☆☆☆ ULTRAVOX! & JOHN FOXX ☆☆☆

このエントリーをはてなブックマークに追加
297名盤さん:02/04/08 05:26 ID:BjoIIHXs
ジョン・フォックスやらタキシードムーンやらが参加したアンテナはどうよ。
298244:02/04/08 14:25 ID:FAR7Nki2
あの、ウォーレン氏のインタヴューまだ結構ありますが、
このままアップして大丈夫でしょうか?
読みどころをかいつまんではいますが、スレの流れのじゃましないかと
心配です。
299\(^o^)/:02/04/08 21:53 ID:sN7VfEV.
>>296さん

Ken Lockieがあの「Original Sin」に参加してたのは知りませんでした。
実は未聴なんですが、当時はよく取り上げられてました。
その筋では有名な方だったんですね(汗)。

>>297さん

タキシード・ムーンもかんでたんですか?
ジョンフォックスがかんでたのはしってましたが。

あとジョンフォックスが一時はまってたらしい「ロスト・ジョッキイ」とか
詳しい方はいないでしょ〜か?

>>244さん

大丈夫ではないでしょ〜か?
とゆーかみんな続きが読みたいと思いますが(^^)。
300\(^o^)/:02/04/08 21:56 ID:sN7VfEV.
しまった。sageてしまった(−−;
301名盤さん:02/04/08 23:21 ID:EauPkj.o
>>298
楽しみにしてるんで、これからもお願い!
302296=LL:02/04/09 07:39 ID:mB/DFY3Y
>244さん

Warrenの続きよろしく!
ところでここでコテハン使っても大丈夫かしら?

Ken LockieはDeath Comet Crewもやってました。ベガーズバンケットから
1枚シングルを出しています。
303244(ウォーレン話):02/04/09 13:04 ID:CXHrZTWI
みなさんありがと。では続きです。
Distant Smile:
まるで混沌から穏やかな湖に倒れこむ様に、フィードバックから滑らかにDistant Smileに移る。
僕等は録音技術を使ってピアノから漂うようなアンビエント音を作ったよ。
僕等はこういった実験がすごく好きだったんだ。
The Man Who Dies Every Day:
ビリーのシンセはバンドの音とどんどん一体化していったよ。
この曲は僕等がずっと作りたいと思っていた感じの曲の一つだね。
ベースラインは面白くて、シンセベースでもいける事は間違いないね。
でもこの時はまだベースギターだったよ。
304244(ウォーレン話):02/04/09 13:16 ID:CXHrZTWI
Artificial Life:
この曲はシンセを多用していているように思えるけど、奇妙にも違うんだ。
さらにさらにピアノやストリングス音があってエンディングのバイオリンは殆どギターみたいだよね。
でもこれらはシンセに触発されてるんだ。
僕らはシンセサイザーに熱中して、その可能性に興奮していたんだ。
まるで曲がりくねったエレキギターみたいな音がしたし、ギターよりもすごくて複雑な楽器に思えたよ。
一般にシンセサイザーは発信音やロボットボイスを出す物と思われてるみたいだったけど、
僕等はこういう曲がそのイメージを変えるんじゃないかって思ったんだ。
(チョットココハジシンナイデス、スマソ)
While I'm Still Alive:
曲の良し悪しとは別に、この曲はアルバム中一番軟調の曲だね。
僕にはこの頃の僕等の状態を表しているように思える。
"Hiroshima Mon Amour"の前に置いて最適だと思うよ。
305244(ウォーレン話):02/04/10 15:49 ID:xwyu4eI2
"Ha! Ha! Ha!"のツアーが終わって次のアルバムの構想を皆で練っていた頃、
僕等はある決断をする時だった。
僕等の友人でもあるスティーブ・シェアーズのギタープレイがバンドのアレンジから外れだし、
それを解決するにはギタリストの交代しかなかったんだ。
僕等より少し年下で比較的経験の浅いロビン・サイモンが新たに加入する事になり、
僕等は再び活気づいた。
彼のスタイルはほぼ確立していて、
不確定だった部分も新アルバム"Systems of Romance"の録音では完成されていたよ。
そういえば彼は参加して10日で僕等の曲をマスターして、
オランダ・ツアーの終わり頃にはバンドでの役割をすっかり果たしていたな。
306244(ウォーレン話):02/04/11 16:35 ID:w4ujiBrM
シングル'Slow Motion'は作曲面でもライヴの演奏でも大好きな曲さ。
この曲は全ての要素が完璧にフィットし曲全体をよりすばらしいものにしていると思うよ。
当時この曲はロックとシンセサイザーの融合を果たした曲のひとつで、
色々なアイデアや目標を具体化できたから僕等も興奮したんだ。

