緊急事態!主将がいない…大畑に続き浅野も負傷で離脱
http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200606/image/06061401asanoMTG00127G060613T.jpg http://www.sanspo.com/rugby/top/rg200606/image/06061401oohataMTG00126G060613T.jpg お前もか! エリサルド・ジャパンが緊急事態に陥った。ラグビー日本代表主将の
FL浅野良太(26)=NEC=が、11日のイタリア代表戦で痛めた左手親指付け根の
負傷が「靱帯(じんたい)断裂」と診断され、13日、代表から離脱した。
日本代表はこの日、成田、関西両空港からニュージーランド(NZ)遠征に出発したが、
帯同も断念した。左足の負傷でチームを離れたWTB大畑大介(30)=神戸製鋼=
に続き、2人体制を敷いた主将の相次ぐ負傷。桜の戦士には試練の遠征となる。
精神的な支柱がまた1人、消えた。成田空港に集まった日本代表に衝撃が走る。
今季主将に任命された浅野のチーム離脱が前夜に確定し、集合後に事実を知った
選手の表情はみるみる厳しくなった。太田治GMも痛恨の表情を浮かべ、「なんで
リーダーばかりが…。でも、試合は近づいてくる。現在のメンバーで戦っていくしかない」
と声を落とした。
16−57で惨敗した4日のトンガ代表戦後、2人体制の主将の1人、WTB大畑が
左ふくらはぎ肉離れのために戦線を離脱。5月のグルジア戦で通算トライ数の
世界記録(65)を樹立した得点源を欠いたチームは、11日のイタリア代表戦では
6−52とノートライでの完敗。2戦連続で50失点以上のショッキングな黒星に続き、
浅野の離脱はさらなる追い打ちとなる。浅野に代わってフィリップ・オライリー(25)
=三洋電機=が、NZに出発する。
厳冬のNZでジャパンを待ち受けるのは、世界ランク11位のイタリアを上回る同10位
サモアと、そのサモアを12−56で粉砕したオールブラックス・ジュニア。
低く、厳しいタックルが持ち味の浅野の離脱は、前戦以上の大量失点にもつながり
かねない危険をはらむ。
>>2以降に続く