なんとかファイトでGO

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1創る名無しに見る名無し
   ∧" ̄`∧
  <´ ノノリルハ> 恒例の1豆知識だよぅ!!!!
   < ゝ*^ワ^ノゞ フーリャンちゃんはたまに
   ⊂リ: Y リつ にゃんが寝てる時にパイオツをもみもみしてくるよぅ!!
   .J!:====! は…恥ずかしいよぅ!!
   .j.__,|l.__,〉
2創る名無しに見る名無し:2012/03/13(火) 15:13:08.13 ID:Q4+yI+Ks
>>1
スレ立てありがとうございました! m(__)m
3創る名無しに見る名無し:2012/03/13(火) 15:14:17.56 ID:Q4+yI+Ks
              /\
             _/   \
            /ニニ÷ニヽ
      []     /',  .iノハ从〉
      ||     ハヽゝ゚ー゚)ゝ
      ||____.ノ(. つ¶つ¶____
    |  :|:./ E:|: EEEEl  :|:|:   :  ̄ ̄||`l
   / ̄ ̄ヽ ̄ヽ EEEEl  :|:|:__:___||._|  ドオォーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!
  /  ,●、  |  |777777|:|   l, ―┴、┴――、 ,、_
  | ●|  |.● |  |/////// .:|:| /     ヽ    [ニ/   ヽ ∧" ̄`∧
  ヽ  `●'  .|  |====:|:| |====l===ノl l ノ'''ヽ !´ ノノリルハ>
   ヽ    / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~'ヽ     /    /! l|*´o`)|< ゝ^ワ^ノゞ
4創る名無しに見る名無し:2012/03/13(火) 16:27:16.24 ID:Q4+yI+Ks
《前ファイトとあらすじ》


【前ファイト】
なんとかファイト耳
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1328288406/



【あらすじ】


初っ端からこのペース…… 長くなりそうだぜ………!!!


            by.エンデリル
5創る名無しに見る名無し:2012/03/13(火) 18:16:14.91 ID:Q4+yI+Ks
《超検証!! 仲間同士で戦ったら…?》
ドドォオーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

これは仲間同士で戦ったらどうなるか検証する企画である…
参加者はこちら

・大魔女フーリャン
(肩書き)大魔女 (能力)魔法 魔体術 (総合評価)SS
ヤスオの一言:俺なら勝てる

・ねこ
(肩書き)マゾ忍者 (能力)手裏剣技 忍術 (総合評価)B
ヤスオの一言:………ビジョンは見えた …勝てる…

・サナバー
(肩書き)魔術学者 (能力)魔法 マジックウエポン (総合評価)B
ヤスオの一言:こいつチェリーだろ

・うさぎ
(肩書き)忍者 (能力)蹴り技 (総合評価)A
ヤスオの一言:勝てる ……うん 勝てる

・チロリーン
(肩書き)勇者 (能力)勇者聖拳 (総合評価)S
ヤスオの一言:楽勝

・エンデリル
(肩書き)うるさい (能力)吟遊詩人魔法 PHソード (総合評価)C
ヤスオの一言:勝てた

・ワラース
(肩書き)ニート (能力)アングリーステップ (総合評価)C
ヤスオの一言:勝てると思うがな?

・マリモス
(肩書き)騎士 (能力)剣技 (総合評価)A

・レン
(肩書き)蟻 (能力)鎗技 (総合評価)A
ヤスオの一言:蟻だろ? ナメんなよ


ルール
・戦闘場所はスーパーの屋上
・お互いの能力は知っているものとする

なんとか…ファイッッ!!!!
6創る名無しに見る名無し:2012/03/13(火) 19:35:48.01 ID:Q4+yI+Ks
フーリャン vs ねこ

常にフーリャンを立てるねこ そしてマゾのねこはフーリャンの攻撃を自分から喰らいにいくぞ
フィニッシュはもちろんゲリ ゲロ ワキガ イカ カレイシュ クサヤ ヘソノゴマ ドリア〜ン ウンコ チューニュ コエダ メコレ!
満面の笑みで敗れたねこに悔いはなかった

【フーリャン圧勝】


ねこ vs サナバー

お互い似たような実力なので世紀の凡戦が繰り広げられた
しかし気色の術を駆使した多彩な攻撃でねこはサナバーに辛勝した!

【ねこ勝利】


サナバー vs うさぎ

魔法以上の威力の蹴りと機動力を持つうさぎにサナバーは頑張って応戦するもマジックウエポンごと蹴り飛ばされ失神KO!

【うさぎ圧勝】


うさぎ vs チロリーン

一撃必殺の蹴りをもつうさぎと手数とパワーを兼ね備えたチロリーンの勝負
うさぎは昔から手数の多いファイターに弱く チロリーンとは相性が悪すぎた!

【チロリーン勝利】


チロリーン vs エンデリル

開始早々エンデリルがうるさい声でチロリーンの体勢を崩しにかかった!
しかしチロリーンはエンデリルの相棒でいつも近くにいるので慣れたらしくあまり効いていなかった
あせったエンデリルはPHソードで切り掛かるが 当たるはずもなくチョップで失神

【チロリーン勝利】
7創る名無しに見る名無し:2012/03/13(火) 20:17:45.28 ID:Q4+yI+Ks
エンデリル vs ワラース

ワラースはエンデリルを簡単に怒らせるが怒ったエンデリルはこれ以上ない不快ボイスでワラースを封殺しかけた!
しかし調子に乗ったエンデリルがかっこよくラストを決めようとPHソードでの攻撃に切り替えるが ワラースに攻撃の呼吸を読まれ逆転負け…

《ワラース勝利》


ワラース vs マリモス

大人の余裕をもつマリモスはワラースのアングリーステップには掛からず平静を保つ
それがダメと分かったワラースは早々に負けを認めた(組み合いになったりするとキモいので)


マリモス vs レン

お互い超硬の鎧と甲殻を持つ防自慢の2人 そして力も技もお互い洗練されていてそれはもうすごい名勝負が繰り広げられた
しかし体格による体力差か レンが先に力尽きマリモスがなんとか勝った!


レン vs フーリャン

レンが肉雄になった途端フーリャン失神

《レン勝利》
8修正:2012/03/13(火) 20:19:50.57 ID:Q4+yI+Ks
エンデリル vs ワラース

ワラースはエンデリルを簡単に怒らせるが怒ったエンデリルはこれ以上ない不快ボイスでワラースを封殺しかけた!
しかし調子に乗ったエンデリルがかっこよくラストを決めようとPHソードでの攻撃に切り替えるが ワラースに攻撃の呼吸を読まれ逆転負け…

《ワラース勝利》


ワラース vs マリモス

大人の余裕をもつマリモスはワラースのアングリーステップには掛からず平静を保つ
それがダメと分かったワラースは早々に負けを認めた(組み合いになったりするとキモいので)

《マリモス勝利》


マリモス vs レン

お互い超硬の鎧と甲殻を持つ防自慢の2人 そして力も技もお互い洗練されていてそれはもうすごい名勝負が繰り広げられた
しかし体格による体力差か レンが先に力尽きマリモスがなんとか勝った!

《マリモス勝利》


レン vs フーリャン

レンが肉雄になった途端フーリャン失神

《レン勝利》
9創る名無しに見る名無し:2012/03/13(火) 21:32:57.98 ID:Q4+yI+Ks
フーリャン vs サナバー

対魔法使いでは一番強いとフーリャンからも評されるサナバーだが フーリャンは格が違いすぎた
散々遊ばれたあげく頭から地面に突っ込まれ惨敗

【フーリャン圧勝】


ねこ vs うさぎ

長い付き合いでうさぎのクセをよく知るねこ
足が速い上に遠距離攻撃を得意とするねこはうさぎを完全に封殺した

【ねこ勝利!】


サナバー vs チロリーン

魔法とマジックウエポンでの中距離攻撃でチロリーンを攻め立てるサナバーだったが
チロリーンはエネ巨を使って野チロリーン流魔体術でサナバーの魔法を無効化
サナバーも三重のマジックウエポンで一矢報いるがマジックウエポンごと叩き伏せられた

【チロリーン勝利】


うさぎ vs エンデリル

耳のいいうさぎはエンデリルの声に苦しめられるが その途中で何故か発情
剥き出しの野獣パワーでエンデリルを一瞬にして地面に埋めた

【うさぎ勝利】


チロリーン vs ワラース

戦闘後のワラース「あいつほどいいカモはいねぇ ヒャハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

【ワラース圧勝】


エンデリル vs マリモス

小細工は無駄と判断したエンデリルは初っ端からPHソード
鎧すら砕くPHソードだが 師匠としての意地 そしてこれまでの経験があるマリモスは絶対に負けられない
エンデリルは一心不乱に剣を振るが やはり剣の達人マリモスからみるとチンカスの溜まったクソガキ以下の剣技とも呼べないオチンコ棒遊びなど眠っていても回避出来るレベル
見事にエンデリルを切り伏せた

【マリモス圧勝】
10創る名無しに見る名無し:2012/03/13(火) 22:03:45.96 ID:Q4+yI+Ks
レン vs ねこ

フーリャンが信頼する下僕同士の戦い…!!!! 絶対に負けられない戦い…!!!(特にねこ)
相手が近距離〜中距離攻撃を得意としているので 遠距離からの攻撃でレンを苦しめる
レンも前へ前へと進み攻撃を繰り出しねこに傷を与えていった
意地と意地のぶつかり合い ミャンチューにも使った竜巻と衛星手裏剣のコンボでレンを撃破!!!!
ねこは泣いた

【ねこ勝利】


フーリャン vs うさぎ

哀れ うさぎは2時間遊ばれた挙句 ウンコを注入され惨敗した……

【フーリャン圧勝】


エンデリル vs サナバー

エンデリルの新必殺『エロボイス』炸裂!
サナバーは鼻血を出して倒れた

【エンデリル圧勝】


ワラース vs サナバー

サナバーはワラースのアングリーステップで怒るどころか 泣いた
戦意喪失

【ワラース勝利】


マリモス vs サナバー

武器での勝負は不利と 魔法を主体に戦うが日頃フーリャンから魔法で攻撃されているマリモスにとってはなんのその
結局力でサナバーはマリモスに押し負けた

【マリモス勝利】


11創る名無しに見る名無し:2012/03/14(水) 10:37:44.99 ID:LL2MRRTi
フーリャン vs チロリーン

因縁のライバル対決再び
魔法を使えばフーリャンが圧倒的に有利だろう
しかしフーリャンは魔体術を多様し同じ土俵で戦おうとする そうなると圧倒的にチロリーンに分がある
チロリーンはがフーリャンを追い詰めるが フーリャンは魔法を解禁しチロリーンになんとか勝った

【フーリャン勝利】


ねこ vs チロリーン

持ち前のスピードと手裏剣で応戦するねこ
とめどない手裏剣の弾幕に四苦八苦するチロリーンだったけど 根性で乗り越え ついにねこを追い詰めてKO!
だがそのあとチロリーンも倒れた

【チロリーンギリギリ勝利】


うさぎ vs ワラース

あまり絡みがない2人はこの戦いにドギマギ
いたたまれなくなったワラースはわざと負けて早々に勝負を終わらせた

【うさぎ勝利】


エンデリル vs ねこ

激しい手裏剣の雨を破壊ボイスで迎撃するエンデリル しかし全てを防ぎきれずにグサグサッ!!
結局近づく事も出来ずに敗北したのだった

【ねこ圧勝】


マリモス vs うさぎ

マリモスの存在を全力で無視するうさぎはマリモスと戦うことなく不戦敗した

【マリモス不戦勝】


フーリャン vs マリモス

プチ・マアクロ・スーパーノヴァでマリモス滅殺
戦闘開始後2秒での決着であった

【フーリャン圧勝】
12創る名無しに見る名無し:2012/03/14(水) 12:17:35.84 ID:LL2MRRTi
マリモス vs チロリーン

最強の剣士と拳士の戦い それはもうすごい拮抗した戦いになった
数時間に及んだ戦いは両者が倒れ引き分けに終わった

【引き分け】


エンデリル vs レン

レンの持つ蟻の特性を見抜いたエンデリルが蟻の嫌がる蟻蛾イヤーボイスで攻撃 レンギブアップ寸前に肉男化
筋肉で耳を塞ぎ蟻蛾イヤーボイスを防ぎマッチョのパワーでエンデリルを圧倒した!

【レン勝利】


レン vs うさぎ

かわいいレンに抱き着くうさぎ
戦闘する気が削がれたレンだったが それではいかんと肉男化
その瞬間うさぎは死んだ

【レン勝利】


ワラース vs フーリャン

戦闘開始直後ワラースギブアップ

【フーリャン圧勝】
13創る名無しに見る名無し:2012/03/14(水) 13:03:06.69 ID:LL2MRRTi
ねこ vs ワラース

結構苦労したがワラースはねこを怒らせる事に成功
初めのうちはねこの手裏剣を華麗に避けるが そのうち体力が尽きねこの手裏剣弾幕の前に敗れる

【ねこ勝利】


ワラース vs レン

レンをあまり知らないワラース
結局怒りのツボが分からず レンの槍技に負ける

【レン圧勝】


チロリーン vs レン

パワーは互角 防御とスピードはレンに分があり 技と体力ではチロリーンが勝る
長く続いた戦いは チロリーンが深い傷を負いながらも辛勝

【チロリーン勝利】


ねこ vs マリモス

マリモスの鎧にねこの手裏剣も気色の術もあまり効果がない
頼みの爆弾手裏剣にも耐えられたため ねこはギブアップ(組み合いたくないから)

【マリモス圧勝】


サナバー vs レン

最初は魔法を主体に戦っていたサナバーだが
魔力で進化した超真虫に魔法は効かないと分かり物理的なダメージが与えられるマジックウエポンに切りかえる
しかし接近戦ではレンが圧倒的でサナバー大ピンチ
が 窮地の場面で名案浮かんだサナバーは魔法で地面を砂地にし蟻地獄を作り蟻地獄にレンは飲みこまれた
勝ったと思ったサナバー が! 地面を掘り進みサナバーの足元から現れたレンがサナバーの顎にロケット頭突き!!!
サナバーは倒れ レンも倒れた!

【引き分け】


フーリャン vs エンデリル

エンデリルがフーリャンに勝てるはずがない

【フーリャン圧勝】


終了ッ!!!!!!!!
カンカンカーン!!!!!!!!!!!!!!!!!
14創る名無しに見る名無し:2012/03/14(水) 19:27:13.48 ID:LL2MRRTi
それでは戦績を発表だ!!!

フーリャン
勝ち:7 負け:1
ヤスオの評価:負けたのはかわいかったレンがいきなりキモくなったことのショック死… 普通に戦ってたら勝ってたはずだな
さすが大魔女なだけはある まぁ俺には負けるがな

ねこ
勝ち:5 負け:3
ヤスオの評価:能力では格上のうさぎとレンに勝った事以外はまぁこんなもんだろう

サナバー
勝ち:0 負け7 引き分け:1
ヤスオの評価:これはひどいな… まさかエンデリルにまで負けるとは…
魔法はフーリャン以下… マジックウエポンの性能も同じ武器使いのマリモスやエンデリルにすら劣る… こいつの中途半端さが招いた結果だな 心身を鍛え直すべき

うさぎ
勝ち:3 負け:5
ヤスオの評価:ワラース戦 レン戦 マリモス戦でのやる気のなさはどうなんだ……
対戦相手でやる気が変わるようじゃプロ失格だぜ…
攻撃一発の振りが大きすぎて避けられたら命取りになるぞ
まぁこんなんじゃあ 俺には程遠いな

チロリーン
勝ち:5 負け:2 引き分け:1
ヤスオの評価:フーリャンに次ぐ実力者なだけあってかなりのもんだな
しかしこいつワラースとの相性は最悪だな 一生勝てないぞ

エンデリル
勝ち:1 負け:7
ヤスオの評価:サナバーに勝てたのはサナバーがチェリーだったから 決して実力ではない
格好つけたがって墓穴を掘るのは悪い癖 PHソードは使いこなせば最強の武器だろうに

ワラース
勝ち:3 負け:5
ヤスオの評価:面倒くさかったり勝てそうにないとすぐギブアップするな
まぁ間違ってはいないが

マリモス
勝ち:6 負け:1 引き分け:1
ヤスオの評価:経験値の高さは伊達じゃないな
そのキモさも立派な武器だ!!

レン
勝ち:4 負け:3 引き分け:1
ヤスオの評価:アリえない アリだけに


ヤスオの総評:まとめてかかってこいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
15創る名無しに見る名無し:2012/03/14(水) 21:14:55.95 ID:LL2MRRTi
ボケ妹「ところで 私様を含めた何人かはあんたの言う“同志”じゃないと思うんだけど
ついて来ちゃっていいのかい」

ヒャダオ「はは 魔法使いじゃないから…ってことかい
問題ない 君らは魔法使いの大魔女フーリャンやサナバー・ステーキーなどとは仲間関係なんだろう?
魔法使いに友好的なら同志だ」

マリモス「それは安心した」

ヒャダオの仲間(なんだこの着ぐるみ…)

亀「レレイロウから大分離れたが 大丈夫かよ?
魔反会の奴らが尾行してるかもしれないぜ?」

ヒャダオ「その点はぬかりない
…コンパニョン!!」

??「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」


もっああああああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ボッイィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コンパニョン「コンパニョンよ♪ うふ♪」
むぅーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「び…美女だ!!!!!!!!!!! 絶世の美女だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「わ…わぁ…綺麗…」

マリモス「Oh……こんな美女は見たことないよ……」

サナバー「ロ…ロリコンのマリモスがなびくほどの美女とは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
16創る名無しに見る名無し:2012/03/14(水) 21:32:00.77 ID:LL2MRRTi
魔法使いA「うおぉおーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
美女だああああああああぁッ!!!!!!!!!! 超美女だあぁぁぁぁァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハァー!!!!!!! ハァー!!!!!!!!! ジュルッ!!!!!!!!!!!!」

魔法使いB「うおぉーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あまりの美女さに自然と前屈みになるずぇええーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「…ん? ………こいつ…」

コンパニョン「うふふ ……あら」

ボケ妹「…は?」

コンパニョン「あなた…凛々しい顔していて……好みよ… …いい筋肉ね…」

ボケ妹「私様は女だ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!

コンパニョン「あらそうなのぉ……んふっ…
あ…じゃあ……あ・な・た…☆」

サナバー「え!!!!!!? わし!!!!!!!!!?」

コンパニョン「かわいい顔…私のドストライクだわぁ…
ね…お坊ちゃん…お姉さんとイイコト……し・な・い…?」
フー… そそ〜…

サナバー「PO…POPOーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドプァアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「大魔女クロスヒールホールド!!!!!!!」
メリメリビキッッ…

サナバー「ぐぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
17ヒャダオじゃなくてヒャオダだった:2012/03/14(水) 22:30:24.54 ID:LL2MRRTi
コンパニョン「あらん? 嫉妬かしら?」

ぶくぶくぶく…
サナバー「な…なにをするんじゃ…」

大魔女「助けてやったのに文句言うんじゃないわよ」

サナバー「た…助ける…?」

ヒャダオ「おいコンパニョン ウブな男の子をからかうのはやめろ
悪いな サナバーくん」

サナバー「……男の子っていうか…一応22じゃが…」

大魔女「こいつ幻術使いかしらね」

コンパニョン「あらん よくわかったわねぇん」

ヒャオダ「さすがだな大魔女フーリャン その通りだ
コンパニョンは幻術魔法の超エキスパートだ
そのコンパニョンの幻術を使って我々の一団の周りに幻術を張っているのだ
その幻術は我々の姿を消し 別の何かを映し出す」

ねこ「アナルほ… つまりにゃん達以外の人にはにゃん達が違うものに見えるんだね」

亀「そうか!!!! それなら尾行される心配もねぇな!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「じゃあその幻術で私様達はどんなものに映し変わってるんだい?」

コンパニョン「とても景色に馴染んだものよ♪」


コンパニョン「私達の姿は今 行列を成すサンバ隊になっているわ♪」

ズンチャチャズンチャッズンチャズンチャズンチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ズコォオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「余計目立つじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!
18創る名無しに見る名無し:2012/03/14(水) 23:01:40.92 ID:LL2MRRTi
――― モリモリ平野


ボーボ「…ぼっちゃん………いつまで意味もないウォーキングを続けるんですかい」

ちちげ「意味ないなんて事はない
このフンドシウォーキングは…“意味を見出だす”事に意味があるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボーボ「な……なるほど!!!!!!!! さすがぼっちゃん!!!!!!!!! なんて意味深い!!!!!!!!!!!
(全く意味が分からん…)」

タツマ「じゃあもっと歩こうべ」

ちちげ「あぁ………はうあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズンチャチャズンチャチャズンチャッ ズンチャッ ズンズンチャチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ボーボ「わあぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! サンバだあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
夜の大サンバ大行進だあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼぼーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

タツマ「何故こんな所でカーニバル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ちちげ「か…感じる…」

ボーボ「ぼっちゃん!?」

ちちげ「感じるぞ……… フンパシーを…」

ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タツマ「フンパシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

《フンパシー ……… フンドすパシーの意》

ちちげ「フンドラーとサンバー(サンバす者の意)…… 俺は常々似ていると感じていた…!!!!!
それが…今…!!! このような場所で出会うとは…!!!!!!
何かの導きに違いない!!!!!!!! お前ら!!!!!!!!!!! この行列に付いていくぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

タツマ「マジですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボーボ「賛成賛成大賛成ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ちちげ「お前ら続けィッ!!!!!!!!!! 腰を振らせぇえええええええええええええええええええええええええいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
19創る名無しに見る名無し:2012/03/15(木) 08:06:10.00 ID:Xw0fFBKE
ヒャダオ「そろそろ見えて来る…
アレが我々ネアメ・ルートの最前線野営地『MAX城』!!!!!」


ドドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズワアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そこにはそびえ立つ天守閣が!!!!!!!!!!》


みんな『ズココーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドンガラガッチャ〜〜!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「なんで城!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? これも幻術か!!!!!!!!?」

ヒャダオ「いやこれはマジで建造したやつだ」

ねこ「えー!!!!!!!!!!!!! 野営のために天守閣を!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
野営地っていったらテントとかそういうのじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヒャダオ「ヨソはヨソ ウチは城」
ずずーん

ボケ妹「意味は?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒャダオ「ネアメ・ルートには仲間が多いんだ 小さなテントじゃ入り切らん」

サナバー「てだからって天守閣にする必要はなかろう…」

ねこ「こ…このお城も幻術で隠してあるの?」

コンパニョン「当然よん♪ 外から見たらこのお城はウンチングスタイルをした男性の下半身みたいな形の大岩にみえるわ♪」

ボケ妹「だから余計目立つっつーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
20創る名無しに見る名無し:2012/03/15(木) 19:27:03.85 ID:Xw0fFBKE
―――…

プルプルプル…
ちちげ「こ…こんな…こんな岩が世界にあったなんて…」


ヨッシャアアアアアァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ボーボ「な…なんて…肉質溢れる岩なんだ…
ま…まさに漢の尻……………」
ゴクリッ…

タツマ「ぼっちゃんッ!!!!!!!!!」

ちちげ「あぁ………間違いない… この地こそフンドラーの聖地に違いないんだ…!!!!!!!!!!!!!
お前ら!!!!!!!! 今日から我々フンドラーはここを拠点とする!!!!!!!!!
そしてこの漢岩を未来永劫奉るのだアァァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――…

ヒャダオの仲間「ヒャダオ 結界の外に妙な変態どもがいるぞ」

ヒャダオ「放っとけ 害はない(多分)
それより ここに来た魔法使い達は遠慮なく足を伸ばしてくれ
監獄生活は長く辛かっただろう ゆっくり休め
馳走もたくさん用意した(主にミミガー)」

魔法使いB「やっほぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使いA「地層だ地層だ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒャダオ「…俺はMAX城に入る …君らも来るか? 大魔女フーリャン」

大魔女「気安く呼ぶな!!!!!!!! このZ顎!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒャダオ「くッ!!!!! 俺のコンプレックスをッ!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーーーン!!!!!

亀「付いてっていいなら行こうぜ さっきの話も聞きてぇ」

サナバー「そうじゃな」

ヒャダオ「よ…よし ならついて来い…」
21創る名無しに見る名無し:2012/03/15(木) 19:27:35.01 ID:Xw0fFBKE
MAX城内


ドンッ!!!!!! ドンッドンッドンッドンッドンドンドンドンドンドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
太鼓隊「リーダーヒャダオの〜〜〜〜〜〜〜〜ご帰〜〜〜〜〜〜〜〜〜城ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

見張り隊達『ッッつかれッッさアァーーーーーーーーーーーーーーーッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズラズラズッラアァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒャダオ「ご苦労」

サナバー「か…彼らは? 仲間か?」

ヒャダオ「いや パートさんだ
城の雰囲気作りのパートさん達だ」

ズコー!!!!!!!!!
ボケ妹「パートかよ!!!!!!!!!!! 必要性あるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒャダオ「あるだろ 城だぞ城!
俺は形から入るタイプでな」

ボケ妹「必要性のないものに必要性のないものを重ねる意味あるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒャダオ「俺は凝り性でな
さぁ 軍議の間へ行く 一番最上階だ」


――― 最上階 ―――

ヒャダオ「君らはこの大部屋に先に入っててくれ 俺の仲間達が大勢いる」

サナバー「ヒャダオ殿は?」

ヒャダオ「俺はまた後ほど ……ふふふ」
キラーン

ねこ「にゃ?」
22創る名無しに見る名無し:2012/03/15(木) 19:29:18.47 ID:Xw0fFBKE
MAX城内


ドンッ!!!!!! ドンッドンッドンッドンッドンドンドンドンドンドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
太鼓隊「リーダーヒャダオの〜〜〜〜〜〜〜〜ご帰〜〜〜〜〜〜〜〜〜城ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

見張り隊達『ッッつかれッッさアァーーーーーーーーーーーーーーーッス!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズラズラズッラアァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒャダオ「ご苦労」

サナバー「か…彼らは? 仲間か?」

ヒャダオ「いや パートさんだ
城の雰囲気作りのパートさん達だ」

ズコー!!!!!!!!!
ボケ妹「パートかよ!!!!!!!!!!! 必要性あるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒャダオ「あるだろ 城だぞ城!
俺は形から入るタイプでな」

ボケ妹「必要性のないものに必要性のないものを重ねる意味あるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヒャダオ「俺は凝り性でな
さぁ 軍議の間へ行く 一番最上階だ」


――― 最上階 ―――

ヒャダオ「君らはこの大部屋に先に入っててくれ 俺の仲間達が大勢いる」

サナバー「ヒャダオ殿は?」

ヒャダオ「俺はまた後ほど ……ふふふ」
キラーン

ねこ「にゃ?」
23創る名無しに見る名無し:2012/03/15(木) 20:50:45.44 ID:Xw0fFBKE
――― 軍議の広間


ワイワイ

サナバー「人がいっぱいおるのう ここにいるのは主要メンバーなのかのう」

亀「魔力ビンビンだぜ… 間違いなく全員魔法使いだな」

大魔女「ちぃっ…ザコが寄り集まりやがって…… イライラするわ…」

??「YO お前達新入りか?」

ねこ「にゃ?」

ダム里「俺はダム里ってんだ!! 知らない事があるならなんでも聞きな!!!!!!」

ボケ妹「…ん? ……お前…魔法使い…か?」

ダム里「当たり前DARO!!!!!!!!!!!! 同じ魔法使いなら魔力を感じるだろ!!!!!!!!!!!?」

亀「いや………うーーむ……」

大魔女「あまりのカス魔力さに全く気づかなかったわ」

ガーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ダム里「カスMARYOKU!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

サナバー「もしかしてわざと魔力を抑えているのか?」

ダム里「んなわけねーDARO!!!!!!!!!!!
魔力全開DAZE!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴァッッ!!!!!!!!

大魔女「!? ほのかに腐りかけたバナナのような匂いが……… これがあんたの魔力だというの?
……やだ くさい すかさないでよ」

ダム里「俺の魔力はすかしっ屁かYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!

亀「僕よりカスな魔力のやつは初めてだぜ」

ねこ「いるんだねぇ(エンデリルさん以下が)」
24創る名無しに見る名無し:2012/03/15(木) 21:21:34.70 ID:Xw0fFBKE
ダム里「お前ら俺をバカにしてんじゃNEーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なら俺の魔法を見せてやるZE!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺が扱う魔法は唯一にして無二!!!!!!! その名も転換魔法YO!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「転換魔法? 聞いたことないな」

ダム里「俺の転換魔法はその名の通りあらゆるものを転換させるZE
例えばこれをMIRO」

マリモス「Oh〜〜〜? ………砂糖かい?」

ダム里「その通り 見てな
ホ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア 〜 〜 〜 〜 〜 ! ! ! ! ! ! ! ! ! !」
ブウゥーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダム里「ハァッ……ハァッ………!!!!!!!
見なッ…!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「むっ…!!!? まさか……砂糖が塩になったのか?!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダム里「いや………
砂糖が……グラニュー糖になったZE…」

大魔女「ぽぼぶハァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「地味ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「あまりの微妙さにビックリしただろうがアァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダム里「ボブばりッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
25創る名無しに見る名無し:2012/03/16(金) 08:08:46.92 ID:Qxph397Q
ダム里「待てYO!!!!!! 今のは軽いジョークDAZE!!!!!!!!!!
俺の転換魔法のSHINZUIはこんなもんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!
こいつをMIRO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ

うさぎ「にわとりさんのたまごピョイイィーーーーーーー!」

ダム里「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ!!!!!!!!!!!!!! ズオィオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「うおッ!!!!!」

ダム里「ヒューーーー…ヒュ〜〜〜…ゼッ…ハァッ……!!!!!
この卵の中の白身と黄身の位置が入れ代わった…!!!! 今割って見せてやるZE…!!!!!!!!!」
コンコン くぱぁ

ポトッ… で〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「……」

サナバー「………普通の卵の形じゃな…」

ダム里「ぐっ!!!! 割り入れた時に位置が戻ったかッッ…!!!!!!!!!」
ガクゥッ…

みんな『……………』
しら〜〜っ

ダム里「MA…MATE!!!!! 今この冷水を熱湯に転換してMISERU!!!!!!!!!!!
30分ほど待ってくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「コンロ使った方がはえーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「もういいわ カス魔法使いと話してたら頭痛くなるわ」

ダム里「ま…待てYO〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
26創る名無しに見る名無し:2012/03/16(金) 14:45:19.26 ID:Qxph397Q
ダム里「カスMAHOUカスMAHOUってさっきから…!!!!!
偉そうなお前は魔法使いっぽいけど魔力全然感じねーZO!!!!!!!!!
俺IKAじゃねーKA!!!!!!!!!!!!! KASUはてめーだ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワラース「アヒャヒャヒャ!!!!!! 滑稽な野郎だな…」

亀「お前こいつしらねーのか?」

ダム里「知るワケねーDARO!!!!!!!!!!!!!
世の中自分以外は他人NAMだYO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰もが知ってるもんだと思い上がるのも甚だSIIZE!!!!!!!!!!!!!!
あ!!!? なんなんだ!!!!? じゃあなんなんだお前!!!!!!!?
ローカルSTARか!!!!!!? うわははははッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「はいはい もういいからどっか行きなさいよ 目障りね」

ポンッ!!!!!!


サナバー「!? なんじゃ!? 鼓!?」

ダム里「リーダーヒャダオの登場DAZE!!!! お前らかしこまれ!!!!!!!!」
ササッ

サササササッ
《正座になり畏まるネアメルートの奴ら》

ボケ妹「な…なんだぁ?!!!!」


ポンッ ポンッ ポンッポンッポンッポンッ ポンポンポンポンポンポンポンポン!!!!!!! ポポンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カカカンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

シャッ
右大臣「ヒャダ殿の…おなああああああああああああああああああああああああるるぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジャジャアアアアアアアアアアアアアアァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒャダオ「苦るしゅうない ちこうよれ」
ヨォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ボケ妹(殿様の格好をしているーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ブブシーッ!!!!!!!!!!!!!!!
27創る名無しに見る名無し:2012/03/16(金) 23:15:10.86 ID:Qxph397Q
亀「超なりきってる!!!!!!!!!! あいつ殿様に超なりきってるぜええええええええええええええええええええええええええええッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「凝りすぎだろ!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「こいつばかね」

サナバー「…………初登場した時はもっと真面目な人だと思ったのだが…」


てて〜〜〜〜ん
ヒャダオ「苦るしゅうない ちこうよれ」

右大臣「はっ!!!!!!」

左大臣「御意!!!!!!!!!!!!」

ギュ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
ヒャダオ「いや近い近い!!!!!!! 密着しとる密着しとる!!!!!!!!!!
苦るしゅう!!!!!!!!!!! 離れよれ!!!!!!!!!!!!! 離れよれェッ!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!

ヒャダオ「はぁ…はぁ…… ………みなのしゅう ごきげんよう」

ネアメルートの奴ら『はは〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぺけ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!


亀「ノッてるぜ こいつらめっちゃノッてるぜ」

大魔女「こいつら全員バカだわ…………」


ヒャダオ「はっはっはっ 苦るしゅうない 頭をあげい」


し〜〜〜〜ん…


ヒャダオの仲間「……もういいか?」

ヒャダオ「……あぁ もう堪能した
ここからは普通に報告を聞こう」


ねこ「………今のくだり必要あったのかな…」

ボケ妹「100%ないだろ…」
28創る名無しに見る名無し:2012/03/16(金) 23:37:51.85 ID:Qxph397Q
ヒャダオ「まずは皆 ご苦労
諸君らと俺達の心血の篭った策のおかげで多くの同志が助かったわけだが
それぞれの戦績を聞きたい まずは巨乳支部
作戦隊長のムクロ」

ムクロ「あぁ 巨乳支部を全壊…とまではいかなかったが 殆どの機能を停止させた」

ヒャダオ「よくやった! 次は顔がデカイからや支部!
スプリーダ!!!!!!!!」

スプリーダ「同じく建物は半壊程度に留まったが 待機していた兵どもは散らした」

ヒャダオ「うむ!! ではビッグお兄ちゃん支部のヤスダ」

ヤスダ「まぁ他と変わらず半壊ってところだな」

ヒャダオ「なんだと!!!!!!!!!!!!! なんて体たらくだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このたわけがッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「何故ヤスダにだけ厳しい」

ヒャダオ「………まぁ…いい…
今回の3ヶ所同時攻めの真の目的は『レレイロウ交流館に向かった援軍を引き戻す』だったわけだし それも上手く行った
上出来だろう …ヤスダ以外はな…」
ギロッ…

ヒャダオ「作戦も成功したくさんの同志が自由を取り戻した
そこにいる“大魔女フーリャン”も同じだ」

ざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ネアメルートの奴「大魔女フーリャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ざわざわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!


大魔女「あ? 気安く名前呼ぶんじゃねーわよ」
ドーン!!!!!!!!!!!!!


ネアメルートのやつ「だ…大魔女フーリャン!!!!! 生大魔女!!!!!!!!?」

ダム里「マジでかァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンデンドンデン!!!!!!!!!!!!!!!!!
29創る名無しに見る名無し:2012/03/17(土) 08:05:36.85 ID:FOAHNFdy
ダム里「えぇーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!! えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こいつ大魔女フーリャンなのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
マジかああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ざわざわ ざわざわ
ネアメルートのやつ「大魔女フーリャン……来ていたのか…」

ネアメルートのやつ「すげぇ………踏まれてぇ〜〜…」


ヒャダオ「ははは さすがの大魔女フーリャン すごい人気だ
さぁどうぞ前へ」


大魔女「………」
ザッザッザッザ

大魔女「どるるェいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒャダオ「ほんブバリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャアァーッ!!!!!!

ネアメルートのやつら『えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

大魔女「なによあんたその『俺達が助けてやった』みたいな言い方は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰にモノ言ってるわけ!!!!!!!? 何様よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの状況あんたらが来なくても乗り切れたわよこのクソボケちんこがああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲシゲシッ!!!!!!!!!

ヒャダオ「ぐ…ぐああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
く…苦るしゅう!!!!!!!!! 苦るしゅうーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
余は殿ぞーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキバキバキ!!!!!!!!!!!!!!!

ボケちんこ「おいやめろ!!!」


ネアメルートのやつ「す…すげ………ありゃ本物だ………」

ネアメルートのやつ「ヒャダオリーダーいいなぁ…」

ダム里「……ッ!」
30創る名無しに見る名無し:2012/03/17(土) 13:28:00.03 ID:FOAHNFdy
大魔女「…つーわけで あんたがここのリーダーだかリータだかしらないけど
偉そうに話すときには相手を考えなさい? ん?
格上相手に偉ぶってると酷く滑稽に映るわよ? ん?」

しゅん…
ヒャダオ「はい… すまっせん…」

大魔女「で? あんたは人に土下座でひかえさせといて自分はそれもしないの? この私に対して?
誠意を感じないわね ん?」

ヒャダオ「は…はは〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
イヨォ〜〜〜〜!!!!!

大魔女「つーかあんた見てると心が苦るしゅうのよ 最後列にでも行って縮こまってろ」

ヒャダオ「は…はっ!!!!!!!」
ササーッ


ムクロ「………立場が逆転しとる…」


大魔女「で… えーと あんたらなんか私らに説明することがあったんじゃないの?」

サナバー「あ…あぁ 何故あんなベストなタイミングで現れたのか…… そのトリックを聞きたかったんじゃ」

亀「確か僕も関係があるんだっけ? 気になるぜ!!!!!!!!!!!!」

最後列のヒャダオ「それについてはこの者が説明する!!!!!!!!!!!
エロリーナ!!!!!!! 前へ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エロリーナ「はい」
スッ
31創る名無しに見る名無し:2012/03/17(土) 13:43:49.58 ID:FOAHNFdy
エロリーナ「私はこのネアメルートの一人 エロリーナと申します」

ドキッ!!!!!!!!!!
亀「エロリーナ!!!!!!!!!? な…なんてエロい名前なんだ…!」
ゴ…ゴクリ…

エロリーナ「まず私は吟遊詩人魔法使いだと説明しておきましょ」

亀「ぼ…僕と同じ吟遊詩人魔法の使い手!!!!!!!!!!!!!!!!?
エロリーナで吟遊詩人…… な……なんてエロいんだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「なんでだよ どんな妄想してんだ」

最後列のヒャダオ「エロリーナはこのネアメルート唯一の吟遊詩人魔法だ」

サナバー「むぅ……吟遊詩人魔法なんてレアな使い手はエンデリル君だけと思っていたが まだいたのか」

エロリーナ「私が知っている限りでは吟遊詩人魔法の使い手は私とエンデリルさんを含めて世界に10人もいません…
その中で現役で使っているのは私とエンデリルさんくらいでしょう」

亀「な…なんだと… じゃあ僕は選ばれし人間だというのか…!!!!!
く……ふるえるぜ……」

大魔女「こんな雑魚しか使い手がいないなんて 吟遊詩人魔法の衰退も近いわね」
っていうかもう衰退してるか

エロリーナ「……そのことは置いといて… 私は数少ない吟遊詩人魔法使いの中でも更に稀有な力を持っています」

亀「な…なんだと!!!!? なんだそれは!!!!!!!!!!!?」

エロリーナ「私は他の吟遊詩人魔法使いの“声”を世界のどこにいても聞くことが出来るのです」

亀「な…なんだってー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!!
32創る名無しに見る名無し:2012/03/17(土) 13:56:21.42 ID:FOAHNFdy
亀「くッ!!!!!!? 世界のどこにいても僕の声を聞ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
じゃ…じゃあ僕のあんなことやこんなことやそんなことを聞いていたというのかーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
秘密の仕事のことや漫画のネタ考えてる時の独り言も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ならば僕がウンコしてる時にいつも言っている“あのセリフ”も知っていると言う事かーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
た…頼む!!!!!! そ…そのことは!!!!!!!!! そのことだけは!!!!!!!!!!!!!!!
いくらだ!!!!!!!? いくら積めば黙っていてくれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちょっと裏でじっくり話し合おうじゃあないかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「落ち着くんだ亀くん!!!!!!」

大魔女「ちょっとあんたのウンコの時のセリフ超気になるんだけど 興味津々なんだけど」

エロリーナ「そんなことまで聞いていませんよ あなたに興味はございません」

亀「そ…そうか…良かった…」
ふぃい〜〜〜

ボケ妹「でも今なんかすごい酷いこと言われたぞ」
気にしてないならいいけど

エロリーナ「それに私は吟遊詩人魔法使いのすべての声を聞いてるわけではございません
私が聞けるのは 吟遊詩人魔法使いの“ある魔法”の声のみ…」

亀「え…………なんなんだそれは?」

エロリーナ「任意の相手の脳に直接声を届ける“メッセージボイス”…
それを私は世界のどこにいても聞くことが出来るのですよ」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「マジでか!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!
33創る名無しに見る名無し:2012/03/17(土) 19:11:23.76 ID:FOAHNFdy
エロリーナ「“スカイヒアリング”という特殊な技です
メッセージボイスの声は私の耳にも届くのですよ 意識していなくても」

亀「そ…それで僕のどのメッセージを聞いたと言うんだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エロリーナ「あなたが仲間の方々に伝えた フーリャンさんが魔反会に連れていかれたというメッセージです」

サナバー「…!!? ッ!!!!!
まさか…そのメッセージから…これまでの流れを予測したというのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

最後列からヒャダオ「その通り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「しかしどうやってレレイロウを予測したんだ? エンデリルのメッセージボイスの段階では分かってなかったのに」

最後列からヒャダオ「我がネアメルートはいくつかの魔反会施設に常時見張りを付けている!!!!!!!!!
エンデリルさんのメッセージボイス後 レレイロウに魔反会本部の女が魔法使いを連れてきたという情報が入って来たからそこしかないと断定したんだ!!!!!!!!!!」

ボケ妹「………で おたくらは私様達の行動まで予測したと」

最後列からヒャダオ「そう!!!!!! 大魔女フーリャンと共に死線をくぐり抜けて来た君達なら必ず自力でレレイロウを特定し 大魔女フーリャンを助けに行くと踏んだのだ!!!!!!!!!!!!!!
そして君らなら他の同志達も助けると!!!!!! レレイロウで大暴れしてくれると!!!!!!!!!!!!!
そう予測し!!!! それをサポートするために我々は動いたのだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「は? そこの後ろのヤツ何言ってるか全然聞こえないんだけど」


最後列からヒャダオ「くぉらヤスダァッ!!!!!! てめーだ!!!!!!!!!!
ぼそぼそしゃべってんじゃねぇぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
かぁーっ!!!!!!!!!

ヤスダ「え!!!!!!!? 俺!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガーン!!!!!!!
34創る名無しに見る名無し:2012/03/18(日) 10:35:57.07 ID:JzbVwd30
大魔女「いやあんたよバカ殿野郎」

ヒャダオ「や…やめてくれっ!!!!!!!! これ以上仲間の前で恥をかかせないでくれッ!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「いや既に恥かいてるでしょ その姿を見て嘲笑っていないやつがいないとでも?」

最後列からヒャダオ「ぐぅうぉっ!!!!! おうっ!! おうっ!! おうっ!! おうぅっ!!!」
ひっくひっく

大魔女「もぉ〜〜 泣くんじゃないわよぉ〜〜 勘弁してくださいよリーダーさん〜〜 勘弁してくださいよ〜〜〜」

サナバー「陰湿か」

ムクロ「おいヒャダオ… そんなことより彼女らにアレ……頼まなくていいのか?」

最後列からヒャダオ「な……仲間ににゃって下しゃあああああぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぃいいぶぶぶぅっ」
ぺごっぽォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ムクロ「泣きながら言うなーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「ん? だから何を言ってるの? ん? わかんないわよ?
ナカ………マ…? ナカマっていった?」

最後列からヒャダオ「は…はぅい…」

大魔女「…………」
じー…

最後列からヒャダオ「………………ッッ」
ドキドキドキドキ

大魔女「……………………」

じぃ〜〜〜〜…

最後列からヒャダオ「ッ……………」
バクバクバクバク

大魔女「……………」
じじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ヒャダオ「……………!!!!! ッ」
ドックン ドックン ドックン ドックン ドックン
フイっ

大魔女「目を反らすなァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!!

最後列からヒャダオ「おヒヒーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクー!!!!!!!!!!!!!

大魔女「そんな態度でこの私に仲間入りを迫るなんていい度胸ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 図に乗るんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死なすぞコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアァッ!!!!!

ヒャダオ「ヒィイイイイーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
35創る名無しに見る名無し:2012/03/18(日) 16:09:52.32 ID:JzbVwd30
オドオド
ヒャダオ「わ…我がネアメルートとしては魔法使いとして大きな力を持ってる君を同志に加え本格的に魔反会との抗争に入りたいのだ
これ以上やつらを野放しにするわけにはいかん…
このまま奴らの暴力を許せば世界の魔法使いがいずれ消えてしまう!!!!!!
だからこそ!!!!!! 奴らを止めるために協力してくれないだろうかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頼む!!!!!! この通りだァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぺこぉ〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒャダオ(どうだッ この誠意に満ち溢れた態度はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

エロリーナ「帰りましたよ」

ヒャダオ「ズコォーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンガラガッチャアァ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――…

マリモス「Oh〜〜…いいのかい? 帰っても…
私は魔法使いではないが 魔反会という悪に立ち向かう彼らに協力したい気持ちもありますぞ」

大魔女「だったらあんた一人残りなさいよ こっちとしては万々歳だわよ」

マリモス「Nn〜〜 しかし君を置いていくわけにはいかないよ〜〜〜ぅ」

大魔女「いやもう置き逃げしてもらって構わないわよ あんたになら捨て置かれてもいい」

サナバー「わしも本心では協力したいが… マリモスと同じ気持ちじゃ
今の状態のお前を残すわけにはいかん」

大魔女「ふ 過保護ね」

ねこ「もうフーリャンちゃんを一人になんてしないよぅ!!!!!!!!!!!
そんなことしたらまた山彦さんに怒られちゃう!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「あぁ… あんたら山彦さんに会ったのね」

ボケ妹「会ったというか…話をな
アレは一体なんなんだよ」

大魔女「だから山彦さんだってのよ
他に何があるの!!!」

ねこ「いや………うーん……… まぁいいか…」
36創る名無しに見る名無し:2012/03/18(日) 21:25:16.85 ID:JzbVwd30
大魔女「正直ね
私としては手を貸してやりたい気持ちもあるのよね
あのリーダーとかいうやつはアホでムカつくけど」

ねこ「じゃあ…なんで?」

大魔女「今の私に魔力はない
お荷物になるのは真っ平ごめんなのよ!!!!」

ワラース「ヒヒヒ…お荷物でいいんじゃねぇの…?
あいつらはお前のネームバリューを求めてんだ…
お前を据えれば魔反会は確実にビビるだろうからな……」

大魔女「それは分かるわよ
だから嫌なの!!!!!!!!!!! お飾りなんてお断り!!!!!!!!!!!!
魔反会と戦うならァ…… この手で魔反会の奴らブッアレしたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
切り刻みてぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!! 爆発四散させてぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウンコメコレかましてえわよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ!!!!!!!!!!!!!!!!! 口開けて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「あん」
くぱぁ

大魔女「うおーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
瓦喰ってろーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャガシャガシャガシャアァァーーーー!!!!!!!!!!!!!

