。

>>89
「フロイディアナ」は白も黒も独特の世界を持った作品だと思います。
名盤かな……?

ミュージシャン的にはアラン・パーソンズ・プロジェクト関連の人たちも
たくさん参加していますが、やっぱり世界が違うかな、という気もします。
9389:02/11/06 22:04 ID:9Mqtrum9
>>92
Eric Woolfson節がバリバリの作品だと思うけどなあ。
とくに、Don't let the ,I am the mirror,Freudianaが好き。
これのGerman original cast CDを手に入れるためにどれだけ苦労したか。
94名盤さん:02/11/07 06:45 ID:0U2Z+mtT
「静寂と私」はたしか国内ではシングル・カットされたので、日本人には
ファンが多い。(>>10)

バラードから入る部分はウルフソンの声にぴったり。そしてアクロバティックに
テンポ・アップし、オーケストラがクラシックの曲のように演奏する素晴らしい
部分が続き(これを単なる間奏とは言えまい!)、再びバラードのテーマに
戻ってくる。

実にアラン・パーソンズ・プロジェクトらしい構成ではないか。
この大作でA面は幕を閉じる。
95名盤さん:02/11/07 12:40 ID:t5aSxRA6
そういえばB面最後のOLD AND WISEは好きだなー
臨終の時にかけてほしい曲だ
96名盤さん:02/11/07 15:16 ID:G6yKNUuN
>95 私、これ聴くとすごくせつなくなるんですよねー
97ギルビー:02/11/07 21:35 ID:3ni4LKGD
OLD AND WISE
TIME
IF I COULD CHANGE YOUR MIND

個人的に上記3曲が彼らのハイライトと考える。
98名盤さん:02/11/07 22:06 ID:0U2Z+mtT
>>95-96
もう少し先に出ますね。

>>97
バラード好きの方ですね。どれも涙ものの良い曲ばかりですねえ。
99ギルビー:02/11/08 07:09 ID:RgGnpypr
>>98
むかしNHK-FMのクロスオーバーイレブンで彼らのバラードを耳にしました。
多感な時期、それも深夜にあんな曲を聴かされ、心が揺れました。
100名盤さん:02/11/08 07:24 ID:+jJr6e+4
『アイ・イン・ザ・スカイ』B面の1曲目は生きの良いロック・ナンバーの
「火傷」。ヴォーカルにレニー・ザカテックを起用し、「ゲームズ・ピープル・プレイ」
の線を狙ったものと思われる。が、結果としては味わいの異なる作品となった。

こういったロック・サウンドは『運命の切り札』でもそうだったように、アルバム中の
良いアクセントとなっている。
101名盤さん:02/11/08 08:45 ID:Y35ZmM6n
100超えおめでとう
102名盤さん:02/11/08 19:17 ID:+jJr6e+4
本当だ、100超えてたわ。

さて『アイ・イン・ザ・スカイ』B面2曲目が問題の(>>88)「サイコバブル」。
ヴォーカルに再度エルマー・ガントリーを起用して、骨太な力強さを出そうと
したのはよいが、88さんの言うようにセカンド・シングルにするような曲では
ないと断言してしまおう。

しかもシングルのB面に「チルドレン・オブ・ザ・ムーン」ではまったく納得が
いかない。逆じゃないの? もちろん結果は散々だった。

キーボードのフレーズも印象的で「神秘的」というアラン・パーソンズ・プロジェクト
のテーマにも合ってはいると思うのだが、でも、セカンド・シングルには
もっと良い曲があったのではないかと思われる。
103名盤さん:02/11/08 20:51 ID:QWzffp3h
確かにシングル向きじゃないけど
あたしはあのびみょ〜にズレた感じが好きだ>Psychobabble
104名盤さん:02/11/09 09:16 ID:JHBHjBXw
次の「マンマガンマ」はお得意のインスト・ナンバー。
コンピューターを多用したテクノに仕上がっている。
なんでもオランダの空中飛行チームがショウのテーマ曲として使用したとか。

そして「ステップ・バイ・ステップ」が続く。
これはとても良い出来で、AORの典型といえる作品。
シングルにしてもおかしくない曲だと思うが、結局そうなることはなかった。
105名盤さん:02/11/09 22:04 ID:JHBHjBXw
そしてラストは>>95-97さんたちの好きな壮大なバラード「オールド・アンド・ワイズ」。
ヴォーカルのコリン・ブランストンは初のお目見えか。
毎回のこととは言え、最後を締めくくるバラードには泣かされる。この曲のヴォーカルと
楽器の組み合わせ(掛け合いと言っても良い)は本当に素晴らしい。

♪ As Far As My Eyes Can See のあとのタララ〜、タララ〜(伝わるかしら)
というフレーズ、そしてサビの後もう一度この部分に戻ってくるところなど、
涙なしには聴くことができない。
106名盤さん:02/11/10 08:39 ID:zMONyZX1
ここらで5,6枚目のチャート・アクションを。

『運命の切り札』は81年に13位を記録。『アイ・ロボット』の9位には
届かなかったものの、58週間にわたりランク・インし、プラチナ・アルバムと
なっている。また、年間でも11位に入っており、いかに売れ続けたかがわかる。

『アイ・イン・ザ・スカイ』は82年に7位まで上昇、バンドとして新記録を樹立。
41週間チャート・イン。同じくプラチナ獲得。年間では76位となっている。
107名盤さん:02/11/10 10:34 ID:lZchwgkN
誰かアランパーソンズの主なプロデュースワーク一覧、列記できる人おらん?
108名盤さん:02/11/10 10:42 ID:PFHVH7VD
結局けんか別れしたの?
もう二度と組まないのかな。
109名盤さん:02/11/10 20:11 ID:zMONyZX1
>>107
有名どころからいくと:

エンジニアとして
  Abbey Road (The Beatles)
  Let It Be (The Beatles)
  Atom Heart Mother (Pink Floyd)
  Stormcock (Roy Harper)
  Red Rose Speedway (Paul McCartney & Wings)
  Dark Side Of The Moon (Pink Floyd)
  Another Night (The Hollies)
  Somewhere I've Never Traveled (Ambrosia)

まずはこんなところで。
110名盤さん:02/11/10 21:46 ID:RSwQf5bv
誰かAlStewartのスレ建ててくれ〜
111名盤さん:02/11/10 23:05 ID:zMONyZX1
>>110
誰か建てると私としてはまたまたたくさんカキコしたくなってしまいます。
建てて!!!!

>>107
続いてプロデューサーとして
  From The Album Of The Same Name (Pilot)
  The Psychomodo (Cockney Rebel)
  Second Flight (Pilot)
  The Best Years Of Our Lives (Steve Harley & Cockney Rebel)
  Modern Times (Al Stewart)
  Year Of The Cat (Al Stewart)
  Rebel (John Miles)
  Stranger In The City (John Miles)
  Time Passages (Al Stewart)
  A Crazy Steal (The Hollies)
  Sympathy (John Miles)

などなど。他にもまだありますよ。
112107 :02/11/10 23:35 ID:Gdx7UWSL
>>109
ありがとうございます。当然予想はされますが,この人はエンジニア上がりですね。
でも原子心母もこの人の仕事なんですか。これが認められてDarkSideなんでしょうね。
それにしても原子〜はくぐもった音だな〜。らしくない。
113名盤さん:02/11/11 06:43 ID:jnP4sEFu
引き続きシングルの状況を。

「ゲームズ・ピープル・プレイ」81年16位。
「タイム〜時は川の流れに」81年15位。
「神の使者」81年67位。

「アイ・イン・ザ・スカイ」82年3位。
「サイコバブル」82年57位。

「オールド・アンド・ワイズ」83年にアダルト・コンテンポラリー・チャートに入った。

※なぜか『運命の切り札』の歌詞カードに乱れがあるものがあります。
  お手許のCDをお確かめください。
114名盤さん:02/11/11 23:08 ID:jnP4sEFu
『アイ・イン・ザ・スカイ』の大ヒットを受けて、アラン・パーソンズ・
プロジェクトはベスト・アルバム『The Best Of The Alan Parsons Project』
をリリースすることとなる。

セカンド・アルバムからの「君は他人」をはじめヒット曲がズラリと収録されて
いるが、「ルシファー」「沈黙」「何も見たくない」「オールド・アンド・ワイズ」
についてはシングル・ヴァージョンが入っている。
115名盤さん:02/11/12 07:25 ID:L48BUtOC
このベスト盤の目玉が1曲納められた新曲「ユー・ドント・ビリーヴ」である。
ヴォーカルは“ヒット曲ならおまかせ”のレニー・ザカテック。
ポップ・ロックと言ってもいいのだが、アレンジはしっかりプログレしている。
このあたりはアラン・パーソンズの面目躍如といったところか。

この曲で彼はエンジニアとしてふんだんに腕をふるったものと思われる。
シングルA面としてカットされ、83年に54まで上昇している。
116名盤さん:02/11/12 22:24 ID:L48BUtOC
さてベスト盤をはさんで第8作目が『アンモニア・アヴェニュー』である。
タイトルのイメージがつかみづらいが、それは「アンモニア」という単語に
対するなにやら強烈なマイナス・イメージが先行しているからであろう。

アルバムの特徴はまず表立った「テーマ」が無いこと。ウルフソンの
ヴォーカルの割合が増えていること。曲調が全体的に穏やかであること。

これらを併せて考えるに、このアルバムを作る際には6作目からの
シングル「アイ・イン・ザ・スカイ」の成功が影響しているようである。
117名盤さん:02/11/12 23:30 ID:3Dp7fVI0
118名盤さん:02/11/12 23:43 ID:7GoKX9Sa
「Keats」というアルバムは何だっけ?
119名盤さん:02/11/13 01:41 ID:gmgAiXOe
The Psychomodo (Cockney Rebel)
コックニー・レベルの「さかしま」ですね。
このアルバムの終曲「TUMBLING DOWN」はスケールの
大きな本当の名曲だと思う。
鬼才スティーヴ・ハーリーとアラン・パーソンズの共同
プロデュースで、アンドリュー・パウエルの繊細なアレンジが
光る。
心に染み透るようなハーリーのボーカルも泣かせます。
120  :02/11/13 02:23 ID:MSFV45w3
「ドントアンサーミー」しか知らない。
121名盤さん:02/11/13 02:51 ID:oRnvKgkC
>>118
Pete Bardens Stuart Elliott Ian Bairnson David Paton Colin Blunstone

ttp://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&uid=SEARCH&sql=Ahy6ompv39f5o
122名盤さん:02/11/13 03:37 ID:0NQzLv7m
123名盤さん:02/11/13 06:38 ID:aMQynixZ
>>117
いろいろあるんですねえ。

>>118>>121-122
寡聞にして Keats は知りませんでした。手に入るのかなあ。

>>119
コックニー・レベル 良かったですね。私も好きな曲が多いです。

>>120
もうすぐ登場します。
124名盤さん:02/11/13 07:12 ID:4WQPGLXl
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000011BL/qid=1037139025/sr=1-5/ref=sr_1_2_5/249-6754448-1528311
>>123
「Keats」があったけど、高いなあ。
漏れは中古屋で500円ぐらいで買ったんだけどね。
125名盤さん:02/11/13 07:29 ID:aMQynixZ
>>124
ははあ、一応輸入盤で手に入るんですね。注文しようか、それとも東京まで
探しに行こうか。考えますです。
126名盤さん:02/11/13 07:38 ID:4WQPGLXl
>>125
HMVには無いから、けっこう貴重盤かも。
東京に行くぐらいなら注文したら?

Alan Parsons全盛期の作品ということで、
すごく期待して買ったんだが、
暗くて地味で、全然印象に残ってないよ。
でも、雰囲気は紛れもなくAlan Parsons。
127名盤さん:02/11/13 10:44 ID:6wYa2A3H
アンモニアアベニューは全作品中一番好きなアルバムだった。ジャケがいい。見慣れた風景
からデザイン性を抽出,合せ鏡の表現というのはデザイン界で流行ってたような。
仲間内でこれを「ションベン横町」と訳してた。次のアルバムが全体を通しで聞くと
油を吸いすぎたドーナツみたいなくどさだっただけに,このアルバムは音処理が気持ちいい.
128名盤さん:02/11/13 19:11 ID:aMQynixZ
>>127
『アンモニア・アヴェニュー』のジャケットは、表は正に「パイプライン」。
今、LPレコード(特別限定価格¥2,000 みなさんもこれですか?)を
改めて見ているのですが、何か昆虫の体の一部を超拡大しているみたいな
気がしてきました。

このLPは裏ジャケも、ものすごい雰囲気のものでしたね。
バットに土を盛ってその中に頭を突っ込んでいるという、なんともシュールな……
一番手前のおじさん(だと思う)が禿げてますね。

『アンモニア・アヴェニュー』がそれ以前の作、たとえば『アイ・イン・ザ・スカイ』と
違っている点は、キーボード:ギターの割合が“K>G”から“K<G”に
変わっていること。ゆえに、発売当時はアラン・パーソンズ・プロジェクトが
“ビートルズ・サウンドに挑戦した”とか言われていたのが記憶に残っている。
129名盤さん:02/11/13 19:12 ID:aMQynixZ
>>126
いやいや、欲しい音源を探しに行くこと自体が楽しみでもあるものですから。
でも、時間と金もないし、結局注文してしまうかもしれません。

暗くて地味なんですかあ……
されど、欲しいなあ……
130名盤さん:02/11/14 06:56 ID:qdKb20Hj
『アンモニア・アヴェニュー』A面1曲目を飾るのは、聴きやすいポップ・
ロックに仕上がった「プライム・タイム」。たしかにキーボード・サウンドが
抑えめになっているようである。曲名は日本で言うと「ゴールデン・アワー」
に当たる言葉だが、ここでは「人生のゴールデン・アワー」という雰囲気か。

1曲目からウルフソンのヴォーカルというのは結構まれである。彼の気合いが
かなりこのアルバムに注がれていたという証であろう。この曲はセカンド・
シングルとしてカットされ、シングル・ヴァージョンが小ヒットしている。
131名盤さん:02/11/14 12:07 ID:nU0AmGj7
「パイプライン」ってヴェンチャーズと関係あるの?

「プライム・タイム」ってむかしあったTBSのニュース番組と関係あるの?

「スネーク・アイズ」ってセヴン・イレヴンと関係あるの?
132名盤さん:02/11/14 18:13 ID:DDD3Z7uC
ああうぜえぇぇ
133名盤さん:02/11/14 18:38 ID:2KhoWFLg
Freudiana はamazonで買えるみたいだね。

ERIC WOOLFSON がやってるミュージカルのCD Freudiana, Gaudi, Gambler
が欲しいが買えなかったんでNapsterで手に入れた。ま、でも買えるんだったら買うんだが。
134名盤さん:02/11/14 18:44 ID:lBB0Uq1N
135名盤さん:02/11/14 20:55 ID:qdKb20Hj
>>131
ほとんど関係ありません。あなたとも縁を切りたいですね。

>>132
私のことでしょうか? ごめんなさい。

>>133
Freudiana(白) はずいぶん前(たぶんリリース直後)に六本木の Wave で
LPの2枚組を買いました。そのうち順番が来ればカキコしたいと思います。

>>134
見ない方が良かったかも……
136名盤さん:02/11/14 21:12 ID:lBB0Uq1N
こんなキショクの悪いジジイだったとは・・・・<ERIC WOOLFSON
137名盤さん:02/11/14 22:39 ID:BXpmuAG9
容貌なんか関係ない
俺は彼の詩を愛す
ところでFreudianaの「白」「黒」ってなんのこと?
138名盤さん:02/11/15 06:46 ID:2CCAxx8A
>>137
Freudiana「白」は英語版で、アラン・パーソンズ・プロジェクトっぽく思える作品。
Freudiana「黒」はドイツ語版で、ミュージカルからのコーラス曲を集めた作品。
「黒」はあまりアラン・パーソンズ・プロジェクトっぽくありません。

「白」は90年に、「黒」は91年にリリースされています。
139名盤さん:02/11/15 07:40 ID:hE9Rzfob
「レディホーク」という映画のサントラはどうなんだろ。
持ってる人いない?
140132:02/11/15 09:27 ID:zMFV8Qgu
>>135
違うよ。>>131の事
141名盤さん:02/11/15 14:10 ID:2CCAxx8A
さて続きを。

『アンモニア・アヴェニュー』の2曲目はレニー・ザカテックの登場である。
とくればストレートなロック・スタイルが予想されるが、その通り。
「レット・ミー・ゴー・ホーム」はギターをフィーチュアした「火傷」や
「もう一つの河」を思わせる作品となっている。

3曲目はタッチの軽いポップス「ワン・グッド・リーズン」。ウルフソンの
築く新しい世界と言えよう。また途中のブリッジの部分はアラン・パーソンズの
腕前がいかんなく発揮されたキーボードのフレーズが使われている。

“一つで十分な理由”とはどういうものなのでしょうね。
142名盤さん:02/11/15 22:27 ID:2CCAxx8A
4曲目は「ラスト・グッドバイ」。ポジションとしては前作の「オールド・アンド・ワイズ」
に該当する曲だと思うが、A面に置かれた。このあたりは『運命の切り札』の「タイム〜
時は川の流れに」を思わせる。

内容は切なく暗い曲である。でもメロディ・サウンド面は非常に美しい。
こういう曲はやはりクリス・レインボウである。この曲と次の曲はウルフソンよりも
パーソンズが主導してプロデュースしたようだ。(勘ですが)
143名盤さん:02/11/16 09:17 ID:qHz6eXJa
続いて5曲目が話題のヒット・シングル「ドント・アンサー・ミー」。
ヴォーカルは責任者ウルフソン(w)が、担当している。「サイコバブル」や
「ユー・ドント・ビリーヴ」とは違った優しい曲調で、ひたすらポップ街道を
突き進んでいる。

>>17-18のようにアニメ多用のPVも可愛らしくて良かったし、より広く
新しいリスナー層にまでアピールしようとしたようだった。

144名盤さん:02/11/16 12:09 ID:qHz6eXJa
「ドント・アンサー・ミー」発売当初の評判は“ウォール・オブ・サウンド”の
再来、というものだった。ご存じフィル・スペクターがプロデュースした曲を
形容して言われた表現である。

確かに「ドント・アンサー・ミー」は、イントロから「ビー・マイ・ベイビー」
を思わせるリズムとカスタネットの音に彩られている。そして、オーケストラの
使い方や打楽器・ベースラインの雰囲気がまさに“ウォール・オブ・サウンド”を
意識したものと言えよう。

ちなみに録音されたのはアビーロード・スタジオである。
145名盤さん:02/11/16 19:32 ID:qHz6eXJa
B面1曲目が「ダンシング・オン・ア・ハイ・ワイア」。ヴォーカルは
「オールド・アンド・ワイズ」のコリン・ブランストン。今度はバラードではなく
ミドル・テンポの地味目のロック。“綱渡り”ならまだしも“綱の上で踊って”しまう
というのだから、大変危うい光景である。

“以前はあった命綱も今はもう無いということをしっかり憶えておけよ”

ととても厳しい内容を歌っている。
146名盤さん:02/11/16 22:17 ID:GiqtHK+1
「ドント・アンサー・ミー」とか「タイム」とか、
「プライムタイム」とか
「スタンディング・オン・ア・ハイヤー・グラウンド」とかの
インテリジェントPOPSみたいなの好きだな〜。
全部ウルフソンがVOCALだっけ?
147名盤さん:02/11/16 22:18 ID:GiqtHK+1
あっそうそう。
「アイ・イン・ザ・スカイ」もそうだね。
148名盤さん:02/11/16 22:51 ID:GiqtHK+1
その辺りのインテリジェントPOPSを集めて、
ベスト作ろうかな〜
149名盤さん:02/11/17 00:04 ID:M35z8ZZE
>>146-148
インテリジェント・ポップスという言葉は初めて聞きました。
なんとなく雰囲気の伝わる言葉ですが、実際はどういった分類なのでしょうか?

『アンモニア・アヴェニュー』のB面2曲目は>>115の再録「ユー・ドント・ビリーヴ」
である。まったく同じヴァージョンであるが、前に書かなかったことを少々。

レニー・ザカテックがヴォーカルのプログレ調ポップ・ロックなのだが、
よく注意して聴くと「ルシファー」や「マンマ・ガンマ」が含まれているではないか!
これは私の気のせいではないと思うので、今度気をつけて聴いてみてください。
150名盤さん:02/11/17 08:22 ID:M35z8ZZE
ラスト2曲まで来てお約束のインスト・ナンバー「パイプライン」。
マイナーな曲調なので暗い感じがする上、途中ではいるサックスが
これまた泣きを誘う。

テクノっぽいのにしっとりと哀愁が漂うナンバーに仕上がっているが、
個人的には「黄金のかぶと虫」の方が好きである。
151名盤さん:02/11/17 17:28 ID:M35z8ZZE
『アンモニア・アヴェニュー』のラストはタイトル・ナンバーである。
ピアノのイントロでウルフソンがバラード調の歌を歌うところから入り、
アンドリュー・パウエルが腕をふるったオーケストラが控えめに加わる。

その後、2分30秒からお得意のテンポの変化。アップになってキーボード
やらエレキ・ギターが徐々に演奏に参加する。4分過ぎ、再びオーケストラが
入るとテンポ・ダウン。最初のバラードに戻って、ウルフソンのヴォーカル、
という構成。
152名盤さん:02/11/17 22:56 ID:M35z8ZZE
チャート・アクション:

シングル
  「ドント・アンサー・ミー」84年15位。(つくづくPVが可愛らしい)
  「プライム・タイム」同年34位。(正直、もっと売れると思った)

  ※「プライム・タイム」のレニー・ザカテック・ヴァージョンとかないのかしら。

アルバム『アンモニア・アヴェニュー』は84年15位。
ゴールド・ディスクを獲得しています。
153名盤さん:02/11/18 06:32 ID:AHKej+o8
「アンモニア・アヴェニュー」は大作で、アルバムのタイトル曲で
しかもアルバムの最後を飾っていることもあって、「運命の切り札」を
思わせる曲なのであるが、実は「運命の切り札」ほど複雑な構成ではない。

むしろ妥当なのは、曲順はアルバムの最後ではなかったけれども、
『アイ・イン・ザ・スカイ』の中の「静寂と私」に該当する曲だという
考え方であろう。
154名盤さん:02/11/18 18:54 ID:AHKej+o8
アラン・パーソンズとエリック・ウルフソンでは、どちらかというと
ウルフソンの方がコンテンポラリーな音楽に関心が深く、パーソンズは
頑固な職人肌だというイメージを、なんとなく持っていたのです。

ところが実際には アルバム制作→CDリリース というコースで
残ったのがパーソンズで、ミュージカルという舞台芸術の世界へ
旅立って行き、CDリリースへの興味を失ってしまったのがウルフソン
だったとはなんとも驚きを感じたものでした。

2人(パウエルを入れると3人)のバランスが壊れたとき、APPの音楽も
また、大きな変化を遂げたのです。

でも、それはまた少し後のお話。
アルバムは通算9作目の『ヴァルチャー・カルチャー』に入ります。
155名盤さん:02/11/19 06:44 ID:P4gmCjPi
ヴァルチャー/Vulture を辞書で引くと

1.ハゲワシ・ハゲタカ・コンドル
2.(弱い者を食い物にする)強欲な人間

と載っている。Culture をふつうに「文化」と解すると、『ヴァルチャー・カルチャー』
とは“ハゲタカ文化”というイヤらしい言葉になる。「あいつはハゲタカのようなやつだ」
というときの“ハゲタカ”である。
156名盤さん:02/11/19 06:45 ID:P4gmCjPi
アメリカの投資ファンド、証券・金融機関のベンチャー・キャピタルなどで、
日本で不良債権と化した土地、ビル、テーマパーク、ゴルフ場等々を買い
たたいている金融資本を“ハゲタカ・ファンド”と呼ぶ。
それはまさに日本のバブルの夢の跡に、まるでハゲタカが死肉を漁るように
群がり、二束三文で資産を買い取っていっているのである。

17〜8年も前にアラン・パーソンズ・プロジェクトがこの日本のていたらくを
暗示していたとは、なんともすごい話である。
157名盤さん:02/11/19 11:32 ID:xfPxa13I
あのジャケットの,蛇が自分の尻尾を食ってる図は何を意味しますか?
158名盤さん:02/11/19 19:03 ID:P4gmCjPi
>>157
蛇は 生産→破壊→再生→破壊→再生→・・・・ の流れのシンボルです。
解釈は個々人により自由だとは思いますが、意地汚く何でも食っているうちに
ついに自分のしっぽまで囓ってしまい、それがまもなく自分の身の破滅を
もたらすことに気づいていない愚か者の象徴とも取れます。

この蛇の図は“グノーシスの蛇”と呼ばれる“とある派閥”の象徴です。
「人間とは本質的に精神であるが、現世では肉体や環境などの非本来的な要因
により、本来の自己から乖離してしまっている。」というのがグノーシス派の
考え方です。

“グノーシス”は「知識・認識」の意味のギリシャ語です。この蛇にアラン・パーソンズが
どういう意味を込めたのか、それぞれの解釈などご披露していただければと思いますが。
159名盤さん:02/11/19 23:04 ID:P4gmCjPi
かの蛇はまたの名を「ウロボロス」。永遠の象徴でもあります。

因果は巡る糸車 始めと終わりが連なって グルグル輪になって

という表現がありますが、まさにそのイメージ。
無限大記号の「∞」の由来でもあるんですよ。
さらにタロウ・カードの「魔術師」の意匠でもあります。
160名盤さん:02/11/20 01:29 ID:EZlJRowG
小学1年ンときに 叔父に「ルシファー」聴かされて
ド肝抜かされて 感動したのをおぼえてます。
161名盤さん:02/11/20 06:50 ID:1OmGW1o3
『ヴァルチャー・カルチャー』はそのタイトルとはうらはらに気軽に楽しめる
ポップ・ロック・アルバムとなっている。また美味しいところはウルフソンが
持って行っていて、彼の力の入れ具合が分かる作品だ。

そして打ち込み系の音が多用された曲もあり、時代の変化を感じさせる。
全8曲40分程度の短い収録時間だが、1曲1曲に特徴があり一言では
語り尽くせない出来である。

ただし、シングルやPVにはあまり力を入れなくなったのか、セールス的には
以前のような大ヒットとは言えなくなってしまった。
162名盤さん:02/11/20 14:28 ID:TAX5Fq0u
ボジョレーヌーボー明日解禁age
163名盤さん:02/11/20 18:17 ID:1OmGW1o3
>>162
お酒はお好きですか? 眠りを覚ましてくれますか?

『ヴァルチャー・カルチャー』の幕開けはファースト・シングルにもなった
「レッツ・トーク・アバウト・ミー」である。実はA面1曲目がファースト・
シングルになるというパターンはこれが初めてなのであった。

男性の囁き声が伴奏と共にだんだん大きくなってくるイントロが印象的だが、
すぐさまキーボードが特徴のあるプログレっぽいフレーズを刻み、ギターや
ドラムスもからんでくる。
164名盤さん:02/11/20 23:01 ID:1OmGW1o3
「レッツ・トーク・アバウト・ミー」のヴォーカリストはデヴィッド・ペイトン。
かのパイロットのヴォーカル兼ベーシストである。(どっちが'兼'かはともかく)

アラン・パーソンズ・プロジェクトとは1作目の『怪奇と幻想の物語:エドガー・
アラン・ポーの世界』からのつきあいで、リード・ヴォーカルは『アイ・イン・ザ・スカイ』
の中の「チルドレン・オブ・ザ・ムーン」以来(>>86)である。それ以前は『イヴの肖像』で
「ラザー・ビー・ア・マン」を歌っていた。

「チルドレン・〜」が名曲だったのにシングルになり損なったことを考えると、この
曲「レッツ・〜」のシングル・カットはペイトンにとって会心の出来事だったに違いない。
165127:02/11/20 23:29 ID:GYkRaPKh
私はこのアルバム,6:4で嫌いが勝つ。
B・Ferryの失敗作マムーナにも似て,一度聞いたら当分聞きたくない。録音のせいか、
窒息しそうになる。楽曲の良さを録音の抜けの悪さでつぶしてる。CDになったらなおさら
その印象は強まった。APさん、凝りすぎてません?
166名盤さん:02/11/21 02:06 ID:cl81SPGb
新田一郎がカバーしたのはこのアルバムの曲だっけ?
167名盤さん:02/11/21 07:14 ID:0SGDv70r
>>165=127
ほほお、そういう聴き方もありましたか。このアルバムがあまりヒットしなかった
のにはそのような要因もあったのかもしれませんね。
私には『アンモニア・アヴェニュー』と比べるとこちらの方が、音がクリアな
気がします。でも凝っているのは間違いないですね。

>>166
「自由はすぐそこに」のことでしょうか。私はこのカヴァーの方は聴いたことが
ないのですが、どんな感じなのか分かったら教えてください。
168名盤さん:02/11/21 23:21 ID:0SGDv70r
『ヴァルチャー・カルチャー』A面2曲目はパトリック・レナードの作る音
に似たベースのサウンドからはいる「セパレイト・ライヴズ」。
ウルフソンがヴォーカルを取っている曲だが、正直いまひとつパンチが足りない
気がしてしまう。メロディもやや単調で、ドラマチックな展開もない。

これは単に好みの問題かもしれないが、音だけ考えたらレコーディング後に
ボツにしても良かったのではないだろうか。そんなこの曲のひとつの聞き所は
歌詞であろう。

♪僕たち2人は別々の人生を歩み 別々の道を進む
  目と目を合わせずに 顔をつきあわせたりできないから

対訳で we を「人」と訳してあるのとは違う解釈をしているが、この歌の
場合の we は「You And I」だと思う……。 
 
169名盤さん:02/11/22 00:02 ID:srBA9eQt
>>168
漏れは「セパレイト・ライヴズ」好きだったな〜。
また聞いてみようっと。
170名盤さん:02/11/22 00:46 ID:Gf/O4dmI
聴く前の印象は、このアルバムは全8曲だったので前作に
比べて曲数が減ったなあ、ということだった(w
171名盤さん:02/11/22 06:35 ID:XdKj27dq
>>169
いろいろな曲にいろいろな意味合いがあって、いろいろな人が好きになるって
ことの現れでしょうね。ウルフソン好きにはたまらないのでしょう。

>>170
これは実を言うと大きい事実かもしれませんよ。私も8曲40分は少ないなあ
と思いました。他にどれだけレコーディングした中から、この8曲をセレクト
したのかが気になります。本当はこの8曲しか演ってなくて、そのまま収録
していたりして……。
172名盤さん:02/11/22 18:23 ID:0wHm+ZAD
「旅人は星を数える」はヒットしなかったけど、好きだなぁ。
173名盤さん:02/11/22 21:07 ID:XdKj27dq
>>172
私もこの曲は好きです。クリス・レインボウの声は素晴らしい!
もっともっと売れて欲しかった。

3曲目はその「デイズ・アー・ナンバーズ(旅人は星を数える)」である。
またもパトリック・レナード風のイントロ。でも曲は全然違うタイプ。
まずはメロディがとてもイイ。レインボウの声に絶妙のコーラス・ワーク。
そして良いタイミングで入ってくるサックスのソロ。
これはアラン・パーソンズが敏腕を発揮したといえる作品であろう。
174名盤さん:02/11/22 21:47 ID:srBA9eQt
どっかに「ドント・アンサー・ミー」や
「プライム・タイム」のPVは落ちてないのでしょうか?
175名盤さん:02/11/23 02:04 ID:nljQvCbH
>>174
落ちてたら私も欲しいです。「ゲームズ・ピープル・プレイ」が特に欲しいです。
もし見つけたらぜひお教えくださいませ。

さて、4曲目はウルフソンのヴォーカルの「自由はすぐそこに」。雰囲気は
「セパレイト・ライヴズ」と似ているかもしれない。が、なぜか出来が全然違う。
原題の意味は“遅かれ早かれ(僕は自由になる)”だが、歌詞の対訳は間違い
だらけなので、うっかり歌詞カードを鵜呑みにしないように。
要は「いつか君は僕の心からいなくなる」(=僕が君から解放される)という
だけの歌なのに、対訳はまったく逆のことが書いてある。

せっかくのイイ曲なのに、こういった180度逆の対訳のせいで、誤解されてしまうのは
とても悲しいことだ。「アイ・イン・ザ・スカイ」に似たテンポも良く、
サウンド的にも「ワン・グッド・リーズン」と似た優しい感じに仕上がっているのに、
重ね重ね残念だと言わざるを得ない。
176165:02/11/23 03:43 ID:kryoOoy5
「音の抜けの悪さ」の言い方は良くありませんでしたね。どうもこのアルバム,全曲音の上限と下限、
変な「切りかた」ないしは調整してませんか?これはHPで聞くとわかりやすいんです。
イコライザーケージがついたデバイスで聞いてる人はその表示が何か規則的な,意図したような
自然でない動きをすることに気がつきました? APはこのアルバムでなにがしか実験的な音処理を
隠し味的使うことにトライしてると思う。そのせいか打ち込みがやたら強調されて,聴後,HPでは頭が
グァラングァラン。
177名盤さん:02/11/23 04:07 ID:pefxpQdM
>>167
そうカバーは「Sooner Or Later 」でした。どんな感じかは記憶の彼方ですが
さほど崩した感じではなくAO調だったと思います。
調べたらアルバムにも収録されていたらしい。
新田一郎氏は当時文化放送のロキュペーションのDJで
昔はコンサートを新聞発表前に知る方法はなく貴重な番組でした。
まあ青山まで整理券を取りに行ったのは数回でしたけど。
178名盤さん:02/11/23 08:34 ID:nljQvCbH
>>176=165
へえ、すごい耳の持ち主ですね。私はCDをヘッドフォンで聴いたこともなく
全く気づきませんでした。パソコンのソニック・ステージで再生してみましたが、
イコライザー・ゲージの振れを見ても特に変わったことには気づかない私。
“耳厨房”と呼んでください。

これはAPPに限りませんが、MDにコピーすると、ある帯域のあるレベル以上の
音が一律にカットされるようなので、それと似たような処理が行われたのかも
しれませんね。

>>177
さほど崩した感じでもない、と聞いて安心しましたが、歌詞は日本語だったんですよね?
歌詞もどんなものだったのか知りたいですなあ。
179名盤さん:02/11/23 19:47 ID:nljQvCbH
『ヴァルチャー・カルチャー』のB面は思わせぶりなゴールデン・イアリング風の
イントロで始まるタイトル曲からスタート。A面で聞かれたようなパトリック・
レナードぶりはここでは聞かれない。やはり真似っこしたかったわけではないようだ。
ベースの音から意味ありげなサックスの音へ。そして聞き慣れたレニー・ザカテックの
ヴォーカル。

>>156で書いたように、今の日本のひどい状況を歌っているかのような歌詞に
アラン・パーソンズのある種の巧まざる先見性を感じてしまう。
180名盤さん:02/11/23 22:55 ID:nljQvCbH
「ヴァルチャー・カルチャー」はレニー・ザカテックなのだが、これまでの
彼がリード・ヴォーカルを取った作品と違って、ヒット曲としてのポテン
シャルはあまり高くない作品となっている。

しかし、歌の内容を見ているとレニーの歌ったヒット「ゲームズ・ピープル・プレイ」
とイメージがかぶってくる気がする。片や賭博ばかりしているような人生を
痛烈に批判し、こちらでは“ハゲタカのような連中”を揶揄しているわけだ。

たとえシングル・ヒットなどしなくても、アルバム・タイトルになるだけの
重要な作品だと言えよう。
181名盤さん:02/11/23 23:31 ID:1LQN1S+T
「ステレオトミー」はどんな風に表現されるか
チョットこわいなぁ・・・w
182名盤さん:02/11/24 12:20 ID:8Q+StI+3
お次は「ホークアイ」。出ましたっ! ってかんじのインスト・ナンバーである。
ちょっとファンキーなリズムとベース・ラインにサックスのメロディがからむ。
途中からギターがメロディを引き継ぎ、最初のリズム&ベース・ラインに戻る。

単調だが今までのアラン・パーソンズ・プロジェクトにない新しい持ち味を
出した曲だと思う。いったん気に入るととことんはまってしまいそうな曲である。
183名盤さん:02/11/24 18:24 ID:8Q+StI+3
そしてこのアルバムの中で私が一番好きな曲の番がやってきました。
その名も「悪夢」。このような邦題からは想像もできない素晴らしい曲です。
イメージで言うと、

 エルトン・ジョン → ビートルズ → ELO → 筒美京平(少し来生たかお)

という感じ。(賛成者はどれだけいるだろう!?)
184名盤さん:02/11/24 21:48 ID:8Q+StI+3
きれいなキーボードが印象的なイントロから第1フレーズ(Aメロ)がエルトン・ジョン。
第2フレーズ(この曲の場合Bメロかつブリッヂ)が明らかにアラン・パーソンズが
ビートルズを意識して作った部分。そしてサビのところで急激に曲調を変化させて、
ELO風のベース・ラインに筒美京平(来生たかお)風のメロディ。

日本の歌謡曲を意識したとはとうてい思えないが、日本人の私にはググッと
突き刺さる曲になっている。これをA面の2曲目にして欲しかった。

今思うと、サビの所はレイ・ケネディ「ロンリー・ガイ」も思い出させる。
レイ・ケネディも日本では大いに売れたアーティストだけに、共通点があるのは
当然か。
とにかくこのアルバム中で一番好きな曲である。
185名盤さん:02/11/24 23:18 ID:8Q+StI+3
リード・ヴォーカルはコリン・ブランストン。「オールド・アンド・ワイズ」以来の
お目見えになるだろうか。(お耳聞こえ、か?)
前回と違って今回はテンポの速い曲だが、見事に自分のものにして歌いきっている。

コリン・ブランストンと言えばゾンビーズのメンバーだった。もちろん私もゾンビーズの
音源は持っているが、なぜか数曲しか歌っていないアラン・パーソンズ・プロジェクト
の方が印象が強い。体験した年齢の関係でしょうか。
186名盤さん:02/11/25 06:44 ID:KkYZ5P4x
コリン・ブランストンとロッド・アージェントのゾンビーズ・コンビで
作成した『アウト・オブ・ザ・シャドウズ』とかいうアルバムが、昨年
リリースされたのですが、誰かチェックした人はいませんか?

もし良い出来だったら聴いてみたいのですが、いきなり買う勇気はさすがに
ありません。ぜひ、お教えください。
187名盤さん:02/11/25 21:12 ID:KkYZ5P4x
アルバム最後の曲はお決まりのバラードである。とは言え、アルバムをこう
いった曲で締めくくるのはひとまずこの『ヴァルチャー・カルチャー』で
終了である。心なしか壮大さに欠けているように思うのは気のせいだろうか。

タイトルは「それでも陽は昇る」。そのままの意味である。朝になればまた
太陽が昇ってくるさ。と励ましている歌なのだが、どちらかというと歌声は
寂しく孤独に聞こえるので、かえって切なくなってしまう。

ヴォーカルはウルフソンで、さすがに美味しいところを上手に演じている。
シンセ・キーボード多用のアレンジは少し栄養過多か。
アルバム全体がポップな出来になっているところを考えればバランスは
取れているようだ。
188名盤さん:02/11/25 22:24 ID:VwppazNb
お邪魔して申し訳ありません。
20年近くAPP(今はソロか)の大ファンです!
どのアルバムもホントに好きでたまらないのですが、
どれか一枚って脅されたら「ステレオトミー」が一番好きなのです!!
アルバム全曲が本当ーーに大好きで大好きでたまらないのです!!
もうすぐ「ステレオトミー」の順番のようなので楽しみにしています!
189名盤さん:02/11/25 23:52 ID:KkYZ5P4x
>>188
読んでくださっている人もまだいるのですね。
ほとんど1人の人間しか書いていないこんなスレッド、あっても良いのでしょうか。
189分のいくつが私のレスだろう……。

『ステレオトミー』に行く前にアル・スチュワートにでも寄り道しようかしら(w
いやいや、やはり次は『ステレオトミー』にいたしましょう。
もしも許されるなら、アラン・パーソンズ・プロジェクト以外の関連アーティストも
あとから書かせてもらおうっと。
190名盤さん:02/11/26 01:01 ID:WpARc5dC
>>189
いや、読んでいますよ。
がんばって続けてください。
191名盤さん:02/11/26 02:42 ID:dXJIe8aI
>>189
私も読んでます。逆にレビューの邪魔になりそうで割り込まないだけでそ。
192名盤さん:02/11/26 06:45 ID:vF5X+SAH
>>190-191
適当なところで割り込んでくだっせ〜ませ。
がんばって1000を目指しましょう。さすがに1人では無理かと思います。

『ヴァルチャー・カルチャー』のチャート・アクション

アルバム:85年46位。ゴールドにすら届かなかった。
シングル:
  「レッツ・トーク・アバウト・ミー」85年56位。
  「デイズ・アー・ナンバーズ(旅人は星を数える)」85年71位。
    ※5週間しかチャートに入っていない(泣
だんだん尻すぼみ状態である。
193名盤さん:02/11/26 23:02 ID:vF5X+SAH
さて、10作目の『Stereotomy/ステレオトミー』である。このアルバムに
関しては、研究不足で分からないことだらけ。大体ポーの『モルグ街の殺人』は
大昔の読んだきりで、もう内容もあまり詳しくは憶えていない。その中に
stereotomie(截石法)という言葉が出ていたことなどすっかり忘れていた。

截石法とは道路の舗装法(というより昔のことだから石の敷き方か?)の一種らしい。
日本でも幕末から明治初頭にかけて、技術者を育てようとしたときに、いわば
必修科目としてカリキュラムに入っていたようだ。
194名盤さん:02/11/27 07:09 ID:fFC28zU1
オーギュスト・デュパン流の推理の流れの中で、人並み外れた(まさに超人的な)
連想力が働くのだが、その流れの途中に「…… → エピクロス → stereotomie
(截石法)→ 通りの敷石 → 果物屋 → ……」というのがあるわけだ。

……強引である。論理的というよりは魔法使いのようだ。
ともあれ stereotomie の英語の綴りが stereotomy であろう。今回10作目を
迎えて、アラン・パーソンズ・プロジェクトはポーの世界に戻ってきたわけである。
195名盤さん:02/11/27 21:40 ID:fFC28zU1
前置きが長くなってしまうのだが、、、
『ステレオトミー』の大きな特徴はヴォーカリストである。全9曲中インストが
3曲。残りの6曲のうち、最後は主題曲のリプライズと考えられるので、
実質的に5曲。

なんとそのどこにもエリック・ウルフソンの名前が無いのである。
ジョン・マイルズ(2曲)、クリス・レインボウ(万歳!)、ゲイリー・
ブルッカー、グレアム・ダイ。一体、ウルフソンに何が!?
196名盤さん:02/11/28 06:55 ID:L40DYceX
まだ前置き。

ジャケットのデザインである。心理学のテストにでも使われるような、インクを
垂らして広げたような柄。無彩色ヴァージョン。皆さんには何に見えますか?

