1 :
名無シネマさん :
02/06/14 00:39 ID:ybJMo2Ch 日本の映画を観ていて、ときどきハリウッド映画やヨーロッパ映画には感じない 寒々とした感じや汚らしさを感じるのはなぜでしょう? 日本の風景が悪いから? カメラが悪いの?照明が悪いの?それとも他に要因が?
3 :
名無シネマさん :02/06/14 00:50 ID:qI5FOgod
いや
>>1 は悪くないような気もするのだが、どうなのだろう?
よく分からなくなってきた。
5 :
:02/06/14 00:54 ID:R3aYbuB0
16ミリフィルムだから
6 :
名無シネマさん :02/06/14 00:54 ID:ybJMo2Ch
>>2 >>3 ごめん
>>2 しかし、悪いと言うのは言い過ぎとしてもどうも観比べた時の違和感には釈然としない。
そう思うのは俺一人でないような気もするんだ。
7 :
3 :02/06/14 00:55 ID:qI5FOgod
やっぱり、そうか! おい、
>>1 いい加減にしろよ!
8 :
名無シネマさん :02/06/14 00:56 ID:8vY39nzy
9 :
1 :02/06/14 01:03 ID:ybJMo2Ch
今まで観た邦画のタイトルを思い出しているのだが、去年観た「リリィ・シュシュの すべて」は、ビデオ撮りの画質はフィルムに比べて・・・と言う意見を聞いてから 観たんだけど、田園風景や夕暮れや、いつもはがっくりする室内の風景も、かなり きれいに撮れてたような気はする。少なくとも自分はいいなあと思った。
10 :
2 :02/06/14 01:03 ID:A7Sw1GHD
11 :
名無シネマさん :02/06/14 01:05 ID:nle2L7LO
>1 狙ってやっているに決まっているだろ。アフォか?
12 :
2 :02/06/14 01:05 ID:A7Sw1GHD
>>9 照明がいいからでしょう。
こういう単発スレはいい加減やめようや。。。
13 :
1 :02/06/14 01:10 ID:ybJMo2Ch
>>8 >>2 に握手してみる。
とはいえ、邦画と言って思い出すのは、だいたい青黒い(?)、光が当たってる
部分が妙に青か緑っぽく影はどす黒い映像。萎えてしまう。
どうしてだろう?日本では蛍光燈が多すぎってこと?
何かは忘れたけれど、外国人が日本で撮った映画か何かで、まったく邦画とは
色合いの違う映像を見て打ちのめされたことがある。
14 :
1 :02/06/14 01:12 ID:ybJMo2Ch
寝るわ・・・。
15 :
2 :02/06/14 01:18 ID:A7Sw1GHD
>>13 そんなの当たり前。
要は撮影設計の違いってこと。
16 :
名無シネマさん :02/06/14 01:46 ID:mcybdpKR
1は綺麗汚いの話を言っているのではなくそれって映像の質感の好みじゃないの?
17 :
名無シネマさん :02/06/14 02:07 ID:O4qtiQ1y
>>16 同意、好みの問題だと思う。
個人的に日本映画やヨーロッパ映画の質感は好きでハリウッド映画は嫌です
尤もハリウッド映画を見慣れているから違う質感のものを見るとよく感じるのかもしれませんが。
でも最近のスターウォーズは嫌です、あれみてきれいと言う人がいたら
小一時間・・・・・・・
18 :
名前なし。 :02/06/14 02:46 ID:5ghI5GIj
ホームシアターファンとしては確かに日本の映画は絵がだいたい汚いと思います。 撮影監督のいいのがいないからか。絵は撮影監督次第の場合があります。 それと、雰囲気を取ろうとしない所があります。絵では無く空間や雰囲気 を作って取らなければならないのに。やっぱり金かな。 それと監督が能書き多くて威張りすぎかな。 いい撮影監督がいたら教えて下さい。
19 :
名無シネマさん :02/06/14 04:39 ID:B+ZZcmeU
いま邦画は金が無いので、全部DVビデオで撮影しています。
20 :
名無シネマさん :02/06/14 08:15 ID:1Q1a1IBh
21 :
名無シネマさん :02/06/14 10:55 ID:Z2NGRizm
>1 あなたの持つ欧米コンプレックスが、そう見せているのです。 >18 今まで一体どんな邦画観てきたの?
22 :
名無シネマさん :02/06/14 11:18 ID:flWJpLga
こーゆースレでブーブー文句を垂れるヤツは、大抵、全盛期の日本映画をまっっっったく 観ていない! 大映京都作品でも観ろ! たまげっから。あれに驚かないヤツは、 映画なんか観るのやめな。もっとも、ニュープリでも、タイミングが合っていないとか、 ネガの褐色とかで、公開当時とは色が違っちゃった作品も多いらしいけどな。 問題は、あれだけの画面が、なぜ、現在観られないのか、という点にあるんだけどね・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−終了−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
23 :
名無シネマさん :02/06/14 15:47 ID:mLjdzTCO
とはいえ、今現在の(
>>22 のいう「全盛期」以降の)日本の映画の現場では
どういうふうに映像作りが行われているかには興味があります。
具体的には、 どこが駄目で改善すべき所なのか、海外の映画と質感が違う
といわれる原因など。
どういう本を読めば書いてあるか、など・・・。
24 :
名無シネマさん :02/06/14 16:45 ID:6WsFhhag
邦画はビビッて安い上に高感度のフィルムとかしか 使わない上に現像もヘボイからじゃないかな? 正直16mmといわれてもおかしくないような 解像度の映画は多いし、粒状性は見ててもホントに 情けない映像が多いよね、1は間違ってないと思うよ。
25 :
名無シネマさん :02/06/14 19:00 ID:eks6uGGO
それは、日本の写真家と外国の写真家の違いを 見てみればわかるんじゃないかい? ヨーロッパのファッションフォトなんかと アラーキーやホンマタカシやヒロミックス。
26 :
名前なし :02/06/14 19:02 ID:wlyRyeR4
それは… カメラにお金をかけてないから
27 :
名無シネマさん :02/06/14 19:06 ID:zkiRn+1P
フィルムの感度と照明の強さだと思います。 よく知んないけどさ。
28 :
:02/06/14 21:17 ID:ZXIoXew+
肌の発色?とか、日本のはテカッてるかんじ。 汗くさいともいう。
29 :
:02/06/14 21:35 ID:U7kXBHFY
黒い目と青い目で色の見え方がだいぶ違うので 欧米人の意見も聞いてみたいな。
30 :
名無シネマさん :02/06/14 21:45 ID:NMYCG0B/
なんか情けないよね〜サッカーで日本がぐいぐいいってて、 世のバカどもを盛り上げてるのにいまだに邦画がだめとか思ってる奴 のさばらせておくなんて。まったくどこみてんだか。
31 :
名無シネマさん :02/06/14 22:00 ID:CQBDqTKX
↑おまえは論パリだ
32 :
名無シネマさん :02/06/14 22:13 ID:gZuUdUDf
これから、デジタル撮影が主流になれば、いい画面が手軽に作れるようになると思います。 あさま山荘見て、そんな予感が。
33 :
名無シネマさん :02/06/14 22:27 ID:CQBDqTKX
ハリウッドでは、より良質なもの(金が掛かる)を作る為にデジタル(HD)撮影を使うが、 邦画はより金を掛けないようにするために、デジタル(民生DV)撮影を主流とするだろう。
邦画のカメラマンたちには、 ビデオ(テレビ)に対して卑屈な差別感情があって、 フィルムならではの粒状性を生かし、 極端なメリハリを抑えた柔らかい映像こそが 「美しい映像」だと信じている。 もしくは、そう教え込まれている。 それが若い観客たちの感性とズレまくってしまってるんでしょうな。 北野武や黒沢清らには、そんな日本のカメラマンたちはとっとと見限って 欧米の撮影監督たちと仕事してほしいな。
(;´Д`) ハァ?
36 :
名無シネマさん :02/06/15 04:31 ID:mmCPjz+S
>34 なにをどこまで知っててそれをいってんの? なにかあれば欧米って、欧米のカメラマンのことどれだけしってんの?
37 :
うんこ :02/06/15 05:38 ID:1fEsU3m7
初期の伊丹作品はすごくきれいと思った。 やっぱ、才能ないやつが撮影してるってことだと。 おれみたいな素人がそう思うんだから。 釣りバカとか鉄道員なんか、教習所で見せられる教育映画 みたいでだめだめ。 デジタルに期待しよ。
38 :
名無シネマさん :02/06/15 09:12 ID:RG5raVb7
>>37 「タンポポ」と「あげまん」以外は前田米造キャメラマンですが…
39 :
名無シネマさん :02/06/15 09:15 ID:Rv4+6rrz
セード将軍のEVINの構造見て微妙がゴネル所って あるじゃないですか。
40 :
名無シネマさん :02/06/15 09:31 ID:uEDjPbRj
>>33 それはないだろう(強烈なネタ以外には)。
一般のテレビ放送ですらHD撮影を行っている時代に考えられないだろう。
>>34 それは言えているような気がする。我が国ではテレビドラマの多くはテレビ
カメラで撮影されているが、テレビCMだけは別。細かな編集が必要なテレ
ビCMの世界では映画と同じ35mmフィルムが使われることが多いけど、テレ
ビドラマやニュース、バラエティなど各種のテレビカメラで撮影された映像
と、その間に流されるテレビCMは画質的にも色彩的にも殆ど違和感はない。
映画でもテレビと同じような画を撮影することは可能。参考までに、欧米の
テレビドラマはなぜか映画と同じく35mmフィルム撮影。
ただ、日本映画ほどではないものの欧州映画の中にはメリハリの欠けた画の
作品も多く、おそらくは全体的な光量が画そのものに大久喜影響しているこ
とも感じられる。
やはりハリウッドは映画を撮るのには最高の環境。年がら年中強い日射しだ
から、光量的には最高の環境。まさに砂漠の真ん中で撮影するのに近い理想
的な環境を都市部の真ん中で得られるのだから。
41 :
名無シネマさん :02/06/15 10:06 ID:a7DgByqo
んー、でも、この頃流行ってるフィルム風の映像って 暗いところでおまけに照明控えめにしてド開放で撮った 被写界深度の浅い(バックがボケボケの)絵だよね。 物凄い明るいときに絞りに絞ってどこまでもスッキリ 写ってる絵ではないよねぇ。 ところでこのスレの皆さんは邦画・TV番組・CMの どの映像が好きなんですか?
スコット兄弟とかフィンチャーとかのいわゆる 陰影がハッキリしててシャープでクリアな映像が 今時の若い観客は好きなんでしょ。 で、邦画ではそういう映像は「ビデオっぽい」として敬遠されてきた、と。 欧州映画もメリハリがなく粒状性の強い映像が多いけど カラーフィルタかけたり現像・ポスプロ段階でなんらかの加工をしてるよね。 「釣りバカ日誌」みたいな何の工夫も無い映像を量産してる邦画界は ある程度文句言われても仕方が無いかと思われ。
43 :
名無シネマさん :02/06/15 11:39 ID:a7DgByqo
>>陰影がハッキリしててシャープでクリアな映像 >>邦画ではそういう映像は「ビデオっぽい」 それを日本のカメオタは“アニメ画質”などと言ったりします。 意図や狙いにハッキリ向った絵は真実とはほど遠い“厨な絵”なんですな。 影が真っ黒だったりすると大騒ぎです。潰れた!ドロップしちまった!ってね。 >>カラーフィルタかけたり現像・ポスプロ段階でなんらかの加工をしてるよね ヨーロッパでは最終的に色を決めると言う物スゴ高給取りの職人さんがいて イメージディレクターと言われています。向こうの映像作家さんには いつも決まったイメージディレクターさんがついたりしてますな。 でも日本では職人さんに任せるのではなく、如何に自分で色が手軽に変えられるか ってことが重要だったりします。
44 :
名無シネマさん :02/06/16 03:04 ID:Cu5kW7K5
2002年の現在でも、撮影所では照明係さまやカメラマンさまが威張ってらっしゃるのですか? 撮影と照明が険悪なムードを撒き散らしてたりとか、何か新しい映像を作りたいスタッフに お説教しておられたりとか?
45 :
名無シネマさん :02/06/16 03:11 ID:7HqoKAJg
分かりやすい例だと、ミュージックビデオみたいなスタイリッシュな画を 綺麗だって思うのかな、若い人は。 最近の邦画なら「御法度」が良かったな。時代劇なのに ヨーロッパ映画みたいな映像で。
46 :
名無シネマさん :02/06/16 03:35 ID:uvIFNr9v
>>44 やっぱり、カメラが無いと何も撮れないワケで
照明さんがいないと何も映らないワケで
絶対的な力をいまだに行使していると思われ…
でも、ゴッド宮川一夫氏のようなどんな監督と組み合わせても
最高の絵を作り上げてしまう強烈な才能を持ったカメラマンなら
それも仕方がないと思いますが、
本当に才能のある人は実に謙虚なのです。
才能のナイヤツに限って、オーボーで怠慢なのです。
特に日本では、ソーユー輩を蔓延らせるシステムが根付いており、
ソーユーのを根こそぎ駆逐しないから>>1に代表されるよーな若者が
どんどん日本映画から離れていってしまうのではないでしょうか?
>>45 たしかにMTV系の映像はお洒落で斬新ですからね。
画質も目一杯荒らしたり、逆にローコントラストでフラットな絵にしたり、
でも昔気質の人の目が見たら「こいつ下手」になってしまうのでしょう。
47 :
たて読み :02/06/16 03:53 ID:1YTvX8L7
歌舞伎や文楽などの伝統芸能が進化しないのと類似している。 進化することがいいとは思わない。 ただ、退化しているものに目を向けるのは ごく少数に過ぎない。
>>44 とはいってもズブの素人に新しい映像は作れないと思われ。
49 :
名無シネマさん :02/06/18 19:51 ID:3LhqLbID
「突入せよ!」も、室内が変なグリーンがかった色調で、はっきり言って萎え。
50 :
名無シネマさん :02/06/19 09:50 ID:TtAhWXK6
51 :
名無シネマさん :02/06/19 13:07 ID:82OkSTG0
お金がなくても、デレク・ジャーマン監督は きれいな映像を残してる。 宮川一夫がどっかのインタビューで 「最近の日本の若いカメラマンは 機種ばかりにこだわって、自ら工夫しようとしない。 もっと自然を見つめるべき」みたいなことを言ってた。
52 :
名無シネマさん :02/06/19 13:11 ID:K1XYdBRP
ところでキタノ・ブルーってそんなにいいの? ヨーロッパで絶賛されているそうだが。 俺、北野映画って全然観たことないんだけど。
53 :
名無シネマさん :02/06/19 15:03 ID:n/6Ob0ce
>>52 北野監督の映画の映像は、殺伐として嫌いです。キタナイブルー。
55 :
名無シネマさん :02/06/19 22:54 ID:fBmc1QJk
>>52 ワタシは、ケッコー好き。手法的にも手段的にも安易なんだけど、
作品の持っているブッキラボーで投げやりなニュアンスと
上手く混ざって独特の空気感を生み出していると思う。
日本の風景でもブレッソン風味の映画が撮れることにオドロキ。
56 :
名無シネマさん :02/06/20 00:36 ID:81Fkkdlz
>>52 人に訊く前に自分で見なさいよ。
自分の目で判断しなさいな。
57 :
名無シネマさん :02/06/20 01:42 ID:k/Gw+ZMA
>>56 どうせなら映画館で観てね
58 :
名無シネマさん :02/06/20 02:35 ID:ePY21NNY
日本でまともな撮影してんのは篠田昇ぐらいだな。 「リリイ・シュシュ」でP16使ってたしな。 ハリウッドだとヤヌス・カミンスキ。 現像時に使う水のミネラルで色味に違いがでるらしい。 LAで現像すると違うってさ。 あとハリウッドは撮影後にコンピュータで 手加えるのが当たり前になってるから コントラストや色は完全に後処理。 とにかく邦画は画に無頓着すぎ。
59 :
名前なし。 :02/06/20 03:13 ID:JK2J2aGh
>>57 映画館の絵で綺麗な所はどこですか。どこの映画館の絵が綺麗ですか。 教えて下さい。 陰陽師のDVDはなんであんなに絵が汚いの。それに高い。 北野武の映画は絵もストーリもダイレクトで好きです。本当に彼が 作っているのですか。最近の映画で絵の綺麗な、雰囲気のしっかり撮れている と思う映画を教えて下さい。
60 :
名無シネマさん :02/06/20 03:51 ID:84IEdUma
やはり「御法度」の栗田豊道かな。 「雨あがる」も黒澤組スタッフを集めただけあってなかなかだと思うが。
61 :
名無シネマさん :02/06/20 18:30 ID:sY2JqiD6
鉄塔武蔵野線が良かったと思います。
>34 漏…漏れらは下に見られてたのか(萎え萎え… >58 カレブ・デシャネルモナー
>>61 アレはいい映画だと、ワタシも思います。
田圃をわたる夏の風の匂いをカンジさせる映像だったと思います。
木漏れ日と蝉時雨と鉄塔…チャリンコを漕ぐ音…ノスタルジー
65 :
名前なし。 :02/06/21 21:54 ID:rwzcFZcd
>>60 早速ご法度と雨上がるのDVDを買ってきて見ました。
確かに栗田さんの絵はすごいですね。昔の日本の白黒の文化を
今でも持っているんですね。今でもそんな映画を作っているの
ですね。それにしてもあの黒の階調は再生が
難しいですね。外国のそれとは確かに違います。セブンの黒とは
また違いますね。淡い光のライティングなんですか。くっきり
ハッキリの多い洋物を見慣れると理解するのに時間がかかります。
田舎の暗い映画館では映画になりにくい所も在ったのでは。
余り商売の事を考えていないのですか。今度は栗田さんの
映画を集めましょう。もっと良いのがあったら教えて下さい。
66 :
パラサイト :02/06/21 22:12 ID:R1f5PySn
>>65 栗田って本来は聖林で活動してるカメラマンだっけ?
67 :
名無シネマさん :02/06/22 00:45 ID:V7NKYxgK
邦画の画面よりも ハリウッド映画のプラスチックおもちゃみたいな ペッタリしたキレイさってのが大嫌い。ペランペランな感じ。 ルーカス・スピルバーグ以降に顕著なんだけどさ。
68 :
名無シネマさん :02/06/22 01:07 ID:oatImREJ
日本映画はお金がないからスーパー16で撮影して ブローアップで35てなのが多いからね 汚いのは当たり前なんです 粒子あれでぼろぼろだものね画が。
69 :
名前なし。 :02/06/22 01:07 ID:1XUaYt0a
確かにスピルバーグとかキャメロンの絵は綺麗とは 思いませんが絵の内容で勝負と言うところがあります。 今の映画館の現状を考えるとそうなるのかも。
70 :
名無シネマさん :02/06/22 01:53 ID:Fz10l9ZM
邦画じゃせいぜい銀のこしぐらいが限度。 ハリウッドとは蓄積が違いすぎる。 やっぱ頂点のレベルを高くするには、 裾野を広げる必要がある。
71 :
名無シネマさん :02/06/22 02:05 ID:GIxi0XYC
つーか映画観てて画質なんて気にしねえだろ別に。 つまり、この映画はあの映画と比べて発色がイマイチとか あのカメラマンよりこのカメラマンのがいいとかいうのは、 作る側の人間が気にすりゃいいことだろがよ。
72 :
名無シネマさん :02/06/22 02:27 ID:V7NKYxgK
>>71 映画の何を楽しむかによるでしょ。
役者の芝居とストーリーだけを楽しみたいのなら
確かに画像はたいした問題じゃないだろうけど
(ほんとはそれも違うと思うんだが)
言葉は悪いけど、映画は「映像の羅列」としても楽しむことができる。
そういう場合は画質までも気になるのだね。
絵画を鑑賞するとき、色やら構図までも気になるハズなんだけど
そんなことは画家が考えればいい、っていうのはあまりに幼稚。
73 :
名無シネマさん :02/06/22 02:34 ID:yGtukXUn
そうだね。クルマ選ぶ時に塗装の色つやだけで買うか?って話に近いよね。 でも、このスレって、まるで 日本車って色使いが下手だよね。それに比べて 欧州車の色使いのセンスの良さを見てごらん。 いやいや、それは見方が浅はかだよ。云々と語るよーなスレですので 重箱の隅のつつき合いを楽しみましょう。
74 :
名無シネマさん :02/06/22 02:48 ID:GIxi0XYC
>71 いやだからさ、何を楽しんでもいいけど 何と比べて「良い」だの「悪い」だの言ってんだ?ってこと。 何を基準にしてんだよ。 映画でも絵画でも、俺ら一般人が観れるところに出てきてる ってことは、もうそれで完成されてんのよ。 それを他の作品と比べてあーだこーだ言うのはどうなのよそれ。 自分の見える部分だけピックアップして、ヘボライター臭のする 文章で煽り気味なつもりが、実は論点ズラしてるだけっていうのは あまりに幼稚
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/06/22 02:59 ID:5gcbx7GQ
自分の好みの画質を語るだけのスレなんだよ! 文句言うな w
76 :
名無シネマさん :02/06/22 07:21 ID:nWqtXgbW
>>68 >日本映画はお金がないからスーパー16で撮影して
>ブローアップで35てなのが多いからね
具体的に作品名を10本ほどあげてみてくれ。
77 :
名無シネマさん :02/06/22 07:25 ID:NbTHf4eD
80年代のアメリカ映画は全体的に白っぽいザラツキがあって汚い。
78 :
名無シネマさん :02/06/22 07:37 ID:8jB/0iLv
70年代のアメリカ映画:娯楽作はシャープだね。 ニューシネマ風の作品になると ざらついた感じがするけどフィルムが違うのかな?(単なる思い込み?)
79 :
名無シネマさん :02/06/22 07:48 ID:1HTfkApb
70年代のアメリカはTVもいいね。
80 :
名前なし。 :02/06/22 10:50 ID:1XUaYt0a
映画の印象が映画館で大分違う事があります。映っていれば皆同じとは とても思いません。でも、日本映画は解り易い綺麗な絵、すばらしい シーンが少ないから落ち目なんじゃないかと思います。頑張って下さい。 それに世界に冠たるデジタルハイビジョンの国ですよ。現在あんな絵が見れる のは日本だけなのです。それなのに日本映画の画質との差ときたら。 あの高解像度の絵をスクリーンで見慣れたら映画はもっとすごい絵を出さなけ ればお金が取れないじゃないですか。
81 :
名無シネマさん :02/06/22 11:56 ID:N/SDlkxl
全体的にどういう映像を観て『汚い』と言っているのかがよくワカンナイ。
例えば、
>>77 さんのいう「80年代のアメリカ映画は全体的に」と言われても、
オオザッパ過ぎてワカラナイ。スピルバーグやルーカスとかを指しているのか…
リアルタイムで経験してきたモノから言っわせてもらえば、
あの辺は実にスタンダードな画質だったワケで…
逆にワザと粒子の荒れたザラザラ感を狙った作品もあるし、
それさえも『汚い』という言葉でかたづけるのはあまりにも乱暴かと…
日本映画もこのへんは実に微妙で、狙ったのか貧乏だからなのか
『鉄男』なんかは実にこのスレスレを上手く利用していると思います。
でも、宮川一夫の銀残しを「色がヘン」などと言われると絶句するしかないのですよ。
82 :
名無シネマさん :02/06/22 13:41 ID:QHkhp9V+
>>81 良いんだよ。
皆技術的な事なんて1個も解からない素人さんなんだから。
雰囲気でいってるんだよ雰囲気で。
ところでこの間耳にしたんだが
日本では欧米では普通にフィルムの現像で使ってる薬品?が
薬事法か何かで使用できないものがあるんだって。
現像まで法律で縛られてるんだなぁ、と思いました。
83 :
名無シネマさん :02/06/24 11:51 ID:AsZTWqoO
おまえらエクタクローム撮影の「スリーキングス」も見ろよ
キタナイブルー
>>65 遅レスだけど
栗田豊道氏はアラン・ルドルフの「モダーンズ」やロバート・アルトマンの
「クッキー・フォーチュン」など、主にアメリカで活躍している撮影監督です。
邦画では故・相米慎二監督の「お引越し」、柳町光男監督の「チャイナ・シャドー」の
撮影を担当しています。
86 :
名無シネマさん :02/06/26 06:11 ID:3pnLH62S
>>81 77じゃないけど「ハスラー2」とか汚かったで。大雑把すぎるって言うけど
大体分かるけどね。白っぽいザラツキって言われて俺はなるほどって思ったけど。
監督の名前を持ち出してわざわざ限定してるだけなのでは?
でもそれより前の60年代のゴダールとかの映像(カラー)の方がきれいだと思う。
まぁ色がつぶれてんだけど逆に質感とかが強調されてて好き。
あとこの前見たアントニオーニの「欲望」はめちゃキレイだった。
メッキのテラテラ感がよかった。
↑まさかビデオで観ての感想じゃないよな?
88 :
名無シネマさん :02/06/26 08:58 ID:g/c5Q5uL
>>82 そういや前に某最大手現像会社でバイトしてた友人が
仕事場に偉いさん数人と上司が見学にきて
ある薬品を使っている目の前で
「この薬品は毒性云々・・・」という説明したという話をしてた
その直後に冗談じゃないと思ってすぐ辞めたらしいけど(w
89 :
名無シネマさん :02/06/26 11:31 ID:Vh0is7MG
>>86 80年代を代表する映像が「ハスラー2」かよ・・・(w
邦画のへぼい絵の代表=釣りバカ日誌、有象無象の人間ドラマ、その他
91 :
名無シネマさん :02/06/27 03:04 ID:T63KJra8
釣りバカ日誌以下→TVドラマ でもナースのお仕事や大走査線は大盛況。なぜ? え?宣伝?宣伝打ってもだめなのが邦画でしょ?
92 :
名無シネマさん :02/06/27 03:19 ID:FLHyJXT9
いいかげん、だれか指摘しろよ! 栗田豊道じゃなくて豊田豊通だろ。
94 :
名無シネマさん :02/06/27 08:13 ID:NmklrsVs
なんで「80年代を代表する映像が「ハスラー2」なん? アホだろお前。
95 :
:02/06/27 09:58 ID:f9CXJcI8
俺も昔はきたねーなーと思ってた。 でも最近はあの質感がたまらなく好きだな。 ハリウッドのアクションなんかじゃあの感じは合わないけど 邦画ってあれが妙にマッチする気がする
96 :
:02/06/28 00:00 ID:62eESmZi
基本的に現像所に問題あり。 東映現像、イマジカ、ヨコシネ みんなろくでもねえ。 『ブラックレイン』のジェフリー・キンボールが怒って帰った有名な話しもある。 監督とカメラマンに現像チェックさせねえって言う話。
97 :
名無シネマさん :02/06/28 00:09 ID:nS86niXC
>>96 ネガをチェックさせねえ(触らせねえ)って話なら納得だが。
98 :
名無シネマさん :02/06/28 02:32 ID:n0lZk+Qj
例えばDVDなんかも相対的に邦画は汚いよね。 それも最新作や比較的新しい作品が。 これはBSデジタルにも言えること。 元々の撮影技術、腕、フィルムの管理、オーサリング機材&腕、 などなどあらゆる面で良くないのだが。 なんといっても邦画作品が海外版DVDで発売されている場合、 国内で発売されているものよりも画質が良いパターンが多いのにも困る。 値段も海外方が安い。 更には国内で発売される前から海外で高品質盤として発売されてしまうものさえあるのだから。
99 :
名無シネマさん :02/06/30 03:19 ID:mWiZwLYX
日本は優秀なモノ作りの国だ、と言う信念は、このスレ読んで撤回いたしました。
100 :
名無シネマさん :02/06/30 04:31 ID:u7CT6eoN
100
101 :
名無シネマさん :02/06/30 06:44 ID:Rt1yJfir
>>98 例えばどういう作品がそうだった?題名を教えてよ。
102 :
:02/06/30 08:53 ID:21a/qUs3
シザーハンズって映画を見たんだが 映像がものすごくクリアでびびった あとにほんのCMでもすごくクリアで鮮明なものがある 邦画は薄暗くて・・・クリアな映像でもとれるはずなんだけどなあ 薄暗い汚い映像もいいが、毎回それだとまずいな
103 :
名無シネマさん :02/06/30 08:58 ID:6nwBbEV4
104 :
名無シネマさん :02/06/30 12:28 ID:DCMy48ZD
105 :
名無シネマさん :02/06/30 13:00 ID:ckMxdKt7
NHKとかのBSデジタルとかだといいのかい?>クリアな映像。
106 :
名無シネマさん :02/06/30 13:03 ID:6klkTwS7
邦画と洋画を比較する奴は所詮素人以下
107 :
AAA AMERICA AUTOMATIC ASOCIATION :02/06/30 13:04 ID:AGyrIoLq
新しい生活へ飛び出そう。
今や、日本経済再生のためには、衰退産業から、発展産業、IT活用情報ビジネス、
新しいシステムへの労働力の移動、企業家精神保有者の育成が不可欠。
デジタル、インターネット等IT関連は使い方次第で、個の力を何倍もの力に変えることが可能です。
費用対効果で他の媒体にこれより優れたものは無いでしょう。
それを船井幸雄やハーバード大学での講義さえある21世紀型流通の姿ともいわれるMLM
に活用してみましょう。
興味のある人は、ぜひ以下のホームページを御覧ください。
http://ailove22.fc2web.com/lpd/index.html
108 :
名無シネマさん :02/06/30 13:20 ID:3JvDZHs+
色調の違いは肌の色の見せ方からくるんだと思ってたけど。 日本人って、肌が赤系や褐色系になるのを嫌がるんじゃないのかな。 アメリカ映画とかでも、白人だと健康的な褐色がかった肌で映るけど、 そのかわり東洋人だと、どす黒い褐色のてかった肌だし。
109 :
名無シネマさん :02/06/30 13:25 ID:lRdTgzrs
なんでいまだに時代劇は7,80年代くらいの画質でやってるの?NHKの大河以外。
110 :
名無シネマさん :02/06/30 13:42 ID:ckMxdKt7
あー、白人も黄色人種もどこか共通の肌色を目指してるッぽいよね。 白人が肌色(白色ではなく)写るようにすると俺らは黄色黒くうつる。
ハリウッドでは、マスターのネガから子ネガをつくり、 そこからポジを起こす。 マスターネガは大事に保管される。 さて、昭和30年代日本映画の黄金時代。 (年間500本だよ。(驚)) マスターネガから直接ポジをどんどん作り、 全国の系列館へ発送。 当時消防だった私の脳裏に今もあの素晴らしい色が残っています。
112 :
名無シネマさん :02/07/01 12:13 ID:g4uOOIS6
きれいな映像を撮れる機材はそろっているが、あえて汚く撮るのと 汚い映像しか撮れないのに、これは演出でわざと汚く撮ってる言い張るのは区別して下さい なんかあまり、みんな映像にこだわってないような気がする TVドラマや、邦画の映像にみんな腹が立たないの? アメリカに10年ぐらい先行かれてるのに・・・
113 :
名無シネマさん :02/07/01 12:15 ID:9Ykauu3c
一番先行ってるのは北欧方面の方の映像だと思うが。 ハリウッドは工業製品的だよね。
114 :
名無シネマさん :02/07/01 16:54 ID:g4uOOIS6
まあ、ともかく今日は、ドキッチを見よう
116 :
:02/07/02 16:46 ID:kbLLeewd
HD24P ヴィドックが世界初らしい スターウォーズ2やリリィシュシュとかピンポンとかもこれで撮ったらしい SONYすごいね
117 :
名無シネマさん :02/07/02 16:52 ID:dq6WmRjf
>>116 映画の出来はともかく「模倣犯」「千年の恋」もそうだよ。
118 :
名無シネマさん :02/07/02 18:28 ID:DClaWZaX
単にフィルムが安くて、ライト機材に金がかかってないからだよ
119 :
名無シネマさん :02/07/02 18:36 ID:Jmcz7Wqh
ピンク映画がすべてソニーの24pかパナのバリカムになってから 邦画の画質が向上するような気がする。 フィルムのうちは無理でしょ、きっと。
120 :
名無シネマさん :02/07/03 01:20 ID:BiXVgxdO
最近はそうでもないけど 60年代くらいの邦画のTV放映を観ていると 妙に画面が赤っぽい色調になることが多くて 安い赤の国のフィルム使ってるせいかな? なんて思っいながら観てた。
121 :
名無シネマさん :02/07/03 02:01 ID:afTO++UF
>>120 それはフィルムが劣化してるだけ。
同時は赤くなかったじゃん。
日本製のムービーキャメラというのはないのでしょうか? 邦画もすべて、パナフレックス、アリフレックス、ムービーカム等々使用?
123 :
:02/07/03 03:55 ID:5DkaZO0L
日本製の映画カメラはありません。8_ならありますが。 パナ アメリカ アリ ドイツ ムーヴィーカム オーストリア
>>121 劣化かいな。ほうかいな。
予算がないからソ連製のフィルムを使ってるのかと思った。
125 :
名無シネマさん :02/07/03 04:21 ID:FLSUXT1m
日本のCMはすごくきれいな画像が多いのになぜだ。 ちょっと前のサントリーのマトリックス意識したCM の画質なんかすごいきれいだなぁと思ったのに この差はいったいなんなんだろう?
126 :
44444 :02/07/03 04:26 ID:V1J1Ygtr
127 :
名無シネマさん :02/07/03 08:03 ID:VKvHFwb9
>>116 仮面ライダーアギトはとっくにやってたじゃん>HD24P
128 :
名無シネマさん :02/07/03 08:11 ID:4tm47Gv9
>>125 直接の答えではないけど、日本の映画とCMではまず予算がぜんぜん違う
ましてやCMは15秒30秒なので、時間あたりのお金の密度がはるかに濃い
129 :
名無シネマさん :02/07/03 08:18 ID:VKvHFwb9
金の問題じゃねーよ。 考え方の問題だもん。 HDカム使うと長々と回さないかぎり予算一緒じゃん。
130 :
名無シネマさん :02/07/03 14:58 ID:km9dwyev
模倣犯がHD24Pってことは期待していいってことですか? それとも、これほんとにスターウォーズ2と同じカメラ!?って感じなんですか?
132 :
名無シネマさん :02/07/03 17:58 ID:VKvHFwb9
何もわかってないのか(w たとえば30分の尺でHD24Pシステムで予算組むのと 適当な35mmでシステムで予算組んでごらん。
133 :
名無シネマさん :02/07/04 03:05 ID:d4d4hX1h
>>132 さんは、映像の美しさはけっきょく機材で決まると考えてるのですか?
134 :
名無シネマさん :02/07/04 04:20 ID:kSGotQAO
HD24Pっていうのはどれくらい高価なんですか?
135 :
131 :02/07/04 10:57 ID:KEY1LwP1
>>132 予算面しか見てないね。でも予算配分とかってのも大事やね。
機材スペック面で言ったらレンズ的にも違いがあるっしょ、かなり。
CMと邦画の画質の違いだけど、、、 現場で見たら一目瞭然だが、ライトの数がまず違う、 ワンカットにかける時間もな、 アメリカの学生映画以下だからな日本の映画の設備と予算と画質は しょうがないよ
137 :
名無シネマさん :02/07/04 18:15 ID:9yXmWG0f
>>136 そこまでひどいのか・・・(;´д`)
ナースのお仕事4も高視聴率だし・・・絶望的だ
アニメに期待するしかないか
138 :
名前なし :02/07/04 18:25 ID:FGI+zH77
>アメリカの学生映画以下だからな日本の映画 ショック…
139 :
名無シネマさん :02/07/04 18:28 ID:s019+pM/
アニメも底をついてます
アメリカの学生映画でも賞取る奴らは何千万とかかってるしなー でかい大学なら無料で機材使えるし、 大体アメリカではトラックごと機材持っていって、そこから好きなだけつかう 日本は必要と思われる物だけもっていってつかうから、応用が利かないし自然とセコくなる。
たまたま映画の撮影に出くわしたことがある。 テレビの撮影はよく見かけるが、映画はめずらしい。 そしてその規模に圧倒された。 はっきり言って軍隊のようだよ。 照明などの機材がトラックに入って4台分。 その他スタッフがぞろぞろと30〜40人。 「こりゃ金掛かるわけだ〜」と思った。 こんなにして、一体何秒のシーンを撮ったのだろうか?と考えると 気が遠くなるよね。(おそらく1分に満たないシーンだったのだろう) 100万〜200万なんて軽く飛んでゆくのだろうね。 さて、このロケがなんの映画だったかはわからないのだが、しょせん邦画だ。 そこまでやっても知れてるのだから泣けるよな。
湿度が高いから肌がテカテカしてます。
白人がカサカサしているだけです。
144 :
名無シネマさん :02/07/04 19:27 ID:UKC7RJ47
撮るものにもよるんじゃないか? 日本ののどかな田園風景とかはビデオで撮っちゃいけないとオモウヨ
145 :
名無シネマさん :02/07/04 19:49 ID:OoZFo8BD
小津安二郎の「秋刀魚の味」っていうカラー作品をビデオで見たら 鮮やかな色彩でびっくり。 もう本当にアニメーションかと思うようなクリアな映像だった。 今あの頃の総天然色系テクニカラーを再現するのはムリかな?
