【サッカー】“頑張れば試合に出られる”ザッケローニ監督の評価を一変させた選手操縦法

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1レコバたんヽ(゜∀。)ノφ ★
 それにしても、日本の快進撃は「予想外の出来事」といっていい。というのも、ロクな準備も
出来ないまま、大会に臨むことになったからだ。

「昨年末は天皇杯が佳境に入り、大阪直前合宿の初日、12月28日に集まったメンバーは
登録23人中たったの10人だった。しかも悪天候で練習中止。2日目も途中で打ち切り。
選手のコンディションもバラバラで体調不良を訴えたMF松井、ケガのDF槙野と主力組が
戦線離脱。主要大会前の準備が、これほどボロボロだったことはない」(サッカー記者)

 それがフタを開けてみると尻上がりに調子を上げている。ザッケローニは南アW杯で
サポートメンバーに甘んじたMF香川(21)や出場機会のなかった内田(22)、代表歴
4試合に過ぎないDF吉田(22)ら若手を主軸組に抜擢したが、これがドンピシャにはまった。

「ザッケローニの志向する“前に、前に”の攻撃サッカーが、現代表メンバーと絶妙に
マッチしている」とドイツサッカー協会公認S級コーチ・鈴木良平氏がこう続ける。

「前任の岡田監督は専守防衛主義でボールを保持しても横パス、バックパスばかり。
そんな消極的なサッカーから一転、ザッケローニは攻撃サッカーを目指し、チームに
活力を与えてくれた」

●能力、適性を見抜くだけではなく
 選手の適性を見抜く眼力、選手をヤル気にさせる手腕――。こういった部分で前任の
岡田監督、ドイツW杯のジーコ監督を「完全に凌駕(りょうが)している」(マスコミ関係者)
というのがサッカー関係者に共通する見立て。

「カタール戦に代表初先発したDF伊野波は、もともとCBとストッパーが本職だが、カタール
入り後にザッケローニから『SBとしても使う』と言われ、実際にカタール戦では右SBとして
プレー。試合終了間際には決勝ゴールを決めた。そういえば、カタールでチンタラ練習して
いたMF柏木を呼んで注意したことがあったが、一方的に叱責するだけではなく、気持ちを
入れ替えて練習に励んだ柏木をサウジ戦のトップ下に起用。ちゃんとフォローしている。
“頑張れば試合に出られる”と前向きなムードを植え付けたことも、決勝進出の原動力の
ひとつとなった」
>>2以降につづく
http://news.livedoor.com/article/detail/5303073/
2レコバたんヽ(゜∀。)ノφ ★:2011/01/29(土) 03:19:39 ID:???0
>>1のつづき
 選手に経験を積ませるために積極的に試合に出していく。ヨルダン戦でFW李やMF藤本
を交代出場させ、シリア戦にMF細貝、サウジ戦にMF本田拓、カタール戦にDF永田を
送り出した。出番のないのは「追加招集されたDF森脇と第3GK権田の2人」だけ。

 これまでの代表指揮官には見られなかった「ザック流」なのである。

 この日になって25日の韓国戦で右足を負傷したMF香川が診断の結果、小指骨折が
判明。29日の決勝は欠場が決まった。27日、ドイツに向かう。調子が上がってきただけに
痛いが、代役候補は藤本、柏木の両MFだ。選手起用に冴えを見せる日本初のイタリア人
監督ザッケローニが、どんな手を打つか見ものだ。