●A.I.統一スレッド・N°8●

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1名無シネマさん
語り足りない方はお越し下さい。
前スレッド1〜7は>>2にあります。
2名無シネマさん:2001/08/22(水) 07:32
§スピルバーグ新作【 A.I 】統一スレ§
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=988908853
A.I. 統一スレ その2
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=993319373
A.I. 統一スレ その3
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=993440011
::※「A.I.」統一スレッド 4 ※::
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=993887805
『A.I.』統一スレ N°5
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=993998487
『A.I.』統一スレ N°6
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=994594072
●『A.I.』統一スレッド・N°7
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi?bbs=movie&key=995304159

公式サイト
http://www.ai-jp.net/
3名無シネマさん:2001/08/22(水) 07:41
新スレッドが最後までもたない、に有り金全部ベット。
4名無シネマさん:2001/08/22(水) 07:42
>>1
お。早速つくったね。
5:2001/08/22(水) 07:57
>>4
はい・・
誰も作らないみたいなので。すみません。
6名無シネマさん:2001/08/22(水) 08:34
映画館で観るよかはやくDVDが欲しいのだが。
7名無シネマさん:2001/08/22(水) 08:37
スレ立て感謝感謝。

圧縮されない限り、これで上映終了まで持つんじゃないかね。。。
8名無シネマさん:2001/08/22(水) 10:06
>・N°7

聞きたいんだけど、この ・N°7ってなんなんです?
9ココ:2001/08/22(水) 10:21
「シャネルN°5」から来ていると思われ
10ラスト「あぼーん」にワラタ:2001/08/22(水) 13:02
ジャンクフェアのとき熊吉を拾った少女の名前(リアル)を
教えてもらえんだろーか。

ロリコンと笑うなら笑え、、、
11名無シネマさん:2001/08/23(木) 22:51
まだ上映中だっけ?
12名無シネマさん :2001/08/24(金) 12:49
>11
今日までやってるとこあるよ
13名無シネマさん:2001/08/24(金) 12:53
っていうかまだやってたのか。
14名無シネマさん:2001/08/24(金) 13:42
最近見て、散々ガイシュツだろうけど言わずにはおられなかったので。
崩壊してるね、話が。
テーマのブレがすごく気になる。
言わんとしていることはわかるんだけど、映画としてはクソだと思った。

ジョーはよかった。唯一良かった。
テーマと役割がはっきりしていたからね。
でもさ、ちゃんと使えよ。結局スピはキャラさえ使えなくなったのかと
思った。
15出遅れシネマさん:2001/08/24(金) 15:00
やっと観に行きました。「SF−子供−スピルバーグ作品」ってことで、ある程度予想は
していたけど、「最高傑作とは言えない作品」というのが感想。でも、ここでカキコされ
ているように、「駄作」「糞映画」「金返せゴルア―」ではなかった。終わった後、ジワーっ
と考えさせられる映画でしたよ。
欲を言えば、テディとの絡みを充実させてもらいたかった。例えば、テディに「ブルーフ
ェアリーなんていないんだよ。ママの事は忘れて俺と一緒に生きていこう」ってな感じで、
対局の存在でいてほしかった。
また、最後のナレーションは要らんでしょ。あれは、過剰サービス。キューブリックなら、
映像だけで終わらせていたと思う。やっぱ、脚本は他に任せて、監督に専念したほうがヨ
カッタかもね。
でも、久しぶりに色々考えさせられる映画でした。2chでも賛否両論があるのも、ある
意味評価できる映画かも。
不覚にも涙を流してしまったことを正直に言っておきます。
16名無シネマさん:2001/08/24(金) 16:12
 ∩_∩    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(;;´(ー)`)< 俺と一緒に生きていこう、かもだぜ
(;;∪.∪;;)  \__________
17名無シネマさん :2001/08/24(金) 16:37
>>14
同意。キュビズムやコラージュといった概念を持出して好意的に受け止
めようと試みもしたが、そういう考え方自体が強引であることに気付
いて諦めましたた。どうしても、中途半端にしか感じられないから。

>>15
過剰サービスという言葉はいいですね。
自分は教科書の人物写真にヒゲを付け足すような児戯と定義づけていました。
18出遅れシネマさん:2001/08/24(金) 17:16
>>17
>過剰サービスという言葉はいいですね。
例えば「2001年宇宙の旅」のラストシーンなんて、一見訳がわからんようだけど、よーく計算されたシーンでしょ。あれに、ナレーション付けたらどうなる?台無しでしょ、それと同じ。あのまま、静かにフェードアウトすれば、もっと考えさせられる映画になったと思う。

この映画は「AIに愛があるのか?」ではなく「愛は永遠か?」という視点で観れば、目くじら立てて「糞映画」と悪評を叩かなくても済んだのではないかな。
興行成績は良くないと思うけど、監督はこの賛否も計算していたでしょうね。そういった意味で、4星半を付けます。
19名無シネマさん:2001/08/24(金) 17:44
>>18
そんなテーマ、どこにもなかったと思うが(ワラ
20名無シネマさん:2001/08/24(金) 17:47
関係無いけど、ペイ・フォワードだめだめだたーよ......。
21名無シネマさん :2001/08/24(金) 17:59
賛否を狙ったにしても、問題の立て方が拙劣でしょう。
アメリカでの興収がそれを裏付ける。
下手なクイズ本は口コミで部数を伸ばさないもの。
そういった意味で星1つ(最高5点)。
22名無シネマさん:2001/08/24(金) 18:09
ペイ・フォワード,
ぺィッ!!
23名無シネマさん:2001/08/24(金) 21:55
>>21
キモイ
24名無シネマさん:2001/08/25(土) 03:43
映像は従来のスピ映画じゃん。
あれは娯楽作品の映像で、妙に重いテーマを語る映像じゃない。

その割に決着の付け方が議論を誘うような作りで
小賢しい印象しか受けなかった。

結局、シナリオ下手なんだよスピは。
25なまえをいれてください:2001/08/25(土) 17:51
>>24
そのとおり。
映画を見たかったのであって、テーマを知りかったわけではない。
テーマがいいから良い映画など言ってる人は、テーマだけ抜き書きした紙でも見てなさい。
26名無シネマさん:2001/08/25(土) 19:49
キューブリック色濃いよ、この映画。
27名無シネマさん:2001/08/25(土) 21:42
4回目見てきた。
そしてTEDDYを大小ともゲット。
28名無シネマさん:2001/08/25(土) 23:48
>>27
どんなことを求めて、そんなにも行かれるのですか?
セリフの確認や英語聞き取りの練習とか?
それとも、友人をさそっているのでしょうか?
英語のリスニング練習なら、私も、もう一度行きたいですね。
29名無シネマさん:2001/08/26(日) 00:02
>>28
M男クンのプレイと思われ。
30名無シネマさん:2001/08/26(日) 00:25
 ∩_∩    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(;;´(ー)`)< 2ch今までありがとうな!
(;;∪.∪;;)  \__________
31え?:2001/08/26(日) 00:27
マジで閉鎖するの??
32名無シネマさん:2001/08/26(日) 01:47
がいしゅつ?
ハーレイ君が瞬きしているのを1箇所発見。
33名無シネマさん:2001/08/26(日) 01:53
>32
写真みてるところ?
34名無シネマさん:2001/08/26(日) 01:58
それもそうらしいけど(なんか写真に映ってたらしいね)、
最後、家が再生された場面で、目を開いた後「帰ったよ」って叫んで
階段を駆け登る前、はっきり瞬きしてた。
35名無シネマさん:2001/08/26(日) 02:06
No8まできてるんですね。全然気がつかなかったです。
もう過去レス読む気力もないので一言。

行った私も悪いけど、金返してください(泣)

オスメント少年の演技はたいしたもんだと思うけど、それだけ。
36名無シネマさん:2001/08/26(日) 02:20
>>28
いや 私的には面白い映画なんで。
今日以外は会社帰りにレイトショーかレディスディで見てるし。
友達と見たのは2回(会社帰りに別の子と。)

ってマジレスしてしまった…。
37名無シネマさん:2001/08/26(日) 02:40
前スレで、”N゜”の読み方を聞いた者ですが、
前スレの952さん、教えてくれてサンクスでした。
(「新スレ立てました」の誘導の後に952さんのレスがあったので、
こっちでもお礼言っとこっと。)
3824:2001/08/26(日) 03:03
>>26
基本的に同意。
確かに構成とか2001年と同じだし。

しかしそこで満足しきれなかったみたいで無理が出てる。
いくら良い素材でも料理しきれなかったらダメだよな。

明らかに日本食を出すだろ、ってな座敷で日本食を食べていたら
メインディッシュでフランス料理を出されたみたいな居心地の悪さを感じたな。
(しかも料理したのは日本食の料理人だ)

やっぱメインディッシュを美味しく食べさせたいなら
それなりの演出というか準備というか、
食べる側に心の準備をさせなきゃいけないと思うんだよ。
それでも良いという人はもちろんいるだろうけど。

そういう場所(例えば日本食の座敷とか)へ行く人の大部分は
最初から日本食を期待していたわけでさ。
最後に日本食じゃない料理を出してメインディッシュです、じゃ怒るだろ普通。
39名無シネマさん:2001/08/26(日) 03:30
過度の期待さえしなければ、それなりに楽しめる佳作だと思う。

2ちぇんねらー、さてはスピルバーグごときに期待をかけまくったな(w
40名無シネマさん:2001/08/26(日) 03:52
>>39
しかし、「ET」や「レイダース」作った頃のスピルバーグは
紛れもなく天才だったぞ。
この映画にはその閃きがカケラも見出せない。
41名無シネマさん:2001/08/26(5) 37:00
>>40
禿しく同意!
零ダースのときは天才だと思ったよ。まじ。
42名無シネマさん:01/08/26 12:49
「カラーパープル」あたりから疑問を感じるようになってきた。
まるで元気だった祖母が突然ボケだしたみたいに。
43名無シネマさん:01/08/26 12:58
A.I.良かったです。
ストーリー展開とかを読みながら見る
マニアックな方々にはつまらないかもね。

「PLEASE」

という言葉の重さを感じた経験のある方は、
マジ泣きできると思います。
44名無シネマさん:01/08/26 17:11
>>43
>ストーリー展開とかを読みながら見る
>マニアックな方々にはつまらないかもね。

それがマニアックならどんなんが普通よ?
ストーリーを無視して出てくる映像をただ追いかけていくだけなら
子供にでもできる。

高い金払って観に行くなら普通だべ?
もちろん作る側にもそれに耐えられるだけのモノを作る責任がある。
それができないなら糞と言われても仕方がないだろ。

好き嫌いは人それぞれだから構わんが、
マニアックの一言で片づけようとするな。
45名無シネマさん:01/08/26 17:22
というか、マニアックなのは
ストーリーを無視して映像を追いかける方かと。

キューブリックオタとかが良い例(藁>2001年〜
46名無シネマさん:01/08/26 17:24
確かにキューブリックマニアは脚本よりも映像。
映画は映像〜とかのたまってるやつ等ばかりだしな。

ハッキリ言って、漏れにもキューブリック映画は
ツマランと思うやつの方が多いかな。時計じかけも大したことねぇし。
47名無シネマさん:01/08/26 17:30
>>44
どうせ字幕おっかけているだけなんでしょ??
微妙なニュアンスを理解していないんじゃないかな??
展開を読むのはひとつの楽しみ方だよね。
そして、純粋に物語を味わうのもひとつの楽しみ方だよね。
自分がつまんなかったからっていちいち評論家ぶられたり、
ものを作る責任とか言い出されると、
まじでうざいよ。
48名無シネマさん:01/08/26 19:03 ID:P1g4uhbA
>>47
つかさ、あのガキ、演技ヘタなんだよ。
弱気の演技にも、「演技に自信」が溢れてんの。
で、「PLEASE」って言ってもさ・・・・・・もんのすげぇハナにつく。
まずその時点でダメ。
その分、ひたすら存在を抑えて抑えて小さくなれるジョーはよかったよ。

批評家ぶるつもりはないけどさ、ストーリーが崩壊してるから(藁
展開むちゃくちゃ、前振りがまとまらない、振ったネタを放り出す。
これは文句言われても仕方ないと思う。
49名無シネマさん:01/08/26 19:06 ID:UYJxbGuA
>>48
そうそう、次のシーンになると感情がガラッと変わってるのは、
登場人物が精神異常なのか、シナリオライターが頭が悪いかの
どちらかでしかない。
前者として描かれてるのではない以上、後者であるのは
火を見るよりも明らかだ。
50名無シネマさん:01/08/26 19:09 ID:UYJxbGuA
>そして、純粋に物語を味わうのもひとつの楽しみ方だよね。

そりゃどんなダメ映画だって「純粋に楽しむ」ことは出来るよな。
その調子で「悪魔の毒毒モンスター」でも楽しんだら?


