何度も落としてすみません、作者様。
トボトボと自室に退散する。
失恋ソングが頭の中を駆け巡る。
今日は一日中寝ていたい。永遠に・・・なんか日本語変だな。
どれぐらい時間が経ったろうかハロモニをぼけーとベットで横になりながら見てると、
「△△、暇なら草野球の助っ人やってくれないか?」糞オヤジだ。
ほっといてくれ!俺は一人でいたいんだよ!これだから下町の人間はjhflsdwrt!!!・・・俺もそうか。
「しずちゃん(絵里の父)のチームに急用ができた人がいるんだよ、頼むよ。」
「・・・。」
「絵里ちゃんもう許すって言ってたぞ。」
「・・・ってなんで知ってるんだよ!?」気持ち悪いオヤジだ。
「やぱりね〜そうだよね〜♪」母さんの影響か氷川きよしの歌で茶化す。その内( ゚д゚)、ペッのヅラでも買ってくるんじゃないか?
「絶対行かねーからな!」こうなりゃ意地だ。
「絵里ちゃんも見に来てくれるんだけどな。」
「・・・仕方ねーな、行ってやるか。しずちゃんのために。」
「よし決まり!早く着替えた!」
Elizabethと恥ずかしいロゴのが入ったユニフォームだ。
いつも思うが変なチームだ。ちなみにzのところはsでもいいらしいけどわかりやすいということでzになったらしい。
俺と絵里とオヤジで車に乗り込む。
母さんはガーデニングに忙しいらしく、さゆみとれいなはプレステの電車のゲームを夢中でやっているので置いていくことにした。
さて、ここで気づいたんだけど・・・腹減った!
と、絵里が無言でバスケットを差し出した。
俺の好物のおかかのオニギリだ。貧乏くさくて悪かったな。
ここでサンドイッチを出さないところが絵里わかってるじゃん。
もちろんサンドイッチも好きだよ。玉子もハムもカツも・・・なんでもいいじゃん!
「うめ〜!」梅干じゃないぞ。美味かったんだ。
「・・・がんばって。」絵里はそれだけいうと窓の景色をぼんやり眺めた。
オヤジは伊集院のわけのわからないラジオに夢中なのか終始無言だった。
どれくらい経っただろうか荒川の土手についた。
駐車場に車を置きグラウンドに向かう。
「お〜!!△△ちゃん来てくれたか!!」背はあまり高くないがガッチリした声の大きいメガネをかけた男の出迎えだ。
「亀さん!ひさしぶり〜!」さゆみの影響か西村京太郎の十津川警部シリーズの刑事のようにしずちゃんに応える。
「ピッチャーのしゅうちゃんがデートなんだとさ。」なんだその理由は!野球をなめるなよ!
・・・もっとも休みに練習してない俺が言っても説得力0だな。
「どうせまた出会い系サイトで知りあった娘だろ。全くしょうがねーなしゅうちゃんは。」オヤジも話に加わる。
「ってことで頼むわ〜♪今度の娘、絵里ちゃんぐらいの娘らしいんだよ〜♪△△もがんばれよ♪」自分の車に消えていく中年男。
しゅうちゃん・・・犯罪だぞ。
去っていくしゅうちゃんの車を見送る一同。ある意味幸せな男だな。
絵里のあきれた顔が自分に対してのような気がして複雑な気分だ。
とりあえずマウンドで肩を作る。絵里の方を見る。
むさ苦しいおっさんたちの中に一人輝く花のような存在。掃き溜めに鶴・・・相手チームのみなさんごめんなさい。
前にもいったけど昔はエースで4番。肩には自信があるんだぜ?
俺の150`の直球・・・120`の直球と鋭く落ちるフォーク・・・すっぽぬけてタイミングをはずすチェンジアップ。
相手は所詮隣町の商店街チームだ。手も足も出ない。
ただ・・・当然のようだけどエラーの山だ。それでも7回まで3点で抑えた。自責は0だぞ。
7回の裏2アウトランナー2塁、点数は3-2で隣町のリード。バッターは・・・俺?
「代打を頼むよ!亀さん!」
「代打?なに言ってるんだよ?子供のころからエースで4番〜♪」巨人の星歌っちゃってるよ。
「打撃はホント自信ないんだよ。」
「今日は9人しかいないんだから頼むよ。絵里のために。」
・・・この言葉に弱い馬鹿はバッターボックスに立っていた。
あっさり2ストライクと追い込まれた俺。作者氏ねよ!
もうだめだと思っていると、
「そんな豚みたいなピッチャー叉焼にしちゃえ!」
「!?」絵里だ!・・・確かに阪神の○○に似ている・・・ププッ確かに。
リラックスできたのか、相手がカッとなったのかわからないけど恐ろしく甘い球がきた。
「カキーン!!」リトルリーグの頃の懐かしい感触だ。
ボールは外野手の遥か遠く荒川に飛び込まん勢いでグングン伸びる。
作者に意地悪されないようにちゃんと1塁ベースを踏んでホームに帰還した俺を迎えたのは・・・
絵里ではなく掃き溜めではなく商店街のみんなだ。
「△△やったな!」「俺が頼んだのが勝因だな。」「自慢の息子ですよ。」最後は蛇足。
商店街のみんなの相手をしてても疲れるのでベンチの絵里のところに走った。
「すごいね!△△!甲子園みたいだったよ!」
「甲子園て大袈裟だな・・・それよりだな・・・」
「朝のことならもういいから・・・」
以心伝心・・・ゴルバチョフかよ!?あれ?エリツィンだっけ?って15歳が知ってるか?
