他に行き場所の無い作品を投稿するスレ3

このエントリーをはてなブックマークに追加
1創る名無しに見る名無し
とりあえず書いてはみたものの、一体どのスレに投稿するべきか分からない自作の作品を投下するスレです。
仲間外れの方、空気読めない方で、想像力と妄想力をもてあまし気味の方は是非、こちらのスレへどうぞ。

批判、批評、ご意見はなるべく簡潔に。変に貶したり感情的にならずに優しく見守ってあげましょう。

【過去スレ】
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ2
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1248339137/
他に行き場所の無い作品を投稿するスレ
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1223547316/
2創る名無しに見る名無し:2010/08/06(金) 18:26:37 ID:vDN9P8ei
いちおつ
3創る名無しに見る名無し:2010/08/07(土) 03:42:41 ID:kyGZQkPa
http://blog.livedoor.jp/torotoro19810730/
俺のイラストブログです。
本当に行き場所が無い創作意欲です。
イラストレーターになりたいです。ご意見ご感想まってます
4創る名無しに見る名無し:2010/08/11(水) 23:08:00 ID:cv0yx1QU

例えば風俗嬢とか。
モテない男が、風俗で出会った女の子を連れ出す。

その娘がすごくいい娘で、優しくて、仮初めにしても男と本気で両思いになったとして、
男は彼女が風俗で働いていることが受け容れ難くて、衝動的に連れ出してしまう、
そんなことをすれば自分にも彼女にも不利益が及ぶことが分かっていながら。

連れ回しても、彼女は彼にしっかり従いてきて、お腹がすいて、深夜の牛丼屋に二人で入る。
他の客は殆ど居なくて、静かで、彼は衝動的に連れ出したこと、冷静に考えればとんでもないことをしていることに気づきたくなくて、
焦燥しきった頭で、黙っている。
彼女も黙っている。彼に対して怒っているのでも呆れているのでもなく、まるで駆け落ちのようなその状況に甘んじている。

彼はふと、こんなところに来たいんじゃなかった、と思う。
大好きな彼女を、もっと気の利いた場所、ダイニングバーかなんかに連れていきたかった。
これじゃ、普段一人で来ているのと同じだし、だいいち彼女に失礼なんじゃないか……

そんなふうに思って、「ごめんね、こんなトコで……」なんてぼそぼそ呟いたりするのだが、
彼女は優しく笑って、「一人だと来れないから、嬉しい」なんて言ってくれる。

彼はそれが嬉しくもあり、彼女が不憫でもあり、自分が不甲斐なくもあり、複雑な思いを抱えながら、二人の夜は更けていくのだ。



……という場面を、映画かマンガかで観たような気がするのだけれど、
この筋書きにピンときた方、いらしたら作品名を教えて下さいませ
5創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 09:32:29 ID:rhhlUgVl
 世界が歪む。終焉のレクイエムが世界の終わりを告げる。
 視界が霞む。厭世の怨念は何時しか、激痛を伴い全身を激しく痙攣させる。
 世界は朱い。辺りは紅く赤い、けれど何よりも美しい湖で、私はそこに独り浮かんでいる。
 視界は赤い。そして、そこで私は永遠の静寂に沈む。



 そうして私は救われる。
 有らん限りの厭世で世界を殺した私は、きっともうすぐ救われる。
 きっと
6創る名無しに見る名無し:2010/08/16(月) 10:03:32 ID:sjJStl4C
そういえば詩スレも落ちたままだからここに投下するしかないのか
立て直しちゃうかな
7創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 01:21:21 ID:l+WjajLX
ほしゅ
8創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 06:01:31 ID:X22r27PD
ageんぬ
9創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 09:05:53 ID:WWZfNfN9
創作というほど立派なものでもないのですが、せっかく作ったのだから人に見てもらいたいです。
よろしくお願いします。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11773923

クオリティー的に、どこに貼ればいいのか分からなかった…orz
10創る名無しに見る名無し:2010/08/18(水) 16:20:22 ID:sizGXIYN
二人の声を一人で演じわけてたのか
すごいな、全然気づかなかった
ゲーム自体は置いていかないの?
11創る名無しに見る名無し:2010/08/28(土) 17:12:02 ID:ye6kOvcU
                      ', ;l: ll kr'´ ィイィ彳彳彳彳   〜 君はベストオブマイフレンド 〜
                       ヾ州ィイイィ彳彳彡彡彡   http://www.youtube.com/watch?v=JMKr1X-zLjY
             _ __      ,′        ``ヾミミミ
          ,. '´;:.:.:.:.::::::::.:.:.``ヽ  ,′     -‐ミミヽ/ミミミミミ    ♪この世に生まれたときから 
       ,. '´..:.:.:,. -─‐‐- 、;;;:;:.:ヽ〈           ,′ミミミミヽ      僕らはいつも一緒さ
       / .:.:.:.:.:.く        ``ヾ「ヽヽヾミニ二二ミヽ `ヾミミミ  
    ./ .:.:.:.:::::::::::::〉  ∠二二ニ彡' V/ T TTにニニニニニニニニニ====   ♪悲しいことたくさんあったね
    / .:.:.:.:::::::::::::::/     -='ぐ  /   l ||¨´ ̄``       . :;       傷つくことばかりだけども
   / .:.:.:.::::::::::::::::/     '''´ ̄` /   `Y´           . ;..:
  ,′.:.:.:.:::::::::::::〈          ヽ____ノ',           .;: .;:   ♪夢みたいな出来事も
  i .:.:.::::::::::::::::::::::',         ,;;;'ハミミミヽヽ        .,.:; .; :.;:.       僕らはいつも探していた
   ',.:.:.:.:/´ ̄`ヽ;;;',        .;;;'  ``ヾミヽ j!     ,. ′.;: .;:. :
   ',.:.:.:ヽ い( ミj!              )ミミj 、 、 ', ., 、:, 、 .; :.   ♪君はベストオブマイフレンド…
    ',;;;:;:;:入    _       ..:;.;:.:;..:`Y ミj!  、 、 ', ., 、:, 、         僕らはずっと一緒さ
    ';;;:;:.:  `フ´  _ノ    . ;: .;: .; :. ;:. ;:.`Y´  、 、 ', ., 、:, ,. '´  
     Lノ´ ̄  , ィ´  .:; .:; . ;:. ;:. ;: .;: .; :. ;:. ;} 、 、 ', ., 、:,,.: '´
    ノノ   ____\ ;.: .;: . :;. :;. :;. :; .;: .;: .;人 _; :; :; ィ´`ヾ      作詞家 佐藤英行へのリンクはこちらへ
 ,.  '´         ̄ ̄``¨¨ー',:;;,,:,;:,;,. '´ /;;;;;;;;;;;;;;;/   '       http://www.music.ne.jp/~golsato/
12創る名無しに見る名無し:2010/08/28(土) 18:37:29 ID:ye6kOvcU
「・・・・・・ミュージシャンの夢は、絶対に諦めない!」

俺の名前は、佐藤英行。お前ら覚えておけ。亡き尾崎豊の遺志を受け継いだ男だ。
http://www.music.ne.jp/~golsato/

世間の無理解に苦しめられ、ついに命を落としてしまった尾崎豊。
俺はそれが悔しかった。だから俺はこの時代にあえて尾崎イズムを貫くんだ。
ミュージシャンを目指して苦節23年。既に俺も43歳になってしまった。俺もまた、世間の無理解に苦しめられている。
尾崎から受け継いだ俺のメッセージを、世間は受け入れようとはしないからだ。

だが俺は決して諦めるつもりはない。
お前らに俺の熱い志を説いて、再び尾崎豊の精神を具現化すべく、俺は戦い続ける。
それが俺の見出した「本当の自分の姿」なのだから。

お前ら、俺の曲を聴いてくれ。そして俺と尾崎豊の伝えたかったメッセージを、理解して欲しい。

BEST OF MY FRIEND bY HideyukiSato
http://www.youtube.com/watch?v=JMKr1X-zLjY

みんな一緒にねHideyuki Sato
http://www.youtube.com/watch?v=Kltx0ryd_0I

胸がつぶけそうな愛しい唄(Arranged Cover)HideyukiSatoh
http://www.youtube.com/watch?v=9WSGXCOwfPg

傷痕(傷跡 Arranged Cover)Hideyuki Sato0
http://www.youtube.com/watch?v=OPHaolqWlgs
13創る名無しに見る名無し:2010/09/10(金) 18:53:20 ID:zq+NBQjI
バカがいるみたいなんで
晒し上げしてやる
14わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2010/09/10(金) 22:41:31 ID:XwuJ9fUX
おかりします。
15ウソツキインコ ◆TC02kfS2Q2 :2010/09/10(金) 22:43:04 ID:XwuJ9fUX
母親とケンカした。原因はわたしだ。
口で勝つことはないと分かりきっているのに、わたしは精一杯の反抗を試みた。
冷静に考えれば、わたしが悪い。しかし、収まりがつかない。事実の裏返しは事実を蝕む。
めっきは何時か剥がれ落ち、貧相な真実が露になることは、人類が知恵を掴んで以来、いにしえからの理。

わたしの弱いところを感情的に責める母親に対して、論理的かつ冷静な態度を演じ一人の『女子』としての主張するもの、
永遠のライバルとなる『母親』には打ち勝つことが出来なかった。罵りあいは大抵、声の大きい方が優位に立つ。
大きな声はさらに大きな声を呼び、部屋中黒い文字でいっぱいに埋め、もはや相手の眼を見て話すことさえ出来なかった。

「ちちちちちち!!」
「ぶんちゃん!うるさいよ!」
「じっ、じっ!!」
人の声が広がる所、飼い鳥のセキセイインコが仲間のお喋りだと勘違いをして、わたしと母親の間に割り込む。
「ぴい!みうーらくん!ぴい!」
無邪気で悪気がない分、小鳥がわたしを追い詰めた。殺風景な鳥かごの中、美しい色のインコが人間の言葉を話す。

「うるさい!」の母親の一言で、ぶんたは声を止めると、ぶるぶるっと羽根を振るわせる。照れ隠しのつもりか羽繕い。
しばし静寂が部屋に戻り、羽の音だけがかすかに聞こえる。電灯のひもが揺れていることにいまさら気付いた。
小鳥ごときに仲裁されたことが、なんだかくやしくて、くやしくて。母親の姿がひずんで見える。頬がヒリヒリと痛い。
鼻をかむ素振りをしてハンカチをそっと取り出す。昭和生まれの母親は随分と根深いもの、それでもわたしに追い討ちの言葉をかけた。
「三浦さんちの伸くんを見てみなさ……」
「もう、しらない!」

気が付くと廊下を駆けて、玄関ではやっつけで靴を履き、制服姿で表に飛び出していた。スカートが捲れていても、気にする暇はなかった。
限りなく青い空が憎い。団地の階段を駆け下りれば駆け下りるほど地上に近づくことが、何気なく憎い。
我が家がある棟から数メートル駆けると、いつもは気にしていなかった団地が大きくわたしの二つの眼に映っていた。
ゆがんで、ひずんで、大きくて。これ以上の形容は認めない。行く当てもないのに、まだまだ暑い半袖のシャツのままアスファルトを歩く。

「小田?」
聞きなれた声。小さな頃から聞きなれた声。
学校の部活帰りなのか半開きのスポーツバッグを肩から掛けて、額に汗を光らせる男子高校生。
それは真っ暗な大洋で羅針盤もコンパスも失った船の前に、漁火の群が現れたときのよう。
たとえ、このままでは力にならなくても、存在だけで全ての安堵を手に入れたと等しい。
「見ないでよ。三浦」
三浦と言う男子はわたしの住む団地でずっと同じ棟に住む動物好きの優男だ。
背ばっかり高くて、人の世話焼きばかりするヤツだ。幼馴染みで、しょっちゅうウチにお邪魔している。
その分、わたしが見せる弱さを知り尽くしているので油断ならない。弱さを見せたら三浦を止められない。
わたしは目に光るものを湛えながら、両手を握りこぶしでぎゅっと堪える。

「逃げたの」
「え?何が?」
「ウチから逃げたの。インコが」
「そうなんだ……。大変だな」

今、何故母親とケンカしたかが分かった気がする。
この口のせいだった。母親から頂いた、たった一つの口のお陰だった。
人間の口はどうしようもない欠陥品。ウソをついたり、ウソをついたり、ウソをついたり。そして、ウソをついたり。
インコの嘴が羨ましい。真実だけを反復し、曲げることを知らないインコの曲がった嘴が欲しい。
泣き顔を偽った咎の償いに、インコの嘴でわたしの舌を引き抜いてくれ。
16ウソツキインコ ◆TC02kfS2Q2 :2010/09/10(金) 22:44:27 ID:XwuJ9fUX
「……えっと、三浦さ」
静かな場所とは心地が良いときと、すこぶる悪い場合がある。無論、現在は後者だ。
会話がつづかない為に出来る静かな空間は、いち早くここから逃げたい気持ちを生み出すが、生まれた結果予想外の育ち方をすることもある。
いきなり三浦は「まってろ。小田」という言葉とスポーツバッグを残して、わたしと小田の住む棟へと駆け出した。
世話焼き人間はある限度に達すると、自分のことなどどうでもよくなるのだろうか。
満々とコップに満ちた水が溢れ帰るように。

三浦のスポーツバッグをわたしが拾い上げると、半開きのチャックがさらに開ききれいな紙袋に包まれた手のひら大のものが入っていることに気付いた。
男子のバッグには不釣合いの可愛らしい紙袋は、少々わたしの興味を引いた。
「……」
目の前のアスファルトに大きな影が伸びる。しかも長細い影がおまけについている。
「ぶんちゃん、そう遠くに逃げてないって」
「え……」
虫取り網片手に、背の高い三浦の立つ姿はわたしには心苦しいものだった。

世話焼きに、ウソツキに、うるさ型。
インコから見れば、人間たちは彩り豊かに見えるのだろう。そんな人間たちを見てれば、いつしか自分が人間だと勘違いしてくる。
ただ、人間と違うことは『ウソをつかないこと』ということだけ。
たかがインコのことを考えているうちに、自分が恥ずかしくなってきた。ぶんたにも会いたい。
「おーい!ぶんちゃーん」
三浦の叫び声が団地じゅうに響く。風に乗って、林を抜けて、雲まで届け。ひしひしと三浦の純情がウソツキを焦がす。
虫取り網を肩に掛けて、わたしを手招きしていっしょに飼い鳥の名前を呼ぶことを誘う三浦はバカなぐらい世話焼きだ。
いつしかわたしも必死にインコが居もしない林の中で、インコの名前を呼び続けていた。

捜索を諦めない三浦は、少し弱音を吐く。
「せっかく買ってきたのになあ」
「え?何?」
「ブランコ。プラスチックの造花が付いていて、ぶんちゃんにぴったりと思ったのに」
多分、あの紙袋の中身はブランコだ。インコ用のブランコだ。
鳥かごからぶら下げるブランコ。三浦がぶんたの鳥かごを見て「寂しい」と言っていたことを思い出した。
世話焼きってば!
「ぶんちゃんに花ブランコ、乗ってもらおうよ」
「う、うん」
出来ることなら、ウソツキより世話焼きになりたかった。世話焼きならうるさ型でも器用に立ち回れるだろうし。
もしかしたら、三浦といっしょならウチに帰る口実が出来るかも。勝手に出て行ったわたしを許してくれるかもと。
青い鳥を追い駆けて、チルチルは青い鳥を探し続け、ミチルは現実に帰る。魔女の住む団地の棟へと戻る決心。

「三浦。もしかして、ぶんたはウチに帰っているかも。ほら、ウチの子……。自分を人間と思っているから」
「人間って……。面白いな、小田は」
「もしかして、ウソついてるって思ってるでしょ」
三浦は少し呆れながら虫取り網を林で振り回していた。三浦の興味はもはやぶんたにしかない。
そしてわたしは、また一つウソをついて、花ブランコに乗ったインコを思い浮かべながら三浦の裾を引っ張る。


おしまい。
17わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2010/09/10(金) 22:47:35 ID:XwuJ9fUX
http://twitter.com/wan_ko_house/status/24105501345

辛い話にならなかったよ!!!!遠子センパイ!
投下終了。
18創る名無しに見る名無し:2010/09/12(日) 09:08:34 ID:v/n+FFqq
面白かったよ。
確かに辛い話じゃないねw
いい話だ。
19描いちゃコピペ:2010/09/17(金) 18:18:36 ID:x++YIVHE
描いちゃ!描いちゃ!描いちゃ!描いちゃぁぁぁぁわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!彼方彼方かなたぁああぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!描いちゃの描いた無限 桃花たんの赤み掛かったポニテをクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
描いちゃのふぇえにっしょくたんあざとかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぇぇえええんんっ!!
SDキャラ化されて良かったね星野さん!あぁあああああ!キモかわいい!星野さん!キモかわいい!あっああぁああ!
天候擬人化スレもキャラ増えて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!にっしょくスレが再立してない!!!!あ…SDスレも嘘スレもよく考えたら…
描 い ち ゃ の い る ス レ が 再 立 し て な い!?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!夕鶴クライシスぅぅぅぅぅぅううううううううう!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルトシュラぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!創発なんかやめ…て…え!?見…てる?コスプレしたいかづちが僕を見てる?
練刀悪世巣猿参婆盆寄生が僕を見てるぞ!ロリ魔獣ちゃんが僕を見てるぞ!離島擬人化の沖ノ鳥島たんが僕を見てるぞ!!
ロダのスイカさんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には描いちゃがいる!!やったよよし子!!ひとりでできるもん!!!
あ、コテ変えた描いちゃああああああああああああああ!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあバンディッド霧崎様ぁあ!!じ、Gーー!!発子ぉおおおおおお!!!はさみさぁあああん!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ描いちゃへ届け!!創作発表板の描いちゃへ届け!
20描いちゃったりするの人 ◆bEv7xU6A7Q :2010/09/17(金) 18:44:13 ID:ciNRCCZh
        _,. -−─−-- 、_
     ,. '´  _ -−ニ二二`ヽ、
    /   /  _,.−'⌒ヽ,ノ``'ミ,、
  ,.'   /  /  ,,イ゙\ /入、ヾ,
. /  / // -‐''"_ ヽ l l′/`_''l}
 '  / ,.イii/ /∠´ `ヾ' l lレ''´ ヾ
   / ,.' ii/u i{,_,,  ゚ }! l li{,_,. ゚ } ?
.  / /ii i/u uヾく,_,ノ′ l lゞi-rイ
 ,' /-、 i| u    ' ' ` ,__〉〉  | ? ?
.  /l 「ヾ'i|   ,.r‐     `'U'U_,ィ}|
 / | ー}.l| /,r 'T"丁 ̄| ̄ | l|'|
 }i iト、}( l! ,イ  |__, ⊥ _|__,l|.ト、
 `i iiiハ `| i l_/       _,ノノ|| \
.  }iij. |. l |Y/      ‐┴''" ||\ \
  ゙l!  | l|. 仁   _,__      ||  \ \
  /   | |l lニレ'´     `ヾ'、  ||   \ \
  /   |. |ヽ 「]、       ヾ>、||     \
/   .|  |. ヽ`「ヽ        }H|\
      |  |  ヽ`「ヽ、、,__,,ノj‐||  ` ー─
   u  |   |  \`'〔`'T''''''T´ ,ノ|
      |   |    \ ` ̄ ̄ ̄ /
       |    |    `−──‐′
21創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 01:40:44 ID:m7kgUgFs
愛されてんなwww
22創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 12:13:04 ID:oCcGirBh
おかりします。連投です。

「本当の価値」

その男は焦っていた。
働き口がないまま所持金が底を突き、しばらくは手持ちの物を売り払って
なんとかやってきたものの、滞納した家賃も大家の許容範囲を超え
わずかでも支払ができなければ、すぐに出て行けと言われている。
ただ、それよりも深刻なのは今日の飯代すらないということだ。
『このままでは、泥棒とかするしかないかも』
男は善人とは言えないまでも社会人になってからはまともに働いてきたのだが…。
そんな時、
「ただいまM公園にてフリーマーケットを開催しております。お時間のある方は…」
と広報車がやってきた。
男の家財はほとんど売り払ってしまったが、本と少しのガラクタがある
『なんとかフリマで金に変えよう』
それが、男にとって最後の良心だったかもしれない。

男は片っ端から部屋の中のものをバッグに詰めるとM公園へ駆けつけた。
運の良いことに参加料は無料だった。
適当な場所を見つけると、男は地面の上に直接、本やガラクタをならべた。
1時間、2時間と時が経っても、客は皆素通りして行く。それもそのはず
並んでいるものはどれとしてまともなものは無く、手垢にまみれた本や
人気の無い古臭いフィギュア、その辺で拾ったようなちょっと綺麗な石ころ
といったものばかりなのだ。
終了まであとわずかという時間になって、ひとりの老人が男の前に立った。
「君、それはいくらかね?」
老人の指差すものを見ると、それは石ころの中に混じったタイルだった。
男が中学生の頃、後輩から巻き上げた財布の中に入っていたもので
瑠璃色に光る魅力的なアーモンド形のタイルだったが、宝石の類ではなかった。
今の境遇から察すれば、幸運のお守りですらないだろう。
続く
23創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 12:15:17 ID:oCcGirBh
>>22続き
「君、それはいくらかね?」
老人に再び問われると、男はここぞとばかりに言った。
「ご、5万円…です」
「おお、そうか。君にとっても大切なものなんじゃな、ではあきらめよう」
『しまった!』男は吹っかけすぎたことに後悔した。
この老人を逃してしまったら後が無いかもしれない。
「待ってくれ!3万…いや1万でいい!買ってくれ…買ってください!」
「本当にいいのかね?1万円でも?」
「ええ、それでけっこうです」
「ではいただこう。どうやら訳ありのようじゃ、3万円でどうかな?」
『ありがたい、これで2ヶ月は暮らせる』
男の顔に安堵の表情が浮かび上がる。
老人はタイルを受け取るとしみじみと眺め、本当にうれしそうに去っていった。

『待てよ…』
男はしばらくして、老人の言葉に何か引っ掛かりを感じた。
『あの爺さん「君にとっても」って言ってたな。「君にとっても」ってことは
「わしにとっても」ってことだろ?もしかしてすごいお宝だったのかも!』
男は老人にまんまとだまされたと思った。
『だからあの爺さん余裕で3万払ったんだ!』
あわてて周囲を見渡すと、あの老人が公園から出て行くところだった。
『じじい!』
男の心は欲望に乗っ取られ、良心はすでに吹き飛んでいた。
『あいつの家をつきとめて、相応の金額を巻き上げてやる!』
男は老人の後をつけて行く。山の手のほうへ向かう、高級住宅街だ。
やがて老人は一軒の邸宅に入っていった。
老人の物腰にたがわぬ大邸宅だ。
続く
24創る名無しに見る名無し:2010/09/18(土) 12:16:39 ID:oCcGirBh
>>23続き
『10万…50万か』
勝手に値踏みをすると、意を決してチャイムを鳴らす。
屋敷の奥で重厚な音が鳴っている。インターホンではなさそうだ。
分厚い木製の扉が開くと、先ほどの老人が門の所までやって来た。
「ああ、先ほどの青年か、何か…」
言い終わらないうちに男はずかずかと敷地の中に入り込む。
「じじい、だましたな!」
「何のことじゃ?」
「とぼけんじゃねえ、さっきのタイルだよ!お宝なんだろ?」
「何を、あれはただのタイルじゃよ」
「嘘つけ!ただのタイルに3万も払うなんて、考えられねえ!」
「君だって大切にしておったんじゃ…」
「うるせえ!」
思わず手が出てしまった。老人は転倒し、鈍い音がした。

『意識が無い、やべえ死んだかも』
男は逃げようと思った、が
『いかん、タイル、俺の指紋がべったり!』
あわてて老人のポケットを探す。無い。
『くそっ、屋敷の中か』
男は袖にくるんだ手で分厚い扉を開けると、慎重に屋敷の中へ忍び込む。
人気は無い、一人暮らしのようだ。
目が慣れるまでは薄暗くてよく見えない。
しばらくすると重厚な造りが見え始めた。高そうな調度品の数々。
シャンデリア、螺旋階段、テレビでしか見たことの無い洋館風の内装。
ふと、床に目を落とす。大きく絵が描かれている。鳳凰か?
さらに目が慣れてくる。絵だと思ったのは、モザイクだった。
細かい破片を埋め込んで、大きな模様を形作っている。
男の目にもそれは荘厳で完璧なものに見えた、たった1箇所
鳳凰の目に当たる部分にぽっかりと開いたアーモンド形の穴を除いて…。

終わり
25創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 14:19:38 ID:6yesbAS6
きれいに落ちてるな
星新一のショートショートみたい
26創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 17:00:05 ID:an7veS3n
22-24です

>>25
読んでもらえてうれしいです。

ちょっと本文で訂正

×『なんとかフリマで金に変えよう』

○『なんとかフリマで金に換えよう』
27創る名無しに見る名無し:2010/09/19(日) 21:30:51 ID:YxPuzWfI
ラストが意外で面白かったよー
28創る名無しに見る名無し:2010/09/22(水) 08:41:49 ID:2oRXyzfw
この町を出て都会に行く。ぼくがそう言った時の、彼女の驚いた表情と反応は大袈裟すぎて胡散臭いぐらいだった
何故? どうして? 考え直さないかな? この町が嫌い? 嘘だよね? 冗談だよね?
彼女は今の年齢の半分くらいの時から読者が好きでよく感想を聞かせてくれた。幼い頃は無邪気で他愛もない感想を、年齢を重ねるにつれ、知的で落ち着いた感想を楽しそうに話してくれる
そんな彼女からは信じられない狼狽っぷりに動揺したぼくはその場から逃げ出してしまった。
謝らなくちゃ。彼女を傷つけてしまったのだから。そして町をでる理由を、叶えたい夢があることを、キチンと話そう。きっと分かってくれる。
そう思っているけれど、心臓は早鐘のように鳴り、体は動いてくれない。しかし、心臓の音にあわせるように、玄関のチャイムが鳴った。彼女が追いかけてきたのだ。
扉を開ける。彼女がいた。彼女は、腕を後ろに組んで穏やかに微笑しながら優しく言った。
「さっきはごめんね。いきなりの事で驚いちゃったんだ。大丈夫。落ち着いた。そして君が町を出る理由を考えたんだ。大方、夢を叶えたい! だとかその辺でしょ? それについて私なりに意見があるの。いつもみたいに聞いてくれる?
人はね、よりよく生きたい、もっと幸せになりたい、から夢をみるの。不幸になりたい、なんて願ってる人いないよね。君の夢もそうでしょ?
でもね文明は人類が夢を叶えてた結果なんだよ。
つまり、今、君がいるこの世界は遠い昔に誰かが夢みた理想郷なんだ。
それを否定するの? 『もっと』ってまだ思うの? いつまで続くの? 1万人がそれぞれに夢を目指して、たった1人だけが叶えて、残りのみんな不幸になって犠牲になって、そうやって何度も繰り返して、それでもまだ幸せにはなれないの?
『生きる』ってそういう事だよ。よりよく。今よりももっとよく。決して今に満足できない。してはいけない。満足したなら他の者より先に死ぬ。そうやって『生きた』のが人間なんだ。だから、人間は幸せにはなれない。
ねえ、もう頑張らなくてもいいんだよ。もしかしたら幸せになれるかも、だなんて勘違いして、自ら苦しみに飛び込まなくてもいいんだよ。だからさ、
一緒に死のうよ。 今に満足しようよ。人間止めようよ。この下らない生存競争から手を引こうよ。そして、幸せになろうよ。」

彼女は、後ろに隠していた包丁で、ぼくを、刺した。
29創る名無しに見る名無し:2010/09/24(金) 06:19:01 ID:wVcI8vUu
思わず笑ってしまったので、お詫びにここに貼る

66 名前: 名無しさん@十一周年 [sage] 投稿日: 2010/09/24(金) 00:18:45 ID:X+5RiURf0
流石に今回はやべぇよ…そろそろ方針転換するか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   ___ ____
   | ◎|  /.   /|| ∧_∧            \  /
   |.][:|  | ̄ ̄|  ||(@∀@;) カタカタカタ
   |= |  \  ̄\_ | l ̄\と )           ∧ ∧
  「二二二二二二二二「二二二|           (`ハ´*)
  . || |       || | (====)            と とヽ
.   || \       ||. \ ||               ヽ  ヽ〜
.   ||___] .    ||___]. ロ=O              し'ヽ)

             +    *   +
   ___ __*_ ハッ! *
   | ◎|  /.   /|| ∧_∧ + *
   |.][:|  | ̄ ̄|  ||(@Д@;)    ☆彡 アイヤ〜♪
   |= |  \  ̄\_ | l ̄\と )    \  ∧ ∧
  「二二二二二二二二「二二二|      ⊂(`ハ´*)  < 昔の心に戻る魔法アル
  . || |       || | (====)          \   ,)〜
.   || \       ||. \ ||             ( ( |
.   ||___] .    ||___]. ロ=O            ∪

撃ちてし止まん!一億総火の玉!
鬼畜英米!大東亜共栄圏!
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
   ___ ____
   | ◎|  /.   /|| ∧_∧
   |.][:|  | ̄ ̄|  ||(,@∀@ ) カタカタカタ
   |= |  \  ̄\_ | l ̄\と )                ∧_∧  アイヤー!!
  「二二二二二二二二「二二二|                (|i|`ハ´)  戻しすぎたアル!!
  . || |       || | (====)                 /  つ_つ
.   || \       ||. \ ||               三  人  Y
.   ||___] .    ||___]. ロ=O    ──☆    三   し'<_>
30創る名無しに見る名無し:2010/09/25(土) 13:08:48 ID:I8gwMZaw
http://ncode.syosetu.com/n9550n/
時代劇風なんですけどどうですか・・・

自分のお気に入りではあるんですが依然コメント付かないし・・・
文字多すぎで会話少ないんですがよければご意見いただきたいですorz
31創る名無しに見る名無し:2010/09/27(月) 23:58:21 ID:skqixgTS
ttp://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1281197869/l50

批評依頼なら、ここに頼め。 
このスレは、黙って自分の創作を晒す場であって、作品の批評をする場ではない。
32創る名無しに見る名無し:2010/09/28(火) 13:03:36 ID:hz3oYomH
>>31


>>30です
ありがとうございます
以後気をつけます
33創る名無しに見る名無し:2010/09/28(火) 17:20:43 ID:wac4kU+N
タカシはその厚みがあり黒光りする日記帳をいつも持ち歩いていた。
タカシは毎日律儀に日記を記していた訳ではない。
とはいえ、毎日ちゃんと記していたものがあった。
タカシにとって"それ"は自らの空想を辿り留めておく手帳だった。
その名も"たかしDiary"。身も蓋もない。
タカシは"たかしDiary"の活用法について悩んでいた。
書かれているのは他愛も無いガキんちょの戯れ言と、ヘタクソな落書きである。
タカシ自身、そのくだらない内容が価値あるものだとは考えてはいなかった。
このままでは"たかしDiary"は誰の目にも触れず焼却炉行きである。
タカシは長年書き続けた戯れ言をみすみす捨て去るのは惜しいと考えていた。
"たかしDiary"を発表する何かしらの場を求めていた。
そこでタカシは"たかしDiary"が自分が書いたものではなく、他の誰かが書いた事にすれば良いと考えた。

タカシ、8歳の事である。
34創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 03:22:03 ID:jn0R9jVH
近衛志保伝

第一次聖星学園紛争後の話
いつも可愛らしく微笑んでいる聖星学園副生徒会長の近衛志保だったが、今日に限って
プンプンふくれっ面をしていた。
「やっぱりあの脳筋雌ゴリラどもが邪魔なんです!
せっかく千沙様の誕生日なのに、
このままでは千沙様に志保のプレゼントを渡せないんです!」
そう、この日は、生徒会長の鬼頭千沙の誕生日であった。
近衛は鬼頭が大好きで、毎夜、鬼頭を想っては眠れぬ日を過ごしていた。
近衛は、鬼頭に何度も想いを伝えようと試みてはいたが、
その都度、鬼頭親衛隊に阻まれてきた。
かつて、第一次聖星学園紛争において、鬼頭派と近衛派は血を血で洗う凄惨な闘いを繰り広げ、
近衛は鬼頭に深手を負わせ、後一歩のところまで追い詰めていた。
紛争は、近衛が和睦に応じ集結したが、鬼頭親衛隊は、冷酷を極め聖星の菩薩と呼ばれた近衛に対し、
決して警戒を解くことはなかった。
紛争が集結したとはいえ、可愛い顔で微笑みながら鬼頭派を切り、返り血を全身に浴びていた近衛の姿を忘れることはできなかった。
35創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 03:35:38 ID:jn0R9jVH
近衛志保伝

第一次聖星学園紛争についてはまた後日語ろう
今日は、鬼頭千沙の誕生日である。
近衛志保は鬼頭千沙にずっと片思いをしてきた。鬼頭は近衛のその想いを知らない。
近衛が用意したプレゼントは、手編みのマフラーである。
鬼頭の周りは鬼頭親衛隊により固められている。
近衛は整ったきれいな眉を眉間に寄せながら、思案した。
36創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 03:57:11 ID:jn0R9jVH
近衛志保伝

「千沙様と脳筋メスゴリラどもを引き離すんです。
千沙様だって、いつもあんなゴリラどもに付きまとわれて本当は困っているんです!
千沙様が一人きりになるとき、結界を張るんです!」
近衛の立案した作戦はこうである。
鬼頭はりりしい性格であるが、花を愛し、学園の一遇にある薔薇園の手入れをよく行っている。
鬼頭はそのときは親衛隊を薔薇園に入れさせない。
鬼頭が薔薇園で孤立した隙に、近衛は薔薇園全体に強力な防御結界陣を敷き、
親衛隊の介入を防ごうとした。
近衛は防御結界陣の達人であり、第一次聖星学園紛争では、聖星最強とうたわれた鬼頭ですらも近衛の防御を破ることはできなかった。
親衛隊切り離し作戦を立案した近衛は、いつもの微笑みを取り戻した。
そんな近衛のことを、旧近衛派はもちろん、かつての敵である鬼頭派ですらも、見惚れるくらい可愛らしいと思った。
「千沙様、待っていなきゃだめなんです。志保がお誕生日プレゼントを差し上げるんです」
作戦の発動が近づいている。
37創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 04:24:52 ID:jn0R9jVH
近衛志保伝

近衛はこの日のために、一ヵ月かけマフラーを編んだ。赤をベースにした。鬼頭が赤い薔薇が好きであったからだ。

一方、近衛の作戦を露とも知らない鬼頭は、いつものように一人で薔薇園に入った。
鬼頭に先んじて薔薇園に入っていた近衛は、木立に隠れ気配を消しながら鬼頭を見守った。
徐々に近衛の防御結界陣が薔薇園を満たしていく。
薔薇の手入れをしながら、鬼頭は僅かな空気の揺らぎを感じ、妖刀和泉守國貞を手元に引き寄せた。
このときには既に防御結界陣は完成しており、鬼頭親衛隊が薔薇園に近寄ることはできなくなっていた。
親衛隊はこの異変に何も気付いてはいない。
近衛は思った。
「千沙様、おばかさんです。隙だらけです。
もし、千沙様の命を狙う輩がいたら、これほど危険なことはないんです。
千沙様は志保がお守りするんです!」 
近衛が気配を消しながら鬼頭の背後に近づき、声をかけようとしたその刹那!
38創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 04:39:53 ID:jn0R9jVH
鬼頭の和泉守國貞がひらりと舞い、鬼頭と近衛の間の2メートルほどの空間を切り裂き、
近衛の首に張りつこうとした。
居合いである。鬼頭の剣陣はあまりにも素早く誰も見抜くことはできない。
近衛志保を除いては。
鬼頭が刀を繰り出した時、近衛は既に、鬼頭の剣陣を見切っていた。
近衛は防御の達人である。この程度ならかわそうと思えばいくらでもかわすことができた。
だが、近衛は、鬼頭の剣圧を感じながら、決して避けようとはしなかった。
近衛は悲しく淋しなった。
大好きな鬼頭に殺されるなら仕方ないかと、第一次聖星紛争で多くの鬼頭派を切った自責の念もあった。
ただ、近衛は鬼頭にせっかく編んだマフラーを渡したかった。
近衛は微笑みながら、そして少し泣いた。
39創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 05:44:10 ID:jn0R9jVH
近衛志保伝

鬼頭の繰り出した刀がひらりと舞い、鬼頭と近衛の空間を切り裂き、白く美しい近衛の首筋に張りつこうとした。
居合いである。鬼頭の剣陣は素早く誰も見抜くことはできない。
近衛を除いては。
近衛は、鬼頭が刀を繰り出した時、既に剣筋を見切っていた。この程度ならかわそうと思えばいくらでもかわすことができた。
だが、近衛はそうしなかった。
大好きな鬼頭に殺されるなら仕方ないかと、第一次聖星学園紛争で多くの鬼頭派を切ったことの自責の念もあった。
ただ、近衛は大好きな鬼頭に手編みのマフラーを渡したかった。
近衛はたまらなく悲しく切なくなった。
近衛はいつものように微笑みながら、そして静かに泣いた。
40創る名無しに見る名無し:2010/10/01(金) 14:16:31 ID:jn0R9jVH
近衛志保伝

鬼頭の剣陣が近衛の白く美しい首筋に当たるその刹那、全ての動きが止まった。
近衛の瞳から涙が頬を伝わる以外には。
鬼頭は和泉守國貞を投げ捨て、近衛を抱き寄せた。
まさか、近衛であったとは。鬼頭は刺客に襲撃されたと勘違いし咄嗟に剣陣を放ったが、あろうことか近衛を切ろうとしてしまった。
学園最強とうたわれる鬼頭千沙であったが、かつて聖星の菩薩と呼ばれた近衛の強さは痛い程知っている。
そして何より、鬼頭は誰よりも近衛のことを可愛らしいと想い、心のなかで大事にしてきた。
41創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 06:36:46 ID:zsR1BIGa
『真夏の果実』

「かあさんっ!かあさんっ!」
尾崎少年は、そう叫びながら階段を駆け下りた。顔には満面の笑み。そう、今日から夏休みなのだ。
うれしさのあまり自分を抑えることのできない尾崎豊少年。
まさか彼がこれより十数年の後、あのような最期を迎えるとは、今の彼を見ても誰も想像できまい。
窓から差し込む初夏の陽射しが、尾崎少年の頬を刺す。

「かあさんっ! ・・・ねえ、かあさんってば!」
尾崎少年はもう一度母を呼ぶ。母の返事が無いことにもどかしさを感じた。
そのまま階段を大きな足音を立てながら降りきった尾崎は、母のいる台所の扉を勢いよく開ける。
そして彼は、予想だにしなかった光景を目にしてしまったのだ。

「…か、母さん?」
尾崎少年の笑顔は凍りついた。目の前の光景が信じられなかった。
尾崎少年はそのまま立ち竦んでしまった。
台所の採光窓から差し込む朝日の中に母は居た。普段通り尾崎少年に優しく微笑みかけている。
しかし何かが違った。いつもの母とは、決定的に何かが。

「・・・勇太。やっと起きたの、遅いでしょ?」
母の言葉も、いつもと変わらず柔和だった。そこまではいつもの母であった…しかし!
逆光の中で立つ母は全裸であった。

さらに驚くべきことに、母の股間には、黒々とした巨大なペニバンが巻き付けられていた。
20センチは優に超える巨大なシリコンラバーコーティングのディルド。
それは不気味に起立し、なめらかでかつ鈍い輝きを放っている。
爽やかな初夏の陽射しの中で、その存在感は明らかに異様だった。

母は食卓の椅子から立ち上がるとゆっくりと尾崎少年に歩み寄った。
歩みを進めるたびに母さんの股間に装着されたディルドが大きく揺れる。

「駄目じゃない、勇太。もっと早く起きなきゃ。学校に遅刻するでしょ…」
母はいつもと変わらない笑顔で語りかけてくる。
しかし、笑顔で細くなった目から漏れる輝き…尾崎少年をおびえさせる何かがちらつく。

「で、でも母さん、今日から学校は…学校は夏休みだよ」
立ち竦んだまま尾崎少年は答えた。その声は震えている。
額にはうっすらと汗がにじみ出る。明らかに自分が緊張しているのがわかった。
気づくと自分の心臓が激しく動悸を打っている。
口の中に唾がたまり、尾崎少年は気になった。おそるおそるたまった唾液を飲み下す。

母はさらに歩み続ける。台所の床板がぎしっと軋む音が、ことさら大きく響く。
台所は無音だった。その無音の部屋の中で、母の歩む足音だけが、不気味に響き渡る。
42創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 06:37:48 ID:zsR1BIGa
母は尾崎少年の目の前で立ち止まった。
全裸の母は中年太りしていた。弛んでだらしなく下に垂れた乳房、ドス黒く大きい乳輪、丸々と迫り出した太鼓腹。
くたびれた中年女特有のくすんだシミだらけ肌は、どこか脂っぽい。
母の吐く息が、尾崎少年の頬を掠める。タバコのヤニのにおいが混じった生臭い匂いが、尾崎少年の鼻腔を刺激する。

「そ〜う、今日は学校は夏休みなの…」
母はそう呟くと、もう一度大きく微笑んだ。尾崎少年の数センチの所で母の双眸が止まる。
尾崎の緊張を読み取ったのか、母はそこで一瞬真顔になり、直後に歯をむき出して笑った。

「ひいっ!」
尾崎は思わず悲鳴を上げた。母の、不気味に赤く染まった唇の間から、黄色く濁った前歯がギラリと光った。
犬歯はまるで猛獣のそれのように巨大に伸び、その先端は残酷なほどに尖っている。
そして尾崎少年をまっすぐ見つめる目。その目の輝きに尾崎少年は震えた。
母の双眸…それは赤く不気味に輝く魔物の目そのものだった。

「うっ、うわああーっ!」
尾崎少年は絶叫した。

同時に失禁してズボンとブリーフを汚す。膝がガクガクして全身が震える。
もはや立っていられなかった。崩れるように膝から床に倒れた。
いつの間にか大便まで漏らしていた。床には短パンの裾から漏れ出た大便が散らばった。
ついには尾崎少年は泣き出した。

そんな尾崎少年を、母は嘲るような目付きでを見下ろしていた。
そこには、あの優しかった母の姿は何処にもいなかった。
尾崎少年を、まるでくだらないものを見てるかのようにジッと凝視していた。
沈黙が支配する。その空気が重い。尾崎少年のすすり泣く声だけが、虚しく響き渡る。

突然、母は尾崎少年のシャツの胸倉を掴んだ。

「勇太!貴様なにをしでかしたっ!このボケナスが!」
母は尾崎少年の胸倉をつかみ、引き上げると、思い切り床に叩きつけた。
その顔は赤銅色に染まり、怒気が溢れていた。
目は大きく見開かれ、殺気に満ちた視線が尾崎少年を睨みつける。

「…か、かあさんゴ、ゴメンなさいっ!ボ、ボク…あの」
尾崎は泣きながら謝る。しかし恐怖と恥辱で上手く言葉にならない。

すると母の握りこぶしが、尾崎少年の頬を殴りつける。
鈍い音とともに、尾崎少年は自分の前歯が砕けるのを感じた。
頬の内側が大きく裂け、塩っ辛い血が口の中に広がっていく。
その感触を確認する間もなく、再び母の拳が尾崎少年のこめかみを打ち据えた。

(殺される!)
尾崎少年はそう直感した。
43創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 06:38:53 ID:zsR1BIGa
するとどうしたことか、突然母の表情が変わった。今まで赤銅色に染まった表情が、スッっと平静に戻る。
尾崎少年から目線を外すと、そのまま虚空を仰ぎ見、何かを考えている。

(…な、何考えているの?母さん!)
尾崎は何か嫌な予感がし、不安げに母の表情を見上げる。
この沈黙そのものが、尾崎少年を恐怖に陥れた。

激しい痛みが尾崎少年を襲う。鼻からは鼻血が垂れ、口の中も唾液混じりの血で満ちてゆく。
痛みは激しくなる動悸とともに繰り返し尾崎を苛め、さらに痛みが増してゆく。
だが、だがそんな痛みなどもうどうでもよかった。
目の前に立ちすくむ母の存在そのものが、尾崎少年の幼き心を打ち砕いてゆく。

しばらくの沈黙の後、突然母は何かを思いついたらしく、ゆっくりと尾崎に目線を向けた。

「…床を掃除しなきゃね、勇太。あなたが、こんなに汚しちゃったんだから」
全く抑揚の無い声で、母は言った・・・。


・・・尾崎少年は母の命令通り跪くと床に口を近づけた。

四つん這いの格好のまま大きく口を開けて舌を突き出す。
目の前には、先程自分が垂れ流した糞便が散らばっている。

尾崎少年は目をつぶった。悪臭を我慢しながら、口の中から舌を突き出す。ゆっくりと己の大便に、舌先を伸ばす。
背後から強圧的な母の視線を感じた。決して躊躇は許されない、そう尾崎少年は悟った。
意を決した尾崎少年は、舌先で大便を掬い取り、そのまま食べた。凄まじい悪臭で吐き気がした。

「オラッ!もっとちゃんと食べるんだよっ!モタモタすんじゃねえっ!」
母さんはそう叫ぶと、手にした革鞭で尾崎の丸出しの尻を思いっきりしばいた。

「あうっ!」
尾崎は悲鳴を上げた。尻の肉に鋭い痛みが走る。皮膚は裂け、その傷口から血が滲み出す。
そこを狙い再び母は鞭をたたきつけ、泣き出す尾崎の様を見ながら高笑いを繰り返す。
そんな痛みに身体を震わせながら、尾崎少年はもう一度床に口を付けた。
舌で己の糞便を掬い上げ、泣きながら嚥下した。

「…アハハハッ!この豚野郎、自分のウンコ食ってやがるぜ!アハハハハッ!」
母さんはなおも笑った。同時に右手で自分の股間に仕込んだペニバンの茎をシゴきだした。

「待ってなよ勇太!全部掃除し終わったら、貴様の汚いケツを犯してやっからよっ!アハハハハッ!」
その間も尾崎少年は延々と床に散らばる自分の糞便を食べ続けた。
泣きながら、そして少し喜びながら。(了)
44創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 08:37:38 ID:U+EaxGHR
スカをうpするキチガイは死ね
45創る名無しに見る名無し:2010/10/02(土) 16:34:48 ID:gRrjxxSW
うんこ食べてる時にうんこの話するな!食欲がなくなる
46創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 00:39:43 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝

鬼頭の剣が近衛の白く美しい肌に届くその直前、
全ての動きが止まり、ただ近衛の涙の雫がその頬をながれた。
鬼頭「近衛!大丈夫か!怪我はないか?すまぬ。私が悪かった。
こんなに泣いて、恐かったか?もう大丈夫だ。私がついている」
鬼頭は刀を投げ捨て近衛を力一杯抱き締めた。
近衛は誰も見たことのないくらいの美しく可愛らしい笑顔をつくりながら、今度は
声をあげて泣いた。
近衛がこんなに泣いたのは母が家を出たあの時以来だった。
近衛は鬼頭の剣が恐かったから泣いたのではない。そんなものは避けようとすれば
いくらでも出来た。
近衛は、鬼頭に斬られてもかまわないが、マフラーを手渡せなくなることが悲しく
て泣いた。
そして今、誰よりも大好きな鬼頭に抱き締められ、心配されていることが嬉しくて
嬉しくて、だから、微笑みながら泣いた。
近衛「志保は恐かったんです、もう千沙様
なんか大嫌いです!
千沙様なんておばかさんです!」
そう言いながら、近衛は、鬼頭の腰にしっかりと手を回し、鬼頭に抱き締められて
いる。
鬼頭「近衛、すまぬ。もう大丈夫だ。ほらな、私がついておる。
だからな、恐くないからもう泣くな、なっ」
近衛は、泣き止まない。近衛はずっとこうして鬼頭に甘えたかった。
近衛「じゃあ、私のことずっとずっと守ってくれないと嫌です。
あと、私のことこれから志保って呼ぶんです。」
近衛は甘えた。大好きな鬼頭に抱き締められながら、これ以上ない幸せを感じた。

近衛は、プレゼントの手編みのマフラーを鬼頭の首にそっと巻いた。
その赤いマフラーは鬼頭をよりいっそう美しく映えさせた。

> 近衛はいつものように微笑み、そしてまた、嬉しくなって泣いた
>
>
47創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 00:57:27 ID:EL0cqdps
>>45今夜はカレーか・・・
48創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 01:05:22 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝 
近衛志保は何故いつもニコニコ微笑んでいるのか?


聖星学園学園長の桐島冷子は近衛志保の母である。
いや、母であったと言ったほうが正解かも知れぬ。
かつては、近衛冷子といった。
近衛志保が八歳の頃、物部の乱があり、冷子は越境作戦の参謀として戦いに行った。
作戦が終了し、冷子は家に帰ってきたが、近衛は母がまるで別人のように思えた。
姿形は同じ、だが、中身が違う。
だがそれでも近衛にとって冷子は母であった。たくさん甘えた。
ある日冷子は、近衛に家を出ていくと告げた。物部一族は全滅したが、
物部の首領である物部天獄が生存しているという情報を得、
追討に行くためである。
「これは仕方のないことですから、志保さんは我慢しなければなりません」
と冷子は最後に近衛を抱き締めながら言った。
近衛は泣いた、力一杯泣いた。そんな近衛に冷子は言った。
「志保さん、笑いなさい。どんなに悲しいことがあってもいつも笑ってニコニコして
いなさい。
そしたらきっと良いことがあるのです」
近衛は泣きながら不器用に微笑んだ。冷子はなんて可愛い子なんだろう、と想い
別れざるを得ない我が身の不幸を呪った。
物部許すまじ、と冷子は近衛の微笑みに誓った。

近衛はこの時以来、いつもニコニコ微笑んでいる。
微笑みですむのなら、前を向くことができる、近衛志保はそう固く信じている。
49創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 01:43:01 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝

第一次聖星学園紛争後の物語

庭園重大事件を皮きりに学園を二分する近衛派と鬼頭派の抗争が発展し
第1次聖星学園紛争と呼ばれるまでの血を血で洗う戦いとなっていく。

仕掛けたのは近衛派である。
薔薇栽培を趣味とする鬼頭は学園内庭園では配下の親衛隊をつけることを嫌い、
庭園内には親衛隊は立ち入らなかった。
ただ、園芸部の雅薫のみは鬼頭に気に入られ薔薇栽培を手伝っていた。
その頃、近衛志保は、中立を保っていた速攻に優れる黒蝶グループを配下に置き
暗殺部隊を練っていた。
庭園に鬼頭と雅薫の二人しかいないとき、近衛率いる黒蝶暗殺隊が庭園に潜入した

近衛は防御結界陣構築の達人である。
黒蝶暗殺隊二十人が鬼頭を包囲した時点ですでに庭園には防御結界陣が張られ鬼頭親
衛隊の行く手を阻んだ。
近衛「千沙様、あなたおばかさんです。あなた、志保のこと舐めているんです。
今、私たち戦争しているのです。ふふ」
近衛がニコニコしながら可愛い顔でいう。
黒蝶暗殺隊が近衛の笑顔に見惚れるぐらいであった。
だが、近衛にも弱点があった。近衛の防御陣は学園内最強の鉄壁を誇るが、
攻撃は一撃集中型で、初動の一撃がかわされた場合には体力を失い、
防御陣が崩れる。このときを鬼頭の逆手斬りで狙われたら命はない。

50創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 01:44:28 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝

庭園重大事件では、黒蝶暗殺隊を囮に使い、鬼頭の逆手斬りが途絶えたところで
近衛が薄い剣陣を放ち、鬼頭を斬り深手を負わせた。
ここまでは近衛の作戦勝ちである。
しかし、近衛が鬼頭にとどめを刺そうとするとき、
園芸部の雅薫が鬼頭の刀を取り近衛に切り掛かった。

庭園重大事件にて雅薫は鬼頭を庇い、
そのはかない身を散らした。
近衛は雅薫を斬るつもりはなかった。
近衛がひるんだとき、庭園に張っていた結界が破れ、
冷泉率いる鬼頭親衛隊が鬼頭を取り巻き陣形を構築し、戦線は硬着した。

この日を境に鬼頭派と近衛派の闘いは熾烈を極めた。
最終的には互いにこれ以上の犠牲は出せず、近衛が鬼頭に謝罪し近衛派を解散する形
で、
和解がまとめられた。
和解の席上には学園長の桐島冷子が立ち会った。
桐島冷子「鬼頭さんを生徒会長とし、近衛さんを副会長とします。これでおしまいに
しましょう」
近衛には紛争に無関係な雅薫を斬ったことに負い目があり、
また、近衛はこれ以上人を斬りたくはなかった。
近衛は、桐島学園長の決定に従い副会長として鬼頭の下に就いた。
だが、近衛派内の最右翼の黒蝶グループはこの和解に満足しなかった。
黒蝶グループは当初中立を保っていたにも拘らず、
近衛に懐柔され、近衛派につき多大の犠牲を払ってきた。
それが急に終戦とは納得のいくものではない。
黒蝶グループは、近衛を裏切り者として近衛に狙いをつけた。

51創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 01:46:49 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝



近衛志保は、黒蝶グループに狙われていることは承知していた。
だが、近衛はあえてその時が来たら、
この身を差し出すのも構わない
と考えていた。
庭園内に建てられた雅薫の慰霊碑で祈ることが近衛の日課となっていた。
「志保には祈ることしかできないんです。志保は、本当におばかさんです」

近衛がいつものように庭園の慰霊碑で祈りを捧げているとき、
近衛を取り囲む空気が沈殿し、殺気で満ちた。
「来るべき時が来たんです。
志保は構わないんです。ただ、死ぬ前に最後に千沙様にお逢いしたい。一目でいいん
です」
そんなことを考えながら、
近衛はいつものようにニコニコ微笑んだ。
「おかしいです。何で志保はこんな時に千沙様のこと想ってるの、私・・」
近衛の顔がみるみるうちに赤くなっていく。
近衛の様子を伺っていた黒蝶グループは恐れた。
近衛は我らの気配に気付いているはずなのに、
あの余裕は何か、ニコニコしながら顔を赤くしたり小さく笑ったりしている。
何故、我らを恐れないのだ?

