【てなもんやコネクション】
製作途中で一出演者が降板。キャスト変更となったが性別まで変わってしまった。
製作途中で製作費が底をついた。監督は結婚式を挙げ、御祝儀をかき集めて製作費に充てた。
931 :
名無シネマさん:05/02/01 07:17:31 ID:aYU3AAYw
やっぱりあれ出演料払えなくなって逃げられたのかね。
>>931 インディーズ出身の山本たちが何でもありのエエ加減なスケジュールで撮影
するので、室田さんがやる気を無くしたと聞いたが?
ベテランの室田さんはTVでも映画でも、しっかりした準備がある現場しか
知らなかったからね。
933 :
名無シネマさん:05/02/01 13:19:14 ID:zVLW5hCD
てなもんや だっけ?
渋谷の特設テントの足場から
スタッフが隣のラブホテル覗いちゃって。
丁度ヤクザがオメ子してて見つかって 子分に拉致されて
事務所でレンコンじゃ無くてオートマチック拳銃捻じ込まれて
「ロ思案 ルーレットじゃ!」
って マジかボケか解からない展開になったとか・・
地元大学の映研が合同で自主映画の上映会をやったのよ。
で、誰が決めたのか知らないがゲストで呼んだのが山本政士。
上映会終了後の打ち上げにも山本は参加してくれたんだが、
ベロベロに酔っぱらって
「お前らの映画はなんだ。てんで駄目じゃないか。才能がないぞ才能が」
とか
「おいそこのお前、お前は前田日明に似てるな。技やってみせろプロレス技」
などとかなりのメチャメチャ振りを披露してくれた。
確かに、そこで上映された映画のレベルは低かったよ。
でもさぁ、あんたの作品も駄目じゃん。才能無いじゃん。
腹にそれを隠したまま飲んだ酒は実にまずかった。
>>934映画なんて狂った仕事してるヤツにマトモな事期待しても駄目でしょう。
社交的にマトモな人は社会的にもマトモな仕事してる。
単に狂ってるならただの迷惑だけどもねぇ。
このスレ読んでたら芸能有名人ほど気狂い率高いと思うし。
>>934程度に酒癖の悪い人間なんて映画界まで探しに行かなくても
普通の社会に転がってるだろ。
てか
>>1を読み返しなよ、おまいら。
黒澤ヲタうぜえ
938 :
名無シネマさん:05/02/05 21:04:31 ID:ZnpI+GyI
「ロード・オブ・ザ・リング」DVDのメイキングで拾った話。
この映画はミニチュアを多用した。普通ならCGで安く上げるような場面
でもディテール優先でミニチュアに置き換え、時には1/72スケールの
「城まるごと」「都市まるごと」なんていう無茶もやった。
miniatureならぬ「big-erture」だ、なんて言われたりもした。
当然ミニチュア作成・撮影クルーの作業量は膨大なものになる。
普通の映画なら数人で30日程度の作業が平均なのだが、この映画に
限っては50日、100日、200日と経過してもまだまだ終わらない。
遂に作業日数が1000と30を超えた日、全てのミニチュア撮影が終了した。
盛大な打ち上げパーティを開き、溜まったストレスを吹き飛ばしていた
彼等の元に一本の電話がかかった。
「あー、監督のジャクソンだ。・・・皆パーティの途中かな?
良い仕事をありがとう。本当に感謝している。
・・・・ところで、大変言いにくいんだが、どうしてももう
1カット必要になってしまって・・・」
彼等は黙々とミニチュアを準備し、撮影したと言う。
映画バカというより職人だからな。
必要とされるならやる。感情を表すと荒れるから黙々とな。
940 :
名無シネマさん:05/02/05 22:32:21 ID:MLoidMlS
それでも本編で使われるだけまだいい。
フランシス・フォード・コッポラの「ワン・フロム・ザ・ハート」では
ラスベガスの1/20スケールの精巧なミニチュアセットが1年がかりで作られたが
コッポラの気が変わったため1カットも撮影されないまま破棄された。
>940
オープニングのシーンはそのミニチュアじゃないの?
