1 :
名無シネマさん :
03/02/18 04:56 ID:+p//Kapt 邦画・洋画を問わず脚本の出来が素晴らしいと思われる作品を 教えてください。 字幕では今ひとつだが原語では名台詞の嵐のような作品や、 プロの眼から観て参考になる作品など、ぜひお願いします。
「マスオ×タイコ 〜禁断の情事〜」
3 :
名無シネマさん :03/02/18 08:46 ID:sxy4Z7KK
チャップリンの「街の灯」
そりゃあんた「ミッドナイトラン」だよ。
5 :
あああ :03/02/19 00:45 ID:NvIUX/M0
「スウィート ヒアアフター」は超人的な脚本だと思う。 どうやったらあんな凄い本が書けるんだろう。多分一生分からない。 「ラスト タンゴ イン パリ」。これは誰が監督しても良い映画になる脚本。 しかもベルトルッチが監督すれば、名作になるに決まってる。 原作アリでよければ「ゴッドファーザー」を挙げざるを得ない。 まさに最強度の個性と完成度を誇る脚本。 脚本は意外とアカデミー賞が信用できる。 …というかアカデミー賞なんて、外国語映画賞と脚本賞以外は見る価値無い。
そんなこんなで終了 ご愛顧ありがとうございますた
「生きるべきか死ぬべきか」よりもすぐれた脚本が あったら教えて欲しい。
8 :
あああ :03/02/19 01:18 ID:NvIUX/M0
最近の日本映画だと「踊る大捜査線 THE MOVIE」。 「確信犯的」という言葉はこの映画のためにある。 ただし、CMも含めたあらゆる観客の先入観を利用しているので、まず企画ありきの脚本ではある。 「アマデウス」は脚本だけでも読んでみたい気にさせる。 「アメリカン ビューティ」の徹底したキャラクター・ドリヴンにはハリウッド映画の成熟を感じさせる。 企画段階の設定の妙と言えば、なんといっても「エイリアン」あれだけ魅力的な前設定があれば、誰が脚本を書いても面白くなる。 題材が時代を完璧に捕らえている傑作といえば「俺たちに明日はない」。よくぞあの時、あれを映画化しようと思い立った! 「交渉人」は堅実な脚本で、成功している。たとえ演出に凡庸さが見えても、あそこまで徹底的に脚本を仕上げてあれば、安心して楽しめる。 ラストを除けば、かなり高い完成度を示しているのが「五条霊戦記」。テーマもかなりオリジナルで、日本映画でしかできないことを成し遂げている。無意味に派手な演出と、ラストのブチ壊しの決闘が無ければ…!! 類型的なキャラクター造形を徹底的に廃し、全てが高度なレベルで結実しているのが「人狼」。 「セックスと嘘とビデオテープ」はシンプルな設定の中に、ドラマの原点とも言える「人間性の交錯」を乗せた、典型的な傑作。 アクション・ドリヴンも極めれば芸術!と思わず口走ってしまうのは、やっぱり「ダイ ハード」 娯楽として人間ドラマとして完成度が高く、しかもかなりのオリジナリティを獲得している古典的傑作「太陽がいっぱい」 B級SFでありながら、人間ドラマとして完成されており、原作を超えたとハッキリ言える傑作とえいば「デッド ゾーン」原作のエッセンスが監督の個性と完璧な融合を果たしている。 変質狂的に作りこまれ、一本で三本分の満足感を味わわせてくれるボリュームたっぷりな「天国と地獄」は見逃せない。 社会派として最も完成された作品といえば「ネットワーク」これも必ずしもルメット演出でなくとも、傑作たりえる脚本。
9 :
あああ :03/02/19 01:44 ID:NvIUX/M0
構成の妙で目を引くのは「ハンバーガー ヒル」前半と後半の対比が、恐るべき効果を生み出している。そして、キャラクターの沈黙を、ここまで的確に利用した作品を知らない。 ブラック・コメディとして超一流なのが「豚と軍艦」社会派映画としても傑作たりえる題材でありながら、そこから一歩踏込んでコメディとして結実させた、その力技に乾杯だ。 通俗の手法を極め、様式美の領域まで高めたのが「望郷」。あまりにも鮮烈なラストシーンは忘れられない。 登場人物個人の掘り下げと、テーマが分かりやすく合致した傑作「道」。 群像劇の最高傑作と呼べるのが「ヤンヤン 夏の思い出」キャラクター・ドリヴンを極めたがゆえに、やや昼メロ臭さが見えるが、後半に向かうにつれてテーマが滲み出てくる感覚が絶妙だ。 映像美や演出が邪魔に思えるくらいなのは「1492 コロンブス」。あれだけの脚本でありながら、なぜ駄作と化したのか全く謎だ。 社会派的視点そのものへの批判として、ミニマルな人間ドラマを利用するという離れ業を達成したのが「JSA」。意味不明なカメラワークが無ければよかった。 戦争映画にオリジナルな要素を持ち込んだのが「U−571」潜水艦映画に駄作無しの伝説は健在か。 「Uボート」ペーターゼン一世一代の傑作。
「ゆりかごを揺らす手」 結構、シナリオ自体はうまいと思うんだけど。
あああはもう少し普通に説明してくれ。 ほら、個人の印象と思い込みだけじゃ、 あああの言うように本当にいい脚本かどうか分からないし。 ほーっと思ったのが「ラストタンゴインパリ。」 あれってそんなにいい脚本だったかな。 ほら、結構退屈でしょう、 あの映画って。 ほんとうにいい脚本は退屈さを感じさせないものだよ。 あああ、これからも頑張ってね。
脚本のいい悪いって映画のどこをみればいいの?セリフ?
13 :
:03/02/19 22:05 ID:ka391dej
展開だろ。
14 :
真珠厨房 :03/02/19 22:12 ID:AI5rE99d
『青空』(ピンク映画)や『歩く、人』は低予算な分、シナリオの 旨さがよく出ていると思う。
15 :
名無シネマさん :03/02/19 22:50 ID:yn/+k4wa
タランティーノ 12人の怒れる男と優しい日本人 ラットレース デットオアアライブ ユージュアルサスペクツ わしょーい
16 :
名無し募集中。。。 :03/02/19 22:55 ID:e/yXRVBF
博士の異常な愛情が面白いのは脚本のせい?
17 :
あああ :03/02/20 00:40 ID:8VbIW6UA
>>11 2chは個人の思い込みを語る場だと思ってました(w
僕の言う脚本の良さとは、テーマ性をいかに婉曲的に、隙無く表現し、しかもそれが人間ドラマとして共感できるものに仕上がっているか…
加えて、オリジナリティがあれば完璧…という考え方です。
「ユージュアル サスペクツ」のような映画も良い脚本に違いは無いのですが、オリジナリティやアイデアの点で異常に秀でているだけで、映画の完成度には全く貢献してないと思います。
だって、ユージュアルサスペクツの面白さって、必ずしも役者の演技と関係ないでしょ。
「結果的に」芸達者がそろったから良かったけど。多分演技が酷くても、あの映画はある程度成功していたと思う。
退屈かどうかは人によります。
僕はキャラクター・ドリヴン(キャラクターによってストーリーが転がっていく)を信奉していますが
ほとんどの観客はアクション・ドリヴン(アクションやサプライズによってストーリーが転がっていく)の信奉者です
ただし、キャラクター・ドリヴンでもテーマが無ければただの昼メロと化します
しかもそのテーマが道徳の授業みたいな露骨で使い古されたものであれば、ただのお説教と化すので、オリジナリティと婉曲表現が絶対大事です。
飽くまでも人間ドラマとして導入しておいて、徐々にオリジナルなテーマに誘導してくれる脚本。これが最高だと思っています。
「ラスト タンゴ イン パリ」は、僕個人の意見としては、アクション・ドリヴンとして全く完成されていませんが、上に挙げた要素を全て満たしています。
しかもキャラクター・ドリヴンとしては、緊迫感が途切れる部分など無いと思っています。
個人的に面白い脚本と良い脚本の違いというのはその辺だと思ってます。
18 :
あああ :03/02/20 00:44 ID:8VbIW6UA
>>16 勿論脚本のおかげもあるけど、演出もかなり凄いと思う
あと演技も…って全部か(w
脚本ってストーリーの流れとか、 どう伏線張るかとかが重要だと思う。 いわゆる設計図だから。 「いい脚本から悪い映画はできるが、 悪い脚本からいい映画はできない」」 誰のせりふかは忘れたが。
>>12 の疑問は尤もだと思う。
映画観て脚本がどんなだったのか分かるとは凄い。
>>13 が展開で良さが分かるといってるが
それが脚本に拠るものなのか編集によって脚本とは違うものになったのかは分からないだろうし。
>>17 の言ってるものも実は監督が製作していく過程で作り上げたものかもしれないし。
21 :
:03/02/20 01:13 ID:8k4oMGHm
『現金に体を張れ』は完成度の高い脚本だと思う。 面白い脚本としては『オーロラの彼方へ』とか。
>>19 それ脚本家の言った事だからな。
まぁ当たっているとは思うが、
なんで「良い脚本から良い映画はできる」じゃないんだ
と言いたいな。
23 :
:03/02/20 01:19 ID:8k4oMGHm
>>22 >なんで「良い脚本から良い映画はできる」じゃないんだ
それは当たり前だからでしょ。
だから、例として良い脚本からも悪い映画は出来る。
監督の演出が糞だったり、編集がヘボだったりetcetc…。
逆に悪い脚本からはどう演出しようが編集しようが土台がダメでは
面白いものにはなりえないってことだろう。
24 :
名無シネマさん :03/02/20 01:33 ID:K7yOG2dA
>>19 が言ってるのは、
例えば「ダイ・ハード」みたいな脚本の事だよね?
確かに滅茶苦茶良く出来た本だとは思うが、ああいうタイプの脚本は
書いた人の腕っていうより、プロデューサーの知恵だの計算だのが
緻密に入り組んで出来た、凄く良く出来た「企画書」って感じがする。
オイラ個人が思う「良く出来た脚本」ってのは、
やっぱり展開とか伏線とか以上に、キャラクターの肉付けの上手さと
記憶に残る、しかも俳優が喋ると「聴き心地の良さ」を感じる台詞が
あるかどうか、ってのが凄く重要だと思うんだけど。
そういった意味ではB・ワイルダー、デビッド・マメット
最近の人でもタランティーノ、P.T.アンダーソンとかは
滅茶苦茶良い本書くなあって思う。
で、個人的に最高の脚本だと思うのは「ザ・エージェント」。
ありゃはっきり言って、完璧過ぎ。神憑り的な脚本だと思うわ。
25 :
名無シネマさん :03/02/20 01:37 ID:oKW3Smyd
ロボコップ、クリムゾン・タイド、グランド・ツアー、用心棒、 構成が上手いよね。
26 :
名無シネマさん :03/02/20 01:47 ID:zJHPl//K
昔シナリオ学校に通ってた頃、先生が言ってた言葉だが。 「駄目な脚本はストーリーから組み立てようとする。 良い脚本はキャラクターから練り上げようとする。」 これ、未だに映画の出来不出来を判断する上で、結構な指標になってるんだが。 因みに同じ様な事は、エドワード・ヤンもインタビューで言ってた。
27 :
あああ :03/02/20 01:51 ID:8VbIW6UA
>>26 至言だ!!!エドワード・ヤンは完璧にそれを実践してるね
28 :
名無シネマさん :03/02/20 02:10 ID:8Wa1cdij
>>20 君が言ってる事は、実は大昔アメリカの映画界でも論争になった事がある。
ポーリン・ケイルって評論家が「市民ケーン」の凄さは
演出にあるのかシナリオにあるのか、って議論を起こしてね。
ケイルは演出のO・ウェルズより共同脚本(だっけ?)の人の功績の方が
大きいと言い切ったもんだから、結構な賛否両論になったらしい。
多分、根本的な点では今でも判断の難しい問題かもね。
29 :
名無シネマさん :03/02/20 02:16 ID:O7Icka+7
30 :
あああ :03/02/20 10:50 ID:8VbIW6UA
正直言って、伏線ってハリウッドらしい安直な娯楽の手段だと思う。 確かに「スケアクロウ」のような傑作が生まれることも確かだが、あの監督ってその後名前聞かないでしょ(w むしろ、安っぽい伏線無しで、人物描写、テーマ、オリジナリティだけでストーリーテリングを成立させた作品の方が満足度が高い。 「ミッション:インポッシブル2」とかのあまりにも見え透いた伏線見てると、心の底からクズ映画だと思う。
>>20 漏れは
>>13 の「展開」ってことに同意っす。別の言い方でいうとシチュエーションかな。
「あいつが結局こうなっちゃうのかよ!」「まさか、こう来るとは」
こんな感じの筋に対する感想はもとからある設定からであって編集とかからくるものじゃないしね。
「駄目な脚本はストーリーから組み立てようとする。 良い脚本はキャラクターから練り上げようとする。」 これは至言だと思うし、ジャームッシュもそう言っていたが、 実践は死ぬほど難しい。 だが実践できた日には「ゴーストドッグ」のような傑作が生まれる。 頑張ろうよ、創作文芸板の皆さん。
>>1 確かに名台詞は必要だろう。俺も好きな台詞はある。
しかし映像に重きを置いているはずの映画で
脚本の出来不出来を決定するのは少なくとも台詞ではないだろう。
>>32 その意見には同意するが、最近それを否定する意見も多く出てきているので
戸惑ってる。
まあ、おれが戸惑っても何処にも何の影響もないんだが。
34 :
あああ :03/02/20 14:57 ID:8VbIW6UA
>>32 確かにそうだけど、ジャームッシュは最近になるにつれて、その傾向を強めていると思う。
だから、昔のジャームッシュ映画のような斬新さはどんどん消えてるけど、映画として洗練された作品を作るようになったよね。
「ストレンジャー ザン パラダイス」がいくら映画史上の傑作と褒め称えられようと、カンヌでカメラドール止まりだったのはその辺に理由があると思う。
あの映画はキャラクターの面白さ以上に、映画の作りそのものが主張してた。
映画が視覚主体の総合芸術である以上、脚本が第一ではない、 というのはまったくそのとおりだと思うが、それが分かったところで、 たとえば、俺のような趣味の人間が求める映画が世の中に増えるわけではない。 俺のような趣味とは「脚本のよさが堪能できる映画」というスレを見てすぐに 「どれどれ」と覗きにくるような奴のこと。シナリオ好きといってもいいが。 というわけで、大島某が言ったとされる、脚本とキャスティングが決まった時点で 映画は八割方完成している、という意見に賛同。 ただし、ジャームッシュみたいに(あるいはエドワード・ヤンみたいにあるいは小津ry) 視覚芸術としても素晴らしく、なおかつ脚本の妙味を感じさせる、 贅沢な映画作家の作品が一番なのは確か。 そんなグレイトな作品キボン。
36 :
:03/02/20 15:48 ID:oiwApNAb
視覚芸術志向の映画に糞があまりにも多いので脚本至上主義は説得力ある罠。
37 :
名無シネマさん :03/02/20 20:02 ID:BuYufoCm
キャラに感情移入するファンは、ストーリーにかなり無理があっても ついてきてくれるもんだというのを強く感じる。 そういうファンがたくさんつくような魅力あるキャラ設定が 作品の命。シリーズものは特に。
38 :
名無シネマさん :03/02/21 00:45 ID:zG3OI8At
ガタカってどう?
39 :
:03/02/21 00:53 ID:vCM4JADH
脚本の良い映画は作品としても良いんだよね。 『ショーシャンクの空に』とか、フランク・ダラボンが自ら脚本を作り それが凄い評判になって「俺にやらせろ×2」と色々な監督からアプローチを受けたものの どうしても自分で監督として撮りたいと思い作品完成まで随分と時間が掛かったという話しで有名だよね。 んで、あの傑作が生まれたわけ。脚本も良いけど、あの緩急自在な演出が更に脚本を光らせたんだと思う。 キングも大満足したそうだし。
40 :
名無シネマさん :03/02/21 00:55 ID:E1RVT/Pi
なんだか見てて眠くなるような映画ばっかだな
41 :
名無シネマさん :03/02/21 00:57 ID:VG2pWAGW
「シックスセンス」
最近のハリウッド作品は一本の映画に関わる ライターの数が半端じゃないらしいから、 ストーリー、登場人物それぞれのせりふ、 ジョークまで担当が別れてることもあるんでしょ。 プロットかいた奴がクレジットされてないとか。 アルトマンのプレイヤーにそんなシーン無かったけ?
43 :
名無シネマさん :03/02/21 01:38 ID:yXaI7gtr
>>42 特にJ・ブラッカイマ−の作る映画なんて異常。
「アルマゲドン」とか「ザ・ロック」なんて
本当は何人の脚本家が関わってるんだか・・・。
その点、チャーリー・カウフマンあたりは本当に凄いよね。
彼以外にしか絶対に書き得ない本を作ってる。
「マルコヴィッチの穴」なんて、他の人がリライトの仕様ないでしょ、
あんな狂った脚本。
44 :
:03/02/21 01:52 ID:vCM4JADH
グラディエーターの脚本は相当難航したらしいぞ。 あんなストレートな内容の割に(w
脚本の良さ…言ったってねぇ。 つまんない映画の悪い所は、分かり易い。簡単に指摘出来る。が 面白い映画の良い所は、分かり難い。簡単には掴めないですよ。 そうじゃ、ありませんか?みなさま。
映画を観て「このシーン面白い♪」思っても、実際に脚本読んでみると そんな面白くなかったり…まぁ、そんなモノですよ実際は。
48 :
はえ :03/02/24 11:29 ID:NagwaVzU
>>46 それは監督や役者が素晴らしいんですよ。
お笑い芸能人板で感心してしまった書込みだが
「漫才で他人の書いた脚本に”こんにちは”とだけ書かれている部分でも
笑いを取るのが真のプロ」云々。(うろ覚えだ)
映画でも同じ事いえそうだ。
49 :
名無シネマさん :03/02/24 11:37 ID:uvxK4yF6
隠し砦の三悪人 ゴッドファーザー ロッキー 古い映画しか出てこない。
10年ほど前に観た『レッドロック』という作品は良かったな。 殺し屋に間違われた男と本物の殺し屋、そして大金持ちとその妻。 それぞれが勝手に動き裏切りなぞ平気の平左。そしてラストは・・・ ニコラス・ケイジ、デニス・ホッパーにJ・T・ウォルシュまで出てて それぞれいかにもくせ者。 演出はイマイチだったけど本は良かった。
51 :
名無シネマさん :03/02/24 11:52 ID:a0/fxclb
パルプフィクション セリフがすごい。
52 :
名無シネマさん :03/02/24 11:53 ID:a0/fxclb
続いてレザボアドッグス 編集の賜物。
53 :
名無シネマさん :03/02/24 23:12 ID:gYlqlt0+
人物に寄りかかった傑作は 『恋愛小説家』や『グッド・ウィル・ハンティング』あたりでしょうか。
54 :
名無シネマさん :03/02/25 21:12 ID:Mza0u+zz
脚本でうなった映画・・・「未来世紀ブラジル」 「12モンキーズ」のテリー・ギリアム監督作品。 前半から中盤までの流れるような展開は何度見ても凄い。 脚本は「恋に落ちたシェイクスピア」のトム・ストッパード。 凄い。
55 :
名無シネマさん :03/02/25 21:37 ID:/u3CkwNy
ウィリアム・ゴールドマンがシナリオなら、とりあえず観ることにしてます。 どんなB級監督でも、この人のシナリオ作品だけ、突出しておもしろいのは、 やはりシナリオの力がすごいと言うことでしょう。
56 :
名無シネマさん :03/02/25 23:09 ID:3Lk0h32y
57 :
名無シネマさん :03/02/25 23:14 ID:RjDjiV2e
俺も脚本の良し悪しわかんない。 例えば脚本はたいしたことないけど面白い映画てのを挙げてくれれば 分かりやすいかも。
58 :
名無シネマさん :03/02/25 23:19 ID:9Lc7T6N9
「ブレードランナー」 映画化そのものに絶望しかけた原作者ディックをどたんばで感動させ、 電話口で数十分に渡ってエージェントに語って聞かせたという デヴィッド・ピープルズによる改稿は、この映画を一段も二段も 優れた名作にした。
59 :
名無シネマさん :03/02/25 23:59 ID:gC8W6UbK
>>14 小林政広は、憎いほど巧いと思うよ。
日本だと、荒井晴彦は、やはり巧いでしょう。荒井さんの名前を出すと、なぜか、
スレが荒れることが多いんだけどね(w
(知らない人も、昔のTBSの連ドラ「誘惑」を書いた人ということで、わからないかな?)
60 :
名無シネマさん :03/02/26 00:12 ID:bV4wLGie
最近の映画では俺もクリムゾンタイドと恋に落ちたシェ−クスピアだなあ。 これだけ良い脚本を演出できる監督は幸せだよ。
61 :
名無シネマさん :03/02/26 01:28 ID:cZ2vAnKV
>>57 一瞬躊躇しそうな質問だが、考えればいくらでも挙げられるよ。
例えば・・・
古くはチャプリンやバスター・キートンのサイレントコメディ、
ゴダールやトリュフォーの監督作、ブルース・リー主演の全作品、
ジャッキー・チェン、ジョン・ウーの香港時代の監督作、
鈴木清順、北野武監督の全作品、ジョン・カーペンター監督の全作品、
「地獄の黙示録」「ブルース・ブラザーズ」「アニマルハウス」、「ゴーストバスターズ」
「イージーライダー」、「バニシング・ポイント」、「マッドマックス」・・・
まだまだあるぞ。どれも脚本はお粗末な出来、もしくは蔑ろにされてる映画ばかりだが
どれも活字では絶対に表現出来ないアイデアやパワーが詰まってる。
でも、多分もっとも有名な「脚本はお粗末だが面白い(って言われてる)」映画は
やっぱり「スター・ウォーズ」の1作目(エピソード1じゃないよ)じゃないか?
落ち着いて観てみると、本当にあれほどお粗末な設定、
陳腐な台詞が満載の「名作」ってのも無いと思うんだが。
62 :
57 :03/02/26 01:36 ID:G/bRlOoI
>61 THX 脚本はダメだけど面白い映画、はこれで納得しました。 でも逆はやっぱわからん・・・。
63 :
61 :03/02/26 01:52 ID:/yclc8ea
>>62 逆?ってことは「脚本は面白いが、実際はつまらない映画」って事?
・・・ごめん、僕もそれはすぐには思い浮かばないや(w
64 :
57 :03/02/26 01:59 ID:G/bRlOoI
>63 ああ、逆じゃなくてこのスレ本来の趣旨のことですた。
65 :
名無シネマさん :03/02/26 02:03 ID:id+w/y2Y
丸山昇一の「ヨコハマBJブルース」
「メメント」 のシナリオってどうなってるんだかチョット読んでみたい。 シナリオもあれと同じ形式で書かれてるとしたらライターはスゴイ頭のいいヤツだな。 あのアイデア思いついた時は有頂天になっただろう。 そのあと書く時に七転八倒しただろうが。
67 :
名無シネマさん :03/02/26 21:27 ID:lEZ2EaQl
>でも、多分もっとも有名な「脚本はお粗末だが面白い(って言われてる)」映画は やっぱり「スター・ウォーズ」の1作目(エピソード1じゃないよ)じゃないか? おいおい、聞き捨てならないな。SWがヒットしたのはもちろん当時としては画期的 なSFXやギミックが受けたからであることは認めるが、何よりも脚本が無駄のない 優れた内容だったからだよ。 君は本当にルーカスが書いた原作と脚本を 読んでいるのか?
68 :
名無シネマさん :03/02/26 22:16 ID:4e/Dl6V2
>>56 スマン、見てない。
脚本偏重主義者としては見るべき映画?
>>68 観る必要なし。
勢いだけのクソ映画。
キャラクターも展開もシナリオ以前。
石井聡互にシナリオなんか書けるわけ無いでしょ(W
70 :
名無シネマさん :03/02/27 05:07 ID:c1IH7WMZ
∩
∧_∧ | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´Д`)// < 先生!こんなのを発見シマスタ!
