::::読書好きの奥様　５冊目::::

警察小説だと､今野敏が好きです。
お好きな方､いらっしゃいますか？

安積警部率いる、安積班のシリーズがオススメ。
「リオ」「朱夏」の樋口警部の、有能なのに自信なさげーなとこも
結構好き。

桐野さん、私もラストイマイチだなぁと思っていました。
と言っても「OUT」しか読んでないんだけど。
同じ感想の方がいらしって、ちょっと安心したー。
貫井徳郎さん、症候群シリーズ読んだのですが、特にパッとしませんでした。
「慟哭」の評判が良いだけに？？な気も、、、。
歌野晶午さん、好きな方いらっしゃいますか？
「さらわれたい女」読んだんですが、面白かったです。

ミステリに出てくる刑事で好きなのは、
すごいマイナーだけど、今邑彩作品の貴島柊志刑事だな。
刑事ものじゃなくて、本格謎解きシリーズの刑事だけど。
あとは、島田御大の吉敷竹史サンも好きだわ。

「ﾎﾜｲﾄｱｳﾄ」映画化される前に主人が借りてきておもしろかったとしつこいので
読んでみようと何度も挑戦したけど、そのたび挫折。
なぜか？あまりにも雪山描写が克明で、主人公が最初のほうで
大雪の中を軽装（？だったかな）で傷を負いながらひたすらひたすらひたすら
歩いていくシーンがどうにもこうにも寒くて冷たくてやりきれなくて
そこより先へ進めなかった。そんな私は超冷え性。
でも読んでたのは夏だったんだけど・・・
以来どうにも新保さんは苦手で手に取る気が起こらない。面白そうなので
微妙に損してるような気もする。

>937
好きですよ〜。
新興宗教の話し、ありましたよね？
面白かった。えぇっ！系ですよねw

>>956
たしか「慟哭」でしたっけ
貫井作品はそれぐらいしかまだ読んでませんが。

>>956、>>957

>>937です。レス、サンクスです。
｢神のふたつの顔」（文春文庫）これも結構面白かったですよ。
ストーリー構成がユニークでよかった。

桐野ナツオ兄貴は、何でラストが甘いかと言うと、書き出す時にきちんと精密なプロットを
立てないのが原因だと思う。
「私は詳細なプロット造りはしない。途中であれ、この人に名前付けてないや、何てこともある」と
文芸の対談で言っていた。
クーンツという巨匠が本の中で「ミステリに関しては、プロット造りは大変重要である」
と言っているように、何も決めないであれだけのものがどんどんかけるのはものすごい才能だけど、やはり
ミステリの場合、どうしてもラストが甘くなってしまうんだよね。
エドガー賞逃したのも、その辺ネックだったと思います。ちゃんとプロットを立てて書いたかどうか、
プロが読めばわかるからな。

>946
黒川さんもっと読みたい同意です。
1年に1回で良いので作品出して欲しい。

真保作品は最近ちょっと大袈裟になりすぎな感がある気がします。
男のロマン？を追っている。
でも出たら読むんですが・・・ｗ

しかし私の好きな作者、直木賞にノミネートされたりしてよい線行くのに
受賞しないのは審査員と趣味がずれてるんだろうな。

桐野兄の最初ぐいぐい引き込まれるんだけど
ラストは本当消化不良になります。
（グロテスクは文春連載で読んでいたので、本にする際書き直ししてたら
申し訳ない）

ちょっと気になっているのは文春で連載していた宮部みゆきの作品。
題名忘れてたんですが（ｗ）ミステリーなのに謎を全然解決せぬまま
最終回になった作品・・・
文春、宮部作品の名前だけ欲しかったのかと小1時間（ｒｙ）

>960
「ゼプツェン」ですな＞宮部
一応続きを書くつもりはあるって言っていたけど
どうなることやら？

ここはとても参考になるなあ。

「東大教師が新入生にすすめる本」（文春新書）を買ってみて、
ぱらぱらとめくってみました。
小説あり、童話あり、その他絶対自分が手にとらないであろう
本（こちらが圧倒的に多いわけだが）と、面白い。
この中の1冊を図書館で借りてきました。
これから読みます。

今更ながら、石田イラの「ＩＷＧＰ」読み終えた。
デビュー作だけあって筆の若さが目立つけど、やっぱセンスあるなこの人。
アイドルのオーディションと一緒で、有望な新人て、編集者はわかるんだね。
直木賞作家になるとは・・・。
そんな私は嶽本野ばらも好き。
「〜です。」「〜ですね。」なんていう、オーソドックスな日本語の文章って、
却って新鮮でいい。
野ばらには、三島賞や芥川賞とってほしいな。まあ、ウケを狙わない人だから難しいだろうけどね。