146 :
名無シネマさん :02/07/04 23:53 ID:Ksz7/ggq
>>141 テレビドラマも規模の大きいのありますけどね。
以前に黒沢清監督の「CURE」の撮影現場を見たことあるけど、
その時はさほど大きなチームじゃなかったですがね。
(その場所のシーンは、本編中では2秒ぐらいしか使われてなかった。。。)
>>144 「リリィ・シュシュのすべて」はHDとはいえ一応ビデオで田園風景撮っちゃってますけどね。
>>145 ムリではないでしょう。技術的には。
147 :
名無シネマさん :02/07/05 00:12 ID:DjMLdT03
>>145 小津映画ってアグファ使ってるんでしょ?フィルム。
一種独特な色合いだよね〜。
>>141 前に伊丹の「マルサ」のドキュメンタリーで(周防が撮ったヤツね)伊丹が言ってたけど、
映画制作費っておおまかに考えて、1日300万円かかると考えるそうだよ。
だから1ヶ月かかる映画はほぼ1億円映画だと。
148 :
名無シネマさん :02/07/05 00:19 ID:KwqXpUhx
>>147 1ヶ月で1億円。
やっぱロバート・ロドリゲスって偉大だね。
デビュー作は100万以下で作ったって言うからね。
149 :
名無しさんは見た! :02/07/05 00:31 ID:guyAKXkz
教えてください フィルムの16ミリや35ミリって言うのは 何のサイズなんですか? フィルムの幅ですか???
150 :
名無シネマさん :02/07/05 00:35 ID:bCLEal0Y
151 :
名無シネマさん :02/07/05 01:04 ID:KwqXpUhx
>>150 いや、ロドリゲスは一般公開→ビデオ発売→続編「デスペラード」製作まで
漕ぎつけたから立派なプロだと思うがね。
>>149 何を見た!のか知らないが、そーですよ。
152 :
名無しさんは見た! :02/07/05 01:06 ID:guyAKXkz
>>151 どうもありがとう
サイズが違うと画質も変わるのですよね?
大きいサイズのほうが画質はいいのですか?
153 :
名無シネマさん :02/07/05 01:10 ID:9CF1GRat
>>145 >>147 も書いているが小津は今は亡き?アグファのフィルム(映画のね)を使ってました。
色々調べて何かの発色が一番良かったのだとか。
小津はカラーにしてから色の配置には凄く気を使っていたからね。
観てるとポイントとして赤や黄色の小道具を置いたりしてるから。
それとテクニカラーってのは昔の総天然色映画を言うんじゃないから、お間違いなきように。
テクニカラー社独自の現像?方法でプリントされた映画のことを言うので、念のため。
今は技術的に、それを行う所がないので再現は無理です。
でも最近、テクニカラープリントを再び行っている所があるとか。
「パールハーバー」がそうだったみたいよ。
でもやっぱり昔ほど良い色ではなかった、と詳しい人が言っていました。
興味があれば検索してみれば映画史の一つが学べると思うよ。
154 :
名無シネマさん :02/07/05 01:15 ID:9CF1GRat
>>148 >>151 ロドリゲスの一本目は自主製作でしょ。
僕たちが観たバージョンはメジャーからの資金援助を受けてポスプロやり直してるから
総製作費があの金額と思っちゃいけない。
撮影だけはあのバイトで稼いだ金で作ったかもしれないが。
その後のロドリゲスは日本の映画なんか足元にも及ばない製作費で映画作ってます。
因みにピンク映画は35mmで製作費は300〜350万円です。
155 :
151 :02/07/05 01:17 ID:KwqXpUhx
>>153 そっかアグファは映画フィルムはもうやってないんだっけ。
スチールのフィルムを切り貼ってやるしかないのか…。
(んなことやるかっちゅーの。)いろいろと納得。サンクス
>>153
156 :
151 :02/07/05 01:19 ID:KwqXpUhx
>>154 それは知ってますよ。
でも、あれぐらいのパワーを持った日本人は小沢仁志ぐらいしか知らない。
アグファは赤がキレイ。 コダックが黄色。 富士は緑がきれい。 なぜかネガフィルムの箱と同じ色。
158 :
名無しさん :02/07/05 01:44 ID:hm5liYQr
>157 えー 気のせいじゃない?
オルボという名前を聞いた覚えがあります。 んなフィルムは存在しますか?
160 :
名無シネマさん :02/07/05 02:17 ID:DjMLdT03
>>157 それに昔さくらカラーはピンク(肌色)がきれいと言われたね。
今のコニカ。
昔から箱の色がフィルムの発色特徴といわれてたよねー。
161 :
名無シネマさん :02/07/05 04:51 ID:jQYt03Iv
>>151 「エル・マリアッチ」のスタッフに撮影当時、正当なギャラを払っていたと思うか?
出世払いのギャラなんてプロの仕事ではない。
映像業界におまえみてーな知ったか馬鹿がいるから、
何時までたっても映像に金が掛けられないんだよ。
162 :
名無シネマさん :02/07/05 09:35 ID:qOj7ksZh
昔、日本で手に入るカラーフィルムがあんまり良くないこともあって、ライトを隅々まで カメラの方向からばっちり当てる様にしてようやく見やすい画像にしていたという 文化がそのまま残っているというのを何かの本で読んだけどなー。 全てがばっちり見える>綺麗な画像、という昔の考え方が根強いみたいだよ。 つまり西洋絵画みたいな上方からのレンブラント照明とちがって、日本映画の画面てあまり 明るいとことくらい所の差がないような気がする。むしろそうすることが正しいと 考えてるような・・。
163 :
名無シネマさん :02/07/05 09:45 ID:ON076E36
ビデオの理想ってまさにそうだよね。 どこでもちゃんと映る。
>>162 また、そんな嘘をさも本当のように書いて。
妄想ですか?
まぁ、ここのはそういうところだけれど、ちょっと嘘書かれると反応しちゃうな。
フィルムの感度なんて日本もアメリカも一緒よ。
貴方大映の時代劇とが観た事ないでしょ。
日本のライティングが全てカメラ方向からあててるって・・・・?
これ聞いたら照明部の人間怒っちゃうよ、と言うか日本の映画すら観てないでしょ。
観てたらこんな事言えないもんな。
>>161 お前みたいな書き方するやつがいるから、スレッドが閑散としてしまうんだよ。
>>166 お前みたいな書き方するやつがいるから、スレッドが閑散としてしまうんだよ。
168 :
亀頭の匂い :02/07/06 16:05 ID:Ny/gD+HS
オレみたいな書き方するやつがいるから、スレッドが閑散としてしまうんだよ。
そうだよ。反省しろ。
171 :
名無シネマさん :02/07/06 22:43 ID:9U6Ibkxm
ピンク映画関係者ですか?
172 :
名無シネマさん :02/07/07 02:34 ID:A+awDl8U
ここしばらく書いてる奴等は、ミュージックビデオやコマーシャルフィルムにも及ばない 日本製映画とやらの映像をせこせこ作ってる人たちですか? ていうか、韓国映画の撮影や照明がここ数年で良くなったような気がするが、もう日本を 超えてるのかね奴等は?
173 :
名無シネマさん :02/07/07 02:47 ID:6pkbEak4
>>172 ちゃうちゃう。
日本映画は退化しちゃってんのだ。
特に画面作りに関しては明らかに退化してる。
でも全部じゃないぞ。
メジャー作品(東映、東宝、松竹)なんかが全滅(に近い)。
>>164 じゃないけど、ホントに昔の大映映画とか見てみ。スゲーから。
174 :
名無シネマさん :02/07/07 03:08 ID:JV4uoa5V
172です。
>>173 たしかに市川雷蔵没後30周年のときにはびっくりし通しでした。
雷蔵の存在感や演出や美術がすごいのか、と思ってたけど、映像の垢抜けぶりも
いまおもうとそこらのヨーロッパ映画には印象負けしてなかったなあ。
(そういえば、宮川一夫追悼特集にもいってたんです・・・)
あれほどじゃないが、3年ほど前に観た内田吐夢特集も、宮本武蔵シリーズの
ちょっとカラフルなややコクのある映像に今の暗いメジャー邦画にない楽しさを
覚えたことも思い出す。
たくさん観てないんで分からないけど、昔の最高峰とくらべるほどの日本映画は
いまどこに?とかおもっちゃうな。
むしろ韓国映画の方が垢抜けてるものがあるよ。ブロックバスター馬鹿大作でも
映像だけはカッコ良かったり、単館系なんか観てみ。
香港は、映像は日本とは別の眠さだささがあると思うけど、「少林サッカー」や「ミッション」
なんかは、それを全く気にさせないところがある。
「映画くらいアジアのびりっけつでも日本人のアイデンティティは少しも揺らぎはしない」、
といいたいところだが、なにしろ映画のことだもん、私にはそうはとてもいえない。
175 :
名無シネマさん :02/07/07 04:14 ID:YoZdKrXr
で、HD24Pっていくら?
176 :
名無シネマさん :02/07/07 06:50 ID:xQ+aPIbn
とにかく今の邦画は映像が薄暗いのが多い。 例えば昨年ヒットした「冷静と情熱の間」。 公開時、内容はさておきヴェネチアの映像はすごく綺麗…みたいな こと言ってる人多かったと思うが、私は最初から映像の薄暗さが気に なって楽しめなかった。 「ハンニバル」がやはりヴェネチアが舞台で鮮やかな映像だっただけに この差はどこから来るのか、と。 邦画は別にハリウッドのマネして銃撃戦や爆破シーンなんか取り入れること ないが、映像面ではもっと金かけてほしいと思う。
177 :
うしし :02/07/07 14:25 ID:aXfPOONZ
どうせ誰も見ないんだからどうでもいいじゃん
178 :
名無シネマさん :02/07/08 12:44 ID:++ShRXxF
朝のテレビでたけしの新作の映像が・・・・・ すごく綺麗だったよ。
179 :
名無シネマさん :02/07/10 23:44 ID:77p0smBN
>>178 ときーーーーどき、いいカメラマンをいい状態で使ったりすることがあるんだよね。
日本でも。
>>179 たけしの映画は(今回もそうなのかわからないが)「その男凶暴につき」「キッズリターン」以外は
いつも同じキャメラマンだよ。
柳島克巳。
この人の他の映画は「GO」と「走れイチロー」だ。
181 :
名無シネマさん :02/07/11 00:28 ID:bqRZSKJu
>>178 たけしはもう金もスタッフもキャストも選び放題の立場に
なったからねえ。
我が儘通せるっつーかさ。
通常の映画人はそうはいかない環境で踏ん張ってるわけで。
そこちょいと割り引いて見ないとツライよね。
あ、また叩かれそうなこと書いちゃった(w
182 :
名無シネマさん :02/07/11 15:23 ID:9e01O8VC
昔はたけしも低予算だった 金獅子賞、金熊賞、パルムドール いずれかもらえば予算も増える
183 :
名無シネマさん :02/07/11 21:33 ID:IcamwRQU
『ピンポン』の予告編を劇場で見た。 あれを汚いとはいえないと思うが、なんなんだろ。 被写体自体に問題があるのか。 一言で言うとプラスチックの積み木をきれいに撮影しますたって感じ。 ようしるにあいつら画面作りのセンスが無いんだよな。
184 :
名無シネマさん :02/07/11 22:33 ID:W5H87ALx
>>180 「Hanabi」は山本英夫さんではなかったでしたっけ?
185 :
名無シネマさん :02/07/11 22:36 ID:/cbCVPF/
「ナビィの恋」を見た人いる? PLフィルター使ったり、絞りを工夫して沖縄の風景を見事に写しとってるよ。 発色も凄くきれいだし、現在の邦画にもこんなに美しい色があるのかって感動した。 DVD化にあたってもテレシネ段階でかなりの補正を加えて最良の画になるようにしてそうです。 こんなふうに作品を大切に撮影、仕上げするスタッフって今は少ないのかなあ。
186 :
名無シネマさん :02/07/11 22:52 ID:UfkieIh5
>>184 「殺し屋イチ」も山本英夫さんでしたよね?
187 :
にがごい :02/07/11 22:59 ID:KSetJjp3
たけしの新作はどんな映画ですか
188 :
名無シネマさん :02/07/11 23:24 ID:Cr88D6jV
紫外線の量の違いでフィルムの質感が変わります。
ハリウットが撮った日本も変な色してるね。 妙にパステル画っぽい感じ。
190 :
名無シネマさん :02/07/12 01:03 ID:m6/DiZE5
>>183 ピンポンはフルデジタル撮影だからじゃないすか?
フィルムじゃないから。
191 :
名無シネマさん :02/07/12 12:25 ID:zyoUwG+2
>>186 そうですね、撮影も原作者も同じ名前ですよね。
192 :
名無シネマさん :02/07/12 21:59 ID:1cnnZeCK
藤原紀香が出ている「SPY_N」、めちゃくちゃ汚い映像。 それどころかピントもまともに合ってないよ。 撮影監督の力量とスタッフのいい加減さに呆れる。 これ見たら邦画も捨てたもんじゃないなって思えるんじゃないかな。 とにかく汚いしひどいです。
193 :
名無シネマさん :02/07/15 03:00 ID:9feMa5zX
>>192 香港はあまり感心しません。「少林サッカー」でも、特殊撮影はすごいが
映像はなんか薄暗くてきたない、と思いました。これは、娯楽だろうが
アート系だろうが香港一般にいえそうな気がする。(むしろ中国本土の方がキレイ)
194 :
名無シネマさん :02/07/15 03:05 ID:DDzA0zq4
現像かねぇ?水が悪いとかの問題じゃなくて、タイミングのワザ自体が
へたっぴのような気もするし、機材のような気もするし。
ジャッキーチェンの時代から全然変わってない感じするよね。
>>193
195 :
movie :02/07/15 12:41 ID:XK4odXVO
汚い映像も綺麗な映像もその映画の雰囲気に合えばいいとおもいます。 流行りを狙ったポップなものは、綺麗な映像と派手なカメラ割り。 深いドラマは暗い映像と長回しで撮るとか。
要するにカメラマンの技量が下がってきてる+制作費のせいで画面が悪いってことか? 現役だと篠田はいい画とるよね。そういうカメラマンの名前で映画みるのも 建設的かもな
>>193 でも「リトル・チュン」とか「メイド・イン・ホンコン」の
フルーツ・チャンとかは、「日本映画っぽい画質」をワザと狙ってる感じ。
いい意味でも悪い意味でも香港映画特有の場当たり的雑さがなくて、
目指せ日本映画っていうか、キタノ的映画っぽい。
198 :
名無シネマさん :02/07/15 20:55 ID:/ox5v/tl
>>195 それでも「SPY_N」は汚いだけなんだよな。
撮影技術、現像処理技術ともになってない様子。
汚くても「ショー・ミー・ラブ」なんかは雰囲気が出てたのに。
199 :
名無シネマさん :02/07/15 21:02 ID:MKprFSew
スラムのゴミタメでも歌舞伎町の雑踏よりは綺麗にみえる。 憧れもあると思うなぁ。
200 :
DVスレの人 :02/07/15 22:51 ID:k17oMuvx
見方って言うか意識の問題なんだと思うよ。 意識が勝ち組じゃないと「どうだ綺麗だろ凄いだろ恰好良いだろ」って絵は取れないよ。 本気で恰好良いもの作ってる自覚って言うのかな。 いつだったかなぁ、国際学生映画祭見たいなのの紹介番組用に目ぼしい出品作品の カンパケVが積み上がってたんで、暇な時間にずーと見てたんよ。 オーストリアかなんかの学生さんの作品みてたまげたね。日本が題材なんだよ。 芸者や相撲取りがジャンプするペプシのCMみたいな“トンデモニッポン”じゃないよ 伝統文化って奴から根本的に隔離された様な近代建築群の間をモノレールが走ったり、 ビル一面に書かれた家電量販店の宣伝文句なんかものすごくテクノ。 役者さん(男女とも日本人)は現地で調達したアカデミーつながりな美大君達なのかな? 一様に背は高くなくて、体も肩も細くて、服はポップで近代的。 こーゆーのアニメ体形っつーかアニメキャラっていうのかな? 日本という題材が外国映画に出てくるたびに、 チョットこの“ニッポン”は変じゃない?って思うことが多いけど。 カッコ悪い方に変な場合と恰好良いほうに変な場合がある。 こんなにこの国が恰好良いのは変だろう?って題材が得意なのは、往々にして外人監督な 場合が多いような気がするな(ハリウッドなんかみてると)。 アメリカ人がアメリカ国内を題材にしたドキュメントとかみてると“フリーウェイ沿いの カーインレストラン”が“国道沿いのファミレス”にみえるんだよね、ちゃんと。 日本映画とハリウッド映画の大きな違いの一つに 外人監督がいるかいないかって問題があると思う。 この違いはもっと興味持たれても良いんじゃないかな?
201 :
名無シネマさん :02/07/15 23:08 ID:h0t8V7qg
>>199 湿気とかスペクトルの違いのせいで日本の空気で撮るとホワーンとしちゃうのよ
ジャッキーの香港撮りの映画と「七福星」みたいな日本ロケの映画を見比べると歴然
ブラックレインでああいう空気感を出せたリドリーは凄い。漂流街の三池組も大したもん。
202 :
名無シネマさん :02/07/16 08:31 ID:yb1+mB66
この頃、目から鱗なことが多い。
>>201 リドリー・スコットが「ブラックレイン」で撮ってみせた大阪の街が
日本の映画人に与えた影響は大きいんじゃないかなあ?
「ああっ阪急の駅がヨーロッパの駅みたいに見える」
「湯気を立てただけで魚河岸がニューヨークに見える」
・・・だけじゃないんだけどね。(w
でも、素人目にも日本人監督の撮った日本じゃない日本がそこにはある。
アレ以前と以後で若い映画志望者の意識は変わったんじゃないかなあ?
204 :
名無シネマさん :02/07/17 01:37 ID:0O5h65dx
>>196 あんた何モンだよ
エラソーに映画撮影の何を知ってるの?
バカらし
オタクはこれだからイヤんなるぜ
>>204 いまさら何言ってるの?
このスレは玄人さんなんて来てないさ、元々。
206 :
玄人 :02/07/17 03:50 ID:dithMXrE
はい、来てみたよ。
207 :
名無シネマさん :02/07/17 05:57 ID:J/1Hfwj+
>>200 なんとなく言ってることワカル!
ある意味文化的に鎖国状態なのよね。
アニメやゲーム、プロダクトデザインの世界では
外人スタッフが結構いるらしいね。
日本に憧れて、外国から切り込んでくる
クリエーターが意外に多いのだとか。
映像の世界ではまだまだそう言うのが少なそう。
208 :
名無シネマさん :02/07/17 17:53 ID:GTmjV8Cx
>>207 逆に日本からもバンバン外国に出ていくべきでしょうね。
209 :
名無シネマさん :02/07/19 13:56 ID:7ecyX63i
某所コピペ いささか旧聞に属することかもしれませんが、最近になって、ようやく北野武監督、 原案の「Brother」を見ました。で、驚いたというか、妙に不思議な気分になった のは、作品の出来についてはともかく、それがロサンゼルス界隈を中心とした アメリカ南西部で製作されたにもかかわらず、でき上がった「絵」は完ぺきなまでに 日本映画のそれであった、ということです。 以前、コラムのほうの突っ込み等で日本映画独特の「絵」、つまり暗めな画面の それについてのことが言われていましたが、日本国内で製作されたものなら ともかく、こっちでやってもそうなんだと、いわく言い難い妙な気分になった のでした。 で、この作品が製作されたときに関わったという、こちらの人に話を聞いた ところ、チーム・キタノという日本人スタッフが大挙して押し寄せ、けっきょく、 実際に撮影したのは、彼らであったとのことでした。いちおうユニオン・ルールが あるので、それぞれの役割の現地スタッフは現場にいるも、それは業界対策の お飾りで、実際の仕事は日本からやってきたスタッフがやっていたというのです。 てことは、日本映画特有の「絵」というのは、やはりシネマトグラフィーにおける 「絵作り」にあるのではないかと、強く思った次第です。話を聞いたこちらの 撮影関連スタッフも言っていましたが、照明とか撮影はテキパキと、実にアッケラ カンとした感じで進んでいくので、当初、現場ではある意味、「あ、これで エエんだ」という新鮮な驚きがあったそうです。 しかし、でき上がった作品を見て、「ああ、やっぱり、ああいうふうにやると 絵が荒くなるよな、当然だよな」と思ったそうです。
210 :
名無シネマさん :02/07/20 10:47 ID:CHwdc1qp
>>209 やっぱり作業も映像も雑なのか・・・鬱。
211 :
名無シネマさん :02/07/20 10:52 ID:4wuEtRno
照明などは古い物を使っているのでしょうが、 ハリウッド映画ではフィルムはコダック製を使っている作品が多く、 セピアっぽい色合いが出ます。
212 :
名無シネマさん :02/07/21 16:06 ID:Is29QNT3
大不発の五条霊戦記のカメラワークとCGに少し萌えましたが何か?
213 :
名無シネマさん :02/07/25 14:41 ID:JtPS+Y14
コダックは白人が肌色に 黄色人種は黄色黒くうつる。 黒人は黒々ツヤツヤ。 富士は白人は白く赤ら顔に 日本人は肌色に写る。 黒人は美しい褐色に。 あと事故の少なさは世界一。 アメリカでフジを使うのは予算のある作品。
214 :
masaya :02/07/25 18:13 ID:HPC9Ef6O
三池の映画、って全部ビデオ撮りなんだって・・・。
215 :
名無シネマさん :02/07/25 22:24 ID:rrdWXsBH
最近、フジのフィルムがかなり性能Upしてるようですが、 コダックってどうなんでしょうね。業界内での評価は。
217 :
名無シネマさん :02/08/02 23:45 ID:mUI41jyU
世界的にはコダックが主流だよね。日本はどうなのか?
最近だとフィラメントが最悪だった。
日本映画界には左翼が多いので オシャレで豪華な画面作りなどしようものなら 「ブルジョア的だ!逝ってよし!」 などと罵倒されサボタージュされるので できるだけ貧乏臭い絵作りを心懸けないと やっていけないのです。
220 :
名無シネマさん :02/08/06 03:53 ID:o7/zMI91
貧乏age
あと10年もしない内にDV撮影がメインになると思うんだけど、 そのときにどうなってるんだろう?と思うねえ。
222 :
名無シネマさん :02/08/06 12:41 ID:cDJNTtEP
223 :
名無シネマさん :02/08/06 16:38 ID:fava/t6S
あああ、本職が暴露しちゃた。もう邦画は駄目ぽ
224 :
名無シネマさん :02/08/06 18:28 ID:/4WmX7rl
日本の映画がブルーっぽいのは蛍光灯の明かりの元で生活してきたからだ、 という説もあるが。 だから、青っぽくてもそれが普通みたいな。 あと、映画館で見て画面が暗いとか言ってる場合、 映画館がけちでへたった映写機のタマ換えてない場合が、あるので注意。 これで、かなり画面の印象が変わる。びっくりするぐらい。
225 :
名無シネマさん :02/08/07 03:19 ID:UQFVVl36
226 :
名無シネマさん :02/08/07 18:07 ID:Wp93Q4jf
>>222 北野ブルーの立場は・・・
一度でいいから見てみたい、きれいな映像の邦画を
バック・トゥー・ザ・フューチャーみたいな邦画は無理かなあ・・・無理だね
>>222 だから、パヤオはワザと『千』を赤くしたのか・・・
とボケてみせるテスト
228 :
名無シネマさん :02/08/07 22:17 ID:adVcDh4+
このスレの最初のほうで全盛期の日本映画はすごいっていってた人いたけど、 30年代の時代劇ヒーローもの(題名忘れた)をWOWOWだかでやってたので観たら 照明もカメラワークも凝りまくってて驚いた。全体に漂う重厚感が最近の邦画と全然違う。 話も結構おもろいし。
229 :
名無シネマさん :02/08/07 22:43 ID:UKBsTCq+
230 :
名無シネマさん :02/08/07 23:14 ID:JOtiyRcZ
好みとか、欧米コンプとか言ってたしたり顔の奴 ばーか、ばーか、ばーか。
231 :
名無シネマさん :02/08/08 00:01 ID:9ed+JTiL
正直、北野ブルーはウザイ。普通に見せてくれ、全然きれいじゃないんだよ。
232 :
名無シネマさん :02/08/08 00:10 ID:bTzV/pX2
とりあえず、田村正毅、篠田昇、長田勇一の三人のキャメラは本当にすごいと思う 1に観て欲しい。
233 :
名無シネマさん :02/08/08 00:15 ID:9ed+JTiL
宮川一夫も入れてくれ。
234 :
名無シネマさん :02/08/08 00:33 ID:bTzV/pX2
>>233 とりあえず現役の人にしといたの。
昔はよかったけど今は、、、って友達にこの前言われてね。
諏訪敦彦の新作ってゴダールのキャメラマンって聞いたけどそれがどんな感じなのか気になる。
235 :
そーですか :02/08/08 01:34 ID:f2SQrPJY
>>204 あんた何モンだよ
エラソーに映画撮影の何を知ってるの?
バカらし
オタクはこれだからイヤんなるぜ
と言う本当にあなたは何者でいらっしゃいますか。
キット名のアル方なのでしょうね。
236 :
名無シネマさん :02/08/08 04:47 ID:WX7c4Sz4
みなさんアホですか? 照明ですよ照明 予算が向こうとはけた違い ブラックレインなんかは反対側のビル群にバカでっかい照明何発も当てまくって あの絵ができるの 大阪中の電気つかったんじゃないの?w カメラ、フィルタワークもあるけど照明が一番の原因でしょ 俺は悪いとは思わないけど>皆さんが「汚い」っていっているもの
237 :
名無シネマさん :02/08/08 05:11 ID:ph8p0fyb
>>234 >諏訪敦彦の新作ってゴダールのキャメラマンって聞いたけど
えっ、もしやラウル・クタール?
クタールは大島渚の「マックス・モン・アムール」もやってたな。
238 :
名無シネマさん :02/08/08 12:09 ID:b0gPKs1Q
>>237 たしかポネットを撮影したキャロリーヌ・シャンプティエだよ。
女性キャメラマン。
239 :
名無シネマさん :02/08/08 13:29 ID:c2kd16zC
>>236 >俺は悪いとは思わないけど>皆さんが「汚い」っていっているもの
というか、ハリウッド・ルックを理想とすれば、それ以外の撮影はすべて否定されて
しまうけどね。イラン映画とか観ても、汚い、って言うのかな、そういう人は?
香港映画の撮影はひどいと言うが、メジャー作でも平気でフィルムにキズがついている
ことが多いように、現像とか後処理の問題ではないかと思う。
田村正毅なんか、ライトを使い過ぎないことに命張ってるらしいけど、別に汚くは
ない。ピンクの小西泰正とか、ほとんどライトは使っていない(というか、使えない)
と思うけど、あれだけ綺麗な絵が撮れるんだから凄い。
予算もライトもあった方がいいけど、単純に、そういう問題ではないと思うんだ。
ハリウッドルック派の人には、そういうのも否定されちゃうのかな?
240 :
名無シネマさん :02/08/08 13:45 ID:mTMqIt2e
要は腕の差ってことなの?
241 :
名無シネマさん :02/08/08 13:53 ID:Ly3DEvzY
一部の例外取り出して、全体が大丈夫のような風に話を摩り替えるの 止めようよ。 もっと批判されてしかるべき部分なのに。 脚本が良ければ、画質は多少我慢できるが 画質が良ければ、もっといいに決まってるでしょうが。 音質についても同じことだ。
242 :
239 :02/08/08 14:26 ID:yYJOVamq
>>241 >一部の例外取り出して、全体が大丈夫のような風に話を摩り替えるの
>止めようよ。
そういうワケではないと思うけど・・・
>画質
>音質
そもそも、各人が「これがいい!」と信じているモノが違う、価値観が違うのでは
ないか? と思うのですが。それが違うままに、「画質が良ければ、もっといい」
と言い切るのは、いかがなものか。音質にしても同じこと。
243 :
名無シネマさん :02/08/08 18:18 ID:LKrRPuZQ
だから、わざとボケた感じにするとか、 粒子が粗い感じにするとか、 青くするとか 赤くするとか 狙ってそうしてんならともかく 金が無いから、手抜きで、自覚無く、 ざらざら、暗い、青っぽいじゃ 金取るなってことですよ。
244 :
名無シネマさん :02/08/08 19:40 ID:i9k/lhJS
っていうかその一部の例外ってのが国際的評価を一身にうけてるんでしょ。 でもあんまりクリエイテビティを感じないキャメラってホントにあるよな。 学生がとった16mmと同レベルのなんていっぱいある。
245 :
名無シネマさん :02/08/08 19:43 ID:3SFNUWdm
⊂ヽ Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \(*゜Д゜) < ハァ? /⌒ \ \________ (_人_ノ ) つ ( ( (_)
246 :
名無シネマさん :02/08/08 19:48 ID:oqf4LjE1
よく分らないので、謙虚に。 個人的には、 イラン映画 - OK ハリウッド - OK インド映画 - OK ヨーロッパ映画 - OK 最近の邦画 - NGなものが多く感じる
247 :
名無シネマさん :02/08/08 22:27 ID:xFgXK365
>>246 もっと具体的に書いてみようよ。作品名とか。
248 :
名無シネマさん :02/08/09 17:10 ID:Fx2Ci+g6
「海は見ていた」 これ、時代劇だから映像が暗いのは良しとして、 最後、クライマックスで、星空をバックにいいシーンがあるんだが、 もろ合成バレバレで萎え〜。 おい、1970年代から進歩ないのか。 もうアホかとバカかと。 たしかジョージルーカスのマットペイントチーフは日本人らしいじゃねえか。 連れてこいって。
来ないって
250 :
名無シネマさん :02/08/09 17:14 ID:uQyaQriX
251 :
名無シネマさん :02/08/09 17:30 ID:Fx2Ci+g6
「ウォーターボーイズ」 おい、青春夏真っ盛りの熱い映画だろ。 寒々しい曇りのシーンが多すぎるんだよ。 もうちょっと晴れの日待てよ。 画質も悪すぎ。
252 :
名無シネマさん :02/08/10 10:24 ID:oqhhKsbV
いっそ白黒にもどせYO!
253 :
名無シネマさん :02/08/10 10:53 ID:CzXgxh/5
黒澤清って、恐怖感<<<<<<<不快感なんじゃい、 画面が暗い&粒子粗い&セリフが不自然すぎて。 そんでもって言い訳がましく「ほんとうの恐怖とは」を語られてもなあ。 着想の時点にしか頭使ってないんじゃない?いい場面はいいから、多分そこを 思いついた時点で自己満足して終わってる気が。 日本映画って言い訳に満ち満ちてるトコが嫌い。もっと徹しろよ、 映画はてめえのマスターベーションじゃねえと目覚ませ。
割と評価が高かった「顔」ってのみた。 あれはやっぱ、俺みたいな素人には 感じれない映像美かなんかがあるんでしょうか? 面白そうなお話なのに、あの画面とボソボソシャベリには まいった・・・。
255 :
名無シネマさん :02/08/10 14:16 ID:eQfhrCDD
256 :
名無シネマさん :02/08/10 15:22 ID:u7jqM7qd
いきなりヘリに追われているバイク野郎。その上空から一人の 男が別の飛行機から豪快にダイブ!!そして走っている車に飛び移る。 男はヘリをマシンガンで攻撃、ヘリは大爆発!!バイク野郎を助ける。 立ち止まる男、バイク野郎は女。男の正体はトム・クルーズ、女の正体は グウィネス・パルトロウ。キスする二人。そこに高笑いする悪人ハゲ登場。 ケビン・スペイシー。その隣にはミニサイズのハゲが、ダニー・デビート。 笑うハゲ二人組。そこでカットの一声。監督スピルバーグ。 みんなは踊りだす。なんとスピルバーグまでも。以上 オースティンパワーズ・ゴールドメンバーのオープニングでした。 この映画はオープニングだけ、あとはカスだったヨ★ イエェーイ!ベイベー!イエェーイ!!
257 :
名無シネマさん :02/08/10 18:07 ID:euyWmDzc
海は見ていたもウォーターボーイズも 脚本はいいのにもったいねえって感じだな。 脚本の悪そうなのはそもそも見に行かないし、 「赤影」「東京マリーゴールド」 映像は邦画にしちゃ綺麗なんだが、脚本が悪いので話にならんと言う感じ。
258 :
名無シネマさん :02/08/10 19:21 ID:7F6gB8U6
259 :
名無シネマさん :02/08/10 21:18 ID:m/fqYDpr
260 :
名無シネマさん :02/08/10 21:40 ID:m/fqYDpr
「アヴァロン」 セピア色付けすぎ。 「ピンポン」 結構いい画質。 「ブラザー」 ハリウッドにしちゃ大したこと無いと思った。 「少林サッカー」 邦画じゃないが、近年まれに見るひどい画質。 アニメ 「となりの山田君」 おい、ふざけんなっつう水彩画風 「猫の恩返し」 千と千尋にくらべりゃ色が少ない 最近ので思い出しつつこんなもんかな。 洋画でひどい画質ってのはなかなかお目にかかれんね。
261 :
名無シネマさん :02/08/10 23:17 ID:iYg5e/nG
リッチな映像を得られるかどうかは、照明の多さが大きく影響するという解釈でよろしい? 質問: 被写界深度を深くするためにはスチールカメラの場合、光量を上げるかシャッタースピードを 長くするかすれば良いけど、映画用カメラの場合も同様ですか? 24コマ/秒といってもシャッタースピードが24分の1秒ということではないですよね? どのくらいの幅があるのでしょうか?
262 :
名無シネマさん :02/08/11 18:23 ID:lSiqnyRQ
「猫の恩返し」急に映像が安っぽくなったよね レザボアドッグスの映像好きだったなあ 雰囲気がサイコー!
263 :
DVスレの人 :02/08/11 20:22 ID:1XhHYbOA
山田君の映像や演出はかなりの高水準だと思うが。
(ただ面白くないうえに売れ線でもなかったのが問題なわけで)
猫の恩返しは色がどうのとか以前の問題。
原画のレベルがひどすぎ。(新人養成&人材発掘のための作品だしね)
ていうか邦画の映像の話って実写の話じゃなかったの?
>>261 まるで違います。
スチル写真家の違いで考えてみてください。
たとえばヨーロッパのファッションフォト見たいなものを思い浮かべましょう、
で、ホンマタカシやヒロミックス、アラーキーの作品を思い出してみましょう。
どちらが“リッチ”ですかね?(そもそもそういう問題じゃないですよね?)
あと質問の答
その通りです。シャッタースピードの幅はカメラ次第で大幅に変わるので
詳しくは8mmスレで聞くともっと専門的に教えてくれます。
↑ここでもコテハンで活躍か(w 余計な油売ってないで仕事しろよ。
265 :
名無シネマさん :02/08/12 02:13 ID:TBZlQ1eM
-\@l0?+P]:
『汚い』って主観的印象を表す言葉だからなあ。 糞を見てほとんどの人間が「汚い」と感じても そこに「美」を見いだす「ゲージュツ肌」の感性もった人だっているし、 ほとんどの人が美しいというモデル顔のおねーちゃんより そのへんのシロートのおねーちゃんのヌードに感性を刺激される天才もいる。 ただ、問題は突き詰めた果てのローテクと手抜きによるローテクが 一緒くたに語られちゃうことなんじゃないのかい?
うんうん、“突き詰めた果てのローテク”。 写真の真は真実の真ってね。 日本人にとっての実写映像って真実の延長みたいな雰囲気あるよね。 一方白人さんは油絵も写真も“所詮現実とは違う絵なんだよ”って 考え方が根本的な部分にあるんじゃないかと思うことが多々ある。 某有名カメラマンは「照明を一灯増やすたびに嘘の数が増える」って言ってた。 照明さんのほとんどは「奇麗だねぇ、このシーンはノーライトでいったの?」 って言われるのが一番うれしいと言ってるよ。 街までライトアップした揚げ句にバリンバリンのCG加工を加えるのより、 是枝裕和あたりが16ミリ片手にお散歩するのが日本風と言うか何というか。
268 :
名無シネマさん :02/08/12 18:02 ID:kK75MRAj
>>267 >日本人にとっての実写映像って真実の延長みたいな雰囲気あるよね。
その真実というものは、目で見て自分が感じたものに近いということですか?
それとも、以前見た、自分や誰かが撮った写真の映像に近いということですか?
カメラを通じた映像は、機械やフィルム、現像の性能などにより、「目で見た感じ」
とは異なることがありますよね。例えば、蛍光灯の下で撮った写真は、思った以上に
緑っぽくなるとか。
まさか、照明やカメラに何の加工もしない映像こそがリアル、と考える人は少ない
かと思いますが。わたしは目から入って脳内で再構成された映像に近いものが自分に
とってのリアルな映像、と考えています。
>>目で見て自分が感じたものに近いということですか? >>以前見た、自分や誰かが撮った写真の映像に近いということですか? うん、まぁ、おおむねそうともいいますな。 ・コダックの色は白人の目が見た色、だから白人が肌色に ・富士の色は日本人の見た色、だから日本人が肌色に とかいうまるで迷信な説明もあるほどです。 >>まさか、照明やカメラに何の加工もしない映像こそがリアル、と考える人 いや、そういうのもあるよ。 日本人ってそういう映像に対する信仰もかなりあるんじゃないかな。 まぁコレはまた違った話なんだけどドグマ的なこだわりってあるじゃん? 三脚なんか使ったら本物じゃねーヨみたいな。あんな感じです。
270 :
名無シネマさん :02/08/12 21:44 ID:LUJ4Kzgi
理屈こねて嘘ついてんじゃねえよ。 手抜き、低技術、低予算だろうが。 ボケ ボケ ボケ
271 :
名無シネマさん :02/08/13 00:14 ID:hXvaeu7M
>>269 の後半は単なる言い訳だな。
で、他には?
>>271 は皇帝にでもなったつもりらしい(w
で、他には?
技術と予算はほとんどイコールだと思うんだけど。 んで、技術が低いと手抜きに見えてくる。
技術低いのかなあ?最近話題になってる若手監督の映像ってケッコー ウソのない等身大な「ニッポン」や「トーキョー」を苦心して 巧く表現してきていると思うよ。 逆にアレをハリウッド画質でやられたらウソっぽくなるんじゃないの? 日本人はいくら背伸びしても西洋人にはなれない。でも、 だからこそ日本人にしか撮れない絵づくりだってあると思う。 そのへんをないがしろにして無い物ねだりばかり言ってると 日本画浮世絵を捨て泰西名画マンセーに走った過ちをまた繰り返しちゃうよ。
そー言われるとキツイが、 ほんとうに邦画の映像はこの路線で正しいともいえない訳で。 和洋折衷してきた国なんだし、観客を意識した姿勢くらいは見習ってほしい。 つーか、浮世絵って娯楽だったのか? やっぱ、邦画は娯楽じゃないと。
あー、ゴメン。よく考えたら大衆に降りてきた初めての芸術だか 美術らしいので娯楽かも・・・。
277 :
名無シネマさん :02/08/13 09:45 ID:ztJOXxeL
照明をちゃんと当てる が出来ないことなのか?