私にはいろいろな物が見えます:
  爪を大きく伸ばした伊勢エビ。
  こちらを向いている水牛の頭部の骨格。
  杯。
  飛び込み前の水泳選手。

LPとCDとでデザインが異なっているが、私は赤い字でタイトルとバンド名
が印字されているLPのデザインの方が好きである。
197名盤さん:02/11/28 20:59 ID:L40DYceX
まだジャケットの話。

CDだと裏側に赤いデザインがついている。
なにやら類人猿の肩から上のような形。
LPの方は裏側にはCDのものが上下逆になって緑色で描いてあって、
そこにジャケット表のデザインが赤い色に変えられてかぶさっている。
彩色ヴァージョンか?

順方向で見ると、「ナンタラ仮面」の顔のようにも見える。
天地逆で見るとやはり類人猿の頭部のように見える。

心理学者さん、私の性格・隠れた欲求など分析してくれませんか。
198188:02/11/28 22:55 ID:KAOVYVFS
>197
そのLPジャケですが。
発売当初、(輸入版でしたが)見ました。
それが、緑色のビニール袋(と言うべきか?)に入ってたんですよ。
つまり、赤い部分は見えないわけですね。
で、ジャケをビニール袋から取り出すと、
赤い部分の模様が見えると。
(言ってること、わかりましたか?
 要するに試験勉強とかで文字を赤いマーカーでマークし、その上から
 緑色のプラスチック板をあてがうと、マークされた文字が隠れる
 じゃないですか。あれです)
「おおおっ!」と思いました。
なのに、なぜそのとき買わなかったんだろう……(;;)

「ステレオトミー」大好きなので、
これからもちょくちょくお邪魔するかもしれません。
よろしくお願いします&失礼しました。
199名盤さん:02/11/28 23:56 ID:tR2c4DeX
シングル「ステレオトミー」のPVは、おもしろかった!
200名盤さん:02/11/29 07:23 ID:4oXKiSyR
>>198=188
結局CDをお持ちなんですね? 私は Freudiana(白)まではLPを買っていて、
あとからCDも追加購入したので、両方持っているものが多いのです。
いろいろ見比べると、やはり大きさによる制約なのか、違いが見つかります。
『ステレオトミー』のジャケットはその典型ですね。LP買っておいて良かった。

>>199
そういえばこの曲のPVが記憶に残っていません。見たことはあるはずなのですが。
どんなものでしたっけ?
201名盤さん:02/11/29 22:24 ID:4oXKiSyR
それでは『ステレオトミー』の楽曲に移りましょうか。
A面1曲目がアルバム・タイトルの「ステレオトミー」。最初にタイトル曲が
配置されるのは『アイ・ロボット』以来のことである。

風変わりな音のイントロからベースラインが加わり、キーボード、ドラムスと
徐々に付け足され、シンセギターフレーズが入るとまもなく歌が始まる。
ヴォーカルはジョン・マイルズ。76年に「ハイフライ」と「ミュージック」
という2曲のヒット曲がある。ちなみに両曲のプロデュースはアラン・パーソンズ
であった。
202名盤さん:02/11/30 08:21 ID:3EiGYk72
「ステレオトミー」のジョン・マイルズは優しい表情と骨太の表情を両方見せて
くれている。もともとバック・トラックは骨太な感じで作られていて、そこに
優しい雰囲気のAメロが入り込む。そしてサビの部分で声の出し方を激しく変えて、
心の叫びのようになってくる。

そのパターンが3回繰り返されたあと、5分10秒過ぎから優しい感じのブリッヂが
挿入され、そのままサビに戻らずにフェイドアウト。消え去りながら男声の
囁き声が両チャンネルから聞こえてくる。
203名盤さん:02/11/30 22:05 ID:3EiGYk72
ところで「ステレオトミー」というのは歌詞の中で、浮いた単語になっている
気がしてしまう。

おそらく言いたい内容は「僕と君とは一緒に舗道に敷かれる石になろう。」
ということなのだろうが、なにも stereotomy なんていう単語をわざわざ
持ち出さなくたって良いのでは、と思う。もっと普通の表現にした方が、
ロマンティックで雰囲気が良かったのではないか。
204名盤さん:02/12/01 00:02 ID:ONawmvuG
『ステレオトミー』はタイトル曲こそポーから題材をとっているが、アルバム
全体が一つのコンセプトでまとめられているわけではない。しかし、タイトル曲
については、ジョン・マイルズの起用からして考えても、硬派の内容の歌に硬質の
ヴォーカルを合わせた感もあるので、パーソンズ=ウルフソンのラインであえて
Stereotomy という専門用語を使うこととしたのであろう。

私を石に変えてしまってくれ、というのは魔女に対する言葉とも解釈できる。
つまり語りかけている相手は女性で、魔力とも言える魅力の持ち主ということ
になろうか。

さて何はともあれ、この曲の最後の囁き声が途切れると間をおかずに2曲目が始まる。
205名盤さん:02/12/01 12:58 ID:ONawmvuG
2曲目は軽いタッチのキーボード・イントロから入る「眠りを覚ますボジョレー」。
最初の部分を聴いていると「春咲小紅」かと思ってしまった。ところがクリス・
レインボウのヴォーカルが始まる神秘的な第1フレーズにぐいっ引き込まれてしまう。
その不思議な感じは長くは続かず、50秒過ぎから唐突にサビにはいる。

サビは早口で歌われ、さほどキャッチーなメロディではない。そのままセカンド・
コーラスで同じパターンが繰り返される。
206名盤さん:02/12/01 13:02 ID:ONawmvuG
曲調は大きく変わらず、そのまま間奏からサビのリフレイン → フェイド・アウト
で終わりを迎える。入れ替わるように車の走行音のサウンド・エフェクト。3曲目に続く。

“ボジョレー”はフランスにある地方の名前だが、ボジョレーが私の頭に入ってくるとか、
ボジョレーが私を狂わせるとかいうフレーズを見ると、これはご当地産の
葡萄酒のことを表しているのだろうか。
207名盤さん:02/12/01 19:25 ID:ONawmvuG
A面3曲目はインスト・ナンバーの「アーバニア」。車の走行音からキーボード
中心のイントロへ。この音の使い方はアラン・パーソンズの手慣れた技術であろう。
キーボード・リフからドラムス、ギターと加わっていく。

2分過ぎでいったんドラムスが途絶え、ブリッヂ部分へ。そのあとはベースが
活躍するパートへ。キーボードはおまけのようになり、しばらくベースがはね回る。
かと思うとサックスのソロ。この嘆くようなフレーズ、たまらない。

4分近くなると最初の雰囲気に戻る。最後にギターが激しく暴れ回って、一気に
終演を迎える。

いやー、これは良い曲だ。5分近くがあっという間に過ぎ去ってしまう。
208反転石:02/12/02 06:52 ID:CNhKfew4
ハンセソ病患者サラ仕上げ
209名盤さん:02/12/02 06:54 ID:eXhz/F+d
A面4曲目「ライムライト」。小柳ルミ子ではない。ライムライトとはもともと、
“石灰棒に酸水素炎に当てたとき生じる強烈な白光”だそうだ。確かにライムとは
石灰のことだったと思い出す。

そしてそれを利用した “舞台用の照明” から意味が変化し、“注目の的”とか
“人目につく立場”を表すようになっているとか。

この歌の場合は最後の意味で使われているようだ。復活をライムライトという
単語で象徴している。
210名盤さん:02/12/02 07:25 ID:w5SKYMRi
なんか懐かしい名前があったので書きこみします(笑)

私は特にこのグループを好きなわけではないのですが、
このグループのある1曲だけは、もう何100回も聴きました。
その曲は「シリウス」です。

ある程度、スポーツを知っている人なら分かると思いますが
この曲は1990年あたりからマイケル・ジョーダンで有名なシカゴ・ブルズの
選手紹介の時の曲として使われていました。なので、世界中のスポーツファンが
「シリウス」と知らずに何度も聴いているはずです。

ジョーダンの世界的な知名度の広がりと共に、この曲自体がいわゆる
「プロスポーツの選手紹介の曲」として定着していきました。
このスレの中盤でもあったように、日本のスポーツイベントでも使われているはずです。

なので、何も知らない人にAPPを紹介する時は、
「選手紹介の時にかかってる曲しらない?ほらジョーダンとかのチームでかかってるヤツ」
と紹介してもなかなかに分かり易いはずですよ(笑)
211名盤さん:02/12/02 07:30 ID:eXhz/F+d
>>210
日本で言うと、プロ野球の千葉マリンスタジアムで、千葉ロッテマリーンズの
“サード初芝” が打席に入るときに、使われていました。

また、東京ドームでも日本ハムの選手が初回に守備につくときの選手紹介で、
スタジアムDJの方が名前を呼ぶ際に、使われていました。

いずれにしても、少し抑制されたスリルが雰囲気に合うのではないでしょうか。
212名盤さん:02/12/02 19:48 ID:eXhz/F+d
「ライムライト」のヴォーカリストはあっと驚くゲイリー・ブルッカーである。
ゲイリーはプロコル・ハルムのリード・ヴォーカリストで、あの「青い影」の
作者でもある。

どういうつながりなのかよく分からないのだが、アラン・パーソンズの人脈が
とてつもなく広いということは理解できる。そう言えば曲調は「青い影」と
近い気がする。そしてジョン・マイルズの起用と共通する骨太の声。

『ステレオトミー』のアルバムのコンセプトに欠かせなかった一人に違いない。
213名盤さん:02/12/02 23:19 ID:eXhz/F+d
『ステレオトミー』B面1曲目は「現実革命」。
ハード・ポップともいうべきその曲調はジョン・マイルズのヴォーカルに
マッチしている(これがウルフソンだったら、単なるデモ・テープになって
しまうだろう)。

人があふれる現実世界なのに、実際は孤独がいっぱい。こんな世の中で
生きていくつもりはない。

と、こんな感じの歌であるが、まっすぐなロック・サウンドに心は躍る。
214名盤さん:02/12/03 06:48 ID:uN/Wtp2O
ところで「現実革命」のイントロを聴いた瞬間に、“あ、このタイプの曲なら
ヴォーカリストはあの人だ!”と思い浮かんだ人がいたのですが、皆様はいかがでしたか?

ジョン・マイルズも実績のある人だし、アラン・パーソンズとも親交深い人なので
もちろん良いのですが、いままでのアラン・パーソンズ・プロジェクトの
ヴォーカリストの流れから行くと“本命はあの人だろう”と思われる人がいるのです。

誰だと思いますか?
215名盤さん:02/12/03 18:53 ID:uN/Wtp2O
気がつけばとっくに200を超えているではないか!

こんなに細々と続けているのにここまで来られるとは。もう師走だもんなあ。
しかし実はこの先がまだまだ長いぞ。小さなことからコツコツと、西川きよし
のようにやっていきますか。

>>214について何かご意見はございませんか?
216名盤さん:02/12/03 19:14 ID:Qj6N01TH
APPのアルバム、今度このスレを読みながら聴き直して見ることにするよ。
多謝!
217名盤さん:02/12/03 19:37 ID:uN/Wtp2O
>>216
なんてありがたい人なのでしょう。気の遠くなるような作業に対するやる気が
出てまいります。

ただし、当然のことながら書いてあるのは一リスナーの私見ですから、かなり
的はずれかも知れませぬ。

そんな際には、ご容赦くださいね。そしてご意見をお聞かせください。
私も勉強したいと思います。
218名盤さん:02/12/03 23:11 ID:uN/Wtp2O
アラン・パーソンズはグラミー賞の候補に名前があがるけれども、実際に
受賞したことはないそうですが、本当のところはどうなのでしょう?

グラミー賞に詳しい人、いたら教えてくださいな。
219名盤さん:02/12/04 00:26 ID:WX1/V2Gt
>>217
私見結構。大河レス私も楽しみにしてます。
逆に点数を付けてくれた方が楽しく読めるかも。
220名盤さん:02/12/04 06:53 ID:hcj40VwT
>>219
大河レス、って良い響きですね。これからその表現をいただいて使っちゃおうかな。

自分でちょっとだけ>>218について調べてみました。アラン・パーソンズの
グラミー賞ノミネートは計11回(12回説もあり)。初めてのノミネートは
かのピンク・フロイドの名盤『狂気』のエンジニアとして。
今、分かったのはここまで。また何か調べてみようと思います。
221名盤さん:02/12/04 21:02 ID:hcj40VwT
アラン・パーソンズのグラミー賞ノミネートの残り10回(or11回)は、
アラン・パーソンズ・プロジェクトとして活動していたときのもののようです。
しかし、本当に10回(or11回)もノミネートされたんですかねえ。
1部門ずつだとしたら計10年間(or11年間)はかかっているわけで、
そんなわけはないだろうと思うのですが。やはり複数部門でノミネートされて
数年間というところなのでしょうか。

どなたか>>214にご意見を!
222名盤さん:02/12/05 01:37 ID:3a/CV6Nu
>>214
デイブ・ギルモア
223名盤さん:02/12/05 07:12 ID:hVzONyUS
>>222
おお、予想外のところで来ましたね。
でも声質は合っているし、アラン・パーソンズ=ピンク・フロイドつながりも
あるので一理ありますね。
私はもっと単純なことを思い浮かべていました。ちょっと自分が恥ずかしいかも。
224名盤さん:02/12/05 08:48 ID:T+zZ94U/
パーソンズ自身?
225名盤さん:02/12/05 15:01 ID:hVzONyUS
>>224
ああ、これまた意外な線で来られましたね。
バック・コーラス以外でパーソンズの声が聞けたら、確かに良いかも知れませんね。

私が思ったのはもっとありきたりなことでした。
それまでにリード・ヴォーカルをとっていた人ならこの人かな、と思ったということです。
226名盤さん:02/12/05 20:47 ID:hVzONyUS
今までに自分が書いてきたことを読み返すと、ああ、あれも書いておけば
良かった、ああ、これもだ、と書き落としたことがたくさんありますね。
いつか補完したいと思いますが、やはり思いつきで書いているとなかなかきちんと
まとまった書き込みは出来ないんだなあ。

『イヤー・オブ・ザ・キャット』についても早く書きたい!
これはプロデューサー、アラン・パーソンズの会心の自信作の一つでしょうから。
227名盤さん:02/12/05 21:04 ID:IG3WegN7
結局ライブは一度もしなかったんでしょうか?「パイプライン」生で聴きたかった。
228名盤さん:02/12/05 23:32 ID:hVzONyUS
>>227
ライヴはやってますね。日本公演もあったし、ライヴ録音のCDも出ていますよ。
アラン・パーソンズ・プロジェクトとしてレコーディングを始めてから、最初の
10年くらいはライヴをやらないスタジオ・レコーディング専門ユニットという
感じでしたけどね。結局固定メンバーのバンドではなかったので、実現が難しかった
のではないでしょうか。
229名盤さん:02/12/05 23:44 ID:JdaM6grd
>>228 そういう事でしたか、納得。覆面バンドというイメージがあったので。"LET'S TALK ABOUT ME"もお気に入りです。
230名盤さん:02/12/05 23:45 ID:aqR0kts3
れにぃ?
231名盤さん:02/12/06 06:47 ID:C1YCdCcm
>>230
私の意見もそれなのであります。「現実革命」のイントロのギター音が聞こ
えると反射的に “レニー・ザカテック” の名前が頭に浮かんでしまうんです。
たぶん「火傷」からの連想なのでしょうが、またジョン・マイルズの歌い方を
聴いていても、“やっぱりレニー・ザカテックだ” と思ってしまいます。

ひょっとしたら何らかの都合でレニーがレコーディングに参加できなくて、
ジョン・マイルズは代役だったのではないか、とすら感じます。レニー・ザカテックは
『ヴァルチャー・カルチャー』にも次作の『ガウディ』にも参加していますから、
絶縁したわけでもないし、『ステレオトミー』のときだけ都合がつかなかったのでは
ないか、と思ったわけです。
232名盤さん:02/12/06 23:08 ID:C1YCdCcm
さてB面2曲目は「海獣」である。海獣は海中(水中)に棲息する哺乳類の
ことであるので、イルカ・鯨・カワウソ・ラッコなどを指す。そして原題の
Where's The Walrus? の Walrus ことセイウチもその一つである。

話題はずれるが、イルカと鯨は生物的にはまったく同じもので、成長したときの
体の大きさが大きいものが鯨、小さいものイルカと呼ばれるだけの違いだそうだ。
イルカの肉ときいて一瞬引いたが、食べてみたら美味かったのも当然か!
233名盤さん:02/12/07 00:03 ID:rO6ohY9z
Walrus と聞くとビートルズの I Am The Walrus を思い出すが、どうやら直接の
関連はない模様である。

この曲は壮大な(7分を超える)インスト・ナンバーであるが、アラン・パーソンズの
新しい挑戦であると言えよう。曲調はテンポが速めの、無機質な感じの少ない
テクノ・ロックという感じ。テクノとはいえ、ギターや生きたキーボードの
音は温かく感じられるし、ストリングスの音も効果的に使われている。

この曲を初めて聴いたとき、そのベースライン+リズム帯から「えっ、これは」
と思い浮かんだ曲があるのだが、さてなんでしょう?
(このごろこんな質問ばっかりですみません……)
234名盤さん:02/12/07 00:25 ID:PU80dMdc
「アンモニア・アヴェニュー」まではほとんどのアルバムを
持っていました。
その後のも借りたりしてけっこう聴いていた。
だけどLPは全部実家に置いてきてしまったので、今では
CD2枚組のベスト盤を懐かしんで聴いているだけです。
個人的には初期の頃のちょっと無機質な肌触りが、いかにも
APPらしいなと思ったり。
だけど「ドント・アンサー・ミー」や「運命の切り札組曲」の
ウルフスンのやさしげな歌い方もとても魅力的なんだよね。
235名盤さん:02/12/07 09:45 ID:+TJX99CO
APPのスレ、今まで何度か立って、dat落ちしているけど、
こんなスレがあったのは気がつきませんでした。
(洋楽板ご無沙汰していたので)
今、APPを聞きながら、読んでいます。
>>227
最近のライヴは、去年の秋にありましたね。
行こうかどうか迷ったんですけど、逃してしまいました。




236名盤さん:02/12/07 13:23 ID:rO6ohY9z
>>234
ベスト盤も良いと思うのですが、「サム・アザー・タイム」のような名曲が
シングル・ヒットしていないというだけの理由ではずされていますから、
ちょっと残念ですねえ。「失われゆく神々の国」のウルフソンは本当に優しい
声で歌ってくれていますね。

>>235
ともに1000到達を目指そうではありませんか。私は自分勝手レスで
がんばります。
237名盤さん:02/12/07 16:22 ID:7AM1MTGo
このスレを見つけ、今ひさしぶりにアンモニア・アベニューを
聴いています。
私が持ってるCDは、他にバルチャー・カルチャー、人生ゲーム、
オン・エアーなんですが、何かお薦めがあれば教えてください。
(ベスト以外で)
238名盤さん:02/12/07 16:56 ID:rO6ohY9z
>>237
私がしつこくお薦めするのは第5作『運命の切り札』です。まずこれを聴いてから
大ヒット作『アイ・イン・ザ・スカイ』へとお進みくださいませ。
『運命の切り札』はA・B面ともに無駄曲・捨て曲のない好アルバムでした。
あ、今はCDか。A・B面は古い表現でしたね。
『運命の切り札』についてはとりあえず>>54-75に書かせていただきました。
239237:02/12/07 17:40 ID:zzCWtYZM
>>238
ありがとうございます。
「ユー・ドント・リーブ」は持っているので、「ゲームス・ピープル・プレイ」
と「時は川の流れのように」はわかります。
「アイ・イン・ザ・スカイ」もいい曲ですね。

「運命の切り札」と「アイ・イン・ザ・スカイ」を買います。
(その前に、2枚組のベストを買うかも)
240名盤さん:02/12/08 00:20 ID:OnxXT/T4
「海獣」を初めて聴いたとき私が連想した曲とは、フランキー・ゴーズ・トゥ・
ハリウッドの「ウェルカム・トゥ・ザ・プレジャードーム」である。FGTHは
84年リリースのアルバム『プレジャードーム』でデビューしたイギリスの
グループ。「リラックス」のモンスター・ヒットが印象に残る。

そのデビュー・アルバムのいわばタイトル曲にこの「海獣」のイメージが重なる
のである。『ステレオトミー』も84年録音85年リリースなので、当時の
音楽的な流行ということで片づいてしまうことなのかも知れない。
241名盤さん:02/12/08 00:34 ID:OnxXT/T4
しかし、この曲がアラン・パーソンズ・プロジェクトの新しい挑戦だとすると、
この偶然の類似は実は偶然ではなくある種の必然ではないか、との思いが去来
する。

片やZTTレーベルのトレヴァー・ホーンがプロデュースで、アラン・パーソンズ
ともエリック・ウルフソンとも関連はなさそうだが、別に直接的な関連や
パクリ疑惑を持ち出すまでもなく、こういった音作りを時代が要求していたことの
証なのではないか、という話をしているのである。
242名盤さん:02/12/08 18:10 ID:OnxXT/T4
「海獣」はテンポを表す低音から入り、ドラムスやギターを従えたのち、スト
リングスを効果的に加えて出発する。最初はキーボードとギターでメロディが
演奏される。

セカンド・フレーズでサックスが、空を飛んでいるような音色で登場。またス
トリングスがかぶさり、盛り上がっていく。3分半ぐらいで一旦リズムが小さ
くなり、サウンド・エフェクトで引っ張って、4分20秒過ぎからまたイン・
テンポ。その際に、人の声らしいものも聞こえる。後半はアドリブ合戦が続き、
5分半で再び落ち着いて元に戻る。
243名盤さん:02/12/08 18:15 ID:OnxXT/T4
一瞬音が消えたかと思うと、ちょうど6分でイン・テンポ。キーボードとギター
中心で収束に向かう。「海獣」の何を表現しているのかが興味深いが、原題の
Where's The Walrus? (あのセイウチは何処へ?) という意味から察するに、
まず表現されているのは躍動感だといえよう。

これは勝手なイメージであるが、たとえば、何か訳あって海を逃げ回るセイウチ。
そしてこれも訳あって、そのセイウチを追跡している男。その二者の間のダイナ
ミズムを表した曲なのかもしれない。
244名盤さん:02/12/08 18:27 ID:BUzWvQW+
アラン・パーソンズ!懐かしいなー。「ピラミッド」が好きだったな。たしか洋酒かなんかのCMでも使われてた。テレビのピラミッド特番でもよく流れてた。吉村センセーも愛聴してるとか?
245名盤さん:02/12/08 19:17 ID:OnxXT/T4
>>244
『ピラミッド』。既出ですが、あの頃のアルバムは本当にコンセプトに固めら
れていたイメージがあります。ああいったトータル・アルバムはもう制作され
ないのでしょうか。まあ、時代遅れの感は否めませんが。

「異次元への旅人」が映画『アイス・キャッスル』で使われていたのは、>>13
で書かせていただいたとおりですが、実は同映画のそのシーンでは「異次元への
旅人」に続いて、「万物流転」もかかっていたんですねえ。サントラには「異次元」
しか収録されていないので、映画を見た人でないと気づきませんが。
246名盤さん:02/12/09 06:33 ID:+xuqeHTD
微かな海の音が風の音に変わり、そのまま「ライト・オブ・ザ・ワールド」へ。
これは今までのアルバムの “B面最後” に該当するのではないだろうかと思わ
せる優しいバラードである。ここでも相応しいと思われるウルフソンのヴォー
カルは聞かれない。

代わりに、といったらご本人には失礼だが、リード・ヴォーカルはグレアム・
ダイ。この人はアラン・パーソンズ・プロジェクトでは「ライト・オブ・ザ・
ワールド」が初登場だが、最新作の『タイム・マシーン』でも活躍している
ので、この曲をキッカケにレギュラー化した人と言えよう。
247名盤さん:02/12/09 15:05 ID:V7dH7yOW
>>235
5年前の初来日の時は2部構成で休憩時間抜きでも2時間以上やってくれたんだが、
来るたびに短くなってショボーン。客の入りも悪かったからね。
248名盤さん:02/12/09 18:01 ID:+xuqeHTD
>>247
ライヴに駆けつけなかった私も反省しなければいけないようですね。
そんなに客の入りが悪かったのですか? 見に行けば良かったなあ。
来るたびに短くなって、ってところは本当にショボーンだなあ……

最初の2部構成のやつをぜひ体験したかった。ライヴCDは出ないかしら。
249名盤さん:02/12/09 23:04 ID:+xuqeHTD
「ライト・オブ・ザ・ワールド」はキーボード伴奏の優しいヴォーカル部から
導入され、ベース音と共に徐々にテンションを上げ、ドラムスが加わるのは
一気にサビの部分という構成になっている。

途中で聞かれる印象的なカスタネットはスチュワート・エリオットの担当か。
4分ほどでギター・ソロが少し入り、またヴォーカル。そしてあくまでも
静かな盛り上がりで曲を終える。
250名盤さん:02/12/10 06:47 ID:vePgUreX
曲はそのまま途絶えずに、1曲そのものがブリッヂであるかのような「チャイ
ニーズ・ウィスパーズ」へ。中国人の囁きといっても何がなにやらわからない。
後半で子どもの声のような囁きが入ってくると、最後の「ステレオトミー2」。
これはA面1曲目のリプライズと考えてよく、アルバムのテーマに戻るという
のは常套手段だが、B面最後をこういった曲で締めるのは珍しいパターンである。

強いて言えば『運命の切り札』の最後が「運命の切り札・パート2」だったが、
あちらはきちんと1曲を成していた気がするので、やはり「ステレオトミー2」
は例外的存在だ。
251名盤さん:02/12/10 09:19 ID:NmT2YI3y
読んでも、聞いたことのない人には
どういう音だか想像できなさそう。。
252名盤さん:02/12/10 23:19 ID:vePgUreX
>>251
あっちゃー、やはりこれは文章力不足を責められているのでしょうね。どうも
ごめんなさい。どういう音だか想像できるように書くという発想はあまりあり
ませんでした。むしろ読んでから聴いていただいて、「これは書いてあることと
全然違うじゃないか!」となることの方が多いと思いますよ。
253名盤さん:02/12/10 23:27 ID:vePgUreX
『ヴァルチャー・カルチャー』の時も感じたことであるが、この『ステレオトミー』
も同様で、レコーディングしたときのストックがあまり無いのかも知れない。
両者の曲を足して、そこから更にボツを決めて11〜2曲ぐらいでリリース
していたらもっと余裕のある作品として聴けた可能性もあろう。

しかしヴォーカルの面子を見ても両者のレコーディングでは全然変わっているので、
結果的にはそれぞれ独立したアルバムとして楽しむものなのだろう。
『ステレオトミー』は実質的に7曲といってよく、少々物足りなさを感じて
しまうのだが、実は日本では結構人気のあるアルバムでもあり、このアルバム
自体の存在をもっとポジティヴに捉えるべきかも知れない。(若干反省)
254名盤さん:02/12/11 00:14 ID:PF/YPfxs
「海獣」はグラミーのロック・インストルメンタル部門でノミネートされて
ました。
255名盤さん:02/12/11 00:35 ID:fAvPhvgn
毎度アルバム解説を読ませて貰ってまする。

ここ数年「ステレオトミー」のお気に入り度が上がってきてる。
発売当時はそれほど好きじゃなかったのに。

「ガウディ」は相変わらずピンと来ないんだけど。
曲単位では好きなのがあるんだが…。
256名盤さん:02/12/11 06:39 ID:Etjetor6
>>254
カッコイイですもんね。

>>255
ありがたや。やはり『ステレオトミー』には根強いファンがいらっしゃるんですね。
次は11作目の『ガウディ』です。
257名盤さん:02/12/11 17:46 ID:PF/YPfxs
アランパーソンズプロジェクトのインストってよくNEWS番組で
BGMとして使われますよね。
特に「海獣」。
「シリウス」はあぶない刑事で、なんかパクリっぽいものが(^_^)
258名盤さん:02/12/11 19:27 ID:/EJfvFod
>>257
映画のあぶない刑事では流れてる曲全部パクリだったような記憶が・・・
259名盤さん:02/12/11 20:01 ID:Etjetor6
チャート・アクション:

アルバム『ステレオトミー』 86年43位。
   これでも4ヶ月はチャートに入っていた。

シングル「ステレオトミー」 86年82位。
   この曲以来シングル → Hot100のチャートにアラン・パーソンズ・
   プロジェクトは登場しておりません。
260名盤さん:02/12/11 23:36 ID:zU7nphJ8
「捨テレお富」と聞こえてしまうのは私だけ?
(空耳にもなっていませんが・・・)
261名盤さん:02/12/11 23:38 ID:Etjetor6
>>260
そう聞こえているはずなのに、そう聞こえたことはありません(w

>>257
NHKなどの科学ドキュメンタリーとかでも使われますね。
「マンマ・ガンマ」とか。
262名盤さん:02/12/12 00:13 ID:OOGm9zLx
>>257
ニュースステーションではインストじゃなくて歌ありの曲のイントロ部分をBGMに使ってたりもしてたね。
こう言う時はニュースの内容が耳に入らん。
263名盤さん:02/12/12 08:50 ID:fjz1ZiD2
さてと、次のアルバムに行きますか。

傑作の『ガウディ』である。これはあまりヒットしなかったアルバムなのだが、
とても良くできている。ヴォーカリストも前作から引き続きジョン・マイルズも
登場するし、愛しのレニー・ザカテックも復活しているし、優しいエリック・
ウルフソンも再登場し、うれしいかぎりである。
264名盤さん:02/12/12 09:56 ID:DK5iIkKX
Game people play からハマって、 Turn of a friendly cardからエドガーアランポーまでサカノボったファンです。

3年前、中野の最前列右端で、Ravenで不覚にも号泣してしまった。

また来ないかなあ。
265名盤さん:02/12/12 16:28 ID:1E6JDfa9
おお、アラン・パーソンズ・プロジェクトのスレがあるとは!
学生時代愛媛県にいたのですが、南海放送の田中アナウンサー
が彼らのファンで、ことあるごとにかけていたのを思い出しま
した。
個人的には「ルシファ」がいいんですが、結局どの曲も甲乙
つげがたいというのが正直な感想です。
266名盤さん:02/12/12 20:59 ID:qshbfqU+
>>262
ニュースステーションなんかでシリアスが流れる時、曲が途中で切れても、
頭の中では、「アイ・イン・ザ・スカイ」まで流れていたりする。(藁

そういえば昔、名古屋にいた時があって、ローカルな深夜番組
(名前は忘れた?)のエンディングに「アイ・イン・ザ〜」が
流れていた。
画面では、女の子のイメージビデオが流れるんだが、曲が合っていた。


267名盤さん:02/12/12 22:08 ID:B3M4WekD
CMでも使われてたね、「アイ・イン・ザ・スカイ」。
イメージと凄く合ってて、見るたびに「良い曲だなぁ〜」とオモテタよ
268名盤さん:02/12/12 22:18 ID:fjz1ZiD2
人口が増えてきてうれしいです。孤独な作業から解放されるか! (w

>>264
「ゲームズ・ピープル・プレイ」は名曲ですよね。イントロの最初から曲の
最後まで通奏されているアルペジオのキーボードが何とも言えず感動的です。
あの音自体は無機質な感じですが、でも感動的です。

>>265
南海放送の田中アナウンサー、初耳ですがお友達になりたいです。番組でどんどん
かけまくってください。「ルシファー」も良くできた曲ですね。「ユー・ドント・
ビリーヴ」を良く聴くと一部が「ルシファー」です。

>>266
「狼星(シリウス)」だけで途切れても頭の中では「アイ・イン・ザ・スカイ」
まで流れている、その感覚よ〜〜〜くわかります! そう、それだったんだ!
269名盤さん:02/12/12 22:37 ID:OOGm9zLx
Sirius はシカゴ・ブルズの選手紹介の時に使われてるので有名っす。
270名盤さん:02/12/13 06:35 ID:M8HxODNu
『ガウディ』はその名の通りカタロニアの建築家アントニオ・ガウディの人生と
作品に触発されて、テーマを得たものである。LPの場合は裏ジャケットにCD
だとジャケットではなく内側にその旨が記載されている。

ガウディと言えば、ラ・サグラダ・ファミリア大聖堂で有名である。この未だに
建築中でまだまだ当分完成しそうにない壮大なコンセプトの建造物は、スペインは
バルセロナに存在する。スペインは国費をかけてこの建造にあたっている。
271名盤さん:02/12/13 07:24 ID:M8HxODNu
ラ・サグラダ・ファミリア大聖堂は完成まであと数十年から場合によっては
200年くらいかかるそうである。完成した姿を見られる人は、今何人いる
のだろうか。

その建築には日本人も関わっていて、それは彫刻家の外尾悦郎氏である。世界で
一番有名な “工事現場” で働けるなんて素晴らしい、と感じると同時にわが
同胞がスペインの国家プロジェクトに携わっていると思うと不思議な感慨にと
らわれる。
272名盤さん:02/12/13 07:29 ID:M8HxODNu
『ガウディ』のジャケットには表1・裏9、合計10枚の写真が使われている。
いずれもラ・サグラダ・ファミリア大聖堂の写真であろう。

表は意味ありげな “螺旋” の写真。螺旋階段を上から見下ろして撮影したもの
だろうが、螺旋はある意味では永遠の象徴であるから、アラン・パーソンズは
わざわざこの1枚を表に持ってきたのだと思う。
273名盤さん:02/12/13 11:35 ID:J7ZtehvU
サグラダファミリアの建設資金は入場料と寄付金だけですよ。

今年、ガウディ生誕150周年記念なのでバルセロナ逝ってきますた。
非公開の建物の中が見れたりしてよかったです。
274名盤さん:02/12/13 18:58 ID:M8HxODNu
>>273
うん、その説も聞いたことがありますが、調べるところによっては、スペインの
国家予算から捻出されているという記載もあるのです。

どっちが本当なんでしょうか? 実際にかなりの数の人がボランティアで働いている
という話もありますね。しかし、そもそもガウディが参画した時点で彼自身が
ボランティア同然だったけれども、その後予算が付いたという話もありますね。

正直ちょっとよくわかりません。
275名盤さん:02/12/13 22:30 ID:j8+5ZQF8
Time ってのもええ歌でしたね。
276名盤さん:02/12/13 23:58 ID:M8HxODNu
>>275
うん。河へ、河へ、河へ。
277名盤さん:02/12/14 07:25 ID:zLmEqbAc
『ガウディ』の裏ジャケットは、LPとCDとで違いがある。
曲目の配置と「このアルバムは……」の説明の有無の他に、重大な差異(それ
とも間違いか?)が見られるのである。

それは何かというと、9枚の写真である。一見同じに見える。よく見ると配置が
違っているように見える。ところが更によく見ると、写真が “裏焼き” されている
のである。これはわざとなのかそれとも間違えて裏返しに焼き付けてしまったのか
定かではないが、こういう違いを発見するのもLPとCDの両方を購入する楽しみ
の一つである。
278名盤さん:02/12/14 12:40 ID:Fj9Afn8y
CDとLPのジェケ違いというと1stがそうですね。初CD化の際に
REMIXと共にジェケも少し変えましたよね
279名盤さん:02/12/14 18:31 ID:zLmEqbAc
>>278
そうでした、そうでした! それも両方持っているのでよくわかります。
やはりLPとCDではサイズが違うので、アートワークにこだわるアーティスト
なら、ジャケットを変えても当然だと思います。

でも『ガウディ』は、単なる焼き付け間違いかもしれないな……
280名盤さん:02/12/14 19:04 ID:Fj9Afn8y
APPの一連ジャケのってヒプノシスの
ストーム・ソーガーソンが手がけてますよね?
焼き付け間違いなのでしょうか?
281名盤さん:02/12/14 23:20 ID:NQLlhXkT
1stのLPとCDって、どこが違うのですか?
282名盤さん:02/12/15 00:30 ID:EdHcnFZy
>>281
私が持っているLPとCDのジャケットは違っています。

LPの方はグリーンのバックのほぼ中央の高さに地平線を表すような色の
パターンがあしらってあります。左端にどこかの神殿のような柱があり、
そこから右方向に長々と、夕陽に照らされたような影がのびています。
その向こうにもう一つ影があり、これは明らかに人間の影法師でしょう。
一番上に Tales Of Mystery And Imagination Edgar Allan Poe の文字が
3行にわたって書いてあります。それに対して一番下に同じく3行にわたって
グループ名が印字してあります。
283名盤さん:02/12/15 00:35 ID:EdHcnFZy
続き

LPの裏は表からつながっています。すなわち表の右端から裏の左端、裏の
右端から表の左端は一連です。言ってみれば無限のループ。
その中には雨が降っていたり、包帯を巻き付けた謎のミイラ男がいたりして、
興味をそそられます。影が長く伸びていて、まだ陽が出ているはずなのに、
三日月が輝いています。
284名盤さん:02/12/15 00:40 ID:EdHcnFZy
続き

CDもバックはグリーンで、あしらわれている色のパターンもほぼ同様ですが、
位置が下から3分の1くらいにずれています。影法師の頭が削れているのは、
大きさによる制約でしょうか。文字はLPとは逆で、一番下に3行にわたって
アルバム・タイトルが、一番上に1行でグループ名が印字してあります。

そのグループ名と色のパターンの間に包帯グルグル巻きのミイラ男が、どうやら
右を向いているところの絵が描いてあり、その中央に重なるように1枚の写真。
メタリックな包帯を巻いたミイラ男の肩から上、正面向きのもの。

このミイラ男の絵と写真がLPとCDの大きな差異となっています。
285名盤さん:02/12/15 01:13 ID:0cse8f+b
>>281
オーソン・ウエルズのナレーションが後で付いたとかそういう話?
286名盤さん:02/12/15 11:40 ID:EdHcnFZy
ファーストのLPとCDの音の違い。

76年録音の音は基本的にすべて使ってあります。まず、ミックスを変えて、
ベースの音を少し強く出したりしています。

それからシンセサイザーとパーカス中心に新たに音が足してありますが、
あくまでも原作のイメージは残っています。
つまり76年盤はシンセ無しでも、シンセ有りの音の響きを持っていたわけで、
その雰囲気は壊されていないということです。

ひょっとするとギターの使い分けも多くなっているかも知れません。これは
よく聴き取れませんでしたが。
287名盤さん:02/12/15 16:32 ID:EdHcnFZy
アントニオ・ガウディ・イ・コルネットは1926年73歳のときに、バルセロナ
市内で路面電車にはねられて病院に送られたが、3日後に死去。
死亡から2日後に、ローマ法王庁の特別許可を得て、ラ・サグラダ・ファミリア
大聖堂の地下に埋葬された。

彼は天才だったのか、それとも奇人だったのか。今となってもよくわからない。
彼の建築は、独特の曲線が特徴のようで、それを中心に書いた解説本も出版
されているほどであるが、門外漢の私には理解できない世界である。
288名盤さん:02/12/15 18:50 ID:EdHcnFZy
『ガウディ』A面1曲目からまいりましょうか。

「サグラダ・ファミリア」の冒頭は風の音から入る。フェイド・インで序曲と
しての効果を高めている。雑踏そして街の喧騒を思わせる音が加わって、ベルの
音なども聞こえる。

キーボードの単調なフレーズが遠くから近づいてきて、45秒くらいから男声で
ナレーションが入る。 “バルセロナの新しい聖堂” とか言っているのが聞こ
えるが、あとは私にはあまり聞き取れない。
289名盤さん:02/12/15 19:04 ID:EdHcnFZy
このナレーションが誰によるものなのかは、クレジットされていない。ヴォー
カルのジョン・マイルズとも思えないので、無名の誰かなのか、それともアラン
自身の声なのか。

ともあれ「サグラダ・ファミリア」は1分20秒から本当のイントロが始まる。
印象的なキーボードの伴奏。輝くような音色である。そしてジョン・マイルズ!
こんな澄んだ声も出せるんだ! とあらためて感動する歌い方である。ジョン・
マイルズが情感込めて歌い上げるうちに高音域のサビで一気にテンションが
上がる。

ギターやコーラスも加わって曲を盛り上げる。この段階で、この曲が大傑作
であることを確信するのだ。
290名盤さん:02/12/15 20:17 ID:0cse8f+b
ほんとかどうかは知らないが。

In recent times there is no one who could approach at all to Antonio Gaudi.
He started a new cathedral in Barcelona, which is called La Sagrada Familia, the family.
The sad thing is that they could try to finish it, but I don't think they could ever do it.
291名盤さん:02/12/15 20:22 ID:0cse8f+b
こっちの方が正しいかも。

“In recent times there is no one Who could approach at all to Antonio Gaudi.
He started a new cathedral In Barcelona Which is called “The Sagrada Familia” or “Holy Family”.
The sad thing is they could try to finish it, But I don’t think they ever can do it…”
292名盤さん:02/12/15 23:58 ID:0cse8f+b
そうそう、Gaudi はAntonio じゃなくて Antoni なんだけどね。
293名盤さん:02/12/16 06:35 ID:4OiDW83N
>>290-293
これは詳しいですね。ご自分で聴き取ったのでしょうか。すごい!

