もしもミキティが幼なじみの隣の娘だったら 3冊目

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1名無し募集中。。。
おなじみもしものコーナーです


ミキティ「おい○○、朝だぞ、起きろーーっ、学校遅刻するぞっ」
オレ「もうちょっと寝かせてクレよー、って勝手に人の部屋へ入ってくんなー」

だめだこりゃ

前々スレ もしもミキティが幼なじみの隣の娘だったら
ttp://ex2.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1063037365/
前スレ もしもミキティが幼なじみの隣の娘だったら 2冊目
ttp://ex2.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1066240612/
小説保存サイト(2冊目40氏作)
ttp://psyco.jp/cream/miki/index.html
2名無し募集中。。。:03/11/14 14:22
しゅわしゅわしゅわー
3名無し募集中。。。:03/11/14 14:22
アニヲタに死を
4名無し募集中。。。:03/11/14 14:27
今ひとつ読んでみたけどこのスレ凄い!!
誰でも書いていいの?
5p2170-ipbf04kobeminato.hyogo.ocn.ne.jp:03/11/14 14:33
       ☆ノハヽ
       从 ^▽^)<わ〜い梨華のスレだぁ〜♪
       (l]つ:)]つ
       く_,._,._,.ゝ
  εεε (__/"(__)
6名無し募集中。。。:03/11/14 14:39
ミキティ大好き
7( ^▽^)さん:03/11/14 14:54
  _, ,_
( ^▽^)  ノノノハヽ
   ⊂彡☆;;;)゚vV;从

              _, ,_
       ノノノハヽ (^▽^ )
      川;Vv。(;;;☆ミ⊃

  _, ,_
( ^▽^)  ノノノハヽ
     ニ○;;;)゚vV;从・∵ >>1
8名無し募集中。。。:03/11/14 16:35
作家は随時募集中。。。
9名無し募集中。。。 :03/11/14 17:03
>>4
どうぞ
10名無し募集中。。。:03/11/14 17:41
02
11名無し募集中。。。:03/11/14 18:41
 ノノノノハ
 川VvV) …
 ( つ|⌒|⌒| ←ののたん写真集
 │ |⌒|⌒
 (__)_)

   ノハヽヽ ハァハァ
  (VoV;川 <こ、これ下さい!
|⌒|⊂   )
⌒  | | |
   (_)_)
12名無し募集中。。。:03/11/14 19:14
吾輩は猫である。
名前は『キティ』
ちなみに♂である。

目がさめたのである。
ん?美貴も○○の部屋のコタツで寝ているのである。

きっと○○が帰って来ると
「美貴、自分の部屋で寝ろ。」
とケンカがはじまるに違いない。

「なんだ、美貴寝てるのか…まったく、しょうがないな…風邪ひくなよ。」
ん?
毛布掛けてるぞ?

「○○おかえり、毛布ありがと。」
「寝るなら自分の部屋のベットで寝ろ。」
「いいじゃん、キティも寝てたんだし。」
「じゃあ、おまえも魚肉ソーセージ食ってろ。」
「にゃん♪」
吾輩の魚肉ソーセージ…

人間ってよくわからないな。
13名無し募集中。。。:03/11/14 22:03
>>12
猫視点イイ!
14名無し募集中。。。 :03/11/14 23:23
にゃん(・∀・)イイ!!
15名無し募集中。。。:03/11/14 23:55
前のほうスレに書いてしまったw

前スレの940さん
選挙話書いてた名無し ◆3VSP.uZ9wU氏の他の作品を読みたいんだけど
「美貴スケとズッコケシリーズ」ってのがそうなの?
「美貴スケ」っていうのは他作者さんですか??誰か教えて!!

>>12
猫イイ!
16名無し募集中。。。:03/11/15 00:16
>>15
とりあえず、全部見れば?
ハズレないと思うよ。
17名無し募集中。。。:03/11/15 00:30
名前で検索するとか方法あるだろうが
18名無し募集中。。。:03/11/15 00:37
前スレ埋まった。
19名無し募集中。。。:03/11/15 00:39
埋め立て乙
20名無し募集中。。。:03/11/15 00:40
こんな話読みたい!っての募集。
21名無し募集中。。。:03/11/15 00:40
げっと1000美貴様爆乳の証明
↑これで1000とろうとしたら失敗した・・・
22名無し募集中。。。 :03/11/15 00:41
>>21
そりゃあ・・・
23名無し募集中。。。:03/11/15 00:44
>>16
わかりました全部読みます
でも全部読むの大変そうだ・・・・w

>>17
そうですねやってみます
24名無し募集中。。。:03/11/15 00:46
辻を出してホスィ
25名無し募集中。。。:03/11/15 00:47
>>23
読書の秋だしな、いい週末になるはずだ。
26名無し募集中。。。:03/11/15 02:47
作家さんガンガレ保全
27名無し募集中。。。:03/11/15 05:12
>>20
やはりその季節に合わせた時事ネタが感情移入しやすくて好きかも。
来月になればクリスマス、年末年始の大計画とイベント目白押しなのだが・・・
今だとなんだろう?期末テストに向けて二人で勉強とか。ちと早いか?

・・・コタツに入って美貴と二人きりでテスト勉強。テーブルにはみかん。
ストーブにかけたヤカンの蒸気の音だけが静かに響いている・・・
ふと気づくと、向かいに座って本を読んでいる美貴の胸元が大きく開いて、胸の谷間が・・・

ない。 まったくない。あいかわらず胸ねーな・・・

ああっ、だめだこりゃ!!作家さん年末ネタ期待してます!
28名無し募集中。。。:03/11/15 05:14
こたつなら、中で足が触れ合うのキボン
29名無し募集中。。。:03/11/15 08:06
川VvV从 <ほぜん
30名無し募集中。。。:03/11/15 09:13
前スレ>>960の訂正。興味ない人すいません。

本格的に準備を始めてから一週間がたった。残り四日。
衣装のほうは…順調に行っているようだ。
教室の外にはずらっと使う衣装が並べられていた。
男物のスーツからお水系の衣装、ドレス、
果てはバニーやボディコンなど誰が着るんだっていうようなものもあった。
それらはほとんどが皆の家から持ち寄られたものだった。
バニーは松浦さんが持っていたらしい。
…こら、想像して興奮してんじゃない…俺。

「ねえ、○○君…」
「ん?」

後ろから呼ばれて振り返ると、そこには内装係の一人、石川さんがいた。
なにやらオロオロしている。

「私達、何したらいいの?」
「いや、内装係のことは美貴に聞いてくれないかな?」
「藤本さんは…」
「?」
「○○君、代わりに聞いてきてくれないかな?」
「ああ、別にいいけど…」

 
31名無し募集中。。。:03/11/15 09:15
俺は三人分の作業が終わってくたくたになっていたが、
どうしても確かめないといけないことがあった。

「石川さん、ちょっと。」

俺は帰ろうとしていた石川さんを呼び止めた。

「なあに、○○君?」
「あのさ、内装係のことなんだけど…いったいどうなってんの?」
「…」

石川さんは何か考えているようだったが、重そうに口を開いた。

「○○君、あなたの人選ミスよ。」
「はい?」

石川さんの話によると、美貴は確かにちゃんと指示を出しているらしい。
じゃあ、何がいけないのか。

「一回の指示ですべてを完璧に把握出来る人なんていないわ…
質問したいこともある。でも…」

美貴が怖い。いつも不機嫌そう。質問なんてしたらどんな顔をされるのか。
そんなこんなで、皆はわからない部分を抱えながら作業をしていた。
だが、それが徐々に溜まっていき、
ついには何をしていいか分からなくなってしまったというわけだ。
美貴も、うすうすそのことに気付いていたに違いない。
だが、あいつの性格上何も出来なかったのだろう…
32名無し募集中。。。:03/11/15 09:18
↑前スレ>>963の訂正です。こうしないと話がつながんない…
すいませんでした。
この失態はネタで必ず。
33名無し募集中。。。:03/11/15 09:30
>>32
乙です。期待してます
34名無し募集中。。。:03/11/15 11:09
ミキティ視点の話を書くか、ものすごっシリアスな話を書くか。
シリアスは止めた方がいいんだっけ?
35名無し募集中。。。:03/11/15 11:25
>>34
読んで貰いたくない人のためにレスの頭に【シリアス】って付けたら?
読みたくない人はこれをNGワードに登録するだけ。
36名無し募集中。。。:03/11/15 11:55
シリアスってどういうのをシリアスっていうんだか
レイープとか虐待とかバイオレンス系?
37名無し募集中。。。:03/11/15 11:56
昔ミキティ視点の濃いやつあったな
38名無し募集中。。。:03/11/15 12:04
>>37
隣の男を憎んでるってヤツね。
あーゆーのも、新しい視点で面白かった。
39名無し募集中。。。:03/11/15 12:12
吾輩は猫である。
名前は『キティ』
ちなみに♂である。

吾輩は日本猫だ。人間でいうところの雑種だ。
色は黒と白。
首には赤いリボンと黄色い首輪をつけている。
赤いのが美貴がくれたやつで、黄色いのが○○のくれたやつ。
二つも首輪をつけている奴はいないので、ちょっと「えっへん」である。

吾輩がまだ若かった頃、変な人間共に猫屋敷につれて行かれたことがある。
そのころはまだ首輪はしていなかった。
美貴と○○が助けだしてくれたのだがその時に二人から首輪をもらったのだ。

「もうキティ大丈夫だからね。」と美貴が泣きながら赤いリボンをつけたくれてたっけ
吾輩は訳がわからず、美貴の塩辛い頬を舐めていたのをおぼえている。

そんな吾輩もここいらへんの猫達の間では長老の方に入ってきたのである。
40名無し募集中。。。:03/11/15 12:22
>>36
別に萌え萌え話じゃないよって事。
てゆーかズッコケマジ話だったし、問題ないかw
41名無し募集中。。。:03/11/15 12:29
面白ければ問題ないと思う
42名無し募集中。。。:03/11/15 13:47
>>39
にゃん!  イイ!! 
43ppp1388.hakata02.bbiq.jp:03/11/15 13:48
どんなのでも良し
思いついたらとにかく書けば良し

>>39
猫視点も(・∀・)イイ!!
44名無し募集中。。。:03/11/15 14:09
遅レススマソ
前スレの超能力と松浦が出てくる学園祭モノ、めちゃ面白かったです!
後、小説保存サイト作った人すごいです!
45名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/15 14:24
「えっ!? アンタまた勉強してんの?」

土曜日の昼下がり。部屋で受験の勉強をしていたら美貴スケが窓から入ってきた。

「うるせ。2ヶ月もブランクあるんだからやんないとヤベーんだっつーの」
「フーン。……それ真希のノートだね」
「ああ。ゴマキさんが貸してくれたんだよ」
「フーン……」

美貴スケは床に転がっていたマガジンを拾い上げて、俺のベットに座って読み始めた。

「……………………」
「(カリカリカリ)」
「………………ねむ」

ばふっ、とベットに倒れこんだ音がした。

「なんか眠くない?」
「(カリカリカリ)」
「ねぇ、一緒にお昼寝しない?」
「(カリ…………)」
「お昼寝しよぅよぅ」
「(カリカリカリ)」
「ねぇってば〜〜〜」
「(カリカリカリ)」
「無視かよ!」
「(カリカリカリ)」
「フンだ。真希だったら優しくするクセに」
「はぁ? ゴマキさんは関係ねーだろ」
46名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/15 14:25
「ウソツキ。反応してんじゃん」
「おめーが変なこと言い出すからだろ。別に俺は……」
「アンタがああいうタイプに弱いの知ってるんだよ?
 マコっちゃんとか、田中とかさ。ちょっと頼りない感じのコ。真希も天然入ってるし」

う。そう言われればそうだが。

「……別に、危なっかしくて放っておけねーだけだよ」
「ほら、やっぱり。気になってるんじゃん」
「でも、そりゃ恋愛感情じゃねーだろ。アイツらに優しくしたとしても、見返りとか全然期待してねーもん。
 でも、オメーに対しては、違う。見返り期待してるぜ? 俺は。だから必死になるし」
「必死!? アンタが必死になってる姿なんて見たことないよ」
「そりゃお前が、必死な俺を見慣れすぎててわかんねーだけだ」
「……もっと分かりやすく必死になってよ」

ベットに横になったまま、美貴スケが睨んできた。
……いや、見つめられたのか。

「教えてよ。細かく詳しく、今」

どういう意味だバカ。
だめだこりゃ…
47名無し募集中。。。:03/11/15 14:53
おちゅ(・∀・)
48名無し募集中。。。:03/11/15 17:13
>>46
一緒にお昼ねハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!          乙。
49名無し募集中。。。:03/11/15 17:29
次は官能小説だなこりゃw
50名無し募集中。。。:03/11/15 18:52
「おい、○○、キャッチボールしようぜ。」
部屋でゴロゴロしていると、いきなり美貴が乗り込んできた。
「え〜、やだ、寒いし。」
「いいからちょっと付き合えよ。ヒマでしょどうせ?」

そんなわけで、俺は何年かぶりにグローブを付けさせられて
寒空の下、身震いしながら外の通りに出た。

「よし、○○、そこ座って。」
美貴はグローブをパンパン叩きながら俺に指示する。
「えー、俺キャッチャー?」
「いいから座んなって!!」
しぶしぶとアスファルトにしゃがみこむと、
美貴は振りかぶり、俺のグローブ目掛けてボールを投げた。
「えいっ!!」
スパン・・・なんてことないヘナチョコ球だ。
51名無し募集中。。。:03/11/15 18:58
「ねえ、曲がった?今の曲がった?」
どうやら美貴は急に変化球が投げたくなったらしい。
そんな下らない衝動のためにかり出されちゃ、こっちもいい迷惑だ。

「いや、全然曲がってないけど?」
俺は美貴に軽く、山なりのボールを返した。
「もっと縫い目を指にかけないとダメだ。」というアドバイスとともに。
「縫い目かあ・・・」
美貴はそう言いながら、何度も握りを確認して、第二球を振りかぶった。

「ほっ!!」
「うわっ、バカ」
美貴の手を離れたボールは、アホみたいにあさっての方向へと飛んでいった。
ガッシャーン!!
・・・やっちまった。あの家は確かカミナリ親父の・・・

絶望的な気持ちで美貴の方を見ると、美貴は早々とグローブを外し、
「じゃ」と俺に軽く挨拶をして走り去った。
「こおるああ!!どこのボウズじゃ!!」
カミナリさんの怒声が響き渡る。だめだこりゃ。
52名無し募集中。。。:03/11/15 19:10
53名無し募集中。。。:03/11/15 20:52
>>36
一冊目に、ミキティがグレてる上に、ヤンキーのグループ抜けるときに
輪姦されちゃうというかなりシリアスなのあったな。
でもああいうのももう一回読みたい。
54名無し募集中。。。:03/11/15 20:55
自動ドアが開くのは待たずに病院に駆け込んだ。
受付で病室の番号をを聞くと一気に階段を駆け上がった。病院内の廊下を走ってはいけない
そんな事、小学生だって知ってる。ただ今の俺にはそんな事すら守るほどの余裕など持ち合わせていなかった

部屋番号を一個ずつ目で確認しながら、慌しく探し、ある病室の前で足が止まった
肩が大きく上下に動くほど乱れた呼吸を数回の深呼吸で整えると一回目をつぶり、そしてドアを開けた。
目に飛び込んできたのは管につながれた見るに耐えない美貴の姿だった。
そして部屋中には美貴の生命を知らせる機械音が部屋中に鳴り響いていた。

俺 「美貴!」

ベッドで寝ている美貴の隣りには美貴のお母さんが少し遠い目をして美貴を見つめながら座っていた
こちらを見ると、病室に慌てて駆け込んだ俺に気づき軽く頭を下げた

ミキ母「あら・・・スケちゃん(あだ名)・・・。」
俺 「おばさん、美貴は?」
ミキ母「うん・・・ちょっと厳しいみたい・・・」
55名無し募集中。。。:03/11/15 20:56
そう言うと、席を立って外に出て行ってしまった。
俺と話した時の美貴のお母さんの表情には動揺は見られなかった
覚悟していたのだろうか?ついに来たかといった感じだった。
病室の隅にある椅子にストンと腰を落とすと、美貴を眺めた。
今までの美貴との思い出が自然と頭の中をグルグルと駆け巡る。
何だか泣きそうになる。やっばいなぁ・・・。思い出が気持ちを揺さぶる
やはりその中でもあの日の事が一番強く蘇ってきた

付き合いだしてからの初めてのデート。緊張とかそんなものはなかった。
なぜなら美貴とは幼なじみ。今さら格好つけたってしょうがないしな
それに付き合う前にも何回かデートみたいに買い物に行ったりしてた訳だし
ただキスとかしちゃうのかな?という妄想と気合はあった。まぁ興奮してた

俺 「あら・・・。まだ来てなさそうだな」

待ち合わせ時間より20分ぐらい早く着いてしまった。
前は結構ギリギリで行ったりしてたんだけど、気合入れすぎたか(笑)
56名無し募集中。。。:03/11/15 20:57

俺 「あ・・・あら?」
美貴「あ、遅いぞ」

電柱の影に隠れるように立っていた美貴が俺の背後からひょいっと出てきた

俺 「遅いぞって、まだ約束の時間の20分前だぞ?」
美貴「ふん、美貴は今より10分前には着いてたぞ」
俺 「へぇ〜」
美貴「何、ニヤついてんだよ」

美貴に小突かれた。美貴もやっぱり楽しみにしてたのかなと思うと
思わず顔がニヤけてしまった。今日は良い日になりそうだ。

俺 「今日さ、良い天気だよな。俺雨男なのに」
美貴「美貴は晴れ女だからね」
俺 「う〜む、美貴のパワーに雨男敗れたり」
美貴「あはは」

見上げると、そこには気持ち良いぐらいの青い空。マジで気持ち良いなぁ

美貴「何、してんの?いくぞ」
俺 「え!?ああ」

ボーと空を見上げていた俺の腕を引張った。すでにデートは始まってるらしい。
57名無し募集中。。。:03/11/15 21:13
ひとまず、ここまでです だめだこりゃ
58名無し募集中。。。:03/11/15 21:13
「おい!ミキそんなバイク乗ってどこ行くんだ!ヘルメットもかぶらないで
 だいだいお前免許ないだろ?」

「うるせぇ〜な!隣町で頭張ってるマキに呼び出されてるんだよ!今日こそ
どっちが強いか思い知らせてやる!」

「どっちが強いって、、お前そんなことどうでも良いじゃないか。別にお前は
仕事も学校もないんだし家にこもって無視しとけばいいじゃんか。」

「はっ?お前わかんねぇーのか?あたしはレディースに命かけてんだよ!
勉強ばっかのお前に何が分かるんだ!どけ!」

59名無し募集中。。。:03/11/15 21:14
「わかんねぇー事ないよ!俺は小さい頃からお前を見てるんだ!
だから頼むからそんな喧嘩なんて危ない事するなよ!お前を育て
てくれたじいちゃんもお前のこと心配してたぞ。中学卒業してから
家に帰ってないらしいじゃないか!じいちゃん別にお前が高校へ
行かなくても定職に就かなくてもただ元気に楽しく暮らしてたら
いいって言ってたぞ!でも一度でいいからお前の顔を見たいって
言ってたぞ。会いに行ってやれよ!」

「じ、、じいちゃんには確かに感謝してるよ。でもあたしこんな事してるし
今更あわす顔ねぇーよ、、、じいちゃん悲しむだろ?」

「じ、、実は俺お前のじいちゃんがあまりにもお前のこと聞くから
本当のことしゃべっちまったんだ。」

「馬鹿野郎!なんて事してくれるんだ!じいちゃん心臓に持病あるの
知ってるだろ?そんなこと知ったら、、、、」

「オイ 話を最後まで聞けよ。そしたらじいちゃんなんて言ったと思う?
どんな事しててもミキはミキだからまた前のように一緒に楽しく暮らし
たいって伝えてくれって、、、」

60名無し募集中。。。:03/11/16 00:04
これまた微妙なところでだめだこりゃ
61名無し募集中。。。:03/11/16 00:04
62名無し募集中。。。:03/11/16 00:36
  ノノノハヽ  た〜
  川VvV)
  (つ*⊂ )
  >  ) ヽ
 (__)(_)

  ノノノハヽ  き〜
  川VvV)
  ((*⊂ )
  〉 ) ヽ
 (__)(_)

  \ ∧,,,  ノノノハヽ か〜ぁぁぁぁぁぁ
   ゞ ⌒ヽ/川VoV)
  <-(VoV)->> ⊂ )
   //,, ノ\/> >
 / ,/ | |_)\__)
                わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁl!!!!!!
     ノノノノノ                        ブシュゥゥー
    ノノ'" ゚ ヽ   \ | / /                   ._ \
   川,VoV)  ゞ ⌒ヾ∠_     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  / ̄\
   ( _ ̄つ⊃(     =- 三ニ=. たきかわたきかわ〜! >( V o)
  / /,>" >   //_  く ̄      _________/  \_/
 (_ノ (__),/ /                           / /
63名無し募集中。。。:03/11/16 00:40
おお!!今日は作品が多かったなあ。
どれもミキティのキャラが出ててイイ!!
64名無し募集中。。。:03/11/16 01:25
うーん、いいねえ。 3冊目も順調なすべりだしですな!
>>45-46
美貴スケ・ズッコケ、長編もいいけど、こういった短いのもイイね!
最近、二人だけの話が無かったし、純粋な萌え話、やっぱり好きだ・・・
>>50-51
ほのぼのしててイイ! ミキティの曲の世界観って自分の中ではこんなイメージなんだよな
65名無し募集中。。。:03/11/16 02:35
作家さんが増えて嬉しい限りですな。
雰囲気がなんか最初のスレっぽくて(・∀・)イイ!!
66名無し募集中。。。 :03/11/16 04:09
67名無し募集中。。。:03/11/16 07:17
川VvV从<だめだこりゃ。
68名無し募集中。。。:03/11/16 07:35
おおミキスケ君。タイコさんは一緒じゃないのかね。
69名無し募集中。。。:03/11/16 08:36
 ノノノハヽ     
川VvV) < そりゃノリスケだろ!
/ U  つ ビシッ  
し'⌒∪       
70名無し募集中。。。:03/11/16 12:20
ho
71名無し募集中。。。:03/11/16 15:13
初々しさ全快のデートだった。前より男女の意識が強くなっていたせいだな
なんかずっと心臓がフル活動だった。手繋いだ時は破裂するかと思った。
まぁ、寿命縮んだだろうな

気づけば辺りは薄暗く空には多くの星が瞬いていた
帰り道、ここはキスを一つでも。てゆーかそんな雰囲気だよなぁ・・・
うん、そんな雰囲気だ。多分・・・。そんな事して良いのか、俺!!
美貴の顔色を伺いながら、ソワソワと挙動不信な俺。目は自然と唇へ

美貴「ねぇ・・・」

美貴が突然、道の真ん中で立ち止まった。家はもう目前といった場所。
やば、バレたか?

美貴「美貴の話聞いてくれる?」
俺 「え!?・・・うん」

いつになく真剣な顔をして真っ直ぐ俺を見る。思わず後ずさりしちまいそうだ

美貴「・・・美貴ね、ずっとあんたとは一緒にいられないの」

美貴の口から出た言葉に耳を疑った。まさか別れ話?初めてのデートで!?
頭の中は一気にパニック状態に陥る。しかし現実は予想を遥かに越えていた

美貴「美貴、病気なの」
俺 「・・・は?」
72名無し募集中。。。:03/11/16 15:14
美貴は唇を一回噛締めると、決心したかのように言った

美貴「いつまで生きられるか・・・わかんないの・・・」
俺 「・・・へ?」

美貴は言葉を続ける。

美貴「ごめんね・・・。」

スーっと美貴の頬を涙が横切った。そして次々と美貴の眼から涙が零れ落ちる
何が何だか分からないけど、事態は深刻みたいだ。
普通の状況じゃない事は空気ですぐにわかった

3年前ぐらいに発病したらしい。現在の医療では治す手立てはないらしく、
進行が遅くらせるのが、精一杯とのこと。
家族以外はこの事実を知らないらしい。もちろん俺も今、初めて聞いた
幼馴染でいつも一緒に居たはずなのに、・・・全く気づかなかった。

美貴「だからね・・・別れよう。・・・健康な人のほうが良いよ」
俺 「え・・・ちょ・・・」
美貴「今日は楽しかったよ。・・・バイバイ」
俺 「待てよ」
73名無し募集中。。。:03/11/16 15:14
事をうやむやにし、逃げようとする美貴の腕をとっさに掴んだ。
何も考えちゃいない。ただこのままじゃいけないと思った

俺 「何言ってんだよ?」
美貴「離して・・・」
俺 「なんで?」
美貴「美貴はもう−…」

美貴の言葉を遮るかの様に、美貴を両腕で包み込んだ。

美貴「・・・絶対後悔するって・・・」

今にも途切れそうな声で美貴がそっと呟く。しかし言葉とは裏腹に美貴の手は
俺の洋服をギュッと強く握っていた

俺 「今別れた方がぜってー後悔する」
美貴「本当?」
俺 「あぁ」
美貴「・・・美貴でほんとに・・・?」
俺 「良いよ」
美貴「・・・ありがと・・・」

そう言うと、美貴の目から涙がまた溢れ出てきて、クシャクシャになった
それを受け止める俺のTシャツ。・・・洗えばいっか・・・
74名無し募集中。。。:03/11/16 15:17
>>56の続き だめだこりゃ
75名無し募集中。。。:03/11/16 15:32

76名無し募集中。。。 :03/11/16 18:04
>>71-73
・゚・(ノД`)・゚・
77名無し募集中。。。:03/11/16 18:37
吾輩は猫である。
名前は『キティ』
ちなみに♂である。

「おーい。○○ー」
美貴が部屋から○○の部屋に向かって叫んでいる。
「寝てんのかな…おい、キティ。○○を起こしてきてくれ。」
な、にゃに!?
「なんてね、しょうがない。せっかくクッキー焼いたのに…」
クッキー?なんだそれは?食べ物か?
おい美貴。それをくれ!
「ん?キティも食べたいのか?」
おっよくわかったな。くれ。
「ほら。」
ぽりぽり。
んー。魚肉ソーセージのほうがおいしいな。
「うまいか?うまいだろ?」
う、うん。

○○も、大変だな…
78名無し募集中。。。:03/11/16 21:03
ho
79名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/16 22:02
ガラッと窓を開けて、小さな幼なじみがひょこっと顔を出した。

「ふざけんな〜〜ッ! なんでねてんだよぉー!」
「ゲホゴホッ……ミキちゃん」
「カゼなんか きあい でなおんだよッ!! きあい でなおせッ! きあい!!」
「ゴホッゴホッ……ゲホガホゴホッ!」

そんなの無理。
俺は余計に咳き込んでみて、病身であることを精一杯アピールしてみた。
だが、傍若無人な幼なじみはそんな俺の胸倉を掴み、
ベットから引きずり出して、無惨にもこう言った。

「きょうはミキがオーレッド役で、マシンていこくバラノイアをげきたいするんだからぁッ!
 やられ役がカゼひいてちゃダメだっつーのッ!!」
80名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/16 22:04
「えっ!? アンタ風邪ひいたの?」

窓から顔を出して、制服姿の美貴スケが目を丸くした。

「ゲホゲホッ……ああ、今日は休むから……中澤先生に連絡頼む」
「あー、わかった。暖かくして大人しく寝てな」

心なしか丁寧に窓を閉めて、美貴スケは自分の部屋へ戻っていった。
しかし、症状は順調に悪化して、美貴スケが学校から帰ってくる頃には世界がグルグルと回っていた。
やべー。熱のせいで平衡感覚なくなってる。

「どう? 調子は」
「ゲホッ…………悪化してる」
「バカは風邪ひかないはずなんだけどなぁ」

そりゃお前だろ…。
美貴スケが思い出したように笑った。

「アンタってさ。体弱そうって感じでもないけど、昔からコロッと風邪で寝込んだりしてたよね。
 意外に体弱いんだから、ちゃんと気をつけな」
「……風邪で寝込んでたら、オメーによく怒られたな」
「えー? そうだっけ?」
81名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/16 22:07
うん、怒られた。遊び相手がいなくなってつまんねーとかいう、自分勝手な理由で。
寝込んでるっつーのに、外に引っ張り出されて、戦隊ゴッコに付き合わされた記憶がある。
結局、それが原因で風邪の症状が悪化して、その後一週間近く小学校を休むことになったんだっけか。

「ゲホゲホッ……オメー、うつるぞ。自分の部屋帰れ……」
「いいよ別に」

美貴スケがフンと鼻で笑った。

「うつったら学校休む。
 ……そしたらずっとふたりでいられるじゃん」
「ゴホッ……」
「ねぇ、キスしたらホントに風邪ってうつるのかな?」
「ゲホッガホッ……」
「ふたりで風邪ひいちゃったりとかしてさ。看病しあったりとかしてみたいじゃん。してみたくない?」
「ゲホゲホゲホッ……バーカ」
「なに。イヤなの? イヤなわけ? あたしとふたりでいるのイヤなんだ?」
「……んなわけねーだろ」

ニヤけた唇をV字に引き結んで、美貴スケは俺の脇にしゃがんだ。
そしてベッドにひじをついて、俺の頬をツンとつつく。
82名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/16 22:08
「昔はさー……ふたりでずっと一緒にいたよね。毎日遊んでた。
 ……だいぶ経っちゃったね。あの頃から」

美貴スケは俺の額に手を当てて、それからすすっと顎まで撫でた。

「いたっ! ちょっとちょっと! なに? なんなの? ザラザラする。ヒゲ?」

あー。土・日・今日ってヒゲ剃ってねーな、そういえば。

「剃る? 剃る? 剃ろうか?」
「え……いいよ……こえーよ」
「えー? でも面白そうじゃない? やってみたい。やってみよ?」

美貴スケがいたずら好きそうに笑いやがった。
その顔……昔と変わらねーな……。

熱でフラフラだったし、結局、抵抗することもできずに。
俺はヒリヒリする顎を撫でて、苦笑いするしかなかった。

翌日、美貴スケは風邪をひく気配もなく、元気に登校していった。
……バカは風邪ひかないって本当なんだな。
だめだこりゃ。
83名無し募集中。。。:03/11/16 22:15
乙です。
84名無し募集中。。。 :03/11/16 22:45
美貴スケが最近バカみたいにかわいくなってきてるな
85名無し募集中。。。:03/11/16 22:46
2人っきりだとキャワイくなるミキティ
86名無し募集中。。。:03/11/16 22:50
馬鹿だから可愛いんだけどな。
87名無し募集中。。。:03/11/16 22:52
可愛くない馬鹿がいるな
88名無し募集中。。。:03/11/16 22:52
今日は○○に誘われてお買い物。
○○に誘われるなんてハジメテかも。

「美貴ー。用意出来たか?」
「うん。」
いつになく緊張するあたし。
「ふーん。制服とジャージ姿以外はあんまり見ないから新鮮だな。」
今日はちょっと気合入れたんだ。
ハイっとヘルメットを渡されバイクに二人乗り。
「今日は何処行くの?」
「渋谷あたりをね。」

秋の冷たい風を受けながら○○の背中の暖かさを感じていた。
89名無し募集中。。。:03/11/16 22:53
渋谷のセンター街を二人で歩く。
「ねぇ○○。今日何買うの?」
○○の視線が前方の二人を捕らえた。
たしか、○○の彼女さん?
ちょっと年上の彼女。
スーツの似合う男の人と歩いてる。
「あれって…」
「うん。」
なんて言ったらいいの?
悲しい目だね。
そっか。彼女さんにプレゼント買うつもりだったんだ。
「○○、いこっ」
○○の手を取って走り出した。

もうすぐ冬が来る。
90名無し募集中。。。 :03/11/16 23:51
>>88-89
こいつはやばいな
91名無し募集中。。。:03/11/17 00:16
ヒトイネ
92名無し募集中。。。:03/11/17 00:18
イルヨ
93名無し募集中。。。:03/11/17 00:30
キャワイイミキティは是か非か
94名無し募集中。。。:03/11/17 00:34
普段はクールな感じで幼なじみの自分にだけキャワイイミキティがいい
95名無し募集中。。。:03/11/17 01:42
キャワイイ美貴帝イイヨイイヨー保全
96名無し募集中。。。:03/11/17 01:45
>>73
切ないにも程がある なんかいいよ、うん、いい。。
97名無し募集中。。。:03/11/17 02:10
>>79-82

( ´ Д `)< んぁ・・・おとーさん、あたしとのデートまだー?
98名無し募集中。。。:03/11/17 03:00
川VvV从<ニヤリ
99名無し募集中。。。:03/11/17 07:19
川VvV从<だめだこりゃ
100名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/17 09:02
>>97
スレ違いになりかねないので書くのを躊躇してるんデスが
書いても大丈夫なんでしょーか
10197:03/11/17 10:24
>>100
「美貴スケ・ズッコケシリーズ」のゴマキさん好きなんで、個人的にはすごく読みたいのですが・・・
スレ的にどうなんだろう? どっかで美貴スケが絡んでくれば問題ないのでは?
他の住人さんの意見がききたいっすね・・・・
102(・∀・):03/11/17 10:46
是非書いてくらはい
103名無し募集中。。。:03/11/17 11:01
>>100
話には流れって物があるから書いていいと思う。
104名無し募集中。。。:03/11/17 11:02
ズッコケ君の初エッチの相手はゴマキさんです
105名無し募集中。。。:03/11/17 14:06
>>100
俺もゴマキさん絡み好きなんで凄く読みたいです。
美貴スケ・ゴマキ・ズッコケの三角関係みたいなの読みたい。
106名無し募集中。。。:03/11/17 14:32
かなり読みたいです
さらに言うと石川とかのも
107名無し募集中。。。:03/11/17 14:38
おまえらホントDDだな
108名無し募集中。。。:03/11/17 14:39
>>107
まかせろ。お前もだろ
109名無し募集中。。。:03/11/17 14:41
美貴帝のほかにゴマキさん好きってやつ多そうだな。
次に石川?紺野と小川と田中はどうなんだ
110名無し募集中。。。:03/11/17 14:51
美貴ごまオタの俺にはたまらんですたい。

ちょっと言わせて貰うとゴマキいうな
111名無し募集中。。。:03/11/17 14:56
作者たんは分かっててズッコケにゴマキって呼ばせてる気がするけど?

ちなみに自分はヤスヲタです。
112名無し募集中。。。:03/11/17 15:53
>>100
ぜひ、書いて下さい!いくらでも待つので、できれば読み応えのある長編がいいかと。
あと、最近本物のゴマキさんは髪を切られたそうなので、そちらも盛り込んで頂ければな〜と。(連続ワガママンすいません)

あと>>104さんのレス見て思ったんですが、ズッコケは童貞なんですか?美貴スケとはどこまで進んでる設定なんですか?

>>109
自分の中では、1ゴマキさん2美貴スケ3マコ4れいな
って感じです。ちなみにDDです。
113名無し募集中。。。:03/11/17 17:07
sageつつ保全
114名無し募集中。。。:03/11/17 17:22
俺はやっぱ美貴スケ。でもゴマキさんもイイ!!
115名無し募集中。。。:03/11/17 17:44
バイト先で知り合ったちょっと年上の彼女『飯田圭織』
その人は俺の知らない大人の男と街を歩いていた。
そんな光景で俺の恋は冷めてしまった。

美貴に手を取られバイクを止めてある公園まで戻った。
美貴と手を繋いだのは小学生ぶりだろう…

美貴の手は思いのほか熱く、そして小さかった。

美貴は何を聞くともせず、ベンチに座った。
「隣に座れ」とばかりに美貴は左隣に空いたスペースをトントンと叩いた。
116名無し募集中。。。:03/11/17 17:44
「まぁそんな事もあるさ。」
足をプラプラさせながら美貴なりの励ましの言葉をかけてくれた。
俺はうなずいて応えた。

「○○、寒いから帰ろう。」
「そうだな。」
美貴に気を使わせちゃったな、と思いつつ家に帰ることにした。

あの時、美貴が居なかったら俺はどうしてただろう。
圭織達の後を追って問い詰めただろうか…
いや、見て見ぬ振りをしてプレゼント買って渡してたかもしれないな…

俺ってけっこうヘタレだしな…

そんな事を考えつつ背中に美貴の温もりを感じていた。

もうすぐ冬が来る。
117名無し募集中。。。:03/11/17 17:45
○○失恋編でした。
118名無し募集中。。。 :03/11/17 17:49
>>117

俺はこういうの好きだな
119名無し募集中。。。:03/11/17 19:06
120名無し募集中。。。:03/11/17 19:33
もしズッコケさんのミキティ以外のカラミが好きなら
その新スレ立ててやればいいんじゃない
結果 このスレが廃れるなら逝かせればいい
121名無し募集中。。。:03/11/17 19:40
このスレでいいじゃん
122名無し募集中。。。:03/11/17 19:52
うむ。いろんな作家さんの作品が読みたいよ。
ミキテイが幼なじみって括りがあれば。
ズッコケはもちろん好きだが、他の作家さんのやつも楽しみに読んでます。
頑張ってください。
123名無し募集中。。。:03/11/17 20:00
ほら、作家さんが「スレ違い」とか言うとこういう展開になるんだよ。
みんなの心にミキティを…
124名無し募集中。。。:03/11/17 20:18
あれから1年が経った。美貴は1ヶ月前から入院し、そして今日危篤状態になった
いずれこうなる事は分かっていた事だ。分かってはいたが、心のどこかで否定していた
だが、実際にこの現実に直面すると心には絶望が押し寄せる。今までに感じた事がないくらい。
それを必死に振り払うかのように祈り続けた。すると病室に聞き覚えのある声が響いた

美貴「・・・スケ・・・?」

美貴の声を聞いた瞬間、うつむいていた頭をガバッとあげ、すぐに美貴のベッドに駆け寄った

俺 「美貴?美貴!!」
美貴「・・・・・・うん」
俺 「大丈夫か?」

ベッドで寝ている美貴に俺は必死に声をかけた
必死な俺の横で美貴は虚ろな眼をして天井を眺めていた

美貴「・・・えへへ・・・ごめんね・・・」

力なく美貴が笑う。別れの瞬間なんだと、自然と実感した
125名無し募集中。。。:03/11/17 20:19
俺 「俺に・・・何か出来る事あるか?」
美貴「ん〜…キス・・・スケとキスしたい・・・」
俺 「え・・・?キス?」
美貴「うん」
俺 「マジっすか・・・」

別に、美貴とキスをするのは初めてって訳でもなかったんだが
予想外の事を言われて、一瞬思考回路が止まる

俺 「なんか、照れるなぁ」
美貴「したい!」

お前はだだっ子か!!
美貴の頭を軽く2,3回撫で、そっと美貴にキスをした

美貴「・・・ありがと」
俺 「ご馳走様でした」

美貴が細くなった腕で俺の頬をペチッと叩く。いつものやりとりだ
そのいつものやりとりも、もう無くなっちゃうのかな・・・。奪われていく現実に腹が立つ
今ほど神にすがったのと、運命を恨んだ事はなかった
126名無し募集中。。。:03/11/17 20:19
美貴「少し・・・寝るね・・・」
俺 「あぁ・・・」

美貴が「寝るね」と言って、目を閉じた時、
ピピ!ピピ!ピピ!美貴の生命を知らせる機械が突然慌しくなる。
部屋中に警告音が響いた。

俺 「おい、美貴?美貴!?美貴!!」

返事はない。慌てて俺はナースコールにすがりつく。
何回も何回も押した。すぐにナースと医師がやって来た
静かな姿をしていた部屋は一変し、いきなり慌しくなる。
ナースはカーテンをピシャッっと閉め、俺の視界から美貴の姿は消えた。

俺 「嘘…だろ?」

そしてコレが美貴と話した最後の会話になった
127名無し募集中。。。:03/11/17 20:26
あぶねー。間違えて、バレーボールの実況に小説書き込む所だった・・・
>>73の続きでした だめだこりゃ
128名無し募集中。。。:03/11/17 20:32
乙です。
129名無し募集中。。。:03/11/17 20:36
切なさ炸裂
130名無し募集中。。。:03/11/17 20:37
ミキティ・・・・  。・゚・(ノД`)・゚・。
131名無し募集中。。。:03/11/17 20:51
いいな〜薄幸&夭折ミキティ。
陰のあるのって個人的には好き。
できたら死霊になっても出てきてほすぃ。
132131:03/11/17 20:52
ごめんあげちゃった
133名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/17 22:41
>>124-126
乙です。切ねぇ話大好きです。


ズッコケのほうですが、意外にゴマキさん好きが多いのに驚きますた。
気が多いことになってますが、一応主人公は藤本絡みの事件にしか首を突っ込まないです
(田中は中学の頃の藤本に似てたから)

>>112
藤本とはまだやりよっていません
主人公と後藤の距離に多少焦りを感じて最近藤本が積極的になってきたっつー感じデス

後藤のデート話は書き直してそのうちうpします。
期待しないでおいてください。だめだこりゃ
134名無し募集中。。。 :03/11/17 23:02
>>133
期待して待ってます!
135134 :03/11/17 23:07
ごめん、あげちまった。

だめだこりゃ。
136名無し募集中。。。:03/11/17 23:13
>>124-126
素晴らしいです。今度は幸せなミキティもお願いします
毎日ここにいる間だけは美貴推しです。秋コン2ケタ行きまくってるごまヲタなのにw
137名無し募集中。。。:03/11/17 23:20
気が付くと、俺は美貴と背中合わせで真っ暗な空間に体育座りしていた。
それまでの記憶などまるでなく、ただ美貴の背中のぬくもりだけが確かな感触だった。

「ねえ・・・」
突然、背中で美貴の声が聞こえた。無言で振り返る俺。
「いい加減気付いてるんでしょ?私の気持ち・・・」

美貴は腰を上げて振り返り、ちょうど俺と向き合う形になった。
黙って俺の目を見つめる美貴の瞳。
沈黙に耐えられず俺は思わず目を逸らす。
「抱いて」
「え・・・?」

突然美貴は上着を脱ぎ始め、
僕の前には美貴のあられもない下着姿があらわれた。
「いや、ちょっ・・・やめろ美貴!!ムヒョ・・・・・・・・・・夢?」

がっくりとうなだれる俺・・・だめだこりゃ。
階下でさっきまで聞いていた声がする。
「おーい、○○起きろー。マリオカート買いに行くぞー」
138名無し募集中。。。:03/11/18 00:50
>>137
乙。 笑った。 OOが起きてるのは下の方だったってね。

139名無し募集中。。。:03/11/18 01:05
川VvV)<友情よりも家族が大事です
キパーリ
140名無し募集中。。。:03/11/18 01:06
やっぱ短編はいいね。気軽に読める。
141名無し募集中。。。:03/11/18 03:03
川VvV从<ニヤリ
142名無し募集中。。。:03/11/18 04:38
だめだこりゃ保全深夜部隊
143名無し募集中。。。:03/11/18 06:18
だめだこりゃ早朝保全
144名無し募集中。。。:03/11/18 11:30
だめだこりゃ仕事中保全
145名無し募集中。。。 :03/11/18 14:51
だめだこりゃ昼寝前保全
146名無し募集中。。。:03/11/18 15:09
12月も間近な月曜日の朝、俺はトボトボと学校への道のりを歩いていた。
それにしても寒い。今年は暖冬だと言われていたのに・・・やっと冬らしくなってきたな。
空は青々して雲一つない。 あーアレだな。放射冷却ってやつだ、今朝の冷え込みは。

「おーっす、OO」

ふいに後ろから声をかけられた。隣に住んでいる美貴だ。
げっ、なんだその格好。 振り返ると、ありえないほど服を着込んだ幼なじみの姿が。
・・・確かに寒いけどさ・・・

「お前今からそんなに着込んで、真冬になったらどーする気だよ・・・
 大体なんだ?そのぬいぐるみみたいな生地の服は。」
「ごちゃごちゃうるさいなー・・・・昔から美貴が寒がりなの知ってるでしょ。
 大体、アンタだって暖かそうなコート着てんじゃん。」

うっ、確かに。俺も親父から譲り受けた厚手のロングコートを着てたんだった。
人の事いえねーな(笑
147名無し募集中。。。:03/11/18 15:09
「それにしても寒すぎるよう! 寒くて死ぬー」

大げさなヤツだな・・・っておい、それだけ重装備なのにまだふるえてやがる。大丈夫か?