うぅむ、浮世絵って西洋で言う映画や絵画の様な作品と比べる事が難しい様な。
どっちかっていうとTVや漫画、ゲームとかアニメとかにあたるもんだよね。
国や貴族みたいな金持ちに揉まれて作られた大人の美術ではなく、作り手も見る側も
民衆が主役の“メディア”だったわけだからね。(低所得者やガキ向けとも言う)
だから
>>276 の“大衆に降りてきた”って表現は半分以上ハズレだと思う。
↑くだらねぇ芸術論か(プ
芸術論なんですか? よしてよ。
279はまともに話もできない白痴だからほっとけ。 多分白痴の意味もわからんだろうな。バカッテコトサ
282 :
名無シネマさん :02/08/14 03:13 ID:s6gL0pop
ちょっと良スレ
283 :
名無シネマさん :02/08/14 03:18 ID:s6gL0pop
>>278 たとえば日本の映像で、
直接“浮世絵的なものを感じる”としたら
それはどのような面ですか?
>281 279に構うおまえも十分白痴
285 :
名無シネマさん :02/08/14 13:53 ID:tt9yIYpb
また、浮世絵とかわけわからん例えでオナニーですか。 そりゃ日本を題材にして、日本で日本人を撮ってる 作品なら、浮世絵的ともなんとでも言えるわな。 窪塚の「ピンポン」には浮世絵的なものを感じるとかな。 話はそうじゃねえだろ? 金払って見に来てるのに、明らかにハリウッドものより 意図せざる寒々とした映像で観客を萎えさせんなっつってんだよ。 ライトもライトの色をかえるとか、 フィルムの感度をあげるとか 曇りでもそれなりの映像を取れる技術を何とかしないと。
286 :
DVスレの人 :02/08/15 03:31 ID:vjO/JchH
>>283 比べる事が難しい(つーか意味ないよ)っていってるんですが、うーん。
まあ無理くり浮世絵と日本の映像を関連づけるとしたらそれは“像主義”かな?
日本人の絵って主線があるでしょ?像を明快に隔てるこの“線”がキーポイントかも。
写真は(絵も)欧米では色と光の芸術と言われてるんだけども、日本人は
それ以上に重要なものとしてまず第一義に“像”を挙げるんですな。
そしてその像の裏返しとして第2に“ボケ”の話題になるわけです。
「色ドコ?光ドコ?」ってなもんです。これは日本の映像技術上の大きな特徴でして、
たとえば欧米だとボケと言う写真用語が特にない程なんですよ。
(単に"Out-of-Focus"つまり“ピントが合っていない”って言葉はある)
日本語を流用して"bokeh"なんて言ってる位なんです。このことからも日本人が
色や光よりも第一に像を大切にしている世界的にも独自で特徴的な姿が伺えます。
287 :
DVスレの人 :02/08/15 03:31 ID:vjO/JchH
>>285 あなたの言う“ライトもライトの色をかえるとか”“フィルムの感度をあげるとか”
“曇りでもそれなりの映像を取れる技術”って言うのにかなりヒントがあるんじゃない?
高感度・高解像度、超晴れた日や大量のライティング時に神ががった美しさが得られる機器よりも
ともかく曇った時、昭明が無いときにまともな絵を吐き出すべく備えられた多階調。
これは世界に名だたる日本企業のつくるビデオカムの特徴です。日本人の理想です。
感度が高い、階調が豊か、そして高解像度。この要素をカメラに求めてやまないのが日本人。
ハリウッドの典型的な撮り方は逆の要素の方が多いとも言えます。
まず粒状性が良く発色が大げさな低感度フィルムで照明をこれでもかと焚く。
明るく解像度の高いニッコールよりも暗く眠たくても発色が「嘘つき!」って叫びたくなる程
大げさな、ツァイスやスーパーシネの単焦点レンズを使う。そうそう、ハリウッド映画の
絵の特徴として“階調が乏しい”(そのかわり絵的に明快ではっきりしてる)ってのがある。
で、金があったら曇りでなんか撮りません。晴れるまで待つ、これが米国の金持ち映画。
↑また始まったか(ワラ
289 :
名無シネマさん :02/08/15 09:07 ID:EcMUBSU4
像主義なんて言えるほどのこだわりは 少なくとも釣りバカ日誌には感じねえな。 階調が豊かでいいなあ、とも感じたことねえな。 いつの時代の映画の話してんの?
290 :
名無シネマさん :02/08/15 16:17 ID:qmQih5kz
286-287はビデオ撮影して映画ごっこやってろよ
291 :
名無シネマさん :02/08/15 16:23 ID:rM/CaYw7
>>1 鈴木清順、加藤泰、三隅研次。ここらへんの作品見てみー。 恥ずかしくて、削除以来出したくなるから。
292 :
名無シネマさん :02/08/15 20:15 ID:IJEBIqH7
鈴木清順って全然売れない監督じゃん。 ま、いいや。 つか、題名で出さない?
293 :
名無シネマさん :02/08/16 03:05 ID:z9hOEVTu
しかしDVすれの人が書き込むと 決まって彼につきまとってるらしい ストーカーの書き込みがあって笑えるな。
294 :
名無シネマさん :02/08/16 04:44 ID:G2dBuqTx
ストーカーはDVスレ野郎だな。人のIDやIPを執拗にチェックしているのに、 へんな言い訳して自分はすらコテハンしない(w
295 :
名無シネマさん :02/08/16 11:04 ID:91cZOVgZ
玉石混淆の日本映画全般とハリウッドやヨーロッパで評判になった作品の中から厳選され 配給されている世界全体の上澄みにも近い作品群を比べる事自体ムチャなんだけど たしかに世界一級のレベルと日本映画界のレベルに開きがあるのは確か。 でも、簡単にはその差は縮まらないと思う。 技術の問題しかり、その前に予算的な問題しかり、役者やシステムなど根本的な問題もあるしね。 でも、ムリにボンズにならなくてもイチロー的なやり方で 本場の観客たちを唸らせるような映画を目指せばいいんじゃないかと思うんだよね。
296 :
コギャルとHな出会い :02/08/16 11:06 ID:oOev2k7z
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297 :
名無シネマさん :02/08/16 13:34 ID:6ejnWAuT
もっとより具体的に書いてみようよ。作品名とか。他の作品とか。
298 :
名無シネマさん :02/08/16 14:47 ID:z9hOEVTu
>>294 どう見てもお前がストーカー。
発言も意味不明。お前モテないだろ? ワラ
299 :
名無シネマさん :02/08/16 15:04 ID:mL5Bpjj1
ストーカーを無視できないのが「DVレスの人」の性か(w
300 :
名無シネマさん :02/08/16 15:05 ID:P4mZ7Y9u
300バンっ
カチャ
;y=ー( ´ー`)・∵. ‐
\/|
>>300 |) ・∵.
301 :
名無シネマさん :02/08/17 03:06 ID:tmOgmOxF
ラッシュアワー2てなんであんなに汚いの? 香港映画かとオモタYO!
302 :
名無シネマさん :02/08/24 21:40 ID:jVUq+LMm
age
303 :
名無シネマさん :02/08/25 10:35 ID:yhHAHOI4
ようするに客のニーズも考えずにオナニー芸術論を語る莫迦が日本の映像屋さんにおおいということですか?
>>303 映像屋というより映画屋でしょうね。
彼らの職人気質というかプライドが安い給料でも働ける原動力になってるからね。一長一短。
ま、テレビ、ビデオ関係のミーハー感覚も考え物だし。
自分の給料も満足にペイできないものしかつくれない奴を職人と呼ぶのはいかがなものか。
306 :
名無シネマさん :02/08/28 08:10 ID:QgNZJTcY
職人気質というより、勘違いっていったほうがが正しいね。 階調があれば、色が薄くてもいいなんて普通思わない。
307 :
名無シネマさん :02/09/05 19:08 ID:kpZmqnCx
リターナーもたいがいキタナイ(のぞくSFX)
308 :
名無シネマさん :02/09/05 23:27 ID:Jm187uk7
309 :
名無シネマさん :02/09/05 23:43 ID:tqQZh0KL
木村大作はやっぱ気に入ってるひと多いみたいだよ。
310 :
名無シネマさん :02/09/05 23:52 ID:Xe2sN5x4
「60年代の昔な感じで撮ってくれ」と言われて 君がどんな行動をとるかが邦画の絵を語るうえで重要かもしれない。 多くの人間は16mmやDVでルーズにとって、おまけにビデオ編集段階で ノイズを入れ、古きよき汚い雰囲気を出そうとするよね。 ハリウッドならどうするだろう? それは多分オースティンパワーズのような映像だ。 現実以上に美しい映像を目指していた黄金時代を再現しようとするはずだ。 この差はなんだろう?
311 :
q :02/09/05 23:54 ID:0uLFE/0w
312 :
名無シネマさん :02/09/05 23:55 ID:WFBcwtOZ
確かにリターナーは汚かったな。 狙ってる訳じぇねえだろ。
313 :
名無シネマさん :02/09/06 00:02 ID:rc7Is9hd
汚いのとは違うけど 総じて邦画ってナイトシーンが暗すぎない?ツブれちゃってない? つーか明暗のバランスが悪いというか。 ライトくらいケチんなって思うんだけど、それ以前のよーな気も。 和田誠の「真夜中まで」とか凝った作りのつもりだろうけど 全然ダメだったし。
314 :
名無シネマさん :02/09/06 00:17 ID:lciZ9Vp3
>>310 そりゃ日本人なら映像にリアルをもとめるからさ。
過去ログにも書いてるだろ、
ライト一つ焚くたびに、一つ嘘つきになるって。
315 :
名無シネマさん :02/09/06 02:37 ID:Qjq6Gvho
映画は最初から全部嘘で出来てます。 脚本という嘘。 役者という嘘。 セットという嘘。 編集という嘘。 CGという嘘。 すべて嘘なのに、なぜ照明だけリアルでなければならないのでしょうか。 あなた嘘吐いてますね。ドーン!
316 :
名無シネマさん :02/09/06 07:35 ID:lciZ9Vp3
まぁ、照明“だけ”なんて誰も言ってないわけだが。
317 :
名無シネマさん :02/09/06 07:38 ID:8dSuIAlQ
>>315 >映画は最初から全部嘘で出来てます。
ふ〜ん。ニュース映画や、ドキュメンタリー映画なんかも嘘なんだ。へぇ〜。
>>317 そうだよ。嘘だよ。厳密に、ヤラセ抜きのガチンコ・ドキュメンタリーを
撮っているのは、フレデリック・ワイズマンぐらいだろ。誰が観ても面白い
映画じゃないけどな。
いわゆるドキュメンタリーが、最初から、キワドイ演出の領域に踏み込みつつ
発達してきたことは、ちょっと古い映画を観ればわかることだよ。
ニュース映画だって、ヤラセは多かった。そもそも、カメラを構え、アングル
を決めた時点で、すでに演出が始まってるじゃん。何を映し、映さないかを、
撮影者が演出しているんだからさ。
319 :
名無シネマさん :02/09/06 19:35 ID:lciZ9Vp3
アメリカドキュメント作家と言うくくりで フレデリック・ワイズマンと同世代で対局な人って言うと たぶんブルースブラウンだと思う。 でもどちらも“極上な嘘”で成り立ってる部分があるということを 決して忘れてはいけないと思う。(ワイズマンってマジでサービス精神旺盛)
320 :
名無シネマさん :02/09/07 18:27 ID:JY1bBJPL
ニュース映画や、ドキュメンタリー映画も 編集してる、いや、ある時間だけ切り取ってる、いや カメラの枠に視野が切り取られてる、 それだけで嘘なんですよ。
321 :
名無シネマさん :02/09/07 18:38 ID:ax12yvD/
そうそう、大本営発表も日本が負けなきゃ正当な報道だしドキュメントなんだよ。 現に40〜60年代のアメリカのニュースは酷いもんだ。 巧妙なものに限ってドキュメンタリーの体裁で攻める攻める(w これが通じるのも戦争に勝ったたまものだな。ナチスより酷いのあるよ。 日本人てドキュメント信仰あるよな、やっぱり。 キャパが自作自演の帝王だと気づいたら絶望しかねないお子様度。
最近、邦画みるとほんとに照明が気になって仕方がない。 「ああ、照明を置く場所もないのね」とか思ってしまう。 あまりに低予算で、ちゃんとロケハンする余裕もないんだろうねえ。 きれいなシーンもあるけど、それはたまたま恵まれた太陽光の下だもんね。 (まあ、たまたまじゃないのかも知れないけど) 照明足りないから全然立体感なくて、スナップ写真みたいなのっぺりした 映像を観客みせて平気ってのが、信じられない。 ほとんどが映像としてプロ失格。
323 :
名無シネマさん :02/09/08 07:23 ID:IzYh/v6+
つか平気で緑とか青とかの蛍光灯を証明に使うのって何考えてるんですか。 雰囲気あるとでも思ってるんですか。かっこいいとでも思ってるんですか。 アホですか。
324 :
名無シネマさん :02/09/08 23:42 ID:3v47oz+u
>>323 殺伐として都会的でクールと思ってるんだろう。
わたしは蛍光灯はあまり好きでないので、殺伐とした生活の中にも
白熱電灯や電球色の蛍光灯を使って部屋の雰囲気を暖かめにしています。
325 :
名無シネマさん :02/09/09 00:04 ID:0p/xqh2/
関係ないかもしれんが・・・ だいぶ前「ブラックレイン」見たとき、普段見慣れた大阪のごみごみした 街がとる人がとるとこんなにシャープになるのかとひどく感動した 覚えがある。 やっぱ根本的に映画に対する技術的、感性的、経済的奥深いものが あると思う。観客の立場でどこまで暴くことが出来るだろうか?
326 :
名無シネマさん :02/09/09 22:59 ID:W6GIwCZR
こんばんの濱マイク、1番ライト使ってるね。 うらぶれたアパートまで野外ライトで照らされてた。 外人監督だから?
あんな寒いドラマ見てない
328 :
名無シネマさん :02/09/10 10:18 ID:N99TCFXv
昨日の濱、カメラも外人さん。照明は誰だったか?
>>328 撮影監督がトム・リッチモンド。
撮影は日本人の福本淳さん。照明は和田雄二さん。
機材も現場スタッフも日本製だが、プランは外国製ということだね。
330 :
ななし :02/09/11 01:00 ID:0C6zl9fo
伊丹の映画は映像きれいだよ。 パナビジョンを使ってるからじゃない?
331 :
名無シネマさん :02/09/11 01:36 ID:oGGOPEFH
ハリウッド帰りの栗田豊通氏が大島渚監督の「御法度」を撮った時、 照明機材が普通の撮影現場の3倍近くあって、撮影現場に陣中見舞いに 来た業界人の間で話題になったらしい。でも、アメリカではそれが 普通なんだろうな。その成果はきちんと画面に現れていた。
332 :
名無シネマさん :02/09/11 01:47 ID:kzSDZXb3
ハリウッドの撮影現場はうだるほど暑い。暑いぞ。 日本の撮影現場はちょいと寒めになっております。
ほんと、今の邦画に必要なのは1に照明2に照明…なんだよね。 まずそこから予算を組むようにしてみたらどうなんだろうか? それが出来ないから、こういう事態になってるんだろうけどさ。 井筒とか、かなり画面に凝ってるけど、いかんせん立体感に欠けて しまうのはほんとにもったいない。 演出とか脚本なんて、ちゃんと画が撮れてから考えた方がいいよ。 そっちは頭使えばなんとかなるだろ?などと思ったりする。
334 :
名無シネマさん :02/09/11 03:36 ID:ANZ9zVaU
北の国からもカメラはいいもの使ってたみたいだが、 いかんせん照明がいままでと変わらんので、 立体感の無い明るい画面だったな。
335 :
名無シネマさん :02/09/11 15:08 ID:5ZjmadOC
>>331 そのワガママが通るのも、プロデューサーが京都映画界の重鎮・西岡善信氏で、監督が
大島だからだよ。それだけの機材を揃えて、電源を使うだけで、予算がガンガン飛んで
いくんだから・・・京都の映画屋が、ある程度は採算度外視で勝負したお陰だ。
>>333 >演出とか脚本なんて、ちゃんと画が撮れてから考えた方がいいよ。
そうした発想は、PV的・CM的なものと、嫌う人が多いと思うよ。日本でも、CMは綺麗だよ。
あれは、ワンカットで勝負しなきゃならないから、賭ける予算も集中度も比較にならんから、
できるのだが。絶対に、機材も並の映画よりはいいし(涙)
>>334 >立体感の無い明るい画面だったな。
TVの場合、照明・画面設計の思想が、映画とは違うんじゃないか?
生粋の映画人(少なくなったが)と、TV育ち(というより、ビデオ撮り育ち)の
人間の溝って深いよね。
あまりこういう言い方はしたくないが、照明・照明とうるさいヤツは、いちど、エリック・
ロメールでも、エドワード・ヤンでも、観たらどうなんだ。彼らの映画も、ライトは
そんなに沢山は組んでいないはず。組む予算もないだろう。だが、彼らの画面は、そんなに
汚いだろうか? むしろ、美しい。
そんなに、単純な問題じゃないと思うんだが。
いやでも特殊なすごい人とあんまりすごくない人を比べるのは
337 :
名無シネマさん :02/09/11 20:31 ID:2ekm2SMI
天願大介の「AIKI」はエドワード・ヤンの撮影・照明の人が やってるだよ。まだ観れてないけど。
338 :
名無シネマさん :02/09/11 20:57 ID:xEgTZ1ox
>>335 に禿同禿同。
2chで照明照明とうるさいやつで本当に照明をわかってるやつはほとんどいないね。
写真もフィルムもわかってないようだし。ただ「予算」だけ。
ヨーロッパ映画やアジア映画、
邦画でも東陽一監督の作品とか、ちゃんと見てから書いてるのだろうかね…。
疑問です。
いやでも特殊なすごい人とあんまりすごくない人を比べるのは
340 :
名無シネマさん :02/09/12 02:40 ID:HjA8bsfw
外人さんは根本的なマインドに 現実には見れないような美しさとかそんなもんを作るのが 「綺麗に作る」の定義に入ってると思う。だからかハリウッド 映画の大半は「アニメ画質」が多いような気がする。 日本人には所詮人が小手先で作ったものが現実の美しさに 勝てるわけが無いって言う「常識」があるんだろうな。 それが「信仰」になっちゃうと安易なノーライトとかやっちゃう。
341 :
名無シネマさん :02/09/12 02:51 ID:tmK9/GBx
「釣りバカ」とかを「ホーム・アローン」のような ライティングで観たいです。 「釣りバカ」どんより暗くて鬱になる。笑えない。
342 :
335 :02/09/12 03:51 ID:6oQ07Yrg
>>340 >日本人には所詮人が小手先で作ったものが現実の美しさに
>勝てるわけが無いって言う「常識」があるんだろうな。
そんな常識はない。カメラマン時代の円谷英二が、リアリズム的照明でスタ
ーの顔を潰して撮ったら、嫌われたという伝説を知らないのか?
戦前も、ハリウッドでグレッグ・トーランドに師事した三村明(ハリー三村)
のように、貪欲な人がいた。戦後も、名カメラマンは枚挙に暇ナシ。
例えば、日活の故姫田真左久の自伝「パン棒人生」を読んでみ。
日活のスター映画。今村昌平のリアリズム映画。ライトを使いまくった「トラ!
トラ!トラ!」のような大作。ライトもろくに使えないようなロマンポルノ
まで、いかに、小品から大作まで、実験的な撮影を行ったことか!
その姫田の絵も、80年代以降、だんだん、普通の絵・色になってきてしまう。
これは、日本映画の製作システム自体の変貌がもたらしたもので、繰り返すが、
そんなに単純な問題じゃないんだよ。
>それが「信仰」になっちゃうと安易なノーライトとかやっちゃう。
ノーライト(あるいは、それ同然)でも、ダルなカメラマンと、有能なカメラマン
の差はあるよ。シロートのホームビデオや、TVにおいてすらね。
343 :
335 :02/09/12 03:52 ID:6oQ07Yrg
>>341 「釣りバカ」はそんなに暗いか? TVでしか観たことないが、むしろ、
平板に明るいと思うが。ハリウッド的リッチさはないだろうな、そりゃ。
撮影・照明が不勉強だとか、単純にライトが足りないとか、現像のタイミン
グが悪いとか、理由があるのかも知れない。
日本映画撮影史ひとつとっても、各撮影所やカメラマンの流れ、撮影所外の
ドキュメンタリーの流れなど、色々な流れが、お互いに絡み合って形成された
もの。昔気質の映画屋は相手にしていないが、TVのビデオ・カメラマンの
世界も、独自の発達を遂げている。ビデオで撮った場合、しばしば、TV育
ちのカメラマンの絵に、フィルム育ちの映画屋は負けてしまっている。
映画屋は、恐らく、基本にこだわりすぎて、TV屋のように、派手な明暗を
出せないのだろう。そんなに、単純なもんや、あらへんで。
344 :
名無シネマさん :02/09/12 05:26 ID:HjA8bsfw
俺が言ってるのは昔話じゃなくて今の話。 わかりますか?
346 :
名無シネマさん :02/09/12 05:41 ID:ilWT0BS2
俺、キャメラマン 現場が終わって久しぶりに2ちゃんに来てみたら良スレ発見したよ 340の後半には賛成するが、その「信仰」を利用して仕事をラクしようとする キャメラマンが日本には多いんだよね。俺も含めてなんだけどさ。 と、それに慣れ切っている回りの(主に演出部の)スタッフが早撮りで監督=演出部のイエスマン的なキャメラマンを求めることのほうが問題では? つまり監督主義が映像のクオリティを下げてるって事でもある。不思議なことだけど。 昔の日本映画の本を読むと、監督が技術的なことを助監督時代にみっちり勉強しているのが良くわかるよ それによって、芝居を論理的に構築することもできるようになり、キャメラマンも準備段階から画の狙いを定めて現場に入れたんだろうね。 ハリウッドはいまだにそれを実践しているんだけなんだ。例外はあるにせよ。 日本の場合、特に若い監督の現場では当日にカット割を決めるのが普通になりつつある。 当然、照明のセッティング時間は少なくなるし、特機も用意できないからフィックスの長回しに頼ることになる。 「釣りバカ」なんかまだましな方ではないかな。 335さんの意見にも一理あるんだけど、ロメール(特にアルメンドロス撮影)の現場と日本の現場を比べるのは無茶じゃないかな。 撮影期間が違い過ぎるよ。トータルでは普通の日本映画の機材費を軽くオーバーしているはず。 まあ、ノーライトか否かではなく、問題はライトが必要な時にもその予算と時間が与えられないことなんだろう。 以上、自戒をこめて。このスレなくさないでね。
347 :
名無シネマさん :02/09/12 05:41 ID:ZWtmjgIX
348 :
名無シネマさん :02/09/12 06:31 ID:ktWWPeJ2
349 :
名無シネマさん :02/09/12 06:45 ID:jXppX9nN
>>346 いいぞ、その調子だ
ところで、リッチな照明の話が出てるようだけども
日本人にはそんなの合わないんじゃないの
リッチな藤山直美
どうなんだこれは
ちゅうかノーライトの映画なんて殆ど存在しないよ。
>>335 エドワード・ヤンの映画は邦画より照明使ってると思うが。
ロメール&アルメンドロス撮影の映画の現場写真見たことある?
少ない予算でとはいうがライトは結構多いよ。
ただ創意工夫に関しては学ぶべきものはあるかな。
352 :
名無シネマさん :02/09/12 08:13 ID:4S5Iqny5
ハリウッド的リッチさをたいていの客が求めてるんだから、 プロならそれを提供すべき。 日本はそれでなくても空気が湿っててスカッと晴れてる日なんて ほとんど無いんだから。 使ってる機材も古いんじゃないの? なんも知らん素人にも文句言われ始めてるんだからさ、 現場の人もそれに気が付いて、バッチリやってよ。
>>352 ハリウッド的リッチさねぇ。
予算があれば出せると思うよ。
撮影現場の技術者もそうだが現像関係の技術にも問題があるんでは?
354 :
名無シネマさん :02/09/12 19:28 ID:ktWWPeJ2
フィルムアート社から出ている「マスターズオブライト」という本は ヴィットリオ・ストラーロをはじめ欧米の撮影監督の興味深い話(インタビュー)が沢山載っていて おもしろいです。照明に対する考え方も人それぞれ。 関心のある方は読まれてみては。
355 :
名無シネマさん :02/09/13 00:53 ID:PorIR4pS
>>348 >>349 ありがとう。でもあんまり語りすぎると俺が特定されそうで怖い。
>>352 ホントにすみませんね。早く大御所になりたいよ、俺も
日本にはハリウッドほどじゃ無いにせよ、最新機材は沢山あるんだよ。ただ、予算がある時でも使おうとすると監督に反対されるんだよね。「芝居を撮れ」ってね。
ほんとは現場まで、決め込みたく無いだけなんだ。あと勉強不足、自分のやったことあることしか出来ない監督って多いんだよ
>>353 それは違うかも。現像技術は欧米と大差ないはずよ。特にイマジカはね。
繰り返しになるけど、やっぱり現場のシステムの問題だと思うよ。特にビジコンが普及してからは、前後の繋がりもイマジナリーも無茶苦茶なショットを突然現場で監督が言い出すようになった。
文句いってもさ、ほら、監督って意地になるからね。「パッパと撮ってくれよ」ってね。
ハリウッドの監督って無茶しててもそこらへんの基本は固く守ってるんだよ。
>>354 懐かしいね。昔読んだときはまだ一本立ちしてなかったので、俺も気合いが入ったよ。
印象的だったのはあまりにも早撮りし過ぎてクビになったキャメラマンの話。監督(確かコッポラ)はもっとじっくりと狙いたかったんだって。うらやましいよ、そんな現場マジで。
‥‥何か俺、グチってるだけ?
356 :
名無シネマさん :02/09/13 01:42 ID:UY2JQpkr
>>355 日本は撮影と照明を別の人間がやるけど、355さんは欧米みたいに撮影監督が
照明も責任をもつというスタイルはどう思いますか?
357 :
355 :02/09/13 03:15 ID:sMo3cDtz
>>356 ホントは大賛成。でも日本では優秀な照明技師はいるけど、優秀なオペレーターが少ないともいえる
となると、日本で本来の意味での撮影監督システムを実践するには、照明技師が優先されることになる。
よって、システムにはあこがれるけど、俺的には痛し痒し。
日本映画で「撮影監督」ってクレジットもらっている人も、内実はオペレートを自分でやり、照明はコンセプトとキーライトを決めているだけって人が多いよね。
時間と人件費のことをかんがえるとしょうがないんだろう。ま、それであっても日本システムの中ではまだ冒険しているとも言える。
現実にハリウッド方式を実践するにはスタッフ全員が考えを改めなければ。撮影部(と照明部)だけの問題ではないのよ。
その意味で高間賢治は偉いと思う。まず本を書くところから始めたんだから。
でも、フィルムとボディは詳しいけどライティングなんか全く知らないキャメラマンなんかざらにいるよ。
助手を見ててもキャメラに興味があるのか映像に興味があるのか、その違いじゃないかなあ。
358 :
名無シネマさん :02/09/13 05:11 ID:jghr6FYu
日本のキャメラマンの特徴で気づいたことは 絵を描ける人が少ないことなんだよな。画に関わる仕事をしてるのに ほとんどの人間はデッサン力が皆無。異常とは言わないけど特徴的。 そのかわり文章書く人の多いこと多いこと。 ホントは本を書きたかったって奴、物凄く多いだろ? これ、「写真家」の世界でもそうなんだよな。 他のカメラマンの興味の源流が何なのか、一晩かけて聞きだすと 極端な話ドキュメント写真に添えられた一言半句を書くことの方が そいつのやりたいことの中心な場合が多いんだ。 仮に文と絵が対立する概念だとして、 主に前者が情報を、後者が印象を表すのが使命だとすると 日本人にとっての映像は圧倒的に前者側のメディアなんじゃないかな。 だから日本ではどんなに低所得で、芸術に知識も興味も無いような 人間だって、外人フォトグラファーの焼いてんだか描いてんだか わからない作品をみせれば「これは写真じゃない、写真を使った絵だ」 なんて見解をなんの疑問もなく言えるんだよ。
じゃあアニメーター最強か
360 :
名無シネマさん :02/09/13 06:16 ID:jghr6FYu
またそーゆー荒れそうなこと書く(^_^) 確かにアニメで出来てるシーンを切り捨てるとか、止めの絵延ばす以外で 尺を足すのは直接スケジュールやコストに関わってくるから勇気いりそうだね。 僕はCMだからコンマ一秒1フレ2フレにこだわってる自負もつもりもあるんだけど アニメの演出設計に置ける時間管理のシビアさって凄いよね。ある意味CM並。 これを2時間やったりするんだから気が狂ってるよ、アニメの人は。 TVみたいにお笑い芸人に8時間トークさせて15分だけ使う手法とは対局かな。 この設計部分にかけるリソースの欠乏のことを355さんは言ってるんだと思うけど もうでき上がってるシステムを手間のかかる方向に変えてくことって現場じゃ 凄くむずかしぃんだよな。プロデューサーと共謀して一から人集めて、新規に 現場を確立したほうが絶対に速い。 でもそれをやるのはカメラや監督の仕事じゃないんだな。しかも少人数じゃ無理。 実際カメラ兼監督兼ディレクターの人って、それをできる限り少人数の賛同者 だけでもやりたいがためにCMに流れて来ること多し。でもそれだって 映画じゃなくても良いやって言う暴力的な開き直りの出来る人じゃないと駄目なんだけど。
361 :
名無シネマさん :02/09/13 17:42 ID:CxYA+wWP
なんか色々語ってますけど、 照明の数と当て方変えればそれで済む話じゃないの?
362 :
名無シネマさん :02/09/13 17:52 ID:n5xkBVB0
>>361 さん
その辺を変えるのがいかに難しいか、どうすれば変えられるか、という具体的な話をしているのでしょう。
興味深いのでスレッド上げます。
363 :
名無シネマさん :02/09/13 19:30 ID:2iJH2K+O
ぶっちゃけ金と時間の問題だとも思う。
364 :
名無シネマさん :02/09/13 20:26 ID:I0KlDg/A
でもさ、だからって何百億とか使った日本映画なんか見たくねーよ…。
365 :
名無シネマさん :02/09/13 20:28 ID:DM2QDX5r
三池がもし何百億使った映画撮ったら見てみたい。
366 :
名無シネマさん :02/09/13 20:33 ID:DM2QDX5r
三池映画の何百億の行方は・・・ ロケ地、セット50億 ちんこに10億 うんこに10億 こんな感じかな
367 :
名無シネマさん :02/09/13 20:38 ID:ejLg5ec1
368 :
名無シネマさん :02/09/13 20:47 ID:DM2QDX5r
369 :
名無シネマさん :02/09/13 21:18 ID:UpWttDtr
パクるのかよ(爆) 大体さ、何百億と使っても興行収入がショボイもんモトとれないよ…
押井ならあるいは
371 :
名無シネマさん :02/09/13 22:00 ID:xDMbf1Et
三池がそうくるなら、 石井克人はオープニングのキャスト紹介でのCGと音楽に大半をつぎ込んじまって 本編は「金使ってね〜な〜!」度が前作より更に増すとか (ワラ
372 :
名無シネマさん :02/09/13 22:09 ID:P8pwnu62
金を使えばよくなるとは思えないからハリウッド並の予算なんて 与えても猫に小判状態だと思う。 現行の2倍〜3倍程度にして増加した分を映像に傾けるって感じかな? そしたら多少は金を払って観に行くレベルにはなると思う。 今は邦画を映画館に観に行く人は単なる物好き。 普通の感覚ではどんなにくだらなくても、タダであるTVドラマの方がいい。
373 :
名無シネマさん :02/09/13 22:18 ID:cAq4b2bC
374 :
名無シネマさん :02/09/13 23:09 ID:l/Y2/U0x
大事なのは撮影や照明だけじゃないでしょう。 衣装や美術、メイクアップやヘアメイク、CGなど、 手を加えるべきところはいくらでもあるはずですよね。 宇多田ヒカルのビデオクリップ並のレベルの邦画を見てみたいもんです。 これから出てくるんでしょうけど…。
>>374 いや、だから、衣装やメイクに金掛けても
ちゃんと映ってなかったら意味なかんべ??
だから、みんな何は無くとも、まず撮影(&照明)と
言うとるんだがや。
376 :
名無シネマさん :02/09/13 23:18 ID:jghr6FYu
宇多田のビデオクリップの良さって 邦画の良さと言うよりアニメの良さなんだと思う。 本人、アニメ&漫画おたくだしね。
377 :
名無シネマさん :02/09/13 23:27 ID:AXFxOftI
ビデオクリップみたいな映像で、中身がスカスカな作品が見たいなら テレビ版「濱マイク」を見ればよろし。
378 :
名無シネマさん :02/09/14 00:41 ID:AgPfb9XA
昨日、「リターナー」と「ウインドトーカーズ」を観て来 た。あまり難しいことは判らないけど、両者を比べてもそ んなに違いがあるとは思えなかった。むしろ「リターナー」 のほうがきれいに見えた。「ウインド〜」、キンボールが 撮影だけど、「トップガン」や「ビバ・ヒル2」ほどの精 彩は感じなかった。個性の出しにくい題材だった?
押井守のアヴァロンはCGで手を入れていないシーンはないよ。 邦画に対するイヤミみたいな映画だった。 内容自体はどうということは無いけど。
380 :
名無シネマさん :02/09/14 04:23 ID:22hPVU1V
映画撮影で使用するカメラは 東洋人が映るとレンズが曇るらしいですよ
381 :
名無シネマさん :02/09/14 07:11 ID:iCCXsITK
映画じゃないけど、今の水戸黄門の映像と昨日やってた広末のドラマ の映像の差って何だろうと思う。
382 :
名無シネマさん :02/09/14 13:02 ID:um+AmZbm
水戸黄門のスタッフはフィルムには慣れていても ビデオは日が浅いから不慣れなんでしょう。
383 :
名無シネマさん :02/09/14 13:44 ID:+Z2TK4aZ
>>381 京都の太秦撮影所のフィルムキャメラ助手達(計測のチーフやフォーカスプラーのセカンド)
は時代劇がビデオ化になると仕事がなくなるかもしれないとの危機感から大急ぎで
ビデオキャメラやVEなどの勉強を始めたそうだ。
385 :
374 :02/09/14 18:58 ID:XMbCqFF+
>>375 それはもう結論出てるんじゃないの?
撮影や照明で言うなら勉強不足もあるし予算や時間や打ち合わせの不足もあると。
だから被写体側の努力や後処理の努力について書いたんだけど?
386 :
374 :02/09/14 18:59 ID:XMbCqFF+
>>376 は大きく的外れなことを書いてるね(wぷぷぷ
387 :
名無シネマさん :02/09/14 20:13 ID:NLh5nt73
BSデジタル放送で見た「アナザーヘブン」「ホワイトアウト」はきれいでした。
>>385 だから映らないのに努力しても意味ないし、
映ってないものを後から浮かび上がらせるなんてこともできないの。
わかりましたか?
389 :
名無シネマさん :02/09/14 23:33 ID:m9xH16AF
>>387 確かに邦画の中ではきれいな方かもしれないが、ハリウッド作品と比べたら
すっげえ汚いぞ。「アナザーヘブン」なんて合成してる所フィルムのプチプチって
いうキズがひどいよ。普通に見てたら全然気にならないけど、きれいか汚いかって
見たらきたないと思うよ。フィルム使っているかぎり画質なんて良くならないよ。
っていうか、BSデジタルのハイビジョンだからビデオの画質がきれいなだけじゃ?
390 :
名無シネマさん :02/09/14 23:51 ID:htwUXi5g
>>フィルム使っているかぎり画質なんて良くならないよ うわーーーーー どこまで分かっていってるんだろ・・
391 :
389 :02/09/15 00:17 ID:44cUQl58
>>390 フィルムは画面にキズがあったり、ゴミが付いていたり、ゆれていたり、カット変わりで
色ムラやショックがあったりするけど、ビデオにはそれがなくて非常にきれいだということ位
しか知りませんが、それが何か?
392 :
名無シネマさん :02/09/15 00:18 ID:vR2JLDWf
>>374 そうでもないと思うぞ。つかまんまだろ。
>>389 “画質”はね。
日本のハイエンドなビデオ映像って
画質オタが喜ぶんだよな。
393 :
389 :02/09/15 00:26 ID:44cUQl58
>>392 そっ“画質”
っていうかこのスレって画作りがきれいか汚いかなの?
そうだとしたら比較する意味なんてないとおもうけど。
>画質オタが喜ぶんだよな。
うん。何見てるんだよって言いたい。
394 :
374 :02/09/15 01:05 ID:B+NoN2ip
>>388 あなたの話は低次元すぎてちょっとついていけません。。。
あー、ごめん。おれは
>>386 の発言をかいた
374に対して
>>392 のレスしたんだ。
>>393 ええとこのスレ的には劇場で観た邦画より、
ビデオで撮ったハリウッド映画の絵の方が
全然良いジャンって感じの雰囲気ですよ。
そう言う意味での“絵の違い”。
画質にこだわる映画マニアって不健全な気がするなあ オレは安い香港製VCD(一応,正規版)でばんばん映画見るし,AMラジオで音楽聞くぜ!