山本文緒のエッセー「日々是作文」
昔のエッセーに比べてテンション高くてビックリですた。
大きな賞を貰ってキャパオーバーで精神的に大変だったと
ご本人も仰ってましたが。
また、落着いたら、じっくりと長編小説書いて欲しいです。
彼女独特の”救われない感”が好き。

>>883さん、またまた亀ﾚｽになっちゃったけどありがとう。881です。
「少年時代」読んでみます。「ｽﾜﾝ･ｿﾝｸﾞ」もまだ読んでないの。
「ﾌﾞﾙｰ･ﾜｰﾙﾄﾞ」もｲｲと聞いているし･･･楽しみがいっぱいだ！

話の流れに沿うと･･･山本文緒はﾗﾌﾟﾝﾂｪﾙだけが好きです。
主人公がどんどんﾌﾂｰの人になっていくのが非常に不満だったけど、
面白かった。
ﾗﾌﾟﾝﾂｪﾙから入ったので、他の作品は何か物足りない気分になります。

山本文緒・・・なんか最近、ココどまりの人のような気がした。
これ以上伸びないし、ヒット作も出ないような・・・

>966
>ﾗﾌﾟﾝﾂｪﾙから入ったので、他の作品は何か物足りない気分になります。
そ、そお？　「恋愛中毒」なんか、わりと濃いと思うんだけど。
私は「恋愛中毒」で山本ワールドにハマリマシタ。
あと小説としての完成度が高い（と私は思う）のは
「ブルーもしくはブルー」かな〜。
>965
「日々是作文」未読ですが、ぜひぜひ読みたくなった〜。
「結婚願望」も途中で何度も笑えて、面白かった。

乃南アサの「晩鐘」読了。
うーん、この人ってなんか物足りないんだよなあ・・・・
小さくまとまってるっていうか。
これも、素材はすごくいいと思うのに消化不良な感じ。
ほったらかしてる部分が多いよなあ。
「風紋」のほうがよかったな。

>>926
そもそも娯楽で主役を「悪女」と設定した時に、
それほどｷｬﾗの選択肢があるか？ということがいえると思う。
悪魔的な目的を達成する手段として、最大限フルに活用するためにも
悪女はずば抜けた美貌の持ち主であるほうが進行させやすい。
だから古今東西大抵の悪女ｷｬﾗは美女だ。
さらになぜ最低の冷血漢なのか？のﾊﾞｯｸｸﾞﾗｳﾝﾄﾞを設定しようとしたら
「幼少の頃のﾄﾗｳﾏ」もある程度必要になる。強烈な上昇志向を持つ理由としては
子供のころ貧乏だったからという設定も必要に。
こうやって少しずつｷｬﾗの肉付けをしていけば新しい「悪女」もどこかの誰かが
描いたかつての悪女とﾘﾝｸしてしまうのはしょうがないと思うが。
ふと思ったけどｼﾄﾞﾆｨｼｪﾙﾀﾞﾝの何かにも、絶世の美女が貧しい家に生まれ
少女の頃父親に、愛人として商人に売られたことから端を発して
人を人とも思わない、邪魔な人間は消せの精神で生きていくことを決め
美貌を武器に次々男を悩殺しては留まるところのない上昇志向を沸騰させ
上流階級への階段を着実に上りつめていくという女がいた。
これも言ってみれば雪穂と似通っているでしょう？
今後もきっと誰かが描く悪女はきっとどこか雪穂だったり、上のﾉｴﾙだったりする
可能性は大なわけで、それは別にﾊﾟｸﾘまがいと邪推するようなことじゃ
ないと思うわけだ。

>>968
「恋愛中毒」は、本当にこれぞ、山本作品って感じですよね。
「ブルーもしくはブルー」も好き。ただ、映像化されると随分違う風味に
なっちゃいますね。中毒は挫折してしまったし、ブルーはラストに驚いた、
まぁ後味は良かったのかもしれないけど…。

山本作品では、「シュガーレスラブ」（古い！）も好きで、
「あなたには帰る家がある」も好きでした（←唯川恵の小説っぽい気もするけど）

恩田陸　Ｑ＆Ａが面白かった。
恩田作品にみられがちな、最後で気抜け〜という感じが、
今回は作風に活かされていた。
インタビュアー役の人間と答える人間、という、
会話形式の作品です。
来月は夜のピクニックが出るという。これは学園モノ。楽しみ〜。

東野圭吾さんの作品が好きだ。
「変身」、事故で他人の脳を移植された主人公が
自分を追い詰めていく過程が切なかった。
他の作品も読んだけど、私の中ではこれがベストだな。

>>972
Q&A面白いのか！
今日本屋で見たけど最近私的には外れ続きなので買わなかったんだー。
でも「夜のピクニック」には期待大。「図書室の海」に収録されていた
書き出しからして好きなタイプの話っぽいので。
恩田節全開だといいなー。