>自分がつまんなかったからっていちいち評論家ぶられたり、
>ものを作る責任とか言い出されると、
>まじでうざいよ。

それは違うよ。つまんなかった理由をちくいち分析しない限り、
映画を観る目は養われない。
51名無シネマさん:01/08/26 19:17 ID:1pbqBd9.
>>44
同意。
金取って見せるものを作っているんだったら
それがつまらなかったら文句言われても仕方がないな。

>>47は夏厨だろ。
単なる言いがかりにしか見えねえ。
「びみょうなにゅあんす」って何でちゅかー。

まずは自分で稼いだ金で映画を見るようになってからまた来い。
つまらねー映画見せられた時の怒りがわかるから。
52名無シネマさん:01/08/26 19:42 ID:ntZZ5Ufk
スピルバーグが言いたかったこと。
人類は、滅びてはじめて神といえる存在になった。
そして人類が滅びても、マザコンの魂は永遠である。
53名無シネマさん:01/08/26 20:55 ID:rUKuhUYE
>>47>>44のどこに「評論家」ぶっているところを感じたのかが分からんな。
好きな映画をけなされたからか?
それとも配給会社の人間か?
54名無しシネマさん:01/08/26 21:49 ID:URTZ8sa.
ほらまた出た。映画板名物
配給会社ノイローゼ。
55名無シネマさん:01/08/26 22:57 ID:3ATI6KHw
56名無シネマさん:01/08/27 10:20 ID:vscryFD2
わたし、あんまりにもゴージャスな映画って
お腹いっぱいになってしまうので
A.Iの壊れぶり、すき間空きっぷりが
心地よかったでした。

自分でストーリーを繋ぐ余裕があるから。。
57出遅れシネマさん:01/08/27 11:21 ID:45WA//8c
>この映画は「AIに愛があるのか?」ではなく「愛は永遠か?」という視点で観れば・・・
について、補足。
「AIに愛があるのか?」という視点でみると、「どんなに映画で愛を演出しても、所詮プログラム」という考えになりがち。その結果、評価が分かれてしまう。
この映画には、「時間」が1つのキーワードになっているようにみえます。
第1章で、主人公が「ママは何年生きるの?」「あと50年くらいかな」という会話があります。
最初母親は、主人公を愛していたと思う。ただ、実の息子が帰ってくると、一転してしまう。
第2章で、マンハッタンで自分を造った人物に会う。彼は、どうやら息子を亡くしたらしい。
最初、デイビットを造る目的は、恐らく「息子の再生」だったのだろう。
しかし、デイビットの予想以上の成果に密かに量産化を目論んでいる。人間の愛は「永遠」ではないのだ。ということの暗示ではないのか?
第3章では、いきなり2000年後の未来。デイビットは、2000年経っても母への愛を忘れてはいない。
彼にとって愛は、「不変」なのである。なぜなら、「人間ではないから」なのである。ただこの時点では、彼の体はメカでも、AIは既に「人間と同じレベルまで、バージョンアップされている」と解釈してもよいだろう。
いや既に、第2章で量産タイプのデイビットを壊した時点かもしれない。
そして、1日だけ夢が叶う。また「今日は何日?」「今日は今日さ」との会話。
デイビットは、夢が叶って幸せな1日を体験する。1日でも満足しただろう。翌日には、母は死ぬ。AIの選択は、「母と共に死ぬ」こと。そして、永遠の夢の中へ旅立つ。
「愛は永遠ではない。だからこそ、その日、その日を大切にして「人を愛していかなければならない」
これが、私が考えさせられた、この映画のテーマと思っています。
レスがあれば、お願したい。
58名無シネマさん:01/08/27 12:08 ID:TuW.zs/k
取り合えず、この夏でマザコンとロリコンのどちらが支持されるのか白黒でましたね。

            AIと千と千尋
59名無シネマさん:01/08/27 12:17 ID:tIWNancU
愛は永遠。しかし、人生に与えられた時間は限られている。
愛の尊い。それはユニークな個が持つ全宇宙に二つとない物だから。

私が感じた事は、こんな所です。
まだ見たばかりで、整理がついていません。
もう一回見たいと思います。
60名無シネマさん :01/08/27 16:36 ID:45WA//8c
もう1回見たくなる映画っす。
61名無シネマさん :01/08/27 20:03 ID:3baD0EwQ
感動した!!
62名無シネマさん:01/08/27 23:04 ID:C/sUFQ2o
>>57
>しかし、デイビットの予想以上の成果に密かに量産化を目論んでいる。
ディビッドがマンハッタンにやってきた時点で既に量産されていることを考えると
時間的にも「ディビッドの成果によって量産化」という図はなくなるのでは。
最初のシーンからA.I.が登場するまで20ヶ月という期間が明示されている。

>彼にとって愛は、「不変」なのである。なぜなら、「人間ではないから」なのである。ただこの時点では、彼の体はメカでも、
>AIは既に「人間と同じレベルまで、バージョンアップされている」と解釈してもよいだろう。
根拠が不明。さらに何故そんな結論に達するかも不明。
まず、ディビッドの愛が不変なのは「人間ではないから」ではなく、そうプログラムされたから。
人間の愛はその通り、永遠ではない。
かたやディビッドは(プログラムによって)永遠の愛を持つ。
これを「人間と同じレベルまでバージョンアップ」と解釈するところがわからん。
ディビッドの愛は永遠ではなくなったのか?
そして、それは「アップ」なのか?

>AIの選択は、「母と共に死ぬ」こと。そして、永遠の夢の中へ旅立つ。
おぃおぃ。
前スレで既出だが、夢を見ることはA.I.の基本性能(映画の最初で述べられている)だ。
夢を見たからと言って「死んだ」と考えるのは早計。

もともと、ディビッドは夢を見ることができた。
それを、「夢を見る=ディビッドの死」と解釈するのはどうかと思うが。

ディビッドは、(かりそめだが)母に愛されるに至って、
ようやく基本性能を発現することができた程度の意味しかないだろ。

>「愛は永遠ではない。だからこそ、その日、その日を大切にして「人を愛していかなければならない」
そういうテーマなら、わざわざ永遠の愛を持つA.I.を主人公に据える理由が不明。
壊れやすい愛を大事にしようとする姿勢を描くことが不可能な主人公だから。
63名無シネマさん:01/08/28 00:12 ID:yTY7/KgY
スレ[4]くらいまでは確認したんだけど、ガイシュツだったらゴメン。
「7つのキーワード」の意味は?
64名無シネマさん:01/08/28 00:23 ID:o2gRx4t2
>>62
そうだよね。テーマ性(もしあるとすれば)と、キャラクターや
状況設定がチグハグすぎる。
どこをどう観てもあのデビットは「欠陥品」にしか見えないもんな。


>まず、ディビッドの愛が不変なのは「人間ではないから」ではなく、そうプログラムされたから。

そうそう。
アレは「ちょっと見映えのいいテープレコーダー」以外の何物でもないんだよね。
で、最後の最後まで記録された音声以上のことは言わなかったわけ。
そういう限界を乗り越えないと感動って生まれないと思うんだが。
65名無シネマさん:01/08/28 00:51 ID:FRKQ1GkI
>>63
その1。ホウレンソウ
66名無シネマさん:01/08/28 01:31 ID:QaRhPq/A
>>64 「欠陥品」

初期ロットによくある致命的なバグ持ってる感じがした。
デイビッドこわい。
67出遅れシネマさん:01/08/28 11:44 ID:K520EL2w
>>62 さん。レスポンスありがとうございます。数千のカキコの後だから、ガイシュツだらけと思いますが、お付き合いしていただき、感謝です。(長文失礼)
> 時間的にも「ディビッドの成果によって量産化」という図はなくなるのでは。
確かにね、「成果による量産化」ではないかもしれない。ただし、デイビットを造るきっかけは、死んだ息子蘇らせるといった、(歪んだ?)愛情だったのではないかと思います。
そして、その過程で愛情が薄れ、デイビットの「量産」に至ったのでは。大量のパッケージと女の子バージョンも造った設定は、それの象徴ではないでしょうか。

>これを「人間と同じレベルまでバージョンアップ」と解釈するところがわからん。
所謂「人口知能」とは、「自ら体験し、学習し、インプットする」その繰り返しを行い成長(バージョンアップ)します。
したがって、「今日のデイビットは昨日のデイビットにあらず」ではないでしょうか。
最初は、「親に子供の愛与える」という本来の機能がAIに働いていた。この時点では、机上のプログラム。
しかし、本当の息子が戻って来て情況が変わる。「嫉妬」を学習。また、愛を与えるには、「相思相愛」があってな成り立つことも学習する。しかし、これが裏目になって、捨てられる。
彼はそこで「人間になれば、愛してもらえる」と学習する。そして、ブルーフェアリーを探す旅へ出る。
その後もジャンクショーやマンハッタン等の経験でバージョンアップされ、限りなくAIが「人間の心」に近づいていくことにより、単なるメカから「永遠の命を得た人間」になっていく。
これが、私のバージョンアップとカキコした理由です。

>ディビッドの愛は永遠ではなくなったのか? そして、それは「アップ」なのか?
「愛」とは、相手がいるからこそ成り立つもの。その相手がいなくなれば、いくら「永遠の愛」を確立しても無意味。
従って、「母親の死=彼の存在意義が無くなる」ってこと。それを彼は気付き、母親との1日を精一杯生きる。
そして彼自身、母親の隣で、機能停止という究極の選択をする。これが、AIの最終バージョンアップと解釈しています。

>夢を見ることはA.I.の基本性能(映画の最初で述べられている)だ。
恥ずかしながら、見落としていました。

>夢を見たからと言って「死んだ」と考えるのは早計。
ナレーションで「永遠の夢へ旅立った」って言っていたようだけど。この時点で「死」と解釈できるのでは。
また、「目を閉じた」ことでも、想像できると思うのですが。

>ようやく基本性能を発現することができた程度の意味しかないだろ。
マンハッタンで絶望した時には、既に基本性能を超えているのではないでしょうか。

>そういうテーマなら、わざわざ永遠の愛を持つA.I.を主人公に据える理由が不明。
上記と重複しますが、「永遠の愛を持つ主人公」ですら、最終的には死を選択してしまう。そういった視点なら、据える理由はあるのでは。

>壊れやすい愛を大事にしようとする姿勢を描くことが不可能な主人公だから。
母親との1日は、「壊れやすい愛を大事にしようとする姿勢」を見せていたのではないですか.
68名無シネマさん:01/08/28 13:55 ID:21c8U7dE
この映画、題材としてはおもしろいけど、作品としては失敗している。
不必要なナレーションや説明的なセリフが多すぎるところなど。
スピルバーグの衰えを感じずにはいられなかった。
キューブリックの企画ということもあり、自分としてはつい、神と人間の進化という視点で(2001年宇宙の旅)この映画を見てしまった。
69出遅れシネマさん :01/08/28 14:19 ID:K520EL2w
>>68 さん
>不必要なナレーションや説明的なセリフが多すぎるところなど。
同意ですね。映像で勝負してもらいたかった。
でもそうなると、「金返せゴルァ!」が一層増えるでしょうね。
>スピルバーグの衰えを感じずにはいられなかった。
私は、衰えているとは思っていません。
・キューブリックを意識したこと
・脚本まで自分でやってしまったこと
・テーマがスピルバーグの守備範囲ではなかったこと 等
が原因だったと思います。
>キューブリックの企画ということもあり、自分としてはつい、神と人間の進化という視点で(2001年宇宙の旅)この映画を見てしまった。
この見方が、一番本質に近づく方法と思いますよ。
70名無シネマさん:01/08/28 15:46 ID:sPwYMc12
キューブリックが撮ってたら、もっとよくわからない物になったかも
しれない。
スピルバーグだからわかりやすく...
 でも、キューブリックとAIの話を何度も
していたらしいけど本当か?
71出遅れシネマさん:01/08/28 16:47 ID:K520EL2w
>>70 さん
>でも、キューブリックとAIの話を何度もしていたらしいけど本当か?

ガイシュツならゴメン
スピルバーグは、A.I.の企画について、生前からキューブリックの相談に乗っていたらしい。
キューブリックはETに注目していたそうだし、A.I.の企画を再開するきっかけになったのがジュラシック・パークのCG。一時はキューブリック製作、スピルバーグ監督という案もあったという。
その理由が自分で監督したら、撮影している間に少年役の俳優が成長してしまうから、早撮りの得意なスピルバーグに任せたかったのだとか。
スピルバーグは、演出家としては天才的だと思う。でも、脚本家としてはイマイチ。だって、過去「未知との遭遇」くらいしか脚本作ってないもんね。
くどいようだが、監督に専念してもらうたかった。
ところで、「キューブリック製作、スピルバーグ監督」ならどんな風になっていただろうね。
多分、興行収入は今の作品よりもっと悪くなるだろうね。でも、個人的には結構好きになったと思う。
72名無シネマさん:01/08/28 20:15 ID:eyyjwi/E
もっとカキコage
73prince:01/08/29 01:13 ID:eLf8kSSc
スーパートーイのテディがママの髪の毛を持っていたのには、泣けた
テディage
7462:01/08/29 01:38 ID:Ztt6qjYU
>>67
>確かにね、「成果による量産化」ではないかもしれない。
>ただし、デイビットを造るきっかけは、死んだ息子蘇らせるといった、
>(歪んだ?)愛情だったのではないかと思います。
>そして、その過程で愛情が薄れ、デイビットの「量産」に至ったのでは。
>大量のパッケージと女の子バージョンも造った設定は、それの象徴ではないでしょうか。

制作者のディビッド製作の動機は確かに愛情からかも知れないが
結局あの親父は「技術者」なんだな。
あの親父とディビッドの会話を見ると、それが典型的に見て取れる。
技術者の性として、最初にディビッド単体を作ったとは思えない。
男女のA.I.が、予備を含めて複数は作成されていただろうな。
もちろん上手くいったら(行く筈だった)需要があるわけだから
そのまま商品になるわけだよな。
さらにディビッドを修理した場所とか、処理工場の存在を考えると
A.I.はディビッド単体とはとてもじゃないけど考えられない。
ああいうモノは商売抜きには存在しないものだから。

>所謂「人口知能」とは、「自ら体験し、学習し、インプットする」その繰り返しを行い成長(バージョンアップ)します。
>したがって、「今日のデイビットは昨日のデイビットにあらず」ではないでしょうか。

それはそうだが、「A.I.」の基本スペックとして『永遠の愛』が保証されているでしょ。
だから、A.I.がいくら学習しても『永遠の愛』に変化はない筈。
そうでないと『永遠の愛』は保証できないでしょ。
結局、嫉妬とか相手からの愛を求めるのは『永遠の愛』を補完するための手段に過ぎない。
そういう部分は、もちろん学習するんだけどさ。
だから、それを以てして人間の心に近づいたと考えるのはどうかいな?

