【小説】リア消だったら誰に告ってた 第10章【キッズ】

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1名無し募集中。。。
※ キッズ+エッグ専用の小説スレです。
※ エロネタ禁止
※ スレ違いな雑談禁止
※ 基本的にsage進行で
※ 荒らしには徹底スルー
※ 気に入れば「ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!」
  気に入らなければスルー。ネガティブな書き込みはしない

前スレ
【小説】リア消だったら誰に告ってた 第9章【キッズ】
http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1111677536/

まとめサイト
http://www.geocities.jp/berryzss/

短いの専用
http://jbbs.livedoor.jp/music/11853/   (パソコン用)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/music/11853/    (携帯用)

作品のあらすじは>>2-10あたりに

愛しさとせつなさと甘酸っぱさと
もう帰らないあの日々

作者さん、あらすじ作家さん、保全屋さん
 &まとめサイトの人にKAN-SYA KAN-SYA!!
2名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:04:10 0 BE:24281524-#
連載中作品 あらすじ1

【秘密国家公務員】
学校の治安を守る秘密国家公務員、清水佐紀の前に立ちふさがるかつての仲間、ZYXとは?
〜リプレッシブ・プリンセス〜
新学期、梨沙子・友理奈ら秘密国家公務員は新たな学校に潜入する・・・・待望の新章。

【Bye Bye またね】(旧題【下宿編】)
両親の都合で僕は裕子おばさんの家に預けられたが、そこには僕と同い年くらいの女の子が何人も下宿していた 。

【夏休み】
前から愛が好きだった俺、最近友達の友理奈への気持ちにも気付いて・・・・
〜玉田編〜
俺の友達玉田と、友理奈の友達千奈美のアナザーサイドストーリー 。

【妖精の奇跡・マイマイのイタズラ】(ゲリラ的に連載中)
イタズラ好きの妖精マイマイちゃんが「は、は、はくしょーん!」とクシャミをすると・・・・

【須藤さん(仮)】
僕の夢の中に出てきた須藤さん。それ以来僕は彼女のことが気になりだして・・・・

【小学6年生〜春〜】
小6のクラス替えで、村上・矢島・桃子・清水・徳永・熊井と同じクラスになって・・・・
3名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:04:44 0 BE:12140922-#
連載中作品 あらすじ2

【☆友理奈と千奈美☆ 〜ふたりはプリキュア〜】
『デュアル・オーロラ・ベリーズ!!!』 友理奈と千奈美はプリキュアなのだ!

【本当に守りたい物】 
平凡な俺だけど、平凡じゃないのは、幼馴染がアイドルの夏焼雅ってこと!でも実はそれだけじゃない・・・

【風の声】 
風に乗って流れてくる声に導かれた俺と千奈美は、丘の上で友理奈という美少女に出会った。

【好きになっちゃいけない人】
俺の彼女は石村舞波。でもクラスに桃子・須藤・熊井が転入してきて・・・・

【星の降る丘】 
おじいちゃん、おばあちゃんのいる田舎にやってきた梨沙子は男の子に出会う・・・

4名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:05:14 0 BE:97124148-#
しばらく更新のない作品 あらすじ

【恋愛シミュレーション21】
美少女揃いの俺のクラスに、転校生・菅谷梨沙子がやって来て・・・・

【新連載2(仮)】(長期休載宣言)
うちのクラスに、アイドルの夏焼雅が転校してきた!仲良くなった俺と夏焼は・・・・

【恋のEtude】
僕と桃子の通うピアノ教室に、お嬢様の舞美ちゃんがやって来て、僕と桃子に微妙な変化が・・・・

【電車の中の恋心】
高校生になった僕は、朝の通学電車の中で、お母さんらしい人に連れられた中学生の女の子と出会う。
5名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:05:48 0 BE:109264166-#
完結済作品1
【優しい恋の育て方】 15人斬り!
【修学旅行編 】 徳永・嗣永・須藤・熊井・他
【よく効く催眠術】 徳永・他
【プレゼント 】 中島・熊井・他
【特命係 菅谷梨沙子】 菅谷・他
【強くなりたいとゆいたい】 須藤・他
【王子様と2人のお姫様】 石村・嗣永
【舞波短編】 石村
【蝉】(【プレゼント】のシリーズ) 熊井・他
【セミ】(【蝉】の裏側、【プレゼント】のシリーズ) 熊井・他
【雪が降る季節に・・・】 村上
【日本一の鈍感男】 清水
【ロボキッス】 菅谷
【跳び箱】 清水
【友理奈となかさき続編】(【プレゼント】【蝉】続編) 中島・熊井
【満月の猫】 矢島
【ミステリー】 徳永・嗣永・他
【だんしじょし】 清水・徳永・石村・夏焼・他
【手を握って歩きたい】 菅谷(2役)・夏焼
【小児病棟】 岡井
【おつかい】 菅谷
【ギャンブラー】 嗣永
【妖精の奇跡・アイリーンの1週間】 鈴木・夏焼
6名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:06:14 0 BE:169966278-#
完結済作品2
【少女】 萩原
【一輪車】(【蝉】続編、【プレゼント】のシリーズ) 萩原・他
【再会】 熊井
【罰ゲーム】 嗣永
【妖精の奇跡・初恋のマーサ】 須藤
【いらないぷらいど】 夏焼・他
【願かけ】 須藤・他
【さくら満開】  桃子・他
【おもちゃのぜんまい】 清水
【アメリカ】 愛理・夏焼・他
【小遣いUP大作戦】 桃子
【キャプテンつかさ】 武藤(エッグ)・他
【夏の日の君に】 夏焼
【Silent Emotion】 熊井
【緊張のホワイトデー】 清水
【恋は盲目!?】 清水・他
【だんしじょし・ファンファーレ】 萩原・福田(エッグ)
【学校の怪談】 熊井・清水・石村
【笑顔まで距離】 徳永・夏焼・他
【小さな勇気】  石村・嗣永・他
【富豪デカvs特命係・菅谷梨沙子】 菅谷・梅田・他
【ある公園にて…】 徳永
7名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:09:48 0
<<おことわり>>

ここに登場する人物・団体・設定等はすべて架空のものであり、
実在の人物・団体・実際の出来事とは一切関係ありません。
8名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:10:32 0
キモ
9名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:16:33 0
ツッコミ用AA

州*‘ o‘リ<内緒になってないんだも〜ん

川*^∇^)|| <内緒になってないわ
( 川 _ゝ)|| <内緒になってないんだが )

从 ’w’)<内緒になってないよ

从o゚ー゚从<内緒になってないとゆいたいです

ノノl∂_∂'ル<内緒になってないですよ

从´∇`从<内緒になってましぇーん

ル ’ー’リ<内緒になってないぞ

|リ・_・`川<内緒になってないだぎゃー
10名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:29:12 0
>>1

スレ立てには良い時間の筈だけど
規制のせいか人いねぇな
11名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:33:14 0
保全だけど、今の状況だと即死抜けたらいらないと思う
15時間放置のスレが平気で残っていたりするんだよね
12名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:40:56 0
>>1
スレ立て乙!
さって作者サン待ちワクワク
13名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:45:36 0
即死逃れにマイハマン呼ぶ?
14名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:50:49 0
即死防止に貼る
前スレ>>554の続き。。。

梨沙子の入院は長く続いた。
終業式は欠席、そして夏休みに入って1週間が過ぎた。

「これ、かわいいね〜。また中島ちゃんが持ってきてくれたの?」
看護婦が花瓶に差された一輪の花を撫でる。

早貴もあの男の子ほどではないがよく見舞いに来て、その度に花を持ってきていた。
前は控えめな花束だったが、最近は一本だけの事が多くなった。買いすぎてお小遣いが底をつき始めてしまったのだ。

「ねえ、かんごふさん…」
「なに?」
「私、いつお家にかえれるの?」
「う〜んそれは…」
「8月13日にみんなときもだめしをするの。だから、それまでに…」
「…」
「ねえ!」
「…うん。大丈夫だよ」
「ほんと?」
「ほんと!」
15名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:54:15 0
新すれ乙&蟻!
いつもながら流れが早いなあ・・・
16名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:54:42 0
>>14

けれど、いつまで待っても退院が決まる事は無かった。

ついに肝試し当日になっても梨沙子はまだベッドの上。
その日の夜7時、男の子が見舞いに来た。

「まあしょうがないよな…」
「だいじょうぶ!ぜったい行くよ!」
「でもどうやって?」
「夜だもん、抜け出しちゃうよ」
「駄目だよ…そんな」
「やだ!行く!」
「いいって!」
男の子は声を荒げた

「なんで…?私がいると嫌なの…?」
梨沙子はみるみるうちに涙目になっていく。
「あ…ごめん、そうじゃなくって…」
「じゃあなんなの…?」
「あの、あのさぁ…」
「なに…」
「俺も肝試し行かない事にしたんだ」
「え?」
「梨沙子が行けないなら俺も行かない」
「そんな…行ってきなよ…」
「いいんだよ。もう」
「私の…せい?」
「まーね」
「…ごめん…」
17名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 22:58:05 0
>>16

梨沙子はシクシクと泣き出してしまった。
でもなぜか、男の子はニコッと笑って梨沙子の頭に手を置いた。

「その代わり、今日は一緒にここにいよう!」
「…え?」
「駄目?」
「あの…でも…」
「やっぱ駄目か…そりゃそうだよな…」
「ううん!そんなことない!」

梨沙子は顔を上げて男の子の手を掴んだ。
少し赤く腫れた目で梨沙子はジッと男の子を見た。
「一緒に、ここにいて…」
18名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:01:32 0
仙台から帰ってきて一番にほぜ
19名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:01:57 0
>>17

男の子も顔を赤くして、頭をポリポリと掻きながら言った。
「な〜んかお腹減ったなぁ。…梨沙子は?」
「少し…」
「よし!お菓子でも買ってきてやるよ」
「うん…」
「ちょっと学校寄ってくから遅くなるけど待ってろよ」
「なんで?」
「俺の弟も肝試し出るんだよ。ホントは一緒のペアだったからさ、今日は行けませんって一応言っとかないと」
「けいじ君だっけ?」
「そうそう!あ…あとさぁ、これ渡しとかないとな」

男の子はいつもの交換日記を差し出した。
「じゃ、行ってくる」

〜つづく〜
「早く帰ってきてね…」
「おう!」
20名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:06:25 O
新スレ乙おめ〜
夏休みタンも乙です
21名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:07:52 0
はげ
22名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:08:11 0
はげ
23名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:08:28 0
はげ
24名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:08:46 0
はげ
25名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:09:05 0
はげ大爆発
26名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:09:29 0
はげ小包
27名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:09:49 0
ゲーハー
28名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:10:16 0
以上はげ大連投でした
29名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:12:49 0
〆⌒ヽ
( ‘д‘)<誰が(ry
    ∪l| ||ペシッ!!
    .@ノハ@
30名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:15:28 0
とりあえず、はげ乙。
31名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:15:49 0
60いくまではこれもありか
32名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:18:56 0
みんなの協力しようとする姿勢に感動
33名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:22:38 0
元気が一杯だな
HAGE
34名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:23:01 0
1レス分だけ続の予定?新作を1つw
ってか、まだ全然できてないから『まとめサイト』に入れないでください☆
120秒後に投稿しますw
35名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:23:54 0
H・A・G・E!
36名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:25:12 O
スレ立て乙あり
仙台から帰宅中保全
37名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:27:22 0 BE:73200637-
不覚にもハゲ小包に笑ってしまったので 「ほ」
38名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:32:26 0
:::::::::::::::::::::::::::::.     
::::::\:☆ノノハ クゥ〜ン 
::::::ミゝ从 ’w’)つ 
::::::⊂__つノ 
マイハマン保全巡回中
39名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:32:30 0
 ☆☆試作品☆☆

「佐紀の事が好きなんだ・・・付き合ってください!」
俺は佐紀を真剣に見つめながら言った。
佐紀も俺の顔を真剣に見つめていて・・・ 俺から目を逸らして小さな声で言った。
「・・・ごめん。 私、今は1人でいたいから〜・・・って何回言わせるの!!」
そう言って『はぁ。』と、ため息をついて佐紀が頭を軽く振る。
「えっと・・・ 最初に告白した4月から計算したら〜・・・40回目の失恋かな?」
少し寂しそうに言う俺に佐紀が小さく呟く。
「それじゃ、私は同じ人を40回もふったわけなんだ・・・」
『呆れた〜』って感じの顔をしながら佐紀が俺を見つめていた。


雨が降ってる6月の普通の昼休み

佐紀は、後ろの席の俺に体を向けて強めに言う。
「だいたい・・・付き合っても無いのに、何で『佐紀』って呼び方するの!?」
少し怒った?(どう見ても可愛い)表情の佐紀に向かって『幼馴染だから』と笑顔で即答する俺。
そんな俺の言葉に昼休み早くも2回目のため息。
佐紀は少しの間、俺に何か言いたそうな表情で見つめていた。
そんな彼女に向かって笑顔で俺が言う。
「佐紀は笑顔の方が可愛いから笑ってよ!」
その言葉に佐紀は『ニコッ♪』と笑顔を俺に5秒見せて〜・・・『はぁ。』と3度目のため息。
40みぃ〜:2005/03/31(木) 23:32:32 0 BE:31371833-
新スレGO!
『星の降る丘』・・・続き
>>前スレ621

「遠く?」
「うん。遠く。ずぅ――――っと遠くさ・・・」
「ヘンなこと聞いてごめんなさい・・・」
「いや、いいんだよ。気にしてないから。」

わたしは、覗き込んで顔を見た。

目が合った瞬間、男の子は照れて目をそらした。

「あの・・・お友達になりませんか?」

わたしは、思い切って言ってみた。

男の子は驚いた顔をした。

「今度の日曜日で東京に帰っちゃうけど、
それでもよければ・・・お友達になろ?」

「え・・・いいの?」
わたしは、『うんうん』と頷いた。

「わたし、梨沙子。りぃ〜ちゃんって呼んで♪」
「ボクは・・・リュウイチ・・・」
41みぃ〜:2005/03/31(木) 23:33:21 0 BE:188228669-
しまった、被ったorz
42名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:35:17 0
被っちゃいましたねw
しかも2秒差とかw

43名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:36:15 0
>>39
   ‖                  ||||‖
   ‖                  ■‖
   ‖                  ■‖
   ‖                  ■‖
   ‖                  ■‖
   ‖      ■            ‖
   ‖■  ■■    ■      ‖
   ‖■■■■■■■■■  ‖
   ‖■■■■■■■■■  ‖
   ‖■■■■■■■■■  ‖
   ‖■■■■■■■■■  ‖
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
44名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:39:26 0
スマンsageで頼む
45みぃ〜:2005/03/31(木) 23:42:30 0 BE:195199687-
『星の降る丘』・・・続き
>>40

「じゃあ、リュウちゃんだね♪」
「え、あ・・・リュウ・・・ちゃん?・・・」
「ダメ?」
わたしは、また覗き込んで顔を見た。
「いや、いいよ。あ、あのさ、そんなに顔近づけられると・・・照れるよ・・・」
「ぶー。りぃ〜ちゃんって呼んでくれないの?」
「え???」
「呼んでくれるまで離れないもん。」
「・・・り、りぃ〜・・・ちゃん・・・」
「あは♪やっと呼んでくれたぁ♪」

わたしは、なぜか嬉しくなって抱きついて喜んだ。

「り、りぃ〜ちゃん、くっ付き過ぎだってば(焦)」
46みぃ〜:2005/03/31(木) 23:43:31 0 BE:156856695-
『星の降る丘』・・・続き
>>45

「あ・・・りぃ〜ちゃん。しぃー・・・」

リュウちゃんは、そう言ってわたしの口に人差し指を当てた。

「ほら・・・やっとアゲハチョウがお花畑に戻ってきたよ・・・」
「ホントだぁ・・・」
「雨が乾くのを待っていたんだね。」

お花畑には何羽ものアゲハチョウが飛び舞っていた。

「りぃ〜も、このお花畑が好きだなぁ・・・」
「東京にはないから?」
「東京にもお花畑はあるよ。
でも、こんなにお花が嬉しそうに咲いてて
アゲハチョウが楽しそうに舞ってるとこはないもん。」

「このお花畑は、心のキレイな人にはそう見えるんだよ・・・」

わたしは、リュウちゃんとつないだ手をギュッと握りしめた。


〜つづく〜
47秘密国家公務員:2005/03/31(木) 23:43:40 0
相変わらず進むの早いね
保全ついでに投稿

前スレ>>458
【リプレッシブ・プリンセス】

対面式が始まった
講堂の中は案外普通の造りだった
私たち新入生(と言っても5分の4は小学部からの繰り上がりだけど)が入り口側でステージ側を向き
2・3年生たちがステージ側で私たちのほうを向いている
いろいろな偉い人たちの挨拶の後、新入生代表の挨拶になった
司会の先生が挨拶する生徒の名前を読み上げる
「新入生代表 夏焼雅」
その呼び出しとともに私の後方から元気な声で
「はい」
と、先程の桃子のライバル?こと夏焼雅が返事をした
少し艶のあるそれでいて子供っぽい声だった
足音が近くなってくる。私の横を通り過ぎる時、気のせいだろうか、寒気を感じた
48秘密国家公務員:2005/03/31(木) 23:47:56 0
>>47

上級生と新入生の間に立てられたマイクの前に止まった夏焼雅は、講堂内の空間を支配していた
この講堂にいる全ての者を惹きつける一つの芸術品がそこに存在している
後姿だけでも私は、目が離せなくなっている。きっと正面から見たら虜になってしまうだろう
こんな時、桃子の顔が見えないのが悔しい。きっと苦虫を噛み潰したような顔に違いない
それにしても、静かだ
夏焼雅の声以外何の音も聞こえない
よほど教育が行き届いているのか、またはお嬢様学校というクオリティーがそうさせているのか
静かな中で続く夏焼雅の語り口が、一つのメロディーのように聴こえる
内容自体は何の事はない当たり障りのないものだが、何か人を酔わせる力を持っている
魅力的な声とその雰囲気でそう受け取れるのかもしれないけど
一瞬、耳鳴りがした
ホントに僅かな間だと思うけど確かにキーンてした
気のせいだろうか。でも周りを見ると何人かの新入生が頭に手を添えている
しかし、誰も体調の変化を訴えようとしない
私は一瞬だったけど、こめかみ辺りを押さえている人がまだポツリポツリいる
桃子はどうなんだろうと思ったがあまりに静かなのと誰も大きな動きをしないので大きく振り返ることが出来なかった
えりか、茉麻、どっちでもいいわ見ててね
サポートの二人から後で聞こうと思い、その場は夏焼雅を見続けることにした
49秘密国家公務員:2005/03/31(木) 23:50:36 0
>>48

やがて挨拶が終わり、夏焼雅が元居た場所に戻ろうとこちらに向かってくる
正面からはじめて見たが、中学生には見えない大人びた少女であった
一歩一歩近づくにつれて、私は、体の自由を奪われていく。動けない
長い艶のある黒髪に漆黒の闇を思わせる瞳、そして何よりも整ったその顔立ちが、人形のように見えた
私は蛇に睨まれた蛙のように体が動かせない。意識だけが夏焼雅の存在を次第に近くに感じている
私のすぐ前まで来た。脂汗がにじんでる
そして夏焼雅は、私の横を通り過ぎる
笑った!
ほんの少し口元を上げただけだが確かに彼女は、私を見て笑った
心臓を氷で包まれたように体が震えた


To be continued.
50秘密国家公務員:2005/03/31(木) 23:54:49 0
前スレとかでも出てくるけど俺ぐらい自己満足で
萌えもなく、設定も勝手なSSがあるんだから
どんどんいろんなジャンルで新人さんカモン

サスペンスものとかまた誰か書いて
アクス会に参加した人を羨みつつ寝る
51名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:58:07 O
作者さん達乙!ちょい暗い系の小説だけど深夜に投下しちゃってOK?
52名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:59:22 0 BE:195199687-
从 ’w’)<どんとこぉい
53名無し募集中。。。:2005/03/31(木) 23:59:35 0
OK!
期待してるよ〜!
54名無し募集中。。。:2005/04/01(金) 00:10:47 0
クリッテイwwwwwwwwwwwwwwwwwww

↑全然面白くないな
俺には無理だ
55名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 00:13:17 0
ゴメン誤爆
56名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 00:18:13 0 BE:282342299-
そろそろレスが60になるのだが・・・
57名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 00:20:08 O
ヒネ
58名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 00:21:27 0 BE:94115039-
sageてくれ
59名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 00:23:17 0 BE:167313986-
そして、西暦がおかしくなって・・・
60名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 00:24:04 0
60か?
61名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 00:24:56 0 BE:219599497-
60キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
62名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 00:27:45 O
糞規制のせいで荒れないからキニスンナ
63名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 01:19:33 0 BE:24775924-#
新スレおめ
64名無し募集中。。。:皇紀2665/04/01(金) 02:02:34 0
今晩はもう更新ないのかな?期待しつつ保全
65名無し募集中。。。:娘。歴1998/04/01(金) 03:11:33 0 BE:195105479-#
おやすみ
66名無し募集中。。。:娘。歴1998/04/01(金) 03:32:27 O
おやすみー
67名無し募集中。。。:娘。歴1998/04/01(金) 04:19:24 O
1話完結といった感じで書いていくんでヨロシクです
68こんな恋のはなし:娘。歴1998/04/01(金) 04:21:38 O
〜雨の日のホワイトデー〜…
「…オレに?」
「は…早く受け取ってよ…!」
昼休み、オレは屋上で須藤に呼び出しを受けていた。2月14日…今日はバレンタインデーだ。なんとなく予想はしていたが、まさか須藤からチョコを貰うとは…。
「ぎ…義理だから。ただ作り過ぎて余っちゃっただけだからね…」
そう言うと須藤は顔を赤らめて教室へ走り去っていった。
須藤がいなくなったことを確認するとオレは1人ガッツポーズをつくっていた。「よっしゃあ!!好きなヤツからチョコ貰えるなんて!神様…ありがとう!」
オレは密かに須藤に好意を寄せていた。女なのに男のオレよりも高い身長、いつもは冷静なのに緊張すると顔を赤らめる姿。そんな須藤のことをオレは大好きだった。
69こんな恋のはなし:娘。歴1998/04/01(金) 04:23:47 O
オレは1人意気揚揚と教室へ戻った。すると悪友がオレの右手にあるチョコに気づき毒づいてきた。
「何だよオマエ…須藤と2人していなくなったと思ったら…チョコもらったの?」
「あぁ。多分本命チョコだと思う」
オレはとにかく興奮して調子にのっていた。
「しかし…須藤に本命なんて貰って嬉しいか?」
「あの空気で貰わないわけにはいかないっしょ!仕方なく貰ってやったんだよ」そう…須藤が近くにいたことも忘れるぐらいに…
はっ!と気づいた時には遅かった。後ろを振り向くとそこには目に涙を貯めて震えている須藤がいた。
「ち…違うんだよ須藤!これは…」
「…最低!!!」
そう言い残すと須藤は教室を飛び出していった。
「お…オレは悪くないよな。…はは」
悪友に返す言葉が見つからないままオレはその場に呆然と立ち尽くした。
70こんな恋のはなし:娘。歴1998/04/01(金) 04:26:27 O
その日の夜、オレはベットで天井を見つめながら寝転んでいた。
目をつぶると須藤の顔が浮かんでくる。
はぁ…何でよりによって、あんなコト聞かれてたんだよ…
正直、明日学校に行くのが怖い。須藤にどんな顔すりゃいいんだ…。いっそこのまま嫌われたほうが楽なのかも…
そういや…色々ゴタゴタあったからチョコ開けてないな。
オレはカバンから昼休みに須藤から貰ったチョコを取る。丁寧に包まれた包装紙を剥がし、チョコを取りだす。
…チョコはヒドい形をしたハートマークだった。正直言って味も甘すぎて、お世辞にも上出来とは言えない作りだった。
だけど…須藤がオレのために時間をかけてまでチョコを作ってくれた…。それを思うと涙が溢れでてきた。不思議だな…全然悲しくないのに何で涙が止まらないんだろう…。
数分後には答えは決まっていた。明日須藤に謝ろう。
71こんな恋のはなし:娘。歴1998/04/01(金) 04:28:48 O
次の日の昼休み、オレは昨日とは逆に須藤を屋上へ呼び出した。1人先に屋上へと上がり校庭を眺めていると後ろから足音がした。どうやら須藤が来たようだ。
「その…昨日は…」
「…」
…ダメだ。須藤を前にすると頭が真っ白になっちまう…くそ!しっかりしろオレ!!
「昨日は…ゴメン。あれは誤解であって…」
「…言い訳なんかしないでよ」
「言い訳なんかじゃない!!」
「…じゃあ何だって言うの?」
「オレ…オマエが…」
「…」
「…オマエが好きだから」「…!」
「本当はチョコ貰ったときスゲー嬉しかったんだ。だけど友達の前だったら恥ずかしくて…だからついついあんなコト…」
「…っ…ぅ…」
「須藤…?オマエ泣いて…」
「バ…バーカ!アンタの為に泣くわけないでしょ…」「はは…。だよな…」
「う…っ…ぐすん」
…やっぱり泣いてるじゃん
72こんな恋のはなし:娘。歴1998/04/01(金) 04:32:13 O
「それじゃあ須藤を泣かした罰として…明日オレとデートしよっか!?」
「それじゃあ罰になってないじゃん…」
「まぁまぁ…1ヵ月ほど早いホワイトデーってことでさ!」
「…お返し…期待してるからね」
須藤はそう言うと、ようやく笑顔を見せてくれた。

次の日オレは寝坊してしまった。須藤と待ち合わせの時間まであと10分ちょっと…。
お気に入りの私服に着替えるとオレは須藤のお返し用に買ったキーホルダーをポケットに入れ、すぐさま自転車に飛び乗った。
…オレは焦っていた。自分から誘っておいて遅刻する訳にはいかない。信号機が赤になっていたことも視界に入っていなかった。
その頃、須藤はすでに待ち合わせの場所に到着していた。
「あんニャロー…遅いよ」駄々をこねていると頬に何か冷たいモノが当たった。「…やだ。。雨?」

なにやら人集りが出来ている。どうやら男の子が車にひかれたようだ。その男の子の右手にはキーホルダーがギュッと握りしめられていた。
73名無し募集中。。。:娘。歴1998/04/01(金) 04:35:47 O
いきなり鬱ENDですんません。このシリーズで1話完結形式で書いてくんでヨロです。
74名無し募集中。。。:娘。歴1998/04/01(金) 04:59:49 O
乙カレー
75名無し募集中。。。:娘。歴1998/04/01(金) 05:00:53 O
新作乙です
欝ENDばかりだとあれだけど、たまにはありかな
76名無し募集中。。。:娘。歴08/04/01(金) 06:18:10 O
77名無し募集中。。。:娘。歴08/04/01(金) 07:07:06 0
よみうりランドの握手会行きたいけど、CDがどこにも置いてない。
やっぱり予約しときゃよかったか・・・orz

保全
78名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 08:40:19 O
ヒトイネ
79名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 08:57:45 0
四月馬鹿な2人

「あの、もしもし、岡井ですけど」
「あ、千聖か。どうした?」
「えっと、今すぐ学校に来て欲しいんだけど・・・・・・・」
「その手は去年と一緒だぞ。『緊急全校集会だから学校に集まれ』って。
 あの時は俺、連絡網だと思ってみんなに電話しちゃって、後ですげえ怒られたんだぞ!」
「あ・・・・・今日は4月1日だった・・・・・でも違うの・・・今すぐ学校に来てよ・・・・」
「やだね。また騙すつもりなんだろ?」
「えーっと、んーっと、今すぐ学校に来ないで!絶対に来ないで!まだ電話切らないよ!」
ガチャン!
電話が切れた
千聖のヤツ、何が言いたいのかよくわからないけど・・・・・・・・・
『まだ電話切らない』と言ってすぐ電話切った・・・・学校に来るなって言ってた・・・・・・
どうせヒマなんで、俺は半信半疑のまま自転車に跨り、学校に向かった

学校には笑顔の千聖が待っていた
「あっ!来てくれ・・・なかったんだ。待ってなかったよ。
 こっちに来て・・・じゃなくて、来ないで。ついて来ちゃダメ!」
「おい、何の用だよ?」
「来ればわか・・・・・・来てもわかんないよ」
ニヤニヤしながら俺の前を歩く千聖の後ろをついていくと、校舎の裏の桜の老木の前に着いた
「あ、おじいさんの木・・・・・・咲いたんだ!」
80名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 09:01:17 0
この桜の木は俺と千聖が入学した年を最後に、花を咲かせなくなっていた
枯れ木になってしまうと、台風で倒れたりという事故が多くなるので、そろそろ切ってしまおうという話が出ていた
それを聞いて、千聖は悲しんだ
物心つく前に祖父母を全て失った千聖にとって、この木がおじいさんの代わりだったのだ
千聖はこの木を蘇らせようと、一人で頑張っていた
周りの雑草を抜いたり、肥料をやったり、雨が少ない時には水をやったり・・・・・・
「千聖、やったなぁ!おじいさん、切られなくって済むよ!」
千聖は感慨深そうに、笑顔で桜を見上げている
「でも、なんで俺だけ呼び出したんだよ?」
「だって、それは・・・・・・・・」
千聖は顔を赤らめ、恥ずかしそうに下を向いてから深呼吸
「あんたが嫌いだから!大っ嫌いだから!ずーっとずーっと前から、大嫌いだったから!」
と、そこまで言うと手で顔を覆ってしまった
幼稚園に入る前から仲良しで、ずっと弟のように感じてた千聖が、初めて女の子に見えた
それも、すっごくすっごくかわいい、特別な女の子に・・・・・・・・
「俺も嫌いだ!おまえみたいな、かわいくないブサイク、大嫌いだ!だーいっきらい!」
千聖は一瞬悲しそうな顔をしたが、俺のウインクで理解したようだ
「もーう!キライキライキライキライキライキライ・・・・・・・・・・」
俺も負けずに言い返す
「千聖なんて嫌いだー!大嫌いだー!大大大大大大大大大・・・・・・・だーいっっっっっきらーい!」

桜の木の下の俺と千聖の嫌いの言い合いは、空が真っ赤に染まるまで続いた
81名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 09:09:52 O
乙〜
82名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 10:00:36 O
千聖ちゃんなんか可愛くない!可愛くない可愛くない!


自分の心に嘘つくのは辛い…辛くない_| ̄|〇


でも
ハァー―――(;´д`)ー―――ン!!!
に嘘は無い。
83みぃ〜:娘。暦08/04/01(金) 10:43:34 0 BE:156857459-
花粉症で、はな垂れながら更新

『星の降る丘』・・・つづき
>>46

「ねぇ・・・いつも何して遊んでるの?」

「何にもないから気になるかい?」

「・・・うん・・・」

「ここには、確かに東京にあるような
ゲームセンターや遊園地、観光地なんてものはないよ。
でも、お花畑や山がある。山に行けば大木の『つた』で出来た
自然のブランコや小さな滝壷で出来たプールだってあるんだ。」

「りぃ〜、見てみたい!!自然のブランコやプールが見たいっ!!!」

わたしは、今すぐにそれらが見たくてリュウちゃんの手を引っ張った。

「りぃ〜ちゃん、そんなに引っ張ったら痛いよ(笑)
今すぐは無理だよ。山の中に行かなきゃいけないんだぞ。
今日は、山の中に入ったら暗くなっちゃうから
明日、行こうよ。ね、明日早い時間に行こうよ。」

「うん♪わかった。絶対だよ。絶対連れて行ってね。」

わたしは、リュウちゃんの小指を強引に指きりにした。
84みぃ〜:娘。暦08/04/01(金) 10:45:58 0 BE:87143055-
『はな水の垂れる鼻』
じゃなくて

『星の降る丘』・・・つづき
>>83

「梨沙子?何をニコニコしているの?」

手ごろな大きさに切られたスイカを前にしながら
わたしは、ニコニコしていたらしい。
ママがたて続けに聞いてきた。

「そんなに、スイカが食べたかったの?」

「違うよぉ、ママぁ。
あのね、昨日お花畑で出逢った子とお友達になったの♪」

「あら、もうお友達が出来たの♪」

「うん♪リュウイチくんっていうの。だからリュウちゃん♪」

「男の子なんだ。」

「日焼けしてて真っ黒でぇ・・・歯が真っ白な男の子♪」

昨日、ここに来たばかりの不満だらけの表情と変わって
すぐに友達が出来たことで、何だかママも嬉しそうだった。

〜つづく〜
すいません。
夕べ思いっきり切りの悪いとこで更新止めました。orz
85名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 10:54:38 0
真昼間の更新乙!
規制の所為でどうなるか心配だったが新作も来たし
作者サン達ガンガン投下プリーズ!
86名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 12:32:34 0
スレ立て&作家さん乙

ゆうべは秘密さん来てくれたのね
敵か見方か夏焼雅
ドキドキもんです

>>73
これで終わりなんですね
ストーリー的には下準備ができてここから主人公の少年が転生してまたまーさと出会うまで
とか期待してしまったんですが^^;
でも短編も好きなのでどんどんカモンです
87名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 12:47:29 O
規制なんかに負けない
全作者さん達頑張って
88名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 13:14:20 O
各ヲタのHPに行くと
握手会の時にヒドイこと聞いてる
ヤカラがいるもんだね。
まだ子供なんだから
暖かく見守ってあげようよ
と、いらんこと思いつつ
スレ違いで「ほ」
89名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 13:31:24 0
小学生のキャワキャワな女の子とお話出来る機会なんて滅多に無いので、
ここぞとばかりに、ちょっとHなことを言ってしまう俺が保全
特におっぱいネタは敏感に反応(;'Д`)
90名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 13:40:00 O
小学6年生〜春〜
>>前スレ286続き

>>前スレ286続き

「ねぇ??..愛?」
「ん..どうしたの舞美?」
「さっきから嗣永さん大声とか出して、なに騒いでるのかしら?..見てよあれ..なんか1人でニヤつきながらぶつぶつ言ってるわ..あいかわらずおかしな子」
「クスッ..舞美、あれはね、きっと○○くんの事を考えてるんだと思うよ。さっき彼となにか話してたし、桃ちゃんは○○くんの事になると、たまにあーなっちゃうのよ」
そう言って村上は、幸せそうな顔で立ち尽くしている桃子の方を見ながら、優しく微笑んでいた。
「一体、○○のどこがいいのかしら..」
「あら、○○くんて女子の間でも結構人気あるのよ」
「それは知ってるけど、わたしは...嫌いだわ..」
矢島はそう言ってはいるが、その口調はどこか強がってる風に聞こえる。
「はぁ...(私も、桃ちゃんみたいに、もっと積極的にならないとダメなのかなぁ...あとで後悔しないためにも)...」

村上はため息をつくと、桃子の事をじっと見つめたまま、そんな事を考えていた。
91名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 13:42:35 O
>>90

「愛?どうしたの??、ため息なんかついて..」
「ううん、なんでもないよ。あっ..そういえば、今日は席替えだね!」
「そういえばそうね。きっと男子達は今頃、私や愛と一緒の班になりたいとか思ってるんじゃないの?
「まさか〜!?..考え過ぎだよ舞美」
「愛..あなたには分からないかもしれないけど、男子の頭の中って.....なんか、考えただけで鳥肌がたつわ、あー嫌だ嫌だ。正直私は、愛と一緒になれれば、あとはどうでもいいのよ」
「もう、舞美ったら..クスッ」
「うふふっ」
そういって、村上と矢島はお互いに顔を見合わせて、微笑しだした。
「..でも舞美、同じ班に○○くんがいたら楽しそうだよね!」
「えっ○○!?わっ.私はあんな奴..別にいらないわよ.......でも..」
「でも?」
「でも、愛がそこまで言うんなら、一緒でもいいかなぁ〜..雑用とかになら役に立ちそうだし、いろいろと、こきつかってやるわ...うふふっ」
「あー、そう言いながら舞美、顔が赤くなってるよ〜」
「えっ!..うそ!?」
矢島は、悪戯っぽい笑みを浮かべた村上のそんな言葉に動揺し、両手で自分の顔を隠す仕草をしていた。
「..クスッ、うそだよ〜」
「へぇ?...(ポッ)」
「あっ..ほんとに赤くなっちゃった..クスッ、クスッ」
「コッ..コラァーー、愛〜」
.....そんな感じで、2人が盛り上がってる中、徳永と熊井は桃子のところに向かっていた。
92名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 13:52:49 O
>>91

「桃ちゃん?...ねぇ桃ちゃん??」
「うふふ..○○くぅ〜ん」
「..だめだよ千奈美、桃ちゃんもどってこないよ」
そういって友理奈は、○○の席の前で、完全に自分の世界に入りこんでいる桃子に困り果て、徳永に話しかけた。
「はぁ〜、しょうがない、あの手でいくわ。友理奈ちょっと入口のとこに立ってて」
「入口に?なんで??」
「いいからいいから」
「う..うん...」
友理奈は、少し不安げな顔をしつつ、教室の入口の方へ歩いていった。
「ふぅー..」
千奈美は、一息ついてから桃子に近づき、友理奈が立っている入口付近を指差しながら、勢いよくしゃべりだした。
「あーー!!○○くんが廊下で夏焼さんにキスしようとしてる〜!!!」
「うふふ..うふ..ふ.....なっ..なんですってぇー!!!○○の奴、わたしとゆうものがありながら..許さない..絶対許さない!!!おもいっきり噛みついてやるんだから〜」
徳永の言った言葉に反応した桃子は、鬼のようなすごい形相でそんな事を口走りながら、友理奈の立っている入口に向かっていった。
「えっ?..何!?..ひぇぇぇ、こわいよぉ千奈美〜」
「友理奈〜、桃ちゃんをちゃんと止めなさいよ〜。じゃないと○○くん、桃ちゃんに噛み殺されちゃうわよ〜」
「そんなぁ〜..」
おびえる友理奈に対し、千奈美は遠くから他人事のように、平然とそんな事をいっていた。
友理奈は意を決して、突進してくる桃子に向かって叫んだ。
93名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 13:55:40 O
>>92

「桃ちゃん!今のは全部うそだよ!!○○くんは桃ちゃんとキスしたいんだってぇ〜!!!...」
そう言うと、友理奈は恐ろしさのあまり目をつむってしまった。
しばしの沈黙のあと、友理奈がそーっと目を開けると、目の前には顔を真っ赤にして、またまた自分の世界に入り込んでいる桃子がいた。
「○○くんが...桃子と...キ..ス?...そっ..そんな..桃子まだ小学生だし、その..心の準備だって...で.でも、○○くんになら桃子のファーストキスあげても...いや〜〜ん、○○くんのえっちぃ〜〜」
そういって、火がでそうなくらい、さらに真っ赤な顔になった桃子は、両手で顔を覆い、自分の席に走っていった。
「.....桃ちゃん」
「..友理奈、あんたかわいい顔して、すごい事言うのね。..あーあ、桃ちゃんまた妄想入っちゃってるわ。しかも、今度はさっきよりも遠く、深い世界に..」
事の成り行きを全て見届け、ゆっくりと友理奈のところにきた千奈美は、席で完全に放心状態なってる桃子を見て、そう呟いた。
94名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 13:58:41 O
>>93

「だっ..だってぇ、あーでも言わなきゃ、桃ちゃん止まんなかっただろうし。だいたい、千奈美が悪いんだよ!!」
「まぁまぁ、とりあえず○○くんの身は守れたんだし、いいじゃない..」
「よくないよ!!..ほら、みんな何事だって顔で、こっち見てるし..」
「大丈夫だって!どうせみんな、『嗣永がまた○○の事で暴走してるよ..』ってくらいにしか思ってないから..」
「そうかなぁ〜..でも、桃ちゃんが..」
「もう..友理奈はあいかわらず心配性なんだから。桃ちゃんにはあとで私から言っとくから、大丈夫だよ!...それよりも、今日は席替えだよねぇ」
千奈美は、そんな友理奈をなだめると、そそくさと話題をかえた。
「えっ?..うん、そうだね..あと、学級委員も決めるって、先生言ってたよ!」
「学級委員なんてどうでもいいの!どうせ私達には関係ないし...それよりも、友理奈って誰か一緒の班になりたい男子とかいる?」
「えっ!!?..う..うん、一応いるけど...」
「え〜!だれよ?」
「..あ..あのね、桃ちゃんには悪いんだけど、私もその〜...○○くんと一緒の班になりたいなぁ〜..なんて思ってたりして。..なんか楽しそうだし..エヘッ」
「ふぅ〜〜ん、.....(友理奈も私と同じ事考えてたんだぁ)...」
少し照れくさそうに、○○の話しをしている友理奈を見ながら、千奈美は心の中でそう呟いた。
「どうしたの、千奈美?」
「ううん、別に。..それにしても、友理奈って○○くんの事が好きだったんだねぇ〜」
「えっ!!!..ちっ..違うよ〜」
「あーー顔が赤くなったぁ〜!やっぱりねぇ〜」
「ちっ..違うよ〜!私、○○くんの事なんか..」
「桃ちゃんに、いーてやろぉ〜言ってやろぉ〜...うふふ」
「ちょ..千奈美〜!!」
そういって、悪戯っぽい笑顔を浮かべ、桃子のところに向かって行った千奈美を、友理奈は大慌てで追いかけていった。
つづく
95名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 14:45:44 0
春キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
桃子は出てるのかなワクワク
さあ読むか!
96名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 14:50:35 0
現エース春一番キター
97名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 14:50:37 0
妄想桃子(;´Д`)ハァハァ
舞美のキャラも最高だな
98名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 14:57:42 0
桃子に朗読してもらいたい
いや実際に演じて欲しい;´Д`
99名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 15:01:19 0
(;´Д`)'`ァ'`ァ
100名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 15:04:17 0
おまえらほんと桃子好きだな











桃子!桃子!ボクのぴーちっち!!
101名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 15:20:22 0
それぞれキャラが立ってて萌え度も高いし、春タン最高です
102名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 15:49:01 0
春満開乙です
マジ萌え
103名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 16:25:59 0
つ、つ、つ、続きを早くお願いします
104名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 17:07:24 0
萌えキャラ満載で嬉しい限り
105名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 17:21:48 0
娘。歴ってなんだ?
106名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 17:46:23 0
春たん乙です
107名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 18:14:57 O
>>100

ワロス





桃子!桃子!僕の(ry
108名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 18:31:38 0
セリーグ開幕保全
109名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 18:56:53 0
春タンの続きが気になってしょうがない保全
110名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 19:28:17 0
春サン キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
111名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 20:07:56 0
春ちゃんの正体は茉麻?
112名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 22:00:59 0
青い春→青春
113秘密国家公務員:娘。暦08/04/01(金) 22:11:21 0
>>49
【リプレッシブ・プリンセス】

対面式は、粛々と終わり2・3年生が先に退場する
そして、1年の学年主任の先生が
「中学からの新入学の人だけ残ってあとは退場してください」
と、指示する。小学部からのエスカレーター組が整然と退場していく
その様子は何か機械的で人間らしさを感じさせなかった
残った人数は20人ぐらいだろうか
そして先生達もいなくなり、彼女が私たちの前に出てきた
「中学からの入学組の皆さんですね。よろしくお願いします」
講堂で見るよりもハッキリと目の前に立つ夏焼雅は、より神秘的で、深い淵のようにその底を覗かせない
長く見ていると引き込まれていく、先ほどから受けるその感じが私には危うく思えた
桃子は無表情で凝視している。教室内で見ていた時とは明らかに違う視線だ
少し離れた所に千奈美と愛の姿を見つけた
千奈美は、腕を組んで右頬を舌で膨らませている。こちらも無表情に近い
愛は、なんだろう?何か廻りをきょろきょろと見回している。何かを感じ取っているのか
「それでは校内を案内しましょう」
夏焼雅の後を付いて私たちは講堂を出た
講堂を出て直ぐの所で立ち止まる
いつ見ても西洋とも東洋とも思えない意匠が施されていていったいどこの国に居るんだろうと錯覚しそうになる
「ここは講堂です。今の対面式のように学園の式典に使われたり、週に一度の全体集会の時間に使います
全体集会は、当学園の小中学生全員が参加することになっています」
私達に説明している夏焼雅は、何か命の息吹が感じられない不自然な存在に感じられた
114秘密国家公務員:娘。暦08/04/01(金) 22:14:59 0
まとめサイトの人すみません(暫くいないんだっけ?)