「あーっ、もうダメ。おいOO、ちょっとそのコートに入れてくれ!」
いうやいなや、、美貴は俺のコートの中に滑り込んで抱きついてきた。

「!! ちょっ、お、おい!!!」
「いーだろ、寒いんだよ! ・・・・はー暖かい。」

俺は、美貴の予想外の行動にパニックになった!!!!
幼なじみとはいっても、小学生以来手も触れていない。なのに・・・
あー、じかに胸の感触が!!! やわらかい・・・ 髪から甘いリンスの香りが・・・
こいつ朝シャンしてきたな・・・  って、考えとる場合か!!!
ダメだ、静まれ心臓! 美貴に聞こえるだろ!!
しっかりしろ俺、コイツは幼なじみなんだぞぉぉぉ!!!!


「そりゃー、二人羽織りー。」
「バカ、やめろって!!袖まで通すなっつーの!! ギャハハハ!くすぐってー!!!」


・・・・だめだこりゃ


148名無し募集中。。。:03/11/18 15:33
シンボウタマラン
149名無し募集中。。。:03/11/18 17:27
ホッゼーン
150名無し募集中。。。:03/11/18 17:44
リトルボッキ保全
151名無し募集中。。。:03/11/18 19:33
3日後に葬式が営まれた。黒いスーツを身に纏い、顔を上げると
大きな写真の中に眩し過ぎて目をつぶってしまいそうなくらいの美貴の笑顔があった。
つい最近まで近くにあった笑顔はしゃぼん玉のようにすっと目の前からなくなった
今はとてもそんな事実を認められそうにない

ミキ母 「スケちゃん」

振り返ると、白い封筒をもった美貴のお母さんが立っていた
ペコリと頭をさげ、軽い挨拶をすませた

ミキ母「はいコレ。」

そう言って、俺の前に美貴のお母さんは白い封筒を差し出した

俺 「え・・・何ですか?コレ」
ミキ母「あんまり人がいない所で、見た方が良いわよ」
俺 「え?はぁ・・・」

一体なんなんだ?人目のない所・・・危険物か?んな、まさか
152名無し募集中。。。:03/11/18 19:34
俺 「おばさん…」
ミキ母「どうしたの?」
俺 「美貴は本当にもうどこにも居ないのかな…」
ミキ母「…うん」

葬式を終えると、あまり人気のない近くの公園に立ち寄った
なんだろう、コレ。
美貴のお母さんから貰った封筒を開けると、中から日記帳が出てきた

俺 「なんだコレ?」

中身は美貴の日記帳だった。

――×月×日、今日もあいつに打ち明ける事が出来なかった。やっぱマズいよね――

――今日、やっと打ち明けられた。多分駄目になると思ってた。でもあいつは許してくれた
  すっごい、嬉しいよ。                        ――
153名無し募集中。。。:03/11/18 19:34
中には美貴が俺に病気を打ち明けるまで悩み続けた日々。死への恐怖。不安。そんな事ばっか。
美貴の日記帳はずっと曇っていた。俺はどこまで美貴の光になれたのだろうか?
俺はそんな疑問に対して、答えを求めるように日記帳を読み漁った。

――×月×日 またあいつ授業中怒られてんの。馬鹿だねー(笑)――
――授業中笑いが止まらなかったし(笑) なんか最近楽しいな。――

俺はあいつの曇っていた部分を少しだけ拭えたらしい。よかった…
ボロボロの日記帳はまるで思い出を写した写真のよう。一つ一つが鮮明だった。

一心不乱に読み続けた日記帳は終わりに差し掛かる。
最後のページをめくると、そこには日記でなく、入院中に書いたと思われる
メッセージが残されていた

――お前は長生きしろよ。そして美貴の事は忘れてね――
154名無し募集中。。。:03/11/18 19:37
俺に書いたと思われるたった一行のメッセージがそう残されていた。
何でだろうな。わずか一行しかない言葉が重たい・・・
同時に美貴のお母さんが後で読めと言った意味も今分かった。
病院でも葬式でも泣かないと決めて、貫き通していたけれど
ただ、今は涙が止まらなかった。うわ・・・景色が滲んでるよ・・・

俺 「・・・ったく。忘れられる訳ないじゃんか…。」

日記帳を閉じた。残された物は美貴との思い出と溢れてくる涙。
公園のベンチで涙が止まるように力なく空を見上げた

俺 「今日も晴れなんだな・・・」

見上げた先にあったもの。それは悲しいぐらい青い空・・・     
155名無し募集中。。。:03/11/18 19:40
最終回でした。ご愛読ありがとうございました\(・∀・)/
156名無し募集中。。。:03/11/18 19:50
そして美貴スケは火葬寸前に棺おけの中で蘇る・・・・・・・
157名無し募集中。。。:03/11/18 20:16
   ノノノハヽ
    川VvV) <火力強いよ!
  / U  つビシッ
  し'⌒∪
158名無し募集中。。。 :03/11/18 20:23
>>151-154
・゚・(ノД`)・゚・
159名無し募集中。。。:03/11/18 20:23
>>155
悲しい・゜・(ノД`)・゜・
けど、なんかいいよ、胸打たれました。
まさか狼で感動するとはw 次回作もお願いしたいです。

だめだこりゃ。
160名無し募集中。。。:03/11/18 20:43
数学の宿題に頭を悩ませていると、また美貴が俺の部屋にやってきた。
「ねっ、○○カラオケ行かない?」
「行かない行かない。おまえもたまには宿題くらいやれよ。
 今日の数学、量だけはやたら多くて大変だぞ。」
「そんなのカラオケ行ってからやればいいじゃん。ねっ、カラオケ行こ。」

そう言って美貴は俺の腕をぐいぐいと引っ張るが、
俺はそれ以上の力で強引に腕を振りほどく。
「うっせえなあ。おまえと二人でカラオケ行ってもなんも楽しくねえんだよ!!」
「あっそう。」
美貴はちょっとむくれたが、すぐに反撃に転じて来る。

「あ〜あ。残念だなあ。亜弥ちゃんも来るっていうのに・・・」
「えっ!?」
「でも○○は数学の宿題で忙しいのかあ・・・ざーんねん。」
「おい・・・ちょっと美貴・・・」
「じゃあ美貴はカラオケ位ってきまあす。○○は頑張ってね。数学の宿題。」
「くっ!!この野郎。」
「あっ!!そうだ!!美貴は亜弥ちゃんとラブラブで忙しいからあ、
 ○○かわりに美貴の数学の宿題やっといてくれない!?」
161名無し募集中。。。:03/11/18 20:44
美貴はたった今思いついたように、わざとらしく俺に宿題を押し付けた。
そのくせ、手にはしっかりと数学のワークブックを持っている。

「ふっ、ふざけんなよ!!先生にバレんだろ!!字とかで・・・」
「だーいじょうぶ。あの先生ちょっとボケてるし。じゃ、お願いしまーす。」
美貴は毒舌を吐いて、俺にワークブックを押し付け、嵐のように去っていった。
「なあんだよもおおおおお!!」

せっかく松浦さんと仲良くなるチャンスだったのに、
みすみすそれを逃した上に、美貴に宿題まで押し付けられるとは・・・
俺は半泣きで宿題を終わらせ、さらに悲しい事に、
その答えを全部美貴のワークブックにも写してやった。
しっかり下僕生活が身に付いてしまったようだ。

それだけじゃない。
先生から返ってきたワークブックには、赤ペンでしっかりと
「○○!!藤本に宿題やらせるとは何事だ、アホタレ!!」なんて書いてあった。
ご丁寧に一番上にでっかく「0点」という死刑宣告までなされている。

あ〜あ、だめだこりゃ
162名無し募集中。。。:03/11/18 20:45
お姉ちゃんをいただきます。
163名無し募集中。。。:03/11/18 22:01
身悶えしました
164名無し募集中。。。:03/11/18 23:41
ミキティとカラオケ行きたい・・・_| ̄|○
165名無し募集中。。。:03/11/18 23:46
先生のボケ具合がいい感じに発揮されててワラタ
166名無し募集中。。。:03/11/19 00:04
俺は家で一人N○Kをみていた。

俺「はぁ。プレーリードックかわいいなぁ…」

と、いきなりチャンネルが変わった。

美貴「はいはい、バレーの時間だよー!」
俺「はぁ?つーかお前いつ入ってきたんだよ?全くわかんなかったんですけど。」
美貴「あんたの部屋。いいかげん鍵かける習慣つけなさいよね。まあおかげで色々助かるけど。」

美貴の部屋は俺の部屋の真向かいにあるから、
簡単に行き来することが出来る。
小学校のころからお互いに出入りしていたため、
どうも鍵をかける習慣が無いのだ。

俺「ったく、お前は何歳だよ。」
美貴「いいじゃんいいじゃん、そんなことよりバレーバレー。」
俺「はぁ、お前ってほんとにバレー好きな。」

テレビでは丁度第一セットが始まったところだった。
つーことは、こいつはあと2時間くらい居座るのか…

俺「自分ちで見ねーの?」
美貴「いや、一緒に見てあげてるんだから。感謝なさい。」
俺「おまえなぁ…」

167名無し募集中。。。:03/11/19 00:04
俺が美貴に文句を言おうとしたその時、
ちょうどテレビの中の選手が見事なスパイクを決めた。

「きゃ〜!やったぁ〜!!」

そういうと美貴はおれに抱きついてきた。
と同時に柔らかい感覚がおれの体を貫いた。

美貴「ふ〜。それで、なに?」
俺「いや…別に…」
美貴「ふ〜ん…っきゃ〜!!よっしゃあ〜!!」

どうやら今度は見事なブロックが決まったらしい。
俺はまた快楽の濁流に飲み込まれた…

あと二時間か…いいかも。
試合よ、第五セットまで持ち込め!!
そんなこんなで、素直に日本を応援できない俺。

…だめだこりゃ。
168名無し募集中。。。:03/11/19 00:12
>柔らかい感覚がおれの体を貫いた。 ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
169名無し募集中。。。:03/11/19 01:39
ミキティ、貧乳だから、そんなに柔らかい感覚味わえないよ…
だめだこりゃ
170名無し募集中。。。:03/11/19 01:44
けど、ミキティって体全体やわらかそうだよね・・・
ああ・・・あのたこ焼きみたいなホッペに吸いつきたい・・・
171名無し募集中。。。:03/11/19 01:46
               _  ノノノノノノノノノハノノノハヽ
       _  ―――‐  川川 川V 川Vv川VvVノノノハヽ
  ―――   ―― ―二   (つ(つ/ つ/ ニ/  二つ川VvV) <貧乳ゆーな
     ̄ ̄ ̄ ―――‐      | | .| / ( ヽノ  ノヽ/ U  つビシッ
                 ̄ ̄   ∪∪とノ(/ ̄ ∪ヽし'⌒∪
172名無し募集中。。。:03/11/19 05:00
だめだこりゃ保全
173名無し募集中。。。:03/11/19 06:23
ゴマキさん待ち(・∀・)
174名無し募集中。。。:03/11/19 09:05
ここは、道内屈指の名門校、私立山崎学園。

休み時間、美貴はいつものように窓際の席で外を眺めている。一人黙って。

美貴に話しかけるものは誰もいない。 また美貴も、クラスの誰とも打ち解けようとしなかった。
そして俺は、机に突っ伏したまま、彼女の横顔を眺めているのが日課になっていた。
ただ、この退屈な時間が過ぎ去ってくれる事を願いながら・・・

・・・俺と美貴は幼なじみだ。
美貴のお母さんは、自分が中卒で苦労したから娘にはそんな思いはさせまいと、無理をして学費を
作ってくれたらしい。 美貴は進学にはあまり乗り気ではなかった様だけど・・・

アイツ、お母さん思いだからな。   

そして俺は、美貴に影響されて大した考えもなしにヒョコヒョコついて来てしまった。
まあ、中学時代はアイツに勉強みっちり叩き込まれて、成績はよかったしな。
175名無し募集中。。。:03/11/19 09:06

だが、それが失敗だった。

この学校にはロクな生徒がいない。皆政治家や社長の子供達で、人を地位や財力でしか見ることの
出来ない、頭の悪いヤツばっかりだったんだ。(俺から言わせればね!)
奴ら、貧乏な俺達を完全に見下していた。 親からの多額の寄付で成り立っている学園の教師達も、
どこか俺達に対し冷ややかだった。


そう、俺と美貴は最初から学園の中で浮いていたんだ。
始めのうちは、アイツも打ち解けようと努力していた。 だけど、ダメだった。
・・・そして、努力するのをやめた。


完全な拒絶。


やがて美貴は、クラスメートを冷ややかな目線でしか見なくなった。まるで汚いものを見るかのように。 
俺達もクラスの中で話さなくなっていった。それだけで陰口を叩かれるからだ。
176名無し募集中。。。:03/11/19 09:07
週末、地元の友達と遊ぶ時だけ、俺と美貴は本当の自分に戻る事ができた。
酒飲んでカラオケやったり、やんちゃはするが、みんな、気のいいヤツらだ。
少なくとも、ここには人を色眼鏡で見るようなヤツは一人もいない・・・
美貴の満面の笑顔も、こんな時でしか見ることはできなくなった。


・・・美貴は、幼なじみの俺から見ても本当に綺麗だった。
お互いに恋愛感情はなかったが、俺はそんな美貴と仲がいいのが自慢だったし、ずいぶん羨ましがられた。
だが、この学園ではその美貴の美貌が、いじめの対象になった。
クラスのオンナどもはやっかみ、男達は相手にされないと分かると、転じて攻撃にまわっていった。
最初は男友達の多い美貴のことをヤリマン、淫乱女といった中傷・・・
やがてクツを隠したり、イスに画鋲を置いたりといったお決まりのパターンだ。
美貴への陰湿ないじめは、日に日にエスカレートしていった・・・
177名無し募集中。。。:03/11/19 09:27
だが、美貴は決してやり返そうとはしなかった。

「なあ、美貴、なんで反撃しねえんだよ! お前なら、簡単にやれるだろ!!」

ある日の帰り道、俺は美貴を問い詰めた。
中学の時、ヤンチャだった美貴は毎日喧嘩に明け暮れていて、滝川中の藤本といえばみんな一目置くほどの存在だった。

「・・・ほっとけばいいんだよ、あんなくだらない奴ら」
「でも!!・・・」

美貴は、静かに続けた。

「・・・もう、喧嘩はしないって決めたんだ・・・・お母さんとも約束しちゃったしね。」
「美貴・・・・」

苦労して自分を育ててくれた両親に、美貴はとても感謝していた。

「そりゃあ、美貴だってくやしいよ。なんであんな奴らに・・・ってね」
「・・・・」
「でも、約束は約束だから・・・もう、両親によけいな心配かけたくないんだ。
 中学の頃、さんざん泣かせちゃったから・・・」
178名無し募集中。。。:03/11/19 09:28
フフッ、と軽く笑いながら俺に振り返ると最後にこう言った。

「だから、あんたも決して手出すんじゃないよ! あんなのは無視するのが一番! ね?」

俺は、それ以上何も言えなくなった。あんな笑顔で見つめられたら・・・・


・・・美貴・・・お前、強いな・・・



・・・・なあ美貴・・・俺達くる場所を間違えちまったな・・・・
でも、がんばろうぜ。 こんなくだらねえ毎日も、卒業までの辛抱だ・・・ そんなのすぐだぜ。


美貴、くじけるなよ・・・・な・・・


俺は窓辺に佇んで外を見ているその美しい横顔に、心の中で語りかけていた。
あと800日・・・たったそれだけ我慢さえすれば、俺達は開放されるんだ・・・


だが、この学園の奴らは、美貴を放っておいてはくれなかった。
179名無し募集中。。。:03/11/19 09:29
長くてスイマセン。もうちょっとだけ続きます。
ゴマキさん降臨前の保全がわりってことで・・・
180名無し募集中。。。:03/11/19 10:26
ィィョ-
181名無し募集中。。。 :03/11/19 12:43
ドキミキ
182名無し募集中。。。:03/11/19 14:18
昼保全
183名無し募集中。。。:03/11/19 14:43
ヽ川VvV从ノ (vVノ从 ヽ从  川ノ 川ヽVv) ヽ川VvV从ノ
184名無し募集中。。。:03/11/19 15:06

カタカタ
   〃ノハヾヽ     ←苦労して自分を育ててくれた両親 
  川; ´ v ´从 
  ./ つ_|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  (,  |\||.  VINBO  |
      '\,,|==========|
185名無し募集中。。。:03/11/19 19:57
∬∬;´▽`;)ノ<にーちゃ〜ん!マコ、オカマになれっていわれますた
186名無し募集中。。。:03/11/19 20:23
陰湿なイジメにじっと耐えるミキティが見たい。
187名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/19 20:27
>>174-178
乙です。
続きが気になるのでそちらが終わってからゴマキさんうpします
188名無し募集中。。。:03/11/19 21:54
>>187
レスありがとうございます!  >>174-178を書いたモノです。(そして>>97でゴマキさんデートを
リクエストしたモノでもあります)
ということはズッコケ新作完成したのですね!お待ちしておりました・・・・

やべー・・・実はこれから仕事をせねばならんので、
続きを上げられるのが明日の昼ぐらいになりそうなんですが・・・
しかもPCをみる環境でもないので、このスレ自体明日の朝しか見ることができないんす・・・
あーどうしよう、ズッコケ待ちで書き出したはずが、待たせてしまう・・・
ズッコケを待っている沢山の住人さんに恨まれたくない〜!

なので状況を見て、みんなが待てそうにないんだったら、うpしてはもらえないでしょうか?
ほんとスミマセン!

あと単純にリクエストなのですが、今すぐではなくていいので、いつかヨッスィ〜が出てくる
話を書いてもらえないでしょうか・・・まあ、ズッコケシリーズにおいて、もっとも重要な
キャラクターではあるので、なかなか出しずらいとは思いますが。
189名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/19 22:40
えーっとどうすりゃいいですか。ご意見待ち。
そもそも待ってる人がいるのか微妙

>>188
吉澤の話は考えてないこともないですが今の段階では微妙ッス。
190名無し募集中。。。 :03/11/19 22:59
一読者としては作家さんには他の作家さんのことは気にせずに書いてほすぃ
そして、出来れば話の最初にアンカー付けてほすぃ
191名無し募集中。。。:03/11/19 23:10
まあ俺は短編作家だからうまくスペース見つけて入り込むことにします
192名無し募集中。。。:03/11/19 23:16
短編の作家さんもっとガンガレガンガレ
193名無し募集中。。。:03/11/19 23:20
読者の人に聞きたいんですけど、
複数の長編が一つの時期に同時進行っていう状態はいいんですかね?
(前スレの中盤から後半にかけてあたりとか。)
読むほうは大変じゃないかな〜とか考えてみたり。
194名無し募集中。。。:03/11/19 23:22
分かりやすくしてもらえば問題ないよ
アンカーつけるとかトリップつけるとか
195名無し募集中。。。:03/11/19 23:33
読むほうにも選ぶ権利というものがあるわけで
196名無し募集中。。。:03/11/19 23:36
というと?
197193:03/11/19 23:38
194>>
了解です。
195>>
ああ、すべて読む人ばかりじゃないですもんね。
読まれたかったら面白いものを書けと。w
頑張ります。
198名無し募集中。。。:03/11/19 23:52
まぁ軽い冗談だ。
漏れもガンガルよ。
199名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:03
んーじゃうpします
席替え話くらいにしようと思ったら長くなってしまいますた。
一応一話完結?です
200名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:06
土曜日の朝9時。
俺は駅の改札でゴマキさんが来るのを待っていた。
美貴スケにはちゃんと、ノートのお礼であることを話してある。

『はぁ?』
『まぁ、気にするなっつーのもヘンだが、うん。気にするな。ノートのお礼だから』
『いやいやいや、そういう問題じゃないでしょ。なにデートって。どういうこと?』
『んははぁ♥ おとーさんとデートデートぉ〜』
『…………』

美貴スケはジロリと俺に冷めた視線を送ってきたが、
俺の腕を取ってデートデートと陽気にはしゃぐゴマキさんを見て、怒る気も失せたようだった。

『行ってくれば? ……でも、今回だけだよ』

「よ」で腕をつねられた。
……わりぃな、美貴スケ。

「おとーさん、おまちどーさま」

顔を上げると、ゴマキさんが小走りに駆けてくる姿が目に入った。
白いコートに、黒いスカート、黒のブーツ。
なんとなくいつもと雰囲気が違った。なんつーか、大人っぽい。
201名無し募集中。。。:03/11/20 00:07
>>193
俺も194に同意です。
読むほうは同時進行で見づらいとかよりも
早く続きが読みたいってもんです。
202名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:09
「んぁ?」

俺の目の前に立ち、ゴマキさんが首をかしげた。さらっと栗色の髪が流れた。
ああ。昨日と髪型が違うんだ。なんつーか、少し明るくなった、かな。

「あ、いや。髪形変えたんだ?」
「んはは、わかった? ちょっとオメカシしてみたんだ」

ゴマキさんがくすぐったそうに、むふっと笑った。
そういえば昨日は早々と帰ってたな。美容院にでも行ってたのか。


ゴマキさんと落ち合ってから、俺たちは切符を買って電車に乗り込んだ。
行き先は、電車を乗り継いで2時間程の距離にある遊園地だ。
千葉県にあるディズニーがどうたらとかいう東京なんたらランドに比べると、ショボイ気がしないでもないが、
この辺りではそれなりに大きくて名の知れている遊園地だった。
ゆっくりと回る観覧車を見上げて、ゴマキさんは「おー」と声を上げた。

「すごぉーい。観覧車だぁ」
「ああ。乗ってみるか?」
「んっ…………うん。でも、もうちょっと後がいいなぁ」
「そっか。んじゃ、絶叫系から攻めてみっか?」
「おーっし、いってみよぉー」

ゴマキさんが拳を上げた。
203名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:12
時速168kmとかいう超高速コースター。
長さにかけては日本2位とかいうコースター。
100mの垂直落下型のライド。

「んぁーーーーーーー!」

そのどれでも、隣でゴマキさんが楽しげな悲鳴を上げた。
……絶叫系3連荘はさすがにキツイ。
軽く吐き気がしてきた。

「だいじょうぶ?」
「ああ……」

ベンチに座った俺を、ゴマキさんが心配そうに覗き込んできた。
ゴマキさんは元気だな。もう昼飯の時間だけど、食べる気がおきねぇ…

「じゃあ、お昼は後にして、軽めなところに行こっかぁ」
204名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:15
キャーーーーーーーーーッ!!!
ウヒャーッヒャッヒャッヒャッヒャ!!!
……昔から慣れ親しんだ幼馴染で、来世をもと誓い、添い遂げたのに……
ヤーッヒャッヒャッヒャッヒャ!!!
……あの人に捨てられたわたくしの恨み、思い知れェェェェーーーーッッ!!!
ギャーーーーーーーーーッ!!!
ダーッヒャッヒャッヒャッヒャ!!!

俺たちはお化け屋敷に入った。
悲鳴やら、怪しげな笑い声が響いている。
気になるセリフを吐いたお化けもいたが、全体的には全然怖くない。
隣を歩いているゴマキさんは、要所要所で軽く嘆声を上げながらずっとポカーンとしていた。
最後のお化けは人間だった。
落ち武者の姿をした従業員さんが、俺たちふたりを驚かせようと、精一杯の演技で迫ってきた。

「おおーー! や、やめてぇ〜〜! おとーさん行こっ!!」

ゴマキさんはフニャフニャと笑いながら、俺の腕を抱えて出口まで走った。
205名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:18
「さて、昼飯どうする?」

もう14時近かった。そろそろ飲食店も空く頃だろう。

「んぁ。あたしお弁当作ってきたんだよぉ」

ゴマキさんは肩にかけていた少し大き目のバックから、別の手提げを取り出した。
おお。マジでか。
俺たちは近くのベンチを占領して、ゴマキさんのお弁当を広げた。
春巻きだとか、肉だんごだとか、ジャガイモのポテトサラダだとか。
どれに手をつけようか迷ってしまう。どれもうまそーだ。
俺が迷っていると、ゴマキさんはアスパラのベーコン巻きをひょいと取り上げて、俺の口元まで運んだ。

「あ〜〜ん。……んははっ!」

パクっと食いつくと、ゴマキさんが少し照れて、楽しそうに笑った。
俺も恥ずかしくなって、アスパラを咥えながら一緒に笑ってしまった。
もぐもぐ……うまい。
つーか……俺、なにしてんだろな……。
206名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:22
「んぅっ! おいすぃっ! 『すぃ』っとかいってみたりして。
 おとーさんもどんどん食べてよぉ。おいしいよ」

ゴマキさんは既に自分のペースに戻って、お弁当に舌鼓を打っている。
……ゴマキさんて、人懐っこいところがあるからな。別になんとも思ってなさそうだ。
俺が気にしすぎなんだろーか。


遅い昼飯を食べてから、俺たちはショッピングエリアに行ってみた。
ヌイグルミやらお菓子やら遊園地のグッズやらが、所狭しと並べられている。
美貴スケになんか買っていってやろう。
………なにがいいかな。アイツのことだから……
キーホルダーとか置物より、食い物のほうがいいだろうな。

「おとーさん、ほら。これかわいい」

背中をつつかれて振り返ると、ゴマキさんが写真立てを手にしていた。
メルヘンチックな装飾が施されている。縁がお城や木の形に彫られていて、ドレスを着たお姫様が祈りを捧げていた。
おお。なんかディズニーっぽいな。てか、パクリじゃねーのかコレ。
207名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:26
「かわうぃ……」

ゴマキさんはお姫様をじっと見つめている。
美貴スケならスルーするな、こういう正統派っぽいヤツ。もっとヘンなものに興味を示すに違いない。

「それ、買ってやるよ」
「えっ? いいよぉ」
「さっき弁当食わせてもらったし」

そもそも、今日は俺がゴマキさんにお礼をする日だからな。
写真立てを貰うと、俺は清算を済ませて、品物の入った袋をゴマキさんに渡した。

「ほいプレゼント。ノートありがとうな」
「んははぁ。うん。ありがとぉおとーさん」

ゴマキさんは目を細めて、フニャッと笑った。
そんな笑顔を見られるなら、俺も嬉しかった。

「せっかくだから、写真撮ろうよぉ。
 インスタントカメラ持ってきたんだぁ、実は」

買い物を済ませてショップから出ると、ゴマキさんはそう言って、
近くに居た子連れの中年女性に声をかけた。
208名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:28
「すいません、撮ってもらえますかぁ?」
「あ、ええ。いいですよ」
「おねがーします」

いそいそと帰ってきて、ゴマキさんは俺のそばに立った。

「ハイ、いきますよー。ハイ、チーズ」

パシャ。

「ありがとぉーござぁます」
「いいえ〜。お幸せにねぇ」

女性は手を縦に振りながら、含み笑いをして去っていた。……なんかマコに似てるな。

「おしあわせに?」

ゴマキさんが首をかしげた。

「恋人に見られてたのかなぁ」
「かなぁっつーか、確実にそう思われてたな」

そっかぁ、困ったねぇとゴマキさんが照れて頭をかいた。
209名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:33
それからいくつかアトラクションをめぐった。
ゴマキさんは楽しそうに、ずっとフニャフニャと笑っていた。
まぁ、今日来てよかったよな。

気がつけば18時を過ぎていた。早いもんだ。

「20時からパレード、21時30分から花火だよぉ」
「そっか。ゴマキさん、時間平気なのか?」
「だいじょーぶ。おかーさんには言ってあるから」

そっか。じゃあ、パレードと花火を見るために、早めに夕飯を食うか。
しかしみんな考えることは同じのようで、レストランはかなり混んでいた。

♪タタタターン ターター タッタラー♪

ようやく席についた頃、FFの戦闘終了音が聴こえてきた。
別に誰かを撲殺して席を奪い取ったわけではなく、俺のメールの着信音だ。
携帯を確認すると、美貴スケからのメールだった。
210名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:37
『マサオくんて将来絶対ハゲるよね』

……なんだそりゃ。
クレヨンしんちゃんでも見てんのか? アイツは。

『……ハゲるかもな』、と。

「なになに?」
「ああ、美貴スケから意味不明なメール」

見せると、ゴマキさんが笑った。

「しんちゃん見てるのかなぁ」
「だろーな、たぶん」
「そういえば、美貴ってしんちゃんのモノマネできるんだよぉ」
「ああ、あのすげー似てないやつな」

そんなことを話しながら、メニューを選んで注文をした。
……アイツ、今頃どうしてんのかな。
20時前にさしかかって、客がいきなり減った。

「あ。そろそろパレード始まっちゃうねぇ」

ホントだ。でもまだ料理がきたばっかりだ。

「花火までは時間あるから、パレードは諦めてそっち狙いで場所とったほうがよくねーか?」
「んぁ、そーだね。そうしよー」

ゴマキさんはスプーンを手にとって、いただきまーすとお辞儀をした。
211名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:40
花火は遊園地の中央にある、大きな池の中の小島でやるようだった。
俺たちはレストランから出て、にぎやかなパレードを横目に、池の上にかかっている吊橋までやってきた。
チラホラ人が居る。花火が始まったら、パレードのほうから人が押し寄せるんだろうな。
……と思ったら案の定、大群が押し寄せてきた。
あっという間に周囲が人で埋まった。他の客に押されて、俺たちの距離は自然と縮まっていた。

「おとーさん、近いよぉ」

……確かに。すぐそこにゴマキさんの顔がある。
どうすべ。あんまり近いとゴマキさんに悪いな。でも、人が壁になって身じろぎくらいしか取れない。
俺はできるだけゴマキさんのほうを見ないようにして、真っ暗な夜空を見上げた。

ヒュ〜〜〜〜〜………ドドーン ドドーン…

おおーーーーッ! ヒューヒューッ!!

空に華が咲くごとに歓声が上がった。確かに綺麗だ。

「すごいねぇ」

ゴマキさんも感心している。
俺も頷いて、花火に見入っていた。
212名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:43
ふとゴマキさんが俺の服の胸元を引っ張った。

「……ん?」
「おとーさん。周りがすごいよぉ」

んん? 俺は首を動かして周りを見てみた。
……げ。
カップルばっかり。
みんなイチャイチャとぴったりとくっつき合っていた。中にはキスしているヤツらもいた。
……おい。やべーとこ来ちまったな。
俺が困惑していると、ゴマキさんは笑いながらとんでもないことを聞いてきた。

「おとーさんはさ、美貴とキスしたことある?」
「なんだよ急に」
「いーじゃん教えてよぉ。ある? ねぇ、どーなの?」
「さーなぁ」
「あたしはキスしたことないよ。おとーさんと」

……何を言い出すんだか。
俺は驚いてゴマキさんの顔を見た。
視線が絡み合った。
息遣いが聴こえてきそうなくらいの、至近距離。
ゴマキさんの大きな目が、すぐそこにあった。
ゴマキさんは静かに目を伏せた。
213名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:47
そしてゴマキさんは、花火の音にかき消されるくらいの、とても小さな声で。
囁くように、そーーっと。
『おとーさん』ではない、俺の名前を呼んだ。


俺は固まった。
ゴマキさんは再び俺を見上げた。
そして少しだけ背を伸ばすと、恐る恐るといった様子で、
俺の下唇をはむっ、と噛んだ。

ヒュ〜〜〜〜〜………ドドーン…

「おとーさんとの初キス」

再び『おとーさん』に戻って、ゴマキさんはフニャっと笑った。
……ゴマキさんの初キスなんだか、俺との初キスなんだか。
俺は噛まれた唇に手を当てて、ただ呆然としていた。
214名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:50
花火が終わると、カップルの大群は掃けていった。
トイレに行ったゴマキさんを待つ間も、俺は動揺していた。
なんで、キスなんか。
軽く噛まれた感触が、唇にまだ残っている。

――ゴマキさんは人懐っこいからな。

……なんてことで、済ませておけなくなってきた、気がする。
俺は動揺のあまり、思わず美貴スケの携帯に電話を掛けていた。

『はい。なに?』

聞きなれたアイツの声。なぜか俺はほっとしてしまった。
……つーか、掛けてみたものの、一体何を話すんだ。
ゴマキさんにキスされちまった……とか?
言ってどーすんだ。言えるわけねぇ……。

「あ、いや、ああ。もうすぐ帰るから」
『はいはい。面白かった? 真希に手ぇ出したりしてないよね』

笑いながら聞いてきた。
手は出してねーけど。唇は噛まれた……な。

「……出してねぇよ」
『ホントかなぁ』
「おめーにちゃんとお土産買ったから。家帰ったら渡すよ」
『お、ありがと。じゃあ起きて待ってる』
215名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:53
携帯の通話を切ったのと同じくらいのタイミングで、ゴマキさんが帰ってきた。

「おとーさん」
「おう、おかえり」

いくらかドギマギして、俺はゴマキさんの顔を見た。
どう接すりゃいいんだ。
どうといっても……俺にできることは、何事も無かったように振舞うことしかできない。
ゴマキさんはそんな俺の動揺に気付く様子もなく、ニコニコしながら言った。

「もう遅いよね。そろそろ帰ろっか」
「ん、帰るか?」
「うん、いっぱい遊んだし。帰ろ」

……あ。そういえば、なんか忘れてた気がする。

「ゴマキさん。観覧車乗ってないけどいいのか?」
「……うん、いい」
「……?」
「もう遅いし。この時間だとカップルで混んでるしね。やめとくよぉ」
「そっか。じゃあ帰るか」
「うん……」

ゴマキさんは静かに頷いた。
216名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:57
「……あ、やべ。終電逃すかも」
「マジッスかぁ」

駅のホームで電車を待つ間、携帯で電車の乗り換えを検索してみた。
今からだと、乗り換えの電車がかなり際どい。
23時30分の電車に乗れねーと、あとの電車は俺たちが降りる駅まで行かなくなってしまう。
今は22時10分。
……次に来る電車に乗って、乗り換えのホームまで走ってギリギリ、ってとこか。
もっと早めに時間を調べておくべきだったな。

俺たちは滑り込んできた電車に乗り込み、一時間近く揺られてから降りて、次の乗り換え先のホームまで疾走した。
走りにだけは自信があるから、俺ひとりだったら間に合っていたかもしれない。
だけどゴマキさんがいたし、それにゴマキさんはブーツだった。
217名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 00:58
「んぁ〜〜乗れなかったぁ」

俺たちは荒い呼吸を繰り返しながら、しばらくふたりで電車を見送っていた。

「……どうしよぉ?」
「んぁ。仕方ねーな。デニーズ行って始発まで時間潰すしかねーかな……
 ゴマキさん、家に連絡しといたほうがいいんじゃねーか?」
「んぁ〜……そうだね。電話しとく」

俺もいちおー、家と……
……アイツ、起きて待ってるとか言ってたな。
美貴スケにも連絡いれとくか。


携帯で場所を検索して、俺たちはデニーズに入った。
もう0時過ぎだっていうのに、意外に人がいる。
店の奥まったほうの、4人席のテーブルに案内されて、俺とゴマキさんは向かい合わせにして座った。

「コーヒーかなんか頼むか?」
「そうだねぇ……あたしは紅茶にしよっかなぁ」

高校生がこんな時間にファミレスにいていいんだろーか。
まぁ、制服着てるわけじゃねーから、誰にも気付かれないと思うが。
次期生徒会長の紺野あたりに話したら、こっぴどく怒られそうだ。
218名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 01:00
「んぁ、ねむ……」

ゴマキさんが欠伸をした。弁当作ってきてくれたんだし、朝早かったのかもしれないな。

「眠かったら寝てていいぜ。俺起きてるから」
「ん……ううん。ちょっとお手洗い行ってくる……」

ゴマキさんが席を立って、俺はひとりになった。
しばらくぼーっとしていたが、なんとなく手持ち無沙汰で、遊園地で貰ったパンフレットを取り出してみた。
それを広げて、遊園地の全景地図をぼんやりと見た。

 ★花火パレード
  恋人とのロマンチックな夜を演出します!
  21:30〜21:50

そんなコメントが目に映った。
恋人……か。

「おとーさん、なに見てんの? 地図?」

ゴマキさんが帰ってきて、俺の隣に座った。
そして地図を覗き込むと、今日一日を思い出したように笑った。

「今日はいっぱい遊んだねぇ。
 ジェットコースター、お化け屋敷、メリーゴーランド……面白かったぁ」
「そっか。そりゃよかった」
「写真立ても買ってもらったしねぇ」
219名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 01:04
しばらくふたりで並んで喋っていたが、1時を過ぎたあたりになると、さすがに俺も眠くなってきた。
ゴマキさんも徐々に言葉少なになって、ソファーに背中を預けて目を閉じていた。
店内では静かな音楽が流れていた。
俺は自然と、眠りに誘われて意識が遠のいた。


ふと、ゴマキさんが俺の手を取った。

「おとーさんの手、おっきいねぇ」

のんびりした声が聞こえてきた。
ゴマキさんの手は、なんだかひどく冷たかった。
ぼんやりした思考のなかで、俺はその冷たさに、ひどく悲しい気持ちになった。
だから俺は、無言でゴマキさんの細い手を握り返した。
この手の冷たさが、少しは暖まればいいと思った。
220名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 01:05
……さっきのキスを思い出した。
ふざけてキス……したんだろーか。
ゴマキさんの真意がよくわからない。
俺に懐いてくれてるような気はするけど、でもそれは、恋愛の対象だとかじゃなくて、
ゴマキさんが俺をそう呼んでいるように、「おとーさん」に対する甘え方なんだと、思ってた。

でも、違うんだろうか。
ゴマキさんが俺に求めているのは、父性?
それとも、男?

……俺は。
俺は美貴スケが好きだ。
物心ついた頃からずーっと一緒にいたアイツの存在は、
もはや俺を支える、地盤みたいなものだった。

……でも。

「……なんかヘンだよね。……ヘンな感じ」

ゴマキさんがポツリと言った。
俺も似たような気分だった。

――恋人でもないのに。

ふたりで、手を握り合ったまま。
始発電車を待つまでの、人生の中の、ほんの一握りの時間を、
壊れ物を扱うような繊細さで、
大切に大切に……俺たちは過ごしていた。
221名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 01:08
「おとーさん、寝ちゃった?」

「……寝ちゃったね」

「あのね、あたしねぇ。好きなひとと観覧車に乗るのが夢だったんだ」

「あたし、おとーさんのこと好きだよ」

「でもおとーさんには美貴がいるし。美貴にも悪いと思うし……。
 あたし、よっすぃ〜も美貴から取っちゃったから。
 これ以上、美貴を悲しませちゃいけないと思うんだ」

「でも……でもねぇ。それでもあたしは、おとーさんが好き。
 もうしょーがないんだよ。おとーさんがいけないんだかんね。
 ……なんかすっごい悔しいから、おとーさんとは観覧車に乗ってあげない」

「もう、名前も呼んであげない。
 ずーーっと、『おとーさん』て、呼んだげる」

「だから……」

「これからも、そばに居ていいよねぇ?
 好きになって欲しいなんて、言わないからさぁ……」

「キスしちゃって、ゴメンねぇ……」

「グスッ……けーちゃんにまた怒られちゃうかなぁ……」
222名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 01:11
翌朝、俺が目を覚ました頃には、ゴマキさんは居なかった。
テーブルの上を見渡すと、紙にゴマキさんの字で、『先に帰るね』と書置きがしてあった。
その上には、紅茶の代金が置いてある。
帰ったのか。置いてけぼりにされちまった。なんでだろ。
俺は店員にコーヒーを頼んで、重い瞼をこすった。

ふぁぁ。
長い一日だった。
思考が冷静になるにつれて、ゴマキさんとのデートのことを思い出した。
……どうすりゃいいのか、わかんねー。
こんな気持ちになったのは、アイツに告白するかどうしようか迷ってたときぶりだ。

俺は下唇に指で触れてみた。

俺は多分、今まで通り振舞うことしか、できねーと思う。
……思う、けど。
あの時握ったゴマキさんの手の冷たさが、俺の心にいつまでも残っていた。

だめだこりゃ。
223名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 01:13
>>200-222
ネタ元は後藤のc/w「おふざけKISS」です
長くてスマソ
224名無し募集中。。。:03/11/20 01:15
>>222
乙、なんかイイ
いつもとは違う不思議な気持ちになった

さて、寝ようっと
225名無し募集中。。。:03/11/20 01:19
「おふざけKISS」、キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!

