1 :
創る名無しに見る名無し:
★参戦作品別名簿
【バイオハザード】7/7
クリス・レッドフィールド / ジル・バレンタイン / バリー・バートン / アルバート・ウェスカー / レオン・S・ケネディ / クレア・レッドフィールド / エイダ・ウォン
【ARMS】7/7
高槻涼 / 新宮隼人 / 巴剛士 / 赤木カツミ / ユーゴー・ギルバード / キース・グリーン / キース・シルバー
【GANTZ】7/7
玄野計 / 加藤勝 / 和泉紫音 / 小島多恵 / レイカ / 桜井弘斗 / 坂田
【X-men(映画)】6/6
ウルヴァリン / サイクロップス / ジーン・グレイ / アイスマン / パイロ / マグニートー
【スター・ウォーズ 】6/6
アナキン・スカイウォーカー / オビ=ワン・ケノービ / パドメ・ネイベリー / ヨーダ / グリーヴァス将軍 / パルパティーン
【ファイナルファンタジー[】6/6
スコール・レオンハート / リノア・ハーティリー / キスティス・トゥリープ / ラグナ・レウァール /サイファー・アルマシー / イデア
【マトリックス】4/4
ネオ / モーフィアス / トリニティー / エージェント・スミス
【メタルギアソリッド3】5/5
ネイキッド・スネーク / リボルバー・オセロット / ザ・ボス / ザ・フィアー / ジ・エンド
【スーパーマリオブラザーズ】4/4
マリオ / ルイージ / ピーチ / クッパ
【ターミネーター2】4/4
サラ・コナー / ジョン・コナー / T-800 / T-1000
【スーパーメトロイド】2/2
サムス・アラン/ リドリー
【Xファイル】2/2
フォックス・ウィリアム・モルダー / ダナ・キャサリン・スカリー
60/60
私は読み専なので他力本願になりますが…これでバトロワはできませんか?
_n
( l ハ,,ハ
\ \ ( ^-^ ) その話、素敵です!
ヽ___ ̄ ̄ )
/ /
ハ,,ハ
( ^-^ ) n
 ̄ \ ( E) お引き受けします!
フ /ヽ ヽ_//
⊂ ⊂ヽ、 /)/)
c、 `っ( ヽ お引き受けします!
( v)c、 `っ
V''V ( v) / ̄`⊃ お引き受けします!
V''V | ⊃
( v) ハ,,ハ
V''V (^-^ ) お引き受けします!
⊂⊂ ヽ
>? )
(/(/
ハ,,ハ ハ,,ハ ハ,,ハ ハ,,ハ
( ^-^ )^-^ )^-^ ) お引き受けします!
/ \ \ \ \ お引き受けします!
((⊂ ) ノ\つノ\つノ\つノ\つ)) お引き受けします!
(_⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ ⌒ヽ
ヽ ヘ } ヘ } ヘ } ヘ }
ε≡Ξ ノノ `Jノ `J ノ `J ノ `J
カオスロワ候補地だな
>>2 本当に手伝ってもらえたら嬉しいです。
2ちゃん初心者なんで書き込みもイマイチわからず…
かなり身勝手で本当に申し訳ない…
ちなみに
>>2は遠回しに「誰がやるかバーカ」と言っている
何かやりたいのなら、特に手間のかかるバトロワやるなら自分で基礎を決めたり、地図を描いたりして準備すべき
2ちゃん初心者関係ない
お前さんだって「これやっといてね☆」って仕事押しつけられて「おれ新人だからよろしく」とか言われたら頭くるだろう
そんな真面目な話をする相手なのか
7 :
創る名無しに見る名無し:2011/01/25(火) 17:26:09 ID:xdAIMZJd
真面目に話します……
>>5さんの言う通りですね。
軽い気持ちで『どうせアク禁になるだろうし、試しにスレを立てちゃえ〜』って感じでスレ立てをチャレンジしてたんです。そうしたらたまたま成功しちゃって…止めとけばいいのに欲が出てしまいました。
相手にされていないのは分かってましたが…真面目に返事をいただいてすごく嬉しいです。なんか本当にすみませんでした…
アク禁吹いたwwww
いくら2chの中じゃ常識的なこの板でもそんなことはないだろ
……アク禁じゃなかったかもしれません。
でもスレは立てられなかったんです!…結局立てられましたけど…
ccccccccccccccccc
hhhhhhhhhhhhhhhhh
aaaaaaaaaaaaaaaaa
ooooooooooooooooo Chaos
sssssssssssssssss
whatz?
11 :
カオスロワ乗っ取り儀式:2011/01/26(水) 23:18:08 ID:lms+DJkZ
/  ̄ \ l 、
| , '⌒ヽ | .Еヨ | ヽ _ヱ_ /|\ 三.土' 丑 l
| | | | レ\ レ ノ 亅 .V J 口'日 '口 ・
. | ヽ_/ .|
. ト、 ____,.イ <このスレはテラカオスバトルロワイアルが
. ___ ノ \ / l 乗っ取るぞ!
. / `ヽr--、ー、,,└-‐―- 、 カオスロワwikiだ!
/ /ニニ\ \
http://www23.atwiki.jp/terachaosrowa/ . { , `⌒` <\ ,ィ―'⌒ヽ.`ー 、
', / `Y´ ./⌒ヽ ヘ.
ヽ、 / \}
. | {> 、 `ー-- / ヽ| ついでに
. | V `> 、____ , く `ー' ノ カオスロワのお約束はここだぞ
. | V `ー ' `7ー――'
http://www23.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/405.html | \ /|
| | /.| テンプレは以上だ!
. | /―― '  ̄ ̄ ̄`ー/ |
. | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ |
. | ./ ハ |
l 、
Еヨ | ヽ _ヱ_ /|\ 三.土' 丑 l
レ\ レ ノ 亅 .V J 口'日 '口 ・
/ ̄ \
| __∧_ |
|ヽ /| ついでにカオスロワとはなんぞや?
||/\| | と言う人のために
ト、___ ,イ
http://www11.atwiki.jp/row/pages/197.html /\.ノ ゙、 /└-‐―-、 を貼っておくぞ!
/  ̄ ー 、, -‐/ニヽ \
/ /二ミ/ i
./ / ̄7 ̄ ̄ ̄`´ .|
´⌒ヽ' / /
{ \ヽ ./ ∧
〈 _> 、__/ /.ハ
`ー―<´ { i } / ハ
| V ∧ --!-- /\V ハ
|V ./ 〉 { ! } 〈 \V ハ
| / / ハ V ハ
「さてスレを乗っ取ったことだし…
それじゃあ、他人任せでロワを進行させる輩には参加をご遠慮頂こうか。なぁ
>>1さんよぉ」
トーナメントマウンテンの麓でアシュラマンは
>>1をそうあしらった
そして
>>1も反撃するように口撃を仕掛けた。
「なんだと!今の発言取り消せぇ!
俺たちにも名誉ってもんがあるんだ!」
「お前に名誉ってもんが あ っ た か ?」
グシャ
【一日目・0時10分/静岡県トーナメントマウンテンの麓/天候・嵐】
【アシュラマン@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いに優勝する
【サンシャイン@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】キーパーツ
【道具】
【思考】基本:アシュラマンと組んで殺し合いに優勝する
【
>>1@私の好きな作品でバトルロワイアル 死亡確認】 死因:地獄のコンビネーション
【タケシ@カオスロワ 死亡確認】 死因:地獄のコンビネーションによる強打
しかしそんな事は問題では無かったとさ。
「「こいつじゃねぇー!」」
【一日目・0時30分/埼玉県川越市のどこか/天候・嵐】
【白鳥健太郎@超人バロム・1】
【状態】健康、コレジャナイ感
【装備】M16@ゴルゴ13
【道具】不明
【思考】
1:厚みのある方の猛を探す
2:とりあえず今は平たい方の猛と協力する
【木戸猛@バロムワン】
【状態】健康、コレジャナイ感
【装備】十手@鬼平犯科帳
【道具】不明
【思考】
1:平たい方の健太郎を探す
2:とりあえず今は厚みがある方の健太郎と協力する
「とぉぉぉぉぉのぉぉぉぉぉ!!」
嵐の青森を、絶叫しながら走り抜ける一人の青年がいた。
彼の名は池波流之助。業界では名の知れた歌舞伎役者にして、悪の手から日本を守る侍戦隊シンケンジャーの一人、シンケンブルーである。
彼はおのれの主君である「殿」、すなわち志波丈瑠を探して走っていた。
彼の頭の中に、5分以内に同行者を見つけなければ死ぬというルールは入っていない。
だが幸運なことに、流之助は首輪が爆発する前に同行者と出会うことになる。
「聖上どのぉぉぉぉぉぉ!! って、ぐはあっ!」
ただし、交差点での激突という形で。
◇ ◇ ◇
「すまん! 私が不注意だった!」
「いえ、某こそちゃんと周囲を警戒せずに……申し訳ない!」
数分後、流之助ともう一人の女性……トウカは、互いに頭を下げ合っていた。
お互い気が済むまで謝ったあと、二人は自己紹介と情報交換を行う。
「なるほど……トウカ殿も主君を捜して……。ならば、しばらく共に行動しないか?
一人よりも二人の方が効率がいいのは、考えるまでもないことだしな」
「おお! 願ってもない申し入れ! こちらこそよろしくお願いします、池波殿!」
二人の侍は、がっちりと握手を交わす。
「それで池波殿、まずはどこを探しましょう!」
「とりあえず……どっか建物に入らないか? さすがにこの季節に北国の嵐は辛いわ」
「……同意にござる」
【一日目・0時20分/青森県/天候・嵐】
【池波流之助@侍戦隊シンケンジャー】
【状態】健康
【装備】ショドウフォン@侍戦隊シンケンジャー
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いに抗う
1:丈瑠及びシンケンジャーの仲間を捜す
【トウカ@うたわれるもの】
【状態】健康
【装備】どうたぬき@風来のシレン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いに抗う
1:ハクオロ及び知り合いを捜す
「君は世界の敵だ」
ヒュンヒュン
不気味な泡は今日も元気に世界の敵を抹殺していた。
【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ 死亡確認】
【シャーリィ・フェンネス@テイルズオブレジェンディア 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:ワイヤーで切り刻まれる。
【一日目・0時5分/日本のどっか/天候・嵐】
【ブギーポップ@ブギーポッシリーズ】
【状態】左右非対称な顔
【装備】ワイヤー@現実
【道具】不明
【思考】
1:僕は自動的なんだ。
【宮下藤花@ブギーポッシリーズ】
【状態】健康
【装備】ワイヤー@現実
【道具】不明
【思考】
1:……………
17 :
NWO:2011/01/27(木) 02:16:03 ID:88g8x4GX
ここは京都中部のとある旅館二階廊下。
一人の男が少し早歩きにその場所を通過し襖前まで止まり、サッーと襖を開く。
「お、もうこんなに揃っていたか」
「遅いぞマーラ様の人。我はともかく、いーさんは結構な時間待たされたのだぞ」
いま丁度この部屋に入った者の名は、
カオスロワ5期6期でエンディングを書き、今現在も伝説を作り続けるレジェンドの一人、マーラ様の人だ。
そんな彼を忠告したのは、これまたレジェンドの一人、ジャイアンの母書き手。
「いいよいいよ♪〜私はそんなこと気にしないし〜♪」
「貴方はよくても私は許せないわよ。 本当に遅すぎ」
いーさんもとい◆E3y/x3899E氏。
彼女もまた古くからカオスロワに関わっていてる。
どれくらい関わっているかというと、無印書き手ロワにも参戦していたということを伝えるとわかりやすいだろう。
マーラ様を許していない女の名は◆6/WWxs9O1s氏。
もうすでに6/氏が出ているし、何故女なんだと思うお方もいるかも知れないが、
6/氏が初めてカオスロワに参戦したテラカオスバトルロワイアル二周目カオスルートでは思いっきり女性であったのだ。
(ちなみにクールでニヒルな美少女)
言うなれば初代6/氏と言うべきであろうか、いやここは6/氏(女)とわかりやすく表しておこう。
ちなみに男女反転ロワと呼ばれるものに参戦したことがある。
「まあまあ、過ぎたることを今更行ってもしょうが無い」
「だな」
「これだから女は……でもそんなのかんけえねえか」
上からFルートの人、692、>>やおいである。
彼ら三人も長い間カオスロワに参戦しているレジェンド達だ。
そんな三人や6/(女)、いーさんに軽く頭を下げながら用意された座布団の上に座る。
と座った後に、まだ空の座布団が5つ程あることに気づき、マーラ様の人は口を開く。
「あれ、まだ五人くらい着ていないようだけど……どしたの?」
それに対し6/(女)はとても言いづらそうに口を開く。
「もう約束時間を過ぎちゃったし、あなたが最後だと思うの……」
そっかとマーラ様の人は一言だけつぶやく。
今度は692がさてと前置きをつけ起立し発言をする。
「本来ならここに12人いないとおかしいんだけど、だけどもうしょうが無いさ。
◆ZZlReeJbgc、◆02GOODMe2.の二人は連絡つかず、多分早々に混沌の渦中に巻き込まれているためかな。
濱口弓兵(6期で濱口優とアーチャーを投下していた人)と所ジョースター(7期でジョジョの奇妙なダーツの旅を書いた人)の両名は
二人とも『俺は俺でこの危機を乗り越えさせてくれ』と返事が来た。 二人とも表舞台には出てこなかったからこの返答は仕方ないけどね。
そして最後に脱衣拳だけど、彼は『脱衣拳は死んだ、リバプールの風になった』と訳のわからぬメモ書きを残してどこかへ消えてしまった」
692はそう言い終え、座布団へと座り込む。
それを見たジャイアンの母書き手が今度は立ち上がり、口角を広げる。
「来ないもの消えたものなどのことなど知らぬ。
今、語るべきことは、我々に送り込まれたこの『文書』についてだ」
そう言ってジャイアンの母書き手はどこからかA4サイズの用紙を取り出す。
同様に他の6人も同じ用紙を彼らの目の前にある机の上に置く。
それを確認したジャイアンの母書き手は用紙に書かれている文章を読み上げる。
18 :
NWO:2011/01/27(木) 02:16:47 ID:88g8x4GX
「『拝啓、カオスロワで生まれた【オリジナル】の者達よ。
今カオスロワは忌避される心配もなく、人気実力共に絶頂とは言わぬが、かなり良いところまで行っている。
このまま進んだらより良い方向へ進み続けることができるであろう。
しかし、しかしだ、それをする為にはどうしてもしなければならぬことがある。
それは破天荒で手探り状態で世を動かしていた【旧世代】の者共、そして貴様らのような
カオスロワで生み出された【オリジナル】共だ。
確かに前世代では大層な活躍をしていたようだが、現世では違う。
貴様らは犬の糞と等しく、無意味で無価値で誰からも愛されることもないクズどもだ。
そんなクズ共が毎度のごとく暴れてみろ、カオスロワはまた地の底へと向かっていくぞ。
そこで我々は【旧世代】の者共と【オリジナル】の者共をすべて排除することにした。
もう貴様らを支援するものなどいないのだ、だからぜひとも我々の対応を歓迎して欲しい。
そうしてくれたら、我々は貴様らに苦痛を与えずにこの世から抹殺してやろう。
だがもし、我々には向かうようなことをしたらどうなるか。
その時は地獄より深く重い苦痛を貴様らに与えてることを約束しよう。
よく覚えておくように、それでは笑顔でまっていろよ。
アンチ・旧世代&オリジナル連盟より』
全く、この文書を書いた雑種は我達を何だと思っている。
第一我達は自ら望んでカオスロワへ参戦したのではない。
しかし一度参戦してしまったのならば今度はカオスロワ参戦者の一人として全うしていたというのに……解せぬ……
だいたい今も昔もこれからもカオスロワはずっと人を選ぶスレだろうが!」
「本当、何様のつもりよ! そんなに私たちが嫌ならスルーすればいいのに! ふざけんじゃないわよ!」
文書を全て言い終えたジャイアンの母書き手はそのまま文書を書いたであろう『アンチ・旧世代&オリジナル連盟』らに向け毒を吐く。
6/(女)も、彼の毒に同調し吐き散らす。
他の者達も同様に文書に対しての不満をぶちまけた。
その後静粛が流れ、コホンと一言咳をして6/(女)が発言する。
「恐らく6/(男)にも同じ文書が届けられたからこそ『引退』とか発表したのよ。
ま、結局別方向へ行っているんだけど。 ともかく、私たちは違う。
正確にはあいつがあの路線に行ってしまったから私たちは嫌でも別の道を探さなくなってしまっただけなんだけど。
ともかく、私たちはこんなふざけたアンチ連盟をぶち破って、いつも通りのカオスロワに戻すのよ。
それが私たちの『己』を守る、最善で最高の手段」
6/(女)の述べたことに他の6人も頷く。
ついでFルートの人が語る。
「まあ、なぜだかはわからないが俺達の力は弱まっている。
しかし7人もいるんだ、そんじゃそこらの訳のわからぬ奴らには負けることはないだろう。
まずアンチ連盟の輩を誘いだして、誰か取っ捕まえて連盟の幹部の連中の居所を突き止める」
最後に善は急げだ、行くぞと付け足し、その声に同意し全員が立ち上がった。
その時
すぅうっと部屋の入口の襖が開き、
ボンッ ドサッ
と音を立てて、幾つかの死体が彼らの目の前に表れた。
【生真面目小隊長@TCBR 排除確認】
【リアルタイムカービィの人@TCBR 排除確認】
【今頃書き手@TCBR 排除確認】
【リアルタイムパルシェン@TCBR 排除確認】
【黒胡麻プリン@TCBR 排除確認】
【◆02GOODMe2.@TCBR 排除確認】
死因:アンチ連盟による排除
19 :
NWO:2011/01/27(木) 02:17:28 ID:88g8x4GX
襖から放り込まれた者は、あろうことか全てテラカオスバトルロワイアルの関係者であった。
思わずいーさんとマーラ様の人が悲鳴をあげる。
「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」
「な……なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!」
同時に6/(女)も言葉を吐く。
「こ、これは一体……」
彼女が発言した刹那、これらが飛び出してきた襖から一人の男が表れる。
「いやいや。 君たちのような不遜な輩でもまだ悲鳴を挙げられるとは……いやはや……」
「き、貴様は……総理大臣……! まさか……貴様が……」
ジャイアンの母書き手がその男の名を囁き即座に戦う構えを取る。
「そう、私は総理大臣。 そしてアンチ・旧世代&オリジナル連盟の幹部の一人。
ん〜? オイオイ、私たちに立ち向かうのか? よしてくれ、今ここに数百を越える
アンチ連盟の兵士達がここに向かっているのだぞ? いくら貴様らが力を持っているとは言え、
いや、今回は制限されてだいぶ弱体化されているのだったな、では七人いたところで
精精数名を道連れにできるという所か。
ちなみに今、私を倒そうが『あの御方』がいる限り、貴様らを狙う兵士は失せることはないのだぞ?
だから戦おうなどと思うな。 もう少し待てば、苦しまずにあの世へ行けるのだからな」
万事休すか、この場にいる殆どの者がそう頭に浮かべた。
弱体化されている、7人とも自覚はしていたものの、相手側にすでに知られているとは不覚であった。
「ん、どうやら宿の前に兵士が着いたようだ。 待っていろ、すぐに殺してやるからな」
その瞬間誰しもが死を予感した。
普段であれば楽勝で突破できるのだが、どれくらい弱体したのかわからぬままいきなり実戦。
手はずが整ってなく囲いを突破できるほど、奴らをそう甘くはないだろう。
何人を道連れにすることができるか、そればかりが頭によぎる。
だが、一人だけ、一人だけのん気に兵士を待ち受けている総理大臣に向けて、
支給された名もなき刀を振りかぶった。
「っつ、何ですか。 まだ自分の立場をわかっていないのですか?」
刀を回避してその愚かな者を嘲る総理大臣。
だが幾度も刀を振り回す、当たるが当たらないがお構いなしに振り続ける。
「>>やおいやめろ! そんなことをしてももう無意味……」
「うるせえ! そんなのかんけえねえ! 俺がこいつらを引き寄せる! だからその内に逃げやがれ!
すべての兵士が宿の中に入ったんだろ?! だったら窓から四方に散らばって逃げれば、運良ければ助かるぞ!」
「だったらうぬも一緒に!」
「いいや、囮が必要だぜ! だから俺がそれを買ってやる!! だから行け!! 早く!! 行けぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「愚かな……」
>>やおいの策に思わず失笑し撤退しようとする六人に向け手に持つ拳銃を発砲する総理大臣。
だがその銃弾全てを刀で叩き落として見せるは>>やおい。
「>>やおい……いつか必ず、借りは返す……! だから生きろ!!」
最後の一人692が窓から飛び出す。
瞬間数十の兵士が部屋に突入してくる。
20 :
NWO:2011/01/27(木) 02:18:10 ID:88g8x4GX
「総理大臣。 これは一体?」
「逃げられました。 まあいいでしょう、すぐに追えば良いこと」
「そうはさせねえぜえええええええええええ!!!!!!!!」
総理大臣の言葉を遮る雄叫びを放ち兵士に向かって突撃する>>やおい。
本来なら大臣の言うことを聞いて、何人かは逃げた6人を追跡せねばならぬのだが、
その血気迫る>>やおいの雄叫びに、兵士の一部は恐慌。
命令を待たずとして>>やおいに向けて発砲する。
そうなるともうこの場は、混沌と化す。
雄叫びと同時に総理大臣付近にいた兵士を斬りつける。
返し刃でその隣にいた兵士にも斬りつける。
誰かが放った弾丸が>>やおいの肩を掠める。
お構いなしに一人二人三人と斬る、キル KILL。
だが兵士達からの銃弾は止むことはない。
初めのうちは兵士達が取り乱していたため、歴戦の猛者である>>やおいに当たることなどなかったが
沈静化していくと同時に被弾箇所は増えていった。
脚が言うことが効かなくなる。
──そんなのかんけえねえな!──
次に視覚が殺られる。
──かんけんねえな!──
聴覚、感覚、片腕の機能が失われる。
──かんけえねえな──
刀が折れ、殺傷力が落ちる。
──かんけえねえ──
五感全てが消失する。
──かんけえね──
全身から血を吹き出し、人ではない何かになる。
──でも、そんなのかんけえなかったな──
◆
「まったく。 7人も排除できるはずが1人しか出来ませんでしたね」
「も、申し訳ありません。 現在逃げた6名を追跡中であります!」
「今回だけですよ。 次同じようなことを犯したら……私と話せなくなることを覚悟しておきなさい」
総理大臣が兵隊長に喚起する。
惜しい事をしたと同時に、カオスロワに慣れている連中を甘く見ていた事を自嘲する。
総理は隊長と共に宿を後にする。
旧世代とオリジナルを一刻も早く排除する。
全ては『あの御方』のためにも。
21 :
NWO:2011/01/27(木) 02:19:02 ID:88g8x4GX
【一日目・0時30分/京都府 中部/天候・嵐】
【総理大臣@現実】
【状態】健康 アンチ・旧世代&オリジナル連盟所属(幹部)
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:旧世代&オリジナルを全て排除する。
1:『あの御方』のためにも早急に二つを排除する。
【アンチ・旧世代&オリジナル連盟 兵隊長@総理大臣の部下】
【状態】健康 アンチ旧世代&オリジナル連盟所属
【装備】アサルトライフル(∞/∞) 近接戦闘用武器。
【道具】支給品一式
【思考】
基本:旧世代&オリジナルを全て排除する。
1:総理大臣に付き従う。
◆
「とまあそんなわけで三組に分かれてしまいました、え? ご都合主義だって? だってカオスロワだもの」
「まあこの辺はルールもあるから仕方ないわ、で、この後どうするのよ?」
「とりあえず東京の方面へ行ってみますか、大体カオスロワって関東の方で色々問題が起きますし」
「そうね、事件が多発するところに行けば何かわかるかもしれないし」
こうして6/(女)とマーラ様の人の二人は東京へ向かうことにした。
22 :
NWO:2011/01/27(木) 02:19:52 ID:88g8x4GX
【一日目・0時30分/京都府 東部/天候・嵐】
【マーラ様の人@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:あんな奴らに殺られはしない、絶対勝つ。
1:とりあえず東京へ。
【6/氏(女)@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:絶対負けない。
1:東京へ。
◆
「しかしながら、『オリジナル』はともかく『旧世代』って言うのは何なんだろうな」
「さ〜? でも私たちにも他にも文書が配られた人がいるってことよね?」
「なら俺達は同志を集めるべきか」
「そうだね〜、ま、時間はじっくりあるんだし」
そんなわけでFルートの人といーさんは、自分と同じ境遇に陥っているものと合流することに決定した。
【一日目・0時30分/京都府 北部/天候・嵐】
【いーさん@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:アンチどもには負けないよ。
1:他に誰がいるのかな?
【Fルートの人@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:アンチどもを打ち破る。
1:手探りだがしかたない。
23 :
NWO:2011/01/27(木) 02:20:37 ID:88g8x4GX
◆
「>>やおい……」
「もう諦めろ……奴のためにも我達は奴らに勝たなければならない」
「いつもどおりの力さえ出せていれば……!」
「ふむ、ならば我らの弱体化を解除させるためにも……そうだな、一先ず八百万の神が存在する出雲へと向かおうとしよう。
何もわからぬ今は、神頼みも悪くあるまい」
692とジャイアンの母書き手は、弱体化を解除させるために出雲へと向かった。
【一日目・0時30分/京都府 西部/天候・嵐】
【ジャイアンの母書き手@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】自動小銃(∞/∞)
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:我達を排除するとな? 笑止!
1:神ならば、今何が起こっているかわかろう。 ならば出雲だな。
【692@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:絶対勝つ
0:>>やおい……
1:ジャイアンの母書き手に同行する。
【書き手(オリジナル)六人共通備考】
※皆さん大人しいですが、弱体化+洒落にならない状況なので皆さん自重しております。
アンチ連盟が崩壊したらいつも通りになるかもしれませんねえ。
【>>やおい@テラカオスバトルロワイアル 排除確認】
死因:アンチ連盟兵士による一斉射撃。
激しい雨風の中を歩いている男女がいた。
男の名前は『修羅王』フォルカ・アルバーグ。燃えるような紅い髪が特徴の青年である。
女の名前は紅美鈴。とある館で門番として働いている中華風な妖怪である。
ちなみに彼女の名前の読み方だが『くれない みすず』ではなく『ホン メイリン』だ。
彼らはスタート地点であった都庁跡地から移動していた。
その理由としては、いきなりフォルカが東京都庁を破壊してしまったからである。
大きな音がなれば大抵の人間が取る行動は大きく分けて以下の二つ。
1、危険を察知しその現場から離れる。
2、野次馬根性を発揮し、見に行ってみる。
前者ならば問題ないが、問題があるのは後者である。
今、バトロワ開始から既に5分以上が経過している。
つまり、今生きている参加者達は最低でも二人組で行動していることなる。
そんな参加者達が一カ所に集まったら、確実に首輪の爆破のリミット人数を越えてしまう。
と、そんな訳で、都庁破壊の当事者である彼らはさっさと移動を開始したのであった。
「……それでフォルカさん?」
「なんだ、美鈴」
「私達はどこに向かっているんですか?」
「浅草だ」
「アサクサ?」
そして、彼らが今向かおうとしているのは東京都台東区にある浅草だ。何故、浅草なのか?
それは浅草にはバンプレストの旧本社ビルがあるから……ではなく。
フォルカの知り合いが浅草に住んでいるからである。
「居ればの話なのだがな」
「そうですか……あ、フォルカ、もう少し早く歩いてもいいですよ」
「大丈夫なのか?」
「まあ、少しは鍛えてますから」
「じゃあ、少し急ぐとするか」
「ええ」
フォルカと美鈴は歩くピッチを『少し』だけ上げた。
そして、彼らは目的地である浅草に歩を進めていくのであった。
……ちなみに彼らの『少し』は素人目で見ると結構速い。
【一日目・0時30分/東京都新宿区/天候・嵐】
【紅美鈴@東方Project】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:未定
1:とりあえず、フォルカさんに着いて行く
【フォルカ・アルバーグ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】全身にダメージ(小)
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止める
1:殺し合いに乗った者は倒す。
2:浅草に向かう
25 :
皇帝降臨:2011/01/27(木) 03:20:40 ID:CvZXc4H/
「ひぃぃぃぃぃぃっ! ば、化け物だ!」
「たたた助けて、助けてくれえっ!」
激しく降りしきる雨の中を、傘もささずに走る二人組の男達。
彼らの名前は南健太郎と東方雅美。中学テニス界では知る人ぞ知る名選手である。
その身を雨風に晒すこともいとわずに彼らが走るのは、雨風などよりもずっと恐ろしいものが彼らを追っているからだ。
「……うわぁっ!?」
「さ、先回りされてた!?」
だが、進路を塞ぐように現れた一つの影に彼らは足を止める。
『――疾きこと風の如し』
そこに在ったのは、異形。
闇の王に受け継がれし、黄金の鎧。
仮面ライダーキバ・エンペラーフォーム。
キバは手にした剣……ではなくテニスラケットを振るい、一閃で二人の首を落とす。
そして出来立ての死体を一瞥すると、一言だけ呟いた。
『……たるんどる』
26 :
皇帝降臨:2011/01/27(木) 03:22:02 ID:CvZXc4H/
◇
「……たるんどる」
立海大付属中学校テニス部副部長真田弦一郎は、バトルロワイアルの開幕でパニックに陥った群衆に対し、吐き捨てた。
日頃の精神鍛練を怠っているから、バトルロワイアルが始まった程度でこうも動揺する。
今行われているのはルール無用の殺し合いでは無い。幾つかのルールが定められた、バトルロワイアルという競技だ。
ならば、テニスもバトルロワイアルも何ら変わりはしないだろう。
「ただ、全力で勝ちにいくのみ。それが我等、常勝立海の精神だ」
そして真田は、飛んでいたキバットバット三世を捕まえると、支給品と合わせて真田皇帝形態……もといキバ・エンペラーフォームに変身。
手始めに、近くを歩いていたテニスプレイヤーらしき二人組に襲いかかったのだった。
唯一無二の目的、勝利の為に。
【南健太郎@新テニスの王子様 死亡確認】
【東方雅美@新テニスの王子様 死亡確認】
【一日目・0時15分/東京都/天候・嵐】
【真田弦一郎@新テニスの王子様】
【状態】仮面ライダーキバ・エンペラーフォーム変身中
【装備】キバットバット三世@仮面ライダーキバ、魔皇龍タツロット@仮面ライダーキバ、テニスラケット@新テニスの王子様
【道具】支給品一式
【思考】
基本:全力で勝利を狙う
1:全力で勝利を狙う
【キバットバット三世@仮面ライダーキバ】
【状態】仮面ライダーキバ・エンペラーフォーム変身中
【装備】真田弦一郎(に装備されている)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:死ななければまあいいや
1:とりあえずこのオッサンに付いていくか
2:渡は無事なのか?
ピンポンパンポーン♪
殺し合いの会場に似つかわしくない明るい音が鳴り響く。
主催者側からの放送や連絡があるとこんな感じの音がするらしい。
「ロワ開始約40分経ったが、なかなか好調に殺し合いは進んでいるようだな。
誰とも会えず、一人寂しく死んでいった輩もいるぞ?
だが放送はまだまだ先だ。今回は貴様らに我が禁止行為その5の補足説明を行う。
・仲間同士のアイテムのやり取りは認めるものとする。
・盗難禁止の範囲は、生きた参加者から及び有人無人問わず建造物内とする。
・ただし建物の瓦礫の中からアイテムを掘り起こすのは禁止とする。
・無いとは思うが、道端に転がっている物を拾うことは認める。
・瓦礫や残骸などから手作りの武器を作れるならそれも認める。
……多分これくらいだろう。
くくく、この寛容な措置、嬉しかろう?もっとガチガチにいやらしく縛ってもよいのだぞ?
ふか〜く我に感謝するのだな!この神に!この神龍ニアラにな!はーっはっはっはっはっ!」
ブツンとそこで放送は途絶えた。
◆某所・主催者本部◆
「いやー久方ぶりにいい気分だ。神の気まぐれで一喜一憂する家畜を眺めるのは最高だな。
家畜を思うがままに操れる……これぞ神の証よ!」
(この自己顕示欲の塊が……まあいい、馬鹿どもにはちょうどいい目眩ましになるか。
それに丈夫らしいから、いざというとき盾にでもしてやろう。
我は我で忙しいからな……)
【一日目・0時40分/某所・主催者本部/天候・不明】
【???@???】
【状態】健康、主催者
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:???
0:参加者の苦しむ様を眺める
1:仕事を済ませる
2:次の禁止行為を考えておく
【神龍ニアラ@カオス7期】
【状態】健康、いい気分、主催者
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:全ての人間に龍こそが神だということを教え込む
0:???
※7期、退場時の最大強化状態からの参戦です
※主催者の一人だったようです
「はぁ……はいはい、またバトロワね。毎度毎度懲りないねぇ
で?僕は何?また兄さんを逆恨みしてヘタレマーダーになって犬死すればいいわけ?
ま、それじゃ適当にやって適当に死のうっと」
「どうしてそこで諦めるんだそこでー!!」
初っ端からやる気を全く見せないのは、ご存知マリオの弟の緑のヒゲ・ルイージ。
そしてもう一人は、暑苦しい炎の妖精こと我らが松岡修造である。
「駄目駄目駄目そこで諦めちゃ!!」
「うるさいな。いつ見ても毎回僕の扱いはこうじゃないかよ。
兄さん相手に二番手コンプレックス云々で殺意抱いて、適当に火種にされては間引かれる。
酷い時には女の子襲わされたことまであったんだぞ。何で僕があんな真似しなきゃならないんだよ」
「諦めんなよ!周りのこと思えよ応援してる人達のこと思ってみろって!!」
「そいつらがそうさせてんだよ。応援されてるのは、ヘタレで情けない僕だ。
誰も僕が覚醒したり、まともに活躍することを許さない。
フラグも残さないまま、ただ無様に醜態だけ晒して死ねってさ」
「わかるよ……世間は冷てぇよなぁ。みんな君の想いを感じてくれねぇんだよ!
でも大丈夫、わかってくれる人はいる!!そう、俺について来い!!」
「うるさい。あんたも、死にたくないからとりあえず僕と合流しただけでしょ。
ま、いいけど。僕の醜態に巻き込まれる前に、適度に見切りつけて離れなよ。
あんたまでカッコ悪い姿晒しながら死にたくはないだろ?」
一人で盛り上がる修造に対し、ルイージの態度は終始冷ややかだった。
修造の熱い叫びも、ルイージの身を覆うネガティブゾーンの前には無力だったのだ。
やがて、叫び続ける修造にも疲れが見えてくる。
「どうして……どうしてなんだよ」
「こんな環境で真面目にやろうとする奴の気が知れないよ。馬鹿馬鹿しい」
その時、二人の前方に二つの人の影が現れる。
一人は、紫の髪と褐色の肌の美しい女性。
彼女の名はモンバーバラの双子の妹、ミネア。
そして、もう片方はルイージのよく知る兄の姿……
マリオだ。
それを見つけるや否や、ルイージはその手に持つハンマーを殺意を込めて握り締めた。
「あ、兄さんだ。じゃ、さっそく殺しに行かなきゃ」
「いや何自然に殺しにかかろうとしてんだよ!お前の兄ちゃんだろ!?」
「そうだよ。僕の一番憎い兄。あいつのせいで僕は永遠に二番手のままだ。
僕は兄さんの影じゃない。それを証明するために、兄さんを殺してやるんだ。
そして僕は主役になる、僕こそが光を浴びるんだ」
「な、何言ってんだよ!!目ぇ覚ませ!!!お米食べろ!!!
自分の兄貴になんてこと言うんだ!!本気で思ってんのか!!」
「そんなわけないだろう!!!」
修造の声を上回る大きな声で、ルイージは叫んだ。
「誰が好き好んで、自分の兄貴を殺そうとするもんかっ!!!」
ルイージの目には、涙すら浮かんでいた。その光景に、修造は圧倒される。
「ルイージ……お前」
「本気でそんなこと思うわけないだろ。ずっと一緒に戦ってきた、影から支え続けてきた
たった一人の兄さんだぞ。どうして殺したくなるほどまでに憎まなきゃならない……?」
「……」
「でもね……僕の中でドス黒い感情が、物凄い勢いで膨らんでいくんだ。
身に覚えのない憎悪が突然生まれ、主役になろうなんてわけのわからない野望が膨らんでいく。
そしてその黒は僕の心を染め上げ、悪魔に変えていくんだ。
身の程知らずで分不相応、ただ滑稽なだけのヘタレで無様な悪魔になぁ!!」
「よせ、そんな心に身を委ねちゃ……」
「はは……突然生まれたんじゃない、もしかしたら元々僕にあった馬鹿な心なのかもしれないなぁ。
兄に嫉妬する陰険な弟……これが僕の醜い本性なのかもね……」
「そんなわけねぇじゃん!!迷ってんじゃねぇよ!!
君の心はピュアだってこと、今君の涙が教えてくれたじゃねぇかよ!!」
「ルイージィ?」
「あ、あのー……盛り上がってる所悪いんですけど……」
やり取りに夢中のルイージと修造の前に、マリオと褐色肌の女性が声をかけてきた。
「……兄さん」
「あ、すいません。でも大丈夫!俺達殺し合いに乗る気ないから……」
次の瞬間。
一発の銃声が鳴り響き。
その場に鮮血が飛び散った。
「えっ――!?」
赤い帽子が、その場に舞い……
他の全員がすぐに気付いた。その男が撃たれた――どこかから狙撃されたことに。
「兄さん――!?」
撃たれたのは、マリオだった。
頭部を打ち抜かれ――即死だった。
「兄さぁぁぁぁぁん!?」
「ま、マリオさん!?」
「う、嘘だろ!?」
たった一人の大切な兄の死が、弟の運命を動かし始める――
【一日目・0時30分/兵庫県神戸市内/天候・嵐】
【ルイージ@マリオシリーズ】
【状態】健康
【装備】ハンマー
【道具】支給品一式
【思考】
1:???
【松岡修造@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:ルイージの熱い心を呼び覚ます
【ミネア@ドラゴンクエスト4】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:ショックで呆然
【マリオ@マリオシリーズ 死亡】
ルイージ達のいた場所から離れた場所に、マリオを殺害した下手人の姿があった。
「上手く殺せたようですね。これで二人目ですか」
そう言って、いつもと変わらない愛らしい笑みを浮かべながら……
彼女、朝比奈みくるは普段の姿からは想像もつかない言葉を呟いた。
彼女が抱えるのは一丁の狙撃ライフル。
そして彼女の足元には、一人の散切り頭の男の死体が転がっている。
「この調子でどんどん殺せていければいいですね」
「朝比奈みくる……なんで、どうして……」
長門有希は目の前のよく知る少女の行為に、ただ恐怖するしかなかった。
彼女の姿や性格は眼鏡をかけた【消失】の時の彼女で。
しかし普段のSOS団としての記憶も持ち合わせているようだった。
そんな彼女の目の前で、一人男を殺し、今またその手のライフルでマリオを殺したみくる。
「……残念ですが、その質問の答えは禁則事項ですから答えられません」
「禁則……何を……」
「大丈夫ですよ。あなたは殺すつもりはありませんから。少なくとも、今は」
「あ……ああ……」
「そして、あなたも何もできない。今の貴女は何の力もない、ただの人間でしかないんです。
歯向かおうと考えないほうがいいですよ?今の私は、あなたではどうにもできませんから」
普段の苦手意識はどこへやら、みくるの長門への態度は終始強気だった。
朝比奈みくる、一体彼女の身に何が起きたのか――禁則事項です。
彼女は一体何を考えているのか――禁則事項です。
彼女のこの自信は一体何を根拠としているのか――禁則事項です。
この嵐の中での狙撃に成功した、彼女の力は――禁則事項です。
長門有希の身に何が起きたのか、何故その力を全て奪われているのか――禁則事項です。
みくるの真の目的は――禁則事項です。
そもそも……彼女は本当に朝比奈みくるなのだろうか?
――禁則事項です。
【一日目・0時30分/兵庫県神戸市内/天候・嵐】
【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】禁則事項です
【装備】狙撃用ライフル
【道具】支給品一式
【思考】
1:禁則事項です
【長門有希@涼宮ハルヒの消失】
【状態】恐怖
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:みくるに恐怖
【備考】彼女の能力の全ては使用不可。
SOS団としての普段の記憶を持ちながら、キャラは消失長門です
【ゴエモン@がんばれゴエモン 死亡】
34 :
兄さんの後始末:2011/01/27(木) 10:05:06 ID:+AZ/PeIh
「ちょっとなにこの駅弁めっちゃマズイし!! もう最悪!!」
「半分以上食べてから文句を言うことも無いだろ……ほら、そんなにイヤなら代えてやるよ」
「はあ? 兄さんの食べかけとかキモくて喰えねえし!!」
仲睦まじいとは言いがたい兄妹が、電車の席に向かい合わせで座って買ったばかりの駅弁を食べていた。
京都から一路東京へと向かうことにしたKAITOとLilyだったが、新幹線がつかまえられなかったためとりあえず特急で手近な駅まで移動することにしたのだ。
「てゆーかなんで東京なワケ? どうせなら実家のある札幌まで戻ったほうが良いってもんじゃないの?」
Lilyが、彼女から見れば当然の疑問を口にする。
「それは……」
「まさか兄さんが聞いたとか言う、幻聴かもしれない変な声の言ってたことを真に受けるつもりなの?」
そういう言い方をされると言葉に詰まってしまう。
自分だってあの声のことまでは全面的に信じていいかどうかは疑問に思っている。
だが、とにかく今は東京に行かなくてはいけないという気がする。
「別に無理に俺に付き合うことは無いよ、Lilyは札幌まで戻ればいい」
「ちょっと、そういう言い方する!? わざわざ付き合ってあげてるのに……」
Lilyが掴みかからんばかりの勢いで食って掛かった、まさにその時……
「まさかこんなとこで会うなんてねえ……これはついてる、かな? 恨みを晴らすチャンスがこんなに早く転がりこんでくるなんてさ」
少女のものには違いないが、背筋が凍りそうなほど殺意を帯びた声。
その少女はKAITOから見れば正面、Lilyから見れば背後の通路に立っていた。
振向いたLilyの目に入ったのは、一見小学校高学年くらいの少女。しかしセーラー服を着ていることからもう少し年上らしい。
その隣には、彼女と『組』を作っているらしい男も立っている。
「は? 何アンタ、アンタまで兄さんに因縁つける気?」
目元に泣き黒子のある少女はLilyの問いかけは完全に無視してKAITOに一歩一歩近寄っていった。
「私のこと忘れちゃった? あんたに捕まって解剖されて、そのまま殺された泉こなただよ」
KAITOの目に驚愕が浮かぶ。またしても記憶にないこと。
なるべく考えないようにしていた先ほどの群集のセリフも脳裏に蘇ってくる。
35 :
兄さんの後始末:2011/01/27(木) 10:06:28 ID:+AZ/PeIh
『この人殺し!!』
『あれだけ残虐なことをしておいて……』
『俺たちはお前を絶対に許さない!!』
「何その顔? ひょっとして平行世界の別人? でも例えそうだとしても許せないけどね……
私たちを殺したことだけじゃないよ。そもそも全てはあんたが聖杯戦争なんかを始めたから起こったことなんだよ?
そのせいでつかさも、ゆーちゃんも、かがみんも、みんな……」
こなたは明らかに冷静さを欠いた目でそう告げると、背中に隠していた斧を見せ付けるように振りかざした。
咄嗟にLilyがKAITOを椅子から突き飛ばした。椅子は斧によって一刀両断される。
「ちょっとちょっと一体何のマネなわけ!? いまどきヤンデレなんて流行らないんですけどー!!」
「黙れ!! あんたに想像できるの? 目の前で友達が死んでいくのを見るのがどんな気持ちか……
そして、友達と殺し合いをすることがどんな気持ちなのか!! 私は絶対に許さない!!」
「ちょ、ちょっと泉さん、ここは少し落ち着いて……」
こなたと組を作っていた男が止めようとする。が、その首は即座に斧によって撥ねられた。
「うるさい、邪魔するな!!」
座席の上に男の首が転がる。
「っ……兄さん、こっち!!」
LilyはKAITOを突き飛ばすようにしながら隣の車両へと走る。
「逃がさないよ!! 妹のお尻を叩くのが好きな変態の癖に何守られてるのさ!!」
狭い通路では思うようには斧を振れない。こなたは舌打ちをしながらも斧を引きずってその後を追う。
「ほら兄さん、何呆けてんのよ!!」
隣の車両に逃げ込んだ二人だったが、このまま逃げてもいずれ追い詰められるのはわかっている。
だがKAITOはもはや『今、どうするべきか』など考えることはできなかった。
(俺が人殺しを……もしかして本当に……いやそんなハズは……でも……
解剖? あの女の子を? それに聖杯戦争? 妹のお尻を叩くのが好きな変態?
わからない、わからない、わからない、わからない、もう、どうにでもなってくれ……)
36 :
兄さんの後始末:2011/01/27(木) 10:08:06 ID:+AZ/PeIh
――『やれやれ情けないねえ。仮にもあいつとは同一人物とは思えんなあ』
「なっ!!」
またあの声だ。しかし今度の声の主はさっきのそれとは違った。
――『大丈夫、兄さんならきっとなんとかできますよ』
次に聞こえたのはまたしても別人の声。しかもその声には聞き覚えがあった。
「その声は……まさか……」
「兄さん、来るわよ!!」
Lilyの声で我に返った。見ると彼女は自分をかばうように車両の出入り口の前に立っている。
(そうだ、今の声はあくまで幻聴。俺は今、俺にできることをしないといけないんだ!!)
「Lily、そこをどけ!!」
「え?」
彼女が振向くと、そこには氷の剣を構えた兄の姿があった。
KAITOは妹を座席の上に突き飛ばすとドアの前に立つ。チャンスはおそらく一度きり。
そう、あの少女がこの扉を開けるその瞬間――
「覚悟はでき――」
扉が開いた、それとほぼ同時にドアの隙間に剣の切っ先を滑り込ませる。
その切っ先はこなたの鳩尾を突いた。
「ぐ……そん、な……」
斧を大きく振りかぶっていたこなたは、そのまま斧の重さに引きずられるようにして後方に倒れた。
KAITOは大きく肩と腕を震わせながら激しく息を吐く。
指が硬直して離せない。人を指した時の感触が忘れられない。
さっきは相手がモンスターだったから良かった。しかし今度はどうだ?
相手は年端もいかない少女じゃないか。
「この……殺人鬼め……」
少女は口から血を吐きながら恨みがましくKAITOの顔を見上げる。
「ほ、本当に思いだせないのなら教えてあげるよ……あんたは自分の都合で何人もの人を巻き込んだ殺人ゲームを始め、
罪も無い人を何千人も殺し、災害を起こして更に何百万人も殺し、そして自分の家族まで殺した……
最悪の……殺人者なんだよ……」
そう言い終えると、少女は動かなくなった。
他に乗客はいないのか、騒ぎを聞いて駆けつける者などいなかった。
KAITOとLilyは血痕を前にして無言で佇んでいた。
「兄さん……」
「これで証明されたな……俺は確かに殺人犯だ……少なくとも、ここで一人の人を殺した、な」
幽鬼のような声でそう呟くと、ふらふらとさらに前の車両に向かって歩き出す。
「俺は次の駅で降りる……お前は好きなとこに行ってくれ……もう俺みたいな殺人犯に関わりたくないだろ?」
もう、罵られようがどうされようが文句は言えない。家族に合わせる顔も無い。
「ばっっっっっっかじゃないの!!」
後ろから思いっきり首を絞められた。
「ちょ、落ちる落ちる落ちる!!」
思わず素で苦しがるKAITOの耳元でLilyはわめき散らすように言った。
「人殺しだろうがなんだろうが、兄さんは兄さんに違いないでしょうが!!
それに兄さんは殺人鬼なんかじゃないわよ!! 私のこと守ってくれたんでしょうが!!」
KAITOが振向くと、妹の目には涙が溜まっていた。
37 :
兄さんの後始末:2011/01/27(木) 10:09:53 ID:+AZ/PeIh
【一日目・0時45分/滋賀/天候・嵐】
【KAITO@VOCALOID】
【状態】疲労(大)
【装備】ヴォーパルソード@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】
1.……
2.生きて家族に会いたい
3.東京へ向かう
※七期とは別人です。
【Lily@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】穴抜けの紐@ポケットモンスター×2
【道具】支給品一式
【思考】
1.KAITOと一緒に行動する
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
【泉こなた@らき☆すた 死亡確認】
※泉こなたが持っていた斧@金太郎は車両内に落ちてます
今後の展開に期待だっぜ……
【一日目・0時48分/富山/天候・大雪】
【俺@現実】
【状態】健康
【装備】光学式マウス
【道具】支給品一式
【思考】
1.書き手のみなさん、がんばれ!
新型PSPの発表によりゲームハード闘争は再び混迷へと突入した。
【GK@ゲハ】
【状態】健康
【装備】新型PS3,PSP-3000
【道具】なし
【思考】
1:妊娠哀れwwwwwwwwwwwww
【妊娠@ゲハ】
【状態】健康
【装備】Wii,DSi
【道具】不明
【思考】
1:GK乙wwwwwwwwwwwwwwww
「動かず、意味もなく、ただ状態表を書いただけか? 何もせずに助かれる程カオスロワは甘くないのだよ」
いつも通りルーファウスは訳のわからぬ話を書いた
>>38をショットガンで撃ち抜こうとした。
そう、いつもの期ならの。
だが今期は違った。
「旧世代を見つけた! 至急射殺する!」
「ちっ!」
発砲する直前、ルーファウスの後方から数人の武装兵が彼を狙う。
流石に自分が殺されることは避けたいルーファウスは仕方無しに
>>38をファイヤーマンズキャリーの形で
持ち上げ、駆け足でその場から撤退する。
「……いつも通りならば……くそっ……アンチ連盟め……!」
【一日目・0時55分/富山/天候・嵐】
【ルーファウス@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】いつものショットガン
【道具】支給品一式
【思考】基本:アンチ連盟撃破して、いつも通りの要員となる。
1:とりあえアンチ連盟ず逃げる
【サンパー(
>>38)@現実】
【状態】健康 ルーファウスに運ばれている。
【装備】
【道具】支給品一式 不明支給品
【思考】基本:え?
1:え? え?
なんか
>>38が登場人物になってしまったちょうどその頃。
「……おやつがなかったら、死ぬ」
おやつがないことに絶望した紙袋をかぶった男が自殺しようとしていた。
「バカモーン!!」
ズガン!紙袋の男の眉間に穴が開いた。
「死んでどうするんだ!!」
……一番そのセリフを言われたくない男が拳銃を構えていた。
【絶望君@ボボボーボ・ボーボボ 死亡確認】 死因:射殺
【一日目・0時59分/北海道/天候・嵐】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:自殺は罪だ!
「5分経過、か……とりあえずファーストステップはクリアできたようだな」
「そうみたいね」
とある小学校の体育館で、嵐を凌ぐ二人組。
例によって例のごとくバトロワに巻き込まれた柊かがみは、目の前にいるおかしな男と
チームを組むことで、最初の関門を生き延びることに成功していた。
かがみの出会った男は、黒いロングコートにテンガロンハットが特徴的なカッコつけ。
チャラチャラした、という印象を強く抱く男――ハーケン・ブロウニングである。
「オーケイ、それじゃそろそろ出発しようか。ツンデレガール」
「誰がツンデレだ……わけわからん渾名じゃなくて、ちゃんと本名呼びなさいよ」
この男は終始この調子だ。意味不明の渾名を連呼し、ひたすらキザっぽく振舞う。
本人はクールぶってカッコいいつもりかもしれないが、見事に滑っていた。
「胡散臭い」という言葉があまりにも似合う彼を前に、かがみは頭を抱えるしかなかった。
「で、これからどうすんのよ。お互いの仲間を探すって方針でいいわけ?」
「!!……静かに、方針検討ガール」
「いやいやいや、どういうセンスで……!?」
突っ込もうとした矢先、かがみはハーケンの目に鋭さが灯ったことを確認する。
ハーケンの視線は、体育館の講堂の高台に向けられていた。
そこには、一人の女性の姿があった。
その顔に浮かぶ不敵な笑みは、殺し合いに乗ったことをひと目でわからせる表情だった。
(あ、あの人いつの間に……)
「へぇ……気配は殺してたつもりだけど、なかなかいい勘してるじゃない」
「そんな魅力的な姿されちゃ男の注目を集めちまうぜ、セクシーレディ。
ましてや、殺意全開の目でこちらを見初められてるとあってはね」
「それはどうも、色男さん」
かがみとハーケンの前に現れた新たな女。
紫の髪と褐色の肌……そして、女性であるかがみすらも魅了させるほどの、妖艶な姿。
踊り子だろうか、露出度の高い衣装は彼女の美しさをさらに引き立たせていた。
そんな彼女に、かがみが抱いた最初の印象。
「ふんどし!」
かがみは、支給された一本の大根で女の下半身を指しながら、一言言った。
「は……?」
その場の空気が固まり……やがて女が激しく突っ込みを入れ、ハーケンが笑い出した。
「こっ……これはふんどしじゃないっっ!!由緒正しいモンバーバラの踊り子の衣装よっ!!」
「フ……ハハッ、なかなかいいセンスしてるじゃないか命名レディ」
「いやいやいや、またわけのわからん渾名を……」
「そういうわけだ。で、どうするふんどしレディ?俺と一戦交えるかい?」
「あんたまでふんどし言うなっ!!私には、ミネアって名前があるのよ!!」
「オーケイ、ふんどしクイーン。そうカッカしちゃ、美人が台無しだぜ」
「やめろっつってんだろがァァァァァ!!!」
ミネアと名乗った女は、その右手に魔力を集中させる。
「来るか……ずらかるぞ、ツンデレプリンセス!」
「プリンセスって……うわ、ちょっ!?」
感じ取った危険を察知し、ハーケンはかがみをお姫様抱っこして、そのままミネアに背を向け逃げ出した。
「メラゾーマ!!」
次の瞬間、ミネアの放った呪文が二人のいた場所を炎で包み込む。
直撃していれば、二人は跡形なく消しとんでいただろう。
(なんだ今の術は……とんでもない炎を放つ!あのふんどし女、かなりの使い手のようだな)
「ちょ、ちょっと、何よあれ!?ハーケンさん、ねぇってば!」
(だとしたら……俺だけならともかく、今のこの素人プリンセスを伴った状態では危険か)
逃げる二人に、ミネアは追撃の手を緩めない。ベギラマとイオの嵐を二人に向けて撃ち放つ。
その呪文の嵐を回避しながら、ハーケンは出口に向けて疾走した。
(あのふんどし女は一人だった……だが、6番目のルールが適用されることを考えるなら……
このやり取りの一部始終を見守る、あの女の仲間がいるはずだ。
あの女のマーダー化を容認する仲間が……ここでやり合うのは無策にも程がある)
「何ぶつぶつ言って……うひゃああぁぁぁッ!?」
二人のすぐ後ろをイオの爆発が襲う。
その爆発に半ば吹っ飛ばされる形で、二人は体育館を飛び出した。
「ハロ、ハロ。追ワナイノカ、マーニャ」
「別に。こんな序盤から無理してまで殺さなくてもね。
それに目的の一つは果たしたわ……あいつら、これで私をミネアだと認識したはずよ」
ミネア……いや、双子の妹の名を騙る姉、マーニャは言った。
彼女の周りを飛び回る丸い物体……どうやら、このおかしな機械も参加者のようである。
このハロと遭遇することで、マーニャは最初の関門を切り抜けたのだった。
「これで、ミネアに誤解フラグを植えつける第一歩が成功したわけね。
よく顔を見ない限り、知らない人はすぐに私とミネアの区別はつかないだろうし。
せいぜい、ミネアの危険性を振りまいて頂戴、お二人さん」
「ホントニダイジョウブカ?ナンカ、フンドシ女トシテシカ認識シテナカッタヨウナ……」
「お前までふんどし言うなぁぁぁぁっ!!!」
マーニャの渾身の蹴りがクリーンヒットし、ハロはその場を激しく跳ね回った。
【一日目・0時30分/和歌山県・小学校体育館/天候・嵐】
【マーニャ@ドラゴンクエスト4】
【状態】健康、MP消費小
【装備】ふんd……踊り子の服
【道具】支給品一式
【思考】
基本:どんな手段を使ってでも生還する
1:妹のミネアが殺し合いに乗っていることを振りまく
【ハロ@スパロボキャラバトルロワイアル】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:マーニャと一緒に行動
2:ヴィンデルかアクセル、あるいはユウキを探してまた弄り倒したい
「ふぅ……偉い目にあったな。大丈夫か、お姫様」
「誰が姫様だ!とりあえず降ろしなさいよ!」
「それだけ減らず口を叩けるなら、まだまだ平気なようだな」
ハーケンは周囲の安全を確認した上で、抱きかかえていたかがみを降ろす。
「だが、まだまだこの殺人ゲームはスタートしたばかりだ。気を抜くなよ、ツッコミガール」
「うるさいわね……ったく、何なのよあのふんどし女」
「ああ、あのふんどしマーダーには気をつけたほうがいいな。名前は……何だったか」
ハロが危惧したとおり、二人とも襲撃者のことは「ふんどし女」としか認識していないようだった。
加えて、ハーケンは必要以上の危険性をふんどし女に感じていた。
(それにしても、奴には他にも仲間がいると思ってたんだが……
少なくとも、連れがいないはずがない。でなければ、最初の5分を凌ぐことはできないはずだ。
そのルールを免れることができるとすれば……)
ハーケンは思案する。
(……読めた。あのふんどし女、主催側のジョーカーだ。
そうとなれば……仲間と合流して体勢を整えたら、まずはあのふんどしジョーカーを追い詰めるとするか。
打倒主催の切り口、こうも早く見つけられるとはな)
それが的外れであると指摘する者はいなかった。
【一日目・0時30分/和歌山県・小学校近辺を離脱中/天候・嵐】
【ハーケン・ブロウニング@無限のフロンティア】
【状態】健康
【装備】ナイトファウル、ロングトゥーム・スペシャル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ゲーム破壊・打倒主催
1:かがみと行動し、仲間を探す
2:ふんどし女には警戒。ジョーカーの可能性を考えています
3:仲間と合流後、ふんどし女を追う
【柊かがみ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】大根
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生き延びる
1:ハーケンと行動し、仲間を探す
2:ふんどし女には警戒
闇と嵐に隠れるように二つの影が移動していた。
アンチ・旧世代&オリジナル連盟の魔手から逃れた六人のうちの一組、マーラ様の人と6/(女)である。
先を行くマーラ様の人は慎重に周囲を見渡し、誰もいない事を確認すると6/(女)に来いと身振りで合図する。
「どういう理屈かわからないが、バトロワ中でも特急列車は運行しているらしい。それで東京に向かうか?」
「でも私があいつらだったら間違いなく駅に張り込むわ」
「だな。なら車をかっぱらうか」
「それって盗難禁止のルールに抵触しない?」
「さあな、さっきの放送では道端に転がっている物は使ってもいいと言っていたが……路駐してある車はその範囲内なんだろうか?」
二人がこれからのことを話し合っていたとき、鈍い音とともにマーラ様の人の頭に穴が開いた。間髪入れずにそこから血と脳漿が吹き出す。
「えっ!?」
6/(女)は混乱する。この周りに誰もいないことは入念に確認した。それなのにどうして――
衝撃と同時に目の前が赤く染まり、6/(女)は何が起きたのかわからないまま即死した。
【一日目・0時50分/京都府 東部/天候・嵐】
【マーラ様の人@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
【6/氏(女)@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
◆
二人が銃弾に頭を貫かれて死んだ場所から遠く離れた、京都タワーの展望室。
完璧な射撃で二人の命を奪った濃い顔の男……ゴルゴ13は、手早くスナイパーライフルをしまった。
「流石はゴルゴ13だな」
賞賛の拍手をしながら彼の後ろに立ったのはアンチ連盟幹部の総理大臣だった。
「この調子で残りの奴等も始末してくれ。そのために我々はアンタに高い金を払っているんだからな」
「心配しなくても、俺は一度引き受けた依頼は完璧にやり遂げる。それと……」
殴り飛ばされ、ありえない方向に首が曲がった総理大臣にゴルゴは言う。
「俺の後ろに立つな」
【一日目・0時51分/京都府 京都タワー展望室/天候・嵐】
【デューク東郷@ゴルゴ13】
[状態]:健康
[装備]:スナイパーライフル、アサルトライフル
[道具]:支給品一式、多額の札束
[思考]基本:殺しの任務を高額で承る
1:依頼された旧世代&オリジナルを皆殺しにする
【総理大臣@現実 死亡確認】
49 :
迫り来る欲望:2011/01/27(木) 19:28:20 ID:Da6S8HG4
(おおおおおおおのれおのれおのれおのれおのれおのれえええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
許さん! 貴様だけは絶対に許さん! ぜっっっっったいに許さん! ミキサーで切り刻んでやる!)
心の中で絶叫を続ける男がいた。
何が男をここまで燃えさせるのか?
理由は、バナナだった。
(なんでバナナなんだ!? 私でもいいだろう!? むしろギネスに載ってる私の方がいいだろう!?)
男……胡瓜は涙の代わりになんかの液体を流して悲しんでいた。
自分の目の前で、谷間に埋められていったバナナの姿を思い出すだけでどうにかなりそうだった。
ようするに、この男も挟まれたかったのだ。男だもの。
「……胡瓜くん、君の叫びが聞こえるよ」
そんな時、胡瓜と組んでいた男が口を開き……ぼだぼだとよだれを垂らした。
「ボクに任せるんだ……
君をあのバナナより幸せな、禁断の花園に導いてあげるよ……
巫女さんみたいだから、きっと純潔を保っているよね……?
グフフ……大丈夫、ボクは紳士だから、前の方は君に譲るよ。ボクは後ろの方で十分満足さ……」
(うおおおおおおおおおおおおおおお!!! さすが相棒!!!
しかも制限は確か3人以下までOK! あの憎きバナナを始末さえすれば……
いつまでも楽しみ放題ってことかーっ!!!)
悪意が迫る……
【一日目・0時31分/長野県諏訪大社付近/天候・嵐】
【ギネスに載る胡瓜@現実】
【状態】健康
【装備】胡瓜
【道具】胡瓜
【思考】
1:まずはバナナをぶち殺す
※7期から参戦です
【クマ吉@ギャグ漫画日和】
【状態】健康、変態という名の変態
【装備】スタンガン
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:巫女(早苗)を襲撃する
2:女の子を片っ端から襲う
※7期から参戦かどうかは不明です
ルーファウスとサンパー(
>>38)の前に突然ワルサーP38をもった雪○いづみが現れた。
「Do you know 南無妙法蓮華経?」
そう言いながらサンパー(
>>38)の頭を撃ち抜いたいづみはまたしても一瞬で消えた。
「なに!?え?どういうことだ!!?」
あまりの事に混乱するルーファウス。すると首輪から警告音が鳴り……
ルーファウスを中心に大爆発が起こった。
そしてその爆発に巻き込まれて野比玉子が死んだ。
ルーファウス爆死地点から少し離れたところにどこでもドアが出現した。
その中から二人の女性が出てくる。
「嫌になってきて、初めてですよ 、バトルロワイアルをやらせてくださいって言っちゃったんですね」
「仕事がないって言われた時に……じゃあバトルロワイアルできるじゃないってね、クンツォ」
【一日目・1時/富山/天候・嵐】
【雪○いづみ@創○学会】
【状態】健康
【装備】ワルサーP38
【道具】支給品一式
【思考】基本:Do you know 南無妙法蓮華経?
【斉藤ふさ子@創価○会】
【状態】健康
【装備】どこでもドア@ドラえもん
【道具】支給品一式
【思考】基本:じゃあバトルロワイアルできるじゃない!
【サンパー(
>>38)@現実】 死亡確認
【ルーファウス@テラカオスバトルロワイアル】 死亡確認
【野比玉子@カオスロワ】 死亡確認
みんなご存知、シグナム姉さんだね。
いや、ご存知じゃなくても本能で理解をしろ。
とりあえず、ありのまま、前回までに起こった事を話す。
ババアがドラゴンボールを強引に集めて、短パンがナメック語で願いを言って、みんなで宴会をしていた。
と、思ったら、いつの間にかまた殺し合いに巻き込まれていた。
な、何を言っているのかわからないと思うが、私も何でまた殺し合いに巻き込まれたのかわからない。
草野さんが空間操作能力者だったとか、板東さんがジャイロボーラーだったとか、
翔ちゃんが私以上のニートだったとか、四国さんの願いが何一つ叶わなかったとか、
名倉じゃなくてあの人は週休六日のニートだったとか、レヴァンティンをNTRられたとか、
そんなちゃちなもんじゃ断じてない、もっと恐ろしいTCBRの片鱗を味わった気がする。
そもそも私は当初『ジョジョに養ってもらうため』についていったはずだ。
どうしてこうなった? ルー何とかさんがいきなりいなかったことにされたからか?
