FB三宅、スタメンに感激!「サモアに気持ちで負けない」
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200606/image/06061601miyakeGRA00196G060615T.jpg 日本代表ニュージーランド遠征(第1日、15日、ニュープリマス=吉田宏)17日の
太平洋5カ国対抗第2戦、サモア代表(世界10位)戦を前に、日本代表がニュージー
ランドで練習を開始。ジャンピエール・エリサルド・ヘッドコーチ(52)は出場メンバーを
発表した。WTB大畑大介(30)=神戸製鋼=のけがで今遠征から代表に復帰した
三宅敬(26)=三洋電機=が、いきなりFBで先発することになった。
冬の装いをみせるニュージーランドの小都市ニュープリマスで、三宅に吉報が
もたらされた。遠征初練習のこの日、午後の練習前に発表されたサモア戦メンバー。
15番目に自分の名前を聞いた瞬間、喜びと緊張を隠せなかった。
「責任をすごく感じます。サモアは強いが、低いタックルで勝負。気持ちでは負けたくない」
エース大畑が4日のトンガ戦で左ふくらはぎを痛めて代表を離脱。正式に三宅の
代表復帰が決まったのは、出発前日の12日のことだった。3、4月のフランス遠征
以来の合流。安定感のあるプレーに加え、“闘魂”を評価されてのものだった。
代表復帰が決まる直前には発奮材料もあった。10日に徳島で行われたトヨタ自動車
との招待試合の後、神戸製鋼の黄金期を支えた元日本代表LO林敏之氏(46)と
食事で同席。現役時代、体を張ったプレーで“壊し屋”と恐れられた同氏から
「なりたくても、ほとんどの人が代表になれない。選ばれたときは感謝の気持ちを
忘ず戦え」と日本代表への熱い思いを伝授された。
「本当に感激しました。話を聞いて涙がでました」
50点以上を奪われたトンガ、イタリア戦は「個々の勝負で負けている」(太田GM)
と気迫不足の完敗を味わった桜の戦士たち。林氏から伝授された熱き思いを胸に、
三宅が瀕死(ひんし)のジャパンの救世主になる。
引用元
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200606/rg2006061601.html