【小説】リア消だったら誰に告ってた 第5章【キッズ】
1 :
名無し募集中。。。 :
2 :
名無し募集中。。。:05/02/14 21:05:11 0
乙
あらすじ その1
【優しい恋の育て方】(通称「学校編」連載中
幼馴染の千奈美、大人びた夏焼、小悪魔桃子、赤いメモ帖の熊井、敵意剥き出しの菅谷・・・・・・女心は難しい
〜八景島デート〜
2人っきりのデート中、思わせぶりな態度を取る夏焼。俺たちの過去に一体何が?
〜私とあなたとあなた〜 【T】
睡眠不足の清水を救え!俺と須藤の『ファイポ』が立ち上がる!
〜私とあなたとあなた〜 【U】
誰よりも優しくて、弱い・・・・・・・・・石村が語った桃子の秘密
〜私とあなたとあなた〜 【V】
えっ?マイクONだったの!? 女同士の友情は、ライバルになっても・・・・・・・・
〜私とあなたとあなた〜 【W】
夏焼と千奈美のクイズ対決に女王舞美と愛理も乱入、正解の賞品ってそれでいいのか!?
【修学旅行編】
修学旅行で訪れた京都で、俺と、桃子と、千奈美と、茉麻と・・・・・・・・・・
【よく効く催眠術】
幼馴染の千奈美が、俺にかけた催眠術とは?
【プレゼント】
俺が熊井と仲良くなった日、そこにいた中島。その中島がバレンタインに・・・・・・・
【特命係 菅谷梨沙子】
平和なクラスに忍び寄る陰謀、アフォの子梨沙子が今、立ち上がる!
【強くなりたいとゆいたい】
ちっちゃい俺とでっかい須藤、俺が強くなりたい本当の理由は・・・・・・・・・・
4 :
名無し募集中。。。:05/02/14 21:07:49 0
んで茉麻のノーブラボイン画像はまだなの?
あらすじ その2
【王子様と2人のお姫様】
桃子宛のラブレターを、俺は石村に託した。そこから始まる俺と、桃子姫と、舞波姫の友情の行方は?
【舞波短編】
私は舞波、私のパパはすっごいのよ!
【秘密国家公務員】連載中
学校の治安を守る秘密国家公務員、清水佐紀の前に立ちふさがるかつての仲間、ZYXとは?
【恋愛シミュレーション21】連載中
美少女揃いの俺のクラスにある日転校生、菅谷梨沙子がやって来て・・・・・・・・
【新連載2(仮)】連載中
ある日、うちのクラスにアイドルの夏焼雅が転校してきた。そして俺は彼女と仲良くなった
【蝉】(【プレゼント】のシリーズ)
夏休みのある日、俺は友理奈姉ちゃんの日記に名前が出てきた、野球部のエースと勝負した
あらすじ その3
【セミ】(【蝉】の裏側、【プレゼント】のシリーズ)
夏休みのある日、野球部エースの僕は、片思い中の友理奈ちゃんの弟に勝負を挑まれる
【雪が降る季節に・・・】
転校生のめーぐると俺は、一緒に雪を見ようと約束するが・・・・・・・
【日本一の鈍感男】
鈍感な俺は、ちっちゃい清水に何度も何度も振られてしまうが、実はこれって・・・・・・・・・?
【ロボキッス】
ロボットのリサコは悲しい涙を流すか?『大好きのシルシ』で奇跡を起こせ!
【跳び箱】
跳び箱が飛べたら、僕はちっちゃい仲間の佐紀ちゃんに告白をするんだ
【友理奈となかさき続編】(【プレゼント】【蝉】続編)
サッカー部の俺と、中島。そして野球部の僕と、友理奈ちゃん。ぶつかり、すれ違う4人の気持ち
あらすじ その4
【満月の猫】
満月の夜に拾った猫と、猫の飼い主の舞美ちゃんの秘密とは?
【ミステリー】
アイドルが誘拐!?いなくなったのは、僕の幼馴染の徳永千奈美だった・・・・・・・・
【だんしじょし】
目が覚めたら小学生に戻ってた俺は、歴史を変えることができるか!?
【手を握って歩きたい】
ぐにゃぐにゃの幼馴染、りしゃこ。りしゃこの仲良し、雅。りしゃこと同じ顔の転校生、詩子。俺の夢は実現するか!?
【小児病棟】
シュズツのために入院した僕は、隣のベッドの女の子みたいなチサトと仲良くなった
【おつかい】
山奥で出会った謎の少女、梨沙子。彼女の言う「おつかい」とは・・・・・・・・・?
あらすじ その5
【ギャンブラー】
ポーカーで巻き上げた俺の金を返してきた桃子が、俺に持ちかけたギャンブルとは?
【妖精の奇跡・アイリーンの1週間】
妖精アイリーンと過ごした素敵な1週間と、悲しすぎる別れ・・・・・・・ティッシュorハンカチ必須
【少女】
妻と娘を亡くした私が、繁華街で出会った謎の少女、舞ちゃんの目的と正体は・・・・・・?
【一輪車】(【蝉】続編、【プレゼント】のシリーズ)
スポーツ万能の俺が、一輪車で負けてしまった相手は、ちっちゃくて、ちょっと頼りない萩原だった
【再開】
ふらりと立ち寄った母校で、私は熊井さんと再開するが・・・・・・・・
【Bye Bye またね】(旧題【下宿編】連載中)
両親の都合で僕は裕子おばさんの家に預けられたが、そこには僕と同い年くらいの女の子が何人も下宿していた
あらすじ その6
【夏休み】(連載中)
夏休みのプールで始まる、俺と玉田、千奈美と友理奈の、微妙な年頃の微妙な四角関係
【タイトルみてい。。。】 (連載中)
僕と桃子の通うピアノ教室に、お嬢様の舞美ちゃんがやって来て、僕と桃子に微妙な変化が・・・・・・
【罰ゲーム】
夢か幻か!?桃子ちゃんの告白は罰ゲームだったけど、俺はあの時の桃子ちゃんの笑顔を信じたい
【妖精の奇跡・初恋のマーサ】
死んだお母さんのように優しくて温かい妖精のマーサちゃんの力を借りて、僕は茶帯獲得を目指す
【いらないぷらいど】
男女の仲が悪い俺のクラス。俺は『裏切り者』になって夏焼達と遊びに行く約束をするが・・・・・・・
【妖精の奇跡・マイマイのイタズラ】(ゲリラ的に連載中)
イタズラ好きの妖精マイマイちゃんが「は、は、はくしょーん!」とクシャミをすると・・・・・・・・・
【願かけ】
俺に告白した「巨人」と呼ばれる須藤。それ以降、彼女が俺に見せる意外な一面と何かを知っているような梅田・・・・
新スレ乙です
今夜も楽しみでワクワク(・∀・)
前スレが1000行ったら続きカキコしまつw
13 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:52:52 0
あの、職人さんに書いて欲しいネタリクエストしてもいいですか?
○主人公→それなりに頭の良い人。ただし天才系じゃなくて、あくまで努力系。
一人称は「僕」で、言葉遣いは丁寧。少しだけマザコンかも...
○ヒロイン→学力的にも優れたお嬢様女子中に通う女のコ。モデルは矢島舞美cで。
もしよければ、宜しくお願いします。
出来れば長編で。
○あらすじ→
○主人公は高校に通う電車の中でいつも見かける舞美cに惚れる。
○主人公はその子の名前すら知らない。
○主人公はできるだけ自分を良く見てもらうために、電車の中ではいつも教科書or単語帳を読んでいる。
○舞美cは以前は女子3人組で通っていたが、今は独りで通っている。
主人公は舞美の身に何が起きたのか心配だ。もしかしたらいじめられていたりして?
○舞美cは時々主人公のことをチラ見している。もしかしたら、気があるのかも?
埋め立て乙
15 :
13:05/02/14 22:54:45 0
おかしくなってしまったので、もう一回。
○主人公→それなりに頭の良い人。ただし天才系じゃなくて、あくまで努力系。
一人称は「僕」で、言葉遣いは丁寧。少しだけマザコンかも...
○ヒロイン→学力的にも優れたお嬢様女子中に通う女のコ。モデルは矢島舞美cで。
○あらすじ→
○主人公は高校に通う電車の中でいつも見かける舞美cに惚れる。
○主人公はその子の名前すら知らない。
○主人公はできるだけ自分を良く見てもらうために、電車の中ではいつも教科書or単語帳を読んでいる。
○舞美cは以前は女子3人組で通っていたが、今は独りで通っている。
主人公は舞美の身に何が起きたのか心配だ。もしかしたらいじめられていたりして?
○舞美cは時々主人公のことをチラ見している。もしかしたら、気があるのかも?
職人さん、どうか宜しくお願いします。
16 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:56:09 0
ル ’ー’リ<そろそろ埋めちゃう?
17 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:56:58 0
ノノl∂_∂'ル<まだ早い・・・ってか早すぎる!
19 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:04:48 O
以前にくらべると作品内で桃子の登場数が減ったような気がするのは内緒だ
20 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:09:23 0
やっと前スレ使い切ったみたい
21 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:09:51 0
ル ;’ー’;リ<桃ちょっと寂しいの・・・だからつっこみまくってアピールしてるのに作者さんったら・・・ぐすん
22 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:12:57 0
23 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:15:39 0
24 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:16:45 0
ル ’ー’リ<うっほほーい
25 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:19:16 0
>>15 そこまで設定できるんなら、少しは自分で書く努力もした方がいいと思うんだが
前スレ
>>918(Bye Bye またね)
僕達はテーマパークにやってきた
早速入場パスを買って皆で入場する
「まず、何に乗る?」
徳永が目を輝かせている。心からこういう所が好きそうだ
「そりゃ、ジェットコースターでしょ」村上も案外過激だ
「賛成ー」須藤もわくわくした顔で皆を見ている
「よし、そうと決まったら早速行こう。でもさ、何種類かあるみたいだぜ」
亀井が、マップを見ながら指差す
確かに、ジャングル、宇宙旅行、廃鉱山等あるみたいだ
「じゃあ、じゃんけんで組み分けしよう」徳永が、提案する
「3組になってそれぞれ回ってこようよ。で、お昼にここに集合ね」
「そうね、その方が効率的かも」村上が同意する
何だか、自然に亀井の望んだようになって来てる気がする
「よーっし、じゃんけんだー」亀井、力はいりすぎ
>>26 結局、亀井が徳永、道重が須藤、僕が村上という組み合わせになった
「よりによってお前かよ、男女」亀井が毒づく
「それはこっちの台詞よ。変なことしたら殺すわよ」
「するか」
なんだかんだ言って、名コンビじゃないのか亀井と徳永
「よろしくね、須藤さん」道重は案外紳士だ。問題ないだろう
「うん」須藤は元気よく返事はするが、チラッと僕の方を寂しそうに見た
「田中君、行こっか」村上が、ジャングルコースターに向かって歩き出す
「あ、うん」後を追う僕に
徳永が「愛に変なことしちゃ駄目よ〜」って送り出す
「しないよ」全く、徳永ったら、藤本先生みたいだ
案外、列は少なく30分ぐらいで僕達の番が来た
ジャングルコースターは最後の大滝のところまではゆっくりなので村上が話しかけてきた
「○○さんね、あの後は、いじめやめたみたいよ。真面目に部活来てるし」
「そう、よかった」
中島さんと友理奈ちゃんの問題もどうやら片がついたみたいだ。よかった
「でも、かっこよかったよ。あの時」
「え、それは村上さんや徳永さんもだよ。正直、あの時、二人が来てくれなきゃあんなに上手く解決しなかったよ」
「でも、あの二人に勇気を与えたのは田中君よ」
「そんな〜、村上さん。おだてないでよ」
「私は、思ってないことを言ったりしないよ」
「ありがとう。じゃあ、僕も言うよ、村上さんたちのおかげで上手く解決したのは確かだよ」
「お互い様ってことかな」
ふふふ、ははは。二人は顔を見合わせて笑った
岡井って子って出たことあったっけ?
>>27 「でも、村上さんて本当に強そうだったよ。こうやって腕組んでさ」
僕はあの時の村上さんの顔真似をして腕を組んだ
「そんな怖い顔して無いよ〜」
軽く僕を叩いてふくれた
「でもね、最初、保健室で何されるかと思っちゃった。近づいてきてじっとしてるから」
「気付いてたの?恥ずかしいな」
「うん、でも熱で思うように動けなくって。あの時だったらキスできたのにね」
「なっ、しないよそんな。ただ、可愛いほっぺだなとおもって。いや、あのその・・・」
完全に村上ペースになっていた。でも、からかわれてるんだろうけど悪い気はしなかった
「したら、一生口きいてないけどね」
微笑みながら、睨んでる。よかった本当に変なことしなくて
「でね、暫くして千奈美が君の事、嬉しそうに話すのよ。だからどんな子か詳しく知りたくなって」
そんなに徳永ったら僕の事話してるんだ
「それで今日のことOKしたの」
「ふ〜ん」
病院の奴ででたよ
31 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:42:09 0
桃子が消えたと同時に、めーぐるが一気に来てるな…
オリオン座とさそり座のようなものか
34 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:48:50 0
重いからここまでにします
35 :
名無し募集中。。。:05/02/14 23:49:04 0
てst
37 :
15:05/02/14 23:51:17 0
>>25 及び 職人の皆様。
申し訳ないです。
ちょっと時間的に余裕がなくて...
職人の皆様もそんな感じなのかもしれませんが。
どなたかに依頼させていただきたいのですが。
作者さま
軽くなったらまたお願いします
39 :
15:05/02/14 23:52:27 0
>>25 及び 職人の皆様。
申し訳ないです。
ちょっと時間的に余裕がなくて...
職人の皆様もそんな感じなのかもしれませんが。
どなたかに依頼させていただきたいのですが。
>>15 ここは、どんなに稚拙だろうとどんなに上手だろうと
キッズに対する愛があれば作品を書き込んでいいんだよ
時間が無いなら短編でもいい、3行以内でもいい
自分の思いをぶつけるんだよ
人のアイデアで作品にするのもありだけどやっぱり詰まんないよ
スレの性格上即レスは来ないけどみんな見てるから
さあ、勇気を持って書いてみるんだよ
新しい世界が君を待ってるよ
新スレおめ
>>39 ちょっとずつでも書いていったらいいんじゃない?
他の人が書くより自分で書いた方が
思ったとおりのストーリーが出来るだろうしさ
43 :
名無し募集中。。。:05/02/15 00:04:37 0
茉麻のノーブラボイン画像は(ry
44 :
名無し募集中。。。:05/02/15 00:07:44 0
よーし2週間ほど前に書いてみようかとか半分ネタで言ってたけど、ネタが浮かんできたからそろそろ書いてみようかと
>>29 「でも、あの時に君がとても優しくて強い子だって分かったの」
「そんな、普通だよ。偶々、友理奈ちゃんが関係してたからってだけで、他の子だったらわかんないよ」
「でも、普通、しないわ。あの時の気味は本当に格好よかった」
村上は僕の方をずっと向いたままだ
「私、あの時から君のことが気になってしょうがなくなっちゃった」
「またまた〜」
「ううん、本当よ。そ〜ね〜分かりやすく言えば、一目惚れしちゃったの」
村上は、薄暗い照明の中でも眩しく見えた
「そ、そ、そんな。え?」
「でも、ライバル多そうだけどね。ふふっ」
村上は前を向いた
「そんな」
僕が何も言い返せず赤くなってると
「あんまり、照れないで〜。私まで照れちゃう」
そう言って下を向いて真っ赤になってはにかんでいる
村上さんて、きりっとした人かと思ってたけどなんかかわいい一面もあるんだ
そんな事を思ってると、いきなり体が浮いた。最後の滝つぼ落下だ
うわわわわーーーーーーー僕と村上の悲鳴が、その他の悲鳴とともに滑り落ちていった
二人とも水に濡れちゃった
46 :
25:05/02/15 00:11:29 0
>>39 すいません、都合も知らずに勝手な事をいってしまって…
俺もネタ考えながら車を運転してたらぶつけそうになった事ありますから
(つまらないながらも一応作者)
>>40>>42にはげどう
>>45 その後、宇宙空間で1時間半並び時間をロスしたので廃鉱山コースターには乗れなかった
とりあえず、約束の時間が来たので集合場所に向かった
その間、僕は村上とたわいも無い話をしてた様な気がする
ただ、集合場所に着く前に村上が言った台詞だけは心に残った
「私、誰にも負けないから」
大きな目が、印象的だった
集合場所には亀井と徳永がいた
「あ、来た来た」
徳永が、両手で僕達に合図する
「遅いっ」亀井が腕を組んで怒る
「え〜、まだ20分も前だよ」村上が時計を見ながら徳永に駆け寄る
「田中君、変なことしなかった?」
「何を聞いてるんだよ、徳永さん」
「いや、重要なことだ、村上さんに何もしてないだろうな」
亀井が調子に乗って付け加えてくる
「し・て・な・い」もう、いい加減にしてくれ。人を何だと思ってるんだ
わはははーーー。僕以外が笑った、全く・・・
そうこうしてるうちに道重たちもやってきた
「じゃあ、昼食にレッツ・ゴー」徳永は何処までも元気だ
つづく
下宿編(・∀・)イイ
このスレは作者・まとめサイト大小・読者の3要素が
狼という環境下で奇跡的に上手く言ってるという
凄いスレ
50 :
名無し募集中。。。:05/02/15 00:39:37 0
こいつ同居してるだけじゃなくモテモテ君でもあるのか
許せんな
51 :
名無し募集中。。。:05/02/15 00:41:46 0
こいつ同居してるだけじゃなくモテモテ君でもあるのか
許せんな
たまにはモテない主人公の話も読みたいものだ
53 :
名無し募集中。。。:05/02/15 00:48:32 0
>>49 見るもの全てを熱くさせるスレなんだろうと勝手に納得しておくよ
54 :
名無し募集中。。。:05/02/15 00:48:44 0
それじゃあ萌え話にならないんじゃ
55 :
名無し募集中。。。:05/02/15 00:59:15 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>前スレの続き
ちょっとしたキッカケだったけど、俺は彼女と一緒に雪祭り会場を周る事になった。
彼女の名前は『村上 愛』あだ名はめーぐる。
俺と同じ、小学5年生で札幌の小学校に通ってる。
今日は友達と一緒に雪祭りを見に来たんだけど、途中で友達が彼氏と出会って〜・・・1人で周る事になったらしい。
俺は6時まで1人で時間を潰さないとダメな事を話すと・・・
「私は5時に友達と待ち合わせして帰るんだ。 それまで良かったら一緒に行動したいな♪」
そう言って俺に笑顔を見せた。
もちろん、断る理由なんて無いし〜むしろ嬉しくって!!
そんな訳で、俺とめーぐるは雪祭りでにぎわう大通り公園を一緒に歩いている。
雪の像は小さい物から大きな建物まで色々あって、1つ1つを一緒に見て周った。
「こんなデカイの・・・どうやって作ってるんだろう??」 俺は顔を上げて雪で作られた城を見上げて言った。
「何週間も掛けて雪を持ってきたり、クレーン車を使ったりして作るんだよ」 めーぐるも城を見上げて言う。
「そうなんだ〜・・・」 そう言って、俺は数センチ先にあるめーぐるの横顔を見た。
めーぐるの髪に白い雪が落ちて、黒い髪をそっと飾る。
北海道で不倫とは許せんな、主人公
57 :
名無し募集中。。。:05/02/15 01:02:30 0
めーぐるの新しいイメージ
現地妻
58 :
名無し募集中。。。:05/02/15 01:04:53 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>55 の続き
5年になってクラスで夏焼を初めて見た時(と言っても、小さい時に見てたんだけど)こんなに可愛い子が同年代にいるんだ・・・と驚いたけど、めーぐるには違う印象を受けた。
とても綺麗な顔をしていて、見ているだけで引き付けられると言うか・・・不思議な魅力があると言うか・・・
「どしたの? 私の顔『じーっ』と見つめて・・・」 めーぐるの声に『ハッ!』とした。
「あっ・・・いや・・・」 焦りながらも、めーぐるの顔から目が離せない。
「そんなに私が気に入った?」 めーぐるは『クスッ』と笑顔を見せて言う。
「・・・うん。 めーぐるって可愛いな〜と思って・・・・・・あっ!」
『ぼーっ』としてたとは言え、俺は自分で言った言葉に顔を赤くした。
「えっ・・・ そんなこと・・・」 めーぐるは困ったような顔をして・・・でも、少し顔を赤くして下を向いていた。
「あの・・・えっと・・・」 俺は色々と考えたけど、何を言っても上手くまとめられない気がした。
めーぐるは少しすると顔を上げて、まだ少し赤くした顔のまま笑顔で言う。
「・・・ちょっと、休憩所で休もっか♪」 そう言って俺の手を掴むと走り出した。
「あっ・・・」 俺は何も言えずにめーぐるに引っ張られるように走った。
自分が違う自分みたいな・・・どうして、ずっとドキドキしてるのかもわからない・・・
59 :
名無し募集中。。。:05/02/15 01:09:19 0
>>58 の訂正お願いします!
「どしたの? 私の顔『じーっ』と見つめて・・・」
↓
「どうしたの? 私の顔『じーっ』と見つめて・・・」
まとめサイトの方お願いします!
待ってました!w
61 :
名無し募集中。。。:05/02/15 01:16:57 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>58 の続き
「自分でも何が何だか・・・わからない」 俺は休憩所のストーブの火を見ながら言った。
めーぐるは何も言わないで俺の横顔を見ていた。
「めーぐるを最初に見た時から・・・ずっとドキドキしてるし、さっきだって『可愛い』って言ったのは・・・」
そう言い掛けて、少し照れくさくなる。
めーぐるは、それでも俺の横顔を見つめてる。
「その・・・本当に可愛いと思ったし・・・でも、何で言っちゃったのか・・・わからないと言うか〜・・・」
不思議だった。 本人を目の前にして自分から色々と素直に気持ちを言うなんて・・・
言い切ると、何故か安心してる自分がいた・・・
数秒の沈黙・・・それが2、3分に感じるくらい長い・・・
何も言わないで俺の話を聞いていためーぐるが突然話し出した。
「ねぇ? 君、女の子の友達が多いでしょ?」
「えっ? あ〜・・・多いかなぁ・・・」 俺の素直な気持ちを伝えた言葉に対して、全く関係無い返答に俺は『ぽかーん』とした。
「プリクラとかあったら見せてよ!!」 めーぐるは笑顔で俺に言った。
俺は学校に手帳を持って行ってて、その手帳に女子は勝手にプリクラを貼っている。
桃子のプリクラがダントツに多い訳だが〜・・・千奈美や友理奈のも張ってある。
最近は夏焼とか清水もふざけて張ったりしてて・・・俺自身のプリクラは1ケタも張ってないのに100枚くらい貼ってあって・・・
手帳じゃなくて既にプリクラ帳・・・
それを俺はカバンの中から出すと、めーぐるに渡した。
ワクワク
63 :
名無し募集中。。。:05/02/15 01:25:21 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>61 の続き
「わぁ! やっぱりモテモテなんだ!」 めーぐるが手帳を見ながら言う。
「別にモテないよ〜 それに、ほとんど勝手に貼られるし」 俺がめーぐるを見て言う。
めーぐるは手帳に夢中だ!
「・・・見てて面白い?」 俺が不思議そうに言うと
「可愛い子ばっかりだね! この、いっぱい写ってる子は彼女?」
俺の話を流して、めーぐるは桃子のプリクラを指差した。
「彼女なんていないよ。 桃子は〜・・・仲がすっごくいい大切な友達かな」 俺が言う。
「この子は? すっごく可愛いけど〜・・・」 今度は夏焼のプリクラを指している。
「夏焼か〜! 可愛いよな〜・・・ う〜ん、幼馴染で大切な友達かな?」
「それじゃ、この夏焼さんの隣の子は?」 今度は菅谷。
「菅谷も幼馴染で〜大切な・・・友達・・・」
言ってて、自分でも何か変な感じだった。
「この子も可愛いね! あと隣の女の子も! ど〜ゆ〜関係?」 めーぐるは笑いながら聞く。
「千奈美は幼馴染で・・・友理奈は・・・2人とも・・・大切な・・・」 それ以上は何も言えなくなった。
そんな俺を優しい笑顔で見て、めーぐるが言う。
「君は自分で気付かないで女の子の事で悩んでる」
「えっ!?」 俺は驚きながら、めーぐるを見た。
「もし良かったら私に話してくれない? 今の君の気持ち・・・」
めーぐるの言葉が優しく俺の心に響いていた。
萌えとはまた違うオモロイ展開
ワクワク
65 :
名無し募集中。。。:05/02/15 01:39:42 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>63 の続き
俺は最近あった色々な事をめーぐるに話した。
素直に話してたけど・・・何か、途中で良くわからない気持ちになった・・・
俺が話し終わると、めーぐるは俺の目を見つめて言った。
「君は色々な人に好かれてるみたいだね・・・それで、君も彼女達に好意を持ってる。」
俺は何も言わずにめーぐるの言葉を聞いていた。
「でも、君には本当に好きな子が1人だけいるよ。 それに気づいてないんだね・・・」
「えっ!?」 めーぐるの言葉に俺は普通に驚いてしまった。
「話を聞いてたけど・・・1人の女の子だけ話をする時に君の表情が凄く嬉しそうだったから。」
「それって・・・誰だった?」 俺はめーぐるの目を真剣に見て言った。
めーぐるは『クスッ』と笑って
「それは自分で気付かないとダメだと思うよ。 その子のためにも・・・君自信のためにも・・・」
めーぐるの言葉を少しの間、頭の中で繰り返していた。
でも、答えは簡単には出て来ない・・・
ふと、めーぐるの発言で少し不思議に思った事を言ってみた。
「めーぐるは、何で俺が悩んでる事がわかったの? 心が読めるとか?」
俺は少し笑いながら言うと、めーぐるも笑いながら答えた。
「私も少し前まで君と同じだったんだ・・・色々な友達がいて・・・大切な友達だと思ってたんだけど・・・」
めーぐるはストーブの火を『じーっ』と見つめていた。
「私は結局、誰が自分の中で1番大切な存在なのか・・・わからないまま終っちゃった・・・」
寂しそうに微笑んだ横顔も本当に可愛かった。
「君は、ちゃんと自分の気持ちに気付けるといいね・・・ううん!君なら大丈夫だよ。」
俺はめーぐるが思ってるほど強くも無いし、自分の気持ちに気付けないと思う・・・
そんな事を思っていたけど、弱音に聞こえそうだから言わないで飲み込んだ。
☆作者からのお願い☆
変だな? おかしいな? と思ったら迷わず言ってくださいw
本人が気付かない訂正箇所が結構あるみたいなので〜・・・
マジでお願いします^^;;;
67 :
名無し募集中。。。:05/02/15 01:52:33 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>65 の続き
「寒い?」 俺の隣にいるめーぐるが少し微笑んで俺に言った。
「ちょっと・・・寒いかな。」 俺が笑顔でめーぐるに言葉を返す。
そうすると、めーぐるは自分の付けていたマフラーを外すと俺の首に優しく巻いた。
「ちょ、そんな・・・俺は暖かいけど・・・」 俺は、巻いてもらったマフラーを外そうとすると
「私はこの寒さに慣れてるから大丈夫だよ。 君は慣れてないんだし、風邪でもひいたら大変だよ」
そう言って、俺が少しほどいたマフラーを再度巻き治した。
「こ〜ゆ〜のって、男が女の子に『寒い?』って聞いてマフラーとか掛けるものなのに・・・情け無い・・・」
俺が小さく、ため息混じりに言った言葉を彼女は
「気にしなくていいよ。 その気持ちだけ貰っておくね」 笑顔で俺を見ていた。
テレビ塔の時計は4時50分を表示していた。
「そろそろ・・・行くね・・・」 そう言ってめーぐるは俺を見つめた。
「うん。 すっごく楽しかった・・・」 俺もめーぐるに言い返す。
・・・2人は、その場所に立ったまま動かないで見つめ合っていた。
それでも雪が空から地上に落ちてくるように時間は過ぎていく・・・
「何か・・・別れるのが寂しいね・・・」 めーぐるは笑顔で言ったけど、声のトーンは寂しさを感じさせた。
「明日も・・・ここで、めーぐるに会いたいな・・・」 俺は勇気を振り絞って言った。
めーぐるの表情が本当に嬉しそうな笑顔に変わった。
「うん・・・それじゃ、明日の1時にテレビ塔の前で待ってるね♪」
「うん。 俺も待ってる・・・」 そう言って数分見つめ合った後で、めーぐるは後ろを振り向いて走って行った。
めーぐるの後姿を俺は見えなくなるまで見ていた。
〜つづく〜
>65
作者さんいつも乙です。
今夜も眠れなさそうw
早速ですが、
その子のためにも…君自信のためにも…』は君自身かな?
×? 君自信
○? 君自身
× 巻き治す
○ 巻き直す
訂正お願いします!
>>65 その子のためにも…君自信のためにも…
↓
その子のためにも…君自身のためにも…
>>68さん
>>69さん 同時にありがとうございます^^
本当に助かりました!!
『変だな? おかしいな?』ってレベルじゃないですね^^;
本当に漢字のミスがたくさん・・・まとめサイトの方すみません_| ̄|○
>>67 俺が少しほどいたマフラーを再度巻き治した。
↓
俺が少しほどいたマフラーを再度巻き直した。
>>61 『張』
↓
『貼』
>>71さん
>>73さん
ありがとうございます☆
75 :
名無し募集中。。。:05/02/15 02:05:34 0
これは過去ログを見るのが怖いですね
次回から、全部ひらがなで書こうと思ったのは内緒だ(;´д⊂)
いいわけさせてください!!!
もうね! 良い内容思いついたら忘れないようにダッシュでガンガン書いてて〜見直しとか・・・
本当にいいわけですねw それに結構ゆっくり書いてるし^^;
本当に次回からは注意します・・・ってか、投稿するのが怖い(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
優恋いつも更新楽しみにしてます、誤字なんて気にならないくらいw
作者さんもそんなこと気にせずガンガン行っちゃってくださいw
78 :
名無し募集中。。。:05/02/15 02:24:09 0
>>76 訂正は指摘していくから、細かいことは気にせずにどんどん更新しまくって下さい!
というのはロムってる俺の気持ち
まとめサイトの人の手間を考えて、終わってから一回だけでも見直して書き込んだらいいのでは
おやすみ
おやすみなさい〜…
…といいながら、まだ投稿があるのではないかと待っているのは内緒だ
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
>>77さん
>>78さん
ありがとうございます!
実は1回は出す前に見直してるんですが本人は合ってると思って書いてるから?結構気付かないんですよ〜
・・・自分がアフォなだけかも^^;
内容の方を読み直して弄ったりして、漢字とかはスラーっと気にならないで進めちゃうんで〜・・・
本当にまとめサイトの方には申し訳ないと思ってます。
次回こそは訂正0でカンペキに・・・
83 :
名無し募集中。。。:05/02/15 02:39:29 0
フフフ
訂正0なんて気にしなくていいですよ
もうあきらめ(ry
84 :
名無し募集中。。。:05/02/15 02:47:04 0
只今大好評連載中の作品一覧
【優しい恋の育て方】
【秘密国家公務員】 (更新待ってるよ…)
【恋愛シミュレーション21】 (ずっと止まってるよ策士ベリ朗タン…)
【新連載2(仮)】(長期休載中)
【Bye Bye またね】
【夏休み】
【恋のEtude】
新作じゃんじゃか募集中!!!!!
大人になっちまった俺等に一時の安らぎと明日への活力を・・・
85 :
だんしじょし Max Heart:05/02/15 02:54:22 0
小さいまとめサイトの中の人ありがとう
86 :
名無し募集中。。。:05/02/15 02:57:10 0
87 :
だんしじょし Max Heart:05/02/15 02:59:00 0
88 :
名無し募集中。。。:05/02/15 03:01:29 0
>>87 そうか、じゃあ今日は寝よう
更新マタリと待ってまーす
保全して寝る
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>67 の続き
2月12日 土曜日
「絶対にダメ!」 母さんは俺に向かって言う。
「でも・・・どうしても行かないと・・・ダメなんだよ・・・ お願い・・・1時間だけで・・・も・・・」
俺は母さんの服を掴んで立ち上がろうとしたけど・・・バランスを崩して、そのままホテルのベッドに倒れた。
「自分で立つこともできないのに無理に決まってるでしょ!」 母さんは心配そうに俺を見ている。
「でも・・・どうしても・・・」 38度7分の熱に頭がクラクラする・・・
「その、村上って女の子には母さんが会って事情を説明しといてあげるから!」
そう言って母さんは俺の頭を『ベシッ!』と叩いた。
・・・何も言い返せずに、ただ天井を『ボーッ』とした頭で見つめる。
母さんが支度をしながらブツブツ呟いている。
「まったく、旅行先でも女の子を追っかけてるなんて・・・誰に似たんだか!!」
そんな母さんの言葉に俺が言い返す。
「昨日、大学生の人達にナンパされて食事だけおごらせて逃げて来たのは誰なんだか・・・」
そう言って、母さんに友理奈直伝?の冷たい視線を送っていたけど・・・
全く俺の言葉と行動を気にしないで、母さんはそのまま部屋から出て行ってしまった。
外の景色と同じ、真っ白なホテルの天井を見つめながら考える・・・
プリクラを見ながらめーぐるに話したのは
夏焼、千奈美、愛理と菅谷の幼馴染・・・
すごく仲がいい存在の友理奈と桃子・・・それに最近は清水とも仲がいいし・・・
須藤と石村の話もしたっけ・・・
この中に、本当に俺が大切に思う存在の子がいるって言ってたけど・・・
それに、気になるって言うなら・・・めーぐるの事も・・・
「本当の俺の気持ち・・・かぁ・・・」
そんな事を考えて・・・そのまま目を閉じて眠った。
こんな時間にキテル━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
寝ようと思ったのに寝るに寝れないなw
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>90 の続き
どれくらい時間が経っただろう・・・
誰かが部屋に入ってくる気配を感じて目が覚めた。
ドアの方を見ると〜雪が少しコートに付いたままの母さんが立っていた。
「あっ・・・おかえり」 そう言ってベッドから起き上がった。
「どう? 調子は?」 俺の方を見ながら入り口から声を掛ける。
「あ〜・・・もう大丈夫っぽい。 それより〜・・・」
俺がめーぐるの事を聞こうとすると、母さんは先読みしてたみたいでスグに反応して話し出した。
「1時前にテレビ塔に行ったけど、白いコートに白いマフラーの女の子なんて待ってなかったし〜来なかったよ」
「えっ・・・ちゃんと待ってた?」 俺は真剣な顔で母さんに聞く。
「その後も10分近く待ってたけど〜・・・やっぱり来なかったよ。 多分、忘れちゃったんじゃない?」
そう言って、母さんはシャワーを浴びるために服を脱いでシャワー室に入った。
「あっ・・・ちょっと!! 本当に居なかった??」 俺が大きな声で言うと
「居なかった!! だいたい、母さんだって特徴がそれだけあれば気付かない訳ないでしょ〜!!」
そんな声がバスルームのシャワーの音と一緒に聞こえた。
めーぐる・・・何かあったとか・・・俺みたいに体調崩したとか・・・
そんな事を考えて少し心配になったけど・・・
『めーぐるが最初から来る気が無かったのでは?』とは考えたくなかった。
熱は平熱まで下がっていた。
明日、この白銀の世界を離れて東京に戻る・・・
めーぐるとの思い出だけを残して・・・
もう1度、めーぐるに会いたい・・・
〜続く〜
うわ〜! すっごく悔しい(´・ω・`)
訂正お願いします・・・
>>92 「居なかった!! だいたい、母さんだって〜
↓
「居なかった!! だいたい、母さんだって〜
多分、変換した時の半角とかの・・・これはミスに入りませんよね?
まとめサイトの方・・・許してくださいね^^;
>>91 皆が寝た頃に保全ついでに少し出そうと思ったんですけど〜起きてましたねw
こんな朝方に読んでもらえて感想とか嬉しいです^^
でも、もうマジで寝ます〜おやすみなさい☆
>>93 作品投下や保全までしてくれるなんて何て良い人なんだ(;´д⊂)
本当毎回毎回ご苦労様です!