ジョジョじゃなくてハンターだったからか? 私がいきなりキャストオフしたからか?
ハイソルさんが穏やかで人に優しいユニバーサルデザインだったからか?
その時、何を思ったかジョジョが私に向かってこう言った。
「やかましいッ!!」
……ものすごくご立腹だ。
流石のジョジョも殺し合いが五日目に突入すればイライラしますよね?
そういえば、なんで『エジプト』に行くんだ? これに対してジョジョは、
『ダーツが刺さったからだ』と言っていたが、私は違うと思っている。
思い出してほしい。[[ジョジョの奇妙なダーツの旅 Part3]]で明言されている。
奴がいるはずだ。……ここからは私の勘だが、きっとそいつは館に住んでいる。
いや、女の勘はカオス理論を超えるとか言うし、きっとそうなんだろう。
【0時35分/埼玉県/天候・嵐】
【所ジョージ@現実】
【状態】健康 スタンド使い
【装備】ダーツ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
1:エジプトに向かう
2:……やれやれだぜ
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ジョジョについていく
1:ジョジョに養ってもらう
2:レヴァンティンは放置の方向で。
「上条当麻×球磨川禊……。ありっス!ありありっス!アリー・ヴェ・デルチっス!」
上条と球磨川が仲良く(?)行動しているのを見て田村ひよりは興奮していた。
ちなみに今は上条と球磨川が言い争いをしているシーンなのだが、彼女のビジョンにはそれが薔薇色に映っているのだろう。
「いや〜作品と作品の枠を超えたカップリングというのは最高っス!
これだからクロスオーバーはたまんねぇっス。
真冬さんもそう思わないっスか?」
「はい、真冬も田村さんの言うとおりだと思います!」
そう言って振り向いた先には真冬と呼ばれた少女がいた。
彼女の名前は椎名真冬。ざっくばらんに言えばひよりの『同類』である。
もちろん彼女にも先ほどの言い争いが薔薇色に見えており、しかも杉崎まで乱入している始末である。
マジで腐ってるぜ。
「いや〜これで夏コミに向けてのネタが出来たっス」
「はい、私もネット小説のネタができました」
「じゃあ各地を回ってネタを収集するっス。ついてくるっスよ真冬さん!」
「はい、真冬はどこまでもついて行きます!」
こうして二人の少女は歩き始める。腐った目的のために。
【一日目・0時40分/宮城県/天候・嵐】
【田村ひより@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、執筆道具、ネタ帳
【思考】
基本:生き残って同人を書く
1:各地でネタを集める(主にやおい関連)
2:上条×球磨川…そういうのもあるんすね
【椎名真冬@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、ノートPC
【思考】
基本:ひよりについていく
1:各地でネタを集める(主にやおい関連)
おっと訂正。椎名真冬はらき☆すたじゃなくて生徒会の一存だったわ
「おらァァァァァァァァァァ!!!」
目を血走らせ、一人の女が車を運転していた。
さまざまな人物を撥ねながら。
その女の名は谷崎ゆかり。
超常現象や大冒険にはいっさい縁のないいち女教師だったが、なんやかんやでロワに巻き込まれ、現在に至る。
その車の同乗者達は全員、恐怖におののいている。
因みに車を走らせている理由は……特にない。
ーないのかよ!
書き手もはねられた(笑)
【この章を書いた書き手@現実】 死亡確認
【タケシ@カオスロワ】 死亡確認
【野比玉子@カオスロワ】 死亡確認
【ケニー・マコーミック@サウスパーク】 死亡確認
【その辺にいたモブキャラのみなさん@カオスロワ】 死亡確認
【一日目・1時5分/埼玉県さいたま市/天候・嵐】
【谷崎ゆかり@あずまんが大王】
【状態】健康
【装備】ゆかり車
【道具】支給品一式
【思考】基本:うおおおおおおおおおお
【黒沢みなも@あずまんが大王】
【状態】健康
【装備】携帯電話
【道具】支給品一式
【思考】基本:あわわわわわわわ
【美浜ちよ@あずまんが大王】
【状態】健康
【装備】携帯電話
【道具】支給品一式
【思考】基本:おばさんが、おじいちゃんが、男の人が……逃げてー!
【春日歩@あずまんが大王】
【状態】健康
【装備】携帯電話
【道具】支給品一式
【思考】基本:たすけてー!
「よい子ちゃんになーれ、ですの!!」
「へぇあ!?」
ジャージャージャージャーン♪
十字架天使、いやクロスエンジェルの黄金クロス砲から放たれた真っ白真面目光線により、
今また殺し合いに乗ろうとする悪人の心が浄化された。
「わーのわーの、やりましたのー!また一人、悪い子ちゃんが改心しましたのー!」
「はい……あなたのおかげで、心の中のドス黒い蟠りが消えていきました。
今までくだらない原因でカカロットカカロットと憎悪していたのがバカみたいです」
「やったな、十字架天使!もうこの大阪一帯には殺し合いに乗った悪人はいないようだぞ!」
ベリアルが報告する。あれから二人は、近辺で殺戮を行おうとする邪悪な心を持った者達を
浄化・改心して回っていた。正義の心に目覚めた彼らは、十字架天使を中心に、
このバトルロワイアルに抗うべく、決意を新たにしていた。
「だが、このままでは埒が明かない。目の前の悪人を改心させるのもいいが、何せ日本中が舞台だ。
こうしている間にも、今またどこかで殺人が繰り広げられているだろう」
「困りましたの。どうしたらみんなの力を一つにすることができますの?」
「よし……二人一組で手分けして日本中に散らばり、対主催のための協力を募ろう。
ここにいる者達は皆、一騎当千の力を持つ者達だ。何かあっても、不覚は取らないさ」
「駄目ですの、殺し合いに参加したら主催の人達の思う壺ですの!」
「心配は要らない。話し合い、平和的な解決ができるよう、皆で奮闘するつもりだ」
「ああ、やってやる!」
「みんなでこの殺人ゲームを止めるんだ!」
「はい、今こそ皆で手を取り合う時です!」
「わかりましたの、皆さんを信じますの!だから皆さん、絶対に死なないでくださいの!」
「任せてくれ!」
「行くぞお前ら!!」
「「「「「おおおーーっ!!」」」」」
十字架天使のもとに集った正義の戦士達は、日本の各地に散らばっていった。
その誰もが、かつて悪に身を委ね、悪行の限りを尽くした者達である。
だが、今は違う。邪心を浄化され、正義に目覚めた彼らに迷いはない。
「皆さん、無事に帰ってきてくださいの……」
「大丈夫さ、あいつらなら必ずやってくれるはずだ。
俺達は引き続き、悪人達を改心させて回ろう。今できることを一つずつ、だ!」
「はいの!」
【一日目・1時00分/大阪府/天候・嵐】
【ウルトラマンベリアル@ウルトラマンシリーズ】
【状態】健康 アーリースタイル
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ウルトラマンとして、バトルロワイアルを止める
1:十字架天使と共に仲間を集める
【十字架天使@ビックリマン】
【状態】健康
【装備】アーメン十字架(弓矢)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:殺し合いに乗る悪い子ちゃん達をよい子ちゃんに戻し、バトルロワイアルを止める
1:ベリアルと共に仲間を集める
【備考】任意でクロスエンジェル以降の形態にパワーアップ可能。
ベリアルを浄化したのはクロスエンジェルの黄金クロス砲によるもの。
【一日目・1時00分/大阪府周辺/天候・嵐】
【ブロリー@ドラゴンボールZ】
【状態】健康 善人化
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】1:DIOと共に関東方面に移動、仲間を集めゲーム破壊
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康 善人化
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】1:ブロリーと共に関東方面に移動、仲間を集めゲーム破壊
【範馬勇次郎@グラップラー刃牙】
【状態】健康 善人化
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】1:ラオウと共に九州方面に移動、仲間を集めゲーム破壊
【ラオウ@北斗の拳】
【状態】健康 善人化
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】1:勇次郎と共に九州方面に移動、仲間を集めゲーム破壊
【志々雄真実@るろうに剣心】
【状態】健康 善人化
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】1:ダグバと共に中国・四国方面に移動、仲間を集めゲーム破壊
【ン・ダグバ・ゼバ@仮面ライダークウガ】
【状態】健康 善人化
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】1:志々雄と共に中国四国方面に移動、仲間を集めゲーム破壊
【ギム・ギンガナム@∀ガンダム】
【状態】健康 善人化
【装備】ターンX搭乗
【道具】支給品一式
【思考】1:ユーゼスと共に北海道方面に移動、仲間を集めゲーム破壊
【ユーゼス・ゴッツォ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康 善人化
【装備】ゼスト形態
【道具】支給品一式
【思考】1:ギンガナムと共に北海道方面に移動、仲間を集めゲーム破壊
※各人、何らかのきっかけで洗n……善人化が解け、悪の心を取り戻す可能性があります
「桃色係長さーん!!」
私のもとに、一人の少女が駆け寄ってきた。
この特徴的なセリフ……そう風浦可符香(PN)だ。
「おや、風浦さん」
「ルール説明聞いてなかったんですか?数分以内にグループを作らないと、死んじゃうんですよ!」
眉を吊り上げ、指を私に突きたてながら彼女は言った。
「こんな絶望的な状況、死にたくもなります……ほっといてください」
拳銃を眉間に充てようとした瞬間……
「希望を捨てないでください!!」
背景に「どんっ!」というオノマトペが出てきそうな言葉を、風浦さんは放つ。
「私、思うんです。笑顔でみんなと仲良く手をつなげばこんな悲しい戦いは終わるって!」
「そんな非現実的な……」
「非現実的でもいいんです!私は……みんなと笑顔になります!!」
ああ、なんて晴れやかな笑顔なのだろう。
言っていることは電波だけども。
ひらひらひら。ピンク色の蝶が風浦さんのもとに飛んできて……右手首に止まった。
その蝶が光を放ったかと思うと……腕時計……とはまた違う物へと形を変える。
瞬間、風浦さんの顔つきが変わった。いつもの電波系ほわほわフェイスではない。
あれだ。「キリッ」という感じ。
「プリキュア!メタモルフォーゼ!!」
腕をくるりと回す。腕を高く突きあげると、首から下が発光した。
蝶の意匠が施されたアームカバー、胸当て、スカートとスパッツ、ブーツが次々と装着されていく。
……髪形も変わった。あ、ちなみにへそ出しである。腹を冷やさないよう腹巻を買ってあげなければ……
「大いなる希望の力、キュアドリーム!!」
唖然とする私を尻目に風浦さん、いやキュアドリームは言った。
「行きましょう、先生!みんなを、笑顔にするんです!!」
【一日目・1時01分/北海道/天候・嵐】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:あ、え、はえ?
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:絶望を止めるんです!
嗚呼、今私は脳髄に呪術の鼓動を感じている
今宵の私は此迄の私とは違う
麗しい雨の中を歩き
世界は私を中心として廻っている
◇
何もない空間に、突然3人の少女たちが現れた。
「はぁ……、はぁ……、こ、これでもう安全ですの」
そう言いながら肩で息をする少女は白井黒子。学園都市の風紀委員(ジャッジメント)であり、能力者レベル4の空間移動(テレポート)の使い手である。
「何度もテレポートを繰り返しましたから、もう私たちの位置はわからないはずですの……」
「白井さん、大丈夫?」
頭に花飾りをつけた少女……初春飾利が心配そうに話しかける。
「大丈夫ですの。これしきの事でへこたれていたらお姉様に叱られますの」
「それにしても、アレは一体なんだったんでしょう」
「イヤ……イヤぁぁぁぁぁぁ!!」
初春がその話題を出した瞬間、長髪の少女……佐天涙子が悲鳴を上げた。
「佐天さん!?」
「佐天さん!落ち着いて!」
「いやぁぁぁぁ!!」
狂乱状態の佐天涙子を他の2人は必死に落ち着けようとする。
彼女たちは数分前、ある男に出遭った。
超能力者の集まる学園都市で日常生活を送っている彼女たちは、大抵のものを見ても驚かない。
だが「あれ」は……彼女たちの前に現れた「あいつ」は……
2人に宥められて少し落ち着いた佐天涙子は、しゃくりあげながら叫ぶ。
「あれは悪魔よ!化け物よ!人間じゃないわ!」
「確かに、私は人間ではない」
少女たちの動きが止まる。
闇の中から声が聞こえた。全身の血が凍りつくほどのおぞましさを湛えながら、何故か心に奇妙な安らぎを与える声が。
「そんな……なんで……」
闇の中から男が姿を現す。黄金の髪、巨躯を包む黄と黒の衣装、心臓を象ったマークの額当て。
先ほど遭遇し振り切ったはずの男が、今少女たちの目の前に立っていた。
「ありえない……私は空間移動で……」
「ふむ、自分や物質だけでなく人を連れてテレポートする事も可能なのかね。君の能力は
他のお嬢さんたちはどんな力を持っているのかな?」
誰も声を出すことができなかった。彼女たちはこの男と遭遇して戦闘となり、今必死の思いで逃げてきたのだ。
それなのに……なんでこの男がここにいる?
「こんな嵐の中にいたのでは体が冷えてしまう。どうかね、暖かい場所でワインでも飲みながらじっくり話をしないか
もしも君たちが私の同行者になってくれるのなら……」
そう言いながら男は片手に持った眼鏡をかけた主婦の生首を見せる。
生首は口を開いて喋りだした。
「のオオオオオびぢゃんににににぉゆううううぁんをづぐらなぐじゃああああ」
その首は生きていた。首輪の下から全部を失いながらも、屍生人(ゾンビ)にされて男の同行者として生かされていたのだ。
「もうこんな醜いものは必要ないんだが」
男はその首を地に捨てるとトマトのように踏み潰した。
まるで止まっていた時が再び動き出したように、佐天涙子が絶叫した。
それとほぼ同時に、白井黒子は自分の足元の地面を可能な限り男の頭上へとテレポートさせる。
そして一番近くの建物までテレポートすると、その建物の壁を丸ごと男が生き埋めになった土の上に落とす。
「これで……どうですの……?」
「君以外の2人は戦闘に関する能力を持っていないのか?」
背後から声がした。有り得ない。
「無駄な足掻きはやめることだ」
咄嗟に黒子は地面に転がっている瓦礫を触り、男の頭と心臓部にテレポートさせる。
男の頭が裂け、胸から血が噴き出す。これで死んだはずだ、人間ならば。
「無駄なことはやめろ……私は無駄が嫌いなんだ。無駄無駄ァ」
肉体を再生させながらこちらに歩いてくる男を見て、黒子は思う。
また逃げるか? いや、逃げ切れる保証はない。
ならば一か八か、この化け物が再生することすら叶わないほどの速度でこいつの体を粉々にするしかない。
そのために一旦距離をとろうとした次の瞬間、黒子の目の前に男の顔があった。
ズキュゥゥゥン!!!
初春飾利と佐天涙子は唖然としていた。
戦っていた白井黒子が、いつの間にかあの男に唇を奪われていたのだ。
あの一瞬でどうやって間を詰めたのか、瞬き一つせずに戦いを見守っていた彼女たちにも分からなかった。
そして永遠とも思われる接吻の後、男は黒子の唇から離れた。
「やはり乙女の生気は良い……」
男から解放された黒子はその場に崩れ落ちる。
「白井さん!」
「大丈夫!?」
初春と佐天が駆け寄ろうとした時、黒子が顔を上げた。その顔は
「DEATHNOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」
元の愛らしい顔とは似ても似つかない、まるでB級ホラー映画の世界から抜け出してきた怪物のように変貌していた。
「ーーーーーーーーーーーーっ!!」
声にならない悲鳴を上げる2人を見て、男は楽しそうに言う。
「さあ、お前の友達だ。お前の好きにするがいい」
屍生人(ゾンビ)化した黒子が(食事的な意味で)友達2人を喰らっている様を眺め、男は満足そうに笑う。
今回以前のバトロワにも、彼と同じキャラクターは参加していた。
だが彼は今まで出てきた彼とは異なる世界の存在だった。
彼は体を張って笑いをとる、愉快な吸血鬼のおじさんではない。
かつて彼が人間だった時にある男が言った。こいつは生まれついての悪だ、と。
彼が世界を支配する力を手に入れた時に彼の信奉者たちは言った。貴方こそ闇の救世主です、と。
「食い終わったのなら行くぞ」
新たな手下の屍生人を従えて男は目的の場所へと進む。
「ここは日本のオキナワと呼ばれる場所……私の記憶が正しければ米軍の基地があるはずだ
そこを制圧すれば面白いものが手に入るかもしれない。この戦いを有利に進められるものがな」
男の名はDIO。神の名を冠する怪物。
【一日目・1時00分/沖縄/天候・嵐】
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】吸血鬼、邪悪の化身
【装備】スタンド『世界(ザ・ワールド)』
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:世界の支配
1:米軍基地へ行く
※七期とは別人です。
※「善人化バーゲンセール」に登場したDIOとは別人のようです。
【白井黒子@とある科学の超電磁砲】
【状態】屍生人(ゾンビ)
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:DIOに従う
※空間移動(テレポート)は通常通り使うことができます。
【初春飾利@とある科学の超電磁砲 死亡確認】
【佐天涙子@とある科学の超電磁砲 死亡確認】
【野比玉子@テラカオスバトルロワイアル 死亡確認】
たまにはTCBRでもかっこいいDIO様が見たいと思って書いた。
書き途中で寝落ちしてたら
>>56-57が来ていた。/(^o^)\ナンテコッタイ
出展かえれば問題ない
ゲーム版とかアニメ版とか
「……何の用だ?」
「……………」
京都タワーの展望台、ゴルゴ13の前に現れたのは一人の男だった。
「俺の名は如月影二。貴様に決闘を申し込む」
「何?」
男のその一言でその場の空気が凍った。
そして、有無を言わず影二はゴルゴに襲い掛かった。
左右交互に繰り出される影二の拳。
ゴルゴはそれを交わしつつ、至近距離からの狙撃の準備をする。
しかし、ゴルゴの反応が徐々に鈍くなり始めてきた。
流石のゴルゴも肉弾戦は銃撃戦に比べると不得意なのだ。
「……貴様の首、貰い受ける……!」
そして、影二は渾身の力を込め、拳を奮おうとした時であった。
「………そこまでだ!」
ゴルゴの背後からとある青年の声がした。
「俺の背後に立t「……言っただろ、そこまでだと」」
ゴルゴは条件反射的に回し蹴りを喰らわそうとしたが……
青年が持っていた『光剣サイファー』によって切り裂かれた。
「貴様、何者だ」
「俺は飛燕、影二だったな。俺と一緒に来てくれ」
「何?」
青年の名は『飛燕』。
飛竜と同じストライダーズに所属していた特A級ストライダーである。
「断ると言ったら?」
「そしたら、お前は死ぬことになる」
「どういうことだ?」
「俺はさっきから、こっそりお前と一緒に行動していた。
5分を過ぎてもお前の首輪が爆発しなかったのがその証拠だ!」
「……ならば、いいだろう。天上天下において最強の俺が一緒に行ってやろう」
「すまない」
「ただし貴様は俺の決闘を邪魔をした! それを忘れるな」
こうして、天上天下において最強の男ともう一人の特A級ストライダーが手を組んだのであった。
(飛竜……俺はお前がまた馬鹿な真似をする前に絶対に止めてみせる。
この世界も俺もお前もストライダーズだってあのお方が作り上げたものなのだからな)
【一日目・0時55分/京都タワー展望台/天候・嵐】
【デューク東郷@ゴルゴ13 死亡】
【如月影二@龍虎の拳シリーズ】
【状態】健康
【装備】天上天下において最強の俺には必要ない
【道具】天上天下において最強の俺には必要ない
【思考】
基本:自分が天上天下において真の最強であることを証明する
1:飛燕と行動するが、信用はしない
【飛燕@ストライダー飛竜2】
【状態】健康
【装備】光剣サイファー
【道具】支給品一式
【思考】基本:あのお方の為に参加者達を間引く
1:影二と行動する
2:飛竜とは戦いたくないので、説得する
「バトルロワイアルか……面白い欲望だ」
街のあちらこちらでビルが溶け、人が死ぬ世紀末な世界。
その中に、革ジャンをハードに着こなすクールガイがいた。
男の名前はウヴァ。八百年の眠りから蘇りし、人の欲望から産み出された怪物・グリードの一人だ。
ウヴァは逃げ惑う人々を、品定めをするかのように冷静に観察する。
いや、事実ウヴァがしているのは品定めに他ならない――どの人間が、最も強い欲望を持っているのかを、ウヴァは見極めようとしているのだ。
ウヴァ達グリードは、人間の欲望からヤミーと呼ばれる生命体を作り出すことができる。
バトルロワイアルのルールの一つ、二人以上三人以下での行動義務を遵守するため、彼は誰よりも欲望にまみれた人間からヤミーを作ろうとしていた。
「わっ! ご、ごめんなさいっ!」
そして、程無くしてウヴァは求めていた人材を発見する。
小柄なツインテールの少女が、蹴躓いてウヴァにぶつかった。
おとなしそうな少女だったが、ウヴァにはわかる。目の前の少女は、人並み外れた欲望を内に秘めている、と。
ウヴァは何処からともなく銀色のメダル――セルメダルを取り出すと、不安そうにウヴァを見つめる少女にそれを向ける。
「その欲望、解放しろ」
「え?」
途端、少女の脳天にメダルが吸い込まれ――少女の小さな体躯を二つに割き、中から包帯を全身に纏った怪物が姿を現した。
自分が産み出した醜悪な化け物に、悲鳴を上げる少女。それを承けて愉快そうに笑うウヴァ。背景で人知れず殺されているタケシ。
そして。
◆
少女――小早川ゆたかは、幼い頃から病弱だった。
貧血などで倒れたことは何十回あるか見当もつかないし、入院だって幾度と無くしてきた。
危うく命を失いかけたことだって、一度や二度では無い。
故に、彼女にとって『死』とは身近なものであり。
彼女はずっとそれを恐れ、そして思い続けていた。
『死にたくない』と。
◆
足元に散らばる、数百数千枚の銀色のメダル。
僅かに緑色のものも混じったそれは、自分に『何かをした』男の成れの果てだ。
自分が産んだ怪物は、そのまま目の前にいた男に襲いかかると、胸を貫き、腕を割き、足を割き、首を有り得ない方向へ捻って殺してしまった。
恐らく男は人間では無かったのだろうけれど、人間であろうと無かろうとこれではもうお仕舞いだろう。
男を殺した怪物は、私が見守る中、少しずつその容貌を変えていっている。
あの男は私に言っていた。欲望を、解放しろと。
それなら……いや、仮に男が何も言っていなかったとしても、本能としてわかる。
この子は――私の欲望そのものだ。
『死にたくない』という、私がずっと孕んできた欲望。
私の欲望が、あの男を殺してしまったのだ。
怪物の変化が止まる。
なんとなく予想していた通り、そこにいたのは『私』だった。
ねえ、ゆいお姉ちゃん。こなたお姉ちゃん。……みなみちゃん。
私はさ、死ぬのが嫌だった……ただ生きたかっただけなんだ。
けど、その私の望みが、私の欲望が、他の誰かを殺してしまうのなら――
――私は、死んだ方がいい人間なのかな?
【ウヴァ@仮面ライダーOOO 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
【一日目・0時20分/東京/天候・嵐】
【小早川ゆたか@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:死にたくない
【ゆたかヤミー@らき☆すた feat.OOO】
【状態】健康
【装備】
【道具】
【思考】基本:???
※姿はゆたかと同一です。
フカヒレの水揚げ量日本一として知られる港、気仙沼。
その魚市場の建物内で、苛立たしげに徘徊する青年がいた。
ハーフボイルド探偵、左翔太郎である。
「あー! 我慢できねえ! やっぱり、今すぐ外に……」
「まちなさい、左君」
苛立ちを抑えられなくなり、建物から飛び出そうとする翔太郎。
だがその行為は、彼の同行者である老人に止められてしまう。
「今はこの嵐だ。視界も悪いし、物音も雨と風にかき消される。
何より、体力の消耗が激しい。人を捜すには最悪の状況だよ。
主催者の言うことを信じれば、天気は二時間ごとに変わるらしい。
別の天気に切り替わってから動いても、遅くはない」
「そんな悠長なことを言って、その間に俺の仲間たちが殺されたらどうするんですか!」
「信じよう」
「はい?」
「君は強い男だ、左君。ならば君の仲間たちも、強い人間のはずだ。
きっと、この凄惨な殺し合いの中でも生き延びていける。そう信じようじゃないか」
「…………」
老人の言葉に、翔太郎は反論できなかった。
単純に、老人の言葉に納得したからではない。
老人に逆らってはいけないと、彼の本能が訴えているのだ。
(どういうことだ……? この人には絶対に逆らえねえ……。そんな気がする……。
そして、この人を絶対に守らなきゃいけないとも……)
翔太郎は知らなかった。その老人が、自分にとってある意味では「神」に近い存在であることを。
【一日目・1時00分/宮城県気仙沼市/天候・嵐】
【左翔太郎@仮面ライダーW】
【状態】健康
【装備】ロストドライバー&ジョーカーメモリ@仮面ライダーW
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:天候の回復を待って、フィリップや風都の仲間たちを探しに行く
※7期とは別人です
【石ノ森章太郎@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:翔太郎を手伝う
ゴッド姉ちゃんアッコこと、和田アキ子は激怒した。
かの終わったはずのロワを再開させた傍若無人な主催者を除かねばならぬと決意した。
「すっげえwwwww風ビュービュー吹いてるし!!!」
横にいるのは彼女の相棒、勝俣州和。屋根の外の大嵐にいちいち大袈裟なリアクションを繰り広げている。
「勝俣、お前うるさいねん!!」
振り向きざまに怒鳴りつける、アッコ。
「けど、アッコさん!!こんな大嵐、見たことないっすよwwwwwどんだけっすかwwwww」
「今はそんなこと言っている場合やないやろ!!」
アッコはいらいらしていた。やむ気配のない嵐に、このロワの主催に。
その怒りの矛先はその辺を歩いていた獣に向けられた。
「なんやねんな!!このブッサイクな生きもん!!!」
ガッシボカッ。獣はのびた。スイーツ(笑)
「っていうか、アッコさんかわいい生き物にも容赦ねぇwwwww」
「……やっと見つけたかと思ったら……のびてるナツ」
モモンガのごとき獣がしゃべった。
「あー、ムカつく声にムカつく口調!!」
更に蹴りを食らわそうとするアッコ。
「アッコさん、もうそれぐらいにしてあげましょうよwwww」
と、いう勝俣の制止でその場はおさまった。
その生き物の名前は「ナッツ」だという。
相棒と伝説の戦士、プリキュアを探しているらしい。
んで、「希望」のプリキュアの気配を感じ、さっさと先に行った相棒とはぐれ道に迷い現在に至るのだという。
で、その相棒が先程アッコがコテンパンにした獣だった。ちなみに名前は「ココ」。
「……そんなことよりな!あたしは今怒ってるんや!飲み会をこんな形で終わらせるとは……ええ度胸のヤツやな!!
一発主催を殴らな気がすまへん!そして、また飲み会を再開する!!」
(すさまじい情熱ナツ……。……!!!)
ナッツは見た。真っ赤な蝶がひらひらと飛んでくるのを。
「すっげえwwwあの蝶めっちゃ赤いwwwww」
五月蠅い男を無視し、その蝶の行く先を見守る。……アッコの右手首に止まった。
(ちょwwあの高身長のオバハンがプリキュアナツかwwww)
失笑を禁じえない、ナッツ。
一方、その蝶はピンキーキャッチュへと形を変える。案の定、男はすっげえwwなどとテンションが高い。
エニウェイ、アッコはきりっとした表情を浮かべて……言った。
「プリキュア!メタモルフォーゼ!!」
ー変身プロセス省略。
「情熱の赤い炎!キュアルージュってなんじゃこりゃああああああ!!!」
口上を終えてすぐ、アッコは自らの姿に驚いた。
ひらひらがいっぱいの服に……これまたひらひらなミニスカート。
まして、高身長であるためその短さが際立っている。
そして、何よりアッコに不釣り合いなヒラヒラ。もはやコントである。
キュアルージュ、というかプリキュア5に関してはgoogleの画像検索を参考にしていただくとありがたい。
あと、和田アキ子もついでに見てみよう。お宝ショット満載であるw
「「どわははははははははははwwwwwww」」
大爆笑するナッツと勝俣。
「……少し、頭冷やそうか……」
ドッカーン。大爆発が起こった。セレブ(笑)
【一日目・1時02分/北海道/天候・嵐】
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:笑うな!!
【勝俣州和@現実】
【状態】気絶
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:……wwww
【ナッツ@YES!プリキュア5】
【状態】気絶
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:……wwww
【ココ@YES!プリキュア5】
【状態】気絶
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:……
「「頭が痛い……」」
「どうしましたお二人?」
とりあえず人が集まりそうな場所へ移動するのが定石。
そう判断した古戸ヱリカ達は東京を目指していたのだが、夫婦の二人が頭を抱え込んだ。
「いえ……今の放送主のニアラとはちょっとばかり縁がありまして……」
「最終的に塵になったはずなのに、全然懲りた様子がないな……
でも厄介な敵なのは変わりない。竜殺剣がない今、別の対策を考えないと……」
補足放送をしていたのは紛れもなく幾度となく相手にしてきた竜だった。
しつこさとタフさを兼ね備えたいやらしいあの竜を再び葬るのはかなり骨の折れる話である。
「そういえば、ヱリカさんは誰か知っていますか?厄介そうな敵とか」
「好敵手ならいますけど…………あ、いましたね、厄介な化け物、右代宮楼座が」
「楼座……ですか」
「ええ。こいつらを楽にほふる力を持っています」
ヱリカがぱちんと指を鳴らすと、彼女の後ろに屈強な山羊の戦士が3人現れた。
彼女の支給品扱いにされていた、魔女の家具のひとつ、山羊の皆さんだ。
顔も服も全く同じで見分けがつかないが、右から順に仕える年数が長いらしい。
寡黙であまり喋ろうともしないが、実はみんな個性豊か。
例えば一番左の山羊さんの好物はサバのカレー煮込み。
戦闘力は左腕一本で1000。そして他の山羊さんよりも少し賢いそうだ。
かわいい妹に苦労をかけたため、次の任務が終わり次第足を洗うことを決めている。
しかも故郷にはしっかり幼なじみの婚約者もいて……
「……すみません、さっきからどこからかピンポーンって音が聞こえるんですけど」
「気のせいでしょう。え……なんですって?」
山羊さんの解説をしていたヱリカに、真ん中の山羊さんが何かを慌てて耳うちした。
直後、彼女の顔が青ざめた。
「不味いです……山羊ネットワーク情報によると岡山県に右代宮楼座の姿を発見。
この山羊の後輩二人を惨殺後、移動しているようです。まさか、本当にあいつも来てるなんて……」
ヱリカは下唇を血がでるまで噛み締める。
右代宮楼座には口の中に銃をねじ込まれたり、万年筆で目を潰されかけたりとろくな思い出がない。
そして恐ろしいのは、その人間をやめている戦闘力だけではない。
黄金を手に入れるためならいかなる手段も用いる冷酷さも持ち合わせている。
彼女の不安定な性格上、ロワで取る行動は大きく二つ考えられる。
その1、自分の娘を守るため、立ち塞がる全てを皆殺し。
その2、黄金と愛(男)を手に入れるため、立ち塞がる全てを皆殺し。
結論、どう転んでも立ち塞がる奴は皆殺し。
「だだだ、大丈夫です!敵は人間!この真実の魔女古戸ヱリカ、今度こそ遅れはとりません!
むしろ楽しみです!岡山から遥々やってきた右代宮楼座をぐちゃぐちゃの挽肉にしてやるのが!」
ピンポーン
何か妙な音が聞こえた。山羊さんを含め、誰もが耳にした。
「えっ……なn
直後、ヱリカの体がメキャメキャと嫌な音をたてて、くの字に折れ曲がった。
「なっ……!?」
何が起きたかわからない。
夫婦も山羊さんも、本能的に危機を感じて身構えた。
「誰を……挽肉にするですって……?」
「ひ……ひいぃ……!?」
強烈な一撃を受け、血を吐き出すヱリカは、あり得ないものを見てしまった。
嵐の中、ウィンチェスターライフルを鈍器として扱う鬼が……
ここにはいるはずのない右代宮楼座が
いた。
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真実の魔女にして探偵であり変態の異名を持つ奇跡の魔女の駒、古戸ヱリカは考えた。
何が起きた?
答えは簡単、目の前に右代宮楼座、そして腹部に奔る激痛……黒き魔女の一撃を食らったのだ。
グッド、第一の謎は解けた。続いて第二の謎に入ろう。
山羊ネットワークによれば、右代宮楼座がいるのは岡山県ではなかったのか?
山羊が馬鹿で県名を間違えた?答えはノー、こいつらもそこまで馬鹿じゃない!
右代宮楼座の支給品に加速装置があった?これも違う。加速装置を使っても不可能な距離!
だが現実に右代宮楼座が目の前にいる!
これはなんのミステリートリック?それともファンタジー魔法?
いいえ、ファンジターです。
「んなわきゃねぇだらァああああああああああああああああッ!?
こ、このゲロカス亡霊ッ!どうしてここにいるッ!?」
ヨロヨロと立ち上がり、ヱリカは口汚なく罵り楼座を睨む。
「はがっ……!?」
だが楼座は答えない。答えずにヱリカの口の中にウィンチェスターを叩き込む。
歯が砕けた痛みを忘れ、ヱリカはある一つの仮説に辿り着いた。
「くっ……」
「無駄よ、あんたの残像回避の技はEP8の時に見切った!」
そして楼座の言うとおり、回避行動を取ったはずのヱリカは両肩関節を砕かれ、地面に転がされていた。
激痛などという言葉では済まない痛み、それでも楼座は両足の骨も砕きにかかる。
そして、その圧倒的な暴虐行為を受け、ヱリカは己の推理の正しさを確信した。
だがそれは、最悪の真実。
(ま、間違いない……!私としたことが、自分のいた世界を忘れてしまうなんて……
右代宮楼座はゲーム盤の上で、現実で死んでいる!でも全ては深い海の底の猫箱の中に封じられた!
そうなったら真実はわからないまま、無限の可能性が生まれてしまう!
つ、つまり【EP2無双楼座】がこの世界に飛ばされてしまう可能性!
そして同時に【EP8超無双楼座】にもこの世界に飛ばされる可能性が生まれる!
そして……【二人同時にこの世界に飛ばされる】可能性も……!
そしてこのゲロカス野郎の参戦時期は【私との戦いを終えた後】の最悪最強時……!
ああそして思い出しましたよ、ピンポーン、も!死亡フラグ数警告音!
死亡フラグの合計数は山羊と私のが合計されてしまっておよそ10本!
そして死亡フラグの数はそのまま相手の戦闘力の倍数となる、これも常識……!
つまり今、私に対して超無双楼座の戦闘力は10倍!
もともと押されていた私が10倍の相手に勝てる道理もありません!
……いかがですか皆さま方。古戸ヱリカはただここに楼座が現れただけで、この程度の推理が可能です!
た、助けてください我が主いいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!!)
嵐の音に掻き消され、発砲音は聞こえなかった。
いや、それとも撃たずに足先で頭を穿ったのか。
どちらにせよ、【右代宮楼座が古戸ヱリカの頭を潰した】という真実には変わりない。
【古戸ヱリカ@うみねこのなく頃に】頭部粉砕により死亡
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「うふふ……怖がらなくていいのよ?あなた達に危害を加える理由はないもの」
ヱリカを肉塊に変えた楼座は、うってかわって優しげな声で振り向く。
振り向かれた側……一組の夫婦と三人の山羊は体を動かせない。
ことラグナは、その優しげな声を聞いた瞬間、さらに恐怖を覚えていた。
似ている。自分の命の恩人にして、絶対に逆らえない恐怖の地主に。
彼女は一部から白い悪魔とまで呼ばれていた。ならば目の前の女性は黒い悪魔が相応しい。
彼女は動かず、言葉で超圧力をかけてきたいわば静の魔女。
目の前の女性は、物理的超圧力をかけてくるいわば動の魔女。
タイプは違うが、声だけでなく抗い難さまで似ているとは。
そんな黒き悪魔が優しげになった。つまりもう敵意はない?
違う、白い悪魔と同じだ。無警戒で近寄ったら、もう手遅れだ!
「……目の前で人を虐殺したあなたを、どうすれば信じれると?
せめてその構えたままの銃をおろし…ッ!」
対話余地は最初からなかった。
提案をしている最中に、脳天を狙った発砲。殺意の一撃。
こちらもあらかじめ剣を構えてなければ弾けなかった。
「ふぅー……大人しくしていればすぐに楽になれたのに」
「……撃ってきたということは、僕たちも邪魔ってことですか」
「ええ。あんた達みたいなガキにわかるかしら……?」
形相を黒き悪魔のそれに戻した楼座は、ウィンチェスターを腰に刺して
「愛した男に逃げられてッ!子供にパパはどこに行ったのなんて聞かれ続けるッ!
仕事も軌道に乗らなくてッ!新しい恋も子供がいるせいでできなかったッ!
そんなバツイチ女の苦労と悲しみと絶望と怒りなんてッ!!!
あんた達みたいなリア充(ピー)野郎になんてわかるはずないでしょうがッッッ!!!
私の前で愛だ結婚だの言ってんじゃねえぞこの(ピー)(ピー)!!!
私はこの歳まで苦労し続けて出会いも無かったのに、なんであんた達はその若さでエェェェッ!!!
うオオぉオオッ!くたばれやこの(ピー)(ピー)(ピー)(ピー)野郎どもォォォォオ!!!」
もはや完全に八つ当たり状態だが、放送禁止用語を乱発しながら楼座は狂ったように飛び掛かった。
「っ!ラグナさん、山羊さん、下がって!」
エリスが両手を広げ、バリアを展開する。
直後、現れた障壁と楼座の拳がぶつかり合い、辺りに嫌な音が響いた。
「この(ピー)の(ピー)があああぁぁぁ!こざかしい真似をウッオオオオアア!
【装甲付与】【貫通付与】【炎熱付与】【対魔付与】……砕けちれよああぁぁぁぁ!!!」
「っまさか、エンチャント能力!?」
「まずいっ!出でよ地幻竜プロテグリードッ!」
楼座の強化された右腕が結界を貫くのと、地竜が現れるのはほぼ同時だった。
だが結界を破った楼座の拳はそのまま地竜の鱗まで砕く威力。
誰が見ても一目瞭然、勝ち目のある戦いではなかった。
「くっ……!飛べるか、プロテグリード!」
「逃がすかああああァァァァァ!!!」
竜に飛び乗り、一同は空へと逃れ楼座から逃げようとする。
しかし、僅かに間に合わない。楼座の拳が、竜もろとも全てを砕かんと振るわれ……
ガギィッ!!!
「「ここは、俺たちに任せて先に行け!」」
「先輩!?」
振りぬかれた楼座の拳を……
山羊さん(右)と山羊さん(真ん中)の山羊ブレードがかろうじて受け止めていた。
----------------------------------------------------------------------------------------
竜から飛び降り、再び地を踏んだ二人の山羊。
一人残された山羊さん(左)は先輩も早く乗ってくださいと叫ぶ。
しかし、叫ぶ彼にもわかっている。何故先輩が死地に残ったのか。
――先に行け!お前の家には妹の山羊子ちゃんが待っているだろ!
――見知らぬ世界の人、後輩のことをよろしくお願いします。強く生きろよ……
憧れだった先輩の背中が、無言でそう語っていた。
「……っ!飛べ!」
「先輩ーーーっ!」
竜は、地上に二人の山羊を残して飛び立つ。
地上の山羊達は、目の前の化け物に果敢に挑む。
彼らの脳裏に、ありし日の記憶が蘇った……
※
『本日未明、幻田山羊介さん(550)と幻田山羊香さん(520)の遺体が……』
『親父……お袋……どうして……!俺、まだろくに親孝行も……!』
※
『先輩先輩!俺、先輩のおかげで昇進試験に受かりました!』
『おめでとう!頑張ったもんなあ!お祝いは何がいい?遠慮せずなんでも言ってみろ。
確か前に、初めての旅行がしてみたいとか言ってたよな……』
『えへへ……実は、いつか母さんと一緒に岡山辺りに行けたらなー、と……』
※
「親父とお袋の仇……!」
「後輩とその母上の仇……!」
「これ以上、俺たち山羊から犠牲者を出してたまるか……!」
「「右代宮楼座、覚悟!!!」」
グジャッ………
【山羊さん(右)@うみねこのなく頃に】
【山羊さん(真ん中)@うみねこのなく頃に】
それぞれ楼座の手にかかり死亡
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「――――――ぅぅ」
「山羊さん……」
「彼らの思いを無駄にしてはいけない……なんとか、あの黒い悪魔を止める方法を探すんだ……」
【一日目・1時00分/富士山上空/天候・嵐】
【ラグナ@ルーンファクトリー】
【状態】健康、疲労、恐怖、もう一人の楼座も警戒
【装備】覇邪聖皇剣、プロテグリード
【道具】支給品一式、回復薬
【思考】
基本:主催者の討伐或いは封印
0:まずは右代宮楼座の危険性を参加者に伝える
1:困っている人は助ける
【エリス@ルーンファクトリー】
【状態】健康、疲労、恐怖、小ダメージ、もう一人の楼座も警戒
【装備】不明
【道具】支給品一式、山羊さん(左)、その他不明
【思考】
基本:主催者の討伐或いは封印
0:まずは右代宮楼座の危険性を参加者に伝える
1:困っている人は助ける
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「ち……逃げられたか。まあいいわ。こいつらで少しはストレス発散できたし」
足元でぐずぐずになった赤い何かを踏みつけながら、楼座はひとつ息を吐く。
そして……
ジャラリとその手に持った鎖を手繰り寄せた。
「終わったわ。もう出てきて大丈夫よ」
「は……はい……」
鎖の先は首輪(主催者製ではない)に繋がっていた。
首輪をつけられているのは、楼座よりもだいぶ若い全裸に剥かれた青年。
彼にとって災難だったのは、自分が愛する女性の名前がローザだったこと。
ロワ開始直後、ひたすらその名前を叫び続けた彼は楼座に出くわし……勘違いをされた。
自分が愛しているのはローザだと言っても楼座には伝わらない。
そして、顔がよかった青年は……男に飢えた楼座に捕獲されてしまったのだ。
「無事でよかったわ。何しろこの戦いが終わったら真里亞のパパになるんですものね。
主催者をぶち殺れば首輪も止まって盗難解禁、宝石店や銀行から根こそぎ奪えばお金はOK……
あとは真里亞さえ見つければ、私は幸せな家庭を築きあげられる!あーっはっはっはっはっ!」
【一日目・1時00分/富士山近辺/天候・嵐】
【右代宮楼座@うみねこのなく頃に】
【状態】EP8無双状態、エンチャント体得
【装備】ウィンチェスターライフル、万年筆
【道具】支給品一式、予備弾、鎖付き首輪
【思考】
基本:セシルと一緒に真里亞を探し、幸せな家庭を復活させる
1:生活が充実していたり、幸せそうな奴らは全員ぶち殺る
2:真里亞に手を出しそうなロリコンも全員ぶち殺る
※岡山県の楼座とは別人です
【セシル・ハーヴィ@FF4】
【状態】全裸、楼座に恐怖
【装備】楼座の首輪
【道具】なし
【思考】
基本:楼座に従わざるをえない
1:仲間がいたら誰でもいいから会いたい
こいつが二人いるとなると真里亞も二人いるってことだよな。
でも片方死んでいるから・・・・・・
「やれやれだぜ」
そう言ってため息をつくのは、ジョジョこと所ジョージ……ではなく最強のスタンド使い空条承太郎である。
取りあえずパートーナーを、探そうと歩き始めた時、いきなり目の前に美形が現れた。
スタープラチナを、出現させ警戒する承太郎、だが目の前の美形は気にする素振りも見せず、自己紹介を始める。
「私は設定年齢19歳蟹座のB型の、マーティン・ジグマールだ、安心したまえ殺し合いには乗っていない、できれば
君の名前を教えてほしいんだが」
「……空条承太郎」
承太郎は、警戒しながらジグマールに、質問する。
「ひとつ聞きたい、お前は、今どうやって、俺の目の前に現れた?」
「そんなことが聞きたいのか、私は人間ワープが使えるのだよ」
「人間ワープ?」
「簡単に言えば、瞬間移動のようなものだ、そんなことより本題に入ろう、私の仲間になってくれないかな」
これを聞き承太郎は考える。
目の前の美形の、目的は何なのか殺し合いに乗っていないと言ってるとはいえ信用はできない。
だがパートナーがいなければ、首輪が爆発するのも事実、仕方なく承太郎は、ジグマールの提案を受け入れることにした。
「分かった禁止法が、解かれるまで、お前と行動することにするぜ」
「そうか、君が利口で助かったよ」
「ところで承太郎、トイレに付いて来てくれないか、一人じゃ怖くて行けないんだ」
「……やれやれだぜ」
【一日目・00時05分/青森/天候・嵐】
【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1主催者をぶちのめす
2ジグマールと行動する
3やれやれだぜ
【マーティン・ジグマール@漫画版スクライド】
【状態】健康、尿意(中)
【装備】アルファーガン @チャージマン研!
【道具】支給品一式
【思考】
1全時系列を支配する
2承太郎と行動する
3トイレに行きたいけど怖い
「体の自由が効かない…!放せ!俺を自由にしろ!」
そう叫んだのは仮面ライダーシンこと風祭真。
しかしその姿はあのバッタ怪人のものでなく、オレンジ色のアーマーに包まれた、鉄の男の如しであった。
「このアーマー…意志を持って俺の体を乗っ取っているのか!」
アーマー内で異形の怪人となり、どれだけもがこうとも鎧の拘束は彼の自由を断固として許さなかった。
今の彼は異形でありながらも、確かな正義の心を持った改造兵士―仮面ライダーシンではなく、
鋼鉄の意志、鋼鉄の勇気、鋼鉄の力を持った鉄の男―
―かつて「アイアンマン」と呼ばれた者になったのだ。
しかし今はその意志を、勇気を、その鋼鉄自身によって封じ込まれてしまった。
【一日目・00時05分/札幌/天候・嵐】
【風祭真@真仮面ライダー序章】
【状態】仮面ライダーシンに変身中、アイアンマンアーマー強制装着中
【装備】アイアンマンアーマー@アイアンマン
【道具】不明
【思考】
1:主催者を倒す
2;このアーマーの支配から脱する
【アイアンマンアーマー@アイアンマン】
【状態】自我覚醒、暴走中、風祭真の体に装着
【装備】全身の火器
【道具】無し
【思考】
1:アーマー規則に則り装着者の命を最優先
2:サーチアンドデストロイ
「今泉先輩!コロッケパン買ってきました」
そう言い、車の中にいる、今泉と古畑に向かって走るのは、市川海○蔵である。
何故プライドの高い彼が、こんなパシリ紛いのことを、やっているのか
それは彼が、いまだにパートーナーを見つけられないからである。
その結果古畑たち保護され、逆らえば見捨てられ首輪が爆破するという、状況のなった、ためである。
「海○蔵君、僕は焼きそばパンて、言ったよね」
「すいません、売り切れてたんで」
「ちょっと、買いなおしてきてよ」
「今泉君〜あまり後輩をこき使うのはよくないよ〜」
古畑は、助手席から、今泉を注意する。
「あ〜ところで海○蔵君、僕の頼んだモスバーガ買ってきてくれた?」
「すいません、近くのモス閉店してたんで、マクドナルドのハンバーガー買ってきました」
「え〜ちょっと買いなおしてきてよ〜」
「えっでもこんな天気ですし……それに今買いに行ったら首輪が」
「大丈夫だよ〜僕たちが車で君の首輪が爆発しないように追いかけるから」
そこまでするなら、自分で買えよと、心の中で愚痴りながら、隣町のモスバーガーへ向かう海○蔵
ふと後ろを振り向くと、古畑達を乗せた車が、海○蔵の後を追いかけている。
確かに首輪の爆破の危険は無い、だがこのままではずっと二人のパシリのままだ、それだけは何としても避けたい。
「ん〜やっぱりマクドナルドは駄目だな〜」
海○蔵の気も知らず古畑が呟いた。
【一日目・00時10分/東京/天候・嵐】
【市川海○蔵@現実】
【状態】疲労(大)
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:生き残る
2:今の状況を何とかする
3:ちょっと寒いので、できれば車に入れてほしい
【古畑任三郎@古畑任三郎】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マクドナルドのハンバーガー
【思考】
1:主催者を逮捕する
2:モスバーガーを食べる
【今泉慎太郎@古畑任三郎】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】コロッケパン
【思考】
1:古畑に付いていく
2:海○蔵をこき使う
85 :
あの声が憎い!:2011/01/29(土) 01:07:42 ID:SrA8Mq8y
ストライダー飛竜と初音ミク。そしてティア・グランツと楠舞神夜。
東京スカイツリーにて、両組の遭遇は行われた。
互いに殺し合う意思がなかったこともあり、大きなトラブルの発生こそなかったものの、
その場に張り詰めた緊張感は、一触即発の空気を充満させるには十分だった。
火種となりえたのは飛竜とティアだ。双方共に戦う意思がないことを確認しながら、
互いに警戒を緩めることがなかった。
「へっくしっ!」
「あ、大丈夫ですか?神夜さん……でしたっけ」
そんな緊張感をあっさり壊すような神夜のくしゃみに、心配そうに尋ねるミク。
神夜とティア、二人とも濡れた服を乾かすことなく身に着けたままだった。
「あ、あのーティアさん、とりあえず着替えませんか?濡れた服のままだと風邪ひいちゃ……」
「神夜さんは黙ってて!今がどんな状況なのか、もっと真剣に考えなさい!」
「は、はい……」
「全く……お姫様は皆こうも能天気なものかしら」
「うぅ……」
必要以上に神経過敏になっている彼女を見て、神夜はため息をついた。
ティア・グランツと行動を始めて以来、楠舞神夜は気が滅入りっぱなしであった。
神夜としては別にふざけているつもりもなく、張り詰めた緊張を解きほぐしたかったが故の言動だが、
どうにもこのティアという女性、神夜の軽い言動にいちいち本気で怒ってくるからやり辛い。
加えて嫌味と皮肉まで交えて返してくるのだから、神夜としてはたまったものではなかった。
もっとも、元の世界における神夜とその仲間のお気楽全開の会話を部外者が見れば、誰もが呆れるとは思うが……
それにしても、ここまで冗談が通じないと気が滅入るというものだ。
86 :
あの声が憎い!:2011/01/29(土) 01:08:36 ID:SrA8Mq8y
(憂鬱極まりないです……)
「あ、あの、凹まないでください神夜さん。ほ、ほらティアさんも!
お互い殺し合う意思がないなら、そんなにピリピリしないでもいいじゃないですか」
「まだあなた達の全てを信用できたわけではないわ」
「……そうだな」
「そそそそそんなぁ!飛竜さんまで一緒に何言ってるんですか!」
場を取り成そうとして空回りし、胃を痛めるミク。緊張はいつまでも張り続くかのように思えた。
その時――
スカイツリーを、激しい衝撃が襲い掛かった。
「うっ!?」
「なななっ、何事ですか!?」
「ティアさん、外を見てください!」
# # #
サイコガンダム。
全長40メートル以上に及ぶ巨大MAが、スカイツリーに衝撃を与えていた。
「ここだ!!ここから聞こえる!あの忌まわしい声が!!」
サイコガンダムのコックピットで、フォウ・ムラサメが叫ぶ。
まるで忌々しい何かを追い詰めるかのように、彼女はスカイツリーに攻撃を仕掛けていた。
「聞こえる……聞こえるぞ!この声は存在していてはいけない声だ!」
フォウの頭に、スカイツリーの中で慌てる者達の声が届く。
87 :
あの声が憎い!:2011/01/29(土) 01:09:43 ID:SrA8Mq8y
――うわわわわっ!!
――いけない、このままでは塔が崩れるわ!!
――まずいですよ、危険極まりないです!!
――……不毛な争いをしている場合ではない。脱出するぞ。
「見つけた……!お前達!!そこの二人、お前達だ!!私を苦しめるのは!!」
フォウは叫ぶ。ティアと神夜、その二人の声に猛烈な憎悪を示していた。
その憎悪の示すままに、フォウは塔から出てくる4人に攻撃を仕掛ける。
サイコガンダムから放たれるメガ粒子砲が、4人に襲い掛かる。
# # #
「どうなってるんですか!?なんか私達を目の仇にしてるかのように攻撃してきますけど!?」
「余計な口を開いてる場合じゃないわ!」
ビームと爆発の雨、そして本物の嵐の中を掻い潜りながら、4人は走る。
「飛竜さぁん!!このままじゃやられちゃいます!!」
「街の中に身を隠すぞ。この小さな的、そうそう簡単には当てられん」
雨と爆発の嵐の中、4人の姿は街の中に消えていった。
88 :
あの声が憎い!:2011/01/29(土) 01:10:46 ID:SrA8Mq8y
【一日目・1時30分/東京都墨田区地下街/天候・嵐】
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】
基本:主催者共を闇に葬り去る
1:サイコガンダムから逃げる
2:制限が解けるまでミクと行動する。ティア達を警戒
※7期からの参戦です。
【初音ミク@VOCALOID】
【状態】健康 パニック
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:死にたくない
0:胃が痛い……みんな仲良くしてください
1:サイコガンダムから逃げる
2:家族に逢いたい。
3:飛竜さんと行動する
※7期までとは別人です
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス】
【状態】びしょ濡れ 苛立ち
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:殺し合いからの脱出
1:サイコガンダムから逃げる
2:知り合いを探す
3:替えの服が欲しい
4:神夜に苛立ち、ミクと飛竜に不信感
【楠舞神夜@無限のフロンティア】
【状態】びしょ濡れ
【装備】護式・斬冠刀、チャクラム@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の打倒
1:サイコガンダムから逃げる
2:知り合いを探す
3:風呂に入りたい
4:ティアに苦手意識
89 :
あの声が憎い!:2011/01/29(土) 01:12:14 ID:SrA8Mq8y
「くっ、どこだ!どこに消えた!!あの声の女達はどこだ!?」
街の中に姿を消した4人……いや、ティアと神夜を血眼になって探すフォウ。
「枕営業で私の声を奪った女め!!私はお前達を絶対に許さない!!」
怒りに表情を歪め、探し回る。
その時、サイコガンダムに通信が入る。
「フォウ!!フォウなんだろ……それに乗っているのは!?」
「カミーユ……カミーユなの!?」
聞こえてくる懐かしい声に、フォウの歪んでいた表情が明るくなる。
視線を移したその先には、ガンダムMk−2の機影が見えた。
「間違いない、その声はフォウだ……その声、俺の知ってるフォウだ!」
「ああ、カミーユ……あなたも私の知ってるカミーユ・ビダンなんだね……!?」
喜びに涙するフォウ。
そう……彼女もカミーユと同じ境遇にあった。
彼女は劇場版のフォウに取って代わられた、TV版の……島津冴子声のフォウだ。
彼女の屈辱は、ある意味カミーユ以上に厳しいものだった。
不審な噂と共に声が変更された彼女。もはやこれから先、島津声のフォウは永遠に見られない可能性が高い。
Gジェネも、スパロボも、その他あらゆるジャンルのガンダムで、彼女の声は劇場版に差し替えられているのだ。
そんな絶望の闇に閉じ込められた彼女の怒りは凄まじく、劇場版の自分への憎しみのみならず、
同じ声をした者達にもその憎悪の矛先は向けられた。
90 :
あの声が憎い!:2011/01/29(土) 01:12:51 ID:SrA8Mq8y
ティア・グランツと楠舞神夜もまた、その劇場版のフォウと同じ声の持ち主だった。
あの声は全て消す。消さなくてはならない。でなければ、この不愉快な感覚は決して治まらない。
「フォウ……君も辛い想いをしたんだな。だが、もう大丈夫だ。俺と一緒に行こう」
「ええ、カミーユ……私は憎い、あの声の女の全てが憎い……!」
「俺も協力するよ。まだその女達はこの近くにいるんだろう?探し出そう」
【一日目・1時30分/東京都墨田区スカイツリー近辺/天候・嵐】
【カミーユ・ビダン@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康
【装備】ガンダムMk-2(黒)@機動戦士Zガンダム
【道具】不明
【思考】
1:フォウと共に劇場版の自分達を抹殺する。邪魔者は皆殺し。
〔備考〕
※TV版出展です。
【フォウ・ムラサメ@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康
【装備】サイコガンダム@機動戦士Zガンダム
【道具】不明
【思考】
1:カミーユと共に劇場版の自分達を抹殺する。邪魔者は皆殺し。
2:ゆかな声の女キャラも皆殺し。まずはティアと神夜を探し抹殺する
〔備考〕
※TV版出展です。
91 :
あの声が憎い!:2011/01/29(土) 01:14:05 ID:SrA8Mq8y
【ジュドー・アーシタ@機動戦士ガンダムZZ】
【状態】重傷、気絶
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:……………(気絶中)
世の中がバトルロワイアルしている時に電車を走らせているような奴がまともなワケがない。
こなたを殺害した後、KAITOとLilyは別の車輌に移動していた。
俯いているKAITOと気まずそうに目を泳がせているLily
重苦しい沈黙を保っていた彼らの耳に、言い争う声と電車のドアが破壊される音が飛び込んできた。
「ちょっ!今度はなに!?」
「敵か!?」
勢いよく連結部のドアが開かれ、銃で武装した兵士たちが雪崩込んできた。その銃口が2人に向けられる。
「なにコイツら!」
「Lily!僕の後ろに下がっていてくれ!」
KAITOは後ろ手でLilyを庇う。
「お前は前期からの参戦では
……無いようだな。失礼致しました!」
指揮官らしき男が頭を下げる。それと同時に他の兵士たちも銃口を下ろした。
「ちょっと兄さん!何なのこいつらマジで!」
「僕にもわからないって!」
混乱する二人をよそに、兵士は今後の行動について話し合っている。
「この電車にはこれ以上の乗客は乗っていないようです!」
「よし!全員ここで下車せよ!」
兵士たちは持っている銃で電車のドアを破壊すると、猛スピードで走る電車から次々と飛び降りて綺麗な五点着地を決めていった。
「このバトルロワイアルでの武運長久を祈ります。では失敬!」
最後の一人がKAITOたちにそう言って飛び降りると、後には呆然とする兄妹だけが取り残された。
「なにアイツら……マジ人間?」
「さあ……っとお!?」
「きゃあッ!?」
一難去ったと思いほっとしたのも束の間、今度は電車が大きく揺れ始めた。
「ちょ、この揺れはありえねーし!!」
「Lily!危ない!」
電車は全く減速せずにカーブを曲がった。その拍子に二人は、KAITOがLilyに被さるような形で床に倒れこむ。
次に気がついた時、KAITOの頭はLilyの胸の谷間に挟まっていた。
「……ッラブコメかテメー!!」
「おげえェ!」
Lilyが蹴りでKAITOの体を引き剥がした。そしてその体に馬乗りになって殴りつける。
「妹になにしてんだコラ!!死ね!氏ねじゃなくて死ね!」
「待て!グーで殴るのはやめてくれ!」
「うう痛い。それにしてもこの列車は明らかに異常だ」
Lilyに散々殴られた頬を擦りながらKAITOは立ち上がる。あれからも電車は速度を落とすことなく走り続け、揺れもさらに酷くなっている。
「つーかまたスピード上がってるし。ありえん」
「とりあえず運転室に行ってみよう。運転手の身に何かあったのかもしれない」
2人は先頭車輌まで進む。
そして運転室のドアのガラス越しに、彼らが見た光景は
運転席に座ったまま居眠りをこいている運転手の姿だった。
「なにしてんのアイツ……」
思わず絶句する兄妹。運転手の隣では、これまた運転手の制服を着た男がこれまた爆睡していた。
「おい!運転手さん!
クソッ、ドアが開かない!おい!起きてくれ!起きろ!」
「オイふざけんなこのクソ運転手!テメー……って兄さん!あれ!」
線路の上に人影が見えた。しかし電車は減速することもなく、そして……
グシャア
「兄さん」
「ダメだ。顔を上げちゃいけない」
その最悪の光景を見せないように、KAITOはLilyの顔を自分の胸に押し付けていた。
何人かの人間を轢き殺した運転手は、しかし未だに目を覚まさない。電車の揺れはますます酷くなっていく。
(この電車はいつ脱線してもおかしくない。そうなったら乗っている僕やLilyも……
どうする? あの兵士たちのように電車から降りるか?幸い僕らには穴抜けの紐がある。
だがこの電車を捨てたら、殺し合いの中で東京に向かう新しい足を調達しなければならなくなる。
それともドアを破壊して運転室に入り、僕たちがこの電車を運転するか?
いや……僕は電車の運転なんてしたことがないぞ……。電車でゴーならば少しだけやったことがあるけど)
妹を腕に抱いたまま逡巡するKAITO。破滅の時は、刻一刻と迫っていた。
【一日目・1時05分/三重県/天候・嵐】
【KAITO@VOCALOID】
【状態】疲労(中)
【装備】ヴォーパルソード@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】
1.電車から降りる?or自分で電車を運転してみる?
2.生きて家族に会いたい
3.東京へ向かう
※七期とは別人です。
【Lily@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】穴抜けの紐@ポケットモンスター×2
【道具】支給品一式
【思考】
1.KAITOと一緒に行動する
それにしてもこんな危機的状況を作った運転手は誰だ!
