もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら7

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1名無し募集中。。。
ノlc|*・e・)|l <先輩・・・あたし、もうちょっとで初めてイキそうだったのに・・・・(1000に)

前スレ
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1096701355/l50
2名無し募集中。。。:04/10/31 18:41:40
もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら
http://ex6.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1089031302/
もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら2
http://ex6.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1089380661/
もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら2 (重複)
http://ex6.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1089380835/
もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら3 (旧3)
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1090848705/
もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら3 (新3)
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1094825930/
もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら4
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1095576341/
もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったら5
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1095859589/
もしも新垣がちょっとHな部活の後輩だったらPart6
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1096701355/l50

まとめサイト(スレ1、2、重複2、旧3)
http://f47.aaacafe.ne.jp/~gakisan/bukatu.html
もしもろだ(新3・4・5あり)
http://cgi.f57.aaacafe.ne.jp/~moshimo/upload.php
3名無し募集中。。。:04/10/31 18:41:45
(´・∀・`)ヘー
4名無し募集中。。。:04/10/31 18:42:35
姉妹スレ
___________新垣里沙と送る高校生活____11ヶ月目
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1096733612/l50
5名無し募集中。。。:04/10/31 18:44:32
あれ?前スレ落ちたのか
6名無し募集中。。。:04/10/31 18:47:22
うm
7名無し募集中。。。:04/10/31 19:04:16
ノlc| ・e・)|l <あれ?誰もいない
8名無し募集中。。。:04/10/31 19:05:51
ノlc|*・e・)|l <誰もいないなら、言っちゃおうかな・・・ドキドキ
9名無し募集中。。。:04/10/31 19:31:01
ノlc|*・e・)|l <あたし、先輩のこと、す・・・
10名無し募集中。。。:04/10/31 19:33:23
あれ?新垣なにしてんだ?俺のことがなんだって?
11名無し募集中。。。:04/10/31 19:40:24
ノlc|*・e・)|l <うわぁ!・・・せ、先輩いたんですか!?
12名無し募集中。。。:04/10/31 19:51:32
あぁ、いたけどさ。で、俺のことがなに?す・・・とか言ってたみたいだけど
13名無し募集中。。。:04/10/31 19:59:12
ノlc|*・e・)|l <え?ち、違いますよ、先輩のこと、す、寿司職人だなって!
14名無し募集中。。。:04/10/31 20:01:42
なんだそりゃw
15名無し募集中。。。:04/10/31 21:34:00
お、立ったのか
16名無し募集中。。。:04/10/31 22:12:05
ノlc|*・e・)|l <先輩、おっきな声でたったとか
         言わないでくださいよぉ
17名無し募集中。。。:04/10/31 22:16:07
ん?なんでだよ?なんで立ったって言っちゃいけないんだ?
18名無し募集中。。。:04/10/31 23:35:10
ノlc|*・e・)|l <え?そ、そんなの言えるわけないじゃないですかぁ!
19名無し募集中。。。:04/11/01 00:53:44
とにかく立ってよかったな。もっと喜べよ。それとも立てないほうが良かったのか?
20名無し募集中。。。:04/11/01 01:35:02
ノlc|*・e・)|l <なんか先輩の言い方ってエッチです・・・
21名無し募集中。。。:04/11/01 02:52:05
ノlc|*・e・)|l
22名無し募集中。。。:04/11/01 04:50:43
ノlc|*・e・)|l
23名無し募集中。。。:04/11/01 06:31:25
( ・ e ・ )
24名無し募集中。。。:04/11/01 10:43:24
ノlc|*-e-)|l  zz........Hじゃないもん..........
25名無し募集中。。。:04/11/01 12:49:35
 ノノハヽ
ノlc|;・e・)|l ふぅ 夢か・・・
26名無し募集中。。。:04/11/01 14:14:13
もしも新垣がちょっとHだったら
27名無し募集中。。。:04/11/01 15:37:32
こないだの写真集は大変なことになってただろうな
28名無し募集中。。。:04/11/01 16:41:51
29名無し募集中。。。:04/11/01 18:27:18
30名無し募集中。。。:04/11/01 20:21:02
ノlc|*・e・)|l
31名無し募集中。。。:04/11/01 21:32:36
ノlc|*・e・)|l
32名無し募集中。。。:04/11/01 22:42:00
ノlc|*・e・)|l
33名無し募集中。。。:04/11/02 00:31:45
ノlc|*・e・)|l <もう・・・