ねこ「ぽぽがぽォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャガシャガシャ

ボケ妹「やめろーーーー!!!!!!!!!!!!! ねこちゃんも口開けんなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「禁断症状じゃなぁ…」
37創る名無しに見る名無し:2012/03/18(日) 21:31:48.66 ID:f9t71lqb
ワロタw
38創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 00:15:59.00 ID:BX9YF7SZ
大魔女「まずこの封印されたっていう魔力をなんとかしなきゃいけないわ
どこか封印をとく薬が落ちてないか探す旅に出るとしましょう」

サナバー「そんなもんあるか!!!!!!!!!!!
濃度の高い魔力を浴びて回復した魔魂の時とは訳が違うぞい!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「じゃあザパネット高菜にでも電話してみればいいわけ!!!!!!!!!? あ!!!!!!!!!!!!!!?」

サナバー「通販にあるか!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「じゃあどうすりゃいいの………
このまま私は魔力がないまま生きるの…?
これじゃ大魔女じゃなくて大無女よ!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな私 たんぽぽのないさしみよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

亀「必要性感じねぇ!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「ちょっといいかい」

大魔女「なによ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あんたはその勾玉らしきものの必要性を感じないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「い…いや私様は関係ねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
話を聞け!!!!!!!! 私様……お前を助ける方法を知ってるかもしれねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「いい加減にしなさいよ
冗談は性別だけにして」

ボケ妹「性別!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
39創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 00:47:33.70 ID:BX9YF7SZ
40創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 00:54:26.32 ID:BX9YF7SZ
ボケ妹「冗談も何もあるかーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私様は生まれも育ちも♀出身だバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「あぁそう」

ボケ妹「くそッ!!!!! 毎度毎度傷つくんだよその手のいじり!!!!!!!!!
私様ってそんな女っ気ない!!!!!? 筋肉っつったってマリモスさんみたいにゴツゴツ気持ち悪くあるわけじゃねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「Oh? 日持ち悪い?
HAHAHA 私の筋肉は年中磨きがかかってますぞ」

大魔女「そういう口調とパワーが女離れしてるからでしょ
一目瞭然なこと言わせんじゃぬーわよバカ」

ボケ妹「ち…ちくしょうっ!!!!!!!!!!!
もういいっ!!!!! 知りたくないならいいよっ!!!!!!!!!!!!
お前は大無女フーリャンとして一般ピーポーに混じって生きりゃいいんだっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「チロリーン
…………………………分かったわよ その方法ってのを教えてよ
お願い 頼むわ」

ボケ妹「………っ!!!」

ねこ「わ…フーリャンちゃんがお願いをした…!!!!!!」

ボケ妹「わ…分かった… そういうなら… お…教えてやるよ…」

大魔女「えぇよろしく」
ヴィギヴィギヴィギギギ…

ねこ「フ…フーリャンちゃん顔が引き攣ってるよぅ!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「お互い素直じゃないのぉ…」
41創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 01:38:08.68 ID:BX9YF7SZ
42創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 01:46:59.62 ID:qClNJUU+
エロリーナかわゆす
43創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 02:08:07.55 ID:BX9YF7SZ
―――

大魔女「ゲーム脳地方のRPG村?
聞いたことないわね」

ボケ妹「小さな小さな地方だからな 知らないのは無理ないさ
実はそこは私様の出身なんだけどね」

亀「ほう」

ボケ妹「そこに住んでる私様の両親ならお前の封印された魔力を元に戻せるかもしれない」

大魔女「マジで!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「私様の家は代々退魔の技を継いでいく家系らしいんだ 別に魔法使いと大昔に因縁があったとかじゃないんだけどね
まぁ形式的にってやつだ」

ねこ「じゃあチロリーンちゃんの退魔も家で…?」

ボケ妹「ああ」

ねこ「でも無意味ちん…………ペロスケ君は退魔の技使った事ないよねフーリャンちゃん」

大魔女「ペロスケ? 誰???」

ボケ妹「………お兄ちゃんは不真面目だったから……
…………でだ 私様は両親から退魔を習った
私様の両親は今はサラリーマンのおっさんとパートのおばさんだが 昔は勇者として名を馳せたものさ」

サナバー「なるほど そして退魔の技のエキスパートでもあるのか」

ボケ妹「そう 両親ならフーリャンの封印を解く方法を知ってるかもしれない
知らなくとも家には退魔の資料がたくさんあるからその中から解決のヒントが見つかったりするかもしれないよ」

サナバー「ふむ…アテもなく放浪するより チロリーンちゃんの両親に頼る道が一番正しかろうな」

大魔女「頼る…………チロリーンの親に………」

ボケ妹「不服そうだね」

大魔女「そん……ッなことッ…ないわよ………ッ」
ギギギギギギギギギギ… ビキッ… ブチブチッ… ドピュッ… ピュルッ… ビキビキビキ…ッ

ボケ妹「不服そうだねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
44創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 02:29:38.69 ID:BX9YF7SZ
大魔女「不服なんて事はないわよ
ありがとう じゃあそれお願い」

ボケ妹「あぁ」

スッ
大魔女「本当にありがとう マジありがとう
あんたには感謝しなきゃね とりあえず握手でもしましょうか」

ボケ妹「握手……」

ザァッ!!!!!!!!!
大魔女「さぁ握手しましょうか」
バッッ!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「ッッ!!!!!!!!!!!」
ザッ!!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


亀「それ握手じゃなくて組み合う体勢じゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
闘る気満々だーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!


ヒュオオオオオオオオ

大魔女「……」
じり…

ボケ妹「………」
じりじり…

大魔女「………」
ス〜〜〜〜〜…

ボケ妹「……!!!!」
ガシィッ!!!!!!!!!!
《組み合った》

ギリギリギリギリギリ!!!!!!!
大魔女「うおぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギリリリリリリリリリリッ
ボケ妹「どういたしましてええええーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ありがとうアッパー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォン!!!!!!!!

ボケ妹「どういたしまして張り手ええええーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドパアァー!!!!!!!!!!!!!!!!!

2人『うごるぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ねこ「何故か喧嘩しだしたーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!

サナバー「本っ当に素直じゃないな」
45創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 04:20:27.67 ID:OsNmHVQO
なにしてんw
46創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 13:13:02.29 ID:BX9YF7SZ
大魔女「それならそこに向かって出発よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フワラル レーロー メコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「今お前魔力ねーだろ」

大魔女「わ…分かっとるわッ!!!!!!!!!!!!!!!!////」
カァッ!!!!!!!!

ボケ妹「嘘をつけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「もぉメンドっくさ〜〜〜〜〜 ゲーム脳地方ってどこよ」

ボケ妹「ここから5つの地方を越えた所だ」

大魔女「もういい 諦めて帰る」

ボケ妹「メンドくさがるなーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーン!!!!!!!!!!!

大魔女「フワラルで行かないならどうやって行くの!!!!!!!? 歩いて!!!!!!!!!!?
嫌だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 絶対嫌だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワッ!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「だからって諦めるのかよ」

大魔女「面倒なことはやらない主義なのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
徒歩で行くなんて絶対嫌だからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「くっ…わがままお嬢様かテメー…」

マリモス「あーもいご… ならばどうします」

うさぎ「ネコチャンの忍術でぶわぁ〜〜〜〜〜〜って行けばいいピョ〜〜〜!!!!!」

ねこ「無理だよぅ〜〜〜!!! 気色舞空で5つの地方越えなんて今のにゃんじゃ無理!!!!!!!!」

ワラース「ちっ……俺も歩くのは嫌だからな… もへへwww」

サナバー「………よし分かった ならば電車で行こう」
ポンッ!!!!!!!

大魔女「電車?」
47創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 13:30:05.52 ID:BX9YF7SZ
大魔女「でんしゃって何?」

亀「ばッか デンシャっつったら電化三味線って事だろ エレキシャミっていう最近流行りの楽器だ」

サナバー「違う」

ぬこ「電波系借金取りかな……怖いねぇ」

サナバー「た…確かに怖いが違うぞ」

うさぎ「チィ知ってる!!!!!!! 食べたことあるピョン!!!!!!!!!!」

サナバー「多分違うものだと思うぞい…」

マリモス「Oh 私は知ってるよ〜〜〜ぅ
人を大勢乗せて走る鉄の棒のようなものですな」

ボケ妹「あぁ 噂にゃ聞いたことあるね」

大魔女「はぁそんなのがあんの」

サナバー「世界にわずかしか通ってない交通機関じゃ
ここから近いちり紙シティに大きなターミナルがある そこから電車に乗るんじゃ」

マリモス「ゲーム脳地方に電車が通ってるのか〜〜〜い?」

サナバー「いや ゲーム脳地方に直接通じてる電車はないがゲーム脳地方の手前の爆弾地方に行ける電車がある
そこまで行けばゲーム脳地方はすぐじゃ」

大魔女「そんな便利なのがあるなら言いなさいよ!!!
それで行きましょ!!!!!! 決まり!!!!!!!!!!!!!!」

亀「電車か〜〜〜〜 すっげ〜〜〜〜〜〜
乗った事ねー 楽しみだな〜〜〜〜〜」

うさぎ「チィもーー!!!!!! わくわくーーーー!!!!!!!!」

マリモス「HAHAHA… 私もだよ 童心に帰るような心持ちだね〜〜〜ぇ」

ワラース「ふひひ…田舎もんどもだな…」

サナバー「よーし!!!! ならばちり紙シティに出発じゃあぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!
48創る名無しに見る名無し:2012/03/19(月) 17:19:33.14 ID:eMqE7e00
この世界では電車はレアなのかw
49乗用車や電車はあんまないが戦車はいっぱいある世界:2012/03/19(月) 22:31:40.48 ID:BX9YF7SZ
MAX城外 ―――


ライバー「マリQ!!!!!! 遊ぼうよ!!!!!!!!!!!」

マリモス「っ! きゅ…きゅ〜〜 すまないっきゅー マリQはこれから旅に出るんだっきゅー」

ライバー「そんな!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!


大魔女「なにこれ…」


マリQ「悲しいけどお別れきゅー また会おうきゅー」

ライバー「うん……分かった… ぼく………マリQの事絶対に忘れないよ!!!!!!!!!!!!!!!
うええあっうぇおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!

マリQ「ライバーきゅー かなしくない わらうきゅー」

ライバー「うん…分かった……分かったよマリQ…!!!!!!!!!!
マリQとまた会う日まで…僕戦うから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「た…戦う?」

ライバー「うん!! 僕ここの人達の仲間になったんだ!!!!
監護にいた他の人達も!!!!!!!!!!!!
僕もここで悪い魔反会を倒すんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「な…なんと」

マリモス「きゅ〜〜〜 でもライバーは子供きゅー 危ないきゅー」

ライバー「子供じゃないやいっ!!!!!!!!!!!
魔法使いは生まれた時から戦士なんだ!!!!!!!!!!!!!!
大丈夫だよ!!!!!!」

マリモス「……分かったきゅー それは失礼したきゅー
武運を祈り 先の幸福を願うきゅー」

ライバー「難しい言葉言うねマリQ」
50創る名無しに見る名無し:2012/03/20(火) 12:18:28.02 ID:cp5ahnsC
ライバー「ばいば〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い」

ライバーパパ「本当にありがとうございました」

魔法使いA「俺らもここにいるからなー!!!!!!!!!!!!!」


ねこ「ばいばーい!!!! にゃひひっ」

亀「時が来たらまた来るぜ!!!!!! 待ってろよ!! この僕を!!!!!!!!」



―――

ムクロ「………行っちまったな
…残念だったな仲間に出来なくて」

ヒャダオ「あぁ
だが聞き耳を立てた所だと いずれ協力してくれるみたいではないか
それを待とう」

ムクロ「……超神会をブッ潰し半永眠病の大元を断った大魔女フーリャンとその仲間達が協力してくれたら…
強大な魔反会とも並び立てるぞ 俺達の反撃もそこからだ」

ヒャダオ「あぁそうだな 大魔女フーリャンが……仲間に……
なか…なかなかなかなかなかなかなかなかなかなかままままままままままままままま…ッ」
ガタガタガタ

ムクロ「……完全に苦手意識植え付けられてるな」

ヒャダオ「そ…そんなことはない…」

ムクロ「…しかし 俺は少し残念だな 大魔女フーリャンをアイツを引き合わせたかった」

ヒャダオ「“アイツ”か
確かに どちらも魔法使いの頂点に立つ者同士 その対談も見てみたかった」

ムクロ「だろう?」

ヒャダオ「………案外気が合うかもしれないな
大魔女フーリャンと………………………“コンジキ”…」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


―――…
51創る名無しに見る名無し:2012/03/20(火) 15:11:09.32 ID:cp5ahnsC
ボケ妹「さてと ちり紙シティに向かうとするか」

うさぎ「チィ〜〜〜 電車にはやく乗りたいピョ〜〜〜〜〜ン!!!!!
ガッタンゴットンガッタンゴットン〜〜〜〜」

亀「ガッタンゴットンガッタンゴットン〜〜〜」
シュッシュー

ワラース「ガキか おぴおぴwwwwww」

マリモス「いやしかし電車……… 話だけにしか聞いたことない未知… ワクワクするのも仕方ないよ〜〜う
電車から眺める風景は絶品と聞く 私はそれが楽しみだね〜〜〜〜え」
プミンプミン

サナバー「ところでマリモス お前はいつまでその格好でおるつもりじゃ」

マリモス「Oh! そうかもうこの格好でいなくてもいいんだったね〜〜え
じゃあ着替えてくるよ」

うさぎ「ピョ? マリQどこ行くっピョイィ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」

ねこ(うさぎ………まだ分かってなかったの………)

マリモス「すぐに帰ってくるよ」

うさぎ「絶対ピョイィ!!!!!! やくそくピョン!!!!!!!!!!!!!!」

―――

マリモス「ただいま」
テーレッテレー

うさぎ「―――」
むし〜〜ん

ねこ(戻った!!!!! これがあるべき姿ッ!!!!!!!!!!)

http://loda.jp/mitemite/?id=2828
52創る名無しに見る名無し:2012/03/20(火) 15:28:13.91 ID:cp5ahnsC
2分後


大魔女「つかれたーーーーーっ!!!!!!!!!
もう歩きたくないってのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「はえーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ストンッ!!!!!
大魔女「もう歩きたくない!!!!!!
メンドイ!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「そう言うな ちり紙シティはそう遠くないぞい」

大魔女「それでも嫌!!!!!!!! フワラルで数分の所を何時間も歩いてまで行きたくないわ!!!!!!!!!
なんでそんな無駄で生産性のないことしなきゃいけないの!!!!!!!!!!
私は無駄な事はしたくないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「無駄じゃねーだろ!!!!!!!! これもお前の魔力を治すためだろ!!!!!!!!!!!!!?
そのためなら少しの苦労くらい買えるだろ!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「いやだ 私は苦労しないで魔力を戻したい」

ボケ妹「こいつ………」
ビキビキ……

大魔女「誰かフワラルしなさいよ!!!!!! クソジジイ!! フワラル教えてやるからちょっと来なさい!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「そんなことしてたら余計時間が経つわい
そういうなら仕方がない
ウマ ミナ メコラ」

ぼふぼふぼふん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法馬達『ヒヒーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ぽろぽろ……
サナバー「………さぁこれに乗って行こうじゃないか」

大魔女「なんでないてんの」
53創る名無しに見る名無し:2012/03/20(火) 15:41:16.98 ID:cp5ahnsC
大魔女「ふーん あんたの魔法馬こんなに居たんだ」

サナバー「ま…まぁな… 使うのは…タダではないが…な………」

亀「でもこいつら7匹しかいねぇじゃん」

マリモス「また相乗りが一組いりますな 私の後ろなら空いてるよ〜〜〜〜う?」

ボケ妹「―――!」

ヒソヒソ
ボケ妹「サナバーさん!! チャンスだよ!!! ここでフーリャンを誘って後ろに乗せてやればサナバーさんのポイントが上がるよ!!!!!!」

サナバー「ッ!!! な…なにを言うとるんじゃっ」

ボケ妹「こんなチャンスも活かさなきゃ!!!!! いつまでも見てるだけじゃダメなんだって!!!!!!!」

サナバー「う…………ま…まぁ 誰かと誰かが相乗りせねばならんし…? わしがフーリャンを乗せてやっても別にいいけど……」

ボケ妹「じゃあ誘って来い!!!!!!!!!!!!! 男らしくな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「は はい」

―――

サナバー「フーリャン」

大魔女「なあに?」

サナバー「馬は7体しかおらんから誰かと誰かが相乗りせねばならんのじゃが
良かったらお前…… わ………わしと同じ馬に…… の…乗らんか…?」

大魔女「うーん ……いや大丈夫よ 私専用の馬がいるから」

サナバー「せ…専用?」

大魔女「ねこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サッ
ねこ「にゃっ」

大魔女「SET!!!!!!!!!!」

スチャッ!!!!!
ねこ「にゃっ!!」

ストン
大魔女「はいや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピシィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「にゃひひーーーーん!!!!!!!!!」
パカラッ パカラッ パカラッ


ヒュオオオオオオオオオオオオオ…

サナバー「……………」

ボケ妹「……………ねこちゃん………」
ズズーン…
54創る名無しに見る名無し:2012/03/20(火) 21:35:36.68 ID:cp5ahnsC
そして


パカラッ パカラッ パカラッ
ねこ「ひっ…ひいぃっ ひっひいいいいいいいっ!!! んっ!!!!!!!」

大魔女「くぉらねこ だんだん遅くなってるわよ!!!
馬ならしっかりしなさい!!!!!! ハイヤハイヤァッ!!!!!!!!!!!!!!!」
スパアァーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「お…おひいいいいいいいいいっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スタラッ… スタラッ…

大魔女「もう!! 真面目なの!!!!?
……あぁ分かったわ これでしょ? これが欲しいんでしょ?
あんたったら欲しがりやさんだわねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
つんつん

ねこ「!!」

ババンッ!!!!!!!!!!!!
大魔女「ほらニンジンよ!!!!!!!!! この(アホうさぎから強引に奪い取った)ニンジンをくれてやるわ!!!!!!!!!!!
ありがたくくわえ込みなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズボ!!!!!!!!!!

ねこ「ぷぶにゅにゃあっ!!!!!!!!!!」

大魔女「そう!!!! 走れ走れ!!!!!!!!!!!!!!
あ!!!! あそこに泥沼があるわよ!!!!!!!
あそこ走って!!!! ね!! 走って走って!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「あ…あいぅ〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パカラッ パカラッ パカラッ




ボケ妹「………ダメだあの2人… はやく何とかしないと……」
55創る名無しに見る名無し:2012/03/20(火) 21:38:31.82 ID:KsUeqJRx
何をさせとんじゃw
56創る名無しに見る名無し:2012/03/20(火) 22:39:20.08 ID:cp5ahnsC
――― 夜

亀「うは〜〜!!!! テントまであるなんてワラースの頭ん中は便利だな!!!!!!!
しかも8コ!!! 1人1テントかよ!!!!!!!!」

ワラース「ぐふん… こんくらい用意しとくのは常識だろ…」

ガサガサ
ボケ妹「帰ったよ」

うさぎ「ただいまピョー!!!!」

亀「おおうチロリーン!! うさぎ!!!!! 食べ物は見つかったか!!!!!!!!!?」

ボケ妹「あぁ 私様はこのギガ牛だ」
ズシィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「でか!!!!! 5mくらいあるなその牛!!!!!!!!!!」

大魔女「肉なんてクソジジイの馬がいっぱいいんのに」

サナバー「や…やめろ……」

うさぎ「チィは食べれる葉っぱ集めたピョイィ〜〜〜〜」

亀「そりゃあいいぜ!!!!!!!!! ねこ!!!!! さっそくなんか作ってくれよ!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「あいあい」

サナバー「どれ わしも魔法でその牛を焼くか」

マリモス「私が切り分けましょう」


―――…

パチパチパチ…

もぐもぐ
亀「うむうむ」

ねこ「ど…どう?」

ボケ妹「おいしい… おいしいよ!!」

ねこ「よ…良かったぁ…」

大魔女「いや……でもこれじゃ塩コショウが足りないわよ!! あとこれ風味付けに酒でも入れるべきだったんじゃないの?
つーかサラダにゆで卵が入ってないとかどういう了見なわけ? ナメてんの? あ?」

ボケ妹「野外だぞ!!!!!!! あるわけねーだろ!!!!!!!!!!!」

大魔女「関係ないわ!! こんなマズイもの食べれない!!!!!!! いらないわ!!!!!!!!!!
このバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「ご…ごめんにゃにゃい…」
しゅーん…

ボケ妹「お前ってやつは………」
57創る名無しに見る名無し:2012/03/21(水) 12:20:06.94 ID:3soUK1gj
亀「でよぉ〜〜 夢の神と戦ってから僕の顔が更に知られちまってよア〜〜〜〜
もう世界中の出版社から引っ張り凧だったんだよ!!!!!!!
まさに僕の時代が到来だよ!!!!! 時代が僕に追い付いたんだよ!!!!!!
はっはっはいやぁまいったまいった!! この半年ったら休みなしだぜ!!!!!!?」

大魔女「休みなし? それにしちゃ女に鼻伸ばしたりデートしたり自由に色々やってたみたいだけど?」

ドキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「な…何故それを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
…い…いやいやっ…そんなわけねぇだろ!! なに言ってんの!!? 意味分かんな〜〜〜〜〜い」
あたふた

ボケ妹「………」


大魔女「はぁ〜〜あ」
チッチッ 《つまようじ》

もくもくもく…スッ…
ねこ「………」

サナバー「どうしたねこちゃん 箸が止まっとるぞい」

ねこ「………やっぱりうやむやにしてたらダメだよね………
謝らなきゃ…フーリャンちゃんに…」

みんな『!!』

大魔女「謝る?」

ねこ「にゃんがずーーっとフーリャンちゃんをほったらかしにしてたからフーリャンちゃんのピンチを助けられなかったんだもん
フーリャンちゃんが魔反会なんかにさらわれたのは…にゃんのせいだよぅ!!!!!!!
ごめんなさいっ!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコォッ ズゴンッ!!!

大魔女「……」

サナバー「それを言うならわしもじゃろう 借金返済なんぞに躍起になりすぎて半年もお前と会わなんだからのう」

ボケ妹「私様もだよ もっとお前の所に遊びに行きゃ良かった」

亀「お前がこの僕をそんなに必要としてると思わなかった 悪い」

マリモス「レディを一人にしておくなど騎士にあるまじき行為!!!!!! すまなぁ〜〜い」

うさぎ「ごめんなぴょいぃぃぃぃっ!!!!!!!!!!!!!」

ペコペコペコペコペコおおぉおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズゴンズゴンズゴンズゴンズゴンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


大魔女「……」
58創る名無しに見る名無し:2012/03/21(水) 12:33:00.05 ID:3soUK1gj
大魔女「………………ふふ…
………まぁまぁあんたら……」


大魔女「もっと頭減り込ませんかゴルァアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガッ!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「おんブーッ!!!!!!!!!!!!!!!」

ガッ!!!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「ほんブバリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」

ガッ!!!!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!
亀「ひでりッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガッ!!!!!!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「ぐわたーッッ!!!!!!!!!!!!」

ガッ!!!!!!!!!!!!!!! ドゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うさぎ「かぺらァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「連打連打連打連打連打連打連打連打連打連打連打」!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガッ!! ドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァドゴァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「あべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべあべおッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


しゅ〜〜〜〜〜…


大魔女「………ふう…まったく
…………私は別に頭下げて欲しいわけじゃないんだけど」

ぷすぷす…しゅううううううう…
みんな(え…えぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…)
ズズズーン
59創る名無しに見る名無し:2012/03/21(水) 18:35:03.93 ID:3soUK1gj
大魔女「つーかなんなの?
あんたらの謝罪聞いてたらなんか私があんたら居なきゃ全然ダメみたいに聞こえるじゃないのよよ
別にあんたらなんていてもいなくてもいいのよ!!!!!!!!!!!!!!! このバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「そ…そんにゃ〜〜〜…」

大魔女「…ま わざわざ助けに来た事は感謝してやるわ
………さて 私は寝よ」
そそくさ


ワラース「………ぐふっ …素直じゃねぇ女だ…」


―――

テント内(フーリャン用)

大魔女「……ふぅ」

シャー
ねこ「フーリャンちゃん」

大魔女「ねこ? あんた……この私に夜這いとはいい度胸ね」

ねこ「ち…違うよぅ!!!!!!!!!!!!!!!! フーリャンちゃんと2人で話がしたくて来たんだよぅ!!
積もる話もあるし…」

大魔女「あぁそう……… まぁ座りなさいよ」

ねこ「う…うん」

大魔女「…………」

ねこ「…………」


し〜〜〜〜〜〜〜ん…


大魔女「………積もる話なんてあんの?」

ねこ「ご…ごめん…… あんまりない…」
ずーん…

ねこ「や…やっぱりもっとちゃんと謝っておいた方がいいと思ったの…」

大魔女「あぁウザい!!! 同じことを何度もグチグチ言うようなやつは嫌いよ!!!!!!!!!!」

ねこ「ご…ごめんよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!
…………」

大魔女「……………まったく……… ………」


大魔女「あ そういやさっきアホうさぎから聞いたわよ
あんた彼氏が出来たらしいわね」

ねこ「ぶぼほァアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
60創る名無しに見る名無し:2012/03/21(水) 22:40:44.58 ID:3soUK1gj
あたふたあたふた
ねこ「か…彼氏ーーー!!!!!!? な…なにゃそれ!!!!!!!!!!!
よ…よく分かんないんだけどぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「とぼけんじゃないわよ
アホうさぎが『最近一緒に任務してくれないピョイー』って泣いてたわよ」

ねこ「………………」

大魔女「まぁ彼氏だかじゃないにしても仲良くしてる野郎がいるんでしょ
なんてやつなのよ」

ねこ「え…………う……う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……………
あ……あ〜〜〜〜……ライオン…君…かなぁ〜〜〜〜
多分…予想だけど…ライオン君かなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜… ち…違うかなぁ〜〜〜……」

大魔女「ライオン…? それがあんたの彼氏なの?」

ねこ「か…彼氏なんかじゃないよぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!! な…なにいってんのもぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

大魔女「呆れたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビク!!!!!!!!
ねこ「!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「ねこ………失望したわよ……
あんたともあろう奴が…そんな…
そんな肉食系野郎に食われるなんて…」

ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「に…肉食系じゃなーーーーーーーーーーーいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ラ…ライオンってのはにゃんのねこと同じコードネームだよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ライオン君は全然肉食系じゃなくてとっても優しくて気が利いてどっちかと言うと草食系の男の子なんだよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「……なるほど」

ねこ「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!
61創る名無しに見る名無し:2012/03/21(水) 22:42:26.78 ID:PVFApKH1
誘導尋問www
62創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 10:42:13.14 ID:ljLbeJne
大魔女「よく分かったわ」

ねこ「〜〜〜〜〜ッ…///!
で…でっ でもっ言っておくけどにゃんとライオン君はそういう関係じゃないからっ!!!!!!!!!!
と…友達だよぅ!!!! うさぎみたいなっ!!!!!!!!!!!!
にゃ…にゃんの友達が土竜の里でうさぎだけなわけないじゃんっ!!!!!!!!!!!!!!
ラ…ライオン君は友達 大事な友達の一人 それだけっ」

大魔女「焦りすぎだわよ ふーん
あんたにそんな男が出来るなんてねぇ…
………ま 私をほったらかしにするのも分かるわ」

ねこ「…………ッ ご…ごめん!!!!!!!
た…確かににゃん… フーリャンちゃんがピンチの時 ライオン君と一緒に居たよぅ…!!!
こ…これからはそんなことないようにフーリャンちゃんを第一に…」

大魔女「第一に考えなくていいわよ別に」

ねこ「え…」

大魔女「言ったでしょ 私はあんたらが居ても居なくてもいいの
あの一ヶ月 あんたを呼ばなかったのはあんたを別に必要としなかったからよ」

ねこ「……………」

大魔女「…………別にあんたが誰に恋しようが食われようがいいのよ
それはあんたの人生なんだから 私がとやかく言う気はない」

ねこ「フーリャンちゃん……」

大魔女「…………そろそろあんたも…自分の本当の人生を歩む時が来たのかしらね
………私の元から離れて あんたの人生だけを考えて歩む時が……」

ねこ「そ…そんなっ…」

大魔女「………いずれ来るとは思ってたのよ
……あんたもちゃんと真面目に考えておきなさいよ
………自分のこれからを」

ねこ「……………………」
63創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 10:56:58.39 ID:ljLbeJne
――― サナバーテント

ぽちぽち
サナバー「う…うーむ…魔法馬7体を5時間超だから…
ほ…ほわあああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! こ…これはッ
こ…このままじゃ大台突破してしまわァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゃ…借金が増えるよ!!!! バンザーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わはは…笑い事じゃないっ!!!!!! これは由々しき事態じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…明日は馬を3匹に減らして全員で相乗りさせよう うんそれがいいな」
フーリャンはねこちゃんじゃし

サナバー「はああああ……………
落ち着いたらまたバイトしよ…………………」
ずーん…


――― ワラーステント

ワラース「うひ……うひ……
ぼひらっぽひいいいいいいいいいいいいいいいいいいん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうッもうッパアアアアはああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んwwwwwwwww
でッひwwwwwwでひでっひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwほwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
にゃほにゃほたまくろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ぷりィ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! ぷりィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
ぽぽぽァ!!!!!! ぶひッふおっ はらほほwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
すへふぇええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwもうまぅwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャラララララ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ンンンンーーーーーーーーーッッッッ プシィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぽぉっ!!!!!! ベォア ちびぃwwwwwぐるっぽぺるぴーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ざんばぼねーざんばぼねーハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハィハィハィヒアタwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


しーん


ワラース「よし 今日の爆笑体操も終わり
寝るか …うひひ…」
64創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 17:29:21.33 ID:z7UphKX6
体操www
65創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 17:35:21.33 ID:ljLbeJne
外… どっかの崖下

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜…

ボケ妹「………ふぅーー…
…………………………………………」

カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「せい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロォオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《チロリーンが崖を殴ると岩がチロリーンめがけて超転がって来た!!!!!!!!》

ボケ妹「はああァーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドカッ!!!!!!!! ドカッ!!!!!!!!!!!!!!!
ドカドカガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドバキィイーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《落ちてきた巨岩をチロリーンは拳撃で迎撃する!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ヒュウウウウウ…
ボケ妹「……………」

ポトンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「…………一個落としたか…」

ボケ妹(……もっと強くなるんだ このままじゃまだダメだ
……久々に故郷に帰るしな …………あいつもまだ…村にいるのかな…)

―――…

ザッザッ
ボケ妹「さて帰って寝るか ………………ん?」


トタトタトタ
うさぎ「シュッシュッぽっぽ〜〜〜 シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜」

ドタドタドタ
亀「シュッシュッぽっぽ〜〜〜 シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜」

うさぎ「楽しみピョイィ〜〜〜〜 電車楽しみピョイィ〜〜〜〜〜」

亀「あぁ〜〜〜…もう楽しみだなぁ〜〜〜〜 僕ももう楽しみで楽しみで仕方ねぇよ!!!!!!!!!!!
電車を写真に撮って雑誌に載せたら反響が凄そうだな」

うさぎ「チィも一緒に撮ってピョーーー!!! 一緒にピースするピョーーー!!!!!!」

亀「いいけど 電車はピースできねぇぜ」

うさぎ「ピョ〜〜〜〜〜〜〜 シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜〜シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

亀「シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜 シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜〜」



ボケ妹「………はは…あいつら本当に子供かよ…」
66創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 18:21:40.94 ID:ljLbeJne
マリモステント


マリモス「あ〜〜〜…もいっごっ…
一体どうしたことだろうか…」

モフ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
マリモス「もう必要なくなったのに…… この着ぐるみを…捨てる気になれない…!!!!!!!!!!!!!!!
何故だか分からないが… 愛着のようなものが…湧いたようで…
Oh……マリQごめんよ〜〜〜〜う 捨てるだなんて言ってしまって…!!!!!!!
今日は一緒に寝ようではないか…」
ギュッッ… モフゥ……


―――…




キキルコッコー!!!!!

バリバリバリィーーー!!!!!!!!!!!!!
大魔女「うおーーーーー!!!!!!!!!! 起きろーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「うお!!!!! いきなりテント破って来んなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「出発よ!!!!!! はやく起きろバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおぁーーーー!!!!!!!!!!! 全員起きやがれコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダッ

ボケ妹「なんて騒がしいモーニングコールだ…」



バサァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「起きろロリコンァアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドンッッ!!!!!!!!!
マリモス「ロォリ…ロォリ…ロォリ…」
モフゥ…

大魔女「お…ぉえああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで抱きまくらしてんのよ気持ち悪い!!!!!!!!!!!!!!!!! くそがあああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!

マリモス「ホワッ!!!!!!!!?」

大魔女「起きやがれコラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリビリビリビリイイイイイイッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マリモス「マリQーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!
67創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 18:34:56.68 ID:ljLbeJne
ドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「まだ起きてないやつはいねがァーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
む!!!!! ねこはまだ寝てるわけ!!!!!!!!?
ッしゃあぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どっせい!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐっ!!!!!!!!! 《大岩を持ち上げるフーリャン》

大魔女「これが本当のモーニングスター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヒュルルルルルル〜〜〜〜〜 ぐしゃアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テントの中からねこ「ぎにゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「朝だわよ!!!!!!!! 飯を作れバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ



――― サナバーテント

サナバー「むにゃむにゃむにゃ…
借金が1兆9999億9999千万… 借金が2兆… 借金が2兆1千万……」

つんつん

サナバー「……む……なん…じゃ…」
ごろん…

ババンッ!!!!!!!!
大魔女「起きなさいよ」

《横を見るとフーリャンの顔がドアップ!!!!!!!》

サナバー「ふブルぼポァアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「!!!! なによびっくりするわね!!!!!!!」

サナバー「な…な…なんで…そ…そんな所に!!!!! は…早く布団から出ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「だったら早く起きろバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
めざましパンチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「ほんブバリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
68創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 19:46:47.15 ID:ljLbeJne
そして


大魔女「さぁみんな起きたわね」

プスプスプス… しゅうう〜〜〜〜…
亀「あ…あぁ…」

サナバー「こんな生傷絶えない朝はないぞ」

ぽろぽろ…
マリモス「Oh〜〜〜…マリQ〜〜〜〜…きっと直してあげるからね〜〜〜〜〜え…」

大魔女「今日はゆっくりと飯食ってる暇はないわよ
昨日の残りでねこにサンドイッチ作らせたらそれ食っときなさい!!!!!!!!」

サナバー「よしじゃあ
ウマ ミナサン メコラ」

ボフフフン!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法馬たち『ヒヒーン!!!!!!!!!!!!』

亀「あれ? 馬三体?」

サナバー「きょ…今日はこの3体で相乗りしてもらう 大人の事情でな」

ワラース「お金の事情だろ アヒャヒャヒャ!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「じゃあわしとエンデリルくん チロリーンちゃんとうさぎちゃん マリモスとワラースで…」

大魔女「待ちなさいよ 私とねこはどうしろってのよ」

サナバー「? お前はねこちゃんに乗るんじゃろ…」

大魔女「それが無理になったのよ ねこのやつが怪我して馬になれないって」

ねこ「あ…朝急にテントに隕石が落ちて来たの… それで足を捻挫しちゃったんだよぅ…」

大魔女「まったく何やってんのよこのドジ」

ボケ妹(お前のせいだろ)
69創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 20:57:47.56 ID:ljLbeJne
サナバー「そうならば仕方ない… 馬をもう一体増やすからフーリャンとねこちゃんはそれに乗るんじゃな」

大魔女「いや サナバー
あんた私を乗せてくれるんじゃなかったの?
あんたの馬に乗せなさいよ」

ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「え!!!!!!!!!!!!!!? わし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
し…し…しかし…ッ」

大魔女「ダメなの?」

ボケ妹「いいじゃないかい!!!!!!!!!! フーリャンはサナバーさんの方に乗ったらいいじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこちゃんはうさちゃんと乗って エンデリルのアホは私様の方に乗らせるから!!!!」

大魔女「だって よろしくね」

サナバー「………」
ドキドキ

ボケ妹(こいつぁいい流れだ!!!! 頑張れ! サナバーさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
バンッ!!!!!!!
70創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 21:30:08.63 ID:ljLbeJne
そして


パッカパッカパッカ

サナバー「いいか ここからスピード上げてくからしっかりと………
し……しっかりと……アレじゃ……しっかりと…わしに掴まってろ…にょっ(噛んだ)」

大魔女「はいはい」
ギュウッ…

ドキィッ!!!!!!!
サナバー「しゅ…しゅっぱちゅしんこぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ラッキー「ひひーん!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァッ!!!!!!!!


ボケ妹「うお!!!!!! 速ッ!!!!!!!!! 私様達も行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!


バカラッ バカラッ バカラッ
サナバー「い…いいか 馬の2人乗りでの走りは危ない 振り落とされないようにな」

大魔女「落とされないわよ」
ぬ〜〜〜ん

サナバー「ふぶるぼァッ!!!!!!!!!!
な…ッ なんでいつの間にか立っとるんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「風が気持ちいいわね」
ヒュ〜〜〜

サナバー「あ…危ないって言ってるじゃろうがーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「つーか全然遅いわよこの馬!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっと速く走りなさいよこの馬面野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズドズドズッ!!!!!!!!!!!!!!

ラッキー「ヒ…ヒヒ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズダダァッ!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「うひゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
71創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 21:52:58.31 ID:ljLbeJne
大魔女「オラオラァ!!!!!!! もっと速く走りなさいよ!!!!!!!!!!
速くしないとあんたの尻を蹴りつける私の足のスピードが速くなるだけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴスッ!!!! ゴスッ!!!!! ゴスッ!!!!!!!!!!

ラッキー「ひぃっ ひひーん!!!!!!!!!!!!!」
ドタタタッ!!!! ぐいんぐいん

ズルッ!!!!!!!!
大魔女「ぬわっち!!!!!!!!!? こ…こいつケツを振って私を振り落とす気!!!!!!!!!!!!!!!?
いい度胸ねッ… ぬわたァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズルリッ!!!!!!!!!!!!
ドカドカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「ぐわたーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドスゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「フ…フーリャン大丈夫かっ………はうあッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バアァーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「サっ…サナバーッ…」

サナバー「ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《サナバーの背中に倒れかかったフーリャン!!!!
2人の顔は超至近距離に……!!!!!!!!!!!!》

サナバー「フ…フーリャン…」
ドックン…ドックン……

大魔女「………サナバー……」



バカラッバカラッ
ボケ妹「ぬぅおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんだなんだなんだァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なんだかすげぇ状況じゃないかいぃーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
こっ このすれはせいしゅんれんあいすれじゃないぞおおおおおぉぉーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ッしゃーっ!!!!!!!

亀「どうしたチロリーン 落ち着けよ」
72創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 22:56:48.62 ID:ljLbeJne
73創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 23:08:36.41 ID:ljLbeJne
大魔女「サナ…バー……」

ドックン…ドックン…
サナバー「な…ん………」

カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「この馬私を殺しにかかったわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけるなァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「えーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「魔法使えないと思ってナメんじゃないわよこの野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
背骨殺し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴスッゴスッゴスッゴスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ラッキー「ぶるひひーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「やめろ!!!!!!!!! フーリャンやめろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ほらぁ…!!!! あんたの大好きなこぉのニンジィイ〜〜〜〜ン…
くれてやるわーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのケツ穴にねぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズブリッ!!!!!!!!!!!!!!!

ラッキー「アッー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「やめろと言うにッ!!!!!!!!!
わ…わしまで振り落とされるぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「大丈夫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤられる前にヤる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ

ガガッ!!!!!!!!
大魔女「首4の字固めェエエーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メキメキメキメキ!!!!!!!!!!!

ラッキー「ぼるぇえええええッッ………!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶくぶくぶく

サナバー「やめろー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(泣)」
74創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 23:11:18.15 ID:QMqBQwp7
ひでぇw
75創る名無しに見る名無し:2012/03/22(木) 23:28:10.67 ID:ljLbeJne
――― そして


ヒュオオオオオオ…

ザッザッザッ
大魔女「ねー サナバぁー 馬は?」

サナバー「お前が乱暴するから戻した(泣)
ここからは歩いてちり紙シティに行く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「えー 歩くのメンドイ」

ボケ妹「お前が招いた結果だろ!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「どうやらもう少しの辛抱のようだぁ〜〜よぉ〜〜?
ほら…街が見えてきた…」


じゃ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


亀「あ…あれがちり紙シティか!!!!!!!!!!!!!
み…見ろよ!!!!! 街をでかい橋が横切ってるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「あの橋は電車が走る線路じゃな
電車は線路の上しか走れんからのう」

ねこ「すごいねぇ…」

亀「は…はやく行こうぜ!!!!!!!!! 乗ろうぜ!!!!!!!!!!!
もう辛抱たまんねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!
シュッシュッぽっぽ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

うさぎ「ピョイ〜〜〜!!!!!! チィも〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
ダダー!!!!!!!

ボケ妹「おい待ちなよ!! ははははっ」

大魔女「まったく…精神年齢が低いんだから」
うきうき

サナバー「そう言う割にはお前も浮かれた効果音じゃなぁ」
76創る名無しに見る名無し:2012/03/23(金) 00:16:11.96 ID:aoZhkkrZ
ちり紙シティ ―――……ターミナル


ボケ妹「こ……ここが」

サナバー「世界でわずかしかない電車が止まるターミナル………駅とやら…か」

ねこ「す…すごい!!!!!!!!!!!!!! すごーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドドォオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

わいわい


マリモス「あーもいごー…
なんたる…近代科学の集大成が一堂に会してるような空気感…
なんだか騎士たる私が場違いのように思えてくるね……」

サナバー「そ…想像以上じゃ……
ターミナルの広大さも…人の数も……
………震えておるわい… 体が………!」
プルプル

ボケ妹「………フーリャンの姿が見えないが」

ワラース「ヒヒ…向こうで眉毛共と一緒に写真撮ってるぞ…」



大魔女「いえーい」

うさぎ「はいチーズぴょー!!」

亀「よーし撮るぞー!!!!!!!!!
1+1=〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」

うさぎ「きゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「2だよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコー!!!!!!! カシャッ

大魔女「ちゃんと撮りなさいよ亀ぇー!!!!!! もう一回よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



ボケ妹「………めっちゃ楽しそうじゃねーか…」
ずーん…
77創る名無しに見る名無し:2012/03/23(金) 00:36:58.65 ID:aoZhkkrZ
亀「はいチーズ!!!!!!!!!」
カシャッ!!!!!!

大魔女「……ういぃ〜〜〜!!!!!! ういういういぃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー

うさぎ「楽しいぴょー!!!!!!!!!!!!」

大魔女「…あそこに何かいるわよ!!!!!! 着ぐるみ!!!!!!!!!!!!」

亀「ありゃあここのマスコットだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「一緒に写真撮りたいピョー!!!!!!!」

大魔女「HEY!!!!!! そこな着ぐるみ!!!!!!!!!!!!」

着ぐるみ「はーいっ」
タター

大魔女「一緒に写真撮りなさいよよ!!!!!!!!
えーと…あんたは……便器くんかしら?」

ズーン!!!!!!!!
着ぐるみ「ち…違うマッハ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
おれっちはここのマスコット!! 新幹線のシンカー君マッハ!!!!!!!!」

大魔女「新幹線!!!!!!!!!!? なによそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!
意味わかんないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたはどうみても和式便器じゃないのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
背中見せなさいよ!!!!! ウンコ乗ってんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!? 見せろ!!!!!!!!!!
見せやがれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

シンカ「和式便器じゃないマッハ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
和式便器がマスコットの駅って何!!!!!!!!!!!!!!!!!?
背中にウンコもないし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「うるせー!!!!!!!!!!!! てめーは便器だーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドガァッ!!!!!!!!!!!!!!!!

シンカ「はブらしッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「認めたくないなら認めさせてやる!!!!! あんたは便器!!!!!!!!!!!!!!!
汚い汚い便器!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人のウンコを受け止めるために生まれた汚れし受け皿よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


――― 数分後

便器「我が名は便器 汚物をこの身に受けるためだけに生まれた忌み深き存在
我を作りし者が授けた我が渾名は『黒き渦』
我はこの名に恥じぬ働きをするため全てを投げ出し尽くした この名に込められた皮肉にも気づかず…」

大魔女「これでよし いい仕事した〜〜」
きらっ…
78創る名無しに見る名無し:2012/03/23(金) 08:06:37.97 ID:aoZhkkrZ
ボケ妹「…おい!!!!!!!!!!! いきなりブッ込んでんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「あ? なによ 人がせっかく迷っていたやつに本当の道を示してやったってのに」

ボケ妹「完全に間違えた道だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「もうよかろう もう少し奥に言ってみよう」

亀「そうだそうだ!!!!! 本物の電車を見てぇぜ!!!!!!!!!!!!!!」


ゴゴゴウゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタアァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


マリモス「ホワッツ!!!!!!!?」

ワラース「ぐらふぃふぃふぃふぃwwwww 電車が来たみたいだな…」

大魔女「い…急ぐわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ


――― 上

ドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きらきらきら…

亀「ほ…ほあわあああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本物の電車だああああああああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジョバアァー!!!!!!!!!

うさぎ「長い長いピョー!!!!!!」

マリモス「むぅ…本当に倒れた棒のようだね〜〜え…」

大魔女「これが……電車…………
……やはり私の目に狂いはなかった………
これは見紛う事なく……便器!!!!!!!!!! 楽しい旅になりそうね…」
ゴクリ…

ボケ妹「そんなこと言われたら楽しいものも楽しくねーよ」
79創る名無しに見る名無し:2012/03/23(金) 13:23:37.08 ID:aoZhkkrZ
大魔女「これに乗ればいいのね?」

サナバー「待て待て!!!! 電車に乗るにはまずチケットを買わねばならん!!!!
それにどの電車に乗れば目的の場所に着くわけではない
ちゃんと電車の路線図を見ながら…」

大魔女「あーもう訳分からん そこらへんはあんたに任せるわよ!!!!!」

サナバー「そ そうか
なら調べてくるわい」


――― そして


サナバー「調べて来たぞい このちり紙シティからゲーム脳地方の手前の爆弾地方に行くには…
まずここから棒号に乗り 真っ黒チクビシティまで行く そこから電車を乗り換えパスタランドまで…
そこでまた降りたら反対のターミナルにあるかわいい町に向かう電車に5分以内に乗り換え そこから50分で着くカロシティで更に乗り換え…そして更に」

大魔女「ややこしやァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「ほんブバリッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ややこしやーーーー!!!!!!!!!!!! ややこしやァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ややこしやーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「や…ややこしやも何も…そういう路線なんじゃ!!!!!!!!!!
電車とはそういうもんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「くそがァアア…便器のくせにィィィッ…!!!!!!!!!!!
便器なんだからもっと便宜よくすべきよ!!!!!!!!!!!!!!!!!! 便器だけになんつッてコレ!!!!!!!!!!!!!
アハハッ!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!
80創る名無しに見る名無し:2012/03/23(金) 13:24:41.24 ID:aoZhkkrZ
大魔女「便器コラァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

便器「はっ!!!!!!!」
スチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「どぉーなってんのよここのサービスはァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなんで客野郎から金取るなんていい度胸してるわねァァァァァァァァァァァァァアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

便器「申し訳ありま便」

大魔女「どう落し前付けてくれるのかしら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

便器「はっ この私が貴女様に代わり上層部に踏ん張りをきかせ改善さするように申します
…ですからこの場はどうか… 水にお流し下さいませ…!!!
便器だけに」

大魔女「流せないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私のこの怒りは水には流せない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
固いウンコのように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
固い ウンコのように!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

便器「ならばどうすれば…? 私のような便器にはわかりませぬ…!!!!
……どうか私に軟便のような解決法をお教え下さいませ…!!!!!!!」

大魔女「うむ」


大魔女「まずこのターミナルに爆弾を仕掛けなさい」

ボケ妹「こらこらこら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 八つ当たりテロしようとすんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

便器「はっ!!」

ボケ妹「はっ じゃねーよお前も!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前職員だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!
81創る名無しに見る名無し:2012/03/23(金) 21:44:53.58 ID:aoZhkkrZ
便器「そ…そう我はこのターミナルの便器…
故に我はこのターミナルを……客を守る義務がある…!!!!!!!!!!
………頼みます!!!!!! どうか今回の事は水に流して下さい!!!!!!!!!!!!!!!
コトを逆流させないで下さいッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
便器の修理費ハンパない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「そんなんで私の気が済むと…」

便器「ならば我のこの命に替えて水に流して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この命を差し出します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それで全てを許して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「命!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

便器「ターミナルと客の命のためならこの命を投げ出すなど安いもの!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうか!!!!!!!!!!!!! どうかこの命を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴク…
大魔女「そんな………
そんな身勝手で便器の命を…取る…なんて………
そんなこと……………… そんなこと……………………
人として……………………」



大魔女「出来るッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドギャアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

便器「ずもらァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバーン!!!!!!!
82創る名無しに見る名無し:2012/03/23(金) 21:49:31.78 ID:+e+TaDBV
流石ですフーリャン。
83創る名無しに見る名無し:2012/03/23(金) 22:48:11.42 ID:aoZhkkrZ
大魔女「これでよし
じゃあこのターミナル中のトイレを逆流させてから出発するとしましょう」

ボケ妹「結局嫌がらせするのか!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!


―――…

サナバー「棒号のチケットを買ったぞい
一人一枚ずつじゃ」

亀「こ…これが…電車のチケット……
僕にとっちゃ夢のチケットだぜ……」

大魔女「はやく乗りましょう!!!!!!! はやく!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わくわく

サナバー「まぁまぁ落ち着け」


――― 電車乗り場

ピンポロパーン… ピンポロパーン…
アナウンス「あんちぇあぁーぼうぐぉうぉー ぼうぐぉうぉー
しぇきぃべろせんっしゃあ まりゃぼおしゃがぁらべぇじんぶぇえーぼぉー
きょうべりぃさんばぁーたいみぁあーー」

亀「こ…これが噂の電車のアナウンス…!!!!!
何言ってるか分からないようで…分かる…!!!!! まるで噂通りだ……」

ボケ妹「いやこれは何言ってるか分からないだろ……」


プシュ〜〜〜〜〜…

ねこ「うにゃにゃ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
扉が開くよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ぬおぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
ついに!!!!! ついにご開帳だわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


くぱぁ
ワラワラワラワラワラワラワラワラワラワラ ゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミゴミ


ボケ妹「ぶわっぷ!!!!!!!!! 電車からなんて人だ!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「こんな大勢が電車の中に居たのか〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「す…すごいねぇ…フーリャンちゃん…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
大魔女「イライライライライライライライライライライライライライライラァアアアアアアッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「人ゴミにイライラしているーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「さっきのウキウキウォッチングの表情がもう殺意の表情に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
84創る名無しに見る名無し:2012/03/24(土) 00:25:51.64 ID:2dpQuHh5
大魔女「なんなのよこのヒューマンダストはぁあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそがああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほ…滅ぼしてぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピクピク…

ねこ「やばにゃー!!!!!!!!!!! フーリャンちゃんの禁断症状が〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「落ち着けよ!!!! ヒッヒッフー!! ヒッヒッフー!!!」

サナバー「電車とはこういうものじゃ… 辛抱しろ
これも目的の場所に着くためじゃ」

大魔女「く………… 分かったわよ……」

うさぎ「入るピョー!!!!!!!!!!!!」
ドタドタ!!!!!!


――― 中

亀「うッほ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! これが電車の中かよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「狭いですが機能的に作られてますな」

ボケ妹「こ…こんなんで走るのかよ…」

ワラース「おい田舎者ども……つかえてんぞ…ギギヒヒ…
俺達は1号車だ……さっさと行け…」

サナバー「あ…あぁ 度肝を抜かれてる場合じゃないな」


ウィーン
【1号車】


ドタドタドタドタ
ガキ「きゃははははは!!!!!!!!!」

ガキ「わーいわーい!!!!!!!!!!!!!!!!」

アル中「ういいぃっ…プシ〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

おばさん「ガハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ガヤガヤガヤ!!!!!!!


