【 新・皇室御一行様 1 】

このエントリーをはてなブックマークに追加
474可愛い奥様
>>468続き
森暢平氏の記事の中にこのような部分がありました。
----------------------
朝日新聞の岩井克己記者は「天皇家の宿題」のなかで
●今上が「子どもが生まれることを国民も期待しているでしょう」
と仰ったさい「私の友達にはそのようなことをいう人は一人も
おりません」と言い返した
●「人格否定発言」後、今上が皇太子さまに説明をするよう
促したのに出てこず、雅子妃が「説明文書を出すなら、
皇太子妃をやめます」と言って電話を切った
●その後、皇太子さまは説明文書を紀宮さまの協力を得て
文案を練ったが、当初の謝罪の表現が弱められた内容に
なったため、紀宮さまが憮然とされた
という「噂」について記しているが、皇室内部のことは直接取
材ができない。
雅子さまが実際どういい、天皇陛下がどう対応したのかという
「事実」は、宮内庁担当の記者といえども、ご本人に確認は
できない。
記者たちがしているのは、それを周囲がどう受け止めているの
かという「解釈」の取材だ。
----------------------
結局は伝聞、つまり「〜らしい」とか「〜ようだ」に過ぎないんですが、
大手新聞のベテラン記者が記事にすると、事実認定されてしまう…。
メディアの力って怖いな、と思いました。
475可愛い奥様:2006/12/11(月) 23:23:07 ID:gGztfg1E
>>474
メディアの力もこわいけど、家中の話とされるものが
こうも流れだすのもこわいなぁ。
誰が言ってるのかわからないと、疑心暗鬼になっちゃう。
476可愛い奥様:2006/12/12(火) 08:54:07 ID:WfqkVKuy

[公人]だからねえ
477可愛い奥様:2006/12/12(火) 10:31:57 ID:BD29hSqt
さて、と年末は気ぜわしいですねヾ(;´▽`A``アセアセ