いやいや作家様、自らネタバレせずともヲタにはちゃんと分かりますって。
あー萌え死ぬー!!        最高。
226名無し募集中。。。:03/11/20 01:21
ありがとう、いい夢見れそうだ

  C⌒ヽ
 ⊂二二⊃∩
 从VvV)/ < おやすミキティー♪
  ノ_|__:__'/ 
. ∪|__|__|
  .(.__)__)  
227名無し募集中。。。:03/11/20 01:26
いつにも増して心が洗われたよ…乙。
228時報君。 ◆imfCJihou. :03/11/20 01:30
( ´m`)<1時30分保田
229名無し募集中。。。:03/11/20 01:31
>>223
乙!ものすごくよかった。
美貴ごまオタなんだけどごま美貴になっちゃいそう(w

ゴマキさんネタがこれで完結ってのが悲しいポ
230名無し募集中。。。:03/11/20 01:31
じ、時報君!?
231名無し募集中。。。:03/11/20 01:49
スレに上がってるのは全部読ませてもらってるけど、
同時に複数の話が進んでても全然平気よ。むしろ嬉しい。
言われてるように、続きをうpするとき最初に
前回のアンカーつけてくれたらなお嬉しい。
232名無し募集中。。。:03/11/20 02:07
学園祭本番編です。前作は、前スレの>>519からの奴です。それもあわせてどうぞ。


「よし、できたぞ〜!!」

教室が安堵と喜びの混じった声で溢れた。
学園祭の一日目の夜8時。ようやくすべての準備が整った。
明日はいよいよ模擬店出店の日だ。
ふと美貴のことが気になり視線を送ると、
そこには感慨深げに微笑んでいる美貴がいた。…かわいいなぁ。
色々あったおかげで、美貴は少しづつではあるが表情が豊かになってきていた。
俺の幼馴染みであり、かのじょ。っつっても、最近の話で、
しかも色々と忙しかったのでまだ何も恋人らしい事はしてないが…

「疲れたよぉぉ〜!みきたぁ〜ん!!」

松浦さんが毎度のことながら美貴に抱きつく。
日常の出来事だ。普通の人が見たらとても仲のよい二人だと思うだろう。
いや…確かに仲はいいのだが…
とかいろいろ考えながら二人の様子を見ていると、非日常的な事が起こった。

233名無し募集中。。。:03/11/20 02:09
「藤本さん、やったねぇ〜!!」

そこには、美貴に抱きつくもう一人の姿があった。
…石川さんだ。昔美貴を恐れていたはっちゃけ娘は、今では松浦さんに次ぐ
美貴の友達となっていた。
石川さんが言うには、
「藤本さんの、感情を隠そうとしてるところがかわいい!!」
のだそうだ。う〜ん、勘違いしてるような気もしないでもないが…
別に隠そうとしてるわけじゃないんだよな、あいつは。
とはいっても、美貴の友達が増えるってのはいいことだ。

「ちょっとぉ〜、梨華ちゃんくっつきすぎなんじゃないのぉ〜、
ほら、美貴たん困ってるじゃない〜!!」
「いや…あやちゃんも…」
「何いってるの?この顔は喜んでるのを巧妙に隠してるのよ!!」
「あのぉ〜、違うんだけど…」

美貴が、潰されている。助けを求めている声は無残にも二人の大声量によって掻き消されていた。
…前言撤回しようかな…。
俺はふとある童話を思い出した。二人の母親と名乗る人が子供を引っ張り合う話。
あの話はハッピーエンドだが、この場合、二人とも引く気配がない。
234名無し募集中。。。:03/11/20 02:15
ヤバイ、美貴の声がしなくなってきた…死ぬかも。

「はい、ストップ!!美貴、明日は早いからもう帰るぞ!!」

そういうと俺は二人から無理矢理美貴を引き剥がした。

「あ、ありがと。」

ようやく自由になった美貴が俺に言った。

「ああ、お前は俺が守ってやる。」
「○○…。」

ファンファーレが鳴り響く。ハッピーエンドだ。

「こうしてお姫様は魔物と美しい魔女の手からみごと王子に救い出されましたとさ。めでたしめでたし。
っておい!!わしらは悪役かぁ〜い!!美貴たんも顔赤くしてんじゃなぁ〜い!!」
「そうよ!!私はともかく松浦さんを魔物なんてひどいじゃない!!」
「はぁ!?」
「あら、だって美しい魔女ってあたしでしょ?
ハ〜イ、魔女っ子チャーミーで〜すっ☆」
「あたしに決まってんだろうが!あんたは明らかに魔物っしょ!?
その黒さといい、黒さといい、黒さといい!」
「あっ、言ったわねぇ〜!あんただって猿顔のくせに猿顔のくせに猿顔のくせにぃ!」
「やるかぁ!?」
「おぉ!?」

235名無し募集中。。。:03/11/20 02:16
二人はまるでキスをするくらいの距離でメンチをきりあっていた。
いつのまにか俺たちの存在は忘れられているようだ。

「ねえ…あれ、どうする…?」
「ほっといて帰ろうぜ…」

二人にはあんなキャラもあったとは…くわばら、くわばら。

そして俺たちはひさびさに二人で帰った。
今まで、いっつも松浦さんがついてきてたもんなぁ…

「ねえ、一緒に帰るのって久しぶりじゃない?」
「ああ…そうだな。」

どうやら美貴も同じことを思っていたらしい。

「ねえ、ちょっと寄り道しようか。」
「ああ、そだな。」

またいつこんなチャンスがあるかもわかんねえし。
と俺は心の中で付け足した。
そりゃあまあ、年頃の男の子ですから…
236名無し募集中。。。:03/11/20 02:26
そうして俺たちは近くの公園に立ち寄った。

「…寒いね。」
「そうだな。」
「ねえ、近くに寄っていい?」
「…ああ」

そこまできたところで、俺は我慢できずに吹き出した。

「ぶはっはっはは…!ひぃ〜、たえらんねぇ…」
「ぷっ…ちょっと…なに笑ってんのよ…」
「そういうお前だって笑ってんじゃね〜か…くっくく…」
「だって、ねぇ…近くに寄っていい?って…自分でキモっ!」
「はぁはぁ…やっぱ、なれないことはするもんじゃねえな…」
「ふふっ…そうね…」

ふぅ、と俺たちは一息ついた。

「は〜あ、せっかくいいムードになってキスでもしようかと思ってたのになぁ。」
「無理無理、あんたとあたしじゃ。」
「そうだな…キスしていい?」
「死ね。」

そういう美貴の顔は笑っていた。

「お前とキスできるなら死んだっていいさ!」
「へ〜え。」

そういうと美貴は俺にキスをした。
237名無し募集中。。。:03/11/20 02:27
そういうと美貴はこぶしをボキボキといわせ始めた。
…笑顔が怖いんすけど。

「…勘弁してください」
「じゃあ、一つ言うこと聞いてもらおうかな。」
「…なんかもっと怖いんですけど。」
「えっとねぇ。おすぎとピーコをどっちかわかるように物まね。名前言うの禁止ね。」
「…不可能です」
「やれ。」

そのあと…夜の公園では俺の一人物まねリサイタルが繰り広げられた。

「はい次、ビデオデッキの物まね。」
「人じゃないし!」
「丁度ここにビデオあるし。飲め。」
「なんであるんだよ!!」

…いっそ殺してくれ。
だめだこりゃあああ!!!!
238名無し募集中。。。:03/11/20 03:00
乙〜。 本番編というか本番前日編だこりゃ。
続き期待してます!
239名無し募集中。。。:03/11/20 03:00
>>236>>237の間に

「…と、じゃあ死んでもらおうかな」

っての入れて読んでください…だめだこりゃ_| ̄|○
240名無し募集中。。。:03/11/20 03:03
>>288
たしかに…いや、
一応『学園祭』は始まってるとせこい言い訳をしてみる。
ってだめかw
241名無し募集中。。。:03/11/20 04:26
>>239
学園祭乙!!続きガンガレ    そして次はクリスマスネタかな?ww
242名無し募集中。。。:03/11/20 05:29
>>223
乙です! おもしれぇぇぇ〜!待った甲斐がありました!
前のスレで誰かも書いてたけど、ズッコケはマジ話と萌えのバランスが絶妙なんだよな・・・

はー俺、なんでこんな陰惨な話書いてんだろ・・・というわけで、
>>174-178の続きです。萌えはないっす。暗いです。でも、読んでほすぃ・・・

仕事してる気分じゃなかったんでそのまま書いちまった。では。
243名無し募集中。。。:03/11/20 05:31
>>174-178の続き

・・・奴らは、直接美貴に手を出し始めた。

最初の内はさすがに表沙汰になるのを恐れてか、放課後美貴を校舎の裏へ呼び出して暴行した。
証拠が残らないように顔以外を狙って、何度も何度も、執拗に・・・ 奴らは、どこまでも狡猾だった。

・・・だが、美貴は殴られても、蹴られても、悲鳴一つ上げなかった。
それどころかその表情はとても穏やかで、冷徹な視線で暴行グループを見据えていた。


こんな卑劣な奴らには決して屈しないという、無言の抵抗。 意思表示。 その姿はどこか高貴ですらあった。


(なぜか、俺は暴行グループの標的にはならなかった。 
 でも、今考えるとアイツが自分に注意を引きつけて俺を守ってくれてたんだな・・・)


この頃から俺には、美貴をおんぶして帰るという日課が加わった。

すっかり暗くなった川沿いの土手。 川のせせらぎ。 近くの民家から聞こえる、家族団欒の幸せそうな笑い声。
小さくて華奢な美貴の体は驚くほど軽かったが、俺の足取りは重たい。
244名無し募集中。。。:03/11/20 05:32
俺の背中の上で、美貴は妙に明るかった。
 
「ごめんねー。美貴、重いでしょー?」
「・・・・・」
「だーいぶ寒くなってきたねーッ。 こりゃ、そろそろ雪でも降るかな〜」
「・・・・・」
「あーお腹すいたー。そういやお母さん、今夜は生ガキだって言ってた! 楽しみ〜」
「・・なあ、美貴・・・」
「わーかってるって。 へーき、平気。 こんなの、へっちゃらだって。」
(なに言ってんだよ、こんなにボロボロになっちまって・・・・)

俺の気持ちを察したのか、美貴はこう続けた。

「ありがとね・・・手を出すなっていう美貴との約束、守ってくれて。美貴は大丈夫だよ。
 それに、毎日あんたにおんぶしてもらうってのも悪くないしね・・・」
「・・・・・・・」

俺はそのまま無言で歩き続けた。 

(美貴、俺はどうしたらいい? 俺はお前になにもしてやれないのか?  なあ、美貴・・・・)


・・・背中に感じる美貴の温もりが、ひどく儚げに思えた・・・

245名無し募集中。。。:03/11/20 06:07

ーそして、あの事件の当日がやってきた。ー


もうこの頃になると、奴らは人目もはばからずに美貴に暴行を加えるようになっていた。
とうとう授業中、教師の目の前で・・・

俺はたまらず叫んだ。

「先生、授業中です!やめさせて下さい!!」
「・・・・・・・」

無視かよ。  しかも、振り返りもしない・・・他の生徒達もニヤニヤ笑いながら見ているだけ・・・

美貴と目があった。 「手を出すなよ」そんな表情だ。  ・・・俺はぎゅっと唇を噛んだ。

「てめぇー、イッチョマエに勉強なんかしてんじゃねぇー!!」

男の一人が怒鳴りながら、ガッ!と振り上げた手で、机の上の教科書を床へ叩き落とした。

「・・・・何するのよ」
「ほら、拾えよ・・・・拾えー!!!」

男の声につられて、教室内は「拾え」コールの大合唱になった。

「拾え!!拾え!!・・・・」

俺はただ呆然とその光景を見ていた。体が金縛りにあったように動かない・・・
246名無し募集中。。。:03/11/20 06:08
美貴は黙って立ち上がると、かがんで教科書を取ろうとした。
ドゴッ!!男の膝蹴りが美貴のみぞおちをとらえる。美貴はそのまま後ろへ吹っ飛ぶと、壁に叩きつけられ崩れ落ちた。

「う・・・」

美貴は、その場にうずくまったまま動けない。 周りに男達が群がってきて、倒れている美貴を見下ろした。

男達の視線が、舐めるように美貴を見回す。

美貴のスカートは倒れた時にめくれあがってしまい、フトモモが露わになってしまっていた。

光輝く、美貴のその白い肌・・・・・男達は、ゴクリと生ツバを飲んだ。

「な、なあ・・・コイツ、犯っちまおうぜ!!」

その言葉を合図に、男達は一斉に美貴に襲いかかった!!!

教室中に響き渡る歓声。  男達は興奮し、女達は下衆な嬌声を上げている。

動けない美貴を後ろからはがい締めにし、ある者はブラウスを引き裂き、ある者はスカートのホックに手をかけている。


・・・俺の目の前には、異様な光景が繰り広げられていた・・・・
247名無し募集中。。。:03/11/20 06:11

こいつら、狂ってる・・・・

俺・・・?

俺は一体何をしてるんだ? 目の前で大切な、 大切な俺の美貴が、汚されようとしているのに・・・・



俺の?  美貴?




サーツと波が引く様に教室の喧騒が聞こえなくなっていく。その代わり、自分の心臓の早鐘だけが頭の中に響いていた。


その刹那、再び美貴と目が合った。

・・・俺に見せる、初めての苦悶の表情、 すがる様な目。


「!」

俺は、全ての呪縛から解き放たれた様に机から飛び出した!!

・・・・そうだ・・・なにを迷うことがある・・・・俺の・・・俺の美貴!!!!

俺は嬉々とした表情で、男達に飛びかかっていった。
248名無し募集中。。。:03/11/20 06:52
長くてスミマセン。ほとんど終りなんですが、あと少しだけ続きます。
今度こそ本当に仕事しないとヤバイ・・・・

・・・・それにしても・・・・クサイ・・・・俺はなんてクサイ話をかいているんだぁぁ〜!!

だめだこりゃ
249名無し募集中。。。 :03/11/20 12:41
ワクワク
250名無し募集中。。。:03/11/20 13:15
>>248
大丈夫、俺の金玉より臭くないよ
251155:03/11/20 14:30
>>148
俺のだって結構ありえないような作品だったし、全然大丈夫w
てゆーか続きが気になるよ
252155:03/11/20 14:31
>>248ね^^;
253名無し募集中。。。:03/11/20 17:20
>>243-247
なんか変なビデオ見すぎじゃない?
254名無し募集中。。。:03/11/20 18:13
クリスマスネタか。ずっと前に考えたネタがあったな。

255名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/20 18:55
ところでここってエロネタOKですか?
やりよりまくってるような話は
256名無し募集中。。。:03/11/20 18:58
>>255
別にいいのではないかと思うが、他の方の意見も聞きたい所。

>>257
どうですかね?
257名無し募集中。。。:03/11/20 19:05
なんでもあり
258248:03/11/20 19:17
>>255
うーん、ズッコケ君はこのスレのアイドルだからなー・・・・
個人的には複雑な心境ですが。

でも、自分を偽らずに、書きたいものを書いていってほしいかな。
259名無し募集中。。。:03/11/20 19:29
エロスレにすると荒れる。
エロネタは新たにスレ立てたほうがいいとおもう。
260名無し募集中。。。:03/11/20 19:41
美術の先生は保田というオバチャンで、
俺と美貴は水曜日の4時間目に保田先生の授業を受けている。

その日は、友達の肖像画を書こうというテーマで、
保田先生は好きなクラスメートとペアを組むように僕達に指示した。
クラス中がペアを求めて一斉に席を立ち、騒然となる。
「完成した作品は教室の前に展示するから、みんな丁寧に書くのよ。」
保田先生の声も掻き消されそうな盛り上がりぶりだ。

その中にあって、僕は自分からは動かずに、ただぼけーっと座っていた。
というのも、僕はクラスでもわりと友達が多い方なので、
黙っていても誰かしらが僕とペアを組んでくれるはずだと思っていたのだ。

ところが、この日はどういうわけだか知らないが、いつまで経っても僕は一人ぼっちだった。
あれ・・・?おかしいな。
このクラスは偶数だから、必ず誰かとペアになれるはずなのに・・・

しばらく考えていると、うちのクラスの男子で1人、
今日付けで停学になった奴がいたことを思い出した。
放課後の女子更衣室で、ロッカーに頭を突っ込んでいた所を取り押さえられたらしい。
261名無し募集中。。。:03/11/20 19:42
「あら、○○君が余るなんて珍しい。」
しばらくして、保田先生が一人で途方に暮れている僕を発見した。
「仕方がない。○○君はそこのグループに入って3人でやってちょうだい。」
保田先生が示したそのグループには、美貴がいた。

美貴がペアを組んでいたのは、高橋さんという大人しい子で、
同じクラスでありながら、僕はほとんど口をきいたことがない。
なんというか、休み時間は一人で本を読んでいそうなタイプの子だ。
活発な美貴が、なんでこんな大人しい子とウマが合うのかが謎だ。

保田先生に言われて、仕方なく、情けない表情で美貴のいるグループに入る。
美貴は俺と目が合うやいなや、
「あんたってほんっっとトロイわね。バカみたい。」と手ひどい攻撃を浴びせてきた。

言われっぱなしなのも悔しいので、俺は保田先生に、
「先生!!こんな奴と一緒じゃ無理だって。初めっからデッサン歪んでるんだから。」
と間接的にイヤミを言ってやった。
すると、何を勘違いしたのか、高橋さんが手で顔を覆って泣き出してしまった。
いや、高橋さん、アンタ被害妄想激し過ぎだって・・・。
262名無し募集中。。。:03/11/20 19:46
「あー、○○が高橋泣かしたー!!」「うわあ・・・○○君サイッテー。」
クラス中が面白がって僕をはやし立てる。
「や!!高橋さん、君に言ったんじゃなくて・・・ゴメン・・・ホンットゴメン。」
20分くらいなだめすかすと、高橋さんはようやく泣き止んでくれた。
美貴はこの一部始終を、他人事のようにニヤニヤしながら見ていた。
あーあ・・・俺、なにやってんだろ?

授業が終わりそうになる頃になって、やっと絵に取り掛かる。
保田先生の提案で、僕が美貴、美貴が高橋さん、高橋さんが僕の絵を、それぞれ描くことになった。
「○○、ちゃんと描けよ。ありのままを描けば美貴は十分キレイなんだから。」
・・・はいはい、そうですか。
263名無し募集中。。。:03/11/20 19:52
美貴の顔なら、小さい頃からずっと見ているので、
美貴が僕の目の前にいなくたって、鮮明に思い描くことができる。

とがった顎のライン・・・
ふっくらしたほっぺた・・・
憎たらしい目つき・・・
だだっ広いデコ・・・

・・・あれ!?ちょっと怪獣っぽくないか?いや、ちょっとどころか・・・

「お!?○○結構進んでんじゃん。やっぱモデルがいいからなー。ちょっと見せてみ。」
そう言って、美貴は強引に僕からスケッチブックを奪い取った。
「・・・・・・。」
「あっ!!ちょ・・・やめろ!!うわっ!!」

数日後、廊下に貼り出された、高橋さんの描いた肖像画は、
青アザと引っかき傷で、元が誰か分からないほどボコボコになっていた。
・・・だめだこりゃ。
264名無し募集中。。。:03/11/20 19:53
(・∀・)イイ!!
265名無し募集中。。。:03/11/20 20:10
ウマイ。名作。
266名無し募集中。。。:03/11/20 20:11
やべ、ageてしまった。
267名無し募集中。。。:03/11/20 20:50
ヲタ
268名無し募集中じゃない:03/11/20 21:09
シリアス作品ですよー!しかも国際問題込みです。
全然マターリしていないので、興味無い方はスルーしてください。


俺は日本人。日本で生まれて日本で育ったから当然だ。
でも同じように日本で生まれ、日本で育ったのに日本人と呼ばれない人達がいる。
そんな人達は世間ではこう呼ばれるらしい。

在日と・・・

向かいの家に住む美貴は小さい頃から一緒に遊ぶ幼馴染だ。
高校からまた同じ学校に通うことになり、毎朝一緒に通学している。
いつものように美貴の家の前でアイツを待つ。
269名無し募集中。。。:03/11/20 21:12
ヲタ
270名無し募集中。。。:03/11/20 21:21
あ~あ ママとのお買い物
していたら 愚然 woo あいつに会った
油断していたわ 不覚だわ
お化粧してない顔を見られた
あ~あ あいつは無神経
大声で 呼んでる woo あたしの名前
むっちゃ最悪の 目立ち方
ママは意外にも趣味津々
駅前の大ハプニング
笑ってない笑顔でうなずいてみたが
なんか損した気がするわ
小走りで 向かってくる…
あ~あ ママともご挨拶
元気よく いらして woo 結構ですね
いつもなら 部活の時間でしょう?
試合の次の日 そっか 休みか~
あ~あ 井戸端会議だよ
解説者 みたいに woo 説明してる
よしてよ やめてよ キョロキョロと
お茶をする気なの そこのお二人
駅前の大ハプニング
笑えない 展開 自転車押しながら
どうせなら わたしだけ
誘ってよ この次は!
駅前の大ハプニング
ドキドキと している 微妙な空気の中
後ろから 見る姿
頼もしく 思ったりして…
駅前の大ハプニング
笑えない 展開 自転車押しながら
どうせなら わたしだけ
誘ってよ この次は!
271名無し募集中じゃない:03/11/20 21:24
駆け足で美貴がやってきた。
「ごめーん、遅くなった。待った?」
「いつものことだから気にしてないよ」
「じゃあ行こっか?」

海沿いの道を二人でゆっくりと歩く。
日本海に面するこの港町は最近妙に騒がしい。
政治家やら右翼やらが頻繁に出入りしているのだ。
二人の横を凱旋車が通り過ぎる。

「朝っぱらからうるさいなぁ」
「最近多いよね、ああいう人達」
「俺たちには関係ないよ。無視無視」
「ねえ」
「うん?」
珍しく美貴が神妙な顔をしている。
「どうしたんだよ?」
「隣の国のコト、どう思う?」
「美貴が政治の話するなんて珍しいな。なんかあった?」
「真面目に答えてよ」
真面目な美貴の瞳に、俺も真面目に答えることに決めた。
「俺の母親のコト、知ってる?」
「うん・・・確か・・・」
272名無し募集中じゃない:03/11/20 21:28
「そう、拉致されたんだ。別に証拠があるってわけじゃないけど」
「・・・」
「止めようぜ、朝から暗い話」
「うん、そうだね」
何も無かったように歩き出す俺達。
いつもより強く手を繋ぐ美貴の横顔が寂しそうに見えた。
273名無し募集中じゃない:03/11/20 21:41
部活が休みだったので久しぶりに美貴と一緒に帰る。
「あー疲れたな」
「何言ってんの。授業中ずっと寝てたじゃん」
「そうだったっけ?」
「メールしても返してこないし」
「悪かったよ。今夜は俺のほうから電話するから」
「約束だよ?」

家には親父が先に帰っていた。
「おう、帰ったか」
出かける準備をしている親父。
「今夜も会合?」
「ああ。国がロクに動かないから俺達が頑張らないとな」
そう言って親父は出かけていった。
親父は拉致被害者の会の会長を務めている。
昨今の世論の高まりを受けて、にわかに活動が活発化しているみたいだ。

親父は小さい頃から俺に、隣の国の悪口を言い続けてきた。
民族差別的な言葉を何度聞いたことか・・・

確かに大きな国際問題ではあるが、俺はあまり興味がなかった。
物心がつく前に母親がいなくなったので、
母親がいないのは当たり前だったし、今更母親が帰ってきた所で
どう接したらいいかわからない。このままでいいんだ。このままで・・・
274名無し募集中じゃない:03/11/20 21:50
>>273の続き
「今度デート行こうよ」
屋上で弁当を食べていると、突然美貴が言い出した。
「こんな田舎でどこにデート行くんだよ」
「ここじゃなくて、遠くまで行こう?電車乗ってさ」
「やだよ、金無いし。大体お前は受験勉強があるだろ?」
「気分転換が必要なの。ねぇ、行こう?」
「ムリ」
「なんだよ、ケチ・・・」

「再来週になったらバイトの給料が入るから、そん時になら行けるけどな」
「本当?約束だよ?」
「わかってるよ」
「やった!じゃあさ、お店とか調べとくね」
「うん、頼んだよ」

嬉しそうな美貴を見ると俺も嬉しくなってくる。
やっぱ俺は美貴が好きなんだな・・・
275名無し募集中じゃない:03/11/20 21:58
部活が終わる時間になると、あたりはすっかり暗くなっている。
冬が近いみたいだ。

一人で帰ろうとすると、校門に美貴がいた。
「どうしたんだよ、こんなとこで」
「委員会で遅くなってさ、ついでに待っとこうかなって思ってさ」
「寒かったろ?帰ろう」
「うん」
手を繋ぐと、いつもより冷たい美貴の手。
早く暖まるように強く握り締める。

「痛いよ」
「あ、ごめん」
でも俺は強く握り続けた。
握る強さに想いが比例するってわけじゃないけど、
強く握っていたかった。
276名無し募集中。。。:03/11/20 22:00
>>271
× 凱旋車
○ 街宣車
277名無し募集中じゃない:03/11/20 22:07
「あ・・・」
別れ際にキスをした。突然キスをされた美貴は驚いている。
「なんで?」
「美貴とキスしたくなったから」
すると突然美貴が泣き出した。

「な、なんで泣くんだよ?」
泣き止まない美貴。
「お、おい。悪かったよ」
「へーん、ばーか!泣きまねだよ。何?焦りまくって、ダサ!」
「なんだよ、心配して損した」

「泣くワケないじゃん」
「え?」
「私、○○のこと好きなんだから、泣くワケないじゃん」
「美貴・・・」
「嬉しかったよ」
そう言って今度は美貴がキスをしてくれた。

本当に幸せな瞬間だった。美貴と一緒なら何もいらない。

この時だけはそう思えた。
これから来る残酷な現実など全く予想していなかったから・・・
278名無し募集中。。。:03/11/20 22:16
ヲタ
279名無し募集中じゃない:03/11/20 22:20
珍しく家には親父がいた。
タンスを探って何かを探してるみたいだ。

「何探してんの?」
「おお、帰ったか。お前用のスーツ探してんだ」
「スーツ?何で俺が?」
「明日お前学校休みだよな?」
「まあ、そうだけど」
「明日、総連の奴らと会合することになってな」
「ふーん」
「被害者の家族としてお前も出席するんだ」
「えぇ!?」
「嫌だとは言わせんぞ」
「そんなこと急に言われたって・・・」
「何にもしなくていい。ただ座ってればいいんだ」

仕方なく引き受けた俺は、親父と一緒に隣町へ向う車に揺られていた。
「今日こそアイツラをギャフンと言わせてやらんとな」
「別に、その人達がやったわけじゃないだろ?」
「いいや、アイツラはみんな卑しい人間なんだ」
いつものように民族批判が始まる。
もう聞き飽きた・・・止めてくれ・・・ウンザリだ。

親父の言葉を遮るように、ラジオに耳を集中させることにした。
280名無し募集中。。。:03/11/20 22:21
ヲタ
281名無し募集中。。。:03/11/20 22:23
sageれ
282名無し募集中。。。:03/11/20 22:25
ヲタ
283名無し募集中じゃない:03/11/20 22:25
会合が始まると、案の定すぐに場が荒れた。
揶揄が飛び交い、とても話し合いなんてものじゃない。

そんな荒れた会合に、会長と呼ばれる人が遅れて入ってきた。
どこかで見たことある顔だ。

間違いない。美貴の父親だ・・・
美貴の父親が総連の会長?
じゃあ美貴は・・・?

そんなこと一度も話してくれなかったのに・・・

違う、美貴は日本で生まれて日本で育った日本人だ。
国籍なんて関係あるか。

そんな言葉がむなしく俺の中で空回りしていた・・・
美貴が?
284名無し募集中。。。:03/11/20 22:26
ヲタ
285名無し募集中。。。:03/11/20 22:36
ヲタ
286名無し募集中じゃない:03/11/20 22:36
「次はね、この店行こう?」
「う、うん」

あの日以来、俺は美貴に不思議な感情を抱くようになっていた。
美貴の国籍が違うからって美貴が変わるわけじゃない。

前と同じように美貴と俺は手を繋いで歩いている。
何も、何も変わっちゃいない。

食事を終えると、電車の時間が迫っていた。
「やっばいね?電車、なくなっちゃうよ」
「急がないとな」

小走りで駅に向う途中、迷子の子供がいた。
気にはかかったが、こちらにも事情がある。
通り過ぎようとしたら美貴が
「ねえ、僕。迷子になったの?」
「うん」

子供を交番まで届けた俺たちは結局終電を逃してしまった。
「あーあ、どうやって帰るんだよ」
「しょうがないじゃん。ほっとけないし」

そんなことを言いながら夜の町を歩く俺達。
いつのまにか繁華街の真っ只中にいた。
ホテルが立ち並ぶとおりに差し掛かると、妙に気まずくなってしまう。

「ねえ、入ろうか?」
「えっ?」
「嫌?」
「そういうわけじゃないけど・・・」
287名無し募集中じゃない:03/11/20 22:58
初めて入るラブホテル、緊張する。
風呂から出ると、先にシャワーを終えた美貴がベッドで待っていた。
バスローブの下は何もつけていないみたいだ。
あまりの緊張で吐きそうになる。

「緊張してるの?」
「べ、別に・・・」
「私、緊張してるよ。初めてだし」
「俺だって」
長いキスのあと、ベッドに倒れこむ。
どうしたらいいかよくわからないけど、なんとなくしてみる。
心も体も美貴と繋がるはずだった。
でも、できなかった・・・



288名無し募集中じゃない:03/11/20 22:58
「ごめん、なんか緊張しちゃって・・・」
「・・・」
「ほら、もう少ししたらちゃんと」

「私が在日だから?」
「え?」
「お父さんが言ってた。会合で見たって」
「・・・」
「わかっちゃったんだ。私がそうだって」
「それとこれとは関係ないよ」
「関係なくないよ!本当の事知ったから私が嫌になったんだでしょ?」
「それは・・・」
「否定しないじゃん・・・」
「俺は昔から親父の小言を聞かされて育ったんだ。
 だから染み付いたんだと思う。だから心では思ってても、
 なんつーか、体がさ・・・」
「もう、いいよ。帰る」

服を着て部屋を出て行く美貴。
俺は追いかけれなかった。
多分、今の俺には美貴を追いかける資格なんてないから・・・

289名無し募集中。。。:03/11/20 23:04
ヲタ
290名無し募集中。。。:03/11/20 23:05
在日の美少女のまんこは小ぶりでオイシイ。毛もあまり生えてない。
291名無し募集中。。。:03/11/20 23:07
ヲタ
292名無し募集中。。。:03/11/20 23:12
初々しい作品だな
293名無し募集中。。。:03/11/20 23:12
ヲタ
294名無し募集中。。。:03/11/20 23:15
頼むからsageてくれ
295名無し募集中。。。:03/11/20 23:23
元ネタはやっぱりあの映画ですか?窪塚主演のやつ。
296名無し募集中。。。:03/11/20 23:24
ヲタ
297名無し募集中。。。:03/11/20 23:25
律儀な荒らしだなw
298名無し募集中じゃない:03/11/20 23:30
>>295
どっちかって言うとロミオとジュリエットを目指しているんだけど。
まあパクったけどさ。go
299名無し募集中。。。:03/11/20 23:33
幼なじみで隣に住んでるのに今まで気づかなかったってのはツッコミ所ですか?
300名無し募集中。。。:03/11/21 00:13
>>299
漏れは関西の在日の多い町(兵庫県の県庁所在地)に生まれ育ったが、
近所のこの人が在日だというのは、物心ついてもしばらく親は教えてくれなかった。
在日が周りに多いと、なかなか子供にはそういうことは言いにくかったようだ。
ある程度分別がつくまで、親は黙っておくことが近所でも多かったように思う。
実際、「ええっ! あの人が?」ってのがあったからね。

漏れも在日と日本人のハーフと付き合ってて、結局親父の横槍で潰されたことあったし、
結構関西はフクザツです。そのへんは。

ま、とにかく重いテーマだが、結構楽しみだ。
作者さんガンガレ。
301名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/21 00:20
なんかすげー重い話ッスね。

エロネタは微妙っぽいので別スレでやります。
新スレ立てられないのでショミキスレ再利用させてもらいやす
302名無し募集中。。。:03/11/21 00:50
恋人同士になってしまうと、幼なじみっぽさがなくなっちゃうのがちと残念。
でも続きは楽しみですので、作家さん頑張ってください。
テーマが重過ぎて結末が心配・・・
303名無し募集中。。。:03/11/21 03:42
あっちみてたら
          /⌒\  /⌒\
        ((    ; 三    ,,))
         (  /    ミ    /
          キ   .メ   ./  
          乂      ノ 
           (*^ー^ )
            )   (
           (__Y__)

こんな事になってきた。
304名無し募集中。。。:03/11/21 04:29
>>263
愛たんキター保全やよ〜
305名無し募集中。。。:03/11/21 06:02
だめだこりゃ早朝保全
306名無し募集中。。。:03/11/21 06:41
ツマンネ
氏ね
307名無し募集中。。。:03/11/21 08:48
ho
308名無し募集中。。。:03/11/21 13:06
>>243-247の続き


飛び交う怒号。  悲鳴。  血しぶき。

一瞬にして修羅場と化した教室の中心で、俺は野郎どもを相手に大立ち回りを繰り広げていた。
不思議と痛みは感じない。 それどころか、体中例えようのない幸福感でいっぱいだった。

好きな女のために体を張る。 そんな当たり前の事を、俺はいままで躊躇していたんだ・・・

美貴、約束やぶっちまった・・・ でも仕様が無いだろ。
無数の男達相手に、俺は狂ったように拳を振り回した。 だが、多勢に無勢。
数限りない拳を浴びて、俺の意識は次第に遠のいてきた。

視界の奥に、驚いた顔で俺を見ている美貴の顔。

ごめん、美貴・・・俺、お前のこと守れそうに無いわ・・・・

あ〜あ・・・なっさけねーなー・・・・だめだこりゃ・・・

俺は、そのまま暗闇の中へ落ちていった・・・
309名無し募集中。。。:03/11/21 13:07
・・・・カチッ、カチッという時計の秒針の音を聞きながら、俺はゆっくりと意識を取り戻した。

暗い・・・どこだココは? ああ・・保健室か・・・
どうやら俺は、気を失ってここにかつぎ込まれたらしい。 辺りは、すっかり暗くなっていた。

うっ、カラダ中が痛え・・・・そりゃそーだよな、あれだけボコボコに殴られりゃ。

あれ? 俺なんで喧嘩してたんだっけ? ああ、そうだ、美貴を助けるため・・・

・・・美貴?

「美貴!!!」 俺はベッドから跳ね起きた。

「どーしたの?急に叫んだりして?」
「!」

あわてて声のほうへ振り返ると、そこには微笑みながら俺を見つめている美貴の姿があった。

「美貴・・・無事だったのか・・・」
「それはこっちのセリフ。 あんたが倒れた時、このまま死んじゃうんじゃないかと思った・・・
 美貴、ひさびさに焦ったよ」

そういって美貴は笑った。
よく見ると、美貴の顔は、キズだらけだった。  ああ、そうか・・・美貴が助けてくれたのか・・・
310名無し募集中。。。:03/11/21 13:08
俺はゆっくりと手を差し伸べて、美貴のキズだらけの頬に触れた。

「お前、将来歌手めざしてるんだろ?・・・・商売道具にキズつけちまったな・・・」
「フフッ、こんなのツバ付けときゃなおるよ・・・でもあの人数を相手にするのは、さすがの美貴様もてこずった〜。
 まあ、5、6人病院送りにしてやったけどね」

びょ、病院って・・・コイツは恐ろしいことをサラッと事もなげに・・・

・・・でも、ようやく美貴らしくなったな。 そうだよ、いじめにジッと耐えてるなんてお前らしくない・・・

美貴は、すっかり昔の顔に戻っていた。 俺が昔から知っている、愛しい、愛しい幼なじみの顔に。

「お母さんとの約束、破らせちまったな・・・」
「あの場合しょうがないよ。まあ、アイツらがあそこまでムチャやってくるとは思わなかったけどね。
 さすがに自分の貞操ぐらい、守らないと」
「ゴメン・・・助けるつもりが、助けられちまった。 情けねえ・・・」

美貴は、頬に触れた俺の手を握り返した。

「そんなことない・・・美貴、本当にうれしかったよ。 ありがとう・・・」
311名無し募集中。。。:03/11/21 13:55

俺は、間近にある幼なじみの顔をじっと見つめる。
月明かりに照らされたその顔は、キズだらけでもとても美しい・・・
美貴は、照れたように視線をそらすと、窓際に歩いていった。

「それよりも、見て! あんたが眠ってる間に、ほら!」

窓の外には、一面の銀世界が広がっていた。 この醜い学園を覆い隠すように、白く、どこまでも白く・・・

「ここの所、ホント寒かったもんね〜。そろそろ、降るんじゃないかと思ってたんだ〜」

俺は窓辺で喜ぶ美貴を、思わず後ろから抱きしめた。

ガラス越しに見える美貴の顔は一瞬驚いた表情をしたが、すぐにやさしい微笑みに戻った。

「美貴・・・・俺・・・お前のこと・・・」

美貴は、俺の言葉をさえぎるように言った。

「ねえ・・・あたしがいなくなっても、この学園でがんばってみて。」
312名無し募集中。。。:03/11/21 13:56
「えっ・・・?」

俺は突然の言葉に動揺した。

「・・・・さすがに、アレだけの怪我人を出したら、もう学園にいらんないと思う・・・
 だから、せめてあんただけでも卒業してほしいんだ。いままでがんばってきたんだし・・・」
「そんな! 怪我させたっていうんなら、俺だって!」

美貴は笑った。

「あんたの拳なんて、たいして効いてないよ。 それに退学は美貴ひとりで十分・・・あんたまで処分なんて、
 美貴が絶対にさせない」
「そんな、そんな勝手な! 俺は、お前がいたから・・・!!大体、学校辞めてどうする気だよ!」
「・・・美貴、自分の夢を絶対にかなえる。だから、あんたも、ね?・・・」

腕の中にいるはずの美貴が、とても遠く感じる・・・

美貴はゆっくりと振り返った。 いままでみたことがないような、真剣な顔。

「美貴も、あんたのこと・・・・でも・・・」
「でも・・・?」

美貴は、なにも答えずに俺の言葉を唇でふさいだ。
313名無し募集中。。。:03/11/21 13:57


数日後、俺は一ヶ月の停学に処分が決まった。
さすがにあれだけの騒ぎになると、お偉いさんたちも事件をもみ消す事ができなかったらしい。
マスコミにも大々的に取り上げられ、経営側、生徒側共に多数の処分者が出て、美貴も学園を去っていった。


・・・あいつは学校を辞めてから、バイトをしながら精力的に歌手のオーディションを受けていた。
最初の内は、休日にあって遊んだりしていたが、しだいにすれ違いが続いて会う回数も減っていった。
そして、あいつは自分の夢をかなえて東京へ出て行った・・・・


半年後、美貴は押しも押されぬトップアイドルになっていた。
ブラウン管で、街中で、いたるところにあいつの笑顔が溢れている。 

俺は、店頭に張られたポスターの前で立ち止まった。

・・・美貴・・・・俺もうちょっとあの学園でがんばってみるわ・・・・お前との約束だしな・・・


・・・美貴・・・・・・


俺はいつまでも、ポスターの中のあいつに語りかけていた。
314名無し募集中。。。:03/11/21 14:14
長くなっちゃってごめんなさい。

おしまい。
315名無し募集中。。。:03/11/21 15:16
。・゚・(ノД`)・゚・。
316名無し募集中。。。:03/11/21 17:21
>>314
せつなくて(・∀・)イイ!!
317名無し募集中。。。:03/11/21 18:57
おもしろかったよ〜
318名無し募集中。。。:03/11/21 20:15
切ないけど( ・∀・)イイ!!
319名無し募集中。。。:03/11/21 20:41
保全
320名無し募集中。。。:03/11/21 23:54
 
321名無し募集中。。。 :03/11/22 01:07
322名無し募集中。。。:03/11/22 01:17
323名無し募集中。。。:03/11/22 01:23
な〜んか昨日から変な雰囲気になってきたなぁ…
つーことでsage奨励。下にあってもdat落ちしないから。
324名無し募集中。。。:03/11/22 01:28
ズッコケさん1日3発ですか?_| ̄|○
325名無し ◆3VSP.uZ9wU :03/11/22 01:32
スイマセンスイマセン
一日の話で5人分書く予定なんです
ストーリーとか関係なくやりまくりな話なんで
326名無し募集中。。。:03/11/22 01:33
>>313
2人とも幸せに(・∀・)ナレ!!
と願わずにはいられない結末ですね

乙でした
327名無し募集中。。。:03/11/22 02:15
>>237の続きです。

次の日、俺と美貴はあることをするために朝早く学校へ来ていた。

「えっと、どうすればいいんだっけ…」
「ん〜、お前に任せるよ…」
「よっ…と」
「どんなかんじ?」
「う〜ん、よくわかんない…」
「おいっ。」
「まぁ、いいかな…?」
「そりゃよかった。なあ、もう動いていいか?」
「やっだめ…もうちょっと待って…」
「いや、無理。もう我慢できねーし…」
「もう…。…しょうがないなぁ、…少しだけよ?」
「わかってるって…」
「きゃあっ!ちょっとぉ、いきなり動きすぎっ…!!」
「だってほんとに我慢できねーんだからしょうがねーだろ。」
「だからって…!」

その時、勢いよく教室の扉が開いた。
328名無し募集中。。。:03/11/22 02:16
「だめよぉー二人とも!!まだ高校生なんだからぁ!!…って、あれ?」

意味不明な言葉と共に登場した石川さんが見たものは、
ポカーンと口を開いた美貴と、様々な化粧道具。
そして、すっかり女の子となった俺が顔を掻いている姿だった。

「ど、どうしたの石川さん?何がだめなの?」
「う…ううん、何でもないよ、気にしないで…あはは。」
「そ、そう…?」
「ところで、この子は誰?それに、○○君の声がしてたような気がするんだけど…」
「いや、俺なんですけど…」
「え〜〜〜!!??」
「何!?、そのリアクションは素?それともボケ?」
「○○君、十分それで食べていけるよ、うん。」

それは誉められてんのか?すると美貴が面白そうに言った。

「お〜、お前も晴れて歌舞伎町の住人だな。」
「うん、私頑張る!目指すは女王!…っておい!!」

と、教室の扉が開いて松浦さんが入ってきた。

329名無し募集中。。。:03/11/22 02:18
「おっはよ〜美貴たん、今日もかわいい☆あれ、その子は?」
「だから俺だっつの。」
「え〜〜〜!!??」
「同じリアクションかよ!!」
「○○君、十分それで食べていけるよ、うん。」
「あ〜もう、お前ら結婚しちまえ!!」
「お〜、お前も晴れて歌舞伎町の住人だな。」
「こら美貴、ノってんじゃねーよ!」

とそんなコントを繰り広げているうち、ちらほらとクラスの奴らがやってきた。

「さて、みんなで手分けして男子に化粧してやってくれ。」
『は〜い。』

そういうと松浦さんと石川さんは近くの男子を捕まえ、問答無用で化粧を施し始めた。

「美貴、お前はいかねーのか?」
「いや、まだあんたの終わってないし。」
「え〜?もういいじゃん、十分いいリアクションもらいましたよ。」
「だめ。あたしはA型、完璧主義者なの。」

そういう美貴の両手には二つの大きい半円が結び付けられた代物が握られていた。
…そこまでやるか、こいつ…
330名無し募集中。。。:03/11/22 02:19
そして十分後、すっかり巨乳になった俺の姿があった。

「ったく、自分がないからってこんなに大きいの作りやがって…」
「今、なんか言った?」
「いいえ、気のせいじゃないですか?」
「そっか…。…聞こえてないとでも思ってんの?」
「な、何のことやらさっぱり…」
「認めたら軽いお仕置きで許してやるけど?」
「…ほんとすいませんでした。」
「よろしい。お仕置きはまた考えとくから。」

そういうと美貴は他の奴の化粧をしにいった。
はぁ…ほんと俺って頭があがんねーなぁ…
こうなったら夜の方だけは俺が上に立たねば!!
そうそう、あんなふーに縛っちゃったり叩いちゃったり…ぐへぐへ。

そんなことを考えているうちに時間は経ち、開店時間となった。
予想通りと言うかなんというか、客足は上々だった。
なかなか他にはない斬新な発想だ。一目見てみたいのも無理はない。
男子のキャバ嬢が男を出迎えた日にゃあ隣のお化け屋敷よりも悲鳴を稼いでいた。
そして、1ホステスになると予想された俺は、なぜかしら特設ステージの上にいた。
331名無し募集中。。。:03/11/22 02:20
「…あのー、何で僕が縛られてるんでしょうか…?」
「お仕置きの内容が決定したから。」
「その…持ってるもんは何ですか…?」
「ん?革ベルトよ。ちょっと金具ついてるけど。」
「いっぱい人が見てるんですけど…」
「だってSMショーだし。羞恥プレイもあいまっていい感じでしょ?」
「…もういいです。」

顔が女装のままだったのがせめてもの幸いか。
亀甲縛り姿を素顔で見られなくて本当によかった…

「ねえねえ、あの子大丈夫なの…」

そんな声が客席から聞こえた。
そうだ、もっといってくれ。なんか間違ってる気もするけどこの際どうでもいい!!

