先週末のメキシコで、シトロエンのフランソワ・デュバルがイベント終盤にリタイアしたのは、2005年のエンジンに関するレギュレーションの抜け穴を利用するためだった可能性がある。
デュバルは総合4位につけていた土曜日のSS8で岩をヒットしてエンジンにダメージを負い、その日終盤の3つのステージを走れなかった。
その後、彼は日曜日には再スタートして2つのステージを走り終えたが、最終サービスへ向かう途中でエンジンに‘問題が生じた’としてリタイアした。
その時点での彼の順位は総合10位で、ドライバーズポイントもマニュファクチャラーズポイントも圏外だった。
2週間前のF1オーストラリアGPでは、BARがフィニッシュ直前に2台のマシンをリタイアさせて、次のマレーシアGPで新しいエンジンを使えるようにする戦術を採っており、
どうやらシトロエンもこれと同じ作戦に出たようだ。WRCでも今年からF1と同様に、1基のエンジンで2つのイベントを走らなければならないというルールが施行されているが、
いずれもリタイアした場合は次のイベントでエンジンの交換が認められている。
これについて、シトロエンの公式リリースは次のように述べるにとどめた。
「彼(デュバル)の今朝(日曜日)の使命は、100%確実ではなかった彼の車の信頼性を評価するという観点から、適度なペースで走行を続けることだった。
しかし、彼は最終ステージを走り終えた後でリタイアすることを望んだ。これを受けて技術チームは、次のラウンドまでに十分な時間を費やして彼のエンジンを詳しく調べる予定である」
来月のニュージーランド・ラリーでは、シトロエンは何のペナルティも受けずに、デュバルのマシンにフレッシュなエンジンを搭載できる。
ソース(全文読むにはユーザー登録が必要です)
http://www1.as-web.jp/news/news_detail.php?c=3&nno=908 関連スレ
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