「ん?どうしたの?」
「いや・・・なんでもない・・・」
「ようやくバットの調子がよくなってきたね。一緒にプレーしてたあの頃の感じだったよ。」
「下のバットの調子ならずっと調子よかったんだけどなぁ。一緒にプレーするか?」
俺はなにを言ってるんだ?商店街のおっさん連中相手からギアチェンジするのを忘れてたぜ・・・
「最低・・・」
「高田純次っぽくなかった今の?」こうなったら自棄だ。
「・・・つまんない。」ボソっと絵里。
「ゴメン。」肩を落とすさ。
「・・・でもそういうところも好き♥」ニコッと俺を見つめる絵里を見て思った。
亀井絵里はちょっと変わった男の子が好きだということだ。
3日ぶりの更新。
なんか野球中心に書きすぎた感があるかな。
乙
たまにはそういう時もあるさ
いいよ いいよ〜
早速キテターーーーー!!!!
更新乙です!!!!
ほほ
桃
尻
週末保全
∋☆ノハヽ∈
ノノ*^ー^)<保全ですよ?
え
18 :
名無し募集中。。:04/09/18 23:27:14
11じ半の保全
19 :
名無し募集中。。:04/09/18 23:27:25
11じ半の保全
HOZEN
∋☆ノハヽ∈
ノノ*^ー^)<保全ですよ?
22 :
名無し募集中。。。:04/09/19 00:59:16
亀井って完璧に整形だよね
前(ゴーガール恋のV)あたりまでは奥二重だったのに最近は完全に二重になってる
なんてことをぼやきながら保全
23 :
名無し募集中。。。:04/09/19 01:21:27
>>22 世の中にはアイプチってもんがあるんですよ(藁
寝保全
hozen
ほ
ぜ
ん
キャ
∋☆ノハヽ∈
ノノ*^ー^)<保全ですよ?
31 :
名無し募集中。。。:04/09/19 14:15:44
≫23
元の亀井のあの奥二重かげんにアイプチだと不自然になると思うが
32 :
名無し募集中。。。:04/09/19 15:15:07
>>23 そもそもアイプチじゃあ今の亀井みたいな二重にはできない
アイプチシラネから
ほぜー
夕陽がきれいな土手を出発し家に着いたのは5時頃だろうか。
静香ちゃんたちは祝勝会だとかなんだとかで結局三人で帰ってきた。
玄関を開けるとそこには対照的な二人がいた。
「おかえりなさい。」とれいなが迎えれば、
「どうして黙って行くの〜!?」とフグみたいに頬を膨らませるさゆみ。
「だってさ、ゲームに夢中だったじゃん。」たしなめる兄。
「絵里ちゃんばっかりずるいよ!」絵里に嫉妬かかわいいな。
「△△がサヨナラ2ラン打ったんだよ。さすがわが息子であり××高校野球部だけあるわ。」オヤジ空気嫁。
「私がいないと打つんだね。」うるせー馬鹿!
「私も見たかったな。お兄さんのホームラン。」いい子だな、れいな。
「2ストライクと追い込まれてもうダメだと思ってたら絵里ちゃんが『そんな豚みたいなピッチャー叉焼にしちゃえ!』なんて言ってさ。」
「絵里ちゃんってそんなこと言うんだ。意外〜!」さゆみが大袈裟に驚く。
「それでこいつの力が抜けたのかホームラン打ったんだよ。」
「絵里ちゃんの前だといつも力が入って駄目なのに珍しいこともあるんだね。」
「そんなことないよ!」絵里が俺をかばう。
そういえば俺の打撃がおかしくなったのは絵里を異性として意識するようになってからかな・・・
いつも絵里がいたな・・・野球をやっているときもそれ以外も・・・一緒に風呂に入ったっけ・・・ピンクメモリー・・・
「ピンク氏ね。」れいながボソッと呟き、思わずドキッとした。
TV画面で笑点メンバーが挨拶していた。
しばらくすると青い服を着ているのが、
「Hの後に愛がある。」と下ネタを言ったからなんか気まずい空気になった。
「Hの前にも愛があるのにね。」俺の耳元で囁く絵里・・・ではなくオヤジ。失せろ!
「なに二人で話してるの?」さゆみが不思議そうにこちらを見る。
「ところで腹減ったな。なんかとるか?」急にいいお父さんになるなよ!
「ピザって10回言って。」なんだ突然?
「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ。」とりあえず言ってみた。
「じゃあここは?」肘を指差している。
「肘!」引っかからないぞ俺様は。
「ということでピザになりました。」なんだそりゃ!
30分ぐらいでピザが届いた。
「昔は30分以内に来ないとただだったのにな。」オヤジが残念そうに言う。
アイダホポテトの大きいのとシーフードの中くらいのピザにから揚げだポテトだ結構たのんだようだ。
絵里の口から白いネバネバとしたもの・・・チーズが垂れているのを吸う仕草に思わず見入る馬鹿。
「おいしいね。ん?私の顔になにかついてる?」ドキッ!
「いや・・・美味そうに食うなって思ってさ。」
「どうせまたHなことでも考えてたんでしょ?」さゆみが鋭いことを言う。
「立ってるものは親でも使えといいますからね。」れいながわけのわからないことを言う。
「おいおい勘弁してくれよ。母さんだけで充分だよ。」オヤジいいかげんにしろ!
「全くもう〜♪」さとう玉緒みたいだぞ母さん。
あきれてるだろうなと思って絵里の顔を見ると楽しそうだ。
なんだい結構好きなんじゃねぇ〜か。
「タラヲ氏ね。」れいながまたひとり言を言った。
サザエさんのタラちゃんが楽しそうにしていた。
れいなに長崎の事件の女の子みたいな不気味さを感じた。
でもこのときはれいながあんなことをするとは思わなかった。
とりあえず笑点見ながら更新。
更新乙です!!
乙〜