B面'Dislocation'はスタジオ入りする前には全くなかった曲で、
'Just for a Moment'を作っている時に偶然できたんだよ。
'JFAM'のバスドラは生ドラムでもリズムマシンでもなく、ビリーのアープ・シンセで作ったんだ。
そしてたくさんのエフェクターを使っていじくり回しているうちにへんてこな音が色々できて、
僕等はあの耳につく繰り返しのフレーズに出くわしたんだ。
僕等はそれを聞いて、これを使って一曲作らなきゃって感じたよ。
307\(^o^)/:02/04/11 21:02 ID:MT9w4q2w
翻訳ごくろうさまです。
ところで「Artificial Life」の項で思いましたが
ウォーレンの英語ってもしかしてクセがあるとゆーか、解りにくいですか?
以前UV関係のモノ訳そうと思いましたが、
ウォーレンのコメントは訳す時かなり悩んだ覚えがあるので...。
ちなみにミッジ・ユーロは滑舌が悪いらしーですが(←有名らしい)

>>296=LLさん

Ken Lockieは今更ながら結構活躍してたよーですね。
スティーブ参加のソロ「The Impossible」がCD化されるのも夢ではないかも。
308296=LL:02/04/12 02:20 ID:wrh2TBSk
>307 記憶違いだったらごめんなさいですが、Warrenってたしか
父親だか家族がドイツ人又は、ドイツ系じゃなかったですか?
Mr. XをHerr Xってドイツ語で歌ってたのも彼ですし。それで
英語がわかりにくいかも。Midgeはスットコランド人(^^;)だし>なまりあり。

そうそう、Steve Hillageがギターで参加しているStilettoは
名曲っす(;o;)。僕は中古屋回ってThe Original SinとThe Impossible
をレコードで買い、CDに焼いて聞いています。Ken様早く復活してほしーん。
309244:02/04/12 17:26 ID:NGhIyRFU
>307
\(^o^)/ さん、私の英語力の問題が一番大きいとは思いますが、
時々「え、これ何?」っていう所はあります。それと、句読点の使い方で
どう解釈すればいいか戸惑う時があります。しかし私がこれだけ訳せるので
そんなにクセがあるというわけではないと思います。
>308
LL さん、私が聞いた話では、彼は10代にカナダからイギリスに移住したそうです。
カナダにはフランス語圏がありますが、彼はドイツ語が出来る…、
どういう経緯なんでしょうね。
310244(ウォーレン話) :02/04/12 17:32 ID:NGhIyRFU
一つ問題があったんだ。僕等がその音を見つけた時は'JFAM'の録音中で、
マルチトラックのテープが回っていたんだ。
本来は'JFAM'用の音でまだ録音中だったから、その音がどうやって出来たか、
誰も伝える事ができなかったんだ。
しかもシンセはミキサーに繋がれてエフェクトの迷宮を通っている…
それぞれが微妙なバランスで成り立っていたんだ。どうやってあの音を再現できるかわからなかったよ。
その後注意深く何度も音を作ってゆき、あの時の音に近づけていったよ。
そういうのって全く同じには作れないものだからだめだろうって思ったけど、結局同じ音が出来たんだ。
一体どうやって出来たんだろうね?
311244(ウォーレン話):02/04/12 17:34 ID:NGhIyRFU
方法は簡単だったよ。同じマルチテープに2曲録音したんだ。なぜそんな事ができたかって?
'JFAM'はまだ未完成で、テープにはまだ空きスペースがたくさんあったからなんだ。
すごくラッキーだったけど実現可能だった。24トラックのうちいくつかはまだなにも録音されていなかった。
他のトラックは一部何かが録音されていたから僕等はそこにぶつからない場所に録音したよ。
全体を繋ぎ合わせるのはまるで手品のようだったし、
あの曲のミキシングはコニー(プランク)のSSLのコンピューター制御のミキサーじゃなかったら無理だったろうね。
とても悩まされたけど僕等は最後までやり遂げたし、出来上がりにはすごく満足だったよ。
スタジオの終了時間が来なかったら僕等はその調子で作業を続けていたろうね。
312\(^o^)/:02/04/13 20:20 ID:oNMEBFPw
なんだかコニー・プランクの凄まじさを感じてしまいます。
同じテープに2曲録音なんて、誰もやらないです(藁
コニーやホルガー(シューカイ)とかだったら
SSLコンピューター制御の卓でなくてもやれそーな気がします(藁
(ジョンはホルガーの「ムービーズ」のレコーディングを見学して
「まるでマジックだ!」と感動したらしいです。
ついでに「ムービース」はジョンの励ましが無ければ完成しなかった、と
初期盤の「ムービーズ」にはジョンへの感謝のクレジットが載っています)