52創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 01:48:40 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝

近衛に気を取られていた黒蝶グループは、
その背後にいた鬼頭に気付かなかった。
黒蝶「!鬼頭っ!」
時すでに遅し。
鬼頭は妖刀和泉守國貞を逆逆手に持ち、黒蝶グループ全員を照準に捉えていた。
鬼頭の波状逆手斬りは第一波で六人斬れる。この間合いなら、瞬時に第四派まで繰り
出せる。
完全に勝負あった。
鬼頭「下郎、近衛に手を出したらただでは済まさぬ。戦争は終わったのだ。
それが解らぬのであれば斬る」
鬼頭の刀が共鳴を起こし始めた。
黒蝶は全身に寒気を覚えた。鬼頭がこれ程とは・・・あの庭園重大事件の時の比では
ない・・・
黒蝶「分かった。約束する。今後近衛には手をださん」
鬼頭「ふっ、下郎。近衛がその気ならば、貴様等などとうに斬られておる」

黒蝶グループが去った。
近衛はあたりの空気が元に戻り、そして鬼頭千沙を感じた。
あの方がいるんです。近衛は辺りを見回したが、誰もいない。
鬼頭の気が薄れ消えていく。近衛は鬼頭の残り香を抱き寄せ、
いつものように微笑みながら、静かに泣いた。
53創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 02:17:02 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝時系列

近衛と鬼頭の出会い

近衛派の朱雀暗殺事件

庭園重大事件

第一次聖星学園紛争勃発

第一次聖星学園紛争の和解
黒蝶グループによる近衛襲撃未遂

近衛の千沙様バレンタインデー大作戦!

近衛の千沙様お誕生日プレゼント大作戦! 

学園某重大事件

鬼頭親衛隊が消えた日
近衛の闇が始まる

第二次聖星学園紛争勃発

第二次聖星学園紛争終結

近衛自決未遂

54創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 02:26:36 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝時系列その2

近衛の救済

第二次物部の乱
鬼頭と近衛が国軍遠征部隊に編入され、長きに渡る戦いに入る

国軍鬼頭師団の結成
近衛が師団参謀長に就任

鬼頭と物部天獄の死闘
物部天獄死す
55創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 02:34:01 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝時系列その3

鬼頭、国軍第三軍司令官に就任。
近衛、第三軍参謀長に就任。

この頃より鬼頭と近衛の亀裂が修復のつかないものになる

鬼頭率いる第三軍によるクーデターとその成功

鬼頭、国軍最高司令官兼救国会議議長に就任
近衛、国軍参謀総長に就く
56創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 02:43:22 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝時系列その4

近衛参謀総長暗殺未遂事件

近衛、首都防衛師団を率いクーデター決行

近衛によるクーデター失敗
軍事法廷にて死刑判決下る
物部の残党による近衛救出作戦

近衛、物部の残党の首領となる

鬼頭自らによる物部征伐軍遠征

鬼頭不在の隙を突いた旧政府のシンパの首都制圧

57創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 02:54:23 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝時系列その5

鬼頭の危機

鬼頭と近衛の再会

鬼頭率いる国軍と近衛率いる物部軍の和解

国軍と物部軍、首都攻勢

近衛、国軍参謀総長に復帰
名誉回復なる。物部一族の自治区誕生

近衛、国軍最高司令官に就くと同時に国家副総統になる
鬼頭は国家総統に。

近衛による鬼頭逮捕

近衛志保の接吻と鬼頭千沙処刑

近衛志保の後悔

58創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 03:34:59 ID:F8mVzN1F
近衛志保伝

近衛志保の呼び名の遍歴

聖星の菩薩→師団のお嬢ちゃん→人斬りのお嬢ちゃん
→三軍のお嬢ちゃん→お嬢ちゃん総長→物部の女神
59創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 17:44:23 ID:JIaosbPU
(1/5)
 【 最後の戦場 】

「…少尉、あんたも変態だったけど、良い人だな!」
伍長は言った。息も絶え絶えに。

敵軍の放つ重砲の音が山間をこだまする。
時折、私達の傍らで砲弾が炸裂し、飛び散った榴散弾の破片が兵士や辺りに生える灌木を引き裂く。

「伍長、死ぬな、死ぬなよっ!」
私は伍長の体を抱えながら、大声で励ました。

伍長は死ぬ。間もなく死ぬのは、もはや明らかだ。それほど伍長の負ったの傷は深かった。
だが、こんなところで伍長を死なすなんて、私は耐えがたかった。

…突然、丘の向こうから小銃弾の放たれる音がした。
それと共に、けたたましい軍馬の嘶きが山間に響き渡った。

敵軍の騎兵大隊だ。それが大きく旋回し、我らを包囲すべく戦線を突破してきたのだ。
同時に谷の向こうから、山麓の我らの砦に向けて機関砲が猛攻撃を開始された。
重量のかさむあの機関砲……ついに敵はこの決戦火器を運び上げてきたのだ。

遠方から重砲の轟音が響いてくる。前線の砦が落とされ、重砲射撃の視認ができるようになったのだろう。
私の眼下に広がる斜面のあちらこちらで、重砲の炸裂による爆発が起きている。
そのたびに、今日まで共に戦ってきた友軍兵士達が粉々に吹き飛び、斃れてゆく。

もはや敵軍の優位は決定的なものとなった。
騎兵大隊の旋回行動と、正面の機関砲。重砲による絨毯爆撃。
敵軍は我々に対し止めを刺しに来たのだ。

爆破され土煙が上がる砦からは、戦友たちの悲鳴と怒号が響いてくる。
塹壕が吹き飛び、共に戦い抜いた戦友たちの肉体が引き千切られてゆく。

今日まで必死に支えてきた戦線が、今ここで遂に崩壊してゆく。
それはまるで幻を見るようだった。あれほどまで、あれほどまで耐えてきたのだから。
受け入れがたい現実を前に、私は伍長の体を抱きかかえながら、ただ唖然としてそれを見つめることしかできなかった。


…友軍部隊が退却を始めた。
いや、もはやそれは敗走と言ってよい。

正面戦線が完全に崩壊すると共に、敵軍の主力部隊が文字通り殺到した。それはまさに怒涛のごときであった。
榴散弾が炸裂するたびに、逃げ惑う友軍兵士たちが吹き飛ぶのが見える。

もはや戦いではなく、一方的な虐殺であった。
今までこの戦線を共に維持してきた戦友たちが、敵兵の銃火の前で次々と斃れてゆく…。
60創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 17:45:21 ID:JIaosbPU
(2/5)
「…しょ、少尉。逃げてください。お、俺になんかに構わないで。」
伍長は咳き込みながら私に言った。

「しゃ、喋るな伍長! 俺たちは絶対に生きて帰るんだっ! 俺も、お前も、そしてみんなもっ!」
私そう叫びながらは伍長の手を握り返した。
大量に失血したせいなのだろうか、伍長の手はまるで死人のそれのように冷たい。

伍長は少し微笑むと、私の手を握り返した。
伍長の握り返す手の力の弱さに、私は思わず唸った。


ふと見ると、この砦の中隊長である先任大尉が、騎馬に跨り戦線から逃げ去る姿があった。
総崩れになったこの戦線に踏みとどまり、まだ必死に戦っている兵士たちがいるにも関わらずにだ。

退却命令も出さず、撤収のための指揮もとろうとしない。
あの先任大尉は戦友たちを見捨てて逃亡したのだ。

こんなクズのために、我々はここで血を流してきたのか…この伍長も!

伍長がこのような無茶な作戦に身を挺することになったのも、そもそもあの大尉の下らない思いつきなのだ。
伍長の性格や嗜好を知り、ならばとその作戦を私に命じたのも、あのクズのような先任大尉なのだ。

許せない!

「…も、もういいですよ少尉。なかなか…悪くない人生だった。」
伍長はそういうと、静かに目を閉じた。

それが伍長の最後の言葉となった…。
61創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 17:46:24 ID:JIaosbPU
(3/5)
―― 数時間後、自軍の砦は完全に崩壊し、敵軍が乗り込んできた。

私は伍長の死体を抱きかかえながらその場にしゃがみこんでいた。
奇跡的にも、私は生き残っていたのだ。
吹き飛んだ土砂に汚れ、戦友たちの生き血を浴びながらも、私は生き残ってしまったのだ。

私の周りには、戦友たちがいた。 共に笑い、共に戦い、共に励ましあった若者達だ。
それが今、無残に引き裂かれた骸となって、私の周りに転がっている。

私の膝の上にも、伍長が眠っていた。
生きていたときと変わらぬ笑顔を浮かべながら、安らかに眠っている。
胸に穿たれた銃創さえなければ、伍長は死人には見えなかっただろう…。


…しばらくすると敵兵たちが砦に乗り込んできた。

既に我々中隊が全滅した、と思い込んでいるのだろうか。
警戒心が薄れた敵兵たちは、足取りが軽い。
まるで散歩でもしているかのように我々の陣地を合歩している。

私はそうした彼らを呆けたような目で見つめていた。
全てが崩壊し、戦友たちや伍長の無益な死を目の当たりにし、私には現実感が失われてしまっていた。
ただ、無限無窮の諦観が、私の心の中に満ちていた…。


…敵兵の一人が私に気づいたようだ。
新任少尉である私は、おそらく占領されたこの陣地で生き残っている唯一の士官であろう。

敵兵たちが群がり、私に立つように言う。
異国の言葉であるが、彼らが何を言っているのかくらいは判る。
既に武器を手にしていない私に対し、明らかに警戒心は薄い。

彼らが士官である私に寄せる関心は、私の持っているであろうわが軍の機密情報であろう。
もっとも、任官僅か二年程度の少尉に、一体どれほどの情報価値があるかは疑問だが。

銃を向けられても、私は動かなかった。ただそこにしゃがみこんだまま虚空を見上げていた。
敵兵たちが何かを叫ぶ。だが私は動かなかった。
伍長の死体を抱いたままの私に、敵兵たちは異様な空気を察したのだろうか?
兵たちは私を囲み、銃を向けつつも、何もしないでいる。

引き金を引けば、私は戦友や伍長たちと同じくヴァルハラの地へ赴くことが出来るというのに。
もはや抜け殻となってしまったこの私に、まだ何かせねばならぬ使命でもあるというのだろうか?

そう、私には何か為さねばならない使命が・・・?
62創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 17:47:29 ID:JIaosbPU
(4/5)
…しばらくすると、敵の将官たちがやって来た。

敵軍東部方面軍司令官及び方面軍の高級将校たちであった。

この砦の戦略的価値を彼らも知っていたのであろう、数個師団を投入して、この地域の制圧に望んでいた。
たった一連隊の戦力で、我々は三ヶ月も戦い抜いていたのだ。

敵軍の最高指揮官である中将は豊かな白髭をたたえた、長身痩躯の哲学者のような容貌をしていた。
その周囲に連なる参謀連中が並んでいた。軍司令部付き作戦参謀らしく、みな切れ者という感じだ。

数週間に渡って膠着したこの戦線に、火砲集中と騎兵による一気に撃滅する作戦を立案したのは、彼らであろう。
少なくとも敵は本気であったのだ、本気で我らに戦いを挑んできていたのだ。

何故だろう、それが私にとって少し嬉しかった。
戦友たちの死も、僅かだが報われたのではないか、と思った。

奇妙な考えであることはわかっている。
だが本気で挑んできた相手と精一杯戦って死んだのだから、それは戦士として幸せなのではないか?

私は少し微笑んだ。
そのまま声を出して笑い出した。

なぜか笑いが止まらなかった。
伍長の冷たい骸を抱えたまま、私は狂ったように笑い出した…。

…敵の高級参謀たちが、奇妙な目で私を見つめているのがわかる。

おそらく私を戦闘で気がふれてしまった経験未熟な若手士官とでも思ったのだろうか?
確かにその見方も間違いではないであろう、既に私は狂気に踏み込んでいると、どこかで自覚している。

敵将校らが浮かべた表情には、どこか私に対する憐れみすら浮かんでいる。
ところが私は、そんな彼らの姿すらおかしかった。喩えようもなくおかしかった。

私は笑い続けた。ただ笑い続けた。

すると、敵方面軍司令官の中将は、私に無防備に歩み寄ってきた。
まるで敵同士であることを忘れ、普通に会話を交わしにきたような、そんな何気ない様子で。

数多くの戦友を目の前で失い、精神の平衡を失ってしまった哀れな若者への憐憫なのだろうか?
敗軍の兵である私に対して、銃火を交えた相手に対する敬意でも表するつもりなのだろうか?

…私はこの敵軍の将官を憎んでいるわけではない。

ここが戦場なのは百も承知なのだ。互いに殺しあう敵同士であることも。
この私もまた敵の兵士たちの生命と人生を奪ってきたのだから。
このような場で、このような私に、かくのごとく接するこの敵軍の指揮官は、実に立派な軍人だと思う。

だが、まだ我々は白旗を揚げては居ないのだ!
63創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 17:48:48 ID:JIaosbPU
(5/5)
そう、この砦だけはまだ、敵軍に降伏を表明したわけではないのだ。
私は、いや、正確には「我々」は、まだ負けていない。

先任大尉が卑怯にも逃亡してしまった今、ここの砦の最高指揮官は、唯一生き残った士官であるこの私だ。
この私が降伏を正式に表明しない限り、ここの戦闘は終わっていない。


「…あんたも変態だったけど、良い人だな!」
伍長の声が聞こえた。あの言葉。
伍長とこの私が、命がけで取り組んだ、特攻挺身作戦…。

そうだ、私と伍長の戦いは、まだ終わっちゃいないんだっ!

敵軍中将が私の目の前でしゃがんだ。
少し憂いを帯びた優しげな微笑みで、私に何かを語りかけようとする。

その瞬間、私は伍長の死体のズボンをずり下ろした。

その異様な行動に、周囲の兵士たちが虚を突かれた。
我に返った参謀の一人が何かを察し、中将の肩に手を掛け、引き戻そうとする。
敵兵たちが、何かを叫びながら慌てて小銃を私に向ける。

その全ての動きがスローモーション映像の如く、私には見えた。

絶叫しながら、小銃の銃口を私に向ける敵兵たち。
参謀たちに強引に引っ張られ、そのまま地べたに崩れる中将。
何かの命令を叫びながら、慌て取り乱す参謀たちの表情。

下半身丸出しになった伍長の死体を、うつ伏せにひっくり返す私。

その瞬間、数発の銃声が響いた。
同時に、私は笑った。

体の方々に熱い衝撃が突き刺さった。
不思議と苦痛はなかった。

「…あんたも変態だったけど、良い人だな!」
伍長の無邪気な笑顔。
それがおそらく私の見た最後の記憶だ。

同時に、私は伍長の肛門にねじ込んでおいた爆弾の起爆ピンを引き抜いた。
伍長の肛門の中に突っ込んであった、実に5キロもの強化爆薬が砦の中で炸裂した…。

私と伍長の最後の戦いは、こうして終わった…。(終わり)
64創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 18:13:09 ID:+Rn1f9e5
>63
ひでえええwwwwwwww
65創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 18:35:29 ID:opZ5pA3/
これはwwwwwwwww
66創る名無しに見る名無し:2010/10/03(日) 18:50:23 ID:opZ5pA3/
私と伍長の最後の戦いは、こうして終わった…。(おしり)
67創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 03:29:47 ID:ZuezepHA
「そうはつ」で、あいうえお作文

そこで見ている
内気な君も
恥ずかしがらずに
創りゃんせ

底の見えない
埋もれた才能
発掘しますぞ
付き合うぞ

粗製乱造?
打たねば当たらぬ
貼れよ晒せよ
次々と

想像妄想
浮かれて暴走
白紙の感想
ツライぞう
68創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 03:40:56 ID:i7sU9Yvy
うはw
これはすごい
69創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 17:55:51 ID:7cljJLwS
(1/6)
 【 希望の星 】

「本当にこれでいいのね?」
真由美は呟くように言った。

世界の果てのこの場所で。 吹き荒ぶ寒風が真由美の髪を煽る。
私は煙草をくわえると、風をよけるようにして手を覆った。

私は煙草の煙をゆっくりと吸い込んだ。
焼け付くような刺激が喉元を通過する。一瞬、軽い目眩のような感覚に襲われた。
真由美は私の傍らに寄り添い、そっと私の手を握った。
私はその手を握り返すこともせず、ただ煙草の煙を吸いながら暮れゆく空を見つめていた。

真由美もまた無言であった。それが当たり前であるかのように。
それはかつての我々の姿でもあった。


「…日下部くん、本当にすまない。」
高原は私に近づき、そう言った。そして苦渋の表情を浮かべて顔を背けた。
既に老境に入ったその顔は、消え行く夕日を浴び、刻まれた深い皺を一層引き立たせる。
私は無言でうなづき、少し笑顔を見せた。

この地で生まれ、この地を拠り所に生きてきた我々は、今日、この地を捨てねばならない。
誰もがそうだ、誰もが全てを失うのだ。
高原もまた、この地で数十年に渡って築き上げた全てを失うのだ。
それは彼にとって人生の全てであったはずだ。
それを捨てることは、同時に人生を捨てることでもある。

だが、我々はそれでも、最後の希望にすがらなければならない。

高原は私に向き直った。元老院議員であったときのような、厳粛な表情を浮かべて。
その真摯な表情を浮かべたまま、私に無言で手を差し出した。
私は煙草を加えながら、その手を握り返した。
ごわついたその肌の感触は、事のほか冷たかった。その冷たい手が、私の手を強く握り返す。
かつては私と敵対していた高原という男の、熱き思いをそこから感じとれた気がした。
高原は海原を見遣り、そのまま振り返ることなくゆっくりした歩調で丘を下っていった。

私はその高原の背中を見た。
老人のか細い背中が、この荒れ果てた荒野の果ての中で、この上なく頼りなげに見える。
だがその歩みは、残された最後の希望へとつながっているのだ。ここにいる全ての人と同じく。
高原は少しよろめきながら、海岸に屯す人々の群れを目指して進んでいった。

煙草の煙が風にたなびき、火の粉の欠片が空に舞い上がる。
時折、弱々しい陽射しが雲の切れ間から差し込む。
それはまるで光の柱であるかのように。

ここは最後の場所。最後の希望の場所だ。
滅び行く世界で、最後の希望がもたらされる世界の尽きる場所だ。
70創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 17:57:34 ID:7cljJLwS
(2/6)
「本当、あなた、よくやるよね…」
真由美は海原を見ながら、再び口を開く。
少し笑っているようだ。出会ったあのころのように。

私たちはこの地で出会い、この地で愛し合った。
そして真由美は今日、この地を捨てて希望へと旅立つ。
ここに最後に生き残った我々の、最後の希望へと。

我々の目の前にいるこれだけの人数だけが、この世界に残る最後の人間たちだ。
もはや我らの後ろには、誰も存在しない。
ただ空虚な、死と沈黙のみが支配する、無限の荒野でしかない。
僅かにたどり着いたこの人間たちだけが、来たるべき最後の希望を得られるのだ。
そう信じて、我らはここまでやってきたのだ。

「いや…俺は別に構わないよ」
確かに私は構わなかった。私だけは自ら望んでこの滅亡の地に残ることを決断したのだ。
そう、自ら望んだのだ。この絶望の世界にただ一人残ることを。

いやそれだけではない、彼らの希望を叶えるためにも、私がここに残らねばならないのだ。
最後の希望を見届け、ここにいる人たち全てが救われるのを見届ける。
それは安っぽい自己犠牲に殉じるのではない。そうするのが私の務めでもあるのだ。
その後、私は再び荒野に戻るのだ。 絶望と、虚無のみが広がる無限の荒野に。
今、我々が来た道を引き返して。

砂浜の焚火の炎が、一際大きく燃え上がる。
その火の粉が高く舞い上がり、風に煽られて踊る。
間もなくだろう、最後の希望が訪れるのは。
私はもう一度煙草の煙を吸い込み、ゆっくりと吐き出した。


「ねえ、やっぱり何とかならないの? 考えれば何か手立てはあるんじゃないの?」
真由美は私の方に向き直った。珍しく感情的な声だった。
もっとも少し詰問調の口調は相変わらずだ。短かった私との結婚生活の時から真由美は変わらない。

私は真由美の視線を頬に感じた。だがあえて振り返らなかった。
見なくても分かるのだ、今、真由美がどのような表情をしているのかを。
私がかつて愛した女なのだから。

私は無言のまま、浜辺て焚かれる焚火の炎を見つめ続けた。
この世界で最後に燃え上がる、文明の輝きであろう。
全てが最後、全てが終わり…ただひたすら無限の掟が、この世界の全てを統べる。
たった一人、私だけを残して。

私は吸殻を砂の上に放った。小さな火の粉を散らしながら、乾いた砂の上に落ちる。
ブーツの裏でそれを踏みつけ、焔を消す。
71創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 18:02:40 ID:7cljJLwS
(3/6)
「もう一度、何か…」
真由美はそう言いかけて、そのまま沈黙した。

真由美は今、何を思っているのだろうか? 短かった結婚生活か? 死んでしまった我々の娘のこと?
すれ違いの末、もはや修正不可能なほどに広がってしまった互いの距離?
肌をすり合わせたあの頃は、もはや過去だ。
かつて愛し合ったという事実だけが、私と真由美には存在する。
決して彼女を嫌っているわけではない。だが、我々二人の関係は、あの時全て終わっているのだ。

そう、それだけなのだ。だから真由美が私のことを気にかける必要など、もう無い。
本当は真由美もわかっているはずだ。


…夕日の明るさが失せてゆく。
風はいよいよ鋭さを増し、まるで乾いた大地に突き刺さるかのように、吹き荒ぶ。

砂浜に拠立する巨大な鉄の塔の窓から、電燈の明かりが漏れ始めた。
同時に反重力ジェネレーターエンジンの独特な振動が、辺りの空気をふるわせる。あと少しだ。

東の空に赤い月が満月となって昇り、鍵十字の星座が南天を通過するその日。すなわち今日のことだ。
その今日、最後の天使が、我らの世界を訪れる。

それが我々に残された、たった一度の、それでいて最後のチャンス。
数千年前に失われた文明の作り上げた恒星間宇宙船が、惑星軌道上のその位置に留まる最後のタイミング。
いま目の前にある地上発射ロケットが、その軌道までたどり着けるのは、この時しかないのだ。

そう、目指すはマイクロブラックホール駆動炉12基を搭載した、超空間航法が可能な『空の船』、アルゴ号。
我らの先祖がこの地に降り立ち、その後惑星の軌道上に打ち捨てられた、八千年前の恒星間移民船。
その方舟が我らの星の軌道上に留まる、最後の時なのだ。
徐々に衛星軌道上から離脱し、そして今日を逃せば、このアルゴ号は閉曲線軌道を離れ、永遠に失われる。

これを逃せば、我らは永遠にこの地に取り残される。
滅びの運命のみが待つ、絶望の世界に。

希望の世界…それは星の海が広がる果て、天極星の右方二時の方角に輝く、仄かな五等星のことだ。
あの地にたどり着くことこそが、我らの最後の希望なのだ。

かの星の名は ”太陽”という。
その第三惑星、その名は”地球”。

そこは八千年もの昔、我らの祖先たちが旅立った星だ。
八千年前の祖先たちは、この星の海にどのような思いを抱いて乗り出したのだろうか?
八千年前の祖先たちは、この我らの星に、どのような希望を抱いて降り立ったのだろうか?
72創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 18:05:54 ID:7cljJLwS
(4/6)
そして海岸沿いの崖に横たわるようにして佇む船の名は、ミケネ号という。
八千年前、アルゴ号を軌道上に捨てた我らの先祖が、この星に降り立った際に乗り込んでいた箱舟だ。
八千年前、我らの先祖たちは、この船からこの地に降り立ち、初めてこの星の大地を踏みしめたのだ。

その船が、今、我々の希望へと旅立つ礎となっている。
この星を捨てるという、彼らの取った行動とは逆の形で。
その船のメインエンジンが八千年ぶりに息を吹き返した。

焚火を囲んでいた人たちから歓声が上がる。希望は繋がれたのだ。
この滅び行く世界の中での唯一つの光明が、今、確かな輝きとして人々の心を照らす。
抱き合い、手と手を取り合い喜ぶ群集たち。 若き者も、老いたる者も、すべて等しくこの希望の光に縋っている。
最後の光、最後の希望。


「さあ真由美、君も行けよ…。」
私は遂に真由美を見た。真由美もまた、私を真っ直ぐに見返した。
その顔には一切の表情がなかった。まるで怜悧な大理石の彫像のような、そんな顔だ。

私はそのまま真由美の顔を見つめ続けた。
真由美もまた、私の目をじっと見つめていた。
遠くから聞こえる歓声と、海原を吹きすさぶ風の音だけがする。
我ら二人の沈黙は、百万の言葉よりも雄弁だった…。


夕闇が辺りを支配し、既に暗くなっている。
海岸に灯されたミケネ号の窓明かりと、消えかけた焚火の炎だけが煌々と辺りを照らす。
これが消えた瞬間に、おそらくこの世界はすべて絶望の場所となるであろう。

その僅かな明かりを受けた真由美の表情は、なおも動かなかった。
かつて私が愛した女、私の妻であった女。私の一人娘の母だった女。

人々がミケネ号に乗り込んでゆく。みな、嬉々とした表情を浮かべて。
希望の光に満ちた船内に、吸い込まれるように消えてゆく。

「さよなら…」
真由美の最後の言葉は、少し潤いを帯びていたように思えた。
吸い込まれそうなほどに美しい瞳だった。死んでしまった娘、香奈子に受け継がれた瞳の色だった。
その瞳を私は見続けた。しばし見とれるように。
私は微笑んだ。真由美もまた私に微笑み返した。

真由美は歩き始めた。丘を下り、ミケネ号に向かってゆっくりと。
私はその後姿を眺め続けた。寒風の中を進む彼女の背中をずっと。

砂浜を下る彼女の足取りは確かだった。
意を決し、未来へとつながる道を、迷うことなく歩いている。私にはそう思えた。
真由美は私を振り返ることなく、ミケネ号にたどり着いた。
脚立を昇り、開け放たれたハッチの光に消えてゆく真由美の姿を、私はただ黙って見送った…。
73創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 18:07:59 ID:7cljJLwS
(5/6)
…ミケネ号のハッチがゆっくりと閉じてゆくのが見える。
いよいよ出立の時だ。それは同時に、私が為す最後の仕事の合図でもある。

アルゴ号はマイクロブラックホール駆動炉を12基備えた恒星間宇宙船である。
だが超時空航法が可能なアルゴ号ですら、太陽系第三惑星”地球”にたどり着くまでに約720年もかかるのだ。
我らの希望は光を超越してもなお、これだけの天文学的時間を必要とする。
その間、乗組員たちは眠り続ける。
この地に残された96名の乗務員たちは、棺桶の中で、希望の地にたどり着くのを夢見ながら。


アルゴ号へとたどり着くために必要なミケネ号。
その打ち上げのためには、どうしても管制塔からの軌道修正制御が必要となる。
地上から、ミケネ号の軌道を修正し、プラズマ推進の制御を行う誰かが必要なのだ。

その操作が出来るのは、生き残った97名の人間たちの中で、私一人。
航空管制官でもあった私ただ一人だ。私は迷うことなく、ここに残ることを決断した。
絶望の中で、唯一つ残された希望の火を消さないために。
そして娘、香奈子の眠るこの大地で、共に最後の時を迎えるために。

寂しさの中、たった一人で死んでいってしまった香奈子。
私も真由美も傍にいてやれなかったために、死んでしまった香奈子。
もはや香奈子をひとりぼっちにしたくはなかった。
この大地に眠る香奈子の傍にいてやることが、私の最後の希望だ。

私もまた歩き出した。
管制塔…今回の脱出のために急ごしらえで作られたそれが、暗い荒野の中で静かに起立している。
無数のアンテナで飾り立てられたそれは、まるで骸骨のオブジェのようだ。

私はその塔にたどり着くと、階段を登った。
風が止み、いつの間にか星空が広がっている。
香奈子が好きだった星空は、今や生き残った96名の希望の海だ。
いや、この星空を見つめながら最後の時を迎える私にとっても、希望だ。

管制塔の各装置は、急場凌ぎで組み立てたせいか、どこか不恰好だ。
しかしこの不恰好な電子制御装置のみが、希望へ連なる細い蜘蛛の糸でもある。
私は各装置の電源を入れ、装置のチェックを始めた。
すべて順調…その旨を、無線でミケネ号に伝える。
ミケネ号からの返信は、犠牲となってここに残る私への感謝と謝罪の弁で満ちていた。
私は苦笑いしながら、その返信を受け取った。

真由美からは、何もメッセージがなかった。
それでいい、と思った。あの真由美の見せた最後の笑顔がすべてを物語っていた。
それ以降、私の中から真由美という女の存在は完全に消え去った。
74創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 18:10:17 ID:7cljJLwS
(6/6)
発射台の船体固定器具が外れ、ミケネ号は凄まじいプラズマの炎を上げて浮き上がる。
まるで地上に太陽が現れたような輝きが、この管制塔の管制室の窓から差し込む。
私は偏光フィルターを掛け、ミケネ号の各データを示すモニタを確認する。

幾つかのデータ修正を加え、ミケネ号の船体をアルゴ号に向ける。
あとはモニターをチェックすれば、問題はない。
この失われる世界の、最後の希望の方舟へ、アルゴ号へとたどり着けるだろう。

まもなくミケネ号の輝きは漆黒の闇の中で小さな光点となり、星に紛れた。
予定では今より2時間15分後にアルゴ号に到着し、無事アルゴ号と接続するはずだ。

私は胸のポケットから煙草を一本取り出した。

急ごしらえのはずの管制室にも関わらず、何故か壁には「禁煙」とかかれた張り紙が貼られている。
その丁寧に手書きされた文字に敬意を表し、私は苦笑いを浮かべながら煙草を元に戻した。

アルゴ号との接続が成功し、太陽系へ向けてアルゴ号が旅立ったという通信が入った。
私は手荷物の中からコニャックのボトルを取り出し、紙コップに注いだ。
少し無粋だな、と思ったが、私はその紙コップを手にとり、夜空に向かって乾杯した。

願わくば、彼ら96名の仲間達が無事に地球のたどり着けますように。
願わくば、彼ら96名の仲間達を、暖かく迎えてやってほしい。

そう祈りながら、私はコップに並々と注いだコニャックをすべて空けた。
喉が焼けるような刺激が心地よかった。

すべてが終わった。

私は管制室から外に出、荒野を見渡す。見事なまでの荒れ野だ。
既に黄昏を向かえ、ただ滅びの瞬間を待つだけの荒涼とした大地だ。

だが私は、この世界を愛していた。
娘が眠る、この大地のことを。

私は再びコニャックのボトルを取り上げると、それをそのままラッパ飲みした。
この滅び行く世界に向かって、乾杯した。

ついでに管制塔の階段の手すりの上に仁王立ちし、そこから大地に向かって思い切り立小便をしてやったわ。(おしり)
75創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 18:43:46 ID:yWkRMujt
またお前かwwww
76創る名無しに見る名無し:2010/10/04(月) 22:38:54 ID:YCtlimuA
http://imepita.jp/20101004/786430
スーパー腋毛フェニックスというインスピレーションに従いクリーチャーを描いていたが、筋肉が面倒になったのでマスコット系で落ち着いた。
77創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 15:10:23 ID:UZbE0MQA
脚こえぇよw
78創る名無しに見る名無し:2010/10/06(水) 19:31:32 ID:creOve9U
>>67
あいうえお作文とはまたレアな投下だな
最後のとか韻がいい感じ

>>69
いい話だったのに、おしりってwww

>>76
顔と足のギャップ……
79創る名無しに見る名無し:2010/10/07(木) 09:31:36 ID:AXMMaZ8M
>>76
足だけそれなのが恐怖の対象にw
801 ◆w63/s2E4qM :2010/10/09(土) 03:44:58 ID:VkVY4S77
彼は、私を通して他の人を見ている――
そう感じたのはいつからだろうか。

放課後。
靴箱を開けたらラブレターが入っていた。
白いきっちりとした封筒だけど、雰囲気でそれとわかる。
定期的に貰っているが、今回は1ヶ月ぶりだろうか。
それにしても古典的な方法だ、恋文って。
なぜメールしない。
そもそも靴箱って、どうして直接渡しに来ないんだ、最近の男の子は。
なんてことを思い、それでも少しは緊張しながら中身を読む。
「……はいかいいえだけでも返事ください、中西修吾。……誰?」
知らない名だ。
ごみ箱に捨てようと思った事もあるけど、とりあえずは持って帰る事にしている。
書いた人の気持ちを無碍にはできないから。
「中西修吾……あ〜そうか、確かくおんのクラスに居たな〜」
「何ひとりごと喋っているんですか?そら先輩」
振り返ると、不思議そうに私を見つめる少年がいた。
「……何でもない。サークルは今終わり?」
「僕の自由に終わります。1人しかいないサークルですから」
そういうと彼は靴箱を開けた。
こいつはラブレターとか貰ったことはあるんだろうか、とその中性的な横顔をぼんやりと眺める。
一学年下のはずなのに、私より身長が少し高い所とか、敬語しか話さない所とか、最初会った時に先輩だと思った大人びた表情とか、理由も聞いたことないけど、真っ白な髪とか、
「……何ですか?人の顔見て」
「……なんかムカついつきた」
「え?」
「くおん、カラオケ」
言って振り返らずに歩き出す。
どーせ付いてくるに決まってる。
私がお茶と言えばすぐに買ってくるし、深夜に呼び出してもすぐに来てくれる。
「そら先輩、カバン忘れてますよ」
カバンを二つ持ち、私の影のように後ろにぴったりと付いてくる。
カラオケ店でお酒でも頼んで普段聞けない事全部聞いてやる。
そうほくそ笑む私と、影のように付いてくる久遠の二つの影が、夕陽を背景に並んで続いていた。
81創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 08:23:15 ID:jW2gNNzn
民族楽器を擬人化して、女の子にしてみよう。

【三味線】
酸いも甘いも噛み分けた大人の女。
機転がきき、何事も如才なくこなすので人からは頼られるが、飄々としてどこか掴みどころが無い。

【二胡】
繊細なロマンチスト。
感性や想像力が豊かだが、時に妄想がエスカレートして、周りから引かれてしまうこともしばしば。

【バラライカ】
男勝りの姐御肌。
裏表がなく気っぷがいいので、皆にしたわれている。
色恋沙汰には無頓着だが、それなりの格好をすればかなりの美人。

【ゴング(ガムラン)】
天然系不思議ちゃん。
その言動はどこかズレており、周りと話が噛み合わないことはしょっちゅう。
ただ時折、かなり鋭いことを言うので、一目置かれている。

【シタール】
良家のお嬢様。
成績優秀でプライドは人一倍。カリスマ性もあり、常に取り巻きがいる。
少々理屈っぽく、話が長いのが玉に傷。

【サンティール】
セクシー姉さん。
スタイル抜群、露出も抜群。その色気には、同性でも思わずドキドキしてしまう。
でも実は恋愛経験はゼロで、男性とは手を握ったこともロクに無いほど。

82創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 08:25:04 ID:jW2gNNzn
【パンフルート】
素朴な田舎娘。
不器用だがひたむきで、常に優しさと笑顔を周囲に振り撒く。
あまり目立たないが、その健気さにやられた隠れファンは多い。

【ケーナ】
謎の幼女。
神出鬼没でどこかミステリアス。
見た目は幼いが妙に大人びて、達観しているところがある。

【スチールドラム】
陽気なムードメイカーで、常に周りを明るくする。
実はかなりの苦労人。幼い弟たちを育てるため、母親代わりに家計を切り盛りしている。

【トーキングドラム】
三度の飯より噂好き。
ありとあらゆる情報を集め回っては、あること無いこと吹聴する。
時にはトラブルもあるが、調子と愛嬌の良さで乗りきってしまう。

【ディジュリドゥ】
元気一杯の野性児。
やることなすこと全て豪快、細かいことは気にしない。
ちなみにかなりの巨乳。
83創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 08:40:10 ID:E3NMF3Ul
84創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 11:57:37 ID:JXJvPaLL
>81
頭湧いた擬人化厨は巣に(・∀・)カエレ!!
85創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 17:50:06 ID:GEeeLysf
(ガリレオの思考実験)
まずは、↓の前提Aが、正しいと仮定しよう。
前提A:「『重い玉』と『軽い玉』では、『重い玉』の方が早く落ちる』
で、つぎに、『重い玉』と『軽い玉』を紐で結びつけて、落下実験を行ったとする。
そうすると、
・『重い玉』は、速く落ちるのだから、『軽い玉』を↓に引っ張る。
・『軽い玉』は、遅く落ちるのだから、『重い玉』を↑に引っ張る。

ようは、『重い玉』の方が速く落ちるが、結局は、『遅く落ちる軽い玉』という足手まといを引っ張って落ちることになるため、
『重い玉1個』のときより、遅く落ちることになる。

というわけで、紐付の『重い玉』と『軽い玉』は、「中間ぐらい速さ」で落ちる、と結論できる。

だが、それって、おかしくないだろうか?
だって、『重い玉と軽い玉を紐で結んだ物体』をひとつのカタマリとして考えるなら、あきらかに『重い玉』よりも重い。
だから、『重い玉だけ1個』を落としたときより、速く落ちるにきまっている。

なのに、上記の結論では「ひも付きの2つ玉」は、
『重い玉』より遅く落ちることになってしまった。

ありゃりゃ、おかしなことになってしまった。

ということは……。
前提Aが間違っているのである。
「『重い玉』と『軽い玉』では、『重い玉』の方が早く落ちる』という前提は
成り立たないのである。

だから、前提Aの反対である「重い玉も軽い玉も同じ速さで落ちる」が、正しい前提になる。

という思考実験から、ガリレオは、この事実に気がついたのだ。
86創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 18:20:59 ID:GEeeLysf
数学の先生
「パターン問題だけ暗記して他は捨てろ。理系こそ国語で点を取れ」

国語の先生
「理系のみんなは国語に時間かけられないから、適当に切り上げて理科で点とってください。」

理科の先生
「本格的なことをやり始めるとすぐ大学の範囲になっちゃうから理科はほどほどに。英語に時間かけてください。」

英語の先生
「国語力や論理的思考ができなければ英語はそもそも無理です。数学や現代文をまず徹底してください。」
87創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 18:59:00 ID:JXJvPaLL
「各教科まんべんなく勉強しろ」で済む事を無駄に長々と書いて
物書き()気取りになっちゃう人って…
88創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 19:36:26 ID:GEeeLysf
これから>>87さんことID:JXJvPaLLが、面白いことを書き込んでくれます。
>>81>>86なんかゴミに見えるくらい面白いのを書いてくれますので、みなさん期待しましょう。
89創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 20:14:51 ID:JXJvPaLL

                       ∩___∩
     __ _,, -ー ,,             / ⌒  ⌒ 丶|     今、どんな気持ち?
      (/   "つ`..,:         (●)  (●)  丶        ねぇ、どんな気持ち?
   :/       :::::i:.        ミ  (_●_ )    |
   :i        ─::!,,     ハッ  ミ 、  |∪|    、彡____   褒めてもらえると思ったんだよね?
     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●    ハッ    / ヽノ      ___/    褒めてもらうために無い頭をひねって
    r "     .r ミノ~.      ハッ   〉 /\    丶       一生懸命考えた長文が
  :|::|    ::::| :::i ゚。            ̄   \    丶      相手にもされないのが悔しくて
  :|::|    ::::| :::|:                  \   丶     顔真っ赤っかにしてageレスwwww
  :`.|    ::::| :::|_:                    /⌒_)
   :.,'    ::(  :::}:                    } ヘ /
   :i      `.-‐"                    J´ ((
    ↑ID:GEeeLysf
90創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 21:03:18 ID:GEeeLysf
わかったから何か書いてください。

http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1281177203/202
91創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 21:14:06 ID:GEeeLysf
>>90
書き忘れた。文句はその人に言ってください。
あと、それだけケチをつけるんだからさぞ面白いのを書ける方だと信じてます。
ぜひ書いてください。お願いします。
92創る名無しに見る名無し:2010/10/09(土) 21:42:24 ID:JXJvPaLL
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□口口□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□口口□□□□□□□□
□□□□□口口口口口口□口口□□□□口口□口口口口口口口□□□口口□□□□□□□□
□□□□口口□□□口口□□口口□□□口口□□□□□□口口□□□口口□□□□□□□□
□□□口口□□□□口口□□口口□□□口口□□□□□口口□□□□口口□□□□□口□□
□□口口□□□□口口□□□□□□□口口□□□□□□口口□□□□口口□□□□口口□□
□□□□□□□□口口□□□□□□□口口□□□□□口口口□□□□口口□□□口口□□□
□□□□□□□口口□□□□□□□口口□□□□□口口□口口□□□口口□□口口□□□□
□□□□□口口口□□□□□□口口口□□□□□口口□□□口口□□口口口口口□□□□□
□□□口口口□□□□□□口口口□□□□□口口口□□□□□口口□口口口□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口口口口口口□口□□□□□□□口□口口口口□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口□□□□□□口口□□□□□□口□口□□□口□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口□□□□□□口□口□□□□□口□口□□□□口□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口□□□□□□口□□口□□□□口□口□□□□口□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口口口口口□□口□□□口□□□口□口□□□□口□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口□□□□□□口□□□□口□□口□口□□□□口□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口□□□□□□口□□□□□口□口□口□□□□口□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口□□□□□□口□□□□□□口口□口□□□口□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□口口口口口口□口□□□□□□□口□口口口口□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

93創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 06:57:20 ID:dSofW+rT
(1/2)
 【 創作文芸板の作家志望A氏 】

「ダメだダメだダメだ!これじゃあ、ダメだ!」
ハードファンタジー作家志望のAは、薄くなった髪の毛をかきむしりながら絶叫した。

「これではノーベル文学賞に送ったところで、誰も俺の高尚かつ気高い思想を理解してもらえない!」
Aの目は不気味なほどに見開かれ、血走っていた。完全に狂人の目そのものだ。
言葉にならない唸り声をひとしきり上げた後、Aは立ち上がった。
そして机上の原稿用紙をグシャグシャに鷲掴むとゴミ箱へぶん投げる。

「くそっ! また最初から書き直しだ!」
有りもしない才能を有ると勘違いし、決して見つからない才能を追い求めるA。
実は彼のような存在こそ現代社会におけるファンタジーなのではないか?

ところが数分後、Aはおもむろにパンツを下ろし、貧弱なちんぽを掴んだ。

「とりあえず溢れ出る才気を発散させないと、ボクの内部で核融合爆発を起こしちゃうからな…」
訳のわからないことを呟きながら、Aは本棚の隠し引き出しから、彼の座右の書を取り出した。

それは幼女ロリ専門写真誌だった。Aはお気に入りの小学五年生の少女・絵梨ちゃんのページを開く。
まだ未成熟なその肉体の瑞々しさに、Aは溜まらぬ欲情を覚える。
完全に児童ポルノ規制に引っかかるご禁制を後生大事に抱えるA…そう、彼は童貞にしてロリなのだ。

「むう、た、堪らないナリ!」
亀頭の被った包皮を丁寧にむきながら、Aは自分のちんちんをしごき始めた。

頭の中で彼は、写真の中の絵梨ちゃんをひん剥いて裸にしていた…もちろん脳内の想像の世界で。
まだ僅かな隆起しか見せない絵梨ちゃんの両乳房を荒々しく掴み、乳首を舌でペロペロと舐める…妄想の中で。

恥じらいと不安な表情を見せる絵梨ちゃんを見下ろしながら、Aは嗜虐的に微笑んだ。

そう、絵梨ちゃんは、俺が開発してやるんだ。
この小娘を性奴隷にして、まだ見ぬ快楽の坩堝の中で甘美なリビドーの溺れるのだっ!

Aの右手はさらに激しく上下する。

カビ臭い四畳半の中で、Aの生臭い吐息が満ちてゆく。
快楽に顔を歪めながら、Aは笑った。その口元から覗く乱杭歯は黄ばんで虫歯だらけだ。
くすんだ素肌、緩みきった肉体、不潔さ漂うその容貌…そんな一人の醜男が今、オナニーに浸っている。

それが作家志望のクズ人間、Aの現在の姿だった。
94創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 06:58:10 ID:dSofW+rT
(2/2)
数分後、Aは華々しく果てた。
赤黒くひん曲がった貧弱なちんぽの先端から、生臭い精液が飛び散る。
精液は勢い余って幼女の写真誌にまで飛び散り、恥ずかしそうな笑顔を見せる少女の写真に降り注いだ。

「ああっ!」
Aは慌てた。

彼にとって女神であり天使である絵梨ちゃんの御真影に、
汚らわしい精液が粘着してしまったのだ。

大急ぎでティッシュを引き出すと、絵梨ちゃんの写真にへばりつく精液を拭う。
ゴシゴシとこするが、粘ってへばりつく精液は、絵梨ちゃんの写真に染みこんでしまっており、中々落ちない。

一瞬、Aの脳裏に「もしかして俺、絵梨ちゃんに生で顔射しちゃったのかも!」という戯言が浮かぶ。
そのイメージに酔いしれ、萎びかけた自分のペニスが少し反応したのがわかった。

「そんなことより、早くザーメンを拭わないと、絵梨ちゃんの写真がヨレヨレになっちゃうよ!」
と、少し唾液で濡らしたティッシュでこすってみるが、印刷が少し剥げただけであった。

仕方なくAは雑誌を持ち上げた。そのまま絵梨ちゃんの写真を、舌でぺロリと舐め上げた。
自分の口の中に、自分の精液の生臭い臭いが充満し、Aは思わずむせ返る。

「もう、この際だから絵梨ちゃんを食べてしまおう」
そう思ったAは雑誌のページを破りとると、自分の精液の降りかかったそのページを丸め、口の中に放り込んだ。
良く咀嚼する…すると自分の精液の味に混じって、憧れの小学五年生・絵梨ちゃんの甘い味がしたような気がした。

そのページを丸呑みしたころ、Aは呆けたような笑顔でケタケタと笑いだした。

Aの苦渋の日々は続く…。(おしり)
95創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 07:03:39 ID:0fRxXtam
いろいろと笑えない件。
96創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 09:08:54 ID:1Fav8B0I
 ______
 |  |.| ∧∧
=====(,,゚Д゚)∩=
 |_|.⊂  ノ
    /  0
    し´

 \ えっ…と、糞スレはここかな…、と /
    ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ∧∧ ∧∧ __._
    ∩゚Д゚,≡,゚Д゚)   |.|
     `ヽ    |)====
       | _ |〜 .|__|.|
       U U


        ∧∧  ミ _ ドスッ
        (   ,,)┌─┴┴─┐
       /   つ.  終  了 │
     〜′ /´ └─┬┬─┘
      ∪ ∪      ││ _ε3
               ゛゛'゛'゛
97創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 17:48:39 ID:0qmEqsJ3
>>96
必死すぎワロタ
98創る名無しに見る名無し:2010/10/10(日) 18:04:00 ID:dSofW+rT
 【 続・創作文芸版の作家志望A氏 】

ついに失業保険を打ち切られたAは、盛岡にある関東自動車工場のトヨタ車組み立てラインにつっ立っていた。
今はクレーンに吊るされ流れてくる未完成の車体に、よくわからない謎の部品を取り付ける作業をしている。

「あれ、ボクは確か、ノーベル文学賞を受賞してベストセラー作家の仲間入りをしているはずだったような?」
Aは首をかしげながら、手に取った謎の部品を車体に取り付けた。
まあ、記憶違いかな?と、醜い顔で少し笑ったAは、手にした部品をチラリと眺めた。

その部品は縦20センチ、横15センチ、高さ15センチほどの直方体をしている。
つや消しの色が塗られたその表面には「危険 取り扱い注意」という文字が書かれたラベルが貼られていた。
またそのラベルには髑髏のマークと、放射性物質を示すマークが描かれていた。

「ふーん、なんだか危なそうだなあ…」
そのラベルに書かれている内容をロクに理解できないまま、Aは嬉々として作業に没頭した。

何故って?他のラインの仕事よりも時給がよかったからだ。

通常のライン作業であれば、時給は僅か1000円ほどで、日研総業による中間搾取分を抜くと僅か時給550円。
しかし現在Aが就いたラインでの仕事は、時給で実に3400円と高額だ。

悪名高い日研総業の中間搾取分を差し引いても1800円。
これはAの人生の中でも最も高額であった。

週末、給与明細を見て大喜びをするA。
既に作家として印税生活することなど、忘れてしまったかのように。
もっともそんな夢など忘れてしまうほうがいいんだが。

各種手当ての欄に書かれた、「重度危険作業特別手当て」という文字の意味もわからぬまま、
Aはいつもより少し重めの給与袋を大事そうに懐にしまった。

しかもAにとって、もっと嬉しかったことがある。
給料が出るたびにAのところに毟りに来るヤンキー上がりの同僚が近寄らなくなったことだ。

それどころか廊下ですれ違っても、怯えたような表情をしてAに道を空ける。
ロッカールームも別室で、出入り口もまた別。
工場内の作業工程も完全に隔離され、最近では彼らに出会うことすら稀だった。

「いやあ、やっぱり幸せって誰にでも巡ってくるんだなあ…」
そう呟きながらAは、皮膚のアチコチにできた紫色の腫瘍をぽりぽりと爪で掻きながら笑った。

最近目眩が増えてきたのも、血便が良く出るようになったのも、今のAにとっては大して問題ではなかった。
目の上に出来た赤黒い腫れ物からの出血や、あごの端のリンパ節の肥大も大して気にならない。

「もしかしてボク、大金持ちになっちゃうかも!うふっ!」
不治の病に冒された病人を見るような周囲の目線も、今のAにとっては羨望の眼差しにしか感じられなかった。

結局、資本主義というのは、「馬鹿と鋏は使いよう」だということだ。
Aには未来はあるのか? そしていつかベストセラー作家になるという夢は叶うのか?(おしり)
99創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 16:54:22 ID:7ueIK9wS
100創る名無しに見る名無し:2010/10/13(水) 21:08:52 ID:D0IsFGd3
温子「博子、綺麗・・・」
長女孝子、次女温子、三女祐子、五女桝子、六女斐子は四女博子の結婚式の控え室にいた。
祐子「これで母さんが生きていたら・・・」
斐子「祐子姉ちゃんが結婚した時ってお母さんは生きていたの?」
祐子「斐子が生まれる前だから生きていた」
桝子「そんなに前だっけ?」
祐子「うちのその子と和子(祐子の長女と次女で双子)、斐子と同じ歳でしょう」
桝子「あ、そうか」
温子「孝子姉ちゃんは結婚もっと早いよね」
祐子「確か博子が生まれた頃じゃなかった?」
孝子「博子が生まれた頃、まだ小学生だったからいくらなんでもそれは無いよ」
祐子「でも幼い妹を棄てて逃げるように嫁に行ったのは確実でしょ」
孝子「棄てるって何て酷い言葉(涙)」
温子「いや、孝子姉ちゃんは戸田家の家督争いに利用されただけ」
博子「家督争いって、あの後妻さんってそんなに力あるの?由緒正しい出の先妻腹の沢山の子供とその先妻の子供と大した歳の変わらない殆ど庶民の後妻じゃ勝ち目無いでしょう」
温子「博子はまだ小さかったから知らないと思うけどあの後妻さん、実は略奪愛で戸田さんのお母様は粗大ゴミのように戸田家から追い出されたの。実母が追い出されただけでもお義姉様たちにはショックなのに後妻さんが男の子を産んだらひとたまりもないでしょ」
博子「でも戸田さんという立派な跡取りがいるじゃい。万が一戸田さんに何かあっても弟さんもいるわ。」
祐子「由緒正しい出で息子を二人産んだのにあんな目にあったと言うことは跡取りでも立場は危ないわ。もっと言うとそれ以上にお義姉様の立場は危ないわ。
跡取りのために妊娠出産を繰り返し7人目でようやく男児出産したものもその前に産んだ6人の娘は完全に捨て駒よ。ようやく跡取りを産んだ年上妻はもう若くない。そんなところに若い女が現れたらひとたまりもないわ」
温子「あなた、自分の娘を捨て駒扱いするわけ?」
祐子「温子姉ちゃんも五人目でようやく跡取り出産じゃん」
温子「私の子供は2男4女だけど祐子の子供は1男6女!というか私の方がずっと結婚が早いのに祐子のほうが子供が多いのはどういうこと?」
孝子「それは祐子の旦那が若いから?」
博子「確かに孝子姉ちゃんと温子姉ちゃんも夫と10歳も違うけど祐子姉ちゃんは3歳しか違わないね」
101煽りコピペにちょうどいいなw:2010/10/13(水) 23:37:06 ID:UAgTiiiu
 【 創作文芸板の作家志望>>93氏 】

「ダメだダメだダメだ!これじゃあ、ダメだ!」
ハードファンタジー作家志望の>>93は、薄くなった髪の毛をかきむしりながら絶叫した。

「これではノーベル文学賞に送ったところで、誰も俺の高尚かつ気高い思想を理解してもらえない!」
>>93の目は不気味なほどに見開かれ、血走っていた。完全に狂人の目そのものだ。
言葉にならない唸り声をひとしきり上げた後、>>93は立ち上がった。
そして机上の原稿用紙をグシャグシャに鷲掴むとゴミ箱へぶん投げる。

「くそっ! また最初から書き直しだ!」
有りもしない才能を有ると勘違いし、決して見つからない才能を追い求める>>93
実は彼のような存在こそ現代社会におけるファンタジーなのではないか?

