The Shaggs総合７お前らシャッグスを聴いてください

>947
fuzzy halter topに禿しくﾜﾛﾀ
とても香ばしくて良い所に間違いないですね。

次ｽﾚﾀｲ…考えてみます…

　その日のエクセタ・ニュースレター紙は、レクリエーション委員会主催のキックオフコンサート
にビートル・ジュース（ニューイングランド出身の最大のロックバンドの一つである“ボストン”
のボーカリスト、ブラッド・デルプが率いるビートルズ・トリビュートバンド）が出演することを
報じていた。南ニューハンプシャーでは、いつもトリビュートバンドや再結成バンドのツアーが
行われており、会場ではあたかもそこだけが違った時間が流れているかのように過去が再現される。
それらの再現された過去は親しみやすいものだが、本質的に別物である。以前ドットは夫と二人の
息子を連れて復活したハーマンズ・ハーミッツのコンサートを観に行ったが、ドットのお気に入り
だったピーター・（ハーマン・）ヌーンはもはや参加しておらず、現在のバンドが喋る下品な冗談
と、昔の曲をいい加減に演奏することに彼女はひどくがっかりした。

>>949
あと3レスほどで登場いたします。

>>950.951
シャッグスですから、、、完成までに十年二十年は
当たり前にかかるかもしれませんね。。

次スレは　The Shaggs総合8お前らシャッグス　まで
思いつきました。私馬鹿でつ。。。

>>952
コーヒーなんぞ飲んでる場合ではない・・・と(ﾊｧﾊｧ

まだマシあげ

寝る前のあげ。

おはようあげ

おはようございます　あげ

Ｔｈｅ　Ｓｈａｇｇｓ総合8「悲願達成」まで
思いつきました…だめぽ。

満腹上げ

　シャッグスは、後年NRBQのメンバーが'Philosophy of the World' を聴いて、その奇妙な無邪気さ
に感激するまで、アルバムから全く利益を得ていなかった。NRBQは彼等自身のレーベル、レッド・
ルースターからジェイク＆ファミリー・ジュエルズのような風変わりなバンドをリリースしていたが、
彼等はシャッグスの二つのレコーディングセッションからアルバムを作ってもよいか、とウィギン姉妹
に申し出た。その結果、二度目のフリートウッドスタジオにおけるセッションと何曲かのライブ、自宅
録音を含む'The Shaggs' Own Thing'がリリースされた。また、レッド・ルースターから再発された
'Philosophy of the World' はローリング・ストーン誌が1980年に二回に渡って取り上げ「大変貴重
で永遠である」と評された。このレビューが、世界中にシャッグスを紹介するものとなった。

The Shaggs総合スレお前らシャッグスにひざまずけ！
http://curry.2ch.net/musice/kako/994/994357704.html
The Shaggs総合２お前らシャッグスに土下座しろ！
http://curry.2ch.net/musice/kako/994/994926153.html
The Shaggs総合３お前らシャッグスをちゃんと聴け！
http://curry.2ch.net/musice/kako/995/995377745.html
The Shaggs総合４お前らシャッグスを誉め称えろ！！
http://curry.2ch.net/musice/kako/997/997218110.html
復活！The Shaggs総合４お前らは既にシャッグスだ！
http://music.2ch.net/musice/kako/1016/10163/1016315373.html
The Shaggs総合５お前らシャッグス聴いてますか！？
http://music.2ch.net/musice/kako/1021/10218/1021827304.html
The Shaggs総合６お前らシャッグスを聴いてみろ！
http://music.2ch.net/musice/kako/1022/10221/1022110484.html
The Shaggs総合７お前らシャッグスを聴いてください
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/musice/1022437673/l50