397 :
名無シネマさん :02/09/15 06:59 ID:MBgBlsbg
寅さんは許せる、というかあの画質が味になってるので すごくいい。でもあんなのばっかりは嫌だな。釣りバカとか。 こないだテレビでやってたお葬式はとてもよかった。 せめてあれくらいのレベルのものが基準になってほしい。 というか見習って欲しいと願う。 いっそ映像技術も美容師みたいに資格制にしたほうが レベルアップするんじゃないかとさえ思う。 センスで汚い映像撮るのと、意図せず汚い映像とるのは 大きく違うわけだし。 映画が好きなので許してくださいませ
398 :
名無シネマさん :02/09/15 07:12 ID:vifoxY/5
センスで撮った汚い映像:「タクシードライバー」 意図せず撮った汚い映像:「セーラー服と機関銃」
399 :
名無シネマさん :02/09/15 09:32 ID:Oru/KpMD
>>396 漏れの場合ですが、映像が悪くとも想像力で補完できるのであまり気にしないけど、
音楽に雑音が入ってたり音や声が聞こえずらいと辛いと思う。
400 :
名無シネマさん :02/09/15 09:59 ID:z7b5mFCm
アメリカ、ヨーロッパ、日本で色調が異なるのは、 そりゃ空気の湿度が異なるから当然、 技術の差なら感じるけど、ひとくくりに「邦画は汚い」なんて、 差別されてもなんだかなぁ。 逆に、マーチン・スコセッシは確か篠田正浩に向かって、 「日本映画は綺麗に撮れていてうらやましい。ニューヨークでは、 どうしても薄汚い画調になってしまうんだ」 とコボしていたとか。
401 :
名無シネマさん :02/09/15 10:42 ID:WdSrNjSU
白黒に関しては、海外のどの映画と比べても 黒澤映画はすさまじくキレイだ。 シャレにならんくらいに。 カラーになってからは洋画のほうがキレイな気がする。 結局は技術というよりセンスの問題かもしれないけど
402 :
名無シネマさん :02/09/15 13:57 ID:z7b5mFCm
結局、ことわざで言うところの、 「隣家のヤギは我が家のヤギより乳の出がよい」、 ってやつじゃない? 似たようなもんなのに。
403 :
名無シネマさん :02/09/15 14:53 ID:vR2JLDWf
そうそう、基本的にとなりのいえの芝って感じなんよね。
>>401 それってこのスレのどっかに書いてあった
像主義の話に通じるものがあるかもしれないね。
404 :
名無シネマさん :02/09/15 15:06 ID:ImQEK330
405 :
名無シネマさん :02/09/15 15:55 ID:z7b5mFCm
機材には大差ないけど、やっぱり時間かけられんもんな、邦画は。 工夫のない映像が目立つから、洋画より見劣りするってこと? がんばってるキャメラマンもいろいろいるけどね。
>>405 そのがんばりに頼ってるってのがそもそもの間違いではないかと。
糞みたいなカントク半分クビにして一本の映画にかける金を倍にすればあるいは
408 :
名無シネマさん :02/09/15 16:53 ID:hUUo5cIi
>>407 倍の金額をかけたら倍の金額を稼がないといけない。元の木阿弥ってやつでは?
>>405 プリプロの差は画面に大きく出るよねぇ。
>>401 ほとんどがパンフォーカスですからねぇ。今の流行とは全然違うよね。
>>407 技術には強い自閉症ヲタ監督と、人使いはうまい芸人監督、
2人で1人にすればよくなるかもね
410 :
名無シネマさん :02/09/21 11:50 ID:nm0L8U+T
アバウト・ア・ボーイとかインソムニアなど、わりと自然なライティングだとおもったが、 邦画とは違って「寒々しい」というようには感じなかったな。 たとえ青みが強いシーンでも。
映像の「深み」みたいな違いは昔から感じていたけどね。 たとえば、ハリウッド映画でも、メイキングとか見るとセットなんか結構チャチだったりするのに、 カメラ通して見ると全然、人物やセットの奥行きとかが違って見える。 日本の映画の場合、メイキングと実映像にあんまり差を感じない。 それは、画質がどうとかいうレベルの問題ではなくって、 何を捨てて、何を残すかみたいな取捨選択におけるセンスの差だと思った。 画質的には結構ザラついてるし、ピントも甘いのにコントラストだけで魅せるとか、 全体的にフラットで手ブレもあるんだけど全体の色調だけで十分オーケーとか。 映像設計全体において画面的に派手とかいう意味じゃないダイナミズムを感じる。 それがイイとか悪いとかって話しじゃないけど、日本人にはどうしても越えられない壁というか、 そういう風に撮れない何か別の原因があるとしか思えないんだよね。
412 :
名無シネマさん :02/09/21 13:55 ID:QwSv4n6I
>>396 >画質にこだわる映画マニアって不健全な気がするなあ
>オレは安い香港製VCD(一応,正規版)でばんばん映画見るし,AMラジオで音楽聞くぜ!
たしかに画質なんか気にしないでバンバン映画見てるファンの方が健全だね。
作る側の人間は当然それなりの画作りをするんだろうけど,
見る側の人間はあんまり気にしなくていいんじゃないの?
413 :
名無シネマさん :02/09/21 14:07 ID:dV69xmcr
カメラワークが悪い 洋画だと重要な位置を占めているんだが、 名カメラマンと呼ばれる人は居ないの?
木村大作(w
>>413 いいカメラマンというと、このスレでもたいていは昔の人の名前が挙がる。
たしかに、60年代くらいまでは今観ても上質だ。
実はいいカメラマンだったのに、監督がアフォで使ってもらえなかったとか 飼い殺しにされて歴史から消えていった人とかいるのかな? カメラマン残酷物語・・・
417 :
名無シネマさん :02/09/23 11:21 ID:yJgl/Lr+
邦画の映像より、邦画が汚い ねえ、井筒監督?
418 :
名無シネマさん :02/09/23 14:01 ID:+AKUxUtk
漏れは映像の汚さよりテレビ慣れした監督の バストアップ主体の絵がやだな。 映画館のスクリーンで見ると違和感有りまくりだし、 スタンダートなら兎も角ビスタやスコープだと間が抜けた絵になる。
419 :
名無シネマさん :02/09/23 14:21 ID:SJDFk6dF
420 :
名無シネマさん :02/09/23 17:21 ID:xg6n0rL3
ゼンショーさんはどちらかというと「悪い例」だろ。このスレ的には。
421 :
名無シネマさん :02/09/23 22:08 ID:LCLFDXrV
>>420 え?カメラワーク結構いいと思うけどなぁ。
422 :
名無シネマさん :02/09/24 01:56 ID:ZNY7+orj
阪本善尚の「時をかける少女」は素敵。
423 :
名無シネマさん :02/09/24 13:35 ID:eNTgEQrp
他に誰かいないの?カメラワークのいい人は。
浅野四郎氏
425 :
名無シネマさん :02/09/24 14:04 ID:0l0YSQ29
邦画って画面の奥の方は綺麗じゃないって感じ。 て言うか絵に奥行きがない感じがする。
426 :
sage :02/09/24 20:01 ID:9pyJf7rK
427 :
sage :02/09/24 20:02 ID:9pyJf7rK
428 :
名無シネマさん :02/09/24 20:18 ID:piTwGAPQ
このスレの住人は異論あるだろうが、 川上浩市、長沼六男、藤沢順一、笠松則通あたりは、 けっこう感心させられることが多い。
429 :
コギャルとH :02/09/24 20:18 ID:6JE7eA5C
430 :
名無シネマさん :02/09/25 02:53 ID:7v5RSTJN
異論ないよ
431 :
名無シネマさん :02/09/25 05:28 ID:crV7jdSQ
田村正毅、栗田豊通はどうですか?
432 :
名無シネマさん :02/09/25 11:31 ID:7PsPohfe
田村正毅、何故に「たむらまさき」に改名?
ねえ、誰か「浅野四郎」キャメラマンの作品を観た人いないの?
435 :
名無シネマさん :02/10/02 01:38 ID:Y7VaQxUN
age
436 :
名無シネマさん :02/10/05 02:14 ID:yvBb0as0
阪本善尚の新作「宣戦布告」、どうなんだろ? 今日から公開だ。
437 :
名無シネマさん :02/10/05 03:14 ID:+p3g5USd
多分みんな阪本善尚っていうと、呪縛とかあさまとか大きな仕事だけで語っているのだと思う。 一億以下の安い仕事では画のショボさ感じるよ。やっぱり。
438 :
名無シネマさん :02/10/05 23:18 ID:oH33qfY0
>>437 「バウンス」や「タフ」なんかも一億以下の安い仕事に入るんですよね、やっぱり。
439 :
名無シネマさん :02/10/06 02:30 ID:j0WB3vml
>>437 低予算だったら、誰が撮ってもそうなるでしょう。
ピーター・ビジウの新作「運命の女」が今から楽しみ!
しかし、公開は来年の1月だ。
sage
441 :
名無シネマさん :02/10/14 01:11 ID:utjqgKOs
up
442 :
名無シネマさん :02/10/15 23:33 ID:92V8oy27
「チョコレート」観たけど、この映像で日本を舞台に日本人が演じれば、 このスレでたたかれる「汚い映像」になるんじゃないかと思った。 「チョコレート」を救っているのは、夜の街の黄色い照明やオレンジ色の 照明の強い印象、俳優の顔の彫りの深さでできる陰影、そしてなんだかんだ いって、いくら悪趣味で貧乏な地区を映そうが「アメリカ」って言うだけで 外国人には特別なものに見えてしまうことかな。
443 :
名無シネマさん :02/10/18 19:15 ID:/WPzH5L2
>>442 日本の夜景もいいかげん殺風景だからな。
邦画界の皆さんはよくこの国でいい絵を撮ってらっしゃる。
444 :
名無シネマさん :02/10/19 04:43 ID:4ulQtsrj
日本の建物は材質感が希薄でのっぺりしているので、 スーパー16で粒子をまぶしてやるくらいの方が逆に存在感が出たりする。
445 :
名無シネマさん :02/10/20 03:02 ID:KOeXZhw8
今日、「OUT」を観て来たのだが、 あれビデオ録りだよ。なんだか、 損した気分。入場料の半分は 返して欲しい…。
446 :
名無シネマさん :02/10/22 02:12 ID:4+Q6L7Q7
富士のフィルムがダメなんだろ? コダック使えばいいのにね! あと現像液が使い古しがほとんどだからだよ。
447 :
名無シネマさん :02/10/22 13:32 ID:AdbTnZ94
>>446 ハリウッドの大作など、海外でも富士フィルムをつかってますよ。
わたしはエンドロールまで観て、どっちのフィルムを使ってたかで
帰りの食事を決めてるよ。
コダックと出ていたらうどん、フジならカレー、両方クレジットされてたら
カレーうどんを食べて帰ります。
448 :
名無シネマさん :02/10/28 23:20 ID:b+/rRXI8
邦画だが、最近観た「ロックンロール・ミシン」の映像は、暖色系の明かりや金色の日の光を うまく使って寒々しくない気にさせてくれた。画質は意図的か、かなり荒いですが。
449 :
名無シネマさん :02/10/30 20:06 ID:ZW7scBRB
「天皇と呼ばれた男」買った人いる? 宮島義勇の回想録なんでしょ?
450 :
名無シネマさん :02/11/04 01:30 ID:gosFIsWo
サルベージ。
451 :
名無シネマさん :02/11/04 23:35 ID:mui84Y0k
小栗康平の映画って「泥の河」と「死の刺」しか観たことないけど、 結構映像は良かった記憶があるなぁ。 素人なもんで上手く言えないけど空気の質感みたいのを感じて 画面は結構奥深いと思った。「眠る男」は観てない。
452 :
名無シネマさん :02/11/05 11:57 ID:RA35Byof
邦画嫌い。かっこ悪い。
453 :
名無シネマさん :02/11/05 14:23 ID:kYB6PD/R
アメリカでは夜のシーンを撮るときに、 道路に散水車で水をまいて、黒く移るようにしますよね。
454 :
名無シネマさん :02/11/06 04:12 ID:PhTQDfWh
邦画に問題あるのは間違いないけど、 頭ごなしに否定してる西洋崇拝丸出しの変な奴も確かにいるよね
455 :
名無シネマさん :02/11/06 22:43 ID:39m2bi9W
ジャン・ジャック・ベネックス監督『青い夢の女』のライティングがよかったよ
456 :
名無シネマさん :02/11/06 23:53 ID:avjyjkPR
457 :
名無シネマさん :02/11/08 05:04 ID:5GrHiOau
カラーリスト レベル向上求む
459 :
名無シネマさん :02/11/13 22:06 ID:OUGJ2ip+
映画の場合は「カラーリスト」じゃなくて「カラータイマー」ですかね。
460 :
名無シネマさん :02/11/19 21:33 ID:NC4qcK7/
邦画嫌い。かっこ悪い。
461 :
名無シネマさん :02/11/19 22:02 ID:zny0ZK4C
>460さん いい作品もありますよ。かっこ悪いなんてとんでもないよ。もちろん最悪なのもあるけどね。洋画だって素晴らしい作品、駄作いろいろですよね
まぁ実際は別として、一般人から見た邦画は業界イメージすごく悪い。 胡散臭く感じる人も多いことでしょう。
463 :
名無シネマさん :02/11/22 10:26 ID:/oGickg3
『たそがれ清兵衛』の長沼六男のキャメラはさすがの腕前だったよ。
464 :
名無シネマさん :02/11/26 02:44 ID:WXk/inHY
>>464 同意。ひさびさに印象に残るいい絵だった。
465 :
名無シネマさん :02/11/26 06:31 ID:QLzICyMl
フィルムが悪いのか取り方が悪いのか 暗いところでは何やってるのかわかりにくいのがけっこうあるね。 映画館ならなんとか見られるんだろうけど テレビで放送するとホントに暗い。 明るさ 調節するのめんどくさい。
部屋を暗くしたらよかんべ。 目に悪いなんて伝説らしいよ。
467 :
真相・・だと思う :02/11/26 18:21 ID:E6HnV0q/
ものの本によればだな、通常は綺麗に映る35ミリフィルムを 使うところを、安い16ミリで撮って大きく写す(使うシーンだけ35に焼くのかも?) 「ブロウアップ」なる手法があるそうだ。低予算ですませるために。 要するに金がない(TT) ハリウッドはもちろんそんなことしないわけで、おそらく黒澤明もしていない。 ここで「綺麗だった」と言われる邦画もあるのはそういうわけさ。
>>467 全ての日本の映画が16mm→35mmブローアップな訳じゃないから。
ハリウッドというかメジャーはしないけれど、インディーズはしてる映画もあるよ。
469 :
名無シネマさん :02/11/26 19:07 ID:tNkhkEyr
やっぱ好みの問題だと思うな〜 ロシアとか、旧共産圏周辺の映画は、 今でも邦画よりさらに2割増くらい汚いし暗いぞ。 これ、機材とか技術以前のような気がする。 こないだの市川崑の「黒い十人の女」のTVリメイクは HD、ハイビジョンだったわけだけど、 新聞のインタビューで「ハイビジョンは写したい物以外まで鮮明に写りすぎる」 って言ってて、いつもの市川風照明よりさらに明暗くっきりしてた気がする。 部屋のディティールとかほとんど見えなくて、顔だけオーバーギリギリまで光ってんの。 ただ、輪郭とかは妙にくっきりはっきりで、なんか不自然だった。 考え方は共感できるけど、これは成功だったかどうかは疑問。 やっぱある程度コントラストの強いぼけぼけフィルムの方があってると思う。 一方で、ちょっと前にやってたNステの8mm特集。これ、見た人居るかな? その中で、超原始的な特撮テク使って8mmの怪獣映画撮ってるサークルが 紹介されてたんだけど、「このカメラ通すと、リアルに見えるんですよ」 と言いながら写真の切り抜きや怪獣のミニチュアをせっせと並べてるわけ。 でも、実際に撮影された映像を見ると、 これが本当にそれっぽく見えちゃうから不思議だ。
470 :
444 :02/11/29 17:32 ID:lf7JvtPp
>>467 スーパー16のことを言っているのだと思うが,このスレで言う”汚い”は画作りの話であってスーパー16のせいじゃないよ。
汚いスーパー16作品が有ったとしてもそれは他にも手を抜いているからだろう。
原版が小ぶりだから解像度や粒状性に違いが有るといえば有るが、ハリウッド映画だって撮影ネガから直にプリントしたりしないから、その点では通常の35mm撮影の邦画(例:釣りバカ日誌とか映画館で掛かるニュース映画)の方が画質が良いという事になってしまう。
メメントはスーパー16みたいな粒状だったしロードオブザリングはそれ以下の解像度だったが、それが汚いとは俺は思わない。
>>470 だよね。
実際、16mm撮影で素晴らしい画を作ってるTVCMもあるわけだし。
(例えば鈴木杏の出てる「キットカット」とか)
上映スクリーンでの粒状性も、許容範囲内という例はいっぱいあるわけだし。
問題は技術的な事だけではないでしょう、絶対に。
472 :
444 :02/11/30 00:36 ID:PimnVx7L
>>471 あの「キットカット」のCM16mm撮影なんですか。凄いですね。
粒状と色味は後処理かもしれないけど絶妙ですね。
最近ローキーと称して暗くて不快なだけ(要するに汚い)の映像ばかり見ていたので、あのCMを観て「やれば出来るじゃん」と思いました。
(もっともあれで90分見せろという訳ではなくて鑑賞時間まで計算されてあの画があるということ。)
473 :
名無シネマさん :02/12/01 19:45 ID:RtItdFNl
あえて16o使ってザラついた画質を狙う場合だってある。 簡単に「汚いからダメ」などと言う方が厨房なのでは。
474 :
名無シネマさん :02/12/02 12:59 ID:Dl4MY2kF
木枯し紋次郎とか座頭市とか観ると`70年代初期のTV時代劇はがんばってるなと思う。 現代のフィルムで同じ仕事をしたのを観てみたい。 ところでTVシリーズの濱マイクはスーパー16だったらしいが観た人いるか?
>>474 濱マイク、もちろん観てましたが?
テレビ朝日でいま放送してる「子連れ狼」はフィルム撮影かな。
476 :
名無シネマさん :02/12/08 02:22 ID:OikDykSB
かつての東映時代劇とかの総天然色映画を観てしまうと、いまの邦画が寒々しく 見えてしまうのは、気のせい?
477 :
名無シネマさん :02/12/08 17:53 ID:hSfZgdTR
それはしょうがないね>>476 照明とかカメラとか経験値が今より高かったから
478 :
名無シネマさん :02/12/13 05:21 ID:arb/epVk
ASC [American Society of Cinematographers] 米国撮影者協会. カメラマンの団体で, その推薦映画には権威がある 今日見てきたマイノリティ・リポートにこれついてたけど、 他にASCついてる映画ってなによ?
ASCって撮影監督の名前の後ろについてるだけで、別に推薦してるわけではないでしょ。 ほとんどの米映画の撮影監督が所属してるよ。 ヤヌス・カミンスキ(ASC)=小泉純一郎(自民党)みたいなものなんじゃない。
480 :
名無シネマさん :02/12/19 01:49 ID:VYuxNAkC
「ゴジラ×メカゴジラ」 ついにゴジラまでデジカメか!がっくし。
ざらついた画面の方がリアル感があると思う。特に最近の SFX使用映画のCGのキレイさからは自分はリアルが感じられない。 ジュラシックパークみた時もそう思った。これなら70年代80年代の 作品の方がなんか荒れた感じがリアルを感じてイイ。今の時代劇とか 見てもなんか以前の作品のあの感じが出てなくて臨場感を感じられん。
482 :
名無シネマさん :02/12/20 22:51 ID:k509HoxK
汚いというか安っぽいんだよな。 ハリの絵はゴージャスで色がリッチだよ。 絵具をたっぷり使った油絵と 色が擦れた浮世絵版画の違いというかさ。 「釣りバカ」ぐらいは明るいハリ色で見たい というのはよくわかる表現だよ。 日本のは狙ってるというよりできないんだよな。 そんなもの見るもの見るもの安っぽい絵を 見せられてたら素人でもわかるよ。 一度でもいいから絵をゴージャスで リッチな映画を作ってみろってんだよな。
483 :
名無シネマさん :02/12/20 22:58 ID:k509HoxK
>>481 ざらついた絵がいい悪いの話じゃなくてさ
なんて言うのかな言い方は汚いでも安っぽいでもいいんだけど
要は日本の映画が全部“ざらついてる”のが問題なんだよ(禿w
ざらついているという言い方に合わせるとさ。
要はわざとやっているように見えない。ハリ色の日本映画を
一度もみたことがないっていうのが問題なんだよなあ。
484 :
名無シネマさん :02/12/20 23:07 ID:k509HoxK
>>483 補足
ハリ色というかハリクォリティーね。
485 :
名無シネマさん :02/12/21 20:24 ID:eVdFeecs
しかし技術的に撮れないということは ないんだろ?どうなんだ?
486 :
bow :02/12/22 14:17 ID:cN3Rvnra
「リング」は「The Ring」より圧倒的に怖さがあり 絵もきれいだった。金?な〜に?
487 :
名無シネマさん :02/12/22 14:28 ID:tl3ZEnXu
>>484 問題は技術じゃない。現場の予算なんだ。
今の映画を撮影しているプロダクションには映画館で掛かることが 最終目的ではないのです。 》465さん位の人達が家でTVで見る(観るとはあえて言わない)ことを前提に ライティングするのですよ。 70年代の時代劇というのは、役者のプロダクション製作が多く、 TV局のスタッフではなく映画のスタッフが仕事をしたいタンです。 そのうち映画が少なくなってTV時代劇ばっかりになって行きましたが、 その作品のほとんどが、16mmフィルムで撮影され、フィルムで編集されています TVなどの最大50インチぐらいへの拡大率でいえば、 35mmフィルムを映画館で掛けるより拡大率が低いので、きれいに見えます。 映画館の予告の間にTVで流れるCFが出ますが家で見るより画質が悪いでしょ。 またフィルムで撮影されたものと、ビデオで撮影されたものの、違いは なんと言っても、 「遠近感に出るボケ味」《暗部のつぶれ具合》《ライティングによるカラーコントラスト》 湾かめで取るためにカットバックとフォトモンタージュが演出的にはっきりしている。 此の辺がいわゆるフィルム作品の空気感という奴ですかね。 局の演出家の場合、技術さん、スイッチャー任せで育ってきて、 ワンカメラでロケーションになると、カット割が出来ない人がいます。
490 :
名無シネマさん :02/12/26 02:32 ID:Xz+tKzqV
なるほどね。
491 :
名無シネマさん :02/12/26 10:14 ID:mxAHuUHO
70年代の勝プロの作品(座頭市)は映像に影の部分が多くて視聴者から苦情が相次ぎ、フジテレビからクレームがついたという話を当時聞いた。 しかし木枯し紋次郎もそれ以上に影が多いから、今にしてみれば他の部分でフジと揉めていたのかな、と思う。 それにしても何故一般家庭のテレビはコントラストギラギラなのだろう?
492 :
名無シネマさん :02/12/26 21:28 ID:ySAmuGuY
>>487 そりゃ見てる数が少ないのかもしんないけどさ、
とにかく一般人にとっては日本=安っぽい、ハリ=ゴージャスの印象だよ。
白黒時代なら今見てもそんなに差が感じられないんだけどね。
セットがちゃちい、照明が足りない、特撮がショボ過ぎる、
衣装が貧乏臭いとか、結局、
>>484 が言うように
予算のケタが違うんだろうなあとは思うんだけどね。
493 :
名無シネマさん :02/12/26 21:49 ID:ySAmuGuY
ただ日本の映画産業は技術的にもかなり差が ついちゃったんじゃないかと思うんだよな。 予算のせいばかりじゃなくてさ。 競争力がない産業はどんな産業でも一緒でさ、 トップとの差はどんどん開いていくもんなんだよ。 しかも衰退産業は技術屋を維持できないしね。 ハリなんかの技術革新はすごいよ。特撮の目立つやつ ばっかじゃなくて細かい技術もそうなんだよな。 芸が細かいよ。アイデアも凄いしさ。 むしろ競争力がないのを予算のせいにするなんて 他の産業では考えられないことでさ。 車でもエレクトロニクスでも金のないところから始めてるんだよね。 予算がないという言い訳に甘んじていたら いつまでたっても競争力のある絵はつくれないと思う。
494 :
名無シネマさん :02/12/26 22:09 ID:ySAmuGuY
あとマネージメントの問題があるんでないかと思う。 予算がなければ予算をつくれ、というかさ。 ないないと言ってるんじゃなくてさ。 宮崎アニメの大ヒットを見たらマーケットはあるんだよ。 世界第二位の市場を持っている幸運をもっと認識すべきというかさ。 日本の場合、やっぱ大手の企業努力がたんないんじゃないか? 勇気をだして大作をつくってほしいよな。 一度でいいからハリレベルの絵で超娯楽大作をつくってほしいんだよな。
このスレ、かなり頷く回数多いな。
496 :
名無シネマさん :02/12/28 09:38 ID:Mz5yQSiz
つーことで予算の問題にしてる限り日本映画に未来はないということだね
497 :
名無シネマさん :02/12/28 09:52 ID:Mz5yQSiz
しかし考えれば確かに馬鹿な話だよな どの産業も良い商品をつくって利益を上げる努力を当然のようにしているのに 映画産業だけは予算がないことを言い訳にしてるなんてな。 良い商品をつくることだけが自己目的化してしまった悪癖だね。 変に芸術家をきどった監督ほど糞だということだよ。 ハリに文句言うなら、せめて自分の作品は予算のせいにするな。
498 :
名無シネマさん :02/12/28 21:42 ID:wGLh8Fpq
>>497 予算を言い訳にしてる監督ってあんまりみた事無いけど。
499 :
名無シネマさん :02/12/28 23:33 ID:ws4OHaRI
雨あがる、とっても綺麗でよかったよ
500 :
名無シネマさん :02/12/28 23:36 ID:KcZcHFq/
>>497 予算が有ってもなくても、ごみばっかり出来るんだよ邦画は。
雨上がるの最後のカットはぬけが悪かったと思う。 雨上がりで、峠を越えたら海は青くて日本晴れ!! というのが狙いなんでしょ? だったらあのカットの抜けは寂しいなぁ。
502 :
名無シネマさん :02/12/30 20:03 ID:hmeCiyBb
「阿弥陀堂だより」は見事だったと思うぞ。
503 :
名無シネマさん :02/12/30 21:07 ID:g/ZMPnyM
>>500 しょうがないだろ
この国は風景に色が無いんだから
504 :
名無シネマさん :02/12/31 01:42 ID:nss9lZ1l
>>503 良く言うよ。こんどは環境や自然のせいかよ(苦w
映画人は実力がないのを認めないでどこまでも逃げるんだな。
505 :
名無シネマさん :02/12/31 01:50 ID:NQoeM0QE
日本の都市景観が絶望的というのは、映画以外の分野でもよく言われることではある。
506 :
名無シネマさん :02/12/31 04:26 ID:xt2M/WMp
>>503 同じような湿っぽい気候のイギリスの映画でも、画面がただ暗くならないための
工夫ははるかにやってる。
都市景観が日本と同じくらいひどい韓国の映画でも、映像ははるかにクリア。
507 :
名無シネマさん :02/12/31 05:25 ID:v00Vt5TH
>>503 俺は映画人じゃない
最近日本に帰って来たんだがほんと色がないし汚い
映画のことじゃねーなスマソ
508 :
505 :02/12/31 05:27 ID:NQoeM0QE
イギリスは逆に湿っぽいのが素敵。 >506 都市景観が日本と同じくらいひどい韓国の映画でも、映像ははるかにクリア。 言えてる。 前言撤回。
509 :
名無シネマさん :02/12/31 06:36 ID:91rofrRj
イギリス映画は発光してる アガサ・クリスティものなんか特に 邦画はハリウッド映画やTVドラマに比べて映像のトーンが 暗くなってるけどなんでですか?
510 :
名無シネマさん :02/12/31 06:42 ID:XywRhfMB
気にいらなきゃ 観ないか、自分で創れってこった
>>509 明るさが足りないから。
↓
晴れの日まで待てないor照明が足りないから。
↓
お金が足りないから。
512 :
505 :02/12/31 06:58 ID:NQoeM0QE
だから画作りの話なんだってば! 足りないのは監督の能力or知識。 スタッフに比べても経験無さすぎ。
513 :
名無シネマさん :02/12/31 06:59 ID:PrZBOUQA
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1j4z/japanese/
514 :
名無シネマさん :02/12/31 13:42 ID:nss9lZ1l
>>511 金が足りないってのはほんと言い訳にもなってないよ。
映画も商品だよ。いいチョコレートができないのを金がないって
言ってるメーカーなんて聞いたことがない。
んで、観客のほうもそれをしょうがないように受け止めてるってバカげてる。
こんなムードがあるかぎりイイ映画なんて無理だね。
515 :
名無シネマさん :02/12/31 20:33 ID:iyWW+0TM
>>512 同意。技術面を知らない監督が多すぎるんだよ。
具体的な指示が無く「ノリ」や「ひらめき」で右往左往させられる撮照部の身にもなってほしいよ
作家性なんて現場当日に突然出てくるもんじゃないだろう
と、それに同調するタイコ持ちスタッフも同罪
516 :
名無シネマさん :02/12/31 21:20 ID:NQoeM0QE
他の事出来ないから監督やってます、みたいな人は逝ってもらおう。 現場スタッフは良くやってるぞ! ビニールテープ一巻でロケ現場を70年代初期に戻した美術さんがいたが、それ見たときにはたまげた。
517 :
名無シネマさん :02/12/31 22:40 ID:lzEK0pHa
>>516 スレ違いかもしれないけど
ビニテをどのように使って70年代初期に戻したんですか?
518 :
516 :02/12/31 23:46 ID:NQoeM0QE
木造住宅のアルミ玄関引き戸の中桟に茶色のビニテを張っただけ。
519 :
名無シネマさん :02/12/31 23:51 ID:ABDKqjbE
来年こそは良い映画(本編)撮りたい というより、良い監督につきたい マジで
>>515 これが本当に現場スタッフのレスなら一言。
こんな奴がスタッフにいるなんて、監督が可哀想。
521 :
名無シネマさん :03/01/01 07:17 ID:oD/NruE4
しかし人望も才能のうちだからネエ。
522 :
名無シネマさん :03/01/01 07:28 ID:UrCWmsWv
可哀想なのは515じゃない? 下っ端からみても、なーんも考えてこない監督って結構いるよ。 TOPにいるなら下からの人望も必要だと思うしね。
523 :
名無シネマさん :03/01/01 07:31 ID:ayVkd85I
カブったよ、正月のこんな時間に。
>>521-522 人望、人望って言うけれど
>>515 みたいに技術面を知らないって事で監督を初めからバカにして
監督の考えた事を初っ端から「ノリ」や「ひらめき」としか理解しないで
文句ばっかり言ってる技術スタッフなんて要らないや。
とは言え何でもイエスマンなんてのもいらないけれどね。
文句を言わない技術スタッフはいないけれど
こういう素人が集まる所で愚痴られてもなぁ。
監督の抽象的な思考を具体化させるのもスタッフの仕事な訳だからね。
何でも具体的な指示しかしない監督ってのも実は文句言われたりしてね。
俺らを技術を信用してないとか言って。
人望は最終的に出来上がったものが凄ければ出来上がるんだろうけれど。
525 :
名無シネマさん :03/01/01 16:50 ID:UIYLEmwE
この一連の話題は一般論として話してもこれ以上発展しないと思われるが、要は最終的に出来上がったものが凄くないという事がそもそも問題なのである。
ところで
>>515 さん。
本当に現場の撮影部スタッフならよくこのスレに来て監督が悪いなんてレス付けられるね。
ここ「邦画の映像って汚くない? 」ってスレですよ。
監督よりこのことに関しては責任は重いんじゃないの?
「どうして邦画って面白くないの?」スレだったら監督の文句言っても良いけれど。
527 :
名無シネマさん :03/01/01 18:30 ID:UIYLEmwE
俺は515ではないけれど、映像が汚かったらヤッパリ監督の責任だぞ。 監督無視してスタッフが勝手に画作りするわけじゃないし(全く無いわけでもないが)。 監督のせいで評判が落ちる技術スタッフも出てくることになる。 不快なだけの暗さや、ギラギラして目が痛いような映像も観客との折り合いがつけられない監督の希望だからだ。 それと少なくとも俺は、映像の良し悪しと映画の面白さは切り離せない。
>>527 監督のせいで評判が落ちる技術スタッフはそういないよ。
じゃぁ撮影賞とかも監督のものになるわな。
そりゃ監督は作品の全ての責任を負っている部分はあるけれど
画作りって撮影部、照明部が負ってる所が大きいよ。
監督と基本路線は話し合うけれど、暗くて見辛くしれくれなんて指示出さんもん。
それに映像に関しては基本的な路線を話した後は現場ではお任せにする監督が多いよ。
まぁ勝手にやらないで監督の了解は得るけれど。
映像の良し悪しは映画の面白さの一つにはなるけれど
映像が悪くても面白い映画はあるし、良くても面白くない映画があるし。
それに515みたいに現場で意見を言わずに(まぁ下の方の助手なんだろうけれど)
こんな所で文句垂れられてもな。
撮影部がイエスマンにならなければ良いだけの話しで。
そういう妥協や言い訳ばっかしてるから客が入んないんだよ いいかげん気付け
530 :
527 :03/01/02 00:13 ID:MFw8b/PJ
>527 映像が悪くても面白い映画はあるし、良くても面白くない映画があるし。 それは観客の言う事であってつくり手がそれを言ったら悲しすぎる。 映像有っての映画じゃあないですか。 映像が×なのに面白い映画があるならば、それは映像が足を引っ張っているという事だ。 弁護する余地無し。
531 :
527 :03/01/02 00:14 ID:MFw8b/PJ
↑>527は>528ね。
532 :
528 :03/01/02 00:30 ID:K6b3pbOD
>>530 だって俺は作り手じゃないもの。
作り手は515でしょ。
俺は515の言ってる事の方が作り手として恥かしいと思うから書いたんだけれどね。
533 :
名無シネマさん :03/01/02 02:45 ID:qoXzE7LG
あけおめ。まぁしかし日本の映画産業は何十年にも渡って 衰退産業なわけであってさ、予算が問題というのも あながち言い訳とは言えないんでね。ここまでハリと 差がついてくるとスタッフの技術から、インフラレベルで 違いが出てきてるんだろうよ。アフリカの弱小国家が 独力でいきなり競争力のある半導体をつくろうとしても無理なようにね。 日本がハリレベルの映画をとるにはどうしたらいいか? オレ的には、一本、大手が死ぬ気で金だしてハリレベルの 超娯楽大作を成功させたらガラッとムードが変わると思うんだけどね。 宣伝、マーケティングにも金を十分つっこんでさ。 足りないところはハリに協力してもらってもさ。 そこで培われる経験、技術、設備資産は使い回しができるだろうし はかりしれないものになると思うよ。 ところで日本は撮影技術の共有はしてるのか?
534 :
名無シネマさん :03/01/02 03:00 ID:qoXzE7LG
あと上でも言われているように 映像にはこだわってほしいね。 技術的な本物志向、こだわりを持ってほしいよ。 なんかストーリーつくったり、シーンつくるのが 監督だと思ってる人もいるけどさ。 映画なんて話しがありきたりでも 絵が美しければ見れるよ。 日本では逆でさ、やりたちことはわかるけど 絵がぜんぜんついていってないってのがほとんどなんだよね(禿w それでこけちゃってるというかさ。
535 :
名無シネマさん :03/01/02 04:19 ID:KPVvVUfl
映画ほど大規模な撮影になるとどのカットをどう撮るかは事前にロケハン、 リハ含め周到に準備しないとだめなんじゃない。本来は。 それによって照明、レンズ、クレーンだのドリーだのって全部決まってくるわけだから。 ただでさえ予算も時間もぎりぎりでやってのに、当日になって想定外のショット 撮りたいと言われても、機材の準備も間に合わないし、要求どおりの絵なんか撮れない。 あらゆることを想定して機材を用意するなんて出来ないし。 こだわった絵を撮ってる映画ってその辺からちゃんと準備してるんじゃないかな。
536 :
名無シネマさん :03/01/03 01:55 ID:+krmh/Vz
やはり現場のスケジュールがきつ過ぎる。 ロケーション、デイで5、6シーン当たり前。 正直撮りきることで精いっぱい。 カメラマンのエゴより、スケジュール消化の方が最優先。 韓国映画『シュリ』『チング』『カル』などは、見るからに映像に金が掛かってる。 たいてい現像はイマジカですが。 韓国映画は国が大量の助成金を出している。いわば「半国策映画」。 日本映画で1億超えるバジェット作品が年間どれくらいあるか。 推して測るべし。 映像のルックに関する点ですが、やはり全体の光量の差が大きい。 光量の少なさ→高感度フィルムの使用(粒状性の悪化、黒が浮き上がりやすくなる)、継ぎはぎライティングを招く。 因みにハリウッド作品の暗部のリッチな出方は、低感度フィルムを使用し、暗部にライトを当てて、レンズのF値を絞り込むことで得られることが多いと思う。 残念ながら、邦画ではなかなかそんな余裕はありません。 銀残しにしても現像ラインを1本そのために確保しないといけませんからねえ。
「銀残し」ってなんですか?
