サスペンス小説「それいけミニモニ探偵団!!」

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84大河好き
>>81の続き

後藤真希の自宅には2人の刑事が監視していた。

もし今後藤が自宅にいたとしても、彼女に何かを尋ねたりするつもりはなかった

ただそこに後藤が居るのかどうかの確認をする為に張り着いているに過ぎない。

もしそこにいなかったら、あるいは何処かに逃げ出していれば、彼女が真っ先に重要参考人となる。

「おっ! 帰ってきたぞ」

2人の刑事は飲んでいた缶コーヒーを置き、後藤の姿をじっと見ていた。

時計の針はもう夜中の三時を過ぎていた

「なんでこんなに遅い時間に帰ってきたんだ?」
後藤に対してはメンバー中最も疑惑を刑事たちは抱いていたが、この後藤の遅い帰宅が刑事たちの後藤への疑いが増す事となった

後藤真希は白いジャージ姿だった。

彼女は片手に大きなバッグを持っていた。

「あのバッグが怪しいな・・・」
刑事たちは彼女に職務質問をするべきかどうか迷った

その時
トンットンッ! トンットンッ!
「おじさん達何してるの?」
刑事達の乗っている車の窓を一人の少女が叩いていた