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http://saitama.gasuki.com/mona/ __| | .| | \
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71 :
名無シネマさん :03/03/01 05:16 ID:p+7R5yLr
脚本の良し悪しは、プロデューサーにでもなったつもりで 原稿を読んでみないとわからないような気がする。 どこからどこまでが脚本の功績なのかって難しいなー。
72 :
名無シネマさん ◆vPGSxyaeQs :03/03/01 09:33 ID:0giUVdLo
良スレだ。 ちなみに僕はやっぱり「市民ケーン」が強烈だった。あのラストシーン… あと映画じゃなくてすまんが、「アリーmyラブ」も参考になる。 (最近ちょっと図に乗りすぎだけど…) めちゃくちゃなキャラと設定で、最後はそれなりに納得させる脚本と思う。
ERは?スレ違いだけど。
74 :
名無シネマさん :03/03/02 04:13 ID:8vLOTf/1
設定がうまいのは「暗くなるまで待って」あの冷蔵庫に感心しないヤシはいないだろ まだの方は死ぬまでには是非どうぞ。
75 :
名無シネマさん :03/03/04 19:42 ID:3PYg33bx
脚本家の桂千穂が「シャレード」という映画のシナリオが凄い凄いと 茶木則夫みたいにバカ誉めしてたんで見た。 いや、たしかにどんでん返しに次ぐどんでん返し、 しゃれっ気たっぷりの会話は面白いと思ったよ。 でも、 も う 古 い ん だ よ 、 ボ ケ が。 大体、○が○だった、なんてオチのどこに説得力があるんだか。 古典として、あるいは超豪華な役者陣の好演が楽しい映画ではあるけど、 脚本も古びていくものなのねん、ということを学んだ映画だった。
「アモーレス・ペロス」。 36回の推敲を重ね、完成に3年かかったらしいよ。脚本に。 実際素晴らしい。
マチュー・カソヴィッツの「憎しみ」も最高。 上手いとか凝ってるということじゃなく、描くべきものを完璧に描いてる。 脚本の力かどうかはわからないが。
78 :
名無シネマさん :03/03/04 20:17 ID:KSli5D+c
古いものが多いので・・・ 「クライム&ダイヤモンド」クリス・バー・ヴェル 最近で光ってたのはコレ。 近頃の伏線バリバリ、最初からクライマックスっていうタイプでない。 アメリカの“粋”ってものが感じられる。
79 :
名無シネマさん :03/03/04 22:38 ID:4WTL6iQr
さっき見た「陽のあたる場所」は原作物の脚色の白眉だと誰か絶賛してたな 長大な「アメリカの悲劇」から、青年の野心と挫折の物語をうまく掴み出しているとかなんとか 原作読んでないからなんとも リズは19才か美しいのはこれ1本だけだもんなぁ 漏れはシェリーウィンタースのほうがいいけど
日本映画では「ある夜の殿様」(作・小国英雄)が素晴らしい。 キャラクター作劇の至宝。 「県警対組織暴力」(作・笠原和夫)、「少年」(田村孟)、 「生きる」(黒澤明、小国英雄、橋本忍)、「肉弾」(岡本喜八)といった作品は文学としても読ませる。
81 :
名無シネマさん :03/03/05 13:56 ID:iZPk6dGM
脚本家と監督を兼任するといい映画ができるのかな? そういうのでハズレが少ない気がする。 ポランスキー、シャマラン(サインでガタ落ち)、タランティーノとか。 当たり前のこと?
82 :
名無シネマさん :03/03/05 14:08 ID:jj3JiSBP
『ジャイアント・ピーチ』ってどうよ??
83 :
名無シネマさん :03/03/05 15:49 ID:FiQd4Qxt
ジョン・ダールの演出はいまいちだと思う。 脚本書いてないロードキラーは良かったけど。
84 :
名無シネマさん :03/03/05 17:06 ID:wE4bP2BI
>>80 「ある夜の殿様」いいねえ。
「野良犬」(黒澤明ほか)も加えて。
85 :
名無シネマさん :03/03/05 17:06 ID:aT+XbMsN
川島雄三
>>84 「野良犬」は、菊島隆三のデビュー作。ちなみに「羅生門」も橋本忍のデビュー作。
後の大脚本家の才能をいち早く発見し世に出す黒澤はそれだけでも偉大。
黒澤作品の脚本家は、 小国英雄、菊島隆三、橋本忍、井出雅人、久坂栄三郎、植草ジン一郎、 などまさに眩暈のするような布陣。 それにシナリオライターとしても一流の黒澤明が加わる。 そういった面々が一同に会して侃侃諤諤のやり取りをするのだから面白くって当たり前。 昔は今と違って脚本にお金を掛けたんだよ。今の邦画がつまらないのは当然かもしれない。
アーうろ覚えでスマンが、 鈴木清順にもそういう脚本のブレーンたちがいたような・・・。 なんつったかな?
新幹線大爆破 どうよ
90 :
名無シネマさん :03/03/05 21:55 ID:K3y/FYfw
『第三の男』『隠し砦の三悪人』
『恋に落ちたシェイクスピア』は私はあまり・・・
アイデア倒れの考え落ちというか、伏線張りすぎ。
北野武は脚本だけでも面白い。
シナリオに載ってた『ソナチネ』の脚本を読んだことがある。
採録シナリオかもしれないけど。
映画通りに台詞が少なくて、ト書きが多いのだけど、面白い。
いい脚本か・・・展開・構成・台詞がいいことかなあって思うが。
>>87 以前NHKで三人の脚本家+黒澤が『隠し砦の三悪人』の脚本を書いた時の
再現をしていた。残っていた脚本草稿や脚本家の話に基づいてね。
四人で車座になって、一人が書いた原稿を次々回してゆく。
その時にエピソードを加えたり、削ったりしてた。
実にスリリングだった。
チャップリン映画でチャプリンが演説するところ。 「ライムライト」とか「独裁者」とか。 あれってアドリブか脚本なのかわかんないけど セリフだけで興奮させられる。 本当に感動するよ。 字幕で読んでさえそうなんだから、英語のわかる人はもっと感動するんだろうな。
92 :
名無シネマさん :03/03/06 11:04 ID:IiQ3hryX
フェリーニって脚本が2人・3人とかクレジットされてるけど 黒澤的システムなんですかね? 甘い生活以降から大雑把に言ってセットありきな映画だから 脚本書いてるの時点でセットの設計をしながら脚本を進めていってるのか?
93 :
名無シネマさん :03/03/06 11:36 ID:XemXSaCf
『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『レッドドラゴン』 を比べて観ると、B級監督であるはずの『羊』『ドラゴン』の方が、 キャラクターの特性を掴んだよい映画である様に思える。 監督は全て違うが、脚本は『羊』と『ドラゴン』は同じデット・タリー。 『ハンニバル』はザイリアン&マメットという超豪華シナリオなのに、 やっぱりいまいちだ。 脚本が映画の出来を左右してることのいい証明だと思うんだけど。 (『ハンニバル』もテッド・タリーに書いて欲しかった)
94 :
名無シネマさん :03/03/06 12:26 ID:Mv+8djVw
「八月のクリスマス」「ペパーミントキャンディー」この2本の キャラクターのリアルさはどうよ! 韓国映画は演出が脚本を殺さない傾向がある。特にこの2本は監 督が脚本も書いてるから、まさに脚本と演出の理想的な結果とし て存在している。
ハンニバルはどんなにいい脚本でも原作がくだらないからなあ。 マメット御大ですら救えなかった。 >94 同じアジアンとして「ヤンヤン夏の思い出」もつけ加えてくれ。
>>93 おいおい言うに事欠いてジョナサン・デミをB級監督扱いかい。
それにそれだと脚本の良し悪しじゃなくて監督の演出力の差になるんじゃないのか?
羊〜以前のデミはB級呼ばわりされても仕方ない位置だったかと。
98 :
名無シネマさん :03/03/07 00:18 ID:5HtJm8E0
クライング・ゲームでしょ
デミがB級というのは言いすぎだが、リドリー・スコットに比べりゃ ブレッド・ラトナーもデミも落ちるだろう。 マイケル・マン監督の「レッドドラゴン」もあったが、 あっちはどうだ?
100 :
名無シネマさん :03/03/07 15:57 ID:WWB+r4MP
>>99 マン版しか観てないけど、犯人に重点が置かれていたので
クールで、それなりに面白かった。
ダラボンの「ブロブ」はホメてくれないのかい?
あと、マイケル・ペリンは実はいい脚本家と思うが、どうだ?
101 :
名無シネマさん :03/03/09 01:19 ID:oswYT2jG
『飢餓海峡』
102 :
名無シネマさん :03/03/09 01:23 ID:FfdnnHho
鈴木直之はいいね。 『遊侠一匹・沓掛時次郎』も傑作だった。
103 :
名無シネマさん :03/03/09 01:24 ID:OYPFopug
『トイストーリー』 どうせ子供向けのCGアニメだろ、と思ってたら意外に脚本が練られてて良かった。
104 :
あああ :03/03/09 01:41 ID:2+V/2dwP
>>95 手前味噌でスマソが、
>>9 で書いたとおりの理由で禿同!
展開や構成なんてのは、実はプロなら誰でも心得てて当たり前。
本当に難しいのはキャラクター造形と、テーマの表現
そのためには、展開や構成なんて多少破壊してもいいと思う。
でもあればあっただけ良いのも事実。
最近で一番素晴らしいのは「ヤンヤン」だと思う。
105 :
あああ :03/03/09 02:05 ID:2+V/2dwP
脚本においてキャラクター造形が成功しているにも関わらず、散漫な演出と過剰に装飾的なプロットで死んだ映画が「シャフト」。 終盤の対決シーンは、一歩間違えればかなりの名シーンたりえただけに残念。ラストシーンの印象もアッサリしすぎ。 テーマを表現するための人間関係の構造がしっかりしているにも関わらず、没個性的なキャラクターとやはり装飾的すぎるプロットで死んだ映画が「リリイ・シュシュの全て」。 折角エッジの聴いた設定を持ちながら、生かしきれていない。ま、岩井の映画の中じゃ一番マトモだけど。 キャラクター造形が非常に分かりやすく、テーマも明快だが、あまりにも紋切り型のストーリーを持つ企画。 それを思い切った脱線テンションでディテールに神を宿らせた傑作が「少林サッカー」。 派手なSFXばかりに目を奪われるべからず 設定を思い切りはしょって、主人公の行動の原因と結果をカットし、ただ過程だけを描写することで、人間性の一断面を捉えているのが「ストレイト ストーリー」 正直言って、成功しているとは言いがたいが、面白い試みだと思う。 ジャームッシュの初期作品も、同じく成功していないが、面白い。
106 :
名無シネマさん :03/03/09 02:18 ID:jgoivBYf
>でも、多分もっとも有名な「脚本はお粗末だが面白い(って言われてる)」映画は やっぱり「スター・ウォーズ」の1作目(エピソード1じゃないよ)じゃないか? つい、上の内容には口を挟みたくなったが、「スター・ウォーズ」の1作目はキャラクター設定の優れた映画だぞ。 良い脚本=生きたキャラクターというこのスレでの判断基準によると良い脚本という事になれけれども。
情婦
108 :
あああ :03/03/09 13:39 ID:2+V/2dwP
>>106 同意だけど、ルークとレイアが一番「生きた」キャラクターという感じがしない。
個人的には、ハンソロとチューバッカ、R2D2とC3−POなど、ペアになって独特の個性を発揮する脇キャラが魅力だと思う。
110 :
名無シネマさん :03/03/09 20:07 ID:UW1jtnz8
情婦はいいです。どんでん返しもさることながら、弁護士と看護婦などの会話が面白く、さすがビリー・ワイルダーと言うべき作品です。
111 :
名無シネマさん :03/03/10 01:37 ID:MTxosRus
どんでん返しといえば、最近の「ザ・プロフェッショナル」は しつこくて良かったなー。 脚本も面白かったし、ジーン・ハックマンも良かった!
都合よすぎ
113 :
名無シネマさん :03/03/10 23:43 ID:CQGdwPCU
グッド・ウィル・ハンティング
114 :
たー :03/03/11 08:05 ID:gIBnRj9e
「ブロードキャストニュース」は良かったなぁ。 ケーブルテレビの地方キー局のアンカーマンたちを 描いた映画なんだけど、主役3人が三者三様で 実に魅力的。 その上、「リアリティーのある結末」と「爽やかな結末」 の両立が難しいと思っていた私にはちょっとした カルチャーショックでした。
115 :
あああ :03/03/12 00:10 ID:vMkP/g8a
>>114 ヴェンダースも絶賛でした(マジデ)
116 :
たー :03/03/12 00:21 ID:7GJbxIo9
117 :
あああ :03/03/12 00:54 ID:vMkP/g8a
>>116 著書で…確か「夢の視線」とかいう奴の中でベタ誉めしてたね。
アメリカ映画の最近の中じゃ最高だって
118 :
名無シネマさん :03/03/12 01:48 ID:vNsxiWkC
>>113 「グッドウィルハンティング」は、
「ウィリアム・ゴールドマンがゴーストライターだった」騒動がありましたね。
あれはどうなったんだろう。ゴールドマン大好きなので、「ああ、やっぱり!」
と思った。
マット&ベンが書いた初稿は、ウィルの頭脳を狙ってFBIだの殺し屋だのが
出てくるアクション物だったとか。そのままだったら相当下らない話ぽ。
でもゴールドマンもゴーストやっておいて、アカデミー取ってから
「あれは自分でした」と言うのもみっともないなぁ。
119 :
あああ :03/03/12 01:59 ID:vMkP/g8a
ハリウッドには脚本修理屋という奴がいる。 個性抜群の監督がしゃかりきになって書いた、「奇抜だけど詰めの甘い」脚本を、地味に堅実につじつま合わせ 立派なハリウッド映画の脚本として完成させ、大予算を出すにたるものにする役だ 一番有名なのはロバート・タウン「俺たちに明日は無い」を「修理」したことで有名。 勿論オリジナルで書いた「チャイナ タウン」は、映画史上の名脚本の一つだな
>>118 キアヌ主演の「チェーン・リアクション」みたいなハナシだったらしいねぇ。
>118 脚本改稿の席上にはテレンス・マリックもいたとか。 ゴールドマンといえば最近の「訣別の町」のライター陣は豪勢だったなあ。
大昔の話だが、クレージー・キャッツの『大冒険』のシナリオを 小林信彦がノークレジットで直したりしたらしい。 アメリカのスクリプト・ドクターだと他にはジョン・セイルズが有名。 『アポロ13』に関わったらしい。 とてもギャラがよいらしく、スクリプト・ドクターの稼ぎで自分が撮りたい 作品をせっせと作ってるそうだ。
「月の輝く夜に」の脚本が凄いなあ。
タランティーノの「パルプ・フィクション」 映画が完成する前に、読んだんだが「凄い・・・」と思った。 でも、日本の権利を故・松竹富士に取られた時には、ミラマックスの ワインスタイン兄弟を激しく憎悪した(w
126 :
名無シネマさん :03/03/13 01:13 ID:ZmmI2Wph
>118 最初は3000ページあったらしい。 ベンの公式サイトの本人の書き込みによると、「原稿は全部自分たちが書いた。 ゴールドマンとは1度だけ2〜3時間会って話をしたことはある」そうです。 アクターズスタジオのインタビューでは「僕たちはプロットが作るのがヘタ」 といってたので、プロットはゴールドスミスがアドバイスしたんじゃない?
127 :
名無シネマさん :03/03/13 01:50 ID:EWhtFoLf
アカデミーの脚本部門の受賞者って、ウィリアム・ゴールドマンのような 例外を除くと、大多数が一発屋なんだよね……よくて2発。
128 :
名無シネマさん :03/03/13 12:59 ID:Wd2A9W+g
>>127 禿胴
受賞を2回というのは難しい要求にしても、オリジナル&脚色で年に10本が
脚本賞にノミネートされるので、たとえ受賞経験があっても、その後ノミネート
すらされなかったら「一発屋なんだなぁ」という印象は免れない。
「奇跡的な」シナリオなんて、やはり一生に一度ものにできるかどうかなんだなぁ。
129 :
名無シネマさん :03/03/13 13:01 ID:Wd2A9W+g
そういう意味ですごいのがウディ・アレン。ノミネート&受賞ということ では最多なんじゃないか。まあレッドパージ時代、変名で何度かノミネート &受賞したドルトン・トランボなんてのもいるが。
130 :
名無シネマさん :03/03/13 22:56 ID:FeNcLghQ
コッポラは3度受賞だね。 「ゴッド・ファーザー1、2」と「パットン大戦車軍団」 この頃は神がかり的に凄かった。
131 :
名無シネマさん :03/03/14 01:07 ID:2SeT4V9j
パディ・チャイエフスキーも脚本部門3度受賞。 『マーティ』、『ネットワーク』、『ホスピタル』が受賞作。 もうすぐBS2で『ホスピタル』放映です。
132 :
名無シネマさん :03/03/14 01:14 ID:2PP3jwOr
ネットワークって強烈だよね 初めて観たときなんて映画だと思った
133 :
あああ :03/03/14 01:17 ID:MSK+I30H
>>132 禿同。「社会を痛烈に風刺」なんてタタキはごまんとあるが、「ネットワーク」ほど強烈で納得の行く作品は無いよ。
アメリカ社会派の金字塔だと思う。
134 :
名無シネマさん :03/03/14 09:52 ID:/R7Gvmwy
ロバート・タウンとか名作をモノにしたライターが、 「MI−2」とかいわゆる「スタジオ大作」に担ぎ出されるのは何故だろう。 「ただのアクション物ではなく深みのあるモノを」という製作サイドのスケベ 心だろうか。 「ただの偏差値低いアクション映画じゃないですよ」 という売りに使われてるだけで、実質作品のクオリティに貢献してるとは 思えないし、そうやって名前を使われることで「年金」を受け取ってるような ものでは? 手っ取り早く金になるシナリオドクターやアクション大作シナリオ にばかり関わるようになり、「一発屋」が増えるのかも。 (タウンが一発屋だとは思わないけどね)
>>134 アメリカとはシステムが違うけど、昔の日本でも、一流ライターはなんでも
書いた。とくに凄いのは、新藤兼人と八住利雄。
高度なドラマツルギーのテクニックを身に着けると、どんなジャンルにでも、
応用が利くものらしい。
シナリオのチェックシステムが違うアメリカの場合、名義貸し的な関与に過
ぎないかもしれないけどね。
136 :
名無シネマさん :03/03/14 21:25 ID:lArVJ/oE
新藤兼人。 世界戯曲全集を一年かけて読破。
137 :
名無シネマさん :03/03/16 00:13 ID:hoK93QbI
「インソムニア」は元ネタよりリメイク版のシナリオの方が しっかりしてて面白かったよ。役者もいいし。
138 :
名無シネマさん :03/03/16 01:09 ID:dkVhBwFm
敷居の高そうなスレだな。稀出だけど、
>>103 トイストーリーは、脚本展開に全く無駄がなくって凄かった。
当時は「世界初のオールCGアニメ」ってふれこみだったんだけど、ピクサー連中は「中身で勝負してる」
って言ってて、納得しどおしだった。
自分のなかでは、ベスト5に入る映画なんだよな、恥ずかしいけど。
>>135 > 高度なドラマツルギーのテクニックを身に着けると、どんなジャンルにでも、
> 応用が利くものらしい。
ただしSFはシナリオライターの才能がいくらあってもSFのセンスがないと絶対書けない。
日本の大家の書いたものはことごとくヒドイ。
シナリオライターは教養はあっても科学知識にはうといので平気でデタラメ書く。
未見だが早坂暁脚本の「北京原人」も相当なもんらしい。
>>139 >早坂暁
早坂暁はTVの「必殺からくり人」とかで、時代考証を逆手にとったデタラメを書いて
許されると信じていた人だから。いや、あれは素晴らしいんだが・・・
伊藤和典とか、例外もあるけど、日本のスタッフに、実写SFはムリでしょう。
「トイストーリー」は本当にイイ脚本だったね。ウッディとバズが車の下で ケンカするシーン。 ウッディ「お前はただの道具なんだ。おもちゃなんだよ!」 バズ「…哀れな男だな、キミは」 っていうセリフにのけぞる。深すぎる。これがほんとに子供向け映画か?! しかし・・・(ここから先はネタバレだけど)。 ラスト、バズのヘルメットで火を点けようとするシーンに大萎え。 点くわけないじゃん。わざわざマッチの火を消しておいてさ、「実はマッチ 使わないんだよーん」と、観客の予想を裏切っておいてね、あれはない。 客をバカにしすぎ。この1点で、かなり評価下がっちゃうなぁ・・・。
142 :
名無シネマさん :03/03/16 13:25 ID:LYWP/Map
DVD『ビューティフルマインド』に脚本アキバ・ゴールドマンの解説が入ってる。 シナリオ作法や「このシーンにはこんな意味が?!」という話が豊富で良い。 コメンタリーでは、よく撮影こぼれ話や、俳優の裏話に終始してるものが多いが、 シナリオライターや映画監督を目指してる人には、単純にストーリーやシナリオ の解説をしてるもののほうがありがたい。
143 :
名無シネマさん :03/03/16 13:32 ID:LYWP/Map
関連して。 DVD『アトランティスのこころ』も良かった。監督のコメンタリーだが 脚本ウィリアム・ゴールドマンの脚本をどう解釈し、脚本のどこを変えた のか、事細かに語っている。新人監督のくせに、ゴールドマン御大の脚本 をあちこち変えてるのか! とちょっと驚く。 例えば、アンソニー・ホプキンスが超能力でいじめっ子を撃退するシーン。 脚本では「ホプキンスの瞳が三角になる」と書かれていたが、監督は そうしなかった。 うん、そうしなくて良かったと思う(w ちょっと映像的にいかがなものかと。
144 :
名無シネマさん :03/03/16 14:15 ID:dkVhBwFm
>>141 お前は阿呆か(ホットブラザーズ)!
あれは、バズが悪ガキにつかまった時に、虫眼鏡でデコを焦げさせられた伏線が
あっての流れなんだよ、何故気づかない?
あそこから、バズがウィングでガムテープ切って、
ウッディの「飛んでるよ!」→バズ「格好つけて落ちてるだけさ」、そして最後のクリスマスプレゼント!
全てに伏線が用意されてる憎らしいくらいに完璧な脚本だぞ!!
アニメだからってちゃんと見てない証拠、1ファンとしては悲しい。
145 :
名無シネマさん :03/03/16 16:22 ID:67GAF3vB
DVDのコメンタリーは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』も凄いな。 発端のアイデアからどんどん膨らませていく過程をたっぷり聞かせてくれる。
146 :
141 :03/03/16 19:35 ID:blWNPq+V
>>144 あの…。伏線がどうのこうのって話じゃなくて…。
じゃ、ちょっとやってみてください。おもちゃのヘルメットで火がつきますか?
小学校の理科の問題なんですけど…。
>>146 そんな事いいだしたら、ぐるぐる貼りついたテープが玩具のハネ飛び出したくらいで切れないし、
あんなハネと勢いだけでちょうどうまく飛んでってアンディの車の中に入らない。
なんでそこだけリアリティ追求?
148 :
あああ :03/03/17 00:36 ID:krmgYXc/
アニメにはリアリティの枷が少ないから、比較的脚本を書くのは楽 でもそこで怠けて、アニメの許容性に依存しすぎると、酷く安っぽいものができる その酷さは、リアリティの無い実写映画の比ではない 故に、アニメ映画こそ、脚本を良く練るべきジャンルだと思う 「トイストーリー」は成功例だと思う 伊藤和典の脚本は、アニメっぽさが余りにも少ないので、もうちょっと自由度があっても良いと思わせる その割りに、実写向けの脚本でアニメっぽさが出たりするので、始末が悪い
149 :
名無シネマさん :03/03/17 00:53 ID:obzcOKB9
>>147 あのねぇ…。どう考えても火がつかないもので
火をつけるって時点で、リアリティとか言う前に、
スタッフの「常識」が問われるでしょうに…。
逆にお聞きしますけど、リアリティなんて関係ない、
物理法則も無視していい、っていうなら、ロケット
なんて使わずに、「バズは実は空を飛べました。
理由はありません」として、空飛ばしちゃえば、
一気に解決じゃん。
もちろんあなたの言うように映画なんて、ご都合主義。
いわば嘘の塊。でもその嘘を上手につかなければ、
観客は興ざめでしょ?
トイストーリーの脚本は素晴らしい!に同意。 なんで火のエピソードだけそんなに気になるんだろ?? それ言い出したら変なトコいっぱいありそうだと思うけど。 御都合主義とかじゃなくて質のいいファンタジーでしょ。
151 :
名無シネマさん :03/03/17 01:09 ID:oI2bSlG3
>アニメにはリアリティの枷が少ないから、比較的脚本を書くのは楽 問題発言ハケーン!