「大丈夫です、痛くないようにするんで☆」

美貴が微笑んでいった。
なんだ、痛くねーのか。よかった。
俺は小声で美貴に話し掛けた。

「サンキュー、よろしく頼むぜ?」
「はぁ?何いってんの?嘘に決まってんじゃん。あんまり大声出すんじゃないわよ?」

背中に冷たいものを感じた。お父様お母様、先立つ不幸をお許しください…

バッシイィィィーーーン!!!!!
332名無し募集中。。。:03/11/22 02:21
「ぬおおああぁぁぁ!」

俺は絶叫した。もう客に引かれようがどうでもよかった。
ただ、一心不乱に叫んだ。ヘルプ、ミー。
しかし…

「ねえ、あの子演技うまいねぇ。」
「そうだね、声が太いとことかそれっぽぉ〜い!」

バカかお前らは!!そう思って声がした方を振り向くと、そこには二匹の悪魔がいた。
松浦と、石川。覚えてろよ、おめえらぁぁぁぁ!!!!
どうやら他の客も二人の声を聞いて演技だと理解したらしい…
神様、もう妄想とかしないんで、助けてください。おねがいしま…

ズバシ、ズバシィィィーーーン!!!!

「あはは、すごーい!」
「ほんと、上手だねぇ〜〜、きゃはっ!」

おれは、遠のく意識の中で美貴の「ごめんね」という声を聞いた気がした。
いや、そんなんゆーなら最初からすんなっつの…だめだこ…
333名無し募集中。。。 :03/11/22 02:32
美貴女王様(;´Д`)ハァハァ
334名無し募集中。。。:03/11/22 02:33
とりあえずきょうはここまでっす。
なんかどんどんおかしくなっていくなぁ…w
335名無し募集中。。。 :03/11/22 03:58
336名無し募集中。。。:03/11/22 04:18
>>334
そんなことない、おもろいよ。
このところシリアス系がおおかったので、初心に返ってだめだこりゃの精神を大事にせんとな。


>>325
あと、関係ないけどズッコケ君、早く出すもん出してすっきりして、戻ってきてね。


337名無し募集中。。。:03/11/22 04:48
>>336とかってシャイスレとかどういう顔で見てるんだろ
338名無し募集中。。。:03/11/22 05:48
だめだこりゃ保全
339名無し募集中。。。:03/11/22 08:19
出勤前保全
340名無し募集中。。。:03/11/22 10:44
ho
341名無し募集中。。。:03/11/22 13:06
ノノノノハヽ
川VoV从<保全するよ
342名無し募集中。。。 :03/11/22 16:09
343名無し募集中。。。 :03/11/22 17:59
344名無し募集中。。。:03/11/22 20:35
その朝、美貴はなんか調子悪そうだった。

「ハ・・・・イークシッ!! ・・・ズズズ」(鼻をすする音)
「おいおい・・・・カゼか?」
「うん・・・どーもそーみたい。 ・・・おいOO、ティッシュ、ティッシュ!!」
「・・・持ってねーよ」
「もー使えないなー!! 美貴がティッシュないと不機嫌になるの知ってんでしょ!!もー」

八つ当たりかよ、まったく・・・てか、カゼひいてんなら自分で持っとけっつーの。

「あ・・・また出そう・・・イ・・イークシツ!! ジュル・・・」
「!」
345名無し募集中。。。:03/11/22 20:35
きっ、きたね!!コイツ鼻たらしやがった!!  ハナタレ美貴!!!
美貴は素早く手で隠した。

「・・・見た?」
「・・・見た」
「・・・・・・・・分かってると思うけど、言ったら殺すよ?」
「・・・はい」

言えない・・・言える訳がない。そんなことしたら俺の命がいくつあっても足りねー!!

「・・・よし。  ・・・・ズズーッ!」

ゲッ!手でハナかむなよ・・・(涙) で、それをどーするわけ?

「えい!」

やっぱり俺の制服に・・・(涙)って、だめだこりゃ!!
346名無し募集中。。。:03/11/22 20:57
今流行っている風邪はお腹にもくるから、くしゃみと同時に美貴スケの
肛門から下痢便も飛び出すよ。
347名無し募集中。。。 :03/11/22 20:58
>>344-345
ワラタ
348名無し募集中。。。:03/11/22 21:15
ノノノノハヽ
川VoV从<しないよ
349名無し募集中。。。:03/11/22 22:04
>>348
してよ!
350350:03/11/22 22:44
ガラガラッ

美貴ちゃん「おい○○、小学校の裏へ探検に行こうぜ」
僕「うわっ、いきなり入ってくるなよ!屋根に登ったらまたおばちゃんに怒られるぞ」

美貴ちゃんは隣に住んでる幼なじみの女の子
小学校でも同じクラスで席も隣同士
見かけは可愛らしいんだけど、性格はサッバサバしてて男みたいだ

美貴ちゃん「さっさと支度しないと置いてくよ」

僕は行くとも言ってないのに・・・
結局美貴ちゃんに付いて小学校の裏にある雑木林に遊びに行くことになった

僕「あそこの雑木林は危ないから行かな方がいいんじゃない?」
美貴ちゃん「暗くならないうちに帰ってくれば大丈夫だよ」

雑木林の中には狸やら変な虫やらいろいろいて面白いんだけど
学校から危険なので立ち入らないように言われていた
351350:03/11/22 22:45
僕「美貴ちゃん、こんなとこで何するの?」
美貴ちゃん「雑木林の中にある川に大きくて真っ白な鳥が飛んでくるんだってさ。何か見てみたいじゃん。」
僕「なんだ、そんな鳥ならテレビで見れるんじゃないの?美貴ちゃんが鳥見たいなんて似合わないね。」

バキッ
イテテ、頭を叩くなよ・・・そんな堅い木で
相変わらず力の加減を知らないようだ

美貴ちゃん「あたしはねーロマンティストなの」
僕「わかったわかった、その川しか行かないからね。居なかったらすぐ帰るよ」
美貴ちゃん「どーして○○はそういうの分かんないのかねー」
僕「分かるも分からないも美貴ちゃんには・・・」
美貴ちゃん「キャァー!!!」

美貴ちゃんが悲鳴とともに尻もちをついた
ん?どうかした?もしかして犬のフンでも踏んだのかな? プッ だからいわんこっちゃないんだよ

僕「美貴ちゃんどうしたの?・・・ ウッァァアッァ」

倒れこんだ美貴ちゃんの足元に何か動くものがある
蛇だ!それも以前テレビで見たことのある・・・確かアレは・・・マムシだ!
352350:03/11/22 22:48
僕が美貴ちゃんに近づくとマムシは物凄いスピードで遠ざかっていった

僕「美貴ちゃん!大丈夫?噛まれなかった?」
美貴ちゃん「・・・噛まれた」

僕がズボンの左の裾を捲ると穴が2個開きそこから血が出ていた
美貴ちゃんはその傷口を見ると今にも泣きそうな表情になった
こういう時、僕は結構冷静になれる。マムシに噛まれたら傷口から毒を吸い出すってテレビで言ってたな

僕「美貴ちゃん、動かないでそのままじっとしてて」
美貴ちゃん「えっ、何するの・・・」

僕はテレビでやっていた事をみようみまねでやってみようと思った
美貴ちゃんの足にある傷口に口をつけ思いっきり吸った・・・
何回も繰り返し5分くらい続けてみた。美貴ちゃんはまだ泣き・・・美貴ちゃん!
美貴ちゃんの顔がみるみる青白くなっていった。

僕「美貴ちゃん!起きてよ!美貴ちゃん!」
美貴ちゃん「 ・・・ 」
僕「美貴ちゃん!頑張って!僕が必ず助けるから!」
353350:03/11/22 22:50
そういいながら僕は美貴ちゃんを背負って走り出していた。
ここからなら雑木林を抜けてしばらく行けば大学付属の病院がある。
美貴ちゃんはそんなに重くなかったが、雑木林の中はデコボコで走りずらい上に何を隠そう僕は持久走が大の苦手だ
3分も経たないうちに息が切れて心臓が止まりそうなくらい苦しくなった
しかし、いつもの僕ならそこで歩き出してしまうが今日の僕は違っていた
   『美貴ちゃんは僕が助ける』
頭の中にその台詞がぐるぐる回っていた
走り出して20分くらい経っただろうか、病院が見えてきた
病院に駆け込み受付のお姉さんに

僕「美貴ちゃんがハァハァ蛇にハァハァ噛まハァハァれてハァハァ・・・」

美貴ちゃんは病院の先生に抱えられて部屋に入っていった
それから受付のお姉さんにいろいろな質問をされた

しばらくすると美貴ちゃんのおばちゃんが受付にやってきた

美貴母「○○君、大丈夫だった?また美貴が無理やり誘ったんでしょ。ごめんね」
僕「あ、いえ・・・」
354350:03/11/22 22:50
そう言うと看護婦さんに案内されておばちゃんは病院の奥に行ってしまった
僕はどうしていいのか分からないままとりあえず椅子に座って外を見ていた
美貴ちゃんはどうなるんだろう・・・もう会えないのかな・・・
1時間くらい経ったころ

美貴母「○○君、美貴が呼んでるから病室に来てくれる」
僕「あ、はい・・・」

病室に行ってみると点滴をつけた美貴ちゃんがベッドに寝ていた
おばちゃんは先生に話があるとかで部屋を出て行ってしまった
おそるおそる美貴ちゃんに近づいてみた

美貴ちゃん「・・・○○・・・アリガト」
僕「美貴ちゃん、まだ痛いの?」
美貴ちゃん「ううん、痛くは無いけど頭がボーっとする」
僕「おばちゃんに怒られた?」
美貴ちゃん「・・・怒られた、『美貴!○○君がいなかったら死んでたかもしれないのよ』って言われた。」
僕「そう・・・」
美貴ちゃん「あ、○○、睫にゴミ付いてるよ、取ってあげるから目瞑って」

僕は普通に目を瞑った
僕のファーストキスは美貴ちゃんとだった
355350:03/11/22 22:51
美貴ちゃん「○○、助けてくれてありがと。あそこに○○が居てくれたから・・・」

そう言うと美貴ちゃんは布団を被ってしまった

美貴ちゃん「おい!○○!あさっては学校行けるから美貴の家の前で待ってるんだぞ。じゃーね」

僕はいつもよりゆっくり歩いて家に帰ってきた
多分怒られるんだろうな・・・

僕「ただいま・・・」
父「おう、話は聞いたぞ。」

おとうさんが非番で家に帰ってきていた。そんなおとうさんは地元の消防署に勤めてる消防士だ
それから夜ご飯になるまでの間、どうしてそうなったのか聞かれたり、怒られたり・・・

父「○○、全て誉められるわけじゃないが、よくやったぞ。」
356350:03/11/22 22:54
  明朝

ピンポォ〜ン

美貴ちゃん「おはようございま〜す。お〜い○○〜、学校行くぞ」
僕「あれ?病院は?」
美貴ちゃん「もういいんだってさ、なんだかそんなに重症じゃないらしいぞ」
僕「そう、よかった」

いつも通りの道を通っていこうとした時

美貴ちゃん「おい!○○!怪我人を置いてくんじゃない」
僕「怪我人には見えないよ」
美貴ちゃん「足を怪我してて歩けないんだよ。学校までおんぶしてってよ」
僕「えっ!やだよ恥ずかしいじゃん」
美貴ちゃん「おんぶしてって言ってるでしょ!」

そう言いながら僕の背中に飛びついてきた
元気じゃん・・・

僕「しょうがないな、今日だけだからね」
美貴ちゃん「はいはい」

幸い同じクラスの人とは会わないで学校に到着した
どこから話を聞いたのか、みんな登校してくると美貴ちゃんのところにやってきて
357350:03/11/22 22:55
女子A「蛇に噛まれたんだって?大丈夫?」
女子B「傷口見せてよー」

美貴ちゃんは包帯を巻いている足をみんなに見せびらかしていた
隣の席の僕は知らん振りをして友達と話を続けた

女子A「美貴、蛇に噛まれたあとどうしたの?」
女子C「美貴の事だから普通に歩いて家に帰ってたりして」

なんだか楽しそうに話してるな・・・

美貴ちゃん「噛まれたとき一人じゃなかったもん」
女子B「えーっ、誰と一緒だったの?もしかして男子?」
女子A「誰?誰?うちのクラスの人?」
女子C「隣のクラスの××じゃない?あの人美貴のこと好きって言ってるみたいだから」
美貴ちゃん「あたしを助けてくれたのはねー・・・あたしの大切な王子様。なんちゃって」
女子A「キャー誰よ?誰?」
美貴ちゃん「内緒。あたしだけの王子様だから」

僕は隣で聞いていて昨日の病室での出来事を思い出していた

男子A「おい○○顔が真っ赤だぞ、熱でもあるんじゃーねーの?」
358350:03/11/22 22:57
数年後

美貴スケとは中学になっても同じクラスだった・・・
腐れ縁だな
俺は中学に入りバスケ部に所属していた。帰りはたいてい暗くなってからだ
学校の校門を出かかった時

美貴スケ「おい、○○、一緒に帰ろうぜ」
俺「何だ、待ってたのか?」

美貴スケはバレー部に入っていたので帰りはほとんど一緒だった
しかし今日はいつもと様子が少し違った

俺「ん?どうした?何かあるのか?」
美貴スケ「久々に部活で足を捻挫しちゃったよ、痛いのなんのって」
俺「そうか大変だな」
美貴スケ「おい、それだけかよ」
俺「他になんか言い方あるか?」
美貴スケ「そうじゃないだろ、歩けないって言ってんの。家まで背負ってって」
俺「へ?何でよ、歩けるだろ」
美貴スケ「歩けない!」
359350:03/11/22 22:59
そう言うと美貴スケは俺の背中に飛びついた・・・元気じゃん
まあいいか、暗くて周りからはあまり見えないしな
昔、美貴スケを背負って歩いた事あったっけか・・・
そん時と背負い心地が一緒だな、男を背負ってるみたいだ

俺「美貴スケ」
美貴スケ「なんだ?」
俺「昔、背負ったときと感触が一緒だな」
美貴スケ「感触?何の感触だ?  ・・・おい!○○!」

グェェッェェ
相変わらず美貴スケは力の加減を知らないようだ
首を絞めるのも本気だ、呼吸と血流が・・・止まる

そんな美貴スケは俺にとって大事な人だ
何があっても美貴スケは俺が守る
乳が無くてもな
360350:03/11/22 23:01
ミキティ救助編でした

短編を書きたいんだけどネタガナイ
361名無し募集中。。。:03/11/22 23:04
>>350
乙いいね。

ちょっとカメラのCM見て思いつきました。
読んでください。
362名無し募集中。。。:03/11/22 23:04
ファインダー越しになら俺の心を見透かされずに美貴を見れる。

俺の趣味は写真撮影
特に人物撮影がたのしい

カメラを持って街に出た。
恋人達に親子達、さまざまな人間模様の一遍を写真に収める。

今日は「コレ!」という一枚がなかった。
そんな日もある。
毎日傑作が撮れていたら、かえってつまらない。

部屋に帰り一枚の写真を見つめる。
おさな馴染みの美貴を撮った写真だ。
美貴の寝顔と笑顔を撮った写真
俺はこの写真で『写真コンクール』の高校生の部で大賞をとった。
そして、この写真で美貴は芸能プロダクションにスカウトされアイドルになった。

美貴は今じゃ立派にアイドルしている。

なんだか宝物を自慢して盗まれたみたいな感じ。

後悔してるのかな…
363名無し募集中。。。:03/11/22 23:04
>>350
乙。てか美貴スケって。ズッコケさん?
364名無し募集中。。。:03/11/22 23:08
「今日の成果はどうだ?」
美貴がいつのまにか後ろに立っていた。
「おう、美貴おかえり。今日もこれといった写真撮れなかったよ。」
「美貴は○○の写真スキだよ。人の表情がイキイキしてる。うんスキだ。」
机に散らばる写真を手に取り、確かめる様に言った。

パシャッ

会心の一枚!
365名無し募集中。。。:03/11/22 23:09
「なんだよいきなり撮るなよ。それにうちの事務所写真禁止なんだよ。」
とか言いながらものすごい笑顔だ。
「なぁ早くフィルム現像してよ。」
美貴に急かされ部屋を暗室にして早速フィルムを現像した。

おぉ!思った以上にイイ表情が撮れている。

「すげー」
と美貴は自分の写真を見ながら感動していた。
美貴は出来あがりたての写真を持ち、上機嫌で帰っていった。

どんなすごいカメラマンでも引きだせない美貴の表情を俺なら引きだせる。
どんな熱心なファンも知らない美貴を俺は知っている。

そんな自信をファインダーのこちら側に抑えて俺はシャッターを押す
366名無し募集中。。。:03/11/22 23:12
おわり
367名無し募集中。。。 :03/11/22 23:21
>>366
乙です。今までにない感じでイイですね。
できれば主人公がプロのカメラマンになってからの話もお願いします。
368名無し募集中。。。:03/11/23 03:06
>>363
違うだろ
369名無し募集中。。。:03/11/23 06:18
>>350
マムシの毒って、虫歯があるヤツが吸うとそこから入っちゃってダメなんだよな。
俺はミキティを救うことが出来ない・・・・_| ̄|○
370名無し募集中。。。:03/11/23 09:23
保全ヽ川VvV从ノ (vVノ从 ヽ从  川ノ 川ヽVv) ヽ川VvV从ノ
371名無し募集中。。。 :03/11/23 12:36
>>369
命を賭して救うという選択肢は無いのか?
372名無し募集中。。。:03/11/23 13:40
むしろ素人は毒を上手く吸い取る事が出来ずに、
わずかに吸い出した毒で自分もやられるという最悪のパターンがまってるのが現実w
373名無し募集中。。。:03/11/23 14:56
ありがとう、おかげで目が覚めたよ・・・・ミキティの為なら死ねる!!

あのふくらはぎに吸い付く事ができたならそれだけで・・・(*´Д`)ハアハア
374名無し募集中。。。:03/11/23 15:20
ガチャ
美貴「ようっ!○○!」
俺 「おい、またズケズケと人の部屋に…」
美貴「おっ!ポテチじゃん。いただきぃっ!」
俺 「あっ!袋ごと奪い取るなよな…」
美貴「(゚д゚)ウマー。欲しい?」
俺 「欲しい…って、それ俺のじゃんか…。」
美貴「ほ〜しぃ〜い〜?」
俺 「…欲しい。」
美貴「あぁ〜ん。」
俺 「…自分で食えるよ。」
美貴「ほぉ〜らぁ〜。あぁ〜ん。」
俺 「…パリパリ…(*-_-)」
美貴「んフフ…」

だめだこりゃ
375名無し募集中。。。:03/11/23 15:43
>>374
(*´Д`)ハアハア ・・・も、もっと! もっと萌えをくだちゃい!
376名無し募集中。。。 :03/11/23 18:30
お〜れ〜も、ほ〜し〜い〜
377名無し募集中。。。 :03/11/23 20:43
378名無し募集中。。。:03/11/23 21:16
なんもない日曜日の夜

「スカイフィッシュはハエか…」
「美貴は新種の虫だって言い張ってたよな。」
「うん。なんかその方がロマンあるじゃん。」
「ロマンね…」
「なによ、あたしがロマンとかいっちゃ変?」
「髪の毛ボサボサのジャージの奴にロマン語られてもさ…」
「○○だって同じような格好してんじゃん。」
うむ、似たもの夫婦のようだ。
「そうだな。」

しばらく無言でテレビを見ていた。
いつもと何も変わらない普通の日曜日

だめだこりゃ
379名無し募集中。。。:03/11/23 22:29
このスレのミキティは、爆笑問題田中風に言うと100ガール
380名無し募集中。。。:03/11/23 22:44
田中におねだりスレに幼なじみミキティが出張してる

ttp://ex2.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1068563599/624-626
381名無し募集中。。。:03/11/23 22:56
ビクトリー名作記念更新。>>332の続きっぽい。

俺は、体の上に何か重いものを感じて目が覚めた。
美貴が、俺にもたれかかって寝ていた。
何でこいつが俺にもたれかかって寝てるんだ?つーか、…何で俺寝てるんだっけ?
ここは…控え室で使ってる隣の教室か?
美貴を起こさないように気をつけながら、とりあえず体を動かそうと思ったその時、
俺の背中に鋭い痛みが走った。

「いってぇ…!」

すると、美貴が目を覚ました。

「ん…ああ、よかった、気が付いたんだ。」
「わりいな、起こしちまって。」
「いや、あたしの方こそごめん…つい…」
「ん?」
「本気でやっちゃってさ…血が騒いだっていうか。」

そこでようやく俺はすべてを思い出した。
…一生思い出さなければよかったかもしれないが。

「おまえなぁ、洒落になんねーだろうが!意識飛んだんだぞ!?」
「…ごめんね…」

いつもなら何か言い返してくるはずの美貴は、妙にしおらしかった。
…ほんとに反省してんだろう。
382名無し募集中。。。:03/11/23 22:57
「はぁ、全くお前ってやつは…」
「…」
「…しょうがねーな。許してやるよ。」
「…ほんとに??」
「ああ。ただし…」
「ただし?」
「物まねな。ピーコとおすぎ。名前言うの禁止。」
「…いぢわる。」
「もしくは…」
「?」
「俺にキス。」
「バカ。」
「あいたたた…急に背中に痛みが…死んじまう…」
「もう!…わかったわよ。」

そういうと美貴は一旦顔を下げ、覚悟を決めたように顔を近づけてきた。そこへ…
383名無し募集中。。。:03/11/23 22:58
ガラガラガラッ!!

「ちぃーっす!ナイスバディーなおっとこ前、クラブ禁断の推しも推されぬ1、
まつ〜らこと…御指名ありがとうございます、夏男です、ヨロシク。」
「無償にかまいたくなるいじらしさは男になっても健在?クラブ禁断の真の1、
いしかわこと…奥さん、今日は一段と輝いてるね、華楽(かがく)です。」
「あ?カガクぅ、てめぇだ〜れに断って1名乗ってんだァ?コラァ。」
「あぁ?もうセンパイの時代はオワッちまったんすよォ…!」
「上等だァ?俺に楯突いたらどうなっかオシエテやるよ…!」
「どうオシエテクレルんすかぁ?センパイ…!」

…こいつら男装によってパワーアップしてやがる…
突然のことで驚いているのか、美貴の顔はまだ俺の目の前にあった。
よし、ここは二人の見ている前でかましたる!!
どりゃ!

スカッ

と、美貴の顔がすり抜けた。あれ?
よく見てみると美貴はもう俺から離れたところにいた。
…残像かっ!!

「どうしたの?二人とも。」
「いや、○○君のことが気になってねぇ〜…」
384名無し募集中。。。:03/11/23 22:59
そういうと松浦さんはにらみ合いを止め俺に歩み寄ってきた。

「まさか美貴たんに変なことしてないでしょうね…!」

しようと思ったらお前らが来たんだよ!!

「そういやあやちゃん、午後からフットサルに出るのよね?」
「うん、そうだよぉ〜。助っ人頼まれちゃってね。」
「藤本さん、あたしも出るんだよ!」
「へぇ〜、そうなんだ。」

うちの学校の学園祭にはフットサルのイベントがある。
今まで全く力を入れておらず、あるかないか分からないようなイベントだったが、
新しく来た校長、山崎が大のフットサル好きということもあり、
今年からかなり力が入っているという。
確か、フットサル部対運動部連合だった気がする。ちなみに、女子のみ。

「今年は賞品が豪華らしいね?」
「そうだよぉ〜、勝利チームの五人全員にペアの二泊三日の温泉旅行プレゼント!!」

…まじかよ、すげーな…
385名無し募集中。。。:03/11/23 23:01
「あたしが勝ったらぁ〜、美貴たん、一緒にいこ!!」
「えっ…いいの?」
「うん、あたし美貴たんと一緒に行くために助っ人引き受けたんだよ〜?」
「あっ、ずる〜い、藤本さんはあたしが誘おうと思ってたのにぃ〜!」
「あんたなんかが美貴たんと旅行なんて百万年早いのよ!!」
「なんですってぇ〜!?あんたのほうこそ藤本さんと旅行なんて百万とんで十年早いわよ!」
「二人とも…あたしそこまで生きてないし。」
「じゃあ、勝負で誘える人を決めましょ!」
「いいわよぉ〜、あたしぜ〜ったい勝つし。」

聞いてねーな、こいつら。

「どっちが多く点をとるか。どう?」
「望むところよ!!」
「おいお前ら、まだ勝つって決まったわけじゃねーだろ?」

ほんと取らぬ狸の皮算用だな…と言おうとしてやめた。
さすがに同じネタ二回は…じゃなくて、このメンバーじゃ伝わりそうに無い。
386名無し募集中。。。:03/11/23 23:02
「ちっちっちっ、甘いなぁ〜。」
「あたしたちは運動部連合の方なのよ?」
「それがどうしたよ?」
「あ〜んな弱小フットサル部に負けるわけないじゃん!」
「そうそう、このミラクルシューター蹴子ことまつ〜らがいるんだからぁ!」

…誰だよ。

「ってことで、美貴たん、応援よろしくねぇ〜☆」
「分かった、楽しみにしとくよ、旅行。」
「藤本さん…あたしとでも行ってくれるよね?」
「え?あたりまえじゃん。」
「よっしゃあー、やる気でてきたぁ〜!!」
「じゃ、いってくるねぇ〜!」
387名無し募集中。。。:03/11/23 23:04
そういって二人は教室を出て行った。

「つーか、三人で行けばよくない?」
「今言うなよ!てかマジで楽しみにしてんのか?お前。」
「うん、だって楽しそうじゃない。」
「そうか?」
「うん…でも、本当はあんたと行きたかったかなぁ、なんて…」
「えっ…」
「あはは、ごめんごめん、無理だよね…あんた出れないし。」
「ああ…。」
388名無し募集中。。。:03/11/23 23:06
変な沈黙が続いた。

「ごめん、俺ちょっとトイレいってくるわ。」
「え?うん。」

俺が男子トイレに入ると中にいた男達が慌てて外に出た。
なんだ?こいつら。
俺は用を足して手を洗おうとした時、ふと鏡を見た。
あっ…分かった。俺、顔女のままだったわ。
それにしても何で男は女が男子トイレに入ってきた時立場低いんだ?逆だろ、普通。
と思っている時、俺はあることをひらめいた。
松浦、石川に積年の恨みを晴らせて尚且つ美貴と温泉にいけるナイスな考え。
…いやいや、まさか無理だろ。でもひょっとすると…いけるかも?

「美貴、俺お前を温泉に連れて行けるかもしんねー。」
「えっ、どうやって?」
「まあ、見てろって…」

そういうと俺はフットサル部の部室へと向かった。
389名無し募集中。。。:03/11/23 23:06
「さあ、このフットサル場で運命の一戦が始まろうとしています!
女子フットサル山崎杯、実況は私、矢口と紺野と田中が大好き、
マリードーザルレレレレレレレレィィィィーナ山崎です!」

ここはフットサルの会場。天気は快晴、フットサル日和だ。
観客はほとんどいない。校長…なにやってんすか。
グラウンドに出た選手のうち、やけにやる気のある二人がいた。
…そして、ひそかに闘志を燃やす選手が一人。

「絶対あたしが美貴たんと行くんだからぁ!!」
「あら、あたしが藤本さんと行くのよ!!」
「あんた、ノンケのくせにでしゃばってんじゃないわよ!!」
「あーら、あんた達、もう勝った気でいるのぉ?」

その声に松浦さんと石川さんは振り返った。
そこには、フットサル部のメンバーが並んでいた。
その中にやけにガタイのいい女が一人。
390名無し募集中。。。:03/11/23 23:08
「○○…君?」
「なにやってんの!?」
「あ〜ら、あたしはフットサル部、謎の助っ人ダニエルよぉ。」
「どこの国の人だよ!!」
「オマエラ、ゼッタイカツ。ミキハオレトオンセンイク。」
「いきなりカタコトになってんじゃなぁ〜い!!」
「俺っていっちゃってるし!」
「ダニエルニホンゴワカンナイヨ!」
「嘘つけ!!」
「ってか、○○君、恥ずかしくないの?」
「うん、かな〜りダッサイよね。」
「ウウ、ウルサァイ!ナニヲイッテモムダヨ!」

そして試合が始まった。俺はそんなにサッカーが得意というわけではないが、
流石にパワーが違う。俺は次々とゴール寸前のシュートを繰り出していた。
そして…

「ゴォォォオオオオーーーール!!!」
「ぃよっしゃあ!!」

俺の放った強烈なミドルシュートが深々とゴールネットにつきささった。
美貴が観客席から俺に微笑んでいる。
俺と一緒にいきたいって言う美貴のために、俺は頑張る!
…おとまりってことは…ぐふふふ
391名無し募集中。。。:03/11/23 23:09
「あいつ、絶対下心があるね。」
「うぅ〜ん、しょ〜がない、石川さん、ここは一時休戦、手を組むわよ!」
「オッケー、蹴子!」
「よっし、逆転するわよ、ポエ美!」
「何、その名前?」
「まあいいから。蹴子、いっきまぁ〜〜〜す!!」

ん?相手チームの雰囲気が変わったな…松浦さんと石川さんのツートップがパスを出し合ってる…

「フン、ナニシテモムダダッツノ!」
「うっさい、食らうがいいわダニエル!!」
「石川さんヨロシク!」
「うん!蹴子のアホ馬鹿ドジ間抜け猿顔ナルシストー!!!」
「んもぉ〜〜、くやしぃ〜〜〜〜!!!!」

そういうと松浦さんが足を振り上げた。あれれ、その足光ってませんか?
次の瞬間、すさまじい爆発音と共にボールが炎に包まれた。
いや…反則だろ…って俺も人のこといえねーけど。
そのボールは今、僕の目の前にあります。何でだろう、昔の僕が見えます。
美貴と一緒にいる僕、輝いてるなぁ…

ドッガーン!!!!!

そして俺は、本日二回目の気絶をした。
…だめだこりゃ。
392名無し募集中。。。:03/11/23 23:17
シリアスが続いたようなのでどうぞ肩の力を抜いてください。
…ゆるゆるもいいとこw
あと、昨日今日とかかれた作者のかたがた乙です。
久々(?)にスレが活気付いた感じで嬉しい。
393名無し募集中。。。:03/11/23 23:20
>>392
楽しかったですよ。ちょうどうpのタイミングに会えたので
382-383のあたりはワクワクでしたw
394名無し募集中。。。:03/11/23 23:22
ぁゃゃ(;´Д`)ハァハァ
395名無し募集中。。。:03/11/23 23:27
>>393
ありがとうございます。じゃあもっとためた方がよかったんかなw
>>394
作者はあややヲタ→あやみきヲタ→みきヲタという道をたどってきたんで、
昨日は結構ハァハァでしたw
396名無し募集中。。。:03/11/23 23:34
>>395
( ´D`)<がんばってくらさい
昨日は大変でしたね。マジでキスするかと思ったw
397名無し募集中。。。 :03/11/24 01:56
398名無し募集中。。。:03/11/24 03:57
>>392
乙〜。
つづけ!
399名無し募集中。。。:03/11/24 06:21
    _, ,_
 川VvV从< 美貴以外でハアハアしないの!
   ⊂彡☆;)∀^)←>> 394
400名無し募集中。。。:03/11/24 09:36
作家さん達イイヨ〜イイヨ〜ヽ川VvV从ノ (vVノ从 ヽ从  川ノ 川ヽVv) ヽ川VvV从ノ
401名無し募集中。。。:03/11/24 12:50
面白い展開になってきました
402名無し募集中。。。:03/11/24 12:51

从 ` ヮ´) <美貴ねえさん
403名無し募集中。。。:03/11/24 12:58
面白い
404名無し募集中。。。 :03/11/24 16:22
405名無し募集中。。。:03/11/24 18:04
ほぜむ
406名無し募集中。。。:03/11/24 19:46
hozen
407名無し募集中。。。 :03/11/24 22:32
408名無し募集中。。。:03/11/24 23:31
時代は6期スレだな
409名無し募集中。。。:03/11/25 00:19
ミキティ宅

カタカタカタ…

藤本「そういうわけでもう寝ます…おやすみきてぃっと…」

がちゃっ

俺「おーい美貴ー。って、お前何やってんだよ?」
美貴「う、ううん…何でもないよ…」
俺「何だ、パソコンか?お前にしては珍しいなぁ。どれどれ?」
美貴「あっ!だめ、見ちゃだめ!!」
俺「なんだよ、エロサイトか?おい。」
美貴「ち、違うわよ!!」
俺「ふーん、まあいいや。」
美貴「ほっ」
俺「なーんちゃって!!…て何だこれ?…『狼』?」
美貴「きゃー!!もう出てって!!!」
俺「いてて、分かった、分かったって。」

なんじゃこりゃ。
410名無し募集中。。。 :03/11/25 00:28
そういうわけでもう寝ます…おやすみきてぃ
411名無し募集中。。。:03/11/25 00:29
あのスレのは…(;´Д`)ハァハァ
412名無し募集中。。。:03/11/25 00:30
>>410
本物キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
413218-228-159-182.eonet.ne.jp:03/11/25 00:33
>>410
フシアナしる!
414藤本美貴:03/11/25 00:36
このスレみたいな美貴になればいいの?
415名無し募集中。。。:03/11/25 00:40
>>414
作者らの妄想なんで気にしないでくだはい…
本物ならこういうスレがあることはどう思うか禿げしく聞きたい。
416名無し募集中。。。 :03/11/25 00:41
>>414
取りあえずsageで
417名無し募集中。。。:03/11/25 00:42
 
418名無し募集中。。。:03/11/25 01:12
最中できなかったか
419名無し募集中。。。:03/11/25 01:14
矢口の方は相変わらず頑張ってるなw
420名無し募集中。。。:03/11/25 01:53
あややの幼なじみがいるそうですが。
421名無し募集中。。。:03/11/25 03:00
だめだこりゃの精神を忘るべからず
422名無し募集中。。。:03/11/25 05:32
だめだこりゃ早朝保全
423名無し募集中。。。:03/11/25 09:29
ほぜむ
424名無し募集中。。。 :03/11/25 14:44
425名無し募集中。。。:03/11/25 16:23
426名無し募集中。。。:03/11/25 19:24
427名無し募集中。。。:03/11/25 20:59
428名無し募集中。。。:03/11/25 23:48
川VvV从
429藤本美貴 ◆XmGGe.IFmk :03/11/26 00:06
ここ好きなんで保全
430名無し募集中。。。:03/11/26 00:10
本人保全キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!
あ、あの、お、俺ミキティのこと大好きです!!
431名無し募集中。。。:03/11/26 00:13
俺あややの方が好きだから伝えといて
432晒してもうた:03/11/26 00:14
ここに作品載せてもいいですか?
妻スレに載せていたしがない作家ですが
433名無し募集中。。。:03/11/26 00:15
>>432
本人いるうちに載せよう

で、ミキティ、今度柴ちゃん紹介して下さい
434名無し募集中。。。:03/11/26 00:20
>>433
ホントの気持ちは柴ちゃんですかw
435名無し募集中。。。 :03/11/26 00:23
>>432
妻スレ読んでたんで楽しみです。sageでお願いします。
436晒してもうた:03/11/26 00:27
sageってどうやるんですか?
それとちょっと暗い系の話と妻スレみたいなギャグ路線どっちが好きですかね?
437名無し募集中。。。:03/11/26 00:30
>>436
メール欄に半角でsage
自分はギャグ路線の方がいいな
438晒してもうた:03/11/26 00:34
了解しました。
sageはできてますかね。
うpは早いうちにするので、覚えて頂いていれば光栄です。
439名無し募集中。。。:03/11/26 00:48
>>438
ちゃんと下がっとります
440名無し募集中。。。:03/11/26 00:53
さゆはM黙の日は出ないの?
441名無し募集中。。。:03/11/26 00:53
>>438
ギャグきぼんデス(*´д`*)
442名無し募集中。。。:03/11/26 00:56
>>440 誤爆??
ミキティちょっと落ち着いてね
443名無し募集中。。。:03/11/26 01:18
あー、明日から期末だあ・・・なんも勉強してねえよ・・・
とりあえず明日の世界史と数学から勉強しよう。今夜は徹夜だな、こりゃ。

「おーす。○○悪いけどさあ、明日の数学教えてくれない?」

「うっせ、バカ、勝手に入ってくるな。今勉強してんだよ!!」

「だぁかぁらぁ、美貴が一緒に勉強してあげようってんじゃない。」

「一緒に勉強して俺になんの得があるんだ?」

「人に教えるってのは、いい勉強になるって先生が言ってた。」

「そういうことだけはしっかり覚えてんのな。」

「いいから、ほらっ。早く教えてよ。どこまでやればいいかな?」
444名無し募集中。。。:03/11/26 01:19
「うーん、とりあえずこの辺からこの辺までやっておけばいいんじゃん?
少なくとも赤点は取らないと思うよ。」

「本当?ありがとー。助かった。じゃね。」

―――――――― 一時間後 ――――――――――――

「ごめーん、明日の世界史だけどさあ・・・」

「また来たのか!!いい加減にしてくれよ・・・」

「ごめんごめん、すぐ帰るから・・・とりあえずさ、十字軍について教えてよ。」

「十字軍・・・俺もよくわかんないんだけどさ、エルサレムを(以下略

「ああ!!そういうことか!!ありがとー!!なんかあったらまた来る!!」
445名無し募集中。。。:03/11/26 01:31
・・・あ゛ーーーーー、美貴のせいで全然進まねえええ!!
なんで俺は、あんな奴と幼馴染になんてなっちまったかな・・・
もうちょっと漫画みたいに、おしとやかで、頭が良くて、
胸の大きい幼馴染だったら、今頃・・・

いけねいけね、勉強してるんだった。

・・・でも、俺の方も結構美貴の世話になったりしてるんだよなあ・・・
特に小さい頃なんか、美貴の方が強かったりして、ガキ大将を追っ払ってくれたりしたよなあ・・・
それを考えると勉強教えてやるくらい、なんでもないようなことかもな・・・
よしっ!!次に美貴が来たら、きっと親切に教えてやろう。恩返しだ。

―――――――――2時間後―――――――――――
「○○ッ!!○○、起きてる!?明後日の保健体育なんだけどさ、
 この精巣っていうのは・・・」

「帰れっ!!帰れ!!このバカ女!!」
446名無し募集中。。。 :03/11/26 02:26
俺だったら帰さなかったな
447名無し募集中。。。:03/11/26 02:36
保健体育(;´Д`)ハァハァ
448名無し募集中。。。:03/11/26 05:15
同じく(;´Д`)ハァハァ
449名無し募集中。。。:03/11/26 13:47
美貴様〜
450名無し募集中。。。:03/11/26 17:01
川VvV)
451名無し募集中。。。:03/11/26 17:43
>>447
保健体育はやっぱ定番ですが実技講習でw
452名無し募集中。。。:03/11/26 18:34
惜しいことするな〜
453名無し募集中。。。:03/11/26 19:00
ああああああ!!!保健体育教えてえええ!!
そして、教わりてええ!!!
454名無し募集中。。。:03/11/26 21:24
もったないオバケが出ますよ
455名無し募集中。。。:03/11/26 22:24
だめだこりゃ
456名無し募集中。。。:03/11/26 23:12
>>445
だめだこりゃ
457名無し募集中。。。:03/11/26 23:39
考えてみれば、乳と脚、両方兼ね備えてるのは道重だけだな。
458名無し募集中。。。:03/11/26 23:42
誤爆?
459名無し募集中。。。:03/11/26 23:44
そうらしいな
460晒してもうた:03/11/26 23:53
近々、私立岡村女子高等学校が共立になるということで、試験的に近隣の高校から数名の男子学生が岡女へ通うことになった。

試験の期間は1年間ではあるが、その期間内に共学かこれまで通り女子高でいくか決まる。

少数化に伴って学校も生き残りを計ろうと、色々と試行錯誤しているということらしい。

岡女といえば、才女ばかりが通う名門の女子高であり、女性なら誰でも憧れる学校だ。

それを男が1年だけとはいえ、通えることになるといわれれば誰だって飛びつく。

試験生になりたいと志願した学生だけで、新しい男子校が設立できる数が集まった。

残念なことにそうなってくると倍率も高くなり、ほんの一握りの強運の持ち主だけが選ばれることになった。
461晒してもうた:03/11/26 23:58
選出方法も何も詳しい説明はされることなく、試験生は決定され見事に俺は試験生に選ばれた。

その知らせを聞いて真っ先に喜んでくれたのは、岡女へ通う幼なじみの美貴だ。

試験生に俺も見事選ばれてしまったわけだが、幼なじみの美貴と明日から
通学できるだけでも楽しみだ。

結局、転校の前日になっても選出理由ほか方法など詳しいことは知らされぬままだったが、
細かいことにかまっていられない。

ハーレムへ招待されているだから、これは素直に喜ばなければ落選したその他大勢に申し訳ない。

俺は胸を躍らせて、明日から通う岡女のことで頭中いっぱいだった。

そこへ、忍者なみの身のこなしで美貴が侵入してきた。
462晒してもうた:03/11/27 00:01
「おっす、明日からあんたも岡女の生徒だね。女ばっかだからって変な気を起こすなよ」

俺のことを知り尽くした美貴にとっては、俺が明日からどんな行動をするか見え見えのようだ。

しばらくは静かに彼女探しでもしようっと。

「俺がそんなことするわけないじゃん。俺はいつだってお前一筋だよ」

お決まりの文句を口にすると、美貴はあぁんと片方の眉を吊り上げて睨みをきかせてくる。

「あんた、そういっていっつも他の女の尻をおっかけてるじゃん。美貴は美貴でかっこいい彼氏つくるからいいけどね」

こちらもちなみにお決まりの文句だ。
463晒してもうた:03/11/27 00:06
俺も美貴も相手をつくるチャンスならいくらでもあったのに、
未だにどちらも相手をつくった試しがない。

俺の場合はチャンスさえないに等しかっただが、
美貴は言い寄る男も片手では足りない数いたのだがどれも断ってきた。

俺には断る理由がなさそうな奴ばかりにみえたのに。

「ちょっと何考えてるわけ?ない頭絞ったって何もでてきやしないよ」

キツイことをさらっといってくれる。

俺も決して成績がいいわけじゃないが、岡女に奇跡で入学した女にいわれたくはない。
464晒してもうた:03/11/27 00:08
ここでちょっと聞きたいんですが、上の文だと見にくいとかってあります?
あれば色々と見やすいようにかえるのですが。
465名無し募集中。。。:03/11/27 00:09
1行空けて書いてるのは何か意味があるの?
466晒してもうた:03/11/27 00:10
みやすいかなと思ってあけてるんですけど意味ないですか?
467名無し募集中。。。:03/11/27 00:12
あ、なるほど。了解でつ。
468晒してもうた:03/11/27 00:14
他には意見ないですかね?
なければそのまま続けるんですが
469晒してもうた:03/11/27 00:23
「お前も俺と対して変わらねぇじゃん。中学のテストの時はお互いに答えをみせあったこともあったろうが」