その後めーぐるどうなってしまうんだドキドキしながら自分も寝ますw
まとめサイト携帯で見れたらいいとか思いつつ保全
96 :
名無し募集中。。。:05/02/15 06:13:56 0
早起きしぃたぁら ウォウウォウウォウ イェイイェイイェイ♪
めーぐるハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
俺も大事な時によく熱出しちゃうガキだったな
こういう大事な時はなかった訳だが
98 :
だんしじょし Max Heart:05/02/15 07:04:29 0
プロローグが出来上がったのでとりあえずうp
99 :
だんしじょし Max Heart:05/02/15 07:06:20 0
『だんしじょし Max Heart』
同窓会の招待状が届いた。
小学校の時のみんなで集まるそうだ。
みんな立派に働いていたり、結婚していたりするんだろうな。
僕はまだ行けない。
この年になってフリーターだなんて、恥ずかしくて言えやしない。
みんなに会うには、僕はまだちょっと早い。
朝方のテレビには、最近女優宣言をして注目を浴びている女性タレントが映っている。
夏焼雅。
小学生の時、僕の憧れだった女性だ。
彼女はいつも輝いていた。
昔は一緒に遊んだこともあったけれど
5,6年生の時はクラスも離れてしまい、話すこともあまりなくなった。
それでも、僕は彼女をことをずっと好きだった。
彼女が芸能界に入り、手の届かないところまでいってしまっても
僕はずっと彼女を見ていた。
同窓会へ行けば、彼女に会えるかもしれない。
でも、こんな惨めな姿を見せて一体何になると言うんだ。
フリーターなんだよね、ハハハと笑えばいいのか・・・。
僕は、招待状の欠席の欄に○を付け、机の上に放り投げた。
そしてもやもやした気分のまま、布団に潜り込んだ。
100 :
だんしじょし Max Heart:05/02/15 07:09:44 0
ピピピピピピ・・・、ピピピピピピ・・・
いつものように昼に起きて、時間を見ようと枕元の携帯に手を伸ばした。
・・・はずだったが、携帯が無い。 あるはずの場所には、見覚えのある目覚まし時計。
針は朝の7時を指している。
僕が小学校の時に使っていたものだった。
「7時・・・?」
7時のはずはない。
いつも夕方から仕事なので、この時間はまだ夢の中、というよりむしろ今から寝ようかという時間である。
仰向けの姿勢のまま、部屋を見回してみる。
自分の部屋であることは間違いないけれど、何かが違っていた。
いつもは就職雑誌がほったらかしてある床にはサッカーボールが転がっている。
パソコンのデスクが置いてあるはずの場所には勉強机。
一体どうなっているんだ・・・?
寝ぼけ眼で、のっそりとベッドから降りようと立ち上ろうとしたところで
ゴンッ、と頭を天井にぶつけた。
「痛っつぅ・・・」
頭をさすりながら天井を見上げると、ありえない位置に天井がある。
僕の寝ているベッドからわずか1メートル半くらいの位置。
「なんなんだよ・・・」
わけのわからないまま天井を見つめていると、その天井の板張りがガタンと動いた。
天井裏に何かいるのか?
僕はもしや寝ている間に拉致されて某国へ・・・?
なんて事を考えていると、上から声がした。
「んん〜、もう朝ぁ〜」
その声でようやく意識がはっきりとしてきた。 ここは紛れもなく僕の部屋だ。
僕が天井と思い込んだ板張りは、二段ベッドの上の段。
そしてそこから聞こえた声は、妹の・・・
「千聖・・・?」
「んあ、兄ちゃんおはよ〜」
二段ベッドの上から、妹の千聖が、小学生の頃の姿で顔を出した。
101 :
だんしじょし Max Heart:05/02/15 07:11:27 0
「んん〜、もう朝ぁ〜」
その声でようやく意識がはっきりとしてきた。 ここは紛れもなく僕の部屋だ。
僕が天井と思い込んだ板張りは、二段ベッドの上の段。
そしてそこから聞こえた声は、妹の・・・
「千聖・・・?」
「んあ、兄ちゃんおはよ〜」
二段ベッドの上から、妹の千聖が、小学生の頃の姿で顔を出した。
どうなってるんだ、これは・・・。
千聖は今、家を出て一人暮らしをしているはずだ。
いやそんなことより、なんで小学生の姿のまま出てくるんだ。
これは夢か? いや、夢にしては先ほどぶつけた頭の痛みがリアルだ。
それからハッとして、自分の姿を見てみた。
子供っぽい、チェック柄のパジャマを着ている自分の姿が見えた。
パジャマから伸びる腕は、仕事以外は家にこもってばかりの白い腕と違い、綺麗な褐色をしていた。
そして何より、自分の体の小さなに驚かされた。
「何だ・・・これ」
「兄ちゃん何言ってるの〜? 早くきがえてご飯たべよー」
小学校の姿の千聖がのそのそと二段ベッドのハシゴを降りてくる。
やはりどこからどう見ても千聖だ。
「お前、千聖・・・だよね?」
「何寝ぼけてるの〜? 遅刻するよー」
「え、あ、うん・・・」
よくわからないままだが、とりあえず僕はベッドから降りることにした。
ゴツンッ ・・・また頭をぶつけてしまった。
「痛っ!」
「あはは、何やってるの兄ちゃん」
「・・・・」
一体、何がどうなっているのやら・・・。
102 :
だんしじょし Max Heart:05/02/15 07:13:21 0
つづく
103 :
だんしじょし Max Heart:05/02/15 07:14:26 0
出かける前にキタ━━(゚∀゚)━━!!
105 :
名無し募集中。。。:05/02/15 07:23:37 0
うんこじょしキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!!!!!!!!!!!!!
106 :
名無し募集中。。。:05/02/15 07:24:08 0
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
だんしじょしタンおはようございます
107 :
名無し募集中。。。:05/02/15 07:38:08 O
だんしじょしって本人の趣味悪いけど作品はマシな感じかな
108 :
名無し募集中。。。:05/02/15 08:46:55 O
キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
109 :
名無し募集中。。。:05/02/15 09:33:22 0
更新を楽しみにしつつ行ってきまーさ
110 :
名無し募集中。。。:05/02/15 10:54:56 0
俺もタイムスリップしてーなー
>>95 全部手動でやってるしものすごい作業になるから無理
暇があれば挑戦してもいいけど期待しないで
俺いつも携帯でみてるけど・・
FOMAならみれるかもね…
vodafoneは容量的に絶対無理
俺FOMAなんだけど優しい恋みたいな長編は途中で切れるよ
学校編の容量189kもあるし携帯じゃもう無理なのか
携帯用だと全キャリア対応させるために何kにしないといけないか分かる人いる?
6kは確定なんだけどそれ以上行ってもいいのかな…
ごめんこれ無理
作業量が半端ないんであきらめて…なんかツールとかあればできるのに…
PCで見れ
119 :
名無し募集中。。。:05/02/15 15:04:05 O
118
so nice
羊の方だったけど、優恋の作者の「友理奈のハピネス」が落ちてる・・・
こんな事ならまとめサイトに入れておいて欲しかったな
誰か過去ログみたいの持ってたらキボン
俺そのスレのログもってるよ
前にこのスレに話題になったとき拾っておいたから
でもスレ違うしいれるのもどうかとおもうんだが…
友理奈の小学生の話ではあるけどな
優恋と少しリンクする内容ではあるんだけど・・・
スレ違いだしな
でも優恋の作者の作品だし・・・
う〜む・・・
こっちに転載しちゃえば収録する言い訳はできるよ
124 :
名無し募集中。。。:05/02/15 17:58:30 0
自演うざい
無断転載禁止で
ほ
127 :
名無し募集中。。。:05/02/15 18:23:23 O
本当は読みたかったと心の中で思っているのは内緒だ
1レスに収まるようなら短い方に入れてみる
本文が長すぎます!
って怒られた
131 :
15:05/02/15 20:15:35 0
がんばれー
133 :
名無し募集中。。。:05/02/15 22:11:31 0
期待age
としあきちゃん・・・ってw
ほ
としあきちゃん萌え
としあきちゃん ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
ワロスw
今日は作品無しかな?
そ、そんな・・・
昨日も朝方だったしまだわからないよw
としあきちゃんに捧げる短編
「ねぇ、としあきちゃん」「…」
「としあきちゃんってば」「……」
「聞こえてるんでしょ、としあきちゃん」「………」
「と〜し〜あ〜き〜ちゃ〜ん!」
「だからその”としあきちゃん”って呼び方いい加減辞めろっつ〜の!」
ついブチ切れる俺に、須藤は泣きそうな顔になる。
須藤と俺は幼馴染であり、確かに小さい頃
”としあきちゃん””まーさちゃん”と呼び合う仲だったことは事実だ。
だが小6にもなって、その呼び方をされるのはやはり恥ずかしい。
実際、俺の方は既に須藤のことを”まーさちゃん”なんて呼んではいない…
「俺だっておまえのこと須藤って呼んでんだから、おまえも俺のこと名字で呼べ」
「でも、小さい時からとしあきちゃんのこと、ずっと”としあきちゃん”って呼んできたし…」
須藤は消え入りそうな声で続ける。
「それに、”としあきちゃん”って呼び方やめたら、としあきちゃんと私の距離がうんと遠くなっちゃう気がして…」
そう言って須藤は再び泣きそうな顔になる。
こいつは図体デカいくせに泣き虫なんだよな…
「馬鹿だな…」「えっ?」
不思議そうな顔をする須藤に俺は言ってやった。
「呼び方変えたくらいで、二人の関係が変わったりするわけないだろ。
おまえは俺の大切な幼馴染なんだからさ」
須藤は一瞬キョトンとした後、物凄い勢いで俺に抱きついてきた。
「嬉しいよ〜、としあきちゃん、としあきちゃ〜ん」
「だからそれはやめろって…」
145 :
名無し募集中。。。:05/02/16 01:35:37 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>92 の続き
2月13日 日曜日
「短かった旅行も終りだね〜!」 母さんが俺の方を見て言う。
「本当に短かったよ・・・うん・・・」 俺は『ボーッ』としながら言う。
12時発東京行きの飛行機に乗るために俺と母さんは空港で待っていた。
只今の時間は11時・・・めーぐるとは会えないでこのまま帰る事になった。
心残りは・・・無い訳が無い。
「あのさ〜・・・」 俺は母さんの方を見て言う。
「無理だよ! それに、行っても居るわけ無いでしょ!」 先読みされてしまった・・・
「でもさ〜・・・」 俺は母さんをジーッと見て言う。
「だいたい、飛行機は12時に飛ぶの! 13時に大通り公園に行ける訳無いでしょ!」
ごもっとも・・・それに、めーぐるが居る可能性なんて0%に近い。
「母さん、搭乗手続きしてくるから〜あんた、そこに座って待ってて!」
そう言って母さんは行ってしまった。
空港のロビーの椅子に腰を下ろして『ジッ』と下を見て考える・・・
本当に・・・このまま別れていいの? 『別れていいの?』って言うか・・・別れるしか無いんだよな・・・
人生、諦めるしか無い事だってあるんだ・・・仕方ないよな。
146 :
名無し募集中。。。:05/02/16 01:44:22 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>145 の続き
10分以上待っただろうか?
(まさか!空港で母さん迷ったんじゃ〜・・・)
そんな事を思って辺りを見回すと、母さんが走りながら俺の方に来た。
「やけに時間掛かったね」 俺が近づいてくる母さんに言うと。
母さんは真剣な顔をして言う。
「本気で大通り公園に行きたいの?」
「えっ!?」 俺は母さんの突然の言葉に戸惑う。
「どうなの!? もう、その子に会えないかもしれないんでしょ? 会いたいの?」
「どうしても会いたい・・・ 会っておかないとダメだと思う・・・」 俺も真剣な顔で母さんを見つめる。
1分ほど真剣な顔で見つめ合ってから、母さんは少し微笑んで俺に1万円を渡した。
「あんたなら半年は生きていける金額だね。 この借りは大きいぞ!」 そう言って俺にウインクした。
「えっ・・・でも、飛行機が〜・・・」 俺は母さんを見つめたまま言った。
「さっき、色々な人に頼んでた。 何とか15時発の飛行機に変えてもらたから心配しなくていいよ!」
そう言って、俺のおでこを『ベシッ!』と1発叩いた。
「母さん・・・ありがとう」 俺が笑顔で母さんに言うと
「簡単に諦めたらダメ! 特に、1度しか無いチャンスなら無理してでも掴みに行きなさい!」
俺は母さんの言葉を真剣に聞いた。
「母さんの子なら、それくらいの気持ちで生きなさい! 教訓よ! わかった?」
笑顔の母さんの言葉に大きくうなずいて・・・俺は駅のホームへ走って行った。
「まったく・・・無茶な性格は私譲りかな?」
そんな事を小さく呟いていて息子の後姿を笑顔で見送っていた。
147 :
名無し募集中。。。:05/02/16 02:01:14 0
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>146 の続き
12時には大通り公園に着いていた。
1時間も早く着いたけど、15時発の飛行機なら最低でも14時には空港に向かわないと・・・
ギリギリまで待とうと思い、走ってテレビ塔の前に向かう。
テレビ塔の真下に来て、走ってきたために切れた息を整えようとする。
ゆっくりと呼吸を整えようとしても冷たい空気のために上手くできない。
・・・少しして普通の状態に戻って空を見上げる。
空から白い雪が自分の顔を目掛けて落ちてくる感じがした。
そんな俺を数メートル先で見つめている人の気配を感じた・・・
気配を感じる方に視線を合わせる。
俺の記憶のまま・・・最初に見た時と同じ服装で俺を見つめている・・・めーぐる。
「めーぐる!」 笑顔で俺を見つめている彼女に向かって言うと
「やっぱり・・・君なら来てくれるんじゃないかな・・・って思ってた」 そう言って俺に近づいて来た。
俺の目の前には本当にめーぐるが居る。
何も言わないで・・・ただ2人は見つめ合った・・・
雪が2人の間を無数に落ちる。
俺は、めーぐるの目を見ながら静かに話した。
「昨日・・・俺、熱出しちゃって・・・ここに来れなかったんだ・・・ごめん」
そう言うと、めーぐるは何も言わずに俺に向かって話し出した。
「・・・自分の気持ちに気付いた?」
「えっ?」 めーぐるの言葉に反応して・・・
めーぐるは優しく俺を見つめている。
真っ白なコートに真っ白なマフラー、めーぐるの綺麗な顔・・・本当に彼女に見とれていた。
本当の気持ちは・・・俺の今の本当の気持ちは・・・
「俺・・・本当に・・・めーぐるの事が・・・」
冷たい吐息と共に・・・俺の想いがめーぐるに伝えられる
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>147 の続き
「俺・・・本当に・・・めーぐるの事が・・・」
続きを言おうとした時だった。 めーぐるが俺の言葉を切るように話し出す。
「今日は2月13日・・・バレンタインデーの前日・・・」 小さくて・・・寂しい声だった。
「・・・」 何も言わずに俺はめーぐるを見つめる。
「その続きの言葉は・・・この時期に男の子から言ったらダメな言葉じゃないのかな?」
そう言って、自分の付けていた片方の手袋を取ると俺の冷たくなった頬に優しくふれた。
手袋で温められためーぐるの手が俺の頬をそっとなでる。
「私も、君への気持ちは同じ・・・でもね・・・」
めーぐるは少し寂しそうに微笑むと後ろへ3歩下がった。
そして、俺のに向かって優しい声で言う。
「今日は2月14日じゃない・・・1日だけど・・・この1日が私と君との現実の距離・・・」
そう言って、下を向いたまま顔を上げようとしなかった。
「でも、お互いに気持ちが同じなら・・・」 そう言ってめーぐるに近づくと
「これ以上近づいたらダメ!! 本当に・・・離れられなくなっちゃうよ・・・」
・・・めーぐるが泣いているのがわかった。
俺は目の前で泣いているめーぐるを抱きしめる事ができなかった・・・
めーぐるの言葉が・・・それが2人の距離だと認めたみたいで・・・辛かった。
>>148 の訂正です。
そして、俺のに向かって優しい声で言う。
↓
そして、俺に向かって優しい声で言う。
まとめサイトの方、お願いします。
おつおやすみ
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>148 の続き
少しして、めーぐるが顔を上げる。
目は少し赤くなっていたけど、優しく微笑んで俺を見つめている。
目をそらさないで・・・涙を見せないで・・・そんな彼女が本当に素敵だと思った。
「私・・・君に会えて良かった・・・ 小さな時間だったけど・・・本当に・・・君に恋をしてたよ」
そう言って、めーぐるは1歩だけ俺に近づいた。
「俺も・・・めーぐるに会えて良かった。 本当に・・・めーぐるに恋をしてた・・・」
俺も1歩だけめーぐるに近づく。
目の前にめーぐるの顔がある・・・
そっと、瞳を閉じた・・・めーぐるの顔が・・・
俺も瞳を閉じて・・・彼女の冷たい唇に自分の唇を重ね合わせる・・・
『本当に・・・離れられなくなっちゃうよ・・・』
冷たいキスは・・・2人の願いを叶える事はできない。
それでも・・・ この瞬間だけでも・・・
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>151 の続き
あと1分で、めーぐるとのキスも昨日の事になってしまう・・・
東京の自分のベッドで時計の針を見ながら考えていた。
11時59分・・・残り30秒で1日が終り、始まる・・・
俺の部屋の戸を『トントン』と叩く音がする。
『ど〜ぞ』と言ってもいないのに母さんが部屋の中に入って来る。
「・・・プライバシーとか無しですか?」 俺が母さんに向かって言うと
「親子の間に、そんな物いらないから」 と笑いながら俺の近くに来た。
そして俺のベッドの横に座ると俺を見つめて言う。
「北海道旅行は楽しかった?」 優しく笑う母さんに
「色々あったけど〜行って良かった!」 笑顔で俺も返す。
母さんは俺が大通り公園から戻って来た後、めーぐるの事は何も聞かずに笑顔で迎えてくれた。
何も言わないで、ただ『おかえり』と言ってくれたのが嬉しかった。
母さんは俺を『ジーッ』と見つめると、そっと右手に持っていた綺麗に包装された箱を枕の横に置いた。
「バレンタインのチョコ? 何も14日過ぎてスグに渡しに来なくても〜・・・」 そう言って母さんを見て笑う。
そんな俺に笑顔で母さんが言う。
「それね、村上さんから母さんが預かってた物なの。『14日になったら彼に渡してください』って」
「めーぐるが!? 何で? いつ?」 俺が戸惑いながら母さんに言った。
深いな・・・小学生のする恋愛じゃないぞ・・・
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>152 の続き
戸惑っている俺の顔を、笑顔で見ている母さんが話し出す。
「12日に本当は母さん、村上さんに会ったの。 それで色々話したんだ」
「えっ・・・何だよそれ!?」 俺は母さんを『ぽかーん』とした感じで見つめて言った。
「それで、チョコだけ母さんに渡して、あんたと別れようとしてたから母さんが『明日、あのバカが本当に村上さんの事を想ってるみたいだったら、明日の同じ時間にテレビ塔に向かわせるから・・・待ってみる?』って言っておいた」
「そんな・・・最初から母さん・・・全部わかってて〜」 そう言い掛ける俺に『ベシッ!』と1発。
「バカっ! 飛行機のチケットは買ってあったんだから! 取り替えてもらうの必死だったんだぞ!」
笑いながら言った後で・・・ 優しく母さんが俺に向かって言った。
「1度しかないチャンスなら・・・」 俺が続きを言う。
「無理してでも掴みに行け・・・」
母さんはその言葉を聞くと、俺の頭をなでて『おやすみ』と優しく言って部屋を出て行った。
めーぐるからのチョコには手紙も何も付いてなかった。
多分、手紙は必要無いんだ。
いつか、再開した時に話せばいいんだし・・・
俺の手帳の1番後ろのページには俺とめーぐるの2人で撮ったプリクラが貼ってある。
そして、住所録には可愛い文字で北海道のめーぐるの住所も・・・
めーぐるからのバレンタインチョコは彼女らしくハート型のホワイトチョコだった。
〜おわり〜
感動巨編おもしろかった
おつー
最後の最後で
>>154 の訂正です^^;
いつか、再開した時に話せばいいんだし・・・
↓
いつか、再会した時に話せばいいんだし・・・
>>153 もう、どこら辺を小学生のレベルにしたらいいのかわかりませんw
思いついたのをガンガン書いてるだけなので^^;;
これで、本当にラストに向かいます・・・
(本当はこの話は書く予定では無かったのですが〜色々とあって・・・なのは内緒だw)
次で終わりなの?
>>156 もはや訂正もあなたのスキルの一つですな
またまためーぐる推しに拍車がかかってしまったw
>>157 あと〜2つのシナリオ分くらいかな?
2月までには終らせますw
本当は既に終ってる予定だったのに^^;
終った後は新連載
『友理奈と千奈美〜2人はプリキュア〜』 が始まります!!
ごめんなさい。 ジョーダンですw
『プリキュア』ってアニメだってのは知ってるけど〜・・・
見た事無くて良くわからないのは内緒だw
って事で、『優しい恋』が終ったら小説書くのは少し休みます^^
(今日はミスが少なくて?良かった! 指摘もされなかったし♪)
>>160 終った後は新連載
『友理奈と千奈美〜2人はプリキュア〜』 が始まります!!
かなり期待しちゃいましたw
ってかまたお願いします!
162 :
だんしじょし Max Heart:05/02/16 03:13:55 0
>>160 優恋さんいつも乙です。
こんなに膨れ上がったハーレム状態が、2シナリオで片付くなんて考えられないw
次の展開が楽しみな反面、まだまだ終わらないでほしいと思っているのは内緒だ。
地震でおきあがってしまった
2月までにはってもう2月だよ・・・
>>160 あと2シナリオか
最後まで楽しみにしています
「少しのお休み」が少しでも短いことを祈って...
おつ
終わっちゃうのや〜だ〜
168 :
だんしじょし Max Heart:05/02/16 05:49:47 0
あのう、まことに勝手で申し訳ないんですが
>>99-101は一旦無かったことにしていただけますかね・・・
続き書いてて、どうも上手くまとまらなくて
矛盾点もたくさん出てきてしまいました
だから
>>99-101はまとめサイトにも載せないでください
ほんとすみません
169 :
名無し募集中。。。:05/02/16 07:01:53 0
優しい恋そろそろ終わるのか
でも次はゆりちなとかキ、キキキ、キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
171 :
名無し募集中。。。:05/02/16 07:04:54 0
あぁしまった俺とした事がつっこみ忘れた・・・先越されたな
ほ
>>171 ごめん、突っ込みはいつも同じ中の人だったのかな?
一度やってみたかった
気にするほどでもないけど道民として
× 大通り公園
○ 大通公園
んじゃ俺も道民としてツッコミ入れるか
>後ろから聞こえた声に驚いて振り返る・・・と、同時に雪に滑って転ぶ!!
振り返っただけで滑って転ぶことは有り得ないのは内緒だ
ほぜん
保全
としあきちゃんは道民か
ほ
どきそき
なんで俺が道民だとバレたんだろう?
ほ
君のレスはよーくわかるよ
このスレ立てたのも君だってことはね
自演うざい
sageだとすぐわかっちゃうな
わくわく
>>187 たぶん今週中には復活するよ
復活したらまたここで告知するから待っててね
ちなみにナローバンド時代を思わせる重さです
189 :
名無し募集中。。。:05/02/16 22:00:32 O
作者さん達マダー
途中のユリスタは何なんだ
みんなサッカーみてて更新がない予感
さっかー?
玉田出てるの?
もうみんな玉田に夢中だなw
197 :
15:05/02/17 00:07:35 0
どうも、先日は大変お世話になりました。
小説の導入部分を書いてみたので、もしよければお読みください。
稚拙な文章ですが、どうかご勘弁を...。
<小説情報>
タイトル:電車の中の恋心
作者:六連星(むつらぼし)
更新:不定期(かなり遅れるかもしれません。)
<電車の中の恋心>
僕の名前は夢面怜(むつらさとし)。
今日から黎明高校に通い始める。
この学校、それなりに進学校なんだけど、男子校。
男ばっかりってどんなんなんだろう? チョット心配だ。
もちろん、やっとの思いで合格した学校だから、かなり期待もしているのだけど。
午前6時40分、元気良く家の門を出た。といっても、親の運転する車に乗って。
僕自身はバスで行くつもりだったんだけど、親がどうしてもって言うもんだから。
3年間ずっと送ってくれるかな? それも良いかもしれない...。
それほど交通量も多くなく、わずか10分ほどで車は最寄の駅に到着した。
ロータリーで親に礼を言い、改札、ホームへと足を進めた。
ホームには既に列が出来ていた。
とりあえず、一番人の少ない列の後ろに並ぶことにした。
しばらくすると、僕の後ろにも人が並んでいく。振り向いてないけれど、気配でわかる。
やがて、電車がホームに入って来た。満員電車だ。
朝のラッシュってこんなんなんだ...。写真でしか見たことのなかったのでかなり新鮮だった。
電車に乗りこむと、僕の後ろにいた人達も乗りこんでくる。
エリート風のサラリーマン、OL風の人、ちょっと怖そうなお兄さん。いろんな人がいる。
そんな中に、お母さんらしき人に手をひかれる可愛らしい女の子の姿があった。
多分この子も今日から一年生になるんだろう。
でもこの子は僕と違って、多分中学生だ。なんだか少し幼い感じがする。
「〜美、明日からは一人で電車に乗れる?」お母さんらしき人が心配そうに尋ねていた。
警笛のせいで、僕にはかすかにしか聞こえなかったが、この子にはちゃんと聞こえたらしい。
「大丈夫だって。一人じゃなくて、友達と通うから。ねっ!」と即答した。
小学生みたいな返答だなあ...。思わず噴出しかけた。
もちろん、数週間前までホントに小学生だったんだろうけど。
その後も親子(?)の会話は続いた。敢えて聞き耳を立てたわけじゃないけれど、ところどころ聞こえていた。
20分ほどして、電車は終点梅田に着いた。
僕はこの駅で乗り換えをしなければならない。
その親子(?)は・・・。
ふと気付くといなくなっていた。
明日も会えると良いな...。その親子(?)、いや、その"女の子"に親しみを覚えた僕がいた。
新作キタ━━(゚∀゚)━━!!
意見等、どしどし教えてくださいね。
今後の参考に致しますので。
あと、誤字・脱字の指摘も宜しくお願いします。
>>190 あっとうざいまーす
早速読ませていただきました
あの赤い手帳ってそうだったのかー
今日のところはこれぐらいで失礼します。
明日の準備があるもので。
実は現役高校生なものでw
新作ガンガレー
リア消と関係無いじゃん
リア消とは関係無いかもしれないけど新人さんの新作期待してるよ!!
ガンガレー!
がんばー
>>160 キッタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
完全に騙されたorz
209 :
名無し募集中。。。:05/02/17 02:41:10 0
夢面怜(むつらさとし)
これを並び替えると
夢怜面(ぶれいめん)
ナ ナンダッテー!!
Ω ΩΩ
210 :
名無し募集中。。。:05/02/17 03:38:32 O
今日は誰も来ないのか
ほ
作者の自己顕示萌え
保全
おいおい
リア消同士ってのは最低限のルールじゃないのかよ?
細かいこと気にしていたらでっかい男になれないぞ
216 :
名無し募集中。。。:05/02/17 10:18:42 O
ほ
>>214 スルーすればよい
なにも全部の作品を読む必要はないんだから
俺もスルーしてるw
「須藤さん、好きだ」
放課後・・・と言っても授業が終わってからかなり経っている教室で
須藤と1人の男子が居る。
忘れ物を取りに来たら、告白の現場に立ち会ってしまったらしい。
須藤は眉毛を寄せてちょっと困ったような表情をしている。
照れているのか夕日に照らされたからなのか分からないが、
顔が赤くなっていて大きな目で相手を見ている。
男子の方は後姿しか見えず、それもあまり見覚えが無いので誰だか分からない。
声も、聞き覚えが有るような無いような・・・
僕が知っている人ではなさそうだけど、同じ小学校だったらだいたい分かるはずだし・・・。
男子が特定できないのがちょっと残念ではあったけど、
そんな事よりも須藤さんが何て応えるかが問題だ。
どんな結果でも、学校では数日の間はビッグニュースになる。
「ごめんなさい」
ホッとしたような、残念なような気持ちで様子を伺う。
「分かった。ごめんね」と震えた声で言って、告白した男子がこっちを振り返ろうとした。
(ここに居たら見つかる!)
そう思って僕は廊下を走り出した。
「廊下を走ったらいけないんだぞー!」
後ろから声をかけられた。
先生でも須藤でも、告白してた男子でもなかった事に安心しつつ振り返ると、徳永が居た。
ジャージを着ててバドミントンのラケットを持っている。
「先生の代わりに教育的指導!」
と言って、バドミントンのシャトルを打ってきた。
「ちょっ、やめろって」
一体どこに隠して有るのか、打っても打ってもシャトルが無くなる気配はなかった。
「おい、いい加減にしろよ、徳永!」
止まないシャトルの雨に耐え切れなくなってそういうと、徳永が急に泣き出した。
「なんで泣くんだよ!おい!」
話しかけたけど、やっぱり徳永は泣き止まない。
泣き始めた一瞬だけ止まったと思ったバドミントンが再開した。
手は確実に顔を隠しているのに、どうやって打っているんだろう・・・
8本くらい腕があるような感じで続くシャトル攻撃に
どうしたらいいのか分からずに、僕は徳永を置いて廊下を走り去った。
・・・気がつくと、僕はベッドの上に居た。
自分の部屋だ。枕もとの目覚まし時計を見ると06:58の表示。
まだちょっと時間が有る事と目覚ましのスイッチを切った事を確認してから、
布団で頭を覆って夢の事を考える。
「須藤かぁ・・・」
思わずつぶやいてしまう。
須藤こと須藤茉麻は僕の同級生だ。バレーボールやバドミントンが出来て、脚も速い。
体つきは太っているっていう訳ではないけど、
大きくて女子なのに背が僕よりも高いから威圧感がある。
でも、聞こえてきた女子の話によるとお菓子作りなんかもするらしい。
顔だって多少の好みの差はあるだろうけど、色白で丸くて可愛い方だと思う。
だからと言って、今まで特に須藤の事を意識した事はなかったけど、
男子が振られた時にちょっと安心したのは何でだろう。
「何で須藤が夢に出るんだろう・・・」
疑問が頭の中で大きくなる。
それに、徳永が出てきた理由も分からない。
シャトルを乱れ打ちされた理由も無茶苦茶だし・・・。
そもそもこんな夢を見た理由も理解出来ないけど、
逆に考えれば夢だから無茶苦茶なのも納得できるといえなくもない。
運動神経バツグンな徳永なら、あんなふうにバドミントンを打ってくるのは、
もしかしたら可能かもしれないけど。
8本の腕の徳永から、社会科の資料集でみた仏像を連想して、それが少し面白かった。
ただ、朝から、こう、胸の辺りがもやもやしてスッキリしない。
「ホント、なんだったんだろう・・・」
真っ暗な布団の中で考え込んでいると、急に目の前が明るくなって母さんの顔が見えた。
「早く起きて着替えなさい」
「あ、あぁっと、おはよう」
「はい、おはよう。急がないと遅刻するわよ」
「うん、今何時?」
「もう7時15分よ」
「わかった。ありがとう」
独り言を聞かれてないか不安になって、かなり不自然な挨拶になったけど、
どうやら寝ぼけているだけだと思われたらしい。
それにしても、20分近く経ってたのか・・・。
いつもよりもちょっとだけ急いで仕度をして少し早足に学校に行った。
顔を洗っても、ご飯を食べても、結局もやもやしたものは無くならなかった。
通学路で友達に会っても同じだった。
何だか様子が変だって言われたけど、寝不足だからって言って誤魔化した。
変な噂を立てられて須藤とか徳永と変に気まずくなるのも嫌だった。
別に、好きだとかそんな事を思ってるわけじゃないし・・・
そうやって自分の中で決着をつけたところで学校に着いた。
友達と話しながら教室に入って席に着く。
昨日のテレビの話しなんかをしながら、横目で須藤の席を見る。
須藤の席の周りには徳永と村上が居て、部活の話か何かで盛り上がっている。
「隣の小学校のバスケ部の男子がね・・・」
・・・『男子』という言葉に反応してしまう。
昨日まで、別に須藤が何の話をしてても気になんてならなかったのに、
やっぱり今朝から調子がおかしい。
半ば上の空でクラスメイトとの話しに相槌を打っていると、不意に徳永と目が合った。
徳永は顔の辺りで手を振ってオハヨーと口を動かした。
適当に手を振って返事をすると、須藤と村上もこっちをみた。
須藤はちょっと不思議そうな表情で首を傾げながら会釈。
村上は徳永みたいに手を振った。
徳永はたまたま家が近くて幼稚園が同じって事で多少馴れ馴れしいのはいつもの事。
村上は、こんな風な調子だから皆から「めーぐる」なんて親しげなあだ名で呼ばれてる。
須藤は・・・そういえば、そんなに多く話した事は無かったっけ。
背が高いから目立つし、徳永からバドミントンのライバルが出来たって話は聞いてたけど。
なんて事を思ってると、ペチンという音がして、額に軽くて重い痛みが走った。
「痛てッ」と言ってちょっと目線を上にずらすと、クラスメイトの手が見えた。
どうやらデコピンされたらしい。
「微笑んで手を振るなんて、お前は韓国スターか。それかあの3人が好きかどっちだ」なんて軽口を叩かれる。
額を押さえながら「バカヤロー、そんなんじゃねーよ」と言いつつ、
そいつのわき腹を手刀で突く。
そんな事をしてやりあっていると、始業のチャイムが鳴った。
席に戻る同級生がこっちを見ていない事を確認してから須藤の席の方を盗み見ると、
3人ともこっちを見て笑っていて、別にさっきの発言は気にしてないみたいだった。
それを確認すると安心して、クラスメイトを追撃するのはやめておいてやった。
先生がやってきて、今日の授業が始まる。
「起立!おはようございます!・・・着席!」
日直の号令に従って挨拶して、着席する。
また、横目で須藤を見る。
夢に出てきた「須藤さん」って感じの近寄りがたい雰囲気だった須藤とは違って、
今まで通り「スドー」って感じの須藤だった。
それから昼休みまで、普通に授業を聞いたり窓の外を見たりしてた。
意識して須藤の方は見ないようにするのは思ってたよりも大変だった。
4時間目が終わって、給食の時間になった。
机を動かして班毎にまとまった席を作る。
窓際の僕の席の後ろを、給食を持った須藤が通る。
こんな事は今までだって何百回も有ったはずなのに、
今日はなぜだか変に意識してしまう。
徳永と須藤の間を飛び交う言葉と、僕の目の前で話してる女子、
僕と話してる男子、外で鳴いている蝉の声。
次々に給食が盛られていく時のお皿とレードルがぶつかる低い音と、
トレーの上で温い牛乳瓶とぶつかって音を立てるスプーンの高い音。
変に聴覚が鋭くなって、自分の心臓が動く音まで聞こえる。
前の席の女子から「顔が赤いよ。どうかしたの?」って言われたけど、
「夏で暑いからだよ。」ってなげやりな返事をした。
うちの小学校にはそれなりにちゃんと効く冷房は入ってるんだけど・・・。
「そうだね。ホントに暑いよね」なんて言って誤魔化されてくれた。
今日の牛乳は喉に張り付いて、いつもよりも飲みにくかった。
午後の授業も帰りの会も何事も無く終わって、掃除の時間。
教室の掃除当番恒例のゴミ捨てジャンケン。負けてしまった僕が
ゴミ箱を抱えて廊下を歩いていると、体育館の方から徳永と須藤が歩いてきた。
これから部活があるらしくて、荷物を取りに一度教室に戻るらしい。
「まだ時間が有るし、ゴミ捨て場すぐそこだから」と徳永が、
「それじゃあ私も」と須藤が言って、3人でゴミ捨てに行く事になった。
ゴミ箱は直ぐに軽くなり、教室に向かって歩いていると、
「朝、教室で何か言ってたけど、アレ本当なの?」
不意に徳永が聞いてきた。何の事だか分からず考え込んでいると、
「だから、私とまぁとめぐの誰かが好きとか言ってたやつ」
徳永が付け足す。ハッとした僕の視界には徳永と須藤の顔。
「そんなのあるわけねーじゃん」と言ってはみたものの、
鼓動は50m走をした後のように早まっている。
「えー?ホントに?」
徳永が追求してくる。
須藤は徳永の袖をちょっと引っ張って「ちょっと、やめなよ」って小声で注意している。
声を小さくしても思いっきり聞こえてるけど。
「んー・・・仕方ない。まぁがそう言うなら、今日のところは許しておこう」
「ありがとうございます、お侍さま」と、僕はおどけて謝った・
後になって考えてみると、別に好きな相手が居ないなら感謝する必要なんて無いけど、
とっさに出てきた言葉がそれだったのは、多分そういう事なんだろう。
「うむ!そこまで申すなら仕方ない!」と得意げに時代がかった口調で言う徳永と、僕らを見て微笑む須藤。
なんだかこの空気は良いなって思いながら歩くと、気付いたら教室の前だった。
徳永と須藤は教室の時計を見ると急に慌てて「じゃあね」「また明日」と言って、
帰り支度をしている僕を置いて、体育館へパタパタと走っていった。
「おいおい、モテモテだな」なんて言ってからかわれながら、
僕がゴミ捨てから戻るのを待ってた友達と一緒に学校を出て帰宅した。
夕方まで塾の宿題をやって、6時から塾で勉強。
名門の進学塾ではないが、そこそこの進学塾だ。
そこで1時間の授業を2つ。
間に夕飯を食べて終わった後に先生や友達と話すから、塾を出るのはいつも9時くらいになる。
そういえば、あの2人の部活って何時くらいまでやってるのかな・・・。
そう思って、いつもは寄らないコンビニの前を通って、
学校の前を通っても不自然じゃない道順を取ってみた。
自転車だからちょっとくらいの寄り道は全然苦にならないし、
夜の風は気持ちいいし、月だってこんなに綺麗に光ってるから。
そう。別に理由なんて無い。なんとなく。
徳永と須藤に会えたら良いとか、全然思ってないし。
気がつくと、学校のフェンス沿いに自転車を漕いでいた。
門の前を通って体育館の様子を伺う。
電気は消えている。手元の時計を見ると9時30分だった。
さすがに小学校の部活でこんな遅くまで練習してるはずは無いよな。
安心したような残念なような気持ちで、「ふぅ」と息を吐いて自転車に乗った。
曲がり角を1つ曲がると、2つ目先の電信柱のところを赤いランドセルを背負った子が2人。
ちょっと急いでペダルを漕いで、後は慣性に任せる。
背の高い方が自転車のライトに気付いたらしく後ろを見た。
「あ、七紙くん」
そう言って須藤が立ち止まった。
「ね、おかしいでしょ、笑っちゃうよね・・・って、茉麻?どうしたの?」
返事が無い須藤に気付いて徳永が振り返る。
「あれ?七紙だ。どうしてこんなとこに居るの?」
「塾の帰りでコンビニ寄って帰るところだよ」
「そうなんだ。何買ったの?」
「コーヒー牛乳と漫画。サンデー」
「ふーん」
「あ、わたし犬夜叉とか好きだよ」
「そうなんだ?テレビでやってたよね」
「そうそう。面白いよね」
須藤とサンデーの話しで盛り上がっていると、
「この時期に漫画なんて買ってていいの?」
という徳永の鋭い突っ込み。
「いや、確かに良くはないけど・・・」
どう返していいか分からないでいると、
「漫画読むのって悪いの?私も漫画好きだよ?」
須藤が間に入ってくれた。
「こいつは中学校受験するんだから、漫画読んでないで勉強しなきゃダメでしょ」
「ふぅん、受験するんだぁ」
「でも、息抜きくらいするよ」
「それに、コーヒー牛乳なんて飲んでたら太るよ」
「別にいいだろ。好きなんだから」
「ダメ。私が飲むからおいていきなさい」
「なんだよそれ」
「部活で疲れた私たちにコーヒー牛乳くらいくれてもいいのにねぇ」
「コーヒー牛乳飲みたーい」
「ほら、まぁだってこう言ってるよ」
「なんだよそれ」
手を挙げてこっちを見てくる須藤は、部活のせいか汗で髪がぺったりしていて、
椅子に座っているだけでろくに運動もしてない僕よりもよっぽど甘い飲み物を飲みたそうだった。
徳永も、同じようにこんな時間まで部活をやってたんだからやっぱりそうなんだろう。
「わかったよ、じゃあ一口ずつな」
自転車から降りてコンビニの袋からコーヒー牛乳とストローを渡す。
「やったね!」
徳永はそう言って500mlの紙パックを開けてストローを挿す。
徳永は一口コーヒー牛乳を飲むと、
「うわっ、甘ーい!はい、茉麻」
と言って須藤にパックを渡す。
須藤はパックを受け取ったものの、飲んでいいのか決めかねて僕をじっと見つめている。
当然須藤も飲むんだと思ってた僕は、逆に意表をつかれてキョトンとしてしまった。
「飲まないの?嫌いなら無理しないでいいよ」
「好きだけど、飲んでいいの?」
「この状況でダメとは言えないよ」
徳永が面白い表情でこっちを見ている。
「ありがとう。いただきまーす」
と言って、須藤はコーヒー牛乳を飲んだ。
思わず須藤を観察してしまった。
細いストローからいかにも甘そうな飲み物が吸い上げられていき、
喉が動いて飲み込んだと思ったら、幸せそうな表情で
「ごちそうさま。ありがとう」
と言って微笑んだ。
須藤は、半分くらい残っている紙パックをこっちに差し出した。
自転車から左手を離して受け取ろうと手を伸ばした時に前から徳永が掠め取った。
ストローを抜き取って、パックの口を広げてがぶ飲みし始めた。
あっけに取られてみていると、全部飲みきったらしい徳永が
「うわっ、ホント甘い!甘すぎるよ、もうー!」
と面白い表情で言った。
「じゃあ飲むなよ!あーあ、もう残ってないじゃん」
「ま、いいじゃないの。昼間の借りを返したと思って」
「なんだよそれ、おい、ふざけんなよ」
と言い合っていると、須藤が
「仲いいんだね」
と言ったので、
「良くない!」
と言ったんだけど、徳永と声が重なってしまったのが可笑しくて、3人で笑った。
もともと家はそんなに遠くないんだけど、ホントにあっと言う間に着いてしまった。
楽しい時間は過ぎるのが早いって言うけど、それが恨めしかった。
今日は徳永の居残り練習に須藤が付き合って遅くなったらしい。
今度から学校の前を通って帰ろう。玄関のドアに鍵を差込みながらそう思った。
終わった?