ところが数分後、>>93はおもむろにパンツを下ろし、貧弱なちんぽを掴んだ。

「とりあえず溢れ出る才気を発散させないと、ボクの内部で核融合爆発を起こしちゃうからな…」
訳のわからないことを呟きながら、>>93は本棚の隠し引き出しから、彼の座右の書を取り出した。

それは幼女ロリ専門写真誌だった。>>93はお気に入りの小学五年生の少女・絵梨ちゃんのページを開く。
まだ未成熟なその肉体の瑞々しさに、>>93は溜まらぬ欲情を覚える。
完全に児童ポルノ規制に引っかかるご禁制を後生大事に抱える>>93…そう、彼は童貞にしてロリなのだ。

「むう、た、堪らないナリ!」
亀頭の被った包皮を丁寧にむきながら、>>93は自分のちんちんをしごき始めた。

頭の中で彼は、写真の中の絵梨ちゃんをひん剥いて裸にしていた…もちろん脳内の想像の世界で。
まだ僅かな隆起しか見せない絵梨ちゃんの両乳房を荒々しく掴み、乳首を舌でペロペロと舐める…妄想の中で。

恥じらいと不安な表情を見せる絵梨ちゃんを見下ろしながら>>93は嗜虐的に微笑んだ。

そう、絵梨ちゃんは、俺が開発してやるんだ。
この小娘を性奴隷にして、まだ見ぬ快楽の坩堝の中で甘美なリビドーの溺れるのだっ!

>>93の右手はさらに激しく上下する。

カビ臭い四畳半の中で、>>93の生臭い吐息が満ちてゆく。
快楽に顔を歪めながら、>>93は笑った。その口元から覗く乱杭歯は黄ばんで虫歯だらけだ。
くすんだ素肌、緩みきった肉体、不潔さ漂うその容貌…そんな一人の醜男が今、オナニーに浸っている。

それが作家志望のクズ人間、>>93の現在の姿だった。
102創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 05:00:49 ID:WlY7WExe
ドラゴン桜ブームが落ち着くも(漫画では生徒たちは東大理一志望の設定)、なおも医学部が高止まり状態。
(東大理三は79、京大医医は76で、東大理一より高い医学部は10を越えてる状態)
よって全国非医学部の理系志望者が東大理一に殺到してる図。

これはもはや作品と言ってもいい。

工学系では京都大学は「東大と並ぶ西の雄」から「旧帝国大学の一つ」になってしまった。
今年は少し盛り返した模様だ。(ちなみに理学部トップの京大理-理は64で東大理一より下)

http://www.i-sum.jp/sum/sum_page/topics/unvrank_s/rankf.cfm
2010年駿台工学系偏差値一覧

68 東大理一
67
66
65
64 京大工(物理)
63 京大工(電気電子)
62 東工大(3類・4類・5類・6類・7類)・九州大(医-生命科学)・慶応理工(3)・早稲田先進理工(生命医科学)
61 京大工(建築・工業化学・情報・地球)・阪大工(応用自然科学)・東工大(2類・3類・4類)・慶応理工(1・2・4)
60 東工大(5類)・阪大工(応用理工・地球総合・電子情報・環境)・阪大基礎工(化学応用科学)
   早稲田先進理工(応用化学・電気・情報生命)
59 東工大(2類・6類・7類)・慶応理工(5)・早稲田基幹理工・早稲田先進理工(応用物理)
58 名大(情報文化・自然情報)・名大工(機械・航空)・阪大工(電子情報)
   阪大基礎工(情報科学・化学応用科学・システム科学)・九大工(建築・電子情報・物質科学)・
   大阪府立大工(航空宇宙)・早稲田創造理工(建築・総合機械・環境資源)
57 北大工(応用理工系・機械知能工学系)・東北大工(化学・バイオ)・名大工(化学・生物)
   阪大工(地球総合・環境エネルギー)・阪大基礎工(電子物理科学)・早稲田創造理工(経営システム・社会環境)

ちなみに2009年はこう

68 東大理一
67
66
65
64 
63 
62 京大工(建築・情報・電電・工化) 慶應理工(学門3) 早稲田理工(先進-生命医科) 
61 京大工(地球) 東工大(1類・3類・4類) 早稲田理工(先進-物理)
60 東工大(5類・7類) 慶應理工(学門1・2・4・5) 早稲田理工(先進-応化・化生)
59 東工大(2類・6類) 阪大(工-応自・応理・電情) 早稲田理工(基幹 創造-建築 先進-電生)
58 阪大(工-環エネ、基礎工-化応・シス科) 早稲田理工(創造-環境 先進-応物) 
57 阪大(工-地総、基礎工-情報・電物) 早稲田理工(創造-機械・経シス・社環)
103創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 07:22:38 ID:4LK9se/4
温子「そういう博子は松竹さんと何歳差なの?」
博子「6歳差」
桝子「こんなもんか・・・」
斐子「ところでその子に聞いたんだけど(祐子に耳打ち)」
祐子「その子なんでそんなこと知っているの(斐子に耳打ち)」
斐子「その子のクラスの女子から聞いたんだけど(祐子に耳打ち)」
祐子「そんなのお姉ちゃんたちにとても言えないわ。こんなの小学生の会話の内容じゃない!(斐子に耳打ち)のことあとで二人っきりで話しましょう」
斐子「それならその子のほうが詳しいからその子から聞いたほうがいいと思うよ。あ、和子は多分知らないからタブーでお願い。」
祐子「和子に知られたらまずいかも。娘の立場を貶めるなんて私には出来ないわ」
四人「二人で秘密の会話をして私たちを蚊帳の外におくというのは何なの!」
祐子「いや〜最近の小学生はすごい!」
孝子「何、すごく気になる」
斐子「いつか言うから安心して」
104創る名無しに見る名無し:2010/10/14(木) 17:22:57 ID:2RNrjC3c

                                         〈 ̄ヽ
                                   ,、____|  |____,、
                                  〈  _________ ヽ,
                                   | |             | |
                                   ヽ'  〈^ー―――^ 〉   |/
                                      ,、二二二二二_、
                                     〈__  _  __〉
                                        |  |  |  |
                                       / /  |  |    |\
                                   ___/ /  |  |___| ヽ
                                   \__/   ヽ_____)

105創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 20:48:54 ID:mj+KopKT
             ,.‐´.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `‐.、.
           /.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::  ノ  :::::::::::::::  ヽ.
          ,i´.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::: ,/      ヽ::::  i     ≪ 尾崎豊の後継者 佐藤英行43歳の物語 ≫
          /.:.:::::::::::::::::::::::::::::: ∧::::'ノ  美少年  ノ/::: i           〜あるホモの青春回顧録
         ,i.:.::::::::::::::::::::::::: /ノ '             ヽ::i  
         .i.:.:.::::::::::::::::::: '/                  ヽi
         .i.:.:.:::::::::::: i, '/   ノ二二二l     l二二ヽ ii       
         i.:.:::::::::::::: i                     i      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 
          i.:.:::::::::::::: i       -=・=-      -=・=- i      尾崎豊は天才なんだよ
          i./´ ̄`ヽ'               |        ヽ   < 尾崎ファンは神に選ばれた人間だよ
         iヽ い( ミ '             `ヽ       i     わからないやつはみんな下衆だぜ
         入  i            ,'     , i,     i     \______________/
          `フ´           ノ`ー'`ー-' '     i,  
             ヽ                       i
                Y          ─'  ̄ `ー    /    やあみんな!
                ヽ            -───-   /    岐阜の天才アーチスト佐藤英行だ。
                 ` \               ,'     今日は俺の青春時代を語りたいと思う。
                  \ `-、__ , '`i、_, '  '`
                    \-─‐‐

            尾崎豊の後継者  佐藤英行43歳

        -、,,_ 
           `ヽ、  
             ヽ、
                \        そう、十代のころの俺、佐藤英行はこんな感じだったんだ。
      !   ト,       ヽ
      ,!   | | ト,       ゙、      なかなかの美少年っぷりだろ?
  レ'゙ ,イ ./|!  .リ | リ ! .|! | ト|ト}       今と違ってお肌もぷりぷり、肛門のつやつや・・・
 ,イ ,/ ./〃/ / | / .リ/ //イ|.リ      青春に悩むなかなかの美少年だったんだぞ。
// //ノノ  //゙ ノ'////|.リ/
´彡'゙,∠-‐一彡〃 ト.、,,,,,,,,,,,レ゙
二ニ-‐'''"´      /`二、゙゙7       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
,,ァ''7;伝 `        {.7ぎ゙`7゙       .| きみはベストオブゲイフレンド・・
  ゞ‐゙''  ,. ,. ,.  l`'''゙" ,'        | ずっとずっといつまでも
  〃〃"      !   |       _ノ  僕らは一緒さ・・・・・・
              !  l        ̄\_____________/
         (....、 ,ノ  !
          `'゙´  ,'
      --===ァ   /           今は中年太りで悩んでいるんだが・・・
        _ _  /             誰だってそうだろ? 君も中年になればわかるさ。
\      ` ̄  ,/
  ` .、       /
   :ミ:ー.、._  /``'''ー-、
106創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 20:51:41 ID:mj+KopKT


          ,.-''";;;;;;;;;;``'ヽ、          そんな俺にもついに春風が訪れたんだよ。
       /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、     若草をすり潰したような、そんな生臭い息吹が俺を包みこんだんだ。
      /;;;;、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
      ,!;;;!゙`''〜^〜ァrr-'゙`'´''ラヘ;;;!
      |;;;|      ノリ     ミ;;;|       / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\   
     _ゞ;! r─-- 、  ,rェ--- 、ミ;リ  ..    |  英行くん、君もホモだよね?
      !ヘl;|. ぐ世!゙`` ,ィ '"世ン 「ヽ    __ノ  わかるんだよ、僕にはw
     !(,ヘ!   ̄'"  |:::.`  ̄  ,ドリ      \ 
     ヾ、!      !;     ,レソ       |  どうだい? 僕とやらないか?
       `|      ^'='^     ム' .   ,    .\____________/
       ,rト、  ー- ─-:  /|         
    _../ i| \   ===   ,イ.:ト、
    /  i| ゙、\  ;   /リ.:;!:::\、_
       ゙!  ゙、 `ー─''゙:::;:'::::|::::::::::\        そう、みんな一緒にね・・・・
        ゙、      :::/::::::|::::::

 |ヽ ト、  ト、 ト、 、.`、
/|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l
/' j/ ノ|ル'/レ〃j/l |
-‐7" ヾー---┐|_.j               それは、俺には衝撃だった!
 ̄   ./゙ニ,ニF、'' l _ヽ
::   ,.,. |ヽ 」9L.` K }.|               本当の自分を、ついに見つけた!と思ったよ。
    l'  """  l ) /
  h、,.ヘ.      レ'/
          レ′
 r.二二.)     /
  ≡≡    ,イ
.       / !         ドクンッ!
\   /  ├、
::::::` ̄´   /  !ハ.
107創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 20:52:37 ID:mj+KopKT

     ヽ       j   .
  優.   ゙,      l.  処 ア  僕
  し    !      ',  女 ナ  は
  く    ',        ',  で ル  ま
  し    ト-、,,_    l  す は だ 
  て    !   `ヽ、 ヽ、    _
  下    /      ヽ、`゙γ'´
  さ   /         \
  い   !   ト,       ヽ            こういうのはいつか誰にでも訪れるだろ?
ヽ__  ___ノ ,!   | | ト,       ゙、
  レ'゙ ,イ ./|!  .リ | リ ! .|! | ト|ト}           君にもあったはずだろ?
 ,イ ,/ ./〃/ / | / .リ/ //イ|.リ           そんな素敵な出会いが・・・
// //ノノ  //゙ ノ'////|.リ/
´彡'゙,∠-‐一彡〃 ト.、,,,,,,,,,,,レ゙
二ニ-‐'''"´      /`二、゙゙7              人生が変わってしまうような熱い体験が。
,,ァ''7;伝 `        {.7ぎ゙`7゙
  ゞ‐゙''  ,. ,. ,.  l`'''゙" ,'
  〃〃"      !   |
              !  l
 !       (....、 ,ノ  !
 j        `'゙´  ,'
     ー--===ァ   /
      _ _   ./
\     ` ̄   ,/             どきどき…
  ` .、       /
   :ミ:ー.、._  /``'''ー-、
108創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 20:54:41 ID:mj+KopKT

  ,......,___           アッー!         _   英行くん初めてかここ? 力抜けよw
  {  r-}"'';                    (,- ,_'',;  
__ノYv"-ァ'=;}                  ,_、 Y' リ''ー
  ヽー-ハ '、                 / キ}、 {"ー {⌒
  ト ハ  }      ,. -ー─-- 、___ /   ハノ`{  {
 ! ! !__! ,-、_    ,,( ,        ̄`ー、 /"''ー;ー'"  
 |___|! !ー-ニー、;、;'""ノ';{  iー       ヽ=ニ=),..- '"
 K \ヽ !`ーニ'-、{  (e 人  |' ̄ ̄/`ー!  | /   /⌒
  \ヽ !、ヽ, "")ー-'"| !  |   |  /!  |___{,、  /  /
    \"'ヽ'ー-"  _! ||  }   ー─|  | / ヽ/  /
ニ=ー- `!!!'     ''''ー'"{  |     |  /  /`ー|\/
ーーーー'        _ | ./      ヽ__ /  | !
             三`'/             `'""


       でもそれは過酷な初体験だったんだぜ、みんな。
        苦痛と恥じらいが交互に俺を襲ってくるんだ。
       さすがの俺も恥ずかしくて泣いたよ・・・

      むぐ、むぐぐ〜!

         V
   
       _,z-'ー 、     ll     ll    ギリギリ…
       ィ´, ,__,、Nハ      ll.     ll
      ゝ(ナー' _')リ_, -−'、_     lレ-−z         
         YP ̄/ o、     `トl、  八r-x‐テ          
         /^ー< ノヾ⌒、ー'、 |リlト、V´ ,、‐ヘ、
          {  ,ニ、/   ,! //川/`Y  \ \       
          ヽ{  ハ、__∠//彡イ⌒ ーヽ‐- ヽ- ヽ       
         `ヾ=≦ニ三≦彡イ             ノ
             `ヽニt=ヽ {、        _,/
          ビンビン \゙ヽニン´  ̄  ̄ /
                  ` −---−''´

      英行くん、美しいよ! 君は最高だよ! >


       美しき美青年こと俺が、醜く汚らわしい中年男に汚されてゆく・・・
       それは物凄く背徳的であり、同時に耽美的だと思わないか?
109創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 20:55:46 ID:mj+KopKT
                      /"""';、
                     ,く_     i      英行くん、だんだんよくなってきたなw
                    /彡,ヽ;、.   !
 どうだ英行くん          ヒ´ェ 2\__/
   気持ちいいかい?     iー->-,、 //\
          _,,,,.,,、      ,/===!v∧ ミ、\
-ーーー 、  /  ; ヽ   ,=、// ,、 ,、  ヽL,_ 川 |
 ̄ ̄` ー-、ヽー-'G,,/ー、i  (ヨ"/ ミミ;`ーヽ, .| 7川 |
       `Kノ""  y'`  ノ/ シ⌒ヽ、ヽ、l ).川 |
        M_,,.__ビ__//  /    ヽ `ーl l |
   ___   )_(.(,,,;iii;     /   / 入   ̄`!
 ̄ ̄  /  ∠.__Y´ノ""''   /   / / ,へ ___ノ
    |   | //   ,、 ノ    ヘ/./   |
    |  . レ'./     ハ/   // , ヘ __ノ

           もうイきそうです・・ああっ!


    ・・・・・・でもな、俺はここで本当の自分を発見したんだ。
     尾崎豊に憧れ、尾崎豊に恋焦がれた青春時代
      俺はこの苦痛と恥じらいの中で、尾崎の言う「真実の愛」をついに見つけたんだ!


入.英 摩.み 己 い                         ま 英 男
っ 行 擦 だ の つ     ,r ´ ̄`ヽー- 、_ .          す 行 た
て は す ら 男 に    /  ,'′     `、\          ま の と
い 無 る な 根 な .  /          `、 \ .       す 欲 の
.く. 限 う .ポ を く .  :/    入,, _      `、 \      か 情 熱
:  の ち │  巨 . ,′ ,'  /ゝ、j ;    _ ,,,..、  _ゝ、..    き を .い
:  境 に ズ   大 .: |  / /込ソ^ヾ、        、  \.  た    眼
:  地   で   化 . !   / ̄ ..   `>'"´    i   `i  て   差
.:.:. :に . .. ..  .  し .::/ i  / .  .  /   .;'.   ,イ;. :  ヽ  る   し
         た .:/ ,' /     / , ;.;.'    , イハ     \    は
           / ,' / .    / , ;.;.'   /ヽ_ノノト、   ,'   \: 
       _ __/ ,/ .    / ,′.;   / .:.: {彡ソ^、

                          シコシコシュッシュッ!


     そう、俺はついに真実の愛の領域にたどり着いたんだよ!みんな!
110創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 20:58:41 ID:mj+KopKT
           /.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::  ノ  :::::::::::::::  ヽ.
          ,i´.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::: ,/      ヽ::::  i
          /.:.:::::::::::::::::::::::::::::: ∧::::'ノ  美少年  ノ/::: i
         ,i.:.::::::::::::::::::::::::: /ノ '             ヽ::i       あれからもう、
         .i.:.:.::::::::::::::::::: '/                  ヽi       約四半世紀の月日が経った。
         .i.:.:.:::::::::::: i, '/   ノ二二二l     l二二ヽ ii
         i.:.:::::::::::::: i                     i      これが今の俺だぜ。
          i.:.:::::::::::::: i       -=・=-      -=・=- i
          i./´ ̄`ヽ'               |        ヽ
         iヽ い( ミ '             `ヽ       i    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 
         入  i            ,'     , i,     i  <   文句あっか?
          `フ´           ノ`ー'`ー-' '     i,    \______________/
             ヽ                       i
                Y          ─'  ̄ `ー    /
                ヽ            -───-   /
                 ` \               ,'
                  \ `-、__ , '`i、_, '  '`
                    \-─‐‐

            尾崎豊の後継者  佐藤英行43歳


          ,;r'"´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`ヽ、 ← 醜いホモデブことエロビス飛鳥38歳
         ,r'";;;;:::::;彡-=―-=:、;;;;;;ヽ、
        /;;ィ''"´  _,,,,....ニ、 ,.,_ `ヾ;;;;〉      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
         `i!:: ,rニ彡三=、' ゙''ニ≧=、!´     |  公衆便所へ行こうぜ英行・・
        r'ニヽ,   ( ・ソ,; (、・')  i'    __ノ  久しぶりに・・・・
         ll' '゙ ,;:'''"´~~,f_,,j  ヾ~`''ヾ.    \  勃起しちまったよ・・・
        ヽ) , :    ''" `ー''^ヘ   i!     .\____________/
        ll`7´    _,r''二ニヽ.     l     
        !:::     ^''"''ー-=゙ゝ    リ
        l;:::      ヾ゙゙`^''フ    /        最近はエロビス飛鳥とかいう気持ち悪いホモに、
        人、      `゙’゙::.   イ          しつこくストーカーされる毎日さ。


            :vw w v:
          :,乂       乂:
        :冫 从 人 从リ リ,,K:  ←俺こと佐藤英行43才
        :彡リ" _ノ   `ー、 从k:
         リ o゚(●)  (●)゚o k
         (| :::::⌒(__人__)`⌒:::::|)     もう涙目もんだろ?
          |    ` ⌒´    !       エロビスみたいな勘違いキモ男なんて趣味じゃねーし。
           \   ー     ノ
          /\__ニ___/\       正直、エロビスまじでうぜえ。
111創る名無しに見る名無し:2010/10/15(金) 20:59:28 ID:mj+KopKT
           /.:.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::  ノ  :::::::::::::::  ヽ.
          ,i´.:.:.:::::::::::::::::::::::::::::::: ,/      ヽ::::  i
          /.:.:::::::::::::::::::::::::::::: ∧::::'ノ  美少年  ノ/::: i
         ,i.:.::::::::::::::::::::::::: /ノ '             ヽ::i      でもまあ、元気でやってるよ。
         .i.:.:.::::::::::::::::::: '/                  ヽi     
         .i.:.:.:::::::::::: i, '/   ノ二二二l     l二二ヽ ii     俺みたいな天才は、
         i.:.:::::::::::::: i                     i    凡人にはなかなか理解されないってことだ。
          i.:.:::::::::::::: i       -=・=-      -=・=- i      
          i./´ ̄`ヽ'               |        ヽ    
         iヽ い( ミ '             `ヽ       i    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 
         入  i            ,'     , i,     i  <  何だ?文句あんのかよボケ?
          `フ´           ノ`ー'`ー-' '     i,    \______________/
             ヽ                       i
                Y          ─'  ̄ `ー    /
                ヽ            -───-   /   尾崎豊も俺と同じように悩んだんだろうな。
                 ` \               ,'
                  \ `-、__ , '`i、_, '  '`
                    \-─‐‐

            尾崎豊の後継者  佐藤英行43歳


                                            おしまい!
112創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 04:17:58 ID:ABUQSfho
113創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 08:10:06 ID:pE4IyYfv
なんだこのシュールすぎる絵はw
114創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 08:45:48 ID:AQILrupM
>112
右側には一体何が・・・!?
115創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 15:27:18 ID:r8waxYJN
描いちゃ何してんだw

>>114
桃花がはっちゃんとひなの姉妹に招かれ闇鍋突いてる。
具材はSSPのパンツにアジョにウパに……
116創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 22:31:22 ID:prvCT53Y
これは……繋げないと!
117創る名無しに見る名無し:2010/10/16(土) 22:36:30 ID:prvCT53Y
勝手に繋げてみた
http://vippic.mine.nu/up/img/vp18202.jpg
118創る名無しに見る名無し:2010/10/17(日) 15:32:52 ID:gbqe5GHV
出番無くても結構余裕な三人とほぼ忘れられてる四人www
119創る名無しに見る名無し:2010/10/19(火) 15:34:33 ID:zhu/IET2
近衛志保伝ちゃんと完結させろw
120創る名無しに見る名無し:2010/10/20(水) 14:35:34 ID:4yfSHiDZ
何故、風呂敷広げ過ぎたし
〜志保タン
121創る名無しに見る名無し:2010/10/20(水) 19:28:08 ID:j7HJard5
2年後桝子が結婚した。しかし少し前に姉妹の父が亡くなったので結婚式は地味だった。
温子「なんか随分地味だね。」
博子「そりゃあ父さんが死んだからでしょ」
孝子「いや、こんなに桝子の結婚式が地味なのはあの女が池袋家(桝子の嫁ぎ先)に圧力をかけているからなの」
祐子「あんまりいいたくないけどあの家お母様が亡くなったでしょう。それで愛人が後妻になってお父様はすっかり尻に敷かれているらしいの。」
「うーん、池袋家って、お父様は養子と養女の息子で池袋家の直系の血を引くお母様のほうが血筋的に正統な後継者なのにどこの馬の骨かわからぬ女を後妻にするとは・・・」
博子「えっ!あのお方(桝子夫の祖父)って養子なの?」
孝子「そう。池袋家って今じゃ信じられないけど息子がなかなか生まれなくて養子が続いていたの。それで先代(桝子夫の祖父)が聖徳家から婿養子になったんだけどその養父もまた養子だったの。
でも何年かして奥様が亡くなって先々代は姪を養女にして先代の後妻にして池袋さんが生まれたの。それで何代か前に池袋家から養子に出た人の子孫である奥様を妻に迎えて桝子と結婚する方が生まれたの。」
桝子「何であんなに詳しいの?」
孝子「うちの恵美子(孝子の長女)が宮瀬家に嫁いだでしょう。それで宮瀬のお母様のお母様は聖徳家の出で池袋の先代様の妹になるから池袋家のことは恵美子経由で大体わかるの。」
温子「なんか家系図を書いたら真っ黒になりそう・・・」
博子「何を今さら。」
五人が談笑する中斐子の顔が暗い。
孝子「斐子、何があったの?」
斐子「・・・しばらくお姉ちゃんたちの誰かのところに泊まっていい?」
祐子「私は大歓迎だけど何があったn」
といいかけたところで祐子は理由がわかってしまった。
祐子「母さんも父さんもいない家なんて我が家じゃない!斐子、なるべく早く準備してうちに来なさい。うちなら転校しないですむでしその子や和子たちもいるから安心だわ。」
温子「そう。善は急げね。結婚式が終わったら斐子の部屋に行きましょう。」
斐子が家から離れたい理由を5人は聞かなくても当然のようにわかった。が、これが単なる悪あがきにしか過ぎないことを6人は知る由がなかった。
122創る名無しに見る名無し:2010/10/21(木) 15:00:04 ID:wUZGTGRV
桐島千沙様のスレ?じゃないよな。
なんだここ。
123創る名無しに見る名無し:2010/10/22(金) 19:04:07 ID:+8Nz/nrk
その後祐子は部屋の外に出た。すると喫煙所に祐子の弟たちが集まっていた。
祐子「すっかりあいつらのこと忘れていた・・・」
祐子は斐子を引き取るなら弟たちも引き取らなきゃいけないのだろうかと思ってしまった。すると弟の義尊は
「なあ、集尊(祐子たちの一番上の兄)の奴、俺と聡尊を引き取ること拒否したんだ!母さんも父さんも死んだ俺たちを孤児にする気か?」
「だって今の家、11人家族(集尊は9人子供がいる)でぎゅうぎゅうなんでしょ。そこにあんたたちが転がり込んだらたまったもんじゃないわよ。ちなみに私の家は斐子が予約済みでもう枠がありません」
「斐子の奴、手が早いな」
「樹尊(祐子の弟)のところはどう?あそこには重尊(弟)もいるし二人とも寝るだけのために家に帰る生活を送っているから大丈夫」「それじゃあまともな食事が食えない」
「は?そんなの自分で作ればいいだけでしょ。こう見えて私毎日料理しているのよ」
「三十路専業主婦と男子中学生を一緒にするな!」
「私はまだ29歳よ!」
「しかし父さんが死んだ瞬間全員解雇されるなんて・・・」
「兄上(集尊)のところにいる人は無事だけど負担が・・・」
「というか兄貴たちが家に戻れないのをどうにかしないといけない」
「そう。あの家は父さんが死んだら兄上のものになるんだったからそれをあんな女に奪われるなんて・・・」
「それであの女父さんが死んで昼夜問わず息子たちにセックスの相手をさせているんだよ。」
「母子相姦・・・おぞましすぎる・・・」
「それで今は妊娠中」
「どんな子供が出きるか想像するだけで恐ろしい・・・」
124創る名無しに見る名無し:2010/10/22(金) 19:13:51 ID:Dg3jhDbR
ここは台本小説(笑)の不法投棄所になったのか?
125創る名無しに見る名無し:2010/10/22(金) 20:53:25 ID:HHdC+yGg
墓場スレや避難所のチラシの裏スレもお忘れなく
126創る名無しに見る名無し:2010/10/27(水) 04:08:42 ID:h2OK/0Gb
127創る名無しに見る名無し:2010/10/27(水) 11:42:51 ID:EOChHwR7
長髪のよし子ってなんか新鮮だな
128創る名無しに見る名無し:2010/10/27(水) 15:55:14 ID:J6jw36Dx
急に大人っぽく見えるな。
そしてはさみさん何してんだ?w
129創る名無しに見る名無し:2010/10/28(木) 15:13:45 ID:R9qzdEde
Yo! Ha!
文才ねえ 文冴えねえ
筆は進まず 腕は上がらず
頭捻っても浮かばぬIdea
頭掻くたび抜けてくMy hair

まずは妄想 いざや構想
収拾つかずに没だよ早々
プロット作りで四苦八苦
風呂に浸かりてGive up

眠気にユンケル効果は覿面
書いた原稿見直し赤面
文は冗長 描写は少々
覚悟しとこう読み手の嘲笑

するぞ投稿 スルー上等
やっぱ感想ほしいぞ相当
支援されたぜ嬉しい賛辞
自演疑い浮上し惨事 yeah
130創る名無しに見る名無し:2010/10/28(木) 17:26:18 ID:WpxnSdNM
ワロタw
131創る名無しに見る名無し:2010/10/28(木) 20:04:09 ID:9FmW5f3j
くそ、こんなのでwwwwwwwwwww
132創る名無しに見る名無し:2010/10/28(木) 20:05:51 ID:2jAYpdKH
すげえ頭にリズムが思い浮かんでくるww
133創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 14:29:19 ID:z4P+ZPIb
yeah♪
yeah♪
痛い消したいあの黒歴史
しまい込みたい記憶の僻地
真っ暗な過去だよもうマジ馬鹿馬鹿
枕に顔埋め両足BATABATA

俺は組織のナンバー拾参(サーティン)
腕にゃ古式の弾丸装填
未知なる遺物がクールに暴走
もちろんコイツは空虚な妄想

都会デビューで異様なTENSION
高いデブ用仕様なFASHION
微エロ期待し花咲くナンパ
消えろキモいと鼻先ワンパン

通信講座で習うよ空手
極真王者も目じゃないからNE!
絶叫悶絶キックで捻挫
最強伝説三日で頓挫
yeah♪
come on!
134創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 15:24:17 ID:k7hiGPci
また来たwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
135創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 15:33:42 ID:ll+lqDbU
>>133
カエレwwwwwwwwwwwwwwww
136創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 16:00:30 ID:k7hiGPci
実はちょっと楽しみにしてます
137創る名無しに見る名無し:2010/10/30(土) 17:15:27 ID:bJf5r10s
見事に韻を踏んでるのがくやしいwwwwっww
138創る名無しに見る名無し:2010/10/31(日) 19:18:27 ID:ejewAZbI
139創る名無しに見る名無し:2010/10/31(日) 19:35:31 ID:y4Lc5tKA
食人鬼wwwww
140創る名無しに見る名無し:2010/10/31(日) 19:43:02 ID:tqQZ2o9X
下半身のクーパー使えよw
141創る名無しに見る名無し:2010/10/31(日) 20:25:54 ID:R3zqHXpc
よし子かwwよし子なのかww
142創る名無しに見る名無し:2010/10/31(日) 23:07:40 ID:loD4dbQJ
その言葉を待っていた!
143創る名無しに見る名無し:2010/11/03(水) 19:45:07 ID:ENa5PMaN
144創る名無しに見る名無し:2010/11/03(水) 22:15:11 ID:9OsWgR0B
よし子が変わってないーっ!
145創る名無しに見る名無し:2010/11/04(木) 03:08:39 ID:i6t53ys3
それ似てるけど別の漫画だからwww
146創る名無しに見る名無し:2010/11/05(金) 11:52:12 ID:+Qi9q1nB
一人暮らしをしてる俺のところに、実家の妹からメールが来て驚いた。
最近は忙しくて、家族と連絡を取ることも無かったんだけど、まさか妹からメールが来るなんて思ってもいなかったからさ。

『お兄tゃんへ。
 前に会った時はtゃんと話せなかったね、でももう私は大丈夫だよ。
 もう明日から連休だし、一度そっちに遊びに行kうかな。
 こっちに居ても暇だしさ、一緒に買い物でもして回rうよ。
 ろくに自炊もしてないんでsょ、手料理くらいは作ってあげるよ。
 すごく楽しみ、着いtらまた連絡するね』

おいおい、随分と一方的だなww
それにまだメールに慣れてないのか、変換もちゃんと出来てねーし。
でも、うれしくて涙が出てきた。

実を言うとさ、妹はちょっと前まで心を病んで、病院に入ってたんだわ。
前に会ったときなんかかなりヤバくて、まともに話も出来なかったくらい。
それがこんな風に元気になってくれて、本当に安心した。
さっそく返信してやる。

『ああ、待ってるからいつでも来いよ』
147創る名無しに見る名無し:2010/11/05(金) 13:04:24 ID:Ca33NEp4
駄目ぇー!
148創る名無しに見る名無し:2010/11/05(金) 15:44:24 ID:IZdyRJdi
せつないね。
149創る名無しに見る名無し:2010/11/08(月) 19:59:36 ID:6tbYjXCU
 地面の草に茶色が混じりはじめた頃、とある丘の上。
 風通しが良い場所だった。おかげで、結構寒い。冬が近いのだ。

「寒いなぁ」
「だってもう十一月だよ。寒くて当然だよ」

 二人は寝そべっていた。頬にちくちくと枯れ草の先が刺さった。服にはちぎれた草や土が付いていたが、それでも二人は気にする事なく。
 寝そべって、手を繋いで。二人はぼーっと流れる雲を眺めていた。
 雲はゆっくりと流れている。動いているか、止まっているかは一見解らない。だが、それは確実に、ゆっくりではあるが、流れて行く。
 少しずつ、冬が本格的にやって来ていた。

「やっぱり止めとけばよかったかな、ここに来るの」
「いいじゃん。二人っきりだし」
「寒いぜ」
「いいの」
「夏もここに来て寝そべってたな」
「春にも来たよ」
「そうだっけ」
「そうだよ」
「さすがに雪が降ったら無理だな」
「そうでもないんじゃない。二人で雪の上にどさーって」
「寒いよそれ」
「寒いねきっと」
「今は寒くないの?」
「寒い」

 彼女の繋いだ手は冷たかった。やはり寒いのだ。
 寒さから逃れる為か、別の意味があるのか。或はその両方か。彼女は身体を男の方へと寄せ、頭を胸辺りに乗せた。男はそれに応え、繋いだ手を離して、彼女の肩へと手を回す。
 寝そべったまま、二人は抱き合った。

「まだ寒い?」
「ううん。あったかい」
「雪降ったらやっぱ寝そべってられないよな」
「うん」
「じゃ、冬にここ来るのはおあずけだな」
「来年の春だね」
「来年か」
「うん」
「それまで変わらないで居られるかな俺達」
「わかんない」
「少しは変わるかもな」
「かもね。でも……」
「でも……何?」
「とりあえず今はこうしていて」

 そのまま、しばらく時が流れた。
150グロ注意 ◆wHsYL8cZCc :2010/11/08(月) 21:22:44 ID:6tbYjXCU






 その日は休校日だった。僕は友達のKと一緒に、誰も居ない学校へと遊びに行った。
 そこらだとキャッチボールも出来ない。道路は車が来るし、公園は球技が禁止になっている所ばかり。思い切りボールを投げれる場所は、学校のグラウンドだけだった。
 小学生の僕から見れば、グラウンドはとても広く見えた。ボールを後ろに逸らしてしまったら、どこまでも追い掛けなきゃいけない。
 僕とKは普段から力いっぱいボールを投げる事なんて無いから、加減が分からず変な方向へボールを投げまくった。
 おかげで、二人とも、ボールを追い掛けすぐに走り疲れてしまった。

「おい、池の鯉見に行こうぜ」

 Kは言った。僕はそれに付いていった。
 池の鯉は立派だった。すごく大きくて、赤と白が綺麗な鯉がたくさん居た。人が池の水をぱちゃぱちゃやると、鯉はエサを貰えると思って寄って来るんだ。 

「おい、面白い事考えたぞ」

 Kは言った。
 そして、長い棒を拾って来た。グラウンドの隅に落ちてた、先が尖った木の棒だった。多分、生えている木の枝が折れて落ちていたんだと思う。
 Kはその枝でぱちゃぱちゃ水を混ぜた。鯉が来た。

「そーれ!」

 Kは、尖った枝で鯉を思い切り突き刺したんだ。

「やった! 捕れたぞ!」

 Kは串刺しになった鯉を高々掲げた。
 鯉はパクパクしながら、だらだら血を流していた。

「おいやめろよ!」

 僕は言った。でもKは聞かなかった。次々と鯉を串刺しにして、死にかけの鯉はそのまま池に投げ込んだ。
 ほんの数分で、池の鯉の半分は死んだ。いや、まだ生きてる。でも、すぐに死ぬ。あ、一匹死んだ。あ、こっちも死んだ。

「おい、次行こうぜ」

 Kは次に、ニワトリを飼っている飼育小屋に行こうと言い出した。
 僕はついていくだけにした。Kと同じ事なんて出来ない。そう思った。

「そーれ!」

 Kはニワトリを思い切り蹴っ飛ばした。羽をばたばたさせていた。
 Kは持っていた棒で、ニワトリを突き刺した。血が飛び出た。羽をばたばたさせて、ふらふら歩いていた。
151グロ注意 ◆wHsYL8cZCc :2010/11/08(月) 21:24:38 ID:6tbYjXCU






「おい止めろよ!」

 僕は言った。

「なんだよビビったのかよ。大丈夫だよ、どうせこいつらだってその内殺して食べちゃうんだぜ。
 見つかったって、少し怒られて終わりだよ」

 僕は嫌になった。Kは昔からこんな奴だった。平気で生き物を殺すんだ。
 虫を捕まえても、すぐにおもちゃにして殺しちゃう。Kと昆虫採集しても、全然楽しくなかった。
 でも、ここまで酷い奴とは思わなかった。

「お前、命をなんだと思ってるんだよ!」
「聞き飽きたぜそれ。別に人殺した訳じゃないんだぜ。それにいずれ殺す為に飼ってるニワトリだろ。殺して何が悪いんだよ」

 Kの目は充血してた。興奮してたんだ。
 足元のニワトリは口を半分開いて、来るしそうにしてた。いや、苦しいんだ。絶対。
 あんなに血を流して、あんなに酷い怪我で。苦しいんだ。

「止めろよ!」
「イヤなら帰ればいいだろ。ビビりは帰れよ」

 Kは言った。
 僕は最高に嫌になった。なんでこんな奴と友達になったんだろうかとも思った。Kが嫌だ。Kが嫌いだ。Kをなんとかしなきゃ。
 僕は小屋の隅にあった大きな石を持った。
そして、後ろからKの頭を思い切り叩いた。
 Kは最初、びっくりした顔をした。でも、すぐに倒れたんだ。
 頭から血がどくどく出てた。

「お前……」

 Kは何か言おうとした。でも僕はすぐにまた、石でKの頭を叩いた。
 血が出た。凄い怪我になった。
 Kは苦しそうだ。いや、きっと苦しいんだ。

「……!」

 もっと叩いた。Kは動かなくなった。いや、まだ生きてる?
 あ……。死んだ。

 でも大丈夫。僕は人を殺した訳じゃない。こんな奴、人じゃないんだ。

 そして、ちょっぴり興奮した僕も、きっと人じゃないんだ。
152グロ注意 ◆wHsYL8cZCc :2010/11/08(月) 21:25:51 ID:6tbYjXCU
トリ忘れてたというね。
153創る名無しに見る名無し:2010/11/09(火) 01:28:58 ID:BqTuwk74
こういうのの行き場所があっってもいい気がした
154創る名無しに見る名無し:2010/11/09(火) 04:44:45 ID:1o9K62Rw
ホラー総合もサスペンス総合も恋愛総合も無い。
あっても伸びる気がしないw
155創る名無しに見る名無し:2010/11/10(水) 21:36:28 ID:5tBL66RX
>>149>>150からって切れてるのか
最初、繋がってるのかと思った

上の奴の方が好きだな
時間の流れと刹那的なものが対比されてるようなお話は好き
156創る名無しに見る名無し:2010/11/11(木) 12:55:52 ID:5hv/0Mnp
157創る名無しに見る名無し:2010/11/11(木) 13:12:06 ID:9qbNs8zK
ハサミカッターは使わないのかよwww
158創る名無しに見る名無し:2010/11/11(木) 13:14:21 ID:jlF83JBG
シリーズ化すばらしい
159創る名無しに見る名無し:2010/11/11(木) 16:23:16 ID:Bq3bDnip
よし子大変身したなw
160創る名無しに見る名無し:2010/11/12(金) 01:57:44 ID:7ZAHMXFd
http://loda.jp/mitemite/?id=1527
まだ音変な部分あるし、煮詰めたいのだがとりあえず完成したから記念に
この後、友人をフルに使って生音に差し替える予定
161創る名無しに見る名無し:2010/11/12(金) 02:02:38 ID:AnV0ylJe
おおこれかぁー
聞いてみるるる
162創る名無しに見る名無し:2010/11/12(金) 02:07:15 ID:7ZAHMXFd
あ、ちなみにストリングスはボーカルのつもりです
音楽系スレ復活して欲しいけど、そこまで弾あるわけじゃないしなぁ
その前に少女の続き書くのでかまける時間ねぇ・・・
163創る名無しに見る名無し:2010/11/12(金) 02:11:56 ID:mBldfz19
うおおイイ曲だ

アニメ見てないんだがこれは釣られて見てしまおうかしら
164創る名無しに見る名無し:2010/11/12(金) 04:23:50 ID:jQovGPcr
元は味噌汁か
いいねこれ
165創る名無しに見る名無し:2010/11/12(金) 20:17:01 ID:kWynLcyv
いいねー。
ちょっとポップな感じに仕上がってて、原曲とはまた違う味があると思う。
166創る名無しに見る名無し:2010/11/12(金) 23:37:48 ID:7ZAHMXFd
ありがとう!
やっぱレスポンスあるとやる気出るなぁ
生音差し替えも頑張ろう
167創る名無しに見る名無し:2010/11/13(土) 22:50:24 ID:T6JPi2EU
元の曲はわかんないけど、いい音だなw
168創る名無しに見る名無し:2010/11/17(水) 21:27:09 ID:qcn8Ozjg
169創る名無しに見る名無し:2010/11/17(水) 21:32:01 ID:xkOABJF6
よく見るとよし子の胸が見えるぞ!
170創る名無しに見る名無し:2010/11/17(水) 22:04:53 ID:V7EIsAtm
このシリーズは一体どこへ行こうとしているんだww
171創る名無しに見る名無し:2010/11/17(水) 22:35:44 ID:7W9RNTql
次があるとしたらまさか、デビハサンレディー……!!(ゴクリ
172創る名無しに見る名無し:2010/11/20(土) 17:43:40 ID:ref8emil
173創る名無しに見る名無し:2010/11/20(土) 17:51:50 ID:rFcp1pqY
おんどりゃ歳いくつだよwwww
174創る名無しに見る名無し:2010/11/20(土) 18:20:45 ID:EaBSIq0E
なんて汎用性の高い構図wwww
175創る名無しに見る名無し:2010/11/20(土) 20:24:28 ID:LIay+Pgw
ほとんど背後のハサミしか原形ねーじゃねーかw
176創る名無しに見る名無し:2010/11/20(土) 22:23:38 ID:ref8emil
177創る名無しに見る名無し:2010/11/20(土) 22:32:13 ID:01suxGuT
ちょwww面白素材wwww
178創る名無しに見る名無し:2010/11/21(日) 00:33:37 ID:Ze01N5Ml
クソワロタwwwwwwwwww
179創る名無しに見る名無し:2010/11/21(日) 01:14:12 ID:TbDFneep
180創る名無しに見る名無し:2010/11/21(日) 02:11:49 ID:Ze01N5Ml
なんぞwww
181創る名無しに見る名無し:2010/11/21(日) 14:43:49 ID:QHdRoGF4
>>172
>>176
>>179
あんたらはwwwww テラGJwwwww

このスレは、やはり見逃せないwww
182創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 01:21:09 ID:O3eNa07K
183創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 02:01:27 ID:UMDfgYFf
おまwww
184創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 02:04:07 ID:ifx9sPDJ
ちゃんと見ると内容がカオスww
185創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 02:23:09 ID:ZhHkjqKM
活用し過ぎだろw
186創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 14:29:17 ID:C7+vlVxX
187創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 15:40:23 ID:O3eNa07K
188創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 15:55:13 ID:ZhHkjqKM
いい加減にしろwww
189創る名無しに見る名無し:2010/11/22(月) 17:33:12 ID:SWkav2Is
ひどすぎるww
190創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 01:00:18 ID:mGMNcttV
191創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 01:07:22 ID:WULe8gR1
お目々がwww
魚のお目々が何かこっち向いてるように見えて怖いよママンwwwwww
192創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 02:10:45 ID:vKSKhiOI
いい鯵だ
193創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 02:12:04 ID:AellJQpG
違和感のなさが歪みねえな
194創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 02:14:27 ID:L0JQOcVG
世界トップクラスのボディビルダーが偉いコラになっとるwww
195創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 08:27:05 ID:mjb3WZRh
コラを「面白いwww」なんていうのが許されるのは小学生まで
196創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 18:35:27 ID:AellJQpG
いい言葉だな。心に刻み込むわ
http://loda.jp/mitemite/?id=1554.jpg
197創る名無しに見る名無し:2010/11/23(火) 19:36:27 ID:L0JQOcVG
拾うんじゃねーよw
198創る名無しに見る名無し:2010/11/24(水) 03:25:40 ID:ayqKiltW
ある日の朝、創作発表部室前

少女「えっと、ここで最後かな・・・」
少女「多分、ここの人たちの事だから、またお花換えてくれてるとは思うけど・・・」

ガラガラ

??「む?」

少女「あ・・・」

少女(ひ、人がいた・・・!)

??「・・・おや、君は確か」
少女「あ、え、えっと・・・」
??「なるほど、君が噂の『少女ちゃん』か」
少女「え・・・?」
??「ふむ、確かに、ほほぅ、これは中々・・・」
少女「あ、あの、え、えっと・・・///」
??「ん?あぁ、すまない、つい凝視してしまった」
少女「い、いえ・・・///」
??「はは、噂に聞いた通りだな、そんなに畏まる事は無い」
少女「あ、は、はい・・・」
??「君がここの花を換えてくれている子だね、いつも有り難う」
少女「と、とんでもないです、好きでやってる事ですから・・・」
??「何かを愛する事は、美しい事だ、これからも宜しく頼む」
少女「あ、はい、こちらこそ・・・」

少女(なんだか、不思議な人だな・・・)
少女(というか、この部室に人がいる所、初めて見た)
少女(凄く綺麗な銀の髪・・・外国の人かな?)

??「ある意味、外の者と言えるな、この世界の住人でない事は確かだ」
少女「へ?」
??「生意気にも私へ挑む者が居ると聞きやってきたが・・・至って普通の少女だな、少々拍子抜けだ」
少女「は、はぁ・・・」
??「ああ、そう言えばまだ『君には』名乗っていなかったな」
??「私の名前はハルトシュラー、故あってここに出入りさせてもらっている」
少女「はると、しゅらー、さん・・・?」

(省略されました、続きはないのでワッフルしても無駄です)
199創る名無しに見る名無し:2010/11/24(水) 09:03:44 ID:qFDNB0By
明日が11月25日だとアッピル中のハルト様ですね
200創る名無しに見る名無し:2010/11/24(水) 09:10:43 ID:Z08kUBsd
二五日……ああ、天神さんの縁日ですね
201創る名無しに見る名無し:2010/11/24(水) 19:58:55 ID:KrB7Qcd9
202創る名無しに見る名無し:2010/11/24(水) 21:50:23 ID:J8vaQtvK
>>198
わっふるわっふる!
閣下御自ら登場とはww えと、何しに来られたのでしょーか……?