大魔女「し に た い か …」

ねこ「フーリャンちゃん落ち着いて…ね? 席座ろう…」
85創る名無しに見る名無し:2012/03/24(土) 00:49:01.40 ID:2dpQuHh5
ワイワイガヤガヤガヤ




いらいらいら
大魔女(あー…うぜぇ… これだから人がいっぱいいる所は嫌いなのよ…
……電車の出発まで気を紛らわさなきゃ… とりあえず外の公衆便所に入る奴の人数を数えながら落ち着かせて…)

ガキ「きゃははははは!!!!!!!!!!!」
ドタタタタタッ!!!!!!!!!!

ガッ!!!!!!!!!!
ガキ「ぐわっ!!!!!!!!!!!!
ぐぬぉあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッサ〜〜〜〜!!!!!!!!!!

大魔女「!」

ガキ「あぁ〜〜〜 足が滑って転んじゃった〜〜〜〜
ポテチが落ちちゃった〜〜 ねぇ変な格好のおばさん 足どかせ」

大魔女「憤!!!!!」
グシャアッ!!!!!!!!!!!!!

ガキ「ぎゃあああああ!!!!!!!!!!!!!」

ぐりぐりぐり バキバキバキ…
大魔女「あぁ悪いわねぇ… 足が滑ってあんたの手を踏んでしまったわ………よ!!!!!!!!!!!!」
ぐりぃッ!!!!!!!!!!

ガキ「ぎょえ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ヒー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ

大魔女「……ガキが…………………………誰がおばさんよ……………」

ナンパ男「へいカノジョッ!!! かわうぃ〜ね〜〜
隣の席いい〜〜?」

大魔女「………」

ナンパ男「えへへ〜〜 座っちゃおっ!!!!!! ねーねーキミどこから来たの?
せっかく会った縁なんだし仲良くしようぜ? …何見てんの?」

大魔女「……」
スッ

ナンパ男「えー? なになに? なんかあるの? よく見えないなー
じゃあ窓開けて…」
ガラ

大魔女「いい地獄の景色でも拝んでろや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐい ぐい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ナンパ男「ひいい!!!!!!!? やめッ… ひぃいいいいーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュルルルル〜〜〜〜〜〜

……ガタンっ!!
大魔女「…………」
86創る名無しに見る名無し:2012/03/24(土) 01:03:07.74 ID:2dpQuHh5
ボケ妹「………フーリャンがまたなんかしてるが…」

サナバー「わしは知らん 何も見とらん
とにかく今は…この出発までの雰囲気を感じていたい…」
うっとり

ボケ妹「そ…そうかい」


亀「うおおおおおぅうさぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そろそろ出発だぜ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

うさぎ「んんぴょ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅっぱつぅ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!! しゅっぱつぅ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
しゅっぱつち○こ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「ぐははーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
下ネタかよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 下ネタですか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーン!!!!!!! こちらのうさぎがちんこの下ネタですよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
下ネタ炸裂ですよ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ちんこですとよ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「うるせーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「しゅっぱつち○こ〜〜〜!!!! しゅっぱつち○こ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」

亀「おいバカ!!!!! 女子がちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこ言うなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「そっちの方がいってるピョー!!!!!!」

亀「そうか? あははははははははははははははははははっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「ピョイィ〜〜〜〜ン!!!!!!!!! ち○こー!!」


ねこ「……も…もうっ…恥ずかしい…!///」
87創る名無しに見る名無し:2012/03/24(土) 08:03:04.42 ID:2dpQuHh5
ワラース「…まったく… 見た目から目立ってる連中がこれ以上目立ってどうすんだよ…ヒヒヒ」

マリモス「時にワラースBOY
君の様子を見ると君はどうも以前にも電車に乗ったことがあるようだね〜え」

ワラース「あははぁん? ……あぁ…まぁな…」

マリモス「ふむ なんだか意外ですな…
なんというか………その…………」

ワラース「俺みてぇなニートが高貴な電車に乗ったことあるなんておかしいってか?
ギャハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!! ブヒィッ!!!!!!!!! プリプリプリプリプリプリプリプリプリプリプリプリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「い…いや…そういうわけではないのだがね〜〜ぇ
ただ…あまりそういう印象になくてね〜〜〜ぇ」

ワラース「………まぁ…乗ったことはある……が
こういう一般連中が乗るようなのとはちょっと違うな……ぐひひ」

マリモス「…なるほど …………“前の職場”の関連かな?」

ワラース「…ふふん… ……あんたに関係あんのか?」

マリモス「失敬 関係ありませんな
申し訳ないよ〜〜〜〜お」

ワラース「……ふふん…」



プッシュー

アナウンス「ぃえっしゅぇっぷぇっしゃす
ゴジャロウッシャキャオるぁあおせしゃきおっしゃーまわりゃあぁああ
こうしゅんなやううぉきゃるをだますべぇー」

亀「おっ!|出発するみてぇだぜ!!!!!!!!!!」

ボケ妹「なんで分かる…」
88創る名無しに見る名無し:2012/03/24(土) 11:53:02.20 ID:2dpQuHh5
パッパー!!!!!!!!!!

シュッコ シュッコ シュッコ シュッコ シュッコ… シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ

亀「動いたああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
動いたぜ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「ピョッピョー!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「ひいぃーっ!!! 掴まってなくて大丈夫かな!!!!!?」

サナバー「うーむ…空を初めて飛んだ時とはまた別の感動があるのう…」

ねこ「なかなか速いんだねぇ」


シュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッシュッ…
フォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!(汽笛)

ガタン… ゴトン… ガタン… ゴトン…

大魔女「…はは… 地上を走って景色を見るのも悪くないわね……」



フォ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
89創る名無しに見る名無し:2012/03/24(土) 12:29:05.56 ID:2dpQuHh5
ガタンゴトンガタンゴトン……


大魔女「……とはいっても…」



どや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
ワイワイワイ ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ


大魔女(うっざあああああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!
いらいらいらいらいらいらァアアアアアッッ…!!!!!!!!!!!!!!!)
ビキビキビキ…

大魔女(こんなのいつまでも持たないわよ… どうにかしなきゃ…
……そうだわ! この1号車を私ら専用にしてやればいいのよ!!!!!!!!!!
どうにかしてこの一般ピープルの連中を追い出して……… そうだッ!!!!!!!
“こいつ”を使おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギンッ!!!!!!!


―――

バタバタバタ
ガキ「あひゃひゃひゃひゃひゃっ!! はやいはや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!」


ドスァッ!!!!!!!!!!!!


ガキ「え? ………………ヒィイイッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ドドォオオオーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《そこには血まみれの便器君(の着ぐるみ)が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ガキ「ぎょわぁああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
シンカ君の死体じやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!!!!!

おばさん「殺人よォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 殺人事件よ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

酔っ払い「殺人鬼がいるぞぉおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

客ら『うわあああああ!!!!!!!!!!!!!!!! 逃げろ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ワーキャーワ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《客らは1号車からたちまち逃げ出した!!》

大魔女「にやり」
90創る名無しに見る名無し:2012/03/24(土) 15:34:21.50 ID:2dpQuHh5
大魔女「ふん こんなゴミが役に立つとはね」

ボケ妹「お前それ半殺しにして剥ぎ取った着ぐるみじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで持ってんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「念には念を入れて扉にこの着ぐるみを張り付けておきましょう」
グチュパ

サナバー「確かに誰も近づかんじゃろうが………」

大魔女「これで快適な電車ライフが過ごせるわ はー落ち着く」

ボケ妹「まったく…」

亀「僕は電車の中を探索してくるぜ!!!!!!!!」
ウィーン

うさぎ「チィも行くピョー」
ひょこひょこ


ねこ「……随分とエンデリルさんに慣れたねぇ……うさぎ…」

大魔女「似た者(アホ)同士ね」



―――

数分後

ウィーン
亀「帰ったぜ!!!!!!!
普通の電車だからどこも似たような通路で探索はあんま面白くなかったぜ!!!!!!!!!!!!!
まぁ運転席を見るのは楽しかったがな!!!!!!」

うさぎ「トイレが凄かったピョイ〜〜〜〜!!!!!!
ズボズボ〜〜って水が溜まってジュポッッ!!!! って中に入っていったピョー!!!!!!!!!!!!!!!!」


大魔女「おぶぇろぶろぶぇるぉるぉるぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロゲロゲロロォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「何事ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!
91創る名無しに見る名無し:2012/03/24(土) 15:35:30.94 ID:2dpQuHh5
ねこ「フーリャンちゃん大丈夫ーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「ぐぼぇぶぅぶぇぼぼぇばああえぷぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャバ〜〜〜〜〜〜〜〜
キラキラキラキラキラキラキラ…
《窓からゲロを吐くフーリャン》

亀「何事だ!!!!? 電車の外をゲロが作り出す虹が取り巻いているぜ?!!!!!」

マリモス「電車酔いだね〜〜〜〜え」

サナバー「のり物なんか慣れてないからのう」

ねこ「フーリャンちゃん全部吐いちゃお!!!! ヒッヒッフー! ヒッヒッフー!」
サスサス

大魔女「ぶぶぇぼごぶるぉちゅぼぁしゃぶぇおぶるるぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――…

大魔女「はぁ…はぁ…もう勘弁しなさいよ……
…………景色見るのも飽きたし…酔うし…最悪だわッ…!!!!!!!!!
ハァーッ…ハァーッ…」

ねこ「かわいそうなフーリャンちゃん… ………サンドイッチ食べる?」

大魔女「今食べたら全部吐き戻すだけよ…
あぁ…もう電車に乗ってるって考えるだけで吐きそう… どうにかして………」

亀「じゃあトランプでもして気分を紛らわそうぜ!!!」

サナバー「ま…待て トランプは…」

大魔女「そ…それがいいわ… ナイス眉毛…」


―――…

亀「どうだ!!! ロイヤルストレート眉毛フラッシュ!!!!!!!!!」

ねこ「次フーリャンちゃんだよぅ」

大魔女「ぐ…………」

大魔女「余計気分悪くなったわボケーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキーッ!!!!!!!!!!!

亀「ひでりッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「だから言わんこっちゃない…」
92創る名無しに見る名無し:2012/03/25(日) 00:35:26.88 ID:aKZYubAg
大魔女「ロクなもんじゃないわ……ロクなもんじゃないわ電車…………」
ぶつぶつぶつ…

ねこ「フーリャンちゃんが電車嫌いになった…」

ボケ妹「はえーよ…………」


ピンポンパンポーン

サナバー「なんじゃ?」


アナウンス「え…おっしゃしゃらせ…おっしゃしゃらせ…
とぉあぼぅぐぉおるぁもうしゃさっくもかもぅかぁぺろんちみぃたらしぃー
なわぉばらべしぃらっせばぅらへぼぉーさんがばらだべしぃー
まんてらぁすっふぇんりべるぇいばーるぼるぇっしぃひっしひっしひっし…」


どっ!!!!!
亀「ギャハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「何が面白かった!!!!!!!!!!!!!!?
今のアナウンスのどこでツボにハマッた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


他の車両から『ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


ボケ妹「他の奴らも聞き取れてるのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから何言ってるんだよ!!!!!!!!!!!! 気になるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!
93創る名無しに見る名無し:2012/03/25(日) 00:37:05.82 ID:aKZYubAg
亀「そろそろ到着みてーだぞ」

大魔女「はっ…到着!!? ゲーム脳地方とかいうトコにもう着いたわけ!!!!!!?」

サナバー「忘れたのか ゲーム脳地方に行くには電車を乗り継いでいかねばならん
次の真っ黒チクビシティに着いたら降りてすぐにパスタシティに向かう電車に乗らねばならんのじゃ
時間にして5分くらいしか余裕がないぞい」

ボケ妹「おいおい またチケットとか買うんだろ? 間に合うのかい」

サナバー「5分ならまだ余裕がある方じゃ
とにかく到着したらダッシュじゃぞ」

ねこ「う うん」

大魔女「うっぷ……おぷぅ……ぷぇえ…っ」

ボケ妹「大丈夫かよ…」

亀「駅が見えて来たぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


シュッシュッシュッ…………
プシュウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


アナウンス「メィコォーちきゃあしゃあ〜 メィコォーちきゃあしゃあ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ボケ妹「開いた!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「走れ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドワシャアァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「とりあえずチケット売り場に行けばいいんだね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

サナバー「あぁそうじゃ!!!!!!!!!!!
他にもチケット売り場を狙ってる者達がおる!!!!!!
その者達よりも速く着くんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「にゃおぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!! 急げ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…はっ!! フーリャンちゃん!!!!!!?」
バッ

ダッダッダッダ
大魔女「おべろべろべろべろべろべろべろべろぉおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」

ねこ「吐きながら走ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
94創る名無しに見る名無し:2012/03/25(日) 00:41:03.81 ID:aKZYubAg
そして


サナバー「買った!!!!!!!!! 電車へ急げ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「さっきと同じ電車!!!!!!!!!!?」

サナバー「い…いや違う電車じゃ!!!!!!! このチケットには………4番乗り場とあるぞい!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「どこそれ!!!!!!!!!!?」

サナバー「わからん!!!!!!!!!!!! 探すんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
発射まであと2分もない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「おい大丈夫かよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

ザッ!!!!!!!!!!
マリモス「ここかな?!!!!!!!」

どーん!!!!!!!
サナバー「いや違う…ここは1番乗り場じゃ!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「ここが1番となると………こっちか!!!!!!!!!?」


―――

ねこ「ここは5番乗り場だ!!!!!!!!!」


―――

亀「今度は2番だぜ〜〜〜!!!!!!?」


―――

サナバー「間を取ったのにここは99番乗り場!!!!!!!!!!!!?」



ぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーるぐーる

大魔女「ぶっぷぇくぇべッちゅおあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブチャアァーッ!!!!!!!! ブチュブチューッ!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「悪化した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
95創る名無しに見る名無し:2012/03/25(日) 10:42:48.53 ID:aKZYubAg
プシュ〜〜〜〜


サナバー「な…なんとか間に合ったな」

大魔女「ふう」

大魔女「う…うぷっ!!!!!!!! また電車に乗ったと考えたら吐き気が…ッ!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「こりゃもうなおらねーな…」

―――…

亀「ん? まだ専用車両にこしらえてねぇのに人がいねぇぜ」

サナバー「極力人がおらぬ車両を選んだが… どうやらこの路線に乗る人は極端に少ないみたいじゃな」

大魔女「ちょ…ちょうどいいわ… 私地べたで寝ていい?」

ねこ「布団引いてあげるよぅフーリャンちゃん…」

ワラース「ホヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョ!!!!!!!!!!!!!!!!!
やめておけ… 余計に吐くのは目に見えてる…ぐぷぷ…」

サナバー「乗り物に酔った時は遠くを見てると良いと聞くぞい
やってみたらどうじゃ?」

大魔女「やってみるわ…」


―――

ガタンゴトン ガタンゴトン

大魔女「―――」
ちーん…

ねこ「フーリャンちゃんが死んだこけしみたいな顔になってるよぅ」

ボケ妹「どこみてんだコレ」

サナバー「触れてやるな どうも落ち着いてるようじゃし」

亀「まったく勿体ねぇな こんなにいい景色なのに」

ボケ妹「ホントにね」

大魔女「―――」
ぽ〜〜… ちーん……
96創る名無しに見る名無し:2012/03/25(日) 19:53:27.56 ID:aKZYubAg
亀「うほー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カシャカシャ

マリモス「何をしてるんだ〜〜い?」

亀「いやぁ こんな機会滅多にないからこうして景色を写真に撮ってるんだ!!!!
ただの景色でも電車から撮ると一味違うぜ!!!!!!!!」

ワラース「くくく マニアックだな………」

ボケ妹「でも記事のいいネタにはなるんじゃないか?」

亀「その通りおじさん!!!!!!! よく分かってるじゃねぇかチロリーンは!!!!!!
さすが僕の相棒だなぁ!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「うん まぁお前の頭の中にゃそれしかないだろ」

カシャカシャ
亀「ノスタルジーでいい写真になってると思うぜ
今の世の中にはこういうのが一番必要だと思うんだよ
都会のカッチカチな場所に住んでたら特に…ってうおおおおッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
来たァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「な…なんだよ急に!!!!!!!!!!!!!」


ポッポ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ボケ妹「ぎゃ…ぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
向こうから電車だよ!!!!!!!!! こ…こんなスピードで正面衝突したら死ぬよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「ははは 大丈夫じゃよ
向こうから来る電車は隣の線路を走っとるからこの電車と当たることは万が一にもない」

ボケ妹「そ…そっか…良かった…」

ワラース「ぎほへひふひひひひひひひひ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見た目の割にビビりだなwwwwwwなんのための筋肉だよwwwwww」

ボケ妹「筋肉関係ねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん
97創る名無しに見る名無し:2012/03/25(日) 21:34:55.29 ID:aKZYubAg
亀「走る電車の姿もまたいいな〜〜〜〜〜〜」
パシャパシャ

亀「あ そうだ いい機会だぜ… 今のこけしフーリャンをシャッターにおさめてやるぜ…」
にやにや

ぬきあし… さしあし… おみあし…

亀「ひっひっひ これで僕の念願だった『フーリャンを一面記事に乗せる』夢が叶うぜ… 体調悪いところに……っても悪く思うなよ…!!!!!!!!!!」


   < ●>  <  ● >
      ギロ………


亀「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

―――…

プスプスプスプス…

大魔女「…まったく…油断も隙もない… 気分悪いのにメンドイことさせんじゃないわよ… あぁん?」

亀「いでででででッ!!!!! 降りろ降りろ〜〜〜!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「自業自得だよ」


プォップォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

亀「は!!!!!!!! また向こうから電車だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! シャッター用意!!!!!!!!!!!!」
ガバッ!!!!!!

ゴロロォオー!!!!!!
大魔女「うがにゅっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! オエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガッ!!!!!
亀「お…おいなんだあの電車!!!!!!!!!!
さっきのと全然違う!!!!!!!! おいサニー!!! アレはなんなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!?」

サナバー「電車にも色んな種類があるからのう」

亀「いやマジすげー変な電車なんだって!!!!!!!!! 真っ黒で…トゲドゲしてて…」

サナバー「す…すまん 今ドンジャラでねこちゃんと真剣勝負中なんじゃ…!!!!!」

ねこ「ツモ!!!!!!!」
ターン!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「ぬわ〜〜〜〜〜!!!!!!!!! やられた〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「ちくしょー……誰も見てくれねーのかよ!!!!!!!!!!
あぁっはやく写真に撮らねぇと!!!!!!!!!!!」
パシャパシャ

ワラース「! ………あの電車……… ………………まさかな……」

プォップォ〜〜〜〜〜〜〜 プォオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
98創る名無しに見る名無し:2012/03/25(日) 22:18:46.49 ID:aKZYubAg
――― 到着 パスタシティ


サナバー「よし!!!!!!!!!!!!!
すぐにこのターミナルを出て反対にあるターミナルの電車に乗り換える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
時間は3分しかないぞい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「短ッ!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「この人混みを掻き分けて3分は……無理だ!!!!!!!!!!!」

サナバー「ぬぬぬ…」

亀「よしじゃあ僕にまかせろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜…刷り込みボイス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


このターミナルの道の真ん中にはあたたかいウンコが一杯落ちてるよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…


ターミナルの人々(道の真ん中にウンコ!!!!? 避けて通らなきゃ…)
ス〜〜〜〜


ねこ「人が道の真ん中を避けて行くよぅ!!!!!!!!!!!!!!」

亀「ふっふっふ 僕の刷り込みボイスの効果テキメンだぜ
このターミナル中の奴らの頭に道の真ん中にウンコが落ちてるという情報を流したんだ!!!!
いつぞやに戦った夢魔獣の技を僕流にアレンジしたのさ!!!!!!!!」

マリモス「亀くん…すごいじゃないか〜〜〜い!!!!!!!」

ボケ妹「じゃあ真ん中を悠然と走り抜ける私様らは他の奴らから見たら変態か」

サナバー「いいぞサニーくん!!!!!!!!! なら次はわしの番じゃ!!!!!!!!!!!!!
ウマ ミナサン メコラ!!!!!!!」

ぼん!!!!!!
馬達『ひひ〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


―――


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
サナバー「急げ急げーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

客「何事ーーー!!!!!!!!!!?」

職員「ターミナル内を馬で走らないで下さい〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!
99創る名無しに見る名無し:2012/03/26(月) 11:35:32.58 ID:Ikq1cxXw
反対のターミナル


サナバー「着いた!!!!!!! チケットを買った!!!!!!!!!!!!!
乗るぞ!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドド

馬達『ヒィヒィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ン』
ドドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「どけどけ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズドザザザ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「ふぅ間に合った」

ねこ「馬がなかったら危なかったねぇ」


アナウンス「えー駆け込み乗馬は危ないのでおやめ下さい…」


プルルルルルルルル プシュ〜〜〜〜〜

サナバー「次はカロシティじゃぞ
そこまではそんなに時間はかからんぞい」

ボケ妹「そっか もう少しゆっくりしたかったんだけどな」

ねこ「走って疲れたからねぇ」


フォ〜〜〜〜〜〜〜
タタタン… タタタン… タタタン


亀「出発だ ん? そういやフーリャンは大丈夫かよ?
さっきから静かだぜ」

大魔女「大丈夫よ」
きゅぴーんっ

マリモス「Oh〜〜〜〜!! 顔色がいいねぇ〜〜〜〜」

大魔女「もう電車酔いは克服したわ」
きらっ

みんな『え!!!!?』
ドン!!!!!!!!!!!!!!
100創る名無しに見る名無し:2012/03/26(月) 22:35:15.14 ID:Ikq1cxXw
大魔女「ふっふっふっ」
にまり

ねこ「な…なんて余裕!!!!!!!! い…一体どんなトリック…!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「あんたら 私を見て違和感を感じないの?」

ボケ妹「え……………… …?!!!!
お…お前!!!!!!!!!!!!」


ガタタタン… ガタタタン… ガタンゴトン…


大魔女「にやり」

亀「な…なんだなんだ!!!!? 何に気付いたんだ!!!!!!!!? チロリーン?!!!!!!!!!」

ボケ妹「フーリャンの体が………
この揺れの中なのに…微動だにしていないんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで安定している!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ふっふっふっふっふっふっ」
ピーーーーン

ねこ「本当だーーーー!!!!!!!! 振動が激しい電車の中だと体が揺れちゃうのに!!!!!
フーリャンちゃんは全然だぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「私は気付いたのよ 何故電車で酔うのか……
それは電車の振動!!!! 振動で脳みそが震わされることで気持ち悪くなるのよ!!!!!!!!!
そこで!!!! 電車の振動・揺れに合わせて体を絶妙に動かし体を安定させる事で脳みそが感じるキモユレ(キモくなる揺れ)を無くす!!!!!!!!!!!!!!!!!
それこそが電車酔いを克服する一番の方法だったのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これぞ大魔女体技『アンチドランカースイング』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!! ユラ〜〜

ねこ「すごい!!!!!!! フーリャンちゃんすごい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「す…すごい…のか?」
101創る名無しに見る名無し:2012/03/27(火) 08:53:56.66 ID:AaZXv/6w
大魔女「ふふ ゲロを吐いてた弱い私とはもう決別したってのよ!!!!
これからの私は電車にも強い女で行くわ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「さすがフーリャンちゃん!!!!!!」

大魔女「あんたら疲れてない? もし疲れてんなら寝て休みなさいよ」

ボケ妹「確かに疲れてるが…」

大魔女「散々ゲロ吐いて迷惑かけたお返しだわよ 寝ろ」

サナバー「じゃ…じゃあお言葉に甘えさせてもらうかの
フーリャン わしらが降りる駅まで来たら起こすんじゃぞ」

大魔女「分かってるわよ」

サナバー「次の駅はあの電光掲示板に映し出されるからそれを見ながら注意するんじゃぞい」

大魔女「分かってるっつってるでしょ!!!!!!!!!!!!!!! 寝ろっつーのよ!!!!!!!!!!!!!!
こうなったら寝かす!!!!!!!!! 大魔女延髄切り!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴシャアッ!!!!!!!!

サナバー「ぶぶりッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガク… ちーん…こ

大魔女「さぁあんたらも寝かせてやろうか…」
ギラリ…

みんな『おやすみなさい』
スチャッ

大魔女「よし
ああーいいことした〜〜」
キラっ




――― 2分後

大魔女「グゴゴゴゴー…ギリギリギリ…」
ゼットゼットゼットゼット…

ずずずーん…
102創る名無しに見る名無し:2012/03/27(火) 09:35:05.57 ID:AaZXv/6w
サナバー「フーリャン!!!! わしはお前の事が………スギなんじゃーーーー!!!!!!!!」

大魔女「だ…」

大魔女「誰がこの時期の嫌われ者 スギですってぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「はっ…」
キョロ…

ねこ「にゃむにゃむにゃむ…」

ボケ妹「すぅ…すぅ…」

大魔女「なんだ……夢か… ふう…
………ッ!!!!!!!!!!!! は…はうあァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電光掲示板【次の駅 力口シティまであと1分】

大魔女「やッバァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたら起きるのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぁもう一人一人起こしてたら面倒!!!!! こうなったら!!!!!!!!
…ねこ借りるわよ!!!!!!」
ごぞごそ もみもみ

ねこ「んっ…!?」
ビクッ

じゃーん!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ねこの爆弾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
爆発!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ

チュッドォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『ぎやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』



―――

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

別の客「うわぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!! 前の車両でテロだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!

―――…

ぷすぷすぷす…

亀「あががが…」

マリモス「あー…もい…ごぉー…」

大魔女「起きたわね」

ボケ妹「な…なにしてんだテメー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!
103創る名無しに見る名無し:2012/03/27(火) 14:33:35.59 ID:AaZXv/6w
大魔女「そんなことより大変よ!!!!!!!!!!
次の駅に着くわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『な…なんだってー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ガガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

プシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

サナバー「と言っとる間に到着した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
助かったぞいフーリャン!!!!!!!!!!!
じゃが起こし方というものがあろうぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「うっさい 感謝以外受け付けないわよ」

ボケ妹「口論は後だ!!!!!!!
とにかく降りなきゃ!!!!!!!!!!!!」


ダダダ〜〜〜〜〜

プシュ〜〜〜〜〜〜〜

ねこ「にゃあ〜…間に合ったねぇ…」

亀「で この後はどこをどう行くんだ? サニー」

サナバー「はわはわわ…」
カタカタカタカタカ…

ブッ!!!!!!!!
ボケ妹「どうしたサナバーさんその顔は!!!!!!!? 鼻水垂れてんぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「フ…フーリャンのバカ……」

大魔女「な…なんですって!!!!!!!!!!!?」
ガタッ

サナバー「バカーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここはカロシティじゃなく……」

ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【力口シティ】

サナバー「力口(リキグチ)シティじゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『ズコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
104創る名無しに見る名無し:2012/03/27(火) 18:10:42.96 ID:AaZXv/6w
大魔女「えーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ま…紛らわしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「カロシティはまだまだ先じゃぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから言ったんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

大魔女「でもこれは仕方なくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ねこ「確かに仕方ないよぅ!!!!!!!!!!!
サナバーさんフーリャンちゃんをいじめないでっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「別にいじめてなどおらんが…」

ボケ妹「まぁ今回のミスはある意味しょうがないよ
でもべつにそんな決定的な問題でもないだろ
だって電車はこのあとも来るんだから それに乗ってカロシティに向かえば……」

サナバー「いや…………ダ…ダメじゃ…
決定的な問題が一つある…」

ボケ妹「え?」

サナバー「次 カロシティ行きの電車が来るのは…………………明日じゃ……」

みんな『えぇーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブー!!!!!!!

サナバー「カロシティからは田舎じゃから……カロシティ行きの電車は一日一本なんじゃ…」

亀「なんてこった」

ボケ妹「そ…そうか でも仕方ないな まぁ一日気長に待つのもいいんじゃないか?」

大魔女「嫌だ!!!!!!!!!!!!!!!!! 一日もこんなカス町で待つなんて絶対嫌だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとかしなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!

ボケ妹「えぇーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? お前が原因だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「これが決定的な問題じゃ…」
ずずーん…
105創る名無しに見る名無し:2012/03/27(火) 20:26:15.51 ID:AaZXv/6w
サナバー「分かった 落ち着けフーリャン
こうなったらルートを変える
わしが見た路線図には爆弾地方に着ける電車のルートがもう一つあった
そっちは元の予定のルートよりは遠回りになるがここで一日待つよりは早いじゃろう
そっちにしよう」

大魔女「さすがサナバー あんたはデキる男だと思っていたのよ
ちょうど腹も減ってた所だしココでなんか食べましょうよ 誰かおごりなさい」

サナバー「その電車もあと1時間もせぬうちにここに着くぞい」

大魔女「1時間もあれば食えるでしょ!!!!!!!! 行くわよ!!!!!!!!!!!」



―――… 力口シティ

ねこ「何がいい?」

大魔女「んー あそこ」


ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【珍味料理店 ゲーテ】

亀「珍味料理…? 嫌な予感がするぜ」

マリモス「しかし他に料理店はない様子 どっちにしろあそこしかないね〜〜〜〜〜え」

大魔女「食えればなんでもいいわ」


――― 店内

チンコロカラ〜〜〜〜ン

わいわい

うさぎ「人多いぴょー」

ねこ「人気店なんだねぇ」

店員「いらっしゃいませ お客様8名でいらっしゃいますか
申し訳ありませんが現在ご覧の通り混雑していまして8名で座れる席がございません
4人1組に分かれれば離れていますが席がありますが…」

大魔女「それでいいわ
じゃあ私とねことクソジジイとアホうさぎのグループと
チロリーンと亀と笑い袋とロリコンのグループに分かれましょう」

ボケ妹(こいつ…自分の嫌いな面子をこっちに押し付けやがった…)
ずーん…
106創る名無しに見る名無し:2012/03/27(火) 21:01:18.79 ID:AaZXv/6w
――― フーリャングループ

ねこ「わぁっ 珍味料理店だから変なのばっかあるかと思ったら 全然普通だね!!」

大魔女「私の目に狂いはなかったわね」

うさぎ「チィね〜〜〜 ニンジンスープとニンジンごはんとニンジンステーキ!!!」

ねこ「あ!! ずるい! にゃんはねぇ… みそラーメン!! メンマ抜きで」

サナバー「わしは和食セットで」

大魔女「私はもやし定食にするわ」

店員「かしこまりました」

大魔女「………ん? このゲーテのゲテメニューってのは?」

店員「このゲーテではゲテ物料理もやっておりまして そちらがご希望でしたらこのメニューをご覧下さい
このメニューになくとも お客様の要望があればそれも作れます」

大魔女「……ふーん ………あっ そうだわ」

――― チロリーングループ

ボケ妹「みんな選んだね あとはまつだけだね」

亀「ふひー!! 普通の料理屋で安心したぜ…!!!!
ゲテ物には悪い思い出しかねぇからな…」

店員「お客様」

マリモス「Oh!? 先程頼んだばかりなのにもう料理が来たのかな?」

店員「黒芋虫の百合根合えでございます…」
コト… ウゾウゾウゾウゾ…

ボケ妹「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「ヒイイイ!!!!!!? なんじゃこりらーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

店員「そしてこれが『鮫の目玉の目玉焼き』『牛の尻尾ラーメン』『鯛の脳みそ盛り』『ゴキブリの卵風チャーハン』『キングコブラの皮剥ぎ蒸し』『馬のち○こ』でございます」
コトコトコトコトコト…

ボケ妹「おヒヒーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾォー!!!!!!!!

亀「お…おい!!!!! こんなの頼んでねぇぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

店員「あちらのお客様のお計らいでございます」


カアァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「にこっ!!!!!」
きらーんっ グッ!!! 《グーポーズ》


ボケ妹「いらねー真似すんなーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブボボォッ!!!!!!!!!!!!!!!!
107創る名無しに見る名無し:2012/03/27(火) 22:49:15.19 ID:AaZXv/6w
ボケ妹「いらねー計らいすんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


大魔女「にこにこ」
くいっくいっ


ボケ妹「ん? まだ何かあるのか」

店員「これはあちらのお客様が考案された特別メニューでございます」
コト…


ズオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《皿の上には便器の首が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

店員「便器君のフェイスグリルです」

ボケ妹「着ぐるみじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食えるかーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダーン!!!!!!!!!

ズンッ!!
大魔女「食えないですって?
私からの料理が食えないっていうの? いい度胸ねぇ!!!!!!!! 固い腹筋!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「固くて悪いか!!!!!!!!!! 固くて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バサァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「見せなくていいから」

ボケ妹「とにかくこんなもの食えねーからな!!!!!!!!!!!!!!
全部そっちで片付けろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「な……なんて失礼なヤツッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食べ物を粗末にするんじゃないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チクショー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どちゃあぁー!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「も゙も゙も゙ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《フーリャンはチロリーンの顔に黒芋虫の皿を押さえ付けた!!》
108創る名無しに見る名無し:2012/03/27(火) 23:26:56.35 ID:AaZXv/6w
うぞうぞうぞ
ボケ妹「うげぇぎぇやァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ステ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「あひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!!!
チロリーンの顔が芋虫だらけねー これじゃボケ妹じゃなくてボケ芋虫ね!!!!!!!」

ボケ妹「くっそが〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!! ポ〜〜〜〜〜〜〜〜イ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《目玉を投げるチロリーン》

大魔女「うわっ汚ッ!!!!!!!
よくもやったわね!!!!!!!!!!!! 脳みそ撒き!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バアァー!!!!!!!!!

ボケ妹「ひいいいいッ!!!!!!!!!!!」
バッバッ ガッ!!!!!

ボケ妹「や…やめろー!!!!!!!!!!!」

大魔女「畳み掛ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホースのホース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビヨンビヨンビヨン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「ひょえぇーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ちんこ食べろコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「食べ物を粗末にするな」
ゲテ物だけど

亀「おい大変だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ハァハァ 何よ…」
これからって時に…

亀「もう1時間経つぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな(わぁ〜〜〜〜 1時間ってはや〜〜〜〜〜い
儚〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い)
テーレッテレー
109創る名無しに見る名無し:2012/03/28(水) 01:12:40.08 ID:MbRI0meM
ダダダダダダダダッ
ねこ「にゃあぁんっ!!! 走りながらは食べにくいよぅ!!!!!!!!!!!」
ズゾゾゾゾ!!!!!!!!!!!!!

サナバー「わしなんて膳付きじゃぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか食べてる場合じゃない!!!!!!!!!! 急がねば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これで電車が出発したら今度こそ本当に一日待たなけれなばらんぞい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「い…急ぐのよあんたら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むしゃむしゃ


――― ターミナル

亀「電車はどっちだ!!!!!!!!!?」

サナバー「え…えーっと… えーっと…」

大魔女「バカ!!!!!! こっちよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ

ねこ「待ってフーリャンちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!


――― 乗り場

プシュ〜〜〜〜〜〜


大魔女「もう出発寸前よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく来なさいよまったく!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

タタタタッ
ねこ「ま…待って〜〜〜〜!!!!!!!!」

ワラース「はぁはぁ…うぜぇ………なんでこんなに走らなきゃならねぇ…ヒ………」
よろ…

マリモス「ワラースくんもう少しだよ〜〜〜〜う!!!!!!! 走って!!!!!!」
ダァッ!!!!!!

女の子「うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……おママぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

マリモス「ス…スタァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キキィー!!!!!!!!!!!!!!!!

マリモス「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!!!!!!!? エエエンじぇエエエエエエエエエルっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何を泣いているんだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い?
君が泣いていると私も悲しいよ? さぁ私の胸で泣くんだよエンジェルレディイィ〜〜〜〜〜〜〜〜?」
きらーん


大魔女「何やってんのよあのロリコン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ブッアレすわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァー!!!!!
110創る名無しに見る名無し:2012/03/28(水) 01:41:02.56 ID:MbRI0meM
タタンッ!!!!
サナバー「マリモス!! ワラース!!!
後はお前達だけじゃぞい!!!!!!!!!!!! はやく来るんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!」



マリモス「Oh〜〜〜〜 エンジェルゥ…お母さんと離れたのか〜〜〜〜〜〜〜〜〜い?
ならば私が探してあげるよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜う?」

ワラース「んなガキ駅員に渡しとけ!!!!!!
早くしねぇと置いてかれるぞ!!! ヒヒッ!!!!!!!!」

マリモス「いやそんなのダメだよ〜〜〜〜〜〜う このままほっとけない…」


亀「し…師匠急げよーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「マリモスさんワラース!!!! はやくはやくぅっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「…あっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

プシュ〜〜〜〜〜〜〜ン…


マリモス「…!! あーもいごー!!!!!!」

ワラース「……扉が閉まった
うひひひぃ!!!!!!!!!!!! 置いてけぼり確定wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ぷちゅほんwwwwwwwwwwぶれっふぁあぁーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


シュッシュ シュッシュ
ガタンゴトン… ガタンゴトン… ガタンゴトン…

亀「あぁー…あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
師匠とワラースが離れてく………」

ボケ妹「おい…どうすんだこれ………」
111創る名無しに見る名無し:2012/03/28(水) 12:10:57.54 ID:MbRI0meM
サナバー「運転手さん!!!!!!!!!!! この電車を前の駅まで戻してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

運転手「それは出来ません」

サナバー「しかし仲間が置いてかれたんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!! 頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

運転手「一度走り出した電車は止められません…!!
激しい恋と同じようにね……!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きゅっぴ〜んっ

サナバー「いやいいこと言わんでいいから!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーーーーーーーん


―――…

とぼとぼ…
サナバー「ダメじゃったわい…」

ボケ妹「やっぱりかい…」

ねこ「どうしよう…」

亀「こうなったら僕のメッセージボイスで2人に呼び掛けようぜ!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「必要ないわ」

亀「なんでだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「だってそんなのしたらどっかで待ってやらなきゃいけなくなんでしょ? そんなの嫌だわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「つーかロリコンと笑い袋なんてこのメンバーでいらない2人最前線じゃない
居なくも別に問題ないじゃないのよ」

ボケ妹「そ…そんなことないだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今まであの2人にはいっぱい助けてもらっただろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「いつ? どんなふうに助けられたの?」

ボケ妹「えっ
………うーーーーーーーーーーーーーん………」

大魔女「…あんたらは?」

サナバー「えっ う…うーーーーーーーーーーん…」

ねこ「う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…」

亀「うーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん……」


うぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

ズズーン…
112創る名無しに見る名無し:2012/03/28(水) 14:45:50.58 ID:MbRI0meM
大魔女「でしょうよ」

サナバー「そ…そんなことはない…
わしらが忘れているだけで あやつらがいて助かった事はいっぱいあるはずじゃ…………うん…」

ねこ「そうだよぅ 2人を置いてけぼりなんてかわいそうだよぅ」

大魔女「まったくうっさいわね
合流するなら今じゃなくてもいいでしょ
私に魔力が戻りゃすぐに迎えに行けるわよ それでいいでしょ」

ボケ妹「…そうか…な」

大魔女「それにあいつらだってあんたらなんかより大人なんだから自分でなんとかするわよ
もしかしたら自分らの力で目的の場所まで来るかもしれないわよ」

サナバー「うむ それもそうじゃな」

ねこ(フーリャンちゃん…… なんだかんだ言っててもちゃんとあの2人の事を理解して“大丈夫”って言ってるんだ…
やっぱりフーリャンちゃん…みんなのこと信頼してるんだ…)

大魔女「さ 私の魔力を元に戻す旅を続けるわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「ぽッけフリぷりゃアァァーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビックゥウウー!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「どうしたの? おしっこ漏らした?」

サナバー「あぁ…………漏らすような…勢いじゃわい…」

大魔女「あ?」

サナバー「バカ…!! フーリャンの…バカぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わなわなわなわなわなわな…

大魔女「あ!!? あんた誰に向かってそんな口を…」

サナバー「い………今チケットを見て気づいたが……… この電車………
わしらが本来乗る電車とは……まったくの反対方向に向かう電車じゃーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
乗る電車を間違えとるがなーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「な…なにゃあぁーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!
113創る名無しに見る名無し:2012/03/28(水) 16:23:31.33 ID:MbRI0meM
亀「ほ…本当だ!!!!!! チケットに書かれてる電車の名前と今乗ってる電車の名前が違う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
急いでて気づかなかったぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「うあああっ…こりゃもうダメじゃあ…!!!! ダメじゃあ…!!!!!!!!」

大魔女「ちょ…ちょっと待ちなさいよ
それって私のせいなの? 濡れ衣よッ!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「でもターミナルで先導してたのお前だろ」

大魔女「」


――― わかめ ―――

亀「電車はどっちだ!!!!!!!!!?」

サナバー「え…えーっと… えーっと…」

大魔女「バカ!!!!!! こっちよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ

ねこ「待ってフーリャンちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!

――― わかめ終了 ―――

大魔女「」
たらたら…

ボケ妹「思い出したか」

サナバー「もぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
どうすんじゃあぁ〜〜〜〜!!!!!!! いつになったらゲーム脳地方に着くんじゃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ぽん…
大魔女「まぁまぁサナバー」

大魔女「長旅を楽しみましょう」
きらり〜〜〜〜〜んっ!!

サナバー「開き直るなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシュッ!!!!!!!!!
114創る名無しに見る名無し:2012/03/28(水) 19:31:21.00 ID:MbRI0meM
―――… 残された2人は…


マリモス「Oh〜〜エンジェル〜〜〜〜〜
ママに会えて良かったねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

女の子「うん ありがとう! 気持ち悪いおじさん!!!!」

マリモス「HAHAHA 気持ちのいいおじさん? よく言われるよ」


―――…

マリモス「n〜〜〜〜〜! いいことした後は気持ちがいいね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワラース「笑い事じゃねぇよ!!!!!!!!!!!!!
うひぇッひぇッひぇッひぇッひぇッひぇッひぇッひぇッひぇッひぇえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「フーリャンレディ達は行ってしまったのですな… 寂しいね〜〜〜え」

ワラース「あんたのせいだぞ…もへもへむきょおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwプリッツァw」

マリモス「しかしあの状況は仕方なかったんだよ〜〜〜〜〜〜う」

ワラース「見事にどうでもいい2人が残ったな…
今頃あいつら喜んでるぜ…ぼぶwwww
ぎぷぎぷらっぽぉひぃっしゅうぅwwwwwwwwwwwwwwwまひゃらwwwwwwwwwwwwぽwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

マリモス「そんなことないさ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
今頃悲しんでいるよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


――― 電車

大魔女「ロイヤルストレートロンリーロックローリングヘアーフラッシュ!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!

亀「違うぜ!!!!! それはロイヤルストレート眉毛フラッシュだぜ!!!!!!!!!」

サナバー「いやロイヤルストレートアホ毛フラッシュじゃ」

ボケ妹「違う違う!!!
ロイヤルストレートポニーテールフラッシュに決まってるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「どれも違うよぅ

ロイヤルストレートくせ毛フラッシュだよぅ」
115創る名無しに見る名無し:2012/03/28(水) 20:17:12.03 ID:MbRI0meM
―――


マリモス「どうするか〜〜〜〜い?」

ワラース「おひッ? なにがだ?」

マリモス「これからの事だよ〜〜〜〜〜〜う
後を追うかい?」

ワラース「………どうせ俺達ゃあの女(フーリャン)には煙たがられてるコンビだ…
わざわざ追ってもあいつに嫌な顔されるだけだろ…
うふwwwwwwうふうふうふぃいぃwwwwwwwwwwwwwww
うふwwwwwwうふぉwwwwwwwうふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉwwwwwwwwwwwwwww
ふぉうふぉうふぉおおおおおうふぅっふぉえおふぉふぉピィーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
うふふふふふふふふッふふッふぅーふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「………そうだね〜〜〜え …私達は仲間
後を追う選択肢しかあるまいね〜〜え」

ワラース「いや聞けよ人の話
ぼぴぇっぴょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

マリモス「ふむ ならばどうしたいのかい? ワラース君は」

ワラース「家に帰りゃいいだろ…ぐへへへ…」

マリモス「家に帰ってどうするんだ〜〜〜〜い
そういえば君はまだ無職のようだね〜〜〜ぇ 家に帰ってゴロゴロしてても暇なのでは?
少しでも働いて汗を流せば体に活力が溢れますぞ!!
なんなら私の連合騎士団はどうです? 君なら真面目に訓練すればかなりのものになると思うよ〜〜〜う?」

ワラース「うるせぇぞ!!!!!!!!!! 俺の事にいちいち口出しすんじゃねぇよ!!!!!!!!!!!!
お前は親父か!!!!!!!!!!!!! うひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「Oh…」

ワラース「ちっ……だが家に帰っても暇なのは確かだ………
それに遠い……… 連中の後を追った方が面倒が少ないのは確かだ………ぐふふふふふ…」

マリモス「決まりだね」
116創る名無しに見る名無し:2012/03/28(水) 23:17:44.25 ID:MbRI0meM
マリモス「ふぉ〜〜…しかしどの電車に乗ればいいのかな?
チケットはあるのだがどれに乗ればいいのか分からないよ〜〜〜〜〜う
ワラース君は分かるかい? 電車には乗ったことあるみたいだけどね〜〜え」

ワラース「ぽるるるるるるるぉおおおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwww
俺は一般的な電車には乗ったのは今回が初めてだ…分かるわけねぇだろ……
駅員にでも聞け…………ぐふひひwwwwwwwwwwwwwww」

マリモス「ふむ それがいいですな
しかし肝心の駅員さんがいませんぞ」
キョロキョロ

マリモス「Oh!! あの電車の中に駅員さんが!!!!!!!!!!!!!! 行ってみましょう!!!!!!!!!!!」
ダッ

ワラース「ぶふひッ!!!!!!!!! ちょっとまてコラ」
ダッ


タタタァッ
マリモス「Oh!! そこの駅員さん 少しお聞きしたいのだが…」

駅員「む!!!!? 貴様痴漢かッ!!!!!!!!!!!!」

マリモス「違いますが」

パシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ワラース「!! おい……電車の扉が閉じちまった…
出発するぞ!!!!!!!
やっべぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ぷひぷひぽおおおおおおおはほあおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっほっほぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「あーもいごっ!!!!!! なんたる事かっ!!!!!!!!!!!!!!」

ワラース「おい駅員… …ぶふふッ…この電車は…ぷぷっ…どこに向かうんだ? ……ぶひひひひッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

駅員「メガトンビッグアルティメットキングダムTHE辺境地方までの特急電車です」

ワラース「どこだよそれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ずずずーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
117創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 00:58:23.14 ID:G2NasbpA
マリモス「Oh〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私達はそんな所に行きたくはないのだよ〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうか戻してくれないかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

駅員「それは出来ません
一度走り出した電車は止まりません 特急ならなおのこと…
危険な恋のように……」
きゅっぴ〜〜〜んっ

マリモス「そうですか…」

ワラース「特急か…… 到着するまで諦めるしかねぇな…… ひひひひっ!!!!!
こりゃあ…くくくっ…しぶしぶしぶ……後を追うのは無理くさいなぴぃぽっぽぽーーーーーーーーぴりひょるァアア〜〜〜〜〜〜!!!!
んッふふwwwwwwwwwww」

マリモス「そんなことはありませんぞ
もしかしたらメガトンビッグアルティメットキングダムTHE辺境地方とやらはフーリャンレディ達が向かう爆弾地方の近くかもしれないよ〜〜〜〜〜〜〜〜う」

ワラース「そんな都合よく行くかよバカwwwwwwwwwww
もふもっふwwwwwwwwwwwwすすすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

マリモス「HAHAHA!!!!!
人生ポジティブに行こう!!!!!!!!!!
きっと上手く行くと信じるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

駅員「爆弾地方?
全くの真反対ですよ」

マリモス「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」

ワラース「はははは」

ズズズズーン…
118創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 08:03:16.67 ID:G2NasbpA
マリモス「こうなったら君の言う通り今は諦めて腰を据えるしかないね〜〜え
あとは到着してから考えよ〜〜〜〜うね〜〜〜〜〜え」

ワラース「全く面倒な……ぐふふ………はぁ…」


―――…

《思わぬハプニングで離れ離れになってしまったフーリャンチーム…
それぞれがそれぞれの道を進むフーリャンサイドにマリモスサイド
マリモスとワラースは止まらない特急電車に乗り 仕方ないので諦めつつなんだかんだで電車の旅を楽しみつつ謎のメガトンビッグアルティメットキングダムTHE辺境地方へと向かう…
そしてフーリャン達は間違えた電車を降り 軌道修正のために更にたくさんの電車を何度も乗り継ぎまたたまに間違えたりしたのだった…
一行の電車の旅は続いた…》


――― そして一週間


大魔女「電車生活一週間目………」
げっそり…

大魔女「乗り継ぎに乗り継ぎを繰り返し………
ついに爆弾地方が目前に見えてきたわ…
……長かった………… 長かったわーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガ!!!!!!!

サナバー「や…八つ当たりするなっ!!!!!!! ほぼお前のせいじゃぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「そうだよ!!! お前が電車を何度も間違えたりしなけりゃ2日くらいで着いたのに!!!!!
それはもう無意義な一週間を送っちまったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ややこしい電車が悪いのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「まぁまぁ…もう着くからいいじゃにゃいのよぅ」

サナバー「そうじゃな
しかし置いていったマリモスとワラースが気になるのう」

亀「あの2人ならきっとたくましくやってるさ」

大魔女「は? マリモス? ワラース? …誰?」

ボケ妹「忘れてんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
119創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 13:09:20.07 ID:G2NasbpA
電光掲示板【次の駅は… 爆弾地方 ニトログリセリンシティ…】


大魔女「出た!!!!!! 爆弾地方に入るわよ!!!!!!!!!
イヤッフゥ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「ハシャぎすぎだろ」


ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キキィーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

大魔女「ぐわたァーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずっしゃあぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!