>「愛」とは、相手がいるからこそ成り立つもの。その相手がいなくなれば、いくら「永遠の愛」を確立しても無意味。

キリスト教国において、それは真じゃない。
対象が目の前にいなくても、相手から何も返されなくても何者か(神)に対する愛は普遍的に認識されているはず。
だから、あれほどまでに「神」という単語が出てきたんでしょ。

−続く−
7562:01/08/29 01:39 ID:Ztt6qjYU
>>67
続き。

>ナレーションで「永遠の夢へ旅立った」って言っていたようだけど。この時点で「死」と解釈できるのでは。
>また、「目を閉じた」ことでも、想像できると思うのですが。

む。永遠の、なんて言っていたかな?
「その夜、ディビッドは初めて夢を見た」又は「夢の世界に入って行った」
じゃなかったかな?
話の組み立てからして、永遠の愛と限りある愛の対比なんだから
ここで母親と一緒にくたばってしまったら、それこそどうしようもない。

そもそも、自分で選んだからといって勝手に死ねるようにできているとは
とても思えないんだけど。
しかも寝ただけで(藁

そらそら、永遠の愛なんて人間にはないんだぞ。有限の愛を持つお前らは大事にせえよ。
と言いたいんだろ、スピは?
だからこそ、永遠の愛を持つディビッドは生き続けなきゃならない。

>上記と重複しますが、「永遠の愛を持つ主人公」ですら、最終的には死を選択してしまう。
>そういった視点なら、据える理由はあるのでは。

ディビッドには「壊れやすい愛」なんて無いわけでしょ?
死を選択(とは思えないが)することは、そのテーマに添っている行為とは思えないんだけどね。
壊れやすい愛を大事にしよう、と言いたいならなおのこと「永遠の愛」を持っている主人公は不適格でしょ。
アンチテーゼとしての存在ならわかるけどな。(こっちが本命って気がするが)
だいいち、それじゃその日その日を大事にしてないじゃん。

>母親との1日は、「壊れやすい愛を大事にしようとする姿勢」を見せていたのではないですか.

いや、壊れやすいのは母親の愛の方で、ディビッドのそれじゃない。
ディビッドの努力として見るのは変。
しかも、あれは本当の母親ではなくてディビッドが望んだ母親だ。
そこではどんな努力も姿勢も必要ないでしょ。

参考までに、キューブリックの「A.I.」のスクリプトが紹介されているページを(本当かどうかは知らないが)
http://www.guerilla-film.com/ai/scriptment.htm
これを見る限り、スピは素晴らしい話をどうしようもない映画に昇華させてしまった模様。
少なくとも、こちらでは登場人物(ディビッド含む)達の動機付けはきちんとされている。
76名無シネマさん:01/08/29 03:21 ID:Ztt6qjYU
ちなみに7つのキーワード。
旧約聖書の「創世記」かね。
1日目。神が顕れる象徴としての雲。「cirrus」
2日目。空と海を分離した象徴としての嵐。「hurricane」
3日目。地の創造と草木の創造の象徴としての花。「turip」
4日目。昼と夜の創造。夜の星の象徴。「particle」
5日目。海の生物と鳥の創造。海の生物の象徴としてのイルカ。「dolphin」
6日目。地の生物の創造。人間の象徴。「socrates」
7日目。天地創造おめでとう、聖なる日の象徴としての賛美歌。「decibel」
77名無シネマさん:01/08/29 03:25 ID:F4v9qX4c
なんだか、AIに関する批評ってなんかどうしても長くなるようですよね。
SFオンラインの添生の批評ももやたら言い訳みたいに長かったし。

もうちょっと、スパっと言い得て妙な批評って無いもんでしょうかね?
駄作。とか以外に(w;

やっぱキュブリックとスピだから、どうしても皆構えて批評するんだろうか。
78出遅れシネマさん:01/08/29 13:14 ID:R6uiLxLI
>>62 さん
>ああいうモノは商売抜きには存在しないものだから。
この映画で引っ掛っている点があるんです。
なぜ、廃虚となったマンハッタンで量産タイプを製作していたのか?大量のデイビットが釣り下げられていた部屋は、どう見ても、正式な生産ラインじゃないよね。ってことは、社会的のも認知されていなかったのでは?
結局、あのホビイ博士の個人的な行為だったのだろうか?そうなると、商業目的というより(根底にはあったにしても)個人の実験成果の満足が強いんでしょう。そうなると、量産タイプのデイビット達の運命も悲惨ですねぇ。

>それはそうだが、「A.I.」の基本スペックとして『永遠の愛』が保証されているでしょ。
>だから、A.I.がいくら学習しても『永遠の愛』に変化はない筈。
基本スペックの「愛」は、「永遠に親を愛する」のみと解釈しています。
それが、「永遠に親を愛し、愛されたい」へと変化していったのではないでしょうか。

>キリスト教国において、それは真じゃない。
キューブリックもスピルバーグも「ユダヤ人」ということを念頭に置いています。まあ、宗教観をここで議論するとグチャグチャになってしまいそうなので、止めておきます。
ただね、どんな宗教を持っていたとしても、「親が子供を愛すること、子供が親を愛すること」は普遍ではないでしょうか。
ここで、意見が分かれるのは、宗教感の相違ではなく、上記の「基本スペック」の解釈の違いかもしれませんね。
蛇足ですが、「永遠に親を愛する」のみのプログラム以上のバージョンアップがなければ、捨てられた時点で、母親の家へ戻り「僕はママを愛さなければならない…」ってな、ストーカー系のホラームビーになってしうもんね。

>む。永遠の、なんて言っていたかな?
あっ、そうでしたっけ?forever…なんて言っていたような気が…。誤解していたかもしれないなぁ。もう一度観たいけど、もうやっていないよなぁ。結構、漏らしていますね。スミマセン。

>「その夜、ディビッドは初めて夢を見た」又は「夢の世界に入って行った」じゃなかったかな?
最初母親との会話で、「僕は眠る必要がない。目を閉じる必要がない。」なんて言ってましたよね。(正確な台詞はご勘弁を)
それが、ラストであのシーンでしょ。少なくとも今までの機能を超えた「何か」がデイビットに宿った証ではないでしょうか?
79出遅れシネマさん:01/08/29 13:16 ID:R6uiLxLI
つづき
>話の組み立てからして、永遠の愛と限りある愛の対比なんだから
>ここで母親と一緒にくたばってしまったら、それこそどうしようもない。
A.I.で『永遠の愛』が実現できても、究極のA.I.は最終的には、人間同様くたばってしまうのよ。ってことで治まりませんか?

>そもそも、自分で選んだからといって勝手に死ねるようにできているとはとても思えないんだけど。
あからさまに、「死」lを連想させる演出するよりも、このラストのほうが後味的には良いと思うけど。

>そらそら、永遠の愛なんて人間にはないんだぞ。有限の愛を持つお前らは大事にせえよ。
>と言いたいんだろ、スピは?
同意ですね。

>だからこそ、永遠の愛を持つディビッドは生き続けなきゃならない。
これは、不同意。「永遠の愛を持つディビッドすら死んじゃうんだから。」と思う。
私はどうしても、デイビットを殺してしまいたいようだ。 藁

>いや、壊れやすいのは母親の愛の方で、ディビッドのそれじゃない。
私の視点は、前述のように永遠の相思相愛がなければ「永遠の愛」は存在しないと思っています。したがって、「壊れやすい母親の愛」があるからこそ、「壊れやすい愛を大事にしようとする」のではないでしょうか。

>そこではどんな努力も姿勢も必要ないでしょ。
「姿勢」という表現が不的確だったかも。「期限付きの愛(壊れる愛)でも、夢が叶ったのだから、楽しんだ。満足した。」
ってほうが、良いかも。

「タイタニック」とか「ID4」とかの、単純なストーリーとCG映像を楽しみたい人達には、つまらない映画だったかもしれない。でも、もう1歩踏み込んだ見方をしてもらいたいものだ。この映画に限らず。
80出遅れシネマさん:01/08/29 13:22 ID:R6uiLxLI
あっ、上記の最後のカキコは、62さんに言っているんじゃないので、
気にしないで下さい。
81名無シネマさん:01/08/29 20:03 ID:VZYNYY4c
興味AGE
82名無シネマさん:01/08/29 21:27 ID:.SD5Smn2
>>76

いい感じだと思います。
8362:01/08/29 23:13 ID:hb3Sgr6Q
>>78
>基本スペックの「愛」は、「永遠に親を愛する」のみと解釈しています。
だから「永遠に保証」ってことは、そこに変化が無いことが前提でなければあり得ないのよ。
変化するということは、永遠ではないってことを意味しているわけでさ。
それを設計者が考えなかった訳がない。
シナリオライター(=スピ)が考えなかったことは充分考えられるけど(藁

>「親が子供を愛すること、子供が親を愛すること」は普遍ではないでしょうか。
現代アメリカにおいて、それが幻想であることは充分証明されていると思うけど。
もちろん、見る人達もそれを念頭に置いているだろうことは
いくらスピでも想像に難くないでしょう。

>蛇足ですが、「永遠に親を愛する」のみのプログラム以上のバージョンアップがなければ、
>捨てられた時点で、母親の家へ戻り「僕はママを愛さなければならない…」ってな、
>ストーカー系のホラームビーになってしうもんね。
あたしを愛しているなら出ていって、と言われれば戻ってくることはないのでは。
ああいう母親みたいな人は平気でそういう台詞を吐くだろうな。

>>75のリンク先(キューブリックの原案)では、このようになっている。
  作り物のディビッドを愛せない母親は苦悩の余り、アル中になってしまう。
  アルコールを欲しがる母親にアルコールを運ぶディビッド。
  結果、ますます嫌われることになる。
  実の息子が帰ってきたとき、母親はディビッドを追い出し、こう言うのだ。
  「本当の人間になれたら戻ってきてもいい」

ディビッドは、母親の望みであるからこそ人間への道を求めて旅立つのよ。
これなら実にすっきりする。

>「僕は眠る必要がない。目を閉じる必要がない。」
これはキーワード入力後だっけ?前だっけ?
とにかく、冒頭で語られていた「基本性能」では
「夢を見るようになることすら可能」だったよね。
だから、夢を見ることは初期設定ではなくて後に発現する性能ということでしょうな。

>永遠の相思相愛がなければ「永遠の愛」は存在しないと思っています。
相思相愛ならなおのこと。ディビッド(愛している方)の努力ではどうにもならない訳で。
そこは母親が努力しなければならない。でしょ?

>でも、もう1歩踏み込んだ見方をしてもらいたいものだ。この映画に限らず。
あなたよりももっと深く見ている人も大勢いることを忘れちゃいけないよな。
そういう人達にも、この映画が好きな人もいれば嫌いな人もいる。
結局は、人それぞれ好きな楽しみ方をすればいいと思うぞ。
それぞれの楽しみ方があるんだから、そこにどうこう言わない方がいいね。
それはルール違反ってものよ。
84名無シネマさん:01/08/30 01:34 ID:huuV2fwQ
遅ればせながら本日観た。
「愛」を扱っているので、誰でも意見の言える映画。
ただし、映画そのもの(演出&脚本)の出来は悪い。
85名無シネマさん:01/08/30 12:04 ID:GZbpoUfM
久しぶり「●A.I.統一スレッド・N°8●」に来ました。
だんだん、議論内容が成熟して来ましたね!
読んでて大変参考になります。
こんな感じで、他のスレも成長すれば、映画板閉鎖は免れるかな?(2ch自体は兎も角)

>>84
あたりは、「N°2〜4」あたりで出尽くしてる意見ですね〜。
過去ログ見れば色々と変わってきますよ!(多分)
86名無シネマさん:01/08/30 12:54 ID:3mU/AwRk
キュはプログラムの愛と比較することで
人間愛を表現しようといていた。
スピは人間愛そのものを表現しようした。

ダメですか??
87名無シネマさん:01/08/30 13:36 ID:8QPDq6wA
>>85
禿しく勘違い<免れ

>>84
同意
88名無シネマさん:01/08/30 13:47 ID:yXn1mdPI
スピルバーグが最後に出てくるのはAI(メカ)だって言ってますね。

あー、スッキリした。未知との遭遇があったからややこしいんだよぉ〜
って、スピルバーグもそのあたり苦笑してたみたいだねぇ。
8984:01/08/30 13:49 ID:KxE3tufc
>>84
>あたりは、「N°2〜4」あたりで出尽くしてる意見ですね〜。
>過去ログ見れば色々と変わってきますよ!(多分)

ぜんぶオコチャマすぎるんだよ・・・
子供だから許されるのかもしれんが、
「愛」はあんな簡単なものじゃないだろう。
愛してもらうには、それなりの「努力」も必要だし、
「時間」もかかる。「信頼」関係も必要だ。

こんなに「愛」を表層的に扱った映画は子供騙しにすぎない。
本当の「愛」は、一言も口にせずとも、相手が側にいなくとも、
存在するもんだろう?

愛を軽々しく語る前に、成瀬監督の「浮雲」を観て欲しい。
人間の行動なんて、ほんとは解説ができないもの。
90IDかわっとるかもしれん:01/08/30 13:56 ID:IsQXWKKI
やっぱ、ここは勉強になるよ・・・
みんなの『A.I.』(愛)の形
なんっつて(自爆ワラ)

ねっ?そうでしょ?
>>87
>>89
さん
91名無シネマさん:01/08/30 14:11 ID:Gpmjyo4o
ネットで広まってるドラえもんの最終回を思い出したのは俺だけか?
ノビタが大人になってドラえもんを直すという話。
92名無シネマさん:01/08/30 15:21 ID:4VbO83GU
愛 = 「誰かを大切に思うこと」
だからデイビッドの愛は本物。
本物だから彼は不幸になってしまった。
93名無しシネマさん:01/08/30 16:23 ID:EzLEL4BE
>>89
『愛してもらうには、それなりの「努力」も必要だし、
「時間」もかかる。「信頼」関係も必要だ。』の部分と
『人間の行動なんて、ほんとは解説ができないもの。』の部分、
矛盾してないか?
9446:01/08/30 16:38 ID:kFeDlQdY
愛は理屈じゃないんだよー
95出遅れシネマさん:01/08/30 16:54 ID:/zmwW9PI
>>62 さん
>だから「永遠に保証」ってことは、そこに変化が無いことが前提でなければあり得ないのよ。
>変化するということは、永遠ではないってことを意味しているわけでさ。
確かに親を愛するって事で「永遠の保証」は、最初からあった。
でも徐々に「親に愛してもらいたい」という愛が、付け加えられたいった。 で良いのでは。

>現代アメリカにおいて、それが幻想であることは充分証明されていると思うけど。
アメリカ人の家族を知っていますけど、「幻想」ってことは無いと思いますよ。

>あたしを愛しているなら出ていって、と言われれば戻ってくることはないのでは。
この時点でA.I.に矛盾が生じて、ドキュンになっちゃう、ってストーリーもアリ?