34名無し募集中。。。:04/11/02 01:14:05
なんで高校生活スレ落ちてるんだ
まだ1時間半も経ってないのに
35名無し募集中。。。:04/11/02 01:24:58
>>34
ちょうど圧縮のタイミングだったのかもね
とりあえず、新スレ立てといた

___________新垣里沙と送る高校生活____12ヶ月目
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1099326201/
36名無し募集中。。。:04/11/02 01:32:12
おっつ〜
37名無し募集中。。。:04/11/02 02:59:48
ノlc|*-e-)|l ムニャムニャ・・・
38名無し募集中。。。:04/11/02 07:20:30
h
39名無し募集中。。。:04/11/02 08:16:10
ノlc|*-e-)|l ムニャムニャ・・・う〜ん
40名無し募集中。。。 :04/11/02 09:41:56
ノlc|*-e-)|l スースー
41名無し募集中。。。 :04/11/02 10:57:33
ノlc|*-e-)|l スースー
42名無し募集中。。。:04/11/02 12:05:24
ノlc|*-e-)|l ザ☆ピースー
43名無し募集中。。。:04/11/02 14:36:04
ノlc|*-e-)|l
44名無し募集中。。。:04/11/02 14:39:38
ノlc|*・e・)|l <ちょっとHな弓道部に入ろうかな
45名無し募集中。。。:04/11/02 16:15:25
ノlc|*-e-)|l
46名無し募集中。。。:04/11/02 17:30:31
ノlc|*-e-)|l スースー
47名無し募集中。。。:04/11/02 18:32:31
ノlc|*-e-)|l
48名無し募集中。。。:04/11/02 19:23:47
ノlc|*・e・)|l
49名無し募集中。。。:04/11/02 20:47:30
ノlc|*-e-)|l
50名無し募集中。。。:04/11/02 22:43:34
ノlc|*-e-)|l
51名無し募集中。。。:04/11/02 22:44:10
後輩ガキさん
52名無し募集中。。。:04/11/02 23:37:43
うい
53名無し募集中。。。:04/11/03 00:25:34
先輩保全
54名無し募集中。。。:04/11/03 01:45:40
ノlc|*-e-)|l
55名無し募集中。。。:04/11/03 05:48:33
h
56名無し募集中。。。:04/11/03 07:17:03
ノlc|*-e-)|l <スーピー
57名無し募集中。。。:04/11/03 13:34:37
あれ?これだけ時間空いても、落ちてないのか
58名無し募集中。。。:04/11/03 13:48:09
>>57
しばらくはdat落ちしないよ

モ娘(狼) / FOX★がなんかやらかすぞ
http://ex7.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1099388948/

ex7鯖が負荷に負けて落ちそうな気がするが、いつまで粘るやら…
59名無し募集中。。。:04/11/03 17:58:04
ノlc|*-e-)|l
60名無し募集中。。。:04/11/03 19:11:11
ノlc|*・e・)|l <先輩のえっち
61名無し募集中。。。:04/11/03 21:10:37
ノlc|*-e-)|l
62名無し募集中。。。:04/11/04 01:00:32
ノlc|*-e-)|l
63名無し募集中。。。:04/11/04 03:54:31
新垣のえっち
64名無し募集中。。。:04/11/04 04:12:57
ノlc|*・e・)|l<先輩のスケッチ
65名無し募集中。。。:04/11/04 08:12:51
新垣をスケッチ
66名無し募集中。。。:04/11/04 12:31:49
ノlc|*-e-)|l
67名無し募集中。。。:04/11/04 16:39:23
ノlc|*・e・)|l
68名無し募集中。。。:04/11/04 16:41:06
ここで一句
 帰り道
    パンを買い食い
          はんぶんこ

ガキさーーん!好きだーーーーーーー!!!
69名無し募集中。。。:04/11/04 16:42:40
はんぶんこってなんかいいな
70名無し募集中。。。:04/11/04 17:02:06
「おい新垣何してんだ?」
「せ、先輩!」
「あーダイエットするって言ってたのに肉まんかよ」
「あ、あの・・・・じゃあ・・・・あげます。はんぶんこしましょ」
「おいおい食べかけ・・・・まあいいか」
「あったかいですね」
「そうだな・・・・」

そこに走り寄る黒い影。
新垣に通りすがりに猫パンチ。
「れいなはハブられッ子じゃないばってん!」

そして逃走。
「だ、大丈夫か新垣」
「は、はい。大丈夫。先輩のおかげです」

新垣と先輩は仲良しなので痛みは
はんぶんこなのでした。
71名無し募集中。。。:04/11/04 17:16:40
そういや、れいなはこのスレ初登場だな
今まで、後藤辻加護紺野小川亀井あたりは出てたけど
72名無し募集中。。。:04/11/04 23:21:47
ノlc|*-e-)|l
73名無し募集中。。。 :04/11/05 02:46:24
ノlc|*-e-)|l
74名無し募集中。。。 :04/11/05 08:05:08
ノlc|*・e・)|l<おはよう
75名無し募集中。。。:04/11/05 13:38:45
ノlc|*・e・)|l
76名無し募集中。。。:04/11/05 19:27:25
ノlc|*・e・)|l
77名無し募集中。。。:04/11/06 00:14:44
ノlc|*・e・)|l<おやすみ
78名無し募集中。。。:04/11/06 00:15:45
まだ寝かせないぞ新垣
79名無し募集中。。。:04/11/06 00:17:18
ノlc|*・e・)|l<なっ、え?ちょっ、ちょっと先輩、なにゆってるんですかっ!
80名無し募集中。。。:04/11/06 00:18:26
お楽しみはこれからだよ・・・・・フッ
81名無し募集中。。。:04/11/06 06:00:59
ノlc|*-e-)|l
82名無し募集中。。。:04/11/06 13:25:36
ノlc|*・e・)|l ハッ!
83名無し募集中。。。 :04/11/06 15:52:59
ノlc|*・e・)|l ヒッ!
84名無し募集中。。。 :04/11/06 16:49:09
ノlc|*・e・)|l フッ!
85名無し募集中。。。:04/11/06 23:55:52
ノlc|*・e・)|l うぉおりゃぁ!
86森ノ宮 ◆tnclqk2M9A :04/11/07 00:01:45
最近一億円並に可愛いよね、松本昌もあまり桶川してたけどさ。
87名無し募集中。。。:04/11/07 04:12:44
ノlc|*・e・)|l
88名無し募集中。。。:04/11/07 08:55:41
ノlc|*-e-)|l
このスレで続き行くのは初めてかな?
まあとにかく続きです
(つづき)
 俺はあさ美を探したが見つからなかった。どこ行ったんだ…?