カンニングは他人の答えを盗みみることを指し、
俺達の行っていたことは互いに了承していたのだから違反ではないだろうという
とんでもない理屈のもと行っていた。

今思えばそこまでして点数を取らなければならなかった当時の自分が情けない。

高校になって別れたあとは、俺も改心してテスト前はきちんと勉強はしている。

美貴は相変わらず要領よく見せてもらっているようだが、
470晒してもうた:03/11/27 00:25
「お前、勉強もしないでよく進級できてるな。俺は関心してるぞ」

美貴は得意げな顔で自慢をしはじめた。

「美貴には心強い味方がいるんだよね。
紺野っていうんだけどさ、その子に協力してもらってるだよね」

「お前、脅してんじゃねぇだろうな。
『オイ.、紺野。みせねぇとあんたの弁当食べちまうよ』とかってさ」

美貴は一瞬心当たりでもあったのか慌てた表情をしたものの、すぐに表情をつくり直して反論してきた。

「ば、ばかねぇ。美貴がそんなことするわけないじゃん。
紺野はねぇ『藤本さんにはいつもお世話になってるし、サービス。はぁと』とかいってくれるんだから」

弁当を囮にしているんだな・・・紺野さん、俺が悪魔から救ってあげるよ。
471晒してもうた:03/11/27 00:30
「で、お前は何用できたの?ってのも聞くのは野暮だな。まぁゆっくりしてけよ」

ゆっくりしてけよと言われ、美貴は勝手しったる人の家とばかりに、
階段を下りていき1階で物を物色している音がする。

戻ってきた美貴の手にはビールが2つと酒のつまみに
鮭とばが大事に抱えられている。

毎日この調子で宴会されるのだからうちもたまったもんじゃない。

美貴の家は自営業を営んでおり、
遅くまで両親が働いているのでたまにある休みの日以外はかまってもらえない。

淋しがりやの美貴はその穴を埋めるべく、
うちに忍びこんでは店の閉店時刻まで時間を潰していく。
472晒してもうた:03/11/27 00:31
どんなに遅くても夕飯だけは家族と取るとそこだけは譲れないらしい。

家族思いなのはいいことだと思うが、
睡眠時間を削ってまで無理してないかと心配になるときもある。

家族といる時の美貴の笑顔は俺がいうのも何だが、最高にかわいい。

そんなことを考えていると顔がニヤついてしまっていたのか、
美貴にキモッとまたキツイ一言を浴びせられる。

「お前には人を思いやる気持ちはないのか。俺は幼なじみとして非常に悲しいぞ」

「あんたが言われないようにすればいいだけじゃん」
473晒してもうた:03/11/27 00:35
こうして夜はふけ、美貴が自分の部屋に帰る時間になった。

窓をまたいで帰るとき、
スカートがはらっと揺られたが決定的瞬間は捉えることはできなかった。

「くぅぅぅ〜惜しい〜あとちょっとだったのに。ちなみに今日は何色?」

こちらにがばっと振り向くと鬼も真っ青の形相の美貴がいた。

「今度見ようとしてみな、殺すよ。いい?」
「・・・」(石同然に固まる俺)
「わかったら返事は?」
「・・・は、は、はい・・・すみませんでした」
「よろしい。またね、おやすみ」
「オウ、おやすみ」

だめだ、こりゃ?
474晒してもうた:03/11/27 00:38
今日はとりあえずこの編で。
次回も早めにうpできたらいいなと思っております。
感想や意見があればどんどん下さい。
人気次第で続けるかどうかは決めたいので
475(・∀・):03/11/27 01:52
>>474
妻スレ見てました。がんがってください
476名無し募集中。。。:03/11/27 02:42
>>474
まだ序盤?かな。お決まりの幼馴染な関係もいい感じですし、
これからの岡女生活でどうなふうな二人が見れるのか期待です。
477名無し募集中。。。:03/11/27 03:12
川VoV从 <作家さんガンガレ!!
478名無し募集中。。。:03/11/27 11:55
保全
479名無し募集中。。。:03/11/27 15:11
俺だけが保全
480名無し募集中。。。:03/11/27 16:00
負けじと保全
481名無し募集中。。。:03/11/27 19:18
断固拒否
482350:03/11/27 21:39
そろそろやベーな。授業のノートそろそろ返してもらわないと課題ができねー
とりあえず電話してみるか・・・ん?電源が入ってないって?
しょうがないな、久しぶりにこっちから行ってみるか
ガラガラッ

俺「おい、美貴スケ・・・うっ」
美貴スケ「何してんだ!コラァ!」

ガラガラッ
俺は何も言わずに美貴スケの部屋の窓を閉め自分の部屋に戻った
そして窓に鍵を掛け、部屋の隅でぶるぶる震えていた・・・
美貴スケが着替え中で下着姿だったから・・・

ドンドンッ

美貴スケ「おい!開けろ!○○!居るのは分かってんだよ!」
俺「・・・」
美貴スケ「なんだ、居留守使ってんじゃねーぞ!」
483350:03/11/27 21:39
しばらくすると静かになった、しかし部屋のドアが勢いよく開いた
げっ、玄関から入ってきやがった

美貴スケ「○○!何してんだ!ぼけぇ!」
俺「ごめんよ、見ようとして行った訳じゃないんだってば、ノートを、ノートを・・・」
美貴スケ「うるせー!美貴の見たお仕置きだ!」

俺はあざができるんじゃないかと思うほど殴られた・・・けど美貴スケの真っ白のアレは記憶から消えない・・ハァハァ・・・

美貴スケ「今度ふざけた事したら、こんなもんじゃすまないからな」
俺「はい・・・」
美貴スケ「今ノート持ってくるからちょっと待ってろ」

そう言うと美貴スケは部屋に戻ってすぐ勉強道具を持って戻ってきた

美貴スケ「それじゃ勉強するぞ、これどうやってやるのかはじめから教えて」
俺「はぁ?ここでやるのか?」
美貴スケ「寝てたから分からないんだよ、早く教えろ」
484350:03/11/27 21:40
午後11時・・・やっと終わった。2人分やったような気がするが

俺「今度は寝るなよな」
美貴スケ「おう・・・それと○○、見たかったら見たいって言えよ。じゃーね、また明日。」

ガラガラッ

美貴スケは窓から出て行った
これから見たいときに見れるのか、美貴スケの白い・・・ムフフ ニヤニヤ

ガラガラッ
美貴スケ「勘違いするといけないから念のため言っとくけど、見せるのはノートだからな、美貴の裸見たかったらそれなりの覚悟をしてこいよ。」
ガラガラッ

へっ?何だ、ノートのことだったのか・・・っておい!俺のノートじゃねーか!
485名無し募集中。。。:03/11/27 21:55
面白かった。
486名無し募集中。。。:03/11/27 22:00
あげ
487名無し募集中。。。:03/11/27 22:43
初めて投稿します。美貴様視点


今日も私はアイツに会う。

アイツは恋人じゃない。単なる幼馴染。だって私にもアイツにもお互い恋人がいるから。
アイツは私に言う。彼女といるより私といる方がずっと気が楽だと。一緒にいて楽しいと。
私だって彼氏といるよりユキノリと一緒にいる方が気が楽だし、楽しい。
でもそれはお互いのことを、友達だと、それ以上にはならないと思って接しているから。
きっとそうなんだ。
488名無し募集中。。。:03/11/27 22:46
>>487の続き

「なー、腹減った」
この可愛げのないセリフ。全く私を何だと思ってるのやら。
「じゃあさ、ファーストフード行こっ」
「えぇぇぇ、ハンバーガぁー?」
「嫌なの?じゃあ高級レストランで私にご馳走してくれる?できないでしょ。
 私、今ビンボーなんだから贅沢言わない!」
「何も高級レストランなんて言ってねーだろ。牛丼屋とか、せめてファミレスでも行かねー?」
「今日はコンビニのおにぎりを公園で食べることに決定しました」
「何だよ、それ」
「じゃあ、私に奢ってくれる?」
「わかったよ。わかりました。もうそれでいいよ」

私達はコンビニでおにぎりとペットボトルのお茶を買い、都心から近い砂浜のある公園へ行った。
489名無し募集中。。。:03/11/27 22:51
>>488の続き

「ねー、彼女とうまくいってる?」
もう何度このセリフをアイツに投げかけたことだろう。
「まー普通」
そして何度この言葉をアイツから聞いたことだろう。
「じゃあうまくいってるってこと?」
「そーゆーことかね。美貴はどうなんだよ」
「普通」
「真似すんな」
「真似じゃないってば」
アイツとの会話はいつもこんな感じ。相手に気を使うこともないし、一緒にいて疲れることもない。
「ねー、あの観覧車、彼女と乗った?」
私は少し遠くに見える観覧車を指さして訊いた。
「んー、忘れた」
「ふーん、忘れるもの?」
「忘れた」
「じゃあ乗ったんだ」
「美貴はどうなんだよ」
「私、乗ったことない。ねー、一緒に乗ろっ」
「彼氏と乗ればいいじゃん」
「今どうしても乗りたい。乗りたい乗りたい乗りたい!」
「…ったく、しゃーねえなあ」
アイツは、結局はいつも私の言うことを聞いてくれる。
アイツの彼女もこんな風にわがまま言うのかな。そう思うと私はちょっと寂しくなった。
490名無し募集中。。。:03/11/27 22:53
>>489の続き

観覧車乗り場に着く頃、もうあたりは暗くなっていた。
平日だというのにカップルの姿が結構目に付く。
「値段が高い」と文句を言いながらチケットを買い、私達は観覧車に乗り込んだ。
そのままゆっくりと上昇してゆく。

地面が離れて、景色が移動して、宝石箱をひっくり返したような情景が広がった。
それを見ながら、私は涙がこぼれそうになった。

彼氏と別れたのは先週。ううん、もしかしたら終わりはもっとずっと前だったのかもしれない。
電話が来ないと心配だった。メールが来ないと不安だった。
だからもっと電話をしてほしかった。メールをしてほしかった。

してもらうのが当たり前になって、してもらえないと不満に思えるようになった。
でもそれを言い出すことさえできなかった。そんな私の様子を見て、彼氏が何かを諦めたのは確かだと思う。

多分お互いに愛情が冷めたわけじゃない。私が望んだものと、彼氏がくれるものがかけ離れていただけ。
491名無し募集中。。。:03/11/27 22:56
>>490
「なー、きれいだな」
「…うん、そうだね」
「おい、いつもぎゃーぎゃーうるさいのに何で静かになってんだよ。調子狂うなぁ」
「…心配してくれるんだ。言っとくけど、私だって黙ることくらいあるんだからね」
「わかってっけど、何かあったんなら言えよ。もっと落ち込ませてやっから」
「…信じらんない」
「冗談に決まってるだろ」

本当はね、アイツに彼氏のこと聞いてほしかった。励ましてほしかった。元気付けてほしかった。 
でもね、私はそういうガラじゃないから。アイツの前では、言いたいこと言って、したいことできた。
彼氏の前でもそうすればよかったのかもしれない。もう今更だけど。

今では彼氏から連絡が途絶えたのがいつだったのかも記憶が定かではない。
その頃、私は彼氏への苛立ちと失望を紛らわすためにアイツと会って遊んでいた。
もっと私からも彼氏に電話をすればよかったのかもしれない。
メールをすればよかったのかもしれない。今更だけど。もう今更なんだけど。
492名無し募集中。。。:03/11/27 22:59
>>491の続き

やがて私達を乗せた観覧車は頂上に到達した。足元よりずっと下に見える地面。
人も車も明かりもちっぽけで、それでもちゃんとここに存在してる。
ここでこうして遠くまで続く景色を眺めていると、その全てを手に入れたような錯覚に囚われる。
そんなことは決してないのに。自分の思い通りになることなんて決してないのに。
そのためにはもっと努力が必要だったのだと、私はちゃんとわかっていたのに。

観覧車が頂上にとどまっていたのはほんの一瞬で、すぐにそれは高度を下げて、地面へ近づいていった。
遠くに見えてたはずの宝石箱は、すぐに私の生活する街へと戻っていく。

「もうすぐ終わるね。観覧車」
「おー、やっぱ高いな」
「何が?値段?それとも地上からの高さ?」
「値段に決まってんだろ」

私は、そのとき、この観覧車が地上に戻らないことを願っていた。
ずっとアイツとここにいられたら、アイツは彼女と会えなくなるのに。
恋人と別れるのは私だけじゃなくなるのに。

もし今観覧車が止まったら、私は救われるかもしれないと、私はそう思っていた。
493名無し募集中。。。:03/11/27 23:02
>>492の続き

でも観覧車は止まらない。ゆっくりゆっくり回転して、また地上へ降りて行く。
しばらくすると観覧車は地上に着き、私達は外に出た。少しだけ風が冷たかった。

「ねー、お酒飲みたい。居酒屋行こ」
「いいけど、俺、金あんまりねーぞ」
「じゃあ銀行行ってから行こ」
「お前、何杯飲む気だよ」
「いいからいいから!」

お金を下ろして、居酒屋へ行って、私はぐでんぐでんに酔っ払うんだ。
それでアイツをホテルに誘うんだ。あとで文句言われても、酔っ払ってて覚えてないって言うつもり。 
言ったよね。彼女といるより私といる方がずっと気が楽だって。一緒にいて楽しいって。
だったら彼女より私のこと好きになることだってありえるよね。それなら私が彼女からアイツを奪うことにならないよね。
アイツが勝手に私のこと好きになったんだから。アイツが彼女より私を選んだんだから。

ねえ、知ってる? 観覧車に一緒に乗った恋人達は幸せになるんだって。
私達は恋人同士じゃないけれど、一緒に観覧車に乗ったんだから、私のことちゃんと幸せにしてよね。
494名無し募集中。。。:03/11/27 23:04
>>493の続き

今日だけは私のことだけ考えて。私のこと好きだって思って。
そうしてくれないと寂しいから。苦しいから。辛いから。
酔って彼女と間違えてでもいいから、今日だけは私だけのものになって。お願いだから。
彼女から電話がかかってきても、すぐ帰らないでね。いつもみたいに。

ね、○○。
495名無し募集中。。。:03/11/27 23:04
おしまいです。
496名無し募集中。。。:03/11/27 23:05
ユキノリって誰だよ!(ツッコミキティ略)
497名無し募集中。。。:03/11/27 23:46
おそらく作者かとw
美貴視点、切なくてよかったよ
498名無し募集中。。。:03/11/27 23:49
ミキティ視点は良作が多い説
499名無し募集中。。。:03/11/28 00:52
ある晩、家族で食卓を囲んでいると、俺のオヤジがまたおかしなことを言い出した。
「あのなあ、ホームステイの子を受け入れようかと思ってるんだけど・・・」

さっきまでテーブル狭しと飛び交っていた箸が一瞬で止まった。

「あのねえ、あなた。こんな狭い家のどこに新しい子が入れるっていうの?」
いつもオヤジの無計画な行動に辟易気味のオフクロが、

半ばキレ気味でオヤジに噛み付いた。

「いや・・・まあそれは○○の部屋に同居・・・ってことになるんじゃないか?
 ○○も若い内から外国の若者と付き合うのも悪くないもんだぞ。」

オフクロの機嫌の悪さを察知したのか、
オヤジはオフクロと目を合わせずに、一方的に俺に話してくる。
どうやら俺が女の機嫌に敏感なのは、オヤジゆずりらしい。
500名無し募集中。。。:03/11/28 00:52
「ふざけんなよ。日本人だって同じ部屋にいられちゃ落ち着かないのに、
 ましてや外国人だろ?第一、何話していいかわかんねーよ。」

「そういうなよぉ〜。お父さんの出世のためだと思って。なっ!?」
オヤジは俺を拝むように手を合わせる。威厳もなにもあったもんじゃない。

「あなた?」
オフクロが「出世」という言葉に敏感に反応する。

「また上司の方と空約束でもなさったの?」
食卓が険悪なムードに包まれた。

オフクロに締め上げられたオヤジが白状するところによると、
イギリスの取引先のお偉方のドラ息子が、
日本に旅行する際の宿として、俺たちの家に白羽の矢が立ったらしい。
ゴマスリだけで会社にいるようなオヤジには、それを断る手立てもなかったのだそうだ。

これがオヤジの言い分だが、ゴマすりのオヤジのことだ。
「お困りなら、私の家を好きなようにお使い下さいッ」
なんて立候補するくらいのことはしたかもしれない。
501名無し募集中。。。:03/11/28 01:04
「どおおおおしてアナタはそうやって無責任な事ばっかりするのッ!!」

あ〜あ、ついにオフクロが爆発しちゃったよ。俺シラネ。

「ス・・・スマン、分かってくれよ・・・。そこがサラリーマンの辛いトコでさ・・・。
 でも、俺たちがちゃんと息子さんの面倒を見れば、
 今度の異動で出世は間違いなしだぞ。もしかしたら大幅な昇給も見込めるかもしれん。
 そうなったら、一番におまえの好きなものを買ってやろう。
 この前欲しがってたネックレス、あれなんてどうだい?」

それを聞くと、どうやらオフクロの態度も少し軟化したようだった。
「そ・・・りゃあ、○○のためにはいい勉強になるかもね・・・」
「だろう!?おいっ!!○○!!英単語の10個や20個、しっかり教えてもらうんだぞ。」

あっという間に1対2に形成が逆転してしまい、
俺は両親に圧倒的な勢いでまくし立てられ、1時間ほどで遂に降参してしまった。
俺も養われている身分だから、あんまり発言権もないしな。
あと・・・オヤジを見てると、
なんだか俺と美貴の口喧嘩がリアルに思い浮かんで、かわいそうになったのだ。
502名無し募集中。。。:03/11/28 01:06
とりあえずここまでにします。続きはまた今度
503名無し募集中。。。:03/11/28 02:05
お前らの中で6期スレでネタ書いてた奴いる?
504名無し募集中。。。:03/11/28 05:16
|
|ノハヾヽ
| -V从<ホゼン…
|⊂)
|___>
|_)
505名無し募集中。。。:03/11/28 07:54
川VvV从
506名無し募集中。。。:03/11/28 09:20
>>503
どこだそこは?
萌えのニオイがプンプンするぜ
507名無し募集中。。。:03/11/28 09:46
>>506
6期
http://ex2.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1069086190/l50
もう1000逝ってるからもうすぐ見られなくなるぞ
ちなみに良スレだったのは途中までだ
508名無し募集中。。。:03/11/28 09:47
ゴミはチョンだろ
509名無し募集中。。。 :03/11/28 12:23
510名無し募集中。。。:03/11/28 14:39
    |カッパ|
       ][
    ノノ_,ハヽ   
 (( ∩;VvV从 <保全!保全!保全!
   /    つ
   し'⌒∪  
       必死なミキティ
511名無し募集中。。。:03/11/28 18:01
ho
512名無し募集中。。。:03/11/28 19:32
mi
513名無し募集中。。。:03/11/28 21:01
>>502
導入部で終わっていて、レスのしようがないよ・・・
続き書いてくださいね
514名無し募集中。。。:03/11/28 21:50
まあマターリ待とうや
515名無し募集中。。。:03/11/28 23:20
>>494
美貴視点( ・∀・)イイ!!  

なんかいいよねこういう乙女心
516晒してもうた:03/11/29 00:20
思った以上に長編になっているのですが、いいんですかね。
読み返すと自分でも駄文書いてるなと反省してしまいます。
517名無し募集中。。。:03/11/29 00:30
>>516
俺も長すぎるのがお蔵入りしてる
今は極力短いのを書こうと思ってますよ
518名無し募集中。。。:03/11/29 00:32
ここってひょっとしてみんな作家なの?
519名無し募集中。。。:03/11/29 00:44
着替え中のゴリのビキニブリーフで抜きますた
520名無し募集中。。。:03/11/29 00:58
>>518
読者ですが…
521名無し募集中。。。:03/11/29 01:21
>>516
うP
522晒してもうた:03/11/29 01:34
一年前の学園祭での出来事編
俺が通う高校のクラスでは幼なじみの美貴の噂を聞く事が多い。

美貴はその可憐な容姿から他校の生徒までファンのいる人気を持つ。

その美貴の噂はどれも根も葉もない噂ばかりだから心配などいらないのだが、
この噂だけは聞き逃せない。

「なぁ、岡女の学園祭で今度ごまっとうがライブやるらしいぜ」

嬉々とした表情で語るクラスメイトのいったごまっとうの意味がわからなかったが、
美貴の通う岡女にアイドルでも来るんだろうか。

俺はその言葉がどうも忘れられず、家に帰ってもまだ考えていた。

どこかで聞いた覚えのある言葉だったのだが、今イチ思い出せない。
523晒してもうた:03/11/29 01:36
思い出せずイライラとしてきて頭を掻き毟っているところへ、窓から美貴が現れた。

「よぉ、何やってんの?頭おかしくなったってそれは生まれつきか。で、何か悩み事?」

「大したことじゃないんだがな、今日にクラスメイトが言った言葉が
どうも聞き覚えがあるんだけど、はっきりと思い出せないんだよね」

「それは何?難しい言葉なら美貴じゃあわからないからね」

「ごまっとうっていってたんだけど。どこかで聞いた覚えがあるんだよね」

ごまっとうと聞いた瞬間、美貴の表情が一変して頬のあたりが赤みだした。

「お前が恥ずかしがることじゃないだろ。で、知ってるの?」

「ま、前に話したでしょ。うちの学園祭で美貴が亜弥ちゃんと
ごっちんとライブやることになったって」
524晒してもうた:03/11/29 01:38
照れくさそうに話す美貴だったが、どこか嬉しそうでもある。

そういえば、前に聞いたことがあった。

学園祭で美貴が音楽の寺田先生に、歌がうまい美貴と松浦さんと
後藤さんと一緒にライブしてみないかと誘われたと。

それで夜に美貴の部屋から歌声が聞こえてくるなぁ〜と思ったわけだ。

鈍い、とんでもなく俺は鈍い。

美貴は人気もあるし、お客さんがたくさん呼べるからだろうからな。

「やる時は観にいってやるから感謝しろよ。
写真撮っておばさんにもみせてやりたいしな」

「ちょっと、お母さんにはまだ言ってないんだから、内緒にしてよ。
あとで驚かせようって思ってるんだからさ」

「わかった。でも、隣に聞こえるくらいの声で歌ってたらバレてるんじゃないか?」

「お母さんには歌のテストっていってあるから、平気」

「とにかく応援してやるから頑張れよ」

「うん、やれるだけやってみる」
525名無し募集中。。。:03/11/29 01:38
ヲタ
526晒してもうた:03/11/29 01:39
こうして美貴は当日まで遅くまで練習をして、当日を迎えた。

それから学園祭当日

学園祭には予想以上の数の男共が押し寄せて、
アイドルのコンサートが行われるのかと錯覚するほどだ。

美貴からチケットを譲ってもらっていた俺は、
チケットを買う為に列並ぶ必要もなく一列目に座ることができた。

開園時間よりも早くきてしまったが、まぁ早いことにこした事はあるまい。

客の数が予定を大幅に越えてしまった為に立ち見まででてくることになった。

外も中もガヤガヤと賑やかになり、開始を待つ人で溢れかえった。
527名無し募集中。。。:03/11/29 01:53
ヲタ
528名無し募集中。。。:03/11/29 08:55
川VvV从<おはてぃ
529名無し募集中:03/11/29 10:50
おはよー。なんか読んでたらやる気出てきた
久しぶりに小説書いてみるYO
530名無し募集中。。。:03/11/29 10:52
              
   〃∩∋ノノハ∈ <ほぜん
   ⊂⌒川VvV) 〜♪
     `ヽ O⌒l⌒O
        ⌒⌒
531名無し募集中。。。:03/11/29 12:17
>>529
おお、お待ちしてます
532晒してもうた:03/11/29 13:21
昨日、ミスがあって更新できないハプニングがありました。
切りのいいとこまで載せたかったのですが、仕方ないです。
今日載せられたらと思ってますので。
533晒してもうた:03/11/29 15:07
中にはハチマキをした人や垂れ幕を作ってくる本格的な奴までいる。

と、俺はここでトイレに行きたくなり、席を立つ事にした。

トイレから帰る途中で俺は、すすり泣く小さな女の子をみつけた。

後藤さんのファンらしく、背中に後藤真希と書かれたはっぴを着ている。

チケットが手に入らなかったのか入れてもらえずに悔しくて泣いているんだろう。

俺には関係ないと思いつつも、その子を俺は見捨てることができなかった。

俺はその子にチケットを譲ると、外から応援することにした。
534晒してもうた:03/11/29 15:20
段幕の影からこっそりと観客席を見るが、そこにあの馬鹿の姿はなかった。

見間違えるはずなんかないんだ。

美貴が1番前の席を渡してやったのだから。

あいつが座るはずの席には知らない女の子がぽつんと座っていた。

「美貴たんの彼氏ってどこぉ?美貴たんの彼氏の席に女の子がいるよぉ〜」

私の後ろからこっそりと様子を見ていた亜弥ちゃんも気になっているようだ。

しかし、御幣があるので訂正するがあいつは彼氏じゃなくて幼なじみだ。

そこを強調しておきたい。
535晒してもうた:03/11/29 15:23
とはいえ、来ていないことは確かだ。

むうぅぅ、張り切って昨夜はデジカメまで用意する入れ込みようだったのに。

美貴も期待して損をした気分になってきた。

せっかくチケットを無理を言って空けてもらったっていうのに。

「2人ともそろそろ時間やで。さぁお客さんも待ってる準備せぇ」

寺田先生から声がかかり、未だに着替えを済ませていないことに気づく。

楽屋のごっちんは先に衣装に着替え終え、私達を待ちくたびれたといった顔でいる。

「遅いよぉ〜ずっと待ってたのに全然戻ってこないんだもん」

「ごっめ〜ん。美貴たんが彼氏が来てるか気になって客席を見に行ったんだけど、
彼氏って来てなかったんだよ。残念」

訂正する気にもなれず、彼氏ってことでこの際いいや。
536晒してもうた:03/11/29 15:24
私たちも急いで着替えを済ませ舞台まであがると、
幕の向こうから私たちを応援する人たちの声が会場となる体育館に響き渡る。

いよいよなんだ、もう後には引けない。

それでもあの馬鹿が来ていないことが、気にかかってしまいそれどころじゃない。

どうして、いないんだよぉぉぉ〜。

司会者の寺田先生の声を合図に、幕はあがっていく。

幕があがると同時に声援はさらに大きいものになり、
会場のボルテージはピークに達した。

前奏が始まると、馬鹿のことを気にかけてはいられない。

踊って歌わなきゃなんだと自分に言い聞かせ、
これまでの練習の成果を発揮するしかない。

恥ずかしいステージは見せられないんだから。
537晒してもうた:03/11/29 15:26
一曲、二曲、とこなしていき、ライブはラスト一曲を残すのみとなった。

亜弥ちゃんとごっちんはまだ物足りないといった顔で、
それはお客さんも同じだろう。

私だってまだ歌いたい気持ちはあるが、
ここにあの馬鹿がいないことのほうが寂しい。

「今日はたくさんの人にきてもらえて嬉しいです。
残りの曲もあと一曲となりました。
最後の曲も盛り上がっていきましょう〜。松浦でしたぁ〜」

「はぁ〜い、今日は大勢の人とライブができてホント嬉しかったです。
また来年もできたらいいなぁ〜って思ってます。真希でした〜」

「・・・(言葉が思いつかない。何ていったらいいのか)・・・」

「どうしたの?美貴たん、美貴たんの番だよ。こらっ、美貴スケ」

「そうだよぉ、美貴。思ったことずばっと言っちゃいなよ」
538晒してもうた:03/11/29 15:29
私は深呼吸をすると、心に溜まったうっぷんを晴らすように
大声で怒りをぶちまけた。

「ば、ばっかやろぉ〜チケットまで渡してやったのに。
なのにどこいったんだよぉぉ〜」

これには会場もシーンと静まり返り、どう反応していいかわからないようで。

それも当然、あの馬鹿にだけわかるようにいってやったんだし。

その静まり返った会場から私の叫びに返事が返ってきた。

「ここにいるぞぉぉぉ〜。俺はお前をずっとみてたぞぉ〜」

あの馬鹿が体育館の出入り口付近から声を張り上げて立っていた。
539晒してもうた:03/11/29 15:30
「心のモヤモヤがすっきりとしたところで、ラストナンバーです。
ごまっとうで『SHALL WE LOVE?』」

こうしてラストまで歌いきった私には満足感と共に、
あの馬鹿がちゃんときてくれていたんだと嬉しい気持ちでいっぱいだ。

ステージが終わり、楽屋に戻ってもニヤニヤとしていた私。

亜弥ちゃんとごっちんには勘違いされたまんまだけど、まぁ我慢してやるよ、お馬鹿さん。
540晒してもうた:03/11/29 15:37
別スレのズッコケ君をパクったわけではないですが、叫び声いれてみました。
岡女登校は原稿を大幅に手直ししないとなんでもう少し待ってください。
541名無し募集中。。。:03/11/29 19:55
hozen
542名無し募集中。。。:03/11/29 20:19
ヲタ
543名無し募集中。。。:03/11/29 22:27

   ノノノハヽ  
    川VvV) <保全カヨ!
  / U  つ ビシッ
  し'⌒∪
544名無し募集中。。。:03/11/30 00:07
「おっ、絵里、だれか来てたのか?」

俺は、二人分のコップとお茶菓子をかたずけている妹に話しかけた。

「もーお兄ちゃんどこ行ってたのよー。美貴さん、ずっと待ってたんだから!」

絵里はそう言うと、後かたずけも適当にスタスタと自分の部屋へ行ってしまった。
そうか、アイツ来てたんだ。  

・・・・・ふと見ると、机の上には飲み差しのコップ。 ・・・・美貴の飲み差し。

間接キス。

ちょ、ちょっと待て!! なに考えてんだ、俺!!!
・・・・いや、ノド乾いてるしな。そうだよ、それだけだって。
などと、心の中で言い訳をしながら俺はストローに口をつけた。





545名無し募集中。。。:03/11/30 00:07

「サイテー」

気が付くと、俺の横には冷たいまなざしの絵里が立っていた。

「え、絵里!!違うんだ、兄ちゃんノド乾いてて!そんでもって・・・」
「なにが違うのよこのヘンタイ兄貴!! 絶対美貴さんにいいつけるかんね!」

最悪だ。最悪の展開・・・ちょっとした出来心で・・・俺のバカー!!

「ちなみにその飲み差し、私のだから」

そうなの? はは、そうなんだ・・・・ 変態呼ばわりされたうえに、妹と間接キス・・・・

だめだこりゃ_| ̄|○
546名無し募集中。。。 :03/11/30 00:18
>>544-545
乙です。ワラタよ。
547名無し募集中。。。:03/11/30 00:57
コンコン

夜中の2時近く俺は寝ていたのだが窓を叩く音で目覚めた
窓を開けると美貴が入ってきた
「どうした?」
「寝てるとこ悪いな」
「うん」
「ちょっと美貴の部屋寒くてさ」
「まだストーブ出してないのか?」
「うん。12月になったら出そうと思ってさ」
「ほれ」と布団をめくり美貴を布団に入れた
「悪いな」
背中を合わせで朝までぐっすり眠った
548名無し募集中。。。:03/11/30 01:18
>>547
そういう仲っていいよなぁ。(*´Д`)
549名無し募集中。。。:03/11/30 02:10
>>547
つーか興奮して寝られませんて。ミキティのぬくもりが欲しい・・・(*´д`*)
550名無し募集中。。。:03/11/30 02:22
ヽ川VvV从ノ (vVノ从 ヽ从  川ノ 川ヽVv) ヽ川VvV从ノ
551ななし。:03/11/30 03:14
別スレのズッコケさんってどういうこと?どっか行っちゃった?
552名無し募集中。。。:03/11/30 03:16
>>551
>>301
ショミキスレでエロ書いてる
553ななし。:03/11/30 03:23
あ、そういうことか。ありがとう、親切な人。
554名無し募集中。。。:03/11/30 03:40
ヒサブリ更新。皆記憶に無いかもしれませんが…w>>391の続き。

ポク、ポク、ポク、チーン…

どこからか奇妙な音…つーか葬式の音が聞こえてきた。
え〜と、俺はどうしたんだっけ…
そうだ、松浦さんの馬鹿強力なシュートを受けて…
って、もしかして、今供養されてんのは、俺!?

「うう…、故人は三度の飯よりも女装が好きで…」

うわぁぁぁ!!!あんな姿で死んだら言い訳もできねぇよ…

「い、いやだぁぁぁ!!!…ってあれ?…生きてる。」

顔にのっかていた白い布を取ると、そこはフットサルの会場だった。
そして隣を見ると、木魚を片手に必死で笑いを抑えている美貴がいた。

「くっくくく…もうちょっと死んでてよ、いいとこだったのに…」
「あほか!!」
「って言うのは冗談で。」
「うそつけ、ギャグにしては凝りすぎだっつの。」
「いや、ほんとに。心配したんだよ、真面目な話。」

そういうと美貴は真っ直ぐな瞳で俺を見つめてきた。
その目はいつもよりも少しだけ赤かった。
…照れるじゃねーか。
555名無し募集中。。。:03/11/30 03:41
「ばーか。俺がお前を残して死ぬかっつの。」
「な、何いってんのよ…」

まだヤることヤッて無いしな。

ドカバキゴキッ!!!!

「な、なんで…?」
「あんた、しっかりと妄想が声に出てたわよ。」
「ま、まじすか…」
「ったく、心配して損したわ。」
「はは、悪いな。…って、試合!!試合はどうなった!?」

そう言って俺があたりを見回すと、両チームともベンチで控えていた。

「丁度ハーフタイムよ…あんたが気絶してすぐ前半が終わったの。」

そうか、じゃあ今回の気絶は短時間だったんだな。

「不幸中の幸いか…よし、後半も気張っていきますか。」
「ちょっと、まだやるつもりなの!?」

美貴が怒ったようにいってきた。…なんだよ。

「そのつもりですが、何か問題でも?」
「あのシュートくらったでしょ!?命がいくつあっても足りないわよ!?」

そんな大げさな…とはいえねーな。確かにあれは常識を超えてる。
また食らったら…美貴のギャグをリアルで再現することにもなりかねない。
556名無し募集中。。。:03/11/30 03:42
どうしようかな…と思っていると、
向こうのチームから争うような声が聞こえてきた。

「ちょっと石川さん、さっきの言い過ぎなんじゃない!?」
「え〜、そう?つい本音が出ちゃったかも…」
「はぁ!?」
「まあまあ、ちょっとは我慢しなよ。
あのシュートがあれば余裕で勝てるわけだし〜。」
「そんなこといったって…!」

どうやら、先ほどのシュート前のやり取りのことが問題になっているようだ。
まだ松浦さんはブツブツと何か言っている。
後半のコンビプレーに支障をきたしそうだな…。
よし、なんとかなりそうだ。

「大丈夫だ。心配すんなって。」
「でも…」
「それに、あのシュートを封じる方法もあるしな。」
「えっ、ほんと!?」
「ああ…」
「どうするのよ?」
「ちょっとな…。美貴、協力してくれるか。」
557名無し募集中。。。:03/11/30 03:46
そして後半が始まった。

「よーし、後半もガンガン行くよ、蹴子!!」
「…わかってるわよ。」

両チーム配置につく。あちらのメンバーは変更なし。それに対してこちらは…

「あ、あれ!?」

松浦さんが異変に気付いた。

「み、み、み、みきたん!?」

そう、俺のチームはキーパーを美貴に変更していた。
理由は…後でわかる。それに美貴は運動神経抜群。下手なキーパーより役に立つ。

「お手柔らかにね、あやちゃん。」
「う、うぅぅ…」

ピィィィーーーーーッ
ホイッスルが鳴り、後半が始まった。
こちらの守備の隙間をかいくぐって、石川さんが松浦さんに絶妙のスルーパスを出した。
…が、松浦さんがトラップミス。やはり二人のコンビネーションは完璧ではない。
松浦さんがもたっている内に俺が近づく。

「くっ…」
「蹴子!いけるよ!!」

そりゃあいけるだろうな。わざとシュートコースを残してあるし。

「蹴子のばかアホドジ間抜けぺチャパーイ!!!」
「んもぉ〜、くやし…」
558名無し募集中。。。:03/11/30 03:47
松浦さんの動きが止まる。

「ど、どうしたの?蹴子!?」
「だめ…撃てないよ…」

そう言う松浦さんの視線の先には、美貴の姿があった。
そう、残されたシュートコースとは、キーパー直撃のコースだったのだ。

「美貴たんに向かって、シュートなんか打てないよぉぉぉ!」

隙ありっ!
俺は松浦さんの足元にあるボールを奪いとった。

「あっ、ちょっとぉ〜!卑怯よ○○君!!美貴たんを使うなんて!!」
「ココガチガウヨー、ココガチガウ。」
「んもぉ〜!!」

ピッ!ピッ!ピィィィーーーーッ!!!

そうして松浦さんのあのシュートを見事な卑怯技…
いやいや頭脳プレーで封じ込めた俺たちは1−0のまま勝利を収めた。
559名無し募集中。。。:03/11/30 03:48
そうして俺たちは念願の商品を受け取った。

「よっしゃー!!美貴と温泉ゲット!!」
「まったく…本当にあんたといけるとはね…」
「お前呆れたように言ってるけど喜んでるのバレバレだぞ?」
「…っ」

美貴が一瞬にしてゆでたこのように真っ赤になった。

「そんなに照れんなって。」
「う、うるさいわね!!……あれ?あやちゃんに石川さん?」

美貴の声に後ろを振り向くと、二人が立っていた。
…この二人の表情、どっかで見たことあるなぁ…

「ね〜え、○○君?」
「お話があるんですけど〜」

あ、思い出した。忘れもしないSMショーの時の、悪魔のような顔。

「な、なんでしょう?」
「すっかり忘れてたんだけどぉ〜…」
「○○君、明らかに反則だよね。」
「あっ…」

忘れてた…ふつーにフットサルやってたよ、俺…
560名無し募集中。。。:03/11/30 03:55
「それでぇ〜、そのことを私たちが喋っちゃったらぁ〜、どうなるとお・も・う?」
「とりあえず賞品は剥奪、学校の皆にも笑われちゃうよ?」
「…どうしろっていうんだよ…」
「簡単なことだよぉ〜、ペアの旅行券、二つ持ってるよね?」

確かに。美貴の分と俺の分。二つあるが…
ヤバイ、相手の条件がなんなのか分かってきた…

「あたしたちに一つ、譲ってくれるよね?ね?」
「いや…でもなぁ、美貴?」

俺は美貴に助けを求めた。そうだ、俺と行きたいって言い出したのは美貴だし。
どうにか助けてくれるだろ。だが…

「いいんじゃない?あげても。」
「は、はい?」

予想と違う美貴の答えに俺は戸惑った。

「ち、ちょっと待てよ…二人っきりで行きたいんじゃなかったのか?」
「大勢の方が楽しそうじゃん。」

そう言って美貴はおれに顔を近づけ、囁いてきた。

「それに…あんたさっきヤるだのなんだのいってたよねぇ?
そんな奴と二人っきりになったら何されるかわかんないし。」
561名無し募集中。。。:03/11/30 03:56
「じゃあ、四人旅で、けってーい!!!!」

松浦さんが叫んだ。
当分、俺たちの関係は進展しないみたいだ…だめだこりゃ。

「…って、何か忘れてない?」
「はぁ?」
「なんか、最初の話とずれてる気が…」
「何言ってんだよ、最初からスポ根路線だっただろ?」
「違うわよ!!…あーーーっ!!お店!!」
「げっ!!」
「もう終わってる時間だねぇ〜。」
「ちょっと、みんなほったらかしてて大丈夫だったの!?」

俺、美貴、松浦さん、石川さんといった稼ぎ頭&代表者がいなくて大丈夫だったはずも無く、
俺たちは教室に帰ってから、散々皆に責められた。
ちょっと気落ちした帰り道で、美貴が言った。

「結局、学園祭らしいことほとんどして無いじゃん!」

確かに。だめだぁこりゃぁぁぁぁ!!!
562名無し募集中。。。:03/11/30 03:58
学園祭終わりです…読んでくださった方々ありがとうございました。
一応続く可能性としては、温泉旅行編とか…え?いらないって?w
563名無し募集中。。。:03/11/30 04:04
>>554-561
乙〜。忘れてないって。
でも、学園祭だった事は忘れてたかもw
温泉編で萌えさせてくだされ。
564名無し募集中。。。:03/11/30 09:16
温泉楽しみ保全
    ノノノハヽヽ
   (V。V*川 <見ないで!
    / っ,´ ) 
    ( `(,,イ
    (_/ ヽ_)
565名無し募集中。。。:03/11/30 12:27
        ノノノハヽ  
       从从V)<誰か稲ーの?
      (⊃ ⊂)   
       し'⌒∪    
566名無し募集中。。。:03/11/30 12:40
すんごい亀レスだけど >>487-494
ヨカッタよ。なんかジーンとした。もっと書いて〜
567名無し募集中。。。:03/11/30 14:34
そろそろズッコケの新作が読みたいなり〜
でもズッコケ君、ショマキスレでの大暴れが終わるまで帰ってこなそう・・・(*´Д`)
568名無し募集中。。。:03/11/30 14:35
↑ショミキだったスマソ
569名無し募集中。。。:03/11/30 14:48
↑なんていうスレ?
570名無し募集中。。。:03/11/30 15:22
【ショミキ】処女なのに非処女の振りするミキティ/モ娘(狼
571名無し募集中。。。 :03/11/30 18:09
        ノノノハヽ  
       从从V)<保全?
      (⊃ ⊂)   
       し'⌒∪    
572名無し募集中。。。 :03/11/30 21:28
        ノノノハヽ  
       从从V)<ヒトイネ?
      (⊃ ⊂)   
       し'⌒∪    
573名無し募集中。。。:03/11/30 21:33
イルヨ
574名無し募集中。。。:03/11/30 22:13
6期スレって次スレあるの?
575名無し募集中。。。:03/11/30 22:34
576名無し募集中。。。:03/11/30 23:26
>>575
サンクス。ただやっぱし質落ちてんな…
やっぱこのスレが1番。
577名無し募集中。。。:03/11/30 23:35
ヲタ
>>577
sageでよろしく
579晒してもうた:03/12/01 00:19
岡女編の本編の参項に使いたいのでちょっと聞きたいのですが、
このキャラでこのネタだけは使ってほしいってものありますか?
なるべく使っていきたいと考えてます。
レスくれるとありがたいです
580名無し募集中。。。:03/12/01 02:55
ヽ川VvV从ノ (vVノ从 ヽ从  川ノ 川ヽVv) ヽ川VvV从ノ
581名無し募集中。。。:03/12/01 03:18
遅レスですいませんが、
>>154にすごく感動しました。素晴らしい!
・゚・(ノД`)・゚・
582名無し募集中。。。 :03/12/01 08:30
583名無し募集中。。。:03/12/01 10:09
>>350
うん、いい話だ!
584名無し募集中。。。:03/12/01 16:02
川*VvV从
585名無し募集中:03/12/01 18:41
>>584
ファインプレー

586名無し募集中。。。:03/12/01 21:23
美貴様‥
587名無し募集中。。。:03/12/01 23:34
にゃー
588..:03/12/02 01:07
>>579
えりりんつこたって
589名無し募集中。。。:03/12/02 04:15
にゃーお保全
590名無し募集中。。。:03/12/02 08:35
糸こんにゃくなミキティきぼん
591名無し募集中。。。:03/12/02 11:42
川VvV从<ほぜん
592名無し募集中。。。 :03/12/02 14:24
593名無し募集中。。。:03/12/02 15:41
>>579
いままで幼なじみスレに一度も登場していないメンバーを出すってのはどう?