正確に言うと元の綴りが Antoni、英語の綴りが Antonio、フランス語の綴り
だと Anton になるってことで合ってますか?

向こうの名前の表記は言語によって微妙にスペリングが変わるので難しいですね。
294291:02/12/16 11:20 ID:3ZvBnG2R
>>293
いや、単に検索しただけ。

スペインでもAntonioって人が多いから、Antonioと言うこと自体間違ってるような気もするんだけど、
歌の中ではAntonioって言ってしまってるね。
295名盤さん:02/12/16 22:52 ID:4OiDW83N
「サグラダ・ファミリア」ではしっとりとしたメロディが歌われている。だが、
ただ静かなだけではない。静かな中にも何ともいえない緊張感を漂わせている。

最初のコーラスはバック・コーラスが La Sagrada Familia と唱えるように発声
しているところへ、ジョン・マイルズが掛け合いのようなタイミングで声を
かぶせてくる。

セカンド・コーラスまでキーボードの伴奏中心で力を溜めるように歌われる。
2回目のサビで溜めていた力が一気に解放される。
296名盤さん:02/12/16 23:00 ID:4OiDW83N
2回目のサビの La Sagrada Familia の繰り返しのところからドラムスが力強く
加わり、イン・テンポ。バック・コーラスもジム・スタインマンばりに歌い上げ
(音量はそんなに大きくないけど)、いよいよ曲は佳境に入る。

歌無しでサビのメロディが、オーケストラによって演奏される部分をはさんで、
また静かなAメロに戻る。その後がまたもオーケストラの活躍。ヴォーカルとも
からんで、得意のサックス・ソロも入り、ギターもソロでうなり、大サービス
状態になる。

イン・テンポになって6分半くらいから「静寂と私」や「アンモニア・アヴェニュー」
を思わせるダイナミックなアレンジの部分を20秒ほど経て、再度Aメロ。
297名盤さん:02/12/16 23:06 ID:4OiDW83N
最後のサビでここぞとばかりにジョン・マイルズが声を張り上げる。この辺の
歌い方が本来の聞き慣れたジョン・マイルズの響きである。

楽器を沢山使うほど、バランスの取り方が難しくなると思うのだが、これだけ
様々な楽器を使っているにもかかわらずこの曲のミックスは素晴らしく良い。
特にヴォーカルやバック・コーラスを強調しすぎないようにしかも殺してしまわ
ないようにする技術は、アラン・パーソンズ一流のものであろう。
298名盤さん:02/12/16 23:15 ID:4wYgIecr
高校の頃、あまり洋楽聴かない奴にガウディ聴かせたら喜んでいた。
気に入ってくれたらしい(^^)
299名盤さん:02/12/16 23:21 ID:4OiDW83N
>>298
うん、私は『運命の切り札』に次いで『ガウディ』が好きなんです。もちろん
『アイ・イン・ザ・スカイ』は落とせないけど。

プロジェクト後期の傑作と言っていいでしょう。残念なことにシングルも
アルバムもあまり売れませんでしたが……。
300名盤さん:02/12/17 07:25 ID:dvsKRn+g
アラン・パーソンズとエリック・ウルフソンがなぜスペインをテーマにしようと
思い立ち、『ガウディ』を制作したのかは定かではないが、この作品は久しぶりの
コンセプトの感じられる作品になっている。

テーマとしてはスペインであろう。すでに『ピラミッド』でエジプトを取り上げて
いるが、ここでスペインを選ぶところがまた何とも……。むしろ先にアントニオ・
ガウディが浮かんでいたのかも知れないが、テーマの選び方にもこだわりが
うかがえる。

「サグラダ・ファミリア」はその1曲目としてきわめて相応しい楽曲であったと言えよう。
301名盤さん:02/12/17 18:13 ID:Jh+UaTI+
「アイ・イン・ザ・スカイ」のコンセプトって
宇宙なのではないでしょうか?
空に目があるというならば、スパイ衛星だし
「シリウス」「チルドレン・オン・ザ・ムーン」「双子宮」はそのままだし
「静寂と私」のサイレンスって部分も、宇宙空間を表してる感じがします。
302名盤さん:02/12/17 22:00 ID:J5Dy8pNj
以前、どなたかが書いていたけど
私も「アンモニア〜」〜「ガウディ」あたりを中心にLPを持っていますた。
今やプレイヤー自体が無くなって、
ベスト盤を買ってきて聞いている人間です。
CDを改めて買うのも躊躇するし、
レンタル屋にでもあれば、CDを借りてきてコピーするのだけど、
レンタル屋に置いていないんだよね。
APPって今やマイナーなのかなあ・・・
303名盤さん:02/12/17 22:16 ID:dvsKRn+g
なんだか気がつくと300超え。区切りの良い数字を超えるたびに、これでいいの
だろうかと思ってしまいます。私としては好き勝手を書いているので、いいんです!

>>301
Eye In The Sky を I, In The Sky と読むのは考えすぎでしょうかね。
I, Robot から連想してみました。
空に浮かぶ瞳、というイメージはいろいろな書物で登場する光景です。
夜空に真っ赤な月が出て、いきなりぱっちり目を開いた! なんて栗本薫が
書きそうな情景ですね。

>>302
躊躇せずにCDを買ってください(w
私はレンタルは一度も利用したことがないのです。アーティストを守るため、
なんて格好いいことを考えているわけではありませんが。
304名盤さん:02/12/18 06:37 ID:/ZN5vDDy
『ガウディ』のテーマ曲ともいえる「サグラダ・ファミリア」に続くA面
2曲目は「トゥー・レイト」、久しぶりのレニー・ザカテックの登場である。
曲調は違うのだが、雰囲気は「ステップ・バイ・ステップ」に似ている。
やはりアラン・パーソンズ・プロジェクトの曲には、レニーの声が似合う曲が
あるのは認めざるを得ない。

この曲はお人好しの男(女性ではないと思う)が一大決心をして、もうそのような
馬鹿な目には遭いたくない、と叫んでいる歌である。またも対訳が一部まぬけな
感じになってしまっているのだが……。
305名盤さん:02/12/18 18:51 ID:/ZN5vDDy
「トゥー・レイト」の対訳について:

サビのところが、
  そうさ もう遅い 魔法はとけた
  もう遅い まじないも もうただの戯言さ
  もう遅い 言わなければ良かった言葉を
  今さら 悔やんでみても

となっている。全体に読んでみて“お人好しの男が、女の言った余計な一言で
目が覚めて、もう虚仮にされるのはやめた”という状況が想い浮かぶ。
306名盤さん:02/12/18 19:05 ID:/ZN5vDDy
おおむね良い対訳だと思うのだが、問題は2行目である。 “まじないも もう
ただの戯言さ” では何のことだか分からない。 Spell には確かに “まじない”
という意味があるが、ここで使われている意味は呪文そのものというよりも
“呪文にかけられたような夢心地状態” ということであろう。

つまり1行目の The Magic's Lost と同じような意味で The Spell Is Broken
と言っているのである。 “もう君の言葉には、魔法の効き目はないんだよ”
という言い方で、 “君の口車には乗る気はないよ” と言っている。

だまされつくした男の悲しい一言である。
307名盤さん:02/12/18 21:03 ID:f5Cwf+e2
アランパーソンズのソロも好きなんだけど、みんなはどうですか?
エリック・スチュワート、クリストファー・クロス、トニー・ハードレイ等
意外なボーカル人選で驚かされます(^^)
308名盤さん:02/12/18 22:17 ID:/ZN5vDDy
>>307
アラン・パーソンズ・バンドとでも言うべきソロ名義の作品ですね。
私にはプロジェクトと似通っているように聞こえます。
人によっては似ても似つかない、という評価もあるようですが。

『運命の切り札』あたりと比べてしまうと、私的チャートの順位は下に来て
しまいますが、作品の水準がそんなに下がったとは考えていません。
あまりセールス的な結果が出ていないのは、レベルダウンのせいではなく
宣伝や営業サイド、話題性などの要因によるのではないでしょうか。
309名盤さん:02/12/18 22:43 ID:24Dkqh3o
>>307
ソロ第1弾のTry Anything Onceは結構好きだが、それ以降はちょっとなぁ。

アレンジは相変わらずかっこいいんだが、曲自体がつまらんのが多い。
Turn it upなんてアレンジは最高にかっこいいんでインストで作り直してくれって思うくらいだ。
310名盤さん:02/12/19 00:23 ID:d6sS+zCL
水を差して悪いが、ソロ作はみんなつまらない。
APPは、エリックのソングライティングが核にないと
こうなるのかなと思った。
311名盤さん:02/12/19 06:37 ID:djWiGnRY
『ガウディ』A面ラストを飾るのはバラード調の「クローサー・トゥ・ヘヴン」。
この曲のイメージは“淡々”。さすがはエリック・ウルフソンの優しい声で、
過度に大げさにならないように歌い上げている。

“空気よりも軽く宙を舞う”という歌い出しは素敵である。ラ・サグラダ・
ファミリア大聖堂にはよく目立つ塔がついているが、もしもその天辺に登れば
まさに Closer To Heaven である!
312名盤さん:02/12/19 18:16 ID:djWiGnRY
続いてB面1曲目の「真実を見つめて」。このタイトルはちょっとシリアスだが、
原題は Standing On Higher Ground。“より高い地面に立つ” というイメージは
やはりそびえ立つラ・サグラダ・ファミリア大聖堂の光景を思わせる。

サウンドは『アンモニア・アヴェニュー』あたりのアルバムに近いものがある。
ベース、キーボード、ドラムスの順に入るが、その後に加わるギターがでしゃばり
過ぎずに良い味を出している。
313名盤さん:02/12/19 23:03 ID:djWiGnRY
「真実を見つめて」のヒット・ポテンシャルはなかなか高いと思う。溌剌とした
ヴォーカルは初お目見えのジェフ・バーラデイル。85年7月20日付けで
「バーニング・フレイム」なる曲が73位を記録したヴァイタミンZという
バンドのヴォーカリストである。

正直初お目見えとは思えないほど良く馴染んだ声である。「プライム・タイム」
を思い出させるようなフレーズが登場するこの曲は、ウルフソンの影響が特に
強く感じられる。
314名盤さん:02/12/20 07:21 ID:bLPQ8BBr
「真実を見つめて」のどこが魅力的なのかを考えてみると、やはりメロディ
であろう。Aメロはビートルズ的で最初にぐいっと聴き手を惹きつける。
そしてなんといってもサビのメロディとコーラス。

♪ I See The World And I'm Looking From A High Place

で控えめに歌いつつ期待感をあおる。

♪ I Breathe The Air While They're Running In A Rat Race

で同じメロディにコーラスをつけて「泣き」を入れる。
この手法にわれわれリスナーはやられてしまうのである!
315名盤さん:02/12/20 19:28 ID:bLPQ8BBr
B面2曲目は「マネー・トークス」。金が物を言う、という日本語の表現は
この英語の直訳だったのか、と気づかせてくれる。

曲調に合わせてヴォーカルはジョン・マイルズ。骨太ヴォイスの骨太ロック。
ギター多用の「サイコバブル」という気がしないでもないが、なぜかこちらの方が
魅力的である。
316名盤さん:02/12/20 19:33 ID:bLPQ8BBr
エルマー・ガントリーとジョン・マイルズはアラン・パーソンズ・プロジェクト
において、よく似た役割を背負った2人だと思う。

一例として『運命の切り札』のトップ・ナンバーをエルマーが、『ガウディ』の
トップ・ナンバーをジョンが歌っているし、また、「サイコバブル」や「マネー・
トークス」のような不思議な曲も担当している。
317名盤さん:02/12/20 21:27 ID:bLPQ8BBr
やはり『運命の切り札』と『ガウディ』は共通点が多いようである。コンセプチュアルな
造りもさることながら、ヴォーカリストのそろえ方が似ている。

>>316で書いたように、エルマー・ガントリー=ジョン・マイルズとみていい
だろう。レニー・ザカテックも復活したし、エリック・ウルフソンは大事な
ところをしっかりと押さえている。クリス・レインボウ(今回はバック・
ヴォーカルのみ)の役割にジェフ・バーラデイル。
318名盤さん:02/12/20 21:35 ID:bLPQ8BBr
曲名も片や「タイム」があって、こちらには「マネー・トークス」がある。
もちろん Time Is Money ということわざを思わせる対比だ。

その「マネー・トークス」では、“金は物を言う。お前の人生を牛耳る。
やがては世界を牛耳る。” と警告する。最後の方に Billboard Cashbox と
出てくるのは彼ら一流の遊び心か。
319名盤さん:02/12/21 17:46 ID:+ky7klXi
age
320巌 ◆22jbnpRock :02/12/22 18:09 ID:O6h87Bsy
素敵なスレですね、青春時代を思い出します
似た感じのアーティストとしてマイク・オールドフィールドも好きでした
アランパーソンズのプロデュースとしては
アル・スチュワートでは「ベルサイユ宮殿」が圧巻だったように思います
(でも、アル好きの人にはあまり評判がよくなかったようですね)
この曲はNHKのクロスオーバーイレブンで何度もかかっていました、
選曲者の趣味かな?
321名盤さん:02/12/22 20:55 ID:1O5N+rDz
>>319
あげ サンキュウ!です。

>>320
「ベルサイユ宮殿」は石川ひとみか誰かに思い切りパクられてましたねえ。
日本の歌謡界はひどいことをしやがると思いましたよ。
LPを45回転で聴くと、もう全く同じイントロになりました。
ひょっとすると筒美さんかもしれないな。
322名盤さん:02/12/23 18:27 ID:IGUCEs66
クリスマスってことで、
Alan Parsons In A Winter Wonderland
age
323名盤さん:02/12/24 01:35 ID:ssOEla1n
良スレ保守age
324名盤さん:02/12/24 06:41 ID:wx0ewjj6
お金がしゃべったあとは「インサイド・ルッキング・アウト」。これもタイトルは
ラ・サグラダ・ファミリア大聖堂を思い起こさせる。 “内側から外を見る” とは
はたしてどういうことか?

曲調はバラード。こういう曲にはウルフソンの声がよく似合う。また曲の最後で
街の喧騒の音、風の音が入り、ベルの音が入り、「サグラダ・ファミリア」の
冒頭部との整合性が感じられる。つまりこの曲で一旦『ガウディ』の幕は閉じられる
わけである。
325名盤さん:02/12/24 22:26 ID:bFm3fYez
アランパーソンズの着メロが欲しいよ・・・
Docomoだったら、ネットで検索して見つけたけど、
あう使いなもので・・・ショボーン。
326名盤さん:02/12/25 08:41 ID:WfQXKwEM
「インサイド・ルッキング・アウト」は「願い」によく似たサウンドであるが、
すこしギターの音を目立たせてある(もちろんギンギンではない)。このあたりは
『イヴ……』の頃との明らかな違いである。

最後に「サグラダ・ファミリア」の冒頭部と同じようなナレーションも入ってきて、
Paseo De Gracia とか Antonio Gaudi とかささやいてくれる。このナレーションも
その他の効果音と共に、このアルバムの最初と最後の整合性をつける大きな要素と
なっている。

ここで何と言っているかは私には聴き取れないので、>>290さんあたりに解明して
いただくとしましょう。(よろしく!!)
327290:02/12/25 11:58 ID:q01jMiLW
>>326
漏れは英語が全然ダメなわけでもないけど、こういうのが完璧に聞き取れるわけではない。
290も検索しただけだし。

セリフ部分まで書いてるサイトは
ttp://www.geocities.com/SunsetStrip/Stage/3904/index11.html

とかがあるけど、Inside looking outの最後の部分は無いね。
このサイトだと1stでオーソン・ウエルズが何言ってるのかとかわかるよ。
328名盤さん:02/12/25 19:49 ID:WfQXKwEM
>>327
無理を言ってごめんなさい。すぐに人任せにするのは私の悪い癖です。

Inside Looking Out のセリフが↑のサイトにも出ていないとすると、ちょっと
調べようもないんですかね?
ネイティヴに聴き取りでも頼んでみようかな。そんなに知り合いがいるわけじゃ
ないけど……。
329反転石:02/12/26 02:14 ID:ynstBDVA
ハンセソ病患者救済上げ
330名盤さん:02/12/26 04:18 ID:jl6guaux
ハンセン石
331名盤さん:02/12/26 10:32 ID:Xd5YQVgx
一度アルバムの流れとして一区切りつけたあとそのままラストの「グラシアの
散歩道」へと続く。これは、待ってました! お得意のインスト・ナンバーで
ある。リフというよりは効果音のようなキーボードのフレーズから始まり、
ギターの音でショックを与えて、本来のイントロが始まる。

メロディはフラメンコ・ギターで演奏される。紛れもない。これはスペインの
情景を音にした作品である! カスタネットの音も印象的に配されて、闘牛士が
目の前にいるような錯覚に陥る。
332名盤さん:02/12/26 20:56 ID:Xd5YQVgx
Paseo De Gracia は英語では Promenade Of Grace になるが、“気品のある
遊歩道” といったところであろうか。しかしちょっと深読みをさせていただくと
Grace には「神の恵み」という意味もあるので、“神に見守られながら天へと
昇っていく道” のイメージも湧く。

やはりラ・サグラダ・ファミリア大聖堂が天に向かってそびえている様子と
イメージが重なってくるのである。アラン・パーソンズは大聖堂を、神に召される
ときの中継地点だとでも設定したようである。
333名盤さん:02/12/26 22:55 ID:O7gv+Xdk
次はFreudiana?
334名盤さん:02/12/26 23:24 ID:Xd5YQVgx
「グラシアの散歩道」は2分15秒を過ぎたあたりから、フラメンコ・ギターが
うしろに下がり、ブラスとエレキ・ギターが主役として全面に登場する。
ブラスが「サグラダ・ファミリア」のメロディを演奏すれば、エレキ・ギターの
アドリブ・ソロがそこに絡みついてくる。

ここでもA面1曲目の「サグラダ・ファミリア」と呼応したメロディの整合性が
聞かれるわけである。おしまいはフェイド・アウトで余韻を残して消えていく。

『ガウディ』はアルバム全体が一つの組曲となっていると思う。『運命の切り札』
ではB面に大作「運命の切り札・組曲」が配されていたが、こちらはアルバム全体。
いかにもスケールの大きなコンセプト・アルバムであると言えよう。
335名盤さん:02/12/27 10:24 ID:+nmBm2cZ
Paseo de Gracia ってのはカサ・バトリョー とかカサ・ミラとかのある大通りの名前だったりします。
336名盤さん:02/12/27 10:26 ID:cAp5YvM6
>333
当たりです。
ただし『白』だけしかやりません。

『ガウディ』のチャート・アクション:

  シングルは1枚もチャート・インしていない。
  アルバムは87年に57位。
337名盤さん:02/12/27 13:06 ID:cAp5YvM6
さて、『フロイディアナ』の前に2枚のコンピが発売になっているので、そちらに
ついて少し触れておきます。

まずは 『The Best Of The Alan Parsons Project Volume 2』 から。これは
87年に発売されている。 Vol.1 と違って新曲の収録はなし。ただし、
A−1 「プライム・タイム」
A−2 「レッツ・トーク・アバウト・ミー」
A−3 「真実を見つめて」
A−4 「ステレオトミー」
B−3 「デイズ・アー・ナンバーズ(旅人は星を数える)」

についてはシングル・ヴァージョンが収録されている。
338名盤さん:02/12/27 22:09 ID:cAp5YvM6
続いて『愛と幻想へのボヤージュ/The Instrumental Works』。その原題の通り
インスト作品を集めたコンピレーション。A面5曲、B面5曲の計10曲入りだが、
「ルシファー」「シークレット・ガーデン」「堅牢の御剣」が入っていないのは
今ひとつ納得がいかないところである。

>335
ほほう、固有名詞でもあるわけですね。私は行ったことがないもので知りません
でした。情報ありがとうございます。
339名盤さん:02/12/28 13:46 ID:cKx9MsLY
『フロイディアナ(白)』は最初はアラン・パーソンズ・プロジェクトの新作
として制作されていたそうだ。それが、ウルフソンがミュージカルへ傾倒して
いったために、方向性が変わり、プロデュースはアラン・パーソンズ、オーケ
ストラ・アレンジがアンドリュー・パウエルのままで、エリック・ウルフソンの
ソロ名義作として発売になったようだ。

曲数は全18曲。中にはアラン・パーソンズ・プロジェクトのまんまじゃないかと
思えるものもあるし、あれ、これは明らかに舞台用だな、と感じられるものもある。

私自身90年に六本木の WAVE でこの2枚組LPを見つけたときは、「一体これは
何なのだろう?」と心の中に疑問符をいっぱい浮かべつつ、購入したものだった。
340名盤さん:02/12/28 15:54 ID:cKx9MsLY
Freuidiana という単語のもとになっているのは Sigmund Freud である。大学の
心理学の授業では必ずでてくるこの名前、夢判断で有名な心理学者である。

LPジャケットの裏側にこの語の辞書的定義が載っているので、そのまま訳してみると、

Freudiana 名詞
 1)ジークムント・フロイト(1856-1939)によって収集された考古学的な
    遺物・本・“芸術品” などを広く指し示す包括的な用語。これらに
    ついて熟考することにより、フロイトは多くのひらめきを得たとされ
    ている。
 2)この用語は彼の人生・著作、そしてそれらに関連した派生物を含む意味で、
    広く使用されることがある。

となる。
341怒鬼天侍 ◆0H5CcyORkk :02/12/28 19:06 ID:P2z92Kwm
     //
\(&&Ctl)/ †

何が良いのかまったくわからん

右の耳から入って左の耳から抜けてくだけの音楽
342名盤さん:02/12/28 21:40 ID:cKx9MsLY
>341
残念。ま、人それぞれですからね。私の場合左の耳から入りますが。


ウルフソンがなぜフロイトにミュージカルの可能性を感じたのかは定かではないが、
彼がかなり熱心にフロイトの著作や資料を調べたのは間違いないようである。
“無意識” に光を当てたフロイト。“エディプス・コンプレックス” やら
“自我” やら概念を産み出したフロイト。

しかしウルフソンを一番刺激してミュージカルに向けさせたのはやはり “夢判断”
だったという。
343名盤さん:02/12/29 10:04 ID:Ux/O4BxV
『フロイディアナ』A面1曲目はインスト・ナンバーの The Nirvana Principle。
出だしは「プライス・トゥ・ペイ」のような力強いホーン・セクションの音。
1分半ほど引っ張ったのちに、リズム帯・ベースラインが入る。

この曲はプロジェクトの雰囲気そのままである。メロディには次の曲のサビが
含まれていたりするが、位置づけがアルバム(あるいは一舞台)全体の序曲と
いうことなので当然と言えば当然。しかし “涅槃の原理” とは一体……?
344名盤さん:02/12/29 21:10 ID:Ux/O4BxV
続いてA面の2曲目 Fruediana 。序曲の次はテーマ曲であり、タイトルもそのまま
である。1曲目の余韻が冷めやらぬうちに効果音からイントロに入る。そして
厳かに加わるウルフソンのヴォーカルを聴くと、“これはプロジェクトの新曲だ!”
と思えてくる。

曲調はミディアムで、エコー効果を利用したサウンドは「ドント・アンサー・ミー」を
思わせるが、あれほどほのぼのした曲ではない。
345名盤さん:02/12/30 02:08 ID:twXoUjSv
結局アルのスレは建たなかった。
346名盤さん:02/12/30 15:38 ID:mmuQ7GAr
Freudiana を聴けば聴くほど、プロジェクトとしてシングル・カットしてPV
作って売り込めば良かったのにと思う。ただ、内容的にはラヴ・ソングでもないし、
それほど売れやすいとは思わないが。

♪ 自分を哀れみながら一人部屋にいて、ふとほこりをかぶったフロイトの本を見つける
   これは助けになるのか、それとも痛手になるのか?

言葉も響きも堅い。このあたりはトータル・コンセプトを持った作品の一つの
弱点であろうか。
347名盤さん:02/12/30 20:41 ID:ZuveplQN
たしかFreudianaからもシングルカットあったよね。
348名盤さん:02/12/30 23:26 ID:mmuQ7GAr
>>347
イギリスだけでしたっけ。名義はエリック・ウルフソンではなく、その名もずばり
Freudiana! Freudiana と Little Hans がシングルになったもののまったく
売れませんでしたね。

やっぱりプロジェクトとしてシングルにした方が、作戦上手だった気がしますなあ。
349名盤さん:02/12/31 14:50 ID:BAn20NrE
Freudiana は歌詞を無視して聴いても十分カッコイイ曲だと思う。不思議に聞こえる
だろうが、曲のあちらこちらにカルチャー・クラブ、チェンジ、ピーター・セテラなど
を想起させる音使いがしてある。(ほんの一部ずつだけれど)

それでいて全体としては正しくプロジェクトの音である。特に5分過ぎにエレキ・
ギターが入ってからフェイドアウトまでは“いかにも”という感じ。
350名盤さん:02/12/31 14:54 ID:BAn20NrE
A面3曲目は I Am A Mirror。ヴォーカルにアット驚く為五郎ならぬレオ・セイヤー!
どういう関連があったのだろう。それまでにアラン・パーソンズないしエリック・
ウルフソンが彼の作品に関わっていたとは知らなかった。ひょっとしたら、この
曲がまったく初めての音楽的共演なのかも知れない。

曲はこれまたプロジェクトらしい音作りである。『イヴの肖像』のころを思わせる
可愛らしい作り。雰囲気は「ワインディング・ミー・アップ」と似ているが、
メロディはジム・スタインマン作のような大げさな響きを持った、マイナーな
ものである。
351名盤さん:02/12/31 20:30 ID:BAn20NrE
曲の紹介を見ると I Am A Mirror とは “精神分析医の役割” だとしてある。
歌詞を見るとこれははっきりとフロイトの夢判断の世界である。

“夢は表面上とは違う意味を含んでいる”
“真実と思っているものは嘘である”
“君はなんらか意志に動かされているあやつり人形である”

こういった歌詞が書けて、しかも曲に出来るとは、ウルフソンは奇才ではないか
という思いをいだいてしまう。
352名盤さん:03/01/01 11:32 ID:m42md9zQ
ていうか、このFreudianaを聴いて
自分は、Alan Parsons ファンだったのではなく
Eric Woolfsonファンだったのだなぁと認識しました。
353名盤さん:03/01/01 15:21 ID:R8Nc6vDj
でも、アランがプロデュースして曲が生きてたと思うよ。
アランの音空間は気持いいしね。
354名盤さん:03/01/01 19:15 ID:M9TjweqB
>>352
そういう人も多いんでしょうね。私はどちらかというと Alan Parsons のファン
です。彼がプロデュースした Pink Floyd や Al Stewart も大好きです。彼の
音作りが好きなのだと思います。その点では>353氏に近いのかな?

『Freudiana』 も彼のプロデュースでなかったら、好きにならなかったことでしょう。
355名盤さん:03/01/02 00:31 ID:bbzb4YWs
その後のエリックウルフソンのアルバムは
アランがプロデュースしていないのですか?
356名盤さん:03/01/02 00:44 ID:i5eQiyaU
なんで、また…と思ったが、一気にレス増えてますな。
そういう漏れも「Don't Let It Show」「EYE IN THE SKY」を何気に聴きたくなることがありまつ。
357名盤さん:03/01/02 00:50 ID:1l3xc6ce
>>355
ミュージカルの『Freudiana (黒)』『Gaudi』『Gambler』についてはアラン・
パーソンズは関わっていなかった気がします。自分でも持っていないので確信は
無いのですが……。

ご存知のように90年代に入って、アラン・パーソンズは自分名義のアルバムを
出し始めましたしね。
358名盤さん:03/01/02 20:49 ID:1l3xc6ce
I Am A Mirror を聴けば聴くほど>>350で書いたように、ジム・スタインマンを
思い出すようになってしまった。特に Stark Raving Love と雰囲気が似通って
いる。そして途中に挿入されるとてもテンポの速いストリングス・パートは
「ワインディング・ミー・アップ」のものに似ている。

続いてA面ラスト Little Hans。ここではアラン・パーソンズの手腕が発揮されて
いる。ずばりビートルズ・サウンドである。1回目に聴いた瞬間にイントロから
“あ、これビートルズだ” と感じる。テンポが似ているのは「ペニー・レイン」
あたりか。
359名盤さん:03/01/03 14:05 ID:Fh8oy18W
Little Hans のヴォーカルは『ステレオトミー』から参加のグレアム・ダイ。
ビートル・ポップのこの曲に良く合っている声を出す。“ハンス” とは曲の
紹介によると “フロイトの最年少の患者” だそうである。

♪ ハンス君、ハンス君、君には何が見える?

という呼びかけから始まる歌詞で、無い影におびえ気味の少年の心理と、そこに
語りかける調子で歌が進んでいく。
360名盤さん:03/01/03 18:51 ID:OLWuzhy9
でも、フロイトがテーマのミュージカルってどんなあらすじ?
361名盤さん:03/01/03 20:04 ID:Fh8oy18W
>360
さあ、どんなものでしょうね(w

私は見たことがありませんから、見た人に訊いてみよう!
誰かお願い!
362名盤さん:03/01/04 10:37 ID:LsJJ46/m
自由に不安や連想したものを語っていたハンス君に教授がいろいろと答えてあげ
ているうちはいいのだが、最終的にハンス君に対して教授が “常識の注射” を
打ってあげようと言って、ハンス君が結局はほかの誰とも変わらない大人になって
しまうという皮肉が込められた歌になっているのが Little Hans であるようだ。

最後の終わり方は「心のラヴ・ソング」にも似てませんか?
363名盤さん:03/01/05 00:35 ID:q7jC96j6
B面1曲目 Dora。ウルフソンの歌うバラードだ。この曲もプロジェクトの曲と
して十分通用する出来だろう。Dora とはやはりフロイトの患者である女性の名前
のようである。どうやら “私” (=フロイトなのか?)はこの女性のことが好きに
なってしまったようだ。

彼女も患者というだけあって、様々な悩みを抱えているキャラクターだ。悪夢の
ような過去を持ち、実際に夢を見てしまうゆえ、夜を恐れる女。そんな彼女に
“私” が優しく、それは全部嘘だ、まやかしだ、忘れてしまえ、と語りかけて
いるような内容の歌である。
364名盤さん:03/01/05 10:02 ID:q7jC96j6
2003年の Alan Parsons:

まずちょっとしたライヴ・ツアーをやるようですね。今のところ4日間分発表に
なっているようですが、物足りませんね。

アルバムの発売は間違いなく今年中にあるようです。いま、制作中のエレクトロニカ
の世界! ワールド・ツアーなどやっている暇は無いでしょうね。でも発売後に
ぜひ日本には来ていただきたいものです。
365名盤さん:03/01/05 20:55 ID:q7jC96j6
『Freudiana(白)』B面の2曲目は Funny You Should Say That。アーティストに
The Flying Pickets の登場だ。フライング・ピケッツは80年代に Yazoo の
ヒット曲 Only You をカヴァーして、見事に全英ナンバー1を獲得したバンドだが、
ここで参加しているとは驚きだ。

Funny You Should Say That は一風変わった曲だ。最初に聴いたときに思った
ことは「これ、ピラミッド狂じゃん?」だった。いまでも出だしからしばらくは
そのイメージが抜けない。あちらは小品だったが、こちらはその雰囲気が延々と
4分半以上続く。内容は夢判断の歌だそうで、歌詞もやけに長い。正直言って
ちょっと冗長な曲である。
366名盤さん:03/01/06 13:08 ID:Vbog24aH
続いてB面3曲目の You're On Your Own。いきなりのエレキ・ギターの音に
ちょっと驚かされつつヴォーカルを聴いてまたびっくり。Kiki Dee である。
本名ポーリン・マシューズ、70年代前半に The Kiki Dee Band で I've Got
The Music In Me をヒットさせ、76年にはエルトン・ジョンとのデュエットで
Don't Go Breaking My Heart を全米No.1にまで押し上げたあの人である。

サウンドはロックと言っていいだろう。ただし、ブリッヂ部分で加わるサックスの
音がいかにもアラン・パーソンズの作る雰囲気を物語っている。B面の核になって
いる曲と言える。
367名盤さん:03/01/06 21:53 ID:Vbog24aH
You're On Your Own はポインター・シスターズの I'm So Excited に似ている。
今、ちょっと思いついただけでした……。

(似てないかな?)
368名盤さん:03/01/06 22:29 ID:Vbog24aH
B面4曲目はうってかわってバラード攻撃である。演じるは1曲置いて再登場の
The Flying Pickets。先ほどの曲と違って、実に叙情的な美しいバラードである。
曲目紹介によると、“ドーラやハンスとともにフロイトの5大分析例をなしている
狼男・ネズミ男・判事の悲しい嘆き” だそうだ。

タイトルを文字通り考えれば、“故郷から遠く離れて” という意味になる。
ここで歌われているのは素直に “ふるさと” への慕情と、歌詞からうかがえる
“今、自分は闇の中で迷っている。いつになれば陽の当たる場所が見つかるの
だろう?” という思いである。陽の当たる場所を故郷と言い表しているのである。
369名盤さん:03/01/07 02:26 ID:pjsURJeU
割り込み遅レスでスマソです。
ステレオトミーで、ウルフソン歌ってますよね。
TURN ME TO STONE 〜の部分。違うの?
370名盤さん:03/01/07 23:23 ID:m1d8e41w
>>369
>>202で書いた5分10秒過ぎの部分ですね? 仰有るとおりウルフソンであろうと
思います。それまでの Turn Me To Stone とは似て非なる声ですから。一応クレジット
上は Background Vocal 扱いだそうですが。


B−4の原題は Far Away From Home。曲は>>368のような感じなのだが、アレンジは
どうだろうか。洗練された垢抜けた雰囲気とは言い難い。どちらかというと、
牧歌的な田舎っぽい感じがしてしまう。これがミュージカルの雰囲気なのか。
たしかに舞台で登場人物が観客に向かってせつせつと歌ってくれたら、胸にジンと
きそうな作りだとは言えよう。
371名盤さん:03/01/07 23:33 ID:eR/Rpce1
昨日見たオースティンパワーズで初めて名前知りました。
映画すごく面白かったです。
372名盤さん:03/01/08 07:16 ID:XfVdc1sU
>>371
残念ながら、その映画は見たことがありません。アラン・パーソンズの曲が使われて
いるんですか?

どんな場面で何が使われているのかなあ。ワクワクしますね。
373名盤さん:03/01/08 17:13 ID:mGqCmzjy
★★★★みんなで洋楽板2002年ロック年間ベスト決定しよう!★★★★

2ch洋楽板のロック年間ベストをみんなの投票で決めませんか?
まず第一投票で上位20枚を決め、その後、第二投票では
その20枚の中から投票して10枚を選びます。

第一投票は2002年よかった洋楽ロックアルバムを順に五枚挙げてください。
2002年洋楽ロックの解釈は自由です。
一位から5点、4点・・・というふうにカウントしていきます。

投票日は1月11日土曜日(金曜日の夜12時〜土曜の夜12時まで)
の一日間限定とします。投票用のスレッドは金曜の夜に立ちます。

「具体的なルール等については当日テンプレを見てください」
   
374名盤さん:03/01/08 21:00 ID:aVHzdHGS
>>372
とてもつまんない使われ方です。
知らない方がいいかも
375名盤さん:03/01/08 21:43 ID:XfVdc1sU
>>374
じゃあ、知らないままでいようっと(w

Far Away From Home が終わるとすぐにキーボードのカチカチいう響き。B面
ラストの Let Yourself Go の始まりである。「自分を解放しろ」という意味で
あろうか。曲目紹介によると “Maitre Charcot : フロイトに影響を与えた
フランス人催眠術師” ということだが、誰なのか全く知らない。何と読めば
いいのだろう。
376名盤さん:03/01/08 21:51 ID:XfVdc1sU
曲はウルフソンの歌うゆっくり目のものだが、ちょっと焦点がぼやけ気味。
テンポを早くして I Don't Wanna Go Home みたいな曲にすれば魅力的だったか?