152 :
141 :03/03/17 01:32 ID:obzcOKB9
>>150 だからねぇ…。俺は
>>141 で、トイストーリーは素晴らしい
って言ってるんだけど…。優れたファンタジーだと思いますよ。
だからこそ、嘘は上手について欲しいってだけです。
例えば、
行き交う車から誰かが水を捨てる。
水がヘルメットに入ってバズが溺れる。
それで光が焦点に集まって火が点きそうになる。
火が点くのが先か、溺れるのが先か。
こうすれば、誰にでも納得だし、笑いも取れていいと思うけどね。
153 :
名無シネマさん :03/03/17 02:12 ID:0TCq/1w0
>>152 多分「だからねぇ・・・」は、火のエピソードを不自然と感じなかった派が
言いたい台詞だと思うが。
君があのオチで個人的に興ざめしたのは良ーく分かった。
が、これだけ反発されてるってのは、あのオチが大部分の人には
充分許される範囲の「嘘」だったって認識されてる証明だろ?
154 :
141 :03/03/17 02:22 ID:obzcOKB9
>>153 何をもって「大部分の人」と言ってるのか分からないけど、
147が言ってることって、「偶然だったらありそうな事」だったり、
「がんばればなんとかなりそうな事」だったりするわけでしょ。
でも、バズのヘルメットで火をつけることは、がんばればどうにか
なることじゃないよね。それに、その場面はラストの非常に重要な
場面。「それくらいいいじゃん」で済ませられるとは思わない。
これって基本的なシナリオ作法だと思う。作り手の良心の問題。
大部分の人が気づかなかったとしても、だからといって作り手側が
「してやったり」と思えることなのだろうか。
むしろ書き手の人に問いたい。
155 :
141 :03/03/17 02:29 ID:obzcOKB9
補足だけど、例えば「レイダース」。インディ・ジョーンズが、 Uボートに乗り移るシーンだけど、あれはその後どうなったのか。 ずっとしがみついたままナチスの基地まで行ったのか。 宮崎駿は「あの時点で台無し。脚本家にいい知恵が無かったという ことでしょう。あれは観客をバカにしている」と言っていた。 もちろん、「大部分」の人はそんなこと気づかずに「レイダース」は 高い評価を受けた。だけど同じ作り手である宮崎には許せなかったん だと思う。そういう誤魔化しが。 俺は作り手じゃないけど、ここは脚本スレだから、あえて書いてみた。 もちろんトイストーリーは好きで何度も観てる。だからこだわるんだよね。
156 :
名無シネマさん :03/03/17 02:38 ID:DTX3quCf
>>141 トイ・ストーリーはさておき
そんなあなたが認める「完璧な脚本」を教えてください。
煽りでもなんでもなく。
>>155 潜水艦が潜ったらどうするといいたいの?
あの時代の潜水艦は戦闘時と警戒時以外は概ね洋上航行してたんだよ。
寧ろ宮崎が馬鹿。
158 :
141 :03/03/17 02:46 ID:obzcOKB9
>>156 「脚本」自体を読んだわけではないけどウィリアム・ゴールドマンは好きです。
完璧かどうかは分かりませんけど。
逆に聞きたいのですが、みなさんは、バズのヘルメットで火をつけるシーンで、
ほんの少しも「あれ?」と思わなかったのかな…。小学生でも知ってる常識なのに。
ラストの大団円へ向けての大事なシーンなんだから、ちょっとでも「あれ?」と
思わせて観客の集中を途切れさせるようなシーンは入れるべきではないと思う
んですけどね。
まあ「あれ?」と思ったのは私だけだったみたいですね。逝ってきましょう。
(明日からアメリカに逝ってきます。逃げです)
>>157 洋上航行? インディーは、ずっと、甲板の上で過ごしたわけ?
たまにハッチに出てくる、乗組員の目を逃れて? 食糧はどうしたの?
ウンコは? シッコは?
スピたちもわかってて、「仕方がない」で押し通したんだろうけどね。
こういう、意図的な大穴は、よくあることだけどさ。
>>159 だって地理的にそんなに遠い所に行ったように見えた?
何もカイロから南極の秘密基地って訳じゃないんだぜ。
ウンコやシッコに何を困ることがある?彼は表にいるんだぜ。
艦橋の後ろに立ってりゃまず監視員には見つからないよ。
君だって飲まず食わずでも二日位、死にゃあしないだろ?
141君、くどいって(w
おまけに宮崎信者?そんな権威にすがった無関係の映画の引用はいらないから。
>>153 に同意だね、大部分かどうか知らないけど、俺は「許容される嘘派」と、言っておく。
>>149 >逆にお聞きしますけど
バズが勝手に空を飛ぶぅ?言ってる意味が全く解らない、マジで(w
ちょっと冷静になって、自分の中で色々考えなおしたほうがいいよ。
んん?っていうか、物理法則的にも、 あのプラスチック製のヘルメットで導火線に着火するんじゃないの? ためした事ないから解らないけどね(w
数十メートル飛び降りてもギャグで逃げるようなぶち壊し演出平気でやらかし といて偉そうに寝言ぶっこくボケ老人の言うことありがたがってる宮崎信者は おめでたすぎる。スレ違いだし、スレ汚しだからもう来るな。
164 :
名無シネマさん :03/03/17 11:35 ID:3aGLkFn/
141はアレだな、きっと友達が少ないんだろうな。
165 :
名無シネマさん :03/03/17 11:58 ID:oI2bSlG3
粘着質に141を叩いてるやつは何なんだ? ウザイからおまえが消えろ。
漏れが
>>103 で「トイストーリー」って書かなければ
こんなことにならなかったのにウワァァァァァァァン
167 :
なっちの黄昏 ◆HHyEIRfvKM :03/03/17 12:12 ID:gmC5J1Ka
竹山洋先生なんていい脚本書くよ。
168 :
159 :03/03/17 13:12 ID:zUWSb6wB
>>160 >ウンコやシッコに何を困ることがある?彼は表にいるんだぜ。
甲板にクソしたり、大海原に立ちションするインディ・・・壮大なアドベンチャー
が、ドリフの探検コントに見えてくる(w
こういう笑える想像のスキを、観客に与える脚本はまずいよ。納得ずくでやってる
んだろうけどさ。昔の日本映画にも、こういうエエ加減な脚本は多かったけど、
ハリウッド大作でこれはまずいのでは?
>>163 コナンが超人なのは、それで許せるように演出してますよ。オレは信者じゃ
ないけど、ハヤオとしては、そういう演出の工夫が無いと言いたいんでしょうね。
169 :
名無シネマさん :03/03/17 14:48 ID:6jf9D0sn
170 :
あああ :03/03/17 14:54 ID:krmgYXc/
映画には、全体に漂うノリという物がある。 その「ノリ」とは、「求められるリアリティの程度」と言い換えることもできる。 それはその作品が属するジャンルによって違う。 その作品に与えられた「ノリ」の範疇を出なければ、リアリティは確保できる。 アニメは基本的に、実写より「求められるリアリティの程度」は低い。 ルパンが10mジャンプしても特に問題は無い 潜水艦に捕まったインディを許容できるかは、観客一人一人が「レイダース」の世界観にどれだけのリアリティを期待しているかによって違う。 「トイストーリー」の世界観に、科学法則がどれだけ「必要」か? そこが問題なのであって、「現実世界においてバズのヘルメットが火を起こせるか」はさほど大きな問題ではない
168信者ケテ〜イ。つかもう来んなマジで。おまえ頭悪すぎ。
172 :
雷蔵 :03/03/17 15:55 ID:zg+IfvJZ
また一つ、鍛えぬかれたスレが消える
良スレだったのに…。 それより、みんなのお勧めの映画おせーてよ。 最近見たのだと何?
174 :
名無シネマさん :03/03/17 22:30 ID:oI2bSlG3
やっぱパルプフィクションおもしれえわ。
175 :
名無シネマさん :03/03/17 22:46 ID:PYwGw2tl
やっぱ「羊たちの沈黙」は原作も脚本も素晴らすぃーよ
176 :
名無シネマさん :03/03/18 13:43 ID:1A0BLszA
また、はじめっから地固めしていきましよう。 それぞれ、どこでイイと思ったんかな?
今、テレビ東京でクレイマークレイマー見終わったんだが…。 フレンチトーストの使い方がなかなかよかった!
178 :
名無シネマさん :03/03/18 19:22 ID:+kxDoJvV
パルプフィクションはトリッキーな構成がアイデアだけに終わらず、 キャラクターそれぞれの「人生の転機」を主題として打ち出すことに成功している点。 もちろん、台詞も構成もいいんだけど、 タランティーノのすごさはキャラクター造形の見事さだと思われ。
台詞、構成、キャラの立ち具合だったらロックストックのほうが秀逸な気がするけど やっぱ元祖はパルプフィクションですね。 ロックストックには「人生の転機」とか内省的なモノは皆無だし。 個人的にはそこが好きだけど。
ローマの休日 スティング シナリオの力が実感できる映画です。
ロック・ストックの方が秀逸? うーん・・・。
182 :
あああ :03/03/18 20:57 ID:KyczACWM
個人的には「パルプ フィクション」の登場人物は個性的ではあるけれど、余りにもリアリティが無くて受け入れがたい 大雑把で見た目だけの個性には、内省的な要素の欠片も感じない 映画の作りが主張しすぎると、キャラクターはおざなりになる どっちを犠牲にするか、だ 「パルプ」は脚本だけ独立して評価することはできないと思う あの演出と結びついてこその傑作
>182 >映画の作りが主張しすぎると、キャラクターはおざなりになるどっちを犠牲にするか、だ …というのはパルプには当てはまらないし、一般論としても断言することではない。 リアリティ云々は主観の問題っぽいから議論にならないとしても、 「虚構のリアリティ」という点では見事。例えばトラボルタ演じる下っ端ギャング。 掃除屋にお世話になってるのに「命令口調はやめれ」と楯突かずにはいられなかったり、 かと思ったら反省してすぐに謝ったり、誰に対してもガン飛ばさないと気がすまなかったり、 そんな彼の卑小な性格が丹念に描かれているからこそ、 「トイレで小説を読みふける」という彼の癖が彼に死をもたらした時、 客はなんともやりきれない思いをするんじゃないか? まあ、「しねーよ」と言われたらそれまでだが(しなかったんだろうし)。 そして作品の構成上、その死はすでに取り返しのつかないものであり(中盤であぼーん)、 また死の前夜のU・サーマンとのデートもささやかながら非常にロマンティックに描かれている。 さらにはギャングから足を洗う決意をしたサミュエルジャクソンがいるからこそ、 彼の死の憐れが際立つという仕組みになっている。ものすごい構成力。 「人生の転機」が「内省的な要素」になるかどうか分からないけど、 あの巧みなトリックが導き出すのは「人生の機微」そのもの。 タラが演出家として優れているかどうかはさておき、才気溢れる設計図なくして、 役者陣の素晴らしい演技はありえなかったと思われ。長文スマソ
>>183 それ読んだらパルプ>ロックストックになってしまいましたw
>>182-183 基本的にリアリティの受け取り方に間違いが。
映画などフィクションにとってのリアリティとは
>>183 が「虚構のリアリティ」と言ってるものがそれなんだよ。
186 :
あああ :03/03/18 23:34 ID:KyczACWM
>>183 漏れの感性には全く何の感情も響いてこなかったな
ともかく全員に感情移入出来なかった
タラの全作品についてそれが言える
感心しても感動しない映画
187 :
あああ :03/03/18 23:36 ID:KyczACWM
死んで当然の人間が死んだ 「それで?」 これが正直な感想。何回見ても、トラボルタに感情移入できない
188 :
名無シネマさん :03/03/21 15:09 ID:XkOQ8FLc
age
189 :
名無シネマさん :03/03/22 14:39 ID:PGF+3Sw8
あ、ージョン・フォードの「静かなる男」の 嫁はんが逃げ出してからクライマックスまでは上手いと思うな。 宮崎駿が繰り返しマネるワケだ。 それとコクトー(だったっけ)の文章からはじまる「シコふん」も上手いよ。 ありきたりなベアーズもんに色気が入ったね。
190 :
名無シネマさん :03/03/22 16:10 ID:IWpwZkXr
最近の日本映画で「脚本が面白い」映画ってあったっけ?
191 :
名無シネマさん :03/03/24 18:55 ID:h7A+yQgW
アカデミー賞AGE ちなみに脚本賞は・・・ ペドロ・アルモドヴァル(トーク・トゥー・ハー) ですた。
192 :
名無シネマさん :03/03/24 20:22 ID:ms1daqQa
怒れる男と 12人の優しい日本人
193 :
名無シネマさん :03/03/24 20:35 ID:WysMWO3o
ブラビのセブン。 よく練られてるねこれはと、BOX版DVDの特典を見ておもたよ。
194 :
名無シネマさん :03/03/24 20:43 ID:64TSQ8zA
>>193 羊たちの沈黙より先に公開されてたらアカデミー取ってただろうね。
195 :
名無シネマさん :03/03/25 11:33 ID:Ybhj60bn
俺もセブンの脚本は凄いとオモタヨ。 謎解きや犯罪スリラーじゃない部分、 人間ドラマの描写もやたらと生活感あって秀逸。 書いたのがタワーレコードの店長とは思えない(w 「8ミリ」もラスト改ざんされたらしいけど、俺は好きだな。
196 :
名無シネマさん :03/03/25 11:55 ID:Qt+lsR8t
セブンよりも「マッキラー」をオススメするよ。 三十年前の映画だけど、時代を先行しすぎてヒットできなかった 隠れた名作サイコスリラーだよ。
197 :
名無シネマさん :03/03/25 14:36 ID:NXyAATjH
>>193 >>195 禿同。
DVDのメイキング見たが、すげーよね。
特にOPのノイジーな感じが好き。その時点で不安を煽られると言うか。
これと、ユージュアル・サスペクツでケビン・スペイシーが好きになりました。
198 :
名無シネマさん :03/03/25 18:58 ID:ANGB5V3E
>>197 BOX買えなかった人って面白さ半減ってところかな。
199 :
名無シネマさん :03/03/25 19:02 ID:Ybhj60bn
ねえねえ、DVDのメイキングってそんな凄いの? 脚本家の解説とかあるの?
200 :
名無シネマさん :03/03/25 19:08 ID:65LaIkqD
ゴスフォードパークかな。最近の洋画だと。 昔のだとアマデウスDC版なんかもお奨めだ
201 :
名無シネマさん :03/03/25 21:51 ID:z1GDWm5K
202 :
名無シネマさん :03/03/25 22:08 ID:BYHvWN5w
「アメリカンビューティー」の脚本がスタジオに持ち込まれた時、 稀に見る完璧な脚本だと話題になったらしい。
203 :
名無シネマさん :03/03/25 23:05 ID:Ybhj60bn
>たいていBOXと通常版があるけど、値段につられて通常版買う >奴ってどうかしてるよ。 余 計 な お 世 話 だ !!
204 :
名無シネマさん :03/03/26 00:13 ID:jl7tLrjw
パルプフィクション信者うざい。 セブン信者うざい。 ロックストック信者うざい。 141と同レベルだ。死ね。
204は一年中春。
206 :
あああ :03/03/26 03:02 ID:0zJQ6NJy
>>202 一見、商業主義に突っ走っているかに見えるハリウッドの人々が、いかにマトモな映画的感性を持っているかを証明するエピソードだな。
その上で、なぜあれだけ下らないバカ大作を連作するのかは小一時間問い詰めたいけどな
>>206 そうか?
向こうのシナリオの判定方式は非常にマニュアル化されてるからな。
アナリストなんてのもいるから。
製作者には映画的感性なんて要らないんだよ。
208 :
あああ :03/03/26 03:15 ID:0zJQ6NJy
>>207 マニュアル化されていることはむしろ価値基準が明快で、よく研究されていると言い変えることもできる。
それが完成度というものだ。この場合、オリジナリティは問題じゃない。
それにアナリストもハリウッドの人々の内だろ。
何だかんだ言ってもハリウッドが、延々と長い間ある一定以上の完成度を満たした作品の連続公開を維持しつづけているのは事実だ。
ただしその基準には二タイプある。一方は単純な映画的完成度(低予算の作品に多い)、一方は興行作品としての完成度。
様々な偶然が重なって両方を満たした作品が、ハリウッド映画史上の名作と呼ばれる作品になる。
>>1 >字幕では今ひとつだが原語では名台詞の嵐のような作品や、
「時計じかけのオレンジ」と言えっていってるようなもんだ。
210 :
あああ :03/03/26 03:22 ID:0zJQ6NJy
>>209 まさかスラング(実はロシア語)が良い、とか単純な理由じゃないよね?
>>208 ちなみに、高橋洋は、「シュリ」を、「ハリウッドのストーリー・アナリス
トに魂を売り渡している」と批判していた。高橋さんは反ハリウッドではな
いが、娯楽映画とは、ハリウッドの模倣の意ではないと言いたいのだろう。
その高橋さんと、「リング」で組んだ中田氏が、今度、アメリカに行くようだね。
どういう戦略で挑むのだろうか?
212 :
あああ :03/03/26 03:36 ID:0zJQ6NJy
「シュリ」は興行作品としての完成度を目指した作品だから、それを純粋な映画的感性で評価しようとすると、当然そういう評価になる。 だからといってハリウッド映画がその価値観だけで映画を作っているということにはならない。 UCLAの講義で脚本の手本として頻繁に使用されるのは「セックスと嘘とビデオテープ」だ。 因みに「セックスと嘘とビデオテープ」が娯楽映画でないと言い切れる人間がいるだろうか? ハリウッドは娯楽映画の中にも二つの基準の明快な分類を行っている。 だからこそ、完成度の高い純粋な傑作が生まれると同時に、時に爆発的な大衆性を持った大ヒット作も生まれ、長い間世界の映画産業の中心たりえてきたのだ。 日本映画のハリウッド模倣作品を見ていると、その辺のことが余りにもいい加減な理解で止まっている感覚がある。 模倣すらマトモに出来ていない業界に、追いつけ追い越せの議論は無意味であり、もっと冷静な研究が必要なのだと思う。 ハリウッド映画のイメージがあまりも漠然としすぎている。日本の映画界は本質的に鎖国状態にあると言っても過言ではない。
>>210 そのまさか。
自分は大学時代にこの映画を最初に見た。
その後、ある事情から2年半ほどかなり必死に英語を勉強することになって、
そのあとにこの映画を見たら、びっくりした。
最近の傑作は「ゴッド・アンド・モンスター」だな。 ・・・と思ったら、この監督、「シカゴ」の脚本書いてるのな。
215 :
あああ :03/03/26 13:34 ID:0zJQ6NJy
>>213 それ以前に映画の脚本として完成度が高いと思うんだけど。
まあSFだからリアリティの枷が少なくて、多少楽できる部分はあると思うけど
216 :
名無シネマさん :03/03/26 14:31 ID:lEr5Af5u
>>162 みたいに子供の理科も分からない奴が多いから
リアリティなんかどうでもよくても、誰も気づかない罠
218 :
名無シネマさん :03/03/26 16:15 ID:wOYTnhg9
「パルプ・フィクション」 全部がふぁっきんくーーーーーる
「天国と地獄」のリメイク脚本をリチャード・プライスが手がける模様。 主演はT・ハンクスとか。もう駄目ぽ・・・。
ごめん、「天国と地獄」→「生きる」だった。
221 :
197 :03/03/26 18:44 ID:JSJix0ZZ
>>198 >>199 あくまでもおまけであることに変わりはないんだけどね。
セブンでは、OPにジョン・ドゥがファイルを作るシーンを、絵コンテから映像に起こすまでの過程。
解説は監督だったと思う。脚本家がコメントしていたかどうかは不明です。
GO!GO!LAは、レンタル版にも脚本家のコメントが入っていた気が・・・。
まあもともと脚本家がなりあがって行くストーリーですし。
222 :
名無シネマさん :03/03/26 21:44 ID:8CoY1KCK
>>212 ストーリーアナリシスを「娯楽映画を生み出す方程式」と勘違いしてない?
>UCLAの講義で脚本の手本として頻繁に使用されるのは
>「セックスと嘘とビデオテープ」だ。因みに「セックスと
>嘘とビデオテープ」が娯楽映画でないと言い切れる人間がいるだろうか?
もちろんいないけど、「セックス…」がハリウッド脚本術の手本に
使われるのは「ある種の娯楽映画」だからというわけでは無い。
ストーリーアナリシスっていうのは、あくまで観客の意識を「劇」
に引き込む手法。三幕構成であるとか、序幕で主人公の動きを追うとか、
単純に「経験則で劇を構成するのに一番いい方法」を模索した結果に過ぎない。
だから娯楽映画だろうが、芸術映画だろうが、このフォーマットに合わせる
のが「よし」とされてるってだけ。「セックス…」もこのギリシャ演劇から続く
「劇のフォーマット作り」という西洋の伝統に則ってるだけに過ぎない。
もちろん「そんな単純なフォーマットに合わせるのは思考停止だ。気に食わない」
という日本人脚本家も多いし、よく理解できる。しかし3000年近い歴史を持ち、
洗練されてきたこのフォーマットにはある程度真実があるし、逆らうには相当な
アイディアと想像力が必要なんじゃないかと思う。
223 :
名無シネマさん :03/03/26 22:45 ID:YjlXalhI
脚色という点で最高というなら、「デット・ゾーン」 原作で出てくる長いエピローグを見事簡潔にまとめあげ、 感動的なラストシーンへとつなぎあげるあたりが見事。
224 :
名無シネマさん :03/03/26 22:51 ID:YjlXalhI
そういえば、漫画家のいがらしみきおがいっとったんだが、 「いい映画」と「よくできた映画」は違う。「いい映画」は どこかがものすごくよくて、一方ではどこかが欠落している ぎこちないものだといっていた。
>>224 ファイトクラブとかユージュアルなんちゃらとか?
226 :
あああ :03/03/26 23:14 ID:0zJQ6NJy
>>222 評価されている芸術映画で、ハリウッド脚本術を完璧に実行している作品なんか見たことないけど。
カンヌやベネチアで大賞を獲る映画は、みんな映画の既成概念をぶっ壊す映画ばかりだし。
ていうかそれ以前に
>ストーリーアナリシスを「娯楽映画を生み出す方程式」と勘違いしてない?
って、文章ちゃんと読めよ
娯楽映画という範疇に必ず収まるのがハリウッド映画の使命だとしても
その中にストーリーアナリシスを実践した作品が、確実に何割か存在し
娯楽性一辺倒のバカ超大作と一線を画し続けている部分こそ、ハリウッド映画の強さの基盤である
と主張しているに過ぎない
227 :
あああ :03/03/26 23:16 ID:0zJQ6NJy
228 :
あああ :03/03/26 23:20 ID:0zJQ6NJy
>>222 もっと言えば、そういったマニュアル化された良質な娯楽映画の守護神たることがアカデミー賞の存在意義だ。
229 :
名無シネマさん :03/03/26 23:56 ID:lf7E46I2
「十二人の怒れる男」 「天国と地獄」 とりあえず思いつくのはこれくらいかな。
230 :
名無シネマさん :03/03/26 23:57 ID:8CoY1KCK
>>226 ハリウッドの強さがあなたの言ってる「娯楽映画という範疇に必ず収まる
のがハリウッド映画の使命だとしてもその中にストーリーアナリシスを実
践した作品が、確実に何割か存在し娯楽性一辺倒のバカ超大作と一線を画
し続けている部分こそ、ハリウッド映画の強さの基盤である」というのは
まあ常識の範囲で、誰でも知ってるでしょう。同意です。
気になったのは、ストーリーアナリシスを語っているあなたの文章に
あまりに「娯楽」「ハリウッドの強さ」という言葉が多用されてたこと。
あと、UCLAで「セックス…」が使われてることをわざわざ挙げて、
(別にストーリーアナリシスは娯楽映画、芸術映画に関係ない演劇理論
なんだから、何がUCLAで使われてても珍しくないのに)
「この映画が娯楽映画じゃないと言い切れるだろうか?」と問いかけ、
「セックス…がハリウッド脚本術に則ってる=娯楽映画のフォーマット
で作られている」と暗に匂わせていたから、「それは違うんじゃないか」
と言いたかっただけ。
言っておきたかったのは、ハリウッド脚本術は、何もハリウッドが覇権
を握るために作り出したものじゃないってこと。古典演劇(に限らず現
代演劇も含めて)をやる人はみなこの作劇術を学ぶんですよ。
>カンヌやベネチアで大賞を獲る映画は、みんな映画の既成概念をぶっ壊す
>映画ばかりだし
そう思います。でもそれだって「基本的な」作劇術が身についてるからこそ
「壊せる」んですよね。世阿弥の理論です。
>221 Aケビン・ウォーカーのコメンタリーはないのかな?