「あさ美…?」
 探したが見つからず、俺はバスに乗り込んだ。すると…最後にあさ美が乗って来た。
「あ…」
「話は後で…するから」
 そう言ってあさ美はさっさと座ってしまった。俺はそれ以上何も言えなかった。マズい、怒らせちゃったかな…
「全員揃ったか?出発するぞ」
 せっかく勝ったのに、なぜか気分が盛り上がらなくなってしまった。どうしよう。
「タカシ、どうかしたか?」
「え?いや、何でもないよ」
 必死に平静を装う俺。ホントはそんな訳ないのに。
「はぁ…」
 学校に着いて解散になっても俺はどうも明るくなれない。着替えて家へ帰ろうとすると…
「お疲れ様」
 あさ美がやって来た…表情はいつもとあまり変わらないようだ。(つづく)
(つづき)
「お疲れ…今日は…ごめん」
「え?何で謝るの?」
「だって…」
 我ながらちょっとみっともないが、仕方がない。
「別に怒ってないよ。っていうか…尊敬してる」
「俺のことを?」
 あさ美は黙って頷いた。
「どうして?」
「だってさ、すごいじゃん。工大付属に勝ったんだよ?すごいよ…タカシ君は」
「みんなのお陰だよ」
 俺はそう言って汗を拭った。
「一人で野球できたら、苦労しないさ。でも一人で野球ってできるものじゃないからさ」
「そうだけど、ね…」
「みんなに感謝してるよ。もちろん、お前にもな」
「ありがとう…」
「じゃあ、また明日な」
 俺はそう言って帰った。あさ美が何か言いたげだったのは分かっていたが、敢えてその先は言わせなかった。
自転車を取りに行って戻ってくると、新垣がいた。どうやら仕事が終わって帰るようだ。
「先輩、今日はお疲れ様でした!」
「ああ、お疲れ様」
「次も頑張ってくださいね!」
「ああ、ありがと。じゃあな」
「お疲れ様でした」
 新垣がやけにニコニコしていたのは何故だったんだろう?ちょっとそれが気になったが、俺はとても疲れて
いてそんな事を考える余裕はなかった。(つづく)
(つづき)
 2回戦は楽勝だった。6回コールドで12−0。そして3回戦も突破した俺たちはベスト16まで駒を進め
た。翌日に4回戦を控えた日の事。
「おい、聞いてくれ。今日はステーションTVの皆さんが取材に来ることになったぞ」
 監督にそう言われ、俺たちは喜ぶ奴もいれば嫌がる奴もいる…そんなリアクションを見せた。当の俺はどう
かと言えば複雑な気持ちだった。
「参ったなぁ…」
 テレビに出た事はないから1回出てみたいなとは思ったけど、いざそうなると緊張するものだ。
「葛城、ちょっと…」
 やっぱり呼ばれた。案の定だ。
「何でしょう?」
「今日取材来るから、インタビューされて来い」
「え?勘弁してくださいよ…」
「頑張って受けてこいよ。エースなんだからな」
「はぁ…」
 何か言いくるめられたような感じで俺は取材を受ける羽目になった。やっぱり落ち着かない。
「先輩、リラックス、リラックスですよ」
 新垣は俺にそう言ってくるが、とてもじゃないが俺はそんな気分じゃない。
「そういう時はこうしたらいいですよ。せーの、眉毛、ビィーム!」
「…は?」
 俺は目が点になった。まあ確かに新垣の眉は濃いけど、何だそれ?と思ったのだ。
「いや、これ、最近考えたんですよー。何かいい自己紹介ないかなって…」
「ああ、そう…」
「えっ?面白くなかったですか?」
「…いや、いいんじゃない?特徴が出ていていいと思うよ…」
 適当に誉めるのって意外と大変だなと思いながら俺は新垣を見ていた。(つづく)
(つづき)
 いざ取材の始まりだ。
「さて、今日は一回戦で工業大付属高校を破った春日市高校のエース、葛城投手にインタビューしてみたいと
 思います!」
 アナウンサーの人の聞かれる事に適当に答える俺。少なくともカメラ目線する余裕はない。
「次の試合は優勝候補の春日西商業ですが」
「はい…まあ…自分のピッチングが出来るように頑張りたいと思います…」
 内心何答えればいいか分かってない俺。でも…まあ答えなきゃいけない訳で、困った状態だ。
「最後に意気込みをお願いします」
「えー…頑張って甲子園を目指します」
 そんな事を適当に言ってインタビューを締め括った。
「ふーっ…」
 緊張するに決まっている。全く、もうテレビに出るのはこりごりだと思った。
「せんぱーい、アガってましたねー」
 新垣は無邪気にそう言ってくる。そりゃそうだろう、テレビに出るなんて、そうそうある事じゃないし。
「当たり前だろ…もういいよ、出たくない」
 そう言って俺は部室に戻った。着替えようと思ったのだ。
「どうしたんですか?」
「着替えるんだよ」
 新垣が出たのを確認して俺は着替え始めた。そして着替えて出てくると、新垣の姿がない。どこ行ったんだ?