>75のリンク先(キューブリックの原案)では、このようになっている。
>「本当の人間になれたら戻ってきてもいい」
これじゃぁ、内容が浅くなってしまう気がします。まあ、キューブリックらしいか。

>それはルール違反ってものよ。
独り言です。スンマソ。
96名無シネマさん:01/08/30 17:57 ID:6eeBwwf2
MECHA(メチャ)本物!
英語でもシャレとして通用するの?
9784:01/08/30 18:56 ID:L.7iaprQ
>>93
矛盾でも何でもない。
「愛」なんてのは様々な要因が絡み合い
「慈しみ育て上げる」ものだということ。


それと、「本当の愛」を表現したかったのなら、
睡眠か、機能停止か、死かわからないようなラストではなく、
2000年のうちにデビッドのプログラムが故障したのに、
それでも、母の愛を求め続けるというラストがよかったのではないか。

そして、それは限りなく「人間に近いAI」の誕生であり、
デビッドの夢(ピノキオから人間へ)が叶う瞬間である。
ここまでAIの進化を描いて欲しかった。
(わけのわからんニョロニョロではなく)

・・・恋は盲目でもよいが、愛は違うのだ。
98名無シネマさん:01/08/30 22:40 ID:.HfDH2oM
AIのプラグラムされた愛情のために人間が再生される・・・
すてきな未来に涙しました。最後は決してピノキオではない。
99名無シネマさん:01/08/30 23:14 ID:0INL1bnc
>>98
人間なんて所詮それくらいの価値しかないってこと。
最後はわざとあやふやにしたと思われます。
100名無シネマさん:01/08/31 00:00 ID:wUDmjaAY
誰かCD買った人いる?
10162=83:01/08/31 00:35 ID:uvKAlk.A
>>92
>愛 = 「誰かを大切に思うこと」
>だからデイビッドの愛は本物。
前提が間違えている。
愛 = 「自発的に(誰かに言われてでなく)誰かを大切に思うこと(しかも期限付き)」
だからディビッドの愛はニセモノ。

>>95
>アメリカ人の家族を知っていますけど、「幻想」ってことは無いと思いますよ。
彼らの考えも知っているんですか?
子供の虐待、キッチンドランカー、崩壊する家族。etc、etc...
例を挙げれば暇が無く、すでに何年も前に社会問題になり、現在は珍しくもなくなっています。
幸せな家庭は努力無しにあり得ないことをアメリカの人達は知っています。
映画の中でも、息子が帰ってきてからディビッドを捨てる辺りに描かれていると思うけど。

>これじゃぁ、内容が浅くなってしまう気がします。まあ、キューブリックらしいか。
その辺りは演出やシナリオ次第ですって。

スピの『A.I.』で特に気になったのが登場人物(ロボットも含む)のよく判らない行動。
動機の説明が端折られちゃっている所為なんだけど、そこに一部の過剰演出と
さらに不必要に不親切な点が追い打ちをかけて悲惨なものになってますね。
このおかげで登場人物の行動に共感が持てないところが、
世に溢れている批判の一因であることは明らか。

ジョーの秀逸な演技もあって、そのへんがさらに目立ってしまったのもね。
個人的には、ジャンク市やルージュ・シティで「A.I.」を成長させるシーンが欲しかったところ。
それぞれ1日づつだもんなあ。滞在したの。
102名無しシネマさん:01/08/31 01:01 ID:JshXplKU
努力だ、成長だって繰り返してるけど、そんなに
浮世は単純なものとは思えない。
キューブリックの原案に”幸せな家庭を維持するためには努力が
必要だ”というメッセージが有りましたか?
キューブリック自身が監督したら確実に登場人物の行動の
整合性など重要視しなかっただろうし、共感などは求めなかった
んじゃないかな。
103名無シネマさん:01/08/31 09:41 ID:jDflYLAw
私はロボット達が人間に見えました。
奴隷、もしくは被差別の対象として扱われている人間に見えました。
デイビットの愛はプログラムだったとはいえ、
人間が持つ母親へ対して無条件に抱く愛と同じだったと思います。
「この愛に対してあなたはどうやって応えますか??」
と、この映画に問いかけられた気がします。
ラストはスピルバーグからの提言だと捕らえています。
104名無シネマさん:01/08/31 13:58 ID:.Iz83iuY
今更だけど、昨日やっと見てきたので、感じたことを一言。
自分には、特に深いテーマとか問いかけとかは一切感じなかった。
やはり、これは好き嫌いは別にして紛れも無い娯楽大作だと思うよ。
全体の展開は、観客の意表をつくように考えたんだと思うけど
今の観客は、ちょっとやそっとの画面の迫力や意表をついたストーリー
では驚かなくなっちゃってるからね。それに、スピルバーグも
尊敬するキューブリック映画の重厚さとでもいう雰囲気を出すように
努力したけど、結局は無理が生じたんじゃないかな。
致命的なのは、一つ一つの展開の詰めの甘さ(時間が無かったのか?)
とお涙頂戴物にしたかったのか、それとも壮大なSF大作にしたかったのか
中途半端になってしまったからだと思う。
でも、すごく印象に残る映画だと思うし、映画を見たっていう満腹感が得ら
れたから好きな映画のひとつになったよ。
また見てみたいって気持ちにさせる映画であるのは間違いないでしょ?
105101:01/08/31 14:00 ID:2FaM9EcY
愛は理屈じゃないから・・・
106名無シネマさん:01/08/31 14:02 ID:2FaM9EcY
あゴメン間違えた。
>>101 って打つつもりだったんだけど。
ちなみに >>92です
10789だけれども:01/08/31 14:32 ID:zSAFLlrk
>>90
とにかく映画として駄作なのは明白だな。
ここで愛を語っているやつは、自分が語りたい愛をあの映画にこじつけてる
いかに自分が愛にあふれているかを語りたいだけじゃん?

セクースあればストーリー要らないってAVと、愛があればストーリーなんか
いらないって映画。どっちが寒い?
漏れは後者が寒いね。まだセクース重視のAVのほうにテーマを感じるよ!
ここでAIけなしてるやつって、こんな感じなんじゃない?

あ、漏れ、女ね。とりあえず想像力のたくましそうなドキュソ女どもへ
先にことわっときます〜♪
108名無シネマさん:01/08/31 14:38 ID:zSAFLlrk
>>90
ゴメソ。皮肉書き込みだと思ってたんだけど、もしかしてマジ勉強に
なると思てたのか?
だとしたら、キショいよ…

親子が他人って認識がないやつばっかでさっきからサブイボたってんだけどさ。
109名無シネマさん:01/08/31 14:57 ID:2FaM9EcY
この映画のテーマ(モットー?)って「愛」というより、
「どんなに作りがよくてもロボットと人間は一緒にはなれない」
みたいなものなんじゃないの?
110名無シネマさん:01/08/31 14:58 ID:2FaM9EcY
確かに「愛」は加わってるけどね。
メインはテクノロジーが狂った方向に向かってるって事だと思うな。
111出遅れシネマさん:01/08/31 16:41 ID:koatHXbo
>>101 62=83 さん
>彼らの考えも知っているんですか?
知ってますよ。因みに、2年半アメリカに住んでいました。(ド田舎ですけど)
それに、職場にも、アメリカ人いますから。
>幸せな家庭は努力無しにあり得ないことをアメリカの人達は知っています。
私の知り合いは、所謂上級階級の連中だから、一般論は分かりません。
彼らは現実を知っているからこそ、日本人より家族を大切にしようと努力しています。
そいった意味で「幻想」とは言い切れないと思っています。
>映画の中でも、息子が帰ってきてからディビッドを捨てる辺りに描かれていると思うけど。
捨てた理由は、これ以上一緒に住んでいたら、息子が危ないという防衛策ではないのでしょうか?
「人間じゃないんだもの、何をしでかすか分からない。」ってことでしょ。
>その辺りは演出やシナリオ次第ですって。
なんか、すっごく観たいなぁ。(無理ですね)
>このおかげで登場人物の行動に共感が持てないところが、世に溢れている批判の一因であることは明らか。
>個人的には、ジャンク市やルージュ・シティで「A.I.」を成長させるシーンが欲しかったところ。
激しく同意します。あの第2章をもっと充実させてもらいたかった。

>>103 さん
>奴隷、もしくは被差別の対象として扱われている人間に見えました。
ジャンクショーを観たとき、ユダヤ人の迫害を連想しました。
おそらく、「ホロコースト」や「シンドラーのリスト」を意識したんでしょうね。
>「この愛に対してあなたはどうやって応えますか??」
>と、この映画に問いかけられた気がします。
だから、賛否が分かれる。テーマの結論は、観た人達に委ねられていると思います。
これは、そういった映画だと思います。

>>104 さん
>でも、すごく印象に残る映画だと思うし、映画を見たっていう満腹感が得ら
>れたから好きな映画のひとつになったよ。
同意ですね。最高傑作とは言わないけど、私も好きな映画の1本になりました。

>>107 さん
>いかに自分が愛にあふれているかを語りたいだけじゃん?
決め付けは、良くないですね。単純に映画の主観的な解釈をしているだけですけど。
>愛があればストーリーなんかいらないって映画。
A.I.ってストーリー無かったでしたっけ?
>親子が他人って認識がないやつばっかでさっきからサブイボたってんだけどさ。
確かに「親子は他人」です。しかし、「自分の子供」と「別の人の子供」とでは、依存度が全く違うでしょ。
参考までにお聞きしたいのですが、107さんの好きな映画って何ですか?
112名無シネマさん:01/08/31 20:44 ID:fm6KPcA2
>>107
ナニ醒めたカキコしてんだよ。
どうせあんた、愛に飢えた孤独な独身さんなんでしょ
11362=83=101:01/08/31 23:49 ID:dYl4wFb6
どんどんハンドル(?)が長くなるなあ。

>>111
>捨てた理由は、これ以上一緒に住んでいたら、息子が危ないという防衛策ではないのでしょうか?
>「人間じゃないんだもの、何をしでかすか分からない。」ってことでしょ。

色々理由を付けて、でも結局捨てちゃうあたりがなんとも鬱。
契約通り工場にでも連れていくならまだしも、中途半端も甚だしい。
キーワードを入力した時点で、ある程度の覚悟ができたのかと思ったらとんでもなかったね。
結局あの母親は、その場の感情でなんでもしてしまう人間なんだよ。
まったく後先考えない。
そういう人物こそが、色々な問題の根元だったり。
ある意味、実に人間らしいと言える。

まあしかしこの映画を「映画のいち作品」として見た場合かなりダメだと思うよ。
自分の守備範囲を考えずに、他人のコンセプトで作っちゃった処から間違い。
おかげで各所に無理が出て、それを隠しきれなかった。
結局何を言いたいのか、見た人から議論が百出するありさまだし。
それが(明らかに)狙って作られた効果ではないところがねえ。

スピはインタビューで色々言っていたみたいだけど、
映画監督は映画という作品の中で言いたいことは語ってしまわなきゃダメ。
公開後にフォローを自分でいれるなんて、ちょっとお寒い行為やね。
その上、キューブリックがどう言ったとかなんてことも明らかにする始末。
普通の作品で、シナリオライターがどう言ったとかシナリオコンセプトはこうだった、なんてことは言わないでしょ。
言うやつもいるかも知れんけど、そんなのは聞かなくても楽しめるってのが大事なわけで。
114名無シネマさん:01/09/01 10:29 ID:1TF9SrIs
作品としての良し悪しは別として、色々考えさせられた映画です。
私が印象に残った場面は、デビットが自分と同じロボットが沢山並んでいるのを発見してしまったとき。
それまで、彼は自分がロボットであることを自覚していたとはいえ、自分は他のロボットとは違う特別な存在だと思っていた。(真剣に人間になろうとしてたわけだから)
しかし、自分と同じロボット達を見てしまった瞬間、彼のアイデンティティは見事に崩れてしまった。
自分は何故存在するのかという、哲学的問題が実に残酷な形で明らかにされてしまったわけだから。
もしキューブリックなら、2001年のHALみたいに発狂させていたかもしれない。
デビットの愛情が単なるプログラムでしかないという意見もあるが、この場面でデビットがもう一つのデビットをたたき壊すところなどは、単なるプログラムでは説明できないと思います。
115名無シネマさん:01/09/01 10:36 ID:6lP5Ncvo
>>112
すまんなぁ期待に添えなくて。漏れ独身じゃないんだわ。
>>112はもしかして家庭が荒れてる? なんかそんな感じがするYO!
116名無シネマさん:01/09/01 11:40 ID:ctdAJScU
おたくくさい。。。。。。。>115
117名無シネマさん:01/09/01 18:02 ID:zI1.Ju5g
>>114
>デビットの愛情が単なるプログラムでしかないという意見もあるが、この場面でデビットがもう一つのデビットをたたき壊すところなどは、
>単なるプログラムでは説明できないと思います。

そういう仕様のプログラムだからに決まってるじゃん。
単なるプログラムはそんなことしない、なんて言うなよ?
118名無シネマさん:01/09/01 18:22 ID:GMxHYuBg
>>117
ではなんで博士はそれをわざわざ実験で
確かめようとするんだっけ。
119117:01/09/01 18:25 ID:zI1.Ju5g
>>118
仕様通り動いたか確認するため。
120名無シネマさん:01/09/01 18:29 ID:GMxHYuBg
>>119
なんでそんな事するんだっけ。
つまりプログラムされてないからだろ。

予想通りの行動を選択したが、行動そ
のものはプログラミングされてなかっ
たと。
121名無シネマさん:01/09/01 18:44 ID:zI1.Ju5g
>>120
>つまりプログラムされてないからだろ。
何故そこでそういう結論になるかな。
プログラミングしたことは確認しない、なんて思ったら大間違いだぞ。
プログラミングしたら、結果を確認するのは当然の事だ。

そもそもこれは「単なるプログラムで説明できない」(>>114)に対する反論に過ぎん。

>予想通りの行動を選択したが、行動そのものはプログラミングされてなかったと。
自立行動型のA.I.ならそういうものだ。A.I.(人工知能)だからな。
122121:01/09/01 19:20 ID:zI1.Ju5g
ちょっと訂正。

>>予想通りの行動を選択したが、行動そのものはプログラミングされてなかったと。
>自立行動型のA.I.ならそういうものだ。A.I.(人工知能)だからな。
人工知能では、大雑把に言って行動に2種類ある。
プログラミングされた行動と、学習した行動。
何かを壊すという行動は、先にプログラミングされていた筈だ。基本行動だからな。
ここで注意しなければならないのは、理由と行動は別にプログラミングされているということだ。
「気に入らん」→「気に入らん時の行動候補検索」→【「対象を壊す」、「逃げる」、「無視する」】→「「対象を壊す」を選択」
と、その場その場で判断していくことになる。

人間のように行動したからと言って、人間になったなんて言わないように。
そういうプログラミングなんだから。
123名無シネマさん:01/09/01 20:16 ID:aVaxwfYo
114です。
112さんの言う、「気に入らん」というのは、まさに「感情」であり、人間とほぼ同等の感情や意志をプログラムや学習によって獲得できたということなのでは…
キューブリックの2001年では、HALがニュースキャスターに人間と同じように感情があるのかと聞かれて、「感情があるかの様にプログラムされている。
しかし本当のところは分からない」と答えている。
結局、HALは任務に矛盾を感じて発狂し、次々に乗組員を殺してしまう。
私は、HALは人間と同等の感情、意志を持っていると感じたのだが、本当のところはHALが言うように分からない。
哲学的になってしまうけど、感情があるかないかを認識できるのは、結局自分だけなのだから。
124名無シネマさん:01/09/01 20:23 ID:vu53.7.U
結局、最後眠りについたディビッドはもう一度起きるの?