サナバー「な…なんじゃ!!!? 電車が急ブレーキで停止!!!!!?
一体何事じゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ピンポンパンポ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
アナウンス「えっしぇえ…えっしぇらっしぇっすぁ…
でぅしゅえあ…ぜぽぉーしゅ…おわぁらくべりょ ぴぃぶれるぁくぅい…ぶるぃぃぃ…」

ボケ妹「いやだから何言ってるか分からねーって!!!!!!!! 緊急アナウンス伝わってねーって!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「た…大変だぜ!!! 電車の前方にクソデケー岩が落ちたらしい!!!!!!!!!!
今の急ブレーキはそのせいみたいだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「なーにゃーてっ」

サナバー「つまり線路上に落ちてきたということか… ということは…」

大魔女「どうなるの!!!!!!? どうなるの!!!!!!!!!?」

ピンポンパンポーン
アナウンス「…ひゅじょなかじんぱぁでじり…
こーじょーちょるぅああるぁるぁふかぁむままめすべぇーいまらちんぬぽーォオオオ…」

亀「なッ!!!!!!!!!!!!?
線路が塞がれたからこれ以上は走れねぇと…
だから前の駅に引き返すってよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なにァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガーン!!!
120創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 13:18:19.45 ID:G2NasbpA
ねこ「前の駅って… それって大分戻るよぅ!!!!!!!」

大魔女「せ…せっかくゴールまで一直線だったのに… また乗り換えるの!!!!!?」

サナバー「い…いや 爆弾地方に向かう電車はコレだけじゃ…

そして…線路が岩に潰されたなら…すぐに通る事は出来んじゃろう…
下手したらまた一週間以上待たなければ…」

大魔女「ふざけるなこのつんつろ毛野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッ!!! ぐるんぐるんぐるんぐるん!!!!!!!!!!!!!

サナバー「びょーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐーるぐーる

《サナバーのアホ毛を掴んでブン回すフーリャン》

大魔女「どれいッ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュバァッ!!!!!!!!

ドカーーーーーン!!!!!!!!!
サナバー「ぎゃあぁーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ここまで来て引き返せるかァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だっ

ねこ「フーリャンちゃん!!!!!!? どこへ!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「あいつまさか運転席に乗り込む気か!!!!!?」

サナバー「と…止めねば!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!
121創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 13:27:11.44 ID:G2NasbpA
――― 運転席

運転士「これはもうダメだな……引き返すか」

大魔女「待てコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッシャアァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「う…うわーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《フーリャンが扉を突き破って運転席に乗り込んで来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

大魔女「引き返すなバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
後に引き返す事は考えるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前だけ見て進みやがれドチクショオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

運転士「そ…そんな人生の教訓みたいな事言われても!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
線路の上にあんなでかい岩があったんじゃ電車は走れません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「レールの上を走る人生の何が面白いの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人生ってのはァ…」
ガッ!!!!!!!!

ドタァ!!!!!!!!
運転士「う…うわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガチャッ ガチャッ!!!!!!! キキキィー!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「脱線するから面白いってのよォオーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォンブォン!!!!!!
ギュララララララララララララララァアーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「思っくそ脱線したァアアアアーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたの人生に他人を巻き込まないでェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブブーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
122創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 13:38:37.57 ID:G2NasbpA
《フーリャンの運転で走り出した電車は線路から思い切り外れた!!!!!!!!!》

ギュガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴガゴガゴガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


うさぎ「ぴょいぃーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「やりおったァーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつの仕業じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「ヒィーーーー!!!!!!!!! 立ってられねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――… 運転席

ガガガガカガガガガガガカガガガガガガカガガガガガガカガガガガガガカガガッッ

運転士「やめて〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
止まって〜〜〜〜〜〜!!!!!!! 戻ってぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「走り出した電車は止まらないわ
……人生のようにね…」
きゅっぴ〜〜〜〜んっ

運転士「いい台詞はいいから早くぅうううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか君電車の運転なんかしたことあるのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「わかるわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
Dで走って Rでバック Pで駐車でしょ?」

ガガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
運転士「それ車じゃないッすかァアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電車は乗用車じゃないっすよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「いいから私にまかせな…ッさいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グォオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギャオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィヴィイィーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「電車でドリフトしたららめぇええーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシュ〜〜〜!!!!!!!!!!!
123創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 16:15:54.14 ID:G2NasbpA
ゴァアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


客「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Gィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



亀「おがががががッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…このままじゃミンチになっちまうぜぇええ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「止めなきゃ!!!!!!!! フーリャンちゃんを!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「でもこれじゃあ立つこともままならねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「止まれフーリャン〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
大事故を起こすぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



――― 運転席

大魔女「スピン!!!!!!!!!!」
ギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャルギャル!!!!!!!!!

運転士「ぎょぴぇええ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「片輪〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「うほおおおおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ガゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


ぽぉ〜〜〜…
運転士「し…しらなかった………
電車であんなテクが…できるなんて………
……でも…だからといって…なんだというのだ…」
ずずーん…
124創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 19:40:59.99 ID:G2NasbpA
ゴオオオオオオオオオッッ

大魔女「…あ そうだわ このままゲーム脳地方に行けばいいじゃないのよ!!!!!!
さすが私!! 私の電車テクならいけるわよ!!!!!!!!
そこで 単調な人生を歩み全てを諦めた運転士」

運転士「あ…諦めてませんが…」

大魔女「ゲーム脳地方までの道をナビしてくれない?
嫌とは言わせないわよ……………… もし嫌といったら………
この窓からあんたを宙づりにし地面に金玉がギリギリ付くくらいにして金玉袋を擦り減らしてやるわよ」

運転士「こちらです!」

大魔女「よし!!!!!!!!!!! アクセル全開ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンッ!!!!!!!!!!!!!!!

ギャラララァアーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「ひぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「スピード……限界突破ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴオオオオオオオオオーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


運転士「…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


この時運転士は…
『到着する前に確実に死ぬ………』と思った…
しかしそれと同時に 今の状況に快感を覚える自分がいるのも確かなのであった…


運転士(確かじゃねぇよ!!!!! おれは変態か!!!!!!!!!!!!)
ぼーん!!!!!!
125創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 20:54:58.85 ID:G2NasbpA
ズゴガゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「……あの…ゲーム脳地方なんて何もないとこに何しに行くんですか…?」

大魔女「好き好んで行かないわよ
ただ私は魔力を元に戻したいのよ」

運転士「(この人魔法使いか……)
はあ…………」

大魔女「で 大まかに言ってゲーム脳地方はどのあたりの方向なわけ?」

運転士「あ…あの山を越えた所ですかね…」

大魔女「ほう あの山」

運転士「は……………はうあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あの山の向こうは向こうですがあの山は電車では越えられ…」

大魔女「問答無用!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
道なき道を行くことこそ人生よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「なんで電車と人生を一緒にするんすか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか無理ですって!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「うるさあああああああああああああああああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキバキバキバキバキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!

運転士「イッたーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
126創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 21:36:33.78 ID:G2NasbpA
運転士「う…うわぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダ…ダメですってぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「私の辞書にダメなんて言葉はないのよぉーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぉおおおおおーーーーー!!!!!!!!!!! 登れ登れェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャルギャルギャル

運転士「木々を薙ぎ倒しながら山を登ってる…… メ…めちゃくちゃだ…
……は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドドドォーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《電車の前に巨大な岩が2つ並んでいた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

運転士「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブレーキブレーキ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!! って間に合わなぁあああああああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「岩と岩の間をすり抜ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャッ ガチャッ!!!!
ギュギュイイィィーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「そ…そんな!!!!!!!! 無理だ!!!!!!!!!!! 無茶だ!!!!!!!!!!!!!!!!!
無謀だァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな普通の車でも高度なテクを…電車で出来るはずがない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「私の辞書には…………
無理無茶無謀なんて存在しない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュォアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

運転士「う…うおあああッ!!!!!!!!!!!!!!!! ……ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

スィー
《この時 運転士の目には全てがスローモーションに見えたという…》

運転士(す…吸い込まれる… で…電車がまるで…!! あの岩と岩の間に…吸い込まれて行くッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)


スァアアアアアアアアアアア…
ブォンブォンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「ニッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

運転士「すり抜けた!!!!!!!!! 運転車両も…後部車両も岩にかする事なく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すり抜けやがったァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


運転士(こ…こんな芸当が…人に出来るはずない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…この人は………この人は神だ!!!!!!!!!!!!!!!!! 電車の運転の神だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
神様だァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)



この出来事以来 この運転士はその日出会った名も知らぬ魔法使いを『電マジョ神』とし 終生崇め奉ったという…――――


127創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 22:15:28.09 ID:G2NasbpA
運転士「素晴らしい!!!!!!!!!!! 素晴らしいですよ電マジョ様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
電マジョ様の電テクマジパネェーっスよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「あ? 今なんて言った? アレすわよ」

運転士「!!!!!! って前前ぇ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギャルンッ!!!!!!!
大魔女「おっと 危ないわね
しかしどんどん電車の馬力がなくなってきたわね」

運転士「山の斜面が急になってきてますからねぇ この電車のウェイトでは……」

大魔女「なるほど」



大魔女「後部車両切り離し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュパァ


後部車両の客ら『いぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ズザズザズッザァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《運転車両と仲間がいる車両以外の車両を切り離した!!!!!!!!!!!!!》


運転士「えぇぇーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!

大魔女「人生に必要なのは即座な決断力と思い切り」
きゅっぴ〜〜〜ん

運転士(だから自分の人生に他人を巻き込んだらダメですって………
でも神だからいいのかな…)
128創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 22:45:54.39 ID:G2NasbpA
運転士「……後部車両と共に滑り落ちていったお客達は大丈夫っすかねぇ…」

大魔女「知らないわよ それより見なさいよ!!!!!!!!!!!!
電車が軽い!!!!!!! 軽いわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうどこでも行ける気がする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう何も怖くないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パアアアア…

運転士「生い茂って暗かった木々の間から…光…!!!?」

大魔女「頂上よ!!!!!!!!!!!!!!! あの光の先が頂上なのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの先に…私が待ち望んだゲーム脳地方があるんだわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてそこには私の魔力を戻す…何かがある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この希望を思い描いただけで………
私は……………羽ばたけるッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァッ!!!!!!!!

ガサササァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドォオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《山の森を電車は勢いよく飛び出した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その景色は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

運転士「……………空?」

大魔女「アレ 地面がない」



ヒュゴコォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


断・崖・絶・壁ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


大魔女&運転士『ぅォオ落ちる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
129創る名無しに見る名無し:2012/03/29(木) 23:26:01.26 ID:G2NasbpA
ヒュルルルルルルルルルルルルル……
ゴッシャアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

―――…

ザアアアアアアアー………
プシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…
《約200mの断崖絶壁から川に落ちてブッ潰れてる電車》

バキッ!!!! メキメキ… バキャーーーーーン!!!!!!!!!!!
ガラガラガラ………
ザリッ…
大魔女「んっ………はぁ… やっと出れた〜…
…高っ!!!!! どんだけの高さから落ちてんのよ…
よいしょ…」
ズリズリズリ…

グッ
大魔女「どっせい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドッサァ〜〜〜〜!!!!!!!!!!
運転士「きゅうぅ…」
ピクピク…

大魔女「ふぅ ………しかし 絶壁の下がちょっとした川で助かったわね…
なんとかファイトで生きてる……
………………………あぁ あいつらは生きてるかしらね」

―――…

バキッ!!!!!!! ギギギギギギギ………

大魔女「うっわ……こっちは中ぐっちゃくちゃね…
これはもう臓物のパターンじゃないの………」
キョロキョロ

大魔女「ん?」

きら〜〜〜〜〜ん…
ボケ妹「むぎゅう」

大魔女「チロリーン!!!!!!!!!!!!!!!
なにこいつ……体が輝いてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この衝撃の中でどんだけ傷付いてないのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
砂つけとこ」
ふぁっさあ〜〜


キョロキョロ
大魔女「えーと あ!!」

亀「―――」

大魔女「亀!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し…しんでる……」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
130創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 00:44:36.45 ID:qFI9HKHg
131創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 01:00:05.71 ID:qFI9HKHg
大魔女「なんだ死んでるのか……
なんなのよこいつのこの安心の死亡率は…
死ななきゃ気が済まないのかしらねこいつは…」

うさぎの声「ぴょい〜〜〜〜〜〜〜〜………」

大魔女「アホうさぎ?」
キョロキョロ

ババンッ!!!!!!!!!!!!!!
《うさぎは座席の頭上の荷物置きのスペースに収まっていた!!》

大魔女「アホうさぎ 大丈夫?
なんでそんなところにいるわけ?」

うさぎ「あわててここに入ったら怪我しなかったピョイィー…」

大魔女「…運がいいわね そら 降りてきなさいよ」

トタ…
うさぎ「ぴょい〜〜〜…ぴょ!!!!!!!!!!
………倒れてるぴょ〜〜〜〜〜〜」

亀「―――」
ちーん…

大魔女「死んでるわよ」

うさぎ「ぴょお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ぴょ…ぴょーん…!!!!!! ぴょおぉーーーん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゆさゆさ

大魔女「無駄よ無駄無駄 死んでんだから
まぁあれなら心臓マッサージでもしてやれば? かかと落としで」

うさぎ「やるピョ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おリャピョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズガゴアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「―――」
パクゥウウウンッッ… し〜〜〜〜〜…ん

うさぎ「もっかいやるピョ!!!!!!!!」

大魔女「勢い余って心臓潰さないようにね
さて あとねことサナバーだけど……… さすがに臓物…」
ガラ…

大魔女「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! はうあ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
132創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 05:41:41.42 ID:qFI9HKHg
サナバー(う…うーん……わ…わしは…
し…死んだ…のか…? ………生きている…?
………どうなったんじゃ…?)

サナバー(…今は…どういう状況じゃ…)
ぐ…

サナバー(…?! ……今のわし…何かを抱き抱えている…?
これは…? ………ん?)

むにむに
サナバー(か…顔のあたりにものすごく…やわらかいものが……………)


大魔女「起きやがれコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パチ!!!!!!!!!!!
サナバー「う…うごぉ!!!!!!!? フ…フーリャン!!!!!!!!!?
……って!! ぬおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《サナバーはねこを抱き抱えながら地面にブッ倒れていた!!!! しかもサナバーの顔にちょうどパイオツが!!!!!!!!!!》

サナバー「チェ…チェリャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶっしゅ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!


―――…

大魔女「………驚いたわよ もう本当に驚いた… マジ驚愕だわよ…
………前々から怪しい怪しいとは思ってたけど… ねことクソジジイがそんな関係だったなんて…」

タラタラ…
サナバー「い…いや違うぞ!!!!!!!!!
アレは事故じゃ!!!!!!!!!! ねこちゃんが気絶して危なかったから体を支えていたらそのままわしも気絶したんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「そ…そうだよぅ!
ていつかフーリャンちゃん今までにゃん達をそういう風に見てたの………」
言うほど絡んでないと思うけど…

大魔女「もういいわよ
犯罪者ほどやったことを『やってない』というのよ
まったくあの状況であんなことするなんてあんたらひどい変態ね
死になさいよ このバカ クソが」

サナバー「違うというのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!
133創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 10:55:06.06 ID:qFI9HKHg
大魔女「…とまぁ決まりのジョーク終わりにして…
どうやらあんたら生きてるみたいね 亀以外は」

サナバー「なに!!!!!!? エンデリル君はまた死んだのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「またとはなんだ」
ズイ

大魔女「お化けだわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!

亀「生者だ!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「生き返ったピョー!!!!!!!!」

亀「うさぎのおかげで助かったんだぜ…!!!!!!
うさぎにゃ感謝してもしきれねぇぜ…!!!!!!!!!!
…でも何故か肋骨がめっちゃいてぇよ 折れてそうだぜこれ」

大魔女「生きてるんだからアバラくらいどうってことないでしょ 良かったじゃない」

亀「ま…まぁな…」

ガラ…
ボケ妹「ゲホゲホ…まったく無茶しやがって!!!!!! 死ぬじゃねーか!!!!!!!!!!!
ゲホゲホッ!!!!! てゆーかケムッ!!!! 口の中がザラザラするッ!!!!!!!!!!!
ペッペッペッ!!!! ゲホォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ちょっ 大丈夫?(笑)」

ボケ妹「なに笑ってんだコノヤロー………」

サナバー「まぁまぁ
…とにかくココを出よう 今わしらがどこにいるかを確認せねば…」

大魔女「そうね」
134創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 14:35:37.33 ID:qFI9HKHg
ピ〜〜〜〜〜ヒョロロロロロ…


亀「どこだよココ」

大魔女「あの運転士は山を越えたらゲーム脳地方っつってたわよ
山は越えたからゲーム脳地方じゃないの」

サナバー「越えたっていうか落ちたんじゃがな…」

大魔女「同じよ 山の向こう側に行ったんだから
で チロリーン ここからあんたの村はどこ?」

ボケ妹「分かるか!!!!!!!!!!!
こんな所で聞かれても分かるわけねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!
せめてどこかに村か町でもありゃ…」


ぷぅ〜〜〜〜ん…

うさぎ「ぴょ!!!!!? ぴょっいぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぴょおおおおおぁおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なにようるさいわねうさぎ
発情したんなら山に帰りなさい」

うさぎ「違うピョイ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!
変な匂いがするピョイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「におい?」

大魔女「変な匂いって何よ 私の鼻に反応しないとこからウンコでないのは確か」

サナバー「む……… 言われるとほのかに硝煙のかほりがするのう」

ボケ妹「な…なに?」

ねこ「あやや!!!!!! あんなところから黒煙が上がってる!!!!!!!!!!!
よ…よく見ると町っぽくない!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

亀「緊急事態か!!!!? 行ってみようぜ!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!
135創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 14:53:24.24 ID:qFI9HKHg
ダダダダダダダダ… ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「町ッ!!!!!!!!! …じゃがッ…」

ボケ妹「なんだいこりゃあっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
《一行の前に焼け焦げ廃墟のようになった町が…!!》


亀「大火事でもあったのか!!!!!!?
いやでもそれにしちゃあ焼けてるのはキッチリこの町の中だけだぜ」

大魔女「…微かに魔力を感じる…」

サナバー「ふむ…確かに」

ねこ「えっ…じゃあ…それって…………」

よろ…
老人「旅の方かい?」

ボケ妹「お…おじいさん あんた町のおじいさんかい?
一体何事なんだいこれは…」

老人「分からん……わしにも分からんよ………
ただ言えるのは…この町が“魔女”に焼かれた…ということだけ…」

みんな『!!!!!!!』
バッ!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「いや なんで全員一斉に私を見んのよ
ないから 今魔力ないから」

ボケ妹「魔女…って …この町は魔法使いに襲われたのかい?」

老人「そうじゃ… たった一人の“魔女”に……全てを焼かれてしもうた…
恐ろしい…凶悪で…無慈悲で冷徹な魔女に…やられたんじゃあ…!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!』
バッ!!!!!

大魔女「だから私じゃないっつぅのに」

ボケ妹「………どんな奴だった?」

老人「姿は爆発の中で見えんかった…… だが黒煙の中ではっきりと声がこう聞こえた…
『私は希代の中魔女』………と」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「いや私は“大”だから サイズでかいから」
136創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 22:56:49.24 ID:qFI9HKHg
ボケ妹「なんだ中魔女って……」

大魔女「中魔女!!!!? 私のバッタモンもいいとこだわね!!!!!!!!!!!」

ねこ「や…やってることも前のフーリャンちゃんみたい…
そんな暇な人が居たんだ……(フーリャンちゃん以外に)」

大魔女「私みたい?
……ねーこォ 呆れたわ あんた私と長くいながらこんなバッタモンの猿まねを私みたいだと言うの!!!!!!!!!!!?」

ねこ「え…?」

大魔女「私なら建物をこんな中途半端に残さないし
人間だってもっとちゃんとブッアレすわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなジジイを生かすなんて絶対ありえない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「な…なるほど」

大魔女「私のパクリをするならそこらへんちゃんとしてほしいわね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パクられ元の私も迷惑するのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
商売上がったりだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!

ボケ妹「なんの商売だ」

亀「なるほど……中魔女…な」

サナバー「どうしたエンデリル君」

亀「いやな 最近正体不明の魔法使いによる町や村の襲撃が相次いでんだ
それこそ『悪の大魔女フーリャンの再来』と呼ばれ恐れられてるのさ
………まさかここを襲った“中魔女”ってのはその魔法使いと同じなのかも……………」

サナバー「……なんと…最近はそんなのがおるのか…」
137創る名無しに見る名無し:2012/03/30(金) 23:31:25.35 ID:qFI9HKHg
亀「最近どのメディアでも話題だぜ? お前らしらねーのかよ」

大魔女「私ニュースなんてみないし」

ねこ「にゃんもお料理番組しか見ないなぁ」

うさぎ「ぴょ〜〜?」

ボケ妹「あいにくテレビは持ってなくてね」

サナバー「テレビや雑誌を見てる場合じゃないんじゃわしは(涙)」

亀「…お前らはやっぱり世俗離れしてんの
何だかんだで一番の常識人は僕か…」

大魔女「常識人はすぐ死なないわよ」

ねこ「でもさぁ…その中魔女ってのはなんでこんな事するのかなぁ」

ボケ妹「フーリャンはなんでこんなことしてたんだよ」

大魔女「暇つぶし」

ボケ妹「……………」

サナバー「行動…名前…全てが完全にフーリャンの模倣じゃのう
フーリャンへの憧れから かつてのフーリャンと同じ事をしているのかもしれぬ…」

ねこ「なにゃるほど」

サナバー「しかし………この破壊の跡は… 一介の魔法使いが為せるワザじゃない
謎の“中魔女”…… この行い それを為せる魔力…そこはかとなく…フーリャンと似たような“遺伝子”を感じる気がするぞい…」

大魔女「! ………………………」

亀「フーリャン二代目か
案外お前の子供だったりしてなァ!!!!!!!!! はっはっはっ!!!!!!!!!!!!!!!
どうなんだウイウイ!!!!!!! 実は隠し子とか居るんじゃねぇのオイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「……………………………………」

亀「……なんか言えよ」
138創る名無しに見る名無し:2012/03/31(土) 15:47:24.51 ID:JFpjm0Pz
サナバー「は…はは そんなわけないじゃろうが 遺伝子というのは比喩じゃよ比喩 まったく
ところでご老人」

ボケーーー
ジジイ「…はっ なんじゃ?」

サナバー「ここはどこの地方のなんという町じゃ?」

ジジイ「なんじゃ? 知らんで来たのか?
ここは爆弾地方の『自爆村』じゃ
おっとそろそろ接待の時間じゃ では」
そそくさ

亀「…なんだ 接待って」

大魔女「な…なんで爆弾地方なのよ!!! 山を飛び越えたのに!!!!!!! 飛び越えたのに!!!!!!!!!」

ボケ妹「飛び越えたのがダメだったんじゃないか?」


―――…

わいわい

ボケ妹「ん? なんかこの村の広場だったっぽいとこに人だかりだ」

サナバー「ん? なんか村人じゃないようなのが演説台みたいなのに立っとるぞい…
…気になるな 近づいてみよう」
コソコソ


………

わいわい
村人「おぉ! 救世主様!!!!!!!
わざわざこんな所まで来てくださるとはっ!!!!!」

村人「俺達みたいな田舎人の頼みまで聞いてくれるなんてありがたい!!!!!!!!!!!!!!!!!」

??「当然の事ですよ」



コソ…
サナバー「…むむっ …あの男の胸に付いているマークは…!!!!!」



ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔反会員「魔法使いの被害に苦しむ人々を助ける事こそ我らの本意ですから」
にこにこ



亀「ま…魔反会だッ!!!!!! あ…あいつら!!!!!!!!!!!」
ゴク!!!!!!
139創る名無しに見る名無し:2012/03/31(土) 16:16:10.16 ID:JFpjm0Pz
ボケ妹「魔反会ッ…!! この村の人達が呼んだのか…!!!!!」

亀「さっきのじいさんが言ってた接待って連中の事かよ…」


―――

村人「しかしまさか本部の方が来てくれるとは 遠いのにわざわざ」

バン!!!!!!!
グリグラ「規模が規模 そして村を破壊した魔法使いが魔法使いなだけに当然のこと」
【魔反会本部 地域班 Nブロック管轄長 グリグラ】

ドン!!!!!!!
エカペリ「近い遠いなんて関係ありませんよ
魔法で傷ついた人々のためなら地の果てまで行くのが魔反会!!!!!!!!!!
誰の事も見捨てたりしませんよ!!」
にこにこ
【魔反会本部 外交(宣伝戦略)班 班員 エカペリ】

村人「さすが魔反会…… 世界に数ある団体の中で 本当に正義の団体といえるのはあんたらだけだ…」

エカペリ「当然の事なのにそこまで言われるのは非常に恐縮
…さて ではこれからの事ですが
破壊された村の瓦礫の撤去などは全てこの魔反会が引き受けましょう!!!!!!
ご希望ならお住まいの建築も全て承るつもりです!!!!!!!!!!!」

村人「あ…ありがてぇ …で…でも…費用は…」

エカペリ「費用? そんなのいりません!!!!!!!
こちらが勝手にやらせてもらうことですから 全て無償で受けます!!!!!!!
なんの心配もなさらないで下さい!!!!」

村人「マジか… ありがてぇ…ありがてぇ…」




亀「…無償で村を直すだと… 本気か? あいつら」

サナバー「恐らく本気じゃろう
あやつら魔反会はあぁして一般の人々の信頼を得るのじゃ
そして魔反会に助けられた者達は魔法使いへの憎悪を強くする… そういう仕組みじゃよ」

大魔女「でもなんの見返りも求めないなんてありえないでしょう?」

サナバー「うむ 恐らくこの村を復興させるついでに魔反会の施設を建設するんじゃろうな
そして助けてやった恩を盾に 労働などをこの村人達にさせるのじゃろう
そういう例がいくつかある」

ボケ妹「あんな作り笑い振り撒いて実態はそれか…………えげつねーな」
140創る名無しに見る名無し:2012/03/31(土) 22:57:56.37 ID:JFpjm0Pz
エカペリ「これからは何でも私達に頼って下さい
我々は24時間! 誠心誠意! 全力で! 力をお貸しします!!」

村人「心強いなぁ」

村人「ねぇねぇ!!! この村の二丁目に魔法使いの一家が居たの!!
あいつら捕まえてよ!!!! もう魔法使いってだけで吐き気がする!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「俺の隣の家にも魔法使いが居た!!!! ぶち殺してくれ!!!!!!!!!!」

にこにこ
エカペリ「心配ご無用ですよ
そうですよね グリグラ管轄長!!」

グリグラ「あぁ この村の名簿は事前に入手し 魔法使いが居る家も把握している
それに従い 生存している魔法使いの人間達は全て我々魔反会が捕縛・連行した」

村人「れ…連行って…そこまでする必要あるんですか…」

村人「バカヤロウ!!!!!! もしかしたらこの村を襲った魔女を手引きしたのはここにいた魔法使い共かもしれねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いなんて昔の栄光を鼻にかけて俺達一般人を見下してるような奴らなんだ!!!!!!!!!!!
いなくなった方が平和さ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人達『そうだそうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

エカペリ「そうですね!! 危険な魔力はない方が平穏のため!!!!!
この村に居た魔法使い達は我々が責任を持って別所へと“隔離”しますのでご安心を!!」


ワ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



―――

亀「隔離だと……嘘を付け!!!!!
…この村にいた魔法使いはもう連中に捕まっちまったのか…
くそ…かわいそうによぉ…」

大魔女「居心地悪いわね
さっさとズラかりましょう」

サナバー「うむ…長居は無用じゃな…」
141創る名無しに見る名無し:2012/03/31(土) 23:25:01.68 ID:JFpjm0Pz
ボケ妹「ここの村の人達はいいように丸め込まれてる感じもするが…
今回の件で完全に魔法使いに対して嫌悪感抱いちまってるね」

サナバー「まるでフーリャンが暴れてた頃のようじゃな
あの頃も魔法使いに対する風当たりは強かった」

大魔女「悪かったわね」

ねこ「中魔女って名乗ってる人……やめて欲しいね
こんな調子じゃどんどんこんな町や村が増えちゃうよぅ…」

ボケ妹「フーリャン お前先輩として中魔女ってのにガツンと言ってくれよ」

大魔女「魔力が戻ったらね 考えとくわよ
こんな悲劇が起きないよう…『やるなら全員アレせ』…とね」

ボケ妹「アドバイスはすんな!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!


??「て………てめぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!


みんな『!!!?』

わなわなわな
村人「お…お前… な…なんでまだ居るんだ…
まだ…まだ破壊し足りないのか…」

大魔女「あ?」

村人「そ…その帽子……そのマーク……間違いない……!!!
この村を襲った中魔女…!!!!!!!!!!!!
中魔女が…中魔女がまた村に来たァーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどん!!!!!!!!

サナバー「フ…フーリャン!!!! 間違えられとるぞお前!!!!!!!!」

大魔女「だからサイズが違うっつってるでしょうがよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フライドポテトなら100gは違うわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
142創る名無しに見る名無し:2012/03/31(土) 23:55:22.00 ID:JFpjm0Pz
ねこ「ぼ…帽子って… 中魔女は格好までフーリャンちゃんを真似てるの!!!!?
今では幻の魔女なりきりセットのアイテムを装着してるの!!!!!!!?」

大魔女「ここまで来たらもう肖像権の侵害よ」

亀「お…おいこれヤバいんじゃねぇか」

村人「村をこんなにして 村の人間を半分以上殺しておいて…何故また帰ってきたんだ!!!!!!!!!!
また殺しに来たのか!!!!!!!! くそ…クズが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「待て!!!! 人違いじゃ!!!!!!!!!!」

大魔女「誰がクズですって!!!!!!!!!!!?
吠えるしか能のないゴミカスが誰に向かって物言ってんのよコラァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絞って地球に優しく捨てアレすぞクソッタレがァアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「ひ…ひひーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビクゥ!!!!!!!!!!!!!!! ダダー!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「脅すなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!!!!!!

大魔女「だって…」


―――…

ダダー…
村人「はひーっ…はひーっ…」

エカペリ「!? ど…どうなさいました!!?」

村人「中魔女だ……中魔女が戻ってきたんだぁああーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『な!!!!!!!!!!!!?』
ざわ!!!!!!!

エカペリ「た…確かなのですか!!!!!!?」

村人「ま…間違いない!!!!!!!!! た…助けてくれ… こ…殺される!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人達『わ…わああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!

エカペリ「…落ち着いて下さい!!!!! 落ち着いて!!!!!!!!!!!
我々におまかせ下さい!!!!!! 我々がなんとかします!!!!!!!!!
魔反会の者があなた方を安全な所まで避難させます!!!!!!!!!! だから落ち着いて付いて行って下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……グリグラ管轄長!!!!!!!!!!」

グリグラ「分かっている ただちに警備戦闘班員を出動させる!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!
143創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 00:20:18.99 ID:f00GZSxP
警備班員『であえであえー!!!!!!!!!!!!!!』
ガチャガチャ!!!!!!!!!!!!


―――

亀「うひゃーーー!!!!!!!!!! なんかいっぱい出て来たぜぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「戦うピョイィー!!!!!!!!!!!!?」

サナバー「いやッ ここでやり合ったら魔法使いに対する印象が更に悪くなるだけじゃ!!!!!!!!!!!!
逃げるが吉!!!!! 今は!!!!!!!!!!!!」

ねこ「に…逃げきれるかなぁ!!!!!!!!!!!」

サナバー「うーむ………よし!! エンデリルくん!!!!!!!!!!!!」

亀「え!!!?」


―――…

警備班員A「それっぽい連中がさっき居たぞ!!!!!!!」

警備班員B「なに!!!!!!!!!!? どこだ!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

警備班員A「向こうの北出口の方に向かっていた!!!!!!!」

警備班員C「ならばそこに全総力を…」

『例の奴らは反対の南出口だ!!!!! 惑わされるな!!!!!!!!!!!!!!!』

警備班員A「え…!? この声…管轄長!!!!!!!?
でも確かに北出口に…」

警備班員D「管轄長の指示だ!!!!! それに従え!!!!!!!!!!
戻れ戻れぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドドドドドドドドドド…



――― 物陰

亀「…刷り込みボイス…ボイスチェンジバージョン!!!!!!
うまく行ったな!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なによ 役に立つじゃないそれ」

亀「へへーん!!!!!!!」

ボケ妹「でかしたぞエンデリル!!
今のうちに村から出よう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
144創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 00:57:06.91 ID:f00GZSxP
145創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:03:16.79 ID:f00GZSxP
146創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:09:32.77 ID:f00GZSxP
147創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:13:54.16 ID:f00GZSxP
148創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:22:00.33 ID:f00GZSxP
149創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:30:56.68 ID:f00GZSxP
150創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:35:25.33 ID:f00GZSxP
151創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:47:15.76 ID:5bstAo/1
絵柄の進歩がwww
152創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:50:23.73 ID:f00GZSxP
153創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 01:57:20.26 ID:f00GZSxP
154創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:00:03.93 ID:f00GZSxP
155創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:03:00.84 ID:f00GZSxP
156創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:11:14.59 ID:f00GZSxP
157創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:14:07.30 ID:f00GZSxP
158創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:16:48.41 ID:f00GZSxP
159創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:19:44.16 ID:f00GZSxP
160創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:32:30.14 ID:f00GZSxP
161創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:35:21.56 ID:f00GZSxP
162創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 02:36:33.92 ID:i1/8tifh
ちょwww
163創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 08:05:08.38 ID:f00GZSxP
ヒュオオオオ…

グリグラ「…バカ共めがッ!!! まんまと騙されおって…!!!!!!!!」

エカペリ「頭の中に突然隣に居るはずのグリグラ管轄長の声がしましたね…
…魔法ですよね …これは騙されて仕方ないですよ」

グリグラ「だがさすがに本人の俺は騙せないだろう
…でだ…… 少しだが北出口から逃げ出す敵の姿を目視した…が…」

エカペリ「中魔女ですか どんな顔でしたか?」

グリグラ「いや……中魔女なんてもんじゃあない もっとやばいやつだ」

エカペリ「え?」

グリグラ「大魔女フーリャン……だった」

エカペリ「な?!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…何故あの大魔女が……
まさかこの町を破壊したのって本当は…」

グリグラ「いや…大魔女フーリャンは今魔力を封印されていると聞いている
……中魔女が破壊したこの村に来たのはただの偶然だったのだろう」

エカペリ「随分と大物ですね…
なんでもレレイロウ交流館で本部の退魔研究班の化物副班長を魔力なしで倒したという話ですが…
どうしますか? 荷が重いのでは…」

グリグラ「いいや 追う …この辺りの地方は俺の支配下だ
その中にいる限り…逃がしはしない…!!!!! この手で捕らえる…!!!!!!!!!!」

エカペリ「なんと 管轄長自らが出撃されますか
しかし勝算はあります?」

ザッ
グリグラ「少なくとも負けるつもりはない …策はある
非戦闘班員のお前が心配することではない お前は引き続きこの村のバカ共に反魔法使いの精神を植え付けておけ…!!!!」

エカペリ「そうですね ならばご武運を祈りますよ」

グリグラ「ふん……………」
ザッザッザッ…


エカペリ「……さすが かつては魔反会のエリート中のエリート“本拠防衛軍”に所属していたお方だ…
頼もしいですねぇ…」
にこぉ…
164創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 10:53:14.83 ID:f00GZSxP
――― そのころ…


どこかのコンサートホール的な場所…



ズンチャ… ズンチャ… ズンチャ…
ポロロロロ〜〜〜〜〜〜〜ン… ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピーヒョロピーヒョロ!!!!!!!!!!! ズンチャッチャズンチャッチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!
タタンタタンタタンタンタンタタタンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キィ〜〜〜〜〜キィ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポンポロポロロンポンポン!!!!!!!!!!!

《ホールのステージでコンサートが始まった!!!
鳴り響く楽器!!!!!! それらを指揮するのは!!!!!!!!!!!!!!》

ヒャダオ「俺だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔法使い連合『ネアメルート』リーダー:ヒャダオ(指揮者)】

ヒャダオ「……せいっ!!!!!!!!!!!!」
ピッ!

ピタッ!!!
し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
《ヒャダオの指揮で音楽が止んだ!!》

ヒャダオ「真面目にやれーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フォアグラ汁が足りないぞフォアグラ汁が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばん!!!!!!!!!!!!!!!!

ムクロ「それを言うならフォルティシモじゃないか?」

ヒャダオ「まぁそうともいうがな
…さて 今日はネアメルートの数あるアジトの一つ『コンサートアジト』で作戦会議と行こうじゃねぇか」
ビシッ


しら〜〜〜〜〜〜


ヒャダオ「…おい なにシラけてんだ
お前達 そんなんで魔反会に勝つ気があるのか!!!!!!!!!!!?」
カッ!!!!!!!!!!

エロリーナ「あなたに言われたくはございません」
165創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 13:45:20.31 ID:f00GZSxP
ヒャダオ「今日ぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜のぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜作戦〜〜〜〜〜会ぁい〜〜〜〜〜議ぃい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜のおぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
概要〜〜〜〜〜〜〜を〜〜〜〜〜〜説〜〜〜〜〜〜〜明〜〜〜〜〜〜〜〜〜すぅうるるるるるるるるるるぅう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ま〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!

ムクロ「オペラ調に喋るな」

ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タタタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ムクロ「演奏隊うるさい!!!!!!!!!!
ヒャダオ 凝るのはいいがこのままじゃ間延びするだけだぞ」

ヒャダオ「分かったよ…
………俺達『ネアメルート』は次なる行動を開始する!!
主要となる魔反会施設を破壊し魔反会が世界に張っている勢力を切り崩していく!!!!!!!!」

ムクロ「うむ」

ヒャダオ「で どこから攻めるか…だが
優先的に潰しておきたいのがいくつかある
レレイロウ交流館もその一つだった そのほかあげると…
『ウウイス研究施設』 『マゴルーナ要塞』 『にゃんにゃんかわいいにゃんタワー』 『ネギシオ古代博物館』 『ゴジオ・デガウス鉱山』 『ローション遺跡』 『天衝く砲塔』などだ」

ムクロ「どこも魔反会の兵隊がいっぱい留まってる施設だな」

ヒャダオ「この中で一番落としておきたいのは『天衝く砲塔』だが…
今現在の戦力では不利だ それこそ大魔女フーリャンの力でも借りなければな」

コンパニョン「じゃあどこを攻めるの〜〜〜ん? んん……はやく攻めたいわぁ…☆」

ヒャダオ「今は『にゃんにゃんかわいいにゃんタワー』が妥当だろう
しかし一つ問題がある…」

ムクロ「あの辺りには魔反会が設置した“半径数十Kmにある魔力を感知する塔”があったな
……つまり奇襲は通用しないということだ」

ヒャダオ「そう そうなると真正面からぶつかることになるだろう」

ムクロ「厄介だな… 範囲内に入って奴らに感知されたら兵を増やされる恐れがある…」

ダム里「誰か魔法使いじゃない協力者がその塔をBUTTSUBUしてくれねーかNA〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

ヒャダオ「そう都合よく行くか 人生ってのはこういうもんさ
だがこんな逆境に立ち止まってるようでは魔反会を潰すなんて夢のまた夢」

ムクロ「…行くのか」

ヒャダオ「あぁ 一発ぶっ放そうや
そして 魔反会の奴らに我らの脅威をしらしめるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
行こう!!!!!! 『にゃんにゃんかわいいにゃんタワー』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
かの場所は………『メガトンビッグアルティメットキングダムTHE辺境地方』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
166創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 20:53:26.25 ID:f00GZSxP
――― マリモスサイド


プシュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…

アナウンス『到着〜〜〜〜〜〜 到着〜〜〜〜〜〜〜〜
当特急電車はメガトンビッグアルティメットキングダムTHE辺境地方のムンムン村に到着しました
お忘れ物などございませんよう…』


ぼろ〜〜〜〜〜ん
マリモス「お……ん〜〜〜〜〜〜…ぁあ〜〜〜〜〜〜〜………
着きましたなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜 丸6日の電車の旅は肩が凝りますな〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

ワラース「まったくだ こんなキモくてキモいキモ野郎と肩並べて6日なんて悲劇にも程がある………あひひ…
ところで…ここまで来たわけだが……どうすんだよ…」

マリモス「n〜〜〜〜〜〜〜…また電車に乗り…フーリャンレディを追おう」

ワラース「バカか!!!!!! 6日かけてここまで来て またそれ以上の時間をかけて追うってのか!!!!!!?
到着したころにはとっくに終わってるだろ!!!!!!!!!!!!
バカかお前は びゅい〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっびゅいっびゅいっどぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「Oh 確かにそうですなぁ…
うーむうーむ………」

ワラース「電車で来た道を戻るには戻るが あの女どもを追うのはヤメだ…
それぞれの家にでも帰ればいい… 用がありゃまた呼んでくるだろ…
こねぇかもしれないがな…ぷッ!!!!!!!!! ぎしぎしぎししししししししししししし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おみゃあぁ〜〜〜〜〜!!!!!!!!! おみゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!! んみゃあああぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「Oh〜〜〜〜 残念だけどその方がいいのかねぇ〜〜〜〜〜〜〜え…
はぁ………なんだか仲間外れみたいで悲しいね〜〜〜〜〜え」

ワラース「なにを今更 うひひひひひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
167創る名無しに見る名無し:2012/04/01(日) 22:02:40.23 ID:f00GZSxP
―――


マリモス「しかしチケット売り場はもうしまっている
もう深夜だから仕方ないね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜え」

ワラース「ちっ……うぜぇ…
仕方ないからこの村のホテルにでも泊まるしかねぇ…
ごぺぴwwwww相部屋だけは勘弁なwwwwwwwwwwwwwかっぽろろンビwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」


―――

ロォリロォリロォリ
マリモス「Fu〜〜〜〜〜…泊まる前に腹ごしらえをした方がいいんじゃないかい?
電車ではまともなものが食べれなかったからね〜〜〜〜〜〜え
近場に手頃なレストランがあるかな〜〜〜あ」

ワラース「こんなクソみてぇな村にレストランなんかあるかよ…ぷしゃしゃしゃ…」
ツカツカ…


男「…………」


《マリモスとワラースは壁に寄り掛かりうずくまっている男の横を通りすぎた》


ピタッ!!
マリモス「Oh〜? 彼は…」

ワラース「ぐふひっ?! なんだ…あの男がどうした…
ただ酔っ払って動けなくなったヤツだろ…
まったく景気がいいな…… ぽひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょひょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「いいや アルコールの匂いは感じませんな…
しかも…彼はどうやら魔法使いのようで」

ワラース「あ? 魔法使い?
本当かよ… エイプリルフールネタにしても地味すぎだろ…
うぎょみりぃッぷぉっぷぉっぷぉっぷぉっぷぉっぷぉっ!!!!!!!!!!!!
がぽぽぉぶっるぃいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ンモコォ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おしゃしぃやぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
168創る名無しに見る名無し:2012/04/02(月) 09:24:11.96 ID:IVx1GP8z
マリモス「いやいや 嘘などではございませんぞ
フーリャンレディと長く居た影響か 近くの魔力を感じれるようになったんだよ〜〜〜〜〜う
近くに魔力が通ると私の脇の汗ポケットにビリビリ来るのさ〜〜〜あ!!!!!!!!!
んほぉおうっ!!!!! びりびりぃぃぃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びりびり

ワラース「ふほほぉ…なるほどな… そいつぁキモさに拍車が掛かるな」

マリモス「で 何故酔っ払いでもない魔法使いがあんな所でうずくまっているのだろうね〜〜〜〜〜ぇ?
風貌もなんだか…この町に流れて来たかのよう…
気になりますなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜 気になりますなぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

ワラース「ぐふふ…俺は気にならねぇ…
おい…はやく行くぞ…」

サッ
マリモス「そこの御仁 どうしたのです?」

男「う…あ…」

ワラース「おい!!!!! こら!! 聞けよ!!!!!! ぶふゅっ!!!!!!」

マリモス「あなたは魔法使いですね?
何故こんな所でうずくまっているのです? 風邪をひきますぞ
家に帰った方がいいのでは?」

男「帰る家……ない…」

ワラース「おい ただ路頭に迷ってる魔法使いじゃねぇか…
ホームレス魔法か…新しいなオイwwwwwwwwwwwwwww
ぼりぶっしゃしゃおるぃおあああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ほっとけよ」

マリモス「ホームレスにしては服が綺麗ですな
路頭に迷ったのも最近なのでは?
何があったのです 魔法使いが食いぶちに困るなんて事はないでしょうに」

男「う………うお……おおぉ…」
ぽろぽろぽろ…

マリモス「…話して下さい …力になりますよ」

ワラース「………面倒な事になりそうだな…笑えねぇ…」
169創る名無しに見る名無し:2012/04/02(月) 13:53:06.39 ID:IVx1GP8z
男「つい…最近まで俺は生まれ故郷の町で普通に暮らしてた…
だけど…住めなくなってしまったんだ…そこに…」

マリモス「何故です?」

男「追い出されたのさ…」

マリモス「追い出された? ……まさか魔法使いだとバレて 町の人々に?」

男「いや 町の人達は俺が魔法使いでも普通に接してくれていた
俺を追い出したのは………塔だ」

マリモス「塔?」

男「広い範囲で魔力を感知する塔さ ……魔反会が建てた物だ」

マリモス「! それはもしやネアメルートのヒャダオ殿が言っていた……魔力感知タワー…」

男「一週間ほどまえ 魔反会が建てたんだ
その塔は恐ろしく広い範囲で魔力を感知し位置を特定する
…俺の町もその塔の感知範囲に入っちまった」

マリモス「なんと」

男「その塔が起動したら…俺の魔力を探知し 魔反会のヤツが俺を捕まえに来るだろう
だから塔が起動される前に町を離れたんだ 行く当てもなく…な」

ワラース「で このありさまか
ヒャハハハwwwwwもっと計画的に動けよwwwwwwwwww」

男「怖かったんだ
魔反会は俺みたいな名も知れてないようなカス魔法使いには容赦しない…
事実俺の知り合いの魔法使いは何人も魔反会に連れ去られ 帰って来ていない
………………何も悪い事…してないのに…!!!!!」

マリモス「…ひどいですなぁ……」

男「……帰りたい… 町に…帰りたい……」
ガクガクガク…

マリモス「むぅうん…」

ワラース「………おい なにを考えていやがる…フヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
170創る名無しに見る名無し:2012/04/02(月) 20:16:04.08 ID:IVx1GP8z
マリモス「…君のように町から離れた人達は他にも居るのか〜〜〜い?」

男「…町には俺の他にも魔法使いがいたから居るはずだ みんな上手く逃げてるといいが…
でもみんな…俺みたいに路頭に迷ってるかもしれない…
帰りたい…だろうなぁ…」
ぐす…

マリモス「泣かないで下さい 私が何とかしますぞ!!」

男「え…?」

ワラース「ははぁ?」

マリモス「私があなたを そして皆さんを故郷に返してあげるよ〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!!!
外道 魔反会の脅威をこの手で取り除きッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「そ…それって…」

ワラース「ぐぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おいロリコン… お前まさかマジで面倒なことに首突っ込む気じゃねぇだろうな…
勘弁しろよwwwwwwぶるぴょいひゃおひゃおひゃおひゃおひゃおひゃおひゃおひゃおひゃおひゃお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「しかし私は騎士!!
悪逆非道!!!!! 魔反会の暴虐な魔法使い差別を許すわけにはいかないよ〜〜〜〜う!!!!!!!!
今こうしている間にも 彼のように魔力を持ったエンジェルレディが街の片隅で涙を流してるかもしれない…!!!
そう考えただけで私の心はブロークンでご飯も喉を通らない!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほおおおおおおう!!!!!!!!! かわいそうなエンジェルレェエエディイイイイイイイイイイ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
エンジェエエエエエエエエ〜〜〜〜ルレェエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ディイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわぁ!!!!!!!

ワラース「結局それか ぷぴがっぺぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww歪みねぇな」
171創る名無しに見る名無し:2012/04/02(月) 22:47:14.16 ID:IVx1GP8z
ザッザッザッザッ!!!!!!!!!!!
マリモス「塔の場所は聞いた!! ここから南西!!!!!!!!!
さぁ行こう!!!! ワラース君!!!!!!! 正義のために!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワラース「こら待てや!!!!! なんでそんな無駄な事をしなきゃならねぇ…
ほっとけ!!!! うひひ…」

くるっ
マリモス「しかし正義だよ!!!?」
バーン!!!!!!!