538 :
名無シネマさん :03/01/03 14:59 ID:8FyggZUh
さっきまで家族で毎日放送で「お墓がない!」(1998)を観てた。 我が家はそこそこ楽しんだ。もっとも、「劇中映画がいくらなんでも浮世離れ しすぎでくさすぎ」というつっこみをいれつつだったけど。 私の気になったところは、伴奏音楽の少なさ(ハリウッド映画やフジテレビ あたりのドラマの音楽過剰とはまた違う)と選曲センスの事、テンポの遅さ、 題名(「・・・がない」ってタイトル、ほんとにはやってたのか?)そして やっぱり映像の暗さかな。汚い、とは違うんだけど、なんか暗い。 画面中央の人物は明るいんだけど、背景や人物の影、木陰、物陰や夜のシーン がのきなみ黒くつぶれている。黒い服や黒い車も多く出てくるだけに「黒っぽい 映画」という印象。スタイリッシュな黒さではなくて、どんよりした黒さ。 明るいところは本当に明るいんだけど。 たぶんこれが、>536氏のいう「全体の光量の差」「ハリウッド作品の暗部のリッチな出方」 との差なのかな? CMの間に他局にチャンネルを変えると、さっきまでの映画と明るさがぜんぜん違う。 やっぱりコメディなんだからもう少し明るい画面と速いテンポで観たかったよ、 せっかく興味深いネタだったのに。
540 :
533 :03/01/03 21:13 ID:wAzgQ4AV
>>536 なるほど。現場のナマ声うれしいすね(w
しかし日本も「半国策映画」やらんかねえ。
ソフト関係は有望だと思うんだけどね、将来的にも。
ファンとしてもぜひ作ってほしいんだよな。映画館にいきますよ、オレ。
日本のマーケットは掘り起こしたらかなり大きいのは
宮崎作品で証明されてるし、少なくともその点は(アメ以外の)
ほかの国より恵まれてると思うんだけど。アジア全体なら
かなりの市場が見込める気がするし。いつまでも車とか
ハードに頼ってるのもなんだかというか。。。
って、こんな話しになるとやっぱ大雑把な話しになっちゃうんだけど
でも、なんとかならんかねえ、その予算ないっつーのさ、とは思うよ。
あと中国映画の90年代の名作もさ、きれいなんだよねえ。
ハリ色とまた違ったような、黒沢っぽいきれいさというか。。。
541 :
533 :03/01/03 21:21 ID:wAzgQ4AV
>>538 日本映画は、ストーリーの作り込みがあまいよな。
よさそうな話しもそりゃないだろってガクッときてしまうことがよくある。
演出が安易なのも目立つことが多いし。
脚本や演出段階の作り込みもどうなってるんだろう。
ここらも時間がない、予算がないが理由なんだろうか。
昔の名作を見るとそんなとこで引っ掛かるのはないしさ。
542 :
533 :03/01/03 21:34 ID:wAzgQ4AV
とにかく日本の映画業界は、 自分たちが衰退産業で、後進国弱小国家の産業だ、ぐらいの 認識でやっていかないとダメだと思うよ。きどってないでさ。 国からの助成金もおねげえしますだってキャンペーンしてんの? なんかタレント監督を祭り上げたり 目先のことばっか考えるじゃなくてさ。 日本の超娯楽大作がみたいのよ。やっぱ日本人にとって 日本語の映画って特別なものがあるんだよ。 バカコメディでも、というかだからこそ、 特撮ばっちり映像バリバリつーのを見たいんだよな。
543 :
名無シネマさん :03/01/03 21:55 ID:bZFRXqMd
今テレ東で「極道」やってるけど、なんであんなにのっぺり薄暗くて青っぽいのかね。 特に全体に青っぽいのがすごく気になる。劇場で見たこと無いからわからないけど 劇場でもあんなに青いのだろうか。
>>542 そういうの十年くらい前から言われ続けられてるような・・・
545 :
538 :03/01/03 22:20 ID:8FyggZUh
>>540 リアル工房のころ、映画館で「黄色い大地」を観る機会があって、
どーせアジア映画だしダサダサだろう、と思って観始めたら、まあ
なんというか、あまりの美しさにガーンときたわけです。
あれは撮影監督がチャン・イーモウだったんだよね。それ以後も
彼の撮る映画、監督する映画に(画質のことで)裏切られたことは
ないです。(菊豆(チュイトウ)、紅いコーリャン、初恋のきた道・・・)
彼一人で中国映画を語ることはできないと思いますが、寒々しい
気になったことはあまりないかも。(むしろ裸電球がギラギラしてる
夜のシーンが多い印象)
>>541 たしかに、邦画は上映時間が長すぎ、余計なところに感情を込めて
長回ししたりテンポを悪くしたりしてるんじゃないでしょうか。
90分くらいで終わって切る所がないくらいの映画が観たい・・。
>>545 邦画の上映時間が長すぎるのなら
アメリカ映画なんて観れないわな。
カットできる所ばっかりなんだが。
無駄が多いよ、日本の映画より。
547 :
名無シネマさん :03/01/03 23:47 ID:8FyggZUh
>>546 たしかに洋画で2時間を越える大作が多いけど、あまり眠らず観れるのですが。
会話が多くてテンポがそれなりに早いからか、それとも実際はだらだらしたシーンなのに
うるさい劇伴のせいでなんとなくだまされてるのか・・・。
ともかく、洋画を見て邦画ほど映像面で残念な気になることはないです。
548 :
488 :03/01/04 16:08 ID:VQlPweFI
だから
>>488 で散々書いただろ!
「《現場の》予算の問題だ」と!
邦画は、(物にもよるが)ヘタなドラマなんかより完成度自体は高いんだよ!
ゼロ戦じゃあ、イーグル、トムキャット、ステルス相手にそうそう勝てないんだよ!
万札1枚=ライト1発だと思え、この野郎!
549 :
488 :03/01/04 16:09 ID:VQlPweFI
ハァハア。。。
550 :
名無シネマさん :03/01/04 17:42 ID:q2hS2gF0
ライトが無いなら無いで工夫すべきなんでないかい。 ところで影ばっかりの「たそがれ清兵衛」はライトたっぷりとは感じなかったがきれいだった。 (もちろんハリウッド風とは違うが) 「KT」も闇が素敵。
551 :
名無シネマさん :03/01/04 18:43 ID:NP4WhNs2
>>548 ゼロ戦って、いつの時代の話ししてんすか?
とにかく予算が問題ならそれを解決してくれよ。
いつまでいってんのよ。現場もそういう意識が必要だよ。
そうでないと金もないのになんでそんな戦争を
企画したんだってことがやっぱ問題になるよ。
552 :
名無シネマさん :03/01/04 20:44 ID:Hdz3s+YA
いろんな意見があるねえ 予算、監督の無知、現像(機材)、日本の風景、照明 アメリカの現場を(日本も)知っている人に聞いたら、全てがあてはまるが、監督の問題が一番では?とのこと。 やはり日本では撮影監督に権限が与えられていないらしいね、アメリカに比べて。 日本のキャメラマンはイエスマンが多いとも言ってた。 と、それ以前にアメリカの監督は技術理解が無いと、プロデューサーに相手にされないそうだ。 キャメラマンとの話し合いも出来ないだろうと思われちゃうのか。 たしかに、CSなんかで流れてるショートフィルムを見てると、学生レベルでも、画の綺麗な作品が多いね。 ハリレベルとはいかないけど。 いずれにしろ、予算のせいばかりじゃない。
553 :
名無シネマさん :03/01/04 20:56 ID:j5z21B7R
5秒の1カットも20秒の1カットも手間、緊張、照明とか そのエネルギーは同じだから、お金も時間もない場合は 貧乏たらしくとったカット全部使い切りたいと監督は思うんじゃないかな ハリウッドみたいに短いカットにしたら10分くらいで終わるね 最近の邦画は。貧乏根性まるだし
554 :
名無シネマさん :03/01/04 21:47 ID:rvlSBB//
演出部には技術パートや美術関係の専門的な拘り、を無駄なオタク趣味としか考えない奴が現実にいる。 それと日本の映画って覗き趣味的な女子高生モノが以上に多くないか? というか麻疹の様に皆撮りたがるので正直キモい。
>>554 >それと日本の映画って覗き趣味的な女子高生モノが以上に多くないか?
そうですか? 例えばどんな映画? 及川中とか鈴木浩介とかが撮ってるヤツ?
仮にそうだとすると、いまや、ゲーム・マンガ・ジュニアノベル世代が30代・
40代になってるので、自然とそういう発想になるんだと思う。
個人的な趣味だと、オレは、まだスカートが短くなく、茶髪でもなく、お洒落
もしてない時代の女の子が好きなので、新作の女子高生モノなんか観たくもない(ワラ
理想が入り過ぎるが、10代の子はありのままで清潔にしているのが、いちばん綺麗だよね。
556 :
名無シネマさん :03/01/05 01:57 ID:mY/Q1dz5
>>552 は、具体的でかなり核心を突いているんじゃないか?
邦画関係者から反論はないのか?
結局、監督が一番問題なんじゃないかコラァ!
やっぱ予算なんて言い訳だったんだよ。クソ。いい映画とれよ。
邦画監督はストーリー見せるのが映画のように思ってるのか?
いい絵を見せようっていう気持ちがまったく見えないんだよ。ブァカ!
>>556 監督を勉強させようと思っても、学校も現場も貧乏という状態ではちょっとね。
政府から映像系の学校に助成金でも出れば少しは変わってくるのかもしれないけど。
なんか望み薄そうなんだよね。ビデオ世代が出世すれば少しは変わるのかな。
あと、監督がいい絵を撮るわけじゃないからね。
一見、合理的に見える「コンテ」という考え方も、
邦画界の場合、絵のセコさを増幅させる方向で作用してるような気もする。
558 :
名無シネマさん :03/01/05 04:07 ID:9Kvkm6vK
カメラ板と言うところにココ2〜3ヶ月いてわかったことが。 ようするに邦画の絵はオタクな理論や嗜好に基づいてとられてる筝が 非常にマイナスに作用してる好例なんじゃないかな? たとえば空は抜けるように青く、街の色はどれもこれもギンギンに、 “ひなびた温泉街の廃虚”をノーライトでとったって、 まるでカリフォルニアの見捨てられた移民街みたいにスカッと写っちまう ようなレンズとフィルムの組みあわせというやつがあるわけ。 でもカメオタ達に言わせるとそれは“真実とはほど遠い嘘の色”なんだな。 ハリウッドの大作娯楽系の絵って影はきちんと影だし、晴れた空は どこまでも青。絵として奇麗という以前に非常に作りが明快なわけ。 しかしそれもカメオタに言わせると“暗部が潰れてる-空も階調に乏しい -子供相手と言わんばかりの明快なアニメ画質だ”となるわけ。 や、一概には言えないんだけどね。
559 :
名無シネマさん :03/01/05 06:36 ID:/luVsBqN
やっぱ監督と演出部の問題だと思うがなあ。予算以前に。 俺は美術スタッフ(下のほう)なんやけど、こんなことがあった。 ある監督がやっぱり本番でひっくり返しちゃう(立ち位置やカット割り、ロケ場所も)タイプ。 カメラも照明も美術もプランはガタガタで、セッティングをいちいちやりなおさせられていた。 カメラマンがいくら時間がかかると説明しても、監督もチーフも「オレら技術わかんないですから」 当然、時間がかかって連日深夜までの撮影で、みんなヘトヘト。 ある日プロデューサーが怒ってやって来て監督に「何で遅れてるんだ!」 監督もチーフも制作部も口を揃えて「カメラマンが遅いんです!」 そりゃ「自分達の責任です」とは言えないだろうが、ヒドイなーと思ったよ。 他のスタッフも監督の目の前で「演出の問題です」とは言えんわな。 そしてカメラマンが呼ばれてPに怒られてた。 カメラマンも「アンタプロじゃないよ」とか言われてさすがにキれてたが。 オレ達はたまたまスタッフルームの外で作業しててまる聞こえだった。ドキドキした。 完成した映像は見て無いが、そんな状況で良い映像が撮れるわけない。 他の現場でも多かれ少なかれ同じようなこともあるけど、あの時はカメラマンに同情したよ。 もちろん打合せで決めたことをそのままやれば良いとはおもわんけど。 とにかく日本では(ってハリウッドは知らんが)監督が絶対。 このスレ読んでてそんなことを思い出した。
>>559 こりゃまた極端な例を出してきたね。
君のレス一つでそれが日本の現場全てに当て嵌まると思われるのは怖いわ。
まぁ日本の現場が監督が一番ってのが一番問題なんだけれどね。
撮影が遅れてたら責任は監督なんだからプロデューサーは監督に責任取らせなきゃ駄目よ。
大体俺の知ってる現場で技術が遅いなんて言い訳する監督や演出部見た事ないよ。
特に演出部チーフはスケジュール管理なんだからそんな事言ったら総スカン食って仕事にならなくなるわな。
561 :
名無シネマさん :03/01/05 06:52 ID:r/JyqAzX
なんだか現場のスタッフと思われる人達の意見はみんな、 良い絵を撮ろうと努力しているキャメラマン他技術スタッフ VS それを必死で阻止してショボイ絵にしていく監督 という構図になってる。 ホントにそうなのか?だとしたら大いなる矛盾だろ。
>>556 俺は全然
>>552 は核心ついてるとは思わないな。
ハリレベルとか書いてるところ見ると以前から書いてる現場を知らないド素人みたいだから。
だいたい監督が無知なんてどうして分かるの?
撮影部と同レベルの技術的知識持ってなきゃならん理屈が分からない。
更に言うとこのスレにレス付けてる俺ら素人より監督は撮影技術について理解してるよ。
映画は物語を語っていくものだろ。
良い絵、良い絵って、映画はまずストーリーありき、だ。
でも1=筋、2=ヌケ、3=動作だから映像は二番目だわな。
>>557 >一見、合理的に見える「コンテ」という考え方も、
>邦画界の場合、絵のセコさを増幅させる方向で作用してるような気もする。
これが所謂絵コンテ、ストーリーボードのことを言ってるのならば
日本の現場は絵コンテを用いる事は少ないです。
大体が台本にカットラインの線を入れて撮影技師とアングル、サイズを話し合いながら決めていくってのが主流です。
CG合成や特撮がらみならコンテ切るけれど。
絵コンテきっちり描く事の方が稀です。
絵コンテ自ら切る監督は有名なのは加藤泰ですが
アメリカ映画のストーリーボードのようにきっちり描かれたものではありません。
>>561 それを書いてるのはヘタレスタッフだよ。
良い絵を撮ろうと努力しているキャメラマン他技術スタッフ
VS
それを必死で阻止してショボイ絵にしていく監督
対立するようにしか考えられないスタッフじゃあね。
確かに現場での不満ってのはあるだろうけれど。
それを現場で解消できないのが問題か。
一番核心ついてるのは
>>536 だ。
565 :
名無シネマさん :03/01/05 07:32 ID:Nx/sKlES
566 :
名無シネマさん :03/01/05 08:09 ID:SA0pu23O
>>560 >大体俺の知ってる現場で技術が遅いなんて言い訳する監督や演出部見た事ないよ。
そんなこと無い、よくある話だよ。特にキャメラは。まあ、ホントに遅い人もいるけど。
もちろんあなたの考え方は正しいと思う。
ただ、これは日本に限った事では無い。「マスターズオブライト」を読むと、そんな話がワンサカ載ってる。
ハリウッドでは撮影監督の地位が確立されている分、日本より責任も大きいのかも。
567 :
556 :03/01/05 08:19 ID:mY/Q1dz5
>>562 >ハリレベルとか書いてるところ見ると以前から書いてる
>現場を知らないド素人みたいだから。
それはたぶんオレだよ。オレがハリレベルと書いてたのに合わせて
>>552 もそう書いたんじゃないか。ともかくそんなくだらない
言葉尻にひっかかるなよ。ちょっと恥ずかしいぞ。
>良い絵、良い絵って、映画はまずストーリーありき、だ。
>でも1=筋、2=ヌケ、3=動作だから映像は二番目だわな。
ほんとにあんたが業界の人間なら、これ聞いて
ますます邦画に未来がないような気がしてきたね。
いったい何年そういってやってきてるのよ。
で、それで客入ってんのかよ?
568 :
名無シネマさん :03/01/05 08:34 ID:p+W4y5GH
>562 でも1=筋、2=ヌケ、3=動作だから映像は二番目だわな。 2時間サスペンスならそれでも良いです。
569 :
556 :03/01/05 08:49 ID:mY/Q1dz5
あと
>>558 の書いてたことも興味深かったんだが
絵がカメオタ好みで一般のニーズに
合ってないというのはオレも感じてんだよね。
そりゃオレは現場を知らないド素人だけどさ、
邦画は作品性に逃げてるような気がすんだよ。
ここのやりとり見ててもわかるけど
必要以上に専門家を気どってるというかね。
それで最後はいつも「予算がない」だろ?たまんないよな。
オレら客だぞ?そんなこと言うつもりなかったけどさ
なんとかいい邦画みたいんだよ。バカと言われても
ハリが作るような痛快な娯楽映画が見たいんだよ。
日本人にとって日本語の映画はやっぱ特別なんだよ。
わかれよそれぐらい。少しはニーズ理解しろというか
プロだったら客を呼べるかどうかで勝負しろって。
どの業界でもまずそこで勝負してんだよ。
>>567-568 >>良い絵、良い絵って、映画はまずストーリーありき、だ。
>>でも1=筋、2=ヌケ、3=動作だから映像は二番目だわな。
>ほんとにあんたが業界の人間なら、これ聞いて
>ますます邦画に未来がないような気がしてきたね。
>いったい何年そういってやってきてるのよ。
>で、それで客入ってんのかよ?
>>562 でも1=筋、2=ヌケ、3=動作だから映像は二番目だわな。
>2時間サスペンスならそれでも良いです。
おいら素人だが、これってハリウッドもそうじゃないの?
ハリウッドはまず脚本に力を入れるわな。
それに世界中の良いストーリーを買い漁ってるし、常に面白い新しいストーリーを探してる。
そして良い絵。
そして動作=演技。
良い演技と共にスターをキャスティングに配する。
それとも何はともあれ映像ですか?
どんなに素晴らしい酔いしれる映像美でもストーリーがつまらなければ
面白い映画にはならないよ。
映像美なんていって誉めるのは映画に対して失礼だ。
撮影監督に対しては誉め言葉だけれど。
571 :
570 :03/01/05 11:09 ID:CTqt72H5
あぁでも此処は映像を語るスレだから
まずは映像について語るのは問題ないか。
でも映画全体はまずはストーリーだと思う。
>>569 んでも、
>ハリが作るような痛快な娯楽映画が見たいんだよ。
予算や内容がちょっと落ちるけれどこれを目指してる映画もあるよね。
だけれどそういう映画はつまらないって言っていつもけちょんけちょんだ。
そりゃ確かにつまらないのが多いからしょうがないが
その姿勢までも認めない人が多いよね、ハリウッド信奉者=邦画駄目派、そして邦画信奉者。
まぁ結局面白くないのが問題なんだけれどね。
572 :
名無シネマさん :03/01/05 17:53 ID:p+W4y5GH
>570 ハリウッドはまず脚本に力を入れるわな。 それは段取りのはなしであって、最終的な作品で画が上・話が上なんて意味ないわな。
573 :
557 :03/01/05 18:33 ID:3b1BR5SO
>>563 私の言葉が不足していたようですね。
「カット割り(コンテを書くかどうかは別として)」という考え方が良くないと思うわけです。
編集の自由度を考えるのであれば、カバリッジを山のように撮る方法の方が
作品の質を向上させると思うわけです。たとえ使わないカットが増えるとしても。
撮影時に編集してるようなものだから、モンタージュの試行錯誤もできないでしょ。
>>573 またお金の話の戻ってしまうんだよね、それだと。
予算の自由度がないと編集の自由度もないんだな。
>編集の自由度を考えるのであれば、カバリッジを山のように撮る方法の方が
>作品の質を向上させると思うわけです。たとえ使わないカットが増えるとしても。
これに関しては賛否両論かな。
昔の監督は見事にカット割を元に撮影して質の高い作品を作ってたわけだからね。
ただそれも撮影所という母体があってこそだったわけだが。
んで現在は別にそれで質が全て低いとは思わない。
身の丈にあった方法なんだよね。
使わないカット=無駄となってしまわないだけの余裕がないところが多いからね。
それは製作体制が変わらないとね。
でもその方法で今やってる人たちいるよね、岩井俊二と行定勲ね。
質が高くなってるかは疑問。
行定勲に関してはその方法の為毎日深夜、午前様撮影で、スタッフボロボロ、
ロックンロールミシンに至っては予定の3分の2弱しか撮影できずにスケジュールがなくなってしまうという状況。
どっちが良いかは今は解らないわ。
575 :
556 :03/01/05 19:07 ID:mY/Q1dz5
>>570 アンタ話しの流れがわかってない。
このスレがどうこうというより、まず、
邦画の絵がよろしくない、これが発端なのよ。
一般受けしていない事実。これが問題。
そこへ業界の人間が「映画はストーリー」だの
話しをごった返す醜い言い訳を言ってるわけ。
576 :
557 :03/01/05 19:14 ID:3b1BR5SO
>>574 あなた、よくわかってるじゃないですか。
結局「予算とスケジュール」っていう、
よくある映画制作本のテーマに戻ってしまうわけですね。悲しいことに。
577 :
556 :03/01/05 19:28 ID:mY/Q1dz5
オレ的にはいままで話してきてわかったのは 邦画業界が(悪い意味での)映画オタの巣窟になってるということ。 これが一番問題。マーケット無視、客が何を求めているかなんて関係ない。 日本でこれだけ業績を上げているハリをクソと思ってるようじゃ 救いようがない。おめえら弱小業界のくせして少しは謙虚になれと言いたい。
578 :
名無シネマさん :03/01/05 19:41 ID:sCrSkAwZ
ハリウッド映画って作品ごとに「ルック」の違いがあるんだよね。 「ゴッドファーザー」ならセピア調とか、 「プライベート・ライアン」ならハーフトーン+黄色とか、 「ホワット・ライズ・ビニース」なら青灰色とか、 ブラッカイマーならああいう色調とか。 そういうのは予算の問題もあるかもしらんが、 要は監督やプロデューサーの意識の問題だと思う。 始めに「こういう感じで統一したい」っていう話があれば カメラマンや照明はそういう画面作りをするだろう。 そういう意識がある監督って日本では黒沢清ぐらいじゃない? あと今は無き奥村とか?
>>577 映画ヲタならアメリカ映画を糞なんて思ってる人は少ないと思うが。
ただ今まで百年近く培ってきたと思い込んでる日本の製作体制ってのがあって
今更アメリカ映画の真似なんか出来ないってのもあるわけだ。韓国みたいにはね。
でも、良い所を取り入れようという動きはあると思うよ。
映像のルックに関してはやっぱり予算が一番だな。こればっかりはどうしようもないもの。
>>578 大抵の監督は撮影開始前に話し合いますよ。撮影技師と照明技師と。
そして一応のルックは決めるけれどね。
580 :
名無シネマさん :03/01/05 22:08 ID:Nsbr6Pat
>>574 「GO」は日本映画にしては美しさを感じたが、それ以外の行定勲の映画はどれも映像がショボいと感じる。
同じやり方で、出来が違うということはやはり予算の問題なのかな。
581 :
名無シネマさん :03/01/05 22:53 ID:OtM/Ozb3
director-file.com/cunningham/523.html あんま関係ないかもしらんがクリスカニンガムの作品 出てるの日本人だけど、やっぱりちょっと違って見えるね 素人目には、あんま金もかかってなさそうに見えるがどうか
582 :
名無シネマさん :03/01/06 00:01 ID:fU354ZA2
アリーマイラブの映像って綺麗ですね それに比べて・・・( ´Д⊂)・゚・
583 :
名無シネマさん :03/01/06 01:01 ID:9b++H2OY
「ホワイトアウト」でさあ、夜の雪景色になると画面真っ青になるじゃん。 青い雪見せといてホワイトアウトはねえだろう。 ま、夜の雪はアメリカ映画でも青い場合が結構あるんだが。
584 :
536 :03/01/06 02:21 ID:b13gZgSU
536です。 ルックの話に戻ります。 「ルック」を確定させる要素としては、 1.フィルムの選択(感度、ネガorリバーサル) 2.レンズ、カメラ等の選択 3.フォーカス深度、F値、フィルターの選択 4.ライティング 5.現像方法(ノーマル、増・減感、銀残し等) 6.ポジフィルムの選択、プリント 7.タイミング が主要なものだと思います。 必要に応じて特殊効果(フラッシング等)やテレシネ(ビデオ変換時にカラコネ)→キネコの方法を取ることもあります。 原則的に機材・技術的なものはハリウッド、日本その他の先進国に差はありません。 では、なぜこんなに「画」に差が出るのでしょうか。 日照条件(例:日本ではカリフォルニアのような抜けた青空を撮ることはできない)や照明環境の相違(例:日本の家屋は主に蛍光灯によるセンターライティング)なども無視できない大きな要素であることは事実だと思います。 でも一番の違いはやはり時間・経済的な「手間ひま」です。 ルックを確定するのは上記の要素群の複合技です。 その膨大な選択肢のなかで撮影監督は経験と感覚によって追究していきます。 作品ごとに多くのテスト時間を貰えることが撮影監督の理想。 しかし現実には難しい。 複雑なルックを選択してもそれを維持するのには現場負担が増していく。想像以上に。 「ルックの追究」vs「制約・効率」 ここにすべて集約される。 ワンカットに掛ける「手間ひま」が大きいCMを観れば分かってもらえると思うが、技術はあるのです。
585 :
536 :03/01/06 02:35 ID:b13gZgSU
追記: 欧米人には日本映画の「画」がとても美しいという方が結構います。 本人たちは忘れがちだが、日本独自の「陰影」というものがあるのです。 日本はハリウッドではありません。 ハリウッドの画を追随するのではなく独自の映像、転じて娯楽性を追究することこそがかの地に対抗する唯一の方法ではないでしょうか。 「ジャパニメーション」「香港映画」などがその回答を内包している気がします。
586 :
名無シネマさん :03/01/06 02:37 ID:ZsM5X5Jn
大林監督の作品の映像は安っぽいが綺麗だと思います
587 :
名無シネマさん :03/01/06 03:32 ID:rJ3C7BkO
>>584 @536
やっぱりどこかずれてるとおもうんだ。
まず君の言う「ルック」の確定要素1〜7。これは映像を絵画に喩えると
みんな絵書きの道具の違いでしかないんじゃないだろか。
邦画の画とハリウッドの画の違いの決定的な差にはならない。
で、日照条件や照明環境の相違。これもやっぱり筋違いじゃないかな?
どんより曇った空、蛍光灯に瞬く猥雑な都市をハリウッドのスタッフと
日本のプロダクション一味が同時にとったらどうなるの?
やはりこのスレで語られる画の違いが出てくるはずだ。それはなに?って話じゃないか。
あとCMの話。映画の三十秒にかかる予算とCMの三十秒にかかる予算は
それはもうケタ違いだ。でもね、これはアメリカの映画とCMだってこのくらいの
差はあるわけじゃん?でもアメリカのCMよりアメリカの映画のあるワンカットの方が
綺麗な場合があったりする。コスト比は随分違うのに。その差はなんでしょね?
588 :
名無シネマさん :03/01/06 04:02 ID:kmy2GISK
>どんより曇った空、蛍光灯に瞬く猥雑な都市をハリウッドのスタッフと >日本のプロダクション一味が同時にとったらどうなるの? >やはりこのスレで語られる画の違いが出てくるはずだ。それはなに?って話じゃないか。 なんでそう言い切れるの? お前はただの白人優越主義者か。 それにハリウッド映画はもともと予算高いから、邦画ほどCMとの予算格差ないぞ。 584はわかってる奴。
589 :
名無シネマさん :03/01/06 04:39 ID:c7gthUgf
>>585 正直、邦画はビデオで見ることが多い。
ビデオにする段階で映像が汚くなってるということはないの?
590 :
587 :03/01/06 04:48 ID:rJ3C7BkO
>>588 なんで僕が白人優越主義なのか不思議。
僕の文章のどこをどう読んだらそうなるの?
ハリウッド映画の予算はそりゃ高いよ。
でもCMだって高いんだ。
CMvsMOVIEの時間単価比は日本のそれと極端な違いはないよ。
NTTがスマップ使ったCMの予算と
ペプシがブリトニーつかったCM予算の差ぐらい
計算しなくてもわかるだろうに。
591 :
名無シネマさん :03/01/06 04:49 ID:Nhk4TP9C
>>584 「ルック」の確定要素に被写体の選別もあると思うが。
>>222 あたりで黒沢清が言ってるように、俳優に暖色系の服を着せるとか、
予算が無くてもそういう工夫はいくらでもできるわけだ。
そういうことを端からやる気の無い監督が多すぎるとは思わんかね。
592 :
536 :03/01/06 05:09 ID:Dm96xxmd
>587 要素の1〜7は確かに“道具”と言うことができます。 しかしその道具の量・質の差は一般的に言って大きな差異になるのではないでしょうか。 もちろん、どの世にも一筆書きの芸術家というのはいるものですが。 ディティールが全体を作ります。ワンカット、ワンカットが映画を構成してます。 一つの屋内シーンがあるとします。どこかのビルの一室を借りて撮影することになりました。 様々な制約があります。 ・時間の厳守→(スケジュール消化が題一義) ・撮影現場の広さ→(望遠系レンズの使用不可、広角レンズの多用、ドリーショットの限定) ・天井の存在→(ライト位置の限定) ・電源の限定→(全体光量の制限=高感度フィルム使用、開け気味のF値[←既出]) ・美術の限界→(有りものを活かすしかない) などの制約が派生する。完全セットのハリウッドと比べて“道具の違い”で済まされるレベルでしょうか。 同条件で日米のスタッフが撮影したらの話ですが、結果は基本的に同じ画うしが出来上ります。 多少、フレーミングや露出の趣味が出るでしょうが。 CMと映画のワンカットに対するコスト比ですが、圧倒的に米国のコスト格差は小さいです。 現在の日本映画において総予算1億円以下が8割以上、16ミリ使用比率約7割(スーパー16含む、数値は概算)というのは、ハリウッド・メジャー映画がほぼ100%35ミリであるのに対して、それは小さな差異といえようか。 繰り返しになるが、私自身の意見としては「ルック」の差異はその「手間ひま」に集約されると思います。 同条件下では同レベルのものが得られます。 ですが、ここはハリウッドではないのです。ないものねだりしても仕様がありません。 その土地・習慣にならった映画を撮るべきというのが私の意見です。
593 :
536 :03/01/06 05:42 ID:eJ3va0uQ
>587 追記:CMとの格差について 純粋に技術費の対比がCM:映画=10:1だとします。 ハリウッド=1億円:1千万 日本=1千万:100万 のような数字になってくると思います。 双方とも同じ10:1ですが、その内容は大きく異なってきます。 100万では基本的な機材しか揃えられないが、1000万では特機を含めたいてい揃ってしまう。 つまりある金額以上はプラス・アルファの範疇に入り、映像的に大差がなくなってくるのです。 私が問題にしているのはその1千万:100万のことなのです。 >591 黒沢監督のトーンについて 黒沢清監督は明確な映像ビジョンを持っています(『映像のカリスマ』参照) 彼は低予算を逆手にとった“当てないライティング”というものに開眼してるように見受けられます。 黒沢作品を多く手がける照明技師・豊見山氏は器全体には当てるが、必要以上に人物には当ててません。 役者の表情が見えなくても(つまりツブレても)それが狙いとなって成立しており、事実完成度の高いムードのある映像に仕上がっています。 ところが、ハリウッドでこの手のライティングは出来ません。 役者の顔をツブすことは、特殊な場合以外まず許されないのです。製作サイドからクビ切りされるか、俳優サイドからクレームおよび契約不履行とみなされて裁判沙汰になりかねません。 つまり、黒沢監督は極めて“日本”という枠内でその特性を捕らえ、娯楽性のある映像を創りあげているのです。 何度も繰り返しで恐縮ですが、それが土地・習慣にならった映画というものです。
594 :
556 :03/01/06 05:52 ID:MqYPc7ss
>>592 536氏は具体的で興味深く読ませてもらってますが
>ここはハリウッドではないのです。ないものねだりしても仕様がありません
>その土地・習慣にならった映画を撮るべきというのが私の意見です。
製作側がそこまで達観してしまうのもどうかと思う。
客はどういう映画を求めているか?
そこからまずビジネスを成り立たせてほしい。
そうすれば“完全セット”がいつか日本でも
持てるかもしれないじゃないですか?
制約がない現場を望みませんか?
595 :
556 :03/01/06 06:06 ID:MqYPc7ss
>>593 >つまり、黒沢監督は極めて“日本”という枠内でその特性を捕らえ、娯楽性のある映像を創りあげているのです。
>何度も繰り返しで恐縮ですが、それが土地・習慣にならった映画というものです
いやそれは違うでしょう。
日本の特性を生かした努力というのはわかりますが
撮影の制約に対する根本解決ではないでしょう。
「土地・習慣にならった映画」というのは
もっと文化的なものに使われるべき表現ではないですか?
596 :
名無シネマさん :03/01/06 06:14 ID:FxO9mtdC
ところでバブルの頃の方が汚い邦画は多かったような気がするが気のせいか?
597 :
587 :03/01/06 06:22 ID:rJ3C7BkO
>>592 うーん、やっぱりどっかかみあってないなぁ(舌足らずな僕のせいも有り?)
あなたの主張で納得いかないのはハリウッドとおんなじ機材や撮影方法を
とるために予算が足りないって話になってるところなんですよ、結局。
日本はハリウッドじゃないと言うあなたの立場と矛盾してるじゃないですか。
(まぁ、ここら辺の矛盾が日本映画界の矛盾ともにているような気もする)
僕の喩えは絵筆じゃなくて楽器でも良いんです。機材=ギターとか。
たとえば日本対アメリカでブルース勝負をしてみましょう。
日本人のトップギタリストには一億円のギターを使わせます。
アメリカのトップギタリストには4万円のフェンダージャパンを持たせましょう。
そのけっか勝負はどうなるかな?
機材に掛かった予算によらない結果が出るでしょ?
僕は「一筆書きの芸術家」レベルの視点で話をしてるわけじゃないんです。
日本の映画に対して、僕が常日ごろから苦々しく思ってる事は
ギターを持って勝負を挑んでくるアメリカのブルースマンのような映像に対して、
なんで日本人はギター&ブルースで対抗しようなんて考えるんだろう?ってこと。
たとえアメリカがジミヘンを墓から復活させて勝負に挑んできても
日本は高橋竹山を墓から復活させて送り込めば勝てますよ。
こういうのが556さんの言う「もっと文化的な」違いを踏まえた武装術?
アニメや漫画の人たちはそれが出来てると思うんですよね、天然で。
598 :
536 :03/01/06 06:32 ID:YV7MuLas
>589 ビデオ転換時の劣化について 市販されるビデオ・DVDの過程は以下の通りです。 ・フィルム(ポジ)→ビデオ変換(マスターテープの作成)→ダビング→市販 という大まかな流れです。 ・第1段階のフィルム(ポジ)の質が大きな要素になります。 新作映画などは版元から直で送られてくる未使用フィルムなどを使うので問題はないのですが、古い作品になると実際に上映されたフィルムなどが使われることがあるため、色あせや傷があったりします。 これらはほとんど修復されません。 ・フィルム→ビデオ変換(テレシネといいます)段階で基本的な映像劣化はありません。35ミリの画素数がビデオのそれを上回るためです。 しかし、この作業で人為的操作が加えられます。フィルムの階調(明るさの見える範囲と思ってください)を100とした場合、ビデオのそれは70%程度しかありません。 つまり暗部を見せようとするとハイの部分が飛んでしまい、逆にすると暗部が潰れてしまいます。『バットマン』1作目はあまりに暗く仕上げたためビデオでは潰れてしまい、2作目以降はビデオのために明るくなったというのは有名な話です。 実際はオペレーターの勘でやってるのが実情のようです。色合いやコントラストなどもいじられるため、どこまで再現されているかはやった本人しか分かりません。 ・マスターテープ(主にD2)からのダビングですが、当然VHSとDVDではフォーマットの差が出ます。 ・そして市販され手元にくる訳ですが、どんなモニターで、どのような設定にしているかによって変わってきます。 一般的に市販のモニターは明度が上がるので、少し暗めにしてクロマ(色あい)を落とすのが主流です。 以上のように様々な要素が絡んでくるので、本当に作品のトーンを知るには、信用のおける劇場に足を運ぶしかないと思います。 『ゴッドファーザー』を劇場で観た時は感動しました。ビデオのせいで潰れていると思っていたところが実際に潰れていて、非常に大胆な撮影だと再認識しました(笑)
599 :
587 :03/01/06 06:42 ID:rJ3C7BkO
あと、536さんの機材に対する認識も結構違うような気がする。
これは
>>592 の項に対する話題だけど、日本の映像といったらやはり
中望遠単焦点とワイドレンジなズームレンズでしょう。
広角を多用するのって僕の中ではどちらかというとハリウッドライク。
日米のスタッフが同じ予算で同じ場所でライティングしたらどうなるか?