「何か仕事で呼ばれたか…」
 そう思って帰ろうとした俺を
「せんぱーい」
 新垣が呼び止めた。(つづく)
(つづき)
「ん?」
「先輩、一緒に帰りません?」
「え?お前、仕事終わったのか?」
「はい、後はあさ美先輩がやるって言われたんで」
 あいつ、そんな事言ったのか…まあいいけど。
「…まあいいや、帰るか」
「はい」
 この日は新垣も自転車だったらしい。まあ、夏休みだし別におかしくはないけど。
 二人して坂道を下る。蒸し暑い中風が吹き抜けて気持ちいい。もっとも、その風も熱いけど。
「先輩、いよいよ明日ですね」
「ああ」
 明日の相手は優勝候補の春日西商業だった。工大付属が消えた今、優勝間違い無しと見られているところだ。万が
一でもそこに勝ったら俺たちが優勝しそうな程だ。
「頑張ってくださいね」
「うん…まあやれるだけやってみるよ」
 そんな事を言っていると、新垣の家の近くまで来た。本当は俺の家とは別方向なんだが仕方ない。成り行きって奴だ。
「じゃあな、また明日」
「あっ、先輩」
「ん?」
「あの、私………い、いや、何でもないです」
「どうしたんだよ?」
「いえ…何でもないです、じゃあまた明日」
 そう言って新垣は帰って行った。
「一体何だったんだ?」
 何か釈然としない気持ちのまま、俺は家に帰った。(つづく)
(つづき)
 翌日…俺は大勝負のマウンドに上がった。だが…3回戦まで抑えてきた俺はここで遂に力尽きてしまった。
一回、先頭打者を追い込みながら肘に死球を当ててしまってからはメロメロ。1回に4点を取られて結局4回8失点
でKOされてしまった。結局試合は11−2で負けた。
 最後のバッターは、幸か不幸か俺だった。相手投手のスライダーを引っ掛けてセカンドゴロ。俺はしばらく一塁ベー
スから動けなかった。
「ああ…自分の責任だ…」
 俺は申し訳ない気持ちで一杯だった。先輩方の最後の夏なのに…自分が最後の最後でぶち壊してしまった…
「すいませんでした…」
 みんなに俺はまず謝った。
「いいよ、タカシはここまでよくやった。ベスト16だぞ、もっと喜ぼうぜ」
 キャプテンの望月先輩はそう言ってくれたが、俺は顔を上げられなかった。先輩方もみんな悔し涙を流している。
「みんなよくやった。胸を張って学校に帰ろう。今の力がここまでだったって事だ…」
 監督もそう言ってくれた。でも…やっぱり悔しい(そして申し訳ない)。俺は涙が止まらないまま球場を後にした。
 バスの中は暗い雰囲気だった。みんな何も言わない。疲れもあるのだろうが、それ以上に悔しさがあったんだろう…
結局俺も家に帰ってもほとんど話もせずに横になった。(つづく)
(つづき)
 翌日とその次の日は休みだった。1日体を動かす気になれず、家で寝ていると、電話があった。
「もしもし?私だけど…」
 あさ美からだった。
「どうした?」
「ね、明日…ヒマ?」
「ああ…まあ何も予定はないけど…どうした?」
「いや、聞いてみただけ…だけど…」
「いいよ、どこか行く?」
 あさ美と付き合う上では大体いつもこうなる。俺がリードしてやらないといけない。って、俺はピッチャーなんだけ
どな…何で女房役になってるんだろう…
「うん…どこでもいいけど…」
「じゃあ、あんま遠出するのも何だし、駅前でいい?」
「いいよ、じゃ、明日また電話するね」
 電話を切って、俺はまた寝た。何故か寝ても寝ても眠たかったのだ。そして、目が覚めるといつの間にか次の日の朝
になっていた。
「ああ…もう朝か…」
 不思議な事に、一度眠り込んでからは野球の事を綺麗さっぱり忘れていた。別に考えないようにしようとか思った訳
じゃないのに…
 昼過ぎに電話が鳴った。
「あ、もしもし?私…今からでいい?」
「いいよ。じゃあ、駅前まで行くよ」
 そう言って俺は家を出た。外はこの日もいつもと同じように暑かった。(つづく)
(つづき)
 駅の前に着くと帽子を被ったあさ美が待っていた。前に二人で会ったのが誕生日だったから、2ヶ月ぶりである。
「待たせてゴメン」
「いいよ、今来たとこだし」
 二人して目の前のハンバーガーショップに入った。あまりにも暑いので、涼しい場所に行きたかったのだ。
「俺、シェイクとてりやきバーガーでいいや」
「じゃあ私、シェイクとアップルパイ」
 その組み合わせは正直どうかと思ったが、まあ何も言わないでおいた。というかいつも俺以上に食うあさ美が今日は
あまり頼まないのが不思議だった。
「んで、どうした?何かあった?」
「いや…そういう訳じゃないんだけど…残念だったね、この間…」
「ああ…まあ俺が悪いんだよ。打たれたから…」
 話が途切れた。気まずい間。何かいつものあさ美と違う。
「なあ、どうかした?何かいつもと違うぞ、お前」
「え?ベ、別に何もないよ…ただ…」
「ただ?」
「訊いてみたい事、あったから…」
「何?」
 俺がそう言うと、あさ美の顔が急に真剣になった。(つづく)
(つづき)
「ねえ、タカシ君はさ、今、私の事どう思ってる?」
「え?どうしたんだよいきなり」
「訊いてみたかったの!お願い、ちゃんと答えて」
「え…」
 いきなり迫られたのでちょっと面食らった俺は少し考えてから答えた。
「…好きな人、かな。一緒にいて落ち着くしね」
「そっか…」
「納得…してないね…?」
 俺はそう言って、あさ美の反応を待った。
「私…ハッキリさせようと思って…
 私と、付き合ってもらえ…ませんか?」
 あさ美の告白だった。俺は心の中ではOKしていたが(っていうか実質付き合ってるようなもんだったし)、少しだけ
考えた。それはこれからの部内での事だった。
「いいよ…でも、あんま部内で騒がれるの好きじゃないからそこは気をつけような」
「うん」
「それでいいんだったら…いいよ」
「ホント?ありがと…」
 あさ美の顔がちょっと紅くなった。
「さ、早く食べようぜ。アップルパイ、冷めるぞ」
「うん…」
 二人して食べ終わって店を出ると、1時間が過ぎていた…(つづく)
(つづき)
 外に出るとやっぱり暑い。そこを俺とあさ美は手をつないで歩いていた。
「タカシって、呼んでいいよね?」
「いいよ」
 別に今までと大きく変わった訳じゃないのに、すごく何かが変わったと思えるのは何故なんだろう。少なくとも、この
日から俺とあさ美の関係は新しい局面に入ったことは確かだった。
 結局その日は二人して夕方まで遊んでいた。
「じゃ、私はこれで」
「ああ、また明日な」
 そう言ってつないでいた手を離した。また明日から(学校では)部員とマネージャーの関係に戻る。
「じゃあね」
 あさ美に後姿で手を振って俺は家路を急いだ。家に帰る頃にはようやく日も暮れかけていた。
「ふぅーっ」
 家に帰ってシャワーを浴びている内に、だんだんと自分の頭の中で野球の事がまた大きくなってきているのを、俺は感
じていた。
「がんばらなきゃ…俺も」
 これからは俺たちが引っ張る立場になる。来年の夏、笑って終われるように、そして、大切な人のために…
「絶対一番になってやる…」
 心の中で、俺は誓っていた。(つづく) 
とりあえずここまで
ここは重要な部分なのでこの後は2人の視点が入ります
さて、このまま3年まで行くのかどうか…
ではまた
101名無し募集中。。。:04/11/07 19:08:56
ノlc|*・e・)|l <せんぱーい
102名無し募集中。。。:04/11/07 22:35:15
新垣、色気がないからジャージは脱げ
103名無し募集中。。。:04/11/08 02:37:47
ノlc|*・e・)|l <先輩のエッチ!