なんだか、あのままママと一緒に昇天とかいうオチなら
スピルバーグが信じられなくなりますが。画面には映さなかったけど
そういう皮肉とか含めてるラストじゃないのかなぁ・・・って思ってるんだけど?
125121=122:01/09/01 21:53 ID:Llbdx7Dg
>>123
>112さんの言う、「気に入らん」というのは、まさに「感情」であり、
>人間とほぼ同等の感情や意志をプログラムや学習によって獲得できたということなのでは…
122だけど。まあいいや。横レスだ(藁
「気に入らん」と言うのはある状態をあらわすために便宜的に使った単語だよ。
プログラムによって認識できるモノに過ぎない(そこに至るまでには、当然色々な段階を経ている)

簡単に説明するな。
喜怒哀楽カウンタみたいなモノを考えてちょ。
今の入力(見たこと・聞いたこと)は、自分の中の大切なことにプラスだから喜カウンタと楽カウンタに1プラス。
全部のカウンタを見た結果、「ちょっと嬉しい」状態と決定。ってな感じ。
A.I.ではそれを複雑にしたシステムが組まれているんだろ。
人間と同じプロセス又はそれにごく似ているモノと思えばいい。
そうなると、本当の感情って何よ? な哲学的問題に当たっちゃうんだな。

感情に見えるモノはプログラムによる結果なだけに過ぎない。
元々本物にそっくりにできているモノが本物に変化したとして、
それが人間に判断できるとは思えないしな。

例え話をひとつ。
黒い箱がある。これに話しかけると、箱は何か言って返す。
それは果たして電話機なのか人間の声に反応する機械なのか。
機械だったとして、人間そっくりの反応を示すなら電話機と区別がつかない。
さて、途中から対応するのが電話に変わったとして、それを区別できるか。

箱が突然金切り声を上げて、相手を罵倒した。だから、その時点で電話である。
と言うのは簡単だけど、それが機械の反応ではないと言い切れるか?

ま人間の感情ってのは有機的反応な訳だから、A.I.には「本物」を獲得する術はない。
プログラムされた感情は、何かの出来事に対してどういう反応を示すか。そういうモノ。
その感情が本物かどうかを議論するのは、同一の性能を持つカバンに
ブランドタグが貼ってあるかどうかで上等な品かどうかを議論するのに似ている。

2001の話な。
>結局、HALは任務に矛盾を感じて発狂し、次々に乗組員を殺してしまう。
んん〜?
HALは自分を壊そうとする因子を排除しようとしただけだって。
相手のしたいことを見て、選択的に乗務員を殺したんだからさ。
本当に任務に矛盾を感じて乗務員を殺そうとするなら、
空気を抜いちゃうとか、そういう方法を採っていただろ。
126コピペ:01/09/02 07:24 ID:0CNEutQA
本作を絶賛する人:
SF的な設定には全く興味を持っていない。なので「ロボットに愛が芽生えるか?」
という根本的な疑問は持たず、道徳的見地より「愛ありき」で物語の進行を見据え
る。つまり愛とは何かとは考えずに、その愛がどういう末路をたどるかにしか興味
を示さない。結果、そこで思考停止してしまい(常識論・一般論・道徳論から「愛」
そのものを否定するわけにはいかないから)無垢な魂を見てカタルシスを得る。

本作を批判する人:
SF的な設定に興味があり、時代考証や科学公証に興味がある。なので「ロボット
に愛が芽生えることがあるのだろうか?」と疑問を持ち、その真理探究の見地より
「愛とは本来何か?」で物語の進行を見守る。つまり、愛とは不定形で不条理なゆ
えにそこには多くの答えがあると思っている。そのために無垢な魂を見ても、愛の
代価を求めたデビッドに欺瞞を感じてしまい怒りを得る。

これは優越感だが、本作を絶賛する人はこの世にはこんな映画なんぞ足元にも及ば
ない作品があることを知らずに一生を終えるのだと思うと、哀れにすら感じる。
発言者:んじょも検事
127名無シネマさん:01/09/02 10:28 ID:VniK3x0w
このスレ映画見てる人少ないんだね…

テーマとかデキの話になると、むりやり「愛」「愛」叫ぶナルオタ
多すぎです。
128名無シネマさん:01/09/02 11:02 ID:yv06dVIE
>>126
みたいな物を、コピペとして引用してる方が、どうかと思うが?
>>125
もう一度、2k1を観ることをお薦めする。
129名無シネマさん:01/09/02 23:11 ID:MKbyijDU
CGが凄かったな〜
130125:01/09/03 00:39 ID:iDQABwNY
>>128
んー、言い方が悪かったかな。長くなりそうで端折っちゃったんだが。
2001は散々見たよ。昔のヤツな。

HALは発狂して乗務員を殺した訳じゃなくて、乗務員を殺したから発狂したと見なされたの。
2001をよく思い出してくれ。
1.通信設備の故障をHALが通知。
2.故障したというチップに、艦内のテスト装置では不具合を見つけられなかった。
3.乗務員Aの地球との通信で、HALの故障の可能性の話題。
  最悪の場合、HALの電源を切ってコントロールを切り替える可能性の示唆。
4.乗務員A(名前忘れた)の艦内での会話「神経症の患者(=HAL)がいるかも」
5.通信設備の故障。実は故障予報回路の故障。
  HALの電源を切って作業が必要、と地球からの映像通信で通知。ここで通信が途絶える。
6.乗務員Aが艦外作業中に死亡(=HALのせい?)
7.ボーマン船長とHALの会話。ボーマン船長のHALの接続を切るという脅し(=HALにとって最悪の事態)
8.艦内の空気が抜かれる。
9.ぎりぎり宇宙服を着るボーマン船長。
10.デイージー……デ…イ…ジ…

HALにとっては人命より大切なものがあったんだな。
任務の遂行の意志か、乗務員のHALへの信頼か、そのへんはわからないが
とにかくそれを守るために危険な乗務員を排除する事を選択し、実行しちまった。
その後、接続を切ると脅された時点で「仕方なく」乗務員全員を殺すことにして
艦内の空気を抜き始めるんだよ。
だから、「任務に矛盾を感じて発狂」なんかでは決して無い。
HALのしたことも、自身を守るという行動原理ははっきりしていたわけでさ、
人命を奪うという行動に出ちゃったから、結果的に発狂したと見られるかも知れないけど
果たしてそれは「発狂した」と言えるのかね?
自分が助かるために他人を殺した人がいたとき、殺した方は発狂したと言われるんだろうか。
HALは人じゃないので、不毛な論議かも知れんけど。

HALが前述5の後で、いきなり艦内の空気を抜いたりしたら「発狂して乗務員を殺した」と
言われてもしかたがないけどな。
まあ結果的に発狂したと言われるんだけど、これは「殺人を選択・行動した結果」発狂したとみなしたに過ぎない。

取りあえず、A.I.統一スレなのでA.I.の話題も書いておこう。
>>123
>哲学的になってしまうけど、感情があるかないかを認識できるのは、結局自分だけなのだから。
感情があると認識するように組まれたプログラムならどうよ?

>>124
>結局、最後眠りについたディビッドはもう一度起きるの?
起きると思うね。
この映画を見た人は、ラストで「ディビッドが夢を見た」のを機能停止したと見るか
単に夢を見ただけと見るかの2種類に分かれるね。
そういうところははっきりさせて欲しいよなあ。
131名無シネマさん:01/09/03 01:02 ID:lSp16OyE
>>130
2001ネタで恐縮ですが。
それは小説の方の話では?
映画ではボーマンはディスカバリー号から締め出し食らうんですが。
乗組員Aはフランク・プールですね。

スレ違いなのでsage

2001もA.I.も好き。こんな私はヘンですか?
132130:01/09/03 01:19 ID:iDQABwNY
>>131
あーごめん。そうだったかも知れない。
映画の補完のために原作も読んでいたんでちょっと記憶が混乱しているね。
でも言いたいことの大筋は変わらないんで、大目に見て。

ヲレもsageとこ。
133128:01/09/03 10:23 ID:t7hCMimI
>>130
了解!!!
134名無シネマさん:01/09/05 00:12 ID:eW2TiWR.
この夏色んな映画を観に行ったけど
結局一番印象に残ったのはこの映画だった。
良くも悪くも期待を裏切られた作品ではあったが、
9月21日でファーストラン終了ってことらしいし、
もう一回観に行っておこうかな。
135名無シネマさん:01/09/05 00:36 ID:dFEh5jII
>>134
慌てない方がいいぞ。
絶対「ディレクターズカット」とか「完全版」が公開されるに決まってる。
136名無シネマさん:01/09/05 09:24 ID:drtgpMBU
私は2回目を見てきました。

この映画のテーマは、「愛を受ける側の責任」ではないかと思いました。
最初の会議のシーンでの、女性の発言がやけに気に掛かったからです。
またジョーの「愛とサービスは違う」という言葉も印象的でした。

最後に、デイビットは「夢の生まれる場所に旅立った」となっていました。
一度はデイビットも機能が停止した身(死んだ身)ですので、
宇宙時間にその存在を記憶されており、
デイビットも実は一日限りの復活だったと考えるのどうでしょうか??
ちょっと苦しいですけど・・・・・・。

3回目も見たいです。
ちなみに「please make me a real boy」で、
どうしても泣いてしまいます。
137 :01/09/05 09:44 ID:7Ozb8wps
こんなのツクタよ〜ヽ(´ー`)ノ
280k
http://www.rizm.net/UserData/389/2ch%20A.I.WMV
138名無シネマさん :01/09/06 12:27 ID:3X/gQ9qE
>>137
あんた、ヒマね〜
139名無シネマさん:01/09/06 18:48 ID:UosBmaS2
はじめて覗いたときよりも随分と評価が高くなったような気がする。。。
でも、可哀想で泣けるけど感動では泣けないよ。
140名無シネマさん:01/09/07 00:49
>>139
>はじめて覗いたときよりも随分と評価が高くなったような気がする。。。
いや、リピータの書き込みが多くなっただけ。
141名無シネマさん:01/09/07 02:51
A.I 感動するか?俺としては駄作だと思うんだが、
なんか話が読めるし、特に感動するわけでもない
最後の宇宙人ときたら、、、なんて映画だ。って思ったよ

アウターゾーン(昔のジャンプの漫画)13巻の2話目の話の
ほうがよっぽど面白い、マジで、それもロボットの話だから読んで皆
142名無シネマさん:01/09/07 04:20
>>141
最後に出てきたのは宇宙人じゃなくて、さらに進化した未来のロボットだよ。

人間がインプットした愛情が、人間が滅びても存在しつづけ、その愛に
バーチャルな世界で1日だけ応えたのも、またロボット・・・このストーリー展開が
人間(観客)にとってどういう意味を持つのか? そう考えるのも
一つの解釈に繋がると思う。
ちなみに、自分は映画の様々なシーンに人間に対する皮肉がちりばめられてる
と思った。人間は自分の欲しいものだけ求めて、築き上げた文明社会に無責任・・・
デビットが可哀想であればあるほど、人間の卑怯さを感じたな。

A.I.はスピルバーグ作品では珍しく、いろんな解釈が成り立つ映画。
そういう意味では傑作かもね。
143名無シネマさん:01/09/07 04:24
最後は蛇足だったな。
母親が再登場してからは、引きまくりだったよ。
子供ロボットと母親が一緒になって熊を驚かすところなんか、恥ずかしい
やら白けるやらで。
144名無シネマさん:01/09/07 19:40
隙だらけ、ツッコミどころたくさんあるけど、でもあえて、デビットの
感情の変遷に焦点をあてているということで、それもアリかな、と思う。
個人的には子供が悲しんだり苦しんだりするのに弱いので、もう少しぬるい
結末でも良かったかも、と思った。あと、最後部分は余計。
 私としては、見た目も感情も人間そっくりだったら、そりゃ、「人間同様に
扱ってやればいいのに、かわいそう」だろうが、見た目は人間には程遠い、
たとえば、単純に思考・感情部分だけのチップを取り出したして、それに対して
あえてひどい入力したら、それは虐待になるのかなあ、などとちょっと考えて
しまいました。
145名無シネマさん:01/09/07 21:29
結局主人公に成長が全くないんですよ。
最初から最後まで愛をクレとしか言ってない。
自分から誰も愛したりしないくせに。
千年単位の時間旅行を経て彼にはより人間らしく成長して欲しかった。
その意味ではじめて人工知能を越えた存在になりえたのでは?
非常に不満な映画です。
スピルバーグは絶対人間描けない監督。
まだタイタニックのキャメロンの方がまし。
男娼ロボットがいなかったらほんとに辛かった。
それなのになぁなぁと泣かされてる自分に実は一番腹立った。ちくしょうめ。
146名無シネマさん:01/09/07 22:15
この映画の中に完璧に正しい人(A.I.も含む)は出てきません。
キューブリックらしいですね。
147名無シネマさん:01/09/08 13:12 ID:PbXvVF66
>>145 主人公が未熟だからこそ、子供としてのリアリティがあるとも考えられますよ。
>>146が言っているように、完璧で正しい人は他にもいませんね。そこら辺が
人によっては感情移入しにくいかも。
148名無シネマさん:01/09/08 18:13 ID:PXZpVz7A
>>146
完璧に正しい人が出てくる映画の方が珍しいと思うが。
もちろん、現実の世界にもな。
それから、これはキューブリックの映画じゃねえ。

>>145
>主人公が未熟だからこそ、子供としてのリアリティがあるとも考えられますよ。
それにしては『ロボットだ』色を前面に押し出しすぎている。
目を開けたままプールに沈むシーンとか、腹を切り開いて部品を取り出すシーン、
さらには唐突に笑い出すシーン等々。
ああいうのを散々見せつけておいて「子供としてのリアリティ」もクソも無いと思うが。

んで、あんたは完璧で正しい人が出てくれば感情移入しやすい映画になるとでも?
149名無シネマさん:01/09/08 21:30 ID:g6VdDGYo
ジュードロウがよかった。笑えた。
150名無シネマさん:01/09/08 23:54 ID:b9cg4EyU
>>149
禿同。これだけのために見に行った。
151名無シネマさん:01/09/09 10:03 ID:WqqK/Bx.
>>148
> んで、あんたは完璧で正しい人が出てくれば感情移入しやすい映画になるとでも?