>938
ストレスを吹き飛ばすって言うからミニチュアをパーティでぶっ壊してるのかと思ったw
943 :
名無シネマさん:05/02/06 09:15:06 ID:k56AyJbt
>>942 「スターウォーズ」旧シリーズ製作中のILMでの話。
当時の合成は今のようにデジタルじゃなく、光学合成。
フィルムのちょっとした物理的誤差が重大な失敗の原因となり
しかもその失敗は現像が上がってこないと判明しない。
光学合成部門は非常にデリケートでストレスの溜まりやすい部門だった。
ある日のこと。
製作総指揮のG・ルーカスが特撮の進行具合を視察するために
いつものようにILMを訪れた。廊下を歩いていたルーカスは
光学合成の担当者が野球のバットを片手に持ち、目を吊り上げた形相で
合成部門のある建物から外に歩き出していくのに出くわす。
「いったい何事?」と不安になって彼のあとを付けて行ったルーカスは
彼が屋外に積まれている段ボールの山に奇声を上げてバットを振り下ろし
段ボールを原型を留めないほどボコボコに叩き潰しているのを目撃した。
「あまりにも過酷な仕事に気が触れたのだろうか?」と不安になったルーカスは
視覚効果スーパーバイザーに事の経緯を説明し「彼は大丈夫なのか?」と尋ねた。
すると相談されたスーパーバイザーは何事でもないように答えた。
「ああ、当分大丈夫だろう。彼がその儀式を終えたのなら」
みんな苦労してるんだなぁw
モンティ・パイソンのホーリーグレイルと
ロード・オブ・ザ・リングを見ると、
「馬は別として、何もこんなに金かけなくてもだいたい同じ事出来るじゃん」と
思ってしまうw
>>945 「あれが、アイゼンガルドだ」
「模型でしょ?」
3000人のローハン騎兵が一斉に
「手に手にココナッツを打ち鳴らしながら自分の足で走って来る」
合戦シーンを想像してしまった
948 :
名無シネマさん:05/02/06 17:03:59 ID:2jvJiybI
>945
撮影中事故がおこりスタッフが負傷すると、グレアム・チャップマンが
治療していたらしい。医師免許持ってるから。さすが
>>948 芸は身を助ける、ですか。つくづく多芸なことだ。
950 :
名無シネマさん:05/02/06 21:17:41 ID:NtGaf9KD
>>939と
>>943を続けて読んだらミニチュア担当のスタッフ達に
バットでボコボコにされるジャクソンの絵が浮かんでしまった。
>941
補足。
「ワン・フロム・ザ・ハート」では数多くのミニチュアセットの製作に
2年間が費やされたが、その内で画面に登場したのは全体の1/4程度。
後は作るには作った物のコッポラの気が変わって使われなかった。
ミニチュアセット責任者のグレッグ・ジーンいわく
「ミニチュアのスケールが突然変更されたり、
2ヶ月かけて組み立てたミニチュアセットを撮影前に解体させられたり、
ウソのようなことが毎日起こったのです」
953 :
七s:05/02/07 23:51:24 ID:Pd6VisuR
珠洲ムテキ族
>>945 「ガンジー」のエキストラの数はなんと40万人。
地元の人間を集めたのだが、全員ではないだろうが衣装を揃え
弁当や飲み物を配るのだけでも大変な苦労。
それを見たILMは「あんなのマットペインティングでいいじゃん」と一言。
955 :
名無シネマさん:05/02/23 16:21:03 ID:KM0Obrqy
「映画の神様」であるジョン・フォード。
しかしまだ彼がジャック・フォードを名乗り、無名の助監督だった頃の話。
彼の参加した、とある西部劇の撮影が難航していた。
場面はテントが燃えるシーン。カウボーイ達がバケツに水を満たして
火事を消そうと奮闘しているんだが、演技に緊迫感がない。
何度もNGが出た後にフォードは「自分がバケツを用意します」と
小道具方の仕事を自分が引き受けた。
そして本番。
チョロチョロ燃える火を消そうと、カウボーイ役の役者が
テントに向かってバケツの中の液体をブチまける。
しかし、バケツの中身はフォードの手によって水からガソリンに替えられていたのだ。
物理的法則に従ってテントは「爆発的」な勢いで燃え上がり
カウボーイ達は素で狼狽した。
本番は一発でOK。監督は大満足。
マジで生命の危険に晒された役者は大いに怒り、フォードを探し回ったが
本番が終わった頃には彼は現場からトンズラこいていたと言う。
その映画見てみたいなw