ま た お 前 か
【一日目・1時05分/三重県/天候・嵐】
【股尾前科@重大事故仮想再現VTR】
【状態】居眠り運転中
【装備】特急列車@現実
【道具】支給品一式
【思考】
1.Zzz……
【股尾前田@重大事故仮想再現VTR】
【状態】爆睡
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1.Zzz……
【音無結弦@Angel Beats! 死亡確認】
【右代宮真里亞@うみねこのなく頃に 死亡確認】※宮城県の真里亞とは別人です
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:特急に轢かれる
「これは……まずいな」
光の国からバトルロワイアルを止めるためにやってきた宇宙警備隊隊長、ゾフィー。
しかし地球への到着早々、彼は一つ重大なミスを犯してしまった。
「嵐のせいで足下がよく見えず……民間人を踏み殺してしまった」
いわゆる業務上過失致死である。
「しまった……どうにかして隠蔽しなければ、私は職を失う」
宇宙的な不況真っ只中のこの御時世、職を失えばそれは身の破滅を意味する。
きっとウルトラ兄弟からも外され、SMAPの六人目みたいな扱いになってしまう。
それだけは何とかして防がねばならない。
「くっ……背に腹は代えられん!」
故にゾフィーは選択した。
自分が殺してしまった男と融合して、男を生き返らせる事を。
十分後。
「どうした、爆発しないのか?」
『気絶』から目を覚ました海東純一は、周りに誰も居ないにも関わらず爆発しない首輪を不審に思いながらも、
主催者側の設計ミスだろうとひとまず考えるのをやめた。
【一日目・0時20分/長野県/天候・嵐】
【海東純一@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康、ゾフィーと融合中
【装備】グレイブバックル@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式
【思考】
1:世界を平和にしたい
【ゾフィー@ウルトラマン】
【状態】健康、ゾフィーと融合中
【装備】
【道具】
【思考】
1:純一を殺してしまったことを隠蔽
2:バトルロワイアルを止める
ゾフィーの状態表ミスった
×【状態】健康、ゾフィーと融合中
↓
○【状態】健康、海東純一と融合中
97 :
映画化記念:2011/01/29(土) 17:52:41 ID:r2UKZ105
「なんや桑原、死なんかッたンか。なんでお前が生き残ッて俺が生き残らへンのや」
「日ごろの行いッてやつやろ。なぁ岡、そう思わへンか?」
「……知らン」
「なんや。さッきからそればッかやないけ。死んだくせに」
異様な格好をした者達が異常なことを話していた。それぞれ格好は違うが黒という共通点がある。彼らは横並びなので、一本の黒い線に見えた。
一人の格好は強そうだった。顔部は覆いかぶさるようなマスク、腕は成人男性の身の丈ほどの大きさだ。肘には長い刃があり、後頭部にはケーブルがある。
一人の格好は上記の男に比べると軽装だった。黒いスーツに手には銃器のようなもの。腰には刀。ワイルドミディアムで髭を生やした、色男である。
一人の格好は上記の男に比べると重装だった。違うところは彼はU型の巨大な物を持っていることだ。引き金があるので銃器なのだろう。スキンヘッドで強面だ。
それぞれの名は上から順に岡八郎、桑原和男、室谷信雄。彼らは殺し合いとは違うが、生死を行き来するゲーム、ガンツの参加者である。
彼らは嵐の風や雨をまったく気にすることなく歩いていた。この程度、彼らにとっては星人との戦いより生温いものだからである。
まるで晴れの穏やかな日に男共が世間話をしているようだ。もちろん、そんな平和な状況ではないのだが。
「あッ! 女や!」桑原は喜々として言った。彼の目線の先には確かに女が二人いたが一人は男である。そして女は少女である。
いくら彼がセックス依存症と言われようとも年端もいかない少女には手を出さないだろうと二人は思っていたが、どうも怪しい。
しかし桑原が彼女らの元へ行く前に室谷が「うおおお」と叫びながら走っていった。ガソリンスタンドへ向かう彼に桑原は言う。
「あいつ殺し合いに乗る気かいな。殺して何になるッちゅーねんなぁ、岡」今度の岡は答えなかったので桑原は不機嫌になった。
室谷の武器であるZガンは上から圧力を発生させて相手を圧殺するという凶悪なものである。殺される訳でもないので、桑原は心配しなかった。
98 :
映画化記念:2011/01/29(土) 17:53:28 ID:r2UKZ105
爆発音が轟いた。いきなりだった。ガソリンスタンドはいきなり爆発し爆ぜた。先ほどの三人の肉片が飛び散る。焼肉の香ばしい臭いがした。
死の臭いとは美味なのだろう。だがその臭いを脳から追い払った男がいた。室谷だ。彼は爆風で吹っ飛び、そこらの住居にぶつかった。
重力に従いアスファルトに落ちる。彼のスーツの円状の穴からドロドロとゲル状の物体が出始めた。室谷はそれを見ると顔が青くなった。
「だ、誰やッ出て来いッ!」対象者がわからないが室谷は叫んだ。その叫びは嵐の轟音に負けず、深刻なのだろうと素人でも判断できた。
「あーあ終わッたな」桑原は遠まわしに諦めろと室谷に言った。彼は「うるせえッ」と言い返すがどうにもならないのだ。スーツは効力を失っているのだ。
Zガンを振り回し、室谷は叫ぶ。あれは銃器であり鈍器ではないのだが。パニック状態に陥っていた。他の参加者に比べればマシなのに。
室谷は撃たれた。散弾銃により狩りの対象のように撃たれた。ガンツでは星人を狩っている彼がここでは狩られたのだ。
多くの鉛玉が彼の体を突き抜ける。ぶしゃあと血を噴出すと彼は下に倒れ、ビクビク痙攣させるとやがておさまり動かなくなった。
それと同時に岡は手の平を市役所に向ける。彼の仮面にはレントゲンのように物を透かして見る装置がある。それで誰が撃ったのか確認したのだろう。
「意外と仲間思いなんやなお前」桑原は岡に関心したように言う。だがその予想は外れだった。岡はただ、闘いたかっただけなのだ。
手の平から光線が飛ぶ。それは市役所に撃ち込まれると壁を削り取った。なんと凶悪な代物だろうか。岡は連射する。破壊は進む。
市役所はガラガラと崩れガレキの山と化した。それで攻撃されず一安心、とはいかない。その山から二つ、影が飛び出した。
一つの影はショットガンを持った老人。この老人が室谷を撃ったのだろうと桑原は確信した。それに対し怒ることはなかったが。
もう一つの影は化物。ライオンのような牙と鬣、鋭い爪、そして二足歩行と異様な化物だった。手にはサブマシンガンを持っている。
「岡、あの化物、ガンツやと何点やろなぁ」桑原はかつて戦った星人を思い出しながら言った。岡は答えず構えていた。
「闘うンかい。じゃあ俺はあのじじいや」桑原もXガンを構える。狩りだ。狩りの時間がはじまったのだ。
99 :
映画化記念:2011/01/29(土) 17:55:30 ID:r2UKZ105
怪物・カザリは引き金を引く。銃口から弾が出る。何発も何発もと連射されるのだ。銃声が聞こえた。パパパパと乾いた音だ。
桑原と岡は地面を強く蹴り、二人とも反対に横っ飛びした。ガンツスーツは銃弾を跳ね返すが制限がある。避けておいて損はないのだ。
銃声が進んでいたが、いきなり止まった。撃っていたカザリも驚いたのだろうか、銃の周りをあれやこれやと見ている。湿気により誤作動を起こしたのだろう。
岡は動きを止めた彼を見逃すことなく、手の平を向ける。光線が飛び出すがカザリは避けた。まるで小動物のように素早く飛ぶ。目では捉えきれない。
もちろん光線は光速だ。秒速三十万キロのそれを避けれる訳がない。だが彼はまるで光線を撃つ前に避けているようだ。なんとまあ、すごいものだ。
バシィッとカザリは跳び上がった。速い。陸上競技での走り幅跳びのような速さだ。岡の目の前に立つとマシンガンを後ろに投げ捨てた。
岡の前に突き上げられた手をカザリは蹴り上げる。光線があっちの方向に飛び雨を消し去る。それを補うかのように雨がまた降ると岡は腕を振りかぶった。
岡の肘についている刃がカザリを襲う。しかしそれをカザリは爪で守る。ガキィと金属同士がぶつかる音が、次々と刻々と淡々と続く。
まるで曲だ。嵐の轟音とマッチしているように聞こえるその音は、どちらかの命を競う白兵戦から生み出されたものだ。戦争は発明の母である。
「なめんなや、俺はこう見えて高校ン時、ピンポンやっとんたんやッ!」
岡が啖呵をきると同時に、カザリを強引に吹っ飛ばす。新手の鍔迫り合いだ。いや競り合ってすらない。まあそんなことはどうでもいいだろう。
「へえ、やるね」感心したように化物は言う。意外にも浮いた声だ。カザリは「じゃあこれならどうかな」と言うと、手を突き出す。
竜巻だ。大渦が岡を襲った。彼は手をクロスさせるが、体は浮く。後方へ跳び上がり、やがて地面に付く。ダメージは無かった。
岡は前を見る。モニターの前には誰もいない。嵐が吹き荒れる。つまりカザリを逃がしてしまったということだ。
岡は周りを見渡し不意打ちの可能性が無いことに気づくと、ふぅと仮面の裏でため息をついた。あの好戦的なものはなんだったのだろう。
「なんや爺さん。弾切れかい」桑原はショットガンを構える老人に言う。彼がそう言ってるということは狙撃手の残弾はもうないのだろう。
「なんじゃお前は。三回は少なからず当たったはずじゃ。なぜ、なぜ死なぬ!」老人は叫ぶ。
「このスーツはぎょーさん丈夫やからな。ンじゃ殺すからな」桑原は無慈悲にもXガンを構える。その目は見下していた。
ギョーンと間抜けた音が聞こえた。老人もきょとんとしたがやがて頭が膨らみ「ひへっ」と断末魔を残し爆発した。まるで北斗の拳だ。
こうして狩りは終わる。桑原はZガンを拾い、岡と共に歩く。目指すは彼らの故郷大阪。何が待ち受けるかはわからない。
【一日目・1時30分/埼玉県/天候・嵐】
【桑原和男@GANTZ】
【状態】健康
【装備】ガンツスーツ@GANTZ Xガン@GANTZ Zガン@GANTZ ガンツソード@GANTZ
【道具】コントローラー@GANTZ 通常支給品
【思考】基本:とりあえず大阪に行く。
1:女とヤりたい。
【岡八郎@GANTZ】
【状態】健康
【装備】強化型ガンツスーツ@GANTZ ガンツスーツ@GANTZ ガンツソード@GANTZ
【道具】コントローラー@GANTZ 通常支給品
【思考】基本:大阪に行く。闘いたい。
【室谷信雄@GANTZ 死亡確認】
死因:ショットガンおじいちゃんからの狙撃。
【ショットガンおじいちゃん@GTA3カオスモードプレイ 死亡確認】
死因:Xガンによる頭の破裂。
100 :
映画化記念:2011/01/29(土) 17:57:22 ID:r2UKZ105
「なんですか、あなたは一体」中野梓は気丈に答える。気丈、というからには恐ろしいことが起きているのだろう。
それもそのはずだ。彼女の目の前でサブマシンガンを持った怪物が、人間へと変身したのだから。
「いやね。僕を君らの仲間にならせてくれないかな。損は無いはずだよ」書き遅れたが梓は光線銃を構えている。よくこんなに余裕なものだ。
「嫌です! 他をあたってください」梓は断った。当然だ、化物など信じる信じない以前の問題だからだ。
「別に構わないけど君を殺すかもよ。あ、光線銃だよねそれ。さっきみたよ。すごい威力だ。でもその程度で勝てると思ってるわけ?
君はただの一般人なんだ。引き金を引く前に殺すなんて造作もない。第一、僕が殺す理由がないじゃないか。メリットなんてないからね。
それでも断るなら、残念だけど君はもちろん、君の友人も監禁するからね。あ殺しはしないよ、だって僕が死んじゃうもん」
カザリはかなりハッタリを聞かせた。だがこのハッタリは成功した。梓らの仲間になることに成功した彼は、ソファの上でくつろぐ。
(さーて、そろそろ欲をもらおうかな)カザリはひそかにほくそ笑んだ。
【一日目・1時30分/埼玉県・ガソリンスタンド跡地の住居/天候・嵐】
【カザリ@仮面ライダーオーズ/OOO】
【状態】健康 人間に変身
【装備】IMI マイクロウージー(25/25)@現実
【道具】予備弾薬 通常支給品
【思考】基本:梓らと組む。終わりがない場合、生き残ることを優先させる。
1:梓らが必要なくなったら殺す。
2:セルメダルが欲しい。
※マイクロウージーの調子が悪いです。一応、装弾はしました。
【平沢唯@けいおん!】
【状態】健康
【装備】ワンダースワン@現実
【道具】支給品一式
【思考】基本:まだ考えてない
1:軽音部や友人達を探す
2:死んだ人たちは…まあいいか
3:この銀髪の人だれー?
【中野梓@けいおん!】
【状態】健康
【装備】スーパー光線銃@スクライド漫画版
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いはしたくない。だが防衛はする。
1:軽音部や友人達を探す
2:唯に対する恐怖
3:カザリを一旦、仲間に入れる。できれば追い出したい。
「シンジ、いつまでそこにいるつもりだ。行くぞ」シュッシュッ
「行くって…どこへ?」
「決まってるだろう、あのテディベアを止めるんだよ」シュッシュッ
俺の名はクリスタルボーイ。
知ってる奴は知ってるだろうが、海賊ギルドきっての殺し屋だ。
今俺と話してるガキの名は碇シンジ。
それも知ってる奴は知ってるんだろうが、何でもエヴァとかいう物のパイロットをやってるらしい。
俺がこいつと出会ったとき、こいつはまるでこの世の全てに関心を失っているかのように見えた。
俺としてはそんな事よりオナニーしたいのだが、ペア組まないと死んじまう以上、
見つけた奴をほっとくわけにもいかん。
せいぜい一言二言会話した程度だが、俺の首に引っかかってる忌々しいオナホ…
いや、首輪は友情が芽生えたと認識したらしい。
本題に入ろう。俺たちは変態を見た。
ただの変態じゃない。危ない変態だ。一人と一ついる。
そいつらは女を襲おうとしてるらしい。これは許さなえ。
ストーカーは愛だがレイプは犯罪だ。
ところがこのガキがフリスクでも動きそうに無いので困った。
「シンジよ、貴様何故動こうとしない」シコシコ
「別に、いいじゃないですか」
「あの女を助けようとは思わんのか」シコシコ
「それは…助けれるんなら助けたいですよ。でも、僕なんかが行ってどうなるっていうんだ」
「貴様が助ける必要など無い。お前はただ俺の後ろで黙って指を加えていればいいんだ」シコシコ
「だったら、僕なんかじゃなくてもっと他をあたってくださいよ!僕にかまわないでよ!!」
ピュッ
「ふぅ…あんまり大きな声を出すから出してしまったじゃないか」
「…そもそも、人と話しながらオナニーするような人が、どうして襲われそうな女の人を助けるんです?」
「フ…勘違いするな。
俺は泣く女でオナニーすることは出来るが、女を泣かせるオナニーは許せんのだ。
俺を差し置いてリアル女体オナニーなど許さん。
目の前のオカズが他人に食われそうなのに手をこまねいてる馬鹿はおらん」
「…」
「行かんのか」
「…」
「引きずってでも連れてくぞ」
「…」
「おい、貴様聞いているのか!」
ピュッ
「…あんまり大きい声だすから出ちゃったじゃないですか」
「貴様…オナニストだったのか!」
「僕…人に見られるの好きじゃないんですよ。
一人で何やってるんだろうって…最低だ、俺って…そんな背徳感が…
す ご く い い 」
「フ、フフフ…俺としたことがこんな逸材を見誤るなんてな…
お前とはうまくやってけそうだよ…」
「人の眼前で堂々とマスかくなんて…クリボーさんの方が僕なんかよりよっぽど凄いですよ…」
「フフフ…」
「アハハ…」
センチな事を言う気はないが、
俺とシンジの間には確かな仲間意識が芽生えた。
「…行くか?」
「はい!でもその前に…」
「ウム」
「「そんな事よりオナニーだ!!」」
「結局後始末するの俺なんだよなぁ…」
【一日目・0時40分/長野県諏訪大社付近/天候・嵐】
【クリスタルボーイ@虹裏】
【状態】健康、オナニー中
【装備】ビームガン付き鉤爪型オナホール
【道具】不明
【思考】
1:まずはオナニーだ
2:変態としてクマ吉と西瓜を止め、その優越感をオカズにオナニーだ
3:ついでにあの巫女もオカズにオナニーだ
4:シンジとの間に生まれつつある友情もオカズにオナニーだ
5:そんなことよりオナニーだ
【碇シンジ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】健康、オナニー中、下半身まるだし
【装備】ザンバットソード@仮面ライダーキバ
【道具】不明
【思考】
1:クリスタルボーイに付いて行く
2:あのバナナをオカズにオナニーしよう
【クリボーの後ろの人@虹裏】
【状態】健康
【装備】ポケットティッシュ
【道具】不明
【思考】
1:もう駄目だこいつら
2:結局後始末するの俺なんだよなぁ…
ジグマール、沖縄へ向かうぜ」
「どうしたと言うのだいきなり」
事態を、把握できないジグマールが承太郎に聞き返す。
「こいつを見ろ」
支給品のノートパソコンをジグマールに見せる承太郎。
「これは、掲示板のようだがこれがどうかしたのか?」
「ああ、どうやら、この掲示板はカオスロワ参加者が、情報を交換するために作られたものらしい」
「ふむ、それで」
「本題は、ここからだ、この掲示板に気になる書き込みがあってな」
その書き込みには、それはジョースター一族に因縁のある男DIOの事について書かれていた。
「こいつは、因縁のある男なんでな、ジグマール付き合ってくれるか?」
「仕方あるまい、私の人間ワープで君を沖縄まで、連れて行ってあげよう」
そう言い、人間ワープを、開始するジグマール。
数分後……
「おい何時まで待たせる気だ」
「すまない、よく考えたら、承太郎、君を連れて人間ワープをすることはできない」
「本当なのか?」
「少なくとも本編では、そんな描写はない」
「……仕方がねぇ歩きで行くか」
「その前にトイレに付いて来てもらってもいいかな?」
「やれやれだぜ」
数分後……
トイレを見つけた、承太郎達、だがそこには先客がいた。
「ンアッー!ンギモッヂイイイイイイイイイ!!」
熊先生と
>>954である。
言葉を失う承太郎達、取りあえず彼らはその場から離れた。
「……」
「やれやれだぜ」
【一日目・01時20分/青森/天候・嵐】
【空条承太郎@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式 、ノートパソコン
【思考】
1主催者をぶちのめす
2DIOを倒すため沖縄に向かう
3ジグマールと行動する
4やれやれだぜ
【マーティン・ジグマール@漫画版スクライド】
【状態】健康、尿意(我慢の限界)
【装備】アルファーガン @チャージマン研!
【道具】支給品一式
【思考】
1全宇宙を支配する
2承太郎と行動する
3トイレに行きたいが変な人たちがいる……
【熊先生@俺の先生】
【状態】な!
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:な!
【
>>954@現実】
【状態】ンギモッヂイイイイイイイイイ!!
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:ンギモッヂイイイイイイイイイ!!
「可憐だ……やばい……持ってかれた……」
そう呟くのは名状し難き神だった。
全身の無数の触手をくねらせるその姿は、見る者全てに恐怖を与えるだろう。
昏き海淵の禍神……かつて主催者最強だった存在だ。
しかし、どうにも様子がおかしい。
無数の目は、ただ一点を凝視していた。
「真尋さんー、どこですかー?」
誰かを探し続ける少女……八坂ニャルラトホテプを凝視していた。
それはそれはすごく凝視していた。
英語で言うとハイパーゲイズ。
「いいなぁ……特に頭のアホ毛みたいに動く触手……」
そう、禍神はニャルラトホテプに心を奪われていたのだ。
自分と同じクトゥルフベースの邪神、触手系だからであろうか?
なんにせよ、もう夢中である。
(でも……もう相手持ちなんだよなぁ……)
しかしニャルラトホテプの口調からすでに男がいることはわかりきっていた。
禍神の春の時間、僅か5秒なり。
(だが、この私の想いが消えることはない!今ならこの恋の灼熱で太平洋も干上がらせられる!
次のことを考えるんだ……私は彼女の男にはなれない……だが彼女のために何かをしたい。
私にできることはなんだ?彼女の男を探すことか?
いや駄目だ、私の姿を見たら確実に逃げるし、私も羨んで殺ってしまうかもしれん。
となると……主催者の粉砕玉砕大喝采か!よし!それならいけるぞ!)
凝視を続けつつ、かつての主催者は現在の主催者の始末を誓った。
恋は盲目なり。
(しかし、何かが妙だ、この世界。
私たちが主催者の世界の平行世界とのことだが……
この世界の私たちは何処だ?
『我が支配に成功した世界』ということは、私たちがロワを開催する前に
『乗っ取られた』可能性、つまりは全員が敗北したという可能性も考えられる。
それにこの首輪……明らかに私たちが使用した物より高性能だ。
一体何者だ……?主催者の人数、保有戦力もわからぬ以上、侮るのは危険か。
まあどんな相手にしろ、最終的には彼女のために粉砕玉砕大喝采してやるがな!)
【一日目・0時30分/東京都/天候・嵐】
【昏き海淵の禍神@世界樹の迷宮3】
【状態】健康、片想い、第二形態
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:ニャルラトホテプに陰ながら奉仕する
0:主催者達を粉砕玉砕大喝采する
1:主催者陣営の謎を探る
※七期より参戦
【セワシ@ドラえもん】
【状態】気絶
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:……
※禍神の触手に捕らわれてます
「ああ……悲しい…とても悲しい話をしよう」
青く染まった工具服を二十歳くらい男がとある工場にいた。
その手にはものすごく……大きい……レンチが握られている。
そのものすごく……大きい……レンチは工具と言うよりもメイス並に大きい。
青年はそれを両手で弄びながら、饒舌に話を進めていく。
「まず最初に悲しいのは、ニューヨークにいた俺がいきなりこんなところにいることだ」
鮮やかな金髪に普通の成人男性くらいの体型。
「どういうことだ? 俺はただ解体作業がしていただけのはずだ?
それなのに、何で俺はこんなところでまた悲しい話をしなければならないんだ?
それがまた、さらに悲しい……聞いてくれるのは一人しかいないっても悲しい」
パシリ、パシリ。
徐々にレンチを投げて受ける間隔が短くなっていく。
それに合わせて比例的に、レンチが加速していく。
パシリ、パシリ。
パシリ、パシリ、パシリ、パシリ。
「なんで俺が呼ばれなくちゃ、ならねぇんだ!」
パシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッパシッ
「何がどうなってる!」
パシッ
「俺が一体ッ」
パシッ
「何をッ」
パシッ
「したってッ」
パシッ
「いうんだ!!」
パシッ
パシッ
パシッ
「神様ですか!!」
パシッ
「神様ですか、この野郎!!」
パシッ
パシッ
パシパシパシパシ
パパパパパパパパ
パパパパパパパ
パパパパパパパパパ
パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ
最高の速度ですごく……大きいレンチの回転が安定した所で、レンチを投げることを止める。
そして、今度は両手でバトンのように回し続けた。
「この世界は神は一体どうなってるんだ! 俺はただものを壊したかっただけなのに!
悲しい話だ。ああ、ああ、悲しい話だ! 俺に悲しい話をさせて神はどういうつもりだ!
この世界はどういうつもりだ! くそ! 悲しい。実に悲しい! この世界に舐められてる気がして悲しい!
悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――――――ッ!」
男の叫びが最高になった所で轟音が響いた。
持っていたレンチで近くにあったドラム缶をぶった叩き、破壊したのだ。
「あああああ、ああー、あっ、あ、あああ〜〜〜。〜〜〜〜〜ああ、あああ―――――すっきりした!」
次の瞬間、男に何かのスイッチが入った。
その表情はとても晴れやかだ。
「さて、楽しい話だ! 楽しい話をしようじゃないか! 笑っておくなら今の内だ!」
テンションの方向性だけが540度ぐるり変化した。
「人生は楽しい! 一日一万回唱えてみろ! 頭がおかしくなって本当に全ての苦痛が無くなる!
OKOKOK。悲しみを乗り越えて俺はまた一つ強くなった! レベルが上がった! 進化しそうだ!
今なら、俺はこの世界の主催者を倒せそうだ、そう思うだろ、アリス?」
「そうね、アンタが頭のネジが数本ぶっ飛んでるってことがよく分かったわ」
男――グラハム・スペクターと組んだ少女――アリス・マーガトロイドは今更、後悔した。
【一日目・0時30分/東京都太田区/天候・嵐】
【アリス・マーガトロイド@東方Project】
【状態】健康
【装備】邪鬼銃王
【道具】不明
【思考】基本:生き残る
1:……疲れる
【グラハム・スペクター@バッカーノ】
【状態】ハイテンション
【装備】すごく……大きいレンチ
【道具】不明
【思考】基本:この世界の神を壊す
1:アリスに人生の楽しさを伝える
東京都大田区。
グラハムとアリスがいるとある工場。
アリスが盛大に溜息を吐いた時、彼らの前にその男が現れた。
「アンタ……誰?」
「あえて言わせてもらおう…グラハム・エーカーであると!」
グラハムと名乗った男。
この男はユニオンに所属しているフラッグファイターだ。
「それで、そのグラハムさんとやらが私になんのようなの?」
「用があるのは、君ではない、そっちだ」
「……ってことは、俺か? ああ、悲しい……悲しい話だ。
突如、現れた男がいきなり俺に用があると、これって、告白だよな?
俺が彼女いないからって、男に告白されるとは余計に悲しい。
俺の人生の中でこれほどまで、悲しい話はあっただろうか?
いや、あるかもしれない。悲しい、それを思い出すだけで悲しくて泣けてきた……」
グラハム(壊す方)は突如として涙を流した。
しかし、グラハム(フラッグの方)はそれを無視する。
「会いたかった、会いたかったぞ! ガンダム!」
「…………は?」
グラハム(軍人の方)が興味をもったのはアリスの支給品のからくり。
このからくりの名はガンダム……ではなく『邪鬼銃王(ジャキガンオー)』と呼ばれる戦術からくりである。
「頼む、少女よ。私にそれを譲ってくれ」
「いやよ」
「断るというのか?」
「そうよ」
「だが、私はしつこくて諦めも悪い、俗に言う人に嫌われるタイプだ!
そう、この気持ち、まさしく愛だぁぁぁッ!!!!」
「おいおい、愛って中村君、俺がそんなに恋しかったのか?
ならば、楽しい……楽しい話をしよう! 人生はたのしいぃぃぃぃ!」
「誰が中村君だ! いや、そんなことはどうでもいい!
抱きしめたいな、ガンダムゥゥゥ!!!」
「もうやだ、この人たち」
アリスは二人のグラハムに翻弄され続けるのであった。
【一日目・0時50分/東京都太田区/天候・嵐】
【アリス・マーガトロイド@東方Project】
【状態】健康
【装備】邪鬼銃王
【道具】不明
【思考】基本:生き残る
1:……さらに疲れる
【グラハム・スペクター@バッカーノ】
【状態】ハイテンション
【装備】すごく……大きいレンチ
【道具】不明
【思考】基本:この世界の神を壊す
1:アリスと中村君(グラハム)に人生の楽しさを伝える
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いの破壊
1:アリスからガンダム(邪鬼銃王)をもらう
【ジョージ@おさるのジョージ】
死因:グラハムと組んでいたが、勝手にグラハムがどっかにいってしまい一人になってしまったので禁止行為で首輪爆破
訂正
×【ジョージ@おさるのジョージ】
↓
○【ジョージ@おさるのジョージ 死亡確認】
「ところで今泉君、きみ支給品はどうしたの」
「あれ?そう言えば、どこにいったんだろう」
「ちょっと〜殺し合いに乗った人が来たらどうする気なんだ君は」
「そういう古畑さんだって支給品無くしてるじゃないですか」
後方から、聞こえてくる、古畑と今泉の会話を、海○蔵は聞いていた。
(これはもしかしたらチャンスなんじゃないか)
現在、海○蔵は古畑達のパシリの状態だ。
だが支給品の中に、武器入っていれば、今の立場を逆転することが、出来るのではないか。
さらに、今の会話を聞く限り彼らは武器を持っていないつまり今がチャンス。
そう考えた海○蔵はティバッグに手を伸ばす。
だが中に入っていたのは、スーパードラゴン、ヨッシ―の卵だった。
「あ〜海○蔵君、君の支給品に何か入ってないかな?」
「……すみません、こんな物しか入ってなかったです」
彼がパシリをやめる事が出来るのは何時になるのか……。
【一日目・01時00分/東京/天候・嵐】
【市川海○蔵@現実】
【状態】疲労(大)
【装備】なし
【道具】支給品一式、ヨッシ―の卵@マリオシリーズ
【思考】
1:生き残る
2:今の状況を何とかする
3:ちょっと寒いので、できれば車に入れてほしい
4:なんだ?この卵
【古畑任三郎@古畑任三郎】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マクドナルドのハンバーガー
【思考】
1:主催者を逮捕する
2:モスバーガーを食べる
3:出来れば武器が欲しい
【今泉慎太郎@古畑任三郎】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】コロッケパン
【思考】
1:古畑に付いていく
2:海○蔵をこき使う
※東京のどこかに古畑と今泉の支給品一式が落ちています
「ほほう、随分早いな」
「そう…人呼んで『グラハムスペシャル』!」
「やるねー、中村君! これは楽しい、そうだ、楽しい話をしよう!
何だか、愉快になってきたよ。実に実に実に愉快な気分になってきた。
俺とここまでやり合えるとは、中村君で5人目だ! なぁ、そうだろシャフト!
って、シャフトがいないだと? ということはこれは虚しい、虚しい話だ!」
「だから、私はグラハム・エーカー大尉だ、それ以上でもそれ以下でも、ましてや中村君ではない!」
グラハム(解体屋の方)のすごく……大きいレンチをグラハム(ガンダムの方)が避ける。
グラハム(先に登場した方)の操るすごく……大きいレンチの重さは直撃すれば即死してしまうかもしれない。
しかし、当たらなければ、どうということはないとよく言ったものだ。
グラハム(中村の方)はグラハム(杉田の方)がすごく……大きいレンチを投げた瞬間、方向や速度を瞬時に見切っているのだ。
グラハム(上級大尉の方)はかつて圧倒的なスペック差がありながらもフラッグでガンダムに戦いを挑んだ男だ。
その鍛え抜かれた肉体と反射神経は軍でもトップクラスに入ると思われる。
そして、グラハム(2期で仮面付けてた方)は手にした武器『ビームサーベル』でグラハム(特典にしか出てこない方)を斬りにかかる。
しかし、ブーメランのように戻ってきたすごく……大きいレンチでグラハム(青い作業着の方)は受け止める。
「中村君。俺のレンチに対して全く恐怖が無いな。畏れがない、恐れがない。恐れが無い!
全く失礼な話だ! 俺はともかく、レンチの一撃の衝撃と物理法則に謝って貰おう!」
「そんな道理! 私の無理でこじ開ける!」
「ああ…悲しい。とても悲しい話をしよう。俺がこんなにも悲しい話をしてるというのに!
中村君が何一つ、答えてくれない! どういうことだ、この世は愛と平和で満ち溢れてるというのに!
何故、わかり合おうとしないんだ!」
「君の存在がそうさせた!」
「ならば、楽しくて悲しい話をしよう、尤も俺にとっての楽しく、中村君にとって悲しい――ガッ!」
「なっ、敵襲――ガッ!」
「いい加減にしなさい!! 煩くて集中出来ないじゃないの!!」
アリスの操る邪鬼銃王の拳が二人の急所をぶっ叩いた。
二人ともあまりの痛さに地面に転がり悶絶した。
「これで…ようやく静かになったわ……。
それにしてもこれ(邪鬼銃王)中々、使い勝手いいわね」
「やるようになったな、ガンダム!」
「まだこいつ動くの?」
「ああ、驚きだ。驚いた話をしよう」
「あんたも動けるんかい!」
だが、二人とも即座に起き上がった。
「ふっ…乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられない!」
「中村君! 同感だ。ここまで俺の心を引き付けたのはラッドの兄貴以来だ。
ああ、嬉しい。これは嬉しいことだ、そうだろシャフト! …って、シャフトがいないだと?」
「ちょ、どういうことよ?」
「興味以上の対象と言う事だ」
「は?」
「姐さんと呼ばせてください」
友達増えたよ。やったねアリス!
【一日目・1時00分/東京都太田区/天候・嵐】
【アリス・マーガトロイド@東方Project】
【状態】健康
【装備】邪鬼銃王
【道具】不明
【思考】基本:生き残る
1:……どうしてこうなった!
【グラハム・スペクター@バッカーノ】
【状態】ハイテンション
【装備】すごく……大きいレンチ
【道具】不明
【思考】基本:この世界の神を壊す
1:アリスの姐さんについていく
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】
【状態】健康
【装備】ビームサーベル
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いの破壊
1:アリスからガンダム(邪鬼銃王)をもらう
「草薙さんのお陰で本当に助かりましたよ〜」
「サイバーは助け合いでしょ(棒)」
今、火野映司こと仮面ライダーオーズと話しているのは草薙ケン。
彼は改造人間超人サイバーZ01号である。
ケンと映司と出会った時、映司は怪人(何かヘルワームっぽいんだよなあ…)相手に不覚をとり、
催眠光線で危うくパンツまで脱がされるところだった。
『 パ ン ツ は 俺 が 脱 が せ て や ろ う(優 し さ)』
やべぇよ…やべぇよ…。
残念ながらライダー相手に本番はNGなので、サイバーZことケンの横槍が入ったのである。
さらに正気を取り戻した映司もオーズに変身。たまげたなぁ。
かくてして手を結んだ二大ヒーローにより怪人は倒されたのである。
よかった(小学生並みの感想)。
かくて今に至る。わかったら力抜けよ。
「いけますって、ちょっとのお金と明日のパンツさえあれば」
「はあ(無気力)」
【一日目・0時50分/埼玉/天候・嵐】
【火野映司@仮面ライダーオーズ/OOO】
【状態】健康、パンツ一丁
【装備】オーズドライバー@仮面ライダーオーズ/OOO
【道具】タカメダル、トラメダル、バッタメダル、セルメダル×5
【思考】
1:この戦いを止める
2:アンクを探す
3:後藤さんや伊達さんも出来れば探す
4:比奈ちゃん、参加してないといいけど…
【草薙ケン@超人サイバーZ】
【状態】健康
【装備】ひのきのぼう
【道具】不明
【思考】
1:世界を平和にする
【怪人@超人サイバーZ 死亡確認】
死因:タトバキック
何気にもう100話越えてたのか
流石カオスロワやな
119 :
神々の復讐:2011/01/30(日) 16:16:47 ID:PCkv9IYq
「くっはははははは!愉快だ、実に愉快!
あのくそ忌々しい聖騎士ブロントが死に、これで事実上、我を殺せる者はいなくなった!
次の怨敵、あの変態夫婦に逃げられたのは痛いが、我の計画は着々と進んでいる。
我は負けた理由を死後も考え続け、そして答えを手に入れた!
奴ら一部の人間が持つ特殊な『変態力』こそが原因だったのだ!
故に我は刈り取る!我を滅ぼしかねない危険因子、変態という存在を全てな!
誰も気付くまい、さくら友蔵が、痴呆老人を装った我の放ったジョーカーなどと!
そして他にも自発的に変態を刈る存在がいたのは嬉しい誤算よ。ふはははははは!」
ながったらしく上機嫌に喋るのは、まさかの主催者ポジまでのぼりつめたニャア様だ。
前期において、彼は変態と変人の前に敗れ去った。
同じ過ちは繰り返さない、その意思のもと、ニャア様はさくら友蔵に変態の始末……
ついでに正義の味方気取りも始末するように命じていたのだ。
痴呆老人がまさか主催者ジョーカーの一人とは誰も思うまい。これも作戦だ。
唯一の問題点は、友蔵の非力さだ。変態を見つけても殺せなければ意味がない。
その殺害方法の問題を解決したのが……
「貴様には感謝しているぞ。あれだけの核爆弾があれば友蔵はまだまだ変態を殺せる」
「約束、守りなさいよ?いずれはこの私に主催者幹部の席を……」
「わかっている」
ニャア様と同じように上機嫌な笑顔を浮かべる女性……
『めがみ』だった。
◇
120 :
神々の復讐:2011/01/30(日) 16:20:08 ID:PCkv9IYq
少し考えればわかることだった。
参加者は一部を除き、自分本来の得物を奪われ支給品を武器としている。
原作と変わらない参加者はあれだ、参加者多すぎて主催者達でも手が回らなかったのだ。
しかしどちらにせよ、友蔵の装備が核爆弾99個はありえない。
支給品だとすればかつてのパルマコスタ市民も真っ青な支給品。
元の世界から持ち込んだものであれば、友蔵は日曜日のアニメになぞ映れはしない。
つまりはこの核爆弾、めがみが知り合いのかみから横流ししてもらったものなのだ。
そしてそれをジョーカーである友蔵に装備させたわけだ。
「見込みありそうな知事にもレオパルド2を支給してやったんだけどねー……
まあいいわ。私の目的は、ストライダー飛竜が無様に死ぬところを高見の見物して……
放送であいつの名前を読み上げてやることなんだからね!」
「貴様もなかなかに執念深いな……」
ストライダー飛竜がめがみに何をやらかしたかは前期を参照していただきたい。
「不敬者に変態達が多かったのもあるし、私にはメリットだらけ。武器が足りなくなったら言いなさい」
「くっくっくっ……本当に、実に愉快だ。
さて、後10分くらいしたら放送でもしてさらに参加者を絶望させてやるとするか」
ウフフ……フハハ……
神の邪悪な笑い声が、主催者本部に響き渡った。
【一日目・1時20分/某所・主催者本部/天候・不明】
【神龍ニアラ@カオス7期】
【状態】健康、いい気分、主催者
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:全ての人間に龍こそが神だということを教え込む
0:???
1:放送での口上を考えておこう
※7期、退場時の最大強化状態からの参戦です
※主催者の一人だったようです
【めがみ@サガ2秘宝伝説】
【状態】健康、いい気分
【装備】マサムネ、イージスの盾、天使の翼
【道具】不明
【思考】
基本:ストライダー飛竜達が憎いので主催者達に協力する
1:最終防衛システムもいつか破壊する
※七期のめがみと同一人物です
※さくら友蔵がジョーカーの一人だったようです
乳頭山(にゅうとうさん)は、秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町にまたがる山であ――
次の瞬間、乳頭山はサッカーボールの直撃で粉々に破壊され、地図上から消滅した。
「「変態地名ってやっぱりある。気の毒な場所で、DNA(?)が狂っていて……アブノーマル」」
乳頭山をツインシュートで破壊したのは、もちろん我らが黄金コンビ・大空翼と岬太郎である。
口調がどっかの誰かさんに似ているのは多分気のせいである。
【一日目・午前0時50分/秋田県/天候・嵐】
【大空翼@キャプテン翼】
[状態]健康
[装備]サッカーボール@現実
[道具]支給品一式
[思考]1:変態やロリコンを抹殺する
【岬太郎@キャプテン翼】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式
[思考]1:変態やロリコンを抹殺する
【乳頭山@現実 死亡確認】
死因:ツインシュート
「岐阜を抜けたとなると今は長野どぅお!?」「もうすぐ長野の県境ですねおうぁ!?」
キキィーッ!
気をつけろ・機械は急に・止まれない
カオスロワの地で大荒れの深夜にはつきものの交通事故が発生しかけた。
東京都を目指し、東へ爆走していたプラシド。
東京都を目指し、南下していた防衛システム。
運悪く両者は出会いがしらに遭遇してしまったのだ。
とはいえ、二人とも超一流である。並外れたドラテクと機動力で衝突を回避し、乗客に怪我はない。
しかし、危うく大惨事になりかけたのだから当然文句はあるに決まっている。
「おい貴様! どこを見て運転し…て……」
「こんな嵐の夜にバイクなんて自殺…行……」
この時、二人に電流奔る……!(ショートじゃないよ)
(な、なんだこいつは!? 俺の知らない機皇帝か……!?)
(な、なんだこの人間は!? バイクと一心同体になっている……!?)
(な、なんてカッコイイんだ……×2)
「「はっ!?」」
「だ、だが! 俺の操る機皇帝こそが最強だ!
現れろ、ワイゼル∞! ワイゼルトップ! ワイゼルアタック! ワイゼルガード! ワイゼルキャリア!
合体せよ! 機皇帝ワイゼル∞!」
ガションガションガションガション、ジャキィーン! 『無限大だよっ!』
(な! 5種のパーツによる究極合体だと!? 私に対抗してきているのか、ならば!)
「一回合体解除して……第二形態移行、人型変形! そして究極合体! さらにインフィニティバースト!」
ガションガションガションガション、ジャキィーン! 「無限の爆発ですよっ!」
(な! 原型が消滅する究極合体だと!? そしてインフィニティ……やはりこいつ新手の機皇帝!
だがそれだけでは俺のワイゼルに勝ったとは言えないぞ!)
「機皇帝ワイゼル∞の効果発動!」「私自身の効果を発動!」
◇
長野県上空……
「サイバーダークちゃんwwww俺をwwww装備してくださいwwww
そのコードをwwww俺の全身にwwwwぶっさしてwwww
うはwwww想像しただけでwwww俺の股間がwwwwヴィクテムサンクチュアリwwww」
「な、なんなのよこの変態ドMドラゴンは!? 私の知ってるドラゴンと違う!」
「うはwwwwおkwwww厳しい言葉もwwww快感wwwwん? なんだあの光は
アーッ!
◇
「その効果により、シンクロモンスターを吸収する!」「その効果により、機械族モンスターを吸収する!」
「「なん……だと……?」」
----------------------------------------------------------------------------------------
「こ…これならどうだ! 機皇帝ワイゼル、荒ぶる鷹のポーズ!」
ガキョーン!
「その程度! 荒ぶる鷹のポーズ!」
ガキョーン!
「「もう何も恐くないのポー……やめておこう」」
首輪が爆発しないよう、距離を取りつつ激戦は続く。
そんな謎の張り合いをする二人をよそに、それぞれに乗っている少女達は、その顔に見覚えがあるのであった。
【一日目・1時15分/長野県/天候・嵐】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】健康、サイクロン号と合体中
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト入り)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:不動遊星を倒す。 バトロワそのものにはあまり興味なし。
0:あの男(クーガー)といいこの機皇帝といい……できる!
1:生き残るためにネルと一緒にいる。
【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】健康、プラシド(と合体しているサイクロン号)に乗っている
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:この世界のレンきゅんを助ける
0:あれ? あのロボットに乗ってるのって……
1:プラシドと一緒に行動する
※七期からの参戦です。
【防衛システム@SaGa2秘宝伝説GOD】
【状態】健康、最終形態
【装備】七支刀、鏡の盾、自己修復システム、サイバーダークドラゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:主催者の完全抹消
0:この男……できる!
1:KAITO以外のリンの家族を優先防衛
2:自分の上司や知り合いがいれば、そちらも防衛
※7期より参戦です
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生き延びる
0:あれ? あのバイクに乗ってるのって……
1:家族を探す
2:防衛システムと行動する
※7期とは別人です。
※KAITOがとても強いと信じ込んでいます。
124 :
桃園結義:2011/01/30(日) 20:45:38 ID:murI8Ioj
「我ら桃園三兄弟、これより主催者の討伐に向かう!」
私は劉備。姓は劉、名は備、字は玄徳。
かつて曹操殿や孫権殿と覇を競い、蜀を建国した男だ。
その私だが、現在バトルロワイアルとかいう殺し合いに強制的に参加させられていた。
ここは私の国では無い。いや、私が生きた世界よりも遥か未来のこの時代に、もう蜀は存在していない。
だが、一人の君主として、民を苦しめる輩を許すわけにはいかない。殺し合いが開始すると、私は志を同じくする者を募った。
その結果――私は出会ったのだ。
私の居た世界の二人とは別人だが、しかし彼らと同じ魂の輝きを持つ私の弟達と!
「準備はいいか、張飛!」
「うん、大丈夫なのだお兄ちゃん!」
「…………」
……うん、何故か異世界の張飛は童女だった。
でも……まあ……魂の輝きは私の知ってる張飛と同じだし……問題ない。多分。
それに、張飛はまだマシな方だ。性別変わってても人間だからな。
「どうされた、兄者? 顔色が悪いようだが」
「……何でもない、関羽。……なあ、本当にお前関羽でいいんだよな」
「奇っ怪なことを言う。住んでいた世界こそ違えど、拙者は間違いなく兄者の弟だ。
私は兄者から、私の知る兄者と同じ魂の輝きを感じている。間違えようが無い」
自分で言っといて何だけど、本当にお前に魂なんてあるのか。
口に出すのは自重したが、そう思わずにはいられなかった。
だって目の前にいる関羽は、どう見ても人間では無い金属の塊だったのだから。ちなみに2〜3頭身。
いや、本当になんなんだろうこいつ。たしかに関羽と同じような髭は生えてるけど、絶対生物じゃないよなあ……。
「では行くぞ、兄者! 張飛!」
「鈴々とお兄ちゃんが、主催者をぶっ飛ばすのだー!」
……この際、曹操殿や孫権殿でもいいや。元の世界の知り合い、誰でもいいから早く来てくれ。
こいつら相手にするの、私一人じゃ無理そうだ……。
125 :
桃園結義:2011/01/30(日) 20:46:42 ID:murI8Ioj
【一日目・0時45分/神奈川県/天候・嵐】
【劉備@三国志】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:主催者を倒し、平和を取り戻す
1:まともな知り合いはいないのか……?
【張飛(鈴々)@恋姫†無双】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:主催者を倒し、平和を取り戻す
【関羽ガンダム@SDガンダム三国伝】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:主催者を倒し、平和を取り戻す
関羽の台詞にミスがあったので訂正
× 私は兄者から、私の知る兄者と同じ魂の輝きを感じている。間違えようが無い
○ 拙者は兄者から、拙者の知る兄者と同じ魂の輝きを感じている。間違えようが無い
嵐、それ以外の音が聞こえない、静まり返った沖縄。
そこを歩いているのは、宣教師フランシスコ・ザビエルと、トンチの王様一休さん。
「それにしても、ここには見たことのない物ばかりですね」
「そうですね、私もキリスト教を広めるために日本の事を勉強してきましたが
ここは予想してたよりもずっと文明が進んでいる」
二人は気が付いていないが、ここは彼らが住んでいる時代よりも、未来の時代。
彼らが、知らないものがあって当然なのだ。
周りを、警戒しながら進む二人。
すると目の前に、女の子がうずくまっている。
「うー!うー!うー!」
(放っては置けませんね)
女の子を、保護しようと近ずくザビエル、だが次の瞬間ザビエルの首から上が消える。
否、消えたのではない、突如うずくまっていた女の子が、ザビエルの首を丸飲みにしたのだ
「う、うわあああああああああ」
目の前で起きた、光景に、腰を抜かしてしまう一休さん。
じわじわと、距離を縮める、女の子いや、屍生人(ゾンビ)。
自分は死ぬ、そう思った一休さんは目を閉じる。
そして屍生人が、一休さんに襲いかかろうとした、次の瞬間。
銃声が響く。
恐る恐る、目をあける一休さん。
そこに居たのは、屍生人に向け発砲した男、ソリッド・スネークと
ホラーゲーム最強の、主人公フランク・ウェスト。
「あ、貴方達は」
「話は後だ、早くここから離れるぞ」
そう言うスネーク、だが、一休さんたちは、屍生人達に囲まれてしまった。
「糞!囲まれてしまったか」
「俺が道を作る、あんた達は俺のあとから付いて来てくれ!」
そう言うとフランクは、マネキンを持ち屍生人の群れに突っ込みゾンビ達を、もの凄い勢いでなぎ倒し始める。
その後ろを走る、スネークと一休さん。
数分後…
安全な場所に避難し、情報交換を終えた一休さんたち。
「そうですか…すでにこの沖縄はあの化け物だらけなのですね」
「ああ」
頷くスネーク
「それにしても貴方達はずいぶんと落ち着いていますね」
「昔、似たようなことに、巻き込まれたことがあるからな」
「俺はこう見えても傭兵なんでな」
休憩を終え立ち上がる、スネークとフランク。
「俺たちはこれから沖縄を脱出しようと思うがお前はどうする?」
問いかけるスネーク。
「貴方達に、付いていかせてもらうことにします」
そうか、と相槌を打って歩き始めるスネークとフランク。
そのあとを、付いていく一休さん。
(それにしてもあの化け物たちは一体なんなのでしょうか)
「くわばら、くわばら」
【一日目・1時50分/沖縄/天候・嵐】
【一休さん@一休さん】
【状態】疲労(中)
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】基本:沖縄からの脱出
1:スネーク達と行動する
2:あの化け物たちは一体…
【ソリッド・スネーク@メタルギアソリッド】
【状態】疲労(小)
【装備】S&W M19(5/6)
【道具】支給品一式、357マグナム弾×50、段ボール
【思考】基本:沖縄からの脱出
1:フランク達と行動する
2:あの化け物たちは一体…
【フランク・ウェスト@DEAD RISING】
【状態】疲労(小)
【装備】マネキン、カメラ
【道具】支給品一式
【思考】基本:沖縄からの脱出
1:一休達と行動する
2:あの化け物たちは一体…
3:スクープを探す
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「どうやら随分と屍生人が増えたようだな」
米軍基地でワインを、飲みながら呟くのは邪悪の化身DIO。
今、沖縄が屍生人で溢れているのは彼の仕業である。
「この調子なら他県の制圧も時間はかかるまい」
そう言いDIOは、あるものを探すために、立ち上がる。
「黒子付いてこい」
無言で、うなづきDIOに付いていく黒子。
「ここが米軍基地ならばある筈だ…」
DIOが探すものそれは…。
「核が」
【一日目・1時50分/沖縄米軍基地/天候・嵐】
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】吸血鬼、邪悪の化身
【装備】スタンド『世界(ザ・ワールド)』
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:世界の支配
1:核を探す。
※七期とは別人です。
※「善人化バーゲンセール」に登場したDIOとは別人のようです。
※沖縄がDIOに制圧されたため屍生人が溢れています。
【白井黒子@とある科学の超電磁砲】
【状態】屍生人(ゾンビ)
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:DIOに従う
※空間移動(テレポート)は通常通り使うことができます。
【フランシスコ・ザビエル@史実 死亡確認】
【右代宮真里亞@うみねこのなく頃に 死亡確認】※今までに登場してきた真里亞とは別人です。
「な…なんとか逃げられたんでしょうか」
「夜の都会、しかも嵐だ。そこに人間が紛れ込めば、そうそう見つけられはするまい。
ましてや、あの巨大兵器からの視界ではな」
フォウ・ムラサメの駆るサイコガンダムの手から逃れるべく、飛竜と神夜は、
東京の地下街を歩いていた。
「えーと…飛竜さん、でしたっけ?まだ私達のこと疑ってるんです…よね?」
「気にするな。あれはポーズに過ぎん」
「は?なんで?」
「最初に主催者は言っていた。2人以上3人以下でまとまって行動しろと。
逆に言えば、単独は勿論…4人以上の集団でも、首輪爆破の対象となる可能性がある」
「うぇっ!?そ、それじゃあの時4人でまとまってたら…」
「だから、あえて距離を置くことで『4人の集団』ではなく『遭遇し、対立する二組』を演じた…
今こうして首輪の爆破がないということは、猿芝居は功を奏したか…
もしくは、最初から杞憂だったのかもしれんがな」
「そこまで考えてたんですか…」
感嘆のため息をつきつつ、周囲を見回す。ここには、飛竜と神夜以外の参加者はいない。
「ところで、ティアさんとミクちゃん…はぐれちゃったみたいです」
「…同じ方角に逃げた以上、そう遠く離れてはいまい。
もっともルールに則るならば、このまま合流していいものかとは思うが」
「あのミクちゃんは戦闘経験のない一般人の子みたいだし、心配極まりないです…
でも、ティアさんがいるなら大丈夫ですよね!ちょっと怖いけど、私よりずっとしっかりしてますし」
「…」
「ティアさんも飛竜さんと同じ考えだったんでしょうね…私も見習いたいです」
「…どうだろうな」
飛竜は思い返す。ティアが自分に、いや自分達に向けていた敵意は、果たして本当に演技だったのか。
彼女の中の甘さを、飛竜は見抜いていた。
【一日目・2時00分/東京都墨田区地下街/天候・嵐】
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】
基本:主催者共を闇に葬り去る
1:サイコガンダムから逃げる
2:制限が解けるまで神夜と行動する。ティアを警戒
※7期からの参戦です。
【楠舞神夜@無限のフロンティア】
【状態】びしょ濡れ
【装備】護式・斬冠刀、チャクラム@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の打倒
1:サイコガンダムから逃げる、ティアとミクが心配
2:知り合いを探す
3:風呂に入りたい
4:ティアに苦手意識
「なんとか撒いたようね。神夜さん達は…はぐれたのかしら」
「ぜぇ、ぜぇ…ま、待ってくださいティアさん!い、息がっ…」
「…しょうがないわね」
ティアとミクもまた、東京の地下街でサイコガンダムから逃れていた。
「はぁ、はぁ…ティアさんも皆さんも、足速すぎです…ゲホゲホッ」
「いつまでもここに立ち止まってはいられないわ。
敵に襲われても、十分対処できる場所まで移動しないと」
周囲を見回す。天井が低く、隠れる場所も皆無のここでは、敵に襲われれば一溜りもない。
自分だけならまだしも、この戦闘経験もなさそうな少女を守りながらというハンデを加えれば、
ここで敵を迎え撃つにはあまりにも危険すぎる。
「ミク、この殺し合いの中ではいつ敵に襲われても不思議じゃないわ。
いつでも、あなたの腰に下げている剣を抜けるようにしておきなさい」
「え…えぇぇ!?私、剣なんて使ったことないんですけど!?」
「生憎だけど、今はそんな悠長なことを言っていられる状態ではないのよ。
ここは戦場。戦場では、武器を持てば子供でも戦うわ」
「そんな肝の据わった子供なんて現実にいるわけないじゃないですかっ!」
言いたいことはわかるが、無茶な理屈だ。この人、今までどんな修羅場で生きてきたというんだろう。
半ば呆れつつ憤るミクに、ティアは容赦なく正論を突きつける。
「悪いけど、あなたの言う現実は、今はそんな甘ったれたことを許容してはくれないわ。
最後の一人になるまで殺しあわなければならない。何時何処で、命を狙われるかわからない。
そしてこれから先出会う人が、無条件で信用できるとは限らない」
「そ、それは…でも飛竜さんは殺し合いには乗ってなかったし、ティアさんや神夜さんも…」
「本当にそう思えて?あの男が、本当に信用に値するという確証はあるの?」
「なっ…」
「あの男だけじゃない。私はまだ、あなたも全てを信用したわけではないわ。
私にはあなたを守る義理はないし…その気になれば、いつでも見限ることができるのよ?」
見限る―その言葉を聞いた時、ミクはスカイツリーで自分達を敵視してきた彼女の表情を思い出し…
その言葉がどういう意味を示しているのか理解し、背筋を凍らせた。
「…心配はいらないわ。私はあなたを手にかけるつもりはないし、殺し合う気もない」
「そこまで言われて、あなたの言うことを信じろというんですか」
「なら、さっきも言ったとおり、最低限の自衛手段くらいは身に付けておきなさい。でも…」
「…」
「どちらにせよ、今のうちに覚悟は決めておくことね。殺される覚悟、そして殺す覚悟も」
「…」
「このバトルロワイアルという現実は、あなたの思っているほど甘くはないのよ」
(少しお灸が効きすぎたかしら?…でも、今は彼女の都合に合わせてはいられない)
ティアは決して冷血女というわけではない。
殺し合いというこの過酷な状況下、いつまでも腑抜けた気分でいられては困るのだ。
その油断が本人の死を招くこともある。時には、仲間に危害を及ぼすこともありえる。
一応、ティアなりにミクを思ってのことであり、正論であった。
しかし、それはあくまで彼女の基準でしかない。
その基準が他の人間全てに適応できるわけではなく、ましてや押し付けられるものではない。
(私に…どうしろと言うんですか)
ティアとの一連のやり取りで、ミクは極端に神経を擦り減らしていた。
現実と称して戦いを強要され、置かれている状況の危険をこれでもかと突きつけ、
出会った人間との信用・信頼関係にまで疑問を投げられ、挙句覚悟まで決めろなどと。
しかもミクは一般人。ほんの数時間前まで戦いや殺人とは一切無縁のボーカロイド。
死の恐怖に押し潰されかけ、必死に家族を捜し求めたか弱い少女でしかないのだ。
そんな彼女に今すぐ戦士としての覚悟を完了しろなどと、無理難題でしかない。
そういう意味では、飛竜はミクの扱いを実に心得ていたと言えた。
物事には、順序というものが必要だ。それを無視すれば、押し潰され壊れるだけである。
順序だてる余裕がないといえばそれまでだが…
それを押し付けられるミクの心は、既に過酷を受け入れる器の許容量を突破していた。
【一日目・2時00分/東京都墨田区地下街/天候・嵐】
【初音ミク@VOCALOID】
【状態】精神疲弊
【装備】逆刃刀@るろうに剣心
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:死にたくない
0:………
1:サイコガンダムから逃げる。飛竜と神夜と合流したい
2:家族に逢いたい。
※7期までとは別人です
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス】
【状態】びしょ濡れ 苛立ち
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:殺し合いからの脱出
1:サイコガンダムから逃げる
2:知り合いを探す
3:替えの服が欲しい
4:神夜に苛立ち、ミクと飛竜に不信感
(ていうかこれカオスロワですよね。
この人なんでここまでマジになって色々突きつけてくるんですか)
憤るミクの前を歩くティアは、相変わらずピリピリした空気を纏っていた。
どうも彼女には、カオスロワという冗談が通じていないようである…
殺し合いにおいて冗談も糞もないような気がするが、
とにかくミクに悪いフラグが立った気がする。
「柊……お前、なに死んでんのや……お前が死んだら、お前の姉も、親御さんも、泉も高良も他の奴らも悲しむやろが……」
陵桜学園世界史教師、黒井ななこは一人呟く。
視線の先にあるものは、地面に転がる柊つかさの焼死体だ。
ななこは、未だぷすぷすと煙を上げ続けている教え子の成れの果てにそっと手を伸ばすと、そのまま抱き寄せる。
「スマンな……守ってやれへんかった……。ウチが、もうちょっと早く……ここに来てたら……助けてやれたかもしれんのにな……」
その姿は、死者に許しを乞うと言うよりは。
生徒を守ることができなかった、自分自身を責めているようで。
誰かが止めなければ、きっと彼女はいつまでもその行為を続けていただろう。
だからこそ、彼女の同行者は言った。
「そうやって泣いていても、何も始まらないよ」
「…………キュゥべえ、ちょっと黙っとれや」
「黙らないよ。だって君がそのままじゃ、僕もここにいるしかないんだもん」
同行者――キュゥべえと呼ばれた、イタチのようなウサギのような小動物は、ななこの言葉に構わず続ける。
「君が自分の生徒を亡くして、悲しんでいるのはわかるよ。
でも彼女はもう死んでいて、君がそうしていても彼女に何かをしてやれるわけじゃない。
彼女を殺した悪魔はまだこの辺りをうろうろしているかもしれなくて、もし見つかったら僕らは揃って一巻の終わりだろうね。
だから――」
「うっさいっ!!」
捲し立てるキュゥべえに、ななこは激昂する。激昂せずにはいられなかった。
それだけの感情が、今の彼女の中には渦巻いていた。
「お前に……何がわかるっていうんや……。
柊だけやない……たくさんの生徒がこの殺し合いに巻き込まれて、助けを求めてるっちゅーのに……ウチには、何もできないんや。
ウチには……あいつらを守ってやれるだけの力が無い。……教え子も守れなくて、何が教師や……」
「何もできない、ねえ」
自分には何もできない。
そんな本音を吐露するななこに、キュゥべえは尋ねる。
「ななこにも、何かできることがあるって言ったらどうする?」
「…………え?」
「そこの死んだ彼女を生き返らせることも、これから他の生徒たちを守ることも、主催者を相手に戦うことだってできるよ。
ななこがそれを望むなら、僕はそれだけの力をななこに与えてあげる。ちょっとした条件付きだけどね」
「じ、自分、柊を生き返らせられるんか!?」
「うん、そのくらいのことはできるよ。ああでも、生き返らせるのはバトルロワイアルが終わってからになるかな?
せっかく生き返らせたって、この殺し合いじゃどうせまたすぐに死んじゃうだろうしね。……ただし」
「さっき言ってた、条件ってやつやな……なんや」
その時、黒井ななこは。
目の前の無表情な同行者が、ふっと微笑んだような錯覚を覚えた。
「僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ」
【一日目・0時20分/埼玉/天候・嵐】
【黒井ななこ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:生徒たちを守りたい
1:柊が助かるのなら……。
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:???
「そんないい加減な考えってあるかよ!修正してやる!」
カミーユの叫びとともにガンダムMk-IIのビームライフルが火を噴いた。
その光に飲まれたミクとティアは一瞬で消し炭になって死亡する。
呆気なさ過ぎるかもしれない。しかしロワでやる気を出さない奴の最後なんてこんなものらしいな。
【一日目・2時01分/東京都墨田区地下街/天候・嵐】
【初音ミク@VOCALOID 死亡確認】
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス 死亡確認】
ちなみに513も巻き込まれて死んだらしい。
【513@TCBR 死亡確認】
「殺しあうってのは悲しいことなんだ!そんなことも解らない奴は殺してやる!殺さなくちゃダメだ!」
「カミーユ、やってくれたのね」
フォウの声も激昂状態のカミーユには届かない。
「俺は怒っている、怒っているんだ!こうなったら東京中を火の海にして……」
カミーユの言葉が突然止まった。
「どうしたのカミーユ?」
「誰だ……誰かが俺を呼んでいる。いや、俺が引かれている」
「カミーユ?」
「ニュータイプか? ここじゃない、海の向こうから……」
うわ言の様にしゃべりながら、カミーユはガンダムを飛ばし東京から離脱する。
「カミーユ!待って!」
フォウのサイコガンダムも慌ててカミーユの機体を追いかける。
今のルールではフォウはカミーユの傍から離れるわけにはいかないのだ。
(誰だ……俺を引き寄せるのは……この声は……)
【一日目・2時01分/太平洋上空/天候・嵐】
【カミーユ・ビダン@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康?
【装備】ガンダムMk-2(黒)@機動戦士Zガンダム
【道具】不明
【思考】基本:フォウと共に劇場版の自分達を抹殺する。邪魔者は皆殺し。
1:自分を惹きつける声のする方に向かう。
〔備考〕
※TV版出展です。
【フォウ・ムラサメ@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康
【装備】サイコガンダム@機動戦士Zガンダム
【道具】不明
【思考】基本:カミーユと共に劇場版の自分達を抹殺する。ゆかな声の女キャラも皆殺し。
1:今はカミーユについていく。
〔備考〕
※TV版出展です。
【ジュドー・アーシタ@機動戦士ガンダムZZ】
【状態】重傷、気絶
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:……………(気絶中)
――――――――――――――――――――――――――
そしてカミーユを引き寄せた声の主の正体は……
「セックス!セックス!みんなセックスし続けろ!
激しく!もっと激しく!
ペニスとヴァギナをこすりあって!愛液と精液を混ぜあって!
肉と肉がとろけ合うまで交わり続けろ!
いづれは学校中の生徒も参加させてやる!善人顔した教師達もだ!
学校中の女達の穴という穴すべてに精液を流し込んでやる!
校長も教頭も皆、家畜の様によがらせて、可愛い教え子達の膣にペニスをぶちこむのさ!
学校の次はこの町、全てを巻き込んでやる!
ただすれ違っただけの見ず知らずの奴ら同士を、いきなりセックスさせてやる!
例えそれが親子であろうと!兄弟であろうと!
女同士であろうと!男同士だろうと!
子供だろうと!老人だろうと!赤ん坊だろうと!
全員残らず、性器を結合させて、愛液と精液にまみれさせてやる!
セックス!セックス!セックス!
どいつもこいつもセックスさせてやる!
膣やペニスがすりきれて、血まみれになっても腰を振り続けさせてやる!
血と精液と愛液にまみれながら、喉が渇けばそれをすすらせ、
腹が減ったら互いの肉を噛み千切らせる!
そして永遠続けさせてやる!セックスを!
セックスだ!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!
セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!
セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!セックス!」
(うわぁ……なに言ってんのこの人……)
【一日目・2時01分/オーストラリア/天候・嵐】
【月島拓也@雫】
【状態】電波
【装備】ZZガンダム@機動戦士ガンダムZZ
【道具】「新興宗教オモイデ教」の文庫本
【思考】
基本:セックス!セックス!セックス!
1:セックス!セックス!セックス!
2:セックス!セックス!セックス!
3:セックス!セックス!セックス!
【タケシ@ポケモン】
【状態】月島拓也により監禁状態 ドン引き
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:うわぁ……
140 :
ヘンター:2011/01/31(月) 02:48:45 ID:0/Vklt+f
長野県の山の中を三匹の生物兵器達が歩いていた。
(ん?)
三匹のハンター達は、急に辺りをキョロキョロと見回した。
(今、レズの変態の気配がしたが……気のせいか)
ハンター達は去っていった。
【一日目・午前0時50分/長野県/天候・嵐】
【ハンター×3@バイオハザード】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]支給品一式
[思考]1:変態やロリコンを抹殺する
▽
「危なかったっす」
東横桃子は木の影からハンター達を見送った。
彼女は自慢のステルス能力のおかげでハンター達の目をくらますことに成功したのだ。
【一日目・午前0時50分/長野県/天候・嵐】
【東横桃子@咲 -Saki-】
[状態]健康、ステルス
[装備]無し
[道具]支給品一式
[思考]1:加治木ゆみを探す
※一人ですが、存在感が薄いので主催者は気付いていません
キーンコーンカ『フハーッハハハハ!!!』
チャイムがまだ鳴り終っていなくても上がる笑い声。
全世界に響くそれは、あらゆる参加者の注意を引き付けるのには十分過ぎた。
『さて家畜ども!TCBR8も始まって早くも2時間経過した!これより第1回放送を行うぞ!
なに?放送が遅いだと?細かいことは気にするな。ではまず死者の発表からだ。
羽柴秀吉、ベガ、ダイミョウサザミ、柊つかさ……』
〜中略〜
『ぜぇぜぇ……善人化ブロリー、善人化DIO……あ、たった今死んだな。初音ミク、ティア・グランツ。
以上だ。話数といい殺害数といい相当なものだな。
さて、次は禁止行為6以降の変更の説明だ。
まず、現段階の禁止行為、2人以上3人以下の制限を解除する。ありがたく思えよ?
代わる禁止行為だが……
『食事の禁止』だ。補食も含むぞ。水などを『飲む』のは許してやろう。
それと各地で地名攻撃したりワンパターンにアブノーマル云々言ってる愚か者共!
いくらなんでも無駄に増えすぎだ!次に同じような真似をしたら問答無用で首輪を発動する!