名前は出たが、本人が登場していないメンバー→ 飯田、矢口、吉澤 
名前すら出ていないメンバー→辻、加護、新垣、道重

スレ的に新鮮でいいのでは? 個人的には、美貴帝が活躍してくれればなんでもアリですが。

ちなみに参項→参考。妻スレの時からそうだったけど、ちと誤字が多過ぎかも・・・
ワザとだったらご免ね。年寄りのタワゴトだと思って気にせず書きつづけてちょ

594晒してもうた:03/12/02 17:25
ご意見、ありがとうございます。
飯田、吉澤、辻、加護、道重の登場はほぼ確定ですので。
それと誤字についてですが、正直なとこ知らずに書きつづけてました。
これからは注意しますので、これからも読んでください。
595名無し募集中。。。:03/12/02 19:11
>>594
愛たんも出して下さい、いや無理ならいいんですけど、でも出来れば出して下さい。
596名無し募集中。。。:03/12/02 20:33
>>593
辻は『希美』という名前で出てる。

3匹の猫を飼う話で子供役で出演。
597名無し募集中。。。:03/12/02 21:18
>>596
おおホントだ、ミキティが猫ひろう話ですね。
ありがとう、忘れてました。
598名無し募集中。。。:03/12/02 21:22
色んな話があったもんだ
599名無し募集中。。。:03/12/02 23:24
600晒してもうた:03/12/02 23:52
ライブ終了後に楽屋に来いと言われ、楽屋をのぞくと美貴と松浦さん、
後藤さんの3人がいた。

松浦さんと後藤さんは俺とは初対面のはずなのに、
驚く素振りさえみせずニヤニヤと不気味な笑みを浮かべている。

ライブの最後に俺も派手にやってしまったからな・・・。

「美貴たん、彼氏の登場だよぉぉ〜この幸せ者。
って、自己紹介がまだでしたぁ。松浦亜弥ですぅぅ」

松浦さんは美貴を肘で小突きながら、軽い自己紹介をする。

「美貴の彼氏だったの?よさそうな人でよかったじゃん、美貴。
仁君の時みたいにすっごい別れ方するなよぉ〜ってのはおせっかいか。
え〜と後藤真希です」

後藤さんの自己紹介よりも話にでてきたジン君って名前の人の存在が気になった。
601晒してもうた:03/12/02 23:53
誰だ?俺の知らない奴だ。

「ちょ、ちょっと2人ともこいつの前でそんな話はやめてってば。
それよりもこれから学園祭見てまわるんでしょ」

美貴は顔を真っ赤に染めて、彼氏の話から強引に話を変えた。

俺に知られては不味いことでもあるんだろうか・・・

「ほら、差し入れ持ってきてくれたんじゃなかった?」

「あ、あぁ。とりあえず3人ともおつかれさん、いいライブだったよ。」

挨拶がわりにライブの感想を簡単に述べ、俺は3人に差し入れを渡す。
602晒してもうた:03/12/02 23:54
差し入れといっても、学園祭で出展されていた屋台で買った、
たこ焼きなんだけど。

美貴が強引にここまで話を変えたことが気にかかっていたが、
美貴本人の口から真相をきくしかないか。

「ありがとうぅ。松浦、お腹がペコペコでありましたぁ〜
そこへ美味しそうなたこ焼きちゃんがやってきたではありませんかぁ〜。いただきます」

「じゃあ私ももっらちゃおうかな」

3人はライブの後でお腹でも減っていたのか、あっという間にたいらげてしまった。

とても思春期の女の子の胃袋とは思えない速さであった。
603晒してもうた:03/12/02 23:56
「食事もしたことですし、みなさんいきますよぉ〜」

すっかり親分気取りで絶好調の松浦さん。

隊長自ら先陣をきっての出陣とは、ご機嫌よろしいな。

ライブの後ともあって、外はファンでごった返しているかと
思い俺たちは裏口を使って学園祭に侵入した。

自分たちの学園祭にお忍びでまわらなければならないとは不便だな、この3人。

俺たちは松浦さんがすんごぉ〜くみたいんですぅと、
言い張る農業部のふれあい動物コーナーからみてまわることにした。
604晒してもうた:03/12/02 23:57
岡女の農業部の自慢は、何といっても他校とは比べ物にならない広さの農場施設だ。

5頭ずつ馬と牛、さらに10頭の犬を飼っており、
それを走らせる広さを持っているのだから大したものだ。

しかし、その動物の面倒をみる部員の数は少なく、
農業部は助っ人部員を呼んで何とかやっているそうだ。

ふれあいコーナーではすでにショーが始まっており、
あさみさんという部員がフリスビーを投げ、
それを犬にキャッチさせる芸を披露している最中。

あさみさんの投げる場所へどこへでも飛びキャッチする様は、最高の一言につきる。
605晒してもうた:03/12/02 23:59
興奮さめやらぬ中、続いての演目に移り、
りんねさんが裸馬でさっそうとあらわれた。

その姿に観客一同拍手で迎える。

美貴は興奮して、自分も乗ってみたいと言い出し、
前の観客を押しのけて前へでる。

よっぽど馬に乗りたいらしいな、こいつ。

りんねさんは笑顔で観客の声援に答えて手を振る。

そんなりんねさんを見ている内に隣のやつは、乗りたいと柵を掴んでゆすりだす。

こんなお客がりんねさんの目に止まらないはずはなく、乗る?と声をかけてくれた。

親切な人だ、りんねさんに感謝しろよ。
606晒してもうた:03/12/03 00:01
美貴は初心者であるため、鞍が用意されたが本人はえらく不満らしい。

りんねさんに説得されて鞍を使って馬にまたがるが、
乗るとすっかり上機嫌になる。

単純だ・・・

美貴も勘がよく、りんねさんの指示によく従い馬を乗りこなしているようにさえみえる。

軽く3週まわって俺の隣に戻る頃には、またスター扱いをされている。

「えへへ〜ん、どうだった?美貴ってばすごいでしょ。
みんなからは拍手されるし、りんね先輩からは農業部に入らないかって誘われるし」

馬から降りてくる間にそんなやりとりをしているとは、恐れ入った。

「お前がやりたいなら、いいんじゃないのか。やってみろよ」
607晒してもうた:03/12/03 00:06
中途半端ですいません、今日はここらへんで。
それといつまでたっても本編に移らないで、ごめんなさい。
ここらへんの関係を踏まえておけば、より本編が楽しめるかと思って
ダラダラとやっております。
またすぐに更新するので、みてくれるとありがたいです。
608名無し募集中。。。 :03/12/03 00:18
>>607
深夜up乙です。 本編楽しみに待ってます。
609名無し募集中。。。:03/12/03 01:05
寸止め(*´д`*)
610名無し募集中。。。:03/12/03 04:00
611名無し募集中。。。:03/12/03 09:20
    ノノハヽ  
 (( ∩VvV从 <保全するからな!
   /    つ
   し'⌒∪
612名無し募集中。。。:03/12/03 12:49
   〃∩∋ノノハ∈ <ほぜん
   ⊂⌒川VvV) 〜♪
     `ヽ O⌒l⌒O
        ⌒⌒
613名無し募集中。。。:03/12/03 15:09

カタカタ
   〃ノハヾヽ      
  川; ´ v ´从 < ほ・ぜ・ん・と・・
  ./ つ_|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
  (,  |\||.  VINBO  |
      '\,,|==========|
614名無し募集中。。。:03/12/03 17:40
あくまで私的意見
あまりごちゃごちゃと人が出てくるのは好きじゃないな
短くていいものは実力がないとかけないからしょうがないけど
ただダラダラと冗長な物語は勘弁して欲しい
ストーリーから贅肉をスッパリ切り捨てる勇気も必要ですぞ
615名無し募集中。。。:03/12/03 17:59
そういえばこの頃短編の作家さんがいなくなったな
616名無し募集中。。。:03/12/03 18:18
ズッコケもダラダラと長いしな
617名無し募集中。。。:03/12/03 18:40
>>614
おおむね同感だね。
たしかに先の見えない長いストーリーで読者をつなぎ止めておくには
相当な文章力がいると思う。

ただ、このスレが好きだし、いろんな作家さんに書いて欲しいと思うので
俺ら読者があれこれ意見することで、敷居を高くしてしまうのもね・・・
うーん、むずかしい。
618名無し募集中。。。:03/12/03 18:49
>>613
ママティ乙
619名無し募集中。。。:03/12/03 20:36
ほぜんしなきょー
620名無し募集中。。。:03/12/03 22:19
短篇も誰か書いて
621藤本美貴:03/12/03 23:25
○○へ

12月になりました。
そっちはもう雪が降っていますか?
東京は暖かい日が続いています。

○○と最後に顔を合わせたのはもう2年前だったかな?
手紙と一緒に年明けのハロプロコンサートのチケット入れています。
もし、来てくれるなら飛行機の手配もするよ。ホテルもとるし。梨華ちゃんにも会わせてあげる(笑)
じゃあ、返事まってるね。

PS.FNS歌謡祭の楽屋より
美貴
622名無し募集中。。。:03/12/03 23:26
手紙で書いてみました。
623保全がわり:03/12/03 23:47
「おっかえりー」

部屋のドアを開くといつもと同じように俺のベッドに寝転がった美貴が漫画
を読んでいた。

「おまえ……ったく、もういい、もう慣れた」

美貴は俺が溜息をつきながらカバンを置くのを無視しながら相変わらず漫画
に熱中している。
ちょっとカチンときた。

「あ〜あ、いいよなぁ。学生だってのにろくすっぽ勉強もしないで漫画とか
読んでられる奴って」

自分の事はさておき、イヤミっぽく言うと美貴が気だるそうにこっちを向く。

「ふ〜ん、あんたって勉強家なんだ。そういえばこの前ベッドの下から世界
遺産なんてラベルのついたビデオ出てきたっけ」

きっと動揺しまくっているだろう俺に美貴はニヤニヤと笑いかけた。こいつ
俺のいない間に人の部屋を、

「う、うるせー、今後の為に勉強してんだよ!」
「このスケベ」

何言ってんだよ俺……


だめだこりゃ
624晒してもうた:03/12/03 23:48
ご意見ごもっともです。
このスレ内で本編も終わらせている気でいます。
構想もできているので。
ところで、短編つくってみましたが下手ですいません。
625晒してもうた:03/12/03 23:51
放課後、突然降り出した雨で家に帰れない。

朝天気予報でいってたのと違うじゃねぇか。

「あぁ〜これじゃ家に帰れない。雨がやむまで待つか」

俺がそんな悠長なことをいうと、隣にいる美貴が
「そんなのん気なこといってたら、家に帰れないよ。走って帰るよ」
なんてことを言い出した。

ホントにこんなどしゃ降りの雨の中、走っていきやがった。

つきあってやるとするか。

鞄を傘がわりに走ること20分。

ようやく家に着く頃には2人ともズブ濡れで、風邪をひいてしまいそうだ。

「ねぇ、制服が乾くまであんたの家にいてもいい?このまんまじゃ家に入れないし」

俺の部屋までいくと、俺がみている前で濡れた制服を脱ぎだした。

「美貴だけに脱がせるなんてズルイぞ、○○も脱いでよ。ほら、はやく」

雨で濡れたシャツで下着が透けて見えるなんて姿されたら反則だろ。

俺もこうなったら脱ぐしかないか。
626晒してもうた:03/12/03 23:52
「ちょっと何ニヤニヤして走ってんの?おいてくよ」

美貴の走る後ろ姿を追っかけながら、こんな妄想してるってバレたら後が怖いなぁ。

だめだ、こりゃ
627名無し募集中。。。:03/12/04 00:25
>>626
良いね、途中からはあれだったのか。すっかりダマされたw
628名無し募集中。。。:03/12/04 00:31
>>614
一度だけ短編投下したことある者なのですが、
正直、ミキティで短編作るの難しいんですよね。

れいなおねだりスレの方がネタ浮かびやすいので
そっちばっかりに書いてます。
最近はそっちもネタ切れですけど。。。
629名無し募集中。。。:03/12/04 00:56
私は冬が好き。
寒い寒いってブーたれるアイツ。
でもさ、こうやって手を繋げば、暖かいじゃん?
手のひらから伝わる体温。
アイツの温もりを感じられる冬が、大好き。
暖冬なんて嫌だかんね!
630名無し募集中。。。:03/12/04 01:00
ペットショップにて

俺「ったく、何でせっかくの日曜なのにペットショップなんか…」
美貴「うっさいわね、あたしと一緒にいるだけで本当は料金取ってるとこなんだから感謝なさい。」
俺「分かった、分かったからもっとかわいいもん見ようぜ…」
美貴「え?十分かわいいじゃない。」
俺「タランチュラのどこがかわいいんだよ!!」
美貴「わかんないかなぁ〜、このよさが。」
俺「ちょっと毒があったぐらいがかわいいってか?お前みたいに?」
美貴「…それって誉めてんの?」
俺「…かわいいな」
美貴「…」
俺「タランチュラってよく見たら。」
美貴「すいません、これください。あ、今使うから水槽いいです。」
俺「死ぬって!!」

だめだこりゃ。
631名無し募集中。。。:03/12/04 01:08
俺「美貴ってさぁ、デコ広いよな。」
美貴「あぁ?」
俺「ま、それがかわいいんだけど。」
美貴「…」



俺「美貴ってさぁ、口悪いよな。」
美貴「あぁ?」
俺「かわいいから憎めないんだけど。」
美貴「…」

幼なじみに何を言っても殴られずに済む方法を発見した高2の冬。

632名無し募集中。。。:03/12/04 01:11
俺「みきってさぁ…胸ないよな。」
美貴「…」
俺「まあそれがかわい…ひでぶっ!!」

ドカバキゴキグシャホアタァァ!!!

俺「な、なんで…」
美貴「それだけは許さん。」

調子に乗ってあの世を見た高3の冬。

…だめだこりゃ。
633名無し募集中。。。:03/12/04 01:23
>>631
>>632
二段構え(゚∀゚)萌え!
634名無し募集中。。。:03/12/04 01:45
ワロタ
上手いなあ
635名無し募集中。。。:03/12/04 02:03
学校の帰り道。

美貴「うぅ〜、今日すっごく寒くない?」
俺「そうか?お前寒がりだもんな。」
美貴「あんた、あったかそうだよねぇ…」
俺「別に、ふつーだろ。」
美貴「あ〜寒い。」
俺「…」
美貴「さ〜む〜い〜!!」
俺「ったく、しょうがねえな…」

バサッ

美貴「えっ?」
俺「ほら、俺のコート着ろよ。さみーんだろ?」
美貴「…ばか。」
俺「はぁ?なんだそれ?」
美貴「いいわよ、もう…」

はぁ…あんたのぬくもり、今日はこのくらいで我慢しといてやるか。
636名無し募集中。。。:03/12/04 02:32
がちゃっ

美貴「お〜い!!ってなんだ、寝てんじゃん。」
俺「…」
美貴「ったく、暖房もつけずに床でよく寝れるわね…よっ…と」

ぱさっ

美貴「感謝なさいよ。…あ〜さむ。ちょっと入るわよ。」
俺「…」
美貴「背中、あったかい……」

俺「…寝たのか。サンキューな。」
美貴「…」
俺「…どうも背中合わせで寝てるみたいだな。」
美貴「違うわ!!」

げしっ!!

俺「寝たふりとは…卑怯なり…」
美貴「あたしの胸は背中か!?」
俺「そんなことより、もうちょいこのままでいようぜ。寒いから。」
美貴「そんなことじゃないわよ!」
俺「分かった、分かった。あ〜、さみ〜。」
美貴「ったく、しょうがないわね…」

心なしか美貴が胸を張ってくっついてる気がした。
…だめだこりゃ。
637名無し募集中。。。:03/12/04 02:36
>>636
>心なしか美貴が胸を張ってくっついてる気がした。

ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
638名無し募集中。。。:03/12/04 02:42
やばい、出しすぎた…もっと小出しでいこっと。
ちょっと長編を休んで短編の方頑張ってくんでよろしく。
639名無し募集中。。。:03/12/04 03:28
川VoV从 <だめだこりゃ
640名無し募集中。。。 :03/12/04 08:35
641名無し募集中。。。:03/12/04 12:09
学校の帰り道、前方にトボトボ歩く美貴を発見した。
「おす。元気ないな」
「あぁ○○か…」
「…」
「あのさ、これ。」
かわいい便箋に入った手紙を渡された。
「ん?」
裏を見ると『1-D加護亜衣ヨリ』と書かれていた。
「かご?あい?って読むのかな?だれ?」
「うちの部の後輩。」
「これってラブレター?」
「ちゃんと読んでやれよ。いい子なんだから。」
「おっ俺に!?」
「じゃなきゃ渡さないでしょ」
「そっか…あとで読むよ。」

「なぁ○○」
「うん?」
「…やっぱいいや…じゃあ先帰るわ」
美貴は小走りで行ってしまった。

んーはっきり言えばいいのに…
だめだこりゃ
642名無し募集中。。。:03/12/04 14:58
短編レベル高いなぁ
イイヨーイイヨー(・∀・)イイヨーイイヨ
643名無し募集中:03/12/04 18:05
ho
644名無し募集中:03/12/04 18:17
場面は北海道の田舎町、見渡せば山か畑。何もない殺風景な景色。
吐く息は白くなり、冬がいよいよ本格化した頃
俺は学校から帰り道に季節外れの夕立に見舞われた。

オレ「うわーマジかよ。石原死ねよ。降らないとか言いやがって」

避難しようにも辺りは畑ばかり。雨を凌げそうな場所は見当たらない
俺の頭の中に少し先にあるバス亭が浮かんだ。
あそこなら屋根があったな。猛然とバス亭に向かって走り出した。
あ〜見えてきた。・・・って誰か先約がいるな

オレ「あ・・・あら」
美貴「いよっ!」

こいつとは幼馴染。まぁ腐れ縁って奴かな。
先にバス亭で雨宿りをしていたのはその美貴だった。

オレ「こんな所で何やってんだ?」
美貴「お前と同じ理由だよ」
オレ「だよな」
美貴「あ〜傘持ってくれば良かった。石原良純に騙された〜」
オレ「お前もかよ(笑)」

雨はいまだ止む気配がなく、強くなるばかり。
645名無し募集中:03/12/04 18:17
オレ「なんかさ、二人でこうやって一緒にいるのって久しぶりじゃね?」
美貴「そういや・・・そうだな。」
オレ「お前に彼氏出来た時ぐらいから会わなくなったよな」
美貴「・・・うん」
オレ「上手く行ってる?」
美貴「・・・振られた」
オレ「へ?あ・・・いや・・・わりぃ」

一瞬の沈黙とザーと地面に打ちつける雨の音が辺りを支配する

美貴「いいよ、別に」
オレ「ハハハ」

触れちゃいけない所に触れてしまったみたいだ
何と言っていいか分からず、ただ笑って誤魔化すしかなかった。

美貴「・・・好きな人が他に出来たんだって。そっちから告って来たくせに、意味わかんないって感じ」
オレ「そんなフラフラするような男なんて大した事ないって」
美貴「うん・・・そうだよね。あんな奴消してやる」
646名無し募集中:03/12/04 18:18
記憶から消すんだよな?な?・・・ちょっと不安だ。
まぁ元気が出て何よりだ。そう思って美貴の顔を見ると、
美貴の口から出る言葉とは裏腹に目は真っ赤に充血していた

オレ「そんな我慢すんなよ」
美貴「・・・我慢なんかしてねーよ」

意地っ張りは昔から変わらないなと思いと少し笑ってしまった。
雨は止まる所を知らずに、いまだ降り続ける。雲の様子を伺おうと空を見上げた時
不意に体が横に揺れ、美貴が俺の肩の辺りに顔をうずめる。

オレ「へ?・・・おい、美貴?」
美貴「・・・ヒック・・・ヒック・・・」

ずっと我慢していたものがプチンと切れたらしい。
声を押し殺して泣く美貴の肩に手を回して、2,3度ポンポンと叩いた。
なおも降り続ける雨。上手くは言えないけど、今は雨が止まないで欲しいと思った。
647名無し募集中:03/12/04 18:20
お詫び・・・sageるの思いっきり忘れてました。申し訳!!

一応、短編、久しぶりに書いてみました。短編が良いって声があったんで。
648名無し募集中。。。:03/12/04 19:01
イイヨイイヨ
意外と初出なシチュエーションだ
649名無し募集中。。。:03/12/04 22:59
保全代わり

俺「美貴ー、ちょっと入るぞ。」
美貴「えっ!?ちょ、ちょっとまっ…」

ガチャッ

俺「あー、やっぱお前か、俺のマガジン取ってったの。」
美貴「ちょ、ちょっと…」
俺「じゃな。」

バタン。

美貴「あたし…着替え中で下着姿なんだけど…もうちょっと…リアクションっつうかさ…って何言ってんだろあたし…」

がちゃっ

俺「ってこれ先週号…ってうわああぁぁ!なんじゃそのかっこはぁ!?」
美貴「今気付いたのかよ!」
俺「わ、わりい、見てないです見てないです。」
美貴「その指の隙間はなにかねワトソン君?」
俺「い、いや…」
美貴「ふっふっふっ…いよっしゃあぁ〜、きたぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ドカバキドカバキグシャべコメコ!!!!…ぽきゅ。

俺「な、なんかいつもよりきつくないっすか…?」
美貴「溜まってたのよ。」

…だめだこりゃ。
650名無し募集中。。。:03/12/04 23:14
ヒトイネ
651名無し募集中。。。 :03/12/04 23:56
>>649
乙です。

下着姿の美貴様にボコボコにされるなんて・・・
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
652名無し募集中。。。:03/12/05 00:30
>651
>下着姿の美貴様にボコボコにされるなんて・・・
それ素晴らしくいいなあ(;´Д`)ハァハァ
おまいも乙
653名無し募集中。。。:03/12/05 00:40
下着つけてても背中向けてると思ったんじゃないだろうか(ry
654名無し募集中。。。:03/12/05 07:59
なんだなんだ!二日ぶりに帰ってスレ覗いたら短編祭りが起きているではないか!
しかもどれも良作。作家さん達乙です!
もっともっと〜(*´д`*)
655名無し募集中。。。 :03/12/05 10:17
656名無し募集中。。。:03/12/05 10:20
一応作家さんたちに言っておくけど、長編もすきよ
657名無し募集中。。。:03/12/05 13:07
購買でお目当てのパンが買えたので教室に買える途中
松浦さんに出会った
「○○君、美貴ちゃんが探してたよ。」
なんの用だ?と思いながら
「ありがとう。」
といい教室に戻った。
「なんだ、もうパン買っちゃったのかよ…」
パンの袋を見ながらいった。
「へ?美貴もメンチカツサンド食いたかったのか?」
「…うちらのクラス3、4時間目で調理実習だったからさ…」
と、タッパーに入ったハンバーグとマッシュポテトを机に置いた。
ふたを開けるとまだあったかくて、湯気とハンバーグのいい香りが漂ってきた。
「おっうまそう。」
こう見えて美貴は案外料理が出来る。
ハンバーグなんてお手のものだ。
箸でハンバーグを割くと肉汁がしたたりとてもうまそうだ。
一口サイズにして口に放り込む。
「うまっ」
つい笑顔になる。
美貴を見ると満足そうだ。
「ご飯もあるから」
「おう。」
「じゃ食べ終わったらタッパー洗って返してね。」
と美貴は自分の教室に帰っていった。


俺のメンチカツサンドを持って

だめだこりゃ
658名無し募集中。。。:03/12/05 14:46
眠いたまらなく眠い…

冬のこの時期、部屋は暖房で暖かい。
つまり眠気を誘うわけだ。
期末テストを明日に控えた今、ここで眠ってはいけない。
しかし、とても勉強に集中できる状態じゃない。
2分程考えたあと窓を開けて換気することにした。

寒いとても寒い…

室温と外気温の違いは予想以上に大きかった。
一気に目が覚めた。

ガチャッ

美貴が入ってきた。
「一緒に勉強しよー、さむっ!この部屋さむっ!」
窓を閉め、ストーブを強にして二人で勉強をはじめた。

30分後

眠いたまらなく眠い…

だめだこりゃ
659名無し募集中。。。 :03/12/05 20:12
ho
660名無し募集中。。。:03/12/05 22:23
ほぜんぬ
661名無し募集中。。。:03/12/06 00:02
イイヨイイヨー
662名無し募集中。。。:03/12/06 01:43
シウマイ
663名無し募集中。。。:03/12/06 03:43
川VoV从 <だめだこりゃ
664名無し募集中。。。:03/12/06 04:17
おとさせはしない
665名無し募集中。。。:03/12/06 05:52
だめだこりゃ早朝保全
666名無し募集中。。。:03/12/06 08:46
だめだこりゃ午前保全
667名無し募集中:03/12/06 11:59
668名無し募集中。。。:03/12/06 15:04
669名無し募集中。。。:03/12/06 18:28
670i107033.ap.plala.or.jp:03/12/06 20:16
671名無し募集中。。。:03/12/06 21:37
672名無し募集中。。。:03/12/06 21:52
今日がナンパ初挑戦のオレ。
ただいま20連敗中・・・何がいけないんだろ。
あ、今日一番のスレンダー美人発見。
後姿だけど、絶対カワイイってわかる。
よし、いこう。

「ねえ、何してんの?」
「はぁ?」
「うげ、美貴じゃん」
「何?あんたこそ何してんの?」
「いや、それは・・・」
「ナンパ?」
「まあ」
「私って気付かずに声かけたの?」
「うん」
「まったく。隣に住んでる女の子もわかんないの?」
「でも、後姿だけで、今日一番カワイイ女の子だって確信できた。
 だから声掛けたんだけど」
「・・・」

「どこ行くの?」
「え?」
「ナンパなんでしょ?あんたがリードしてよ」
「え、じゃあ・・・」
「あんたなんか誰も相手してくれないだろうから、
 私がしてあげるわよ」

これが多分オレの人生最後のナンパになりそう。


川VoV从 <だめだこりゃ
673名無し募集中。。。:03/12/06 22:07
>>672
(・∀・)イイ!!一人街を闊歩するミキティ萌えw
674名無し募集中。。。:03/12/06 22:18
俺は一人N○Kを見ていた。

俺「はぁ、ステンドグラス綺麗だなぁ…」

と、いきなりチャンネルが変わった。

美貴「はいはい、K-1の時間だよー!」
俺「…もうお前の突然の登場には慣れたけどさ、いいかげん自分の…」

部屋で見ろよ、と言おうとした時、俺は前にこいつとバレーをこいつと見た時のことを思い出した。
また、あの感触にあやかれるかも…ぐへっへへへ…

俺「…ゴホン、ま、まあ別にここで見てもいいけど…」
美貴「何よ?いつもなら文句たれてるのに?」
俺「いや、いいからいいから。そんなことよりほら、試合始まってるぜ。」

テレビではちょうど日本人の選手の試合をやっていた。

美貴「おっ、武蔵じゃん、頑張れ〜!!」
俺「武蔵よ、どうかファインプレー連発でよろしく…」
美貴「ん?なんかいった?」
俺「いや…別に…。」
美貴「ふ〜ん…あ〜!!、そこ、ハイ、ハイ!!」

ぶおぉん!!

美貴の鋭いハイキックが俺の頭の上を横切った。
…嫌な予感。
675名無し募集中。。。:03/12/06 22:18
俺「あ、あのー、美貴?もうちょっと動き抑え目に…」
美貴「なに!?」

…だめだ、完全に目が据わってる…
俺は黙って部屋から出ようとした。が。

がしっ

美貴「ちょっと!これからいいところだっていうのにどこへ行くのよ!?」
俺「い、いや…」

そうして俺は武蔵の動きを完全にトレースした美貴にボコボコにされることとなった…
…だめだこりゃ。
676名無し募集中:03/12/06 23:15
>…ぐへっへへへ…

この笑い方がちょっとゾクっとしたw
677名無し募集中。。。:03/12/06 23:55
がちゃっ

美貴「お〜い!…なんだ、いないじゃん。ったく…勝手にCD返してもらいますよ〜!」

ガサガサ

美貴「ったく、汚いなぁこいつの部屋……」

ガサガサッ

美貴「あ〜もう!こんなに汚かったら見つかんないし!…しょうがない、掃除でもしてやるか。」

美貴「はぁ〜あ、あたしっていいお嫁さんになりそうじゃない?料理も出来るし掃除もするし…こんないい女ほっとくなって〜の。」

ガサガサ…ゴツッ

美貴「…ん?なにこれ?…【やりすぎ家庭教師 お姉さんが筆下ろししてあげる】ぅぅぅ!?」

ポイっ

美貴「ったく、こんなかわいい子が隣に済んでるのになんでこんなもん必要なのかねぇ…」

美貴「…」

ひょいっ

美貴「べ、別に見たいとかじゃなくて、ただあいつがどんなモン見てるか確かめるだけだからね!!」

678名無し募集中。。。:03/12/07 00:07
がちゃっ

俺「何一人でいってんだお前?」
美貴「きゃっ!!」
俺「ん?今なんか背中に隠さなかったか?」
美貴「き、気のせいよ!!」
俺「まあいいけど…つうか勝手に人の部屋入んなっつの…ってもういねーし。忍者かよあいつは…」

その日の夜

ガチャっ

俺「おう、美貴。どうしたんだ?」
美貴「ねえ?勉強でわかんないこと、ない?」
俺「なんだぁ?いきなり。まああるっちゃああるけど」
美貴「うふふ…お姉さんが教えてア・ゲ・ル…」
俺「え、まじで?サンキュー!ここなんだけどさぁ…」
美貴「へっ?」
俺「いや、これだよこれ。この積分どうやんの?」
美貴「あ…ああ、これは……だから…こうなって……よってこう。」
俺「ああ、なるほど。ありがとな。」
みき「う…うん…ねぇ、勉強以外で、教えてほしいこと、な・い…?」
俺「え?別にねーけど。」
美貴「そ、そう?…じゃあね…。」

バタン

(もう一回見て勉強しなきゃ…!)

…だめだこりゃ。
679名無し募集中。。。 :03/12/07 00:36
>>677-678
ミキティ視点乙です。
幼馴染の俺のために必死になってAV見て研究してるミキティ(・∀・)イイ!!
680名無し募集中。。。:03/12/07 00:38
>>679
お前は俺じゃないぞ。
681名無し募集中。。。:03/12/07 00:46
>>679-680
なんか田中のおねだりスレみたいだなw
682名無し募集中。。。 :03/12/07 00:48
健気な美貴様(・∀・)イイ!!
683名無し募集中。。。:03/12/07 01:08
おねだりスレとこのスレ両方見てる香具師、正直に手を挙げろ

684名無し募集中。。。:03/12/07 01:10


今その二つ+一個別のスレしか開いてなかった
685名無し募集中。。。:03/12/07 01:22

ネタはこっちにしか書かないけど…
博多弁わかんないし。
686名無し募集中。。。:03/12/07 02:57
>>674
K1タイムリーネタ乙れす

さて、そろそろクリスマスですよ!作家の皆様。クリスマス萌えネタくらはい、ハァハァ
687名無し募集中。。。:03/12/07 03:21
川VvV从<保全するよ
688proxy126.docomo.ne.jp:03/12/07 07:57
京都駅のマックで食事しながらこのスレを見て
ニヤニヤするのも悪くないな
689名無し募集中。。。:03/12/07 11:23
川VvV从ニヤリ
690名無し募集中。。。:03/12/07 15:01
三時のおやつ保全
691名無し募集中。。。:03/12/07 16:07
お兄ちゃんsもDDだな
692名無し募集中。。。 :03/12/07 18:59
 
693名無し募集中。。。:03/12/07 22:08
|  (;'                  (;'               `;)
|/ミ''l アレ? ダレモ     ♪   /ミ''l                /ミ\ ♪
|ノハヾヽ イナイノカナ?      ノノハヾヽ  ブギウギ♪    ♪ 〃ノノハヾヽ  ハシリタァ〜イワァ〜♪
| vV从 ヨーシ,「ブギトレ」  σ(VvV从  チューチュー♪     从VvV从⊃
|⊂)   シチャウゾ!!      ヽ` ⊂ ヽ♪ メルヘンカ〜イドゥ♪  (⊃ Y ,;)´ ヤァナタトォフタリデェ♪
|___>            <_________>             <_________>
|_)               (_/\_)              (_/(___)
694名無し募集中。。。:03/12/07 23:14
>>68
携帯からだと狼はいつも人大杉なんだけど。
俺が見るとき。。。
695名無し募集中。。。:03/12/08 00:55
美貴おやすみ
お兄ちゃん明日仕事だからもう寝るよ、夜更かしはお肌によくないって誰かが言ってたぞ
696名無し募集中。。。:03/12/08 03:21
697名無し募集中。。。:03/12/08 03:55
698名無し募集中。。。:03/12/08 07:39
从VvV从<ん〜
699名無し募集中。。。:03/12/08 10:13
小学校内でスカートめくりが大流行した。

「よー美貴〜パンツみせろ〜」
「やっ、ちょっ、もーやめてよ!」
「なんだよ、ケチケチすんなよ〜!どーせ毛糸のパンツでもはいてんだろ!」
「はっ、はいてないもん〜! まったく子供なんだから・・・」

そういうと美貴は、子悪魔な笑みを浮かべながらぼくの耳元でそっとささやいた。

「・・・美貴ね、今ノーパンなんだよ。 見たい? OO君にだったら見せてあげてもいーよ・・・」
「・・・・・・」

ぼくは真っ赤になってうつむいてしまい、それ以上何も言えなくなってしまった。

だめだこりゃ_ト ̄|○
700名無し募集中:03/12/08 12:01
otu
701名無し募集中。。。 :03/12/08 18:06
(;´Д`)ハァハァ
702名無し募集中。。。:03/12/08 21:05
小悪魔ミキティイイヨイイヨー
703名無し募集中。。。:03/12/08 21:28
いや〜このスレってほんとぉ〜にいいものですね
704名無し募集中。。。 :03/12/08 22:05
晴雄がいるな
705名無し募集中。。。:03/12/08 22:33
もう十何年も前の、今日みたいな寒い日の出来事であった。
まだ4、5歳だった僕と美貴は、僕らの家から歩いて5分もかからない、小さな公園にいた。

幼い僕らは、時間が経つのも忘れ、昼ごはんも食べずに、夢中で遊んでいた。
おままごとや追いかけっこにも飽きると、美貴は、公園の隅でただ一つ、
冷たい風にかすかに揺れているブランコに目を付けた。

2人でかわりばんこに乗ることを約束して、まず美貴がぶらんこをこぎ始める。
僕はぶらんこの支柱の傍らに立ち、ただ美貴が左右に揺れるのを眺めているのだった。

美貴を乗せたぶらんこの揺れは次第に大きくなり、
最高点に達した美貴の脚は、小さな冬の太陽を蹴飛ばしそうになるほど高く舞い上がった。

すると―――
美貴の履いていた、小さな赤い靴が、ブランコの遠心力で美貴の足を離れた。
赤い靴は綺麗なアーチを描いて5,6メートルほど飛んでいき、
向かいの砂場の中に、ぽてっと落ちた。
砂場の中に落ちた赤い靴には、まるで一輪の薔薇の花のような不思議な威厳があった。
706名無し募集中。。。:03/12/08 22:34
片方の足が裸足になってしまったことに気付いた美貴は、
ブランコの揺れを少し弱め、僕を見て、あの靴を拾ってくるように目くばせした。

二人の間に会話があったわけではない。
ただ、美貴の目線には、当時から何か甘い匂いに縛られるような、
なにか物凄い強い力があった。

その力に押されるように、僕は砂場の方にふらふらと進んで行き、
黙って美貴の赤い靴を拾い、また美貴のいるブランコの方へ戻った。

美貴は既にブランコを止め、
まだ地に届かない脚をぶらぶらさせながら僕の帰りを待っていた。
靴を拾って帰ってきた僕に向かって、美貴はまた新たな目線を僕に向けた。

おまえが私に靴を履かせろ。
僕は、なぜか美貴の目に込められたメッセージを瞬時に理解できた。
707名無し募集中。。。:03/12/08 22:35
不思議と抵抗するような気分にはなれなかった。
僕はまるで、正直で間抜けな犬のように、ブランコに座る美貴の前に片膝をつき、
手の中にある薔薇の花を元の位置へ戻したのだった。

細くて、しなやかな美貴の脚は、まるでみずみずしい薔薇の茎のように、
どこかトゲトゲしいオーラがあって危険な香りがした。

僕が靴を履かせている間中、
美貴はブランコの上から、絵本の中の悪い女王様のような視線で僕を見下ろしていた。
それは征服感、蔑み、恍惚、全てが混ざり合わさったような、
今後の僕の生活に大きな影響を与えるに違いない視線であった。

靴を履かせ終わると、美貴は満足げな笑みを浮かべ、またブランコを漕ぎ出した。
しばらくすると、美貴はまた、今度はわざと、もう片方の靴を遠くに飛ばし、
もう一度僕に取ってくるように目くばせし、僕はバカみたいにそれに従った。
そんな2人のゲームは日没まで延々と続いたのである。
708名無し募集中。。。:03/12/08 22:38
なぜ今になって、こんな昔のことを思い出したのかは分からない。
けれども、僕と美貴の関係は、あの時から少しも変わっちゃいないような気がする。

今でも美貴に理不尽な形でパシられたり、難役を押し付けられたりするけれども、
不思議と嫌な気持ちにならないのは、あの美貴の甘美で力強い視線のせいなのかな、
とも思う。

きっと僕はジジイになっても、ババア美貴の視線には勝てないんだろうな。
早々とそんな予感がしている。

だめだこりゃ

709名無し募集中。。。:03/12/08 22:41
>>705-708
乙。ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
710名無し募集中。。。:03/12/08 23:48
イイヨイイヨー
711名無し募集中。。。:03/12/09 00:03
文学的ですな、乙
712名無し募集中。。。:03/12/09 00:39
何か崇高的なのキタ━━━━━━川VvV从━━━━━━ !!!!!
713名無し募集中。。。:03/12/09 04:08
美貴帝なかんじが(・∀・)イイ!!
714名無し募集中。。。:03/12/09 04:43
だめだこりゃ保全
715名無し募集中。。。:03/12/09 08:17
>>705-708
読んで勃起した俺は、まめおなのだろうか? (;´Д` )
716晒してもうた:03/12/09 10:07
お腹いっぱいになるいい作品でした。
こういった作品が載るなら、自分のはいらない気もしますね。
いい作品書いてください、みなさん
717名無し募集中。。。:03/12/09 10:56
>>716
いや、あなたの需要も相当高いよ
718名無し募集中。。。:03/12/09 14:16
719名無し募集中。。。 :03/12/09 16:44
720名無し募集中。。。:03/12/09 19:56
川VvV从<作家ガンガレ保全
721名無し募集中。。。 :03/12/09 20:46
>>716
自分はあなたの作品を待ってますよ。
是非書いて下さい。
722名無し募集中。。。:03/12/09 21:10
つーか自分のが一番おもろいと思うから作品載せるんじゃねーの?
723名無し募集中。。。:03/12/09 21:18
まあ自分の好きなように書いて載っけてくれ。
つまらない作品は読まなければいいんだから。
724名無し募集中。。。 :03/12/09 23:22
725名無し募集中。。。:03/12/09 23:37
>>722
んなこたないだろ。
及ばずながら発展のためにやってみようみたいな方もいるだろう。
726名無し募集中。。。:03/12/10 02:18
真夜中のミキティ
727名無し募集中。。。:03/12/10 05:25
早朝のミキティ
728名無し募集中。。。:03/12/10 11:42
729名無し募集中。。。:03/12/10 14:37
だめだこりゃ
730名無し募集中。。。:03/12/10 17:28
川VvV从<ほ
731名無し募集中。。。:03/12/10 20:58
川VvV从<ぜ
732名無し募集中。。。:03/12/10 22:14
川VДV从<んぁ
733名無し募集中。。。:03/12/10 23:32
学校からの帰り道、美貴はバレーボールに対する思いを熱っぽく語った。

「久しぶりの試合だから絶対勝つわよ。○○も応援ヨロシク。」

よく言うよ。
普段は部員同士で喋ったり、カラオケ行ったりするだけで、
体育倉庫にほったらかしにしてあるネットの上から、
蜘蛛が新しくネットを張ってるのに気付かないほどヌルい部活なのに・・・

「へえへえ、ま、頑張ってくださいよー」
途中、コンビニで買った肉まんをパクつきながら、美貴のセリフを適当に聞き流していた。
「なによ、その関係ない、みたいな態度は。なんか文句でもあんの?」
美貴が不機嫌そうに顔をしかめる。

「いや、別にないけどさ、おまえら普段まるっきり練習してないじゃん。それで勝てんの?」 
「うっさいわね。短い時間でビシッと練習するのが、私達のやり方なの!!
 それにさ、弱小部が猛特訓の末、試合に勝つ!!みたいなストーリー良くない?
 何年前の映画だよっ!!って感じだけどさ、そういう結構好きなんだよね。」

むむむ・・・そう言えばつい最近、そんなベタなドラマを観たような気が・・・
734名無し募集中。。。:03/12/10 23:33
「とにかくっ、私達この1週間、本気で練習するから、○○邪魔しないでよね。」
・・・しねーよ。

その日の夕方、もう辺りが暗くなろうかという時に、
部屋で漫画を読みながらゴロゴロしていると、ジャージ姿の美貴があらわれた。

「さあ、行くわよ!!」
「?・・・行くって・・・どこに?」
「自主練に決まってるでしょお!!ほら、早く着替えて!!」
「ちょっ・・・なんで俺まで・・・わあああ!!やめろ!!ズボン脱がすな!!」
「言ったじゃない、さっき。応援ヨロシクって。当然自主練付き合ってくれるんでしょ?」
「そんな・・・」

まあ、そんなわけで、俺は強引に美貴の練習に付き合わされることになってしまった。
・・・ううっ!!寒い。

「じゃあ、まずレシーブの練習するから!!○○は私に向かって打ってきてくれる?」

俺は言われたとおりに、美貴の顔ほどの大きさのバレーボールを、
強い力で美貴に向かって打ち始めた。
735名無し募集中。。。:03/12/10 23:35
さすがバレー部所属だけあって、美貴は俺のアタックを実にうまく拾っていく。
ろくに練習もしてないのに・・・

元々美貴には運動神経というか、センスみたいなものがあるのだろう。
どんなものでも、一旦コツを掴むと、それなりにはなるのだ。
こいつの場合、そういったセンスだけで今まで生きてきたと言っても過言ではない。

「ちょっと!!」
アタックを拾い続けていた美貴が口を開いた。
「さっきっから同じところにばっか打ってんじゃん。もっと左右にふるとかしてよ。」
ちょっとできるからって、すぐ先輩面したがる。

「はいはい。わかりましたよッ!!」
俺は美貴の注文通り、ボールをあちこちに散らして打ち始めた。
今度ばかりは、さすがの美貴もポロポロとミスが目立ってくる。

「タイムタイム!!」
いい加減疲れたのか、美貴は袖で額の汗を拭った。広いおでこが露わになる。
「あんたのスパイクぜんっぜんダメね。」
今度は俺に向かって文句だ。
736名無し募集中。。。:03/12/10 23:35
「ちょっと交代してよ。○○が私役やってみて。」

美貴は俺からボールを取り上げて、いきなりアタックの態勢に移る。
それを受けて、俺の方も慌ててレシーブの構えを取る。
「あはははっ!!」
急に美貴が笑い出した。なんだなんだ?