Maitre Charcot の瞳を見ると別世界へと誘われるらしい。また彼の瞳を見ると、
知らなかったことを教えられるらしい。そして自分を解放せよ解放せよ、とつながる。

骨に直接響くような、時計の刻みのような音が所々にはいる。お得意のサックスも
入って、雰囲気を作ろうとしているのは分かるのだが、ちょっと難しい曲である。
377名盤さん:03/01/09 20:39 ID:Fkiw4bS7
続いてC面1曲目 Beyond The Pleasyre Principle。フロイトの本の題名から
来ているようだ。曲はインストで、B面から連続して聴くと、とてもいいアクセント
になっている。

このあたり、ミュージカルとしてもインストは入るだろうし、プロジェクトの
時もインスト・ナンバーは定番で入っていたわけだから、ここでインストが
入るのは必然とも言える。
378名盤さん:03/01/09 23:19 ID:Fkiw4bS7
C−1の曲自体はすごくカッコイイ! 70年代のプログレのようなオーケストラの
出だしから始まって、キーボード中心のメロにはいる。それでしばらく引っ張って
おいて、1分半を過ぎるとギター → サックスと “例のパターン” からアンドリュー・
パウエルのオーケストラ・アレンジで、盛り上がりはピークを迎える。

うん、間違いなくアラン・パーソンズ・プロジェクトのインスト曲として通用する
ポテンシャルを持っている。『ガウディ』に収録されていて欲しかった!
379名盤さん:03/01/10 07:27 ID:ERWA7P4l
Pleasure Principle とは “喜びの法則” のことで、「人は不快を避け、快楽を
追求するものである」 という理論のことである。この曲のタイトルは Beyond
がついているので、 “喜びの法則を超えて” という意味になるが、フロイトは
どういう意図でこのタイトルをつけたのかは勉強不足のためわからない。

Pleasure Principle を肯定しているのか、否定しているのか。またウルフソンは
それをどのように解釈したのか。非常に興味深い点である。

そういえば、Games People Play も心理学の本の題名から取ったタイトルだそうだ。
380名盤さん:03/01/11 00:50 ID:68XO9Qv3
C面2曲目の The Ring。“フロイトから追随者への驚くべき贈り物” と曲目紹介に
書いてある。ヴォーカルはエリック・スチュワート、10ccである。
パーカスのイントロから入るが、曲の雰囲気は『アンモニア・アヴェニュー』の
頃に近いか。キーワードは Magic。サビの所で The Ring Is Magic と歌われる。

2分過ぎにグルグルと目の回りそうな部分が出てくるので、ちょっと注意して
聴いてみたら面白いかも知れない。
381名盤さん:03/01/11 14:30 ID:68XO9Qv3
つづいてC−3。これがウルフソンがやりたかったミュージカルなのか! と思わせる
Sects Therapy という曲である。ヴォーカルはフランキー・ハワード。まったく
知らない人である。勉強不足のため、この曲以外では名前を聞いたこともない。
だから最初に聴いたときの表面的な印象しか書けないが、たしかにミュージカルの
舞台俳優がオーディエンスに向かって語りかけるように歌っているような表現様式
である。

性別は違うが、『サウンド・オブ・ミュージック』のジュリー・アンドリュースの
ような感じと言えば少しは伝わるか?
382山崎渉:03/01/11 21:22 ID:KHBMdrp6
(^^)
383名盤さん:03/01/12 00:34 ID:QIst/PpE
“心理学の持つ落とし穴に対する健康の警告” というのが曲目紹介であるが、
落とし穴まではわかるとして、健康の警告がいまひとつ理解しがたい。
歌詞の内容は

  うちひしがれて家を逃げ出してきた男が、ちょっと知っているだけの古い知り合いに出会う。
  彼女と話して、メイフェア(ロンドン西部の地名らしい)の精神分析医に会えと言われる。
  彼と会って金を要求された後、男は自分のことを話して話して話して話す。
  医師はエディプスの話を詳しく聞かせてくれる。そして君のお母さんはハイヒールを履いていたか尋ねる。
  男は、こいつは自分よりも精神が混乱しているんだ、と気づく。

とまあ、こんな感じである。
落とし穴とは、精神分析医の方もおかしくなっている可能性があるという点なのだろうか。
384名盤さん:03/01/12 07:02 ID:QIst/PpE
C面4曲目。No One Can Love You Better Than Me。意味的には Than I か。
これもC−3に続いていかにもミュージカルの世界の曲で、プロジェクトの方の
ファンには馴染みにくいサウンドである。3分半くらいにはいるサックスの音に
かろうじてアラン・パーソンズの雰囲気を感じるか。

リード・ヴォーカリストは4人。Kiki Dee, Marti Webb, Gary Howard, Eric Woolfson。
父母娘息子を演じているようだ。曲目紹介にはエディプス・コンプレックスとある。
マーティ・ウェブという女性は美しい声を出す。少し癒される。
385名盤さん:03/01/12 22:33 ID:QIst/PpE
C面5曲目 Don't Let The Moment Pass。これも見事にジュリー・アンドリュース
している。ヴォーカルは先ほど登場のマーティ・ウェブ。声は本当に美しいし、伴奏の
オーケストラも牧歌的と言えるほどリリカルだが、その分プロジェクトのファンは
萎えてしまうかもしれない。

“空想的な理想の姿” という説明がついているので、夢見がちな人の描く空想を
歌ったものなのだろう。
386名盤さん:03/01/13 17:58 ID:XULv6qJA
続いてD面1曲目は Upper Me。“自我” の歌だそうだ。ヴォーカルはC面2曲目と
同じエリック・スチュワート。

サウンドは久しぶりにミュージカルからロックに戻ってきた感じ。フェイド・インの
イントロからリチャード・マークスのようなギターの音。流れるようにヴォーカルが
入ってくる。全体的にヒット・ポテンシャルが高いが、途中で風変わりな低音男声
コーラスが入り、この曲を特徴づけている。
387名盤さん:03/01/13 19:59 ID:vYxWU9pB
APPのスレ感動しました。コックニー・レベルファンだったもので、今もスチュアート・エリオットは活躍しているのでしょうか?
個人的には「I Robot」でスティーブ・ハーリーがヴォーカルの曲が大好きでした。すいません。流れを止めたみたいで・・・。
388名盤さん:03/01/13 23:39 ID:XULv6qJA
>>387
こんばんは。割り込んでもらえてうれしいです。読んでいる人がいるのかどうか
確認できますから(w

スチュワート・エリオットですが、現時点での最新作『タイム・マシーン』までは
フル出場で参加していましたが、ただいま録音中のニュー・アルバムには参加して
いないという残念なニュースが入ってきています。

スティーヴ・ハーリー参加の曲は「闇からの声」でしたね。あの幻想的な雰囲気は
アラン・パーソンズ・プロジェクトの独特の世界で、アラン・パーソンズが特に
エンジニアとしての手腕を見せつけているところです。
389名盤さん:03/01/14 06:41 ID:HO/NiqFu
D面2曲目は Freudiana のインスト・ヴァージョン。オーケストラを大胆に
使っているのは、アンドリュー・パウエルのアレンジだろう。

これまでのアラン・パーソンズ・プロジェクトのテクノ風のインスト曲とは違う
雰囲気なのだが、単なるイージー・リスニングになっていないのは、ベースラインを
中心に全体を取り巻く緊張感のためか。
390名盤さん:03/01/14 06:44 ID:HO/NiqFu
メロディはまず弦楽器で演奏されている。続いて管楽器が引き継ぐ。サビはもう一度
弦楽器。2コーラス目はメロディが管楽器に変わる。サビも管楽器で、この辺りの
役割交代が面白い。

そして2分55秒過ぎに入る、ものすごく前面に出たサックスの響き。「イヤー・
オブ・ザ・キャット」の後半を思い出させるほどである。最後は全体的に大いに
盛り上がって、エンディングを迎える。
391名盤さん:03/01/14 10:16 ID:JXrKP48P
PILOTのファンとしてはAPPは複雑。
昨日は久々にAPP幻のプロジェクト「KEATS」のアルバムを引っ張り出して
デイビッド・ペイトンの歌うWalking on Iceを聴いた。
やっぱええのう。
392名盤さん:03/01/14 10:30 ID:+Y7wR/7a
究極の良スレですね。
堀風呂に教えたい。
移籍したんでしたっけ?
393 ◆q/3zR1aySk :03/01/14 12:59 ID:LBLqIrxM
KEATSのCDって、結局何種類出たんだろう?
4種類までは確認してるんだけど、97年のDISKY盤が最後?
394名盤さん:03/01/14 18:04 ID:HO/NiqFu
>>391
上の方で Keats はとにかく暗いと紹介されてましたね。私は聴いたことがありません。
輸入盤はまだ入手可能のようですが、買おうかどうか二の足を踏んでしまいます。

>>392
堀風呂? ああ、ホリプロのことか。『タイム・マシーン』は日本ではホリプロ・
リリースでしたねえ。今度の新作はどうなんでしょうね。

>>393
99年の Renaissance 盤があるようですが、ネット販売でも在庫切れだそうです。
入手可能なのはアメリカ盤。どうも背中の一押しが足りなくて、買う気が起こり
かけてはまた消えてしまうのです。
395名盤さん:03/01/14 20:56 ID:1lvycPfh
DON'T ANSWER ME を聴くと、当時のことを色々と思い出してしまい、
今でもジーンと涙ぐんでしまいます。

歌詞の意味には全く関係なく、
歩調ぐらいのテンポで、辛いけどそれを見せまいとして
無理に明るく振る舞っているような曲に聞こえてしまって。
396名盤さん:03/01/15 06:42 ID:4L6NasGI
>>395
若かりし80年代。
あなたにも私にもいろいろなことがありました。

「アイ・イン・ザ・スカイ」のヒットの後にどんな曲を出すんだろう、と興味津々
だったのを憶えています。そしたらフィル・スペクター(大滝詠一?)だったので、
ははあなるほど、同じ路線では来ないんだ、と妙に感心してしまいました。
「ドント・アンサー・ミー」はPVも良かったですね。
397名盤さん:03/01/15 21:40 ID:4L6NasGI
D面3曲目は Destiny。お待ちかねのクリス・レインボウの登場である。出だしは
無伴奏コーラス仕立て。「ゲームズ・ピープル・プレイ」を思い出して泣き、そう
いえばレニー・ザカテックがいないと気づいてまた泣く。

クリスの声は相変わらず美しい。ヴォーカルの多重録音。曲の作りが上手である。
51秒はあっという間に過ぎ去って行く。
398名盤さん:03/01/16 06:36 ID:O55iqfLh
Destiny の曲目紹介には “現実を思い出させるもの” とある。

♪ 友よ、いま君は一人きりである
   そして私は君を解放しなければならない
   君は外の世界と対峙しなければならない
   そして君の運命を見つけなければならない

夢想の世界をさまよい歩く “君” を、いよいよ現実世界に戻そうという試みが
なされているのである。
399名盤さん:03/01/16 20:56 ID:O55iqfLh
そしていよいよ『Freudiana(白)』最後の曲、D面4曲目の There But For The
Grace Of God である。リード・ヴォーカルがジョン・マイルズとなっているが、
女性の声も掛け合いのように登場してくる。この声は先に登場したマーティ・ウェブ
であろうか。

曲目紹介では “人間の条件に対する賛美の歌” とある。ウルフソンの色合いが
濃く感じられるこの曲、アルバムの最後を飾るに相応しい出来映えである。
400名盤さん:03/01/16 22:07 ID:D39Xj0Q8
次はやっぱり
Freudianaの黒をやってほしい。
401名盤さん:03/01/16 22:54 ID:O55iqfLh
>>400
残念ながら購入しておりませんので、出来ないんです。
全然アラン・パーソンズ・プロジェクトとはかけ離れているみたいなので、
買う気が起こらなかったのですなあ。

信じられないことに400を超えてしまいました。本当に1000行くかも……。
402名盤さん:03/01/16 23:21 ID:cp+21WVT
がんがれ〜
403名盤さん:03/01/17 00:04 ID:9sZz7msm
がんがれ〜,too.
404名盤さん:03/01/17 06:38 ID:9tt0A8wX
>>402
3クス!

>>403
三楠、とぅー!

次は500を目指します。小さなことからコツコツと!
405名盤さん:03/01/17 17:51 ID:rUy/kb2o
保守age
406名盤さん:03/01/17 20:31 ID:9tt0A8wX
There But For The Grace Of God とは 「神の恵みだけを求めて」 という意味で
あろうか。

歌詞の中の No One Is An Island が心にとまる。「誰も島ではない」 という
表現であるが、大海原にぽつりと浮かぶ島を想像すれば、“孤独” のイメージが
湧く。つまり “誰もひとりぼっちではない” と歌ってくれているわけである。

なんとも劇的な6分間。
407名盤さん:03/01/18 06:52 ID:7JHTWSJg
There But For The Grace Of God はピアノの重々しいイントロで導入される。
すぐにジョン・マイルズの高めのヴォーカルがかぶさる。第2フレーズで女性
ヴォーカル、そしてまたジョン。

タイトルの歌詞が出てくる少し前で力強いベースラインが加わって、雰囲気を
盛り上げる。セカンド・コーラスのあとにふたたび女声が入り、サビの繰り返し
になる。管楽器やオーケストラが劇的に重なってきて、全体をもり立てていく。
408名盤さん:03/01/18 06:57 ID:7JHTWSJg
4分20秒過ぎにパターンのサックス・ソロが聞かれる。その間奏の後にもう一度
サビが歌われて、最後のコーダへと収束していく。

フェイド・アウトではなく、オーケストラの音がクール・ダウンしていくような
エンディング。途中で極端なテンポの変化こそないものの、「アンモニア・
アヴェニュー」などを思わせる壮大な曲に仕上げてある。

アラン・パーソンズ・プロジェクトの音として十分通用する曲である。
409名盤さん:03/01/18 12:58 ID:iSUwEKAi
次はFreudiana黒でないとしたら、Gaudi?
410名盤さん:03/01/18 19:41 ID:7JHTWSJg
『Freudiana』のチャート・アクション

………………   なし(泣

>409
『ガウディ』は >>263-336 で既出になっております。
もしよろしければ、読んでみてくださいね。

次は 『人生ゲーム』 です。人を15コマ戻したりはしません。
411名盤さん:03/01/18 20:58 ID:pR5wUdjT
>>410
FreudianaってUS盤ってのは存在しないんじゃないの?
だからチャートもなにもない。
412名盤さん:03/01/19 08:58 ID:JwC/7bHo
>>410
ミュージカル版のGaudiはどうでしょうか?
新曲も入っていますし・・・。
413名盤さん:03/01/19 09:20 ID:iM5kabhk
>411
出ているのはドイツ盤(EU盤)、イギリス盤、あとはイタリア盤でしたっけ。
そもそもアメリカ盤がリリースされていないことに「泣」ですね。

>412
袂を分かったパーソンズとウルフソン。私はパーソンズをトレースいたします。
もちろん(???)ミュージカル盤 『ガウディ』 は持っておりませんし。
同じ曲のヴォーカル違いというのも聴くのが恐い私です。
414名盤さん:03/01/20 00:45 ID:qQPJNrGL
ミュージカル版のGaudiなんてあったんですか?!
聴きてー!
415名盤さん:03/01/20 06:43 ID:X6IVzGq4
さて、通算14作目 (『Freudiana(白)』 は除いてあり、コンピ3枚は含めて
いる) になって、初のソロ名義のリリースとなったのが、『人生ゲーム』である。
名前の変更はもちろん盟友エリック・ウルフソンととうとう道を別にしたことが
きっかけであろう。

アラン・パーソンズ自身は “プロジェクト” という名称が気に入っていなかった
という説もある。なぜなら、ファーストの『ポー』をやるときの一時的な名前という
イメージが強いからだそうで、結果的にはそのままの名称であれよあれよと13枚も
アルバムをリリースしてしまったのだから、それはそれですごいことである。
416名盤さん:03/01/20 18:19 ID:X6IVzGq4
記録を見ると、私が『人生ゲーム』を買ったのは93年11月26日ということ
である。記憶を掘り起こしていくと、90年代に入ってから、90年12月11日に
六本木のWAVEで『Fruediana』を買って以来、アラン・パーソンズについては
音沙汰が無くなってしまい、そのうちにニュースのチェックもしなくなって、
新作の話題など全く知らない状態になっていた。

そして『人生ゲーム』はオリジナル・リリースが10月26日、日本盤発売が
11月21日となっているので、購入日はそのすぐあとになるのだが、これは
じつは偶然発見したのであった。
417名盤さん:03/01/20 18:23 ID:X6IVzGq4
私は旅に出ると、その土地土地のレコード屋(CD屋)をのぞくことにしている。
このときも私は旅先の鎌倉で、ふらっと目にとまった新星堂に入ったのだった。

ロックのコーナーを何気なく見ていたのだが、そのときに目立つようにディスプレイ
された『人生ゲーム』が目についたのである。上記のように新作のリリースなど
まったく知らなかった私は、頭に血が上り、その場で『人生ゲーム』を買ってしまった
わけである。普段は何枚もまとめてレコード・CDを買っていた私だったのだが、
記録によると、この日はポツンと1枚『人生ゲーム』だけを買った珍しい日と
なっている。
418名盤さん:03/01/20 20:37 ID:pMdNf0/o
419名盤さん:03/01/21 06:39 ID:P8dMWRp0
さて、エリック・ウルフソンがミュージカルへと進み、アラン・パーソンズが
独りぼっちになったかというと、さにあらず。それまではずっと裏方に徹してきた
イアン・ベアンソンやスチュワート・エリオットが活躍の幅を増してきている。
もちろんアンドリュー・パウエルは健在である。

曲を書く中心であったウルフソン。誰がその代わりを務めるかが注目されたところ
であるが、パーソンズ本人はもちろん、パウエル、ベアンソン、エリオットに加え
アンブロージアのデヴィッド・パックなどもソング・ライティングに参加して、
演奏・ヴォーカルも担当している。
420山崎渉:03/01/21 15:36 ID:zjtBc5uD
(^^)
421名盤さん:03/01/21 18:46 ID:P8dMWRp0
『人生ゲーム』からメディアはCDのみである。アナログ・リリースについては
見たことがないので、たぶん無いのだと決めてしまおう。したがって、A面B面
とかいう表現はもうせず、1曲目とかT−1(トラック1)などの書き方をしよう。

ジャケット。意味ありげな写真は、『アンモニア・アヴェニュー』 でも使用されて
いたが、もうすっかりお手のものか。今回は “逆さ吊り” である。道化師らしい
6人と、スーツを着用した6人が乾いた大地の上で逆さ吊りになっている。
裏ジャケでは “コンダクター” がやはり逆さ吊り。果たしてその意味合いとは?
422名盤さん:03/01/22 04:52 ID:iviqoPtL
アート・デザイン担当はストーム・トーガソン。ピンク・フロイドの一連の作品で
有名なアーティストである。『ウマグマ』『原始心母』『炎』以下、彼の担当した
アートワークがズラリと続く。アラン・パーソンズとはピンク・フロイドつながり
なのであろうか。

そうしてあらためて考えると、『人生ゲーム』のカヴァー・アートは『鬱』や
『光』と共通性があるように感じられる。乾いた大地と想像力をかきたてる状況。
これらがストーム・トーガソンの定番アイテムなのだろう。
423反転石:03/01/22 09:08 ID:u+eeG3Sv
ハンセソ病患者救済上げ
424名盤さん:03/01/22 17:51 ID:iviqoPtL
1曲目「不思議の国の私/The Three Of Me」。『人生ゲーム』ではちゃんと邦題の
ついている曲が多いので、邦題・原題併記とする。

“融合” である。そして一部は明らかに “訣別” である。出だしは「海獣」
を想起させる音色のキーボード・フレーズから入り、45秒過ぎからピアノの
音がしっとりと加わる。今までのプロジェクトのインスト曲のようであり、聴いて
いると少し安心する。
425名盤さん:03/01/22 17:56 ID:iviqoPtL
やがてオーケストラが重なって盛り上がってくると、いよいよプロジェクトの
インスト・ナンバーである。ところが……

2分過ぎにいきなり、音が「プルーヴ・ミー・ロング」になる。この時点で、
“プロジェクト” が過去のものになった印象を強く受ける。「プルーヴ・ミー・
ロング」はデヴィッド・パックのソロ・ナンバーの一つだが、さすがに彼自身が
ソング・ライティングに関わっているだけあって、雰囲気が似ている。
426名盤さん:03/01/22 22:14 ID:iviqoPtL
この曲は決して単調ではない。2分過ぎから曲調がガラッと変わり、「ステップ・
バイ・ステップ」を思わせるバック・トラックに新戦力デヴィッド・パックの歌声が
乗っかる。Aメロが2回繰り返され、Bメロはテンポが急変し力強いバラード調。
ここはプログレっぽい音作り。

間奏はアラン・パーソンズならではのビートルズ・サウンド。聴けば誰にでも
すぐに分かるだろう。
427名盤さん:03/01/22 22:19 ID:iviqoPtL
そして再びAメロが登場。次は速い感じのCメロ。これがきわめて魅力的なフレーズ
となっている。効果音いっぱいの間奏をはさんで、三度Aメロ。次はBメロである。
本当にプログレである。
最後は徐々に盛り上げつつ素敵なCメロで締めている。

>>424で書いたとおり、この曲は “訣別 → 融合” の象徴である。ウルフソンに
別れを告げ、ニュー・フェイスのデヴィッド・パックを含めて、パーソンズ、
パウエル、ビートルズ、ピンク・フロイド、ELO(あくまでも個人的な感想)、
などが有機的に結びついて、新しい魅力的な世界を作ることに成功している。

アルバムのトップを飾るにふさわしい佳曲である。この曲をキッカケにリスナーは
『人生ゲーム』の世界へと引き込まれていく!
428名盤さん:03/01/23 06:49 ID:EuCczRFh
『人生ゲーム』を購入した経緯は>>416-417の通りであるが、正直言って最初に
聴くまでは、内容についてはあまり期待していなかった。エリック・ウルフソンと
道が分かれたこともすぐに知ったし、アラン・パーソンズ一人で何が出来るの
だろうと高をくくっていた。

1曲目を聴いて分かったのは、アラン・パーソンズは独りぼっちになったわけ
ではないということ。ウルフソン以外にもそれまでずっとバックを固めてくれた
メンバーがいて、プロジェクトのサウンド作りには実は大いに貢献していたのだ
ということが伝わってきた。
429名盤さん:03/01/23 19:50 ID:EuCczRFh
1曲目から間をおかずに2曲目の「ターン・イット・アップ 〜 沈黙の向こう側」
が始まる。ベアンソンの曲である。ヴォーカルはクリス・トンプソン。この人は
マンフレッド・マンズ・アース・バンドの「光に目もくらみ」を歌っていたので
有名な人である。その後もMMEBのヴォーカリストとしての活躍は続けている。
また、ジェニファー・ウォーンズとのデュエットで「オール・ザ・ライト・ムーヴズ」
も歌っていた。
430名盤さん:03/01/23 21:32 ID:dWUNtcOF
やっぱり、Eric Woolfsonと離れた後の作品は面白くない。
ライブでも新作の時は盛り上がりに欠けていたし・・・。
Parsonsもそのあたりは分かっていたと思うし。
もう一度仲直りして一緒に組んでくれないかなあ。
431名盤さん:03/01/24 04:14 ID:BPEerh0w
>>430
そう言う人はけっこう多いですね。
でも喧嘩別れでもないようなので、私はそれぞれの道を応援しています。
残念ながら、ミュージカルにはそれほど興味をそそられませんが。

『人生ゲーム』以降の作品も聴き込むと味が出てきますよ。
音作りという点では、それまで以上に面白いとも言えます。
ヒット・ポテンシャルははっきりと下がってしまいましたが。
432名盤さん:03/01/24 17:37 ID:BPEerh0w
「沈黙の向こう側」は『人生ゲーム』からのファースト・シングルであった。
まったくヒットしなかったが。

この曲はシングルとしてはあまり面白くない。ミス・チョイスだったと思う。
曲は特に目新しいわけではない。今までのプロジェクト時代にもあった、硬質
のヴォーカルに骨太のサウンド・メイク。ベアンソンにもこんな曲が書けたのだ
と分かったのは収穫だが、何もシングルにしなくてもと思った。
433名盤さん:03/01/24 17:41 ID:BPEerh0w
「サイコバブル」がシングル・カットされたときにも、似たような感覚を持った
のを思い出す>>102。『人生ゲーム』でももっとプロモーションに向いた曲が
あるはずだ。

ただし、シングルを選ぶのは配給会社がメインでやる作業なので、必ずしもアーティスト
に責任があるわけでもないので、ここまでにしておこう。

434名盤さん:03/01/25 07:02 ID:x94IwLHV
これまた間髪を入れず3曲目につながっている。「水からワインを/Wine From
The Water」は、久々にギャンブルを感じさせる歌である。内容的にはなんとなく
スリリングで、アルバム・タイトル(邦題)の『人生ゲーム』を思い起こさせる。

リード・ヴォーカルは『Freudiana(白)』からのエリック・スチュワート。バック・
コーラスにアラン・パーソンズご本人。サビで重なる低音の男声であろう。サウンドは
「ステップ・バイ・ステップ」を思い出させるような申し分ないものだが、メロディには
今ひとつ強さがない(ここがウルフソンの抜けた穴なのか? そうではないのか?)。
435名盤さん:03/01/25 07:06 ID:x94IwLHV
「水からワインを」は現代のマイダス王のような設定か。

♪ 水からワインを、樹から黄金を
  冗談抜きで、袖の下には何もないんだ
  何もないところから指輪を、空気からお金を手に入れてやる

こういった歌詞はそれまでにもよく見られた路線であり、言っている内容は
クリアなのだが、それに対する立場は曖昧にぼやかしてある。これを言っている
“私” は魔術師なのか、それともマイダス王のような愚か者なのか。はったり
なのか、事実なのか。
436名盤さん:03/01/25 21:09 ID:x94IwLHV
「水からワインを」の歌詞の中に “僕が逆さになっている間に、この鎖を壊せる、
でも不思議なことに、ぼくは地面に激突しない” という一節があり、ジャケット
のアートワークを意識させる部分となっている。

リーフの「水からワインを」の歌詞が載っているページの右側にお気づきだろうか。
一見するとランダムな点が何色かで打ってあるだけのように見えるのだが、
実はこれは立体視ができるステレオグラムになっていて、ある絵が飛び出して見える
ようになっている。まだ気づいていなかった人がいたらぜひトライしてみてほしい。
437名盤さん:03/01/26 00:06 ID:9R3Vl8wT
4曲目は「逸脱/Breakaway」。インスト・ナンバーである。これはお得意の
テクノ系の音作り。途中でのビート・アップが印象的で見事である。

全体的にメロディはサックスで奏でられているが、主役がサックスからギターに
移る所などは派手な聞き所となっている。最後にふたたびサックスが前面に出てきて、
ベースラインが残りつつテンポダウンして終了。相変わらずインスト曲が、
アルバム中の良いアクセントになっている。
438名盤さん:03/01/26 08:28 ID:9R3Vl8wT
ちょっとファンキーな「逸脱」に続いては、5曲目の大作「Mr. タイム」。8分を
超えている。テンポはゆっくりした8分の6拍子。プログレ系のアーティストが
よくこの手のテンポで曲を作っている。

スチュワート・エリオットが中心になって磨き上げた曲だが、良い味に仕上がって
いる。同じ “タイム” でもかつてのゆったりバラードとは全然違って、砂の嵐が
目の前を舞っているかのような、視界不十分な感じがかえって心地よい。
439名盤さん:03/01/26 08:42 ID:9R3Vl8wT
「Mr. タイム」の驚きはヴォーカリストである。『Freudiana(白)』を除くと、
『イヴの肖像』の最後を飾って、この段階ではベスト盤(コンピ)にすら収録
されていなかった、「願い」以来の “女性ヴォーカル” である。

その人の名はジャッキー・コップランド。曲作りにも一役買っているようで、
スチュワート・エリオットと名前を並べている。もう一人の作者はリック・
ドリスコルなる人で、どういう人なのかは全く知らない。
440名盤さん:03/01/26 08:45 ID:9R3Vl8wT
ジャッキー・コップランドについてもあまり詳しいことは分からないのだが、
かつてメラニー・レッドモンドと共に、デュラン・デュランのツアーに参加して、
バック・ヴォーカルだけでなく、「プリーズ・テル・ミー・ナウ」のときには、
2人でスクリーンの後ろのシルエットとして、ストリップをしているような意味
ありげな動きをして、踊っていたりしたそうだ。

また、80年代にはポール・ヤングとも活動していたそうだが、詳細は不明。
さらにプライヴェイト・IDなるバンドにもいたそうなのだが、残念ながら、
一度も聴いたことがない。

441名盤さん:03/01/26 18:39 ID:9R3Vl8wT
「Mr. タイム」の歌詞は難解である。歌詞カードを見てもなかなかつかめず、
対訳を見ても(いや、見ると)ますます分からなくなる。

 ・Mr. タイムは“時の番人”の様な存在かもしれない。
 ・彼は椅子に座って、ゆらゆら揺れている。
 ・君の名前と一ケタまたは二ケタの数字(これが分数らしい)を身にまとい、
   その時間が切れると、君の命運も終わりとなる。

ファースト・フレーズから読みとれるのは、とりあえずこんなところか。
442名盤さん:03/01/27 06:43 ID:lgsbeoAQ
セカンド・フレーズから:

 ・彼の目を見て時間をはかる
 ・彼は君の魂が空から降りてくるのを待っている
 ・実は君の魂は地に堕ちている
 ・運命の車輪を回す(この辺りは、時計の針が回るイメージ)
 ・その動きが止まると、音も止まる(時の流れが止まるイメージ)

正しいのかどうかわからないが、私にはこのように解釈できた。
443名盤さん:03/01/27 18:30 ID:lgsbeoAQ
サビの部分から:

 ・横に並べられてグルグル巻きにされた男は何処だ? 子どもは何処だ?
 ・Mr. タイムが君を迎えに来たときに、どうしたらよいかなんて教えてくれる人はいない
 ・真実を見て、嘘を聞く  どこかで妥協は出来ないのか?
 ・彼ら(男と子どものことか?)に分かっていたことを、教えてくれる人はいない
 ・Mr. タイムが君を迎えに来たときに

やはり“Mr. タイム” は時の番人、運命の神のような存在らしい。
444名盤さん:03/01/27 18:34 ID:lgsbeoAQ
サウンド的には「Mr. タイム」は曖昧な音とクリアな音の組み合わせで出来ている。
最初はモノクロの雰囲気のシンセにエレキ・ギター。バックに入るピアノの音は、
アンドリュー・パウエルの演奏だそうだ。やがて8分の6拍子を刻むギターが
入ってくる。

50秒過ぎに厳かにジャッキーのヴォーカルが入る。ファースト・フレーズは
そのまま歌われ、セカンド・フレーズの間にしっかりとベース・ラインが登場する。
445名盤さん:03/01/28 06:48 ID:KbtOTK8A
セカンド・フレーズが終わるところでも、ピアノの印象的な音が入る。そして
フィル・コリンズの曲のような雰囲気のドラムスの音が前に出たかと思うと、
サビのメロディ。

サビで特に「泣」が入ったり「力」が入ったりするわけではなく、むしろ淡々と
平坦にメロディが歌われている。最初はそこが物足りなく感じられたりするの
だが、聴いていくうちにその方がかえって “Mr. タイム” が徐々に近づいてくる
様子がうかがえることに気づく。
446名盤さん:03/01/28 06:53 ID:KbtOTK8A
Aメロのサード・フレーズから2回目のサビへも同様の流れ。ヴォーカルの多重
録音は見事である。ジャッキーが本当に何人もいるかのようにコーラスしている。

7分でいったん曲が落ち着いてリズム帯が奥へと下がっていく。おとなし目の
ギター・ソロにまたまたクリアなピアノの音がからみあう。そして最後は低音が
のこり、ずーっと引きずられながらフェイド・アウト。

聴くほどに味わいの分かってくる曲である。
447名盤さん:03/01/28 18:43 ID:KbtOTK8A
大作のあとは、軽やかなダンス・インスト。6曲目は「草原を渡る風/Jigue」
である。ヴァイオリンの音も鮮やかに、シンセやギターと相まって独特の世界を
作り上げている。ダンス・インストといっても現在のクラブ系ではなく、クラシック
の世界の舞踏曲というイメージである。

そもそも Jigue なるはテンポの快速な舞踏曲を表す言葉で、バッハの管弦楽組曲
などでもおなじみの表現なのである。いまでは Jig と表記するのが主流らしいが。
448名盤さん:03/01/28 22:08 ID:hFj6jtry
草原を渡る風大好き(^^)
449名盤さん:03/01/28 23:03 ID:uOU6F3CS
アラン・パーソンズのウンコ喰いたい
450名盤さん :03/01/28 23:28 ID:LLG8KiKZ
いつもはメタル板にいるので、こんなスレあるとは知らなかった!!
自分はEYE IN THE SKYしか持ってないので書き込む資格は無いかも
知れないのですが、本当に好きなアルバムです!!
中学時代に、SIRIUS→EYE IN THE SKYがギター教則本の課題曲
だったんですよ。本でもギターソロのセンスが絶賛されていて、
ギターを始めたものの、速弾き等に馴染めなかった私は、聴いた瞬間
「これだよ!!」と感じたのを未だに覚えております。

なんかギターソロの話ばかりしてすいません。もちろん他の曲や
アレンジも素晴らしいと思っているのですが、上記2曲のソロの
衝撃が大きくて・・・。
長文失礼致しました。
451名盤さん:03/01/29 06:43 ID:l5oipXWv
>>448
いい曲ですよね。アルバムの中の配置もいいですね。

>>449
難しい注文ですな。

>>450
うれしいレスありがとうございます。ギター・ソロは速弾きでもスロー・ハンドでも
基本は一緒らしいですね。要は、小節単位で音を入れていくところから始まる。
最終的にはセンスが大切なようですが、「狼星〜アイ・イン・ザ・スカイ」は
素晴らしいセンスと言えますね。
452名盤さん:03/01/29 15:09 ID:NlBKuUTx
アルスチュアートが最近伝記本出したそうですね。その中にアランパーソンズがどんな風に
プロデュースワークをしているのか書かれているそうです。邦訳なし、j25UKとか。
買おうかなあ。でも訳すのめんどくさいなあ。私はアラン以上にアルのファンだけど。
453名盤さん:03/01/29 18:07 ID:l5oipXWv
>>452
情報ありがとうございます。これのことでしょうか。
Neville Judd (著)
Al Stewart: True Life Adventures of a Folk Troubadour

私も欲しくなったので、さっそく注文してしまいました。
アル・スチュワートも本当に好きなのですよ。APが一段落したら、アルの
楽曲についても書きたいことがたくさんあります。
454名盤さん:03/01/30 07:10 ID:r3xcCw0r
「草原を渡る風」は小品ながら、クラシックとロックの融合を図ったプログレッシヴ
な作品になっている。ちょっと重い「Mr. タイム」の後を受けて、雰囲気を弾ませる
効果のほかに、次の「心の光」の序曲にもなっている。

主役が跳ねるようなヴァイオリンからエレキ・ギターに移って、『ガウディ』の
世界を思わせるフラメンコ風カスタネットも入り、サービス満点!
こういったインスト曲は、アラン・パーソンズがプロジェクト時代と何ら変わって
いないことの証と考えられる。
455名盤さん:03/01/30 23:56 ID:mUxPnuur
こないだカラオケでアイロボット歌いますた。うそ
456名盤さん:03/01/31 06:50 ID:UM7qlmYS
>>455
私は「黄金のかぶと虫」を歌いました。うそ(w

7曲目は「心の光/I'm Talkin' To You」。なんだか80年代前半のAORの
ようなサウンドであっと驚く。そういえば作者でヴォーカルのデヴィッド・
パックはAOR選手の代表、アンブロージアの出身であった。

この曲何かに似ているのだが、果たして何の曲であったか???
457名盤さん:03/01/31 17:21 ID:NKFYW6UI
火傷?
458名盤さん:03/01/31 20:06 ID:UM7qlmYS
>>457
ああ、なるほど。ただ私が思ったのは、アラン・パーソンズとはまったく関係のない
AOR系のアーティストの曲ではないかという気がします。まだ思い出せていないので、
変な書き方になってしまって申し訳ありません。

AORのコンピに入っているかも知れないので、ちょっとチェックしてみます。
459名盤さん:03/01/31 23:48 ID:slVDlLaV
今更こんなこと書いたら怒られるかな、そしたら勘弁ね。

>>227
ライブやってますよ。85,6年ごろだったかな、アントワープで2日間だけ。
残念ながら「パイプライン」はやってないと思います。歌もの中心だった。

>>421
アナログありますよ、持ってるもん。LPはCDより1曲少ないの。でもって
ジャケットもちょっと違うの。
460名盤さん:03/02/01 00:41 ID:L9+Wv6U2
APPかぁ、懐かしいです。
461名盤さん:03/02/01 01:36 ID:LWMDgQZN
CMソングもありましたよねー
462名盤さん:03/02/01 01:45 ID:LWMDgQZN
覚えてるのは
Time=ブリジストンREGNO
Silence and I = SEIKO  ドルチェ&エクセリーヌ
その他
Eye in the sky とか使われてたかな
463名盤さん:03/02/01 07:16 ID:3poMOwV2
Eye in the sky=キリンビール
Ammonia Avenue=宝石店のCM
464名盤さん:03/02/01 08:00 ID:QVbTxvT8
>>459
アナログ有り! ほ、欲しいっ! 生唾があふれてくるようです。
お、溺れる!

発売国、レーベル、レコード番号など教えてくださいな。
1曲カットってどの曲なんでしょうね。
465名盤さん:03/02/01 10:20 ID:8PH9ut8+
I'm Talkin' To You
軽い変拍子が気持ちいいっす。
466名盤さん:03/02/01 10:24 ID:qJdPoQ1x
『人生ゲーム』
時計付き箱ジャケ持ってます
467名盤さん:03/02/01 12:40 ID:oPRZhm3K
>>466
それってひょっとして懸賞プレゼントの?
欲しいぞぉぉぉっ!
どんなものか教えてくださいっ!
正規盤じゃないですよね?
468名盤さん:03/02/01 23:17 ID:3zwz8rLT
>>464さん
反応してくれて嬉しいっス!
「人生ゲーム」アナログ、俺のはオランダ盤、アリスタ、
番号は74321167301。
確認したらカットされてるのは2曲でした(すんません!)。
I'm Talking To You とDreamscapeがありません。
ジャケも微妙に違ってます。表ジャケはCDでは右から二人目の
ボールを持ってる男がレコでは赤いドレスの女です。
裏ジャケはひょっとこの面、鳥男、赤いドレスの女の逆さ吊り。
内袋は片面が歌詞、片面がクレジットとメンバーの顔写真です。
469名盤さん:03/02/02 00:13 ID:4aYzgO3U
>>468
情報ありがとうございます。オランダ盤ですかあ、うらやましいなあ。

さて、そのアナログ盤には収録されなかった「心の光」であるが、やはり80年代の
AORを思い切り意識した作品となっている。似ていると思ったのは、ビル・チャンプリン
とか、ニールセン・ピアソンとか、ラーセン=フェイトン・バンドあたりのサウンドだった。
あるいはアンブロージアそのものだったかもしれない。

曲もそうなのだが、やはりそれっぽく作るアレンジ、プロデュース力が素晴らしいと思う。
「ドント・アンサー・ミー」のときのフィル・スペクター・サウンドもすごいと思ったし、
随所で聞かせるビートルズ・サウンドはもうお手の物なのだが、80年代にもやらなかった
思いっきりAORサウンドをここにきて演ってくれるとは、いやはやアラン・パーソンズの
引き出しの多さにあらためて脱帽である。
470名盤さん:03/02/02 09:59 ID:4aYzgO3U
>>465
「心の光」は軽快なテンポで続いているようで、エイト・ビートが一部セヴン・
ビートになっているんですよね。こういうことが不自然にならないようにできる
のも、一つの力量ですね。

アラン・パーソンズはときどきこのような変拍子を使います。『運命の切り札』の
「堅牢の御剣」などはくるくると拍子の変わる好例ですね。

しかしアナログ盤で「心の光」がカットされているとは驚きですね。
シングル・ヒットさえ望める曲だと思うのですが。
471名盤さん:03/02/02 23:42 ID:4aYzgO3U
続いて8曲目「誘いの歌/Siren Song」。“いざない” というところから考えて、
Siren はシレーネのことだろう。美しい声で歌を歌って男を引き寄せたという、
船人泣かせの人魚(魔物!?)である。アル・スチュワートにも「Sirens Of Titan」
なる作品があったが、あちらはヴォネガットだろうか。

こちらはロック・バラード。ベアンソンの作品でヴォーカルはエリック・スチュワート。
ゆったり、のんびりと歌われる。
472名盤さん:03/02/02 23:44 ID:4aYzgO3U
「誘いの歌」は内容的には、男が女性に対して思いを述べているような感じであろう。

“君の島に連れて行って、シレーネの歌を聞かせておくれ。ぼくがその島から
離れられなくなるように。”

と、逆に美しい歌に惑わされたい、とりこになりたい、という男の気持ちが歌われ
ている。
気になるフレーズは、When The Water Turns To Wine というところ。3曲目との
呼応が注目される。
473466:03/02/03 00:24 ID:WHbRjvXK
>>467
そうです懸賞プレです。
これって応募者全員プレゼント状態じゃなかったんですか?
普段くじ運ないので。
デザインは、ジャケットの逆さ釣りで後ろ手で車輪を持った人物のアップで、
車輪の部分におもちゃみたいな時計を填め込まれています。
箱の中には輸入盤CDが入っていたので、
海外では店頭で売られていたのでしょう。

なので『人生ゲーム』は、輸入デジパック盤、国内盤、輸入通常盤の、
3枚を持つことになりました。
474名盤さん:03/02/03 06:50 ID:oyvbPqNk
>>452さんが教えてくれたアル・スチュワートの本がもうすぐ届くのですが、
本と言えば、こちらはいつ出版されるんでしょうね。

ABBEY ROAD VIA ABBEY ROAD --- The Alan Parsons Story
Harry Doherty (著)

予告が出てからずいぶん時間が経っているようですが、いつ出版されるかも
分かっていないようです。即、注文したいほどなんですがねえ。
475名盤さん:03/02/03 18:24 ID:oyvbPqNk
『人生ゲーム』も半ばを過ぎ、“ウルフソンの抜けた穴は大きいが、これはこれで
なかなか完成度が高いじゃないか” と思えてくる。次の9曲目はまたもインスト曲で
「夢のかたち/Dreamscape」。パーソンズ作のこの作品は、メロウ・グルーヴと
でもいうのだろうか、フュージョン系のギターがスローにスローに歌いかけてくる。

シンセとギターだけのシンプルな構成だが、まるでリー・リトナーかラリー・
カールトンの曲を聴いているようだ。あるいはラス・フリーマン率いるリッピントンズ!?
こんな曲は初めてではないだろうか。何度でも繰り返し聴いていたい曲である。
476名盤さん:03/02/04 06:51 ID:zDXBNjtn
Dreamscape とは文字通りには “夢風景” という意味であるが、曲の並びから
考えて、シレーネの歌に誘われてフラフラとついて行った男が、夢見心地になって
見た幻の光景のようなイメージがする。

その夢の中でも Mr. タイムが時間をはかり、あなたを捕まえに来ようとしている
のだろうか。イメージはふくらみ、『人生ゲーム』もやはりトータル・コンセプト
があるじゃないか、と気づかされる。
477名盤さん:03/02/04 09:27 ID:V2dENeCY
ガウディの名前は「Antonio」ではなく「Antoni」と表記すべきと思います。
バルセロナに旅行した時、地元の本屋等で売っているガウディ関連商品の
表示はすべて「Antoni」でした。私も「Antonio」ではないのかと思い、いろいろ
尋ねてみました。
「Antonio」というのはスペインの標準語であるカスティーリャ語(首都マドリッド
中心)の表記であり、「Antoni」はカタルーニャ語(バルセロナ中心)での表記
とのこと(カスティーリャ語もカタルーニャ語も似ているところも多いですが、
単なる方言ではなく、別の言語とのこと)。スペイン内戦後のフランコ独裁の
時代にはカタルーニャ語は使用を禁じられていました。生粋のカタルーニャ人
であるガウディは当然の事ながらこれには猛反発し、自身の署名の際には絶
対にカスティーリャ表記は使わず「Antoni」で通して反抗していたそうです。
従って彼の精神からすれば「Antoni」とすべきと思います。というか、「Antoni」
という自分の名前を勝手に別の言語表記(英語も含めて)に変えられたら普通
怒りますよね。ちなみに「ガウディ」は「ディ」にアクセントが来ます。
(勿論私はスペイン語はど素人なので専門の方がいればお訊きしたいですが)
478467:03/02/04 15:54 ID:gERWer8d
>>473
いや〜、全員プレゼントじゃなかったと思います。
確か500名さまくらいだったかな。友人が当たりました。
私は外れました。今でも中古屋とかオークションとか
探してます。目撃情報あったらお願いしたいです!
479名盤さん:03/02/04 19:08 ID:+wM+lH04
このスレハケーン! 最初から一気読みしました。
名盤(zDXBNjtn)さん、素晴らしいレビューをありがとうございます。
これからも期待しております。
家に帰ったら「怪奇と幻想の物語」のCDから聴き直してみたくなった。
リミックス版じゃないですよ(w。オリジナルミックス(76年版)のやつ。
このCDお持ちの方、もちろんいらっしゃいますよね?
zDXBNjtnさんはお持ちかな?
480名盤さん:03/02/04 19:08 ID:zDXBNjtn
心地よい「夢のかたち」の後を受けるは10曲目の「絶体絶命/Back Against
The Wall」。「ターン・イット・アップ」に続いてヴォーカルはクリス・トンプソン。
一転してブルース調の曲である。作者のベアンソンはなかなかのタレントの持ち主
である。

途中で曲調が変わって間奏が入るところなどは聞かせ所である。後半でまたブルース調に
もどって、最後はしみじみと終わる。
481名盤さん:03/02/04 19:12 ID:zDXBNjtn
>>479
どうもこんばんは。同じ時間にかぶってレスするとはなかなか珍しい!(w
自分勝手レスを全部読んでいただいたそうで、どうもありがとうございます。
拷問のような時間だったでしょうね(w

1枚目のCDはリミックス盤しか持っておりません。オリジナルはLPレコード
だけしか持っていないのです。聴きたいときはいまだ現役のレコード・プレイヤー
で聴いております。けっこう音は良いですよ。
482479:03/02/04 21:16 ID:DyDckN5s
>>481
いえいえ、私の思ってたこととほとんど同じなので
激しく激しく胴衣しながら読んでましたよ。
レコードプレイヤー、ちゃんとお持ちなんですね。
うちは実家に置いたままだからなあ。
件のCDですが、正式なカタログにはありません。
APPのアルバムがオーディオ的に高い評価をされていることから
企画作成された限定版・・・といえば、おわかりになりますか?
答えは明日いたします。お持ちの方、手を挙げて!