>>113
>講堂で見るよりもハッキリと目の前に立つ夏焼雅は、より神秘的で、深い淵のようにその底を覗かせない

『講堂で見るよりも』削除してください
115秘密国家公務員:娘。暦08/04/01(金) 22:17:10 0
>>113

その後、食堂やら、体育館などを案内してもらう
私たちは、この学校の先ほどからの整然とした様子に中てられたのか黙って付き従う
図書室に来た時、ふと気付くと夏焼雅が私の横に来ていた
この壁にかかってる絵は、シンデレラの物語を描いているのよ
「ねえ、清水さん。なぜシンデレラが、描かれてると思う?」
質問の意図がよく分からない
「シンデレラは、人間が生まれた時に持っている恵まれた環境を生かして出世することを目指せというお話なの」
雅は、窓の外を見る
そんな話だったっけ?私が知ってる話とは少し違うみたいだけど
「だからこの学園にいる生徒は皆恵まれた天賦の才や、豊かな財産を生かして、栄達を掴むことを至高として教育されるの」
そうなんだ。さすがお嬢様学校と言うべきか、桃子が聞いたらなんていうかしら
「でも、このシンデレラは、私たちの知っているシンデレラじゃない
灰かぶりのシンデレラ。その方が私たちには相応しい・・・」
雅の瞳が読めない
「結局は自分の力じゃない。人知を超えたものに利用されただけ」
笑った夏焼雅は、寂しそうだった
何が言いたいのだろう
しかし、もう夏焼雅は元の顔に戻り、私達を先ほどの講堂に連れ戻した


To be continued.
116名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 22:27:20 0
連日投下なんていったいどうしたんだ?
117名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 22:47:38 0
>>116
そんなレスでもなんか嬉しいよ
あんたのような古株は去らないでいてくれよな
118シルバー:娘。暦08/04/01(金) 23:03:04 O
お久しぶりです!私が今回書こうとしている内容を
皆さんはどうおもってもらえるか、聞きたくて…


主人公は中学2年生。親の都合で引っ越す事に…新しい中学校に行く気がまったくしない主人公。
新しい学校の初登校日、迎えに行くはめに、そこから…信じられない事件が…
みたいな感じです。どうですか?
119名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 23:15:04 0
どうもこうも、それだけじゃわからん
でも、それ以上知っちゃうと読むときの楽しみがなくなる
120名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 23:18:12 0
誰を迎えに行くんだ?
121名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 23:21:45 0
中学生って設定でいいかって聞いてるんだろ
生々しくならなきゃ個人的には構わん
122名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 23:23:41 0
狼元気ないな
羊逝くか
123シルバー:娘。暦08/04/01(金) 23:26:39 O
〈奇跡の出会い〉                
中2になった俺は親の都合で引っ越す事になった… 中学は新しい所で俺は行く気がない。
俺の妹が新しい学校の初登校日…俺に迎えにきてほしいと言うのだ。
やる事ないから俺はOKした。家から学校まで5分位で着く。結構近いのかな?俺は歩きながら考えていた。
早めに学校に着いた俺は妹を待つ事にした。何やら見るからに怪しそうな人が電柱の影に隠れてる。
(恐ぁぁ〜)と思いながら俺はじっーとその人を見た。すると…1人の女の子が門から出てきた。
(肌白い!)と言う第一印象だ。スタスタと下を向きながら歩いている。すると…電柱に隠れていた怪しい人が一歩ずつ歩きだした。
(えっ?何が起きるの?)と嫌な予感がした俺は心配そうに彼女を見つめた。
「お兄ちゃ〜ん」と妹は走って俺に向かってきた。
「おう〜!遅いぞ!」  「ごめんね〜あのねぇ…」と妹の話はまったく頭に入ってなかった。
俺達の前に歩いている彼女とその怪しい人が気になって仕方なかった。
124名無し募集中。。。:娘。暦08/04/01(金) 23:26:46 0
もっと元気ないよ
125名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 00:22:37 0
>>68-72はシリーズ物みたいなんでこっちでやるけど
>>79-80は短編のほうに入れるべきなのかな?

>>114
なんとかいるよ・・・
126シルバー:娘。暦08/04/02(土) 00:46:08 O
〈奇跡の出会い〉    〜続き〜        
「あの子…」      「お前知ってるの?」と俺が聞くと…
「同じクラスの子だよ〜!お兄ちゃんの好きな…」と妹が話してるのはまったくまた頭に入ってこなかった。
どう考えても彼女を追っ掛けてるにしか見えなかった。
「おい!お前あの子と同じクラスなんだよな?」  「うん…そうだけど…」
「よしっ!」俺は妹の手を引っ張り彼女の所へ向かった。
怪しい人を抜かして彼女の方に走っていった。彼女の傍まで近づいて俺は彼女の肩を叩いた。
すると…『ビクッ』と動いてゆっくり俺達の方を向いた。
「なっなんですか??あっ…あなたは‥」と俺の妹の方を見た。
「今日転校してたんだ…菅谷さんだよね?」
「うん…」とまた彼女は下を向いてしまった。
(菅谷って言うんだ…あれ?聞いた事あるぞっ?ついでに顔も…)
と思いながら俺は怪しい人をチラチラ見ながら言った。
127シルバー:娘。暦08/04/02(土) 00:49:00 O
〈奇跡の出会い〉    〜続き〜        
「あの人知ってる人?」彼女は大きく首を振った。 「だよなっ…」と俺がつぶやくと妹が俺の服を掴みながら
「可愛そうだよ…」と言う。
「そうだなっ…家近いの??」
「うん」とまだ下を向きながら答えた。      「お兄ちゃ〜ん。送ったあげよう!」
「そっそうだなっ!じゃ〜菅谷さん家まで送ったあげるよ!」
と言うと少し元気をだしてくれたか笑顔で     「ありがとうございます!」と言った。
「全然いいよ!あのさ…あの人さぁ…今日初めて?」と聞いた途端、彼女はまた下を向いてしまった。
「あっごめんね…無理に言わなくていいよ…」と俺が言うと…
「一昨日位から…」   「一昨日?何もされなかった?」
「うん…平気。でも、お母さんとかになかなか言えなくて…」
「そっかそっか…」   「うん…」
「でも、もう平気だよ!お兄ちゃん強いんだから!」と妹は自信満々に言った。「おっおい!お前…」俺は話してる途中に菅谷さんは俺の方を見て言う。
「本当に?」      「お兄ちゃんねっ!いつも私を守ってくれるの!!」
「だから余計な事言うなって…」
「そうなんだぁ〜強いんだ!いいな…お兄ちゃん‥」と最後はうまく聞き取れなかったが少し安心した様な顔をして俺を見た。
(妹と同い年とは思えない…)
と思いながら後ろを少し見た。すると…やっぱり後を着いてくるように歩いてる。早く送らないとな…
128名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 00:52:37 0 BE:37163726-#
わくわく
129みぃ〜:娘。暦08/04/02(土) 02:05:35 0 BE:83657164-
州*‘ o‘リ<寝静まった頃に更新だもん

『星の降る丘』・・・つづき
>>84

水曜日

わたしは、昨日の約束のために早起きをした。

「ママぁ!今日は、お友達のリュウちゃんと山に行ってくるね。」
「梨沙子ぉ!山に行くならスカートはダメよぉ。」
「えぇ〜・・・このスカートかわいいのにぃ。」

結局、わたしはジーンズに履き替えて
サンダルもスニーカーに履き替えた。

午前10時にはあのお花畑にいた。

「リュウ・・・ちゃん?」

どこを見渡してもリュウちゃんの姿が見えなかった。

「グス・・・う・・・リュウちゃんの・・・ウソつき・・・」

そのとき、お花畑にアゲハチョウの群が舞い降りた・・・

「泣き虫さぁん♪」

「あ・・・遅いよぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

わたしは、たまらずリュウちゃんの胸に抱きついた。
130みぃ〜:娘。暦08/04/02(土) 02:06:27 0 BE:83657164-
『星の降る丘』・・・つづき
>>129

「ちょ、ちょっと・・・りぃ〜ちゃん・・・ご、ごめん・・・」
「うわぁああん!!!」
「ホントにごめん・・・ちょっとからかおうと思って・・・」
「ヒドイよぉ〜〜いじめっこぉ〜〜〜」

泣き止まないわたしにリュウちゃんは、
ポケットからあるものを出した。

「りぃ〜ちゃん・・・コレあげるからボクのこと・・・許して・・・」

リュウちゃんの手のひらには、
緑色の初めて見る小さな木の実が2個あった。

「・・・コレ、なぁに?」
「食べてごらん。」
「食べれるの?」
「もちろん!」

1個、勇気を出して食べてみた。
「わぁあああ!!甘酸っぱくて美味しい!!!」

「『コクワの実』っていうんだよ。」
131みぃ〜:娘。暦08/04/02(土) 02:09:32 0 BE:55772328-
『星の降る丘』・・・つづき
>>130

「すごい!!!美味しいの!!!」
「機嫌が治ってよかった♪」
「あ・・・意地悪したことまだ、怒ってるもん。」

わたしは、頬をふくらませた。

「つん♪」
「ぷぅ〜」

リュウちゃんは、わたしのふくらんだ頬を人差し指で突っついた。
口から空気が漏れた。
そのマヌケな音にわたしたちは、爆笑した。

「山に行けば、いっぱい『コクワの実』がなってるんだ。」
「えぇええ!!!いっぱい食べたい!!!」
「あははは。りぃ〜ちゃん、おめめがパチクリしてる♪」
「いやぁ〜〜〜(恥)」

わたしは、お菓子や果物系のことになると
目がパチクリする癖を見抜かれて顔が真っ赤になった。

「そんな表情のときのりぃ〜ちゃんって・・・とても可愛いよ。」

州*‘ o‘リ<つづくんだもん
132名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 02:12:23 0
実は起きてたりしてw
りしゃこ可愛いよりしゃこ(;´Д`)'`ァ'`ァ
133名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 02:24:39 0
りいいいいいいいいいいいいいちゃん
134名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 03:10:53 0 BE:195105097-#
かわいいいいいいいい!!!!!!!
135名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 03:26:45 O
りしゃこ推しには最高の流れだな(;´Д`)ハァハァ
136名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 04:55:18 0

137名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 06:35:58 O
138名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 07:45:49 0
139名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 08:46:46 0
新作乙

明日よみうりランド行くから待っててね保全。
140名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 10:32:36 0
関西人が多いのかな
141名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 11:16:29 0
最近作者さん少ないと思ったらイベント中だからか!
142シルバー:娘。暦08/04/02(土) 11:29:50 O
〈奇跡の出会い〉                
「少し急ごうか…」と言い少し早歩きをした。どうやら菅谷さんと妹は早歩きと言うか走っている。
「あの人が来る…」と目を潤わせながら菅谷さんは呟いた。
「よし!」と言い俺は右手に菅谷さんの手を握り左手に妹の手を握り思いっきり走った。
(これならもう追ってこないだろ…)菅谷さんの家はマンションで入り口まで走って俺達3人はかなり疲れてる。
「もっもう平気だろ…あれ?ここ俺達のマンションじゃんか…」と下を向き俺は疲れながら言った。
すると…菅谷さんが   「嫌っ嫌っ」
と小さい声で言いながら俺の服を思いっきり握り締めた。
「おっお兄ちゃん…」  と妹も俺の服を握りしめた。ふっと俺が前を向くと、
そこには…
「梨沙子ちゃんだよね?」と菅谷さんを見ながら1人の人が言ったさっきの電柱に隠れてた人だ…
(梨沙子…梨沙子…あっ!!どっかで名前聞いた事あると思った。)
菅谷さんは俺の後ろに隠れてしまった。俺には聞こえたが…小さい声で
「恐いよ…」と泣いている。それに気付かない怪しい人は
「君のファンなんだよ!」と言う。俺は深呼吸をして言った。
「おっおい!恐がってるじゃないか…やっやめろよ!」
「うっうるさいなっ!お前誰だよ!もしかして梨沙子ちゃんの彼氏か?」
「ちっ違うよ!俺は…」 「なら、いい!梨沙子ちゃん遊ぼうよ!」
と言いながら俺達に近づいてきた。
143みぃ〜:娘。暦08/04/02(土) 12:48:49 0 BE:73200637-
州*‘ o‘リ<4月の中頃に東京行くもん

『星の降る丘』・・・つづき
>>130

わたしたちは、山に入って行った。

真夏なのに山の中は少しひんやりとして心地よかった。

少し歩いて行くと大きな木や笹薮や竹が生い茂っていた。

「笹の葉で船が作れるの知ってる?」
「えぇぇえええ!!!どうやって作るの?」
「いいかい、葉っぱをこうやって・・・そして、ここを・・・」
「うんうん♪」

そして、ちょっとたって

「ほらっ!出来た!!」
「すごぉい!!!ホントにお船だぁ!!!」
「ちゃんと水に浮くんだよ。」
「ホントにぃ?沈まないのぉ?」
「沈まないさぁ(笑)」

リュウちゃんは、笑って答えた。
144みぃ〜:娘。暦08/04/02(土) 12:50:37 0 BE:87143055-
『星の降る丘』・・・つづき
>>130
リュウちゃんは、わたしにいろんなことを教えてくれた。

「この葉っぱをこうすると笛になるんだよ。」

〜〜♪〜〜♪♪〜〜♪〜♪

「わぁぁぁあああああ!!りぃ〜も作れる??」
「作れるよ。こうやって、吹いてごらん。」

フゥー、フゥー・・・フゥーーーー!!!

「ぶぅー!!」

全然、笛の音がしないことにわたしは、苛立ちふくれた。

「りぃ〜ちゃんって子供だなぁ(笑)」
「まだ、10歳だもん。」
「10歳なの?大人っぽいなぁ。」
「・・・どっちなの?子供っぽいの?大人っぽいの?」
「え・・・あ・・・はははははは(笑)」
「ごまかしてるぅー。リュウちゃんは何歳?」

「ボクは・・・12歳・・・だよ・・・」
「年上だぁ♪お兄ちゃんだね♪」

わたしは、お兄ちゃんが出来たみたいで嬉しかった。

州*‘ o‘リ<一旦CMだもん
145みぃ〜:娘。暦08/04/02(土) 12:54:47 0 BE:97599874-
>>144

だった・・・orz

イベ・・・行ったことねぇ・・・
4月の中頃にフットサルしに東京行くから
ハロショとか見てみようかな・・・
見るだけね^^b
146名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 13:38:09 O
ヲタとかリアルだな…。
147名無し募集中。。。:娘。暦08/04/02(土) 13:56:28 0 BE:188228669-
田舎だからヲタすら見たことない・・・
148名無し募集中。。。:娘。暦8年,2005/04/02(土) 16:25:44 0
>>144

从o゚ー゚从<CM長すぎとゆいたいです
149名無し募集中。。。:娘。暦8年,2005/04/02(土) 16:36:15 0 BE:83657838-
>>148

州*‘ o‘リ<ママぁ
150名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 18:32:13 0
>>141
イベント参戦してる作者さんいるの?

151名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 19:08:41 0 BE:111543348-
>>150

参加出来ない人はここにいます・・・
152名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 20:25:38 0
寂しいね
何か書こうかな・・・
153名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 20:48:55 0
書いて
154名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 21:10:47 0
>>150
ここきてて参加してない人のほうが少ないだろ
155名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 21:28:58 0
>>154
参加してないとゆいたいです
156名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 22:01:09 O
>>154
行く気だったのに寝て起きたらこの時間ですよorz
157名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 22:02:44 0 BE:43327272-#
ヲタバレ怖いから無理
158名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 22:08:15 0
行ってみたいなぁと思ってたけど
イベのスレとか見てたら
あんま行きたくなくなってきた
159名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 22:22:28 0
>>157
わかるよ!
ベリ達にイベントに来るヲタはキモいって思われてるだろうし
160名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 22:23:05 0
>>158
どして?
161シルバー:2005/04/02(土) 22:25:37 O
〈奇跡の出会い〉                
「やっやだ…」と菅谷さんは震えながら言った。
「やめろって言ってるのわかんないのか!」と怒鳴ると
「さっきからうるさいんだよ!!」と言い俺は突き飛ばされた。
「いってぇ〜」俺は1m位飛ばされた感じがした。
「お兄ちゃん!」と妹は俺に近づいて来た。
「来るな!菅谷さんが1人に…」と言い掛けた時、怪しい人は菅谷さんの前に立ち
「さぁ〜遊ぼう?」と言い菅谷さんの手を引っ張った。
「やっやめて…」菅谷さんは号泣してしまった。
「やめなさいよ!」と妹は菅谷さんの前を立ち両手をあげた。
「さっきから邪魔だなぁ〜でも、君も可愛いなぁ〜」と言い妹の手を握った。その瞬間俺はプッツンと何かがキレてしまった。
「お前〜この野郎!」俺は怪しい人の押し倒した。
「痛いなぁ〜僕も怒っちゃうよ!」と言い俺の前に立ち生まれて初めて拳が顔に入った。
(こんなに痛かったんだ…)泣きそうになった。
「何するんだよ!」俺は怪しい人の顔を殴った。ここから俺達の戦いと言うか喧嘩が始まった。
まっ俺が勝てる訳ない…けど、菅谷さんと妹に変な事をしようとしてる事に俺は許せなかった。
一方的に殴らているが俺は転んでも転んでも立ち上がった。
162シルバー:2005/04/02(土) 22:39:31 O
〈奇跡の出会い〉                
妹と菅谷さんはその光景をずっと泣きながら見ている。
すると…「しつこいね〜君は!」と言いながらそこら辺に落ちている木の棒を持ってきた。
ボッコボコになった俺は  「なっ何するんだ…」と呟くと…
「エヘ〜とどめだよ〜!」と言いながら木の棒を上に振り思いっきり下に降ろした。
降ろした瞬間俺は目を閉じた。
「いっ今警察呼んだから〜!」と妹は菅谷さんの携帯を持ち叫んだ。
俺はそこまでしか記憶がなかった…俺がゆっくり目を開けるとそこには妹と菅谷さんがいた…
二人とも泣いている。  「俺…いったい。」
「おっお兄ちゃん…よかった…」         「ここは?」
「梨沙子の家だよ…」と泣きながら俺を見た。
「そっか…菅谷さん平気?」
「うん…やっぱり強いんだね!すごかった…」   「えっ?俺が…強い?」
「うん!私が叫んだ後、お兄ちゃん変な人が持ってた棒を持って思いっきり殴ったんだよ!そしたら逃げた!」
「俺が?まったく覚えてない…。」        「ありがとうございました。」
と泣きながら俺に頭を下げた。
「あっ気にしないで…」と言い起き上がろうとしたが体中痛くて上手く起きれなかった。
すると…菅谷さんのお母さんが来て俺に言う。   「本当にありがとうございました。」と頭を下げる。
どうやら怪我の手当てしてくれたのは菅谷さんのお母さんらしい。      
「あっいや…気にしないで下さい。あの〜手当てしてもらっちゃってすいません。」
「いえいえ〜!」と言い頭を下げ部屋を出ていった。
163名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 22:44:44 0
>>160
いい人ばっかだろうけど、
一部のマナー無い人とかやだなぁと思って、
ってすれ違いですね、
シルバーさん乙です!
よくやった主人公!!
164シルバー:2005/04/02(土) 23:21:03 O
〈奇跡の出会い〉                
「あのさ〜菅谷さん…」と俺が言うと
「菅谷さんはやめてよ!『梨沙子』でいいよ〜!あっなんですか?」どうやら元気を取り戻してくれたようだ。
「よかった…元気になってくれて…」梨沙子は顔を真っ赤にしながら言う。
「あっそんな…」それにつられて俺まで真っ赤になった。
「名前…菅谷梨沙子って言うんだよね??」    「うん!そうだよ!」
「もしかして…ベリーズの?」と呟くように言うと… 「そうだよ?知らなかった?」
すると…妹は呆れながら俺に言った。
「お兄ちゃんさっき言ったのにまったく聞いてなかったもん。」
「あっわりぃわりぃ…じゃやっぱりファンとか学校まで来ちゃうのも無理ないね…」と梨沙子に言う。
「うん…」とまた下を向いてしまった。元気がなくなった事に俺はすぐ気付き励ます。
「でも、すごいじゃん!俺、娘。好きなんだ!だからベリーズも知ってるよ!」「本当に?」
と梨沙子は驚いたのかびっくりした顔で俺を見た。
「本当だよ!でもベリーズってあんまりテレビに出ないから顔がわからなくて…でも名前は知ってるよ!」
「お兄ちゃん覚えてないと思うけど…テレビでベリーズ出てた時
『可愛い〜』って言いながら指差してたの覚えてる?」まったく覚えてない俺は申し訳なさそうに妹に聞いた。
「誰だったっけ??」
「お兄ちゃんねっ!梨沙子ちゃんの事ずっと可愛い〜可愛い〜って言ってたんだよ〜」と笑いながら言う。
「おっおい!余計な事言うなって!」と言い顔を真っ赤になってしまった。
そっと梨沙子の顔を見た。「そっそうなんだ…大人っぽいみやちゃんとか思った。」
と言い両手を顔をあてて恥ずかしがってる。
「2人とも顔真っ赤〜」と妹は笑ってる。
「うっうるさいなぁ〜」と俺は妹の頭をポンと叩いた。
165名無し募集中。。。:2005/04/02(土) 23:55:11 0
シルバーさん乙
なんかほんとにありそうで怖い
166シルバー:2005/04/03(日) 00:10:25 O
〈奇跡の出会い〉                
「ひどぉ〜い」と嘘泣きをしている。俺らの会話に梨沙子は笑った。
「クスッ!」       「何がおかしいの?」
「梨沙子お兄ちゃんがずっとほしかったの…だから羨ましくて…」と言う。
梨沙子の隣にいた妹が笑いながら
「こんなお兄ちゃんで良ければあげる〜」と言うのだ。
「本当に?お兄ちゃんになってくれるの?」満面の笑顔で俺を見た。
(可愛い…)そう思いながら俺はすぐに返事をした。「俺でよかったらいいよ!!」
すると…梨沙子は飛び上がりながら
「イエーイイエーイやった〜。イエーイイエーイやったぁ〜。」と叫び喜んだ。
「あのねぇ〜明日梨沙子握手会なの!だからもう寝なきゃ…」と下を向きながら言った。
「あっ!悪いねっこんな長居しちゃって…」    「ごめんね…」俺につられて妹も謝った。
(明日握手会なのかぁ…行って見ようかな〜。)
と思いながら俺と妹は梨沙子の家と出た。家に帰りらず俺と妹でCD屋に行った。
〈Berryz工房〉と言う文字を見付け俺達は走った。初回じゃないと握手会には行けない。
ゆっくりCDを持ち表紙を見た。
(初回だぁ〜!)と心の中で喜んだ。だが…1枚しかない。すると横にいた妹が俺の肩を叩きながら言った。
「仕方ないから〜今回は譲ってやる!」
「偉そうに言うな…まっサンキューなっ!」とお礼を言った。レジに向かいCDを買い俺達は家に帰った。
リビングで俺は明日の握手会の事を考えてた。
(梨沙子びっくりするだろぉ〜。驚かしちゃおうかな〜)と少しにやけながら考えていた。
167名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 00:12:51 0
この小説を読んでSTK系は反省し悔い改めろとゆいたいです。
168名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:03:55 0
おやすみ〜
169名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:12:13 0
タイトル未定・・・・(あんま面白くないかも)

「ちぃちゃんがんばれ〜!!」
「○○負けんな〜!!!!」

「おりゃーーーー!!!」
外野からの声援を受け、俺は全力で徳永目掛けてボールを投げる・・・が
徳永は俺が投げたボールを、がっしりとキャッチした、

「ふふっ、もう本気で投げちゃお〜かな〜??」
徳永が余裕そうな笑みを浮かべながら俺に言ってきた、
「はんっ!今までだって本気で投げてたんだろっ!?お前のボールなんか余裕なんだよ!!」
「あ〜、もう!本気で投げちゃうんだから!」
そう言うと、徳永は今までとは少し違う、まるでバトミントンのサーブの様に大きく振りかぶり
俺に向かいボールを放つ!!・・・・・・ヤバイ・・・コレはヤバイ!!!
凄い勢いのボールが俺に近づくにつれ、周りの世界がスローモーションみたいになっていく・・・・

(受け取る?・・・・駄目だ!こんな早いボールはキャッチできない!!!避けろ!!)
頭は避けろと命令しているが、体が着いていかない!ボールはどんどん俺に近づいてくる!!

・・・・間一髪!!!ボールは俺のわき腹スレスレの所を通りすぎていく!何とか避けきった!!

「おっしい〜♪」
イタズラな笑みで徳永が言う、

(くそっ・・・・女子の癖に・・・ボール早すぎだ!!)
170名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:22:21 0
>>169

男子VS女子のドッチボール対決!!内野に残っているのは俺と敵の徳永千奈美の二人だけ、
徳永が本気で投げたボールをキャッチできる気がしない・・・俺・・今・・ピンチ!!!

徳永はいつも女子の先頭に立って、俺達クラスの『だらしない男子』グループを攻めてくる、
そんな徳永率いる『口うるさい女子』グループをギャフンと言わせようと、
昼休みにドッチボール対決を挑んだ。
男子対女子・・・結果は男子圧勝!!!女子達は『ギャフ〜ン』・・・・・のはずだった・・・・
試合が始まると俺達の思惑通りに、女子組をどんどんアウトに追い込んだ・・・
・・・しかし!徳永になかなかボールが当たらない!!!
前から運動神経のいい奴だ、とは思っていたけどココまで動けるとは。
徳永一人で俺以外の男子全員当てやがった!
その結果残ったのは、自分で言うのもなんだけど運動神経抜群の俺と徳永の二人だけって訳だ。

「あ〜キャッチしろよ〜」とか「今のは取れただろ〜」と外野にいる男子が俺を罵る・・・

(自分達は徳永のボールを取れなくてアウトになった癖に!)

ボールは女子側の外野へと転がっていった。
ボールを拾った女子が俺目掛けてボールを投げてくる・・・徳永のあのボールを見た後だと
スピードが偉くゆっくりに見える、
俺はボールを余裕でキャッチすると、振り返って徳永を睨みつけた。
171名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:26:18 0
>>170

「これで決めちゃうよ?(てゆーかこれで決めないと、徳永にボールが渡ったら確実にアウトだ!)」
徳永に向かって言う、
「無理無理♪○○のボールへなちょこなんだも〜ん♪」
「ニヤニヤしやがって、笑った顔しかできないの?」
「あっ・・・ひど〜い!怒ったよ!もぉ〜!!」
と怒って言いながらも徳永は笑顔のままだ、

(ほんとに笑った顔しかできないのかな?)
そんなど〜でもいい事を考えながら、投げる体制に入る俺・・・その瞬間!

『キーンコーンカーンコーン』
予鈴のチャイムだ、徳永はそれに気を取られる・・・・がボールは既に俺の手から離れていた、

「あっ!!!」
(徳永!危ない!!)俺はそう叫ぼうとしたが、あまりに一瞬の事すぎて間に合わなかった、

鈍い音が辺りに響き渡り、徳永がお腹を押さえながらその場に座り込む。
172名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:29:05 0
ワクワク保全
173名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:31:02 0
>>171  誰も居ないかと思ってたw

「ちぃちゃん!!」心配そうに徳永に駆け寄る女子達、
それとは対象的にボー然と立ち尽くす俺に「俺達の勝ちだ!!」と大喜びで駆け寄る男子達、

俺は取り囲んで喜ぶ男子達をかき分けて、心配する女子の真ん中に座り込む徳永に歩み寄る、

徳永は泣いていた・・・・

「あっえっとあの・・・大丈夫?」

徳永は下を向いたまま泣き続けている、

「大丈夫なわけないじゃない!!あっち行ってよ!!」
「チャイム鳴ってたのに!卑怯者!!!」
女子達が俺に向かって怒鳴る、

「・・・・・」
何も言葉を掛けられない俺を残して、徳永は保健室へと連れてかれた。

「よくやった!『ギャフン』と言わせたな!!」
男子が俺に嬉しそうに声を掛けてくる、
(よかった?いい訳ないよな・・・あの徳永が泣くなんて・・・)

素直に喜べるはずが無かった・・・
174名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:37:06 0
>>173

五時間目・・・
空いている徳永の席をボーっと見つめていた、授業なんて全く耳に入っていなかった。

(まずいよな〜・・・初めて徳永が泣いてるとこ見たよ・・・やっぱ・・・よし!!)

俺は手を挙げ立ち上がった、
「先生!ちょっとトイレ行ってきます!」
「あぁ・・・早く行ってきなさい」
先生は少し驚いていたけど了承してくれた。

教室を出ると急いで保健室に向かった。


『ガラガラ』

「し、失礼しまーす」
シーンと静まり返った保健室に入る、どうやら保健の先生は今居ないらしい。
一瞬誰も居ないかと思ったけどベッドの方を見ると、二つあるベッドの内の一つはカーテンが閉められている、 
(・・・ここに寝てんのかな?徳永・・・)
俺はそうっと足音をたてないようにカーテンが閉められているベッドに近づいた、

「あ、の・・・徳永居るか?」
「・・・・・・・」返事は返ってこない、
「えっと・・・居るけど・・・寝てるのか?」
「・・・・・・・」やっぱり返ってこない、
(・・・もしかしたら誰も居ないんじゃないか?)
そう思った俺はゆっくりとカーテンの隙間から中を覗いて見た。
(誰か寝てる・・・徳永?・・・分からないな)
寝ている人の顔が見えないので、俺は恐る恐るカーテンの隙間を広げていく、
175名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:43:23 0
>>174

「・・・・・・・・・あっ」
丁度顔が見えるくらいのトコまでカーテンを広げると、
ベッドに横になっている徳永と目が合った・・・

「ちょっと覗かないでよ!!」
「あっごめん!!」俺は慌ててカーテンを閉めた、
徳永の顔を一瞬見たけど、いつもの笑顔では無かった、
「てってゆーか何で返事しないんだよ!!?」
「・・・・・・」
「またっ!無視すんなよ!!」
「・・・・・何しに来たの?」
カーテンごしの会話だから徳永の表情は見えないけど、明らかに怒ってる声で俺は焦った。
「あっ・・・あの・・・お腹痛いか?」
「・・・・・痛い」
「そうか・・・・・」
「・・・・・・・・」沈黙、何しに来たんだ?俺は、
「えっと・・・・ごめん!!!俺もうチャイム鳴った瞬間にボール投げちゃってて、
そしたら徳永は何か校舎の方見てて、あの・・・・本当ごめん!!」
「・・・・・・・」
返事が来ないので更に焦る俺、
176名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:46:06 0
>>175
「あ、あのいっつも笑ってる顔の徳永が、えっと・・・泣いてる所初めて見たから・・・
俺・・・ヤバイなぁと思って・・・その・・・」
「何でいっつも私が笑ってるか分かる?君」
「何で?た、楽しいから?」
「そう、でも・・・ただ楽しいからじゃないよ・・・君と居ると楽しいから・・・だよ」
徳永の声はいつも賑やかだけど、今は凄い静かだ、
「・・・・俺と?」
「うん、私ホントは君とドッヂボール対決なんかしたくなかったんだからっ」
「・・・・・」俺は何も言えなかった、徳永がそんな風に思ってたなんて、
「君・・・私の事嫌ってるでしょ?」
「えぇ!?な、何で!?」
「だって私・・・口うるさいし、いっつも君にちょっかい出しちゃうし・・・」
少し声が泣きそうな声っぽい、
「そんな事無いよ!!徳永の、徳永の・・・口うるさいトコとか、いつも声がデカイトコとか、
すぐちょっかい出してくるトコとか、掃除サボってるとホウキで叩いてくるトコとか、授業で俺が当てられた時に答えられないと嫌味言ってくるトコとか
・・・スポーツ万能のトコとか、背が俺よりも高いトコとか、時々黒板に変なキャラクター書いてるトコとか、元気なトコとか・・・・・・
・・・・・いっつも笑顔のトコとか・・そんなに・・・てゆーか全然・・・嫌いじゃない・・・よ」
「・・・・・・」
「嫌いの反対・・・かも・・・」
「・・・・・・」また返事が返ってこなくなった、
177名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:49:13 0
>>176

『シャー!!』
不意にカーテンが勢いよく開かれた、そこにあったのは『いつもの徳永の笑顔』だった、

「嫌いの反対ってど〜ゆ〜意味?」
徳永が意地悪な笑顔で聞いてきた、
「なっ・・・嫌いの反対は、嫌いの反対だよ!!」
「だから〜嫌いの反対の単語はな〜に〜♪」
「そ、それは・・・自分で考えろよ!!」
「もぉ〜教えてくれたっていいじゃ〜ん!」
口をプクっと膨らます徳永、
「・・・あっ!!俺『トイレ行く』って言って授業抜け出してきたんだった!もう戻るわ!!」
そう言って俺はその場を逃げるように、走りだす、
「あ〜もぉ〜!ちょっと待ってよぉ!!」

今日思った事・・・・口うるさいトコとか、いつも声がデカイトコとか、
          いつも笑顔なトコとか、そーゆーの全部まとめて、俺は徳永が好き・・・かも。

                               〜おわり〜

178名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:51:52 0
作者さん乙でした
全然面白かったですよ!
まとめサイト用にタイトル付けてみては?
179名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:51:58 0
短いの書くのはどーも苦手です^^;;
話が強引すぎたり、上手くまとまってないかなぁ
なんて書きながら思ってました。
180名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:54:25 0
タイトルかぁ・・・う〜ん・・・
181名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:55:03 0
>>39

「だいたい、君は6年2組の中で2番目に頭がいいのに〜・・・少しは考えて告白しなさいっ!」
そう言って丸めたノートで頭を『ポンッ!』と叩かれる。
・・・佐紀に怒られてしまった。
そんな俺も言い返す。
「何を言うか! 自分だって6年2組のNO.3のくせに!」
そんな言い合いを俺と佐紀がしていると〜・・・1人の男子が俺達に近づいてきた。
彼は笑顔で佐紀の目の前に立つと、持っていた次の時間の算数のノートを出しながら言う。
「佐紀〜・・・悪いんだけど算数の宿題が〜・・・」
そう言った彼に向かって『まったく・・・困ったさんなんだから〜!』と少し顔を膨らませながら自分の机からノートを出す。
そして「あと2回でクレープ1個だからね♪」と笑顔で言ってから彼にノートを渡した。
そんな2人の言い合いを不満そうに『ブーブー』と野次を飛ばしてた俺。
2人は慣れた感じで『はいはい』と声を揃えて俺の野次を流してた。
182名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:58:00 0
>>180
そ〜ゆ〜自分も実はタイトル考えてないんですよねw
何か考えないと・・・
183名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:58:19 0
おぉっ!!(・∀・)
こりゃタイトル考えてる場合じゃないですね!!
184名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 02:58:27 0
ノノl∂_∂'ル人(∇\*)<雅ちゃんと保全
185シルバー:2005/04/03(日) 03:00:12 O
〈奇跡の出会い〉                
すると…妹が俺の前に突然出てきた。
「びっびっくりするじゃないか〜」
「今、梨沙子ちゃんの事考えてたでしょ〜!驚かしちゃおうかな〜とかさっ!」
かなり焦り気味の俺は
「ばっばか言ってんじゃないの!」と声が裏返りながらもカバーした。
(こっこのチビなかなか鋭い。気を付けないと…)
「まっ別にいいんだけどね!じゃおやすみ〜」
と子悪魔見たいな笑顔を見せ自分の部屋に戻っていた。
「びっびっくりした…」
とつぶやきながら俺も自分の部屋に入り明日の準備をした。
(梨沙子には今日会ったけど…他の子はテレビで少しだけしか見た事ないから
なんか緊張するなっ。今でも梨沙子が隣に住んでるのは信じられないけど…)
俺は目覚ましをかけてベットに入った。
(なかなか寝れない。明日早いのに…)俺は思いっきり目をつぶった。
今日の疲れからかすぐ寝付けた。
186名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 03:05:43 0
シルバーさんもキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
187名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 03:10:25 0
りしゃこハァ━━━━━;´Д`━━━━━ン!
188名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 03:13:08 0
= この3人の作者は読売イベント欠席なんだねw
189シルバー:2005/04/03(日) 03:13:15 O
〈奇跡の出会い〉    
〜次の日〜〈9:00〉
ピピピピッピ〜ピピピピッピ〜
(うるさいなぁ〜。やばっ!もう9時だっ!)と飛び上がり準備をした。
リビングに行くと妹はもう朝食を食べていた。
「おはよう〜」
と相変わらず昨日の子悪魔みたいなほほ笑みを見せた。
「おっおはよ!」
と言い椅子に座りテレビを見ながらご飯を食べた。食べおわって急いで着替えたが…服に困った。
オシャレしすぎてもなんか浮きそうでイヤな俺はいつも通りの服装をした。
(よしっ!準備OK!)
俺は靴を履きドアを開けて出ようとした時妹が俺に大きい声で言った。
「梨沙子ちゃんを驚かせて来てね〜」
「わっわかったよ!じゃなっ!」と言いドアを開け家を出た。
駅に向かい切符を買って電車を乗った。緊張がますます悪化してきた俺は頭が真っ白になってきていた。
『次は○○駅〜次は○○駅』とアナウンスが流れた。
(次だぁ…やばい。足がガタガタ震えてきた。)俺は必死で足を押さえた。
『○○駅〜○○駅〜』と流れ。俺は電車を降りた。降りて第一印象…
(人がいっぱいだ…人気なんだろうなっ!)
ベリーズを見に行く人達なのかわからないが…小さい子が親と一緒にいたり、
俺より年上の人がいたりでかなり人が多かった。 俺は整理券を貰い、開演まど待つ事にした。
すると…携帯が鳴った。
(誰だ〜?)と思いながら電話に出た。
190名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 04:32:05 0
>>181

「何で俺のノートじゃなくて佐紀のノートを借りるかなぁ〜!」 少し不服そうに俺が彼向かって言う。
「だって、佐紀の字の方が綺麗で読みやすいしミスとかが少なそうじゃん!」 そう言って笑顔を俺に見せる。
佐紀は彼の言葉に少し嬉しそうに『クスクス♪』と笑っている。
(くっそ〜・・・佐紀は彼には甘いんだから!)
そんな事を思いながら俺が彼に言い返す。
「だいたい今日の宿題なんてメッチャ簡単だったでしょ!! 10分あれば楽勝じゃん!」
俺は隣の机に座って必死にノートを写してる6年2組のNO.4に言ってやった。
彼は手を動かしながら返事を返す。
「佐紀のノートが見たいから〜・・・かな?」
その言葉に『えっ・・・』と佐紀の顔が真っ赤になる。
俺は(適当に言ってるの分かるだろ・・・マジに取るなっての・・・)って顔を佐紀に送るけど全く彼女には見えていない。
「だっ、だって!雅ちゃんがいるし!! それに・・・わ、私は彼氏とか今は作らないですから!!」
(・・・今の言葉1つで佐紀の中の想像では既に20手は先を考えてるな)
「そ、それに!クレープって言っても前みたいに『2人乗り』を期待してるとかじゃないんだよ!!それってデートとかになっ・・・デート!?!?」
佐紀は照れながら独り言を言い続けて、壁に貼ってる給食の献立に『クレープ』とピンクのボールペンで何度も書き続けてる。
『クレープ』『クレープ』『クレープ』・・・・・・『間接キス』?
(毎日給食にクレープ出してど〜すんだよ・・・ってか最後の『間接キス』って何だ??)