邪魔じゃなければ話はまだ続きます。
書き込むのはちょっと後になりますけど
235 :
名無し募集中。。。:05/02/17 11:28:18 0
ちょっと書こうと思ってるんだけど、男の名前とか設定しないほうがいい?
あとキッズのキャラが微妙に実際と違っちゃったりしてもいい?
何だか見覚えがあると思ったら
2スレ目にあったんだな、須藤さん
237 :
名無し募集中。。。:05/02/17 11:31:35 0
从 ’w’)<迷わず書け!書けば解るさ!!
ル V-Vリ<ヲイ!!!
238 :
名無し募集中。。。:05/02/17 11:31:35 0
男の名前って難しいよな
「君」「あなた」みたいな二人称だけだとやりづらいし
○○だとギャルゲーみたいだし
>>229-230は 名無し→七紙って事か
239 :
名無し募集中。。。:05/02/17 11:32:26 O
いいんじゃない
240 :
名無し募集中。。。:05/02/17 11:33:45 0
よかった、見たことあると思ってたの俺だけじゃなかったw
まとめサイトにも載ってなかったから
俺なんで知ってるのか不安だったんだよw
なんでまとめサイトに載ってないんだろう?
って思って2スレ目見ていたらアイリーンが目に入ってきて泣いてしまった
俺もw
244 :
名無し募集中。。。:05/02/17 11:47:57 0
>>238 スクリプト使うとかして○○を任意の名前に置換したら良いんだな
>>235 キャラが実際と違ってもストーリーが面白くて説得力があればねじ伏せられる
逆にいうと、キャラが違うというのはちょこっとハンデを背負いこむってこと
そんなチャレンジもたまにはいいんでないの?
期待しつつ保全
わくわく
電車の中の人に期待!
『リア消』の定義だが、4月から15人のうち10人が厨房になってしまう現実を考えると、消防限定というのは無意味に思われ。
あくまて、『同級生・同世代』であったら…という解釈でよいのでは?
納得いかないなら「リア厨だったら」で新スレ立ててもいいが?…
(できればスレの乱立は避けたいが…)
自演乙
ほ
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ その7
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
今日も人間界に遊びに来て、イタズラする相手を探しています
おやおや?
男の子が、部屋の多い家の中を歩いています
(確かトイレはあそこのドアだったはず・・・・・・・)
マイマイちゃんは男の子が開けようとしているドアの向こう側を見ました
女の子がお風呂に入っています
「うふふふふ!このまま男の子がドアを開けたら面白いことになりそう・・・・・・」
マイマイちゃんはポケットからコヨリを取り出そうとしました
でも、それより早く、男の子はドアを開けちゃいました
「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」
バスタオルを体に巻いている女の子が悲鳴を上げました
「ごめんなさい」
男の子はドアを閉めて台所に戻っちゃいました
「もーう!何でマイマイがくしゃみする前に開けちゃうのよ!つまんない!」
マイマイちゃんがくしゃみをしても結果は同じだったと思いますけど・・・・・・・・
「絶対この家でイタズラしてやる!絶対あの男の子をギャフンと言わせてやるんだから!」
マイマイちゃんはもうちょっと人間界に居続けることにしたようです
さてさて、どうなっちゃうんでしょうね?
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ その8
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
今日も人間界に遊びに来て、イタズラする相手を探しています
おやおや?
この前イタズラをし損ねた男の子が風邪で寝こんでいます
「うーん、病人にイタズラなんてかわいそうね・・・・・でもマイマイの力じゃ治すのも無理だし・・・」
お見舞いに来ていたちょっと大柄な女の子が帰りました
「ちょっとはよくなったのかな?とりあえず一安心」
マイマイちゃんはホッとしました
「何か食べ物が食べたくなるころかな?・・・・・・・そうだ!ミカンだ!」
マイマイちゃんはよいことを考えているようです
ポケットからコヨリを取り出したマイマイちゃんは、自分の鼻の穴をコヨリでくすぐります
「は、は、はくしょーん!」
「これであの男の子のことを心配している誰かが、ミカンをプレゼントしてくれるはずね」
マイマイちゃんは嬉しそうにニッコリ笑って、妖精の国に帰っていきました
「これ、あげる」
男の子が顔を洗おうと洗面所に来た時、あまり愛想のよくない女の子がスーパーの袋を渡しました
中にはミカンがいっぱい入っていました
「ありがとう」
男の子はお礼を言いましたが、女の子は返事もしないで階段を昇って行きました
「そうだ、これあげるよ。梨沙子と買って来たんだ」
あの後でお見舞いにやってきた別の女の子が帰るのと入れ違いに、
お風呂のドアを開けられちゃった女の子が帰ってきました
そして、風邪の男の子にスーパーの袋を手渡しました
中には、これまたミカンがいっぱい、いーっぱい入っていました
おやまあ、こんなにたくさん食べきれるんですかね?
というわけで、勝手に使わせてもらいました
すまんっす
256 :
名無し募集中。。。:05/02/17 17:45:47 0
どっかで読んだと思ったらそういうことか
乙
257 :
名無し募集中。。。:05/02/17 17:57:27 O
このシリーズ大好き!
わくわく
259 :
名無し募集中。。。:05/02/17 18:05:47 O
素晴らしきかな自演
マイマイ今度は愛理(アイリーン)ちゃんに会いに行ってあげたらどうかなぁ
よろこぶとおもうんだけど
>>248 おまえ頭悪いだろw
リア厨スレ立てても、電車の〜行き場ないじゃん
>>260 それはもちろん考えてます
だけど、今すぐ書こうか、それとも4人目の妖精さんが登場してから書こうか迷ってます
4人目の妖精さんハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
リア厨なんて萌えない
キッズは永遠に小学生
スレタイは引き継ぎ時に見失わないように踏襲してるだけでとっくに形骸化してるじゃん
告ってない話だらけだし
個人的には高校生でも全然オッケーだけど
このスレの良さはリア消ならではの純粋さとか若さ
甘酸っぱさがウリなのでは?とは思う
個人的には中・高は問題外だけど
書きたい奴は書けばいいんじゃない?
俺はスルーするから
どうでもいい
おまえらそんなことより茉麻のノーブ(ry
270 :
名無し募集中。。。:05/02/17 20:54:11 O
271 :
ぷらいど作者:05/02/17 21:53:39 O
新作作ったけど投降していい?
強力連載陣の前に投降したいんだけど
272 :
名無し募集中。。。:05/02/17 21:55:50 O
針うp
273 :
ぷらいど作者:05/02/17 21:59:48 O
さくら満開 冬からの寒さが薄らいできた三月のある日ボクは一人の少女に出会った。
どことなく不思議なその子の魅力にボクの心はその子一色になった。
ボクは今年の四月に中学生になる卒業式も終わって春休み
いつもは、友人達が来てゲーセンやらデパートやら町にでて遊ぶしかし今日は珍しく家でゲームをしていた
すると母が
「あんたの部屋掃除するからちょっと外出てきて」
そう言われたので渋々まだ少し寒い外に出た
一人で町に行ってもたいした面白いわけでもないのでとりあえず自転車で近くの丘にある公園に向かった
274 :
名無し募集中。。。:05/02/17 21:59:53 0
新作正座して待ってます
275 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:02:27 O
さくら満開2
公園までの道の途中お葬式をしてる家があった
不意に気になったので参列者を見ると同じクラスだった村上が居た
ボクは自転車を止め村上に近づいた
村上は声をだして泣いていたので少し聞きずらかったが何故か聞かなきゃいけない気がして思い切って聞いた
「誰が無くなったの?お爺さん?お婆さん?」
少なからず村上に好意をいだいていたボクは支えになってあげたいなと思いながら話かけた
すると村上は首を振りながら
「大切な友達がね…死んじゃったの…」
涙ながらにボクに教えてくれた
276 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:05:11 O
さくら満開3
「大切な友達?」
疑問におもった。
この辺の家ならボクも知ってるはず
「ボク達と同い年の子だよね?」
ボクが不思議そうに聞く
「ずっと入院してたから…君は知らないと思うよ…」
そう言って村上は家の中に入って行った
村上に言われ思い出したがボクの学年で二年ばかり学校に来ていない子がいた
名前は忘れてしまったけど確か女の子だ
村上も行ってしまったのでボクは予定どおり丘の公園に向かった
坂を上がって息を切らせながら公園にたどりついた
風が少し汗ばんだ服を通り抜けた
277 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:07:34 O
さくら満開4
この公園はもう少しすると一面薄紅色になりお花見シーズンは人で一杯になる
やっと蕾が膨らみだした桜の木に目をやっていると急に声をかけられた
「ねぇねぇ何してるの?」
振り返るとさっきは居なかったはずのボクと同じくらいの歳の女の子が居た
「き、君は?」
ボクは尋ねた
「私は桃子!嗣永桃子!歳は〜っ聞いてないかぁ?」
やたらと元気な子だったそして初めてあったのに胸が痛いくらいドキドキした
「なに赤い顔してるのぉ?あれれ〜桃子の事好きになっちゃった?」
どうやら気付かれてしまったらしい
278 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:09:52 O
さくら満開5
ごまかそうとボクは
「君こそこんな所で何してるの?」
と逆に質問した
「桜早く咲かないかなぁって」
そう言って桜の木を見上げた桃子の目はどことなく寂しげだった
「まだ早いと思うなぁけどここの桜綺麗だよね」
ボクが言うと
「まだ見たことないんだここの桜…」
また桃子の目が寂しげになった
ボクは
「じゃあ今年はこの桜一緒に見ようよ!」
と初めてあったのにもかかわらずデートに誘った
「やっぱり桃子に惚れたな〜…いいよ!当分はここに居るし」
とボクの頬をつつきながらOKしてくれた
279 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:12:16 O
さくら満開6
それから毎日お昼の1時に桃子と会うことを約束した
桃子の色んな事を知った
同い年だということ
今は近くのお婆さんの家に遊びに来てること
中学は同じになるかもしれない事
毎日毎日友達の誘いも断って桃子に合った
不思議な事に桃子は町に遊びに行くのを嫌がったがボクは気にしなかった
桃子にあえるならそれでよかったから…
ある日母に言われた
「あんた最近顔色悪いし痩せたんじゃない?」
ボクは
「ハァ?気のせいでしょ?」
といいながら家を出た桃子と合うために…
そとに出ると村上が居た
280 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:14:45 O
さくら満開7
村上はすごい剣幕でボクにいった
「君最近誰と遊んでる?みんなに聞いたら誘っても断られるって聞いたから!」
村上は真剣な目でボクを見つめている
ボクは早く桃子の所に行きたいので強い口調で
「誰だっていいだろ!村上には関係ない」
そう言って自転車に乗ろうとした
「桃子」
村上が不意に桃子の名を口にした
一瞬不思議に思ったが
「桃子の事知ってるの?」
と村上に尋ねた
村上は青い顔をしながら話した
「やっぱり見間違えじゃなかったんだ…」
ボクはわけが分からない 「先週君と会ったとき大切な友達が亡くなったって言ったよね」
281 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:16:43 O
村上は続ける
ボクはなぜかゴクリと唾を飲んだ
「その子の名前は桃子、嗣永桃子」
ボクは耳を疑ったそして村上に詰め寄って言った
「だってあんなに元気じゃないか!あんなに嬉しそうな顔するじゃないか!足だってちゃんと…」
「私だって嘘だと思ったよ…でもね昨日の夕方君が一人で楽しそうに喋ってるの見たんだ…桃子あの公園の桜好きな人と見たいっていってたし」
村上の最後に言った言葉は聞こえなかった
ボクはすでに自転車で桃子の所に向かっていた
282 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:18:53 O
さくら満開8
公園ではすでに桃子が待っていた
ボクを見つけると嬉しそうに
「今日はどうしちゃったの?桃子に合うためにおめかしですか〜?」
といつも通りの笑顔だ
ボクは村上の言っていた事を話した
「ばれちゃいましたか〜?」
桃子はどこか哀しげに話してくれた
「確かに桃子は先週死んじゃった…でも病室でずっとメーグルがここの桜綺麗だって言ってたからどうしても見たくて…そしたら神様が桜が咲くまでならいいよって、そしたら君と会ったの」
言葉を失ったボクの頬に桃子はキスをした
283 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:21:27 O
さくら満開9
桃子の唇の感触は確かにボクの頬にあった
急に桃子が泣き崩れて
「生きてる間に君と逢いたかった…知らない間に君の事言葉にならないくらい好きになってたよ…初恋を…ありがとう」
桃子が涙を拭いながら立ち上がり
「桃子らしくないよね!」
無理して笑ってるのがボクにもわかった
涙でボクは目の前の桃子の顔がもう見えない
「男の子が泣いてもいいのはお父さんが死んじゃった時お母さんが死んじゃった時最後は自分一番大切な人が死んじゃった時だぞ!」
ボクの頭をぐしゃぐしゃにした
ボクは今がその時だよ!
と思ったがもう声がでない
284 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:24:36 O
さくら満開10
桃子はそれに気付いたのか泣きながら作った精一杯の笑顔で
「桃子はもう死んじゃってるぞ!」
そうボクに言った
「毎日毎日遊んであげたんだから」
桃子が恥ずかしそうに近づいて来て
「さっきのお返しがが欲しいなぁ」
桃子は目をつぶってボクの目の前にたった
ボクは目をつぶった
二人の唇は一つになったと思った
でもボクに桃子の唇の感触はつたわらなかった…
桜の木を見上げると桃子からのプレゼントだろうかどこか悲しみにも似てる薄紅色の桜の花が満開に咲いていた
「ファーストキスはあげないよ〜だ」
桃子が笑って言ってる気がした
おわり
・゚・(ノД`)・゚・
286 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:30:00 O
オール想像はキツイのれす誤字、脱字、改行抜けは勘弁してくださいm(_ _)m
お目汚しスマソm(_ _)m
287 :
名無し募集中。。。:05/02/17 22:35:15 O
・゚・(ノД`)・゚・。
GJだよGJ!
288 :
名無し募集中。。。:05/02/17 22:40:27 0
やばい今までで一番感動したかも・・
289 :
ぷらいど作者:05/02/17 22:41:06 O
今回は映画「誠」に刺激され泣けるホラーにしてみました!
どうですか?
まだまだ連載中の方々には劣りますがよろしくお願いしますm(_ _)m
290 :
名無し募集中。。。:05/02/17 22:45:02 0
桃ヲタな俺は久しぶりに桃子キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!って飛んで喜んだが
読み終わる頃には泣きっ面だった
おい、汚いから:\足元おるす| / ― ― |ザコ / ∧∧∧∧∧∧∧∧ お前が弱いだけ
片付けておけよそ\ :ゴミ(∂|_/ 〔 〕 〔 〕 |変 / | ___ ____| お前が弱いだけ
のボロクズをヽヘ;; 人\最弱ヽ| "| 〉" メ|低 / : | | `´ | お前が弱いだけ
从 θ斤:エh \ カス| ___ | / | / \ / | お前が弱いだけ
:__ 《Y》_ ∪レ..... 弋| .\ :\ /__/ / / (∂|_/ 〔 ・〕 〔 ・〕 | お前が弱いだ
.uヘ人iイ . (. .」_ ノ :::;;;\汚いボロ∧∧∧∧/ ヽ| "| 〉" メ| お前が弱い
(∨ヘ |....|: .) ::::;;;;;;;\ 死< ヤムチャ > | u ___ | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.|;|レ' .(_;);;.| -〜、 \ < > \ /__/ / <やっぱ悟空はすごいな
⌒^^⌒⌒´⌒` ̄ ̄ ....::,...⌒~^⌒ < の > /ヽ /\ \__________
――――――――――――――― .< >―――――――――――――――――――――
o+'、 ←ヤムチャ < 予 感! > / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ /i ,ヘ
/∨∨∨∨\ | 正直言って | /:::| / ::l
| | な・・・なんて奴だ! /ヘタレヘタレ:\ :| ついてけねーよ | /,--、,. --、 ヽ
/ ̄\ 自爆しやがった! /ヘタレヘタレヘタ\ :| せめて2回戦ぐらい :| ,l/ ∩ ∩ ヽ \
| ;| / ̄\ /ヘタレヘタレヘタレヘ\ | 進めよ、お前って :| /.{ } ヽ
<| |> (| |) /ヘタレヘタレヘタレヘタレ\ | クリリン以下だよ | ニ'' ‘ ‘ ニニ 〉
〉 〈 \ / /ヘタレヘタレヘタレヘタレヘタ\ 周りに無様な姿を >"ゝヽ ̄ フ ,ノ,.く^
292 :
名無し募集中。。。:05/02/17 22:49:50 0
sageるの忘れてたorz
>>253 マイマイの作者さんByeです
使ってくれてありがとう
短編もいいけど長編もまたお願いしますね
実は、ネタが無くて続きが書けないのは内緒だ
295 :
名無し募集中。。。:05/02/17 22:56:20 0
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
薄手のシャツじゃまだ 少し寒い春の
朝の匂いが切ないのは あなたを想い出すから
足早な人波 立ち止まり見上げれば
春のぬくもりが恋しくて 強い風 待ちわびる
舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を想う
うつむくまで気付きもしなかった どうしてだろう? 泣いてた…
【秘密国家公務員】
学校から「Berryz」に戻った私たちは友理奈がさらわれた事を知った
「すぐ、助けなきゃ」私はいてもたってもいられなくなった
「まあ、佐紀、落ち着け。助けるといっても何処にいるかわからんやろ〜」
マスターの言わんとする事も分かるが、どうなるか分かったものじゃない
友理奈は、山崎の息子を直接退治してるのだ
桃子も心配そうに黙り込んだままだ
「きたー」梨沙子が、扉の方を見た
「マスターお待たせ」舞波がなにやら携帯テレビみたいなのを持って入ってきた
「待っとったで」マスターが、カウンターから出てくる
「何なの?」不思議そうに桃子が覗き込む
「友理奈に取り付けた、発信機の追跡システムよ」舞波は、なにやら画面横のスイッチを弄くってる
「そういうのがあるなら、早く言ってよ〜」マスターったら意地悪だ
「スマンスマン、実際、ちゃんと動くか不安で」
「どういう意味ですか?」舞波が心外だといった感じでマスターを見る
「まあまあ、で、友理奈は何処?」
「う〜ん、西に移動してるわね」
「すぐ追いかけよう。マスター、車」私は催促した
「よっしゃ、いくで」我々は、マスターの運転するミニバンに乗り込んだ
マスター、私、桃子、千奈美、舞波、梨沙子総勢6名が友理奈救出に向かった
【秘密国家公務員】
高速を西に向かう車に友理奈は、後ろ手を縛られた状態で後部座席にいた
口には猿轡が嵌められている。うんうんもがいている
「無駄よ、静かにしなさい」横に座ったえりかが、友理奈を押さえる
車は、暫くして高速を降りた。其処はリゾート施設のある湖の近くだった
そして暫く山道を走り着いたところはコテージ風の建物だった
「ふふふ。ここの地下室で僕とずっと楽しいことしようね〜、ぐふふ」
山崎Jr.が嫌らしい目つきで友理奈を見る
「とりあえず中に入ろう」
えりかは、雇い主ながら気味悪くなった
「とりあえず、そこまでー」
えりかは、声の方を見た
「あなた、誰?」
「愛と正義の秘密国家公務員、ま〜さ。あなた達の悪事は、私が許さない〜」
ポーズを決めるま〜さ、あきれるえりか。ちょっと嬉しそうな山崎Jr.
「ふざけた子ね、まあいいわ、私の前に立ったことを後悔させてあげる」
言い終わらないうちにエリカの鉄拳がま〜さの鳩尾を狙う
【秘密国家公務員】
しかし、ま〜さはその手を掴んだ
「あっま〜い。本当に相手が悪かったのはあなたの方ね、ふふっ」
掴んだ手をそのままくるっと回してえりかを地面に捻じ伏せた
「くっ、そんな」
「ふふっ、真打って後の方に出てくるものよ〜」
ま〜さは、えりかに手錠をかけ、逃げようとした山崎Jr.に
「待ちなさい、未成年者誘拐の罪で逮捕しま〜す」
こうして、えりかと山崎Jr.は取り押さえられた
「ありがとう、助かったわ」
縄を解かれた友理奈は、ま〜さに礼を言った
「同業者は助け合わないとね」
遠くからサイレンの音がする、ま〜さが手配した警官隊だった
その頃、私たちはそんな事も知らずにSAでパンク修理をしていた
「マスター、ちゃんと点検ぐらいしてね」
「すんまそん」
つづく
301 :
名無し募集中。。。:05/02/17 23:02:24 0
302 :
名無し募集中。。。:05/02/17 23:07:09 0
昼休みクラスで中の良い熊井が話しかけてきた
「ねーねー○○君って好きな人とかいるの?」
「いることはいるけど、んだよ唐突に」
「へぇいるんだぁ」
熊井はニヤニヤしながら更に
「だれなの??」
俺は抵抗したが5分くらい問われ呆れかけながら
「・・・じゃあ誰にも言うなよ?」
「うん!内緒にするから!!!」
「えっとな、まあ・・・その、嗣永だ」
「内緒になってないぞ!」
/\___/ヽ ヽ
/ ::::::::::::::::\ つ
. | ,,-‐‐ ‐‐-、 .:::| わ
| 、_(o)_,: _(o)_, :::|ぁぁ
. | ::< .::|あぁ
\ /( [三] )ヽ ::/ああ
/`ー‐--‐‐―´\ぁあ
俺と熊井の後ろに嗣永が立っていた
くそっ・・・!途中でオチが読めたんで、今回は泣かないと思ってたのに・・・
負けた・・・・・・・・・・゚・(ノД`)・゚・
GJだぜ・・・誤字脱字句読点改行抜けもあわせて、いい味だしてるぜ!!
305 :
名無し募集中。。。:05/02/17 23:28:01 0
>>302 ワロス
お前のせいで久しぶりの【秘密国家公務員】更新が台無しだw
【秘密国家公務員】さん、何か描写が雑になってるような気がするのは気のせい…??
>>305 気付いた
サラッと書いたから
でも、いつになるかわかんないけど
次はもっと丁寧に書くね
村上VS千奈美だから
うげ、昨日あまりなかったから安心してたのに
また更新できない日に限って大量に…
須藤(仮)も載ってないとか穴だらけでマジ凹む
309 :
名無し募集中。。。:05/02/17 23:48:08 0
ノスタルジックって意味じゃリア消の方が効果的かもな
ただ、リア消目線で書くのはなかなか難しいけど
310 :
名無し募集中。。。:05/02/17 23:52:42 O
漏れはリア消に戻ったらこんな恋愛したいなぁってので書いてるよ!
311 :
名無し募集中。。。:05/02/17 23:55:51 0
312 :
名無し募集中。。。:05/02/17 23:58:34 0
役に立ちまくり
アンカーで指定してあるとポップアップで表示されそこからコピペすればいいんで
あるととても更新しやすいんですよ!
>>312 おつかれさまです
このスレの半分は「優しさ」が占めているんですね
作者と読者の理想的な関係が保たれている気がします
このスレに関わるすべての人に感謝しながら
おやすみなさい…
『さくら満開』は日本では伝統的なネタで、いわば『月とキャベツ』小学生版といったところだが、
ディテールと描写を厚くすれば狼から離れてもかなりいい作品になれる可能性あり
いま発表したのはスケッチなりモチーフなりなんだと割り切っていちから書き直すのも一つの方法
ただし狼の外を考えるならリライトを始める前に
少女小説を図書館で100冊以上、少女漫画を漫喫で300冊以上読むこと
それからまとめにある他の作品をいくつか【縦書きに】プリントアウトして、
再読に耐えるか、耐えないとしたらそれはなぜか、を自分なりに整理すること
狼は読者の平均的知的レベルが漏れも含め世間一般より低いので評価も甘いことを忘れないように
316 :
名無し募集中。。。:05/02/18 00:58:20 0
誰?
317 :
名無し募集中。。。:05/02/18 01:03:34 0
また、馬鹿が迷い込んできてるな
>>315 今までに出てる奴で狼の外で大丈夫そうなやつってどれよ
319 :
名無し募集中。。。:05/02/18 01:07:02 0
さあ、自演タイムの始まりだw
320 :
名無し募集中。。。:05/02/18 01:08:47 0
さあ、自演タイムの始まりだw
もうちょっとマターリいきましょう
322 :
名無し募集中。。。:05/02/18 01:09:50 0
さあ、自演タイムの始まりだw
オレのオレの詐欺
桃子、切ないよ、桃子…、・゚・(ノД`)・゚・
言わんこっちゃない。うっかりアゲちゃうと、こーゆー訳のわからんのが来るし・・・。
327 :
名無し募集中。。。:05/02/18 01:41:11 O
奴は小説基地外だ。素人がそこまでできるかばーろい
だから上げるなって!
おやすみ
今日はいっぱいだったな
とりあえず各作者さん乙でしたー
次回も楽しみにしてます
某小説の作者ですがラストをチョット書き出したら・・・
長くなりそうな予感(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
できるだけ短くまとめたいけど・・・不可能かも_| ̄|○
先を考えるとやる気が減るので今は書いてる部分だけを考えて書きまつw
新作&続き 色々 キテル━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !
どの作品も面白くて〜 作者さん達乙です!!
【さくら満開】とかマジで感動しますた(;´д⊂)
次回作も期待してますね^^
332 :
名無し募集中。。。:05/02/18 04:01:14 0
学校編激しく期待してます!
長いの歓迎
むしろより長く、かつ毎日更新でw
336 :
名無し募集中。。。:05/02/18 08:24:34 0
だなw
※変な人がいる時はsage進行で
sageほ
さあ、病院に行こう
340 :
名無し募集中。。。:05/02/18 13:51:59 O
保全
ネタが浮かんだので久々に
保全ついでの雑文 その7
今日は学校のスキー学習。
北海道から転向してきたばかりで向こうでも上級コースだったおれにとってはこっちのスキー学習は正直たるすぎる。
やっと自由時間になったのでこっちのスキー場初体験ということもあり、おれはひとりでいろんなコースをたのしんでまわることにした。
そしてこのスキー場でいちばん急斜面のコースにやってきたところで、斜面の中腹で立ち往生してる同じ学校のゼッケンをつけた女の子を見つけた。
おれは急いでその子のところに滑っていった。
「ねぇ?だいじょぶ?」
半べそを掻いていたその子はこちらに振り向いた。鈴木愛理ちゃん、同じクラスの子だ。
「…あのね、みんなといっしょに来たんだけど…愛理だけへたっぴで置いてかれちゃったの…ぐすんっ」
「おれ、いっしょに滑って降りたげるからさ!がんばって滑ろうよ、ねっ!」
おれはつとめて明るく愛理ちゃんをはげまし、愛理ちゃんを連れて急斜面を降りることにした。
これくらいの急斜面になるとほんとはパラレルやウェーデルンでいっきに滑り降りた方が楽だしかえって安全でもあるのだが、愛理ちゃんにそんなことはできそうもない。
おれはなんとか比較的なだらかで滑りやすい斜面を見つけながらゆっくりゆっくり愛理ちゃんを導いて降りてきた。
急斜面が終わったところでクラスの女子が愛理ちゃんを待っていた。
女の子達はみんな愛理ちゃんに謝っているようだった。
そして、帰りのバスの中。
愛理ちゃんがおれのとなりに座ってきた。
「さっきはアリガトね、これあげる」
愛理ちゃんがくれたのは、缶のホットココア。
「知ってる?ココアってホットチョコレートともいうんだよ…バレンタインにはちょっと遅いけど、それ愛理の気持ちね」
そういって愛理ちゃんはおれのほっぺたにちゅっとキスをすると自分の席に戻っていった。
どぎまぎしたまままわりをきょろきょろ見渡したがみんな騒いでいるか、眠っているかで愛理ちゃんがおれにちゅぅをした事に気づいているようすはない。
おれは夢見ごこちで愛理ちゃんのくれたココア…じゃなくてホットチョコレートを一口飲んだ。
愛理ちゃんの笑顔みたいにすっごく甘かった。
343 :
名無し募集中。。。:05/02/18 14:52:40 0
まいま、まいま、毎日舞美さん
愛理よかったよ愛理
今の子はいきなりキスとかするんだな〜w
ホットココアじゃなかったホットチョコレート買ってきた
>>312 次の日から、前よりちょっとだけ距離が近づいた気がする2人と話す事が多くなった。
とは言っても、授業の間の休み時間1回分くらいの割合だったけど。
ほとんど僕と徳永が何かしら言い合って、僕は徳永に言い負かされていたんだけど、
そんな僕たちを見る須藤はとても楽しそうに笑ってた。
女子達の話しに聞き耳を立てて聞いた、
須藤の「面白い人が好き」って発言を思い出しながら
「2人とも面白い」って言いながら笑う須藤の言葉に1人でドキドキしたりしてた。
「そういえば、茉麻はもうすぐ誕生日だよね?」
「そうだよ」
「いつなの?」
「7月3日だよ」
「そうなんだ。あと2週間くらいだね」
「うん」
「そういえば、今年は誕生日会やるの?」
「お母さんに頼んでるけど、ちょっと忙しいみたいで、分からないって・・・」
「そっかぁ・・・」
「ふーん・・・」
というところでチャイムが鳴った。
3人とも「じゃあね」と言って席に戻る。
>>346 7月3日・・・七三分け、7×3、七味、他にもいくつかの言葉が思い浮かんだけど、
七夕の4日前って覚えておいた。
「七夕、短冊・・・」口からそんな言葉が出ていたらしい。
隣の席の女子から、「七夕の願い事何にするの?」と聞かれた。
「まだ決めてないよ。そっちは?」
「私もまだ決めてない」
「今日あたり、先生から願い事を考えてきとくようにって言われるかもね」
「そうだね。あ、先生来たよ」
・・・
うちの小学校では、毎年短冊に願い事を書いて学年で1つの笹に飾りつけをして、
7日の朝礼の時に飾ってる。『去年は成績が上がりますようにだった』っけ。
短冊に書いたからって願い事なんてどうせ叶わないとは思うけど、
塾の先生からは
「目標を立てることは良いことだから、そう思っておきなさい」
って言われて、そんなもんだと思ってる。
だから「1おく円ください」なんて願い事を見た時は笑ってしまったんだけど。
そういえば、あの2人は何て書くんだろう・・・。
>>347 6月の最後の日、塾の帰りと2人の帰りが重なった。
僕がコンビニで買った5個入りの鶏のから揚げを3人で食べながら歩く。
話題は須藤の誕生日の事だった。
去年は誰が呼ばれたとか、須藤のお母さんの料理が美味しいとか、
ケーキを切る数を間違えてしまって、結局須藤が2つ食べたとか。
笑いながら話す徳永の肩を「もう、やめてよー」って言いながら叩いた後、
こっちを向いて口元で指を一本立てて「誰にも言わないでね」っていう須藤に、
僕は妙に照れてしまって「うん」と言って頷いてから、
須藤の顔が見れなくて自転車のハンドルを押しながら歩いた。
5個入りのから揚げは、僕と須藤が1つずつ食べて、残りは徳永が食べた。
別れ際に誕生日プレゼントに何が欲しいか聞いたら、
徳永に「普通、そういうのは聞かないで渡すから楽しいんでしょ」って注意された。
須藤は「悪いからいいよ」って言ってたけど、もらえたら何でも嬉しいって言ってた。
テレビを見て、歯磨きと風呂と着替えを済ませてからベッドに入ってから
須藤の誕生日プレゼントを考えてたけど、何をあげたら良いかさっぱり思いつかなかった。
徳永に聞いてみようかと思ったけど、どうせ色々言われるんだろうなぁって思うと却下。
そんな事を考えてるうちに、気付いたら眠ってた。
須藤さんage
須藤さんage
須藤さん乙
matamatakiteru−!