「怪奇と幻想」聴いてたら、「告げ口心臓」の最初のシャウト、
「ウェー、ハッハッハ」に聴こえちゃった(w
483名盤さん:03/02/05 07:16 ID:VmdxVB5N
「絶体絶命」の原題 Back Against The Wall とは文字通りには “背中を壁に
もたれて” ということだろうが、同時に “(敵に囲まれて)窮地に追い込まれて”
という意味もあるようで、それなら邦題にも納得がいく。

気弱な “君” がトラブルを避けたいのに、なんだか巻き込まれて絶体絶命の
窮地に陥る。そんな “君” に “真実を話せ” と迫っているところがなんとも
スリリングである。
484名盤さん:03/02/05 23:14 ID:VmdxVB5N
11曲目「草原を渡る風、ふたたび/Re-Jigue」。邦題も原題も “そのまんま”
である。6曲目の「草原を渡る風」の軽妙なフレーズが、重々しく形を変えて
再登場している。

前半はオーケストラのフェイド・イン。「草原を渡る風」のメロディがテンポの
遅いオーケストラ・ヴァージョンで奏でられている。その雰囲気はまるでドヴォル
ザークの「新世界より」である。
485名盤さん:03/02/05 23:23 ID:VmdxVB5N
中盤に差しかかると、1分20秒過ぎからエレキ・ギターが躍動感のあるソロを
聞かせる。この間、オーケストラは後ろに控えるのだが、音量は下がっているのに
存在感は抜群。やはり主役はオーケストラの方である。

エレキ・ギターは30秒ほどで役割を終えて、あとはオーケストラがまた前に
出てくる。ギターは脇役に下がる。このあたりはプロジェクトでいうと「沈黙と私」
に似ている。アンドリュー・パウエルもやはり重責を担っていたのだと、あらためて
気づかされる。
2分過ぎからのストリングスの泣きのフレーズは良質の映画音楽かラフマニノフの
ピアノ協奏曲のよう。2分半に満たない短かさではあるが、このアルバムからは
外せない1曲である。
486名盤さん:03/02/06 06:44 ID:o3pZ5+7U
『人生ゲーム』のラスト、12曲目を飾るのは予想通りの壮大なバラードである。
プロジェクト時代からのこの構成はこのアルバムでも守られた。作・ヴォーカルは
デヴィッド・パック。バラードでもこの曲は “80年代AOR” を思わせる作り
にはなっていない。

タイトルは「もう一つの人生/Oh Life (There Must Be More)」。“最後バラード” で
おなじみの大きなテンポ・チェンジやオーケストラ・パートはないのだが、それでも
ドラマティックな仕上がりとなっている。
487名盤さん:03/02/06 19:48 ID:o3pZ5+7U
今日早くもこれが届きました。
Al Stewart: The True Life Adventures of a Folk Rock Troubadour

上で書いた書名は微妙に違ってましたね。アマゾンは便利ですね。
実はローラ・ニーロとフリートウッド・マックの本(洋書)もたまっていて、
いつ読む順番が回ってくるか心許ないのですが、楽しみにしたいと思います。
ちらちらっと眺めたところ写真やロゴ・マークなどもあって、資料としても
貴重な物となりそうです。
488名盤さん:03/02/07 06:09 ID:NYq+UV92
「もう一つの人生」ではアンドリュー・パウエルが自らピアノを演奏している。
これは傷ついた孤独な女性の歌である。彼女もやはり時の流れのよどみに捕まって
翻弄された人間の一人である。アートワークでは赤いコスチュームの女性が逆さ
吊りになっているが、他の逆さ吊りの男たちと比べてひときわ鮮やかである。

ああ人生よ、これで終わりではないはず と叫ぶ女性。彼女もまた Mr. タイム の
犠牲者なのだろうか。

『人生ゲーム』はこのバラードで幕を閉じる。ウルフソン抜きでもプロジェクトの
雰囲気を保っている曲もあったし、もちろん新しい境地を開いた音も聞かれた。
セールス的・話題的には今ひとつであったが、90年代最初のアラン・パーソンズは
なかなか良いアルバムだったと思う。
489名盤さん:03/02/07 20:14 ID:NYq+UV92
『人生ゲーム』のCDのレーベル面も意味ありげな色彩がついている。
これも「水からワインを」のページと同様に立体視が出来そうな気がするのだが、
何度チャレンジしても上手く見えない。

コンパクト・ディスクの場合真ん中に空いた穴がどうも障害物になってしまうようで、
視界が落ち着かないのである。
とはいえこれはパーソンズの(あるいはトーガソンの)ギミックで、思わせぶり
だけど実は何でもない、という落ちなのかもしれないが。
490479:03/02/07 21:48 ID:J2ZdR44o
レビュー乙です。
「人生ゲーム」聴きながら読んでましたが、
デビッド・パックはデビッド・ベノワのアルバムでも
何曲か歌っている方ですね。ベノワのアルバム何枚も持ってる癖に
今まで気付かんかった(恥。

「怪奇と幻想」のオリジナルミックスCDは
モービル・フィディリティー社から「ウルトラディスク」として
限定リリースされていたものです。

次は「オン・エアー」ですね。期待してます。
491名盤さん:03/02/08 09:02 ID:XK7GCPTf
>>490
実は検索したところ Mobile Fidelity 社までは到達できたのですが、その先が
わかりませんでした。“ウルトラディスク”って名前もすごいですね。
特にSACDとかではなかったのですか? 通常のCD? ぜひとも欲しいものです。

私も David Benoit が好きで、“ベノワ=フリーマン”を含めて20枚以上
持っております。デヴィッド・パックも確かに歌ってましたね。Every Corner
Of The World が好きです。
492名盤さん:03/02/08 10:39 ID:80QXUvZj
「Year of The Cat」は曲もいいけど、私の「間奏が素晴らしい曲ベスト3」に
入る曲です。
「Time Passages」とかもいいですね。
493名盤さん:03/02/08 18:25 ID:xoeJIgjD
Andrew Powell のオーケストラでのAPP演奏のLPをゲトしますた。
100ドルでした。高かった。
494名盤さん:03/02/08 18:30 ID:XK7GCPTf
>>492
“イントロが素晴らしい曲”チャートにも入れておいてくださいな。
私はラジオで「イヤー・オブ・ザ・キャット」のイントロが流れた瞬間に、
“この曲は明日買いに行く! 絶対に行く!”と決心したものでした。

>>493
これはこれは大枚をはたきましたねえ。内容的にはどうでしたか?
495479=490:03/02/08 18:37 ID:fQpw3gJl
>>491
SACDではありませんが、24金蒸着CDです。CDケースもちょっと凝った造りです。
リリースはリミックス版よりも後です。90年前後だったかな?
たしか私は秋葉原の石丸電気レコードセンターで入手しました。
モ社はレコード会社から音の良いマスターテープを借用して、
独自のマスタリングやカッティングを施した高音質レコードorCDを、
枚数限定でリリースしてます。噂ではモ社はあぼーんしたとか?
新品で入手するのは困難かと思われます。中古店を根気良く回ってお探し下さい。
CD番号:UDCD 606 です。
496名盤さん:03/02/09 09:07 ID:zvgDUThT
さて94年にアラン・パーソンズ名義で 『The Very Best Live』 がリリースされて
いる。私が持っているのは、95年リリースのアメリカ盤で、こちらはライヴ +
スタジオ録音のトラックが3曲追加されている。(ライヴの部分は両者同じ、ただし
曲順は異なっている)

1〜2曲目は正に “ヴェリー・ベスト” の名にふさわしい「狼星 〜 アイ・イン・
ザ・スカイ」から始まる。ヴォーカルはゲイリー・ハワード。『Freudiana』 以来の
つきあいの The Flying Pickets で有名な人である。
497名盤さん:03/02/09 16:40 ID:zvgDUThT
「狼星」のイントロが始まると観客が歓声を上げる。やはりこの曲から始めるのは
大正解であろう。そしてアルバムと同じようにそのまま「アイ・イン・ザ・スカイ」に
つながる。ふたたび歓声。ゲイリ−・ハワードの「アイ・イン・ザ・スカイ」も
なかなか良い。原曲の雰囲気は壊さずに上手く歌っている。
クリス・トンプソンとアラン・パーソンズのバック・ヴォーカルも百点満点。
498名盤さん:03/02/09 20:02 ID:+HwRRuHy
そうだ、ライブ盤があったね。
また来てくれないかな。
でも一度で良いから、Eric Woolfsonの生ボーカルを聞きたい。
499493:03/02/09 20:44 ID:+HwRRuHy
>>494
100ドルの価値ありでした。

そういえばドイツのミュージカル専門CD店から、Gaudiの
2002バルセロナキャストのCDが出たとメールがありました。

ENDLICH WIEDER AN LAGER! OC Barcelona 2002 Albert Guinovart Musical
?ber den spanischen Architekten Antonio Gaudi. 12 Tracks in spanischer
Sprache eingespielt mit den Prager Symphonikern. Mit Miquel Cobos i Torn,
Mamen Marquez, Time Meyer, u. a.


これはEric Woolfsonの仕事なのでしょうか?
とりあえず注文しましたがどうなることか。
もしそうだとしたら、オリジナル、ケルンに続いて
3種類目のGaudiですが・・。
だれかしってます?
500名盤さん:03/02/09 22:31 ID:Zzwagq0+
みんな文章長いね…
501反転石:03/02/10 03:08 ID:3Ai73pWr
>>500

ハンセソとかぶってるもん、ファソ層がプ
502わっきゅん OUT:03/02/10 03:13 ID:fwI5yhmA
>>501
人生の負け組み
こんなへタレスレで煽って恥ずかしぃぃ(www
503名盤さん:03/02/10 06:41 ID:s7dkUBEM
さて波乱に充ちた500超えとなりましたなあ。
すごいですねえ。折り返しました!

「アイ・イン・ザ・スカイ」に続いては同アルバムからの小ヒット・シングル
「サイコバブル」。いまだにこの曲をシングルにしたことには小首をかしげて
しまうのだが、ライヴでも演っているところを見ると、アラン・パーソンズの
お気に入りなのだろう。

こちらのヴォーカルはクリス・トンプソン。(もちろんレインボウではなかった……)。
エルマー・ガントリーと似た歌い方で、雰囲気を出している。
504名盤さん:03/02/10 22:23 ID:wk0e32Hu
>>499
良いですよね、APPのオーケストラ版。確か2年ほど前にCDが再発されたので、
CDで持ってます。ジャケが変わってしまったのが残念ですが。
505名盤さん:03/02/11 09:21 ID:IrBIzbLY
Psychobabble とは“心理学のごたく” とか “わけのわからん心理学用語” なる
意味であるが、歌詞の中で Psychobabble Rap とあるのはまさに “わけのわからん
心理学のご託を並べ立てたラップ” ということなのだろう。

悪夢の中で追い立てられながらも “こんなのただのラップだと思って聞き流すさ”
と開き直っているのはちょっとユーモラスでさえある。これはごく最近の感想だが。
506名盤さん:03/02/11 18:17 ID:IrBIzbLY
4曲目は意外や意外の「大鴉」。出だしを聞くと「チルドレン・オブ・ザ・ムーン」
かと思ってしまうが、実はファースト・アルバムからのよもやの選曲となっている。
最初に登場のヴォコーダーを通した声は、アラン・パーソンズご本人のもの。
ライヴで歌ってくれてしまうとは、どこまでサービス満点なのだろう。

そしてゲイリー・ハワードもクリス・トンプソンもヴォーカルに加わり、次第に
曲を盛り上げていく。ファースト・アルバムの曲でも違和感は特にない。
507名盤さん:03/02/12 06:39 ID:ZkBLz5h+
5曲目は「時は川の流れに」。リード・ヴォーカルはゲイリー・ハワード。
この人はウルフソンの代役を見事に勤めあげている。演奏は原曲に忠実で、イントロ
のアンドリュー・パウエルが弾くピアノの音が聞こえるとすぐに、“あっ、タイムだ!”
とわかる。

ヒット曲のライヴ演奏は、やはり原曲に忠実な方が安心して聴いていられる。
アーティストによってはテンポを変えたり、アレンジを大きく変えたりして実験する
人たちもいるが、聴き手は “刷り込まれた” 演奏を好むものである。
508名盤さん:03/02/12 16:51 ID:IAlJwkxO
Alan Parsons / Love Songs
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=354735

このコンピ盤悪くないね。
初心者入門編にも良さそう。
日本盤は出ないの?
509名盤さん:03/02/12 20:09 ID:ZkBLz5h+
>>508
昨年出たばかりのものですね。まあ簡単に言うとバラード集ですが、選曲が良い
ですね。特にヒット曲にこだわらないところがとてもよい。
1・2曲目が「鷲の飛翔」〜「孤独な男の影」だなんて、通常の“グレイテスト・
ヒッツ” だったらありえないところでしょう。

これとセットで、アップテンポを集めたもう1枚を作り、2枚組で売ったら面白い
かもしれませんね。日本盤が出て音が良ければ、買ってもいいですね。
510RENWICK:03/02/13 00:01 ID:wDzmhBRT
APPとは直接関係ないので恐縮ですが、最近とてもすばらしい
アル・スチュアートのファンサイトを見つけました。
HPの作者はかつてアルのFCの会長をやっていて、初来日の時に
インタビューもしているそうですよ。
内容もとても充実しています。
http://alstewartsroom.2.pro.tok2.com/
511名盤さん:03/02/13 06:32 ID:P6Pq1pRB
ライヴの6曲目は「Luciferama」。こんな曲あったっけと思うが、新曲ではなく
「ルシファー」+「マンマガンマ」である。全部で5分ほどの演奏なのだが、
3分半ほど「ルシファー」が続いたあとに「マンマガンマ」に切り替わる。

移り変わりのところのシンセサイザーのハーモニーがとても美しく仕上がっている。
アンドリュー・パウエルとアラン・パーソンズのキーボードの共演。
想像するだけで生唾が出てくる光景である。
512名盤さん:03/02/13 20:04 ID:P6Pq1pRB
7曲目「オールド・アンド・ワイズ」。私はこの曲が大好きである。バラードの中では
一番好きだ。原曲のコリン・ブランストンのイメージが強烈なだけに、ほかの
ヴォーカリストでそれが損なわれるのではないかと不安になった。

実際はアレンジはオリジナルに忠実。ゲイリー・ハワードのヴォーカルはコリンとは
ひと味違うが、さほど違和感を感じるほどではなかった。ゲイリーも相当この曲を
聴き込んでからさらに歌い込んでこのライヴを迎えているのだと思う。発声も
原曲の雰囲気を再現しようとしているように聞こえてくる。
513名盤さん:03/02/13 20:15 ID:P6Pq1pRB
この「オールド・アンド・ワイズ」にも泣きのサックス・ソロが登場する。
演奏はリチャード・コトルだと思われるが、これがなかなかのアドリブで、
曲の後半を盛り上げている。なぜサックスには “泣き” という言葉が似合う
んだろう。

最後はもちろんフェイド・アウトではなくコーダで終わるが、原曲と異なる
その部分でさえそれほど雰囲気を壊している感じがしないのはお見事!
514名盤さん:03/02/13 21:38 ID:t11GicIu
なんでこんなに下がっているんだ?
dat落ち寸前age
515名盤さん:03/02/13 21:47 ID:0EAKw5qZ
オースティン・パワーズ
516名盤さん:03/02/13 22:28 ID:3aMrSi4X
保守age
517名盤さん:03/02/14 00:06 ID:NaLa9lzA
ただsage進行にしてみただけだったのですが……。不評のようですね。

「オールド・アンド・ワイズ」はあまりにも好きな曲なので、ライヴの最後を
締める曲でいてほしかった。ちょうどアルバム『アイ・イン・ザ・スカイ』の中で
そうだったように。まあ、このライヴCDの曲順が実際のライヴのままではない
ことは分かっているのだが、むしろ、だからこそ曲順を最後にしても良かったの
ではないかと思う。

美味しい物は最後までとっておくのは私の癖である。
518名盤さん:03/02/14 06:34 ID:NaLa9lzA
8曲目も『アイ・イン・ザ・スカイ』から「火傷」。若干テンポを速めに設定
している。ヴォーカルはクリス・トンプソン。可もなく不可もなくといった感じ。
レニー、カム・バック!

この曲ではイアン・ベアンソンのギターが躍動している。このバンドが紛れもなく
ロック・バンドなのだということを感じさせてくれるのである。
519名盤さん:03/02/14 19:42 ID:NaLa9lzA
9曲目は『アンモニア・アヴェニュー』から「プライム・タイム」。あらためて
この曲はいい曲だと感じる。シングルが34位までしか上がらなかったのは不思議だ。
原曲はアルバム全体がキーボードよりもギターのウェイトが高くなったという
流れの中で、ファースト・トラックとなったものだが、このライヴ演奏でもやはり
ギターが大活躍している。
520名盤さん:03/02/14 19:48 ID:NaLa9lzA
特に後半のギター・ソロは聞きものだ。3分過ぎからアドリブがからんで、その
30秒後にはコーラスとも絡み合って、さびの繰り返しを迎えるところなどは
本当に素晴らしい。ギターのアドリブはさらに終盤でも聞かれる。「火傷」から
この曲への流れは一貫性があって美しい。

ヴォーカルのゲイリー・ハワードもここまで聴いてくるうちにすっかり耳に
馴染んでくる。しっかりとウルフソンの代役を務めていると言うだけでなく、
もはや独自の存在感をも感じさせている。
521名盤さん:03/02/15 00:33 ID:aIuz0/Z7
とりあえずage。
522名盤さん:03/02/15 06:57 ID:Oc/OORaD
…………

10曲目「ライムライト」。『ステレオトミー』から。原曲ではプロコル・ハルムの
ゲイリー・ブルッカーが歌っていて驚いたものだが、こちらではクリス・トンプソン。
プロコル・ハルムvsマンフレッド・マンズ・アース・バンド!

ここでのクリスはゲイリーに負けず劣らずの素晴らしい雰囲気を醸し出している。
やはりヴォーカリストには “はまる曲” があるのだ。前曲とちがって硬質の
キーボードの音中心にギターが花を添えるこの曲は、クリス・トンプソンの声に
ピッタリとはまっている。
523名盤さん:03/02/15 18:47 ID:Oc/OORaD
ライヴも最後に近づき、聴き手の心をほっとさせるイントロが聞こえてくる。
「ビー・マイ・ベイビー」のイントロを持つ曲、「ドント・アンサー・ミー」で
ある。フィル・スペクター(そういえば逮捕されましたね!)のサウンドはライヴ
でも健在で、うれしいことに原曲通りにカスタネットのエフェクトも入っている。
もちろん打ち込みだろうが。
524名盤さん:03/02/15 18:53 ID:Oc/OORaD
ヴォーカルはゲイリー・ハワードとクリス・トンプソンが仲良く担当。気負わずに
カラオケでも歌っているようなリラックスした感じでほほえましい。
Aメロはクリスが歌い、コーラス部分で2人のハモリになる。

お約束のサックス・ソロも入っているし、最後はフェイドアウトの代わりにタイトル
を繰り返して終わっていて、サービス満点楽しさ満点!
このような楽しいライヴ演奏をぜひ目の前で見てみたいものである。
525名盤さん:03/02/15 21:14 ID:cDfJROxq
age
526名盤さん:03/02/16 01:28 ID:IBkUYUkv
APPで好きなボーカリストは誰でつか?
527名盤さん:03/02/16 08:51 ID:zL9RZ1fT
>>526
私はレニー・ザカテックです。次いでクリス・レインボウ。
528名盤さん:03/02/16 10:06 ID:FMi0Hcfq
質問。
アイ・イン・ザ・スカイっていいですか?
どんなのを想像すればいいんでしょう?
プログレ?AOR?
聴いた事ありそうな曲ってはいってますか?
今度、聴いてみたいんだけど。
529名盤さん:03/02/16 14:49 ID:K6GQytvY
>>528
amazon とかで試聴してみるのが早いと思われ。
530名盤さん:03/02/16 18:24 ID:mHfT1nX3
>>529
わかりますた。
マック初心者なので、まだ試聴とかしたことないんです。(泣)
がんばります。
531名盤さん:03/02/17 06:42 ID:GoLJjzUq
ライヴの部分の最終曲は「真実を見つめて」。『ガウディ』収録のこの曲のライヴは
とてもいい! ここでのクリス・トンプソンのヴォーカルはしっくりと曲に馴染み、
まるで最初から自分の持ち歌のようである。

ヨーロッパ盤、アメリカ盤ともにラストに持ってくるだけの出来に仕上がっている
「真実を見つめて」は、5分以上という長さをまるで感じさせずあっという間に
終演を迎えてしまう。そしてもちろん大喝采のもとに “ライヴ” は終了する。
532名盤さん:03/02/17 06:44 ID:Zs1eCLbZ
早起き、早起き。
533名盤さん:03/02/17 17:42 ID:Kq0+2XCZ
紙ジャケなかったなー。
534名盤さん:03/02/17 21:08 ID:GoLJjzUq
さて、アメリカ盤『The Very Best Live』には未発表スタジオ録音曲が3曲追加
収録されている。その一つがベアンソンの作った「When」。さわやかなロック・
チューンに仕上がっている。ヴォーカルはクリス・トンプソン。『人生ゲーム』の
デヴィッド・パックのときもそう思ったが、AORとして通じるような親しみ
やすさがある。後ろのホーン・セクションも良い効果を出している。
535名盤さん:03/02/18 06:10 ID:Zc5NAawb
次の “新曲” はスチュワート・エリオット&アンドリュー・パウエル作の
「Take The Money And Run」。タイトルはスティーヴ・ミラー・バンドやジェリー・
ラファティなどに同名のものがあるが、まったくのオリジナルである。

たしか “泥棒野郎” とかいう映画の原題も Take The Money And Run だったような
記憶がある。英語としてはかなりおなじみのフレーズなのだろう。
536名盤さん:03/02/18 14:51 ID:gkeIaInf
>>527
昔、新譜が出るたびにクレジットを見ないでボーカリスト当てをしてました。
Lennyが出てくると「おーよかったいたいたっ!」って感じでしたね。私もLennyは
好きです。
ちなみに私はDave Townsendが一番好きです。2曲だけでしたが、Don't let it showは
名曲だと・・
537名盤さん:03/02/18 18:33 ID:Zc5NAawb
>>536
「何も見たくない」は名曲ですね! 『アイ・ロボット』の中ではこれと「サム・
アザー・タイム」が特に好きです。デイヴのもう1曲は「ユー・ウォント・ビー・
ゼア」でしたよね。『イヴの肖像』ではこの曲から次の「ワインディング・ミー・
アップ」への流れが絶妙で、とても気に入っています。

レニー、今は何をしているんでしょうか。
538名盤さん:03/02/18 18:47 ID:Zc5NAawb
「Take The Money And Run」は静かな出だしで始まる。キーボード主導の序曲の
ようなAメロが続き、Bメロのあと2分近くからイン・テンポ。ベ−ストラックが
自己主張を始め、心地よく刻まれるギターの音も魅力的である。サビの最後は
タイトルが歌詞になっている。

  “金を奪って逃げろ!”

セカンド・コーラスも構成は同じ。4分10秒過ぎに再びイン・テンポとなって、
そこから盛り上がって登り詰めていく。控えめなエリオットのヴォーカルも
似合っている。
539名盤さん:03/02/18 18:52 ID:Zc5NAawb
「Take The Money And Run」は最後にシンセのフェイドアウトで消えていく。
これもなかなか良くできた曲で、カンサスあたりのサウンドを思い出す。
プログレでかつポップな聴きやすい曲。

かっこいいプロモーション・ヴィデオを制作して、シングルにすれば売れたかも
知れないのに。あるいはシングルだったとか?
540名盤さん:03/02/19 06:39 ID:+pbgdB7M
アルバム最後の曲はやはり新スタジオ録音の「You're The Voice」。これは86年の
ジョン・ファーナムのアルバム『Whispering Jack』に収録された曲で、イギリスで
ヒットしたもの。ジョン・ファーナムは80年代半ばにリトル・リヴァー・バンドの
リード・ヴォーカルとして活躍した、イギリス生まれでのちにオーストラリアに
移住した人。

その後89〜90年にはアメリカでも小ヒットし、90年2月に82位まで上昇
している。
541名盤さん:03/02/19 20:34 ID:xu4yKRoI
age
542名盤さん:03/02/19 22:27 ID:+pbgdB7M
また「You're The Voice」はデヴィッド・フォスターのアルバム『River Of Love』
でも取り上げられたり、ハートのライヴ盤に収録されたりしている。ほかにも
レベッカ・セント・ジェームズなる女性歌手も変わったアレンジで録音したり
している。

ここでのヴォーカルはクリス・トンプソンだが、実は彼はこの曲の作者の一人
なのであった。
543名盤さん:03/02/20 06:53 ID:Q1ZOsdVJ
「You're The Voice」は何度も聴くうちに味わいが伝わってくる曲である。
“Woah-Ooh-Oh”のところなどは病みつきになる。

演奏はジョン・ファーナム版に近いアレンジで、すでにそちらを聴いたことが
あった私にはとても親しめるものであった。メロディもちょっと不思議な感覚。
サビのところは力強い印象。クリス・トンプソンの声は曲に良く馴染み、結果と
して傑作を産み出すこととなった。
544名盤さん:03/02/20 20:55 ID:Q1ZOsdVJ
この曲はハートのライヴ演奏もデヴィッド・フォスターのジェフ某のヴォーカルを
フィーチュアしたヴァージョンもどれも素晴らしい。ということは曲自体が素晴らしい
ということだ。しかもどれも大きくアレンジをいじることなく素直に演奏している
ものばかり。

どうして大ヒットしていないのかが不思議だが、こういうケースはえてして、
さらなるカヴァー・ヴァージョンが出たときにメガ・ヒットになることがある。
そのときのプロデューサーがアラン・パーソンズであることを祈ろう。
545名盤さん:03/02/21 06:31 ID:6TfqAe3f
「You're The Voice」の特徴はなんといっても良く響くパーカッションの音と、
印象的なキーボードのフレーズ + バック・コーラスであろう。『ライヴ+α』
の最後を締めくくるに相応しい作品だと思うが、なぜこの曲を選曲したのかが
とても興味深いところである。

『ライヴ』のアートワークはまたもストーム・トーガソンが担当。なにやら黒い
角笛のようなものをブロウしていたり、真っ赤なでっかい風船をブロウしていたり、
雲をかぶったスーツ姿の男が並んでいたりと、相も変わらずピンク・フロイドして
いる世界が展開されている。そうそう首から上が地球の人物がコートをまとって
並んでいる写真も、ひび割れた地面と共に独特の世界を表現している。
546名盤さん:03/02/21 06:35 ID:6TfqAe3f
アートワークの写真の中でも特に好きなのは、アラン・パーソンズがギターを
抱えてカメラ目線を向けているもの。

かっこいい!!


これで『The Very Best Live』の全曲自分勝手レスは終了である。
547名盤さん:03/02/21 11:33 ID:ArsxEKGA
しばらくの間 Alan Person's Project だと
思っていた。
548名盤さん:03/02/21 20:18 ID:6TfqAe3f
次はアルバム『オン・エア』である。コンピュータ用のCD−ROM付きという
新たなる境地を見せた作品として名高いが、果たして肝腎のオーディオCDの
出来映えはいかがなものなのか。

リスナーとしてはやはりオーディオCDを中心に語らざるをえまい。メディアが
進化していく流れの中で、CD−ROMやら、そこまでいかぬまでもエンハン
ストCDなどがとても増えてきているが、こういう時にこそ原点に立ち返って
“音楽” をしっかりと噛みしめたいものである。
549名盤さん:03/02/22 07:38 ID:wvIW+2Pp
>>547
Parsons ですから聖職者の家系なんでしょうね。person にも「ペルソナ」という
意味がありますから、語源としては一緒でしょう。すなわちトリニティ“三位一体”
の “位” です。

“父なる神” と “小なる神” と “精霊なる神” が同質不可分だというキリスト教の
教義がありますが、これらは人間でいうところのペルソナ(人格)を敢えて “位格”
とものものしく呼ぶようで、元々の意味は 「位の高さ」 を表しています。

parson も教会における 「位の高さ」 を表す語なので、もとは一緒というわけです。
(クリスチャンの方、もし間違っていても怒らないでください。)
550名盤さん:03/02/22 07:47 ID:wvIW+2Pp
惜しい! IDが2Ppだった。

『オン・エア』というタイトルは “放送中” という意味で知られるフレーズだが、
また文字通り “空中で” という意味にもなる。アートワークを見てから曲名を
見ていくと、今回のコンセプトはその “空中” であることが分かる。

リリース間隔が次第に遠くなり、ファンが不安になりつつあった96年 (日本では
97年) の発売だけに、そのしっかりしたコンセプトを見ると 「ああ、アラン・
パーソンズここにあり!」 と安堵のため息をついたものである。
551名盤さん:03/02/22 18:34 ID:81VB1RgD
age
552名盤さん:03/02/22 18:44 ID:ME4DJFM/
>>551
何か書き込めばどう?
553名盤さん:03/02/22 21:41 ID:81VB1RgD
>552
ちょっとネタなかったの。ごめんね。
一応保守ageだったよん
554名盤さん:03/02/22 22:59 ID:wvIW+2Pp
>>551=553
お気遣いありがとうございます。でもsage進行でも定期的に書き込んでおりますので、
落ちることはないと思いますよ。552さんも何か書いてくださるとうれしいです。

『オン・エア』に行きたいと思います。記録を見るとこのCDを購入したのは発売日に
遅れること数日の97年7月20日。仕事の都合で発売日に入手できなかったのを
憶えています。なぜか次の21日に『Best Vol.2』を購入しています。21日はCDを
25枚も買っていました。『Best Vol.2』を買ったのは全然記憶にありません。
気合いの違いでしょうか。
555名盤さん:03/02/23 07:43 ID:CMngU0MY
『オン・エア』1曲目は序曲的な存在の「Blue Blue Sky」。そういえばこのアルバムの
楽曲に邦題はついていないのだった。この曲はコンセプトに相応しく鳥のさえずりから
のフェイド・イン。30秒ほどしてギター1本とヴォーカルが入る。

作者はイアン・ベアンソン、ヴォーカリストはエリック・スチュワート。実はこの
アルバムではベアンソンが作者として前にも増して大活躍をするようになった。
556名盤さん:03/02/23 14:17 ID:S3r4xZb7
今日渋谷のタワレコいったら、レディホークのサントラがあったYO!
探していたので、即購入。
よかったよかった。
557名盤さん:03/02/23 22:06 ID:CMngU0MY
「Blue Blue Sky」はアコギ1本のシンプルな曲だが、そのサウンドは見事なまでに
レノン=マッカートニーしている。ベアンソンの曲にアラン・パーソンズがお得意の
ビートルズ・エッセンスを加えたというところか。

エリック・スチュワートの歌い方もまたポール・マッカートニー真っ青のかぶと虫
ぶり。短いその曲の後に、小鳥のさえずりを乱暴に消し去るようにジェット機の
通過音が入る。そしてそのまま2曲目へとつながるのである。
558名盤さん:03/02/24 06:43 ID:FV6BbBhk
2曲目は「Too Close To The Sun」。やはり空のコンセプトにのっとったタイトル
である。“太陽に近づきすぎて” といった意味だが、単純な私にはイカロスの
翼の話が浮かぶ。

内容的には空を飛ぶことにとりつかれた男を、その父親が見つめる視点が描かれ
ている。父親には一人息子がやろうとしていることは無謀な試みにしか見えない。
飛行の歴史の黎明期のお話である。

559名盤さん:03/02/24 17:34 ID:Rje4P/rI
「レディホーク」サントラ感想。
音がちょっと軽めというか、薄いというか、もっと低音を強調しもいいのでは?
と思うけれど、そこはアラン・パーソンズとアンドリュー・パウエルの二人なので
もう一つのアラン・パーソンズ・プロジェクトみたいで、楽しめました。
プロジェクトのインストルメンタルが好きな人は、いいですよ〜。

スレ汚し、失礼いたしました
560名盤さん:03/02/24 18:46 ID:FV6BbBhk
>>559
おお、それを聞いて今まで魅力を感じなかった『レディホーク』に急に興味を
持ちました。アマゾン・ジャパンで \1,654 ですと。買ってみても良いお値段ですね。
カートに入れておきました。

以前話に出ていた Keats の方は今ひとつ買う気が起きなくて、なにかこの背中を
押してくれるような情報はないかと探しているんですが、どうも評判が良くない
ようで今のところダメです。
561名盤さん:03/02/25 06:39 ID:TsTZRys2
「Too Close To The Sun」はちょっとメロウな曲である。物憂げに歌うのは新登場の
ニール・ロックウッド。この人の名前は90年発売の『Electric Light Orchestra
Part 2』で見ることが出来る。エリック・トロイヤーなどにまじって、堂々とリード・
ヴォーカルをとっていた人である。

力を押さえた控えめなヴォーカルがずっと続く。ずっとイン・テンポ、目覚ましい
転調もなくフェイドアウト。聴いていると心が落ち着いてくる。
562名盤さん:03/02/25 19:57 ID:TsTZRys2
「Too Close To The Sun」 を聴いていたらグレン・フライの 「You Belong To The
City」 を思い出してしまった。全然関連のない曲どうしなのに。

3曲目は「Blown By The Wind」。 “風に吹かれて” なのだ。ミドルよりもちょっと
遅めのロック・チューン。ギター中心の曲である。1曲目から順に“空”→“太陽”
→“風”ときている。ここまでは“キレ”よりも“コク”。まったりと絡みつくような
曲で構成されている。サビの所にあまり派手さがないのが共通点だと言える。
563名盤さん:03/02/26 06:29 ID:YkXYgwUN
ウルフソンの曲は “コク” と “キレ” の両方があるものが多かった。ベアンソンは
“コク” 中心。このあたりが彼らのキャラクターの違いを浮き彫りにしている。
「Blown By The Wind」 のヴォーカルはエリック・スチュワート。1曲目とは歌い方を
変えて、雰囲気の違いを出している。

“私たちは風に流されている。空に浮かぶ雲のように……”
そして風の効果音とともにすぐに次の4曲目につながるのである。
564名盤さん:03/02/26 19:53 ID:YkXYgwUN
4曲目は「Cloudbreak」。“雲の裂け目”“雲間”ということだろう。アラン・
パーソンズはアルバムに必ず印象的なインスト・ナンバーを挿入しているが、
ここでもヴォーカル曲の “合間” にインスト曲を入れたことをタイトルで表した
ものだと思われる。

インスト曲=間奏曲=雲間 という図式だ。サウンド・エフェクトから引き続き
ドラムスとシンセ・ベースとキーボードの音が入る。キーボードが主役と思いきや
主客交代でギターが主役に躍り出る。
565名盤さん:03/02/27 00:42 ID:KjmuJ/Fl
508まで下がっていますよ。(アブナイ!)
別に荒らされているわけでもないし、
age進行でいきませんか?
566名盤さん:03/02/27 06:42 ID:IJ5g0Wh6
>>565
私の理解が間違っていなければ、落ちるのは書き込みがない場合に
限られているのでは?
sage進行でも書き込んでいれば大丈夫だと思っていましたが。

違ってました?
567名盤さん:03/02/27 18:27 ID:IJ5g0Wh6
「Cloudbreak」つづき。

同じメロディでもシンセサイザー・キーボードが演奏するのとギターでの演奏とでは
全然雰囲気が変わってしまう。曲名に相応しいゆったりとしたテンポにメロディ。
ギターが加わった後もキーボードがユニゾンでついてきているのだが、変な言い方
になるのは承知の上で書くと、その退き方が素晴らしい。作者のところにパーソンズの
名前が入っているが、紛れもなく彼の作風である。

終わり方はフェイドアウトだが、風で雲が流されていくような気がしてしまうのは
私だけだろうか。
568名盤さん:03/02/27 22:07 ID:307flt3V
>>566
私もそう思ってましたが、たまに下位のモノが落ちる事があるようです。
圧縮のファクターによるようですが。
それでジェネシスの前スレやロジャースレが落ちた模様です。
569名盤さん:03/02/28 06:44 ID:P5PAHJqN
ほほう、そんなこともあるとは。まあそれも運命かと思いますが。

ニュー・アルバムの楽曲はかなり最終段階まで完成しているようですね。
全部で何曲になるのかは分かりませんが、ドーンと2枚組なんてことは
……ないですよね。
なかなか最新ニュースのページがないので、情報が欲しいですね。
570名盤さん:03/02/28 19:43 ID:P5PAHJqN
5曲目「I Can't Look Down」。“私は下を見下ろせない” とはこれいかに!?
またも思い切り空の上を感じさせるタイトルである。サウンドは『アンモニア・
アヴェニュー』の頃を思い出させるギター中心のもの。ちょっと聴いていると
「これはスティングの曲か?」と思ってしまう。案外意識して作っているかも
知れない。

ヴォーカルはニール・ロックウッド。2曲目の登場だがもうすっかりハマっている。
フレーズごとに声の出し方を変えて、表情豊かな曲にしている。
571名盤さん:03/03/01 09:42 ID:JeP1QusK
土曜日の朝、APPをマターリを聞いていますage
(DAT落ち防止)
572名盤さん:03/03/01 09:43 ID:JeP1QusK
マターリを→マターリと、ね。
573名盤さん:03/03/01 12:00 ID:0iQcqbCb
「I Can't Look Down」では空高く舞い上がった男が、下を見下ろせなくなっている
状況が歌われている。飛行機の乗客なのか、カヴァーアートのような気球の上の
人なのかは分からないが、高所恐怖症の “彼” にとって「空と親しもう!」と
いうのは地上にいるから言えることで、空高く上がってしまったらもうそんなことは
言っていられないのだろう。