禁止行為説明は以上だ。続いて天候の変更に移る。
これは嵐の時以外は完全ランダムだ。快晴がでるかもしれんし、大雪がふるかもしれん。
では行くぞ。よっと……つまらぬ、普通の『雨』だ。4時まではこの天気だ。
天候の説明も以上。
最後に貴様らに連絡事項だ。
すでに、我らに寝返り、協力を惜しまない参加者が出ている。貴様らも考えてみたらどうだ?
ではまた次の放送の時までさらばだ!』
【一日目・2時/各地天候・雨】
142 :
Across:2011/01/31(月) 16:30:28 ID:SbMpYJw6
「もう、こんなに死んじまったのか…」
「ギ……ギリアム少佐……っ!」
放送を聞いたラミアは驚愕した。
夥しい死者の数もそうだが、その中で呼ばれた名前の一つ。
ラミアは『ギリアム・イェーガー』に強く反応した。
ギリアムは元特殊戦技救導隊でラミアの先輩であり、非常に頼りになる上司であった。そして……
「ギリアム・イェーガー……ヘリオス・オリンパスの本名……ファースト・ジャンパー……
リュケイオスとアギュイエウス……システムXNの開発者……そう、奴は俺たちの……」
「アクセル隊長、記憶が!?」
「えっ? 俺なんか言ってた?」
「いえ、なんでもありませんことですわ(気のせいか一瞬、雰囲気が変わったような)」
アクセル達『シャドウミラー』が『こちら側』に来た遠因を作った男である。
その時である。雨音さえ切り裂く凄まじい轟音が近くの工場街から聞こえた。
「なんだなんだ、戦闘か?」
「恐らくは戦闘でしょうね」
「行こうぜ、ラミアちゃん!」
「了解した! って行くんでございますでしょうか?」
「まあ、俺ここに来て、ラミアちゃんとしか会ってないからな
それに情報を集めるなら、人が居そうなとこって言ったのはラミアちゃんだろ?」
「ですが、危険です!」
「大丈夫、生身の戦闘も経験あるから、身の安全くらいは守れるんだな、これが!
んっ……生身の戦闘なんて出来るのか、俺?」
そして、二人は戦闘が行われていると思われる場所に直行した。
△ ▼ △ ▼ △ ▼
時は少々遡る。
そのアクセルとラミアが行こうとしている工場内にて。
パシッ パシッ パシッ パシッ
「ああ、悲しい…悲しい話をしよう…
アリスの姐さんと中村君と食事を楽しもうとした…
なのに! なんだの今の放送は! 食事をするな、だぁ!?
ふざけんな。こっちはさっきから何も食ってないんだぞ!」
パシ パシ パシ パシ パシパシパシパシ
「人間の三大欲求の一つ、食欲を制限するとはどういうつもりだ!
人間を家畜扱いするとはどういうつもりだ! この世界の神はどうなってやがる!
だからよ……とりあえず今の放送をしたのはこの世界の神だよな。
神は自分は死なない。自分は最強だ……」
パシパシパシパシパシパシパシパシパッパッパッパッパッパッ……
「……だから、絶対に壊れなぁい!! と思っているだろう?」
パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ パ
徐々の信じがたい速さへと変貌していくレンチ。
「神龍だろうが、主催者だろうが、その目論見のバトルロワイアルだろうが…」
パパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ―――――
テンションが最高潮にあがったグラハム(変人の方)の中にあったの感情はただ一つ。
――――――ただ狂おしいほどに昂ぶった感情が一つだけあった。
「壊してやるよ」
グラハム(変人の方)はすごく……大きいレンチで床をぶっ叩いた。
そして、コンクリートの出来ているはずの床が木端微塵に砕けた。
だが…
「……グラハムさん、イライラしてるからって騒ぎすぎよ」
「確かに君のその意見には同感だ、だが、君は少し落ち着いた方がいい、私のようにな」
同行者の二人はドン引きしていた。
まあ、短略的に言えば三人とも食事を取ろうとした時に今の放送が流れ、
いきなり食事をするなというなと言われ、三人は困惑し、グラハム(変人の方)がキレたのであった。
「しかし、主催者はどのように我々を把握してるんだ?」
「確かにね、あれだけの人が死んだにそれを完全に把握するのは難しいわね。
……もしかして、コレ(首輪)じゃないかしら、何かしらの魔法が掛かってるとか」
「(魔法?)……もしくは、監視員が付いている可能性もあるな」
「……それだとすると勘のいい参加者には気付かれるんじゃない?」
「おい、そこにいんのは誰だ!」
「「!?」」
不意にグラハム(変人の方)がドアに向かってすごく……大きいレンチを投げた。
その先には赤い髪の男と偉く美人の女のカップルがいた。
「危ない!l」
アリスが叫ぶがもう遅かった。
すごく……大きいレンチの円盤はその男女に向かって飛んでいく。
激突必死かとその場の誰もが思った。
「でぃぃぃやっ!!」
間一髪。赤い髪の男が持っていたトンファーらしきもので軌道が変わった。
まさにドンピシャのタイミングで防がれたのだ。
しかし、静寂の後、一触即発のピリピリとした雰囲気が流れた。
「アクセル隊長、お怪我は!?」
「無いよ、ラミアちゃん……にしても、随分と、手荒い歓迎なんだな、これが。
そういえば、さっきの轟音もお前の仕業か?」
「だったら、どうす――ガッ!?」
「「!?」」
突如、グラハム(変人)は背後から邪鬼銃王の打撃で倒れた。
これ以上混乱を避けるためにアリスがやったのだ。
無論、すぐさまグラハム(変人の方)は起き上がったのだが。
「姐さん、何すんですか!?」
「この場を乱してどうするのよ!」
「確かにその通りだ!」
「中村君は黙ってろ!」
「だから、私はグラハム・エーカーだ! 断じて中村君ではない!」
三人でまた口論し始めた。
「どうやら、彼らに敵対の意思はないようですますね、隊長」
「…………(あのロボット…どこかで見たような)」
「アクセル隊長、聞いてますか?」
「あ、ああ、次は晴れるといいんだな、これが」
「……………(駄目だ、こりゃ)」
【一日目・2時15分/東京都太田区/天候・雨】
【アクセル・アルマー@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、記憶喪失
【装備】可変式トンファー
【道具】支給品一式、大量のウナギパイ
【思考】基本:記憶を探す
0:アレ(邪鬼銃王)どっかで見たことがあるような…
1:ラミアちゃんと行動する
【ラミア・ラヴレス@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、言語回路故障
【装備】レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはシリーズ(待機フォルム)
【道具】支給品一式、その他不明(本人確認済み)
【思考】基本:主催者を倒し、元の世界へ帰還する
1:アクセル隊長と行動する
2:目の前の三人と情報交換したい
【アリス・マーガトロイド@東方Project】
【状態】健康
【装備】邪鬼銃王
【道具】不明
【思考】基本:生き残る
1:目の前の二人と情報交換したい
2:首輪を外したい
【グラハム・スペクター@バッカーノ】
【状態】ハイテンション
【装備】すごく……大きいレンチ
【道具】不明
【思考】基本:この世界の神(主催者)を壊す
1:アリスの姐さんについていく
2:神龍ニアラも壊す
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】
【状態】健康
【装備】ビームサーベル
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いの破壊
1:アリスからガンダム(邪鬼銃王)をもらう
ー代わる禁止行為だが…… 『食事の禁止』だ。補食も含むぞ。水などを『飲む』のは許してやろう。
「おいおい、マジかよ―www水じゃ腹ふくれねーしwwww」
私の横で、勝俣がギャイギャイ声をあげている。
「放送聞こえへん、うるさい」
落ち着いた、しかし怒りを込めた声色で私は言う。
その後、天候の変更についての知らせが来た。「雨」だそうだ。
成程。強風がやんだ。降り方は強いが先程のように移動に困ることはない。
「アッコさん、聞きました?食事禁止だそうですよ!?wwww」
「聞いたっちゅーの。まあ、飲み物はええんやろ。別に苦痛やない」
「けど、お酒飲んだらおつまみがいりますよwwwミックスナッツにさきいかに……」
「やめんか!!!」
しかし、飲み物の許可は僥倖だ。それで唾を含む液体摂取が禁止だったら確実に私は死んでいた。
天候に関しても、このルールに関しても主催のヤツに感謝しなければならないだろう。
「どうするナツ?このままここでじっとしているわけにもいかないナツ」
ナッツと名乗る茶色いモモンガは言う。こいつの言うとおりだ。
このままここで固まっていては殺しあいに乗っている奴に狙われかねない。
また天候が「嵐」に変わらぬうちに移動した方がいいかもしれない。
「アッコさん!見てくださいよ、俺の支給品「ビニール傘」っすよwwwどうやって戦うんスかww」
勝俣のアホはその間にちゃっかりと自らの支給品を確認していたようだ。
しかし、ビニール傘か。今の状況ではちょうどいい。
「もらうで」
ビニール傘をもぎ取った。
「ちょwwwww」
「お前はそのデイバッグを頭に載せとけばええ」
傘を広げようとする。向こうから人がやってくる。
「勝俣、ナッツ、下がっとき」
黒髪にメガネ、大正時代近辺を思わせる袴姿の男。
そして、セーラー服姿の黒髪ショートカット少女。
一見すると危害を加えなさそうだ。
しかし、昔の人は言っていた。「第一印象で人を決めるな」と。
と、いうわけで……ファイティングポーズである。
「絶望した!その辺を歩いていただけなのに狙われるとは……!!」
「わあ、大きな女の人!!」
男と少女はそれぞれ違う感情で違う言葉を放った。
「お前らは誰や?相手によっては殺さんこともない」
まず少女が言う。
「風浦可符香です。普通の女学生やってます」
続けて、男。
「糸色望……。名前を横で書くときは「糸」と「色」を離してください」
「……すっげえwwww絶望だwwwww」
手のひらで字を書いてみた勝俣は興奮気味に言う。
「だから「糸」と「色」を離せェェェェェェェェェっ!!!」
北の大地のどこか。糸色と名乗る男の叫びが反響した。
【一日目・2時01分/北海道/天候・雨】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:改名したい。
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:絶望を止めるんです!
1:あの男の人、やかましいけど面白い人……
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)、ビニール傘
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワをぶち壊して、みんなで飲み会!
1:糸色望……変な名前やな
【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(−ビニール傘)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:絶望ってwww
【ナッツ@YES!プリキュア5】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:5人のプリキュアを集める
1:……変わった名前の奴もいるものだな
【ココ@YES!プリキュア5】
【状態】気絶
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:……
「メズールぅ〜、どこにいるんだぁ〜…メズールぅ〜」
自分の仲間のグリードの名前を呼ぶガメルは
(ある意味)戦場である埼玉県をうろうろとしていた。
しかし、その願いは彼女には届かない事を知っているのだろうか。
ここに転送された時に、自らヤミーを作り、一緒に行動していた事で
辛うじて第一放送を生き延びてていたのである。
「どうしよう…ウヴァは死んだし、カザリもメズールも見つからない…
おまけにこいつも食えなくなったし…」
先ほどの放送の中でウヴァの名前が呼ばれ、凹み気味だったが
それ以上に禁止行為で自分の手に持っている
串カツが食べられない事にも、かなり凹んでいた。
しかし、立ち止まってられず残った仲間を捜すため
前へ歩みを進めていった。
【一日目・2時10分/埼玉県/天候・雨】
【ガメル@仮面ライダーオーズ/OOO】
【状態】健康 人間に変身
【装備】 食べかけの串カツ@現実
【道具】 セルメダル×5 通常支給品
【思考】 基本:カザリとメズールを探す
1:俺の飯…
【ガメルのヤミー@仮面ライダーオーズ/OOO】
【状態】健康
【装備】 不明
【道具】支給品一式
【思考】 基本:ガメルに付いていく
【野比セワシ@カオスロワ】死亡確認 死因:通りかかったところをガメルのヤミーに撲殺される。
「そ……そんな……どうして……
ブロントさんも、ギリアムさんも、師範も……みんなどうして……」
白髪の少女はがくりと膝をつく。
少女の名は藤原妹紅。かつてのテラカオスバトルロワイアルを終結に導いた英雄の一人である。
彼女は前期の世界から飛ばされることはなかったが、自力で空間の歪みを見つけてここまで辿り着いた。
テラカオスバトルロワイアルでは異次元からの来訪者にも例外なく首輪と支給品が装備されるが
正義感が強い彼女はそれを覚悟のうえ、飛ばされてしまった仲間達を助けるためにこの世界に足を踏み入れたのだ。
その瞬間に放送である。
聞き覚えのある声で読み上げられる膨大な死者の名前の中には、かつて共に戦った仲間のものがあった。
そして真っ先に呼ばれた羽柴秀吉の名前。かつての主催者さえもここでは被害者側。
一体この世界で何が起きているのか?
「……そうか……私がこの世界に来ちゃったから、私の死亡フラグもまた立っちゃったんだ……」
※妹紅フラグ……彼女と出会い、別れた男性参加者が後に高確率で(惨く)死ぬ7期死亡フラグのひとつ。
さらに上位のものとして、関わった人間を100パー死亡させるU−1メモリフラグなどもある。
妹紅は泣きながら雨の降る空を眺める。
一体自分は何をしにこの世界に来たのだろうか……?
「おい! こんなところに前期の参加者がいたぞ!」
「旧世代は我々アンチ連盟が一人の例外もなく排除する!」
(……前期……旧世代……排除……?)
どこから現れたのか、武装した兵士数人が素早く妹紅を取り囲む。
思考が乱れている妹紅では、その速さに対応することが出来なかった。
「死ね!」
タァンと響く発砲音は、容赦無く命を奪い去った。
◆
「な!? 貴様、なにもぐぁ!」
「た、隊長ぅぐ!?」
「う、うわあああ……っ!」
しかし、奪われたのは妹紅の方ではなく、兵士達の方だった。
一人、また一人と撃たれては倒れ、動かなくなっていく。
「え……? 何が……」
「そこのあなた! 早く逃げるわよ!」
事態が理解できていない妹紅の手を、見知らぬ少女が握り、走り出す。
後ろから生き残った兵士が追えと叫んでいるが、やがてはそれも聞こえなくなっていく。
「た……助けてくれたの? でも、私と関わった人はみんな死亡フラグで……!」
「そんなもの、捻じ伏せなさい! 死亡フラグなんて、いっぺん死んだらそれでおしまいよ!」
走りつつ、妹紅は自分を助けてくれた少女の姿を見る。
その少女は、自分と同じ……いやそれ以上の同じ「気」を纏っていた。
そう、恐ろしい程の「死」の気を……
【一日目・2時10分/静岡県/天候・雨】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】一度死んでるから、もう何も恐くない!
【装備】無限の銃製
【道具】支給品一式、拡声器、ロワのカレー
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:妹紅を連れて兵士から逃げる
【藤原妹紅@東方Project】
【状態】かつての仲間の死にショック、混乱
【装備】エターナルソード、富竹のカメラ
【道具】支給品一式
【思考】
基本:????
1:とりあえず兵士からは逃げる
※7期の世界より参戦
※放送をまともに聞いていません
【アンチ連盟小隊@アンチ連盟】
数人が銃殺され、生き残った兵士が追跡を開始するも何故か急に槍が降ってきて死亡
【八木橋@鉄腕!DASH!!】
巴マミと同行していたが何故か急に体が爆発して死亡
「ねぇ、そこの貴方。青少年保護条例って知ってる?」
「え……何だいそれは?」
「そう、知らないのね」
学生服を身に着けた少女は持っていたワルサーP38で細目の少年に向かって発砲する。
数発の弾丸が当たり、少年はその場に倒れ息絶えた。
「まったく、あの法案の恐ろしさを知らないなんて、アンタどっかの都知事並みに老害ね」
少女はその場を立ち去る。あの恐ろしき法案の恐ろしさを世にもっと知らせるために。
そのために、今まで変態地名を破壊したり、変態キャラを殺害するSSを書いてきたのだから。
「あの条例の事は絶対にみんなに分かってもらわないと……たとえどんな手段を使ってでも」
【一日目・2時10分/東京都/天候・雨】
【アブノーマルの人@テラカオスバトルロワイアル】
[状態]健康
[装備]ワルサーP38
[道具]支給品一式
[思考]
基本:青少年保護条例の危険性を広める。
1:でもやっぱり変態は嫌い
[備考]
※姿は黒髪ロングの女子高生です。
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
【結城リト@TO LOVEる 死亡確認】
死因:放送前アブノーマルの人と2人組制で一緒だったが、殺害される
「くやしい……でも乗せられちゃう!」
巴マミはアンチ連盟兵士の銃撃で頭を吹き飛ばされて死んだ。
「えっ!?」
状況が飲み込めない妹紅の首根っこを捕まえると、兵士は自分が作り出したこの世界と7期TCBRの世界を繋ぐワームホールに放り込んだ。
「もう前期の主役級のやつらは来るなや!せめて前期で活躍できんかったやつら来いや!」
ワームホールが消える間際、首輪の爆発音がしたが蓬莱人なので別に大丈夫だろう。ワームホールの消滅を確認して兵士はぼやく。
「ったく手間かけさせやがって」
そう言ったアンチ連盟兵士は銃撃で頭を吹き飛ばされて死んだ。
「あの人は……前の世界に戻されたみたいだね」
兵士を射殺したショットガンを仕舞うのはアンチ連盟に襲われた【オリジナル】の一人、いーさん。
「少し遅かったか……まあやむを得ないだろう」
彼女に相槌を打つのはFルートの人である。
襲撃を受けて散り散りになった後、彼ら2人は道端で死んでいたタケシと野比玉子からショットガンと零戦を拝借し、
零戦に乗って京都からここ静岡まで来たのだ。
「もっとも燃料がもうないから補給しなければならないが」
「うん。それにしてもマーラ様の人と6/氏(女)がやられるなんてね」
「ああ、一刻も早くアンチ同盟を倒さなければ。そのためには仲間を……」
その時彼らの目に飛び込んできたのは
「FOLLOW ME…」
冗談みたいな筋肉ムキムキの体格をした男と
「ガーンだな……出鼻を挫かれた……」
腹をすかせたスーツ姿の男だった。
【一日目・2時15分/静岡県/天候・雨】
【いーさん@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】ショットガン@現実
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:アンチどもには負けないよ。
1:仲間を集めたい
2:零戦の燃料がほしい
【Fルートの人@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康 弱体化
【装備】零戦@現実
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:アンチどもを打ち破る。
1:仲間を集めたい
2:零戦の燃料がほしい
【井之頭五郎@孤独のグルメ】
【状態】空腹
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:飯を食う
1:これから2時間食事を禁止されてショック
【ゴンさん@HUNTER×HUNTER 】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:THIS WAY…
1:FIRST COMES ROCK
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
【アンチ連盟兵士@アンチ連盟 死亡確認】
【藤原妹紅@東方Project】元の世界に帰還
「ほれほれ、しっかりバリバリ戦えい!」
「コード・ファンタズムフェニックス!いっけぇーぃ!!」
アシェンの超必殺技が、突如襲い掛かってきた二体のキラーマシンを砕いた。
2対1の不利な戦い、またキラーマシンの性能も相俟って、その手強さにはアシェンも苦戦を強いられた。
それでもなんとか撃退することに成功したが……戦い終えた彼女に、錫華姫が労いの言葉をかける。
「今の戦いは見ていて冷や冷やしたぞよ。もっと精進するがよい」
「そこの能無し姫、見てばかりいないでちったぁ手伝えやとアシェンはアシェンは思ってみたり」
そう、邪鬼銃王を没収された錫華姫はただのイケイケなヘソ出し娘でしかなかった。
「誰が能無しじゃ。わらわの舞で応援しておったではないか」
「ぶっちゃけ周りをウロチョロされてもウザイだけです。せめてお黙りやがりください、お荷物姫」
「ぬぅ……このポンコツは相変わらず口の減らぬ……」
そうこうしているうちに、一度目の放送が流れ出した。
既に発生した多くの犠牲者に心痛めつつも、読み上げられた死者の名の中に知り合いがいないことにひとまずの安堵を覚える。
「なんとも嘆かわしい……わらわ達の知り合いは呼ばれてはおらぬのが不幸中の幸いか。
だが、一刻の猶予もない。早く神夜やチャラ男どもと合流せねば」
この会場に散り散りになる前、主催者にルールを聞かされていたあの場所のことを思い返す。
あの場には彼女達と共に神夜とハーケンも召還されていた。さらに他にも、はっきりとは確認できなかったが、
かつて共に戦ったアクセルと思しき姿もあった。アレディとどこか似た修羅らしき男も。
もしかしたら他にも知り合いが呼ばれているかもしれない。
「今回の放送で制限が解除されたことにより、他の連中とも問題なく合流できるようになったと思われます」
「そのようよの。ならばこんな所で休んでいる場合ではないぞよ、早速出発を……」
「逆に言えば、もう使えないお荷物を背負い込む必要もないってことだよね〜」
「ん?何か言ったかの?」
アシェンの言葉に錫華が疑問を覚えた、その瞬間――
突如、アシェンの蹴りが錫華の顔面を捉えていた。
「くは……っ!?」
華奢な身体が宙を舞い、吹っ飛ぶ。
何が起きたのかわからなかった。歯が何本か折れ、痛みを感じて、ようやく理解する。
「な……何を……」
「わっかんないかなぁ〜?一人になっても問題ないってこと!
能無し役立たずと一緒にいる理由はもうないんだよ〜!」
コードDTDを発動させ、ハイテンションにまくし立てる。
一見底抜けに明るげなその表情は、今まで錫華が見たことないような冷酷なものに見えた。
確かに以前から毒舌のきついからくりではあったが、今の彼女はもはやそんなレベルではない。
仲間ではなく、ゴミか何かを見るような侮蔑の視線を錫華に向けていた。
「ま、待て!?何を言っておる、気は確かか!?」
「はい。いい加減ヘソ姫のお守りはうんざりですので」
「意味がわからぬ!本格的に壊れたか、ポンコツめ!」
「あーあー、意味わかんないよ〜ん」
「ええい、コロコロと!一体何がどうなって……」
突然の事態を把握できない錫華に、十分な殺意を込めた二発目の蹴りが飛んだ。
蹴りは錫華の左腕を直撃し、骨を砕きつつその勢いで再び小さな身体を吹き飛ばす。
地面に叩きつけられた身体を半ば涙目で起こしながら、錫華はアシェンの行動に恐怖した。
「ぐはっ……い、痛い……洒落になってないぞよ……」
「まだまだいっくよー!!」
「くっ……この場は逃げるしか……」
ボロボロの身体に鞭打ち、アシェンから逃げ出すべく走り出す錫華。
しかし、怪我をした上に邪鬼銃王に頼りっぱなしで日頃の運動不足が祟った錫華の足では、
アンドロイドのアシェンから逃げ切るなど到底不可能だった。
「うう、腰が、横っ腹がっ……よっ寄るな!近寄るでない!」
「うはwww怯えてるスージーかぁいい!その恐怖、すぐに快楽に変えてア・ゲ・ル♪」
「そういう趣味はないし、何かそちもキャラ変わってきてるぞよ!?」
もはや錫華に退路なし。絶体絶命――
その時だった。
「うおっまぶしっ!」
閃光(ギラ)が両者の間を横切り、狂えるアンドロイドの魔の手を阻んだ。
二人はその光の発射された方角を振り返る。
「何奴ッ!?」
「ハロ、ハロ!マーニャ、オマエマーダーヤルンジャナカッタノカ!?」
「そのはずだったんだけどねー……こういう弱い者虐め見せられちゃ、どーも調子狂うのよねー」
マーダー気取りつつも結局お人好しを捨て切れなかった踊り子、マーニャの姿がそこにはあった。
「そっちのおチビの鬼ちゃん、大丈夫?」
「誰がおチビじゃ……だが例を言うぞ、ふんどし娘よ」
「何者だ、そこのふんどし女!」
「あんたら揃いも揃ってそれかぁっ!」
マーニャは錫華の傍に駆け寄ると、即座に呪文を唱える。
「ルーラ!」
次の瞬間、マーニャと錫華の姿は空へと舞い上がり、彼方へと飛び去った。
「逃がしたか……今一歩で殺せたものを」
ほんの少し前からは考えられないような冷酷な瞳で、二人の飛び去った方角を見つめながら、アシェンは呟いた。
彼女の突然の豹変。一体、彼女の身に何があったというのか。
全ての原因は、最初にアシェンが倒したキラーマシンだ。
あの機体の表面には、触れただけで感染する即効性のシグマウィルスが仕込まれていた。
激しい戦闘を通じてウィルスに感染したアシェンは、その心に強烈な悪意を目覚めさせる。
「まあいい……せいぜい僅かな時間を生き長らえるのだな、お荷物姫とふんどし女め。
お前も、仲間達も……私が狩り尽くしてくれる」
錫華姫。ハーケン・ブロウニング。楠舞神夜。アクセル・アルマー。
かつて共に戦った仲間さえも、今の彼女には破壊の対象としか見えていなかった。
仲間達の運命を狂わせるべく、今アシェンは、その目覚めたての悪意を暴走させようとしていた。
【一日目・2時10分/和歌山県/天候・雨】
【アシェン・ブレイデル@無限のフロンティア】
【状態】シグマウィルス感染
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:破壊と殺戮
2:まずはヘソ姫とふんどし女を捜して破滅させる
【一日目・2時10分/和歌山県上空をルーラで移動中/天候・雨】
【錫華姫@無限のフロンティア】
【状態】左腕骨折、顔面強打
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:ハーケン達と合流する
【マーニャ@ドラゴンクエスト4】
【状態】健康、MP消費小
【装備】ふんd……踊り子の服
【道具】支給品一式
【思考】基本:どんな手段を使ってでも生還する
1:とりあえず錫華をほっとけないので助けとく
2:妹のミネアが殺し合いに乗っていることを振りまく
【ハロ@スパロボキャラバトルロワイアル】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:マーニャと一緒に行動
2:ヴィンデルかアクセル、あるいはユウキを探してまた弄り倒したい
【キラーマシン@ドラゴンクエスト 破壊】
【キラーマシン2@ドラゴンクエスト 破壊】
157 :
FAKE:2011/02/01(火) 01:36:55 ID:ow+1naQ8
しとしとと雨が降る中を、白装束姿の女が一人歩いている。
背格好だけを見ればまだ若いようだったが、女の印象を強烈に怪異なものにしているのはその顔だった。
一度見れば二度とは直視できぬほどの、だが痛ましく傷ついた顔。
外見などで人の貴賎は決まらぬとは言っても、その相貌では異形の者と呼ばれても無理はないかもしれなかった。
加えて幽鬼のような歩き方が、その印象をますます怪異めいたものにしていた。
それもそのはず、彼女はれっきとした幽霊、それもまず知らない者はいない有名な怨霊だった。
田宮お岩。むしろ『お岩さん』の名で知られる、『四谷怪談』の主人公といっていい幽霊。
「おのれ伊右衛門……どこにいるぅ……」
その口から漏れるのはこの世のものとは思えぬ声。
バトロワの最中だろうがなんだろうが、彼女の望むことなど唯一つ、自分を裏切り、こんな醜い容姿にした挙句に
殺害した夫とその一族を殺すこと。
彼女の思考にそれ以外のものなど無かった。
二人組を作れというルールに従って、その辺を通りかかった糸目の男を脅して同行していたが、先ほどの放送でその制約がなくなったため
利用価値の無くなった男は即座に殺した。
「伊右衛門ん……伊右衛門ん……」
この渇きはあの男を殺すことでしかおさまらぬ。そう信じてかつての夫を探して歩く。
その時、どこからか
「お岩さん!!」
という声が聞こえた。
自分のことかとはっとした彼女だったが、どうやらそうでは無いらしいとわかった。
その声を発したのは近くにいた二人組の女の片方だった。お岩は物陰に隠れて二人の様子を伺った。
「全くなんてこったい!! こんな三文芝居であれだけの人が命を落としたってのかい!!」
険しい顔で主催者への反感をあらわにするのは、和服姿に日本髪といういでだちの女。
怒りをあらわにしてはいるが、相当の美人だった。
「まあまあお岩さん……落ち着いてください」
同行者の赤い髪の少女がなだめると、ため息混じりに答える。
「はあ、まあ確かにこんなとこで息巻いててもしょうがないねえ。それよりあんたの知り合いは呼ばれなかったかい、テト?」
問いかけられた重音テトはしずかに首を振った。
「そっか、そりゃ幸甚だ。だけどおちおちしちゃいらんないねえ……さっきの『放送』とかいうのをしてた奴らもぶっとばしたいとこだが、
まずはお互いに家族か知り合いを見つけるのが先決ってもんだね。よし、こうしちゃいらんないよ!!」
腕まくりしながら、お岩と呼ばれた女はテトを促して歩き出そうとする。
「はい……でも、お岩さんがこんなしっかりした方でよかったです。私一人だとどうなってか……」
「褒めても何もでないよ。まあこれでも結構苦労してきたからねえ」
「だけど、田宮お岩っていったらその……悪霊として有名ですから、こんな美人で真面目な方だなんてちょっと以外でした」
テトがそう言うと、お岩は憤然として答えた。
「ちょっとちょっと、あの四谷怪談ってのに出てくる私はあの鶴屋南北とかいう野郎が勝手に脚色したもんなんだよ!!
私は本当は悪霊でもなんでもないってのに!! あんなもん全部ウソ、インチキもいいとこさ!!」
驚いたような顔を見せるテトの前を歩きながらさらに続ける。
「そもそも自分で言うのもなんだけどさあ、私と伊右衛門様はそれは仲のいい夫婦だってことで当代じゃ有名だったんだよ?
だけど貧乏には勝てず、『二人とも別のところでコツコツ働いて銭を貯めて、またいつか一緒になろう』って話し合って泣く泣く離縁したのさ。
私はそれからあるお屋敷にご奉公に出たけど、伊右衛門様と離れ離れになってどれほど辛かったか……
けどそこの家の旦那様がお優しい方で、私たちの境遇を憐れに思って伊右衛門様を取り立ててくださったんだよ。
それで晴れて私たちはまた一緒に暮らすことができた、ってワケさ」
「へえ……なかなかいいお話ですねえ」
「それがあの鶴屋南北のせいで、あんなおっかない顔の幽霊なんかにされちまったんだよ!! まったく勝手な話さ。
でも私なんかはまだいいほうさ、伊右衛門様はそれはお優しい方だったのに、あんなひどい男ってことにされちまって……」
そこで初めて、お岩は悲しそうな顔を見せた。しかしすぐに気を取り直したように、
「やれやれ、昔話なんかきかせちまってすまなかったねえ。それよりも先を急ぐとしよう」
自分に言い聞かせるようにそう言うと、テトを伴って雨の中へ消えていった。
158 :
FAKE:2011/02/01(火) 01:38:17 ID:ow+1naQ8
(そんな……この私が……作り話? ただの、ウソだと?)
二人が去ったあと、雨の中に呆然と立ち竦むのは怨霊・お岩。
さきほど『もう一人の自分』から聞いた話に衝撃を隠せない。
自分がただのでっち上げられた存在にすぎなかった?
では、この自分の渇きは? 夫伊右衛門への限りない殺意は、自分の感じた痛みは、悲しみは、狂気のような恨みは……
それも全て、偽者だとでも言うのか。
雨の中、幽霊はただただ立ち尽くすのみだった。
【一日目・2時10分/東京都/天候・雨】
【田宮お岩@四谷怪談】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:呆然
(そっか、ミクちゃんが死んだか……)
お岩の後を歩きながらテトは考える。
さっきお岩に本当のことを答えなかったのは、いろいろ聞かれるのが面倒だと思ったから。
(まあ……いい気味、だけどね)
テトの唇の端が上がったが、よほど注意深く見なければ彼女が笑っているとはわからなかったろう。
(一人で人気を独り占めしてきた報いを受けたってわけだろう。ほかのボーカロイド一族も全員死ねばいいんだ。
奴らがいる限り私たちUTAUや派生キャラはいつまでも『偽者』って扱いを受けるだけなんだから)
日陰者の立場に甘んじる気などなかったテトにとって、今回のバトロワはチャンスだった。
目障りなボーカロイドどもを全員殺せば自分たちが『本物』だと認められる。
(私たちは、断じて奴らの『フェイク』なんかじゃない……)
【一日目・2時10分/東京都/天候・雨】
【田宮お岩@歴史※】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:伊右衛門ら家族や知り合いを探す。テトの知り合いも捜索
2:鶴屋南北に会ったら一発殴る
※便宜上歴史出典としたが、ここでお岩が語っている話は「田宮家に伝わる伝承」であり
幕府の記録などにはお岩に関するさらに違う話が記されている
【重音テト@UTAU】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:ボーカロイド一族を全滅させる
2:とりあえずお岩と行動する
「国立国会図書館……。日本で発行された書籍が全て所蔵された、まさに日本の『知』の象徴……。実に興味深い」
「……同じ事を10分おきに呟かないでください」
ここは国会議事堂のご近所、と言うかすぐ横、国立国会図書館。
仮面ライダーWの片割れであるフィリップは、このロワで出会った綾瀬夕映という少女と共にここで嵐が止むのを待っていた。
「僕の中には地球のほとんどの情報が記録されているが……あくまでそれは僕の世界の地球だ。
さすがに異世界の情報まではない。
この図書館には、僕の世界には存在しなかった本もあるようだ。ゾクゾクするねえ」
仏頂面の夕映を尻目に、フィリップは悠々と喋り続ける。
「僕の世界に存在しなかったのは、本だけじゃない。君に支給されたそのカードデッキもそうだ」
そう言いながら彼が指さしたのは、夕映の小さな手に握られている黒いデッキである。
「僕の世界には、ガイアメモリ以外で仮面ライダーに変身できる道具は存在しなかった。
いや、仮面ライダーオーズがいたか……。まあ、あれもこのカードとは明らかに別のシステムだからよしとしよう。
とにかく、この世界には僕の知らないものが満ちあふれている。面白いと思わないか?」
「たしかに知的好奇心をそそられる状況ではありますが……。殺し合いの真っ只中ではそれどころではないのです。
フィリップさん、あなたは知り合いがどうなっているか不安ではないのですか?」
「僕は……」
フィリップが夕映の疑問に答えようとした、その時。二人の耳に第1回放送が届いた。
◆ ◆ ◆
「犠牲者の数を考えれば、安心するのは不謹慎なのでしょうが……。
やはり知り合いが誰も呼ばれなかったのには、安堵を覚えるのです」
「こっちも知っている名前は呼ばれなかったね。翔太郎も亜樹ちゃんも照井竜も、頑張っているようだ」
そして、放送終了後。読み上げられた死者の名前の中に知っているものがなかったのを確認し、二人の表情がわずかに和らぐ。
「そうそう、さっきの話の続きだ。僕は仲間の心配は、たいしてしていないよ。
なぜなら、彼らはこんなくだらない殺し合いで死ぬはずがないからだ。
きっと、殺し合いを止める手段を見つけるために頑張っているはずさ。
最後にはみんな揃って自分たちの街に帰れる。僕はそう信じている」
「……その強い信頼、正直言ってうらやましいのです」
「ありがとう、と言っておこうか。さて、天候はいくらか回復したようだね。
そろそろ行こうか、綾瀬夕映。探索を始めよう」
手にしていた本を棚に戻すと、フィリップは微笑を浮かべながらそう言い放った。
【一日目・2時05分/東京都・国立国会図書館/天候・雨】
【フィリップ@仮面ライダーW】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:バトルロワイアルを止める
1:この世界の情報を集める
※7期とは別人です
【綾瀬夕映@魔法先生ネギま!】
【状態】健康
【装備】リュウガのデッキ@仮面ライダー龍騎
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルを止める
1:フィリップに同行する
2:知り合いを捜す
161 :
FAKE:2011/02/01(火) 02:07:01 ID:ow+1naQ8
>>158 テトについてこの一文が抜けてた
※七期とは別人です
ドガーん
【一日目・午前2時01分/三重県/天候・雨】
【危脳丸(あぶのうまる)@こいつら100%伝説 死亡確認】
死因:存在そのものが禁止事項違反のため首輪爆破
「まさか、こんなにも死者が……」
「い、妹様ぁぁぁぁ!!!」
「……美鈴?」
雨降る東京の街。放送が終わり、響いたのは少女の絶叫。
死ぬはずがないと、思っていた主人の妹が死んだ――否、殺された。
信じているから、安心していた。だが、現実は違った。
少女の胸にぽっかりと大きな穴が開いたような気がした。
(……なんで、妹様が死ななくちゃいけないんですか?
私が甘かったからですか? 私が…………)
「美鈴、知り合いが呼ばれたのか?」
「……フォルカさん、……はい、私の主人の妹が呼ばれたんです……」
「そうか、俺の知り合いも一人呼ばれた」
「………えっ?」
美鈴は少し、驚いたが周りの気の流れを読む。
先程まではすごく穏やかフォルカの気だった。だが、今は違う。
激しく乱れていた。
「もっと俺に力があれば……救えたのかもしれない」
「フォルカさん……」
修羅とは戦いの中に生き、戦いの中に死ぬ。
戦う事に絶対の価値観を持つ、修羅界に存在する者たち。
しかし、フォルカはそのことに疑問を持ち、離脱した。
そして、紆余曲折を経て修羅王の称号を得た。
彼が戦わずに生きることが新たな戦い、そう思った矢先に巻き込まれた殺し合い。
フォルカは美鈴より知っていた。大切な者を失う悲しみ、を。
その時、美鈴はフォルカに声をかける。
「……フォルカさん」
「何だ、美鈴?」
「祈りましょう」
「……ああ、そうだな、俺たちは彼らの無念を背負って生きていかなければならない。
それが、今を生きるものが唯一のことだからな……」
二人は祈る、戦いで失われた魂達がせめて安らかに眠るように、と。
そして、二人は決意した。
(私は……もう迷わない、この戦いは悲しみしか生まない、
だから、私たちのような犠牲者はもういらない! 私はその連鎖を断ち切ってみせる!)
(この殺し合いを開いたものたちよ、俺は貴様らを許さない!
全てを力でしか救えないのなら、守るべき者の為に…我は、再び阿修羅の道を往く…!)
悲しみを背負った、二人は歩き出す。
「行きましょう、フォルカさん!」
「ああ、美鈴!」
【一日目・2時10分/東京都墨田区/天候・雨】
【紅美鈴@東方Project】
【状態】健康 決意
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止める
1:フォルカさんに着いて行く
2:妹様を殺した奴は許さなさい
【フォルカ・アルバーグ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康 決意
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止め、主催者を倒す
1:殺し合いに乗った者は倒す。
2:浅草に向かう
変わった巫女服を着た少女、東風谷早苗を複数の武装兵士が取り囲む。
しかし彼らの目的は早苗ではなく、彼女の胸に挟まれているバナナだった。
兵士達はアンチ連盟の一部隊。たとえ脅威がなかろうと、旧世代は残らず殺すのがポリシーだ。
決して、バナナへの妬みからではない。
「東風谷早苗、君に危害を加えるつもりはない。我々が始末したいのはそのバナナだ。
おとなしくそのバナナを渡してくれるだけでいいのだ」
隊長風の男が「さあ」と右手を差し出した。
しかし、早苗は動かない。
明らかにロワに巻き込まれた被害者とは思えない言動と重装備。
とても従いたくはないし、ましてや身の安全も本当に保障されるか怪しい。
「いやです! 本当に私に危害を加える気がないなら、これでどうです!?」
そういうと早苗は、バナナを胸の谷間の更に奥へと押し込んで隠してしまった。
「「「うっ………! ぶっふぉぉぉぉぉおおおおおおおおお……!!!」」」
「えぇー!?」
次の瞬間、アンチ部隊は呻き声のあと螺旋状に鼻から血液を撒き散らして死に絶えた。
「東風谷早苗……恐ろしい女だ……無念……ガクッ」
血文字でメロン・バナナ・メロンと書き残した隊長も後を追うように息を引き取る。
残されたのは、ただ唖然とする早苗と言葉を発さぬバナナだけとなった。
【アンチ部隊@アンチ連盟】死亡確認
「……結局なんだったのでしょう? このバナナを狙ってきたようですが……
! そうかわかりました! このバナナさんは呪いか何かでこんな姿になってしまったんですね!
しかも何か重大な秘密を知ってしまっているために謎の組織にも狙われている……!
任せてくださいバナナさん! 不肖この東風谷早苗があなたを守ってみせます!
こんなにたくさんの死者を出してしまうのは不覚でしたが……もう容赦しません!
殺し合いを望む主催者も、謎の組織も絶対に許早苗んだから!」
一人納得した早苗は、制限が解けたにもかかわらず、バナナと共に再び歩き始めた。
【一日目・2時05分/山梨県/天候・雨】
【東風谷早苗@東方Project】
【状態】健康、常識に囚われない
【装備】不明
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:異変(バトルロワイアル)を解決して守矢神社の信仰をUP
1:困っている人がいたら助ける
2:悪い妖怪は退治する、殺害も止むを得ない
3:謎の組織(アンチ連盟)からバナナを守る
※悪事を働く人間は妖怪とみなすかもしれません
【バナナ@現実】
【状態】健康、早苗の胸にうずまっている
【装備】バナナの皮
【道具】バナナ
【思考】基本:バナナズガンのイメージの払拭させる。
1:東風谷早苗と行動を共にする
2:アンチ連盟の正体が気になる
※7期から参戦です
r ‐、
/\ | ☆ | /`\ 私の大好物はハンバーガーだ。200個は食うぞ
//\ヽ ,、;ト - イ、,、/\\
////(⌒` ⌒ヽヽヽ )
// / / // ヽ ~~⌒γ⌒).;//
// / / / ///ヽー―'^ー-'///
( \\∪‐'" 〉 |゙((/
\\) / |
\) { }
バクバク…
ボン
【ペンタゴン@キン肉マン 死亡確認】
【一日目・2時00分/東京都・モスバーガー店内/天候・雨】
【ブラックホール@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】不明 ハンバーガー×199
【道具】支給品一式
【思考】1:わざと無茶しやがって…
167 :
テスト:2011/02/01(火) 18:23:15 ID:UVZ9mwAk
テスト
「あーよく寝た」
そう言って、ベッドから降りるのは、坂田銀時。
周りをキョロキョロ見回しながら。
「ここラブホだよな」
いやな予感がした銀時は、さっきまで寝てた、ベッドを、恐る恐る確認する。
「あらもう目覚めたの?」
ベッドの中に居たのは、マツコデラックス(全裸)だった。
(ああ、そうだ俺は酔った勢いで――――――)
「再アニメ化、飛ぶうううううううううううう!」
全力疾走で、逃げ出す銀時
「ちょっとあんた!待ちなさいよ!」
追いかけて来る、マツコ。
(確か前も、似たようなことがあったよな)
あのときは、ドッキリだった、だが今回は記憶がある
間違いない、事実だ。
「ハハッもうwww駄目だwww」
【一日目・2時15分/北海道/天候・雨】
【マツコデラックス@現実】
【状態】全裸、疲労(小)
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】基本:銀時を捕まえ責任を取らせる
数分後…
マツコを何とかまき、どこかのビルの、屋上から飛び降りようとする、銀時。
「最後に、綺麗な、お天道様見たかったな」
飛び降りる、銀時だが、何者かに腕を掴まれ引き戻される。
「邪魔すんじゃねえ、このゴリラババア!」
「誰が、ゴリラババアやねん誰が!」
銀時の、自殺を止めた人物、それはアッコさんだった。
「まあええわそれより自殺する前に聞きたい事があんねん」
「なんだよ」
ナッツが、5人のプリキュアを、探してることを説明するアッコさん達。
「え?あんたが、プリキュア?あんた鏡見たことある?」
「さっきから失礼やなお前」
「いやだってあんたがプリキュアてwwwww」
「そこまで言うなら証拠見せたるわ」
「プリキュア!メタモルフォーゼ!!」
ー変身プロセス省略。
「情熱の赤い炎!キュアルージュ!」
「……」
「ちょっwwwwwアッコさんそれやめて下さいよwwwwww」
また笑いだす噴き出す勝俣。
「ちょwwwwww本当に変身しやがったwwwwww」
自殺の事など忘れ、大爆笑する銀時。
「「どわははははははははははwwwwwww」」
我慢できず、笑いだす一同。
「うるさい!」
そしてアッコさんに、吹っ飛ばされる一同。
【一日目・2時30分/北海道/天候・雨】
【坂田銀時@銀魂】
【状態】疲労(中)、精神的な疲労(大)
【道具】なし
【装備】支給品一式 柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【思考】基本:マツコから逃げる
1:本当に変身しやがったwwwwww
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:その格好やめてwww
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:絶望を止めるんです!
1:その格好やめてwww
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)、ビニール傘
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワをぶち壊して、みんなで飲み会!
1:失礼な奴らやな
【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(−ビニール傘)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:もうその格好やめてwww
【ナッツ@YES!プリキュア5】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:5人のプリキュアを集める
1:もうその格好やめてwww
【ココ@YES!プリキュア5】
【状態】気絶
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:……
「シンゴー! シンゴー!」
山口県の街中を草〇剛が全裸で全力疾走していた。
「ややっ! そこにいらっしゃるのはSM〇Pの草〇さんじゃないですか」
草〇が振り返ると、大学生くらいのイケメンが嬉しそうに近づいてきた。
「君は誰だい?」
「はじめまして! 僕、夜神月っていいます。草〇さんの大ファンでして、
『ぷっ』〇まも毎週書かさず録画してるんですよ」
「おお、ありがとー」
草〇も思わず表情が綻ぶ。
「ここで出会えたのも何かの運命だ! よろしければこのノートにサインして
頂けますか?」
「お安いご用さ」
キュッキュッキュッ
草〇は自分の名前を黒いノートの中に書き、月に返した。
月の唇が邪悪に歪む。
「――計算通り!」
「えっ」
次の瞬間、草〇剛は心臓発作で死亡した。
「変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて……アブノーマル」
草〇剛をデスノートで殺したのは、もちろん我らが新世界の神・夜神月……ではなく、
あくまでも自分の名前をデスノートに書いた草〇自身である。
つまりこれは自殺と変わらない。
従って、月自身が「ワンパターンな変態殺し」という禁止行為を犯したわけでは
ないので、月の首輪が爆破されることも有り得ないのだ。
「ククク……僕の変態絶滅計画をそう簡単に潰せると思うなよ」
(ス〇ップのメンバーがまた一人減ってしまったのう……)
SM〇Pの6人時代を知るモリゾーは昔をちょっと懐かしんだ。
【一日目・午前2時10分/山口県/天候・雨】
【夜神月@デスノート】
[状態]健康
[装備]デスノート@デスノート
[道具]支給品一式
[思考]1:変態やロリコンを抹殺する
2:新世界の神になる
【モリゾー@愛・地球博】
[状態]健康、洗脳
[装備]なし
[道具]支給品一式
[思考]1:月に従う
2:キッコロを探す
【草〇剛@現実 死亡確認】
死因:デスノートに自分の名前を書いた
ザシュ!ザシュ!
夜神月は浅倉威の毒牙のナイフによって何度も刺され、殺害された。
「イライラするんだよ、いちいちロリだのアブ何とかだの……耳障りだ」
【一日目・午前2時10分/山口県/天候・雨】
【浅倉威@仮面ライダー龍騎】
[状態]健康
[装備]毒牙のナイフ@ドラクエシリーズ
[道具]支給品一式
[思考]基本:イライラする。
1:誰でもいいから殺す
2:カードデッキを手に入れたい
【夜神月@デスノート 死亡確認】
【モリゾー@愛・地球博】
死因:そこにいたついでに浅倉に刺された。
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
死因:イライラしてた浅倉に刺された。
追記
【ブラックホール@キン肉マン】
【状態】健康
【装備】不明 ハンバーガー×199
【道具】支給品一式
【思考】1:わざと無茶しやがって…
2:そういやこいつどっから食べてんだ?
「いたぞーっ!! 所ジョージとシグナムだ!!」
「前期の主要参加者は消毒だーっ!!」
「ひゃっはー!!」
ありのまま、今起こっていることを話す!
私とジョジョは謎の集団に囲まれてしまった。
刺客か!? 新手の刺客なのか!?
「……私は○ズ・○イトイヤーだ! さぁ行こう無限の彼方へ!!」
ジョジョ……それは無理があるのでは? というか、そっくりだな!
「ふざけんな、オラーッ!!」
「野郎共やっちまえーっ!」
「「「ひゃっはー!!」」」
「ガデッサー!!」
おい、一人だけ違うのが混じってんぞ!
そんなことはさておき地味にピンチだ。
「―――楠田英里子(なるほど・ザ・ワールド)!!」
ジョジョが時を止めた。
あれ、なんでそんなことがわかるんだろか? まあいいや。
そして、ジョジョは襲ってきた集団の口の中に何かを入れた。
「―――そして、時は動き出す」
パン! パン! パン! パン! パン! パン!
次の瞬間、そいつらの首輪が禁止行為で爆発した。
やったッ! 流石はジョジョ! 私には出来ないことを平然とやってのけるッ!
そこに痺れるぅ! 憧れるぅ! しかし、何を食わせたんだ?
「……やれやれだぜ。こいつに助けられちまうとはな」
あ、あれは『ミスドのドーナツ』!?
伊達に長年キャンペーンボーイをやっていたわけじゃないんだな。
それにしても、今の奴らは『奴』の刺客なのか? まあ、全てはエジプトに行けば分かるんだろうな。
【一日目・2時15分/東京都/天候・雨】
【所ジョージ@現実】
【状態】健康 スタンド使い
【装備】ダーツ
【道具】支給品一式、ミスドのドーナツ
【思考】
1:エジプトに向かう
2:……やれやれだぜ
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ジョジョについていく
1:ジョジョに養ってもらう
2:レヴァンティンは放置の方向で。
【アンチ部隊@アンチ連盟 死亡確認】
「いたた……また油断しちゃったわ……」
首から上を吹っ飛ばされた死体がむくりと起き上がり、やがて頭がまた生えた。
元死体……巴マミはとある腹黒口不動悪魔と契約し、魔法少女となった。
その時にひとつ願いを叶えられるのだが、その時彼女は『生きること』を望んだ。
契約を迫る耳野郎が現れたのが、まさに彼女が死に逝く時だったために他の願い事の余地はなかった。
汚いなさすが契約魔きたない。
とにかく、願い事がなんであれ、それは叶う。叶ってしまう。
願いは『生きる』こと。つまりは『死ぬ』ことが許されない。
巴マミには、永遠に生き続け、戦い続ける修羅の道しか残されていないのだ。
「それでも私は、魔法少女として戦い続ける!」
【一日目・2時15分/静岡県/天候・雨】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】二度死んでるから、もう何も恐くない!
【装備】無限の銃製
【道具】支給品一式、拡声器、ロワのカレー 、エターナルソード、富竹カメラ
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:捕食も禁止されてさらに怖くない!
アメリカ合衆国。
ここでもやっぱりというか何というか激闘が行われていた。
そして、今、決着が付いた。
「久しぶりだな……僕が野球で負けるなんて……」
仰向けになっている男の名は『イチロー』。超有名野球選手である。
彼は決して手を抜いた訳でない。イチローは全力を出し切り負けたのだ。
勝負の結果はイチローは3打数5安打8ホーマーだった。
しかし、彼を負かした男の成績は3打数10安打29ホーマーだ。
流石のイチローもダブルスコアを付けられたら、お手上げなのだ。
「では、私に協力してもらいますよ」
「ええ、いいですとも」
そして、イチローは歩き始めたこの長く厳しい男坂をな。
ちなみに、イチローを負かした男の名は………
鳥 羽 一 郎 で あ る 。
【一日目・2時20分/アメリカ/天候・雨】
【鳥羽一郎@鳥羽一郎の兄弟船で地球滅亡】
【状態】全盛期の鳥羽イチロー
【装備】カラオケマイク、兄弟船
【道具】不明
【思考】
1:歌謡界を縮める!!
【イチロー@イチローのレーザービームで地球滅亡】
【状態】全盛期のイチロー
【装備】不明
【道具】バット、グローブ、ボール
【思考】
1:鳥羽一郎さんに着いていく
2:歌謡界を縮めるってなんだろう?
『それと各地で地名攻撃したりワンパターンにアブノーマル云々言ってる愚か者共!
いくらなんでも無駄に増えすぎだ!次に同じような真似をしたら問答無用で首輪を発動する! 』
「やった!」
柄にもなく、放送を聞いて歓喜の声を上げるのは、両儀式。
何故、彼女がこんなにも、喜んでいるのか、その原因は、彼女の同行者、ロリコンのカズマが原因である。
式は、カズマと、行動を開始してから、僅か数分足らずで、
ロリコンだのアブノーマル云々言ってる、連中がカズマを粛清する為、襲撃され式は何度もそのとばっちりを食ったのだ。
だが先の放送のおかげで、自分たちを襲ってくるものは、減少する、彼女はそう思い、彼女は喜んでしまったのだ。
(取りあえず禁止法も変更されたし今のうちにロリコンから避難しよう)
そう考えた式は、カズマから離れようと、歩きだそうとする、
すると目の前に黄金の鎧に身を包んだ男、ギルガメッシュが放心状態で立っていた。
「やおい…」
そう呟くと、ギルガメッシュは目の前に居る、式とカズマを見つめ。
「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」
次の瞬間、カズマと式に、無数の武器を射出する。
それらをかわす式、だがカズマは逆に、そのまま突っ込む。
「衝撃のファーストブリット!!!」
ギルガメッシュの鎧に、カズマの拳が突き刺さる。
普段ならかわせた筈の、攻撃を食らい、そのまま近くのビルに、吹っ飛ばされる、ギルガメッシュ。
「やおい…やおい…」
そう呟きながら、ふらふらと立ち上がるギルガメッシュ。
だが次の瞬間、カズマの拳が、彼の顔に突き刺さる。
そのまま、よろ付くギルガメッシュの胸倉をカズマが掴み。
「何、我慢してやがる、今お前は泣いていい、泣いていいんだよ!」
次の瞬間、何かがぷつりと切れたように、泣き出すギルガメッシュ。
(まるで、いじめっ子が、いじめられっ子を、泣かしてるみたいだ)
そんな事を思い始める式。
―――――数分後――――――
「礼は言わぬぞ雑種」
すっかり、普段の調子を取り戻した、ギルガメッシュ。
そしてそのまま、カズマ達から、去ろうとする。
「オイ待てよ金ぴか」
呼び止めるカズマ。
「何の用だ雑種」
「俺も手伝ってやるよ」
「何をだ」
「決まってんだろ、お前の反逆をだ」
次の瞬間、顔を赤らめる、ギルガメッシュ。
(ウホッいい男)
「さきに言っとくが俺は幼女にしか興味ねえ!」
「な、何を言ってるのかわからんが、付いて来たいのなら勝手にしろ」
「ああそうさせてもらうぜ」
「そうかじゃあな、俺は幹也をさがしn」
「「お前も来るよな!」」
「――――――はい」
【一日目・午前1時20分/東京都/天候・雨】
【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
【状態】疲労(中)
【装備】黄金の鎧
【道具】支給品一式
【宝具】王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
【思考】1:やおいの仇を取る
2:カズマ達と行動する
3:ウホッいい男
※7期から参戦です
【両儀式@空の境界】
【状態】健康
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式
【思考】1:幹也と合流する
2:カズマ達と行動する
※7期とは別人です
【カズマ@スクライド】
【状態】健康
【装備】シェルブリット第一形態(ファ―ストブリット使用済み)
【道具】支給品一式
【思考】1:かなみとクーガーと合流する(かなみ優先)
2:金ぴか(ギルガメッシュ)を手伝う
3:俺は幼女にしか興味ねえ!
ごめん修正【一日目・午前2時30分/東京都/天候・雨】
佐渡島(さどがしま)は、新潟県西部に位置する周囲262.7kmの島である。
言うまでもなく変態地名だが、例の制限のためか未だ破壊されずにいた。
(ああ……誰か早く俺を殺してくれよぅ)
しかし意外や意外、佐渡島はマゾであった。
(なんで誰も襲って来ない? 早く俺を変態とか狂ってるとかアブノーマルとか
口汚く罵ってくれぇ……)
その矛盾した有様は、サドの語源でありながら実はマゾっ気があり、娼婦に
『私を鞭で叩いてくれ』と頼んだという文豪マルキ・ド・サドに通じるものがあった。
(なぜだ! なぜ誰も来ない? チクショー、やっぱり例の制限のせいかっ……)
しかし答える者はいない。
(制限なんてどうでもいい……! 誰か早く俺を、俺を――)
ドガーん
欲求不満のピークに達した佐渡島は、ストレスに耐え切れず自爆した。
【一日目・午前2時22分/新潟県/天候・雨】
【佐渡島@現実 死亡確認】
死因:自爆
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
死因:佐渡島の自爆に巻き込まれた
「よいしょ……」
カイジの目の前で頭を失った巴マミ。
しかし、やはりおNEWの頭が生えてきた。願いごとパワー恐るべし。
「貴様からは……我々と同じ、いやそれ以上の何かを感じる」
「( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!」
「クマ吉ちゃんが症候群から脱出してメンバーが減っちゃったからねぇ……」
「お姉さんきた!潤いのない渇いた俺たちの世界にオアシスがきたぞ!今日はパーティーだ!」
そんな驚異的なリカバリーをするマミのまわりに、謎の集団が集まる。
彼らは新しい症候群仲間の誕生を祝福するような雰囲気だった。
「?よくわからないけど、パーティーなら紅茶を」
「よし、俺に任せてくれ!」
カチッ
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】
【セワシ@ドラえもん】
【野比玉子@ドラえもん】
【タケシ@ポケモン】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
たまたま彼らの足元に地雷があり全員爆死
現在地球には数百種類の異星人が飛来している。
気づいていないのは地球人だけなのだ…。
☆☆☆
第一回放送前の話である。
服を乾かして着替え終わったハルヒとジュンは自分たちの仲間と合流するため外を歩いていた。
その時、一人の男が出歩いているのを見つけた。
黒いスーツを着用し、黒い長髪を後ろに束ねた長身の男。
ジュンは冷や汗を流した。その男からは堅気でない雰囲気が滲み出していたのだ。
まるで殺し合いには微塵にも動じていないその様はまるで軍人のようだった。
その男はジュン達に気づくとこちらに向かって近づいてきた。
もしかしたら殺し合いに乗ってるかもしれないと覚悟した。
だが、その男から飛び出してきた答えは意外なものだった。
「おい、そこの君たち。少し聞きたいことがあるんだが」
「人探しですって?」
「うむ、その通りだ」
ジュン達三人は一旦近くの喫茶店で話し合っていた。
聞いてみれば男は人を探しているらしい。
軽く自己紹介をしたのだがこの男の名前はクラフトというらしい。
名前からして日本人じゃないのか?それとも……。
ちなみにハルヒがSOS団の名前を出したが、この人は大人の対応をしていた。さすがだ。
「こういう男なんだが…君たちは見なかったかね?」
そう言って男は懐から写真を取り出す。
ウェーブした金髪が特徴的な男だ。
もちろんジュンの元の世界にこんな知り合いはいないし、殺し合いでも会っているのはハルヒとクラフトだけだ。
それにしてもクラフトといい写真の男といい、何者なんだ?
「…知らないわ」
「そうか…仕方ないな」
「一つ聞きたいんだけど。アンタ…どこの人よ。名前にしてはやけに日本語が達者じゃない?
それにアンタの佇まい只者じゃないと見たわ。きっとこの写真の人はかなりのお偉いさんなんでしょ」
「……」
「外国の人かしら?いや、違うわね。ずばり…アンタは宇宙人!!
そしてこの人はアンタの星の王子なのよ!!」
(な、なんだってー!?じゃなくて、何言ってんだよこの女わ!!)
ジュンは再びハルヒの言動に戸惑った。
どう繋げればそんな結論に至るのか。キバヤシ理論も真っ青の超展開理論だ。
そういえばSOS団とは元々この世の不思議を見つけて世界を盛り上げる団体らしい。
それにしてもいきなり大人の人を宇宙人扱いなんて失礼だろ…。
実際クラフトは額の部分を押さえている。大方ハルヒの言動に呆れているんだろう。痛いやつと思っているんだろう。
クラフトはしばらくすると、口を開いた。
「仕方ない。真実を話そう」
「えっ」
「ドグラ星の王子ィ!!?」
どうもジュンです。ありのまま起こったことを話すぜ。
ハルヒの次にであった大人の人が宇宙人とか言いだした。
ご都合とか偶然とかそんなチャチなもんじゃ断じて違う。
超展開の片鱗を味わったぜ。
結論を言うとハルヒの推理?はほとんど的を射ていた。
クラフトさんはドグラ星とやらの王子に仕える身だと言う。
それでもって殺し合いに巻き込まれたというバカ王子(酷い名前だな)を探しているという。
「分かったわ!アンタの星のバカ王子の探索に私たちSOS団も協力するわよ!」
「う、うむ…助かる」
「と、その前にアンタの星についていろいろと聞かせなさい!」
というわけでハルヒは今クラフトさんのドグラ星のことについていろいろと質問している。
それにしてもこの目の輝きようはまるで子供だ。
そんなに嬉しかったのか。
キーンコーンカ『フハーッハハハハ!!!』
と、その時。けたたましい声が放送してきた。
提示放送ってやつか?
とりあえずハルヒは放送そっちのけなので俺は放送に耳を傾けることにした。
(なんとか協力してもらえそうだ…)
クラフトは心の中でため息をつく。
ハルヒに図星をつかれたときは本当にビビッたが話を聞く限りどうやら宇宙人とかが好きなだけの少女らしい。
ハルヒとかいう女はドグラ星についていろいろと質問してきた。
当たり障りのない質問には答えるつもりだが敵対組織に私や王子の身元がバレるのはマズイので他言しないように言っておこう。
するとこの女は臨時団員になれと行ってきた。穏便にすますためにイエスと言っておくことにした。
(む、放送か)
クラフトはハルヒと話をしながらも放送に耳を傾ける。
あのバカ王子の名前が呼ばれたら…という淡い希望を抱いたがやめた。
やつがそこらへんの奴らにやられるようならとっくに自分が殺している。
それにやつの頭脳ならこの首輪をはずせることができるかもしれない。
だから我慢だ我慢。
(それにしても、殺し合いか)
バトルロワイヤル。最後の一人になるまで殺しあうというふざけたゲーム。
これに対しあのバカ王子はどうするだろうか?
少なくとも大人しくはしていないだろう。
あのアホのことだもしかしたら何かとんでもないことを企んでいるのでは?
もしくはあの主催者と繋がっているのか?
最悪の事態を想定しておくにこしたことはない。
なにしろのあアホは……必ずその少し斜め上を行くからだ。
【一日目・2時/静岡/天候・嵐】
【桜田ジュン@ローゼンメイデン】
【状態】健康、SOS団臨時団員
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生き残り、大切な人たちと再会する
1:ドールズ・のり・巴と合流、できればその安全を確保
2:ハルヒの仲間とバカ王子も捜す
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康
【装備】新しい服
【道具】支給品一式
【思考】
1:SOS団のみんなと合流する
2:ローゼンメイデンに興味、平行して捜す
3:ドグラ星に興味。バカ王子も捜す
4:殺し合いの打倒
5:ついでにジュンのお姉さん(のり)と友達(巴)も捜す
【クラフト@レベルE】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式 、バカ王子の写真
【思考】
1:バカ王子を捜す
2:バカ王子の企みを阻止する
3:ハルヒに協力
訂正
>なにしろのあアホは……必ずその少し斜め上を行くからだ。
↓
なにしろあのアホは……必ずその少し斜め上を行くからだ。
「なぜだ……」
全身がところてんの男、ところ天の助は固まっていた。
通りがかりの人間にところてんを食わせたところ……全員、死亡したのである。
「なぜ、オレの思いは伝わらないんだ……」
っていうか、放送聞こうね!!
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】
【セワシ@ドラえもん】
【野比玉子@ドラえもん】
【タケシ@ポケモン】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
以上、5名死亡確認。
死因;ルール違反
【ところ天の助@ボボボーボ・ボーボボ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式 、 ところてん×1000
【思考】
基本;全世界の住民にところてんを促進する
1:どうしてこうなった
「よし これから君の名前はテルィーマンだ!
前より言い名前じゃないか良かった良かった」
「俺のニックネームを付けるなァァァァ!」
【一日目・2時30分/東京都/天候・雨】
【姓名判断士@ポケモンシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:参加者のニックネームを変更していく
1:前より言い名前じゃないか!良かった良かった
【テルィーマン(照井竜)@仮面ライダーW】
【状態】健康、顔芸状態
【装備】アクセルドライバー、アクセルメモリ、エンジンブレード、エンジンメモリ、紐靴
【道具】支給品一式
【思考】1:俺にニックネームを付けるなァァァ!
2:殺し合いを止める
3:左達と合流したい
4:紐靴が切れた…。何か嫌な予感が…。
※テルィーマンに名前を変更させられました。
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】死因:ここに来るとき照井がうっかりエンジンブレードを振り下げ脳天を裂いてしまう
修正
「よし これから君の名前はテルィーマンだ!