そんな行動も全く気付かないで黙々とノートを写す彼。
顔を真っ赤にして頭の中で『佐紀ワ−ルド』展開中の佐紀。
そんな佐紀も可愛くって〜・・・ 少し微笑みながら俺は見ていた。
191名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 04:52:16 0
起きてた甲斐があった^^
この新作の展開も気になりますが、
実はこのスレで一番更新を楽しみにしてるのは
プリキュアだって事は内緒だ。
192シルバー:2005/04/03(日) 05:01:12 O
〈奇跡の出会い〉                
『もしも〜し!お兄ちゃん?梨沙子だよ!』梨沙子からの電話だった。
突然の電話でテンパる俺。(俺の番号知らないはずなのに…ついでにお兄ちゃんってまだなんか慣れないなっ…)
「なっ何で俺の番号知ってるの?」声が裏返りながらも言った。
『クスッ!秘密〜!』
「もしかしてあのチビから聞いたのか?」
(間違えない。あのチビだ…)あのチビと言うのは妹。
『だ〜か〜ら〜。秘密なの!あっお兄ちゃん今どこにいるの?
なんか突然電話が来てお兄ちゃんは今すごいところにいるよ!って言ってたから〜』
(あの野郎〜!!帰ったら覚えとけ〜)
「別にすごいところじゃないよ!気にしないで〜。」梨沙子を驚かせたいから俺はうそをついた。
『そっか〜わかった!あっ!梨沙子今からイベントだから行くねっ!バイバイ〜』と言い電話を切った。
「俺も今イベント会場にいるんだっつ〜の!」俺は笑ながら呟いた。
193名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 05:13:32 0
粘りますねぇw
さすがに俺以外読者は居ないのかな
194名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 07:47:48 O
おはほ
195名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 08:18:47 0 BE:122000257-
从´∇`从<じゃんじゃかぁ
|リ・_・`川<保全しますよ
州*‘ o‘リ<あばばばばば・・・するんだも〜ん
196名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 09:30:52 0 BE:130070276-#
じゃあ会いに行ってくる
197名無し募集中。。。 :2005/04/03(日) 10:52:49 0
バドミントンのサーブは振りかぶらないんじゃないか
198名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 11:22:49 0
No1が舞美なのか愛理なのかが気になるな
199名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 11:42:36 0
以外に桃子
200名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 11:46:03 0
桃子は隣のクラス
201名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 12:04:12 O
オレがバドミントンをするとなぜか金属音がする
ガットが張ってなくても打ち返すことが出来るぜ…
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ 12(前編)

妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
今日も人間界に遊びに来て、イタズラする相手を探していますが・・・・・・

おやおや?
妖精の国にいるはずのマーサちゃんがいます
「ねえねえ、マーサちゃん、どうしたの?」
「あら、マイマイ。今、卒業試験でこっちに来てるんだけど、せっかくだからアイリーンに会いにゆくの」
「えっ!?アイリーンちゃん?マイマイも行く〜!」

2人はアイリーン・・・・ではなくて、愛理ちゃんの家に着きました
「あっ!マーサちゃん!マイマイちゃん!久しぶり〜!会いたかったよぉ〜!」
「アイリーン、元気だった?こっちの世界には慣れた?」
「アイリーンちゃんに会えなくなってすっごく寂しかったよぉ〜!」
3人は思い出話や人間会の様子など楽しい会話が弾みます

「でね、でね、イルカさんがね・・・・・・ところで、マーサちゃん、時間は大丈夫?」
「5時半になったら帰ろうと思ってるんだけど、まだ5時だから、もう少し大丈夫ってゆいたい」
マイマイちゃんは思いました
とってもと〜っても楽しいこの時間が、ずっとず〜っと終わらなければいいのに!
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ 12(後編)

マイマイちゃんは2人に気付かれないように素早く後ろを向いて、コヨリで鼻をくすぐります
「は、は、はくしょーん!」
「ちょ、ちょっと、マイマイ、あんた今、不思議な力使った?何やったの?」
「べ、べ、別に何もしてないよ。普通にくしゃみしただけだよ。風邪かな?あはははは・・・・・・・」
2人は気付いていませんが、時計の針の進み方がものすごーく遅くなりました

「それでね、それでね、雅ちゃんがその時ね・・・・・・・ねえ、お腹すいたね。今何時だろう?」
「まだ5時15分だとゆいたいけど、ちょっと変ね・・・・・・あれ?外は真っ暗だよぉ!」
その時、「愛理〜!ごはんよぉ〜!」という声が聞こえてきました
「あれ?うちでは夕御飯はいつも8時くらいだけど・・・・・・・・・」
「マイマイ、あんたやったでしょ?」
「・・・・・・・ごめんなさい。アイリーンちゃんともっともーっとお話したくって・・・・・・・・」
「・・・・・・そうだよね。私もそう思ってたんだ・・・・・・・・・」
怒るんじゃないかと思っていたマーサちゃんは、笑顔を浮かべてマイマイちゃんの頭をなでました

「マーサちゃん、試験頑張ってね。ちゃんと合格するんだよ!マイマイ、イタズラは程々にね」
愛理ちゃんは別れ際、そう言いながら2人の首に何かをかけてくれました
「アイリーンちゃん、この茶色いのはなーに?」
「蝉の抜け殻ちゃんって言うんだよ。こっちの世界でみつけた、私の宝物」

妖精の国に帰って来たマイマイちゃんは、アイリーンちゃんに貰った抜け殻ちゃんを、
ビンの蓋やビー玉などが入れてある『マイマイのたらかもの』と書かれた小さな箱に、大切にしまいました
204名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 12:45:15 0
妖精の残りの一人は書く予定ないの?
205名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 12:50:14 0
>>204
あっと驚く奇抜な設定は思いついているんだけど、それに見合うストーリーやエピソードが思いつかないんで保留中
もっと練るか、それとも1から作りなおすかも含めて悩んでる

書くとしても、明日から社会復帰の予定なんでペ−スは大幅に落ちると思う
206名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 12:58:12 0
回復おめ
これからも程ほどによろしく
207名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 13:13:12 0
おはようおまえら今日も乙
みやびちゃんが夢に出てきた、もう完全に頭の中はみやびちゃん
なんで俺の家でみやびちゃんと二人きりなんだよおおおおおおおおおおおお(;´Д`)
このスレの読みすぎのせいだw
208名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 13:52:28 O
優恋の主人公は頭も良いのか
209名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 14:43:54 0
今さらだけど佐紀ちゃんの新しいやつは優恋の物語だったのか。
210名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 14:57:02 0
バドミントンはアンダーハンドでサーブ打たなきゃならないってルールがある
211名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 15:11:29 0
>>210
まあ確かにバドはサーブ下からだけど
まあそこはサーブじゃなくてスマッシュに脳内変換すればいいんじゃない?
212風の声:2005/04/03(日) 16:24:28 0
前スレ>>418

「よーし今日はたくさん乗るぞー」
「最初はやっぱりジェットコースターにしようよ」
俺たちは何に乗るか悩んだが、
千奈美が仕切って結局最初はジェットコースターに乗ることになった。
人が多かったから少し待つことになった。

「ねえ、どういうペアで乗る?」
友理奈ちゃんが俺たちに聞いてきた。
「そっか。それ考えないといけないね」
「えっ!適当で良いじゃん」
俺の発言はすぐに三人にかき消された。
「ダメ!不公平のないようにじゃんけんにしようよ」
またもや千奈美が仕切ってじゃんけんすることになった。
しかたないからやるか。俺が意味もなく気合をいれていると、三人揃って
「君はやらなくていいの!」
だって。なぜだ。さっきから俺怒られてばっかりじゃないか?
妙に気合の入ったじゃんけんの結果俺の隣は夏焼に決まった。
213風の声:2005/04/03(日) 16:27:53 0
>>212

ジェットコースターに乗り込んでいる途中に夏焼が俺に話しかけてきた。
「ねえ、君はジェットコースター得意なの?」
「うーん。あんまり得意じゃあないかな」
「そうなんだ。……だったらわたしと手繋がない?」
「えっ!」
まさか夏焼の方から俺と手を繋ぐなんて言い出すとは思ってなかったから驚いた。
「あっ!いや別に深い意味は無くて、わたしは大丈夫だけど
君が怖いみたいだから手を握ったほうが怖くないかなって思ったからだからね」
何か夏焼がテンパってるように見えた。だけど夏焼の手元を見ると震えているのが分かったし顔も少し曇っていた。
これを見て夏焼はジェットコースター苦手なんだなって気付いた。
強がってても夏焼も怖いんだなってことが分かったら、
急に大人だと思ってた夏焼が俺と同い年の小学生だってことを思い出して嬉しくなった。
「そうだな。俺怖いから夏焼様のお言葉に甘えさせて頂きます」
俺はそう言って夏焼の手を握った。柔らかな感触と暖かな温もりに
俺の体と心は大地に包まれてるような気分だった。
「うん。そうだよ。人の好意はしっかり受け止めないとね」
夏焼はまだ強がってたけど、
さっきまで震えてた夏焼の手からはしっかりとした力を感じられたし、
夏焼の顔にも笑顔が戻ってたから俺も自然と笑顔になれた。
その後ジェットコースターが動き出してやっぱり怖かったけど、
夏焼が手を繋いでいてくれたから俺は笑顔のままでジェットコースターを降りることができた。
214風の声:2005/04/03(日) 16:30:02 0
>>213

「あーっ!雅ちゃんずるい。もしかしてずっと手握ってたの!?」
千奈美につっ込まれて、まだ夏焼と手を繋いでることに気付いた。
「千奈美これはな、俺が怖いから夏焼に手を握っててもらったんだ」
友理奈ちゃんも混ざって俺たち二人は少し責められたけど、きちんと二人で説明したら一応二人とも納得してくれた。

その後俺たちはテレビなんかで話題に上がっているアトラクションに3つほど乗った。
そして時計を見てみるともう1時近くなっていたのでご飯を食べないといけないと思って
「なあ、どこで昼飯食べる?」
と三人に聞いてみると
「えーとね、実はわたし……お昼ごはん作ってきたの」
「えっ!雅ちゃんもなの?」
「……ってことは千奈美ちゃんも夏焼さんも作ってきたんですか」
………どうやら三人ともお昼ご飯を作ってきてくれたみたいだ。
嬉しいような……これからのことを考えると大変なような……。
215風の声:2005/04/03(日) 16:34:48 0
書くのが遅くてなかなか進まなくてすみません
書けたら夜にももう少し書こうと思います

皆さん読売に言ってるんですかね
わたしは広島在住なので今度の広島イベに行きたいんですが
友達に見つかりそうで怖いので考え中です
216名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 16:56:58 0
更新乙です
ミヤビチャン(;´Д`)ハァハァ
217名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 17:03:00 0
はぁ・・・・みやびちゃん・・・・
218名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 17:32:07 O
風さん乙です。
イベは絶対いくべきですよ!!
小説のヒロインがかわりそう...(´Д`;)
219名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 18:03:53 0
>>210
そうなんですか!?知らなかった・・・orz

あとまとめサイトの人へ
この千奈美短編タイトル無いし、自己満足なんで、
まとめサイトには載せなくていいとゆいたいです
220名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 18:12:11 0
今日のハロモニ。優恋さんの小説に出てる遊園地がロケ地になってましたね。
実在のところだとは知りませんでした... by関西人
221名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 18:19:24 0
下げ忘れました。 すいません。
222名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 18:39:06 0
223Bye Bye またね:2005/04/03(日) 19:48:36 0
前スレ>>729ぐらい

相変わらずの村上の本気かどうか微妙な告白にドキドキしながらも、今話した内容について考えていた
藤本先生も村上も結局、普段通りにするのが良いって言ってくれた
難しいな〜と考えながら自分のクラスに戻ることにした
5年生のマラソンも終わり、そこそこの成績の友理奈ちゃんが夏焼や舞波ちゃんを見つけて手を振っているのを見た
「何処行ってたの?」
須藤が、先ほどと変わらない笑顔で迎えてくれる
「うん、本番前に緊張しちゃって、風にあたりに行ってきたんだ」
「そう。もう大丈夫?がんばろ〜ね!」
右手を高々と上げて嬉しそうに僕の方を見る
自然に僕も釣られて手を上げる
そこにパシッと軽い衝撃が走る
「がんばろ〜!」
徳永が、目の前に立っていつものように目を細くして笑ってる
「田中〜、青春してるじゃねーか、俺達も混ぜろ」
亀井と道重が割り込んでくる。徳永、須藤と続けてハイタッチしてる
本番前になんか団結してきたぞ
道重はいつもと変わらないマイペースな顔をしている
よし、僕も今は集中しよう
224Bye Bye またね:2005/04/03(日) 19:54:20 0
>>223

選手入場が始まる
各組からの選手への声援が飛ぶ
僕にも2組の皆や、友理奈ちゃん、梨沙子ちゃんの声援が飛んできた
各出発地点に散らばっていく、僕は300m地点だ
結構伝統のイベントらしく各組や下級生達が熱心に観戦している
6年の各クラスはそれぞれ横断幕を作って自分のクラスの前に飾っている
応援してくれるクラスの為はもちろん、道重の為にも僕は一生懸命走ろう
それがあいつを友達として、ライバルとして敬意を示すことだから

いよいよスタートだ
僕のところから道重のスタート地点は、前方になるので後姿しか見えない
でも、心から頑張れって思ったんだ
パーン、乾いた音とともにスタート地点の3人が走り出す
声援が絶え間なく続く、前の学校でもこんなに盛り上がったことはなかったな
道重は、明らかに普段よりとばしている
他所のクラスが、そこそこ速いのを揃えてきたので道重は必死でついて行く
一周目僕の前を過ぎて行く道重、辛そうだ。このペースで大丈夫だろうか?
しかし、頑張って3人がほぼ横並びの抜きつ抜かれつの激走を続けている
2回目に僕のいる地点を過ぎようとした時だった
道重は転んだ
転んだというか、道重のチョイ前を走ってる選手が一瞬遅れ、道重がたじろいだ時に後ろの選手の足が絡んで転ばされた
あっ、という声とともに沈黙する競技場
「道重、大丈夫か」
僕が近寄ろうとすると、手で制して立ち上がりまた走り出した
明らかに足首を捻挫したような庇う走り方だった
どんどん離されていく道重、しかし彼は走るのを止めない
先生が近寄って何か話しかけてるが、道重は首を振って走り続けている
225Bye Bye またね:2005/04/03(日) 19:57:14 0
>>224

もう、他の組の第2走者が走り出していた
夏焼が僕の前を通り過ぎて行く。ちらちら後ろを振り返っている
皆気になるみたいで道重に視線が集中する
ようやく第2走者の須藤の前に辿り着いた
須藤は、両手でたすきを受け取ると全力で走り出した
僕の目の前をあっという間に過ぎていく。須藤も明らかにペースオーバーだ
でも、僕は何も言うことが出来なかった
須藤は、泣きながら走っていたからだ

須藤はもう、僕の地点に辿り着く頃にはフラフラになっていた
でも、僕はそのたすき、道重と須藤の思いを受け走り出した
もちろんオーバーペースで
僕の視界はボンヤリとしか見えない
でも横たわる道重と須藤、そして僕を待つ徳永・亀井の声援、クラスのみんなの声援が聞こえた
胸が潰れそうだったけど何とか徳永にたすきを渡せそうだ
いつもの笑顔でなく顔をぐしゃぐしゃにしながら手を僕に差し出している徳永に
徳永も同じだった、いつも以上のペースでただひたすら泣きながら走った
そして亀井にたすきが渡る
亀井は泣いてはなかったけど、いつも見る亀井ではなかった
明らかに優勝はない、でも僕達は全力で走った
それが棄権をせずに走り抜いた道重の思いを繋ぐ事だから

スタート地点でアンカーを待つ為に僕達は集合していた
道重は治療の為、藤本先生に担がれ治療所に連れて行かれ居なかった
でも、僕、須藤、徳永の想いは一つだった
全力で完走しよう
226Bye Bye またね:2005/04/03(日) 20:02:19 0
>>225

「あ〜あ、あいつなにマジで走ってんの」
不意に茶化すような声が聞こえた
「ホントだよな、もうビリだってのに。まあ、何勘違いしてるのか。嫌だね、青春小僧は」
僕は、そいつらを殴ろうと思った
しかし、その前に徳永が飛び掛っていた
「あんた達に何が分かるのよ」
そう言いながら、手を振り回している
僕は、反撃されそうな徳永を加勢に行く
「徳永さんに何するんだ」
僕は最初に言った奴を殴った
生まれてはじめて人を殴った
僕と徳永は先生に止められる
見ると夏焼や舞波ちゃんが心配そうに僕達を見ていた
僕達の前に須藤が来て
「二人ともお願い、気持ちは分かるけど、道重君や亀井君の為にもう止めて」
今までに見たことない顔だった
その迫力に威圧され僕と徳永は落ち着きを取り戻した
そうだ、今は亀井を応援しないと
彼もまた僕達の思いを無駄にしないように走っているんだ
亀井は全校生徒の拍手の中ゴールインした
僕達は亀井を迎えた
4人とも泣いていた
僕の小学校最後の思い出が、生涯の思い出になった瞬間だった



つづく
227名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 20:02:30 O
道重。・゚・(ノД`)・゚・。
228名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 20:09:56 0
さゆみん・・・・・・・・・・
229名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 20:16:35 0 BE:61896645-#
ロッキーズかっけぇな
230名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 20:28:51 0
>>190

「そこ! 計算が間違ってるよ♪」
そう言って彼の後ろから『スッ』と指でノートの問題を支持する女の子。
「えっ!?本当?」
そう言って佐紀は自分のノートの指摘された問題を見る。
生徒会長、クイズの女王、そしてウチのクラスのNO.1 『矢島舞美』姫の登場だった。
俺も一緒になって佐紀のノートを見ながら言う。
「あらら〜・・・姫が言うんだから佐紀が間違って〜・・・ えっ!?これって合ってるよ!?」
俺は自分のノートも取り出して計算を確かめる・・・確かに佐紀の答えが合ってる!
佐紀も俺のノートを見てから『うんうん』と大きくうなずく。
「えっ・・・ そんなはず〜・・・」 そう言って姫も自分のノートを確認しから〜・・・そのノートを俺達に見せる。
「ほら!ここの所が違うんだよ! だって、ここは移行しないとダメな所だし!!」
俺と佐紀は姫のノートを見ながら確認するけど〜・・・やっぱり何か違う。
『あ〜だ!こ〜だ!』3人で言い合ってる間に、自分のノートの隅で計算して答えを出した彼が俺達にノートを見せて言う。
「俺も姫と同じ答えになったんだけど〜・・・やっぱり、これが正解だよ!」
「いや!違うって! だって、ここの計算って移行させたら答えが割り切れなくなるよ!」
「いいんだよ!それで! そうしないと『=』で繋がらなくなるから割らないで分数のまま答えになるでしょ?」
「えっ・・・でも〜・・・どう考えても答えが変な形になってるから違うと思うんだけど〜・・・」

ウチのクラスは飛び抜けて成績が学年トップの実力だった。
その中でも頭がいい上から4人が必死になって算数の1問を討論する。
231名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 20:35:58 0
>>191
プリキュア編も続き〜そろそろ書かないとダメですねw
近いうちに〜・・・頑張ってみます☆

>>220
デート企画で八景島が出たのかな?
ウチの地区はハロモニ。は遅れて放送されるのでまだ見れてないですw
八景島編は〜・・・アトラクションを全く出さずに無理やり書いてましたね^^;
自分も行ったことが無くて分からなかったのでw
232名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 20:45:34 0
>>231
アクス会いった?
233名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 20:50:09 0
>>230
>ここは移行しないとダメな所だし
移行→移項
かな?

でも移項は中学1年にならないと出てこない言葉なんだよな
234名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 21:23:57 0 BE:74326638-#
こまいことは木にせずに
235みぃ〜:2005/04/03(日) 21:57:56 0 BE:69714454-
州*‘ o‘リ<外出前に更新だもん

『星の降る丘』・・・つづき
>>144

山の中を1時間ほど歩いた。

「そろそろお腹が空いただろ?」
「うん♪空いちゃったぁ。」
「この赤紫っぽい小さなブドウみたいなの食べてごらん。」
「あ、ホントに小さなブドウだぁ♪」

わたしは、パクッっと口に入れた。

「あうっ・・・ちょっと、酸っぱい!」
「りぃ〜ちゃん・・・
それは、まだ緑っぽいから熟してないよ。こっちの食べてみなよ。」
「あ、ちょっと甘い♪」
「これは、『山葡萄』っていうんだよ。」
「へぇ〜・・・リュウちゃん物知りぃ♪」
「山には都会にないものがいっぱいあるんだ。」
わたしは、『うんうん』と頷いた。

そして、少し歩いたところにちょっとした広場が現れた。
236みぃ〜:2005/04/03(日) 21:58:54 0 BE:41829034-
『星の降る丘』・・・つづき
>>235

「りぃ〜ちゃん、都会にはない自然の遊園地だよ。」

「わぁぁああああああああ!!!!!」

わたしは、一瞬目を疑った。

大きな木の『つた』が絡まり合いブランコになっていたり
ターザンロープのようになっていたり
工夫しだいではいろんな遊び道具になりそうなもので溢れていた。

「すごい!すごいよぉ!!」

わたしは、早速『つた』の絡まったブランコに乗った。
「ん〜、ん〜。」
足をバタつかせてリュウちゃんに押してとアピールした。

「・・・それ、押せって言ってる?」

リュウちゃんは、ゆっくりと背中を押してくれた。

今、この天然の遊園地にはわたしとリュウちゃん、
ふたりだけの貸切状態だった。

237みぃ〜:2005/04/03(日) 22:00:37 0 BE:156857459-
『星の降る丘』・・・つづき
>>236

「今度は、ターザンしたぁい♪」

わたしは、リュウちゃんに甘えっぱなしだった。
たまに『つた』の棘が手に刺さったりもしたけど
抜いてはまた登ったりぶら下がってして遊び続けた。

「りぃ〜ちゃん、楽しい?」
「うん♪楽しい♪」

しばらくして、リュウちゃんがわたしを呼んだ。

「りぃ〜ちゃん、こっち来てごらん。」

呼ばれた方に行くとそこには今朝、
リュウちゃんがポケットから出してくれた
『コクワの実』がいっぱいなっていた。

「あぁあああ!!!!『ココアの実』!!」
「『コクワの実』!!」

「ねぇ、ねぇ、食べてもいい?」
「いいよ。あまり食べ過ぎるとお腹こわすからほどほどにね。」
「うん♪」
「また、おめめがパチクリしてた(笑)」
「美味しい♪甘酸っぱぁいの♪」

州*‘ o‘リ<つづくぅ・・・
238名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 22:09:51 0
州*‘ o‘リ<更新乙だも〜ん
239名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 22:40:48 0
よみうりランドから帰ってきたらいっぱい更新されてるぅ〜♪
240名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 22:41:42 0
あくすかい帰還乙
241名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 23:31:42 0
ヤバい大自然の中のりしゃこがキャワい杉で辛い・・・(*´д`*)
りしゃこキャワいいよりしゃこ
242名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 23:34:54 O
申し訳ないと思いつつまとめサボって宇都宮ラジオ並びながら保
243名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 23:47:41 0
>>242
許すからここでレポヨロ
244名無し募集中。。。:2005/04/03(日) 23:50:04 0
>>167
プ
245名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 00:00:22 0
春タン待ち保全
246名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 00:03:24 0
>>197
そうですよw
247名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 00:06:06 0
>>167
STK系ってなんですか?
新参なので説明お願いします。
248名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 00:26:01 0
大阪・東京行ってたから来れなかったけど、久々きたらいっぱいきてたー(゚∀゚)
249名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 00:28:43 0 BE:46454235-#
>>242
エンジョイしてきてレポ宜
250名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 01:09:05 0
スレ違いネタすまん

>>242
友達が行ってるんだけど、誰もいないとか言ってるんだけど
どこに並んでるの?
251名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 01:09:08 O
今まで数多くの小説がこのスレで生まれたが、みんな完結したヤツでどの小説が心に残った?オレはグランプリは優恋で準グランプリはミステリーと学怖だな。ミステリアス系は新鮮だった
252名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 01:11:18 0
アメリカかなw
内容の深さではだんしじょし
253名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 01:12:15 0
GP 修学旅行
準GP 優恋(1作目のみ)

現行なら小6春がダントツ
254名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 01:14:04 0
涙の量でアイリーン
他のはせいぜい一滴二滴ホロリだったけど
アイリーンだけは滝のように滴り落ちた
255名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 01:17:15 0
アイリーン
リサコ
だんしじょし
256名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 01:19:59 0
なんだかんだで初期作の優恋と修学旅行かな
この2作がこのスレをここまで育てたよ
257名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:00:30 O
だんしじょしが一番かなぁ…
それかアイリーン
258名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:01:58 0
優恋かアメリカかなぁー
259名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:10:19 0
数少ない千奈美ハッピーエンド作と言うことで修学旅行教授に3000点
260名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:14:13 0
俺は修学旅行と雪が降る前に・・が好き
261名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:17:05 O
順当に優恋かな…。せつなさのSilentEmotionも捨てがたい
262名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:21:54 O
雪が降る前に…も好きかな
優恋タンの中ではめーぐるは雪のイメージなのかな?
それかZYXの白いTOKYOの印象が強いのか
263名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:42:31 0
だんしじょしは何か最初の現代の会長の生活っぷりってか
そういうもんが今の俺にグサっとくるモノがあったんで
後半部分は涙ながら読んでたなぁw
ってかここの小説本当名作揃いだからなぁ、作者サン達凄ぇわホント
264名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:46:44 O
さて今日は誰が来るんでつか?(・∀・)
265名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:47:37 0
春たんの更新待ちほ
266名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 02:50:54 O
>>250
なんとか文化センターのほうにノートが

清水ヲタとしてだんしじょしははずせない
267みやびちゃん:2005/04/04(月) 03:01:56 O
みやびちゃんが好きすぎる
268名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 03:02:21 0
>>230

そして10分後〜・・・

「違うって! 『たまご』が先に決まってる! じゃないと起源が無くなるじゃないか!」
「変だよ! 突然『たまご』が自然に発生する訳ないよ! 『ニワトリ』が先に進化して誕生したんだよ!」
「まって! 『進化した』って、どこの時点で『ニワトリ』って判断するかじゃない? 判断した時が『たまご』だったら?」
「判断の基準がおかしいよ! だって何万年も経ってから『ニワトリ』って単語が生まれたんだから〜・・・」

ウチのクラスは飛び抜けて成績が学年トップの実力だった。
その中で頭がいい上から4人が必死になって『たまごが先か?ニワトリが先か?』を討論してた。
ん?何か話題が変わってる気がする・・・ あれ?

さらに10分後〜・・・

「だから! まいまいちゃんは妖精だからいいんだって!!」
「そうかな? 妖精の世界って、そんなに簡単に人間界に行けるようなセキュリティレベルなの? 変だよ!」
「でも、卒業試験が何とかって理由で来てるんだったら『OK!』なんじゃないの? 他の妖精も来てたし〜・・・」
「いや! まいまいちゃんは試験以前にイタズラしに来てるんだから・・・・・・あれ?? 今って・・・何の話してたんだっけ?」
『・・・何だっけ?』 そう言って4人はお互いに見つめ合って首を横にかしげていた。

ウチのクラスは飛び抜けて成績が学年トップの実力だった。
その中で頭がいい上から4人が必死になって何かを討論してたんだけど〜・・・何を討論してたんだっけ?
誰かのクシャミが聞こえて〜・・・ あれ??
269名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 03:11:23 0
>>232
行きましたよ〜☆
生で見ると本当に可愛いくって驚いてました!

>>233
移項ですね^^;
訂正をまとめサイトの方お願いします☆

『移項』は中学校からですか〜・・・
そこら辺は気にしないでスルーして読んでくださいw
270名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 03:17:59 0
>>269
>>242らしいよ
271名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 04:46:22 O
272名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 06:29:05 O
273名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 06:35:47 0
まとめサイトの人は現場系か!
まぁ知ってるけど
274名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 10:35:24 0
275みぃ〜:2005/04/04(月) 10:45:15 0 BE:20914823-
州*‘ o‘リ<誰もいないな・・・よし!

『星の降る丘』・・・つづき
>>237

「山の空気がおいしいってなんとなくわかった気がする。」

わたしは、リュウちゃんと背中合わせに座りながら言った。

「そうか・・・自然を気に入ってもらえたみたいだね。」
「東京に帰りたくないなぁ・・・」

わたしの気持ちは、いつのまにか来たときと逆になっていた。

「もう、暗くなるから山を降りよう。」
「うん♪」

しばらく歩いていると山登りで疲れたせいか
わたしの歩くスピードが遅くなってきた。

前を歩くリュウちゃんとの距離が
少しずつ、少しずつ離れていった・・・

・・・・・・

・・・・・・

いつのまにか、わたしはリュウちゃんとはぐれていた・・・
276みぃ〜:2005/04/04(月) 10:48:18 0 BE:111543348-
『星の降る丘』・・・つづき
>>275

「リュウちゃぁぁあん・・・・・・」

名前を呼んでも返事もなく
わたしは、知らない山の中で
完全にはぐれて迷子になったことを確信した。

「リュウーーーーーーちゃぁぁぁぁああああああん!!!・・・・・・」

わたしは体力が限界になり歩くことすら出来なくなっていた。
辺りは薄暗くなり涼しく感じていた気温も山の中のせいか肌寒くなっていた。

道らしきものもない山の中でわたしに出来ることは
その場にうずくまることだけだった・・・








いつのまにかわたしは山の中で眠ってしまった・・・

ノノl∂_∂'ル<りぃ〜ちゃん遭難?
州*‘ o‘リ<そうなんです・・・

・・・寒い・・・けど、つづく・・・m(_ _)m
277名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 12:54:58 0
どきどき
278名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 14:07:09 O
ドキドキほ
279名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 14:11:33 O
優恋シリーズがどれなのか教えて下さい!
280名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 14:22:32 0
悪役じゃないはずの男に殺意を感じるのがそうだ
281名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 14:39:17 0
俺は好きなのはだんしじょしかなぁ
泣いたのは雪の降る季節に
あと短いけど鈍感男も好き
282名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 14:41:26 0
連載中のはずなのに作者タンは〜?
って作品けっこーあるな
283名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 16:16:27 O
>>280
タイトルを頼みます
284名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 18:26:13 O
ワクワク
285名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 19:02:07 0
りしゃこ保全
286名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 19:17:22 O
ネタスレの頃からいる俺には優恋、修学旅行、アイリーンの初期三作品は特別だな
287名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 19:42:50 0
STK系などわからない単語は、はてなダイヤリーとかで検索しなw
288名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 19:57:48 O
>>279
俺にも教えてくれ 忙しくてまとめサイトの更新分を読むくらいしか時間かないのだよ

男が転校してきてちなこが気になるってサッカーのやつだろ?あとしみハムと矢島と4人でにわとりの話してたやつだろ?残りは?
上のタイトルおせーて
289名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 20:52:17 0 BE:83617439-
290名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 22:42:10 O
それじゃ教えても読む時間ないじゃん
自演してる暇あるならまとめみろよ
291名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 22:48:35 0 BE:111542584-
>>280
なんて適切な表現なんだとちょっと感心w
292350243007492640:2005/04/04(月) 23:04:13 O
俺は本当に守りたい物とか言う奴好きだったなぁ!
短かったけど
293シルバー:2005/04/04(月) 23:11:17 O
〈奇跡の出会い〉                
今日買ったベリーズのCDを見ながら考えていると…妹が俺の前に突然出てきた。
「びっびっくりするじゃないか〜」
「今、梨沙子ちゃんの事考えてたでしょ〜!驚かしちゃおうかな〜とかさっ!」
かなり焦り気味の俺は
「ばっばか言ってんじゃないの!」と声が裏返りながらもカバーした。
(こっこのチビなかなか鋭い。気を付けないと…)
「まっ別にいいんだけどね!じゃおやすみ〜」
と子悪魔見たいな笑顔を見せ自分の部屋に戻っていた。
「びっびっくりした…」
とつぶやきながら俺も自分の部屋に入り明日の準備をした。
(梨沙子には今日会ったけど…他の子はテレビで少しだけしか見た事ないから
なんか緊張するなっ。今でも梨沙子が隣に住んでるのは信じられないけど…)
俺は目覚ましをかけてベットに入った。
(なかなか寝れない。明日早いのに…)俺は思いっきり目をつぶった。
今日の疲れからかすぐ寝付けた。
294名無し募集中。。。:2005/04/04(月) 23:23:04 0
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
295名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 00:14:05 O
新人研修の課題の余りの多さに鬱になりつつほ
296名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 00:22:26 0
約220レスか・・・
起きたら更新しよう、もう普通に死にそうだ
297名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 00:34:59 0 BE:139428285-
次のネタが思いつかない・・・ほ
298名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 00:38:35 0
そんな時は気分転換にエロスレにGo!
299名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 02:00:38 O
初めて来た
まとめ読んだけどハイクオリティですね
300名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 03:22:19 0 BE:37162962-
今日も一日おつかれ
301名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 03:31:50 O
みんながんばれほ
302名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 03:36:35 O
連載チュー作品ではどれ好き?
303名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 04:00:03 0
>>302
荒れる元だからやめとけ
304名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 04:32:12 0
>>268

「それにしても・・・アイツは本当にすごいよなぁ」
席に着いたと同時に隣の席の『なかさきちゃん』に笑顔でノートを奪われた彼を見ながら俺が言う。
なかさきちゃんは4人の答えが合わさった『完全正解』の答えをスラスラと写してた・・・凄い技だ。
佐紀は「彼の〜・・・何がすごいの?」と少し首を傾げて俺に言う。
そんな佐紀を見つめながら俺はため息混じりに呟く。
「顔もいいし、頭もいい、スポーツ万能の3拍子揃ってる」
その言葉に『なるほど・・・』と佐紀が小さく呟いて彼を見つめる。
(うわ〜!佐紀が『ロマンティック浮かれモード』って感じの目でアイツを見てる・・・何だかなぁ・・・)
俺は浮かれモードの佐紀に向かって話しを続ける。
「しかも、彼女は学校で1、2を争う夏焼雅! でも、性格が良いから人気もあるし男子からの人望も厚い! 優しいしなぁ・・・」
「そうだよね〜・・・ 本当にすごいよね〜・・・」と佐紀の虚ろな声が俺の耳に入ってくる。
(・・・佐紀の目が既に俺の言葉で『恋する乙女』の瞳になってる・・・クソッ!)
「これだけ揃ってれば『3拍子』どころか『3・3・7拍子』って感じだよな〜・・・」
そんな俺の適当な言葉に『えっ!!』と突然、佐紀が俺の方を向く。
真剣な表情で、いきなり見つめる佐紀に俺も『えっ!?えっ!?』と戸惑う。
佐紀は小さな声で「さ・・・さんさんなな・・・フッ・・・フフフ・・・」と突然笑い出した。
必死になって笑いをこらえながらも我慢できなくて声を出して笑う。
「さ・・・さん・・・アハハ!! 3・3・7拍子って〜!!」
佐紀の笑いのウイークポイントに『3・3・7拍子』は直球ストライクだったらしく、もう佐紀が止められない。
「何で・・・3・3・7拍子って・・・3・・・3・・・7・・・アハハハッ!」
(・・・そんなに面白いか?)
俺は壊れたように笑い続ける佐紀に向かって何となく、このタイミングで言ってみる。

「佐紀の事が・・・好きだから俺と付き合ってください!」
『アハハ〜♪』と笑っていた佐紀の笑いが『サッ』と止まって少し切なそうな顔で俺に言う。
「ごめんなさい。 今は1人が〜・・・って、今日4回目の合計41回目だよ・・・」
(・・・何で俺が告白すると一瞬で冷めちゃうの?)
305名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 04:40:01 0
凄い時間帯にキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!


こんな時間まで起きてる俺が言うのもなんだがなw
頑張れ!
306名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 04:51:50 O
うぉぉキテター
夜更かしした甲斐があったってもんです
307名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 05:11:41 O
旧主人公のフォローワロス
308名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 05:23:02 0
さっきーの技w
309名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 08:19:50 0
3・3・7拍子♪


佐紀タンが面白いならそれで良い☆


私はこの作者さんの話しが一番面白いし、大好きです


と、ほぜ
310名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 09:16:07 O
だから優恋シリーズ教えてくれとゆってるでしょうに
311名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 09:38:19 0
奇跡の出会いってもっと進んでなかったっけ?
312名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 11:13:05 O
昨日ちなこの笑顔がかわいすぎて推しが変わりそうな俺がほ
313名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 11:58:55 0
>>310 一応マジレスすると「優しい恋の育て方」と「笑顔まで距離」あとは今連載中の「試作品」だ
あとsage進行だから下げてくれ
314名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 12:55:37 0
いや、マジレスすると全作品が優恋シリーズだ
優恋が作り出した世界観に乗っかって各作者が自分なりに書いているのだから
315名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 13:08:35 O
sageとは携帯からの場合は メ の欄にsageと入れると大変宜しいm(__)m
316名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 13:10:49 O
>>313
おぅありがとう!sageだったねすまん
>>314
なるほどね。


俺も書こうと思ってんだけどさ、ヲタ高校生の話ってどう?ってか書くつもりだけど
317名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 13:14:12 O
>>316
別にいいけど、このスレは「リア消だったら誰に告ってた?」
だから、あまり大人設定じゃない方がいいと思うよ
318名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 13:15:24 0
俺が小学生だったら雅に告白して付き合う妄想の日々を送るだろうな、ウン
319名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 13:27:08 0
>>215
行くべき、行かずに後悔するより行って後悔しなよ

>>219
りょーかい

>>243>>249
言葉に出来ないくらい楽しかった

>>273
在宅系です・・・

>>293
これってふかわってるだけ?間違いだよね・・・
320名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 13:39:20 0
お、中の人復活だ
まとめサイトにツッコミ入れていい?

まず【優しい恋の育て方 カッコ閉じ忘れ
舞波短編 梨沙子も出てくるよ ってか短い方向き?
ギャンブラー 雅も出てくるよ 告白されるから他じゃなくって名前入れるべき?
おつかい 雅も出てくるよ
罰ゲーム 村上・梅田・矢島も出てくるが、セリフはめーぐるが一言だけ
恋は盲目 舞波が出てくる タイトルの最後の!?を入れ忘れてる
願かけ 須藤なのに桃子になっている
願かけ以降 嗣永のはずが桃子になっている
321名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 13:43:53 0
>>320
GJ!つかコピペしただけなんで俺じゃないよと言い訳してみる
でも見直さなかった俺が悪いから俺のせいか・・・
疲れがたまっててスレほとんど読んでないから更新されたストーリーがまったくわからん・・・
322名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 15:18:35 O
>>321

乙です。
いつも感謝してますゆ♪
323須藤さん(仮):2005/04/05(火) 15:46:45 0
教室を出て、隣のクラスの前を通り過ぎた辺りで、ふいに中島がこっちを見て言った。
「今日はごめんね」
給食からだいぶ時間は経ったけど、悪いのが誰かっていうのは結局僕には良く分からない。
でも、中島は何かしら悪い事をしたっていう意識があるらしくて、また謝ってきた。
僕も、「ごめん」って言った。
その後で、中島が悪い訳じゃないから、そんなに謝らないで良いよって伝えると、嬉しそうに頷いた。
徳永の怪我の事について、何か知ってるか聴いてみると、全部教えてくれた。
5時間目の終わりに、手紙が回ってきて、それに全部書いてあったらしい。
昼休みに僕と徳永の言い合いを収めたあとで、校庭で徳永が言い合いをしているのを見つけた村上が、
2人で僕の後ろの席の奴を問い詰めていると、そいつが急に徳永の肩を押して、
バランスを崩した徳永が足を挫いた。村上が反射的にそいつを引っ叩いた。
後は、村上が徳永と一緒に保健室に行って、先生が来て・・・。ということだそうだ。

帰りの会で議題にならなかった理由は教えてくれなかったけど、
先生には保健室で事情を説明してあって、深く追求しないように頼んだらしい。
こういう時に黙っている筈が無い女子達が何故か何も無かったのは、
休み時間にその話は出さないように言いくるめたらしい。
話題に出さないようにっていう事をホームルームの前に言われたそうだ。
「もともと私から議題に出すような勇気は無かったけど」
そう言って、中島は話を終えた。
324須藤さん(仮):2005/04/05(火) 15:52:37 0
>>323
ゴミを捨ててから戻ると、僕は直ぐに帰ろうとした。
皆が帰ろうとしている中、1人で椅子に座ってぼんやりしている中島に、
まだ帰らないのか聞いたら、須藤さんを待ってるっていう返事がかえってきた。
一緒に待つかどうか聞かれたけど、周りの目が気になったり、
今日は顔を合わせるのが気まずかったりで断った。
須藤さんとは出来れば2人で話したかったし、言いたい事もまとまってなかったし、
悲しそうな須藤さんの顔を見てると辛いから。
明日になったら何事も無かったようになってないかななんていう自分勝手な希望もあった。

この日も塾が有った。
帰りにいつも通り学校の前を通ってみたものの、電気の消えた体育館を過ぎた後には、
野良ネコと自動車以外の何にも会うことは無く家に着いた。
「ちなみちゃん、足怪我したんだって?」って母さんに聞かれた以外は、特に変わった事も無かった。
どうやら明日になったら何もなかった事になってれば良いのにっていう希望は通じないみたいだ。
せめてもの救いで、土曜で学校が休みなのが嬉しかった。
今までは、朝のテレビが見れて嬉しいってくらいにしか思ってなかったけど、
改めて文部科学省の大人の人たちに感謝した。
325須藤さん(仮):2005/04/05(火) 15:58:57 0
>>324
次の日は土曜日で学校が無かった。もちろん、その次の日も。
僕は、誕生日プレゼントも買わずにいて、ただ塾で勉強して時間が過ぎていっただけだった。
日曜の夜はずっと、みんなに祝われて楽しそうな須藤さんを想像したり、
もしも僕が参加していたらっていう事を想像してる間に更けていった。
 
月曜日の朝、学校に行っても、徳永と須藤さんが僕と話そうとする事はなかった。
足に包帯を巻いた徳永を須藤さんが気にかけてる様子を見ると胸が痛んだ。
僕の方から話しに行っても良かったけど、授業中にどうしても気になってちょっと見たりしても、
相手に気付かれたと思ったら直ぐに顔を前に向けたりして、なぜだか近寄っていけなかった。

休み時間に中島に聞いたところによると、誕生会は女子だけで集まったみたいだった。
誕生日プレゼントに何を贈ったのか聞いてみたところ、
「綺麗なビーズをあげた」と言っていた。500円以内で買えるものでという制約があったのと、
須藤さんが一時期ビーズアクセサリー作りにハマってたことを考えてそれにしたらしい。
やっぱり、僕には須藤さんの情報が不足してる。
それでも、プレゼントは形になって残るものの方が良さそうだっていう事で、
食べ物を贈るっていう選択肢が無くなったお陰で多少楽になった。
誕生日も過ぎてしまって、会話することすらままならないこんな状況でも
須藤さんへの誕生日プレゼントを考えてるのは、何とも言えず落ち着かないんだけど、
今の僕が須藤さんを喜ばせる事が出来るとしたら、多分それしかなくて、
色々と不利なハンデを持ってしまった今だからこそ気の利いたものを上げなくちゃいけないんだけど、
そう考えると難しくて、候補のどれも今ひとつ決め手に欠けるような気がした。
326須藤さん(仮):2005/04/05(火) 16:01:37 0
>>325
「僕のプレゼント、須藤さんは受け取ってくれるかな・・・」
ふと思った疑問を呟いたら、
「私がまあちゃんだったら、絶対に嬉しいと思う」
と中島は言った。考えてた事が気付いたら口から出ていた事に驚きつつも、小声で
「何を上げたら喜ぶかな」
と質問してみた。
「私だったら、何でも嬉しいよ」
そう言われたから悩んでるんだけど、これ以上聞いても分からないだろうし、
何か聞けたとしても中島のプレゼントになってしまいそうな気がして、ありがとうと返事をして、
自由帳を開いて僕はまた1人で考え始めた。1日中そんな感じで過ごして、
最終的にプレゼントの候補は3つくらいに絞ったものの、
いつプレゼントを渡せば良いんだろうっていう問題で、また考え込む事になった。