同じく「変身」好きだよ。「宿命」もラストが好き。
東野さんは幅広いジャンルに挑戦してるよね。

ちりちりおもしろくない

そっかー、私は「変身」だめだったなぁ。
先が読めすぎちゃって。
反対に好きだったのは「悪意」思っていたのとは違うラストだったんで、
「やられたー」と思ったよ。

基本的に読後感の悪いのはだめ。
で、一回読んで読後感悪いと後スルー
なもんだから、かなり限られてくんのよ。
あ、当方恋愛べたべた系だめ、とか
自分内にわけわからん判断基準あるけど。
もちろん、息子の判断基準とも違う。

北村薫「スキップ」「ターン」「リセット」を一気に読みました。
今年の私のベスト本に決まりだ〜！
とても綺麗なお話書く人なんですね。他の本もこんな感じ？
自分がくるりんの中に迷い込んだら･･･と妄想したらとまらないですｗ
図書館行きまくり、ケーキ食いまくり、独りファッションショーしまくり！

>>979
それこそ「読後感が悪くならない」作家ナンバーワンかもしれません。
きれいな文章ときれいなお話の人ですね。
登場時には「殺人の起こらないミステリー」「日常の謎」なんて言われて
けっこうなセンセーションだった記憶が。

おすすめですよ〜。最初は「日常の謎」系のミステリー書きでしたが
徐々に分野を広げていて、基本的にどれを読んでもはずれなしの人です。
デビュー作は東京創元社から出ている「空飛ぶ馬」。
ちょうど今、北村薫のムック本が書店の店頭に並んでいるので、
そこに全著作なども詳しいですよ。

あ、「盤上の敵」だけはちょっと異色なので、あまり最初の方には
読まない方がいいかもしれません。

私は最初のうちは北村さん結構好きだった（>979の3部作とか「空飛ぶ馬」
の遠紫師匠と私シリーズとか）けど、段々段々、女性主人公がなんていうか
生活観なさすぎで、ある種のオタ系オジさまの幻想入ってるところが気にな
って読まなくなってきたなー。
なんていうか、著者の考えた方がやっぱり少し古い気がしちゃう。
むしろ「盤上の敵」みたいなもののほうが好きかも。

北村薫さんの主人公の女性、最初からいかにも男性の書いたものだなって感じだったけどな。
それが逆に街の灯みたいな時代モノではいい方に作用していると思う。
「盤上の敵」はなあ・・・北村作品の中では一番ぐらいに好きだけれど、
読んだあとにしばらく暗い気持ちになる。読後感が悪いと言うより辛い。

>>979
北村薫と高村薫よく混乱したものですｗ。昔、その代表3部作や
お嬢様ｼﾘｰｽﾞ（後にTV化されてた）読みました。

宮部・東野テーストが好きなんですけど、
高村薫なら何がお薦めですか？
あまりどぎつくない作品から入りたいのですが。

高村薫

＞983
短編集　「地を這う虫」
文庫で出てるよ。私は「神の火」が好きだ

>>985
「マークスの山」とその続編。
合田警部補に恋をしてしまいそうに好き（W。
でも男性は高村薫をあまり好まないよね。
どの作品にも漂うホ○臭のせいだろうか？

>>983
私も「マークスの山」かな。これ、映画は期待はずれもいいとこだった。
あと「レディジョーカー」。「神の火」もいいね。
「照柿」は持っているけど読んでないの。
合田警部補が恋愛にかかわっている噂を聞いて。
実際どうなんだろう。

私は「照柿」も好き。「神の火」もいい！ウォッカ飲みたくなる〜！
映画版「レディジョーカー」で、合田刑事を「平成の裕次郎」が演ると
知って結構ショックだったなー。
インタビューでもうミステリーは書かないと言ってて、凄く残念。

>>984-987さん
サンキューです。高村薫ビギナーは、「マークスの山」か「地を這う虫」、
慣れたら「レディジョーカー」・「神の火」…
高村さんって、文庫になるたびに改編（改良？）してるんだっけ。
気合入れて読まないと…ちなみに後味はどうですか？

ビギナーズラック

>>925
を見て、この雑貨ハンターの本は面白そうと思い、
ぐぐって表紙を見て、ますます確信し、買いますた。
期待どおりだった〜
２刷目を買ったのだけど、著者名がＭｒｓ.ｆに変わってた。

こういう「ジャケ買い」みたいな買い方をたまにするけど
はずれたことってないです。
表紙を一目見て、「あぁ、これは」というｶﾝが働くの。
最近のアタリは、角田光代さんのエッセイ集「これからはあるいてゆくのだ」
とか、ｲﾗｽﾄﾚｰﾀｰの佐々木美穂さんの「そらいろの窓」とか。

埋め上げ

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::::読書好きの奥様　６冊目::::

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