232 :
あああ :03/03/27 01:41 ID:mEFvjkuG
>>230 それは国や教育機関によって全然違うのだよ。
日本の映画学校に行ってても、ストーリーアナリシスを明確に教えないところもある。
古典演劇の要素を映画教育にハッキリとした形で取り入れるのは、ハリウッドの特に強い特徴だと思うけど。
だって、日本映画の「弱さ」は明らかにそこにあると思うし。特に若手の作品に顕著
岩井俊二みたいなドキュン監督が台頭するのは、明らかに基礎的な映画的感性の欠如だろ。
233 :
230 :03/03/27 02:08 ID:GExeVFb4
>>232 >古典演劇の要素を映画教育にハッキリとした形で取り入れるのは、
>ハリウッドの特に強い特徴だと思うけど。
>だって、日本映画の「弱さ」は明らかにそこにあると思うし。
これは激しく同意。ただそれだけ、
>>212 での
>UCLAの講義で脚本の手本として頻繁に使用されるのは
>「セックスと嘘とビデオテープ」だ。因みに「セックスと嘘
>とビデオテープ」が娯楽映画でないと言い切れる人間がいるだろうか?
というカキコが「セックス…がある部分娯楽映画のフォーマット
=だからUCLAで教えられている」と読めるのが残念。
まあ誤読だったら謝るけど。
面白いのは三谷幸喜が映画撮るとき、「伊丹十三に、映画は三幕構成
じゃないとダメだよと言われて、へぇと思った」と語ってたこと。
こんな基本的なことも知らなかったのか、と。日本の現状はこんなもの
なのかと。ただ三谷は劇団運営のために「魅力的なキャラクターの群像劇」
「ラストは大団円」という自分の信じるフォーマットがあったから、
大衆に受けてヒットしてきたけどね。
234 :
あああ :03/03/27 02:18 ID:mEFvjkuG
>>233 後付けの自己弁護みたいで悪いけど、誤読だよ(w
というより当方の文章力が足りなかったんだろうな。ゆっくり読んでくれ。
要するに、ストーリーテリングの基礎教育で採り上げられるような完成度の高い映画でも
それがハリウッド映画である限り娯楽映画の範疇であることからは逃れられない
そのことが、日本人のハリウッド映画に対する分析を誤らせる結果となっていると言いたかっただけ
多分考え方そんなに遠くないよ
あああは態度が悪いですね。 もう少しまともな言葉遣いはできませんかね。
236 :
あああ :03/03/27 02:30 ID:mEFvjkuG
>>235 改めます。
でもいい加減な発言だけは絶対にしないので、その辺だけは夜露死苦!
…ってこれがいけないのか…
237 :
名無シネマさん :03/03/27 02:39 ID:h3q6bpY8
「七人の侍」 これ最強!!
じゃあ、どうぞつづけてください。
239 :
あああ :03/03/27 02:40 ID:mEFvjkuG
>>237 はげどー…って、はげどーしない人いるのか?(w
>>234 >ストーリーテリングの基礎教育で
>(中略)
>日本人のハリウッド映画に対する分析を誤らせる結果となっている
ゆっくり読んで(笑)理解しました。これもある程度同意。
意見が合わなかったのは、「娯楽映画」「ハリウッド脚本術」などの
用語に、しっかりとした定義がお互いに無かったってだけだと思った。
「ストーリーアナリシス」には、単に演劇理論としての意味しかないけど、
「ハリウッド脚本術」と言うと、いかにもハリウッド的な娯楽映画公式
というニュアンスがありますからね。英語にはstory analysisしかない
んだけど。(俺はどちらも同じStoryAnalysisとしての意味でしか使って
ません)
実はストーリアナリシスのレクチャーに何度か出席したことがある。
お手本は「トイストーリー」。あんまり詳しい内容書くと141の味方に
なっちゃいそうで、叩かれるのが怖いから書かないけど(笑)
会社命令で『持ち込まれるシナリオを断るために、理論を学んで来い』
ということで出席したんだけどね。
241 :
240 :03/03/27 05:36 ID:zSlPnTox
付け足すようでみっともないけど、やはりストーリーアナリシスについて
語るとき、「娯楽」という言葉は気をつけて使いたい。たとえ「ハリウッド
映画である限り娯楽映画の範疇であることからは逃れられない」としても。
>>234 が言うように「日本人のハリウッド映画に対する分析を誤らせる」から
こそ「ハリウッド映画である限り娯楽映画の範疇であることからは逃れられない」
という固定観念から脱しないといけないと思う。そう思い込んじゃってるから、
いざ日本人がハリウッド映画を研究するときも「娯楽性とは何か」という所に目が
行っちゃう。研究すべきは、構成やキャラクター造形のやり方(例えばその人物の
好物は?とか出身地は?とかいった基本的な要素)じゃないだろうか。これらを
マニュアル化したのがストーリーアナリシスであって、単に「観客を2時間飽きさせ
ない、集中を途切れさせない」(楽しませるのとは別)ための手法だけど、今の日本
に一番必要なのはこれじゃないかと思う。以前白熱していたリアリティの問題も、
ここに直結する。どんなに面白いアイディアでも、観客の集中を途切れさせちゃ
元も子も無い。だからある程度の観客が許容したとしても、作り手としては、
トイストーリー例のシーンはやはり入れるべきではない…おっと失言。
一方「娯楽性」はマニュアル化できない。ユーモア、キャラクターの面白さ、
「おお!」と観客を驚かせるアイディアなど、これは脚本家の感性と普段の
勉強の成果なので。
242 :
名無シネマさん :03/03/31 20:24 ID:sCbv5YXy
ライターズ・ジャーニーは面白かったよ。 賛否あろうが参考にはなるので、立ち読み推奨(えらく高いしな〜)。
やっぱり「七人の侍」だな。 これ一本で脚本はどう書けばいいのかよく分かるよ。 世界の映画人にとって「七人の侍」の脚本は教科書。
>>243 黒澤、橋本、小国という
日本を代表する作家の競作だもんなぁ。
黒澤は一人でシナリオ書いたやつはつまらんのが
多いのはなぜだろう。
「雨あがる」は結構おもしろかったけど。
はじめに黒澤と橋本がまったく違う脚本を書き それぞれのいい部分を小国がピックアップしていって そして再び三人で書いていくというのは凄いね。
今月の米国版プレミアで、「ハリウッドを代表する シナリオライター」特集をやってた。 スティーブン・ザイリアン、デヴィッド・コープらの 名前に並んで、マイク・マイヤーズの名前があるのに、 にんまりすると同時に、「?」も(w
W・ストリックが微妙〜に好きだな。
248 :
名無シネマさん :03/04/05 01:00 ID:NFzlhE6O
「夢」「八月の狂詩曲」「まあだだよ」以外の黒澤映画。
ところでシャラマン監督の映画の話はまだ出てこないのか?
シャマランって、以前のタランティーノと同じ雰囲気がする。 「レザボア」「パルプ」で衝撃を与え、脚本作が次々と映画化されたタラ 「シックスセンス」をヒットさせ、次々に脚本・監督の依頼が舞い込むシャマラン でも初期作品があまりに衝撃的で、どうしてもレベルダウンしていく印象。 どのシナリオも「大作」「期待作」というレッテルが無ければ、水準が高くて、 好ましい作品ばかりだと思うのだが。
3,4本しか撮ってないんだけどね、お互い。カワイソ
252 :
名無シネマさん :03/04/09 22:55 ID:tA8Shq2n
「ゴスフォードパーク」ビデオで改めて見たけど、 やっぱりよくできた脚本だと思う。 これのアカデミー賞は納得だな。
253 :
名無シネマさん :03/04/10 14:07 ID:SvvBeBzy
「リベリオン」 主人公の感情の変化をとても丁寧に描いている。 アクションだけじゃない、素晴らしい脚本に乾杯!
254 :
名無シネマさん :03/04/15 19:10 ID:dmYgaJGQ
水木洋子が死んだな。合掌。
各スレでいろいろ細かく書き込みしててたくさん映画見てるしすごいなあと 思っていたが、ここのログ読んでたら「踊る大捜査線 THE MOVIE」を 良脚本にあげててガカーリ・・・クソだろあれ・・・ おもろくない無駄シーンてんこもり、 伏線に見せかけてその後何のフォローもないシーンもあったな。 レクターぱくりのキョンキョンも中途半端。 「天国と地獄」のオマージュにもなってないクソシーン。 ラストはまるで必然性も無くうっかり刺され、寒い敬礼オンパレード。 オチは「寝てたんかい!」なんていう大昔のギャグ漫画状態。 どこが史上最悪の3日間なんじゃい!!と・・・・ ドラマ本編のがおもしろかったし よっぽど最悪な事件が起こっていた気がしたがなあ。 ありゃ演出云々じゃなく、間違いなく脚本がクソ。 みんな、THE MOVIE面白かったのか?
面白いわけないし、あああは見てのとおりのただのアフォだよ。
257 :
名無シネマさん :03/04/17 00:15 ID:rzi2YTzq
>>255 だからさ、人の挙げた映画をけなし倒すのは凄く簡単なわけよ
あんたが言うところの「脚本の良い映画」を挙げてくれないと話が進まないし
フェアじゃないでしょ
「踊る大捜査線」脚本良かったと思うけど。
刺されたときも、ガキにじゃなく、母親に刺されたってところで、ああなるほどなと思ったし
>257 あああハケーン!
259 :
名無シネマさん :03/04/17 01:23 ID:rzi2YTzq
それから「踊る大捜査線」で「天国と地獄」をパクっているのはテクニックの部分だよ テーマの部分では、明らかに「パトレイバー」の世界 つまりは警察官といえども、所轄の現場担当者達ってのは、官僚主義組織の底辺にいる一公務員に過ぎないということが重要。 危険な目に遭うのはいつも、キャリア組のノホホンとしたオヤジ連中じゃなくて、筧君の台詞にも出てきた「兵隊」達ってわけだ。 だからこそ、主人公が刺された時、交通整理の巡査ですら、同じ現場の人間として敬意を評し、背筋を正して一斉に敬礼したんじゃないか。 一方、そのころエヴァンゲリオンの司令室みたいなとこに集まってる連中… つまり参謀として上から政治的配慮だらけの全く現実的でない支持を飛ばしてる官僚の皆様は 警視総監が救出されるや、所轄の警官の悲劇に一瞥もくれずに、呑み会の約束とかゴルフの素振りとかしながら、さっさと帰っちゃう 散々上からの支持で行動を制限しといて、そりゃないだろ!って誰でも怒るわな かくして救い出した警視総監は明らかに、古典的な警官の魂を持った人物だったわけでしょう 和久刑事と警視総監の関係が、ギバちゃんと青島君の関係に重なって見えて来るのが、感動的なんでしょう あの世代が成し遂げられなかったこと…でも魂は生きてる 青島君は、根源的な正義の象徴を救い出したんだぞ!! 一方、若い世代のキャリア官僚の中にも、まだ正義の守護神としての誇りを失っていない奴らがいる ギバちゃんしかり、コートを差し出すくっさい芝居の筧君しかり
260 :
名無シネマさん :03/04/17 01:24 ID:rzi2YTzq
官僚主義の巨大組織の鈍重さも同時に描いている 母親が青島君を刺したとき、一瞬にして犯人の背景が明らかになるだろう つまりあのガキ三人組は、巨大な人工的環境…団地の中の一室で、過保護な母親に育てられた結果 犯罪をゲームとしか考えていないような、希薄なリアリティを持った社会病理の権化だよな? そんな新しいタイプの犯罪には、年功序列&縦割りの組織では対応しきれない キョンキョンは最先端を行く犯罪者だから、そういうことが直感で理解できる 社会の病理を冷静に見抜く感性があるんだな だから「おまえたちは、犯人像に勝手な反体制の思想を求めている」なんて台詞も出る 被害者の警視総監という肩書きに振り回されるあまり、犯人を思想犯の類だと勝手に決め付けてしまうのは、旧弊な価値観なのだ この作品には確かにテクニックだけの為に投入された場面も多いが 一つ一つの台詞に必ずと言っていいほどに、二重の意味がある それが理解できずに 一斉敬礼が単なる「お涙頂戴」だと指摘するなど、笑わせるにも程がある テレビドラマを真剣に見ていたなら、尚更言うまでもないことだ
262 :
あの :03/04/17 03:34 ID:+5Js8Y+S
>259-260 踊るのテレビシリーズ観てるんだよね? 映画で描かれていることは、全部ドラマで描き尽くした事でしょ? 官僚主義だとか、現場と司令部の軋轢だとか温度差っていうのはさ。 だからその部分を今更評価することはできない。 ま、映画だけみて面白かったって人がいたらそれはそれでいいけどさ。 個人的には子供が犯人ってまるで意外性なかったし、 団地プラス過保護って図式もありきたり。 いうところの『最先端(?)』の犯罪者、キョンキョンだって 何年も前の映画、レクターのパクリでしょ?自首するのはセブンのパクリか? 映画はキョンキョンとの対決メインのほうがもっと楽しめた気がした。 いまだに現場の録音テープに青島の声が入ってた、ってシーンの 必然性が無い気がするし。伏線かと期待しちまったよ(笑) セリフ云々言う前に、展開含めストーリーが面白く無いからどうしようもない。 「所轄」だとか「現場の刑事の苦労」だとかを打ち出して 対犯人だけでなく対内部っていう新しい刑事ドラマの形を作った君塚良一が、 いまさらパクリだらけで、目新しさも無い古臭いドラマを書いたことに がっかりしてしまったよ私は。 どのシーンも、ドラマor他の映画でみたようなのばっかだった。 言っちゃえば、映画のラストより、ドラマでユースケ刺されたとこのが よっぽどショックだった。現場の刑事が必死で捜査するのも泣けたし。 って、まあドラマと比べても仕方がないけどね。 まあこれは私の感想であって確かにスレ違いかも。 文句いうスレじゃないしね。でも文句言い逃げもどうかと思ったので。 しかしまあ、私の知人の映画好きも皆クソだと意見があったから ビックリしたわ。あああさん以外にも誉める人いたとは。そういう見方もあるのね。 乱文&暴言失礼いたしました〜ぺこり。
いかんですなあ。。。「踊る」が話題になると、必ず荒れますね。。。 もっとも、「踊る」に関しては、(散々言い尽くされているが)「ヒル・ストリート・ブルース」 も「NYPDブルー」も知らない日本の視聴者が相手で良かったな、君塚。としか 思わないけどね。あと、君塚のアタマのいいところは、三谷幸喜と同じで、自分が パクリ王であることを隠さず、ウリにしてエッセイまで書いてしまうところだな。 フジのDの過剰演出は、個人的には好きじゃないので、なぜ、ファンがあそこまで のめりこめるのかは、自分には、よくわからない。。。
264 :
名無シネマさん :03/04/17 15:29 ID:/K3RfQkn
知ることの悲しみですよ。 はじめに映画の「踊る」で感動できた人はうらやましい。 あとにテレビの方が残ってるんだから。 「ケイゾク」も映画は地獄でした。「トリック」もそんな感じだから見るのがイヤだな。
265 :
名無シネマさん :03/04/17 19:59 ID:rzi2YTzq
>>262 ドラマから全く独立したテーマの作品作られたら、観客は怒ると思うけど
だって、それは今までのドラマのテーマは、そんなに重要じゃなかったんですよって宣言してるみたいなものだし
それになんだかんだと古臭さを強調する割にはなぜに
>対犯人だけでなく対内部
の要素だけが「新しい」わけ??
>>259 にハッキリと「パトレイバー」を指摘してるだろうがボケ!!
君塚自身、パトレイバーをパクったってハッキリ言ってるだろうが!!
>>265 まぁまぁ。そうカッカとせずに。またーりとね。
まぁ、個人的には、あのキョンキョンはいらないと思うがな。
個人的には小泉が後半の事件にキチンと絡んでいれば良かったと思う。 ただ拘束されているシーンではパロディを逆手に取って 小泉がどういう役割なのか一発でわかるようにしているのは面白いと思った。
268 :
名無シネマさん :03/04/18 09:16 ID:ff82YNv4
文句が多いのも、それだけ皆が期待して観た結果なんだよね。 人気が出るのも怖い怖い。
269 :
山崎渉 :03/04/19 22:56 ID:66OnxIuS
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
270 :
名無シネマさん :03/04/21 22:37 ID:oWPvUNIt
ところで最近のウィリアム・ゴールドマンの失墜振りはどうよ。 ドリーム・キャチャも悲惨らしいな。 才能が枯渇したということか。
271 :
名無シネマさん :03/04/21 22:54 ID:+bEwwR2u
>>270 同意
前半のテンションが後半、がくっと下がった印象だね。
色々盛り込みすぎて誰にも感情移入できないしね。
まっ原作が長大なのでしかたがない部分もあるけど。
「踊る」は確かにつまらんよなあ・・・でも君塚の
著作の「脚本(シナリオ)通りにはいかない!」は
本として良作だ。このスレの住人なら一度買って
読んだらどうかな。しかし君塚は欽ちゃん劇団の
出身なのか・・・どおりで柳葉がおいいしわけだ・・・
272 :
名無シネマさん :03/04/21 22:57 ID:oWPvUNIt
>271 そういや「アトランティスの心」も脚色ゴールドマンだったなあ…。 あれも小さすぎるくらい小さくまとまった映画だった。
273 :
271 :03/04/21 23:11 ID:+bEwwR2u
>>272 レスありがとう。
確かにね、でも1931年生まれだからね・・・
なんか名義だけ貸したような感じだよね。
あの名作「明日に向かって撃て!」でオリジナル
脚本賞を獲ってるのに、残念だ。
274 :
名無シネマさん :03/04/21 23:45 ID:4bHNnvIy
ゴールドマンと言えば『大統領の陰謀』の脚色が凄かった。 プロデューサーのレッドフォードにずいぶん付き返されたり、 ノーラ・エフロンがノンクレジットで修正に加わったりしたらしいけど。
275 :
名無シネマさん :03/04/21 23:58 ID:oWPvUNIt
ネガティブな感想ばかりですまんが、確か「将軍の娘」というのも、 じつに、じつに悲惨な出来栄えだった…「マラソンマン」を書いたゴールドマンよ…。
黒沢明の「雪」よかったな。 当時の賞を取って審査員には上手すぎるとさえ言われた作品だった。 人間の心理描写が20代の若者とは思えないほど深い。 TVドラマだけど刑事コジャックの何本かは秀逸なものがある。
277 :
名無シネマさん :03/04/24 11:26 ID:oKvr7TsH
アニメ「カウボーイビバップ」の第一話は良い このシリーズは全体的に完成度が高いが、演出や設定に救われる部分が多いのも事実 第一話こそが本物だと思う
278 :
名無シネマさん :03/04/24 12:58 ID:qipeyDWt
『羅生門』 『激突』 『12人の怒れる男』 『八つ墓村』 『ポセイドンアドベンチャー』 『自転車泥棒』
279 :
名無シネマさん :03/04/24 13:08 ID:bjPUBiUk
アメリカン・ビューティー ロード・トゥー・パーディション
280 :
動画直リン :03/04/24 13:09 ID:k9i7x1lS
281 :
名無シネマさん :03/04/24 13:10 ID:fH6weLte
>ロード・トゥー・パーディション 冗談でしょ?
282 :
名無シネマさん :03/04/24 15:34 ID:k2FDHsyf
映画の脚本家ってどうやったらなれるんですか? 仕事してるし、撮影所に勤務ってわけにもいかないし 送っても読んでもらえなさそう。 うまい脚本といえばこじんまりしてるけど「シングルズ」 伏線、ひねり、台詞回し、ラストのスイートさ 男性が書いたのに上手く可愛らしくまとまってて何回も観ました。
283 :
名無シネマさん :03/04/24 15:35 ID:p7yaFGzC
284 :
名無シネマさん :03/04/24 15:43 ID:+gzmP2TI
>284 思いつくままに。 とにかくすべてが予定調和で、すべてが甘すぎる。冗漫。 たとえば姿をあらわさないカポネ。 大金ぶん取られても怒るどころか白旗揚げる始末。 したがって主人公父子の行動に緊張感のかけらも生じない。 この緊張感のなさがトムハンクスとポルニュマンの擬父子関係にも影響、 彼らが迎える悲劇にも切実さ非情さが欠如する結果に。 つまり本筋にスリルを感じさせないのが最大の失敗であり、罪。 それから変態殺し屋。中盤の失敗→ラストの展開がバレバレ。 というか、伏線の全てがどこに結実するかがこれほどバレバレの映画も珍しい。 そもそも込み入った話じゃないんだから、全体的にもっとタイトに出来たはず。 だいたい父と子、なんて主題をこの活劇風物語に大仰に詰め込んだのが間違い。 ジョン・フリンの「組織」でも見直して反省大会すべし。
286 :
名無シネマさん :03/04/24 16:59 ID:qPPKwOdQ
>>285 激しく、ハゲドー!!
全く同意見です。
デタラメな前評判に騙されて鬱ニナッタ〜ヨ・・・
287 :
名無シネマさん :03/04/24 17:03 ID:+gzmP2TI
キネ旬では第一位になっていたが それはキネ旬の評論家が馬鹿だから?
288 :
名無シネマさん :03/04/24 17:04 ID:AIdOSs8U
最近では「アメリカンビューティー」と「ファイトクラブ」だろ ちょっと前だけどユージュアルサスペクツも良いね。 追伸 パルプフィクションは肌が合わない。
>キネ旬では第一位になっていたが >それはキネ旬の評論家が馬鹿だから? ・・・それは反論か何かなのか?
290 :
名無シネマさん :03/04/24 20:21 ID:7bDEu8zJ
デビッド・マメットの諸作品。 自作戯曲の脚色なら『摩天楼を夢見て』、 他人の小説の脚色だと『評決』が白眉。 『ワグ・ザ・ドッグ』(共同脚本)の 引き攣り笑いをしてしまうブラックさも捨てがたい。 『ハンニバル』でミソをつけてしまいましたが。
291 :
名無シネマさん :03/04/25 14:12 ID:wV+xD8Z+
マメットは『スリル・オブ・ゲーム』『殺人課』『スパニッシュ・プリズナー』 『プロフェッショナル』などなど、監督作も秀作ぞろい。 特に不条理サスペンス『殺人課』は意味不明に凄かったなー。
age
293 :
名無シネマさん :03/04/30 13:23 ID:FuiqHx6D
蜘蛛女(Romeo is Bleeding) ゲーリー・オールドマンのようになりたくないと思いながら生きてます。
294 :
名無シネマさん :03/04/30 13:35 ID:bykmA8Zq
「エネミー・オブ・アメリカ」面白かった。 ええ脚本だと思う。
295 :
名無シネマさん :03/04/30 14:49 ID:h/vL+mkc
「ドラマ別冊・エンタテイメントの書き方1」とその続編の2という本で、 よくできた脚本の映画とその理由を分析していて、参考になるよ。 なるほどって思って、ビデオ探してほとんど観た。
>294 ラストのB級臭が最高!