(つづく)
327名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 17:28:58 O
須藤さん(仮)甘酸っぱくて大好きです
次の更新も楽しみにしてます!!
328名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 17:34:39 0
スドータソキテター
329名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 17:41:33 0
須藤さんいい感じです
330名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 18:26:37 0
すどーサン キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
331MMRMR:2005/04/05(火) 19:10:08 0
★好きになっちゃいけない人★
「舞波っちと菅谷君は付き合ったりしてるでしょう?だから相談できそうだなぁって思って。
いきなり困るよね。御免ね。」
「全然!」舞波と俺が同時に否定した。
その声が面白くって3人で笑い出した。
結局清水は卒業式まで冷静に考えて告白するみたい。皆恋愛してるんだなぁ。
俺も舞波と恋愛してるって言うんだろうなぁ〜
「2人に相談して良かったよ♪有難うね!それはそうと、
菅谷君舞波ちゃんの事見つめすぎよ!」清水が背中をつつきながら言った。
俺は考え事をしていて気がつかなかったが、舞波の顔をずっと見つめていたらしい。
「いや!そんな事は・・・・」俺がもう1度舞波の方を見ると舞波の顔は真っ赤だった。
そんな舞波につられてまた、俺も顔が熱くなる。
「いや〜青春だねぇ♪」清水が背伸びをしながら言った。
そして3人また改めて笑った。
332MMRMR:2005/04/05(火) 19:17:13 0
好きになっちゃいけない人
>>331
「あ〜いた!いた!3人とも〜」徳永と熊井が走って来た。
「探したんだからね〜こんな解んない場所にいたんじゃ見つからないはずだよ〜。
あ〜疲れた。ねぇゆり!」
徳永が息をきらせながら言った。そうとう探してくれたらしい。
「来月の経費授業の事で2年生全員もう体育館に集まってるよ!」
熊井が汗を拭きながら言う。
「あ〜忘れてた!」「そうだったぁ」「いけねぇ!」
3人とも完全に忘れていた。
「稲葉先生が探しておいでって!だから私達探してたの!早く行こう!」
徳永の言葉と同時に皆で走って体育館に向かった。
体育館に着くと俺達B組の仲間は勿論、A組の連中も集まっていた。
333MMRMR:2005/04/05(火) 19:32:05 0
好きになっちゃいけない人
>>332
「遅い!何やってたの!早く座って!徳永・熊井有難うね!」稲葉先生が大声で叫ぶ。
A組・B組の全員の視線がいっせいに俺達に集まってきた。
急いで新垣が手を振る方に行き座った。
「経済学習」とは、我が学校で毎年あっている社会経済勉強の1つだ。
将来家庭を持った時に家計を上手くやっていけるか?それを題に、
男子・女子でペアーになり、1週間「夫婦」として過ごすのだ。
もちろん「夫婦」と言っても一緒に家計簿をつけたり節約案を出したりするだけで、
なんて事ないイベントなのだが、毎年盛り上がる。
学年合同でペアーの相手は先生が決めるので
(成績の関係で先生が色々考えるのだろう)
一体今年は誰と相手になっているのか毎年ドキドキする。
去年は舞波と一緒でそれをキッカケに、舞波は俺に好意を持ってくれたらしい。
A組・B組合同なので、(あの3人組)の誰かと一緒になる可能性もある。
それは勘弁だ。あと・・・・熊井と一緒も絶対に嫌だ。
そんな事を考えていたら稲葉先生とA組の先生がペアーの発表を始めていた。
334MMRMR:2005/04/05(火) 19:45:41 0
好きになっちゃいけない人
>>333
次々と発表されていく中、まず最初に俺達の中では新垣が呼ばれた。
「B組新垣〜!」稲葉先生が呼ぶ。
「はい!はい!はぁ〜い!」新垣が早足で前に出て行く。
「新垣。(はい)は1度でいいの!そして、女子B組徳永〜!」
稲葉先生が呼ぶと同時に徳永が出てきた。
徳永はいつも笑顔だが、今日はいつもより、もっと笑顔な感じがした。
新垣たちは一緒に家計簿を受け取り、呼ばれた人が座る待機場所に移動していた。
それから呼ばれたのはまこと。
桃子と一緒で、もの凄く喜んでスキップで家計簿を取りに行っていた。
桃子はA組でも人気らしく、ホトンドの男子がまことを羨ましがっていた。
文句を言う男子達にも桃子は笑顔で手を振っている。
そんな桃子の気使いでその場の騒ぎは落ち着いた。
335MMRMR:2005/04/05(火) 19:56:20 0
好きになっちゃいけない人
>>334
それから清水と須藤が呼ばれたが2人ともA組の人とのペアーで
ぎこちない態度で接していた。
A組1番人気男子高橋が呼ばれた。女子がザワついた。
そして相手は「B組!石村〜」稲葉先生の声に俺はメマイがした。
たっ高橋の相手が舞波?嘘だろう?アイツ格好いいんだぞ?しかも・・・・
昔、高橋は舞波が好きだと噂で聞いた事がある。
そんな事を考えるとヤキモチで胸の中がイッパイだ。
案の定、高橋は舞波の肩を抱いて待機場所に向かっていた。
(クソー!)俺の心の叫びと同時に女子もギャーギャー騒いでいた。
それから俺が呼ばれた。
もう相手なんてだれでもいいや。そんな投げやりな態度の俺にまた不幸が襲った。
336MMRMR:2005/04/05(火) 19:59:57 0
好きになっちゃいけない人
>>335
「男子は菅谷で女子は熊井ね!」
嘘だろう?熊井・・・・・と・・・・・・・・・俺が・・・・・・・・
メマイがした。倒れてしまいそうだった。男ながらに泣いてしまいたい気分だった。
俺の気持ちとは裏腹に熊井は営業スマイル(?)で俺に微笑み「宜しくねw」と言ってきた。
俺も皆の手前上「宜しく」なんていったが全然そんな事思っていなかった。
どうせ熊井だってそう思ってるに違いない。
「舞波っち、あのA組の人のほうがお似合いだね。君なんかと一緒だなんて私って超不幸!」
熊井が耳元で俺に言った。
(やっぱりこいつは・・・・こう言う奴なんだよ〜!!!!)
俺も言い返したかったが次の人達が呼ばれていたので
そのまま無視した。

〜つづく〜
337名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 20:09:00 0

スタートダッシュが凄かったから久し振りな感じだけど
そんなに間開いた訳じゃないんだな
338名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 20:11:47 0
MMRタソキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
339名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 20:14:19 0
この友理奈なんか好き
340名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 20:43:18 0
友理奈ちゃんきゃわ
341名無し募集中。。。:2005/04/05(火) 20:49:24 0
遅レススマソ。
須藤さん(仮)、なんか、わからんけど・・・、キテる!
話、ちっとも進んでないけど、イイ。消防ってそーだよなーって。
342シルバー:2005/04/05(火) 21:59:00 O
〈奇跡の出会い〉                
〜次の日〜〈6:30〉
ピピピピッピ〜ピピピピッピ〜
(うるさいなぁ〜。やばっ!もう6時半だっ!)と飛び上がり準備をした。
リビングに行くと妹はもう朝食を食べていた。
「おはよう〜」
と相変わらず昨日の子悪魔みたいなほほ笑みを見せた。
「おっおはよ!」
と言い椅子に座りテレビを見ながらご飯を食べた。食べおわって急いで着替えたが…服に困った。
オシャレしすぎてもなんか浮きそうでイヤな俺はいつも通りの服装をした。
(よしっ!準備OK!)
俺は靴を履きドアを開けて出ようとした時妹が俺に大きい声で言った。
「梨沙子ちゃんを驚かせて来てね〜」
「わっわかったよ!じゃなっ!」と言いドアを開け家を出た。
駅に向かい切符を買って電車を乗った。緊張がますます悪化してきた俺は頭が真っ白になってきていた。
『次は○○駅〜次は○○駅』とアナウンスが流れた。
(次だぁ…やばい。足がガタガタ震えてきた。)俺は必死で足を押さえた。
『○○駅〜○○駅〜』と流れ。俺は電車を降りた。降りて第一印象…
(人がいっぱいだ…人気なんだろうなっ!)
ベリーズを見に行く人達なのかわからないが…小さい子が親と一緒にいたり、
俺より年上の人がいたりでかなり人が多かった。 俺は整理券を貰い、開演まど待つ事にした。
すると…携帯が鳴った。
(誰だ〜?)と思いながら電話に出た。
343シルバー:2005/04/05(火) 22:02:38 O
〈奇跡の出会い〉                
『もしも〜し!お兄ちゃん?梨沙子だよ!』梨沙子からの電話だった。
突然の電話でテンパる俺。(俺の番号知らないはずなのに…ついでにお兄ちゃんってまだなんか慣れないなっ…)
「なっ何で俺の番号知ってるの?」声が裏返りながらも言った。
『クスッ!秘密〜!』
「もしかしてあのチビから聞いたのか?」
(間違えない。あのチビだ…)あのチビと言うのは妹。
『だ〜か〜ら〜。秘密なの!あっお兄ちゃん今どこにいるの?
なんか突然電話が来てお兄ちゃんは今すごいところにいるよ!って言ってたから〜』
(あの野郎〜!!帰ったら覚えとけ〜)
「別にすごいところじゃないよ!気にしないで〜。」梨沙子を驚かせたいから俺はうそをついた。
『そっか〜わかった!あっ!梨沙子今からイベントだから行くねっ!バイバイ〜』と言い電話を切った。
「俺も今イベント会場にいるんだっつ〜の!」俺は笑ながら呟いた。
344シルバー:2005/04/05(火) 22:09:04 O
〈奇跡の出会い〉                
開場時間になり俺はもらった紙を握り締め自分の番号のところに行った。
人の多さに俺はあごが外れそうなくらいびっくりした。
『それで〜Berryz工房のイベントを始めます!』と司会の人が出てきてファンの人はすごい絶叫した。
(すっすげぇな…あっ梨沙子だっ!)
梨沙子を見つけたけど、どうやら緊張している。引きつりながらの笑顔だったり…。
まず2曲歌い次に自己紹介みたいなのを始めた。俺はなぜかずっと梨沙子を見つめていた。
梨沙子にバレないように帽子をかぶった。なんとかバレてないみたいだ…
梨沙子の番になり『すっすっすっ菅谷り…』かなり緊張しているのがすぐわかった。
何か声をかけたかったが…ここは我慢した。周りのメンバーに助けられながらなんとか終わって今度は新曲のフルを歌い
握手会になった。また緊張してきた俺はテンパってキョロキョロしていたら同年代位の男の子が話し掛けてきた。
345シルバー:2005/04/05(火) 22:14:47 O
〈奇跡の出会い〉                
「君何番?」      「おっ俺は11列の80番。」
「僕の前じゃん!わからない事あったら聞いて!」
「あっありがとう」と少し頭を下げて言った。
俺の後ろはいい人だったけど前の人はどんな人なんだ?と思いそっと横に行きチラ見をしてすぐ後ろに戻った。
(俺よりは確実に年上だなっ!つ〜か…どっかで見た事あるような顔だなぁ…)と思いながら俺は握手の順番を待っていた。
だんだん前に近づいて行くと同時に緊張も最高でに達してきた。
「やばい…やばい…」と呟くと後ろの人が声をかけてくれた。
「握手会初めて?」
「はっはい…」     「僕は3回目くらいかなぁ〜!」
「そっそうなだ…緊張しないの?」
「そりゃ〜するよ!でも、なんか好きで来てるからそこまでしないかなぁ〜」
(すげぇ〜なんだこの落ち着きは…)
「はっ!そろそろだよ!」と彼は言い俺は前を向くともう近くにベリーズがいる。
346名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 00:18:01 0
ドキドキ
347mili~:2005/04/06(水) 00:49:56 0 BE:83657838-
州*‘ o‘リ<
348みぃ〜:2005/04/06(水) 00:51:18 0 BE:83656883-
州*‘ o‘リ<ミスったぞ

『星の降る丘』・・・つづき
>>276

寒い・・・

わたしは、夢を見てるのだろうか

何もない暗闇の中で、
ひとりぼっちたたずんでいた。

向こう側に小さな光がある・・・
わたしは、その光に向かって走った。
でも、走っても走ってもその光は近づいて来なかった。

「パパァ・・・ママぁ・・・
うっ・・・うっ・・・グスッ・・・
お家に帰りたい・・・」

・・・りぃ〜・・・ちゃん・・・

・・・りぃ〜ちゃん・・・

「・・・リュウちゃん?リュウちゃんなの?」

いつのまにか、小さい光りが
わたしの周りを飛び回っていた。
349みぃ〜:2005/04/06(水) 00:52:20 0 BE:69714454-
『星の降る丘』・・・つづき
>>348

意識が朦朧とする中で
その光りは大きくなっていった・・・

わたしは、その光りに包まれ
そして意識を完全に失った。





気がついたらわたしは、
誰かに背負われていた。

その背中は、パパの背中よりも全然大きくなかったが
とても、温かくて優しさに満ちていた。

思わずわたしは、
後ろから背負われたまま
抱きしめた。

「りぃ〜ちゃん、気がついたかい?」

「うん・・・・・・」

わたしの目から涙が一気に溢れ出た。

「リュウちゃんのバカぁ・・・先に行っちゃうなんて・・・
バカぁ、バカぁ・・・うわぁ〜ん」
350みぃ〜:2005/04/06(水) 00:53:44 0 BE:62743436-
『星の降る丘』・・・つづき
>>349

「ごめん。ごめんよ。
大事な友達を泣かせてしまった。」

「りぃ〜、死ぬかと思ったもん。もう、お家に帰れないと思ったもん。
リュウちゃんにも会えなくなると思ったもん。」

「ごめんね・・・」

リュウちゃんは、ひたすら謝っていた。

しばらくすると
いつものお花畑に着いた。
山の中では、暗かったのに
山から出るとまだ薄暗い程度だった。

「りぃ〜ちゃん、着いたよ」
わたしを降ろそうとするリュウちゃんにわたしは言った。

「やだもん。もうちょっとおぶさってるもん。」

「でも、そろそろお家に帰らないと
お父さん、お母さんが心配するよ。」
「ん〜〜・・・じゃあ、このままお家まで送ってって♪」
「仕方がないなぁ・・・ボクが悪いんだし・・・」

わたしは、リュウちゃんに甘えていた。
351みぃ〜:2005/04/06(水) 00:54:46 0 BE:250970898-
『星の降る丘』・・・つづき
>>350

「うんとねぇ、そこを右に曲がると
おじいちゃんとおばあちゃんのお家ぃ。」

「よいしょっと・・・りぃ〜ちゃん着いたよ。」
「うん。ありがとう♪・・・えっと・・・」
「ん?どうしたの?」
「えっと・・・」

リュウちゃんが、気になったのかわたしを覗き込んだ。
目が合ってわたしは、思わず視線を反らした。

リュウちゃんを背にしてわたしは、やっと言いたかったことが言えた。

「リュウちゃん・・・りぃ〜のホントのお兄ちゃんだったら良かったのに・・・」

リュウちゃんは、笑いながらわたしの頭をなでてくれた。

「また、明日りぃ〜と遊んでくれる?」
「もちろんだよ。」

そう言って、リュウちゃんはわたしの両手の手のひらに
『コクワの実』と『山葡萄』をくれた。
352みぃ〜:2005/04/06(水) 00:57:50 0 BE:55772328-
『星の降る丘』・・・つづき
>>351

「梨沙子ぉ?いるのぉ?」
「ママぁ・・・ただいまぁ」
「遅かったじゃない。みんな心配してたわよ。」
「ごめんなさい・・・あのね、お友達のリュウちゃんがいるの」

紹介しようと振り向いたら・・・
リュウちゃんの姿はすでにもうなかった・・・

「あれぇ・・・リュウちゃん、さっきまでここで
りぃ〜とお話してたのにぃ・・・」

「あらぁ?何をいっぱい手に持ってるの?」
「リュウちゃんがくれた『コクワの実』と『山葡萄』。
ママぁ、食べたことある?」
「懐かしいわぁ。ママが子供の頃、
ここの山に採りに行ってよく食べてたもの。」

帰りが遅かったので怒られると思ってたのに
この山の木の実のおかげでわたしは怒られずに済んだ。

( 川 _ゝ)||<ま、若干ヒロインが被り気味だが・・・

州*‘ o‘リ<人知れず更新だもん。続くもん。
353名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 01:01:23 0

なかなかいい感じやね
354名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 01:02:48 0
みぃちゃんはシチュエーションやらヒロインやら被り上手だね
きっとあっちの方も皮を被っているんだろうね
355名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 01:07:20 0
気にせず頑張れ!応援してるよ!
356名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 02:00:25 0
シルバーさん同じ内容更新するなっての
まとめサイトの人が親切に「ふかわってるの?」
って教えてくれたのにもかかわらず

みぃ〜さん乙
まさかリュウちゃんって・・・。

357名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 02:15:35 0
被ってるのが正常
ズル剥けの方がおかしい説を信じてる保全
358名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 02:56:38 O
シルバーさんは携帯からだから自分が何番まで書いたのかメモっておいた方がイイと思うほ
359名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 03:40:05 0
あっちのスレのちょっと前のお風呂被りは強烈だったなあ保
360名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 04:32:16 0
>>304

「それにしても本当に凄いよね! まさに『3・3・7拍子』だね〜♪」
自分で言って、また『クスクス♪』と笑い出す佐紀。
そんな可愛い佐紀の笑顔を見つめてたら俺の表情も笑顔に変わっていた。

少しして佐紀の表情が寂しそうなものに変わる。
『ん?』 俺が不思議そうに見つめていると佐紀は俺の方に顔を向けて小さい声で言った。
「彼って〜・・・他の男子と上手く行ってるの?」
(何だよ!アイツの心配かよ) 何となく嫌な感じもしたけど佐紀の質問に正直に答える。
「確かに、夏焼を好きだった奴とかは最初は嫌な目をしてたけど。アイツって・・・何て言うか・・・う〜ん・・・わかんない!!」
俺の意味の判らない発言に佐紀は『え〜っ!何それ〜?』って感じで小さく首をかしげながら俺を見つめる。
(うわ〜!メチャクチャ可愛い〜・・・ってか時間が止められたら絶対にキスしてるのに!)とか煩悩爆発の俺が理性を何とか戻して続ける。
「とにかく! アイツを嫌いな男子はいないと思うよ。 『ライバル』って親友は多いみたいだけど! だから安心〜・・・ってオイ!!」
俺が話してる最中なのに佐紀は彼を見つめながら心配そうな目をしていた。
(何だかなぁ・・・)


帰りの会が終わって掃除のために机を後ろに下げていた時だった。
姫が彼と手を繋いで笑顔で俺達の方に走ってきた。

「ねっ!やっぱり議論してた所は『割らないでそのまま』が正解だったでしょ?」
そう言って『ニコニコ♪』と笑顔で見つめている姫に、俺と佐紀は姫の顔を見つめて〜笑顔で『おそれいりました』と言った。
嬉しそうに姫は笑顔で俺と佐紀を見つめていた。
361名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 04:43:27 0
またまたこんな時間帯にキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
362名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 06:32:18 O
作者さん達乙です
363名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 07:29:53 O
スペジェネ7位キター(゚∀゚)
364名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 08:53:24 O
佐紀cちっちゃいのも魅力なのに身長が伸びて欲しい時期なんやね…青春やね〜 ほ
365名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 11:01:11 0
ベリ写真集発売キターw
366名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:11:29 0
優恋主人公に対してのフォローが入る度にかえって「実際にはそんなわけがない」と殺意が増幅されていくのはおれだけだろうか
367名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:14:10 0
>>360
>ってか時間が止められたら絶対にキスしてるのに!

あっちのスレのリレー小説に参戦していると見た
368名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:14:50 O
大丈夫、俺もだから
369名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:26:27 O
小学6年生〜春〜
>>94

(藤本)「なぁ小川..やっぱり夏焼さんて、ありえないかわいさだよなぁ〜..」
(小川)「..ああ、ほんとだよなぁ〜。筆記用具を選ばれてる姿もすっごく絵になるし..俺、こんなに幸せな気分初めてだぜ..ああ、夏焼さん..」
購買部から帰えってきてから、すっかり放心状態の藤本と小川は、廊下でそんな幸せの余韻に浸っていた。
(高橋)「..お..お前等..大丈夫か?」
(小川)「なんだよ高橋?お前はあの夏焼さんを見て、なんにも感じないのか?」
(藤本)「無駄だよ小川。高橋は須藤が好きだから!」
(小川)「あっ.そういえばそうだったな..ほんと、あんな怪力女のどこがいいのやら..」
(藤本)「ほんとだよなぁ〜..あいつ、へたな男子よりも体格いいし..ほんと、女にしとくのがもったいないぜ..」
(小川)「だな!ハハハハ」
(高橋)「お..お前等!!須藤さんをそんな風に....あっ!!!」
須藤の事をふざけながら批判する2人に、反論しようとした高橋だったが、何かに気づき途中で話すのをやめた。
(小川)「ハハ..ほんと夏焼さんと、あの怪力おとこ女を並んで見たら、まさに美女と野獣って感じだよな」
(藤本)「プッ..野獣!!それいい!!まさに、あいつにピッタリだよ!!」
「...あいつって誰よ..」
そんな感じで、藤本と小川が盛り上がってる中、誰かが2人の後ろから声をかけてきた。
(藤本)「はぁ?誰って決まって..うわっ!!」」
(小川)「ゲッ!!!..す..須藤..」
動揺する藤本と小川の視線の先には、噂の須藤が腕を組んで、仁王立ちしていた。
370名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:27:01 0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
371名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:30:40 0
こんな真昼間の時間帯に春さんキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!
372名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:31:44 O
>>369

「ねぇ、お二人さん?..誰が怪力おとこ女で野獣なのかな?私、すごく気になるんだけど?」
須藤は、静かな口調でそう言いながらも、2人を見る目はあきらかに殺気だっていた。
(藤本)「えっ..それは..誰だっけ小川?」
(小川)「お..おれにふるなよ!お前が言い出したんだろ藤本」
(藤本)「お前!全部俺のせいにする気か!卑怯だぞ!!」
「どっちでもいいわよ!!!バシッ!!バシッ!!」
(藤本)「痛っ!!!
(小川)「いてぇー!!」
二人の醜い争いに、業を煮やした須藤は、そう言って二人の頭をたたいた。
(藤本)「いてーな須藤!おもいっきりたたくなよ!!」
(小川)「ほんとだぜ!あーいてぇー」
「あらっ?私は軽くやったつもりだけど..」
(藤本)「あれで軽くかよ!!」
(小川)「この怪力女め!!!」
「なんですってぇ!!もう一発くらう!!!」
(藤本)「うわっ!!もういらねぇよ〜」
(小川)「助けてー、殺される〜」
そう叫びながら、藤本と小川は、自分の教室に逃げるように走って行った。
373名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:36:51 O
>>372

「まったく、あいつらときたら..」
「....(うわー、なりゆきとはいえ、須藤さんと2人きりに...どうしょう..」)
事の成り行きを、黙って見ていた高橋は、須藤の顔を横目で恥ずかしそうに見ながら、そう思っていた。
「ねぇ高橋?」
「は..はい」
「あんたも災難ねぇ」
須藤はそう言うと、少し気の毒そうな顔で、高橋を見ていた。
「えっ!?」
「あんた、1人の時はとってもまじめだし、頭も悪くないみたいなのに...ほんとあんなのと一緒にいたらダメだよ!アホがうつるから..」
「い..いや、あいつらはそんな...(須藤さんが俺の事を気遣ってくれてる..しかも、こんな近くで俺だけをじっと見つめて..も..もうダメだ)」
高橋の緊張感と胸の高鳴りは、すでに限界近くに達しており、顔も紅潮してきていた。
「どうしたの高橋?なんか顔が赤いけど...風邪??」
「い..いや、そ..それじゃあ僕はこれで..」
そう言って高橋は、須藤と目線を合わす事なく、その場から走って、教室に帰っていった。
「..どうしたのかしら、高橋の奴?」
「茉麻!!どうかしたの?」
「あっ..えりか」
そう言って、須藤に話しかけてきたのは、1組の梅田えりかだった。
374名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:42:40 O
>>373

「小川の奴が、慌てて教室に入ってきたから、どうしたのかなぁと思ったんだけど...もしかして、茉麻の仕業?」
「うん、そうだよ!私の事をバカにしてたから、2人ともこらしめてやったの..フフ」
須藤は、梅田に向かって自慢げにそう話した。
「2人?確か今、高橋がいたよね?..茉麻..あんた、もしかして高橋まで..」
「違うわよ〜、3組の藤本よ!藤本!!。高橋は2人と一緒にいただけ..」
「...小川と藤本が相手だったの?...あの2人、男子の中でも結構、実力者なのに..茉麻、あんたあいかわらずすごいわねぇ〜」
「なに言ってるのよ!えりかだって、よく同じような事してるくせに..クスッ」
「あっ..そういえばそうね..フフフ」
そう言いながら、二人は顔を見合わせ、微笑しだした。
「フフ..それにしても茉麻、私達の学年て、なにをするにしても、女子の方がリードしてるわよねぇ〜」
「そうねぇ〜..勉強は女子が上でもしょうがないけど、男子の見せ場の運動系まで、女子に取られちゃってるもんねぇ〜..はぁ〜、ほんとなさけない..」
梅田の問いに、須藤はあきれながら、そう答えた。
「だけど..そんな男子の中でも私、彼だけには一目置いてるわよ!」
「彼?...もしかして、3組の..」
「そう○○よ!!..茉麻お気に入りのね..クスッ」
梅田はそう言うと、須藤の方を見ながら、悪戯っぽい笑みを浮かべていた。
375名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:50:00 O
>>374

「ちょ..ちょっと、えりか!!なにいってるのよ〜...私は別に..」
「だって、茉麻よく言ってるじゃない?『私を引っ張っていってくれるような、強い男子はいないのかなぁ〜』って!!」
「う..うん、確かにそうだけど..」
「ほら私、5年の時に○○と一緒のクラスだったでしょ!
「...うん」
「○○って、藤本達と一緒に、よくふざけてたりもしてたけど、ここぞって時には、すごく男らしくて、たのもしいのよ!!...運動系でも、この私をリードしてくれてたし..彼なら、茉麻にぴったりだと思うんけど..」
梅田はそう熱弁しながら腕を組み、関心しながら頷いていた。
「そ..そんな..かってに..」
「茉麻が嫌だったら別にいいのよ〜...あっ!それなら、私が立候補しちゃおうかなぁ〜..」
「えっ!!..そんな..」
梅田のいじわるな発言に、須藤は困ったような顔をして、梅田を見つめていた。
「クスッ..冗談よ、冗談。私は親友として、茉麻の事を応援してるんだから...」
「えりか.....ありがとう..わたし..」
「ほらほら、そんな顔してると、○○は振り返ってくれないぞ!笑顔笑顔!!」
「うん!!!」
そんな梅田の励ましに、須藤は普段あまり見せた事のない、とても女の子らしい、かわいい笑顔で応えた。
「よしよし!!あっ..休み時間終わっちゃう!そろそろ戻らないと..じゃあね茉麻!」
「うん、バイバイ」
そう言うと、2人はそれぞれの教室に戻っていった。
「...ほかにもたくさん、恋のライバルがいると思うけど、頑張りなよ茉麻....私のぶんまで..」
1組の入口前で立ち止まった梅田は、どことなく浮かれた感じで、2組の教室に入っていく須藤をあたたかく見つめながら、そう呟いた。
つづく
376名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:56:39 0
茉麻キャワッ!!!梅さん良い人だよ梅さん
377名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 12:59:38 0
乙!

桃子不足w
378名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 13:01:18 0
仕事休みで今頃起きたら

春タソキテタ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━!!!

しかももうまとめサイトに載ってるw
中の人も乙です。

379名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 13:04:11 0
春=中の人
380〜春〜:2005/04/06(水) 13:12:37 O
毎回、更新遅くなってすみません。
少し本編から離れ気味で、進行も遅すぎますが、これからも頑張ります!!
381名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 15:56:24 0
春タン期待保全
382名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 17:29:51 O
383名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 17:39:30 0
>>379

初めて知った…orz



ありがとうございまっす!!!!
384名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 17:50:45 0
違うだろ
携帯で見れないサイトをどーやって携帯でアップするのかと
385名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 17:58:14 0
夏休みタソ、首を長くして続き待ってますよ
386名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 18:58:39 0
春さん乙
387名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 21:26:33 0
そういや夏休みタンしばらく来てないな
梨沙子編気になってるんだが
388スカーレット:2005/04/06(水) 22:13:16 0
「てめえ、ぶっ殺すぞ!」

目の前の男は俺の胸倉を掴んだ。
男のピアスがチャラチャラ音を立てて揺れて、なんだかそれが無性に腹が立った。

「聞いてんのか、ああ?」

俺は目を瞑って深呼吸した後、目を開けてこう言った。

「───好きにしろよ」

389スカーレット:2005/04/06(水) 22:17:19 0



「っだあ、あのやろう、小学生相手に・・・・あー鼻がヒリヒリするぜ」

鼻をつまみながら上を向く俺に隣の席に座っている加藤が怒鳴る。

「あほ!小学生が中学生相手に勝てるかっつーの!」

「だーうっせえ。頭に響くからやめろ」

「俺はまさかお前がここまでアホだとは思わなかったよ」

お前には失望したよ、とボソッと加藤が呟く。

「うるせえ」
390スカーレット:2005/04/06(水) 22:20:05 0
俺はぷいっと横を向いた。
その瞬間、嗣永桃子と目が合った。
桃子は友達と談笑していたが、俺と目が合うと顔を険しくして友達の輪から抜けて俺のほうに向かってきた。

「このバカ」

「っ痛!」

桃子のでこぴんが俺のおでこにクリティカルヒットする。
あーどいつもこいつも。
そう言い返そうと俺は桃子を睨んだがすぐにやめた。
桃子が心配そうに俺の顔を覗き込んでいたからだ。

「まーたケンカして。暴力はんたーい」

「暴力なんて・・・俺はそんなもんふるってねえよ」

ぷいっと横を向くと隣に座っている加藤と目が合った。
加藤も心配そうに俺を見つめている。
391名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 22:21:30 0
新作期待sage
392スカーレット:2005/04/06(水) 22:23:54 0
「だーっ、お前までそんな目で見るな!気持ち悪い!」

「気持ち悪いだって〜ひど〜い。心配してあげてるのに、ねえ?」

桃子が首を傾けながら加藤にそう言うと、加藤も桃子の真似をして甲高い声をあげて「ねえ?」と首を傾けた。
そして加藤はニヤニヤしながら俺のほうを見る。
・・・もう、勝手にしろ。

「それよりお前、席つかなくていいの?」

「え?」

「もうすぐ授業はじまるぜ」

「あ、ホントだ。じゃ!」

桃子は教室の時計を見たあと、慌てて自分の席に戻った。
桃子はその途中で振り返って、もうケンカしちゃだめだよ、と俺に注意した。
俺は守る気なんてさらさらなかったが、面倒なのでわかったわかった、と何度も頷いといた。
桃子は安心したように頷いて席についた。
はあ、とため息をつくと、加藤がニヤニヤと俺のほうを見ている。

「な、なんだよ」

「いやあ、みんなのアイドル嗣永桃子に心配されてる君がうらやましいなあ」

「アホか」
393スカーレット:2005/04/06(水) 22:26:44 0
俺は加藤を無視して、ランドセルから教科書や筆箱を取り出した。
そしてまだニヤニヤしている加藤に注意する。

「あのさ、加藤」

「ん?」

「そこの席、お前の席じゃねえだろ。梨沙子が困ってんじゃん、どけよ」

加藤は振り返って困っている梨沙子の姿を確認すると、

「あ、ごめん」

と慌てて席を立った。
梨沙子は戸惑いながらも加藤に礼をして俺の隣の席に着いた。
呆然とする加藤に俺は言う。

「それより加藤君よ」

「なんだよ」

「お前、今の状況わかってる?」
394スカーレット:2005/04/06(水) 22:30:23 0
加藤ははっとしたような顔で周りを見渡した。
今、席を立っているのは間抜け面をした加藤と今日の日直でこのクラスの委員長の清水佐紀と担任の中澤先生だけだった。
俺は我慢できなくてクック、と声を漏らして笑った。
それが伝染して教室から小さな笑い声があちこちから聞こえてくる。
佐紀は困ったように加藤と中澤先生を交互に見ている。
加藤は初めはきょろきょろとしているだけだったが、その後恥ずかしそうに俯いて自分の席についた。
中澤先生は加藤を見つめた後、大声で言う。

「じゃ、加藤君はあとで先生のところへ来てください」

その瞬間、教室は大爆笑の渦に包まれた。
俺もみんなも大声で笑った。
恥ずかしそうに俯いていた加藤は皆の笑顔を見ると、おどけたように笑った。
395スカーレット:2005/04/06(水) 22:34:18 0
「加藤、おいしいな」

俺が加藤にそう言うと加藤は笑って俺にブイサインを送った。
そんな俺と加藤を見てまた皆が笑った。
調子に乗っておどける加藤を見た後、前を見ると先ほど困った顔をしていた佐紀も笑っていた。
俺と加藤はいつもこういうくだらないことをしては皆を笑わせた。
今日も皆笑っている。
俺は満足したが、隣を見るといつもその満足感は跡形もなく消えていった。
二週間前に転校してきた菅谷梨沙子だけは教室のみんながどんなに楽しそうにしていても一回も笑おうとしなかった。
ただ何かを考えこんでいるように俯いて、机のしみを見つめていた。
別に笑わないからって梨沙子が気に入らないわけじゃない。
ただ、梨沙子の寂しそうな顔を見るとなんだかもやもやした。
396スカーレット:2005/04/06(水) 22:37:41 0
「はい、みんな国語の教科書出して」

中澤先生の声に我に返った俺は教科書を開く。
中澤先生は「ノート早く書かないとどんどん黒板消していきますからねえ」と言いながら黒板に文字を書いていく。

「マジかよ・・・」
「先生なるべくゆっくりね」

みんなのため息まじりの言葉があちらこちらで響く。
俺はおかしくて少し噴き出した。
なんとなく隣の梨沙子が気になって、俺はなるべく自然に梨沙子のほうを見た。
梨沙子は慌てた様子でランドセルの中身をあさっていた。
ふと見ると、梨沙子の机の上には筆箱だけが置かれていた。

「なんだ、教科書忘れたのか?」

俺の言葉に梨沙子は驚いたように俺の顔を見た後、すぐに目を逸らして顔を少し赤らめて頷いた。

「俺の教科書見ていいよ。俺、どうせ寝るから」

俺は自分の教科書を梨沙子にも見える位置に置いた。
梨沙子は小さく「ありがとう」と言った。
どういたしまして、と俺も返す。

397スカーレット:2005/04/06(水) 22:41:04 0
「ほら、急がないともうすぐ黒板消すから」

中澤先生の声の後にみんなの不満げな声が響く。
梨沙子は慌てて黒板の文字をノートに書き写した。
ノートなんかとる気もさらさらない俺は、ただノートをとるのに一生懸命な梨沙子の横顔を見つめていた。
梨沙子の顔は日本人離れしていて、とても綺麗だ。
噂によると母親がハーフで梨沙子にも外人の血が流れているんだとか。
でもそんなことどうでもよかった。
ただこれで笑ったらもっと可愛いのにな、と思った。
しばらくして梨沙子がちらちらっと俺のほうを見てきた。
俺が何、と言うと梨沙子は顔を真っ赤にして首を振った。

「梨沙子さあ」

俺が声を掛けると梨沙子はピタッとシャーペンを動かすのをやめた。
梨沙子のシャーペンは今流行ってるキャラクターの絵が入っていた。
そのキャラクターがなんて名前か俺は知らない。

「学校つまんない?」

梨沙子は少し考え込むようにしてノートを見つめた後、二、三回首を横に振った。
変な質問をしてしまったと思ったが、梨沙子は俺の言葉を待っているのか手の動きを止めたままだったので、俺は遠慮なく話しかけることにした。

「そっか。でもさ、笑わなきゃ損だぜ。しかもいつまでもそんな顔してたら・・・」

俺は顔に力を入れて精一杯変顔をして自分の顔を指差した。
398名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 22:43:09 0
ワクワク
ヒロインはりーたんかな
399スカーレット:2005/04/06(水) 22:46:39 0
「こんな顔になるぞ?いいのか?」

「あはっ」

梨沙子がシャーペンを放り出して口を押さえて笑う。
俺は梨沙子が笑ってくれたのが嬉しくて、調子に乗ってついでかい声で言ってしまった。

「あと中澤先生みたいなこわーい顔になるぞ、いいのか?」

梨沙子はしばらく笑っていたが、やがて顔を強張らせた。
そして俺に後ろを向くように促す。
俺が顔を上げると、クラスのみんなが俺のほうを見てニヤニヤしている。
まさか・・・。
俺はゆっくりと後ろを振り向くと、中澤先生が仁王立ちで立っていた。
やばい。
逃げる間もなく俺は頭にげんこつをくらう。

「いってえ!」

「はい、君も後で加藤君と一緒に先生のところに来てください」

「えぇ!俺も!?」

「マジかよ・・・」

俺と加藤の情けない声が重なって、その後教室のみんなが爆笑する。
俺と加藤は顔を見合わせた後、同時にため息をついた。
そんな俺を見て、隣で梨沙子が腹を抱えて笑う。
みんな笑っている梨沙子に気づいて、教室はしーんとなった。
俺は気にせず梨沙子に話しかける。
400スカーレット:2005/04/06(水) 22:53:05 0
「なあ梨沙子」

「え、何?」

笑いすぎて出た涙をぬぐいながら、梨沙子が俺のほうを見る。

「お前やっぱ笑ったほうが可愛いな」

梨沙子は笑うのをやめてニッと笑った俺の顔を見て固まった後、顔を赤らめて俯いた。
あれ、こいつ照れてんのか?
なんか可愛いな。
しばらくしてしんとした教室から拍手やヒューヒュー、といったような声が沸きあがり、授業中だというのに大騒ぎになった。
いまいち状況を理解していない俺に、加藤が大声で言う。

「ヒューヒュー、お前手出すの早えーのな」

「あ?何言って・・・」

加藤の横の席のあたりから視線を感じて俺はちらっとそっちを見た。
見ると桃子が複雑そうな顔で俺を見ていた。
でも俺と目が合うと慌てて教科書へ視線を落としてしまった。
なんだんだ、いったい。
401名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 22:53:10 0
新作ワクワク
402名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 22:55:30 0
桃子!桃子!ボクのぴーちっち!!
403スカーレット:2005/04/06(水) 22:58:36 0
授業が終わった後、俺と梨沙子の周りにどっとみんなが集まってきた。
男子は加藤が中心となって俺をからかった。
梨沙子は初めこそはいつものように顔を赤くして俯いていたが、俺と加藤がからかったりちょっかいを出すと
だんだんリラックスしてきたようで、放課後までにはクラスのみんなと笑って話せるようになっていた。
そんな梨沙子の様子を見て、俺は安心した。
帰りの会が終わって俺と加藤が教室を出て行くとき、梨沙子が俺の名を呼んだ。

「あの・・・今日、ありがとう。加藤君もありがとう」

梨沙子は少し照れくさそうにしていたけど、しっかり俺と加藤の目を見てそういった。

「ああ、おう。じゃあ梨沙子、また明日な」

「じゃあな、梨沙子ちゃん」

ありがとうなんて久しぶりに言われたな。
なんだか恥ずかしくて俺と加藤は梨沙子に手を振ってさっさと教室を出て行った。
梨沙子は仲良くなったクラスの女子たちと一緒に帰るんだそうだ。
きっかけさえあれば人は変われるんだな。
404シルバー:2005/04/06(水) 23:00:18 O
すいませんでした。今後気を付けます↓↓
405スカーレット:2005/04/06(水) 23:00:55 0
「あいつも今日で変わったな、よかったよかった」

俺の言葉に加藤が噴き出す。

「なんだよ、気持ちわりぃ」

「お前、梨沙子ちゃんに気があるのか?」

次は俺が噴き出す番だった。
加藤は、どうなんだよ、なあ、と肘で俺のわきばらのあたりをつついた。

「そんなわけねえだろ、今日まともにしゃべったばっかだもん」

「まったまたあ」

「あーしつけえなあ」

加藤はしばらく俺をからかっていたが、店の手伝いがあるから、と途中で先に帰った。
俺は加藤の背中を見送った後、そのまま家に向かって歩いた。
しばらく考え事をしながら歩いていると、誰かの怒鳴り声が聞こえた。
406スカーレット:2005/04/06(水) 23:14:26 0
「おい、これどうしてくれんだよ?」

見ると三人の男が5、6歳くらいの男の子を囲んでいる。
制服を見る限り中学生だ。
しかもあの不良が多い中学校の。
男の子は目に涙を溜めて震えている。
よく見るとボス猿らしき中学生の制服にアイスがべったりとついていた。
下にはアイスのコーンが落ちている。
俺はそれを見た瞬間、状況を理解した。
ああ、そういうことね。

「そんくらい、許してあげたらどうですか」

一応親に「年上の人には敬語で話すように」と教わっているので敬語を使っておいた。
思い立ったらすぐ行動。
これが俺のいいところでもあり、悪いところでもある。
中学生三人が振り返って俺を睨んだ。

「は?誰に口聞いてんだ、お前」
407スカーレット:2005/04/06(水) 23:20:01 0
弱いものイジメなんてくそくらえだ。
威張って道歩いてるこいつも数年前までは小学生だったんだ。
俺はそう言い聞かせて、だんだん膨らんでいく恐怖心をなんとか縮めようと努力した。

「ティッシュならありますよ。僕が拭いてあげましょうか?」

俺はポケットからポケットティッシュを取り出して、ボス猿のズボンについたアイスをふき取ろうとした。
しかし、ボス猿は俺の手を払った。
その衝撃で手からティッシュが離れて飛んでった。
もう片方に握っていたポケットティッシュも奪われてぐしゃぐしゃにされた。

「あーあ、それで拭いてやろうと思ったのに・・・」

「結構だよ」

ボス猿が顔を怒りで真っ赤にさせて、俺を睨んだ。
あーあ、ボッコボコにされるなあ。
408スカーレット:2005/04/06(水) 23:22:54 0
俺は泣きそうな顔をした男の子に

「ほら、早く行けよ。今度は変な奴にからまれんなよ」

と言って、今のうち早く逃げるように促した。
男の子は俺を置いて逃げるのに戸惑ったようだったが、俺が胸を張って自信ありげに

「大丈夫だ、俺ケンカが強いって有名なんだぜ」

と言うと、やっと安心したように頷いて逃げていった。
俺はその背中を見送った後、ため息をついて中学生三人と向き合う。

「お前、これからどうなるかわかってる?」

ボス猿がニヤけながら骨を鳴らした。
俺は目を閉じて深呼吸する。
そして、ゆっくり目を開けた。

「ああ、好きにしろよ」
409スカーレット:2005/04/06(水) 23:25:55 0
その後すぐ、腹に拳が入って俺は身体をくの字に曲げる。
呼吸を整える暇もなく、背中に蹴りを入れられ、俺はそのまま地面に突っ伏した。
その後髪の毛を引っ張られ、顔を殴られた。