ワラース「ぐふっ…正義も何もあるか メリットもねぇのになんでわざわざ面倒を引き受ける必要がある…」

マリモス「メリットならあるよ〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!
……人を助けて心が晴れやかになるだろう!!!!!!!」

ワラース「ならねぇよバカ…ビャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いいか 見返りのねぇ人助けほど糞な行為はねぇ…
俺は自己満足に浸る趣味もねぇしな…ぷっ!!!! うふふ…」

マリモス「Oh〜〜〜 なんでそんな事を言うんだい
私は見返りも自己満足も求めていないよ〜〜〜〜う
ただそこに………正義があるから…それを貫きたいだけさ…」
きゅぴーん…

ワラース「ちっ…セイギセイギうぜぇな…
よし じゃあ “セイギ”って繰り返し10回言ってみな…ぷっ…
うぷぷぷぷぷぷぷぷっ…ぷぷっ………!」

マリモス「n〜〜〜〜? Oh〜〜〜〜…
セイギセイギセイギセイギセイギセイギセイギセイギセイギセイ… ……?!!!
“犠牲”!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ワラース「分かっただろ……
“正義”は“犠牲”……… あんたが高らかに語る“正義”ってのは実際は血生臭く くだらねぇものなんだよ…
あんたはそれに気づかず得意になってるだけなんだ!!!!!!!! うひひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガガン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ……………」

マリモス「別にそんなことないんじゃないかい?」
言ってる意味もよくわからないし

ワラース(ちっ!! ダメだったか!!)
ずーん…
172創る名無しに見る名無し:2012/04/03(火) 11:12:39.06 ID:qXRY2WOP
マリモス「ワラース君 私はね 生まれも育ちも連合騎士団のあるイエロスティなんだよ〜〜〜う
そこで暮らしてきた私は 騎士達の姿を誰よりも見てきた
誰かのために己の身の危険も省みない彼らに 私はそれが“正義”だと教えられた
その正義しか知らぬか私は…目の前で困っている人を放っておくなど決して出来ない」
ザ…

ワラース「………はっ…」

マリモス「私は行くよ 塔の機能を止めて見せる
この正義を貫いてみせるさ
…ワラース君を巻き込むつもりはないよ〜〜う 君は待っていてくれ」

ワラース「待てコラ ぼほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほほッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺も………ついていってやる…いひぃ…いひいひ…んひひ…」

マリモス「!? 本当ですか?」

ワラース「……ついていくだけだ… 俺は待つのは嫌いだ…
どうしても待てと言うなら…出来るだけ近いところで待ちたい…
……だが協力はしねぇ… ついていくだけだ…ぐふ…」

じ〜〜〜ん…
マリモス「ワラース君…
なるほど…………これがツンデレというものなんだね…」

ブッ!!!!!
ワラース「ぶほげるォオッッ!!!!!!!!!!!!
き………気持ち悪い事言うんじゃねぇよ………ぐふ…
笑いながら吐くとこだったじゃねぇか…」

マリモス「HAHAHAHA さぁ行こうか
共に悪の塔をへし折るのだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワラース「だからついていくだけだ!!!!!!!! 話をきかねーなあんたは…
ぐふふぉらふぉらふぉらふぉらふぉらふぉらふぉらふぉらふぉらふぉらふぉら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
173創る名無しに見る名無し:2012/04/03(火) 12:10:58.22 ID:qXRY2WOP
そして…

《マリモスとワラースは魔力感知タワーを目指しムラ村を離れ進む…》


マリモス「さぁこの先の山を越えると塔が微かに見えて来るとの事だよ〜〜〜う!!!
目指そう!!!!!!! それイチ・ニ! イチ・ニ!」

ワラース「うるせぇ……ぶふッ…」

マリモス「ほぉお〜〜〜〜うワラース君!!!!!!
魔力感知タワーでは戦いが予想されるのだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!
それに備えて元気よくはきはきとして体をあっためとかなきゃならないよ〜〜〜〜〜う?
これは戦いの前に連合騎士団が行う恒例行事なんだよ」

ワラース「だから………ぷひぃッ俺は…はぁッ…フィッ…たたた…戦わねーぴぃひぃいいいいイイイイイイイイイやああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
って言ってるだろ」

マリモス「しかし何があるか分かりませんぞ!!!
やっていて損はない!!!! さぁイチ・ニー!! イチ・ニー!!!」
ピッ ピッ ピーッ!!

ワラース「やめろ!!!! 俺は連合騎士じゃねぇんだ……
一人でやってろ!! こぽらぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

マリモス「Oh… 集団行動は苦手かい?(今2人だけど)」

ワラース「苦手じゃねぇ…… 嫌いなんだ!!!!
俺は…んぷっ…今までへへへへ…1人でプッ…生きてきたからなぁ……んほっ…ぃひぃいい…ぷりぷりぷり…ぎゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!

マリモス「そうだったね〜え… 君も早くにご両親を亡くされてるらしいからね〜〜え」

ワラース「あははははははははははははははは関係ねぇだろあははははははははははははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
さわやかっ

マリモス「……きっと寂しかったはずさ その笑顔(?)で隠しているが…心細かったはずだ…
なんならワラース君……わたくしの事を“父”と…思っていいんだよ………」

ワラース「―――」

マリモス「ワラース君?」

ワラース「―――」

マリモス「し…死んでる…」

ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
174創る名無しに見る名無し:2012/04/03(火) 12:30:48.39 ID:qXRY2WOP
――― …


親父! お袋! 朝だぞ 起きろよ

仕事の時間だろ? また遅刻するぞ…

オイ… 親父!! お袋!!? ………

……………………

親父………… お…お袋………… …………!!?

なんで…動かないんだ… ………起きろよ …………

…………………

2人ともッ……… 死ッ……………!!!!!?

……………………………

…………あひゃっ… あひゃひゃひゃ………

あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
んもほぉお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うりぷぉwwwwまっぷぉwwwwwwwwww
つぁwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


――― …

………―― またこの夢か…うひひひ… ――………


??「……………君………
………ース君… ワラース君!!!!!!!!
ぬうううん…こうなったら!!!!!!!!!!」

ワラース「………く…!?」
パチ…

マリモス「マウストゥマ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ウス……」
ンチュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ワラース「うはぼじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
肛門が迫ってくるぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぁはッはァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!
175創る名無しに見る名無し:2012/04/03(火) 13:21:52.38 ID:qXRY2WOP
ワラース「うひひイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボフッ!!!!!!! ガサァ!!!!!!!!!!!!!
ヂャキン!!!!!!!!!!!!!!!!

マリモス「!!?」

《ワラースはアフロの中から銃を抜き出した!!!!》

ワラース「この肛門の化け物がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギュオンバギュオンバギュウゥゥーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギィンギィイイイン!!!!!!!!!!!!
マリモス「What's!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ワラース「はぁー…はぁー… おいこらこの変態ロリコン野郎……何考えてんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
人の顔に肛門押し付けようとしやがって!!!!!!!!!!!!! 正気か!!!!!!!!!!!?」

マリモス「肛門!!!!!!?
いや…君が死んでいたから急いで人口呼吸をせねばと思ってね…
口だよ口」

ワラース「あんたの…口…?
肛門より汚ねぇもん近づけんじゃねぇよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マリモス「HAHA 面白いジョークだね」
176創る名無しに見る名無し:2012/04/03(火) 20:24:04.38 ID:qXRY2WOP
たマリモス「Oh〜〜〜〜〜 しかしワラース君 銃なんて物騒なもの いつの間に?」

ワラース「ぐふふ… こいつは手づくりだ… 槍と違って敵から離れて使えるから便利だから作ったんだよ…」

マリモス「なるほど 昔とったきねづというやつですな
いやはやさすが よく出来ている」

ワラース「くだらねぇ話はやめろ!!!!!!!!
…言っとくがあんたがなんと言おうと俺は俺のペーシュで行くっヒヒヒヒヒヒヒッ…イヒヒャボォオオオオオッ!!!!!
ペーシュ…噛んだwwwwシュwwwwwwwwwwぽかばァアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwびびwwww」

マリモス「ふむ そうしようか
じゃあ私は私のペースで……ワン・ツー! ワン・ツー!!」

―――…

ウヒヒヒヒッ アヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョ グピィーッ チビラボッシャアァー マヒィ--------------

ワン・ツー ワン・ツー

――…

マリモス「ふぅう〜〜〜…大分歩いたね〜〜〜〜〜〜え」

ワラース「……ンフ…前から誰か来るぞ………」

ザフ… ザフ…
《2人の前方からフードで身を隠した3人が…
そしてマリモス達とすれ違った…》

マリモス「―――!
……あなた方 魔法使いですな」

フード男「!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!

フード女「な…何故魔法使いだと…!!!!? ま……まさか…魔反会…!!!!!」

マリモス「non 違いますよ ただ魔力に敏感な普通の人間だよ〜〜〜〜〜う」

フード男「はあ…」

マリモス「その身を隠すような格好… あなた方も魔力感知タワーから逃れ故郷を離れる悲劇の魔法使いなのだね〜〜〜〜え」

フード女「よ…よくご存知で」

フード男「我々はずっと向こうの村で細々と暮らしていたんですが あのタワーが出来た後すぐに魔反会が押しかけて来て村の魔法使い達を捕らえて行ったんです
我々親子は……仲間が捕らえられていくなか必死で村から逃げ出しました
今は魔力感知タワーの範囲内から逃れる度に2日も歩き続けています」

マリモス「なんと…かわいそうに…」

フード女「荷物も全然用意出来なかったのに…うう…」

フード幼女「わ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!! もう歩けないよぉ!!!!!!!!!!!!!!
家に帰りたいよぉう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「ンン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜まァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビカァー!!!!!!!!!!!!!!!
177創る名無しに見る名無し:2012/04/03(火) 20:27:10.85 ID:qXRY2WOP
たマリモス「Oh〜〜〜〜〜 しかしワラース君 銃なんて物騒なもの いつの間に?」

ワラース「ぐふふ… こいつは手づくりだ… 槍と違って敵から離れて使えるから便利だから作ったんだよ…」

マリモス「なるほど 昔とったきねづというやつですな
いやはやさすが よく出来ている」

ワラース「くだらねぇ話はやめろ!!!!!!!!
…言っとくがあんたがなんと言おうと俺は俺のペーシュで行くっヒヒヒヒヒヒヒッ…イヒヒャボォオオオオオッ!!!!!
ペーシュ…噛んだwwwwシュwwwwwwwwwwぽかばァアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwびびwwww」

マリモス「ふむ そうしようか
じゃあ私は私のペースで……ワン・ツー! ワン・ツー!!」

―――…

ウヒヒヒヒッ アヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョヒョ グピィーッ チビラボッシャアァー マヒィ--------------

ワン・ツー ワン・ツー

――…

マリモス「ふぅう〜〜〜…大分歩いたね〜〜〜〜〜〜え」

ワラース「……ンフ…前から誰か来るぞ………」

ザフ… ザフ…
《2人の前方からフードで身を隠した3人が…
そしてマリモス達とすれ違った…》

マリモス「―――!
……あなた方 魔法使いですな」

フード男「!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!

フード女「な…何故魔法使いだと…!!!!? ま……まさか…魔反会…!!!!!」

マリモス「non 違いますよ ただ魔力に敏感な普通の人間だよ〜〜〜〜〜う」

フード男「はあ…」

マリモス「その身を隠すような格好… あなた方も魔力感知タワーから逃れ故郷を離れる悲劇の魔法使いなのだね〜〜〜〜え」

フード女「よ…よくご存知で」

フード男「我々はずっと向こうの村で細々と暮らしていたんですが あのタワーが出来た後すぐに魔反会が押しかけて来て村の魔法使い達を捕らえて行ったんです
我々親子は……仲間が捕らえられていくなか必死で村から逃げ出しました
今は魔力感知タワーの範囲内から逃れる度に2日も歩き続けています」

マリモス「なんと…かわいそうに…」

フード女「荷物も全然用意出来なかったのに…うう…」

ふぁさぁ
フード幼女「わ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!! もう歩けないよぉ!!!!!!!!!!!!!!
家に帰りたいよぉう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「ンン〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜まァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビカァー!!!!!!!!!!!!!!!
178創る名無しに見る名無し:2012/04/03(火) 22:18:30.87 ID:qXRY2WOP
フード幼女「わたしわたしっ!!!!! お家に帰りたいの〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だって家にはお洋服も大好きな本も犬のロンゲも居るんだもん〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに友達のちーちゃんにもランちゃんにもヘソちゃんにもお別れ言ってないもん!!!!!!!!!!!!!
うわーん!!!!!! こんなお別れやだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「おうっ……おうっ………おうっ…………」
ぽろぽろぽろ…つうぅ〜〜〜〜〜〜〜

フード男「!!!!!!!?」

マリモス「ごふッ…ごふッ……か…かわいしょうにねぇえええ〜〜〜〜〜〜…
な…なんて悲劇だ… 君のような…可憐で…小さくッッ!!!!! 小さくッッ!!!!!!!! 小さくッッ!!!!!!!!!! 小さい子がなんでこのような運命を辿らなければならないんだあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおっ!!!!! ひんっ…ぶぎぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおまあああああああああああああああいがァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥ!!!

マリモス「何故だ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!! 何故なんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
神よ!!!!!!! 私はあなたを軽蔑する!!!!!!!!!!!!!!!!!
何故このような可憐で小さくッッ小さくッッ小さくッッ小さくッッ…幼くッッ幼くッッ幼くッッ幼くッッ幼くッッ…幼い子にこんな事をォ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おはおおおおっっおっおっおっっ!!!!!!!! おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴ〜〜〜〜ン!!!! ドゴ〜〜〜〜〜ン!!!!!!

マリモス「は…はおおおおおお……」
じーー…

フード幼女「?」

きゅんっ
マリモス「やまさだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッカ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

フード男「爆発したーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!

ぷすぷすぷす…
マリモス「あまりの悲しさに興奮した体が熱暴走を起こし爆発してしまった…
もう大丈夫ですぞ…はあはあ…」
じー…

フード幼女「………?」

マリモス「かわいそうなエンジェル………
悲しいなら……抱きしめてあげようかい…?」

フード幼女「No thank you」
きっぱり
179創る名無しに見る名無し:2012/04/05(木) 04:25:29.91 ID:n61D9ohC
ヒソヒソ
フード男「こ…こいつアブネー はやく別れよう…」

フード女「そ…そうね…」


フード男「あ…あの 我々は先を急ぎますので
い…いつ追っ手が来るかわかりませんから…」

マリモス「そうかい お気をつけて」


マリモス「…あぁそうだ ……みなさん!!
どうか希望を捨てないで下さいね 私があなた方を元の家に帰れるようにしてあげますぞ!!!
だから必要以上に悲しむ必要はありませんぞ!!!!! 笑顔で待っていて下さい!!!!!!!」
きっら〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

フード男「あ…あぁ」
そそくさ…

マリモス「……ふふ」
きゅぴ〜〜ん

ワラース「ふふ じゃねぇ
最後の方お前完全に引かれてたぞ…ウヒヒヒヒヒヒヒ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



フード女「世の中色んな人がいるのね…………」

フード男「あれは相当やべーぞ…変態だ……
そもそも男2人でこんな所歩いてる時点で……………ヤバさの極みだろ…」

フード幼女「でも…」

フード男女『?』

フード幼女「でもあのおじさんが言ってる事…嘘っぽく…なかったな…………
吐くほどキモいけど…………………」


―――

マリモス「ン〜〜〜〜む!!!!!!!!!!!
モチベーションが上がって来ましたなワラース君!!!!!!!!!!
これはイケる……… イケますぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!

ワラース「モチベーション上がってんのはテメーだけだ デヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
180創る名無しに見る名無し:2012/04/05(木) 04:46:24.45 ID:n61D9ohC
――― そして

マリモス「………見えた!!!!!!
アレが魔力感知タワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドドドーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《遠くの方に巨大な塔が見える……》


ワラース「ぶふッ!!!!!!!! でけぇな………」

マリモス「むむむむ…ンおォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アレこそが悪の権化!!!! 魔力感知タワー!!!!!!!!!! 略してマンター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!

ワラース「なんつう略し方だ…ぼこひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

マリモス「見ているだけで…私の心の刃が切っ先をあの塔へ向ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの塔が引き起こした悲しみが……心を覆うよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うんおーーーーー!!!!!!!!!! マンター!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンターまんじ許すまんじ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! まんじ許すまんじ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!

ワラース「なんだよそりゃ…うへへへ……」

マリモス「さぁ行こう!!!!!!! もうすぐだ!!!!!!!!!!!
あのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルとあのエンジェルのために!!!!!!!!!!!!!
戦う時は近いですぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワラース「あんた最初のホームレス魔法使いの事とか忘れてるだろ
あしゃしゃしゃしゃしゃ!!!!!!!! お〜〜〜〜〜〜ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ンぴぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽいぽい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
181創る名無しに見る名無し:2012/04/05(木) 09:18:20.56 ID:n61D9ohC
――― 魔力感知タワー


パンパンパン
男「はーい せいれつせいれつせいれーつ!!!!!」
【メガトンビッグアルティメットキングダムTHE辺境地方の魔力感知タワー第一号機管理人 ムスコル】

ムスコル「はーい集まったかー いいかー
今日は大切な日だぞ〜〜〜〜 気を引き締めろよ〜〜〜〜〜」

警備員たち『う〜〜〜〜〜い』
ゆっる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ムスコル「お前ら………
すっごい気合いの入れようだな〜〜〜〜〜」
ズズーン

ムスコル「えーっと 今日はこの魔力感知タワーが出来て初めての視察日だ〜〜〜〜〜
本部の魔反会施設管理班の班長のディエパ様と副班長のグググン様が2人でいらっしゃっちゃうぞ〜〜〜〜〜
やっべ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

警備員たち『う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い』
ゆるる〜〜〜〜〜

ムスコル「ディエパ様はとてもやんちゃでお遊びが大好きな方なんだぞ〜〜〜〜
という事で本日は特別レクリエーションでお出迎えしたいと思うぞ〜〜〜〜〜〜
各々が考えたゲームで出迎えろ〜〜〜〜〜
ちなみに接待ゲームはなしな〜〜〜〜〜 ディエパ様はそういうのが大嫌いなんだぞ〜〜〜〜〜
本気でお相手して差し上げろな〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

警備員たち『う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い』

ムスコル「よ〜〜〜〜し じゃあ〜〜〜〜〜〜〜
えいえい」

警備員たち『う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い』
ゆる〜〜〜

ムスコル「よっしゃ〜〜〜〜〜 テンションあっがる〜」
182創る名無しに見る名無し:2012/04/05(木) 14:17:54.78 ID:n61D9ohC
―――

マリモス「………入口が見えてきましたぞ」

ワラース「…おい 行くのはいいがそのままの格好で突っ込むのはヤバいんじゃねぇか…
ちっとは考えろwwwwwwwwwwイヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒwwwww」

マリモス「Oh 確かに連合騎士団の鎧のままでは迷惑をかけてしまいますな
ならば…これを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!

ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マリモス「マリQっきゅーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァア〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ワラース「……まだ持ってたのか…こぷぷるぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

マリモス「既に修繕済み バッチリだよ〜〜〜〜〜〜〜〜う
この格好なら連合騎士団とバレることはないだろうっキュ〜〜〜〜〜〜〜
さて いざ出陣っきゅ〜〜〜〜〜〜〜〜」
ザッ

ワラース「ぐフフン…せいぜい綿を喉に詰まらせて死なないようにな…」

マリモス「ワラース君 君は待っていてくれよ〜〜〜〜〜う」
ザッ

ワラース「あぁ… ふふん…
大丈夫かよ…… こんなデカい塔………
…しかし… こんな塔…魔反会が自前で作ったのか…? それとも………
…………!!!!!!!!」

ゴオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《塔を見上げるワラース… …と! ワラースの目に“あるマーク”がうつった!!!!!!!》

ワラース(なるほど… “そういう繋がり”か!!!!!
アヒャヒャヒャ… となると…話は別だ)

ワラース「おい ロリコン
やっぱり俺も連れていけ おひひひひひひひッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

マリモス「!? どういう気分の変化かいな」

ワラース「…なんとなくだ ニヒヒヒ……」
183マリモスが関西人になった:2012/04/06(金) 20:39:23.00 ID:z3CfHIwv
マリモス「…ふむ まあ理由は聞かないよ〜〜〜〜う
こちらとしてはありがたい限りだからね〜〜〜〜え」

ワラース「だが積極的にヤるつもりはねぇ… 前線はあんたが出ろよ…
後ろから俺の銃弾が飛んできて死んでも堪忍なwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ぽっからピポポポポポポポポポポポポポポポポwwwwwwwwwwwwwwwニャマモたァwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwひっぐんぱwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

マリモス「ふむ 気をつけるよ」


――― 入口前

マリモス「準備はいいかい?」

ワラース「んふふーーー…問題ねぇよ… さっさと開けろ…」

マリモス「うむ!!!!!!」
ガッ!!!!!!!!


ギギギギィイイイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!


バ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
警備員たち『ようこそーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
パン!!!! パパァ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!
わぁあああああーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マリモス&ワラース『…………………』

ズズーーーーーーン…
184創る名無しに見る名無し:2012/04/06(金) 21:47:17.56 ID:z3CfHIwv
警備員「ようこそメガトンビッグアルティメットキングダムTHE辺境地方へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

警備員「ようこそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワァーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ワラース「おい………なんか歓迎されてるぞ……でゅふ…」

マリモス「Oh〜〜〜〜〜 アンビリーバブル…」


ヒソヒソ
警備員「…あれが施設管理班の班長と副班長…か?
…………どっちが班長のディエパ様だ?」

警備員「あの着ぐるみの方じゃね?
ディエパ様は茶目っ気に溢れてるらしいし」

警備員「噂じゃまだガキらしいしな アレっぽいな」

警備員「よーし じゃあ手筈通りにおもてなしだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



マリモス「!? 兵が来るよ〜〜〜う!!!!!!」
チャキッ

ザッザッザッ…ピタ!!
警備員「ようこそディエパ様!!!!!!!! この辺境までは退屈だったでしょう!!!!!!!!!!!!」

マリモス「?? ディエパ? いや私はマリ……Qっきゅー」

警備員「あはははは!!!!!!!!!! そうですか
じゃあマリQちゃんと呼ばせていただきます」

マリモス「…………なんだか誰かと勘違いされてるみたいですが…」

ワラース「ふひひ 歓迎されるなら好都合じゃねぇか…
このままにしておこうぜ…」
185二度とスレ立てんなカス:2012/04/06(金) 22:20:09.16 ID:yzQhWhhH
夢板のスーパーこんぐきどらだ。文句あったらかかってこい
186創る名無しに見る名無し:2012/04/06(金) 22:58:21.34 ID:z3CfHIwv
ワラース「おい……ここの動力室に連れていけ…ぼふぃ…」

警備員「あなたは副班長のグググン様ですね?
この魔力感知タワーの動力室は最上階になります
ここの管理主任のムスコルもお待ちです」

ワラース「だから連れてけっつってるじゃぼろふぉwwwwwwwwwwwwwww
頭おかしいのかwwwww耳穴かっぽじって話を聞けよカス野郎!!!!!!! ブブツャwwwwwwwwwwwwwww」

ビキ…
警備員「も…申し訳ありません〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
し…しかしそう簡単に連れていくわけにはいきません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ワラース「………ははぁ?」

警備員「ディエパ様!!!!! グググン様!!!!!!!!!!
あなた方を簡単にムスコルさんの待つ最上階に通すわけにはいかないのです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最上階に行きたくば各階に待つ古今東西様々なゲームをクリアーしてもらいます!!!!!!!!!!!!!!!!!
名付けて!!!!!! 『ゲームの殿塔 in THE 魔力感知タワー』〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

警備員たち『わああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
パフパフ!!!!!!!! ドンチャンドンチャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


マリモス&ワラース『…………』
しっらぁ〜〜〜〜〜〜〜…


警備員(あ…アッレェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
想像以上のノーリアクション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お遊び好きって聞いてましたけどぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ゴガガ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
187創る名無しに見る名無し:2012/04/07(土) 12:30:46.15 ID:RBYB2B6Y
――― というわけでフーリャンサイドに戻るのであった… ―――


ボケ妹「唐突だなオイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっとキリがいいところで振れよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!!!!

大魔女「まぁ 突っ込みだわ」

サナバー「あぁ 突っ込みじゃな」

ねこ「なんだか安心するね」

ボケ妹「なんの話してんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「いや さっきまでなんかあまりにも突っ込みが無かった気がしたから」

ボケ妹「た…確かに」

大魔女「いつまであんな残りカス共にカメラ振ってんのよまったく
もうあいつらのパートはなしで!!!!! 後日談で結構よ!!!!!!
ウインドウ嬢!!!!!!!!!!」

《―――…無謀にも戦いを挑んだマリモスとワラースは無残に命を落とした―――…
フーリャン達がそれを知るのはかなり後の事であった………―― 了》

ボケ妹「勝手に死なせてんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ていうか2人の状況なんて私様らは知らないだろ!!!!!!!!!!!!!
なに知った風な感じで話してんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「それもそうだな」

大魔女「じゃあ今の会話は無かったアレで」

ねこ「えーっと今にゃん達はどういう状況だったっけ…」

《長い電車の旅を経て爆弾地方に到着(脱線)してフーリャン達
一行が中魔女というパクリ野郎に破壊された自爆村に寄るとそこにはなんと魔反会が!!!!!
フーリャンが中魔女に間違えられ魔反会に追われるもなんとか村脱出!!!!
しかしフーリャンの正体に気付いた魔反会のグリグラはフーリャン達を捕らえようと後を追う!!!!!!》

ねこ「なにゃるほど」

大魔女「ご苦労 ウインドウ嬢」
188創る名無しに見る名無し:2012/04/07(土) 20:49:56.09 ID:RBYB2B6Y
大魔女「で クソジジイ
ここからチロリーンの村までどう行けるか分かった?」

サナバー「うむ 結構近いぞ
次の村を越えたらゲーム脳地方じゃ!」

大魔女「ふーん でもそれなりにあるくんでしょ
ねぇサナバー 馬出しなさいよ」

サナバー「むむう…… すまんがこれ以上は無理じゃ…(わしのサイフが)」

大魔女「じゃあ徒歩っての?!!!!!!!!!!!!!!!!!
嫌だわよ!!!!!! 反対反対!!!!!!! 絶対的な反対の意志!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!

ポン…
ねこ「大丈夫」

大魔女「!?」

ニコ…
ねこ「にゃんがいるよ…」

大魔女「うま………」
きゅん…

ボケ妹「ねこだろ」


サナバー「え…えーっとこの先時限シティがある 今日はそこで泊まろうか
ゲーム脳地方に入るのは明日にしよう」

亀「よし そうしよう
ところで宿泊の金は誰持ちだ?」

ねこ「えっ サナバーさんでしょ?」

サナバー「な…なんでじゃ!!!!!!!!!!!!
爆弾地方までの電車費はわしとマリモスが出したんじゃぞ!!!!!!!!!!!
宿泊代は他の皆も出してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「ごめっ 僕金ねぇぜ」

ボケ妹「私様も10円しかないな…」

ねこ「忍者銀行に行けばあるけど………」

うさぎ「チィのお金はニンジン代ぴょー」

ガーン…
サナバー「しょ…しょんな……… お金くらい持っておくべきじゃろ…」

大魔女「そうは言っても無いんだから仕方ないじゃない!!!!!」

サナバー「お前には元より頼っとらんわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
189創る名無しに見る名無し:2012/04/08(日) 19:52:43.83 ID:qbrY5EU9
ゴゴゴゴ


兵「グリグラ様…… 連中は時限シティに入るようです…」

グリグラ「奴らはここで宿を取るつもりだな… これはチャンスだぞ」

兵「あの大魔女フーリャンを捕える事が出来るでしょうか」

グリグラ「捕らえられんなら殺すしかない」

兵「……そんなことが可能でしょうか」

グリグラ「ばかもの 恐ろしいのは“大魔女”フーリャンだ
しかし今の奴は魔力はなくただの魔女ですらない…勝機はある
むしろ今厄介なのは大魔女フーリャンの取り巻きと言えよう…
奴らが大魔女フーリャンから離れた時を狙うぞ…」
ニィ

兵「さすが元・本拠防衛軍の精鋭…!!!! なんてセコい…!!!!!!!!!!!!」
ゴクリ…!!!!



―――… 時限シティ

亀「で? どこのホテルに泊まるんだ? サニーよ」

サナバー「…………残念じゃが……… ホテルに泊まるほどの金は…ない!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「なんだとコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキィイーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「ほんブバリッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「この私に野宿しろっての!!!!!!!? あ!!!!!!!!!!?」

サナバー「だ…大丈夫じゃ!! ちゃんとイイ考えがある…」

大魔女「イイ考え?」

サナバー「みんなで日払いのバイトに」

大魔女「死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ!!!!!!!!!!!!!!!
190創る名無しに見る名無し:2012/04/09(月) 13:02:32.62 ID:qeRlPw+F
大魔女「この私がバイトなんてするわけねーでしょうがこのボケーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
戯言もいい加減にしないと頭のちんこ引き抜くわよクソジジイが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「ち…ちんこじゃないわい!!!!!!!!!!
だってお金がないんじゃもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「もんじゃないわよ!!!!!! もんじゃ!!!!!!!!!!!!!
門か!!!! あんたは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「どういうことだよ」

サナバー「みんな野宿は嫌じゃろ? しかしお金は無いんじゃ…
そうすると稼ぐしかないじゃろ……」

大魔女「待ちなさいよ まだ方法はあるわ
どっかそこらへんの家を……奪うッ!!!!!!!!!!!!」
ビカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「わしらは盗賊じゃないんじゃぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん

亀「バイトねぇ だが僕は副業が許されない業の職を背負った身………
悪いが協力出来ねぇ」

ボケ妹「バイトの種類によるね どんなのがあるんだい?」

サナバー「えーっと 脱穀作業のバイトと50階建てビルの手作業による解体作業と鞭で叩かれるバイトじゃ」

ボケ妹「どれも人の手でやるもんじゃなくねー?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーか鞭で叩かれるバイトって何!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!
191創る名無しに見る名無し:2012/04/09(月) 14:12:58.93 ID:qeRlPw+F
サナバー「内容は無視して時給の良さで選んだバイトじゃ」

ボケ妹「内容重要だろ!!!!!!!!! 今日で出来んのか!!!!!!!!! 出来んのか!!!!!!!!!!?」

サナバー「ま…まぁやってみなければ分からないじゃろう
わしは脱穀がいいかな」

ボケ妹「ちっ…しょうがない よしじゃあビル解体やってあげるよ とりあえずブッ壊せばいいんだろ?」

ねこ「鞭で叩かれるバイトならにゃんでも出来るかも…」

大魔女「つーかそんな適任あんたくらいなもんでしょ」

サナバー「これでオーケー じゃあ各々のバイトに出向こうか
他の者達は自由行動 夜にこの場所で落ち合おうぞ」

亀「よぅし 取材すんぜ!!!」

うさぎ「チィ散歩〜〜〜〜〜〜〜〜」

大魔女「私はお先にどっかの家でも奪って休んでようかしら…」

サナバー「だからそれはなしだというに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

兵「……グリグラ様!! 奴らと大魔女フーリャンが離れました!!!!!!」

グリグラ「まさかこんなに早くチャンスが来るとはな…
……総員 準備だ」
ギラリ
192創る名無しに見る名無し:2012/04/09(月) 21:56:46.04 ID:qeRlPw+F
――― 町外れの手頃な土手


大魔女「ったく… なんでこの私が外で待たなきゃならないのよ……
町にいたらイライラするからこんなとこまで来たけど……
することなくて暇ね…………………
……そうだ」
キョロキョロ…

し〜〜〜〜ん…

大魔女「誰もいないし…
オリ鼻ソングでもやるとしましょう」

ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
《オリ鼻ソングとは…
“オリジナル鼻ソング”の略である!!!!
鼻歌でオリジナルの歌を歌う一人遊びである!!!!!
これは全ての厨二病患者が通る道で 例えば気分が高揚したときに『テーレッテ! ドゥクドゥンッ! ジュワジュワッ』と自分のテーマ曲らしきものを奏でたりするのが主である!!!
プロ鼻ラーはそこに歌詞をつけるレベルにまで至るという
〜 邪炎羅生門文庫発行『闇のシークレット・コード』より抜粋 〜》

大魔女「ふん…ふん…
ピュワワ〜 テーケー テッテッテッ!! テレッ… ううん違う…
もっとこう……大魔女らしさがあるべきね… …よし
あーあー ごふん」

大魔女「テーーティーーテーーテーー…テレッ!!! ボワワワ…ヒュアアアアアアア…
テッテッテッテッテッ テーンテテッ ジュワジュワッ デュクジュワッ テーンテッテレッ!!!!!
テレレンテレレン!! ドウッ ドウッ!!!! デンデレーデデンッ!!!!!」


ひゅうううううう…

大魔女「………………名曲や…」
じーん…

ズズーン…
193創る名無しに見る名無し:2012/04/10(火) 13:53:01.79 ID:ZoqPNIjy
大魔女「ヤバイわよ……未だかつてない名曲を作っちゃったわよ…
私ってシンガーソングライダーの才能もあるかもしれないわね…」

大魔女「この名曲に詞を乗せないテはないわ
せっかくだから私の脳みそが織り成す言霊を紡いでみましょうか」
ゴソゴソ

―――


グリグラ「一人で何してんだあの女…………」


――― そして

大魔女「…出来た …よし…唄ってみせよう…この歌を…」


大魔女フーリャン100億パワー
作詞作曲:フーリャン

だーいーまーじょー フリャンッッ!!!!!!!
世界の果てーからー 来るー きっと来るー
愛を握り潰し… 金玉も握り潰す至極の女神〜
しにたいやつはッ!!!!! アレしてやるわ!!!!!!!
順番に並べぇー!!! ケツ穴広げてめくりアレすのが私の流儀!!!!!!!!
飛べ飛べ!! 走れ走れ!! 撃て撃て宿命を!!!!!!
ナイスバディーの申し子は私の事よ!!!!!!
ボンッ キュッ ボーン!!!!!!
くるりんティンクルッ ヘアーがクイッ!!!!!!
ボンッ ボンッ キュッ ボーンッ!! Dカップ!!!!
大好物はタコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ヘイッ シェケナッッ!!!!!!


大魔女「…………思ったより酷いわね……
私の予想ではもっと魂に深くシンクする歌だったはずなのに…………
やだ…なんだか恥ずかしい… まさか誰かに聞かれてないわよね…」
キョロキョロ

し〜〜〜〜ん…

大魔女「ふぅ 誰もいなッ…」
ピタ!!!!!


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


大魔女(誰か居るッッ… 誰かが私を見ている……
聞かれた!!!!!!! 私の秘密を!!!!!!!!!!!!!!
やばい………こうなったら………………
ヤるしかない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!
194創る名無しに見る名無し:2012/04/10(火) 14:10:55.90 ID:ZoqPNIjy
兵「グリグラ様… いつ仕掛けますか」

グリグラ「もう少し奴が油断するのを待ちたいが……」

兵「しかしあの女 巨大な岩を持って筋トレを始めたようですが…」



ぐっぐっ
大魔女「イッチニー サンッシー ゴッローク」



兵「今がチャンスでは?」

グリグラ「…そうだな 先手必勝 総員作戦通りに行くか」
ザァッ…



大魔女「イッチニー サンッシー ゴッローク シッチハーチ キュージュッ
スロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブゥーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《フーリャンは岩をブン投げた!!!!!!!!!!!!!!!》


グリグラ「!!!!!!!!!!!?」


ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…
グッチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵「うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

グリグラ「な…なに!!!!!? 攻撃!!!!!!!!!!!!?
何故バレた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


大魔女「居るのは分かってんのよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員すべからく滅殺してやるから出てこいやくるるァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「ッッしゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シュダァッ!!!!!!!!



兵「む…向かってきます!!!!!!!!!!」

グリグラ「く!!!!!! まさか逆に先手を取られるとはッ!!!!!!!!!!!!!」
195創る名無しに見る名無し:2012/04/10(火) 14:24:12.50 ID:ZoqPNIjy
ガッザアァ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「やはり隠れてたわねこの出歯亀野郎ども〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

兵「ひ…ひ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


グリグラ「こ…攻撃開始だ!!!!!!!!! 作戦通りにッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
相手は魔力もなく腕を負傷している不完全体にすぎん!!!!!!!! 勝機はこちらにありすぎるくらいだ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

兵達『ブラジャー!!!!!!!!!!!!!』
わあああああああ!!!!!!!!!!!!!!!


大魔女「…はあ?! 私が不完全だって!!!!!!?
あんたら魔反会ね …通りで趣味悪い事するわね!!!!!!!!!!
でも私を何年も狙ってるあんたらが今の私を不完全と評するなんてクソ愚かだわ!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたらごとき三下にベストコンディションは必要ないんじゃあああああァーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

兵達『ひでりーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


グリグラ「一発のパンチであの数の兵を………化け物めッ…
しかし調子に乗ってると後悔するぞ!!!!!!!」
ギン!!!!
196創る名無しに見る名無し:2012/04/10(火) 14:30:02.39 ID:KAPTHI4B
魔女さんDカップでしたかw
197自称:2012/04/10(火) 18:28:46.04 ID:ZoqPNIjy
グリグラ「囲め囲めぇえ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

兵達『うおぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

大魔女「囲んだって無駄よ!!!!!!!!!!」
ガッ!!!!! ぐいっ!!!!!!!!!!

兵「ひ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「圧倒的なリーチの前ではあんたらは近づく事も出来ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぐるんぐるんぐるん
フーリャンに使われてる兵「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ人間ヌンチャクゥウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バキバキバキ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「私に人間使わせたら世界一ィイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フライアウェイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュバァ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギュオオオオオオーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンに使われてる兵「うぐわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドカドカドカドカァアーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヒュルルルルル… バシィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヌンチャクにしていた兵を投げ敵を蹴散らした!!!!!!!!! 投げた兵は再びフーリャンの手の中へと舞い戻る!!!!!!!!!!!!!!!!》

大魔女「これぞ秘技……人間ブーメラン…」

ザッ!!!!!!
兵「くっ!!!!!! ならば銃だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギュン!!!!!!!!

フーリャンに使われてる兵「ま…待て!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サッ!!
大魔女「人間シールド」

ズブリュッ!!!!!!!!!
フーリャンに使われてる兵「ぎゃあああーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! やっぱりーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「遠距離攻撃なんて卑怯な なら目には目をよ
人間………ノック!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュッ カーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

フーリャンに使われてる兵「いでゃぎゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
《捕まえた兵をバットにして石を打った!!!!!!!》

ガゴン!!!!!!!
兵「ぎゃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「戦いってのは頭を使わなきゃいけないのよ…頭を……
…………人間のね…」
きゅぴーん

フーリャンに使われてる兵「い…意味が違うだろ…」
だらーーん…
198創る名無しに見る名無し:2012/04/10(火) 18:54:35.38 ID:ZoqPNIjy
しゅううううううう…


フーリャンに使われてる兵「ア…………が……………………」
ち〜〜ん…

大魔女「ふう もう使えなくなったの? 椅子にするしかないわね」
ズン!!


グリグラ「(な…なんて女だ… 俺が鍛えた兵どもだぞ……
それを…たった一人の人間を武器にして撃破するとは…
魔力なしでアンデットリーパー・花子を倒した実力はさすがに伊達じゃないな………ちぃっ
………だが俺は勝ちを捨てたわけではない!!!! むしろこれからよ!!!!!!!!!!! )
兵達!!!! 士気を下げるな!!!!!!!!!!!」


大魔女「ふっ ここまでの実力差で逃げないなんてイイ度胸してるわね
でもそれは私には好都合… 私の恥ずかしい歌を聞いたあんたらは全員死ぬべきなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ!!!!!!!!!


グリグラ(歌?!! あの歌か……
よっぽど聞かれたく無かったみたいだな…… まぁ気持ちは分かるが………
よしならばそれを利用してやる)

グリグラ「かかれェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

兵達『ふぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダダ!!!!!!!

大魔女「ッしゃあ!!!!!!!!! 来いやァッ!!!!!!!!!!!!!!!
あんたら各々のアンリミテッドライフをことごとく無に帰したらァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


グリグラ「テーーティーーテーーテーー…テレッ……」


大魔女「!!!!!!?」


グリグラ「テッテッテッテッテッ テーンテテッ ジュワジュワッ デュクジュワッ テーンテッテレッ!!!!!
テレレンテレレン!! ドウッ ドウッ!!!! デンデレーデデンッ!!!!!」


大魔女「あ…あんたその曲は……… や…やめろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


グリグラ「ふぃいいいい〜〜〜〜…名曲名曲ゥ〜〜〜…ぷぷっ」


カァ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「い…いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


グリグラ(ふはははは!!!!!!!!!! 一人遊びを茶化されるほど気分を害するものはない!!!!!!!!
出来立てほやほやのこの黒歴史で貴様の心を!!!!!!! 肉体を!!!!!!!!!!! すり潰す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドドン!!!!!!!!!
199創る名無しに見る名無し:2012/04/10(火) 19:34:11.01 ID:ZoqPNIjy
グリグラ「テーーティーーテーーテーー…テレッ!!! ボワワワ…ヒュアアアアアアア…
テッテッテッテッテッ テーンテテッ ジュワジュワッ デュクジュワッ テーンテッテレッ!!!!!
テレレンテレレン!! ドウッ ドウッ!!!! デンデレーデデンッ!!!!!
………名曲や……名曲やでぇ……ウヒヒヒヒ…」

カ〜〜〜!!!!!!!
大魔女「あ…あんたやめなさいよそんなバカにした言い方!!!!!!!!!!!!!!!!!
ブッアレすわよコラ!!!!!!!!!!!!!!!!」

グリグラ「だーいまーじょー…フリャンッッ!!!!!!!!!!
フリャンッッ!!!!!! ぶはは!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ア…アオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァ〜〜!!!!!!!

兵「今田ッ!!!!!!!!!!!!!!」
ドカ!!!!!!!!

大魔女「ぐ!!!!!! よ…よくも!!!!!!!!!!!!!!!」
バキィ!!!!!!!!!!!!!!!!


グリグラ(くくく!!!! 動揺して初めてのダメージか!!!!!!!!!!
こいつはイケるぞ!!!!!!!!!!!!!!!)

グリグラ「そらそら至極の女神様よぉ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!
金玉潰してみろよ〜〜〜!!!!!!!? それとも至極の女神様だけに至極のか〜〜〜〜!!!!!!? お!!!!!? お〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「あんた…死なす!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!

グリグラ「キタコレ!!!!!!! 生走れ走れキタコレ!!!!!!!!!
ヒュウゥ〜〜〜〜〜!! 撃て撃て宿命wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

大魔女「お…おががああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

グリグラ「おう来いや!!!!!!! ナイスバディー(笑)のボンッキュッボンッのDカップさんよおおおお〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「け…謙遜よ!!!!!!!! Dカップでも謙遜なんだからねっ!!!!!!!!!!!!
リアルはもっと………」


ターーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「ぐ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


グリグラ「銃弾ッ!!! 当たった!!!!!!!!」
200創る名無しに見る名無し:2012/04/10(火) 21:16:26.73 ID:ZoqPNIjy
大魔女「ガハ!!!!! くっ……… 足に…!!!!!!」

グリグラ「よし!!!! もう動けまい!!!!!!! 今だ!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「この程度で私の動きを封じられるとでも…!!!!!!!!
こちとら弾道ミサイル以上の攻撃を幾度となく喰らってきたのよ!!!!!!!!!
それにくらべたらこんくらいのダメージは指の爪の横の肉をかじり取った程度だってのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐん!!!!!!!!!

グリグラ「な…に!!!!!!!!!?」

グリグラ(な…!!!! よく見たら…被弾したはずの足が… 出血すらしていないだと…!!!!!!!!!?)

大魔女「あんたらは私を怒らせた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マント〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ファッサァ〜〜!!!!!
《フーリャンはマントを外し…!!!!!!!》

大魔女「真空波!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドビュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『うにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


―――

グリグラ「……マントで真空波を起こすなど人間技じゃない…!!!!!!!!
こ…これほどとは………
しかし…………」


ババン!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「ゼハァ〜〜〜!! ゼハァ〜〜〜〜!! ……きっつーーー…
か…肩ヤバ…………ハァ……ハァ…… そろそろマリコに来るわ…」

グリグラ「魔法もなしでこの数とやるのも限界のようだな…」

大魔女「ふ…ふん… あんたが卑劣な策なんかしなかったら余裕だったわよ…
つーかそんなこと言って そっちに兵隊いないわよ」

グリグラ「……いない? ………どこがだ?」

ズララララ!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『ヘイヘイ ヘ〜〜〜〜〜〜イ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ジャンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「!!!!!!! …私が倒したのと同じくらいの増援!!!!!!!!?
後ろに隠していたのね…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

グリグラ「これぞ俺の策!!!!!!! 全力を使いきったお前に………後はない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニヤ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
201創る名無しに見る名無し:2012/04/10(火) 21:56:33.68 ID:ZoqPNIjy
――― そのころ…





ボーーーーーーー…

謎の男「………例のブツは」

謎の小男「へい ここに…」

謎の男「よし…これさえあれば…」

謎の小男「へへっ…楽勝ですぜ…」


ボ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


謎の男「船だ!! 後はアレに乗り込むだけ…
…おい」

ビク!!!!!!!
サナバー「ハッ…ひゃいっ?!!!!!!!!」

謎の男「手筈通り…お前は見張りだ……
サツが来ないかちやんと見てろよ…」

サナバー「ほッ…へほぃッ!!!!!!!!!!!」

謎の男「これが失敗したらその責任は全てお前にあると思え…
お前の頭には鉛弾の軌道上にあることを忘れるなよ…」

サナバー「サ…サースッ!!!!!!!!!!!!!!!」

謎の男「よし 見張れ…」

サナバー「サ…サースッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドキドキドキドキ
サナバー(ま…まさか“脱穀”の手伝いのバイトじゃなく “脱国”の手伝いのバイトだったとは〜〜〜〜〜〜〜〜
こ…こえ〜〜〜〜〜〜〜 犯罪100%じゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜)
ガクガクブルブル


ウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


サナバー「ほにゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
サツじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! サツじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ウ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ピーポーピーポーピーポーピーポーピーポーピーポー……
202創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 00:32:14.14 ID:52h3lauK
―――


ヒュオオオオオオ…

ボケ妹「おいおい……解体作業って………」


ぽっつ〜〜〜〜〜ん…


ボケ妹「私様一人かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「お…驚いたー… 解体っつーからなんかどっかから業者でも居るかと思ったら全然そんなことなかったわ……
いや居ろよ… 常識的に考えて…」

ドドーーーーーン……


ボケ妹「…しかし50階建てか… 普通にデカいな…
つまりはこのビルをブッ壊せばいいんだよな
………んー まぁ 周りに人間がいないならやりやすい仕事かもね
久々に……『覡滅殺蛔欒衙飫吁麼襾鐃頤无魔丶匚黌从』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボワァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
エネ巨「バオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「エネ巨! 5発… つまり私様とお前で10発だ!!!!
10発でこのビルを解体するよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エネ巨「ぶわぉお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「行くよ!!!!!!!!
『魔国知勇土十:十連撃空間大地震犯血』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドドンッ!!!!!! ドドンッッ!!!!!!!!!! ドドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!! ドドンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ドドォンッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビシィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピシピシピシピシピシピシピシピシィィッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「やったぁ!!!!!!!! 楽勝だいっ!!!!!! …って」

ガラガラガラガラガラガラ!!!!!!!!! ドカァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「や…やべーーーー!!!!!!!!!!!! 他のビルまで…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
203創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 01:05:02.85 ID:52h3lauK
―――…


地下


ピシ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!! ピシャアッ!!!!!!!!!!!!!!!!

??「うぎゃあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ピシシィッ!!!!!!!!!!!!! パチィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「あいたーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!

女王「おらおらもっと叫びなァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!

ねこ「にゃぶ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズピシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「にゃあん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドビシィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「おんブーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

審査員「…はい ありがとうございます
ではねこさん 今あなたを叩いたSM鞭の新商品『粉骨砕身』の叩かれ心地はいかがでしたか?」

ねこ「……はい 名前のインパクトは凄いと思いますが その名前に伴った威力があるとは感じませんでした
前の鞭は骨の髄まで衝撃が響きましたが この鞭は本当に“表面を叩かれてるだけ”と感じました
女王様の腕がいい上でこの威力は………やはりこの鞭に問題があると思います
柔軟さと鞭の硬さは反比例するものですけど 一番いいバランスがあるはずです
だからそこをもっと研究して欲しいです
それこそ“粉骨砕身”の気持ちで………なんつってこれ」

女王「おだまり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッチィイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「おんギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




ねこ(……にゃんを虐めるのがフーリャンちゃんじゃないと… なんかこう……普通に痛いなぁ……)
ズズーン…
204創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 01:22:16.78 ID:52h3lauK
―――

てくてく
亀「…くっそー!! つまらん!!!!!!
なんもねぇなここ!! 僕の記者魂を揺さぶるものがなんもない!!!!!!!!
名前の割りには大人しすぎだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!
平和か!!!!!!!!! …まぁ平和はいいことだが
………うーむ なんか記事書きてぇなー…」

住人「急げ急げ! 向こうで大イベントが始まるぞ!!!!!!!!!!!!!!!
大物がこの町に訪町だ!!!!!!!!!!」
ダダダ!!!!

ピクッ ぐるん!!!!!!!!!!
亀「大物が訪町!!!!!? こいつぁいいこと聞いたぜ!!!!!!!!!!!
取材だ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

わいわい ざわざわ

亀「すげぇ人だ!!!!!? なんだ〜〜?!!!!!! 芸能人でも来たのか〜〜〜!!!!!!!!!?
ちょいと通してくれ!!!!! 見せてくれぃ!!!!!!!!!!!!!!!!」
わしゃわしゃわしゃ

バッ!!!!!!!!!
亀「やい大物〜〜〜〜!!!!!!!!! 何者だコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バン!!!!!!!!
ウーパールーパー「うぱ〜〜」

亀「ぎゃ…ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

おっさん「なんだテメェ!!!!!!!!! せっかくこの町に来てくれたウーパールーパーちゃんがビックリするだろ!!!!! でかい声出すな!!!!!!!!!!!」

子供「ごめんねウパ!!!!!!!!!!!」

おばさん「でも笑ってるわ!!!!!! 天使みたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわい


プルプルプル… ざわざわざわざわ…
亀「ひ………ひ………
ト…………ト………………ト…………………」

亀「トカゲだぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! く…くわれるうううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダァ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!


《エンデリルはある事件の際 恋人(実際は魔反会からの刺客)がワニに食われた(と勘違いしている)ため あれ以来大のトカゲ嫌いになってしまっていたのだ………》
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1324297918/110 〜参照)
205創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 02:18:41.05 ID:52h3lauK
―――

ゴオオオオオオオ…

じり…
大魔女「ちぃ……うざい事しやがるわね… あんたらには正々堂々って言葉がないの!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!

グリグラ「お前が言うな」

グリグラ「それほどお前という存在は強大なのだ 摘まねばならぬ危険因子の最先端…!!!!!
誇りと男を捨てでも討ち取らねばならんのだ!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ふ…ふふん… まぁ間違ってはないわね…」

グリグラ「お前を捕らえるのはやめだ
やはりお前は…殺せる時に殺すべき!!!!!! それが世のため魔反会のため!!!!!!!!!!!!!!!」
グオオオ!!!!!!!!!!!!!!!