297 :
名無シネマさん :03/05/01 12:10 ID:lH4XYemR
「アザーズ」予備知識なしで見たので最後までドキドキしながら見れた。
奇跡の人 ヘレンの両親、兄、サリバン、それぞれ立場や意見が 違っていて、どれもがひとつの真実のかけらであって、 それによって安直に感化され妥協しないところ。
299 :
名無シネマさん :03/05/05 13:29 ID:yNUasARr
戯曲の映画化は難しいけど、よくなる映画も多いね。 バージニア・ウルフなんか怖くないとか。
300 :
名無シネマさん :03/05/09 14:53 ID:KFVcHLZd
おまいらは「X−メン2」を見ましたか? 傑作ってわけじゃないが、複雑なプロットがかなり面白いぞ。
301 :
名無シネマさん :03/05/09 21:57 ID:JX1oiDAa
とりあえず 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
302 :
名無シネマさん :03/05/09 22:00 ID:VbFftgkD
>>300 1も2もCGに頼りすぎ。
ストーリーがぜんぜんだめ。
303 :
名無シネマさん :03/05/09 23:32 ID:KFVcHLZd
1はダメ。2はいけてる。 CGがどうの、という意見は聞き飽きた。
「メイド・イン・マンハッタン」 昨夜封切りで観てきた。罵倒されそうですが一応挙げてみるw ちなみに脚本は「ワーキング・ガール」「ジョー・ブラックをよろしく」のケビン・ウェイド。 プロット聞いただけで観る気もしない、という向きも多いでしょう。 が、しかし、意外に巧かったな。 少なくとも、おいおいそりゃないだろってツッコミ入れずにすんなり見れるキャラづくりと展開。 ..良さを堪能か.. やっぱスレ違いかな。 逝ってきます。
305 :
名無シネマさん :03/05/23 13:49 ID:GwvmV13d
幕末太陽傳、西鶴一代女、浮雲、ダイハード、天国と地獄、アパートの鍵貸します 砂の器、GO、ギャラクシークエスト、天国から来たチャンピオン、 脚本家を目指してるわけではないので、テクニック的には評論できないが 、見て良かったもの、面白かったものがこうなるのだ。
ギャラクシークエスト最高!
307 :
名無シネマさん :03/05/23 18:06 ID:aE5AnoIP
幕末太陽傳はすごい
308 :
名無シネマさん :03/05/26 16:28 ID:zuzuvXSt
スパイダーマンが良かった。 父親代わりのおじさんとピーター(スパイダーマン)の会話のすれ違いぶり、 ゴブリンがピーターに対し実の息子のように想っているのが、 ピーターがゴブリンの息子ハリーを傷つけたために憎悪に変わるシーン そして、ピーターとハリーはそれぞれの父親から躾という呪を受け 一人はヒーローに、一人は悪の道に進んでいくラスト
309 :
名無シネマさん :03/05/28 10:28 ID:7qCQHkN7
保全
310 :
名無シネマさん :03/05/28 13:10 ID:lMFUoK9z
>>307 > 幕末太陽傳はすごい
確かに、あれは凄い。いい!
フランキーが撮影所を飛び出しちゃうという
幻のラストにしていたら、もっとぶっとんでいたかもしれないね。
>>308 >ピーターがゴブリンの息子ハリーを傷つけたために憎悪に変わるシーン
そうだっけ?
312 :
名無シネマさん :03/05/30 13:01 ID:i5i7jlST
グランブルーは既出?これは当時一人で見に行ったのだが、見た後、無性に誰かと語り合いたく なった作品だ。
313 :
名無シネマさん :03/06/02 16:53 ID:xIneiGaL
めぐりあう時間たち
314 :
名無しシネマ :03/06/02 20:32 ID:PfvWnsu0
みなさんマトリックスについては どう思いますか?
316 :
名無しシネマ :03/06/02 21:12 ID:PfvWnsu0
僕はマトリックスはSF映画というよりサスペンス映画として最高の シナリオだと思うのですが。 あと僕が良いシナリオだと思う映画はバウンズ,ロボコップ、マッドマックス2 完全犯罪、スピード、スクリ―ム、タ―ミネ―タ―、マジック、ラウンダース スナッチ、用心棒、バッドインフルエンス、エクソシスト、男たちの挽歌など
317 :
名無シネマさん :03/06/02 22:56 ID:4348ejvI
笑われそうだけど途中まで「ブロークダウン・パレス」
319 :
名無シネマさん :03/06/07 23:38 ID:EZAVY2wx
カリウスマキの「マッチ工場の少女」。40分くらい台詞が全然なくて、 最初の台詞が「あいつ、まだ家にいるのか」で、シチュエーションが全部 わかるのでびっくりした。 「学校の階段1」。最初、教室の天井に赤い手形がべたーってついてるので、 子供達が「お化けだ!」って騒ぐ。でも、それは実は子供の悪戯だった、という イントロが秀逸。双児の兄弟の使い方も感心した。
アンゲロプロス映画の台詞はいつも詩みたいで感動する。 字幕担当者が小説家、ということも無縁ではないのだろうが。 あんな台詞、日本人が喋ったら臭いんだろうなー。
321 :
名無シネマさん :03/06/10 00:13 ID:y8FFqghI
笠原和夫『女渡世人 おたの申します』 プロット、ダイアローグが完璧。
322 :
名無シネマさん :03/06/10 00:18 ID:3oKathoa
『アパートの鍵貸します』 『アニー・ホール』 『ダウン・バイ・ロー』 『レザボア・ドッグス』 『やっぱり猫が好き』 どれもイイ(・∀・)
323 :
名無シネマさん :03/06/10 00:18 ID:u1cIcE2p
脚本というのはどの程度重要なのだろうか?と。 現場や編集の段階で変更なんてたくさんあるだろうに。 脚本の良さと言うか企画自体のヨシアシだと思うネ
324 :
名無シネマさん :03/06/10 00:22 ID:3oKathoa
>>323 そうだなー脚本がよくても演出がクソだったら駄目だし…
こないだTVで『バウンス』という映画を見たんだけど
これは撮り方次第ではもっと面白くなったのに、と思った。
しかも役者もへぼいんだよな〜
忘れてたけど『12人の怒れる男』は最高じゃかろうか。
密室で動きもないのに2時間たっぷり楽しめる。
325 :
名無シネマさん :03/06/10 00:33 ID:3oKathoa
>>319 カウリスマキはいいね。
どれを見ても感心する。
非常にミニマムな台詞なのに色んな心情を含んでいる。
しかもユーモアがある。
327 :
名無シネマさん :03/06/10 18:22 ID:Y8hrmeiv
ただの映画ファンなので出版されたようなものは読んだことはあるが 出版されるに至ったまでのものは見たこともないよ。 出版されたものが即ち映画になった完成版の再録的な意味合いしかないのが 哀しいし、そんなもんで脚本マンセーなんて気にはなれない。 一映画ファンとしては飽くまでカメラが撮ったものが目であり、編集こそがリズムであり そんな設計仕様まで事細かに書かれたものは正直見たことない。 ましていろんな人が携わるものならそれぞれの人の意図があって然りなわけで 監督なり演出が強いリーダーシップを持ったとしても物理的・技術的制約なんて 無いわけが無い。たとえCG全盛でもネ。 確かにイカしたセリフがあったとしてもそれがそのまま絵になっているとは到底思えない。 勿論優れた脚本は大事だと思うがソレを解する力と制約に動かされることをある程度 理解されたものじゃなきゃまずいんだろうな。救がたい脚本を見事に絵にしてみせた! ってのも中には多いと見た!
ま、ゴダールの映画の脚本読んだって面白くもなんともないだろうしね。
>>327 > 出版されたものが即ち映画になった完成版の再録的な意味合いしかないのが哀しいし、
それは俺もそう思うが、映画と全然違うシナリオが読める機会もあるよ。
それから、一般人が製作段階を知る機会が少ないことと、シナリオが重要でないことは違う。
それから、シナリオ後いろいろな要素があることと、シナリオが重要でないことも違う。
あなたの言っているのは、映画はシナリオだけじゃない、ということにすぎない。
しかるに
>>323 では、(ry
90点のシナリオから50点の作品が出来ることはあるが 50点のシナリオからは、どんなにがんばっても90点の作品が 出来ることはない。 シナリオとはその程度のもの。
331 :
名無シネマさん :03/06/11 02:23 ID:niAaCj7o
12人の優しい日本人は、初めて邦画にもいい作品が あるんだなぁと思っていたら、パクリと知ってガカーリした。 あんまりアニメの話題がないのですが、劇場版パトレイバー1&2は 良かったと思います。アニメなんざ映画じゃねぇ!などと言わずに まぁ暇があったら見てやってください。
332 :
名無シネマさん :03/06/11 02:36 ID:9AOiSwDW
脚本といったら橋田すがこじゃないか。 映画は知らないけど。
333 :
名無シネマさん :03/06/11 02:40 ID:gieZ0/yT
「霊幻道士」 話が面白い しかし当時の香港は脚本あったのか?(爆
>>330 > 90点のシナリオから50点の作品が出来ることはあるが
後から行なう処理で、幾らでも減点できるのは当たり前のこと。
プリント状態や上映状況を悪くすれば、どれだけでも作品の印象は悪くなる。
> 50点のシナリオからは、どんなにがんばっても90点の作品が出来ることはない。
それが成立するには、現場でのシナリオ改変を禁じられるなどの制約がつくが、
その場合、
> シナリオとはその程度のもの。
ではなくて、後から巻き返し不可能、つまり、
それほどシナリオは大切なもの、という結論になる。
本屋で「論理トレーニング」の本でも買って、お勉強した方がいいのでは?
335 :
名無シネマさん :03/06/13 19:55 ID:MfsT7BR8
334が持ち上げるだけ脚本家なんてやつらに碌なやつがいないことがわかった
336 :
名無シネマさん :03/06/13 20:13 ID:2amkfml9
「フィッシャーキング」書いた人の作品ははずれがない。
337 :
とも :03/06/13 20:13 ID:rx+rkpGV
338 :
名無シネマさん :03/06/14 01:03 ID:X9o+378t
339 :
名無シネマさん :03/06/18 23:24 ID:Zv3tr9Hj
いま脚本を書いてるんだが、難しい… ジョークが浮かばない プロの脚本家って本当にすごいなあ 自由課題でこんなに悩んでるのに いろいろ制限つけられて面白いもの作れるんだから
制限があったほうが面白いものが浮かんできやすい罠。
341 :
名無シネマさん :03/06/21 10:54 ID:GbSHlxzp
>>340 そう?じゃあ、お題出すからみんなで脚本披露しないかい。
しないか…どうせ口ばっかのやつらだもんな
342 :
名無シネマさん :03/06/21 18:11 ID:3sr+KEZv
ていうか、制約の無い脚本なんて、あ り え な い
344 :
名無シネマさん :03/06/21 21:47 ID:S0OL5EwC
既出かもしれんがアメリカンビューティー最高じゃないですか。 二幕のクライマックスがオープニングにきていて、三幕は物語の視点が ガラリと変わる。パルプフィクションに構造的な影響を受けていると思いますが、 見事な脚本で、シナリオライターを目指す人なら唸るはずです。
>344 >パルプフィクションに構造的な影響を受けていると思いますが、 出直せ。
「狼と血族」 The Company of Wolves ロザリーンと狼男のダイアローグが秀逸
347 :
名無シネマさん :03/06/22 01:08 ID:ksEj7+DT
今日『12人の優しい日本人』(脚本:三谷幸喜)を観たんだけど 思わずうなりました。観たあと自分の脚本が恥ずかしくなりました。 日本人なら誰でも頷いてしまう「ああ、こういう人いるいる」という キャラ設定と精巧などんでん返し。 本家『十二人の怒れる男』も素晴らしいけど勉強になるという意味では 三谷版をオススメします。
348 :
名無シネマさん :03/06/22 01:21 ID:ksEj7+DT
そういうわけで私からお題を出してみます。 テーマは群像劇。 たくさんの人間が入れ替わり立ち替わり登場し、 会話の妙で話を進めていく形式をとる脚本(さわりだけで結構)を 書いてみましょう。 できたらUPしてみんなで語りましょう。では
だからおめーはライター志望者なんだろ? うっとうしいから創作文芸板で勝手にやってろ。 板違いなんだよ、ボケ。
350 :
名無シネマさん :03/06/22 01:46 ID:g0HjPZIB
「生きるべきか死ぬべきか」の脚本には どれもおよばないものばかりだなあ。
351 :
名無シネマさん :03/06/22 01:53 ID:ksEj7+DT
>>349 創作文芸板ってのは映画脚本スレもあるんですか?
別に小説家になりたいわけではないし、
映画が好きな人がいるこの板でやりたいんですよ。
監督を目指す人が集まるスレでは企画について話し合ってます。
脚本スレで脚本書いても別に板違いじゃないでしょ。
あなたのほうがうっとおしいですよ、いつから管理人になったの?
352 :
名無シネマさん :03/06/22 01:59 ID:g0HjPZIB
>>351 349ではないが確かにあなた少しうざいかも・・。
残念ながらあなたの性格だとここの空気にはなじめないように思われ。
じゃあ、そっちで映画脚本スレでも立てればいいだろ。 つーかオマエ、「うっとおしい」とか書いてる時点で終わってるよ。 夢は諦めろ。
354 :
名無シネマさん :03/06/22 02:01 ID:ksEj7+DT
(つД`)エーン
355 :
名無シネマさん :03/06/22 02:54 ID:PLAQERxM
ハハ群像劇になってるじゃねえか
>>351 こんな長い台詞書いてちゃ駄目だな。
三谷じゃあないんだから…
357 :
名無シネマさん :03/06/22 06:03 ID:V6sEjFMl
1 :名無シネマさん :03/02/18 04:56 ID:+p//Kapt 邦画・洋画を問わず脚本の出来が素晴らしいと思われる作品を 教えてください。 351はスレの主旨にそぐわない方向に誘導しないでください
358 :
名無シネマさん :03/06/22 06:09 ID:V6sEjFMl
359 :
名無シネマさん :03/06/22 07:17 ID:2DCKO6mm
そんな事より、 な ぜ 「 切 腹 」 が 出 て こ な い ん だ ?
360 :
_ :03/06/22 07:19 ID:cSqaxdqv
361 :
名無しにして頂戴 :03/06/22 08:05 ID:fs+AvRbO
BTTFの1作目 キングのしょうもない原作を傑作に変えた「デッドゾーン」
362 :
名無シネマさん :03/06/22 09:59 ID:HSQHRhIE
「恋はデジャブ」なんかは脚本というよりアイデアの勝利ってことになるのか?
363 :
名無シネマさん :03/06/22 10:43 ID:vmz7ia/0
「ネットワーク」は脚本が凄いと言うが、 オレには今一つぴんとこない。 誰か説明してくれ。
364 :
名無シネマさん :03/06/22 10:43 ID:uMuvIIJ3
「恋はデジャブ」を見て面白いと思ったなら「タイムアクセル」を見るべき はじめてみたら衝撃を受ける。低予算映画でも脚本次第でここまで面白い映画を作れるんだと衝撃を受けた。 「うる星やつら2 ビューティフルドリーマ」 なんて完全に「うる星」シリーズの枠を越えた押井守実験映画 タイムスリップ系は面白い脚本がたくさんあるね
365 :
名無シネマさん :03/06/22 14:51 ID:o6uQc6i/
>345 お前、まともな反論書いてみ。 構造的な意味が分かってんのか、おい。 脚本のことなーんも知らないでレスしても、見る人が見たら バカ丸出しだよ。 反論まってるからな、レスしろよ。
366 :
名無シネマさん :03/06/22 15:30 ID:lS9tkOkE
>>359 そんな事より、
な ぜ 「 切 腹 」 が 出 て こ な い ん だ ?
確かに。これ、まず脚本が素晴らしいと思う。
367 :
名無シネマさん :03/06/22 15:32 ID:Wv/MJPX4
365は何を怒り狂ってるの?
368 :
名無シネマさん :03/06/22 15:42 ID:35FR08s/
まあまあ。 おもちゃのヘルメットで火がつくかどうかで そんなに揉めないでヨ。 『BTTF』の1作目は脚本の分析本とかでよく取り上げられるね。 2作目、3作目へとつないだ力技もすごいと思う。
369 :
名無シネマさん :03/06/22 16:44 ID:JSosVFJX
>368は関係ないから黙ってな。
370 :
名無シネマさん :03/06/22 16:45 ID:yYgdfyjG
371 :
名無シネマさん :03/06/23 01:58 ID:KFKjTuA/
>365 私も反論を聞いてみたいです。どういう点で「出直せ」なのか? アメリカン・ビューティーとパルプフィクション、 どことなく似ていると感じていたので、 >344さんの意見になるほどと思ってたんですが、 そうじゃないという意見も聞いてみたい気がして。 >345さん、どぞよろしく。
372 :
名無シネマさん :03/06/23 10:30 ID:x9PPeD4O
>365 いきなりパルプフィクション、とか言う底の浅さが嫌いなんだよ。 アメビューはもっとずーっと古い映画から影響を受けてる。 主演はW・ホールデンだ。後は自分で考えろ。
373 :
名無シネマさん :03/06/23 14:01 ID:32bP+5zi
>372よ。もう一度言うが、「構造的」影響を受けているんだよ。 全く、的はずれで反論になっていない。 >主演はW・ホールデンだ。後は自分で考えろ。 これじゃあ、話しにならない。 >いきなりパルプフィクション、とか言う底の浅さが嫌いなんだよ。 つまりは、君の好き嫌いですか。
374 :
名無シネマさん :03/06/23 15:07 ID:n6EL/y/H
まあまあ,マターリいきましょう。 『アメビュ』も『パルプ』も非常によい作品だと思う。『アメビュ』が 『パルプ』に影響受けてるかどうかは断言はできないけど,『パルプ』は キューブリックの『現金に体を張れ』にインスパイアされたって,タラが 自分で言ってた。『ジャッキーブラウン』なんかではほとんどそのまんま 『現金』の構成を使ってたけど。 『アメビュ』のコメンタリーを観ると,この映画,結構撮影段階や 編集段階で,いろいろ構成やシーン内容を変えてるみたい。スピルバーグ が一読して「一字一句変えずに,そのまま映画化せよ!」と言ったと言われる 初稿がどういう構成だったかはわからないけど,構成を編集段階でいじりま くる監督は結構いるし(スコセッシとか),あんまり「構造的」影響という のを探っても(脚本スレでは)どうかと思われますが・・・。
375 :
名無シネマさん :03/06/23 21:04 ID:x9PPeD4O
>373 だ か ら 出 直 せ
376 :
名無シネマさん :03/06/23 22:09 ID:N170d/eh
編集でいじるというのは、脚本の構成をガラリと変えることではない。 撮影を終わったあとにいくら編集したって、構成はそれほど変わらない。 ましてや構造がガラリと変わるほど、いじったら映画は成り立ちません。 構造的なもの、つまり脚本の構成ですね、これがいかに脚本にとって大事なものか を理解していない。 映画は時間的芸術である以上、構成は大事なものなんですよ。小説とは違うんです。 よって、まず>375はまともなレスができるようになってから、お前の方が 出直しなさい。
377 :
名無シネマさん :03/06/23 22:20 ID:x9PPeD4O
いやまじで、お前本当に出直したほうがいいぜ。 編集がどんなもんかもよく知らないみたいだしな。 勉強して一年目くらいの学生だろ? はっきり言って疲れるんだよ、お前程度のやつって。 なにが構成は大事です、だ、アホめ。 シナリオ一本書いてから、サンセット大通り見直してから、 出 直 せ わかったな? ウゼーからこれ以上荒らすな。
378 :
名無シネマさん :03/06/23 22:34 ID:N170d/eh
>377よ。 お前の言ってることは、お前自身に当てはまる。 >勉強して一年目くらいの学生だろ? 文体から判断するに、お前はまだ若い。学生はお前の方だろうな。 >シナリオ一本書いてから、サンセット大通り見直してから シナリオ一本書いたぐらいじゃ、脚本のことは大してわからんよ。分かったような 気になるだけ。お前のようにな。 ウィリアム・ホールデンだ、サンセット大通りだと固有名詞を出しても、脚本 そのものについて具体的なことは何一つ言っていない。 何度言ってもお前には無理なんだろうが、まともな議論のできるレスをまずは してくれよ。
379 :
374 :03/06/23 22:42 ID:MuGFPpU/
>>376 >構造的なもの、つまり脚本の構成ですね、これがいかに脚本にとって大事なものか
「脚本は構成が大事である」と言うときの「構成」とは、ハリウッドで
言ったら「三幕構成」であるとか、日本で言ったら「箱書きを大事にせよ」
だとか、そういう「構成」ですよね。それはもちろん大事です。
ただここで議論されてる「構成」とは、時間軸を軽やかに無視したもので
あるとか、フラッシュバック的手法を用いたとか、「観客の目を引く演出」
についてでしょう。作品の根幹に関わる「構成」ではなく、あくまで目先の
「構成」のことです。本来後で見せるべきシーンを先にみせてしまうとか、
そういうのは編集でいかようにもできてしまう。その点、こちらの言葉遣い
が悪かったと思います。
ゼメキスは『JFK』の脚本を読んで、「構成が全く変わっていない!」と
驚いてました。「あの見事な構成は編集段階で作られたと思ってたのに」と。
つまり、編集段階で構成を「作る」こともあるということだと思うのですが。
380 :
名無シネマさん :03/06/23 23:01 ID:x9PPeD4O
ライター志望のくせに不勉強なガキなんかほっとけよ。 一番うっとうしい時期にいるんだよ、こいつは。
381 :
名無しシネマさん :03/06/23 23:06 ID:2YzStv47
韓国映画で「8月のクリスマス」っていうのがあるが。これは脚本がとてもいいと思います。 あと、昔の映画だけど、「マダムと泥棒」アレクサンダーマッケンドリック監督 の脚本はすんばらしいと思います。
382 :
名無シネマさん :03/06/23 23:07 ID:raI/xHHg
アメリカン・ビューティってサンセット大通りの 影響受けてるの? どのへんが?
383 :
名無シネマさん :03/06/23 23:09 ID:N170d/eh
アメリカンビューティーの二幕のクライマックスがオープニングにきている点に ついては、撮影や編集段階で思いついたものなんでしょうか。 絶対に違うとは言えませんが、三幕へのつなぎがとても見事なので脚本段階から あったものでは、と思うんですが。 あの「繰り返し」は、強調の意味合いがあって、その後のストーリー展開が どうなるのかを凝視させる。その点が三幕のガラリと視点が変わる語りかたに 見事につないでいた。 あと、JFKの構成ですが、編集段階で作られていたというのは、時間配分の ことではないでしょうか。シーンの入れ替えもあるかもしれませんね。 編集段階で構成を「作る」と言っても、あくまで微調整でよりクオリティをあげていく という作業でしょう。既にある脚本の枠をはみ出すことは無理でしょうし。 まあ、>374さんの意見は理解出来るし、建設的なやりとりでした。
アメリカンビューティーはちょっと過大評価されすぎだな。 マグノリアみたか?
385 :
名無シネマさん :03/06/23 23:31 ID:N170d/eh
俺は見てない。賛否両論分かれてたけど、どうだった?
386 :
名無シネマさん :03/06/23 23:36 ID:DHod3NEd
>>383 DVDのコメンタリーを見ると、当初オープニングは娘と隣の息子が裁判にかけられるシーンだったらしいよ。
387 :
1 :03/06/23 23:38 ID:M7Q/xcbS
『アメリカン・ビューティー』≒『サンセット大通り』は どちらも「○○だ登場人物による語り」だからでしょうか? それから『アメリカン・ビューティー』が『パルプ・フィクション』と 似ているとのことですが、どちらかといえば『ファイトクラブ』に似て いるような。 3本とも後半に登場するワンシーンが冒頭で先に紹介され、後に繰り返さ れますが、『パルプ・フィクション』が実際のストーリーの経過の順を 入れ替えて(時間の流れは1幕A→3幕→1幕B→2幕)語っているのに対し、 他の2本は『アメリカン・ビューティー』の3幕で繰り返しが登場しますが、 基本的にはストレートな時間の流れになっています。
388 :
名無シネマさん :03/06/23 23:43 ID:N170d/eh
なるほど。 それでも三幕の、犯人探し的な語り方に繋がりますね。 面白い。
389 :
名無シネマさん :03/06/23 23:55 ID:vlBmunXD
「マルコビッチ〜」と「ヒューマン〜」しか見てないが チャーリー・カウフマンのは面白いと思う ラストがどっちもこうグッとくる感じでなんて言うか
390 :
名無シネマさん :03/06/24 16:52 ID:H5pVV5E+
気の利いたオープニングが書けなかったときの言い訳みたいなもんだな 掴みを外した言い訳にしかならんよ。十中八九面白くない。 TVドラマでも散々使い古した手だし。 そんなものをいまさら構造ダ云々言う時点で文藝オタの鼻持ちならない醜悪さが見えて萎える。 脚本は用意周到なデータ集めとドラマチックな構成、明確且つ効果的なメッセージの伝達だと思うが 脚本オタは走らせると訳の解からんものを持ち上げて褒め称える。 脚本製作演出に至るまで一貫性が無い限りはヴィジョンは守られずメッセージを伝えられるに至らない。
>390 じゃあ具体的におまえがよいと思う脚本を教えれ
>>390 および、こいつと議論してる奴(奴ら?)
