もし矢口が気の強い姉さんだったら 9.5

放課後、掃除をしていたら、ポケットの中で携帯が震えた。
短かったからメールだ。
うちの学校は携帯は持ってきてもいいけど校内は使用禁止。
絵里ちゃんかな。絵里ちゃんだったらいいな。
絵里ちゃんからは、昨日の夜、あのあとけっこうすぐにメールが来た。
〝絵里です☆きょうは、いろいろあったけど、でも、ひさしぶりに
　あえて良かった！姉ちゃんたち、ホントごめんね。また迷惑かけるかも
　しれないけど、わたしたちは仲良くしよ？あ、電話ゎ090-****-****ね。
　それじゃ、おやすみ☆彡〟
届いたよってメールを返したけど、昨日は返って来なかった。
絵里ちゃんも今ちょうど学校終わる時間だろうし……
掃除をそこそこに切り上げて園芸倉庫の中でメールをチェックする。
charmy-cute-rikachan-pretty****@docomo.ne.jp
なんだよこれ？絵里ちゃんじゃないし。
Ｈﾞに迷惑メールって手の込んだ嫌がらせかよ。でも、迷惑メールにしては
ドメインがdocomoだし…？本文チェックしてみるか。
〝ちゃお〓〓梨華でーす〓〟
石川さん？あの躁病的なメルアドは確かに石川さんチックだ。
しかも文字化けばっか。たぶん絵文字だったんだろうけど、
こっちがdocomoじゃないことくらい、アドレスからわからんかなー。
メールは更に続いている。

81 ：ぷいぷい ◆MariW.4Klg ：04/12/06 03:55:17

〝あのね、真里から〓アド聞いちゃった〓勝手に
　聞きだしちゃってゴメン〓昼休みに見ちゃったよ、○○クンの精子〓
　元気に泳いでてビックリしちゃった。美貴と真里のほかにもね、
　もっと大勢で見たんだけど、めっちゃ盛り上がって〓ほんと、○○クン
　には感謝〓してるょ〓でね、梨華姉さんが、がんばった○○クンに
　ご褒美あげる〓この前のツヅキ〓さっそく今日これから、梨華んちで
　やらない？〟
文字化けばっかりで読みにくくて仕方がなかったけど、内容が・・・。
最後まで読んだときには、俺のペニスは制服のズボンのなかでカチカチに
勃起していた。
この前のツヅキってことは、手コキ？
手コキで最後までやってくれるの？え、えーっ？
俺の勃起は収まらない。このままでは倉庫の外に出られないから、
その場でメールの返事を打った。今日これから暇なことを簡潔に伝えた。
メールを送って一分もたたないうちに、石川さんからメールが返って来た。
〝よかった〓じゃぁ、渡良瀬川の大きなイチョウの木あるじゃん？
　あそこで待ってて。梨華もすぐそこ行くから〓〟
俺はこれから起こるだろうことに、胸を、そして下半身を躍らせていた。
コソコソと、前かがみ気味に自転車置き場へ校舎の裏から回って、
自転車をひっつかむやいなや、一目散に河川敷へとペダルを急がせた。
勃起したペニスの先が皮から顔を出して、自転車を漕ぐたび
トランクスの下着に摺れて、その刺激がさらに勃起を激しくする。
イチョウの木が見えるところまで来たころには、亀頭の先に
若干の粘液が染み出していた。気持ちも、なにもかもが先走っている
ような、そわそわした気分だった。

82 ：ぷいぷい ◆MariW.4Klg ：04/12/06 03:55:33

渡良瀬川の土手は桜並木になっている。そのなかにどういうわけか、
一本だけ大きなイチョウの木がある。ふた抱えもある大木だ。
石川さんより先に、俺はこのイチョウの木の根元に着いた。
銀杏がこのまえの台風で揺り落とされて、あたり一面、独特の
匂いが漂っている。こんな場所を待ち合わせ場所にするなんて、
石川さんってけっこう、性格が大雑把なのかなぁ。
あぁ、でも、手コキかよ……しかも石川さん……まじやばい。
あの柔らかくて暖かい石川さんの指が俺の性器を包み込んで、
優しく握ったり擦ったり、想像しただけで息も荒くなってくる。
目をつぶって、俺はその感触を思い出し、そしてこれから経験するだろう
もっと強烈な感覚を可能な限りシミュレートしてみた。
涎が垂れそうになり、慌ててすすり込んだ。