>>201
Ω ΩΩ <ナ、ナンダッテー!!
また来たしwwwww
203創る名無しに見る名無し:2010/11/24(水) 22:47:26 ID:WZirzqWr
はさみおじさんwwwwwww
204創る名無しに見る名無し:2010/11/25(木) 00:25:23 ID:4Y/jCLku
>>200
>天神さんの縁日

某姉妹「ガタッ」
205創る名無しに見る名無し:2010/11/29(月) 22:33:31 ID:pRif9U+V
なんか伸びてると思ったらひでえ流れだwww
206創る名無しに見る名無し:2010/12/02(木) 06:16:38 ID:pqO9bjNE
正月用にそろそろ干し肉を創作しようと思うけど、料理スレ落ちちゃったまんまだった。
仕込み始めたらちょいちょい報告するわ。予定としてはブレザオラを1kgと鳥ハムとガチ干し肉少々。
ブレザオラ初挑戦で緊張。超旨いらしいから楽しみでたまらん。
207創る名無しに見る名無し:2010/12/02(木) 14:04:10 ID:RZUqJm0O
干し肉……美味そう
208創る名無しに見る名無し:2010/12/03(金) 02:07:32 ID:SLWdFN+f
ブレザオラを干すとガチ干し肉になるらしいんだけど、師匠筋の話じゃ「1kg仕込んでも味見で消費してしまう」ほど旨いらしいぞ。

既によだれが止まらないw
209創る名無しに見る名無し:2010/12/03(金) 18:36:12 ID:5DpeVc6D
過程もうpしてくれるんだろうな!?
210創る名無しに見る名無し:2010/12/03(金) 21:30:21 ID:SLWdFN+f
それをやらんでどうするw
211創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 00:07:43 ID:H+2rkcrn
212創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 00:39:27 ID:lWt4xKrJ
自分の肉を干しちゃったか……
213創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 00:58:06 ID:+YayM+wY
もうほとんど原型止めてないはずなのに、なぜかあれがよし子だとすぐに分かってしまう
214創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 01:19:14 ID:H+2rkcrn
  , '  ̄  ヽ
  !     _!
  !i●皿●ノi ミ
 ((!| 彡¨ミ=≧
 `|| |¥|
  W ノiiヽヽ
  レ ||‖,!
.   ヽ|| |ノ
215創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 01:26:01 ID:lWt4xKrJ
やせ細ったガチャピンに見えるw
216創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 01:27:31 ID:+YayM+wY
このような不気味な生命体に気を許したらいけませんぞ
217創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 01:42:41 ID:lWt4xKrJ
赤モップ乙
218創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 01:53:42 ID:H+2rkcrn
                   \  _ ∧∧∧_   /
                   ―  \/ ̄ ̄\/   ―
                  ―   <| o` ´o |>   ―
                   /  /\ д  /\   \
                        ̄"∨▽∨ ̄
  , '  ̄  ヽ〜♪   v  v  v  v  v
  !     _!    | ̄0 ̄0 ̄0 ̄0 ̄0 ̄|
  !i●皿●ノi ミ  |             |
 ((!| 彡¨ミ=≧0   |              |
 `|| |¥|ノノ     |     vvw      |
  W ノiiヽヽ     |             |    wvv
  レ ||‖,!  vv  |             |
.   ヽ|| |ノ         vv                vvw

219創る名無しに見る名無し:2010/12/04(土) 02:10:51 ID:lWt4xKrJ
いかん
今度は女装したガチャピンに見えてきた

疲れてるな
今夜はもう寝よう
220創る名無しに見る名無し:2010/12/06(月) 23:39:20 ID:X4bJoBDI
>>211
おいwww

>>218
おいィ!?
221創る名無しに見る名無し:2010/12/07(火) 00:48:11 ID:fbdESDDF
どうすれば……。う……うんこ……?
222創る名無しに見る名無し:2010/12/15(水) 23:25:00 ID:xmyxd3P/
摺醴 霾醴髏蠶蠶鸛躔か               ベ∃壮鎧醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌 紜 r 山∴        ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
∃儲霾 露繍蠶髏騾臥猶鬱h  ご笵此∴      ∃f謳廱躔騾蔑薺薺體髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴        レ     ∴f醴蠶鬪にに     躇躇醴蠶蠶蠶蠶蠶
ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂  ベ状抃   【●】 厂     ヨ繍蠶蠶臥に        躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
f罐諸醴蠶蠶歎     マシ‥…ヲ冖ヘ     .∴瀦醴蠶襲j         躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
加罐讒蠶蠶欟厂     f ヘffヘ     ∴f醴醴蠶甑        【●】に  蠶蠶蠶蠶蠶蠶
溷霾醴蠶蠶勸     f  ヘヘ  f      ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮に に  庇蠶蠶∴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
醴蠶蠶蠶蠶髟     f      f     ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇 にに庇蠶蠶蠶.∴蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶欟     f      f       f繍蠶蠶蠶蠶蠶曲ffffffにf蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶歉    f     ヲ 澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川ff∴ ∴∴ff髏蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶髟     f    ヲ  コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷f    ∴ff醴蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮か            .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介ff醴蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶髏鬮シ     f             尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷f躇f鐘f躇蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴勸     f               氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦ff雄躍躇f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶醴訃     f           ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴f醴蠶蠶f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶髟     f     _山辷ムf蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑f蠶蠶蠶f蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a     f   f躍蠶蠶 蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴f蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶廴     ヲ  f醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶欟シ      ヲ  禰蠶蠶蠢螽螽f醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶監シ        ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶a    ヲ       ∴シ∃愬嚶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶f蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶診     ヲ    ベ沿 旦以迢 讒醴髏曠醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶f蠶蠶蠶躇髏蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶甑シ   ヲ     .げ隅艪蠶蠶蠶蠶蠶蠢 蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶f蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶鬮ヒ           ベ状隅髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠢 ∴           ベ川捍軆髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶曲蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶 シ           ∴∃氾据醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠢此         ∴⊇以f繙醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶 ∠∴  .∴∴∠ヨ旦滋躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
蠶蠶蠶蠶蠶蠶醢山ム沿当 錙躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躇蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
223創る名無しに見る名無し:2010/12/15(水) 23:32:29 ID:r0CFBhqE
これは……どこをどうやったらおっぱいに見えるんだ?
224創る名無しに見る名無し:2010/12/16(木) 00:24:53 ID:CqUWZBVi
/'i;ii;ii;ii;ii;i: .: .: .し: .: .: . J: .: .\          ||:: |
'i;ii;ii;ii;ii;ii;i;:: .: . : .,ィZZ;;フ: .: . ヽエヽ       .||:: | ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ
'i;ii;ii;ii;ii;i;:: .: .: . ": ._;_;_;..::::: .: . /二ヾ        ||:: |
'i;ii;ii;ii;ii;ii;i : .j : . : .ィ、◎ヾ::::.:.:.(<◎ !        .||:: |  ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ ヒ
'i;ii;ii;ii;ii;ii;i: .: .: . /:::::: ̄ノ :::::.:.: .\"{        ||:: |
i;ii;ii;ii;ii;ii;i: .: .: .: .: .: .-'': . /: .,,,,,_:::_,ヽ、       . ||:: |    ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ ヒッ
i;i/⌒ヽ: .:::::::.: .J: .: .: .: . ヽ::`“::T“'::.:i      ||:: |
;:{ i: .ハ: .: .: .j: .: .: .: .: . /::::: _;;.-‐ー、 |       . ||:: |          
;:ヾ: .ー: .: .: .: .: .: .: .: .: .: /_,ィェェェァ、゙!     .||:: |
ヽi;ii;ii;i_ノ: .: .: .: .: .J: . : .`ー-┴┴┴イ       ||:: |
: .ヽi;i;:i: .: .::::::::.: .: .: .: .: .: ..:::`ー---' !       ||:: |
: .: .ヽ;:i: .ヽ:::::::::..: .: .: .: .j : .: .": .: . ヽ{       . ||:: |
          ローズ
警察官A「もーえあがれふふふーふレジースターンス!」
警察官B「勤務中に歌ってんじゃねーよ。・・・は・・?」
警察官A「どうした?♪」
B「ミラー見てみろ・・・」
A「あん?どれどれ・・・・・・え・・・?」
A「なんで動物がプリウスを運転しているんだ・・・?」
B「と、とりあえず止まらせるぞ!?」
ウ〜ウ〜

A「「そこの黒のプリウス、止まりなさ〜い!」」

三月「なんか外、うっせーな」
三二一「そうね・・・って、前走ってるの、パトカーよ!?」
プー「うわ!なんでポリ公にマークされてるんだ!?」
三二一「もしかして、私がUSJに居たのがバレたのかも・・・」
段歩「なんだって・・・?」
紅の豚「・・・大丈夫だ。お前は、お前達は俺が絶対に守ってみせるさ・・・!」
三二一「みんな・・・」
河馬男「・・・よし!カセット変えるぜ!!」

カチャ
〜今人〜
プー「振り切るぜ!シートベルトは大丈夫か?つかまってろ!!」
ギュワワン..!ジャリジャリ!!ブルルワン!

225創る名無しに見る名無し:2010/12/16(木) 00:26:47 ID:CqUWZBVi
A「うわわっ!?渡辺さん、やつらのドラテク、ハンパないっすよ!?」
A「ボクじゃすぐ離されちゃいますぅぅ!うわ!すご!?」
渡辺「確かにヤバイな・・・プリウスで直線ドリフトなんぞ普通の人間にゃできんぜ。ましてや高速道路でな・・・」
渡辺「・・・安藤、俺に代われ」
安藤「ええ!!高速で、そんなの危ないっすよ!」
渡辺「俺達にはやつらを捕まえる義務があるだろう?」
安藤「先輩・・・分かりました・・・!」

渡辺「よし!代わるぞ!」
渡藤「「せーっの!」」

スッ

安藤「あ、先輩、前」

渡辺「え?」

ドカーン!!!!

              /|:::::::::::::::::::::ヽ.:.:.:.:、:.:.:.:、:.:.:.、.:.、.:.:.:.:.:.::`゛>
           /{::|:\:::::::\.:.:.:\.:.:.ヽ::.::.ヽ:.:.ヽ::::::::::.:.`゛ー- ..,__
: 何 :    /:|::',:ト、::::::ヽ、:.\:.:.:.\:.:.ヽ:.:.:\.:.:.:.:.:::.:.:.:.:::.::::_;:-'´   : : :
: が :   //:/:::|::',|::'、:::::::::\:.:\.:.:.ヽ:.:.:\:.:..\::::::::::::\、::::\    : : :
: 何 :  /!::|::l::::/|:::l:ヽ:\::ヽ:.:\:.:\.:::ヽ:.:.:ヽ:.:.:.:\::::::::::::\ ̄   : : :
: だ :   |/l::|::|::|:ト、:::::::::、、:ヽ、:.:.:.:::::::::::::::ヽ::::.:ヽ:.:.:.:.\:.:.:.ヽ:::\.   : : :
: か :   |::|::/l::|::|r‐ヽ:::::ヽ(ヽー,―\::::::、::::::::::ヽ::.:.::::::.:::::::ヾ. ̄   : : :
:    :   }//l::|:::|{(:::)ヾ、:::ヽ \!(:::) ヽ,:::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ、   : : :
: わ :.  |/l::|::|:::|ヽ==''" \:ヽ、ヽ=='" |:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、::::\
  か     / ',|::|:::|   /   `゛       |!::::::::::::::::::::::::::::ト、::ト、_` ゛`
  ら      l::!::::ト、  '、 _         ||::::::::::::::::::::::::ト:ヽヾ| | ̄ ̄ ̄`ヽ、
  な     r'"´||',::::',                 |:::::/l:::::|\:::ト、ヾ | |     / / \
  い   /   ll ',::', 、 ーこニ=-       /!::/ ヽ:::|  ヾ、  ノ ノ  /  ,イ   ヽ、
       ,'    |  '、:, \ --       ,. '´ |;'  l ヾ、.   //     / |    l: l
      |   |!  ヽ;  ヽ       /.:    i!  /   ゛// |l      / |      | |


226創る名無しに見る名無し:2010/12/25(土) 01:32:22 ID:MMNoQJFP
鼻を鳴らして 奴が来る
後ろに尻尾を ぶら下げて
くたびれ毛皮に しみ込んだ
ケモノの臭いが やってくる
ああ 犬よ 良き友よ
おまえ今頃 どの空の上で
俺とおんなじ あの星見つめて
何思う

可愛いあの娘に 鼻面噛まれ
面食らってた ドジな奴
風呂に入れれば 我が親父
バスタオル抱えて やってくる
ああ 過去よ 良き夢よ
俺は今では 別の町に住んで
世間近所に 閉口しながらも
生きている

無芸大食と 人が言う
お前の顔が 目に浮かぶ
飯の為だと 言いたげに
お座り待てを 披露する
ああ お手よ おかわりよ
仕込み不足を 恨むじゃないぞ
芸が無いのも 魅力の内だと
言ってくれ

名犬ラッシーの ガラじゃない
遊んでくれと 言いたげに
子供相手に 散歩道
愛想振りまき 尻尾振る
ああ 犬よ 良き友よ
三十分のつもりで 出かけてみたけど
四時の散歩から 帰ってきたのは
夜だった

少年時代と 人が言う
遠い記憶と 俺は言う
別れ怖さに 死に目には
立ち会わぬ事を 悔やみつつ
ああ 友よ あの日々を
時を越えて やり直したい
今も昔も この写真見れば
胸詰まる

飼い主たちと 通りゆく
あいつ程では ないにしろ
共に駆けようと 言いたげに
肩で風切って 飛んでゆく
ああ 犬よ 良き奴よ
いずれどこかで 会えたら二人で
昔のように 散歩でもしないか
あの日々へ
227創る名無しに見る名無し:2011/01/03(月) 00:55:56 ID:TbIGgHpS
どこかで聞いたような話

駅で自殺しようとすると駅員に止められた。
ところが自殺するといっても一気に飛び込もうと言う、予備動作を見せないようにしていたはずなのにである。
不思議に思い駅員に尋ねるとこう言われた。
「自殺しようとする奴は“青く”見えるんだ」
これも一種の特技なのか。いずれにせよ、自殺する人からはただならぬ雰囲気が漂っているということなのかもしれない。
228創る名無しに見る名無し:2011/01/03(月) 01:12:55 ID:TbIGgHpS
友達の友達に聞いた話



ある日Tさんがふと散歩の最中に空を仰ぐと、紙飛行機が滑空していた。
どこから飛ばしているのかと目で追うと、とある家の窓からだった。
次の日も散歩にでると、紙飛行機が飛んでいた。
また次の日も同じ窓から飛んでいた。
きっと子供が遊びで飛ばしているのだと思い、建物の近所の人に「あの家には誰が住んでいるのか」と聞いてみた。近所の人は「両親と子供が住んでいる」と答えた。
少し経って散歩に出てみると、また紙飛行機が飛んでいた。紙飛行機は風に乗って、ドブ川めがけて落ちて行った。

それからしばらく経って、その家で事件が起こった。
その家では虐待が頻繁に行われており、殴られたり熱湯をかけられたりされたと「遺体」が語っていたという。
唯一許されていたのが勉強で、その子は虐待を受けないように必死になって机に座り続けていたそうだ。
Tさんは、事件から数日後、また同じ家の前を通った。
紙飛行機は飛んでいなかったし、警察の取り調べの余波で辺りは閑散としていた。
ふと、足元の草むらに何かが転がっているのに気がついた。
紙飛行機だった。
Tさんは紙飛行機を拾った。実に精巧に作られていたが、雨に濡れて萎れていた。
その子が作り続けていたに違いなかった。
そこでTさんは違和感に気がついた。
紙飛行機に、模様らしきものが描かれているように思えたのだ。
何気なく紙飛行機を開いてみた。
絶句した。
紙飛行機の裏にはびっしりと小さい字でこう書かれていたのだ。

「助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
 助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて」
229創る名無しに見る名無し:2011/01/05(水) 01:22:40 ID:B1hDV+6o
>>228
うわぁ……
実話だったら笑えないわ

もし創作なら、後味悪いけどこういうの好き(悪趣味w)
ホラースレ出来たので、是非そちらにも!
230創る名無しに見る名無し:2011/01/05(水) 01:53:14 ID:3FVI8tSM
Tさんなら、きっと念力でなんとかしてくれる……!
231応援メッセージ:2011/01/12(水) 18:59:50 ID:bUSBL4rX

きみは、玄関先で靴紐を結ぶ。
受験票は、鞄の中にちゃんとあった。さっき、6回目の確認をしたよね。
シケた面で写った顔写真と、無機質な受験番号。それに、これから向かう受験会場が書かれている。

こんな紙切れが、自分の一生を左右するかも知れない――きみは、そんなことを思う。
なんだかぼくまで、やりきれない気持ちになる。

「落ち着いてね」
きみの母さんが、背後から声をかける。

「……」
きみは、何と言ったんだろう。ぼくは、聞き逃してしまった。
とにかくきみは何ごとか短く答えて、立ち上がる。


たぶん、「大丈夫だよ」とは、言わなかった。そんな責任は持てないから。

きっと、「任せといて」とも、言わなかった。そこまでの自信はないから。


試験は、スポーツの試合や音楽の発表会なんかとは、決定的に違う。
それらは、「その時」に「最高のパフォーマンス」をすることを求められるけど、試験は違う。

どれだけ「普段どおりに出来るか」が、問われるものなんだ。

だから、試験だからって、気負うことはない。
普段どおりにしていればいい。
普段、マンガ読んで寝るんだったら、試験前日であろうとマンガ読んで寝た方が良い。

普段と違うのは、「ちょっと違ったところに行って、ちょっと違った雰囲気で問題演習をする」点だけだ。


もしも力が及ばなくても、きみなら「それも運命」と受け容れられると思う。
「あのとき、もっと勉強していれば……」なんて後悔は、全く意味がない。

努力できたかどうかも含めて、自分の実力だってことを、きみは知っている。
違った道を歩くことになっても、後から振り返ったら案外悪くなかった、なんて思うかもしれない。
232応援メッセージ:2011/01/12(水) 19:01:05 ID:bUSBL4rX

当日は、問題を解くことより、まずは問題なく試験会場に着けるかどうかを心配するんだ。
無事、時間通りに試験会場に着いたなら、試験は半分以上上手くいったと考えて良い。
あとは、「試験問題を解く」という「作業」を淡々とこなすだけだ。


だから、休憩時間に問題集を見たり、友達と公式の確認をしたりする必要なんか、全然ない。
自己採点なんて、自分が「安心」するだけの効能しかない。
それも、自分が思ったとおりかそれ以上の結果でなければ、安心できない。

安心することで、次の科目に心置きなく臨める、というのであれば良い。
けれど、そうでなかったなら……?
どんなに後悔しようとも、答案用紙を取り返して答えを書き直すことは出来ない。

自己採点の如何によって志望校を変更するとか、
何らかの操作が必要になる受験の仕方をしている人にとっては、必要なことだろう。
しかし、それすらも試験が終わって家に帰ってからで十分間に合う。

つまり、試験会場での自己採点はデメリットしかない。
そんなヒマがあるなら、トイレに行ったり、リラックスしたりして、次の科目に備えたほうがいい。

233応援メッセージ:2011/01/12(水) 19:03:36 ID:bUSBL4rX

試験当日より、どれだけその試験に対し備えてきたか、が大事なんだ。

きみは、準備段階でたくさん復習していた。
中学、高校の教科書をひっぱり出し、ノートをめくって、問題集を解いたはずだ。

それらひとつひとつが、志望校に近づく一歩一歩であったんだ。
だから、努力してきた分だけ、志望校に近づいていることは確実だ。


今まで、幾度となく模擬試験を一緒に戦ってきた鉛筆たち。
落としてしまっても、必ず手元に戻ってきてくれた消しゴム。
ここぞという日に必ず買っていく、お気に入りのお菓子。

そうした物たちが、きみの味方だ。
そして――もちろん、このぼくも。


さあ、いくぞ。
どんな問題でも、解いてやる。

大丈夫。
いつも通り、これだと思う答えを、塗りつぶしていけば良い。

慌てないで。

答えは必ず、きみの目の前にある。


234 ◆BY8IRunOLE :2011/01/12(水) 19:06:03 ID:bUSBL4rX
↑今週末はセンター試験ということで、再投下です
ここを見ている受験生はいないかも知れないけれど……
がんばって!
235創る名無しに見る名無し:2011/01/22(土) 19:42:51 ID:guET52MZ
なんだ?
受験生の背後霊?
カンニングの手伝いでもするんか?
236創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 06:04:51 ID:HAbgypfG
>慌てないで。

>答えは必ず、きみの目の前にある。

マークシート式のセンター試験なんだから、そりゃどれか一つは正解だわな
237創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 10:56:58 ID:VhmUzkDK
無粋な
238創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 20:56:08 ID:IkZxMf2c
239創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 20:56:36 ID:I4/DFWZc
値割れはええよwww
240創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 21:00:19 ID:ri4lHFTa
スーパーの刺身かよwww
241創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 21:07:19 ID:zIriSbP9
これはひどいw
242創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 21:13:57 ID:jncqHTDW
次はワゴン行きか
243創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 21:23:08 ID:IkZxMf2c

     |┃三    /⌒\   / ⌒\
     |┃     i ○  i  i ○   i
     |┃     ヽ、   \/     i 
 ガラッ. |┃       \  ¥_¥   /
     |┃  ノ// / ./ ̄ ̄ ̄ \  \  
     |┃三  / /  ::\:::/:::: \   |
     |┃   | /  <●>::::::<●>  \ |
     |┃   | |    (__人__)     | |
     |┃三  | \    ` ⌒´    /| |
     |┃三  | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \| |
244創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 22:08:17 ID:ri4lHFTa
おいばかやめろwwwww
携帯でうまくみえんがそれでも吹いたwww
245創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 22:18:10 ID:zIriSbP9
もしもしからって、AAを画像で表示する機能なかったっけ?
専ブラ入れないと駄目なんだっけかな
246創る名無しに見る名無し:2011/01/24(月) 23:00:19 ID:ri4lHFTa
したらばならある。
一応アプリじゃない専ブラはあるけど、表示そのものは変わらないな。
アプリは機種に対応してる奴が無くてね……。
247創る名無しに見る名無し:2011/01/28(金) 06:22:55 ID:SMONuly8
スレ立てました 遊びにきてください
【漫画・小説】このネタ提供します【夢を託して】 
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bun/1296161435/
248創る名無しに見る名無し:2011/01/29(土) 23:03:41 ID:WGHnj0yK
某所での流れで描いたが、ホント投下先の無いものが出来ちゃったんでこのスレに投下させて頂きやす。
http://loda.jp/mitemite/?id=1718.jpg
249創る名無しに見る名無し:2011/02/07(月) 00:57:29 ID:eoPAEtlf
250創る名無しに見る名無し:2011/02/07(月) 01:06:55 ID:TcTqPsVF
ハサコラ再開www
251創る名無しに見る名無し:2011/02/07(月) 01:11:42 ID:PrZ2K8aT
はさみなだけにバーバー
252与太郎:2011/02/07(月) 06:50:06 ID:j7/1ZAjf
 ハーメルン物語
253創る名無しに見る名無し:2011/02/14(月) 20:01:12 ID:WsYa35bj
254創る名無しに見る名無し:2011/02/14(月) 20:10:26 ID:p2RxZMdX
ひぃぃぃぃぃ
255創る名無しに見る名無し:2011/02/14(月) 20:14:28 ID:3giVEXP0
こういうのどこかで見たことあると思ったら、青鬼か
256創る名無しに見る名無し:2011/02/14(月) 22:21:51 ID:qmXMCRo3
いやぁあああ!やめて!こないで!
257創る名無しに見る名無し:2011/02/14(月) 23:03:37 ID://YZrP/a
ブラクラなんて久し振りだな
258創る名無しに見る名無し:2011/02/21(月) 03:47:53.31 ID:4CbJq0iU
 ふと壁架けの時計を見た。
 朝の四時になろうとしていた。
 煙草を吹かして、何となく輪っかをぽん、と弾き飛ばす。慣れた者がやると意外な程に飛距離が伸びるそれは煙で軌跡を描きつつ、目の前に置いてあった調味料のビン達へぶつかり、隙間を縫って貫いた後、もわもわ立ち上った。
 水を口に含み、咥内と喉を潤す。それは浄化の意味もある。
 また煙草を一口。鼻と口から煙を吐き、また水。
 それを何度か繰り返した。

「おまちどーさまでしたー」

 そう言われて、男は煙草を灰皿へと押し付けた。
 水と灰皿と携帯電話を隅に寄せ、それを受け入れる。

「ご注文のラーメン大盛りに煮玉子メンマネギ厚切りチャーシュー野菜炒めの背油増しです」

 時刻は朝の四時。
 胃もたれは覚悟の上。
259創る名無しに見る名無し:2011/02/24(木) 03:38:25.52 ID:k4SpPGJp
   / ̄ ̄ ̄\       ___     / ̄ ̄ ̄\                 ,.-‐一'、
  ///// ̄\  ∫'´...,, . ヽ'| / ̄\\\\\  ||            /     \
 ( ( //// ̄\\ |´iノレルレ〉| // ̄\ \\) )..||         -‐一''`ヽξ_   |
     (/(/// ̄( j l| ゚ ‐゚ノ|┿ ̄\\\)\)    .||       /        \  |
        (/(//,⊂リ^V^リつ\)\)        ||      /ξ  /\  #  V |
 ゴゴゴゴゴ (/ ( / (ムi」」」ゝ))\) ゴゴゴゴゴゴ   || ゴゴゴ !/  /\ /\ ξ|  |
                `~じソ~´             ||      /  /〇   〇 i,  i |  |
                                 ||      | /|"  `  " !  !6)  |
                                 ||      ∨"!、  Δ   ノi |ノ   |
   「お願い姉さん‥‥‥もう‥‥‥死んで‥‥」   ||         >-┌''"´∨    '|
                                 ||       ___/_,/‐|##| ̄|-,.-,   '|
                                 ||     / / | | Η││|  \  |
   「ななな何を言ってるでござい!!!???    ||     |  ||/  》 , ‖  |_   | |
    妹とはいえ許さんでございよ!!!!!!   ||    | ̄  (   ヾ‖  〔 ̄  |  |
    姉より優れた妹なぞ存在しねえ!!!!!」 三三 ̄ ̄/   ゝ.......木兆.......|   |  |
                               「⊇⊂〉      ::::|______|    \\
                               L⊇ | |      ::::|______|     |  \
         ocyuru ・ ten               || |  |   |ニニ{_______________|      \ニニ⊃ 
        落 ち ゅ る 天             |∪  |     ::::| ̄ ̄ ̄ ̄"|       \   \
260創る名無しに見る名無し:2011/02/24(木) 17:44:50.19 ID:k4SpPGJp
   |    しまった!囲まれたぞッ!    |
   |___  ____________|
        |/    /!                      .-''"´ ̄\
         ______,イ//_____________イi            ∧、∧、∧、、∧∧
    _, r '' " "      _,._,._,._,._,._,_,._, ~`''ー-.、      |  |   |   |,.  | }     
  _,r''""◎  ヽ     _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._~`''ー-.、_,.-‐一''"´ ̄ ̄`゙''ー‐--、    
 ゙ヾ,,   U  |   _,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,..  ~`':l               | 
 ∠´___     ノ_,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,._,.  _..-‐''|            ′    |  
!      ~`''ー-.、_______________________________,,...-‐'''"    |  ∠ニ'==ァ   、==ニゞ|  
'                 ! | ,_  / _ ',           |. ヽ '"旬゙`   ./''旬 `  | 
           _.. -―| :{   ,/ /   \         ,|   ` ̄'"   f::` ̄   .| 
, / ̄ ̄`>'´   ノ'    ´ {、    \        |          {:.     |   ┌――――-
.`ヽ. " ̄\   `ヽ.    __,,.. -‐丶   ヽ       |         ^ r'     |   | ふっ…どうやら
. ' 〉、    }    `ー''´  /´ ̄ `ヽ '" ̄\    !|    .   ー===-     |  < そのようだねぇ…
  ノ l\"´_,,ニ=-― <´  ヽ{  ノ(   `、  |   |         ー‐      |   |_____
''"   },  ノ ,  '''''""  \   ヽ ⌒ヾ      v  | __,|-‐一''"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`゙''ー‐--|__
    /   } {. { l ┌n‐<  ヽ/ ``\        ノ/                     `ヽ
´ ̄`{ 0  `'^┴'ー┘|ヾ    }、 u'   `  --‐ / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
261創る名無しに見る名無し:2011/02/24(木) 19:10:45.53 ID:k4SpPGJp

    ,, -−'" ̄`"'ソノ、    
  /彡::::::ミ:::::::::::::::: ヽ
 /:::::::::,r'"~`ヾ)゙`ヾ\:::: ',         ヽ ._|_  ニ立ニ.  | |
./:::::::::シ:::..        l::: |         ヽ ._|_  |三ヨ ..  | |
.| ::::イ:: "'==、ハ,=="ソ:: |         / _|_ / \‥/ o .o
.| {`V::  `=・=` ':-・=' 〈:: |                    ̄
.|:::ヽ_:::::    , ヽ   |::. |          こ の ブ ロ グ は 今 日 中 に
.| :::ヽl::::::     `ー´   .'::.. |  __     
.| ::::::|: 、:::  , -−-、 /::::::: | / _ \     閉 鎖 す る か も し れ ま せ ん
.|,,-:::|:::::ヽ、.. ''"'' __/::::::::: |/ /  \ |
'"| (ヽ、_   ̄´ ̄,ノ)ヽ' ̄/ /    / /
;;;|\ `ー、_ ̄`''" ̄ノ |/) ̄\ / /
:::ヽ   `'ー、,ノ´  ///)::::::\/
::::ヽ`ヽ   ∧  /,.=゙''"/:::::::::::::\_/⌒| /⌒,r‐、
::::::::ヽ \/  i f ,.r='"-‐'つ::::::::::::::::::::|  ,| / , ' /r、
:::::::::::::ヽ.    /   _,.-‐'~:::::::::::::::::::::::::{  |/ / / /
::::::::::::::::\   ,i   ,二ニ⊃:::::::::::::::::::::::|/⌒⌒ ̄`}
::::::::::::::::::: \ ノ    il゙フ:::::::::::::("`''-、_|_ ̄`゙''ー |
::::::::::::::::::::::,イ「ト、  ,!,!|::::::::::::::::::::::\ >  \    /
:::::::::::::::::::/ iトヾヽ_/ィ"\:::::::::::::::::::::::\   ヽ  /
262創る名無しに見る名無し:2011/02/24(木) 20:32:55.56 ID:k4SpPGJp
                        /  , '          \
                        /  :::...       Y(   `... y ヽ 、
    / ̄ ̄ ̄ ̄\         .:/   入:::.,, `:::.`:::'   `.      `,,_
  /          \ - ニ⌒ニXメ,   /:::l \,__)__,,;, yx  ノ/  /,'  f.::::lj
 /      ⌒      ヽ辷 = -メ リ:: / ::/ :::/T T 7 ̄7`f-' イ  |ト ,_   |}
 l::::::::    ●       |ヽ,\`X  レ ' :/::ノ リ  y '    / /リ   l|// |
 |::::::::::     ̄  \   :l  Y `!,  `\   .::/ ,r 〜−ヵ ノ~.:::. jj r = y/ |
 |:::::::::::   ::::::::   |>   | 廴_,,ソ ヽ`,, ` ヽ  !/ ⌒\⌒j fr〆彳  ノ |
 |:::::::::::::::::::. ⌒  ./    | ソ 7 ァ_ _ ̄   \ヽ\f/~~ \ j 彳 ,〆 _/ |
 |::::::::::::::::::::::●       k_'  ,,_⌒`ヽ_- , --__\メ /~\ y ヽ  ' ',/::::::|i |
 ゝ:::::::::::::::::::: ̄::::::     |癶 ,,_ 癶\ ゝノ⌒y /入 ィ 丸_'y Y l//イ::::::::::j
  \::::::::::::::::::::::::::   / 1il::  :i:::, リ ! h/ //:: ||ミ:ト:l|f~Yノ  ::lヽ::::ケ j
    `゙''ー‐--‐一''"´   |::  i::::_,Y_' }/::l //:::: ||ミ:ト:l|Lソ::::イ ::l  i:::::メヽ
               |:`ヽY/..::: Y:vy '~ カ:: :/_,以⊥| __::::/.::/   ' ヽ从
               '~ ll    :i::y ::` r::::::f廴 〜 V⌒i:::/.:/ 1 \i `,
               ハ,'  》= .  i:: イV/ : ::l廴 _ 〜 y じ'!_;;;;ィ  /  ::ハ  i
               ハv ll    ` ,彳 V. ク::f    - y /::::_,,イ  :::/ ::: il
                入彳   fr   リ イ|ク:::イ  ̄   l リ イ  :::/  ノ i
                 从h   ィ'  /' ' li 气:l{_ /~ア y'  二 7      i
                  从),  ノ , イ' :`カヵ'⌒ィ≦三≧ 、 _,,ノ - '"   イ
. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .ヽ,`!  T' , 彳 ,  ∬frT刃|x豸i  _,,    !  l
......................................................................\! .::l イ'  / __ _`气ll 1||y '' ,__入    :.i: l
.............................................................................\! '  fr ' ノ-  |∫|| 二 i::::...   :: ll
...................................................................................`−=-ァィ' Y::  |∫||  ,,__ ミ:::::..  i::::lh
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ il  l: : |∫|| ヾ ミ Y::::...::::::/,イ
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ .::il .:::l : |∫||  `, \Y:::::::ノ/::|l
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::il .::il :::ハ  |∫||  ` \ ,,__  ノ ::|l
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ll   Y Y  |∫||   ヽ y    , ::::li
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;lトヽ .:::l/::  |∫||   ~`丶,  ノ :::li
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ll i .:::! `: |∫||      \   ::li
263創る名無しに見る名無し:2011/02/24(木) 20:42:13.82 ID:MCGDbB8W
>>262
   ___    ゴキッ
  / || ̄ ̄|| <⌒ヽ ))
  |  ||__|| <  丿
  | ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
  |    | ( ./     /
264創る名無しに見る名無し:2011/02/27(日) 15:22:06.37 ID:jWRGYxnj
>>248
カッコいい こういうの好き 
そういや昔ゾイドってあったよな、けっこう世界観造り込んでた気がする

>>249
おいww また来たかwww

>>251
【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'
265創る名無しに見る名無し:2011/03/01(火) 16:33:32.03 ID:oM++3WLR

           V                    l               、
        ., '⌒, '´  ̄ ̄ ` 、              Еヨ |  ヽ _ヱ_ /|\ 三.土' 丑 l
        i :::i r-ー-┬-‐、i              レ\ レ ノ  亅 .V J 口'日 '口 ・  
         i :::;| |,,_   _,{|                      ,__ _
        | ::::N| '''''` {''''`lリ              8〇    , '´     `:    〇8
        | :::::ト.i   ,__''_  !                〇  〈 ルハルカリ〉|    〇
       _j_/i/ l\ ー .イ                 〇   ||:〇-〇::|| |   〇
    /    `ヽr--、,,, ̄、,,'└-‐―- 、           〇◯/|::::::::::::::::リ ゞ◯○
   /        /ニニ\          \              .\_,, イ{___
   {         ,  `⌒` <\  ,ィ―'⌒ヽ.`ー 、             .ノ ゙、 /└‐―-、⌒
   ',      /        `Y´     ./⌒ヽ ヘ.      /  ̄ // ー 、, -‐/ニヽ// \|
    ヽ、                 /    \}     /    //       /二ミ/     i
     {> 、   `ー--        /      ヽ|    ./ / ̄7 ̄ ̄ ̄`´        .|
     j::::V  `> 、____    , く `ー'   ノ    ´⌒ヽ'              /  / |
     / ::::V     〔   `ー '  `7ー――'      {      \ヽ       ./   ,'
  /  :::::::\    〔   }  〕  /         〈      _> 、__/    /.|
  \/| ::::::::::|    〔   }  〕 /.            `ー―<´ { i  }      / .|
    j ::::/ /        }   /                ∧  --!--       / ̄
    \/ |/二二二二二二二ニ`ヽ                〉 { !   }     〈 
       ./    \|    |/  ハ                /           ハ 
266創る名無しに見る名無し:2011/03/02(水) 22:30:46.53 ID:1tiDeBqV
267創る名無しに見る名無し:2011/03/02(水) 22:42:15.73 ID:e71zhxGN
ええと……うん
268創る名無しに見る名無し:2011/03/04(金) 19:35:52.35 ID:Ca87YUOj
親愛なる青木麻依さんへ

麻依ちゃん、出産おめでとう。麻依ちゃんが母親になるなんて21年前は想像できなかったな。
あ、母さんもおばあちゃんだね。いや、おばあちゃんて呼ばせなくて友美ちゃんて呼ばせるよ。だって稜くんが中学生になってもまだ還暦前だもん(笑)
でも親から見てもおっとりとした麻依が男の子なんか育てられるかな(娘しかいない母さんが言うのも何だけど)。
でも正直麻依を無事育てられるか、というか産めるのかもすごく不安だった。
麻依も知っていると思うけど母さん、麻依を産む前に流産と子宮外妊娠をやっていて私は子供を産んではいけないのかと真剣に悩んでいたの。まあ20歳過ぎの乙女には残酷すぎる現実だったんだけど。
今となっては笑い話だけど175センチの母さんと166センチのお父さんの組み合わせもまずいと思っていて離婚も考えていたの(父さんには死んでも絶対言わないで)
それで麻依に対しても特に翔ちゃんが過保護ぎみになって私と翔ちゃんの子供にしてはおっとりとした子供になったかもしれない。
反対に礼奈の時は安心したのかお転婆とすら言えないような子供になったと思うの(笑)
まあ二人とも麻依のような性格だったら物足りなさすら感じると思うし反対に礼奈のような性格だったら女の子なのに〜と思うから(二人ともゴメン)バランスがとれていてそれでいて麻依ちゃんは母さんに似て大きくなって礼奈ちゃんはそこまで大きくならなかったから
一つの例だけど子育てってとっても面白いと思ったよ(お父さんは麻依の身長に関しては残念がっていて礼奈に抜かされなかったことに安心しているんだけど)。
さてはともあれ、子育てはこれからが本番、母さんは何もできないかもしれないけれどどうか頑張ってね。
母親は誰でもない麻依ちゃんなんだから! 田中友美
269創る名無しに見る名無し:2011/03/04(金) 20:51:43.11 ID:Ca87YUOj
親愛なる綿貫礼奈さんへ

礼奈ちゃん、出産おめでとう。礼奈ちゃんが母親になるなんて25年前は想像できなかったな。
でも稜くんや夢野ちゃんのようにおばあちゃんじゃなくて友美ちゃんって呼ばせるよ。だって綾子ちゃんが小学校に入ってもまだ還暦前だもん(笑)
でも親から見てもバリバリの、それも男社会で有名な建設業のキャリアウーマンの礼奈が子育てするなんてできるかな(部長になる礼奈のほうがまだ想像できる)。
でも正直礼奈を無事育てられるか、というか産めるのかもすごく不安だった。
礼奈も知っていると思うけど母さん、麻依を産む前に流産と子宮外妊娠をやっていて麻依は奇跡的に産めたと思っていたの。
でも礼奈も無事に産めて安心して暴れん坊な女の子らしくなくなったかもしれなくて麻依はますますおっとりした子供になったと思うの(笑)
でも身長だけは麻依ちゃんは女の子らしくなくて礼奈ちゃんはギリギリ女の子らしい?(女の子は生理がきたらもうあまり伸びないからお父さんは二人の生理が早くくることを本気で願っていたの)
さっき部長になるのがまだ想像できると書いたけど麻依ちゃんは母さんとあまり変わらない人生を送るだろうけど礼奈ちゃんは母さんの知らない道をどんどん進んでゆくんだね(小学校の通信簿の時点でわからなかった母さんがおバカさんなだけど)。
でも子育ては仕事は違う喜びもあるからとっても面白いよ(定時の事務員とふ化場パートしかしたことのない母さんが残業まみれのエリート女性総合職に仕事を語るのは疑問だけど)。
千鶴に綾子ちゃんのことは頼んだけどこれからは残業はほどほどにね。
さてはともあれ、子育てはこれからが本番、母さんは何もできないかもしれないけれどどうか頑張ってね。
母親は誰でもない礼奈ちゃんなんだから! 田中友美
270266:2011/03/05(土) 23:50:14.38 ID:HK0Atyus
続きだよ!
だんだんのってきたよ!!
http://loda.jp/mitemite/?id=1808.jpg
271創る名無しに見る名無し:2011/03/05(土) 23:53:42.07 ID:pucyUN5W
.txtでおk
272創る名無しに見る名無し:2011/03/06(日) 01:30:07.59 ID:Af7qJGst
273創る名無しに見る名無し:2011/03/06(日) 01:32:36.78 ID:ghSkbTt3
ふむ
274創る名無しに見る名無し:2011/03/06(日) 10:12:25.80 ID:a1e9C3aU
>>270
続きよろ でも>>271に同意

>>273
カコイイな
はじめこっち↓かと思ったw

                  ________
               .   ´          __`丶_
                 /         ,.  ´: : : : : : : : :`   、
           /  |     /: : : : : : : : : :、: : : : : : : \
              /   |   ./ : : : : ト、: : : : : ∧: :、 : : : :!⌒
          /    :|   /: : : :∧ ,:|--\ : / ‐∨、\ : |
.         /       '  /: : : : :|/、|   `     |: V
            ` =ニニニV : : : : : |           ,x=、 Vハ
                 { |: |: |: : :|  ,x==、    〃    V|
              '. j : ム:|∨:| 〃    ____ /// }|
                    ∨: :{ r|: : :l/// r ´    \}    ハ、
                /: : : ヽ|: : :|  |       ノ /: : : :\
              _/ : : /: :/ : : ト ._丶 __ . イ: :{ \:_:_: :ヽ
          / : : : : :,.一': :_/: :x'⌒\l|`ヽ、: : ト、: ヽ    |: :|
     ┌―一': : :/ ̄/: : : :/: : / }}     } \ | }: : }   |: :└┐
     |: : : : : : :/__,/: : /| : / ,.イ{       !\ \ ヽ: ヽ    ̄]: :|
    /: : : : | ̄ |: : :_:_;∧__|f二yイ |: 〉       V( ー' )、〉 : 〉 く : : :\
    \ : : : : > __」: : | 〉: : : (_/:〈 /         ∨下-:' : :/    \/
.       \/ \ : : :\: : : : ∧: /、           ,ハ |: : : : :|
              \/  ̄ ̄ /〈\O\ ______ /O 〉 ̄ ̄
                     ̄ \\ __O__O//
                    />ー-----r' |
                   〈/         し'
275創る名無しに見る名無し:2011/03/06(日) 20:28:22.00 ID:QxyjCLCT
http://imepita.jp/20110306/730410
「GirlsBaseballClassic」より
千葉スティンガーズ・マリア=ドゥリトル

おっぱいですいません。
276創る名無しに見る名無し:2011/03/07(月) 00:35:21.29 ID:5hINSRYi
あー…
ほんとにすいません
277266:2011/03/07(月) 18:15:41.64 ID:WLUb7dME
http://loda.jp/mitemite/?id=1816.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=1817.jpg

そっかあ、やっぱりテキストファイルのほうがいいよね
でも手書きが楽しいからこのまま手書きをアップし続けることにします、
ご容赦のほどをm(;∇;)m
今回はなるべく字をきれいに書くように心がけました
278創る名無しに見る名無し:2011/03/07(月) 20:48:09.58 ID:dpOSZab/
字が綺麗になってるw

でも手書きで書けるってすげえなあ
279創る名無しに見る名無し:2011/03/07(月) 23:31:37.79 ID:DbtcMCtm
絵茶で描くのむずかった
http://vippic.mine.nu/up/img/vp28349.png
280創る名無しに見る名無し:2011/03/07(月) 23:46:07.49 ID:/gudqTIc
手書きでしかもこれサインペンとかマッキーとかで書いてるだろwww
かきづらそうだww

すげえww
アナログでもろくな絵を描けない俺は静かに保存した
281創る名無しに見る名無し:2011/03/08(火) 01:53:42.58 ID:AUPhZbzn
282創る名無しに見る名無し:2011/03/08(火) 01:58:58.34 ID:TVSqGEgg
やっべえキュンときた保存した
283創る名無しに見る名無し:2011/03/08(火) 02:07:29.79 ID:e7JHWN/C
それぞれ全員わかるってすごいな。とりあえず保存保存
284創る名無しに見る名無し:2011/03/08(火) 02:30:13.29 ID:FNfpJzaI
やべえなんかなつかしい
285創る名無しに見る名無し:2011/03/08(火) 03:05:53.15 ID:2eOBDcJQ
なつかしすぐる
286創る名無しに見る名無し:2011/03/10(木) 10:10:22.89 ID:tDG0aG72
287創る名無しに見る名無し:2011/03/10(木) 11:13:35.41 ID:CpSvbw4H
すっげええ!!!wwww
288創る名無しに見る名無し:2011/03/10(木) 11:27:52.92 ID:t6qD9FbO
パネルが細かいwwwwwwww
289骸亜 ◆J5EHpeCWNE :2011/03/10(木) 13:31:03.40 ID:pzTbMIS/
これどういう無茶読みが出来るのか非常に気になるんですけど
290創る名無しに見る名無し:2011/03/10(木) 16:10:34.52 ID:EfYjwfUu
この職人なんなんだよwwwwwwww
291骸亜 ◆J5EHpeCWNE :2011/03/11(金) 14:55:59.64 ID:Hktpl7Jj
アースクエイク「オラァ!」
292創る名無しに見る名無し:2011/03/11(金) 15:14:56.42 ID:K7JfeJNd
やめろォ!
293創る名無しに見る名無し:2011/03/11(金) 16:56:38.57 ID:txbmFEkl
シャレならんつーのw
294創る名無しに見る名無し:2011/03/11(金) 21:10:57.03 ID:clAFNcM9
ネタにしたくなる気持ちはわかるけど、自重しようぜ
295骸亜 ◆J5EHpeCWNE :2011/03/11(金) 21:28:05.95 ID:Hktpl7Jj
アースさんが地震を起こすのにはちゃんと理由があるんだよ
ちょっと規模が洒落にならんレベルに達してたから投下しないけど……

せめて死者がこれ以上増えんことを祈ろう
296創る名無しに見る名無し:2011/03/14(月) 16:03:36.57 ID:yDQc+C0F
             ,,____,,,
           /        \
          /   _∧_   .ヽ
          .{   ⊆====⊇   }
        _,.-‐''"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`゙''ー-、、
      ,.-''"               `゙''、
     /                     ヽ
    ./                      .ヽ
    !                       !
    !        /":::::::"\         .!
   .|    ____,::::::::、_____   |
   .|   ______:::::::::::______    .|
    ',   .ii ̄||;;;;;;;;||`::::::::::´´||;;;;;;;|| ̄ii   /
    ヽ   ii .||;;・;;;||::::::::::::::::::||;;・;;||  ii   ,.'
     ',   !:::::::廴少::::::::::::::::::::廴少::::::!   ,,'
     ',,  i:::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::i  ,'
      ∨',   _______   /∨
        ト、  `゙''ー‐----‐''"´   ,イ |
        |::::::>、       ,,<:::::::::|
        |:::::::::::} .` ̄ ̄´ .{:::::::::::::::::|
        |::::┌┴┐――┌┴┐::::::::::|
    _,.-‐一''"´| o |.|||||||||.| o | ̄`゙''ー‐-、_
    >ヽ    | o |-----.| o |     /<
   / \    |____|    .|____|   / \
 /  ,/     \     /    \   \
/゙゙\/        .\  /       ヽ/"'''\
    |          \|/        |     \
297創る名無しに見る名無し:2011/03/14(月) 16:54:32.70 ID:6ENvMCcq
これは……
298創る名無しに見る名無し:2011/03/14(月) 18:13:56.72 ID:z+8JWpsg
知っているのか雷電!?
299創る名無しに見る名無し:2011/03/14(月) 18:50:32.34 ID:yDQc+C0F
         /\
        ./  \    zZ
       ./ O  .\  z
      / ____ ヽ
      | |/- -\|  |
      |  ̄ ̄ ̄   |
      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      |  鉄   o .|
      | || ↓ || || .|
      | ||   || || .|
      |_____\
300創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 00:48:30.36 ID:u7gK1FYe
301創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 00:52:03.75 ID:iM8pE9zf
すげえ手かかってるな
302創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 01:11:14.80 ID:9Do6VqwD
おー、なんか海外の絵本みたい
303創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 13:04:10.49 ID:rkTHx/KD
syげえ!
304創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 13:34:32.10 ID:mbgG21LO
『無解決事件』


 捜査は難航していた。これは、いわゆる密室殺人である。
 閉じられた部屋。照明の下に倒れている死体。犯人の痕跡は何ひとつ残されていない。
「一体どうなっているんだ……」
 刑事の呟きに応える者があった。
「なあに、簡単なことですよ」
 倒れていた被害者が起き上がり、伸びをしながら言う。
「私はこの部屋に入る前から既に死んでいたのです」
「ほう?」
「犯人の痕跡がないのは、それがそもそも存在しないからです。
 私はこの部屋の外で死んでいた。そうして、そのまま歩いて」
 死んだ男はドアまで行って、また戻ってくる。
「普通に部屋の中まで入ってきた。ちなみに死因は運命死でしたよ」
 推理小説の名探偵じみた口調で言う被害者に、刑事は訊いた。
「しかし君、まだ生きてるように見えるんだがね?」
 死者は微笑んだ。
「いいえ、死んでいるのです。そもそも死とは何であるかを考えれば
 私がとうに冥府への越境を果たしていたことは自明なのですよ。
 そして刑事さん、あなたも例外ではない」
「そうか」
 刑事は死んだ。
 そして部下に向き直って言う。
「そういうわけだ。私は死んだ。後のことは頼む」
 死んだ男たちは現場を去り、部屋はただの部屋に戻った。
305創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 13:40:46.67 ID:l6xM3Z1L
小林幸三乙。
306創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 15:35:10.47 ID:mbgG21LO
画家?(´・ω・`)
307創る名無しに見る名無し:2011/03/26(土) 17:49:35.54 ID:kp3lQegu
武田幸三?
308創る名無しに見る名無し:2011/03/28(月) 07:54:08.24 ID:J8qb5CnZ
どうしてこうなった・・・・
そんなのは分かっている ハルヒの力に決まっている
そして俺はポケットから取り出した携帯でいつものやつに電話をかけた

「・・・・はい 古泉ですがどうしました あなたから電話なんて何かありましたか?」

「なんかポッポとかオニスズメが空を飛んでたりしてるんだが・・あっ今巨大芋虫がピジョットにくわえられてとんでったぞ」

「・・・とりあえず部室に来てください。長門さんと朝比奈には連絡しときます」
309創る名無しに見る名無し:2011/03/31(木) 18:45:12.75 ID:VxzmPNzZ
半年くらい前にあった板vs鬼子スレの現場見てノリで書いたものです

古めいた巨大な洋館に延びる薄暗い廊下を忙しなく歩いているのは、持てるだけの缶コーヒーを両手に抱え込んだ、特徴に乏しい青年である。
彼、倉刀作は、この屋敷の主人の私室へと入室するなり、非難がましい声を上げた。
「師匠、何をしてるんですか?」
ピアノなどの楽器類や画材道具に埋め尽くされている、いかにもアンティークめいた家具で統一された部屋の中央。
優雅に足を組みながら椅子に掛けているのは、ゴスロリファッションに身を包んだ銀髪の少女である。
「コーヒーブレイクだ」
浮かない顔つきでそう答えたその少女こそ、この創発世界の魔王と恐れられている芸術家、ハルトシュラーである。
傍らのテーブルに置かれた、コーヒー牛乳のような液体で満たされたグラスを手に取り、魔王は嘆息する。
「どうも最近スランプでな」
「呑気に創作活動なんてしてる場合じゃありませんよ」
テーブルに近づき、彼女の注文した黄色いラベルの缶コーヒーを置いた倉刀は、原稿用紙と羽ペンが机上にあることに気付く。どうやら魔王は、今まで執筆をしていたらしい。
「この世界に人を喰う身重の鬼が侵略してきたって、巷じゃ大騒ぎになってるんですよ」
「ほう」
心ここにあらず、といった表情の魔王は、グラスの中で揺れる濁った飲料をぼんやりと見つめている。
「人づてに聞いた話なんですけども、手下に巨大な鶏と鰯と犬の怪物を従えていて、文章創作をしている者を次々嬲り殺しにしては捕食しているそうなんです」
「そうか」
「このまま放置してたら、この世界の物書きが絶滅するかもしれませんよ」
「……それは言い過ぎだろう」
それまで反応に乏しかった魔王が初めて顔の筋肉を動かし、冷ややかな微笑を浮かべた。
「やり方の違うよそ者が紛れ込んだ程度で、大げさな」
「大げさなんかじゃありませんよ。現に諸手を挙げて歓迎していった物書き連中は、全員鬼の腹の中に収まってしまったんですから」
「なら今後は近づかないことだな」
まるで他人事のように考えている主人に、倉刀は苛立つ。
「このまま放っておくつもりですか? 既に何人もの犠牲者が出てるんですよ。それに近々、子供も産み落とす」
「所詮その鬼とやらは流れ者だろう。こちらの流儀や信条を無理に押し付けても仕方あるまい」
「郷に入っては郷に従え、という言葉だってあります」
「やけに好戦的だな。お前にしては珍しい」
「正直言って……僕は許せませんよ」
それを聞いた倉刀は、苦々しい思いで胸中を吐露する。
「個人の範疇で行う創作活動に、貴賎や優劣なんて存在しません。少なくとも僕はそう信じています。なのにあの鬼は、物書きは家畜かそれ以下だと言わんばかりです」
暗闇に閉ざされた窓の向こうから、室内に稲光が飛び込んできた。やがて夜の空からは、大粒の雨が降り始める。
「ほぼ立体造形専門の癖に、随分と物書きの肩を持ちたがるじゃないか」
「僕が肩を持ちたいのは物書きでも絵描きでもなく、創作活動を行っている人間全てです」
普段なら滅多にないことだが、彼は主人の好物である缶コーヒーに手を伸ばし、許可なく飲み始めた。
「おい、それは私のだぞ」
「一本くらい下さいよ。僕のポケットマネーで買ってきたんですから」
不平そうに唇を尖らせている魔王に構わず、倉刀は甘ったるい飲料を一気に飲み干した。
主の前を横切り、窓辺に立つ。再び白い雷光が室内を貫き、一拍遅れて轟音が響いた。
この夜、この瞬間にも、どこかの誰かがあの鬼の犠牲になっているのだろう。そんな想像をする度に自分の心が沈んでいくのを、倉刀は否応なく自覚してしまう。
「せっかくの機会だ。お前も文筆活動を始めてみたらどうだ? 適性はあると思うが」
310創る名無しに見る名無し:2011/03/31(木) 18:46:29.22 ID:VxzmPNzZ
背後からの魔王の声に、倉刀はゆるゆると首を振った。
「僕には――」
彼の返答は、突然始まったピアノの音に遮られた。美しく、それでいてどこか物悲しい旋律が室内に流れ出す。
振り返った彼の目に入ったのは、いつの間にかピアノの椅子へと移動し、鍵盤の上に乗せた手を優雅に動かしている魔王の姿であった。
「いきなりどうしたんですか」
退屈そうに演奏を続ける主に、倉刀は尋ねた。
「鎮魂曲だ。鬼をどうこうするつもりはないが、死者の弔い程度はしてやる」
「聴いたことのないメロディですね」
「即興だからな」
もう一度、外に目を向ける。窓硝子にぶつかる雨粒は先程より大きさを増していた。本格的に降ってくる前に買い出しが終わって良かった、などと平和なことを思う。
「そういえば」
夜闇に視線を投げながら、ぽつりと倉刀が呟いた。
「例の鬼、子供の名前をもう決めてるそうですよ。小日本だったかな」
ピアノを弾きながら、魔王は淡々と返す。
「せいぜい親に似ないことを祈るんだな」
「ええ。そうします」
いつの間にか、耳に入ってくるのは雨の音だけになっていた。
「慰めは終わりだ。私は執筆に戻る。さっさと帰れ」
言われるがまま、部屋を退室しようとした倉刀だったが、テーブルの上にあった白紙の原稿用紙が目に留まり、一つ尋ねる。
「どんな話を書くんですか、これから」
「いや、もうほとんど完成している」
魔王の言葉の直後、白い升目に無数の文字が浮かび上がってきた。
「……これは」
直接手に取り、視線を走らせる。そこに記されていたのは、彼がここに来てから現在に至るまでの過程を事細かに記述した文章であった。
「これじゃあ創作というより、ドキュメンタリーですよ」
鍵盤の上でまだ手を滑らせて遊んでいた魔王は、嘆息する。
「お前にとってはな。だが私にとってはれっきとした創作活動だ」
雷光と轟音の中、魔王は倉刀を正面から見据えた。
「ここは私の心象風景。さっさとその原稿用紙の中に還ってもらおうか。お前は実在する倉刀などではない。単なる一夜限りの虚構だ」
雨音の中、彼は十数秒を要して状況を理解する。
「……なら僕は、貴方の創作活動の為だけに造られた虚像ですか」
「そうなるな。お前の人格も感情も、私の脳内で構築された物に過ぎない」
雨の音さえ止まってしまった。
「貴方に造られた僕は、永遠にこの紙切れの中に魂を閉じ込められるんですか」
魔王は斬って捨てるように一言告げた。
「お前に魂などない」
今度は倉刀が嘆息した。救いのない作品内に産み落とされた、救いのない自分。なんと哀れな存在だろう。
「ならせめて、救いのある物語にしてほしいですね」
「ある程度の要求なら呑んでやろう。そこの紙に書いてみろ」
羽ペンを握った彼は何枚か原稿をめくり、現在に辿り着いた。そして彼は物語の最初の一文を綴り始めた。
311創る名無しに見る名無し:2011/03/31(木) 18:47:24.03 ID:VxzmPNzZ
――彼女がこの作品を、墓まで持って行ってくれることを願う。