ハリウッドの方はどうなるか大体わかるねって感じで話を進めます、
問題は日本チームの方。多分物凄く手間ひまとお金をかけて、
映像を見た人間が「あのシーンノーライトでやっただろ?」って感じの
映像を目指すでしょうね。で、一般の人にはハリウッド映画の方が
ゴージャスに見えるのは相変わらずで・・・ってなぐあい。
597の言いたい事はわかるが、映画はやっぱり現実的な金&時間に左右されることが 非常に大きいと思うな。楽器や絵筆に例えるのはちょっと無理があるような・・・ CM見ると技術が決して劣ってるわけでは無いんだし(レスで言われてたけど)
601 :
536 :03/01/06 06:54 ID:P/xkFEsF
>597=587 基本的にあなたと私の意見に大差はないと思います。 違いは「邦画に何を求めているか」ということ。 あなたは基本軸に「ハリウッド」を置いて、「ハリウッド的な映像を撮るには?」という姿勢です(間違っていたらごめんなさい)。 私はハリウッド的な映像ではなく、少光量かつ独自な映像を「新機軸」として押し出し追究すべきという姿勢なのです。 >596 正しい投資はマーケティングに則って継続的に行うべきです。 バブル期の映画はすべて単発投資であり、システム(ハード)のないところに無闇に金を投げ出しただけ。 出資者側も税金対策がメインであって回収を念頭に置いていない。当然の結果でしょう。
602 :
名無シネマさん :03/01/06 07:29 ID:FxO9mtdC
後処理の違いというのはどの程度影響あるのでしょう? ”ハリウッドではデュープネガを使用”というのはこのスレでも何度か書かれていますが、その作成に当たってはオリジナルネガの諧調を100lは再現できないわけで その結果ハイライトが整理され、撮影時にはシャドウのディティールを出しておく、というスタイルになったのではないでしょうか? なんだか最近の邦画はハイライト部分が妙にねむたいような気がするもので。 私の場合キチンと撮影されたスーパー16の邦画が結構好きだったりします。
603 :
536 :03/01/06 07:39 ID:udcfXJjv
>599=587 レンズの選択肢下について あなたのいう日本映画=中望遠短焦点、ズームレンズ、ハリウッド=広角レンズ多用―という図式が何に基づいての発言か分かりません。 それは主観の問題として置いときますが、私が言いたいのはレンズの選択肢の幅についてです。 ロケセットで3人ぐらいのグループショットを撮影するとします。 さてどのくらいの選択肢の幅があるでしょうか? よほどの広さがない限り50ミリ以上の長焦点は不可能です。他のパートとの関係でおそらく超広角も難しいでしょう。14ミリ〜32ミリくらいの幅しかありません。 ではセットならば? フィッシュアイも可能であるし800ミリなどの超望遠でも撮影可能です。 この違いは大きな差異ではないでしょうか。 同じことがライティングにも言えます。 映像の好みは人それぞれなので一概には言えないのですが“ゴージャス”な映像=いい映像とは私は思っていません。むしろ今の趨勢はナチュラル・ライティングに向かっていると思います。 論点がずれるのでやめますが、要するにこういうことです。 制約が少なく(時間・物量的に)光量があればあなたのいう“ゴージャス”な映像も出来るし、“ノーライトな感じ”のナチュラル・ライティングもできるということ。 あとは撮影監督や監督の好みや狙いの世界。 選択肢があるというのが重要なことなのです。
604 :
587 :03/01/06 07:40 ID:rJ3C7BkO
>>600 getさん
やっぱり出てくるのが予算その他の向こう側にみえてくる
「現実的な金や時間=手間ひま」ってやつですよね。じゃぁあればいいの?
って言うと、うーん。上のレスで出てきた「ジャパニメーション」とか「香港映画」の
僕の知ってる共通項の一つに、「徹底して余裕がない」ってのがあるんです。
アニメとか香港映画の話で
「12時間不眠不休で飯を食うのもマガジンチェンジも撮影しながら歩きながら」とか
「時間がなかったからシナリオ書く前に映画完成しちゃって・・・」とか
「ワンリール目が生放送のオンエアに掛かったのに最終リールがまだ現像中」とか
そんな伝説を腐るほど聞くんですが、そーゆー伝説って邦画の現場が1番少ないような。
やっぱ、香港人やアニメの人と違って最近の邦画畑の人ってオトナなのかなぁ、なんて。
いやまぁ、どこも大変よと言えばそれが真理なんでしょうが。
ああ、あと僕の喩えは我ながら無理があるとは思います。
>>601 個人的に僕の基本軸は
「制作側・映画好き・一般人」で壊滅的に話が噛みあってないよねって事です。
それが「邦画の映像って汚くない?」だと思ってます。
>>システムのないところに無闇に金を投げ出しただけ
これが結構核心のような。
もっとミクロな話(関わっている製作者個人個人)で言うと
スキル(マクロでいうシステム?)がとても狭い人が多い→映画の現場
映画ってビジュアルがとっても重要なのにみんなデッサン力さえもない。
そのかわり小説書いてましたなんて人は異常に多いんですよね。
ちょっと偏ってるんじゃないか。と。
605 :
536 :03/01/06 08:09 ID:2OZmFWRF
>587さん あなたの喩え楽しく読ませていただきました。 ええと、ちょっとここで私の意見をまとめておきますね。 ・ハリウッドと日本では環境、「手間ひま」にかける時間が雲泥の差。「日本における“ハリウッド映画”を目指すのではなく、独自の娯楽性を追究すべき」 ということになります。 「香港映画」は“ハリウッド”とは一線を画そうとして独自の娯楽映画文化を切り開いたわけです。 立地点が大きく異なります。 「ジャパニメーション」は実写で出来ないであろうことを追究したと認識してます。 ですから、その現場が「きつかったから」という論旨にはやはり無理があるんじゃないでしょうか。 別に 追究=馬車馬のごとく働く ということではないとおもいますから。 内容&ビジュアルセンス双方にバランスが撮れた人材は確かに少ないと思います。
606 :
名無シネマさん :03/01/06 08:21 ID:FxO9mtdC
横槍ですいません。 536さんはマーケティング云々という話もされてましたが、邦画の顧客満足度が低いということについてはどうお考えでしょうか?
607 :
587 :03/01/06 08:49 ID:rJ3C7BkO
>>603 最高の多選択肢は焦点距離が可変(つまりズーム)であることだと思います。
だから、予算もないことだし、出来ればズームレンズ一本で済ましたい。
と、言うことでカメラに決めたズームレンズを付けたらもう変えない。
あげくズーミングやパンを多用した撮影に走り始めて、ガチョーンなんてもの
まで普通になっていく・・・これが僕の中での「日本っぽい」なのかな?
>>50 ミリ以上の長焦点は不可能
室内だろうが狭かろうが何でもかんでも50〜90ミリ近辺を多用ってのも
僕の中の「日本っぽい」にあります。これ、スチルの世界でも同じ。
>>撮影監督や監督の好みや狙いの世界
ココに固執してはいけないと言うことに、臆病なまでにこだわるのが日本人
何じゃないかな?とこの頃思ってます。その延長として昔から日本は
ナチュラルライティング原理主義になってないかな?ってね。
日本人は少なくとも40年以上前からカメラのことをこう褒めます
「このカメラは目で見た通りに写る、素晴らしい」これ、今も変わってない。
白人がツァイスなんかを褒める時の「このレンズを通せば何でも芸術になる」
なんて文句は日本人にとってはけなし言葉じゃないですか。
そんな昔から変わらない日本人のやり口も、このスレタイでは「汚くない?」
って言われる。この意識の違いってなに?ってこと。そしてそれは多分
予算があれば解決する問題じゃない。
608 :
587 :03/01/06 09:18 ID:rJ3C7BkO
>>605 さっきも少し触れたように、日本アニメとディズニーの手間ひまの差だって
ちょっとあったりします。うーん、いや、この話はちょっとやめ。
僕の場合の考えをあえてまとめるとすれば
「映画は娯楽をわすれるな」だけです。アメリカ目指そうがあえて独自路線を
目ざとく突こうがそんなことは関係ないです。
個人的に香港映画にあまり独自性は感じません。時代の中でキャラは立ってるけど。
でも盛り上げ上手ですよね。アニメに関しては実写で出来ないことなんてあんまり
やってないような感じを受けます。「パーフェクトブルー」は技術的には実写でやった
方が利のある作りです。でもこんな実写映画が無いという現実は国内にありますね。
>>「きつかったから」という論旨にはやはり無理があるんじゃないでしょうか
ええ、僕もそう思いますよ。別に伝説達成した奴が正しいなんてこれっぽちも思ってない。
609 :
557 :03/01/06 11:25 ID:Vk3VCyRT
>>587 >>607 あなた、全然わかってませんね。写真・カメラの勉強したことありますか?
>最高の多選択肢は焦点距離が可変(つまりズーム)であることだと思います。
最高の多選択肢がズームレンズが使えるってこと?笑わせてくれますね。
ズームレンズが使えるという事が撮影の選択肢を増やす要素になるとは全く思えない。
わかってる奴なら当然、「ワイドが撮れる状況で、なおかつある程度引き尻がある状態」が
最も選択肢の多い状態だと答えるはずです。
(
>>603 をよく読むべし。「フィッシュアイも可能」ってのは果たしてどうかなと思うけど。)
映画はカメラマンだけで撮影されるわけではないんですよ。
照明さんや美術さんも映像づくりのかなりメインな部分を担当しているんですよ。
>>536 氏は
>>603 で「他のパートとの関係で」と書いてますが。
香港映画とジャパニメーションの部分もそうで、香港映画はパクリ率が異常に高いし
絵も汚ない(ゴミやフィルム傷も含めて)ことが多い。それにほぼ100%の確立でアフレコです。
ジャパニメーションに関して言うならば、動画を書いてるスタッフの多くはもう既に日本人ではない。
アジア諸国で外注・下請けの人達がシコシコと書いている現状がある。
結構「ジャパニメーション」でもないんですよ。実写ではそれはできないでしょ?
(「アヴァロン」とか「ドラゴンヘッド」「TRY」とかはやってるかもしれませんが。)
>>536 邦画の現状で有効な手立てがあるとしたら、完成尺を短く(例えば60〜90分に)して
撮影予算&期間は変えない(120分レベルを死守する)という事しかないのではないかと
思うのですがどうでしょうかね。多少は余裕ができるのではないかと思うのですが。
610 :
名無シネマさん :03/01/06 12:33 ID:zRtH1myM
>>607 >昔から日本は
>ナチュラルライティング原理主義になってないかな?ってね。
>日本人は少なくとも40年以上前からカメラのことをこう褒めます
>「このカメラは目で見た通りに写る、素晴らしい」これ、今も変わってない。
>白人がツァイスなんかを褒める時の「このレンズを通せば何でも芸術になる」
>なんて文句は日本人にとってはけなし言葉じゃないですか。
>そんな昔から変わらない日本人のやり口も、このスレタイでは「汚くない?」
>って言われる。この意識の違いってなに?ってこと。そしてそれは多分
>予算があれば解決する問題じゃない。
日本映画の何割がナチュラルライティングを目指しているのか知らないが、
出来上がりはナチュラルライティングにもなってないのがほとんどでしょ。
「キタノブルー」なんてのを持ち出すまでもなく、今の日本映画界には
「画面は青っぽいほうが美しい」という思い込みがあるんじゃないかと思ってしまう。
611 :
山崎渉 :03/01/06 13:19 ID:f/Ld3iTv
(^^)
612 :
名無シネマさん :03/01/06 15:29 ID:VJx9uF1F
ここにいる現場の人は自分の関わった作品を教えて欲しいんだが。
613 :
名無シネマさん :03/01/06 17:05 ID:CwA5y200
スレ違いかもしれんが、コンラッド・ホールが死んだ。 「ロード・トゥ・パーディション」が遺作になるのか。 ショックです。
614 :
名無シネマさん :03/01/06 17:05 ID:7CAsbzsj
そりゃ無理だろ 映画なんて1人でつくってるわけじゃないだろうし 妙な問題になっても責任のとりようがないでしょ 不粋なことはヤメレ
615 :
名無シネマさん :03/01/06 21:49 ID:kmy2GISK
>>613 マジかよ!
サム・メンデスの2作でベテランの健在ぶりを示していたのに……
邦画のDPもあれぐらいの画を目標としてがんばってほしいね。
616 :
:03/01/06 21:49 ID:OTKhjpCn
大体、数ヶ月に一度パテント料が支払われていたのですが、
大仁田さんは。ときにはその半分の500万円を持って行ってしまします。
大仁田さんはどこの興行に出ても。「客が入ったのは俺のおかげじゃ!」と言い。
毎回20〜30万のギャラを持ってゆくのです。
前項でポーゴさんのギャラが破格だったと書きましたが。
それでも1試合8万円です。
私たち程度の団体ではまったく考えられない金額でした。
★故荒井氏著「倒産FMW」より抜粋
荒井元FMWプロレス団体社長を自殺に追い込んだ
大仁田議員に清き一票おながいします!
http://kenji03.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/kage/votec.cgi
617 :
587 :03/01/06 22:35 ID:rJ3C7BkO
>>609 映画のキャメラに関してはプロでは無いです。スチルは飯の種の一つですが。(^。^)
ああ、でも映像の仕事では撮影周りのディレクションをすることはあります。
映画じゃなインですけどね。
>>笑わせてくれますね
でもそんな認識が現実としてごろごろ転がってます。
僕の個人的な私見を告白してるわけでもないんですよ>選択肢の話
ちなみに僕はビデオ以外でズームレンズを選択することはほとんど無い。
しかも「ワイドが撮れる状況で、なおかつある程度引き尻がある状態」を
実現するためになんかでもありません(特殊な用途なら別だけど)。
ああ、なんか言葉おかしいけどまぁいいか。
>>動画を書いてるスタッフの多くはもう既に日本人ではない
また極端な喩えをひいていいですか?
昔から「アメリカ映画を撮っている人間の多くはアメリカ人じゃ無い」。
>>日本映画界には「画面は青っぽいほうが美しい」という思い込みがある
そんな指摘をするあなたの価値観ってもしかしてナチュラル派?
>>611 あら。
618 :
557 :03/01/06 23:16 ID:g0ZJ/kWR
>>617 >>587 なんとなく言わんとするところはわかるんですけど、
映画は(単なる映像や写真の表現というよりは)やはり舞台表現に近いものだと思います。
とにかく狭い舞台(=セット)の上では役者さんの立ち位置にも制限が多くなってしまって、
ダイナミックな演劇は作りずらいということですよ。
映画の場合はある意味(ドリー、カメラワーク等の表現も含めて)
カメラも「演技」するわけですから。広ーいセットは予算もバンバン食うわけです。
ズームかどうかなんて事はボケ云々を言わなければ、あまり関係ない。
(もちろんボケ等は重要な撮影技術の1つだと認識していただきたいですが。)
>「アメリカ映画を撮っている人間の多くはアメリカ人じゃ無い」
もともとアメリカ合衆国は多民族国家であり、移民で出来あがっている国ですよ。
「アメリカ人」なんて幻想にすぎないと思いますがね。
(いわゆるインディアン=ネイティブ・アメリカンを除けば、みな移民です。
単に市民権や国籍上の幻想ってやつではないのかな?)
>「画面は青っぽいほうが美しい」という思い込みがあるんじゃないかと思ってしまう。
劇中で設定される光源が「青」(例えば月光、水銀灯ほか)であれば、
演出として「青いトーン」をつくるのは日本だけではないでしょう。
(それはナチュラル志向ではないし、もともと
「ナチュラルライティング」なんて言葉は聞いた事がない。
言うなら「アベイラブル・ライティング」等々。)
大いなる勘違いがあると思う。
「キタノ・ブルー」は極端で強引すぎるやり方だとは思うけど、
あれはモノクロ志向から派生したトーンだと理解しています。
ただ美しいからというわけではなく、演出上の狙いあってのものなのでは?
(とはいえ、「キタノ・ブルー」と海外の批評家から言われたから、
それを逆手にとってより極端にした、とは思いますがね。)
619 :
名無シネマさん :03/01/06 23:34 ID:Ym/UsbmE
>>618 某HPからのコピペです。
ナチュラル・ライティング :極力自然光を利用して、撮影する技法
プラクティカル・ライティング:家庭用、室内装飾用などの実用光源を使う技法
アベイラブル・ライティング:その場にある光源だけで撮影する技法
610でも617でもないが、一応。
620 :
11 :03/01/06 23:40 ID:HC1+MB9/
>>617 >>618 が言ってるが日本の場合、ロケセットで撮影する事が多いのですよ。
六畳とは言わないが、八畳、十畳ぐらいの部屋に
俳優や装飾品、
ライト、キャメラ、ブームなどの機材、そしてそれに伴なうスタッフ(一人二人じゃないよ)
が配置されてるのを想像してみて下さい。
ズームレンズを使って絵のサイズを探るのも納得いきませんか?
スチール撮影や小規模のビデオ撮影とは違うんですよ。
621 :
620 :03/01/06 23:43 ID:HC1+MB9/
他のスレの番号が残ってしまった。
僕はこのスレに11ではありません。
分かるとは思うが。
>>619 それで行けば、日本はナチュラルライティング志向じゃないね。
622 :
536 :03/01/06 23:49 ID:QjAFGLOa
>617=587氏 不毛な議論になりつつあるので一度あなたの立場・意見というものを明確にしてみては? >609氏 「ジャパニメーション」「香港映画」を例えに出してしまった私が悪いとは思うのですが、私が言いたいのはこういうことです。 「これらの機軸はそれ自身内において(ハリウッドの影響を顧みながらも)採算性を保ち、かつ独自の娯楽性を獲得するに至った」 要するに「ハリウッド」という商品に対する差別化に成功したということ(最近の香港映画はキャスティング費が莫大になり危機の状況にあると伝え聞くが) 資本主義世界において「採算性」は最重要なキーワード。 ですから採算性を度外視したバブル期邦画や国策映画(現在の韓国映画を含む)では厳密な意味での「商品としての映画」は作り上げられない。 再生産を行うことによって初めてシステムというハード面の環境が整い、文化圏を形成しえるものになると考えます。 システムが完成していない(=採算性がない)ところでのソフトへの過剰出資は成功性は低いでしょう。
623 :
536 :03/01/07 00:00 ID:7EHrzwcE
・「ナチュラル・ライティング」について 確かに「ナチュラル・ライティング」という言い方は一般的ではありません。 一般の方にも分かりやすいようにそう言ったまでです。 つまり 「人工的ではなく、自然な感じに見えるライティング」ということです。 ですから、「プラクティカル」「アヴェイラブル」はその方法の1形態であって、目指している方向性は同じです。 ただ分かって頂きたいのは「ナチュラル・ライティング(自然に見えるという意味で)=低予算」という図式ではないということです。 「自然らしさ」を描くのには大量の光量が必要とされることが多いのです(例:太陽光を再現する場合)
>>622 >>536 独自の娯楽性、それはやはり「商品としての個性」というものですよね。
システムはコツコツと作り上げていくべきものではないかと思うのです。
インフラも不十分な状態で、システムも何もあったものではないと思いませんか。
「京劇→功夫映画」とか「マンガ→アニメ」とか、下地がないとダメなのだとしたら、
日本の下地自体を1から掘り起こしていくしかないですよね、きっと。
>>623 「ナチュラル」というよりはむしろ「ドキュメンタリーっぽい」と解釈すればよいのでしょうか。
演出的な工夫が足りないと。
>>623 失礼しました。いま読み直してみたけど、
ドキュメンタリー的っていうのとは少し違うみたいですね。
「目立たない」ってことですね?
626 :
536 :03/01/07 04:33 ID:bO/Omgtl
>557=625氏 厳密に言えば「本物らしい(リアルと感じる)ライティング」となります。 「本物らしさ」は「本物」で撮れば得られるというものではありません。 矛盾しているようですが、「本物らしさ」を出すには、ロケ・セットよりもセットの方が向いている場合もあります。 例えばマンションの一室で、南側の窓からの光を主線光(キーライト)としてソースライティングするとします。 正午の設定として、実際にその時間で狙い通りの光で撮影できれば問題はありません。 ですが実際は様々な問題があります。 必ずしも正午に撮影できるわけではないですし、長いシーンになるとだんだん陽は落ちてきて色が赤くなっていき、しまいには光が入って来なくなります。 もちろん曇りの日もあれば雨の日もあるのです。 同じシーンの中でショットごとに光の角度や色味が変わっていたら、たとえ撮った側が「これはその場所の自然光で撮ったのだからリアルなんだ」と主張しても誰も納得しません。 これがセットでしたら、一度作った主線光は何時間でもそのままであり続けるのです。 分かっていただけたでしょうか。 ネストール・アルメンドロスの一文を抜粋させていただきます。 「照明を行うにあたって、私が原則にしているのは、光源は正当化されていなければならないということだ。機能的なものは美しく、機能的な光は美しい、と私は信じる。私は自分の作り出す光が、美的であるよりも論理的であるように努める。」(『キャメラを持った男』より)
627 :
557 :03/01/07 23:32 ID:GYEFgpLC
>>626 単に光源主義でのソースライティングって感じですね。
とりあえずプロとしてやってる技術者で、
正当化されてない光源でやってる人はあまりいないと思うんですけどね。
(カットがつながらなくなってしまうし。)
結局、「おとなしすぎるライティングは写真的表現としての面白みが少ないぞ!」
とみなさん思っているのではないかと思ったりして。
628 :
556 :03/01/08 02:07 ID:IIIe3bKg
629 :
名無シネマさん :03/01/08 10:52 ID:plj9C4Gm
>>618 >劇中で設定される光源が「青」(例えば月光、水銀灯ほか)であれば、
>演出として「青いトーン」をつくるのは日本だけではないでしょう。
確かに日本だけではないが、日本映画は極端だと思う。
月光が「青」というのはカメラを通して見た場合でしょう。人間の肉眼で見た場合、
月明かりに照らされた夜景も真っ青には見えないでしょう。どなたかもおっしゃってるが、
「本物らしさ」を追求するなら青くはしないはずだ。
日本の一般的な家屋の照明である蛍光灯にしたって、あの光を「青」と思ってる人は
ほとんどいないでしょう。
「秘密」っていう日本映画があるが、ストーリー自体は面白そうなのに、画面が
昼夜関係なく妙な青(というより水色)で、きたなくてとても見ていられなかった。
同じ青っぽくても「タイタニック」の夜景はさほど気にならないんだが。
630 :
名無シネマさん :03/01/08 13:12 ID:yrVKOuHF
「青いトーン」で夜景という演出は有るが、それで満足して数十年間進歩無し、という体質が問題なのだと思う。 空は青、地面は茶色、と洗脳された小学生のお絵かきと同レベル。 あとどんな理屈をつけても観客に嫌われては意味ありません。
631 :
名無シネマさん :03/01/08 13:27 ID:1DA1tIRC
日本映画では昼間の外景でも「青いトーン」が結構あるよね。 あれはなんなんだ?
>>629 問題の解決のヒントは
>同じ青っぽくても「タイタニック」の夜景はさほど気にならないんだが。
この一文に隠れてるよ。
>>630-631 「青いトーン」に関しては前のほうで黒沢清のインタビューに詳しく載ってるよ。
マニアックな技術論が続いていたけれど、
又素人臭い邦画大嫌い論調が出てきたな。
まぁどんどんやってください。
633 :
名無シネマさん :03/01/08 21:35 ID:L6nHrSxJ
別に邦画大嫌いじゃないんだが? 「雨あがる」とか「八月の狂詩曲」とか好きなのもいっぱいあるよ。
634 :
名無シネマさん :03/01/09 10:21 ID:c89+OmmD
>632 黒沢清のインタビュー読んだけどホントにフィルムの事解ってるのか?と思った。 というか端折りすぎで誤解を招く。
>>634 俺も読んでみたけれど
>黒沢清のインタビュー読んだけどホントにフィルムの事解ってるのか?と思った。
この君の主張がわからなかった。
素人にも解るように具体的に詳しく話してくれ。536さんのように。
636 :
634 :03/01/10 16:28 ID:kQYROGu3
フィルムは現場の光を見て狙いのカラーバランスになるようにフィルターを使う物だから、「曇りだから青くなりました」というのはプロの仕事としては現実的でない。 軟らかいトーンを出すための曇天狙いもあるわけだし、作品全体を通して青っぽい場合の説明がつかない。 要するに青くなってしまうのは必然ではない。 向こうは空気が乾燥していて・・・というのも話としては面白いが、曇りは曇りであり開けた場所なら条件は大差無く現実的には風景の色の違いが大きい。 青いトーンが汚く見えがちなのは、現実の風景の中に多くある暖色系の色(青の補色に近い)が濁るからで、淡い色は簡単に失われてしまう。 欧米はそういった色、それもかなり濃い色を建築物などに使うので青めのトーンに仕上げても濁りにくいし、そこから反射する光の色温度も下がる。 しかしよく考えてみれば自作品で苦労している黒沢氏が「曇りだから青いですね」などと言うのも考えにくいから、話を面白くするために極端な話をしたというところか。
637 :
名無シネマさん :03/01/10 17:06 ID:uoF0D2dM
照明機材にゼラチンフィルター貼るのは普通だけど レンズにフィルターつけるカメラマンってあんまりいないんじゃないの? >現場の人
638 :
名無シネマさん :03/01/10 21:18 ID:rO2xe/YP
>>637 カラーフィルターはキャメラマンによるよ。
ただ、一本の作品で一度も使わないということはあまり無い。
好きな人と嫌いな人がいるということ。まあ、画質にも影響するし。
634の言うように常にフィルター補正するわけでも無い。NDやPLフィルターと混同しているのでは?
639 :
639 :03/01/10 23:18 ID:ruE5rnXu
よく読んだら、634そんなこと言って無いね。メンゴ。
640 :
名無シネマさん :03/01/10 23:18 ID:dhIwxIVh
age
641 :
635 :03/01/11 00:36 ID:hoyC5MHg
>>636 =634
ふんふん。よく解りました。
フィルターは使ってるけれど、使ってる理由は色補正の為なのかな?
まぁ専門じゃないので良くわかりません。
>>637 でも638が言うように全然使わない訳じゃない。
というか結構フィルターを使うキャメラマンは多いよ、知ってる限り。
もうちょっと良く観て考えてみますよ、画面が青い理由。
642 :
634 :03/01/11 00:59 ID:jOHA1uhz
2時間サスペンスのスタッフが某有名俳優に「画面が青いの何とかならんかね。」と言われているのを見たことがある。 そのときのスタッフ俳優間で共通の認識として、 「体制的に現像所が自由に選べない(現像所間の競争が無い)ことと予算が無い事で良質なプリントは望めない」 というのが有った。
643 :
名無シネマさん :03/01/12 00:57 ID:1lVPyFNN
フィルムをプリントした上でデジタル化してガンマ調整すればいい。 一度システムを作ってしまえばずっと使えるわけだし、 赤貧のアニメ業界がセルを減らすのにCG技術を導入しまくってるんだから出来なくないだろう。
はたしてそうかな?
645 :
名無シネマさん :03/01/16 02:02 ID:y0HDFGHW
自然なライティングを目指してるという話が出ているが、むしろ 一部のヨーロッパ映画や中国映画のようにありえないほどの色調の 画面を見たい気がする。特に、全体に黄色がかってたりとかの 暖色系の色。青い画面も、暖色系とのコントラストがあるなら いいかもしれない。 「マトリックス」みたいなアクション映画でも、映像のカッコよさに 凝りまくりなんだけど、日本はマトリックス風の色調を真似した CFやらが出るだけで、独自のカッコよさを見せてくれる映画って あまり思いつかない。 まあビデオクリップもCFもイギリスあたりの真似をしているだけの 日本人に、映像のカッコよさなんか端から期待してませんが。
646 :
山崎渉 :03/01/19 04:14 ID:qEij9xK8
(^^)
647 :
名無シネマさん :03/01/19 23:14 ID:J+qN5wL0
仁義なき戦いを観た。 うーーーん、このころは映像はましだったのか?それともこのころから良くなかったのか?
648 :
名無シネマさん :03/01/20 15:41 ID:bzyIvl/B
>>643 システム自体は既に国内にある。
使用されることが少ない理由は値段や手間がかかるという事。
ハッキリ言ってあまり意味がない。ラボが悪いと書いているのも少々疑問あり。
>649 ロードオブザリングではこれで徹底的にフィルムに手を入れていたけど。 緑を緑らしくするのに道に僅かに赤を入れるとか、 シーンが進むにつれて少しづつ色を抜いていってモノクロ風にするとか。
>>650 「バンド・オブ・ブラザース」「オー・ブラザー!」などでも使われてましたね。
邦画システムのどこにそんな予算があるの?なにか大きな大きな勘違いをしているのではないですか?
652 :
名無シネマさん :03/01/24 01:24 ID:HeD00OrB
バジェット1億無いような作品だったらそういうデジタル処理に廻す予算は 無いんだろうな。
1億ドル以下ですか。
654 :
名無シネマさん :03/01/25 20:11 ID:KTWQ3x0E
最近観た邦画では、『刑務所の中』(撮影・浜田毅)が印象に残ったな。 低予算で、光源に変化の乏しい刑務所の中、という設定を逆手に使って、 色を感じさせないモノトーンな雰囲気でまとめ、脱力した映画内容によくマッチしてた。 浜田さんは逆に、予算の大きい『壬生義士伝』では画の魅力が乏しかった。 『T.R.Y』(撮影・加藤雄大)もせっかくの上海ロケが冴えなかったもんなぁ。 大きな舞台を魅力的に見せるのって、やはり難しいんだねぇ。
655 :
名無シネマさん :03/01/27 01:55 ID:LqwAFLM9
黄泉がえりもTRYも大作とは思えないほどさびしい画面だった。 これじゃ(俳優のファンでもない限り)友人と一緒に観には行きたくないよね。
656 :
60 :03/01/27 01:57 ID:visnoWop
イギリス映画も汚いな。 島国は繊細な映画を撮れない気質なのか。
興味深い、とても勉強になる良スレなので一気に読んでしまいました。 個人的には日本映画で、 満足を与えてくれる映像の作品に出会う事はたびたびあります。 それは「汚い」の満足の時もあるし、「綺麗」な満足の時もあります。 作品によってそのスタイルが様々な形をとるのは当たり前ですよね。 でも、素人の私が観ても明らかに手を抜いてる感じの映像だなぁ... と思わされる映画が多いのも正直なところです。 ここを読んでいると、 今の日本映画界は、現場のプロの意見がこれほど錯綜するぐらい、 観客に満足を与える映像を創りにくい問題が山積みなのがわかりました。 観客としては、よほど注意して観に行く映画を選ばないと そう安々とは映像で楽しませてもらえないのだなぁ、という厳しさを感じました。 本来、楽しむ為に観に行く映画なのに、 創っている人たちが本当に辛そうなのでこちらまで気持ちが 萎えてしまいました。
658 :
名無シネマさん :03/01/27 07:03 ID:VjF8hS0w
わび さび
659 :
名無シネマさん :03/01/27 10:41 ID:PPOmV4X7
660 :
名無シネマさん :03/01/27 11:53 ID:gfu28lqi
1さんはいつも一番前の席で見てんじゃないの? 同じフィルムでもスクリーンのサイズ、投影距離、ランプの劣化、座席の位置によっても全然変わって見えるから何とも言えないのでは? 昔、スタートレックを違う劇場で見比べたら宇宙空間の色が昼と夜の差ぐらいあったっけな。 しかし、このスレは勉強になってよろしい。
↑アホがまたやって来た
↑アホがまたやって来た ワンパターンなんだよ!(w#
汚いのも邦画っぽくて好きだけどね 観終わった帰り道になんとなくさびしくなる、貧乏臭さがあってさ カラ豪華装って綺麗にしたり、オシャレなねらいで汚しかけられるよりは 自然体で汚いほうが素直に邦画の暗い世界に入り込める
664 :
名無シネマさん :03/01/28 03:27 ID:SQP5BgAG
おんみょうじも金掛けた割にうすっぺらに感じたなあ。なんか奥行き感がないというか。
「刑務所の中」、観てきたけど、柔らかな白い光にあふれていていいじゃない。 (ところどころ例の「青黒さ」がかかりそうなところもあったけど。) すべての映画には合わないかもしれないけど、この映画の静かな雰囲気にはたしかに 合ってるね。 ところで、スターログの最新号(かな?)に、ヤヌス・カミンスキー(スピルバーグ とかの撮影監督)の特集が載ってて、ちょっと参考になったよ。 監督や映画の世界にあわせてのいろんな撮影技法や色合いの選択。
666 :
名無シネマさん :03/02/01 18:21 ID:MwnwMjqa
さげちゃった。良スレなので定期上げ。
667 :
名無シネマさん :03/02/02 16:49 ID:BoLKvguG
きちゃない映像もいいんだけど 綺麗あってのきちゃないだから いつもきちゃない映像ばかりじゃだめだから いつもカップラーメンじゃだめだから
別に汚いとは思わんがね。
669 :
名無シネマさん :03/02/08 01:09 ID:iPDLVI13
おくればせながら、「たそがれ清兵衛」を観た。 物語だけでなく、その語り口、演出にも、映像にも非常に満足したけど、 建物の中で人物の顔がよく見えないシーンが多かったよね。 これ、時代劇だからこういうものかと思ったからか、面白くて気にならな かったからかもしれないけど、現代劇だったら萎えてるよね。 かといって、テレビの最近のドラマや時代劇みたいななにがなんでも明るい 画面は大嫌いだし。難しい。
670 :
名無シネマさん :03/02/08 03:16 ID:sIyBJ7ta
木村大作が「復活の日」DVDのコメンタリーで、現代劇で日本の場合、室内は 蛍光灯のトップライトが多いので、非常にやりにくいようなことを言っていた。
671 :
名無シネマさん :03/02/08 03:22 ID:3aehNOwo
俺、木村大作が何故、名カメラマンと呼ばれているのか さっぱり分かりません。 田村正毅や栗田豊通の方がずっと名カメラマンだと思いますが。
672 :
名無シネマさん :03/02/08 03:22 ID:5lLVNtGq
グラショッパ好きよ!邦画だけど、新鮮♪ あと青い春もおもしろかったなぁ。
673 :
名無シネマさん :03/02/12 23:23 ID:6AbGHkFM
>>672 誤爆?青い春は映像も「澄み切った青」で好きだけどね。
674 :
名無シネマさん :03/02/17 23:32 ID:AuXnvfpD
あげますわ。
675 :
名無シネマさん :03/02/18 15:53 ID:DJ9uuFPF
『青い春』は低予算らしいお寒い映像だけど、 さすがは笠松則通、けっこう見せる画を撮ってたと思う。
676 :
名無シネマさん :03/02/18 19:12 ID:MM9HHZSY
例えばカーペンターの「遊星からの物体X」なんか、 南極の氷が見るも無残な青なんだが、 ストーリーが面白いから誰も文句言わないんだよな。
677 :
名無シネマさん :03/02/19 00:30 ID:DPa5FqUq
話と演出の前に絵なんてないです。
678 :
名無シネマさん :03/02/26 02:17 ID:ZzPh76o1
良スレage。
679 :
名無シネマさん :03/02/26 02:51 ID:+SRW7B1A
>>669 狙いかもしれませんよ。ちょっと違うけど、昔、まだ面白かった頃の佐藤純
弥の撮った「やくざと抗争 実録安藤組」「実録安藤組 襲撃編」を観たら、
思いっきりセットの室内の顔が潰れてた。この場合は、ドキュメンタリー・
タッチの狙いなんでしょうね。
撮影は仲沢半次郎だったけど、プログラム・ピクチャー時代に、役者の顔を
潰すのは、勇気が要ったと思う。
>>675 だって元々は、予算も照明もクソもない映画を撮ってた人だからね。
ピンクにも、小西泰正とか、いいカメラマンがいるよね。たぶん、まともな照明や
クルーは組んでない。どうやっているんだろうか?
680 :
名無シネマさん :03/02/26 02:52 ID:+SRW7B1A
日本だと、大映京都を頂点とする、往年の撮影所時代のルックは、本当に凄い。 同じカメラマンでも、撮影所の時代が終わると、見かけは意外と大したこと がなかったりする。昔は、無意識の統一した常識が、スタッフにあったんだろうね。 もっとも、オレも、専門的なことはまったくわからない。本の知識だけでなく、 素人にも、映画技術を実地にレクチャーする機会や講座があればいいと思う。 ところで、「トラフィック」のメイキングをちらっと観たら、照明を極力使わず、 自然光で狙ったらしいが、ハリウッドの大作で、そんなことが可能なのかね?
681 :
名無シネマさん :03/02/27 12:21 ID:/IDuvJoq
明かりのついた室内のシーンとかで、影で暗くなるところを じめじめして魔物が出てきそうな「闇そのもの」にまで黒々とするのも意図して狙ったんじゃないのか ファミリー向けのコメディものによくあるので鬱になる
こないだシネコンで観た「呪怨」など、まさに「青黒い」「はっきり室内が見えない」映像だったよ。 あれはホラーだからそういうのもアリかもしれないけど、なんでもない病院やビルのシーンまで 同じトーンだったと言うのは、やはり映像の作り方にも難があるんだろな。
683 :
名無シネマさん :03/03/07 14:50 ID:vQDuw9O/
>>682 呪怨、あれの映像ははっきり言っていただけない。
あらゆるシーンが寒々しくて暗すぎ。オープニングの福祉センターとか、すべての
場所にのろいが関係してるわけではないだろ?
メリハリはつけられなかったのか…。
684 :
名無シネマさん :03/03/07 15:09 ID:J3Qi9hpE
呪怨は全然だめ。 aikiはまあまあ。 ラストシーンはだめ。 たそがれ清兵衛はまあまあ。 ほんとに昔の日活なんかの映画のほうが映像的にはまだまし。
685 :
名無シネマさん :03/03/13 00:15 ID:06rs0ZX4
保全。最近いい邦画見た?
686 :
名無シネマさん :03/03/13 00:20 ID:hXp+W0tU
>>680 >ところで、「トラフィック」のメイキングをちらっと観たら、照明を極力使わず、
>自然光で狙ったらしいが、ハリウッドの大作で、そんなことが可能なのかね?
全編じゃないでしょ。たしかデル・トロが出てるメキシコ篇のとこだけじゃなかった?