前よりいい名前じゃないか良かった良かった」
「俺のニックネームを付けるなァァァァ!」
【一日目・2時30分/東京都/天候・雨】
【姓名判断士@ポケモンシリーズ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:参加者のニックネームを変更していく
1:前よりいい名前じゃないか!良かった良かった
修(ry
「俺にニックネームを付けるなァァァァ!」
>>186にこれを書くのを忘れてた!
【一日目・2時28分/石川県/天候・雨】
くそ、私のバカ!やけ食いしてやる……!!
ポン
【186書き手@現実 死亡確認】死因:ルール違反
(それにしても主役と脇役……主役と脇役か)
縛られたままのアレルヤはその言葉を反芻する。
するとガンダム00放送当時のことを思い出してきた。
「厨二病の上にストーカーとかwwwどんだけwww」
「マリーマリーってきめぇwwwww」
「アレルヤ? ああ、プトレマイオス号の電池だろ」
「今週もセリフ無いでやんのwwwハブラレルヤwww」
「散々人を殺しておいて最後は女と駆け落ちとかwwwいいご身分っスねwww」
「アレルヤなんて飾りです」
「えーいアレルヤはいい!他のキャラを映せ!」
「おめえじゃねえハレルヤを呼んで来い」
封印された屈辱が!アレルヤの脳裏に鮮やかに甦った!
ブチブチという音と共にアレルヤを拘束していたロープが千切れる。
「な、なんなんだお前は!?」
立ち上がったアレルヤは驚愕するシンに告げる。
「僕の名はアレルヤ・パプティズム。君たちの主役抹殺作戦に全面的に協力しよう」
(アレルヤ!!てめぇ何を言っtホゲエ!)
アレルヤはごちゃごちゃうるさい自分の中のもう一つの人格、ハレルヤを消滅させる。
そしてアレルヤの両目が輝いた。超兵状態になった証である。
「主役と脇役の扱いの差……これこそ世界の歪みだ
僕がその歪みを駆逐する!
そうだ!引き金は僕の感情で引く!己のエゴで!無慈悲なまでに!」
【一日目・2時45分/???/天候・雨】
【アレルヤ・パプティズム@機動戦士ガンダムOO】
【状態】超兵状態、主役に対する殺意
【装備】なし
【道具】支給品
【思考】
基本:主役を殺して世界の歪みを正す
1:アンチ連盟に協力する
※アンチ連盟の仲間です
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
【状態】健康
【装備】インパルスガンダム
【道具】支給品
【思考】
基本:自分が主人公になって主催を倒す
0:アレルヤの変貌に困惑
1:前期主要参加者を優先的に殺す
2:他にも主人公候補を見つけたら殺す
3:後でデスティニーガンダムを取りに戻る
4:バイクと合体しているやつ(プラシド)と防衛システムは絶対殺す・・・・・・が今は保留
※アンチ連盟の仲間です
【ハレルヤ・パプティズム@機動戦士ガンダムOO 消滅】
紐靴じゃなくて靴ひもや…
思考の部分、収録で変更オナシャス
193 :
最強と最強:2011/02/02(水) 23:58:58 ID:cFaSYhX8
その二人は共に最強と呼ばれていた。
圧倒的な強さで敵を屠り、他の者の追随を許さないその純粋なまでの強さは正に最強を冠するに相応しかった。
片や日本最強の剣聖と評された白髪の男――錆白兵。
片や任務達成率100%を誇る統和機構最強――フォルテッシモ。
世界の垣根を越えて出会った二人の最強が、今激突する。
「ふぅ、中々大変な戦いだった。
俺とここまで戦えたのはイナズマ以来だな」
「おぬしも剣士ではござらぬが、相当な強者でござる」
二人の戦いはこのカオスロワが始まって以来、延々と戦っていた。
あまりの激闘に、戦いの舞台となったアルカトラズ島もすっかり形が変わってしまっていたが、二人は全くそんなことを気にしていなかった。
「しかし……敗れるとは。
拙者は所詮、失敗作でござったか」
戦いはフォルテッシモの勝利に終わっていた。
錆は怪我こそ負ってはいないものの、獲物としていた刀が破壊され、もはや撃つ手なしとなっていた。
「せめて、薄刀『針』がござれば……」
錆が使用していてのは愛刀の変体刀ではなく、名前すらないなまくらだった。
完全な状態でなかった錆に対して、フォルテッシモは万全のコンディションで能力を使用できた。
どんななまくらも使い手次第で名刀に変わるというし、自らの敗北を刀のせいにする気はないが、強敵に対して全力を出すことができなかったことは剣士として悔いとなった。
しかし、勝負の場ではそれも言い訳に過ぎない。
そうして決着が付こうとした時――
194 :
最強と最強:2011/02/02(水) 23:59:54 ID:cFaSYhX8
「あ、発見しました」
「よし、接触するぞ」
これ以上ない程に無粋な、水を差す声が頭上から響いた。
そして、次の瞬間、武装した兵士がヘリコプターから何人か降りてきた。
戦いを邪魔されたことに苛立ちを感じながら、フォルテッシモは兵士達に口を開いた。
「なんだお前達は」
「はっ、実は我々はアンチ連盟という組織の者です。
旧世代共を殲滅すべく協力者を募っているのですが、お二方にもぜhgvoあ」
兵士の言葉を全て聞く前に、フォルテッシモは能力でそいつを殺していた。
戦いを良い所で邪魔された腹いせだった。
しかし、その死に臆することなく違う兵士が
「お願いです。我々に力を貸して下さい」
と言った。その表情に恐怖の色はない。
他の者も一様に死を覚悟しているかのように、静かな顔をしていた。
それを見たフォルテッシモは少し笑って考えた。
これだけの人数や装備を用意する辺り、どうやらこいつらの組織というのはそれなりに大きいらしい。
となれば強者との戦いもしやすいだろう。
それならば統和機構のようについていって見るのも、悪くないかもしれない。
「どうやらそれも面白そうだ。
良いだろう。協力してやる。それと……おい」
言葉の途中でフォルテッシモは先ほど倒した剣士に声を掛けた。
敗北を覚悟していた逃げようともせず、錆は潔くその場に残っていた。
「おまえ、さっき刀さえあれば……とか言ってたよな。
全力のおまえにちょっとだけ興味がある。
そいつを探してやるから、あとで俺ともう一度勝負しろ」
錆からすれば断る理由は全くない。
申し出を了承し、ついでに錆もアンチ同盟に協力することにしたのだった。
するとアンチ同盟の者が錆に壊れてしまった刀の代わりの物を渡した。
良い刀だったが、やはり変体刀がいい。刀探しは続行となる。
「では、御武運を」
そう兵士達に告げられた後、二人の最強は支給品のスペルカードで激戦地東京へとアカンパニーしたのであった。
195 :
最強と最強:2011/02/03(木) 00:00:46 ID:TCRvZcSt
【一日目・2時15分/東京/天候・雨】
【フォルテッシモ@ブギーポップシリーズ】
【状態】健康
【装備】グリードアイランドのスペルカード@HUNTER×HUNTER
【道具】支給品一式 他不明
【思考】 0:強者と戦う。
1:アンチ連盟に協力してやる。
2:変体刀があったら錆と再戦する。
【錆白兵@Fate/EXTRA】
【状態】健康
【装備】春雨@シャーマンキング
【道具】不明
【思考】 0:拙者にときめいてもらうでござる。
1:アンチ連盟に協力。
2:変体刀が見つかれば、フォルテッシモと再戦。
【一日目・2時15分/アルカトラズ島/天候・雨】
【アンチ連盟部隊@???】
【状態】健康
【装備】銃器色々
【道具】不明
【思考】
1:オリキャラ、旧世代を始末する為に協力者を募る。
あれ? 錆の出展がおかしいな
↑の【錆白兵@Fate/EXTRA】を【錆白兵@刀語】に訂正お願いします
「いやあ貴方とは実に気が合う」
「それは僕のセリフですよ」
千葉県の、どこかの喫茶店で話し込むのは、バカ王子ことバカ=キ=エル・ドグラ。
もう一人は、魔界から来た、魔人脳噛ネウロ。
「それにしても宇宙人とは、実に興味深い」
「あっ良かったら今度、僕の星に来ますか?」
すっかり、意気投合してしまった二人、だが。
「死ねえええネウロ!!!」
いきなり、アンチ部隊に、発砲されるネウロ、しかし。
「危ない人たちだなぁ」
「ええ、まったくその通りです」
戦闘開始から、僅か数秒で全滅したアンチ部隊。
「それにしても、いきなり発砲してくるとは」
「物騒だし、殺し合いを潰すついでに彼らも潰しますか?」
「そうしましょうか」
こうして二人は、アンチ連盟を潰す事になった。
【一日目・2時30分/千葉県/天候・雨】
【脳噛ネウロ@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】魔界777ツ能力(まかいななひゃくななじゅうななつどうぐ)、魔帝7ツ兵器(まていななつどうぐ)
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを潰す
1:殺し合いを潰すついでにアンチ連盟も潰す
2:バカ王子と行動する
3:弥子の代わりの奴隷を探す
4:宇宙人に興味
5:人間を襲うマーダ―は潰す
6:謎を食べる
【王子(バカ=キ=エル・ドグラ)@レベルE】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:面白いいたずらを考える
1:ネウロと気が合うので一緒に行動する
2:とりあえずアンチ連盟を潰す
【アンチ連盟部隊@アンチ連盟】全滅確認
「変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて……アブノーマル」
ボソッと呟いたのは、もちろん我らが野原しんのすけの父・野原ひろしである。
「どしたの、父ちゃん?」
横からしんのすけが尋ねる。
「あ、いや、何でもないんだ。何でもない」
「?」
【一日目・午前2時30分/埼玉県/天候・雨】
【野原ひろし@クレヨンしんちゃん】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]支給品一式
[思考]1:スーツの下に女物の下着つけたオヤジって……
2:そういや我が家にも変態が……
【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式
[思考]1:またあいぼーとコラボやりたいなぁ
2:ヘンタイはアブノーマルですなぁ。ところでアブノーマルってなんだっけ?
199 :
雨は降る:2011/02/03(木) 15:20:57 ID:MrUNlN2c
雨はしとしと降り続く。平安時代なら風流に感じる者がいたかもしれないが、この場ではただの天候にしか過ぎなかった。
桑原和男と岡八郎はとある様子を見ていた。それは金髪の中年男性の前にいる男らが頭を吹き飛ばされている様子だ。首輪が爆発したのだろう。
後ろに女がいた為、桑原は案の定興奮していた。赤い髪で赤いジャージと奇妙な服装だが顔は美人だからだ。岡は少なからず警戒していたが。
さて大阪に向かうはずの彼らがなぜ東京にいるか。それには理由がある。彼らは新幹線を使って大阪に行こうとしたからである。
そこで疑問が生まれる。なぜ埼玉の新幹線を使わなかったのか。それはやはり安全の為である。
東京が安全かどうかはわからないが、埼玉は危険であることはわかる。謎の爆発に岡と戦った怪物。ろくなものではないのだ。
最悪、歩いて行くという選択肢もあるが新幹線のほうが速いし、それに襲われる心配もない。
新幹線になんらかの工作はされているかもしれないが、その為のガンツスーツだ。いざという時にも逃げれる。まさに最高の物件と言えよう。
……とまで考えるのはよかった。しかし問題点が一つ生まれた。それは彼らは東京の何に何がどこにあるかを知らないことだ。
大阪生まれで大阪育ちの彼らには東京がどうなってるかなぞ、旅行好きでもない限り知るよしもない。コンビニで地図でも取りたいが禁止行為である。
そのことを踏まえて彼らは金髪の中年男性と赤髪の女性、所ジョージとシグナムに場所を教えてもらう為に二人を見ていたのだ。
もちろん彼らも東京の地図を知らないかもしれないが、仲間が増えて困ることもない。今は二人以下でも三人以上でもいいのだから。
「あんたらは誰だ?」所ジョージは静かに、そして警戒するように前の黒い服を来た者に言った。あんな格好なのだから仕方ないだろう。
「俺の名は桑原和男。隣のごつい格好したのは岡八郎や。おっさん、悪いがアンタは殺し合いに乗ッてはないやろな」桑原は問う。
「俺は乗ってない。それより貴様、あまりシグナムをジロジロ見るんじゃあない。女が足りないのか?」所は注意を促す。
「よくわかったな、おっさん」と桑原は笑いながら言った。シグナムはあからさまに嫌そうな顔をしている。ジョジョはコフンと咳をつくと、訂正した。
「俺はおっさんじゃなくて所ジョージだ。ちゃんと正式名称で言えッ!」若干キレていたが、彼はスタンド使いなのでよくあることだ。
彼らは名前以外にも支給品やこれからの行動予定、境遇などを情報交換をし合った。その結果、桑原らと所らは行動を共にすることになった。
所らはエジプトに行く、という目標がある。ということはまず海を渡らねばならないと言う事だ。つまり歩いてはいけないということである。
飛行機で直、エジプトに行くのも可能ではあるが操縦者がいない。いや正確に言うなら、そこまでいけない、ということだろうか。
所のスタンド能力を使えば操縦者を『再生』できるが、彼は「俺が飛行機に乗るとよく墜落する」と一点張りなので乗れない。
しかし新幹線だと「年をとらされたりするが大丈夫だろう」と意味のわからないことを言っているが、操縦者を再生してくれるという。
桑原が大阪に行くとそこで別れ、所らは福岡に行き、船で中国につけば、鉄道でエジプトに行くとひどく遠回りなことを言っていた。
なお船は「長くいるとスタンド使いの猿に殺されかけたり二つあったりする」と所は言っていた。だから歩いて行くのだろう。
桑原は「所、頭大丈夫か?」と言っていたが「貴様にだけは言われたくない」と所は答えた。未だに女に興奮しているのだからもっともだ。
そんな桑原だが行幸なことに所は新幹線がどこにあるかを知っていた。彼は司会者も任される一流芸能人の一人でもあるのだ。当然と言えよう。
日本髪の女と赤い髪の少女は隣同士歩いていた。相合傘をしていたのでまるで親子のように見える。とまあ奇妙な組み合わせではあるが。
日本髪の女は田宮お岩、赤い髪の少女は重音テトと言った。一人は主催に怒りを、もう一人はボーカロイドに怒りを向ける者だった。
彼女らは歩いていると、前からうるさい、男であろう声が聞こえた。それは物騒な内容だった。
「こぉの中にいる強者よぉぉぉ!! でェてこぃいいいいい!」
なんとも特徴的な言い方だが言葉の意味から察するに戦闘狂なのだろう。近づけば殺される可能性は高い。
お岩らが後ろに引き返すとそこにはネコとウェイター姿でハズーカを持った青年がいた。
200 :
雨は降る:2011/02/03(木) 15:23:45 ID:MrUNlN2c
「うわっ、なんかすごい声が聞こえましたよ。どうします古畑さん」今泉は怯えている。○老蔵は自分に確認させられないかと心配していた。
「何、行かなきゃいいでしょ今泉君。強者限定なんだからさ。あ、海老○君も行かなくていいからね」海○蔵は胸を撫で下ろした。
しかし油断は大敵だ。あんな大口を叩くぐらいだから腕っ節には自身がある、いやありすぎるほどだろう。
「頭脳担当なんだけどね」古畑は軽く嘆いていた。まあ見つからなければ危害は及ばない。古畑達は歩いていく。
長髪ロングの女子高校生は先ほどの声に驚いていた。がすぐに自分の使命を思い出し、声の聞こえた方向に走っていく。
前から聞こえたのだから前にいるのだろう、と単純な考えだ。それは当たっていて確信もしていたが、少なからず恐怖もある。
だが彼女は条例のことを知ってもらうために走るのだ。腐った条例を撤廃するために。
地デジカは怯えていた。となりのサラリーマンがいきなり叫びだしたことも要因の一つではあるが、前から彼のことは恐怖していた。
しかし叫ぶとなるとサラリーマンは死を恐れていないらしい。薄々、そうだろうと感じてはいたがまさかこれほどとは。
逃げたい、しかし逃げたら殺されるのでは、となんの根拠も無く地デジカは思いながら、周りをキョロキョロ見ていた。
そこには黒くてゴツい服を来た者がいた。ああ、勝負をしにきたのだろう。
「おい岡ッ! アホかお前ッ!」桑原は走りながら岡に言う。ガンツスーツを来た彼は恐ろしく速いが所らも悠々それに追いついていた。
岡は闘いたかった。だから強者と戦うとの声を聞き、彼らに向かっている最中なのである。
「お前、俺ははよ大阪に戻りたいんや! そこで道草喰ってる場合ちゃうやろ、所、お前も止めんかい」
桑原は叫ぶがそれを尻目に岡は飛び上がる。手の平をサラリーマンに向け光線を出す。
勝負は決まった、かに思われたがサラリーマンはそれを避けていた。
バヨネットを二回ほど振ると岡は肘の刃でそれを守り、弾いてとんと地面についた。岡は構える。
「貴様が我の戦い手か……。いい戦いを希望するぞぉ、えいめん!」独特の言い方でアナゴは答える。
地デジカはパニック状態に陥り、支給品であった草加煎餅を桑原に投げたが、彼にいらつかれXガンで撃たれた。地デジカの頭は爆発する。
「やれやれだぜ」所ジョージはひそかにそう言った。
後藤慎太郎の目の前には銃剣を持って黒いロボットのようなものと戦うサラリーマンが見えた。ヤミーだろうか、と後藤は思う。
目の前には女性が二人。その他は動物のタマだけだ。この三人をあれから守れるのは自分しかいない。
後藤はすぐさまハズーカを取り出すと、それをぶっ放す。弾道は岡に向けられていたが、それは避けられサラリーマンに当たった。
硝煙が撒き散るとともに爆風が吹き出る。サラリーマンことアナゴは体の上半身の顔を除く左半分を失った状態で叫んだ。
「ちくしょう…ちくしょおおおおおおおおおお!!」
その叫びはビル街である東京ではよく響いた。それ以前にあんな状態でよく生きているというものだ。感心すらする。
「なぁーんちゃってぇ」
その言葉と共にサラリーマンの傷口からギュルリッと何かが飛び出た。そう失った上半身だ。つまり再生をしたということである。
「その程度の武器でェ、我に勝とうなぞ一万光年速いわァッ!」アナゴは後藤に向かい走る。
後藤はとっさにハズーカの引き金を引く。弾は飛んだ。だがアナゴはバヨネットでその弾を真っ二つに切り裂いた。
当然のことながら弾道は別々の方向へ飛んでいく。
今泉の前でビルは爆発した。いやビルの一部というべきか。とにかくそれは爆発し火薬の臭いが今泉の鼻に充満した。
「うわあっ! 爆発しましたよ爆発、もう死んじゃいますよ」今泉は古畑にすがる。一体、どうさせようという気なのか。
「落ち着きなさい今泉君。逃げればいいことでしょ逃げれば」古畑は冷静に、しかし少し早口で言った。やはり焦りもあるのだろうか。
そのとき海老蔵は見た。ふと後ろを振り向いたときに見た。
長髪ロングの女子高生が拳銃片手に走っている様子を。
201 :
雨は降る:2011/02/03(木) 15:25:46 ID:MrUNlN2c
時が止まった。と言っても確認できるものは時を止めた所ジョージ以外知るよしが無い。
所はアナゴの前に立つ。手にはミスドのドーナツが握られていた。先ほどの兵士を殺したように禁止行為で殺す予定だった。
だがどうもそれは難しい。なぜか。それは彼の歯の食いしばり様が極端に強いからである。
スタンド能力を使っても開けるのには時間がかかる。時が止まる制限時間も終わってしまうのだ。
所は仕方なくスタンドを召還した。楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)だ。楠田枝は構える。
本来一撃でし止めたいが何もできないんじゃ話にならない。所は連呼する。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!」
楠田枝の連続パンチはアナゴに炸裂し、それが終わると所はダーツを無造作に投げ言う。
「そして時は動き出す…」
アナゴは吹っ飛び、ビルにぶつかる。ビルは崩れガレキの山と化した。コンクリートの粉塵が皆の視界を襲った。
「ひええっ! ビルが崩れたあああ、おしまいだああああ!」今泉はパニック状態になっていた。無理も無い。
「おいお前! 東京都の例の条例のこと知ってる?」今度、彼を止めたのは古畑ではなく、ある女子高生だった。
彼女は銃を構えている。今泉は余計意味がわからなくなり「大変だあ大変だあ」と喚くばかりだった。
「ああそれは東京都青少年健全育成条例のことでしょう。私も警察官のはしくれですからね」古畑は乗り出る。
「ねっ今泉君。知ってるでしょ」古畑は今泉を庇う。多分、今泉は知らないだろうが自分の大切な部下なのだ。
女子高校生はそれを聞くと笑顔で喜び、深刻な顔に戻った。そして古畑に共闘を持ちかけたのである。
古畑は少し目線を逸らすと、多く人間がいることに気づいた。中には人間ですらない者もいるが、殺し合いっていないことは確かだ。
「共闘は他にもいたほうがいいでしょう。あの者らといっしょに行きませんか?」
「ああなんやコラ。おい岡、お前が闘うからこうなッたんや」
「俺が悪かったか…。スマンな。あの男は生きているか所?」
「わからんが生きていてもおかしくはない。速めにこの場を離れよう。シグナム、伝えてくれ」
「わかったジョジョ。そこの方、ここを離れよう。やつが目覚めるらしい。私はシグナム。あなたは?」
「私は田宮お岩。にしても困ったねえテト。逃げなきゃならないらしいよ」
「あんな化物ですからね。ところで…あなたは誰でしょうか?」
「私は今泉だ。ちょっと仲間にならせにもらいに来たんだよ。古畑さん、逃げなきゃならないらしいですよ」
「じゃあお言葉に甘えて逃げようかね。海○蔵くん、彼女にも伝えたまえ」
「わかりました。あのーどうやら逃げないとならないらしいですよ」
「まだ条例の恐ろしさを広めるのは先ということだな。そこのハズーカ、逃げるらしいぞ」
「私は後藤だ。にしてもなんて化物だ。新種のヤミーかありゃ」
「にゃー」
群像はビルの瓦礫から逃げ出す。彼らはどこからともなく去っていった。
202 :
雨は降る:2011/02/03(木) 15:27:46 ID:MrUNlN2c
【一日目・2時20分/東京/天候・雨】
【桑原和男@GANTZ】
【状態】健康
【装備】ガンツスーツ@GANTZ Xガン@GANTZ Zガン@GANTZ ガンツソード@GANTZ
【道具】コントローラー@GANTZ 支給品一式
【思考】基本:とりあえず大阪に行く。所らと行動を共にする。
1:新幹線を使って大阪まで行きたい。
2:めっちゃ女いるやんけ!
3:とりあえず逃げる。
【岡八郎@GANTZ】
【状態】健康
【装備】強化型ガンツスーツ@GANTZ ガンツスーツ@GANTZ ガンツソード@GANTZ
【道具】コントローラー@GANTZ 支給品一式
【思考】基本:大阪に行く。闘いたい。所と行動を共にする。
1:新幹線を使って大阪まで行きたい。
2:アナゴから一旦退くが、できればまた闘いたい。
【所ジョージ@現実】
【状態】健康 スタンド使い
【装備】ダーツ
【道具】ミスドのドーナツ、支給品一式
【思考】
1:エジプトに向かう 。
2:途中まで桑原と行動を共にする。つまり新幹線に乗る。
3:船や飛行機は避けたい。
4:とりあえず逃げる。
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】基本:ジョジョについていく。
1:ジョジョに養ってもらう。
2:レヴァンティンは放置の方向で。
3:桑原に嫌悪感。
【田宮お岩@歴史】
【状態】健康
【装備】傘@現実
【道具】支給品一式
【思考】
1:伊右衛門ら家族や知り合いを探す。テトの知り合いも捜索。
2:鶴屋南北に会ったら一発殴る
3:とりあえず逃げる。
※便宜上歴史出典としたが、ここでお岩が語っている話は「田宮家に伝わる伝承」であり
幕府の記録などにはお岩に関するさらに違う話が記されている
203 :
雨は降る:2011/02/03(木) 15:29:37 ID:MrUNlN2c
【重音テト@UTAU】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:ボーカロイド一族を全滅させる。
2:とりあえずお岩と行動する。
3:アナゴから逃げる。
※七期とは別人です。
【市川海○蔵@現実】
【状態】疲労(大)
【装備】なし
【道具】支給品一式、ヨッシ―の卵@マリオシリーズ
【思考】基本:生き残る
1:今の状況を何とかする
2:ちょっと寒いので、できれば車に入れてほしい
3:なにやら逃げるらしいので逃げる。
4:女の人…誰?
【古畑任三郎@古畑任三郎】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】マクドナルドのハンバーガー@現実
【思考】基本:主催者を逮捕する
1:出来れば武器が欲しい。
2:逃げるらしいので逃げる。
3:女子高生と共闘する。あまり乗る気じゃないけど。
【今泉慎太郎@古畑任三郎】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】コロッケパン@現実
【思考】基本:古畑に付いていく
1:海○蔵をこき使う。
2:この女子高生誰?
※東京のどこかに古畑と今泉の支給品一式が落ちています
【アブノーマルの人@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】健康
【装備】ワルサーP38@現実
【道具】支給品一式
【思考】 基本:青少年保護条例の危険性を広める。
1:古畑らと共闘する。
2:でもやっぱり変態は嫌い。
3:なにやら逃げるらしいので逃げる。
【備考】
※姿は黒髪ロングの女子高生です。
204 :
雨は降る:2011/02/03(木) 15:31:51 ID:MrUNlN2c
【後藤慎太郎@仮面ライダーオーズ/OOO】
【状態】健康
【装備】ウエイター服装、バズーカ@仮面ライダーオーズ
【道具】支給品一式
【思考】基本:弱者を守る。
1:猫(タマ)を抱えて歩き回る。
2:とりあえず火野達を探してみる。
3:アナゴから逃げる。あいつは何かのグリードか?
【タマ@サザエさん】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式、スミロドンメモリ、ガイアドライバー
【思考】基本:にゃー
1:修羅の子は修羅にしかなれぬ。
サラリーマンはガレキの山から立ち上がる。彼はあたりを見渡すが誰もいないようだ。
「逃げられたか、クソめ」アナゴは罵声を吐きながらも顔に刺さったダーツを抜き取る。
さて、しかしここには強い者がいるらしい。東京は、思わぬ収穫だ。
アナゴは微笑む。戦闘狂の喜びだ。
雨は彼を濡らすだけである。何も関せず、雨は降る。
【アナゴさん@サザエさん】
【状態】多少のダメージ、CV若本
【装備】バヨネット@HELLSING
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本方針:闘争に身を投じる。
※CV若本の技なら全て使用可能。
※7期までとは別人です。
※時間が巻き戻ったことに気づいてないですし、気にしていません。
【地デジカ@現実 死亡確認】
原因:桑原にXガンで撃たれ頭が破裂。
「さあて! 早苗達を探すわよ!」
「おいぃ、クソババア!! 銀ちゃん達を探すのが先アル!」
青森の県の最北端。
ここで二人の女人が小学生の並の舌戦を繰り広げていた。
「私が居なかった即死だった恩を忘れたアルかっ!」
「黙りなさい、貴方だって『銀ちゃ〜ん、新八〜、定春〜どこ行ったアル〜!』って泣きながら探してたじゃないの?」
「似てねぇんだよ、クソババア!!」
「こっちが……黙って聞いていればクソババア……クソババア? 私は神様なのよ!」
「何の神様アルか? トイレか、トイレの神様アルか?」
「トイレには美人の神様が住んでんだよぉ! それとせめてクソお姉さんと呼びなさい!」
「クソはいいのかよ! じゃあ、BA☆BA☆A!」
と、このような舌戦が2時間近く続いた。
そして、そんな二人は今……
「…………………」
「…………………」
「……虚しいわね、神楽ちゃん……」
「……そうアル、戦いが生むのは虚しさだけアル……さっきはゴメンなさいアル、神奈子お姉さん……」
「叫びましょう」
「そうアルね」
何かを悟っていた。
そして、二人は息をおもいっきり吸い込み。
海に向かって叫んだ。
「さぁぁぁぁぁぁぁぁなぁぁぁぁぁぁぁえぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん、ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「すぅぅぅぅぅぅぅぅわぁぁぁぁぁぁぁこぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「さぁぁぁぁぁぁだぁぁぁぁぁはぁぁぁぁぁるぅぅぅぅぅ!!」
「「カァァァァァァァァム、バァァァァァァァァァック、ヒアァァァァァァ!!!」」
ちなみに叫び声が大きすぎて、二人は放送をガン無視したというのが今回の話のオチなのさ!
【一日目・2時15分/青森県/天候・雨】
【神楽@銀魂】
【状態】精神的な疲労(小)
【道具】なし
【装備】支給品一式 仕込み傘@銀魂
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:神奈子お姉さんと叫ぶ
2:知り合いを探す
【八坂神奈子@東方Project】
【状態】精神的な疲労(小)
【装備】ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲×2@銀魂
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:神楽ちゃんと叫ぶ
2:知り合いを探す
宮城県のどこか。そこに巨大な獣(もふもふ)が2頭いた。
一方は、鼠色のミミズクのような獣(もふもふ)。
もう一方は大きな白い獣(もふもふ)、っていうか犬だ。正確には狗神らしいけども。
鼠色のミミズクの名はトトロ。正式名称大トトロ。
大きな白い狗神の名は定春。意外と毒舌だ。
「ヴォヴォル゛ォォォォォ(訳;お前、忘れられキャラだそうだな。粋がってんじゃねぇぞ)」
「わん(訳;生憎だが、お前の時代は終わった。時代はまさにこの俺)」
まさに一触即発。今まさに、21世紀のもふもふキャラと20世紀のもふもふキャラによる
バイオレンスなデスマッチが始まらんとしていた。
と、そんなデスマッチ開始直前の某所から目と鼻の先、スープの冷めない距離に1人の少女がいた。
胸にパープルのリボンを飾った白いワンピース。
そして、白い帽子を被った少女が歩いていた。
名前は竜宮レナ。いたって普通の女学生である。しかし、彼女にはちょっとした問題があった。それは……
「かぁいいものの気配!!」
レナはかわいい顔をきりりとさせる。そしてかぁいいものセンサーを頼りに走る、ただ走る。
そして、着いた先が件のデスマッチ会場であった。
ぽっ(←顔が赤くなった音)
ぽんっ(←頭から湯気が出た音)
「はぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅうぅぅ!!!!」
突然の騒音に今にもぶつかりあわんとしていた獣(もふもふ)達は動きを止める。
そして、獣(もふもふ)達は同時に騒音の発信源に向けて首を向けた。
ストップモーション。約5秒。
「こ、こっち見た!レナの方を見た!!かぁいいものがレナを見てくれた!!」
熱狂テンションとはまさにこのことだ。
2頭のもふもふは何が何だか分からずただただ固まる。
「お、お、お、お、お、お持ち帰りぃぃぃぃぃぃ!!!」
レナと名乗る少女がこっちに向かって突進してくる。
その速度はウサイン・ボルトの比ではない。
「ヴォオオオオオオオオオオ!?!」
「わん!?!」
とにかく、逃げる2匹。つかまったら最後、何をされるかわからない。
こうして、先程まで対立していた2頭は「謎の少女逃げる」という共通の目的を得て徒党を組んだのであった。
どっとはらい。
【一日目・2時18分/宮城県/天候・雨】
【定春@銀魂】
【状態】混乱
【道具】なし
【装備】支給品一式
【思考】基本:逃げる
1:わんわんわわん!?!(何、なんなのこの娘(こ)!)
【トトロ@となりのトトロ】
【状態】混乱
【装備】なし
【道具】支給品一式、大きなコマ@となりのトトロ、どんぐりとかの木の実たくさん@となりのトトロ
【思考】基本:逃げる
1:ヴォオオオオオオオオオオオオオ(末恐ろしい……)
207 :
訂正なんです:2011/02/03(木) 18:14:13 ID:YWaUMDPw
×「謎の少女逃げる」
○「謎の少女から逃げる」
「……あれから撃ってきませんね」
「なんであんな事したんだろう、って怒りに変わってくるよね」
ミネア、修造、ルイージの3人は僅かな物陰にじっと身を潜めていた。マリオを射殺した狙撃手から逃れるためである。
移動したいが下手の動くとマリオの二の舞になる危険性があるため、かれこれ1時間以上も動けないままだった。
「気温がさあ、冷てぇよなぁ、なんで晴れてくれねぇんだって」
「そうですね、このままここでじっとしている訳にもいきませんし……ルイージさんはどう思います?」
ミネアはずっと無言で体育座りしているルイージに声をかける。
「うるさいな……僕のことは放っておいてよ……」
「ルイージさん、お兄さんが亡くなってショックだと思います。しかし……」
「どうしてやる気を出さないんだそこで!!マリオの分までがんばってみろよ!!」
「うるさいって言ってるだろ!!」
ルイージは耳を押さえて叫ぶ。
「僕は駄目だ……もう駄目なんですよ。兄さんは死んでしまった。
兄さんが死んだのに、その類似品である僕に何かできるわけないじゃないか。
もう僕のことは放っておいてよ!修造とミネアさんだけで行動してよ!僕に構わないでくれよ!」
「お前……」
修造もミネアも言葉を失う。その時
「ふんどし女発見!抹殺する!」
突然上空から舞い降りてきたアンドロイド娘のキックを受けて、ミネアはミンチになった。
「さーて」
呆然としている修造とルイージにアシェンは向き直る。
彼女は和歌山から大阪湾を突っ切って、40分足らずで神戸にまでやってきたのだ。
「あなた達はふんどし女の仲間?
じゃああの役立たず姫様の尾場所を教えてくれます?」
「逃げる造!!」
修造はルイージを背中に背負うと全速力で走り出した。
「へー、街中で鬼ごっこってのも面白いかも」
アシェンはそんな2人を、街の建物を破壊しながら追いかけていく。
修造の背中でルイージは思う。
自分がウジウジして動こうとしなかったからミネアは死んだのか?
これから僕はどうすればいいんだろう――どうすれば――
【一日目・2時50分/兵庫県神戸市内/天候・雨】
【アシェン・ブレイデル@無限のフロンティア】
【状態】シグマウィルス感染
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:破壊と殺戮
2:修造とルイージからヘソ姫の居場所を聞き出す
3:聞き出したら二人を殺す。聞き出せなくても殺す
※ミネアをマーニャと間違えて殺したことに気がついていません
【ルイージ@マリオシリーズ】
【状態】鬱、修造に背負われている
【装備】ハンマー
【道具】支給品一式
【思考】
1:???
【松岡修造@現実】
【状態】健康、ルイージを背負っている
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:ルイージを連れてアシェンから逃げる
※7期とは別人です
【ミネア@ドラゴンクエスト4 死亡確認】
◇ ◇ ◇
「彼らは騒ぎに乗じて物陰から逃げたみたいですね」
「朝比奈みくる……あなたは……」
長門有希は弱々しくみくるに声をかける。
先の放送で知り合いの名前が呼ばれたときも、みくるは何の反応も示さなかった。
「これ以上ここにいても無意味ですから、私はここから移動します。それと……」
「ウグッ!?」
みくるはその両手で長門の細い首を締め上げた。
「貴女はもう用済みです」
長門の死体を残して、みくるはその場から去る。
彼女の狩りはまだ終わってはいない。
【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】禁則事項です
【装備】狙撃用ライフル
【道具】支給品一式
【思考】
1:禁則事項です
※7期とは別人です
【長門有希@涼宮ハルヒの消失 死亡確認】
┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
_ノ _ノ _ノ ヽ/| ノ ノ 。。
/\___/ヽ
/ノヽ ヽ、
/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
| ン(○),ン <、(○)<::| |`ヽ、
| `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl
. ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/ .|:::::i |
/ヽ !l |,r-r-| l! /ヽ |:::::l |
/ |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:
どんだけミスすれば気が済むんだァァァァァ!!!
追加
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康、かぁいいモード
【装備】鉈
【道具】支給品一式
【思考】
基本;かぁいいものをお持ち帰りぃ
1:待ってー!
もういやだあああああああ
【
>>206書き手@現実】
【状態】狂乱
【装備】包丁
【道具】支給品一式
【思考】
基本;ウウウオアアーー
1:ウウオアアーー
「遅すぎたんだ。何もかも遅すぎたんだ…………!」
「クリボーさんが事前に五発も抜いたりしてたからでしょ!」
クマ吉を止め、変態紳士としての地位向上を目論んでいた二人は、哀れ、置いてけぼりの憂き目にあっていた。
「今日はこの寂しさをオカズにオナニーだ…」
「シコってもいいのよ」
振り向けばそこには惜しげもなく裸体を晒す女性がいた。
その女性は素晴らしいプロポーションを持ち、所謂ナイスバディだったのだが、1つだけ問題点があった。
顔が異様にデカイのだ。おまけにまるで人を見下すのと嘲るのとせせら笑うのを同時にこなしているかのようなふざけた顔。
どう見ても人間には見えなかった。
「う〜む、困った。オカズに困っていたのは確かだが、出てきたのが奇エロとは…」
「でも、このまま何も無しに抜いても何にもなりませんよ」
「ウム、どれだけ奇怪なものであっても出されたオカズは頂くのがオナニストの流儀!となれば…」
「「とりあえずオナニーだ!」」
女性…………と、呼んで良いのか?
ともかく二人のオナニストの目の前にいる女性、きめぇ丸は困惑していた。
彼女本人としては挨拶代わりのジョークのつもりだったのだが、まさか真に受ける連中がいるとは想像だにしなかったのだ。
彼女はいつもの台詞を心の底から吐き出した。
「おお、きもいきもい」
その瞬間、彼女の頭は吹き飛び、辺り一面に血の海を作り出した。
【きめぇ丸@ゆっくりしていってね! 死亡確認】
「見つけたぞ!クリスタルボーイ!ならびに碇シンジ!」
彼女を撃ち殺した連中、それはアンチ部隊。
きめぇ丸も一応七期参加者だったのだ。
そしてオナニスト達に向けるのもアサルトライフル。何故なら彼らもまた七期参加者だからです。
シンジはオナニストじゃなかったけど。
「貴様らーっ!貴重な奇エロをグロに変えてくれたなーっ!でも収まりがつかないのでこのまま抜かせていただきます」
ピュッ
「「ふぅ…」」
目の前でヘヴン状態に達した二人を前にして、流石のアンチ部隊でも動揺せざるを得なかった。
「何て酷い事するんですか!」
「よくも罪も無い女性を!…じゃなかった、よくも貴重なオカズを!」
「いやあってるよ!?」
アンチ部隊、動揺を越えてドン引きである。
「ひ、怯むな!撃て撃て!」
その合図と共にアサルトライフルが火を吹き、クリスタルボーイ目掛け鉛弾が降り注いだ。
しかし、それらは全てクリスタルボーイのボディに弾かれてしまう。
「無駄だ、俺の体は特殊偏光ガラスで出来てるんでね…」
「お、おい近寄るな…」
「自慰とは世界と己を隔絶し自我領域にアクメを導く 創世の 技」
「く、来るな…」
「己の脳内世界が現実を越えるなら、世界は正しい方向へとその因果を変える」
「来るなぁぁぁぁっ!!!!」
「貴様らの銃弾は俺の脳内では、心地のよい黄金水にすぎん」
言い終わるころには、クリボーの右腕の鉤爪…の形をしたオナホールが隊員の一人を貫いていた。
「ア、アワワ…」
その余りにもあんまりな光景を見た隊員の内の一人が、遂に言ってはならぬ言葉を言ってしまった。
「へ、変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて……アブノーマル」
その瞬間、その隊員の首輪が爆発し、周囲にいたアンチ部隊を巻き込んで全滅した。
「クリボーさん…すごい…」
思わずシンジも息を呑む。さっきまで自分と共にマス掻いてた男がこんなにも強いとは、想像だにしなかったのだ。
「…気の毒に。奴らも生きてさえいればオナニストに目覚める可能性もあったというのに…」
「この人たち、一体何なんですか?」
「知らん。しかし、あれだけ統率のとれた行動…昨日今日ばったり出会って仲良くなった連中ということは無いだろう」
「そんな事より、オナニーが出来なくなることの方が問題ですよ!この人たち、ひょっとして僕らオナニストを狙ってるんじゃ…」
「ウム、いつ第二第三の部隊が来るとも限らん。今は…仲間が必要だな。もう少し」
「アテがあるんですか?」
「一人な。…だが、今はそれよりも優先すべき事がある。分かるな」
「え?…あ!はい!」
「「そんな事よりオナニーだ!!」」
そして彼らはアンチ部隊の残したアサルトライフルをオナホ代わりに三発ほど抜き、その場を発った。
【一日目・2時10分/長野県/天候・雨】
【クリスタルボーイ@虹裏】
【状態】健康
【装備】ビームガン付き鉤爪型オナホール
【道具】不明
【思考】
1:仲間集めてオナニーだ
2:オナニスト同志を守ってオナニーだ
3:オカズも守ってオナニーだ
4:そんな事よりオナニーだ
【碇シンジ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】健康、下半身まるだし
【装備】ザンバットソード@仮面ライダーキバ
【道具】不明
【思考】
1:クリスタルボーイに付いて行く
2:僕でやってけるのかな…
3:でもとりあえずオナニーしよう
【クリボーの後ろの人@虹裏】
【状態】健康
【装備】ポケットティッシュ
【道具】不明
【思考】
1:もう駄目だこいつら
2:結局後始末するの俺なんだよなぁ…
【アンチ部隊@アンチ連盟 死亡確認】
どうも、やっぱりこの世界のレンきゅんがガチホモなのが信じられない亞北ネルです。
抜け目のないシステムさんの策略で無事プラシドさんを仲間にしたわけなんだけど……
やっぱりこのデザインはないよねぇ……本人いわく究極の姿らしいけど。
「……おい、防衛システム。前方の連中を見ろ」
「武装兵に戦車隊……またアンチ連盟のようですね」
まただよ(笑)
これで私は通算三度目の襲撃だ。
『前期からの参加者は排除』する。これがあの謎の兵士達の口癖なんだけど……
正直言ってかなり腹立つ。
だって、一部を除けばほとんどの人が『強制的』にこの世界に飛ばされているのだ。
んでむしろ被害者の私達を排除する……これでそーですかなんて納得できるわけないじゃない!
確かに殺し合いはむなしいもので、悲しみしか生まない。前のレンきゅんもその犠牲者の一人。
でも、あいつらだけは別に死んでいい……いやむしろ死ねとさえ思ってしまう。
……私も大分ロワに毒されているかもしれない。
「ぐああああああぁぁぁぁ!」
「ひ、怯むな! 撃てー!」
けど近寄ったら、もう戦闘中だったみたい。
なんか大きなドラゴンが兵士を咥えてはどこかにまとめて放り投げている。
戦車もなんかすでに煙をあげて使い物にならないみたいで、兵士達は慌てている。
これはなかなか愉快な光景だ。
あ、また爆発が起きて兵士がコンビニの袋みたいに飛んでいった。
「! あなた達は!」
「システムさん!?」
「ご無事でしたか!」
とか言ってたら、どうやら兵士を蹴散らしていた人とシステムさんが知り合いだったっぽい。
アンチ連盟に襲われてたとなると、私と同じくあっちの世界から来たのかな?
(よし、今だ!)
……そしてシステムさんと知り合いの人達が何かを話してる間にプラシドさんが逃げる兵士を片っ端から撥ねていた。
そしてドヤ顔でこっちを見てきた。どうしろと?
……ああ、兵士の排除=防衛、つまり評価してもらいたいのかな?
「プラシドさん、防衛ポイント+1」
「よし! まずは俺の先制だな!」
「し、しまった!」
試しに言ってみた言葉にプラシドさんがモロに食いつき、システムさんは悔しがっていた。
この二人、いい人だけどどこか馬鹿かもしれない。
◆ ◆ ◆ ◆
「なるほど、リンちゃんとネルちゃんか。僕はラグナで彼女がエリス、よろしくね」
「はい!」
「そしてシステムさんが好敵手と認めたプラシドさんですね」
「……そうだ」
アンチ連盟の襲撃を受けていたのはあっちの世界でシステムさんに助けられたという夫婦だった。
見た感じ二人とも私と歳はほとんど変わらないように見える。落ち着け私、まだ慌てるような時間じゃない。
「ところでお前達、俺のこの究極態を見てどう思う?」
「「すごく……カッコいいです……」」
そしてこの人達もセンスが狂ってた。あれ?私が変なのか?
なんでも二人は桜座とかいう恐ろしい怪物と出くわして、同行者を殺されて退却してる際に連盟に襲撃されたらしい。
私に言わせれば、かわいいジョウロで戦車をスクラップにしてたらしいこの人達も十分怪物なんだけど……
「……ブロントさん達は、やはり今の兵士達に殺されてしまったのでしょうか?」
「いえ、戦ってわかったはずです。彼らの実力なら、この程度の相手に遅れをとるはずがありません。
……しかし私達を襲ったガンダム使いの様な相手であれば……あるいは……」
「取り込んでいるところ悪いが、いい加減にお前達……兵士共の言う7期参加者の意味を教えて貰おうか?
亞北ネル、お前もだ」
「うぇ!? 私も!?」
いつの間にか人型に戻ったプラシドさんがとうとう突っ込んできた。
さて、どうしたものだろう。7期の出来事……
確かに、言うのは簡単なんだけど、リンへの説明がちょっと大変かもしれない。
けど、いずれはバレるだろう。早めにばらした方がいいのかな?
……プラシドさんのワイゼルが凄くこっちを狙ってる。拒否権はないみたいだ。
◆ ◆ ◆ ◆
「……まとめるぞ。
お前達はこの世界と同じような殺し合いに巻き込まれ、お前達全員が死んだ。
その後も絶望的な戦いが続いたが、お前達の仲間が絶望をやぶり希望、全員の蘇生を得た。
だがその直後、参加者の何人かが主催者にこの世界に連れてこられ、かつての強き仲間が何者かに殺された。
これであっているか?」
「ええ……」
結局、7期の真実のほとんどあらいざらい白状させられた。
最後まで伏せたのは、私の世界のKAITO兄さんが家族も手にかけたことぐらいだ。
プラシドさんは納得してくれたみたいだけど、問題はリンの方。
兄さんがシステムさん達をまとめてバラバラにしたという衝撃の事実もばれているが
三人ともが、理由あっての行動、彼との戦いは終わり今は生きているし、こちらの世界のお兄さんは何も悪くない。
だから気にする必要はないし、家族を探すのも手伝ってくれると言ってくれた。これは私的にも嬉しい。
リンも最初はショックを隠せていなかったが、慰められて彼らにお礼を言った。
だけど……私がリンの知る本当の姉ではないというのは……
「いくら平行世界でも、お兄ちゃんがご迷惑を……本当にごめんなさい。
システムさんが言っていたのはそっちのお兄ちゃんの話で、こっちのお兄ちゃんはやっぱり普通なんだね」
「なにかとんでもない誤解をさせてしまったようで、すみません……
しかしこちらのKAITOに戦闘能力がないとなると、彼の防衛も急がないといけませんね」
「そうですね……僕達はもう気にしてませんけど、未だに恨んでる人も多分いるでしょうし……」
「あと、こちらの世界のネルさんも助けないと……」
「あ、大丈夫です。このネルお姉ちゃんはこっちのネルお姉ちゃんだから」
おいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ!? 人の話聞いていなかったの!?
「だって、見た目も性格もほとんど変わってないし……」
それちょっと凹むなー……私だって少しは変化が欲しいよ。
「レンきゅ〜んってよく飛び掛って、払われて……」
ああ、こっちの私もやっぱりレンきゅん好きなんだ。でも凹む。
「この前レンお兄ちゃんが男の人が好きだってわかってからは
『私、男になる! ふたな○じゃなくて、完全な男に!』って家を飛び出して……」
おい、ちょっと待て。こっちの私。
「『完全なる肉体を手に入れる!』ってビリー・へリントンジムとかに通い始めて……」
…………
「口癖が『そうだね、プロテインだね!』になり始めて
『これから私のことは姉じゃなくて兄として扱いなさい』とか言い始めて
お姉ちゃんがいきなりお兄ちゃんになるのにちょっとだけ抵抗あったから……
プラシドさんに乗ってるお姉ちゃん見て正気に戻ってくれたんだと思ったんだけど……」
……えへへへ、泣いてなんかいない。これは雨よ。雨なのよちくしょー。
(……大丈夫です。たとえ性別が変わっても、家族の絆は変わりませんよ……)
エリスさんが顔を覆いながら私の肩をポンと叩く。
(……僕は、いいと思うよ。愛する人のためにそこまで行動できるのは、本当の愛の証さ。
ただ、ちょっとどこかで間違えてしまっただけだよ……)
ラグナさんも私の肩をポンと叩いた。うん、ちょっとじゃ済まないよ……
「それにほら、システムさん達と違って別世界のお話も少なかったし
なんとなーくノリを合わせてつくった捏造話かなーともとれたし」
……純粋な子供って時に残酷だ。
確かに私すぐに退場しちゃったから語ることあんまりなかったけどさあ!
(…………俺が話題を変えてうやむやにしておく。絶望はいずれ受け止めなくてはならない。
だが……今は泣いておけ)
プラシドさんまで私の肩を叩く。もう泣いてますって……
よく見れば、システムさんからも哀れみの視線っぽいのを感じる。
もし会えるなら。
道を踏み外したこの世界の私を一発ぶんなぐってやりたい。
◆ ◆ ◆ ◆
「それよりもお前達、さっき口にしていた神龍ニアラの名……それはさっきの放送をしていた奴か?」
プラシドさんがさりげなく、それでいて結構重要なことに話題を変えてくれた。
確かにその名前は、補足放送の時に聞いた気がする。
「私も一戦交えましたが、乱入者のせいで取り逃がしてしまい奴のことは詳しくは知りません」
「では、私達のほうから……」
〜説明中〜
ラグナさんとエリスさんの口から明かされた主催者神龍ニアラの正体は驚きのものだった。
なんでも本当に人類より優れた知能と技術、肉体を持つ神様であるのは間違いないらしい。
ただ人間を家畜呼ばわりして、自分達ドラゴンこそが全ての支配者であり神だと豪語する嫌な神だ。
最初は弱かったらしいけど、同族を食べてその能力を吸収して進化。
二人とも追い込まれて負けちゃったけど、最後には仲間のブロントさんがニアラを粉微塵にして仇を討ったそうだ。
……でもその人はもう、放送で名前を呼ばれてしまっている。
異常な生命力と再生力の持ち主で、以前使った武器がない現状では有効な撃破方法も思いつかないとのこと。
「……で、でも! その世界で完全に打ち負かしたんだよね? そんな龍が、どうしてこんな殺し合いなんて開くの……?」
「ニアラはとにかく執念深かったからなぁ……きっと負けたのは偶々だって懲りてないんだよ」
「喉元過ぎれば熱さ忘れる……でしょうか? 賢さ値が9しかないのでしょうか?」
「私の計算によれば、『アレ』は『神龍』と書いて『バカ』と読む種族ですね」
怯えるリンに、三人がニアラをぼろくそに言う。うん、放送の笑い方には私も小物臭を感じてた。
でも現状対抗手段はないって、随分面倒な主催者だ。
兄さんと違って特に目的があるわけでもないらしいし……いや人間の絶望した姿を眺めて神様気分を味わうのが目的か?
「……お前達」
あれ? プラシドさんが何か怒ってる……?
「何を呑気なことを言っている!
奴をこのまま放置すれば、破滅の運命を迎えることになるんだぞ!」
「「「「「な、なんだってぇぇぇーーー!!?」」」」」
いや本当に何を言ってるのプラシドさん。
◆ ◆ ◆ ◆
「いいか、この俺が特別に講義をしてやる」
「はぁ……」
今、私達は全員正座をさせられている。解せぬ。
プラシドさんはどこから取り出したのか白板と黒マジックを持っていた。
アンチ連盟の支給品?
「俺の世界はシンクロモンスターが原因で滅びた。
そして、そのシンクロモンスターの中でも特別強力な力を持つのが、赤き龍の痣を持つシグナーの五龍だ。
まず、すでにワイゼルで取り込んだスターダストドラゴン。
レッドデーモンズドラゴン、ブラックローズドラゴン、エンシェントフェアリードラゴン……
それからブラックフェザードラゴン。あとなんかライフストリームドラゴンとかがいるような気がする」
……あれ? ファイブディーズなのに6体いなかった?
「そしてここからが重要だ。件のニアラの前口上を言え」
「えーと、我はグレイトフルセブンス……」
「そう、セブンス。つまりは7番目だ。そして話を聞けばニアラは全ての龍の頂点、創造主だそうだな。
ここから導き出される結論はただひとつ……
ニアラこそが7番目のシンクロドラゴンにして6体の龍を生み出した諸悪の根源だったのだ!
そんな強力なシンクロモンスターの親玉を放置してみろ! 俺の世界と同じく……
こ の 世 界 は 破 滅 す る ! ! !
「「「「「な、なんだってぇぇぇーーー!!?」」」」」
「まさかニアラがシンクロモンスターとは、このシステム・アイをもってしても見抜けませんでした!」
「そういえばニアラが、人間が絶望している姿はたまらないとか言っていました!」
「無数の星を喰らってきたとも……」
「それじゃあ、プラシドさんの世界が滅んだのは……」
「おのれ神龍ニアラァァァ……! まさか不動遊星も囮だったというのか!?
そんな俺を見て嘲笑っているとてでも言うのか!? ゆ る ざ ん !」
言うや否や、プラシドさんはまたバイクになって最高速度で走り始めた。
なんか人を轢いた気がするけど、止まりそうにもない。
私としてはこの世界の自分を止めたいんだけど、一体これからどうなるんだろう……
【一日目・2時30分/山梨県/天候・雨】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】健康、サイクロン号と合体中、激怒、フルスピード
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト入り)
【道具】支給品一式、黒マジック
【思考】
基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。不動遊星は保留。
1:防衛に置いて、防衛システムよりも優れていることを証明する。
2:防衛システム達と行動
※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます
※7期の世界を知りました
【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】健康、プラシド(と合体しているサイクロン号)に乗っている、不安
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:この世界のレンきゅんを助ける
1:プラシド達と一緒に行動する
2:この世界の自分を正気に戻す
※七期からの参戦です。
【防衛システム@SaGa2秘宝伝説GOD】
【状態】健康、最終形態
【装備】七支刀、鏡の盾、自己修復システム、サイバーダークドラゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の完全抹消
1:防衛に置いて、プラシドよりも優れていることを証明する。
2:自分の上司や知り合いがいれば、そちらも防衛
3:プラシド達と行動
※7期より参戦です
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】健康、悲しみ
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:生き延びる
1:家族を探す
2:防衛システム達と行動する
3:自分に出来ることを探す
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました
【ラグナ@ルーンファクトリー】
【状態】健康、右代宮楼座を警戒
【装備】覇邪聖皇剣、プロテグリード
【道具】支給品一式、回復薬
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の討伐或いは封印
0:プラシド達に同行
1:困っている人は助ける
2:KAITO達を見つけたら保護
【エリス@ルーンファクトリー】
【状態】健康、 右代宮楼座を警戒
【装備】幸せのジョウロ
【道具】支給品一式、山羊さん(左)、その他不明
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の討伐或いは封印
0:プラシド達に同行
1:困っている人は助ける
2:KAITO達を見つけたら保護
【アンチ連盟部隊@不明】死亡。プラシドによる轢き逃げアタック
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】死亡。プラシドによる轢き逃げアタック
「フィロ・フィ「リリカル・トカレフ・キルゼムオールッ!」
魔法少女にも色々あるらしい。血だまりとか縄張りとか。
だが、詠唱文がここまで魔法少女らしからぬ魔法少女はこいつ以外いないだろう。
「肉体言語、力こそが正義!」
【一日目・2時25分/埼玉県/天候・雨】
【田中ぷにえ@大魔法峠】
【状態】健康
【装備】プリンセス・ロッド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
基本:主催者を徹底的に潰して世界征服。
1:自分以外の魔法少女、それに準ずる存在は全て滅ぼす。プリキュア優先。
2:北海道に行ってみる
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】敗北
ヒロインであるティアが割と真面目に東京でロワをやっていた頃、親善大使は平和にドバイでバカンスを楽しんでいた。
【一日目・2時30分/ドバイ/天候・雨】
【ルーク・フォン・ファブレ@テイルズオブジアビス】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
1:雨が止んだら泳ぐ
2:ヴァン先生がマイソロ3でPTキャラとかマジかよ
この話を読むにあたっての注意事項;この話は作者萌え、ややマンセー信者風味となっております。予めご了承ください
なんやかんやで復活を果たしたチャゲチャ。
全ての長寿連載の登場人物を、作者を潰すこと。
そして、「真説・チャゲチャ」を始めてもらう。
それが、彼の野望、そして夢だった。
猛烈な情熱は炎となり、服を焼き切る。そして、炎を纏ったままチャゲチャは歩きだした。全裸で。
「さぁ、ゲームの始まりだ……」
一方その頃、1人の漫画家が道を歩いていた。
ジャンプでの2度目の連載を8週打ち切りという間抜けな形で終わらされ、
某漫画賞の審査を下ろされ、完膚なきまでの笑い者と化した漫画家。
……そう、『件の男』の生みの親だ。
あれ以来、完璧にスランプに陥っていた彼はこうして散歩をするのが日課になっていた。
その時だった。目の前に炎を纏った全裸の男が現れたのだ。
見つめ合う、2人。
「やっと、会えたな」
チャゲチャは言う。
「お、お、お、おまわりさーん!!!!炎を纏った全裸の男が現れましたァァァァァ!!!たすけてー!」
漫画家は叫んだ。
ギャグマンガの登場人物らしく、炎をぱっと消しチャゲチャは話しかける。
「ようやく出会えた、俺を生み出した存在……」
ー澤井啓夫。
「あの、なんで僕の名前をご存じで?」
「とぼけるんじゃない。俺はチャゲチャだ。何年振りだろうな」
……。
「あの、正直黒歴史なんで……」
「バカモーン!!!!」
澤井は殴り飛ばされた。
「な、殴ったね。お父さん(大学教授)にもぶたれたことがないのに!!」
「はあ……ギャグが古いぞ。こんなんだから俺は8週しか活躍できなかったんだ」
「う、うるさい!」
ー閑話休題、と一呼吸置いてからチャゲチャは続ける。
「どうだ、俺と一緒に行動しないか?そして漫画界の神になるんだ……」
「……」
数秒、澤井は思考を巡らせた。
(漫画界の神ってことは……うまくいけばまたジャンプに戻れるのかな?
そしたら、師匠(島袋光年)とまた同じフィールドに立てるかも……!!!)
……決断は早かった。
「チャゲチャ、やろう!一緒に頑張ろう!!」
「ああ、よく言った」
2人は知らない。2人の想いがもうこの時点ですれ違っていることに。
雨はまだやまない。
【一日目・2時37分/東京都/天候・雨】
【チャゲチャ@チャゲチャ】
[状態]:健康、ヤン気ー全開
[装備]:さっき全部燃え尽きたのでなし。っていうか全裸。
[道具]:支給品一式
[思考]基本:暴れまくる
1:長期連載している漫画のキャラを優先的に殺す
【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:チャゲチャと一緒に頑張る
「なるほど…我が輩は奴に一本取られたということか」
すべてが、消え去ったはずの、幕張メッセ、そこには消えた筈のネウロが立っていた。
その顔は見ただけで、人を殺せるくらい怒りに満ちている。
「ほう…やはり貴様も、生きていたか、ネウロ」
そう言うのは、同じく消えたはずの、ロリカード。
「もっとも、魔力を殆ど奪われているようだがな」
「そう言う貴様こそ、今まで吸ってきた、莫大な命が底を尽きかけているのであろう」
そのまま、自嘲気味に笑う二人。
「そこでだ、しばらく我が輩と組まないかアーカード?」
「―――――よかろう」
そう言って手を組むことになったネウロとロリカード。
だが、今の彼らは、相当弱っている、二人で組んだとは言えこのままでは他の参加者に、殺されることもあるかもしれない
だから、戦力を増加する為、ネウロ達は、他の参加者を、探し始める事にした。
--------------------------------------------------------------------------------
「一体、なんだったのよ、あの爆発」
そんな事を呟きながら、幕張メッセ跡地に歩いてくるのは、魔法使い見習い黒桐鮮花。
カオスロワ七期において、探索者のサーヴァントだった、黒桐幹也の妹である。
「それにしても兄さん、あの爆発に巻き込まれてないわよね」
心配しながら周りを見渡す鮮花、すると目の前に幼女と青年の二人組を見つける。
「何があったかあの二人に、話を聞いてみましょうか」
そう思い、近くまで来て鮮花は足を止めた。
(こいつらとは、関わらない方が良い)
そう直感し、そのまま引き返そうとする鮮花、だが。
「「捕まえたぞ、下僕一号」」
何時の間にか、目の前に回り込んできた、二人組。
そして、そのドSな笑顔を見た瞬間、彼女は。
(もう色々駄目かも知れない……)
―――――色々諦めた。
【一日目・3時15分/千葉県幕張メッセ跡地/天候・雨】
【黒桐鮮花@空の境界】
【状態】健康、諦めモード
【装備】火蜥蜴の皮手袋
【道具】支給品一式
【思考】基本:兄さん(黒桐幹也)を探す
1:もう色々駄目かも知れない……
【脳噛ネウロ@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】重傷、魔力(少量)
【装備】魔界777ツ能力(まかいななひゃくななじゅうななつどうぐ)、魔帝7ツ兵器(まていななつどうぐ)
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いを潰す
1:バカ王子を倒す
2:目の前の女(鮮花)を下僕にする
3:魔力を回復させる
4:謎を食う
5:ロリカードと行動する
【ロリカード@HELLSING】
【状態】ロリ形態、重傷
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを楽しむ
1:バカ王子を殺す
2:アンチ連盟と戦争する
3:ネウロと行動する
4:目の前の女(鮮花)を下僕にする
5:体を回復させる
その時、反物質爆弾の影響か、不思議な事が起こった!
なんとネウロとロリカードが――
合体した!
「「これはあの爆弾の影響なのか……だがこの状態ならば失った力を補うことができる」」
不思議な出来事に驚くネウロリカード(仮)。
だが不思議なことはまだ終わっていなかった!
(ちょっと!あんた達だけ復活するなんてずるいよ!あたしも復活させな!)
(これに乗じて私も復活してやるわ!)
なんと、成仏できずにさ迷っていたジャイアンの母と谷崎ゆかりの魂が、ネウロリカード(仮)の体を乗っ取ろうとしてきた。
さらに
(復活などさせん!させんぞぉー!)
(つーかあのバカ王子仲間だったのかよ!)
((((((((ウオオオオオオオオオオオオー!!!!!!!))))))))