で、これは最近知ったんですが(おまけに信憑性は低いですが)
新生ウルトラヴォックスは「エデンの嵐」までプロデューサーを
コニーに頼んだのですが、「システムズ」「ヴィエナ」と
彼等との仕事をとても評価していたコニーですが、
「エデンの嵐」での彼等の無計画な製作態度にあきれて
それ以降のプロデュースは断ったと言う話もあるらしいです。
それで他のメンバーからの信用を失ったミッジは危機感を感じ
ジョージ・マーティンに接触、プロデュースを頼んだ、
という説があるらしい。どこまで真実かわかりませんが...
313名盤さん:02/04/13 20:38 ID:lPNVSZiA
\(^o^)/ ←これカワイイ♪
314名盤さん:02/04/15 00:43 ID:ft9uXr0w
JFAM(Just For A Moment)の
ドラムのようなハートービートのような音が
シンセだったなんて驚き。
最近のライブでDislocationを再現するのに
きっと苦労したんだろうな、ルイス(カワイソ

ViennaのNew Europiansのブレイク部分はさすがにバスドラだろう(ワラ
315名盤さん:02/04/15 00:57 ID:LVdHxOrg
Ultravox!はビニール盤に限りますな
316244(ウォーレン話):02/04/15 14:26 ID:mmjByNOU
'Systems of Romance'は僕等の代表作だ。
1stは結成時からその時までのいい曲を集めたもの、2ndは僕等の進歩と勢いで作った。
でもこの新作は、僕等が自分達の確固たる、自分達だけのポジションを築き始めたという印象を与えてくれた。
僕等は何かよくわからないものに近づいている事に気づいていたんだ。よくわからないけど陶酔するような感覚があったんだ。
僕等はアルバムの出来に満足していたから、翌年アイランドから契約を切られるなんて夢にも思っていなかったよ!
ヨーロッパの各地で演奏した事、そしてロンドン/イギリスで感じる真摯で覚醒した感覚が、
コニー・プランクと一緒にケルンにある彼のスタジオで新作を作る事を決めさせたんだ。
僕等は新しい環境が欲しかったし、そこには僕等の目指すものやインスピレーションがあると思ったんだよ。
コニーと会って仕事の話をした時、彼の音作りに対する姿勢が印象深かった。
彼は因習にとらわれずとても現実的だったよ。時々言葉の違いによるちょっとした問題もあったけど、
一緒に作業を始めてすぐに僕等は波長があう事がわかったんだ。
317あんだ〜ぱす。:02/04/15 23:28 ID:UqqNvffE
カナダ盤「ゴルセク」の背表紙アーチスト名表記は
「JOHN FOX」になっていて、ちょっと悲しい。
318カナダ盤:02/04/16 01:21 ID:8wJCedps
カナダ盤ゴルセク持ってるの?凄い!
「META 1105」の奴でしょ?
ジャケや曲順は同じなの?