「ばっちゃーん! タクシー来たよー!」
 扉の外から、妹弟子の美作創の大声が飛んできた。
「よし」
いつにも増して豪奢なドレスを纏った僕の師匠、魔王ハルトシュラーは、ハイヒールを履いて立ち上がった。
「行くぞ、倉刀。そこの出産祝いを忘れるなよ」
師匠はマックスコーヒー三十本入りの段ボールを一瞥して、傍らの僕に命じた。
「出産祝いなんですから、もっと赤ん坊の役に立つような物を贈った方が……」
「何を言っている。赤ん坊に昼夜叩き起こされる新妻を気遣って、眠気のばっちり覚める飲み物をチョイスしたのだぞ。これで夜泣き対策も万全だ!」
「思いっきり自分の好みが前面に出てる気がしてならないんですけど」
「貴様……さては『この重い箱僕が運ぶのマジで嫌だな〜。何とかしてタオルにできないかな〜』とか考えてるんだろう!」
「まあ確かに運ぶのは嫌ですけど……」
 表から長いクラクションの音がやってきた。多分美作だろう。いくら何でもこんなに短気なタクシー運転手はいないはずだ。
「もしかしたらこうしている間にも料金メーターが動いているかもしれん、さっさと動け!」
こうして僕は、マッ缶がぎっしり入った箱を抱えながら外に出た。前庭の向こうに巡る門の脇には、一台のタクシーが停車していた。
案の定、美作は運転席に身体を押し込んでクラクションを連打している。
「二人とも遅い!」
「すまない美作。倉刀がコーヒーなんて運びたくないと駄々をこねてな」
「おいおい……」
とりあえず狼狽している運転手さんに声を掛けて、トランクを開けてもらう。そこにマッ缶を放り込む頃には、もう師匠と美作は車に乗り込んでいた。
「きびきび動け倉刀! 急がんと鬼子たちの出産の感動が薄れるぞ!」
助手席に美作がいたので、後部座席の師匠の隣に乗り込む。
「病院までお願いします!」
美作の叫びを受けて、運転手が車を出す。
日本鬼子さん一家が近所に引っ越してきたのは、つい最近のことだ。とても人当たりの良い穏やかな人たちなので、僕や美作はとても好意的に思っている。
人見知りの激しい師匠はまだ打ち解けられずにいるようだが、それも時間が経てば解決するだろう。
そして先程、臨月を迎えていた鬼子さんが女の子を出産したという電話が入ってきた。電話をくれた弟さんの話によると、母子ともに経過は良好らしい。
「運転手さん、もっとスピード出せないの!?」
そわそわしていた美作が運転手に絡んでいるのを尻目に、僕は師匠に念を押す。
「師匠、ちゃんとお祝いの言葉とか言ってあげないと駄目ですよ。いくら鬼子さんたちがいい人でも、あんまりつんけんしてると最後には嫌われますからね」
「心配せずとも、親愛の念はトランクのマックス缶にきちんと詰まってる」
呆れて物も言えなかったが、めでたい日なので小言は控えた。
街には柔らかい日差しが降り注いでおり、木々は紅葉し始めている。穏やかな秋の日だ。世界は幸福に満ちている。そんな錯覚すらしてしまいそうだった。
「緊張するな」
僕の独り言を、師匠は聞き逃さなかった。
「何がだ?」
「鬼子さん凄い美人だから、たまに何と言うか、ドキッとします」
師匠はそこで深々と溜息をつく。
「情けない……人妻に欲情するような汚らわしい男を弟子にした覚えはないぞ。あのイケメン旦那に少しお灸を据えられた方がいいのかもしれんな」
「別に欲情はしてませんけど……師匠も少しは、鬼子さんを見習った方がいいかもしれませんよ」
「魔王が平凡な人妻に教えてもらうことなど何もない」
師匠がそっぽを向いてしまったので、僕も窓の外を眺めることにする。
良き隣人。良き師匠。良き妹弟子。
彼ら彼女らと送る、幸福な毎日。
――永遠に続けばいい。
フロントガラスの向こうに、鬼子さんたちのいる病院が見えてきたのは、それからすぐのことだった。

おわり
312創る名無しに見る名無し:2011/03/31(木) 22:37:18.26 ID:iA5K5wU/
鬼子母神か〜良いなぁ…。
いや、向こうのスレの状況は笑い事じゃ無いのかも知れないんだけど。
それもネタとして取り上げられる寛容さがあると嬉しい感じがする。
313創る名無しに見る名無し:2011/04/02(土) 17:57:22.78 ID:kAdh/sFW
夢見る中高年 あの私、さっき近所の河原で妖精と会話してきましたw
FAIRY TAIL  Fairies caught on my video / Cottingley Fairies Afterwards 多摩川に妖精を見た 
http://www.youtube.com/watch?v=nfVDjKibmbk
314創る名無しに見る名無し:2011/04/02(土) 23:04:48.58 ID:w9gvy85h
板vs鬼子っていうか、あれは一部の馬鹿が騒いでるだけだろ
あんまり誤解を招くような書き方はするもんじゃない
これだと、普通の創発民も鬼子嫌ってたみたいだ
315創る名無しに見る名無し:2011/04/03(日) 05:58:50.30 ID:kBIdEtPU
実際問題、文章創作する方には結構煙たがられてると思いますが…。
既にSS書きからのレスや提案等はほぼ無視で、鬼子関連の中でさえもう完全分離状態ですし。
出産祝いシーンもある以上、異常に嫌われてる風とも見え無いからあまり気にしないで良いかと。
316創る名無しに見る名無し:2011/04/10(日) 02:26:31.01 ID:s1kpm9uJ
317創る名無しに見る名無し:2011/04/10(日) 03:09:39.77 ID:mXI7nAnG
>>316
久々に来たと思ったらソレをチョイスするとかwwwwwwwwwwwwww
318創る名無しに見る名無し:2011/04/10(日) 16:12:18.25 ID:hz9rDv1E
いやだwww
319創る名無しに見る名無し:2011/04/11(月) 13:24:35.13 ID:XbPlt23B
よし子が完全にネウロそのものに見えるw
320 ◆GAIA///6T. :2011/04/14(木) 23:56:27.54 ID:Sd+XFc9F
にっしょく「ちぇんじりんぐのせかいにいってみたい」

ダイヤ「やめろ」
321創る名無しに見る名無し:2011/04/15(金) 02:40:20.79 ID:uZWYE/V3
322創る名無しに見る名無し:2011/04/15(金) 02:42:06.06 ID:JMAac4M9
なんだとw
323A四天王:2011/04/16(土) 01:03:37.33 ID:q0oaneS/
その学校の建築学科のクラスはアーキテクチャーの頭文字をとってAクラスと呼ばれていた。
そしてとある学年のAクラス強烈なな個性を放つ女子が4人いた。
それは佐藤球恵(さとうたまえ)、佐藤美怜(さとうみさと)、田中礼奈(たなかれな)、渡辺恵梨子(わたなべえりこ)の四人のことで約1000人ほどがいるこの学校で彼女たちのことを知らぬものは誰もいなかった。
とにかく気が強い球恵、一見クールビューティーだが惚れっぽく笑い出すと止まらない美怜、上昇志向が強く野心の塊である礼奈、そしてちゃっかりしていてしたたかな恵梨子の四人である。
彼女たちはただいるだけで目立つ存在であったが四人とも非常に目立ちがりやで入学直後から学校のあらゆる出来事に首を突っ込んでいた。
そして2つ上の先輩の女を除く大半の学生から支持を受けていて4人はずば抜けて人気があった。
4人はいずれもアイドル並の美少女だったがクールビューティーと称される美怜以外はあまり美貌を取りざたされることはあまりなく美怜より美少女ぶりが話題になる女子は何人もいたほどである。
また四天王と称されるようになったのは4人の突出した個性と人気(出しゃばり度も?)、そして4人は女子寮に暮らしているせいか大変仲が良く学校の内外で4人で行動することが多かったからだ。
そして4人の夢はいつか大きい建物をつくることであった。それも設計でなく工事のほうである。工事現場に憧れる女なんて既に標準的な女からずれていたのだが4人は何も言わせなかった。
何か事件が起きると彼女たちが現れ彼女たちの行く先に事件が起こった。そしてその度に彼女たちの人気と知名度は上昇していった。
普通の人間の非日常は彼女たちにとって日常茶飯事で本能のままに生きて好きなことをしてまさにやりたい放題だった(さすがにテスト前には沈静化するが)。
そんな彼女たちに人生の危機、いや学校始まって以来の惨事が起きることは誰も予想できなかった。あの人たちを除いては。
324創る名無しに見る名無し:2011/04/16(土) 06:07:09.77 ID:q0oaneS/
顔面偏差値
美怜>>>>礼奈≧球恵=恵梨子(全員アイドル並の美少女だが性格が災いして美怜以外はあまり顔を誉められない)
身長
礼奈(165)>美怜(164)>>>恵梨子(159)>球恵(158)
体重
美怜>>礼奈>>球恵>恵梨子(基本的に身長に比例しているが若干違う)
顔の大きさ
美怜=礼奈>>球恵>>>>>恵梨子(基本的に身長に比例しているが恵梨子は小顔)
足の長さの比率
恵梨子≧美怜>>球恵>>>>>>礼奈(礼奈は胴長で恵梨子とさほど足の長さが変わらない)
胸の大きさ
美怜>>>球恵≧礼奈>>>>恵梨子(恵梨子は貧乳)
足の太さ
球恵>>美怜≧礼奈>>>恵梨子(球恵は足が太い)
尻の大きさ
美怜=礼奈>>球恵>>>>>恵梨子(サイズ的には美怜と礼奈は同じだが肉厚は美怜があり純粋な骨盤の大きさは礼奈がある)
スタイル総合
美怜≧恵梨子>>礼奈>>>球恵(やはり足の太さが・・・)

気の強さ
球恵>>>礼奈>美怜>>>>>>恵梨子(3人に隠れているだけで恵梨子もかなり気が強いが)
成績
恵梨子≧美怜>>>>礼奈>>>>>球恵(礼奈は辛うじて平均越えだが球恵はそれ以下)上昇志向
礼奈>>>>>>恵梨子>球恵>>美怜(玉の輿に乗るという意味ではありません)
頭の回転
恵梨子>>>>美怜≧礼奈>>>>>球恵(恵梨子いわく球恵は単細胞)

運動神経
礼奈≧球恵≧恵梨子>>>>美怜(美怜で男子の平均を遥かに越えていてあとの三人は別格)
腕力
礼奈≧球恵>>>恵梨子≧美怜(美怜で男子の上位1割以内)
スタミナ
恵梨子≧球恵>>礼奈>>>>美怜(恵梨子と球恵は18号レベルのスタミナとの説あり)
歌唱力
恵梨子>>>礼奈≧美怜=球恵(恵梨子はポイントをおさえている)
器用さ
恵梨子>>>>>美怜=球恵>>>礼奈(礼奈は私は普通の女の子じゃないと主張しているが他の三人も普通の女の子から逸脱しまくっている)
料理
美怜>>>>>>>>>恵梨子≧球恵>>>礼奈(美怜が料理上手なのは親が共働きだから)
片付け
恵梨子≧球恵>>>>美怜>>>>>礼奈(礼奈の家事関係の能力が低いのは家庭的な姉の麻依がいるから)
325さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 04:03:42.68 ID:mxTjntdX
アンパンマンでつくったけどいい?
326創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 07:17:04.26 ID:tm4LV2L0
いいよ
327さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 11:42:41.86 ID:mxTjntdX
「く…っ」

森の中で、アンパンマンは酷い姿になっていた。

「どうだ、これが俺様の力だ〜!」

アンパンマン工場の小麦だって無限大ではない。
バイキンマンはそこを付いて、小麦が少ない時期に集中攻撃し、
顔が作れなくした。その結果このざまだ。

「僕はまだ…負けません!」

“アンパンチ"の声が出ず放たれた拳は、ほぼ無意味なものだった。

「はーはっはっは!俺様に勝てると思うなあ!」

「…る」

有頂天になったバイキンマンに、微かに聞こえる声量で、アンパンマンが喋りかける。

「………何があるんですか」

「は?」

「僕を倒した先になにがあるんですか」

一瞬アンパンマンがドキッとしたのを見て、
一気に語りかける。

「……君は、どうせ僕を殺せないでしょう。僕をどうしたって君はこのアンパンマンワールドを乗っ取れません。
今まで街の皆をいじめ続けてきたのに今更誰か従いますか?

ドキンちゃんも、食パンマンと引っ付くでしょう。彼も、彼女を心では愛していましたから。
ホラーマンは、………使えません。ハッキリ言って彼は役立たずです。」


アンパンマンが喋り終わると、バイキンマンは考える仕草をし、アンパンマンに話しかけた。

「じゃあ聞くが、お前ならどうするんだ?」

アンパンマンは口端をあげ言った。

「簡単です。………僕を利用すればいいじゃないですか」

アンパンマンの恐ろしい計画が、
始まりを告げた瞬間だった。

続く
長いから分けるね(・ω・)
328さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 12:21:39.81 ID:mxTjntdX
「食パンマン…」

ポツリと呟いたのは、メロンパンナだった。彼女も、食パンマンに恋していた。
美しいのはは罪と、よく言ったものだ。

その下。
「アンパンマンは帰って来るの遅いねえ。なにかあったんだろうか」

「はい…心配ですね、パトロールに行きますか?」

一階ではそんな会話が繰り広げられていた。
そこに
「アンパンマンなら大丈夫よ。クレヨンの国に呼ばれて泊まりにいったから。」

ジャムおじさんと食パンマンの会話に入ってきたのはバタコだった。

「そうかい、なら大丈夫だね。食パンマンもううちに泊まりなさい。」

「はい、ありがとうございます!」

バタコも、またニヤリと笑うのだった。
まだ誰も知らない秘密の、計画に。

食パンマンは、そんなことも知らずに一人ドキンちゃんのことを考えていた。
許される恋では無いと自覚してるが、食パンマン様、と言いながら駆け寄って来るドキンちゃんが愛しかった。

会いたい。

「すみません…ちょっと出かけてきます。」

「…!だ、ダメよ、もう遅いから…」

「大丈夫です、心配しないで下さい。」

バタコは作戦が崩れることを心配したが、
ここで引き止めたら怪しいし、第一そんなことで崩れるやわな作戦では無いので
「そう…行ってらっしゃい」
と送り出した。

食パンマンは時間が遅いのもあって、猛スピードで飛んで行った。
思い立ったらすぐ行動。
329さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 12:48:56.00 ID:mxTjntdX
「ドキンちゃん、居ますかー?」

そう家の外から叫ぶと、右目の窓が開きドキンちゃんが顔を出した。

「食パンマン様!!」

可愛く頬をほてらせて、笑みを浮かべた。

「どうしたんですか?」

「ん、ちょっと遊びに行きませんか?」

「い、いきます!!良いんですか!?」

「はい、何処か行きましょう。」

ドキンちゃんはこれ以上無い笑顔で、
「待ってください、私のあの飛行機取ってきます!!!」

「そんなのいいですよ、どうぞ」
そう言って両手を広げる。
「は…っ。
あ、いや、良いです!私重いですから!」

食パンマンも自分は何を言っているのか、どれだけ恥ずかしい事をしてるのか気付いたが、後には引けず
「大丈夫ですから。」

と言いながらヒョイとお姫様抱っこをした。

「キャ…ッ!」
と小さく悲鳴をあげたものの、すぐ寄り添うように抱かれた。

「何処に行きますか?」

「えと……、じゃあ、湖に行きたいです。」

「分かりました」

そう言うや否やビュンとスピードをあげて上昇した。

そして静かに、ドキンちゃんの頬に唇を当てたのだった。
(擬人化して想像しよう>∀・)



辞めていいぽ?
330創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 15:46:54.78 ID:Bh2CFTrx
>>329
続けて!
331さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 17:18:02.16 ID:mxTjntdX
「り…利用する?」

バイキンマンは、不思議そうな顔をしていた。

「そうです。僕を利用するんです。このアンパンマンワールドには僕の他にカレーパンマンと食パンマンしかいない。
僕を人質にしたり脅しに使ったりして、
「だけどお前の仲間が助けに来るだろう」

バイキンマンが話を遮り、いかにも盲点を付いてやった、という顔でバイキンマンはアンパンマンをみる。

「………僕は、君を殴る度に心が痛んでました。」

「え…?」

「君が1番喜ぶのは、僕を倒し、世界征服をすることだと思ったんです。ならその手助けをしようと、僕は心に誓いました。」

「それはありがたいな」

まるで無理といった感じで、ふ、と鼻で笑った。

「…前僕に夢があると話してくれた人がいました。………バタコさんです。自分はいつか、バイキンマンと結婚したいと。
そこで協力を持ち掛けたんです。」

「…」

「心よく承諾してくれました。あの二人は自分が手を打っておくから、と。」

「…」
バイキンマンは無表情で、弱ったアンパンマンをピンクの拳で殴った。

薄れる意識の中、アンパンマンはバイキンマンは騙され易いと再認識していた。

“今の話しは全部嘘"なのに、と。
332さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 17:19:08.71 ID:mxTjntdX
誰も見てない気がするです…
333創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 17:22:01.15 ID:0eaDiYRx
ここの人は大概最後まで行かないと感想の類はないよ
334創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 17:31:31.97 ID:KYXgcEPj
見てる見てる
これくらいレスがつくって事はだいたい10〜20人見てる
335創る名無しに見る名無し:2011/04/17(日) 17:36:06.89 ID:MjHmRgIi
感想なしなんて創発ではよくある事
336さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 17:46:01.77 ID:mxTjntdX
わかりました^^がんばります!


その頃、ドキンちゃんは一人だった。食パンマンが、家からなにか食べ物とってくるといって、飛んで行ってしまったのだ。
「まだかしら、食パンマン様。」

帰りを待つドキンちゃんを、見ている者がいた。

ジャムおじさんだ。

しばらくして、ゆっくりと近づいてくるジャムおじさんにドキンちゃんも気がついた。

「なによ、いまはまだ何もしてないわよ!?」

いつも通りの口調で、つっけんどんな態度を取る。

「口が悪いねえ」

「だったらなんなのよ」

「そういう風にしてられるのも…」

ドキンちゃんをどついて、たおす
「…!?」

「今のうちだよお!!!!!」

そう言って、倒れているドキンちゃんのお腹をグーで力いっぱい叩いた。

「うッ!!!?」

ドキンちゃんは気絶してしまった。
それをヒョイと担ぎ、ここまできたアンパンマン号に乗せ、工場に向け発進させた。
ブロロロロロ…


「なにあれ…」
ドキンちゃんが食パンマンと湖に来てから、今の今まで監視していたバタコは、呆気に取られていた。
ジャムおじさんが、ドキンちゃんを拉致。
予想だにしない展開に、バタコは少し焦っていた。

「作戦変更ね、うふふ…」
バタコの頭では、恐ろしい第二計画が練り上げられていた。
337さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 18:02:29.78 ID:mxTjntdX

「ちょっといーい?」

そう言いながら、クリームパンナがメロンパンナの部屋に入ってきた。
「どうしたの?」

クリームパンナは俯いて、一枚の手紙を差し出した。
「よんでいいの?」

と聞くと、コクッと首を縦に振った。
丁寧に開いていくと、そこには告白の文字が並んでいた。

「これ…」

クリームパンナのほうを見ると、顔を真っ赤にしていた。
「わたし………」
「い、良いんだよ、返事なんて!メロンパンナちゃんが食パンマンを好きだって知ってるから…。」

メロンパンナはビックリしていた。まさか、クリームパンナにまで悟られてるとは思いもしなかった。
「違うもん。」

「え?」

「確かに食パンマンは好きだけど、かっこいいなって見とれてただけよ。私が恋してるのは…」

そこまで言って言葉を止めた。そして、クリームパンナに抱き着いた。
「うわわ、メロンパンナちゃん…?」

少しビックリしたものの、徐々に、強く抱きしめ返した。

頭の中で、クリームが沸騰してる気がした。
338さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 18:24:55.88 ID:mxTjntdX

「ん…」

ドキンちゃんが目を覚ますと、薄暗い天井があった。
『そうだ、私ジャムおじさんに…』

ここは何処、とか、なんで私が、とかいろいろ思っていると、小さいドアが開き、ジャムおじさんが入ってきた。

「やあおはよう。よく眠れたかい?」

こいつの発する音のすべて煩わしい。
あえて黙っていると、バチンとほっぺをひっぱたかれた。
口から血がでてる。
「…何すんのよ。」

「今日から君はわたしの奴隷だよ。言葉遣いに気をつけてね」

「は…ここはどこなの!?何が奴隷よ!ふざけないでよ!」

「ここはわたししか知らない場所さ。
…また夜くるからね」

そう告げると、ジャムおじさんは扉からでていき、鍵を閉める音がした。

「なんなの…」

ドキンちゃんは、物凄く怖がりなのだ。あんな気味の悪い笑みを見せられたら、怖くならずには居られない。

もういや…。食パンマン様、助けに来て…!
涙を流し呻いていると、遠くから食パンマンの声がした。

「し…食パンマン様!!!私はここに居ます!!助けてください!!!」

339さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 18:40:27.69 ID:mxTjntdX

食パンマンが間食を取りに行き、戻るとそこにはドキンちゃんではなくバタコがいた。
「こんにちはバタコさん、どうしてここに?」

「…」

バタコは答えようとしなかった。
「お願いします教えてください…」

「私、見ちゃったの。」

「何をですか?」

「んふふ、聞きたい?」

焦らすバタコにいらつきながらも、頭をさげると、
「ジャムおじさんが、ドキンちゃんを拉致したの!」

え…!?

「なんで止め無かったんですか!?」

バタコは、『何処に連れていったか』と聞かれると思っていたので、
「なんかいい気味と思って…」
と、つい本音を出してしまった。

その瞬間に、食パンチが顔面にCLEANHitした。

「あなたがそんな人だなんて思いませんでした」

そう言い放ち、倒れたバタコを背負い、ドキンちゃんを探しに行く。
もし彼女の身になにかあったら…!

愛しい人の名前を叫びながら歩き回ること10分。





彼女の声で、返事が帰ってきた。
340さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/17(日) 18:46:21.90 ID:mxTjntdX

「ドキンちゃん!」

「食パンマン様!!!」

よかった、助かった…。
二人は強く抱き合い、そのままベッドに倒れ、男女の絡み合いをはじめた。

疲れたので続きは明日にします、ごめんなさいなのです><
341さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/18(月) 23:36:23.24 ID:lYMN8z4N
座って軋む音を楽しみながら数分いちゃこら絡み合った頃。
満足したのか食パンマンが
「行きましょうか」
と立ち上がった。
ドキンちゃんはまだ喋ってたい、と思ったが、
「はい!食パンマン様!」
とげんきよく立ち上がった。

倒れていたバタコは、ベッドに横にしておいた。
ドキンちゃんではなく、バタコがいたらジャムおじさんは一体どんな顔をするのか見てみたいものだ。
342さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/19(火) 19:03:34.71 ID:+fJVc0te
「う…」

アンパンマンが起きると、バイキンマンがいた。
寒くて小さい毛布。
寝返りしたら落ちそうなベッド。
不満な顔をしながらアンパンマンはバイキンマンに挨拶した。
「おはようございます」

「よく寝れたか?」

「はい」

元敵に塩を送ったバイキンマンは心底馬鹿だと思った。
やはり、騙されやすい。こいつならうまく騙せそうだと確信し、眠りにつく。


夢をみたが、どうにも怖く飛び起きた。

バイキンマンが自分を殺し、ドキンちゃんとバタコにあんを押し出される夢。

何かの暗示かと思い考えたが、思い付かなかった。
343さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/20(水) 19:40:46.68 ID:yk39jRm4

「そんなことが…」

「うん、だから逃げてください。ジャムおじさんに襲われるかもしれないです」

食パンマンは、メロンパンナに事情を話し、すぐにげるよう促していた。

「食パンマンとドキンちゃんは?だいじょぶなの?」

自分が護るから大丈夫、というふうに食パンマンはニコリと笑った。
そしてこう言った。






「僕はアンパンマンを探します。」
344さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/22(金) 19:41:55.12 ID:ik0hMdfb
響く音。

憎い奴の助けを求める声。

冷たい床。

血まみれで腐れかけの鉄パイプ。

「頼むから助けてくれ!俺様だって守ってくれ!」


……………がん!


「さようなら、バイキンマン。」


じりじり…

「今日から僕がアンパンマンワールドの統治者です」

じりじり

じり。
345創る名無しに見る名無し:2011/04/24(日) 15:48:44.33 ID:jzlsOrMG
テレビでは毎日のように今年最高気温だとやらを更新したと叫んでいる。一体記録は何回塗り替えられるというのだろうか。
ボクはテレビを消して、立ち上がり窓に近づく。
夏は嫌いだ。
暑いし、セミがうるさいし、日焼けするし。
だけどこの夏の空を見るたびに湧き出す感情はなんだろうか。
いや、ボク自身はこれが何かを知っている。とても子どものような淡い期待。
遠くを飛行機が通り、一本の白い雲が出来ていく。
ボクは何に特別な思い出があるわけではない。そういったものがあればまた違う感情が出てくるのだろうけど。
今年も毎年と同じような夏が来る。
夏休みに入り、宿題をそっちのけで適当に友人と遊び、終わる夏が。
わかっているのに毎年この季節になると何かを期待してしまう。
一体いつまでこんな感情が残るのだろうか。大人になればきっとこんな感情もなくなるだろう。
いや。ボクは空を見上げ思い出す。
子どもの頃見た夏の空はもっと青く、雲は白く、世界は輝いていた気がする。
夏への憧れは既に消失しはじめているのだ。きっとこのまま大人になれば空を見上げることもなくなるだろう。
もしかしたらボクはその変動期に立っているのではないだろうか。
何かを期待し、待つだけでは何も起きない。ならボクから行動しなきゃいけないんだ。
ボクは帽子を被ると、自転車に跨った。自然と足は自転車をこぎ始める。向かう場所は決まっている。
熱気を纏う空気を切り裂いて進む。小学生以来じゃないだろうか。自転車に乗って向かうのは。
炎天下の中、二時間自転車をこいで着いたのは海だった。
海といっても海水浴客がいるわけではない。なにせここは僻地の海辺。あるのは古びた家並みと海と森くらい。
そこからもう少し海沿いに行くと地元の人しか来ないような小さな砂浜がある。
昔は友人と自転車をこいで来たものだ。今よりももっと時間を掛けて。
帰るときは遊びつかれてさらに時間がかかっていたな。
自転車を適当な場所に止めて、砂浜に下りる。
白い砂浜には朽ちた木などは落ちていても、ゴミは落ちていない。海はどこよりも青く、水平線の果てで空と混じることがない。
思いつきで出てきてしまったので最低限の物しか持っていない。
「……これじゃあ何しに来たのだかわからないなぁ」
ボクは再び自転車に跨り、こぎ始める。少し道を戻り、海沿いに店を構えている駄菓子屋に向かう。
昭和をそのまま持ってきたかのようなその店は昔と変わらず、おばあさんが店番をしていた。
ボクは硬貨と引き換えにビンのラムネを買い、店先の長椅子に座る。
いつからだろうか。友人と海に来なくなったのは。もうずいぶん前のような気がする。
長時間も自転車をこいで泳ぎに行くよりか市民プールで済ませたほうがいいとか思い始めたころだろう。
さらに経つと別に泳ぎに行く必要なんてないと感じ始めた。
実際今だって友人を誘って、ここで泳ぐなんて気は起きない。それに誘ったって来ることはない。
それでいいのだと思う。人はいつまでも夢を見て、生きていくことは出来ない。
ある日、もしくは徐々に。現実を見据えて生き始める。多分そのときに大人になれるのだろう。
ボクも来年にはこんなこと思わないかもしれない。夏なんてただ暑いだけだと思うかもしれない。
でもその前にここに来れたのは幸福なのではないだろうか。
遠くから子どもたちの声が聞こえる。声は段々と近づいてきて、店の前で自転車が止まった。
先頭の少年が走りこむように店の中へ入っていく。それを追うように何人かが入っていった。
男女混合の六人組みのようだ。膨れたカバンから察するに泳ぎに来たのだろう。
思い思いの飲み物を買って、喋りながら飲んでいる。
まるで昔の自分たちを見ている気分になった。こんなに人は多くなかったけど。
その中の一人の少女と目が合う。一瞬、まるで自分を見たかのような錯覚に陥る。
いや、そうだ。ボクの時もいたのだ。この駄菓子屋の長椅子に座る人を。
そしてボクは声を掛けたのだ。あの時、ここにいた人の顔を見て。
「あの……どうかしましたか?」
少女があの時のボクと同じように声をかける。ボクはあの時の人と同じように答える。
「羨ましく思えただけだよ」
「なんで……ですか?」
「楽しそうだからね」
立ち去る彼女たちを手を振って見送る。
あの時の人もボクと同じ思いをしていたのだろうか。
純粋に夏を楽しんでいる子どもたちが羨ましい。そんな感情を。
そして同じようにまた子どもの頃の果て無き青い空が見れることを期待していたのだろうか。
ボクは夏の風にはためくワンピースを抑えながら、自転車に跨って帰ることにした

『夏の風 蝉の歌』
346さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/24(日) 22:02:47.56 ID:tEnY2zUP

『アンパンマンワールドは、今日から僕のものです。従わなければ殺します。心得るように!!!!!!』


突如告げられた、衝撃の事実。
みんながどよめいたが、一人冷静なのが居た。

「そういうことでしたか」

食パンマンが、考え事のようにポツリと呟く。

「え…どういうことなんですか!?」

それに責め立てるかのようにドキンちゃんは問う。

「うん…、
多分アンパンマンは、バイキンマンを殺して、トップに立とうとしてるんですよ…
何のためかはわかりませんが。」

「そんな…バイキンマン………」

この時。
二人の運命は既に決められていたのかもしれない………

アンパンマンに…
アンパンマンの仲間、バタコによって。
347創る名無しに見る名無し:2011/04/25(月) 20:55:20.77 ID:2diUWM35
『 』

ぼんやりと意識が覚醒する。
眩しい蛍光灯を眺め、無意識に流れていた涙の跡を擦る。
奇妙な夢を見たという感覚だけが残っていた。
だが、細部を思い出そうとするたびに、掌からこぼれ落ちる砂のように、記憶から消えていく。
「……所詮、夢だ」
無機質な部屋の中で一人呟く。
人が生きていく上で大切なのは現実だけ。
何度も味わった後悔を二度と味わいたくはなかった。
心の奥底から響く虚無感を肺に溜った空気と共に吐き出す。
深く、深く、吸い込み、吐き出す。
「……よし」
起き上がる。
俺は大丈夫。
もう惑わない。
何も考えない。
苦しみから逃れた代わりに、得られたものはなんだったのか。
あるいは、俺が失ったものはなんだったのか。
甘い疼痛と共に、全て忘れてしまえれば――

突然動きが止まる。

瞳孔が大きく開き、心拍が驚くほどゆっくりとなる。
例えば良く似た景色を見て過去の記憶を見たり、懐かしい空気を感じた時に感じるような感覚に似ている。
思い出した。思い出してしまった。
先程の夢の内容を。

『逃げるな』

それは俺に向けての断罪の言葉だった。
そして――背後に何者かの存在を感じた。
348創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 01:27:08.75 ID:m9rrEcDJ
           )   (    )
          (     )    (
           )   (     )
          (     )   (
       ..,-----、  (    )
     /⊆⊇⊆⊇__
    /  /~       `゙'' 、
    |  /      ィ,,,,ヽ \ \
    | ,'  ,   /   \. ヽヽ. i
    | | ミ| .|/      \| |.レ
    | | r| | ―    ― | |. |
    |. ! .t| |. ,,,     ,,, | |レ    Now thinking...
    | ヽ、_! .|    △  ノ| .|
    | :::::::>|>=----=< |/
    | ::::/_ ,  \‖. ヽ\
    | :::|   |  ┌┴┐ i. .ヽ
   _,ノ ::::| 〃 ̄ ̄|~)―(´| ̄ヽ|
 「 ...:::::::::::ヽ、___」''─┘|!__/
 \_::::::::::::/ ̄ ̄! ̄ ̄!! ̄! ̄|
   ∠__::::{__ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄\
     /____\\ }. \ ヽ
   / ̄|        | | /  / _,ノ
    ̄` ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

349創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 09:47:28.52 ID:X/50f4MN
人いますか?
350創る名無しに見る名無し:2011/04/26(火) 13:23:02.43 ID:X1V6WdoS
いません
351さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/04/28(木) 00:48:59.88 ID:DkWL7jBi

辞めたいぽ(´・ω・`)
つかれたぽ(´・ω・`)
こんな駄作だれも…
だれも…(´・ω・`)
352創る名無しに見る名無し:2011/04/28(木) 02:33:57.33 ID:9AlxDfNM
夢が醒めた
353 ◆HR5yxrVRX2 :2011/04/28(木) 22:44:51.78 ID:2Hx7SMiB
幼年時代の記憶が所々欠落している。同じような事が起こりすぎて、脳が塗り替える手間を拒否していたのかもしれない。

寮の寝台で、黒く干涸びた何本もの腕に体を掴まれる。
「虫に全身を喰われて、痛くて仕方がないから焼いて欲しい」
何故自分だけが生き延びようとしてしまったんだろう。
現に今だって、何処へ向かおうとしているのかさえ定かではないのに。

一年ほど度々同じ夢を見て、ようやく家の様子を見に行く決心がついた。隣の州の外れにある、今は住む者なく荒れ果てているだろう場所。
市電を乗り継ぎ二時間。

「役所管轄区域につき立入禁止」の立看板。
何もなかった。瓦礫さえ撤去され、ただ雑草がそれぞれ好き勝手な方向へ伸びていた。
それでやっと我に帰る。
素人が死体処理をするのは犯罪に当たるんだっけ。
弟をあの汚い家のバスタブから引き上げたのは、見知らぬ作業員だったのだろう。
「働き口と住む場所を見つけてすぐ戻るよ、そこで一緒に住めばいい」
自分の言葉が反響する。

母が貯蔵庫に残していった僅かな食料は二日で費えてしまった。
弟は生まれつきの虚弱体質、僕と姉には既に窃盗などの前科があった。戸籍など後で取ってつけられたに等しく、誕生日も推定でしかなかった。
結果は目に見えていた。
それでも救済を求めれば、良かったのかもしれない。

体の全ての機能が萎縮していくようだった。
繰り返す疑問と思考は次第に簡略化されていく。

ある時、姉が思い立ったように「何とか稼ぎ口を探してくる」と言い残し、一週間ほど経って戻ってきた。
それが最後の対面になった。
当時16歳、裏社会的な内容であるのは分かっていた。
就職祝い金を貰ったからと、僕に差し出す。札束は10枚だったが、あの境遇にしてみれば大金に見えた。
「私は寮に住む事になったし、部外者との面会は許されないみたいだから」これを最後に見捨てる事になる、そう言いながら俯いて泣いていた。
自身に流れる血と体を蔑みながら。

しかし結果的に姉は弟より凄惨な死を遂げていた。
「祝い金」は彼女の命の代償だった。
立看板に書かれた役所の窓口に問い合わせ、煩雑な段取りを済ませて、やっと掴んだ事実。
その時、自分の中にも何もなかった。存在する余地を与えなかったから。

今でも夢が消え去る事はない。
それは夢ではないから、どれほど悔やんでも、助ける事はもう出来ない。
354創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 23:36:46.58 ID:zg1A0NhW
午前5時。
天井を見つめる二つの眼。
カーテンは白い光を帯び、一日が始まろうとしていた。
薄く汗ばんだ額に掌を置き、夢の内容を赤羽夏希は反芻していた。
黒と紅の世界。
吹き荒れる炎と煙。
咳き込む隙もなく疲労しきった体を酷使し剣を振るう。
たった一つの概念のために彼は、いや、俺は戦っていた。

おもいっきり捻った水道で顔を洗うが、頬の熱りはとれない。
鏡にはやつれた顔の男が映る。
夢に囚われ過ぎだとは分かっている。
体調は日に日に悪くなる。
原因は精神的なモノだと言われた。
力の入らない掌を握りしめた。

355創る名無しに見る名無し:2011/04/29(金) 23:38:50.06 ID:zg1A0NhW
粘土を握ったように、感覚は歪だった。
356 ◆GAIA///6T. :2011/05/01(日) 01:06:28.31 ID:DFoZWToK
にっしょく「わたしがチェンジリングのせかいにいったらどんなのうりょくになるとおもいますか」

ダイヤ「またその話かい」
357創る名無しに見る名無し:2011/05/01(日) 02:50:20.40 ID:EqePgVMw
似たような能力を持ってるキャラはいるけど
358創る名無しに見る名無し:2011/05/02(月) 19:32:23.21 ID:DKTQnQs6
>>351
もともと訪れる人が少ない板であるし
しかもこのスレは最終処分場みたいなところなんだから
誰も見てないからって落ち込むことはない

359創る名無しに見る名無し:2011/05/02(月) 20:04:11.15 ID:uQyGx1yD
透過する場所って大事だよね。
エロパロにアンパンマンスレとかないのかな
360さっちゃん ◆tQHdQTw5jw :2011/05/03(火) 09:36:28.44 ID:u7zHZA5i
違うのら

書いてて恥ずかしくなってしまったのらあー!
361創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 04:23:44.28 ID:cZo0Er7J
362創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 04:30:42.67 ID:1/GhzcIX
追われとるww
363創る名無しに見る名無し:2011/05/08(日) 04:31:39.17 ID:2QId+1zb
何したんだよw
364 ◆GAIA///6T. :2011/05/08(日) 11:01:17.95 ID:aeBU61pE
追われてた絵が追う方になっているだと
365 ◆GAIA///6T. :2011/05/08(日) 21:21:43.71 ID:aeBU61pE
ダイヤ「ボヘミアンラプソディでも歌いましょうか」

いかずち「やめろ」
366 ◆91wbDksrrE :2011/05/09(月) 03:01:53.30 ID:/1I3fHJf
 俺の人生は、詰まらないものだ。
 でも、詰まらないが故に平和で、平穏で――それがずっと続くんだと、そう思っていた。
 それがいわゆる"普通"って事なんだと、そうどっかの偉い作家先生も言ってたが、俺は多分、
もう"普通"に戻れた、って事なんだろう。"
 いや、違うな。
 普通"に戻れたと思ってた、だ。その瞬間が来るまでは、たしかにそう思ってた。
 でも、そんなものはただの幻想でしかなかったと、一人の少女が教えてくれた。
 それが俺にとって良かったのか悪かったのか――それは、今もってわからない。
 ただ一つ言えるののは、間違っちゃいないという事。
 俺が進む道も、それを選んだ俺の選択も、間違ってだけはいないと――それだけは言える。
 自信を持って、な。



 
367 ◆91wbDksrrE :2011/05/09(月) 03:02:28.60 ID:/1I3fHJf


「おーい、佐藤。これ捨ててきてくれ」
「了解(ラジャー)」

 俺は料理長から指示されたゴミ箱を抱え、調理場の勝手口から外へ出た。
 その中には、俺が切り刻んだモノ達の、物言わぬ骸が詰まっている。
 ……いや、単に生ごみ、野菜のカスが捨ててあるだけなんだが。
 店の裏にある生ごみ用の処理槽――生ごみが肥料に早変わり、という一時期流行ったアレの
大型版だ――にその骸達を放りこみ、俺は踵を返して調理場へと戻ろうとした。仕事はまだまだ
残っている。基本、野菜を切ったり皮を剥いたりという、切り仕事しか担当させてもらえない俺だが
――それに関しては特筆できる腕前だと自負しているが、それ以外は壊滅的だと自負している――
それでも出来ることはやらなきゃならん。でなきゃおまんまの食い上げだ。
 ま、こんな、ごく普通の都市にある、ごく普通のレストランに、そうそうトラブルの種が舞い込んで
来るわけも無い。裏路地ではヤクザの裏取引が行われ、不良たちがたまり場にし、猫や犬が
残飯を食い漁っている……なんてイメージは、少なくともうちの店の裏路地には当てはまらない。
 だから、俺はすぐに調理場に戻れる。そのはずだった。

「……るぷ」
「ん?」

 声がした。
 猫の鳴き声でも、犬のうなり声でもない。間違いなく、人の声だ。
 かつての職場で鍛えられた俺の耳は、その声を聞き逃すことはなかった。

「……そこか」
「へるぷ、みー……」

 生ゴミ用処理槽の裏。小さな子供ならば潜り込めるかもしれない程度の隙間に、その
声の主はいた。小さな子供ならば潜り込めるかもしれない程度の隙間に潜り込んでいる
その声の主は、小さな子供だった。金色の髪をして、頬を朱に染めた少女が、そのわずかな
隙間にへたりこんでいたのだ。その着ている服は、随分と長い距離を走ってきたかのように
ボロボロで、そのボロボロの服に全く見合わない、やけに質の良さそうな手袋が気にかかる。
 彼女の呼吸は酷く荒い。表情も苦悶のそれであり、明らかに彼女の体調が優れないことは
見て取れる。
368 ◆91wbDksrrE :2011/05/09(月) 03:02:43.62 ID:/1I3fHJf
 ……しかし、これは……。

「いったい……どうしたもんかね」

 俺は誰にともなく呟いていた。
 見る限り、この少女は日本人ではない。そして、風体を見る限り、何か訳ありなのだろう。
となると、すぐに119番するのも憚られる。以前の仕事では、こういった時は後に禍根を残さない
ようにと、すぐさま"処理"していたものだが、それが嫌で前の仕事を辞めたのだから、その選択
は無い。というか、この国じゃその手はバックがいない限り無理だ。無理じゃなかったとしても
絶対にやらんがな。
 となると、だ。

「……見つかるなよー」

 俺はいない事がわかっている神に祈りながら、少女の身体を担ぎ上げた。
 調理場の方は、悪いがドロップアウトという事になるが、人命優先だ、致方無し。運が良ければ
首を切られずに済む可能性もあるからな。……あるといいなぁ。
 とにかく、彼女を俺の家に連れて帰る。幸か不幸か、隣人がほとんどいないボロアパートだ。
どっかの正義漢あふれる市民様に見つかりでもしなければ、あらぬ疑いをかけられる事もあるまい。

「へるぷ……みー……」

 たどただしい英語のつぶやきが、熱に浮かされているのだろう少女の口から漏れる。
 ま、仕方がなかろう。助けて、と言われて助けない程に、俺は人間を辞められなかったんだから。
 だから、退屈で平凡な、でも平和で平穏な日常に戻ってきたんだから。

「とはいえ、それも今日で終わりかもしれないな」

 否応なしに、俺の肌は何かを感じていた。
 ……いや、この娘の、細身に見えて意外とあるあれそれの弾力を、とかそういう話ではなく。
 予感、という奴だ。これから何かが、俺の平和を、平穏をブチ壊しにやってくる、という。
 結局俺は、"普通"に戻れた事なんか、一度も無かった――そういう事なんだろう。

                                     to be continued...
369 ◆91wbDksrrE :2011/05/09(月) 03:07:37.51 ID:/1I3fHJf
ここまで投下です。

質雑安価より。

370創る名無しに見る名無し:2011/05/09(月) 11:41:29.10 ID:mfzMxiut
携帯電話のカメラで撮った自主制作映画

Chupacabra or Jersey Devil? 都市伝説検証 「八王子・ザ・ワイルド・シティー」
http://www.youtube.com/watch?v=Ar-Sy49ysBY

 あなたの知らな異世界(変質者の世界) 

FAIRY TAIL  Fairies caught on my video / Cottingley Fairies Afterwards 多摩川に妖精を見た 
http://www.youtube.com/watch?v=nfVDjKibmbk
371創る名無しに見る名無し:2011/05/09(月) 11:57:15.74 ID:WDmJaXCR
やんややんや
372創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 21:12:11.01 ID:FjDozczK
>>370
どう見ても怪物より変質者の方が怖いだろwww
つか、おまい(投稿者)の方が怪しいってwwwwww
373創る名無しに見る名無し:2011/05/11(水) 21:15:57.14 ID:cQz+H6w3
こういうのやってるとうっかり知らずにヤクザの事務所うつしちゃって大変な事になったり……
374創る名無しに見る名無し:2011/05/12(木) 20:49:59.08 ID:lXsHkMnE
>>370
これどうやって撮ったの?
375岐阜のとかげ:2011/05/14(土) 20:04:07.22 ID:7q9CVMVc
ACジャパンのCM「見える気持ちに。」のパロディ

「思い」は国民には見えないけれど (震災復旧・復興への対策)
「思いつき」は見える (20以上の対策本部設置)
「こころ」は見えないけれど (各対策本部の役割)
「こころ変わり」は国民にも見える (対策本部の整理を発表)
その気持ちは政権維持。
ACジャパン CM  「震災後の菅政権。」
376創る名無しに見る名無し:2011/05/14(土) 21:18:02.95 ID:mE5nkORS
377創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 13:23:15.18 ID:GFqs5rA1
378創る名無しに見る名無し:2011/05/15(日) 14:09:34.31 ID:dNDKuC0R
なんだこりゃwww
379創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 09:18:03.13 ID:rBI5Twkx
――― どこかの辺境世界


ずり… ずり… ずり…
少女「むむむむ〜…」
ずり… ずり… ずり…

《ほふく前進で道を進む少女》


ひそひそ
通行人A「やだ…何あの子…」

通行人B「どれ? ……あぁ…あれか…」

通行人A「知ってるの?」

通行人B「この町で有名な変人だよ
ほら…あの家の……」

通行人A「えっ?!! うそ!! マジ!!!?
あの子があの家の人なの? うっそー!!!!」

通行人B「かわいい顔してるのにな… どうしてあぁなった…」

通行人A「な…なんか関わらない方が良さそうだね…」
そそそそ…


ずりずり…
少女「んーーー……ハッ!!!!!!!
あったーーーーー!!!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!

少女「ウンコ発見〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜でござい!!!!!!!!!!!!!」

バンッ!!!!!!
【無限桃花】

無限桃花「これは…鹿さんのウンコっぽい!!!!
レア便発見でございよ!!!!!! カプセルに入れて持ち帰るでござい〜〜〜!!!!!!!!!!!」

無限桃花「今日もコレクションに新たな一品が加わるのでございーーー!!!!!
帰るでございよ!!!!!!!!」
タタターッ


―――

無限桃花「ただいま我が家!!!!!!!」

少女「お姉様!!!! またほふく前進して散歩していましたね!!!!!」

無限桃花「おぉ! 我が妹!! かわいい彼方!!!! 貧乳!!!!!」

無限彼方「ひ…貧乳なんて大声で言わないで下さい!!!!!!
は…恥ずかしいでございす〜〜〜…!!!!」

バンッ!!!!!
【無限桃花の妹:無限彼方】
380創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 09:41:59.61 ID:rBI5Twkx
無限彼方「お姉様… その手に持っている袋は…なんでございしょう」

無限桃花「ウンコでござい」

無限彼方「ウ…ウンッ……!!?
ま…またそんなものを集めていたのでございす!!?
こ…こんな昼間から…は…恥ずかしい〜〜〜!!!!!!
や…やめてください!!!!!」

無限桃花「うるさいでございね
私がいつ“ウンコウォーキング”しようと私の勝手でござい!!!!!」

無限彼方「お…お姉様!!!!
その……ウ…ウンコ…だなんてはしたない言葉はやめて下さい!!!!!
は…恥ずかしいでございすよぉ!!!!!!」

無限桃花「じゃあ他になんと言えばいいのでござい?」

無限彼方「え…えっと…そうでございすね…
……プ…“プルP”なんてかわいいと思うのでございすが…」

無限桃花「プ…プルPwwwwwwwwwwww
さすが我が妹 かわいいセンスしてるでござい!!!!!
でも却下
プルPwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

無限彼方「ひいぃーっ!!!!!!
もうやめてくださいぃ!!!!!! とても恥ずかしいでございす〜〜〜!!!!!!!」
381創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 10:21:36.00 ID:rBI5Twkx
無限彼方「お…お姉様!!
この際ですから一言二言…いやいっその事もう十言くらいいいでございす!!!?」

無限桃花「ほう なんでござい?」

無限彼方「私…こんな生活もう嫌でございすの!!!!!
人から指を刺されるこの生活には耐え切れません!!!!!!!!!!!
まずこの家!!!!!!! なんで巻きプルPの形なんでございすか!!!!!!!!!
この家の時点で既に一般世間から掛け離れてるでございす!!!!!!!!!!
知っていますか!!? お姉様が外出中 私が窓から外を覗くといつも近所の子供から
『守護神“メガウンコローディア”』とよく分からないあだ名でバカにされるんでございすよ!!!!!!
果ては『貧乳! 貧乳!』と…!!!!!
私もう…恥ずかしくて恥ずかしくて……外も出られません!!!!!!!!!!!」

無限桃花「貧乳の件は家関係ないでござい」

無限彼方「違います!!
こんな家に住んでるからバカにされるんでございす!!!!!!
こんな家に住んでるから変人扱いされるんでございすよぅ!!!!!!!!!!!」

無限桃花「変人?」

無限彼方「そうでございす!! 私達はこの町では危険度Aクラスの変人として名が知れてしまったのでございす!!!!!!!!!!!
特にお姉様に関する噂なんてひどいでございす…
この家は一流デザイナーを脅して作らせたとか
一日中プルPを探して昼夜問わず外を散策してるとか
大量のプルPを保管してるとか
大好物は『ウコン茶』とか
女の人に襲い掛かるとか
刀を振り回して子供を追い掛けてるとか
警察に幾度となく追われたとか
公園に『パンチLOVE』というラクガキを書きまくってるとか
学校に乱入して『正しい厨二口座』を開いたとか
世界タコ協会の会長だとか
ノーブラだとか…色々!!!!!!!!!」

無限桃花「そんなあることないこと言っている輩がいるのでござい!!!!!?
なんともけしからんでござい!!!!!!!!」

無限彼方「いやコレあることないことじゃなく あることあることじゃないですか!!!!!!!!!!!
は…恥ずかしい〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!」
カーッ
382創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 11:05:02.44 ID:UARsbiy6
お嬢彼方www

>ノーブラだとか
言われて見れば絵はそれっぽいwww
383創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 12:54:58.01 ID:rBI5Twkx
無限桃花「彼方」
ガッ

無限彼方「は はい?」

無限桃花「その噂には一つ見落としがあるでござい」

無限彼方「そ それは?」

無限桃花「私はノーブラな上に 今はノーパンでござい」

無限彼方「何やってるんですかーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!