「雅子さまと紀子さま」のなかの森暢平氏の記事に
<昔から繰り返される皇太子妃の「物語」>という記事ありました。
こんな内容だったんですけれど…。
-------------------
1959年の現在の両陛下のご成婚以来、物語の主役はずっと美智子さ
まだった。初の民間出身の皇太子妃として皇室に入るが、古い体質
の皇室の守旧派からは、所作のひとつひとつを批判され、「民間の
女性が……」とさげすまれたという。皇太子さまを生んだ後の流産、
「跡継ぎを一人だけ生めばそれで十分とお考えですか」と心ない言
葉を投げかけられ、失意の療養生活に。
------------------
ちょうど当時の状況を生々しく伝える参考文献がありましたので、
ご紹介をいたします。
(゚∇゚ ;)エーッ!?こんなことが、と驚きました。
478可愛い奥様:2006/12/12(火) 10:32:28 ID:BD29hSqt
まずシャクにさわるのは、あの皇族会議というやつですね。コナ屋
の娘に反対する人が一人もいないってことがありますかね。あれじゃ
まるで、すっかり仕組まれたサル芝居じゃないですか……。(中略)
私たちはあんな成り上がりものが一天万乗の皇后になるなんて考え
もつかなかったから、一週間くらい前に、その話を聞いたときは、
すっかり驚きましたねえ。(中略)
まあご本人同士が好きで、新聞なんかもよく書いてるから、とにか
くおメデタイことなんでしょうけど、こうなったらもう式なんかに
もハデなお金は使わないでもらいたいね。十二ヒトエなんか、コナ
屋の娘が着たって似合うものですか。万世一系の皇室ってのはそん
なもんじゃありませんよ。それより、なるべくお金を節約して、戦
争で傷ついた人やなんかのために使うべきですよ。
週刊新潮1958年12月15日号 元華族の子女Zさん
------------------
こちらが婚約が発表された当時の反応でした。
上流社会で囁かれた、かの有名な「粉屋の娘」発言ですね…。
か…華族のお嬢さんって、口が悪かったんですね…(;´∀`)
479可愛い奥様:2006/12/12(火) 10:33:27 ID:BD29hSqt
ブームが終わるやいなや、もう世間は、美智子さんのことを批判し
はじめています。文藝春秋1959年2月号 白州正子
------------------
A「やっぱりねェ、男性はどうか知らないわ、きれいなもの見てよ
ろこんでるかもしれないけどね、女性として、たとえばあたしのい
まの立場だったら生活保障されてるけど、ひどく困ってね、たまた
ま何かで包んでもらった週刊誌にね、美智子さんのキレイな写真で
ものってたらね、この帯一本あったら一月くらせるなんて思ったら
ね、やっぱり何か考えると思うしね」
B「なんで美智子さんの帯をそんなふうに考えなきゃならないの」
D「だってさ、私わかるわ、それはわかるわ、あなた、だってさァ、
じぶんが実際困っているときに本をみたら何にも働かない人がさァ、
いいカッコウして、やってんのよ」
――ここでの問題はすでに天皇制ではない。社会ぜんたいについて
の不平等感覚、そして、それについての言いようのないうっぷんな
のであった。
「思想の科学」1962年11月号「心のほころびの反射鏡」加藤秀俊
------------------
こちらはご成婚後の記事です。
女性たちの心の鬱屈が皇太子妃に向けられる、という不思議な現象
が報告されています。
これが44年前の記事なんですねヽ(+∇+)ノ・・・キュゥ
480可愛い奥様:2006/12/12(火) 10:34:05 ID:BD29hSqt
秋晴れの十一月二日、美智子さまは浩宮さまをお連れになって東京
上野動物園においでになった。浩宮さまが上野動物園を見るのは、
これがはじめてのことだけに目を輝かせ、白クマの池をのぞき込ん
では「白クマちゃん白クマちゃん」と呼びかけてから「ハイってい
うの」と返事を催促されたりして美智子さまも思わず微笑をさそわ
れたりしていた。昨年三月、小説「美智子さま」の連載中止問題か
ら、妊娠、流産と、そのプライバシーをマスコミの好餌にされた妃
殿下もこの日はすっかりお元気の様子で浩宮さまにおつきあいされ
ていた。今年こそは、プライバシーの守られたお幸せな年であるよ
う祈りたい。
婦人画報1964年1月号
-----------------
雑誌『平凡』で連載されていた小山いと子氏の小説「美智子さま」
に、生々しくエロティックな伊勢神宮での潔斎場面が描写され問題
になりました。
全裸にされ、羞恥に震える美智子さまを描いたこの小説は、宮内庁
の抗議を受け連載中止になりました。
481可愛い奥様:2006/12/12(火) 10:34:42 ID:BD29hSqt
1964年3月17日朝日新聞夕刊は、アメリカの女性雑誌「マッコール
ズ」三月号に「おしあわせでないプリンセスの座」という記事が掲
載されたことに関して、同日の衆議院内閣委員会で、宮内庁長官が
質問を受けたと報じた。
「あの記事は、美智子妃が皇室改革のためにご結婚したとみている
ことに誤りがある。(中略)そのほか何を根拠にして書いているの
か理解に苦しむところが多い。しかし全般的には同情的に書かれて
いると思うので、同誌に対してどうこうすることは考えていない。
ただ、このような日本の皇室についての外国での誤解に対しては、
何らかの方法を取りたい」
宮内庁長官 宇佐美毅
-----------------
海外メディアに書きたてられたのは雅子さまだけじゃなかったとは
ちょっと驚きでした。
しかも国会で取り上げられてしまうなんて酷い…(´Д`|||)
美智子さまも大変だったでしょうね。



参考
■ミッチー・ブーム
■石田 あゆう (著)
■出版社: 文藝春秋 (2006/08)
■ASIN: 4166605135