私も飛行機嫌いの一人である。
574名盤さん:03/03/02 09:29 ID:E+FBTMtt
6曲目は「Brother Up In Heaven」。“天にいる兄弟よ!”は1994年に亡く
なったエリック・マウンジーに捧げる曲となっている。レイとサラ・マウンジー
夫婦は長男を4歳の時に交通事故でなくし、その弟エリックもなくしている。

94年イラクの北部で乗員26名を乗せたヘリコプターが撃ち落とされた。
敵にではなく “味方の米軍戦闘機によって” である。この悲惨な事件により命を
失ったエリックの従兄弟にあたるイアン・ベアンソンがこのバラードの作者である。
575名盤さん:03/03/02 21:59 ID:E+FBTMtt
それにしても美しい作品が出来上がったものだ。ピアノとオーケストラ中心の
本来のアラン・パーソンズ・プロジェクトのバラードのスタイルである。歌われて
いるのは “存在の欠落”。早世した兄弟(実際は従兄弟なわけだが)に対する
哀惜の情がひしひしと感じられる。

ヴォーカルはニール・ロックウッド。4分ほどの曲だが、情感を込めて歌い上げている。
アンドリュー・パウエルの手腕が光る曲である。
576名盤さん:03/03/03 06:50 ID:cdMnBx9I
「Brother Up In Heaven」を聴いているとひょっとしてこのアルバムの核になったのは
この曲なのではないかと思う。ベアンソンの従兄弟の死から、“空” というコンセプトが
生まれたという考え方である。曲作りの中心はこの段階で完全にベアンソンに
なっているところから見てもあながち間違っているとは言えまい。

  ♪ 天に召された兄弟よ、そこで私のことを待っていておくれ

なんとも悲しく切ない呼びかけである。
577名盤さん:03/03/03 18:12 ID:cdMnBx9I
あまりにも美しかった「Brother Up In Heaven」に続いて7曲目は「Fall Free」。
“自由に落下する” とか “ワイヤや綱などのない状態で落下する” といった
意味だろう。これはシングル向きの聴きやすい曲に仕上がっている。90年代版
「ステップ・バイ・ステップ」といったところか。ベースの音から入ってハイ・ハットに
ギターが加わり、抑えめのヴォーカルが入る。この声はスティーヴ・オーヴァーランド。
アラン・パーソンズ関係では初登場か。
578名盤さん:03/03/03 23:05 ID:xb7DEBrQ
DAT落ち直前age
579名盤さん:03/03/04 07:06 ID:/0+/Da88
スティーヴ・オーヴァーランドは兄のクリスとともに音楽活動をしてきた人で、
80年代にはワイルドライフなるバンドでアルバムを1枚リリース、その後FM
なるハードロック・バンドで本格的に活動し、さらにはSO!なるプロジェクトでも
活躍したギタリスト & ヴォーカリストらしい。また、ボストンやらUFOやらの
トリビュート・アルバムでも何曲か歌っている。

今回どういった人脈でこの『オン・エア』に参加したのか不明だが、ハードさと
渋さを併せ持つこのヴォーカリストがアルバムに華を添えたことは否定のしようもない。
580名盤さん:03/03/04 19:56 ID:/0+/Da88
8曲目は「Apollo」。イントロから受ける印象はまるで「ルシファー」なのだが、
メロディが始まるとそのサウンドに驚かされる。テクノ・ビートのインスト・ナンバー
であるのに、かつての「マンマ・ガンマ」などとは一線を画した出来に仕上がっている。
こういう音をハウスというのだろうか。アラン・パーソンズがこういった曲に
チャレンジするとは、やはり同じ所にとどまっていたくない、進化に対する彼の
気持ちが途切れていないことを表しているのだろう。
581名盤さん:03/03/04 21:21 ID:DbNO43qz
アポロいいですね〜(^^)
いつものパターンといえば、パターンなんだけど
ちゃんと進化してるの。
582名盤さん:03/03/05 06:39 ID:7/xwinZZ
>>581
そうですね。人まねではなく自分のパターンが進化しているので、あまり違和感が
ありません。この曲中で使われているJFKことジョン・フィッツジェラルド・
ケネディの演説も意表をついていて面白いです。

アポロと言えばアメリカの有人宇宙船の名前でしたが、69年7月20日に初の
月面着陸に成功して人類の夢が大いに広がったわけですが、アポロ計画の次の
有人月ロケット計画は出されていなくて、もう人類は月面には行かないのでしょうか。

このままでは近い将来おじいちゃんが孫に 「昔は人間が月に行ったこともあった
んだよ」 などと話すような光景が見られたりして……。
583名盤さん:03/03/05 21:15 ID:S2C4q2wb
打ち込みと多重キーボードのハーモニーが特徴の「Apollo」。1分半くらいから
Aメロが始まるのだが、しばらくは淡々としたフレーズが続く。このまま進んで
しまうと単なる退屈な曲になってしまうのだが、2分5秒における変化が良い
味付けとなってその後の2分20秒からのAメロの繰り返しも一気に聞かせて
しまう。

その後は2分55秒くらいからまた別のキーボードによる変化球が見られ、3分過ぎの
ケネディの演説ヴォーカルにつながっている。3分56秒から最初のものと同じ
変化が入り、4分10秒過ぎにベアンソンのギターが乱入。その響きはすごい。
584名盤さん:03/03/06 06:31 ID:blaB7Zw/
ハイパー・テクノ「Apollo」に続いて9曲目「So Far Away」。ダイア・ストレイツか
キャロク・キングの曲のようなタイトルだが、ベアンソンのオリジナルである。

ヴォーカリストが “あっ” とびっくり、なんと “ミスター・フラミンゴ” こと
クリストファー・クロス。80年にアルバム『南から来た男』でデビューし、
「風立ちぬ」「セイリング」「もう二度と」「セイ・ユール・ビー・マイン」を
立て続けにヒットさせ、さらに「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」やら
「オール・ライト」「忘れじのローラ」などヒット続出。
585名盤さん:03/03/06 19:37 ID:L3rncy7s
age
586名盤さん:03/03/07 06:38 ID:lCpgn+S7
クリストファー・クロスはその大柄な体型から自らのことを “シンガー・ソング・
プロレスラー” などと呼んでいたそうな。その体型に似合わないハイトーン・ヴォイス
は美しく、大いに人気を博したものだった。「チャーム・ザ・スネイク」「チャンス・
フォー・ヘヴン」などのヒットもあったが、後者はなぜか手に入りづらいらしい。

くくりはAORなのだろう。アラン・パーソンズと組んだときにその雰囲気がどのような
ものになるのか興味津々であった。
587名盤さん:03/03/07 08:51 ID:xtVW7gG6
アラン・パーソンズのプロデュースしたキャメルというのを聴いてみたいです。
588名盤さん:03/03/08 09:06 ID:Q46XFBZG
>>587
『スノー・グース』produced by Alan Parsons とか! 素敵!

「So Far Away」は空とどう関連しているのかというと、サビの歌詞の最後で
Heaven Is So Far Away となっていて、要は “天国は空の彼方に” ということ
らしい。ミドル・テンポの曲で、少し 「セイリング」 を思わせる作りは遊び心を
感じさせる。
589名盤さん:03/03/08 20:18 ID:kin5PEqf
age
590名盤さん:03/03/08 20:18 ID:aoqcKV1O
昔、プロデューサー買い、みたいなことしてました。アランやトッドラングレン、
ルパートハイン・・・
591名盤さん:03/03/08 23:38 ID:kVQGeBZP
プロデュース作のほうが興味あるな
592名盤さん:03/03/09 07:29 ID:9rVa12qI
ここもage厨のいる空ageスレに成り果てたか,,,,,,

“名盤さん” 様、がんばってくださいよ。唐揚げになんか負けないでね。
アラン・パーソンズ好きっす。
593名盤さん:03/03/09 10:01 ID:mxw1HPAL
>>590
名プロデューサーっていますよね。クインシー・ジョーンズ、フィル・ラモーン、
リチャード・ペリー、アリフ・マーディン、ナイル・ロジャース、ナラダ・マイケル・ウォルデン、
ジャム & ルイスなどなど。特に凝って集めた覚えはないのですが、なにせ持っている
音盤の数が多いもので、それぞれがプロデュースした作品がかなりの数に上っています。
アラン・パーソンズもそのうちの一人です。

>>591
そのうち自然な流れでプロデュース作の話題に移行できたらいいですね。

>>592
そう言うあなた様もageてしまっているわけですが……。ともあれ応援ありがとうございます。
594名盤さん:03/03/09 23:05 ID:y0YpmkYD
アランパーソンズのプロデュース作品っていうと
「シンフォニック・イエス」にはガッカリきたなぁ。
イエスの作品をオーケストラで演奏するという企画で、
スコアアレンジがアンドリュー・パウエル(そもそもパウエルの企画らしいけど)
プロデューサー:アラン・パーソンズっていうんだから、期待しないわけにはいかないっしょ。
イエスの曲を、どうパーソンズの音空間にするのか期待したんだけど…。
別に、パーソンズでなくてもよかったよ。
期待しすぎたのかなぁ?
595名盤さん:03/03/10 06:38 ID:EFj1OF6/
>>594
『Symphonic Music Of Yes』はいまだに見つけられない作品の一つです。
たしか93年のリリースですよね。イエスのアルバムを38枚持っている私と
してはいかに物足りない作品とは言え、購入したいものです。

検索したらアマゾン・ジャパンで入手可能のようなので、さっそく注文して
しまいました!
596名盤さん:03/03/10 07:23 ID:EFj1OF6/
「So Far Away」 はベアンソンの曲なのにちゃんとクリストファー・クロスの
ものになっている。ヴォーカルの力も大きいが、そう聞こえるようにアレンジ
しているプロデュースの力も大きい。かねてからアラン・パーソンズは “ビート
ルズ風” やら “エルトン・ジョン風” やら、ミュージシャンの雰囲気をそのまま
感じさせるアレンジを得意としていたが、ここでもしっかりとクリストファー・
クロスの世界を観察・研究した成果が現れている。

>>588でも書いたが、この曲は大ヒット「セイリング」を彷彿させるしっとりとした
AORに仕上がっている。また歌詞に “Eye Up In The Sky” と出てくるのも
興味深いところだ。10数年を経て “空に浮かぶ瞳” が復活したわけである。
597名盤さん:03/03/10 18:28 ID:EFj1OF6/
10曲目「One Day To Fly」はイントロが聞こえたとたんに “あ、これはアルバム
最後を飾るバラードだ!” と思ってしまうお得意のパターンを踏襲した作りである
ように感じる。

ところがさにあらず。実際には最後の曲でもないし、ずっとスロー・バラードが
展開されるわけではないのである。これまたお得意のテンポ・チェンジが見られ、
オーケストラも大胆に加わる “純プログレ系” の曲なのである。
598名盤さん:03/03/10 18:39 ID:EFj1OF6/
こういったパターンは 「運命の切り札・組曲」 や 「静寂と私」 「アンモニア・
アヴェニュー」ですっかりお馴染みである。ヴォーカルは 『Freudiana』 以来の
登場になるグレアム・ダイ。叙情的な雰囲気たっぷりと歌い、聴き手の心に訴えかける。
アルバムの核が 「Brother Up In Heaven」 なら、「One Day To Fly」 は間違いなく
ハイライトである。

作者はスチュワート・エリオットとスコット・イングリッシュ。イングリッシュは
初お目見えだが、詳細はよくわからない。主に歌詞を書いた人らしい。
599名盤さん:03/03/11 06:46 ID:MPrkKKqm
スコット・イングリッシュの名前が見られる曲は、バリー・マニロウ「哀しみの
マンディ」、フォックス「デジェニナ」、ジェフ・ベック「ハイヨー・シルヴァー・
ライニング」、イマーニ「ホウェア・アー・ユー」などなど。

ポップのようなロックのようなプログレのような不思議な人である。ご本人の
名義の「ブランディ」「ハイ・イン・ア・ヒル」というシングル盤もあるようなのだが、
残念ながら聴いたことがない。
600名盤さん:03/03/11 06:55 ID:MPrkKKqm
「One Day To Fly」は静かなピアノのイントロで始まる。30秒過ぎに厳かと
言っても良いくらいのグレアム・ダイの声が入る。ハイ・ハット、ストリングス、
ベース、ギターらが徐々に加わりセカンド・コーラスへと次第に盛り上がっていく。

3分30秒過ぎ、テンポが変わる。ブルース・ジョンストンの「歌の贈り物」の
ようだ。5分過ぎにオーケストラがドーンと入ってくるパートが登場、パウエルの
手腕が光る。この部分を聴くと間違いなく “プロジェクト” の音である。

そして最後のコーダの部分がピアノと共に慎ましやかに歌われ、余韻を残しつつ
曲が終わる。
601名盤さん:03/03/11 19:15 ID:MPrkKKqm
鳥のさえずりをはさんでそのまま11曲目の「Blue Blue Sky」へ。1曲目と同じ
タイトルだが、曲も同じである。1曲目は単なるイントロダクションで、こちらが
長編ヴァージョンといった感じか。

やはり1曲目同様にビートルズを感じさせるサウンドに仕上がっている。こちらは
1分38秒で厚いコーラスが加わったのち、オーケストラも入ってくる本格仕上げで
パーソンズのビートルズ・サウンドとパウエルのオーケストラ・アレンジの両方が
バランス良く共存していると言えよう。
602名盤さん:03/03/12 00:47 ID:/jpkzBoV
基本的にはAPPって好きなんだけど
たぶん一般的にはいちばん有名であろう「アイ・イン・ザ・スカイ」は
イントロむちゃくちゃ好きなのに歌に入るとやや・・・・
603名盤さん:03/03/12 06:31 ID:CkH2khlD
11「Blue Blue Sky」のヴォーカルもエリック・スチュワート。始めと終わりを
しっかりと飾る栄誉を得たわけだ。2分以降のヴォーカルが去った後の音も叙情的で
美しく、良い意味で泣かせるものがある。

アコースティックなギターの音とそのバックに流れるストリングスの厳かなサウンド。
4分を過ぎてギター1本に戻って、それがフェイドアウトで消えてからあとに
しばらく続く無音状態までもが一体となって存在感を示している。

“いつかはあの青空にふれてやるぞ” という願いをこめつつアルバムは幕を閉じる。
604名盤さん:03/03/12 18:28 ID:CkH2khlD
『オン・エア』の日本盤にはボーナス・トラックが納められている。それが8分の
大作、12曲目の「Apollo Amibient Mix」である。Ambient とは“まわりを取りまく”
という形容詞であるが、Ambient Music は通常 “環境音楽” と和訳される。

“環境音楽” という分野は日本では7〜80年代に流行り始めたカテゴリだが、
やはり音楽界に脈々とその流れを残しているらしい。タイトルからして当然8曲目の
「Apollo」 のリミックス・ヴァージョンなのだろうが、一回聞いただけでは
元の曲を思い出せない。というか聞いたせいで元の曲を忘れてしまう。
605名盤さん:03/03/12 18:35 ID:CkH2khlD
今も聞きながら、もう一度8曲目に戻って聞き直してしまったのだが、8曲目の
素直なハウス・テクノ・ヴァージョンはやはり心地よく耳に入ってくる。そこで
もう一度 「Ambient Mix」 に戻ってみると、またわけが分からなくなる。

こちらのミックスを表現するのはなかなか難しいが、全体的に “フワフワと宙を
漂っている感じ” とでも言えばよいか。力強さはない。輪郭をぼかして、インクを
にじませたような漂流感がある。それが延々と最後まで続くのであった。
606名盤さん:03/03/12 22:16 ID:CkH2khlD
正直言って冗長なきらいの否めない 「Apollo Ambient Mix」 で 『オン・エア』の
全曲はおしまいである。リミックスを担当している Solar Quest はイギリスの
テクノ・チームで、その名の通り太陽エネルギーを利用した省エネ・ライヴを
開催したりしているらしい。なんでもその音楽は “環境テクノ” と分類されるとか。
CDも何枚か出ているようだが、聞いたことはない。なんと 「Apollo」 はシングル
としてリリースされていたとのこと!
607名盤さん:03/03/13 06:36 ID:luPir7x/
『オン・エア』には付録のCD−ROMがついている。これが単なる付録とは
思えないほど充実したモノなのである。exeを立ち上げると空に風船が飛んでくる
画面が出てくる。沢山の風船はそれぞれメニューになっていて、どれをクリック
するかによって内容は変わる。

その下のサブ・メニューまで含めると、とうてい見切れないほど多岐にわたって
いて、これの解説がぜひ欲しいものである。
608名盤さん:03/03/13 20:25 ID:luPir7x/
97年夏には『The Definitive Collection/ザ・ベスト・ヒット・ソングズ』なる
コンピレーションが発売されている。日本仕様は12月の発売。それまでの
『ベスト1』『ベスト2』の範囲+ソロ名義の作品を広く集めたコンピだが、
こちらはすべてアルバム・ヴァージョンが収録になっていて、2枚組でたっぷりと
楽しめるようになっている。

その後も幾通りかコンピが出ているが、このコンピが一番よくアラン・パーソンズの
歴史を振り返ることが出来るものかもしれない。
609名盤さん:03/03/13 22:47 ID:pjTLPfpP
おっと、やばいよ!
なにか書き込みたくてもこのころは知らないなあ。
「The Definitive Collection」買ってみようか。
(まだ売ってるのかな)
610名盤さん:03/03/13 23:20 ID:pe4ETElI
APPのコンピレーションっていっぱいでてるよね。
アルバム全部持ってたら、買わなくていいのかな?
アルバム未収録なんてあるのかな?
611名盤さん:03/03/14 05:38 ID:QWMXlijR
>>609
『The Definitive Collection』はまだ購入可能のようですよ。輸入盤も日本仕様も
アマゾン・ジャパンのカタログに入っています。今からコンピを買うならこれが
一押しです。

このコンピの発売された97年には初の来日ライヴも行われたんですよね。残念ながら
行けませんでしたが……。

>>610
未収録はあまりお目にかかりませんねえ。『ベスト1』と『2』にはシングル・ヴァージョンが
収録されている曲も入っているのは、どこかで書いたとおりですが。
612名盤さん:03/03/14 05:43 ID:QWMXlijR
気がつけば600を超えてますね。いつの間に!
またいつもの疑問が浮かびます。このようなスレがあってもいいのか……。
Ummm……。

今『The Definitive Collection』を聴き直しています。しばらくはあらためて気づいた
ことなどを書き込んで、それから 『タイム・マシーン』 へと進みます。そのうちに
ニュー・アルバム発売となればうまいのですが、もし間に合わなければプロデュース
作品のことでも語り合いましょうか。やはり最初はピンク・フロイドかアル・スチュワート
でしょうか?
613名盤さん:03/03/14 05:52 ID:QWMXlijR
「アイ・ロボット」は>>21で軽く触れているが、インストの代表作と言える。
これが 『オン・エア』 に入っていてもさほど違和感は感じまい、と思わせるほど
古さがないのには驚きである。タイトルが “ロボット” を含んでいるが、実は
その言葉自体にはあまり深い意味はなく、要は “未来” を代表する存在として
“ロボット” をイメージしているのだと思う。

音の使い方は工夫にあふれている。キーボードの音色もヴァラエティに富んでいるし、
コーラスの神秘的な配置もこの頃からあったのだとあらためて実感!
614名盤さん:03/03/14 06:40 ID:tQGMNClY
このスレ、とてもgoodです。保守要員も複数いるぐらいですし。ここをきっかけ
にしてまたAPP聴き直しています。
615名盤さん:03/03/14 18:30 ID:QWMXlijR
>>614
なんという素晴らしいお言葉でしょう! 私も数多くの音盤とともに暮らしておりますが、
整理番号のトップがアラン・パーソンズ・プロジェクトなのです。ここに書き込むように
なって、最初から(LPレコードも含めて)もう一度聴き直しているわけですが、
こういうキッカケでまたあらためて音楽を聴き直すのは、とても大切な気がします。

どなたか 『オン・エア』 のCD−ROMの解説を書きませんか?
616名盤さん:03/03/14 22:54 ID:33SZFvW+
使い方がよくわからん…………(鬱<CD-ROM
617名盤さん:03/03/15 06:39 ID:nD2HakCs
>>616
いろいろカチカチとクリックしてみてくださいな。驚くほど多種多彩な音や画面が
現れますから。問題は多種多彩すぎて整理できないことです。

「君は他人」は>>21で軽く流してしまった作品だが、完成度は高い。このベスト盤では
音も数段良くなっている気がする。一つ一つの楽器の存在がクリアになっている。
ベアンソンのギター・ソロも活き活き!
618名盤さん:03/03/15 19:33 ID:nD2HakCs
『アイ・ロボット』 から 「サム・アザー・タイム」 が収録されていないのはなぜ
だろう。たしかにシングル・ヒットもしていないが。『ピラミッド』 から5曲も
選曲するなら、1曲削って 「サム……」 を入れても良かっただろう。

『イヴの肖像』 から3曲も少なすぎだと思うが、「沈黙」「ルシファー」「願い」
はさすがのセンス。3曲限定なら私もこの3つにする。

『運命の切り札』 からはシングル3曲とタイトル組曲のパート1が選ばれている。
まあ妥当な線なのだろうが、私なら 「アイ・ドント・ウォナ・ゴー・ホーム」 を
除いて全曲入れたいところだ。これはこのアルバムをひいきしている私の勝手な
意見だけれども。
619名盤さん:03/03/16 00:07 ID:vS2/wcw8
>>618
まじめな文体で上5行公平な選曲者的な意見を書いておきながら
残り4行で思いっきり趣味な事書いてるのにワラタ
620名盤さん:03/03/16 19:30 ID:GgdQcFxa
>>619
そうなんです! こと 『運命の切り札』 に関してはあまりにもお気に入りなので、
冷静さを失ってしまうんですよ。実際1曲を除いて全部なんてありえないことは
当然分かっているんですけどね(w

『運命の切り札』 はとにかく大傑作なのです。『アイ・イン・ザ・スカイ』 と共に
アラン・パーソンズ・プロジェクト作品群の双璧をなすほどの出来です。
プログレとしてみると 『運命……』 が上で、ポップ・ロックとしてみると
『アイ……』 が上になるでしょうか。
621名盤さん:03/03/16 22:09 ID:DJkG/8hO
>>620 その他このスレを引っ張ってくれてる人に質問。
幻の公式アルバム、Alan Parsons sounc check CD
は持ってますか?or聴いたことありますか?
日本盤も出たことは知ってるのですが、
値段が高いし、エンジニア以外には使えないCDであることが
分かっていたので買わなかったのですが、どんな曲が入ってるのですか?
詳細、キボンヌ
622名盤さん:03/03/16 22:18 ID:KObbhCqj
>621
初めて聞いたよ、それ
普通のCDプレイヤーでは聴けないの?
いつも解説書いてくれている方はご存じだろうか?
623名盤さん:03/03/16 23:24 ID:9Kfgszv8
>>621
持ってるよ。92トラック入り。大半はテスト信号だから買う意味ないよ。
AAPの曲はlimelightが入ってるだけ。

99年に 2 が出てるらしいけどこれは持ってない。
http://www.interstudio.co.uk/sndchk.htm
漏れが持ってるやつの改版って感じみたいだね。
624名盤さん:03/03/17 18:41 ID:ltappSc9
>>621-623
私はそのcheck CDは初耳でした。ちょこっと検索してみたところ、ほとんど
ヒットせず、一部の情報で “ベースの音” とか書いてあったので、オーディオ用の
イコライジング・ユーティリティーだと想像しましたが、>>623氏が書いてくれた
ところを読むと、その想像が当たっていたようですね。

わが家のリスニング・ルームで使ってもあまり意味はないですかね?
625名盤さん:03/03/17 23:22 ID:UDD57c3H
↑の方でKeats の好評価を聞きたいと書かれていたんで
ttp://homepage1.nifty.com/app/apk0.htm
↑こちらはいかがでしょう?
626名盤さん:03/03/18 06:39 ID:GkX/9uZo
>>625
読みました! コリン・ブランストーンのヴォーカルが多い、というかほとんど
なんですね。魅力的です。ASIAを思い出させるサウンドだとはちょっと意表を
突かれました。

それにしても Keats が食堂の名前だったとは! 日本人アーティストで例えると
『更科』 って感じですかねえ?(w
627名盤さん:03/03/18 19:55 ID:iOcPXzgJ
藁<更科
628名盤さん:03/03/18 22:01 ID:GkX/9uZo
『The Definitive Collection』 の Disc-2 の冒頭は 『アイ・イン・ザ・スカイ』
からの作品群である。なんとどーんと5曲も選ばれているが、シングル・アルバム
ともに大ヒットしたことを考えればこれは当然と言える。
(ただし、「狼星〜アイ・イン・ザ・スカイ」 は実質1曲!?)

ここでも個人的な趣味で言うと、「サイコバブル」 の代わりに 「静寂と私」 か
「ステップ・バイ・ステップ」 が入っていてくれたらうれしかったのに。
「火傷」 も捨てがたいし……。
629名盤さん:03/03/18 23:41 ID:iOcPXzgJ
火傷はいいですね。
のりのいいポップ・ロックで好きですよ。
チルドレン・オブ・ザ・ムーン〜双子宮の流れも好きです^^

630名盤さん:03/03/18 23:48 ID:vrqYGVdX
>>628
選曲としてしかたないのかもしれませんが同意見ですね。
631名盤さん:03/03/19 06:46 ID:kD8myfh7
「ママ・ガンマ」はだいぶいい音に仕上げられていて心地よい。
続いてリリース順とは前後して、「プライム・タイム」 「ドント・アンサー・ミー」
「ユー・ドント・ビリーヴ」。シングルになったのはこれとは全くの逆順だった。

やはり 「ドント・アンサー・ミー」 は秀逸だ。
例えば “フィル・スペクター” と決めたとしても、ここまでそのサウンドを再現
するのは至難の業だと思う。曲の出来に対するプロデューサーの手腕の割合は
とても大きいのである。
632名盤さん:03/03/19 19:03 ID:kD8myfh7
『ヴァルチャー・カルチャー』 からも当然のごとく、シングル・ヒットした2曲が
選ばれている。今聴いても両方ともいい曲だ。惜しむらくは 「悪夢」 が入って
いないこと。「悪夢」 はお気に入りなのであった。>>183-185 を参照。

『ステレオトミー』 からはタイトル曲と 「現実革命」 の2曲を収録。
2曲目に 「海獣」 のセンはなかったのだろうか!?
633名盤さん:03/03/19 23:22 ID:JqWDZA+d
あれ?海獣入ってないんですか!
カッコイイ曲なのに……(´・ω・`)ショボーン
634名盤さん:03/03/20 06:59 ID:76sUlVKP
>>633
入ってないんですよ。ぜひ入れたかったですよね。あれも決して古さを感じさせない
サウンドだし……

大好きな 『ガウディ』 からも2曲のみ。「真実を見つめて」 と 「トゥー・レイト」
で、両方とも素敵な曲であるが、「インサイド・ルッキング・アウト」 や 「グラシアの
散歩道」 も捨てがたい。

『人生ゲーム』 からも2曲。シングルになった 「ターン・イット・アップ 〜
沈黙の向こう側」 は当然としてもう1曲の 「草原を渡る風、ふたたび」 は不可思議な
選曲だ。「不思議の国の私」 は必要不可欠だと思ったのだが……
635名盤さん:03/03/20 20:58 ID:76sUlVKP
『The Definitive Collection』 に収録されていない曲を集めて “裏ベスト”
でも作りましょうか。当然ファーストの 『怪奇〜』 や 『Freudiana』 も有りと
いうことで。

ファーストから私が推すのは 「アモンティラードの酒樽」 と 「タール博士と
フェザー教授の療法」 に 「楽園の人に」 の3曲。
636名盤さん:03/03/20 21:22 ID:XS17/nrx
>635
禿同。
特に「楽園の人に」はいいですね〜
637名盤さん:03/03/21 07:12 ID:y08Bjz3L
『アイ・ロボット』 からは 「サム・アザー・タイム」 と 「デイ・アフター・デイ」
の2曲。「サム〜」 のヴォーカルのピーター・ストレイカーはミュージカルの
俳優さんで、なんとフレディ・マーキュリーにプロデュースしてもらったソロ・
アルバムがあるとか。たしかタイトルは 『ディス・ワンズ・オン・ミー』 とか。
彼は “オペラ座の怪人” で怪人役をやったこともある名優である。
638名盤さん:03/03/21 17:39 ID:rJUDJDYf
ピラミッドからは、偉大なる神々の伝説を入れたいですね〜
639名盤さん:03/03/21 18:00 ID:y08Bjz3L
>>638
入れましょう! プラスしてレニー・ザカテックの 「もう一つの河」 とジョン・
マイルズの 「孤独な男の影」 も入れましょう。表ベストと併せてほとんど全部
入ってしまったぞ。残されたのはたったの1曲だ!!!

『イヴの肖像』 からは大のお気に入りの 「ワインディング・ミー・アップ」 と
「シークレット・ガーデン」 をセレクト。今まで出たどのベスト/コンピにも
収録されていなかったでしょう?
640名盤さん:03/03/22 07:27 ID:AVCiBJZ/
[EVE」ってなにげなく冷遇されているような気がするデス……。
641名盤さん:03/03/22 07:41 ID:2Nc0B7Gi
>>640
誰にですか? 世の中に?(w

たしかにエジプト色の 『ピラミッド』 と人生ギャンブル色の 『運命の切り札』
にはさまれて、あまりコンセプチュアルではない 『イヴの肖像』 は異色の作品だと
思われているかもしれませんが、でもひたすらポップで良いアルバムだと思います。
“ポップ” がコンセプトだという言い方もできるでしょうし。

「ルシファー」 なしではアラン・パーソンズ・プロジェクトは語れませんぞ。
642名盤さん:03/03/22 19:20 ID:2Nc0B7Gi
『運命の切り札』 からは 「堅牢の御剣」 と 「失われゆく神々の国」 の2曲は
当確。そこに 「黄金のかぶと虫」 を加えてもいい。本当は 「プライス・トゥ・ペイ」
も入れたいところ。

『アイ・イン・ザ・スカイ』 からは 「ステップ・バイ・ステップ」 と 「静寂と私」
を決めて、あと一つは 「火傷」 か 「チルドレン・オブ・ザ・ムーン」 かで
迷うところ。
643640:03/03/22 21:07 ID:AVCiBJZ/
そうです、世の中に(^^)
確かに傑作ルシファーを出してるアルバムですよね〜。

やはり火傷がいいですね。チルドレン〜も好きですが
火傷の持つポップロック感って他のAPPの曲にはあまりないと思います。
644名盤さん:03/03/23 09:20 ID:wMWMDlnA
『アンモニア・アヴェニュー』 から裏ベストに入るとしたら 「ラスト・グッバイ」。
あとは 「レット・ミー・ゴー・ホーム」 でもタイトル曲でもいい。

『ヴァルチャー・カルチャー』 からは 「悪夢」 は間違いなく入る。「ホークアイ」
も入れますか。「それでも陽は昇る」 も捨てがたい。

「悪夢」 をいまからでもシングルにしてくださ〜い。
645名盤さん:03/03/23 15:03 ID:KLIMngt1
綱渡りでダンスすきだす。
今でも車の中で歌ってますww
646名盤さん:03/03/23 18:44 ID:wMWMDlnA
>>645
「ダンシング・オン・ア・ハイ・ワイア」 ですね。>>145で似たようなことを書かせて
いただきました。コリン・ブランストンのヴォーカルも本当に良いですよね。

“裏ベスト” も2枚組にならざるをえないですね。実際にMDで作り直してみようかな。
そういえば 『レディホーク』 のサントラを注文しておいたのですが、やっと届きました。
聴いてみてもし気に入った曲があれば “裏ベスト” に入れちゃおうかな。
647名盤さん:03/03/24 06:36 ID:ETljp4Uj
『ステレオトミー』 からはインスト2曲。「アーバニア」 と 「海獣」 である。
「ライト・オブ・ザ・ワールド」 も悪くない。とにかく 「海獣」 は必修科目
と言えよう。

『ガウディ』 からは 「サグラダ・ファミリア」 「インサイド・ルッキング・アウト」
「グラシアの散歩道」 をぜひ入れたい。『ガウディ』 もお気に入りのアルバムで、
本当は全曲収録したいところ!
648名盤さん:03/03/24 09:15 ID:FwFU52js
「The Definitive Collection/ザ・ベスト・ヒット・ソングズ」
昨日ショップにて注文してきました。
アルバムの影響なのかオールド・アンド・ワイズはラストというイメージが強く、
「つながり」にちょっと興味持ってます。
649名盤さん:03/03/24 18:38 ID:ETljp4Uj
>>648
私はあまり違和感はおぼえませんでしたよ。Disc-1 の最後の曲が 「タイム 〜
時は川の流れに」 だったのもこれはこれで相応しいなと思ったし、「オールド・
アンド・ワイズ」 のあとに 「プライム・タイム」 が始まっても、ああこうなるのか
と受け入れてしまったし。

ともあれ 『The Definitive Collection』、いい音です。たっぷりと楽しんで下さいね。
650名盤さん:03/03/24 20:15 ID:c3oN31jL
裏ベスト選曲すると、なんだかんだで
正規ベスト合わせると全曲選んでしまいますね〜
651名盤さん:03/03/25 06:57 ID:LbO0U2CY
>>650
さらに余った曲の立場がありませんねえ(w

『Freudiana』 からはまずタイトル曲を推そう。シングルになった 「Little Hans」も
収録。インスト曲は 「Beyond The Pleasure Principle」 を選ぼう。ラストに
「There But For The Grace Of God」 も収録したい。
652名盤さん:03/03/25 10:00 ID:enmRNmFv
APPのこと詳しく書いているサイトってあります?
ここで普段カキコしてくれてる人は作ってないんですか?
653?1/4?O?3?n:03/03/25 12:38 ID:5wvqmcX/
>652
上でKeatsの評価を出しているサイトがそうですよ.
ttp://homepage1.nifty.com/app/
654名盤さん:03/03/25 19:26 ID:LbO0U2CY
>>652
私のことでしょうか。ホームページ・ビルダー練習生のためサイトなどは作っておりません。
ttp://www.theavenueonline.info/
私はここがお気に入りでございます。英語ですけど。

ほかにもグーグル検索などでいくつもヒットします。
お好みのサイトを見つけたらぜひお教え下さいませ。
655名盤さん:03/03/26 06:53 ID:Jm6uuFxp
さて、『人生ゲーム』。まずは 「不思議の国の私」 「草原を渡る風」 「心の光」
「もう一つの人生」を入れたい。さらにあまり一般受けしそうではないが、 「Mr. タイム」
も収録したいのだが、あまりにも多すぎるので思案のしどころである。

『The Very Best Live』 からは 「You're The Voice」 が当確。この曲は大好き
である。他のスタジオ録音の曲は入れなくてもいいかな。
656名盤さん:03/03/26 11:09 ID:fvZJsviD
APPは初期作品についてピンクフロイドともめたんですよね?
自分はPFは初期〜中期が好きだからか中・後期のPFと比べた場合、
曲としての洗練度はAPPのほうが勝っているように思います。
もっともPFの持ち味であるあの毒の部分はAPPでは無理でしょうし、
側はともかく中身は結構違う気がするんですが。
657名盤さん:03/03/26 19:51 ID:Jm6uuFxp
>>656
へえ、ピンク・フロイドともめたというのは寡聞にして知りませんでした。
私は両方とも好きなバンドなので、ちょっとショックですねえ。
どうしてもめたんでしょう?