「なんだ、こいつ弱ぇじゃん。やりかえしてもこねえ」

ボス猿がそう言いながら俺のわき腹を蹴り上げた。
鼻で笑った。
そんな選択肢、俺の頭には最初からねえよ。
俺はただ、精一杯呻き声が口から漏れないようにずっと唇を噛み締めていた。
俺がやり返さないと知ると、ボス猿の後ろに金魚の糞みたくくっついていた二人が
ボス猿の真似をして俺のわき腹を何度も蹴り上げた。
くそったれ、何度でもやれよ。
だんだん遠のく意識の中、俺の耳に聞き覚えのある声が届いた。

「助けて!あそこで中学生がケンカしてます!!」
410スカーレット:2005/04/06(水) 23:33:49 0
誰だっけ、この声。
俺がぼんやりとそう考えていると、

「げ、人来たらやべえよ。逃げるか」

と中学生三人は慌てて逃げ出した。
あいつらの足音がだんだん小さくなってやがて聞こえなくなったとき、俺はやっと苦しみから解放された気がした。
でもそのあとすぐに足音が近づいてきた。
奴らが戻ってきたのではないかと俺は身を強張らせた。
だけど、それは無駄な心配だったようだ。

「ねえ、大丈夫?」

ぶっ倒れてる俺の横にちょこんと座って俺の顔を覗き込んでいるのは佐紀だった。

「・・・大丈夫なわけ、ないよね?」

佐紀は泣きそうな顔で俺を見ている。
佐紀のその表情をみると、俺はなんだか申し訳ない気がして、なんとか佐紀を笑わそうとおどけてみせた。
411スカーレット:2005/04/06(水) 23:36:17 0
「こんなのうちの母親のビンタに比べたら痛くも痒くもねえよ」

「・・・お家でも暴力ふるわれてるの?・・・かわいそう」

佐紀はもっと泣きそうな顔をして俺の目を見つめてきた。
だめだ、佐紀には冗談が通じない。失敗だ。
俺のバカやろう。何泣かせてるんだよ。
俺が一人で反省会を開いていると、佐紀がポケットからハンカチを取り出して俺の顔についた血を拭ってくれた。

「あ、さんきゅ」

「ねえ、なんでやりかえさなかったの?」

「え?」

「君、ケンカ強いんでしょ?君なら絶対・・・」

勝てたのに、と言いかけて佐紀は止めて、俯いてじっと地面を見ていた。
どうやら俺はケンカが強いという噂が学校では流れてるらしい。
まったく笑える。
たぶんいろんなケンカに首突っ込んでやめさせてるからかな。
412スカーレット:2005/04/06(水) 23:38:24 0
「夢壊して悪いけど」

俺は切れた唇から出た血を拭って立ち上がろうとした。
地面に足がついてるはずなのになんだか立っている感じがしなくて、足に力が入らなくて少しよろけた。
すかさず佐紀が駆け寄ってきて俺の身体を支えてくれた。

「ケンカには巻き込まれても人を殴ったことなんて一回もねえんだ、俺は」

はっとしたような顔をして佐紀は俺を見た。
俺はヒリヒリするのを堪えてニッと笑顔をつくった。
413名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 23:38:59 0
風呂入ってくるからその間にじゃんじゃか更新してくれよ
期待してる
414スカーレット:2005/04/06(水) 23:42:06 0
「大事な人との約束があるからな」

案の定、唇の端がこのまま千切れると思うくらいヒリヒリした。
それにしても身体に力がはいんない。
あーかっこわりぃ。なんかまるで俺の身体じゃねえみたいだ。
それなのに佐紀の体温だけはしっかりと伝わってくるんだ。
なんだかくすぐったい。
そのくすぐったさを誤魔化そうと俺の脳みそが命令を下したらしく、俺の擦り切れた唇からは自然と言葉が滑り落ちてきた。
415名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 23:43:46 0
この主人公本宮ひろしの漫画に出てきそうだなw
416スカーレット:2005/04/06(水) 23:44:40 0
「でも俺、逃げ足ははえーんだ。鍛えればきっともっと速くなるよ。今回はだめだったけど次こそはぜってえ逃げ切ってやるぜ」

俺の言葉に佐紀がぷっと噴き出す。
ずっと心配そうな顔をしていた佐紀がやっと笑ってくれたので俺は心底安心し、佐紀に支えてもらいながらもゆっくり歩き出す。
調子に乗った俺は足りない頭をフル回転させながらどうやってまた佐紀を笑わそうと考えていた。
しかし、その回転も佐紀の一言で阻止された。

「でも次ケンカしてたらたとえ人殴ってなくても委員長として先生に言いつけますからね」

「げ、マジかよ!マジ勘弁してよ・・・」

情けない俺の声に佐紀が肩を震わせて笑う。
なんか、からかわれている気がしないでもないが、佐紀が笑ってくれるならいっか。
そう思った直後、俺はさっきの佐紀の言葉を思い出してギョっとした。

「まさか今回のことも・・・」

「言わないよ」

佐紀はきっぱりとそう言った。
ホッとする間もなく、佐紀が続ける。
417スカーレット:2005/04/06(水) 23:46:49 0

「だって私、今は委員長じゃないもの」

「は?なんだ、それ」

「・・・だからこんなこともできるんだよ」

佐紀は立ち止まって俺の顔をじっと見つめてきた。

「ん、なに?どうしたんだよ?」

俺が聞き返そうと佐紀に顔を近づけると、佐紀は背伸びしてそのまま俺の頬に柔らかい唇を押し付けてきた。
それは突然のことで俺は頭が悪い所為か上手く理解できなかった。

「さ、行くよ」

佐紀が俺の背中をポンと叩いて歩きだす。

「え?・・・ああ、うん」

俺はただそうやって返事をするだけで精一杯だった。
あの後、佐紀とどんな話をしたのか、どうやって家まで来たのかあまりよく覚えていない。
ただ確かに覚えているのは佐紀が家まで俺を支えてくれたことと
俺の頬にキスをした後の佐紀の顔が夕陽のように真っ赤だったこと。
418名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 23:51:06 0
ちょいレス使いすぎかな
2つのレスを1つにまとめたり、空行を減らしたりした方がいいよ
419名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 23:53:13 0
そんなん別にええがな
420名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 23:57:32 0
最近なんか必死で読んでた初期のような気分になれない
やっぱ俺は学校編(1作目のみ)の為にここ見てたんだなって気付いた
だんしじょし(1作目)以降まともに読んでない

スマン、俺が合わなくなっただけなんだな
今の作品が駄目って言ってるんじゃないので気にしないでね
421名無し募集中。。。:2005/04/06(水) 23:58:34 0
俺も別にいいと思うんだけど、120秒規制があるからね
Be入れるかレスが少なくなるようにした方がいいと思う
422名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 00:04:04 0
レスの数なんて関係ないよ、頑張れ
423名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 00:08:41 O
まぁまぁ
ヽ(´ー`)ノマターリ
424名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 00:08:48 0
最初の優恋も学校編で学校の様子で人気が出た事だし
学校を舞台にした作品にしたほうが
読む人が増えると思う
425名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 00:14:22 0
ル ’ー’リ<最近は突っ込みの出番が少ないぞ♪
426名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 00:43:22 0
>>360

「う〜ん・・・ このままじゃチョット悔しいから・・・私からクイズを出そうかな♪」
佐紀が突然2人に向かって言う。
「いいよ♪」と笑顔の姫と「クイズは・・・苦手なんだけどなぁ・・・」と頭をかいている彼。
(クイズの女王にクイズを出すなんて無謀にも程があるぞ!)
そんな事を思いながらも次の佐紀の言葉に俺は『ドキドキ』する。
「答えられた人には〜・・・ 私が出来る限りの事を叶えてあげる♪」
佐紀は笑顔で2人言った。
同時に『おっ!』と2人が声を上げて〜・・・
「私はクレープ♪」とクイズの女王が言う。
「俺は〜・・・」俺は彼の言葉に注目した!
(わかってるよな!? 男だったら〜何をお願いするか!?)
そんな俺の期待も空しく『佐紀の早口言葉!』と不思議な事を言う彼。
(・・・何だそれ??)
俺が呆気に取られてるのに佐紀は『OK♪』と2人にウインクを1つした。
「で〜・・・君は何を叶えて欲しい?」
佐紀は俺の方を可愛い笑顔で見つめる。
俺が「そ、それじゃあ・・・」と言うと同時に
「あっ!今、言おうとしてたエッチなお願いはダメだよ〜♪」と佐紀が少し意地悪な笑みで俺に言う。
「・・・まだ何も言ってないじゃん」 俺が不満そうに言うと3人は大笑い。
・・・とは言ったものの俺の心の中で考えていた願いは『佐紀の柔らかい唇♪』だから何とも言えない。
427名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 00:50:51 0
>>418
それみぃ〜に言うといいよw
428名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 01:25:41 O
レス数なんて気にするな
逆に詰め込まれたら読みにくくてたまらん
429名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 01:32:59 O
書いてくれてるんだから気にせずに(」゚□゚)」~~
430名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 01:43:22 0
>>426

俺の『お願い』は後回しにされてしまい佐紀はクイズを言い出した。
「私が入ってる『Berryz工房』ってダンスチームがあるんだけど〜メンバーわかるかな?」
その言葉に3人がうなずく。
「8人で歩いているときに『そこの可愛いお嬢さん』と声を掛けられちゃいました♪」
(クイズなのに自分で『可愛いお嬢さん♪』って言う所で恥ずかしがってる佐紀は可愛すぎる・・・)
「えっと〜・・・それで私達の4人は『はいっ♪』て振り返るんだけど残りの4人は振り返らないで歩いて行っちゃうの」
佐紀の不思議な発言に『はっ?』と俺と彼は同時に佐紀に向かって言った。
「さて!その振り返る4人は誰でしょう? ってクイズなんだけどねっ♪」
そう言って、恥ずかしそうに佐紀が上目遣いで俺達を見ていた。

(『可愛いお嬢さん』で振り返るって〜・・・何か図々しい4人だな。でも佐紀は可愛いから振り返るのかな?)
俺は必死になって考えるけど答えは全然検討が付かない。
さすがの女王も〜・・・スグには答えが出ないのか考えていた。
彼は必死に何度も佐紀に思いついた答えをガンガン言っていた。

「だから!千奈美は絶対に自分から振り向くタイプじゃないんだって!!」
「全く問題を理解してない!! やり直し!!」
彼の4回目の間違いに少し嬉しそうに言う佐紀。

俺も全くわからなかった。
クイズの女王は・・・少し笑顔になっていた。
431名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 01:55:40 0 BE:83656883-
読みにくいんだったらスルーすればいいのに。
書き手の考えや情景があるから改行するんだと思うけどね。
とにかく、お気にじゃなかったらスルーでしょ。
432名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 01:59:16 0
>>430

そんな時だった。
「舞美ちゃん!そろそろ生徒会!!」
その声に振り向くとクラスの女子の鈴木愛理(生徒会書記&NO.5)が掃除を終わらせて笑顔で立っていた。
「あれ〜!? そんな時間なんだぁ・・・それじゃ♪」
そう言ってクイズの女王は笑顔で佐紀にコソコソと耳打ち。
『ポカーン』としてる佐紀に向かって「クレープだからね♪」と笑顔でウインクして走って行った。
それを見て鈴木は彼のおでこを『ベシッ!』と1発叩いて「サッカーの手伝いは生徒会が終わったら行くから♪」と笑顔で言う。
その言葉に『あ〜・・・俺もそろそろ練習に行かなきゃ!』と言って佐紀に耳打ちをする。
(ま、まさか! 彼も答えがわかったの!?)
俺が戸惑いながら見つめていると〜・・・
「理由は?」と佐紀が笑顔で彼に言う。
「理由は〜・・・何だろう?」 そう言って笑顔を佐紀に返す。
佐紀は『も〜っ♪』って笑顔で笑いながら彼の胸を『トン』って叩いて言う。
「オマケで正解にしてあげる♪ 理由は明日ね!練習頑張って来て!」
彼は笑顔で俺と佐紀に手を振って走って教室を出て行った。

「・・・何か不公平だと思うんですけど〜」
そんな俺の言葉を流すように
「さて、私もダンスの練習の時間だから体育館に行かなきゃ!」と言って、俺に笑顔で『バイバイ♪』と小さく手を振る。

可愛いから何でも許せちゃうんだよな〜・・・ずるい。
433名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 02:23:36 0
寝る前に保
434こんな恋のはなし:2005/04/07(木) 03:05:31 O
〜HERO〜
子供の頃のヒーローと言えばウルトラマンや仮面ライダーと言ったところか。
オレ自身ヒーローにスゴく憧れていた。
本当は誰かのピンチを救うヒーローになりたかった。…けど自分は脇役にしか成りえないことも分かっていた。
…いや、脇役ならまだいい。セリフもないエキストラで終わってしまうのが耐えられなくて…
…それでもオレには前に踏み出す勇気はなかった。余計なことをしなければ危害が及ぶことはない。その安心感にいつしか慣れていった。


その日もやはり舞波はクラスで孤立していた。『舞波は無視』は、もはやクラスの定義に成りつつあった。
石村舞波、彼女は今クラスからイジメを受けている。理由は体育祭のバレーで舞波のレシーブミスによって優勝を逃してしまったから、というバカらしいものから。
舞波も自分が悪いと自己暗示しているばかりに先生に打ち明けることが出来ないでいた。
435こんな恋のはなし:2005/04/07(木) 03:08:23 O
実はオレと舞波は一時期、仲が良かったときがあった。マイペースな彼女とは話がよく合ってオレ自身スゴく楽しかった。
だけど、その体育祭の日以来、口を交わしていない。クラスのリーダー的存在のヤツから口止めを受けていたからだ。
もちろんオレだって、こんなの絶対おかしい!とは思っている。だけど舞波と話せばオレまでイジメの標的になってしまう。
結局はオレも自分の身が大切だった。そんな自分に腹が立ち情けなく思えてくる。
そんなこんなで今日1日も終わり帰路へついた。はぁ…とタメ息をつきながら公園の曲がり角を曲がる。
そこでバッタリと女の子に立ち会った。
舞波だ…。
「オマエ…なんでこんな所に…」
「偶然君を見かけてさぁ。せっかくだから一緒に帰ろうよ♪」
「あ…あぁ」
オレは舞波と一緒に帰ることになった。
数分経っただろうか…。微妙な沈黙が2人を包む。
「…」
「なに?さっきからソワソワしちゃって…」
「え?い、いや…」
「誰も見てないから心配しないで…」
舞波はそう呟くとオレにニッコリと笑顔を見せる。
436こんな恋のはなし:2005/04/07(木) 03:11:25 O
全部舞波に見透かされていた…
そう思うと急に恥ずかしくなってきてしまった。
「オマエ…大丈夫かよ?」「なに?クラスのみんなが私を無視してること?」
「…その、なんつーか」
「私のこと心配してくれてるんだ??」
無理に笑顔を見せる舞波がドコか愛しかった。
「…誰にだって1度や2度のミスはあるさ。ただついてなかったらソイツはみんなの前で起こっちまう」
「…」
「おまけに運が悪けりゃそのミスだけで、そいつの未来が決まっちまう…」
「…」
「舞波…オレ…!」
「ダメ!言わないで!!」「舞波…」
「…ふふ♪ありがとね…。なんか君のおかげでちょっとだけ勇気もらえたよ」
「…そっか」
「私…家近いからもう行くね!」
舞波はそう言い残すと走り去っていった。
そのころにはオレの気持ちも何とかしてアイツを助けてやろう!と思えていた。
437こんな恋のはなし:2005/04/07(木) 03:14:23 O
次の日、意気揚揚とオレは学校へ登校した。教室のドアを開けた瞬間、オレは誰かに突き飛ばされた。その姿はそのまま走っていった。
今の…舞波だよな…?
オレは服をほろうと友達に確認する。
「あぁ…今のは石村だよ。黒板を見て辛くなったんじゃね?」
オレは視線を黒板に移す。そこには舞波への中傷や批判が書かれていた。
友達は続ける。
「オマエ…チェックされてるぞ?昨日クラスの女子がオマエと石村が一緒に帰っているのを見かけたらしい」
オレは黙って耳を傾ける。「まぁオマエもイジメられたくなけりゃ、これ以上首を…」
「誰だよ…」
「あ?」
「誰だよ!?コレ書いたの!!」
オレの怒声が教室に響く。一瞬の静寂…。それを打ち破るかのようにオレの足は舞波の元へ向きだした。
438こんな恋のはなし:2005/04/07(木) 03:17:17 O
晴れわたった外からは風が容赦なしにふっかかってくる。少し火照った体を冷やすには丁度いい。
舞波は屋上にいた。その後ろ姿から声をかけるのは一度ためらったが勇気を出して話しかけてみた。
「舞波…」
「来ないで!!」
「…」
「はは…。今まで我慢してたモノが全部はじけちゃった…」
無理に陽気な声で舞波は話し返す。
「舞波…教室に戻ろう?」
「ちょっと無理かもしれない…。正直クラスが怖いんだ…」
「大丈夫だ!オレは舞波の味方だからさ!」
「…そんな無理してまで助けてくれなくていいよ」
「…強がんなよ!」
「強がってなんかないよ!!」
「じゃあ何で昨日の帰り道オレに話しかけたんだよ!?」
「…!!」
「…助けてほしかったからだろ?」
「…っ…うぅ……」
「…泣きたいときは思う存分泣いちゃえよ。舞波ちゃん♪」
「ばか…う…っ…ぐすっ…」
舞波は、そのぷっくりとしたほっぺたに大粒の涙を流すとオレの胸に抱きついてきた。
439こんな恋のはなし:2005/04/07(木) 03:19:36 O
もう迷うことなんてない。何の取り柄もないオレを…誰かが必要としてくれる人がいるんなら…オレは何を「躊躇」する必要があんだよ!?
少しオーバーだけど…そいつのためなら命だって惜しまないヒーローになってやる!!
おわり
440名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 03:23:11 O
寝つけないんでちやっちやっと書いてみました。それじゃあおやすみなさーい
441名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 03:26:05 O
いんじゃない♪眠れない夜には、こんな恋のはなし♪
442名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 04:44:57 0
今夜も作者サン達乙!
このスレが明日への原動力だ
443名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 05:51:28 O
舞波を幸せにしたげてくれほ
444名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 05:57:37 O
キャプテン可愛いっ♪ >>432サンはその時の更新終わり時の最後に 続く と書いて欲しい。最終回は 終わり と書いて欲しい〜
445名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 07:07:39 0 BE:83657164-
夕べからお腹が下って
眠れなかったオイラが   ほ

やはり、誰が書いても舞波の
設定はこういう感じなのか・・・
446名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 07:20:07 0
久しぶりに短編でウルッと来た…。

作者さんGJっす♪


佐紀タンが可愛い(ハート)
447名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 09:07:09 O
舞波イキロ
448名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 09:46:54 O
もしベリメンと同じ学校同じ学年だったら
この時期クラス替えで一喜一憂してるんだろうなぁ
449名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:00:33 O
芸能人オーラを出してなければ、仲良くしたいよねー
450名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:06:35 O
普段は学生なんだから普通なんじゃないか? 一緒に授業(体育とか)受けたり一緒に給食食べてたりするんだよなぁ…
(<きゅうしょく>で変換したら<休職>って漢字が出てくる位若くないなと感じた…)
451名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:14:54 0
そ〜ゆ〜小説面白そうだけどまだ無いよね?
誰か書いてくれないかにゃ?
452名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:20:01 0
休職小説とは無茶なリクエストだな
ってか、面白いのか?
453名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:25:12 0
面白いって!
主人公は休職して旅に出るっていう設定
そして京都辺りに到着した主人公を待ち受ける運命とは!?
454名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:34:05 O
京都?なんで京都?
455名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:44:13 0
つーか休職中のリア消って何だよ?
456名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:48:41 O
きっと複雑な家庭環境で育ったんだよ
457名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:51:56 0
458名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:52:29 O
わろす
459名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:53:45 O
それらを称してドキュンっていうのでは?

娘ドキュン…
今日は、苦労話…とか。
えらいすいません。
460名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:54:59 O
>>456 sageてくれ

きゅうしょく→休職に変換されただけなのに…
雑せずそろそろ作家サン(」゚□゚)」かもぉん!?
461名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 10:58:21 O
>>460
ごめん
462名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 12:49:56 O
ほぜ
463名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 14:22:58 O
464名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 15:47:45 O
465名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 16:40:35 O
舞波推しなオレからすれば主人公ずるい!と
466名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 17:23:20 O
今日のあなたは少し優しく感じましたほ
467名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 19:31:43 O
今日も深夜に期待保全
468名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 19:33:49 O
今構想練ってます 1時頃には書けるかと…
初めてなんで恐いなぁ…

バレーボールの話です!
469名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 20:05:58 0
期待保全
470名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 20:58:47 O
佐紀たんのクイズの答えがわかった人いる?
471名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 21:18:47 0
振り向かなかったのはまーさ、舞波、雅、キャプテン
理由はそれぞれお嬢さんではなくて
おすもうさん、ねずみさん、お月さん、おちびさんだから
472名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 21:28:30 0
りさこはおアホさんw?
473名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 21:35:44 O
>>471
意味不明
474名無し募集中。。。:2005/04/07(木) 22:48:48 0
http://ishimuramaiha.net/cgi-bin/up/img/maiha495.jpg
こんな舞波なんだろうな
475名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 00:12:24 0
476名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 00:15:22 0
>>470
わかった気がする…
けどあんま書かんほうがいいよね?
結末にかかわってくることだろうし
477僕に舞い降りた天使:2005/04/08(金) 00:25:51 0
【僕に舞い降りた天使】

『ピーンポーン・・・ピーンポーン・・・』
閑静な住宅街、
立派な一軒家にチャイムの音が鳴り響く、

「すいませ〜ん、どなたかいらっしゃいませんかぁ〜」
門の中を覗き込みながら一人の少女が声を張り上げる。
「もう、困ったなぁ・・・すいませ〜〜〜ん!!」
その少女は携帯電話を取り出した。
「あっ、もしもしぃ、あの〜今居ないみたいなんですけど・・・・・・・・・・えぇ〜!そんな事言われてもぉ・・・・・・・・・はぁ・・・・はい、わかりました・・・・失礼しまぁす」
携帯を切ると困った様子でその場に立ち尽くす少女、

その目の前を重そうな荷物を背負い込んだ老婆が通りすぎようとしている。

「あ、あの〜荷物お持ちしましょうか?」
「あら・・・そうかい?お願いしてもいいかい?腰が痛くて・・・悪いねぇ・・」
「いえいえ」
老婆が荷物を少女に渡す・・・・が、

『ゴツッ!!』
あまりに荷物が重いのでバランスを崩し、少女は電柱に頭をぶつけてしまった。
「痛〜い!!」
「あらあら、大丈夫かい?やっぱりそんな小さい体でコレは持てないわねぇ」
「ち、小さいっ・・・・いえっ、大丈夫です!持てます!持たせてください!!」
「そ、そうかい、悪いわねぇ〜」
どうやら「小さい体」という言葉が少女の闘志に火をつけたらしい。
「小学生かい?この辺の子かい?」
「いえ〜私は・・その、ちょっと遠くから来まして・・・」
「あら〜大変ねぇ〜・・・・・・・・
478名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 00:43:15 0
おっと!新作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
ドッキドキ
479僕に舞い降りた天使:2005/04/08(金) 00:55:35 O
規制されちゃたw
これだけじゃ訳わからんだろうけどとりあえず『続く』って事で
480名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 01:09:51 0
>>479
規制じゃ仕方ないね、期待して待ってるんで頑張れ!
481こんな恋のはなし:2005/04/08(金) 01:25:51 O
〜バラの純情〜
掃除を終わらせカバンを手に取る。同時にオレは1階にある養護教室まで3段抜かしで階段を下りていく。
梨沙子を迎えに行くためだ。
菅谷梨沙子、彼女はオレより1個年下で4月から5年生だ。生まれつき盲目という障害を持っていて、オレと家が近いこともあり帰りはオレが梨沙子の車イスを押して帰るのが日課となっていた。
「おまたせ! 掃除当番で遅れちゃってさぁ…ってアレ?」
養護教室内には先生と梨沙子、そしてもう1人男の子がいた。
「あ…こんにちわ」
その男の子は丁寧に挨拶をしてきたのでオレも軽く会釈する。
「先生…彼は…?」
オレは小声で養護の先生に確認する。
「あぁ…。彼は田中君と言って梨沙子ちゃんと同じクラスの子でね。梨沙子ちゃんと仲が良いんだ。それで今日からはオマエに代わって彼が梨沙子ちゃんを家まで送り届けるそうだ」
へぇ…と納得していると、その田中君はオレに近づいて大声で叫んだ。
「これからはボクが梨沙子を全身全霊で守りつくして見せます!!」
482こんな恋のはなし:2005/04/08(金) 01:28:25 O
「そ、そうか…じゃあ頑張って…」
オレはただ笑うしかなかった。梨沙子に視線を移すと何やらニヤニヤした顔でオレにVサインを作っている。
「そ〜ゆうことなんだぁ〜。今までありがとねぇ♪お兄ちゃん」
梨沙子はオレに言うと田中に車イスを押されて帰っていった。
2人が帰ったことを確認するとオレは先生に話しかける。
「彼…田中君だっけ?梨沙子のこと好きなの?」
「話によると初めて梨沙子ちゃんを見たときから思いを寄せていたらしい」
「へぇ…ロマンチックじゃん」
オレは先生に出してもらったコーヒーをすすりながら妙に感心する。
「だけどさぁ先生…。正直言って田中君と梨沙子って不釣り合いじゃね?」
美人で可憐な梨沙子と比べ、田中は小太りでメガネをかけていて寝癖がついたままの髪をしているような、お世辞にもカッコイイとは言えない男の子だった。
483こんな恋のはなし:2005/04/08(金) 01:31:21 O
すると先生は急に立ち上がり、オレに説教する。
「人を表面的な見てくれで判断するんじゃない!先生には盲目というハンデがある梨沙子を全身全霊で守ってみせる!と言った田中が星の王子様に見えたけどな」
いや…王子様ってガラじゃないしょアレ…


次の日、帰りに養護教室を覗いてみた。
田中が車イスに座った梨沙子の前に立ち、何やらモジモジしている。
「け…け…結婚してください!!」
…ぶっ!!
オレは吹き出してしまった。唐突に田中が梨沙子にプロポーズしたのだ。
「ホントに…りーなんかでいいの…??」
梨沙子が頬を赤く染めながら言う。
「り…梨沙子じゃなきゃダメなんだよ」
田中が情熱をこめて言う。「…同情なんでしょ?」
「…愛情だよ」
おいおい…何のドラマだよ…
やがて梨沙子の頬には笑顔が浮かび、田中にコクンと頷いてみせた。
次の瞬間、田中は歓喜に満ちあふれた笑顔で梨沙子を抱いた。
その幸せそうな2人の笑顔に自分もいつしか感激の涙を流していた。
484こんな恋のはなし:2005/04/08(金) 01:34:07 O
それから2週間たっただろうか。今、オレは養護の先生と大学病院へタクシーで向かっている。
先生の話によると梨沙子は先週、角膜の移植手術を受けたらしい。
田中の勇気あるプロポーズを受け、梨沙子も勇気を出して手術を受ける決心を決めたと言う。そして今日、包帯が取れるとのこと。
オレはタクシー内で先生に少し興奮気味に話しかける。
「先生…いよいよ梨沙子も目が見えるようになるんだね」
「おいおい…まだ手術が成功したと決まったわけじゃないぞ?」
「きっと成功して田中と梨沙子は今まで以上に幸せになるよ!」
「そう思うか?先生はそうは思わないな…」
「…え?」
「人間は、とてもまぶしい瞬間に、とても大事なものを見失う」
「…?」
それ以降はオレが反応しても先生は何にも言わなくなった。

やがて病院へとついた。眼科へ行くと病室の中では暗闇の中、するすると梨沙子の包帯が解かれていた。
医者が梨沙子の目の前にペンライトをかざし、
「どうです?見えますか?」
と、問いかけている。
485こんな恋のはなし:2005/04/08(金) 01:37:43 O
今まで暗闇しか知らなかった梨沙子の視界に、淡いライトがおぼろに見える。
次第にはっきりと見えてきたライトの光に梨沙子の目が輝いた。
その反応を見て医者は看護婦に合図し、カーテンを開けさせ鏡を差し出した。
梨沙子は鏡を受け取ると、恐る恐る覗き込む。
「…これが私」
梨沙子の頬がゆっくりとほころんでいく。
「り、梨沙子…?オレと先生が見えるのか?」
梨沙子はオレと先生の存在に気づくと不思議そうに見つめる。
するとオレを指差し、「…君が…田中君?」と話しかけてきた。
「違う違う!オレは近所に住む兄ちゃんで、田中は…」
オレが言い終える前に病室のドアをノックする音がした。
医者が「どうぞ」と言うと、ドアが開いて田中が入ってくる。
「すいません…梨沙子に捧げる花を選んでいたら遅くなっちゃって…」
田中は頭を下げながら申し訳なさそうに謝る。右手には真っ赤なバラが色鮮やかに輝いている。
…その声に振り返った梨沙子の目と田中の目が合った。
486名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 01:39:26 0
すげぇドキドキ期待sage
487こんな恋のはなし:2005/04/08(金) 01:40:16 O
呆然とする梨沙子とは対比して田中は「よかった。梨沙子…よかったね」と涙ぐんでいる。梨沙子は何故か動揺し、田中が持ってきた花を受けとろうとしない。
思いもよらぬ梨沙子の反応に、オレと田中は言葉を失った。先生は1人険しい顔をしている。
それに気づいた梨沙子は小さく笑顔をつくる。
「あ…ごめんなさい。田中君…想像してた顔と少し違ってたから」
梨沙子は手にしていた鏡を取ると、もう1度自分の顔を見て微笑む。それは、さっき田中に見せた笑顔とはまったく違っていた。


ある日の昼休み、オレは養護教室へ駆け出して行く。教室内は先生だけだった。梨沙子の姿はない。
やっぱり本当だったんだ…「先生!!田中から聞いたよ!梨沙子…学校辞めたって…!」
先生はコーヒーを飲みながらオレに視線を向ける。
「昨日、梨沙子ちゃんの親御さんが挨拶にきたよ。」オレは黙って先生の話に聞き入る。
「梨沙子ちゃん自身の強い希望もあって都内の有名進学校に転校するらしい。そのために今から優秀な家庭教師をつけて必死に勉強するそうだ」
488こんな恋のはなし:2005/04/08(金) 01:42:54 O
「そんな…そんなのってアリかよ…」
オレは近くにあったイスに座ってうなだれる。
「…人間は欲深い生きものだ。金銭欲、名誉欲と言った風に欲とついたものは全部ほしがる。…梨沙子ちゃんはそれを今まで知らずにいた。まるっきりの透明だったんだ」
先生はコーヒーに砂糖を入れて、かまかしながら話を続ける。
「ところがある日、彼女は外の世界を知ってしまった。そして田中を見て幻滅してしまったんだ」
「…何が言いたいんだよ先生」
「田中にとっては梨沙子ちゃんは盲目であった方が幸せだったんだよ」
「違う!アイツはただ好きな子の目が見えるようになって欲しい…自分と同じ景色を見せてあげたいっていう純粋な気持ちから…」
「…現にそれと引きかえに梨沙子ちゃんは離れていった。人間にとって知らないでいた方が良いことだってあるんだよ。」
「…」
オレは先生の言葉に返す言葉が見つからない。
489こんな恋のはなし:2005/04/08(金) 01:46:19 O
養護教室内が沈黙に包まれる。それを打ち壊したのは先生だった。
「田中は何だって?」
オレは視線を先生に移して話す。
「…しかたないです。良い夢見たと思ってあきらめますって。そう言って笑ってた…」
そうか…と先生は呟くと一束のバラを持ってオレの前に差し出した。
「…?これって…」
「梨沙子ちゃんが最後まで受け取らなかったバラだ」「…」
「バラの花ことばを知ってるか?」
オレは黙って首を横にふる。
「『あいじょう』だ」
田中が梨沙子の為に買ってきたバラ…。今ではバラ本来の輝きを失って1人淋しそうに枯れていた…
おわり
490名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 01:48:38 0
乙!
これまた泣かせてもらったわ・・・
491名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 01:49:02 O
深夜に失礼しました。それでは…
492名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 01:53:29 0
うわぁぁ切ねぇ・・・゜・゜・(ノД`)・゜・
かなり昔の「世紀末の詩」っていうドラマにもこんな話があったなぁ・・・
それも思い出してまた涙、作者さん乙
493名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 01:54:37 0 BE:121999875-
『人間にとって知らないでいた方が良いことだってあるんだよ』

なんか・・・重たい言葉ですね・・・心に染み入ります。
494名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 01:56:55 O
。・゚・(つД`)・゚・。うわあん
こりゃ今までになかったタイプだね…
495名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 02:05:50 0 BE:282342299-
切ねぇ〜〜〜よぅTTOTT
496名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 02:09:27 O
本当に目が見えなかった乙

ただ、もし見えるようになったとしても、顔の善し悪しなんてそんなに簡単に分かるもんじゃないんだがな…。
むしろどれだけ支えてくれた人が大切な存在だったかに気付くはず

網膜剥離で失明寸前まで行った俺の感想です、スマン
497名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 02:11:49 0 BE:41829034-
>>496
それはそれで、大変な思いをしたね。
キミの貴重な経験にも。・゚・(つД`)・゚・。
498名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 02:26:40 O
感動話の感想はキリがないな…太ってるなら自分にルーズだとアピールしてるのと同じだ。食べなきゃ痩せる。そろそろ雑は控えて夜中の作家サン待ちましょうか
499名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 02:28:59 0
最近は短めで凝ったストーリーの作品が少なくなっていたんでこういうのもいいね
500名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 02:53:37 0
チャップリンの作品を思い出した。
『街の灯』だったかな。
見えなくて変わらない物もあれば、見えて変わる物もあるって感じだね。
でも、見えるからこそ変わる物の世の中にはあると信じながらも〜・・・

作者さん乙です!
501バレーボーイズ:2005/04/08(金) 03:02:14 O
「…よし!おまえら準備はいいか?!」
「「「おうっ!!」」」
俺たちは昨日この波浪中学の1年生になったばかりだ。そして今は体育館の前…
「…さすがに緊張するなぁ…」
「決心が鈍るだろ!早く開けろよ○○!」
「…よし!」
ガラッ!
シ〜〜ン…
「…あれ?」
「何だよ?!誰もいねぇじゃん!」
俺たち4人はバレーボール部に入部しようと意気込んで来たわけだが…
「何でだよ?」
「知らねえよ」
この口が悪い上に常にテンション高いのが亀井と田中。
「はぁ〜…緊張したね」
このインテリぶってるノッポが道重だ。
「…1年はみんな帰ってるみたいだし…今日のところは帰ろうぜ」
「「ええぇぇ〜?!」」
「そうだよ。それに明日は部活動紹介があるんだしさ。もともと僕らフライングじゃん?」
「ちぇ〜じゃあ明日に備えてとっとと帰って寝るか」
「あ〜あ、なんか損した気分だなぁ」
そんなこんなで雑談しながら帰る4人。俺達4人は同じマンションに住んでいる。
502バレーボーイズ:2005/04/08(金) 03:05:36 O
「じゃあな」
「明日」
「バイバ〜イ」
やつら3人は1階に住んでいる。このエレベーター前でようやく1人になる。
俺は最上階の12階だ。この12階には…
ピンポ〜ン
「あ〜!やっと帰ってきた!遅いぞ○○ちゃん♪」
「あ、桃…嗣永先輩…」
嗣永桃子…1歳年上だが、小学校の通学班が何年も一緒だったため仲が良い。というか幼なじみの1人だ。
「もぉ〜…学校じゃないんだから、今まで通り桃でいいよ!」
「う〜ん、俺なりのケジメなんだけどなぁ…ってそれより桃…嗣永先輩!」
「……」
「…あの?」
「桃って呼ばないと話してあげないから!」
「…桃」
「な・ぁ・に♪」
…ぶっちゃけ桃はカワイイ…年上には見えないし…
「今日バレー部練習やってなかったんだけど…女子もやってないじゃん?何で?」
「女子部は今日はお休み♪明日からまた地獄の猛特訓なのよ…」
可愛く凹んでみせる桃を華麗にスルー
「男子は?何で練習してないの?」
「あぁ…えっとぉ…すぐ教えてあげようかと思ったんだけどぉ、言いづらくてぇ…明日!部活紹介で先生から発表があるから!」
「じゃあまぁ、いいけど」
そう言って桃は慌てて家に引っ込んでしまった…何が隠されてるんだろうか?
ここでちょっと俺達の自慢話を。
俺達4人は小学校の頃に入っていた、少年バレーボール団『スペジェネ』(正式名称は忘れてしまった)で全国大会を優勝した実績を持っている。私立中学からいくつも誘いがあったが、遠くまで通うのは面倒だし、4人で同じ学校でプレイしたいというのもあった。
それに波浪中学はいつも地区大会ならベスト4には入る力があった。そのバレー部に入部しにきたわけなんだが…
まぁ、桃が明日分かると言ってるんだし、今日はのんびりクラスの連中の名前でも暗記するかな。
503バレーボーイズ:2005/04/08(金) 03:29:59 O
「おはよ○○」
「おっす」
「あれ?亀井と田中は?」
「マラソンして学校まで行くって。もう行っちゃったよ」
「ははは…」

「○○〜!お早よう!」
「おう、雅」
「雅ちゃぁん♪おはよ♪」
「道重くんも、おはよ」
「ちょっとちょっと!あんた達には私の姿が見えないわけ?!」
「悪い悪い…おはよ、千奈美」
「よ、よぉ、千奈美…」
「おはよぉ♪」

夏焼雅…うちの隣に住んでいる幼なじみ。みんなの憧れの的で、小学校ではアイドルのような存在だった。きっと中学でもすぐ人気者になるだろうな…

徳永千奈美…5階に住んでる、こいつも幼なじみだ。真っ白な歯に笑顔がチャームポイントだ。
ちなみに道重は千奈美のことを好きなようだ。
504みぃ〜:2005/04/08(金) 03:31:59 0 BE:125485766-
州*‘ o‘リ<みんな寝たんだもん♪

『星の降る丘』・・・つづき
>>352

木曜日

昨日の疲れからか、今朝は起きるのが遅かった。
時計を見ると10時過ぎ。
「ん〜〜、よく寝たぁ。」

わたしの枕もとには、2個の『コクワの実』があった。

夕べ、家族が『コクワの実』と『山葡萄』で昔話で盛り上がってしまい
慌ててわたしは、この2個だけを持ってきたのだった。

りぃ〜の分とリュウちゃんの分♪

わたしは着替えてお花畑に行った。
お花畑はいつものとおりキレイなお花が咲き乱れていた。

さすがのリュウちゃんも今日はお寝坊さんかな?・・・

そのとき、1羽のアゲハチョウが飛んできた・・・
505バレーボーイズ:2005/04/08(金) 03:32:34 O
「せっかくだから4人で学校行こっか?」
「そーだね♪」
「あ、あれ友理奈ちゃんじゃない?」
「ホントだ、お〜い!友理奈ぁ!」
「ぇ?あ、○○!…先輩」

熊井友理奈…1個下の小6。千奈美と同じ5階だ。友理奈とも通学班を通じて仲が良かった。でもどこか俺をバカにしたような態度で…

「は?先輩って何だよ?」
「いや、ほら、○○もう中学生だし…あ、先輩だった…」
(俺が桃に思ってるのと同じ気持ちなのか…)
「バカだなぁ、そんなの気にすんなよ。俺は今まで通りでいいよ?」
「…分かった、考えとく」
「よし、じゃあ班長さん、うちの妹をよろしく頼むよ?」
「梨沙子いい子だもん、平気だも〜ん」

梨沙子…俺の妹。2個下だ。実は血が繋がっていない、義理の妹である。でも仲が良すぎて、互いにそんなことは普段は忘れているが…あと、梨沙子はちょっとアフォだ。

「…なんかやけに多くの人に会うなぁ」
「新学期だしな」
「関係ないじゃん!」
「てかこのマンションに主要人物が多過ぎなんだよぉ♪」



〜明日につづく〜
506みぃ〜:2005/04/08(金) 03:33:20 0 BE:282342299-
あ・・・またやっちゃった orz
ごめんなさい。また後日。
507名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 03:40:15 O
>>506
いえいえ、こっちはもう終わりなんで、続けてくださいな
508名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 03:46:16 0
ふぅー規制とか焦ったorz
さてみぃ〜たんの更新を期待して待ってようかなw
509名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 04:32:08 0
>>432
忘れ物を取りに放課後の教室に1人戻ると、俺の前の席〜佐紀の机の上に何かが置いてあるのに気付く。
「あ〜・・・これ!!」
それは、今日の3時間目まで佐紀が付けていた可愛い銀色の髪止めだった。
体育が終わって戻ってみると無くなっていたらしく必死になって一緒に探したっけ!
多分、誰かが教室の隅に落ちてたのでも見つけて佐紀の机の上に置いておいたんだろう。
・・・時計を見ると6時ちょい前。
この時間なら佐紀の入ってるダンスグループのBerryz工房は体育館で練習をまだやってる時間だろうな。
(しゃ〜ない!渡しに行こうかな!)
俺は佐紀と会える口実ができた嬉しさで胸を弾ませながら走って体育館へ向かった。
手にはしっかりと佐紀の髪止めを握り締めて。

体育館の前に付く。
さて、放課後の体育館は女子がダンスレッスンをしてるから男子は入りづらい感じになってるんだよなぁ・・・
(いや!俺には理由があるんだし! それに、これは好意でやってるんだから嫌がられる事は無いだろ!!)
そんな事を自分に言い聞かせるように心で力強く思う。
1つ大きな深呼吸をして〜・・・よし!
俺は体育館のドアに手を持っていって開けようとした時だった。

「ちょっと!!何か用ですか!!」
ドアの少し開いた隙間から誰かの声が聞こえる。
これは〜・・・隣のクラスの菅谷梨沙子の声だけど〜・・・何か少し怒った声?
俺がそんな事を考えている間に次は別の女の子の声が聞こえる。
「言いたい事があるならハッキリ言えばいいでしょ!!」
今度は隣クラスの須藤茉麻の声。
(何か〜・・・もめてる?)
俺の中に少し興味の種が生まれて来ていて、少し開いた隙間から体育館の中の様子を見てみる。
510名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 04:36:33 0
またまたキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!
あぁこれでまだまだ寝れないぞw
511名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 04:43:56 0
まだ来るよね?来るよね?
寝ちゃ駄目だよね?
512名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 04:45:09 0
今回はココまでです☆
題名をソロソロ決めないと・・・
仮の題名で『6月の方程式=4・3・2』にしておいてくださいw

