1 :
大河好き :
ミステリー小説書きます みなさんよろしくね!
感想 誹謗 中傷も待ってます!
2 :
名無し娘。 : 2001/02/18(日) 15:15 ID:kAHWz3Y.
3 :
名無し娘。 : 2001/02/18(日) 15:18 ID:sSwIV0wI
4 :
大河好き : 2001/02/18(日) 15:28 ID:ukPwvjIs
コンサートは激しいロックナンバーを終え、会場は静まりかえった
「ふるさと」のイントロが流れてきた
リーダーの中澤はコーラスを唄っていた
中澤は安倍の後ろ姿を見ながら心の中でつぶやいた「なっち がんばれや・・・」
会場の人々の視線は安倍なつみ一人に注がれていた
「わがままな娘でゴメンね マザー・・・」
うたの一番を唄い終わり中澤はほっとむねをなでおろした
正面のライトが安倍に重なって 中澤は一瞬安倍の姿が見えなくなった
すると・・・
「あああぁぁぁっ!!」
会場全体がおおきな声を上げた
「なんや・・・いったい?」
中澤はライトの中の安倍に目をやった そこにはまだ安倍が立っていた
しかし安倍はスッと倒れてしまった
中澤「あっ!!」
そこには血だらけのナイフを手にした男が立っていた
「つかまえろ!!」
会場にその声がひびきわたった
5 :
大河好き : 2001/02/18(日) 15:45 ID:AJESs3/A
男は顔は血だけになっていた
男はニヤッと笑うと素早く舞台を降り そして非常口に消えていった
警備員と大勢のファンが男を捕まえようと後をおった
「なっちぃぃぃ!!」メンバー全員が倒れた安倍にかけよった
中澤「なっち!!」
安倍は腹部から大量の血を流していた
中澤はスカーフを取り安倍の血を止めようと傷口にあてた しかしその血はスカーフのわきからあふれ出していた
安倍「ゆうちゃん・・・」
中澤「だまっとき だまっときなっち・・・」
安倍の顔はどんどん血の気が引いていった
中澤「救急車 救急車よびっ! はやく!」
矢口「いまスタッフが電話しました!」
中澤「はやく・・・はやく・・・」
6 :
大河好き : 2001/02/18(日) 15:58 ID:AJESs3/A
外では警備員たちがざわめいてい
「犯人はどうした? つかまえたか?」
「すいません 逃してしまいました」
「なんで?」
「いやその なんと言いましょうか・・・群衆の中に紛れてしまったんです そしたらもうわかんなくなって スイマセン!!」
救急車が会場にたどり着いた しかしヤジ馬達が救急車と安倍の間に立ち塞がり、救急隊員が近づけないでいた
中澤「みんな あけて! 道をあけて!」
この声に反応してファンが道を開けた
しかしその時「すいませーん!!」
かねてから待機していた芸能記者たちがその道に立ち塞いでしまった
カメラマン達は刺されたなっちをフラッシュの連打で痛めつけていった
「こらっ!! どけっ!! どかんかい!! このハイエナども!!」
中澤の怒りに染まった顔にはフラッシュが襲った
7 :
大河好き : 2001/02/18(日) 16:09 ID:AJESs3/A
安倍と一緒に救急車に乗り込んだ中澤は必死で安倍を励ました
「大丈夫やで・・・なっち・・・大丈夫やで・・・」
すると安倍は目をとじたまま少し口を開いた
「ゆうちゃん・・・」
「だまっとき なっ だまっときって・・・」
中澤は安倍にしゃべらぬようなだめた しゃべったらまた更に血かでてきそうで中澤は少し恐かったのだ
中澤は白くなった安倍のほほに手をあてた
「だいじょうぶやで・・・もうすぐ病院やで・・・」
救急隊員は安倍の腕をとり脈をとっていたが
やがてその手をかのじょの胸に戻した
8 :
大河好き : 2001/02/18(日) 16:31 ID:ukPwvjIs
「モーニング娘。刺殺!!」
次の日の新聞にはタイトルだけで紙面の半分は埋まろうかと思える程の大きな文字が踊った
安倍の血だらけの写真がその下に貼られていた
「犯人は熱狂的ファンか!?」
「今明かされた警備のあきれた実体!!」
「モー娘。解散必死!!」
勝ってな記事が一般紙 タブロイド紙を問わず紙面を賑わしていた
なかには「事務所の怠慢経営が悲劇をうんだ!」
「未成年を酷使! 金を生み出すマシーン!」
今まで娘たちを支持してきたマスコミまで非難にまわっていた中澤は安倍の顔にかけられた白い布をすこしめくって安倍の顔をみた
オーディション 合宿 不合格 敗者復活 デビュー・・・ さまざまな思いでが中澤の中を駈け巡った
しばらくして安倍の母親がそこにきた
中澤は辛かった なにも言葉が出なかった 母親のほうも言葉が出ないようだった ただ安倍の遺体を見ることができずに少し距離をおいていた
9 :
大河好き : 2001/02/18(日) 16:49 ID:ukPwvjIs
午後にメンバー全員が警察の事情聴取を受けた それは安倍のプライベートに関する質問だった
ただでさえ安倍の死で気持がまいっている娘。たちに更に追い撃ちをかけるものだった
「安倍さんの交遊関係は? 男の人とかはいませんでしたか?」
「安倍さんが誰かに怨まれている ということはありませんてしたか?」
「安倍さんは何か金銭問題とか抱えていませんでしたか?」
「安倍さんとは仲がよかったんですか?」
警察の調べにメンバーみんな参ってしまったようだ
特に神経質な後藤は数日間食事も手につかない有り様だった。
この事態を憂慮した事務所は彼女たちに一か月の休暇を与えることにした
中澤も数日ぶりに部屋に帰った
中澤はパソコンを見た メールが一通届いていた
「なっち からだ・・・」
10 :
大河好き : 2001/02/18(日) 17:44 ID:AJESs3/A
中澤はメールを開けた
「ゆうちゃん 明日のライブがんばろうね!(^▽^)」
そのメールを読んで中澤は胸が締めつけられる思いだった
「まさか 楽しみにしていたコンサートがこんな事になるなんて・・・」
中澤は画面をみつめていた
「はっ!!」中澤は気がついた
目をこすりもう一度画面を見た メールの送られた日付が殺された当日になっているのだ しかも時刻は殺された一時間後ぐらいだった
中澤はゾッとした
「イタズラか?」アドレスを確認してみた でもたしかに安倍のアドレスだった
「警察に知らせなければ!」
受話器を取ってまた考えこんだ(直接警察に行こう 電話で説明すると面倒くさいな・・・)
中澤は急いでコートをはおって部屋を出た
足早に歩きながら考えていた(どういうことだろう・・・だれか知合いでもなっちの部屋にでもいたのかな?)
中澤は足を止め方向を変えた 警察ではなく安倍の住んでいた部屋へと向かった
中澤はバスに飛び乗った
バスの中で中澤はずっとさまざまな思いにふけっていた
11 :
大河好き : 2001/02/18(日) 18:24 ID:AJESs3/A
バスは安倍の住んでいたマンションのすぐ近くを通過してから停留場につく
中澤はバスの窓から安倍のマンションを見た
「もう警察もなっちの部屋を調べ終わったみたいね 警官が一人もいないわ・・・」
バスのブザーを押した
「ああ しまった大きいお金しかない くずしてもらわなくっちゃ」
中澤はサイフから一万円を取り出した「すいません両替をおねが・・・」
なんとバスは停車場を通過してしまった!!
「ちょっと・・・なんですか止まってください!!」
ゆれるバスの中で中澤が必死に叫んだ
しかし運転士は無言のままだった
「ちょっと運転手さん 聞いてるんですか!!」
中澤は運転席までいった そして運転手の肩を叩いた
「運転手さん!!」
運転手は体をバタン!と倒した なんと彼は額を撃ち抜かれていたのだ
「あっ!!」
バスのフロントガラスには銃弾がつきぬけた痕があった
12 :
ゾルス旧友 : 2001/02/18(日) 18:28 ID:bfXHM.0c
面白い
13 :
大河好き : 2001/02/18(日) 18:33 ID:AJESs3/A
ありがとう 読んでるひといて良かった
14 :
大河好き : 2001/02/18(日) 19:19 ID:ukPwvjIs
「こっこれは・・・」
中澤は呆然と立ちつくした しかしそんな場合ではなかった
「やっ・・・ヤバイ!!」
バスのハンドルから運転手の手を離そうとした が はなれない
仕方なく死体にハンドルを握らせたまま中澤がハンドルを操作することにした
「バスを止めなきゃ・・・」
中澤は足元にあるブレーキを踏んだ しかし
「あれっ あれっ 効かんでえぇ!!」
ブレーキはなぜかまったく効かなかった
中澤はエンジンキーをOFFにしようとした しかしキーはまわらなかった 焦りが彼女を襲った
「そうだ!!」中澤は次にサイドブレーキを引いてみた しかしここも効かなかった
「一体どーなっとんねん!!」
バスはスピードを落とすこともないまま突っ走っていた
「どーすれば止まるねん!!」
するとそこにボールを追ってきた子供が飛び出してきた
「うわあぁぁぁぁ!!!」
中澤は急ハンドルを切った「わっちゃちゃちゃちゃぁぁぁ!!」
危うく子供を回避した
「ふう なんとかなったわ・・・」
しかしバスはまだ止まらなかった 目の前には信号機が迫っていた「うわぁぁぁ赤やああぁぁぁぁ!!」
前方の信号は赤だった 交差点には車がビュンビュン走り抜けていた
「どっどーしたらエエねん!!」中澤はとっさにギアをトップに入れた
ガクン!!
「やった エンストしよった!!」
しかしまだバスはとまらなかった 急停止をしたためにバスはすべり続けていた
「たのむ とまってくれぇぇぇ!!」
キキキキキッ!! バスは停止線の手前できわどく止まった
犯人は家畜市場に勤務する28歳の男性だった。
安倍なつみの屠殺時期が正しかったか否かは、ポークソテーを食した
丹下段平さん(62歳・涙橋在住)だけが知っている。
fin...
16 :
名無し娘。 : 2001/02/18(日) 21:50 ID:RweZZhd6
面白い!
続きギボ〜ン!
17 :
名無し娘。 : 2001/02/18(日) 22:18 ID:4dlwI.YI
18 :
大河好き : 2001/02/18(日) 22:27 ID:AJESs3/A
「なるほど わかりました」
ソニン刑事は中澤の事情聴取を終えた
「バスの運転手はたしかに額を何者かにうたれていたようですしね・・・」
頭に包帯を巻いた中澤はソニンに言った
「あっそれからメールの件についても調べて下さい」
ソニンは調書をパタンと閉じた
ソニン「その必要はないでしょう」
中澤「どうして ですか?」
ソニン「中澤さんは病院にいたので知らなかったのでしょうが・・・」
中澤「はいっ?」
ソニン「犯人は捕まりました」
中澤「ええっ!?」
ソニン刑事はテレビをつけた
「これがそうです」
画面には手錠をはめた男が映っていた テロップには「安倍なつみ殺人事件容疑者」とかかれていた
中澤「このひとが犯人ですか?」
ソニン「ええ そうです 凶器に残された指紋と容疑者の指紋が一致しました」
中澤は犯人の画像をみて言った「このヒトじゃないです・・・」
ソニン「違いますかねぇ?」
中澤「ええ こんな大男ではありませんでした もっと普通のしんちょうで痩せた人だったと思うんです」
ソニン「なるほどね でも中澤さんもハッキリと犯人を見たわけではないのでしょう たしか殺人事件当日の調書では`暗くてよく見えなかった`と言っておられますから・・・」
中澤「そうでしたっけ・・・あっでもこの人がバスの運転手を殺したのでしょうか?」
ソニン「それはこれからの調査でおいおいわかるでしょう」
中澤「そうですか・・・」
中澤はなにかスッキリしないもやもやしたものが心に残った
ソニン「あっ中澤さん あなたがたのことが今やっていますよ!」
中澤「えっ!?」
中澤はテレビを見た そこにはメンバーの飯田圭織の姿が映っていた
中澤「なんだろ?」
飯田「みなさん・・・大変申し訳ないのてすが・・・モーニング娘は・・・解散します!!」
中澤「ええ!?」
中澤はわが耳を疑った
19 :
大河好き : 2001/02/19(月) 01:50 ID:2pQlDR/A
中澤は信じられなかった こんなにあっさり娘が解散してしまうなんて
飯田は解散の記者会見を続けていた
飯田「解散する理由は・・・決して今回の安倍が死んでしまった ということだけではなく以前からその必要があると・・・解散の必要があると認識していたという事です・・・やはり私たち娘は『実力』ではなく、『人気』だけで活動していたな という事実です このような危うい基盤で活動を続けていたことが結局今回のような事件を生み出してしまったのではないか という事です・・・私たちはこのような活動にピリオドを打ち学生の本分である学業に戻りたいと思います・・・これは私たち娘全員が社長と相談して決めたことです。」
中澤はこの会見をじっと聞いていた
中澤「社長と相談して決めた? 娘全員が? うちは知らんでえぇ!」
ソニン「安倍さんの事件とは関係ないって言ってますが やはりあの事件が原因だと思いますね」
中澤「当たりまえですやん いままで『解散』なんていう言葉うちらの事務所では一回も出てこんかったわ!」
中澤はソニン刑事に失礼しますと言った
ソニン「また何かあったら私に言ってくださいね」そういって中澤に名刺を渡した
「おおきに」
中澤は足早に警察署をあとにした
外はまだ冷たい風が吹いていた
手が冷たくなったので自分の手にハアッと息を吹きかけた
すると涙が目に溢れてきた
「解散ってなあ 困るわなぁ・・・こんなに有名にさせられてポイッかいな・・・ずっと娘続けていくつもりやったからなぁ・・・」
これから先のことを思うと憂鬱になった
自分はいま27才 今年で28才
「あたしゃ普通のひとなんだよね・・・」
中澤は木枯しの中を歩いていった
20 :
名無し娘。 : 2001/02/19(月) 01:57 ID:PMRT6Gk.
真犯人は加護だろ。どうせ。
21 :
名無し娘。 : 2001/02/19(月) 02:02 ID:LrReC5Qc
おもしろい・・・メールが気になるねぇ
22 :
大河好き : 2001/02/19(月) 02:31 ID:2pQlDR/A
期待しててね とりあえず今日はおやすみなさい♪
23 :
名無し娘。 : 2001/02/19(月) 21:50 ID:yVhwS41U
そろそろ続きをお願い
24 :
大河好き : 2001/02/19(月) 21:58 ID:2pQlDR/A
部屋に戻った中澤は明かりを点けた
そして さっきソニン刑事に言われた事を思い返した
「あたしは殺人事件の当日の取り調べで『暗くてよく見えなかった』と言ったらしいが 本当にそうだったかな?」
中澤は事情聴取のときのことを思いだそうとしていた あの時自分に質問してきた刑事はやつぎばやに質問を浴びせてきたので、ろくに考えるヒマもなかったはずだ
自分はただ刑事の質問にうなずいていただけという気がする。 自分が一体何にうなずいていたのかはさっぱり思い出せない
そうだあれは今思えば『事情聴取』というよりは『誘導尋問』だった
自分は犯人を見ているし その姿も覚えている しかしそのことについて取り調べの時に質問された覚えはない なぜ聞かなかったのだろう?
実はあの時点で警察は犯人をみつけていたのではないか?
でも今日のテレビでみた容疑者は自分がみた犯人とは違う
しかし指紋は凶器についていたのと一致していたわけだからやはり犯人ということになる
やはり自分の見間違いだったのだろうか?
中澤は頭が混乱してきた と そのとき玄関のベルが鳴った
中澤「どなた ですか?」
「あっどうも 警視庁のソニンです 先ほどの件につきましてお話しにお伺いしました よろしいですか?」
中澤は少し迷った
25 :
大河好き : 2001/02/20(火) 21:30 ID:2PQOIfTA
中澤は今自分が何か巨大な罠にはめられているような気がしたのだ うまく言えないが周りにあるものすべてが自分を陥れるためにつくられた罠のように思えたのだ
中澤はソニン刑事にもそういった疑いを抱いていた
ソニン「中澤さん よろしいですか?」
中澤はなんとなく扉をあけるのが恐かった
中澤「はい はい 今開けます ちょっと待ってて下さい」
中澤は念のため覗き穴から外の確認をした 確かにそこにはソニン刑事がいた しかしもう一人後ろに人がいた
廊下の明かりによる逆光で顔はよくみえないが、どうやら若い男の人のようだ
中澤「もう一人の人は誰ですか?」
ソニン「ああ すみません こっちにいるのは後輩の刑事なんです まだ新人なんで一緒にいるんです」
(ああ そうなんだ・・・)中澤は思った
中澤は玄関の戸を開けた
ソニン「こんばんわ 夜分すいません」
中澤「いいえ こんばんわ どうぞ中へ・・・」
ソニン「あっ いえいえ ここで結構です すぐ帰りますから」
中澤はソニンの隣に立っている新人さんを見た なかなか可愛い顔をした男の子だ
ソニン「こちらは新米刑事の『ユウキ』です」
ユウキ「よろしくおねがいします」
中澤「よろしゅうなぁ」
中澤はソニン刑事とユウキ刑事を見比べて、なかなかお似合いのコンビだな と 感じた
中澤「で、お話しというのは何でしょう?」
ソニン「ええ それなんですが・・・」
ソニン刑事は少し間を開けて言った
ソニン「実は・・・今日テレビでご覧になった容疑者なんですが・・・」
中澤「ええ・・・」
ソニン「あれは犯人ではないんです」
中澤「ええ!?」
26 :
大河好き : 2001/02/20(火) 22:23 ID:6XKhAduQ
ソニンは続けた
「あれは容疑者でも何でもないのです 警察がつくったダミーなんです」
中澤(ダミー・・・そうか やっぱりそうだったんだ)
ソニン「本当の犯人については警察もある程度目星をつけているのですが、まだ決定的な証拠がないのです それで警察はダミーの容疑者を仕立てあげることによって犯人を泳がせるつもりなのです」
中澤「はぁー そうなんですか・・・」
中澤は今まで心に抱いていたもやもやが一気に晴れた
中澤「では私がみたのがやはりそうなのでしょうか?」
ソニン「そうです 本当の犯人は中澤さんが言っていヒトとピッタリ一致しているのです!」
中澤「ああ そうなんですか よかった てっきり思い違いをしていたのかな と 思いまして・・・」
ソニン「本当に申し訳ございませんでした あの・・・くれぐれもこの件は御内密にねがいます」
ソニンは人差指をたて`内緒`のポーズをとった
中澤「わかりました このことは真犯人がつかまるまで、絶対に誰にも言いません」
ソニン「よろしくお願いします」
ソニンとユウキは深々と頭を下げると そそくさと出ていった
中澤は窓に寄り添い カーテンを少し開けて二人の後ろ姿をみつめていた
「あのふたり ほんま仲ええなぁ 腕なんか組んどるわ・・・あっ!! キスしょった!! あいつらデキとるやん!!」12時を過ぎ 中澤はベットに入った
中澤がウトウトした時
トン トン
誰かが戸を叩いた
(誰やろ・・・こんな時間に)
中澤は体を起こした
「はい どなたですか?」
しかし返事はなかった
「どなたですか?」
中澤が少し大きな声をだすと
「ゆうちゃん・・・わたしよ」
中澤「えっ?・・・だれ?」
「なっちよ・・・」
中澤「!!!!!」
中澤の身体中に戦慄がはしった!!
27 :
名無し娘。 : 2001/02/20(火) 22:32 ID:11ekYFeY
ソニンのヒーローインタビュー
ソニンはチーム全体の勝利であることを何度も強調した
それは先発したものの打ち込まれたユウキに対する気使いであったのだろう
しかしそれは裏目に出た。
その日の
28 :
名無し娘。 : 2001/02/20(火) 22:36 ID:Rt5ycGVc
もんじゃ焼き思い出した。
いいねここ。
29 :
ジャンプ : 2001/02/20(火) 23:21 ID:Q0F6etT.
おもしれぇ。
30 :
名無し娘。 : 2001/02/21(水) 02:29 ID:h9Tw7R5g
ソニン辺りが出てきてるのが、気になるねえ…
31 :
名無し娘。 : 2001/02/21(水) 05:53 ID:S7nZuNZQ
一行あけてくれてるのが読みやすくてよい。
32 :
大河好き : 2001/02/22(木) 21:53 ID:UTi4nTLQ
中澤は体じゅうが恐怖で凍りつきそうになった
その声はたしかに安倍と同じ声を発していた
(落ち着け!! 落ち着くんだ裕子 お化けなんかいるわけないじゃないか)
中澤は自分にそう言い聞かせながら玄関の戸に近づいた そして玄関の戸の覗き穴から恐る恐る外を見た
そこにはたしかに安倍がいた 廊下の明かりが逆光になって顔がよく見えなかったが、体型 輪郭はたしかに安倍のもだった。
「なっち・・・生きとったんか?」
中澤は外にいる安倍に尋ねた すると
「ゆうちゃん・・・あたし・・・死んだの?」
「そうやで・・・いや そうだったかもしれん うちはなぁ てっきりなっちは腹刺されて死んだと思ってたんねん 確か救急車の中で死んだと思ってたんよ」
「腹を刺されて・・・」
「そうや でも生きとったんやなぁ 今あけるで ちょっとまってや」
中澤は玄関の扉のチェーンを外そうとドアノブに手をかけようとしたが、少しためらった
(なっちが生きているわけがない たしかにしんだはずなのだ)
その時
バーン!!
安倍の手が中澤の腕をつかんだ!!
チェーンのかかったままの扉のすき間から安倍の腕が入ってきたのだ!
中澤「キャァァァァ!!!」
安倍「ゆうちゃん・・・いたいの とってもいたいの・・・」
中澤「離せ 離せ 離さんかいっ!!!」
安倍「イタイ・・・イタイ・・・イタイ・・・」
中澤「痛い? なにが痛いねん!?」
安倍「イタイの・・・イタイの・・・おなかがイタイの・・・」
中澤の腕をつかんでいる安倍の腕から血がしたたり落ちてきた その血は中澤の腕に伝わり 彼女の腕を赤く染めた
中澤「はなせ!!なっち アンタはもう死んどるねん おとなしく成仏しいや!!」
中澤は掴まれた腕を離そうと必死でもがいた しかしその恐ろしい握力は中澤を離さなかった
中澤はふと顔を上げた
戸のすき間から安倍がこちらを覗いていた
安倍の真っ赤な左目が中澤を見下ろしていた
中澤「ギャアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
中澤は気を失ってしまった
33 :
ロボット : 2001/02/22(木) 23:31 ID:hGtHRfWg
面白い!!早く続きが読みたい!
34 :
おいおいおい : 2001/02/23(金) 01:23 ID:ybojwAOg
はやく続きを読ませてくれ!! この先は明日ってことかい??
35 :
あごもに : 2001/02/23(金) 01:40 ID:Pomd6.nk
面白すぎるぞ!!続きがすっげえ気になる!!
36 :
砂糖位置 : 2001/02/23(金) 16:16 ID:1QGqLX8A
age
37 :
大河好き : 2001/02/23(金) 19:46 ID:XqMMJ2nY
飯田圭織と矢口真里は両手一杯に荷物を抱えていた
矢口「こんな夜中に行ってもいいのかしらね?」
二人はバスの事故で怪我をしてしまった中澤への見舞いを
持ってきたのだ
矢口「ゆうちゃん大丈夫かしらね・・・ なっちが死んでしま
てただでさえ気持ちが参ってしまっているはずなのに さらに
事故で怪我をしちゃうなんて・・・」
飯田「大丈夫よ ゆうちゃんってああみえて結構図々しいから
あと一週間くらいしたら全部忘れてケロッとしてるわよ」
矢口「そんなもんなのかしらね?」
飯田「そんなもんよ」
矢口「ううん でも『解散』についてはやっぱりショックなんじゃない?」
飯田「ああ 大丈夫 大丈夫」
矢口「何が大丈夫なのよ!?」
飯田「解散してもまた再結成しちゃえばいいのよ 今度は吉本興業あたりでさ」
矢口「アンタ世の中甘く見過ぎよ!」
飯田「あっ!!」
矢口「えっ何!? どうしたの!?」
飯田「・・・聞こえた・・・」
矢口「カオリまた何か『受信』したの?」
飯田「ううん違う・・・裕ちゃんの声が聞こえた・・・」
矢口「裕ちゃん?」
飯田「うん裕ちゃんだ間違いない ヤグチッ行こっ!」
矢口「あっうん あっコラッ 荷物を全部置いてくな!!」
飯田には中澤の叫び声が聞こえたようだ 彼女は中澤の住むマンションに全速力で走って行った
階段を駆け登り中澤の部屋の前にたどり着いた
飯田「裕ちゃん・・・」
玄関の戸にはチェーンがかかったままでそのすき間から気絶している中澤が見えた
飯田は手を伸ばして中澤の頬を叩いた
パシッ パシッ
「ほらっ起きなさいっ!! オハヨー!!」
中澤はうっすらと目を開けた
飯田「裕ちゃんどうしたの?」
矢口「はあっ はあっ カオリッ!! ひとつくらい荷物もってよ!!」
中澤は体をおこし そして飯田の顔を見た
戸のすき間からは飯田の顔が中澤を見下ろしていた
中澤「ギャァァァァァァァ!!」
中澤はまた気絶してしまった
飯田「どーしてカオリの顔みて気絶すんの!?」
38 :
名無し娘。 : 2001/02/23(金) 19:47 ID:o5McQOqA
荒らし行為はおやめください
39 :
おいおいおい : 2001/02/24(土) 00:59 ID:/73Vi286
終わっちゃったのかい?? 楽しみに待ってるのに…
40 :
大河好き : 2001/02/24(土) 15:16 ID:lrhEtJkU
やっと仕事が終わった!
この小説 今日明日中に最後まで書き上げますぜ 楽しみにまっててね♪
このあと『驚愕の新展開』をみせますぞ 乞うご期待!!
41 :
d : 2001/02/24(土) 15:39 ID:/q8eGlJo
現時点では中澤はバス料金を払ったのかが、
一番気になる所です。
いやマジで。
期待してます。
42 :
大河好き : 2001/02/24(土) 17:17 ID:ZBWAlK6U
「なかざわさん」
「ん? なに加護」
警察署の待合室には二人以外に誰もいなかった
ガランとしたその空間に二人だけの小さな世界が営まれていた
「なかざわさん `ピザ`って十回言ってみてください」
「ピザ? うーんじゃピザピザピザピザ・・・・ピザ」
すると加護は腕を曲げ 曲った部分を指差して言った
「ここは何というでしょう?」
中澤「ヒザ!」
加護「ブッ ブッー!!」
中澤「えー! どうして!?」
加護「ブッ ブッー こたえは`ヒジ`でした」
中澤「あっ! なーるほどね・・・」
。
。
「お待たせしました」
警察署の奥からソニン刑事が出てきた ソニンは白衣を羽織っ
ていた
中澤「どうしたんですかお医者さんみたいな格好して・・・」
ソニン「ええ 今鑑識のお手伝いをしていたんですよ ほら中澤
さんの腕についていた血について調べていたんですよ」
中澤は自分の腕を見た 手首には安倍の幽霊につかまれたアザ
が生々しく残っていた
中澤「で どうでしたかねぇ 血のほうは・・・」
ソニン「DNA鑑定をしてもらったんですが・・・」
ソニン刑事は二枚の写真を取り出した
ソニン「こちらが安倍さんの血液から採取したDNAのパター
ン そしてこっちが中澤さんの腕についていた血液から採取し
たDNAのパターンです」
中澤「はあ・・・」
ソニン「この二枚の写真のDNAのパターンは良く似てはいま
すが、ところどころ違う場所があるのです」
ソニンはペンを取り出し写真に丸をつけた
ソニン「ここと ここと ここが違うのです・・・つまり中澤さ
んの部屋にあらわれた安倍さんらしきひとは安倍なつみさんで
はない・・・ということです」
中澤「はあ・・・そうなんですか」
中澤は納得がいかなかった 玄関に現れたのはたしかに安倍
だったはずなのに
中澤「ソニンさん ひとつお願いがあるのですが」
ソニン「何でしょう?」
中澤「安倍の遺体を見せてもらえませんか?」
43 :
大河好き : 2001/02/24(土) 20:26 ID:ZBWAlK6U
ソニン「それはできません」
安倍の遺体は司法解剖にかけられてしまったのだ 昨夜の夜1時 正確には今日の午前1時に捜査本部からの突然の依頼により緊急解剖されたのだ
ソニン「残念ですがもうなにも原型をとどめていません」
中澤「そうですか・・・何もそこまでしなくても」
中澤は腹が立った まだ葬儀も行われていないのにそんな勝手なことをしていいのか 遺族の気持ちを踏みにじるこの行為に無性に腹がたったのだ
中澤はふと思った(夜1時といえば、幽霊が来たのもその時間だ 解剖される前にあたしに会いにきたのかな・・・まさか)
。
。
ソニン「この子がカゴちゃんね!」
ソニン刑事はしゃがみ込んで加護に笑顔をふりまいた
ソニン「かーわいい♪」
ソニンは加護を抱きしめた
中澤「`きちゃダメ!`って言ったのに ついて来ちゃったんですよ」
ソニン「なかざわさんがキレイだから一緒にいたかったんだよねっ! カゴちゃん」
中澤「ハハハ そんなことないって ハハハ」
加護「ちがうの 刑事さん」
中澤「なに! ホンマに違うんかいな」
ソニン「カゴちゃん そんなこといっちゃダメでしょ?」
加護「刑事さん カゴね 見たの・・・」
ソニン「何をみたの?」
加護「あべさんをさしたひとを見たの」
中澤「えっ!? いつ!?」
加護「コンサートのときなのカゴはあべさんのすぐ後ろにいたから よく見えたの」
ソニン「うん うん それで 犯人はどんな顔してたのかな?」
加護「うん かおはね・・・」
中澤「・・・・」
加護「あべさんと同じかおをしてたの」
44 :
ゾルス旧友 : 2001/02/24(土) 20:48 ID:cAxp8aIQ
面白いけど、sageで書けよ
45 :
大河好き : 2001/02/25(日) 08:24 ID:sROAVBNE
安倍なつみの葬儀の日 空は高く晴れ渡っていた
たくさんのファンが記帳しに訪れていた
マイクロバスから降りてきた中澤は黒い喪服を正した
壇上に立てかけられていた大きな遺影は以前雑誌の表紙用に撮
られていた篠山紀信撮影の写真が飾られていた
中澤「希望に満ち溢れた顔をしているわ まだ後藤とかが入る
前ぐらいのやつだわ」
加護もひょこひょこと中澤のあとをついてきた
中澤「ほらっ 加護もここに名前かいとき」
加護「は~い」
中澤「あっそれから加護なあ 刑事さんに言っとったことあっ
たやろ」
加護「うん」
中澤「あれ ほかんヒトに絶対ゆうたらあかんでぇ」
加護「は~い」
中澤は加護の手を引き 一緒に遺影の前に立ち焼香をあげ合掌
した
中澤たちがバスに戻ろうとすると記者たちが群がった
記者「恐縮です」
中澤「はい」
中澤は記者を無視してバスに乗り込もうとしたが、カメラマン
たちが立ちふさがった
記者「中澤さん 今のお気持ちはいかがですか?」
中澤「・・・・」
記者「モーニング娘のリーダーとしての意見をぜひお聞かせ下
さい!」
中澤「・・・本当にご家族には申し訳ないと思っております」
記者「やはり責任を感じていらっしゃるのでしょうか?」
中澤「はい・・・わたしが側についていなから こんなことに
なってしまい こころからお詫びしたいと思います」
中澤は深々とあたまを下げた
記者「あの それからモーニング娘が解散を発表しましたが、
あれは中澤さんが決められたのでしょうか?」
中澤「ええっと・・・それにつきましては」
記者「それとも社長さんが勝手に決めてしまったのでしょう
か?」
中澤「いえ・・・あの」
記者「是非おきかせ下さい これはモーニング娘のファン全て
が知りたがっていることなんです!」
中澤は何も言葉が思い浮かばなかった このままこのインタ
ビューをづけていてはマズイことになると感じた
46 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 08:33 ID:9/yIvr3c
sageで書け。それがマナーだ。
47 :
大河好き : 2001/02/25(日) 09:17 ID:I93RMaGA
sageでかいたら誰も読んでくれないだろーが!!
48 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 09:34 ID:9/yIvr3c
書き終わったときに上げろ。
わかんねえ奴だな
49 :
大河好き : 2001/02/25(日) 10:18 ID:sROAVBNE
中澤は記者たちを押し退けてバスの中に入った
バスの扉をしめると中澤はほっと胸を撫で下ろした
しかし加護の姿が見えないことに気がついた
中澤「加護はどこ?」
加護「なかざわさ~ん!」
加護は記者たちに阻まれてバスに乗れずにいた
記者「あっカゴちゃん ちょっと一言いいかな?」
バンッ!!
中澤はバスの扉を開け、そして加護の手を引いた
中澤「この子にはなしかけないで!!」
。
中澤は部屋につくとため息をついた「ほんとはアタシはあそこ
に最後までいなくちゃいけないんだろうな・・・」
中澤はコートを脱ぎソファーに腰を下ろした
メールが届いていた
「ソニン刑事からだ」
『中澤さん今日の葬儀ご苦労様です カゴさんの証言により も
う一度事件のあったコンサートの映像を検証しみたのですが、
カゴさんの言うとおりに安倍さんに似ていたかどうかは確認で
きませんでした
しかし専門家の方のお話しによれば、犯人の腕や足の長さの体
全体からの比率からみると「女性」である可能性が高いという
ことです
我々警察は犯人は「男」と今まで思い込んでいたので捜査を一
からやり直さなくてはいけなくなりました
中澤さんの家に訪れた安倍さんの幽霊も、実は犯人なのではな
いかと思っております』
中澤「なるほどね・・・」
中澤はまたソファーに腰を下ろした テレビをつけた
『今日午後 築地本願寺でモーニング娘の安倍なつみさんの葬
儀が行われました。おおくのファンが記帳に訪れ、安倍さんを
涙を浮かべながら偲んでいました。また犯人に対する怒りをあ
らわにする場面もみうけられ・・・』
中澤はじっと画面をみていた
ピーッ!!
またメールが届いた
「なっちからだ・・・」
中澤は緊張した そしてそのメールを開けた
『あたしが死んだのはあなたのせいよあたしが死んだのはあな
たのせいよあたしが死んだのはあなたのせいよあたしが死んだ
のはあなたのせいよあたしが死んだのはあなたのせいよあたし
が死んだのはあなたのせいよあたしが・・・・・・』
50 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 12:26 ID:qPrKX9q.
隊員 「隊長。何度言っても分からない厨房がいます。どうしましょう」
隊長「仕方ない。我々はできる限りの努力をした。我々で続きを書こうではないか。」
51 :
大河好き : 2001/02/25(日) 12:30 ID:qPrKX9q.
その時、画面より真っ赤な手が伸びてきた。」
中澤「うわ!?なんや!?」
『あたしが死んだのはあなたのせいよあたしが死んだのはあな
たのせいよあたしが死んだのはあなたのせいよあたしが死んだ
のはあなたのせいよあたしが死んだのはあなたのせいよあたし
が死んだのはあなたのせいよあたしが・・・・・・』
真っ赤な手は一直線に伸び中澤の首をつかんだ。
中澤「く・・・あたしはここで死ぬのか・・・」
中澤が薄れゆく意識の中で見たのは、
薄ら笑いを浮かべた安倍の顔だった。
『裕ちゃん・・・あんたのせいだよ・・・』
−−−−−−−−−−−−− 終了 −−−−−−−−−−−−−−
52 :
大河好き : 2001/02/25(日) 12:32 ID:sROAVBNE
中澤は恐怖で体が凍りついた
受話器をまたたくまにとり、そしてボタンを押した
ピッポッパッポッ トュルルルー
ガチャッ!!
「あっ警察ですか!? ソニンさんお願いします・・・」
ピーッ!!
中澤「うっ!!」
またメールが入った
「あっソニンさんですか? 中澤です はい 安倍の部屋に誰かいます そうです はいっ 今安倍の部屋に誰かいるんです! すぐに はいお願いします」
ガチャン
中澤はパソコンを見た「またあのメールかしら?」
アドレスを見た「違う人からだわ・・・」
メールを開けた
すると音楽が流れてきた
中澤「`ふるさと`・・・だわ」
53 :
大河好き : 2001/02/25(日) 12:55 ID:I93RMaGA
中澤はしばらくその曲を聞いていた
しかしおもむろにパソコンの電源を切り コートを羽織った
「あたしも行ってみよう!!」
中澤はタクシーを拾った「すいません有明までお願いします」
タクシーは夜の街を走り出した
運転手「あっもしかしたらお客さんモーニング娘の方ですね?」
中澤「ええ そうですけど」
運転手「いやー うちの娘が大ファンなですよ」
中澤「ありがとうございます」
運転手「お客さんスミマセン これにサインしていただけませんか?」
中澤は運転手から色紙を渡された。そしてサインを書き、ふと窓の外を見た
タクシーはレインボーブリッジを渡っていた
「東京ってキレイやな・・・」
中澤は夜の東京湾に魅せられていた
そのとき一台のバイクがタクシーに並んだ
「なんや?」
バイクには二人の若者が乗っていた
「ソニンとユウキや!」
後部座席に乗っていたユウキは中澤にVサインをおくると運転席のソニンはスピードをあげサーッとタクシーを追い抜いていった
中澤「警察のくせにノーヘルでええんかいな」
54 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 13:06 ID:ZXorDXGM
偽者、あらしは帰ってください
55 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 13:07 ID:85H8jQzE
ていうか、このスレ上げること自体があらしだって
56 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 13:09 ID:s1dvZ5IA
sageで書くローカルルールくらいは守ったほうが良いのでは?
それとも経緯を知らない新参?
57 :
大河好き : 2001/02/25(日) 13:25 ID:sROAVBNE
タクシーが安倍のマンションに着いた
タクシーから降りた中澤は運転手に言った「サインお嬢様に渡してくださいね」
タクシーが去った
中澤「あれっ? あたし料金払ったっけ?」
一人の男が中澤にちかづいてきた
「中澤さんですね?」
中澤「はい そうですけど」
「警察のものです お電話ありがとうございす」
中澤「いえいえ どうも」
「こっから先は警察におまかせ下さい 今、捜査員が安倍さんの部屋に向かっています」
男は向うを指差した
二人の刑事がマンションの入口に向かっていた
中澤「ソニンとユウキや!」
二人はマンションの中へ入って行った
男は`静かに`のポーズをとり そして中澤に双眼鏡を渡した
「これで安倍さんの部屋をみて下さい」
中澤は双眼鏡を目にあて安倍の部屋をみた
安倍の部屋は高層マンションの11階にあり、高所恐怖症の中澤にはとても住めないところだった
中澤「ベランダが邪魔やな・・・」
しかしベランダ越しに見えるカーテンの奥に確かに人の影があった
「まだ犯人は我々の存在に気づいてはいません」
(ついに犯人の正体がわかるのか・・・)中澤はそう思っていた
58 :
大河好き : 2001/02/25(日) 13:51 ID:I93RMaGA
ソニンとユウキの両刑事はエレベーターに乗った
扉がしまりソニン刑事はユウキに言った
「お腹をみせて」
ユウキはコートのボタンを外し中を見せた
ユウキは防弾チョッキを付けていた
ソニン「よし! OK」
ソニンはユウキに銃を渡した
「使わないとは思うけど 念のためにね・・・」
11階につきエレベーターの戸が開いた
ソニン「よしっ! 行こう」
二人は早足で安倍の部屋に向かった
通路からは夜の東京の夜景が二人を見つめていた
安倍の部屋の前に着いた
ソニンがひと呼吸ついた
「よしっ!」
ソニンがチャイムを押した
ピンポーン♪
二人は息を殺した
もう一度押した
ピンポーン♪
ソニン「出てこないな・・・しょうがない」
ユウキは2本の細い針金を取り出した 針金は「く」の字に曲っていた
ユウキはその2本の針金を鍵穴に差し込みそしていじくりだした
ソニン「・・・・」
ガチャッ!!
ユウキ「あきました!」
ソニンはうなずいた
59 :
警告 : 2001/02/25(日) 15:37 ID:X1J0/P1M
このスレッドはストップの対象となりました。
今後、あげ続けるのであれば、
真・スレッドストッパーの手によって
ストップされます。
60 :
大河好き : 2001/02/25(日) 15:44 ID:sROAVBNE
バーン!!
玄関を開けたソニン土足のままズンズンと中へ入っていった
そしてベランダに面している部屋の前についた
戸を開けた
「警察だ!! 住居侵入の現行犯で逮捕する!!」
後ろ向きに机に座っている女性が部屋にいた ピクリとも動かなかった
「逮捕する!!」
しかしその声にも女は反応しなかった 女はずっと後ろを向いたままだった
ユウキがそっとちかずいた
「もしもし・・・」
女の肩にユウキが手をかけた すると
ドスン!!
女が倒れてしまった
ユウキ「あっ!!」
ソニン「どうした!? ユウキ!?」
ユウキ「人形です これ人形です!!」
マネキンの安倍なつみは首がもげ、そして床にゴロゴロと転がった
すると玄関で誰かが逃げ出す足音がした
「しまった!!」
ソニンとユウキは反射的に部屋から出て そして玄関を出た
ソニン「いまエレベーターに乗ったぞ! はやく下に連絡しろ!」
ユウキはトランシーバーを取り出した
「いま犯人がエレベーターで下に降りた 逃すな!!」
一階では私服の警官たちがエレベーターの前で銃を構えていた
「くるぞ!」
チーン!
エレベーターの扉が開いた
「おやっ?」
エレベーターのなかは空っぽだった
一方11階にいる二人はあることに気がついた
「しまった 犯人は下にいったんじゃない! 上にいったんだ!」
ソニンは二つあるエレベーターの下に行くほうにばかり気をとられていたのだ
61 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 15:50 ID:X1J0/P1M
あげ荒らし小説家 大河好き
62 :
大河好き : 2001/02/25(日) 15:56 ID:sROAVBNE
63 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:16 ID:X1J0/P1M
>
>>331 それは小説を「ひとつの作品」として読むからそんなローカルルールが出来たのだと思うが
>
>俺のは全部書いたあとにいっぺんに読まれてもちっとも面白い物語じゃないのです
>
>その場その場で細切れに読むから楽しめるのであって 話しの流れを楽しむものではないのです
>
>そこのところをわかって欲しい
なら他で書け。
ageるのは「書けた」という合図なのです
早いはなしが書き終わったときにはこの小説はもう死んでいるのです
64 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:17 ID:X1J0/P1M
おっと失敗 うひゃひゃひゃ
65 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:18 ID:X1J0/P1M
>それは小説を「ひとつの作品」として読むからそんなローカルルールが出来たのだと思うが
>俺のは全部書いたあとにいっぺんに読まれてもちっとも面白い物語じゃないのです
>その場その場で細切れに読むから楽しめるのであって 話しの流れを楽しむものではないのです
>そこのところをわかって欲しい
>ageるのは「書けた」という合図なのです
>早いはなしが書き終わったときにはこの小説はもう死んでいるのです
なあ、ここで書く必要ないんじゃねえのか?
うひゃひゃひゃ。
どうせ駄作なんだしよ。
価値ね〜よ
66 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:21 ID:sROAVBNE
いかん荒氏を目覚めさせてしまった
どうしょう(汗)
67 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:23 ID:X1J0/P1M
てめえが上げ荒らしだ ボケ
68 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:23 ID:sROAVBNE
ええい こうなったら荒氏なんか無視してどんどん書くぜー!!
69 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:23 ID:aOJFQOnE
70 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:25 ID:sROAVBNE
みんな 僕のことを応援してね♪
荒氏は無視 無視 相手にしないよ~ん♪♪♪
71 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:25 ID:X1J0/P1M
私が悪かったです。
もう終了します。
72 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:27 ID:RTINXiic
┌─────────┐
│ イキリ勃ってる方が |
│ いらっしゃいます │
│ |
└―――──――――┘
ヽ( `д´)ノ オトコ勃チ
( ∩ )
/ ω \
無駄に意地張るとかえって荒らされますよ。
73 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:27 ID:X1J0/P1M
74 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:28 ID:X1J0/P1M
終了
75 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:33 ID:sROAVBNE
荒せるもんなら 荒してみやがれ このクソ厨房ども!!
ぼくは賢いから君みたいな荒しは無視することにしてるんだ 無視 無視 無視♪♪♪
76 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:40 ID:X1J0/P1M
77 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:43 ID:sROAVBNE
>>76 だったら削除依頼だせよ 聞いとんのかこの荒し野郎!!!
78 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:43 ID:X1J0/P1M
みんな〜
僕の行いは正しいよね?よね?よね?
79 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:44 ID:X1J0/P1M
たいが〜
80 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:44 ID:X1J0/P1M
うひゃひゃひゃひゃ
81 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:46 ID:ZF8Jz3Lo
上げるな ボケ
82 :
大河好き : 2001/02/25(日) 16:47 ID:sROAVBNE
ええい あったまにきたぞ!! こうなったら最後の手段だ
電源OFF!!
83 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:48 ID:X1J0/P1M
84 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:51 ID:ls2btkGQ
俺も
85 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 16:57 ID:X1J0/P1M
本編よりこっちのほうが面白い
86 :
大河好き : 2001/02/25(日) 17:30 ID:YFd7W3qc
エレベーターの扉が開いた
「おやっ?」
エレベーターのなかにはソニンとユウキ
扉の前で待っていた人たちはあることに気がついた
「なんだ、この二人は?そうか。やっていたんだ!」
ソニンはユウキの股間に顔をあてがい、そのそそり立つモノにばかり気をとられていた
「どう、キモチいい?」
ユウキは開いた扉の向こう側から見つめる多くの人の視線に気をとられていた
何人もの見つめる人の中には、真希もいた
「マキちゃん。なんでそんなところにいるんだよ?」
そそり立つモノをソニンにしゃぶられながら、ユウキはマキに叫んだ
「違うんだ。まきちゃん、これはソニンが勝手に」
マキの目は冷たくユウキを見据えている
「ふん。ゆうべはあたしにしゃぶらせておいて、きょうはソニンかい!」
ユウキは混乱した
87 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 17:34 ID:X1J0/P1M
終了
88 :
大河好き : 2001/02/25(日) 17:40 ID:YXzJ8z4Q
「マキちゃん、ちょっとそんな目でみないでよ」
泣き顔のユウキ
「わたしのテクって、そんなに気持ちいい?」
かん違いするソニン
大勢の人が見守るなか ユウキは逝ってしまった
「あー ソニン。ダメだよ、逝っちゃうよー。あー マキちゃん、違うんだ。これは違うんだ」
かつてないほどの快感にユウキは神経はこわれてしまった
「いいよー マキちゃん。とっても、いいよー」
ユウキの口元からはよだれが流れている
何もきづいていないソニンは、ユウキの股間から顔を上げると
「わたしって、そんなによかった?」
ユウキの流れ落ちるよだれを口で舐め取っている
そんな二人の姿をエレベーターの外から冷たい目でみている後藤マキ
「あたしの弟を よくもとったわね。ソニン、許さない!」
嫉妬の炎がマキの全身を包む
89 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 17:41 ID:X1J0/P1M
終われ
90 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 18:58 ID:/ZUh3rpY
あげでもさげでも、とりあえずまともに完結させて欲しい。
91 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 19:00 ID:X1J0/P1M
こんな駄作に期待するな
92 :
大河好き : 2001/02/25(日) 19:44 ID:8G6KEH0Q
マキはイチイちゃんに連絡をとった
「ソニンがねー あたしのユウキを ユウキを・・・」
紗耶香の声はマキにとって冷たいものだった
「バカ!電話するんじゃないっていたでしょ。せっかく完全犯罪ができるとこなのに」
「だって・・・」泣きじゃくるマキ
マキにとってはイチイちゃんが復帰することよりもなによりも
一緒にいられればそれでよかった
だからイチイちゃんが
「わたしを追い出したなっちと裕ちゃんさえいなくなれば、またモーニングに戻れるんだ」
といったとき、イチイちゃんのためならと協力した
それなのに「電話するんじゃない!」
慕っていたイチイちゃんの冷たい言葉にマキは切れた
93 :
大河好き : 2001/02/25(日) 19:45 ID:8G6KEH0Q
「イチイちゃんがそういうなら、あたし警察に行ってほんとうのこと話す!」
紗耶香はあせった
せっかくここまではうまくいったのに、ここで失敗するわけにはいかない
もうなっちはこの世にいない。あとは中澤だけなんだ。
飯田はわたしの復帰を待ち望んでいる。あとは中澤さえムスメからいなくなれば
紗耶香はマキに伝えた「しょうがないなー。じゃあウチにおいで」
マキは「わかった。すぐに行くから待ってていてね」と機嫌を直す
電話を切って紗耶香は考える「後藤の死体はどうやって始末しよう」
わたしの復帰を邪魔するヤツは、たとえ後藤だって許さない
紗耶香は般若のような顔で笑った
なっちと同じように血の流れ出る腹をおさえて苦しむマキの姿が紗耶香には見えていた
94 :
大河好き : 2001/02/25(日) 20:02 ID:sROAVBNE
エレベーターは屋上で止まった
ソニン「ユウキ! あたしは階段から上に行くからアンタはエレベーターで行って!!」
ユウキ「了解!!」
一階にいる捜査員たちもそれぞれエレベーターや階段、非常階段などを使って上に昇って行った
エレベーターに乗ったユウキは懐から銃を取り出した
ユウキは銃を両手に構えた
エレベーターは猛スピードで屋上に向かって行った
チンッ!
エレベーターは屋上に着き扉がゆっくりと開いた
ユウキは銃を構えながら ゆっくりと 全神経を緊張させなが屋上に出た
雨が降り出した
(どこだ・・・いったい?)
階段から人が昇ってくる音がした ユウキは銃を階段に向けた
「ユウキ刑事!!」
昇ってきたのは警官だった
警官「ユウキ刑事 来てください!」
「何だ?」
警官「こっちに人が倒れています!!」
「何!?」
ユウキは駆け寄った そこには毛布にくるまれた人がいた
ユウキはしゃがみこみゆっくりと毛布を開いた
ヒトがはいっていた
女性ではなかった 少し白髪まじりの中年男性だった
ユウキはしばらく見つめていた
「はっ!!」
ユウキは振り返った
先ほどの警官がユウキに銃口を向けていた
「しまった!!」
ドキュン ドキュン!!
二発の銃声が雨空にこだました
95 :
大河好き : 2001/02/25(日) 20:03 ID:DrtUNp3Y
「なんなのー 誰からの電話ぁー?」
のんびりした声が紗耶香のベッドのなかからする
「あっ、よっしぃー 起こしちゃった?」
新メンバーとして入ってきたその日から、紗耶香は吉澤が気になっていた
しかしモーニングにいたときは後藤の教育係。どうしても吉澤に近づけなかった
なっちと中澤に追い出されるように卒業したムスメ。悔しかったけど戻りたいとは思わなかった
しかしあの日偶然、吉澤に再会したときから気持ちが変わった
「もう一度モーニングとして吉澤と一緒にステージに立ちたい」
はだかのままベッドで背伸びする吉澤を見ながら紗耶香は考える
「まもなく後藤が来る。わたしがすることを見てよっすぃーはどうするだろう?
わたしを手伝ってくれるだろうか? それとも」
紗耶香は、ゆうべの吉澤を思い出して自分にいいきかせる
「よっすぃーはわたしを助けてくれる。だって、よっすぃーと一緒にいたいからやったことだから」
96 :
大河好き : 2001/02/25(日) 20:14 ID:wahXQQHk
「イチイさん。ねー お目覚めのキッスはー」
吉澤が紗耶香に甘える。しょうがないなー と思いながらもベッドに近づく紗耶香
「ゆうべ何回もしてやったろ?」
「だってー もっとしてほしいんだもん」大きなからだに似合わず甘えん坊な吉澤
紗耶香はまとっていた白いバスローブを脱ぎ捨て全裸になってベッドに向かう
それをキラキラした瞳でみつめる吉澤
これからもう一度繰り返されるであろう夜の思い出に白い頬がピンクにそまる
「かわいいなー よっすぃー オマエほんとにかわいいよ」
紗耶香のからだもこれから起こるだろう期待にピンク色にそまってくる
そんな二人の部屋に後藤がやってくる
エロと殺戮。進むのはどちらか
97 :
大河好き : 2001/02/25(日) 20:26 ID:sROAVBNE
ソニンは階段を駈け昇った
警官が上から降りてきた
警官「大変です!! ユウキ刑事が犯人にやられました!!」
ソニン「ええっ!!」
ソニンは銃を取り出した
ソニン「はやく救急車を呼んで!!」
警官「はいっ!!」
警官はソニンに敬礼をすると足早に階段を降りて行った
ソニンは銃を構えながら階段を昇っていった
屋上についた
毛布に包まれた男性がいた そしてその側にユウキも倒れていた
ソニン「大丈夫がユウキ?」
ユウキ「ううっ・・・だいじょうぶです」
ゆうきはコートを広げた
ユウキ「防弾チョッキのおかげで助かりました」
ユウキは起き上がり そして言った
「それより警官を捕まえて下さい 今階段を降りて行った警官を捕まえてください! あれが犯人なんです!!」
ソニン「ええっ!!」
。
マンションの下では中澤が立っていた 双眼鏡でじっと安倍の部屋をみつめていた
中澤「なんや おまわりさん全員いなくなってもうたわ・・・どないしたんやろ?」
中澤は少し心配になった
するとマンションの入口から一人の警官が出てきた
警官はゆっくりと中澤に歩みよっていった
98 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 20:36 ID:1asqhUwE
インシンク
99 :
大河好き : 2001/02/25(日) 20:45 ID:AXDR8hCI
その頃、自由が丘の駅近くにあるマンションの一室では、保田と石川が抱き合っていた
「ねえ、保田さん。イシカワたちってこれでいいんですかー?」
「なにが?」
「ううん。みなさん、解散したあとどうしようって話し合っているのに、ここでこんなことしていて」
「そんなのはね、実力のないメンバーがすること。プッチモニのリーダーだったあたしと
タンポポの実質的なリーダーだった石川が一緒なんだ。モーニングより売れるよ」
保田を信頼しきっている石川がうるんだ目でみながら聞く
「名前、どうしましょう?」
「そうだなー。プッチとタンポポが一緒になるんだからプッチポポ、いやプチポポでいいな」
「プチポポですかー。かわいい名前ですねー。イシカワ好きです」
100 :
大河好き : 2001/02/25(日) 20:46 ID:AXDR8hCI
腕まくらで横にいる石川を見つめながら保田は思う
「サヤカ。あんたは本当にあたしの親友だよ。あたしが石川と二人でデビューしたいと
思って計画したことを、そのまま実行してくれるんだからね」
保田にとってイジメられた思い出しかないモーニング娘。なんて消えてほしいだけの存在
だけど初めてリーダーになってオリコン1位にもミリオンにもいったプッチモニは大切な存在
そして「タンポポさえも、あたしのものになる」
保田は石川のきゃしゃだけどおんならしい体を抱きしめながらニタ〜リと笑った
「サヤカが捕まっても、あたしは無くなってしまう娘。を嘆いていればいいだけ
あたしはなんにもしていない。したのはサヤカと後藤・・・」
保田はもう一度ニタ〜リと笑った
101 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 21:18 ID:H.eD90SE
102 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 21:23 ID:jE3CFCHg
下げろ
103 :
ゾルス旧友 : 2001/02/25(日) 21:43 ID:H.eD90SE
それ見ろ。言ったことだろうが。
104 :
大河好き : 2001/02/25(日) 21:55 ID:sROAVBNE
>>103 お前が原因だろうが 何いってんだ いい加減にしろよ!
105 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 21:57 ID:1asqhUwE
インシンクガ大河死ねッテイッテタヨ
106 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 21:58 ID:jE3CFCHg
こいつ本当のドキュンかよ
107 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 21:59 ID:jE3CFCHg
お前の言ってるのは、
「皆は俺に人殺しをするなって言うけど、
俺は人殺しをしたいんだから人殺ししたっていいじゃないか!」
っていうのと同じ
108 :
大河好き : 2001/02/25(日) 22:22 ID:sROAVBNE
109 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 22:28 ID:1asqhUwE
大河バカ インシンク
110 :
名無し娘。 : 2001/02/25(日) 22:32 ID:jE3CFCHg
(ψωψ)
111 :
名無し娘。 : 2001/02/26(月) 01:37 ID:ow2jE4vs
112 :
名無し娘。 : 2001/02/26(月) 02:33 ID:beWvTlsI
sage大河の書いてる小説の方がくだらなすぎて好きです。
113 :
大河好き : 2001/02/26(月) 03:22 ID:4dLOdCmA
>>111 ありがとう 助かりますあなたのおかげで続きを読まれる方にはたいへん読みやすくなるはずです
一生懸命書かせて頂きます
今夜あたりには最後まで書けると思います
荒したちを刺激しないようにやはりsageで書こうかと思います 取り合えず今日はおやすみなさい
114 :
ゾルス旧友 : 2001/02/26(月) 08:01 ID:a5.FYoQ6
115 :
名無し娘。 : 2001/02/26(月) 11:33 ID:lczlNcIA
悪いこと言わんから、消えろ。
116 :
大河好き : 2001/02/26(月) 13:40 ID:1HYId0rI
>>112 ありがとう。そう言ってもらえるとうれしいよ。
大河好きが続けたら、一緒に続けるよ。まだ続いているんだ。このあともね。
117 :
大河好き : 2001/02/26(月) 14:05 ID:JyeKHJrs
マンションの下では中澤が立っていた 双眼鏡でじっと安倍の部屋をみつめていた
中澤「なんや おまわりさん全員いなくなってもうたわ・・・どないしたんやろ?」
中澤は少し心配になった
するとマンションの入口から一人の警官が出てきた
警官はゆっくりと中澤に歩みよっていった
「ゆうちゃん、なっちはこれでよかったべか?」
中澤は警官姿のなっちを抱きしめた
「よかったに決まっているよ。なっちのことはうちが守る、守ったる」
いつだったろう。モーニング娘。のメンバーの中に娘。の解散を望んでいるメンバーがいると知った。
「そんなはずはない。そんなメンバーはいるはずがない」そう思いたかった。
しかし状況は一日ごとに解散を望む声が大きくなっていく
「誰かメンバーの中に裏切りものがいる。それはいったい誰なんや?」
118 :
大河好き : 2001/02/26(月) 14:06 ID:JyeKHJrs
中澤はなっちを呼んで言った
「これからはいっぱい食べるんだよ。とにかく食べるんだ」
「どうしてさ?なっち、そんなに食べられないべ」
中澤は泣いて嫌がるなっちの口に無理やり食べ物を押し込み続けた
なっちは豚のようにぶくぶくと太った
そしてついにこの日がきた
中澤は考えた「アイツが殺る気なら今日だ!」
近所の養豚場からつれてきた白豚になっちの衣装を着せてステージに立たせた
狙いどおりアイツはなっちの衣装を着た白豚を刺して逃げた
「思ったとおりだ」中澤は自分の推理が的中したのを知った
あとすべきことは、完全犯罪だと思ってぬくぬくとしているアイツをひっぱり出すこと
「許さへんでー なっちを殺してうちのモーニング娘。を解散させようとしたアイツだけは許さへん」
中澤の目には憤怒の炎が燃え上がっていた
警官の制服を着たなっちは、そんな中澤に抱かれながら
「きょうのゆうちゃん、男らしいべ。こんなゆうちゃんになら、なっち抱かれてもいいべ
久しぶりに 抱いて hold on me! 歌っちゃおうかなー」と思っていた
なっちと中澤の愛の行方も気になるところ。次回を待て
119 :
大河好き : 2001/02/26(月) 14:56 ID:xbUNpVn6
その頃、加護は辻に言っていた
「あんなー 安倍さんを殺した人 ウチ見たんやけどー なっちさんにソックリやったんでー」
そんな加護の話をさえぎるように辻が言う
「あいちゃん、そんな話はいいから。ねー またアレやってー」
「アレってあれかい? のんちゃんも好きやなー」
13才の禁じられた遊び。おんなになりかかった二人の絶叫が
加護のおばあちゃんが牛乳を買いに出かけた留守の部屋に響く
「性寝る部屋に響いているんやでー」 あいぼんの声はもうののには聞こえない
逝ってしまった二人のささやき
「ののはもう、ウチのもんやでー」
「あいちゃんはののの大切な人なのれす」
中澤の教育は行き届いていた
モーニング娘。の夜の歴史は13才のメンバーにもきちんと行き届いていた
ののとあい。13才同士のいけない遊び。のぞいてみたいのれす
120 :
大河好き : 2001/02/26(月) 15:20 ID:Bpu6L9Rw
矢口は福田の部屋にいた
「ということなんだけど、明日香はどう思う?」
矢口の話を黙って聞いていた福田だったが、そんな矢口の問いに口を開く
「ミステリーってさ、犯人はいちばん最初にさりげなく登場している人物なんだ
それが結末近くになって突然登場した人物が犯人だったりした場合、コイツは
この作者は、ミステリーの初歩も知らないバカなんだなって思われる」
矢口「ということは?」
福田「ということは?」
二人で声をあげて笑う「アイツが犯人か!アイツ以外が犯人以外だったら」
「だったら?」
「作者がバカー!!!!!」
福田と矢口がネット掲示板の小説を見て笑い続ける
矢口は思った
「モーニング娘。にいてよかった。いまさら落選者のオーディションを受けて恥をさらしている
椛ちゃん。わたしの名前をASAYANでなんか出さないでよね。椛ちゃんと私はもう月とスッポン
いえ、ミニモニ。とガメラくらい違うのよ」
矢口は福田と一緒に18才の誕生日を祝う18本のローソクを吹き消した
「さて、このあとはローソクプレーでもさせてもらおうかな
明日香、泣き叫べばいいわ。わたし、許さないわよー」
矢口の顔に期待の笑みがこぼれる
矢口18才の誕生日の夜は更けていく・・・・・・
121 :
大河好き : 2001/02/26(月) 22:42 ID:VXdz2Uic
警官はふりしきる雨の中、ゆっくりと中澤にちかずいていった。
中澤も警官の存在に気がついた 中澤は言った「ご苦労様です!」
しかし警官は何も言わなかった
中澤はまた双眼鏡で安倍の部屋をのぞいた
雨はさらにつよく降ってきた
また中澤は警官に尋ねた「犯人はもう捕まったんですかねぇ?」
しかし警官は無言のままだった
中澤(なんや 無愛想なおまわりやな・・・)
帽子を深くかぶったままの警官は、中澤の横に立った 帽子のつばからは雨の雫がしたたり落ちていた
中澤はなおも双眼鏡で安倍の部屋をみようとしたが、雨が激しすぎて双眼鏡のレンズに水滴がついてしまい、見ることができなくなってしまった
中澤は双眼鏡でみるのをあきらめた
濡れた髪の毛が中澤のけだるい顔にまとわりついた
中澤はしばらく双眼鏡を両手で弄んでしたが、ふいに隣に立っている警官に目をやると中澤が言った
「これ お返ししますわ」
中澤が双眼鏡を無愛想な警官に差し出した
しかし警官はじっとしたままだった
雨がふたりを叩きつけた
「・・・イタイの・・・」
「えっ!?」
雨の音が邪魔して中澤には警官の声が聞き取れなかった
「イタイの・・・イタイの」
中澤「えっ 何 イタイ?」
「イタイの・・・とってもイタイの・・・とってもイタイの」
中澤「痛いの? どこが?」
「イタイの・・・お腹がイタイの」
中澤「!!!!!」
警官の帽子のつばの奥に隠されていた、赤く血ばしった眼が中澤を捉えた
中澤は恐怖のあまり声を失った
警官は巨大な包丁を振りあげた!!