104名無し募集中。。。:04/11/08 02:41:26
新垣のスケッチ!
105名無し募集中。。。:04/11/08 11:51:10
ノlc|*-e-)|l
106名無し募集中。。。:04/11/08 11:59:08
なかなかすてきなお話ですね!
107名無し募集中。。。:04/11/08 19:45:26
ノlc|*-e-)|l
108名無し募集中。。。:04/11/09 01:48:05
ノlc|*-e-)|l
109名無し募集中。。。:04/11/09 09:18:26
ノlc|*・e・)|l <「いっぱい」の「い」を「お」に変えると・・・・ってそんなの言えないですよぉ!
110名無し募集中。。。:04/11/09 10:22:50
ノlc|*・e・)|l <え?この「クリ●●ス」ってなんですかぁ?
111名無し募集中。。。:04/11/09 10:38:47
ノlc|*・e・)|l <「おし●こゴクゴク・・・」って何とんでもないこと言ってるんですかー!
112名無し募集中。。。:04/11/09 10:43:16
ノlc|*・e・)|l <先輩、あの・・・ちょっと恥ずかしいんですけど、あたしの●メコ汁、飲んでみます?
113名無し募集中。。。:04/11/09 17:28:39
ノlc|*・e・)|l <小さい頃ってよく、おま●●とか遊びでよくやりましたよねー?
114名無し募集中。。。:04/11/09 19:59:41
>>112
新垣、お前いきなり何言ってるんだよ。
飲むって、そんな・・・。
115名無し募集中。。。:04/11/09 20:00:32
ノlc| -e-)|l
116名無し募集中。。。:04/11/09 21:18:40
ノlc|*・e・)|l <先輩、あそこのパチンコやのネオン見て下さい!
117名無し募集中。。。:04/11/09 22:31:00
ノlc|*・e・)|l <え?この「クリスマス」ってなんですかぁ?
118名無し募集中。。。:04/11/10 09:45:14
ノlc|*-e-)|l
119名無し募集中。。。:04/11/10 20:19:05
>>111
「る」か
120名無し募集中。。。:04/11/11 09:09:58
ノlc|*-e-)|l
121名無し募集中。。。:04/11/11 12:24:37
ノlc|*-e-)|l
122名無し募集中。。。:04/11/11 13:19:13
ここで一句
 すれ違う
     廊下で笑顔
          昼休み

ガキさーーん!好きだーーーーーーー!!!
123名無し募集中。。。:04/11/11 13:28:43
カーン
124名無し募集中。。。:04/11/11 13:31:07
コーン
125名無し募集中。。。:04/11/11 13:59:41
キーン
126名無し募集中。。。:04/11/11 14:17:16
コーン
127名無し募集中。。。:04/11/11 14:40:26
キーン
128名無し募集中。。。:04/11/11 14:42:45
ボーン
129名無し募集中。。。:04/11/11 14:43:27
ウェ〜
130名無し募集中。。。:04/11/11 14:45:59
ノlc|*・e・)|l<先輩、なに一人で遊んでるんですか?
131名無し募集中。。。:04/11/11 14:47:11
新垣、なに言ってんだ?俺の他に3人いるじゃないか、見えないのか?
132名無し募集中。。。:04/11/11 14:53:09
ノlc|*・e・)|l<えええええええええええええっ!!!!!
133名無し募集中。。。:04/11/11 17:10:44
>>122-129
なんだこれw
134名無し募集中。。。:04/11/11 18:55:56
>>133
大好きな先輩と廊下ですれ違った途端、昼休みの終了のチャイムが鳴って、
急いで教室に戻ろうとしたら、突然目の前に亀井ちゃんが現れて、
「ヒゲ」とか、「おでこ」とかからかわれたのを怒って、
「いい加減にしなさい!」と亀井ちゃんを突き飛ばしてから、
なんとか教室に入ったものの、5時間目はもうすでにはじまってしまっていて、
すでに教室に来ていた先生に怒られてうめき声をあげる新垣だな
135名無し募集中。。。:04/11/12 00:55:27
そんな感動ストーリーが>>122-129にはあったのか
136名無し募集中。。。:04/11/12 09:11:41
ノlc|*-e-)|l
137名無し募集中。。。:04/11/12 18:08:15
ノlc|*-e-)|l
138名無し募集中。。。:04/11/13 02:08:24
ノlc|*-e-)|l
誰もいないけどひっそり更新
(つづき・Asami`s SideV)
 私は心に決めていた。夏の大会が終わったら、タカシ君に思いを伝える事。そして、それまでは何も言わないでおこうと。
「今日は取材が…」
 2,3回戦を突破したうちのチームに、テレビ局の取材が来た。タカシ君が取材を受けている。でも…別に見たいとかあ
んまり思わない。なぜだろう…
「あさ美先輩、見なくていいんですか?」
 部室にいったん戻ってきたお豆ちゃんが言った。見たい気持ちもなくはないけど、でも今はあえて距離を置こうとしてる
んだから、ちゃんと初心貫徹しなくちゃ。
「うん、私はいいよ。まだ仕事あるしね」
「そうですか…」
 お豆ちゃんの表情がどこか寂しげだったのは、きっと気のせいだろう。私は気を取り直して仕事を続けた。それからまた
しばらくして、
「先輩、そろそろ私…」
「あっ、帰る?いいよ、後は私がやっとくから」
「え?いいんですか?」
「どうして?」
「だって…タカシ先輩も帰るって…」
「いいよいいよ、だって私、まだ仕事あるしね」
 お豆ちゃんの表情が一瞬明るくなって、また曇ったのを私は見逃さなかった。
「そうですか…じゃあ私は帰りますね。お疲れ様でした」
「お疲れ様」
 お豆ちゃんを見送って、私は仕事を続けた。
「ふうーっ…」
 正直な事を言えば、お豆ちゃんがタカシ君のことを好きなのは知っている。そして、恐らく二人は今日一緒に帰るだろう。
でも、私はそれを止めるつもりもない。だって…まだ付き合ってるわけじゃないし(そう見られてるのは知ってるけど)、
それにお豆ちゃんの事をとやかく責めるつもりもなかった。
「さ、仕事仕事…」