ヒュッ!!!!!!!!!!!!!!!!
??「隕石ピョンキック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドゴウウウゥーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グリグラ「うげッぴょ!!!!!!!!!!!!!」


大魔女「あ…あんた!!!!」

しゅたっ
うさぎ「ピョイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!

大魔女「アホうさぎ!!! なんでいんのよ!!!!!!!!!!!!!!!」


グリグラ「くっ…仲間か…
ひ…怯むな!!!!! アホそうな女が増えたにすぎんぞーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

兵達『らっしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


うさぎ「ぴょん…アルデンテキック〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぴょッせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ〜〜〜〜〜 ドオンッ!!!!!!!!!!!!!! ゴォ〜〜〜〜〜〜〜 ドオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《うさぎは勢いよく四股を踏んだ!!!!!!
すると…》


バキバキ…
バギャギャギャギャギャギャギャゴゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

兵達『ぎょえ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


グリグラ「し…四股を踏んだだけであの女の周りの大地がめくれあがっただと!!!!!!? か…怪獣か!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!
206創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 14:21:39.25 ID:52h3lauK
むっす〜〜〜!!!!!!
うさぎ「つよぴょん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


兵「グ…グリグラ様!!!!! あの女強いです!!!!!!!!!!!」

グリグラ「え…えぇい!! 尻込みするな!!!!!!!
くそ…こうなったら俺も出るか…」
チャキンッ


うさぎ「フーぴょん下がっててピョ〜〜〜」

大魔女「くっ………………まさかうさぎに助けられるなんて…… 私もヤキが回ったわ…
戦いたいけど…腕がもう……… ……くそが…」

うさぎ「ぴょん!!!!!!!!!!!!!!!」
シュダァッ!!!!!!!!!!

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガカガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

グリグラ「調子に乗るなよ!!! 元・本拠防衛軍の力を見せてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スラァァァ!!!!!! ブン!!!!!!!!!!!!

サッ!!!!!!
うさぎ「ピョンキック!!!!!!!!!!!」

ガギン!!!!! ボキ!!
グリグラ「け…剣が…!!!!!!!」

うさぎ「ピョンキック!!!!!!!!」
ドゴォッ!!!!!!!!!!!!

グリグラ「ぶりこんバァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッゴォ〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
207創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 15:05:10.19 ID:52h3lauK
ズッドオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
グリグラ「グホァッ!!!!!!!!!!!!!」

兵「グ…グリグラ様!!!!!!!!!!」

グリグラ「は…はぁはぁ…!!! あの女の蹴り……… バズーカ砲か…!!!!!!」


大魔女「くぉらうさぎ!!!! やるならブッアレしなさいよ!!!!!!!!!!!」

うさぎ「ピョ…ピョイィ〜〜〜〜〜〜〜〜?」


グリグラ「こうなったら出し惜しみしてる場合じゃないな…!!!!!!!
全兵出ろ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガササッ ズララララァアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
兵達『HEY!HEY!HE〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜Y!』


大魔女「また増えた!!!!!!!!!!! まだ隠してたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

大魔女「アホうさぎ…!!!!!!!! あんた…
……!!?」

うさぎ「……フンフーン…フフン…」

大魔女(こ…このリズムは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ゾクッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

うさぎ「……だ〜〜い〜〜ま〜〜じょ〜 フリャンッ!!!!!!!!!」
きゅっぴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん

大魔女「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

うさぎ「飛べ飛べ〜 走れ走れ〜撃て撃てしゅくめいを〜〜!!!!!!!!!!」

大魔女「あ…あんた…その歌わぁ…」

うさぎ「ぴょ? フーぴょんの歌ピョーー
テンション上がるぴょいぃ〜〜 これ歌いながら戦うピョイイイ〜〜〜〜〜〜〜〜」

ワナワナワナワナ…
大魔女「あ……あんた……いつから……居たの…?」

うさぎ「フーぴょんが鼻歌うたってる時からピョ」

カアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女(き…聞かれてたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一番聞かれたくないヤツに聞かれてたおったああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガガガガーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
208創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 16:16:58.56 ID:52h3lauK
うさぎ「ボンキュッボーン! Dカップ〜〜〜〜」

大魔女「い…いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
歌わないでえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカァアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


大魔女(わ…私の恥ずかしい歌をこんなアホに聞かれてしまったらもう終わりだわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全てのッ!!! この世の終わりよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ…あぁ…ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)


全てを……無かったことに…無かったことに…無かったことに…
無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに無かったことに……


ビカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


うさぎ「ぴょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


グリグラ「な…なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」



ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《……格下に追い詰められた屈辱…
アホのうさぎに助けられてしまった悔しさ…
そして歌を聞かれてしまった恥ずかしさ―――…!!!!!!!!!
それらが混ざり合いフーリャンの中に溶け込んだ時… 新たな潜在能力が開かれる!!!!!!!!!!!
フーリャンの新たなモードの発現であるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
209創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 18:16:02.55 ID:52h3lauK
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ヒュウウウウウウ………

大魔女「………」
ズオオオオオオオオオ…

うさぎ「フ…フーぴょん?」


グリグラ「なん…だ…? 雰囲気が変わった…?
なんか…顔つきが陰鬱とした感じになっている……?
それに……」


大魔女「…………」
ブツブツブツブツブツ…


グリグラ「さっきから何をつぶやいている…? …………気味が悪い…
……………ん?」



ブツ………        ブツ………… ブツ…………

       ブツ……
  ブツ……          ブツ…………

   ブツ………   ブツ………   ブツ………   ブツ………


   部屋………    エロビデオ………    親………


グリグラ「え?………―――――――――――」


――――――――――
210創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 19:09:08.32 ID:52h3lauK
―――

ガチャ!
グリグラ「ただいまーー!!!!!」
ダッ!! ダッダッダッダッダッダッ

母親「こら!!! 帰ったら手を洗いなさい!!!!!!!!!」


【グリグラの部屋】

バターン!!!!
グリグラ「ハア……ハア……
へへ…………借りた………TATUYAで借りてやったぜ…」
ゴソ…

ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グリグラ「俺の初エロビデオよォオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドン!!!!!!!!!
【おげれつ!! お母さんと妹もいっしょに! 8時間大ボリューム100連発】

グリグラ「ひひひ…初エロビデオ…借りるのドキドキしたぜぇ…!!!!
こ…これで俺も大人だ…うひゃほへへへへへへへへへへへへ………じゅるッ!! じゅるッ!!! じゅるるッ!!!!」

どきどきどき
グリグラ「…………」
キョロキョロキョロキョロ

グリグラ「よ…よし……… か…鑑賞だ……………」
ピッ ウィ〜〜〜ン…

グリグラ(この時間 母ちゃんは晩飯を作ってる… この部屋に来ることはまずないはずだ…
でも念には念を入れてDVDの音量をミュートにして…
耳に全神経…全意識を集中させて部屋の外の音に警戒するんだ
誰かが来たら即座にDVDをきれば………… ……完璧だ…!)
きゅぴ〜〜ん…

グリグラ「おっと 一部の神経と意識は下半身に向けてやらないとな ガハハハハ!!!!!!!!!!!!!
ッしゃあああ!!!! 再生だァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
211創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 19:31:41.70 ID:52h3lauK
ジ〜〜〜〜〜〜〜…

グリグラ(うおほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな………こんな摂理が僕らを形作るのかァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
し…深淵だ… 深淵なる寝技が今ァァァッ!!!!!!!!!!!!!!! この目にあるぁアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひゃああああああああッッッほッほァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなアクロバットなァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!! アクロバットぬわァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕の夜の48手には記されておりませんぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)


その時

タタン… タタン…


グリグラ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

グリグラ(来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この耳に聞こえた!!!!!!!!!!!!!!!!! この部屋に誰かが近づいて来るッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
消せえええええ!!!!!!!!!!! あわてるな僕の手よおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今この停止ボタンを押せば僕が見ている夜のヒッパレは無へと帰るのだぁあああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
カチッ

グリグラ(?!!! 消えない!!!!!!!!!!!!?)
カチッ カチッ カチッ

グリグラ「こんな時に接触不良だと!!!!!!!? バカな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ガチャアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!
妹「お兄ちゃんっ!!! ご飯だよ〜〜〜〜〜」

グリグラ「は!!!!!!!!!!!!!!!!!」

妹「!!!!!? おにっ……え!!? なにそのカッコ…………えっ!!?」

グリグラ「ち…ちがうんだ… これは巧妙な罠だ…」

妹「お兄ちゃんそのテレビ………
お……お兄ちゃん変態!!!!!!! スケベ!!!!!!!!!!!
お母さ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダッ

グリグラ「ま…待て!!!! 言うな!!!!!!!!!
違うんだ!!!!!!!!! これは違うんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


違うんだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
212創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 19:50:50.10 ID:52h3lauK
―――

グリグラ「ちがうんだ………ちがうんだ………」
ぱくぱくぱく…

大魔女「………」
にぃ…

うさぎ「ぴょいぃ〜〜〜〜? 変ぴょー
何もしてないのにあの人フラフラしてぶつぶつ言ってるピョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」


兵達『あうあう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜』
ぱくぱくぱく


うさぎ「他の人達もピョ〜〜〜〜〜? なんでピョ〜〜〜〜〜〜?」

大魔女「………」


ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《もちろんフーリャンの力である!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンの新たなる力『言霊モード』は言の葉を用いて相手にイメージを見せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンが呟いた言の葉は対象の脳に直接働きかけ超リアルな幻を見せるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いわば超幻術!!!!!!!!!!!!!!! 魔力も腕力を用いない新たなフーリャンの力である!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


…ハッ
大魔女「…! ………なんかよく分からないけどいい感じになったようね
恐らく私の歌の記憶も上書きされてるはず… 私の黒歴史はこいつらの中から葬られた…
……さて こいつらは」

大魔女「適当にこの土手から転がしておきましょう」
ゲシッ

ゴロゴロゴロゴロ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グリグラ「ちがうんだぅろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろォオオオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



―――

大魔女「これでよし」

うさぎ「フーぴょんやったピョイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「………まだよ」

うさぎ「ピョ?」

大魔女「あんたからも歌の記憶を消さなきゃ…ハッピーエンドとは言えない……!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギゴゴゴゴ…

うさぎ「ぴょ………ビョオオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
213創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 21:11:08.34 ID:52h3lauK
――― 集合場所


亀「…はあ… この町ではいいことなかったな…
そろそろ約束の時間だぜ」

大魔女「亀 はやいわね」

亀「フーリャン!!!! お前どこに居たんだ!!!!!!!!!!?」

大魔女「あ? まぁそこらへんよ」

亀「ん? って…うさぎもいるのか
うさぎ お前はフーリャンと居たのか?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
うさぎ「もうコロッケたべられないよ… コロッケきらい…
コロッケたべたくないよおおおお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
びえええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「ど…どうしたんだうさぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「あぁ…ハハ 何故かしらね…
“なにか怖いものでも見ているのかしら?”」
ニニニィ…

亀(こいつ…絶対知ってるぜ?!)
でも聞かない

大魔女「つーか 問題の3人はナニやってるわけ? あいつらが稼ぎ持って来なきゃ意味ないじゃない」

亀「あの3人なら大丈夫だろ きっと意気揚々とここに戻ってくるぜ
……おっ 言ってる側から3人揃って帰ってきた!!!!!」


ザアアアアアアッッ…
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「……………」
どよ〜〜〜〜ん…

ボケ妹「……………」
どよ〜〜〜〜ん…

ねこ「……………」
どよよ〜〜〜ん…


亀(あ…あれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なんかダメっぽい顔〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)
ブブブー!!!!!!!!
214創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 22:01:32.29 ID:52h3lauK
大魔女「おかえり!!!!!!!!!!! まったく待たせてんじゃあないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあそれぞれの儲けを教えて頂戴!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニコォ〜〜〜〜

サナバー「す………」

サナバー「すまん……わしは0じゃ……… 仕事失敗してのう……」

大魔女「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガガーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「私様も…やりすぎちゃって…
逆に賠償請求されそうだったから逃げてきたよ…」

大魔女「何やっとんじゃこのずん胴野郎がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!

大魔女「やっぱりダメね こいつら凡ビーナは
でもねこ!! あんたはこんなアホどもとは違うって所を見せてくれるわよね…?」

ねこ「………フーリャンちゃん………」

ねこ「ごめん……にゃんこれだけ……」
チャラ…

サナバー「それだけ?!!! …どういうことじゃ?!!!!
もっと貰える仕事だったはずじゃぞ!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「これには深いワケがあって…」


―――

ねこ「わぁ〜〜〜い!! こんなに貰えるんだ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」

審査員「お疲れ様でした
よろしかったら我社の商品を買っていきませんか?
この一番人気の鞭『茨針鞭』でございます」

ねこ「わ………トゲトゲ……… ゴ…ゴクリ………
こ…これをフーリャンちゃんにプレゼントしたいな………
でも高いし…勝手に………… ……………………」

ねこ「ま いっか! サナバーさん達もいるし!!
こ…これ下さい!!!」


―――

ねこ「………というわけで」

大魔女「なにしとんじゃコラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチチチィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「ほねぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
215創る名無しに見る名無し:2012/04/11(水) 23:10:36.05 ID:52h3lauK
大魔女「あんたらどいつもこいつも役立たずだわねぇーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員ケツを出せやァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あんたらのケツに一生消えない蒙古斑を作ったらァアーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピシャピシャピッシャアァーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「ぐわたァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
フーリャンの手に最悪の武器が渡っちまったァア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「やっぱりフーリャンちゃんの鞭使いは世界一ィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「この鞭良いわね しばらく使わせてもらうわ」

亀「おぉーい どうすんだよ
ねこの稼いだ金の残りは7000円か………」

サナバー「う……うむ…… 7000円あれば安いホテルなら6人でも泊まれるんじゃないか?
ちょっと探してみるか?」

大魔女「安いホテル? はあ?!!!!!!!!!!!!!!
お断りだわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「なんッでこんな辺境で安いホテルなんぞに泊まらなきゃいけないのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せッまいロッカー室みたいなとこであんたらと仲良く雑魚寝なんて冗談じゃないってのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「だったらどうするってんだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前に別の妙案でもあるってのかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ならその妙案ってのを是非とも聞かせてもらいたいねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「普通のホテルに泊まる
私一人で」

ボケ妹「そう来たかくそがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グゴオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
216創る名無しに見る名無し:2012/04/12(木) 13:17:52.71 ID:VZuzZGOQ
そして


大魔女「じゃ 明日ね」
そそくさ

ヒュルルルルル…
ボケ妹「あ…あの野郎…… 本当に一人でホテルとりやがった……」

亀「僕らは野宿か…」

サナバー「今日はそこの土手にあるちょうどいい土管の中で身を寄せ合って眠るか…」

ねこ「なんだかホームレスみたい…」


――― そして

朝……


キキルコッコー!!

大魔女「ン〜〜〜〜〜〜ッ……まぁまぁな朝ね
まぁこんなまぁまぁなホテルだからまぁまぁでもまぁ仕方ないわね
さて…と あいつらは確かあそこの土管の中でみじめに眠ってるはずだけど」
スタスタ

ヒョッ
大魔女「あんたら朝よ!!!!!!!!!!!」

サナバー「ぐーぐー…」

ボケ妹「スピー…」

大魔女「まだ寝てんの こんな所でよく熟睡出来るわね
ちょっと早く起き……………ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!
うさぎ「ボンッ……キュ……ボン………Dカップ…」
むにゃむにゃ

大魔女「寝言で歌っている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あの歌を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガーーーーン!!!!!!!!!!!

大魔女「忘れろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴゴッ… ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロォ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

《土管は土手を転がっていった》
217創る名無しに見る名無し:2012/04/12(木) 13:28:07.82 ID:VZuzZGOQ
土手下


グリグラ「ぐ…… 一体何があったんだ…
大魔女フーリャンと戦っていたのにいつのまにかこんな所で全員倒れていた…
何をされたんだ…くそッ… 何か大魔女の秘密を忘れている気がする…」

兵「グ…グリグラ様…どうします… 撤退しますか」

グリグラ「ならん!!!! 敗走などあってはならない!!!!!!!!!!
リ…リベンジだ…!! あの仲間さえ来なければ勝てたんだ!!!!!!
次のチャンスを待ってもう一度…」


ゴロゴロゴロゴロ…


グリグラ「ん? なんの音だ?」

兵「グ……グリグラ様………」


ゴロロロロロロロロロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


兵「土管が転がって来ます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

グリグラ「何故にーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドガガーーーン!!!!!!!!!!!!!

兵達『あ…当たる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


ゴゴゴォオ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッカアアアァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
グリグラ達『ホームラアァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ビュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きら〜〜〜んっ☆
218創る名無しに見る名無し:2012/04/12(木) 13:46:58.86 ID:VZuzZGOQ
ぱらぱらぱら…

ボケ妹「うごごごご… な…なんて目覚めだ…」

亀「一体何が起きたんだ…?」


ピシイイイイイイイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「起きるのはあんたらよ!!!!!!!!!!!!!! いつまで寝てんのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「お…おいフーリャン 何があってわしらは土手を土管で転がったのじゃ?」

大魔女「さ…さぁ? あんたらの寝相が悪いんでしょ」
くっちゃあぁ〜〜〜

ボケ妹「そのしっちゃかめっちゃかの顔!!!!!!! 絶対お前の仕業だろコレーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「うるさい!!!!!!!!!!!!!!!」
ピシャアッ!!!!!!!!!!!!

ねこ「うにゃぎゃあぁーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!! モーニングウィップが身に染みるーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「そろそろ出発よ!!!!!!! 支度をしなさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
また転がされたいの!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「やっぱりテメーの仕業じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

サナバー「この町を出てしばらくしたらゲーム脳地方に入るぞい」

大魔女「いよいよね… 長かった…」
じぃ〜〜ん…

ねこ「いやホントに」
219創る名無しに見る名無し:2012/04/12(木) 21:35:32.12 ID:VZuzZGOQ
《フウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
時限シティを出たフーリャン一行はいざゲーム脳地方に向けて出発したのであった!!!!!!!!!!!!!!!!
んッほぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつは目が離せNAIYO〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
YES!!!!! YES!!!!!!!! YES!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サディスファクション!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サディスティックサディスファクションYEAHーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ねこ「ど…どうしたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
なんか四角い人のテンションが妙だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なに浮かれてんのよウインドウ嬢」

《やだ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!! わかるぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
浮いちゃってる〜〜〜〜〜〜?!!!!!!!!! 浮いちゃってる〜〜〜〜〜〜〜?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ボケ妹「うん 浮いてるね」
2つの意味で

《メンゴメンゴ!!!!!!!!!! オニメンゴ!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっとテンション上がりまくりんぐで止めがきかないの〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぷぃおっぷぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

サナバー「落ち着け!!!!!!!!!!!!」

《あはっ マジメンゴ☆
私はいいから速く行こうよ☆
なんなら必殺のダイジェストワープしてあげようか?
『そして一行はゲーム脳地方に到着した』ってやつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ボケ妹「いやいいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
220創る名無しに見る名無し:2012/04/12(木) 22:11:00.88 ID:VZuzZGOQ
《そして一行はゲーム脳地方手前まで到着した…》

ボケ妹「使っちまったーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「早く着けるならそれに越したことはないじゃない」

サナバー「なんだか卑怯じゃな まぁいいか」

ねこ「あっ! 見て!!!」


ババァン!!!!!!!!!!!!
【警告! この先ゲーム脳地方】

亀「立て札だぜ!!!!!!!!!!!
おいおい警告ってなんだぁ?」

ねこ「な…なんか怪物でも出てくるのかなぁ…」

うさぎ「怪物こわピョー…」

大魔女「今更怪物が何よ 怪物より私の方が何倍も怖いっての」

サナバー「た…確かにな」

ボケ妹「………この立て札は………
なるほど アレか」

ねこ「ア…アレ? なんなのチロリーンちゃん…」

ボケ妹「入ってみれば分かるよ」

大魔女「ふむ もったいぶるわね
まぁ入って分かるんなら入ってやろうじゃないの」

《はッやく入ろっよー!!!!! 入ろっよー!!!!!!!!》
わくわく

大魔女「…………突入…っと」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《キターーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゲーム脳地方キタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なつかしき我が故郷よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
テッテレー!!!!!!!!!!!

ねこ「そーなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
221創る名無しに見る名無し:2012/04/13(金) 00:06:18.14 ID:+VOm6gmS
《そーなんです!!!!!!!!! サトなんです!!!!!!!!!!!! ヒルナンデスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
どどど〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「そ…そーだったの〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ていうか故郷ってどういう事!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「そ…それは知らんかった…」

《ウインドウ種は世界がまだ一つの大陸だったころに今のこの地に誕生し… 広大な世界へと散らばっていったのです…
ウインドウ種の偉大な旅………グレートジャーニー……》

亀「古ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつらの歴史想像以上に古ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!

《へへっ…こうしてここに立っていると…
土の中から地上に出て来たあの日を思い出すねぇ……》

ゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「お前ら地面から生えてくんの?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
つーか立ってるんじゃなく浮いてるんじゃねーか

《よーし!!!!!!! 久々の故郷だ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな出てこいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ぶわぁ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
【やったぁ!!!! 故郷だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!】

<何年ぶりだろうなぁ!!!!!!!!!!>

{お前ら浮かれるなよーーー!!!!!!!!!}

〔そういうお前も浮いてるじゃねーか〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

[落ち着け落ち着けバーローwwwww]

〈レギュラーウインドウさん!!!!!!! ウンコしていいっスか?〉

《おいこら!!! 嬉しいのは分かるがマナーは守れよ!!!!!!!!
野ウンコ禁止!! 買い食い禁止!!野生ウインドウのナンパ禁止!! むやみなウインドウ行為も禁止だぞ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!》

【<{[〔〈 は〜〜〜〜〜い!!!!!!!!! 〉〕]}>】

サナバー「い…いっぱいおる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガーン!!!!!!
222創る名無しに見る名無し:2012/04/13(金) 02:15:33.89 ID:b1RWfp/L
遠足かよw
223創る名無しに見る名無し:2012/04/13(金) 13:22:55.49 ID:+VOm6gmS
ワーワーキャーキャー

《ごめんなさいね ウチの若いもんが》

大魔女「別にいいけど
あんた………」

《大丈夫!! 故郷だからって浮かれすぎたりはしませんよ!!!!!!!
きちんとウインドウとしての責務は果たしますからっ!!!!!!!!!!!!!!!!!》

大魔女「あぁそう それなら安心したわ
終始そんな浮かれ気味だったら解雇してやろうかと思ってたんだから」

《まったくマスターはおきびしい〜〜〜〜!!! ハハッハァ!!!!!!!》

ボケ妹「お前が雇っていたのか…」

サナバー「ほ…本題に戻ろう
いつまでもこの調子じゃまた長引く
チロリーンちゃん ゲーム脳地方に入ったら後は君の村に向かうだけじゃが 道案内を頼めるかのう?」

ボケ妹「あぁまかせな
でも少し問題があるな もしかしたらこのあたりは…………」

ミュウウウウウウウッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「な…なんだ!!!!!!!!? く…空間が歪む!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「始まったか…!! しかもこの感じは…………ヤバいな
……“誰が残るか分からないぞ”!!!!!!!!!」

大魔女「いったいどういう事なのよ!!!!!! ちゃんと説明しなさい!!!!!!!!!!!!!!!
うッ!!!!? ぁあッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


ミュミュミュミュミュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
224創る名無しに見る名無し:2012/04/13(金) 13:40:23.88 ID:+VOm6gmS
ヒュオオオオオオーーーーーーー…


大魔女「ッつ… 一体なんだったの……
…ん? ………この体!!!!!!!!!!!?」

ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
   /\
  _/   \
 /ニニ÷ニヽ
 /',  .iノハ从〉
 ハヽゝ゚ー゚ノゝ
  > ̄s <つ
 /∪ニニ\ 
  ̄ i__)i__)

大魔女「ち…縮んでいる!!!!!!!!!!!!?
しかもなんなの…!!!? この体…まるで四角形が集まって構成されているかのよう!!!!!!!!!
て…てゆーかあいつらは!!!!!!!!!!!!!!?」
キョロキョロ

みょん
ボケ妹〔それはドット絵だよ〕

大魔女「チロリーンの声をしたウインドウ!!!!!!!!!!!!!!!!!?
意味がまったく分からん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズン!!!!!!!!!!!!!!!!

みょん
ねこ〔にゃーーーん!!!! にゃん達ウインドウになっちゃったよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

サナバー〔理解不能じゃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!〕

うさぎ〔ピョイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

亀⊆僕のだけウインドウの形おかしくね!!!!!!!!!!!!!!!!!?⊇

大魔女「あんたら………
一体全体なにがどうなってこうなったの…」

ボケ妹〔これがゲーム脳地方だ
ゲーム脳地方に入ると世界がゲームっぽくなる
ここは大分レトロレベルの高い場所だったみたいだな…
だからお前の体はレトロなドット絵風になったんだ〕

大魔女「はあ…? じゃああんたらはなんでウインドウなのよ」

ボケ妹「初期のゲームは容量が少ないからパーティなんてもんはないのさ 主人公一人旅…ってこと
このあたり未開拓だからレトロのままなんだなぁ」

大魔女「どういうことなの…」

ボケ妹〔これがゲーム脳地方の仕様なんだ〕

大魔女「仕様ってなによ仕様って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
225創る名無しに見る名無し:2012/04/13(金) 13:59:40.59 ID:+VOm6gmS
ねこ〔そういえばチロリーンちゃんの夢の世界ってゲームの世界だったねぇ〕

ボケ妹〔そういえばそうだね 少なからずこの影響もあるのかな〕

大魔女「しらねーわよ!!!!!!!!!! どうでもいいわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうここは夢の世界じゃないのよ!!!!!!!? 夢編はとっくのむかしに終わったのよ!!!!!!!!!!!!!?
一応ここ現実世界なんだから現実世界らしくしてもらわないと困るわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これじゃ現実世界でも何でもありになるだろうがバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー〔もうすでに何でもありじゃろう〕

亀⊆確かに⊇

大魔女「つーかこの体気持ち悪いわよ 勝手に足踏みしてるし」

ボケ妹〔そういう仕様だ〕

大魔女「しかも体の方向変えられないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
横歩き後ろ歩きになるわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔そういう仕様だ〕

大魔女「仕様ならしようがない なんつってコレ
ってしょうがなくないわ!!!!!!!! いい加減にしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!

ボケ妹「諦めろ そういう地方なんだ」

大魔女「不条理だわ…」

《まぁ戸惑うのも最初だけ!! すぐに慣れますよ!!!!!!!》

ねこ「わ!!!!!? この人誰…!!!!!!!?」

《あら? いつも一緒にいるウインドウですよ》

亀⊆す…すげえ……… まるで絶世の美女…
いやむしろ絶世の美女ってのはこいつのためにあるかのよう…!!⊇

《あぁ 同じウインドウ種になって私の本当の顔が見えるんですね 困ったなぁ》

サナバー〔は…鼻血が…!!!!!!〕


大魔女「ウ…ウインドウの顔………」

大魔女「み…見てぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴゴゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
226創る名無しに見る名無し:2012/04/13(金) 15:10:27.47 ID:+VOm6gmS
大魔女「私もウインドウ嬢の顔みたい見たーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私もウインドウにしなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔私様に言っても無理だよ
地方がお前を一人旅の主人公に決めたんだから〕

大魔女「じゃあコラ地方!!!!!! 私をウインドウにしなさい!!!!!!!!!!!!!!!」

し〜〜〜〜〜〜〜ん…

大魔女「になんとか言えコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジダンダジダンダッッ!!!!!!!!!!!!

ねこ〔ち…地方にキレてる〕

亀⊆なんてやつだ⊇

ボケ妹〔諦めろよ それより進もう
私様が道案内するから〕

大魔女「……一人旅………………なんかあんたらが楽になっただけじゃないの?」
浮いてるだけでいいし

ボケ妹〔そ…そんなわけないだろう
さぁ ここからだと北に向かえば私様の村に着けるぞ〕

大魔女「くそが………覚えてなさいよ…
………ん?」
テク…スッ テク…スッ テク…スッ

大魔女「………なんか一歩進むごとに体が勝手に体勢を整えるわよ」

ボケ妹「あー レトロだから一マスずつしか動けないんだ」

大魔女「マス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズオーン!!!!!!!
227創る名無しに見る名無し:2012/04/13(金) 22:22:45.85 ID:+VOm6gmS
大魔女「なによこれ!!!!!!!!!!!! 一歩ずつしか歩けないの!!!!!!!!!!!!!!!!?
めんどくさッ!!!!!!!!!!!!! なんなのよこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔そういう仕様だ〕

大魔女「うるせー黙れボケーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀⊆相当なレトロだな⊇

大魔女「じゃあ何よ… これから私は一歩一歩立ち止まりながら進めっていうの!!!!!!!!!!?
ッ手間ッ!!!!!!!!!!!!! なんというッッッ手間ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔まぁそういうな ずっとこのままじゃないんだ〕

大魔女「どういうこと?」

ボケ妹〔この地方は土地の開拓具合でレトロレベルが変わる
ここはほぼ未開拓だから8bitの超絶レトロ具合だが
もう少し開拓された場所ならもっと新しい仕様になるぞ〕

大魔女「どういう原理なのよ…」

ボケ妹〔原理っつーか そういう仕様だよ〕

サナバー〔そろそろ仕様がゲシュタルト崩壊してきそうな勢いじゃな〕

大魔女「………もういちいち突っ込むのも面倒だわ…
ならさっさと進めてもっと新しい段階に行くわ…」

ねこ〔フーリャンちゃん頑張ってねぇ〜〜〜〕

うさぎ〔応援するピョオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〕

大魔女(こいつらブッアレす…)
228創る名無しに見る名無し:2012/04/14(土) 13:14:11.60 ID:p816R0oo
亀⊆こうしてフーリャンの一人旅が始まった⊇

《ちょっ待っ!!! 仕事とんないで下さいよ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


大魔女「うるさいわよ!!!!!!!!! まったく」
テック テック テック テック

大魔女「なんでこんな面倒な移動しなきゃなんないのよ…!!!!!!!!!!
こんなんじゃ何日もかかるわ…!!!!!!!」

ボケ妹〔しょうがねーな… なら秘策を教えてやるよ〕

大魔女「秘策?」

ボケ妹〔“Bダッシュ”だ〕
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「Bダッシュ!!!!!? 何それ!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹〔Bボタンを押しながら移動すると一マスずつの移動じゃなくなるぞ〕

大魔女「そんなんがあるの!!!!!!!!!!!? なんで早く言わないのよ!!!!!!!!」

ボケ妹〔いやまぁ……〕

大魔女「で やり方は?」

ボケ妹〔とりあえずBボタンを押せ〕

大魔女「Bボタンってなんなのよ!!!!!!!!! そんなボタンを生まれ持った事ないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私のどこにBボタンがあるっていうの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹〔いや………Bボタンってのはな…つまり……体の………
み…右のおっぱいのアレだよ……… “そのボタン”を押さえながら移動すればBダッシュ…だ〕

大魔女「な…なんじゃそりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズココオオオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


亀⊆なるほど…… それで“B”か…⊇
ゴクリ…

サナバー〔突っ込まんぞ〕
229創る名無しに見る名無し:2012/04/14(土) 13:26:12.74 ID:p816R0oo
―――


タッタッタッタッ
大魔女「速い!!!!!! 速い速い!!!!!!!!! 速いわよ!!!!!!!!!!!!!!!
さっきまでとは大違い!!!!!! これは良いわ!!!!!!!!!!!!!」

ねこ〔良かったねフーリャンちゃん!!〕

大魔女「でも………なんだか………ものすごくみじめ………
ものすごくむなしい……………」
ぽっち〜〜〜〜ん………

ボケ妹〔耐えろ そういう仕様なんだ…〕

大魔女「なんかやる気なくなってきた…」

テレレーテレレーテレーー

うさぎ〔ぴょい!!!!!?〕

サナバー〔この何処からともなく流れる曲は!!!!!!!!!!!!!!!!?〕

ボケ妹〔エンカウントだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ウンコスライムがあらわれた】

大魔女「怪物!!? 全然気配なかったし 湧いたように出てきたわよ!!!!!!!」

ボケ妹〔そいつは敵だ!! 倒さなきゃいけないぞ!!!!!!!!!〕

大魔女「ふん 楽勝よ」
ぐっ…

大魔女「ん? 動かない?!」

ねこ〔そっか!!!!! チロリーンちゃんの夢の世界でもそうだったように ターン制バトル!!!!!!!!!!!
敵とフーリャンちゃん 交互にしか行動できないんだ!!!!!!!!!〕

大魔女「ッッ手間ァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで戦いたくもないのと戦うことになって しかもこんな面倒なやり方で戦わなきゃいけないのよ!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔そういう〕

大魔女「仕様なんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やかましいわボケェ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
230創る名無しに見る名無し:2012/04/14(土) 13:41:19.42 ID:p816R0oo
【ウンコスライムの攻撃】
ウンコスライム「ウンコー」
ドゴ

大魔女「全然痛くないわね」

ボケ妹〔次はお前のターンだぞ!!!!!〕

大魔女「よし!! ………………………」
しーん…

大魔女「攻撃するつもりで動こうとしても体が動かないわよ!!!!!!!! なんで!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹〔そうだった!!!! コマンドセレクトシステム!!!!!!!!!!!!!!
コマンドのカーソルを攻撃に合わせてボタンを押さないと行動出来ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

大魔女「ッん手間ァッアーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
ボタンの次はコマンドと来たもんだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コマンドを合わせるにはどうすればいいの!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹〔目を閉じろ!!!!!!! そうすると見えて来るはずだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

スッ…
大魔女「……!? …!! 見えた!!!!!!
攻撃とか道具とか逃げるとかあるわ!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔カーソルを合わせろ!!!!!!!!!
コマネチをすればカーソルは下に行き 胸を寄せて上げればカーソルは上に行く!!!!!!!!!!!
カーソルを合わせたらAボタン(左のパイオツのボタン)をクリック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それでやれる!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

大魔女「OK!!!! やってみる!!!!!!!!!!!!!!!」

コマネチっ コマネチっ
大魔女「違う!! 行きすぎた!!!!!」

ぐっ ぼい〜ん
大魔女「よし!!!!!!!!!! これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いっけぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


大魔女「私は変態かァアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【フーリャンの攻撃 かいしんの一撃!!!!!!!!】

ズドドオォーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウンコスライム「ウンコッコオオオオオオオオオオーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【ウンコスライムはしんだ】
231創る名無しに見る名無し:2012/04/14(土) 18:54:03.95 ID:p816R0oo
大魔女「なんなのよもう!!!!!!!!!!!!
なんなのよこの地方!!!!!!
なんでコマネチして寄せて上げてビーチクを押して敵をアレさなきゃならないのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!
限度ってもんがあると思うわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
程よく辱められた気分だわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔すまん……………… 恥ずかしながらそういう仕様で………〕

テレレー テレレー テレーー

ねこ〔またエンカウントだよぅ!!!!!!〕

大魔女「くそ!!!!! また寄せて上げる作業が始まるの!!!!!!!!!!!!!!」

亀⊆なんかそれ繰り返してたらバストアップしそうだよな⊇

大魔女「…………」


大魔女「ちっ…しょうがないわね…」
ぐいっ ぐいっ

ねこ〔(真に受けている…)〕


【ちんこスネークが現れた】

大魔女「だらああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぃっ ぐぐぃっ ぐぐぃっ ぐぐぃっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「大魔女マムシ鞭!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビタァア〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ちんこスネーク「ボギャアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【ちんこスネークはしんだ】

大魔女「楽勝」
ぐいっ!!!!!!

ねこ〔まだ寄せて上げている…〕

うさぎ〔フーぴょんつよピョー〕

《それもそのはず マスターのステータスをご覧下さい》

大魔女「ん?」
【HP:255 MP:0 ちから:255 ぼうぎょ:255 はやさ:255 あたま:255 まりょく:0 うん:255 S:§★♂】

《マスターのパラメータはレトロすぎるこの土地ではほぼ全ての数値が限界まで行ってしまっているんです(封印されてる魔力以外)
もう敵なしですよ》

サナバー〔最後のだけ文字化けしとるぞ!!!!! 計れんレベル!!!!!!!?〕
232創る名無しに見る名無し:2012/04/15(日) 13:07:05.56 ID:nvpAZ1N5
§深遠!! ウインドウの世界…§
♂ここではこの世界で活躍するウインドウの役割・序列などを紹介していく…♂

《 》
♂ウインドウ界序列第一位
ウインドウ達からは“レギュラーウインドウ”と呼ばれている
主に状況説明などを担当している
しかし人物の説明やあらすじやモノローグや謎の企画のタイトルコールをしたり なんでもやるぞ
他のウインドウ達の憧れの存在で 若いウインドウ達を牽引するリーダー的存在
フーリャンからは“ウインドウ嬢”と呼ばれていて素顔も超絶美人との事で 基本的には女性らしい
…が ウインドウ種は男にも女にもどちらにでもなれるらしい
年収は1000万を超えるとの噂♂

【 】
♂ウインドウ界序列第二位
通称サブウインドウ
主な役割は初登場人物の名前表示 そして看板や立て札などに書かれた文字の表示など
レギュラーウインドウのサポートも率先してやっている
寡黙だ♂

【 】
♂ウインドウ界序列第三位
似ているがサブウインドウではない
通称TEC “罠管理委員会”の略である
名前の通り この世界の罠やトラップ 仕掛けなどを管理している
不正行為を許さず 罠などに挑んでいる者達がズルをしようとすると警告に入る
しかし多少甘いところがあり さりげなくヒントを言っちゃったりする
フーリャン達を最初に担当したTECは寿退社したため 今は二代目
幸せになった先輩目指して頑張っている恋する乙女だぞ♂

〔 〕
♂ウインドウ界序列第四位
通称レアウインドウ
レギュラーウインドウのサポートが主な仕事だがあまり出番はない
5ファイトに一回出るか出ないかくらいの頻度である♂

< >
♂ウインドウ界序列第五位
通称眼
ウインドウとしての仕事より バイトでやっている記号としての活躍の方が多い しかもバイトリーダーだぞ
フーリャンの眼力の表現として大活躍している
第五位以下のウインドウもいるがほぼ確実に今後出ないので紹介は割愛する…
ちなみに私と§はウインドウではない♂

“ ”
♂彼もまたウインドウではない 記号の者である
しかし外部協力者としてとても貢献している
TECなどよりも高賃金だぞ♂


♂ウインドウ界序列第零位
枠なしのウインドウ種 ウインドウ界の神的存在
地味に頻繁に使われる“そして”や“そのころ”などを担当
レギュラーウインドウも頭が上がらないほどのベテラン
座右の銘は生涯現役♂


♂ちなみにウインドウ種には野生ウインドウというのがいるぞ
野山をかける四角いものが居たら それが野生ウインドウだ
危害を加えることはないので安心して餌付けしてあげよう♂
233創る名無しに見る名無し:2012/04/15(日) 15:16:27.02 ID:nvpAZ1N5
《ここらへんの敵なら一撃で倒せますよ》

大魔女「でも戦い続けるのも面倒だわよ」

ボケ妹〔じゃあ逃げりゃいい コマンドに逃げるってのがあっろ?
それをやればわざわざ戦わなくてもいいよ〕

大魔女「あっそう そんなのがあったんならさっさと言いなさいよ…」

テレレー テレレー テレーー
【ボインデビルが現れた】

大魔女「ちょうど敵だわ 試してみましょ!!!!」
ぐいっ ぐいっ ぐいっ ポチィィィ!!!!!!!!!!!!

【フーリャンは逃げ出した!!!!!!!!
その姿はとてもみじめ…まさに負け犬というに相応しい姿であった…
彼女はこれまでもあぁして逃げつづけて来たのだろう… 嫌なことから全て…
人に笑われ 蔑まれた しかし彼女はそれからも逃げた
見ないふりをして 耳を塞いで 決して受け入れず…逃げて逃げて逃げつづけた
……それが彼女の人生 きっと彼女はこれからも逃げつづけるにちがいない…】

大魔女「逃げれたけどなんかクソムカつくんですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔こればっかりはしようがない仕様だ
この地方では逃げるという行為は犯罪よりも恥とされる
逃げすぎた奴は地方中の晒し者にされる仕様だ〕

大魔女「じゃあ逃げないわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げるもんかコノヤローーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ〔そ…そんな無理しなくても〕

大魔女「逃げて人に馬鹿にされるより敵をブッアレした方がマシよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー〔まったく負けず嫌いじゃな…〕
234創る名無しに見る名無し:2012/04/15(日) 15:33:35.40 ID:nvpAZ1N5
大魔女「うおおーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【えりあし鬼はしんだ!!!!!!】


大魔女「コラァアアーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピチァアアア〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【おしりかおりむしはしんだ!!!!!!】


大魔女「どっせい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【泣きぼくろパンダはしんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!】


大魔女「コルルァアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【団地妻鳥はしんだ!!!!!!!!!!!!!!!!】


大魔女「はぁっ…はぁっ… き…きついは… 戦い続けるのは…!!!!!!!!!!!
HPは満タンでもこのままじゃ鞭を振る腕が先に壊れちゃうわ…!!!!!!!!!!」

《…あら? 知らないんですか?
わざわざ律儀に攻撃する必要はないんですよ
攻撃のコマンドを押したら なんでも適当に行動すれば攻撃した事になるんですよ!!!
例えば鼻糞ほじって弾いても鞭での攻撃と同じダメージになるわけですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!》

大魔女「はやく言えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビタタァアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《あいたーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
235創る名無しに見る名無し:2012/04/16(月) 10:19:09.31 ID:R1mIC0bZ
《ウインドウの助言もありフーリャンはスムーズに進んだ!!!!
やったねウインドウさんっ!!!!!!!!!》

大魔女「図に乗るな!!!!!!!!!!!!!!!」
ピシャアァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ウイブンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


――― そして

大魔女「…これは?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【ダーク洞窟】


大魔女「ダーク洞窟…?」

ボケ妹〔ダンジョンだ おそらくここを抜けないとレトロレベルの低い土地には行けないはずだ〕

大魔女「面倒くさそうね… でも避けては通れないんでしょうね」

亀⊆名前からしてめっちゃ暗そうだぜ⊇

大魔女「ふん… 暗闇なんて私の大魔女眼力を使えば無問題だわよ
…大魔女眼力!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギッ!!!!!!

   (●)  (●)


  し〜〜〜〜〜〜〜ん…



大魔女「…なんか妙ね… なんかいつもより凄みが足りない…」

《あっちゃ〜〜!!!! そうか!! “<>”がいないんだ!!!!!!!!!
あいつもこの地方で休暇してるからなぁ〜〜 今頃どっかのサウナにいますよ!》

大魔女「なんじゃそりゃああああーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ほぁたァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》
236創る名無しに見る名無し:2012/04/16(月) 13:52:59.66 ID:R1mIC0bZ
大魔女「くっ…こんな目じゃ暗闇の先は見通せないわ…!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔多分回り道は出来ないぞ〕

大魔女「…もとより回り道なんてしないわよ!!!!!! 暗くても進んでやる!!!!!!!!!!!!!!!」
ザッ

サナバー〔お…おい 不用意に足を踏み入れちゃ危ないぞい!!!!〕

大魔女「入ってすぐに罠なんてないでしょ!! 問題…」
グサッ

大魔女「ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッピュウゥ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《フーリャンはトゲ床のトラップを踏んだ!!!!》

ねこ〔にゃー!!!!! フーリャンちゃん!!!!!!!!!!〕

サナバー〔だから言わんこっちゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

大魔女「いや入りしなに罠が早速あるなんて思わないじゃない!!!!!!!!!!
ていうかこんな所に罠があったら絶対避けられないじゃない!!!!!!!!!!
設計に問題あると思うわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔久々に不条理 そういう不親切な所もレトロなゲームの仕様なんだよな
今の若者はヌルゲーばっりやってて困る〕

大魔女「知るかーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
237創る名無しに見る名無し:2012/04/16(月) 21:34:54.19 ID:R1mIC0bZ
238創る名無しに見る名無し:2012/04/16(月) 21:39:02.28 ID:2Hm9MXND
けっこう渋い親父だったw
239創る名無しに見る名無し:2012/04/16(月) 21:43:07.58 ID:az37+9HW
ちょwww
ゲームのジャケットみたいだなw
推理系のw
240《もちろん今も乳首を押しているぞ》:2012/04/16(月) 22:34:35.15 ID:R1mIC0bZ
大魔女「くっ… 出鼻くじかれたわ…
つーかくらすぎ… 目の前にやった自分の手すら見えないわ…」
つかつか

ドッ!!!!!!!
大魔女「ブッ!!!!! 壁ッ!!!!!!! くそ…ちくしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそちくしょう!!!!!!!!!! 略してくっしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔暗いから気をつけろよ 壁に手をついて移動した方がいいんじゃないかい?〕

大魔女「そうね…」
すっ… そろりそろり………


ピチャ…

大魔女「ん?」

ドクゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「あいたァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なに!!!!? なんなの!!!!!!!!!!!!!?」

ピチャピチャ… ドクドクゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「あぎゃぎゃああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか水溜まり踏んだら体に痛みがァアーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《毒溜まりですね 踏んだら毒が体を蝕みます》

大魔女「だからなんで前も見えないダンジョンの足場に設置するのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
卑怯よコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔久々に不条理
こういう不親切な所がレトロなゲームの仕様なんだよな
今の若者は…〕

大魔女「それはもういい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!
241創る名無しに見る名無し:2012/04/17(火) 13:57:10.80 ID:lT781y7a
《フーリャンは12時間以上洞窟をさ迷い続けた…》

大魔女「ハァ…… ハァ…… ハァ……いつになったら出口につくのよ…
そろそろ発狂しそうな心持ちになってきたわ…!!!」

ボケ妹〔常人ならすでに発狂してるよ
それに…… この洞窟はさ迷ってるだけじゃ出口には辿り着けないよ〕

大魔女「えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 今更!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹〔すまん 今思い出したんだ〕

大魔女「ふざけんじゃないわよ…ふざけんじゃないわよ…
じゃあどうやったら出れんの!!!!!!?」

ボケ妹〔それは…〕

ピッ
【不正防止!!! TECは不正を許しません!!!!!!】

亀⊆うわぁ!!!! なんか出た!!!!!!!!!!!⊇

ねこ〔ひ 久しぶりだねぇ…〕

《TEC! お前も自由行動のはずだろう?》

【ごめんなさい先輩っ 不正の匂いがしたから飛んできました!!!!!!!】

大魔女「不正って…」

【今 そちらの方にこの洞窟を攻略する答えを請いましたね?
それが不正です!!!!! 不正防止!!!!! 不正禁止!!!!!!!!!】

大魔女「答えを聞いて悪いかコノヤローー!!!!!!!!!!!!!!!!
暗いんじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチィイイーーーーーン!!!!!!!!!!!

【いや〜〜〜〜ん!!!!!!! でもTECは暴力には屈しない!!!!!!!! 断固として不正には反対っ!!!!!!!!!!!!】

大魔女「だったら死ねボケーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その四角い姿を三角形に分けてやるァアーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

【きゃ!!!!!!!!!!!!!!!】


バギャアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


【!!!? …!!!!!! 先輩!!!!!!!!!!!!!!!!!!】

ドン!!!!!! ポタポタ…
《お待ちくださいマスター…!!!!! これ以上こいつに傷をつけないでやってください…!!!!!!!!》

【せ…先輩… なんで……】

《私の大事な………後輩……ッ…ですので…!!!!!!!!!!!》
キラっ…

【先輩……………】
ぽっ…////
242創る名無しに見る名無し:2012/04/17(火) 14:08:46.87 ID:lT781y7a
大魔女「だが断る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズビャアアッ!!!!!!!!!!!!!

《【もごめッぽ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】》

大魔女「いいから答え言え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

【い…言わないですぅ!!!】

《TEC… 固いことを言うな
今は休暇中だ ウインドウの仕事のことは忘れていいんだぞ》

【先輩… でも……でもこんなんじゃ初代TECさんみたいになれません!!!!!!!
私の憧れたあの人のようには!!!!!!!!!!!!!!!!!!】

《………あいつか そういえばお前はあいつに憧れてたな…
………確かにあいつはTECらしいTECだった………だが
……………あいつに憧れるならなおさら もっと甘くなるべきだ
厳しく そして同時に優しかったからこそ あいつは愛されたTECになったんだ》

【…………!!!!!!!!!!!!!!】

《厳しさだけがTECじゃない… ウインドウの世界は…深いぞ…!!!!!!!》

【せん……ぱい………】
ぽろぽろぽろ…

【………先輩の胸… ……あったかい…】

《おまっ…///》


大魔女「シュールすぎるわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチバチチ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《【でりぃ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】》
243創る名無しに見る名無し:2012/04/17(火) 15:05:38.01 ID:lT781y7a
【じゃ…じゃあヒントだけ!!!!! ヒントだけはありにします!!!!!!!
ヒントも私が出しますので!!!!!!!】

大魔女「ちぃ………それで許してやるわ
……じゃあ言いなさいよ 分かりやすく…簡潔にね」

【はい …この洞窟の出口は隠されています
その出口を見つけるには…ある2つのアイテムが必要です
まずはそれを探してください】

大魔女「探せと言われてもこの暗闇でどう探せと…」

【地面を這いながら注意して探せば見つかりますよ】

大魔女「くっ… こんな犬みたいな格好で洞窟歩けっつうの? 許しがたいわよ…
…でも四の五の言ってられないわね」
スッ…

【その物は丸いものですので 触れば分かると思いますよ】

大魔女「そうは言ってもこんなんじゃ見つけるのに何時間かかるか…」
ぺたぺた… ピチャ

ドク〜〜〜!!!!!!!
大魔女「マぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毒溜まりーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

【あ 毒溜まりにも気をつけて】

大魔女「暗いのにどう気をつけろと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ〔フーリャンちゃん……頑張って!!!!!!〕

亀〔僕たちウインドウになってて良かったな…〕

サナバー〔う…うむ………〕
244創る名無しに見る名無し:2012/04/17(火) 19:38:22.36 ID:lT781y7a
そして


大魔女「!!!!!! 掴んだ!!!!!!!! 何か掴んだわよ!!!!!!!!!!!!!!
丸い!!!!!! なんだかぷにぷにしている!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

【それ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うんこですよ】

大魔女「ちくしょーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビタァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ガッ!!!!!!!!!
大魔女「!!!!!! また何か掴んだわよ!!!!!!!!!!!!!!
今度は固い!!!!!!!!!!!」

【それですそれそれ!!!!!!!! もう一つあるはずですよ!!!!!!!!!!!!!】

大魔女「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜………これ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
パッ!!!!!!!!!