ロジャー・ウォーターズもデイヴ・ギルモアも超個性的ですから、普通に我が道を
行っていれば特に文句も無かったはずだと思いますが、その超個性が仇になって
自己主張が強すぎたのかなあ、などと想像してしまいます。
658名盤さん:03/03/26 20:36 ID:G/MDP+0H
もめたというか、PFのメンバーに
アドガー・アラン・ポーを題材にしてアルバム作っているというのを
悟られないように、別のタイトルで録音していた
と言う話は聞いたことありますよ。
659名盤さん:03/03/26 21:57 ID:fvZJsviD
私が以前ネットで見た内容では(たぶんピンクフロイド系サイトだったと思う)
APPの作品(Tales of Mistery 〜)が
自分たち(PF)の作品の方法論と酷似しているといったようなもの。
それでトラブルになって関係が悪くなったと書いてありました。
ただどのHPかはちょっとわかりません。(スミマセン)
あと今の関係がどうなってるかは書いてなかったですね。
660名盤さん:03/03/27 06:17 ID:DPDivMPU
どちらかというと難癖をつけられたって感じでしょうか。ピンク・フロイドも
大人げないですねえ。当時で言うとライオン vs ネズミのような力関係だった
でしょうに。

実際に 『怪奇と〜』 がある程度話題にもなって、売れてしまったので、それが気に
入らなかったのかも知れませんねえ。アラン・パーソンズが手がけているんだから
似ているのは当然だと思うんですが。ひょっとしてプロジェクトに参加したかったとか?
661名盤さん:03/03/27 16:39 ID:DPDivMPU
さて “裏ベスト” の続きを。『オン・エア』 からは 「Too Close To The Sun」
「Brother Up In Heaven」 に 「One Day To Fly」 は当確。あと1曲選ぶとしたら
「Apollo」 か 「So Far Away」 かで迷うところだ。

これで何曲何分になったのだろう。ちょっと計算してみよう。
662名盤さん:03/03/27 20:02 ID:psg3dUOl
アポロ入れましょ、アポロ!!
663名盤さん:03/03/27 22:29 ID:kuamenwL
今日オースティンパワーズみたらバンドの名前出てきて笑った
664名盤さん:03/03/27 23:47 ID:z5BLxRFa
PFとAPPのトラブルは飽く迄ビジネスサイドの問題。
アーティスト側は「ハァ?」です。
665名盤さん:03/03/28 02:38 ID:d/XroFqn
伝説板のPFスレ718-720で
似たようなこと書いてありましたので報告しておきます。
666名盤さん:03/03/28 02:47 ID:d/XroFqn
PFメンバーっててっきりロジャーかと思いきや
デイブだったんですね。以外。(って言ったらロジャーに悪いか)
667名盤さん:03/03/28 18:54 ID:FVtmf0XT
目下計算中です。Disc-1 で 『アイ・イン・ザ・スカイ』 までという感じです。
2枚組で済みそうな済まなさそうな。

でも選曲してみて、“裏ベスト” も買ってみたい気がしてきました。
自分で選んでるんだから当たり前か!(w
668名盤さん:03/03/28 23:50 ID:FVtmf0XT
計算続行中。Disc-2 が 『Freudiana』 までとなりました。
必然的に Disc-3 に突入です。先に 『タイム・マシン』 を聴く必要がでてきましたので、
ここでその手順に入らなくてはなりません。

アラン・パーソンズのツアー・メンバーを見て少し驚いたのが、ヴォーカリストに
キップ・ウィンガーが起用されていることです。あのハード・ロック・バンドの
ウィンガーのリーダーにしてメイン・ヴォーカリストの彼です。

ニュー・アルバムにも参加しているのでしょうか!?
669名盤さん:03/03/29 01:25 ID:rugzXZfR
>>668
キップ・ウィンガーですか!うひゃあ、それはびっくり。ウィンガーの1st
持ってますが、かなりポップなハードロックで好きでした(ジャケットはひどいけど)。
いろいろな人たちがAPPに関わってきたけど、一番びっくりだなあ。


670名盤さん:03/03/29 15:39 ID:Yafgw88m
>>669
本当にびっくりですよね! 私もファースト・アルバムをLPレコードで持っていましたが、
あらためてウィンガーのベスト盤をCDで買う必要を感じ、注文してしまいました。

ツアー・メンバーの中にスチュワート・エリオットもイアン・ベアンソンも名前がないのは
寂しいですね。まあそれが進化につながるのかも知れませんが。
671名盤さん:03/03/30 01:24 ID:6fuG9BMo
たわごとですが・・・
イエスの90125というアルバムの最後の曲「ハーツ」を聞いたとき
なぜかAPPを思い浮かべます。(似てはいないのだが)
あとスーンとかワンダフルストーリーだとかの曲を聴くと
アラン・パーソンズとジョン・アンダーソンが組んだら
結構しっくりいくんじゃないかなと思ってしまいます。
(あと個人趣味ではピート・シンフィールドもからめて)
672名盤さん:03/03/30 06:35 ID:ZFNrTttb
>>672
「ハーツ」 久しぶり (たぶん10数年ぶり!) に聴き直しました。へえ、こんな曲
だったっけ、というくらい忘れ去っていました。1分50秒過ぎくらいからが
いかにもプログレ・ポップな感じで、アラン・パ−ソンズとの共通項はそこでしょうか。

そういえば 「リーヴ・イット」 のアカペラ・ヴァージョンってなかったでしたっけ?
何に収録されていたか忘れてしまいましたが……
今でも入手可能なのでしょうか?
673名盤さん:03/03/30 06:49 ID:ZFNrTttb
さて、『オン・エア』 以来約3年ぶりの新作となった 『タイム・マシン』 であるが、
リリースは99年7月16日。私が購入したのはその10日後の7月26日と記録されている。
その日に一緒に買ったのが、ミッシー・エリオット、アヴェレージ・ホワイト・バンド、
ボーイゾーンだというから一貫性がない。まあ、何でも聴くのが私の特徴と言えば
特徴なのだが。

この作品はタイトルからして明らかにコンセプチュアルで、聴く前からかなりワクワク
していた記憶がある。時間旅行の世界はいかがなものか。
674名盤さん:03/03/30 07:39 ID:tswYzodT
「Leave it」アカペラ・バージョンは
シングルで発売されてましたね。
アルバムに収録されてはいなかったとおもいます。
675名盤さん:03/03/30 18:19 ID:ZFNrTttb
文学作品として有名な 『タイム・マシン』 は、ハーバート・ジョージ・ウェルズの
書いたSFの先駆けとも言うべき作品である。この人の作品には他にも有名なものが
多く、中でも 『宇宙戦争』 『モロー博士の島』 『透明人間』 『新ユートピア』 などは
もはやSFの定番と言っても良いほどである。

アルバム 『タイム・マシン』 においてアラン・パーソンズが意識していたのが、
このウェルズの作品であることは間違いない。
676名盤さん:03/03/31 06:45 ID:XaiK4NWc
『タイム・マシン』 1曲目はテーマ曲とも言うべき 「H.G.フォース・パート1」。
スチュワート・エリオット作のインスト曲である。キレのあるテンポの良い曲で、アルバム
全体の完成度の高さを早くも予感させる出来となっている。アンドリュー・パウエルの
アレンジによるストリングスも効果的。

タイトルの “H.G.” とはハーバート・ジョージの頭文字であろう。それに
“G・フォース” を引っかけてあって、いかにもSFらしい道具立てが揃うように
なっている。
677名盤さん:03/03/31 23:49 ID:XaiK4NWc
「H.G.フォース・パート1」 を回転数を下げてゆっくり聞いてみたらどうなるか。
きっとバリー・ホワイトの作るサウンドのように、妙にエロティックになるに違いない。
ただし、あそこまでエロティックになるには低音の甘い囁き声が不可欠であるが。
アラン・パーソンズさん、やってくれませんよねえ(w

ストリングスの入り方などは、ムードたっぷりになるとおもうのだが。
678名盤さん:03/04/01 06:29 ID:45E2RRrM
「H・G・フォース」 の特徴は “後打ちのリズム帯” である。そしてマイナーな
メロディが続く。アクースティック・ギターの音を中心にキーボードやストリングスが
絡み合うテクノ・サウンド。アラン・パーソンズの得意中の得意と言っていいだろう。

最後のフェイドアウトの直前に音が高音から低音に降りていくところが、タイトルの
“G・フォース” (=重力がかかること) をイメージさせる。
1曲目から出色の作品である。
679名盤さん:03/04/01 20:18 ID:45E2RRrM
『タイム・マシン』 のカヴァーアートはやはりこの人、ストーム・トーガソンの
手による物だった。基本デザインは大きな水晶球。その上を覆うように小さな円形に
切り取られた写真が4×4の配置で並ぶ。

正確に書くと、上から2列目の右半分は二つ分のスペースを占めて、アーティスト名
(すなわち ALAN PARSONS) が入り、一番下の列の左半分はやはり二つ分のスペースを
占めてアルバム・タイトル (すなわち THE TIME MACHINE) が置かれている。
680名盤さん:03/04/02 00:13 ID:Ywmt3uV+
ソロもそう悪くないらしいが、今ひとつ話題にかけるのは
プロジェクトに比べると何か足りないのだろうか?
(当方ソロ未聴)
681名盤さん:03/04/02 01:18 ID:SPbgM08Y
>>680
悲しいことだが、こういう丁寧に作り込んだサウンドは今の主流からはかけ
離れてしまっている。話題になるとしたら映画の主題歌でも作らないと苦しい
んじゃないかなあ。とはいえ、強力な助っ人を集めれば80年代の栄光も
再びなのではなかろうか。なーんて、生意気書いちゃいました。すんません。
682名盤さん:03/04/02 07:16 ID:P/4Q5Osf
>>680
ハッキリ言うと、Eric Woolfson。
Ericの作曲のないAPPはかなりきつい。
683名盤さん:03/04/02 08:21 ID:BFlQlHat
私はソロ名義の方もそう悪いとは思っていません。むしろウルフソンのミュージカルの方に
興味が持てません。もちろんミュージカルの曲を耳にしたことはありますが、あまり魅力的
ではなかったような気がしています。だからそちらの音盤は購入しておりません。

イアン・ベアンソンやスチュワート・エリオットの曲も決して悪くないし、
「You're The Voice」 のような他流作品の選曲も良いセンスだと思いますよ。
願わくは、時流が再びアラン・パーソンズのサウンドを求めんことを!
684名盤さん:03/04/02 08:32 ID:BFlQlHat
カヴァー・アートについて。4×4の配置の中の、円形に切り取られた形の12枚の写真は、
見事に “時間” “無限” を感じさせる物になっている。配置を

1 2 3 4

5 6

7 8 9 10

    11 12

としてみよう。
685名盤さん:03/04/02 08:38 ID:BFlQlHat
1にあるのが、向かい合わせの鏡が互いを延々と映しあっているもの。
“無限回廊” が時の流れの永続性を表している。

2はメトロノーム。カチカチと規則正しく振れ続けるイメージ。一種の永久運動の
代表選手としての選択だろうか。

3は……。何だろう。“螺旋”。確かに螺旋は永遠の象徴である。
これはどなたかの解説をお願いします。
686名盤さん:03/04/02 12:46 ID:ojVpjVL5
>>680
実際、プログレが今現在人気ないからなんじゃないかな?
アランにかぎらず、イエスだってアルバム出しても話題にならんよ。
今アルバム出して話題になるのはピンク・フロイドくらいでしょ。
687名盤さん:03/04/02 18:45 ID:BFlQlHat
4はドーム付きの天文台のような建造物。神秘的な感じがする。
何か有名な建物でしょうか?

5は時計の裏ぶたを開け、分解する途中のような歯車その他の部品だらけの
メカニカルな写真。

6は自動車。昔風に言うとスーパー・カーですな。ジョン・デロリアン。
DMCのエンブレム付きのようである。
688名盤さん:03/04/03 00:42 ID:T8/qPy3y
このスレの影響でON AIR聴いてます。
ドラマティックなAORですね。泣けます。
私はクリストファー・クロスが歌っているSO FAR AWAYを推したいです。
689名盤さん:03/04/03 08:25 ID:fVc9hiND
>>688
おお! 他のアルバムもどんどん聴いてくださいませ。私がしつこくお薦めするのは
『運命の切り札』 でございます。今朝の気分は 「ゲームズ・ピープル・プレイ」 です。

「So Far Away」 はしっかりクリストファー・クロスの世界になっていて、涙もの。
若かりし80年代を思い出します。キー・ワードは “Eye Up In The Sky” です。
690名盤さん:03/04/03 20:23 ID:fVc9hiND
7はおもちゃで遊ぶ子ども。宇宙船のおもちゃのようだが、実はタイム・マシン
だったりして。

8は舌の上の角砂糖。9が砂上の金字塔。8と9は文字通り見た目のイメージが
似ている。ピラミッドは過去からの永劫、そして未来への永劫を表しているようだ。
角砂糖は……何だろう? イランの方では紅茶を飲むときに、角砂糖を舌の上に
乗せて茶をすするようだが、何か関連が?
691名盤さん:03/04/03 21:17 ID:yIa7F0go
デロリアンというとバック・トゥ・ザ・フューチャーですな
692名盤さん:03/04/04 09:25 ID:ooFH2kLv
10はカメラ。カメラと言えば当然のことながら一瞬一瞬を捉えて、永遠に残す機械である。
もう少し考えると、こちらを向いているカメラを正面から撮っているということは、
実はそのカメラが向けられているこちらが、永遠に残る対象だということになる。
写真を見てタイム・トリップしてしまうのは、人間なら誰でもあることだろう。

11は時計を持ったウサギのぬいぐるみ。とくれば、言うセリフは決まっている。
“Oh Dear! Oh Dear! I Shall Be Too Late!” に違いない。

12は1同様に鏡を使ったもの。1では鏡どうしが互いを映し合っていたが、こちらでは
光を反射して、それが元の方向へ返っていくという趣向。鏡というのもつくづく
神秘的なものである。
693名盤さん:03/04/04 22:37 ID:Q8pSGHqV
3番なんでしょうね〜??
排水溝のようにも見えますね
694名盤さん:03/04/05 08:36 ID:RAzgZ10n
>>693
3番、分かりづらいですね。水が渦を巻いているようなので、排水口の可能性は
たしかにありますね。その渦の部分が永遠を象徴していると。
695名盤さん:03/04/05 08:41 ID:RAzgZ10n
さて、裏側のアートワークであるが、円形切り抜き写真が2枚+指先を切り取ったような
形の切り抜きが1枚。

1枚は眠る子ども。7番で遊んでいた子どもであろうか。眠りは私たちを無限の
世界にいざなってくれる。眠りの中に重力の法則や、時流の制限はない。
もう一枚が “Police Box” の写真。日本の交番とは違い、本当に “箱” である。
Police と Box の間になにか字が書いてあるのだが、CDのアートワークだと
小さすぎて判読できない。LPレコードの頃が恋しい。
696名盤さん:03/04/05 08:46 ID:RAzgZ10n
もう1枚は魚の化石。化石は過去の証人にして未来への旅人である。この魚が
生きていた頃は、どんな世界だったのだろう。

裏側の背景には大きな琥珀色の物体があしらってある。樹液に閉じこめられた生き物
のようなものが見えるので、本当にアンバーかもしれない。上の方で、閉じこめ
られていたアンバーから抜け出そうとしているアンモナイトがいるような……。
697名盤さん:03/04/05 21:14 ID:RAzgZ10n
『タイム・マシーン』 の2曲目は、曲というよりも効果音に乗せた “語り” である。
語り手はフランシス・エドウィン・クローズ教授。作はアラン・パーソンズだが、
要はキーボードの効果音を入れているだけである。

語りの内容は複雑だが、かいつまんで言うと、“地球で見えている太陽は8分前の姿である。
地球から観測できるアルファ・ケンタウリは4年以上前の姿である。光が届くのに
それだけ時間がかかるからである。” というような話の後に “時間と空間は
切り離して考えることは出来ない。” とまとめているような感じ。


これはあくまでも私にとって分かりやすい例え話であり、語りを要約したわけではないので
誤解しないように。
698名盤さん:03/04/06 09:07 ID:Z5YFuZB9
語りのタイトルは 「テンポラリア」。 Temporalia とはラテン語のようなつづりで、
英語なら Temporal に該当しそうである。“一時的な” とか “時間的な” といった
意味の格調高い単語なのでタイトルに選ばれたのだろう。

そのまま3曲目の 「アウト・オブ・ザ・ブルー」 が始まる。 Out Of The Blue とは
“晴れた空から突然に” というようなイディオムである。日本にも “青天の霹靂”
という表現があるが、双方で “青” が使われているのは偶然であろうか。
699名盤さん:03/04/06 14:49 ID:7jCISNwF
>>690
子供が触っているのはこれじゃないですかね。
ttp://www.startrek.com/library/art/library_tng.jpg
700名盤さん:03/04/06 21:03 ID:Z5YFuZB9
>>699
そうか、“宇宙大作戦” もSFの代表格でしたね!
宇宙大作戦の宇宙船のおもちゃなら “時空を超える” わけですね。

よく見つけてくださいました。
気づくだけではなくリンクまで貼っていただけるなんて、とても素晴らしい。
701名盤さん:03/04/07 06:26 ID:wTV8Mr4o
「アウト・オブ・ザ・ブルー」 のヴォーカルは元スパンダー・バレーのトニー・
ハドリー。初登場であり、驚きの人選である。一体何処のバンドがクリストファー・
クロスとトニー・ハドリーの両方にヴォーカルを依頼するというのだろう?
アラン・パーソンズ以外はありえまい。

曲はベアンソン作のミドル・テンポ。地味な曲だが、ギターのリフが印象的。
“突然ハイウェイに現れる男” とは一体!?
702名盤さん:03/04/07 13:20 ID:NW7LCINM
>>700
「スタートレック」ではなく「宇宙大作戦」と言ってしまうあなたはまるで
ミスタースポックのような謎の人物・・・
703名盤さん:03/04/07 22:35 ID:GzJJhu3v
海外オークションでGamblerを買った。
Turn of a friendly card がGreen light means danger
等の新しい曲に生まれ変わっていたり、すばらしかった。
Freudianaにしても、GaudiにしてもGamblerにしても、往年のAPPファンなら
飛びつくと思うのに、なぜリリースしないのだろうか。
704名盤さん:03/04/07 22:41 ID:vHHsytx4
>703
禿同。リリースして欲しい・・・・

レディホークは聴かれましたか?>解説の方←言い方が変ですが(^^;
705名盤さん:03/04/08 06:26 ID:MIdTf6E8
>>702
余談ですが、ヴァン・マッコイの 「スター・トレックのテーマ」 が好きです。
ウルトラ・クイズだか高校生クイズだかも思い出します。

>>703
“Green Light Means Danger” とは含蓄のあるタイトルですねえ。
知的センスを感じます。

>>704
解説の方とは私のことでしょうか。レディ・ホークはまだ聴けていないのです。
なんだか忙しいのと、ほかにもたくさんCDを買ってしまったので、落ち着いて
聴けないのでした。
706名盤さん:03/04/08 21:01 ID:MIdTf6E8
スパンダー・バレエはとても好きだったバンドで、なかでも 「ゴールド」 の
12インチ・シングルは私の宝物である。そのB面のインスト・ヴァージョンも
今では珍しいか!?

アラン・パーソンズとの接点は定かではないが、かつて “オペラ・ヴォイス” と
言われてもてはやされた美声は少し渋みを増していて、なお良い響きになったと
言えるかも知れない。
707名盤さん:03/04/08 23:37 ID:nqGcCscy
私は、トニーハードレイでなくとも良かったのでは?と思ってます。
期待しすぎたのかもしれませんが。
トニーのさわやか系のびやか声が好きなので、その特徴が出てなかったので
個人的には期待はずれって感じでした。
708名盤さん:03/04/09 06:40 ID:opYDz6cx
続いて4曲目の 「コール・アップ」。有名人の名前が次々に登場する、まさに
“タイム・マシーン・ナンバー” である。作者は3曲目とともにイアン・ベアンソン。
この頃になるとイントロで “あ、ベアンソンだな” と分かるようになってきた。
ギタリストだけあって、イントロのギターの音に特徴があるようだ。

ヴォーカルはニール・ロックウッド。前作でも登場していた人だ。この曲には
似つかわしい声で、あまり肩に力を入れ過ぎることなく歌っている。
709名盤さん:03/04/10 06:29 ID:1qGRoolX
Call Up とは “思い出す” とか “(霊を) 呼び出す” とかいう意味のイディオムで、
その通り戻ってきて欲しい有名人の名前が歌詞に織り込まれている。

Otis オーティス・レディング ですな。
Marvin とくれば ゲイ でしょう。
Buddy バディ・ホリー に間違いなし。
Ludwig ルドウィッヒというとベートーベンかな?
Johann これはシュトラウスか?
710名盤さん:03/04/10 21:07 ID:dRnozIvZ
ポップジャンルの人とクラシックジャンルの人が
いっしょに織り込まれているのは、なんか納得です〜
711名盤さん:03/04/10 22:48 ID:1qGRoolX
>>710
そうですね。当然アラン・パーソンズやらベアンソンやら仲間たちやらのリスペクトが
込められているわけでしょうから、様々な分野の先人が出てくるのは自然なことですね。

さて、
Lennon はわざわざ John のことだと断っています。Julian と間違えることはなかろうと思いますが……。
Jimi ジミヘン以外考えられません。
Stevie これが難しい。ニックスもワンダーも生きているので、レイ・ヴォーンかしら?
712名盤さん:03/04/11 06:35 ID:laWDSAMl
Miles とくればビッチズ・ブリューでしょう。
Billie はホリデイ以外考えられない。
Ella もフィッツジェラルド以外浮かばないですな。
Elvis ???  なーんて、プレスリーに決まってますって。

ここまでは音楽関係の偉人たちであるが、次あたりから音楽分野以外の人々が
登場する。
713名盤さん:03/04/11 18:09 ID:rUwOBMeW
Stevieがレイ・ボーンだとしたら、ちょっと意外!。
バリバリのブルースロッカーのレイ・ボーンとアランなんて
ちょっと想像できないっす。
714名盤さん:03/04/11 21:50 ID:laWDSAMl
>>713
ほかにスティーヴィーって思いつかない私です。スティーヴィー・Bも生きてますよね。

Einstein 一般&特殊相対性理論
Darwin 種の起源
Newton 万有引力
Luther King マーティン牧師
Ghandi 無抵抗主義
Da Vinci モナ・リサ

名だたる偉人ばかり!
715名盤さん:03/04/12 08:16 ID:1+3OOhs5
だんだんすごい人が増えてくるのであるが、まだまだ羅列は続く。

Jesus 馬小屋生まれの “彼” ですな。
Garbo グレタ・ガルボ かの有名俳優です。
Mansfield これは誰でしょう? 俳優にもいるし、政治家にもいるし、
       官僚さんにもいるような気が……。
       私にとって一番馴染んでいるのは、作家のキャサリン・マンスフィールドです。
716名盤さん:03/04/12 18:11 ID:1+3OOhs5
Monroe まあ、マリリンでしょうね。
Sinatra ナンシー? いやいや親父さんの方でしょう。
Crosby スティルス & ナッシュ、のわけないのでホワイト・クリスマス!
Bogie これは……、ハンフリー・ボガートと見ましたが、いかがでしょうか?
Dietrich ……デートリッヒ? 降参です。思い当たりませぬ。
James Dean はそのまんま。ボガートとディーンにはさまれているってことは
       デートリッヒも映画関係者かしら?
717名盤さん:03/04/12 18:48 ID:bePKTpuO
マリーネ・デートリッヒ、名女優さんですよ。
小松政夫さんのギャグ「わりーね、わりーね、わりーね・でーとりっひ!」
のネタ元でも有名(w
718名盤さん:03/04/12 19:46 ID:1+3OOhs5
>>717
やはり映画関係者でしたか。女優ねえ。私はあまり映画を見ないものですから、
全然わかりませんでした。検索してみたら確かにヒットいたしました。

小松政夫のギャグも知らなかった……
719名盤さん:03/04/13 07:35 ID:CVsEgUDQ
Picasso ゲルニカの人。
Monet やはり画家さんですねえ。
Rembrandt レンブラント・ファン・レイン、目を潰されるサムソン。
Renoir ルノワール、喫茶店のチェーンはお約束の呆け。

Hokusai は?(w
720名盤さん:03/04/14 06:39 ID:7dsDhNJs
Groucho マルクス・ブラザーズね。
Gable クラークでしょうか。風と共に去りぬ。
Hitchcock まさかラッセルではないでしょうね。エア・サプライになっちゃう。
       サイコとか鳥の人、アルフレッドさんでしょう。
Wilde キム・ワイルド。「キッズ・イン・アメリカ」 「キープ・ミー・ハンギング・オン」
     「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」 などのヒットを持つ。
     って冗談ですよ、もちろん。劇作家のオスカー氏でしょう。
Gershwin ジョージ! ラプソディ・イン・ブルー!
721涙出そう:03/04/14 16:54 ID:4oRiifiJ
有るんですね、こんな板も。
まだ、CDも無かった頃によく聴いていたので、
非常に懐かしいです。
タイトルは忘れたけれど、4〜5枚はアルバム持ってました。

今でも『運命の切り札』のタイトル曲とか、ふとした拍子に
浮かびます。

CDで再販しているアルバム教えてください。
既出かも知れませんが、よろしくお願いします。
722名盤さん:03/04/14 18:45 ID:7dsDhNJs
>721
Welcome! って別に私は1番さんでもなんでもないのですが(w
ちなみに私が最初につけたレスは4番です。

amazon.co.jp あたりで検索すると手に入るCDが見られますので、試してみてください。
欲しかったら即注文してください。たいていあっという間に送られてきます。

で、
Porter コール・ポーター! 夜も昼も! ビギン・ザ・ビギン!
Duke スティーヴィー・ワンダーも歌っています。愛するデューク・エリントン!
723名盤さん:03/04/15 06:51 ID:1LulpZfO
さあ、いよいよ偉人さんも最後のパートです。

Shakespeare 人殺し色々 って憶えましたっけ。
Byron ジョージ・ゴードン。詩人ですな。
Shelley P・B・シェリーはやはりイギリスの大詩人です。
Keats ジョン・キーツ。超有名詩人が続きます。
Wordsworth 詩人! シェリーと並ぶ大々詩人。この人抜きでは英文学は語れません。
724名盤さん:03/04/15 15:13 ID:Io11vAik
Producer Alan Parsons
Excective Producer Eric Woolfson
ってどう違うのよ。
725名盤さん:03/04/15 19:01 ID:1LulpZfO
>724
Producer は総監督、Executive Producer は現場監督といった感じでしょう。
こういった組み合わせで、どちらかが名前だけの名誉職というケースも間々見られる
ようですが、アラン・パーソンズ・プロジェクトに関してはどうだったのか。
推測してみませんか。
726名盤さん:03/04/16 06:56 ID:MX9ecaSL
さて、ラスト・パート。

Browning やはり詩人のロバート・ブラウニングでしょうね。ブローニングという
       銃もあるようですが……。
Robert Burns 「蛍の光」 の原曲 Auld Lang Syne の詩を書いた人ですね。
H.G.Wells そして主役と言うべきこの人が最後に登場します。

しかし、実際にタイム・マシーンが存在したら大混乱は必至ですね。
自己の存在というものが曖昧になります。例えば、私の母が1500年くらいに
移動して、そこで私を生んだら私の誕生日はいつになるのでしょう?
727721:03/04/16 16:54 ID:/JZfavtU
>>722
ありがとうございます。

欲しいCDは殆ど売り切れみたいなので、
実家へ帰って、LPからテープに録ってきます。
728  :03/04/16 17:15 ID:8kAVSFv2
え?
今,APPのアルバムってCDでてないの!?
729名盤さん:03/04/16 21:43 ID:MX9ecaSL
>>727>>728
たった今アマゾン・ジャパンで検索したところ、次のアルバムが24時間以内に
発送となっております。

アイ・イン・ザ・スカイ、ステレオトミー、ヴァルチャー・カルチャー、
アンモニア・アヴェニュー、アイ・ロボット、ピラミッド、人生ゲーム、
イヴの肖像。

怪奇と幻想の物語〜エドガー・アラン・ポーの世界  ←3日以内
運命の切り札  ←6〜7日以内

結構手に入るではありませんか。
730名盤さん:03/04/17 06:40 ID:MmFdm5Rc
『タイム・マシーン』 5曲目はバラード・タイプの 「イグノランス・イズ・ブリス」。
“無知はこの上ない喜び” とはこれいかに?

盛り上げ型ではなく淡々型のこのバラードを歌うのはお馴染みのコリン・ブランストン。
本当に良い声である。また、この人のヴォーカルにはサックスのソロが似つかわしい気がする。
「オールド・アンド・ワイズ」 による刷り込みだろうか。
731山崎渉:03/04/17 15:53 ID:GclAsSto
(^^)
732名盤さん:03/04/18 00:05 ID:Y5yijJKf
age
733名盤さん:03/04/18 06:28 ID:0kClODYY
6曲目は 「Rubber Universe」。 “ゴムの宇宙” というタイトルを見たとたんに
“インストだな” とわかってしまう。ファンキーなリズム、ルシファーのような
音の使い方。みごとにアラン・パーソンズである。

演奏はほとんどベアンソンの一人舞台。なかでもマンドリンの音が印象的で、
ユニークである。宇宙は膨張しつつあると言うが、果たして……。
734名盤さん:03/04/18 20:15 ID:0kClODYY
7曲目 「The Call Of The Wild」。あっと驚かされるのはヴォーカリストの
モイヤ・ブレナンである。アイルランドの兄弟姉妹バンドとして有名なクラナド
を率いていた人で、ソロ作品も出している。クラナドではU2のボノとの競演作も
あった。

クラナドは80年前後にエンヤが参加していたことでも有名で、エンヤとモイヤ・
ブレナンは実姉妹である。
735名盤さん:03/04/18 20:23 ID:0kClODYY
モイヤ・ブレナンが歌っているだけで、この曲はクラナドの世界になってしまう。
ヴォーカルの存在感と、アラン・パーソンズのサウンド作りのうまさが相まって、
そう聞かせてしまうのだろう。

アラン・パーソンズがアイリッシュ志向を持っていたというのは少し意外な感じを受けるが、
アルバム全体がそれにかぶれているわけではなく、アルバムの中のアクセントになるように
1曲入れているので、この曲の印象はひときわ鮮やかなものとなっている。

素晴らしい曲である。
736名盤さん:03/04/19 07:51 ID:CrJ2cQZd
8曲目は正統派ロックの 「ノー・フューチャー・イン・ザ・パスト」。タイトルが
思い切りタイム・マシーンである。過去に将来はない。作者はスチュワート・エリオット。

渋みのあるニール・ロックウッドのヴォーカルがなかなか魅力的で、つい聴き入って
しまう。ブリッジ部分のサウンドがとても良く、それまでの淡々とした雰囲気が
一変する。もう少しフックがあればヒットしただろうにと思う。
737名盤さん:03/04/19 20:20 ID:CrJ2cQZd
9曲目はアメリカン・ロックという感じのイントロで始まる 「プレス・リワインド」。
“巻き戻しを押す” と過去に戻ってやり直せるのだろうか。

トム・ペティの曲を思わせる曲調とサウンドにヴォーカルのグレアム・ダイが
よくからんで歌っている。ベースラインとギターだけのシンプルな音作りが
とても好ましい。本当にトム・ペティが聴きたくなったので、今夜は 『ハード・
プロミス』 でもかけてみよう。
738名盤さん:03/04/20 00:15 ID:5qrUfz1T
APPの着メロ、使っている人いますか?
着メロって殆ど無いんだよね。
739山崎渉:03/04/20 00:58 ID:+pX2qW80
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
740名盤さん:03/04/20 06:33 ID:hiS+3BOv
10曲目。驚きの女性ヴォーカリスト、ビヴァリー・クレイヴンをフィーチュアした
「ベリー・ラスト・タイム」。 For the very last time で “まさにそれを最後として”
という意味深なフレーズになる。

ベアンソンの曲にしては珍しく、ピアノ中心の小品に仕上がっている。ビヴァリー・
クレイヴンの声は透明感のある美しいもので、ヒット曲 「プロミス・ミー」 を
思い出す。アルバム 『Beverley Craven』 や 『Love Scenes』 は私のお気に入りである。
741名盤さん:03/04/20 06:38 ID:hiS+3BOv
>>738
残念ながら私は携帯電話を持っておりませんので、着メロなる物には縁がないのです。
今どき、ほとんどの人は携帯電話を持っているのでしょうねえ。

日本盤の 『シンフォニック・イエス』 が在庫切れだという返事が、昨日になって
やってまいりました。もっと早く返事をくれればいいのに、アマゾンもひどいことを
するものです。急遽アメリカ盤を注文し直しましたが、返事が遅れたおかげで、
こちらも売り切れていたら、アマゾンはどうしてくれるんでしょう?
742名盤さん:03/04/20 08:38 ID:ZjWcBx90
>>740
ずいぶん前からそのビヴァリー・クレイヴンのアルバムさがすぃてるんですが、
今でも入手できるんでしょうか?
743名盤さん:03/04/20 09:26 ID:koG95Dmx
私も携帯もってないや・・・・
744名盤さん:03/04/20 22:24 ID:hiS+3BOv
>>742
ビヴァリー・クレイヴン、デビュー盤は結構中古屋においてあります。
2枚目以降はアマゾンにも在庫があるようです。

>>743
同志よ! どうも電話の嫌いな私は、常に電話を身につけている状態が我慢できない
ようです。なんか首輪から鎖でつながれている犬のイメージになってしまいます。
まあ、私が変わり者なのでしょうけれど……。
745名盤さん:03/04/20 22:31 ID:hiS+3BOv
「ベリー・ラスト・タイム」 はタイプとしては “B面最後型” のバラードで、
「願い」 やら 「オールド・アンド・ワイズ」 を思わせる曲である。ヴォーカルは
ひたすら切ない。

内容的には、サヨナラを言った日を思い出している女性の心境が歌われている。
“あなた” はきっと去っていったのだろうけれど、想い出の中の “あなた” を
連れ去ることは誰にも出来ない。想い出の中ではまさに最後の瞬間などはありえない。

素晴らしい余韻を残し、曲はエンディングを迎える。
746742:03/04/21 04:37 ID:kWrnv2Yw
>>744
有難うございました。早速、Amazon.comチェックします。
「ベリー・ラスト・タイム」はお気に入りで、これ聴くために
The Time Machine 引っ張り出すことも多いです。

Symphonic Music of Yes は持っていますが、あんまり・・・(^^;

ちなみに私も自分の携帯持ってません。会社で無理やり持たされて
いますが、帰宅時にはほとんど会社に置いてきマス。
747名盤さん:03/04/21 06:32 ID:g8tyT46R
11曲目は「ファー・アゴー・アンド・ロング・アウェイ」。
環境音楽的なインスト・ナンバーで、ディープ・フォレストあたりがやりそうな
サウンド作りを取り入れている。

クリアなメロディとコード進行がリードする曲ではなく、いろんな楽器を効果音的に
用いて、人間の声までもをその一つとして使っている。
“ずっと昔の遠くの出来事” とは一体? 想像力を刺激される曲である。
748名盤さん:03/04/21 21:01 ID:g8tyT46R
前曲から切れ目無く12曲目の 「H.G.フォース・パート2」。テーマ曲に
戻ってきたわけである。現在から過去、未来へと時間旅行をしてから、再び現在に
帰ってきたという設定であろう。

テンポ、音作りとも1曲目と同様で、バックの効果音もベースラインもそのままなのだが、
オーケストラの部分がないところが相違点である。これで時間旅行はおしまいという
ことなのだろうが、再び旅立ちたくなってくるテンションの高さが後に残る。
749名盤さん:03/04/22 06:45 ID:+qaRAuKd
今さらであるが、アートワークの写真の品々は、アラン・パーソンズにとっての
“タイム・マシーン” だそうである。「無限」 「流れ」 「機械」 「歴史」 と
様々な角度から選ばれたアイテムであり、本当に想像力をかきたてられる思いがする。

タイム・マシーンがあったら、いつの時代に行きたいか? と問われると答に詰まる。
あちこち行ってみたいようで、本当に行きたいのかとなるとそうでもない気もする。
『タイム・マシーン』 を聴いて時間旅行気分に浸るのが無難なところか?
750名盤さん:03/04/22 19:59 ID:+qaRAuKd
さて、『タイム・マシーン』 日本盤には最後にボーナス・トラックが収録されている。
13曲目の 「ビギニングズ」 である。インスト基本にアラン・パーソンズ本人の
語りが入る。

スチュワート・エリオットが中心になって作った曲のようだが、なぜボーナス・
トラックなのか疑問である。メイン・トラックとして途中に収録してあっても
十分な出来であるのだ。この曲を聴いていると 「大鴉」 を思い出す。
アラン・パーソンズの原点に回帰したような佳曲であると言えよう。
751名盤さん:03/04/22 20:05 ID:+qaRAuKd
>>704
さて、お次は 『レディホーク』 に突入です。サントラで、アンドリュー・パウエルで
アラン・パーソンズ・プロジェクトではないけれど、サウンドはアラン・パーソンズに
よるもので、時期はアラン・パーソンズ・プロジェクトの全盛期のリリース。
LPレコードには収録されなかったボーナス・トラックだらけという楽しみな
おまけもついて、さあいかに!?

ただし、今回初めて聴くので、今まで以上に的はずれになること必至。
期待しないでね。
752名盤さん:03/04/22 20:53 ID:uSFNAy2r
ageときますね。(564だったので)
753名盤さん:03/04/23 06:31 ID:A/j780fA
『レディホーク』 は映画音楽なのだが、肝腎の映画については残念ながらまったく
知らない。アートワークを見ると、美しい青い瞳の女性(ですよね?)のアップ。
その人が馬に乗っているらしいシルエットが夕陽に映っている遠景。

検索してみたところ “邪悪な呪いのために互いに手を触れる事もかなわぬ恋人たちが
悪の司祭に立ち向かうファンタジー” とか書いてあった。
この映画で合ってますか?
754名盤さん:03/04/23 17:17 ID:jaP9qOUn
そうですそうです。
ちなみに主演は、ブレードランナーのレプリカントでおなじみのルドガー・ハウアー
バットマンのキャットウーマンでおなじみのミシェル・ファイファーです。
私は見ていませんが、ルドガーハウアー好きの友人に言わせると
なかなか面白かったそうです。
その友人は音楽に疎いので、サントラについてはわかりませんでした
755名盤さん:03/04/23 21:03 ID:A/j780fA
>>754
DVDも出ているようですが、買う価値はありそうでしょうか?

今1曲目の 「Main Title」 を聴いています。
楽しい! オーケストラよりもポップ・ロック系の楽器が多用されていて
理屈抜きに楽しいです。なんだか真性アラン・パーソンズ・プロジェクト
のようです。
756名盤さん:03/04/23 22:27 ID:0gkXMAwQ
「レディーホーク」って映画自体は結構面白いよ。
曲も正にAPPって感じでニヤリとさせられる。
だけど、映画と音楽が全然合ってないんだよね。
中世物にシンセの音はツライかなと。
オーケストラだけで良かった気がしますね。
映画好きじゃなければサントラだけでいいんじゃないかな。
757名盤さん:03/04/24 06:41 ID:o9zLhFng
>>756
なるほど。確かに中世の設定にシンセサイザーは合わないかもしれませんなあ。
85年の映画らしいので、まさにアラン・パーソンズ・プロジェクトとして脂の
のった頃。アンドリュー・パウエルとのコンビで、ノリノリの曲を作ったとしても
不思議ではありません。

このサントラにはたっぷりと70分も収録されていますが、実際の映画ではどの程度
流れていたんでしょうね。
758名盤さん:03/04/24 07:49 ID:1FFegU0z
Ladyhawk、たしか、
月下の棋士、哭きの竜の作者のじょうじゅんいち(漢字分からず)
が絶賛してたな。
759名盤さん:03/04/24 20:41 ID:o9zLhFng
1曲目 「Main Title」 は出だしからシンセの音満載で、途中からアップ・テンポに
なるところでもファンキーなリズムが心地よい。オケが加わってからは、楽器が代わる
代わる主役を務め、雰囲気を盛り上げてくれる。

ただ、感覚的に軽すぎるのが玉に瑕で、軽快感が逆に映画にそぐわないものに
なってしまっている可能性がある。アラン・パーソンズ・プロジェクトのインスト・
ナンバーとして聴く分には申し分ない出来である。
760名盤さん:03/04/25 04:21 ID:TVWxRjzd
サントラでいきなりおもいだしたんですが

ドラマ「あぶない刑事」の音楽ってAPPっぽい曲が多かったな
テーマ曲じゃなくサントラの方ね
あれは誰がやっていたんだろう・・・

スレの雰囲気とは違うとわかりつつも言ってみる
761名盤さん:03/04/25 17:39 ID:T7ZQ4Zhb
APPぽいというより、パクってたね<あぶない刑事
シリウスとか、あきらかに
762名盤さん:03/04/25 21:46 ID:wth4U4a1
結婚おめでとうage
763名盤さん:03/04/25 22:43 ID:Ts2lFG1y
リサ・グリフィスって誰なのでしょうか。どうも再婚同志らしいけど。
ポール・パーソンズというのも初耳でございました。

結婚式でデヴィッド・パックがアンブロージアの 「ビゲスト・パート・オブ・ミー」
を歌ったらしいのですが、ちょっと感動してしまいました。タイトルがあまりにも状況に
ピッタリすぎて、出来すぎの感も……。

アラン・パーソンズの 「レディ・マドンナ」 をぜひ生で聴いてみたい!
764名盤さん:03/04/25 22:56 ID:Ts2lFG1y
『レディホーク』 2曲目の 「Phillippe's Escape」 は映画音楽らしい一節。
オーケストラの音にシンセがからみ、45秒からのブレイクは見たことのない映画なのに
そのシーンが目の前に浮かんでくるようだ。(もちろん合っているわけがないが。)

3曲目の 「The Search For Phillippe」 は、アラン・パーソンズ・プロジェクトの
アルバムに入っていても不思議のない曲。速めのビートでシンセがメロディを
奏でた後にオケが入り、途中でテンポの転換があり 「マンマ・ガンマ」 風に変化する。
最後には効果音的なコーダで消えていく。
765名盤さん:03/04/26 07:19 ID:MB4KgKLB
4曲目 「Tavern Fight (Phillippe)」。やはりプロジェクトっぽい。
“居酒屋での争い” とは酔っぱらい同士の喧嘩でもあったのだろうか。
効果音から20秒ほどでイン・テンポ。激しい争いの後、1分半ほどで、テンポが
くずれてオーケストラのパートへ、2分を過ぎた最後の部分はスローで消えていく。

5曲目は 「Tavern Fight (Navarre)」。こちらはより一層アップ・テンポの作りに
なっていて、シンセやギターがはね回る躍動感あふれるナンバーとなっている。
766名盤さん:03/04/26 20:43 ID:MB4KgKLB
5曲目は 「Pitou's Woods」。メロディというよりも音の積み重ねといった感じ。
中国の地名である埤頭が発音的には Pitou らしいが、たぶん無関係だろう。
不気味な森のシーンでもあるのだろうか。

6曲目は小品 「Phillippe Describes Isabeau」。フルート → ギター → ピアノ
と主役が変わり、バックのオーケストラがそれらの楽器を盛り立てる。イサボーとは
ヒロインの名前らしい。
767名盤さん:03/04/27 06:23 ID:UDhOIfER
8曲目 「Bishop's Procession」 は修道院合唱団。合唱団とは言っても、合唱は
していなくて (つまりハモっていなくて) 旋律は単一なので、グレゴリアン・チャント
と呼ばれる形態である。歌っている内容はさっぱりわからない。

9曲目 「Wedding Music」。タンブリンのような軽打楽器とギターの伴奏に、
ピッコロのメロディが乗るシンプルな構成である。この8・9曲目あたりは
プロジェクトにはなかったパターンで、ああ映画音楽なのだな、と感じる。
768クリス:03/04/27 19:27 ID:CAxyF7zz
David Patonのソロ・アルバムが発売された模様。
次は、PILOTか!(アラン・パーソンズ プロデュースで)
769名盤さん:03/04/27 19:29 ID:UDhOIfER
10曲目 「Navarre's Ambush」。“ナヴァールの待ち伏せ” は場面そのものなの
だろう。45秒過ぎから入るテーマ・メロディは 「Main Title」 のもの。
2分過ぎからはロマンティックな 「Phillippe Describes Isabeau」 のメロが登場。
4分過ぎは 「The Search For Phillippe」 の後半が登場し目まぐるしく雰囲気を
変えながら演奏が終わる。
770名盤さん:03/04/28 06:43 ID:3T0lCysW
>>768
レインボウさん!? トンプソンさん!?

ゲイリー・ブルッカーのプロコル・ハルムもニュー・アルバムを出しました。
なんでも12年ぶりだとか。
エリック・スチュワートも新作をリリースしたようですね。
いずれも買うかどうかは分かりませんが……。
771名盤さん:03/04/28 21:41 ID:3T0lCysW
『レディホーク』 11曲目は 「Imperius Removes Arrow」。
オーケストラが前面に出た曲だが、途中の一節が私の大好きな 「はげ山の一夜」
(ムソルグスキー) に似ていてとてもカッコイイ。

12曲目 「Chase/Fall/Transformation」 は再びシンセに戻る。シャカタクあたりが
演りそうなフュージョン。1分20秒くらいまでが Chase で、そこから20秒間が
Fall 最後の部分が Transformation であろう。
772名盤さん:03/04/29 06:28 ID:hshAWlCr
13曲目は 「Cezar's Woods」。5分半あるトラックだが、やはり森の情景を
表しているのだろうか、5曲目と同様のパターンである。すなわちメロディの
クリアな曲ではなく、オーケストラの楽器を使った効果音的な曲。

14曲目は 「She Was Sad At First」。“彼女は最初は悲しかった”。これは
切ない。彼女とはイサボーのことなのだろうか、途中からイサボーのテーマとも言える
「Navarre Describes Isabeau」 のメロディが登場する。“途中からは悲しく
なくなった” のか?