「あんた何、そのへっぴり腰?そんなんで試合出たら、笑われるよ?」
・・・いや俺、バレー部じゃないし。

「もっと膝を曲げて!!腰を落とす!!手はこう!!違ーう!!」
・・・なんだか主旨が違って来たぞ・・・

「行くわよっ。エイッ!!」
「うわいてっ!!」

変な受け方をしてしまい、手首の辺りに激痛が走る。寒いもんだから、余計に痛い。
よく見ると、ちょうど手首のところに赤いボールの跡ができてしまった。
「まだまだッ!!」
美貴は容赦なく、矢継ぎ早にボールを打ち込んでくる。
737名無し募集中。。。:03/12/10 23:38
俺と美貴の自主練は、1週間休みなく続いた。
美貴も変なところで根性が出るタイプなので、非常に中身の濃い練習ができた。

おかげで、バレーの実力の方も、大幅にアップした。



                                    ・・・俺の実力なんだけどね。

試合の結果?よく分かんないけど負けたらしいよ。
俺、毎日寒い中練習してたせいで、当日風邪引いちゃって、試合観にいけなかったんだよね。

あーあ、だめだこりゃ。
738名無し募集中。。。:03/12/10 23:50
美貴と二人でテレビを見ていると、クリスマス色を前面に押し出したCMがやっていた。

俺「あー、そろそろクリスマスだな…」
美貴「あんた、なに情けない声だしてんのよ。」
俺「いや、今年も何も無いな…と思って。」
美貴「ふ〜ん、寂しいわね。」
俺「うっせーな…そういうお前はなんか予定あるのかよ?」
美貴「別に。クリスマスとか興味ないし。」
俺「はぁ、そんな風に思えたら俺も楽なんだけどな…」
美貴「どうだっていいじゃん、クリスマスなんてさ。一緒にいたい人と一緒にいることは別にクリスマスじゃなくても出来るわけだし。」
俺「まぁ…な。じゃあお前のクリスマスの予定は何も無いわけだ。」
美貴「そうね…いつもと同じようにこうしてあんたとテレビでもみてんじゃない?」
俺「そっか。それもいいかもな。」
美貴「何いってんのよ、最高のクリスマスでしょ?」
739名無し募集中。。。:03/12/10 23:51
テレビでは相変わらず似たようなCMが流れていた。
画面の中のサンタクロースが、俺に笑いかけたように見えた。
私のプレゼント、気に入っていただけたかな?

俺「まあ、ちょっと、だけ。」
美貴「ん?なんかいった?」
俺「いや…」

ぽかっ!

美貴「よくわかんないけどむかつくから殴っとこ。」
俺「んな理不尽な…」

これからもこんな関係でいさせてください、サンタさん。
…だめだこりゃ。
740名無し募集中。。。 :03/12/11 00:31
>>733-738
乙です。
>当日風邪引いちゃって、試合観にいけなかったんだよね。
この辺好きです。

>>738-739
乙です。
クリスマスネタキタ━━━━━━川VvV从━━━━━━ !!!!!
741名無し募集中。。。:03/12/11 01:00
美貴「ねえ、なぞなぞ教えてくんない?」
俺「なんだぁ?いきなり。」
美貴「ちょっと使うことがあってね…」
俺「ふ〜ん、別にいいけど…」
美貴「ちょっと出してみてよ。」
俺「じゃあ、前なのに後ろなもの、なーんだ?」
美貴「え〜!!??なにそれ!?」
俺「チッチッチッチッチッチッチッ…」
美貴「やっ、ちょっと待って…え〜っとぉ…」
俺「チッチッチッチッチッチッチッ…」
美貴「う〜ん、ヒント!!」
俺「とても身近なものです。」
美貴「はぁ?まっっったくわかんないんだけど…」
俺「ぶっぶー!!これであなたは黒星一つです。5つ溜まったら罰ゲーム。」
美貴「そんなシステム聞いてないわよ!!」
俺「いや、それくらいはしないと面白くねーじゃん?」
美貴「…わかったわよ。それで、答えは何?」
742名無し募集中。。。:03/12/11 01:00
俺「ああ、お前だよ。」
美貴「はぁ?」
俺「正確にいうとお前の体。何でかっていうと…」
美貴「うっさいわね、このバカ!!これでも気にしてんのよ!!」
俺「じゃあ直せばいいじゃん。」
美貴「あたしなりに努力してるのよ!?牛乳たくさん飲んだりとか!」
俺「…はぁ?もっと簡単に…」
美貴「簡単に胸が大きくなるんなら苦労しないわよ!!」
俺「…なにいってんだお前?」
美貴「だって、さっきのなぞなぞ…」
俺「いや、服だよ、服。見てミソ?」
美貴「あっ…逆…?」
俺「ハイ、正解。」
美貴「…」
俺「それにしても…努力してんだなぁ。でもお前は十分そのままで…へぶしっ!!」

ドカバキグシャァっ!!

俺「な、なんで…」
美貴「紛らわしいのよ!!」
俺「お前が勝手に勘違いしたんだろ…」

バコッ!!

美貴「知らないわよ!!」

その日、美貴の胸と引き替えに俺の顔が腫れ上がりましたとさ。
…だめだこりゃ。
743名無し募集中。。。:03/12/11 01:29
>>741-742
漏れも美貴ティと同じこと考えてた(;´Д`)ハァハァ
744晒してもうた:03/12/11 01:41
これは短編ですが、学園祭編が終わってないのでまた続きを。
まぁ贅肉を剥ぎ取れとも言われましたが、自由に書こうということで
長編でいきたいと思います。
これは自分では小説風に書いた作品です。
本編はまだ時間かかりそうですが、気長に待ってください。
745晒してもうた:03/12/11 01:42
今日はクリスマスイブ。

窓の外は一面の雪景色でいろどられ、
まさにホワイトクリスマスと呼ぶのに相応しい日となった。

夜だというのに外は目も開けられない程に明るく、吐く息も白い。

美貴はカーテンを閉めると、ベッドに潜り込む。

その表情はどこか物悲しげなものだ。

世界中で誰よりも愛する自信のあった彼がいた。

その彼への未だに冷めぬ想いが、美貴を苦しめている原因だった。

彼とは会えない日が多く、淋しく携帯が鳴るのを淋しく待っていたこともある。

それも今では懐かしい思い出。
彼とはもう会うことはないのだから・・・
746晒してもうた:03/12/11 01:44
会えないと理性ではわかっていても、感情が言うことを聞かない。

やっぱりまだ誰よりも愛しているのだ。

雪の振る中、美貴は部屋を抜け出すと、
いつも彼と会っていたあの場所へ向かっていた。

街を歩く人々は恋人同士が多く、
どのカップルもとても幸せそうで美貴は目もむけられず、ただひたすら走った、走りつづけた。

彼はいないとわかっていても。

場所まで着くと案の定彼はおらず、人の気配さえも皆無だった。

街を見渡せる展望台。

ここから見る夜景は言葉にできない美しさだ、と自慢気に話す彼の横顔をみつめているのが好きだった。

すべては過去のこと。
747晒してもうた:03/12/11 01:46
美貴はぼぉっと夜景を眺めているうちに時間を忘れて、思い出にふけっていた。

手足はかじかみ感覚は麻痺している。

まともな思考なんてできず、情けない、惨めだと
自虐的な考えばかりが次々と浮かぶ。

別れたときはすぐに忘れられると思ったのに、引きずっている自分がここにいる。

「どうしちゃったんだろうなぁ、私・・・こんなにも弱かったなんて」

こんな時は幼なじみのあいつの声が聞きたい。

その声を聞くと心の底から安心できる。

でも今まで恋愛対象だなんてみたことはなかった。

恋愛対象になれば、今までみたいにはいかないと思っていたから。

それはいつも隣にいてくれた幼なじみのあいつの声。
748晒してもうた:03/12/11 01:57
「探しましたよ、姫。こんなとこにいるとは思いもよりませんで」

声が耳に入り、見上げるとそこには王子を気取った幼なじみの姿があった。

幼なじみの少年は傘を差し出し、美貴に暖かいコートをかけると急に抱きしめた。

「付き合ってやるから好きなだけ泣けよ。
強がって泣いてないんだろ?今だけ胸貸してやるから」

体が温まると同時に心も温まる気がした。

「ちょっとだけ。1分だけ・・・あぁ〜やっぱ2分」

普段は素直になれないけど、今だけは素直に幼なじみの行為に甘えてやるか、と美貴は抱きしめ返した。
749晒してもうた:03/12/11 02:01
以上短編でございました。
750名無し募集中。。。:03/12/11 08:07
751名無し募集中。。。:03/12/11 08:20
川VvV从<作家ガンガレ保全
752名無し募集中。。。:03/12/11 10:02
美貴「オニャンコポン!」
ビクッ!
俺「おまえ…」
だめだこりゃ
753名無し募集中。。。:03/12/11 14:53
从VvV从<保全
754名無し募集中。。。 :03/12/11 18:30
755名無し募集中。。。 :03/12/11 21:08
756名無し募集中。。。:03/12/11 21:28
美貴「あ〜、肩がこるなぁ…」
俺「大丈夫か?無理すんなよ。…もう歳だな。」

ボカッ

美貴「一言余計なのよ。」
俺「と…とりあえず俺を殴るのやめたらちょっとはましになるんじゃ…?」
美貴「ふ〜ん、肩こりの原因はそれか…」
俺「そ、そうそう、だから…」
美貴「あんたが元凶ってわけだ。」
俺「は、はい?」
美貴「あんたがあまりにも突っ込みいれて欲しそうな事言うから…」
俺「なんちゅー無茶苦茶な…」
美貴「まったく…あんたが余計なこと言わなかったらあたしも殴んないのに…」
俺「…聞いてねーな。お前がもうちょっとおしとやかになれば…」

バキっ!

俺「ちゃんと聞こえてんじゃん…」
美貴「ってことで、揉んでくれる?」
俺「えっ…いいんですか?」
美貴「お願い。結構つらいのよね…」
俺「じゃ、じゃあ失礼します…」
757名無し募集中。。。:03/12/11 21:29
どげしっ!

美貴「どこを揉む気よ!?あんたは!!」
俺「健全な青少年が揉めといわれて乳を想像するのは道理でしょう。」
美貴「何開きなおってんのよ!肩よ肩!!話の流れからわかるでしょうが!!」
俺「い、いや…悩んでるのかなー、と…」
美貴「そうそう、あたしは貧乳だから揉んでもらって少しでも大きくしたいお年頃…ってバカーーー!!」

メキメキっ!!

俺「キまってる、キまってるって!!ロープロープ!」
美貴「どうよ?ミキティ特製コブラツイストの味は?」

痛い…けど背中の感触の誘惑に負けいつまでもギブせずに頑張ってしまう俺…

ポキっ

美貴「あっ…」

だめだこりゃ。
758名無し募集中。。。:03/12/11 22:38
ちょっと通りますよ・・・

_.1日目11日木 矢口 セクシー隊長で大会スタート!
_.2日目12日金 藤本 顔で逝け
_.3日目13日土 新垣 序盤の山場
_.4日目14日日 加護 ロリ巨乳でアフターケア
_.5日目15日月 安倍 直に旅立つ天使を汚すのもまた一興
_.6日目16日火 田中 ロリには楽。基本は山場 妹なら生き地獄
_.7日目17日水 高橋 写真集の日     
_.8日目18日木 道重 尻の後にはオパーイ
_.9日目19日金 吉澤 中ボス バラモス
10日目20日土 飯田 激戦の後は大人の女のヒーリング
11日目21日日 紺野 ロリ顔とアンバランスなエロボディでさらにヒーリング
12日目22日月 辻   つじの日
13日目23日火 亀井 お誕生日
14日目24日水 小川 ラスボス ゾーマ
15日目25日木 石川 エンディング 写真集発売
アップローダー http://f15.aaacafe.ne.jp/~rfpw/Marchan/cgi-bin/file/index.html

今日はミキティこいよおまえら
759名無し募集中。。。:03/12/11 22:53
ほっぜーん
760名無し募集中。。。:03/12/11 23:03
藻前ら、もうちょっと作品にレスしてやれよ…作家逃げちまうぞ…
いや、別に俺の作品にレスがついてないから言ってるわけじゃ…










_| ̄|○ だめだこりゃ…
761名無し募集中。。。:03/12/11 23:09
>>760
コブラツイストいい感じだよ
でもプロレスとか見ない人もいるからコブラツイストわかんない人もいると思われ
762名無し募集中。。。:03/12/11 23:19
>>760
ご免ご免!!759は俺の誤爆っす!
今こう書くと嘘っぽくなっちゃうけど、いつも楽しみに読んでマス
763名無し募集中。。。:03/12/11 23:19
まあ絶賛されてるのがいい作品とは限らないし、懲りずに書いてください
764名無し募集中。。。:03/12/11 23:23
サンクス。
そうか…コブラツイストは万人向けじゃ無いか…
美貴ティロック2の方がよかったかなw
ちなみに最近の短篇でこれはよかったっての教えてほすぃ…今後の参考に。
765名無し募集中。。。:03/12/11 23:38
>>764
アナコンダバイスのほうがわかりやすかったと思うよ。
766名無し募集中。。。:03/12/11 23:52
>>765
またマニアックなw IWGP負けたからダメだろ
普通にヘッドロックとかでいいと思うよ
767名無し募集中。。。:03/12/11 23:57
ヘッドロックってことは頭がパイズリされるわけで…ハァハァ
768名無し募集中。。。:03/12/12 00:00
おまえらもっと作家の悩みを真摯に受け止めてやれよ。

>>767
パイズリというか、空気の抜けた風船くらいだろうけどハアハア
769名無し募集中。。。:03/12/12 00:22
久々にこの言葉を使うか・・・

オマエモナー

最近の短編・・・うーんなんだろ?、
>>760のように、ミキティと俺の丁丁発止のやり取り物とか好きだけど。のり突っ込みとかね
でもしんみりするようなやつも好きなんだよな〜・・・



770名無し募集中。。。:03/12/12 00:36
つ〜か今作家って何人くらいいるんだろうか…
3人位で回してるような気が。
771名無し募集中。。。:03/12/12 00:46
起承転結がきちんとしてるのはオモロイよ
772名無し募集中。。。:03/12/12 02:30
萌えを下さいもっと萌えを〜
773名無し募集中。。。:03/12/12 03:10
わたくしは全部読ませて貰ってます。楽しみを与えて下さる作家さんあんがとー!!
774名無し募集中。。。:03/12/12 08:35
作歌さんガンガレ保全
775名無し募集中。。。:03/12/12 08:38
↑作家。 なにやってんだ朝から・・・_| ̄|○
776名無し募集中。。。:03/12/12 12:08
具体的にどれとは言えんが良作は最後まで読ませる力というかなにか光るものを感じる。
まあ俺は別にプロ並みの構成力とか筆力は求めてないんで。普通にミキティと○○のカラミが見られればそれでいいや。
保全代わりに
777
778名無し募集中。。。:03/12/12 17:19
だめこりゃ保全
779名無し募集中。。。:03/12/12 21:05
h
780名無し募集中。。。 :03/12/13 00:14
o
781名無し募集中。。。:03/12/13 00:27
z
782名無し募集中。。。:03/12/13 00:31
どうでもいいけど今回のスレ途中で放置されてる長編多くね〜?
783名無し募集中。。。:03/12/13 00:39
年末だから忙しいんだろ
784名無し募集中。。。:03/12/13 00:55
なるほど…無理はしなくていいから何とか完結させてほしい…
消化不良状態なもんで。
785名無し募集中。。。:03/12/13 00:56
具体的にどれのこと?
786名無し募集中。。。:03/12/13 01:11
>>59
>>288
>>501
とか?この後どう展開していくか気になったり…基本的に長編好き。
岡女のも本編よみたいし。あと温泉旅行編…贅沢いってますかね?w
787名無し募集中。。。:03/12/13 01:54
がちゃっ

俺「うー、さみー…ってなんで美貴が俺の部屋で寝てんだよ。」
美貴「…」
俺「ったく…こたつ占領しやがって…入れねーじゃん。」
美貴「…」
俺「…寝顔、かわいいな…」
美貴「…」
俺「…キスしてえ…って何考えてんだ、俺!?相手は幼なじみだぞ!」
美貴「…」
俺「…」

そぉ〜っ

美貴「…」
俺「っておい!しちゃうのか?俺、美貴と?」
美貴「…」
俺「どうしよう…」

ちゅっ

俺「やべー、しちゃったよ…ってあれ?今俺顔動かしてない…」
美貴「…遅いぞ。」

だめだこりゃ。
788名無し募集中。。。:03/12/13 01:55
イイ!作者乙!!
789名無し募集中。。。:03/12/13 02:48
ヽ川VvV从ノ (vVノ从 ヽ从  川ノ 川ヽVv) ヽ川VvV从ノ
790名無し募集中。。。:03/12/13 02:50
きくちゃん暗っ
791名無し募集中。。。 :03/12/13 04:51
792名無し募集中。。。:03/12/13 05:33
>>787
(*´Д`)<萌えますた
793名無し募集中。。。:03/12/13 09:17
川VvV从<おはてぃ
794名無し募集中。。。:03/12/13 12:31
保全しとくぞ、美貴
795晒してもうた:03/12/13 15:20
606の続き
「うん、考えてみるね」

美貴の活躍を恨めしそうに後ろのほうで眺めていた松浦さんたちも、
人波をかき分けてやってきた。

松浦さんは超がつく目立ちたがりやのようで、
美貴たんも乗ったなら私もといったがその頃には別の演目に移っていた。

悔しがる松浦さんは思いきり地団駄を踏んだ。

後藤さんも表情にはだしていないが、きっと内心は悔しいだろうな。

口数が少ないだけに悔しいかどうかもわからないのが正直なとこだが。

ここで、隊長こと松浦さんの提案で別の場所へ移動しようということになる。

自分が活躍できなかったことが相当響いたのか、目的地まで1口も話さなかった。

美味しいとこ美貴の奴が持っていってしまったもんな。

次なる目的地は学園祭の催し物としては珍しい『アヤカ先生の英語教室』なるものだ。

796晒してもうた:03/12/13 15:22
教室の手前まで行くと、中から英会話が当然のことながら聞こえてくる。

「辻さん、あなたこんな中学生で勉強する英語がわからないの?
1はワンでしょ、オンって何。6がソックスって・・・よく、この学校に入学できたわね」
とんでもない問題児がいたもんだ。

そのとんでもない問題児である辻なる人物の名前を聞くと、3人から溜め息が洩れる。

基本中の基本で躓いている名門の生徒も彼女ぐらいしかおるまい。

俺は『英語教室』に参加する為に教室のドアを開けるが、すぐに閉めてしまう。

おぞましい光景を目にした。

まさか、女子高で大量の男を見ることになろうとは、予想だにしていなかったのだ。

しかもハァハァいってやがったぞ。

「どうしたの?早く入ってよ。こんなとこにきて、
自分の英語力のなさを晒けだすのが嫌になったとか」

「英語は俺、苦手なんだよ。そうなんだ、
俺ってばワンをオンとか書いちゃっう馬鹿だからさぁ〜。可愛い子の前で恥はかきたくないじゃん」

咄嗟の判断で何とかこの場をどうにかしなくてはと嘘をついてしまった。
797晒してもうた:03/12/13 15:24
子供の頃から俺は嘘をつくのが下手で、額から嫌な汗が頬から滲みでてくる程だ。

額にリトマス紙でもつければ面白い反応でもでそうだな、俺。

必死で顔をそらすが、美貴はその反応で嗅ぎ取ったのか
禁断のドアを開けようと俺を退かす。

俺も見てはいけないと体を張ってドアを守り、
美貴は中をみせろと体当たりでぶつかってくる。

その時に美貴の胸が当たるのだが、柔らかい感触がしてくる。

ないにはないなりに感触だけは女性特有の柔らかさはあるのだ、とちょいとニヤけてしまう。

「ちょっと見せなよ。グゥで殴るよ。いいの?」

俺の返事を待たずに鳩尾に見事にパンチをくれた美貴は、禁断のドアを開けてしまった。

いいの?って聞いたからには返事を待てよ・・・

「キャアアア〜」

3人は一斉にドアを閉め、倒れた俺を引きずって英会話教室を後にした。

俺たちがそうこうしているうちに学園祭の一般公開終了を迎えてしまった。
798晒してもうた:03/12/13 15:25
俺は後夜祭まで残るわけにはいかないので、ここで3人に見送られて帰ることにした。

裏門まで見送ってもらい、俺は帰ろうと一歩踏み出したところで美貴に呼びとめられた。

「待って、せっかくだから後夜祭も一緒にみていきなよ。
花火が打ち上げられるから、一緒にさぁ〜」

それは不味いだろうと思いつつも、俺は花火が見たくなり隠れて参加するになった。

夜になるまで体育館倉庫にでも隠れていてと言われ、
暗い倉庫で時間になるのを待った。

11月にでもなれば気温を下がり、夜ともなれば冬と変わらない。

こんな時間まで残ると想定していなかったので、薄着の俺は寒さで凍えてきた。

美貴の奴もすっかり忘れているんじゃないかと不安になってくる。
799晒してもうた:03/12/13 15:37
後夜祭の美貴は中央広場で開かれている表彰式に参加していた。

岡女では学園祭は毎年どのクラスの催し物にお客が集まり、
満足したかでトップが決まる学年やクラスの垣根を越えた対抗行事でもある。

その為、どのクラスも表彰されようと派手したり、
趣向を凝らしたものでお客を集めようと毎年その傾向は高い。

元々寺田先生から3人だけ誘ってくれたのだが、
どうせならみんなでやろうと美貴が提案したのである。

美貴のクラスでも色々と案が出されたが、
その中でも担任の岡村先生が美貴の案を気にいってくれてライブで決定した。

元々寺田先生から3人だけ誘ってくれたのだが、どうせならみんなでやろうと美貴が提案したのである。
800晒してもうた:03/12/13 15:38
音楽担当の寺田先生に頼み、オリジナルの楽曲を作ってもらい、
それを歌い踊るアイドルさながらの本格的なものだ。

生徒を組分けし、美貴・松浦・後藤で結成した『ごまっとう』や
石川・紺野らで結成した『タンポポ』などに分けられた。

夏先生のダンスレッスンも夏期休暇から始まり、
本番開始直後までやる念の入れようだ。

その努力の甲斐もあってかチケットは完売し、
お客の反応も上々と見事に成功を収めた。

実行委員会がいよいよ1位を発表する時となり、美貴の鼓動は次第に高まる。

「発表します。1位は・・・1年B組のライブに決定です。おめでとう」

自分の耳を疑いたくなるが、聞き間違いなどではなく自分のクラスが選ばれたのだ。

美貴たちB組の生徒は嬉しくて、飛び跳ねてその喜びを表現した。
801晒してもうた:03/12/13 15:39
(あの馬鹿にもウチのクラスが1位だったって教えてやらないとね)

美貴はこの喜びを誰よりも倉庫で丸まっている幼なじみにも共有してほしかった。

学級委員長の飯田がトロフィーを受け取りに表彰台へとあがる。

この隙に倉庫へ急ごう、寒くて凍えているはずだから。

美貴はそっと抜け出すと倉庫へ走った。

幼なじみの青年は倉庫のドアが開き、光が指すほうへ向いた、
体を寒さで震わせてながらも。

「おっせ〜ぞ・・・こっちは寒くてかなわないぜ」

「それよりも聞いてよ。美貴のクラスが1位を取ったんだよ。すごくない?もう美貴もビックリなんだから」

美貴は目を輝かせながら熱心に話し、幼なじみも自分のことのように喜んだ。

美貴を祝う花火も夜空に満開に咲き、美貴にとって忘れられない日となった。

幼なじみの青年には「ジン」という名の男が気がかりになったが、それを今は忘れて祝ってやろうと心に誓った。
学園祭編終了
802晒してもうた:03/12/13 15:45
これでようやく本編となります。
ERRORってこれ何なんですかね?
たまに更新する時にこの状態になってしまって。
とにかくこのスレ内では本編は終わりそうにないので、次スレたったら載せますね。
803名無し募集中。。。:03/12/13 16:09

これが前編ですか。本編に期待できそうです
「ジン」という名の男が気がかりになったが
804名無し募集中。。。 :03/12/13 16:28
乙。続きは次スレですか、楽しみにしてます

>ERRORってこれ何なんですかね?
連投規制
805名無し募集中。。。:03/12/13 19:40
ただ長いだけだな
806名無し募集中。。。:03/12/13 22:53
うーむ
807名無し募集中。。。:03/12/13 22:54
ズッコケのこと?
808名無し募集中。。。:03/12/13 23:05
このスレ作家に対して厳しくない?
まあそれが高レベルのままpart3まで続いてる理由なのかもしれんが
809名無し募集中。。。:03/12/13 23:07
高レベルなのか?
810名無し募集中。。。:03/12/13 23:09
高レベルと低レベルが入り乱れてる。
最近は短編がいい感じ。長編は…
811名無し募集中。。。:03/12/13 23:11
まあもまいらマターリしようぜ。
枯れ木も山の(ryってことで。
812晒してもうた:03/12/13 23:32
あんまり歓迎されてないですな・・・
やっぱり低レベルだったりするのだろうか?
書くといった以上書きますけどね、反対派の方には悪いですが。
813名無し募集中。。。:03/12/13 23:46
いいことだと思うよ。言いたい奴には言わせとけ。
人の意見なんて全く気にすんなとまでは言わないが、
気にしすぎて持ち味を失っても駄目だし。
ガンガレ。
814名無し募集中。。。:03/12/13 23:52
初めからいい作品が書ける人なんていないと思うぞ。
書き続けてれば上達するはず。少なくとも何もしないで文句言ってる奴よりマシ。
815名無し募集中。。。:03/12/13 23:56
まあズッコケは最初から異彩を放ってたけどな。
816名無し募集中。。。:03/12/14 00:36
カリカリカリカリ…

美貴「…はぁ…やっぱ駄目だなぁ…」

ガチャ

俺「あー、暇!」
美貴「いや、入って第一声が暇かよ!」
俺「何とかしてくれ。」
美貴「あたしはプレステかっつの!」
俺「てか、お前何やってたんだ?机に向かってるなんて珍しいじゃん。」
美貴「まぁ…ね。」
俺「いや、わかんねーっつの。」
美貴「まあ、ちょっと勉強を…」

バサッ!

美貴「!」
俺「なんだ?これ。…スケッチブック?」
美貴「や、ちょっと、見ないでっ…」

パラパラ…

俺「へ〜、絵、描いてたんだ。」
美貴「う、うん…ほら、あたし絵下手くそだし…」
俺「練習ってわけか?」
美貴「…」
俺「そんな気にするほどじゃねーだろ。ほら、このキリンの絵なんていい出来じゃん。」
美貴「それ…馬…」
俺「うっ…あ!このこたつとかいい味でてる!」
美貴「それ…犬…」
817名無し募集中。。。:03/12/14 00:36
俺「…」
美貴「やっぱ、駄目だねあたし…生物が無生物に見えるなんて…」
俺「気にすることないって。」
美貴「気にするわよ!!」
俺「まあ、落ち着いて聞けって…」
美貴「何よ!?」
俺「そんなに、ありのままに上手に描けるってことはいいことなのか?」
美貴「?いいことじゃない。」
俺「そうかな…ありのままに描けるってのは、逆に言えばありのままにしか描けないって事じゃないか?」
美貴「…」
俺「そんな絵、面白くもなんともねーよ。絵がうまけりゃ誰でも描けるし、
そんなことは写真にでも任せておけばいい。」
美貴「そう…ね。」
俺「お前の絵、素敵だと思うぞ。写真みたいな絵よりか断然いいし、何よりお前にしか描けねー絵だ。」
美貴「…」
俺「だから、全然気にする必要なんてねーんだよ。」
美貴「…ありがと。ねえ、あんた、絵のモデルになってくれない?」
俺「へ?」
美貴「暇なんでしょ。それに…あたしなりの絵で、あんたを表現してみたいんだ。」
俺「別にかまわねーけど…」
818名無し募集中。。。:03/12/14 00:39
カリカリカリカリ…

俺「なあ、さっきから一回も俺見てなくない?」
美貴「いいのよ。もう見飽きるほど見てきたんだから。」
俺「確かに…っておい!今まで動けなかった俺がバカみてーじゃん!」
美貴「いま気付いたの?あたしはずっと心の中で爆笑してたわよ。」
俺「うっ…」

カリカリカリッ

美貴「…ふぅ。」
俺「ん?出来たのか?」
美貴「うん…恥ずかしいからあたしがいいって言うまで目瞑っといて。」
俺「え?ああ。……!」

ちゅっ
819名無し募集中。。。:03/12/14 00:40
美貴「…いいよ」
そう言って目を開けた俺の前には、顔を真っ赤にした美貴と一枚の絵があった。
バカみたいに砕けて笑ってる俺。こんな表情、こいつにしか見せたこと無い。

美貴「どう?」
俺「こりゃあ確かにお前にしか描けねーな…。」
美貴「でしょ?」
俺「ただ…」
美貴「ん?」
俺「もうちょっとかっこよく描いてほしかった」

バキっ

美貴「それが限界よ。」
俺「そ…そうすか…」

だめだこりゃ。
820名無し募集中。。。:03/12/14 00:42
BGM世界に一つだけの花w
821名無し募集中。。。:03/12/14 01:03
  ぴゅう〜
「さっむ〜い!」
「そりゃそうだろ、冬だからな」
「北海道の冬キライ」
「北海道以外知らないくせに」
今日も美貴と一緒に学校へ行く。
毎年のこととはいえ、北海道の冬は寒すぎる。
「なあ美貴スケ・・・」
「あのさぁ、前から言おうって思ってたんだけど・・・」
「何?」
「いい加減美貴スケってアダ名止めてくんない?
 こんなカワイイ女の子に対してスケはないでしょ、スケは」
「んなこと言われたってなぁ、何年も呼んでる名前だし・・」
「どうせならカワイイ名前で呼んでよ」
「例えば?」
「そんなこと・・・自分で考えてよ」
「う〜ん、難しいな〜」

  ぴゅう〜
「きゃっ」
  美貴のサラサラの髪が風になびく
「あっ、思いついた」
「え、本当?何何?教えて?」
「こういうのはどうかな?
 デコすけ・・・」


ゴッ

バキッ

822名無し募集中。。。:03/12/14 01:09
オンリーワンでいいんだけど、恋人のナンバーワンのはなりたいよね
823名無し募集中。。。:03/12/14 01:11
ちょっと6期に出張してきたw
824名無し。:03/12/14 02:21
作者たち、乙〜♪
>>学園祭
いいね〜、俺もミキティみたいなのが同級生にいたらなぁ。
てか、これでまだ前編とは超大作期待☆

>>絵
誰にも真似の出来ない、自分だけの個性でイキロってことだよね。
プラスミキティキャワワ。

>>美貴スケ
そういえばこの板って美貴スケって呼び方のが多いですね。
俺が知り合ったら美貴って呼ぶのかな・・・(*゚∀゚)ポワワ
マジレスすれば年下だからそれはないっぽいけど。

>>822
恋のオンリーワンの方がいくない?
だって恋のbPは確かにいいけど、
何股もかけられてる内の1番って意味でもあるっぽいw
825名無し募集中。。。:03/12/14 03:02
だめだこりゃ保全
826名無し募集中。。。:03/12/14 03:35
>>816-819
さらっといいね!

>>821
美貴スケのおでこ・・・
ミキティの新たなるチャームポイントだね!

作家さんガンガレー
827名無し募集中。。。:03/12/14 03:49
>>826
ワロタ
828名無し募集中。。。:03/12/14 04:43
>>816-819
犬を書いてもこたつに見えるミキティって・・・(*´Д`)
829名無し募集中。。。:03/12/14 08:44
保全しといてやるよ、美貴
830名無し募集中。。。:03/12/14 13:11
うーむ
831名無し募集中。。。:03/12/14 14:12
今日のコント、白いコート姿のみきてーキャワいかった保全(*´Д`)
832名無し募集中。。。:03/12/14 15:19
>>830
便秘か?
833名無し募集中。。。:03/12/14 17:33
名無しの作品を作家さん別に予想して、分類する遊びが自分の中で流行っている今日このごろ
834名無し募集中。。。:03/12/14 18:11
>>833
面白いね。予想が知りたいかも
835822:03/12/14 18:32
>>824
すいません、彼氏持ちに片思い中なんで
836名無し募集中。。。:03/12/14 18:45
切ないのう・・・・ガンガレ!
837824:03/12/14 19:23
>>825
別に謝らなくてもw
彼氏持ちかぁ・・・。なるほど。念ずれば花開くとでも行っておこうかな。
838名無し募集中。。。:03/12/14 20:48
パラララララ〜ララ〜ララ〜〜♪

美貴「あ、メール…」
俺「なんだよ、珍しいじゃん。」
美貴「うん、まぁ、最近ね〜…。」
俺「ふーん、誰と?」
美貴「先輩。」
俺「…女の?」
美貴「男の。」
俺「…彼氏とか?」
美貴「うん、一応。」
俺「ふーん…」
美貴「さて、と。」
俺「えっ、もう帰るのか?」
美貴「いや、ちょっと呼ばれちゃってね。」
俺「そっか…」
美貴「じゃね。」
俺「…美貴っ…!」
美貴「ん?」
俺「…いや、なんでもない。」
美貴「なによ?変なの。」

バタン。

俺「ただの幼なじみに、行くななんていう権利、ねえよなぁ…」
839名無し募集中。。。:03/12/14 20:56
>>833
俺のめっちゃ分かりやすいですよ。
840名無し募集中。。。:03/12/14 21:18
>>838
それで完結ですか?
切ネ━━━━━━ ;´д⊂ ━━━━━━!!!!!!!
841名無し募集中。。。:03/12/14 21:21
>>840
続き書くとちょっとだけ長くなっちゃいそう…
それでもいいならうpしますが。
842840:03/12/14 22:00
>>841
皆さん短編で萌えてるみたいですけど、
当方は長編でも構わないですよ。
843名無し募集中。。。:03/12/14 22:19
漏れはむしろ長編派
難しいかもしれないけど、その分、味があってよろし
844名無し募集中。。。:03/12/14 22:26
じゃあ一応>>838の続き。

その日の夜

俺「それにしても、美貴に彼氏か…あいつ、今頃何やってんだろ…」

今まで、いつも隣にいた美貴。
俺は、あいつのすべてを知っている気でいた。
しかし…

俺「あいつは、彼氏にどんな顔してんだろうな…」

今、現在の美貴を知っているのは俺ではなく、その彼氏。

俺「はぁ…やっぱ俺あいつの事好きだったんかな…」

近すぎて、気付くことが出来なかった思いに今気がついた。
もう遅すぎるのかもしれないが。
と、そのとき美貴の部屋に明かりが灯った。
845名無し募集中。。。:03/12/14 22:27
コンコンっ

俺「おい、美貴、入るぞ。」

話すことなんて何も考えてなかった。ただ、無性にあいたかった。だが…

美貴「ちょっと…今はごめん、無理…」

声が、いつもと違った。俺の聞いたことの無いような声。

俺「おい、どうしたんだよ!?」
美貴「いいから…今日はもう帰って…」
俺「バカ!ほっとけるわけねーだろ!お前は俺の…」
美貴「…」
俺「…大切な幼なじみだろ。」
美貴「ありがとう…でも…」
俺「あ〜もう、勝手に入るぞ。」
美貴「や…」

がちゃっ
そこには、真っ赤に目を腫らした美貴がいた。

俺「やっぱ…泣いてたんか…」
美貴「うるさい、バカ!見るな!!出てって!!」
俺「わかったよ…」

そう言って俺が美貴の部屋を出ようとしたその時、美貴が俺の服をつかんだ。

俺「…なんだよ?」
美貴「…」
俺「ふぅ…話し相手にならなってやるぞ?」
美貴「ありがと…」
846名無し募集中。。。:03/12/14 22:28
美貴「…それで、先輩がお前とはもう会えないって…」
俺「そうか…」

先輩、つまり美貴の彼氏に、他に好きな人が出来たらしい。
それで今日美貴は、別れを切り出された。

美貴「こんな思いをするんだったら…最初から出会わなきゃよかった…」
俺「美貴…」
美貴「…何であんな人、好きになっちゃったんだろう…」
俺「サイテーな野郎だな。」
美貴「え?」
俺「だってそうだろ!?自分が新しく好きな人が出来たからって、簡単に分かれるとか言いやがって!!」
美貴「やめて…」
俺「それに、こんなに美貴を泣かしやがって…最悪にもほどが…!」
美貴「もうやめて!!」
俺「美貴…何で、そんなやつのことかばうんだよ!?俺はお前が…」

好きなんだよ、と言おうとした時。

美貴「あたし…まだ先輩のことが好きなの!!もう一度会いたいの!!振り返ってほしいのよっ…!」
俺「美貴…」
847名無し募集中。。。:03/12/14 22:29
俺は、バカだ…美貴が先輩に振られたってだけで、美貴の気持ちは何一つ代わっちゃいなかったのに。
そのことに気付かず、ただ自分の気持ちをぶちまけていた。

美貴「無理だってわかってる…でも…」
俺「…気持ちは簡単には変えられない、か?」
美貴「うん…相手からしたら迷惑かもしれないけど。」

アハハ、と力なく笑いながら美貴が言った。

俺「そっか…頑張れよ。月並みだけど…」
美貴「ありがと。」

そして…また傷ついたら帰ってこい。俺は、いつでもお前を待ってるから。
お前が俺の気持ちに答えてくれる、その時まで…
848名無し募集中。。。:03/12/14 22:31
終わりです。
大して長くなかったかな…w
元ネタは>>835-837の雑談から。
849名無し募集中。。。:03/12/14 22:32
あ、あともちろん先輩〜LOVE AGAIN〜もw
850名無し募集中。。。:03/12/15 00:13
「ねえねえ、消しゴム貸して!」
「あ?・・・ったく、消しゴムくらい持って来いよ。ほれ」
「さんきゅ。だってさぁわざわざ出すのめんどうじゃん?」
「・・・」

「ねえねえ、さっきのノート見せて」
「お前また寝てたのかよ。俺を壁にして寝るな・・・はいよ」
「いつも悪いねー。それじゃ」
「・・・」

「ねえねえ、美貴もそれ飲みたいな」
「お前なー・・・。ひと口だけだぞ!ひと口」
「ごくごくごく。プハー!くーっ!」
「・・・」

「ねえねえ・・・」
「お前はっ!なんだよ!もう!」
「うーんとね、今日お弁当作ってきたんだ。一緒に食べないかなぁと思って」
「は?」
「だ・か・ら、美貴とお弁当食べない?」
「・・・そんな・・・食べ・・ます」

だめだこりゃ
851名無し募集中。。。:03/12/15 00:37
>>848
先輩〜LOVE AGAIN、乙〜。・゚・(ノД`)・゚・。
しかし作家さんのインスピレーションになるのなら、雑談も悪くないな

>>850
夜中に萌えをありがとう。今日はこの妄想にふけりながら寝ますわ

从VvV从<おやすミキティ
852名無し募集中。。。:03/12/15 02:34
嗚呼、これがミキティだったら・・・・・枕を抱きしめる一人寝の夜
853名無し募集中。。。:03/12/15 03:38
だめだこりゃ深夜保全
854名無し募集中。。。:03/12/15 08:20
だめだこりゃ早朝保全
855名無し募集中。。。:03/12/15 11:05
保全
856名無し募集中。。。 :03/12/15 14:05
>>848
いいっす!
857名無し募集中。。。:03/12/15 16:27
从VvV从
858名無し募集中。。。:03/12/15 19:15
>>850
なんか松浦っぽく感じた
でも良かったよ
859名無し募集中。。。:03/12/15 21:05
6期メンがこたつで雑談するスレ落ちちゃったんだけど
次スレ知ってる人いる?
860晒してもうた:03/12/15 22:41
ガラガラ

「おっす、どうした。風邪か?ったく、気をつけろっていったのに」

いつもの時間に美貴が家からでてこないので、心配になって部屋にきてみると風邪で寝込んでやがった

「ゴホッゴホッ。熱もあるから、今日は学校は無理みたい」
「しゃあねぇな、俺がちょっと看病してやるよ。俺にでもうつして早く治せよな」
「う、うん。ありがと。でも、○○も風邪ひいたって知らないよ」
「平気だって、俺馬鹿だもん。馬鹿は風邪ひかないって昔からいうだろうが」

タオルを交換してやったり、おかゆを作って食べさせたりする俺。

いつになくしおらしい美貴。

「じゃあクス飲んで寝ろよ。明日学校でな」
「うん、じゃあね」
861晒してもうた:03/12/15 22:43
翌日

ゴホッゴホッ

今度は俺が風邪をひいてしまったようだ。

そこへ美貴がきて
「よぉ情けないことに俺が今度は風邪ひいちまったよ。ゴホッゴホッ」
「ちょっとやっぱ美貴の風邪うつって風邪ひいてんじゃん。しょうがないなぁ〜」

そういうと昨日のお返しにと美貴が俺を看病してくれる。

「ふぅふぅ、はぁ〜い、口あけて。おかゆ食べさせてあげるから。ほら、あ〜ん」

恥ずかしいけど素直に従う俺

「あぁ〜ん。こりゃ美味しいや。美貴の手料理なんてはじめて食べたけど、こんなにうまいならずっと風邪ひいてようかな」

照れくさそうに顔を赤くする美貴

「ば、ばっかじゃないの。昨日のお返ししただけだよ、美貴は」

それをドア越しにみつめる俺の両親
「美貴ちゃんとあの子ったら夫婦みたいね。まるで私たちみたい」
「・・・・」

だめだこりゃ
862名無し募集中。。。 :03/12/15 22:45
人の名前を使ってしまったよ。
本人さん、ごめんなさい。
863名無し募集中。。。:03/12/15 22:58
乙。
しかしなぜ?
864名無し募集中。。。:03/12/15 23:05
名無しをコピペし間違えて晒してもうたって名まえをコピペしてしまい、
書き込んだあとに気づいたんで。
865名無し募集中。。。:03/12/15 23:39
      C⌒ヽ
     ⊂二二⊃
    ( ´ Д ` )<自慢したい素敵なかれ〜し〜
ビシィッ (n9   つ
    (__ノ 〉__〉
866名無し募集中。。。:03/12/16 00:13
>>862
ワラタ。そんな間違いあんのか・・・
話変わるが学園祭モノ書いてた作家さん、温泉編待ってます〜(*´Д`)
867名無し募集中。。。:03/12/16 01:54
「○○ー!はやく学校行かないと遅刻するよー!!」
美貴はいつものように○○の家の玄関で2階に向かって叫んだ。
幼馴染の○○とは家が近所で中学校に行くのは毎日一緒だ。

「おはほう」
○○が食パンをくわえて出てきた。
「あんたさ、マンガじゃあるまいし朝ご飯くらいちゃんと食べなさいよ」
2人は少しはや歩きで学校へと急ぐ。
「朝ご飯は食ったよ。デザートだよ、デザート。」
なんで食パンがデザートなのか分からないが、最近のあいつはよく食べる。
そのせいか急にあいつの背は伸びた。
ちょっと前まで私のほうが高かったのに…横目であいつをちらりと見る。
眠そうだった。
868名無し募集中。。。:03/12/16 01:56
教室に入る別れ際、ちょっと照れ笑いしながらあいつが言った。
「今日ちょっと公園に来てくれない?用事があるんだ。4時に南の公園ね」
それだけ言うとあいつはすたすたと行ってしまった。なんだろう。美貴はなんだかそわそわした。


「彼女が出来たんだ。石川さん」
南の公園の片隅でおとなしそうな可愛い顔の女子がこんにちはと頭を下げた。
「俺、ジュース買ってくるわ。石川さん何が飲みたい?」
あいつはいつもと全然違う優しい声を出して彼女に尋ねた。

ポカンとしている美貴の頭をはたいて○○は走りながら
「お前はいつものだよなー!」
と言いながら、向こうの自動販売機に行ってしまった。

「○○君からいつも藤本さんの事聞いてます」
石川さんがややあって口をひらいた。じっと美貴を見つめる。
「実際あってみるとたいしたことないんですね」
869名無し募集中。。。:03/12/16 01:58
「何よ―!あの猫かぶり女!!」
美貴は自分の部屋にいた。クッションを壁にぶつける。
あの後、適当にごまかして帰ってきた。
「なんであんな事言われなきゃいけないのよ。」
なんだか心にぽっかりと穴が開いたようだ。
美貴はぼんやりと宙を見つめた。
何故こんなにむなしいんだろう。頭がうまく回らない。
ずっとあいつとは同じ関係が続くと思ってた。仲の良い幼なじみ。
なのに急にあいつが遠い所に行ってしまったような気がした。
さみしい。
こんなにさみしいと思ったのは初めてだった。
世界で自分だけが取り残されたような気分だった。

「ちょっといいか?」
お父さんが急に入ってきた。
「来週引っ越すぞ」
「え?」
美貴はあまりに急なことが多すぎて頭がついていかなかった。

父の話しだと、いいマンションを友達から譲ってもらったらしい。
しかも、早くそのマンションに入居しなければならないらしい。
870名無し募集中。。。:03/12/16 02:01
あっという間に一週間が過ぎて、今は新しい家に向かう電車の中だ。
ぼうっと外を眺めていた。
その時、凄いすぴーどで走る自転車を見つけた。
あいつだった。
電車の窓を急いであける。
「○○!」
美貴は叫んだ。
○○は顔を真っ赤にして叫んだ。
「毎日メールしろよ!!離れていても心はずっと一緒だかんなーーー!!!」
あっという間にあいつは小さくなった。
美貴はぽっかりと開いた心の理由が分かった。
ずっとあいつのことが好きだったんだ。

「・・・ばか」
美貴は、ひとり呟いた。

ホームに降りながら、美貴は携帯を開く。
「もしもし、○○?そのまま隣駅まで自転車で来て。
 何勘違いしてんのよ。私、引っ越すけど学校は変わらないわよ。
 だって、近くに引っ越すんだもん」
あいつはもうすぐ汗だくになってやってくるだろう。
そしたらあいつに言うんだ。

ありがとうって。
871名無し募集中。。。:03/12/16 02:03
>>867-870

おしまい
872名無し募集中。。。:03/12/16 02:05
乙です。久しぶりにリアルタイムで読んだな〜
オチが昔堂本剛とともさかりえでやった「金田一」みたいなところもイイ!
873名無し募集中。。。:03/12/16 02:18
乙。なんか不思議な読後感。
石川さんは、いつも彼がミキティの話をするので嫉妬しちゃったんだね・・・
874名無し募集中。。。:03/12/16 02:43
>>871
話の内容はハッピーエンドじゃないけどなんかハッピーエンドな感覚になる。
875名無し募集中。。。:03/12/16 02:57
ここは、僕らの住んでる町からちょっぴり離れた温泉街。
都会の喧騒を離れて、普段の疲れを癒すため、
俺、美貴、松浦さん、石川さんの四人ははここへとやってきた…

「ちょっと!!遠い目ぇしてないで荷物運びなさいよ!!」
「バスで片道3時間って、かかりすぎよね…」
「んで、旅館はどこぉ〜?」

文明の利器から離れ、己の体と向き合えるとてもいいところだ…

「…何で途中からバス通ってないのよ…」
「あと徒歩で2時間はかかるらしいよ…」
「もう、いやだよぉぉ〜!!」
「お前ら、人に荷物全部持たせといてよく言うよ…」
「ん?何か聞こえた?」
「気のせいじゃ無い?美貴たん。」
「そうよ、藤本さん。気にしないで行きましょ。」
「そうそう、気にしないで…ってオイ!!」
「今日は森が騒がしいわね…」
「俺は木々のせせらぎか!!」
876名無し募集中。。。:03/12/16 02:58
…疲れ、とれねえっつの。むしろ溜まる一方…

「大体、何でたった二泊三日なのに三人ともスーツケースなんだよ!!」
「駄目だなぁ〜。○○君。」
「うん、女心って物をわかってないよ。ね、藤本さん。」
「えっ…そ、そうね…」
「なんだぁ?三人とも多い日か?」

ピタッ

「ちょっと、二人とも。自分の荷物もって。」
『らじゃー。』

そう言って美貴も俺の手から自分の荷物を取り上げた。
おっ、流石に悪いと思ったんかな?