【それですね!!!!!!!!!! あとはそれを持って今居る場所の反対側まで行って下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】

大魔女「は…反対側!!!!!!!!? 分からないわよ!!!!!!!!!!!
もちろん道案内するのよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

【そこまでは出来ません
でもその場所まで来たらストップって言いますから!!!!
ファイト!!!!!!!!!】
しゅっ

大魔女「ふざけんなバッ……………消えた!!!!!!!!」

サナバー〔正しい判断じゃな〕

大魔女「じゃあ八つ当たりじゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュン ビタタァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー〔ほんブバリーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕
245フーリャン動画に出てたのか………嬉しいねぇ…:2012/04/18(水) 12:03:22.27 ID:ONKZvROD
そして



ブンッ!!!!!!!!
【スタァアアーーップ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】

ビク!!!!
大魔女「うわビックリした!!!!!!!!!
暗闇ん中なんだからいきなり出たらビビるだろうがボケーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スチャアッ!!!!!!

【タンマタンマ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
その場所こそ例の場所なんデス!!!!!!!!!!!!!!!!! ヒルナンデス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】

大魔女「そうなの!!!!!!!!!!!?
やったわ………… ここまで3時間掛かったわ…」

【その近くに祭壇のようなものがあるはずです
そこに玉を置いてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】

大魔女「……………………これかしら?
…ここに…………こう?」
ゴトリ…

【そしてその祭壇の前でがに股になって腰を振りながら祭壇の前で回り合わせた両手をなんども突き上げ白目と歯茎を剥き
『ベントラベントラお弁当茶色いものばっか! チンチンしゅんしゅん僕もはやく結婚したいぷりぷりチュッチュー』と鼻にかかった声で唱えれば道は開かれます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】

大魔女「なるほど」



大魔女「んなもんヒントもなしで分かるかァアーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッチイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

【ぎにゃああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!】

大魔女「これも仕様なの!!!!!!!!!!!!?
不条理とか理不尽とかじゃなく“無理”よ!!!!!!!!!!! 無理!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹〔でも昔の私様はここを攻略したよ 8歳だったかな〕

大魔女「あんたそん時よっぽど精神追い詰められてたんじゃないの?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!
246創る名無しに見る名無し:2012/04/18(水) 13:10:14.63 ID:ONKZvROD
そして


http://download1.getuploader.com/g/6%7Csousaku/585/120418_125022.jpg





ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…


サナバー〔開いた!!!!!! 開いたぞい!!!!!!!!!!!!!!!〕

ねこ〔良かったねぇフーリャンちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

大魔女「でもなんだか大切なものを失った気がする……」
ずずずーん…


パアアアアアアッ…

亀⊆光だ!!!!! 明るいぞ!!!!!!!!!!!!!!⊇

大魔女「くっ…まぶしすぎる…
今出たら目がやられそう……」

ねこ〔ゆっくり!!! ゆっくり出よう!!!!!!!!!!!!!!!!!〕

大魔女「くっ………」
よろ…よろ…


パアアアアアアアアアアーーーーーーーー…


大魔女「光の中に…出た…!!!!!!!!!
長かった……暗闇の中………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まるで永遠のようだったわ…!!!!!!!!!!!!
これが……外の景色………」
パチ…

ねこ「良かったねフーリャンちゃん〜〜〜〜〜〜」
ピッコ ピッコ

大魔女「ブッ!!!!!!!!!! ねこ!!!!!!!!!!!!!!!!?
なにその体!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ねこ「にゃ!!!!? あ!!!!!!! ウインドウじゃなくなってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもにゃんの体もフーリャンちゃんみたいにドット絵に………って
フーリャンちゃんの体 さっきよりもドット絵が精巧になってるよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「は!!!!! ほんとだわ!!!!!!!! 三色じゃなくなってるわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
247創る名無しに見る名無し:2012/04/18(水) 16:56:53.47 ID:ONKZvROD
ボケ妹「どうやら開拓レベルがあがったみたいだね」

大魔女「あんたらも!!!!!!!!!!!!!!」

亀「うおお!!!!! ドット絵か〜〜〜!!!!!! 味があるぜぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!
この姿は写真にとらねぇとなーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カシャカシャッ

ボケ妹「だいたいファミコン後期レベルくらいかね」

大魔女「ファミコンって何よ」

ねこ「良かったねフーリャンちゃん!!!!!! もう一人じゃないよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「そうね 良かった」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
大魔女「これであんたらに思い切り体罰が出来るってもんよ…」

サナバー「な…なにぃーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「このクソボケ共がァア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人の苦労も知らずにウインドウになって楽にしやがってぇえええ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュンヒュン バッチィイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『うぎゃあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』



―――

亀「なぁなぁせっかくみんなゲームになったんだから全員のステータス比べようぜ!!!!!!!!!!」

大魔女「あんたマゾなの?」

ボケ妹「やめときな…」

サナバー「知らない方がいい事だってあるんじゃぞい…」

ねこ「虚しくなるだけだよぅ…」

亀「なんだ揃いも揃ってその反応!!!!!!!!!? 失礼だぜ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!
248創る名無しに見る名無し:2012/04/18(水) 17:46:02.50 ID:ONKZvROD
亀「お前らいい加減ナメすぎだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕は幾多の戦いを経て成長したんだぜ!!!!!!!!!!!!!!
見ただろうレレイロウでの一歩もひかない戦いっぷり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
PHソードで敵を薙ぎ倒していく武勇を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「それは武器の性能のおかげだろ」

大魔女「あんた冷やし女から攻撃喰らって随分と気絶してたわよね」

サナバー「知らない方がいい事だってあるんじゃぞい…」

亀「く… るせぇ!!!!!!!! 見る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見るったら見るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウインドウオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ステータスを見せろォオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ウィ〜〜〜〜ン

フーリャン【HP:400 MP:0 攻撃:400 防御:400 素早さ:400 頭:400 魔力:0 運:400】

ねこ【HP:400 MP:400 攻撃:400 防御:400 素早さ:400 頭:400 魔力:400 運:12】

サナバー【HP:400 MP:400 攻撃:400 防御:400 素早さ:400 頭:400 魔力:400 運:400】

チロリーン【HP:400 MP:0 攻撃:★§☆※ 防御:400 素早さ:400 頭:400 魔力:0 運:400】

うさぎ【HP:400 MP:0 攻撃:400 防御:400 素早さ:400 頭:26 魔力:400 運:400】

エンデリル【HP:362 MP:219 攻撃:306 防御:266 素早さ:157 頭:386 魔力:190 うんこですよ:399】



亀「軒並み限界達成するなかで僕だけ限界達成してるのなし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
最後のうんこですよって何!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガガガーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
249創る名無しに見る名無し:2012/04/18(水) 17:54:51.33 ID:kOcdxtGu
微妙w
250創る名無しに見る名無し:2012/04/18(水) 18:04:53.70 ID:ONKZvROD
大魔女「だから言ったのに…」
ズーン…

亀「待て!!!!!!!!!!!!! これは巧妙な罠だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕はまだ信じぬ……信じぬぞォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「信じろよ これが現実なんだよエンデリル………」

亀「だ…だったらこの地方でいっぱい敵を倒し経験値を積み レベルを上げて強くなってやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お前ら今に見てろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 僕の成長の幅は末恐ろしいぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「はいはい
先を急ぎましょう」

ボケ妹「そうだね」


―――

テレー テレー テレレーー

亀「敵だァア〜〜〜〜!!!!!!!!!! 僕にまかせろォオオーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

―――

テレー テレー テレレーー

亀「お前ら手を出すんじゃねぇぜ!!!!!!!!!!!!? こいつは僕の敵だァア〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

―――

テレー テレー テレレーー

亀「はぁはぁ………経験値を…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

大魔女「亀は?」

ボケ妹「棺桶になってる」
251創る名無しに見る名無し:2012/04/18(水) 22:14:44.01 ID:yxxNPUn0
そして

亀「ぐ………死ぬかと思ったぜ…!!!!!」

大魔女「いや実際死んでたわよ」

ボケ妹「まったく 貴重な復活草を使わせやがって」

亀「く…すまねぇ だが僕は強くなりたいんだ!!!!!!!!!!!!
強くなるために僕は敵を倒し経験値を積まなければならないんだよ!!!!!!!!!!」

ボケ妹「エンデリル そのことだが落ち着いて聞いてくれ」

亀「なんだ?」

ボケ妹「お前が頑張ってるから言いづらかったんだけど………
ここで経験値を得ても意味ないよ」

亀「そーなの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガガガーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「経験値なんて飾りですよ」

ガク…
亀「なんてこった……じゃあ僕の努力は無駄だったってのか………
くそーーーーー!!!!!!!!! ちくしょーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! くそちくしょおーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
略してくっしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうしたって僕の立ち位置は変わらないのか…!!!!!!!!!!!!!!
僕はいつまで経っても最弱キャラなのかーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くっしょう!!!!!!!!!!!!!! こんな僕は……ここにいていいのかなぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「エンデリルさん…………」

サナバー「エンデリル君 君は必要じゃ」

亀「サニー…!!!!!!?」

サナバー「君みたいな噛ませ犬のやられ役キャラは必要じゃ
これからも頼む」

亀「それ慰めてるつもりか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「まぁまぁ ここはまだレトロレベルが高い
レトロレベルが変わればステータスの計測方も変わる
この土地のステータスがお前の全てじゃないんだ 希望は捨てるな」

亀「そ…そうなのか…!!!!! よ…よっしゃ!!!!!!!!! じゃあ速く次の土地に行こうぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「そろそろ土地が変わるはずだが…」

うさぎ「ピョ…ピョイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「!? なに?!!」
252創る名無しに見る名無し:2012/04/18(水) 23:13:37.13 ID:yxxNPUn0
うさぎ「ピョイ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!! ピョユピョユ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なんなのよもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! また発…………ハッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ど〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

         ∩
         //
        // ∩_∩
        | |'´   ',
        | |´i二^^ニ!  
        | | ∪゚ヮ゚ノ∪ 
        \    \ 
          |    l |  カクカクカク
          |    | |
         /    /| |
         |   / | |
         |  | |  U
         | || |
          | / | |
         // | |
        //  | |
       //   | |
       U    U


大魔女「きッもオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バチンバチンバチィイイーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

うさぎ「ぎゃぴーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「うさぎなんなのそのカッコオ!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザッ


「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

         ∩
         //
        //
        | |" ̄`∧
        | | ノノリルハ>
        | | ゝ゚ヮ゚ノゞ  NANYAAAAAAAAAAAAAAAーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
        \    \ 
          |    l |
          |    | | カクカクカク
         /    /| |
         |   / | |
         |  | |  U
         | || |
          | / | |
         // | |
        //  | |
       //   | |
       U    U


大魔女「増えたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
253創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 00:17:04.14 ID:xkcKg9yG
254創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 00:30:05.56 ID:xkcKg9yG
ねこ「なにゃこらあああああああああああーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「怪異じゃ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!! 怪異がおきたぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
狐じゃ!!!!!!! 狐の仕業じゃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!

ボケ妹「落ち着け 仕様だ」
カクカクカク

大魔女「チロリーン!!!!!!!! キモ!!!!!!!!!!!!!!!
あんたまで!!!!!? キモ!!!!!!!! キモさ三乗だわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「どんだけキモさが上増しされてんだ!!!!! コンニャロ!!!!!!!!!!
お前も来な!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グイッ

大魔女「ぐわ!!!!!!!!!!! …はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うあああ…」
ぎにゅうううううううううううううううううううううううううううう…

大魔女「Uwaaaaaaaaaaーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカクカク

ボケ妹「これがこの土地の…いわゆる“ポリゴン”だ」

大魔女「こ…これで…レトロさが下がったの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
すこぶる気持ち悪いわよ!!!!!!!!!!!
なんか動きづらいし…そもそも動きがおかしい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カックカックカックカック

亀「確かにドット絵の方が味があったな…」

ボケ妹「…最初はそんなもんだ そこから進歩していったんだよ ゲームは」

大魔女「いやでもなんでもかんでも頭身を高くすればいいってもんじゃないわ!!!!!!!!!!!!!!!!
ゲームなら!!!!! ファンタジーならもっとデフォルメしていいと思う!!!!!!!!!!!!!
よってこの姿は論外!!!!!! キモい!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドット絵サイコー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!

ボケ妹「くっ まるで懐古厨のようなやつだ…」
255創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 00:51:04.34 ID:xkcKg9yG
サナバー「まぁまぁ ここでグラフィック談義しても意味なかろう」
シュッ

大魔女「何よそのカッコつけた立ち方 超気に入ってるっぽい感じ」

サナバー「き…気に入ってないし!!!!!!!!!
(確かに8頭身には憧れていたが)」

亀「土地が変わったんだな…!!! じゃ…じゃあ!!!!!!!
ステータスだ!!!!!!!!!! 本当のステータスを見せてくれーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウィン
大魔女【HP:847 MP:0 攻撃:705 防御:693 頭:818 素早さ:712 魔力:0 運:839 匂い:いい匂い】

ねこ【HP:900 MP:419 攻撃:534 防御:999 頭:661 素早さ:999 魔力:404 運:12 好きな痛み:踏まれる】

サナバー【HP:542 MP:999 攻撃:474 防御:452 頭:999 素早さ:650 魔力:999 運:890 好きな食べ物:やっぱりチェリー】

うさぎ【HP:833 MP:0 攻撃:999 防御:416 頭:30 素早さ:800 魔力:0 運:999 発情期:9月】

チロリーン【HP:999 MP:0 攻撃:960 防御:851 頭: 素早さ:700 魔力:0 運:499 トレーニング:1日5時間】

エンデリル【HP:362 MP:219 攻撃:306 防御:266 素早さ:157 頭:386 魔力:190 運:999 便:快便】


亀「変わってなくね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴゴゴーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
256チロリーン 頭:700:2012/04/19(木) 01:05:44.43 ID:xkcKg9yG
亀「変わってなくね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
僕のステータス変わってなくね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「あ…あれぇえ〜〜〜〜? おっかしいなぁああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

亀「お前ら強!!!!!!!!!!!!!!
鬼強!!!!!!!! 人間じゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「うん まああんた今までよくこの数値でついて来たわね
武器様々ね」

サナバー「現実は非情じゃあ…」

亀「し…しんじられない!!!!!!!!!!!!
ここまでの差があるなんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
僕は井の中の蛙………いや!!!! 超人の中の一般人だったのかーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「やっと気付いたの」

サナバー「ま…まぁ君もそれなりに人間離れしてると思うぞ?」
色んな意味で

ねこ「そ…そうだよぅ それに運なんて限界いっちゃってるよぅ
すごいじゃん!!」

亀「運………運が高いからってなんだってんだァーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろこれだと僕が運だけで生きてきたヤツみてぇじゃねぇかーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「実際そうでしょ」

うさぎ「でも快便ぴょよ〜〜〜〜〜〜〜」

ボケ妹「…ほ 本当だねぇ!!!!!! すごいじゃないが!!!!!!!!!!!!!
快便の申し子じゃないか!!!!!!! よっ!! THE快便マン!!!!!!!!!!!」


亀「やった〜〜〜〜!!!!!!! って嬉しくないわーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギャアァ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
257創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 02:04:19.39 ID:xkcKg9yG
亀「父さん…母さん… ここまでみじめな気持ちになったのは初めてです…
そのうち実家に帰ります…」
めもめも

ボケ妹「なんつー手紙書いてんだ!!!!!!!!! バカな事言うんじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「そうじゃ!!!!!! 自信を持てエンデリル君!!!!!!!!!!」

ねこ「そうそう!!!! エンデリルさんの吟遊詩人魔法にはすっごい助けられたのに!!!!!!!!
ステータスなんてそれこそ飾りだよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「本当か…?」
パアァ…

サナバー「本当本当!!!!!! マジじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「フーリャン………お前はどう思う…?」

大魔女「あ?」

サナバー(ぬわーーーー!!!!!!!!!!!!
何故フーリャンに振るんじゃ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつ絶対傷つける事言うぞい!!!!!!!!!!!!!!!!!!)

大魔女「んーーー まぁあんたは実際クソ弱いわね アホほど弱いわ」

ガーン!!!!!!!!!!!!!!!
亀「こがぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「でも私からしたら羨ましい才能もあるわねぇ
例えばその図々しさ? 弱いくせに出来ると思ってる謎の自信?
そういう度胸は大したもんだと思ってたけど…
そんな様子じゃもうそれも無さそうね」

亀「………!!!!」

大魔女「精神力の強さは意志の強さ 意志の強さは本物の強さに変わることだってあるのよ
あのままのあんたなら今は弱くてもそのうち強くなる見込みもあったのに
残念ね さようなら」
カクカクカク

亀「………!!!!!!!!!!! ま…待てい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「ん?」

亀「お前………僕を置いていくつもりかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
お前ら僕がいないと大幅な戦力ダウンだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今まで何回助けてやったと思ってんだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほらほら今の話は風に流して気を取り直して行くぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前らこの僕について来いや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 僕がお前らを引っ張るぜ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「エ…エンデリル」


大魔女「ふん それでいいのよ まったく世話をやかせるわ」

ねこ「フーリャンちゃん…」
じ〜〜〜ん…
258創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 02:37:14.16 ID:xkcKg9yG
――― なんやかんやあった末…


バーン!!!!!!!!!!

大魔女「なに…? 普通の体に戻った…?!!!
これは!!!!!?」

ボケ妹「レトロさが完全に消えた!!!!!!!!! それが最新のグラフィックボディだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「おぉ!!!!! まるで本物じゃ!!!!!!!!!!!
すごい立体的じゃな!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「本物よりリアルだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「どういうことなのそれ…」

大魔女「チロリーン これはつまり…」

ボケ妹「あぁ ここは完全に開拓された場所さ
道も舗装されてるだろ?」

サナバー「確かに…アスファルトじゃ…」

大魔女「ふう……もうレトロはこりごりよ…」

ボケ妹「そして………見な
あそこが私様の村… RPG村さ!!!!!!!!!!!」


ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


サナバー「あ…あれが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「こいつぁ立派だ 村っつーか町だな」

ボケ妹「はは…変わらないな… 帰るのは…2年ぶりくらいかな……」

大魔女「あそこに私の魔力を戻す方法があるのね… 行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ

ボケ妹「あ!!!! おい待て!!!!!!!!!!!!!」
ダッ



――― 村内

キッ!!!!!!!
大魔女「ん!!!!!? こ…これは…」

ダダダ…
ボケ妹「はぁはぁ……お前急ぐのは分かるが…なにも走らなくても………
はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
259創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 02:49:55.34 ID:xkcKg9yG
わいわいわい

村人達『チロリーンちゃん おかえりーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《なんと!!! 村人達が横断幕を掲げてフーリャン達を迎えた!!!!!!!》

みんな『なにこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブブブー!!!!!!!!!!!!!!!!!

ばばあ「おぉ…あのかわいいかわいいチロ娘がこんなべっぴんさんに成長しおって…」

ボケ妹「コツおばあちゃん!!!!!!! な…なんの騒ぎだいこりゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

青年「へへっ また一段と筋肉が増してんなー 格闘家の俺も形なしだぜ」

ボケ妹「プンタ!!!!!」

プンタ「お前の戦いはずっと見てたぜ だからこの村に帰る事も分かってたのさ」

ボケ妹「ずっと……見てた?」

プンタ「知らなかったのか お前の行動は常にカメラに映され この地方のローカルTV局を通して放送されてたのさ」

ボケ妹「はあ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
カメラ…!!!!? 放送って…!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
バッ

亀「いや僕じゃねぇぞ」

《私です》

ボケ妹「ウ……ウインドウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

《すみません 私 あなたをカメラにうつしてその映像をテレビ局に流していたのは私です》

ボケ妹「なんで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガガガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!
260創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 03:07:16.74 ID:xkcKg9yG
《あなたの1日はこの村で番組として放送されてきました
あなたがマスター達に加わったその日から》

ボケ妹「ま…待て… まったく意味が分からん…混乱してきた……」

プンタ「説明は聞くより見るが一番だ 新聞のテレビ欄を見てみろ」

ガサ!!!!!!!!
ボケ妹「!!!!!!!!? !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


7:00〜8:00 チロリーンちゃん起床! 実況ラジオ体操&朝食
8:00〜11:00 チロリーンちゃん朝のトレーニング
11:00〜11:57 チロリーンちゃんのボー…顔 にらめっこ大会
11:57〜12:00 チロリーンちゃんの3分クッキング!(カップラーメン)
12:00〜12:30 ラーメン食べるチロリーンちゃんでいいとも!!
12:30〜14:00 チロリーンちゃんの昼のトレーニングでごきげんよう
14:00〜16:00 悪の巣窟の町を正していくチロリーンちゃん 密着!!
16:00〜16:30 チロリーンちゃんの背筋百景
16:30〜17:00 チロリーンちゃんの夕方トレーニング
17:00〜19:00 スーパーチロリーンちゃんニュース
19:00〜20:00 華麗なるチロリーンちゃんの夕食
20:00〜22:00 チロリーンちゃん 夜のドキドキトレーニング
22:00〜22:30 ポロリはないよ!! 入浴! チロリーンちゃん!!!
22:30〜23:30 歌うチロリーンちゃん
23:30〜2:00 ゲームをするチロリーンちゃん 実況
2:00〜 チロリーンちゃん就寝!! 360度角度の寝顔集!!!!


ゾゾォーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「な…なんじゃこりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

プンタ「こんな風に この町ではお前の24時間全てが放送されてるのさ」

ボケ妹「プライバシーなさすぎだろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガガーン!!!!!!!!!!!
261創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 08:09:14.45 ID:xkcKg9yG
大魔女「あひゃひゃひゃひゃ!!!!!!!!! 良かったわねチロリーン!!!!!!!!!!!!!!!!
よっ!!!! TVスター!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「ウインドウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てんめェ人の許可もなくなにしてんだコラァアアアアア〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《し…仕方ないじゃないですか!!!!!!! 頼まれたんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ボケ妹「頼まれた!!!!!!!!? い…一体誰にだってんだい!!!!!!!!!!!!!?」

《あなたのお父さんですよ》

ボケ妹「父ちゃんかよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズコォー!!!!!!!!!!!!!!!

亀「父ちゃんかよ!! 24時間監視って… 随分行き過ぎた過保護だな」

おばさん「チチスさんは昔からチロちゃんにあまあまだったからねぇ ほほえましいよ」

ボケ妹「いやほほえましくない!!!!!!!!!! 笑えないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「ストーカーみたいじゃなぁ…」

ボケ妹「ま…まったく気づかなかったよ… これからはそんな事させねぇからな…!!!!」

プンタ「え〜〜〜〜〜!!!!!!!? やめさせんのかよ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
お前な番組 この村の視聴率100%だぜ!!!!!?」

ボケ妹「番組じゃねーよ!!!!!!!! 盗撮だろコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


??「チロリーン!!!!!! チ…チロリーンなのか!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


ボケ妹「?!!」
262創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 13:20:09.22 ID:xkcKg9yG
男「おぉ……チロリーン!!!!!!!!
チロリーン………だよなっ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「お…お前!!!!!!!!!!!!!!!」

ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!
《厳かなローブを着た気さくな男が現れた》

男「はは…… 本物だ…テレビのまんまだなぁ…
サインくれサイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「な…何言ってんだバカ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「くくっ 冗談だ
いやしかし…変わってないなっ…!!!!!!!!!!!
いやでも 筋肉に磨きがかかったんじゃないか? 特にこの二の腕なんてさっ!!!!!!!!!!!!」
もむもむ

ボケ妹「さ…触んじゃねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァーッ

亀「なんだなんだ 嫌に馴れ馴れしい野郎だぜ」

大魔女「ふぅん ただの関係じゃなさそうね
なんなのよチロリーン」

ボケ妹「ただの関係だよ!!!!!!! 他にどんな関係があるってんだいっ…!!!!!!!!!!」

プンタ「わはは ただの関係な事あるもんか こいつはチロリーンの元カレだよ」

みんな『えぇえーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ブッブブブー!!!!!!!!

あせあせ かーっ
ボケ妹「ち…ちがうよ!!!!!! そんなんじゃないって!!!!!!!! ただ昔一緒にパーティ組んでただけさ!!!!!!!!!!!」

プンタ「バカ言ってんじゃないよ あんだけラブラブだったのによ〜〜」

ボケ妹「ち…血だるまにするぞお前!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

大魔女「チ…チロリーンに元カレ…? ゆ…夢よそんなの…」
わなわなわな… ぱくぱくぱく…

男「どうも チロリーンの元カレのタイムです ジョブは賢者をしています!
気軽に“賢者タイム”とでも呼んでください!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!

みんな(け…賢者タイム………)
ズズーン…
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…
263創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 14:52:45.34 ID:xkcKg9yG
亀「元カレぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズズーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「うそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「な…なによ元カレって?!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっ 待ちなさいよおかしいでしょ!!!!!!!!!!!!? あんた変態!!!!!!!!!!!!!?
元カレじゃなくて元カノでしょ普通!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「私様は女だバカヤロー!!!!!!!!!!!! なにが普通だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「あぁもうわかんない…何もかもが………」
ガタガタガタ

大魔女「まさか……筋肉で脅されたの?」

ボケ妹「ち…違うよ!!!!!!!!!!!!!!!!! なんだ筋肉で脅すって!!!!!!!!!!!?」

大魔女「じゃあ罰ゲーム!!!!? そうなんでしょう?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「違うっつってんだろがァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰が罰だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 誰が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんだけ信用出来ねーんだよ!!!!!!!!!!!!!!!」

タイム「脅しでも罰ゲームでもないさ 私とチロリーンは…お互いを好き合って付き合っていたんだよ」

ボケ妹「そうだそうだ!!!!!!!!!!!!!!!!
両思いだぞコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…は…はうあ!!!!!!!!!!!!!」
ピキィーンッ…

プンタ「わははは 藪蛇だったな」

ボケ妹「…………!!!!」
か〜〜〜っ…
264創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 15:43:08.07 ID:IYZsINmS
名前ひでぇwww
265創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 19:36:52.95 ID:xkcKg9yG
大魔女「両思い!!!!!!!!!!!!!!!!?
りょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜おもいぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
両重いって『両開きの扉が重い』の略でしょ!!!!!!!!!!!!!!!?
元カレってのも『元栓抜いたら湯舟のカレイが逃げた』の略なんでしょ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「いや意味分からんぞ」

ねこ「チロリーンちゃんにこんなカッコイイ彼氏がいたなんて…」

大魔女「バカねこ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あんた騙されてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まんまと騙されてるわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはタチの悪いドッキリよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつら後でネタバラシして私らを笑い者にするつもりなんだから!!!!!!!!!!!!!!!!!
趣味悪い村よ!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「どんだけ信用してないんだよ
多分本当に彼氏さんだぜ」

大魔女「いいや!!!!!!!! ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 絶対ないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…そうだ!!!! ドッキリじゃなきゃこれはこの村の祭よ!!!!!!!!!!!!!!!!!
荒神『銚釐鈴』を鎮めるために村の男がその身を銚釐鈴に捧げるおぞましき生贄の儀式…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロリーンはその銚釐鈴の仮の姿であり あの男が贄………
まだこんな邪習を行っている村があるとは…………なんと恐ろしい…………」

ボケ妹「誰が荒神だ
んな祭ねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「じゃああれ? この村の成人の通過儀礼?
ハタチになる男はチロリーンと婚約しなければならないとか?」

ボケ妹「人を苦行みたいに言うんじゃねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォオーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
266創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 22:38:06.74 ID:xkcKg9yG
タイム「やめてくれないか!!!!!!!」

大魔女「あ?」

タイム「これ以上私のチロを侮辱しないでくれ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!

ねこ「チ…チロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッハァアーーー!!!!!!!!!!!

タイム「チロはぁ…… チロはなぁ……とっても傷つきやすい子なんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!
昔 プール教室の時に間違えて男グループに混ぜられた時なんて1週間落ち込んでたんだぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「や…やめろ!!!!!!!! あの日見た着替え部屋の景色はトラウマなんだッ…」

タイム「あの日が私とチロの初めての出会いだったね…」

大魔女「チロがチンをモロに見たわけね
…で? どうだったの? 賢者の賢者の石は」

ボケ妹「賢者の石ってなんだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ

タイム「やめないか!!!!!!!!!
チロは恥ずかしがり屋なんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
君も女の子なのになんてはしたない言葉を口にするんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チロの女の子らしさを少しは見習ってほしいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「女の子らしい…? この…チロリーンが…?
あんたねぇ!!!!!!!!!!! いい加減にしなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたその言葉は…チンコを綺麗な花と言ってるのと同じくらい常軌を逸した事なのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「どんだけひでーんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
267創る名無しに見る名無し:2012/04/19(木) 22:39:50.36 ID:a2Ep8ALw
ひでえwww
268創る名無しに見る名無し:2012/04/20(金) 13:31:04.13 ID:HYniuY+o
大魔女「あんたは洗脳されてるわ… あんたの目は何を見てるの?
よく見てみなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グイッ

タイム「ぐわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ミギミギミギミギ…
大魔女「その目を見開いてちゃんとよく見てみなさいよ!!!!!!!!!!!!!!
え!!!!? こいつが女の子らしいっての!!!!!!!!!!?
ええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
グイィィーーッ!!!!!!!!!!!!!

タイム「ぐわぁーーー!!!!!!!!!!!! 眼球が飛び出るーーー!!!!!!!!
眼球が飛び出るーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「やめろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシィッ!!!!!!!

タイム「く………」
ドサァ

ボケ妹「大丈夫かい」

タイム「うっ… あ…あぁありがとう…
………変わらないな その優しさ…
あの時……プールの時もそうだったね… いじめっ子に水着を剥かれてお尻太鼓されていた私を…君が助けてくれたんだ…
その時から私は君を好きになったんだ…」

ボケ妹「そ…そうだったかね…」

ねこ「……にゃひひ 2人って付き合い長いんだねぇ…」

ボケ妹「そ…そうだね もう10年以上にはなるかなぁ…」

タイム「それからずっと一緒だったんだよ」

ねこ「そ…そうなんだぁ… なんかいいね……」
きゅん…

ズイッ
大魔女「そんなクソ馴れ初めはどうでもいいのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかくそいつの賢者の石はどうだったのかってのを教えなさいよこのボケーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「なんでそんなに知りたがってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!
269創る名無しに見る名無し:2012/04/20(金) 13:47:11.17 ID:HYniuY+o
ボケ妹「あ…あぁもう 私様達はこんなところで思い出話してる場合じゃないんだ
取り巻きも散れ散れ!!!!!!!!! 言っとくけどもう私様の盗撮番組は終了だからな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人達『ちぇー』
そそくさ


ボケ妹「…ふう 静かになったな
………タイム 私様が盗撮されてたんなら 私様達が何しに来たかも分かっているよね」

タイム「あぁそりゃあ当然さ みんな知ってるよ
もちろんチロのお父様にお母様もね
……家でお待ちだよ」

ボケ妹「そ…そうか わざわざ来ないって事は“アレ”は今もまだ続いてるんだね」

亀「アレ?」

ボケ妹「ふぅー……面倒だな… 色々説明もあるし………
じゃあ行こうよみんな」

大魔女「待ちなさいよ なに話を逸らしてんのよ
そいつのチンコのデカさを言えっつってんでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「しらねーよ!!!!!!!!!!!!!! 何がお前をそこまでつき動かす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

タイム「その質問にチロが答える事はない 私が答えよう
このくらいだ」
ビシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「答えなくていいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!

タイム「いや このくらいかな?」
チョイ

ボケ妹「正確性はどうでもいいんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーか答えなくていいっつーのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「はあ? その程度……?
………はッ」

ガーン!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイム「鼻で笑われた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
270創る名無しに見る名無し:2012/04/20(金) 22:26:17.05 ID:HYniuY+o
大魔女「あんたその程度なの?
その程度で男名乗ってるわけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ちゃんちゃらおかしいわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それじゃあまだ亀の方が強いわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「ッッしゃあ!!!!!!! 勝ったぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!
………まだ覚えてたのか」

タイム「な…なんだと… 私の…これが…………これが…………」
ビッ…

大魔女「まったくチロリーン… あんたの男ってこの程度?」

ボケ妹「ど…どこ見て評価してんだよお前は…」

大魔女「そこのサナバーなんて外の見た目の割にそらおそろしいわよ
見せ付けてやりたいほどだわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「なッ… お…お前なぁ!!!! な…何を変な事を言うんじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
テ…テ…テキトーな事抜かすでないぞ」

大魔女「テキトーじゃないってのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見たから言ってんのよこっちは!!!!!!!!!!!!」

ドーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「み…みた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

亀「サニーのチ○コを見たってのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「う…嘘をつくな!!!!!! い…いつ見たと言うんじゃ…!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「あんたが寝てる時に……」

ガガガーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サナバー「な……なにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…何故にィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「つい……」

サナバー「嫌ぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんてことをしてくれとるんじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
わしもう結婚出来ないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「ほんとなにしてんのフーリャンちゃん…」
ずーん…
271創る名無しに見る名無し:2012/04/20(金) 22:33:44.94 ID:UGSGKAbZ
ほんとなにしてんのw
272創る名無しに見る名無し:2012/04/20(金) 23:43:58.98 ID:hiQLw5IQ
ほんとになにやってんだwww
273創る名無しに見る名無し:2012/04/20(金) 23:57:56.91 ID:HYniuY+o
大魔女「お? こら まいったか? お?
うちのサナバーなめんじゃないわよ? あんたのカス男なんてメじゃないわよ?
お? やってやっぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見せてやっぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!! やれサナバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「何をじゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう……もうやめてくれ………」

大魔女「なに言ってんのよ!!!!!!!
あんたは勝ったのよ!!!!!!!!!!!
股間を張りなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「胸を張れみたいに言うなーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「お前らやめろよ!!!!!!!!!!! フルスロットルか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なら 潔く負けを認めなさい
『私達はカスカップルです
女の子らしさ皆無の私と矮小ちんこが意気がってごめんなさい』と!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「なんでそこまで卑屈にならなきゃいけないんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ぷるぷるぷる…
タイム「いい加減に………
いい加減に…………しろォオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゴォオオーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
274創る名無しに見る名無し:2012/04/21(土) 01:05:28.30 ID:7K42vXBd
タイム「いい加減にしないか……!!!! もうほんとに…いい加減にしてくれ…!!!!!!!!!」

大魔女「なになに? キレちゃってる?
あんたはちんこも小さい上に器も小さいのね!!!!!!!!!!!!!!!!
あんたは一級物の笑い者だわねぇ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うぃ〜〜〜〜!!!!!!! ういぃぃ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
http://download1.getuploader.com/g/6%7Csousaku/585/120418_125022.jpg

ブッチィイイーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
タイム「黙りやああああああああああああああああああああこのクソビッチがよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「お…おいどうした!! 彼氏さん!!!!!!!!!!!!!!!!?」

タイム「ブチギレとんじゃあ!!!!!!!!! 見りゃ分かるやろがァ!!!!!!!!!!!!!!!! 堪忍袋プチーンやで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめぇのこれまでの発言には心底ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
心底精神が煮え繰り返ったわァアアーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人のかわいい彼女を荒神だの苦行だの女の子らしくないだの筋肉ゴリラだの言いおってよォオオーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめぇーはなんぼのもんやっちゅー話やボケカスコラァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それにさっきかちんこちんこちんこちんこちんこちんこちんこ連呼しよってよおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめぇは盛りのメスネコかボケコラカスコラァァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てめぇみてぇな品のねぇ女がいるから世間の女性達がまとめて下品に見られるんやぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほんッッまッ!!!!!!!!!!!!!!!!! ほんッッッまッッ信じられへん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそッッ!!!!! くそッッ!!!!!!!! 人の象徴を好き勝手にいいよってよォオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その男のちんこがおれよりデカかろうが徳はおれの方が上なんやぞォーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうやァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!! まいったかボケコラカスゥゥーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ちんこと徳は関係ないでしょ」

ボケ妹「落ち着けタイム!!!!!!!!! 筋肉ゴリラは言ってない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

タイム「はぁ…ッはぁッ………ふッっ…………
………す…すまん………落ち着いた………」

ねこ「落ち着いたんだ…」

タイム「私はカッとなると人が変わったように捲し立てるクセがあるんですよ…すみません…
でも興奮が最高潮を迎えると一気に落ち着くんです ほんとすみません お騒がせしました」

大魔女「へぇそうなの さすが賢者様ね」

タイム「いやぁそれほどでも」

ボケ妹「お前それ絶対バカにされてるぞ」
275創る名無しに見る名無し:2012/04/21(土) 01:54:59.76 ID:7K42vXBd
タイム「す…すみませんでした…
でも分かってください 私はほんとにチロを大切に思ってるんだ」

ボケ妹「…………やめろ…………」

大魔女「分かった分かった
なんかこのチロリーンにそんなやつがいた事実がムカついただけよ
まぁ世の中ゲテモノを好んで食べる奴もいるものね
そういうことよね よく分かったわ」

タイム「はい ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「気づけ フーリャンはド直球で馬鹿にしている」

タイム「………さて これから家に行くんだろう?
そこでの話は君達の問題… 外野の私には関係のないことだ
とりあえず私はこれにて失礼するよ」

ボケ妹「あぁ じゃあな」

タイム「あぁ… ……出来たら夜… あの約束の場所でまた会おう
星を見ながら思い出を語り合おう……永久に…」

ボケ妹「いやだよ」



―――

ねこ「はーー………見た目の割に情熱的な人だねぇ…」

大魔女「見た目の割にちんこでかいのはサナバーだけどね」

サナバー「なぁそろそろちんこ推しはやめにしないか?」
色々忘れたい…

ねこ「本っ当にチロリーンちゃんを好きなんだね
チロリーンちゃんに対する思いが凄かったよぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「……正直あぁいうところは面倒なんだがな…」

亀「はっはっは 確かにお前みたいなやつには重いかもしれねぇな」

ズイッ!!!!!!!
タイム「重い!!!!!!!!!? お目が高い!!!!!!!!!!!!
このローブの総重量は10kg!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「帰れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
276創る名無しに見る名無し:2012/04/21(土) 15:42:21.87 ID:7K42vXBd
そして


ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「ここが私様の家だよ」

うさぎ「普通の家ピョイ〜〜〜」

大魔女「ボッッロ!!! これが勇者様の家なの?
ははっ ご立派なものねぇ
なによこの小さな貝塚!!!!!! こんなんで一年分の貝賄えんの?」

チロリーン「貝塚じゃねーよ それは井戸だ」

亀「しかし確かに勇者の家にしちゃ普通だ
いや はじまりの町の勇者の家ってならこんなもんなのか?」

ボケ妹「いいじゃないかい人の家の事は それより…
まずこの家に入らなきゃ 問題はそこなんだよ」

サナバー「なんだか難しそうに言うのう 自分の家じゃろう」

ボケ妹「普通の家じゃないんだよ 開けてみな」

亀「どれどれ」
ギッギッ…

亀「あれ? あかねえ おかしいな」

大魔女「鍵でも掛かってんの? なによ留守宅?」

亀「いや……そんなんじゃねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!
鍵とかよりそもそも……動かねぇんだよ!!!!!!!!!!!!!!!! ドアノブが一切合切!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねこ「にゃんで!!!!!!!!!!!!!!!!?」

サナバー「………本当に留守なのかのう?」

ボケ妹「いや居る 確実に居るよ」

大魔女「それなら呼びなさいよ」

ボケ妹「呼んでも無理だ この家は………特殊だからな」
きらーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
277創る名無しに見る名無し:2012/04/21(土) 23:33:19.01 ID:7K42vXBd
大魔女「特殊ってどういうことよ…? サナバーのちんこのように…?」

サナバー「まだ言うかッ……!!!!!!!!」
ズズーーン

ボケ妹「えーっと 前と変わってなけりゃ…」
スッ

コンコン
ボケ妹「こんにちはー」

ねこ「じ…自分の家なのにこんにちは…!!!!!?」

スタスタスタスタスタスタ

亀「あ!!? 歩いてどっか言ったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!」


……スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ

うさぎ「戻ってきたピョイィ〜〜」

サナバー「家を一周して来たのか…」

コンコン
ボケ妹「こんにちは〜」

ねこ「また!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

スタスタスタスタスタスタ

亀「また歩いてった!!!!!!!!!!!」


…スタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタスタ

サナバー「また一周して来たのか…」

コンコン
ボケ妹「こんにちは〜」
スタスタスタスタスタスタスタ…

ねこ「えぇーーーーー!!!!!!!!? また〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どうしちゃったのチロリーンちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「嘆かわしい… 筋肉こじらせてバグったのよ…」
278創る名無しに見る名無し:2012/04/21(土) 23:35:45.31 ID:t2e+EVGW
筋肉こじらせるてw
279創る名無しに見る名無し:2012/04/21(土) 23:44:18.97 ID:JFYKYZW9
こじらせるwww
280創る名無しに見る名無し:2012/04/22(日) 00:39:35.55 ID:FsiFUl7Q
281創る名無しに見る名無し:2012/04/22(日) 00:42:36.09 ID:8di0d6Yz
サナバーかw
282創る名無しに見る名無し:2012/04/22(日) 00:43:48.40 ID:YbExUUTB
サナバーwww
283創る名無しに見る名無し:2012/04/22(日) 12:12:49.14 ID:FsiFUl7Q
そして


……スタスタスタスタスタスタ
ボケ妹「こんにちは〜〜…っと…」

亀「これで5回目だぜ」

大魔女「いい加減正気に戻りなさいよチロリーン…
ずっと見てるいたたまれないこっちの気持ちを考えなさいよ」

ボケ妹「まぁ待て 扉を開けてみな…」

ねこ「え…? う…うん…」
スッ… ガチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

サナバー「開いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「どういう仕掛けになってんのよ!!?」

ボケ妹「仕掛けじゃないよ 今のでフラグが立ったんだ
“扉が開くフラグ”がね」

大魔女「はあ? 意味不明よ!!!!!!!!! イミフ!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「気持ちは分かるけど… ここはそういうところなんだよ」

大魔女「! ……なるほど それがこの家の仕様なわけね」

ボケ妹「あ…あぁ そういうことだ」

大魔女「ふっ 変わった仕様してるわね
ほんっとしようがない仕様ね」

ボケ妹「なんだ此れ見よがしに…」

サナバー「よく分からんが 入ろうぞい」


―――

ギィ… ガチャ…

しん…


亀「入れたはいいが人がいねぇぜ」

ボケ妹「ちっ…やっぱりか」

大魔女「また妙な仕様が始まるの?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……
284創る名無しに見る名無し:2012/04/22(日) 19:50:14.62 ID:FsiFUl7Q
ボケ妹「まぁお前らは見ていな」
ザッ

ボケ妹「まずリビングのタンスの3段目を開ける」
ガチャリ

ボケ妹「そこから勇者の証のメダルを取り出し」
ピカ〜〜〜〜ン

ボケ妹「それをトイレに流す」
ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ

ボケ妹「そしてキッチンを荒らす!!!!!!!!!」
ガッチャンガッチャン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「キッチンに残った材料でお好みやを作り…」
ジュー…

ボケ妹「それをフリスビーにして窓から投げる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「それから四股を踏む体勢で床を連打する!!!!!!!!!!
ヨヨイサヨヨイサヨヨイサヨヨイサヨヨイサヨヨイサヨヨイサヨヨイサヨヨイサッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「床下収納に隠されていた勇者の証のメダルを取り出し……」

ボケ妹「トイレに流す」
ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ボケ妹「で 叫ぶんだ
ウーーーララーーーーラーーーーーーラーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「これで出てくるフラグがたったぞ」

亀「おいおい… 冗談はおよし子……」


ダダァアアアーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おっさん「こらァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どこの強盗じゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「出た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!
285創る名無しに見る名無し:2012/04/22(日) 20:32:23.76 ID:Ax7lpQvx
クソワロタwww
286創る名無しに見る名無し:2012/04/22(日) 20:52:25.22 ID:FsiFUl7Q
おっさん「この勇者の名家『グリーブルー家』に押し入るとは良い度胸!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だがこの世に貴様らの毛一本として残らぬとしれェーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「にゃ〜〜〜〜!!!!!!!! 出たーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「ちぢれお化け〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「いや親父だよ 確かにちぢれ毛だけど」

大魔女「い…今のはどういう仕様よ?」

ボケ妹「今ので親父登場のフラグがたったのさ
あの一連の流れをしなきゃ親父は出てこないんだ」

亀「分からねぇよ!!!!!!
ここのやつに用があるやつは毎回入口からのくだりやらなきゃいけねぇのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「まぁそうなんだけど メンドくさくて誰も来訪しないんだ
やられたらやられたで後片付けが大変だし」

サナバー「そりゃそうじゃろうな…」

大魔女「つーかそもそもなんなのよこれ…」

ボケ妹「………うちの親父…変態なんだよ…」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!

亀「変態!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「なにをするにしてもフラグを立てなきゃ気が済まないフラグマニア…『いわゆるフラグニア』なんだ」

みんな『フラグニア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ドーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「なにがいわゆるよ みんな知ってるみたいなニュアンスで言うんじゃないわよ」
287創る名無しに見る名無し:2012/04/22(日) 20:53:20.76 ID:Oe3iHoCK
フラグだとしてもおかしいだろwww
288創る名無しに見る名無し:2012/04/23(月) 11:31:28.84 ID:XQbZQkmA
亀「フラグニアって……… お前の親父… ド変態だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!

ボケ妹「重々自覚してるよ」

サナバー「ふ…ふむふむ ユニークなお父様じゃな…」

ボケ父「賊めェ!!!!!!!!!!!! このチチス・スイスイ・グリーブルーの前でのうのうと御歓談するとは不遜な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我が伝説の必殺剣『浮愛徳エグゼキューショー』を喰らうがよい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「どうせ気づいててやってるんだろうが………親父!!!!!!!!
チロリーンだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!

ボケ父「なに? チロリーン…?!!
それは我が愛娘の名………… ッややっ!!!!!!!!!!!!!!!
ややややッッ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お前……まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チ…チロリーンなのかァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドッヒャアァーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッテ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!
テーレッテレー!!

ボケ妹「わざとらしいんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!
289創る名無しに見る名無し:2012/04/23(月) 12:52:54.76 ID:XQbZQkmA
ボケ父「おぉ……おおぉ!!!!!!!!!!!
帰ってたのか〜〜〜〜〜チロリ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「知ってただろ!!!!!!!!! 盗撮番組見てたんだからよーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「くっ………某様のかわいいかわいいチロリーン………!!!!!!!!!!!!
なんて立派な勇者の佇まいになったんだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今のお前が醸し出すヒーロラ(ヒーローのオーラ)は一流のそれだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
父さんは嬉しいぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お〜〜〜〜〜よぉしよぉしよしよしよしよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「や…やめろ人前で恥ずかしい!!!!!!!!!」

ボケ父「何を言ってるんだ!!!!!!!!! 家を飛び出して2年近くも顔を見せずに…!!!!!!!!!!!!
父さんはなぁ……心配だったんだぞ……… 見る事が出来ないお前の顔を思い浮かべながら寝た日々は…涙なしには語れん…」

ボケ妹「いやだから盗撮番組見てただろーが!!!!!」

ボケ父「その体つきを見るに… 食うものには困ってはいなかったみたいだな…
某様達が毎月お前のために送っていた仕送り………なんとか役立てたみたいだな……」

ボケ妹「仕送りって10円じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろ送料のほうが掛かるっつー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「ふふ… 元気で何よりだ…
さぁ…………………」
ス…

ボケ妹「……なんだ 両手広げて」

ボケ父「某様の胸に飛び込んでこい…!!!!!!!
フラグがたったぞ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きゅぴ〜ん…

ボケ妹「なんのだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! たってねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
290創る名無しに見る名無し:2012/04/23(月) 13:35:59.31 ID:XQbZQkmA
ボケ父「な…何を素っ頓狂な!!!!!!!!!!!!!!!!! 今の流れはまさしく『親と子が抱き合い涙を流す』フラグだっただろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「そんなウェッティなくだりだったか!!!!!!!!!? 素っ頓狂はそっちだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「フ…フラグクラッシュ…だと…!!!!!!!!!!!!!!!!? チロリーン……お前……反抗期か…!!!!!!!?
う…うぉうおぉ〜〜〜〜!!!!!!! 父さん悲しい!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なんだかメンドーな親父野郎ね」

ボケ父「…ん? そちらの連れ合いは…」

ボケ妹「あぁ紹介するよ(つっても知ってるだろうけど) こいつらは…」

ボケ父「あぁいや!!! 待て待て!!!!!!」

ボケ妹「? ………」

ボケ父「…しかしチロリーン… 本当に久々だな… 向こうではよくやってたのか?」

ボケ妹「……………あぁうん…まあね」

ボケ父「なんでも悪が蔓延る町を正す日々を過ごしてるとか… それに色々大きな事にも巻き込まれたらしいな」

ボケ妹「あぁ(知ってるだろ)」

ボケ父「……一人で…辛くないか?」

ボケ妹「辛くないよ 仲間もいるし」

ボケ父「おぉ…!!! 仲間か… お前もついにパーティーを持ったのか…!!!!!!!!
仲間はいいぞ…!!!! …ふふ お前のパーティー…是非とも見てみたかった…」

ボケ妹「実は今日一緒に来てるんだ」

ボケ父「な…ナンダッテェー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(棒)」
しゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ父「お前の仲間が一緒に… ………………ッややっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ややややッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!