773名盤さん:03/04/29 06:33 ID:hshAWlCr
昨日2枚のCDが届いておりました。そのうちの1枚が 『Symphonic Music Of Yes』
でした。裏面を見ると確かに Alan Parsons の名前が! しかしこれよりはアル・
スチュワートの 『イヤー・オブ・ザ・キャット』 について書きたいなあ。
ニュー・アルバムがリリースされるまでのネタとしてはアルの方がいいような気が……。

ちなみにもう1枚は全然無関係の 『Best Of Real Life』 でございました。
774名盤さん:03/04/29 17:40 ID:hshAWlCr
15曲目 「Navarre Returns To Aquila」 は、またもフュージョンのような曲。
1分37秒と短い作品だが、ステップス (・アヘッド) などを思わせるフレーズも
登場し、なかなか本格的である。

16曲目は 「Turret Chase/The Fall - Film Version」。“ターリット” とは、
城の角から張り出した小さな塔のことだそうで、そこで追っかけっこがあるのだろうと
想像する。そして “落下” だから、逃げているうちに塔から落ちてしまうのだろうと
これも勝手に想像する。2分過ぎから “落下” なのだろうが、ここではオケに
混ざってコーラス (というよりも人声を楽器として使っている感じだが) が
効果的に取り扱われ、スリルを一層高めている。
775名盤さん:03/04/30 06:46 ID:h4pkZdg3
アラン・パーソンズ・プロジェクト時代のアルバム 『アイ・ロボット』 『イヴの肖像』
『ピラミッド』 には別ジャケットが存在するらしいですね。いずれも 『運命の切り札』
のようにトランプのステンド・グラスのデザイン。私は実物を見たことがないのですが、
どなたかお持ちの方はいらっしゃるのでしょうか。

ちなみに 『アイ・ロボット』 ではクラブのジャック、『イヴの肖像』 ではハートの
クイーン、『ピラミッド』 ではスペードのエース (おお、Ace Of Swords だ!) に
なっているようです。欲しいなあ。
776  :03/04/30 10:01 ID:xF2PQ+bu
保守させていただきます
777名盤さん:03/04/30 21:10 ID:h4pkZdg3
リサ・グリフィスさんとアランの写真が出てますね。とても幸せそうでなんか
うらやましい……。チャンネル・キャットというのはクルーザーの名前なのでしょうか。
デヴィッド・パックとゴドフレー・タウンゼントが演奏している写真も確かに
ありました。曲は 「ビゲスト・パート・オブ・ミー」 なのでしょう。

777ゲットでしょうか。
778名盤さん:03/05/01 05:37 ID:0mOjAwKT
『レディホーク』 17曲目。タイトルは 「Wolf Trapped In Ice」。“氷に捕らわ
れた狼” とは? 呪いでヒーロー、ヒロインが姿を変えられてしまったという事情が
あるようなので、おそらくヒーローが狼になってしまったのであろう。そしてたぶん
ヒロインは鷹になってしまって、そこから映画のタイトルがつけられたのだろうと
推測する。(全然ちがってたりして……)

曲の方はシンセの軽い乗りではなく、オーケストラの重低音と不安をあおるような
高音部のコラボレーション。ピアノやティンパニの音など効果的。
779名盤さん:03/05/01 21:39 ID:3rql17/q
>おそらくヒーローが狼になってしまったのであろう。そしてたぶん
ヒロインは鷹

確か正解ですよ(^_^)
780名盤さん:03/05/02 06:27 ID:65Fxpz+J
>>779
正解でしたか、それはよかった。映画も時間と金に余裕があれば見てみたいですな。

18曲目 「Navarre And Isabeau Dual Transformation」 は効果音的な低音から
始まる。オケが少しからんだ後にシンセがリフを奏でる。そしてクラリネットやギター、
ヴァイオリンが主役を張って、静かに終わっていく。
781名盤さん:03/05/02 15:10 ID:DVHHjdNS
銀行に行って、待っていたら、
「Time」のBGMがかかっていた。
(APP自身のではなく、どこかのオーケストラがBGMとして演奏しているヤツね)
そういうBGMを聞くと、かえって、なんか新鮮な気がシマスタ。
782名盤さん:03/05/02 21:34 ID:lF94WvaB
>>781
ttp://homepage1.nifty.com/app/ape0.htm
かも知れませんね。
783名盤さん:03/05/03 09:22 ID:oqK5bd46
保守
784名盤さん:03/05/04 06:38 ID:v9CIVxtx
『レディホーク』 19曲目は 「Navarre And Marquet Duel」。2人の闘いの場面の
ようであるが、 Marquet とは誰なのだろう。字面からいくと、木像のような悪党
に思えるのだが、実際はどうなのだか。

曲はシンセ・ベースの断続音を中心にキーボードが入り、煽るようなストリングスと
ドラムスが闘いの場面を盛り上げる。2分20秒過ぎには、断続ベース・ラインが
消え、キーボードのソロが始まる。3分15秒過ぎに一転、断続音が復活しストリングスが
メロディを取る。最後は管楽器が花を添えフェイドアウトで曲が終わる。
785名盤さん:03/05/04 19:24 ID:v9CIVxtx
20曲目は 「Marquet's Death」。ほとんどシンセの効果音のような曲。 Marquet 君は
死んでしまうらしい。21曲目も死の曲で 「Bishop's Death」。Bishop とは司祭の
ことなので、ここで悪の司祭が死ぬらしい。最初はオケ+管のソロから入り、途中から
神秘的な女声とティンパニ、そしてオケの高まりでコーダを迎える。

ここらあたりで悪役がいなくなり、呪いは解けるのであろうか?
786名盤さん:03/05/04 21:12 ID:Sp0P+GAx
何も知らない映画を、サントラだけで想像するのも面白いですね(^^)
787名盤さん:03/05/05 06:21 ID:bibnnYrf
>>786
うん、けっこう面白いものですが、そのあとの “答え合わせ” が出来ない!
TVで放映しませんかねえ。深夜であろうとビデオに録って見るのに。

急に Camel の 『The Single Factor』 やら 『Stationary Traveller』 が欲しくなって
近所のCDショップに赴いたのですが、全然売っておりません。CD化されていない
のでしょうか? そんなわけはないと思うのですが。仕方がないので、アラン・パーソンズ・
プロジェクトとはほとんど関係のない 『Snow Goose』 を聴くことにしました。
788名盤さん:03/05/05 18:36 ID:Zic+pii0
レディホーク最近、DVDで出たような気がする・・・・
789名盤さん:03/05/06 06:28 ID:v7/X9Inc
>>788 >>755

さあ、いよいよ大詰め。22曲目は8分を超える大作の 「Final Reunion/End Title」。
“ついに再会/エンド・タイトル” はそのまんまの場面だろう。狼と鷹=ヒーローと
ヒロインが呪いも解けて再会してめでたしめでたし。 (さすがにこれは間違っていないと思う)

壮大なオーケストラのパートとフュージョンのパート、そしてシンセ中心のAPPインスト
のパートがすべて登場するという贅沢さ。メロディも主だったところはすべて再登場。
ああ、今かかっているこの辺りで、キャストとスタッフ・ロールが流れているんだろうなあ……。
790名盤さん:03/05/07 09:21 ID:OZTs+2Kd
最終23曲目は 「Ladyhawke Theme : Single Version」。ピンク・フロイドを
思い切り軽〜くしたようなインスト。シャカタク風のフュージョンが1分50秒
ほど続き、その後おなじみのテーマのメロディが登場し、オーケストラも交えて
盛り上がっていく。

シングル・ヴァージョンとはいうもののシングル・ヒットはしなかったようで、
チャート・インの記録は残っていない。インスト曲で大ヒットというのは難しい。

これで 『Ladyhawke』 のサントラはおしまい。これらのうちの何曲かを “裏ベスト”
に収録しなければ!
791名盤さん:03/05/07 20:48 ID:OZTs+2Kd
勢いに乗ってアル・スチュワート三部作へ突入します。
リリース順に 『Modern Times/追憶の館』 から参りましょう。三部作はどれも
大好きな作品ばかりなので、すべてLPレコードとCDの両方を持っております。
『追憶の館』 はLPではA面に5曲、B面には3曲配してあり、B面には大作が
収録されています。

ちなみに私が一番思い入れているのはA面の2曲目です。
792名盤さん:03/05/08 06:43 ID:IoY2O70x
『追憶の館』 はほとんど全曲がアル・スチュワートのソング・ライティングに
よるもの。タイトル曲のみデイヴ・マッジとの合作になっている。エリック・
ウルフソンとのコンビでもそうだったが、アラン・パーソンズは優れたソングライター
と組んだときに自身も優れた手腕を発揮する。『追憶の館』 ではアルと組んで
1作目ということで少し遠慮がちのプロデュースになっているかも知れないが、
それでもアルバム全体を一気に聴けてしまうほど、素晴らしい作品に仕上げている。

もちろんオーケストラのアレンジではアンドリュー・パウエルも参加していて、
いいコンビぶりを見せてくれている。
793名盤さん:03/05/08 12:30 ID:uRRiMK+l
アルは、どうしてアランに頼んだんだろう・・?
794名盤さん:03/05/08 20:42 ID:IoY2O70x
A面1曲目は 「Carol/ああキャロル」。“おお” だとニール・セダカになって
しまうのだが、曲調は全く違う。そこにはセダカのような脳天気な明るさはなく、
むしろ哀愁が感じられる。A−1にふさわしいポップな出来に仕上げてあり、
アルバム全体に対する期待がつのる。

私が好きなフレーズは “You're everyone's and nobody's lover” というところ。
キャロルなる女性像が浮かんでくるではないか。後半のギターのフレーズも特徴的で
グルグルうねるような音使いが耳に残る。
795名盤さん:03/05/08 20:47 ID:IoY2O70x
また、歌詞の中には “One-way ticket for all your yesterdays” なる表現も
登場し、ここでもニール・セダカの 「恋の片道切符」 を思わせる内容となっている。

>>793
確かにこの人選はミスマッチのように思えました。(←過去形!)
しかし出来上がったアルバムを聴くと、ピンク・フロイドともコックニー・レベルとも
違うアル・スチュワートの独自の世界がきちんと構築されておりました。
アルの持ち味を壊さなかったアラン・パーソンズの見事な仕事であると思います。
796名盤さん:03/05/08 22:20 ID:a41zDyzO
アル・スチュワートの話になると、
スレタイの「ここかぁ?アラン パーソンズ プロジェクト 」
の問いに、「違います。」
と答えるしかない。
嵐ではないので念のため。
興味深い話ではあるが、他でやって欲しい。
797:03/05/08 22:20 ID:coH3Tjzp
これはもしかしてモロっすか?
なんでもあり?

http://www.hi-net.zaq.ne.jp/bubbs207/
798名盤さん:03/05/09 06:22 ID:CzeF5l1k
>>796
わかりました。やめます。
799796:03/05/09 07:14 ID:EYKmmQ9n
>>798
すまん。
聞きたいのはやまやまなんだが、
やはりここは、純粋にAPPのことで盛り上がりたい。
800  :03/05/09 17:25 ID:ji3ewOJ9
さて、どうしましょう
801名盤さん:03/05/09 17:55 ID:c87GGLpp
おまいら、こんにちは。
洋板のみんなで雑誌を作るスレの宣伝です。
まだまだ立ち上がったばかりです。おまいらの力を貸して下さいお願いします。
ライター、企画、雑誌作りのノウハウなどを激しく募集しています。

洋楽板でロック雑誌を作る
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/musice/1051545272/l50
(実際に動き始めたのは600レス以降です。その前は煽り合いなので見ないで下さいw)

洋楽板で雑誌を作るためのHP
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/buaam606/index.htm


スレ汚しスマソ。
802名盤さん:03/05/09 21:50 ID:MImPxSzg
では、話題を。
去年の姦国キャスト版Gamblerの公演がありましたが、
行った人はいますか?
803 :03/05/10 17:08 ID:fdNtVfk0
韓国というか、外国行ったことないからな〜
804名盤さん:03/05/10 23:47 ID:XgXkc55j
>>803
いやいや。日本国内で公演があったんですよ。
805 :03/05/12 12:39 ID:SJ2If+Bs
アルバム解説ありがとうございました〜。
今レコーディングしているみたいだから、楽しみですね
806名盤さん:03/05/16 02:39 ID:H2Q9/88j
アル・スチュアート「追憶の館」の1曲目、「Carol」での
TIM RENWICKのギターソロは神!!
807名盤さん:03/05/17 08:08 ID:Az5pzcm+
age
808名盤さん:03/05/19 07:09 ID:2uY4HwFF
age
809名盤さん:03/05/21 21:06 ID:jLwzwTye
質問。
Freudianaって、The Alan Parsons Projectと
ジャケットに書いてある奴と書いてない奴の
2バージョンあるの?
810名盤さん:03/05/23 15:35 ID:5UwdW4S1
age
811名盤さん:03/05/23 17:54 ID:n7iQVfrJ
Freudianaは、アラン・パーソンズ・プロジェクトとは
書いてないよ。
812名盤さん:03/05/23 21:27 ID:c5aS0D2A
>>811
いや、それが時々見るネットオークションの写真に
APPと書いてあるのを見かけるんだわ。
詳細キボンヌ
813名盤さん:03/05/24 00:36 ID:dWQrv028
おいらも「怪奇と幻想」はオリジナルの方が好きです。
後からでたやつは、追加されたギターがうるさいです。
でもLP時代から、廃盤後に再販されたやつはギターが入っていて
がっかりした覚えがあります。
814名盤さん:03/05/24 00:37 ID:F5oNB+Vx
>>812
ttp://www.geocities.com/topmusic_2/ebay/pic-534-1.jpg

これか。

再発するときに勝手に付け加えられたんじゃないのかな。
メンバー構成的にはAPPと言って出しても誰も疑問に思わないだろうし。
815名盤さん:03/05/24 06:56 ID:HcqT6X0N
>>814
それだ。
どうもアメリカプレスものっぽいような気が
するんだが、どうだろう。
持ってるヤシいまつか?
816名盤さん:03/05/24 17:21 ID:k+zmcEu/
全然知らんかったよ〜
勝手に付けたのかね?
817名盤さん:03/05/25 19:27 ID:A/N0mPk+
>>813
Tales of...はリマスターされる前のと後の
2種類ということでよいですか?
(オーソン・ウエルズのナレーションの入ってるのとはいってないの )
818名盤さん:03/05/26 17:52 ID:hKPaSA8j
そうだね。<2種類
エリックとアランに言わせると、CDヴァージョンの方が最初の構想だと言うね。
レコードだと情報が入りきらなかったらしい。
819名盤さん:03/05/26 18:13 ID:eLUAC+8q
>818
CDバージョンと同じやつ、LPでも出ていたよ、80年代。
820名盤さん:03/05/27 12:41 ID:12CK8rV7
ありゃ、そうなの?
じゃ、二人のコメントは一体?????
821山崎渉:03/05/28 13:22 ID:v4D/P2ql
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
822名盤さん:03/05/28 22:20 ID:BYMaceDQ
あげ
823名盤さん:03/05/30 23:38 ID:RJF3jwc0
age
824名盤さん:03/05/31 19:57 ID:oQ//zxK+
なんで変な日本語のタイトルを付けるの?
(しかも明らかに意訳でもない誤訳が多い)
825名盤さん:03/05/31 22:38 ID:HSD9GgYF
雰囲気
826名盤さん:03/06/04 20:14 ID:VzkWMZ8o
age
827名盤さん:03/06/07 22:55 ID:YENWCU7R
TOKYO-FMの着メロサイトで
Eye In the Sky
Don't Answer Me
を見つけてダウソロードしてみたけど
しょぼかった。
828名盤さん:03/06/10 06:59 ID:5ZceTV/x
age
829名盤さん:03/06/12 01:17 ID:Xk7N5Dqz
age
830名盤さん:03/06/14 14:16 ID:UC2tQcCl
age
831名盤さん:03/06/15 07:12 ID:L8tGXtm6
age
832名盤さん:03/06/17 09:44 ID:063J6xfB
AMMONIA AVENUE サゲ
833名盤さん:03/06/18 17:51 ID:q3GQIHDf
答えないで!sage
834名盤さん:03/06/18 22:03 ID:C9M5iWYN
良スレ発見♪

久しぶりに運命の切り札を聞いたよ〜 組曲最高!!

運命の切り札からステレオトミーまではLPを持っていたっけ。
そのうち、運命の切り札、アイインザスカイ、アンモニアアベニュー
をCDで買い直して、あとはOn Airとタイムマシンを所有。

アルバムの完成度では運命の切り札とタイムマシンが抜けてる
気がするね〜(昔のを知らないんだけどね)

このスレのおかげで次のアルバムが楽しみになりますた。
835名盤さん:03/06/19 17:17 ID:HJI0e1SO
>834
ぜひとも、デビュー作「怪奇と幻想の物語」を!!
836名盤さん:03/06/19 20:26 ID:zgv1YBpN
t
837名盤さん:03/06/21 01:31 ID:w/A+D+lL
なんにしても、多感な年頃によう聴いとった・・・・・・
838名盤さん:03/06/22 11:59 ID:Q/Lp45r6
↑お祖父ちゃん、こんなところにいたの!?
お家はこっちですよ!
839名盤さん:03/06/24 00:51 ID:KGFGRDlk
サイン入りツアーポスター持ってるで!昔はネット人口少なかったから懸賞に良く当たったな。
840 :03/06/24 21:23 ID:dAQRtE3O
どんなポスターなの?
アランのアップ?
841名盤さん:03/06/24 23:55 ID:KGFGRDlk
>>840
演奏してるところを引いた感じで。
842名盤さん:03/06/25 17:26 ID:kwj+y89+
ライブ風景なんですね〜。
843名盤さん:03/06/28 19:37 ID:+aHgdWNV
ageます。
良スレだから1000まで行って欲しいが・・・
844名盤さん:03/06/30 19:41 ID:d6dub88M
(v)?B¥゜(v) ホシュウッシュ
845p:03/06/30 19:49 ID:SECXJXh3
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846 :03/07/02 08:14 ID:6+9ok/qy
↑( つд`) リョウスレナノニ・・・
847名盤さん:03/07/03 19:41 ID:PtdihJfq
ん?
848巌 ◆22jbnpRock :03/07/06 10:43 ID:PZHRC8U0
ああ、この名スレまだ残っていたのですね
692番目なので一応保守のつもり
(過去レスによるとsageカキコではdat落ちすることもあるらしいんでage)
849名盤さん:03/07/07 21:12 ID:tQVk/ZWu
ネタ無いねぇ。来日もしばらくなさそうだし。(前のライブの入りが悪すぎ)
850名盤さん:03/07/08 08:55 ID:FguWduKf
前回の公演は何パーセントくらいの入りだったの?
851名盤さん:03/07/08 11:22 ID:bxsKgmYy
>>850
新宿の厚生年金で2階席0、1階席で7-8割程度かな。

とか言ってる間にビッグニュースやん。

ttp://www.theavenueonline.info/site3/hot-news.htm
ttp://www.poe-cd.com/home.html

めちゃうれしい。
852名盤さん:03/07/08 11:40 ID:bxsKgmYy
やっぱageとこう
853 :03/07/08 17:38 ID:+B2jvEdp
新作でそうですね〜
エリックイズバックって書いてあるから、プロジェクト復帰かと思ったら
違うのね。
個人でポー作品やるんだ。残念。
854 :03/07/10 22:32 ID:1Nh9ORwi
保守
855名盤さん:03/07/12 22:38 ID:ntcsAZly
Eric好きの自分としてはとても嬉しい。
日本発売も是非して欲しい
856名盤さん:03/07/14 10:43 ID:vKjS1GZD
age
857山崎 渉:03/07/15 10:53 ID:vPHTIx83

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
858山崎 渉:03/07/15 13:38 ID:vPHTIx83

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
859名盤さん:03/07/16 00:59 ID:EjjF1skW
あげ
860名盤さん:03/07/17 22:42 ID:kxEn59zR
アランとエリックと聞くとベイシティローラーズを思い出す漏れはアフォでつか?
そういや、デヴィッド・ペイトンってローラーズにいたんだよな。
861 :03/07/18 18:36 ID:gsn2JNCH
最近ソロださなかった?<ペイトン
862名盤さん:03/07/20 23:06 ID:md5eVUcW
ペイトンはやっぱりパイロットでしょう。

スレ違いと言わさんな。スレないのだから。
863名盤さん:03/07/20 23:32 ID:PLc18BSF
あらこんなところに。
http://www.zakzak.co.jp/
864名盤さん:03/07/21 21:37 ID:JjlR3wKr
>>863
本当だ!
URL貼るならこっちの方がいいかも
http://www.zakzak.co.jp/we/book/cd.html
865名盤さん:03/07/23 17:45 ID:BH4LUzHw
zakzakにもでてくるAPP
866名盤さん:03/07/25 07:00 ID:63HNVMbd
POE age
867_:03/07/25 07:01 ID:+w+1vMmq
868 :03/07/27 17:30 ID:mbyTM3FP
hosyu
869名盤さん:03/07/29 21:15 ID:a/5eTMc/
POE待ちage
870名盤さん:03/08/01 14:39 ID:SvUfFrnO
あげ
871山崎 渉:03/08/02 02:13 ID:KRsyNJRU
(^^)
872名盤さん:03/08/03 01:49 ID:uWDdFgA+
>>862
復活するちょっと前にパイロットスレ立てたけど撃沈したよ
873名盤さん:03/08/05 23:15 ID:Ao3vjcH9
エリックいつでるの?
874名盤さん:03/08/07 10:30 ID:iL8hfZ8J
>>873
リンク先見ればわかる。でも日本版は期待できないだろうな。
875名盤さん:03/08/08 23:16 ID:PnCKYyao
あげ
876名盤さん:03/08/08 23:17 ID:z7BN0nny
正直、何から買ったらいいのかわかりません。
教えていただけるとうれしいです。
877名盤さん:03/08/09 21:06 ID:k4A9Z2tE
ベスト1と2が無難でいい!
878名盤さん:03/08/09 22:08 ID:8Ydcspz1
ベストもいいけど、コンセプトアルバムグループなので
アルバム単位で聴いてもらいたいよね。
個人的にはこれ↓

・怪奇と幻想の物語
・アイロボット
・ピラミッド
・運命の切り札
・アイ・イン・ザ・スカイ
・ガウディ
879名盤さん:03/08/10 00:32 ID:Seqj4j7Y
old and wiseはあまりにも美しい曲なんで
今まで300回位きいたかな。
マジで。
この曲の素晴らしさはシカゴでも勝てない。
880名盤さん:03/08/10 00:33 ID:BqptASqS
なんで比較相手がシカゴ?
881名盤さん:03/08/11 01:21 ID:/g7Rz/3J
シカゴってきれいなメロデーの曲おおいじゃない。だから。
他にいいグループ知ってる?
クリストファークロスとかTOTOよりは比べ甲斐があると思った。
882名盤さん:03/08/12 16:45 ID:BxPriwql
ちょいスレ違いだが、amazonでアルスチュアートの「イヤーオブザキャット」が
1000円で売られていたが、半日ほどで在庫一掃されたみたい。
883名盤さん:03/08/13 02:33 ID:c4pl0VWW
Pilotも語れる70年代アイドルバンドスレ立てました。

★70年代アイドルバンド総合スレッド★
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/musice/1060709222/
884名盤さん:03/08/15 00:27 ID:O8+9aMcN
パイロットってアイドルバンドなん?
885山崎 渉:03/08/15 16:02 ID:tN9i/CeC
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
886名盤さん:03/08/16 13:24 ID:+gfdUGfU
メンテ
887名盤さん:03/08/16 16:00 ID:SU61N2Ku
あげ
888名盤さん:03/08/18 13:57 ID:9sk7L5KY
>>884
ttp://yokohama.cool.ne.jp/january/librarydoor7.html
この写真見たらアイドルではないなんて言えない。
889名盤さん:03/08/19 22:45 ID:t0RW+qi9
ピラミッドの「鷲の飛翔」ピアノ弾き語りできるようになりました
忘年会で披露してギャルにモテル予定です
890名盤さん:03/08/20 12:37 ID:N1NL1Qgl
おお!すごいね!!。
でも、ギャルにもてるかどうかは不明・・・・
891名盤さん:03/08/20 14:58 ID:aCeHWqeO
>>889
悪いことは言わん。やめとけ。
「鷲の飛翔」はオレも嫌いじゃないが、
忘年会など大勢の前で得意がって披露する曲じゃない。
さっき改めて聞き返してつくづくそう思った。
谷村新司の「昂」の方がまだマシかも知れん。
892名盤さん:03/08/20 15:38 ID:aCeHWqeO
連続カキコスマソ。

ふと思ったんだが「女子十二楽坊」が「ルシファー」
カバーしないかな。
オリジナル曲バンドとしてAPPが注目されれば
また黄金時代が……。(甘いか……)
893名盤さん:03/08/20 20:57 ID:9ze8XZ9B
「ストレンジ・デイズ」今月号のニッチ・ポップ、
全部APPでやんの
894abc:03/08/20 21:03 ID:3h8BsOva
「世界中の何百万人ものプレーヤーが集う大人気カジ
ノ!あなたも体験してみませんか」

http://www.imperialcasino.com/~1p3q/japanese/
895名盤さん:03/08/23 00:08 ID:syY8mnYG
あげ
896名盤さん:03/08/24 02:10 ID:nkQcwSO+
さが
897名盤さん:03/08/25 17:35 ID:2WhdEQW+
最近、日本盤をあまり見ない。
まあ、ライナーノーツなんか読まない場合は、どうでもいいのかもしれないが。
898名盤さん:03/08/27 01:17 ID:H65niHqC
poe発売が先か、
1000になるのが先か、
落ちるのが先か、
899名盤さん:03/08/27 21:48 ID:V3lNMGUi
エドガー・アラン・ポウの小説を読んだが、難しいのう
とりあえず、アッシャー家の崩壊はホラーな感じだった
オーケストラの演奏がサウンドトラックのようにその場の情景を思い起こさせる

次はアイザック・アシモフに挑戦してみよ
900名盤さん:03/08/27 23:42 ID:2kiZgiy4
900げと
APPのスレで900越えるとは。
とりあえずおめでとう
901名盤さん:03/08/29 12:43 ID:5zAzgccY
poe発売が先か、
Alanのアルバム完成が先か、
1000になるのが先か、
落ちるのが先か、
902名盤さん:03/08/29 22:27 ID:eO+SUw14
このスレは落とさん

I ROBOTのNUCLEUS〜DAY AFTER DAYの流れが最高
70年代のバンドなのに、JADIS(最近のプログレバンド)のような叙情性がたまらん
903名盤さん:03/08/30 06:46 ID:jWjfS/3A
この前カラオケいったら
結構アラパーの曲が入っていますた。
Don't answer meが入っていたら歌おうと思ったけど、
入っていなかったのはチョト残念。
Time とか Games people playsがありますた。
904名盤さん:03/08/30 14:58 ID:/+IOBWmz
>902
JADISがOld&Wiseをカバーしてるけど(Medium Rare)、
すごくいいね。
905ひろ:03/08/30 15:18 ID:U15Gfqwr
横綱?
[email protected]
おすすめホームページ
http://yokozuna.tv/
かなりお世話になっています。。。
906名盤さん:03/09/01 18:41 ID:0OnvpHxp
>>903
他にはどんな曲があった?
OLD AND WISEなんかあったかなあ
907名盤さん:03/09/03 00:31 ID:Tib1Ion/
昔、接待で連れて行かれたフィリピンバーでレーザーカラオケで
Eye in the skyを歌ったことありまつ。
908名盤さん:03/09/04 20:58 ID:dNV2xSim
Timeだったら、スローテンポで歌いやすいかも。
909名盤さん:03/09/07 20:07 ID:eYlNTq52
Eric のサイトその後更新あった?
910名盤さん:03/09/08 01:20 ID:Kp5PT0oY
>>909
BBS出来てるね。ヨーロッパでは通常の流通に乗ると書いてあるね。
ミュージカルCDのGamblerとGaudiの再発の計画もあるってさ。
911名盤さん:03/09/08 07:41 ID:y2QujiWB
>>910
再発?海外オークションで高値で買ったのに・・・。
なんか複雑。
912名盤さん:03/09/09 23:02 ID:ThgajBGB
コンピュータ修理して2週間。
もう落ちてるかと思ったら、生きてたこのスレ!!
感動。
913名盤さん:03/09/11 00:04 ID:L+ZGBYtk
とりあえず保守。
914名盤さん:03/09/13 04:07 ID:dZaFUwMS
1000までがんばれ
915名盤さん:03/09/14 14:41 ID:4W6Moz53
エリック早くでないかな〜
HMVとかタワーとかでも売るかな?
916名盤さん:03/09/14 23:57 ID:1DNuONWF
新作は今月中に完成ですか?
917名盤さん:03/09/16 00:03 ID:1IshwvoX
エリックのソロ持ってないんだよ〜
今回をきっかけに、日本盤でないかしら。
918名盤さん:03/09/16 00:15 ID:ivsdSACK
sage
919名盤さん:03/09/16 01:40 ID:uwNyz0aO
>>917
Freudiana?APP好きなら持っておく価値ありだね。

あっちでもインディーズだから期待薄。
日本じゃ当時もほとんど売ってなかったからねぇ。有名輸入店でも一部の店舗にしかなかった。

高いけどamazonとかで買えば?
920名盤さん:03/09/18 06:31 ID:BctgJJiE
age
921名盤さん:03/09/18 17:58 ID:2DoeEYLF
やっぱりアマゾンしか手がないのか〜
922名盤さん:03/09/18 18:02 ID:wLgjf4l5
やっぱりマンソンには手がないのか〜
923名盤さん:03/09/20 20:53 ID:r+Ad0Ibp
ファーストアルバムの最後の曲「楽園の日々」を訊きたいのだが、レーベル変わった
せいでCDになっていないのか?
924名盤さん:03/09/21 00:52 ID:X3vZSS/y
>>884
パイロットはローラーズの後追いアイドルバンドとしてデビューしたけど、
内実はスタジオミュージシャン4人組の職人バンドだったと認識してます。
パーソンズプロデュースの1、2、4枚目のアルバムはどれも傑出した出
来だったと思うけど、4枚目が特に素晴らしい出来だったと思う。
10ccやその弟バンドといわれたサッドカフェともども、懐かしいお話で、
ここで話してると涙がでてくるなぁ。
当時英国ポップの潮流について語り合える友人なんていなかったから。

だからパイロット解散後もアランパーソンズのアルバムで彼らの声やギタ
ーを聴けるのは淋しいけどうれしかった。
パイロットのギタリスト、イアン・ベイアンソンはその後、ケイト・ブッ
シュのバックをやったりしていました。
925名盤さん:03/09/21 00:58 ID:X3vZSS/y
んでピンクフロイドの大出世の原因になった「狂気」ですが、いまになって
思えばあれってパーソンズのアルバムみたいじゃないですか?
それ以降のピンクの音とまったく違うし。
926名盤さん:03/09/21 13:38 ID:tMYRvL1X
狂気の時は、プロデューサーだっけ?
エンジニアじゃなかったけ?
927名盤さん:03/09/21 14:49 ID:1DxguXyA
つーかピンクフロイドのことピンクって。
928名盤さん:03/09/21 15:17 ID:sny6Fmtk
ピンク・・・

( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

語り合えなくて幸せだったのかも知れないねェ・・    
929名盤さん:03/09/21 19:06 ID:sBZwGorQ
>>925
漏れは持ってないからどんなのかは知らないが、これ買ってみれば?
ttp://www.videoartsmusic.com/new_release/new_release0907pink.html
930名盤さん:03/09/23 14:27 ID:kbmSvcVZ
agee
931名盤さん:03/09/25 01:32 ID:0Y1BmEw+
あげ
932名盤さん:03/09/26 07:20 ID:irV6PyaP
Liveのブートって何種類くらい出てますか?
収録曲など、おすすめがあれば教えて下さい。
933名盤さん:03/09/26 17:29 ID:cj252zpB
ブートって出てるの?
934名盤さん:03/09/26 17:48 ID:AUdiW89/
オースティンパワーズのアラン パーソンズ プロジェクトネタには
ワラタ
935名盤さん:03/09/28 02:46 ID:hT6UmfFF
海外サイトだけど
ここで、APPのmidiファイルをかなりGETできる。
ttp://www.musicrobot.com/
編集して着メロにしたぞ。

936名盤さん:03/09/28 12:06 ID:zFRkUuP7
おおー!!
ありがとー
937名盤さん:03/09/29 19:08 ID:LfOX4GI6
>>934
どんなネタですか?
938名盤さん:03/09/30 21:43 ID:IAbCVbBj
運命の切り札
アイ・イン・ザ・スカイ
アンモニア・アヴェニュー
ヴァルチャー・カルチャー
ステレオトミー

一気に5枚買いました
5枚で7000円なら激安ですな、amazon
939名盤さん:03/10/01 17:40 ID:PhhKky8h
>>938
いいね。
輸入盤だよね? 今そんなに安くなってるんだ〜。
購入リストにない「ピラミッド」もいいよ。
「孤独な男の影〜Shadow Of A Lonely Man」がお勧め。
940名盤さん:03/10/01 20:22 ID:hNLrfJn9
偉大なる神々の伝説が好き>ピラミッド
941名盤さん:03/10/03 20:38 ID:J2VFxwhR
age
942名盤さん:03/10/03 20:55 ID:7AxOiDDB
アルバムベスト10ってどんな感じでしょうか?
943名盤さん:03/10/03 23:37 ID:a25mLDCc
日本のamazonも扱うみたいだね。ちょっと高いけど。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000C42XQ/
944名盤さん:03/10/05 21:00 ID:jLSfFJEu
>942
個人的には
1.怪奇と幻想の物語
2.アイ・イン・ザ・スカイ
3.アイ・ロボット
4.運命の切り札
5.ピラミッド
6.アンモニア・アベニュー
7.ガウディ
8.ステレオトミー
9.ヴァルチャー・カルチャー
10.イヴの肖像
かな?
945名盤さん:03/10/06 23:32 ID:n60H1gaW
>944
ワタシは
1.怪奇と幻想の物語
2.ステレオトミー
3.アイ・ロボット
4.ピラミッド
5.ヴァルチャー・カルチャー
6.アンモニア・アベニュー
7.アイ・イン・ザ・スカイ
8.運命の切り札
9.ガウディ
10.イヴの肖像

1位と10位は一緒だけど,だいぶ違いますね。
946944:03/10/08 17:22 ID:eFGWTbXH
違うね〜(w
947名盤さん:03/10/08 19:04 ID:LAEJ1TP2
俺は944にちかいかな
948名盤さん:03/10/09 23:39 ID:tR3Bhi2Y
あげとこ
949名盤さん:03/10/12 09:34 ID:Py4FhkPA
age
950名盤さん:03/10/13 16:54 ID:9nVT0ELu
age
951 :03/10/15 19:38 ID:G2tR3Bjw
保守
952名盤さん:03/10/16 16:06 ID:xYd5bdZy
APP好きなんだけどなー。
こんなに人いないんじゃ次スレ立ててもしょうがないかなー。
953名盤さん:03/10/16 18:15 ID:MhlOR5Yf
こないだ、NHK教育のこども番組で、
こども達が days are numbers を歌っていてちょっとビックリ。
歌詞の日本語訳、編曲はタケカワユキヒデ。
番組名が思い出せなくてすまん。
954名盤さん:03/10/16 18:20 ID:iZkHOjAP
>>953
たぶん天才テレビくんではないかと。
歌ってるところ見てないのでなんともいえないけど…
955名盤さん:03/10/16 18:51 ID:Ok8M0rhV
>>954
そうだね「天テレMAX」
さっき見た。
956名盤さん:03/10/18 07:26 ID:4jq9at0x
タカカワユキヒデは天テレで意外な曲を歌わせてるよね〜

ということで、このスレ一周年〜。
APPのスレでこんな続くとはおもわなんだ。
957名盤さん:03/10/18 11:06 ID:B8DKUXHy
days are numbersか。
結構、いい曲を選んでいるよね。
天テレ見てみたかったな。
でも、日本語の歌詞聴くと萎えるかも。

1000まであとすこし。ガンガレ。
958名盤さん:03/10/18 12:16 ID:JFAgBefT
>>957
萎えますた。
959名盤さん:03/10/18 19:26 ID:khJd03rS
歌ってる少年が下手過ぎる。もったいない。
960名盤さん:03/10/19 09:12 ID:48mPoucn
何時の放送?再放映あるかな?
961名盤さん:03/10/19 09:32 ID:9oxQW69+
天テレMAXはNHK午後6時30分(関東)からですじゃ。
962名盤さん:03/10/20 01:20 ID:+vXk7c8f
残念!今日から違う曲らしい。
963名盤さん:03/10/20 21:15 ID:3QAJT1Uu
残念
964名盤さん:03/10/20 22:35 ID:3hdrbcJ5
Time〜時は川の流れに…のプロモビデオ見たことある人いる?
むかーし、小林克也のベストヒットUSAで、カウントダウンの
途中で一瞬だけ見た気がするんだが、記憶が定かでない。

映像としては、水晶の球を手がゆっくりと包み込んでいくような…
そんな感じの映像が本当に一瞬だけ映った。

「翌週はもうちょっと長く流してくれるかな」と期待したのに
それっきりだった。
あれは現実だったのか。それとも自分の脳内妄想なのか。
965名盤さん:03/10/21 13:09 ID:iPrqw9rY
poe注文しますた。amazon.co.jpが一番安いね。
価格そのものはamazon.deが一番安いけど送料掛かるし。

でもamazon.co.jpは在庫切れになってるね。HMVでも通販受け付けてるようだ。
タワーは検索したけど引っかからなかった。
966名盤さん:03/10/22 12:45 ID:EF06fKgb
>964
ん〜見たことないなぁ。
そういうPVがあるという話も聞いたことないなぁ。
ブリジストンのCMの見間違いとか?
967名盤さん:03/10/22 23:22 ID:tteq7faQ
>>966
レスありがとう。
たしかにベストヒットUSAのスポンサーはブリジストンだったね。
でも、CMと本編を見間違える事はないと思う。
……っても記憶が定かでない、って書いてしまってからじゃ説得力ないね…。
やっぱり脳内妄想なのかなあ…。

ドント・アンサー・ミーのPVはあったよね?
たしかアメコミの紙芝居みたいなやつだったよなあ…。あれも好きだった。
968名盤さん:03/10/22 23:30 ID:tteq7faQ
ついでに、APPの曲が使われたことのある映像関連。

ホンダ・プレリュード-- TV CF(ルシファー)
映画ランボー--劇場公開当初のTV CF(ママ・ガンマ)
NBAシカゴブルズ--選手入場 紹介時のテーマ(シリウス)
969名盤さん:03/10/22 23:56 ID:bp919m3o
キリンビール--TVCF(アイ・イン・ザ・スカイ)   ちがったか?
970名盤さん:03/10/22 23:57 ID:bp919m3o
ブリジ(ry
971名盤さん:03/10/23 00:40 ID:yBrc3Bcg
Slience and I がセイコーのCMに使われてたと思う。
972名盤さん:03/10/23 08:16 ID:B4QlmhgE
>>971
あったあった。

「ママ・ガンマ」はニュース番組の特集レポートなんかでも
たまに使われているね。
あと、疑惑追求ドキュメンタリー番組とか。
あの「あやしげな」メロディーラインが妙に合うんだろうね。
973名盤さん:03/10/23 16:00 ID:L5DyHkz0
Where is the walrs?
ツールドフランスの下りの高速ステージで良くかかる。

マイナーな人たちだと(ぼくは)思ってるけど、
意外にメディアでの露出高いですよねー。
974名盤さん:03/10/23 17:21 ID:BlbXbzIl
「海獣」はニュースでも使われるよ。
975名盤さん:03/10/24 02:27 ID:vwlEEQ8b
パイプラインも良くかかる。
976名盤さん:03/10/25 14:34 ID:xFCeeOJ7
Ammonia Avenue>カメリアダイアモンド
977名盤さん:03/10/26 14:33 ID:7fkRYz7H
POE日本盤発売されるの?
978名盤さん:03/10/26 17:20 ID:Dn5Cl83v
>>1から1年ようやく1000が見えてきました
次スレはいらなそうだな
979名盤さん:03/10/27 20:41 ID:xIyy3AjA
>977
多分無理!。万が一でるなら、前のも出してほしいけど・・・・・
980名盤さん:03/10/29 02:46 ID:6CZsBlOE
age
981にゃんた:03/10/29 04:47 ID:Zw/POUhy
ラスト グットバイはいい曲だ。クリス レインボウいい声してる
982名盤さん:03/10/29 21:32 ID:MGSm1F/l
アラン・パーソンズやエリック・ウォルフスンの顔は
アルバムジャケットなんかに露出してるけど、
クリス・レインボウやレニー・ザカテックってどっかで顔 露出してる?
いっぺん見てみたい。
983名盤さん:03/10/30 06:34 ID:kAL57hQn
>>982
レニーはソロアルバム、Small but Hardではもろ顔ジャケット
984名盤さん
>>982
レニーの1stでは、全身が写ってます。
表では座ってますが、裏ジャケでは、笑って立ち去ろうとしています。
(なぜか、半裸のおねーさんがいます)

emレコードから出てるクリスのソロアルバムは、顔ジャケです。
Ton ScherpenzeelのソロCDには、ほぼ全身が写ってます。