・・・誰か気付いてるのかな〜?
って、誰も気付いてなさそう^^;
今回はちょこっと細工がしてあるのは内緒だw
(もし気付いた人がいても言わないようにしてください☆☆ 一応、最後にタネ明かし?しますw)

>>510
今はココまでしか完成してないので〜申し訳ないです^^;
513名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 04:47:19 0
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
微妙に気づいたっぽいが・・・内緒だなw
514名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 04:51:26 0
いやいやこれで心置きなく寝れますわw
次回も期待して待ってます
515名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 04:53:56 0
わからん・・・寝れないよ〜
516名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 05:18:33 O
バイトいってそのまま名古屋広島にいくので
帰ってくるまでまとめサイト更新できません
いつもの神お願いします。ついでにあらすじも…
517名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 06:41:59 0
楽しんで来てくれ
518名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 07:23:48 0
内緒って入ってるのに桃子が来ない・・・?
519名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 07:24:19 O
このスレ、イベに行かない人のほうが多いの?
520僕に舞い降りた天使:2005/04/08(金) 07:34:51 0
>>477

「なぁ、ココの答え何??」
「・・・自分で考えて」
「ちぇっ!何だよ!せっかく話し掛けてやったのに!!もういいよ!!」
「・・・・・・・(話し掛けてくれなくて結構だよ)」
聞いてきた奴は他に答えを聞きに行ってしまった。

「アイツちょっと頭良いからって調子に乗りやがって、だいたいさ・・・・」
「がり勉野郎が・・・・」
「・・・タロウのくせに・・・・」
さっきの奴が他の奴と俺の話をしてるのが聞こえてくる、
まぁ大して気にはならない、だいたいいつもこんなもんだし。

僕の名前は中島タロウ、
ぶっちゃけ僕には友達がいない、特に必要だとも思ってないし、
学校はただ勉強をしに来るトコ・・・と言っても塾ではもう中二ぐらいのレベルまで進んでいるから小学六年生の授業なんて僕には必要ないんだけど。
楽しい事、嬉しい事、悲しい事・・・そんなモノは僕の日常には存在しない、
だからどうしたって?・・・ただそれだけの事、別にそーゆー事を求めてる訳じゃないさ。
521僕に舞い降りた天使:2005/04/08(金) 07:39:10 0
>>520

「タロウく〜ん、お勉強ばっかしてると頭がパンクしちゃいますよぉ〜??」
(この特徴のある声は・・・)
「僕に話しかけると嗣永まで仲間外れにされるよ?」
「えへへ〜私はクラスの人気者だから大丈夫だよっ♪」
「・・・(自分で言うなよ)」
確かに、嗣永桃子は元気で明るくて、クラスの人気者、
だけど、休み時間勉強してると、いつも邪魔してくるので、僕にとっては正直うざったい存在。
「・・・・・・」
「・・・・・・・」
「・・・どっか行ってくんない?勉強に集中できないから」
「休み時間なんだから外出て遊ぼうよぉ〜」
「やだよ」
嗣永は僕の腕を両手で掴んで引っ張ってきたので、
僕は空いてる方の手で嗣永の手を振り払った、
522僕に舞い降りた天使:2005/04/08(金) 07:44:05 0
>>521

「あ〜もう〜せっかく一緒に遊んであげようと思ったのにぃ、えいっ!」
「あっ、何すんだよ!返せよ!」
僕が握っていた鉛筆を嗣永が奪ってきた、
「ふふふっ、返して欲しかったらココまでおいで〜♪」
「早く返せって!」
「きゃ〜〜〜!タロウ君が怒ったぁ〜〜〜〜♪」
僕が立ち上がりながら少し強めに言うと、
嗣永は僕の鉛筆を持ったまま、嬉しそうにはしゃぎながら教室を走って出て行ってしまった、
「・・・・・」残された僕は無言で席に着き、筆箱から鉛筆を取り出し勉強を再開する、
数秒後・・・

「ちょっとぉ・・・何で追っかけて来ないのぉ!?」
少し息を切らした嗣永が戻ってきた、
「別にー、鉛筆他にもあるし・・・持ってきたいんなら持ってけば?」
「あぁ〜もう貰っちゃうからねっ?ホントに持ってっちゃうからねっ?」
「好きにして」
「・・・ふんっ」
顔をプクっと膨らましながら嗣永は教室を出て行った。
523名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 07:44:45 0
桃子はかわいいなー(;´Д`)
524僕に舞い降りた天使:2005/04/08(金) 07:47:04 0
>>522

たった一人教室に残り黙々と鉛筆を走らせる僕、
開かれた窓の外から、校庭で遊ぶ生徒達の明るく楽しそうな声がガヤガヤと聞こえてくる・・・

「うるさいなぁ・・・」
そう呟き、窓を閉めに行く、
閉めようと窓に手を掛けた時、ふと校庭で遊ぶ嗣永の姿が目に止まる。
数人の女子と大勢の男子に囲まれ、楽しそうに走り回ってる嗣永、

「・・・・・・」

『ガラガラ!!!!』

勢いよく窓を閉めると静寂に包まれる教室、僕は席に着いてまた勉強を再開した。

学校に来て誰とも遊ばずに、勉強し続ける、
毎日その繰り返し・・・・・ただそれだけの事・・・・・・友達なんか・・いらないんだ・・・

学校が終わると僕はいつものように一人で下校した。
                           つづく
525名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 07:48:24 0
朝から乙!
526みぃ〜:2005/04/08(金) 09:48:02 0 BE:111542584-
州*‘ o‘リ<夕べのつづきだもん♪

『星の降る丘』・・・つづき
>>504

「ごめん・・・待たせちゃった?」

突然のリュウちゃんの声に驚いて振り向いた。
リュウちゃんの姿を見るとなんだかホッとする・・・

わたしの気持ちに変化が起きてることは
このときは、まだ自分ですら気がついていなかった。

「今日は、小川の上流に行きたい♪」
「いいよ。上流に行けば滝があって滝壷で
泳ぐことも出来るし魚を捕ることも出来るよ。」
「すごぉぉおおい!!りぃ〜もお魚が捕れるかなぁ。」
「こんなに大きいから、りぃ〜ちゃんなら食べられちゃうかもぉ。」

リュウちゃんは、両手をいっぱいに広げて
わたしを追い掛けて来た。

わたしが逃げるといつのまにかお花畑に
群れていたアゲハチョウが一斉に舞った。

州*‘ o‘リ<結末がわかりかけても内緒にしてね・・・つづく
527名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 09:48:48 O
佐紀タムのクイズの答えがさっぱり見当付かない男による保全。

新作乙です。
528名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 10:09:42 O
みぃ〜タン朝から乙〜
529名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 12:18:27 O
バレーは人気ないな
530名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 12:26:59 0
人気あるないじゃなくってまだ始まってないも同然だから
むしろこんな状況で面白いなんて言うと怪しまれる
531名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 14:41:12 0
ワードで5ページまで書いたけどいまいちしっくり来ないので頭から書きなおし保
532名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 16:31:56 O
頑張って ほ
533名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 19:08:22 O
応援してます ほ
534名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 20:44:40 0
人居ないね ほ
535バレーボーイズ:2005/04/08(金) 20:56:03 O
「はぁ〜?!男子バレー部は無期限活動停止〜?!」
「どーゆうことだよ?!」
部活紹介中の体育館に亀井と田中の叫び声が響く
「…続きまして女子バレー部の紹介です」
騒ぐ2人をスルーする司会の生徒

「亀井!田中!静かにし!」
担任の中澤先生にゲンコツを喰らう2人。みんなもくすくす笑う。すでにクラスの主導権を握っている。
「あんたらの事情は先生達も知っとるから、あとで説明する。静かにしときな」
536バレーボーイズ:2005/04/08(金) 21:28:37 O
桃がユニフォームを来てステージで活動の説明をしながら、数人の先輩達とトス回しなどの実演をしている。
すでに男子の目がハートになってるな…さすが桃…しかし何で桃のユニフォームだけノースリーブでヘソチラ仕様なんだ?

「○○、どうなっちゃってるのかな?男子バレー」
「さあな、あとで説明聞かないとね」
「実は私もバレー部にしようかと思ってるんだよね」
「え?千奈美も?バトミントンは?」
「だってぇ〜、4人ともバレーでしょ?どうなるか分からないけど。雅ちゃんだってそうだし…1人だけバドやってるの、小学校のときから淋しかったんだから…」

これは面白くなりそうだ。もうよその紹介なんて耳に入らなかった。

教室に戻ってすぐに自由見学時間になったが、俺達は中澤先生に教室で待つように言われていた。
雅と千奈美も見学に行かず、ここに残っている。何故かと聞けば『面白そうだから♪』…他人事だと思って…

ガララッ
「お待たせ〜」
「遅えよ!」
やっと中澤先生が来た。と、もう1人。
「待たせたな。俺が男子バレーの顧問だった寺田や」
「顧問、だった?」
「寺田先生、無期限活動停止の理由は何なんですか?」
「…おのなぁ、くだらないことなんや…」

何とも言いづらそうな顔の寺田先生。
537バレーボーイズ:2005/04/08(金) 21:43:13 O
「うちに安倍って言う3年がおってな、その安倍がな…国語の授業で詩を書いたんや。で、あまりにも出来がいいもんだから全国中学作詩コンクールっちゅうのに応募させたらなんと、県の代表に選ばれてしまってな」
「すげえじゃん」
「それと何の関係があるわけっすか?」
「…その安倍の書いた詩っちゅうのが、盗作やったんや…」
「はぁ?!」
「バカじゃねえのその人」
「……」
「しかも安倍は1年の時も同じコンクールで優秀賞もらっててなあ。調べたらそれも盗作だったんや」
「呆れた人ですね…」
「色んな詩人の詩集を開いたらいい詩が載っとったから『素敵だな』と思ってやってしまったとか…おまけに盗作してるうちに自分の詩と区別がつかなくなったとか…
そのせいで校長や教頭は教育委員会やら他校とか、ぎょうさんを頭下げるハメになってな。怒りが頂点に達した3日前、おまえらが入学する前日な、活動停止にされたっちゅうわけや」


〜つづく〜
538名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 21:48:58 0
バレー部に所属してるんで期待してますw
539シルバー:2005/04/08(金) 22:46:48 O
すいませんでした…これからはちょんとメモしときます!
〈奇跡の出会い〉                
頭が真っ白になった俺はテンパってしまった。
(次は俺の番だ…よし!気合いだっ!)と心に決め握手をした。まずは桃だ…
「頑張ってください!」
『はい!ありがとうございます!』と明るく返事をしてくれた。次はまあさ…
「頑張ってください!」
『ありがとうございます…!』
彼女は少し緊張してるように見えた。次にまいはと握手をしてと握手をした。
「頑張ってください!」 「ハイ!」
次に徳さん。
「頑張ってください!」 「頑張ります!」
すごい笑顔で俺を見てくれた。
次に雅。
「頑張ってください!」
ふとっ前にいた人は梨沙子と握手をしていた。
すると…その人は梨沙子をにらむように言った。
「昨日、梨沙子ちゃんが遊んでくれなかったね!だから今日遊ぼう!」
(昨日…あっ!あいつだっ!何で早く気付かなかったんだろう…)と思った。
その時、その男は梨沙子の手を思いっきりひっぱった。
『痛い…よ…助けて…お兄ちゃん…』と泣きながら呟いた。(今、お兄ちゃんって言ったよなぁ…)俺はその男の手を振り払った。
「なっ!何するんだ。誰がお前!」
帽子にかぶってた俺は帽子を取りその男に言った。
「昨日はどうも!」すでに泣いていた梨沙子は俺を見た。
「おっお兄ちゃん!どうして…」
「梨沙子を驚かそうと思ってね!」と笑顔で言いその男を睨んだ。
「お前、昨日の…ふぅ〜ん。昨日のお返しとやらをしてやるかなぁ〜!」と笑顔で男は言い俺を勢い良く殴った。
「この野郎!!」俺も自分の力を出し思いっきり殴った。
会場はパニック状態。みんなが騒いでいるのがわかった。
540シルバー:2005/04/08(金) 22:49:38 O
〈奇跡の出会い〉                
大人相手にやはり力は負ける。梨沙子をちらっと見ると泣いてる梨沙子をメンバーは慰めている。
俺はよそ見をしたせいで男は俺の頭を持ち机に殴りつけた。また俺が覚えてるのはそこまで…
ゆっくり目を開けると…俺の手を握っている
梨沙子とぼやけててうまく見えないが夏焼雅の2人が俺を見ている。
目を覚ましたのに気付き梨沙子の目には涙が溢れていた。
「おっお兄ちゃん!!」 「梨沙子…大丈夫!?」
「うっうん…」     「ならよかった…」
「やっぱりお兄ちゃんってすごいんだねっ!」
「おっ俺が?」「うん!」すると梨沙子の隣にいた夏焼雅が説明してくれた。
「頭を打った後、あなたは梨沙子の手を引っ張った人を思いっきり蹴って台から落としたのよ…その男は逃げちゃったけどね…」
「そっそうなんだ。」(まったく覚えていない…なんでだ…。)
と俺が考えてると梨沙子は俺に言った。
「何で今日来たの??」
「あっあ〜昨日握手会やるって言ってたから行こうかなぁ〜って梨沙子を驚かせたかったからさっ!」
「お兄ちゃんのバカ」と言いながら横になってる俺の腹を叩いた。
梨沙子を見ると顔が真っ赤になっていた。
(梨沙子がいるのはわかるけどなぜ夏焼さんまでいるんだろぉ…)
気になった俺は梨沙子に聞いた。
541名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 22:57:38 0
ハラハラしたよw
これは間違い?「次にまいはと握手をしてと握手をした。」
あと  帽子にかぶってた→帽子を  かな?
542名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 23:42:03 O
安倍の盗作ワロタw
543名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 23:43:26 0
6月の方程式=4・3・2
>>509

何か女子同士で向かいあって〜・・・睨み合ってる?
Berryz工房の8人と〜・・・向かいあってるのはウチのクラスの女子5人だった。

(う〜ん・・・あの5人って、何か男子の前では甘える感じで他の女子に評判が悪いグループだ)
昼休みとかに席が近いから、学級委員の佐紀の所に他の女子からの苦情の話を俺は何度か聞いていた。
その度に(・・・俺は絶対にひっかからないでおこう)と思ってたけど〜・・・さて、真相はどうなんだろう?
俺は息を殺すようにして女子同士のイザコザを見ていた。

クラスの女子5人の中心の奴が嫌味くさいトーンで話し出す。
「あのさ〜・・・マジで彼氏いるのに男子にコビ売っててウザイ人がいるんだけど!何とかならない?」
そう言って夏焼を睨むように見ていた。
夏焼は少し切なそうな表情で下を向いたまま何も言わなかった。
菅谷は夏焼に抱きついて守る様にして相手を睨む。
隣のクラスの熊井が強めに言い返す。
「別に雅ちゃんは男子にコビ売って無いし何もしてないでしょ! 彼氏いるのに勝手に雅ちゃんを好きな男子が諦めてないだけじゃん!」
その後でスグに須藤も一緒に言う。
「あなた達も彼の事を狙ってたんでしょ? それで雅ちゃんが彼女になったから面白くないから雅ちゃん責めて・・・もう止めてくれない?」
その言葉が図星だったのかクラスの女子は何も言えなくなってしまっていた。
544名無し募集中。。。:2005/04/08(金) 23:58:24 0
こんな時間にキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
545名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 00:42:47 0 BE:65035073-
わくわく
546名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 00:43:22 0
6月の方程式=4・3・2
>>543

(おぉ!さすが須藤だ! ハッキリと物事を言うし、ノリが良いから男子から人気あるんだよなぁ!)
見てる俺は確実にBerryzチーム側を応援してた。
いつもは可愛い佐紀も今は真剣に怒った表所で相手を見ていた。
佐紀は小さい頃から曲がった事とか弱い者苛めみたいな事が大っ嫌いで正義感が強くって・・・
まぁ、結局は男子に向かって行って返り討ちにされて泣かさちゃってたなぁ。
後で俺が相手を倒して、泣いてる佐紀を慰めて〜・・・懐かしいなぁ。
そんな過去の余韻に少し浸ってる時だった。
クラスの女子が言った言葉で夏焼の表情が一気に変わって・・・そのまま堪えきれずに泣き出してしまった。

「あんた達さぁ!よく一緒に仲良しグループなんて作れるね? 皆だって彼が好きだったんでしょ? 取られて悔しくないの?」

俺は何となく、そこら辺の事情は知っていた。
夏焼にとって1番キツイ事を言われてしまった。
泣き出してしまった夏焼を必死に慰める佐紀と菅谷。

熊井が睨みながら早口で言い返す。
「変な事言わないでよ! 私達は全員キッパリ諦めてるし、雅ちゃんは大切な友達なんだから!!」
「本当に納得いってるの? ってか、夏焼さんはモテるんだから別の男子と付き合えば良いと思うんだけど!」
そんな嫌味の入ったヒニクな言葉に7人の表情が一気に変わる。
スグにでも誰かの手が飛びそうな状況。

   〜続く〜
547名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 01:20:05 0
乙です。佐紀タンのクイズの答え、
この小説の細工がさっぱりわかりませんorz
次の更新楽しみに待ってます
548名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 03:02:38 0
今日もみんな乙

>>546
女の子の社会って恐いなぁw(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
549名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 06:23:34 0
保全
550名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 09:20:15 0
雅はあぁ!の誘いは断ったんか
551名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 09:45:09 0
今日は握手会か
552名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 12:35:17 O
553名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 15:24:40 0
ミヤビサクラコ
554名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 15:25:01 O
>>537
ぬっちネタはリアルに重すぎてちょっと引いた^^;
これはこれでおもろかったけどね
555名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 15:53:52 0
>>524  在宅の俺が一人寂しく更新orz


「ただいま〜」
「あっお兄ちゃんおかえり〜」
玄関に入ると、妹の早貴がぶかぶかのエプロン姿で駆け寄って来た、

「何でエプロンなんか着てんの?」
「今ね洗い物してたの♪」
「洗い物・・・あぁ父さんまたしないで仕事行っちゃったのか」
「うん、偉い?私偉いでしょ??」
早貴がその場でピョコピョコと飛び跳ねて聞いてくるので、
「あぁ偉い偉い」と俺は適当に褒めて自分の部屋に入ろうとした、

「お兄ちゃん!今日ね!学校でね・・・」
「えっと、ごめん早貴、俺塾あるから・・・帰ってきたら聞くよ」
「あっ・・・うん・・・ごめんなさい・・・」
エプロンのお腹ら辺をギュっと握り締めションボリする早貴、
そんないつものやりとりをしていると、

『ピーンポーン・・・ピーンポーン・・・』
(・・・ん?誰だ?)
僕はインターホンをとった、
556僕に舞い降りた天使:2005/04/09(土) 15:57:32 0
>>555  タイトル忘れた^^;;

「どちら様ですか?」
「あっ!中島タロウ君ですか!?」
若い女の人の声だ、女の人というより女の子の声かな?
「はい、そうですけど・・・」

「私・・・えっと・・・・・・天使です!」

「・・・・・はぁぁ?」

「え〜あなたのことを救いに〜・・・」
「あっ宗教の勧誘ならお断りします」
「いや勧誘じゃな・・・」
『ガチャ』
僕はインターホンを切ると、
(最近多いんだよなぁ、こういう勧誘)などと思いながら自分の部屋に入ろうとした・・・が、

『ピーンポーン・・・ピーンポーン・・・ピーンポーン・・・ピーンポーン』

「・・・・・、・・はい?」
「あの〜宗教とかじゃなくて、私はその〜タロウ君に・・・・」
「だから〜!結構です!!」
「ちょっとお話しだけでも聞っ・・・・」
『ガチャ!』
(しつこいなぁ・・・もう)
557僕に舞い降りた天使:2005/04/09(土) 16:00:13 0
>>556

『ピーンポーン・・・ピーンポーン・・・ピーンポーン・・・ピーンポーン』
(何だよ!!!)

「帰ってください!!しつこいと警察呼びますよ!!!!」
「ぁっ・・・えっと・・・たっ、宅急便で〜す・・・」
「・・・・・・」声質は変えてるけど明らかに同じ人だ、
『ガチャ!!!』

「どうしたの?誰?」
勢いよくインターホンを切った僕に、早貴が寄ってきた、 
「あぁ、何か変な勧誘だよ」
「ふ〜んお兄ちゃん・・・今日も・・・遅いよね?」早貴が少し悲しそうな顔で聞いてくる、
「なるべく早めに帰ってくるから」
「うん・・・・・」顔を俯かせる早貴、

僕が塾の日は早貴が一人で留守番をしなければならない、
早貴は小学四年生、昔からこんな感じの生活だから歳のわりにはしっかりした子だけど、
やっぱまだまだ誰かに甘えたい年頃なんだろうな・・・・

僕は自分の部屋で塾の準備を済ませると、早貴に見送られながら家を出た。

558僕に舞い降りた天使:2005/04/09(土) 16:03:41 0
>>557

「中島タロウ君?」

家の門を出て歩き始めた時、不意に誰かに呼び止められた、
振り返ると、そこには一人のちっこい女の子がニコっと微笑んでいる・・・てゆーか誰だ??

「もぉ〜やっと会えた〜」女の子が『はぁ〜』と大きくため息をつく・・・んこの声!?
「君もしかしてさっきの・・・勧誘の人!?」
こんな女の子が勧誘?僕と同い年くらいか、下手したら年下だ、
「だから〜宗教とかの勧誘じゃありません」彼女は眉間にしわを寄せ否定する、
「じゃあ何なんですか!?」
「天使です♪」
「・・・・・・・」
意味が分からなかった、この見ず知らずの女の子は何が目的でこんな嘘をついているんだろうか・・・

「あの、勧誘じゃないんなら何が目的なんですか?」僕は疑いの目で彼女を睨んだ、
「私こういう者です」
彼女は名刺の様な紙を一枚僕に差し出した、

     『天使☆清水佐紀』

その紙にはそうとだけ書かれている、何なんだよ・・・一体。
僕は無言でこの『自称天使』に視線を移す、
彼女はニコニコと笑みを浮かべながら、僕を見つめている、
もちろん見た目は至って普通の女の子・・・背がちっこいから年下に見えるけど、話口調からすると年上のような気がする、服装だって普通の『ちょっとオシャレな小学生』って感じ、背中に羽が生えてる訳でもないし、だいたい天使なんか存在するわけないじゃんか!

「・・・えっと僕急ぐんで・・・さようなら」
「ちょっ、ちょっと待ってよ・・・タローく〜ん」
559名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 16:05:33 0
天使=桃子だと思ってたがこれは意表をつかれた
560僕に舞い降りた天使:2005/04/09(土) 16:08:35 0
>>558

あまり関わりたくないので、僕が逃げるように歩き出そうとすると、彼女が腕を掴んできた。
「天使なんて存在するはず無いじゃんか、『非現実的』だよ、そんなの『非現実的』だよ!離してください!!非現実的!!」
「きゃっ」
僕が強めに腕を振り払うと、軽そうな彼女がバランスを崩し1メートル程先にしりもちを着いた。

「あっ・・・・(しまった)」
「いった〜い」彼女はお尻を摩っている、
「うぅ・・・君が悪いんだからね!『非現実的』なんだよ!」僕は再び歩きだそうとする
「あっ・・・・・・・と、友達が一人も居ない中島タロウ君!」
「・・・・!」
その言葉に反応して足を止めてしまう僕、彼女はいつの間にかメモ帳の様なもの開いていた、
「友達が一人も居ない中島タロウ君・・・小学6年生・・・成績は学年トップ・・・運動は苦手・・・
父親、妹と三人暮らし・・・母親は現在小学4年生の妹、早貴ちゃんを生んですぐ他界・・・」
彼女はそのメモ帳に書かれているであろう僕のプロフィールをスラスラと読み上げている、
「・・・学校では孤立している・・・休み時間は・・・」

「う、嘘だ!!僕には友達いっぱいいるんだぞ!僕はクラスの人気者なんだ!!!」
僕の目にはいつのまにか涙が溢れていた、

「・・・・」彼女は口を止め僕を悲しそうな目でジッと見つめる、
「非現実的女!!」
僕は涙を拭いながらそう叫びその場から走りだした・・・・彼女は追って来ない。

残された『自称天使』の清水は「ふぅ」とため息を一回つくと、ペンを取り出し、
そのペンでメモ帳に書かれた僕のプロフィールの一番下に「性格に問題がある」と書いた、
しかし・・・暫く考え込んだ後、その横に「(改善の余地あり)」と書き足した。

                                   つづく
561僕に舞い降りた天使:2005/04/09(土) 16:11:56 0
という訳でこんな感じの話です(どんな感じだよ!
ごめんなさい、かなり自己満入ってます
萌えも感動もリアリティも無いかも・・・
562名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 16:15:31 0
リアリティは気にすんな
妖精やロボットや幽霊や悪の秘密結社や何やらが普通に出てくるスレだから
563名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 16:39:17 0 BE:52286235-
でも、なんかおもしろそうだけどw
564こんな恋のはなし:2005/04/09(土) 16:41:52 O
〜PURE LOVE〜
「…ごめんなさい。私…今は恋愛より勉強のほうが大切なの」
夏焼の冷酷な宣告がオレの心に突き刺さる。
「そ…そっか!はは…そうだよな…」
「…もう教室に戻っていい?」
「お…おう!わざわざ屋上まで呼び出して悪かったな!!」
そのまま夏焼は返事を返さず帰っていった。
オレは1人空を見上げながら立ちつくす。
はぁ…告白が失敗することぐらい分かってたさ。だけど…あんなに冷たくフラれるなんて…


教室に戻ると、さっそく悪友が突っ込んできた。
「お!?どうだったんよ!?夏焼への愛の告白は〜??」
「…見事なまでにフラれたよ」
オレは夏焼に視線を移す。昼休みだってのに勉強をしている。
「まぁそんな気を落とすなって!夏焼の男子に対する嫌悪はクラスでも有名だろ!?」
…確かに、ここ最近の夏焼は男子に対して何か特別な嫌悪感を抱いている。前に友達が、ちょっとしたはずみで夏焼の体に触れただけで平手打ちをくらっていたことがあった。
565こんな恋のはなし:2005/04/09(土) 16:46:10 O
「んで…?オマエは次の恋でも探すの?」
悪友がクラスの女子を眺めながら話しかける。
「…あきらめない」
「…え?」
「このまま夏焼のコトあきらめるなんて出来ねぇ!」
「いや、だから夏焼は無理だって。男子が…」
「男子が嫌い?そんなの関係ねぇよ!オレは絶対に夏焼と付き合ってみせる!」
…と、まぁ具体的な案もないのにノリに任せて宣言してしまった。
いや…待てよ…?1つだけ確実な方法が…

オレは学校帰り、商店街の奥にひっそりと営業しているパン屋「小麦屋」へと向かった。
恋するクロワッサンを買うためだ。
「『小麦屋』のクロワッサンを好きな人に食べさせると恋が生まれる」という噂が町中に広がって、この小さなパン屋には行列が絶えることがない。
オレは行列の最後尾についた。もちろん夏焼に食べさせるつもりだ。
…並んでから30分近く経っただろうか。
突然、並んでいた客がすべて帰りだした。
566こんな恋のはなし:2005/04/09(土) 16:48:43 O
オレは首をかしげながら店内に入っていくと、店員のオジさんが『本日売り切れ』の札を出してすまなそうに言う。
「すまないねぇ…今日は全部売り切れちゃって…」
それを聞いたオレはがっくりとうなだれて「そうですか…」と力なく返事をする。
「…君もクロワッサンを買いにきたんだろう?」
その姿に見かねたのかオジさんはオレに声をかけた。そのまま黙ってオレはうなずく。
「誰に食べさせようと?」「…好きな子に」
それを聞いたオジさんは一度店内の奥に入っていくと数分後、片手に袋を持って戻ってきた。
「サービスだぞ?」
オジさんなニンヤリと微笑むとオレに袋を差し出した。中を見ると1個のクロワッサンが入っている。
「ただな…少年」
オレはオジさんに視線を移す。
「残念ながら…このクロワッサンは形が悪くて売り物にできなかった出来損ないなんだ」
「…え?」
「だからこのままこのクロワッサンを食べさせても好きな子との間には恋は生まれないぞ?」
567こんな恋のはなし:2005/04/09(土) 16:51:23 O
「えぇ!?そんなぁ…」
「話は最後まで聞け。…確かにこのクロワッサンは出来損ないだ。だが…君次第でこのクロワッサンは色々な味と形に変化する」
「…オレ次第で?」
「真っ白で一途な…そんな純粋の気持ちはいつか愛に届く」
訳の分からないことを呟くとオジさんは店のシャッターを閉めた。


次の日、カバンの中にクロワッサンを入れてオレは登校した。
さて…どうやって夏焼にクロワッサンを食べさせよう。そんなことを考えながら時間は無常にも進む。気づいたころには帰りの会になっていた。
「おーい!ゲーセン行こうぜ…ってアレ?」
悪友の誘いを無視してオレは夏焼の後を追う。人気のない歩道を歩く夏焼をオレは電柱に隠れながらつけていた。
はぁ…これじゃあストーカーじゃん…。
少し罪悪感を感じながら夏焼の後を追う。行き着いた場所は駅だった。
あれ?家に帰らないのか?
568こんな恋のはなし:2005/04/09(土) 16:54:24 O
夏焼は駅講内に入り改札を越えていってしまった。オレも慌てて券売機に駆け寄り、とりあえず一区間だけ切符を買って急いで後をつけた。
電車に乗ると車内は人、人、人の寿司詰状態で夏焼とも離れてしまった。何とか背伸びして夏焼を発見したものの、その表情は不安と苦痛に満ちた表情で下を向いている。
オレは心配になり人ゴミをかきわけ、近づいてみる。やがて夏焼の表情は恐怖に歪み、今にも泣きだしそうだ。
一体どうしたんだ…?
次の瞬間、電車がガクン!と揺れる。同時に車内の人の固まりが大きく波打つ。オレはとっさに夏焼に視線を向ける。
そこにはある種、予想していた光景があった。
中年のサラリーマン風の男が夏焼の身体を触っていたのだ。
あいつ…痴漢をうけて…
…そっか。だから男に対してあんなにも嫌悪感を…
オレは一度お腹に大きく空気を溜め込む。そして力一杯に叫んだ。
569こんな恋のはなし:2005/04/09(土) 16:57:24 O
「痴漢だぁーー!!!!」オレの声に反応して車内は騒然となる。夏焼とも視線が合う。
「え!?ち…ちょ!なんで君がここに…!?」
夏焼がいるはずのないオレの存在に気づいて驚いたように話しかける。
「そんなコトはどうだっていい!早くそいつから離れるんだ!」
「お…おいおい。勝手な言い掛かりをつけないでくれ。電車が揺れたからその反動で手が触れただけで…」例によってその男は痴漢したことを否認する。
コイツ…!!
オレは目で夏焼と会話する。
(夏焼!言ってやれ!痴漢うけてたって!)
(だ…だめ…)
(…!?)
(こんなに人がたくさんいる前で…そんなこと…)
(オマエ…勉強できるくせに、こんな簡単なことも分かんねぇのかよ!)
(…え?)
(今まで誰にも言えず辛い目に会ってたんだろ!?それを全部覆す絶好の機会じゃねぇか!)
(…)
(…夏焼!!)


「わ…私…この人に痴漢うけてました!」
570こんな恋のはなし:2005/04/09(土) 17:00:29 O
夏焼の勇気ある一言で無事に痴漢は逮捕された。
やがて目的のホームで降りるとオレは夏焼と一緒に近くの海辺へ歩き始めた。
「…数ヵ月くらい前からかな?塾へと向かう電車でね。痴漢に会うようになったんだ」
「…」
「そのせいかな?男性不信になっちゃって…。クラスの男子にも冷たくあたっちゃって…」
「…」
「そーいえば…まだ礼してなかったね。…ありがとう」
「礼なんていらないよ…。オレにとって…夏焼はスゲー大切な人だからさ…」
「…」
「明日が晴れとか雨とか…そーゆーの全部関係無しに…ただ純粋に毎日夏焼に会いたいだけだから」
「…」
ぽつりぽつりと会話を交わしながら歩いていると、やがて海へついた。
そのときオレのお腹がグーッと鳴った。
571こんな恋のはなし:2005/04/09(土) 17:03:25 O
「悪ぃ…。腹へっちゃって」
そのときカバンの中にクロワッサンが入っていたことに気がついた。オレはさっそくクロワッサンを取り出すと、それを見た夏焼が
「私にも半分ちょうだい」と言いだした。
「いいでしょ?私もお腹がすいてるからさ」
夏焼はパンを半分ちぎって食べてしまった。それを飲み込むと、
「ごちそうさま」
と呟いて笑う。
「知ってるんだよ?このパンの秘密。食べると恋しちゃうんでしょ」
いたずらっぽく笑う夏焼にオレは、
「あ…知ってたんだ」
としか言えない。
「そのせいなのかな?」
夏焼が突然言いだした。
「なんだかあなたのことがとても好き」
その言葉の意味がオレにはよく分からない。
夏焼はスッと顔を寄せ、触れるようにオレの頬に軽いキスをした。
おわり
572名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 17:08:06 0
みやびちゃん(;´Д`)ハァハァ
573名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 18:21:31 0 BE:99101748-
おつかれい
574名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 18:23:43 O
俺も天使は桃子だと思ってた
意表突かれてひっくり返ったよ

雅ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
575名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 18:27:02 O
主人公の純粋な思いがクロワッサンに乗り移ったんだね(*´Д`)ハァハァ
576シルバー:2005/04/09(土) 20:50:12 O
〈奇跡の出会い〉                
「なぜ夏焼さんがいるの?付き添い?」
「違うよ〜!お兄ちゃんはみやちゃんと握手しなかったでしょ?だから待っててくれたんだよ…」
(えっ?俺は俺が頑張ってくださいって言って…あっ!そういえば握手してないや……)
「あっすいません…」と2人に謝った。
「お兄ちゃん!ありがとね…」
梨沙子が言い俺と握手をした。俺は真っ赤な顔を隠すためにもう片方の手を顔にあてながら言った。
「頑張ってください!」
「ありがとうございます」梨沙子の顔もじょじょに赤くなっていくのがわかった。
すると…夏焼さんが俺の前に立った。
「梨沙子のことよろしくお願いします。あと『夏焼さん』はやめて下さいね!」と笑ながら手を出した。
「はい!こちらこそです。梨沙子をよろしくお願いします。う〜ん。雅ちゃん!」
俺と雅ちゃんは握手をした。
「お兄ちゃん1人できたの?」梨沙子はまだ俺の怪我を心配そうに見ながら言った。
「そうだよ?CDが1枚しかなくてね…」      「そうなんだぁ…」
「うん…」3人で話していたら『コンコン』とノックする人がいた。夏焼さんがドアの方に向かっていった。
577シルバー:2005/04/09(土) 20:54:18 O
〈奇跡の出会い〉                
「あっ!梨沙子のお母さん!」
「梨沙子いるかしら?」 「はい!」と言い2人は俺達の方に来た。
梨沙子のお母さんは俺の頭とかを心配そうに言った。
「また、怪我しちゃったの…話は聞いたわ…ごめんなさいね…」と言い頭を下げた。
「あっ気にしないで下さい。自分が勝手にしたことですから…」と少し照れながら言った。
「家まで送るわ!まっ隣なんだけどね!」
笑いながら梨沙子のお母さんが言った。
「あっ!1人で帰りますよ!」と断ろうとした時梨沙子が俺の口をふさいだ。
「お兄ちゃんも帰りたいってだから帰ろう!」
(えっ!?俺はその逆なんだけど…まっいっか!)
「あっじゃお言葉に甘えて…」と俺が言うと梨沙子は飛び上がり喜んだ。
「やったぁ〜!」
「そんな大げさなっ!」
「だって!だって〜梨沙子ねっ!お兄ちゃんと帰りたかったんだもん。」と言い梨沙子は口を膨らませた。
(かっ可愛い…)俺は自分が顔が赤くなったのに気付き必死に堪えた。
「しっ仕方ないなぁ〜。」照れながら言った。すると…梨沙子は雅ちゃんと2人で話始めた。
578名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 21:20:28 O
女に痴漢もどきされて、もうあの時間帯の電車に乗れない俺が保全
579名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 21:31:12 O
>>578
うらやましい

バレーの人激ワラw
580名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 22:06:16 O
あるある見て納豆にハマった 保全
581みぃ〜:2005/04/09(土) 22:38:45 0 BE:55771744-
『星の降る丘』・・・つづき
>>526

わたしたちが、小川に沿って歩いて行くとやがて山の中に入って行った。

「ここは、昨日の山の反対側に当たるんだよ。」
「へぇ〜・・・」

昨日とは違って日当たりがよく明るいところで
光に水が乱反射していてキラキラしていた。

「あ、これ・・・」

わたしは、ブラウスの胸ポケットから
2個の『コクワの実』を取り出した。

「りぃ〜の分と、リュウちゃんの分。」
「じゃあ、ボクも・・・ハイ!」

リュウちゃんの手のひらには赤い木の実があった。
582みぃ〜:2005/04/09(土) 22:39:24 0 BE:156856695-
『星の降る丘』・・・つづき
>>581

「わぁ・・・これなぁに?」
「山いちご・・・『ラズベリー』っていうんだ。」
「食べていい?」
「いいよ。そのために取って来たんだから。」

わたしは一個頬張った。

「う〜ん♪甘酸っぱい♪」
「山の中にはコンビニに行かなくても
こういうものがいっぱいあるんだ。」
「りぃ〜、山が好きかもぉ♪」

今日は、リュウちゃんの手を離さないんだもん。
583みぃ〜:2005/04/09(土) 22:40:06 0 BE:31371833-
『星の降る丘』・・・つづき
>>582

小川の流れはさっきとは違い細く水量もなかったが
白波を立てるくらいの激しい勢いに変わっていた。

パシャッ!

小さな魚が水面から跳ねた。

「わっ!魚が跳ねた!!」
東京では見ることの出来ない光景にわたしは興奮した。

「ここで魚を捕まえるときは、こうやって・・・石を組んでいくんだ。
そしたら魚は勝手にこの窪みに入り込んで出られなくなるんだ。」
「へぇ〜・・・道具なんていらないんだね。」

わたしは、窪みから出られなくなっている魚を素手で捕まえてみた。
魚は、暴れてピシャピシャと水をはじきわたしの手から小川へと逃げていった。

「あばばばば!」
「あははは。逃げられた(笑)」
「笑い事じゃないもん。」
584みぃ〜:2005/04/09(土) 22:41:37 0 BE:62743829-
『星の降る丘』・・・つづき
>>583

暴れた魚のせいで頭から洋服全部が濡れてしまった。
リュウちゃんは、その姿を見てどこからか大きな葉っぱを持ってきた。

「ほら!これで拭いたら乾くの早いよ。」

言われたままに拭いてみた。
「わぁ、ホントだぁ。バスタオルより乾くの早い!」

「もうちょっとで滝に着くよ。ほら!耳を澄ますと音が聞こえないかい?」

わたしは、静かに耳を澄まして全ての音を拾った。
・・・かすかに・・・かすかに『ザー』という音が聞こえた。

10分ほど歩くと景色が一変した。
「わぁああああ!!!」

小さな滝が幾重にも重なり差し込む光で水の羽衣を見ているようだった。


〜〜つづく〜〜
冷静になって読むとツッコミどころ満載ですが・・・
585名無し募集中。。。:2005/04/09(土) 23:04:35 O
乙━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
586名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 00:37:04 0 BE:74325964-
わくわく
587名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 01:48:07 0 BE:170799877-
なぜ、誰もおらぬのだ・・・
588名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 02:02:22 0
みんな名古屋広島行ったんだろうね
589名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 02:02:26 0
皆広島行っちまっただか?
590名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 02:08:28 0 BE:83656883-
えぇ・・・イベかぁ・・・
行く勇気ないなぁ・・・
真性ヲタがコワイ
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
591名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 03:25:46 0 BE:146399876-
( 川 _ゝ)|| <誰もいないんだが・・・

『星の降る丘』・・・つづき
>>584

「ここの滝壷は腰ぐらいの深さしかないから、ちょうど天然のプールなんだ。」
「この滝の上からすべれそう♪」
「それ、楽しいよ♪」

ここまで来てわたしは重大なことに気がついた。

「あぁああああ!・・・りぃ〜・・・水着ないよぅ・・・」
「え?・・・」
「でも、滝の上からすべりたいぃぃぃいいいい!!!!」
「で、でも水着がないんだろ?」
「いやぁぁあああああ!!!!」

わたしは、手足をじたばたさせてごろついた。
リュウちゃんは、困った様子でわたしを見ていた。


592みぃ〜:2005/04/10(日) 03:27:03 0 BE:167314368-
『星の降る丘』・・・つづき
>>591

「あのさ・・・りぃ〜ちゃん・・・
このまえ、『かなづち』って言ってたよね?」

「かなづちでも、すべりたいのぉおおおお!!!!」
「困った子だな・・・」

リュウちゃんは、そう言ってどこからか
さっきの『大きな葉っぱ』を持ってきた。

「・・・これ・・・からだに巻いて水着代わりにするしか・・・」
「きゃぁああああああああ♪」

わたしは、散々リュウちゃんを困らせたのにも関わらず
水着の代わりになるものが出来たことに喜んだ。

この『大きな葉っぱ』をどうやって水着にするか悩んでいた時、
リュウちゃんは、大きな岩の上から上半身裸になって滝壷に飛び込んでいた。

ザッパーーーーーーン!!!!!!

まるで野生児のごとく振舞うリュウちゃんが魅力的だった・・・
593みぃ〜:2005/04/10(日) 03:28:11 0 BE:219599879-
『星の降る丘』・・・つづき
>>592

わたしは、なんとか2枚の『大きな葉っぱ』を
からだに巻きつけて水着の代わりとした。

「う〜ん・・・ちょっと・・・『せくしー』すぎるかなぁ・・・」

「準備は出来たかい?」
向こうの方からリュウちゃんの声が聞こえた。

「うん♪・・・でも、ちょっとヤバめかなぁ・・・」

リュウちゃんは、滝壷からあがってきてわたしの恰好を見た。

「・・・ごめん・・・ちょっと・・・露出が・・・」
「あ・・・そんなに見られると恥ずいから・・・」

わたしが視線を落としたとき、すぐ傍を野生のリスが走った。

「あ!リスさんだぁ♪」
「ここは、水辺だからいろんな動物がいるんだ。
りぃ〜ちゃん・・・一緒に泳ごうか。」
「うん♪一緒にだよ!りぃ〜泳げないから離さないでね。」
594みぃ〜:2005/04/10(日) 03:29:05 0 BE:27886324-
『星の降る丘』・・・つづき
>>593

「ホントに深くない!」
「だろう♪水も澄み切っているから底も見えるでしょ?」
「うん♪あぁ!小さな魚も泳いでるぅ!」

「リュウちゃん?」
「ん?」

パシャ!