外国の人が迷いこんだか?w
北海道から転向してきたばかりで
→北海道から転校してきたばかりで
だよね?
これで収録しておきます
これくらいの長文読めるなら海外の人でも問題ないだろw
>>354 そうですね「転校」です^^;
久々だったんで頭からとちっちゃいました
357 :
名無し募集中。。。:05/02/18 20:04:45 0
>>356 早くあの感動と興奮を・・・
待ってるよ
わくわく
って最初から載せてくれてたのね
わざわざすいません・・・
361 :
名無し募集中。。。:05/02/18 22:20:10 0
まあまあ
俺の頃はスキー教室なんてなかったな
363 :
名無し募集中。。。:05/02/19 00:05:26 O
わくわく
スキー教室なんて、一部地域でしかないだろ
文章がって意味ね
今日は夜に小説は来ないのかな?
明日は休みだから期待大だな
ほんとだ・・・どっちにしたらいいんだろう
須藤さんでておいで
とりあえずおやすみ&おつかれ
保全してから寝ま〜す
おはもも〜。
と書きつつ、帰宅中なのは内緒だ
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ!
374 :
名無し募集中。。。:05/02/19 06:18:13 0
ももこきゃわ
保全
今日は、7月1日…
中学校生活にも、なれてきたそんな時だった。
「今日は、転校生を紹介します。」
先生は、いつも通りの口調で話し出す。
「え〜!!!!!」
生徒達は、騒ぎ出す。当然の反応だ。
ひょこっと教室のドアを開けて入って来た。みた感じとても小さくてかわいらしい女の子だ。
「初めまして…清水佐紀です…よ、よろしくお願いします。」
顔を赤くしてペコっとお辞儀する。
不思議と俺は、初めてな感じがしなかった。
「じゃあ清水さんの席は、あそこね」
と先生は、俺の隣を指でさす。
「えっ俺の隣かよ?」
俺は、照れを隠す様に言った。
「転校生に向かってそんな言い方ないでしょ!」先生は、怒った。
「…はい」
俺は、ちょっとふてくされた。
「…久しぶりだね」
はにかみながら清水は、話しかけてきた。
「えっ?」
俺は、びっくりした。
「久しぶり?」
清水さんは、慌ててこう言った。
「ごめんなさい…私へんなこと言っちゃって、初めましてだよね!」
ニコッと明るく笑う。
「ん?うん…」
何故だか照れてしまった。
そして学校が終わり俺は、家に帰った。
「あんた今日、転校生が来たんだって?」
食べてるご飯が吹き出る。
「なんで知ってんの?」
母親が知ってることに驚きすぐに言葉が出た。
「お姉ちゃんから聞いたわよ〜」
テレビを見てる姉を睨んだ。
「何よ〜あんた。その子に一目惚れしちゃった?」
「んなわけねぇ〜だろ!」
顔を赤くして言い放った。
「つい最近では、お人形さん遊びしてたのねぇ〜」
姉は、バカにしてるように言った。
「そうね〜もう中学生だもんね。」
母親が口をはさむ。
「あん時のあんた可愛かったなぁ〜私のウサギぬいぐるみをダダこねてずっとほしがったけ?
お母さんが泣きやまないからあげて?お姉ちゃんなんだからって言ってあげたんだよね〜」
恥ずかしい話、小五ぐらいまでお人形さんごっこをしていた。
その中でも一番大切にしていたのが、姉からもらった【ウサギぬいぐるみ】だった。
「そういえば、あのぬいぐるみどうした?」
「えっ?どっかあるんじゃん」
「もう〜男の子は、すぐこれだ〜」
「俺もう寝るから」
そして寝室に向かった。
「はぁ〜そういえば、どこ行ったんだろう…」
考えてると清水さんの顔が浮かんだ。
「あれ…なんでだろう…」
そして気がついたら朝になっていた。
「う〜んいつのまに寝たんだぁ?」
ちょっと休憩します。
しみちゃんしみしみ
ほ
おもちゃのぜんまい続きはまだ?
ほ
恋愛とかあんまり出てこないような
キッズ作品思いついたんだけど
どこかそういうの書いてよさそうなスレある?
ここで書けばいいんじゃない?
面白ければエロ以外の多少のルール違反は不問
今まとめサイトにあるやつで
一番好きな作品ってどれ?
俺は「日本一の鈍感男」
390 :
名無し募集中。。。:05/02/19 17:29:19 0
優恋といいたいところだが修学旅行かな俺は
程よい長さでうまくまとめてあってそれなりに面白く最後はしっかり泣かせてくれる
ただし・・・
舞 波 出 せ や
そして7月2日…
ガラガラッ…
教室のドアを開けて、俺は、席についた。
「おはよう」
清水さんがあいさつしてきた。
「お…おはよう」
俺は、目をそらしながらあいさつした。
そして三時間目が終わり、四時間目が始まろうとしてた時に…
「あっ教科書忘れちゃった」
清水さんがボソっと呟く。
「いいよ。俺が貸してやるよ」
「本当?ありがとう」
そして四時間目が始まった。
「えっと、この文法は〜…」
先生の眠くなる授業が始まった。
でも俺は、眠くならなかった。二人で教科書を見てると二人の肩が数センチで当たりそうだったから…
その時…清水さんのが俺の肩に寄り掛かってきた。
そして俺は、清水さんの方を向くと清水さんは、ぐっすり眠っていた。
何故か懐かしい気がした。
「清水さん?授業終わったよ…」
そっと肩を叩いて起こす。
「ん…あっ!ごめん…つい寝ちゃって」
「転校してきたばかりなんだから無理もないよ。俺のことは、気にしないで」
清水さんは、ちょっと照れながら頷いた。
新作?
そして甘い時間は、過ぎてった。
そして下校の時間になって清水さんが俺に話してきた。
「よかったら今日途中まで一緒に帰ろう?」
「えっ?俺とぉー!」
「うん…まだ私、友達もいないし…」
俺は、ちょっとビックリしたけど…すぐに返事をした。
「…いいよ。」
そして二人で帰った。
「ねぇ?」
「何?」
清水さんは、真剣な眼差しで聞いてきた。
「時間たつと大切な思い出も忘れちゃうのかな…」
「え?どうしたの急に。」
「うんん…やっぱりなんでもない…帰り道こっちだからじゃあね!また明日〜」
「あっ…」
清水さんは、手を振り夕日の中に消えていった。
7月3日…
いつもの様に清水さんと話をしていた。その時…
「おいっ!最近、清水と仲良すぎじゃねぇか?もしかして…」
クラスで俺が一番嫌いなヤツが話かけてきた。
「そんなんじゃねぇよ!清水さんは…」
「やめて!」
清水さんが止めに入った。
「やっぱりこいつらラブラブじゃん」
そして清水さんは、下を向いて黙りこんだ。
「おい!やめろよ」
「うるせぇよ。ラブラブが〜」
そして清水さんは、急に涙を流し教室から出て行った。
「清水さん…」
そして清水さんが早退したことを先生に告げられた。
そして今日の一日は、とてもブルーだった。
「クソ!アイツ清水さんを泣かしやがって…」
気づいたら俺の頭の中は、清水さんでいっぱいだった。
7月4日…
俺の隣に清水さんは、いない…
今日は、休みだそうだ。なんかつまんない。
そんなこと言ってる内に7月5日になった…
けれど清水さんは、今日も学校へは、こなかった。
俺は、家のベランダに出て夜空を見上げていた。
「お〜い!」
下を見るとそこには、清水さんが両手を降っていた。
「清水さん?ちょっと待って今から行くから!」
俺は、一生懸命に階段を降りた。玄関を開けるとそこには、清水さんがいた。
ちょっと休憩します。
一度メモ帳か何かに書いてからうpした方がイイと思う
携帯の人に無茶言わないの
なんか一生懸命っぽくて、微笑ましい。w
自演かな、わくわく
あなたのレスみた時・・・フフフ
なんていうんですか・・・その・・・
「勃起」
しちゃいましてね
どきわく
清水さん・・・ドキドキ
407 :
名無し募集中。。。:05/02/19 22:42:07 0
「そして」が多いな
わくわく
正座して皆さんの作品待ってます
今日は優恋タンくるかな?
下宿下宿
妖精妖精
夏休みぃ
158、158・・・w
まだかなまだかなぁ〜
優恋タン
マダァ-?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
おやすみ
待ってる間にスポフェスのビデオ見ていたんだが、
矢島・村上って本当にかわいいよな。
なんか、等身大で、本当に同級生って感じで、すごくいい!
改めて惚れた!
アシガシビレタ・・・
正座は姿勢よくなるけど体には良くない姿勢
優恋最近来ないな
作者タンはグレた?w
作者タン放置プレイでつか?
誰かいっそのことキッズ15人が
全員同じクラスの話書いて
>>331 ↑らしいから必死に書いてるか、やる気が失せたかw
15人は多すぎない?
書く作者タンも大変だろう・・・
エロの方が勢いあるな
ちょっと風邪気味で続き書くのが遅くなってるのは内緒だ・・・
待ってくれてる方、申し訳ないです(´・ω・`)
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
430 :
名無し募集中。。。:05/02/20 08:11:48 O
あのーどうでもいいんですが、夏休みは多分今週中も更新できそうにありません
あれま・・・
州*‘ o‘リノl∂_∂'ル川*^∇^)|| ル ’ー’リ从´∇`从从o゚ー゚从|リ・_・`川从 ’w’)<ほ!
妖精の人は別のスレに書いてる最中だというのは内緒だ
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
俺も夏休みだいすき
だから頑張ってください
優恋タンと夏休みタン早く戻ってきてね
あとの希望はByeタンか…
439 :
名無し募集中。。。:05/02/20 14:21:56 O
「この前は、ごめん…」
清水さんは、下を向きながら謝ってきた。
「気にしないで俺の方が悪かったよ」
清水は、俺の顔を見て少しホッとした顔になる。
「どうして俺の家に?」
「星がきれいだったからお散歩してたんだ」
清水さんは、星空を見上げる。俺もそれに合わせて星空をみる。
「うわ〜本当だ。こんなに星が見えるなんて久しぶりだなぁ」
「もうすぐ…七夕だもんね」
清水さんは、急に寂しい表情になる。
「どうしたの?」
「私ね…7月7日にまた転校しちゃうの」
「…えっ?」
俺は、あまりのショックに口をポカンと開ける。
「でも楽しかった…ありがとう。」
「そんな…」
清水さんの頬には、涙が流れ星の様に伝う。
「私…そろそろ帰るね。また明日学校でね」
「…」
俺は、なにも言えなかった。
清水は、俺の前から姿を消した。このままずっと会えない様な気がした…
こんな時間に、ぱその前にくぎ付けにするつもりかよ・・・orz
7月6日…
「え〜今日は、大事なお話があります。清水さんが7月7日にまた転校することになりました。」
先生が清水さんを前に呼んで、みんなにひとこと言うようにお願いしてた。
「え〜…短い間でしたけどお世話になりました。ホント楽しかったです。ありがとうございました。」
パチパチとみんなから清水さんは、拍手をもらい照れていた。
清水さんは、俺の席の隣に戻った。
いつのまにか下校の時間になっていた。
「あのさぁ…」
「なに〜?」
俺は、照れくさそうに清水さん声をかける。
「今日…一緒に帰ろう?」
「…うん!」
清水さんは、すごく喜んで返事を返した。
二人で帰る途中…
「何時ぐらいに町を出てくの?」
「う〜ん明日の夜九時ぐらいかな…」
俺は、心の中で喜んだ。
「…じゃあ明日の七夕祭り一緒に行かない…?」
「本当にいいの?…私なんかで…」
「もちろんさ!じゃ明日の七時に学校の前ね!」
「うん!わかった」
俺は、うれしくて駆け足で家まで帰った。
また泣かされる悪寒・・・
7月7日…最後の日
「あんた学校休みだからって昼まで寝ないの!」「別にいいじゃんかよ!」
昨日は、興奮してなかなか寝付けなかった…
なんだかんだ家で家族と過ごしてたら約束の時間に近づいてきた。
「何してんの?鏡の前で気持ち悪い!」
鏡の前で髪をいじってたら姉がちゃかしてきた。
「うるせぃ!」
「あ〜デートなんだ〜?」
「違うよ…」
俺は、顔を真っ赤にして姉に反抗した。
「あんた時間大丈夫なの?」
「あぁぁぁぁ!」
俺は、家を飛び出して行った。
約束の時間になんとか間に合った。
「はぁはぁ…ごめん待った…」
「…今来たとこだよ。」
俺は、疲れて下を向いてた顔を上げる。
「あっ…清水さん?」
清水さんは、浴衣姿だった。
「どうかな…お祭りだから着て来ちゃった…」
モジモジしなが俺に言う。
「…とってもかっ可愛いよ」
清水さんより俺の顔が赤くなる…
「…じゃ行こうか?」
俺は、清水さんに手を差し出した。
「…うん」
二人は、手を強くつないでお祭りをまわった。
「清水さん、ここに願いごとを書いた短冊をかけると、願いが叶うんだよ。古い言い伝えだけど…」
「私もお願いしたいな…」
「じゃあ二人で願いごと短冊に書こうよ!」
「やった!」
子供の様にはしゃぐ清水さんがとても可愛いかった。
二人は、短冊に願いごとを書いて飾ろうとした。
俺は、すぐ届いて短冊を掛けたけど清水さんは、背が低く一生懸命に短冊を掛けようとしていた。
「俺が手伝ってあげるよ」
「大丈夫だよ…きゃっ!」
俺は、清水さんを抱き上げて短冊を掛けるのを手伝った。
「できた?」
「うん…恥ずかしいから降ろしてよ〜」
「あっごめん…」
俺は、ゆっくり降ろして清水さんと目が合わせられなかった。しばらく二人は、黙ったままだった。
「…ねぇ、なんてお願いしたの?」
「え〜と…内緒だよ。清水さんは?」
「私も内緒!」
二人に笑顔が戻った。
とりあえず書いてある分だけ貼っちゃいます。
〜前回までのあらすじ〜
玉田と千奈美と一緒に図書館に来た僕は二階で憧れの村上愛と出会った。
彼女と話していくうちに段々と打ち解けてきた僕等はデートの約束をする。
しかし千奈美からはこんなメモが残されていた…
『私のようになって欲しくないから 特別に教えてあげる
友理奈は○○が好きだよ』
きてるー
一応佐紀ちゃんのが終わるまで待ちます
それでは続き
>>448 『今度は…今度は間接なんかじゃなくて…ほんとのキスをする…』
『あとちょっと…一緒に…』
『ま、あたしのためでもあったんだけどねぇ』
ベッドで寝転んでいる僕の頭の中では友理奈の言葉がぐるぐると回っていた。
さっきのメモをもう一回手に取る。
『私のようになって欲しくない』のはきっと友理奈の事だろう。
僕はどうすればいいのか。友理奈に告白?
でも明日は愛ちゃんとの約束がある。憧れの存在で、今まで良く知らなかった愛ちゃんとやっと仲良くなれそうなんだ。
友理奈は僕の親友だ。あの公園の茂みに隠れながら玉田達を見ていた友理奈に、改めてそう思った。
『友理奈は○○が好き』だなんて言われても、気持ちの整理がつかない。
しかも友理奈にはもう僕が愛ちゃんが好きな事を言ってしまっている。
あの時友理奈はどんな気持ちだったんだろう?やっぱり千奈美の様だったのだろうか?
>>451 ん…?
メモには裏にも何か書かれていた。
『君が誰かを好きだと思う時、なぜ好きなのか、自分で理解できる?
なぜその人がいいかしら その人じゃないとダメかしら』
なぜ好きかって
愛ちゃんは可愛いし、頭も良いし、性格も良いし…
じゃあ友理奈は…?
あいつだって可愛いし、良い奴だし…
なら何で愛ちゃんが良いんだろう。愛ちゃんじゃなければ駄目?
どうなんだろう…よく分からない…
簡単なようで難しい質問の答えが見つからないまま、僕は眠りに落ちていた。
〜つづく〜
こんだけです。ではまた来週
「あっ!もうこんな時間…」
清水さんは、時間を気にし始めた。
楽しい時間は、あっと言う間だった。
「そろそろ行くの?」
「…うん」
「そっか…」
俺は、とても悲しかった。
「とっても楽しかった…お礼に私のヒミツ教えてあげる」
清水さんは、ニコッと笑う。
「えっ?」
「ついてきて?」
清水は、俺の手を引っ張りお祭りのやってる方とは、逆の裏山につれて行かれた。
「清水さん?時間大丈夫なの?」
「ここが…迎えに来てくれる場所だから…」
「えっ?」
いきなり夜空からすごい光が僕らを照らした。
ポッポー!シュ〜…
なんと夜空から機関車が降りてきた。
「清水さんこれは?」
「私これに乗って帰るの…」
俺は、話しがさっぱりわからなくなった。
現在時刻8時55分…
>>453 作者さんありがとう、また来週ノシ
て、今週始まったばかりじゃん!
長いよ…_| ̄|○
「私ね…本当は、【ウサギぬいぐるみ】なの」
「ウサギ…ぬいぐるみ?」
俺は、まだ話しがわからなかった。
「そう…とっても大事にしてもらってた…ウサギぬいぐるみ」
「!」
俺は、すべてを思いだした。
「もしかして俺が…小学校の時に大事にしてた。」
コクンと清水さんは、頷いた。
「でも…そんなことって?」
清水さんは、不思議がってる俺を見てしゃべりだす。
「ずっと…ずっと…ありがとうっていいたかったの!」
現在時刻8時58分…
俺は、ぬいぐるみとの思い出を思い出していた。
「友達とケンカして一緒に泣いたこと…
寂しくて一緒寝たこと…
ねぇ覚えてる?私と遊ばなくなる前に七夕祭りに行ったこと…私を忘れて帰っちゃって、その後一人で戻って来て泣きながら探してくれたよね…とってもうれしかった。
大人に近づくにつれて遊ばなくなるのは、わかってたけど…お礼が言いたかったの…」
「俺は…俺は…」
「もう何も言わないで…」
清水さんの目からは、涙が溢れていた。
そして俺の目からも…
「私は、これからおもちゃの国に行くの。もう会えなくなるけど…思い出の中でいつも見守ってるから…」
俺は、清水さんの手を握りしめた。
「行かないで…俺また大事にするから…行かないでくれ」
「ごめんなさい…」
清水さんは、機関車に乗り込む。
俺は、手を離さなかった。
出発時刻9時00分…
機関車は、走り出した…
自然と手が清水さんから離れてく。
離したくないのに…
俺は、一生懸命機関車を追いかけた。清水さんは、泣きながら手を降ってくれている。
俺も泣きながら走る。
「ありがとう〜私を忘れないで…」
「あぁ絶対に忘れない!いつまでも…いつまでも…」
機関車は、夜空の天の川へと向かっていた。
清水さんの姿は、あの【ウサギぬいぐるみ】だった。
機関車は、天の川へと消えてった…
The end
大人になって忘れてしまった。大切なおもちゃ…忘れないでください。あの頃の思い出を…
小説を呼んでいただき誠にありがとうございます。
この話には、まだちょっと続きがあります。
それは、明日にでも書きますんでよろしくお願いします。
えーっと・・・・・・・・・
ぜんまいは?
あの続き待ってもらえますか?
わたしまーつわーいつまでもまーつわー
endなの?続くの?
464 :
名無し募集中。。。:05/02/20 21:04:16 0
(よしっ!今日こそ言うぞ!!絶対言ってやる!!)
覚悟を決めて家を出た。
家を出て少し行った道を曲がると同じクラスのあの子にいつも会う。
あの子はクラスの他の女子とは雰囲気がちょっと違う感じがする。
何ていうか・・・凄い大人っぽくて、
ちょっと話し掛けづらかった。
相手にされないんじゃないか・・・・・
・・そんな不安もある・・・・
(ここだ!この角を曲がれば・・・・・・居たーーーーー!)
向こうから歩いてくるあの子が見える・・・・・
(ヤバイ、落ち着け!俺、落ち着け!!・・大丈夫!絶対言える!!言ってみせる!!!昨日の夜何十回も練習したじゃないか!!!!)
あの子との距離約25m・・・・20m・・・・15m・・・・・10m・・・・・
・・あっ・・・・目が合った・・・・・・・・・・・・・・・・・(い、い、言えーーーーーー!!!)
「や、やぁ・・、おはよう!!夏焼!!」
(ふ、不自然すぎる、普通「やぁ」とか言わねぇだろ!馬鹿!!・・・・力みすぎて声デカすぎたよ〜・・・ほら〜不思議そうな顔してるよ〜、ど〜しよ〜・・・・・・あっ・・・笑った・・・)
「ふふっ、おはよぉ〜○○君!!朝から元気だね!!」
「お、おう!て、天気良いしな!!ハッ、ハハハハハハハハッ」
(ううぅ自然に笑えん・・・)
「初めて○○君から話し掛けてきてくれたね・・・ちょっと・・嬉しいな♪」
{ドキッ}
「お、おう!明日も天気良いらしいしな!ハッハハハッハハ〜」
「ふふふっ、ほら早く行かないと遅刻しちゃうよっ」
「そぉだな!遅刻するなっ!ハハハッハッハハハハハ」
・・・・(ヒャッホ〜ウ!!!)
465 :
名無し募集中。。。:05/02/20 21:19:46 0
↑「終わり」付け忘れた
変な文載せてすんません^^;
俺も小学生のときそんな感じのアホなヒャッホ〜ウだったからよくわかるぞ
467 :
名無し募集中。。。:05/02/20 21:34:55 0
萌えシュチュエーションを書きたいのに・・・
なぜかコメディっぽくになってしまうのよ・・・・
468 :
名無し募集中。。。:05/02/20 21:39:12 0
>>47(ByeByeまたね)
僕達は、食事を終え一休みしていた
「ジュースが飲みたくなっちゃった。田中君いこ」
僕は徳永に半強制的に引っ張られてジュースを買いに行くことになった
「ねえ、愛と何話したの?」
皆が見えなくなってから僕を覗き込んで言った
「この前のお礼だよ。後は、部活のこととか」
「ふ〜ん」
意味ありげなトーンで半歩先を歩く
無言で二人とも歩いている。
どうしたんだろう、いつもの徳永らしくない
まさか、亀井が言ってたみたいに僕のこと・・・
いやいや、自惚れるな。さっき村上さんに告白されたからっていい気になっちゃ駄目だ
「田中君て好きな子いるの?」
徳永が僕の目の前に立った
「えっ」
不意の質問は僕の動きを止めた。何故か夏焼の顔が浮かんだ
469 :
名無し募集中。。。:05/02/20 21:39:57 0
>>468 「今日来てる子の中にいる?愛?茉麻?」
「そんな、急にそんな事言われても。わかんないよ」
「そっか、ごめん。そうだよね、まだ田中君来て2週間ぐらいだもんね」
くるっと向きを変えてまた歩き出した
「なんて言うのかな田中君てなんか気になるんだ。愛も茉麻もそうだと思う
田中君の話してる時の二人の顔、とっても嬉しそうなんだ」
何が言いたいのか分からず、ただ徳永の言葉を聞きながら付いて行く
「そうだよね、まだ、2週間だもんね」
僕に言ったのか独り言か分からない声量だった。また、沈黙になった
売り場に着いて僕達は、みんなの分も含めてジュースを買った
僕は手を一杯にして徳永の後につき従って戻る
皆が見える所の角まで来た時
「私みたいな女の子って、田中君どう思う?」
立ち止まって振り返らずに徳永が言った
「え、そうだね、う〜ん、いいと思うよ。元気でかわいいし」
徳永が、小さく笑ったようだった
「田中君、優しいね」
徳永はみんなのところに駆け出して行った
470 :
名無し募集中。。。:05/02/20 21:40:42 0
>>469 午後からは、皆でいろんなアトラクションに並んだ
村上も徳永も何も無かったように楽しく遊んだ
もう、時間がなくなってきたのでお土産を買ってテーマパークを後にした
電車のホームまでは、帰り客で混雑していた
電車に乗ろうとした時、僕は誰かに引っ張られた。ドアが閉まっていく
亀井たちがドアを叩くが、電車は無常にも動き出す
僕は、駅員さんかなと思って後ろを向くと僕の服の裾を掴んだ須藤が立っていた
「す、どうさん?」
「ごめんなさい。どうしても二人っきりになりたくって」
裾を掴んだまま、下を向いている
「まあ、兎に角次の電車待とうか」
無言で須藤は頷いた
471 :
名無し募集中。。。:05/02/20 21:45:35 0
>>470 でも、学校では元気で給食ももりもり食べてるのに僕と話すときは何故か元気が無い
「あのね、愛ちゃんや千奈美ちゃんとは二人きりの思い出があったでしょ」
どうやら、午前中のことと昼のジュースを買いに行ったときのことを言ってるらしい
「だからね、今日、田中君と二人だけでいた時間が欲しかったの。それだけ」
ほっぺを真っ赤にして僕を見ている。僕より背が高いのにとっても小さく感じた
須藤は手を握ってきた。僕はその手を離す事が出来なかった
電車が来て乗り込んだ
須藤の手から須藤の脈動が感じられた。多分僕のも同様だろう
次の駅までがとても長く感じられた
次の駅のホームで皆が待っているのがみえた
そこで須藤は手を離した。そして耳元で
「ありがとう」と呟いた
「お前等、何トロトロしてるんだよー」
亀井が、ご立腹だ
「都会のラッシュに慣れてくれよ。須藤さんも案外、鈍いんだね」
「ゴメンゴメン、押し出されちゃって。須藤さんも巻き込んじゃったんだ」
「まあ、いいじゃない、いこうよ」
徳永が、皆を促す
僕が家に着いたのは門限の18時ぎりぎりだった
今日はここまでです
sageてなかったorz
キニスンナ
それにしても主人公裏山
>>451の訂正お願いします。
『今度は…今度は間接なんかじゃなくて…ほんとのキスをする…』
『あとちょっと…一緒に…』
『ま、あたしのためでもあったんだけどねぇ』
ベッドで寝転んでいる僕の頭の中では友理奈の言葉がぐるぐると回っていた。
↓
ベッドで寝転んでいる僕の頭の中では友理奈の言葉がぐるぐると回っていた。
『今度は…今度は間接なんかじゃなくて…ほんとのキスをする…』
『あとちょっと…一緒に…』
『ま、あたしのためでもあったんだけどねぇ』
↑まとめサイトで見ると何か分かりにくいような気がしたんでおながいします
チェックしてる暇があったら続きを(ryってのは内緒だ
月ハムさん乙。・・・・やっぱ泣かされた・・・。
今日も正座して待ちます
妖精の人です
とりあえず別スレのが終わったんで明日からこっちで書きます
エッグの武藤って需要ある?
ないならマイマイでお茶を濁しつつ次のネタを練るってことに
さては元祖エッグスレみてるな?
ここはあくまでキッズだから微妙かと
まあ祖pの編は臨機尾上hんに
>>479 いや、実はアイリーンのリメイクが終わった頃から考えていた
で、エピソードなんかが出揃って、これなら作品として成立するかな?って感じになったのが最近
妖精の作者タンの話は大好きだけど正直エッグはちょっと…
名前も顔も性格も知らないから入り込みにくいなぁ
483 :
名無し募集中。。。:05/02/21 00:30:10 0
キッズって所は守ろうぜ
ムトウはフットサルユースの大切な仲間だ
月ハムよかったよ・゚・(ノД`)・゚・
続き待ってるよ・・・
月ハム・夏休み・下宿編
今日は豊作だったな
おやすみー
うむうむ。
おやすみ。
ノノl∂_∂'ル<雅が保全♪
復活記念
ほ
>>348 **********************
(5-1)
翌日、学校で音楽室に行く途中、トイレに寄るからと友達と別れて1人でいたら
「今度の日曜に茉麻ちゃんが誕生会やるから来て欲しいって」
と、村上が言ってきた。
時間とか、他に誰が来るのかを聞いてみると、徳永、村上、他に4人の女子。
男子は僕の他には考えてないらしい。
それって、そういう事なのかな・・・と考えこんで、返事をできないでいたら、
「めぐー!どうしたのー?」と女子の輪から村上を呼ぶ声がした。
「すぐ行くよー!」と返事をしてから振り返り、
「ちゃんと伝えたよ。考えといてね」と言って、村上は女子の会話の輪に入っていった。
男子と女子で仲が悪いわけじゃないけど、
さすがに自分1人だけが男子っていうのはちょっと考えてしまう。
でも、もしも他に男子が居たら、それはそれで嫌だし・・・。
誘われた男子が1人だけなのは嬉しいんだけど、やっぱり躊躇ってしまう。
日曜は塾のテストがあるし、周りが女子だけの誕生日パーティに遅れていくのは、
なんというか気分的に入りづらくて躊躇してしまう。
>>491 (5-2)
音楽の授業の間、須藤の誕生会に行くか行かないかを考えていて、
みんなで歌っている時はずっと口を動かしているだけだったし、
1人ずつ順番に歌っていく時も、左と右の耳の中には入ってこなかった。
ただ、須藤が歌っている時と徳永が歌っている声は
耳を通って頭の中に届いてきて、須藤は一生懸命に歌ってて、
徳永は楽しそうに歌ってるなぁって感じた。
「良く出来ました」って誉められた須藤の
「ありがとうございます」っていう返事が
何度も頭の中でリフレインした後で自分の番になった。
名前を呼ばれたときに少し慌ててしまったけど、適当に歌ってやり過ごした。
>>492 (5-3)
一生懸命歌うってかなり大変で難しいのかもしれない。
去年の合唱コンクールの練習をしてる時に須藤の隣で歌ってたクラスメイトが
「須藤って、歌い終わった後、鼻息が荒くなってるんだよ」って言ってたのを思い出して、
授業中だっていうのに顔が緩んでしまった。
その話しを聞いたときは少しバカにしたような風に笑ってしまったけど、
今となっては、とてもじゃないけどバカになんて出来ない。
隣の席の女子から「七紙くん、なんで笑ってるの?」って言われた。
理由なんて言えないから、一瞬だけ間をおいて辺りを見回して考えた。
「えっと」と時間稼ぎした後で、坊主頭の奴を指差して
「バッハみたいな髪型になったあいつを想像したら面白くて」
って言って誤魔化した。
その子は、プッと息を吹きだして、直ぐに口で手を押えて声を出して笑わないようにした。
ちょっと落ち着いてから、
「七紙くん、面白すぎるよ」って言われた。
さっきの須藤さんを思い出しながら「ありがとうございます」って言ってみたら、
何故だか穏やかな気持ちになった。
それを聞いて、その子は微笑んだ。
今の僕は須藤さんと比べてどんな表情をしてるんだろう。
笑うその子を見てなんとも言えない気持ちになりながら、そんな事を思った。
494 :
名無し募集中。。。:05/02/21 13:49:47 O
須藤さんキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
おつつt−!
すどうさん ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
七紙くんハァ━━━━;´Д`━━━━ン
わくわく
499 :
名無し募集中。。。:05/02/21 19:27:02 O
実は作者って5人ぐらいだったりして
どーでもいい
どきどき
ほ
>>471(ByeByeまたね)
「あれ、晩御飯食べてこなかったの?」
裕子さんの第一声は、綺麗に片付いている食卓と共に僕の晩御飯が無い証だった
「友達と遊んでくるって言うから作んなかったわよ」
「そ、そうなの。門限が迫ってるから必死で帰ってきたのに」
なんてことだ、みんなとファミレスに行けばよかった
「裕子さん、私がラーメンでも作ってあげるよ」
傍にいた夏焼が、助け舟を出してくれた
「ああ、そう、じゃあお願いね。今からドラマ見るから〜」
スキップでリビングに消えていった
「いいの?夏焼」
「高いよ〜」
悪戯っぽく笑う。僕は夏焼のこの笑顔を見ると何かほっとする
「何かでまた返すよ」
「そうだね〜、君にはお風呂覗かれたり、蜜柑差し入れしたり、ラーメン作ってあげたり
貸しがどんどん増えてるよね〜」
鍋に水を入れながら、楽しそうに僕をからかってくる
「勘弁してよ」
笑ってる夏焼を見ながら椅子に座った
夏焼の後姿を見てるとなんだか幸せな気分になってきた
もし、夏焼と結婚したら毎日こんな風なんだろうな
夏焼の笑顔が迎えてくれたらどんな困難でも乗り越えられる自信があるぞ
>>503 もし、僕と夏焼が結婚したら田中雅か。なかなかだな
それで家に帰ってきたらエプロン姿の夏焼が、お帰りのキスを・・・
「・・君、田中君」
夏焼の声が現実に僕を引き戻す
「どうしたの椅子に抱きついたりして?」
僕は、妄想しながら横の椅子に抱きついていたようだ
「い、いや、ちょっと疲れてるのかな」
「変なの」
まずいな、ちょっと夏焼におかしなところ見られちゃったな
「はい、できたよ」
夏焼が、野菜とバターの乗ったラーメンを僕の前においた。湯気が食欲をそそる
「すごい、うまそうだ」
「インスタントだよ。誰が作っても同じだよ」
いやいや、このまま店に出してもおかしくない出来栄えだ
夏焼が、目の前に座って僕が食べるのを肘を突いて見ている
「うまい」
「またまた〜、そんなに褒めても貸しは減らないよ」
「ちぇ、しっかりしてるな〜」
二人を笑いが包んだ
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>504 「ところで今日は楽しかった?」
夏焼の目が興味津々て感じに輝いている
「うん、僕の田舎にはあんなテーマパーク無いから。それに、行く暇も無かったし」
「そっか、田中君、ほとんどお父さん家に居なかったんだよね。寂しくなかった?」
「いや、もう物心ついたときには居ないのが普通だったからね。平気だよ
それを言ったらここの皆だってそうじゃないか」
夏焼は一瞬、寂しそうな目をしたが、すぐに元に戻り
「そうだね、皆一緒だね。あ〜ん、それより今日はどうだったの?」
「楽しかったよ。ジェットコースターで水に濡れるなんて思ってなかったけど」
僕は今日乗ったアトラクションを身振り手振りで説明した
僕の話を楽しそうに聞き入る夏焼が、それに拍車をかけた
どうしたんだろう、何故か夏焼と話してるととっても楽しい
夏焼の笑顔を見るのが、堪らなく嬉しく思える。これって・・・
Byeタンキタ――――(゚∀゚)――――!!!