 結局家に帰ったらもう夕方の6時を回っていた。家に帰って早めに床についた。そして…その晩、私は夢を見た。(つづく)
(つづき)
 私は甲子園にいた。何と、我が野球部は甲子園の切符をつかんでいた。炎天下、スタンドには満員のお客さん。
「7番、ピッチャー、葛城君…」
 アルプススタンドの大歓声に迎えられて、タカシ君が打席に入る。
「お願い!打って…」
 私の願いが通じたのか、タカシくんはセンターへ大きなあたりを打ち上げた。
「入る!入る!…」
 外野手がボールを追っていく…と。
「………はっ!?」
 そこで目が覚めてしまった。そう、その光景は夢だったのだ。
「夢か…」
 気がつくともう朝が近い。今日は試合だ…
「眠れない…」
 布団から抜け出すと、外は快晴だった。
「今日も暑くなりそうだな…」
 早めに着替えて、日焼け止めもちゃんと塗った(これを塗らないと肌が大変な事になる)。荷物を持って…
「行って来ます…」
 家を出ると、朝の日差しが眩しかった…(つづく)
(つづき)
 私の希望は打ち砕かれた。タカシ君は別人のように打ち込まれた。4回までで8−0。敗色濃厚だ。タカシ君はマウンド
を降りて、外野に向かった。
「タカシ君…」
 思わず心配になってしまった。私はこの時、明らかにチームよりも一人の人の心配をしていた。
「先輩…」
 となりにいたお豆ちゃんが心配そうに私の顔を覗き込んだ。
「大丈夫だよ、ほら、まだ試合終わったわけじゃないでしょ?」
 自分に言い聞かせるように、私はお豆ちゃんに言った。でも…その期待がしぼむまで、そう時間はかからなかった。
「ゲームセット!」
 タカシ君がセカンドゴロを打って、試合は終わった。そして、今年の夏が終わった。
「ああ…」
 お豆ちゃんも肩を落とした。
「落ち込まないの。みんな、私たちより落ち込んでるし、悔しいんだから…」
 そう言って励ましたが、その言葉にも力はないのは自分でも分かる。
「行こう…」
 バスの中の沈んだ空気。タカシ君に声を掛けようかと思ったけど、とてもそんな事できそうにない。
「…タカシ君…」
 切ない気持ちだけが残っていた。負ける事がこんなに辛い事だと、初めて知った一日だった。(つづく)
143名無し募集中。。。:04/11/13 13:54:24
ノlc|*-e-)|l
144名無し募集中。。。:04/11/13 21:09:16
ノlc|*-e-)|l
145名無し募集中。。。:04/11/13 23:11:35
イイヨイイヨー
146名無し募集中。。。:04/11/14 02:50:53
ノlc|*-e-)|l
147名無し募集中。。。:04/11/14 12:54:41
ノlc|*-e-)|l
148名無し募集中。。。:04/11/14 13:41:00
パンツの線がでてるぞ
149名無し募集中。。。:04/11/14 21:04:32
ノlc|*-e-)|l
150名無し募集中。。。:04/11/15 06:52:56
ノlc|*・e-)|l
151名無し募集中。。。:04/11/15 09:39:43
ノlc|*-e-)|l
152名無し募集中。。。:04/11/15 15:55:38
ノlc|*-e-)|l
153名無し募集中。。。:04/11/15 20:28:56
ノlc|*-e-)|l
154名無し募集中。。。:04/11/15 23:09:10
ノlc|*-e-)|l
155名無し募集中。。。:04/11/16 03:53:39
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・先輩・・・
156名無し募集中。。。:04/11/16 10:01:30
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・あん・・・ダメですよぉ・・・・入れちゃうんですかぁ・・・・・
157名無し募集中。。。:04/11/16 10:36:32
ノlc|*・e・)|l<保全ヤヨー
158名無し募集中。。。:04/11/16 12:58:04
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・も、もう入れちゃうんですね・・・あ、あん・・・
159名無し募集中。。。:04/11/16 19:38:58
新垣、ちょっと上になれ
160名無し募集中。。。:04/11/16 19:59:16
上 <こうですか? 
161名無し募集中。。。:04/11/16 21:40:30
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・先輩、あん、入れるのまだですって、おしるこの作り方書いてるのにぃ・・・
162名無し募集中。。。:04/11/17 13:33:24
あんこかよ
163名無し募集中。。。:04/11/18 01:42:21
ノlc|*-e-)|l
164名無し募集中。。。:04/11/18 14:36:14
ノlc|*-e-)|l
165名無し募集中。。。:04/11/19 01:33:25
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・先輩・・・
166名無し募集中。。。:04/11/19 13:54:13
ノlc|*-e-)|l
167名無し募集中。。。:04/11/19 23:52:32
ノlc|*-e-)|l <先輩・・・ダメですよ、ほらここ、こんなにヌルヌルのビチョビチョです・・・
168名無し募集中。。。:04/11/20 00:36:56
Hクイズか
第2ヒントプリーズ
169名無し募集中。。。:04/11/20 01:20:25
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・あたし一人じゃもう限界で・・・奥の方なんてもっとすごい状態だし・・・
170名無し募集中。。。:04/11/20 01:56:49
(;゚∀゚)=3ハァハァ
わかんねぇ、、、お、お、おま、おま、おま、
ムヒョーーーーーーー
171名無し募集中。。。:04/11/20 03:00:25
ノlc|*-e-)|l <・・・で、でもあたし、こういうの・・・あの、したことないし・・・せ、先輩、してください・・・
172名無し募集中。。。:04/11/20 08:13:59
(;`Д´)l \ァ l \ァ
し、しちゃおっかなぁ〜?ええんか?ええのんか?