>952 黙示録で儲けをだしたのに、それで倒産したわけだ。
>>957 『黙示録』の後、「大作(&長期ロケ)はもう懲りた。次はスタジオ内だけで撮れるラブコメの小品でいく」と宣言して撮った結果がアレ。
959 :
名無シネマさん:05/03/20 13:24:00 ID:ilBA3g5D
>>495 『マークスの山』の山岳ロケ。
キャストやメイン・スタッフの移動にはヘリが用意されたが
機材や一般スタッフの移動には「昔ながらの手段」が用いられた。
AM4:00。山の近くのホテルのロビーにスタッフが集合。
全員が背負子に機材を乗せて徒歩で出発。
各自、地図と朝・昼飯および非常食を携行。
何しろ集団登山などの経験のない素人の集まり。
迷ったら自力で下山するしかない。
現場に着くのはAM8:00ごろ。それから慌ただしく撮影をして
PM2:00頃には撤収開始。でないと暗くなる前に下山できない。
そんな撮影が一ヶ月近くも続いたそうだ。
その結果からか偶然からかは知らないけど
このロケに携わったスタッフの中からは
体を壊して業界を去った人間は一人もいない。
>>959 ↓「そんなの、『八甲田山』ロケにくらべりゃ」的カキコ
八甲田山話じゃなくてスマソ。
>>955 もしそれがフォード本人の語った話なら、限りなくガセっぽいなあ。
嘘つきだからねえ。
(「なぜ西部劇を撮るのか」と尋ねられると、
「私の子供の頃は地平線から日が昇ると……」云々、
自分の西部劇的な生い立ちを答えて、
「そんな私が西部劇を撮るのは当然だろう」と答えた。大嘘。)
ガソリンの入ったバケツ、匂いで分かると思うのだが……。
まあ、敬意を表して、信じることにしよう(w
>>960 『八甲田山』の場合は現場の条件そのものは確かに過酷だったけど
移動そのものはそこまで大変ではなかった。
ロケ現場の殆どが道路のすぐそば。夏ならハイキングコースにも
なっているところなので、除雪車を先導にすればスタッフ・エキストラ
ともどもバス移動が可能な場所ばかりが選ばれている。
そりゃ当たり前だ。エキストラ込みで移動させなくてはならない人間の数は
『マークスの山』の優に3倍以上に膨れあがる。
それを「徒歩で」というわけにはいかない。
ベースとして夏の間にロケ現場の近くに食料満載の廃バスを何台も置いておいたり
機材その他の運搬も車主体で考えられた意外に「安全な」機械化部隊であった。
夏の間にロケ場所巡りをした経験のある人は
意外に交通の便の良い場所で撮られているのを実感できるだろう。
ただし、その交通の便の良さが逆に仇になった部分もある。
それほど人里から離れた場所でのロケじゃなかったので
人工建造物がある場合、猛烈な吹雪がそれを隠してくれるまで待たなくてはならない。
部分的には史実以上の悪天候の中での撮影もあったそうだが
それにはこのような事情もあったのだそうだ。
963 :
名無シネマさん:2005/03/21(月) 11:36:37 ID:060vri4X
ローズ
ライブシーンのエキストラは全部ベットミドラーのファン
しかも撮影にあわせて六十年代後半の衣装をきて会場にきてくれた。
あと、ジョエルシルバーの話。
映画祭にゲストできたとき、かばんの中にバヤリンスのジュースが
ぎっしり詰まってた。「現地に売ってないと困るから」って。
しかも果汁百パーセントではない
>>963 >ライブシーンのエキストラは全部ベットミドラーのファン
>しかも撮影にあわせて六十年代後半の衣装をきて会場にきてくれた。
それはバカなエピソードではなく普通にいい話だと思うが。
ところで、次スレはどうする?
いらないんじゃない、最近伸びないし
え、それ困る。おれここで映画の蘊蓄仕込んでるから。
次スレあってもいいような気がする。
夜になっても980過ぎてないようなら俺立てるよ。
過ぎてたら980の人よろしく。
おもしろかた
GJ!
>970
なっちスレには逸材が潜伏してるなぁ
974 :
名無シネマさん:2005/04/05(火) 15:53:11 ID:dcU0xbxW
「向こうの山に残ってる雪が邪魔だからどけて」って言った監督誰でしたっけ?
>>974 うろ覚えだけど、黒澤明が『デルス・ウザーラ』の時に「あの山(の一部)邪魔」と言ったら、
次の日にブルドーザー軍団が出陣して山腹を削りはじめてたってのは聞いた事がある。
976 :
975:2005/04/05(火) 16:09:48 ID:E/V5nZuC
978 :
974: