小説を書いてみたんだが

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1創る名無しに見る名無し
さわりだけでもいいからみてくれください
2創る名無しに見る名無し:2012/02/26(日) 01:25:08.74 ID:WscwtUKn
>>1
【評価】創作物の批評依頼所【批判】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1288012319/l50
【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281197722/l50
【mitemiteだし】感想を付けてもらうスレ 2
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1288013140/l50
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ4
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1322313024/l50

ここで続けるならスレ全部使い切るつもりで。
3創る名無しに見る名無し:2012/02/26(日) 01:29:38.28 ID:nbZ3BsvG
>>2
ありがとう
2ch初めてだからどこにかけばいいのかわかんなくて‥
4創る名無しに見る名無し:2012/03/09(金) 10:53:24.69 ID:6y2XtEfX
書けよ!作家志望だった俺が読んでやる!さあ書くんだ!
5創る名無しに見る名無し:2012/03/10(土) 00:50:34.65 ID:uwLvKXxg
        ∧∧  ミ _ ドスッ
        (   ,,)┌─┴┴─┐
       /   つ.  終  了 │
     〜′ /´ └─┬┬─┘
      ∪ ∪      ││ _ε3
               ゛゛'゛'゛
6創る名無しに見る名無し:2012/03/11(日) 10:16:41.47 ID:3AT0Ah/X
 二月ともなれば、やはり廊下を歩くのでさえ寒い。
 先ほど部室から裏の駐車場を見たのだが、そこには朝から大粒の雪がしんしんと降り積もっていた。
降り始めの雪のせいで濡れて黒くなったアスファルトも、数学教師の赤い外車も、ほとんどがその白い雪の生き残りで隠されていたようだ。
部室に流れる暖かいストーブの空気でなら、すぐに融けてなくなりそうでもある。
 部室を出てから、廊下を走り五階への階段にさしかかった。そろそろ先輩方への言い訳も辛くなってきたから、抜け出すのは今日が最後かもしれない。
ちなみに、なぜ僕が温室からこの寒々しい通路に来ているのかと言えば、そこにはもちろん理由がある。
 ある少女に、逢いたかった。
 初めて見かけたのは、入学式の一週間後くらいだっただろうか。そろそろ学校に慣れ始めた僕の前に、あの子は現れたのだ。階段の踊り場で、すれ違って――――
 さほど小さくも大きくもない背丈。自己主張が少ない胸元。紺色の制服は着崩してはいないが、人よりちょっぴりプリーツのスカートが短い。
顔は西日のせいでよく見えなかったが、整った顔立ちであることには気づいた。可愛いと言うよりは、綺麗、である。
 何より特徴的なのは、そのツインテールだ。腰まで届く二つのしっぽが、段を一歩降りるごとにぴょこぴょこ揺れる。
夕日が照らすその髪は、本来の色なのであろう美しい赤色に輝いていた。
 ――――それからも、何度かこの少女を見かけた。片手で数えきれるほどだけ。
ただ、例の美麗な顔もしっかりとこの目に焼き付いている。いつでも一人で、そしてツインテールで。一人で歩いているせいか、笑顔というものを見たことがない。
 凛として廊下を歩く彼女に、声すらかけられない僕。
 僕に気づく素振りも見せない彼女に、不躾ながらじっと彼女を見つめてしまう僕。
 周りで騒ぐ運動部の男子とか、静かにお互いの趣味を交流しあう文化部の女子とか、そういう日常の生徒たちと切り離されて、僕は一人だけ世界から見捨てられてしまったような気さえした。
 そんなこんなで、いつかしゃべろうとは思っていながら、結局今は先に書いたとおり二月である。出会いからもう十ヶ月は経つ。どうしようもないヘタレだ。
 冬というのは、寒さだけでなく、寂しさや焦りと言ったものも運んでくる。無論、あの娘に会えない寂しさと、少女が来年度もこの学校にいるかという焦りである。
卒業生と決めつけるのも早計であるし、来年から運良く二年生として生活できる、僕の同級生だと思いこむのはなおさらだ。
この二つの真偽がつかめないのなら、急いで見つければ安心できる。そう考えると焦るのも仕方なかった。
 目的地に到着した。五階の、僕のホームルーム。真っ暗な部屋。何ら明確な根拠はないのだが、いつもここから学校一周を始めていた。
歩いていれば、いつかは見つかるだろう。逆に言えば、それしか手だてがなかった。特徴は判っていても、彼女に届く手がかりが少なすぎる。
 友人たちに訊いてみようと思ったこともあった。勇気を出して女子の輪にその問いを投げかけようとも考えたが、できなかった。
ただそれは、意気地なしなだけせいではない。本能的か否か、訊いちゃいけない存在だと悟った。その居場所を明らかにしたら、二度と逢えないような気がしていた。今も変わらずそうである。
 隣の教室では、いつもの五人がトランプゲームで盛り上がっていた。三人ほどと顔見知りではあるのだが、部活を率先して放棄するああいう輩とはあまり友人ではいたくないものだ。