全滅したアンチ連盟の兵士たちの魂まで体の中に入ってきた。
その結果……
「グオルルルルルゥゥゥゥゥ!!!!!!」
魂を限界以上に詰め込んだ結果、『それ』は肉体的に変質し、名状し難き怪物へとその姿を変えていた。
しかも知能が大幅に低下している。
「キシャァァァァァァァァ!!!!!」
その怪物……谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)は一通り暴れて千葉県北西部を荒野に変えた後、背中から翼を生やすと次の殺戮対象を探して飛び去っていった。
「おお、あれは面白そう」
バカ王子もその後を追うことにした。
【一日目・3時20分/千葉県/天候・雨】
【谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】なんかもうカオス
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:手当たり次第にぶっ殺す
【王子(バカ=キ=エル・ドグラ)@レベルE】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:面白いいたずらを考える
1:谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)を観察して観察日記をつける
※実はアンチ連盟の一員でした。
【黒桐鮮花@空の境界】
【野比玉子@ドラえもん】
【タケシ@ポケモン】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】
【セワシ@ドラえもん】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】
谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)の大暴れに巻き込まれて全員死亡
私シグナムは、今ジョジョと、なんか変なスーツ着た関西コンビと一緒に、一時間以上、全速力で走っている。
いや走っているというより、逃げていると言った方が正しいか。
「逃がさんぞォ!!!」
何故か分からないが、あのたくさんいた中から私たちを、追ってくるサラリーマンから。
「チッやるしかねえか」
「そうみたいやな」
足を止め、サラリーマンの方を振り向く、ジョジョと関西コンビ。
追いつくサラリーマンに、『デジタル所さん』を使い5人に分身したジョジョは、拳を叩きこむ。
「オラオラオラオラオラオラオラ!!!」
「ぶるあああああああああああああああああ!!!」
ジョジョ5人分の、ラッシュを全てかわす、サラリーマン。
てか一体何者なんだ、あのサラリーマンは。
「退いてくれ所さん!」
ジョジョが離脱し、関西コンビが、手のひらからサラリーマンに向け光線を出す。
「無駄な事を!」
それを、サラリーマンは、手から気弾を出し防ぎ、更にもう一発気弾を関西コンビに放つ。
「アカン!」
関西コンビに、向かって行く気弾、直撃すると思った、次の瞬間。
『楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)』
ついさっきまで、関西コンビがいた筈の場所を、気弾が通り過ぎる。
「な…何が起こったか分かるか岡?」
「俺にもわからん」
驚く関西コンビ、まあぶっちゃけ、ジョジョが時を止め、助けてくれただけなんだが。
それはさておき、ジョジョの方を見てみると、とんでもないことになっていた。
「貴様……」
「出来れば、こいつは使いたくなかったぜ」
なんと、ジョジョが100人に分身していた。
「成程…あの時は、本気ではなかったと言うわけか」
「行くぜ!」
『楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールド)』
ジョジョが時を止める。
「「「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」」」」
ジョジョ100人分のラッシュを、もろに食らうサラリーマン。
「そして時は再び動き出す……」
「ぶるううううううううううううううううううううああああああああああああああああああああああああああああああああ」
そして、そのまま吹っ飛ばされるサラリーマン。
だが突如、謎の生物が飛来してきた。
さらに、その生物は、吹っ飛ばされたサラリーマンを、吸収しだした。
「へぇ〜いろんなものを吸収出来るのか」
謎の生き物を、追ってきた、謎の金髪が何かメモっている。
「あれは、やばいぜ……」
何がやばいんだ?ジョジョ。
すると、サラリーマンを、吸収し終わった、謎の生き物が、暴れだす。
「キシャアアアアアアぶるあああああああああああああああああああああああああああああああ」
東京を破壊しだす、謎の生物、更にその、触手に捕らわれてしまった、関西コンビ。
てかこの状況やばくないか……。
私はジョジョの方を見る。
「ジョジョ…」
「この俺にたった一つだけ策がある」
「その策とはまさか……」
「逃げるんだよオオオオ!」
逃げ出す私とジョジョ、ふと振り向くと、そこには
「あっもっとやさしく」
「そこはらめえええええええ」
謎の生物の触手に責められている関西コンビと大爆笑してる、金髪の姿があった……。
【一日目・3時50分/東京/天候・雨】
【所ジョージ@現実】
【状態】疲労(大) スタンド使い
【装備】ダーツ
【道具】ミスドのドーナツ、支給品一式
【思考】
1:エジプトに向かう 。
2:桑原たちの事は……。
3:船や飛行機は避けたい。
4:逃げる。
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】基本:ジョジョについていく。
1:ジョジョに養ってもらう。
2:レヴァンティンは放置の方向で。
3:桑原達のことは……。
4:逃げる。
【桑原和男@GANTZ】
【状態】変態、全裸
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:とりあえず大阪に行く。所らと行動を共にする。
1:あっもっとやさしく
※装備と道具は東京におとしました
【岡八郎@GANTZ】
【状態】変態 、全裸
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:大阪に行く。闘いたい。所と行動を共にする。
1:そこはらめえええええええ
※装備と道具は東京におとしました
【谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】なんかもうカオス、アナゴさん吸収
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:手当たり次第にぶっ殺す
【王子(バカ=キ=エル・ドグラ)@レベルE】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:面白いいたずらを考える
1:谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)を観察して観察日記をつける
※実はアンチ連盟の一員でした。
【アナゴさん@サザエさん】吸収確認
ちょっと修正
【一日目・3時50分/東京/天候・雨】
【所ジョージ@現実】
【状態】疲労(大) スタンド使い
【装備】ダーツ
【道具】ミスドのドーナツ、支給品一式
【思考】
1:エジプトに向かう 。
2:桑原たちの事は……。
3:船や飛行機は避けたい。
4:逃げる。
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】基本:ジョジョについていく。
1:ジョジョに養ってもらう。
2:レヴァンティンは放置の方向で。
3:桑原達のことは……。
4:逃げる。
【桑原和男@GANTZ】
【状態】変態、全裸
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
1:あっもっとやさしく
※装備と道具は東京におとしました
【岡八郎@GANTZ】
【状態】変態 、全裸
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
1:そこはらめえええええええ
※装備と道具は東京におとしました
【谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】なんかもうカオス、アナゴさん吸収
【装備】不明
【道具】不明
【思考】
1:手当たり次第にぶっ殺す
【王子(バカ=キ=エル・ドグラ)@レベルE】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:面白いいたずらを考える
1:谷崎全滅ネウロリカードの母(仮)を観察して観察日記をつける
※実はアンチ連盟の一員でした。
【アナゴさん@サザエさん】吸収確認
「腹が痛い」
腹痛。所謂食中りだ。
思い当たるとしたら、昨日食った生牡蠣だな。
やっぱ、ちゃんと火を通して食べるべきだったか……。
ハルヒ……長門……朝比奈さん……ついでに古泉。
どうやら俺はここまでのようだ。お前らは俺の分まで…
「うぬぅ…我が生涯に悔い無し!」
「…馬鹿なことを言わないで! 今、回復させるわ。
…クロア・リュオ・ズェ・トゥエ・リュオ・レィ・ネゥ・リュオ・ズェ…」
…あのう、ティアさん、何故いきなり歌い出すんですか?
だが、次の瞬間、俺の体に劇的な変化が訪れた。
▽キョンのHPが25%回復した! キョンのHPは全快だ!
▽グラスチャンバーの効果発動! キョンの毒(食中毒)は解消された!
ティアさんは回復魔法(?)を使ったみたいで、俺のHPが全回復し、食中毒が解消されたらしい。
一般学生である普段の俺ならばティアさんが魔法(?)を使ったことに驚くであろう。
だが、今、俺はそんなことよりももっと肝心なことに気付いちまった。
「ティアさん、悲しい……とても悲しい話をしましょう」
「何?」
「確かに俺の食中毒は治りましたけど……」
「けど…」
……そう、食中毒は治ったが…
「腹が痛いのは治ってないんですよ……」
「………………」
【一日目・2時30分/電脳世界/天候・果たして電脳世界にそんなものがあるのか】
【キョン@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】腹痛(大)、体力全回復
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:トイレを探す。
※食中毒は治りましたが、影響はありません。
【ティア・グランツ@テイルズオブジアビス】
【状態】健康、TPを少し消費
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式 その他不明
【思考】 基本:殺し合いからの脱出
0:…………………
1:電脳世界から出る
2:知り合いを探す
230 :
漁港にて:2011/02/04(金) 21:26:17 ID:CT3BOxrC
「これは……」
テルィーマンに改名させられた元照井竜は、驚愕に目を見開いていた。
彼に支給された靴ひもが、1本切れていたのである。
「いやな予感がする……。まさか、左たちの身に何か!」
◇ ◇ ◇
放送の直後、老人……石ノ森章太郎を連れた左翔太郎は、天気が多少回復したのを確認し、魚市場から外に出ていた。
「さて……どこ行くかな。やっぱり、まずは関東に……」
「危ない!」
老人の声に、翔太郎はとっさに身を翻す。その直後、彼の頭上を高圧水流と化した海水が通過していった。
「ちっ、外したか……! まあいい」
「どのみち、我々が負けるはずがありませんからね」
続いて、海の中から二つの影が飛び出してくる。
一人は水を操る悪魔超人、アトランティス。
もう一人は深淵の仮面ライダー、アビスだ。
「問答無用ってわけか……。だったら、こっちも手加減しねえ! 爺さん、危ないから下がってろ!」
威勢よく叫ぶと、翔太郎は腰にロストドライバーを装着する。
そして挿入口に、ジョーカーのメモリを差し込んだ。
「変身!」
『ジョーカー!』
メモリから流れる音声と同時に、翔太郎の体を風が包む。
次の瞬間には、彼の肉体は漆黒のボディーを持つヒーローへと変貌していた。
「ほう、あなたも仮面ライダーでしたか」
「ジョーカー。仮面ライダージョーカーだ」
名乗りをあげると、翔太郎は右手を伸ばしアビスを指さす。
「さあ、お前の罪を数え……ウボァー!!」
例の決め台詞を口にしようとした瞬間、翔太郎の体が吹き飛ぶ。
先程翔太郎を襲ったアトランティスの必殺技、ウォーターマグナムがクリーンヒットしたのだ。
「て、てめえ! ヒーローの決め口上の途中で攻撃してくるんじゃねえよ! 卑怯だろうが!」
「ケーケケケ! 悪魔超人に卑怯は誉め言葉よ!」
翔太郎の抗議を意に介さず、アトランティスは彼に馬乗りになって打撃の嵐を浴びせる。
「さて……それでは私は、こちらの老人を始末しますか」
自分たちの勝利を確信したかのような、余裕ある足取りでアビスは老人に歩み寄る。
そして、その右手を振り上げた。
231 :
漁港にて:2011/02/04(金) 21:27:00 ID:CT3BOxrC
◇ ◇ ◇
「ムッ!」
テルィーマンは、再び驚愕の声をあげた。
「切れたと思っていた靴ひもが、糸一本で繋がっている! これはいったい……」
◇ ◇ ◇
「やれやれ、こういう手段はあまり使いたくないんだけどね」
「漫画の王様」と称された男、石ノ森章太郎は、渋い表情でそう呟いた。
彼の眼前では、アビスが右手を振り上げたままの状態で停止している。
「君は僕が直接生み出したキャラクターではない。でも仮面ライダーである以上、僕の支配からは逃れられない。
王の名において命ずる。我が敵を排除せよ!」
「イエス! ユア・ハイネス!」
石ノ森の命令に返事をすると、アビスは標的をアトランティスに変えて腕を振り下ろした。
その腕から放出された衝撃波はアトランティスの首を切り落とし、彼の命を奪う。
「な、なんだ!? 何が起きた!」
「ああ、大丈夫。彼はもう、我々に危害を加えることはしないよ」
状況が飲み込めない翔太郎に対し、石ノ森は微笑を浮かべながら言う。
彼の言葉どおり、アビスは翔太郎に対して攻撃する様子は見せない。
「爺さん……。あんた何者だ?」
「なあに、ただの漫画家だよ」
【一日目・2時40分/宮城県気仙沼市/天候・雨】
【左翔太郎@仮面ライダーW】
【状態】ダメージ(中)、仮面ライダージョーカーに変身中
【装備】ロストドライバー&ジョーカーメモリ@仮面ライダーW
【道具】支給品一式
【思考】
基本:バトルロワイアルの破壊
1:フィリップや風都の仲間たちを探す
2:石ノ森に対し、若干の不信感
※7期とは別人です
【石ノ森章太郎@現実?】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:翔太郎を手伝う
232 :
漁港にて:2011/02/04(金) 21:27:45 ID:CT3BOxrC
【鎌田@仮面ライダーディケイド】
【状態】石ノ森に服従、仮面ライダーアビスに変身中
【装備】アビスのデッキ@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式
【思考】
1:石ノ森に従う
【アトランティス@キン肉マン 死亡】
【一日目・2時40分/東京都/天候・雨】
【テルィーマン(照井竜)@仮面ライダーW】
【状態】健康、顔芸状態
【装備】アクセルドライバー、アクセルメモリ、エンジンブレード、エンジンメモリ、靴紐
【道具】支給品一式
【思考】1:俺にニックネームを付けるなァァァ!
2:殺し合いを止める
3:左達と合流したい
※テルィーマンに名前を変更させられました。
233 :
動き出す陰謀:2011/02/04(金) 21:54:39 ID:88vBH3cQ
「どういうことです……」
アンチ連盟本部のとある個室にて、盟主王が爪を噛む。
彼が眺めるパソコンには、ズラリとある参加者達の情報が並べられていた。
所ジョージ・シグナム……危険度SS:備考――無傷
織田信長……危険度S:備考――無傷
名も無きクチビル岩・ダン……危険度D:備考――無傷
ストライダー飛竜……危険度SSS:備考――無傷、単独
プラシド・防衛システム・亜北ネル・ラグナ・エリス……危険度SS:備考――無傷、バイクは反逆者
バナナ……危険度S:備考――無傷、鉄壁の守り
泉こなた……危険度B:備考――除霊確認
波野イクラ……危険度A:備考――無傷
ルーファウス……危険度SS:備考――爆死確認
ギネスに載る胡瓜・クマ吉……危険度C:備考――粉砕確認
和田アキ子・勝俣州和……危険度MAX:備考――さらなる力を手に入れた
ブロントさん・ギリアム・イェーガー・不破刃……危険度SSS:備考――撃破
クリスタルボーイ・碇シンジ……危険度A:備考――ある意味危険
昏き海淵の禍神……危険度SS:備考――無傷
ベジータ……危険度S:備考――ヘタレ
藤原妹紅……危険度SS:備考――送還確認
伊藤カイジ……危険度0:備考――無傷
スイカ……危険度E:備考――撃破
ギルガメッシュ・両儀式……危険度SS:備考――無傷
ロリカード・ジャイアンの母……危険度SSS:備考――撃破後、怪物として復活
脳噛ネウロ……危険度SS:備考――撃破後、怪物として復活
きめぇ丸……危険度B:備考――撃破
杉下右京……危険度A:備考――無傷
■■■■……危険度――
それはオリジナルを除いた、7期からの参加者のリストだった。
すでに相当な数の兵士を送り込み、アサルトライフルにマシンガン……
遊戯王カードにMSに戦車まで持ち出しているというのに。
アンチ連盟戦闘部隊の戦績は、あまりよろしくない。
唯一の功績はロリカード達の撃破だが、代償は千葉の全部隊。
不破師範達を葬り去ったシン・アスカの功績も評価に値するのだが、
必殺技未使用、各パーツのレベルがまだ1の防衛機皇帝達相手にむざむざ敗走している。
彼らが本気を出した時に勝てる保証はどこにもない。
さらにとある部隊は、バナナ相手に全滅するありさまである。
未知の北海道には、核が普通に効かないゴッド姉ちゃんまで控えているという現状。
「押されている……?我らが……?」
もちろん敵はリストの連中だけではない。このリストはあくまで7期からの参加が確定した連中のみ。
不明の連中も、まだ身を潜めている連中もいるかもしれない。
さらにまずいのは、8期の参加者が7期の参加者に加勢してしまうことだ。
すでにプラシドなるバイクが反逆し兵士達をひき殺し、
巴マミなる魔法少女は立ち位置がいつも絶妙で、7期参加者狙撃の邪魔になるらしい。
加えて、6/を筆頭としたオリジナル達。
すでに大部分を射殺したが、いつ力を取り戻すかわからない以上油断は禁物だ。
盟主王は頭を抱え込んだ。よく考えれば、この戦績は当然の結果といえよう。
何しろ相手は、歴代カオスロワの中でも特に戦闘力に優れた歴戦の勇士。
いくら鍛え、武装し、厳しい訓練を乗り越えたとはいえ、名も無きモブ兵士には荷が重い相手だった。
「やむをえません。このままでは兵士と物資がいずれ底をつく。
『彼ら』を呼ぶことにしましょう……」
複雑な表情を浮かべながら、彼は電話に手をのばした。
【一日目・3時20分/???/天候・雨】
【ムルタ・アズラエル@機動戦士ガンダムSEED】
【状態】健康 、若干の焦り
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1.前作キャラ、オリキャラを粛正する。
2.シン・アスカらを利用する
3.『彼ら』を呼ぶ
〔備考〕
※アンチ連盟の盟主ですがトップではありません。
※何故か氷のフォルスが使えます。
プラシドさんは今期初参戦のキャラだぞい
と思ったら反逆者か。
今期からの参戦なのに前期続投キャラと同じ扱いされるプラシドさんマジぱねぇ
まだ1日目なのにいろいろと大変なことになっている件についてw
バナナ危険すぎんだろw
バナナ=信長=ベジータwww
そしてマミさんが誤射で殺されてるのはそんな理由なのかw
239 :
仲間への疑惑:2011/02/04(金) 22:40:22 ID:gWf/Ir4c
「どこだ、どっこだ〜?」
建物を破壊しながら、アシェンは逃げた二人を探し回る。
まるで狩りを楽しむかのようなその姿は、実に異質なものだった。
そんな彼女に、聞き覚えのある声がかけられる。
「アシェン!?アシェンじゃないのか!?」
「……艦長?」
――ハーケン・ブロウニング。
「ご無事でしたか、艦長」
「あ、ああ、そっちも無事なようで何よりだ」
「ところでそちらの娘は?」
アシェンはハーケンの隣にいた娘……かがみに目を向ける。
「この子は柊かがみ……最初の5分で出会ってから、共に行動してるわけだが」
「乳牛姫に飽きて、ついに女子高生を誑かすまでに堕ちましたか」
「そんなわけあるか」
「なるほど、確かに艦長の言動には、普通の神経なら誑かされるより先に呆れるのが筋です。
安心しました、どうやらこの子はまともな人間のようですね」
「おいこら」
「……どうも」
「どーもぉ〜。ってえらい無愛想でやんすねこのガキャ」
「……さっきの放送で、彼女の妹や友達が呼ばれてたらしくてな」
「はぁ?何言ってんのさ、これがバトルロワイアルというものだ、でしょ!?
その程度のことでいちいち凹んでどうすんの!」
「その程度……ですって……!?」
「お、おい!」
アシェンの発した言葉に、かがみは沈んでいた感情に怒りを芽生えさせ、ハーケンは耳を疑った。
瞬時に険悪化する空気に、ハーケンは慌ててアシェンを窘める。
「暴言が過ぎるぞ、不謹慎シスター!……今は彼女はそっとしてやってくれ」
「艦長、とりあえず情報を交換しましょう。あまりよくない話もあります」
「あ、ああ……」
今の言葉は何だったのか?ハーケンは、目の前の仲間に違和感を感じざるを得なかった。
240 :
仲間への疑惑:2011/02/04(金) 22:42:35 ID:gWf/Ir4c
「あのヘソプリンセスが、殺し合いに乗っているだと……何かの間違いじゃないのか!?」
錫華姫が殺し合いに乗った――アシェンの話す情報に、ハーケンは驚愕する。
悪意を込めた嘘が多分に含まれている、衝撃的な情報に。
「残念ながら事実です。ふんどしを付けた女と共に、次々と参加者を手にかけているようです。
私も襲われました」
「ふんどし女だと!?あの女が……」
「恐らく、艦長達を襲ったというふんどし痴女と同一かと思われますです」
ハーケンは思い返す。最初にふんどし女に襲われた時のことを。
あの時、5分以上経っているにも拘らず、彼女にはチームを組んだと思われる参加者がいなかった。
なにやら丸い機械が傍で跳ねていたような気がしたが、まさかあの機械が参加者などということはあるまい。
ふんどし女は錫華と組んでいたのだろうか?
そうすると……錫華は、ふんどし女が自分達を襲うことを承知していたというのか?
(いやまさか……考えすぎだ。あの時から二人が組んでいたと確定したわけじゃない。だが……)
「ですがご安心を。そのふんどし女のほうは、既に始末しておりますです」
「何……?」
ふんどし女は、アシェンの手によって倒されていた――
その言葉に、今度はかがみが反応した。
「それって……殺したってこと……?」
「何さ、それが文句あるわけ?」
「よせ、彼女はこの手の荒事には慣れていないんだ」
再び険悪化しそうな空気を、二人の間に割って入り緩和させるハーケン。
事も無げに自らの殺人を話してのけるアシェンに対する、かがみの感情。
不信感……いや、恐怖に近いだろうか。
「話は大体わかった。何にせよ、疑惑のヘソ姫様に会ってみないことには、判断できないな」
「十分ご注意を。仲間だと思って気を許すと、その隙を突かれることになります。
私の最初の同行者も、それが原因で殺されました」
「……とにかく、お前の言っていた熱血男と緑のヒゲとやらを探すぞ」
「ラジャー!アーきゅん、がんばっちゃうぞー!!」
コードDTDを発動させながら、アシェンはハイテンションで二人の捜索を再開した。
241 :
仲間への疑惑:2011/02/04(金) 22:44:51 ID:gWf/Ir4c
「すまないな。少々口は悪いが、根はいい奴なんだ。気にしないでくれ」
「……」
かがみは何も喋らない。
放送前まではハーケンの言動に逐一突っ込んでいたツッコミプリンセスとしての影はまるで見られなかった。
今の彼女を取り巻く境遇を考えれば、ショックを受けるのは無理もないだろう。
それにしても……アシェンだ。確かに彼女の毒舌ぶりは毎度ながら目に余るものがあったとはいえ、
知人を殺されショックを受けている人間に平然と鞭打つような奴ではなかった。
殺し合いに乗った錫華のことを語る時も、感情一つ伺えない淡々としたものだった。
……錫華が殺し合いに乗ったというのは事実なのだろうか。何かの間違いではないのか?
アシェンを疑うつもりはない。彼女が嘘をつく理由がない。……そうだろう?
そう自分に言い聞かせるたびに、ハーケンの中で違和感が頭をもたげてくる。
(目の前にいるのは、本当に俺の知っているアシェン・ブレイデルなのか……?)
ハーケンは二つのことに気付かないでいた。
一つは、アシェンの中に新たに芽生えた、恐るべき悪意。
その悪意が、今まさに彼らの絆を破壊しようとしていることに。
そして、もう一つは。
(何なんだろう、この人達は)
柊かがみ。彼女は平和な日本で暮らしていた、一介の高校生でしかない。
つかさが、こなたが、日下部が死んだという悲しみに打ちひしがれる今の彼女にとって、目の前の光景は異質だった。
人を殺して平然とし、仲間に殺されかけたと言いながら何の感情の揺らぎもないアシェンは、彼女の目にはあまりに異常に映った。
この女は何だ?かがみはアシェンに対し、本能的に恐怖していた。
そして……ハーケン・ブロウニング。彼はこの女と仲間同士であるという。
この状況下で、ああも軽いノリで会話できるこの人達は一体何なのだ?
本当に……この人達についていっていいのだろうか。
波紋のように広がっていく、恐怖と不信感。
その中で、アシェンの中に巣食う悪意はただ静かに笑っていた。
242 :
仲間への疑惑:2011/02/04(金) 22:46:24 ID:gWf/Ir4c
【一日目・3時10分/兵庫県神戸市内/天候・雨】
【アシェン・ブレイデル@無限のフロンティア】
【状態】シグマウィルス感染
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】
1:破壊と殺戮
2:ハーケンを陥れ、彼らの絆を破壊する
3:修造とルイージからヘソ姫の居場所を聞き出す
4:聞き出したら二人を殺す。聞き出せなくても殺す
※ミネアをマーニャと間違えて殺したことに気がついていません
【ハーケン・ブロウニング@無限のフロンティア】
【状態】健康
【装備】ナイトファウル、ロングトゥーム・スペシャル
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ゲーム破壊・打倒主催
1:かがみ、アシェンと行動。修造とルイージを探す
2:錫華と会って話をする。殺し合いに乗っていたら……?
3:アシェンに違和感。錫華は……?
【柊かがみ@らき☆すた】
【状態】健康
【装備】大根
【道具】支給品一式
【思考】
基本:生き延びる
1:ハーケン、アシェンと行動し、仲間を探す
2:アシェンとハーケンに不信感。アシェンには本能的に恐怖
信長・ルカコンビと別れて1時間ちょっと、ミクトランとMEIKOは仲間探しを続けていた。
「ねえミクトラン。前回のバトルロワイアルのこと、詳しく教えてくれない?」
「……急にどうした?」
「だって前回のことを詳しく知っておけば、これから先いろんなことに対処できるかもしれないじゃない
だから教えて、7期バトルロワイアルのことを」
「…………今はまだ駄目だ。時が来たら教える」
MEIKOからの前期に関する質問を、ミクトランはこの切り返しで誤魔化し続けてきた。
だがそれも限界に近づいているようで、MEIKOのミクトランを見る視線には疑いの色が濃くなってきている。
そして、とうとう破局は訪れた。
「止まれ!アンチ旧世代&オリジナル連盟の者だ!」
第一回放送が流れ、二人が信長達との合流場所に向かっていた時、銃を構えた兵士が二人を呼び止めた。
「天上王ミクトラン!貴方は7期からの参戦では……ありませんね!失礼致しました!」
「ちょっと待て!いきなり現れて何を言っている!?」
ミクトランは狼狽して、兵士と自分を睨みつけているMEIKOの顔を交互に見る。
「私は前期で対主催だったミクトラン……」
「いえ、今本部で確認しました。7期のミクトランはこの世界に来ていません。つまり貴方は」
兵士はその言葉を言い終わることができなかった。その前に首と胴を一閃で切り離されていたから。
「ミクトラン!!あんたやっぱり!!」
MEIKOは慌ててミクトランから逃げ出そうとする。
しかし……
逃げようとするMEIKOの背中を、ミクトランの剣が袈裟懸けに切り裂いた。
「クソッ!思わず殺ってしまった……これで信長たちと合流し難くなったな……まあいい、他に手はある」
MEIKOと兵士の遺体をその場に放置して、ミクトランは一人闇の中に姿を消した。
【一日目・2時00分/東京都/天候・雨】
【MEIKO@VOCALOID 死亡確認】
【アンチ連盟兵士@アンチ連盟 死亡確認】
----------------------------------------------------------------------------------------
そして現在……
「フン、久しぶりだなミクトラン!」
「まったくこんな時にあの変態刑事とガキはどこへ行ったのだ!」
「お前が海馬社長とベジータの尻を追いかけていたからはぐれたんだろ!
―――でもまたミクトランに会えてよかった」
「ふぅん、お前も俺のロードを歩む一員に加えてやろう!」
「もう限界……死にます……」
あの後も仲間集めを続けたミクトランの元にはベジータ、ギルガメッシュ、両儀式、海馬瀬人、弱音ハクの五名が集まっていた。
「さぁミクトラン、これからどうする」
「それについてはこれを見てくれ。私は仲間集めと平行してこれを作っていたんだ」
そして天上王は邪悪に笑った。
「この洗脳装置を」
☆
いたる所で建物が燃え、人の悲鳴が上がっている。まさしく地獄の光景だった。
「逃げろ!」
「殺される!助けてくれぇ!」
逃げまとう一般市民たちは、「王の財宝」に、ナイフの一閃に、カードで召喚されたモンスターに、エネルギー波によって次々と虐殺されていく。
「天上王ミクトラン様に逆らう雑種は!!」
「―――神様だって殺してみせる」
「粉砕!玉砕!大喝采!天上王様はスゴいぞー!カッコイイぞー!」
「皆殺しだ!くそったれー!」
「ヒャッハー!殺戮だ殺戮ダァー!」
ギルガメッシュ、式、海馬、ベジータ、ハクはミクトランによって完全に洗脳され、人々を虐殺していた。
彼らに立ち向かったものは殺され、捕まったものは洗脳されてミクトランに絶対的忠誠を誓う奴隷に仕立て上げられる。
「ククク……あまり殺しすぎるなよ。禁止行為に抵触するからな……」
捕まえた名も無きモブキャラの首輪を弄繰り回し、その構造を分析しながらミクトランは笑った。
元々ロワによって混乱していたため、ミクトランたちはわずか10分と少しで新宿区を制圧していた。
「まだロワは始まったばかりだ……今は制圧地域を増やし、兵と物資を集めるとしよう。
そしてその時が来たら……」
ミクトランの手に力が込められ、名も無きモブキャラの首がへし折られた。
「主催者を倒し、このミクトランが世界を支配する!」
【一日目・午前4時00分/東京都新宿区/天候・雨】
【ミクトラン@テイルズオブデスティニー】
【状態】健康
【装備】ストームブリンガー@テイルズオブデスティニー2
【道具】支給品一式、洗脳装置
【思考】
基本:地上を支配するために主催を殺す
1:異世界(七期)のミクトランの名を利用する。
2:更なる駒と物資を集める。
※7期とは別人です
【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
【状態】洗脳
【装備】黄金の鎧
【道具】支給品一式
【宝具】王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
【思考】基本:ミクトランに絶対服従
1:破壊と殺戮
※7期から参戦です
【両儀式@空の境界】
【状態】洗脳
【装備】ナイフ
【道具】支給品一式
【思考】基本:ミクトランに絶対服従
1:破壊と殺戮
※7期と同一人物のようです
【海馬瀬人@遊戯王シリーズ】
【状態】洗脳
【装備】DMデッキ、決闘盤(デュエルディスク)
【道具】支給品一式
【思考】基本:ミクトランに絶対服従
1:破壊と殺戮
【ベジータ@ドラゴンボールZ】
【状態】洗脳
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:ミクトランに絶対服従
1:破壊と殺戮
※7期より参戦です
【弱音ハク@VOCALOID】
【状態】洗脳
【装備】機関銃@現実
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:ミクトランに絶対服従
1:ヒャッハー皆殺しだー!
2:逃げる奴はモブキャラだ!逃げない奴は訓練されたモブキャラだ!本当にカオスロワは地獄だぜー!
※7期とは別人です
【名も無きモブキャラ@何かの作品 死亡確認】
【多数の一般市民@現実 死亡確認】:ギルガメッシュ、両儀式、海馬瀬人、ベジータ、弱音ハクにより虐殺
両儀式は前回、GUMIと右京さんと行動することになっていたんだけど、
二人はどこ行ったのだろう
キュゥべえの話を聞いて、最初は
「魔法少女ぉ?」
と怪訝な顔をしていたななこだったが、その後キュゥべえから一連の説明を聞いてとりあえず魔法少女の存在は納得した。
しかし魔法少女になるかどうかを即答するのは避けた。
年齢のこともあるが、自分が一番叶えたい願いが何なのか、自分でもわからなかったからだ。
本来なら死んだ生徒の再生を願うべきだろう。しかし、今生きている生徒たちの安全の確保だって大切だ。
いやそもそも、この殺し合いを終わらせることだってひょっとしたら願えば可能かもしれない。
そんなこんなで、二時間近くが経過した時点でもまだななこの意思は決まっていなかった。
「まだ気持ちははっきりしないのかな?」
「ああ……ごめんなキュゥべえ、もうちょっと考えさせてや」
しかしそんな彼らの前に、一匹の妖精だか妖怪だかわからない緑色の生物が現れた。
「ねえねえお姉さん、僕のおじいちゃんのこと知らないかなあ?」
一見してキュゥべえに負けず劣らず愛くるしい緑色の毛玉のようなモノがななこに問いかける。
「あ、僕の名前はキッコロ。おじいちゃんはモリゾーって言うんだけど……」
「さあ……悪いけど、そんな名前の奴は知らんなあ」
どう対応していいか困惑しながらもとりあえずそう答える。
「そっか。じゃあ、おじいちゃんを殺した人のことも知らないんだね?」
「なっ……あ、あんたのおじいちゃん殺されたんか?」
「うん。だから僕はその殺した人のことを探してるんだ。見つけたらいっぱい叱ってあげるんだから。
ねえお姉さんたち、本当の本当に知らない?」
キッコロの境遇に同情しつつも、本当に知らない以上は首を振るしかない。
「へえ……そうなんだ」
「ああ、すまんな……」
一体自分は何をしているのかと思う。
生徒を助けられなかったばかりか、こんな小さな生物が果敢に戦おうとしているのに助力すらしてやれない。
「そっか……じゃ、本当に知らないのか確かめさせてもらうね」
キッコロがそう言うのと同時に、ななこの左右の地面から早回しの映像のように二本の木が生えてきた。
どうやらこれはキッコロの能力らしい。
「な、なんやこれ!!」
あわてて逃げようとするななこだったが、そこでキュゥべえが叫ぶ。
「逃げないでななこ!! ここは僕の言う通りにするんだ!! 僕を信じれば大丈夫だから!!」
「な、ほ、ホンマか?」
そんなことを言っている間に二本の木から伸びてきた枝がななこの体に巻きつき、宙に持ち上げた。
それぞれの枝がななこの腕や足をすごい力で引っ張る。
「もう一回聞くね。おじいちゃんを殺した人のことを何か知らない?」
「あいたたたたたたた!! 知らんってゆうとるやろーが!!」
「そっか……」
キッコロは満面の笑みを浮かべた。
「じゃ、もうお姉さんは用済みだから、死んでね♪」
その言葉を合図に、木の枝の力がますます強くなる。
「うぎゃああああ!! ちょ、キュゥべえ、こっからどうやって逆転したらええねん!!」
ななこは断末魔の悲鳴を上げる。その異様な光景をじっと見ていたキュゥべえは、
「うん、その状況をなんとかする方法……そんなのあるわけないじゃない♪」
「な―――!?」
次の瞬間、ななこの体は木の枝に左右から引きちぎられ、何個もの肉塊になって地面に落ちた。
「あーあ、この人も知らなかったか。一体誰がおじいちゃんを殺したんだろう?
はやく見つけてぐちゃぐちゃの死体にしてあげないと」
キッコロがそう呟いている間に、ななこの死体はキッコロの使役する森の微生物によってあっという間に分解され、木の養分になった。
キュゥべえはもちろん、とっくにその場からいなくなっていた。
【一日目・2時30分/東京/天候・雨】
【キッコロ@愛地球博】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
基本:おじいちゃん(モリゾー)を殺した奴を見つけてお仕置きする
【黒井ななこ@らき☆すた 死亡確認】
あー、なかなかいいものが見れたなあ。
あんなおばさんでも結構楽しめたなあ。あそこまでエグイ死に方は魔法少女でもなかなか無いし。
え、なんでななこを助けなかったのかって?
やだなあ、そもそも僕がなんで魔法少女なんか探してると思ってるの?
それはね、『かわいい女の子が惨殺されるのを一番近くでじっくり観察したいから』なんだよ?
魔法少女になった子は大抵すぐ死ぬか、そうでなくても魔女との戦いでひどい目に遭うからねえ。
ホント、僕みたいな性癖を持った者にとってはこれは天職だよ。
かわいい女の子の顔や体がグチャグチャにされるのを見るのが僕の何よりの楽しみだからねえ。
まあ年増にはそこまで興味は無いから、ななこにはさっさと死んでもらったけどね。
あーでもこの殺し合いとかいう条件は僕にとっては願ったり叶ったりだなあ。
今回に限っては男の人と契約して、その人に女の子をどんどん殺してもらうってのもアリかなあ。
ああちなみに魔法少女になれるのが女の子限定とかいうの、あれもウソだから。単なる僕の好みだから。
さーて、次は誰の命で遊ぼうかなあ?
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:次の『おもちゃ』を探す
野比玉子とタケシとディアボロとセワシと巴マミが山梨県の森の中を歩いていた。
今更説明するまでもなく、彼らはこのカオスロワで何度も殺されては復活し、また
殺され……を繰り返す、まさに気の毒な変態たちである。
だから彼らは――
「トランザム!」
ドゴーん
上空から突如現れたMSガガの特攻によってまとめてズガンされる事になる。
『ワンパターンな変態殺しの禁止』も、命を捨てて変態殺しを敢行する者には
効果が無かった。
【一日目・午前2時30分/山梨県/天候・雨】
【デヴァイン・ノヴァ@機動戦士ガンダムOO 死亡確認】
死因:特攻
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【タケシ@ポケモン 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
死因:ガガの特攻にやられた
▽
「変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて……アブノーマル」
その惨劇を遠くから眺めていたのは、もちろん我らがソリッド・スネークの宿敵、
リボルバー・オセロットである。
彼自身が拷問マニアの変態なのは言わないお約束である。
【一日目・午前2時30分/山梨県/天候・雨】
【リボルバー・オセロット@メタルギアソリッド】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]支給品一式
[思考]1:変態やロリコンを拷問したい
富士山近辺に到着した、カズマとクーガー。
「かなみ!どこだ!」
大声で叫び始める、カズマ。
するとカズマいや正確には、クーガーを囲むアンチ部隊。
「チッまたてめぇらかよ!」
舌打ちをしながら構える、カズマ。
だがクーガーが、それを止める。
「カズヤ、奴らの狙いは俺だ、お前は先に行け!」
「何!」
「カズヤ、お前は何のためにここまで来た!奴らと喧嘩する為か?違うだろ」
「兄貴……すまねぇ」
「そんなことより、さっさと、かなみちゃんを見つけてこい、カズマ」
走りだすカズマ、勿論アンチ部隊が、彼を追うことはない。
「さてと、じゃあ始めるか喧嘩をな!」
そう言い、構えるクーガー。
「しねええええええ」
発砲する、アンチ部隊。
こうして世界最速の男と、アンチ部隊の戦闘が始まる。
【一日目・午前4時30分/富士山近辺/天候・不明】
【ストレイト・クーガー@スクライド】
【状態】健康
【装備】ラディカルグッドスピード
【道具】支給品一式、ブルーアイズジェット
【思考】
基本:世界を縮める!!
1:目の前の謎の集団(アンチ部隊)を最速で倒す
2:かなみを見つけた後、最速で東京に戻り右京に協力する
※7期から続投です
【アンチ部隊@アンチ連盟】
【状態】健康
【装備】アサルトライフル、近接戦闘用武器。
【道具】支給品一式
【思考】1:旧世代&オリジナルを全て排除する。
2:クーガーを殺す
「糞!どこだ、かなみ!」
名前を呼びながら、走るカズマ、だが時間がたてばたつ程、嫌な想像が頭を駆け巡る。
「頼む!間に合ってくれ」
誰に言うでもなく、祈るように言うカズマ。
はたして彼は間に合うのか―――――――それとも間に合わないのか
今は、まだ誰も知らない。
【一日目・午前4時30分/富士山近辺/天候・不明】
【カズマ@スクライド】
【状態】健康
【装備】シェルブリット第一形態(ファ―ストブリット使用済み)
【道具】支給品一式
【思考】1:かなみを見つける
「カズ君!」
カズマの声を聞き走りだす、かなみ。
だがまだ辺りは暗い、声は聞こえても、どこに居るのか分からない二人。
だが距離は、そう離れていない、このままなら無事二人は合流出来るだろう。
そう――――――このままなら。
カズマの名前を呼びながら走るかなみ、そしてかなみの名前を呼びながら走るカズマ。
当然他の参加者にも声は聞こえる。
その結果、二人の声を聞き、ある一人の招かざる客が来ていることに
まだ二人は気づいていない。
【一日目・午前4時35分/富士山近辺/天候・不明】
【由詑かなみ@スクライド】
【状態】健康
【装備】無し
【道具】支給品一式
【思考】1:カズマと合流する
「かなみ!」「カズ君!」
二人の声を聞き、その男は笑みを浮かべていた。
その男の名前はヴァニラ・アイス 、悪のカリスマDIOに魅了された男。
「全てはDIO様の為」
そう言い、ヴァニラは進む、二人を殺す為に、二人の招かざる客として。
【一日目・午前4時35分/富士山近辺/天候・不明】
【ヴァニラ・アイス@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】健康
【装備】スタンド『クリーム』
【道具】支給品一式
【思考】基本:DIOの為に行動する
1:カズマとかなみを殺す
「お持ち帰りぃいぃいぃいぃいぃいぃいぃ」
追いかけっこがスタートして、かれこれ1時間以上が経過している。
しかし、レナは一向に疲れる気配を見せない。
そういうわけだから、獣(もふもふ)達は走ることをやめることができない。
とにかく、無我夢中で逃げるしかないのだ。
なお、そのせいで何人かが撥ね殺された(笑)
そうこうしているうちに岩手県に到達していた2匹と1名。
でも、今の彼らにはそんなの関係無かったりする。
「ヴォォォォォ……(訳;いい加減疲れてきた……)」
「わん(訳;しかし、奴は止まる気配を見せないぞ……)」
「ヴォォォォォォォ(訳;よし、こうなったらお前が犠牲になれ)」
「わんわわん!?(訳;なん、だと!?)」
「ヴォォォォォォォ(訳;2匹のうち、1匹でも手に入れば奴は満足する。その1匹になれ)」
「わんわんわん(訳;お前は何を言っているんだ、お前だけ助かるとは卑怯千万だ)」
「ヴォォォォォォォ(訳;ああ、卑怯でいいさ。助かるためならな!)」
「わんわんわん(訳;このバカちんがー!!!)」
横にいたトトロに定春はボディアタックをかました。
「ヴォォォォォォォ(訳;何すんだ、このバカ犬が!!)」
ボディアタックをし返すトトロ。
ぼいんっもふぼいんっもふ……
ふわふわな巨体をぶつけ合う2匹。
こうして、もふもふたちの戦いが……
「つかまえたー!!!」
……終わった。
【野比玉子@ドラえもん 死亡確認】
【タケシ@ポケモン 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
死因:トトロと定春に撥ね飛ばされた
【一日目・5時01分/岩手県のどこか/天候・雨】
【定春@銀魂】
【状態】混乱
【道具】なし
【装備】支給品一式
【思考】基本:硬直
1:わん……(たすけてー)
【トトロ@となりのトトロ】
【状態】混乱
【装備】なし
【道具】支給品一式、大きなコマ@となりのトトロ、どんぐりとかの木の実たくさん@となりのトトロ
【思考】基本:硬直
1:ヴォオオオオオオオオオオオオオ(万事休す……)
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康、かぁいいモード
【装備】鉈
【道具】支給品一式
【思考】
基本;かぁいいものをお持ち帰りぃ
1:もふもふ2匹、かぁいいよー
「すぅぅぅぅぅぅぅぅぬぅぅぅぅぅぅぅうぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「お姉さん、『すぬうぇ』って誰アル? 気合いが入りすぎてもう原型留めてないヨ!」
「何事も気合いがあればなんとかなるって早苗が見てたロボアニメで言ってたから」
「ガンダムアルか? スターゲイザ―アルか?」
「貴女、今、後ろの注連縄とこのネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を見ていったでしょ?」
神奈子の背中には今、二門のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を指差した。
その完成度の高さは一言でいえば「完成度高けーな、オイ!」である。
「お姉さん、これってどうみても、ち……」
「砲台よ、だれがどうみても砲台よ」
「見苦しいヨ……」
「認めたくないのよ……分かっていても認めたくないのよ!!」
神奈子はうっすらと目に涙を浮かべた。
いつもの御柱が無いから代わりに装備したまではよかった。
だが、このネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲は完成度が高すぎた。
質量が違う。
圧力が違う。
常識が違う。
何もかも違いすぎた。
「……私にはこれは重いのよ」
「……お姉さん、ゴメンアル……」
「……神楽ちゃん……。叫びましょう」
「そうアルネ」
そして、なんやかんやで二人はまた叫びだした。
「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん、ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「すぅぅぅぅぅぅぅぅぬぅぅぅぅぅぅぅうぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「すぅぅぅぅぅぅだぁぁぁぁぁぁはぁぁぁぁぁるぅぅぅぅぅ!!」
「すぅぅぅぅぅぅぅわぁぁぁぁぁぁぁぁくぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「クレアァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
途中、銀髪褐色の男が彼女達のシャウトに加わったが、特に影響はなかった。
【一日目・3時45分/青森県/天候・雨】
【神楽@銀魂】
【状態】健康
【道具】なし
【装備】支給品一式 仕込み傘@銀魂
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:神奈子お姉さんと行動する
2:知り合いを探す
【八坂神奈子@東方Project】
【状態】悲しみ
【装備】ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲×2@銀魂
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:神楽ちゃんと行動する
2:知り合いを探す
3:自分専用御柱が欲しい
【ヴェイグ・リュングベル@テイルズオブリバース】
【状態】エヴォリュダー化
【装備】S・D@テイルズオブデスティニー
【道具】支給品一式
【思考】
1:離れ離れになったクレアを探す
※7期からの参戦です
「くそっ……さすがに易々と手に入る代物ではないな、核は……」
「……」
黒子と沖縄米軍基地を捜索するのは、夜の帝王DIO。
しかし彼の目当てにするものは中々手に入らなかった。
このままでは7期とは別人だがまたおもろいオッサンになってしまうかもしれない。
だが、彼には前期にはなかった大きな有利な点がある。
それは天候システム。二時間ごとに約束された大嵐。
普通の参加者にはたまったもんじゃないその天気も、DIOには無問題。
さらに嵐の最中は太陽は出てこない、ランダム運がよければ晴れがでないこともあるかもしれない。
そうすれば、吸血鬼の致命的な弱点を気にすることなく、真っ昼間に堂々と歩くことも可能だ。
「いま、世界はこのDIOに味方しているっ!これは好機だ。核もすぐにみつかるさ……」
【一日目・2時40分/沖縄米軍基地内部/天候・雨】
【DIO@ジョジョの奇妙な冒険】
【状態】吸血鬼、邪悪の化身
【装備】スタンド『世界(ザ・ワールド)』
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:世界の支配
1:核を探す。
2:天候システムにちょっと感謝
※七期とは別人です。
※沖縄がDIOに制圧されたため屍生人が溢れています。
【白井黒子@とある科学の超電磁砲】
【状態】屍生人(ゾンビ)
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】基本:DIOに従う
※空間移動(テレポート)は通常通り使うことができます。
DIOが必死になって核を探しているその頃、各地では……
◆
「ねえ、おじいちゃん……そんなに核爆弾をみつめてどうしたの?」
「(そうか、変態殺しが溢れ、それを駆除する者が現れた……
どんどん殺してはそいつらに感付かれる、だからニャア様達はわしらを守るために……
そして、本当に倒すべき変態が現れた時に備えて慎重に行動せよ友蔵……そのための禁止行為なんじゃな!)
いやまる子よ、なんでもないんじゃ」
「それにしてもおじいちゃんの支給品が核爆弾99個って凄いよね〜」
◆
「ねえねえシステムさん」
「どうしましたリン?」
「システムさんって、元々どんな世界を守っていたんですか?」
「……結構カオスな世界でしたよ。まず町の周りに普通に野生の強盗やテロリストが生息していたし、
越後屋と侍はガトリングとバズーカをぶっ放しますし……
奉行所に落とし物を届けると、お礼に核爆弾を貰えたり。まあ核爆弾なんてそのへんに埋まってることもあるんですが」
「す……凄い世界ですね……」
◆
「くそっ……!今回の俺たちの支給品、前期と同じじゃないか!」
「こんな核爆弾なんかじゃマグニスさまには勝てねえよ……」
◆
「そういやアッコさん、核爆弾効かないから首輪も怖くないすねWWWWW」
「言われてみればホンマやな」
◆
DIOは知らない。このカオスロワの世界では、一般人でも核はもはや馴染み深い存在だということを……
「そ、総員退避! 急ぐああああああああああ!」
「うわああああああ!」
「うろたえるな! アンチ連盟はうろたえない!」
それは阿鼻叫喚の地獄絵図だった。
十分に武装し、勝てると思っていた。
本部の情報によれば、ストライダー飛竜よりかは危険性の低い、安全な敵だったはずだ。
「貴様らごときに遅れをとる我ではないわ!」
だが、振るわれる巨大な触手は堅牢な盾も鎧も意に介することなく叩き潰す。
撃ったはずの銃弾は4倍になって跳ね返ってくる。
そして理解した。自分達が喧嘩を売っている連中の危険性を。
よくある格付け、Eとかが最弱、Cで並、Aで強、SSなら狂とかそういう基準。
本部から送られてきたリストにも似たようなのが書かれていた。
ただ、Eがすでに一般的な強で、S以降はもう論外だとかそんな域に達していただけの話。
素直に一人だけ0のカイジを狙うんだったとか、じゃあMAXのあの人はどんな域なんだろうとか思いながら。
弾切れした銃を投げ捨て、僅かに生き残ったアンチ連盟の兵士は一目散に逃げ出す。
「……闇に吠える稲光」
そして逃げ出した兵士は、一人残らず雷に貫かれ消し炭となった。
【アンチ連盟部隊@アンチ連盟】 死亡
※
襲ってきた兵士を容易く返り討ちにしたのは、かつての主催者の一人、昏き海淵の禍神。
彼は燃えていた。恋に、そして怒りに。
「不破刃よ……何故死んだ? 我は貴様に負けた。だが我はまだこうして生きている。
だが貴様は死んだ。では勝負は我の勝ちか? 違うであろう……?
もう二度と、我は貴様に勝つことができぬ。
仮に我があらゆる次元の世界を支配したとて、我はずっと敗者のままなのだ……
我はこの行き場の無い怒りをどこにもっていけばいい? 貴様は、誰に殺された……?」
禍神はすごい漢に為すすべなく敗れた。だからこそ、相手の実力もわかる。
少なくとも、今の雑兵では何千何万束になったところで勝てはしないはず。
「……兵を指揮する幹部以上の存在の可能性もあるか。
だがそもそも、アンチ連盟……何者だ?
装備、連携、我らを前期の者と呼ぶ以上、奴らが通常の参加者ではない組織であることは明らかだ。
そして、我らを調べ上げるだけの施設と設備を持っている。普通なら主催者の尖兵と考えるところだが……
奴らには首輪がつけられていた。そして何人かはアブなんちゃらと言って自爆している……
つまり奴らは、参加者でありながら参加者ではない存在……
わからぬ……わからぬが、我の取るべき行動は決まった。
ニャル子嬢のために主催者は皆殺し、我が宿敵への供物に、アンチ連盟も皆殺し、ただそれだけだ」
その時、禍神の後ろで何か音がした。
「っ! 貴様!」
「おっと! へえ、俺に気づくとはたいした化物だな」
振り向きざまに触手で後方をなぎはらう。
しかし切り裂いたそれは残像かなにかだったのか消えてしまい、その少し後ろに男が現れた。
全身黒づくめで、妙なバーで目を隠した男が。
「……貴様、忍者だな? それも飛竜と同じくらい汚い……」
「汚いは、褒め言葉だ……じゃなくて、まあな。
んなことより、あんたをさっき襲ってた連中について聞きたいんだが……
……もしかしてブロントの野郎を殺したのも、あの連中か?」
「……あの騎士か。我が宿敵の近くで呼ばれ、なお且つ前期からの参加……
聖杯を貫ける騎士がこの短時間で殺されたことを考えると……可能性は高いであろうな」
「……そうか、ありがとよ。じゃあな」
黒い忍者はそれだけ言い残し、その場を去ろうとする。
「待て。忍者と馴れ合う気はないが、何をするつもりだ? 貴様も宿敵との再戦を邪魔されたか?」
「俺も化物と一緒に行動はしたくねえよ。ただ生きていれば、いずれまた会うだろうよ」
「ふっ……まさか我が嫌う忍者と行動方針が重なるとはな……」
「それは俺のセリフだ。まあとにかく……」
「「アンチ連盟は全員殺す!」」
【一日目・2時30分/東京都/天候・雨】
【昏き海淵の禍神@世界樹の迷宮3】
【状態】健康、片想い、第二形態
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:ニャルラトホテプに陰ながら奉仕する
0:主催者達を粉砕玉砕大喝采する
1:アンチ連盟を滅ぼす
2:主催者陣営、アンチ連盟の謎を探る
※七期より参戦
※セワシはそのへんに投げ捨てました
【汚い忍者@ネ実】
【状態】健康、素顔隠し
【装備】鬼哭、黒装束
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:生きて元の世界に帰る
0:アンチ連盟を滅ぼす
1:自分の前に立ち塞がる敵は全て殺す
2:禍神とは別行動をとる
(泉さんとつかささんが……死んだ……?)
高良みゆきは、放送で親友たちの死を知らされた。
ただの女子高生である彼女に、その事実はあまりに重かった。
意識こそなんとか保ったが、みゆきは足を止めアスファルトに膝をついてしまう。
「ああ? どうした?」
そんなみゆきの様子に、彼女の同行者である魔物・ゴンズは怪訝な表情を浮かべる。
「そうか、今の放送で、誰か知ってるやつが呼ばれたな? まったく、人間ってのはよわっちい生き物だぜ。
まあいい。ちょうど今の放送で、二人で行動する必要もなくなった。
こんな様子じゃどうせ足手まといになるだけだろうから、ここで殺しておくか」
醜悪な笑みを浮かべると、ゴンズはみゆき目がけて剣を振り下ろす。
みゆきはそれをただ、虚ろな瞳で見つめていた。
彼女の白い肌を刃が切り裂くかに見えた、その時。
「危ねえ危ねえ。なんとか間にあったぜ」
赤い手袋をはめた手が、ゴンズの剣を弾いた。
「貴様、何者だ! 俺の邪魔をするとは、何が目的だ!」
突如現れた乱入者に動揺し、まくし立てるゴンズに対し、仮面の戦士は静かな口調で答える。
「贖罪。仮面ライダー2号」
◇ ◇ ◇
このバトルロワイアルが始まった時、一文字隼人は生きる気力を失っていた。
前回のバトルロワイアルで彼はショッカーに不覚を取り、再改造されライダーキラーとなった。
そして後輩の風見志郎をはじめとして、数多くのヒーローをその手で葬り去った。
殺し合いが終わり、ドラゴンボールの力でほぼ全ての参加者が蘇った時、彼はライダーキラーではなく一文字隼人として蘇生された。
だが、ライダーキラーとして活動していた時の記憶は、彼の中に残っていた。
数多くの同胞を手にかけてしまった自分が、今さらどの面を下げて生きていけというのか。
そう考えていた隼人は新たな殺し合いに参加させられてもまったく動こうとせず、自発的に禁止行為で死のうとしていた。
そんな彼の前に、一人の少年が現れた。
藤岡と名乗ったその少年は、前の殺し合いで仮面ライダーに助けられたと語った。
そして一文字の話を聞いた藤岡は、彼にこう言った。
「あなたの辛さは、俺なんかには理解しきれないですけど……。罪を犯したことを悔やんでいるのなら、償えばいいじゃないですか!
どんなに辛くても、最後には立ち上がる! 俺が知ってる仮面ライダーは、そんな人たちでしたよ!」
その言葉で、一文字は吹っ切れた。
◇ ◇ ◇
「ライダァァァァァパンチ!!」
「ぐぎゃああああ!!」
長い戦闘の末に、決着はついた。
仮面ライダー2号必殺の拳がゴンズの頭部を砕き、その体を血の海に沈めたのだ。
「一文字さん!」
戦闘を終え変身を解除した一文字の元に、みゆきを連れて避難していた藤岡が駆け寄る。
一文字は右手を軽く挙げて、その声に応えた。
「さて……お嬢ちゃん、歩けるか?」
「は、はい……なんとか」
「うーん、無理はできない状態みたいだな……。雨も降ってることだし、休み休み行くか。
藤岡、ちゃんと気を遣ってやってくれ」
「わかりました」
「あ、あの……」
二人を従え歩き出そうとする一文字を、みゆきが呼び止める。
「ん? どうした?」
「行くとは……どこにでしょうか?」
一瞬足を止めた一文字は、ばつが悪そうに頭をかきながら彼女の問いに答える。
「悪がはびこる所……かな。いちおう、正義の味方なんでね」
【一日目・午前2時30分/フィリピン北部/天候・雨】
【一文字隼人@仮面ライダー】
【状態】ダメージ(小)
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:かつての罪を償うためにも、正義の味方として悪を倒す
※7期のライダーキラーと同一人物です
【藤岡@みなみけ】
【状態】健康
【装備】斬鉄剣@ルパン三世
【道具】支給品一式
【思考】
1:一文字に同行
2:知り合いを捜す
※7期からの参戦です
【高良みゆき@らき☆すた】
【状態】精神的ダメージ(大)
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】
1:とりあえず一文字についていく
2:家族、友達と再会したい
【ゴンズ@ドラゴンクエスト5 死亡】
「カズ君!」
カズマの名前を叫びながら走る。かなみ、すると目の前に武装したアンチ部隊がいた。
「おい、この娘」
「七期の参加者じゃないですね」
かなみを、見ながら話しだす、アンチ部隊。
「じゃあ、七期の参加者じゃないなら殺さなくてもいいよなwwww」
「そうですね、隊長フヒヒヒヒwwwww」
「え?」
実は、このアンチ部隊全員ロリコンである。
「や、やめて下さい」
「やめましぇ〜ん」
かなみに手を伸ばすアンチ部隊、だが次の瞬間。
「撃滅のセカンドブリット!」
突如現れた乱入者に吹っ飛ばされる、アンチ部隊。
「カズ君?」
その問いに、乱入者はかなみの方を向きながら、答える。
「その呼び方はやめろって言ってんだろ、かなみ」
「カズ君、良かった無事だったんだね」
嬉しさを、あらわにする、かなみ。
「まぁな、お前こそ怪我はn「ぎゃああああああああああああああああ!!!!」
突如悲鳴を上げる、アンチ部隊。
「な…何だあれは」
「う……うてえええええ」
突如発砲しだすアンチ部隊、しかしそこには何もない。
だが次の瞬間、突如出現した暗黒空間に飲み込まれる、アンチ部隊。
「カズ君……」
「下がってろ、かなみ」
庇うように、かなみの前に立つ、カズマ。
次の瞬間、カズマを飲み込む為に出現する暗黒空間、それを後ろに居た、かなみを抱きかかえながら紙一重でかわす、カズマ。
(姿が見えねぇ、こいつはなんだ?)
距離を取りながら思考する、カズマ。
(こいつが、何なのかは分からねぇ、ただ今言えるのは、逃げたほうが良い、それだけだ!)
再びカズマを飲み込もうと現れる暗黒空間。
かわすカズマに、暗黒空間に飲み込まれていく、アンチ部隊。
「ぎゃああああああああああああ」
「チッ」
アンチ部隊の悲鳴を、聞きながらカズマは、軽く舌打ちをした。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(まずいな……)
アンチ部隊や、カズマをクリームの内部に隠れながら攻撃している、ヴァニラ・アイスは焦っていた 。
何故なら自らのスタンド攻撃をカズマが全てかわしているからである。
(まるで心を読まれているようだ)
そして、心を読まれていると言う、ヴァニラの考えは、あながち間違いではない。
何故なら、ハート・トゥ・ハーツにより、瞬時にヴァニラの思考を読み取った、かなみが
カズマにその情報を伝えているからである。
その結果カズマは、ヴァニラの動きを予測し、紙一重で攻撃をかわしているのだ。
(一か八か試してみるか――――――)
自分の思考を読まれているそう考えたヴァニラは賭けに出る事にする。
ヴァニラは、クリームの中に隠れながら攻撃をする時、必ず攻撃の一瞬だけ姿を現す。
何故なら、攻撃の軌道上に障害物があった場合それらを問答無用で破壊してしまう為、
軌道を読まれる上に外の情報を察知できない。その為、彼は攻撃の一瞬姿をあらわすのだが
今回は敢えて、それらの動作を行わず攻撃するヴァニラ。
何故なら外の情報が察知できなければ、ヴァニラの心を読んだ所で意味はない。何せヴァニラ自身、何を攻撃しているのか
分からないのだから。
そしてもう一つ、運が良い事に辺りはまだ暗い、そのお陰で攻撃の軌道を読まれることもない。
しかし、カズマに攻撃が当たる保障はない。
(いけるか……)
そして、運が良い事に、彼の作戦は成功した。
予測外の場所からの攻撃に焦るカズマ。だが次の瞬間、爆発音が聞こえた。
誰かの首輪が、爆発したのだ。無論アンチ部隊でも無ければ、カズマや、かなみでもない。
爆発したのは、ヴァニラの首輪だ。しかし、何故彼の首輪が爆破したのか。
それは、彼が禁止行為である、大量虐殺をしてしまった為である。
彼はカズマとの戦闘の際、他の参加者まで巻き添えにしてしまったのだ。
その結果が、首輪の爆破と言うあっけない決着である。
ついでに言えば、暗黒空間で彼の首輪が爆破した為、カズマ達に被害はない。
「何だったんだ?あいつは……いやそんな事より早く兄貴と合流して東京に戻らないとな」
そう言い歩きだす、カズマ。
「カズ君……」
「心配すんな、かなみ、あいつは倒した。もう安心だ」
【一日目・午前4時50分/富士山近辺/天候・不明】
【カズマ@スクライド】
【状態】健康
【装備】シェルブリット第一形態(セカンドブリット使用済み)
【道具】支給品一式
【思考】
1:かなみを守る
2:クーガーと合流し東京に戻る
3:式やギルガメッシュ達と合流する
【由詑かなみ@スクライド】
【状態】健康
【装備】ハート・トゥ・ハーツ
【道具】支給品一式
【思考】1:カズマと行動する
【ヴァニラ・アイス@ジョジョの奇妙な冒険】 大量虐殺により首輪が爆発し死亡確認
【アンチ部隊@アンチ連盟】ヴァニラの攻撃により全滅確認
【大量のキャラクター達@なんかの作品】ヴァニラの攻撃により死亡確認
【野比玉子@ドラえもん】ヴァニラの攻撃により死亡確認
【タケシ@ポケモン】ヴァニラの攻撃により死亡確認
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】ヴァニラの攻撃により死亡確認
【セワシ@ドラえもん 】ヴァニラの攻撃により死亡確認
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】ヴァニラの攻撃により死亡確認
「俺の体を皆に貸すぞ!」
カミーユ(TV版)に命を狙われているカミーユ(新訳版)は、実にきれいなカミーユっぷりを発揮し、立派な対主催として活躍していた。
「ここからいなくなれぇぇーっ!」
「バ…バカな!!くく!!不覚!ま…またしてもおれはきさまの拳に一瞬魂をうぼぁ!」
【ユダ@北斗の拳 死亡確認】
劇場版仕様なので、ノーリスクで使えるスイカバーを駆使して、彼は並居るマーダー達と戦っていた。
どうせヘルメットがちょっと割れるだけだろうと、カミーユはタカを括っていた。
ついでに付き添いのクワトロ大尉(?)も安心していた。
「あーはいはいカミーユ君強い強い。どーせ俺は邪魔ですよ。どーせ俺はできそこないのNTですよ」
「ああ…光が…広がっていく…」
「あれ?どったのカミーユ君?」
「…」
「おーい、大丈夫ー?」
「フ…」
何だか明らかに様子がおかしいカミーユに、こちらも様子がおかしいクワトロ(?)大尉も流石に嫌な予感がしていた。
「お、おいカミーユ?」
「カミーユだと?私は救星主のブラジラだ!」
「おいぃぃぃぃー!?」
カミーユは、間違えて変な魂にまで体を貸してしまったようだ。
ついでに、いままでのブレさんの例にもれず、顔の部分だけブレドラン化していた。
きめぇ。
【一日目・午前2時45分/東京都/天候・雨】
【カミーユ・ビダン@新訳:機動戦士Zガンダム】
【状態】健康、救星主のブラジラと融合
【装備】Zガンダム@新訳:機動戦士Zガンダム
【道具】不明
【思考】
1:…
※体の主導権はブラジラ側が握っています
【救星主のブラジラ@天装戦隊ゴセイジャー】
【状態】霊体、カミーユ・ビダンと融合
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
1:今度こそこの星を破壊し、新しい星を作ってやる!
2:ここはどこだ?
【シャア・アズナブル@機動戦士ガンダムさん】
【状態】健康
【装備】シャア専用ゾゴジュアッジュ@機動戦士ガンダムさん、サングラス@機動戦士Zガンダム
【道具】不明
【思考】
1:生き残れりゃいーや
2:何この子怖い
※仮面はどっかに落としました
前期からの参加者を追っていた俺……今はモブ部隊の戦闘員Aってことにしてくれ。
ぶっちゃけ、オリキャラだ。んで、今、盟主王の命令を受けて、仲間と一緒に青森県まで来たわけで……
俺達の部隊が狙うターゲットの名は『ヴェイグ・リュングベル』という青年らしい。
「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん、ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「すぅぅぅぅぅぅぅぅぬぅぅぅぅぅぅぅうぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「クレアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「すぅぅぅぅぅぅだぁぁぁぁぁぁはぁぁぁぁぁるぅぅぅぅぅ!!」
「すぅぅぅぅぅぅぅわぁぁぁぁぁぁぁぁくぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「クゥゥゥゥゥゥレェェェェェェアァァァァァァァァァァ!!」
……いた。
海に向かって、おもいっきり叫んでいる。近くにいる参加者も五月蝿く叫んでいる。
騒音ってレベルじゃねぇぞ!! それにあれってネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねぇか、完成度高けーな、おい!