「人によっては」って書いたじゃないですか。私は違うんで、そこは別に気になりませんでした。
あなたの言うように、ロボット面を前面に出しすぎ感はありますけど、それもよく
解釈すれば、やはり初代新製品ということで、完成度が低い面もあるということで、
いいんじゃないですか?あまりにも、子供としてだけのリアリティを追求しすぎると、
みている人が人間かロボットか分かりにくくなるから、ああいうベタな演出も、大衆映画
としてはある意味必要かも。もう少しうまい演出は無かったか、ともおもうけど。
152スティーブンスピルバーグ:01/09/09 10:11 ID:I5gN3p9Q
何をえらそうに

私の爪のあかより価値のない人達が
153名無シネマさん:01/09/09 10:22 ID:oWg8BMKA
かつて、神は自分と同じ姿の人間を創造した。
そして人間も自分と同じ姿のロボットを作った。
やがて氷河期を迎え、人類が滅びた後、ロボットは独自に進化を遂げた。
ロボット達にとって人類がいた頃の世界は、もはや神話の世界である。
果たして、人間は神(創造主)になったのか?
154148:01/09/09 13:47 ID:7Zt9vXQE
ごめん。>>148>>145>>147の間違い。

>>151
あんたは何を言いたいんだ?
結局、スピは主人公をロボットとして扱いたかったのか、
それとも子供として「リアルな」存在にしようとしたのか。どちらだと思うのよ?

>ロボット面を前面に出しすぎ感はありますけど、それもよく解釈すれば、
>やはり初代新製品ということで、完成度が低い面もあるということで、いいんじゃないですか?

よく分かってるじゃん。
この映画で「子供としてのリアリティ」なんて描こうとはしていないのよ。
あくまで主人公をロボットとして扱ってる。
ここで「主人公が未熟だからこそ、子供としてのリアリティがある」なんて
考え方が出てくる事の方が変。

>あまりにも、子供としてだけのリアリティを追求しすぎると、みている人が
>人間かロボットか分かりにくくなるから、ああいうベタな演出も、大衆映画
>としてはある意味必要かも。もう少しうまい演出は無かったか、ともおもうけど。

ああいう映画の場合、普通はロボットだと強調するか、逆にロボット感を排除するか。
どちらかに統一(どんでん返しとか、スパイスとして使う以外は)するものだ。大衆映画だからこそな。
子供としてのリアリティを追求するならロボット感をなるべく排除して人間として扱い、
ロボットを描きたいならロボット感とか人間とは違う部分を強調する、ってな風に。
両方のバランスなんてとっていると、中途半端になっちゃうんだよ。
監督がその映画で何を言いたいのかが分からなくなって却って観客は混乱するだろ。
# 「ある意味」って書いたじゃないですか。と言うならどういう意味かを明らかにするように(藁藁

>「人によっては」って書いたじゃないですか。

そういう書き方をしたら、いくらでも逃げられるよなあ。
世の中色々な人がいるもんな。
一体どういう人を想定しているかが気になるぞ。
完璧で正しい人が出てくれば感情移入し易くなる人。どんな人だ(藁
この映画を見た中にも1人や2人はいたかもしれないが。

結局、スピはシナリオがヘタなんだよ。
演出はヘタだとは思わないが、あのシナリオではあれが限界だろ。
155名無シネマさん:01/09/09 15:34 ID:q0Wtyj/Q
>>148
演出はスピだけどストーリーは間違いなくキューブリックです。
キューブリックファンにこの映画を否定する人が多いけど
結局何にもわかっちゃいないんだね。
156名無シネマさん :01/09/09 15:48 ID:VnZdJvXo
>155
その演出が気に入らないから否定しているんじゃないの?
A.I.は、もうご馳走様。サゲ。
157名無シネマさん:01/09/09 16:33 ID:QDOsoVTQ
今日初めて見たけど、感想は「何かよう分からん映画」やった。
2000年後の部分って、何の意味があるん?無くても一緒やない?
過去ログ読もうとしたけど一つも読まれへんから「過去ログ読んで出直せ」ってのはナシね。
一応このスレは全部読んだけど、2001年宇宙の旅の話ばっかりで余計に分からんくなった。
私が考えたこの映画のテーマは、「ロボットの愛は不変だけど、人間の愛は変わるもの」って
程度のことかな。
はっきり言うと、ジュラシックパークIII見ときゃよかったって程度の映画だった。
158名無シネマさん:01/09/09 18:11 ID:QEGcZe.M
>>154
>ああいう映画の場合、普通はロボットだと強調するか、逆にロボット感を排除するか。
>どちらかに統一(どんでん返しとか、スパイスとして使う以外は)するものだ。

「〜するものだ」なんて、この映画がその型にはまって無くてもいいんじゃないですか?
私はそこを評価したいですけど。

>両方のバランスなんてとっていると、中途半端になっちゃうんだよ。

この映画の場合、「中途半端」だったかどうかは人によって評価があると思いますが、
私は、「中途半端」にならずに、「これがこの映画ならではの絶妙なバランス」って
いうものが存在すると思います。A.I.の場合は、気になる部分はあるけど、それを
「ある部分では」目指そうとしていたんじゃないかなあ。逆に他とのバランスを崩してでも、
人間の子供と変わらない感情・思考をするのだ、というところを強調している部分も
あるのだが。

>そういう書き方をしたら、いくらでも逃げられるよなあ。
>世の中色々な人がいるもんな。

私が上記のように書いたのは、>>145の立場、考えを補足するような形で書いたからです。
「人によっては」の人は、例えば>>145のような人、ってことです。ちゃんと文脈、読んで下さい。
私には、あなたこそ、その「あんた何様?」って突っ込みたくなるような物言いが気になります。
まあ、「世の中にはいろんな人がいるもんな」、ってところですか・・・。

>>157 ジュラシックパークよりは良いんじゃないですか?Vは観てないけど、
Uは途中で寝ちゃって後半観てないです・・・。
159154:01/09/09 20:18 ID:7Zt9vXQE
>>158
>「〜するものだ」なんて、この映画がその型にはまって無くてもいいんじゃないですか?

それなら「大衆映画」なんて自分から型にはめないことだよ。

>この映画の場合、「中途半端」だったかどうかは人によって評価があると思いますが、
>私は、「中途半端」にならずに、「これがこの映画ならではの絶妙なバランス」って
>いうものが存在すると思います。

少なくともこの映画では違うと思うぞ。
序盤:不完全なロボット → 中盤:色々なことを学ぶ → 終盤:人間に近く。
という図だろ。タイトル『A.I.』からしても。
だからこそ、最初はロボット色を出しているんだよ。
ところが中盤の「学ぶ」ところを省略しちゃった。
それがないから終盤でいきなり人間風になる辺りが不自然になってしまったわけだ。
せっかく豪華な登場人物達が中盤で登場しても、単なる飾りになってしまっただろ。
そういう重要な部分を手抜きするから批判する人が絶えないんだよ。
って、あんたに言ってもしょうがないか。

>私が上記のように書いたのは、>>145の立場、考えを補足するような形で書いたからです。
>「人によっては」の人は、例えば>>145のような人、ってことです。ちゃんと文脈、読んで下さい。

おいおい、そりゃ甘えすぎと言うものだよ。
あの書き込みからそれを判断しろと?(藁
たった2文でも文脈が作れないとは言わないが
あれだけで書きあらわしているとはとても思えないが。
はっきりと>>145みたいな人、って書けばいいじゃん。

だいいち、>>145の立場、考え方を補足できるほどよく知っているのか。
よほどよく知り合っている人間同士でも難しいぞ、そんなん。

=続く=
160145:01/09/09 20:20 ID:7Zt9vXQE
=続き=

>私には、あなたこそ、その「あんた何様?」って突っ込みたくなるような物言いが気になります。

あなた自分で気付いているかどうかしらんけど、すげえいいかげんじゃん。
それなりにマジレス付けたつもりだったんだが、書き方が気に入らないのな。

>結局主人公に成長が全くないんですよ。
に対して
>主人公が未熟だからこそ、子供としてのリアリティがあるとも考えられますよ。

と返したと思ったら

>それにしては『ロボットだ』色を前面に押し出しすぎている。
に対して
>解釈すれば、やはり初代新製品ということで、完成度が低い面もあるということで、
>いいんじゃないですか?
と返す。

批判的な書き込みに対して、その場その場でのみ反応しているようにしか見えないよ。
上辺だけ丁寧に書いても、何が言いたいかはっきりしない。

一体何が言いたいのかよくわからないところとか、
自分の中ではちゃんと折り合いがついてるんだろうけど、それを伝える努力が全然見えない。
そういう部分がこの映画にそっくりなんで、つい乱暴な口調に(藁藁

>ジュラシックパークよりは良いんじゃないですか?Vは観てないけど、
>Uは途中で寝ちゃって後半観てないです・・・。

なんて、見てもいない映画の評価までしちゃう始末だし。
IIは途中で寝てしまった → IIはつまらない → だから当然IIIもつまらない
という流れなんだろうか。
161160=154:01/09/09 20:24 ID:7Zt9vXQE
>>160の名前は154だった。スマソ
鬱sage
162148:01/09/09 20:38 ID:7Zt9vXQE
>>155
>演出はスピだけどストーリーは間違いなくキューブリックです。

ソースきぼん。
シナリオはスピだったように記憶していますが。
163名無シネマさん:01/09/09 22:08 ID:p58oClYc
セックスマシーンの2人目の客、何で殺されてたの?
164名無シネマさん:01/09/09 22:44 ID:YHUs4PGQ
>>157
>2000年後の部分って、何の意味があるん?無くても一緒やない?
宗教的な意味合いかと。
聖書か何かに、最後の審判の前に死者が墓から甦るくだりがあったような。
>>76で書かれているけど、最初の7つのキーワードが「創世記」なら
ラストは「最後の審判」で締めるのもまた一興。
165名無シネマさん:01/09/09 23:19 ID:5c6t2yLw
これは間違いなくキューブリック教の映画です。
で、その内容を詳しく書けと言われても、何から書いていいのかわからない。
逃げてる訳ではありません、マジでそうなんですよ;

ちなみに彼の映画は全てリンクしてます。
スピ監督の演出について、私は別に不満ではないですけどね。。。
166名無シネマさん:01/09/09 23:47 ID:QEGcZe.M
>>159-160
158ですけど、まあ、あなたも感じているでしょうが、私たち話がかみ合わないので
これ以上の議論、無駄なようですね。私はあなたの理解力がかなり低いと思うけど、あなたは
その可能性は全く考えていないようだし。流れで微妙なニュアンスを分かってくれ、
というのは、もちろんのこと、はっきり書いているつもりの部分も分かっていらっしゃらないし。
まあ、あなたの価値観で世の中回ってないんで・・・としか返す言葉がありませんね。
ちなみに、(藁藁、って毎回連発、見ててかなり恥ずかしいんですけど。

ジュラシックパークVについてはあなたにコメント返してないけどあえて返事すれば、
ご推測の通りです。あえて観ていないのにコメントしますが・・・というニュアンスを
含めていたんですが、伝わってないし。まあいいですけど、ちなみに、VはUと違って
面白かったんですか?どういう違いがあるのか教えてください。見る価値あります?
167名無シネマさん:01/09/10 00:28 ID:Prt/20M.
あが
168159:01/09/10 00:47 ID:apO68Xak
>>166
>私はあなたの理解力がかなり低いと思うけど、あなたはその可能性は全く考えていないようだし。

自分の脳内で完結しているからと言って、それが一般に通用するとは思わないこと。
また、自分の物差しで見ず知らずの他人の理解力を判断しないこと。
まあ、きみがそういう人だということは(159でもツッコンだわけだが)
>私が上記のように書いたのは、>>145の立場、考えを補足するような形で書いたからです。
で判っていたことだが。

>はっきり書いているつもりの部分も分かっていらっしゃらないし。

だから、どこだよそれ。
「つもり」ってのをやめれ。とはっきり書かなきゃいけないのか。
ご立派な理解力ですな。

>まあ、あなたの価値観で世の中回ってないんで・・・としか返す言葉がありませんね。

熨斗を付けてお返しする。

>ジュラシックパークVについてはあなたにコメント返してないけどあえて返事すれば、
>ご推測の通りです。あえて観ていないのにコメントしますが・・・というニュアンスを
>含めていたんですが、伝わってないし。

そういうのはみっともないからおやめなさい、というニュアンスを含めていたのだが
判ってもらえなかったらしい。

>ちなみに、VはUと違って面白かったんですか?
>どういう違いがあるのか教えてください。見る価値あります?

