また亀だけど。
>>408 > 国立がんセンター独自の水道検査結果が、都の発表とは数値が違うので、
> どのように解釈すればよいのかお教えいただきたくって・・・
単位cpmがわからないのかしら。
> バックグラウンド 水道水 雨水
> 3月22日(火) 1192.5 1205.5(+13.0) 1595.0(+402.5)
バックグラウンドというのが何もない状態で計測された「放射線の個数」ね。
で、水道水、雨水がそれぞれを測ったときの「放射線の個数」。
バックグラウンドは外からとか宇宙からとか検出器内部から飛び込む放射線量なので、
これは引き算すれば測定したい物の値になる。それが括弧内。
3/22なら水道水からは13個放射線が検出されて、雨水からは402.5個検出されたということ。
放射線はランダムに飛ぶから、検出器に入らなかった分もあるの。
検出できる割合、検出効率は装置固有で、ARC-380がどのくらいかは私にはわからない。
ウェルガンマとあるので8割くらいはあると思う。それを仮定すると、計測値の1.125倍が壊変数。
> 試料5ml、計測時間1分で測定
とあるので、分を秒に、量を重さになおして 水道水 54Bq/kg 雨水 1677Bq/kg ね。
ただ、計測値にはノイズがあって、こういった事象は大体カウント数の平方根だけばらつくということがわかっているの。
1192.5のバックグラウンドなら+-34.5はずれてもおかしくない。1205.5の水の計測値は+-34.7はずれてもおかしくない。
そうしてみると水が13だけバックグラウンドから多いというのは「殆ど誤差」ということになるわ。きちんと計算すると54+-204Bq/kg。
一方で雨が402.5も多いのは、誤差よりはるかに大きいので「有意」に放射能が計測できてる。1677+-220 Bq/kg。
まぁつまり、雨水は測れてるけど水道水はきちんと測れていないので参考にならない。
低い放射線量を測るにはバックグラウンドを下げるか、もっと積算が必要なの。
だから私もいつも苦労しているのだけれど。