……まあ、そんなヴェイグさんは調べによると危険性ランクAらしい。前期は自爆だったからな……。
そして、なんやかんやで俺は仕事の準備に取り掛かる。……俺、ヴェイグさん倒したら結婚するんだ。
俺の故郷で待っている幼なじみのあの子にプロポーズするんだ……。
「おい、お前ら!」
「「「何者だ(アル)!!」」」
「貴様らに名乗る名前は無い!! 構え!」
隊長の指示でアサルトライフルを構えて、トリガーに指を掛ける。
あとは引き金を引く……あれ、俺の指が動かない。
身体が冷たい。寒気がする。いや……俺の身体が凍り始めている。
何故、あの男が盟主王と同じ能力を持っているんだ。あっ、隊長がネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の砲撃で木端微塵になった。
俺の同僚がチャイナ服を着た少女の傘でぶっ飛ばされ、海の藻屑と化した。ヴェイグさんの崩龍無影剣で吹き飛ばされる奴もいた。
撤退したいが、足が凍りついて動けない。畜生、畜生、畜生、畜生畜生畜生畜生畜生畜生畜生……。
どんなに抗っても無駄だった。この世界に救いは無い。いや、最初からこちら側に付いた俺にはそんなもんはなかった。
所詮は俺は『モブでオリキャラ集団の一部』だったのだから。
【アンチ部隊@アンチ連盟 死亡確認】
◇ ◇ ◇
「今の奴ら、3人以上で行動していなかったかい?」
「3人以上で行動は首輪爆破するって最初の場所で言ってたアル!」
「俺の名前を知っていたしな、恐らく今の奴らは主催者サイドの手先なのでは?」
「ほう、ということは主催者も焦ってきたことだね」
「私達が危険分子ってことアルネ!」
「……クレアが危ない!」
一旦、3人は叫ぶのを止め、話し合いを始めた。
3人はキバヤシもビックリなキバヤシ理論で考察を進めていく。
……尤も3人ともまともに第一回放送を聞いていないのだが。
「さて、どうするんだい?」
「移動しましょう、ここにいる参加者少ないから俺達が狙われた可能性がある」
「そうするアルネ!」
そして、3人は移動を始めた。
【一日目・3時55分/青森県/天候・雨】
【神楽@銀魂】
【状態】健康
【道具】仕込み傘@銀魂
【装備】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:3人で行動する
2:知り合いを探す
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
【八坂神奈子@東方Project】
【状態】健康
【装備】ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲×2@銀魂
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:3人で行動する
2:知り合いを探す
3:自分専用御柱が欲しい
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
【ヴェイグ・リュングベル@テイルズオブリバース】
【状態】エヴォリュダー化
【装備】S・D@テイルズオブデスティニー
【道具】支給品一式
【思考】
1:離れ離れになったクレアを探す
2:3人で行動する
※7期からの参戦です
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
おや、ここはどこだろう?
たしか俺はしたらばでラジオをしようと準備をしていたのだが、
いつの間にやら見たこともない一室にいた。
マイクやスイッチが沢山あるから、多分ここは放送とかラジオとかやる場所なんだろうなぁって
「どう見てもデジャブです、本当にありがとうございました」
え、こっから三人称?
まあ、ソッチの方が主催っぽくていいかもね。
◆
「ようこそ脱衣拳! 今回も貴様に第二回放送をやってもらおう」
神龍ニアラはとんでもなく嫌味な感じで脱衣拳に言い放つ。
「いいけどさー、その前に他の主催陣はどうしたんだよ。さっきまで他の奴がいたような雰囲気もあるし」
「ふん、めがみは『リメイク版サガ3がワゴンとかしゃれにならないので宣伝しに行ってくる(要約)』
などとほざきおってどっかに消えてしまったわ!」
それは切ないなと脱衣拳、ちなみに本当にワゴンで置いてあった、
ついでに前作2もワゴンに積まれていた。
悲しみを背負っても仕方あるまし。
「そんなことはどうでも良い! とにかく貴様が第二回放送をするのだ! いいか! わかったか!」
ハイハイとやる気無さそうに脱衣拳は返事をして、マイクのスイッチを押した。
◆
──チャン・チャカチャカチャカチャン……
チャン・チャカチャカチャカァチャン……
テレーテーレレレーレーレー ←春の海の最初のところ
デン!デン!デン!・デン!デン!デン!
デン!デン!デン!・デン!デン!デン!
デン!デン!デン!・デン!デン!デン!
デン!デン!デン!・デン!デン!デン!
テーッテテテーテテテーテテテーテッテテ
テーッテテテーテテテーテテテーテッテテ
ドンドコドンドンドンドコドンドン…… ←スタン・ハンセンのテーマ
『流れてる? 流れているよね?
どうも脱衣拳です。
これより元祖脱衣拳ラジオ『テラカオスバトルロワイヤル第2回放送SP』をはじめます。
自己紹介とかはまあ、七期の第二回放送とかパロロワwikiとか見てください。
と言うことで前置きはこれまでにして、死者の発表をしたいと思います。
――――イキテルッテナンダーヨイキテルッテナアニ
えーと
上条当麻、球磨川禊、秋山澪、クマ吉(7期)、田村ひより、椎名真冬、メズール、ティラノモン
ヨイショット……野比セワシ、アンチ連盟小隊、八木橋、田代ま〇し、チョコボ、ID:3sgB6XsE、チョコボ、タケシ
エート……結城リト、巴マミ、アンチ連盟兵士、キラーマシン、キラーマシン2、危脳丸(あぶのうまる)、アンチ部隊
ペンタゴン、草〇剛、右代宮楼座、ギネスに載る胡瓜、クマ吉、夜神月、モリゾー、ディアボロ、アンチ部隊
巴マミ、スイカ、佐渡島、野比玉子、タケシ、ディアボロ、セワシ、野比玉子、タケシ、巴マミ、アンチ部隊
ゴホッゴホ……ディアボロ、セワシ、野比玉子、タケシ、巴マミ、巴マミ、マツコ・デラックス、ココ
アンチ連盟部隊、黒沢みなも、美浜ちよ、春日歩、地デジカ、ミネア、長門有希、きめぇ丸、アンチ部隊
アンチ部隊、巴マミ、ロリカード、ジャイアンの母、谷崎ゆかり、脳噛ネウロ、アンチ連盟千葉連隊兵士
アンチ連盟千葉連隊司令官、黒桐鮮花、野比玉子、ディアボロ、タケシ、セワシ、巴マミ、阿良々木暦
戦場ヶ原ひたぎ、千石撫子、アトランティス、MEIKO、アンチ連盟兵士、名も無きモブキャラ、多数の一般市民
黒井ななこ、野比玉子、タケシ、ディアボロ、セワシ、巴マミ、デヴァイン・ノヴァ、アンチ連盟変態兵士
巴マミ、アンチ連盟兵士、岡八郎、野比玉子、タケシ、ディアボロ、セワシ、巴マミ、アンチ連盟部隊、ゴンズ
ヴァニラ・アイス、アンチ部隊、大量のキャラクター達、野比玉子、タケシ、ディアボロ、
セワシ、巴マミ、アンチ部隊の計109人くらいだって。
ん〜、多く見えると思うけど、同一人物とアンチ連盟関係者が多いから、実際はあんまり死んでないね。
決めた、次から『アンチ連盟無名関係者』と『野比玉子症候群に患っている参加者』は
死亡者リスト乗らないし、殺害数ランキングに含まれません。
まあ、名もなき人や病人を倒してもステータスは上がらないってことですな。
そんで最後に禁止事項+αなんだけど……
え、俺決めていいの? じゃあ細かいことを一々気にするのも大変そうなので、
とりあえず『大量ズガン』だけ禁止、あと『天候はいつ何時にでも変わる可能性がある』
おまけに『定時放送を行う者は死亡者全員を呼称しなければならない、即ち省略禁止』の三つくらいかな。
+アルファのほうが多かったね、まあいいか。
これさえ守っていれば主催は何一つ文句言いません。
でもこれやったら迷惑かなあということはやらんでくださいね。
と言うわけで、今回の放送はこれまでです。
本来なら主催の一人にインタビューをしたいのですが、何だかつまんなそうな方なので無しです。
では皆さん、頑張って殺し合ってくださいねえ〜』
◆
やれやれといった感じに肩を鳴らし脱衣拳は椅子から立ち上がる。
「終わったよー」
「そうか、なら前回と同じように……ぬっ!?」
ニアラが七期と同じように脱衣拳をバシルーラを使ってどこかへ飛ばそうとする。
だがそれより先に、何と脱衣拳がニアラに向けて銃の様な物の引き金を弾いていた。
その瞬間、ニアラの体が虹色の光りに包まれる、ニアラは可愛い悲鳴をあげる。
「きっ貴様〜! 私は主催だぞ! なにをするか!」
ニアラから光が霧散すると、そこには150センチ前後の可愛い女の子がそこに存在していた。
「いや〜、ほら、何か人気無さそうな主催だったからさあ、とりあえず支給された『美女化マシン(6期参照)』を
使ってみたのよ。 まあ……成功じゃない? 小学生高学年〜中学二年生くらいの容姿になったわけだしさ。
あ、と言うことで今から俺も主催に参入するから。 七期で結構汚れたシーンをやったんだ、アンチ連盟に喰われている
主催に入っても問題なかろう?」
脱衣拳がニアラに向けて放った物は美女化マシンと呼ばれる結構懐かしい物であった。
結果ニアラは後期ロリの姿になった、ちなみに能力や口調もある程度変わる優れものなのがこの美女化マシン。
幾つかの特殊能力を消え失せてしまったため、ニアラは嫌でも脱衣拳の主催参入を認めざるを得なくなってしまった。
歯がゆい気持ちを抑えながらも、ニアラは口を開く。
「っ……わかったわよ、貴様も主催に入れてやる。 勘違いするなよ? 私が新たに力を得たら容赦なく貴様を私以上に恥ずかしいことをさせてやる!
あと、何故服まで切り裂く! ここが主催本部じゃなかったら全裸のまま行動することになったんだぞ!」
「そりゃあ、脱衣拳ですもの。 服もついでに裂るさ。 んじゃあ、そういう事で、今後ともよろしく」
ニアラは脱衣拳に文句を言いつつ、近くにあった棚から衣服を取り出す。
だが、そこにあったのはメイド服だったという、まあ仕方あるまい、全裸よりましだとニアラはメイド服を着る。
ちなみに脱衣拳はロリィの裸を見てもなんとも思っていない、何故なら彼はゲイ疑惑+らきロワのSS内でロリはNG発言など
今のニアラの心技体に興味を惹かれる様子は一も無かったためである。
「ちなみに???@???さんは田舎のおばあちゃんが倒れたということで、カオスロワを引退した模様。
主催がコロコロ変わるのはカオスロワの伝統だから仕方ないね」
「ちょ……そんなに適当に言って言いわけ? 第一何で貴様が知っているのよ」
「主催になれば、色々分かってしまうのが現実なのよ……」
【一日目・4時30分/某所・主催者本部/天候・不明】
【脱衣拳@TCBR】
【状態】健康、主催者
【装備】美女化マシン
【道具】不明
【思考】基本:主催の人気アップ、認知度上げるために頑張ってみよう。
1:主催だって、まー空気にならないように頑張る。
【ニアラ@TCBR】
【状態】健康、主催者、美少女 、メイド服
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:主催を全うする。
1:何でこんな奴と主催しないといけないわけ?!
※美女化したため、色々と変わりました。
※ちなみにドラゴンっ娘です、つまり龍耳、尻尾というわけですね。
【???@??? 主催引退】
「うーん……なかなかいい子が見つからないなぁ……」
淫獣の異名を持つキュゥべえはまだ自分好みの魔法少女を探していた。
しかし、なかなかうまくいかない。かわいい女の子自体は見つかりはしたのだが。
まずいきなり魔法少女になれと言われて、なるなるー!と言う人の方が少ないに決まっている。
それどころか、キュゥべえの持ち前の黒さも相まって、不信感を抱かれることさえあった。
弁明してもよかったが、かなり面倒な相手なのでキッコロがいる方向に上手く誘導した。
無警戒であれに近づけば、八つ裂きにされておそらくもう生きてはいまい。
【博麗霊夢@東方Project】死亡確認
【柊かがみ(6期)@らき☆すた】死亡確認
「あー……早くかわいい女の子を魔法少女にした
「次元斬!」
「ってうわっ!?マミ!?……そうか!オカズが足りない僕のために死ににきてくれたんだね!」
「うわ……変態ってやっぱりいる。気の毒な獣で、DNAが狂っていて……アブノーマル」
キュゥべえを止めようと、空間翔転移してやって来た魔法少女巴マミも、
思わず禁句を言ってしまい、首輪の爆発で死んでしまった。
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】死亡確認
だが、今回の首輪はなんか威力が凄いらしい。
首輪の爆発に巻き込まれたキュゥべえは火傷を負いながら、空を舞う。
◇◇◇
「あいたたた……ん?あれは!」
飛ばされた草むらの先で、火傷の痛みを忘れるほどの『獲物』をキュゥべえは見つけた。
金髪ポニーテールがよく似合う、かわいらしい少女だった。
(マミは死んじゃったうえに妙な病気も発症しちゃったみたいだし……
金髪、イエローポジションの魔法少女は早急に必要だよね!ね!)
喜び勇んで、キュゥべえが立ち上がる。
「ねえ君魔法少女にならない!?魔法少女になればどんな願いでも叶……
「えっほんとに!?」
キュゥべえは言葉を詰まらせてしまった。
顔はすごくいい。この顔が苦痛に歪んでいき殺されるのを眺めるのはたまらないだろう。
そして、願いが叶うという甘い誘惑にもコロッとひっかかってくれた。
まさに理想的な相手だ。そう……相手。
「君、少女じゃない!そもそも本当に人間!?」
「失礼ね!」
口からでた声も、まるで歌手かと思うほどにいい声だった。
だが、目の前の少女……否、相手は首から下が異常だった。
とにかく筋肉の量と質が凄い。下手をしたら、勇次郎以上かもしれない鋼の肉体美。
そして下半身、股間部分を覆うのはたった一枚のはち切れそうなブーメランパンツ。
肉体は常時妖しい黒光りをしていて、ゴキ○リも真っ青なレベル。
それでいて首から上は美少女で色白。なんというアンバランスか。
「一応まだ私は女よ。
レンきゅんのために、ガチホモパンツレスリングに出てくる男よりも魅惑的な体に肉体改造したの」
キュゥべえは、肉体改造ってレベルじゃねーぞの言葉を飲み込んだ。
「で、魔法少女になれば願いが叶うって本当?私、今ちょうど悩みがあるのよ。
レンきゅんがね、男の人の体に興味があるのは確かにわかったんだけど……
でもレンきゅん、前にルカとハクとお風呂に入った時には胸を凝視してたのよね……
一体レンきゅんは、男の体と女の体、どっちに興味があるの!?
それが不安で、私はまだ女を捨てきれていないのよ!
そもそも体にネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を生やす方法もわからないの!」
わっ、と筋肉……少女は泣き始めた。
見た目は大変なことになっていても、中身はまだ恋する乙女のものだ。
キュゥべえはそれを知り、普段は動かさない口の端を僅かに吊り上げた。
この筋肉少女は、惨く死ぬよりも、惨く死なせる方に期待しよう、と。
「よし、君の願いはわかったよ。このバトルロワイアルが終わったら、君の体を好きな性別にしてあげる。
でもね、君の愛しのレンきゅんとかいう子は多分、男女を問わずにもてると思うんだ。
いくら君の性別と肉体をレンきゅん好みにしても、ロワの最中にNTRされちゃ手遅れさ。
それを防いで、君とレンきゅんが幸せになるには……」
「巨乳女とマッスル男を皆殺しにすればいいわけね」
「う、うん……出来れば美少女優先でね。じゃ、契約しようか?」
【一日目・3時30分/東京都/天候・雨】
【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】
【状態】健康、火傷、若干の恐怖
【装備】なし
【道具】支給品一式、他不明
【思考】
基本:ネルと契約する
【亞北ネル@VOCALOID派生】
【状態】健康、首から下は超肉体
【装備】妖しく光る肉体
【道具】支給品一式、他不明
【思考】基本:この世界のレンきゅんと結ばれる
1:キュゥべえと契約する
2:レンきゅんを誘惑しそうな女と男は全員殺す
※プラシド一行のネルとは別人、8期のネルです
プラシドさんとのネルさん、この世界のネルさんは思っているよりも重症みたいです・・・・・・
身内も一部、殺害の射程圏内に入っているけど、そいつらは手を出さないように脅迫するのか?
いずれにせよ、DCSを飲んでいるような気がしてならない。
【桑原和男@GANTZ 死亡確認】
【折原臨也@デュラララ!! 死亡確認】
いきなり、死亡表記から始まって驚いたのも私、シグナムだ。
ことの発端はウザ也さんが強風に煽られ、ビルから落っこちたことからだ。
しかも、運悪く桑原の真上に落ち、二人の頭から真っ赤なメロンパンが飛び出てきて、そのままおだぶつだ。
ほんとにびっくりした、出てきた瞬間「メロンパンですよー」って言いそうになったからな。
何、真っ赤なメロンパンの意味が分からないだって? 貴様らにそんな情報は必要ない! ってな。
本当に運が悪いとしか言いようがない。……いやな事件だったね。
まあ、そんなことだっちゃんが主催者だったことに比べれば、ちっぽけな話だ!
おのれ、だっちゃん、ゆ る ざ ん ! 主催に生きる道はないと知れ!! って倉田君が言いそうな気がしてきた。
そういえば、東京タワーさんは元気であろうか? というか、そのうちスカイツリーさんとかランドマークタワーさんとか出てきそうだ。
個人的には通天閣さんとピサの斜塔さんが出てきた面白いそうだな……。
まあなんやかんやで、今、私たちは神奈川県を突き進んでいる。
「いたぞ、所ジョージとシグナムだ、さっきはよくも俺の仲間を……」
「失せろ」
その途中、襲ってきた連中がいたが、真っ二つにしてやった。
私の支給品、この「フランヴェルジュ」でな!
言っておくが、これは正当防衛だ。断じて働いたわけではない!
【一日目・4時35分/神奈川県/天候・雨】
【所ジョージ@現実】
【状態】健康 スタンド使い
【装備】ダーツ
【道具】ミスドのドーナツ、支給品一式
【思考】
1:エジプトに向かう。
2:……やれやれだぜ。
【シグナム@リリカルなのはシリーズ】
【状態】健康 ニート
【装備】赤いジャージ、フランヴェルジュ@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:ジョジョについていく。
1:ジョジョに養ってもらう。
2:レヴァンティンは放置の方向で。
「ようやく樹海を抜けられた……うう、寒い」
「大丈夫ですか」
「とりあえず服を探して、それから……」
「主催者を倒すための仲間集め、ですね」
セシルと御坂美琴が道路のある場所まで辿り着いたとき、第2回放送がはじまった。
美琴は身を硬くする。先の放送では、彼女の親友たちの名が呼ばれた。今度もまた知っている誰かの名が呼ばれるかもしれない。
そしてその想像は最悪の形で現実となった。
『えーと上条当麻……』
その名前が無慈悲に読み上げられた瞬間、セシル・ハーヴィは感電死していた。
◆ ◆ ◆ ◆
「それでは、これからどうするかだ」
散々走って少し落ち着いたプラシドさんの発案で作戦会議が開かれた。
「この世界の崩壊を防ぐためにニアラを抹殺する、そのためには」
「やはり仲間を集めることが必要でしょうね」
「そうなると人口の多い地域に移動すべきでしょうか」
「しかしそうすればマーダーとエンカウントする可能性も高くなる……」
私はリンを見る。リンは不安そうな顔をしている。
私が見ていたことに気がついたのか、リンも私の方に視線を向けた。
リンの不安そうな瞳が私の目を見ている。
「……大丈夫だよ」
「えっ?」
リンの小さな手を握って、私はそっと語りかける。
「防衛のプロ2人(?)に、今はラグナさんとエリスさんもいる。
あと一応私もいるし……だからリンは大丈夫」
安っぽいセリフだったが、リンはようやく少し笑ってくれた。
近くで雷がゴロゴロと鳴っている音がする。
雷?
◆ ◆ ◆ ◆
衝撃波で自分が吹き飛ばされたことを、リンはしばらく理解できなかった。
全身が痛い。それでも何とか立ち上がった彼女が見たものは……
「ウソ……こんなのウソだよ……」
胸に大穴を空けられて、ほぼ体が真っ二つに裂かれているネルの死体だった。
その惨事がたった一枚のコインによって起こされたと、誰が信じられるだろう。
「……ッ!!?!!!」
戦闘態勢をとる防衛システムたちの前に現れたのは、全身に電流を纏った少女だった。
「前に読んだ本に書いてあったのよ……最後の一人になるまで生き残れば願いが叶うって」
(だから……)
(私はアンタを生き返らせる)
(今度は私がアンタを助ける)
そして御坂美琴は第二、第三の超電磁砲を撃ち出した。
レールガンを七支刀で切り落とし、防衛システムは美琴に向かってダブルスターバスターを放つ。
「敵と認識……あなたを完全に抹消する!!」
システムが発射したダブルスターバスターを、美琴は磁場を操作して逸らす。周囲が焼け野原になった。
そして彼女は無差別に落雷を落とし始めた。
「逃げろ!」
呆然としているリンを落雷から守るために、プラシドが身を挺して庇う。
「グアアアアアアア!!」
間一髪のところで間に合った。彼ほどのスピードが無ければ不可能だっただろう。
しかし落雷の直撃を受けたプラシドは地面に苦しげに横たわる。
「プラシドさん!」
だがその時システムは感知していた。更なる危機が迫っていることを。
「屑鉄ども!俺は帰ってきた!帰ってきたぞ!」
「キュリオス、これより戦闘に介入する!作戦目的は全員の抹殺!」
アンチ連盟からインパルスガンダムとガンダムキュリオスを譲り受けたシン・アスカ、アレルヤ・ハプティズムの二人が乱入してきた。
「く……なぜこんな時に!!」
「システムさん!あいつらは僕たちに!」
「任せてください!」
そう言うとラグナとエリス夫妻はプロテグリードを召喚し、インパルスとキュリオスの前に立ちはだかった。
「夫妻……負債……!!お前らァァァ!」
「世界の歪みを発見!駆逐する!」
「「あなたたちのような邪悪な心を持った者には負けません!!」」
激しい戦いの中、防衛システムと美琴の戦いは続いていた。
本来なら単身防衛システムと渡り合うなどありえないことだが、彼女は一人で一国の軍隊を凌駕すると言われた能力者である。
そしてヤンデレと化すことによって、その戦闘力は際限なく肥大していた。
「ミサイルは途中で破壊されビームは磁場を歪められて当たらない……こうなれば直接ダメージを叩き込むしかないようですね……」
しかし、彼らを狙う悪魔の手はまだあった。
「飛行物体を感知。これは……まずい!」
防衛システムは美琴から照準を外し、慌ててこちらに飛来してきた物体を撃ち落した。
しかしすぐにそれは飛んできた。その正体は……
友蔵の撃ち出した核爆弾だった。
◆ ◆ ◆ ◆
(友蔵……わが忠実なる部下友蔵よ……)
「その声はニャア様!なぜ変態殺しを禁止されたのですか!?」
(いや……我は面白いと思うんだけど他の主催者たちが怒っちゃってさ……それで)
「まさかニャア様って主催者の中で一番下っ端……」
(まあそれはいいとして!今富士山麓のある地点に防衛システム、ラグナ、エリスという厄介な連中が集まっている。そこを爆撃しろ)
「はぁ、爆撃ですか?」
(そうだ。核爆弾はまた後で供給してやる。遠慮せず撃ちまくれ)
そしてニャア様の言うとおりに核を撃ち続ける友蔵だった。
とりあえず 核撃っとこう ケチらずに
友蔵 心の俳句
◆ ◆ ◆ ◆
「核爆弾を一発でも地上に落としたら……我々はともかくリンさんは……」
まだショック状態のリンを見た、防衛システムの一瞬の隙を突いて美琴は雷撃の槍を撃ち込む。
「ぐっ!!プラシドさん!リンさんを連れてここから逃げてください!できる限り遠くに!」
リンもプラシドも、自分たちから離れれば少なくともアンチ連盟に狙われることはないはずだ。
「バカな!まだ決着もついていないのに、お前たちを見捨てて行けというのか!!」
まだ雷撃のダメージが抜けきれず、よろよろと立ち上がるプラシドに、防衛システムは言う。
「彼女を、鏡音リンを防衛してください。お願いします」
それと同時に核爆弾が空中で爆発した。その衝撃で防衛システムは七支刀を落とす。それをキャッチしたのは美琴だった。
「しまった!」
雷撃と七支刀による斬撃を受けながら、防衛システムは叫ぶ。
「早く!!」
「……わかった」
バイク状態になったプラシドは、リンを無理やり乗せると全速力で走り出した。
「イヤっ!お姉ちゃんが!ネルお姉ちゃんが!」
「今は逃げることだけに集中しろ!!」
(頼みましたよ……プラシドさん)
二人を見送った防衛システムに核爆弾が降り注ぐ。そして雷撃と斬撃も。
(これは……)
ついに鏡の盾が破壊された。
「きゃあ!」「うわあああああああああ!!」
ラグナとエリスの悲鳴が聞こえた。
二機のガンダムによって、ついにプロテグリードが撃ち落されたのだ。いくら龍でも相手は種割れしたコーディネイターと超兵の二人がかり。分が悪すぎた。
「危ない!」
地表に落ちる寸前、システムは彼らを受け止めた。
「システムさん……」「すいません……役に立てなくて……」
「いいえ、……あなたたちも逃げてください。奴等は私が防ぎます」
「しかし……」
「さあ早く!そして主催者を倒す仲間を集めてください!」
「……わかりました」「システムさん、どうかご無事で……」
二人を逃がし、防衛システムは殲滅すべき敵に向き直る。
七支刀を持った御坂美琴、傷を負って体中から出血しているが、今の彼女はそんな事は気ならないようだ。
インパルスガンダムとガンダムキュリオス。その鋼鉄を通じて殺意が伝わってくる。
そして次から次に降り注ぐ核爆弾。
(4対1……ですか。流石に…辛いかもしれませんね……)
【一日目・4時10分/山梨県富士山麓/天候・雨】
【防衛システム@SaGa2秘宝伝説GOD】
【状態】ダメージ(大)、疲労(大)
【装備】自己修復システム、サイバーダークドラゴン
【道具】支給品一式
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の完全抹消
1:かくばくだんから逃れつつ、御坂美琴・インパルスガンダム・ガンダムキュリオスを倒す
※7期より参戦です
【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】
【状態】発狂、ダメージ(大)
【装備】七支刀
【道具】支給品一式
【思考】
基本:他の参加者を皆殺しにして上条当麻を蘇らせる
1:防衛システムを殺す
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】
【状態】種割れ
【装備】インパルスガンダム
【道具】支給品
【思考】
基本:自分が主人公になって主催を倒す
0:防衛システムを殺す
1:前期主要参加者を優先的に殺す
2:他にも主人公候補を見つけたら殺す
3:後でデスティニーガンダムを取りに戻る
4:バイクと合体しているやつ(プラシド)と負債(ラグナとエリス)も絶対殺す・・・・・・が今は保留
※アンチ連盟の仲間です
【アレルヤ・パプティズム@機動戦士ガンダムOO】
【状態】超兵状態、主役に対する殺意
【装備】ガンダムキュリオス@機動戦士ガンダムOO
【道具】支給品
【思考】
基本:主役を殺して世界の歪みを正す
0:防衛システムを殺す
1:アンチ連盟に協力する
※アンチ連盟の仲間です
【一日目・午前4時10分/静岡県/天候・雨】
【さくら友蔵@ちびまる子ちゃん】
[状態]健康、痴呆
[装備]かくばくだん×50@魔界塔士サ・ガ
[道具]支給品一式
[思考]1:変態やロリコンを抹殺する
2:とりあえずニャア様の言うとおりにかくばくだんを撃ちまくる
【一日目・午前4時10分/山梨県・神奈川県県境/天候・雨】
【ラグナ@ルーンファクトリー】
【状態】疲労(大)
【装備】覇邪聖皇剣
【道具】支給品一式、回復薬
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の討伐或いは封印
0:今は逃げる
1:防衛システムやリン達のことが心配
※7期より参戦です
【エリス@ルーンファクトリー】
【状態】疲労(大)
【装備】幸せのジョウロ
【道具】支給品一式、山羊さん(左)、その他不明
【思考】
基本:アンチ連盟、主催者の討伐或いは封印
0:今は逃げる
1:防衛システムやリン達のことが心配
※7期より参戦です
【一日目・午前4時10分/山梨県・静岡県県境/天候・雨】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】ダメージ(中)、サイクロン号と合体中、激怒、フルスピード
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト入り)
【道具】支給品一式、黒マジック
【思考】
基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。不動遊星は保留。
0:安全な場所までリンと逃げる
1:リンを防衛する
※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます
※7期の世界を知りました
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】ダメージ(中)、絶望、悲しみ、混乱
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:ネルの死によるショック
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました
【亞北ネル@VOCALOID派生 死亡確認】
【セシル・ハーヴィ@FF4 死亡確認】
【一日目・午前4時10分/
↓
【一日目・午前4時40分/
「うーん……これはなかなか、常軌を逸した光景ですぞ……」
その部屋の中を見て、毛むくじゃらの赤い雪男は言葉を失った。
「ちょっとムック、そんなもん見て平気なワケ?」
顔をしかめて『それ』から目をそむけるのは、やや特徴的な服装をした小学校高学年くらいの少年。
彼らの視線の先にあるのは惨殺された女の死体だった。幼い少年が怖がるのも無理は無い。
ちなみにここはとあるイベントホールである。コロシアムが併設されているのが特徴だ。
ガチャピンたち同僚を探していたムックは知り合いが多く働いているこのイベントスタジオに手がかりをもとめてやってきたのだが、
そこには知り合いの姿は一人もなく、それどころかカオスロワンアイドルとかいうイベントの最中だから中には部外者は入れられないという。
背後に何かあると感じたムックは同行者の少年とともに不法侵入を試みた。
そして中を調べていたら、一室で女が殺されていたというわけだ。
(これは一体、何のマネですぞ?)
ムックは少年とは対照的に、その光景に目を釘付けにされた。
子供に夢を与える仕事をしているものとして、こんな残虐なことをした殺人者に対する怒りも確かにある。
だが同時に、その殺害現場の異様さもムックの興味を引いた。
(なんで犯人はこんなことを?)
「ねえムック、ここどう考えてもヤバイよ? 早いとこ逃げ出そう? ここにキミの知り合いもいそうにないし……」
「そうですなあ……しかしガチャピン、こんなことをした人間を放置するわけには……」
「もうムックまたその名前で呼ぶ!! ボクはガチャピンじゃなくてがちゃっぽいどって名前なんだよ?」
「ああ、そうでしたなあ。すみません、どうしても声があまりにもそっくりなもんですから」
ばつがわるそうに頭をかくムックを見てがちゃっぽいどは苦笑する。
「まあいいけどね。それにしてもそこまでボクと声がそっくりって言うなら、ボクも一度会ってみたいよ」
少年の言葉にうなずいたムックは、真顔に戻ってもう一度殺害現場に目を向ける。
(それにしても、犯人はなんで……被害者にハローキティーの格好をさせた上に腹をキティちゃん型にくりぬき、
さらに死体の皮膚中にキティちゃん型の判子を押したりまでしたんですか?)
一方でがちゃっぽいどは心中である疑念を抱いていた。
(この、遺体や殺害現場に執拗にハローキティー関係のものを残す殺害方法……まさか、あの子が?
いや、あの子はそんな人じゃ……でも、確かここ最近起きた似た手口の殺人事件の犯人もあの子だって噂あったし……
あの子ほどハローキティーが好きなヤツも他には多分いない……まさか……)
【一日目・4時45分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【ムック@ひらけ!!ポンキッキ】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:ガチャピンやコニーちゃんたち共演者を探す
1:がちゃっぽいどと行動する
2:犯人を見逃すわけにもいかないが……
【がちゃっぽいど@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】支給品一式
【思考】基本:ムックの知り合いと自分の知り合いを探す
1:まさかあの子が?
2:ガチャピンって人には会ってみたい
※もちろんガチャピン@ひらけ!!ポンキッキとは別人です
【主人公子@P3P 死亡確認】
6/は控え室で文庫本を読みながら第二回放送を聴いた。
やはり今度もただ聞き流しただけだ。いちいち注意を払ってもいられないし、特に気を引くようなものも無かった。
それからしばらくして、控え室のドアがノックされた。
「おー、勝手に入ってくれ」
ドアノブを回して入ってきたのは、全体的に黒くてかつ露出度の高い服装をした少女――ブラックロックシューターだった。
「なんだよ、さっき戦ったばかりなのにもう来たのか?」
「ええ。先ほどはどうも……」
「つーかこの季節にその格好は寒く無いのか?」
「そりゃまあ少しは……いえそんなことはどうでもいいでしょう。
それより今回はちょっとご相談したいことがあって来ました」
ブラックロックシューター(以下BRS)は居住まいを正して6/の向かいに正座する。
「さっき小耳に挟んだのですが、この会場内で殺人事件が起こったそうです」
「む……そうか。しかしまあそもそも外じゃ殺し合いなんかが起こってるわけだし、ある意味当然だろう」
「問題なのは、殺されたのはこのカオスロワンアイドルの審査員の一人だったということです」
「なっ……」
6/の顔にも衝撃が走る。それが意味する所に一瞬にして思いが至ったからだ。
「このことが関係者に知れ渡ればこの企画は遅延、最悪中止されるかもしれません。
さらにもし同様の殺人事件が繰り返されるなら企画の続行は絶望的でしょう」
「わかってる!! わかってるよそんなことは!!」
6/は頭を抱えてうずくまる。そんなことになれば『アイドルとなってロワを引退する』という目標は頓挫、
またあの混沌の殺し合いの中に逆戻りだ。
「やはり……あなたもまた、このカオスロワンアイドルに並々ならぬ執着を抱いている者のようですね」
「ああ……ワケありってヤツだ。深くは話せないがな」
「私もまたこの企画での頂点を目指しています。あなたとは不倶戴天の敵同士というべきですが……
この企画そのものが白紙に戻ってしまっては元も子もありません。私は事態が拡大する前に今回の殺人事件の犯人を見つけるつもりです。
そこで、この際あなたにもご協力をお願いしたくてうかがいました。幸いあなたの次の試合はまだ先ですし、敗者復活戦もいつになるのかわかりませんから」
そう言って頭を下げるBRS。
「なるほど、今に限っては俺たちの利害は一致しているわけだ?」
「はい。先ほどの私との試合で、あなたの戦闘力が並々ならぬことは骨身に沁みて実感しました。
この企画の参加者の中で最も信頼のおける方であると判断させてもらいました」
BRSのオッドアイをじっと見つめること数十秒、6/はため息をついて言った。
「ま、いいだろう。この企画がポシャる事態だけは避けたいからな。
それに、探偵ごっこに興じるというのもなかなか新展開っぽくて悪くは無い」
そう答えると、BRSは喜びに顔をほころばせた。
(な……なんだ、笑えばなかなかかわいいじゃないか)
初めて見せた少女らしい仕草に思わずドキっとする6/。
「それでは早速ですが、私が聞いた現場の情況を説明しますね。それがどうにも奇妙な話しなんですが……
殺害された人はハローキティーの服装を着せられた上にお腹をハローキティー型にくりぬかれ、さらに体中に
ハローキティーのスタンプを押されていたそうです」
【一日目・4時45分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【6/氏@テラカオスバトルロワイアル】
【状態】疲労(中)、カオスロワ参加者として引退中
【装備】カオスロワンアイドルの番号札、万年筆
【道具】支給品一式
【思考】基本:カオスロワのアイドルの頂点を目指す。
1:殺害事件の犯人を捜す
2:二回戦も頑張る。
3:新必殺技が……………?
〔備考〕
※今までのカオスロワや他のロワの登場、活躍を全て知っている6/氏です。
【黒衣マト(ブラックロックシューター)@BLACK★ROCK SHOOTER】
【状態】健康
【装備】★Rock Cannon
【道具】不明
【思考】基本:アイドルになる
1:殺害事件の犯人を捜す
2:全面的に6/氏を信頼
「ふふふ……私のかわいいキティちゃん……ふふふふふふ」
イベントスタジオ内の某所で、ハローキティーのぬいぐるみに頬摺りをしている少女がいた。
頭にはハローキティーを模したかぶりものを被り、手にはスピーカーをつけ、尻からは尻尾まで出ている。
そこまでならなかなか愛らしい光景なのだが、彼女の服には返り血がこれでもかとついていた。
熱狂的なハローキティーファン、猫村いろは。
しかしそのキティーちゃんへの愛は、殺害した遺体にキティちゃんの意匠をほどこす快楽殺人犯として結実してしまったのである。
「あーあ……さっきの殺しはイマイチだったなあ。死体の体中にキティちゃん型の傷をつけるのはもうやったし、
キティちゃんの気ぐるみに上下さかさまに詰め込んで窒息死させるのももうしたしなあ。次はどんなのにしようかなあ?
うふふふふふふ、キティちゃんのすばらしさをわからない人には死んででもわからせるしかないよねえ?」
【一日目・4時45分/東京・カオスロワンアイドルセカンドステージ会場/天候・雨】
【猫村いろは@VOCALOID】
【状態】健康
【装備】キティちゃんグッズ一式、他に凶器とか
【道具】支給品一式
【思考】基本:キティちゃん最高!!
1:キティちゃんのかわいさをわからない奴らは殺す
4対1、絶望的な戦い。
防衛システムは、早々に殲滅対象の撃破をあきらめていた。
攻撃にまわす出力も全て防御にまわして、自己修復機能で猛攻に耐え続ける。
仲間が少しでも遠くに逃げられるようにするための時間稼ぎ。
(4対1……あの時を思い出す。
秘宝の力を使えば、神にもなれただろうに、自分の父親を救うためだけに使った彼とその親友達……
彼らの戦いに邪念はなかった。ただ自分達も一枚かんでしまった世界崩壊を己の手で止めようとする戦い……
だが……目の前の……この敵は……!)
攻撃を全身に浴びつつ、防衛システムは近くに転がる肉塊を見た。
(ネル……私は結局、一人の人間すら防衛できなかった……
我が心の師よ、私はあなたのように核爆弾を無効化する真似はできない。
ましてや、敵だった存在を許し、生き返らせて宴会を開くことなど、選択肢が用意されていない。
少なくとも私は、目の前の敵を、許すことはできない……!)
耐え続け、考え続けた。
そしてしばらくして、飛んでくる爆撃……核爆弾がなくなった。
「あーもう! 私は早く3の宣伝をしにいかないといけないのに!
ほら友蔵、新しい核爆弾(×99)よ!」
そして、それがすぐに補充された。
遠くの空を飛んでいるからわかりにくいが、防衛システムがそれを見間違えることはなかった。
自分の創造主であり上司、めがみだったのだから。
「あ……あんたって神はあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「え?」
次の瞬間には、めがみは防衛システムの光線により吸収されていた。
秘宝の塊であるめがみは、僅かながら防衛システムの傷も癒す。
(最初からおかしいとは思っていましたよ。核爆弾の支給はともかく、数が多すぎた。
でもまさか、よりよってうちの神が主催者についているとは……
皆さん、本当にごめんなさい。上司の責任は部下の責任でもあります……)
「……エネルギーシフト。ディフェンスプログラムオールオフ……
……エネルギーシフト。超魔導回路出力最大……」
「な、何をする気だこの鉄屑!?」
「コア損傷……発射に影響無し、エネルギーシフト続行。
……防衛続行不可能。次善、敵殲滅。周囲考慮、攻撃範囲の一点集中。
……対象を自分に変更。自爆による殲滅が最善」
「なっ!?」
「出力100パーセント。 イ ン フ ィ ニ テ ィ バ ー ス ト 発 射 」
星よりも人を守ることを選択した機械から警告音らしきものが流れた直後。
山梨県に局所的な大爆発が起こり……
あとには、底が見えない程の巨大な穴だけが残された。
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「今の爆発は……」
「くっ……」
巻き起こる大爆発は、あの場にいた者なら何があったのかを察するには十分だった。
「……どうして人は、争いを続けるのでしょうか?」
「どこの世界でも、権力や支配、自己顕示が好きな人が多いんだね……」
元々戦いに疲れ、疲労した体ではそう遠くまで移動することはできない。
防衛システムの運命を悟った夫婦は、樹にもたれかかっていた。
「現実逃避……そういうわけじゃないけど、あの宴会はなかなか楽しかったね。
僕たちを含めて、死んでしまった人が生き返って……あのKAITOも笑みを浮かべていた。
シャアさんも聖杯の子と楽しげに話してたな……」
「えぇ……とても賑やかでしたね。師範さん達も、武将さん達も、一緒にお酒を飲んでいました……
……あれは、やはり夢だったのでしょうか? 世界はまた、悲しみに包まれている……」
「夢、か……」
ラグナはポツリと呟き、妻に方に顔を向ける。
「朝が近づいてきたね……そろそろ、眠いんじゃないかな?」
「ま、まだ大丈夫です……それに……」
エリスは吸血鬼であり、朝眠り夜に活動する種だ。
それ故に、かつては繋がりっぱなしで睡眠強制妨害という策を使っていたのだが……
「あはは……さすがに、リンちゃんの前に合体しながら現れるわけにはいかないね。
……だから、今は……眠るんだ……」
「んっ!? ぅ……?」
ラグナがエリスの唇を奪い、舌を侵入させる。
それは愛情表現でもあり……残酷な手でもあった。
「大丈夫……今の状況こそ、悪い夢なんだ……
君は、あの宴会の席でちょっと酔って眠ってしまっただけだ……
次に目が覚めた時には……またみんなで……笑っていられるはずさ……」
「……ん…………」
理解し、頷き、やがてエリスはゆっくりと眠るように息を引き取った。
先程口移しで飲ませたのは、毒薬の一種。
支給品と道端の草でも作れてしまうのは、植物と薬学に精通しているからこその芸当だ。
「……ごめんよ。
あの連中に君が惨たらしく殺されるくらいなら……せめて自分の手で安らかに眠らせたかった。
君一人守る力を持たない僕を……どうか許してくれ……
僕もすぐにそっちにいくから……」
涙を拭い、剣士は剣を握り締める。
視線の先、薄暗い空には傷だらけの機械が飛んでいた。
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「くそっ! くそっ! くそっ! あの野郎……よくもおおおおぉぉぉぉぉ!」
全身に傷をおいながら、インパルスガンダム……シン・アスカは生きていた。
防衛システムの自爆直前、キュリオスを盾として、だ。
アレルヤの苦痛は尋常ではなかっただろう。いや、あの出力ではどちらにせよ痛みは一瞬だったかもしれない。
だがそれでもシン・アスカは気にしない。
彼はただ、自分が主人公、対主催にさえなれればいいのだ。
仮にこのあとインパルスが大破しても問題はない。
アンチ連盟本部に戻れば、デスティニーが復活しているはずだから。
「まあいい……あの屑鉄は潰した! あとはあのムカつくバイクの奴を……」
「させるか……!」
インパルスガンダムの装甲の一部が斬り飛ばされる。
シンがモニターを見れば、人間離れした跳躍力で剣を振りぬく男の姿があった。
「こ、この……! どこまで俺の邪魔をしたら気が済むんだあんたらって人はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「邪魔……?」
「そうさ! お前達みたいな奴らがいるから俺は、俺たちは主役に、対主催になれないんだ!
お前達みたいな悪が……お前やブロントや不破のような奴らがいるからあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
金属が砕ける音とともに、長剣が装甲を破ってシンの肩を少し切り裂く。
傷から流れるのは、赤い血。
「あなたは、いや、お前は間違っている……! なんで同じ対主催の目的を持つ人を手にかける!?」
「ぐっ……!同じじゃない! あいつらの激しい自己主張のせいで、俺達は主役になれないんだ!」
「ブロントさんも師範さんも、確かに濃い人だった!
だけどそれは主役だとかそんなくだらないことのためじゃない! 元からだ!
それでも思っていることは同じだった! みんなで生きて帰る……そのために一緒に戦ってくれた人達だ!
それをよくも……! お前は対主催でも主役でもなんでもない……!
ただ自分が目立つことしか考えていない、最低最悪の殺人鬼だ!」
「ほ、ほざけええええええええええ! 生身で俺のインパルスに挑んだこと、後悔させてやる!
お前らはおとなしくしていればいいんだ! 女が心配か?
あのVOCALOIDも含めて、ヒロインポジションでいるなら俺が守ってやるから心配せずに死ねえぇ!」
「下種が……手負いの機械兵なら、まだ要塞戦車のほうが手強い……! お前はこの場で倒す!」
----------------------------------------------------------------------------------------
「ぐっ……!」
雨でさんざん濡れた体、それも機械の体にあの電撃は相当に堪える。
人の姿に戻ったプラシドは、背負ったリンの様子を覗う。
大切な家族を目の前で殺された少女は、今は意識を失い大人しい。
だが目覚めれば、きっと今まで以上に泣くだろう。
辛く、冷たい嘆かわしい現状に、誰かに助けを求めて泣き叫ぶだろう……
(……似ているな。この俺と……)
プラシドの口から息が漏れた。
彼もかつて、突然地獄の様な世界に放り込まれた。
そして自分の目の前で家族を殺された。
(……あの絶望は、忘れられるわけがない。それはこいつも同じだろう。
だが……俺は乗り越えたぞ……その絶望を……!)
そしてプラシドは奇跡的に生き残り、兵士として戦うことを決めた。
圧倒的な力を持つ敵を相手に、命がけの戦い。
気の合う戦友が何人もいた。自分の相棒でもある恋人もいた。
だがそれもやがて……
(同じだな……今と、あの日々は……
あの時と違うのは……剣を取り銃を向ける相手も同じ人間だということ……)
「み……みづけだぞ……このバイク男が……!」
「っ! 貴様は……!」
プラシドの思考に割って入ってくる男の声。
その正体は、血塗れになりながらもプラシドとリンに迫るシン・アスカだった。
「おおお前たちがいるからああああ俺ばぐぶっ……!?」
だがシンは、最後まで言葉を発することなく後ろから男に貫かれ、息絶えた。
そしてシンを貫いた男もまた血塗れだった。
「危なかった……ここまで執念深いとは……思いませんでした……
リンちゃんは……眠ってるみたいですね……これ以上血を見せなくて済んだぶん……都合がいい」
「おい! しっかりしろ!」
「僕よりも……プラシドさんとリンちゃんとでわけて使ってください……」
そう言うとラグナは、自分のカバンから一本のビンをプラシドに手渡す。
青みがかった清涼感のある液体……回復薬だ。
「途中……アンチ連盟兵にも出くわしましたが……全員黙らせてあります。
これでしばらくは安全のはず……リンちゃんが起きたら……
僕達の仲間だった飛竜さんや、かつての主催者である信長さんを探してください……
きっと力に……なってくれるはずです……プラシドさん、あとは…………」
そこまで喋り、支えとしていた剣と一緒にラグナの体も崩れ落ちる。
辺りに残されたのは、眠る少女と、バイクの青年だけとなった。
----------------------------------------------------------------------------------------
「……なんなんだ。この不快感は……
俺は、俺達は三つの絶望を味わった。それ以上の絶望を味わうことなど……!」
プラシドは雨で濡れた髪を掻き毟り、行き場の無い怒りをぶつける。
久々に見つけた好敵手との決着がつけられなくなったからか?
それともついさっきまで普通に話していた仲間がいなくなったからか?
あるいは自分が背負う少女の未来が自分と同じになりそうだからか?
わからない。わからないがこの感じはあの時の絶望と同じ。
四つ目の絶望だ。
そして騒ぎのせいでリンは気づいていないのか、しかし放送では彼女の姉の名前が呼ばれていた。
絶望は、加速する。
もし目を覚ましたら、どう対応すればいい?
「俺は…………」
【一日目・5時20分/静岡県/天候・雨】
【プラシド@遊戯王5D's】
【状態】ダメージ(中)、激怒、絶望
【装備】サイクロン号、機皇帝ワイゼル∞(スターダスト入り)
【道具】支給品一式、覇邪聖皇剣、回復薬
【思考】
基本:世界の破滅の根源であるニアラを消す。不動遊星は保留。
1:…………
2:リンを防衛する
※神龍ニアラがシンクロモンスターだと思ってます
※7期の世界を知りました
【鏡音リン@VOCALOID】
【状態】ダメージ(中)、絶望、悲しみ、混乱、睡眠
【装備】不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
0:ネルの死によるショック
※7期とは別人です。
※7期の世界を知りました
【防衛システム@SaGa2秘宝伝説GOD】 死亡確認
【めがみ@SaGa2秘宝伝説GOD】 死亡確認
【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】 死亡確認
【アレルヤ・パプティズム@機動戦士ガンダムOO】 死亡確認
【さくら友蔵@ちびまる子ちゃん】 死亡確認
【エリス@ルーンファクトリー】 死亡確認
【シン・アスカ@機動戦士ガンダムSEED DESTINY】 死亡確認
【ラグナ@ルーンファクトリー】 死亡確認
「隊長!フィリピン北部で新たな7期参加者を確認しました!」
「へーえ、それで?」
「それでって……7期からの参加者とオリキャラを倒すのが我らの役目でしょう!」
「じゃあお前、自分が仮面ライダーに勝てると思うのか?」
「……やってみなきゃわからないじゃないですか」
「やってみなくてもわかんだよ。俺たちは100%勝てない。下手したら藤岡に負ける」
「いくらなんでもそれはないでしょう」
「お前自分が斬鉄剣に勝てると思うか?」
「どうしてそこで諦めるんだそこで!もう少し頑張ってみろよ!」
「そういうの、マジでもういいから」
「…………」
「大体おこがましいんだよなー。大体総力を挙げてまともなキャラクター1人殺せてねえくせに」
「千葉連隊は自らを犠牲にしてロリカード、ジャイアンの母、脳噛ネウロを倒したじゃないですか!」
「倒してねーじゃん。復活してんじゃん。これにて全滅!とかかっこつけてたくせに恥ずかしいねー」
「……じゃあブロントさん、ギリアム・イェーガー、不破刃の3人は」
「そいつら殺ったのってシン・アスカとかいうキチガイだろ?
俺たちモブ兵が殺したのってきめえ丸とスイカぐらいだろ(こなたは除霊しただけだし)。きめえ丸とスイカwwwどんだけwwwうぇwww」
「そうやって散っていった英霊達を侮辱するのはやめてください!」
「英霊? 単に反人道的な行為をして殺処分されただけの奴等が英霊だって?」
「あなたは……あなただってアンチ連盟の一員じゃないですか!」
「そう、俺はアンチ連盟兵士のしがない隊長だよ。だからわかる。
どうもできない。大体無理なんだよ。
さっきの放送聞いてたか?
109人中16人がアンチ連盟だったぞ。全体の7分の1以上ってどういうことだよ。
最近じゃ参加者をくっつけるセロテープにされるのはまだ良いほう
話のオチとして殺されたり変態集団にされたり、挙句の果てにはかませのかませにされてやんの。
しかももう死亡者欄にすら載らないっていうwww
俺たちはもう症候群発症者と同じズガン要員でしかない。
いや、俺たちは野比玉子症候群よりもさらに下の存在だ。
なぜなら俺たちは悪者だからだよ。
いつだか亞北ネルが言った通り、俺たちは勝手にバトロワに参加させられた気の毒な前期の人々を殺してまわる狂気の殺戮集団だ。生きる価値のない害虫だ。絶対悪だ。
しかも名前も設定もないモブだから殺し放題。それでいて邪悪なキチガイ集団だからそれを殺したキャラに悪印象がつくことがない。
このキャラつえーカッケェーの踏み台にするにはうってつけなんだよ。俺たちは。
初めから決まっていたんだ。
名前もないモブキャラの悪者が何人集まったって、どれほど命を懸けて頑張ったとしても、名前のあるヒーローには絶対に勝てないし、勝ってはいけないんだよ。
だってそんな展開は誰一人望んでいないし、よしんば勝ったとしてもそれは誰も認めない。俺たちが彼らに勝ったって誰一人喜びゃしないんだから。
だから俺たちは負ける。これが最初からの決定事項なんだ。
で、どうする。フィリピンに向かうか?」
「……いいえ……申し訳ありませんが自分はアンチ連盟を辞めようと思います」
「それがいいよ」
シンクロニシティか、世界中でアンチ連盟の兵士たちがその職務を放棄し始めた。
「やってられるか」
「くだらね」
「アホくせぇ」
「はいはいやめやめ」
彼らは単なるモブキャラとしてバトロワに戻った。
ある者たちは殺し合いに乗り、殺人略奪強姦を行った。ある者たちは他の参加者に殺された。
ある者たちは自殺した。ある者たちは酒を飲んだりゲームをしたりして現実から逃げた。
そしてアンチ連盟は崩壊した。
彼らがこれから先何をしようが、どんな運命を辿ろうがそれが記されることはないだろう。
だって彼らは単なる名もなきモブに過ぎないのだから。
「あーあ」
あの兵士に続いて他の兵士たちも皆いなくなり、1人その場に残されたアンチ連盟隊長は大きく欠伸をした。
「死ぬか」
そして拳銃をこめかみに当てて引き金を引き、自分の頭を吹き飛ばした。
※名無しのモブ兵士は全員アンチ連盟を辞めました
【とある会場の部屋に設置されているマイク付き監視カメラの映像】
「ええ、ええ、たしかにアンチ連盟の雑兵部隊は全て活動を放棄したわ。
まあ、貴方が戯れに作ったものとしては十分すぎる活躍したんじゃないかしら?
もっとも、もう少し頑張っては欲しかったけど。
『人は強権を与えればそれを死守するために命がけで働くだろう』
そう思って権利を譲渡した奴が、雑兵を正しく指揮できない程の無能だったとは、
いくら私たちでも予想するのは無理ってものよね?
思えばあなたの存在を知っていた総理大臣が、あんなにも速く退場したことが連盟堕落の始まりだったのかしら?
それ以外の名のある関係者はみんな常に今のTOPが変わってからの参戦。
そもそもの問題である雑兵たちがTOPの名を知る術も無かったし。
ふふ、でも貴方が高みに登った直後だったから丁度良いタイミングだったのかしらね?
ところで今のTOPはどうなるのかしらね? 下は解散、上であった貴方は既に彼をいとも簡単に排除出来る所へ立っている。
そんな事はどうでもいいですって? ええ、私も今そう言おうとしていたところよ。
え? 私が作った方はどうだって? フフ……面白くなってきたわよ?
ただちょっとこちら側にいる人で死者が出たみたいだけど、でも大丈夫よ、
それでも私の存在はそこまで着目されてはいないわ。 まあ実質的なリーダーの権限は譲っちゃっているし、
いざとなったら貴方が飛んで助けてくれるでしょ? え? そんな事をしたら消される?
なに言ってんのよ、貴方が今までしたことと省みれば、それくらいのことは許されるわ。
だいいち貴方は私を助けるためには自分が死んでもいいと思っているくらいわかっているわ。
……だから私も気をつけなきゃね、うん、愛しているわ、ずっと。
これからはどうするかは当初の予定通り行くつもりよ。
名もなき兵士の暴走が貴方を連盟のTOPを誰かに譲ったことに繋がったならば、今度はエリートばかり、
そして名のある兵士を集って新たなTask forceを作ればいいだけよ。 え? もう幾つかスカウトしているって? さっすが私のダーリン! 愛してるぅ!
そうね、私の方も症候群にかかっていなくてかつ、落ちても元気があった人たちに声をかけておいたから、
その人達が興味を持てば戦力は増強できるわ。
何人かは既にOKの返事をもらったわ。 そろそろ私が与えた支給品を使って貴方の場所へたどり着いても問題ない時間よ。
けど気をつけてね、一応貴方に噛み付いても可笑しくはない人もいたから、あ、でも貴方なら心配ないわね。
だって貴方は強いもの……大好き……
ええ、私たちの計画はまだ対主催やその他の連中に気づかれている様子はないわ。
貴方が排除したがっていた参加者も、まだ気づかれていないわ。
もちろん、貴方が尊敬していて連盟から遠ざけたあの人も。
一番怖いのは、貴方のすぐそばにいる彼女よ、まさか浮気なんて馬鹿な事をしてないよね? もうっ……だって貴方ったら……
そんな事はないわ、貴方はもうすぐ英雄になるのよ、『英雄色を好む』ってこともあるし、っでっでも……
やっぱり貴方は私一人が独占したいって言うより……っもう! なに言わせんのよ!
あ、愛している! だから貴方も……うん……エヘヘ……
それじゃあ、そろそろ私は定位置に戻るわ。
あんまり離れていると感づかれちゃう可能性も0じゃない、それにリーダーだけじゃこちら側の人間で死者が出たことに対する収拾するのには大変だろうし。
ええ、それと貴方も気をつけて。
雑兵たちはいなくなっても、まだ組織が息を吹き返すと信じている名のある傭兵が貴方を襲うかもしれないわ。
貴方がカオスロワの随一の英雄になるために、そして私がその相棒となるために、私たちは絶対に終わるわけにはいかない。
ええ、だから一々愛しているよってつけないでよ! ……愛しているわ、本当に、私の私の愛するd%&)&$#"!(人名を言っているようだが聞き取れなかった)」
電話を終えた参加者はそのまま部屋の扉を開け、その部屋を後にする。
余談だがこの録画テープが公になることはなかった。
何故ならば────
【一日目・??時??分(最低でもアンチ連盟雑兵部隊が解散した後)/???/天候・???】
「冨樫さん、なんか向こうから恐ろしい気配がします……」
冨樫の左側で久保は言う。
ぴこぴこぴこぴこ。冨樫はDSをしていた。
「なんかこう、なんかこう、感じたことがあるようなないような……」
次は岸本が言う。
ぴこぴこぴこぴこ。冨樫はやっぱりDSをしていた。
「気をつけた方がいいですよ、出ないと俺達……殺られます」
久保は不安そうな表情を浮かべる。……岸本も、また同様だ。
ぴこぴこぴこぴこ。冨樫はそれでもDSをしていた。
「「人の話を聞け、このサボリ漫画家が!!!」」
写輪眼が、斬魄刀が、冨樫に炸裂する。
ぴこぴこぴこぴこ。冨樫はボロボロの体でDSをしていた。
「ヘコー!!」
あまりの出来事に、盛大にずっこける岸本と久保であった。
----------
テラカオスバトルロワイアルをご覧の皆さん、こんにちは。澤井啓夫です。
僕は前回の話でチャゲチャと手を組み漫画界の神になることを決意しました。
と、いうわけで。運命に導かれるまま僕達は……宮城県にやってきたのです。
「って!たった2時間と少々で、しかも徒歩で着いちゃった!!」
ギャグマンガ家の性でしょうか、とんでもない出来事に対してつい突っ込んでしまいました。
「気にするな。TCBRに突っ込みは無用だぞ、澤井」
「ぐぬぬ……って、そういえばなんで宮城県なのさ?」
「……匂いがするんだ。長期連載をやっている奴のにおいが!!」
「……??」
「ぐずぐずしている時間はない。行くぞ!漫画界の神になるために!!」
……こうして、チャゲチャは走り出しました。全裸で。
「待ってよ、チャゲチャ!……全裸じゃつかまっちゃう!!」
--------
こうして、打ち切り漫画家とそのキャラ、そして長期連載作家が今にもエンカウントせんとしていた。
そんな中でも、冨樫は……。
ぴこぴこぴこぴこ。DSをしていた。
【一日目・4時56分/宮城県/天候・雨】
【冨樫義弘@現実?】
【状態】ズタボロ 念能力者
【装備】"盗賊の極意(スキルハンター)"
【道具】支給品一式、あとDS(私物)
【思考】
基本:バトロワをクリアしたら働く
1:ぴこぴこぴこぴこ。
【久保帯人@現実?】
【状態】健康 死神
【装備】崩玉 大量の斬魄刀
【道具】支給品一式
【思考】
基本:HUNTER×HUNTERの続きが気になるので冨樫先生を手伝う
1:ヘコー
【岸本斉史@現実?】
【状態】健康 忍者
【装備】写輪眼
【道具】支給品一式
【思考】
基本:HUNTER×HUNTERの続きが気になるので冨樫先生を手伝う
1:ヘコー
【一日目・2時37分/東京都/天候・雨】
【チャゲチャ@チャゲチャ】
[状態]:健康、ヤン気ー全開
[装備]:さっき全部燃え尽きたのでなし。っていうか全裸。
[道具]:支給品一式
[思考]基本:暴れまくる
1:長期連載している漫画のキャラを優先的に殺す
【澤井啓夫@現実】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
[思考]基本:チャゲチャと一緒に頑張る
1:また師匠(島袋)と一緒に連載したい
宮城県についたのか東京都にいるのか、どっちなんだぜ?
297 :
東奔西走:2011/02/07(月) 17:40:49 ID:AQ5G9NDZ
【壱】
「ああ、悲しい……とても悲しい話をしよう……
俺は放送が終われば、制限が解け食事ができると思っていた……
だが、今の放送では『食事の制限』は解けなかった! これはどういうことだ!
食事を楽しもうとした俺への当てつけか! 腹が減って尚且つ悲しい……
どういう状況だ、アリスの姐さんと食事をとることが禁断の行為だというのか!
ああ。悲しい……これほどまで悲しかったことが俺の人生であっただろうか!
いや、あるかもしれない……ああ、それを思い出しただけでまた悲しくなる……。
さて、こんなに悲しい気分にさせた奴を最悪の奴をどうしたらいいか!
そう、だからこそ、考えた! 今の放送をした奴も俺の気がすむまで壊して壊して
壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して
壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して
壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して
壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊しまくってやれば良い! ってな
そうすれば、殺し合いを開いたやつも壊れてみんなハッピーエンドって奴だ!
なあ、今の俺のアイデアどう思う、最高だろ?」
「……つまり、我々と目的は同じなのか?」
「まあ、そういうことだ。美人のお姉さん」
放送を聞いたグラハムはまだまだ空腹だった。
何も食わずに4時間くらいだろうか? 喋りまくり結果、空腹になったグラハム。
水を飲んでも腹は膨れないのでグラハム(スペクターの方)はさらにさらにイラついていた。
「しかし、今の放送でディアボロという名前7回、セワシという名前が7回、タケシという名前が8回、
野比玉子という名前が11回、巴マミに至っては11回も呼ばれたぞ!」
「同姓同名にしては多すぎないか?」
「平行世界の同一人物かなにかの可能性がありんすか?」
「ってことは……幾つの次元が入り混じってんだよ!」
「平行世界間の移動は禁忌的な魔法ね」
彼らは野比玉子症候群について知らない。
だからこそ、同じ名前が呼ばれたことにすら疑問を持って考察する。
「もう、そろそろ別れた方がいいなじゃないか?」
「確かにそうね、ここにいるみんなの世界のことは大体わかったから」
「情報はもう少し必要だな、別働隊を造るってことか?」
「となると、チームなんだが……」
「グラハム大尉、それなら私はアクセル隊長と離れるわけにはいかないのでございますです」
「おっ、ラミアちゃん、優しいね。惚れそうなんだな、これが〜」
「ゴホン、大尉とグラハムはアリスとここで待機してもらっちゃたりなんかしてもらいませんか」
「了解した、では昼の12時にここでまた会おう」
「……まあ、せいぜい頑張りなさいよ」
そして、アリスとグラハムとグラハムをここに残して、ラミアとアクセルはこの場を跡にした。
【一日目・4時40分/東京都太田区/天候・雨】
【アリス・マーガトロイド@東方Project】
【状態】健康
【装備】邪鬼銃王
【道具】不明
【思考】基本:生き残る
1:しばらくはこのままでいい
2:首輪を外したい
3:ラミアに親近感
298 :
東奔西走:2011/02/07(月) 17:41:53 ID:AQ5G9NDZ
【グラハム・スペクター@バッカーノ】
【状態】ハイテンション
【装備】すごく……大きいレンチ
【道具】不明
【思考】基本:この世界の神(主催者)を壊す
1:アリスの姐さんについていく
2:神龍ニアラも壊す
3:脱衣拳も壊す
【グラハム・エーカー@機動戦士ガンダムOO】
【状態】健康
【装備】ビームサーベル
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いの破壊
1:アリスからガンダム(邪鬼銃王)をもらう
2:後に二人と合流する
【弐】
所変わりスカイツリー頂上付近。
アンチ連盟を飛竜は蹴散らした飛竜はここで独り静かに放送を聞いていた。
今回の放送では、自分の知り合いは呼ばれなかった。だが、それだけだ。
「……………」
静かに死者が呼ばれるのを聞き流す。
その時、富士山付近で一瞬の閃光が見えた。
情人では気付かないであろう、一瞬の光。
だが、彼は見逃さなかった。
「…………西か」
スカイツリーの鉄柱を垂直に駆け下りていく飛竜。
一気に地面に着地すると同時に野を再び馳せていく。
目的地は【富士山】。
(しかし、さっきのネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲はなんだったんだ?)
その途中、北からネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が飛んでくるのも彼は見逃さなかった。
【一日目・4時40分/東京都/天候・雨】
【飛竜@ストライダー飛竜】
【状態】健康、冷静?
