神秘主義的映画のスレ

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>>86
いや、すいません、すいません。些か短絡的に過ぎる意見でしたね。
勿論聖書、この場合は新約聖書ですが、感情表現も沢山あるし、聖性を感じさせる場面や
胸が詰まるような場面も多いです。
ただ、それを描く文章そのものは、近代小説のように克明な心理描写やいかにも感傷的に狙って書いた、
という気配はないでしょう?だから当初漏れは退屈や平坦さを感じてしまったわけで。

それにしても文章を拝読した限りでは、83氏はキリスト教にお詳しい方とお見受けします。
聖書の文体をせいぜい「品位が欲しいのね」程度にしか受けとめられない漏れですが、
その神秘主義の文脈による「象徴言語」という話は非常に興味深い。
「The New Man」というのは翻訳されていないんですよね?厨房である漏れは英語力が皆無でして…。
で、83氏がもしこのスレに出てくる神秘主義的な作家達の作品をご覧になったならば、
是非ともその感想をお伺いしたい。
彼らの作品は、宗教とのかかわりがどうしても外せないような気がしつつも、漏れのような無知且つ無宗教の人間には、
中途半端にしか理解できていないんじゃないか、という想いが絶えずあるわけです。
更にややスレ違いでお伺いするならば、スコセッシの『最後の誘惑』、特にあのユダ観はどう解釈されているんだろう。
…と、まあ興味は尽きず(笑)。
よろしくお願いします。