2009年12月30日、超満員の観客で埋め尽くされた横浜アリーナ。地鳴りのような声援が飛び交う熱狂の渦の中、
平沢唯役・豊崎愛生さん、秋山澪役・日笠陽子さん、田井中律役・佐藤聡美さん、琴吹紬役・寿美菜子さん、
中野梓役・竹達彩奈さんの5人によるオープニングテーマ「Cagayake!GIRLS」で、元気いっぱいにライブがスタートした。
豊崎「今日は私たちもいっぱい準備してきていますので、楽しい時間になるようにがんばります!
みなさんも最後まで盛り上がっていってください!!」
豊崎さんによる最初の挨拶の通り、この日のステージは盛りだくさんの内容となった。まずは「放課後ティータイム」
の5人が、それぞれソロでキャラクターイメージソングを披露。唯の「ギー太に首ったけ」、澪の「Heart Goes Boom!!」、
律の「Girly Storm 疾走 Stick」、紬の「Dear My Keys 〜鍵盤の魔法〜」、そして梓の「じゃじゃ馬Way To Go」
とノンストップで続く展開に、会場の熱気はグングンと上昇していく。
そんな場内の空気をガラリと変えたのが、次に登場した人物だ。おどろおどろしい音楽が流れ出すと、奇妙な仮面と
マントで全身を包んだ何者かが舞台中央にゆっくりと降りてくる。仮面の下から現れたのは、派手なヘヴィメタ風衣装&
メイクの真田アサミさん!! もちろんこれは、アニメ第5話の回想シーンに登場した、真田さん演じる山中さわ子先生が
学生時代に結成していたヘヴィメタバンド「DEATH DEVIL」を完全再現したもの。髪を振り乱し、声もからさんばかりに
シャウトする真田さんのパフォーマンスは迫力満点で、客席を完全に圧倒していた。
この後のMCでは、平沢憂役の米澤円さんと真鍋和役の藤東知夏も登場し、本日のキャスト8人が全員集合!
せっかく揃ったということで、会場のみんなで遊べるお楽しみコーナー「けいおん!コール&レスポンス!」へと突入する。
これはTVアニメの中に出てきた、ファンなら誰もが覚えている名(迷?)セリフばかり。
それだけにコール&レスポンスもバッチリ決まって、会場の心は完全に一体化していた。
勢いも乗ってきたところで、今度は憂の「Lovely Sister LOVE」と和の「Coolly Hotty Tension Hi!!」と、
2曲続けてキャラクターイメージソングが披露された。さらにイベントの中盤では、
8人が揃って出演しての朗読劇「ある日の軽音部」の上演が行われた。
アニメの雰囲気をそのまま再現したかのような、テンポのいい会話の掛け合いで場内に何度も笑いが巻き起こる。
ずっと彼女たちのティータイムを眺めていたいような気分にもさせられたが、ライブ開始の時間は待ってはくれない。
5人が楽器を構えて、それぞれのポジションに立つと、「カレーのちライス」「ふでペン 〜ボールペン〜」の2曲を
続けて熱唱。すると、歌い終えたところでメンバーの表情が一転する。これまで以上に緊張に満ちた面持ちとなったが、
その理由とは!?
豊崎「ここからはなんと、当て振りじゃなく本当に演奏しまーす!!」
なんと、事前の告知にはなかったが、この日のためにこっそりと練習していた5人が実際に楽器の生演奏をすることに
なったのだ! しかも、最初の曲はファンの前では初の生演奏となる「わたしの恋はホッチキス」。
さすがに固くなってしまったのか、一度は演奏が中断したものの、顧問のさわ子先生こと真田アサミさんや、
何より会場に集まった大勢のファンの温かい励ましがあって、「わたしの恋はホッチキス」と「ふわふわ時間(タイム)」
の2曲を無事に演奏し終えることに成功! 5人ともが練習の成果を発揮できたことで、
ライブのフィナーレは最高の形となった。
アンコールに応えて「Don't say “lazy”」を歌い終えたところで、もうひとつのビッグサプライズが待っていた。
ステージ上方のスクリーンに映し出される「アニメ第2期製作決定!」の文字! 横浜アリーナ全体が、
歓喜の声に包まれた瞬間だった。そしてダブルアンコールでは8人全員が再び集合し、「『レッツゴー』」を歌う。
たくさんの感動と興奮と思い出が生まれたライブイベントは、こうして幕を下ろしたのだった。
>>2へ続く
エキサイト
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