神秘主義的映画のスレ

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「イタリア旅行」については未だまったく釈然としないんですが、
『超越性=「観念」の問題が出てくる地平』という図式とは何でしょう?
”ロッセリーニを遠ざけてしまう”という意味においてのネオ・リアリスモとは?
また、アウグスティヌスのリアリスモ、なんて非常に興味深い言葉だと思うけど、
それが本当にロッセリーニと繋がるのか、もう少し詳しい説明が欲しいです。

192で165氏が仰っていることは、恐らくハリウッド映画のように劇画的とすら言えそうな
派手な夫婦喧嘩や不和の表出がなく、ささやかな描写の積み重ねで二人の不和を描いている、
ということなんでしょう。しかし、あれはどの辺りが「絶妙」なのか…?
粘着質といわれようが、漏れはしつこく問い詰めたい。あの映画に関する評価の真贋を見極めたい。
こうしてみると、この映画が映画史に提示したショッキングな何かを、恐らく漏れは見落としているのだと思うが、
それが何なのか、まだ明快な回答が寄せられていないという気がします。

>>188
「砂丘」はアントニオーニです。漏れは途中で寝ましたが。が、「情事」のラストシーンはひっくり返った。

>>193
「奇跡」…DVDで買うしかないのかな…。
最近「ことの終わり」というのを見て、いっそう奇跡モノの映画が見たくなった…。
奇跡系で何かいいのありますか?

>>194
批評家や映画監督自身が書いた様々な映画に関する書物が溢れてますが、
それらを無視、或いは包括しつつも観客が自分自身の感性や経験、思惟によって感じ取ったことが、
映画鑑賞における最重要なことでしょう。
漏れは昔は批評欄をチェックしたり映画本を読んだりしたけど、今は一切読みません。
悪魔氏がロッセリーニに関して「手垢のついた」という言葉を使っていたけど、
漏れも映画史観的な鑑賞法は余り意味が無いんじゃないかと思う一人。
結局のところ評論家による批評的言説は、映画を神格化もすれば、矮小化もするわけです。
映画をそうした連中の手から観客の手に奪還するところに、2ちゃんの素晴らしさがある、
と漏れは常々思っているので、何でもいいから書いてくだされ。漏れは1氏じゃないけど(笑)。
一映画ファン個人の意見は、必ずや何か示唆するところを含んでいる筈ですから。

…つか、「裁かるるジャンヌ」ってあれ、完全版じゃなかったのれすか!?