今はがやがや騒いでいるのが幸いして、僕の存在にすら気づいていない。そのまま先生に見つかってしまえばいい。
7創る名無しに見る名無し:2012/03/11(日) 10:18:16.04 ID:3AT0Ah/X
 扉を開けると、少しばかり暖かい空気が顔に当たった。気密性がいいらしく、朝からストーブから熱を与えられた空間がそのままの状態で居座っている。
しかし、もうその温熱発生装置は止まってしまっているせいか、暖かいと言うよりは、既に生温くて気持ち悪い。
 教室には誰もいなかった。珍しく、イスには誰も何も座っていない。クラスメートの誰も、彼ら彼女らの所有物の何も、である。
全くどの級友も戻ってくる気配はない。ちょうどいいから少しくつろいでいこう。部長には、また適当な理由を並べ立てておけばいい。
 窓の側によると、未だ降り続く白い結晶が体育館の屋根に溜まっていくのがすぐそこに見えた。これが流れだし、明日びしゃびしゃと、踏みしめられた通学路の雪を汚すのだろうな。
そうなる頃までに、例の少女に会えるだろうか。
 逢いたいな。そう呟いたときである。
 夕暮れ空独特の陽光の混じる闇を見ながら、改めてそんな願いを確かめる。それは、いきなりであった。
 後ろの扉が開いたのだ。隣で騒ぐ五人――――とは言っても、なぜか今はその喚声が全く聞こえなくなった――――には、僕のクラスメートは含まれていない。
教室の電気も点けていないから、別段怪しまれることもないだろう。となれば、先生か用務員か。どちらにせよ、呼びかけられる前に振り向くのが先決だ。
 ふい、と後ろを向く。廊下の蛍光灯が作り出すシルエットからは、その人物が大人の男であることは読みとれない。では、誰なのか。
 ――――!!
 よく見てから、両目から大脳皮質、手足、五臓六腑に向かって電撃の走ったような感覚を味わった。
 あの娘だ。絶対そうだ。
 思わずくるりと背を向けた。さっきの夕闇に目をやった。心を落ち着けろと、心の中の落ち着かない僕が言っている。いつもは、頼まれても目を離さないはずなのに。
 雪がいつの間にか止んでいる。差し込んでいた夕日の光も、すっかりなくなっていた。グラウンドで駆け回っていた野球部と蹴球部の群れも、地面を照らす据え付けのライトの光を残して消えていた。
 何だ。何なんだ。この状況に異常さを感じた。
8創る名無しに見る名無し:2012/03/11(日) 10:19:06.65 ID:3AT0Ah/X
「私は、あなたを知ってる」
 僕はばっ、と振り向く。思いがけない刺激であった。聴いたことのない少女の声。意図しない行動をとるには十分なものだ。予想とはちょっと違って、高い声だった。
 何度も見た彼女の姿を、また自分の視界に入れる。
 その容姿は、先の通りである。異なるのは、背景が教室であることと、その視線が僕に向けられていること。それだけだが、今までの数回とは全く違う状況に変わる。
 ――――君は、誰だい?
 彼女と口を利けたら、最初に訊かなくちゃいけないことであった。実は、それさえ訊ければよかった。それしか気にならなかった。
「私? わたしは――――」
 続けられた言葉を、僕はしかと聞き取った。ごく普通の、ありふれた語感に聞こえる、日本人の名前である。
 ただ、僕が記憶した一年生の女子の名前の羅列に、それが一致しないのには落胆した。いつか生徒会室で眺めた二、三年生の名簿にもなかったような気がして、さらに参った。
「あなた、私のことを知らないみたい。私は知ってる」
 そう言うと、少女――――名前は聞いたのだが、知らない名前なのでやはり使わないことにした――――は、当たり前であるかのように、僕の名前をフルネームで正確に述べた。
すらすらと。こう書くんでしょう、と、指で空中に書いて見せたほどだ。
 ――――びっくりしたな。どうして僕のことを知ってるの?
 自然な疑問をそのまま口にした。きっと答えてくれるだろうと、確信を持って訊いてみた。
 と思ったのだが。彼女は少しためらってから、困った顔をしてこう言う。
「ごめんね。もう、帰らなくちゃ」
 言うや否や、少女は踵を返して歩き出す。突然の事態に僕は固まったまま。扉に手をかけてがらがらと言わせたあたりで、やっと足と喉が自由に動くようになる。
 ――――待ってくれ!!
 走り出し、彼女によって閉じられた扉をすぐにもう一度こじ開ける。人感センサーで点灯する蛍光灯は、なぜかその働きを果たさないままでいた。
だから明瞭に廊下の人間を識別することはできずじまい。僕の視力では、そこに誰かがいるとは判らなかった。もう見失ってしまったらしい。
 ……がやがや。がやがや。
 と、いなくなったはずの隣人たちの声が再び耳に入ってきた。いったん休憩にして、また再開したのだろうか。
 そして廊下の蛍光灯が、僕の赤外線を感知してまた明滅の後に点灯する。明るい人工の光が、もうそこに少女はいないことを証明した。
 僕ははっ、と気づいてまた教室に戻る。窓ガラスから外の様子を見てみた。頭に描いた予想通りである。
強力な光の元で日本男児たちが球を追いかけ、その中にアクセントのように雪が散りばめられている。騒がしい景色であった。さっき見た光景は、どこにもなかった。
 さて。先ほどまでの静けさは、一体何だったのだろう。それは、あの娘に訊けば解決する予感がした。
 その後、僕は部室に戻って帰り支度をした。そしてすぐに帰途についた。学校中を探す気には、到底なれなかった。
9創る名無しに見る名無し:2012/03/11(日) 10:19:43.80 ID:3AT0Ah/X