(ちなみにカナダ盤「ガーデン」は
ジャケも曲順も違ってました。「META 1105」の奴ね)
319あんだ〜ぱす。:02/04/16 05:39 ID:qQUxxNoo
>カナダ盤
ジャケも曲順も全く同じでした。
「なんだ、つまんないな」と思い背表紙を見たら
JOHN FOXになっていて笑った。
320カナダ盤:02/04/16 22:46 ID:9xXRcJxg
>あんだ〜ぱす

ありがとう。
カナダ人が勝手にスペルミスと思って直したんでしょうか?(ワラ
ついでにage
321即倉庫逝きUV関連スレ:02/04/16 23:14 ID:Cg377j/s
ニューウェイブ MAGAZINE SKIDS ULTRAVOX周辺
http://music.2ch.net/musice/kako/1015/10153/1015338967.html

・ウルトラヴォックスはファンが多いらしい(藁
・知的ニューウェーヴと云う言い方は何とかして欲しいらしい。
「Rockwrok」の歌詞聞く限りでは知的と思えませんが(藁

エレポップ偏差値
http://music.2ch.net/musice/kako/1013/10139/1013918448.html

・「ウルトラ・ヴォックスを基準に教えてくれ」だそーです。
基準にするにはどうかと思いますけど(藁
しかしUVは「ニューウェーヴ・スタンダード」と呼んで下さる方が居たのは嬉しいです。
これから「ニューウェーブの基準はUV」です(藁
322名盤さん:02/04/17 03:13 ID:ZIgGf66k
ウォーレン話見てると、やはりアイランドから契約切られたようですね。
当時の雑誌には「双方合意の上」とか書いてましたけど…。
323244(ウォーレン話):02/04/17 12:40 ID:yLMtY1u.
ドラムス、ベース、ギター、キーボード等の基本的なレコーディングは普通だったけど、
僕等はその後の処理で色々実験を試みたんだ。
僕はドラムスにリバーブ、エコー、フェイザー、フランジャーをかけて面白い効果を発見し、
その後ディストーションを試してみたんだ。ドラムスのためにプラスであると考えられるものではないけどね。
少しだけかけてみると、音が固くなりドラムスが際たって聞こえたよ。コニーのアシスタントの一人が
ギター用ディストーションを改造してたからそいつはドラムスにぴったりだったよ。僕等はその機材をかなり多用したね。
コニーと一緒にアルバムを作り始める頃にはロビンは僕等の演奏にすっかり溶け込んでいたよ。
まだ彼が慣れない頃から、彼のギタープレイには触発される物があった。彼はバンドを進展させたし
、曲のアレンジに新しい要素を持ち込んだんだ。
324244(ウォーレン話):02/04/17 12:41 ID:yLMtY1u.
I Can't Stay Long ?
これはお気に入りの一つで、壮大な感じがするしライブでやってもすごく楽しい曲だよ。
僕等がもしあと数年一緒にやっていたらライヴで初期の3枚から1、2曲サプライズで選んでたかもね。
そしたら僕はこの曲に一票入れるよ!僕はきっとこの曲は選ばれると思うよ。
When You Walk Through Me ?
この曲のリズムはある曲のパクリなんだ。おっと、トリビュートって言った方がいいかな。
ビートルズのTomorrow never knowsだよ。僕はばればれだって思ってたんだけど、誰にも指摘されなかったなあ。
もうわかったでしょ?
Quiet Men ?
これは僕等が“特別な何か”を感じたもう一つの曲。
誰でもこの曲のように全ての曲を際立ったものにしたいと思うけど、
そうはいかないものだよね。
325244(ウォーレン話):02/04/17 12:44 ID:yLMtY1u.
Just for a Moment/Dislocation ?
(前述の通り)これらの曲のドラム音は、ビリーのシンセとMTRを精巧で丹念に「虐待」して得られたんだ。
僕等はシンセでパーカッシヴな音を作ってキーの前に立ち、曲のテンポに合わせて鍵盤を叩いたんだ。
すごくいい音だったけど、ちょっと過激だったから録音の際にちょっとトーンダウンさせたよ。
それをトラック1に録って、音をミキサーに戻してイコライザーで低音を除去したんだ。
そうやって僕らは様々な音をイコライジングし、トラックを移していった。
僕はミキサーについてる'send -to-tape'というボタンを使って音を抜き差しし、不必要な部分をカットしていったよ。
このようにして、シンセで作った「スネア」の音の2拍目と4拍目を抜き出しトラック2に録音したんだ。
時にはフェーダーを使っていらない音をうまく編集したりもしたんだ。
326244(ウォーレン話):02/04/17 12:45 ID:yLMtY1u.
それから僕はトラック1にディレイ、フィルター、コンプレッサー、ノイズゲートをかけてシンセのハイハットの音を作り、
トラック3に録音する事を思いついたんだ。トラック1にそのままエフェクトをかけるから、タイミングは問題なかった。
この方法で僕等は色々なリズムを重ねる事ができたんだ。退屈な方法だけど有効だったしユニークな音が出来たよ。
327244:02/04/17 12:53 ID:yLMtY1u.
すいません、曲名のあとになぜか?がつきましたが意味はないです。
余談ですが、昨日Extreme voice(オフィシャル)のメンバーのアンケート見たら、
一問一答形式なのに、ウォーレン氏だけやらたと長い答えがありました。
話し好きみたいですね。結構面白い内容だったです。
(ジョン氏は普段チャリで移動するらしい)
328即倉庫逝きUV関連スレ (別人):02/04/17 14:11 ID:9C21Pegw
ハロー!ニューウェーブ
http://curry.2ch.net/musice/kako/993/993410632.html