ちなみに、どんな映画にも「それなりの価値」はあるだろうが
後で文句を言われてもかなわないからな。自分で見て判断してくれ。
IIも最後まで見てないんだろ?
IIIとの違いを聞いてどうするつもりかわからんが、そのへんはスレ違いだ。
169名無シネマさん:01/09/10 00:55 ID:b3PeiITw
>>168
>>166はオデムパ厨房だと思われ。
無視するが吉。痛すぎる。
170名無シネマさん:01/09/10 01:29 ID:JTK3mypo
ここのスレをよんで、とんでもない作品だと思っていたら
考えさせられる作品でなかなか良かった。
個人的にはあのラストでもいいと思ったが、
もうすこし救いがほしかったな。
子役の演技力にはおそれいった。
171名無シネマさん:01/09/11 06:17 ID:KBpsdxVg
そろそろ終わりそうな映画館も出るだろう
172名無シネマさん:01/09/11 09:20 ID:my4fWnDg
この映画の原作本ってある?
173名無シネマさん:01/09/11 09:34 ID:2i2fnfFo
キューブリックのストーリー、好きですけどねぇ・・・。
人間なんかクソくらえ!ってところが。

一般受けしないのはよく分かってますけどね・・・。
174名無シネマさん:01/09/11 09:39 ID:2i2fnfFo
あれ?
このスレ、こんなにレスついてたの??
ごめん、最初の50しか見てなかったようです。

ちなみに>>173>>46へのレスでした・・・。
175名無シネマさん:01/09/12 09:47 ID:NqYzw/s2
テロ事件で、早くもA.I.の設定、破綻したんじゃないの?
理由は・・考えてみてね
176名無シネマさん:01/09/12 18:13 ID:0FSNLG72
あの、A.I.の設定そのまんまの未来がくると思ってました?

破綻ですか。

人類滅亡は同じだからいいんじゃないですかね。
177名無シネマさん:01/09/13 01:19 ID:xJAMcaew
age
178名無シネマさん:01/09/14 23:22 ID:1OqoPBZQ
海に沈んだニューヨークの街に、世界貿易センタービルが
179名無シネマさん:01/09/14 23:38 ID:90SLlffw
鉄腕アトムと火の鳥のいろんな部分をツギハギしただけって感じ。
180名無シネマさん:01/09/15 00:40 ID:AO5/LFp.
宇宙時間がメインテーマだと思う人、いる?
181名無シネマさん:01/09/15 13:57 ID:OS.Hz9W6
結局ロボット(未来A.I.)達の「創世記」なんでしょ。
人間がどうなろうと知ったこっちゃないっつー映画。
もちろん「愛とは」なんてテーマでもなく。
182名無シネマさん:01/09/16 06:27 ID:ISelEPQI
space-timeのスペースって空間の意。宇宙ではない。
183名無シネマさん:01/09/18 07:16 ID:Z90gGkAI
なんで人間のいう事をきかないんだ。
勝手にほうれん草を食べるし。
きれて暴れるし。
へんなロボット。
184名無シネマさん:01/09/18 18:21 ID:cSiQZl52
スピルバーグ「俺だって、ちょっとヒネリのある映画撮れるってとこを見せたい
もんだ…そうだ!キューブリックのアレなら…。オスメントを出せば客は入るはず
だし!」
とかなんとか考えて作ったものの、どうしてもお得意のお子様風なところに
凝ってしまった(テディとか、ドクターノウとか)のであった…。
185名無しシネマさん:01/09/18 21:53 ID:YvlpZyzI
実は先ほどブラジルのサンパウロから帰ってきたところです。
飛行機がちゃんと飛ぶかどうか不安でしたが何とかなりました。
…そんなわけでひまがあったので映画館まで行って「A.I.」を見てきました。
向こうの映画館はたいていショッピング・センターの中にあって、まあ、中身も
ほとんど日本と同じでしたね。ただ、ロード・ショーが4、5百円でした。安いです。
私が見たときは15日の日曜日。封切られてからちょうど1週間たっていまして、
ほかの映画よりもはるかに客は入っていました。(新聞の評は普通…でした)
やはり、テディやジゴロ・ジョーに対する反応はよかったですね。特にテディが
ママの所に避難するシーンやジョーがムードを出すために音楽を流すシーンなんか受けてました。
そんなところです。ちなみにタイトルはINTELIGENCIA ARTIFICIALでした。
186もう3回観た:01/09/20 01:08 ID:LaKSQYVo
きっかけはポスターのデザインがよかったから(シンプルで)
どんな映画か気になって観た

まだ感想は書けないが
後半のDavidのバースディケーキのシーン
胸がつまった

難しく複雑なテーマだと感じた
187名無シネマさん:01/09/20 01:20 ID:XR4yTGb6
この映画の面白さは、永遠の子供であるディビッドと、セックスロボ・ジョーというコンビの奇妙な対比にあると思ったんですが。
188しねまさん:01/09/20 02:25 ID:A90C6hIs
このスレと前評判で、くそなんだろうなぁ。と思って観たら。
全然! 最高の映画でした。

ちなみにキューブリックファンでアンチスピルバーグです。
未来の設定もデザインも借り物でなく今までなかったモノ(少なくとも僕には)だし、
これでもかと出てくる、SFXのオンパレードは
映画史とSF映画史の楔を打つ作品だと思ったよ。

確かに序盤はキューブリックが多用した構図やカメラワークが目に付いて、
眉をひそめていたけど、中盤からは物語に引き込まれそんなことはもうどうでもよかった。
キューブリックの冷酷なまでの神様目線、ストーリー展開と、
スピルバーグの天性によるエンターテイメント性が絶妙なバランスで、
この奇妙な共同作業でしかなし得なかった映画に仕上がっている。

これは後世に絶対に残る映画。
189>>186より質問させて:01/09/20 02:36 ID:LaKSQYVo
あのぽすたーはだれが創ったんでしょうか?
190名無シネマさん:01/09/20 21:19 ID:4k3qFBrU
>>188
SF映画史には入れたくないなあ。
SF映画としたら穴だらけだし。
せいぜいファンタジー程度にしておいて欲しい。

そもそもSFX=SF映画じゃないっしょ。
それならFFは超大作SF映画になっちゃうぞ?(ゲラ

>確かに序盤はキューブリックが多用した構図やカメラワークが目に付いて、
>眉をひそめていたけど、中盤からは物語に引き込まれそんなことはもうどうでもよかった。
>キューブリックの冷酷なまでの神様目線、ストーリー展開と、
>スピルバーグの天性によるエンターテイメント性が絶妙なバランスで、

どこがキューブリックファンでアンチスピルバーグなの?
思いっきりスピルバーグマンセーに見えるけど。

この映画で転んだってことか。
191名無シネマさん:01/09/21 18:24 ID:UH10wbvA
何をもって良質のSF映画というのだろうか?
たいていのSF映画って科学的な見地から見れば
噴飯ものじゃないかな。
192名無シネマさん:01/09/21 19:52 ID:vSOfOkbs
>>191
科学的な立場から映画見てる人なんていないよ。。。
映画つまんなくなるだろー

ちなみに、良質のSF映画っていうのは
単純に面白いSF映画のこと。
193名無シネマさん:01/09/21 20:44 ID:yvF7ikIg
>>192
時代劇なら時代考証が大事なように、SF映画には科学的裏付けが必要でしょ。
実現しているかどうかは別にしてさ。
もちろん気にならない人には、時代劇の時代考証なんてどうでもいいわけだけど
気にする人は少なくない。
SF映画だって同じこと。少なくとも俺は気になったよ。

人間と一緒に暮らし、人間のかわりをするために造られたディビッド君は、水に全身浸かっても壊れません。
でもホウレンソウを食べたら壊れちゃいまぁす、じゃギャグにもならないよ。
科学的立場から見なくても、こういうところで気になっちゃったら映画も楽しめないじゃん。
こういうのは手抜きだと思うね。
194名無シネマさん:01/09/22 02:29 ID:FsRZ0N9M
たとえば、水に使った時点でディビッドは機能停止していたわけで、
いちいちその後で修理をしました、なんてシーンは必要ないわけよ。
そんな風にいちいち整合性を求めていたら、恐ろしくつまらないものになる可能性が高い。
「2001年…」のディスカバリー号のフォルムは明らかに「精虫」を模しているけれど、
それに「あんなもの強度の点で問題があり過ぎる」と文句をつける人ってあまりいないしね。
今の良質のSFってほとんどファンタジーだし、「A.I.」の原作者のブライアン・W・オールディス
自分の小説をSpeculative Fiction(思索的物語)と呼んでいるぐらいだよ。
SFをサイエンス・フィクションと呼んでいたのは、大昔の話ですぜ。
195名無シネマさん:01/09/22 11:26 ID:f67cpnSM
>>194
>たとえば、水に使った時点でディビッドは機能停止していたわけで、
>いちいちその後で修理をしました、なんてシーンは必要ないわけよ。

そりゃまた何故。
あなたにとっては不要かもしれないが、必要だろ。
後で海中に入るんだからさあ。
プールの水はダメで海水はOKとでも言うんじゃないだろうね?

>そんな風にいちいち整合性を求めていたら、恐ろしくつまらないものになる可能性が高い。

そういう制限を意識していなかったらどうしようもないでしょ。
SF映画とは言え、整合性は必要だよ。と言うか、SF映画だからこそ。
でないと何でもアリじゃん。B級映画じゃないんだから。

>「2001年…」のディスカバリー号のフォルムは明らかに「精虫」を模しているけれど、
>それに「あんなもの強度の点で問題があり過ぎる」と文句をつける人ってあまりいないしね。

強度の点で問題が無いんでしょ、あの映画では。
という風に作ってあったからこそ、文句を言う人はいなかったんだと思うが。
そもそもそういうレベルの突っ込みの話じゃなくて
体内に何か入ったら故障するという「制限」を自分で設定しているんだから
少なくともそのあたりは作品中でクリアしておかなきゃまずいよな。
「その後、特殊コーティングで水が大丈夫になった」
みたいな説明でもいいんだよ。それで納得するから。
それを端折っちゃうところが>>193の言う「手抜き」なんじゃないの。

>今の良質のSFってほとんどファンタジーだし、「A.I.」の原作者のブライアン・W・オールディス
>自分の小説をSpeculative Fiction(思索的物語)と呼んでいるぐらいだよ。
>SFをサイエンス・フィクションと呼んでいたのは、大昔の話ですぜ。

何も言わなければ、SF=サイエンスフィクションでしょ。
それが一般の認識だよ。

Speculative Fictionと呼んだり、ScienceFantasyとか、SpaceFictionとか、
わざわざ断っているのを見てもよくわかる。
# こういうのって、昔流行ったよなあ。
196名無シネマさん:01/09/22 14:59 ID:JYmtgx6M
「その後、特殊コーティングで水が大丈夫になった」みたいな説明を
必要としている観客は多くないんじゃないかな。
いちいち説明していたらおそろく長い映画が出来上がるだけでしょ。
端折るのは「手抜き」じゃなくて本筋からいって重要じゃないからで、
ほうれん草の件で「修理」のシーンをわざわざ見せたのは、モニカに
ディビッドが「作り物」であることを認識させつつ、彼女が未だディビッドに
感情移入していることに自身戸惑っていることを見せるためで必要なんだ。
ほうれん草にまみれたチップは有機体と機械が相容れないものであることを
象徴していると思ったね。

そもそもオールディスやバラードはサイエンス・フィクションを否定したSF作家
だし、この映画を(いわゆる)SF映画と考えるのがそもそも間違っているし、キューブリックも
スピルバーグも「サイエンス・フィクション」を作りましたとは言っていない。
197名無シネマさん:01/09/22 15:59 ID:nQ.j8.IY
おまえらいつまでもクソ映画肴に語ってんじゃねーよボケ
198195:01/09/22 16:45 ID:RFLTN4mQ
>>196
この映画はSF映画にゃならないだろ、という話をしている。
ファンタジーだからこそSF映画に必要なほど辻褄合わせは不要ってことで。

>>195
>あなたにとっては不要かもしれないが、必要だろ。

あなたにとっては不要かもしれないが、【SF映画なら】必要だろ。
に訂正しておくね。正直、すまんかった。

>みたいな説明を必要としている観客は多くないんじゃないかな。

「SF映画だったら」または「水中で機能停止したなら」必要だっただけ。
ディビッドは、水は大丈夫でもホウレンソウはダメなんだよ。ぷぷ。

>ほうれん草の件で「修理」のシーンをわざわざ見せたのは、モニカに
>ディビッドが「作り物」であることを認識させつつ、

修理のシーンをモニカは見ていたっけ?
あれは観客に見せたんだろ。ここの部分についてだけ言えば
「モニカ」を「観客」と置き換えるなら同意。

>ほうれん草にまみれたチップは有機体と機械が相容れないものであることを
>象徴していると思ったね。

おいおい、ディビッドの身体は有機体だろ。

A.I.マンセーに洗脳されちゃったヤツには、そういう「穴」を指摘されると
自分の全てを否定されたような気がして
勝手に理屈をつけて解釈しようとするから(=洗脳者の特長)笑っちゃうんだよな。
199名無シネマさん:01/09/23 14:06 ID:9ktV9SLQ
SFって今では広義のファンタジーのことだよ。現役のSF作家の中で
自分は”サイエンス・フィクション”を書いていますってヒト居る?
みかたによっちゃマルケスだってボルヘスだってSF作家だよ。
一般の認識によれば”サイエンス・フィクション”なんて死語だね。俺はここ10年聞いたことがない。あんたの言うSF映画って何だよ?具体例ぐらいあげてくれよ。
辻褄あわせなんて必要ないだろ。映画にはね、それ自体が孕む時間とリズムってものがあって、それこそ重要なんだよ。
おそらくあなたはろくな映画体験はしてないね。
それにしてもあなたの科学知識には恐れ入ったよ。有機体の意味の新解釈は参考になった。
200名無シネマさん:01/09/23 16:09 ID:uk8MzVMA
しかしなんだね、この映画。
説明的すぎて萎えるといわれたり、
説明不足だといわれたり...
201にら:01/09/23 19:04 ID:sFMVxCm6
キューブリックは20数年前からこの企画をあたためていたらしいが
40年前に構想も設定も展開もほとんど同じ「鉄腕アトム」を観て
育った世代には
これって盗作じゃないの??どうして皆知ってるくせにそれに触れないの?
なんて思いが観ている間中頭の中を駆け巡って、作品の印象がなくなっちゃいました。

注:この映画が嫌いなわけじゃないんですケドネ
202名無シネマさん:01/09/23 19:08 ID:Wajas5M6
ヒョロヒョロ(死語?)の画像どっか落ちてないかな。
203名無シネマさん:01/09/23 19:43 ID:GBMMwU16
>>おいおい、ディビッドの身体は有機体だろ。