173名無し募集中。。。:04/11/20 11:08:50
>>172
おれの先輩像が崩れた・・・
174名無し募集中。。。:04/11/20 14:22:03
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・・あ、すごい・・・先輩、もっと、もっと奥まで・・・もっと・・・
175名無し募集中。。。:04/11/21 02:26:01
真面目に考えてるのにシリンダー位しか思いつかん
よし、先ずは新垣が脱いでからその続きだな

>>173
新垣にスカされる先輩ですな
176名無し募集中。。。:04/11/21 14:57:48
ノlc|*-e-)|l <ムニャムニャ・・・・はぁ・・・スッキリしちゃいましたね・・・先輩って、やっぱりすごかったです・・・
うーむ…
誰もいない&誰も見ないアレな時間帯ですが
続きを
(つづき)
 翌日から2日間休みだった。私たちにとっては遅れた夏休みの始まりだ。その初日の昼下がり。
「Trrrrrrr…Trrrrrrrr…」
 電話を掛けてみる。
「もしもし?私だけど…」 
「どうした?」
 相手はもちろん、タカシ君だ。
「ね、明日…ヒマ?」
「ああ…まあ何も予定はないけど…どうした?」
「いや、聞いてみただけ…だけど…」
 マズい、とんでもない事を言っている私。聞いただけなら電話することもないじゃん…と自分の中で呟く。
「いいよ、どこか行く?」
 タカシ君は私の気持ちを見透かしていた。まあ、そりゃそうだろうけど。
「うん…どこでもいいけど…」
「じゃあ、あんま遠出するのも何だし、駅前でいい?」
「いいよ、じゃ、明日また電話するね」
 そう言って電話を切った。もう私の腹は決まっていた。
「明日…か」
 タカシ君は昨日が大事な日だったけど、私にとっては明日も大事な日だ。できれば、タカシ君もそう思っていてくれ
たら、言う事はない。
「寝よっと…」
 何故かそわそわする気持ちを抑えられず、私は布団に入った。何だか、小学校の遠足前夜の気持ちに似ているかもし
れない。
「はぁ…早く明日になればいいのに…」
 頭の中をそんな気持ちがよぎる。でも…明日何が起こるのかは、私にも分からない。だから…明日が来るのが怖い気
持ちもあったりする。
 そして…結局眠れたのか眠れなかったのか、よく分からないまま朝になった。(つづく)
(つづき)
 お昼過ぎ。タカシ君に電話を入れる。
「あ、もしもし?私…今からでいい?」
「いいよ。じゃあ、駅前まで行くよ」
 いつものように、会う場所は駅前だ。ま、たまには遊園地とか映画館とか行って見たいとは思うけど、練習ばっかり
で休みもそうそうないから、行く時間がない。必然的に近場で済ませてしまう。
「さ、行ってこようっと」
 外は相変わらず暑い。きっとカップルが海に押し寄せてたりするんだろうな、そんな事をふと考えた。
 駅の前に着くとタカシ君はまだ来ていないようだった。お気に入りの帽子が、私のトレードマークだ。
「暑いなぁ…」
 ハンカチで顔の前をパタパタするけどぜんぜん役に立たない。肩出しのノースリーブを着てるけど、汗が出まくりだ。
「まだかな…」
 そんな事を考えていると、タカシ君がやって来た。
「待たせてゴメン」
「いいよ、今来たとこだし」
 我ながら何ともあっけない答えだ。これでいいのかな…
 タカシ君に連れられて、私はハンバーガーショップに入った。
「俺、シェイクとてりやきバーガーでいいや」
「じゃあ私、シェイクとアップルパイ」
 何かあんまり食べる気がしない。いつも大食いだって言われるけど…今日はどうも気が進まないのだ。
 二人して窓際の席に座った。何か気まずい間。いつもの二人じゃないのは、きっと私のせいだ。
「んで、どうした?何かあった?」
「いや…そういう訳じゃないんだけど…残念だったね、この間…」
「ああ…まあ俺が悪いんだよ。打たれたから…」
 会話が途切れた。私が喋れないと、何かタカシ君まで喋れなくなって来たみたいだ。マズい…どうしよう…
(つづく)
(つづき)
「なあ、どうかした?何かいつもと違うぞ、お前」
「え?ベ、別に何もないよ…ただ…」
「ただ?」
 会話の流れが変わった。行くなら今しかないかも。
「訊いてみたい事、あったから…」
「何?」
 今だ!頑張れ、勇気出せ、私!
「ねえ、タカシ君はさ、今、私の事どう思ってる?」
「え?どうしたんだよいきなり」
「訊いてみたかったの!お願い、ちゃんと答えて」 
「え…」
 長い間。マズい、一気に言い過ぎちゃったかな…どうしよう…
「…好きな人、かな。一緒にいて落ち着くしね」
 やっとタカシ君はそれだけ言ってくれた。でも…それだけじゃ何か物足りない。
「そっか…」
「納得…してないね…?」
 ここまで来たら、もう思い切って言うしかない。私は息を吸い込んでから言った。
(つづく)
(つづき)
「私…ハッキリさせようと思って…
 私と、付き合ってもらえ…ませんか?」
 とうとう言ってしまった。もう後には引けない。お願い…OKして!