「いやー、助かったよ、もうちょっとで死ぬとこで…」

バキッ!ドコッ!!どげしっ!!!ゴロゴロゴロゴロ…

「荷物も落ちたら困るでしょうが。」
「さっすが、美貴たん頭いぃ〜♪」
「結局死んじゃうのね、○○君…」
「まったく…惜しい奴を亡くしたわね…」

877名無し募集中。。。:03/12/16 03:01
たたずむ三人に一陣の風が駆け抜ける。
三人は崖下に向かい、手を合わせた。

「さて、行こうか。」
『は〜いっ!』

そうだ、もう過ぎたことをくよくよするのはやめよう。
彼女達の悲しい顔なんて、彼は望んでいないはずだから…

「ええ話しやぁ…ってちょっと待ったー!!」
「おお、お前は不死身だな。みんな拍手〜。」

パチパチパチパチ…

「あ、ドーモドーモ…ってこらぁ!途中で木にぶち当たって無かったら確実に死んでるぞ!」
「あら、自分で足を滑らせたんだっけ?大丈夫?」
「はぁ!?何言って…」
「も〜。心配したよぉ〜。」
「おっちょこちょいさんなんだからぁ!」
878名無し募集中。。。:03/12/16 03:03
「お、おまえらなぁ…」
「…アリバイならいくらでもあるのよ。」
「くっ…」
「まあ、辛そうだし荷物はもう勘弁してあげる。」
「サンキュー…ところで僕の目が確かなら目の前に旅館があるんですけど…」
「全く、女の子の荷物すら満足に運べないとはねぇ…」
「ちょっと待て…」
「ん?三対一だけど受けてたとうか?」
「…遠慮しときます…」

こうなったら温泉でものぞかねーと割にあわねーな…
松浦さんのナイスバディか?いやいや石川さんもなかなか…

「…あたしはどうした。」
「…心読むの勘弁してください…」

だめだこりゃ。
879名無し募集中。。。:03/12/16 03:06
最近短編ばっかだったからなれないな…w
一応温泉旅行編。
今回もギャグ路線で行く予定なのでお楽しみに〜。
あと、>>871いいっすねぇ。人のシリアス(?)路線は見てていいな。
自分のは見れたもんじゃないっていう…w

880名無し募集中。。。:03/12/16 03:12
おおっ、温泉旅行編始まったか。リアルタイムで読めた(゚∀゚)
881名無し募集中。。。:03/12/16 08:46
882名無し募集中。。。:03/12/16 10:06
>>879
短編もよろ〜。コミカルギャグ路線はこの作家さんの趣向だから続けて欲しい。
ギャグな中にたまにマジ真剣萌えがあるともっと読んでて引き込まれそう、でもそれじゃギャグ路線に反するかな。
883名無し募集中。。。:03/12/16 11:46
だめだこりゃお昼保全
884名無し募集中。。。:03/12/16 14:59
川VoV从<ほぜん
885名無し募集中。。。:03/12/16 17:46
だめだこりゃ夕刻保全
886名無し募集中。。。:03/12/16 19:01
むむむ
887名無し募集中。。。:03/12/16 19:04
一番作品あげてる人は1スレで何作くらい書くんだろうか
888名無し募集中。。。:03/12/16 19:32
じゃあ長編いくべ?
戦場のメリークリスマス編だぃ!
889名無し募集中。。。:03/12/16 19:44
俺はもうすぐ戦場に行く。
別に恐くなんかないけれど、心残りが一つだけあるんだ・・・
美貴、君に逢いたい。


小さい頃から体の弱かった俺はいつもイジメられていた。
外じゃ遊べないから女みたいな遊びしかできなかった。
近所の子供も学校の友達も誰も遊んでくれなかった。
でも、隣の美貴だけは俺に優しくしてくれた。
「ねぇ、飯事しようよ」
「え?僕男だよ」
「いいの。美貴がしたいんだから。
 じゃあ美貴がお兄ちゃん役ね」
「じゃあ僕は?」
「弟役」
「う、うん」
何で女の子の美貴が兄役だったのかは今でもわからない。
でもそのときの美貴の優しくて強い眼差しだけは憶えてる。


890名無し募集中。。。:03/12/16 20:03
ごめん。挫折する・・・
891名無し募集中。。。 :03/12/16 20:21
えー
892名無し募集中。。。:03/12/16 23:32
主人公の挫折ネタで短編書いて下さいw
893名無し募集中。。。:03/12/16 23:35
最近このスレ来てなかったんだけどさ
ズッコケの作者ってどうしたの?
894名無し募集中。。。:03/12/16 23:43
>>893
ショミキスレでエロネタ書いてるよ
895名無し募集中。。。:03/12/17 01:20
896名無し募集中。。。:03/12/17 01:35
4時間目の体育の時間に10分ほど遅刻してしまった僕とユウキは、
授業が終わった後、夏先生からグラウンド10周という厳しい罰を頂戴した。

「チンタラ走ってると、昼休みが終わっちゃうわよー」
先生は意地悪な笑みを浮かべて、寒いグラウンドから去っていった。
これでも、教官室から僕達2人をしっかり見張っているのだから始末が悪い。

2人は急いでグラウンド10周を走り終え、
ガクガクする膝を引きずるように更衣室へと向かった。

「ちっくしょう!!なんだよあのババア!!」

誰もいない更衣室に来ると、ユウキは急に強気になり、
手当たり次第、周りの物に八つ当たりを始めた。
ロッカー、壁、あらゆるものに蹴りを入れ、鬱憤を晴らすのだった。

ガラガラガラ・・・

更衣室の壁際に積んである段ボール箱に、
ユウキの振り回した腕が当たり、段ボール箱は音を立てて崩れ落ちた。
897名無し募集中。。。:03/12/17 01:35
おいおい、勘弁してくれよ。
こういう時に尻拭いするのは、いつも僕なんだ。
美貴の時だって、いつも僕なんだ。

僕は崩れ落ちた段ボールを全て拾い集めて、また元通りに積み直そうとした。
しかし、その時ユウキは、更衣室の壁の、丁度胸の高さ辺りに、
それまで段ボール箱の陰に隠れて見えなかった、
ゴルフボール大の穴が開いているのを発見したのである。

「おい、○○、この穴ってひょっとして・・・隣につながってるんじゃないか?」

隣?というと・・・女子更衣室か!!

「そうかも・・・位置的にはそういうことになるけど・・・」
「どれ?」

ユウキは壁に顔を近づけて、しばらく穴の向こうの世界に見入っていた。
「見えた!!今は誰もいないけど、確かに女子更衣室が見えた!!」
898名無し募集中。。。:03/12/17 01:37
ユウキはめちゃくちゃ興奮した様子で、僕にそう言った。
「○○、おまえも見たいだろ?」

僕は、クラス内のキャラもあるので、あくまで
「そこまで興味はないけど、まあユウキさんに言われたんじゃ仕方なく・・・」
というスタイルを堅持しつつ、お言葉に甘えて、
片目をつぶって穴に吸い込まれるようにして壁に顔を近づけた。

見える。確かに女子更衣室だ。
心なしか、ピンク色のモヤがかすかにかかっているような感じだ。
「おおお〜」
僕は思わず、感動を声に出して表現してしまった。

その声にユウキが大爆笑する。
「はははっ、おまえって結構変態だったんだな。気に入ったよ。」

変態?当たり前だ。むしろこんなオイシイ状態に直面して、狂わない方がどうかしている。
こうなりゃヤケだ。僕は穴に鼻を突っ込んで、思いっきり深呼吸してやった。
甘酸っぱい匂いがして、胸がキュンと締め付けられた。
僕の変身に感化されたユウキも、僕を押しのけて、穴に鼻を突っ込んで深呼吸する。
899名無し募集中。。。:03/12/17 01:38
とりあえず、前編です。
後でちゃんとミキティも出てくるので・・・
900名無し募集中。。。:03/12/17 02:46
>>899
前編乙!
変態二人の後編が楽しみでつね。ってか更衣室 ハァハァ。
901名無し募集中。。。:03/12/17 11:02
よし
902名無し募集中。。。:03/12/17 12:53
だめだこりゃお昼保全
903名無し募集中。。。:03/12/17 14:08
川VoV从 <ほ
904名無し募集中。。。:03/12/17 19:46
905名無し募集中。。。:03/12/17 22:18
旅館はまあまあいいところだった。出来てからまだそんなに経っていないらしく、
中に入ると旅館独特の香に混じってほんの少し真新しい木材の匂いがした。
シーズン真っ只中のせいか、こんな辺ぴなところにも俺たちのほかにちらほらと宿泊客が来ていた。

「なんだ、もっと寂れてるかと思ってたけど、案外いい所じゃない。」
「お前、声がでかいって…」
「こんなに歩いてきて、旅館まで最悪だったらどうしようかと思ったねぇ〜。」
「松浦さん、もうちょっとボリューム抑えて…」
「ほんと、もうあんな道二度と歩きたくないね♪」

ああ…従業員さんたちの目線が痛い…
だだっ広いロビーで俺たちがたたずんでいると、仲居さんが出迎えてくれた。

「いらっしゃいませ〜!」

「あのー、予約していたものなんですが…」
「ああ、○○様ですね。」
「はい、そうです。」
「お部屋の方、お二人づつ二部屋となっております。」
『へっ!?』
906名無し募集中。。。:03/12/17 22:19
「ペアがお二組と聞いておりましたが?」
「そっか…賞品はそうなってたもんな…」
「で、どうするのよ?」
「美貴たんとあたしは決まりだからぁ〜、石川さんと○○君ね。」
「ちょっと、あんな人と相部屋なんて嫌よ!!」
「あ、あの〜、石川さん?」
「あたしだっていやだよぉ〜!何されるかわかったもんじゃないしぃ…」
「ま、松浦さんまで…」
「あたし、別にこいつとでいいや。てことで、決まりね。」
「え〜!?ちょ、ちょっと待ってよ美貴たん…」
「そ、そうよ、藤本さんはあたしと…」
「だって、二人ともあの隅でいじけてる男と一緒は嫌なんでしょ!?」
『う…』

へっへっへっ、ザマーミロ!!人のことボロクソ言ってるからこういう事になるんだよ!

「背に腹は変えられないか…」
「美貴たん、遊びに行くからねぇ〜…」

二人は泣く泣く部屋割りを認めた。…って、そんなに俺とは嫌ですか…
907名無し募集中。。。:03/12/17 22:20
「それでは、こちらになります。」

俺たちは仲居さんに、離れにある二部屋に案内された。
十分後にあのうるさい二人がこっちにくることになったので、俺と美貴は
とりあえず部屋に荷物を置き、部屋を見渡した。

「へ〜、なかなか広いわね。」
「そうだな…」

がらがらがらっ
仲居さんがお部屋のご説明を、と部屋に入ってきた。

「失礼します。お部屋の方、いかがでしょうか。」
「いいですよ。」
「そうですか。当旅館には自慢の露天風呂もございますのでたっぷりとご堪能ください。」
「へ〜、いいねぇ、露天風呂。」
「男湯、女湯、と大浴場の3つがございますが、夜10時を過ぎますと
大浴場のみしか利用できませんのでご注意ください。」
「分かりました。」
「それと、お休みになられるときはこちらのお部屋をお使いください。」

908名無し募集中。。。:03/12/17 22:21
「それと、お休みになられるときはこちらのお部屋をお使いください。」

そういって仲居さんは襖を空けた。すると…

「な、何よこれ!?」
「当旅館は、さりげない気遣いをモットーにしておりますので…」

その部屋には、二つくっつけられた布団、ムードたっぷりの照明など、
確かにさりげない気遣いが施されていた。…ナイス。

「それでは、また何かご用がございましたらお申し付けください。」

そういうと仲居さんは部屋を出て行った。
909名無し募集中。。。:03/12/17 22:22
「…どうする、これ…」
「離すに決まってんでしょ!!」
「え〜…いいじゃんこのままで…めんどくさいし…」
「めんどくさいって、あんたねぇ…」
「大丈夫、何もしねーよ。」

俺が心にもないことを言うと、美貴の表情に変化が現れた。
安心したような、何かよくわからない顔。

「本当に…何もしない?」
「ああ。」
「じゃあ…このままでいっか。」

心の中でガッツポーズを決める俺。しかしあくまでもそれを表には出さない。

「大体、お前に何かするほど度胸ねーよ。」

俺が冗談交じりに言う。ここで、美貴の突っ込みが入る。お決まりのパターン。
しかし、俺がいつまで待っても鉄拳は飛んでこなかった。

「…そっか。」
「え?…ああ…」

何か調子狂うな…
910名無し募集中。。。:03/12/17 22:23
「おっ、あいつらがそろそろ来るみたいだぜ。あの騒音マシーンズが。」

松浦さんと石川さんのやかましい声が段々と部屋に近づく。
しかし、美貴はその音がまるで聞こえないかのように何も言わなかった。
どことなく重い雰囲気の部屋の中で、俺はある不安を抱えていた。
…美貴が突っ込まねーと、落ちねーじゃん…

…だめだこりゃ。
911名無し募集中。。。:03/12/17 22:36
>>887
一番多くは無いと思いますが、
参考までに俺は短編15、長編今やってるのも含めて2つです。

>>882
短編もやっていきますよ〜。でもやっぱり短編だけの時に比べると
量が少なくなると思う…
912名無し募集中。。。:03/12/17 22:54
>>905>>878の続きです…忘れてたよ…鬱
913名無し募集中。。。:03/12/17 23:47
夜勤前にいいもん読ませてもらった。
914名無し募集中。。。:03/12/18 01:18
>>896-898続き

僕とユウキの2人は壁に空いた穴をしばらくの間、交代制で覗いたり、息を吸ったりしていた。
あまりに夢中だったので、2人の間に会話はなかった。
話しているヒマがあったら、1秒でも多くの時間を、
女子更衣室の空気と共に過ごしたかったのだ。

もう昼休みも終わりにさしかかるのではないかという頃、
穴を覗いていた僕は、誰かが女子更衣室に入ってくる瞬間を目撃した。

「ききききききたーーーー」
「うるせえ、バカ!!テンション下げろ。」

ユウキは僕に注意を促しながらも、穴を覗いていた僕を押しのけて、穴の前に陣取った。
「吉澤さんだ!!バレー部の!!」
興奮気味の、しかし小さな声でユウキがつぶやいた。

ん?なんで吉澤さんがこの時間更衣室に?
あ、そう言えば、バレー部は大会が近いから、昼練してるって美貴が言ってたな・・・
ん?バレー部?美貴?・・・イヤな予感・・・
915名無し募集中。。。:03/12/18 01:19
「おおお・・・すげえ・・・吉澤さんって着痩せするんだな・・・」
ユウキはツバをゴクリと飲み込んだ。
・・・あれは着痩せと言うのだろうか?

そんな事よりバレー部だ。
もし、美貴が更衣室に入ってきたら・・・?想像すると恐ろしい。
それは、僕の目の前にいるユウキに、幼なじみの着替えをのぞくことを許すことを意味する。

いいのか?それでいいのか、俺?
突然、僕の心の中の良心が、
夏の日の入道雲のようにむくむくと湧き立ち、僕の義憤を掻き立てる。
こんな不良じみた奴に、長年連れ添った幼なじみを売り渡していいものだろうか?
いや、それはいけない。

今ならはっきりと言える。
僕には、ノゾキの魔の手から、美貴を守る義務があるんだ!!
ノゾキだけじゃない。僕はきっとこの先待ち受ける、あらゆる困難から美貴を守ってみせる。
決心は固まった。

美貴に対して、こんな気持ちを抱いたのは、僕にとって初めての経験だった。
916名無し募集中。。。:03/12/18 01:22
こうしている間にも女子更衣室には、
続々と昼練を終えた女子バレー部員達が入ってきているようだ。
でも、美貴はまだ来ていない。
ユウキはもはや、「すげえ・・・すげえよ」としか言わないけれども、
僕の直感がなんとなくそう言っている。
美貴が来たら・・・美貴が来たら・・・どうしよう?

「あっ!!」
突然、ユウキが素っ頓狂な声を上げる。
「藤本さんだ。」

「替われえええええ!!」
無意識に大声が出た。
僕の鬼気迫る表情に圧倒されたのか、ユウキは意外にあっさりと覗き穴を譲ってくれた。
これで一段落である。いっぺんに気が抜けた。

「お・・・おい、早く覗けよ。」
僕は、ユウキにうながされて、つい、覗き穴に目を近づけてしまった。
「ギャーッ」
僕の目に飛び込んできたのは、甘い香りと、激しい痛みだった。
917名無し募集中。。。:03/12/18 01:23
夕方。
僕の部屋では、いつもと同じように、美貴がベッドに腰掛けていた。
美貴はこんな風にして、毎日学校であった、面白いことなどを僕に話すのだった。

「ねー○○、アンタ、今日体育終わった後、グラウンド走らされてたでしょお・・・
 ホンット間抜けなんだからぁ・・・
 あっ!!そうそう。今日ね。女子更衣室がのぞかれたのよ。知らないでしょ。
 なんかね、大声で『替われええええ!!』とか言っちゃてるから、バレバレなの。
 バカみたいよねえ。あれはきっと複数犯だわ。
 でね、私が壁の穴からデオトラントスプレーを思いっ切りシューッ!!ってしてやったの。
 そしたら、その男がさあ、ギャーッって、物凄い悲鳴あげてた。面白かったあ・・・
 
 あれ?○○、スゴイ目が赤いよ?どうしたの?」

「いや・・・転んだんだ。うん。いや、あの、ホント、なんでもないから。」


かくして、僕は美貴を、美貴は女子バレー部を、ノゾキから守ることに成功したのだった。
イテテテテ・・・・だめだこりゃ。
918名無し募集中。。。:03/12/18 02:29
>>910
乙! 美貴の微妙な心境に萌え
>「あたし、別にこいつとでいいや。てことで、決まりね。」
さりげないこの台詞がなんか ( ・∀・)イイ!!
919名無し募集中。。。:03/12/18 02:32
>>917
おもしろかったよ。幼馴染(僕)の心 美貴知らず とでもいうのかな。
920名無し募集中。。。:03/12/18 05:55
>>916>>917のシーンの切り替えがいいね
おもしろい
921名無し募集中。。。:03/12/18 07:55
川VoV从 <保全
922名無し募集中。。。:03/12/18 11:58
>>887

>>54-56>>71-73>>124-126>>151-154
>>644-646

長編1個に短編1・・・最近俺、全然かいてねぇな
923名無し募集中。。。:03/12/18 12:11
>>922
両方せつない話ですね
どっちもよかったんでまたぜひ書いてほすぃ
924名無し募集中。。。:03/12/18 16:33
925名無し募集中。。。:03/12/18 18:32
クリスマスのイルミネーションまぶしい夜の街で美貴と出会った
隣には俺の知らない男
美貴も俺に気が付いたようだがそのまま行ってしまった。

新しい彼氏か?
そんな、無視しなくてもいいのに…

なんか悲しい気持ちになって買い物もせずに帰ってきた。

部屋で一人膝を抱えながらぼーっとしていた。

がちゃ。
「…おう、○○。さっきは無視してごめんな。」
「…いいよ。べつに、彼氏なんだろ?あの人。」
「う、うん…べつに黙ってるつもりはなかったんだ。」
「いいよ別に。俺はただのおさな馴染みだし。」
「……お茶入れてくるな。ケーキ買ってきたんだ。」

「おっ!このケーキうまいな。」
「でしょ?○○モンブラン好きだもんね。」

美貴にとって俺の存在はなんなのか…
ほんとは聞きたかった。
こわくて切り出せず結果「おっ!このケーキうまいな。」

だめだこりゃ
926名無し募集中。。。:03/12/18 19:11
>>925
(・∀・)イイ!!
なんか最近ぽつぽつと”すれ違う”バージョンも増えてきたね
927名無し募集中。。。:03/12/18 19:53
928名無し募集中。。。:03/12/18 21:04
929名無し募集中。。。:03/12/18 21:10
片思い(・∀・)イイ!!ね
930名無し募集中。。。:03/12/18 21:41

 私は雨が好きだ。
 だって雨は私と同じなのだ。悲しいとき、思い出したようにそっと雨は降ってくる。
 私の心を映すように。
 雨は、私の変わりに、泣いてくれる。
931名無し募集中。。。:03/12/18 21:43
11月23日(日)晴れ

「ミキ・・・なんで昨日、来なかったワケ?」
日曜の朝8時。
ご丁寧にメールで私をベランダに呼び出してまで説教しているのは、
私のベランダと隣あわせの部屋に住んでいる幼なじみのアイツ。
「おはよ〜!どうしたの?朝っぱらから?」
理由は分かっているのだけれど、とぼけてみせた。だって、なんかくやしいのさ。
「だからぁ〜!!なんで昨日、タカシとの約束すっぽかしたんだって!って聞いてんだよ!!」
「・・・あぁ!!それね!?」
わざとらしー台詞。
「眠かったんだよね」
ペロッと舌を出しながら言った。そんなの本当バカみたいだけどね。
「・・・・・・」
なにか言いたそうに口をパクパクした後、はぁ・・・。
と、ため息をついたアイツは、魚みたいでなんかかわいい。
932名無し募集中。。。:03/12/18 21:45
「お前ねぇ・・・」
「まぁ、立ち話もなんですし、家。上がってく〜?」
アイツは少し考えた後。「ん。いいや」と小さく言った。
「てか、お前ベランダ出んのに、パジャマ一枚じゃ風邪ひくぞ?」
「んー。平気、平気、健康だけが取り柄だから!!」
アイツは、ケラケラ笑いながら「バーカ」といった。
きっと、私の胸のドキドキなんて聞こえてないんだろうな・・・。ちくしょー。
「じゃー。今度、タカシの埋め合わせしろよ!?」
「えー。めんどいな」
「紹介したオレの身にもなれって!!」
「ん。分かった・・・」
私の返事を聞くと、アイツは、ニッとして、自分の部屋に戻って行った。
933名無し募集中。。。:03/12/18 21:47
私もしぶしぶ部屋に入る。
ちょっとしか外にいなかったのに、手は赤くなっていた。
「なぁーにが、紹介したオレの身よ!!」
アイツの方から、日曜の8時に呼び出すものだから(っていっても、ベランダだけどさ)少し期待してたのに・・・。
「じゃあ・・・紹介された私の身にもなれってーの」
8時ちょうどに来た、アイツからのメールをながめながら、
そんな恥ずかしいひとりごとを言っている自分がなんだかかなり痛い。
「なめんなよ、ばかやろーー!!」
クッションを壁に投げつける。
あんたに男紹介される程、私はおちぶれちゃいないわ!!
私は、これでも怒っているのよ!!
934名無し募集中。。。:03/12/18 21:48
>>930-933
とりあえず続きます
935名無し募集中。。。:03/12/18 23:10
楽しみにしております
936名無し募集中。。。:03/12/19 00:00
美貴帝が自分を呼ぶときは「うち」か「美貴」でよろ
937名無し募集中。。。:03/12/19 01:30
>>910の続き…今スレ中に終わんなかったらごめん…

がらがらがらっ!

「ちぃ〜っす!遊びにきたよぉ〜、美貴たん!」
「へー、間取りはおんなじなんだ〜。」
「いらっしゃい、あやちゃん石川さん。」

…いつもの美貴だ。気のせいだったんかな…

「あ〜、お菓子まだ残ってるぅ〜!」
「ほんとだ、いいなぁ…」
「いやいや、来たばっかなのに無くなる訳ねーだろ…」
「あたしたち、全部食べちゃったもん。」
「ねぇ〜☆」
「美貴たん、これ貰っていぃ〜?」
「うん、いいよ。」
「まだ食うのかよ!」
「何いってんのぉ〜、よく食べなきゃこのナイっスバデェ〜は維持できないんだからぁ〜!」
「そうそう、これも美容の第一歩よね。」
「…はいはい。せいぜい食べ過ぎてヒバゴンにでも…って、あれ?」
938名無し募集中。。。:03/12/19 01:31
美貴が急に立ち上がり、松浦さんと石川さんの手からお菓子を取り上げた。

「美貴たん?」
「…やっぱ駄目。こいつが食べたいみたいだし。」
「へっ?俺は別に…」

食いたくないぞ。と言おうとしたが、美貴のあまりの眼力に言葉を詰まらせた。

「え〜、藤本さんひどいよぉ…」

石川さんが小声でそう言ったが、美貴は聞こえていないのかそのままお菓子をお盆に戻した。

「さて、と。これからどうする?」
「う〜ん…お風呂がいいなぁ〜、美貴たんと一緒に入りたい!」
「あ〜、あたしもあたしも!」
「確かに今日は歩き疲れたし、もう6時だしな…
今から入ったら夕食の時間にもちょうどよくなるだろ。なあ美貴?」
「いや…あたしお風呂は一人で入りたいから…」
「え〜、駄目だよ美貴たん!!一緒に入るのぉ〜!!」
「でも…」
「藤本さん…あたしと一緒に入るのが嫌なんだわ…しくしく…」
「い、いや…そうじゃないのよ…」
「じゃあ、一緒に入ろ!」

泣いたかと思うと、一瞬にして顔を輝かせる石川さんの電光石火の妙技。
う〜ん、うまいな…

939名無し募集中。。。:03/12/19 01:34
「え…え〜っと…」
「じゃあ、美貴たん、お風呂の用意してから迎えに来るからねぇ〜!」
「ちょ、ちょっとあやちゃん…」
「楽しみにしてるよ!」

がらがらがら…ピシャッ

「はぁ〜…どうしよう…」
「素直に一緒に入るしかねぇだろ。あいつらがああなったら誰にも止められねーって。」
「そう…よねぇ…」
「てか、せっかく一緒にきてるんだし、そのくらいなぁ。」
「うん…」

おかしい。今日のこいつは明らかにおかしい。

「おまえさぁ、どうかしたのか?」
「えっ?」
「なんか、変じゃねー?」
「き、気のせいよ…。…心配してくれるんだ。」
「ああ…突っ込みがねーと、ボケがいも無いじゃん。」
940名無し募集中。。。:03/12/19 01:35
ブンっ!どかっ!

お菓子の入っていたお盆のふたが俺の頭を直撃する。

「こうすればいいんでしょ。」

そういうと美貴はお菓子を食べ始めた。

「…結局お前が食べたかっただけじゃねーか…」
「う、うるさいわねっ!」

ぶぉん!ご〜〜ん!

今度はお盆が飛んできた。…ぜってー今、こぶできたな…でもこのいつもの感じ、いいかも…
美貴が何でおかしいのか理由を知りたかったが、俺は久々の突っ込みに心地よさを感じていた。

…だめだこりゃ。
941名無し募集中。。。:03/12/19 03:35


そろそろ次スレの準備を忘れずに保全
942名無し募集中。。。:03/12/19 08:45
朝保全
943名無し募集中。。。:03/12/19 13:37
昼保全
川VvV)<ho
945午後の美貴ティ一号:03/12/19 14:30
 今日は朝から天気がよく、昨日までの雨が嘘のような晴天となった。

親に言いつけられて、たまった洗濯物を干そうとベランダにでると、お隣りさん家も考えることは同じようだ。

お隣りさん家のベランダをみると、洗濯物が干されているのがみえる。

どけどけ、色んなもんが干されているが、その中でも俺の目を惹いたのはレースのついたピンクの下着だった。

レースのついたピンクの下着なんて穿くのは、お隣りさん家じゃあの女しか思いつかない。

そう、幼なじみの美貴だ。

それに比べて妹のれいなはホントにガキだな。

まぁそれにれいながあんなものを穿く姿なんて想像できないしな。
946午後の美貴ティ一号:03/12/19 14:31
れいなの下着を手に持ったまんま、突っ立っていると背後かられいなから怒声を浴びせられた。

「兄ちゃん、何しようとか。さっきかられいなの下着じっとみてないで干すんやろ」

俺は当初の目的も忘れ、すっかり下着に目がいっていた。

いかん、妹の下着を凝視したとなれば、ただの変態じゃないか。

それに、向こうのベランダからの視線も痛い。

「へぇ、○○ってばそういう趣味だったんだ。変態だね」

「ちっ、違うんだ、美貴。こ、これは・・・」

誤解を解こうと俺は必死になって言い訳を考えるも思いつかず、墓穴を掘るひと言を放ってしまった。

「レースのついたピンクの下着に見惚れてしまって、れいなのパンツはガキだなって比べていただけだ」

あぁ〜いった後に気づくも、時すでに遅しだ。
947午後の美貴ティ一号:03/12/19 14:32
冷たい視線がさらに冷たいものへと変わる。

「ば、ばかぁぁ〜。兄ちゃん、れいなのパンツでそんなこと考えていたとか。変態」

れいなは俺の手から下着を奪い取ると、泣きながら自分の部屋へと戻っていってしまった。

「あぁあ。泣かせちゃった。早く謝ったほうがいいよ、人の下着に見惚れてないで」

「そうだな・・・わかった、謝ってくる。じゃあ」

俺がれいなの所へ行こうと背を向けた時、美貴から声がかかった。

「どうでもいいけど、あんたが見てた下着、あれウチのお母さんの」

顔が熱くなるのがわかった。

だめだこりゃ
948名無し募集中。。。:03/12/19 15:26
うむ、兄がいるな。
949名無し募集中。。。 :03/12/19 15:40
ママティ(;´Д`)ハァハァ
950名無し募集中。。。:03/12/19 19:29
ミキティはパンツは穿かない
951名無し募集中。。。:03/12/19 19:33
雪が降りそうな寒いある夜

がちゃ。
勢い良くドアが開いて美貴が入ってきた。
「おい、○○!雪降ってきたぞ!」
やっぱり。と思いつつカーテンを開けた。
「おお。初雪だな。」

外を眺める俺の横に美貴が居る

「クリスマスにも降るかな?」
美貴の顔が近い…
「ん?」
「今日もほっぺ赤いな。」
ってツンツンしてみた。
「うふふ。」

だめだこりゃ
952名無し募集中。。。:03/12/19 23:18
ho
953名無し募集中。。。 :03/12/19 23:38
ほっぺツンツン萌え
954名無し募集中。。。:03/12/20 00:36
やべえ、940の続きが気になって眠れない
955名無し募集中。。。:03/12/20 01:11
「じゃ、またねぇ〜!」
「のぞかないでよ!」
「…じゃ。」

そういうと、女三人は女湯ののれんの奥へと消えていった。
…美貴は半分引きずられながら。いったい、何が嫌なんだか。

「さて…と。俺も入るかな。」

男湯には俺以外誰もいなかった。
女湯とは壁一枚をはさんでいるだけで、こちらが静かな分あっちの会話がモロに聞こえてくる。

「美貴たん、早くはいろぉ〜!」
「…あやちゃん…負けた…」
「藤本さん、何してるの?はやく〜!」
「石川さんにも…負けた…」

美貴の声は小さくてよく聞き取れなかったが、あのうるさい二人の声は嫌でも聞こえてくる。

「うわぁ〜、ひろいねぇ!」
「すごーい、ながめいい!」
「…そうね…」
「美貴たん、何隅っこにいるのよぉ?ほらほらこっちこっち!」
「いや…あやちゃん、引っ張るとタオルが…」
「藤本さん!こっちの景色も綺麗よ!」
「石川さん、分かったから引っ張らないで…」
956名無し募集中。。。:03/12/20 01:12
一枚板を挟んだ向こうは、まさにパラダイス。
…見たい、とても見てみたい…
何か方法は無いものか、と思っていると、

ザッパーーーン!!!

いきなり風呂の隅からじじいが飛び出した。

「ふぅ、目の保養じゃわい。」

そういうとじじいは風呂を後にした…まさか。
俺は先ほどまでじじいが潜っていた場所に行き、顔を沈めた。すると…

(うおぉ〜、す、すげえ…)

そこには、岩と板との微妙な隙間があった。
女湯すべてを見渡すことは出来ないが、大体の様子は分かった。

(声は聞こえなくなっちまったな…まあいいか。…おっ!)

俺は美貴たちの姿を捉えた。とそのとき、息が限界に達したので一回顔を上げ、また潜る。

(ちっ、バスタオルまいてんじゃん…でも…いきててよかったぁ〜…)

957名無し募集中。。。:03/12/20 01:16
俺は最初、松浦さんのナイスバディー、石川さんのスレンダーな肉体を見ていたが、
しばらくすると、無意識のうちに美貴の姿だけを追っていた。
すらりと伸びた長い足、火照ってほのかに赤みのさしたつるつるの肌、
控えめだがバスタオル越しにも形のいい事がわかる胸…
と、その時美貴に背後から近づくものがいた。松浦さんだ。
と次の瞬間、松浦さんは美貴に抱きついた。

「きゃっ、ちょっとあやちゃ〜ん…。」
「えへへ〜、みきた〜ん!」
「あっ、ずるい〜、あたしも〜!」
「キャー、ちょ、ちょっと止めて〜…」

(こんな会話が繰り広げられてるに違いない…にしても…)

二人に抱きつかれたことで、美貴のバスタオルの胸元がかなりはだけてきて…

(ああ、おしい!こら石川、もっと気張らんかい!!)

あと一息で取れる…おおっ!

ぱらり…

「ぶはぁーっ!」

美貴のバスタオルが落ちるのと同時に、俺の息も切れた。
くそ、もう一回!

(ってあれ…もう戻しちまってんじゃん!)

958名無し募集中。。。:03/12/20 01:17
そのあともしばらくさっきのような幸運が訪れるのを待ったが、
さっきのことで二人とも相当美貴に怒られたらしい…
三人ともさっさと湯船を出てしまった。
…一生の不覚っ!!!

「はぁ〜あ、俺ももう上がるか…」

と、立ち上がったところで急に立ちくらみがし、俺は浴槽のゆかで頭をしたたかに打ちつけた。

「いってぇ〜…まだいてえよ…」

俺が頭をさすりながら男湯から出ると、美貴たちは温泉に備え付けの卓球台で卓球をしていた。
三人とも浴衣姿だ。もちろん下に何か着てはいるんだろうが…ちらちらと見え隠れする素肌って、最高ですね。

「あ、上がったんだ。…頭どうしたの?」

石川さんと松浦さんの試合を見ていた美貴が俺に聞いてきた。

「出るときにちょっと…」
「大丈夫?」
「ああ…お互い災難だったな…」
「へ?」
「あ、いやいやなんでもない!!」
「?へんなの。まあいいや。あんたも卓球する?」
「あ〜、どうしようかな…」

959名無し募集中。。。:03/12/20 01:20
「くやスマーッシュ!!」

松浦さんの放ったスマッシュは台に当たらず、そのまま壁に…突き刺さった。

「…やめとくわ。この前スポ根ネタやり尽くしたし…死にたくないし…」
「そうね…まだやることもやってないし?」
「へっ!?」
「冗談よ。」
「そ、そうだよな…」

まさか美貴がこんなことをいうなんて…もしかして俺、誘われちゃってます?
こうなったら今日襲い掛かるしかない!ああしてこうして…ぐふぐふ…

「はぁ…」

と、いきなり美貴がため息をついた。やべっ、また心読まれたか!?
が別にいつものように「変なこと考えてんじゃないわよ!」
とか言うセリフと共に繰り出されるツッコミもこなかった。
その代わりに、美貴の口から思いも寄らない言葉が飛び出した。

960名無し募集中。。。:03/12/20 01:21
「ねえ、部屋、戻ろうか。」
「へっ!?…でも…まだあいつら卓球に夢中だぞ?」

松浦さんと石川さんは周りが見えていないほど卓球にのめりこんでいた。

「あいきゃんふらぁぁぁ〜い!」
「ノー!あいきゃんふらーい!!」

意味不明の語を発しながら打ち合っている
てか…玉が見えない…何もんだよこいつら…

「さて、そろそろ玉使おうか。」
「うん、そぉだねぇぇ〜。」
「って、使ってなかったのかよ!」

そんな俺のナイスツッコミが聞こえないほどに熱中している…

「ほら、待ってたらいつまでたっても終わんないよ?」
「そ、そうだな…部屋に先に戻っとくか。」

そうして俺たちは二人で部屋に戻った。

961名無し募集中。。。:03/12/20 01:23
「はぁ〜、にしてもいい湯だったな…」
「うん…」
「…」
「…」

…会話が無い。部屋はやけに静まり帰っていて何か変な感じだ。
と、いきなり美貴が腰のあたりをもぞもぞとやりだした。…かなりいやらしい動きなんですけど…

「お、お前どうしたんだよ!?」
「えっ?下着がずれちゃって…」
「はぁ?」
「位置がちゃんとしてないと気持ち悪いじゃない…」
「…あんまり人前でやんなよ。」
「へ?なんで?」
「いいから。」
「…わかったわよ。」

俺が身動きできなくなるだろうが…だめだこりゃ。
962名無し募集中。。。:03/12/20 01:25
>>955-961
>>940の続き。
段々と調子戻ってきたかもw
963名無し募集中。。。

さっそく下着ネタですねw