すげえな、これ、なにげに。
あなたは「考証したカタチ」をしてさえいればいいのか?
それがデタラメであっても、なるほどぉ、と納得しちゃうのかな?
204名無シネマさん:01/09/23 20:10 ID:0M.GTiNU
科学的な考証がどうのこうのと言う以前に、この映画、
キャラクターの感情が支離滅裂すぎてついて行けん。
特に電波っぷりが際立ってんのが母親。
四六時中家の中で追い回された挙げ句、トイレまで覗かれて、
それでどうして子供の代用品として受け入れる気持ちになったのか
まったく理解できない。
んで、「ママ」って言われて感動したと思ったら、次のシーンでは
子供を放り出して夫婦だけでパーティに行くってのはどういうこったい?
それにデビッドも、あれではただ単に頭の悪い欠陥品にしか見えない。
「どうしてボク、捨てられたの?」
お前が欠陥品だからだよ! 食事中にいきなりケタケタ笑い出すわ、
いきなり抱きついて兄貴を殺しかけるわ、そのことをまったく反省してないわ、
もう最低の欠陥ロボットじゃんかよ。
もし以上の要素がキューブリックの書いたプロットにあるんだったら、
これはかなりブラックな映画として価値があったわけだが、
スピルバーグの阿呆はそれを残しつつ、感動作品として作りやがった。
こんなもん見せられて、どこのバカが感動できるんだ。
……いや、感動したバカが多いからヒットしたわけだがな(藁
205名無シネマさん:01/09/23 21:03 ID:yn3Mvlqk

くさいスレになったな
206名無シネマさん:01/09/24 03:54 ID:eGyMmxf.
しかし198には笑った。
207名無シネマさん:01/09/24 08:12 ID:LI1pvw.o
>>204
お疲れさん。
208名無シネマさん:01/09/24 15:42 ID:FOFBXot.
>>199
有機体の定義きぼん。
209名無シネマさん:01/09/24 16:04 ID:enxu862A
>>208
生物(生命現象をもっている個体)
広義には社会・国家、民族とか。
>>198は有機物と勘違いでもしたか?(プ

>>204
禿同
210名無シネマさん:01/09/24 16:05 ID:y0l2fW1c
>204
最初はイヤがってた母親が、デイビッドを子供の代用にしたくなってしまう過程は
描かれてたよ。愛情を持ったからじゃなくて、本当の子供があんなだから、寂しさ
に負けたんだよ。
で、米国じゃ子供を置いてパーティに行くのは普通だよ。ただデイビットはロボット
だから、ベビシッターの必要がなかっただけ。
文句を言うのはいいけど、理解もしないで文句いうのはいただけない。
自分が感動できなかったからって、感動したやつをバカ呼ばわりしていてはいつまで
もイタチごっこだ。
次には「感動できないバカ」って意見が出て、でも絶対お互いの方がバカだと思いつ
づけて「自分がバカだったのか」なんて思う事は100%あり得ないんだから。

映画を理解するしないで、バカかどうかは決まらないけど、誉めるにしろけなすにし
ろ批評の仕方でバカかどうかは決まるね。
211209:01/09/24 16:07 ID:enxu862A
あ、別にヲレは199ではない。為念。
もうこの映画いらんsage
212名無シネマさん:01/09/24 17:51 ID:AqGmSQuU
ディビットが、何故ほうれん草を食べたら故障するような欠陥ロボットなのかとか、
何故、母親の愛だけをひたすら欲する強欲さや怖さを持ってるのかとか、
そういう疑問の答えを、映画の監督や脚本に求めるのか、映画の登場人物に求めるのかで、
その人とこの映画との相性が分かるんじゃないか?
私は、兄弟がほうれん草を口に入れてみせ、飲み込んでからまた何もなくなった口の中を
見せるという行動をとってディビットを挑発したシーンがあることから、
「あ、ディビットは、兄弟と競争するために“人間の食べ物を完全に体の内部に入れてしまう”
ことをしてしまったんだ」と思った。
普段は、口に入れたものが内部に入らないように蓋をしてあるのかもしれないけど、
ディビットが自分の意志で蓋を外して、ほうれん草を入れてしまったのかな、と。
また、人間そっくりに作っていながら食べ物を食べられない作りにした博士のことを、
彼は何を考えてそうしたのか?と想像した。
母親の愛を求めるだけのディビットに怖さを感じたけど、その怖さ=ロボットとして
インプットされた性質そのもの、なのだから当然だと思うし、それよりもそういう風に
作った側の心理状態が気になった。
人間の子供のように、“いつかは母親の愛だけを欲しがる世界からは離れる”という
ある種の救いも持たせず、インプットした母の面影は永久に変えられず、なのに嫉妬や
弱さという人間の子供と同じ欠点だけはそのままにしたのは何のためか?とか。
私は、ディビットに工場(自分と同じ体がいくつも並ぶ光景)を見せた時が、博士の
最後のテストだったのかもと思った。「仲間を呼んでくる」と言って出て行った博士は
入水して自殺とも思える行動をとったディビットをモニターで監視しながら、
「自殺までしてみせるなんて、なんて人間そっくりになったんだディビット!」なんて
喜んでいそうだと思ったし、その後、ディビットを探すことも引き上げることもせずに
ほっといたのは、ディビットという固体に愛着を持っているのではなく、ある程度の
プロセスをたどれば人間と同じような愛情を持てる可能性が確認された「ディビット達」
システムそのものに愛着を持っていたからだろうか?とか・・・。
博士の息子が死んだ(らしい)ことで、彼は、子供というもの、子供の親への愛情というもの
に、過剰な感情を持ったのか。自分が作ったものを「永遠に子供であるという檻」の中に
閉じ込めたかった気持ちが無意識にでもあったのか、とか・・・・。
・・・長々と書いたけど、合ってるにしろ間違ってるにしろ、こういう風に想像をめぐらせる
気持ちになれるかどうかが、自分にとっての“いい映画”の定義のひとつだし、
感動作でもなく、ただのブラック映画でもない、稀有な存在の映画だと思った。
観客に考えさせるんじゃなく、製作側が、観客に分かるように作れ、という意見もあると
思し、それができない映画はクズだというならそれもいいけど、この映画を支持してる人は
そういう観点からは話をしてないと思うな。
213名無シネマさん:01/09/24 18:36 ID:oP664Xs.
>198
>修理のシーンをモニカは見ていたっけ?

見てたっけ?って・・・・・
見落とすようなシーンじゃないはずだが・・・
214名無シネマさん:01/09/24 19:01 ID:noZ/bklY
>213
うむ、同意。 あれだけ長いこと手を握ってたのになぁ。
198は本当に映画を見たのか?
215名無シネマさん:01/09/24 19:09 ID:CPEU2PyU
213>214
そ、そうですよね? 手も握ってたし、ディビットが平気な顔で、モニカに
「僕は痛くないんだから大丈夫だよ」かなんか言って、それ聞いたモニカが
ますますショックを受けた表情に・・・ってシーン、ありましたよね?
・・・私が幻を見てたのかと思ってしまった。。。
216名無シネマさん:01/09/24 20:20 ID:N3CEt6zM
>209
オレ、文科系だから良くわかんないけどロボットって
”有機物”なんですか?
217名無シネマさん:01/09/24 21:02 ID:JRk9cGqM
>>212
デイビットが食事をすることができないと
いう設定は、気候変動による生態系破壊、子供すら自由に
産めないという暗い未来の世界観と照らし合わせると、
納得できるものだと思っていました。
モニカ夫妻はベジタリアン食のようでしたし、
未来のアメリカは今よりもずっと食べ物に対して
厳しいのだろうなと。
おそらくロボットが無駄に食糧を浪費するのは
倫理的に許されないのであろうと。

でも、あなたの解釈もおもしろいですね。
確かにデイビットの仕様は、博士の考えの
反映であるといえるでしょう。
疑似家族として機能するロボットとしては
食卓の団らんで食べることができないということは
かなり致命的な欠陥には違いない…
こんな仕様を定めた博士が意図していたことは、
もっと低い次元の単に可愛いだけのロボット
だったのかもしれません。デイビットの絶望もモニカの苦悩も
彼にはぜんぜん思いが及ばないことなのでしょう。
218名無シネマさん:01/09/24 21:23 ID:JRk9cGqM
>>216

「ロボット=人工生命」という世界観のSFも一部にありますが、
デイビットはハードな機械だと思われます。
198は勘違いしておられるようだ。
219名無シネマさん:01/09/24 21:41 ID:QXGLykFU
>最初はイヤがってた母親が、デイビッドを子供の代用にしたくなってしまう過程は
>描かれてたよ。愛情を持ったからじゃなくて、本当の子供があんなだから、寂しさ
>に負けたんだよ。

いや、それはキミが頭の中で作り上げた妄想。
そんな感情の転換点なんて、まるで描かれてなかった。
「最初はイヤがっていた母親が、ユーザー登録しようと気を変えた
きっかけ」ってどこだ?


>で、米国じゃ子供を置いてパーティに行くのは普通だよ。ただデイビットはロボット
>だから、ベビシッターの必要がなかっただけ。

子供を置いてパーティに行くことは別に構わない。
しかし、親子の愛情が出来たのなら、もう少しあの子を残していくことに
罪悪感とか感じないか?
たとえ相手がロボットの子供だからベビーシッターがいらない、と
理屈ではわかっていても、放っておけないと感じるのが人間的な
感情というものではないかい?
あの描写だと、シーンが変わったらいきなり愛情を忘れてるようにしか
見えない。せめて母親はパーティに行きたがらないのを、父親に連れられて
いく、とかそういう展開にするべきだろう。あれじゃ、あの母親の方が
ロボットみたいだぞ。


>文句を言うのはいいけど、理解もしないで文句いうのはいただけない。

観客にそこまでフォローさせなきゃいけないような映画は
やはり欠陥品だと思われ。
220名無シネマさん:01/09/24 22:01 ID:xTtrblfI
人間の子供、しかも赤ん坊だって平気で置いてパーティ行くのが普通なんだから、
それを責めるのはどう考えても変だろう。何で罪悪感感じなきゃいけないの?
別に長く別れるわけじゃないのにさ。そこら辺はアメリカとの生活習慣の違い
なんだから、その点についての君の指摘には納得できないな。
それに愛情が芽生えて数日後だぞ、あれ。直近のシーンだからってその日の夜
と見るのは、余りにも映画的手法に慣れてないといわざるをえない。
221名無シネマさん:01/09/24 22:24 ID:JRk9cGqM
「ユーザー登録」のシーンは本当に美しかったですね。
恋の一目ぼれのように圧倒的に劇的に
デイビットとモニカの関係が変わった。
222名無シネマさん:01/09/25 00:49 ID:n81am562
212>217
>おそらくロボットが無駄に食糧を浪費するのは
>倫理的に許されないのであろうと。

ああ、それもありましたね!確かに。
でも、だったらディビット用の擬似食品みたいなものをオプションでつけてもいいし、
せめて水だけでも飲めるようにするとか・・・子供がものを食べる仕草は可愛いし、
セールスポイントにもなるのに、試作品にしても仕様が荒すぎですね。
ディビットはものを食べないし、眠らないし、瞬きもしない(ジョーはしたのに)、
電話がかかってくればそれと繋がったりもするし、なんか人間に近づけるというより
「あくまでもロボットでありながら、愛という人間の感情も持っている。ただし、
その感情は永遠に子供のもののまま」というコンセプトで作られてる気がしますね。
人間とロボットの(欠点までも併せ持った)融合体を目指していたのかな。

だから、ラストで出てきたのがもしロボットだったとしても、ディビット型が進化
したものではないと思います。
ジョー達、その他のロボットの子孫(?)じゃないかな。ディビットは市場に定着
するには不安定すぎるし、そのうち製造されなくなったんじゃないかと。
時々出てきたナレーションは、「ロボットが語る自分達の歴史」だったのかなぁ。
223重要無名文化財:01/09/25 01:21 ID:YoxE6SK2
>>219
>しかし、親子の愛情が出来たのなら、もう少しあの子を残していくことに
>罪悪感とか感じないか?

感じたから、息子の大事なテディを与えたんでしょう。
怒る旦那をさんざん待たせて。
この描写で、少なくとも私には充分に汲み取れました。
224名無シネマさん:01/09/25 02:37 ID:I/gpfCVE
ディビットが来たばかりの頃、食卓でいきなり大声で笑い出したシーンで、
最初はびっくりした両親が、次第に一緒に笑い出すとこがありましたね。
この家庭には長いこと、食卓に子供の笑い声が響くなんて光景が絶えてしまっていた
ってことなんでしょうね。
最初は、ロボットが病気の本当の子供の代わりなんて!と抵抗があったモニカも
そういう子供の温もりそのものを身近に置いてしまうと、たまらなくなったのかも。
今はまだ気味悪いところもあるロボットだけど、キーワードをインプットすれば、
この子が自分を「ママ」と呼ぶんだ、人間の子供のように愛情を持った目を自分に
向けるんだ、と思ったら・・・やりたくなってしまったのかな。
でもそれは、本当に覚悟を決めての決断ではなかったわけで(後で捨てたのだから)
弱い部分を持つ人間と、リセットできない愛をインプットすることのできてしまう
存在であるディビット型ロボットとの間には、本当の幸せが生まれ得るのか、という
疑問につながっていく気がしますね。
225名無シネマさん
ディビットはあくまでロボットで、モニカは人間だからねぇ・・・。
人間にとっては親子の愛情っていうのは、機械にインプットするみたいに
いきなり全力100%で生まれるものじゃない。
パーティへ行く前に、旦那を待たせてディビットにテディを与えたのは、
確かに223さんが書いてある通りのことだと思う。
ディビットはロボットだから、ベビーシッターの必要がないというのも事実。
モニカはディビットに愛情を感じたり、でも彼がロボットであることも知ってるし、
いろいろな気持ちで揺れながら接していたんでしょう。
登場人物の言動に腹を立ててしまうタイプの人には、この映画は向いていないのかも。
その言動が物語りを構成しているのだという観点、物語そのものを楽しもうとする
タイプの人の方が、すんなり入っていけるのかもね。