 数ヶ月が経ち、僕は二年生になった。あれから少女には会っていない。転校してしまったのか、中退したのか。はたまたやはり校内でも逢えないままの運命なのか。
 そう言えば、これは余談である。この前、母から死んだ姉の話を聞いた。幼稚園に入る前に、風邪をこじらして肺炎になって死んだとか。
その名前が少女が名乗ったものと一致したのは、偶然か、または――――
 どの学校にもいそうな普遍的な名前であったから、前者であるとは思うのだが。
 ……元気で生きてるよ、姉ちゃん。


おしまい 
10創る名無しに見る名無し:2012/03/11(日) 13:14:22.88 ID:P+oA5RfK
ageんなカス
11創る名無しに見る名無し:2012/03/12(月) 01:33:41.26 ID:iTpWw+jz
スレ落ち回避させんなカス
12創る名無しに見る名無し:2012/03/12(月) 12:31:51.74 ID:QW0OJxne
即死回避は今3レスだよ
13創る名無しに見る名無し:2012/04/03(火) 17:10:53.33 ID:0WEYf8rt
整列!
「ウェイ!」
雄々しい掛け声と共に、両校のナインが顔を会わせる
選抜高校野球選手権大会決勝。この夢の舞台で大阪代表と戦えることに、光星ナインは運命を感じずにはいられなかった
「山本ォ!おのれ忘れたとはいわせへんぞコラァ!」
光星の金石が声を荒げる
「なんや、誰やワレ。どこかで会うたことあるんかい?」
「なんやとコラァ!」
「山本、お前あいつ金石やぞ。光星のエースや。お前同じ中学やろ。新聞に書いてあったで、同門対決やて」
猿渡が口を挟む。金石は物言いたげな顔で山本をにらみ続けていた
「ああ、そういえばいたな。お前青森行っとったんか。しかもエースて…大阪出て正解やったな。大阪ならベンチ通り越してスタンドインやったぞ」
ゲヘラゲヘラと嘲笑する桐蔭ナイン。今にも襲いかかりそうな形相の金石に代わり、今度は山崎が声を荒げる
「猿渡ャー!ぶち殺すぞおんどりゃー!」
「うお!誰やお前!」
「貴様と同じ三中の山崎じゃあい!」
天才打者として末は松井か落合かと期待されて続けて来た猿渡にとって、同じ中学とはいえ6番バッターに過ぎなかった山崎など当時から眼中にはなかった
「すまんな、思いだされへんわ。まぁ、大阪から逃げ出すくらいやしベンチにでもおったんやろな。」
「ぐぬぬ…(猿渡ゃあ!…吠え面かかせたるでぇ)」
大阪一軍対大阪二軍。巷で囁かれているフレーズは当然光星ナインにも
伝わっている。今まで受けてきた屈辱、そしてこれまでの努力を無駄にしないためにも…
「どっちが真の大阪代表か…はっきりさせたろうやないかい!」

熱い思いと共に…選抜高校野球選手権大会決勝…
プレイボール!!!
14創る名無しに見る名無し:2012/04/04(水) 00:29:07.32 ID:3zauZR0h
>>9感想スレより
いいんじゃね。
ぺろぺろ舐めると無機質な冬の冷たさを感じるスプーンのような鉄の味がしました。
これだけ書けるのはすげぇんじゃないかと。
面白いよ。
細かな描写されてますが、取捨選択をきちっとし、物語全体にリズム感を出せると更にいいんじゃね。

>>13
言葉遣い酷すぎワロタw
審判止めろやw
話し言葉がしっかりして面白いな
15創る名無しに見る名無し:2012/04/05(木) 15:02:46.87 ID:OYy8Kodi
【評価】創作物の批評依頼所【批判】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1288012319/l50

【褒めて】優しい感想を付けて貰うスレ【伸びるよ】
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281197722/l50

【mitemiteだし】感想を付けてもらうスレ 2
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1288013140/l50

↑に書き込んだほうがいい気がするけれど
16創る名無しに見る名無し
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 |   削除依頼済!!   |
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    ( ゚д゚)||
    / づΦ

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