風邪でダウンあげ

お大事に　あげ

　もうじき出版される本“Songs in the Key of Z: The Curious Universe of Outsider Music”の
著者アーウィン・チャシド（Irwin Chusid）は三年前、彼が働いていた会社が買い取った無名の音楽
の出版権の中にシャッグスがあることを発見した。チャシドは'Philosophy of the World'を1969年
当時のオリジナルの音で、オリジナルのカバーと曲順にして再発したいと考えた。彼はRCAビクターの
マーケッティング部副部長であるジョー・モチアン（Joe Mozian）にこの企画を提案した。モチアンは
この時までシャッグスを聴いたことがなかったが、普通ではない冒険的な事業に興味を惹かれていて、
丁度“フレーレ・ジャック・コンガ”のような曲を集めた、60年代のベルギー・ラウンジミュージック
をリリースしたところだった。モチアンは次のように語る。「シャッグスは、私の最も野蛮な空想さえ
越えていました。私は、このような音楽が存在することが理解できません。かつての音楽ビジネスがそう
であったように、これは非常にベーシックなもので、しかも無邪気でさえあります。彼女達のリズムと
音楽性は・・・魅惑的です。その詩は・・・驚嘆すべきものです。録音状態はかなり劣悪なものですが、
それは明らかにその通りです。しかし私は、まさにそのことに興味を惹かれるのです。自分達が演奏
したとおりのレコードを作りたい、という考え方ですね」新しい'Philosophy of the World' は、今年
の三月にリリースされた。レコードは大学のラジオ局でオンエアされ、レビューは熱狂的なものであり、
しかもここ数年アウトサイダー・アートが流行しているにもかかわらず、RCAビクターはこれまでに、
数千枚の'Philosophy' を売り上げたに留まっている。モチアンは、自分が失望したことを認めている。
「なぜ売れないのか、よく分かりません」と彼は言う。「自分のレコードコレクションにシャッグスを
加えるのを、皆さん少々怖がっているのかもしれませんね」

なぜ売れないのか、よく分かりませんage

ありがとうあげ

　ウィギン姉妹を待っている間、私はもう一度CDを聴くために自分の車に戻った。私は特にタイトル曲
の'Philosophy of the World'が気に入っている。ひどく興奮してカチャカチャ鳴っているギターと、
シュッシュッと機関車のような音を立てる不格好なリズム、そしてなぜ人々が今の幸せに満足できない
のかを歌った、快活で悲観的な歌詞。曲がなぜ金持ちが貧乏人のものを欲しがり、ロングヘアーの少女
がショートヘアーに憧れるのかを歌っている部分に差しかかったとき、ベティが私の車のドアを開けた。
彼女は私が何を聴いているのか分かると、はっと息を呑み「この曲が好きなの？」と尋ねた。私が「ええ」
と答えると、彼女は「ああ、ぞっとするわ」と言い、頭を振った。彼女の髪はもう波打って腰まで伸びて
はいず、鼻筋にかかるほど強烈なシャギーヘアーでもない、ちょうどうなじまでの短く軽快な髪である。
それは、自分の身なりに気を配る時間を充分取れない大人の女性の髪であった。

　数分後、ドットの車が到着した。彼女は花柄のホームドレスを着てラグラットの腕時計をつけ、親指に
細い銀の指輪をはめていた。そして中指には、活字体で“エルビス”と彫られた分厚いリングがあった。
彼女とベティは共に、深い青色の目と突き出たあご、小さな歯をしている。しかしドットの髪は依然と
して長く波打ち、彼女は今でも1969年当時のアルバムカバーに写っている、ギターを抱えた少女の姿
そのままである。彼女は私達が何を聴いているのか尋ねた。「あんた、なんだと思う？」ベティが言った。
「シャッグス」二人はしばらく耳を傾けていたが、あまりにも夢中になって聴いているので、まるで自分
達の曲を一度も聴いたことがないように思えるほどであった。「もう自分から、進んで聴こうとすること
はないわね」ドットが言った。「息子のマットは時々聴いてるけどね。あの子はこれを気に入ってるのよ。
私は、聴いたからって感傷的になることはないし、息子がこれをかけていても何とも思わないわ」

ドットさん御用達のラグラットウォッチ
http://www.afewfavthings.com/detail.cfm?ID=459

>>964
会社をほったらかして釣りに勤しむモチアン氏。実は大変えらい人らしいです。。。
http://www.joemozian.com/laidoffcomediannewsstory.htm