コテハン名乗れとまではいわないが、
せめて>>の使い方をおぼえれ。半角英字で入力だ。
誰が何にたいして腹をたてているのか、さっぱりわからん。
393 :
名無シネマさん :03/06/24 22:58 ID:ItwVHiLp
>392 とりあえず、半角で>>って入れてるヤツは2ちゃんの素人。 覚えておけ。恥ずかしい。
394 :
ペチリン :03/06/24 23:05 ID:DCoKZbLr
やっぱパルプフィクションに出てくるブシェーミ最高!ある意味ブシェーミが主役だね。 わかってると思うけど、パルプフィクションを観てる人は常識だよね。
395 :
ペチリン :03/06/24 23:07 ID:DCoKZbLr
22時58分のヤツ。。。おまえチンカスたまってるやろ?? くっせー!>>
396 :
ペチリン :03/06/24 23:09 ID:DCoKZbLr
バイピー。もう掲示板みないよ〜!ん! あとは勝手にカキコしろや。おれのことを! 来年見とくわ。
397 :
名無シネマさん :03/06/24 23:32 ID:Na/R5CfJ
「七人の侍」「赤ひげ」「生きものの記録」「人情紙風船」「切腹」「東京物語」・・・邦画もいいホンの映画 たくさんあります。最近の邦画でいくと・・・・「クレヨンしんちゃん 大人帝国の逆襲」(これぐらいしか思いつかないのが悲しいなぁ・・・)
398 :
名無シネマさん :03/06/25 04:59 ID:AizpPqtc
399 :
名無シネマさん :03/06/25 05:16 ID:oBEzCoCi
デビッド・フィンチャーファンは脚本の良し悪しに左右されすぎだよね。 映画じゃないがERの最初の方のシーズンは脚本が良く練られていたと思うが。 ルイス先生が去ってからはもうマンネリ。
400 :
名無シネマさん :03/06/25 05:18 ID:D8c0xT1e
401 :
名無シネマさん :03/06/25 06:02 ID:BXDDMnGL
ねんちゃくん氏ンで どうせまた見てるぜ
402 :
名無シネマさん :03/06/25 08:00 ID:jAMGG0We
最近だと『愛してる、愛してない』が少し奇抜でおもしろかった
403 :
名無シネマさん :03/06/25 08:11 ID:SpNc95vi
「ネイキッド」膨大な量の強烈な皮肉や哲学的なセリフを吐く主人公に圧倒された。 後から仕入れた情報によると、監督のマイク・リーは脚本を作らない監督だそうな。
厨房のせいで厨房ばかりになっちまったな…
405 :
名無シネマさん :03/06/26 00:35 ID:ZDt+JzKh
406 :
名無シネマさん :03/06/26 03:08 ID:vaBWUNPh
KTはどうだろう?
407 :
名無シネマさん :03/06/26 05:16 ID:o/OVtEHL
408 :
名無シネマさん :03/06/26 05:20 ID:QIiLYrx/
409 :
名無シネマさん :03/06/26 08:32 ID:KzSBZey2
粘着うざい。
410 :
_ :03/06/26 08:34 ID:dDL2YsYk
411 :
名無シネマさん :03/06/26 11:59 ID:EuTmM18q
粘着君はまだいるみたいですね。
412 :
名無シネマさん :03/06/26 14:51 ID:fGenlGBI
おりはこのスレのどいつが煽りでどいつが厨房かを区別する方法を ハケーンしたが教えてあげない。でもいくつかのキーワードを記そう。 >遅レス、392、ダイヤルアップ、時間、唐突に登場したコテハン たぶんこの方法を用いた数回の「釣り」で確定できる。 10分いないに考えてわからなかったら素直に映画談義に戻ろう。
413 :
名無シネマさん :03/06/26 15:51 ID:KzSBZey2
粘着君はまだいるみたいですね。
414 :
名無シネマさん :03/06/26 16:14 ID:xvT6eA5N
なんか脚本の書き方とかの本でお勧めないの? なるべくプロが書いた、実践的なやつ。 よいわるいを判断する基準にはなるでしょ。
415 :
名無シネマさん :03/06/26 16:33 ID:MjbZ2YxX
>>414 それが物を尋ねる態度か!!・・・と怒ってみる。
本屋で実際に手に取って、どれがいいか自分で選ぶもんだろう。
>>415 あ、ちょっと乱暴だったね(の?のあたり)、ゴメソ。
自分で選んでもいいんだけど、
「定番」みたいのがあったらちょっと知りたいと思ってね。
417 :
名無シネマさん :03/06/27 15:30 ID:ZyuXMGX6
↑ 295をみよ!
418 :
名無シネマさん :03/06/27 15:42 ID:ZMgpJzCB
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420 :
名無シネマさん :03/06/28 11:54 ID:B+JIobJ4
アカルイミライは良かった。 あんな脚本、書けそうで書けない。
出 直 せ
422 :
名無シネマさん :03/06/30 00:16 ID:F2p9SOv+
アカルイミライ、いいじゃないか。 あの凄さがわからないヤツこそ厨房。
424 :
名無シネマさん :03/06/30 00:41 ID:Fwahq52P
でも黒沢地味だよなあ 観るとすごいなーって思うけど 普段映画を観にこない人を惹きつけられるテーマではない。 とりあえずビリー・ワイルダー作品はどれも最高だと思うので 脚本を目指す者は必見です
425 :
名無シネマさん :03/06/30 02:12 ID:bUAR3JPI
最近このスレみつけて、本日過去ログ遡ってみました。 で、トイストーリーのマッチの話(w すでに記憶がぼやけてるシーンなんだけど、 単に、少々ザラつきがあればどこでも点く「摩擦マッチ」なんじゃないの? 西部劇ではお馴染みのやつ。つまり、ウッディならではの小道具ということ。
426 :
名無シネマさん :03/06/30 04:34 ID:FZAeKEjp
「ノーマンズ・ランド」が出てこないってことは 誰もみてないのか?
見たしナルホドうまい映画だと思うが、アカルイミライのほうが面白い。
428 :
のりを :03/06/30 09:34 ID:SLxlmEg+
「JFK」 嫌でもケネディ暗殺が国家的陰謀だと思うほかないくらい 納得させられる。
ゴッドファーザーの2はどうですか。 本としてはけっこう粗いけど、初代と二代目の話が交差していくというアイディアは素晴らしい。
430 :
名無シネマさん :03/06/30 23:32 ID:3aJ0icEi
マッドマックス2 マ,いまさらだが
>417,419 サンクス。リンク先、騙されたかとオモタよ。18日のあたりにリストがあるね。
432 :
名無シネマさん :03/07/02 09:33 ID:PhMRTUXu
>>414 別冊宝島『シナリオ入門』
名著中の名著だと思う。ハリウッド脚本術の本はたくさんあるが一番分かりやすい。
また現役ライター(ちょっと昔のだけど)のエッセイもいい。このエッセイ読んで、
シナリオライターを諦めた人も多いのではw けど、やる気も起きます。絶版かも
しれないので古本屋で探しましょう。要望が多くて復刻したって話も聞いたけど。
ニール・D・ビックス『ハリウッド脚本術』
プロがよく薦めてるのがこれ。上記の本と同内容だが、より専門的で分厚いので、
上級者向け。
新井一『シナリオの基礎Q&A』
Q&A方式で原稿用紙の使い方の細かい所(「回想シーンはどう書けばいいか」
「同じシーンでの時間経過は」「脇役も名前をつけた方がいいか」など)を、
例を基に書いてあるので、執筆中にどう書けばいいか分からなくなった時重宝。
433 :
名無シネマさん :03/07/02 10:00 ID:UaACP4t/
>>432 わたし414さんじゃありませんが、とても参考になります
ところで「現役ライターのエッセイ」ですが、
著者の苗字、イニシャルはOですか?
少しヒントいただけるとウレシイです。
434 :
名無シネマさん :03/07/02 10:22 ID:jLAa3H9j
その手の話題は創作文芸板の脚本家スレのほうがはるかに詳しいと思われ。
>>433 藤川圭介とか桃井章とかちょっと昔の人のエッセイが多かったです。野沢尚
さんのもありました。ドラマのコラムや新人の投稿記とか、楽しく読める記事が半分。
あとの半分が「シナリオワークショップ」という構成になってます。
番外編
大塚英志『物語の体操』『キャラクター小説の書き方』
物議をかもした本ですが、言ってることはいたってまともです。「キャラクターを
しっかり作れ」「物語を最後まで考えないから作品が完成しないんだ」など、シナリオ
の世界では大昔から言われてることを今更ながらに実感させてくれる本です。
創作板のシナリオスレもいいですね。スクール話ばかりですけど。
436 :
名無シネマさん :03/07/03 18:59 ID:0y2ukvxA
>>432 『ハリウッド脚本術』って良いかなぁ?
借用して読んでみたが、内容以前に文章が酷すぎて、
何を云いたいんだかさっぱり解らんかった。
まぁ単に俺の読解力が無いだけと云われれば云い返せんがな。
437 :
名無シネマさん :03/07/05 08:52 ID:pod8aDl3
シベリア超特急 生き残った人が犯人だよ、すごいよね
438 :
名無シネマさん :03/07/05 08:55 ID:pod8aDl3
シベリア超特急2 生き残った人が犯人だよ、盲点だよね。
439 :
名無シネマさん :03/07/05 22:55 ID:OwqCRIzY
ハウツー本読んで脚本家になった人っているの? もうこれは持って生まれた才能によるところが大きいのではないかと思ってしまうんですけど。
440 :
名無シネマさん :03/07/05 23:15 ID:IV+boNjM
努力も必要ですよ。 努力も才能のうちかもしれませんがね、ヘヘヘ!
441 :
名無シネマさん :03/07/05 23:24 ID:Gp8fFW6b
ポール・トーマス・アンダーソンの勉強法を聞きたい
442 :
名無シネマさん :03/07/05 23:34 ID:6Co21hy1
>441 ポール・トーマス・アンダーソンは音楽から インスピレーションを得て執筆するらしい。 「マグノリア」のときはビートルズの「ア・デイ・インザライフ」 の構成を意識したとか。
443 :
名無シネマさん :03/07/05 23:36 ID:6Co21hy1
個人的なおすすめはジョン・アービングの 「マイ・ムービー・ビジネス」 「サイダーハウスルール」の発想から小説の 執筆、脚色化までのことがかなり実践的にかいてある。
444 :
名無シネマさん :03/07/05 23:56 ID:OwqCRIzY
>>442 へえー!「A day in the life」自分も好きだけど
どこがマグノリアなのかわかりません。
エイミー・マンの曲からインスパイアされたという話は聞いたけど。
>>443 アーヴィングは好きなので読もうと思う。
彼の作品も映画化が多いよね。映像的なんだろうか
>>439 『ハリウッド脚本術』は、シナリオライターより小説家に評判かも。
乙一はこれを読んで「GOTH」を書いたっていうし、鈴木輝一朗も
自分のサイトで薦めてた。
ただこの本は熟読して書かれてることを100%実行するような本じゃなくて、
書いてるときに行き詰まったら、パラっと開いてとりあえず課題をやってみて、
そこからヒントが得られればめっけもの、みたいな本だと思う。
ハウツー本読んでプロになる人もいるんじゃないでしょうか。全く才能の無い
人は無理でしょうけど。
446 :
名無シネマさん :03/07/06 23:16 ID:Erl5u2LL
既出だと思うが橋本忍脚本の「切腹」。 あの、薄皮をはいでいくが如く全貌が明らかになっていく 展開はぞくぞくする。
447 :
名無シネマさん :03/07/07 04:04 ID:fKg+pq1X
「話の転がし方うまいなー」っていうか「巧いトコ取りやがったなー」が レザボア・ドッグス・・でも襲撃前に集団であんなカッコウしてくだらねえ話なんか するわけ無いよなー・・・で魅力半減。 「パルプ〜」は別に脚本云々イイともオモワんが「ジャッキー・ブラウン」のラストの ロバート・フォスターのイライラ感(まあイライラさせるだけデ終わるんだ、実際)は 脚本うまいかも・・とか思った。普通、追っかけるだろうに! 臭いといわれようがドラマ的におひおひ泣かされた「シンドラーのリスト」 の脚本があるのかどうかわからないけどラストの墓参り。くどくてもやっぱり必要なシーンだな。 などなど仕掛け的に「うまいな」と思った映画。 でもこのスレ見てて思ったのはストーリーや脚本を破綻させてでもパワフルに押し捲られた デ・パルマの「ボディ・ダブル」あたりまで、とかジョン・ウーの香港ノワール時代とか ライター・ディレクター?的な「イメージ先にありき」な映画の方が面白いなってこと。 更にそのうえを逝く「ドコで引っ繰り返してやろうか?」的ジョン・カーペンターはやはり偉大です。
448 :
名無シネマさん :03/07/08 02:00 ID:Ejvy8Z/i
しょーもない話を延々しやがって…と思ったが、意味不明にカーペンターに 落ち着いたので特赦age
「ギャラクシークエスト」 これは良作だと思った。登場人物のキャラクターもいいし(特に ガイ最高!)、ラストのハッピーエンドであれだけ気分が良い 映画もめずらしい。
450 :
山崎 渉 :03/07/15 09:27 ID:dS7mbzP7
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
451 :
名無シネマさん :03/07/20 15:30 ID:2MbCpr9t
>447 「シンドラーのリスト」は売れっ子スティーブンザイリアンで 阿部和重が絶賛してたよ。「ボビーフィッチャーを探して」(?)という 映画を脚本兼監督でやってるんだが、こっちの方が物語の構成、時間配分が ずっと完璧らしい。見た事ないんだが。実話の脚色に定評があるらしい。 ラストシーンはスピルバーグだから、 ヒューマニズムと金儲けでつけたんだろうけど、 「シンドラーのリスト」は素晴らしい映画だと思うよ。 やたらとタイプライターが出てくる点だったり、ユダヤ人の虐殺シーン、 電車の恐怖。綺麗な構成になってる。 オレは、スピルバーグの映画は偽善者だからという前提で観るべきだと 思ってる。世界中で興行的に勝つには、ああするしかないだろし。 「シンドラー〜」も明らかに本当に撮りたかったのは、ユダヤ人の虐殺シーン だったろうし。
452 :
名無シネマさん :03/07/20 23:01 ID:6ooS4h6G
シンドラーの墓参りシーンを「必要だ」という意見は新鮮で意外だった。 なるほど、そういう意見もあるのか。 映画の最初に「これは実話を基にしている」なんて出すのは邪道だと思ってた。 それがあると、あんまり大した話じゃなくても「実際にあったこと」と考える と「すごい」と思いこんじゃったりする(「ファーゴ」なんかそうだった。 あれは本当は実話じゃないらしいけど)。だから「卑怯」な気がするんだよね。 映画の面白さに自信があるなら、わざわざそんな断り書きしなくていいじゃないか、 と。 けどシンドラーは徹底して「これはフィクションではない」と思い知らせる 事が狙いだったのかなぁ。 映画の最初や最後に「○○に捧げる」なんて出すのもちょっと嫌。 「愛しのローズマリー」なんか、最後に写真まで出してきて、急に現実に 引き戻されちゃうのが、非常に不快だった。
453 :
名無しシネマさん :03/07/20 23:51 ID:skDlKecF
シンドラーのリストの墓参りシーンですが、あの映画は実話であっても俺らが みているのはスクリーン上の作り物なんですね、しかし実際にあった話なんです。 これを観客に伝える為(実話性を高めるため)、あのシーンがあるんです。 ドキュメンタリータッチの演出だったのが、突如本物のドキュメンタリーに なってしまう。 虚構と現実の交錯。これが演出意図なんですよ。
454 :
名無シネマさん :03/07/21 00:53 ID:mI1yRvHY
おれは単なる平凡な会社員で、脚本の良し悪しは分からないが (英語はともかく、フランス語やイタリア語は字幕無しでは 理解出来ない為)、会話や構成等に唸った作品を列記してみる。 『しとやかな獣』『清作の妻』『実録・私設銀座警察』『晩菊』 『赤線地帯』『麦秋』『神坂四郎の犯罪』『杏っ子』以上、邦画。 『摩天楼を夢見て』『ザ・エージェント』『ハピネス』 『ペイルライダー』『天才マックスの世界』『クーリンチェ少年殺人事件』 『恋ごころ』『ショート・カッツ』以上、外国語映画。 昔の日本映画って「言語が豊穣だった」と実感することしきり。 英語圏ではデヴィット・マメットが一番好き(彼の『アンタッチャブル』 も最高)。
456 :
名無シネマさん :03/07/21 01:34 ID:ayrOnAzt
>454 「摩天楼」は凄いよねー。俺もマメット大好き。 脚本家としても、監督としても。「殺人課」最高。 あと、日本映画には「州崎パラダイス・赤信号」も加えてくれ。
457 :
名無シネマさん :03/07/21 01:48 ID:YeYHbFGw
453 >虚構と現実の交錯。 物凄く好意的にあのシーンを見るとですね。 単なる歴史的実話ではなくて、おじいちゃん、おばあちゃんの話すような まだ歴史じゃない親近感というか生々しさを出せたと思った。 それにくらべりゃK-19のラストはお笑いにしかならなかった訳で。 脚本・構成だと「仁義なき戦い」の3・4作はやはり凄い。 成功しているとは思えないけど。主人公が途中で消えてしまう「実話」 にある意味エンターテイメントの化けの皮を被せてしまった上に 複雑怪奇な群像劇をコメディーやアクションに変えてしまう。 キャラを立てるため(?)のキメ台詞も(・∀・)イイ!!
誤解を恐れずに言えばシンドラーって完璧に「娯楽映画」の構造だから、ちょっと 墓参りのシーンに偏見を持ってたきらいはある。 娯楽映画に欠かせないのは、主人公の心理の変遷。(シンドラーがユダヤ人保護に 目覚める課程が、分かりやすい一本筋の通ったドラマになっている) それと、画面に釘付けになるような「フック」や「マクガフィン」といったもの。 例えばユダヤ人が簡単に殺されていくシーン。観客はどうしたってユダヤ人に感情 移入してあれこれ思いを馳せる。この人の人生はなんだったのか、など。画面内の ことについて観客が想像を働かせることは、集中と疲労を生み、映画を観た時間に 対する達成感や充足感を得させる。一方でニワトリ泥棒に関して少年が機転を利か せるシーンなど、ユーモアで観客をリラックスさせる。この緩急の間合いが凄い。
459 :
名無シネマさん :03/07/21 12:41 ID:oDN/K/wT
>455 和田夏十は上手いと思いますが、市川混の演出が余り好きでは 無いんです...。 >456 『摩天楼...』は何故DVD化されていないのが、不思議なくらいに 素晴らしい作品ですよね。アル・パチーノ、ジャック・レモン、エド・ハリス、 ケヴィン・スペイシー、アレックス・ボールドウィン...。演技巧者 が目白押し。ただ、劇場で観た時は室内シーンと登場人物のアップが 多いのにもかかわらず、シネスコで撮っていたことに少し違和感を感じました。 本作は元々、マメットが舞台用に書いてヒットした為、映画化されたとの こと。舞台も見てみたいですね。 『殺人課』は確かに最高。得体の知れない怖さ。 『洲崎...』も何故かDVD化されてませんね。川島雄三は『幕末太陽傳』 よりも本作が代表作と思うのですが。新珠三千代も美しい。
460 :
名無シネマさん :03/07/21 14:24 ID:AAPiDMSi
>>459 和田夏十、独り立ちすればよかったのにね。
増村の『足にさわった女』イマイチだし、田中絹代の『流転の王妃』もなあ。
川島雄三なんかと組めば面白かったと思うんだが。
461 :
名無シネマさん :03/07/21 14:26 ID:zldAbVmh
462 :
456 :03/07/21 23:00 ID:ayrOnAzt
>459 「摩天楼〜」の舞台は日本でも「グレンギャリー、グレン・ロス」で上演したらしい。 見たかったなあ。 たしかあれでピューリッツァー賞獲ってるんだよね。 日本では長塚京三と永作博美がやった「オレアナ」も、 自分の手で監督してるんだけど、日本では公開されてない。 主演・ウイリアム・H・メイシー(w
463 :
名無シネマさん :03/07/21 23:17 ID:AyE77Bv3
ユージュアルサスペクツ!
464 :
名無シネマさん :03/07/21 23:53 ID:tL5G5DWh
ぐっどういるはんてんぐ まるで役者自らが脚本を書いたかのよう
>>425 マッチに何か問題があるのか?
まあ「火付け論争」に関して言えば、一言、
ハリウッドの脚本家がよく使うこのフレーズで足りる。
「エンターテイメントにおいては、大きな嘘は許されるが、小さな嘘は許されない」
>>465 425はむしろ「何も問題ない」って言ってるわけなんだが。
>>467 だからそもそもなんでマッチの話してんのかってことよ(w 425が。
>>469 ?
425は「摩擦マッチなんじゃないの?」
って言ってるけど、141は別に「マッチが摩擦マッチかどうか」
を言ってるんじゃなくて、ヘルメットで火がつくかどうかを
言ってるんでしょ。141に続く論争だって、それについての物で
マッチは関係ないじゃんw
摩擦マッチであれば、ヘルメットで火がつくでしょ。
472 :
名無シネマさん :03/08/09 19:15 ID:gqYvMCKw
おまえら、摩擦マッチ板に逝け(w
473 :
名無シネマさん :03/08/09 19:21 ID:6ewSsun3
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474 :
名無シネマさん :03/08/12 02:01 ID:XQ/CS8j7
「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」でしょ。
475 :
山崎 渉 :03/08/15 10:03 ID:d09RW9EM
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
476 :
名無シネマさん :03/08/16 14:28 ID:uNvoKykl
「しらなすぎた男」
477 :
名無シネマさん :03/08/17 17:26 ID:pC3ZrOmL
「東京流れ者」のセリフにはしびれるね。
478 :
名無シネマさん :03/08/18 01:22 ID:d4I7FnBS
「恋愛小説家」の微妙なセリフ回しが個人的に好きです。
479 :
名無シネマさん :03/08/28 01:33 ID:s/OrIzVV
セブン ゲーム
480 :
今更だが :03/10/04 16:29 ID:AWPkuHIP
このスレ観てトイストーリーを観てしまった。 てっきり「摩擦マッチをヘルメットで点けられるか否か」の問題だと 思い込んでいたら違うのね。。。 個人的にはまったく気にならなかった。 虫眼鏡の伏線があったし、ビジュアル的にもあのヘルメットなら 火が点きそうという気分で観てしまった。 確かに考えりゃあプラスチックなんだから点く訳無いんだけど。 だからこそあのアクションは一瞬で行なわれ (気がついてから点火まで3秒くらいだったよな?) 考える間も無く次の飛行に観客の意識を移したんじゃないかなあ。 私はまんまと騙されて気にならないまま観てしまった。 それよりもよっぽど気になったのは 隣の家の乱暴な少年の部屋にあったオモチャたち。 彼ら、あんな抜け道知ってるなら逃げればよかったじゃない。 まあ虐げられても主人を愛するというオモチャならではの愛かもしれないけど。 でも、ウッディたちに教えてやったってよかったじゃん!みたいな・・・(笑) ま〜いいけど。おもしろかったから。 犬のオモチャがビヨーンて伸びきっちゃうところが一番笑えました。
481 :
名無シネマさん :03/11/06 11:20 ID:cJMJiRvF
「摩擦マッチスティック・メン」のシナリオはなかなかいいと思った。
恋におちたシェイクスピアかなぁ
今年見たやつでは「インファナル・アフェア」と「シティ・オブ・ゴッド」が秀逸。
484 :
名無シネマさん :03/11/10 00:47 ID:rZgbmDox
>>483 俺も今年見た中では「インファナル・アフェア」に1票♪
ちょっと前だと、ぜんぜん系統は違うけど、「セントラル・ステーション」。
アルトマンの「フォーチュン クッキー」の完成度は別格
486 :
名無シネマさん :03/11/24 20:48 ID:32zIppdY
>>66 亀レス。
あれは映像の順のまま、一気に書き上げたらしいな。
一発屋でもそんだけやれば凄い。
487 :
名無シネマさん :03/11/24 21:02 ID:XyAziy5r
上映中のフォーン・ブースもイイね
488 :
あああ :03/12/14 00:30 ID:bdS5Ox8G
ホントに過去ログを読まねー連中だ age
489 :
名無シネマさん :03/12/14 00:43 ID:9tAgbr2Z
490 :
名無シネマさん :03/12/29 07:37 ID:7+LI1fH1
日本は映像美や役者の魅力を堪能できる映画はあるのに脚本の良さを堪能できる映画が少ない。
491 :
名無シネマさん :04/01/03 13:31 ID:txOblieI
久々に覗くよ。 以前、「シンドラーのリスト」の墓参りは要るとか要らないとかあったけど。 「プライヴェートライアン」の墓参りは、必要なモノなのか? あの世代代表(ウチのボケジジイ)は最初の墓場のヨロケルシーンだけで泣いてしまったが。 全然関係ない(いや恩人か)人間に切り替わるショットも間抜けだと思った。 最初があったから最後も墓場で終わったわけだが。どうもいらないんじゃないかなー。 戦時中の美談を美談と思わせないほど徹底した残虐度で人気のある作品だが。 このスレの人はアレはどうみたんだい? ・・・いやぁ、昨日さビデオで借りて来たもんだからさ・・・
墓場の場面は絶対あったほうがいい。 だが、トム・ハンクスが最期に遺した「無駄にするな」のひと言に呼応するが如く、 老ライアンのかみさんが夫に言う「あなたは立派に生きたわ」という台詞、あれが最悪。 ライアン=アメリカ合衆国はどう考えても戦後を立派に生きていないのだから、 ハンクス一個小隊の命を無駄にしてしまったという思いを噛み締めるがいい!