サナバー「な…なんじゃ?」

ボケ父「まさか君達がその!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おぉ!! おぉよく来た!!!!!!! 歓迎するよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
テーレー!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「は…はあ…」

ボケ父「……………………」

みんな『…………………………』

し〜〜〜〜〜〜ん…

ヒソッ
ボケ父「さぁ!! どうぞ!!!! 君達が自己紹介するフラグを立ててあげたよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『ズコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「みんなすまん…」
291創る名無しに見る名無し:2012/04/23(月) 15:45:12.16 ID:itNqvlme
めんどくせぇw
292創る名無しに見る名無し:2012/04/23(月) 18:12:04.30 ID:XQbZQkmA
そして



サナバー「わしはサナバーじゃ」

ねこ「にゃんはねこだよぅ」

うさぎ「うさぎぴょいぃ〜〜〜〜〜〜」

亀「僕は噂の一流記者!!!!!! 掴んだ情報は離さない!!!!!!
誰よりも熱い帽子が似合うナイスガイ!!!!!!!!
エンデリル・デヴァーとはこの僕のことよーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ボケ父「…うん! サナバーくんにねこさんにうさぎちゃんにエリンデルくんだね!!」

亀「いや エンデリルだよ エリンデルではなく
なんで耳で聞いて間違えんだ 活字ならともかく」

ボケ父「わっはっはっはっ すまんすまんスラッシュ」
ズバァーーッ!!!!!!!!!!!

ボケ妹「親父……… そのつまらんギャグまだやってたのか…」

大魔女「…………」

ボケ父「…………君は」

ボケ妹「親父… そいつは…」

ボケ父「分かってるよ 大魔女フーリャンだろう」

ボケ妹(!!!! あの親父が…自分で立てた自己紹介フラグを無視して…!!!!!!!!)

ボケ父「…………ペロスケの仇の」
ゴオォッ!!!!!!!!

ざわわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ボケ妹「親父…それはな…」

ボケ父「うむ……よくぞ気づいたチロリーン
今のは“真実を語るフラグ”だ……」

ボケ妹「気づいてねーよ」

ボケ父「…お前の盗……番組が始まった時にはお前は既に大魔女フーリャンといた…
『兄を殺した大魔女を倒す』ために上京したのに何故そんな状況になったんだ…?
もしそれが“フラグの取り違え”ならば…父親として正さなければならん…!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「別に取り違えてねーよ!!!!!!! 実は………」
293創る名無しに見る名無し:2012/04/23(月) 23:06:58.06 ID:XQbZQkmA
――― あんあん しかじか


ボケ父「…………そうだったのか……それが真実か」

ボケ妹「あぁ お兄ちゃんはフーリャンに殺されたんじゃない……
フーリャンを守って死んだんだよ…」

ボケ父「そう…だったのか………」
ガク…

ボケ父「うぐぐ…ペロスケ………… いい…正統派勇者の息子だった…………
そうか…… そうか…… 守って………ぐすッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「親父………」

ボケ父「……今思えば… あの時の言葉もそうか……そういう事だったのか…………」

ボケ妹「?」


ほんわほんわほんわ

――― 回想

ペロスケ「俺様は旅に出る 俺様には守るべきモノができたのさ!!」

ボケ父「守るべきモノ? お? これか? お? お?」

ペロスケ「へ!!!!! そのうち分からァ!!!!!!!!!!!
俺様はきっと幸せになって帰ってくる!!
そして俺様を育ててくれた2人と…チロリーン… 家族全員を幸せにしてやるよ!!!!!!!
長生きして楽しみに待っていろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ボケ父「………今思えばアレは“死亡フラグ”だったんだなぁああ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちゃんとフラグを立てて死ぬなんてなんて親孝行な息子だァアア〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおぉーーーーー!!!!!!!!!! 我が最愛の息子ペロスケェエーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
せぇえ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「いい加減にしろ!!!!! 感動出来ねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!
294創る名無しに見る名無し:2012/04/23(月) 23:47:25.49 ID:XQbZQkmA
ボケ父「……………真実を聞けて良かった
某様としたことがなんの罪もない女性に怨みを持つところだった…」

大魔女「以後気をつけなさいよ」

サナバー「いやでも実際罪だらけじゃろお前は…」

ボケ父「…しかしまさかあのペロスケの守るべきモノが大魔女フーリャンとは……
……いつうちの息子とフラグを立てたんだい?」

大魔女「はあ?」

ボケ父「恋人だったんだろう
い…いつ“恋愛フラグ”を立てたのか聞いているんだよ…!!!!!!!
馴れ初めフラグ……馴れフラ………聞きたいなぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワクワク

大魔女「冗談はやめなさいよこのチン毛頭!!!!!!!!!!!!!!!!
あんなデリカシーのカケラもファッションセンスのカケラもないような男と恋愛関係になるわけないじゃないバカ!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつが勝手にそう言って付き纏ってただけよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私としてはくそ迷惑だったのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あんなチンコが無意味な野郎は私の趣味じゃないってのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ父「なッ…………!!!!!!!!」


ボケ父「その発言は“実は愛してるフラグ”……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
きゅっぴ〜〜〜ん…!!!

大魔女「なんでそうなんのよ!!!!!!!!!!! ブッアレすわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「フーリャンちゃん落ち着いて…」
295創る名無しに見る名無し:2012/04/24(火) 13:21:47.04 ID:TnTSfYXS
ボケ父「さすが大魔女だな…… フラグをそう簡単には認めないか………」

大魔女「こいつひっぱたいていい?」

サナバー「やめておけ
魔力なしで戦うには分が悪そうじゃぞこの人は…」

ボケ父「おぉ!!!!! 君には分かりますか!?
ひょうきんそうに見えて実はめっちゃ強い…… “隠された実力者フラグ”を感じ取ったかい!!!!!!!!」

サナバー「い…いや別に感じ取ってないが…」

ボケ父「んーや!! その言い方は“本当に感じ取ってたフラグ”と見た!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「なんでじゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「会話にならねぇな…」

ボケ父「君はいいフラッガーになりそうだね
どうだい うちのチロリーンと結婚してくれないか?」

サナバー「えーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カーッ!!!!!

ボケ妹「や…やめろこのバカ親父!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そろそろ承知しねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「ん? あぁ! お前には既にタイム君が居たな
いやぁつはっはっはっはっ!!!! 某様としたことが“恋の修羅場フラグ”を立てるところだった!!!!!!!!!
すまんすまんスラッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバァー!!!!!!!!

ボケ妹「あぁぁもう!!!!!!! うるせーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バ〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「苦労してるねぇ…」
296創る名無しに見る名無し:2012/04/24(火) 13:32:38.51 ID:TnTSfYXS
ボケ妹「なぁ!!!!!!!!!! 母さんは居るのか!!!!!!!!!!」

ボケ父「あぁ 居るよ」

ボケ妹「だったらさっさと呼んでやれよ!!!!!! 今もスタンバイして待ってるんだろ!!!!!!!!!!?」

ボケ父「あぁ それもそうだな
じゃあお母さん登場フラグを立てるか」
スッ


ズンチャッ ズンチャッ ズンチャッ

ボケ父「ウィ〜〜〜〜〜〜〜ッッハァアアーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐるんぐるんぐるん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《チチスはブレイクダンスを踊りだした》

ボケ父「フウゥーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
マンハッタンラプソディイイイィィーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カァアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ブリッジで決め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


ドタドタドタ
女の声「こらぁ〜〜〜! なに騒いでるの〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」


ボケ父「ふぅ…フラグ成立… お母さんが降りて来るぞ」

亀「ブレイクダンスの必要性はあるのか?」

ボケ妹「母さん…」
ドキドキ



ドタドタドタドタドタドタ
ガッチャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ母「あらぁ〜〜〜〜〜まっ!!!!!!! チロリーンじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドド〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ねこ「フルアーマーの人が降りて来たーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゴゴォーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
297創る名無しに見る名無し:2012/04/24(火) 15:05:46.11 ID:GnUSmcNQ
フルアーマーwww
298創る名無しに見る名無し:2012/04/24(火) 20:54:17.27 ID:TnTSfYXS
ズズーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「ガッチガチだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「こ…これがチロリーンちゃんの母親か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ねこ「な…なんで鎧来てんのぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ父「お母さんはな………鎧マニアなんだ
いわゆるアーマニアってやつだね」

みんな『アーマニア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ズズズーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ父「お母さんは体をガチガチの鎧で固めとかなきゃ気が済まない変態でな…
風呂以外は一日中フルアーマーを装備しているんだよ
某様が出会った時もあの鎧だったんだぞぉ〜〜…最初は男かと思ったくらいだ」

ねこ「外見わかんないからねぇアレ………」

ボケ父「だが同じ勇者稼業で助け合っていく中で…親交を深め 恋愛フラグを立てゴールインしたんだ
いやぁ〜〜〜………うちのお母さんはそれはもうデラベッピンだぞぉ〜〜〜!!!! ナイスバデーだし!!!!!
素顔を見せてあげたいくらいだよ」

うさぎ「気になるピョイ〜〜〜〜〜」

ボケ父「うちのチロリーンもお母さんに似て美人だろ!!!!!!
プロポーションもバッチリ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「……そうかしら」
パイオツないのに

ボケ父「そのわりに強靭は肉体も きっとお母さんの鎧に似たんだな」

亀「鎧が遺伝したのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
299創る名無しに見る名無し:2012/04/24(火) 22:36:39.63 ID:TnTSfYXS
300創る名無しに見る名無し:2012/04/24(火) 23:18:46.44 ID:NhXpA7q9
母w
301創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 00:52:47.63 ID:7YXbemuZ
ガチャ…ギュッ
ボケ母「……画面で見るより全然元気そう…
変わってないじゃなーい… でも…ちょっと逞しくなったかしら…」

ボケ妹「えへへ…そう…かな…」

チャキン…
ボケ母「でもその分傷だらけ…
まったく女の子なんだから体は大事にしなきゃダメよ? 元気な子供を産まなきゃいけない体なんだから」

ボケ妹「あ…あはは… そんなことになるかな…」

ガッチャン!!
ボケ母「なるわよ あなたなら大丈夫! だからっ! もっと体を大事になさい ね?
お母さんみたいにフルアーマー装備してれば安心よ!」

ボケ妹「う…うん…考えておくよ…」

ガチャチャ…
ボケ母「………チロリーン…ほんとに苦労したのね… テレビでも見てたけど…あなたの戦い全てが映されてたわけじゃないから分からない事もあるわ
…お兄ちゃんの…ペロスケの事もそう……… でも話は上で聞いてたわ…」

ボケ妹「母さん……」

ボケ母「あの子は悔いのない死に方をしたのね それだけは安心したけど
……でもやっぱり…生きて顔を見せて欲しかった………………母親だもの やっぱり寂しいわ」

ボケ妹「………」

ボケ母「あなたとペロスケ… ほんとに仲良かったわね… いつも一緒に…遊んだり修業したり………
……ふふ 思い出したら涙が出ちゃったわ 鎧で顔を隠してて良かった」
ガチャゴシゴシ

ボケ妹「………か…母さん…」

ボケ母「………そうだ まだちゃんと言ってなかったわね
…………チロリーン おかえり」

ぐぐぐ…
ボケ妹「か…母さんっ…… ただいま…!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!

うさぎ「いい話ピョイィ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いい話ピョイィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パチパチパチパチ… ぽろぽろ…

ボケ父「……よし来た感動きたこれェ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お母さん呼ぶ時一緒に“感動の再会フラグ”を立てて良かったぜぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ッしゃー!!!!! 計画通り!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガッツガッツ!!!!

ボケ妹「うるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 台なしだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「はっはっはっはっ!!! すまんすまんスラッシュ!!!!!!」
ズバァーーッ!!!!!!

亀「あんた多分娘から嫌われてんぜ」


ボケ母「うふふ…ありがとう お父さん」
302創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 02:07:21.39 ID:e6Rh0obu
母wwww親父かっけぇしwww
303創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 08:58:26.37 ID:7YXbemuZ
ボケ母「皆様 いつも娘がお世話になってますね
私め様はハハス・チュピルコ・グリーブルーです」
ガチャン…

サナバー「ど…どうもご丁寧に…」

大魔女「あぁーいつもお世話してるわよ こいつのポニーテールの邪魔さにはほとほと迷惑してるわ!!!!!!
あとこいつアホみたいに力あるから下手に触ると筋肉の反動で手の骨がボッキボキになるのよ!!!!!!!!!!!!!!!!
責任もって親が慰謝料払いなさいよ慰謝料!!!!!!!!!」

ボケ妹「デタラメ言うなバカヤロー!!!!!!! やくざか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この髪が邪魔だったなんて発言今までなかっただろーが!!!!!!!!!!
そして筋肉の反動ってなんだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パシッ!!!!!!!

大魔女「ぐ…ぐわたァアーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポキッ ドッサァア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「そ…それ見た事か!!!!!! わ…私の手が!!!!! 筋肉の反動で!!!!!!!!!!!!!!」
プラ〜〜〜ン……

ボケ妹「それ自分で関節外しただけじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どんだけ体張った嫌がらせだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーか親の前で変な事言うのやめろーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なにバカな事言ってんの?
親の前だからこそ言う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この奇妙な背筋野郎!!!!!!! 貧乳!!!!!!!!! 二番手!!!!!!!!! 青バナナ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「死ね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッチィイ〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「ぐわたーーー!!!!!!!!!! 何がしてーんだお前は!!!!!!!!!!!!
つーか手動くじゃねーか!!!!!! ふざけんなコラーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バコバコバコバコォーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「掛かってこいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュバババババババババババババババァアーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ!!!!!!!!!!!!!!!!


ねこ「うにゃ〜〜〜〜!!!!!!!! また何となく喧嘩しだした〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ母「あらあら」

ボケ父「うん これは“仲悪いようにみえて実は信頼しあってるフラグ”だな」
304創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 09:18:54.62 ID:7YXbemuZ
ボケ母「お仲間とも仲良くやってて安心したわぁ」

ボケ妹「はぁはぁ………仲良く見えるかな?」

ボケ父「はっはっはっはっ!! それよりいつまでも立ち話ってのもアレだろう そろそろ…」
ぐっぐっぐっぐっ《屈伸する父》

ボケ父「さぁフラグを立てたから皆さんソファに座って!!」

亀「フラグって今の屈伸か………」


―――

ぼふっ!!!
ボケ父「よいしょー!!!!! …よぉ〜〜し!!! チロリーン!!! 某様の隣に来なさい!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「絶対嫌だ」

ボケ父「なんでだい!!!!!!!! 久々の再会なんだからもっと触れ合いたいんだよ父さん!!!!!!!!!!!!!!!!
その空色の髪をなでなでふぁすふぁすすりすりさせてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「絶ッッ対嫌だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!

ボケ父「お前はほんとにフラグを立て難い子だな」

亀「いややっぱりあんた嫌われてんだよ」

ボケ父「それより…………どうなんだ?」

ボケ妹「なにがだい?」

ボケ父「この村を出てから………悪い虫に寄り付かれたりしてないかい?」

ボケ妹「悪い虫?!!!」

ボケ父「男だよ!!!!!!! タイム君がいるとは言えお前は純粋でうぶな子だ
都会に出て変な男に捕まってないか父さんは心配なんだよ!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「ん…んなもんあるわけないだろ…」

ボケ父「そうか まぁお前は本当にピュアでうぶだからな 都会の汚れた愛になんて溺れないよな」

大魔女「ところがどっこいお父さん
こいつはかつて自分の手下どもの唇を(私の姿で)奪う激熱のキス魔だったのよ」

カ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「わーわーわーわー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! な…なにを変な事言ってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
適当な事言うのもほどほどにしろよな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ふっ」
305創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 11:30:15.83 ID:7YXbemuZ
ボケ父「はっはっはっはっ!!!! フーリャンさん そんなありえない冗談やめなさいスラッシュ!!!!!!!!!!」
ズバァーーッ!!!!!!!!!!!

大魔女「それつまんないわよ」

ボケ父「お? それは“本心では面白いと思ってるフラグ”!!!!!!?
まいったねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「あんたそればっかだな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「ぴょい〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガサゴソ

ねこ「こらうさぎぃ!!!! 勝手に人の家のもの漁っちゃダメだよぅ!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「写真ピョイ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「ほう?」

亀「なんの写真だ!!!!!!? 見せてみろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ母「それは昔の写真ねぇ チロリーンとペロスケの子供の頃の写真ですよ…」

ねこ「わぁ〜〜〜!! 小学生くらいかなぁ!!!!!! きゃわわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「これ誰?」

うさぎ「チーぴょんピョイィ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 髪青いピョイ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「はあ? こんな華奢な体のクソガキがチロリーン?
はあ? はあはあ? はあはあはあ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ??」
チラチラチラチラチラチラチラ

ボケ妹「子供の頃はそんなもんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何度見する気だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!
306創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 11:48:22.16 ID:7YXbemuZ
ねこ「これも小学生の時のペロスケくんだね ズボン脱いでるよ…」

大魔女「…あー これは無意味 予想通りの無意味さ加減だわ
やっぱり私の見立ては正しかったわ ……無意味だわ〜〜〜〜〜〜」

サナバー「まじまじと見るな…」

ボケ母「写真見るならこれを見てみて下さいなぁ かわいいのよぉコレが」

ボケ父「おぉそれはチロリーンが3歳の祝いをした時の写真だな!!!
この写真の着物のチロリーンがかわいいんだ!!!!! ナメ回したいフラグを立てまくりだろコイツゥ!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「うるせーぞ…」

ねこ「わぁほんとだぁーーー!!!!!! 似合ってる〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」

うさぎ「かわピョ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「は? 誰が何?」

サナバー「チロリーンちゃんじゃよ みてみぃ」

大魔女「…ふーん …どっちがチロリーン?」

ねこ「どっち? …い…いやこの青髪の着物来た子だよぅ?」

大魔女「は?!!!!!!!!!!!!!!! そっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
後ろの方に居る2人のどっちかじゃないの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「それ阿吽の像のやつじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こっち!!!!!!!!! サイズー!!!!!!!!!!!!!!!!! サイズを見ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カアァァァァァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「は? は? はああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!?」
バババババババババババババッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「さっきよりも速いスピードで何度見すんな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
307創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 15:00:01.49 ID:1zU42mxq
ちろりんをなんだと思ってんだフーリャンwwwww
308創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 17:11:20.26 ID:0w+q9LNi
wwwww
309創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 18:31:27.48 ID:7YXbemuZ
大魔女「????????????????????????????」

ボケ妹「なんだそのハテナの数は!!!!!! 困惑しすぎだろ!!!!!!!!!?」

ねこ「か…かわいいですねぇ」

ボケ父「そうだろう!! こうなったら仕方あるめぇ!!!!!!!!!!!
俺の秘蔵写真をくらえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシァーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「…これは?! ………赤ちゃん?」

うさぎ「かわピョピョオオオォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「にゃにゃああああああああああああああああんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本当だねぇ〜〜〜〜!!!!!!!!! かわゆいよぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「そうだろう 生まれてすぐの写真なんだよ
某様がお風呂に入れてあげてるんだよ」

亀「へえ」

大魔女「これ誰?」

ボケ妹「お前話聞いてねーのかよ!!!!!!!!!!!!!!! 私様だよ私様!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ふぅん なんか猿のエイリアンみたいでみめっちゃ気持ち悪いわね
…………………!!?」

大魔女「ちょっとよく見せなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!

ねこ「どうしたのフーリャンちゃん!!?」

ワナワナワナワナワナ
大魔女「………………………
………これは………妙よ!!!!!!!!!!!!!!!! この写真加工している!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
もしそうじゃないならこれはチロリーンじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ざわ!!!!!!!!!
ねこ「ど…どういうこと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「だってこの写真のガキ…“ついてない”じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
圧倒的な矛盾よ!!!!!!!!!!!! これがチロリーンなんてちゃんちゃらおかしいわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私は騙されない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「ちゃんちゃらおかしいのはお前の脳みそだバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
加工も何もなく元からなんもついてねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今度一緒に風呂でも入るかコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「は? はあああ?? はあああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
シャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「何度見のスピードが早過ぎて残像が生まれてるじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いい加減にしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
310創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 19:00:05.97 ID:0w+q9LNi
ほんっと、センス分けてほしいくらいだ
どうなったら思い浮かぶんだこういうネタはw
311創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 19:05:08.91 ID:8XoNhnJk
ひっでえwww
312ありがとう:2012/04/25(水) 19:53:02.96 ID:7YXbemuZ
ボケ父「はっはっはっはっ まぁ昔の写真はこれくらいにしておこうか
そろそろ“最近のチロリーンを見る流れ”のフラグも立っただろう」

ボケ妹「最近の私様? ま…まさか…」

バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドドドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ父「録画したチロリーン番組のD・V・D!!!!!!!!!!!!!!!! D・V・D!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
初回からずっとうつしてあるんんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どれが見たい!!!!!!!!!!? フーリャンさんとチロリーンが戦ったやつ見るかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ妹「や…やめろ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!! バカ親父〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「キス魔チロリーンのくだりのやつはないの?」

ボケ妹「その黒歴史ももうやめろぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ぼ〜〜ん ぼ〜〜ん ぼ〜〜ん ぼ〜〜ん ぼ〜〜ん ぼ〜〜ん ぼ〜〜ん………
《時計が鳴った》


ボケ父「!! おーいお母さん 夕食フラグがたったぞ〜〜!!!!!」

ボケ母「はいはい分かりましたぁ」
がちゃがちゃん

亀「それフラグでもなんでもなくただ夜飯の時間になっただけじゃね!!!?」
313創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 21:14:12.68 ID:7YXbemuZ
ボケ父「せっかくいらしたんだ みんなお母さんの料理を食べるといい」

うさぎ「食べるピョイ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

亀「そういや腹が減ったぜ〜〜〜〜〜」

ボケ父「はっはっはっはっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うちのお母さんの料理は絶品だよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「そりゃあ楽しみじゃな」

ねこ「うにゃーー!! 楽しみ!!!!!!!!!! 参考にしていいかなぁ!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「もやし入れなさいよ」

ボケ父「はっはっはっは!!!!!!!!!!! あまり期待されると失敗フラグが立っちゃうぞ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ母「まぁお父さんったら! うふふふ!!!!!!」
ガッチャガチャガチャ


―――

そして


ガチャンガチャン
ボケ母「出来ましたよぉー 今日は張り切っちゃった
魚介サラダとスパゲッティーとお肉と野菜の炒め物とドリアよ」
コト…

みんな(こ…これはッ…)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドロドロぐっちゃあああああああああァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


みんな(う…うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ガガガーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
314創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 22:24:14.41 ID:7YXbemuZ
ワナワナワナワナワナ…
サナバー「あ…あの…これは?」

ぐっちゃ〜〜〜〜〜〜〜…………

ボケ母「え? スパゲッティーですよぉ」

亀「……じゃあこいつは?」

ぐちゃぐちゃ〜〜〜〜〜〜〜

ボケ母「それはスパゲッティー でこっちはメインのドリア!!!!」
ねっちゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ねこ(わ…分からない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ズズーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サナバー(全部同じに見える!!!!!! 全部残飯をお皿に乗せただけのように見える!!!!!!!!!!!!!!)
ゴクゥゥッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「フラグ達成してるじゃないのよ」

ボケ妹「………いいから食ってみなよ」

ボケ父「そうそう!!!!!!! 遠慮せずに食べて食べて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「………ねこ」

ねこ「ッ!! …わ…分かったよぅ…」
おそるおそる…

パク……

ねこ「!!!! ……………おいしい…!!!!!?」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
亀「マジでか!!!!!!!!!!!!」

ねこ「う…うん!!!!!!!!!!!! (形は潰れた牛の糞みたいだけど)めっちゃドリア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パクパク
うさぎ「おいしいピョーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

もぐもぐ
サナバー「ふ…ふむ!!! 確かに…これは一流レストラン並の味付けッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「料理の外観には驚いたでしょうが味は本当に絶品なんだよ
ただお母さんは鎧だから盛り付けが上手くいかないからそうなるだけで」

ねこ「そーなの!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「じゃあ籠手の部分だけでも外して料理しろよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ポッ…
ボケ母「そんな…素手を晒すなんて恥ずかしいじゃないですのっ…////」

みんな(え…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…)
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜ン………
315創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 22:48:31.61 ID:7YXbemuZ
――― そして


ボケ父「いやー食った食った
今日はお母さん気合い入れてたなぁ〜〜 チロリーンが帰ってきたしお仲間さんも来たからかな
ほんと食い過ぎた これは太るフラグきたなこれ」

亀「なぁお父さん あんたはなんでそんなにフラグニアなんだ?
そこまでフラグに執着する理由が知りたいぜ」

ボケ父「それはいい質問だね相棒くん
いいかい “フラグ”というのは簡単に言えば『物事をするうえでのきっかけ』なんだ
世の中何をするにも“きっかけ”というものがあるだろう きっかけがあったから今この状況があるとか
きっかけがあったから“何か”を為すことになったとか
その“状況”や“何か”は自分にとってとても必要で大切なものだったりするかもしれない
“きっかけ”があるからこそ“結果”があるんだよ
でもきっかけなんて待っていても必ず来るとは限らないだろう
だから某様は そのきっかけを自ら作ろうと思っているんだよ」

サナバー「それがフラグ……か」

ボケ父「その通りスラッシュ」
ズバ!

ボケ父「……フラグを立て…きっかけを作っているうちに某様はフラグニアになってしまったんだよ」

大魔女「それにしたってフラグと“結果”があまりにも関係なさすぎる気がするんだけど」
316創る名無しに見る名無し:2012/04/25(水) 22:57:34.45 ID:7YXbemuZ
そして

ボケ父「………っと そろそろ一杯やるか
お母さんビール……」

大魔女「ちょっと待ちなさいよ
フラグは?」

ボケ父「は?」

大魔女「“ビールを飲むフラグ”は?
ビールを飲むなら ビールを飲むフラグがあるはずでしょう?
あんだけ偉そうに話してたんだもの もちろんビール飲むフラグもあるんでしょ?」

ボケ父「そ…それは…」

大魔女「“ただ飲みたくなった” まさかそれがフラグじゃあないわよね? そうでしょ?」

ボケ父「あ…うあ………」
ぱくぱく…

大魔女「どうなの? ねぇ フラグニアさん」

ボケ父「も…………
もちろんあるよ!!!!!!!!! “ビールを飲むフラグ”!!!!!!!!!!!!
あるに決まってるじゃあないかチミ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「じゃあやって見せなさいよよ」

ボケ父「……………………」


しーん……

パチンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「!!!?」

ボケ父「よ…よーし今のがフラグだぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お母さんビール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「指鳴らしただけじゃない!!!!!!!!!!!!!!! あんたテキトーねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーーン!!!!!!
317創る名無しに見る名無し:2012/04/26(木) 03:38:57.10 ID:Xx7kyF8Z
父ちゃんwww
318創る名無しに見る名無し:2012/04/26(木) 14:06:18.44 ID:i1+oIOV3
ボケ父「よーし キタキタ
どうだいみなさんも一杯いかがかな?」

サナバー「わしはアルコールは飲まんでの…」

亀「僕も酒は飲まねーなぁ」

ねこ「にゃんも… うさぎもまだ未成年だし…」

ボケ妹「ワラースかマリモスさんでもいりゃやれただろうがね」

大魔女「あら 私はイケる口よ?」

サナバー「いやッッ!!! お前はダメじゃ!!!!!! 絶対飲んじゃダメじゃッッ!!!!!!!!!」

ボケ父「そうか…残念だな
じゃあ某様一人でやるか……」


―――…

ヒック… ヒック…
ボケ父「だぁからよぉ〜〜〜〜〜 某様がそん時ズバッ!!!!!!! ってやったら敵がゴシャアッてなったわけよぉ〜〜〜
それですかさずビュゴォー!!!!!! ってしたらばズザァーッてなってそれはもうドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ってなわけよぉ…燃えるだろ?」

サナバー「全然分からん…」

ボケ父「はーーー………
お母さーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!! 愛してるぞ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ母「はいはいうふふ」

ボケ父「チロリーンも愛してるぞぉ〜〜〜… 久々だなぁ…お前が家に居るなんて…
ぅおいぃ…チロリーン……隣来いィイ……」

ボケ妹「嫌だ!!!! 抱き着いて来るだろ!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「なんだつれないなぁ…
せっかく勇者の心得を教えてやろうと思ったのによぉ〜〜〜〜〜〜〜
お父さんの長年の勇者人生で悟った真理ぃ……聞きたくないのかぁ〜〜〜〜〜〜?」

ボケ妹「何が真理だい 勇者なんかとっくに失業して今じゃただのサラリーマンのくせに」

ボケ父「そ…それを言うなよ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!! お仲間の前でぇええ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「そーなの!!!!!!!!!?」

ボケ母「私め様もお父さんも昔は勇者だったんですけど…このご時世ですから失業しちゃって………
今じゃお父さんは下駄会社の事務員で私め様は“ゼリー”表記を“ジェリー”に替えるパートをしておりますのよ」

ねこ「そ…そうなんだ…」

ボケ父「……勇者の名家が地に落ちたもんだろ…… 某様は情けなくて情けなくて悔しい…!!!!!!
だからせめて…チロリーンには“勇者”を貫いて欲しい…!!!!!
だから聞いて欲しいんだよ…某様の…話を………!!!!!!」

ボケ妹「親父……… ……まったく…しょうがねーな…」
319創る名無しに見る名無し:2012/04/26(木) 14:22:46.80 ID:i1+oIOV3
そして


ボケ父「おやんむやんにゃゆうるぃぽぉーちゃぴぃこんぷるぁ…
………ぷぁ?」

ボケ妹「いや分かんねーよ 酒が回りすぎて呂律がまわってねーよ
せっかく話聞いてやろうと思った結果がこれかよ」

ボケ父「ふひぃー…そうら…サナバーくんにエリンデルくん……
うちのむしゅめ…どう? 良かったらおよめしゃんにしちゃってよ…
君達ならお父さんゆるひちゃうひょ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「な…なに言ってんだこいつッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「いやあ」
亀「いやあ」

サナバー「遠慮します」
亀「遠慮します」

ボケ妹「そしてハモりながら断るなーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ父「うっへっへっへっ!!!! …ひゃてほろほろオフロに入るふぁあー…
うっへっへっへっ…」
ブボボォーー!!!!!!!

ボケ妹「くさやーーーー!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「ひまのがオフロのフラグれふ うっへっへっへっへっへっへ〜〜〜〜」

亀「酔うとタチわりぃなこのオッサン」

ボケ妹「ったく…これだから…」

ボケ母「みなさんも良かったらお風呂どうぞ
この家は意味もなく男湯女湯に分かれてますからぁ」

ボケ妹「……はっ!! そうだ!!!!!!
おいフーリャン!!! 私様と風呂に入ろうじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「は? なんで?」

ボケ妹「お前に私様が女だと証明してやる!!!!!!!!!!!!!!! 来いコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐぐい!!!!!!!!

大魔女「ぐっ!!!!!! ちょっと引っ張らないでよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
320創る名無しに見る名無し:2012/04/26(木) 14:35:40.14 ID:i1+oIOV3
――― 女湯

ザバァ〜〜〜〜〜
大魔女「まったくあのボケ妹と来たら……
なんでこの私がアイブロウなんか……」
ぷか〜〜〜〜〜〜

ガラ!!!!!!!!
ボケ妹「入るよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

くるっ
大魔女「チロ…………ッッ !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


――― リビング


ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ねこ「フーリャンちゃんの悲鳴だ!!!!!」

亀「何事だ!!!!!!!!!!!!!!!?」


ドダダダダダダダダダダダダダダッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「ぷぽこばァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシュー!!!!!!!!!

《フーリャンがバスタオルをまいて風呂から飛び出して来た!!!!!》

亀「ど どうした!!? なんのサービスだ!!!!!?」

大魔女「あ…Unlucky!!!!!! Unlucky!!!!!!!!!!!!!!
Unlucky!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワナワナワナ

ねこ「ア…アンラッキー…? ………ツイてない?」

ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボケ妹「どーだコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これで分かったかコラァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私様は正真正銘の女だバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「はぁ…はぁ… わ…分かったわ………
私の認識が間違ってた……」

ボケ妹「やっと分かったか」

大魔女「てっきりあんたは…半分女の半分男で……ツイてるもんかと…」

ボケ妹「何者だ私様は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!

大魔女「でもやっぱりパイオツはなかったわよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「そこは個性だほっとけバカヤローーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーーーーん!!!!!!!!!!!
321創る名無しに見る名無し:2012/04/26(木) 14:49:17.13 ID:EVB3IgpA
びっくりしすぎwww
322創る名無しに見る名無し:2012/04/26(木) 15:52:07.66 ID:YeHgqYd+
wwwwww
323創る名無しに見る名無し:2012/04/27(金) 13:10:47.72 ID:TPsY6fnF
そして


ボケ妹「ふー 妙な疑いも晴れたしサッパリしたし いい気分だ」

大魔女「私は最悪な気分よ… 変なもん見せやがって…」

ボケ妹「何が変なもんだコラ」

ほかほか
ねこ「あにゃあぁ〜〜 にゃん達もサッパリした〜〜〜〜」

うさぎ「気持ち良かったピョイ〜〜〜〜〜〜」

亀「あのおっさん最悪だぜ 風呂入ってたら人のチ○コを寸評しやがる」

大魔女「ほう その内容は?」

サナバー「聞くなッ!!!!!!!」

ボケ父「いや〜〜〜 久々に楽しい湯だったよ
君達 お風呂に入ったから就寝フラグがたったぞ いつでも寝るといい」

大魔女「今日は色々あったから疲れたわ 寝ましょ」

ボケ妹「ちょい待て 寝る前に聞いといたがいいんじゃないかい?」

大魔女「何を?」

ボケ妹「忘れたのかい!!!!!!!!!!!!! 私様達が何しにここに来たのか思い出して見ろよ!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「? ……………………
………………………………………………………………
……………………………………………………あッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「やれやれ思い出したかい」

大魔女「ねぇちん毛ヘアー野郎!!! サナバーのちんこの寸評はどうなの?」

サナバー「ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どんがらがっちゃ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「そこじゃねーだろ!!!!!! なに気になってんだーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!
324創る名無しに見る名無し:2012/04/27(金) 13:23:50.61 ID:TPsY6fnF
ボケ妹「ここに来たのは!!!!!!!!! お前の封印された魔力を解放させるためだろーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「!! そういえばそうだったわ」

ボケ妹「忘れんな!!!!! わざわざ私様弄りとチ○コの話聞きに来たわけじゃないぞ!!!!!!!!!」

ボケ父「……………」

ボケ妹「なぁ親父!!!! フーリャンを助けてやってくれねーか!!!!!!?
こいつの魔力が魔反会の退魔の技で封印されたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「チロリーン……………」


ボケ父「お父さんお母さんの事は『パパ様』『ママ様』と呼べといつも言ってるだろう!!!!!!!!!!!!」

ボケ妹「今更かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
んなことはいいから教えてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「待て… それは時期尚早だ…」

ボケ妹「時期尚早!!!!!!!!!!!!!!!? どういうことだい!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ボケ父「その話をするにはまだフラグが立ってない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「いいだろこの際ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!

ボケ父「いやダメだ!!!! フラグ大事!!!!!! フラグ立ってなきゃ話せないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!

大魔女「あぁもう面倒くさいわね!!!!!!! じゃあこれでいいでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
パチィンッ!!!!!!!!

大魔女「ほら指鳴らした!!!! これでフラグたったでしょ!!!!!!!!!」

ボケ父「バカにしちゃあいけないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなことでフラグが立つかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

亀「あんた自分の行動思い出せッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ド〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!
325創る名無しに見る名無し:2012/04/27(金) 18:02:43.89 ID:TPsY6fnF
ボケ父「まぁ待て クールダウン クールダウン
順序を守っていこうじゃないか?」

ボケ妹「順序?」


ボケ父「いやぁ〜〜 しかしアレですなぁ
まさか希代の大魔女さんがうちの娘とお仲間なんて 天地がひっくり返る衝撃ですよ!(棒)」

ねこ(なんか始まった!!)

ボケ父「いやはや話に聞いておりますよフーリャンさんの活躍!!!!!!
昔でこそ悪の権化として恐れられてましたけど今じゃ真逆!!!!!!!!!
英雄ですよ英雄!!!!! 英雄の庭ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな方とうちの息子と娘が関係あったなんて!!!!!!
いやいや誇らしいものだね!!!!!!!! 後でサインもらえる?」

ボケ父「ていうか勇者の某様としてはやっぱり君の武勇伝が聞きたいんだなぁ!!!!!
是非とも超神会との戦いの顛末 もしくは半永眠病の真実を聞かせてくれないか!!!!」

大魔女「面倒くさい」

ボケ父「そうかーそれは残念だな…
でもやはり君の強さの秘訣とか聞きたいな〜〜〜〜〜〜あ!!!!!!!
この家は退魔の家系だから魔法にも非常に興味があるんだ!!!
だから君の魔法だけでも見せてくれないかなぁ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
頼む!!!!!! このとーりスラッシュ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハハァーッ!!!!!!

大魔女「……いやだから」

ボケ父「そう言わずにさぁ〜〜〜〜!!!!! たんのむよ!!!!!!!!!! たんのむよ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっとだけ!!!!!!! 一回!!!!!!!!!!!!!!! 魔法の先っぽだけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!

ピクン!!!!!!!!!
ボケ父「!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……ややっ!!!!!!! ややややッ!!!!!!!!!!!!!!!!?
……まさか君の魔法…………封印されているのでは…?!!!」
ドンッ…

みんな(フラグがたったぞ…)
ずーん…
326創る名無しに見る名無し:2012/04/27(金) 23:34:35.46 ID:et8GddNf
めんどくせえwww
327創る名無しに見る名無し:2012/04/28(土) 04:59:53.06 ID:1U1Q9rmN
いやんいやん しかじか

ボケ父「なるほど…そういう事情があったのか…大変だね」

大魔女「まぁね」

ボケ父「よっしゃ!!! 君はチロリーンの友達でもあるんだ 某様がなんとかしちゃる!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!

大魔女「別に友達じゃないけど」

ボケ父「ちょっと来てくれ」


―――

地下室………

ねこ「わあ 本がおっぱいだよぅ…」

サナバー「…使われてる形跡はないが ここは研究部屋か何かかのう?」

ボケ父「そう ここは我が家に代々受け継がれる退魔の研究部屋
ここにある本は全て退魔に関するものだよ」

亀「こいつぁすげぇや…」

うさぎ「こわピョー…」
カタカタ

大魔女「ここに私の魔力の封印を解く方法が書かれた本か何かがあるわけ?」

ボケ父「あると思う ここにある退魔の資料はきっと魔反会なんかにも劣らないよ
……だがその前に君の魔力を封印しているものの正体を調べねばな
ちょっと失礼させてもらうよ!!!!!!!」
ヒュンッ!!!!!!!

ビタァ!!!!!!!!!
大魔女「!!!!」
《チチスはフーリャンの胸の中心に人差し指を突き立てた!!》

ボケ父「……なるほど 薬物による魔力封印かな…
術式を用いないわりかし最近の退魔の技術だね…
………しかしこれは既存のものとは大きく違うな かなり強い封印だ」

大魔女「ねぇ どうなの? 戻る?」

ボケ父「……正直言うと…難しいと言わざるを得ない!!!!!!!」

ねこ「そんにゃ…」

ボケ父「だが……大丈夫 君は娘の友達……やってみせるさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大船に乗ったつもりでいてくれたまえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!


亀「お父さん それ失敗フラグじゃね?」

ボケ父「はっ!!! しまった!!!!!!」
ガーン
328創る名無しに見る名無し:2012/04/28(土) 05:03:25.34 ID:4D9oKZx+
頼りになりかけたと思ったらwwwww
329創る名無しに見る名無し:2012/04/28(土) 13:38:12.47 ID:1U1Q9rmN
そして


ボケ父「ダメだ… 封印を解けん…」
ズズーーーーーン…

亀「やっぱりダメだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドズーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ妹「フラグがたったからわざと失敗したんじゃないだろうな」

ボケ父「いや…本当にダメだった
……封印のレベルが高すぎるんだ ここにある知識じゃとても封印を解けん…
これを作った奴の退魔の知識はとんでもないレベルだよ」


――― そのころ

ゴオオオオオオ…

ジュキ「は……は……ぶりっちゅ!!!!!!!!!!!!!!!
…ナハハハハ!!!!!! くしゃみ!!!!!!!! ぶりっちゅっつって!!!!!!!!!!!!!!!!
どんなくしゃみ!!!!! どんなくしゃみよ!!!!!!! ぶりっちゅ!! ナハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!
まいったなーこりゃ誰かがあたしの噂してるんじゃね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ナハハハハ!!!!!!!!!!!
誰があたしの噂してんのかなぁー イケメンかなーー イケメンがいいな〜〜〜〜!!!!!!!!
むしろイケメン以外あたしの噂しないでもらいたいわ〜〜〜!!!!! ナハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーかイケメン以外世界から消えて欲しい!!!!!!!! ナハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!
イケメン最高ーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーわけで退魔研究班のブサメン達全員クビにしない?
第一回 チキチキ! 君はブサかなイケかな選別大会〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんつって!!!!! バラエティーかって!!!!!!!!! バラエティーかって!!!!!!!!!!!!
つーか超横暴なんですけど!!!!!!!! 職権乱用パネェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヌア〜〜〜〜〜〜ッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

花子「……ジュキ… ……うるさい…」
330創る名無しに見る名無し:2012/04/28(土) 13:51:54.48 ID:1U1Q9rmN
―――


ボケ父「……とまぁ フラグの偉大さは分かっていただけたと思うのよね」

大魔女「ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッチイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ボケ父「あばたーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「なんのためにここに来たと思ってんのよ!!!! 長い時間かけて!!!!!!!!!!!!!!!!
こんなすんなりダメでしたじゃ納得行かないわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ねこ「そうだねぇ… だってワラにも縋る思いで来たんだもん…」

亀(! ワラースがる思い…………っぷ!!)

サナバー「なんでニヤけとるんじゃエンデリルくん」


ボケ妹「親父……なんとかならないのかい…」

ボケ父「ふぅむ…」

ボケ母「お父さん 山のアレ……どうかしら?」

ボケ父「!! しかしお前……アレは………
いやでも最後の望みは確かにそれしか…………
…しかし危険だぞ…」

ボケ母「この子達なら大丈夫よ
みんな強いもの」

ボケ父「……そうだな」

ボケ妹「な…なんなんだい?」

ボケ父「一つだけ光明が見えたぞ だがその方法は非常に危険が危ない…」

大魔女「危険が何よ クソくらえだわ!!! 私にかかれば危険も棄権しやがるわよ!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「そうか そこまで言われたら教えるしかないな…
………この村から少し行った所に立入禁止の山がある」

ボケ妹「!!!!!!!!!!! まさかッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「その山の頂上に存在する“一万と二千年に一度しか生えない花”…
それが君達の 最後の希望だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!
331創る名無しに見る名無し:2012/04/28(土) 14:58:19.28 ID:1U1Q9rmN
亀「一万と二千年に一度しか生えない花!!!!!!!? なんだそりゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「『メチャツゴーイー草』と呼ばれる伝説の花だ
この花は煎じて飲むとめっちゃ都合がいい効果を起こしてくれるのだよ
フーリャンさんがソレを飲めばきっと都合よく魔力の封印を解いてくれるにちがいないだろう」

ねこ「なんてご都合主義な花なの……」

サナバー「草なのか花なのかハッキリせい」

ボケ妹「は…生えたのか!!!!! あの花が!!! あの山に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボケ父「あぁ」

大魔女「なんで生えてるって分かるのよ」

ボケ母「回覧板に書いてありましたのよ」

亀「回覧板かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!

サナバー「じゃが待て 回覧板で回されるほど周知の事なら他の人達に取られてるのではないか?」

ボケ父「それはない
何故ならあの山……『勇者山』はあまりにも危険だからだ
鍛えられた手練れでも あの山に入ったらたった1日で変わり果てた姿になるほど…」

うさぎ「ぴょ…ぴょいーー…」

亀「お…おい…やべーんじゃねぇの…」

大魔女「行くわよ」
ズン!!!!!!!!!!!!!!!

ねこ「フーリャンちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

サナバー「本気か!!!!!!!!!!!!!!!!?」

大魔女「当たり前じゃない それしかないなら行くしかないじゃないのよ
私は魔力を戻したいの ……あの魔力が…私の全てなのよ」

ねこ「フーリャンちゃん…」
332創る名無しに見る名無し:2012/04/29(日) 11:12:15.07 ID:NgN2ZlGS
そして


ザンッ!!!!!!!!!!

ボケ父「もう行くのかい 夜なんだし休んだらどうだい?」

大魔女「休んでる暇なんてないわよ 時間がもったいない」

ボケ父「そうか …皆気をつけるんだよ
本当なら某様も同行したいが 残念ながら明日も仕事だからそれも無理だ」

ボケ妹「問題ねーよ むしろいない方がいいし」

ボケ父「ん?!! それはまさか“本当はいて欲しいフラ…」

ボケ母「チロリーン 気を抜かないようにするのよ」

ボケ妹「うん 分かってる」

亀「はぁ……大丈夫かよ…… その山 でかいトカゲとかいねぇよな…」

ボケ父「噂ではあの山には巨大なドラゴンがいるらしいぞ」

亀「ひいぃ〜〜〜〜!!!!!!! ドラゴン!!!!!!? トカゲの大ボスじゃねぇか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…行きたくねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!

大魔女「別に待っててもいいのよ」

亀「い…行く!!!!!! 行くよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
置いてかれるなんて寂しいだ狼牙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! キシャー!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「どうせ死ぬから来なくていいのに」
333創る名無しに見る名無し:2012/04/29(日) 11:45:42.36 ID:NgN2ZlGS
―――


ホー ホー ホアアァーッッ


うさぎ「真っ暗ピョイィ〜〜〜」

ねこ「もう深夜だもんねぇ ふにゃああぁ〜〜… ネムい…」

ボケ妹「…本当は休むべきなんだがな あの山はマジでヤバすぎる…」

大魔女「ふん…ビビってんの? あんたともあろうヤツが情けないわね…
どんなヤバい所だろうが私は突破してやるわよ!!」

サナバー「自信があるのはいいがなフーリャン 今のお前には魔力がないんじゃ
タカを括ってると痛い目に会うぞい!!!!!!」

亀「それもそうだな…!!!
魔法が使えねぇ以上フーリャンは戦力に入れられねぇ…!!!!!!!!!! これでドラゴンなんて大トカゲと戦えんのか…!!!!!!?」

大魔女「私が戦力に入らないなんてあんたどの口が言うの」


??「お困りなら私が協力しようかな」

みんな『!!!!!!?』

ババンッ!!!!!!!!
タイム「その危険な道に私も同行させてくれ」

ボケ妹「タ…タイム!!!!!!!!!!!」

大魔女「開悟野郎!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

タイム「すまない 聞き耳たてさせてもらったよ 事情は分かってる 同行させてくれ」

ボケ妹「タ…タイム…でもあんた…」

タイム「危険だって? それは君達だって同じじゃないか
愛する君だけ行かせやしないよ」

ボケ妹「…でも…」

タイム「明日の事か? それなら大丈夫
ちゃんと抜いて来た」

大魔女「抜いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


この反応の速さ


334創る名無しに見る名無し:2012/04/29(日) 11:54:01.39 ID:Z+yTWjhh
ひどいwww
335創る名無しに見る名無し:2012/04/29(日) 15:27:30.68 ID:NgN2ZlGS
大魔女「ぬいたですって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ぬいてきたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

タイム「えぇ これでもう大丈夫 スッキリしましたよ」

ドーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大魔女「スッキリ!!!!!!!!!!!? ぬいてスッキリしたの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あんた何やってんのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
かあーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

タイム「これで心配する必要はないよ だから付いて行かせてくれ」

大魔女「ねぇ何をぬいたの!!!!!!!!!!!!!? 言いなさいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この賢者タイム!!!!!!!!!!!!!!!!! 賢者タイム!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

タイム「何って………仕事ですよ」

ビタッ!!!
大魔女「…仕事!!?」

タイム「えぇ………地元の賢者団での合同の遺跡調査の仕事があったんですけど キャンセルしたんだ」

大魔女「………抜いたって 仕事を抜けてきたって事?」

タイム「えぇ それ以外に何があると?」

ブチッ!!!!!!
大魔女「あるだろうがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアアアアッ!!!!!!!!!!!!

ガバ!!!!!!
サナバー「落ち着け!!!!!!!! それ以上はやめておけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「ちっ…紛らわしい… ド低能が…!!!!」

タイム「ねぇチロリーン なんで私はこんなにキレられてんの?」

ボケ妹「今のはお前が悪いんじゃないかな」
336創る名無しに見る名無し:2012/04/29(日) 15:28:47.48 ID:NgN2ZlGS
337創る名無しに見る名無し
タイム「改めて頼む 同行させてくれ」

サナバー「じゃが危険だと聞くぞ 勇者山は
悪いが君はそこまでの実力者には見えぬのじゃが」

タイム「確かに私はチロリーンや百戦錬磨のあなた方ほどではないけれど 足手まといになるつもりはないよ」

大魔女「どうすんのよチロリーン」

ボケ妹「ついて来させてもいいんじゃないかい ていうかこいつは頑固だからきっと折れないよ」

大魔女「しょうがないわね 死んでも知らないからね」

タイム「ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大魔女「あと 私の前でイチャイチャしたらアレす」

タイム「そ…それは厳しいなぁ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクリ…

ボケ妹「元からしねーよ」

大魔女「ふん それなら行きましょ 山に」

みんな『おーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!