無限桃花「はっはっはっは」

無限彼方「履いて下さい!!!!!!!
いくらなんでもそれはッ…」

無限桃花「細かいこたぁ気にしなくていいんでござぁよォ!!!!!」
ポンポン!!!

無限彼方「し…しかし…!!」



ヒソヒソ



無限彼方「! き…近所の人が私達を見てなんかヒソヒソ話をしているでございす…」

無限桃花「……」
スー…チャキンッ!!!!


近所の人「ひ…ひぃ!!!」
タタターッ!!!!!!


無限桃花「わははははー ちょっと刀を鳴らしただけで逃げたでございよ!!!」

無限彼方「も…もう!! お姉様…そんな物騒な真似はやめて下さい!!!」

無限桃花「これでいいのでございよ
私達は寄生と戦う身 一般ピーポーと係わり合いを持たない方が都合いいでござい」

無限彼方「寄生と戦う身って………
……全然戦ってないじゃないですか…
…そういえば隣町に寄生が出たらしいでございすよ
退治に行ったらどうです?」

無限桃花「それは無理 隣町に行く服がない」

無限彼方「またそんな事言って!!!!」

無限桃花「はっはっはっは! そろそろ家に入るでござい 彼方」
384創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 13:39:04.89 ID:rBI5Twkx
――― 庭


無限桃花「さーて ウコン茶でも飲んでダラダラするでござい」

無限彼方「寄生退治行こうよ…」


花「ギャピー!!!」


無限桃花「おっ!! 花園ちゃん!!! 今日も騒いでる」

無限彼方「あっ 花ちゃんにお水あげるの忘れてたでございす」

花園「ギャー!!!」
【無限姉妹の飼い花:花園寄生】


無限彼方「はい 花ちゃん」
ジョロジョロジョロ

花園「ニャギー!」

無限桃花「全く 本来は私達の敵の寄生なのに随分と懐かれたものでござい」

無限彼方「お姉様が初めて倒した寄生でこざいすよね…
……お姉様は普段はこんなんだけど… 戦ってる時はとてもカッコイイでございす」

無限桃花「はっはっはっは 普段はこんなん って酷いでございね
さぁ彼方 家に入って休むでござい」

無限彼方「はい! お姉様 勉強教えてください」

無限桃花「いいでございよ
理科の動物のウンコについての項目ならまかせろでござい!!」

無限彼方「そ…そんなのないでございす〜〜!!」
385創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 14:31:20.67 ID:rBI5Twkx



かきかき…
無限彼方「………終わり…と」

無限桃花「ゼットゼットゼット…」

無限彼方「…お姉様ったら… 結局何も教えてくれなかったでございす…
…ふふ でもお姉様が側にいるだけでなんだか嬉しかったでございす
………あ…夕ご飯の飼いだしに行かないと」
すっく…



―――…

ガサガサ
無限彼方「今日はお姉様の大好きなレバーすきやきでございす
ふふ お姉様きっと喜ぶでございすね」

イジメっ子「おい変態妹!!!!!」
バン!!!!

無限彼方「!!!!!」

イジメっ子「よーっす 今日も貧乳だな」

無限彼方「………」
ザッザッ

イジメっ子「おい無視すんなよ」

無限彼方「………」
ザッザッザッ

イジメっ子「またあのウンコ家に帰んの?wwww
その袋に入ってんのはウンコですか?wwwwwwwwww」

無限彼方「………」
ザッザッザッザッ

イジメっ子「ちっ……無視かよ…」

イジメっ子「…っておい 今日はあの変態姉ちゃんいねぇのか?
あのクッソきめぇウンコ姉ちゃんよwwwww」

ピクッ
無限彼方「………!!!」

ぐるんっ
無限彼方「お姉様の悪口は言わないで下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!」

にやり
イジメっ子「……あぁ〜〜!!? なんだとォー!!!!!!!?」


―――…
386創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 15:05:04.81 ID:rBI5Twkx
―――


無限桃花「むにゃむにゃ…………お…しり……おしり……
………パンチラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバ!!!!!!!

無限桃花「…………なんだ 夢か」

ぐつぐつぐつ…

無限桃花「むっ!!!! このスメルは…
レバーすきやきでござぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!」
だっ!!!


ダダーッ

無限彼方「あら お姉様! 匂いで目が覚めましたか?」

無限桃花「もうバッチリ!!!!
…? …彼方 その顔の傷はなんでござい?」

無限彼方「! こ…これは…買い出しの帰りに転んで…!!!!!!!」

無限桃花「ちょっと見せるでござい!!!!!!!」
バッ!!

ぐい!!!!!!!

ババーーーン!!!!!!!!!!

無限桃花「服の下に痣がこんなに…!!!!!
これが転んで出来た痣でございか!!!!!!!!!!」

無限彼方「そ…それは…!!!!!!!」

無限桃花「またイジメられたでござい?!!!!!
誰がやったでございか!!!!!!!!!
私がそいつの体を真っ二つにしてやるでござーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヂャキーン!!!!!

無限彼方「やめてお姉様!!!! お願い!!!!! やめて下さい!!!!!!!!」

無限桃花「彼方…… 彼方は優しすぎるでござい
無限の名を持つ彼方ならイジメっ子なんて2秒で肉片に出来るでございしょ!!!!!」

無限彼方「私はこの力を仕返しのために使いたくないでございす…!!!!!!
この力は…人を守るための力……」

無限桃花「彼方…… ……………」


ザッ!!!!!
無限桃花「…決めたでござい!! …彼方…ついて来るでござい!!!!!」

無限彼方「え…? …ど…どちらに?」

無限桃花「隣町でござい!!!!! 寄生を退治しに行くでございよ!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!
387創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 15:30:32.33 ID:rBI5Twkx
隣町のスーパー『ヂャスコ』

謎の男「………」
キョロキョロ スタスタ…

ピクッ!!
万引きGメン「…まっ!!!!!! あの黒ずくめスーツにフルフェイスマスクの大男…!!!!
怪しいわ!!!! 私の万引きGメンセンサーの二の腕がぷるぷるしちゃうわ!!!!!!!!!!!
追跡よ!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ

大男「………」
ガサッ

万引きGメン(やった!!!!!!!! な…なんて大胆な犯行なの!!!!!!!!!!!!!?)

大男「………」
サッサッサッサッ

万引きGメン(な…なんじゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!
商品取りまくりよ!!!!!! 万引きのタイムサービスじゃないんだから!!!!!!!!!!!!
こいつぁ大犯罪者じゃない!!!!!!! あいつ捕まえたら…私おてがらよ!!!!!!!!!!!!
これで時給300円を抜けられる!!!!!!! ヒャッホオオォーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
さっさと店出れェエーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)


――― 店外

大男「……」
ザッ

万引きGメン「(出た!!!!!!! 今だ!!!!!!!!!!!!!!!!)
待て万引きィーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ

大男「!!!!!!!!!!」

ガシィッ!!!!!!!
万引きGメン「捕まえたァ!!!!!!!! この大胆不敵な犯罪者めがァ!!!!!!!!!!!!!!!!
私の時給のために神妙にお縄につけーーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

大男「…!!!!!!!!」

万引きGメン「そのマスクを脱いで顔を晒せーーーーー!!!!!!!!!!!!」
ぬぎっ

万引きGメン「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
う…うぎゃあぁーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バンッ!!!!!!!!!
大男「ウホ!!!」

万引きGメン「ゴリラだァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!! スーツを着たゴリラだったァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リクルートゴリラだったアアァァアアアーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴリラ「ウホホホォーーー!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!

【寄生:猿参寄生】
388創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 16:06:55.37 ID:rBI5Twkx
万引きGメン「なんだアアアアこのゴリラアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どこの動物園から逃げ出したゴリラなのオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

猿参「ウホォーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!

万引きGメン「ぎゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!
腕がァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バキンッ!!!!!!
猿参「ウゴホホオォーーーーーーーーーーーイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!

グチャアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ピチャ… ピチャ…

猿参「ウッホオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンドコドンドコドンドコドンドコ!!!!!!!!!!!



―――…

猿参「ウホウホー」
のっし…のっし…


ガキA「わっ!!!!! 見ろ!!!!!!!!
ゴリラだ!!!!!! 野良ゴリラだ!!!!!!!!!!!!!」

ガキB「ちげーよ!!!!! ありゃ着ぐるみだよ!!!!!!!!!!
見ろよ!!!! スーツ着てるだろ!!!!!!!!!!!!!!!!
あん中にバイトのオッサンが入ってんだよ!!!!! 時給300円くらいだよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ガキA「底辺ってレベルじゃねーwwwwwwwwwwwwwww
おーいそこのオッサンwwwww 酒おごってやろうかwwwwwwwwwwwwwww安酒よwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

猿参寄生「ウホウホ」
ブリッ!!!!

猿参「ウホォーーーーイッ!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!!


ガキB「うわ!!!!!! ウンコ投げてきやがった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


チュドオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガキ達『ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
389創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 16:27:59.09 ID:rBI5Twkx
ズゴッ!!!!!! ギャアアアアアアア…

メリメリ!!!!!!! ヒイイイイイイッ



ピチャピチャ…
猿参「ウッホ ウッホ」
のしっ…のしっ…

ピタッ…
猿参「ウホ?」


ずーーーーーーーん…
《猿参寄生の前に銭湯が!!!!》

猿参「ウホ……… !」


キャイキャイキャイ
《銭湯の中から女の人の声が!!》

猿参「うほー…」
ムラムラ



ヒョイ…
猿参「!!!! うっほーーーーー!!!!!!!!!!!」


バーン!!!!!!

女「きゃっきゃ」

女「うふふ」

女「いやーん」

女「ぬるぽ」



猿参「うほぉ〜〜〜〜… ウッホォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
ダー…

猿参「…ウ…ウホォ…!!!!!!!!!」
ムラムラムラ

《猿並みの性欲を持つ猿参寄生は銭湯ののぞき見だけでは気がすまなかった!!!!!》

猿参「ウホホォーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バキバキ…バキーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

女達『きゃ…きゃああぁーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

猿参「ウホァーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンドコドンドコドンドコドンドコ!!!!!
390創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 17:16:20.63 ID:UARsbiy6
なんて奴だw
391創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 17:25:45.98 ID:rBI5Twkx
女「いやああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!

猿参「ウホホーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!

女「ひぎぃ!!!!!!! 腕が折れる〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!
た…助けてぇ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メリメリメリ

猿参「ハァーッ ハァーッ」

女「きゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


バリーーーーン!!!!!!!!!

無限桃花「ッぜぇい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!

スカッ!!!!!!!!!!

無限桃花「か…空振り!!!!!!!!!?」


ゴチーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

無限桃花「あいたーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

猿参「グフォーーーーーー!!!!!!!!!!」

《落ちてきた無限桃花と猿参寄生の頭がぶつかった!!!》


パッ!!
女「た…助かった!!!!!」
タタタッ!!!


ブッシャアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!
無限桃花「い…痛いでございぃ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょ…ちょっと気持ちいい!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!

しゅるるるるる… スタッ
無限彼方「お姉様!! 何をやっているでございすの!!!!!!」

花園「しゃー!!!!」

《花園寄生の蔦を使って下りてきた無限彼方》
392創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 17:39:32.13 ID:rBI5Twkx
猿参「ウホウホウッホホォーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンドコドンドコ

無限彼方「寄生が猛ってるでございす!!!!」

無限桃花「お楽しみの所を邪魔したから怒ってるでございね!!!!!!
やい寄生!!!!!! 散々悪さした挙げ句に女湯を覗きあろうことか強行手段に出ようとは!!!!!!!!
あまりにも不埒千万でござい!!!!!! その行動力をリクルートに利用したらどうでござい?!!!!!!!!!!
とりあえずお前のような変態はこの無限桃花が退治いたすーーーー!!!!!!!!!!!」
つー…

無限彼方「ってお姉様!! 鼻血鼻血ぃ!!!!!!!!」

無限桃花「お…あぁっと!! わ…私も女湯に興奮してしまったでござい…ぐへへ…」

無限彼方「は…恥ずかしいから鼻血拭いて下さい〜〜〜〜!!!!!!
決め台詞がだいなしじゃないですか!!!!!!!!」

猿参「あうォーーー!!!!!! ウホホーーーーー!!!!!」

無限桃花「怒り狂うエロ寄生!!!!!
そんなに女性に飢えてるなら私が相手をするでございよ!!!!!!!
でも私は諸刃のように扱いづらい女でございからねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギランッ!!!!

猿参「ウホオォォォ…」
ギロッ

猿参「ヘンタイト ヒンニュウハ キライダーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!
393創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 17:52:31.27 ID:rBI5Twkx
ズドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


無限桃花「それは好都合でござい…
私も寄生は嫌いでございよ 花園ちゃん以外はね!!!!!!!!!!!!!!」
ギランッ!!!!!!

無限彼方「お姉様!! 来てますよ!!!!!!!」

猿参「ウボォーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!

無限桃花「無限流瞬間抜刀術『パンチラ斬り』!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオッ!!!!!!!!!!!!!!

バキィーーーーーーン!!!!!!!!!!!
猿参「ボラァーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限桃花「ダメだったーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビューン!!!!!!!

《技を繰り出す前に猿参寄生に殴り飛ばされる無限桃花》

バチャーーーーーン!!!!!!!!!!!!
《そして湯船に突っ込む!!》

無限桃花「ぐはーーーー!!!!!!!!!!!
や…やはり『パンチラ斬り』はズボンじゃその力を発揮出来ないでございか………ノーパンだし…ぶくぶく」


無限彼方「お姉様ーーーー!!!!!!
上ーーーーーー!!!!!!!!!!」


無限桃花「えっ…」


ヒューーーーーン…!!!!!!
猿参「ウホホホホーーーーー!!!!!!!!!!!」

《大ジャンプし天井を突き破るほど飛んだ猿参寄生は湯舟の無限桃花に向かって落下してきた!!!!!!!!!!!》


無限桃花「や…やばーーーー!!!!!!!!!!
あんなゴリラにプレスされたらのし桃花の出来上がりでございーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!」
394創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 17:55:53.70 ID:UARsbiy6
イカじゃねーんだぞwww
タコは居たけどwww
395創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 18:07:55.59 ID:rBI5Twkx
バチャバチャ!!!!!!
無限桃花「にゃーーーーーーー!!!!!! 水の中じゃ動きを上手くとれない〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ヒューーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「ゴラァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


無限桃花「死ぬ前に好きなだけミニスカニーソの人のふとももやお尻を揉みしだきたかったーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


無限彼方「お姉様ァ!!!!!!!! 刀を上に立てるのでございす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


無限桃花「…はッ!!!!!!!!」
サッ!!!!!

ギラン!!!!!!
《無限桃花は刀を立て その切っ先を落ちて来る猿参寄生に向けた!!!!!》


猿参「!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐるんっ!!!!!!!

《それを見た猿参寄生は咄嗟に空中で方向転換し無限桃花を避けた!!!!!!!!》


ヒューー…
ズドドーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

無限桃花「ひゃーーーーー!!!!!!!!!!」
スポーン!!!!!!!!

《猿参寄生のプレスは直撃しなかったが 落ちた衝撃に吹っ飛ばされる無限桃花》


ズドーン!!!!!!!
ザザザザザー…
無限桃花「ひ…ひー!! やばかったーーー!!!!!
彼方のおかげで助かったでございぃ…!!!!」

無限彼方「よ…良かった…」
396創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 18:15:45.54 ID:rBI5Twkx
無限桃花「さすが我が妹ーーーー!!!!!!!
頭が切れる!!!! 切れ痔のように切れる!!!!!!!!」
ギュッ!!!!!!

無限彼方「い…いやな例えでございすね…」

花園「しゃぐーーーー!!!!!!」
ぐるるるる…

無限桃花「花園ちゃん!!?」


ドッゴォオオオーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


無限彼方「きゃあぁーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限桃花「ぶべらーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


パラパラ… ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《無限桃花と無限彼方の足元の床から巨大な腕が飛び出してきた!!!!!!!!!》

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「ウッホッホオォーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」


無限桃花「あの瞬間に穴を掘って私達の足の下に…
なんてゴリラでござい!!!!! この穴ゴリラ!!!!!!!!!!」

無限彼方「い…いた…」

無限桃花「!!!!! 彼方!!!!
よ…よくも彼方に…!!! 許さん!!!!!!」
カッ!!!!!!
397創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 18:26:41.48 ID:rBI5Twkx
無限桃花「寄生ェエ!!!!!!! お前の負けだ!!!!!!!!!!!
何故か!!!!!? 何故なら…お前は私を怒らせた!!!!!!!!!!」
チャキンッ!!!!!

猿参「ワォーーーー!!!!!!!!」
ブンブンブンッ!!!!!

ダッ
無限桃花「ファンシースメル!!!!!!!!!!!!」
もわぁ〜

猿参「!!!!!! げ…げほォーー!!!!!」
《怯む猿参寄生》

ズバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
猿参寄生「フゴァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクッ!!!!!!!

無限桃花「何しかめっつらしてるのでござい?
清涼感溢れるいい臭いでございしょ!!!!!!!!」
ブオォッ!!!!!!

ズバズバズババババーーーー!!!!!!!!!
猿参「がアァーーー!!!!!!!!!!!」

無限桃花「くらえーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」

猿参「!!!!!!!」

無限桃花「銭湯必殺!! 熱湯アタック!!!!!!」

バチャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「ギャアアアアアアーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロ!!!!!!

無限桃花「超必殺!!!! 火傷した所をツンツン!!!!!!!!!!」
ツンツン

猿参「ぎょえぇーーーーー!!!!!!!!!!!!」


無限彼方「地味だけどすごい技でございす!!」
398創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 18:35:03.01 ID:rBI5Twkx
無限桃花「はぁはぁ…どうでございか」

よろ…
猿参「ぐ…ぐごごごごご…」

無限桃花「まだ息はあるようでございね
……お前は悪さを働きすぎたでござい 寄生を狩る者として お前の命は絶たなければならないでござい…」
ヂャキッ

猿参「………!!」
ガクガクガク… ぷりぷり…

ドーーーン!!!!!!
無限桃花「ウ…ウンコ!!!!!!!!!!!!!!?」

猿参「ウ…ウホォーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!!

無限桃花「わぁ〜〜!! ウ〜〜〜ン〜〜〜コ〜〜…」



―――― 火薬臭い!? ――――



チュッドォオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
無限桃花「ぎゃああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



無限彼方「お…お…お姉様ーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
399創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 18:41:49.82 ID:rBI5Twkx
しゅうううううううう……


無限彼方「い…いやですーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉様ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ… ガクッ

無限彼方「う…動けな…ハッ!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

無限彼方「つ…蔦が足に絡まって…… …花ちゃん!!!!?」

花園「しゃー…」

無限彼方「行くなって事!!? で…でも!!!!」


ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!


無限彼方「!!!!!!」

猿参「ウルルルルル…」

猿参「アトハ キサマダケカ…
無限ノ者ヨ………」

無限彼方「お…お姉様は…」

猿参「奴ハ シンダ……
マッタク…手コズラセテクレル……」

無限彼方「嘘!!!!! お姉様は死んでない!!!!!!!!!!」

猿参「冥土デ確認シロ…」
ブオンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドッ!!!!!!!!
400創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 19:02:29.62 ID:rBI5Twkx
猿参「キサマ……ナンノツモリダ…」

ドドンッ!!!!!!!!
花園「シャギャアァーーーーーー!!!!!!!」

《花園寄生は蔦を絡ませ猿参寄生の攻撃と動きを止めた!!!!!!!!》

猿参「…キサマ…寄生デアリナガラ…人ニ与スル気カ…
愚カナ… 寄生ノ本能 破壊ノ本能ハドウシタァッ!!!!!!!!!!!!!
人ニ飼ワレテ情ガウツッテ 牙ガ抜ケタカァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
寄生ノ恥サラシメガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

花園「ッシャアァー!!!!!!!!!」
ビュンビュン!!!!!

ドスッドスッ!!!!!!!

猿参「…ゴミメッ!!!!!!!!!
下等クラスノ寄生デシカナイキサマガ 俺様ニダメージヲ与エラレルト思ウカ!!!!!!
ソノ程度デ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バシュウゥーーー!!!!!!!

パチィンッ!!!!
花園「!!!!!!!!」

猿参寄生「コノ縛りモ押シ退ケテヤル!!!!!
所詮ザコノ足掻キダ!!!!!!!!!!!!」
ぐぐぐぐぐッ!!!!!!!!!!!

花園「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しおしおしおしお…

無限彼方「やめて花ちゃん!!!!! 萎んでいくでございす!!!!!!!!!!」

花園「ーーーーーーーーッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しおしお…

猿参「裏切リ者ハ死ネェーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!! ぶちぶちぃぃッ…


無限彼方「お…お姉様…!!!!!!!
助けてッ!!!! お姉様ァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」
401創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 19:21:11.46 ID:rBI5Twkx
猿参「死ネーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ポカーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!


猿参「イギッ!!!!! ナンダ!!!!!!!!!?」

カランカラーーーーン!!!!!!!!!
《猿参寄生の頭にブチ当たったのは…桶だった!!!!》

猿参「ダ…誰ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


無限桃花「私だーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!


無限彼方「お姉様!!!!!!!!!!!!」

花園「シャ…シャー!!!!」

猿参「キサマ…生キテイタノカ!!!!!!!!!!!」


ザッ…
無限桃花「いや…死んでいたでございよ
でも…彼方と花園の声が私をあの世から蘇らせたのでござい!!!!!!!
……寄生!!! 一度死んで生き返った私は一味違うでございよォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


猿参「ソンナ ボロ絹ノ体デ何ヲホザク!!!!!!!!!!!!!!
フン!!!!!!!!!」
バチィンッ!!!!!!!!

ドサーッ
花園「ギャウゥ!!!!!」

無限彼方「花ちゃん…!!!!!!!!!!!」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「ナラ今度ハ間違ッテモ生キ返ラレヌ様ニソノ体ヲ潰シ
体ト内臓ヲ綺麗ニ分ケテヤルーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズドドドドドドドドドドドドッ



ゴオォッ!!!!!!!
無限桃花「…あの世で得た私の真必殺技を…受けるでござい!」
カッ
402創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 19:25:46.73 ID:rBI5Twkx
無限桃花「―――」

スゥー…ッ
《両手を合わせる無限桃花》


キィンッ!!!!!!!!

ダダンッ!!!!!!!!!!!!!
無限桃花「ハアアアアアァァァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐッ

無限桃花「波ァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
403創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 19:50:59.32 ID:rBI5Twkx
無限桃花「………………」


し〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん


無限彼方「……」

花園「……」


猿参「……!!? …何モ…ナイジャナイカ
…クッ…虚仮威シカ…!!! ビビラセヤガッテ………!!!!!!!!!?」
ガクッ!!!!!!!

猿参「オォッ!!!? ナ…ナンッ…ダ…!!!!!!!!?」
ガクガクガク…

猿参「カ……体ガ… ウ…動カン…!!!!!!!
ウ…ウオォアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!
何ヲシタァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガクガク… ドサァッ!!!!!


無限桃花「これが私のハメハメ波の能力でござい
プラスイオンを放出する右手とファンシースメルを放出する左手を合わせ それらを同時に放出させる事で
神経を麻痺させる毒ガスを発生させるのでございよ!!!!!!!!!
お前はそれを吸ったのでござい!!!!!!!!!!!!!!!!!」

猿参「ソ…ソンナフザケタ技ガアルカァ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限桃花「それを吸ってしまったからにはお前はもう動けない
今度こそ覚悟の時間でござい」
スー…ジャキンッ

ダダダッ!!!!!!


猿参「ヤ…ヤメルウホォーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限桃花「無限流確殺奥義『心臓突き』ーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドスゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「グェギャアアアアアアーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシャアァーーー!!!!!!!!!
404創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 20:19:04.85 ID:l9stL80Y
「…あっ!あううっ!」
>>1は叫んだ。今、後楽園ホールにて日本タイトルをかけて戦っていた。
「キモい、キモい、キモい!」の大合唱が会場に沸き起こる!
散々言ってきたにも関わらず、未だにそれを破る馬鹿者たちがいる。
>>1は涙ぐんだ目でそのマッチョ男を見上げ、痙攣したように頷いた。

「なんでこいつ狂ってるんだ? なんか嫌なことでもあったんだろ。」
そう>>1は感じた。粗悪品だとまさに痛感した。
ふと>>1は肛門に違和感を覚えた。震えているのではなくて痙攣しているのだ。
1ヶ月で肌が荒れ、2ヶ月目で髪の毛は抜け落ち、3ヶ月を過ぎた頃から異常に体重の落ち始めるほどの悪影響だ。
煙草の吸い過ぎで肌が荒れ、歯は黄ばみ、鼻毛も伸び放題で、死んだ魚のような目をしている。
こういう思い詰めるタイプの男は何をするか分からない……。
再起不能なほど叩きのめし、愛する人のところへと戻った。

「ジプレキサばかり飲んで文句ばかりいわれて、文学賞取りますよ」
…と、>>822が勃起しながら言った。誰が見ても勃起しているようだった。
しかし、つまらないことをくよくよ考えるタイプの人間ではある。

若くして店長をやってたこれからの人だったのにな。
そんな未来人の思いとは裏腹にぺニスの方は満足したようだ。
だが指摘したチンコはむくむくと勃起していく、し続ける。ペニスはメルトダウン寸前であった。
それを意識すればするほどますますチンコはクリトリス化した。やはり本物のほうがデカい。
使ってればなんてことないんだけどな。うまく逃げれて良かったねって感じ。余生は のんびりと南の島だな。
405創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 20:21:13.60 ID:l9stL80Y
「木星との戦争なら俺が相手だぞ。」
…と、>>822が勃起しながら言った。

「俺が書いていたことだ。」
通りすがりの老人が笑みをたたえて言った。

「映しているだけだな。ずーっと存在し続けるんじゃないか。」
…と、>>822が勃起しながら言った。

「俺も選考委員だが、心配いらんよ。」
通りすがりの老人が笑みをたたえて言った。

「文句ばかり言われてやりたくないだろ。」
…と、>>822が勃起しながら言った。

「お前は天才だよ。」
通りすがりの老人が笑みをたたえて言った。

「文句ばかり言われてやりたくないだろ。この態度は正解。」
…と、>>822が勃起しながら言った。

「社会に害を及ぼすためだけに息をしている汚物だよ。人間的にも最低のクズで、友達が一人もいないからな。」
通りすがりの老人が笑みをたたえて言った。

「お前らみたいな平凡でゲスな連中にわかってもらえなくても別に構わないさ。天才ってのは常に孤独なんだからな。」
…と、>>822が勃起しながら言ったあまり現実的な考えとは思えない。しばしの沈黙が、この森の泉を支配した。

その時、出会ったのが今の妻だ。妻は全裸になり臨戦体勢になった。
それを見ていた僕は股間が熱くなるのを感じた。目覚めてしまったのだ。
今までに経験した事の無い快感を覚え一気に射精した。独自のものを出せばいいのにね。
そしてそのザーメンを解き放った瞬間僕はあまりの気持ちよさに気を失ってしまったのだ。

悲鳴をあげながら目覚めた。それは嬉しい悲鳴だった。
目が覚めると青森県三沢米軍基地外に倒れていた。謎は深まるばかりだ……。
八戸に行く用事がけっこうある俺は、賛同しかねる。ずーっと存在し続けるんじゃないか。
そのルールさえ守っていれば、ここは何をしても許されるのだ。
406創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 20:26:25.39 ID:rBI5Twkx
《猿参寄生は死んだ》

無限桃花「こいつめ よくもやってくれたでございね!
皮だけ剥ぐってオークションに出してやるでござい!!」

無限彼方「お姉様!! そこまでやる必要はないでございしょう」

無限桃花「彼方 無事でございか?」

無限彼方「私は大丈夫 …お姉様こそ」

無限桃花「はっはっは!!! 『THE不死身』の異名を持つ私には問題ない戦いだったでござい」

無限彼方「……一度死んでたんじゃなかったですっけ…」

無限桃花「細かい事はいいんでござい!!
そんなことより彼方…」
キュッ…

ぎゅう…
無限彼方「お…お姉様…」

無限桃花「お前が無事で本当に良かったでござい
私の彼方 かわいい彼方…」

無限彼方「お…お姉様… ………」
ぎゅぎゅ…

花園「シャー」

無限桃花「おぉ! 花園ちゃん! お前もお手柄だったでございよ〜〜!!!!
今度から天然水で水やりしてあげるでござい!!!!!」

花園「しゃしゃーー!!!」

無限桃花「さて 帰るでございよ
後始末は私達にいつも協力してくれる 変態庁の秘密組織『ヤタスズメ』の雀丸の野郎がしてくれるでございしょ
私はとりあえず…食べ損ねたレバーすきやきを食べたいでございね…」

無限彼方「はい!!」
407創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 20:47:35.77 ID:DVaxdaxH
僕のお父さんは東電社員です。原発を造ったのはみんなです。僕も、あなたも (335)
http://same.ula.cc/test/r.so/toki.2ch.net/dqnplus/1306294466/
408創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 21:05:33.39 ID:l9stL80Y
しかし突然の大雨で鎮火した。再び暗闇に包まれる甲子園球場。しかしそのとき、観客達の前で奇跡が起きた。
「な、何だあれは!」
観客達が次々と叫ぶ。甲子園のグラウンドの辺りから、暗闇を切り裂くように一筋の眩い光が四方に放たれたのだ。
「あ、あれは。まさかあれは!」
驚愕するアルプススタンド、動転するベンチ、グラウンドの選手達も驚きのあまり立ち竦んで微動だにしない。
そんな中でただ一人、>>411だけが踊り狂っていた。
「うきゃーっ! うきゃーほっー!」
甲高い金切り声を上げながら全裸で激しく踊る>>411の、その股間から起立するペニス。
光はそのペニスから放たれていたのだ。

「ああっ! た、堪らないっ! 堪らないわっ、>>411
ヴァギナにヘビを突っ込んでウンコをムシャムシャ喰らっていたイヴは、堪えかねて叫んだ。
そしてよろよろと立ち上がると、まるで誘われるように>>411のチンコの前に跪く。
彼女は涙を流し始めた。そして流れる涙を拭おうともせず光り輝くチンコに平伏し、両手を合わせる。

>>411は神!」
突然、観客席の誰かが叫んだ。その声暗闇と静けさに包まれる球場全体にこだまする。
マウンド上の>>411は全裸でゆっくり腰を振りながら、天を仰いでいる。
まるで夜空から何かのメッセージを受け取っているかのように。
そして彼の股間の光り輝く勃起チンコの前で、涙を流しながら祈りを捧げるイヴ。
その姿は、まるで一枚の美しい絵のようだ。
そして別の誰かも叫んだ。
>>411こそ救世主!」
その声もまた、仄暗い甲子園中をこだまする。
観客達は今、目の前で起こっている奇跡を受け入れ始めていた。

かすかなどよめきで始まった祈りの詠唱は次第に大きくうねり、遂には甲子園全体を覆う歓声となってゆく。
>>411は神! >>411こそ救世主!」
数万の観客達は叫んだ。あるものは泣きながら。
そして別のあるものは服を脱ぎ全裸になり、半狂乱になって暴れながら。
互いに隣人と抱き合い、接吻を重ね、次々に交尾を始めるものもいた。

喧騒と怒号の渦巻くなかで、>>411はマウンド上で立ち竦む。天からの声を聞いているように静かに瞑目しながら。
観客達の興奮は何時しか、聖者のように佇む>>411に向けられてゆく。
歓声も、絶叫も、全ては祈りに集約されて言った。
光り輝く>>411の勃起ちんこ。その前で一心に祈りを捧げるイヴ。
奇跡は今、愚衆たちの目の前の具現化したのだ。

すると>>411の光り輝く勃起ちんこは痙攣を始めた。>>411自身は、小さなうなり声を上げる。
イヴが>>411のペニスに手を添え、その細長い指でゆっくりとしごき始める。
イヴの顔もまた酔いしれたようにうっとりとした表情を浮かべた。
それは恍惚。彼女もまた、>>411と同じく法悦を感じ取っているのだ。
至福のとき、幸せの瞬間。

そして数分後、>>411は静かに射精を始めた。
光り輝く聖なるチンコから放たれた光り輝く聖なる精液は、涙ながらに祈るイヴの顔面にたっぷりと降りかかった。
409創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 21:06:45.96 ID:l9stL80Y
すると突然、暗雲に包まれた甲子園の上空に光り輝く巨大な船が現れた。

「神だ!」「神が降臨したのだ!」
興奮冷め止まぬ甲子園の観客達は次々と叫んだ。
そのまま誘われるように席を立ち、甲子園グラウンドになだれ込んでゆく。
「我々は今、神と対面しているのだ!」「我らこそ選ばれし民なのだ」
半狂乱の観客達はマウンド上の>>411に向かって殺到する。

>>411の光り輝くちんこは、大量の射精を行ったにも関わらず、未だに勃起を続けていた。
そして>>411は、上空の巨大宇宙船に向けて、呆けたような視線を向ける。
まるで魂が抜け出してしまったような、そんな瞳であった。
しばらくすると、ペニスだけではなく>>411の体全体が輝き始めた。
それを見て>>411は全身がちんこになったのだ、と多くの愚衆たちは悟る。
>>411は今この甲子園のマウンドの上で、生きながら、そして同時に逝きながら神となったのだ。
観客たちは唸った。ついに神との邂逅を果たしたのだ。

その唸りを聞きながら>>411は、その場でゆっくりと失禁し始めた。
大量の尿と、大量の便が>>411の腿を伝い、マウンド上の黒土の上に流れてゆく。

「あ…ああ、あうっ…」
言葉にならない声を上げる>>411
>>411の周りでは愚衆達が集い、彼に向かって伏していた。
そして滂沱の涙を流しなが一心不乱に祈りを捧げている。

「たまらない、最高よ>>411!」
イヴはそう叫ぶと>>411の腰にすがりつき、勃起を維持し続ける>>411のチンコを口に咥えた。
410創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 21:07:53.58 ID:l9stL80Y
「熱核爆弾投下用意」
スペルマン大佐は静かな口調で命令を下した。
モニターには、今この瞬間、眼下で繰り広げられている馬鹿げた狂騒が映し出されている。
ちんこを煌々と輝かせた一人の不細工な男(>>411)に向かって、地球人たちが神を見出しているようだ。
馬鹿馬鹿しい、とスペルマン大佐は思った。
我らの文明では今から三億二千万年も前に神の不在が証明されたというのに。

一方、兵士たちは大佐の命令を受けると、素早く反応して動き出していた。
「よろしいのですか?大佐」
艦長席の脇に立つヴァギナ中佐(フェラが上手かったために少尉から一月で中佐に昇進)は、大佐に向かって尋ねた。

スペルマン大佐とは異なり、ヴァギナ中佐の目は、光り輝くチンコを隆々勃起させている>>411に釘付けだった。
私も、あの光り輝くチンコを咥えてみたい、そしてそのあと子宮の奥まで思いっきり貫かれたい。
彼女は思わず、そういう熱い欲情が沸き立つのを感じていたのだ。
思わず股間に手を添えるヴァギナ中佐。子宮の奥から膣を伝って熱い潤滑液が流れ下るのを抑え切れなかった。

「あの男、欲しいのかね? ヴァギナ中尉」
大佐はそう言うと、嫌らしい微笑みを浮かべながらヴァギナ中佐の方を振り向いた。
大佐の視線を感じたヴァギナ中佐は、慌てて股間から手を外すと、顔を赤らめながら俯いた。
「欲しければくれてやるぞ、中佐。お前の性奴隷にしてやれ」
どっちにせよ、あの>>411は研究材料として捕らえるつもりだったのだ。
最近ヴァギナ中佐の体に飽きてきており、セックスもご無沙汰なのだ。
あの光り輝くちんぽを持つ>>411は、そんな彼女の無聊を慰めるのにちょうどいい性奴隷になるのではないかな?
大佐は、司令室のフロアーに向き直った。そしてさらに命じた。
「熱核爆弾投下後、直ちに太陽系を離脱する。恒星間航法の準備にかかれ。あと、あの光り輝くチンコの男を捕らえよ」

十分後、甲子園に投下された熱核爆弾は地球を滅亡させた。
そのころには宇宙船は太陽系をとうに離脱していた。
すでに恒星間航法のために超空間に入っていた宇宙船の中で、>>411はチンコを輝かせながら幽閉されていた。

目指すは70億光年先、アナル大星雲のイマラチオ星系第三惑星、クリトリス星。
そこで新たな物語が始まるのだ。
411創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 21:08:44.59 ID:l9stL80Y
そう、私が>>411なのだよ諸君。
412創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 23:08:23.71 ID:rBI5Twkx
――― 帰り道


無限彼方「お姉様… やはりお姉様はとても格好よかったでございす
お姉様はとても強かったでございす…」

無限桃花「当たり前田でござい
私は世界一強いお姉様でござい!!!!!!!!」

無限彼方「はい」

無限桃花「無限の名を持つ私の強さは“守りたい”という思いから来るのでござい
誰かを守りたいと思えば 私は誰よりも強いでござい!!!!!!!」

無限彼方「やはり私達の力は力のない人を守るためにあるんだ…!!!!!!!」

無限桃花「そうでございね
…でも彼方」

無限彼方「はい?」

無限桃花「お前は私の唯一の妹
どこの誰よりも守りたい存在なのでございよ
…だからもっと私を頼るでござい
イジメられたら私に言うでござい
そうしたら…相手を殺しはしなくとも…
姉として いつでもお前を助けるつもりでございよ」

無限彼方「……はい」

花園「しゃー」
413創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 23:29:12.90 ID:rBI5Twkx
そんなこんながあった数日後



無限桃花「さーて!!!!!!!!!!
今日も元気にウンコウォーキングに出かけるでござい!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限彼方「またですか… お姉様…」

無限桃花「またでございよー!!!!
今日は海辺に繰り出すでござい!!!!!!!!
この季節 海には産卵中の亀がいるかもしれないでござい!!!!!!
いきんで卵じゃなくてウンコ出しちゃう亀が居るかもしれない!!!!!!!!
このレアイベント発生に備えて張り込みするでござい!!!!!!!!!!」

無限彼方「そんな亀いないと思いますが…
いたとしても卵を産む邪魔しちゃいけませんよ
あっそうだ お姉様! これを」

無限桃花「む? これは?」

無限彼方「お弁当でございす お昼にどうぞ」

無限桃花「さすが我が妹でございなぁ!!!!!
気が利いてる!! 貧乳なのに」
無限彼方「そ…それは関係ないでございしょう…!!!!!」



―――…

花園「にゃ〜〜〜…」
ふにゃ〜ん…

無限桃花「どうしたでございか 花園ちゃんのこのふにゃ具合は…
チ○コ並みにふにゃってる」

無限彼方「チ…チン…!!!! は…恥ずかしい…!!!!!!!!
…さ…最近ずっとこうでございす… あの戦いで無理したから…」

無限桃花「そうでございか まぁ 大丈夫でございしょ!!!!
じゃあ行ってくるでござい!!!!!!!!!」
ダッ!!

無限彼方「あっ…はい ………」

花園「………ぐぅ」

無限彼方「…本当に大丈夫かな…」
414創る名無しに見る名無し:2011/05/25(水) 23:46:03.62 ID:rBI5Twkx
チョロチョロチョロ…
無限彼方「花ちゃん 花ちゃん…元気出して」

花園「……きゅうぅ…」
しおしお…

無限彼方「!! し…萎れていく…!!!!!!
ど…どうしましょう!!!!!!!!!」
あせあせ

花園「あううぅぅぅー…」
しおしお〜…

無限彼方「あぁぁ〜〜〜〜…どんどん…!!!!!!!!
うぅ…花園ちゃんをお花屋さんに連れていくわけにはいかないし…!!!!!!!
あぁもうどうしたらいいのでございすぅ…!!!!!!!!
はっ…まさか……栄養…!!? 栄養が足りないの? 花ちゃん!!?」

花園「はうぅ〜〜…」

無限彼方「そ…そうかもしれない!! 寄生といえども花ちゃんは花!!!!!!
だとしたら…水だけじゃ… ………肥料!!!!!!
そうだ! きっと肥料でございす!!!!!!!!!!
肥料…!!!! 肥料…!!!!!!!!!
そ…そうだ!!!!!!!!!!!!
アレだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
テッテレー!!!!!!!!!!!!!!!!
415創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 00:23:14.91 ID:1S5ToO5l
浜辺


ザザーーーー…

無限桃花「亀さんや〜…亀さんや〜…
伸び伸び首伸びニョッキニョキ〜…黒くて堅くてブッとくて〜…とくら
…亀いないでござい」


―― 昼 ――

無限桃花「もぐもぐもぐ
…おいしいねぇ〜彼方のお弁当〜〜」

―― 夕方 ――

無限桃花「ぐごーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」
ズーーン…


――― 夜

無限桃花「まったく!!!! 騙されたでござい!!!!!!!!
ウンコマガジンにはこの時期は亀糞がアツい!! って書いてあったのに!!!!!
ふざけんな!!!! 金返せでござい!!!!!!!
イライライラーーー!!!!!!!」
ぷんぷん


――― 家

ガチャ…
無限桃花「ただいまー…でござい
……そういえば花園ちゃんが体調悪かったみたいだけど…
…花園ちゃ〜ん 生きてるでございか?」

花園「しゃー!!」

無限桃花「わー!!! 花園ちゃん!!!
生きてるどころかもう元気すぎ!!!!!!
絶倫の様相を呈してウザいくらいにダンシングフラワーしてるでございなぁ!!!!!
彼方が何か治療したのかな……ん?
…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


無限桃花「な…なんじゃこりゃあーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!
416創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 00:34:07.59 ID:1S5ToO5l
コトコト
無限彼方「…あら お姉様の声でございすわ
帰ってきたみたい ちょうどレバーシチューが出来たところだから良かったでございすわ」

ダダダダダダッ ドターーーーーーーン!!!!!!!!!!
無限桃花「彼方ァーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビクッ
無限彼方「は…はひ!!!!? どうなさいました!?」

無限桃花「こ…こっち来るでござい!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限彼方「…!?」



―――


花園「しゃぐぐー」
くねくね

無限彼方「あっ! 花ちゃんでございす?
どうやらなんか病気みたいでしたけど肥料をあげたら元気になりましたわ!」

無限桃花「肥料って…これでございね!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ババーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!
《うんこ》

無限桃花「これは私の部屋のウンココレクションでございね…!!!!!!!!」

無限彼方「は…はい
花ちゃんが死にかけてたから仕方なくお姉様のお部屋から拝借したんでございす
でもおかげで元気になりましたよ?」

無限桃花「なんで……なんでよりによって…このウンコでござい…!!!!!!!」
ぷるぷる…

無限彼方「え?」

無限桃花「このウンコは私の宝物…」


無限桃花「恐竜のウンコなんでございよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!

無限彼方「え…えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ
417創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 00:52:14.76 ID:1S5ToO5l
無限彼方「恐竜のウンコ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!?
…ってウンコなんて言っちゃった!! は…はずかし〜〜〜!!!!!!!!!!」

無限桃花「これは私の宝物だったんでござい!!!!!!
ティラノサウルスのウンコだったんでございよーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

無限彼方「そ…そんな…
ご…ごめんなさい…知らなかったでございすから…」

無限桃花「知らないじゃ済まないでござい!!!!!!!!!!!
ひどいでござい!!!!!! そもそも勝手に部屋に入ってウンコを持ってく事事態…」

無限彼方「そ…そんな事言ったって仕方ないじゃないですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!
緊急事態だったんでございすよ!!!!!!! それがなかったら花ちゃんは死んでたかも…」

無限桃花「そんなの関係ないでございぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そのウンコを発見するのにどれだけ私が苦労したか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限彼方「そんなことって……!!
お姉様は花ちゃんよりウンコの方が大事だと言うのですか!!!!!!!!!!
そんなの…いくらお姉様でもひどすぎます!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限桃花「う〜〜もう!!! うるさいなーーー!!!!!!
そもそも花園ちゃんは寄生なんだから…」

無限彼方「寄生だからなんですか!!!!!!! 今では家族です!!!!!!!!!!
ひどいでございす…!! お姉様のバカ…お姉様の変態!!!!!!!!!!!」

無限桃花「うっ……
ぐ…姉に向かってその言い方はひどいでござい!!!!!!!!
もういい…お前とは姉妹の縁を切るでござい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ

無限彼方「お…お姉様!!」
418創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 00:57:19.25 ID:qOvrA/Bj
目覚めると俺こと>>417は、複数の毛むくじゃらのマッチョ男に肛門を掘られていた。
「…あっ!あううっ!」
>>417は叫んだ。寝起きにいきなり節くれだった黒巨根が未開発のアナルに捻じ込まれたからだ。
あまりの苦痛に体をよじらせて抵抗しようとしたが、周囲にいた別の男達に組み伏せられて動けない。
その中の一人が>>417の髪の毛を掴んで自分の方に顔を向けさせた。
気味が悪いほど発達した筋肉をムチムチさせながらその男は>>417を睨みつける。

そして、静かだが威圧的な口調で>>417にむかって言った。
「これから、お前の口の中に入れるからな。ちゃんとしゃぶれよ。…噛み付いたりしたら殺すからな…判ったか!」
>>417は涙ぐんだ目でそのマッチョ男を見上げ、痙攣したように頷いた。
自称変態男を気取っていい気になっていた>>417だが、いざ、こういう場面に遭遇すると怯えて何もできない。なんと情け無い奴だ。
周りの男達はニヤニヤ笑いながら>>1を見下ろす中でマッチョ男は自分のビギニパンツをずり降ろした。
するとはじけるようにペニスが起立し、>>417の頬を激しく叩いた。
>>417は恐怖と屈辱のあまり嗚咽し、縮み上がった貧弱なペニスから尿をチョロチョロと垂れ流しはじめた。
「うわっ!汚ねえっ!コイツ、ションベン漏らしてやがるぜ!」
一人が叫んだ。すると周囲の男達はゲラゲラと笑い出した。
「情けねえ奴だな。」「ダセエ!…コイツビビリだぜっ!」
次から次へと嘲るような言葉が>>417に向かって浴びせられる。>>417は砂浜に顔を埋めて泣き出した。
ふと、優しかった母さんの思い出がアタマを過ぎった。
小学生の頃、苛められて学校から帰ったボクを「弱虫!」と叱りつつ優しく慰めてくれた母さん。
美味しいコロッケを作るのが得 意だった母さん。
ボクが夜寝付くまでいつまでも側で子守唄を歌ってくれた母さん…

「おらぁっ!こっちに顔を向けやがれぇっ!」
耳を劈くような怒鳴り声と共に強引に顔を起こされた。
そして両頬を手で締め付けられて思わず口を開けた瞬間、マッチョ男のチンコが一気に喉奥までブチ込まれた。
「んぐぅっ!んんぎぃっ!」
>>417は喘いだ。一瞬呼吸が止まるのではないかと思った。
マッチョ男は巨大なペニスを>>417の口の中で激しくグラインドさせる。
>>417は口と肛門の二本刺しで激しく責めたてられて体がバラバラになりそうだった。
しかし、そのような激しい責めが何時しか快楽に変わっていることにも気付いた。
>>417は泣いた。ボロボロと涙をこぼした。恐怖と屈辱からでは無い、今や快楽から来る歓喜の涙だ。
「やはり俺は変態だったのか。う、嬉しいぜぇ」
>>417は心の中で叫んだ。そしていつの間にか実際に唸っていた。
自ら口の中のペニスをバキュームし、括約筋を引き締めて肛門の中のペニスを苛めた。
「うっ!うおおっ!」「最高だ!凄いアナルだぜっ!」
そう叫ぶと男達は射精した。そして男達の放った熱いザーメンが>>417の喉奥と直腸に溢れた。
と、同時に>>417も絶頂に達し、砂浜に向かって自らのザーメンを解き放った。
419創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 01:04:03.25 ID:1S5ToO5l
―――…


無限彼方「うええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひぐぅっ…ひぐぅっ…ぐっ…ぐぅ…
ひんっ… ひぐぐぅ…!!! げほっ
うえええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉様のバカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

花園「しゃ…しゃー」

無限彼方「ひっぐ…………花園ちゃんのせいじゃないでございす…
…えへへ私はもう大丈夫」
すっく

花園「………」

無限彼方「そんな心配な顔しないで花ちゃん
久しぶりにあんな喧嘩したから久しぶりに泣いただけでございす
昔はよくあぁして喧嘩してたんでございすよ
お姉様が言ってた『姉妹の縁を切る』って言葉も私達の喧嘩では定番
本当はそんなつもりはもちろんないでございすよ
いつも飛び出した後 ちょっとしたら帰ってきて2人で『ごめんね』って言って仲直りするの 今回もそれ
きっとお姉様 今日はいいプルPが発見出来なくてイライラしてたんでございす
さぁ だからお姉様がいつ帰ってきてもいいようにシチューをもっとおいしくしておきましょう!
花園ちゃんもおいで!!!」

花園「…しゃー!!」

無限彼方(…そうでございす
今回もお姉様はすぐに帰ってくる… ………すぐに…)
420創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 01:06:41.89 ID:qOvrA/Bj
そのザーメンを解き放った瞬間>>417はあまりの気持ちよさに気を失ってしまった。
http://loda.jp/mitemite/?id=2084.jpg
それはこの絵を描いた人物のせいだ。彼の陰謀なのである。理由は知らない。

そして目が覚めると青森県三沢米軍基地外に倒れていた。
ふと横を見た。すると友人の佐藤マサキが倒れていた。
先程の須磨海岸で>>417と一緒にお兄さん方に玩具にされてたせいで息も絶え絶えで憔悴しきっていた。
雪雲の切れ間から覗く月明かりは冷酷なほどに蒼く輝き、肛門から出血したまま倒れ伏している二人を煌々と照らす。
「…さ、寒い。寒いよ>>417
マサキが呟くように言った。
仰向けに転がったまま殆ど動けないマサキはお兄さん方からSMプレイも強要されたらしく、
全身のあちらこちらに打ち身や擦り傷を負い、まだ固まらない傷口からドス黒い血が滲み出ていた。
>>417は震えながらマサキの方を向いた。
「大丈夫か?マサキ。お、俺たち一体どうしちゃったんだろ?」
「ナ、ナンパしてエッチするつもりが、すっかり肉便器になっちまったな」
マサキはそう言うと少し笑った。
そして笑いながら激しく咳きこんだ。
「ゴホッ!ゴホッ!ゲホッ!」
唾液と血反吐を吐き出しながらマサキは呻く。
「お、おいっ!しっかりしろマサキ!苦しいのか?」
>>417はマサキの元に這って行き、彼の上体を抱き起こした。
マサキのキズは予想以上に酷く、散々殴られた顔はアチコチが腫れあがり、
まるでボリス・カーロフ版フランケンシュタインのようだ。

ふと>>417は肛門に違和感を覚えた。
お兄さん方に散々玩ばれたために肛門はズタズタに引き裂かれ、括約筋は千切れていた。
そのせいか、少し体を動かすだけでも突き刺さるような痛みが走る。
肛門の奥の直腸の方からなにか生暖かいものが下って来るのを感じた。
「…何だろう?」
>>417は指先を肛門にあてがった。そして肛門から溢れ出てくるモノをその指先で掬い取った。
ソレは、お兄さん方が放ったザーメンだった。
自分の大便と、切れた肛門からにじみ出る血が混じったザーメンは寒さの中で湯気を放ち、
独特の生臭いにおいを漂わせた。
そして>>417は、これを見た瞬間、自分が間違いなく「変態さん」の仲間入りを果たしたことを痛感した。
>>417にまで延々と「俺は変態だぜ、凄いだろう!」と言わんばかりの小説を書き続けて図に乗っていた>>417
だが、実際に散々陵辱された挙句にガチの変態として開発されてみると…寂しかった。
「俺はもう、後戻りできないのか!」そう思うと>>417の目から熱いモノがこぼれた。
「…う、ううっ、く、苦しい」
マサキが呻いた。唇は紫色に変色し、全身が寒さと衰弱のために痙攣を始めている。
「…まずいぞ。このままではマサキは死んでしまう!
>>417は動揺した。しかしこんな状況で、>>417に一体何が出来るというのであろうか?