ネガからプリントする時の色調整や編集作業がハリウッドでは日本映画二本撮れる 位に手間ひまかけてるからな、そこの差もあると思う。
688 :
名無シネマさん :03/03/21 11:34 ID:930GHlZo
スレの流れから激ズレかもしれないが、1の言ってた、日本の風景がだめって話。 新幹線の駅前が日本中どこいっても同じっていう状況に対応して、日本中から良い 風景がなくなったという可能性はないのかなと思うのだが。 この間見た中国映画とか見ても、農村の風景とか、いいなあと思ったんですけど。
ロケハンに金掛けられんとゆうかそんな時間もないし、手近で済ませるしかないんだろうな。
690 :
名無シネマさん :03/03/21 18:53 ID:hIApKYen
時代劇は京都以外じゃ撮れないもんな(ワラ
691 :
名無シネマさん :03/03/22 00:52 ID:VZ+IpkBZ
中国はともかく、今の日本で、農村映画って可能なのか? 本題からずれつつあるが。
時代劇もニュージーランドでロケ出来る位にならんもんかね。
693 :
名無シネマさん :03/03/22 01:33 ID:VZ+IpkBZ
>>692 角川映画の「天と地と」がカナダロケじゃなかったかな。
うろ覚えだが。
694 :
名無シネマさん :03/03/22 03:37 ID:x8f9KQJf
ニュージーランドの南島の北部は山野の雰囲気が日本と似ているから、オープンセット造るには良いと思うぞ。
695 :
名無シネマさん :03/03/23 20:59 ID:ES3O+HtX
「阿弥陀堂だより」があるじゃないか。
696 :
名無シネマさん :03/03/26 05:55 ID:GslXIN4S
,,v‐v-/l_ (⌒) _「/ ̄ く / lYノノ/_ノl_ヽ)) <イ( l l )l> / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ <|)'|l、"(フノ|l < dat落ちはいけないと思います! ,(ヨリ<>o<>リ'] \______________ |ト‐!]-ム- i']l ヽ_ノv__l/ / . ノ[//‐─‐/_/、 ( /E|, (フlヨ \ ,-| El___lヨ / └-\`^^^^^^´/
697 :
名無シネマさん :03/03/28 20:06 ID:hRFkxzAo
age
イマジ@の技術が悪いんだよ。 ロスで現像〜棒焼きまでやったら ブルーが柔らかでクリアーだった。 なんとも美しい映像になった。 日本に戻ってきてイマジ@で焼いたらいつものくすんだ空になって鬱。 35MMでムービー撮影のCMでの話。 カメラはグラフィックもやる写真家 だった。
手塚眞監督の「白痴」、どうでしょうかね。結構いいと思ったんですけど。
悪い意味での技術者ばっかで美意識がないんだよ。 作業服なんか着てるなよ。
701 :
名無シネマさん :03/04/02 19:47 ID:81cyDGXT
田村正和って映画でないの? ドラマのほうが価値が高い国って、日本だけじゃない? 絶望的
>>701 昔は大映専属でした。
映画出てました。
>>701 >田村正和って映画でないの?
田村正和の映画って、観たことないの? 映画ではダメ役者だったんだよ、あの人。
だから、TVで人気が出てからは、そっちに移っただけ。時々は舞台もやってるみたいね。
田村本人も、今の映画界を嫌っているようだし、もう出ないでしょう。
http://www.jmdb.ne.jp/person/p0292660.htm >ドラマのほうが価値が高い国って、日本だけじゃない?
一概には言えない。映画も、なんだかんだ言って、文化的権威だけはある。
だから、忙しいタレントも、けっこう意外な映画に出るでしょ?
8mmフィルムについてなんで申し訳ないんだけど10年ほど前映画研究会で 自主映画撮ったりしてたんですよ。 フジのシングル8とコダックのスーパー8の二種類のフィルムがありましたが これが全然色合いが違う。 シングルは落ち着いた色合いで確かに緑がきれい。だけどくすんだ感じがしないでもない。 スーパーは鮮やかな色合いで赤系統がくっきりしてる。だけどどぎつく感じる人もいるかも。 そして一つ重要なのがカメラ。 40万円ぐらいするコダックのカメラを持ってた先輩がいて 土下座して頼み込んで一度だけ使わせてもらったことがある。 屋外のシーンで日差しは普通ぐらい、いつも通りの手順での撮影状況だったんだけど 現像してできあがってきたのは、これを俺が撮ったのか?と疑いたくなるぐらいきれい。 秋口の並木道のシーンだったんだけど葉っぱの一枚一枚がくっきりしてる。紅葉も鮮やか。 カメラだけでこんだけ違うんだなーと自分の4万円のカメラ(中古を見つめてしまった) あと照明も当然大切なんだろうけど、機材や人員の関係でわたしはいい加減にやってた。
>704 コダックは普通の写真用フィルムも赤がくっきりだよね。昔はハリウッドの 映画はほとんどコダックのフィルムだったのに、最近はフジも多いね。
>>704 おれも大昔8ミリやってた。
確かにコダックは暖色系の発色がとてもきれいだったと思う。ラチチュードも若干広かった(と思う)
富士は露出が決まればきれいだったけど、発色は若干うすっぺらな印象があった。
ただ富士はZC1000という名機があったので、仲間内では富士で撮るやつが多かったな。
レンズ交換とか逆転とか高速度撮影も出来たし。
擦れからずれた スマソ
707 :
名無シネマさん :03/04/12 22:55 ID:19rIV6LG
/''/:::::::::::::::::: ..:::::::::::::::::::::::::::-=、‐z‐---‐'ヽ / i i</ ./'"./.: :::::::::: ...:::::::::::::::::::::::`'''ーz-'"-,`;;;;;=-_ \ ./ '、,.r'" ̄``'''ー-、,,! \ ' ./ :: ....:::::::;:::::::、,,_::::::::::::::/-、,r';;;( )ヽ,.` '、/ '、:::::::: : : : : : : : : ``''ー、, ,' ., ....::i::::::::::';::',\;\`'''ー-、、;;;;;;::i;;;;;;;;;;;;;;;::::ゝ i `i:::: : : : : : : : : : : : : ! ::i ::::::';:::::::::::ト、ヽ, `'ーニ,_、 ``'''-、;;;;;.;r' , i _,,,_ !:: : : : : : : : : : : : !.:::! :::::::';:::::::::::'、\'y''" _,,`''' `" ' ./ \_ ,'::: : : : : : : : : : ';:::i, :::::::::'、::_::::::ヽ 7ー'/て ),、 / /:::: : : : : : : : : ';::',', :::;::;:::::'、ヽ、::',\ .|i:;;;;;;;;;;;`;、 、 ,' ,/::::::: : : : : : : : '、',.';:::',\、::\ \:::\、ヽ:;;::::;r' ,--、 ! ,r':::::::::: : :: : : : : : ヽ '、:',`ヽ,,`''\ \::::7ヽ,`", ' ``''' i /i::::::::::::: :::: : : : : '、'、 ,''>'⌒ヽ,. '、\ ___,,,,>、 .';::::::::::::: : : : : : ヽ, rv'⌒ヽ,. 'i ', ``''''''''7 i" i,i.-'-、 .',::::::::: : : : |\ ,' `ー、ヽ.i ', i '、,,.r'": : : : `'''>:::: / ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( >、. ', ',j i >''": : : : : : : /: : : | ageますよ。 '、 /ー-v' | /: : : : : : : : : : `ヽ; : :\_________
708 :
名無シネマさん :03/04/19 00:26 ID:KzCQjV6U
アカルイミライはまあまあ夜の明かりが安心して見られたな。 最近公開されてるほかの邦画はどうでしょうか?
709 :
名無シネマさん :03/04/19 00:44 ID:Ml3yaNhf
「映画は嫌い」などと公言してる割には リドリー・スコットの「ブラック・レイン」のオーディションを 受けて、落ちたりしてるけどな。<田村正和
710 :
山崎渉 :03/04/19 22:43 ID:URwm2wGB
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
711 :
名無シネマさん :03/04/21 14:14 ID:JiOolXKx
私の印象では、映像を綺麗な(生々しい)順に並べると ハイビジョン撮影のテレビ番組>午前のテレビ番組、NHKのテレビ番組>ゴールデンタイムのテレビ番組> >DVD(ハリウッド映画など)>VHS(ハリウッド映画など)>DVD(アイドルイメージビデオ) >テレビ番組をビデオ録画したもの>パソコンの液晶で見るDVD>winnyで拾った動画 ゴールデンタイムのテレビ番組は、DVカメラを多用する。照明が強く、セットが光ってる。テロップ、足し笑いなどを多用する イメージビデオはぼかし効果を多用する(見えすぎて生々しくなるのを避けるためだろうか) TBSの「学校へ行こう」、浜ちゃんの「人気者で行こう」は、かなり汚いと思った
713 :
名無シネマさん :03/04/26 15:06 ID:1PK1PCss
邦画がんばれ。
714 :
bloom :03/04/26 15:09 ID:ZBQ+7+ED
これ以上邦画に期待しないで下さい。
>>715 余 計 な お 世 話 で す わ !
,.--'" ``¬ー--、 / _,.- ''_二ゝヽ j _,-'_´-''_ニ -一ーヽ、_ r''´ /_,r',.-''" _,. 一'ヾ'"ヽ ! /// _,-'" ヾミミ、ノ 俺の映画はめちゃんこ綺麗だぜ! /;; ,-' /// ,.r';ミシ''" _,,,!..._ |V / l// _,-ミシ" __..... -、ニ7 ''" 'l, 'l, ヽ |_V___,.='_,,,,===イ ''"'" d ヽー ' V ヽr'i-ヽ`: : : |  ̄ ノ ヾー"l _ ',ヾ:: , i `ー‐'ヘ-ヽ..-ヽ. | __,..--一''" ̄`''ノ --、_ハヽ__ヽ / __ _. | __,..ィ" - '_,, -'" ̄ ヽ、 Y `\ l '"  ̄ノ / _.... -‐''" `-、 \ ヽ `'、 ヽ,,  ̄ ̄ ノ`ヽ,,,,_,.. -''"/ _ ヽ. -- = \,.....--ヽ、 __ ,.ヽ_ _,. /_,;-'"/ | `ヽ ,) シ_ _ ヽ___ \____r-、  ̄_,vノ'"/ :| l `ー、_ノ ̄ / `ヽ--'' /l  ̄ ̄ ,. -' _ | ヽ、 ,r'''''ー一'''''''ー--’ 〈_ - / // / l| / | _,.-'" = ヽ _,..-"
今やってる魔界転生は気にならなかったな。 なぜか時代劇だと少々の映像のあらなど許せてしまえるな。
719 :
堕天使 :03/05/10 23:59 ID:IQYGWhAQ
720 :
名無シネマさん :03/05/11 00:01 ID:mmGJPwO5
もっと画面を大きくしてほしいよ!
721 :
名無シネマさん :03/05/11 00:02 ID:0aZ7StFu
邦題ッテ ナンデモ カタカナ ニ スレバ イイ ッテモン ジャ ネエダロ
722 :
名無シネマさん :03/05/16 00:00 ID:O6iZ4fHF
あげ。
723 :
名無シネマさん :03/05/25 02:00 ID:ZPEtYQiI
歌舞伎町で観た「あずみ」 汚かったです。デジカメかな?
正直、フカサクの映画は汚いです まあ、綺麗な映画が売りえはないですが
725 :
名無シネマさん :03/05/25 19:09 ID:Favv4rsF
画面が小さすぎない?それに汚い。
726 :
名無シネマさん :03/05/25 20:24 ID:MpH1eaNs
「邦画がつまらない、金払ってみる気がしない」と言われるのはハードの問題が 大きいのかもしれない。どうお感じですか?邦画のプロデューサーの皆様。
727 :
名無シネマさん :03/05/26 03:30 ID:w+m8X5rb
正規の料金払って、映画観ている邦画のプロデューサーはいないな
728 :
名無シネマさん :03/05/27 17:48 ID:J9eeSUKR
age
729 :
名無シネマさん :03/05/27 17:51 ID:sFeHWnK/
綺麗な映像作家って誰かな? 鈴木清順か??
730 :
無名草子 :03/05/27 21:56 ID:Kbj95vOg
特に松竹が汚い。これは城戸四郎が電気代をけちったため、照明を無駄に当てさせないためなのだ。 照明がよくないのは、東映も同じ。これは、京都も東京も元は、新興キネマという三流会社だったことから来ているのだと思う。 照明がいいのは、東宝、大映、日活とお金持ちだった会社の作品である。電気代をきちんと払っていたのだろう。 東京電力から止められたことがないに違いない。
731 :
名無シネマさん :03/05/28 00:31 ID:C7b93QZB
>>730 それが釣りバカ画質の秘密だったのですか。
今日「愛してる、愛してない・・・」というおフランス映画を観てきたのですが、
いや原色(特に赤、真紅!)が目にまぶしいことまぶしいこと。
フランスの底なしのセンスと色彩感覚の良さにはもう日本は勝てないと思った。
732 :
山崎渉 :03/05/28 08:53 ID:zMOtxFlg
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
733 :
名無シネマさん :03/05/28 20:07 ID:dsPJiKll
>>729 「カポネ大いに泣く」から画面がテレビっぽくなった。
734 :
名無シネマさん :03/06/03 01:10 ID:fWTP8oeZ
「羅生門」の映像はとても50年前に撮られたとは思えないほど美しい。 特に志村が森の中を歩いているシーンの美しさは目を見張るものがある。
735 :
名無シネマさん :03/06/03 01:59 ID:mLFNkt58
その筋の方に質問。 映画の現像所っていくつあるんですか 現像所で何かちがうんですか? テロップでしか見たことないのでよくわかりません。
736 :
名無シネマさん :03/06/06 21:04 ID:QIRj+5At
東京現像所は、少しブルーっぽくなる、なんて話を聞いたなぁ。 使ってる水の水質が違うとかなんとか。 今でもそんなに違うのか?
撮影自体はネガだから現像所の違いによる色の差は無い、プリントする時の 色調整で決まる。
>>730 えぇっと、
新興キネマは大映の前身なんだが。
東映は東横映画と何かが合併して出来た一番新しい映画会社。
戦後に出来たんだ。
739 :
名無シネマさん :03/06/07 16:11 ID:iBB5fXNx
まざましTVで「踊る大走査線」続編の予告編流してたけど TVドラマみたいな映像だった…
740 :
名無シネマさん :03/06/08 22:55 ID:M+hHUlSZ
313 :名無シネマさん :03/06/08 17:17 ID:8f76Q3/Y こないだ「チング」観たけどどうということない話なんだが、画がきれいだな。 カメラマンがいいのか?日本よりうまいような気がする。 314 :幻の水海 :03/06/08 17:30 ID:Qa5wPTu+ チングは任侠映画だな。日本も仁義なき戦い路線ばかりやってないで 日本侠客伝路線をやってもらいたいな。次郎長や忠治なんかもいいかもしれんな。 映画産業はいまや青少年の教育に対して重大な責任がある。義理や人情の大切さ を仁侠映画によって教えていくのは必要なことではないか。 315 :名無シネマさん :03/06/08 17:37 ID:sWknap28 演出やカメラワークなど、向こうの方が何枚も上手だな。 リメンバーミーとかを見ても本当に美しく仕上げている。 なぜ日本人はこうもセンスがないのかと感じてしまう。 金の問題ではないだろう。 あずみのアクションはすばらしかったがな。 演出は心情描写はやはりくそだったし、 316 :名無シネマさん :03/06/08 17:42 ID:8f76Q3/Y とにかくねえ、画がきれいなんですよ。フレームのふらつきも邦画ほど 無頓着にやってないし、カメラの移動もスムーズだし。 なんといっても画質、色調と「気をつかってます」って漢字で隙がないんですよ。 邦画はどうなっちゃったんだ?やる気がないのか?何が足りないんだ? いいたいことがあるなら言ってくれよ。
741 :
名無シネマさん :03/06/09 18:51 ID:BohY6NtT
観客が無意識にハリウッド映画を意識してるだろ。 安いCGとかチャチイ小道具が目に付き始めたとたん、画質も目に付く そもそもテレビタレントが出てる時点で、気になり始めるよ
742 :
名無シネマさん :03/06/10 02:20 ID:9fbNoH4f
海外のPVやCFと比べると、日本製PVやCFもしょぼく感じる。 最近知り合いの家で音楽ばっかりの放送を観る機会があるのだが 次々放送される邦楽のPVが編集のテンポ悪さといい、内容の陳腐さ 映像の汚さといい、同じ局で流されるイギリスのPVやヒップホップの PVに比べるとみてられない。そもそも音楽や衣装のかっこよさや、 ストーリーや映像の中のユーモアやいたずら心といったものが邦楽には 決定的に欠けてるね。カメラワークなどの見てくれは、本当に邦楽は 恥ずかしいほどパクリすぎ。 こういうのを作ってる連中が邦画界に乗り込んできても。。。知れてるね、 としか言いようがない。フィンチャーやスパイク・ジョーンズには 程遠い。
743 :
名無シネマさん :03/06/10 02:58 ID:zxzAo9uG
日本映画=町工場 ハリウッド=松下電器 こんな感じがする。大手企業が映像部分だけ作れば映像だけは負けないかも。 問題は内容だけど。
744 :
名無シネマさん :03/06/10 06:02 ID:WIOoP04d
日本人が馬鹿にしてる「パールハーバー」という映画が、 日本映画よりはるかにきれいな、映像ではるかにレベルの高いCG このことに気づかない人が多すぎる いや、気づいてるからこそ攻撃するのだろう
745 :
名無シネマさん :03/06/11 00:17 ID:SFfWtm9T
日本のCFやPVが世界で賞とか取ってたっけ? たしか日清カップヌードルの宣伝(HUNGRY?)は海外制作で、ここ数年 日本勢は膨大なエントリー数を誇りながらそのほとんどすべてが予選で 落とされてヨーロッパや南米やタイとかにも太刀打ちできないって 聞いたことがある。
746 :
名無シネマさん :03/06/11 02:49 ID:wkATeEPW
CFでDPやってるけどレベルは低いでしょう。スタジオは倉庫みたいで悲しくなるね。正確にはDは照明の大先生か?むずかしい顔してレンズの横でタバコふかしてるよ。賞なんてもんじゃないよ。俺はスチィール系のSTが好きだな。
748 :
名無シネマさん :03/06/11 03:35 ID:ku6gB/Aw
>>743 大手企業に映像は作れないと思われ。
ハリウッドは町工場の集合体だぞ。
>>744 WOWOWその他、受賞してる作品は多々ある。
カップヌードルはカンヌのグランプリだったから、「HANABI」並のインパクトあるニュースになっただけ。
>>746 そりゃあレベルの低い照明技師だね。つーか自分で照明やらないならDPを名乗るなよ(w
>>747 カンヌで受賞したWOWOWのは結構くだらない内容だったが。
749 :
748 :03/06/11 03:36 ID:ku6gB/Aw
751 :
名無シネマさん :03/06/12 21:25 ID:nk+2VBTp
いっもこの手の話題になるとハリウッドと比べる厨房は多いね。DPでもPでもLでも仕事が発生した時から俺がいるから何でもいいの。最初にCFって言ってるだろ!
>>750 このスレ、>1のIDが
1 :名無シネマさん :02/06/14 00:39 ID:ybJMo2Ch
そして>3のIDが
3 :名無シネマさん :02/06/14 00:50 ID:qI5FOgod
だから2ch屈指の神スレだよね。
753 :
名無シネマさん :03/06/13 00:28 ID:ECDmfaET
DVDなのでスレ違いかもしれないが 「たそがれ清兵衛」 ひどい画質だ。ボケボケで暗くて。映画もあんなにひどかったのか。それともDVDがクソなのか?
>>753 キミ、IDがET。
たそがれ清兵衛は劇場でも暗い画質だったよ。
映画が気に入ったのと、現代劇じゃないからあの画質も味なのかな、と理解したけど。
明朗な色彩ではないよね。
755 :
名無シネマさん :03/06/13 09:43 ID:ECDmfaET
>>754 確かに。
当時は電気もないから家の中は昼でもあのくらい暗かったのだろう。
そういう意味では生活感がリアルに表現されていいと思うけど、
照明がいまひとつかな。例えば顔の表情をもう少し出してほしかった。
756 :
名無シネマさん :03/06/13 10:09 ID:srUikCBU
トムクルーズのラスト・サムライなんか、映像すごいんだろーなー・・ 同じ昔の日本が舞台なのに。小道具、美術、照明。全部負けるな、絶対。 もっと時代劇、ハリウッドが作って、邦画が手を出せないようにならないかな。 そうすりゃ、くそつまらない映像観なくてすむ。これ以上ハズレ引きたくないし。 マスコミがこぞって、ラストサムライ盛りあげりゃいいんだよ。ホントに 祭り騒ぎで。そうすりゃ観念するだろ、邦画も。 邦画好きは必ず、「この国には時代劇っていうお家芸がある」って 言うからな。木っ端微塵に砕かれりゃいいんだよ。 何かって言うと、黒澤、小津だしよ。
757 :
名無シネマさん :03/06/13 10:56 ID:wPOQwqCk
日本の映画スタッフはいまだ工事現場の人だからね。クリエィティブは例え予算あげても無理と思え。
>>756 ハリウッドが作るのはサムライ映画、時代劇じゃないんだよ、それに黒澤は
時代劇をハリウッド風に作った人。
759 :
名無シネマさん :03/06/13 12:18 ID:hl7P1+/N
>>758 スレタイ読めよ。邦画の映像がボロ負けすることによって
汚い映像が減ればいいと思ってんだよ。
映画におけるサムライ映画と「時代」劇は同じ。
つーか、最新ハリウッド映画を大昔の監督を引き合いにして語るなって。
恥ずかしいから。お前も何かって言うと「黒澤」だな。
ラスト・サムライの話だぜ。
>>751 あーあ、逆ギレだよw
>>756 >>759 ラストサムライ…。
サムライ・フィクションみたいな出来になるんじゃないの?
>>757 工事現場の人ってw…。意味わからんw。全然わからん。
どこの国だって基本は同じだよ。
ラストサムライ、トレーラー見たらよさそうでした。
>>759 汚い映像ってなんだ?
昔の撮影技術と現在のそれを比べても意味無いぞ。
黒澤映画なんて白黒の方が多いし。
763 :
名無シネマさん :03/06/14 04:24 ID:46nmWuV5
》760キレてないよ。真面目にPやりたいのよ。最近スチールカメの女がCFやPV撮ってるけどこれもPか?照明部を照明器具さんって呼んだらしいWだから俺はDPなの。まぁ絞りは自分で決めてますよ。
764 :
名無シネマさん :03/06/14 09:26 ID:4SlGrViv
>>762 役者から背景から映ってる全て。
つーか、黒澤とは比較してない。今の話をしてます。
765 :
無名シネマ封切り中 :03/06/19 23:33 ID:j6tUrxT+
カメラが古いせいでしょう。さらにライトも。 戦前はともかく、昭和時代に購入した機材を使用しているのだろう。 松竹が特にひどい。当たる寅さんの時だけ、パナビジョンを借りてくる。 もっともパナビジョンはレンタルのみで、売却はなしだが。 機材の整備に力を入れていたのは、日活、大映、東宝でしょう。 松竹、東映がひどい。
766 :
名無シネマさん :03/06/19 23:41 ID:UuCgRtBY
たそがれ、ひどすぎる。 リアリズムだかなんだかしらんが、だったらもっと明るいだろ? 逆なんですけど・・・
767 :
名無シネマさん :03/06/27 23:27 ID:NF6HWxcM
結局たそがれも釣りバカ画質だったってことか。
>>766 ロウソクの明かりならあんなもんでしょ。
769 :
名無シネマさん :03/06/28 02:20 ID:ekmH7QQB
テレビ東京の画質も汚いな。どうでもいいけど。
770 :
名無シネマさん :03/06/28 13:58 ID:OQcCOGBH
>767 そういう事ではないが、かなり大胆な影の表現をしているので上映環境によっては観づらい事が有ったかもしれない。 ところでSonycinematicと云うのは酷いね。(PALベーカム上映) さっさとバージョンアップとやらをしてあげないと小屋主さんにとっても観客にとっても悲劇だ。 たそがれをソレで観た人は代金を返してもらってもよいです。
771 :
名無シネマさん :03/06/28 14:34 ID:lYDuCH2N
要するに、日本人の生活の一部が欧州、アメリカの美的センスに支配されているということですか?
772 :
名無シネマさん :03/06/28 15:22 ID:BdOs/nSE
自分としてはキレイ過ぎに思うけど 要は内容でしょう。中国やイラン映画汚いけど感動するのもあるから
でも映画はストーリーだけではなくて、映像であり美術であり演技でもあるから、 映像も含め、どれもおろそかにはしてほしくないです。
774 :
名無シネマさん :03/07/07 02:08 ID:JQpCYrIy
age
775 :
名無シネマさん :03/07/07 03:21 ID:2svVZOMt
このスレの洋画マンセー見ていてわかった 二本人に良い映画はつくれない 今の日本人の価値観は、いかに欧米と同じか 欧米と同じであればあるほど良い その逆は糞 こんな感性の現和人では 欧米のパクリしか作れない
776 :
名無シネマさん :03/07/07 07:06 ID:8UoaGnxv
韓国映画って映像がハリウッド映画的で綺麗だよね。 日本映画は暗いし色が少ない感じだし、安っぽさがある。 フィルムの質や金の問題じゃないのかな。
日本の映画産業は規模も資金力は低い 産業としての力 は国の援助がある韓国以下だろ 金がないから設備投資できない そしてなにより 力のない産業には優秀な人材は集まらない
778 :
名無シネマさん :03/07/09 23:00 ID:ptUoc8Wy
どうしてテレビ放送されるときに、邦画は洋画に比べて貧相に見えるのだろう?
779 :
778 :03/07/09 23:22 ID:UESUFBHP
今わかった 漏れの欧米コンプが そうみさせてしまうんだと・・・
>>775 おれは「二本人」でも「現和人」でもない日本人なので、いい映画が作れそうだな!
782 :
名無シネマさん :03/07/10 02:33 ID:hzzKt8cE
じゃあ作ってくれパクリは駄目だぞオリジナルで勝負してくれい マジで期待してるよ
783 :
山崎 渉 :03/07/15 09:21 ID:dS7mbzP7
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
784 :
名無シネマさん :03/07/15 19:14 ID:XHl8BcOr
スニークプレビューで観客の反応を調査して手直しするような熱意がほしい。
785 :
名無シネマさん :03/07/21 02:31 ID:/CQSKIHl
綺麗な映像で撮れる人が、味のある映像を目指してわざと汚くとるのと 汚い映像しか撮れない人が、「いや、これが味なんだよ」と言うのは 根 本 的 に 違 う
786 :
名無シネマさん :03/07/21 04:22 ID:19LPx1xV
「阿修羅のごとく」の予告観たけど、ダメそうだった。 衣装や美術が必要以上に黒々しているうえ、画面が緑や青がかって見える。 なんだこれ? 地味で暗そうな映画だろうなあという予感がじんわり来る。
公開中の「踊る大捜査線2」、 24Pカメラで撮影してる。でもやはりスクリーンで観ると…。 DVDで観ろってこと?
788 :
名無シネマさん :03/07/29 01:05 ID:c8kYr9tK
age.
789 :
名無シネマさん :03/07/29 01:10 ID:E+s5TB6C
やっぱり照明の問題みたいよ。
790 :
名無シネマさん :03/07/29 23:40 ID:vVymmJci
DLPでやれ あさま山荘で出来たんだからやれるだろ
791 :
名無シネマさん :03/07/30 10:46 ID:OYk/YrqY
>790 バリカムでやれ の間違いでは?
792 :
名無シネマさん :03/08/04 23:47 ID:AJYiiFVU
あげておく。夏休みの皆さんさあ語れ。
793 :
名無シネマさん :03/08/06 02:12 ID:XhzFNdb4
しかし「邦画って〜だよな」みたいなスレ多いね。 みんなよっぽど邦画が嫌いなんだろうなあ・・・。
794 :
名無シネマさん :03/08/06 02:28 ID:DbCZX8VU
基本的に照明の立体感が無いように思う。 松竹映画とか特に、全体がのぺーっとしてる。<東宝はわりときれい わかりやすいのは、頭髪部を光らせるか否か、かな。 ただ、日本人の「蛍光灯好み」ってのもあるから、 (欧米人は事務室な感じがして自宅にはあまり使わないらしい) 割とベタな当て方自体が「伝統」とされてるのかもしれん。 欧米だと、報道のインタビューでもやたら凝った照明使ったりしてるもんな。
795 :
名無シネマさん :03/08/06 03:01 ID:q/DbsCch
DOOLSとかいうたけしの映画みた 情景描写がめちゃめちゃ汚かった、最悪だった
796 :
名無シネマさん :03/08/06 03:14 ID:Y8E8b2mF
菅野美穂のほっぺに鼻クソくっついてたしね♪
797 :
名無シネマさん :03/08/06 04:35 ID:XhzFNdb4
技術論は別として、 以前「時代劇のV撮り反対」というようなスレが時代劇板にあったんだけど、 若い人のカキコでフィルム撮りは汚いから嫌という意見があって驚いた。 時代劇にかかわらず、ビデオ映像が基準になっちゃってる人も多いんだろうね >たそがれ、ひどすぎる。 >リアリズムだかなんだかしらんが、だったらもっと明るいだろ? >逆なんですけど・・・ こんなトンデモなこと平気で書くのもいるしなあ。 もっと前のカキコには24P使えば少しはましになるのかな、なんてのもあった。 理由としてはスターウォーズで使ってるからみたいな感じだったと思う。 こういう人が邦画の画がキレイなんて感じることはたぶんこの先一生ないんだろう。 まあ、現在の邦画の画がいいとは自分もあまり思わないけれどね。
798 :
名無シネマさん :03/08/06 05:34 ID:juymHVVQ
私がレンタル店で邦画を借りないのは 見ても気持ちよくならないのが想像できるからです ハリウッド映画を馬鹿にする前に、「その程度」の絵で楽しませてみろ といいたいですね
799 :
名無シネマさん :03/08/15 00:30 ID:bvKALi0N
やはり日本の明かりが悪いといわざるを得ない(蛍光灯・・・)。
800 :
ずざー :03/08/15 01:07 ID:Po0tAAFQ
800ゲーット!!
>>799 蛍光灯はハリウッドの方がたくさん使ってますが?
(普通の蛍光灯じゃないですけど。)
802 :
山崎 渉 :03/08/15 09:11 ID:d09RW9EM
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
803 :
名無シネマさん :03/08/15 12:24 ID:nMD72+J7
「パンチドランク・ラブ」の映像は、このスレで言う「邦画の青黒い画面」そのままだった。 まあLAが貧相に見えること見えること。廊下に並ぶ蛍光灯や青が主の内装、服装が拍車を掛ける。 これで主演が顔の平板な日本人だったら、5分と見ていられなかったろう。 もっともこの映画、ポッと公衆電話のオレンジ色の明かりがともるあたりから色の寒々しさが 払拭されて、ストーリーもややプラスの方向へ動き出すので、ねらってドス青黒くて現実の 貧相さを強調する画面作りをしたのだろうと思う。 まあアメリカ映画らしくない映画だった。
804 :
名無シネマさん :03/08/15 18:08 ID:nMD72+J7
darouka/
805 :
名無シネマさん :03/08/19 00:38 ID:wXE6C0Z8
HERO、圧倒的に良かった。同じ東洋人を撮ってるのだが。
>>805 クリストファー・ドイルだったかな。
王家衛作品で撮影してる人だよね。
>806 そうです、クリストファー・ドイル。王家衛「楽園の瑕」とかでも同じ様に美しい映像の 武侠ものを撮ってましたね。 監督のチャン・イーモウ自体がもとカメラマンで、チェン・カイコーとかの映画の撮影をやってた だけに映像には一言ある人なのかな。
808 :
名無シネマさん :03/08/26 14:19 ID:n4cDmZOs
809 :
名無シネマさん :03/08/26 15:59 ID:LBlreEkQ
綺麗な映像も荒れた映像も、物語を語るための道具の一部だから、 どちらも選択できなきゃいけないのに、邦画では何か決まりがあるように 選択肢を狭められているのだろうとは、思う。 ハリウッドの映画だって、汚く撮っているのはあるわけだ。 絵画で言えば「印象派」の歴史のように、 時代の好みというものも少なからずあるだろう。 70年代のニューシネマは荒さを狙っていたわけだし。 これも、選択であろう。 「ディレクティング・ザ・フィルム」という本で ある監督(ハリウッドでも撮ってる人、名前ど忘れ)が、 ウディ・アレンの映画はコメディなのに、絵が美しすぎる、 (気をとられて、笑えない)と書いていたのを読んで、 そういう画の選択の選択もあるのかと、驚いた。
810 :
名無シネマさん :03/08/26 23:36 ID:TAqTFHdn
ビデオの画とスクリーンの画を比べたら、ハリウッドに軍配上がる気もする。 その変換時に何か起こってる? 技術の差?
811 :
名無シネマさん :03/08/26 23:38 ID:QlQRKDLs
812 :
名無シネマさん :03/08/27 21:49 ID:3H+tXENg
画像もそうだが、音も悪いね。伊丹の「マルサの女」は 画と音が良かったと思った。
813 :
名無シネマさん :03/09/01 10:54 ID:hzOcRb7K
画質 ハリウッド>洋ものAV≧邦画>笑って良いとも>日本のAV 俺が何を言いたいかと言うと、洋もののAVより和もののほうが好きです。 外人の「シーシーッ」ってので萎えます。
あの映像の汚さ安っぽさが好き。 90年代前半の野暮ったい映像、垢抜けない俳優、 小難しい事をやろうと頑張ってるけど空回りしがちな 日本映画が好き。 ハリウッド作品の物真似・後追いに終止するアクション映画、 テレビドラマを劇場でやっただけの作品は見る気もせん。
「愛を乞う人」 「ナビィの恋」 「さよならクロ」は 映像きれいだった、と思う。 デジカメ使うようになってわかったけど、 やはりライティング、それと天候はかなり色に影響するね。 昔、出版関係で働いてた時聞いたけど、 太陽光線の色がアメリカと日本では違うので、 同じフィルムで同じように撮影しても、 アメリカの方がやや赤っぽく仕上がるとか。 日本映画が青っぽいのは、そういうのもあるのかな。 そういうことも全て計算して、 撮影・現像して、 美しく仕上げるのがプロだと思うけどね。
816 :
名無シネマさん :03/09/04 21:17 ID:ellRpcWC
このスレの前のほうにあったね。 イギリスも空気中の湿度が高くて、映像が青っぽくなるけど、 それを修正する技術が発達してるって。 日本の映画界では、話の内容や語り方に比べて、映像作りには あんまり気を配ってないのかな?
817 :
名無シネマさん :03/09/05 13:58 ID:uUl+1LjO
日本は素材をよしとする風潮があるからじゃない? 寿司だって、昔はほとんど調理寿司だったけど、 今は素材を活かしてるものでしょ。 (保存の技術の進歩もあるだろうが、そこを望んで進歩させたともいえる) てことは、フィルムよりもビデオ向きな人種?
818 :
名無シネマさん :03/09/07 02:41 ID:v30yTBX6
>817
このスレの最初のほうに、こんなのがあるのです。
268 :名無シネマさん :02/08/12 18:02 ID:kK75MRAj
>>267 >日本人にとっての実写映像って真実の延長みたいな雰囲気あるよね。
その真実というものは、目で見て自分が感じたものに近いということですか?
それとも、以前見た、自分や誰かが撮った写真の映像に近いということですか?
カメラを通じた映像は、機械やフィルム、現像の性能などにより、「目で見た感じ」
とは異なることがありますよね。例えば、蛍光灯の下で撮った写真は、思った以上に
緑っぽくなるとか。
まさか、照明やカメラに何の加工もしない映像こそがリアル、と考える人は少ない
かと思いますが。わたしは目から入って脳内で再構成された映像に近いものが自分に
とってのリアルな映像、と考えています。
269 :DVスレの人 :02/08/12 19:35 ID:4q+pApZu
>>目で見て自分が感じたものに近いということですか?
>>以前見た、自分や誰かが撮った写真の映像に近いということですか?
うん、まぁ、おおむねそうともいいますな。
・コダックの色は白人の目が見た色、だから白人が肌色に
・富士の色は日本人の見た色、だから日本人が肌色に
とかいうまるで迷信な説明もあるほどです。
>>まさか、照明やカメラに何の加工もしない映像こそがリアル、と考える人
いや、そういうのもあるよ。
日本人ってそういう映像に対する信仰もかなりあるんじゃないかな。
まぁコレはまた違った話なんだけどドグマ的なこだわりってあるじゃん?
三脚なんか使ったら本物じゃねーヨみたいな。あんな感じです。
819 :
名無シネマさん :03/09/07 10:54 ID:/hVXKNyA
だが、手持ちを一番嫌うのは日本人だという。 照明たかないことにウルサイのも日本人だ。 どちらも手法であるのに、何かの決まりのように従うことしか出来ないのも 日本人だ。
820 :
名無シネマさん :03/09/07 23:23 ID:v30yTBX6
今日観た邦画の感想 ・呪怨2 あいかわらずどよんとした青っぽい映像だった。 これがホラー映画だから雰囲気には貢献してたと思うが、 ホラーでなければぶちきれてただろう。 ・座頭市 ちょっとモノクロっぽい、ぱきぱきっとコントラストの 強い映像で美しかった。ヨーロッパの映画や高級車のCMで しか見れない映像を邦画で見るとはね。
821 :
名無シネマさん :03/09/08 01:48 ID:wZYBoFQL
踊る1→何か全体的に水色っぽい。 踊る2→フルカラー
822 :
名無シネマさん :03/09/08 01:52 ID:86gH9uJ5
たけしの映画ってスッキリしていて見やすいよね。 ああいう画面すきだな。
823 :
名無シネマさん :03/09/08 02:17 ID:FA4L+8Qt
ハリウッド映画にはわざとらしい見え見えの展開が多いが、それでもグイグイ とこちらを引き込むシナリオと映像の魅力は、黒澤映画や手塚治虫のオトナ漫 画にも共通する特徴だ。 邦画も台詞や映像の行間にやたら含みを持たせたがる冗長なシナリオや演出から 解放されれば、いい映画はたくさんできると思う。俳優の問題がそれほど重要で ないことは「せかいのきたの」さんが証明してくれたのだから。
824 :
名無シネマさん :03/09/08 02:20 ID:qAEESt50
映画って、構図や構成で魅せるものだと思う。 それが一番難しいんだろうけど。 たけしの映画って、それがむき出しすぎるから 受け入れない人が多いのかも。
825 :
名無シネマさん :03/09/08 02:20 ID:b/tnrQ4T
日本人の心が汚いから映像も汚い
826 :
名無シネマさん :03/09/14 00:14 ID:td44i1Qx
それではフランスやスペインの心は美しいのか?