 少し空いた間。もしかして…嫌な予感がする。
「いいよ…でも、あんま部内で騒がれるの好きじゃないからそこは気をつけような」
 私の心配は、杞憂だった…
「うん」
「それでいいんだったら…いいよ」
「ホント?ありがと…」
 表情は変えないようにしようと思っていたけど、やっぱり照れちゃう。
「さ、早く食べようぜ。アップルパイ、冷めるぞ」
「うん…」
 何か嬉しくて仕方がない。思わず顔が真っ赤になって、にやけてきちゃう。そう…私の初めての彼氏が、
目の前にいるのだ。
(つづく) 
(つづく) 
 店を出た私達は、どちらからともなく手をつないだ。
「タカシって、呼んでいいよね?」
「いいよ」
 何か幸せな時間。恋人って、こういうのを言うんだろうな…
 二人して遊んだ。楽しい時間…ここ最近で一番楽しい時間かもしれない。時間が経つのを忘れるくらいに。
そして…時間は夕方になった。
「じゃ、私はこれで」
「ああ、また明日な」
 そしてつないでいた手を離した。何だかちょっと寂しい。
「じゃあね」
 私の言葉に、タカシは後ろ手を振って答えた。それを見届けて、一人で家に帰る。
「ふう…」
 夜、一人で湯船に浸かっていると、何となく今日の事を思い出して、嬉しくなって来た。
「彼女、か…」
 明日から、またいつもの関係(学校では)に戻る。でも…それはあくまで表だけ…大事な人と…一緒にいら
れるって、とっても幸せな事だって、今更ながら思う。
「さ、寝ようっと…」
 幸せな気分のまま、私は眠りに就いた。この時、完全に私とタカシの事以外は、頭の中になかった。
(つづく)
(つづき・Risa`s SideX)
 うちのチームは負けてしまった。タカシ先輩がものすごく落ち込んでいたのが正直辛かった。
「先輩…」
 声が掛けられる雰囲気じゃなかった。とても前の日に「眉毛ビーム」の話をしていた時と同じ人とは思えない。
「参ったなぁ…」
 マネージャーになって、初めての夏はこうして終わった。頭では分かってたけど、やっぱりその光景を見るの
は悔しいし辛い。
「明日から休みか…」
 家に帰って明日何をするか考える。とりあえず友達に連絡して、遊びに行く事にした。
「明日はカラオケ、っと…」
 しばらくプライベートで友達と会っていなかったから、ちょっと楽しみだ。
「さ、寝よう…」
 と思っていると、携帯が鳴った。
「もしもし?」
「あ、もしもし里沙?」
 中学時代の友達からの電話だった。そう言えば、もう2ヶ月くらい話してなかったな…
「最近どうよ?元気?」
「え?うん、まあ…元気かな」
 久しぶりだったので会話は弾む。と…
「ところでどう?好きな人とかできた?」
「え?私が?」
「他に誰がいんのよ」
「うーん…」
 タカシ先輩の事を、彼女は知らない。話していいのかな…迷う。
(つづく)
(つづき)
「いやー、微妙なんだよねー、うん、ホントビミョーでさ…」
 そう言ってごまかそうとした。でも…
「言ってみ、里沙の嘘、すぐバレるぞ。大体何年アンタと友達やってきたと思ってるのよ」
 うーん、言われてしまった。どうしよう…やっぱ言った方がいいかな…
「どうしたー?」
「え?いや…実はね…好きな人ができてさ…」
「やっぱり…だろうと思ったよ」
 タカシ先輩の話をした。先輩に憧れているうちに恋心を持ってしまった事、でも先輩にはあさ美先輩がいる事、
そして二人が付き合ってるっぽい事…
「ねえ…やっぱ私って魅力ないかな…女として…」
「あれあれぇ?どうした?里沙らしくないぞー」
「そうかなぁ…私的には…なーんかさ、微妙なんだよねぇ…」
「何が?」
 何が?と聞かれて私ははた、と困ってしまった。私って…一体タカシ先輩の何が好きなんだろう?
「まあ…頑張ってみるよ…その人の事、ホントに好きだし…」
「そうそう、諦めちゃだめだって。頑張りなよ」
「うん」
 友達の存在は嬉しい。でも…私、ホントにこのままでいいんだろうかって思ってる事は…言えなかった。
「じゃあねー」
 電話を切って考える。明日、友達に会ったら…私の気持ち、ちょっとは楽になるだろうか?(つづく)
(つづき)
 次の日の朝。目が覚めて意味もなく私は窓から空を眺めた。悲しいくらい、晴れ渡った空。蝉の声が聞こえる。
「暑いなぁ…」
 この日も暑い一日だった。お昼くらいに家を出て駅前に向かった。
「もう着くな…」
 そう思いながら角を曲がったら…
「あっ…」
 そこに、あさ美先輩がいた。帽子を被ってどこかを見ている。誰かを待っているのかも…まだ私には気づいてい
ないみたいだ。
「もしかして…」
 そんな予感はしたが、気にしないことにした。駅について友達を待つ…んだけど、やっぱり気になる。
「あっ…!」
 あさ美先輩の元に…タカシ先輩が来た。二人でどこかに行くようだ。
「やっぱり…」
 私の予想は当たった。そうだろうとは思ったけど…
「里沙〜、お待たせ〜」
 友人とカラオケに行ったが、どうも気が乗らなかった。
「はぁ…」
 家に帰っても募る空しさ。やっぱりあの二人…付き合ってたんだな…
「せんぱい…」
 暗い気持ちのまま、私は眠りについた。
(つづく)
とりあえずここまで
さて、ガキさんは果たしてこれからどうなるのか…
ではまた
188名無し募集中。。。:04/11/22 10:12:39
イイヨイイヨー
189名無し募集中。。。
>>176
ノlc|*-e-)|l <ながしの排水溝の奥の汚れ、あたしの力じゃ取れなかったんで・・・先輩に頼んでよかった・・・ムニャムニャ