122 :
大河好き : 2001/02/26(月) 23:25 ID:VXdz2Uic
ソニンとユウキは急いで階段を降りていった
ユウキ「あの警官が犯人なんです!!本物の警察官を殺害して制服を奪ったんです!!」
ソニン「マズイわ! このままでは逃げられてしまう!」
二人はころげ落ちるように階段を降りていった
ユウキはふと窓の外を見た
ユウキ「ヤバイッ!!」
ソニン「どうした!?」
ユウキは窓の外を指差した
はるか向うのほうに中澤と警官がいた そしてさの警官が中澤に包丁で襲いかかろうとしていたのだ
ソニンとユウキは拳銃を取り出した
するとなにかが向うからやってきた
ソニン「何だありゃ?」
一台の自動車が中澤と警官のところへ猛スピードで走ってきたのだ
警官は包丁を高々と振りあげた!!
中澤は恐怖のあまり体が動かなかった!!
警官がその高々とあげた包丁を振り下ろした その時!!
ドーン!!!
なんとタクシーが警官に体当りしたのだ!!
警官はふっ飛ばされてしまった
それはさっき中澤が乗せてもらったタクシーだった
タクシーから運転手がゆっくりと出てきた
「あぶないトコでしたね、中澤さん」
中澤は驚きのあまり口をポカーンと開けていた
運転手「いえね、私さっき中澤さんからサイン貰ったじゃないですか ついそれにばっかり気をとられてまして あのーなんといいましょうか その・・・料金をまだ頂いてないことに気がつきまして・・・ええ そうなんです」
ソニンとユウキが駈けよってきた
ソニン「中澤さん 大丈夫でしたか!?」
中澤「ええ・・・まあ大丈夫です」
ユウキが倒れている警官に手錠をかけた そして警官の帽子をおもむろに脱がした
中澤はニセ警官の顔をみた
「!!!!!」
中澤は絶句した
なんと犯人は安倍なつみの母親だったのだ
123 :
大河好き : 2001/02/26(月) 23:54 ID:4dLOdCmA
中澤は思い返してみた
安倍の家に電話をしたとき 時々安倍の声とまちがえて安倍の母親とはなし続けてしまったことがよくあった
たしかに声に関してはこの親子は似ていた しかし容姿にかんしてはさほど似ているとは今まで思っていなかった
しかし今こうやって安倍なつみのメイクをしている母親をみると恐ろしいほどよく似ているのだ
(なるほど親子だからDNAのパターンも良く似ていていたんだな・・・)
でもなぜなっちを殺したのだろう? 母娘なのに・・・
中澤「どうしてなっちを殺したのですか お母さん?」
母「・・・・」
ソニン「詳しいことは署に帰ってから聞こう さあ立て!!」
安倍の母親はソニンユウキの両刑事に腕をつかまれてパトカーに押し込められた
ソニンとユウキもパトカーに乗り込み、そしてその場を去っていった
中澤と運転手がそこに残された
運転手「あのー中澤さん・・・料金をお願いします」
中澤はパトカーの去っていく姿をじっと見ていた
中澤「あのふたり オートバイ忘れていきよったな」
124 :
名無し娘。 : 2001/02/27(火) 07:28 ID:J7KX3wfQ
駄作 とっとと終われ
125 :
最終回 : 2001/02/27(火) 18:33 ID:wMVp33s2
次の日中澤の部屋にユウキとソニンの二人が訪れた
中澤「安倍のお母さんは何と言っていたのでしょうか?」
ソニン「ええ それなんですが動機について尋ねてみたんです
けれども・・・」
中澤「はい」
ソニン「あの母親は完全に精神に異常をきたしていましたね」
中澤「・・・」
ソニン「なんでも娘、つまり『なつみを守るために殺した』と
言っているんです」
「守るために?」
中澤は眉をひそめた
ソニン「そうなんです なんでも母親が言うには『なつみは私
から離れてはいけない 私から離れたらなつみは不幸になる』
と思い込んでいるんですね」
中澤「どうしてそんなふうに思ってしまったんでしょうか?
考え過ぎのような気がしますが・・・」
ソニン「そうです 考え過ぎです 異常ですね あの母親はなつ
みさんが小さいときから彼女を溺愛していたんですね おそら
く夫婦間の不和が娘への溺愛というかたちで表
れたのだとおもいます」
「そうなんですか・・・」中澤は胸が痛くなった モーニング
娘。で安倍が活動を続けていたことが安倍の母親を精神異常に
追いこんでいたなんて・・・
ユウキ「それ以上のことはまだ何もわかっていません 今後の
捜査や裁判などで徐々にわかっていくと思います」
ソニン「精神異常であることは間違いありませんから実刑は下
らないと思います・・・でも もしかしたら永遠に病院から出
られないかもしれません」
「そうですか」
中澤はうなずいた
そして立上り窓によった 窓を開け外の風を体に感じた
(なんでこんなことに・・・)
中澤はなっちが最後に唄った歌詞を思いだした
「わがままな娘でごめんね」
中澤は涙をこぼした
「あっ!!」中澤は声を上げた
なんと殺されたはずのバスの運転手がアパートの下を歩いてい
たのだ
「なっ・・・なんで?」
まだ事件は解決していないのか? 中澤は恐怖に凍りついた
桜の木の下を運転手はゆっくりと歩いていた
中澤はじっとそれを窓からみつめていた
春の生温かい風が中澤の頬を撫でた
ーーーーー「安倍なつみ殺人事件!!」終わりーーーーーー
126 :
名無し娘。 : 2001/02/27(火) 18:39 ID:h4BYSKIo
非常につまらなかったです。
このような作品を公開するなんて、あなたの頭の中身を疑います。
二度と執筆活動など行なわないほうが良いでしょう。
さようなら。この作品は無かったことにしなさい。
127 :
最終回 : 2001/02/27(火) 18:56 ID:wMVp33s2
たぶん君が僕の一番のファンなんだろうね
128 :
大河好き : 2001/02/27(火) 18:58 ID:wMVp33s2
しまったHN直してなかった↑
129 :
名無し娘。 : 2001/02/27(火) 21:26 ID:UHLEziLk
最近これだけ話題になったのはバトルロワイヤルのやつ以来だな
130 :
名無し娘。 : 2001/02/28(水) 00:08 ID:4X5JGHzA
で、どれが本物の大河好きが書いたもの?
131 :
大河好き : 2001/02/28(水) 01:20 ID:C2vTrIW2
132 :
名無し娘。 : 2001/02/28(水) 01:24 ID:K6W44ZLc
∧ ∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄ ( ゚Д゚) < ウンコ以下の駄作だ
UU  ̄ ̄ U U \__________
133 :
大河好き :