「うわ!冷てぇ!やったなぁ!!」
「キャァァアア!!」

水の掛け合いなんて何年もしたことがなかった。

「ねぇ、ねぇ、泳ぐから引っ張って。」
「引っ張る?」
「両手をこうやって・・・」
「あぁ、なるほどね。」
「ビート板の代わりか・・・」
「なに?」
「なんでもないよ。りぃ〜ちゃん。」

わたしは、優しくしてくれるリュウちゃんにずっと甘えていた。
595みぃ〜:2005/04/10(日) 03:30:40 0 BE:27886324-
『星の降る丘』・・・つづき
>>594

「さて、そろそろ帰ろっか。」
「うん♪」
「さっきの傷にこの葉っぱをつけなよ。」
「これはなんの葉っぱ?」
「薬草だよ。切り傷や擦り傷につけるとバンソウコウの代わりになるんだ。」
「へぇ〜・・・」

わたしは、滝のウォータースライダーで肘に擦り傷を作っていた。

「着替えたら呼んでよ。向こうにいるから。」
「うん。覗かないでね。」
「の、覗かないってば。」
「・・・絶対においてかないでねぇ!」
「大丈夫だよ。」

わたしは、夜中に熱を出してしまった。
からだを冷やしたせいだと思う・・・

〜つづく〜
ひとりで書き込みしてると
なんか、荒らしてるみたい・・・orz
596名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 03:39:41 0
>>595
大丈夫、起きてますよw
りぃちゃん可愛いなぁ〜たまらんばい!(;´Д`)ハァハァ
遅くまで更新乙っす!
597名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 03:44:47 0
俺も起きてる
598名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 03:53:27 O
起きてた甲斐があった
599名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 06:23:22 0
みぃ〜たん乙!
600名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 06:30:34 O
大きいとは言え、葉っぱ2枚とは校長は許しませんよw保全
601名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 09:47:58 O
よみうりで凹んで広島諦めた俺によるほ
602名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 09:48:47 0
はっぱ2枚
603みぃ〜:2005/04/10(日) 12:14:09 0 BE:219599497-
州*‘ o‘リ<今夜が最終回かなぁ・・・

『星の降る丘』・・・つづき
>>595

金曜日

「梨沙子ぉ。熱測ったぁ?」
「うん。・・・6度8分ぅ・・・」

朝になって夕べの熱も下がってきていた。

「今日は、外出はダメよぉ。」
「え〜〜〜・・・熱が下がったらいいでしょう?」
「だぁ〜〜〜め!!」
「ブーーーーーーーー!!!」

あさってになったら、東京に帰るんだぁ・・・
また蒸し暑くてどこに行くにもお金がかかって
どこにでも人がいっぱいいて・・・

ここみたいに静かで落ち着くところはないなぁ・・・

・・・リュウちゃんと離れたくない・・・

・・・・・・ずっと一緒にいたいなぁ・・・・・・
604みぃ〜:2005/04/10(日) 12:14:46 0 BE:167313986-
『星の降る丘』・・・つづき
>>603

昼寝をしていたこともあって夕方になっていた。

「あぁぁぁあああああ!!!寝すぎたぁぁああああ!!!!」
わたしは、とりあえず熱を測ってみた。
・・・6度3分・・・
「ママぁ!!!熱が下がったぁ!!!」
「どうしても出掛けたいって顔してるわね。」
わたしは、『うんうん』と頷いた。

わたしが出掛けたい理由をなんとなく理解していたママが
「仕方がないわね。」と許してくれた。

わたしは、からだを冷やさないように
薄いピンクのカーディガンをまとって
いつものお花畑に小走りで向かった。
605みぃ〜:2005/04/10(日) 12:16:22 0 BE:188228096-
『星の降る丘』・・・つづき
>>604

薄暗くなったお花畑にアゲハチョウはもういなかった。

リュウちゃんはもう帰っちゃったのかなぁ・・・
辺りを見渡しても人の姿は見えなかった。
わたしは、熱を出して寝込んだ自分を憎んだ。

田舎の空は、都会と違って薄明かりの空でも星がキラキラと瞬いていた。
なんか・・・手を伸ばせば捕まえそうな感じ・・・

「今日は・・・見せたいものがある・・・」

その声にわたしは、慌てて振り向いた。

「リュ、リュウちゃん!ごめんね。りぃ〜ね、あのね・・・」
リュウちゃんは、黙って頭を撫でてくれた。
そしてそのまま抱きしめてくれた。

このまま時間が止まってくれたらいいのに・・・

从´∇`从<保全兼ねてじゃんじゃかぁ更新  つづく
606名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 12:18:08 0
607名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 13:41:09 0
みぃ〜さん乙です!
楽しみにしてまっせ!
608名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 14:35:40 0 BE:195199687-
優恋さんからいただいたあのアイテムが
最終章で登場いたします。

優恋さんの寛大な心にKAN-SYA KAN-SYA!!
609名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 15:04:15 0
期待保全
610みぃ〜:2005/04/10(日) 15:35:35 0 BE:111543348-
州*‘ o‘リ<ひとりでも頑張るもん

『星の降る丘』・・・つづき
>>604

『見せたいものがあるんだ・・・』

出逢ってからずっとわたしの願望を叶えてくれていたリュウちゃんが
初めて『見せたい』と意思表示をしてきた。
わたしは、抱きしめられた余韻に浸りながら
これから起こりうる出来事にワクワクしていた。

わたしたちは、ちょっとした丘にやってきた。
星はさっきよりも強く瞬いていて今にも降り出しそうなくらいだった。

「東京よりも星の数が多い・・・」
「都会は空気が汚れているから見えないだけだよ・・・
ホントは、どこでも同じ空が見えているはずなんだ・・・」
「ふぅ〜ん・・・・・・なんかねぇ、宝石みたい・・・」

丘に上がるとホントに背伸びをすれば星に手が届きそうな感じだった。

「りぃ〜ちゃん・・・」
「はぁい♪」
「ボクがいいよと言うまで・・・目を閉じていてよ・・・」

そして、わたしは言われるがままに目を閉じた・・・
611みぃ〜:2005/04/10(日) 15:36:26 0 BE:62742492-
『星の降る丘』・・・つづき
>>610

4〜5分が過ぎていただろうか・・・

「りぃ〜ちゃん♪もう目を開けていいよ♪」
「わぁぁぁぁあああああああっ!!!!!」

目を開けると・・・
星が舞い降りたかのように丘一面がいくつもの小さな光に包まれていた。

「えぇぇぇ!!!こ、これ、なぁに??いったい、どうしたの???
星が・・・ホントに・・・降ってきちゃった・・・」
「そんなに驚くとは思わなかった(笑)これは、『蛍』だよ。」
「『ほたるぅ』!?」

夜空に流れる『天の川』に飛び回る星たちの群れと
丘に集まってきた『蛍』の群れが
まるでわたしたちを包むかのように静かに光り輝いていた・・・
ディズニーランドの光のパレードと比べると規模が小さいが
夜空の星たちと『蛍』の放つ光は、
優しさを帯びていて・・・わたしたちを祝福してくれているようだった。

「りぃ〜ちゃん・・・話さなきゃならないことがある・・・」
「なぁに?」
わたしは幸せの絶頂にいた。

・・・リュウちゃんの話を聞くまでは・・・
612みぃ〜:2005/04/10(日) 15:38:37 0 BE:195199878-
『星の降る丘』・・・つづき
>>611

リュウちゃんが、静かに話し始めた。

「・・・今日で、りぃ〜ちゃんとお別れなんだ・・・」

一瞬、時間とともに心臓も止まったかと思った。
呼吸が苦しくなった。めまいもした。
光に優しく包まれていたはずなのに目の前が暗くなった・・・

「な、なんで?どういうことなの?『お別れ』って・・・」
「・・・ボクは、もう行かなくちゃ・・・」
「行くってどこへ行くの?」
「・・・友達のいる遠いところ・・・」
「『遠いところ』って、引っ越すの?」
「・・・りぃ〜ちゃんは、可愛いね(笑)・・・
残念だけど・・・引越しじゃないんだ・・・もっと、
もっと遠いところなんだ・・・」

「りぃ〜・・・リュウちゃんの言ってることがわかんないよ・・・

次は、19時ころ更新して
ラストは23時ころ更新します。
613名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 15:47:13 0
州*‘ o‘リ<保全だも〜ん
614風の声:2005/04/10(日) 16:23:34 0
>>214

俺たちは遊園地の中にある公園にある小高い丘で昼ご飯を食べることにした。
「でも、これどうするの?」
「うーん。どうしようか。こんなにはさすがに食べれないかも」
確かにどう見ても10人分ぐらいはある。

「大丈夫俺が全部食べるからさ」
「こんなに食べれるの 君?無理しないでも良いんだよ」
「大丈夫ほらこんなにおいしそうじゃん」
三人の作ってきてくれたお弁当をあらためて見るがやっぱりおいしそうだ。量さえ多くなければだが。

千奈美は昔千奈美の家に遊びに行った時によくおばさんが作ってくれた料理(ちょっと不恰好だけど)
夏焼はイメージに近い高そうなハムとか野菜とかが入ったサンドイッチ
友理奈ちゃんはいろんな形をした彩り豊かなおにぎり

615風の声:2005/04/10(日) 16:29:42 0
>>614

「どれから食べようかなー。うーん、まずは千奈美のからいくか」
俺は千奈美のお弁当を食べる。
「……どう?」
「………う、うまーーい!!」
「ほんとに?」
「うん。本当にうまいよ。見た目があれだから期待してなかったんだけど、うまいよ。
これおばさんに作り方教えてもらったのか?」
「うん。そうだよ。……だけど見た目があれってどういう意味?」
「いや深い意味は無いと俺は思うぞ。…それよりもこんだけ上手く作れるようになるとは、
昔の千奈美からは想像出来んな」

小さい頃千奈美が俺に料理を作ってきてくれたことがあるが、そのころはお世辞にもうまいとはいえなかった。
っていうか正直不味かった記憶がある。
その千奈美がこんなにうまい料理を作れるとは、幼馴染の俺としては嬉しいし、
もうちょっと見ためよく作れればどこにお嫁に出しても恥ずかしくないな。
まるで父親のような気分で千奈美の事を見てたら千奈美も誰かといつか結婚するのかなあと思い
ちょっともやもやした。
616風の声:2005/04/10(日) 16:32:37 0
>>615

次は夏焼のお弁当だ。
まずはこのハムと野菜の入ったのからいくか。
「おいしい?」
「うん。おいしいよ」
「よかったあ。おいしくなくて君に嫌われたらどうしようかと思ってたの。」
「はは、俺が夏焼のこと嫌いになるわけ無いじゃんか」

料理が下手なぐらいで夏焼のことを嫌いになる奴っていない気がするが。
逆にそのほうがかわいいって思う奴だっているだろうし。
この弁当は飾り付けもきれいだし、味も良いし、文句無しだな。

夏焼は顔もかわいいのに、勉強もなかなかできるし、さらに料理も上手いとは
すごい女の子だなあ。これで運動ができればパーフェクトだな。
617風の声:2005/04/10(日) 16:35:43 0
>>616

最後は友理奈ちゃんのお弁当か。
やや不恰好な形が多いけど料理は見た目じゃないからな。実際千奈美のも美味かったし。
大丈夫だろうと思い黄色い円錐みたいな形をしたおにぎりを食べてみる。
けどその考えが甘かった。
「……!!!!……」
「えっ!?どうしたの?」

これはなかなかヤバイ。ちょっとぐらい不味くても食うつもりだったけど
これは想像を超えてる。……でも俺のために作ってきてくれたんだよなあ…。
よし、全部俺が食おう。人が作ってくれた物を残すなんて最低な男だし。
それに、たまに母さんが思いつきで作る中華だかフレンチだかイタリアンだか和食だかよく分からん料理よりは全然ましだし。
「いや、…何でもないよ。おいしいよ。三人ともお弁当作ってきてくれてありがとな。
でも俺ばっかりに食わせず三人も食べようよ。こんなにあるんだし」
「うん」
618風の声:2005/04/10(日) 16:38:41 0
>>617

三人も弁当を食べ始めた。でも友理奈ちゃんの弁当はさすがに三人に食わすわけにはいけないから
俺が独り占めだ。少し辛いけど。
「もう、なに友理奈ちゃんのお弁当独り占めにしてんのよ。わたしたちにも食べさせなさいよ」
千奈美が俺の手元からおにぎりを奪い去った。やめろ、千奈美さすがに女の子にそれは刺激が……。
「えっ!!何これ……お、美味しくない」
千奈美の奴が苦しそうな顔でそう言ったあと、数十秒の沈黙があった。
その沈黙を破って友理奈ちゃんが…泣き出した。
「うえーーん。ごめんね、ごめんね。わたしお料理するの初めてで
美味く作れるか不安だったんだけど……ごめんね。ごめんね」

友理奈ちゃんはさっきから泣き通しだ。
「……友理奈ちゃん別に不味くなんかないよ。友理奈ちゃんが精一杯作ってくれたんだから
それだけで最高のお弁当だよ。ほらこんなに美味しい」
俺はおにぎりの中から茶色くて四角いのを手に取り口の中へと運ぶ。
口の中に入れて咀嚼してみる。まあ当然ながら美味しいとは言いがたい。
けど友理奈ちゃんのがんばりを想像すると美味しく感じてくる。
人の愛情を受けたものはどんなものでも良いものになるものだと俺は思う。
「ねっ、美味しいから友理奈ちゃん泣いちゃだめだよ。
友理奈ちゃんの笑顔見せてよ。ねっ」
「うん。ありがとう。みんな泣いちゃってごめんね」
友理奈ちゃんの顔に笑顔が戻った。やっぱり笑顔が一番だ。
619風の声:2005/04/10(日) 16:41:29 0
>>618

四人で弁当を食べる。全員笑顔だったし話も弾んだ。
10人分ぐらいあった弁当が全部無くなった。
みんなで食べれば何とかなるもんだな(といっても5、6人分ぐらいは俺が食ったけど。死にそうだ)
けどさすがに腹はパンパンで少しの間動けそうにないな。
でも人の気持ちを感じられるものを食えるのってほんとに幸せだな。

俺はいっぱいになっているお腹を休ませるために座り込んで、トイレに行っている三人を待っていた。
三人が帰ってくるまでの間、俺は自分が三人のことをどう思っているのか考えた。
頭の中がごちゃごちゃしてて深くは考えれないけど……俺三人のことが好きだ。
でも三人のこと三人ともずっと好きでいたいと思う俺って傲慢なのかな。ずるいのかな。
そして三人は俺のことどれぐらい好きなんだろうか。
620風の声:2005/04/10(日) 16:45:27 0
今はここまでです
書くといいながら週一でしか更新できず申し訳ないです
でもきちんと完結させるので気長に待ってもらえると嬉しいです
621名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 16:47:51 0
おちゅ
622名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 16:58:32 0
久しぶりにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
気長に待ってるよ
623名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 17:00:07 0
>>620
おつかれ
主人公なんかカッコいいな
624名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 17:27:34 O
他の作者様の邪魔にならない程度に書かせていただきます
625名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 17:39:36 0 BE:111488494-
がんばー
626ゴールデンルーキー:2005/04/10(日) 17:40:33 O
「タイム!」
この空気を追い払うかのようにキャッチャーの亀井が主審に告げた
内野手全員が俺の周りに集合してくる
1アウト二三塁…ヒット1本で逆転される大ピンチだ
「いいか、俺の方に打たせろよ。そしたらゲッツーでチェンジだ」
遊撃手の藤本がそう言った
確かに、藤本の肩と守備には定評がある
また、セカンドの田中も藤本と引けず劣らずだ
アウトを取るならこのゴールデンコンビに任せる方が一番確率が高い
「頑張ってみるよ、じゃあ任せた」
627ゴールデンルーキー:2005/04/10(日) 17:52:56 O
「プレイ!」
このバッターは前の2打席どちらもライトに流して打っている
というよりも、俺の速球に振り遅れていると言った方が正しいが
ここはスローボールで引っ張らせて内野ゴロを打たすのが一番だ

…藤本‥任せたぞ
ショートを見ると、屈伸運動までして準備満々だ
その隣の………だめだ、サードは真っ青で今にも泣きそうな顔になってやがる
今のサードに打たれたらまず確実にエラーするだろう
トンネルならまだしも、暴投を投げられたらおしまいだ

どうする…ここは藤本に任せるか、三振を取りに行くか…
悩んだ挙句、俺の答えは決まった
相手は速球に負けてるんだし三振を取りに行くしかない
628名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 17:57:04 O
とりあえずここまでです
野球ネタとか書いてもいいんでしょうか?
629名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 17:57:57 0
ぜんぜんおけい
630夏休み:2005/04/10(日) 18:20:46 0
>>19の続き。。。

男の子が部屋を出てから少し経った。

「へへ…『一緒にここにいよう!』だってさ…」
梨沙子は一人で顔を赤くしながら微笑んだ。

ノートを開くと、こんな事が書いてあった。

『8月13日 くもり

今日は来れなくてざんねんだな

いきなりだけど、おれはきもだめしが嫌いだ
なぜなら、おれはこわがりなおくびょう者なんだ
下級生のめんどうをみながら学校をまわるなんてむりだ

りさ子はどうなんだろう?
おれと同じで嫌いだといいな
そしたら、いっしょにちがう所にいればいいんだから
でもあんなに楽しみにしてたってことはやっぱり好きなのかな?』
631名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 18:21:52 0
本物の藤本ナイスバッティング保全
632夏休み:2005/04/10(日) 18:25:36 0
>>630

「嘘ばっかり…」
前のページには『きもだめしチョー楽しみ!』と書いてある。

自分なんかのために、彼は嘘をついてくれている…
気を使わせている事は明らかで、でもどうしていいか分からなかった。
布団を頭から被って、彼の事を考えた。

それから1時間以上経った。
さすがに遅すぎないかな…?
やっぱりきもだめしやっちゃてるのかな?

そんな事を考えた時、窓から強い風が吹いた。
それは机の上のノートのページをめくった。
パラパラとめくれていく真っ白の紙、そして一つのページを開かせて止まった。
覗き込むと、隅っこに薄い鉛筆で小さく何かが書いてあった。
633夏休み:2005/04/10(日) 18:29:28 0
>>632

『オレ なんだってするから かみさま りさ子のびょうきをなおして
はやく いっしょに外であそびたいから

りさ子 ダイスキ』

最初は、何かの暗号かと思いその言葉を見つめた。
しかしその意味に気付くと、途端に顔を赤くしてページを閉じてしまった。

これって…?
もう一度、ゆっくり開いてみる。

『ダイスキ』
この言葉にどこまで意味があるかどうかは分からない。
けれど梨沙子の心には深く深く染み渡った。
涙が止まらなくなった。
634夏休み:2005/04/10(日) 18:32:40 0
>>633

親ですら、ここまで言ってくれる事は無かった。
幾度もの入院、梨沙子自身も慣れてしまっていた。
「もしかしたら、一生このままなのかもね」
そんな風に考え、妙に納得してしまっていた。

しかし今、それは変わった。
このままじゃいけない!
彼が戻ってこない理由、きっと彼は学校で待っているんだ。

梨沙子はベッドから飛び起き、ノートを抱えて外へ出ていった。
私の事、待ってる!早く行かないと!

それから数分後、病室のドアが開いた。
男の子がコンビニ袋を持って帰ってきた。

「いや〜ゴメン梨沙子!遅くなっちゃって…あれ?」

635夏休み:2005/04/10(日) 18:36:31 0
とりあえず続きます
2週間おき位のペースになりそうですがヨロシクおながいします。。。
636名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 18:38:54 0
待ってるよ
637みぃ〜:2005/04/10(日) 19:12:59 0 BE:62742863-
州*‘ o‘リ<最終章だもん♪

『星の降る丘』・・・つづき
>>612

「・・・りぃ〜ちゃん・・・想い出をありがとう・・・」
「やだ・・・やだよぉ・・・リュウちゃん・・・何言ってるかわかんない・・・」
「・・・ボクには、もうそろそろ迎えがくる・・・」

そう言って、リュウちゃんはわたしの頭をいつの日かの時と同じように撫でた。

「りぃ〜も一緒に連れて行って!!!」
わたしは、リュウちゃんの胸に抱きついた。

「・・・それは出来ない。
りぃ〜ちゃんには、お父さんもお母さんも友達もいる。
ちゃんと待ってる人たちがいるんだ・・・」
「いやぁぁあああ!!おいて行かないで!!!!!」
「・・・りぃ〜ちゃん・・・涙を拭いて・・・行きづらくなるよ・・・」
「やだもん・・・やだもん・・・」

リュウちゃんは優しくわたしを抱きしめた。
638みぃ〜:2005/04/10(日) 19:17:42 0 BE:104571656-
一旦1レス分だけ更新します。
ラストは23時にころに最後まで更新します。

中学生くらいだったらイベント行きたかったな・・・
639名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 19:20:32 0
州*‘ o‘リ<また保全だも〜ん
640名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 19:25:48 0
アフォの子は保全の意味がわかってないな
641名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 19:40:29 0
中の人がいつ帰ってくるか知らないけど

僕に舞い降りた天使
>>477 >>520-522 >>524 >>555-558 >>560

こんな恋のはなし
〜バラの純情〜
>>481-485 >>487-489
〜PURE LOVE〜
>>564-571
642名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 19:43:31 0
バレーボーイズ
>>501-503 >>505 >>535-537

試作品->6月の方程式=4・3・2
>>509 >>543 >>546

奇跡の出会い
>>539-540 >>576-577

風の声
>>614-619

ゴールデンルーキー
>>626-627
643名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 19:45:38 0
星降る丘
>>504 >>526 >>581-584 >>591-595 >>603-605
>>610-612 >>637

夏休み
>>630 >>632-634
644名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 20:45:22 0
645名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 20:45:51 O
>641-643
乙!!
646名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 21:30:44 0
>>638
中学生くらいだったらっていくつやねん!
647名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 21:53:28 0 BE:87143055-
秋彩さんって『友理奈のハピネス』を書いた方だったんですね。
あの小説も感動しました。
648名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 22:11:45 0
何で今頃気付いたの?
過去ログ見てとか?
649名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 22:43:13 0 BE:139428285-
>>648
そうです。気がつかなかったw
650みぃ〜:2005/04/10(日) 23:23:08 0 BE:55772328-
『星の降る丘』・・・最終章
>>637

「・・・この丘の景色をりぃ〜ちゃんにあげたかった・・・
この丘から見る星は、永遠にその輝きを失わない・・・
そして、集まる蛍の放つ光は決してその優しさを失わない・・・
りぃ〜ちゃん・・・逢えてよかった・・・」
「どうして・・・もう逢えないっていう・・・言い方・・・するの?」
「・・・りぃ〜ちゃんには、戻るべきところがあるんだよ・・・」
「一緒に・・・ヒック・・・一緒に行くもん・・・」
「・・・困った子だな・・・」
「好きだもん。リュウちゃんのことが好きになったんだもん。」
「・・・ありがとう・・・ボクも好きだよ・・・」

リュウちゃんがわたしを強く抱きしめると同時に
辺りが強い光に包まれた・・・

「・・・どうやら、もう迎えが来たようだ・・・」
「ダメ・・・行かないで・・・やだぁぁああああああ!!!!!!!」
「・・・りぃ〜ちゃん・・・この・・・この指輪を・・・」

リュウちゃんは、そう言って右手を『天の川』が流れる夜空にかざした。
651名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 23:33:57 0 BE:55771182-
『星の降る丘』・・・最終章
>>650

かざした右手に星の光が集まった・・・

握られた右手がわたしの目の前に差し出された。
開いた手の中には金色に輝く指輪があった。
「・・・この、指輪を・・・ボクだと思って大事にして欲しい・・・」
そう言いながら、リュウちゃんはチョーカーに指輪を通し
わたしの右手に握らせた。

「ホントにお別れなの?」
「・・・そうだよ・・・何かつらいことがあったら
その指輪を見てボクを思い出して欲しい・・・きっと・・・
きっと力になるから・・・ボクはいつでも
りぃ〜ちゃんの傍にいるからね・・・」
「待って!!!」

わたしは、最後にもう一度抱きついた。
652名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 23:39:14 0
リュウちゃん・・・
653名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 23:40:03 0 BE:83657838-
『星の降る丘』・・・最終章
>>651

「・・・りぃ〜ちゃん・・・ダメだよ・・・行くのがつらくなる・・・」

わたしは、リュウちゃんの声など無視して抱きついた。
最期の、ホントに最期のリュウちゃんの抱きしめる感触だった・・・

「・・・もう・・・ボク・・・行かなきゃ・・・」
リュウちゃんは立ち上がった。
「・・・想い出をありがとう・・・」
「リュウちゃん!!!」
「・・・りぃ〜ちゃんは、笑顔でいるのが一番素敵だよ。
だから、もう泣かないで・・・」
「うん!・・・でも・・・今は・・・泣くことしか出来ないよ・・・」
「・・・さようなら・・・ボクの大切なひと・・・」

そう言うとリュウちゃんのからだは光に包まれて消えていった・・・

リュウーーーーーちゃぁぁぁあああああああああああん!!!!!!!!!!
654名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 23:41:37 0 BE:104571656-
『星の降る丘』・・・最終章
>>653

わたしが気がつくとベッドの上だった。

ここは、どこ?
知らない人がわたしを覗き込んでいる・・・
あれ?・・・パパ・・・ママもいる・・・
からだが・・・チューブでつながれてる・・・

「梨沙子ぉ!!!!」
「え?・・・ママぁ・・・」
「意識が回復したぞ!!!!」
「先生!!!10歳女児の意識が回復しました!!!」

「・・・りぃ〜・・・どうしちゃったの?わかんない・・・」
「梨沙子!!!よかったぁ・・・意識が回復したのね。」
「なにも覚えていないのか?梨沙子。
学校へ行く途中でダンプが突っ込んできて・・・
・・・意識不明の重態になってたんだよ。」

わたしは、そのまま1週間も意識が戻らずICUにいたらしい。
655みぃ〜:2005/04/10(日) 23:43:13 0 BE:122000257-
『星の降る丘』・・・最終章
>>654

わたしは、夢を見ていたのだろうか・・・

『コクワの実』も木の『つた』で出来たブランコも
滝で出来たウォータースライダーもなにもなかった。
ママはそんな田舎の話なんて知らないと言った。
当然リュウちゃんの存在も・・・

でも、わたしの記憶の中にはあのキレイなお花畑と
たくさんのアゲハチョウが鮮明に残っていた。

リュウちゃんだって確かにいたんだもん・・・

だって・・・わたしの右手には
あのとき、リュウちゃんがチョーカーに通した指輪が
しっかりと握られていたから・・・

〜おわり〜

ご愛読ありがとうございました。
656名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 23:44:21 0


梨沙子のはっぱ2枚で興奮して泣けなかったw
657名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 23:47:17 0
みぃ〜さんおつかれです
この小説の菅谷がかわいくてかわいくて更新楽しみに待ってました
次回作もあると嬉しいけどまあ気長に待ちますんでこれからもがんばれ
658名無し募集中。。。:2005/04/10(日) 23:48:11 0 BE:62742863-
州*‘ o‘リ<もうネタがないからROMるんだもん♪

:::::::::::::::::::::::::::::.     
::::::\: ☆ノノハ アババババババハ
::::::ミゝ州*‘ o‘リつ 
::::::⊂__つノ 
アフォアフォマン逃避行中
659ロッカー:2005/04/11(月) 00:11:32 0
初めてですが作品を書いています。
佐紀&茉麻&その他・・・ってカンジです。

「エロ小説」スレに書こうと思っていたのですが、
エロが少ないのでどうしようか迷っています。
誰かご意見を!!!


660名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 00:19:05 0 BE:41829326-
>>659
一応、ここは純情系になってるんで
エロはないほうがいいですよ。

非べりで書いてみようかな・・・
661名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 00:28:44 O
みぃ〜さん感動をありがとう
頭から読んでもっかい泣くとするか
662名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 00:31:41 O
皆様乙
感動系は「恋してる時はいつも・・・」をBGMに読むと更に来るなぁ…
既出だが言いたかった
663名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 01:57:30 O
664名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 04:11:59 0 BE:65035073-
おやすみー
665名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 04:16:31 0
みぃ〜さんお疲れ様でした☆
最後に『チョーカーに通した指輪』が出てきたのは本当に嬉しかったです^^
次回作も楽しみに待ってます!

>>659
エロが少しでも入ったら〜・・・あっちの方がいいのかな?
どっちに書くにしても頑張ってくださいね!

>>660
ベリメン以外だけが出演の作品なのかな?
新作期待してます☆
666名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 04:32:20 0
6月の方程式=4・3・2
>>546

(う〜ん・・・ 男が出て行く場面でも無いけど〜・・・ 何か状況が状況だしなぁ・・・)

俺は一呼吸を入れてから体育館のドアを開ける。
『ガラガラ』と鳴る音に女子の目が一斉に俺に向けられる。
気まずい雰囲気の中をテクテクと歩いて行って、泣いている夏焼を抱きしめてる佐紀の前で俺が笑顔で言う。
「ほれ!佐紀が無くした髪止め。 誰かが見つけて机に置いててくれたみたいだよ」
そう言って佐紀の髪に、そっと銀色の小さな輝きを付ける。
その場が『し〜ん』とした状況に変わって〜・・・ 佐紀は少しして笑顔で『クスッ♪』と笑って「ありがとう♪」と言った。
俺と佐紀のやり取りに緊迫していた空気が変な感じに変わっていた。

そんな中、クラスの女子が俺に向かって言う。
「君だって清水さんの事好きなんでしょ? でも、清水さんは未だに彼の事を未練タラタラで好きなんだよ! ムカつかないの?」
その言葉に佐紀が『そんな事無いよ!!』と反射的に言いそうになったのを俺が途中で切る様に言う。
「別に。 ってか、誰にムカつくんだよ? 俺が勝手に好きになったのに佐紀に? 佐紀が誰か好きだと俺は諦めないとダメな訳?」
俺がゆっくりと笑顔で言うと彼女達は『バカじゃないの!』という言葉を残して帰って行った。

「やれやれ・・・女子の裏の世界は怖いから嫌だね〜・・・ってヲイ!須藤!」
言いかけてる途中で須藤は笑顔で俺にヘッドロックを掛ける。
「男子が放課後の体育館に入ってくるのは『ご法度』だけど〜・・・今のはナイスタイミングだった!偉い!!」
そう言って、さらにきつく締めてくる。
「だって、俺が入らなかったら絶対に須藤が殴〜・・・って、痛い!マジで痛いから!!」
俺の必死の声に、やっと須藤は腕を緩めてくれた。
そんな2人のやり取りに『アハハッ♪』と皆の笑い声が体育館に響く。

                                            〜続く〜
667名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 05:19:37 0
みぃ〜タン完結おめ

>>665
胸を触るのはエロじゃないのかと(ry
668名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 08:05:29 0
>>>666

ワクワク
期待保全
669シルバー:2005/04/11(月) 09:03:14 O
〈奇跡の出会い〉                
「ねぇ〜みやちゃん!今日梨沙子の家泊りにくるでしょ!?」
「平気なの?」     「全然OKだよ〜!」
「本当に?ありがとう〜。じゃお母さんに言ってくるぅ〜」と言うと雅は部屋を出ていった。
「じゃ私も雅ちゃんのお母さんに話してくるねっ!」と言い梨沙子のお母さんも部屋を出た。
(梨沙子と2人きりって始めてて緊張する。)
俺は緊張してしまった。突然梨沙子は下を向きながら言った。
「お兄ちゃんと2人きりって初めてだね!」
「えっ?あ〜そうだね!」「なんか緊張するねっ!」(俺とまったく同じ事考えてたんだ…。)
「俺も同じ事思ってた!」と俺が言うと梨沙子は笑顔になり俺の顔を見た。
「すご〜い。同じ考えてたんだ〜!」
「そうみたいだね!」と俺も笑顔で梨沙子を見た。
「お兄ちゃんって本当に強いねっ!お兄ちゃん…かっこよかったよ!」
と顔を真っ赤にしてる梨沙子はずっと俺の顔見ている。
ここは目をそらせちゃいけないと思った俺はずっと梨沙子の顔を見た。
「ありがとなっ!歌ってたりとかしてる時の梨沙子は輝いてたよ!」とちょっと臭い事を言った。
すると、「嘘だぁ〜でも…ありがとう…」と言い俺の顔に梨沙子は近づいて来た。
10センチ…       6センチ…
4センチ…        2センチ…
俺の心臓は飛び出そうになった。梨沙子はゆっくりと目をつぶった。
がっ!ドアが開く音に気付き急いで俺達は離れた。入ってきたのはどうやら雅ちゃんだ。
「どうしたの?2人とも顔真っ赤にして!」と不思議そうな顔をして言った。
「なっなんでもないよね〜お兄ちゃん?」梨沙子は俺に話を振ってきた。
「おっおう」なんて言えばいいかわからない俺は一言だけ言った。
670名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 10:24:32 O
りぃちゃん…ハァー―――(;´д`)ー―――ン!!!!


雅ちゃん、ナイスタイミング♪
671名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 10:37:45 0
>>641-643
ありがとう、体中が痛いけど今から更新します
672シルバー:2005/04/11(月) 10:37:54 O
〈奇跡の出会い〉                
「お母さんが泊まってもいいってぇ〜!」と笑顔で雅は梨沙子に言った。
「本当にぃ〜!やったぁ〜!」
梨沙子も喜んでいる。
「あっ!お兄ちゃんも泊まれば??」と梨沙子が誘ってきた。
突然の誘いに俺ばびっくりした。
「おっ俺?俺はいいってぇ〜」
「じゃ〜お兄ちゃんが言うチビも誘ってさ〜」
「チビってぇ〜妹か〜って梨沙子と同い年じゃん〜」と笑いながら言った。
「冗談だよ〜!ねっ!お兄ちゃんも泊まろうよ!!ねぇ〜みやちゃん?」
梨沙子は次に雅ちゃんに話を振った。
「わっわたしは別にどっちでも…」と言い下を向いてしまった。
「雅ちゃんイヤがってるようだし!本当に…悪いし…」
と申し訳なさそうに言うとあわてて雅ちゃんが言った。
673名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 11:44:59 0
久ぶりにきたら更新いっぱいだぁ

中の人も乙です
674158:2005/04/11(月) 12:55:12 0
しるばタン乙ほ
675名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 12:58:33 0
↑く・・・くっきーがっ・・・!(妖精タン、おいらもやっちまいました・・・w)
676名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 13:09:30 O
ワロス
677名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 13:14:06 0
お前らIEかよ
678名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 14:26:46 O
>>674

ワロス
そしてほぜ
679名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 16:40:38 O
保全
680名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 19:08:38 0 BE:18581832-
わくわく
681名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 21:05:05 0 BE:41828843-
>>665
作家の垣根を越えたアイテムの受け渡しって
初めてのことだったんですがおもしろかったです。
初めてっていっても2作品しか書いてないけどw

あの『切り札』を自分の作品でも『切り札』にしたくて
いつ出そうかいつ出そうかワクワクしながら書けました。

いつだったかサッカーネタが被ったとき
どなたか登場人物のコラボの話をしてましたね。
書けたらおもしろいだろうなぁ・・・

長々とすいません。
682僕に舞い降りた天使:2005/04/11(月) 21:05:40 0
>>560

塾から帰るとさすがにアイツは居なかった、
今まで人前で泣いた事なんか無かったのに・・・あの時僕は泣いてしまった、
『友達が一人もいない・・・、学校では孤立している・・・』
その言葉達が、壊れたカセットテープの様に僕の頭の中で何度も何度もリピートされていた、

次の日の学校・・・
授業中、いつもならとりあえずノートは取っているけど、今日はそんな気力は無かった、
昨日からの心のモヤモヤは大きくなるばかりだ。

「ぉぃ・・・おい!中島!!」ボーっとしていた俺の頭に先生の声が響く、
「・・・はい?」
「はい?じゃないだろう!次の3番の答えは何だ?と聞いているんだ!」
「あ、あぁ・・・えっと・・・3番・・・3番?」
「全く何をボーっとしとるんだ!!」
「・・・すいません」頭を下げる僕、
「はははっ、だっせぇ」 「ざまぁみろ」 「だからタローなんだよっ」
教室中から「クスクス」と笑い声が聞こえてくる、優等生の僕が怒られるのが可笑しいんだろう、
「まったく!中島は・・・」
「せんせぇ〜3番の答えは『時々、足をつるから』で〜〜す♪」
先生の説教を遮ったのは嗣永だった、
「あっ・・・あぁ・・・正解だ・・・、中島、ちゃんと聞いときなさい」
「・・・はい」
先生の怒りは治まっていない様だったが、嗣永の小悪魔的な満面の笑みに無理矢理納得させられたっぽい。
ちょうどここでチャイムが鳴り授業が終わった。
683僕に舞い降りた天使:2005/04/11(月) 21:14:43 0
>>682

「タロ〜く〜ん・・・・♪」
「うっ・・・・」僕は背後から聞こえてきた嗣永の猫なで声に『ゾッ』っとした、
「珍しいねぇ??タロー君があてられて答えられないなんて」
「別にいいだろ」
「私良い事しちゃったなぁ・・・」
「・・・・・(やっぱ始まった)」
「これは桃ちゃんに一つ借りができたねぇ」前を向いていた俺の視界に顔を出す嗣永、
「・・・・・・」
「借りっていうのは返すものだよねっ!私に助けられたもんねっ!男の子なら尚更だよねっ!」
『ねっ、ねっ』と言う度に嗣永の顔が近づいてくる、
「さっきのは嗣永が勝手に・・・」
「あ〜あぁどうやって借りを返して貰おうかなぁ〜♪」
「無視かよ・・・」嗣永は目をキラキラと輝かせながら遠くを見ている、
「あんな事?・・・いやいやこんな事?・・・えぇ〜!!そんな事ぉ!?」
嗣永は完全に自分の世界に入ってやがる、
この時僕はふとと思った、

(もしかして嗣永は僕のこと友達だとか思ってんのかな・・・)

「なぁ嗣永、嗣永!!」
「・・・えっ?えっ?何っ?」
「嗣永ってさ・・・・僕の事友達だなんて思ってる?」
僕が言った瞬間『ニヤー』っとする嗣永、そして・・・・
「やだータロー君は友達なんかじゃないよ〜」
「・・・・・・・だよな」
僕は何を期待してるんだよ・・・『友達なんかいらない』今までそう思ってやってきたじゃん・・・

「だってタロー君は友達じゃなくてぇ、その〜私にとって大切なぁ・・・・・」
嗣永は僕に背を向けモジモジしながら何やら言っているが、僕の耳には全く入っていなかった。
                                          つづく 
684名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 21:16:12 0
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
685名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 21:23:52 0
桃子( ;´Д`)
686名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 21:28:56 0
久しぶりのいい感じですねぇ
687僕に舞い降りた天使:2005/04/11(月) 21:39:20 0
なるべく涙は無しでいきたいんで
萌えるような話を心掛けてるんだけど
なかなか難しいすねorz
688名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 22:32:31 0 BE:20914632-
またキミら桃子で・・・ふ・・・









ボクの桃子ぉ〜〜〜
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
689名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 22:38:17 0
>>687
もしかしたら、また泣かされるのかと思いながら、はらはら・・・
690名無し募集中。。。:2005/04/11(月) 22:53:54 O
>>666
微妙な小細工乙ですw
691名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:02:15 O
>>690
小細工って何?
692名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:23:26 0 BE:40583243-
『うたたね』


もうあれから10年以上にもなる。
小学生のあの頃は、何も考えずにバカやってたけど
あの女子が好きだの嫌いだのって話は今と変わらずやってたな。

と、そんなことを手元にある絵葉書を見ながら思い浮かべた。
絵葉書には、真新しいコンビニを背景に笑顔で映る男女。
ジーンズとシャツのラフなスタイルで、隣の男の腕に捕まり笑っている女性。
俺があの頃恋した女の子、桃子。
693名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:23:53 0 BE:60875036-
>>692
俺のもとには届かなかった絵葉書。
先日、偶然会った須藤に聞いて知ったんだ。

『あれ! ひさしぶりだねえ』
『そういえば知ってるかな? 桃子の事』

それで須藤からこの絵葉書の場所を聞いた。
やっぱり、桃子が俺に送るわけはないか。
別に嫌な別れ方をしたわけじゃあないけど
2年前に自分が振った男に結婚の報告をするような
頭の回らない女じゃなかったはずだ。
694名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:24:38 0 BE:162331968-
>>693
果たして、何の考えもなしにこの真新しいコンビニの前に来てしまった。
何か言う事を考えていたわけじゃないし
むしろ場所を知らないはずの俺が来たところで
逆に桃子を傷つけてしまうかもしれないのに。

とか思いつつも、俺の足は自然と店のほうに進んでいた。
進むたびに心拍数がどくどくと高まっているのがわかる。
でも何故だか足は止まらない。

自動ドアを潜り抜け、出来るだけ店員を見ないように店内を回る。
どこにでもある、普通のコンビニ。
しかし特に何も買うものはないんだけど。
695名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:25:18 0 BE:71020837-
>>694
そして、ついに何も持たないままレジの前に来てしまった。
一体何をやっているんだろう俺は。

「あ、すみません! お待たせしました」
甲高い、アニメみたいな声。 懐かしい声が店の奥から響いた。

「あの…マイルドセブン」
咄嗟に目の前にあったタバコの銘柄を言った。
「はい、マイルドセブンで…あっ、あれ?」
ひさしぶりに見た桃子は、2年前と全然変わっていなかった。
むしろ、小学生の頃のあの頃とも変わっていないように見える。
「…よっ」
「うわあ、ひさしぶりだねえ」
屈託の無い笑顔で話しかけてくる。
「須藤から聞いたんだけど、意外と近くにあったからさ…」
それから俺達は他愛もない話をした。
しばらくして今の桃子の『いい人』らしき男が出たきたところで
俺はそろそろ帰ることにした。
「また来てねっ」
「おう」
696名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:26:04 0 BE:54110944-
>>695
目の前で笑っていた、僕の遠い初恋。