>>417はもう一度マサキをまじまじと見る。
キズだらけの裸体は月明かりの中で艶やかに輝きを放っているように見えた。
粉雪がパラパラと舞い散るなか、マサキの生白い肢体に紅の血の雫がゆっくりと這うように伝った。
それは喩えようも無く美しく、色っぽかった。生命のもつ神々しいまでの威厳がそこにあった。
彼は死ぬ。しかし彼の魂は永遠なんだ!そう>>417は感じた。
それと同時に>>1は、自分が激しい空腹感に苛まれているのを感じた。
421創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 01:07:39.23 ID:qOvrA/Bj
「お、おいっ!オマエ何考えてんだ!」
>>417の刺すような視線を感じたマサキが驚くように言った。
>>417は思わずハッとして我に返った。
「いけない!俺は今、なんてことを思っていたんだ!人間として最低じゃないか!」

「グウゥ〜」
>>417の腹が突然鳴った。
衰弱しきったせいか、肉体は激しく食料を求めている。
何か危険を察したマサキは>>471から逃れようと体を捩った。
その瞬間、自分の意思とは無関係にマサキを抱きかかえる両腕に力をこめ、マサキの抵抗を制した。
泣き声のような悲鳴を上げるマサキ。
しかし>>471は、まるで何かに魅入られたようにマサキを睨んだ。
目は血走って、息吹も激しくなってゆく。
鼓動もそのリズムをどんどん速めてゆき、もはや胸郭から飛び出そうなほどまでに高まった。
口の中に唾液が満ち、口角から溢れ出た。
「駄目だ!いけない!マサキは親友だぞっ!」
>>417の心は叫んだ。しかし本能にその叫びは届かない。
大きく口を開けると、激しく抵抗し泣き叫ぶマサキの喉元に噛み付く>>417
痛みと恐怖でのた打ち回るマサキを押さえつけてゆっくりと歯を喉に食い込ませてゆく。
喉笛を食い破るとマサキの気管から吹き出る肺からの熱い呼気を感じた。
さらに深く食いつくと、犬歯が頚動脈を引き千切った。
>>471の頬に真っ赤な血が大量に飛び散った。

数時間後、滑走路で発狂している>>417を米軍の憲兵隊が発見した。
全裸な上に血まみれ、引き千切られた人間の手や足を咥えて狂ったように踊っている。
滑走路の白い雪の上には大量の血のほか、人間と思しき内臓やら骨片が散乱している。
米軍の憲兵達は…あるものは青い顔をして吐き、別のあるものは神に祈っているた。
そして信じられないといった表情で>>417の狂態を眺めたまま立ち竦んでいる。
「うきゃきゃー!うきゃー!」
>>417は凄まじい笑顔で獣のような叫び声を上げた。
踊りながらマサキの肉を食いちぎり、同時に糞尿を垂れ流した。
黒い大便と黄金色の尿が白い雪と真っ赤なマサキの残骸の上に降りかかる。
たっぷりと放尿脱糞し終わった>>471は、満足気にもう一度微笑むと、
かつてマサキだった肉の塊にもう一度むしゃぶりついた。
422創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 01:22:46.31 ID:qOvrA/Bj
>>419はこのとき始めて知った。
伝説の「ドラゴンボール」と言うのは直径6センチのビーズ珠が七つ連なったアナルビーズだと言う事を。

悔しかった。悲しかった。そんな嘘情報に流されてチビ禿げデブの脂性のホモオヤジ相手に、
七回もオーラルセックスで御奉仕させられた挙句、アナルまで掘られ(でも>>419はとっても気持ちよかった)
その後は「お返しよ、うふっ!」と微笑まれてディープスロートフェラまで逆御奉仕されてしまうとは。
(しかもオジサマと同じく7回も射精してしまうとは!)
無益な時間と精力を浪費してしまった>>419は自宅寝室で一晩泣き明かした末に決意した。
「よしっ!俺こと伝説の変態>>419も、七連荘アナルビーズで肛門を虐めて新たなGスポットを開発しよう!」
フルチン姿でベッドから立ち上がった>>419はそのままの姿で部屋を飛び出し、階段を駆け下りた。
「かあさんっ!かあさんっ!」
叫びながら1階に降り、そのまま台所の扉を開ける。
(これで俺は正真正銘の変態になれる。今までは自称変態と言っておきながら
http://vippic.mine.nu/up/img/vp32056.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=2084.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=1735.jpg
http://loda.jp/mitemite/?id=1542.jpg
こんな絵を描いてくるような奴のがよっぽどガチの変態嗜好剥き出しで暴れている。
まるで肛門に挿入されたホモ兄さんのデカチンのように大暴れだ。
悔しい!俺こと伝説の変態>>419は負けてしまったのか!
否!俺の方が…俺のほうが全然変態なんだぁー!)
昂ぶる感情を抑えられず、涙を流しながら>>419は台所に飛び込んだのだった。
フルチンで、朝立ちしたまま。


「か、母さん?」
>>419は驚き、そのまま立ち竦んだ。
目にした光景が信じられなかった。
採光窓から差し込む朝日の中に>>419の母は居た。
そしていつも通り>>419に優しく微笑みかけてくる。しかし何かが違う。
>>419。やっと起きたの?遅いでしょ!」
いつも通り明るく声を掛けてくる。
しかし母は全裸だった。
そしてその股間には、黒々とした巨大なペニバンが巻き付けられてあった。
20センチは優に超える巨大なディルドは表面が黒いシリコンラバーでコーティングされており、
爽やかな朝の日差しの中で不気味なほどに黒光りしている。
所々に何か瘧のように汚れが付着しているのがわかる…相当使い込んでいるみたいだ。
そして母さんは食卓の椅子から立ち上がるとゆっくり>>419に向かって歩み寄った。
歩みを進めるたびに母さんの股間に装着されたディルドが大きく揺れた。

「駄目じゃない、>>419。もっと早く起きなきゃ。学校に遅刻するでしょ」
「で、でも母さん、今日は学校は…学校は休みだよ」
>>419は何とか答えた。母さんの不気味な微笑みを前に何とか冷静さを装った。
しかし心拍は早鳴り、額と脇の下に汗が滲むのを感じた。
(どうしたの、母さん?いつものあの優しい母さんは、一体ドコへ行ってしまったの?)
423創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 01:23:32.13 ID:qOvrA/Bj
そして母さんは>>419の目の前にまで来た。
全裸の母は中年太りしている。弛んでだらしなく下に垂れた乳房、ドス黒く大きい乳輪、丸々と迫り出した太鼓腹.
くたびれた中年女特有のくすんだシミだらけ肌からは強い加齢臭が漂う。
「そう、今日は学校お休みなの」
母さんはもう一度大きく微笑んだ。
そして>>419の涙ぐんだ目を見つめると歯をむき出して笑った。
黄色く濁った前歯のエナメルがギラリと光った。
そして唇から覗く犬歯はまるで猛獣のそれのように巨大に伸び、その先端は残酷なほどに尖っている。
>>419は母さんの目を見返した。
もはや恐怖と言ってよい緊張に支配され、僅かに視線を向けるだけでも全身全霊の力を要した。
そしてそこに見たものは、赤く不気味に染まった魔物の目だった。

「うっ、うわああーっ!」
>>419は搾り出すように悲鳴を上げた。
そして朝立ちしたペニスの先端から尿を放った。膝がガクガクして全身が震えた。
もはや立っていられず、そのまま崩れるように膝から床に倒れた。
気づけばいつの間にか大便まで漏らしており、床には少し下痢気味の大便が散らばった。

その瞬間、台所の空気が一変した。
床に散らばった大便や尿を見た母さんが、突如表情を変える。
まさしく瞬時に、その顔が怒りのあまり赤銅色に染まった。
>>419!あんたいい歳して何やってんのっ!こんなに漏らしてっ!」
「…か、かあさんゴ、ゴメンなさいっ!ボ、ボク…あの」
>>491はとっさに謝る。もはや反射的と言ってもよい。
だがもはや母さんの顔は怒りで大きく歪み、もはや人間のものとは思えなかった。
殺される、>>419はそう悟った。


ところが、突然母さんの表情が変わった。
今までは怒りで火が吹き出そうなほど真っ赤だった顔が、スッっと平静に戻る。
そして少し目線を宙に向け、何かを考えている。
(な、何考えているの?母さん)
>>419は不安げに母さんの表情を見上げる。
暫くすると母さんは何かを思いついたらしくゆっくりと>>419に目線を向け、そして静かに言った。
「床を掃除しなきゃね、>>419、あなたが。こんなに汚しちゃったんだから…」
全く抑揚の無い声だった。いつもの優しい母さんとは違う、全く感情の欠けた声色。
(一体どうしたの?)
不安と恐怖に押し潰されそうだった。そして>>419は母さんの目をもう一度見た。
母さんの目は氷のように冷たく、まるでモノを見るような視線で>>419を静かに見下ろしていた。
424創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 01:25:02.04 ID:qOvrA/Bj
>>419は母さんの命令通り跪くと床に口を近づけた。
そして大きく口を開けて舌を突き出すと、先程自分が垂れ流した尿や便を掬い取り、そのまま食べる。
凄まじい悪臭で吐き気がした。

「オラアッ!もっとちゃんと食べるんだよっ!モタモタすんじゃねえっ!」
母さんはそう叫ぶと、手にした薔薇ムチで>>419の丸出しの尻を思いっきりしばいた。
「あうっ!」
>>419は悲鳴を上げた。
痛みに身体を震わせながらもう一度床に口を付けて自分の糞便を口に含み、泣きながらソレを嚥下した。

「アハハハッ!この豚野郎、自分のウンコ食ってやがるぜ!アハハハハッ!」
母さんは高笑いした。そして右手で自分の股間に仕込んだペニバンの茎をシゴきだした。
「全部食い終わったら、>>419、お前のケツにこれを突っ込んでやるよ!」
そう言いながら黒光りするディルドを振り、>>419のケツを蹴飛ばす母。

その間も>>419は、延々と床に散らばる自分の糞便を食べ続けた。
泣きながら、そして少し喜びながら。
425創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 01:48:23.91 ID:qOvrA/Bj
切っ先が鋭く尖った竹槍を取り出すや、一気に>>417のマンコに挿入!
竹槍はあっさりと>>417の子宮を刺し貫き、引きずり出せば5mの長さにはなろう腸管をプツプツ突き破りつつ胃袋に届く!
オゥ!魂ぎる断末魔の絶叫!
>>419は興奮に打ち震えつつ腕の筋肉をきしませ、流れ出す汚物でぬらつく竹やりを一層しっかと握り締めた。
胃袋をも突破した竹槍は食道をやすやすと通過してゆく。
>>417は竹槍に貫かれ身を硬直させながらもゲボゴボと最後の声をあげる。
>>417の口から、愛液から羊水、消化液に唾液、そして血を全身にまぶしかけた竹槍の切っ先が顔を出した。

その瞬間、言白い肌と澄んだ瞳が印象的な美青年、>>411はたじろいだ。
大きく見開かれた目にはそのままホモ野郎こと>>419のたくましい見事な逆三角形の上半身、広い背中と厚い胸が映る。
大きな瞳に自身の姿が映る、その様に満足したホモ野郎は粘りつくような視線で>>411を見返した。
ホモ野郎>>419のよく似合う革パンの股間が、心なしかジワジワ盛り上がりはじめた気がする。
>>419は絶叫した。その声が響くやいなや、ホモ野郎>>419>>411に踊りかかった!
>>411は華麗なステップで>>419の攻撃を見事にかわしてみせる。
そしてなぜか>>411と復活を遂げた>>417は手と手を取り合い、互いの目を見つめながら
「よし、>>419のケツを掘ろうぜ」と言った。
思わぬ展開にたじろぐ>>419。そんな>>419に向かって二人は襲い掛かった。
>>419はションベンを垂れ流しながら部屋中を逃げまわる。
だが>>411の逞しい腕に抱きしめられると、「ひぎいー」と情けない悲鳴を上げて勃起してしまった。
>>419はホモなのだ。>>412あたりの書き込みを見ればそれがよく解るので読んでね。

ついに床に押さえつけられた>>419は泣きながら許しを乞うた。
だがブリーフを引きずりおろしてチンコをしごきながらの>>419の謝罪に本気さが感じられるわけがない。
怒りを通り越して呆れ顔の>>411は、>>417と相談を始める。
そして>>411は美しい顔に満面の笑みを浮かべながら言った。
「大丈夫ですよ。痛いのははじめだけですから」
そう言うと>>411>>417のマムコにねじ込んだはずの血まみれの竹槍を手に取る。
そして 大便がこびり付いて悪臭を放つ>>419の汚い肛門に向かって勢い良く突っ込んだ。
426創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 02:03:17.67 ID:qOvrA/Bj
「ぎゃー」と絶叫する>>254
そのの悲鳴を聞きながら>>411>>417は天使のような微笑みを浮かべた。
裂けた肛門から大量の便と血が噴出して床を赤く染めてゆく。
>>411>>417はそれを指先で取ると口に含み味わった。
「中々の美味だな」「そうですね。独特のアンモニア臭がいい仕事してますね」
二人は悶え苦しむ>>419を見下ろしながら笑った。
そして激痛に悶え苦しむ>>419の胴体を一気に竹槍で貫いてやった。せめてもの情けだ。
>>419の口から血まみれの竹槍が突き出し、そこから内臓の一部がはみ出す。
昼間食べたピザの塊が血と痰に混じって口の中からボトリと床に落ちた。

>>411>>417は薪を集めると、竹槍に串刺しにされた>>254を火にくべて丸焼きにした。
そして飢えに苦しむ村人達を集め、>>419の肉を振舞った。
彼らは脂身たっぷりのその肉を美味しそうに食べた。
村人たちは>>411>>417を神と崇め、祠を作った。そして>>419の骨は砕かれて肥溜めに廃棄された。

だが、村人たちは何を間違ってしまったのか、>>417を生贄として殺してその肉まで食べてしまった。
あとには>>411だけが残ることになってしまった。彼だけが神であり、二人も神は要らないということらしい。
仕方が無いので>>411は白い競泳パンツ一枚の姿になると、自身の姿を映した。
見事に均整の取れた肉体に我ながらほれ、興奮した。競泳パンツの股間がジワジワ盛り上がりだす。
>>411は勃起した見事なチンチンをさらけ出すと、ただひとつ残った>>417の生首の口にねじ込んだ。

しかし生首は急に生き返り、>>411の股間に食いつくとそのままちんこを食いちぎった。にもかかわらず、
「ああ、気持ちいい」と>>411は思わず叫ぶ。
そうである、>>411は今まで味わったことのない素晴らしい快感を知ってしまったのだ。
「もっと、もっと私をいじめてくれ」
>>411は激しく要求する。
「仕方が無いなあ」と生首から胴体を生やし終えた>>417が>>411に馬乗りになると、
村人から手斧を受け取り、>>411の腕の付け根目がけて振り下ろした。
「気持ちいい。もっと私を痛めつけてくれ」
肩から大量の血を流しながら>>411は悶えながらさらに要求する。
>>417は仕方無しに村の少年が口にくわえて持ってきた糸鋸で>>411の膝や肘をゆっくりと切断し始めた。
427創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 02:04:29.27 ID:qOvrA/Bj
ついに四肢がバラバラになってしまった>>411
だが、甦った>>417が村の女とセックスをしている間に、今度は突然現れた>>399がゆっくりと忍び寄るのに気づかなかった。
>>399>>419の兄であり、更に言えば従兄弟の関係である。また>>399の姉と>>419の弟は夫婦なのだ。
>>399>>417に襲い掛かると、今度は>>417の四肢を糸鋸で切断し始めた。
「うぉっ!超きもちいいぜ!」
>>417は叫んだ。無論麻酔などは一切用いていない。
暇をもてあました村人たちが集まってくる。そして好奇の目を向ける。
そんな村人たちの視線の只中で>>417は至上の快感を味わっていた。
自分の肉体を切り刻む>>399の糸鋸の痛みや、切断された自分の股間の痛み、
それに村人達が自分の切断された四肢を早く食べたいという思いで血まみれの自分をジッと眺め続けている、
そのことが>>417の快感をさらに高めた。

だが、そうはならなかった。
どういうわけか>411が突然完全体として現れたのだ。
全長五メートルを超える巨大な蛟となった>>411は、派手に洪水と竜巻を引き起こして村を全滅させた。
もちろん村人たちをその巨大な牙と爪で引き裂きながらムシャムシャと食べたのは言うまでもない。
ついでにというか返す刀でというか、>>399>>417と、さらについでの>>419の死体までもを喰らった。
もちろんフルコースでだ。デザートの村の生娘たちの踊り食いを堪能した>>411は、ゲラゲラと笑い出した。
428創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 02:05:17.84 ID:qOvrA/Bj
30分後、>>259の四肢は完全に切断された。切断面からは流血が不規則に続く。糸鋸の使い方が強引で
あったためか切断面の筋肉の繊維が粗くほつれていた。
そして>>259の目の前には、つい先程まで自分の肉体の一部であった自分の両腕と両脚が転がっている。
すでに時間が経過してしまったせいか、傷口からは殆ど出血が見られず皮膚も青白く変色していた。
薄れゆく意識のなかで>>259は自分が正真正銘の人間ダルマになったことを理解し、とても嬉しくなった。
さて、そんな>>411の姿を山の上から見下ろしているものが居た。
それこそ今まで黒幕として暗躍していた>>124であった。
誰?と思うかもしれないが、ようするにただの外野である。
なのに黒幕って変じゃんと思うあなた、神罰が下りますよ。

とにかく>>124>>411に声を掛け、ついでに>>235の肉が美味しく煮えたぎっているから食べにこないかとさそった。
まだ食い足りない美少年>>411は、>>417の生首を打ち砕いて呑み込みながら「うん行く」と返事をした。
二人は百あまりの山と百あまりの谷をこえて、ついに>>235の肉が美味しく煮えている村にたどり着いた。
「さあ>>411さん。召し上がってください」と>>124は言った。
眩暈がするほど腹が減っていた>>411は、よく煮えてやわらかくなった>>235の肉をもりもりと食べ始める。
瞬く間に鍋は空になり、残っていた>>235の骨も砕かれ、大地に撒かれた。
その骨の破片を種にして生えたのがぺんぺん草だというのは、よく知られた伝説である。
実はこの.>>235こそ、この世界を闇にした大魔王その人だったのだ。
>>411が全て>>235を喰らいつくしてくれたおかげで、この世界には再び光が戻ったのである。
世界に平和が戻ったのだ。
429創る名無しに見る名無し:2011/05/26(木) 02:07:26.43 ID:qOvrA/Bj
だが満足していないのは>>413である。
自分では重要人物だと思い込んでいたにも関わらず、ここまで全く登場させてもらえなかったからだ。
>>413は突然>>413をここに書き込むと、さらに>>414 >>415などを書き込み、オナニーをした。
しばらくして十分に満足したのでピピッと射精し、気持ち悪い笑顔で笑った。
果てしない日常を生きる>>413は、まさしく劣化した>>419と言ってもよいであろう。
その後も>>413はひたすらオナニーを続け、歴史の渦の中に消え去っていった。
その渦はなぜか氾濫を起こし、せっかく平和になった世界にあふれ出した。
人々はノアの箱舟をつくり避難した。

だが厄介なことに、その船の中で>>260>>261>>262によって>>264は肛門を犯される事件が発生した。
ついでに死の淵から華麗に復帰した>>241も加わり、もはや祭りであった。
肛門を何度も犯され、慢性的なイボ痔になった>>264はそれでも素晴らしい快楽の狭間で神を見た。
女であるのにマムコを犯されない>>264。それは>>260>>261>>262が極度のアナルセックスマニアだったからだ。
でもまあいい、すっかりアナルセックスに目覚めた>>264は、一度もマムコに中出しされていないにもかかわらず、
なぜか妊娠してしまった。それは処女懐妊である。
もうここまでくると誰もがわけのわからないがそれはそれは素晴らしい天国が近づけりなのだ。
だがそれは>>264にとっては救いであり、天上の神々が彼に与えた慈悲であり、罰でもあった。
そして十ヶ月の後、>>264はついに>>1を出産したのだ。めでたしめでたし。
430 ◆H5vacvVhok :2011/05/29(日) 09:31:38.83 ID:/n/r2xfu
他に行き場がない作品なので、投下させてください。


 六月の昼下がり、あまりの蒸し暑さに目を覚ました俺は、部屋の隅っこにある冷蔵庫を弄りアイスを取り出した。
 そいつを口に運ぶ。多少は暑さを緩和できたものの、やはり暑いものは暑い。
 俺は、懐から携帯を取り出し、登録されている『奴』の番号を呼び出し、発信ボタンを押す。
 すぐに『奴』は電話にでる。
「おい、俺だ。クソ暑いからお前の部屋に行ってもいいか?」
「いいよ〜。でも、なんか買ってこないと部屋に入れてやらないからね〜。特にスナック菓子は必須」
 それに俺は溜息を吐き、
「またか。いい加減にしないと……」
 一言申そうとした瞬間に通信は一方的に切断された。
 おいおい、人の話は最後まで聴けよ。
 人としての礼儀だろ?
 まあ、寛大な俺はこんな事で怒ったりしない。
 鼻唄なんて歌いながら、俺は住処を後にした。

☆ ☆ ☆
431 ◆H5vacvVhok :2011/05/29(日) 09:34:38.30 ID:/n/r2xfu

 コンビニに買出しに行き、『奴』の住むアパートに向かう。
 見た感じ黴臭いボロアパートに『奴』は住んでいる。
 恐らく、大規模な地震が起きたならば間違いなく真っ先に倒壊しそうな頼りなさ過ぎる
アパートの102号室のドアをチャイムも鳴らさずに俺は開けた。
 途端に体中の汗が引いていくのを実感し、俺はいま天国の扉を開けたことを確認する。
 空調は、寒すぎず丁度いい設定だ。
 実に人間の住み易い環境である。
 そして、驚くべきことに、この部屋にはエア・コンは設置されていないのだ。
「よお、麻里。来たぞ」
 俺の呼びかけにパソコンの前でゲームに夢中になっていた『奴』が、顔だけこっちに向けて、
「買出し、乙」
 とにこやかに笑った。
 『奴』の名前は、麻倉麻里。現在二十一歳で、株取引で生計を立てている所謂「ネオ・ニート」である。
中学生のような、あどけなさの残る顔立ちをしていて、子供のような身長(140センチくらいだろうか?)の一見ロリっ娘さんだが、胸だけはかなりデカイ!! 
この女は有り得ないほどの大食家で、五杯分のラーメンを一人で平らげてしまうという脅威のスキルを所有している。
にも拘らず、あんなに華奢なスタイルを保っているのは、恐らく、食ったものは全てあの豊満な胸に行っているのだろう……。
 俺は麻里に向けて、先程コンビニで買ってきたスナック菓子やらジュースやらを袋ごと投げてやった。
 奴は、余裕の表情でそいつを受け取ると、節操もなく中身を漁り始めた。
 この女、さっきの『大食』のスキルとは別に、もう一つ人間の理解を超えたスキルを所有している。
 『温度操作』。
 麻里の説明によると、自身の周りの空間の温度を自由に調節できる、らしい。冷房・暖房要らずの正に至高のスキルである。
 そのスキル以外にも俺はこの女には結構お世話になっていたりするのだが、それはここでは語らない。話せば長くなるし、めんどくさい。
 俺にとってこの女は、姉のような存在でそれ以上でも以下でもない。それでいいじゃあないか?

☆ ☆ ☆
432 ◆H5vacvVhok :2011/05/29(日) 09:36:23.06 ID:/n/r2xfu

 俺は、自分のことについて語るのはあまり得意ではないが、それでも不器用ながらに話してみようと思う。
 俺の名前は、有紀有紗。
 歳は十八。職業は……あまり語りたくない。
 両親はとっくの昔に死んでしまい、現在はアパートでの一人暮らし。
 収入はまずまずで、若造が一人で食っていけるくらいには貰っている。
 以上で、自己紹介は終わり。
 これ以外に語るべき人生の背景を俺は持っていないし、これからも平凡な人生を送って行くのだろう。
 それでいいのだ。
 普通の人間の人生とは、本来はそういったささやかなモノなのだから。

☆ ☆ ☆

 麻里の部屋で「あんなこと」や「こんなこと」をして時間を潰していたら、もう外はいい感じに暗くなってきた。
 俺がそろそろ帰ろうか、と腰をあげると
「ねえ、有紗ちゃん。ちょっといい?」
 と麻里が真剣な顔つきで俺を呼び止めた。
 緊迫した雰囲気を出す麻里に俺は思わずたじろいでしまう。
「な、なんだよ」
「今日は、もう遅いから泊まっていきなさい」
 ……なんだか拍子抜けしてしまった。
 愛の告白だったらどうしようかと思ったが……そんなわけないか。
「いいよ。俺もガキじゃあないんだから、一人で帰れるさ」
「そういう問題じゃあなくて―――」
「じゃあな。麻里姉ちゃん」
 鬱陶しくなった俺は、麻里の言葉を遮って部屋のドアを開けた。
「こら待て! この百合っ娘が!!」
 ……最後の言葉は聴かなかったことにして、俺は麻里の部屋を後にした。

 
433 ◆H5vacvVhok :2011/05/29(日) 09:38:37.24 ID:/n/r2xfu
とりあえず、投下は終了です。需要があるようでしたら、続きを書いて
みようかな? と思います。

駄文、失礼しました。
434 ◆ea7yQ8aPFFUd :2011/05/29(日) 14:14:31.46 ID:j+bbnZTF
初めて、このスレに投下させていただきます。
なんとなく書き始め、1〜2時間ぐらいで脱稿させた物なので、大いに駄文ではありますが、よろしければお読みください。

(注意)
多少、エログロなシーンがありますがご了承ください。
4351/3 ◆ea7yQ8aPFFUd :2011/05/29(日) 14:18:31.48 ID:j+bbnZTF
その日、4人の女性に死刑判決が下った。
自らを『裁判長』と名乗る暴君は、4人のうち2人の刑を即座に施行し、
そして残りの2人へも『刑』と言う名の残虐行為を取り行おうとしていた。
「・・・何か言い残すことは無いかね、君たち?」
暴君が2人の前に立って言う。
だが、彼女らは暴君の質問に答えることは無く、ただただ憎しみの表情を見せていた。
「・・・なるほど。やはり私に従う気持ちは無いようだな。
 よろしい、ではその無意味な勇気を評して、君たちに『ある物』を見せてやろう。」
そう言って、近くにいた部下に対し何かを持ってこさせるような指示をする暴君。
その数分後、ひとりの部下がネコ車に『大量に入った何か』を、
もうひとりの部下は仲間とともに『茶色く焦げた人型のような物』を担架に積んでやって来た。
「・・・!!」
運ばれてきた物の正体に気づいたのか、驚きの表情を見せる2人。
その表情を確認すると、暴君は口を開いた。
「このネコ車に入った屑の塊・・・これは君たちの仲間のひとりだ。正確に言えば、仲間の体をミンチ状になるまで刻み、
 そして聖なる炎で焼き尽くしたものだ。我に従わないなどという悪魔の精神を持った者に対しては、全身の・・・いや、
 全細胞に潜む悪の心を消毒してあげる必要があったんでねぇ・・・。」
笑みを浮かべる暴君。
彼の言葉は続く。
「そしてもうひとりは・・・聞くところによると、いつも裸同然の格好で寒い思いをしていたそうだね?
 だから、服を与えてあげた。それだけじゃない。いつでも暖かくいられるよう、煮えたぎる油の中に服ごと三日三晩入れてあげたのさ。
 そうすれば油の暖かさでホカホカ、そして油を吸った服のおかげでさらにホカホカ・・・となるはずだったんだが、
 どうやら彼女はあまり暖かさに対する耐久性がなかったようだねぇ・・・。『人の恩を仇で返す』とはまさにこのことだよ。」
暴君の言葉を聞き、怒りを露わにする2人。
だが、彼女らが口を開こうとした瞬間、2人は口かせをはめられ、その体を台の上に固定されるのであった。
4362/3 ◆ea7yQ8aPFFUd :2011/05/29(日) 14:31:26.89 ID:j+bbnZTF
「さて、君たちへの刑だが・・・まずはその服を脱いでもらおう。」
その言葉を聞いて、縛りつけられた彼女らの体から服をはぎ取る部下たち。
暴君の目の前には真っ白な裸体とオレンジのような褐色の裸体がそれぞれ現われた。
「で、次だが・・・う〜む、ここはシンプルに単なる切断と行こうか。」
そう言って、刀の抜く暴君。
その刃の先には、恐怖に震える女性の顔。
だが、そんな表情に対し、暴君は一切の心を持つことはなく、
『この2人のバラバラにしたい』という欲望の名のもとに彼女らの体に刀を入れた。
真っ二つになる体、そして半分、さらに半分・・・と彼女らの体は切り刻まれ、
最終的には白と褐色の塊と化した。
「さて・・・最終段階だ!このゴミどもとさっきのネコ車の中身を『審判の窯』へと放て!
 もちろん、『真紅の秘薬』と『太陽の結晶』・・・あと『禁断の実』と『妖精の涙』を入れるのも忘れるな!!」
叫ぶ暴君。
その言葉に周囲の部下たちが、大地を揺るがさんばかりの歓声を上げた。
4373/3 ◆ea7yQ8aPFFUd :2011/05/29(日) 14:36:03.15 ID:j+bbnZTF
「・・・アニキ、何やってるの?」
突然、『暴君』・・・いや、男の耳に1人の少女の声が飛び込む。
その途端、男の目の前の光景は『血みどろの地獄絵図』から『一般家庭のキッチン』へとチャンネルが切り替わり、
その目線の先には男の妹の姿が現われた。
「・・・もしかして・・・見てた?」
男が汗を垂らしながら言う。
その言葉に対し、妹は無言でコクリとうなずいた。
「どこ・・・から・・・?」
「『我に従わないなどという悪魔の精神を持った者に対して・・・』うんぬんかんぬんあたりから。
 だって、テレビ点けてても聞こえるぐらいの声だから無視しないほうがおかしいって。」
「・・・。」
「・・・ていうか、よくカツカレーひとつでそこまでの残酷物語が作れるわよね・・・。
 トンカツを『服を着せたまま油地獄に処した少女』にしたり、カレールーを『太陽の結晶』って言い換えたり・・・。」
男の厨二的発言を批評する妹。
褒めているのか貶しているのかは不明だが、どちらにせよ、その批評は男の心に矢となって何本も刺さるのであった。
「とにもかくにも、早くカレー仕上げちゃってね。カツ冷めちゃうし、それにお腹空いたし・・・。」
「・・・ハイ・・・。」
力無く返答する男。
一方の妹は、テレビの続きを見るためか、その場から去ってしまった。

妹に恥ずかしい場面を見られてしまい、カラータイマーが切れる寸前と化した男。
この状況を少しでも忘れようと、男は冷蔵庫に入ったビールを取り出し、飲み始めた。
彼ののどを通る炭酸の粒々感と軽い苦み。

その時、フト彼の頭にある物語が作り出された。
「『砂糖を喰らって成長する天然酵母怪獣が麦汁娘を妊娠させてアルコール怪獣を産み出す』
 ・・・とかいう妄想してる暇があったら、さっさとカレー作れ。」
物語の入る隙を与えないかのように割り込む声。
その声の発生源には、スプーンとフォークを持ってこちらを睨む妹の姿があったのは言うまでも無い。

おわり

--------------------------------------------------------------------------------------------

以上です。
駄文、失礼しました。
438創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 15:49:24.36 ID:ymCr4vkY
カツカレーw
439創る名無しに見る名無し:2011/05/29(日) 16:01:43.19 ID:iEg6QzBN
微笑ましいw
440 ◆ea7yQ8aPFFUd :2011/05/29(日) 18:13:29.05 ID:j+bbnZTF
>>438
>>439
読んでいただき、ありがとうございます。
本作、実は某所で読んだ『妹が食堂でぶつぶつ言ってたから聞き耳立ててみた』というコピペを読んで思いついた次第です。

「なんだ、パクリかよ」
・・・と言われてしまえばそれまでの話なのですが、パクリなりにも自分なりの筋立てをしたつもりではありますので、ご了承くださいまし。
441創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 03:10:40.42 ID:+N8HvLZ2
猿参「ぐ…ぐごごごごご…」

ダッ
無限桃花「ファンシースメル!!!!!!!!!!!!」

バチャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「ギャアアアアアアーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロ!!!!!!

花園「……きゅうぅ…」
しおしお…

ダダンッ!!!!!!!!!!!!!
無限桃花「ハアアアアアァァァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メエ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐッ

無限桃花「お楽しみの所を邪魔したから怒ってるでございね!!!!!!」

謎の男「………」
キョロキョロ スタスタ…


ヒューーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「ゴラァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


無限桃花「花園ちゃん!!?」


猿参「ぎょえぇーーーーー!!!!!!!!!!!!」

無限桃花「こいつめ よくもやってくれたでございね!
皮だけ剥ぐってオークションに出してやるでござい!!」
442創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 03:12:39.67 ID:+N8HvLZ2
猿参「ウホォーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!

猿参「ハァーッ ハァーッ」

女「きゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限彼方「う…動けな…ハッ!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

無限彼方「つ…蔦が足に絡まって…… …花ちゃん!!!!?」

商品取りまくりよ!!!!!! 万引きのタイムサービスじゃないんだから!!!!!!!!!!!!
こいつぁ大犯罪者じゃない!!!!!!! あいつ捕まえたら…私おてがらよ!!!!!!!!!!!!
これで時給300円を抜けられる!!!!!!! ヒャッホオオォーーーー!!!!!!!!!!!!!!!
さっさと店出れェエーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

猿参「ウッホ ウッホ」
のしっ…のしっ…

無限彼方「私…こんな生活もう嫌でございすの!!!!!
人から指を刺されるこの生活には耐え切れません!!!!!!!!!!!」

無限桃花「さーて ウコン茶でも飲んでダラダラするでござい」


猿参「アトハ キサマダケカ…
無限ノ者ヨ………」

猿参「!!!!!! げ…げほォーー!!!!!」
《怯む猿参寄生》

無限彼方「い…いやですーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉様ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ… ガクッ

ズバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
猿参寄生「フゴァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクッ!!!!!!!
443創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 03:15:01.77 ID:+N8HvLZ2
かきかき…
無限彼方「………終わり…と」

無限桃花「ゼットゼットゼット…」


無限桃花「さーて!!!!!!!!!!
今日も元気にウンコウォーキングに出かけるでござい!!!!!!!!!!!!!!!!」

スゥー…ッ
《両手を合わせる無限桃花》

無限彼方「い…いやですーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉様ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ… ガクッ

無限桃花「それは好都合でござい…
私も寄生は嫌いでございよ 花園ちゃん以外はね!!!!!!!!!!!!!!」
ギランッ!!!!!!

無限彼方「履いて下さい!!!!!!!
いくらなんでもそれはッ…」


バキンッ!!!!!!
猿参「ウゴホホオォーーーーーーーーーーーイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!

グチャアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


無限桃花「ッぜぇい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!


花園「しゃぐーーーー!!!!!!」
ぐるるるる…


キィンッ!!!!!!!!

ダダンッ!!!!!!!!!!!!!
444創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 03:16:17.92 ID:+N8HvLZ2
無限桃花「むにゃむにゃ…………お…しり……おしり……
………パンチラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバ!!!!!!!

無限彼方「!! し…萎れていく…!!!!!!
ど…どうしましょう!!!!!!!!!」
あせあせ


無限彼方「寄生退治行こうよ…」

無限桃花「あいたーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

猿参「グフォーーーーーー!!!!!!!!!!」
ピチャ… ピチャ…

猿参「ウッホオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンドコドンドコドンドコドンドコ!!!!!!!!!!!

ゴオォッ!!!!!!!
無限桃花「…あの世で得た私の真必殺技を…受けるでござい!」
カッ

無限桃花「まだ息はあるようでございね
……お前は悪さを働きすぎたでござい 寄生を狩る者として お前の命は絶たなければならないでござい…」
ヂャキッ

ダッ

大男「!!!!!!!!!!」

ガシィッ!!!!!!!
猿参「ウッホオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンドコドンドコドンドコドンドコ!!!!!!!!!!!



―――…

猿参「ウホウホー」
のっし…のっし…

無限桃花「ぐはーーーー!!!!!!!!!!!
や…やはり『パンチラ斬り』はズボンじゃその力を発揮出来ないでございか………ノーパンだし…ぶくぶく」


無限彼方「お姉様ーーーー!!!!!!
上ーーーーーー!!!!!!!!!!」
445創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 03:17:46.41 ID:+N8HvLZ2
無限桃花「お…あぁっと!! わ…私も女湯に興奮してしまったでござい…ぐへへ…」

無限彼方「は…恥ずかしいから鼻血拭いて下さい〜〜〜〜!!!!!!
決め台詞がだいなしじゃないですか!!!!!!!!」

謎の男「………」
キョロキョロ スタスタ…

花「ギャピー!!!」


無限桃花「おっ!! 花園ちゃん!!! 今日も騒いでる」

無限彼方「あっ 花ちゃんにお水あげるの忘れてたでございす」

花園「ギャー!!!」


無限彼方「!! し…萎れていく…!!!!!!
ど…どうしましょう!!!!!!!!!」
あせあせ


無限彼方「寄生退治行こうよ…」

無限桃花「あいたーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

猿参「オォッ!!!? ナ…ナンッ…ダ…!!!!!!!!?」
ガクガクガク…

猿参「カ……体ガ… ウ…動カン…!!!!!!!
ウ…ウオォアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!
何ヲシタァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクガクガク… ドサァッ!!!!!


無限桃花「怒り狂うエロ寄生!!!!!
そんなに女性に飢えてるなら私が相手をするでございよ!!!!!!!
でも私は諸刃のように扱いづらい女でございからねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギランッ!!!!

猿参「ウホオォォォ…」
446創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 03:18:21.04 ID:+N8HvLZ2
無限桃花「無限の名を持つ私の強さは“守りたい”という思いから来るのでござい
誰かを守りたいと思えば 私は誰よりも強いでござい!!!!!!!」

無限彼方「やはり私達の力は力のない人を守るためにあるんだ…!!!!!!!」

バリーーーーン!!!!!!!!!

無限桃花「ッぜぇい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!

スカッ!!!!!!!!!!

無限桃花「か…空振り!!!!!!!!!?」


ゴチーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

無限桃花「あいたーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

猿参「グフォーーーーーー!!!!!!!!!!」

無限彼方「!!!!!!」

猿参「ウルルルルル…」

猿参「アトハ キサマダケカ…
無限ノ者ヨ………」

無限彼方「お…お姉様は…」

猿参「奴ハ シンダ……
マッタク…手コズラセテクレル……」

無限桃花「うるさいでございね
私がいつ“ウンコウォーキング”しようと私の勝手でござい!!!!!」

無限彼方「お…お姉様!!!!
その……ウ…ウンコ…だなんてはしたない言葉はやめて下さい!!!!!
は…恥ずかしいでございすよぉ!!!!!!」

無限桃花「じゃあ他になんと言えばいいのでござい?」

無限彼方「え…えっと…そうでございすね…
……プ…“プルP”なんてかわいいと思うのでございすが…」
447創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 03:19:44.36 ID:+N8HvLZ2
バリーーーーン!!!!!!!!!

無限桃花「ッぜぇい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンッ!!!!!!!

スカッ!!!!!!!!!!

無限桃花「か…空振り!!!!!!!!!?」


ゴチーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

無限桃花「あいたーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

猿参「グフォーーーーーー!!!!!!!!!!」

ピチャピチャ…
猿参「ウッホ ウッホ」
のしっ…のしっ…

ピタッ…
猿参「ウホ?」


ずーーーーーーーん…
《猿参寄生の前に銭湯が!!!!》

猿参「ウホ……… !」


キャイキャイキャイ
《銭湯の中から女の人の声が!!》

猿参「うほー…」
ムラムラ



謎の男「………」
キョロキョロ スタスタ…

花「ギャピー!!!」


無限桃花「おっ!! 花園ちゃん!!! 今日も騒いでる」

無限彼方「あっ 花ちゃんにお水あげるの忘れてたでございす」

花園「ギャー!!!」
448創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 03:20:20.51 ID:+N8HvLZ2
パチィンッ!!!!
花園「!!!!!!!!」

無限彼方「うええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひぐぅっ…ひぐぅっ…ぐっ…ぐぅ…
ひんっ… ひぐぐぅ…!!! げほっ
うえええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダッ
無限桃花「ファンシースメル!!!!!!!!!!!!」

バチャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「ギャアアアアアアーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロ!!!!!!

花園「……きゅうぅ…」
しおしお…

女「きゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限彼方「う…動けな…ハッ!!!!!!!!!!」
バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

無限桃花「花園ちゃん!!?」


猿参「ぎょえぇーーーーー!!!!!!!!!!!!」

無限桃花「こいつめ よくもやってくれたでございね!
皮だけ剥ぐってオークションに出してやるでござい!!」


無限桃花「それは好都合でござい…
私も寄生は嫌いでございよ 花園ちゃん以外はね!!!!!!!!!!!!!!」
ギランッ!!!!!!

無限彼方「履いて下さい!!!!!!!
いくらなんでもそれはッ…」

猿参「ウッホオォ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンドコドンドコドンドコドンドコ!!!!!!!!!!!

ゴオォッ!!!!!!!
無限桃花「…あの世で得た私の真必殺技を…受けるでござい!」
カッ
449創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 05:13:59.04 ID:+N8HvLZ2
ガッ

無限彼方「は はい?」

花園「ニャギー!」


無限彼方「! き…近所の人が私達を見てなんかヒソヒソ話をしているでございす…」

無限桃花「……」

花園「ギャー!!!」

無限桃花「おっ!! 花園ちゃん!!! 今日も騒いでる」

無限彼方「あっ 花ちゃんにお水あげるの忘れてたでございす」

イジメっ子「おい変態妹!!!!!」
バン!!!!

イジメっ子「おい無視すんなよ」

無限彼方「………」
ザッザッザッ

イジメっ子「またあのウンコ家に帰んの?wwww
その袋に入ってんのはウンコですか?wwwwwwwwww」

無限彼方「………」

無限桃花「う〜〜もう!!! うるさいなーーー!!!!!!
そもそも花園ちゃんは寄生なんだから…」

無限桃花「亀さんや〜…亀さんや〜…
伸び伸び首伸びニョッキニョキ〜…黒くて堅くてブッとくて〜…とくら
450創る名無しに見る名無し:2011/05/30(月) 05:15:53.88 ID:+N8HvLZ2
無限桃花「細かいこたぁ気にしなくていいんでござぁよォ!!!!!」
ポンポン!!!

無限彼方「し…しかし…!!」

無限桃花「これでいいのでございよ

無限彼方「うええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひぐぅっ…ひぐぅっ…ぐっ…ぐぅ…
ひんっ… ひぐぐぅ…!!! げほっ
うえええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お姉様のバカァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限彼方「ひっぐ…………花園ちゃんのせいじゃないでございす…
…えへへ私はもう大丈夫」

無限桃花「これは私の宝物だったんでござい!!!!!!
ティラノサウルスのウンコだったんでございよーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

バチャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!
猿参「ギャアアアアアアーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴロゴロゴロ!!!!!!

ダダンッ!!!!!!!!!!!!!
無限桃花「ハアアアアアァァァァァァァアァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

こいつぁ大犯罪者じゃない!!!!!!! あいつ捕まえたら…私おてがらよ!!!!!!!!!!!!

ズバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
猿参寄生「フゴァッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限桃花「さーて!!!!!!!!!!
今日も元気にウンコウォーキングに出かけるでござい!!!!!!!!!!!!!!!!」

スゥー…ッ
キィンッ!!!!!!!!