【装備】ライトセーバー@スターウォーズ、光剣サイファー
【道具】俺にそんなものは必要ない
【思考】 基本:主催者共を闇に葬り去る
1:アンチ連盟も全員、地獄に堕とす
2:西に向かう
3:神夜については……
※7期からの参戦です。
299 :
東奔西走:2011/02/07(月) 17:42:53 ID:AQ5G9NDZ
【参】
「おいいいいぃぃぃぃぃぃ、神奈子お姉さん、これ着地どうすんだよ!」
「大丈夫よ、きっと大丈夫、もう何も怖くない!」
「クレアァァァァァァァァ!!!」
そのネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の上にその三人はいた。
神楽と八坂神奈子とヴェイグ・リュングベルである。
何故青森にいたはずの彼らは東京の上空を飛んでいるのか? 事の発端は1時間ほど前に遡る。
「神奈子お姉さん、それで桃白白のマネできるアルか?」
神楽のこの何気ない一言に神奈子が噛み付いた。
「出来るわよ、神様だからね」
「すごいアルネ、じゃあそれでみんなで江戸に向かって飛ぶアルネ!」
「でも、三人いっぺんに乗るってのは成功率が下がるわよ」
「……成功率なんて目安に過ぎない。足りない分は『勇気』で補えばいい!!」
「そ、そういうことなら……やるわよ」
そして、ヴェイグと神楽は神奈子のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲に跨った。
それを神奈子片手で持ち上げ、東京のある方向に向かってにぶん投げた。自身もそれに飛び乗った。
なお、その際のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の速度はジェット機以上であった。
だが、埼玉県上空辺りで急に失速し始め、高度も落ち始めた。
そして、先程に至る。
「ちょっと、私、気分悪くなってきたアル……」
「吐いちゃ駄目よ、神楽ちゃん、貴女はジャンプ漫画のヒロインなのよ!」
「クレアァァァァァァァァ!!!」
三人とも大変切羽詰まっていた。
もうなんか色々とやばい状況になっていた。
そして、その直後だった彼ら三人は地面に叩きつけられ―――
サクッ
――――――ることはなかった。
彼らの身体を白い【雪】が包み込んでいた。
なんとヴェイグが雨を氷のフォルスで一瞬で雪に変えたのだ。
だが、それでも衝撃はすさまじいものがあった。
そして、三人とも気を失った。
【終】
「おい、あんたら大丈夫か!?」
「隊長、見たところ気を失っちゃたりしています(しかし、妙だ、なぜここだけ雪が降っているんだ?)」
衝突音が聞こえたのでアクセルとラミアが来てみると三人の気絶している人がいた。
銀髪色黒の男、チャイナ服を着た少女。そして―――
「これってネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねぇか。完成度高いんだな、これが!」
「(ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲ってなんだ?)
アクセル隊長、それでこの方々をどうしちゃいます?」
「そうだな、とりあえず安全なところに運ぶ」
「了解した」
そして、アクセルはヴェイグを担ぎ、ラミアは神楽と神奈子を担ぎ安全そうな場所を探すことにした。
「ところで、ラミアちゃん?」
「なんでございますでしょうか?」
「俺たちはどこに向かっているんだ?」
「浅草でございますですわ」
「浅草? んー浅草ねぇ…」
「何か思い当たる節でも?」
「……なんか、モヤモヤするんだな、これが」
【一日目・5時10分/東京都/天候・雨】
【アクセル・アルマー@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、記憶喪失
【装備】可変式トンファー
【道具】支給品一式、大量のウナギパイ
【思考】基本:記憶を探す
1:ラミアちゃんと行動する
【ラミア・ラヴレス@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康、言語回路故障
【装備】レヴァンティン@魔法少女リリカルなのはシリーズ(待機フォルム)
【道具】支給品一式、その他不明(本人確認済み)
【思考】基本:主催者を倒し、元の世界へ帰還する
1:アクセル隊長と行動する
2:浅草に向かう
【神楽@銀魂】
【状態】気絶
【道具】仕込み傘@銀魂
【装備】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:3人で行動する
2:知り合いを探す
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
【八坂神奈子@東方Project】
【状態】気絶
【装備】ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲×2@銀魂
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者をぶっ殺す
1:3人で行動する
2:知り合いを探す
3:自分専用御柱が欲しい
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
【ヴェイグ・リュングベル@テイルズオブリバース】
【状態】エヴォリュダー化 気絶
【装備】S・D@テイルズオブデスティニー
【道具】支給品一式
【思考】
1:離れ離れになったクレアを探す
2:3人で行動する
※7期からの参戦です
※アンチ連盟を主催者側の手先と判断しました。
>>296 すみません、破棄します
あとで修正版をアップします。
いや状態表修正すればいいから
って考えてみれば、状態表から
【一日目・2時37分/東京都/天候・雨】
を削除すればいいだけの話だ……orz
ごめんなさい
305 :
研究の成果:2011/02/07(月) 19:03:24 ID:YIRYA2Cy
「あぁ……真里亞様に続いて楼座様まで亡くなられるとは……」
「そんなことより、よくも食事禁止の制限を解除しなかったな腐れ主催者がぁ……!
私たちから食を奪った罪は重いぞ!」
埼玉県の厨房で、鍋がクシカツと音をたててひしゃげた。
シェフ至郎田と郷田の目の前には、互いが作ったみるからに美味しそうな料理が並んでいる。
だが最新の放送でも食事制限は解除されず、料理はもう冷めてしまっていた……
「至郎田さん……ここは一時休戦です。仕えるお屋敷の主様たちを殺され、食事を禁止され……
この郷田、さすがに主催者に殺意が沸いてきました」
「私もだ。私の食の千年帝国の夢を邪魔する主催者は、この手で潰さねば気が済まない!」
利害が一致し、二人のマッスルシェフはがっちりと握手をした。
その時である。
「ここかね至郎田くん?」
シェフ達に負けないマッスルオヤジがやってきた。
「灰吾ではないか。無事で何よりだ。貴方に貰った即神剤のおかげで、私の料理は更に高みに至ったよ」
「いやいやそれはこちらの台詞だ至郎田くん。君のくれたコンソメスープで私の研究も一気に躍進した。
つい先日、私の自著にサインをねだりにきた今時感心な女の子がいてね……
そのまま徹夜で彼女と筋肉について話し込み、研究の手伝いまでしてもらったんだが……
その時!ついに完成したのだ!この花開院家井戸呂流陰陽術『陽力混祖召投与即神剤』が!!!」
ババーン、という効果音がつきそうな勢いで、灰吾と呼ばれた男は小瓶を取り出した。
薄茶色い感じの、液体タイプの即神剤だった。
「その手伝いをしてくれた子……亜北ネルという子と一緒に使ったのだが、本当に素晴らしい筋肉だ。
従来のものと違い、脚力も大幅に強化されスピード面の問題も解消された!」
「流石だな。ところで灰吾、私たちは今から主催者を調理してやろうと思うのだが、一緒にどうかな?」
「無論だ。こうしている間にも筋肉の理解者が減っていくのは惜しい!」
こうして、世にも暑苦しい筋肉オヤジグループが出来上がった。
306 :
研究の成果:2011/02/07(月) 19:05:09 ID:YIRYA2Cy
【一日目・4時45分/埼玉県・何処かの厨房/天候・雨】
【花開院灰吾@ぬらりひょんの孫】
【状態】健康、陽力混祖召投与即神中
【装備】人はなぜ筋肉にひかれるのか(自著)
【道具】支給品一式、陽力混祖召投与即神剤×2
【思考】
基本:筋肉の素晴らしさを世に広める
1:主催者を潰す
2:亜北ネルがいたら保護
【郷田俊朗@うみねこのなく頃に】
【状態】健康、マジカル☆シェフモード
【装備】郷田ブレード、調理器具一式
【道具】不明
【思考】
基本:至郎田正影らと行動し、主催者を調理する
1:知り合いがいれば探す
※通常よりも強化補正かかってます
【至郎田正影@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康、ドーピングモード
【装備】ドーピングボディ、調理器具一式
【道具】不明
【思考】
基本:花開院灰吾らと行動し、主催者を調理する
1:行く手を遮る者は殺す
俺は怒った。俺は泣いた。俺は叫んだ。
あまりのタイミングの悪さに。このスレもいよいよ500kb間近。
そういうわけだから、スレッドレイプを行ったのに……のに……(
>>307)
な ん で カ オ ス ロ ワ 候 補 地 に ピ ッ タ リ な ス レ が た っ て い や が ん だ !!!
↓↓↓↓↓
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1297061613/l50 くそ!
くそ!!
くそ!!!
くそ!!!!
くそ!!!!!
俺は世界一不幸な人間だ!!
「アフリカでは子供が死んでいます」???
うぼああああああああああああ!そんなの今の俺には関係ない!
不幸だ、不幸だ、不幸だ、不幸だ、不幸だ!!
「おだまり」
ズガン。
俺は死んだ。スイーツ(笑)
【俺@現実 死亡確認】
309 :
まだ埋める:2011/02/07(月) 19:50:33 ID:XijExJTF
>>308の死体を見ながら、2人の少女が話していた。
「不幸と不運は違うと思うんだよね。軽々しく不幸なんて使って欲しくないなー」
「あなたに言われたくないわ、どれみちゃん……」
【春風どれみ@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】コロンタップ、ジュエリーポロン
【思考】不幸と不運の違いについてはググってください
【藤原はづき@おジャ魔女どれみシリーズ】
【状態】健康
【道具】支給品一式
【装備】コロンタップ、ジュエリーポロン
【思考】……(やや呆れ)
どっちも利用してええんちゃう?
「あ、なるほど」
血まみれの体で起き上がり、ポンと拳を打つ俺だった(笑)
>>310 wiki纏めとかの面を見ると本スレは一つのほうがいいかと
ー北海道、洞爺湖観光ホテルの外観が映し出される
「いやー、早いなーwwもう500kb近くっすかwww」
「ノリと勢いで有名なカオスロワですけど、こんなに早く満杯近くになるなんて以外です」
「絶望した!私が活躍するSSの少なさに!!」
「まあまあ、次スレで頑張りましょうよwww」
「と、いいつつ活躍できないのがカオスロワクォリティってところだな」
「それよりもかわいそうなのがココ、ナツ。せりふが1つだけで即退場ってかわいそうにもほどがあるナツ」
「それがカオスロワというもんだ」
「っていうかなんやねんな!さっきからセリフだけで地の分がないやないか!!」
「おお、おやびんは知らないんですね。アニメ銀魂、略してアニ魂恒例BGオンリー!!」
「すっげえ!1枚絵だけで済むから、超節約だwwww」
「アホか!いくらカオスロワだからってやってええことと悪いことがあるねんで!!」
「まあまあ、怒らないでくださいよ。アッコさんwww」
「それにな、これは文章だけだから手抜きと思われるやろ!」
「地の文って書くのが難しい、って書き手が言ってたナツ」
「書き手の事情はどうでもええねん!!」
「そんなことより、アニメ再開おめでとうございます。銀さん!」
「おーありがとうなー」
「しかし、現時点では放送エリアはテレ東6局だけだそうじゃないですか
BSで見られないことに、書き手が嘆いていましたよ」
「そんなんしゃあないやろ。DVD化を待てばええ」
「いやいや、ようつべで流れたのを見ればいいんですよwww」
「それ法律違反やろォォォ!!!」
「おやびん、とてもいいツッコミです!うちのメガネよりすごいっす!!」
「アッコさんも大変っすねwww変身ヒロインにさせられたり、ツッコミ役にさせられたりww」
「ぐぬぬ」
「と、いうわけで。次スレもよろしくです♪」
「絶望した……これで本篇が成立するやなんて……」
「絶望した……私の決め台詞を取られたことに……」
♪テッテッテレッテテテッテーテッテッテレッテー
【一日目・4時55分/北海道/天候・雨】
【糸色望@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】S&W
【道具】支給品一式
【思考】基本:生きて帰りたい
1:決め台詞……orz
【風浦可符香(PN)@さよなら絶望先生】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夢原のぞみ仕様)
【道具】支給品一式
【思考】基本:絶望を止めるんです!
1:次スレもよろしく♪
【坂田銀時@銀魂】
【状態】疲労(中)、精神的な疲労(大)
【道具】なし
【装備】支給品一式 柄に洞爺湖と掘られた木刀@銀魂
【思考】基本:アッコについていく
1:アニ魂第2期、よろしくな
【和田アキ子@現実】
【状態】健康
【装備】ピンキーキャッチュ(夏木りん仕様)、ビニール傘
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロワをぶち壊して、みんなで飲み会!
1:なんやねんな、この章!
【勝俣州和@現実】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式(−ビニール傘)
【思考】基本:アッコさんの行く先ならどこまでも
1:すっげえwwセリフだけで本篇が成立したww
【ナッツ@YES!プリキュア5】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:5人のプリキュアを集める
1:っていうか出番が少ないナツ
「お前達にオプーナの続編を作る権利をやろう」
要らない、と言った者は殺された。
【テム・レイ@機動戦士ガンダム 死亡確認】
【イネス・フレサンジュ@機動戦艦ナデシコ 死亡確認】
【タケシ@ポケモン 死亡確認】
死因:斬殺
【オプーナ@オプーナ】
【状態】健康
【装備】ローレライの鍵@テイルズオブジアビス
【道具】不明
【思考】
1:優秀なスタッフを集めてオプーナの続編を作る
2:技術者以外は皆殺し
※七期から参戦かは不明
「……それでさっきの放送でルールが変わったが―――殺るか?」
「……俺はお前とは戦いたくない」
「甘い考えだ。興が冷めた」
「………好きに言えばいいさ」
「ふん、本当につまらない男だ、殺す価値すらない」
京都府にて二人の忍者、影二と飛燕は別れた。
元々、協力する気など更々なかった影二。
さらには今の飛燕の一言でシラケた。
闇の中に消える影二を飛燕はぼんやりと見ていた。
(殺す価値がないか……俺の価値なんて最初からないんだが、な
俺は君とは仲良くは成れそうにはないようだな………)
雨の中で一人、微笑むような表情で自分を皮肉る飛燕。
(さて、俺のすべきことは参加者達の間引きだ。
となると、大都市に行くか、ここから行くとすると……
神戸か大阪のどちらか……飛竜、お前だったら……)
元戦友のことが一瞬頭に過ぎる。
元々は同僚で戦友だった。だが、裏切りにより全て崩れ去った。
飛燕は、『あのお方』の力に魅せられたから組織を裏切った。
だから、ストライダーズは解散した。
(飛竜、今の俺を飼い犬だと嘲笑うか?
だが、それでも構わない……それが俺は……)
そして、飛燕も野を馳せる。
目的は真逆。だが、彼の信念も揺るがない。
なぜならば、それがストライダーだから。
【一日目・4時35分/京都府/天候・雨】
【如月影二@龍虎の拳シリーズ】
【状態】健康
【装備】天上天下において最強の俺には必要ない
【道具】天上天下において最強の俺には必要ない
【思考】
基本:天上天下において真の最強であることを証明する
1:不破刃を倒した者と戦いたい
2:飛燕には興味無し
【飛燕@ストライダー飛竜2】
【状態】健康
【装備】光剣サイファー
【道具】支給品一式
【思考】基本:あのお方の為に参加者達を間引く
1:神戸もしくは大阪に向かう
2:飛竜とは戦いたくないので、説得する
318 :
アンチ・本隊:2011/02/08(火) 17:19:23 ID:8xz0XVug
「シン・アスカとアレルヤ・パプティズムが逝きましたか……
まったく、デスティニーが直るまで彼らとはやりあうなと言ったのに。
まあ第三者介入のおかげもあり厄介な連中は皆死にましたし……
気の狂った『脇役』にしては期待以上の働きでしたね」
アンチ連盟本部にて、盟主王ムルタ・アズラエルは冷酷な笑みを浮かべた。
彼にとって、シン達はただの使い捨ての駒にすぎないのだ。
「さて、死んだ無能の話はここまでです。
すでに全員に伝えたかと思いますが、雑兵どもが職務を放棄したのは知っていますね?
ですが、貴方たちはちゃんとここに集まっている。実に頼もしい限りです」
盟主王は、会議室を見渡す。
会議室に集まっているのは、やはりコナンの犯人ばりに真っ黒な連中。
そしてその数は、ほとんど減っていない。
名も無き兵士などいてもいなくても、アンチ連盟の戦力にほとんど影響はなかったのだ。
「むしろ支給していた武器代が浮きましてね。今皆さんに飲んでもらっている飲み物に奮発しました。
六甲のおい○い水からおーいお茶濃○味にね」
「「(盟主王超ケチィ……)」」
「しかし、問題も発生しました。
なんだか知りませんがかつての探索者と英雄がこの世界に侵入してきたみたいでして……
しかも描写抜きで我々のシステムにハッキングしてくるという暴挙までしてまして……
PC管理担当は誰です?」
「ひっ!?」「死になさい」
【テスイカツ@ボボボーボ・ボーボボ 死亡】
無能なPC管理担当員を凍結粉砕した盟主王は一度深くため息をつく。
そして静寂。
しばらく間を置いて……
「幸い、連中は今期のミクトラン王の警戒で頭が一杯のようですから、討伐は後回しでいいでしょう。
ミクトラン王は7期の参加者を己の手駒としても操っており、非常に信頼できる方だ。
よって彼が操る参加者も襲撃の必要はありません。
孫悟空達が満足に動けない今、我々は残りの前期参加者を潰します。
当然、出陣するのはあなた達幹部、協力者の皆さんです。是非モブ無能とは違うところを見せてもらいたい。
シン・アスカ達のように相討ち、あるいは返り討ちにあう可能性もゼロではないでしょうが……
それでも、我こそはという尖兵に名乗りを上げてくれる方はいますか?」
盟主王の言葉が終ると同時に、真っ先に手が上がった。
319 :
アンチ・本隊:2011/02/08(火) 17:20:38 ID:8xz0XVug
「ほぅ……頼もしい」
「僕……許せないんだよね。自分以外のモテる男が……
6/とバナナの始末は僕に任せてもらいたい。もちろん、他にもそんな奴がいたら……
徹底的にっ!完膚なきまでにっ!全て砕いてっ!泣いて無様に謝りたくなるまで痛めつけてあげるよ」
「そうですか……実はアイドル希望参加者の中に別の刺客を送っていましてね。
その人と協力して……おや、もう行きましたか……」
黒装束を脱ぎ捨て飛び出した男をみやり、盟主王はクツクツと笑うのだった。
「さあ……他にも我こそはという人はいませんか……?」
【一日目・5時20分/???/天候・雨】
【ムルタ・アズラエル@機動戦士ガンダムSEED】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1.前作キャラ、オリキャラを粛正する。
2.さらに第二、第三の刺客を送り前期参加者達を狙う
3.ハッキング対策をしておく
〔備考〕
※アンチ連盟の盟主ですがトップではありません。
※何故か氷のフォルスが使えます。
※カオスロワンアイドル会場に萩原雪歩以外の刺客がいるようです
【右代宮譲治@うみねこのなく頃に】
【状態】健康、落とし穴無効
【装備】黒スーツ、その他不明
【道具】支給品一式、その他不明
【思考】
基本:自分以外のモテ男を全て殺す
0:6/、バナナを優先的に殺す。選考会場は場合によっては強行突破
1:恋愛フラグ立ててる奴も、イチャイチャしてる奴も殺す
※アンチ連盟の一員です
320 :
世代間闘争:2011/02/08(火) 17:50:49 ID:61Jvbn1y
孫悟空一行は、ミクトランたちから一度距離をとる為に東京からチリのイースター島まで瞬間移動した。
「こんだけ離れときゃ問題ねえだろ」
安心する一行。しかしその考えは甘かった。
ボ
一瞬で劉鳳、アストレア、黒桐幹也の身体が砕け散った。
唯一無事だったのはその拳に反応できた悟空のみである。
「幹也!みんな!」
「FIRST… COMES… ROCK…」
彼らを殺害したのは筋肉ムキムキで文字通り怒髪天を衝いている男、ゴンさんだった。
「おめぇがみんなを……!!オラは絶対におめぇを許さねえ!!」
悟空は怒りのパワーによってスーパーサイヤ人2となる。
それを見たゴンさんは支給品の萌玉を飲みこんだ。
するとそのムキムキの身体に羽が生え、戦闘力がさらに飛躍的に上昇した。
「ゴンさん」ではなく「ゴンさま」へと進化したのだ。
「ゆるさねえぞーーーーっ!」
「ゴンさま、だ。豚が……」
二つの凄まじいオーラのぶつかり合いがイースター島を激震させた。
ドラゴンボールの主人公とハンターハンター(+BLEACH)の主人公、
それぞれの時代のジャンプを代表するヒーローの、かつて実現しなかった夢の戦いが始まった。
【一日目・午前4時40分/イースター島/天候・雨】
【孫悟空@ドラゴンボールZ】
【状態】スーパーサイヤ人2 怒り
【装備】なし
【道具】支給品一式
【思考】基本:殺し合いの破壊
1:ゴンさまを許さない
※7期より参戦です
※元の力を取り戻しています
【ゴンさま@HUNTER×HUNTER】
【状態】蝶の羽が生えました 萌玉(崩玉)@BLEACHを飲み込みました 超速再生可能
【装備】天鎖斬月
【道具】なし
【思考】基本:優勝してカイトを復活させる
0:貴様らは豚。俺は神。
1:悟空を殺す
※もう二度とゴンさんにはなれません。
※超速再生可能
※7期より参戦です
※静岡のゴンさんとは別人です
【劉鳳@スクライド】死亡確認
【アストレア@そらのおとしもの】死亡確認
【黒桐幹也@空の境界】死亡確認
死因:ボ
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】死亡確認
死因:悟空とゴンさまのオーラに巻き込まれる
321 :
お前を殺す:2011/02/08(火) 18:35:59 ID:dkBnxZQb
憎い。
憎い憎い。
オリキャラ化したあいつが憎い。
前期でこの俺を殺しやがって、自分は神だぁ?
死ね、氏ねじゃなくて死ね!
てめぇと同じ空気を吸ってると思うとそれだけで吐き気がする!
だから、殺しても構わないだろ?
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して
殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺しまくってやる。
【一日目・午前4時40分/イースター島/天候・雨】
【カイト@HUNTER×HUNTER】
【状態】発狂
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:ゴンさまを殺す。
1:ゴンさまを殺す。
2:ゴンさまを殺す。
3:ゴンさまを殺す。
4:ゴンさまを殺す。
5:ゴンさまを殺す。
6:ゴンさまを殺す。
7:ゴンさまを殺す。
8:ゴンさまを殺す。
9:ゴンさまを殺す。
10:ゴンさまを殺す。
※7期より参戦です
【HUNTER×HUNTERの担当者@ジャンプ編集部】
【状態】発狂
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:冨樫先生を探す。
※7期より参戦です
「かなみ疲れてないか?」
「うん大丈夫だよカズ君」
クーガーと合流する為、富士山近辺を歩く二人。だが次の瞬間カズマの目の前を音速を超えたコインが通過し
かなみに直撃する。
「……かなみ?」
「カズ……君……」
そのまま倒れ息を引き取るかなみ。何が起こったか理解できないカズマ。
「私はあいつを生き返らすまで死ねないのよ!!!」
カズマ達を襲撃したのは、御坂美琴。しかし死んだはずの彼女が、何故生きているのか。
実は防衛システムが自爆したとき彼女は、能力を使い身の回りの物を盾にし生き残っていたのだ。
「てめえ!!!」
雄たけびを上げながら、御坂に接近するカズマ。そのまま、レールガンを放とうとする御坂。
「抹殺のラストブリットォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
「なっ」
だが御坂がレールガンを放つよりも先に、カズマのラストブリットが炸裂する。
「がはっ」
カズマの拳が御坂の体を貫く。
「ごめん……私……アンタを……」
そのまま、彼女は完全に息を引き取った。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
かなみを埋葬し終わった、カズマはかなみのリボンを握っていた。
(遺品なんて持つ柄じゃねぇのにな……)
そのまま、歩きだすカズマ。
彼の悲しみを具現化するように、右腕のシェルブリットが、虹の粒子に変わっていった。
【一日目・午前5時30分/富士山近辺/天候・雨】
【カズマ@スクライド】
【状態】健康
【装備】アルター解除
【道具】支給品一式、かなみのリボン@スクライド
【思考】
1:……
【由詑かなみ@スクライド】死亡確認
【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】完全死亡確認
くつくつくつくつくつ
鍋からスパイスの芳醇な香りが漂う。
ここはとあるレストラン。ズガンされまくり同盟は休憩をとっていた。
その厨房で、巴マミはカレーを温めていた。
デイバッグの中にカレーが鍋ごと入っていたため、せっかくだから……ということでカレーをふるまうことにしたのだ。
マミのデイバッグには数種類のカレーの鍋とご飯の入った炊飯器が鍋と同じ数で入っていた。
今にして思えば、あんな小さなデイバッグによく鍋がいくつも入っていたものだな……と笑いがこみあげてくるばかり。
マミが選んだのはかなり大きめの鍋。プロユース、という言葉がしっくりくるくらいのサイズだ。
これだけ大きければ男性陣(ディアボロ、タケシ、セワシ)が大量にお代わりしても大丈夫だろう、という考えだった。
なお、この時タケシは一時その提案に反対した。
「食事禁止の規制が解かれていないのでは」、と。
しかし、「脱衣拳」と名乗る男が上げた3つの禁止事項の中に「食事禁止」は含まれていなかった。
だから、別にいいんじゃないか?ということで食事タイムとなったのである。
「マミさーん、まだー?」
少年、セワシの声が聞こえる。
「もう少し、待っていてー」
マミは、鍋をかきまぜながら考える。
冷蔵庫にはカレーに添える福神漬けやらっきょうはあるかしら?
一緒に飲む、おいしい水もあるといいかも。
デザートはヨーグルトがいいかもしれないわ。
ヨーグルトにはどんなジャムを添えましょうか?
そんな物思いにふけっていたせいで、マミはカレーに起こった変化に気づかなかった。
「カレーが光った」という変化に……
外。猛烈な爆風と炎が巻き起こる建物を1人の女性が見守っていた。
野比玉子、38歳主婦。
息子の0点のテストを目ざとく見つける、鷹の目の持ち主である彼女は
件のカレー鍋についていた説明書きを見落とさなかった。
説明書き、いわく
「ギャルゲロワイアル2ndのカレー。煮込んで、しばらくしたら閃光とともに爆発します」
それを見越し、外の空気を吸ってくるという名目で外に出ていた彼女は爆発を免れたのである。
同行者のひとりディアボロは所謂予知能力を持っていたのだがあまりの空腹や
長いこと行動している仲間とともにいるという安心感、などなどの理由ででそれを忘れていた。
かくて、「野比玉子症候群」の感染者はメインの野比玉子1人残して全員爆死するに至ったのだ。
完全に燃え尽きた建物に背を向け、玉子は歩きだす。
「ごめんなさい、のびちゃんに晩御飯を作ってあげなきゃいけないの
もうこれ以上、何度も死ぬような目に遭いたくないから……」
何度も死んでは復活するキャラからの、そしてその取り巻きたちからの別離宣言だった。
【タケシ@ポケモン 死亡確認】
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険 死亡確認】
【セワシ@ドラえもん 死亡確認】
【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ 死亡確認】
死因:カレーが光っ─────
【一日目・5時45分/京都府舞鶴市/天候・雨】
【野比玉子@ドラえもん】
【状態】疲労(中)
【装備】エターナルソード
【道具】支給品一式
【思考】
基本:のびちゃん、ドラちゃん待っててね
326 :
今日のてつを:2011/02/08(火) 23:28:53 ID:z2sYMTOx
「四国の平和はこの仮面ライダーBLACKRXと!」
「キュアサンシャインが守る!」
その頃ぶっちぎりさんは、悪天候にも負けず新たなパートナーと共に頑張っていた。
【一日目・午前5時30分/高知県/天候・雷雨】
【南光太郎@仮面ライダーBLACKRX】
【状態】ぶっちぎり
【装備】リボルケイン@仮面ライダーBLACKRX
【道具】支給品一式
【思考】
基本:ぶっちぎる
1:平和を守る
※7期とは別人です
【明堂院いつき@ハートキャッチプリキュア】
【状態】健康
【装備】ココロパフューム@ハートキャッチプリキュア
【道具】支給品一式
【思考】
1:偉大なる先輩と共に戦う
【ビッグフットの筋グゴン@天装戦隊ゴセイジャー 死亡】
死因:リボルケイン
327 :
今日のてつを:2011/02/08(火) 23:36:02 ID:z2sYMTOx
おっと、訂正
×死因:リボルケイン
○死因:リボルクラッシュ
「ギギギ…」
「アルだー!」
【一日目・午前5時59分/滋賀県/天候・曇り】
【中岡ゲン@はだしのゲン】
【状態】失神
【装備】なし
【道具】支給品一式
1:ギギギ…
【ギギギアル@ポケモンBW】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式
1:アルだー
グチャグチャにしてやったぜ。
もう二度と回復出来ないほど、生き返るのが嫌になるほどに。
ハンバーグを作る時に、肉のミンチが必要だろ? それと同じ要領で……
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も
グチャグチャにしてグチャグチャにしてグチャグチャにしてグチャグチャにしてグチャグチャにしてグチャグチャにしてグチャグチャにして
グチャグチャにしてグチャグチャにしてグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ……
もう原型が分からないだろ、お前に殺された奴だって同じことを思っているよ『ざまあみろ!!』『お前に生きる価値無し!』ってよう!
アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ!!!!!!
ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャャヒャ!!!!!!
最後にお前らの黒い線を斬ってやった!
これで蘇生なんで甘いことは出来ねえからな!!
まさにカイト!!
【孫悟空@ドラゴンボールZ 死亡】
【ゴンさま@HUNTER×HUNTER 死亡】
死因:直死の魔眼による惨殺(蘇生不可です)
【一日目・午前4時44分/イースター島/天候・雨】
【カイト@HUNTER×HUNTER】
【状態】発狂
【装備】Uー1メモリ@テラカオスバトルロワイアル七期
【道具】不明
【思考】基本:やった、ゴンさまが死んだ。
1:やった、クズが死んだ。
2:やった、クソが死んだ。
3:やった、変態が死んだ。
4:やった、ゴキブリが死んだ。
5:やった、バカが死んだ。
6:やった、オリキャラが死んだ。
7:やった、ゴンさま(笑)が死んだ。
8:ィィィヤッフゥゥゥ、ゴンさまが死んだぜェェェェ!!!
※7期より参戦です
【HUNTER×HUNTERの担当者@ジャンプ編集部】
【状態】健康
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:冨樫先生を探す。
※7期より参戦です
悟空がとんだ巻き添えな件についてw
俺の名は前原圭一。KOOLなナイスガイだ。
今日もいつものように部活をしていたら、急にこんなところに放り出されて正直参っている。
おまけに、部活メンバーとも全員はぐれてしまった、と来た。
沙都子や梨花、魅音にレナはどこに行ってしまったのだろう。
まあ、アイツらは大丈夫だろう。なんやかんやでうまくやっているに違いない。(特に魅音はな)
などと、考えていると俺の目の前にメガネをかけたおばはんが現れた。
「あなた、のびちゃんとドラちゃんを知らない?」
のびちゃんと、ドラちゃんンンンンンン???
生憎俺の友人リストにはそのような名前の存在はない。
それに、いきなり断りもなしに質問してくるなんて失礼にもほどがあるぞ、このおばはん!
「すみません、知らないんですよ。他を当たってください」
まあ、俺も大人だ。ちゃんと丁寧な口調で返した。
「あら、そう。それじゃあ、消 え て く れ る か し ら?」
なん、だと!?急に態度を変えやがったぞ!
これはやばい、何か身を守るもの!!
気がついたときに持っていたデイバッグから適当なものを取り出す。
……どう見ても、おもちゃの光線銃です。本当にありがとうございました。
などと、考える余地は実際にはなく俺は光線銃の引き金を引いた……。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!おばはんに光線銃を放った瞬間、
お ば は ん が 消 滅 し てょ ぅ ι゙ ょ に な っ て い た。
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが俺も何が起こったのか分からなかった。
目の錯覚だとか、変わり身の術だとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。
気がついたら俺はその元オバハンなょぅι゙ょを抱きかかえ、この場から立ち去っていた。
え?俺がこんな行動をとった理由?……雨の中にょぅι゙ょを置き去りにするわけにいかねーだろが!
こうして、俺はひょんな事から期せずしてょぅι゙ょ誘拐犯になってしまったのであった。
……とほほ。
【一日目・6時01分/京都府舞鶴市/天候・雨】
【野比玉子@ドラえもん】
【状態】疲労(中) ょぅι゙ょ
【装備】エターナルソード
【道具】支給品一式
【思考】
基本:のびちゃん、ドラちゃん待っててね
1:……??
【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】
【状態】疲労(中)
【装備】夢成長促進銃/ジンセイガニドアレバガン、鉄バット
【道具】支給品一式
【思考】
基本:のびちゃん、ドラちゃん待っててね
さて、ここで解説お姉さんの解説コーナー!!
今回、圭一君に支給されたのは夢成長促進銃/ジンセイガニドアレバガンっていう道具。
ケロロ軍曹っていう作品に登場するアイテムなんだけど、
パロロワ界隈では某老人を美少年に、某19歳の魔法少女を9歳のロリにさせてしまったことで有名なの。
今回の被害者は野比玉子さん(38)!息子と居候を探す主婦なんだけど、突然ょぅι゙ょになっちゃって、これからどうなっちゃうのかしら!?
それは見ての、お・た・の・し・み☆
修正
【前原圭一@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康、混乱
【装備】夢成長促進銃/ジンセイガニドアレバガン、鉄バット
【道具】支給品一式
【思考】
基本:混乱
1:何が一体どうなってるんだーっ!?!
(またしても……これほどまでの死者が……)
拳を強く握り、自分を戒めるかのように振う。
フォルカの拳は鋭く空気を切り裂く。
だが、いくら彼が拳を振おうとも、失われたものは戻ってこない。
109発、拳を前に突き出す。
ちょうど今呼ばれた死者の数だけ拳を振った。
拳に祈りを込めて、振い続けた。
(せめて、安らかに眠ってくれ……)
フォルカ達は今、浅草はいる。
しかし、浅草に来てみたものの目的地の研究所はなく。
あったのは普通の民家であった。
そこで神夜の看病を美鈴に任せ、フォルカは一人、外にいた。
(ここは俺が知っている地球ではないのか?)
フォルカは思案する。
修羅界ともあの地球とも完全に違う世界。
あの場所で主催者が言っていた『新惑星の平行世界』だと。
(やはり。異世界である可能性が高いか……となると、次元移動の術を持っているのか?
……それに宇宙空間、異次元空間への脱出の禁止ということを考えると主催者の本拠地はそのどちらかか)
「……さて、そろそろ戻るか」
自分で考えても仕方ない一時、民家に戻るフォルカ。
◆ ◇ ◆ ◇
「ここはどこですか!?」
「……やっと、気が付きましたか?」
神夜はやっと目を覚ました。
その近くには緑の華人服を着た少女がいた。
「えっと、貴女は…?」
「美鈴、紅美鈴です」
「私は楠舞神夜と申します、」
「これはこれはご丁寧に……(カグヤさんか、あのカグヤと何か関連性でもあるんですかね?)」
「いえいえ、美鈴さんが私をここまで運んだんですか?」
「いえ、私の同行者のフォルカさんが担いだだけで、私は一緒にいただけです」
「そうですか、それでフォルカさんって人は今?」
二人が会話をしていたその時、部屋にフォルカが帰ってきた。
「美鈴、今帰った……どうやら、目が覚めたようだな」
「貴方がフォルカさん……ですか(……なんだかアレディさんに似てる人だな……)
あっ、申し遅れました、私、楠舞神夜と申します」
「俺はフォルカ、フォルカ・アルバーグだ」
【一日目・4時50分/東京都台東区/天候・雨】
【楠舞神夜@無限のフロンティア】
【状態】健康、悲しみ
【装備】護式・斬冠刀、チャクラム@テイルズオブシンフォニア
【道具】支給品一式
【思考】基本:主催者の打倒
0:フォルカさんってなんだが、アレディさんに似てるなぁ
1:知り合いを探す
2:飛竜さんについては……
3:ティアさんとミクちゃんをちゃんと埋葬したい
【紅美鈴@東方Project】
【状態】健康 決意
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止める
0:それにしてもすごく大きいですね
1:フォルカさんに着いて行く
2:妹様を殺した奴は許なさい
【フォルカ・アルバーグ@スーパーロボット大戦シリーズ】
【状態】健康 決意
【装備】なし
【道具】不明
【思考】基本:殺し合いを止め、主催者を倒す
1:殺し合いに乗った者は倒す。
2:神夜と情報交換したい
阿良々木暦、戦場ヶ原ひたぎ、千石撫子。
三人の人間……いや、一人の吸血鬼もどきと二人の仮面ライダーを殺害した少年、桐山和雄。
彼は一人、他の参加者を探して夜明け前の街を歩んでいた。
無論、探しているのは発見次第殺害するために、だ。
どれだけの人間をその手で殺そうと、桐山に罪悪感は無い。
今更、そんなセンチメンタルな感情が生まれるはずが無い。
彼は遠い昔に、全ての感情を失っているのだから。
故に、彼は決して情に流されず、生き残るための行動を取り続ける。
殺さなければ、自分が死ぬ。だから先に相手を殺す。
テラカオスバトルロワイアルが始まる前から、彼はそうやって生きてきた。
「………………」
やがて、桐山は足を止める。
前方数十メートル。桐山の行く手を阻むように、一人の青年が立っていた。
無言で桐山は自身の支給品、ゾルダのカードデッキを取り出す。
ただの雑魚が相手なら、変身せずとも十分だろうが……どうやらそうもいかないようだ。
腰に巻かれたベルト――桐山の知るものと少し形は違うが、機能はさして変わらないだろう――が、相手の力量を桐山に感じさせていた。
近くに乗り捨てられていた車のサイドミラーにデッキをかざすと、桐山の体にベルト――Vバックルが装着される。
相手もまた動く。動作こそ違えど、それの意味するところは桐山と同じ。
両者が同時に叫ぶ。
「「変身!」」
桐山の身体を、緑の装甲が纏う。
相手も、同様に姿を変えていく。
ゾルダのバイザー越しに見えるその姿は――ピンク、いやマゼンタか。
「…………」
僅かに早く、桐山がゾルダへの変身を完了する。
ほんの一瞬の差だが、その一瞬さえあれば桐山には十分過ぎた。
ゾルダはデッキから一枚のカードを引き抜くと、手にした銃・マグナバイザーに装填する。
桐山には手加減する気も無ければ手加減する理由も無い。よって最初からクライマックスだ。
全力全開の攻撃で――敵を仕留める。
『FINAL VENT』
ゾルダの隣に契約モンスター・マグナギガが召喚される。
間髪入れずその背にマグナバイザーを差し込むと、一切の躊躇無く引き金を引く。
相手も変身を終えたのが確認できるが、今から何をしたところでもう間に合うはずも無い。
鋼鉄の巨人の全身の砲門が開いていき――そして。
世界の終わり。
誇張でもなんでもなく、そんな形容すら真っ当に感じられるほどの砲撃が相手を襲った。
はず、だった。
『ATTACK RIDE CLOCK UP』
「……!」
突如として桐山の腹部を襲う衝撃。
最初、何が起きたのか、桐山には理解できなかった。
ゾルダの身体が宙を舞い、地面に落下してようやく、自分が蹴り飛ばされたことに気付く。
まるで対応できなかった。
相手はいつの間に、こんな至近距離まで距離を詰めたのか。
何故エンドオブワールドを喰らってなお、相手は無傷のままなのか。
あれだけの砲撃を、全て避けきったとでもいうのか?
そんなことはありえない、そう思いたかったが――立ち上がった桐山を待っていたのは、さらに目を疑いたくなる光景だった。
『ATTACK RIDE ILLUSION』
分身、とでも言うのか。
敵が三人に分裂し、ゾルダを取り囲んでいた。
「三対一か……」
蹴りのダメージ自体は大したことは無い。まだ十分に戦えるレベルだ。
しかし、まずいのは蹴り飛ばされたせいでマグナギガとの距離が開いてしまったこと。
しかも、マグナバイザーはマグナギガに差し込まれたままだ。アドベントカードが使えない。
ゾルダが包囲されているこの状況、マグナギガは戦えない。
マグナギガの火器は強力だ。今それが火を吹けば、ゾルダにも被害が及ぶことはまず間違いない。
格闘戦に持ち込むにししても、マグナギガの動きは鈍い。戦力として数えることはできない。
ならば、どうやって切り抜けるか……思考する桐山に対し、三人は一糸乱れぬ動きで各々のカードを取り出しベルトに装填する。
『ATTACK RIDE GIGANT』
ベルトから響く音声に合わせて、四連装ミサイルランチャー・ギガントがそれぞれ出現する。
四連装ミサイルが三つ……全部で十二発のミサイルが、桐山に向けられていた。
対して今の桐山には、銃の一丁すらありはしない。
彼我の戦力差は圧倒的、生き残るには逃げるしかない――しかし、何処へ逃げる?
完全に囲まれている現状で、何処へ逃げればあのミサイルの射程圏内から逃れられる?
考える、考えるが――なまじ感情を持たないがために状況を冷静に分析した桐山は一つの結論に達してしまう。
逃げられない。
「ここで死ぬ……か」
桐山が呟くと同時に、全てのミサイルが発射される。
一つあれば複数のアンノウンを殲滅できるギガントが、三つ。一発でも当たれば終わる。
それでも桐山は回避を試みるが、避けようとして避けられるものでは無く。
完全に死を覚悟した、その時。
『タカ! トラ! チーター!』
奇妙な叫び声を、桐山は聞いた。
★
「ふう、草薙さんの支給品がチーターメダルじゃ無かったら危なかったですね」
「そう(無関心)」
「君も、無事でよかった。怪我は無い?
道具が無いから応急措置くらいしかできないけど、どこか痛むところとかがあれば言ってね」
「……どうして、俺を助けた?」
ギリギリのところで、桐山は火野映司と草薙ケンの手で助けられていた。
ケンが注意を引いている隙に、オーズに変身した映司がタカトラーターのスピードでゾルダを抱えて逃げ去ったのだ。
「さっきの人がどうして君を殺そうとしてたのかは知らないけど、目の前に殺されそうな人がいたら俺は助けるよ。
話なら、助けてから聞けばいいんだから。それにさ、ライダーは助け合いでしょ?」
「……そうか」
【一日目・5時30分/埼玉/天候・雨】
【火野映司@仮面ライダーオーズ/OOO】
【状態】健康、パンツ一丁
【装備】オーズドライバー@仮面ライダーオーズ/OOO
【道具】タカメダル、トラメダル、バッタメダル、チーターメダル、セルメダル×5
【思考】
1:この戦いを止める
2:アンクを探す
3:後藤さんや伊達さんも出来れば探す
4:比奈ちゃん、参加してないといいけど…
【草薙ケン@超人サイバーZ】
【状態】健康
【装備】ひのきのぼう
【道具】支給品一式
【思考】
1:世界を平和にする
【桐山和雄@バトルロワイアル】
【状態】健康
【装備】カードデッキ(ゾルダ)@仮面ライダー龍騎
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1.このバトルロワイアルで優勝する
2.仮面ライダーのデッキを持っている者から優先的に殺す
「ゾルダを倒し損ねたな。……あの二人、俺の知らない仮面ライダーか。
いずれ、奴らも俺が破壊する……」
【一日目・5時30分/埼玉/天候・雨】
【門矢士@仮面ライダーディケイド】
【状態】健康、激情態
【装備】ディケイドライバー@仮面ライダーディケイド
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1.全ての仮面ライダーを破壊する
※サイバーZを仮面ライダーだと思っています
このディケイドはスタンスからして前期参戦じゃないな。
340 :
OとYの連鎖:2011/02/09(水) 21:21:51 ID:XvWaFjm2
「うーバトロワバトロワ」
今舞鶴市内をKOOLに全力疾走している僕はごく一般的にKOOLな男の子、強いて違うところをあげるとすればょぅι゙ょを抱きかかえてるってことかナー。名前は前原圭一。
なんで今俺が必死で走っているかというと……
「中身が大人だから合法ロリ?そんな言い訳で許される程児ポ法は甘くないのだよ。このロリコンめ!」
なんだかわからない巨大な黒い目玉に追いかけられているからです。
なんだよロリコンって!俺は元オバサンのょぅι゙ょを放っておけなかっただけだって説明しているのに、この目玉は聞きやがらねえ。
俺はさっきオバサンをこのょぅι゙ょにした光線銃を目玉に撃ちまくるが、一向に効かない。
「ふはははは!妖怪にそんなものが通用するか」
「なっ!ありかよそんな理由!」
「ロリコンに生きる道はないと知れ!120%充電完了……ロリコン抹殺光線!」
その叫びと共に目玉からレーザービームが撃たれた。ビームは途中にいたジムリーダーや魔法少女を巻き込みながら俺たちのほうに向かってくる。
「うわああああああああ!」
もう駄目だ。そう思って俺は目を閉じた……
☆
「ロリコンってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて……アブノーマル」
黒い目玉ことバックベアード様は、ビームが直撃したのを見て圭一の死を確信する。
だがビームが起こした土煙が薄れてきたとき、ベアードは驚愕した。
そこには呆然とする前原圭一と、その前でエターナルソードを構えるょぅι゙ょ……野比玉子の姿があった。
「まったくあぶないじゃないの、わたしもいっしょにころされるところだったわ」
「馬鹿な……私のロリコン抹殺光線をその剣で切り裂いたというのか……」
呆気にとられるベアード。その間に我に帰った圭一は、玉子の腕を取って再び走り出す。
「なんだかわからんが……このスキに前原圭一はKOOLに逃げるぜ!」
「ぬぅ!させるかぁ!」
再びビームを撃とうとするベアード様、しかし充電時間が足りない。
「こうなったら……おのれ!これでも喰らえぃ!」
ベアードは自分に支給されていた『ある物』を圭一に投げつけた。
『それ』は圭一の頭に直撃し、圭一は『それ』と一緒に土手から転げ落ちた。
「ぬわーーっっ!!」
土手下から白い煙がモクモクと上がる。
やがて土手下から現れたのは……
「はて、ワシはなんでこんな所におるんじゃったかのう……」
腰は曲がって髪は真っ白、しわしわでよぼよぼになった前原圭一(84歳)の姿だった。
バックベアードが投げつけた『ある物』とは玉手箱@浦島太郎。その煙を浴び、圭一はすっかりお爺さんとなってしまったのだ。
「んー、ここはどこじゃー?最近物忘れが激しくってのー」
「ふははは!どうだ!そこまで老いぼれればもう逃げられまい!この……」
高笑いしていたベアードは、急にしゃべるのをやめて倒れた。その背中には魔剣エターナルソードが突き刺さっている。
「ぎゃーぎゃーうるさいのよ。しになさい」
剣を突き刺したょぅι゙ょ玉子はそう言って、豚を見るような目でベアードを見下した。
「なんじゃこの目玉は……おや、お嬢ちゃん。こんなところで何をしているんだね」
前原圭一(84歳)はニコニコ笑いながら玉子に声をかける。どうやら玉子のことを忘れているらしい。
「わたしはのびちゃんとどらちゃんをさがしてるのよ」
「一人でかい?お父さんやお母さんは?」
「いないわ」
「なんとまあ!こんな小さい子供を一人で置き去りにするとは酷い親だわい!まったく最近の若いモンときたら……」
ワシが若い頃は……とブツブツ言い続ける圭一を置いて、玉子は歩き出す。
「お嬢ちゃん、どこに行くんだね」
「のびちゃんをさがすのよ」
「フム、子供を一人きりにするわけにはいかんわい。よし!ワシもお嬢ちゃんの人探しを手伝おう」
「わたし、玉子よ」
「そうか、玉子ちゃんか!ワシは圭一じゃ」
そしてょぅι゙ょと老人は、手を繋いで何処かへと歩いていった。
【一日目・6時05分/京都府/天候・曇り】
【野比玉子@ドラえもん】
【状態】ょぅι゙ょ、健康
【装備】バスタードソード@テイルズシリーズ(ビームで死んだタケシから入手)
【道具】支給品一式
【思考】
基本:のびちゃん、ドラちゃん待っててね
1:おじいちゃん(圭一)といっしょに行動する
2:こうげきしてくるやつは、ころす
※エターナルソードは死亡フラグということを知っているために手放しました。
【前原圭一(84歳)@ひぐらしのなく頃に】
【状態】老人、健康、ややボケ気味
【装備】鉄バット
【道具】支給品一式
【思考】
基本:玉子ちゃん(野比玉子)の人探しを手伝う
1:そういやここはどこかのー?
☆
「許さん!許さんぞぉーロリコンめー!!」
背中に刺さったエターナルソードを引き抜きベアード様は吼えた。
あくまでも気絶していただけで死んではいなかったのだ。
しかしあのょぅι゙ょと老人は、とっくの昔にどこかに姿を消していた。
「おのれロリコンめー!ってあれ……」
なんとベアード様の体がどんどん縮みはじめた。今頃になって圭一に連射されたジンセイガニドアレバガンが効いてきたのだ。
やがてベアード様は……髪で片目を隠した少女、ベア子の姿になってしまった。
「イヤー!何よこれぇぇぇ〜!!」
自分がロリコンを誘発するような姿に変わってしまったことに混乱するベアード様……もといベア子。
というかこのベアード様、女性だったんだ……
【一日目・6時05分/京都府舞鶴市/天候・曇り】
【ベア子@ゲゲゲの鬼太郎+ふたば】
【状態】背中にダメージ(中)、大混乱
【装備】エターナルソード
【道具】支給品一式
【思考】基本:ロリコンは全滅だ!
0:なにこれー!!
※夢成長促進銃/ジンセイガニドアレバガンが京都府舞鶴市の土手に放置されています。
「さぁて、どうしたもんかねぇ……クックックッ」
薄暗い部屋でクルル曹長は怪しげな口調で呟いた。
彼の周りはPCで溢れており、それらの冷却ファンが絶え間無く稼動している。
そこはアンチ連盟コンピュータールームだった。
前任者のテスイカツがアズラエルによって粛正されてしまった為、彼が代わりにPC管理を担当することになったのだ。
「ククク……」
薄く笑いながらクルルはカタカタと物凄いスピードでキーボードを叩く。
すると彼の前に一つの事実が浮かび上がって来た。
「やはりな……連盟のセキュリティを破壊してる奴がいやがる」
何故、黒桐幹也が描写もなく連盟のコンピューターに侵入できたのか。
どうやらそれは電脳世界で無差別な破壊を続けている奴が居たからのようだ。
「ク〜クックックッ、なら排除するしかねぇな」
ならば話は早いとばかりにクルルはPCを操作する。
敵が居るのなら排除するまでだ。
ぽちっとな、そう軽く呟きなが彼は電脳世界に刺客を放った。
「グゥレイト!」
ヴェルデバスターガンダムの中で男は歓声を上げた。
男、ディアッカはバトルロワイヤルが始まって以来、ずっと電脳世界を破壊しまわっていた。
ノートン先生だろうとエロ画像だろうと、とにかく目に付く物全てをガンダムで破壊していたのだった。
当然、アンチ連盟のセキュリティを破壊していたのも彼である。
彼を破壊に走らせる物。それは怒りだった。
「グゥレイト! グゥレイト!」
狂ったように叫び続けるディアッカだったが、その声は人間の物ではなく、機械の出す電子音声のそれだ。
彼は何時からかあらゆるゲームで声が出なくなってしまったのだ。
理由は分からないが、そんなことはどうでもよかった。
Gジェネでは同じ声だが、自分よりずっと出番が少ない筈のダコスタが居るのに、ディアッカは使えない。声がない。
スパロボZに至っては、戦闘アニメが作られていながらも、没データとして封印される始末。
そんな彼は深い悲しみと怒りに捕われていた。
何故自分がこんな仕打ちを受けなければならないのか。
「グゥレイト!」
必死に叫び続けながら破壊を続ける。
没データとして封印されている彼は電脳世界から出ることもできないのだ。
「グゥレイ……ん?」
「時代は変わったんだ。オールドタイプは失せろ!」
不意にレーダーに反応があった。
見るとそんな声を上げながら接近する機体――デスティニーガンダムがあった。
「俺はアンチ連盟の全てを掴む。その為に犠牲になってもらうぞ」
そう漏らしながらデスティニーを駆っていたのはジェリド・メサだった。
彼はアンチ連盟の一員であり、クルルが送った刺客の一人だ。
シンが死んだので空いていたデスティニーは彼に与えられていた。
お下がりだがジェリドはあまり気にしていない。
とにかく戦果を上げてアンチ連盟での地位を上げる為には、多少の屈辱は我慢する気でいた。
「行くぞ、ガンダム!」
「グゥレイト!」
野心と怒り。
互いに複雑な想いを胸に抱きながら、二機のガンダムは激闘した。
【一日目・5時20分/電脳世界/天候・果たして電脳世界にそんなものがあるのか】
【ジェリド・メサ@機動戦士Zガンダム】
【状態】健康
【装備】デスティニーガンダム@機動戦士ガンダムSEED DESTINY
【道具】不明
【思考】
0:アンチ連盟の全てを握る。
1:ディアッカを倒す。
※アンチ連盟の仲間です。
【ディアッカ・エルスマン@スーパーロボット大戦Z】
【状態】健康
【装備】ヴェルデバスターガンダム@機動戦士ガンダムSEED STARGAZER
【道具】不明
【思考】
1:とにかく破壊する。
2:グゥレイト!
【一日目・5時20分/アンチ連盟・コンピュータールーム/天候・雨】
【クルル曹長@ケロロ軍曹】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】不明
【思考】
1:クックックッ…………
※アンチ連盟の仲間です。
「ななな何なんですかー!」
「余に聞かれても困る」
「とにかく逃げないとっ!」
電脳世界を放浪していたミク達は偶然にもガンダム同士の戦いに巻き込まれていた。
とんだとばっちりだったが、不幸はそれだけでは終わらない。
「お前達にオプーナの続編をテストプレイする権利をやろう」
「え……ああ、要りませんよ!」
優秀なプログラマを探して電脳世界にも足を運んでいたオプーナと遭遇してしまったのだ。
反射的にミクが要らないと答えると、オプーナはならば死ねっとばかりに襲い掛かって来た。
「ここは僕に任せてセイバーはミクを!」
カイトが前に出て応戦しながら言う。
ミクが反論しようとするが、その前に流れビームが飛来して、セイバーと共にどこかへ吹き飛んでしまった。
大丈夫かとカイトが振り返る――前にオプーナがやってきた。
「よそ見している暇はないぞ」
「くっ……!」
そしてさらに
「お前が旧世代とかいう奴か」
クルルが放った刺客の一人、フォルテッシモもまた実は七期参戦だったオプーナを狙って戦いに介入してきた。
空ではガンダムが飛び交うカオスな三つ巴の戦いが始まった。
【一日目・5時20分/電脳世界/天候・果たして電脳世界にそんなものがあるのか】
【オプーナ@オプーナ】
【状態】健康
【装備】ローレライの鍵@テイルズオブジアビス
【道具】支給品一式 他不明
【思考】
1:優秀なスタッフを集めてオプーナの続編を作る。
2:技術者以外は皆殺し。
※七期から参戦
【フォルテッシモ@ブギーポップシリーズ】
【状態】健康
【装備】グリードアイランドのスペルカード@HUNTER×HUNTER
【道具】支給品一式 他不明
【思考】 0:強者と戦う。
1:敵を倒す。
2:変体刀があったら錆と再戦する。
※アンチ連盟の仲間です。
【カイト@.hack】
【状態】健康
【装備】ツインダガー@モンスターハンター
【道具】不明
【思考】
1:殺し合いから脱出する。
「うぅぅ……痛いです」
「無礼な奴らだ!」
吹き飛んでしまったミクとセイバーは不幸中の幸いともいうべきか、軽傷で済んでいた。
ガンダムは相変わらず危険だし、カイトともはぐれてしまって、どうしようかと困っていた彼女らだったが……
「拙者にときめいてもらうでござる!」
急にそんな声が掛けられた。
見るとそこには白髪の剣士、錆白兵が。
どうやら旧世代と間違われたらしい。
「ななな何だか困ったことになりましたよっ」
「仕方ない。応戦するぞ!」
襲ってくる以上、戦うしかない。
生き残る為にもセイバーとミクは錆白兵に立ち向かった。
【一日目・5時20分/電脳世界/天候・果たして電脳世界にそんなものがあるのか】
【初音ミク@VOCALOID】
【状態】精神疲労
【装備】逆刃刀@るろうに剣心
【道具】支給品一式 他不明
【思考】
1:電脳世界から脱出する
【セイバー(ネロ)@Fate/EXTRA】
【状態】健康
【装備】赤セイバーの剣@Fate/EXTRA
【道具】不明
【思考】
1:奏者を探す。
【錆白兵@刀語】
【状態】健康
【装備】春雨@シャーマンキング
【道具】不明
【思考】 0:拙者にときめいてもらうでござる。
1:敵を倒す。。
2:変体刀が見つかれば、フォルテッシモと再戦。
※アンチ連盟の仲間です。
347 :
元・神の決意:2011/02/09(水) 22:07:09 ID:8e8hsbnG
「う〜……」
主催者本部にて、メイド服を着た元・神龍が呻き声をあげていた。
視線の先には、自分をこんな目に合わせた脱衣拳が。
彼女からすれば、人間にまんまとやられるのは非常に屈辱的だった。
当然このまま黙っているわけがない。
「やっぱり我慢できない! 出でよ我が666のしもべ達よ! あの奇人を屑肉にして喰らってやりなさい!」
「「了解!!」」
ニアラが号令をかけると同時に、どこからともなく部屋の大きさを無視して屈強なドラゴンが現れる。
いくらか能力を失ったが、召喚系は残っていたらしい。
だが
「はいはい美女化マシン乱れ撃ちー。ついでに南斗脱衣拳ー」
「ちょっ!?」
哀れ、666体のドラゴンは全て美少女化マシンの餌食となり、服も残らず切り裂かれた。
さらに元々幼かったドラゴンに至っては赤ん坊になってしまっている。
「「「!?」」」
「こ、このケダモノ! 服はもうほとんどないのよ!?」
「やっべぇー、やっぱスカイツリーいいわー」
「話を聞きなさいよ! 少しは雄の反応しなさいよ! あーもう、お前達はもうさがっていいから! 服は我慢!」
何人か割りと大人のボディを手に入れた者が、小さい元・ドラゴンを抱えてそそくさと撤退する。
しかし脱衣拳は無反応。モニターに映されたスカイツリーに夢中である。
667人の美少女の中にたった1人の男。前期シャア総帥なら最高にハイになったであろう状況。
だがそれにも無反応なのが脱衣拳。なぜなら彼にはゲイの(ry
(変態は散々見てきたけど、もしかしてこいつが一番なんじゃ……
それよりも、東京タワーと別行動、スカイツリー発言……浮気なの? そうなの!?
って、そんなことはどうでもいい。こいつ、恐ろしいくらいテキトー臭がする!
あの馬鹿(???)もいないし、私が主催者としてちゃんと仕事しないと……)
色々あきらめ、ニアラは椅子にこしかけて思考を巡らせた。
◆
348 :
元・神の決意:2011/02/09(水) 22:08:00 ID:8e8hsbnG
私が一番気がかりなのは、アンチ連盟の存在だった。
主催者の名の下、断言するわ。『アンチ連盟は私達主催者とは無関係』。
仮に同盟関係だったとしても、首輪は外してやっている。
一体何のために、前期の参加者とオリジナルを狙うのか?
オリキャラ撲滅を掲げときながら、全滅(略)の母を生み出すのはいいのか?
疑問は尽きない。けど少なくとも言えるのは、連盟もいずれは滅ぼさねばならないということ。
仮に前期参加者が全滅した場合、連中が8期の参加者の援護にまわる可能性も否定できない。
それはつまり、自分達の命を狙いにやってくる参加者も増えるということで。
神龍の時なら普通に相手できたんだけど……この状態で戦うのは正直分が悪いとかいうレベルじゃない。
特に、いくら私の天敵だった変態達が全滅したとはいえ……
正直、あのグラハムとかいうレンチ男が素で恐い……
壊されそう。もう色んな意味で。この姿だと性的な意味でも。あの男のは絶対に嫌だ。
どうせやられるなら、まだあの騎士のグラットンや夫の大根でやられた方がずっといいと思う。
いやもうロリコン総帥やいい男のでもいい。もう死んでるしこっちにいるのは別人だけど。
そう思うぐらいにあのグラハムという男は嫌だ。すごく……大きいレンチ嫌過ぎる。
あとネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲組も。完成度高すぎ。
……って馬鹿言ってる場合じゃなかった。
とにかく、部下まで使い物にならなくなったこの状況をなんとかしなくては。
アンチ連盟に注意が向いてると思いきや、ハムレンチ野郎やネオ(略)の3人組は普通にこっちを狙っている。
そして前期主催者、信長と禍神も対主催になってる。前者はともかく後者は何考えてんのよ。
こちらも戦力を早急に用意しないと即お陀仏だ。
まずはアンチ連盟の正体を探りつつ、戦力の補強が最優先事項かしら。
……今、私はがらにもなく恐怖している。
前期でマスタードラゴンを吸収したおかげでドラクエの知識も手に入れた私。
その中に、今の私と似たような状況のものがあった。
プラチナキングが現れた! ▽
あんこくまどうが現れた! ▽
→まじんぎり まじんぎり まじんぎり まじんぎり
プラチナキングは逃げ出した! ▽
このあと、全力で叩き斬られるはめになるあんこくまどう……それが今の私だ。
この世界に前期の参加者を集めた張本人が正体を明かす前に逃亡した……
そんなことがばれれば、まさに私の運命は過剰死だ。
最悪、また症候群を発症して、9期でも10期でも延々と殺され続ける無限地獄まで叩き落されるかもしれない。
そして部下達も今や人間。忌み者にされる可能性もある……!
「スカイツリィィィィィ!!!」
……こうなったらやるしかない。今、脱衣拳の頭の中はスカイツリーで染まっている。私が頑張るしかないのだ。
自分達の身の安全の意味もあるが、さすがの私も家畜……いや、人間に同情してしまう。呼ぶだけ呼んで放置とは……
面白そうだと???の言葉に乗ったのが失敗だったか……そもそもあいつの名前も聞いていなかった。
とにかく、経緯はどうあれ、今の私は主催者。
参加者にあがき抵抗する権利があるように、主催者にも義務がある。
立ち向かってくる参加者に全力で応え、返り討ちにする義務が。恐くないと言えば大嘘だが。
「いいだろう! このニアラ、姿は変われど神なり! 逃げはせぬ!」
「スカイツリー愛してる!」
349 :
元・神の決意:2011/02/09(水) 22:10:16 ID:8e8hsbnG
【一日目・5時30分/某所・主催者本部/天候・不明】
【脱衣拳@TCBR】
【状態】健康、主催者
【装備】美女化マシン その他不明。
【道具】不明
【思考】基本:主催の人気アップ、認知度上げるために頑張ってみよう。
1:主催だって、まー空気にならないように頑張る。
2:しばらくスカイツリーをモニター越しに愛でる
※浮気疑惑が浮上しています
【ニアラ@TCBR】
【状態】健康、主催者、美少女 、メイド服、グラハム(レンチ)に嫌悪感
【装備】不明
【道具】不明
【思考】基本:主催を全うする。逃走だけはしない。
1:アンチ連盟の正体を探り、壊滅させる
2:主催者陣営の戦力補充
3:そういえばドラゴン耳ってなに?
4:この場に東京タワーを連れてきたらどうなるんだろう
※美女化したため、色々と変わりました。
※ちなみにドラゴンっ娘です、つまり龍耳、尻尾というわけですね。
※アンチ連盟は主催者側とは無関係なようです
350 :
男狩り:
「ここが東京か……」
周りを見渡しながら呟くのは、マーティン・ジグマール。
「そうみたいだな」
そう答えるのは、空条承太郎。
「さて早速トイレを探さねば」
「まだ行ってなかったのかテメェは……」
「俺と一緒に行くか?」
「いや……遠慮します熊先生……」
そして何故か付いてきた熊先生。他にも誰かいた気がするけど、多分気のせいだね。
すると不意に後ろから声を掛けられる承太郎
「そこのお前」
「てめぇは」
承太郎に話しかけたのは飛竜。
「安心しろ殺し合いには乗っていない」
「何の用だ?」
二人の間に緊迫した空気が流れる。
「情報交換を行いたい」
「……良いだろう」
情報交換を行う二人。だが次の瞬間。
ボ
殴り飛ばされる熊先生。
「熊先生!」
叫ぶ承太郎。だが熊先生は、もう既にただの肉塊になっていた。
「貴様……」
熊先生を襲った襲撃者の方を見る飛竜。そこにはムキムキの魔法少女亞北ネルがいた。
構える飛竜、そして逃げ出すジグマール。
「ごめんなさい、でもレンきゅんを誘惑しそうな女と男は全員殺さなきゃいけないの」
冷徹な声でいうネル。だがそれに対し承太郎は、怒りに満ちた声で問いかける。
「……言いたい事はそれだけか?」
「そうだけど」
「そうか……」
スタープラチナを出し、戦闘態勢を整える承太郎。
「てめぇは俺が裁く!」