家に帰って、ソファに寝転がる。
絵葉書の二人を眺めながら、昼間の日差しの中うとうとと眠りについた。

気がつけば、膝に毛布が掛かっている。
カーテンは夕陽でオレンジ色に染まっていた。
夕食の匂いが台所から漂ってくる。

うんっ、と背伸びをして目をひと擦りする。
「腹減った〜」
わざと台所に届く声で言ってみる。

「さくちゃん起きた? もうすぐ出来るからね」
「うん」

今はここが、僕の愛する毎日。


「だんしじょし 超番外編・うたたね」

Respect! 槇原敬之「うたたね」
697名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:29:39 0
さすがにうまいな
698名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:35:07 0
鳥肌たった〜
699名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:48:02 0
うたたねという文字でダウソを思い出すのは俺だけじゃないはずだ
700名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:51:38 0
ONT2ch保全
701名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 00:59:31 0 BE:125485294-
あ、まとめサイトの方、
『小さな勇気』は完結しております。
最後に『おわり』と入れるの忘れておりました。
すいません。
今のところネタがないので
短編もので『小さな勇気』番外編でも書こうかな。
でも、長編だっただけにあまり引っ張るのもよくないか・・・
702名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 01:12:55 O
作者殿乙です
これから読みますね
>>691
時間欄を見てごらん
703名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 01:24:18 O
今読みました
相変わらず文章が上手いですね
俺も勉強しなくちゃです
704名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 04:01:11 0
寝る前に保全
705名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 04:08:47 0
あいなんちゃらキタ-*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*!!!!!
706名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 04:30:32 0
>>702
||リ・_・`川<『気付いても言わないで☆』ってお願いしてたのに・・・ひどいです・・・


まぁ、別にいいんですけどねw

>>だんしじょしさん
さすがです☆
少し切ない感じが好きです。
707名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 04:32:40 0
6月の方程式=4・3・2
>>666

「さ・て・と♪ そろそろサッカーの練習が終わる頃だから私と雅ちゃんは早退しま〜す♪」
そう言って徳永千奈美が夏焼の手を取って皆に向かって言う。
夏焼は〜・・・まだ目をこすりながらも必死に涙を流しながら笑顔を作って皆を見ていた。
「最近は雅ちゃんよりも千奈美ちゃんが積極的に練習を見に行ってるのは内緒な話だけどね〜♪」
そんな石村の言葉に徳永が『へっ、変な事言わないでよ!!』と戸惑いながら言う。
「舞波っ!内緒になってないぞ♪」 そう言って嗣永が笑顔で石村を見る。
そんな少し楽しい雰囲気の中を夏焼と徳永は走って体育館を出て行った・・・

・・・と、同時に俺を含めて残った全員が一斉に『はぁ・・・』と大きくため息を付いた。

「可愛いすぎるのも〜・・・何だかんだで辛いのかもねぇ・・・」
そんな嗣永の言葉に「桃ちゃんも可愛いすぎるから!』と必死になって言い返す石村。
嗣永は『はいはい♪』と石村に笑顔で言った。

「佐紀が俺に聞いてた『彼が男子に〜』ってのは、この事か・・・ 夏焼って毎回こんな感じで女子に嫌がらせされてるの?」
俺が佐紀を見つめながら言うと彼女は少し切なそうな表情で俺を見て言う。
「本当に1部の女の子だけどね。 雅ちゃんと彼が人気あるから・・・ 雅ちゃん、大抵は我慢するんだけど〜今日のは彼女が1番気にしてる
事だったから。 私達は本当に彼の事を今は何とも思ってないんだけどね。 それでも雅ちゃん自身はやっぱり気にしてるんじゃないかな?」
そんな佐紀の言葉に『なるほど・・・』と俺がうなずくと熊井がため息交じりに言う。
「月・水・金は私達が、火・木は『あぁ!』ってグループで愛理ちゃんと愛ちゃんが雅ちゃんを守ってる感じかなぁ・・・まぁ、毎回来るのは
決まった女子だから呆れてるんだ・・・何とかしたいんだけどねぇ・・・」
(何か・・・女子の世界って男子と違ってゴチャゴチャって聞いてたけど〜・・・微妙な世界なんだなぁ)
俺が少し複雑な心境で考えていると佐紀が俺に向かって言う。
「あっ!本当に『髪止め』ありがとうね!!」
そう言って笑顔で俺が付けた銀色のピンを触りながら言う。
708名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 04:38:29 0
〜続く〜
って書くの忘れた^^;

<まとめサイトの方>
佐紀と友理奈の発言の所ですが長かったのでチェック時は行を変えてたんですけど・・・
そのまま投稿してしまったので変にズレてますね^^;
繋げておいてもらえますか? お願いします☆☆
709名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 04:38:54 0
桃子の「内緒になってないぞ♪」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!
この時間帯まで粘って良かったw
710名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 05:03:09 0
あぁ!にも入ってくれたんだな

愛理誕生日おめ
711名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 06:04:05 0
桃子ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
712名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 06:43:28 0
だんしじょしさん乙
さすがのGJ
713名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 07:26:51 O
皆様おつかれ〜しょん♪佐紀ちゃん巧く書けてますねぇ〜佐紀ちゃんイイなぁ…ハァ…
714名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 11:55:17 0
昼の保全
715狂犬・ガットゥーゾ:2005/04/12(火) 11:58:02 0
保全
716名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 13:28:10 O
りしゃこと素敵なスクールライフを送りたい保全
717名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 15:28:56 0
718名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 16:57:29 0
まとめサイトの容量がなくなってきたのでURL変えます
719名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 17:32:32 0
春さん待ち
720名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 20:21:57 0
721名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 21:43:17 0
じゃあ俺はbyeタン待ち
722名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 22:24:37 0
>>721
ありがとん
今、中学校編考え中です
もうちょっと柔らかくしようと思っています
基本設定変わっちゃうかもw
723名無し募集中。。。:2005/04/12(火) 23:34:57 0
時代劇で書いてみようかな
これならサッカーみたいに被ることもないだろうし
724シルバー:2005/04/12(火) 23:43:42 O
〈奇跡の出会い〉                
「わっわたしそんなつもりで…泊まってください!梨沙子がそう言ってるんだし…」
「そうだよ!ねっ!お兄ちゃん!」梨沙子はスネ始めた。
(ベリーズが2人に俺…俺ってなんなんだろぉ〜!)と悩んだ。
「お願い〜!」とまだスネてる梨沙子が可愛くて仕方がなかった。
「わっわかったよ〜!」 「本当に?本当?」
「本当だよ!梨沙子の家に泊まればいいんだな?」「うん!」
「よし!わかった!」俺は納得してうなずいた。
「梨沙子〜!雅ちゃん〜!あと、お兄ちゃん〜!そろそろ行くわよ〜!」
と梨沙子のお母さんが俺達を呼んだ。
『はぁ〜い!』俺達は返事をしたが…
(梨沙子のお母さんまでお兄ちゃんって言うのかよ〜!)と苦笑いをした。
梨沙子と雅は帰る支度をしていて俺と梨沙子のお母さんは待っていた。
「今日は本当にありがとうございました。」
と頭を下げる梨沙子のお母さん。
「あっ!気にしないでください…自分が勝手にした事なんで。」
「よかった!梨沙子にお兄ちゃんが出来て〜」
と梨沙子のお母さんは笑った。
「俺も妹が2人出来てうれしいです!」
俺も笑顔で答えた。
「これからもよろしくね!お兄ちゃん!」
また頭を下げたお母さん。「こちらこそお願いします!」
俺も頭を下げた。
5分後…『おまたせぇ〜』梨沙子と雅は走って俺達の方に来た。
「じゃ〜行きましょ!」 『はぁ〜い!』梨沙子と雅が元気よく答えた。
725シルバー:2005/04/12(火) 23:46:32 O
〈奇跡の出会い〉                
歩こうとした瞬間梨沙子は俺の横に来て手を繋いできた。びっくりした俺は
「えっ?」
と声が裏返った。
「だって寒いんだもん〜!梨沙子寒いの嫌い〜。」
ニヤニヤしながら言った。
「仕方ないなぁ〜」
俺はかなり緊張した。雅ちゃんを見ると下を向きながら歩いている。
「雅ちゃん!どうしたの??具合悪いの!?」
心配になった俺は聞いた。「あっ…気にしないで下さい。」
なぜか敬語で答える雅ちゃん。
「雅ちゃん、寒い?」  「少しだけ…」
俺は自分が巻いていたマフラーを雅ちゃんの首に巻いてあげた。
雅ちゃんはびっくりした顔で俺を見た。
「いいんですか?」   「いいよ〜。俺、寒くないから〜!」
本当はすごく寒くてやばかった。
「ありがとうございます!!!」雅ちゃんは笑顔で言った。
「いいよ〜!気にしないで〜!」
と俺が言うと…隣にいた梨沙子が口を膨らませた。
「梨沙子寒い…」    「寒いの?」
「うん…」怒っているのか悲しいんでるのかどっちかわからなかった。
梨沙子を見ると薄着だった。今度は梨沙子に俺の上着を梨沙子の肩に乗せてあげた。
すると…「ありがとう!お兄ちゃん!」
さっきまでの表情と真逆なほど笑顔で言った。俺は死にそうなほど寒くて大変だったけど、
梨沙子の悲しい顔をするとなぜかほっとけない。
梨沙子と俺は電車に乗ってる時も家に付くまでずっと手を繋いでた。
俺は梨沙子が本当の妹に思えてきた。
726名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 00:39:44 0
シルバーさん乙です!
「お兄ちゃん」って言う梨沙子ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
727696:2005/04/13(水) 00:45:54 0 BE:162331586-
反応あってよかった…
しかもまとめサイトにも載せてもらってありがとうございます
728僕に舞い降りた天使:2005/04/13(水) 00:48:37 0
>>683

「タロ〜ちょっと来なさ〜い」
塾が無いので部屋でゆっくりしていると父さんが読んできた、

リビングに行くとソファーに早貴がチョコンと座っている、早貴も呼ばれたんだろう、
「タロウ最近どうだ?学校は」僕が座ると父さんが聞いてきた、
「あぁ・・・楽しいよ」嘘だ、楽しいなんて思った事無いくせに、
「そうか、実は父さんな・・・来週から主張で北海道に3週間程行かなきゃならなくなったんだ」
「え〜〜〜〜!」早貴と僕が声を揃えて驚く、
父さんの出張は前からちょくちょくあったけど、だいたい2、3日だ、3週間って・・・・

「まぁまぁ落ち着け、タロウももう6年生だし早貴もしっかりしているから大丈夫だろ・・・」
「嫌、俺塾あるし・・・」「私お料理できないよ〜」と反論する僕と早貴、
「ははははっ最後まで聞きなさい、大丈夫だろう・・・と思ったんだけどな、やっぱり3週間は長すぎる・・・・そこでだ!!父さん決めた・・・・住み込みのお手伝いさんを雇う事にした!!!!」
もし漫画だったらバックに『ドドーーーーーン!!』と書かれてそうな勢いで父さんが言う、
「え〜〜〜〜!!!!」再び早貴と僕が声を揃えて驚く・・・でも早貴は少し嬉しそうな顔だ、まぁ俺も特に反対という訳ではないけど、
「お手伝いさんかぁ・・・」早貴が笑顔で呟く、
「でも大丈夫かよ?今時お手伝いさんなんて・・・しかも住み込み・・・信用できるの?」
「ダイジョーーーブ!その点は大丈夫だ、父さんの会社の社長さんに紹介して貰える事になっているから、それに金と部屋ならいくらでも余っいるからな!はっはっはっは!はーはっはっはっは!」
父さんの馬鹿っぽい高笑いが部屋中に響き渡る、
はぁ・・・・お気楽というか何というか、同じ血が繋がった人間とは思えないよ・・・
「さっそく明日から来てくれるから、タロウ・・・早貴・・・・・・・・楽しみにしとけよ!!!」
父さんは何故かガッツポーズを決めて満足している、
「うん♪」早貴も嬉しそうに両手でガッツポーズをして返す、

僕・・・家でも浮いてるのかなぁ・・・・・

                                    つづく
729名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 00:53:42 0
新URL、とりあえずこのスレおわるまでは両方のURL更新するけど次スレに移行したら前のURL消します
http://berryz.yh.land.to/

>>727
短いほうか迷ったけど・・・こっちで本当によかったのかな
730696:2005/04/13(水) 01:04:04 0 BE:152185695-
>>729
いえいえ、あの置き方が一番わかりやすいと思います


さて、数日ぶりにこのスレに来たので
今からずばっと読み返してきます
731名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 01:10:50 0
>>729
短い方には入りきらないですね

短い方は1レスあたり4096文字で、ここの2倍が限界です
しかし、こっちは文字数より改行の規制の方が厳しいんで、だいたいこっちの3レスくらいが目安です
732時代劇(仮):2005/04/13(水) 01:24:01 0
「山鳥はいらんかね〜ぇ!兔はいらんかね〜ぇ!」
毎日、山で捕らえた鳥や獣を麓の街道の市に売りに行くのが俺の日課だ
だが、俺には商売の才能が無いのか、売れることは滅多にない
まあ、別に売れなくてもいいのだ
持って帰って俺が食えばいいだけの話だ
山中の忍びの里で生まれ育った俺にとって、獣や鳥を捕まえるのは容易なことだ
自分が食う分くらいなら半刻もあれば捕まえることができる
雑穀や菜っ葉も、自分が食う分くらいなら簡単に調達できる
だから、人里に肉を売りに行く必要は無いのだが・・・・・・・
既に里を抜け、辞めたとはいえ、俺は忍びの習性で、人々の噂話を聞くのが好きなのだ
そのためだけに、俺は毎日山を下りるのだ

世間では、やれ、どこそこの大名が滅ぼされた、だの、将軍様が京を追われた、だの、不穏な噂が絶えない
だが、この国は至って平和だ
平和すぎて肉が売れない
今日も売れずに帰ることになりそうだ・・・・・・と思っていたのだが
「ちょいと、そこの男前のお兄さん!」
老婆が俺を手招きしている
「ん?婆さん、俺に用?」
「そうそう、あんただよ。兄さん、狸は売っておらんか?」
「ああ、悪いね。狸は今日は持ってない。でも、半刻もあれば獲ってきてやるけど、どうする?」
「ほぉ。抜け忍になっても腕は衰えていない・・・・・か」
この婆さん、俺が抜け忍だと知ってる!
里から俺を消すために送られた追っ手か?
懐の短刀を握り締め、老婆の気配を伺う
「焔・・・・・・いや、ほっちゃん、久しぶりね」
「俺のことをほっちゃんって呼ぶ・・・・・・桃か?」
733名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 01:26:59 0 BE:273934499-
忍者キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
734時代劇(仮):2005/04/13(水) 01:30:07 0
忍びの里では俺は焔(ほむら)と呼ばれていた
だが、同い年のくノ一の桃だけには『ほっちゃん』と呼ばれていた
老婆は着物の袖で顔を拭った
老婆が顔を上げると、その顔は・・・・・・懐かしい、桃の顔に変わっていた
「桃・・・・・おまえ、相変わらず変装うまいな」
「どーも。それだけが取り柄ですから」
「で、何の用だ?また俺を殺しに来たのか?」
忍びの里を抜けた俺を、最初に殺しにきたのは桃だった
だが、俺は桃を返り討ちにし、峰打ちで腕の骨を折り、刀を持てないようにしてやった
あの傷はもう癒えたはずだ
「もう・・・・そのことはいいの」
「もういいって・・・・・・・・おまえも里を抜けたのか?」
「そうじゃなくて・・・・・・里が・・・・・滅ぼされたの」
「滅ぼされた?どうして・・・・?里のみんなは・・・・・・?」
「五日前に、織田の大軍が攻めてきて・・・・・全滅。生き残ったのは、任務で出ていた私だけ」
「そんな・・・・・・・嘘だろ?」
「私が里に帰ったら・・・・・・みんなの首が頭領の屋敷の塀に並べられてた・・・・・・・
 そして・・・・・・これが落ちてた・・・・・・・」
桃が手に持っているのは『頭領の証し』と呼ばれる石だ
里の者以外には、ただのその辺の石ころと変わらない
だが、里の者にとってはその存在は絶対で、頭領以外の者は触れることすら許されない
頭領でない桃がこれを持っているということは・・・・・・・・・・
「俺の・・・・お父とお母も?」
「・・・・・・・・・うん」
俺が死ぬまで終わらないと思っていた、追われる日々が終わった
だが・・・・・・俺が自由を手にした代償はあまりにも大きすぎた

つづくでござる
735名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 01:39:26 0
な、何か凄ぇ展開になってきたなぁ、ドキドキ
736名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 01:55:56 0 BE:165713677-
梟の城を思い出すなあ
737名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 01:56:58 O
リア消とまったく関係ないけどワロスw
738名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 02:01:18 0 BE:108220984-
リア忍だったら誰に告ってた
739名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 02:03:06 0
雅忍者ハァ━━━━━;´Д`━━━━━ン!
740名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 02:04:37 0
くのイチだな
741名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 02:09:14 O
お兄ちゃんイイっ!

くのいちって響きがエロいのは私だけ?向こうでくのいちエロ小説希望m(__)m
742名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 02:44:51 0
抜け忍カムイキター
743名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 02:56:34 0
必殺技は変異抜刀霞切りと飯綱落としですか?
744名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 04:32:17 0
>>707

「佐紀・・・」
俺は真剣な表情で佐紀を見つめる。
佐紀は『えっ?』って感じで首を少し傾けて俺を見つめた。
「俺は佐紀の中で彼には勝てない? 佐紀って本当は今でも彼の事を〜・・・」

・・・そんな俺の言葉が途中で止まる。
佐紀の掌が俺の頬を『ジン』と熱くさせて・・・
佐紀は俺の顔を悲しそうな表情で見つめて・・・そのまま涙が瞳からこぼれる。
「何で・・・君が・・・そんな事・・・言う・・・うっ・・・」
佐紀は泣きながら必死に俺に向かって言うと・・・走って体育館を出て行った。

「いくら何でもタイミングがあるでしょ〜・・・」
再度、静まり返った体育館に熊井の声が響く。
「タイミングかぁ・・・ タイミングなら今だったと思うよ。 今、言わないと・・・ずっと変わらないと思って・・・」
俺は叩かれた左の頬を軽く触れながら天井を見つめて言う。
「一生・・・口を聞いてくれないかもね〜」
少し意地悪に言う須藤の声が、俺を元気付ける様に言ってるのが何となくわかった。
今の白と黒が混じり合ったような心境に何となく心地よく伝わってきた。

(算数の方程式なら簡単に解けるんだけどなぁ・・・)
そんな事を思いながら、ジャンプしても届きそうに無い何メートルも先の世界を仰向けになって見つめていた。

                                                  〜続く〜
 
745名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 05:19:03 0
>>722
今の話はもう終わっちゃうの?

>>729
新URL 乙です
746名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 08:09:06 O
佐紀ちゃん泣かしたぁ〜(小説だし…)

>>729 携帯用もありますか?あればURL貼っていただきたくm(__)m
747名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 08:10:10 0
タイトルかいてなくても小細工でわかるな
748名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 08:28:09 O
ル ' ー' リ<作者が前作なに書いてた人か分かっても言わないのが大人ですよ?
749シルバー:2005/04/13(水) 09:34:38 O
〈奇跡の出会い〉                
俺達が住むマンションに着いて俺は一回家に帰った。
すると、ずっと待っていたのが妹が俺の顔を見るなり泣きだした。
「遅いよ!りぃ〜ちゃんから聞いたよ!またバカなことするんだから!」
と言いながら俺をたたく。「いっ痛いな〜。梨沙子が俺を呼んだんだ。助けるしかないだろぉ…」
妹は少しずつ泣き止んできた。
「りぃ〜ちゃんの家泊まるんでしょ?私も誘われたんだけど…」
「いいじゃん?来れば?雅ちゃんもいるし!」
「えっ?雅ちゃんってあの雅ちゃん?」びっくりした顔で俺を見た。
「そうだけど…」    「私行く!絶対行く!」
「おう!じゃ支度しろ?」と俺は妹の頭をポンと叩いた。
俺達は支度が終わり梨沙子の家の前に行きチャイムを鳴らした。
『はぁ〜い』梨沙子が出た。
「りぃ〜ちゃん〜来たよ〜お兄ちゃんと一緒に〜!」ニヤニヤしながら妹が言った。
『あっ!待っててすぐ行く!』と梨沙子は言い足音が近づいてくる音がした。
ドアが開き梨沙子が笑顔で迎えてくれた。
「どうぞぉ〜!」    『お邪魔しまぁ〜す!』と俺達は元気よく言い梨沙子の部屋に行った。
雅ちゃんは梨沙子の雑誌を読んでいる。
「あっ!さっきはありがとうございました。」雅ちゃんは頭を下げながら言った。
(もしかしてマフラーのことかな?)
「あっ全然いいよ!あと、こいつ俺の妹!!」妹は頭を下げた。緊張しすぎてしゃべれないらしい。
「よろしくねっ!」雅ちゃんは笑顔で答えた。
固まってしまってる妹は目がキョロキョロしてしまってる。
仕方がないから俺があいさつをした。
「こいつ緊張してるからうまくしゃべれないみたい(笑)気にしないで〜!」
「クスッ!可愛い〜」と雅ちゃんは笑っていった。
750シルバー:2005/04/13(水) 09:37:59 O
↑↑の続き〜!
〈奇跡の出会い〉は夜また更新します!
751名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 10:19:34 0
752名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 10:20:56 0
やべ、間違えて送信してしまった
http://berryz.yh.land.to/i.htmで携帯用のTOPにはいけるけど
リンク先の小説の部分がPC版と同じだから長編のやつはみれないかもしれない
753名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 11:10:29 O
>>745
主人公に対する思いの状況を変えるかもっていう感じです
754名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 11:12:11 O
シルバーさん乙。
推しが自分と似てそうなので尚期待です保全
755名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 11:13:44 O
rageって○| ̄|_
756名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 11:17:36 O
>>752 サンクス♪やはり携帯からは見れず…
今年の2月から見始めたのだが、過去の小説を見るのは諦めるか…これから先のを見逃さないようにこまめにチェックしゃす〜
757名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 11:20:54 0
優しい恋の育て方はいま細かく分割中だからもうチョイ待ってて
一応6kbのページだからどのキャリアでもみれるはず・・・
758名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 13:10:04 0
>>757
頑張れ、超頑張れ
759名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 15:15:56 O
携帯からまとめ見ると見れるページ、見れないページがあり、見れても途中で切れてしまったり(おそらく文字が多すぎる)
絶対みれないと思ってたからいくつかだけでも見れて良かったです♪熊サンで笑って熊サンに泣かされました(泣かされたのは2度目)PCサイト見れる携帯をいつか買おうと決めた保全
760名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 15:16:43 O
あ゙あ゙あ゙続きが思い浮かばない…
761名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 15:32:27 O
>>760 リフレッシュ♪普段と同じ生活環境でも、普段とは違う見方や考え方をしてみたり、普段と違う事をしてみるとアイディア出るかも〜
762名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 15:55:45 0
まとめサイトの人乙です。
『僕に舞い降りた天使』書いてる人だす
乙ついでに
>>683のトコを入れてやっては貰えませんか?w
絶対入れなきゃいけないって訳じゃないんですけどねw
763名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 16:00:13 0
携帯の人
http://berryz.yh.land.to/i/school1-1.htm
これで見れるかチェックおねがいしてもいいですかね
まだ途中までだけど・・・

携帯用のTOPも変えないといけないなこりゃ・・・
764名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 16:14:45 O
>>759
imodeコンバ-タって知ってる?それ使えば全部見れるよ

>>761
ふ〜む…頑張る!今の更新中作品じゃ一番注目されてないんでwマイペースで行くよ

>>763
見れるよ おつ!
765名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 16:18:27 O
これがコンバータね
http://i.ringoya.nu/?u0=
上のアドレスの後に見たいサイトのアドレスをそのまま貼るだけ
766名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 16:22:41 0
そんな便利なものが・・・
じゃあそれでいこう
767名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 19:21:47 O
落ちない?落ちない?

ここのスレの人達はエロの方も読んでるの?今初めて読んできたんだけど…ただのペド小説みたいでなんだかイヤだなぁ
768名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 19:24:25 0
読んでるのと読んでないのがある
769名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 19:32:36 O
>>798
おすすめとかある?
770名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 19:33:56 0
面白いのはあるけどむこうのスレで聞くのがいいよ
771名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 20:17:17 0
こっちのスレの人が書いてるのは安心できるよ
772シルバー:2005/04/13(水) 21:35:44 O
〈奇跡の出会い〉                
まったく話せない妹に頑張って梨沙子は話をかけた。
「今日ねっ!イベントがあってねっ!お兄ちゃんたら帽子かぶって変装してたんだよっ!」
「そうなんだ…」
妹はまだぎこちない…
俺は雅ちゃんと話をしてたがこっちもぎこちない。
「今日のこと本当に覚えてないの?」
「うん…頭を打ってそれからは何も…」
「そっか…」「うん。」 30分位2対2で話をしていた。すると…
「生で私達見た時誰が可愛かった?」
と突然雅ちゃんが言いだした。それに反応したのか梨沙子と妹まで興味深々にな顔しながら俺を見る。
(皆可愛かったしなぁ…)
「皆可愛かったよ!!」
「じゃ順番つけて!」と梨沙子が話に入ってきた。
「え〜っ!順番?う〜ん…1番は…」と悩むフリをしていたが俺の中ではもう決まっていた。
(皆可愛いけど俺的の1番は…梨沙子か雅ちゃんか俺と同い年の嗣永さんか熊井さんか徳永さんなんだよなぁ…)
決まっていたが…5人もいた。
773名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 21:37:29 0
勢いが無くなったな
春と須藤さんあたりしか良作が無い
774シルバー:2005/04/13(水) 21:46:07 O
すいません。良い作品を作れるように頑張ります…。本当にすいません。
775名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 21:48:46 0
シルバー俺は好きだぞ
作者に失礼なこと言うなよ
776名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 21:49:48 O
>>773
めちゃくちゃ失礼な奴だな>>774
楽しく読ませてもらってますよ
777名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 21:49:53 0
>>773みたいな荒らしは相手にするな
778名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 21:49:58 0
>>1
779名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 22:13:36 O
シルバーさん乙です。
お互いがんばりましょう!!
780名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 22:34:06 0
>>776
sage忘れてるぞ
落ち着け
781名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 22:50:43 O
>>780
年甲斐もなく興奮しちゃったよ。メンゴ、メンゴ
782名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 23:23:39 0 BE:69709853-
すいません、ちょっとSOSです。
あっちの中の人ですが、ホスト規制がかかっててスレ立てできません。
いまあっちでROMってる者でスレ立てやったことある人がいないので、
こっちでできる人、どなたか立ててもらえませんか?
テンプレ詳細はあっちで・・・

http://ex10.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1111424536/l50

激しくすれ違いすまそでした。
783名無し募集中。。。:2005/04/13(水) 23:38:31 O
オレも規制されてて書けないんよorz
がんばれ〜…
784僕に舞い降りた天使:2005/04/13(水) 23:58:10 0
>>728

そして次の日、
今日は塾があったのに父さんに無理矢理休まされた、
父さんが今日から来るお手伝いさんを迎えに行っているので、今早貴と二人で待っている、

「・・・嬉しそうだな?」
「うん♪だってもう一人でお留守番しなくていいんだよねっ?」
「まぁ、そうだな」早貴はホントに嬉しそうだ、
今まではっきり『寂しい』なんて言った事は無かったけど、やっぱ辛かったんだろう、
そんな事を考えると胸が少し熱くなってきた。

「私若い人がいいなぁ〜」
「どーせオバさんだよ、あんまり期待すんなよ」
「もう・・・お兄ちゃんの意地悪!」
早貴はそう言うと僕の首を絞めてきた・・・大した力ではないけど、
「うぅ〜苦しいぃやめてくれぇ〜」僕が凄いわざとらしく言うと・・・
「えっ!!ごめん苦しかった・・・?」早貴は不安そうな顔でパッと手を離した、
「はははっ、冗談だよ冗談」
「もぉ・・・やっぱりお兄ちゃん意地悪っ」頬をプクっと膨らます早貴、
「あれ・・・早貴ちゃん怒っちゃった?早貴ちゃ〜ん?」
僕がそう言いながら早貴の膨らんだ頬をつつくと『プーー』と情けなく空気の抜ける音が出る、

「ふふふふっ」 「はははっ」

その音が何だか妙に面白くて僕と早貴はいつまでも笑い続けた。
(僕が塾なんか行ってなきゃ、毎日早貴とこーやって遊んでるんだろうな、でもそれも昨日までだ、
お手伝いさんが来れば・・・)
自分も次第にお手伝いさんへの期待が高まっていってるのがよく分かる。
785名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 00:12:31 0 BE:223257986-
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
786名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 00:13:09 0 BE:251165096-
更新キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
787シルバー:2005/04/14(木) 00:46:59 O
〈奇跡の出会い〉                
「ねぇ〜誰なの?」梨沙子は少し怒った表情をした。「梨沙子か雅ちゃんか徳永さんか熊井さんか嗣永さん!」
「多いよ!」と雅ちゃんはつっこみを入れた。
「そうだけど…本当に決められないんだよ〜」
「え〜っ!決めてよ〜。」と梨沙子は俺の服を握り左右に振る。
「わかったよ〜1番は…」(この場の空気を悪くしたくないから1番は梨沙子と雅ちゃんだけど…
梨沙子は1人じゃないとダメって言うし…ここはあえていない人の名前を言えばいっか!)
と思った俺は…
「嗣永さんかなぁ〜!」と頭をかきながら言った。
すると…突然2人は下を向いてしまった。
(なんか悪いことしちゃったかなぁ…)
「私ちょっと外の空気吸ってくる!」
と言って雅ちゃんは梨沙子の部屋を出ていってしまった。隣にいた妹は俺の耳もとで話した。
「ちょっと雅ちゃん見てきて!りぃ〜ちゃんは私がなんとかするから…」と言って妹は梨沙子の所に行き話を始めた。
つづく
788名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 01:15:57 0
雅ちゃん・・・
789時代劇(仮):2005/04/14(木) 01:18:10 0
>>734 続きにて候

「で、桃、おまえこれからどうすんの?行くアテあんの?」
「・・・・・・・決めてない」
「・・・・・じゃあ、俺んちに来る?山ん中で猟師の真似事やってんだけど、いっしょに住むか?」
「うーん・・・・・・・・それもイイかな?とりあえず何日か泊めてよ。それから考える」
そんなことを話しながら歩くうちに、寺の前に来た
自然に寺の門のほうに足が向く
「で、あんた今どこに住んでるの?」
「この寺の裏から半刻・・・おまえの足なら一刻くらい山の中に入ったところ」
「周りに人は住んでるの?」
「いや、だーれもいないよ。たまに炭焼きのじいさんが日暮れ前に山を下りられなくって泊まりにくるだけ」
「・・・・・・なんかつまらなそう」
寺の境内には、どういうわけか人だかりができていた
「ねえ、ほっちゃん、今日は何かあるの?」
桃が俺に聞く
「いや・・・・・知らんよ」
「ねえねえ、なんか楽しそうだよ。見に行こうよ!」
桃は俺の手を強引に引いて人だかりの方に走って行く
「はいはいはい、ちょっとすいませんよー!通して下さいねー!」
桃は人ごみをかき分け、前へ前へと進んでいく
よく見ると、桃は人を追いぬき様に財布をスリ取っている
相変わらず手癖の悪い奴だ
最前列に着いた
境内の一角に舞台が組まれていて、そこで俺や桃と同い年か少し上くらいの女の子が数人、笛や太鼓、唄に合わせて踊っている
今まで聞いたことのない、斬新で楽しい唄と踊りだ
790時代劇(仮):2005/04/14(木) 01:20:57 0
「ねえ〜ん、おっちゃぁん、これはなーに?」
桃が近くの人に訊ねる
相変わらず男に媚を売るのが上手い
「おお、これは阿国一座のややこ踊りっちゅうもんだ」
噂には聞いたことがある
京で大流行して、今は一座を率いて諸国を回っているとかいないとか
「若い娘が、こう、楽しい節に合わせて踊るっていうのは、ええもんじゃろ?」
おっちゃんが桃をいやらしい目で見ながら言う
「おっと、嬢ちゃんも負けておらんけどのう。ヒッヒッヒ」
「ええっ?私〜ぃ?」
桃もまんざらではなさそうだ
しばらくすると、桃も見よう見真似で踊りだした
はっきり言って上手い
そして楽しそうだ
桃といっしょに暮らすと、毎日この踊りを見ることができるかもしれない
そう思うと、嬉しくなってきた

舞台が盛り上がり、阿国と思われる座長が最後の唄を始めると声を上げた・・・・・その直後
「ええい!散れ散れ!」
騎馬の武者が刀を振りながら境内に闖入してきた
「この寺は今から我らの本陣とする!お前等は帰れ!」
騎馬武者に続き、足軽がゾロゾロと入ってきて、乱暴に人々を追い払い、舞台を壊す
「あの旗印、織田家の明智だな」
「うん。そうだね」
俺の問いかけに桃が答えた
791時代劇(仮):2005/04/14(木) 01:27:12 0
「昨日、この山の向こうの後藤家が明智に滅ぼされたの」
「で、このまま一気に攻め上がるってことか」
山の中の獣道を歩きながら、桃が最近の織田家の進撃について教えてくれた
明智光秀がこっちの方の諸国を平定するために来ているということだ
「じゃあ、ここの殿様も危ういかな?」
「でしょうね。明智軍は三万の大軍だそうだから」
「ここの殿様、名門の家柄ってことに拘ってるから、投降はしないだろうな・・・・・・」
「じゃあ、一族郎党皆殺しされちゃう」
「おいおい、織田家ってのはそこまですんのかよ?」
「だって・・・・・里のみんなは・・・・・・」
「ああ、そうだったな・・・・・・・・・あ、そこの小屋が俺んち」
俺の小屋は道から少し離れているので、人が来ることは滅多にない、だが・・・・・・・
「なあ、桃、おまえ、武器は?」
忍び特有の、ごく近くの相手にしか聞こえない喋り方で聞いた
「ん?私の武器?この美貌と、お色気よ」
桃も忍びの喋り方で、笑顔で体をくねらせながら答えた
「バーカ。これ、使え」
懐の短刀を桃に手渡した
「あ・・・・・小屋の中に・・・・・・二人隠れてる」
「いや、三人だ。戸の脇で刀を振りかぶっているのが一人、奥に二人、うち一人は女の子」
腰の帯の裏に隠した手裏剣を取り出し、左の掌に当てて紐で縛りつけた
「俺が戸の所の奴を押さえるから、おまえは奥の二人を・・・・・・・・・」
「斬ればいいのね?」
「いや、不穏な動きをさせないで欲しい。刀を取り上げてくれるのが一番いい」
「殺さないの?」
「知ってるだろ?俺が人殺しが嫌で里を抜けたってこと」
「・・・・相変わらず甘いのね」

つづくでござる
792名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 01:43:03 0 BE:52285853-
時代劇なんかハマるなぁww
793名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 02:22:16 0
歴史は微妙に苦手なんだけど『阿国一座のややこ踊り』とか本当に教科書に載ってそうだねw
作者さん乙です
794名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 02:34:05 0
6月の方程式=4・3・2
>>744

少しの戸惑いを残しながら歩く帰り道でサッカーの練習が終わった一団と偶然出会った。
NO.4は何も知らないで笑顔を俺に見せながら手を振るから〜・・・何となく俺も一緒に帰る事にした。

少し前を、隣のクラスの転校生と徳永が仲良さそうに話しながら歩いていた。
そんな2人を見つめて歩く俺と彼と夏焼と鈴木の4人。
俺は少し歩くスピードを落として3人を少し先に行かせて〜・・・小さな声で言う。
「そこの可愛いお嬢さん!」
その言葉に『えっ?』と3人が振り向いた。

「ん〜・・・突然、声を掛けられたら女でも男でも誰だって振り向くよなぁ・・・」
俺が考えながら言うと夏焼と鈴木は不思議そうに俺を見つめていた。
「佐紀のクイズかぁ・・・結局、答えられたのは女王だけだからなぁ・・・」
その言葉にクイズ好きの鈴木が目を輝かせながら『クイズ!?女王が答えたの!?どんな問題だったの!?』と興味津々。

俺と彼は佐紀が出したクイズの問題を2人話す。
2人はクイズを聞くと何も話さなくなって必死に考え出した。
そんな2人を後ろに〜・・・俺は彼に言いたかった事を話す。
本当は言ったらダメなのかもしれないけど・・・彼の顔を見ていたら、どんな返事が来るのか聞きたくなったからだった。

「さっき、夏焼がウチのクラスの女子に泣かされてたよ」
俺の言葉に『えっ・・・本当に!?』と驚く彼。
後ろを歩いていた夏焼は俺の言葉に少し下を向いて寂しそうな表情になっていた。
鈴木は何も言わないで普通の表情で『ジーッ』と俺を見つめいていた。
795名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 02:39:35 0
うひょー!方程式更新キテルー
796名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 02:43:44 0
今日は時刻が逆読みかw
797名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 02:54:27 0
『〜続く〜』って、書き忘れた^^;
今日はここまでです・・・更新が1スレずつしか進まないw
1日1個のペースでやるのも何となく好きなんですけどね☆
(実は既に最後まで書き終わってるのは内緒だw)

〜まとめサイトの方〜
サイトの更新お疲れ様でした☆
『優恋』が長すぎて色々と設定が大変みたいで・・・申し訳ありません^^;
798名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 03:05:34 0
俺は158じゃないもん…
寝るもん…
799僕に舞い降りた天使:2005/04/14(木) 03:57:41 0
>>784 更新途中で途切れさせてすんまそん

『ガチャ』

「ただいま〜」来た!父さんが帰って来た!!
「おかえりなさ〜い!!」早貴は一目散に玄関へと走っていった、
僕は何だか照れてしまい玄関に迎えに行かず、リビングで待っていた、

「さぁどうぞどうぞ・・・」
「失礼しま〜す」
「あっ、コレが娘の早貴です」(自分の娘を『コレ』って・・・)
「よろしくお願いしま〜す」早貴が挨拶をするのが聞こえてくる、
「よろしくね♪私もサキっていうんだよ」
「そうなんですか〜!」
「はっはっはっはっは奇遇ですな〜、先程話したように家にはもう一人小僧が居るんですよ〜」
「小僧だなんて〜成績優秀らしいじゃないですか」
「いやいや!私に比べたらアレなんて・・・アレは所詮タロウですから〜」
「あはははははっ」
僕一人取り残して玄関で盛り上がってる・・・
声からすると結構若そうだ、てゆーかどっかで聞いた事ある声のような気がする、気のせいか?

「さぁ上がってください・・・」
(来る!)
「おいタロウいらっしゃったぞ!!」
「う、うん」僕はとっさに立ち上がる、
800僕に舞い降りた天使:2005/04/14(木) 04:05:22 0
>>799

「こんにちは〜」

・・・入ってきたのは一人の少女・・・というか・・・はぁ!?!?!?
「お前・・・あの・・・ひっ、ひっ・・・非現実的女ーーーーーー!!!」
そいつは『ニコニコ』と笑顔で僕にお辞儀をした。

「お・・・お・・・お前はお手伝いさんなんかじゃなーい!!!帰れーー!!!」
早貴と父さんは俺が大きな声を出したのでビックリしていたが、
父さんの表情が一瞬にして怒った表情に変わった、
「こらっ!!タロウ!!何言ってんだ!!!!」
「父さん!こいつどう見たって小学生じゃんか!!!何言ってんだはこっちのセリフだよ!!」
「タロウ何て失礼な事を言うんだ!!!父さんは怒ったぞ!!むしろ父さんは怒ったぞ!!!!」

『ゴツッ!!』

父さんは僕の頭にゲンコツを一発おみまい、早貴は恐がってビクビクしている、
「痛ってぇ!『洗脳』されてるよ!!父さんはそいつに『洗脳』されてるんだよ!!『洗脳親父』!!!」
「貴っ様〜〜!清水さんに誤りなさい!!そして父さんにも謝りなさい!!!待てぇーい!!」
僕はリビングを出て、自分の部屋へと走っていった。

「お兄ちゃんも楽しみにしてたんだよ!ホントだよ!」早貴が半べそ状態で僕を必死にフォローする、
「すいません・・・ウチの捻くれ息子が・・・・」冷静になった父さんは清水に謝った、
「いえいえ・・・タロウ君もそういうお年頃なんですよ」清水は笑顔で返す、
「さっさっあんな馬鹿はほっといて、お茶でも一杯飲んでゆっくりしましょう」

父さんはリビングのソファーにお手伝いさんの清水を座らせた・・・・
                                  つづく!!
(やっと下準備が終わったって感じですw)
801名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 04:11:32 O
親父はどうなってんの?これも天使の力?
802名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 04:16:02 0
佐紀ちゃんがメイドってハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
続きが楽しみドキドキ
803名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 04:17:31 0
どんなご奉仕をハァハァ
804名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 04:23:51 0
優恋タンは続編よりも、新作が見たい
次は是非
805僕に舞い降りた天使:2005/04/14(木) 05:23:48 0
>>801
天使の力です!!!w

注)この小説は夢を持って甘い目で読んでやってくらはい^^;
かなり色々やりたい事があるんでこれまた長くなりそうで恐い・・・
806名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 06:42:36 0
時代劇の


「なあ、桃、おまえ、武器は?」
忍び特有の、ごく近くの相手にしか聞こえない喋り方で聞いた
「ん?私の武器?この美貌と、お色気よ」
桃も忍びの喋り方で、笑顔で体をくねらせながら答えた



ハア――――――(;´д`)――――――ン!!!
807名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 09:21:02 0
クイズの答えがいまだにわかんないのぉ(TT)
808名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 10:41:02 O
>>807


オマオレ保全
809シルバー:2005/04/14(木) 11:39:02 O
〈奇跡の出会い〉                
俺は訳もわからず妹の言う通り…梨沙子の部屋を出て玄関のドアを開けて外に出た。
けど…雅ちゃんは見当たらない。
(どこ行ったんだろう…)俺は1階から5階まであったマンションを全部探したがいない。
(まさか…)と思い屋上へ向かった。屋上のドアをそっと開けると…そこには雅ちゃんがしゃがんでいるのがわかった。
ゆっくり近づいて行くと雅ちゃんの声がする…。そう、泣いていたのだ。
どうしたらいいかわからない俺はいちお雅ちゃんの後ろに立った。
「みっ雅ちゃん…」雅ちゃんは俺が入ってきたことがわからなかったらしくすごく驚いた顔で俺を見た。
目は充血しているのが俺にははっきりわかった…。俺は頭を下げ言った。
「ごっごめんね…」また雅ちゃんは下を向いてしまったが返事をしてくれた。
「何で謝るの?」
「あっいや…なんか変なこと言っちゃったかなぁ…って。」
「桃が好きって言ったことが変なの?」
「あっいや…そういう訳じゃ…」
俺は続きを話そうとしたが雅ちゃんが話しだした。
810名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 13:07:03 O
811名無し募集中。。。:2005/04/14(木) 13:22:42 0
佐紀!佐紀!ぼくのキャプ天使!
812名無し募集中。。。