大雪あげ

(((( ;ﾟДﾟ)))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

寒冷地にお住まいの方は大変ですね。

スレタイ決める前に1000に逝ってしまう。

The Shaggs総合8お前らシャッグスは実は大変えらい人らしいです

…

　「私、レコードどこへやったかしら」とベティは言った。「CDは一枚持ってるのよ。レコードも
どこかに何枚かあると思うんだけど」ウィギン姉妹は、スイスからテキサスに至る各地からファン
レターを受け取ってきた。彼女達はドキュメンタリー番組に出演し、インターネット上では数多く
のウェブサイトや掲示板、フォーラムを賑わせてきた。しかし、かつて自分達の子供時代を抹消され、
果てしなく続くギター練習の日々に書き換えられたことと、彼女達が何の評価も受けないうちに、
その成功が運命であることを信じて疑わなかった父親が死んだことが大きな影を落としていること
を窺うことは、ほとんどできない。彼女達は賢明にも、自分達の音楽に対して長いこと続いている
興味の幾分かは皮肉めいたもの（なにやらひどく下品なものが、レコードにまでなっていたなんて、
全く驚きだ）であることを理解している。「レコードを作った時は、私達、特別なものを感じていた
かもしれないわ」ぼんやりとドットが言った。「私にとって本当にクールなのはね、三十年経っても
なお、私達がこのことを話しているってことなのよ。まさか本当に有名になるなんて、考えたことも
なかったんだから。今の状態なんて、想像もつかなかった。こないだショップンセーブ（スーパー
マーケット）で、ダンスパーティによく来てくれた子と会ってね、彼女、今すぐCDを買いに行きたい、
なんて言ってたわ。あと、最近定期市で会った人と、三十分もシャッグスのことを話したわ。それに
電話で、私達に会いに行ってもいいかって聞いてくる人たち。もう、びっくりするわよ。


>>972
warota

あげ

ファンキーガッツウーメン３

　しかし、私がドットとベティに、誰かタウン・ホールのショーについて話してくれる人がいるかどうか
尋ねたところ、彼女達はその頃のことを何も思い出せなかった。「私達、やりそこなったことが沢山ある
のよ」とベティが言った。「あの頃が楽しくなかった、とは言えないわ。でも私達は、社会的生活を送り
そこねたし、友達も作りそこなった。私達は、自分達の音楽とその練習以外の全てを見送ったの。自分達
が、コンサートを開いたりレコードを作ったりするほど優れていたなんて、絶対思わない。ある意味では
私達、多分上手くやってのけたんだと思うけれど、それは本当の“私のお話”じゃなかったのよ」彼女の
言う“私のお話”とは、ガソリンが満タンの車になんとか乗り込んで、ドライブしただけ−何処か行くあて
があるわけでもなく（特別見込みがあるわけでもなく）ただ車を走らせていただけ。

　私達はコーヒーとドーナツを注文して窓際の席に座った。ベティは二歳と八ヶ月の孫娘達、マケイラと
ケルシーを連れていたが、マケイラは席から這い出し“濡れた床に注意”と書かれたプラスチックの標識
で遊んでいる。ベティは度々息子夫婦の子供のお守りを引き受けているのだ。しかし、彼女達の状況は、
厳しいものとなっている。特にドットの夫が体調を崩して働けなくなり、ベティの夫が六年前にオートバイ
事故で亡くなり、ヘレンも鬱病で働くことができないといった事態になってからは、自分達のレコードが
もたらした、僅かではあるが予期せぬ利益が彼女達を助けている。

>>973訂正
×　びっくりするわよ。
○　びっくりするわよ」

幸せな主婦におさまってるかと思たら、そうじゃなかったんだな。
漏れの友達らと同じだ。

スペースウーメン３

オースチンズ・エンジェル

　ウィギン姉妹にとって音楽は簡単なことでも、お気楽なものでもなかった。そして、それは今でも
変わらない。ヘレンはあまり外出しないので、私は電話を通じて彼女と話した。彼女の話では、父親
が死んで音楽を止めてしまったが、いつもカントリー・ウエスタンが頭の中で鳴っていて、それが気
も狂わんばかりの大音量で鳴り響くので、彼女は話すこともままならない、ということであった。
私はベティに、ヘレンは今でも音楽を好きだろうか、と聞いてみた。彼女はしばらく考えた後、夫と
の死別がヘレンに病気をもたらしたのだが、彼の死を考えるたびに、彼女はラジオに合わせて失恋の
歌を歌っている、と答えた。その時、マケイラが大声を上げ始めた。ベティは孫を静かにさせてから
「確かに、彼女の歌はなかなかのものだわ」一瞬、明るい表情が彼女の顔に浮かんだ。「ええ、多分
いつか彼女は歌のレッスンを始めると思う」