NEW WAVE総合スレですが、ULTRAVOX!が話の火蓋を切ってます。
後半ではミッジVSジョン問題にも決着がついておりますようです。
329即倉庫逝きUV関連スレ (元祖):02/04/17 22:22 ID:BRVhyIVY
>即倉庫逝きUV関連スレ (別人)

いいね!何気にUVスレになってるのが最高。
しかし何故2ちゃんはUV関連が多い?
しかしUVなら「Systems」でも「Ha!Ha!Ha!」でもなくファースト!(ワラ
330名盤さん:02/04/18 00:50 ID:qR6s9KnE
When You Walk Through Meのドラムが
Tomorrow Never Knows(ミスチルじゃないよ)のパクリとは(藁
今まで気付かなかったが言われてみればそのままです(藁
ちなみにあの曲はロビンサイモンが考えたギターリフを元に
発展させたらしいです。
ビリーのバッキングのヴォイシングが凝ってて好き♥
331244(ウォーレン話):02/04/18 14:50 ID:G.tTz8/k
僕等は事前にロンドンに戻って録音の準備を済ませていたけれど、
インスピレーションを生かせるように曲を作り込まないようにしておいたんだ。スタジオに入った時に感じた事を生かせるようにね。
このレコーディングの頃から僕らはこういったやり方に親しんでいたんだ。その後作ったレコードも大体この時の経験が生きているよ。
固くて密着力のある構造だけど、その後浮かぶであろうアイデアや実験、スタジオ設備の拡張を考えて曖昧な部分を残しておいたんだ。
もう3枚目のアルバムだったから、僕等はこのアルバムが次に続くようにしなくちゃいけない事はわかってたし、実際それは重要な事だったんだ。
録音が終わった時点でも僕等はこのアルバムに手ごたえを感じていたし、今でもメンバー全員僕等のベストワークだって思ってるよ。
思い起こせば、'Someone Else's Clothes', 'Blue Light', 'Some of Them', 'Maximum Acceleration' 、
これらの曲は僕等が一緒になってバンドで作った最後の曲だったんじゃないかな。
'I Can't Stay Long' と'When You Walk Through Me'は多分違ったと思うんだ。
'Slow Motion', 'Quiet Men', 'Just For A Moment', 'Dislocation' はスタジオで作りあげていったんだよ。
332244(ウォーレン話):02/04/19 17:53 ID:PuHvybQU
'Systems of Romance'のリリースに合わせて、僕等はツアーに出たんだ。
僕等はこのアルバムは僕等の一番の作品だって思ってたし、観客の反応もそれを証明しているように思えたよ。
僕等はイギリス全国とヨーロッパをツアーして何度もいいステージをやったんだ。
ツアーがちょうど半ばを迎えた頃、僕等は次の4枚目のアルバムの事を考え始めたんだけど、
驚いた事にアイランドは僕等を放り出す事に決めたんだよ。あれは確か79年の元旦だったね。もうおしまいだよだって。
全くわけがわからなかった。僕等がチャートでNo.1を取れなかったっていう事以外、僕にはなぜそうなったかわからないよ。
僕等のレコードは今だに売れつづけているみたいだし、当時成功は目前だったんだ。
多分アイランドはもう僕等に飽きて、お金も労力も使いたくなかったんだろうね。
333244(ウォーレン話):02/04/19 17:57 ID:PuHvybQU
最初に契約した頃は、彼らは僕等の事をどういう風にしたいかわかっていなかったんだ。
彼らに「君達が何をやろうとしてるかよくわからないけど、結構いいよね!」
っていってもらった事には感謝してるけど。
僕等とアイランドの当初の「約束」は、当時のプレスのお陰で悪くなっていったんだ。
特にプレスの描いた「パンク」という過激な妄想に僕等はフィットしていなかった。
僕等はパンクを定義するためにも公平な役割を果たしたはずさ。
次に新しいバンドが出てくるまで、プレスは僕等に色々な「タグ」を貼り付けていたよ。
334244(ウォーレン話):02/04/19 17:58 ID:PuHvybQU
マネージメントをしっかりやっていなかった事も僕等の経歴を妨げる原因だった。
でも僕等はバンドのメンバーだけでメジャーなレコード会社と契約を交わし、
マネージャーなしで3枚のアルバムを作ったんだよ!すごいでしょ?
最初の頃は質の良いマネージメントを受けられる状態じゃなかったし、