>>506 「あ〜、いいんだ〜。」
ふいに、後ろから声がした
「梨沙子、あなたはちゃんと晩御飯食べたでしょ」
僕のラーメンをうらやましそうに見てる梨沙子ちゃんを夏焼がなだめる
「ひいき、ひいきー」
梨沙子ちゃんは収まりそうに無い
「じゃあ、向こうで一緒にお菓子食べよ」
「うん、それで勘弁してあげる」
何とか夏焼が、梨沙子ちゃんのご機嫌をとった
二人はキッチンを出て行こうとする
「あ、田中君洗い物しといてね」
夏焼が戸口のところで振り向いた
「分かった、サンキュ」
このやり取りの後、僕はキッチンで一人になった
洗い物をしながら僕は考えていた
今日はいろんな事があったな
村上や徳永、それに須藤、皆僕を好きみたいだ
僕のいったい何が気に入ったんだろう?
僕はいったい誰が好きなんだろう?
何かよく分からなくなって来た
考えても仕方ないと思ってお風呂にはいって寝た
今日はここまでです
お夜食はラーメンバター入れて 私がお野菜をたっぷり 作ったのよ♪
えへ
MISSING〜♪
キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
Byeタンってば焦らし上手なんだからw
Byeだけど桃子とキャプテンを同学年にしておくんだったと
後悔してるのは内緒だ
乙乙
月ハムさん昨日の続きくるかな?わくわく
ちょっとちょっと、優恋さんは?
少しずつでもいいからプリーズ
だんしじょしタンまだー?
なんだかとても幸せな気持になってしまうぞ…
さすが下宿編(・∀・)イイヨイイヨー
age
522 :
名無し募集中。。。:05/02/22 00:54:48 O
ほ
保全
おやすみー
みやびちゃんが作ってくれたラーメン食べれるなんてなんて羨ましいんだorz
田中れいモテスギヽ(`Д´)ノウワァァン!!
体調不良から復活☆ (TVで久しぶりにBeryyz見れたからかな?)
プロローグみたいなもをだけでも投稿します。
明日の夜には続きを少しは出せるように頑張らないと・・・
(でも、既に半分くらいは書き終わってるのは内緒だw)
それにしても少し長くなりすぎてる気が・・・(´・ω・`)
飽きられないかが心配だ^^;;
『Berryz』のスペル間違ってる^^;;;;;
やっぱり体調治ってないのかな〜・・・う〜ん・・・
今回も誤字脱字の予感が(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
2月13日
「・・・って、事でいい?」 茉麻は電話先の雅に言った。
「・・・でも・・・私は・・・」 雅は何とも言えない気持ちだった。
そんな雅の気持ちを察して茉麻が言う。
「どうするかは雅ちゃん次第。 別に嫌なら嫌でもいいし・・・でも、このままじゃ・・・」
その後、会話は何も無く何分かの沈黙の後・・・
「それじゃ、明日学校でね!」 茉麻は雅に優しい声で言った。
少ししてから「うん・・・」と返事をしたものの既に電話が切れて『ツーツー』と音が耳に入ってくるだけで・・・
「わかってる・・・このままじゃ・・・ダメだって・・・」
携帯を右手で握り締めたままベッドに倒れこんで呟いた。
左手の中でチョーカーに付いている指輪を転がす。
銀色に輝く指輪・・・見つめる瞳には冷たく輝いているように映っていた。
薬指に指輪を通そうとする。
・・・はまる瞬間に指先から指輪がこぼれ落ちた。
「ダメなのは・・・私なのかな・・・」
瞳から溢れ落ちそうな涙を抑えようとして枕に顔をうずめた。
優恋タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
待ってましたよ!つーか凄く展開が気になるよ;´Д`
寝る前に保全と思ったらキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
>>527乙です!!
長いほうがいいですからーーー!!!1
こんな時間に・・・寝る前に覗いてみたら
優恋タンキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
あっちもまぁさ祭りだし・・・眠れん!!
>>527 ル ’ー’リ<遅ればせながら内緒になってないぞ
良さそうな予感
優恋が終わるなんて信じられない
後5スレぐらい引っ張っていいぞw
>>529 早くも辛い…
雅を泣かせないでくれ…、・゚・(ノД`)・゚・
ほ
ぜ
ル ’ー’リ<ん♥
保全ついでの雑文 その8
「おはよぉ〜」クラスメイトの夏焼雅が教室に入ってきた。
そして一瞬の沈黙の後、クラス中がどよめいた。雅のトレードマークともいえるあかるくきれいな茶色い髪が黒く染め直されていたのだ。
クラスの連中は雅の元に集まりあれやこれや問いただしていたが雅は笑ってごまかすだけ。
そんな中、おれは先週末のことを思い出していた。
放課後、悪友のひとりが芸能人のヘアスタイルの特集の記事が載ってる雑誌を見せておれに聞いてきた。
「おまえ、女の子の髪型どんなのが好き?」
おれは真っ黒なロングのストレートの髪型のタレントの写真を指差して
「これかな・・・黒髪が風になびいてサラサラ〜ってよくない?」
すると急に後ろから「へぇ〜○○くんはこういうヘアスタイルが好みなんだぁ」
ふりむくと雅が雑誌を覗きこんでいる。
「あ、うん…でも雅の髪もきれいだよな。明るい感じで雅に似合ってると思う。」
「でも○○くんは黒髪のサラサラ~がいいんでしょ?わたしも黒くしたらこんな感じになるかなぁ…」
雅は髪の毛をふわりと手でなびかせると、そのまま教室を出ていってしまった。
そんなことがあったので、おれは一日学校の勉強も手につかず、ずっと雅のことだけを見ていた。
そして帰り道、おれは雅に一緒に帰ろうと誘われた。
「ねぇ、どぉ?、○○くんが好きだって言うから黒くしてきたんだけど、似合う?」
雅はまた髪をふわりと手でなびかせて聞いてきた。
「やっぱり、それ、おれのせいだったんだ…どぉして?」
「だって…茶髪より黒髪の方がいいって…○○くんの好みに少しでも近づきたかったから…」
雅は少しうつむいて照れたように答えた。
「そんなことしなくても…おれは雅のこと…前から好きだよ…」
照れくさいけど、おれも思いきって雅に気持ちを伝えてみた。
すると雅はうつむいたまま右手を差し出して
「両想いなんだから…手ぐらいつないでもいいよね」
雅が消えそうなくらい小さな声でつぶやいた。
おれは何も言わず、ぎゅっと雅の手を握り返す。
雅は顔を上げてにっこりと微笑んだ。天使のような笑顔だ。
おれも雅に微笑み返すと、おれたちはそのまま手を繋いだまま帰った。
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
時事ネタ、(・∀・)ウマイ!!
>>541 なにが時事ネタなのか、引籠の俺にもわかるように説明してくれ
みやびちゃんが黒にしたってことじゃない?
まじですか?
昨日はまだ茶色だった様な
保全しとくよ
ほ
わくわく
てす
てす
わくわくてすてす
どきどき
「後ろ向きの中学生の列が突然現れて突っ込んできた。
あわててブレーキを踏んだが何故か加速した。
中学生たちは突然現れるし後ろ向きで突っ込んでくるから馬鹿。
ブレーキ踏んだのに加速する車を作るメーカーも最低。
みんな死んじまえ」
?
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>529 の続き
2月14日
北海道に比べたら東京の気温は全然寒くないのはわかってる。
でも、寒いものはやっぱり寒い訳で・・・
相変わらず家を出た瞬間に学校休みたい病に掛かる。
(う〜ん、あと1時間はベッドでヌクヌクしたかった)
そんな事を考えたと同時に2月の冷たい風が現実の世界に自分を戻す。
「・・・さて、行くか!」 自分に言い聞かせるように呟いて学校へ向かおうと歩き出した1歩目〜
「まだ、その寂しい独り言の癖が治ってないんだ・・・」
その声に『ハッ!』として顔を声の方に向けると・・・
「おはよう!!」 須藤が笑顔で俺を迎えていた。
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>556 の続き
久しぶりに須藤と一緒に学校へ向かう。
「いつもながら須藤の行動は読めないや・・・」
俺が須藤の顔を見ながら言うと
「行動が読まれちゃったら君の驚く顔が見えないじゃん!」 そう言って少し笑った。
「驚く顔〜ねぇ・・・」
(やっぱり俺で遊んでるな) そんな事を思いながら須藤を『ジーッ』と見つめていた。
須藤はただ、前を見てるだけで何も言わない。
・・・その後、会話が一切無しの状態で学校へ向かう。
いつもの須藤と何か違う感じがした・・・と感じたのも束の間、須藤が突然立ち止まる。
(???) 俺も数歩先で足を止めて振り返る。
「どうしたの?」 須藤を見つめる。
須藤は立ち止まったまま俺を見つめて・・・静かに話し出す。
「君に言わないとダメな事があるの。 ちょっと学校行く前に寄り道しない?」
「えっ!? 今!?」 俺が驚いた声で聞き返すと
「そう。 えっと・・・そこの公園でいいや」
そう言って300M先の公園に向かって須藤は歩き出した。 俺が『わかった』とも何も言ってないのに・・・
公園に着くと、須藤はブランコに腰を下ろした。
そして何も言わないで『ジーッ』と俺の顔を真剣に見つめていた。
(須藤・・・何か〜いつもと違う)
ただ俺の顔を見つめてる須藤が俺の目の前にいた。
「それで・・・話って?」 俺も須藤の顔を真剣に見つめて言った。
須藤は、それでも少しの間『ジーッ』と俺の顔を見て・・・一呼吸入れてから、ゆっくりと話し出した。
「今日はバレンタインデーだってのは鈍感な君でもわかってるでしょ?」 話してる顔も真剣だった。
「うん。 それは知ってるけど〜・・・」 俺は須藤の横のブランコに腰を下ろした。
キ・・・・タ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!!!
今夜はこっちもまぁさ祭り! ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>556 の続き
須藤は俺がブランコに座るまで、ただ何も言わないで行動を目で追っていた。
俺がブランコに座るのを確認して須藤が話しを続ける。
「君の事を好きだって子が・・・学校の中に何人かいるんだよ」 須藤は俺の顔を見つめながら言った。
そんな須藤の言葉に俺はただ下を向きながら言う。
「うん。 最近色々あって・・・何となく気付いてた」 その言葉を聞くと
「さすがに気づいてたか」 と須藤は少し微笑んで言った。
「昨日まで北海道に旅行しててさ・・・色々あってね」 俺も須藤の顔を見て笑った。
俺の笑顔を見て、須藤が『クスッ』と笑って話しを続ける。
「昨日ね・・・ある女の子から電話が来たの」
「ある女の子!?」 驚いている俺に須藤が続ける。
「彼女が『そろそろ彼に決着を付けさせないと・・・』って言って、ある提案をしたの」
「その女の子って・・・」 俺は何となく・・・途中で言葉を飲み込んだ。
須藤も俺のそんな行動から気づいたらしく、質問に対して何も言わないで話を続ける。
「提案は・・・今日、君の事を本当に好きな女の子達が君にチョコを渡すから・・・」
「その中で、俺が本当に好きな子のチョコだけ受け取ればいいの? でも・・・」 俺が言い掛けると
「『でも、まだ誰が好きか自分でも気付いてない』って言うんでしょ? それも彼女は考えてたよ」 そう言って笑顔を見せた。
(やっぱり・・・その女の子って・・・) 俺の頭の中で1人の女の子が思い浮かんでいた。
「君は女の子達のチョコを受け取って、1ヵ月後の3月14日・・・本当に大切な相手に自分の気持ちを伝えてあげて・・・」
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!!!
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>560 の続き
少しの間の沈黙・・・静まり返った公園に遠くから学校へ向かう下級生の大きな声が聞こえてくる。
「わかった。 俺も自分の気持ちを素直に伝えるよ」
そう言って笑顔を見せると須藤も笑顔になって〜俺の頬を右手でつねりながら言う。
「何か〜いつもの鈍感じゃない君って・・・ちょっと嫌な感じかも」
意地悪っぽい顔で『ニヤニヤ』笑って・・・いつもの須藤がそこにいた。
「あのな〜!! だからって何で俺の頬をつね・・・」
俺が言ってる最中に須藤は左手を俺の口に近づけて口の中に何かを入れた。
苦さと甘さが溶けながら俺の口の中に広がっていく
俺の頬から手を離すと須藤は俺の顔を見ながら言う。
「君の事が、ずっと好きでした・・・」
顔を赤くして『ジーッ』と俺を見つめてる・・・
少しの静寂の後で
「まぁ〜私からの宣戦布告みたいなものかな?」 照れながら笑顔で俺に言った。
突然の出来事に呆気に取られいてた俺は「ありがとう・・・」と須藤に言うのがやっとだった。
そんな『ボーッ』としてる俺の手を掴むと
「そろそろ学校に向かわなきゃ! 告白してたから遅刻ってのは〜さすがにマズいでしょ!」
そう言って走り出した。
もう、溶けて無くなってるはずなのにチョコの甘さが、ずっと口の中に残ってるみたいだった。
>1ヵ月後の3月14日・・・本当に大切な相手に自分の気持ちを伝えてあげて…
展開、うますぎ
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
まぁちゃん・・・
从;’w’)<な、なんだってぇぇぇえぇぇぇええぇぇ!!!!!
つーか、もう「ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!」とかで表現できるレヴェルではない!!!!
まぁさ!まぁさ!
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
明日2ch全体で鯖落ちって本当?
あっちにはあっちの、こっちにはこっちの、いろんなまぁさがいて、
みんなそれぞれにまぁさらしくて、大好きで、お気に入りで・・・
萌え狂いそうだ!!
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>562 の続き
俺と須藤は残り1分ギリギリで教室に入った。
入ってスグに自分の席に着いたけど・・・さっきの出来事が頭から離れないし『ドキドキ』が止まらない。
(須藤茉麻・・・須藤・・・茉麻・・・) なぜか頭の中で須藤の名前がグルグル回ってた。
・・・1時間目が始まっているらしい。
何も考えないで窓からグラウンドを見ていた。
低学年の男子がグラウンドでサッカーをやってる。
いつもなら『1時間目から体育なんて〜うらやましいなぁ』と見てる俺なのに・・・
周りがガヤガヤと騒がしくなったのに『ハッ!』として顔を上げる。
1時間目の授業は知らないうちに終っていた。
(えっ!? まだ5分も経ってない気がするのに・・・)
隣の席で千奈美が次の授業の算数の用意をしている。
そんな千奈美を『ポカーン』として見ていると、千奈美は俺が見ているのに気付いたらしく
「次の時間は算数だよ? 教科書でも忘れた?」
不思議そうに俺を見て言った。
「えっと・・・1時間目の国語って・・・もう終ったの?」
「もうっ! 授業中ずっと寝てたみたいだもんね〜・・・ちゃんと授業聞いてないとダメだぞ♪」
「う〜ん・・・そうなんだけど〜・・・」 俺が頭をかきながら言う。
そんな俺を見て『クスクス♪』と笑顔を見せる千奈美。
千奈美の笑顔はいつもと同じで可愛かった。
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>570 の続き
千奈美と国語の授業の内容について話していると・・・
「あの〜・・・」
後ろから声が聞こえて俺と千奈美が振り向く。
そこには菅谷が1人で『ポツン』と立っていた。
「菅谷・・・どうしたの?」 そう言って俺がいつものように菅谷に向かって手を上げる。
俺と菅谷が会うと必ずどちらかが手を上げて、上げられた手に相手がハイタッチする。
それが俺と菅谷だけの合図と言うか〜挨拶みたないなっていた。
笑顔で手を上げている俺に向かって菅谷が教室中に聞こえる大きな声で言う。
「大好きです♪ 君の事が大好きだから梨沙子のチョコを受け取ってください♪」
菅谷は笑顔で言うと、頭を下げて後ろに隠していたプレステくらいの大きな包装された箱を俺の前に出した。
10分休みで騒がしかった教室が『シーン』と静まって視線の先を俺と菅谷に向ける・・・
一瞬、戸惑ったけど・・・何か菅谷っぽい感じが嬉しくて・・・
俺は笑顔で「ありがとう。 すっごく嬉しいよ!」 そう言って菅谷のチョコを受け取った。
チョコを受け取った瞬間に菅谷が笑顔で俺に抱き付いてくる。
一気に教室中が騒がしくなる。 『キャー』とか『モテモテ男〜!!』とか変な野次が飛び交う中
「梨沙子ちゃん・・・皆がいる中で・・・言っちゃった・・・」 千奈美が驚いた表情で呟いた。
そんな千奈美に菅谷は俺に抱きついたまま言う。
「他の人なんて関係無いもん♪ 朝から『ドキドキ』が止まらなかったらスグに渡そうと思ってたんだ♪」
笑顔の菅谷を見て、千奈美も笑顔で菅谷に『梨沙子ちゃんらしいね』と優しく言った。
菅谷は『ギャーギャー』うるさい教室を関係無しに大きな声で言う。
「みーやは彼にチョコあげないの? 一緒に作ったじゃん!!」 そう言って夏焼を笑顔で見た。
さらに騒がしくなる教室〜だったけど、次の時間を告げるチャイムの音が鳴り響くと同時に少しずつ騒がしさも小さい物になっていた。
夏焼は少し照れた笑顔で『もう・・・』と小さく呟いて菅谷を見ていた。
今夜は眠れるのか・・・?
つか、今夜じゅうに全員が告白するのか?
>>573 次の投稿で一応今日は終わりですよw
続きは明日?
でも、鯖落ちるなら明後日になるのかな?
鯖落ちたら明日はマターリ続きを書いてます^^
いいよいいよー
とりあえず
>>572 挨拶みたないなっていた
↓
挨拶みたいになっていた
だと思います
訂正教えていただき〜どもです^^
まとめサイトの方へ
>>572 の訂正は
>>575のでお願いします!
おつつ
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>572 の続き
3時間目の授業は音楽の授業だった。
リコーダーはそこそこできる方だったけど、今日のテストは100点と言ってもいいほど調子が良かった!!
女子と上と下に分かれて吹くんだけどパートナーが桃子だったのが良かった。
桃子と一緒に吹いた事は何回かあったけど全部◎を貰ってる! 相性がいいのかも?
吹き終わった後に桃子と見つめ合ってアイコンタクト!!
席についてからも笑顔で合図!!
授業が終り、音楽室から次の授業へと皆がダッシュで教室に戻る。
俺もダッシュで教室に戻ろうとすると・・・突然、誰かが俺の手を握った。
「えっ!? ちょ・・・」 俺が戸惑ってるのも関係無しに彼女は走り出した。
彼女は後ろを1度も振り向かないで走り続ける・・・
階段を駆け上って・・・ 廊下を走って・・・ ドアを勢い良く開けて・・・
ドアの向こうには青空が広がっていた。
屋上に来て、やっと彼女は足を止めて・・・何も言わないで俺の手を握り締めたまま立っていた。
『キーンコーン カーンコーン』 次の授業を知らせるチャイムの音が空気を伝わって響く。
後姿の彼女に向かって俺が少し笑いながら言う。
「授業をサボるのは校則違反・・・また眠れなくなった?」
清水は何も言わないで、ただ俺の手を強く握っていた。
ええええええええええええええええええええええええええ?!
桃子だと思ったらキャぷて・・・いや、佐紀ちゃんかよぉおおおお!
楽しみだ
新展開期待しつつ就寝
く〜主人公になりてぇ!!!
佐紀たん強くなったなぁ
エライエライ
いや、女の子みんな強くなったよ。
読んでて涙が出てきそうだ。
あれ?
鯖落ちは・・・しないの?
とりあえずできたからすぐ載せたいとかあったらメッセのほうONにしておくんでそっちでどうぞ
メールは寝る前に見るつもりですがいつ寝るか分かりません…むしろ今起きた系
さて、学校編を見直してよう
落ちないね
とりあえずおやすみ
>>578 俺も桃子だと思ったら、
佐紀タンキッタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━アアアアアハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
今日は落ちないみたい
ってかいつ落ちるか分からないとか怖いな…
139 名前:FOX ★[] 投稿日:05/02/23(水) 03:31:15 ID:???0
順延ー
150 名前:FOX ★[] 投稿日:05/02/23(水) 03:40:12 ID:???0
>>146 ほいほいー
>>148 明日かも知れないし、あさってかも、、
ほ
りしゃこのでっかいチョコキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
梨沙子のとこめちゃ萌え
向こうのスレに偽妖精さんが来てるな
<小学6年生〜春〜>
春休みも終わり、今日から新学期。
「俺もいよいよ6年生...小学校生活も今年で終わり...か」
学校への登校中、ふとそんな事を考えてると
??「お兄ちゃん、なにボーッとしてるの?」
一緒に登校していた妹の千聖が、横から俺の顔を不思議そうにのぞきこんできた。
「別に...そういえば、千聖も小4かぁ〜..早いなぁ〜」
「はぁ??お兄ちゃんまだ寝てるんじゃないの?そんなの当たり前だよ!!千聖は今日から...」
妹の千聖は元気が取り柄で、よくしゃべる活発な子だ。勉強はいまいちでよく教えてやっているが、体育系となると上級生にもひけをとらないガッツをもっている。
「だいたいお兄ちゃんは夜遅くまでゲームを....あっ!!??ちゃんだぁ、〜〜」そう言って、急にダッシュで駆け出す千聖。ふと視線をやると、そこには千聖と同級で大親友でもある菅谷梨沙子ちゃんが、こちらに向かって手を振っていた。
「おはよー!りーちゃん..アハハ」
「おはよー!千聖ちゃん..エヘヘ」
なにやら朝から和気あいあいとしてる2人。
「あっ..千聖のお兄ちゃんおはようございます」
梨沙子ちゃんが丁寧に挨拶をしたきた。梨沙子ちゃんはパッと見、小4とは思えないくらい大人っぽい雰囲気をもった子で、おそらく同級の男子にとっては、<あこがれの的>=<隣の席になりたい女子ナンバー1>の栄冠は間違いないだろう。
家にもたまに来るんで、一緒に遊んだ事も何度かある。基本はおとなしい子なんだけど、千聖と一緒だと結構はしゃいだりして、何かと大変だったりもする。
「おはよー梨沙子ちゃん..そっかぁ〜梨沙子ちゃんも小4かぁ〜」
「えっ?なんですか〜?」
梨沙子ちゃんは不思議そうに、こちらを見ている。
「あっ..いや、梨沙子ちゃんはかわいいなぁ〜..なんてね..ハハハッ」
..何言ってんだ俺。
「えっ!!..あっあの〜その〜梨沙子..そんな...」
別に深い意味はなかったんだけど、急にそんな事を言ったので、梨沙子ちゃんはあたふたしながら下を向いてしまった。
「もぉ〜お兄ちゃん!!また訳わかんない事言って、りーちゃん行こ」
「う..うん..」
そういって千聖は、梨沙子ちゃんと手を繋いで、先に行ってしまった。
「ごめんね、りぃーちゃん。お兄ちゃん休みぼけがまだ抜けてないみたいなんだよ〜..まったくもぉ〜」
「ううん、でも千聖ちゃんがうらやましいよ。梨沙子1人っ子だから..」
「でも、ウチのお兄ちゃんみたいなのがいたら大変だよ〜」
「そんな事ないよ。千聖ちゃんのお兄ちゃんはよく遊んでくれるし、おもしろくてやさしいし、梨沙子...」
「どしたのりぃーちゃん?また顔が赤くなってるけど..」
「はぇ?..ううん、なんでもな〜い...ウフフ」
「へんなのぉ〜」
遙か前方で、なにやら楽しげに話してる2人を見ながら、俺も学校へ向かった。
学校に着き6年生のフロアに行くと、廊下に人だかりができていた。ウチの学校は一年ごとにクラス替えがある。各教室前の掲示板に貼ってあるクラス分け表で自分の名前を確認して、各々教室に入っている。
こうゆう、新学期初日の雰囲気は、なんかいい。さすがに6年生ともなると、同級のやつはたいていが顔なじみなので、どのクラスになっても楽しくやっていける気がする。
「さて、俺は何組かなぁ〜」
少しワクワクしながら、一番近い4組の掲示板から順番に見る事にした。その時
「○○〜!!」
隣の3組の方から、俺を大声で呼びなから、こちらに向かってくる奴がいた。
「よぉ〜○○!、俺達3組だぜ!!また一緒だな!!!..ヤッホーーィ♪」
そう言って、自分で確認するとゆう、ささいな楽しみを粉砕したのは、親友の藤本だった。
「マジか!!5年生で一緒だったから、今回は別々になるだろうと思ってたけど、やったな!!!」
そう言って、俺と藤本はガッチリ握手をした。
「しかも!!」..藤本はさらにテンションを上げて話し出した
「驚くなよ〜..女子にはあの村上と矢島もいるんだぜ!!」
「えっ!?....えっ〜〜!!!」
藤本の口から出た2人の名前に、俺は思わず声を上げてしまった
「びっくりしただろ!!スポーツ少女四天王の内の2人が、俺達と一緒のクラスにいるんだぜ!!これで運動系は、男女ともに俺達のクラスでもらいだな♪」
俺と藤本はいわゆる悪友とゆうやつで、なにかとクラスで起こる問題の元凶になる事も少なくないが、運動系となると抜群の強さとコンビネーションを発揮する。小5の時も俺達の活躍で、クラスを何度か勝利させたりもした。
そんな俺達に、さらに心強い味方が..。
新作期待保全
さらに心強い味方が・・・?
わくわく♪
めーぐる&まいみー キタ――――(゚∀゚)―――――ッ!!!
友人の名前はきっと藤本博史に違いない
こ〜こまで〜飛〜ばせ ホ〜ムラ〜ン〜
こ〜こまで〜飛〜ばせ ホ〜ムラ〜ン〜
わくわく
ほ
そろそろキッズ大手サイトとかにもスレについて書かれないかかな?
と思いつつ保全
クラス替えって響きになんか泣きそうになった
そんな俺は4月から配置替え
わくわく
高校三年間通してずっと成績一番だった俺が保全
だんしじょしタンのプリキュア編?
怒涛のように押し寄せる連載陣だな
まとめサイトがググってもヒットしなくなってる
いままでググって出てきてたのか
どうしたの?
別に何もいじってないよ
検索ワードなにでやってるの?
作品名だったりアドレスそのままぶち込んだりでヒットしてたよ
>>595続き
村上は同級の女子の中でもズバ抜けた運動神経の持ち主で、何をやらしても無難にこなす万能少女だ。
女子はもちろん、男子も彼女の指示には黙って従う奴もいる。
その影響力は絶大で、俺達も彼女の率いるクラスには、何度となく苦汁を味わされた。
藤本いわく、四天王の中でも彼女は、一番敵にしたくないタイプだそうだ。
もちろん俺も同じだ。
矢島は、村上ほどではないが、それでも普通の女子と比べると、あきらかに異彩を放っている。
一番の魅力はなんといっても、小学生ばなれした快速にある。
華麗なフォームから繰り出されるその走りっぷりに、一緒に走ってる奴らはもちろん、見てる人すら圧倒させられる。
もちろん女子の短距離では敵なしだ。
男子でも、おそらく彼女に勝てる奴は数人いるかいないかだろう。
しかも持久力も兼ね備えてて、マラソン大会では確か、何年か連続で1位を取っている。
藤本いわく、彼女の足なら世界を狙えるとか..
これはいいすぎだ。
さらにこの2人..ものすごく美人だ。
おそらく、3組になった男子全員が、神様に感謝してる事だろう。
ドキドキ
優恋タンのプリキュア編?
ちゃうちゃう、<小学6年生〜春〜>、通称『春』タンでつ。
619 :
名無し募集中。。。:05/02/23 22:51:21 O
優恋タンマダー?
>>615 そんな感じで、まだ教室にも入らない内から、藤本と廊下で盛り上がってると、急に俺の目の前が真っ暗になった。
「だぁ〜れだぁ?」
後ろから両手で俺の目を覆いながら、誰かが耳元で甘くささやいてきた。
「この感じ..確か前に..」
頭の中で記憶を整理し、少し考えた後
「桃子だろ?」
俺はそう答えた。
そうすると、そっと両手が離れ、視界が戻った。
「せぃかーーい!!!」
その声に反応して俺が後ろを振り返ると、同級の嗣永桃子が悪戯っぽい笑みを浮かべて、俺を見つめていた。
「おはよぉ〜○○くん。すぐ桃子ってわかっちゃったみたいだねぇ...なんでぇ?」
「嗣永は声がアレだからな...プッ」
横から藤本が桃子に毒づく。
「なによ藤本!文句あんの!!」
「いえ..ありません」」
藤本即答。
桃子は、さっきまでとはまるっきり違う表情で、藤本に歩み寄り威圧している。
「確か小4の時だったかなぁ〜、廊下で桃子に同じ事されたのを思い出して...それでピンときたんだ..」
俺は窮地に立たされている藤本を救うべく、桃子に話しかけた。
「もっ...桃子感激ぃ〜..覚えててくれたんだぁ〜」
またまた桃子の表情は一変し、瞳をウルウルさせながら、今度はこちらに歩み
優恋タンが待ち遠しいのは解るが、他の作者が投下しているときは
その作者にレスを送るのがマナーかと・・・
>>620 「もっ...桃子感激ぃ〜..覚えててくれたんだぁ〜」
またまた桃子の表情は一変し、瞳をウルウルさせながら、今度はこちらに歩み寄ってきた。
「うっ..」
俺は少し後ずさりしながら、さらに話を続けた。
「あの時は確か、同じクラスになれてどうとかって言ってたような....まさか...」
俺はチラッと藤本を見ると、奴は渋い表情で頷いていた。
「そうなんだよぉ〜!桃子も3組なのぉ、また君と一緒のクラスになれて、桃子すんごくハッピーだよぉ〜」
桃子はさらに俺の目の前まで歩み寄ってきた。
「うわぁ〜桃子スマイルきたー!!!このままでは桃子の虜に...こんな時、俺を救ってくれるのはもちろん...」
と、心の中でそう叫びながら藤本の方を見ると、奴はいつの間にか教室の入口のとこに立ってて、目が合った俺に対し、不適な笑みを浮かべながら、教室内へ消えていった。
「えっ!..エーーー!!!うそぉ〜〜ん..」
俺は心の中で泣いた。
小学6年生で、誰と一緒になるかは、一生の問題なのだ。
なぜなら、卒業後に「同窓会」で一緒になれるかどうかの問題だからだ。
6年で矢島・村上と一緒になれば、一生彼女達と連絡が取れる!
・・・と興奮しながらマジレス。
↑桃子を忘れているぞ。
625 :
名無し募集中。。。:05/02/23 23:11:33 0
>>623 矢島母「舞美ちゃん、○○って人から電話だけど知ってる人?」
舞美「知らない。俺俺詐欺の一種じゃない。切っていいよ」
>>623 この主人公と藤本は「勝組」だな。俺なんか・・・orz
>>625 笑いたいが、笑えない経験をもつ俺・・・
ここはそんな俺たちのネバーランド
矢島の次のユニットはいつですか
もう待ちきれないのですが
次の一手は?
>>623 実は来月、卒業30周年同窓会がある。幹事は、俺と俺の初恋の女の子(嘘みたいな話だがw)
今はお互いに結婚して子供もいるが、この30年間、言えなかったことを伝えてみようかなと、このスレを読んで思った。
「30年前、僕はあなたが好きでした・・」
オサーンレスすまそw
わくわく
今夜はもう終わり?寝ていい?
多分、2時過ぎに優恋タンがくるな
あと2時間かよ!・・・勘弁してくれ・・・orz
優恋はBerryzのTV前後と見た!!
オッサン完全スルーワロスw
キャストは武田鉄矢と黒木瞳だな
武田鉄矢が42歳役はキツくないか?
春タン乙です
めーぐると舞美がヒロインなのですか?
桃や他の娘たちとの絡みや話の展開が楽しみです
そして優恋タン、佐紀ちゃんの告白はまだー?
42歳(昭和38年生)の芸能人
【4月】今井美樹 笠井信輔 廣瀬洋一 多昌博志 入江雅人 加藤雅也 柳ユーレイ森川由加里 伊東昭光 吉村禎章
【5月】工藤公康 松尾伴内 浜田雅功 飯島真理 新田純一 上田早苗 伊藤敦規 いっこく堂 片山右京 向井政生
【6月】甲斐智枝美 宇津木麗華 北勝海 ラッシャー板前 唐沢寿明 岡本舞 奥野敦士 長峰由紀 蔵野孝洋 塩原恒夫
【7月】河合奈保子 ライオネス飛鳥 深谷智子 池田聡 勝村政信 板尾創路
【8月】高樹沙耶 木下智佳子 金村義明 深見梨加 田中要次 影山正彦 篠原恵美 槙原寛己 井田州彦 吉田戦車 沢田知可子 香西かおり 双羽黒 森重樹一
【9月】蝶野正洋 福澤朗 松本人志 伊織祐未 岩瀬惠子 大熊英司 谷和彦 山口岩男 川平慈英 島田歌穂
【10月】ミスターちん 伊藤サヤカ 高橋 和希 琴ケ梅 藤沢 秀樹【11月】松村雄基 NOKKO 寺島進 武野功雄 あめくみちこ 伊原剛志 デーモン小暮 平仲 明信 相沢 恵子 大豊泰昭 EVE
【12月】川田利明 ボンバー森尾 折笠 愛 村田真一 岡崎 京子 高須 光聖 小錦八十吉
【1964.1月】ジミー大西 増田明美 矢玉みゆき 堀江敏幸 真矢みき 宮田奈保美 竹内力 飯野竜彦 水橋文美江 殊能将之 南果歩 石川三恵子 渡辺めぐみ 妹尾洸 西村智彦 レパード玉熊
【2月】磯野貴理子 竹内都子 阿部寿美代 出川哲朗 松浦進二 依井貴裕 牧野 隆志 樋口雅子 加本あつの 後藤 義一 遊佐 未森 切通理作 ハイヒールモモコ 山野敦子 照井利幸
【3月】平松愛理 吉岡牧子 古川昌義 陣内貴美子 森永奈緒美 信本敬子 北原佐和子 鶴久 政治
しまった!今年3月現在で42歳は、昭和37年生かっ!?
この学年って、なんか濃いヤツ多いよな・・・
※スレ違いな雑談禁止
※スレ違いな雑談禁止
※スレ違いな雑談禁止
※スレ違いな雑談禁止
※スレ違いな雑談禁止
※スレ違いな雑談禁止
※スレ違いな雑談禁止
※スレ違いな雑談禁止
だって誰も来ないんだもん・・・w
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>578 の続き
清水は俺の手を強く握ったまま手すりの所まで歩いて
「もう少し・・・時間もらっていい? まだ『ドキドキ』して・・・どうしていいかわからないの・・・」
ゆっくりと言った後で、ずっとグラウンドを見つめていた。
「授業1時間分・・・45分もあるんだし。 ゆっくり待ってるよ」
そう言って俺も一緒になって誰もいないグラウンドを見ていた。
5分くらいして清水が小さい声で話しだす。
「ドキドキが止まらなくて死んじゃいそうだよ・・・ 私ってダメだね・・・」 そう言って、その場にしゃがみ込んだ。
俺も横に座って、下を向いてる清水に向かって言う。
「そんなにドキドキしてるの? 俺もドキドキしてるけど〜清水はもっとなんだろうな」
そう言うと清水は何も言わないで握ってる俺の手を自分の胸に持ってきて触らせた。
少し柔らかい感触と共に清水の鼓動の早い響きが手を通して伝わってくる。
「すごい・・・」 俺の言葉に何も言わないで顔を赤くしてる清水。
「すごい柔らかくて気持ちいい・・・清水の胸って・・・」 俺が真剣に言うと
「えっ!?」 小さい声で言って清水が俺の方を見る。
俺が清水の顔を微笑んで見ていたのに気付いて
「エッチ・・・ もう、宿題写させてあげないから・・・」 そう言って笑顔を俺に見せた。
清水の鼓動は少しゆっくりなものに変わっていた。
佐紀タンのおっぱい、
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
650 :
名無し募集中。。。:05/02/24 01:18:25 O
おっぱい!おっぱい!