アカデミー賞の脚本賞はわりと話題になるので、 The Writers Guild of America Awards の 過去の受賞作を並べてみます。アカデミー賞と 比較しても面白いかと。 (オリジナル) 『ボウリング・フォー・コロンバイン』 『ゴスフォード・パーク』 『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』 『アメリカン・ビューティ』 『恋におちたシェイクスピア』 『恋愛小説家』 『ファーゴ』 『ブレイブハート』 『フォー・ウエディング』 『ピアノレッスン』 『クライング・ゲーム』 『テルマ&ルイーズ』 『わが心のボルチモア』 『ウディ・アレンの重罪と軽罪』 『さよならゲーム』 『月の輝く夜に』 『ハンナとその姉妹』 『刑事ジョン・ブック 目撃者』 『ブロードウェイのダニー・ローズ』
(脚色) 『めぐりあう時間たち』 『ビューティフル・マインド』 『トラフィック』 『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ』 『アウト・オブ・サイト』 『L.A.コンフィデンシャル』 『スリング・ブレイド』 『いつか晴れた日に』 『フォレスト・ガンプ』 『シンドラーのリスト』 『ザ・プレーヤー』 『羊たちの沈黙』 『ダンス・ウィズ・ウルブズ』 『ドライビングMissデイジー』 『危険な関係』 『愛しのロクサーヌ』 『眺めのいい部屋』 『女と男の名誉』 『キリング・フィールド』
496 :
名無シネマさん :04/01/04 15:55 ID:xyl4BA+b
一家揃ってオヤジの兄弟以外の墓参りってのも変な話だが 「恩人」だからいいのか。 「あなたは立派に生きたわ」は別にいいんじゃないか? 人、個人が結婚して子孫を残していること自体難しい時代だったわけだから。 ライアン=アメリカではないだろう。 結局歴史年表でもなく歴史書でもなく爺さんの語る「若い頃」の話という 極身近な話にしたという「シンドラーのリスト」と変わらない演出ではないんか? シンドラーのリストは実在者の登場が或る意味ショッキングだったわけだが 「ライアン」って実話なのか・・・?
497 :
名無シネマさん :04/01/04 16:13 ID:uUzbJbJ+
トリコロールの「白」は脚本に驚いたです。他にはスイートヒァアフターとか
スウィートヒアアフターよかったけど全体的に薄味だったな。 もうちょっと深く掘り下げてほしかった。
499 :
名無シネマさん :04/01/04 17:30 ID:HpXsOH7p
言わずもがなだが「ライアン=アメリカ」ってのは象徴的意味合いだよ。 ハンクスの「無駄にするな」って言葉は、 ライアン一人のみならず、全アメリカ市民に向けられたもの。 彼らはライアンのために不毛な戦いに身を投じ命を落とす羽目になるわけだが、 実のところそんな小僧一匹のために死ぬんでなく、 ナチを滅ぼし民主主義のために(という大義名分)死ぬわけだ。美化するわけだ。 その死を無駄にするな、というメッセージでなければあんな台詞にならないし、 そうでなければあんな無数の十字架が並ぶ墓場の場面は意味が無い。 そこをババアが「あなたは立派に生きたわ!」なんて馬鹿な答えを返すから どっちらけするわけだ。
500 :
500 :04/01/04 19:07 ID:h42vfyDo
500get
501 :
名無シネマさん :04/01/04 19:48 ID:aFZHnpRm
>499 > ナチを滅ぼし民主主義のために(という大義名分)死ぬわけだ。美化するわけだ。 > その死を無駄にするな、というメッセージでなければあんな台詞にならないし、 > そうでなければあんな無数の十字架が並ぶ墓場の場面は意味が無い。 それ以外の解釈でもああいう台詞に至ることはあるだろうし、墓地という場面設定を そこに結びつけるのも脚本を越えた解釈。 大体、脚本と演出があれだけ乖離している「ライアン」をこのスレでサンプルに 持ってくるのは意味がない。 解釈自体は興味深いものがあるので、作品板のライアンスレの方で、 もう少し詳しく書いてもらえるとありがたいんだが。
502 :
名無シネマさん :04/01/04 20:52 ID:HpXsOH7p
>501 第一やね、ライアンをここに持ちだしたのは俺じゃないし、 「脚本を超えた解釈」ではなく「脚本を汲み取ってあげたひとつの解釈」 と言って欲しいな。俺、たいしてあの映画好きじゃないし。 だがしかし、ライアンの脚本はたいしたもんだと思うね。ババアの台詞意外は。 あそこで苦渋の表情を浮かべて佇むライアンで終われば、 文句なしの傑作になったと思うんだがなあ。 この映画、アクション演出の凄さばかりが強調されるが、 実際は、それを成り立たせてる物語設定、場面設定がしっかりしてるから、 あんだけのインパクトがあるわけじゃん。それもいわずもがなだが。 だいたいさ、墓地を徐々に俯瞰して十字架の列をずらーっと見せる幾つかの ショットで、「ああ、たくさんの人が死んだんだね」程度のことしか 伝わっていないんだったらスピも浮かばれないよ。
503 :
名無シネマさん :04/01/04 21:03 ID:aFZHnpRm
俺、あなたを傷つけない言い方で「スレ違いだよ」って言いたかったんだけど…
504 :
名無シネマさん :04/01/04 21:06 ID:HpXsOH7p
傷つかないよ。 これがスレ違いの話題だと君は証明できるか?
505 :
名無シネマさん :04/01/04 21:07 ID:aFZHnpRm
傷つかなかったのならいいや。 この話題で引っ張りたくないので後はお好きに。
506 :
名無シネマさん :04/01/04 21:11 ID:HpXsOH7p
もう敗走でつか?w
何か論戦(?)してるみたいですが…… 初めてこのスレ、来てみた。 レスが500超えてるのに、『博打打ち・総長賭博』が出てないんですね。それだけ。
508 :
名無シネマさん :04/01/05 06:46 ID:DMsWPsfs
論戦なんてもんじゃねーだろ 戦った気になってる馬鹿がひとりいるだけ
509 :
名無シネマさん :04/01/05 07:30 ID:szFkipo5
「ワンスアンドフォーエヴァー」は正直、戦争映画の見方が変わる程 感じるトコがあったのだけれども、映画の出来は今一つだった。原因は脚本の詰めなのかなぁ。方向は間違ってないと思うんですけど…
>505=508w 悔しかったらちゃんと反論すればいいのに。
511 :
505 :04/01/05 12:18 ID:EBXz0rXI
あ、俺508じゃないです。 やっぱりスレ違いだと思うんで、ここでは特に反論もしない。
512 :
名無シネマさん :04/01/05 13:17 ID:IO3MU5xX
今日の深夜にテレ朝でやってたあなたが見えなくても?とかいう映画なんとなく見てたんですけど、けっこうおもしろかったです。他に見た人います?
513 :
名無シネマさん :04/01/06 00:54 ID:uS/lZ7Rp
アーウィン・ウィンクラーの映画ねえ…。
あぼーん
515 :
名無シネマさん :04/01/15 21:18 ID:nXDFtFfK
けっきょく有名な映画は脚本がいいんだよ。
516 :
名無シネマさん :04/01/15 23:05 ID:fcDbaXTb
オラオラ、早く反論してこいや!!
517 :
名無シネマさん :04/01/16 21:17 ID:qBFr4WAc
「ビッグ」はトム・ハンクスの名演技と脚本あっての映画だと思うがどうよ?
518 :
名無シネマさん :04/01/17 01:22 ID:UAm7fkuS
おまいら、「ミスティック・リバー」見ましたか? すげえよく出来てる。 好き嫌いはっきり分かれそうだが。
519 :
名無シネマさん :04/01/17 12:56 ID:gZq3MOAL
ミスティックリバーは確かに「脚本が良い」映画だな。 関心したのはラストのラスト、 「最後に○○を見たのはいつだった?」への答え方。 あそこは原作と映画で違ってて、映画版の方がずっといい。
520 :
名無シネマさん :04/01/17 15:14 ID:wdJ917gY
ココ凄いね! はじめて来たけど、勉強になった。 しかし、みんなオタクだね、良い意味で。
521 :
名無シネマさん :04/01/18 14:44 ID:VgzNKpYu
「ミスティック・リバー」は悲惨すぎ。
映画って集団により紡がれる表現な故に 一概にそのワンパートだけで名作が生まれるってもんでも ないよな。キャラ、セリフ、音楽、とかお互いが作用しあって こそ生まれるもんだと思うし。 ウーピー・ゴールドバーグ主演の 『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』は 展開の上手さを脚本の良さを堪能できる〜と言えるなら 漏れは取り合えずこの作品を押すなア。 ストーンズの名曲をネタに、女子銀行員が 潜入国から脱出出来ないスパイの為に代理スパイとして 巻き込まれるって話にその展開は上手。 ラストのハッピーエンド込みで、『映画ってこうありたい、あって欲しい』って 部分を体現してる映画のひとつと思うよ。勿論脚本のみで これは出来ないんだけど。
523 :
名無シネマさん :04/02/13 20:51 ID:be4ojkvO
あげ
524 :
名無シネマさん :04/04/09 10:39 ID:9BhtYPRx
あげ
525 :
名無シネマさん :04/04/09 17:45 ID:zYLxapS1
海の家。恋愛小説家と同じ人だけどうまい! 最初のシーン、オヤジがパンツいっちょで出てくる、犬は車にションベンかける、 息子自殺未遂、と家族バラバラ崩壊状態なんだけど、家が出来上がって 皆の心がひとつになる、というラストにつながってるので卓抜だと思う。 セリフもうまい!言葉回しが巧み!! 「She used to be angry、 Now she is hostile」とか 息子の「You want me to like you?」という問いかけに 「No,I want you to love me」という返しとかね。 話の内容そのものより技巧的でうまい脚本のお手本みたいな映画だ。
↑一瞬青海苔の匂いがしそうなタイトルだ。
正直、洋画の脚本ってのは台詞が分からないから自信ないけど、 「ミスティック・リバー」は確かに凄いという感じがするね。 イーストウッド映画は「パーフェクト・ワールド」「恐怖のメロディ」 「荒野のストレンジャー」なんかも、脚本が良さそう。 あと、洋画で脚本が良さそうっていうと、今思い浮かぶのは 「ギャラクシー・クエスト」「道」「スティング」「現金に手を出すな」 「ニノチカ」「ハイ・シェラ」「大砂塵」「激突!」等々……。 巧いってことで言うとピクサーなんていつも巧い脚本作るけど、 何か巧さが鼻について嫌。こないだの「ファインディング・ニモ」とか いかにも教科書通りの脚本って感じでつまんなかった。綺麗だったけど。 邦画の脚本は田中陽造がやっぱり凄いと思うなあ。 「ツィゴイネル・ワイゼン」は清順の演出以前に脚本が神。 関本郁夫の初期作品に書いた脚本も良かったと思う。 森崎東もいいですね。女シリーズなんて唸ってしまう。
脚本が土台だと思うけど、演出・編集含めて 『ライフ・オブ・デビッドゲイル』は楽しめました。 ”衝撃のラスト!”モノなら他にもたくさんあるけど、 ”&後からジワジワくる”作品は少ないと思います。
アララトの聖母。 入れ子式の構成で、メイン以外の人物たちも深く細かく描かれていて、きちんと それぞれが関係していて、なおかつ全員きっちり結末している。 惜しむらくは地味な演出宣伝で、知っている人があまりいなかったことかなぁ。 隙のない脚本で数回観てしまいました。
007シリーズってこのスレのみなさんから見てどうなんですか?
>>530 クリアしなきゃいけない要素がいろいろあるのに、主人公が基本的に
スーパーマン(彼自身の葛藤の要素が少ない……最近はいろいろ考えてるけど)
だから、「脚本、いいな」と思わせるのはとても難しいと思う。
でも、どれもこれもプロの仕事だと思うよ。
『ロシアより愛をこめて』とか原作と比べると、脚色の勉強になりますぜ。
532 :
名無シネマさん :04/06/13 04:03 ID:XL7uYcm3
突如教えてちゃんでごめんなさい。 調べたんですがイマイチ確信が得られないので詳しそうな皆様に聞きます。 80年代、もともとはフジTVでドラマを作っていて、その後映画を作り(脚本か監督)、 80年代(後半?)に突然亡くなってしまった映画人…って、金子正次さんの他に思い当ります? 邦画に詳しい方、ぜひ教えてください! すいません〜
↑ スレ違いもいいとこだが……
誤爆じゃないのかな?
マルチだよ
パンチラインって凄いと思った。 ジョークはあんまり日本人として面白くないけど、 各人物でなくては発することができない感情とか 思考とか、納得。
野沢尚さんのご冥福をお祈りします。
538 :
名無シネマさん :04/07/17 07:46 ID:SG0KeE1J
もっとみんな紹介して行こうぜい
539 :
名無シネマさん :04/08/12 12:54 ID:X9xx/Hmq
いいスレなのに落ちてる・・ AGEAGEAGEHA!!
540 :
名無シネマさん :04/08/16 00:22 ID:t1lbwYsF
海辺の家 ビューティフルマインド は確かに良かった 叩かれてたけど、ファインディング・ニモ も まさに王道的で楽しめた まあ、人によってはマンネリとも思えるけど それゆえ、大人も子供も安心してみれるストーリーになってる
541 :
名無シネマさん :04/08/16 00:37 ID:hpT2049J
アララトの聖母の入れ子、一歩間違うと迷いそうになるギリギリのとこ うまいなーと感動したよ。 この監督の「スウィート・ヒア・アフター」や「エイゾチカ」にも唸ったけど。
542 :
名無シネマさん :04/08/19 22:08 ID:Qric34Va
”うまい”けど”おもしろい”って言われる映画って結構少ないよね?
そりゃ、 うまい→5% おもしろい→5% なら、 うまくておもしろい→0.25% だもんね。(相関関係無視するとね)
544 :
名無シネマさん :04/09/29 13:59:06 ID:xUPPkzaV
あの頃ペニーレインと ってどう?
カッコーの巣の上で は死ぬほどストーリーが好きな映画だけど、 ここでいう脚本のよさを堪能できる…ではないよなぁ。
546 :
名無シネマさん :04/10/01 19:28:56 ID:bKJczJHg
ダンサー・イン・ザ・ダークの4日で書かれたとゆうご都合主義な脚本は最高でつ。
547 :
名無シネマさん :04/10/03 07:20:06 ID:0eODJqaB
タイタニックはそれほどのできじゃなかったな やっぱ脚本の出来が純粋に人気につながるわけじゃないんだな、、
548 :
名無シネマさん :04/10/07 14:25:49 ID:aMMXjZUs
最近のでは「アイ、ロボット」が何ゲにセリフが良かったな
549 :
名無シネマさん :04/10/07 17:12:41 ID:kDE3b6xA
なんといっても 『ギャラクシー・クエスト』
バニラスカイというかオープンユアアイズというか いい意味で転がされるのが楽しい脚本だとオモタ
551 :
名無シネマさん :04/10/08 15:33:47 ID:7O1mubSS
ミッドナイトラン 情婦 恐怖の報酬 キューブ チャンス
552 :
名無シネマさん :04/10/11 18:28:36 ID:/WZO0xkD
やっぱバックトゥーザフューチャーはよい
553 :
名無シネマさん :04/10/11 19:26:58 ID:Z/ct4AuY
この板における、ウォン・カーワァイやマイク・リーの扱いはどうなるの?
ある意味で言えば、悪い脚本からいい映画が出来た例と言えないのかな?
ジャック・タチとパートナーのコンビや、日本の諏訪や是枝、他にもたくさんいる。
あと亀レスだが、
>>141 から続く論争だが、
バズのメットは虫眼鏡にもなるし、階段から落ちても割れないから、
強化ガラスか強化プラスチックでしょ、それぐらい硬ければ、
発火リン付のマッチなら、点くよ。
こういうことで揉めるあたりに日本で映画ではSFシナリオライターが
ほとんどいない一因を感じるなぁ。
アニメにはいるけどね。
もう一つ。
スタンリー・キューブリックの小説家に脚本書かせるという手法は、
どうなのかな?
あと、自分の良いと思う脚本を書かないといけないのかな。
最近で脚本の面白いのは、『アメリカン・スプレンダー』の挑戦だな。
純粋に素晴らしいと思ったのは、『山の郵便配達』。
554 :
名無シネマさん :04/10/14 00:07:17 ID:EZtRnmYJ
ちょっと、興味があってきました。 脚本と戯曲は違う物なんですか?
555 :
名無シネマさん :04/10/14 00:41:42 ID:akY3GnwN
あなた外国の人?
556 :
名無シネマさん :04/10/14 00:45:11 ID:EZtRnmYJ
違います。
557 :
名無シネマさん :04/10/14 04:49:47 ID:lR0RDDwU
官能的な作品で良いのありませんか?
559 :
名無シネマさん :04/10/16 11:58:34 ID:Pkmt6//c
560 :
名無シネマさん :04/10/16 13:07:40 ID:9+r6QTcD
「バック・トゥ・ザ・フューチャー、シリーズ」 今見ても楽しめる映画は、これしかないな。 「フランケンシュタイン、ロバートデニーロ」 悲しくて、考えさせられる映画です。これ映画館で観ると泣けるだろうな。
561 :
名無シネマさん :04/10/16 13:34:23 ID:WDVXQ30P
「語学に堪能な人」という言い回しを良く見かけるが、 これは当然「ごがくにかんのうなひと」と読む。 え?「たんのう」じゃないの?と思った人は、語学に堪能じゃない。 もともとある「たんのう」(十分満足するという意味)に「堪能」と 当て字をしたので「堪能(かんのう)」と間違えて「ごがくにたんのう」 と読むようになってしまった。 では「たんのう」は本当はどういう漢字? 「足んのう」と書く。
562 :
名無シネマさん :04/10/16 13:57:56 ID:OLHQi7Ty
>>560 2でジョージ・マクフライ役の人が出てればもっといい作品になっていたのにね。
何で断っちゃったんだろうね。本当は違う時代の予定だったのに。そこが残念。
それでも本当にうまく作ってる。
563 :
名無シネマさん :04/10/16 14:18:08 ID:gk/hXDyi
1 ダイハード 2 バックトゥー
字幕は疲れます
566 :
名無シネマさん :04/10/16 22:08:30 ID:919nI7ej
『キャスト・アウェイ』だろ。 ほぼ一人芝居で、100分持つのは演技ももちろんだが、 脚本の力あってこそ。 これに近いのは『探偵スルース』と『記憶の扉』
567 :
名無シネマさん :04/10/16 22:21:08 ID:R+I982C3
12人の怒れる男
568 :
名無シネマさん :04/10/30 07:38:12 ID:Kk4vwOBd
12モンキーズ
569 :
名無シネマさん :04/10/30 08:05:19 ID:2QggEaA4
「羅生門」 「七人の侍」 「ソナチネ」
570 :
名無シネマさん :04/10/30 12:07:03 ID:/GQl8YE8
『天国と地獄』
今やってるがスターウォーズだろう
あれは企画、美術の良さでしょ。脚本はしょぼすぎる…
573 :
名無シネマさん :04/10/31 22:07:59 ID:knt4d2Nh
矛盾多すぎるよな
今年アカデミー脚本賞もらった『ロストイントランスレーション』は、内容に破綻はないけど面白みがないな。 映像は良かったんだけど。
>574 禿同。凄く好きな映画ではあるけど脚本賞とるような映画ではないよね確かに。
見事にハッピーエンドに着地する脚本の映画ってないですか?
578 :
名無シネマさん :04/11/01 22:36:02 ID:N6ddL/ix
「セブン」 「メメント」 「ソウ」
↑まったく嘘ばっかり教えて・・・ 「未来世紀ブラジル」
>>576 マジレスだと『あの頃ペニーレインと』とか
581 :
名無シネマさん :04/11/10 00:41:32 ID:25GUSonX
E.Tが最強だろ 未だあの脚本を超える映画は現れていない、、
582 :
名無シネマさん :04/11/10 04:53:13 ID:MbCXn47C
マジレスすると「飛べフェニックス!」はすごい良かった。 てか、アルドリッチの演出が良かったのかな?
584 :
名無シネマさん :04/11/10 05:40:43 ID:WBf/Iyad
七人のサムライ最後に味方のサムライが死んでしまうとこと 戦が終わると農民にそっけなくされるとこが泣ける 前半でキャラクター嫌と言うほど見せつけといて死なせるのはずるい あと農民の槍ぶすま萌え
585 :
名無シネマさん :04/11/10 06:56:54 ID:uVITt6kN
586 :
名無シネマさん :04/11/10 20:02:44 ID:NZIPpyio
ミッドナイト・エキスプレス
アマデウス 十戒 アイス・ストーム
スパイダーマン2
589 :
シネマ@中毒 :05/01/09 21:00:40 ID:pOAYYjrQ
荒井晴彦、澤井信一郎の「Wの悲劇」は良い。 原作読んでないが、映画の中では舞台劇になっているチンケなストーリーが 原作のものらしい。うまく使ってラブストーリーに仕上げている。 薬師丸ひろ子には、「セーラー服と機関銃」もあるけれど、 こっちのほうがいいと思う。
あー。あれ荒井さんだったんだ。
592 :
シネマ@中毒 :05/01/10 16:37:54 ID:5nyYV93D
脚本のよい映画というと、どうしても古い作品が浮かぶ。 「赤ひげ」までの黒沢作品。 ビリー・ワイルダーのコメディ。 「お熱いのがお好き」「アパートの鍵貸します」「お熱い夜をあなたに」 最近のものは「脚本が悪い」ならいくらでも思いつく。 「レディ・ジョーカー」「ターミナル」「ボン・ヴォヤージュ」 書き挙げていくだけで、なんだか空しい。
>592 赤ヒゲは特に完全無欠ってかんじだ罠 お腹イッパイ
594 :
シネマ@中毒 :05/01/12 10:47:47 ID:fh+nPG20
「長坊ーッ」と井戸の中にオバちゃんたちが叫ぶとき、 涙が止まらなかった、オレ。
595 :
シネマ@中毒 :05/01/12 15:06:22 ID:+na+9D8I
>589 水を差すようだが、「Wの悲劇」の原作にない部分。 薬師丸の駆け出し女優がベテラン女優の身代わりになって、 金持ちの腹上死の相手として名乗り出て…… というあの話のキモの部分は、アーウィン・ショーの短編集「夏服を着た女たち」 の一作からのまんまのパクリで、当時ちょっと問題になった。 荒井も沢井も弁解せずに沈黙で通した。まあ両人の汚点だろう。 脚本としてはよく出来ていたけどね。
596 :
シネマ@中毒 :05/01/12 15:34:56 ID:lzOwm5MP
知らなかった。アンガト。
>>595 あれ?原案があるのをしらばっくれてたの?