契約してからは神経質になって、色々言ってくる人には不信感を抱いていたんだ。
僕らは曲作りや録音、ライヴ活動で忙しくてマネージャーを見つけられなかったんだ。
それに、正直僕等は自分達でマネージメントした方がいいって思ってたんだ。
どう思うかは任せるけど、僕等もアイランドも、どちらも大胆で急進的で愚かで間違っていたんじゃないかな。
僕等に関する事は最初の頃から多かれ少なかれアイランドのディレクター、リチャード・グリフィスが「管理」してたよ。
利害関係なんかをね。
335名盤さん:02/04/21 00:57 ID:PUW2cCLk
「カルテット」ツアーの時は、ステージからギター、シンセに至るまで
全てグレーにペイントされてたなあ。
336244(ウォーレン話):02/04/22 12:32 ID:lt7t614E
最初のアメリカ・ツアー
イギリスでブレイク寸前に放り出された事で落ち込みうろたえていた間、僕等はアメリカの事を考えていた。
どこか別の所で新たなスタートを切る事は、次のステップへの第一歩のように思えたんだ。
結局僕等が次にとるべき行動はアメリカ・ツアーだって決まったんだ。
僕等はすごく行きたかったし、僕等の音楽がどれだけ受け入れられているのか、
そして事がうまくいけば新しいレーベルを見つけるきっかけがあるかもしれないという期待があったんだ。
アイランドの連中は、僕等がアメリカで成果を上げられるなんて思ってなかったし、ラジオでもかからないだろうって思ってたはずさ。
(社員の)クリス・ブラックウェルがディスコものばかりかけるアメリカのラジオのテープをくれて、なぜ僕等の曲がかからないか説明したんだ。
レーベルの援助なしでは誰も興味はもたないし、ツアーには賛成しない、という彼の意見に僕等は賛成できなかった。
337244(ウォーレン話) :02/04/23 16:21 ID:PgtzSgzI
僕等はマイルズ・コープランド(スチュアート兄)と連絡を取って、
アメリカでのクラブ・サーキットを最小限の予算で企画したんだ。
(バンドの)スクィーズがレコード会社の多額の援助によるツアー援助代行なしに
アメリカ・ツアーを終えたばかりだった。この型破りの功績が僕等をその気にさせたんだ。
1979年において、この事は従来の音楽産業のルールや見識からすると
とんでもない事だったんだよ。
アメリカをツアーするにはレコード会社からの資金援助が必須だったし、
新作をプロモートしなきゃならなかったんだ。
そうでなければ不可能だったんだけど、僕等にはどちらもなかったんだよ。
338244(ウォーレン話) :02/04/24 14:27 ID:3PR/9om2
79年2月、僕等はレイカー航空の一番安いチケットで渡米したんだ、
剥き出しの機材を超過荷物として持ち込んで。
照明やPA機材は一切持って行かなかった。
そこまでするのはお金がかかりすぎて無理だったんだ。
僕等は会場にあるものは何でも使って代用したよ。
僕のドラムセットの横には相変わらずTR-77があって、
エフェクターを幾つか繋いでH&Hの100 wのギターアンプに繋がっていたよ。
僕らは文字通り自分達で交代でレンタカーを運転してクラブを回ったんだ。
車種はトラックか、アメリカでステーションワゴンと呼ばれる高そうな奴だったな。
その時のセットリストは以下の通り。
339244(ウォーレン話):02/04/24 14:28 ID:3PR/9om2
Man Who Dies Every Day
Slipaway
Slow Motion
Hiroshima Mon Amour
Touch & Go, Artificial Life
Just For A Moment
He's A Liquid
Quiet Men
Radio Beach
I Can't Stay Long
Someone Else's Clothes
Blue Light
ROckwrock
My Sex
340しおわかめ:02/04/24 14:50 ID:5C9RgDrc
お、お、お、ディス・ロケーション。
Systems of Romanceって、おぅおぅとか、おーおーとか多い。
僕はBlue Lightが好きです。
341244(ウォーレン話):02/04/25 14:58 ID:Y9XFPZdA
基本的に曲は'Systems~'の曲で構成して、残りは1stと2nd、
そしてツアーに先立って作った, 'Touch & Go', 'He's A Liquid',
そして 'Radio Beach' だった。(変だな、'Radio Beach'って全然憶えてないなあ)