ヘレンの病気について、>>942の原文では↓と書かれています。

Helen, who suffers from serious depression, lives on disability

　ドットはたった一人、今でも父親の夢に携わっている。彼女は最近まで教会の聖歌隊でハンド・
ベルを演奏していたが、自分自身の二人の息子に加え、ヘレンの子供のうちの一人の面倒を見る
ようになったため、もはや彼女には音楽に費やす時間がなくなってしまった。彼女は二年前から
歌詞を書いていて、それを仕上げて曲も付けたい、と語った。一方でNRBQのテリー・アダムス
はフリートウッド・スタジオ・レコーディングで残された、あと数枚はCDを作れるだけの音源と、
タウンホール・コンサートの映像フィルムを所持しており、映像に音源を同調させるつもりである
ことを語っている。シャッグスは三十年遅れたが、やがてオースチンが夢見たようにビッグになる
のかもしれないし、ひょっとしたら彼はそれでも満足しなかったかもしれない。そしてシャッグス
は、このことを最初から知っていたに違いない。'Philosophy of the World'は、彼を満足させる
演奏などできるはずはないという歌であり、彼女達はこう歌っている。

It doesn't matter what you do
It doesn't matter what you say
There will always be one who wants things the opposite way
We do our best, we try to please
But we're like the rest we're never at ease
You can never please
Anybody
In this world

何をしても構わないのよ
言いたいことをいいなさいよ
自分と反対のものを求める人はいるものよ

ベストを尽くして　楽しませたいの
わたしたちの歌って寝ているみたいでしょ
気楽に演ってるわけじゃないわ

喜ばせることなんて無理よ　この世界の人を

-by Susan Orlean-
(The New Yorker September 27, 1999)

原文
http://www.susanorlean.com/articles/meet_shaggs.html
http://www.shaggs.com/meet_the_shaggs.html

ニューヨーカー誌　99年9月27日号
http://info.upc.edu.pe/centro-informacion/hemeroteca/tablas/actualidad/newyorker/NEWYORKER28.htm

オーリアン女史の好みなのか、はたまたニューヨーカー読者層の好み
なのか、他の記事に比べて、一段と回りくどい文章ではありました。。。
この糞ったれファッ●ンスノッブ共があー気分であります。

細かいニュアンスを伝えるためなのでしょうが、英語どころか日本語も
ままならない人間にとっては、おまえら単に難しい単語使いたいだけ
ちゃうんかと、小一時間がしばしばしですた。
単に訳者の英語力がないだけですが・・・

というわけで、白を黒と言い換えている箇所は多々あると思われます。
くどいようでつが、正確さをお望みの方は原文を（以下略

ちなみにトム・クルーズがこの記事の権利を買い取ったことに
よって、シャッグスの映画化が具体的にスタートしたそうです。

１０００取り合戦が目の前です　あげ

>984
長文なのに丁寧な訳で、ご苦労様です。
興味深い内容でした。

>972
そのｽﾚﾀｲに一票…でも>980もいいかも･･･

990踏んだ人が次スレ立てするあげ

へなちょこシスターあげ！

シャッグスが止まりません

聴いたあと優しい気持ちになれる

991! あげ

なんだか感無量な気分です…
沢山の面白い文章を翻訳してくれた偉大な御方にマンセー！

しかし既出だけどもトム・クルーズはシャッグスの映画で
何を演じるつもりなのだろう。

ややこしいあげ

新スレを立てました

The Shaggs総合8お前らシャッグスに深く敬意を抱け
http://tv3.2ch.net/test/read.cgi/musice/1044192451/l50

>>992
フットフットではないでしょうか。

１０００げと

瞳！ｱﾗｲﾌﾞ

そんなある日

シャグ

ああ、やったよ母さん

1000

シャッグスのスレで
1000到達だなんて！　ね
坊や

このスレッドは１０００を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。