おっぱいいうな
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>648 の続き
「・・・何で私が君を連れてきたかわかるよね?」 清水はちょっと笑顔で言う。
「また眠れなくなった訳じゃないよね?」 俺が少し笑いながら言うと
「それはもう治ったもん!」 清水がちょっと顔を膨らせて言う。
少しの間見つめ合って・・・2人で笑った。
笑ってる途中で清水がスカートのポケットから小さな箱を取り出して、その箱を見つめながら言う
「これ・・・何だと思う?」 少し恥ずかしそうに小さな声で・・・
「多分・・・チョコレートかな?」 俺が言うと清水は『クスッ♪』と笑って
「あのね・・・1つお願いがあるの・・・」 そう言って清水は俺の目を見た。
「何?」 俺も清水の目を見て言い返す。
「『佐紀』って・・・呼んで欲しいな・・・」 そう言ってから
「君の事をずっと見てました・・・ 見てるだけで幸せだった・・・」
・・・次の言葉が清水は続かなかった。
震えながら・・・下を向いてしまった・・・
キタ―――――――――――――――――――――――ッと思ったらいきなり
ハァ――――――――――――― ;´Д` ――――――――――――― ン!!!
佐紀たん頑張れ・゚・(ノД`)・゚・
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>652 の続き
俺は清水の手を掴むと自分の胸に持っていった。
「えっ!?」 驚く清水に向かって言う。
「早く言ってくれないと・・・俺のドキドキが止まらなくて死んじゃいそうなんだけど」 そう言って笑顔を見せる。
清水は少しの間、何も言わないで目を閉じて俺の鼓動を聞いていた。
1つ深呼吸をしてから笑顔で俺の目を見て・・・
「好きです 君が世界で1番好きです」
ゆっくりと俺に言った。
優しい笑顔で俺を見つめている清水に
「告白は嬉しいんだけど〜・・・でも・・・」
俺の言葉に『えっ!?』と少し困ったような表情をする清水。
「チョコはくれないの? 佐紀」 そう言ってちょっと笑う俺に『あっ!』って表情をして急いで小さな箱を俺に差し出す。
俺は小さな箱を受け取ると「ありがとう 嬉しいよ」そう言って笑顔で佐紀を見た。
顔を赤くして少し恥ずかしそうに俺を見つめてる佐紀・・・
649-651
スレを間違えたのかと思ったw
ちょっと純粋系の方だと過激?な内容はイクナイかな^^;
それ次第で・・・次の分、書き直さないとダメになるんですけどw
ちょっと清水編で内容を濃くしすぎたと言うか〜・・・う〜ん・・・
結局純粋な方向になってるのでOKです
続き楽しみにしてます
この感じくらいなら大丈夫かとw
それよりも早く続きが来ないとドキドキで死んでしまうハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>655 の続き
「チョコは手作りなの?」 俺が小さな箱を開けて中のチョコを見て言う。
「うん。 すっごく美味しく出来たから全部私が食べたいくらいなんだけどね〜♪」 そう言って俺を見た。
かなり前に須藤に言うように言われて清水を困らせた?言葉を思い出して同じ風にふざけて言った。
「チョコ・・・食べる? 俺の口移しで良かったら?」
一気に顔が赤くなる佐紀
「な!?!?! 何をいっちゃってりしてるんですか!!! だからそんなキスが口づけとか・・・キスなんて絶対にダメですよ!!」
アタフタしながら必死に何かを言う佐紀に
「何で敬語なんだよ〜!」 俺が笑いながら言うと佐紀は気付いたらしく
「あ〜っ! 騙した〜! ひっど〜い!」 佐紀は顔を膨らました。
俺は佐紀の可愛い怒り顔を見て笑ってる。
佐紀は俺の持ってる小さな箱からチョコを1個取った。
「1個没収!!」 佐紀は笑いながら言う。
「相変わらず甘いものは女の子の特権か〜」 俺は笑いながら言った。
佐紀はチョコを口に入れると・・・
そのまま本当に俺にキスをしてチョコを俺の口の中に移した。
「えっ!? 口移しとか?! えっ!?キスだよ!? な、何でですか?!」 俺は混乱してた。
「何で敬語になってるの〜? 少しは落ち着いてよ〜!」 そう言って笑いながら空を見てる佐紀。
佐紀の顔は真っ赤で〜何か言いそうに口を開けては、すぐに飲み込んで〜それを繰り返してる。
「突然のキスは反則だろ〜・・・って、絶対に佐紀の方がドキドキしてるくせに!」
俺が笑いながら言うと佐紀は『クスッ♪』と笑ってから立ち上がり
「そんな事言っても、もう胸は触らせませんからね♪ エッチ♪」 そう言って笑顔でウインクをした。
反則だな。うん。明らかに反則だ。
優等生の佐紀ちゃんが自分からキスを・・・
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>660 の続き
4時間目の授業については、須藤が俺と佐紀の事を上手く誤魔化してくれたらしく別に先生に怒られなかった。
佐紀のいつもの行いの良さもあって『さぼってる』とは先生も考えなかったらしい。
給食の時間になって、給食当番だった俺は食器を取りに1階の給食室の前に行く。
生徒30人分の食器を持ちながら教室に向かうと、同じ給食当番の石村がパンの箱を持ちながら近づいてきた。
「食器〜1人で持って重くないの?」 石村は俺に向かって言う。
「たいした事ないよ。 それより早く給食が食べたいかな〜」 そう言って笑って石村を見た。
「ふ〜ん・・・もう何個かチョコ食べてそうだけどね〜」 そう言って石村は意地悪っぽく笑った。
「う〜ん、まぁ〜・・・ねぇ・・・」 俺が少し照れながら言うと
「昼休みに鉄棒の所で待ってて! 舞波がデザート食べさせてあげる♪」
そう言って俺を『ニヤッ』と見て走って行ってしまった。
(・・・えっ? それって〜・・・石村が!?)
食器を持ったまま『ボーッ』とその場に立ちつくしてしまった。
うらやましぃ奴だなぁ
今度はまいはか
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>662 の続き
昼休みになって、俺は3人の約束の場所・・・鉄棒の前で待っていた。
2月の風は冷たい。 それでも昼休みのグラウンドでは男子がサッカー、女子は縄跳びをしていた。
屋上の方に目を向けると女子と男子が何組かいて・・・多分チョコでも渡したり渡されたりかな?
(うちの学校ってチョコとか渡すの禁止のはずなんだけどなぁ・・・)
そんな事言っても『生徒が破るためにあるのが校則』なんて名言もあるし、既に3個貰ってる俺が言ってもなぁ・・・
『ぼーっ』と屋上の生徒達を見ていた。
(ついさっき・・・佐紀とキスしたんだよな〜・・・)
佐紀とのキスはチョコの味がした・・・まぁ、当然なんだけど。
佐紀の笑顔を思い出して少し嬉しくなってる自分がいた。
屋上から校舎の方に視線を合わせると石村が俺の方に向かって歩いて来てた
(・・・あれ?)石村は1人の女の子の手を引っ張って近づいて来ていた。
女の子は少し戸惑いながら石村に何か言ってる。
『桃子!?』
やはり舞波はそういう役回りか
いや、まいはの勇気を信じたい・・・・゚・(ノД`)・゚・
微妙な訂正ですが〜まとめサイトの方お願いします☆
>>664 屋上から校舎の方に視線を合わせると石村が俺の方に向かって歩いて来てた
↓
屋上から校舎の方に視線を合わせると石村が俺の方に向かって歩いて来ていた。
(・・・あれ?)石村は1人の女の子の手を引っ張って近づいて来ていた。
↓
(・・・あれ?) 石村の横には1人の女の子がいて・・・何か言い合ってる!?
あんまりシックリ来ないような〜・・・^^;;;
一応、これでお願いしますw
もうソロソロ遅いし終わりにした方がいいのかな?
ちょうど、ここで区切りいいかも^^
続ききぼんぬ!
今起きたばかりなので7時半くらいまで付き合いますよ!
>>667 (・・・あれ?) 石村の横には1人の女の子がいて・・・何か言い合ってる!?
女の子は少し戸惑いながら石村に何か言ってる。
こうなるから同じことを二回も言ってることになる
じゃ〜もう少しだけ・・・ってか桃子&舞波編 終わらせますw
何か〜色々内容が溜まってきてるんで^^;;
チェック甘くなるんで誤字脱字チェックよろしくお願いします(爆)
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
>>664 屋上から校舎の方に視線を合わせると石村が俺の方に向かって歩いて来ていた。
(・・・あれ?) よく見ると、石村の横には1人の女の子が・・・
女の子は少し戸惑いながら石村に何か言ってる。
こんな感じかな?
これでお願いします!
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>664 の続き
2人が俺の目の前に来る。
「石村に〜・・・桃子も!?」 俺が不思議そうに2人を見ると
「あっ・・・私は舞波に無理やり連れて来られたと言うか〜・・・ ほら!舞波がチョコ渡すの見届けるために♪」
少し焦ったような笑顔で言う桃子。
そんな桃子に石村は
「何言ってるの!? 桃ちゃんがチョコ渡さないと!!」 そう言って桃子を心配そうに見つめる。
「えっ・・・桃子!?」 俺が石村の言葉に桃子を見つめると・・・
「だから! 私のチョコはもう無いし〜それに愛理ちゃんの企画・・・私には関係無いよ・・・」
桃子が石村を見つめて言う。
「企画者の名前は言わないのが約束なのに〜! もう!!」 石村が桃子を少し怒った顔で見る。
(やっぱり愛理か・・・何となくわかってたけど・・・)
微妙な訂正ですが〜まとめサイトの方お願いします☆
>>674 桃子が石村を見つめて言う。
↓
桃子は下を向いて寂しそうに言った。
読み直したら見つめすぎた_| ̄|○
ワクワク
この訂正の多さ…
学校編が投下されてるんだなと実感する
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>674 の続き
俺がそんな事を考えてると、スグに桃子が顔を上げて石村に笑顔を見せる。
「早く彼にチョコ渡して気持ちを伝えなよ! 桃子が待っててあげるから!」 石村に言った後で俺を笑顔で見て
「舞波って〜すっごくお菓子作り上手いんだよ♪ 絶対に美味しいから!! そのまま舞波の事も君〜好きになっちゃ〜・・・」
笑顔で言う桃子の言葉を切るように石村が
「桃ちゃん! それじゃダメだよ! 本当に彼の事を好きなのは桃ちゃんでしょ!! ずっと彼の事を見てたじゃん!」
石村の真剣な声に桃子は『・・・そんなこと』と小さく呟いて・・・また下を向いてしまった。
石村はそんな桃子を抱きしめて言う。
「桃ちゃん! 頑張って! 舞波、絶対に桃ちゃんを守るから・・・舞波の勇気も桃ちゃんにあげるから・・・」 ただ強く抱きしめる。
「でも・・・本当に私・・・チョコなんて用意してないよ・・・」 桃子が小さく言う。
石村は持っていたピンク色のリボンで可愛く包装された箱を桃子に渡す。
「昨日、桃ちゃんが作った・・・桃ちゃんの気持ちがいっぱい詰まってるチョコだよ」 そう言って笑顔を見せる。
「えっ・・・私の作ったチョコは必要無いからって・・・2人で全部食べちゃったじゃん・・・」 桃子が石村の顔を見つめながら言うと
「あれは本当は舞波のチョコ。 一生懸命にチョコを作ってる桃ちゃんの顔を見てて気づいたから・・・本当は彼のために作ってるんだな〜って・・・ でも、舞波の事を考えて桃ちゃんは・・・だから桃ちゃんのチョコと舞波チョコをすり替えておいたんだよ」
そんな石村の優しい声と言葉に桃子は瞳から涙を流して・・・石村に抱きつく。
「舞波・・・」 桃子の頭をなでながら石村が俺の方を見て言う。
「桃ちゃんの気持ちを受け取ってあげて・・・ すごく純粋で優しくて・・・ 誰より君の事を好きな子だから・・・」
石村の笑顔を俺も笑顔で見つめた。
こっちの中の人は仕事が多くて裏山氏・・・
今夜はあっちは開店休業だよ・・・orz
おやすみのほ
やヴぁい・・・ここは泣きが入るパターンだってのを忘れてた・・・
くそっ!不意打ちだぜ!・゚・(ノД`)・゚・
舞波いい奴だな
今までただのネズミだと思ってたけどこれからは応援するよ
舞波GJ
舞波、いい演技してるよな。
桃子を食ってるよ。
体育座りしてる舞波からは想像できない名演だ。
>>680 でも、作者がダメダメで忙しすぎるのも大変かと・・・
本当に何度も誤りまくりで・・・^^;;
>>679 訂正お願いします^^;
そんな石村の優しい声と言葉に桃子は瞳から涙を流して・・・石村に抱きつく。
「舞波・・・」 桃子の頭をなでながら石村が俺の方を見て言う。
↓
石村の優しい声と言葉に瞳から涙を流しながら・・・
「舞波・・・ごめんね・・・」 桃子は小さく呟いた。
桃子の頭をなでながら石村が俺の方を見て言う。
抱きしめてるのに抱きつくって〜(´・ω・`)
(訂正チェックが投稿後に早くなってくてるのは内緒だw)
【優恋】お前が主人公なら、3月14日に誰に告る?【ハーン】
ってスレが立ちそうだなw
絶対雅!だった漏れがちょっとだけ桃子に流れそうなのは内緒だw
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>679 の続き
石村は桃子を優しく抱き離すと、桃子の泣き顔を見て言う。
「泣き顔も桃ちゃんは可愛いね♪ でも、笑顔の桃ちゃんはもっと可愛いからスマイルだよ♪」
そう言って桃子の涙をハンカチで拭くと、そのまま『ニコッ♪』と笑って走って行ってしまった。
何も言わないで石村の後姿を見つめている桃子・・・
少ししてから桃子が小さな声で話し出す。
「舞波・・・君の事が好きだったんだよ・・・桃子が気づいたのは最近・・・ 知らなかったって言っても体育館倉庫の時とか・・・舞波の事考えるとね・・・何か・・・」
そのまま桃子は声を出して泣き出してしまった。
「・・・」 俺も何て言えばいいかわからなかった。
「もう・・・どうしたらいいか・・・わからないよ・・・ 私・・・最低だ・・・」 桃子は両手で顔を隠して・・・そのまま泣き続けている。
>>686 >(訂正チェックが投稿後に早くなってくてるのは内緒だw)
↓
(訂正チェックが投稿後に早くなってきてるのは内緒だw)
これも直したほうがいいですか?
・゚・(ノД`)・゚・ 桃子、すばらしいよ桃子・・・
涙で携帯が見えん・゚・(ノД`)・゚・
>>691 そ〜ゆ〜所こそ『内緒』にしてください^^;
ル ’ー’リ<作者を苛めたらダメだぞ!!
と、桃子を使って逃げておこうw
走っていってしまった舞波がどうなったのか、激しく知りたいのは俺だけではないはず!!
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>689 の続き
俺は桃子を抱きしめて優しく言う。
「前に石村が『桃ちゃんは私が守る』って俺に言ったんだ・・・ それって桃子の笑顔を守るって事だと思うんだ」
俺の言葉に桃子が胸から顔を離すと、泣き顔のまま俺を見つめる。
俺は桃子の涙をそっと手で拭いて話を続ける。
「その時に、俺も桃子の笑顔を守りたいな・・・って思った。 石村は俺に『君は桃ちゃんがピンチの時は笑顔を見せ続けてあげて』って言われてたんだ」
そう言って俺は桃子に笑顔を見せる。
俺の笑顔を見て桃子は泣きながら笑顔になると、また俺の胸に顔を押し付ける・・・
「桃子の優しさとか笑顔で皆が幸せになってると思うんだ。 桃子の笑顔を俺も見ていたいって思うよ」
俺が言うと桃子は再び顔を胸から離して俺を笑顔で見つめて言う。
「桃子も君の笑顔を見ていたい・・・ 桃子を・・・ずっと笑顔で見つめていてください。 大好きです♪」
言い終わると桃子はまた俺の胸に顔を押し付ける。
「まだ・・・泣いてるの?」 俺が桃子に言うと
「恥ずかしくて・・・君の顔を見ていられないよ。 それに・・・こうやってるだけで桃子は幸せだから♪」
昼休みの終わりを知らせるチャイムが鳴り響く。
「次の授業が始まる前に戻らないとね♪」
顔を離して言った桃子の笑顔は、いつもより可愛く俺の瞳に写っていた。
抱き合ってるのとか誰かに見られてないのかな…
けなげな桃子 ・゚・(ノД`)・゚・
フォールダウンしてしまう・゚・(ノД`)・゚・
>石村は俺に『君は桃ちゃんがピンチの時は笑顔を見せ続けてあげて』って言われてたんだ」
↓
俺は石村に『君は桃ちゃんがピンチの時は笑顔を見せ続けてあげて』って言われてたんだ」
じゃない?
>>698 見てる人達はいるんでしょ・・・こんな時間に何人もの人が。
それに、桃子を抱きしめてるのはあなたですから・・・
>>702 その通りですね^^;
まとめサイトの方〜そのままお願いします♪
>>697 ちゃんと続きがありますから〜ご安心を^^
おれ、やっぱ舞波派だわ・・・。゚・(ノД`)・゚。
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>698 の続き
「・・・桃ちゃん・・・良かった・・・本当に良かったね・・・」
遠くから2人の様子を見ていた舞波は目をこすりながら言う。
「何で舞波ちゃんが泣くかな〜・・・よくわかんないよ」
隣にいた茉麻が舞波を見ながら言う。
「桃ちゃん・・・本当に彼の事好きだったから・・・舞波なんかより・・・ずっと・・・」
そう言った舞波を何も言わないで真剣な顔で茉麻は見つめ続ける・・・
「多分・・・舞波なんかより・・・桃ちゃんの方が彼を笑顔にしてあげれると思うから・・・」
『はぁ・・・』と茉麻が大きくため息を付く。
「なるほどね・・・彼を笑顔に・・・かぁ・・・」
そう言った後で泣いてる舞波にハンカチを渡して
「私・・・桃ちゃんや梨沙子ちゃんほど彼の事を思って・・・ないかな・・・ 私も一緒にこの企画から抜けるよ」
そう言って笑顔で舞波を見る。
舞波は茉麻の顔を涙目で見つめながら言う。
「茉麻ちゃんだって・・・彼の事をいっぱい好きなのに・・・」
茉麻は何も言わないで、舞波を笑顔で見つめていた。
今言った言葉が、自分の素直な気持ちとは反対なのに少し悲しくもなったけど・・・
「まぁ〜・・・彼が誰を選ぶか外野から寂しく一緒に見とどけますか〜」
そう言って舞波にウインクをする。
(初恋・・・だったんだけどな・・・)
小さく心の中で呟いてから茉麻は舞波に見られないように手で流れ落ちた1粒の涙を拭った。
やられた・・・!まさかここでまぁさが登場するとは!!!!
。゚・(ノД`)・゚。。゚・(ノД`)・゚。。゚・(ノД`)・゚。
州;− o−リ<さすがに誤字脱字が多すぎて申し訳無さすぎたもん・・・
え〜・・・今日の終わりでいいですか?w
まだ、あるにはあるんですけど〜チェック全然してないし時間掛かっちゃうしw
それに佐紀ちゃんと桃子の告白で〜お腹いっぱいですよね?
上読んだら訂正とかメチャクチャだし^^;;;
読まれる方は『まとめサイト』から読まれるのをお勧めします!!
それにしても、既にまとめサイトにまとめられてるのを見ると本当に頭が下がります!
お疲れ様です☆☆
あぁぁぁもう思いっきり抱きしめてあげたい!
まぁさ・・・まいは・・・。゚・(ノД`)・゚。。
。゚・(ノД`)・゚。 乙です!!!!!
ヒサブリに大泣きしますたっ!
GJでしたっ!!
明日は、雅・ゆりな・千奈美に泣かされるのか・・・・。゚・(ノД`)・゚。
気にせずバンバン投稿してくれ
ってかお願いします
もう今日で最後までやっちゃいなよ
以前、優恋の予告編があったが、映画化しようとするとタイタニック級の超大作になりそうだな・・・。
>>712 いや、ひょっとしたら今回の黒幕の愛理もあるかもw
作者さん達&まとめサイトの中の人は本当凄いとゆいたいです
こりゃマイマイの仕業にしようとしたら花粉症みたいになっちゃうな
>>716 それがまだ残っていたかぁあああっ!!!
きっとマイマイが風邪をひいちゃったんだよw
俺なんかマジレンジャーみながらコピペしてるだけだから凄いのは作者だけだな
本当に色々訂正もあるし、既に50レス以上使ってるし〜・・・
見直してもっといい内容にしたいし・・・今日は終わりですw
ってか、本当に長すぎですよね・・・この小説w
最終回の時は「あとがき」で10レスくらい使ってやろうと計画してるのは内緒だw
あと、不思議なのが〜このスレって誰推しが1番多いのかが謎だ^^;
新曲公開とこの小説が終わるのと・・・どっちが早いか勝負かな〜?w
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
>>712 いや、ひょっとしたら、めーぐるが上京(ry
>>721 新曲のDVDより早く終わってはいけないとゆいたいです。
このスレを読むようになって、さいきんVクリ@を見直したんだが、
以前からは考えられないくらい彼女達がかわいく、生き生きしているように見える。
きっと作者のみんなに魔法をかけられたい違いない。
>>723 いや、ひょっとしたら、放送部の梅(ry
ちっちゃい下級生3人組がいきなり登場して赤ランドセルからチョ(ry
いきなり主人公の従妹のまいみちゃ(ry
茉麻に電話したある女の子ってめーぐるかとおもってたんだが
話が全然終わらない・・・
朝までに『恋する気持ち 溢れる想い』書き終わろうとしたのに・・・
と、小さく愚痴を言いながら朝の保全w
ル ’ー’リ<エンドレス!エンドレスぅぅぅぅ!!
エンドレス保全
久しぶりに…
全米が(ry
>>709 誤字とかが多いのも「味」じゃない?
まとめサイトの方はコレぐらいの訂正は予想して作ったんだろうし
話が全然終わらないっつーことは、まだこれからモメるわけだな!
この章だけで、週末までひっぱるのキボン!!
(;´Д`)ハァハァ
ドキドキ
>>493 (5-4)
音楽の授業が終わった。
他の男子に聞かれて色々言われるのも嫌だったから、
教室に戻る前に須藤に話しておこうと思って須藤の方を見ると
先生の所で何か質問してた。
何もしないで待ち続ける手持ち無沙汰な状況に耐えかねて、
何となくリコーダーを分解して内側を掃除していた。
僕自身は別段綺麗好きという訳でも無いけど、
かなり丁寧に吹き上がった頃に須藤さんが席に戻っていった。
>>740 (5-5)
「須藤・・・さん、今度の誕生会のことなんだけど」
「えっ?うん。来てくれるの?」
不意に話しかけられたからなのか、さん付けしたせいなのか、話題のせいなのか、
ちょっと驚きながらも、嬉しそうに言葉を続けた。
「いや、それが、塾のテストとかが有って、行けそうにないんだ」
「うわぁ、大変なんだねぇ」
「あ、でも、プレゼントとかは渡したいと思うんだけど、
もしも何か欲しいとかあったら言ってもらえれば、
出来る限りのものだったら何かプレゼントしたいんだけど」
「えっと、うーん・・・」
変に焦ってしまった僕と、考え込んでしまった須藤さん。
ちょっと離れた所には、4人くらいの女子のグループがおしゃべりをしている。
「別に、特に無いんだったら、それはそれで良いんだけど、
だったら、嫌な物とかが有ったらそれだけ教えてくれる?」
「嫌いなもの・・・あの、あれ。虫が嫌い」
予想もしていなかった答えに思わず大声で笑ってしまった。
女子がこっちを見た。こういう状況は苦手だ・・・。
「わざわざ言わなくても、虫なんてプレゼントしないよ」
「そうだよねぇ」
なんて言って、笑いあった。
「じゃあ、何でも良いってことで良いんだね」
「うん。楽しみにしてるね」
なんて事を言って、僕は教室に戻った。
虫が嫌いっていう事が分かったところで、殺虫剤とかを渡すのも変だし、
結局プレゼントは考えないといけない。
>>741 (6-1)
教室に戻って給食の時間。
隣の席の(とは言っても机をくっつけているため向かいにいる)女子が話しかけてきた。
「七紙君は、まぁちゃんの誕生会行くの?」
突然に聞いてきた。
「おいおい!何だよそれ、最近お前ら妙に仲が良いと思ったら、そういう事か?」
横から男子が茶々を入れる。
「うっせぇ!」
「ムキになるところが益々怪しい」
「だから、違うっての!誕生会も行かないし」
「とか言ってて、ホントは行くんじゃねーの?」
「女子の誕生会に1人でなんて行けるわけねーよ」
「男子で1人だけ誘われたって事か!熱いねぇオイ!」
言い合っているうちに、声が大きくなっているのに気付く。
>>742 (6-2)
前に居る女子の向こう側に、須藤が見える。
怒ってるような悲しんでるような恥ずかしがってるような表情で、
じっと下を向いているのが目に入った。
横で徳永がこっちを睨んでるのが見える。
いたたまれなくなって、直ぐに目を逸らす。
「ぶっちゃけ、中島が何も言わなかったら、俺らに隠れて行ってたろ」
「だから、行かないって言ってるだろ!もう、この話しやめようぜ」
目の前では中島がオロオロしながら、泣きそうな表情になっている。
隣の奴も中島の様子に気付いたのか、突っかかってくるのをやめた。
「ごめんね」
中島はそう言うと、シクシクと泣き始め、給食のスープに涙が落ちた。
その日の給食は、好きなメニューだったけど全然のどを通らなかった。
須藤さんもおかわりをしてなかった。
まぁちゃん・・・
いい話だ!
スクリーンが精液でかすんで見えないよおおお
バレたか
むこうもこっちもまあさ祭りだ。
むこうをチェックするなというほうが無理w
どうでもいい
↑と、向こうのチェックを終えて、スキーリしたやつが申しております。
こっちで萌えて、あっちで燃えて
あぁ忙しい
まーさ祭りの次は雅祭りあたりいかがでしょう?
保全
保全しときますねぇ
あっちは今夜は大漁だな。一足先に茉麻祭り真っ最中だ。
こっちではまた2時頃になるのかな?
こっちとあっちをいっしょにするなよ
全員が掛け持ち住人だと思うな
だな
氏ねと言いたい
まあ熱くなるな
マターリいこうぜ
俺はここでもあっちでもない所でピリリといくよ
今日は月ハムさん来るといいな…
763 :
名無し募集中。。。:05/02/24 22:35:00 O
作者さんたちマダー?
おやおや、掛け持ち住人は氏ねと言われちゃったよw
読解力のない奴が居るな
エロスレの話題はエロスレでしてくれ
穢れる
汚れるとかどうでもいいんだがウザイ
スレ分かれてるんだからそれくらい考えろ
「あっち」の存在を知ってる時点で説得力ないな。
おいおい、ここはそんなこといい合ってる場所じゃないぞ
そろそろ作者さんたちが降臨するころかもしれないし
正座して作者さん待ちドキドキ
772 :
名無し募集中。。。:05/02/24 23:34:34 O
明日入験なのでドキドキしながら北海道から保全
どうでもいい
保全とゆいたい
あと30分・・・
正座してたが限界が来たのでネノレ
777ゲットしてたのに気づかない俺って・・・orz
今日は深夜の更新は無いのかな・・・
まぁ、作者たんも忙しいだろうし毎晩は来ないか・・・
おやすみ
ふぉっふぉっ
おやすみー
从o゚ー゚从<まだ作者さんがくるのを待ってるのは内緒だとゆいたいです
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
ル*’ー’リ<内緒になってないとゆいたいです
从 ’w’) <・・・
寝る前に覗いてみたら起きてる人いる^^;;;
起きてる人用に1レス分だけカキコw (予告みたいなものかな?)
でも、本当に1レスで寝るのは内緒〜・・・じゃなくてマジですw
では〜おやすみなさいませ☆☆
州*‘ o‘リ<おやすみーや
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>707 の続き
「私の気持ち・・・どうやって伝えればいいのかな?」
夕暮れの放課後・・・友理奈に連れ出されて屋上にいた。
「私の胸にはチョコもある・・・大切な手帳もバッグの中に入ってる・・・」
俺を見つめながら・・・友理奈が言う。
「目の前には君がいて・・・後は素直な気持ちを私が言うだけ・・・」
そう言うと少し寂しい表情を見せて・・・友理奈は何も言わないで黙ってしまった。
沈黙が続き、静まり返る空気の中。
俺は何となく友理奈の気持ちを少し感じ取って・・・優しく話しかけてみた。
「ハピネス帳に書かれた事は増えた?」
俺が友理奈に笑顔で言う。
「あっ・・・うん。 そろそろ手帳のメモの部分は付け足さないとダメなくらいね♪」
友理奈も笑顔で俺を見て言った。
「そっか・・・俺も少しは書いて貢献してるからね! 友理奈のいい所だっけ?・・・8個書いたかな?」
「6個だよ! それに最後の『カワイイ』は『ちょこっと』って付けられたし!!」
友理奈が少し怒った顔で言うから、俺は『あ〜・・・そうそう』とか言って誤魔化した。
うわうわうわうわ、こんな時間に優恋タンキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!!
起きててヨカタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!!
更新ウレシー!!
優恋タンいつも乙です。
でもほんとに1レスだけでつかw
794 :
名無し募集中。。。:05/02/25 05:08:00 O
優恋タンキテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ル ’ー’リ<保全になってないぞ
>>791 優しい恋は友理奈が一番好きかも・・・
何かこれだけで泣きそう(ノ∀`;)
優恋の主人公は結局ちなみがすきなんだよね…orz
千奈美か雅っぽいね
やっぱり幼馴染の可能性が高いよね〜
大逆転があるよ、これは
それかギャルゲーみたいに、それぞれ全員分ストーリーを(
俺も友理奈あまり出番なかったわりに好きだよ
でも千奈美も好きだしなー…
結局選べんw
ほ
昨晩あたりから、自分の気に入らない書き込みはすべて排除しようとしているやつがいるな。
ホントだ!大人気ない厨房だ。
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>791 の続き
そんな俺を見ながら友理奈が話を続ける
「でも、ハピネス帳は途中から君の事ばっかり書いてあるんだよ・・・」
「えっ・・・そうなの?」 俺が驚いて言うと友理奈は『クスッ♪』と笑って・・・また寂しそうな顔をして下を向いてしまった。
「友理奈・・・何か寂しい事でもあるの?」
俺が心配になって友理奈に近づく。
でも、俺が1歩近づくと友理奈は1歩下がる・・・
「友理奈?」 俺は立ち止まって友理奈を見つめる。
下を向いたまま友理奈は言う。
「千奈美ちゃん、雅ちゃん、桃ちゃん、梨沙子ちゃん、佐紀ちゃん・・・それに愛理ちゃん」 友理奈は寂しそうに言った。
「・・・皆がどうしたの?」 俺が不思議そうに友理奈に聞く。
友理奈は少し震えながら話を続ける。
「私は皆みたいに可愛くないし・・・良い所もあんまり無いし・・ この企画に参加する事態が間違ってる気がするの・・・」
「えっ!?」 俺は普通に驚いてしまった。
「絶対に輝いてる私を君に見せる事が出来ないと思うと嫌になるし・・・君に嫌われちゃうんじゃないかって・・・怖いの・・・」
消えそうな声で話す友理奈に俺が優しい声で言う。
「そんな事無いよ! 友理奈だって皆と変わらないくらい〜・・・」 俺の言葉をかき消すように友理奈が言う。
「ダメだよ・・・どうしても私・・・自信が持てないの・・・ 君に告白する勇気も無いんだもん・・・」
そう言った後で・・・
「君の前で弱音とか・・・最悪だよね・・・ もうだめだよ・・・私・・・本当に・・・」
そう言って無理に笑顔を作るけど瞳から涙がこぼれて・・・後ろを向いて泣き出してしまった。
・・・この時間に投稿はやはり無理があった^^;
この続きは夜にでもww
え〜?!!!
続けてよ、作者さん
またまた不意打ち投稿キタ―――――(゚∀゚)―――――!!!
今後の展開を予想するようなレスに不快感を持つのはわからんでもないな
それも読者の意見だしそこから作家さんがヒントを見つけたりすることもあると思うの
ヒントは他スレで・・・正直ここにかかれると書きにくいのこころ
>>804>>805 そうゆーのは今後スルーで
ってか学校編キタ━━━━(・∀・)!!
友理奈いいよいいよー(・∀・)!!
友理奈ガンガレ!!チョーガンガレ!!
ちなみに
>>806 参加すること事態
↓
参加すること自体
かなと…
間違えました…orz
参加する事態
↓
参加する自体、でした
がんば
ワクワク今夜は楽しみだワクワク
だんしじょしタンはまだ帰ってこないのかな
友理奈…ヲタ三人でヲフしてるのに泣いちゃったよ友理奈・゚・(ノД`)・゚・
優恋タンが来るまでの間
ちょっと載せてみたいんすけど・・
いいすかね?