827 :
名無シネマさん :03/09/14 11:31 ID:MH8vRogZ
>>825 心が映るなら、技術はいらない。 もし、その技術に向かう心のことをいうなら、 現代日本には多少、あるかもな。 ていうか、だとしてもてめぇは日本人としては、恥ずかしいな。
828 :
名無シネマさん :03/10/02 01:09 ID:+uJdkSNu
「座頭市」以来邦画はみてないのでネタがない。
829 :
名無シネマさん :03/10/02 11:06 ID:absJIM21
スタイリッシュでファンキーな映像の邦画が増えてくれるのはいいことだ。 内容さえ伴ってくれば…。
830 :
名無シネマさん :03/10/08 18:52 ID:LbvwLd1M
ん〜難しいスレですね。 いい35のカメラ&レンズ使って、照明のセッティングにもきちんと時間がかけられて、 しかも、初号〜1号ぐらいで色調整を終えるんじゃなくて、ここにもきちんと 時間がかけられるぐらいの予算のある邦画の映像は美しいと思います。 現実には、大半のCMはそういう環境にありますが、映画は一部の大作のみ。 悲しいな〜。 邦画の映像が“汚い”と感じる人は、日本の町並みや一般の家屋が欧米に比べて 「美しくない」と感じる人ではないかな… 日本映画の技術は、世界でもかなり高い水準にあると思います。
831 :
名無シネマさん :03/10/16 20:59 ID:cxvXe+he
>830 >しかも、初号〜1号ぐらいで色調整を終えるんじゃなくて ローコントラストばやりな理由はコレですか?
832 :
元機材屋 :03/10/17 08:50 ID:MzuZECuL
外出ならスマソ 映画用に使われてるカメラのメーカーは「アリフレックス」と「パナビジョン」のどっちかで、それによって画質も随分違ってくる。 「パナ」は明るく、くっきり鮮やか、ハデな色調。米国製 「アリ」はレンズがツアイスなので、肌色が自然に出て、軟らかい色調。独製 ハリウッド系は、ほとんど(全部?)「パナ」のカメラ。 ヨーロッパは、「アリ」中心 問題の日本は、だいたい「アリ」 CMや一部娯楽大作は「パナ」 ぶっちゃけ、カメラのレンタル料は圧倒的に「パナ」が高い。 エンドクレジットを注意して見ると、ロゴが出てるから使用カメラがわかります。 たけしとか金あるからパナ使ってるんじゃないかな? 「踊る」とかも? 邦画はほとんど観ないのでスマソw
833 :
元機材屋 :03/10/17 08:56 ID:MzuZECuL
「踊る」はHDCAMらすぃ
834 :
名無シネマさん :03/10/22 14:42 ID:i+CUSZFU
未だ観ていないが“Kill Bill”の映像は日本映画の画質に対する一つの解釈なのではないかと予想する。
835 :
名無シネマさん :03/11/06 01:15 ID:4Vg7Cbmk
>>834 室内シーンに関してはいい感じだったと思うよ。
ただし東京の通りのシーンはやっぱり青い・湿っぽいって気が。
836 :
名無シネマさん :03/11/06 01:22 ID:jwY4pAcd
外出かもだが北野のDOLLSって かなり綺麗じゃなかった?
837 :
名無シネマさん :03/11/06 01:26 ID:XyS1dwx9
黒澤明はパナ使ってたな。確かに「乱」は色が綺麗だった。
838 :
名無シネマさん :03/11/06 01:28 ID:etmfIg6V
>>835 俺も「キル・ビル」の東京ロケのシーンを見て
「何だ、邦画と変わらないじゃん」と思ってしまった。
ホント、青い・湿っぽい。
「美的な映像」という事で言えば、最近テレビ放映された
大島渚の「御法度」だね。あれ以上の映像はまだ見てない。
839 :
名無シネマさん :03/11/13 01:54 ID:+U8t+bGl
もう日本中から、蛍光灯と、ダサい看板と、安っぽい素材のパステルやグレーの内装を 一掃した上で、バカな住民と汚い街を焼き尽くし海に棄てて、その上で湿潤な空気を 核爆発で焼いてカラッとした空気に変えるくらいでないと、邦画の画質はよくならないよ。
840 :
名無シネマさん :03/11/20 23:27 ID:CnyixMPj
age
841 :
名無シネマさん :03/12/01 23:30 ID:DPVS+TZm
ラストサムライでも邦画とハリウッドの画質の違いが鮮明に分かりそうだよ。 予告を見る限り、ラストサムライの方が青っぽくなくて良い雰囲気。 黄色い夕暮れ色など、日本人が日本に感じる色と近いのでは?
842 :
名無シネマさん :03/12/16 00:42 ID:UWkh/Q/V
ラストサムライきれいだった・・・。
843 :
名無シネマさん :03/12/28 01:50 ID:UaW7z1GI
阿修羅のようにって割ときれいじゃなかった?なんで悪く言われるのか分からん。
あぼーん
邦画は人類の宝
846 :
名無シネマさん :04/01/15 10:36 ID:L/sYio20
興味深いスレです。「邦画の音量」同様、議論を期待します。
847 :
名無シネマさん :04/02/09 07:15 ID:6OS1cLZC
スーパー16はあまり見なくなりましたが、最近のバリカム、シネアルタ、DVX100の画はどうでしょう?
848 :
名無シネマさん :04/02/13 20:59 ID:c1BEUd++
「バカヤロウ照明費用がないんだよ」 「化粧品のCM観てみろよ、金かけてるから、女優さん綺麗だろ」
850 :
名無シネマさん :04/02/14 04:19 ID:TOSdwz7R
>>1 君が外国の風景が奇麗におもえるから。
それだけだとおもうよ。
映画とは関係ない。
あまり深く考えすぎないほーがいい。
852 :
:04/03/26 08:30 ID:HYhbJHET
所でアメリカのドラマってなんで黄色っぽいの? 昔見たビバリーヒルズとか酷い色だった。 気持ち悪いんだが。
853 :
↑ :04/03/26 09:33 ID:T9ylXJV2
ハン板帰れageんなボケ
854 :
名無シネマさん :04/05/14 02:12 ID:yGX/Ef6u
「ロスト・イン・トランスレーション」はアメリカ人の作った 日本が舞台の映画なわけだが、誰か一言ないのかい? アメリカと違って交通ストップさせるとかはできないわけだし 予算も少ないみたいだから、純粋にスタッフ能力が問われるものなんだと思うけど。
856 :
名無シネマさん :04/05/15 08:36 ID:xZxIkrnn
いつも見ている風景と変わらないからでは? 町の中の電柱、道路にべたべた書かれた横断歩道などの標識、 ガードレール、安物ビルと家屋と看板が混在した町並み、どんな 山の中にもあるガードレール… 目につきだすと気になって仕方がなくなる。 本当に汚いと思うのは、やくざ映画でで良く観るような画面いっ ぱいに独特の字体で描かれたタイトルを観た時。一体どんなセンス してるんだと思う。
ちょっとこのスレを覗いてみたら「釣りバカ=平板な絵=悪の代名詞」 みたいになってるけど、ちょっと注釈ね(w もちろん「あれはあれで正解なのだ!文句を言うな!」とか 変なことを言いたい訳じゃないので、そこんとこヨロシク。 釣りバカの照明って確かにフラット気味ですよね。 絵として面白いかと言えばそうではない。 なぜ、ああいう上がりになっちゃうかと言うと 西田さんと三國さんのアドリブを活かすためなんですよ。 何しろ二人の掛け合いになるとリハーサルは殆ど無い。 と言うかやっても無駄だったりする。 ちゃんと台詞とか立ち位置の決まってる芝居と違って あの人たちはどこで何を始めるか本番になるまで誰にも分からないわけね。 せっかく芝居が良くても光が当たってなくては使い物にならんので 芝居場の隅々までちゃんと光を当てなくてはならない。 もちろん照明技師も「あれがベスト」とは思っていないみたいだけど 監督が芝居を優先するならそれに合わせなくてはならない。 あの平板な照明と、普通のシーンの照明とのバランスに毎回苦労されているようです。 普通のシーンで急に「素」に戻すわけにもいかないし かと言って普通のシーンもフラットに当てるわけにもいかないですしね。
撮影・照明は技術論に関わるので、現場にいない人間には語り難い部分がある。 日本における撮影技師と照明技師の分担も、よくわかりにくい部分があるし。 フラットと言えば、80年代、ビスタに変わって以降の邦画は、どうも絵が平板に 見えて仕方がない。東映京都のものなどひどくない? これはなぜだろう? そういえば、三池崇史の「荒ぶる魂たち」は、ライトを使っていない、と公言していたが、誰かご覧にな った方はいらっしゃいますか? さすがにレフを当てたり、光の調整はやったと思うが。 一般的に、いい技術者がいい機材を使い、当たり前のことを当たり前にできれば良くなる、 という程度は当然だろうから、現在の邦画が厳しいのは事実なんだろう。 田村正毅さんなどは、照明を使い過ぎること、光を造り過ぎることを嫌うと聞いた。 狙いで焚かない、あるいは焚けないことを狙いにする作品まで責めては可哀相だね。
>>858 > フラットと言えば、80年代、ビスタに変わって以降の邦画は、どうも絵が平板に
> 見えて仕方がない。東映京都のものなどひどくない? これはなぜだろう?
もともと東京育ちの照明さんは、一般的に京都に比べるとフラットですよ。
現代劇を手がけることが多いからですかね、時代劇育ちの京都の人より
フラットな照明になる場合が多い。サラリーマンものの多かった東宝出身の人に
多く見られた傾向かな?シネスコ時代でも東宝は他社と比べて当て方がフラットっぽい。
でもフィルムの感度が悪かったのでフラットには見えなかったのかも。
70年代以降、フィルムの性能が上がる一方で照明の方法論に
あまり進化が無かった時期があって、その頃の映画は邦画も洋画も
ちょっと照明的に難ありな時期が続きましたね。
方法論だけの問題じゃなくて、ロケセットに仕込めるような
小型・軽量・大光量の機材の開発が遅れていたという面もあるんですが。
失礼。
>>860 の「バックナンバーの大半をPDFで」は嘘でした。
目次だけですね(w ちょっとシヴー。
本文読めるのは「連合艦隊」等の照明技師で「七人の侍」で
照明助手を勤められた小島真二氏による
「七人の侍」の撮影時の思い出話だけみたいですね。
『謀殺・下山事件』はシーンごとに画のトーンが激しく変化するがアレはどういう事情なのだろう? 狙いにせよ不可抗力にせよ結果的には良いと思う。
863 :
名無シネマさん :04/06/11 19:05 ID:qqU2ua++
age
864 :
名無シネマさん :04/07/19 16:01 ID:SMqG93f/
「座頭市千両首」の映像実にきれいだったぞ。
865 :
名無シネマさん :04/07/19 22:16 ID:81mzCE6P
撮影時に照明さんとカメラさんのふたつの立場があって、最終の絵を誰が 決めるのかで問題。向こうでは、カメラさんが照明を決めると聞いた。 なので最終の絵を決めるのはカメラ監督さん。また、予算ないので、高感 度フィルムを良く使うので、絵が浅くなる?のもひとつの原因。あと、こ れまた予算がないので、カラコレを充分にできない。ほんでもって現像時 のタイミングや、フィルム選定に問題がある。
866 :
名無シネマさん :04/07/19 22:20 ID:DZjNwwAL
よく言ったスレ主さん。 マジレスさせてくださいませ。 俺は18歳の時、友人に誘われて初めて成人映画に言った。 3本立てで2時間半という苦痛を我慢して全部見た。 そのとき初めて分かったよ。成人映画もごく普通の邦画も画面の汚さはほぼ同じ レベルなんだと・・・ 以来俺の「邦画なんかクズじゃ!」という偏見がますます強くなった(もう修正不可能)
867 :
名無シネマさん :04/07/19 22:56 ID:SMqG93f/
カラーはともかく、俺は白黒の邦画の画面が汚いと思ったことはほとんどない。 七十年代の粗雑なカラーも、あれが当時の流行だったんだろうと思ってた。 本当に純粋に技術上の問題なわけ?
868 :
名無シネマさん :04/07/20 10:24 ID:CxQcwSDo
>>867 もろ技術上の問題と思われますよ。フィルムもカメラもそれなりに、
やはり進歩はしていると思うし。確かにフィルムは30回くらい廻す
とヘロっちゃうし、傷だらけになるし、音も割れちゃうし、見れな
くなっちゃう。
なんつーか地味だよな、日本映画 ホラーはマジ怖いけど
「阿弥陀堂だより」の画は綺麗でしたよ。
871 :
名無シネマさん :04/07/20 11:08 ID:IgkNSN8f
小林正樹の『怪談』64、5年頃のカラーなのに何故あんなに綺麗なんだろ?
>>868 ハードは進歩しているはずだが、使いこなせていないのでは? それに往年の
邦画と観比べると、フィルムの性能が変わって、かえってかつてのような人工
美が出しにくくなっているのかな? という気もする。
それと、30回廻したぐらいでは、フィルムはそんなに悪くなりませんぜ。
>>871 『怪談』は、小林正樹と、撮影の宮島天皇のワガママで、当時の日本では最高の
体制を組んで撮影したはず。
撮影所ではなく、どこかの航空倉庫を借り切ってセットを組んだと聞いた。
恐らく、ライトの数も半端じゃ無かったでしょう。
873 :
名無シネマさん :04/07/21 00:40 ID:NO37F6dU
>>872 単純に照明だと思う。でもたまたま論ていうのがあって、
要因が重なって思いがけず上手くいったというのもある。
えー、そっかな30回くらいじゃないの?
874 :
名無シネマさん :04/07/21 00:45 ID:FWDN8oT+
予算が足りなくてCG処理ができない
>>867 アメリカ映画と比べた場合、現場の規模の違いと別に
ポスプロにかけられる時間の差と言うのが大きいかと。
以前に『ミッション・インポッシブル2』のラッシュを収録したビデオを
ホンの一部分見せてもらったのですが、日本の基準から言えば酷いものでした。
カットによって絞りの明るさや照明比はバラバラ。見ているこっちが恥ずかしくなるほどで
テレシネという要因を差し引いても「こりゃ、あかん」ってなモノでした。
日本であんなラッシュをスタッフに見せたら「田舎帰れ」でしょうね(w
最近のDVDに特典映像として収録されている未公開シーン集の
もっと酷いものと思っていただければ良いかもしれない。
ところが、仕上がりはご存知の通り。
タイミングにかけられる時間の多さという要因は非常に大きいと思う。
876 :
名無シネマさん :04/07/21 08:29 ID:NO37F6dU
>>875 タイムにかけられるというよりも、ポスプロ時でカラコレにかけられる
時間が多いのだと思います。その作品をつくった時くらいだと、一旦
デジタル化してカラコレやグレーディング、そんでもってレコード前に
カラコレ、それからフィルムレコードかな?マスターつくる前にもカラ
コレしてるかな?でも、基本の撮影はしっかりやってると思うのだけど
も。
テレビドラマの映画版観たら照明の酷さにビックリすることがある。 夜なのにギラギラしすぎ。ビデオのノウハウだけで撮ってるのか?
ビデオ(テレビ)のスタッフだけで撮れましたと自慢している作品もありましたな。
879 :
名無シネマさん :04/07/21 21:43 ID:ztyk2KIn
「ナビィの恋」は綺麗
2001年宇宙の旅って、あんな昔の映画なのに映像綺麗だよね。
>>1 塚本晋也の 双生児 を観ろ。
>880 オプティカル合成を極力避けて、同一のデュープに直接、合成を重ねて行ったからだとか。 まぁ、あまり専門的なことは判らんので自信がないけど。
882 :
名無シネマさん :04/08/30 21:28 ID:e3brfrS8
最近、邦画の画面はそれなりに良くなった気はするが、あいかわらず大手は中身のない映画ばっかりで あとは小ぢんまりした映画ばっかりだ。
883 :
名無シネマさん :04/08/30 21:53 ID:KCZ8jtFv
フィルムのちがいでは? アメリカだとシーンに合わせて感度の違うフィルムを選ぶが 日本だと高感度のフィルム一本でやりこなそうとするから画質が悪くなるとか?
884 :
名無シネマさん :04/09/05 14:08 ID:Fav87waY
ここで言われているきれいな映像ってのは 1 昔のスピルバーグ、キャメロン・クロウ、ロバート・ゼメキスみたいな、ぽわんと発光したような やわらかい色調の画面 2 デビット・フィンチャー、リドリー・スコットみたいなCMやPVみたいなクリアーでシャープな画面 みたいなことですか?それとも全然違う話ですか?今更ながらすみません。 というのも1,2(特に1)みたいな画面苦手で日本の映画もそんなに汚い映像とも思ってなかったので・・・
>>884 さあ? たしかに照明機材などの予算が無いのか、スタッフのセンス・技術力なのか、現在の邦画の
絵は時として平板に見えるきらいがあるとは思うが、文句を言っている人の理想水準がどこ
にあるのか? がいまいちよくわからないからなあ・・・。
それともTVドラマみたいな派手でキラキラした画面がいいのかね?
時々、専門に囓ってるらしい方が来て解説してくださるけれども、現場にいないから
どうしてもよくわからない。ここが映画の技術論の難しいところですね。
それはそれとして、ポスプロ・上映形態がどんどん変化してきて、素人にはワケワカランのだが・・・。
ttp://www.ne.jp/asahi/hp/mastervision/#archives >それはムービーなのかフィルムなのか。
>
>おれはこのごろとても悩んでいる。自分の意志で映画館に行くようになって以来およそ30年にわたって〈自分の愛し
>てきたもの〉の正体がよく解からなくなってしまったのだ。照る日も曇る日も雨の日もせっせと映画館に通って観てき
>たのは、それが「映画」だからなのか、それともそれがフィルムによって撮られているからなのか? 人によってはこ
>の設問自体が意味をなさないだろう。フィルムで撮ろうがビデオで撮ろうが映画は映画だろ?と。そう あなたは言う
>かもしれない。おれもほんの数年前まではそう思っていたのだ。おれが好きなのは「映画館で映画を観る」という体験
>であって、それが35mmで撮られていようと8mmで撮られていようと、はたまたビデオ撮りであろうと関係ない、と。と
>ころがこの数年、ビデオ撮りの上映物件を──それはキネコされたピンの甘いフィルムだったり、画質の劣悪なビデ
>オテープ上映だったり、あるいはハードディスクからのデジタルデータ上映だったりするわけだが──いやでも数多く
>観るようになって、違和感が無視できないほどに膨れ上がってしまった──これはやっぱり映画ではない。 ●
>少なくともおれにとってはフィルムとビデオは別物である。たとえば「HDビデオ撮りされた作品をDLPプロジェクターで
>観る」なんて場合は自宅のモニターと同等(以上)のクォリティで観ることが出来るわけだが、隅々までシャープなギラ
>ギラした画調は それこそまさに画面のデカいテレビを観てる気がするのだ。いや、テレビが悪いって言ってるんじゃな
>いよ。面白いテレビドラマだっていくらでもある。それは承知してる。でもそれは「映画」とは別物なのだ。テレビなら自
>分ちのテレビで観ても一緒じゃん。いやそれどころか「アカルイミライ」みたいに、キネコ/フィルム・レコーディテング
>の品質に問題があってフィルム版のほうがピンが甘い/発色が悪いなんてケースすら少なくないのだ。そうなった
>ら、わざわざ映画館に足を運ぶ意味がどこにある?
>● いまのところ(観たい作品に関しては)DVDを買うのに数千円も出すより映画館で観たほうが安いとか、レンタ >ルビデオを借りるのが面倒くさい(=習慣になってないので)という消極的な理由で映画館に通っているわけなんだが、 >「それほど積極的に観たいと思わない」作品については、従来だったらとりあえず観てたのに、最近は「ビデオ上映 >じゃいいや」とパスすることが目立って増えている。このまま(ビデオ上映の増加につれて)映画館に行く回数が激減し >てしまうのか、それともだんだんとビデオ画質に慣らされてしまうのか。それは判らないが、どちらにしても、そのこ >とを考えるたびに憂鬱になる今日この頃なのである(平和な悩みですんませんなあ) ● それで、ひとつ提案なんだけどさあ。 >昔の外盤CDって裏に[A|A|D]とか[D|D|D]って入ってたじゃん。これはそのCDが[アナログ録音|アナログ・マスタリング|デ >ジタル製造]されたとか[デジタル録音|デジタル・マスタリング|デジタル製造]されたことを示す略号なんだけど、こ >れ映画のチラシや「ぴあ」に載っけてくんないかな。たとえばトラディショナルな[フィルム撮影|フィルム原版|フィルム上映] >の映画なら[F|F|F]ね。テアトル池袋や渋谷シネ・ラ・セットでやってるようなビデオ映画は[V|V|V]、最近 主流のスタイルである >「キューティーハニー」や「下妻物語」とかは[V|V|F](=ビデオ撮影|ビデオ原版|フィルム上映)。フィルムで撮ってデジタ >ル・マスタリングした「赤い月」なら[F|V|F]だし、洋画の吹替版上映とかでたまに見かける極悪な「フィルム作品のビデオ上映」 >は[F|F|V]となる。どうよ? 一目瞭然でしょ。ぜひドルビーとかDTSのロゴみたいな感じで表記を義務づけてもらいた >い。そしたらそれを参考に観るか観ないか決めるからさ。いや冗談で言ってるんじゃないぞ。心の底からそう思ってる >のだ。 ※正確にはビデオじゃなくD(デジタル)と表記すべきケースもあるだろうが、判りやすくするために「V」で統 >一するものとする。
888 :
名無シネマさん :04/09/09 01:21 ID:BuheEHKM
まだまだ オレの時代は続きそうだ・・・・ /) /) ( . .:.::;;;._,,'/ / :::::⌒::..ヽ ).:.:;;.;;;.:.) |::●_:::●:::::| ズシーン ノ. ..:;;.;..ノ (〇 〜::::〇:.| ( ,..‐''~ ワー / :::::::::::::::::::..| (..::;ノ )ノ__ | ::::::::::::::|_/::.| キャー __ )ノ__ '|ロロ|/ ̄\A.::.|ロロ|/ ̄\ __ |ロロ|..__ / ̄\ _|田|_|ロロ|_| ロロ| | | _|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|_.| ロロ|_
>584にあるみたいな「ルックを確定する要素」の話を,具体的に解説してるページとか本とか知りませんか? コレコレを選べば,コレコレの結果が出るっていうのを知りたい.基本的なことだけでも良いので.
890 :
名無シネマさん :04/09/11 03:32:29 ID:dsKyJkrs
ようは、グッと来ないってことでしょ。 ダンサーインザダークなんかは、デジカメだし、でも、文句ない訳でしょ。 オレは、釣り馬鹿には何の文句もないし、面白いと思う。 まあ、やり玉に挙げられるのは映画芸術で蓮見がけなす松竹の大物カメラマン、それを 延々使い続ける古い業界の体質なのだろうか。篠田さんも死んだし。
>>890 >ダンサーインザダークなんかは、デジカメだし、でも、文句ない訳でしょ。
結局、現代の日本人は被写体として弱い、映画もどこかこじんまりとして面白くない、
こういう不満でしょうね。イメージで暗い、汚いとか言ってるけど、実際に絵が見
切れている観客なんかそんなにいないでしょ?
>やり玉に挙げられるのは映画芸術で蓮見がけなす松竹の大物カメラマン
ハスミソが敵視しているのは木村大作(東宝出身、フリー後は東映の仕事も多し)
ですけどね。松竹の人も批判してましたっけ?
>篠田さんも死んだし。
篠田さんって篠田昇さんのこと?
892 :
名無シネマさん :04/09/11 04:08:56 ID:dsKyJkrs
日本人って、日本人を見たくないんだと思う。 幽霊だったら喜んで見るんだけどね。 と言うよりは、映画はそもそも人間を撮る物じゃない気がする。 それを分かっている監督は、人間をいかに撮るか考え抜いている。 それは、日本も海外も一緒でそういう監督の映像はやっぱり説得力がある。
893 :
名無シネマさん :04/09/22 12:41:36 ID:aAr6MtpS
「誰も知らない」 話の雰囲気には合ってたけど、この映像で痛快アクションなんかを撮りそうで邦画は嫌。
894 :
名無シネマさん :04/09/22 21:32:52 ID:+SCbKGi1
ヤクシ(894)になってしまった。
>>885 照明機材の予算も、使える機材も違うし携わる技術者の数も違う。
『ディック・トレーシー』は夜のシーンが多い作品だが
ウォーレン・ビーティーが夜に仕事するのを嫌って全編昼間に撮影された。
街を1ブロック借り切って、その上を全て青い布で覆って
太陽光を利用して青いベースライトを作り出す。
そして、飛行機の着陸灯を流用したミニブルート・ライトを
ビルの屋上に隙間無く並べて地面を照らす。
それらのライトは一灯ごとに長いケーブルを付けて
カメラの側に止まっているトレーラーの中の巨大な調光卓に連結。
撮影監督の指示で瞬時に点灯したり調光する事が出来て
撮影時間の短縮に役立った。
この照明作業に携わったのは布を張る下請け業者、電気係、照明テクニシャン、
グリップを含めて70人ほど。ライト運搬のトレーラー5台、ケーブル運搬のトレーラー7台、
そしてゼネレーター車が4台。まさに桁違い。
896 :
名無シネマさん :04/10/06 00:38:18 ID:fvgWxRtx
日本人って日本や日本人を批判してると安心するって所があるね。 逆に外国人が日本を褒めてたりすると気持ち悪くなってくる。 自信が全く無い国民。
897 :
名無シネマさん :04/10/06 00:41:20 ID:2Hluk7Xb
人の個性は認めようとか言う割りに、映画の個性は認められないんだよ。 結局、事なかれで、延命スパゲッティ野郎の集まりなのさ。
898 :
名無シネマさん :04/10/06 23:55:17 ID:JBCemWSe
陰陽師はひどすぎだ。
899 :
名無シネマさん :04/10/07 00:40:19 ID:3qffXgny
光量の差は感じるな。 CMでは可能にしているわけだから、邦画にはどこかで足りない部分があるんだよな。
機材や予算だけの問題じゃないと思う。照明を多く使えばきれいってわけじゃないし。Wong KarWeiの映画の殆どを撮影した、Doyleなんかは予算がなかろうがすごい画を取る。 Wong Kar Weiの初めのころの作品は結構予算が低かったて聞くし。日本での映画の製作数が少ないから、やっぱ技術者も経験を積むのが大変なんだと 思います。 >>893 個人的に「誰も知らない」の雰囲気(画の)好きでした。 ところで日本じゃFuji とKodakどっちが主流なんでしょう?
901 :
名無シネマさん :04/10/07 10:28:52 ID:GkKOHzuF
フジでしょう。
902 :
名無シネマさん :04/10/14 01:38:49 ID:lcF7N4V3
デビルマンスレより 391 :名無シネマ@上映中 :04/10/12 18:50:36 ID:yxzIIh/M 例えば原作漫画読んでたら、あの雰囲気を出すために 俺なら校舎出すにしても、空を紫色の曇りにしたり、 フィルターかけて不穏な感じ出したり、 何か雰囲気出そうと試みたと思う。 いきなりピーカンの校舎という安っぽい画面でさ 撮影の工夫が全く感じられないのよ。 ただあるものを写しました、という感じ。 全編そんな感じなんでCG場面だけ カメラワークが違うんですごい違和感なのよ。 最低限しないといけない画面のトーンさえ統一してない。 こんな商業映画はありえない。
センスが悪いってのは芸術なんだから致命傷だろ。
904 :
名無シネマさん :04/10/14 03:50:30 ID:AKC7/X7E
汚くなる原因を絞り込んでるぶんだけ904のスレは汎用性が低いな。 はっきり言って重複。
906 :
名無シネマさん :04/11/03 14:00:09 ID:9WxRQ5rP
デビルマンは観たけど映像もひどかった・・・ CG部分のこれでもかと大空を駆け回るめまぐるしいカメラワークと、 実写部分の十年一日の動きもなく退屈で薄汚い画面が、 一本の映画の中でまったくかみ合ってねえんだもん。 何が問題?
>>906 CGディレクターと監督・撮影技師の意思疎通が上手くいっていないのでしょ?
908 :
名無シネマさん :04/11/03 15:57:12 ID:2JAYhxhT
まー映像云々より、芝居が禿げしくうんこだったな。
しかし私はそのへたくそな芝居が楽しみだったりする。
910 :
名無シネマさん :04/11/19 12:13:52 ID:kXVFB21O
遅ればせながら「LOVERS」を見たけど、同じアジアで撮って、なぜこんなに・・・ 美しいのか。日本の映画とどう作り方が違うのか。泣けてくる。 小さい映画同士で比べる気はない。日本のメジャーな会社が作った大作の映像美が、 なぜこれにはるか遠く及ばないんだ。
911 :
名無シネマさん :04/11/21 01:05:15 ID:bu+FYM+P
邦画は撮影に時間がかけられない。 お金がないから一日に相当撮らないといけない。 チャン・イーモーの映画なんかメイキング見てると「このカットに一週間かかった」 的なコメントが出てくるのでびっくり、逆になんでそんなに時間がかけられるのか聞いてみたい。 邦画の絵は「汚い」のではなくて「安い」のでは? 汚いのがだめだったら、「イージーライダー」も相当汚いぞ、逆に汚いからいいのもある。
912 :
名無シネマさん :04/11/21 01:16:59 ID:G4L00Trb
このスレを前から見てるけど、結局邦画の映像についての結論は、>911さんのとおり「安い」ことに尽きるかも。 ほかにも風景が悪いとかいろんな意見もあるでしょうが、それをカバーするだけの手間がかけられない。
お酒のCMって、凄く綺麗に商品を見せる。 あれはどこがどう違うのでしょうか。
>>913 ・時間単位の予算の違い。
・CMはブラウン管で見るので誤魔化せる。劇場用映画はスクリーンに映す。やはり
この差は大きいようよ。スクリーンが大きいと何かと誤魔化しにくくなる。
>>914 レスありがとうございます。
そもそも、ドリームキャッチャーのお酒を注ぐシーンが
特別に美しく撮られていることから思い出したのです。
まるで、高級酒のCMのようでした。友達も私も
これ撮った人、きっと凄いんだねと感心したのですが、
あれは、どのへんに予算をかけているのでしょうか。
916 :
名無シネマさん :04/11/21 04:42:47 ID:bu+FYM+P
フィルムだと現像によってもいろいろ画調が変わる。 それにこだわると、また金がかかるのから日本映画ではあまりやらない、 というか、日本の監督があまり画質こだわらないのが一番の原因なのではないだろうか?
ブラウン管とスクリーンの差といえば、最近はテレビもハイビジョンが登場して以降横長になったり大型化したりしてるけど絵作り大変になってるのかな?
写楽ってなんで黄色いのでしょうか
919 :
名無シネマさん :04/11/30 17:48:25 ID:3YNXkG/3
テレビで見て言ってない?
921 :
名無シネマさん :04/12/04 13:29:18 ID:enTSv/rZ
>>913 お酒の場合に限らず、CFにおける商品カットはCFの要なんですね。
商品カットとシズルの撮影の最終的な目的はただ一つ「商品を魅力的に見せる」です。
だから、この目的に合うのならどれだけ予算や時間が掛かっても許される。
「ビールの理想的な泡の形を求めて徹夜」なんて事が許されるのはCFだけ。
特にああいう撮影には氷を上手に積むためのスタッフや
お酒を上手に次ぐ事が出来るスペシャリストが呼ばれたりする。
時にはお酒を注ぐために特別な装置が作られる事もある。
あまりにもああいう撮影には時間がかかるという理由で
芝居部分の撮影とは別に専門の撮影隊が組まれる事も多い。
もちろん、その撮影スタッフも商品撮りに慣れた特別スタッフ。
映画の場合はそこまで時間や予算をかけられない。
と、言うか特別な場合でない限りそこまでする必要がない(w
ずいぶん昔の事だけどCMの現場でまだ午後も早い時間、スタジオに自動車撮影用の回転台を設置し終え照明さんがセッティングを始めたので本番までちょっとトラックのシートで休憩する事にした。 で、うつらうつらしふと時計を見ると30分ほど経っている。 スタジオへ戻っても照明さんは忙しそうに働いていてまだ時間がかかりそうだ。 なんだか凄くのどが渇いているので自販機で缶コーヒーを買い、飲みながらもう一度腕時計を見たところで日付が変わっているのに気付いた。
つまり、お酒のCMは 照明・撮影方法に手間がかかっているので、 美しく見えるということですね フィルムにも特上レベルみたいのがあるのかな
924 :
名無シネマさん :04/12/05 16:04:32 ID:r+pbL1aZ
よほど特殊な用途のフィルムでない限り プロダクションが気にするほどの値段の違いはありません。 ただし、商品カットのように「美しさが命」の場合には ISO 64くらいの低感度フィルムを起用する事もあります。 フィルムというのは感度が高くなればなるほど粒子が粗くなるので 感度が低いフィルムを使う方が粒子の細かい映像を撮る事が出来る。 ただ、感度によるフィルムの値段の違いというのは 制作費と言う枠組みの中では殆ど無いに等しい。 しかし、低感度フィルムの起用というのは別のところで制作費の高騰を招く。 照明予算ですね。 フィルムの感度が低いという事は光量を増やさなくてはならないという事。 おまけに商品カットは被写界深度が必要になる事が多いので カメラの方で絞りを開けるわけにはいかないので、なおさら光量が必要になる。 「ビールの缶を撮影しようとして光量を上げたら缶が熱で焦げた」 なんて話もあるくらい光量が必要になります。それだけの光量が必要になると 大型のライトを高いレンタル料を払って借りなければならない。 そして扱うライトが大きくなれば照明助手の数も増える事になります。 で、さらにハイスピード撮影が必要になると通常のライトでは対応不可になるので ストロボライトという、非常に光量がある代わりにレンタル料も跳ね上がる 特殊なライトを借りる必要があり、そのライトを使う場合には 特殊技能を持ったオペレーターを呼ばないとレンタル会社はライトを貸してくれません。 オペレーター込みのライトのレンタル料は一日でン十万のオーダー。 それに高額な点灯時間料が加算されます。
ライトが高いんなら、いっそ、パパッと撮ってからSW特別編みたいに修正しまくった方が安いのかな?
926 :
名無シネマさん :04/12/05 17:56:37 ID:Yyhij2V7
SWだって、修正する前は照明バッチリ使ってます。
へー。 照明技術って色々重要だろうなとは思ってましたが 費用の要にもなりうるもんなんですね。
928 :
名無シネマさん :04/12/06 00:53:54 ID:DqXrSxcc
>>925 そっちの方が高くつきそうですね(w
修正を前提にした映像素材、という事なら
すべてフィルムの感度許容内に収めなくてはなりませんから。
ライティングにも時間がかかるし、機材も増える。
>>927 他パートと比べて格段に、という事はないにせよ
予算のうちかなりの比重を占めるのは間違いないでしょうね。
ライトだけでライティングは出来ないので、スタンドや電源ケーブル
グリップ類などのアクセサリー類を含めるとかなりの額になってしまいます。
参考までに↓をどぞ。
ttp://www.arc-system.co.jp/ 実際にはこういう機材会社も制作会社との付き合いの中で
見積もりを「勉強」したりしているんですが
通常のCM撮影だと照明予算は200〜300くらいが一般的かな。
もちろん、撮影条件によって20程度だったり、逆に500くらいにもなる。
929 :
名無シネマさん :04/12/06 00:55:59 ID:H4Pp6Yve
>>1 それはね、安い映画はイーストマンフィルムじゃなく
フ○フィルム使ってるからだよ。
930 :
名無シネマさん :04/12/06 01:07:36 ID:DqXrSxcc
>>929 一応マジレスしておくと制作予算でフィルムメーカーが変わるという事はないですよ。
「照明予算が厳しいので高感度で」という事はたまにありますが
予算があっても狙いで高感度フィルムを使うこともある。
死ぬほど予算の足りないVシネでコダックが使われる事もあれば
巨匠監督の優雅な現場でフジが使われる事もある。
931 :
名無シネマさん :04/12/06 01:07:41 ID:DqXrSxcc
>>929 一応マジレスしておくと制作予算でフィルムメーカーが変わるという事はないですよ。
「照明予算が厳しいので高感度で」という事はたまにありますが
予算があっても狙いで高感度フィルムを使うこともある。
死ぬほど予算の足りないVシネでコダックが使われる事もあれば
巨匠監督の優雅な現場でフジが使われる事もある。
フジがコダックに劣るというのは迷信ですよ。 俺はコダックの方が好きだけど。
933 :
名無シネマさん :04/12/06 12:19:39 ID:QqxHZLqI
934 :
名無シネマさん :04/12/19 17:13:29 ID:xaAQAkZe
ロスト・イン・トランスレーション見たけど、すげ−汚かったよ。 暗いトーンの映像とか言ってるけど、そんなんじゃなくて 単に露光量が足りてない。 茶系の映像になると、粒状が荒れて、なんか薄い膜が張ってるみたいな 感じだった。まじで、拷問だったよ。 邦画よりも汚い。 あとこの映画、外人が東京を撮るとこんなに綺麗にとれるという評論が しばしば目に付くけど、トンでもない。 情報誌の写真の方がはるかに綺麗に撮れてるよ。 評論家は色盲が多いのか?
935 :
名無シネマさん :05/01/12 01:18:48 ID:ZbvwRwGk
>>922 車のCMは時間がかかるのが当たり前ですよ。
>>928 のリンクはCM系の照明機材会社ですね。
937 :
名無シネマさん :05/02/15 13:21:46 ID:l/2ZCsN1
up
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