夏服を着た女たちなんて、有名短編なのに。
原作料払いたくないからか。
598 :
名無シネマさん :05/01/12 16:05:53 ID:uCs5fYK2
既出だと思うけど「あの頃ペニー・レインと」 ケイト・ハドソン可愛い・・・・・では無くて 少年ウィリアムが母、姉、地元のDJ,ロックバンド、追っかけの 女の子たちと交流を深め、これだけ主人公が大勢の人と交わってるにも関わらず、 エピソードは全て消化され、台詞は巧みな複線となりラストに繋がっている。 ラストはじんわり。流石10代で脚本家デビューし、「シングルズ」を書いた キャメロン・クロウだけある。アカデミーオリジナル脚本賞文句無し。
599 :
595 :05/01/12 16:38:30 ID:+na+9D8I
>597 原作は夏樹静子の小説だもん。アーウィン・ショーとはうたえない。 夏樹先生が承知しない。もちショーなんかに交渉したら法外な原作料 請求されるし、まあ、いいかというつもりであの設定だけもらった。 そうしたら公開後に別の作家とかから指摘されて問題になった。 黙るしかなかったってことでしょう。 映画人はあの程度のパクリは当たり前みたいな感覚がある。当時は特に。 今でもドラマとかで平気だもんね。
電灯を二人でつけたり消したりするシーンが秀越だけど、 そこはオリジナルだろうし、よしとしよう
601 :
シネマ@中毒 :05/01/15 11:27:04 ID:N+ZuJ9tD
「たそがれ清兵衛」はかなり良くできていると思うが、 みなさんのご意見は? 宮沢りえの「えがった〜」が「えがった〜」
たそがれ清兵衛は、単に(゚听)ツマンネー映画だった。
603 :
シネマ@中毒 :05/01/21 09:16:20 ID:i4bNE/vY
たそがれ清兵衛がツマンネーあなたが、 脚本の良さを認める映画があったら、教えてください。
604 :
シネマ@中華 :05/01/21 19:02:52 ID:XQvuYf0o
602じゃないけど、たしかにたそがれはつまんねーな。
たそがれ、最後の方で抱き上げた子供の腹に顔をうずめるところ。 多分子供の体臭でやっと安堵した、という表現なんだろうが、 やらしい感じがしてキモい。子供も微妙な顔してた。
606 :
シネマ@中毒 :05/01/25 07:29:08 ID:xHn+oaZ3
たそがれは、クライマックスの対決も派手ではないが、 真実味があったし、その前の真田と田中の会話もおもしろかった。
607 :
名無シネマさん :05/01/25 10:21:46 ID:6FC4CWxZ
そりゃ「切腹」でしょうよ
608 :
シネマ@中毒 :05/01/26 08:51:04 ID:CW4bRfLZ
そりゃ、「切腹」が上だと思うけど、 たそがれも良いよ。
609 :
age :05/01/26 18:57:23 ID:875PDv0U
age
マルサの女の脚本は小気味良くてイイと思う。 別に伊丹ファソではないんだがそー思う
611 :
シネマ@中毒 :05/02/01 09:02:07 ID:oe500H3m
確かに、脱税という題材が新鮮でしたね。
あー、こんなにも面白い話が作れるんだ。と思った。 たった一言のセリフで、大地康雄さんはスポットを浴びたね。
613 :
名無シネマさん :05/02/02 16:42:02 ID:XoxWA1mn
アダプテーションだろ、現実逃避人間が現実と戦うんだぜ!すべてが ひっくり返ってヒーロー張りの活躍をするケイジがいい。
デビルマンかなぁ。 「脚本って大事だよな」としみじみ堪能できる。 他にも「監督って大事だよな」「キャスティングって重要だよな」とかいろいろためになる。
エイリアンの 「良心も罪悪感もない完全さ云々」とやらのキメ台詞は、 脚本家が撮影当日まで悩んで作り出したんだって ブレードランナーのオーロラ云々の光景語るところとか、 リドリースコットの映画には脚本家ロマンが輝くポイントがあるね
エイリアンの脚本って「バタリアン」のオバノンだよね。かっこいいな、オバノン。
オバノンっていったらやっぱダークスターですな。
専門性を確立してるよねw エイリアンの企画持ち込んだんだから、もっと有名になってもいい ブレードランナーは連名だけど デヴィッド・ピープルズってほうじゃないかなと推測。美しいセリフは。
漏れはあんまり脚本家の名前は知らんのだが この作品とこの作品は実は同じ人が書いてるみたいな コトを教えてくれるとありがたいんだが
>>615 コメンタリー見直したら、キメ台詞は
デビッド・ガイラーって人が作ったそうです@製作
エイリアンシリーズ全部製作しとる
オ、オバノン…。・゚・(ノД`)・゚・。
ノッティングヒルの恋人 デンジャラス・ビューティー ブレアウィッチ ドクタードリトル ドッジボール バタリアン チャイルドプレイ3 ☆どれも脚本がよく練られていて最高☆
624 :
名無シネマさん :05/03/02 17:54:18 ID:J3IzBMa1
「アダプテーション」に出てくる脚本指南のロバート・マッキーって
実在するこの人でいいのかな?→
ttp://us.imdb.com/name/nm0571210/ 脚本家養成セミナーでマッキーがダメ作品の例としてあげた事が全て起こる
クライマックスにはウケた。
…それにしてもあの脚色を許可した?原作者は偉い鴨だ。
そういやカウフマンは脚本賞@アカデミー獲ったね。
>>624 原作の後ろで色々書いてたよ
まあ自分もライターで人をネタにするからねえ
カウフマン、3人で出たけど一人でスピーチしてたね
>>626 アダプテーションカウフマンとコーエン兄弟が組んで
メリルストリープとブシェミとシーモアホフマンの・・・・ていう単語は読めた
>>623 ブレアウィッチって脚本ナシの映画って聞いたとですよ
出演者に「彼を信じるな」とか書いた紙渡して演技スタート。
ワイルドシングスの1なんかどう?
630 :
名無シネマさん :2005/03/31(木) 21:33:06 ID:LyorN0wt
地味に人気あるからサイテーってほどじゃないよ
632 :
名無シネマさん :映画暦110/04/02(土) 00:14:03 ID:BB9L/MaU
フツーに時間潰しができる映画だったぞ。
>>623 ノッティングヒルってよくあるスターと一般人のラブストーリーで
目新しさ0だと思うんだけど。
少女漫画みたいで見てて恥ずかしかったよ。
いや。ノッティングヒルは良かったな。
635 :
名無シネマさん :映画暦110/04/02(土) 01:49:58 ID:57/gPu2E
LAコンフィデンシャル フォーンブース インファナルアフェア
「テキサスの五人の仲間」はイイよ。 でもあらすじ読んでから観ると面白さ半減なので、とにかく前知識なしで観ろ!
保守
ピクサーのアニメはだいたい外れ無しだよね。 邦画なら蒲田行進曲かなあ。 原作も素晴らしかったが。
ピクサーの脚本は素晴らしいね〜。 凄いのはあらゆる年代、性別、文化を超えて親しまれるという事実。 優秀なリサーチャー集団がついてるんだろうね。
640 :
名無シネマさん :2005/05/05(木) 10:09:54 ID:dy3G8d2J
イイ♪
>>600 マキノさんは、あのシーンはもつれ合って倒れた方がよかったんじゃないか?
愛弟子の作品についてそう語っていたね。
確かにマキノさんが撮るならば、その方がずっと情感出せるだろうね。
いや、あそこはあれでよかった
どーでもいいが「シネマ中毒」に自演をするなら名前欄くらい確認しろ と誰か教えてやってくれんかのぅ
ピクサーの脚本が良質だという話ですが、ドリームワークスは どうでしょう? シュレックなど、かなり力の入った脚本だと思いますが。
細かさが足りないでないの
Sawの脚本がどこ探しても見つからない。
保守
>>646 そのうち英語学習本コーナーに並ぶんでないの
保守
650 :
名無シネマさん :2005/07/08(金) 16:46:44 ID:WOs52hjI
だいぶ前の方のレスにあった「ブロードキャストニュース」は良いね。 人物造形も台詞も。脚本の力は大きいでしょう。 「モダーンズ」が好きなんだけど、あれは脚本の良さだと思うんだけど、 同意してくれる人が少なくて寂しいです。orz
651 :
名無シネマさん :2005/07/14(木) 07:30:30 ID:xsDat/Gf
映画っていったら、監督が創作主体であるかのように言われることが多いけど もっと脚本が注目されるようになって欲しいな。映画・人・板でも、 脚本家スレは少ないでしょう。
ビリー・ワイルダーの『情婦』はいい脚本だった。 ワイルダーは脚本の映画の人だと思う。演出より脚本で楽しむ映画と言うか。 戦前、ハワード・ホークスのために書いていた「教授と美女」とかそのあたりも 斬新で面白い。 現状、脚本で楽しむ映画は殆どないに等しい。と思う。 日本はテレビドラマに殆ど人材が流出してしまったし、ハリウッドは脚本重視の映画そのものがない。
ハリウッドは、 スター>企画≧脚本>監督 こんな状況ですかね。
「運命じゃない人」 いきなり邦画の新人監督・脚本でビックリしたが、 まぎれもない脚本の映画。 予算のせいもあってかこじんまりしすぎている ところはあるが、脚本の構成力で勝負して成功 している、いまどき珍しい例。
655 :
名無シネマさん :2005/07/23(土) 05:23:28 ID:Sj3VjsaL
656 :
名無シネマさん :2005/07/23(土) 05:39:24 ID:C+dCUE6V
ゴスフォード・パークに一票。 演出も過剰じゃなくて良い。 アカデミー賞も納得。 久しぶりに繰り返し見たいと思う作品だった。
>>653 ラウレンティスが「いい脚本があればスターなんかいくらでも集まる」
と言ってたが、現実にはそうならないか。
658 :
名無シネマさん :2005/07/23(土) 14:45:44 ID:Sj3VjsaL
デ・ニーロが、「どこの馬の骨とも分からない奴が僕を訪ねてきても、 脚本さえ良ければ、出演依頼に応じるだろう」という主旨の発言をしてた。 タランティーノの華々しいデビューも、脚本力が評価されたという面が 大きい。 三谷幸喜やクドカンの活躍も、見逃せない。
西川美和さんの「蛇イチゴ」は好きだな。シナリオが掲載された雑誌も買ったよ。
660 :
名無シネマさん :2005/08/17(水) 10:51:14 ID:i2QMdtZs
661 :
名無シネマさん :2005/08/17(水) 11:05:46 ID:i2QMdtZs
662 :
名無シネマさん :2005/08/19(金) 03:59:33 ID:LZlpkbaO
運命じゃない人はシナリオ読んでなかなかおもしろいと思ったんですけど、実際映画はど〜なんですか?
663 :
名無シネマさん :2005/08/19(金) 04:05:46 ID:LZlpkbaO
日本はおもしろい映画の脚本家が、なんでいないんですかね?今村昌平のうなぎは本物だと思うけど、あとはすごいと思える作品がないです?邦画でおもしろいのがあったら教えてください〜
664 :
名無シネマさん :2005/08/19(金) 08:56:44 ID:emaP22np
やっぱり監督中心主義があったからかな。
665 :
名無シネマさん :2005/08/19(金) 15:56:53 ID:LZlpkbaO
やっぱり脚本、演出、監督、音楽は一人でやってこそ作品にその人の色がでると思う!あとは監督と感性の合うスタッフがいれば最高の物ができると思う
>>662 脚本のツボを外していない着実な演出でした。
珍しくホンの出来の分評価できる映画になっていた。
(兼任だから当然、といいたいところだけど、
なぜ自分で脚本書いてるくせにそんな撮り方する?
と問い詰めたくなる映画も多いですよね)
内田けんじには(しすぎない程度に)期待しようと思った。
667 :
名無シネマさん :2005/08/19(金) 18:08:27 ID:M7DreCzD
グローリがオススメ
ラブ・アクチュアリー
669 :
名無シネマさん :2005/08/23(火) 22:37:04 ID:ywuVwQnV
666さんありがと〜ございます!レンタルされたら見てみます〜。
この際皆でキル・ビル
671 :
名無シネマさん :2005/08/23(火) 22:51:30 ID:CFhdGEFh
やっぱ「π」だろ!?
672 :
名無シネマさん :2005/08/24(水) 00:04:26 ID:4ccIPdS1
セカチュー
673 :
名無シネマさん :2005/08/24(水) 01:06:41 ID:7qiyCJsH
せかちゅうとか糞だろ?
「ツインピークス」「ヒルストリートブルース」の シナリオライター、マーク・フロストの監督作「ストーリーヴィル」 微妙な会話の積み重ねが良かった。
ストーリーヴィルってあったね。 J・スペイダーとジョアン・キルマー・ウォーリーが出てたような。 内容は覚えてないw
676 :
名無シネマさん :2005/08/30(火) 09:15:42 ID:CgVpdkAX
ドンデンものでは、 ユージュアルサスペクツ と 真実の行方 かね
「ドンデンがある」と言うだけでもうネタばれなんで、やめてくれ 映画紹介で「ラストに驚きの結末が!」とかマジカンベン
678 :
あ :2005/09/05(月) 00:08:09 ID:wGev5yeb
セブン 8mm スリーピーホロウ 全てすごいと思う。監督では無く、脚本だと思う。アンドリュー・ケビン・ウォーカー
679 :
名無シネマさん :2005/09/05(月) 22:21:57 ID:1HvXfO/W
L.Aコンフィデンシャル、シックスセンス。
680 :
こんなOPどうかな? :2005/09/05(月) 22:31:57 ID:bzcu1CH7
○山道 夕方 真っ赤な夕日に照らされた舗装路、 海を間近に望むその坂道で息をきらしフラフラの真田熱志(22)が自転車をこいでいる。 熱志「ハァハァハァ」 自転車のギアは一番重くなっていて。熱志は立ちこぎだがスピードは遅く、左右に大きくゆれながら進んでいる。
『オープンユアアイズ』 『バニラスカイ』はダメだけど
682 :
名無シネマさん :2005/09/08(木) 05:46:29 ID:v+qZn+qz
宮崎映画は全部脚本がいいと思う。 セリフは少ないほうがいい脚本だと思うんだよね。 ベラベラ喋ってるともうその時点で脚本として駄目だ。
幻の湖 並みの脚本家じゃ書けません。
684 :
名無シネマさん :2005/09/20(火) 21:12:19 ID:ppk7E+DO
>>658 デ・ニーロはギャラさえ高けりゃ仕事を選ばないことで有名なんだが
685 :
名無シネマさん :2005/09/21(水) 21:37:09 ID:J+U5nc0N
ローレンス・カスダン監督・脚本 「わが街」 ださい邦題…原題は「Grand Canyon」 ドンデン返しがあるわけでも、トリッキーでもなく、 ただ人々の日常を描いた地味な作品。 しかし。 俳優にセリフで喋らせることなく、そのシチュエーションと演技だけで その場に至る経緯、背景など、全て観客に想像させ、 納得させてしまう脚本・演出が出色。驚くべき脚本! 絶対見るべき。 ラストはちょっと寒いけどね。 カスダンは最近、「ドリームキャッチャー」なんて愚作作っちゃったけど。 昔は「偶然の旅行者」なんて秀作も作ってたんだよなあ。 どうしちゃったのか…
686 :
名無シネマさん :2005/09/22(木) 11:11:28 ID:e5Q0b5zm
>>685 ドリームキャッチャーは傑作だよ。ダメだおまえ。
でたかも知れんが「探偵スルース」 一見の価値あり
688 :
名無シネマさん :2005/09/24(土) 12:56:30 ID:CX5tzboc
689 :
名無シネマさん :2005/09/24(土) 13:07:36 ID:tXOH3290
>>688 メンドクセーからその261-264をコピペしろよ。
690 :
名無シネマさん :2005/09/24(土) 14:11:05 ID:nydhdl+u
ドリームキャッチャーのコピーは大傑作だよ。 『見てはいけないものを見せてあげよう』だったっけ? ほんとにそうだったもん
691 :
名無シネマさん :2005/09/24(土) 14:15:34 ID:nydhdl+u
ローレンス・カスダンは SW旧三部作とレイダースの脚本
692 :
名無シネマさん :2005/10/06(木) 22:04:29 ID:wgOsTytI
日本映画界において脚本家の力は弱い。 せっかく素晴らしいホンを書いても糞監督どもによって改変改悪され、観客に「脚本が糞」と言われる。 脚本にはちゃんとかかれていた伏線。抜け落ちてはいけないはずのシーン。 その全てが最終的に監督の鶴の一声で消えてしまう。 昔、黒澤明は脚本家とともに合宿し、共に脚本を作り上げていった。 が、現在の監督の中にそこまで脚本家と共に映画を作っている人がいるだろうか? ネットの時代の今、各所で脚本家の嘆きが垣間見れる。 脚本家の地位向上なくして日本映画の明日は無い! 脚本をまともに理解せず、脚本家の話も聞かず、勝手な理解と自己満足によって駄作を作り出す悪循環。 その物語を一番良く知ってるのは誰でもない、脚本家なのだ。 脚本家と監督の念密な打ち合わせ無くして映画を作る無かれ!というか監督は脚本家の意見も聞け!
主人公のナレーションをはさんで物語が進んでいくみたいなのは邪道なのかな? 「ショーシャンクの空に」とか「ガタカ」とか 分かりやすくてこういうタイプの映画が好きなんだけど
694 :
名無シネマさん :2005/10/14(金) 01:48:57 ID:olZ0/pIO
>>689 261 名前:名無シネマさん 投稿日:04/06/06 01:05 ID:4mAUu5rd
ドリームキャッチャーはまさに宣伝文句の通りだったね・・・
見た感想は「だまされたぁぁ〜〜〜(涙)」
友達と二人で監督のお遊び映画に見事に付き合っちまった…
262 名前:名無シネマさん 投稿日:04/06/06 01:37 ID:unY9ml9b
>>261 こんな感じですね。
<映画館に行く前>
モーガン・フリーマンが出てるし、原作はキングということで
「ショーシャンクの空に」みたいな映画を最初想像する
<映画を見始めてすぐ>
出てくる人物が特殊能力を持っているので「デッドゾーン」
みたいな映画かと思い始める。
<しばらくして>
登場人物たちの幼い頃の話が出てくる。これは「スタンドバイミー」
みたいな話かな?
<もう少したって>
人里はなれた山小屋に雪がしんしんと降ってきて…
もしかして「ミザリー」みたいな展開になるのかな?
<そして、遂に謎が…>
○○○が人の○○から出てきて、絶句。
後はB級ホラー映画ののりで展開。
<映画館を出て、この映画のキャッチコピーを見る>
『見せてあげよう。見たことを後悔するものを。』の文句に
「アホ。金返せ。レンタルで十分だったわ」とつぶやく。
695 :
つづき :2005/10/14(金) 01:49:52 ID:olZ0/pIO
263 名前:名無シネマさん メェル:sage 投稿日:04/06/06 02:20 ID:GqPqbES5
見たあと激しく後悔した。
原作も映画見てから読んでない・・・・・
264 名前:名無シネマさん 投稿日:04/06/06 03:02 ID:/M2RfOGL
>>262 キングを信頼し過ぎw
一応コピペしてみたけど、どーってことないレスだった……
>>692 じゃあ、脚本家の地位が保障されているってのはどういう状態で、
どこの国でそれが達成されていますか?
697 :
名無シネマさん :2005/10/15(土) 03:28:34 ID:mWz+TIod
しょーもない混ぜ返しはいいから。前向きに行こう。
>>118 >>122 >マット&ベンが書いた初稿は、ウィルの頭脳を狙ってFBIだの殺し屋だのが
>出てくるアクション物だったとか。
うわっ、二年前のレスに何なんだが、それはマットとベンが書いた脚本が
最初に買い取られたときに書き直すように迫られた設定。
それで結局そっちは乗り上げてミラマックスが買い戻した。
だいたい、わざわざ無名俳優の脚本をより有名な脚本家がゴーストせんだろ。
699 :
名無シネマさん :2005/10/25(火) 14:57:50 ID:zAHhy8Lp
12人の優しい日本人は面白かったなぁ
700 :
名無シネマさん :2005/10/29(土) 09:39:28 ID:aK7jAOts
アカデミー賞に脚本賞ってあったっけ? なかった? 脚色賞?
701 :
名無シネマさん :2005/10/29(土) 10:46:17 ID:nDWg6rzs
やっぱり監督兼脚本家ってのが一番だと思うな。 戦後の邦画は作家性を重視してたから海外で評価されてたわけで。
702 :
名無シネマさん :2005/10/29(土) 11:04:44 ID:N/HeisA/
ドライビングミスデイジー
703 :
名無シネマさん :2005/10/30(日) 02:01:01 ID:yYBmJuiz
ゴットファ−ザ−1は脚本が凄いが、2は脚本よりも編集が凄い。 2を誉めてる人が意外に多いのは、映画は脚本が全てではないという事もありえる のかも。 だってべ−スである脚本が凄いから、編集に凝ればもっとよくなる、という次元じゃ ないでしょあれは。 認めたくないけど。
編集が特に凄いという印象は無かったけど GF2 構成(つまり脚本)が良かったんじゃないすか 1と2をくっ付けて再編集した長尺版も良かったんで結局、演出も撮影も脚本も音楽も 皆素晴らしかったという事ですな
705 :
名無シネマさん :2005/10/30(日) 10:28:16 ID:rLOtACxr
両方あるよ。オリジナルと脚色と
706 :
名無シネマさん :2005/10/30(日) 10:29:10 ID:rLOtACxr
砂の器、ヤングガン2
708 :
名無シネマさん :2005/10/30(日) 14:00:53 ID:rLOtACxr
709 :
名無シネマさん :2005/10/30(日) 20:48:03 ID:V8ekOie6
スティーブン・ソマーズの『ザ・グリード』 例えば、銃の扱いだけで 説明台詞なしに主人公が只者じゃないことを観客に分からせたり、 緊迫した状況の中で効果的にカマされるユーモアといい、 モンスター・アクション斯くあるべし!という脚本が大変素晴しい。 ラストの「死んだと思った仲間が実は生きてました」オチも B級映画じゃありがちな展開なれど、ここではちゃんと、 爆発場面で「吹っ飛んでいくサーフボード」が描写されていて その周到さに爆笑するやら感心するやら。
>>703 > 映画は脚本が全てではないという事もありえるのかも。
当たり前じゃん。
いい映画には脚本のいい映画が多いと言うだけでしょ。
711 :
名無シネマさん :2005/10/31(月) 02:11:45 ID:8nsPNYI9
脚本がよかぁった!と堂々と言う人には薄ら寒さを覚える。 そんな人ほど、読書すらしない、人間的にうそっぽい感じがする。
>>709 おれも好きだよあの映画。なんかB級らしいありがちなシーンでおきまりの形になってなかったのが意外だった。
713 :
名無シネマさん :2005/10/31(月) 02:27:00 ID:DMb7rfIN
未公開作だけど「FLED」 数々の伏線がクライマックスに向けて 全て集約されるのがお見事。
>>711 映画雑誌は読みまくってると思うぞw
もちろんキネマ旬報なんぞは手にもとらずにロードショー
>>711 確かにどこまで脚本に頼ってるかは観客には判んないからな。
仕草一つにしても監督のミザンセーヌなのか脚本に忠実なのか観客には判断できないし。
716 :
名無シネマさん :2005/11/01(火) 03:26:34 ID:SkvrVvBK
ダイハードの1は脚本がよくできてると思うわけ。
717 :
名無シネマさん :2005/11/01(火) 12:20:42 ID:xaHoaJ5a
若草の頃 (1944MGM) 実話だけに親近感がある
718 :
名無シネマさん :2005/11/12(土) 22:27:51 ID:op5p6hAC
スタローン脚本は俺をアツクスル。
719 :
名無シネマさん :2005/11/12(土) 22:31:39 ID:VfY9qjNz
スタローンってタランティーノの先駆けだよな
720 :
名無シネマさん :2005/11/12(土) 23:31:01 ID:VfY9qjNz
脚本書いて、出演して、無名からのし上がったっていう意味でね。 タランティーノはカルトであり続け、スタローンはドル箱に
それはない
「交渉人」 「エネミーオブアメリカ」
723 :
名無シネマさん :2005/12/05(月) 01:12:47 ID:UnbtuRis
39〜刑法第三十九条〜。 いいよ。
ひき逃げファミリー これ面白いです