83 ：ぷいぷい ◆MariW.4Klg ：04/12/06 03:55:55

渡良瀬川を吹き降ろす風の中に、自転車のブレーキ音が聞こえた。
目を開ける。
石川さんが、ちょっと申し訳なさそうに微笑んだ。
「○○クン、待った？ごめんね。帰りに先生に呼び止められちゃって」
思わず、ハンドルを握っている右手に目が行ってしまう。
なんて受け答えをしたらいいのやら……。
でも、なんとか普通に受け答えする
「あ、それほどでもないですよ。俺も、すこし遅れたし」
「よかった。あのね、メール……」
「あ、あの、メールの……」
「○○クンの精子、元気だったよ。みんなびっくりしてた」
「みんなって……」
「えーとね、この前の３人に、唯絵梨香あゆみと誰だっけ、一年の高橋とか？」
「そんなにたくさん？」
「３人がそれぞれ友達呼んじゃったから。でもみんな、精子見るの初めてって」
そりゃそうだろう。
「でもね、昨日よりは元気なかったかな」
「あ、そうなんだ」
「他の人の見たことないからわかんないけど、○○クンの精子って元気で、
　よかったじゃない？なんか最近、いろいろあるじゃん。
　環境ホルモンとか？」
「あ、ありがとう」
何に対してありがとうかわからないけど。で、本論ですが……

84 ：ぷいぷい ◆MariW.4Klg ：04/12/06 03:56:06

「でねっ」
キター!?
「梨華、もうひとつ、○○クンに謝らなきゃいけないんだ」
ん？
「あのね、さっきメールしたときは大丈夫だったんだけど、
　さっきね、始まっちゃったの」
要領を得ない。石川さんが続ける。
「女の子の・・・ホントは明後日くらいの筈だったんだけど」
生理？
手コキで生理は関係ないだろ。でも、気分的にかな・・・
「でね、梨華もあんまり生理中にするの好きじゃないし・・・」
やっぱり気分的なものなんだ。女の子って複雑だな。
「梨華はよくっても、やっぱり○○クンのハジメテが生理中の
　エッチってのも悪いかなって思うの」
えっ？今なんと？
「でしょ？」
でしょって、エッチって、えっ手コキじゃないの？
「ごめんね、梨華の都合で。怒ってる？」
怒ってなんかいない、でも言葉にならない。でも喋らなきゃ。
俺は気管から空気の塊を搾り出すように言った。
「い、いや、そんなことないです」

85 ：ぷいぷい ◆MariW.4Klg ：04/12/06 03:56:17

石川さんはそれを聞いて、ホッとしたような表情になった。
「よかった。でも、生理終わったら、彼より先にさせたげるっ」
させたげるっって・・・俺のペニスは完全勃起を超えて硬直している。
こりゃ、帰って速攻オナニーしないと体が持たない。
石川さんの今の表情、しっかり覚えてネタにさせてもらおう。
しかし、石川さんの次の一言が、この計画を打ち崩した。
「じゃぁさっ、梨華もエッチしたいの我慢してるんだから、
　梨華と今度会うまで、禁欲ね。約束っ」
そんなの無理だよ。
「だいたい４日くらいで収まるから、そうだなー、
　いちおう、今度の日曜日、おたがい開けとこうね」
おいおい、今日はまだ火曜日じゃないかよー！
「もし、それまでに一人でやっちゃったら、お姉さん怒っちゃうよ。
　エッチさせたげないから、いい？」
しかし、石川さんで童貞を卒業できるなんて機会を逃すわけにいかない。
絶対に禁欲、達成してみせる。チンコ縛ってでも。
俺は、石川さんの目を見て、しっかりと返事をした。
「わかりました。お願いします！」
「うふっ、かわいいっ。がんばろうね」
石川さんは、優しい言葉を返してくれた。

86 ：ぷいぷい ◆MariW.4Klg ：04/12/06 04:00:49

更新分>>80-85

リアルで寝られないんですが。
ってわけで、ちょっと短いですが、第二部を始めました。
美貴様だのエリニーだの、そんなレスをつけときながらこんな展開です。
期待してた方ごめんなさい。

次回もあっと驚く展開が。お楽しみに。

87 ：魔法小女の作者 ◆emb1vjL4RM ：04/12/06 05:07:57

>>86
乙＆同じく不眠症…ってかドラクエ不眠ｗ

88 ：名無し募集中。。。：04/12/06 08:57:26

乙です
えりりんとの純愛路線が見たいなー

89 ：名無し募集中。。。：04/12/06 09:12:36

ぷいぷいさんの新作キター！

早く続きをぉ・・・

90 ：魔法小女の作者 ◆emb1vjL4RM ：04/12/06 09:23:24

ぷいぷいさんに亀井との純愛路線を書かれたら
自分は相当な路線変更をしなければいけなくなる…

91 ：名無し募集中。。。：04/12/06 09:32:03

しかし、やぐ姉スレで亀ちゃんとの純愛路線がバッティングって・・・どんな悩みだよ！ｗ
面白いからいいけどねｗ