素人だもんで、読むに耐えなかったらスルーしてちょ^^;
タイトルはとりあえず【アメリカ】で・・・
【アメリカ】
「なぁ、お前は誰が好きなんだよっ!」
「俺?俺はーやっぱ夏焼でしょー」
「お前もぉー!?はっはっは、いや実は俺も」
「やっぱりかぁ!!そうだと思ってたんだよな〜」
「何か夏焼って良い匂いするよな〜」
「するする!!すれ違う時、こぉ〜フワフワ〜っと、ドキドキするよな〜。あっ後、菅谷も結構良いと思うぜ」
「えぇ〜、菅谷かぁ〜、まぁ確かに可愛いと思うけどぉ・・・・」
放課後の誰も居ない教室での討論会はこれ以上に無い盛り上がりを見せていた。
いつも宿題をやって来ない俺とその友達の辻と加護は、放課後残って宿題をやらされるのが日課である。
もちろん、いつもは先生が見張っている訳だが、今日は先生達の会議があり、俺達は野放し状態だ。
「んでお前は?」辻が俺に振ってきた。
「俺?俺は・・・べ、別に・・」
「おいおい、俺達二人の好きな人を聞いといて・・・そりゃねぇぜ!!」
加護が素早く俺の後ろに回り込み、ヘッドロックを決めてくる。
「かっ、勝手に言ったんだろっ・・・ぐ、苦しい・・・って」
「さあ吐け!吐かないと、もっと強くするぞっ!」
(ちくしょう・・絶対言ってやるもんか!・・・・・・うっ・・・・・・・・・し、死ぬ・・・・)
「わがっだ・・・言うっで・・・・はっ離しで・・」
そう言って加護の腕をタップすると、加護は「よしよし」という顔で放してくれた。
「さぁ!!俺達に好きな人を言ってみなさい!!」
苦しくて息が上がってる俺に、辻が迫ってくる。
「はぁはぁ・・・わかったよ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・理だよ・・」
「へっ?聞こえねぇって!!」
「・・・・・・・・・鈴木愛理だよ!!!」
「マジでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
辻のアフォな叫び声が廊下にまで響き渡った。
>>824 「へぇ〜鈴木かぁ〜、まぁ確かに可愛いかな、夏焼の次だけど」
「やっぱ夏焼だよなぁ」
「ほら夏焼ってさぁ・・・」
「言わせたのに結局あいつ!・・・・夏焼の話かよ!!!もういいよ!!」
俺はいじけて机に顔を伏せた。
「あっ、ごめんごめん、ついね」
「よし!じゃあ鈴木の話しをしようじゃないか!!」
二人が無理に話そうとしてるがよく分かる。
「別にいいって、無理して話さなくても。」
「えーと鈴木ね、鈴木、何かあったかな〜鈴木愛理・・鈴木愛理・・・」
俺が怒った顔で言ったが、加護は焦ったように聞こえない振りをして「鈴木、鈴木」と唱え続けている。
「鈴木・・・・あれっ?そーいえば鈴木って卒業したらアメリカに行くみたいな噂なかったっけ?」
「えぇぇ!!??」
「あぁーあ、何か『父親の仕事の都合で』みたいな事聞いたような聞かないような・・・・」
「えええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!そ、そんなの・・・」
そんなの嘘だ・・・・・・
卒業まであと一ヶ月しかない・・・・・・・・・
「鈴木の父親って何の仕事してんの?」
「さぁ・・・・」
それは俺も聞いた事が無かった。てゆーかアメリカって・・・・
「プロゴルファーだよ」
突然教室の入り口の方から答えが聞こえてきた。
俺達三人が一斉に振り返ると、先程まで話題になっていた夏焼雅が立っていた・・・・
>>825 「夏焼!!!!何で居んの!?」
「い、いつから居んの!?」
辻、加護が焦って言う、まずい・・鈴木の事も聞かれたかも・・・・・
「えーっと・・・『愛理の父親って何の仕事してるの?』ってとこぐらいからだよ」
よかった、とりあえず聞かれてなかったようだ。
「ふでばこ忘れちゃったんだ・・・・・・・・・・あったあった」
雅は自分の机からふでばこを取り出した。
「あははははっ、そうなの大変だね。」
辻が優しく声を掛ける。辻の奴、にやけ過ぎだ。
「じゃあね・・・」夏焼は俺達を見ずに、素早く教室を出て行ってしまった。
元気が無かった。
加護もアイツの様子がおかしかった事に気づいたのか不思議そうな顔をしている。
「いやぁ、聞かれたかと思って焦ったー!!」
辻は気づいていないのだろう。
「・・・・・・・・・・・・夏焼・・・泣いてなかった??」
少し間をおいて加護が言った。
「まぁさか、いつも元気な夏焼が泣く訳ないじゃーん!なぁ!」
「あ、あぁ・・・」
俺の居た所からでは髪に隠れた横顔しか見えなかったので、何とも言えなかった。
「泣いてたような気がするんだけどなぁ・・・・・」
加護が納得していない様に言った。
確かに夏焼の事も気になっていたが、鈴木愛理がアメリカへ行ってしまうかもしれないという事の方が気になって仕方なかった。
>>826 「なぁ鈴木がアメリカ行くってホントかな??」
何とか宿題を終わらせた俺達は教室を後にし下駄箱で上履きを履き替えていた。
「わかんねぇって、何回同じこと聞いてんのさ」
辻が不機嫌そうに答える。
「だって・・・・」
「まぁ明日本人に聞いてみろ!じゃあな!」
辻と加護は北門から帰るので、南門から帰る俺とは下駄箱で別れる。
「明日は土曜で休みだよ」
二人には聞こえないように呟き歩き出した。
辻は本人に聞けと言ったけど、もし本人に聞いて本当にアメリカに行ってしまうという答えが帰ってきたら・・・・そう考えると恐くて聞けない・・・・聞きたくない。
『どうしよう、いやだ』と二つの単語が頭の中をグルグル回っている・・・泣きそうだ。
ゴツッ! 「痛てっ」
下を向いてたので気がつかなかったが、すでに閉まっていた門に頭をぶつけた。
「・・・・・ううっ」
頭の痛みも手伝って堪えていた涙が溢れてきた。
「こらっ男の子が頭をぶつけたくらいで泣いちゃ駄目だぞ」
門の向こう側から慣れ親しんだ声が聞こえてきた
>>827 「あっ・・・待ってたの?」
「ほら〜大丈夫??ぶつけたトコ見せて」
その子は俺の問いかけを無視して門を開けながら心配そうな顔で近寄って来た。
「大丈夫だよ、もういいから」
「はいっ涙拭いて」と差し出されたハンカチで俺は涙を拭き取った。
「そっちこそ大丈夫かよ・・・さっき・・・元気無かったじゃん」
「・・・・・雅の事心配してくれてるの〜?、よしよし、一人前の男になったねぇ〜♪」
嬉しそうに微笑みながら頭を撫でてきた。
「何だよ、やめろよ〜、はい」
夏焼の手を振り払い、ハンカチを返した。
「ほら、暗くなってきたから早く帰ろっ」
そう言って夏焼は歩き始めた。
「あっちょ待ってよ」
辻や加護はもちろん、クラスのほとんど全員が俺と夏焼の家が隣同士で、
幼稚園に入る前から一緒に遊んでいた幼馴染だという事は知らない。
普段、学校内では殆ど喋る事が無いので、周りには気づかれないだろう。
(辻と加護、他の夏焼に好意を持ってる男子にばれたら五月蝿くてしかたなさそうだし・・・)
女子と一緒に居るのはダサい、みたいな子供の発想が俺を縛りつけ、
「学校では近づくな」なんてひどいことを言った事もある。
そんなひどい事を言っても夏焼は「はいはい」と呆れながらも、優しく接してくれた。
夏焼は一人っ子の俺にとってお姉ちゃんの様な存在だ。
>>828 「なぁ・・・・」
「何?」
夏焼が振り返る
「・・・・いやあのさ・・・・」
「何〜?」
「・・・えー・・だからー・・」
「ほら〜男ならウジウジしないのっ」
「うん・・・・お前さぁ・・・鈴木・・・鈴木愛理と仲良いよな・・・」
「うん仲いいよ」
「あの〜・・・・鈴木って・・・・」
「卒業したらアメリカに行っちゃうのか?って?」
俺が言おうとした事をそのまま夏焼が聞き返してきた。
「なっ・・・何で分かったの?」
「ふふっ、雅には何でもお見通しだよっ♪」
そう言いながら顔を近づけてきた、フワッと香水のような匂いがする・・・辻加護が言ってたいい匂いっつーのはこれか・・・・んっ?
「あっお前まさか!さっきの話聞いてたの!?」
(まさか・・その前の話も・・・・・)
「あはは〜バレちゃったか〜、ホントはね加護君が『鈴木、鈴木、鈴木』って言ってる時ぐらいに教室の前に着いてたの」
「何だよ〜」
(よかった・・・・そっからか・・・・)
>>829 「あのね・・まだちゃんと決まったわけじゃなくてね、もしかしたら行くかもって事らしいよ。」
「やっぱホントなんだぁ・・・」
夏焼の前だから平然を装っているが『ガーン!!!』っと体の中心で鐘を鳴らされた気分だ。
「いやっ、だからまだ分からないの!もう少ししたら分かるらしいから、その時ちゃんと教えてあげるね」
「う、うん・・・」
「でも、なんでそんなに愛理の事気にしてるの?」
「えぇ、いや、ほ、ほら俺はクラスメートとして、そのっ・・・・」
「ふ〜ん」
まずい、話題を変えなきゃ
「・・・・あっそういえば、さっき教室で加護がお前が泣いてたって言ってたんだけど・・・ほら元気無かったみたいだし・・・何かあったの?」
ちょうど俺の家と夏焼の家の前まで到着した時に聞いた。
「えっ・・・・・」
一瞬夏焼が固まった、ように見えた。
何かまずい事聞いちゃったのかな、と思い慌てて付け足す
「あっいや悩みとかあるんなら相談に乗るけど?」
「ううん・・大丈夫・・・ほら大事にしてたふでばこ忘れちゃったから、
あの・・ちょっと不安で・・・・・辛くなっちゃっただけだよっ」
といつもの元気な夏焼スマイルだった
「なぁんだ、そうか、じゃあお腹空いたし入るわ、じゃあね!」
ふぅー危ない危ない、バレるとこだった。
「うん・・・・じゃあね♪」
俺は慌てて家に入って行く。
「・・・辛くなっちゃっただけだよ・・・・・・・・・・・・・・」
夏焼はじわじわと滲んでいく俺の背中を見つめながら呟いた。
みやびちゃん・・・・・・
>>830 とりあえずここまでで
新人なんで駄目なトコとか指摘してくれると凄い助かります^^;
おつおつ
>>832 今度から名前欄に作品名入れてくれれば(・∀・)イイ!!
835 :
名無し募集中。。。:05/02/25 20:52:25 O
乙です
とても良いですよ。
心の中の声(?)がちょっとわかりにくいかな
って思った。
レスありがとうございます
やっぱ難しいすね〜
作者さん達の凄さを改めて痛感
おおおぉおぉ!!!帰ってきたら新作が投下されてる!
アメリカタン(・∀・)イイ!!
続きを正座して待ってます、がんがって!
すいません。
1本できたんですが、投下してもよろしいでしょうか?
ちょっと長くて申し訳ないんですが…。
ありがとうございます。
これで3本目になります。
『小遣いUP大作戦』
「……足りない、どう考えても足りない」
俺は財布の中をじーっと見た。500円玉が1つ、100円玉が4つ、後は小銭が少々……
(……目標は)
俺は目の前のプラモを手に取った。2000円との値札が付いている。
(ぐ………)
俺はプラモと財布を交互に見た。が、それでどうにかなるものではない。
(……来月まで、残っているかどうか……)
ちらりとレジの方を見る。後ろに在庫がありそうな気が……しない。
「ああ、それはあと1個しかないよ」
プラモを手にしたまま固まっている俺に、店主の容赦ない一言が飛んできた。
(……駄目だこりゃ)
次の小遣い日まで、まだ10日以上ある。俺はため息をついて、店を出た。
>>841 (……足りない、どう考えても足りない)
俺は歩きながら、未練がましく財布の中身を漁っていた。
(どっかに隠れてないかな……)
レシートやポイントカードが雑多に入っている中を、ちょいちょいっとかき分ける。……と、1枚の硬貨が転がり落ちた。
「あっ……」
慌てて拾おうとする。だが、うまく落ちてしまったのか、硬貨はころころと前に転がっていく。
「待て、待てっ!」
しばらく転がった硬貨は、誰かの靴にぶつかって止まった。
(あっ……)
拾う間もなく、その靴がバシッと硬貨を踏んづける。
「も〜らったっ!」
「へっ?」
顔を上げる。そこにいたのは、同じクラスの嗣永桃子だった。
「これは、神さまが不憫な桃に与えてくれた貴重なお金……ありがたく頂きます」
俺に気付いてないのか、嗣永は目を閉じて神に祈るポーズを取る。あ、結構可愛いな……じゃなくて。
「おい、嗣永」
俺はまだ目を閉じている嗣永に言った。
「……ああ、一体いくらなのかしら。500円かな、500円だといいな、500円に違いないわぁ…」
嗣永は1人の世界に入っていた。
「おーい、嗣永〜」
俺は嗣永の顔の前で、手をひらひらと動かした。それでも反応はない。俺はちょっと考えてから、もう一度呼びかけた。
843 :
小遣いUP大作戦:05/02/25 23:11:13 0
>>842 「………おーい、ピーチッチ」
「その呼び方やめてよ!……って、あれ?」
嗣永は一瞬でこちらの世界に帰ってきた。俺の顔を見て「?」という表情を浮かべる。
「○○?どうしてこんなところに……は、分かったわ!桃の貴重なお金を取ろうというのね!だめよ、先に拾ったのは桃の方なんだから!」
嗣永は勝手に怒り出した。
「ちょっと待て。それはあれだ、しゅうとく物おうりょう罪って奴だぞ」
俺はこの前マンガに出てきた言葉を使ってみた。が、嗣永には通用しなかったようだ。
「何それ?」
「……拾ったものを勝手に取ることは罪になるんだ。逮捕されるぞ」
実際に逮捕されるのかは分からないが、そういうことにしておいた。
「平気よ〜誰のものか分からないんだから」
「それは違うぞ。誰のものか分からなくても、罪は成立する。それに、誰のものかも分かってる。それは、俺のだ」
「はぁ?何よそれ〜証拠あるの?」
「あのなぁ…人が財布持って下向いてコイン追ってたら、普通その人が落としたと思うだろう?」
俺は靴の下の硬貨を指さした。
「桃はそんなの見てないも〜ん」
その口調は微妙に違う気がしたが、突っ込むのは止めておいた。
「とにかく、それは俺のだ。その靴をどけてくれ」
「…………」
嗣永はふくれっ面のままだ。俺は何も悪いことをしてないというのに……
「……わかった。落とし物を拾った人は、その1割をもらう権利がある。それでどうだ?」
「………しょうがないわね〜」
嗣永はようやく足を上げた。俺はかがんで、硬貨を拾い上げた。
「………」
「………10円だな。1円、いるか?」
「……いるわよ」
嗣永はかなり悔しそうな表情で頷いた。
844 :
小遣いUP大作戦:05/02/25 23:11:58 0
>>843 「……足りない、どう考えても足りないのよねぇ」
横にいる嗣永が、俺と同じ言葉をつぶやいた。俺たちは、何となく一緒に歩いていた。
「足りないって、金の話か?」
「そうよ〜これじゃどうにもならないわ」
嗣永は相変わらず「ぷんすか」のままだ。どうやら、原因は俺より前にあったらしい。
「…奇遇だな。俺もだ」
「○○も?」
「ああ。だから、ちょっとでも隠れてないかと思って、財布漁ってたんだよ。そうしたらぽろっと転がっちゃって、1円失う羽目になったわけだ」
俺は横目で嗣永を見た。
「何よぉ、返さないわよ」
「いいよ、別に1円くらい…とは言えないけどな」
「…それは分かるわ」
俺と嗣永は顔を見合わせて「はぁ」とため息をついた。
「あぁもう、何であんなに高いのよ!てゆ〜か、何で桃はお金がないの〜!?」
嗣永は理不尽な怒りを俺にぶつけてきた。が、必要以上に高くてキンキンした声なので、迫力はなかった。
むしろ、ちょっと可愛いくらいだった。
「まあ落ち着け。金がないのはこっちも一緒だ。で、何があんなに高いんだ?」
「あれよ〜」
嗣永は一軒の店を指さした。
845 :
小遣いUP大作戦:05/02/25 23:12:34 0
>>844 そこは、ビーズアクセサリーのお店だった。店の前のショーウィンドウの中には、色とりどりのきらびやかなアクセサリーが並んでいる。
指輪にネックレス、イヤリングにピアス………嗣永が指さしているのは、1つのブレスレットだった。
透き通った水色と白のビーズで環を作り、真ん中に小さな銀の花があしらわれている。確かに、きれいではあった。
「いくらだ?」
横に付いている値札を見る。
「ぐ………」
俺は絶句した。値段、2000円。俺の、あのプラモと同じだ。
「……嗣永の所持金は?」
「…700円ちょっと」
「…3倍近いな」
「…そうなるわね」
「………」
「………」
無言。現実の壁は、あまりに高く、厚いものだった。
「……まあ、あきらめが肝心だな」
「何よそれ〜自分が興味ないからって〜」
嗣永はまた怒り出した。
「う………ま、まあな」
「大体、○○は何が欲しいのよ〜」
「お、俺は……あれだよ」
俺は、向かいの模型店を指さした。
846 :
小遣いUP大作戦:05/02/25 23:13:18 0
>>845 「ほら、これだ」
俺はさっきのプラモを手に取ると、嗣永に見せてやった。
「……全然分かんない。これで2000円もするの〜?」
嗣永は疑わしそうにパッケージをにらんでいる。
「これは彩色済だし、飛行形態に変型できるし、おまけに全身可動だ。正にハイグレードなモデルなんだよ!」
俺は力説した。だが嗣永は「ふ〜ん」と言っただけで、明らかに興味なさそうだった。
「…まあ、価値観の相違って奴があるからな。別にいいんだけど」
俺はまたマンガに出てきた言葉を使ってみた。
「カニ缶のソ〜イ?何それ?……あ〜カニ缶なんて長らく食べてないな〜」
嗣永の反応はマンガ通りだった。
「…欲しいものはみんな違うってことだ」
「そう、それよ〜桃はカニ缶が食べたいのに、おか〜さんたらサバ缶の方がいいなんて言うし〜」
嗣永は別の不満を言い出した。カニの話じゃないんだけどな。
「ま、まあ、そんなところだ」
「カニとサバなら、やっぱりカニよね〜。○○もそう思わない?」
「え?…まあ、そうだな。サバもうまいとは思うが…って待て。カニの話はいいんだ」
「じゃ何の話?」
嗣永はきょとんとした顔で俺を見ている。果たしてさっきの話は通じたのだろうか?
「……俺はこのプラモが欲しいんだけど、買えないってこと」
俺はため息をついた。
>>846 「だからぁ、結局足りないのよ。桃と○○を合わせても、まだ足りないんだから」
俺たちは歩きながら、まだ金の話をしていた。
「ちょっと待て。合わせてどうするんだ?」
「もちろんあのブレスレットを買うのよ〜でも足りないし〜」
「何で俺の金を、嗣永のために使うんだよ」
「当然でしょ〜。こ〜んなぷりち〜な女の子がお願いしてるんだから。ね、お願い!」
嗣永は両手を合わせて、上目遣いで俺を見つめてきた。うっ、確かに可愛いとは思う。だがここで屈してはいけないのだ。
「不許可だ、不許可。大体、それでも足りないんじゃ意味ないだろ」
俺は、顔の火照りをごまかすために首を振った。
「そうなのよね〜。○○のを足せばあと400円なんだけどぉ」
「だから足すなって」
「後は誰かに借りれば〜……あ、舞美だ。舞美ちゃ〜ん!」
突然、嗣永が走り出す。よく見ると、前から同じクラスの矢島舞美が歩いてきていた。
「あ、桃ちゃん。それに、○○くん?珍しい組合せだね」
矢島はちょっと不思議そうに俺たちを見た。
「いや、ちょっとそこで会ってね。何がどうってわけでもないんだが…」
俺の言葉は最後まで続けられなかった。嗣永がぱっと手を挙げて、俺と矢島の間に立ったのだ。
「ねえ舞美ちゃん、桃たちって、親友よね?」
嗣永は満面の笑顔で話しかけた。
「ええ桃ちゃん、私達って、親友よ」
嗣永に負けないくらいの笑顔で矢島が応える。嗣永は「可愛い」笑顔だが、矢島は「美しい」笑顔。が、両者から何か恐ろしい気配が漂っているのは、俺の気のせいだろうか?
「親友って、親友が困っているときに、助けてくれるのが、親友よね?」
笑顔のまま、嗣永が続ける。
「親友って、親友が困っているときに、助けてあげるのが、親友よ」
笑顔のまま、矢島も続ける。
「じゃ、お金貸して」
「………」
嗣永のストレートすぎる提案に、矢島が笑顔のままで凍りつく。やっぱり何か怖いぞ、この空気。
>>847 「……ねえ桃ちゃん?」
「なあに舞美ちゃん?」
「……残高が、いくらになってるか知ってる?」
「ううん、分かんない」
残高?何の話だ?まさか………。
「36000円なんだけど」
矢島は笑顔のまま、さらりと言った。その額に、俺は思わず噴き出した。
「平気へいき。ちゃんと返すから。それでね、…」
話を続けようとする嗣永に、俺は「ちょっと待った!」とその肩をつかんで引き寄せた。
「何よ〜人が交渉中なのに」
「いや待て。36000円って何だ?」
お年玉でもそんなにもらったことないぞ。
「ちょっと舞美から借りてるだけよ〜。ちゃんと返してるんだから」
「返してるって、いくらだよ」
「月300円」
「300円って…120回払いかよ!10年かけて返す気か!?」
「うん」
嗣永は全く悪びれることなく頷いた。こりゃ駄目だ。
「あ〜矢島?嗣永には、俺からよく言っておくから。そういうことで」
俺は嗣永の口をふさぐと、矢島に話しかけた。
「あ、うん。じゃあね、桃ちゃん、○○くん」
矢島は俺たちに手を振って去っていった。
>>848 「も〜何すんのよぉ!舞美行っちゃったじゃない!」
矢島が見えなくなってから口を離すと、嗣永は当然のように怒り出した。
「いや、そうじゃなくて。これ以上借金増やしてどうするんだよ」
「平気よ〜舞美はお金持ちなんだから」
矢島がお嬢様らしいってことは、俺も知っていた。が、そういう問題じゃないだろう。
「借りすぎってことが問題なんだよ」
「……まぁ、ちょっと多いかな〜って気はするけど」
嗣永は目をそらした。一応、罪の意識はあるのか。
「…だったら、みんなから100円ずつ借りればいいのよ!それくらいの当てはあるんだから」
嗣永は指折って友達の数を数え始めた。
「……後は、めぐに、まいちゃんに、愛理ちゃん……ほ〜ら、14人はいるわ!」
嗣永は何故か誇らしげだ。
「…友達が多いのはいいけど、やっぱり違うと思うぞ」
「じゃどうするのよぉ〜………大体おかしいと思わない?
そりゃあ桃は、舞美から借りてるけど、その前からだって、桃はやっぱりお金がなくて、舞美はやっぱりお金があったのよぉ?こんな話あるぅ?」
嗣永の言うことは何となく分かる。
「天は二物を与える」というか、矢島は成績いいし、運動できるし、おまけに美人でしかも金持ちと来ている。確かに、世の中不公平だ。
「……矢島と比べてもしょうがないだろう。よし、もっと正攻法で考えようじゃないか。何か、稼ぐ手段はないのか?バイトとか」
これ以上考えると暗くなりそうだったので、俺は話を変えることにした。
「バイトって、小学生でできるのあるの〜?」
「それなんだよな」
俺は腕を組んで考え込んだ。俺たちの年齢でできるバイトなんて、基本的にない。
お使いとか、肩たたきとか、そういうお手伝いでちょっともらえることはあるけど、1000円以上なんてまず無理だ。
>>849 「……じゃあ、手っ取り早く、売るものとかないのか?ゲームとか」
プレステのソフトなら、新しければそれなりの額になるはずだ。
「マンガならあるけど……そんなに数がないし〜」
「うーん」
マンガはかなりレアものか、揃ってないと、まとまった金にはならない。俺はまた考え込んでしまった。
「も〜、当てになんないなぁ〜。あ〜あ、どこかに落ちてるとかないかなぁ〜この前、川から1万円札が流れてきたっていうのがあったじゃない。あ〜いうの」
「あれは盗んだ金だったって話だぞ。それに、ちゃんと届けなきゃ駄目だろ。1割もらえるのも半年後だし」
「いちいちうるさいわね〜夢がないんだから」
嗣永はあきれ顔だ。そんな夢も間違ってると思うんだが……。
「まともに考えよう。1ヶ月の小遣いは?」
「1000円」
「俺と一緒だな……つーと、後2ヶ月後だ」
「そんなに待ってられない〜。それに舞美に返してるから、700円しか入らないわよ〜」
嗣永は口をとがらせた。一応、借金のことは覚えてるんだな。
「…小遣いアップの可能性は?」
「そんなのないわよ〜……あ、でも待って、それいいかも」
嗣永は俺の耳元に顔を近づけると、ごにょごにょと話した。
「!……そんなことで、上がるのか?」
「やってみなくちゃ分からない〜、さ、行くわよぉ!」
嗣永は俺の手を引いて走り出した。
>>850 5分後。俺たちは、嗣永の家の前にいた。
「おい、本当にやるつもりか?」
「当たり前でしょ〜。だいじょ〜ぶだって」
嗣永は自信満々で俺の肩をぐいぐいと押してくる。
「…そんなことで、小遣いは上がらないと思うぞ」
「やってみなくちゃ分からないって言ったでしょ〜、い〜からい〜から」
俺が渋っていると、嗣永はドアを開けて俺をぐいっと中に押し入れた。
「わっ……」
「おか〜さ〜ん、ただいま〜」
家に入ると、嗣永は大声で呼びかけた。
「あら桃ちゃん、お帰りなさい」
家の奥から、嗣永のお母さんらしき人が出てきた。
「おか〜さん、紹介します。桃の彼の、○○くん」
嗣永はストレートに言い放った。俺はかなりドキッとしたが、何とかそれを顔に出さないように必死になっていた。
「あら、桃ちゃんも彼氏を連れてくるようになったのね〜。お母さん感激だわ〜」
嗣永のお母さんは全く動じることなく、ニコニコしながら俺を見ている。やっぱり親子だからか、しゃべり方も雰囲気も嗣永に似ていた。
「え、えーと、その、この度、も、桃子ちゃんと、お付き合い、させて、いただくことに、なりました、○○と、もうします。よ、よろしく、おねがいします」
俺は必要以上につっかえながら、ぎくしゃくと頭を下げた。
「あらあらご丁寧に、どうもありがとう。桃子の母です、どうぞよろしく」
お母さんはゆっくりと会釈した。確かに嗣永に似ているけど、大人の余裕というか、優雅な感じがする。嗣永も大きくなったら、こういう風になるんだろうか。
「さて紹介も済んだところで、おか〜さん、お願いがあるんだけど」
嗣永はまたストレートに切り出した。
>>851 「何かしら桃ちゃん」
お母さんは笑顔のまま応えた。
「あのね、これから桃は、彼といっしょに、いろんな所に行きたいと思うの。遊園地とか、水族館とか、映画とか」
お母さんはうんうんと頷いている。
「それでね、そ〜いうことって、お金がかかるでしょ。だからね、お小遣いを上げて欲しいの」
嗣永はまたまたストレートに言い放った。ひょっとして、他に何も考えてないのだろうか。
「う〜ん」
お母さんは口元に指を当てて考えるポーズを取る。嗣永はさらに続けた。
「だってぇ〜、彼も1ヶ月1000円しかもらってないって言うんだよ。2人合わせて2000円じゃ、すぐなくなっちゃうよ」
嗣永は俺の小遣いまで公表してのけた。
「桃ちゃん借金もあるもんね〜」
お母さんは考えながらぼそっとつぶやいた。嗣永はそれを聞いて「うっ」となったが、何とか続けた。
「だからぁ、それも返しつつ、2人で遊べるお金が欲しいの〜。ね、お願い!」
嗣永はさっき俺に使った「お願いポーズ」を取った。が、お母さんには通じるのだろうか?
「…それで、桃ちゃんはいくら欲しいのかしら?」
お母さんは笑顔のまま聞いてきた。
「1300円!」
嗣永が間髪入れずに答える。でもそれじゃ、小遣いアップの金額なのか、今欲しい金額なのか分からないぞ。
「…それで、桃ちゃんは何が欲しいのかしら?」
「ビーズのブレスレット!」
嗣永はノリがいいというか、即答してしまった。…………駄目だこりゃ。
キター
>>852 「あ〜もうちょっとだったのに〜」
嗣永はぶつくさ言っている。作戦がバレた俺たちは、早々に嗣永家を退散していた。
「○○〜もうちょっとフォロー入れてよね〜」
嗣永の矛先は俺の方を向いた。
「あの状況下でどんなフォロー入れるんだよ?それに、始めからバレてたと思うぞ、俺は」
お母さんのあの余裕たっぷりの態度からすると、どこで自滅させるか狙ってたのかな、とも思う。
「う〜」
嗣永はまだご不満の様子だったが、これ以上は言えないようだった。
「まあ、墓穴掘ったのは嗣永だからな」
「そ〜いうこと言う?○○こそ、あ〜んな不自然な動きしてたくせに」
嗣永はさっきの俺のぎくしゃくした動きをして見せた。
「うっ……だって、いきなりあんな紹介されたら、誰だって緊張すると思うぞ」
「え、なに、桃の彼って言われて、ドキドキしてたわけ〜?そ〜よね〜、こ〜んなぷりち〜な女の子に言われちゃね〜。ほ〜ら、桃子ちゃんって呼んでいいのよぉ〜」
嗣永は腰と頭に手を当てて「ぷりち〜」なポーズを取ってきた。
「自分で言うかね。それに「桃子」なんて呼んだら、その度に金取られそうだ」
「安くしとくわよ〜今なら1回100円!」
「はいはい」
それが安いのかどうかわからないが、俺は適当に頷いた。
「も〜つまんないわね〜…………そりゃあ桃はけちんぼだし、お金ないし、ぷりち〜じゃないかもしれないけど……」
嗣永はいじけ始めた。
「……そりゃあ桃は舞美みたいにきれいじゃないし、髪さらさらじゃないし、背も低いし、走るの速くないし……」
指に髪を巻き付けながら、嗣永が続ける。
「お、おい、嗣永……」
「……分かってるのよ、本当はね…………」
嗣永の声が小さくなっていく。何か、嗣永らしくない。
「でもしょうがないじゃない!桃はこんな顔だし、こんな声だし、こんな性格なの!お金もなくて、お小遣いも上がらなくて、欲しいものも買えないの!それだけ!」
そこまで言って、ぷいっと横を向いてしまう。目の端にうっすらと、涙が浮かんでいた。
>>854 「……まあ落ち着けって。そう悲観することもないと思うぞ」
「悲観」という言葉が分からなかったのか、嗣永は横目で俺を疑わしそうに見た。
「嗣永には嗣永の、いいところがあるってこと」
俺は言い直した。
「例えば〜?」
「えーと、そうだな……マンガの早読みとか」
自己紹介に書いてるくらいだから、さぞかし自信があるんだろう。
「……確かに得意だけどぉ……」
嗣永は横を向いたまま、ぼそっとつぶやいた。
「他には……どこでも寝られるとか」
体育の時間でも寝られるのは、大したもんだと思う。
「……あんまりよくない〜」
嗣永の口元がまた「への字」になる。うーん、後はどんなのがあったっけ?
「……嗣永は小さいけどさ、できないことでも最後までやり通してるよな。それってすごいと思うぞ、俺は」
運動会の創作ダンスで、鬼先生にしごかれながら、ぶっ倒れても練習していた姿を思い出す。
「……ホントに?」
「ああ。それにほら、「最初から出来るより楽しいことでしょ」って言うだろ」
嗣永はまだいじけ顔だったが、こっちを向いてくれた。
「……そういうところも含めて、可愛いと思うよ、嗣永は」
かなり恥ずかしかったが、俺は嗣永の目を見てはっきりと言った。
「…………」
嗣永の顔がわずかに朱を帯びる。ちょっと「への字」口で、俺を見上げる嗣永は、やっぱり可愛かった。
>>855 「……桃ってぷりち〜?」
「ぷりち〜だと思うよ」
俺は頷いた。
「……じゃあ、桃子って呼んでくれる?」
「いいよ。……桃子」
俺は顔を赤くしながらも、そう呼んでみた。
「はいっ!じゃあ100円ね!」
嗣永はぱっと笑顔になって、手を差し出してきた。
「へっ?」
「だから、100円。1回100円って言ったでしょ?」
嗣永は笑顔のままだ。……ひょっとして、はめられたか?
「何だよ、現金な奴だな……」
俺は半分脱力しながら、財布から100円出してその手に置いた。
「そうよ〜、桃はいつもニコニコ現金払いよ〜」
その言葉遣いは間違ってる気がしたが、突っ込むのは止めておいた。
「これであと1200円〜。できないことでも、最後までやり通すのが桃なのよ〜」
嗣永は嬉しそうに、100円を自分の財布に入れた。
「毎度あり〜、それじゃ〜ね〜」
嗣永が走り出す。
「お、おい!つ……桃子!」
俺が呼びかけると、嗣永…じゃなくて桃子はぴたっと止まって、くるっとこっちに振り返った。
「……まあ、頑張れよ」
「……もう100円は、明日払ってね〜」
桃子は満面の笑顔でそう言って、走り去っていった。
>>856 「こちら、税込みで2000円になります」
次の日。俺は、なけなしの金を払っていた。
「ラッピングはいたしますか?」
「あ、お願いします」
小さな箱が、綺麗な包装紙に包まれていく。ピンクのリボンをかけてもらい、俺はそれを受け取った。
「毎度ありがとうございました」
店員の声を背に受けながら、店を出る。………と、向かいの模型店から、桃子が出てくるのが見えた。
「あっ……」「えっ?」
お互いに目が合う。俺たちは何も言えずに、その場で固まってしまった。
「……え、えーと、その、偶然だな………」
俺はぎくしゃくと桃子のところへ歩いて行くと、何とか声を出した。
「ぐ、偶然ね………」
桃子は手に持っていた袋を後ろ手に隠すと、もごもごと口を動かした。
「……あー、えーと、その、何だ、ちょっとした用があるんだが……桃子に」
「……何よぉ、昨日の100円払ってくれるの?あ、今ので200円よ?」
「…今は無理だ。………これ、買っちゃったからな」
俺はさっき受け取った箱を、桃子に見せた。
「これ………」
桃子が言いかける。俺は無言で頷いて、箱を桃子に渡した。
「じゃ、じゃあ……これ」
桃子が後ろ手に持っていた袋を俺の方に差し出す。俺はまたぎくしゃくした動きで、それを受け取った。
「……開けていいか?」「……開けていい?」
2人同時に声を出す。どちらともなく、俺たちは互いに頷いた。
>>857 「あっ………」「あっ………」
包装を解くと、また2人の声が重なる。袋の中には、あのプラモが入っていた。そして、箱の中からは、あのブレスレットが。
「ど、どうして……?」「……何でだ?」
またまた2人の声が重なった。しばらく無言の後、桃子が「…どうぞ」と手を出した。
「あー、えーと、俺は、ゲームを売ったんだ。で、気付いたら……それを買ってたってわけ」
俺は「…どうぞ」と桃子の方に手を出した。
「……桃は、おか〜さんに頼んで、前借りしたの。で、気付いたら……それを買ってたの」
「……よくできたな」
「苦労したのよ〜。…でも、最後までやり通すのが桃だからね」
そこで言葉が止まる。
「………」「………」
「……ありがとう」「……ありがとな」
3度目の重なりに、俺たちは顔を見合わせて笑いあった。
「……でも何だ、これだったら、互いに欲しいもの買っても同じだったな」
俺は笑いながら、照れ隠しにそんなことを言った。
「……違うよ」
「えっ?」
それは、一瞬だった。桃子の唇が、俺の唇にわずかに触れる。
「はいっ!これがおまけ!本当なら、100万円なんだからね!」
桃子がいつもの笑顔で言ってくる。でもその顔は、りんごのように真っ赤になっていた。おそらく、俺も。
「……じゃあ、これはどうだ?」
俺はぱっと桃子の手を握ると、全速で走り出した。桃子は「わっ…」と少しよろめいたが、すぐについてきた。
「も〜、ご〜いんなんだから〜。そ〜ね〜、手をつなぐのは、300mで90円ね〜」
「タクシーかよ!?」
突っ込みながら、2人でどんどん走っていく。当分は、借金生活が続きそうな気がした。
おしまい
桃子・・・(;´Д`)ハァハァ
桃子かわいいよ桃子
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
曲名をモチーフに、ラブコメ調にまとめつつ、最後はきれいに落とす所、実に美味いっっ!!!
久しぶりに小悪魔桃子キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!って感じだ
いやーよかった
菅谷・夏焼、須藤・梅田ときて桃子か
あぁ!そうなんだ!
感想ありがとうございます。
途中、sageがついてなくて、すいませんでした。
今回はヒロインがたっぷりしゃべってくれたので助かりました。
次回は誰にするか……舞波、キャプテン、友理奈辺りで思い付いているんですが、
そろそろ7キッズでも書きたいかな…と思っています。
新しいのが2つも来てるー!!
しかも、どっちも面白いし〜作者さん乙です!!