ツアーは東海岸から始まった。ニューヨークで演奏した時さ。
僕がクラブ'ハラー'の前でタクシーを降りたらそこには警察がいて、
現場検証の白い線が引いてあったんだ。今でもあの血痕を覚えてるよ。
こういう事はニューヨークでは不思議ではないと言う事を考えて、
もうこの事は気にしないでいたんだ。街全体を見るまではね。
“この街は想像以上に暴力があふれている…”その後わかったんだけど、
あの血痕はある芸術家が街中に書きまくった「作品」だったんだ。
342名盤さん:02/04/26 01:51 ID:GQW0Ofy.
>340
Quiet menのB面"Cross Fade"も
♪ぉお〜お〜おおぉお〜お〜お〜お〜です。
しかもメロディーが"Quirks"(藁
343244(ウォーレン話):02/04/26 15:18 ID:nNYJprDY
何度かクラブ側が決めたサポートバンドが出たんだ。
'ハラー'では僕等の大ファンだと公言した男が、ワンマンショーで前座をやったんだ。
彼は包帯を巻きサングラスをかけ、透明人間のようだったよ。
その男は'Nash The Slash'と呼ばれていたよ。
中西部ではマイルズ・コープランドのつながりでポリスとも共演したんだ。
東から西へツアーを続け、サンフランシスコでは'オールドワルドーフ'に出演、
その後はロサンジェルス、オレンジカウンティでツアーは終了する予定だった。
344244(ウォーレン話):02/04/26 15:20 ID:nNYJprDY
ツアーの雰囲気は、経験していない人にとっても最悪だった。とても辛く、神経に障るものだったよ。
僕等とジョン・フォックスとの関係は良くなる事はなく、
長い間その関係は変わる事はなかったんだけど、それもとうとう限界に達していたんだ。
「もしかして」何かか起きるという事ではなく、「いつ」起きるか、という事は明白だった。
そしてそれはサンフランシスコで起きたんだ。
僕等はライヴのあと大喧嘩して、ロンドンに戻る頃はみんなお互いどうするかわかっていたよ。
ジョンは彼の道を、僕等は僕等の道を進むって事がね。
ご想像の通り、残りのツアーの雰囲気は緊張していたね。
345名盤さん:02/04/27 00:24 ID:jOKJALV2
謎の未発表曲「ラジオビーチ」ってウォーレンが忘れるくらいだから
それほどの曲でもなかったんだろーか?
それか「JFAM」みたいにドラムが殆ど入ってないのかも。
謎だ...聞きたい!
346即倉庫逝きUV関連スレ
また見つけたので...。3発言(藁

http://music.2ch.net/musice/kako/1010/10102/1010257690.html