続き&次回作を期待してますね☆
今日はあんま時間無いんで・・・自分も少し出んで読んでやってくださいw
(最近は結構忙しいのは内緒だw)
すでに突っ込み所満載な訳だが
>>866 よろしく〜
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>806 の続き
後ろを向いて泣き続ける友理奈・・・
友理奈は本当に強くて悩みとかも笑顔でふっ飛ばしちゃう女の子で・・・
俺の事をスグ叩いたりジョーダンを言うと大声で笑ったり・・・たまには冷たい視線とか・・・
でも本当はこんなにも自分に自信が無くて普通に悩んでる女の子だった。
(でも・・・だからって・・・)
俺はそっと友理奈に近づく。 2月の冷たい風を切るように・・・
近づくにつれ、何かに潰されるように心が重くなった感じがした。
でも、泣きながら肩をふるわせている友理奈だけを見つめて・・
(友理奈が・・・本当の友理奈が目の前にいるんだ)
そう思い、ただ素直に友理奈を受け止めてたいと思って1歩ずつ近づいていった。
さっそく訂正お願いします^^; (まだありそうな予感(´・ω・`))
友理奈は本当に強くて悩みとかも笑顔でふっ飛ばしちゃう女の子で・・・
↓
友理奈は強くて悩みとかも笑顔でふっ飛ばしちゃう女の子で・・・
まとめサイトの方お願いします^^;
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>869 の続き
俺は友理奈の真後ろまで行って、友理奈の背中に自分の背中を合わせた。
そして片方の手で友理奈の手を握って・・・ゆっくりと言う。
「『笑顔の友理奈』『放送室での真剣な友理奈』『本当は弱い友理奈』『泣き顔の友理奈』『冷たい視線を俺に送る友理奈』」
友理奈は何も言わないで聞いてる。
「『ふざけて俺を叩く友理奈』『縄跳びを必死に飛ぶ友理奈』『少し寂しい表情の友理奈』『恥ずかしがる友理奈』」
俺は手を離すと、振り向いて友理奈の後姿に優しく言う。
「『ちょこっとじゃなくて・・・本当にカワイイ友理奈』」
沈みかけのオレンジ色の夕日が友理奈の髪を淡く染める。
「友理奈のいい所・・・俺の好きな友理奈を10個言ってみた・・・もっと言えるよ! 素敵な所が友理奈にはたくさんあるのに自信が無い?」
後ろを向いたままで友理奈が小さい声で言う。
「私なら・・・君の好きな所・・・20個は言えるもん・・・」
言い終わると前を向き、俺の顔を見つめていた。
両手で青い包装された綺麗な箱を胸に抱きしめながら・・・
・゚・(ノД`)・゚・すでに枕がずぶぬれだ
ゆりな〜・゚・(ノД`)・゚・
1スレに1訂正って感が・・・(´・ω・`)
見直してるのに何で気づかないんだろうorz
両手で青い包装された綺麗な箱を胸に抱きしめながら・・・
↓
水色の紙で包装された小さな箱を胸に抱きしめながら・・・
本当にごめんなさい^^;;;
別に訂正ってほどでもないじゃん
気にしないで!がんばれ
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>871 の続き
「もっと・・・もっと色々な私を見せるから! 君の事を今以上に好きになって・・・強くなるから・・・君には負けたくないもん!」
友理奈は顔を赤く染めながら真剣に話し続ける。
「誰にも負けたくなし・・・君を好きな気持ちだって絶対に負けない・・・だから・・・だからね・・・」
そう言って胸で抱きしめてたチョコを俺の前に出す。
「友理奈の気持ちを・・・受け止めてください。 君の事が大好きで・・・好きの言葉しか言えない・・・」
俺は笑顔で友理奈のチョコを受け取めた。
友理奈の言葉は俺の中でいっぱいになっていた。
友理奈も笑顔で俺を見てたけど・・・途中で涙がこぼれる。
「あれ? 幸せな気持ちなのに・・・私って変だね」 そう言って涙を流しながら笑顔で俺を見つめる友理奈。
そんな友理奈を見ていて、気持ちがいっぱいになったと言うか・・・なぜか俺も少し涙目になってしまった。
「君も涙目とか〜2人とも変だね♪」
友理奈が俺の目を見つめながら近づくいてくる。
「う〜ん・・・わからないけど・・・何か気持ちがいっぱいになったと言うか・・・ってか、何で涙が出てくるのかな・・・」
俺は自分の目から涙が出てるのが不思議で・・・でも、涙を流しながら友理奈の目を見続ける。
友理奈も俺の目を見続けて・・・
友理奈が少し顔を近づける。
そのままお互いの距離が引き寄せられるみたいに近づいていって・・・
夕日が眩しかったから・・・
お互いに泣き顔を近くで見られたくなかったから・・・
それとも・・・
俺と友理奈は瞳を閉じてキスをしていた。
目を真っ赤にして、鼻すすりながら見てたら、母親が花粉症の薬と水を持ってきてくれたわけだが・・・
素敵なママンにちょっと遅めのバレンタインチョコを
川*^∇^)||<今日はここまで♪
はぁ〜・・・明日はもう少し多めに投稿したい^^;;;
明日早いんで寝ますw
それでは〜おやすみなさい☆☆
乙です
明日も楽しみにしてます〜♪
乙蟻お安!!!
おつやすみ〜
おやしゅみ〜
友理奈改めて好きになったよ
おやすみー
キャワ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
俺はハピネスPV時みたいのを想像してた
梨沙子が睨む場面あったけどやっぱ左下みたいなアフォ面で睨むのかな(;´Д`)ハァハァ
就寝前保全
>>876 >「誰にも負けたくなし・・・
ここは
「誰にも負けたくないし・・・
にしておきますねフフ
中の人もおつですw
作者さんたち乙です
素晴らしい作品ばかり・・・
小遣いUP大作戦読んでたら某幼馴染スレを思い出したです
ほ
保全
わくわく
どきどき
保全しときますねぇ
乙
うさぎぬいぐるみのさきちゃん帰ってこないのかな…
>>830 翌週の月曜日、一時間目は体育だった。
「今日の体育はマラソンやから」
「えぇーーーー」
担任の中澤先生の発言に生徒一同が消沈する。
「えぇーやない!ほなそこに一列に並びやー」
だるい・・・・ひどく寝不足だ。
鈴木の事が気になって、せっかくの土日の休みはあまり寝ることができなかった。
「タイム計るからちゃんと走るんやで〜」
「よっしゃあー夏焼!俺の走りを見ててくれ!!」
辻が夏焼に向かっておかしな事を叫んでる。
夏焼が少し困った笑みを浮かべながら頷く、辻の能天気さが羨ましい。
俺は菅谷とじゃれ合っている鈴木をボーっと見ていた。
鈴木・・・アメリカになんか行って欲しくない、同じ中学に行きたい・・・・
「私マラソン苦手なの・・・・」
「お、おう、須藤」(いつの間に隣に・・・)
「今愛理の事見てたでしょ」
(図星!!!)
「み、見てないわ!何言うてまんねん!」
「じゃあ梨沙子?」
「ちゃいますって!」
「何で関西弁なの?・・・まぁいいや、マラソン頑張ろうねっ」
「う、うん、俺の走りを見とけよ」
「ふふっ、うん見とくね」
(あれ、俺としてはツッコミをいれて欲しかったんだけど・・・・・)
ドキドキ
>>898 須藤は不思議な子だ。
初めはおとなしい子かと思ってたけど、仲良くなってみると以外に明るい子で、
一見ボーっとしてるようで、実は細かい所までよく見ている。
結構親しみやすい子だ。
正直俺はの夏焼以外の女子と接するのが苦手だったりするけど、
須藤とだけは普通に話すことが出来る。
俺と夏焼が幼馴染なのも知っている。
俺にとっては数少ない女友達と言えるだろう。
「行くでぇ、よーいスタート!」
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」」
中澤先生の合図と共に辻が奇声を発しながら凄い勢いで走りだす、
何つーか・・・・必死だ・・・・・
一方俺はというと、やっぱり寝不足のせいで体が重い。
「ゆっくり行こうかっ」
隣に居る須藤に声を掛ける。
「私に気使わなくていいよっ」
少し眉間にしわを寄せ須藤が答えた。
「いや、俺がゆっくり行きたいからっ」
「そう・・・・・・・・・じゃあ・・一緒にゴールしようねっ」
須藤は嬉しそうな満面の笑みだ
「おうっ」
今まで気づかなかったけど、須藤って結構可愛いかも・・・
須藤の笑顔に少しだけドキッっとする俺が居た。
まあさ!まあさ!
>>900 「はぁはぁはぁ・・・」
走り始めて10分くらい経っただろうか・・・・・きつい。
体力には割りと自信があった、でもさすがに二日間ろくに寝てないのはきつい。
隣の須藤を見るとやっぱりキツそうだ、もう周りが何も見えて無さそう。
「大丈夫っ?顔色悪いよっ?」
いつの間にか夏焼が隣を走っていた。
「はぁはぁ・・・・・・・・・・駄目かもっ・・・・・・」
こう答えるのがやっとだった、頭がクラクラしてきてる。
「リタイヤした方がいいんじゃない??」
大したスピードで走ってない為、夏焼は余裕そうな顔だ。
リタイヤ・・・・・既に運動音痴の加護はリタイヤして朝礼台に座って休んでいる。
(体調が悪すぎる・・・・しょうがないか・・・・・・・・・・・)
『じゃあ・・一緒にゴールしようねっ』
諦めかけた瞬間、須藤の言葉が頭をよぎる。
須藤の方を見ると、汗だくになりながら必死に走っている、
多分夏焼がいる事に気づいていないだろう、真っ直ぐ前だけを見てる。
「はぁはぁはぁ・・・いやっ・・・はぁはぁ・・・・・頑張るわ」
夏焼が心配そうな顔でこっちを見つめている
「無理しすぎちゃ駄目だよっ、じゃあ先行くねっ」
俺の気合が伝わったのか、夏焼はそう言い残しスピードを上げ、先に行ってしまった。
乙です
良いなこれ
また一途な雅に泣かされるんだなチキショウ
雅かと思ったら
茉麻祭りか
(・∀・)イイヨイイヨー
おつかれい
あと3人くらい作者タンが降臨したら次スレだな
何時の間にかもう900だったんだな
気付かなかったよー
今日中に次スレ突入するくらいの祭りキボン
912 :
名無し募集中。。。:05/02/26 22:23:34 O
ほ
次スレ用にあらすじ追加分
【須藤さん(仮)】連載中
僕の夢の中に出てきた須藤さん。それ以来僕は彼女のことが気になりだして・・・・・・・
【さくら満開】
村上の大切な友達が死んだ日、もうすぐ桜が咲く公園で、ボクは嗣永桃子に出会った
【おもちゃのぜんまい】
たった1週間だけ俺のクラスメイトになった清水さんの秘密とは・・・・・・・・?
【アメリカ】連載中
俺が好きな鈴木愛理がアメリカに行っちゃうかもしれない。そう言う幼馴染の夏焼はなぜか悲しそうに・・・・
【小遣いUP大作戦】
プラモを買いたいが財布の中身じゃ足りない!同じく金欠で欲しいものが買えない桃子と俺は協力して・・・・
【優しい恋の育て方】
〜冷たいキス〜
母さんの思いつきで訪れた札幌雪祭りの会場で、俺は村上愛と出会った。
〜恋する気持ち 溢れる想い〜
2月14日、俺の周りの女の子達が、いっせいに俺に・・・・・・・・
【電車の中の恋心】と【小学6年生〜春〜】は、まだよくわからないから省略
変更点
再開→再会(誤字)
※ 読者もちゃんと感想を送って作者を応援しよう!
※ 気に入れば「ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!」
気に入らなければスルー。ネガティブな書き込みはしない。
↑あっちの方に書いてあった事だけど良いこと言ってるし次スレに加えるといいとゆいたいです!
無理に強要するのは良くない
>>508(ByeByeまたね)
「田中さん、起きて、ねぇ、起きてよ〜」
んっ、誰だ。僕を起こすのは?
「も〜、起きてー」
誰だよー、よいっしょっと
「あっ」「えっ」
誰かが僕に抱きついてきた
「あっ、ごめん」
体を離して顔を見ると友理奈ちゃんがいた
「す、すみません。あの、今日はちょっと連れて行って欲しい所があって、その」
焦って、あたふたしてる
「あ、ああ、いいよ。特に今日何にも約束ないし」
「よかったあ」
友理奈ちゃんは胸に手を当ててほっと一息ついた
「何処行くの?」
「じゃあ、早く着替えて朝ごはん食べてね。準備してくるから」
元気に部屋の外に出て行った
>>917 「あら、今日は友理奈ちゃんとデート」
裕子さんたらなんて事を言うんだ
「えー、舞波ちゃんに言ってやろー」
「夏焼までなんだよ」
「そんなんじゃないんです。あの…」
「友理奈ちゃんをからかったんじゃないのよ。ちゃんとお別れしてくるのよ」
お別れ?誰の?
「このお兄さん分かってないみたいね。薄情だねー」
夏焼、完全に僕で遊んでる
「え、早貴ちゃん。田中さんには話したって言ってたのに」
早貴ちゃん…、中島さん?今日は2月26日。まさか、今日出発なのか?
「今日なの?っていうか友理奈ちゃん知ってたの」
「友達だよ。当たり前じゃん」
友理奈ちゃんて本当はこんなに元気な子だったんだ
「友達か、そうだよね。うん、早く行こう」
「うん」
その笑顔は、何も心配する必要ないものだった
>>918 飛行場に向かう電車の中で僕は友理奈ちゃんから、中島さんと遊んだ思い出を聞いた
そして、引っ越さなければならないと聞いたときのショックを
「でもね、早貴ちゃんが引っ越しても私との友情は変わらないってお互い分かってるから」
「そうだね、引っ越すって行っても日本国内なんだし。いつでも会いに行けるよ」
「そうは言ってもやっぱり寂しいんだけどね」
俯いた友理奈ちゃんが無理をしてることが横顔から伝わってきた
「でも、二人とも泣かないって約束したの。二人とも強くなったんだもん」
「うん、わかるよ」
そう言って友理奈ちゃんの頭を引き寄せ耳元で囁いた
「僕も泣かないよ」
電車は終点の飛行場駅に着いた
各飛行機会社の搭乗口前ロビーに中島さんはいた
「早貴のお友達ね。ありがとう、仲良くしてくれて」
中島さんのお母さんが、僕達に微笑んでくれた。優しそうな人だ
「お母さん、ちょっとだけ良い?」
「10分後には戻ってくるのよ」
「は〜い」
僕達は、ちょっと離れた休憩所のソファーに座った
二人とも何も話さない。やっぱり、いざ別れとなると辛いんだろう
「友理奈ちゃん、本当に楽しかった。私絶対忘れない」
「早貴ちゃん、私も。でも、これからだって一緒だよ
手紙書くから。電話かけるから。休みになったら会いに行くから…」
友理奈ちゃんは泣くまいと必死で堪えている
「ありがとう、私も手紙も電話も会いにも行くから…」
二人は抱き合った
「二人とも我慢しなくていいんだよ。悲しいときは泣いていいんだから」
その言葉が堰を切ったのか二人は顔をぐしゃぐしゃにして泣いた
>>919 「あらあら、早貴ったら」
中島さんのお母さんが、迎えに来た
「本当にありがとうね、この子本当に内弁慶で外では弱弱しかったのに、あなた達のおかげね」
中島さんの涙をハンカチで拭いながらお母さんが僕達に頭を下げる
「いつでも遊びに来てくださいね、じゃあ、行こうか、早貴」
返事できずただ、頭を下げる
搭乗入り口に消えようとした時、中島さんが駆け足で戻ってきた
「これ、お礼です。ありがとうございました」
小さな紙包みを渡してくれた
「開けて良い?」
中島さんが頷くのを確かめて開けると其処にはさそり座のペンダントが入っていた
「田中さんも友達です」
そう言って泣きあとが残る顔で微笑む中島さんを見てると僕も頬を冷たいものが走った
「あっ、田中さんも約束破った〜」
友理奈ちゃんが、ハンカチで顔を押さえながら僕を見た
「本当に二人に会えて私は幸せです」
中島さんも友理奈ちゃんも本当にいい顔してる
「友理奈ちゃん向こうに着いたら連絡するね。じゃあ、二人ともまたね」
今度こそ中島さんは搭乗入り口に消えていった
中島さんが乗った飛行機が飛び立つのを見ながら
「田中さん、私、今度早貴ちゃんに会うときに恥ずかしくない様に頑張る
だから、変な方向に行ってたら叱ってくださいね」
「ああ、今度こそ約束だ」
ちょっと大人びたように見える友理奈ちゃんと家に帰った
夕食後、友理奈ちゃんは中島さんに電話してるようだった
僕は、部屋に戻ろうとした時
「ねえ、れい君。明日暇?」
振り向いた僕の目の前には清水さんがいた
Byeです
今日はここまでです
早貴ちゃんのこと書いておかないと次進めないので
駆け足で書いちゃいました
ではでは
乙!!
泣いた
Bye氏 キター
>>921 あーん焦らし上手だな
もっと書いてよぅ
>>922 ありがとう、実はこのエピソード危うく忘れそうだったことは内緒だ
新作の人たちのレベルが高くて凄いと思います
もちろんいつもの作者さんたちも最高
優恋はもう別格ですけどね
早貴ちゃん、すばらしいよ早貴ちゃん、僕の心の中では、君が最優秀主演女優賞だよ早貴ちゃん・・・
ほ
<小学生6年生〜春〜>
>>622続き
なんとか桃子の呪縛から自力で抜け出し、教室内に入った俺は、自分の席で優々とほかの仲間達と話してる藤本のとこに、真っ先に向かった。
「おい!藤本!!!お前だけ先に逃げやがって..ひどいぜ!」
俺は少し強い口調で、藤本に詰め寄った。
「何言ってんだ。ラブラブだったくせに。俺は気をきかせただけだぜ」
藤本は、俺の言葉に動じるどころか、逆に笑みを浮かべながら、俺に反撃してきた。
「なっ..何言ってんだ。俺は別に..」
思わぬ藤本の反撃に、俺は少し動揺した。
まわりにいる仲間も、俺達の話に興味を示してきて、なにやら雲行きが怪しくなってきたので、とりあえずこの話にふれるのはやめる事にして、簡単にごまかしてから自分の席に向かった。
荷物を整理し、改めてクラス内を見回すと、やはり男子はほとんどが顔なじみの奴らばかりだ。
そして、気になる女子の方は...ふと、人だかりができてる輪に目をやると、その中心に村上と矢島がいた。さすがに美女が2人揃うと迫力が違う。まわりの男子も、チラチラとその光景を見ながら、幸せを噛みしめてるようだ。
今風に言えば、俺達は間違いなく勝ち組だろう。
ほかには...あそこで、机に座って先生がくるのを静かに待ってる、ちっこいのは清水だなぁ〜..あいかわらずまじめだ。
また少し視線をずらすと、そんな清水とは対照的で、なにやら桃子と数人の女子が、キャーキャー騒いでいる。一緒になって騒いでる女子...あれは徳永と熊井だな。
また騒がしいのが揃ったもんだ。
そんな事を思いつつ、3人の方に視線をおくっていると、桃子がそれに気づいたらしく、こちらを指差しながら、徳永と熊井に何か言っている。なんか嫌な感じがしたので、俺はすぐに視線をべつにうつそうとした....その直後、
「○○くぅ〜〜ん!!!」
それほど離れた位置ではないのにもかかわらず、桃子が大声で俺の名前を叫びながら、手を振ってきた。
>>928 その横ではなぜか、徳永までもが満面の笑みで、こちらに元気よく手を振っている。
熊井も、手を振りかけてたが、さすがに恥ずかしかったらしく、まわりの視線を気にしているみたいだ。
「何考えてるんだあいつは..」
言うまでもなく、クラス中の視線が俺に集中した訳で、6年生初日の朝礼前だというのに、俺はすでに卒業したい気分だった。
体育館での始業式が終わり教室に戻り、席でくつろいでいると、
「おい○○、行くぞ」
唐突に藤本が俺に話しかけてきた。
「??...行くってどこへ..」
「決まってるだろ!村上のところだよ!!」
「なんで?」
「いいから、今がチャンスなんだ」
やけに焦る藤本が気になり、村上の方を見てみると、めずらしく彼女のまわりに女子がいなく、村上一人が席にいた。
「なるほどねぇ〜...そうゆう事かぁ...分かった。ついていってやるぜ!そのかわり、帰りになんかおごれよ」
それとなく藤本の目的が分かった俺は、そう言いながら椅子から立ち上がった。
「ああ、分かってるって。ほら行くぞ!!!」
そういって、足早に村上の席に向かった藤本の後を、俺も追いかけた。
土器土器
やべ。
また下宿編の友理奈ちゃん早貴ちゃんに泣かされた・゚・(ノД`)・゚・。
春タン キタ―――――(゚∀゚)―――――!!!
小学校最後の学年で、同級生が村上、矢島、桃子、清水、徳永、熊井・・・
これを勝ち組と言わずして、誰が勝ち組なのか??!!
ここの小説に登場する主人公は殆ど勝ち組だよなw
非常にウラヤマスィ・・・orz
優恋や下宿のような主人公がいたら、プライドなんか捨てて、
なんとかおこぼれを頂戴できるように必死になるなw
小学生で人生のピーク迎えるってのは決して幸せじゃないと思うが
ピークがあるだけ俺よりましか...orz
936 :
名無し募集中。。。:05/02/27 00:53:14 0
俺はキスすらしたことないよ
殆どが勝ち組って、そうじゃないのは誰よ?
将来そのうちの誰かと一緒になるとしたらずっとピークがつづくわけで…
でも小説は主人公を自分に置き換えて読めるからすごくいいね
ageてしまった・・・
スマソ
941 :
名無し募集中。。。:05/02/27 01:05:28 0
age
942 :
名無し募集中。。。:05/02/27 01:07:36 0
嗣永と清水だけ何でZYXにいたの?
943 :
名無し募集中。。。:05/02/27 01:08:30 0
もうすぐ第6章の季節だな
スレ立ては980ぐらいでOK?
しかし、お前ら全員よすぎだ(ノД`)
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>876 の続き
「今日は君と一緒に帰れないよ」
友理奈が校門の前で俺に笑顔で言う。
「えっ・・・何で? 帰る方向だって一緒だし〜いつも一緒に帰ってるのに」
俺が不思議そうに言うと、友理奈は笑いながら俺に言った。
「今日はね〜・・・」
・
・
・
・
・
「友理奈ちゃ〜ん!? おかしいな・・・一緒に帰ってから彼の家に行くって言ってたのに・・・」
学校から出て来て辺りを見渡して・・・そんな千奈美に俺が近づいて行く。
途中で千奈美が俺に気づいて『あっ!』って顔をして見つめていた。
「あれ? 何で残ってるの?」
目の前にいる俺に向かって千奈美が言う。
「友理奈に〜千奈美と一緒に帰れって言われたもんでね」
千奈美を見ながら俺が笑顔で言うと
「えっ・・・・・・あ〜っ!! も〜!!友理奈ちゃんのバカ〜ッ!!」
そう言って千奈美は顔を赤くして・・・俺から目をそらした。
千奈美はブツブツと『ズルいよ〜』とか『絶対に許さないんだから〜』と小さく呟いていた。
そんな千奈美が何となく面白いと言うか可愛いと言うか・・・俺は笑ってしまった。
「君まで何〜!? も〜!知らないっ!」 そう言ってそっぽを向いてしまった。
やっぱり、その行動が面白くて笑ってしまう。
ちょっとこっちを見て・・・『フフッ♪』と千奈美も笑顔になって笑った。
「そろそろ帰ろう」 俺が千奈美に笑顔で言うと
「そだね♪」 千奈美は優しく微笑んで俺の手を掴んだ。
春タン携帯から乙!
さて「来週」になったわけだが夏休みタンは来てくれるんだろうか
優恋タン キタ―――――(゚∀゚)―――――!!!
ハーンキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
これで寝れねー
優恋ってか、訂正祭りキタ━州*‘ o‘リノl∂_∂'ル川*^∇^)|| ル ’ー’リ从´∇`从从o゚ー゚从|リ・_・`川从 ’w’)━!!!
本当に狙ってる訳じゃないのに1レスに1個(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
ちょっとこっちを見て・・・『フフッ♪』と千奈美も笑顔になって笑った。
↓
ちょっとこっちを見て・・・『フフッ♪』と千奈美も笑った。
言い回しの違いだけど、ど〜して気づかないかなぁ(´・ω・`)
まとめサイトの方、申し訳ありません^^;;
それは作者タンの背後に花粉症のマイマイが隠れているからだよ
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>945 の続き
「今日1日〜どんな1日だった?」 千奈美が俺の横を歩きながら言う。
「どんなって〜・・・色々かなぁ・・・」 俺が空を見上げながら言う。
千奈美は『そっか』と小さく呟いて、何も言わずに俺と同じく空を見ていた。
1面に広がるオレンジ色のキャンバスを眩しそうに見上げながら歩く2人・・・
「この企画・・・誰が考えたか知ってる?」 千奈美が小さい声で話し出した。
千奈美は優しい顔で俺を見つめながら返答を待っていた。
俺も千奈美の顔を見つめて言う。
「愛理なんだよね。 桃子が言ってた・・・でも、その前から何となく気づいてたんだけどね」
俺が少し笑顔になって言うと
「愛理ちゃん・・・君のために皆に電話して、君のために企画して・・・」
何故か千奈美は途中で話を止めた。
俺は不思議に思いながらも・・・何も言わないで千奈美を見つめていた。
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>951 の続き
家に帰る途中にある小さな橋。
よく、千奈美と小さい頃に一緒に遊んだ記憶がある。
夕焼けを映してキラキラ光ってる川を見ながら歩く・・・
橋を渡りきった所で・・・違和感を感じ振り返る。
千奈美は反対側の橋の手前で立ち止まっていた。
「あれ?千奈美・・・どうしたの?」
俺は反対側の千奈美に向かって言う。
千奈美は俺の方を真剣な顔をして見てて・・・
突然『クスッ♪』と笑って言う。
「小さい頃に、良くココで遊んだよね」 千奈美の言葉に
「橋にチョークで絵を書いたり、川の中に入ってびしょ濡れになったりしたっけ」 俺が千奈美に言う。
「君、1年生の時に川で溺れかけたよね?」 そう言って笑い出す千奈美。
「千奈美は溺れてる俺を見て泣き続けて助けてくれなかったっけ〜」 俺も笑いながら言い返す。
953 :
名無し募集中。。。:05/02/27 02:08:45 0
あー、頼むもう少し早くー
いや、焦んなくていいんだけどね
あー、でも、;真bつvbkf;lgなcふじこgr
>>953 マイマイちゃんが後ろでクシャミをしないように見張りながらレスってるから遅れてしまって・・・w
チェックに時間が掛かるのと〜色々と諸事情がありまして〜・・・
できるだけ早く出すようにします☆
待って頂いてるのにスグに出せなくて申し訳ありません^^;
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>952 の続き
微妙に離れた距離で、お互いに色々な思い出を語り合う。
『そう言えばあんなこと・・・』『あったね! あの時は・・・』
本当に会話が止まらなかった。
「私が虫嫌いなの知ってるくせに〜バッタとか捕まえて追いかけ回したり〜・・・結構、苛められたな〜・・・」
「そんな昔の話は記憶に無いかな・・・ってか、でっかいバッタ捕まえたから見せただけだろ?」
言い返す俺を笑顔で見ている千奈美・・・その顔が少し寂しい笑顔に変わった。
「千奈美・・・どうしたの?」 俺が言うと
「この企画は愛理ちゃんが考えて・・・でもね、1つだけ・・・皆が知らないルールがあるんだよ」
千奈美がゆっくり歩き出して橋の真ん中で立ち止まる。
「ルールって『企画者の名前を言わない』・・・でしょ?」
言いながら俺も橋の真ん中まで歩く。
俺と千奈美は数センチの距離で見つめ合う・・・千奈美の表情は寂しい笑顔のままだった。
何も言わずに千奈美を見つめ続ける・・・そんな俺に千奈美がゆっくりと言った。
「企画者は告白することはできない・・・愛理ちゃんも君の事を・・・でも気持ちは伝えたらダメなんだって・・・」
おー来てる
優恋タン乙です
勝手に待ってるだけですし、毎日読めるだけで
幸せなので、優恋タンのペースでマターリ行きましょ
でもきっと訂正祭りになると思ってるのは内緒だw
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>955 の続き
「えっ!?」
俺は千奈美の言葉に驚いて声を出した。
千奈美は話を続ける。
「電話先の愛理ちゃんの声がすっごく優しい声で・・・君の事を好きだから安心してると言うか・・・」
俺は無言で千奈美の言葉を聞いていた。
「愛理ちゃんの君に対しての愛情も素敵だと思うけど・・・ でも、私は幼馴染のままの関係より君にもっと近づきたい!」
千奈美の表情が真剣なものに変わっていた。
「愛理ちゃんにも『千奈美ちゃんは絶対に気持ち伝えないとダメ!』って怒られちゃったんだ・・・だからね・・・」
千奈美は瞳を潤ませながら俺を見つめている。
「ずっと好きでした・・・これからも、この気持ちは変わらないと思う。 幼馴染じゃなくて・・・恋人として君と一緒にいたいの・・・」
言い終わると千奈美はこぼれ落ちた涙を手で拭いながら言う。
「いつから好きだったのかな・・・多分、君の存在を感じたときからだと思う。 やっと伝えられたら・・・力・・・抜けちゃった・・・」
一生懸命に涙を拭うけど涙は止まらなくて・・・
俺は千奈美の濡れた頬にキスをした。
『君の存在を感たときから・・・』
小さい頃から遊んだり、喧嘩したり、笑ったり・・・俺と千奈美はずっと一緒にいたんだ。
いるのが当然のような存在・・・
途切れることなく・・・常にお互いが存在するのが当然ように・・・
『幼馴染じゃなくて・・・』
お互いに幼馴染の枠を抜けたい気持ちは一緒だったんだ・・・
俺が頬にキスをした後、千奈美も俺の頬にキスをする。
お互いに見つめ合って・・・小さく微笑んで・・・
瞳を閉じて・・・そのまま・・・
ちなこ…。゚・(ノД`)・゚。
泣きつつも一個見つける自分が…
常にお互いが存在するのが当然ように・・・
↓
常にお互いが存在するのが当然のように・・・
『君の存在を感たときから・・・』
↓
君の存在を感じたときから
ちょっと重くて〜やっと戻ってきたら2個も訂正が orz
見つけて頂いてどうもです&良いシーンで申し訳なさすぎ(´・ω・`)
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>958 の続き
『ブーーー!!』
車のクラクションに『ハッ!』となって俺と千奈美は音の鳴る方を見る。
橋を通るのに邪魔だったのかな?と思って車を見ると・・・
「か・・・母さんの車?」
千奈美が顔を真っ赤にして反対側を向いて顔を見せないようにした。
母さんは車から降りると俺と千奈美に近づいて言う。
「もしかして〜お邪魔だった?」 『ニヤニヤ』笑いながら言う母さんに
「と、突然どうしたんだよ!? 何か用!?」 と焦りながら言う。
母さんは俺をシカト状態で千奈美の方を見て
「千奈美ちゃん、久しぶりだね! 千奈美ちゃんも可愛くなって〜・・・このバカのお嫁さんに来て欲しいくらいだよ」
千奈美は赤くなった顔をさらに真っ赤にして
「お、お久しぶりです!!! あっ、あの、べっ、別にキスとかまだしてませんから!」 焦りながら言う千奈美に
「ほ〜・・・キスしようとしてたんだ!」 と笑いながら言う母さん
『バカッ・・・』小さく俺が呟いたけど千奈美は既に意識が飛んじゃったと言うか〜・・・『ぼーっ』とひきつった笑顔で立ったまま動かなくなってしまった。
突然、そんな千奈美の頬に母さんがキスをする。
(この人!!何やってんだよ!?) 俺も『ポカーン』として母さんを見る。
「ちょっと、このバカに用事があるから〜そろそろお返し願います♪ ちゃんと千奈美ちゃんは家まで送ってあげるから許して!」
そう言ってウインクイを1つ。
「あっ・・・あ、あの・・・はい。 不束者ですが・・・」 千奈美が必死になって頭を下げて言う。
(その言葉って・・・もう、何を言ってるのかも自分でわかってないんだろうな)
俺も母さんも千奈美の言葉に笑ってしまった。
母さんキタ―――――(゚∀゚)―――――!!!
つーかこの小説の母さんのキャラ最高っす!
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>962 の続き
千奈美の家に到着。
千奈美は車から降りる時に
「あの・・・これ・・・ねっ♪」
そう言って恥ずかしそうに俺にチョコを渡した。
「あっ・・・ありがとう」 俺も照れながら言って・・・お互いに見つめ合う。
「千奈美ちゃんからチョコなら毎年貰ってるじゃん! 何を今更恥ずかしがるかな〜そこの若者」
からかうような母さんの野次が飛ぶ。
俺が母さんを『何だよ〜・・・』って感じで睨む。
千奈美は母さんの言葉に『クスクス♪』と恥ずかしそうに笑って、そのまま笑顔で俺に手を振って家に入っていった。
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>964 の続き
「で〜・・・いったい何の用件でしょうか?」
俺が母さんを睨みながら言うと
「あんた、北海道での1件・・・忘れてないよね?」 そう言って『ニヤッ』と笑った・・・もちろん運転してるから前を向いて。
「北海道の1件って・・・別に息子のお願いだったんだし。貸借とか親子の間で・・・ねぇ?」
『これ以上無い!』って笑顔を見せる俺に母さんは
「千奈美ちゃん、村上さんの事知ってるのかな? ちょっと電話して聞いてみようか?」 そう言って車を止めてポケットから携帯を取り出す。
「・・・何の用でしょうか?お母様・・・」 俺がしぶしぶ言うと『よしよし』と小さく呟いて
「3丁目の中島さんってお店〜・・・わかるでしょ?」 母さんがウインカーを右に付けながら言う。
「えっ・・・お店? あ〜・・・前に同じクラスの女子でいたよ。 中島早貴って〜写真屋さんの」
「そうそう。そこそこ!」 母さんが適当な感じで返事をする。
「で〜? 写真屋に何の用?」 俺は、何か嫌な予感を感じながら聞くと
「何か〜あんたに写真のモデルやって欲しいんだって。 男の子1人必要だって言うから〜・・・」 母さんが淡々と話す。
「・・・そんな頼みを何で受けたの? 俺の承諾も無しに・・・」 俺がローテンションの声で言うと
「昼にホテルの豪華な食事を食べさせてくれたから〜美味しかった! フカヒレとか出てくるんだもん!」
母さんの満面の笑みに『ハァ?』と俺が文句を言おうとした瞬間
「雅ちゃんは〜村上さんと性格合いそうよね? 今度、紹介してあげて仲良しにしてあげれば?」 間髪入れずに言う。
「わー!俺、写真のモデルなんて嬉しすぎてー! 母さんありがとー!」 ・・・これ以上無い棒読みで言ってやった。
966 :
名無し募集中。。。:05/02/27 03:14:59 0
誰か次スレの前に
まとめサイトの人用に
このスレのレスまとめて下さいませ
あー俺起きてるからそれしなくていいよ
ってかdat落ちしても●あるから無問題で
いまは他の作業してて更新できないだけなんで…
優しい恋の育て方 〜恋する気持ち 溢れる想い〜
>>965 の続き
「ところで、今年はチョコ何個貰った?」 母さんが運転しながら言う。
「別に関係無いだろ! そんなに貰ってないよ!」 俺が言い返すと
「去年は7個だったもんね〜・・・本当に人気が無いと言うか・・・もっと増やしなさいよ!!」
(・・・母親の発言とは思えないなぁ) 俺は何も言わずに母さんを軽く睨んだ。
いつものようにシカト状態で母さんは話を続ける。
「千奈美ちゃんからはさっき貰ってたし〜 あの清水って子も多分くれたでしょ?」 母さんのカンは良く当たる。
「・・・まぁ」 適当に返事。
「母さんの本命リストの中の2人、雅ちゃんと愛理ちゃんからは?」 笑顔で俺に言う。
「・・・」
何も言わない俺に『幼馴染から貰えないとは・・・情け無い・・・』と呟く。
そろそろ店に着くかな? って時に突然、母さんが恐ろしい事を話し出した。
「そう言えば〜2年前かな? あんた、中島さんのお嬢さんからチョコ貰ったの覚えてる?」
「えっ!? そうだっけ?」 突然の母さんの発言に驚きながら返事をすると、母さんがため息混じりに『ボソッ』と呟く。
「家まで来て渡してくれたのにね・・・『ごめんなさい』とか〜・・・泣いちゃって・・・可哀想だったね〜」
俺の中で、その時の記憶が甦ると同時に『サーッ』と血の気が引いていくような感じがした。
しかし、俺の気持ちを考えもしないで車は止まり・・・
『中島写真店』に到着した。
川*^∇^)||<今日はここまでです☆
まとめサイトの方〜お疲れ様です!!
それにしても次で6スレ目とか・・・すごいなぁ・・・
20レスくらいは自分の訂正に使ってるんだろうなぁ^^;;;
次スレでは100%ミス無し目指しますよ!!w
お疲れ様です!またまた続きが気になる展開でドキドキです
まとめサイトの方もいつもご苦労様です!
そろそろ新スレ立てようぜ!
企画者は告白できない・・・てそんなあ
愛理・゚・(ノД`)・゚・。
バシッ、と保全