ダダンッ!!!!!!!!!!!!!
お姉様ーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

無限彼方「!! し…萎れていく…!!!!!!
ど…どうしましょう!!!!!!!!!」
451 ◆ea7yQ8aPFFUd :2011/06/07(火) 23:05:03.68 ID:+1REKIqB
雑談スレで挙がった『心情と情景の描写』を見て、なんとなくで書いてみました。
正直、「なんだそりゃ」っていう感じの文章ですが、それでもよろしかったらお読みください。

---------------------------------------------------------------------------------------

男は胸を張り、そして意気揚々と行進を行なっていた。
「ついに・・・あの味に・・・会える!!」
男の体を渦巻く『ビール』への熱き思い。

その思いの凄まじさは例えにするのも難しく・・・しいて言うならば、
なん人たりとも彼の行進を止めることは出来ないほどの力強さであった。
その『なん人』がたとえウォースター軍団であろうが、ショッカーであろうが、
そしてベリアル銀河帝国であろうが・・・である。

ビヤホールという『楽園』に向けて、ノッシノッシと無敵の行進を続ける男。
彼の脳裏には、この時のために行なってきた荒行の数々が回想されていた。

まず、起き抜けの軽い脱水症状と保ったまま、サウナスーツに着替え、
自宅から10km先の公園までランニング。
続いて、公園に着くと腹筋50回・背筋50回・腕立て30回を3セット。
さらに、公園から5km先の薬屋までランニング・・・と、少しでもビールの吸収率を上げるため、
限界寸前の汗かきを男は行なっていた。

だが、男の行為はこれだけに留まらない。

薬屋に着くと、下剤を購入。
これを持って、3km先のサウナまで更なるランニング。
サウナに到着すると、なんと下剤を服用して熱室に突入するという
『あしたのジョー』ばりの脱水を敢行。
下剤による腹痛から発せられる冷や汗とサウナの熱気による汗の相乗効果で、
男は体内からどんどん水分を逃がしていく。
さらには、トイレでの細めな排尿、下剤の力を借りサウナ内外で2回ずつの脱糞、
そして最後はサウナから自宅までの全力ダッシュ・・・と男は思いつく限りの脱水を行ない、
ついに男の中に残る水分は血液と脳液のみとなった。

本来なら、男は『極度の脱水症状』と診断されて病院送りとなっているはずである。
だが、『ビールを飲みたいという欲望』・・・言い換えれば『ビールを摂取しなければ死んでしまう』という強い思いが彼の体を生かし、
彼に無敵の力を与えていた。
452 ◆ea7yQ8aPFFUd :2011/06/07(火) 23:10:00.39 ID:+1REKIqB
男が歩き始めて数分後、ついに彼の足が一軒のビヤホールの入り口で止まった。
体をワナワナと震えさせつつ、足を踏み入れる男。
その眼には色々な光景が飛び込んで来る。

皆でジョッキを持ち、上機嫌に合唱するサラリーマン集団。
悲しい顔をしながらも、その悲しみをビールで洗い流そうとジョッキをグイとあおる派手な様相の女性。
『ここは俺たちだけの世界!』というオーラを存分に放射しつつ、
ビールを飲みながら『聖戦士ダンバイン』について熱く議論する男3人。

どれもこれも行動はバラバラであったが、全てに共通して『ビールによって得られた笑顔』が映し出されていた。
この笑顔を見て、さらに体をワナワナと震えさせる男。
「俺も・・・あの笑顔になりたい!」
そう宣言し、近くの席にドスンと座る男。
そして、近くにいた店員に向かって大声で言い放った。
「生いっちょうっ!!」

「すみません・・・今日のビールは全て売り切れてしまいまして・・・。」

男の耳に入る、店員の済まなそうな声と『売り切れ』という4文字。
だが、その4文字は男の耳の中をピンボールのように何度も叩き、そして鼓膜を破って脳に潜入、
ついには大爆発を起こした。

目の前が暗くなり、そして椅子ごと地面に倒れる男。
突然の事態に駆けつける店員、そして何事かと男の周りを囲うホロ酔い気味の野次馬。

男はこの事態を打開するべく、体を起こすとっかかりを探そうと眼を開ける。

だが、男の眼に飛び込んできたのは先ほどの幸せな空間とはまったく異なる世界であった。
ジョッキを持ちつつ、ホロ酔い気味の笑い顔で倒れた男を見つめる野次馬たち。
見た目にはただの野次馬以外何者でもないのだが、
極限状態に陥った彼には『「お前の分のビールは俺たちが楽しんでおいてあげたぜ、ウケケケケケ!!」とあざ笑う悪魔』にしか見えなかった。
男の体を包み込む『ビールが無い』という悲しみ、『ビールを摂取しないと死んでしまう』という恐怖、
そして『自分の周りには悪魔しかいない』という絶望。
その全てが彼の全てを支配した時、男はこれまでの脱水行為による後遺症に蝕まれ、そして一時的にとは言え地獄を味わうこととなった。

以来、男はビールが嫌いになった。

おわり

----------------------------------------------------------------------------------------------

ちょっと小ネタに逃げ過ぎでスミマセン・・・。
453創る名無しに見る名無し:2011/06/21(火) 10:17:45.82 ID:qv/z39qb
454創る名無しに見る名無し:2011/06/21(火) 10:21:35.73 ID:sTSL46PX
oh……
455創る名無しに見る名無し:2011/06/21(火) 11:13:22.30 ID:RsMjVd8l
なんてこった……。
456創る名無しに見る名無し:2011/06/21(火) 23:29:45.49 ID:cYc075cf
せっせっせ思い出した
ttp://edielec.net/nimu_swf.html
457創る名無しに見る名無し:2011/06/22(水) 21:05:13.98 ID:mxbrV8xG
「棋盤最後線」

玉「お前ら!仲間が前線で戦ってる時になにしとる!」
17歩「お言葉ながら申し上げます。私は自陣の事を考えつつ 19香がむやみに敵陣に突っ込んで行かない様に護衛かつ誘導に専念していた所存であります」
19香「ンだよそれ 俺たち動かない方が安全だからってサボってたんだろ 裏切んなよ」
17歩「馬っ鹿 あれは作戦だよ。下手に突っ込んで周りの奴等に迷惑掛ける訳にもいかんだろ?
だから相手を油断させる為にサボってるふりをしつつ お前を守りながらチームの事も考えてたんだよ。お前も本当に頭の回らない直線馬鹿だなぁ」
19香「嘘つけ お前と金に成りたいからって良いカッコすんなよな」
17歩「ナンだよ やる気かお前」
19香「やったろうじゃんか」
「んだよ「だよコラおめぇ「あ゛ぁ!」」
458創る名無しに見る名無し:2011/07/02(土) 15:41:34.35 ID:Vz3tczcM
角に睨まれたら歩の後ろに隠れちゃう香ちゃんかわいい
459創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 12:57:55.15 ID:kq7qnCFc
メイ「いっけない、せっちゃんだ。」
白いブラウスに紺のスカートで身を包んだメイは、朝食を慌てて頬張るとドタドタとカバンをとりにいく。しかし几帳面な姉と違い、カバンの支度はまだできていない。
せっちゃん「メイー。先にバス停行ってるねー。」
家の外から待ち兼ねたせっちゃんの声が聞こえた。

メイ「いってきまーす!!」
父「いってらっしゃい。」
まだ寝起きの父は少しあっけにとられた返事をしてメイを見送る。
自分で結ったミツアミをゆらしながらメイは木のトンネルをぬけていった。


嵐が過ぎ、静かになった食卓で再び朝食を食べだした父は誰かに話し掛けるようにつぶやいた。
父「あの小さかったメイがもうあんなに大きくなったんだなぁ…」
あれから11年。15歳になったメイはバス停へ急いだ。


460創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:00:19.54 ID:kq7qnCFc
「よう、メイちゃん」
メイ「あっカン兄おはよっ」
すっかり大人になったカンタだった。お姉ちゃんが家を出てから色々世話をやいてくれたり、相談にのってくれる、メイにとって良きお兄ちゃん分であった。
カンタ「相変わらず元気だな。今日は学校にいく日か?」
メイ「うん。今日から夏季講習なんだ」
カンタ「へぇ。がんばるねぇ。またお盆前にお姉ちゃんが帰ってくるんだってな。」
メイ「えっ?」
カンタ「お父さんからきいてないか?昨日お姉ちゃんが電話でそういってたぞ。」
メイ「お父さんったら…またあたしに言うの忘れちゃってるんだから。ありがとカン兄、あたし急いでんだ。」
カンタ「おう、気をつけてな」
メイ「あっ」
掛けだした足を少しゆるめ、カンタをふりむいて叫んだ。
メイ「カン兄ったらほんっとお姉ちゃんと仲いいんだねー」
カンタ「こらーっ大人をからかうもんじゃないぞっ」
顔を赤くしてカンタが鍬を振り上げて叫んだ。
お姉ちゃんが帰ってくるんだ。メイは心はずませた。

461創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:03:31.73 ID:kq7qnCFc
ギリギリバスに間に合った。
せっちゃん「メイ、おはよ。もう間に合わないかと思ったよ。」
メイ「はぁっはぁっごめん。今日から夏期講習なの、すっかり忘れてた…。」
せっちゃん「お父さんはすぐすっかり忘れてたーって言って頼りないって怒ってる癖に(笑)」
メイ「う…」
せっちゃんはサツキお姉ちゃんみたいなことを言うんだから。
メイ「そうそう、今度ね、お姉ちゃん帰ってくるんだ。」
せっちゃん「そうなんだ。良かったじゃない、久しぶりに会えるんでしょ。私、弟しかいないからお姉ちゃんとか憧れるな。」
メイ「でもお姉ちゃんすぐ怒るよ」
つい照れ隠ししてみせる。
462創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:07:40.43 ID:kq7qnCFc
メイも受験生だ。三年生は今日から夏期講習で昼間は学校で勉学に励む。隣の席で親友のせっちゃんも熱心に勉学に勤しむ中、メイは鉛筆をくるくる回しながら頬杖ついて時が過ぎるのをまっていた。

あーあ…チャイムまだかなぁ…
お姉ちゃん早く帰ってこないかな…
今年は…そうだ、海いってみたいな。カン兄も誘って、それで…

目をつぶって一足先に脳内で夏の思い出作りを始める。

せっちゃん「…イ。メイ!」
小声で呼び掛けるせっちゃんに現実に引き戻される。
目の前には水平線に広がる海ではなく、腕組みして立ちつくす先生の御姿。
先生「初日から居眠りとは随分と余裕だなぁ草壁。」
そう笑う口元と反対に目は笑ってはいなかった。
メイ「へっへへ…」
とりあえずつられて笑ってみたメイの頭にバサッと問題集のプリントが渡される。
先生「余裕の草壁にはこれくらいは楽勝だろう?今日はそれが終るまで居残りするように。」
メイ「えぇーそんなぁー!!」
思わずでてしまった大きな声にクラスメイトがクスクスと笑う。メイは恥ずかしそうに下を向いた。
463創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:10:08.48 ID:kq7qnCFc
今日はお姉ちゃん帰ってくる。学校が終わると急いで家路についた。
家につくと、誰もいなかった。


お父さん今日は家にいるはずなのに…


部屋に入ると何か違うことに気付く。
妙に綺麗だ。家の中が生理整頓されている。
おそるおそる部屋の奥へすすむ。
不意に後頭部にお盆チョップを食らった。
メイ「いったーい」
思わず坐り込む。
「こんなにちらかしてちゃだめでしょっ」
頭を抱えながら涙目で後ろを振り替えるとサツキが腰に手をあててたっていた。
スラッと伸びた背に長く伸ばした髪はお母さんの面影によく似ていた。
サツキ「全く…私がいないと本当にお化け屋敷になっちゃうんじゃないかって心配だわ」
メイ「…おかえり、お姉ちゃん」
頭を両手でおさえながら、メイがニカーッと歯をみせて笑う。

本当にいつになってもかわらないんだから。


サツキ「…ただいま、メイ。」

やがてお父さんも帰ってきた。
父「やぁ、おかえり。せっかくだからちょっと買い物いってたんだ」
メイ「わぁーパイナップルだぁ」
その日の夕ご飯は少しだけご馳走だった。
464創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:14:12.75 ID:kq7qnCFc
昔と同じように蚊帳の中で2人で寝た。
夏は蛙の合唱を子守唄にしてよくねたものだ。今年の蛙も現役で大合唱している。


メイ「お姉ちゃん。」
サツキ「ん?」
メイ「覚えてる?トトロとあった日のこと。」
サツキ「覚えてるわよ。夢みたいだった。」
メイ「…もうあえないのかな」
サツキ「大人になったからね」
メイ「やっぱ怒ってるかな、木の芽枯らしちゃったから」
サツキ「仕方がないよ。お母さんが死んで色々大変だったんだから」
メイ「…」
メイ「お姉ちゃんはまたトトロにあいたい?」
サツキ「そうね、またコマにのって風になったりネコバスにのれたらいいね。」
メイ「もしトトロにあえたらネコバスにのってお姉ちゃんにもすぐあいにいけるのになぁ。」
メイ「お姉ちゃん、またいつか3人で暮らせる日がくる?」
サツキ「…」
「メイ。ずうっと一緒にはいられないのよ。メイもちゃんと自分の道を歩いていかなくちゃ。…明日も学校なんでしょ、早くねな」
メイ「…」
サツキ「おやすみ、メイ」


かつて木の芽があった場所を眺めた。今じゃぼうぼうに雑草が茂っている。ネコバスでお母さんにトウモロコシを渡したあの日が蘇る。


あれからお母さんは家に帰ることはなかった。何となくそんな気がしてた。お父さんやお医者さまは風邪みたいなものだって、ごまかしてたけど。


メイ『おばあちゃんのばかぁぁぁおばあちゃんのトンモコロシ食べたら元気なるっていったのに。おばあちゃんのうそつき〜うぇぇぇん』
サツキ『…メイ、やめな。おばあちゃんのせいじゃない。』
おばあちゃん『…よしよし、ごめんよぉメイちゃん、ごめんよぉ』
メイ『うわああぁぁぁん、おかあさあぁぁぁん』



「…明日はお墓参りにいかなくちゃね」
昔とかわらない満天の星空が泣いているかのように瞬いていた。
465創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:21:31.92 ID:kq7qnCFc
メイ「お父さーん。あっさでっすよー」
昔サツキがしていたようにガラガラと戸をあけて父をおこす。寝起きの悪い父はまだモゾモゾしている。
メイ「おきろー!!」
そういって布団をひっぺがした。


父「すまんすまん。サツキは?」
メイ「台所。今日はお姉ちゃんが支度してくれるって。」


メイは学校、父は大学なので残ったサツキはたまった家事、洗濯をこなした。
サツキ「昔に比べると楽になったわね」
今では草壁家にも冷蔵庫や洗濯機がある。あれらが届いたときのメイのまんまるとした目を思い出してふふっと笑みがこぼれる。
家事が一段落した後、家の裏の丘にある母のお墓に手をあわせた。

「サツキー」
遠くで呼ぶ声がした。
カンタだった。玄関の前や勝手口でウロウロしている。
サツキは丘を降りた。


サツキ「カンちゃーん」
カンタ「わっ。」
サツキ「久しぶりね。元気だった?」
カンタは手にもっていた花をさっと後ろに隠した。
サツキ「どうしたの?そのお花。綺麗ね。」
カンタ「えっ…えっと…もうすぐ盆だからさ、ばぁちゃんの墓参りさ。」
ナツキ「そう、私もこれからいくとこだったの。一緒にいかない?」
カンタ「あ…うん。また東京の話色々きかしてくれよ。」
サツキ「それじゃいつもの電話とかわらないじゃない。」
笑うサツキと対照的にカンタは少しうなだれていた。
466創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:26:11.57 ID:kq7qnCFc
終了のベルがなる。
メイ「あぁーやっとおわった…」
先生「草壁、ちょっと」
先生に呼ばれ職員室へ向かう。
メイ「なんですか?先生」
先生「お前の進路希望なんだが、地元のM高しかかいてないじゃないか。」
メイ「はい。お父さんそういうの鈍いから自分でかきました。それが何か?」
先生「お前なぁ…。今のお前じゃM高もギリギリラインだぞ。もっとしっかり集中して学習しろ。親御さんにも進路についてしっかり相談してみなさい。」
メイ「はーい…」

せっちゃん「メイ、どうしたの??」
校門前のバス停でせっちゃんがまってくれていた。
メイ「説教されちゃった。もっと勉強しろってさ」
せっちゃん「あはは、確かに居眠りしてるのはメイくらいだよ」
メイ「ぐ…」
467創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:37:42.37 ID:kq7qnCFc
バス停からの帰り道。二人は他愛もないおしゃべりをしながら並んで帰るのが日課だった。けれど今日は少し特別だった。

せっちゃん「…メイは何か将来したいこととか、夢とかないの?」
メイ「夢?」
せっちゃん「メイもそろそろ将来のこと考えなくちゃ」
メイ「せっちゃんまで急に先生やお姉ちゃんみたいなこといわないでよ。」
せっちゃん「私ね、看護婦さんになりたいの。小さい頃入院したとき看護婦さんがとっても優しくしてくれて。私もそんな優しい看護婦さんになれたらいいなって。だから街にある看護科の高校めざしてるんだ。」
メイ「えぇっ一緒にM高にいくんじゃなかったの?」
せっちゃん「M高は志望校がダメだった場合。」
メイ「そんなぁー…」
せっちゃん「私立だし寮生活になるから、親にはM高卒業してから専門学校で勉強しても遅くないって反対されたんだけどね。」
     「看護婦さんになる勉強少しでも早くしたいって言って一回だけチャンスくれたの。だから、私このチャンスにかけてるの。離れたってもちろんメイと私は親友だよ。」

メイ「うん…」
せっちゃん「じゃあねメイ、また盆明けにね。」

何だかちょっと裏切られた気分だった。夢を追う彼女に少し嫉妬した。
せっちゃんとは小学校からずっと一緒だった。これからもずっと一緒だと思ってた。看護婦さんになりたいって小学校のときからいってたけど、まさかそこまで将来のことを考えていたなんて思わなかった。あたしは…。
メイ「夢…かぁ」
そうつぶやきながらトボトボ歩いていく。
468創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:47:46.72 ID:kq7qnCFc
おばあちゃんの墓参りを終えると、カンタとサツキは一緒に歩いたり、話をしたりして、一緒に時間を過ごした。人から見れば、恋人同士がデートをしている様にみえたが、二人がそれを意識をしているのかは別の話だ。
空が水色とオレンジ色の2色にわかれ始めたとき、カンタはサツキを家まで送っていった。

カンタ「俺が百貨店で買ってきたレトルトカレーってやつさ、オ親父ときたら肥料だと思って勝手にあけて畑にぶちまいたんだぜ。お袋もうカンカンに怒ってさ、親父ゲンコツかまされてこってりしぼられてやんの」

サツキ「相変わらずおばさん元気ね。カンちゃん家まで送ってくれてありがとう。」
カンタ「いいんだよ。すぐ帰ってもおふくろにどやされるしな(笑)」
   「にしても、時代かわったよなぁ、俺も一度東京いってみたいよ」
そういって空をみあげる。

サツキ「そうね…でもここは…いつきてもかわらないわ」
カンタ「失礼なやつだな。今じゃおれの家だって電話もテレビもついてんだぞ。本家のおさがりだけどな。」
サツキ「もう、カンちゃんたら。マツゴウはあの頃の綺麗なままかわらないってこと。何もかもあの頃とおんなじ」

ざぁっと風がふいた。サツキがなびいた髪を手で耳にかける。真っ白なワンピースとその横顔がとても眩しく映った。

サツキ「カンちゃんありがとう。おじさん、おばさんにもよろしく伝えてね。」
そういって背を向けるとカンタの手がサツキの腕ををつかんだ。
469創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 13:53:22.43 ID:kq7qnCFc
メイ「あれ…お姉ちゃんとカン兄だ。」
何だか様子が変だ。そーっと近づき物陰に隠れる。

まるで時が止まったように静かだった。遠くから日暮の鳴き声だけがきこえてくる。
サツキ「カンちゃん…?」
振り返って目があうとカンタは少しビクッとして、目線を下に向けた。
カンタ「あ、あのさ…」
サツキ「…」
カンタ「俺ずっと…あの…」
ぎゅっと手に力が入る。
カンタ「お、俺とい、一緒に…ならないか」

サツキの頬がさくら色に染まった。

カンタ「いや、だから、昔から…俺…」

サツキの胸の奥がぎゅうっと締め付けられる。

カンタ「サツキのこt」
サツキ「ごめんなさい、急いでるの」
いいおわらないうちに手を振りほどいて家に駆け込んだ。
カンタ「サツ…」
呼び止める声はぴしゃんっと戸をしめる音にかき消された。
カンタははぁっとため息をつくと家に帰っていった。カンタがみえなくなると、メイはそっと家の中に入った。

サツキは食卓の机に突っ伏していた。
メイ「…ただいま」
サツキ「あっ…おかえりメイ。今から夕ご飯の支度するわね。」
お姉ちゃんの目は少し赤く腫れていた。なんだか心がチクチクする。
470創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 14:23:28.79 ID:kq7qnCFc
カンタ母「カンタ、いつまでゴロゴロしてるんだい。」
母にこづかれカンタは目をさます。
カンタ母「全くもう…いくつになっても子供みたいなんだから。いい年なんだからいい加減嫁さんもらって落ち着いたらどうだい。」
カンタ「…自分のことは自分で決めるよ」
カンタ母「あんたいっつもそればっかりじゃないか」
なおもその場に寝転んでテレビをみるカンタの頭にカンタ仕様おかん鉄拳改良型が振り下ろされる。
カンタ「いってぇ」
カンタ母「あんたまさか、サツキちゃんと結婚したいとか思ってるんじゃないだろうね」
カンタ母「そりゃあんな気立てのいい子がきてくれたら嬉しいけどさ、いいとこのしっかりした娘さんとあんたじゃ釣り合わないよ。身をわきまえな。」
チリンチリンと風鈴の音が響く。
サツキと自分じゃ、釣り合わない。
確かにそうだ。お金に余裕がないのに行かせてもらった高校も、ただ何となく日々を過ごし、卒業後は特に何も考えず家業についた。境遇に負けることなく学業に励み、上京した彼女とは大違いだ。
カンタ「そりゃ…そーだよなぁ…」
大の字になり、天井をみつめてぼやいた。
471創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 14:29:18.18 ID:kq7qnCFc
大きな入道雲が天高く昇る真夏の空。
今日から盆に入るから夏期講習は休みだ。盆休みになったら思い切り遊んでやろうと思ってたのにそんな気になれなかった。まだ胸のチクチクも治まっていない。だされた課題に手がつくはずもなく、教科書をひろげたまま、食卓でぼんやりとテレビを眺める。

台所に行くと忙しそうにサツキが昼ご飯の後片付けをしていた。
メイ「お姉ちゃん」
サツキ「なあに?いいわよ、私が帰ってるとき位。メイも受験生だから大変でしょ」
メイ「…どうしてカン兄にちゃんと返事してあげなかったの」
食器のカチャカチャという音がぴたりと止む。
サツキ「やだ、きいてたの?」
メイ「お姉ちゃんも好きなんでしょ?カン兄のこと」
サツキ「…メイには関係ないことよ」
メイ「関係なくないよ!」
メイ「カン兄は誰よりもお姉ちゃんのこと心配してた」
    「カン兄は誰よりもお姉ちゃんのこと思ってたんだよ?」
「何でカン兄にちゃんと返事してあげないの?」
どうしてこんなにムキになってるのか、自分でもわからなかった。よくわからないグルグルした感情が抑えられなかった。

メイ「お姉ちゃん、ちゃんと自分の気持ち伝えなよ」
サツキ「わからないわよ、自分の気持ちなんて!」
しんと静まりかえる空間にシャワシャワとせみの鳴き声だけが聞こえる。
サツキ「お母さんが入院してずっとお母さんの代わりをしてきた」
「悲しくても辛くてもずっと我慢してきた」
「お母さんがいつか元気になって帰ってくると思って頑張ってきたわ」
メイ「…」
サツキ「今更自分の気持ちをだせなんて言われてもわかんないわよ」

  
    「ずうっと私は家のことやあんたの世話におわれてたんだから!」


はっとして我に帰った。
振り返ってメイをみる。目に涙をいっぱいためて両手でスカートを握りしめていた。頬を一筋の涙がつたう。
サツキ「メイ…ごめ」
メイ「お姉ちゃんのばかあぁぁぁ」
サツキ「メイ!メイ!!」
472創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 14:32:27.92 ID:kq7qnCFc
勝手口から飛び出したメイは裸足のまま走り続けた。
大きく膨らんだ入道雲がいつの間にか空全体をどす黒く多い尽くしていた。
ぽつ、ぽつと水玉が落ちてきたかと思うとざぁっと地面をたたきだした。夕立だ。
涙と雨で前がよくみえない。

ずしゃっ

ぬかるみで足をとられ思いっきりこける。
顔から足先まで泥だらけの自分。余計惨めな気分になった。多分、世界中でこんなに不細工でみっともない奴はいないだろう。
メイ「うわあぁぁぁぁん」
身体中泥だらけのまま、顔からでるもの全部だして、ぐしゃぐしゃにして、泣いた。

そうしていると誰かがメイに傘差し出した。
473創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 14:35:07.43 ID:kq7qnCFc
顔をみあげる。
メイ「トトロ…?」
11年前にもっていったお父さんの傘。11年前と変わらぬ姿のトトロ。メイをみてニタァッと笑ってみせた。
メイ「…ありがとうトトロ」

一人と一匹は一本の傘で一緒に雨宿りをする。
トトロの身体が大きいので、傘に入りきらずに右肩に雨がかかる。
傘はもうボロボロで穴があいたりあちこち骨組みが錆びたり折れたりしている。11年前カン兄が貸してくれた傘を差してお姉ちゃんと一緒に帰った時を思い出す。

メイ「トトロ…ごめんね。木の芽枯らしちゃって。」
トトロは何も言わずに隣にたっている。
メイ「トトロ…あたし…一人じゃ何にもできないよ。できないどころか昔っからお姉ちゃんにずっと迷惑ばっかりかけてる。」 
  「お姉ちゃんが家をでてから、おばさんやカン兄がちょくちょく差し入れや手伝いにきてくれて、いつまでたってもあたしは子供で。」
  「お姉ちゃんがいなくなって、しばらくは淋しくてどうしようもなくて、カン兄がいつも励ましてくれたっけ。」

自分でも知らない間に存在が大きくなってた。

メイ「そっかぁ、あたし…」
雲の隙間から光が差し込む。夕立はいつの間にか止んでいた。
474創る名無しに見る名無し:2011/07/06(水) 14:39:43.18 ID:kq7qnCFc
カンタ「メイちゃん?メイちゃん??」
カンタが肩をゆすりながら顔を覗き込む。
メイ「あれ…カン兄?」
さっきまで居たはずのトトロがいない。ずぶぬれの泥だらけになったはずの服や顔も元通りになっている。
カンタ「どうしたんだ?こんなところでボーッと座りこんだりして。しかも裸足じゃないか。」
メイ「あっ、あー、えぇっと…靴履くの忘れちゃったっていうかー、途中で道わかんなくなっちゃったってゆうかー…えへへっ」
カンタ「…お前その年で迷子になったのか?」
メイ「…」
カンタ「…」
カンタ「仕方ないな、ほらっ」
メイ「わあっ」
心臓が飛び出そうな勢いで高鳴った。
カンタ「ほんっと世話のやけるやつだな。送ってやるよ。」


夕陽の中2人の影が長く長く延びている。
カンタ「にしても外へでるのに靴履き忘れるやつがあるか、ばーか。お姉ちゃんとケンカでもしたか?」
メイ「ち、違うもん///」
カンタ「まぁ深くは聞かないよ。」
本当は帰り道は知っていたけどいわないでおいた。カンタの背中は暖かくって心地いい。



このまま時間が止まってしまえばいいのに。



メイ「…ねぇカン兄」
カンタ「ん?どうした?」メイ「あたし…あたしね…」
475創る名無しに見る名無し:2011/07/07(木) 06:13:23.47 ID:EsJmEs//
続きはまだですかいのう。
476創る名無しに見る名無し:2011/07/07(木) 13:31:23.44 ID:5xpAkBn6
>>475 >>459です。ありがとう。
創作は10年ぶりでパソコンからの書き込みも初めてなので改行等うまくいってなくて読みづらくてすいません。

仕事中より、家のほうが忙しいので、今日時間があったら続きを書きます。
社長が早く帰ってこないことを祈ります。
477創る名無しに見る名無し:2011/07/07(木) 15:08:04.83 ID:5xpAkBn6
メイ「…カン兄には、絶対に幸せになってほしいって思ってるんだ」
カンタ「なんだよ急に。うわっ」
カンタの背から飛び下りるとカンタと距離が離れたところで振り返って叫んだ。
メイ「あたし、カン兄なんかよりずーっといい人みつけて結婚して幸せになるんだからー!!」
メイ「だから、カン兄もお姉ちゃんと幸せになってねー!!!」
カンタ「なっ」
カンタの顔が真っ赤になる。
メイ「じゃあね、ありがとカン兄。ここからならもう帰れるから。」
そういって走りだした。

カンタ「メイちゃーん。そっちは反対だぞー。」
478創る名無しに見る名無し:2011/07/07(木) 15:19:50.54 ID:5xpAkBn6
サツキは目を覚ます。なきつかれて眠ってしまったようだ。
メイはまだ帰ってきていない。
サツキ「どこへいったのかしら…流石に迷子になっていないと思うけど…」
縁側から外へでると4、5歳位の男の子がかつてトトロにあえた木の抜け穴の辺りをウロウロしている。
サツキ「迷子かしら…「」

サツキ「ぼく、どうしたの?」
男の子はびっくりしてサツキをみつめる。
サツキ「何か捜し物?」
男の子「うん…お姉ちゃんこんなのとこんくらいのもさもさしたのみなかった?」
身振り手振りで教えてくれたそれはサツキのよく知るものだった。
男の子「遊んでたらドングリがおちててね。拾ってたらもさもさした生き物みつけたの。追いかけたんだけど見えなくなっちゃった。」
目を輝かせて話す男の子の頭を撫で、にっこりとほほえむ。
サツキ「それはね、トトロって言うのよ。お姉ちゃんが子供のときもあったことがあるわ。そっか、僕にもみえたのね。」
男の子「ととろっていうんだぁ。またあえるかな?」
サツキ「運がよければね」
いつか、こんな会話をお父さんやおばあちゃんとしたような気がする。

「清太ー」
セイタ「お姉ちゃん」
せっちゃん「だめじゃない、勝手に離れちゃ。」
セイタ「ごめんなさーい」
せっちゃん「すいません。勝手に敷地に入ってしまって。お姉さんですか?私、メイの友達の節子です。」
サツキ「あぁ、あなたが。よくきいてるわ。妹と仲良くしてくれてありがとうね。」
節子「メイったらいつもお姉さんの話ばっかりしてるんですよ。これはお姉ちゃんが教えてくれた料理だとか、お姉ちゃんが作ってくれたマフラーだとか自慢したりして。お姉ちゃんには適わないって。本当にお姉さんのこと大好きなんですね。羨ましいです。」
サツキ「そう…」
節子「それじゃ失礼しました。セイタ、あいさつは?」
セイタ「お姉ちゃんバイバイ」
手をつないで並んで歩く2人の後ろ姿が子どもの頃の自分とメイに被ってみえた。
479創る名無しに見る名無し:2011/07/07(木) 15:25:17.08 ID:5xpAkBn6
メイ「お姉ちゃーん!!」
サツキ「メイ!」
メイがサツキに抱きつく。
サツキ「メイ、ごめんね。」
メイ「ううん、あたしこそごめんなさい。」
サツキ「私…怖かったの。また大切な人と離ればなれになるんじゃないかって。また悲しい思いをする位なら自分から離れたほうがいいって。でも…それじゃ逃げてるだけね。」
メイ「お姉ちゃん…」
メイ「お姉ちゃん。あたしが何とかする」
サツキ「え?」
メイ「今度はあたしがお姉ちゃんを助ける。だから安心して。」
サツキ「??」

その日の夜。お父さんの書斎をノックする。
メイ「お父さん。ちょっといい?」
父「なんだい?」
メイ「話があるの。」



---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------


メイ「…本当にいいの?」
父「メイが考えて決めたことなんだから反対なんかしないさ。」
メイ「でもお父さんひとりぼっちになっちゃうかもしれないんだよ?」
父「どんなに大切な人でも出会いがあれば、いつかは別れがくるものさ。人はそうやって出会いと別れを繰り返しながら命を紡いでいくんだよ。でも離れ離れになったからって大切な人が消えてなくなるわけじゃないんだよ?」
トントンと胸をさす。
父「ここにいるからね。」
 「お母さんもサツキもメイもお父さんの心の中にいるから離れていても、例えもうあえなくても淋しくなんかないよ。だからしっかり頑張りなさい。」
メイ「お父さん…ありがとう。大好き」

サツキ「お父さん…メイ…。」
その様子をドアの向こうからサツキも聞いていた。
480創る名無しに見る名無し:2011/07/08(金) 13:34:16.12 ID:Ibf5f/QR
メイ「何かあっというまだったね。もう帰っちゃうんだ。」
サツキ「明日から仕事だから。ごめんね、メイ」
メイ「ううん、ところでカン兄にはあいにいったの?」
サツキ「…ううん、何か忙しくしてるみたいで、家にもいったんだけど。」
メイ「そっか…」
サツキ「大丈夫よ、きっとまたあえるわ。じゃあね、メイ」
メイ「うん、バイバイ。またね。」
バスが見えなくなるまで手をふって見送った。サツキもメイがみえなくなるまで手をふった。

カンタには結局あえなかった。


私があんなことしたから、カンちゃん怒ってるのかな…


「サツキー!サツキー!!」
カンタの声だ。バスの窓から後ろをみる。
自転車を必死で走らせ、バスを追い掛けるカンタ。
サツキ「カンちゃん…」

次の停留所でおりてカンタのほうへ走っていく。
サツキ「カンちゃん!」
カンタ「はぁっはぁっ…サツキ…」
息を切らして下を向いているカンタ。汗がポタポタと地面に落ちていく。
サツキ「カンちゃん…この間はごめんなさい。私…」
カンタ「サツキ、俺さ…」
サツキの話をさえぎるように顔をあげてカンタが息を切らしながらはなしはじめる。
カンタ「俺、家をでる。家をでて、親父の知り合いのとこで住み込みで修業することにした。」 
「俺…もっと強くなるから…根性つけて男になってくるから…」
「そしたら俺…サツキを迎えにいく。」

カンタ「だから…それまでまっててくれないか?」
サツキ「………カンちゃん…」
サツキ「……うん、待ってる!」
長い間空回りしていた2人の歯車がようやく重なり、やっと糸を紡ぎだし始める。

481創る名無しに見る名無し:2011/07/08(金) 13:35:51.29 ID:Ibf5f/QR
盆が明け、再び夏期講習が始まる。
先生「草壁ーちょっとこい!」
また職員室に呼ばれる。
メイ「なんですか?先生。」
先生「何だこの進路希望用紙は。本当に親御さんと相談したのか?」
メイ「はい。お父さんと相談してお父さんに書いてもらいました。それが何か?」
先生「M高もギリギリなのにS大付属なんて無謀だぞ。それにマツゴウからじゃ遠いから寮生活になるんだぞ?」
メイ「もう決めたんです。一生懸命頑張ります。失礼します。」
先生「おい、草k…」ガラガラぴしゃんっ

今日から忙しくなる。先生のお説教なんか聞いてる暇なんかないんだから。


せっちゃんといつもの帰り道を歩く。
節子「メイ、どうしたの?またお説教?」
メイ「進路希望変えたら怒られちゃった。無謀だってさ。」
節子「私もびっくりしちゃった。メイがS大付属なんて。何かあったの?」
メイ「みつかったの。夢。」
節子「え〜何なに?」
メイ「…ヒミツ☆」
節子「ちょっと〜教えなさいよ〜親友じゃない」
こづきあいながら帰る2人を楠の木のてっぺんからトトロと猫バスが見守っていた。
482創る名無しに見る名無し:2011/07/08(金) 13:42:27.84 ID:Ibf5f/QR
その頃父は仏前の前に座り、亡き妻に線香を供えていた。
父「驚いたよ。メイが医者になりたいなんて、急にいうもんだから。」
「もし大切な人が病気になっても自分が治してみせるんだって。」
「メイにはあぁ言ったけど…君と2人じゃこの家は広すぎるかもなぁ…」
白髪混じりのボサボサ頭をわしゃわしゃかきながら、シワの増えた目尻を下げて少し淋しそうに笑う父、タツオ。妻、靖子の遺影が笑ってるようにみえた。



坂道もトンネルも
でこぼこ砂利道でも
歩こう。歩こう。
どんどん行こう。

今度は自分が誰かの雨傘になれるように。

草壁メイ15歳。私は元気!!
Fin

お目汚しだったかもしれませんがこれで終わりです。長文駄文誤字脱字失礼しますた。
483創る名無しに見る名無し:2011/07/09(土) 21:16:17.10 ID:lLZvs5ds
家「なっ何よ!?あなたたちっ!!!!!」
白蟻A「へっへっへ…ここなら家主も気付かねぇよ…ボロボロになるまでたっぷりと楽しませてやるからな…」
白蟻B「俺ら全員終るまで倒れるんじゃねーぞぉ?ひっひっひ…」

白蟻達<ゾロゾロゾロゾロ

家「いやあぁぁぁ!!!誰か!!!!誰か!!!!!らめえぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!」
484創る名無しに見る名無し:2011/07/12(火) 12:01:10.09 ID:93wzBSPJ
>>482
いや、それなりに面白く読めたよ。
乙でした。

>>483
駆除業者「そこまでだ!」
485創る名無しに見る名無し:2011/07/14(木) 13:27:13.85 ID:4OC4/Z0T
>>484ありがとう。感想を戴けるとは思わなかった。

白蟻「なっなんだと!?ばかな、あの家主が我らの存在に気付くなどありえない!!!」
業者「残念だったな。ここの家主はお前らが思っているほど馬鹿じゃなかったみたいだな。くらえ、アサルトバスター!!!」
白蟻「ぐわああああああーー!!!!!!!」


業者「さあ、もう安心だ。」
家「ありがとう…。」
家「信じられない…家主が業者をよんでくれるなんて。私はカビをはやされても部屋を栗の花臭くされても、何百匹もの居候まで受け入れ、それでも家主に安住の場を与え、雨風をしのいできたわ。でも家主はパソコンやようじょに夢中で私なんか目もくれなかった…。」
業者「家主のことをそこまで想ってくれている家を大切にしない家主などいないさ。今は現つをぬかしてるかもしれないが、君の家主は君を大切に思ってくれている。家主を大事にしろよ。」
家「ありがとう業者さん。ありがとう家主…」





業者「駆除おわりました。お支払を…」
業者「は?おまいが勝手に来てやったんだからシラネって…困りますよ…」
trrrrrrrrrrr
業者「はいもしもし。えっ?まだ到着しないのかって、もうとっくに終わりましたよ?………えっ依頼を受けたのはその向かいの家の山田さん……!?」
終わり

486創る名無しに見る名無し:2011/07/14(木) 22:02:24.36 ID:DGaFGgB2
イイハナシダッタノニナー
487創る名無しに見る名無し:2011/07/26(火) 16:27:35.71 ID:32gtDBMl
エド「なぁ。アル」
アル「どうしたの?兄さん」
エド「俺はあのとき左足をもっていかれ、アルは全部もっていかれた。そして、右腕と引き替えにアルの魂を取り戻した。」
アル「それがどうかしたの?」
エド「一緒に人体錬成したのに、何でもっていかれたものにこんなに差があるんだ?おかしくね?」
アル「……」
488創る名無しに見る名無し:2011/07/26(火) 16:29:21.16 ID:32gtDBMl
エド「何か思い当たることないか?お前の体を取り戻す為のヒントになるかもしれない。」
アル「わ、わかんないよ…」
エド「だよなぁ…1日でも早く取り戻してやりたいのになぁ…クソッ!!」
アル「……」
489創る名無しに見る名無し:2011/07/26(火) 16:33:00.73 ID:32gtDBMl
-------四年前-------
エド「お前もそーゆーのに興味がでるようになったか。男だもんな。まっ分かんないこととか希望があったらいつでもお兄様にいってくれよ。はっはっはっ…」
アル「うん…ありがとう兄さん…」

兄さんはわかっちゃいない。兄さんがもってくる本は僕にとっては既に物足りない。
僕は…僕がしりたいのは…





このモザイクの向こう側なんだっ……!!!
490創る名無しに見る名無し:2011/07/27(水) 15:44:13.00 ID:lF0xSOV7
兄さんがいないときに人体錬成の研究をしてるふりをしながら、無修正エロ本の錬成をすべく研究していた。
しかし、なかなかうまくいかない。
色んなエロ本やエッチな絵、写真など掛け合わせて錬成してみたけど、僕が望んでいるものとは程遠いものばかりだった。
あらゆる手を尽くして諦めかけたとき、一つの方法を閃いた。





母 さ ん(女)を 錬 成 す る と き に
一 緒 に 錬 成 し て み れ ば 良 い か も し れ な い。

491創る名無しに見る名無し:2011/08/01(月) 14:55:30.16 ID:/Dn9k4cJ
兄さんと人体錬成の準備をするとき、こっそり人体錬成陣の横の僕の足下に無修正エロ本用の錬成陣をこしらえた。材料のエロ本がばれないようにカバーを錬金術の参考書に変えておき、あたかも無造作に置かれてるように錬成陣の中に配置した。

そして、人体錬成したときと同時に無修正エロ本錬成を始めた。そのとき僕は黒いものに取り込まれ、意識を失った。

次に意識が戻ったときにはこの鎧の体と右腕と左足を失った兄さんの姿。兄さんは命懸けで再び真理の扉を開け、右腕と引き替えに僕の魂を取り戻してくれた。

僕の自分勝手な願望のせいで僕は等価交換によって体と食欲や睡眠欲、そして性欲を失い、自分のしたことの罪深さに苦しむ毎日となった。

手当てを受けてベッドに寝る兄さんをみて僕は…







このことを墓場までもっていくことを誓った。
492創る名無しに見る名無し:2011/08/01(月) 14:58:07.15 ID:/Dn9k4cJ
--------------セントラル-------------
ウィンリイ「アル、大丈夫?元気ないわね」
アル「そ、そんなことないよ…」
(兄さんがリゼンブールに帰ってる…僕の秘密を知られてしまったら…ああああああああ)
リン「それにしても不老不死のようダ。寝なくても食べなくてもいいなんて、便利な体だナ」
ウィンリイ「いいわけないでしょ!何もしらないくせに!!」
バタンッ

アル「いつも兄さんやウィンリイが先に怒るから僕は怒るタイミングをのがしっぱなしだよ」



アル「でもリンさん…この体は自慰もできなければ性欲もなくなるんだよ?」
リン「そ…それはすまなかっタ…」
493創る名無しに見る名無し:2011/08/01(月) 14:59:29.75 ID:/Dn9k4cJ
---------夜----------
アル「眠れない…って眠れないのはいつもと一緒だった」
アル「家は焼いてしまったから、僕の錬成陣の形跡は残っていない。だから大丈夫だ。」
アル「あぁでも兄さんこうゆうときに限って妙なことしたり、洞察力があるからなぁ…家を燃やすって分かってたらどさくさ紛れにお墓に埋めたりしなかったのに…」
アル「僕のいない状態でばれてしまったらピナコばっちゃんにもばれてウィンリイにも…ああああああああ」
アル「こんな体じゃなければ一緒にリゼンブールいったのに…寧ろリゼンブールに行くのを阻止したのに」

アル「あぁ…今日程恐怖や絶望にかられる夜はない…ああああああああああああああああああああああああああああ」
494創る名無しに見る名無し:2011/08/01(月) 15:01:24.57 ID:/Dn9k4cJ
------------リゼンブール-------------
ホーエン「ピナコ、息子達が錬成したものは本当にトリシャだったのか?」

エド「俺達は母さんでないものに体をもっていかれたのか…?」


ピナコとホーエンハイムの話を立ち聞きしてたエドは墓を掘り起こし、錬成したものを確認した。
エド「こっ…これは…!?オロローン」
ピナコ「エド、しっかり!しっかりしな!!」
495創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 13:26:07.22 ID:WbtxwgYU
----------セントラル----------
アル「おかえり兄さん」
エド「アル、お前を元に戻せるぞ!!」
アル「本当かい兄さん、何かわかったの?」
エド「俺たちは母さんとは全く違うものを練成したんだ」
アル「そっそれって墓を掘り起こ…くぁwせdrftgyふじこlp」
エド「そこまで驚くことないだろ、今までは絶望の象徴だった、けど今は希望につながる。お前が元の身体に戻れるという確信を得た。死んだものは生き返らない、それが真理だ。だから生きているアルは真理から引っ張りだすことができる!!」
アル「ほっ他には何もなかった?」
エド「あぁ、遺体以外は特に。どうした?何か思い出したか?」
アル「いや…なんでもない…」
エド「通行料が一番多かったアルが一番真理に詳しいはずだ。何か思い出さないか?お前の魂が本物かどうかも確認しないといけないな。」
アル(もう過去の話はやめてええええええええええええ)
496創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 13:29:21.39 ID:WbtxwgYU
プライド「ラース、これを。」
ラース「何だこれは?」
プライド「影で地下詮索していたところみつけました。魂が一度定着した痕跡があったので」
ラース「ほう。珍しくまともなことをしておったか。影を使ってまた人間の性交渉を覗いたり、性的悪戯でもしておるのかと思ったわ」
プライド「ちょwwおまwww知ってたのwwwwww」
ラース「私の【最強の眼】に見えぬものなどない。しかしこの書物、かなり年月がたっているようだ。プライド、復元させてみてくれないか。」

バシバシッ

ラース「これは…」
プライド「……」
ラース「…これはどこでみつけたのだ?」
プライド「リゼンブールの墓の下…つまりエルリック兄弟によって人体錬成されたものが埋まっていた場所です。」
ラース「しかしこれはどうみても…」
プライド「……」
プライド「…人間とはわからぬものですね。もう少し調べてみましょう。」
ラース「頼んだぞ。」



ブラッド夫人「あなた、セリムをみかけませんでしたか?……!?なっなんなのその本は!!?汚らわしい、あなたって人はまさか…!!!」
ラース(ブラッド)「ちっ違う!これは違うんだ!!」
497創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 13:37:27.73 ID:WbtxwgYU
ハボック「バーベキューの準備できだぞー!大佐、火。」
ロイ「は?」
ハボック「近くに火種があんのに炭もってくるわけないだろ。良い加減で頼むぜ大将。」
ロイ「わかった。任せろ。」
パチンッ

ドゴオオオオォォォォン
ロイ「悪いな、手加減は苦手なんだ。」
ホークアイ「大佐、度が過ぎるのもいい加減にしてください。」
チャキッ

ロイ「す、すまん悪い冗談だよ」
ホークアイ「ブレダ少尉、手当てを。」
498創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 13:50:00.80 ID:WbtxwgYU
ブレダ「うん。やっぱイズミさんとこの肉はうめえな。」
ハボック「ところでさ、等価交換の材料さえあれば人体錬成以外は何でもいけるのか?」
ロイ「…今度は何を企んでいる?」
ハボック「例えばここにある少年誌を成年誌に錬成するとか。」
ロイ「…お前は錬金術をなんだと思ってるんだ。俺は焔を操ることしかできないからな。エルリック兄弟なら錬成技術の範囲が広いから可能かもしれんが。鋼のはイマイチセンスなさそうだから弟あたりに頼んでみたらどうかね。」
ハボック「アルフォンス君はそうゆう風にはみえませんがねぇ。」
ブレダ「いや、ああいうのに限って以外と助平だったりするんだぜ?」
ハボック「フュリー軍曹さんみたいな?」
フュリー「やめるであります!!」
ハボック「ファルマン少尉はいいなぁ、記憶力いいから一度読んだら忘れなくて。」
ファルマン「そのへんにしとかないと次は消し炭にされるか頭撃ち抜かれるぞ。」
アレックス「我輩の守備範囲は両刀…」
ザシュッ
オリヴィエ「だまれ、このアームストロング家の恥さらしめが!!!」


オリヴィエ「おまえらいつまでくだらん話をしとるんだ!早くくわんと肉がこげるぞ、オラッ早くくえっ!!!」
リザ「アレックス少佐を斬った剣で肉を突き刺さないでください、少将。」
499創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 13:51:56.09 ID:WbtxwgYU
-------地下--------
プライド「何であんなものをわざわざ危険を侵してまで錬成する必要があったんでしょう…」
グリード「人間の欲ってのは果てしないなぁ。ははっ」
ラスト「何か秘密が隠されていそうね。彼らの錬金術の暗号か何か…かしら。」
スロウス「めんどくせー」
ラース「問題のものをもってきたぞ」
グラトニー「みせて、みせて」
エンヴィー「うわっラース何その顔。ボコボコじゃん。テラ醜くなっちゃって」
ラース「化物めが、兄弟とて容赦せぬぞ」
シャキンッ
エンヴィー「なんだあ?やるかあ!?老いぼれジジィが。」
スロウス「めんどくせー」
500創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 13:58:21.16 ID:WbtxwgYU
お父様「父の前でケンカはやめぬか。」
エンヴィー・ラース「……」
お父様「わからぬものは本人にきいてみればよい。約束の日が来るまで、我らにとって邪魔になるような芽であるなら早めに摘んでおいたほうが良いだろう…」
グラトニー「俺、このムチムチなのがいいな、食べていい?」


お父様(ふふふ…やはり奴は人柱に必要不可欠な材料だ…)
501創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 14:43:40.03 ID:WbtxwgYU
ニョキニョキ
エド「お前は…ホムンクルス!!!」
プライド「お久しぶりですね、エドワードさん。」
エド「何の用だ!!」
プライド「これについて知っていることを教えてほしいだけです。素直に話してくれれば手出ししません。」
エド「それは…?」
アル「あばばばばばば」
(何で復元してあるのおおおおお)
エド「…何それ?…」
プライド「あくまでシラを切りますか。弟さんは何か知っているようですが?」
アル「しっしらないっ!!僕は何もしらないっ!!!」
プライド「それでは貴方自身に直接聞いてみますよ…」
ズズズ…
エド「影が!アル!」
アル「あ…あ…」
プライド「さぁ思い出してください…貴方が真理でみたものを!」
502創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 14:45:04.40 ID:WbtxwgYU
アル「思い…だした…僕は…無修正エロ本になるはずだったものから…兄さんを…みていた…」
エド「!?」
アル「見たことないものを作ることは…できない…それが…真理…」

ドゴオオオオォォォォン
プライド「ぐああああぁっ!!!」
ロイ「ま、秘密の花園は自分の目で確かめろってこったな。」
ハボック「おいおーい、せっかくキャンプにきてんのに邪魔しねえでくれよ。」
プライド「くっ近くにいたとは…」
エド「いまだ!!このやろう!!アルを離しやがれっっ!!!」
パンッ
プライド「しまっ…!!」
503創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 14:56:48.93 ID:WbtxwgYU
バシバシッ

プライド「くっ…、油断しました…」
アレックス「これは見事な亀甲縛り…」
ロイ「ほう…繊維を利用して服を縄に練成し、縛り付けるとはな。」
ハボック(エドワード君は緊縛プレイ物が好みか…)

エンヴィー「なにやってんだよ馬鹿やろう!!!」
ラスト「ホント何やってんのよ…」
プライド「すいません。一度死んでしまいました。」
エンヴィー「俺たちがいってんのはそっちじゃねーよ。」
ラスト「とにかくここは一度引くわよ!」
プライド「この借りは必ず返します。いつでも、どこにいても、あなた方を見ていますよ… 」

エド「待ちやがれ!!!」
ロイ「まて、鋼の。もう深追いするな。君の弟君のほうが優先だ。」
504創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 15:01:43.02 ID:WbtxwgYU
ロイ「二人とも大丈夫か?」
エド「…礼なんていわねーぞ。」

パラパラ…
ファルマン「しかしこりゃまた過激な本だな。俺トラウマになりそう…。」
フュリー「しーっ!!」
ブレダ「危険を侵してまでこれが欲しかったのか…やっぱ人は見かけによらんなぁ…」
リザ「…(蔑みの眼)…」
ハボック「…ま、一口に秘密の花園といってもアルフォンス君の好きな花はきk…」パチンッ
ドゴオオオオォォォォン

リザ「ブレダ少尉、回収しておいてください。」
ロイ「部下が失礼した。まぁ、なんだ。後は2人で話をしたほうが良いだろう?我々は戻るとしよう。」
オリヴィエ「我が弟にソレが触れぬよう処分しとけよ、命はないぞ。わかったな。」
505創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 15:05:47.85 ID:WbtxwgYU
パラパラ…
エド「アル…これは…?」
アル「ごっごめんなさいっ兄さん!どうしてもっ…欲しかったんだっ…みたかったんだっ…!!こんなことななるとは思わなくて…僕の勝手な欲望で兄さんがこんなになってしまって…。そんなこと…兄さんにも誰にも言えなくて…」
エド「今までずっとそれを悩んでいたのか?」
コクリ
エド「馬鹿野郎!!!!!」
ガインッ
アル「兄さん…ごめんなさい…」
エド「俺達兄弟今まで一緒に苦労を分け合ってやってきただろうが!お前の嗜好について俺はとやかくいわねぇし、お前を責めたりもしない。お前はもう十分苦しんできた。」
アル「兄さん…」
エド「真理の野郎をぶっ飛ばしてあそこからお前の身体を引っ張り出してやる!」
アル「兄さん…もう…一人の夜は嫌だよ!」
エド「あ、それは俺ちょっとパス」
アル「え?」
エド「俺はノーマルだからな、それは他をあたってくれ。俺、イズミ先生に人体錬成の真理について電話してくる。じゃ。」
アル「は?…え?…」
506創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 15:13:07.87 ID:WbtxwgYU
---------四年前----------
アル「ここは…僕は人体錬成と同時に無修正エロ本錬成をして…!?お前は誰だ!」
真理「俺は…お前だ。もしくは「世界」「宇宙」「神」「真理」「全」「一」などと呼ばれるモノだ。」
真理「残念ながら己の目でみたことがないものを作り出すコトなどできない。」
真理「己の傲慢さを自身の身で理解し、味わうといい。」
アル「ああっ体がっ…助けてっ…兄さん…!!」




アル「…そうだ思い出した、みたことがないものを錬成することはできない…だとすると…!!」
パラパラ…
アル「これは…ガ  チ  ホ  モ  系  の無修正エロ本!!!!!!???兄さんまって、これは違うんだ!!まってよー!!!!!」
507創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 15:19:41.20 ID:WbtxwgYU
---------地下----------
ラース「戻ってきたか。何かわかったのか?」
プライド「…いや、なんか本当にあれが欲しくてアルフォンスが兄にも内緒で錬成したくさい。」
ラース「まじで…」
ラスト「あははっ大変ね。貴男たち、今度からアルフォンスにヤられないように気をつけなさいよ?」
エンヴィー「俺、今度から男に変身するのやめる」
スロウス「めんどくせー」
グリード「俺はもう心に決めた人がいるんだっ俺はいくぜっ!!!」
エンヴィー「また裏切る気かてめえ!!!」
508創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 15:32:05.47 ID:WbtxwgYU
リン「なんだこの異様な気は?…お前ハ?」
グリード「探したぜぇ…欲しいものは何でも手に入れる、それが俺の信条だ」
リン「そりゃ結構。相手になるゾ、ホムンクルス。」
ジャキッ

グリード「俺が欲しいものはお前だ。」
リン「…は?え?へ?」
グリード「一つになろうぜ…リン」
リン「なっ…ありえなイッ!そんなのありえないっテ!」
グリード「ありえないなんてことはありえない。俺は一目みたときからお前が…」
ランファン「危ないっリン様あー!!」
リン「アッーーーーー!!!!!」
こうしてリンとグリードはひ一つになったのであった。
509創る名無しに見る名無し:2011/08/02(火) 15:51:00.84 ID:WbtxwgYU
約束の日、お父様が国土練成陣を用いて腐女子な世界を創るという野望を阻止し、僕たちの戦いはようやく終わった。でも、戦いはまだこれから始まることになる。


元の体を取り戻した僕を待ち受けていたアレックス少佐に追われ、菊門を狙われ、僕は逃げるように東へ旅にでたのだった。


オリヴィエ「ふん…、【だから命はないぞ】とあれ程いったものを…。弱肉強食だ、精々喰われないよう頑張ることだな弟。」
終わり
510創る名無しに見る名無し:2011/08/03(水) 03:01:54.27 ID:qCz1t+gi
511創る名無しに見る名無し:2011/08/03(水) 03:15:58.59 ID:n1zNy+Vb
なるほど。
はさみさんは死んだのではない。付喪神という概念からさらに一段階上がり、物体に取り憑くという制限から解き放たれたのだ。
512創る名無しに見る名無し:2011/08/03(水) 04:35:05.88 ID:H2dLIVJl
むしろよし子がすげぇよwww
513創る名無しに見る名無し:2011/08/07(日) 03:00:47.74 ID:2Klsm0cI
514創る名無しに見る名無し:2011/08/07(日) 03:16:01.91 ID:0t2/kMaX
そんな馬鹿なッ!!
515創る名無しに見る名無し:2011/08/07(日) 03:17:11.04 ID:0u4aLUwS
なんだよコレwww
さりげなく謎太郎が居るw
516創る名無しに見る名無し:2011/08/07(日) 16:14:20.49 ID:9fjA3wz3
517創る名無しに見る名無し:2011/08/07(日) 23:53:15.86 ID:dBTfuDOt
どうも!
ちょっとニコニコに最愛のオリジナルキャラ(正確には頂いたキャラの改造)を使った動画投稿したら、
『目が腐る』『頭にウジがわいてる』『死にたくなるほどひどい』
みたいなコメントを・・・13件ぐらい頂いた。

別に、使える批判は取り込めば良いから、自分は(精神的に)大丈夫なんだけど・・・その動画、後輩のオタク仲間向けの、高一夏休み数学宿題全解説動画なんだよね・・・。

流石に、『内容は悪くないけど絵のせいで吐き気しかしない』とまで言われる絵を使った動画を差し出すわけにはいかん・・・。

コレが使った立ち絵なんだけど(わからんが閲覧注意、らしい)。

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1876881.jpg

取り合えず、『吐き気がしなくなる程度』にするには、どこを改善すれば良いか教えて欲しい。時間をとらせてすまないが頼みたい。
518創る名無しに見る名無し:2011/08/08(月) 00:46:58.12 ID:C4t9VXKy
ん?普通に可愛いけど…
しいて不足分を上げるなら服の色が地味っぽいとか?
519創る名無しに見る名無し:2011/08/08(月) 00:51:24.26 ID:SfKTr0M4
バランスが取れてないようなのと肩から出てる何かが不明なのと腕の状況がよくわからんのはあるが
別にそこまで言うほどじゃない
取り敢えず言ってる奴が同一人物じゃないか確認するんだ
520創る名無しに見る名無し:2011/08/08(月) 00:54:25.17 ID:+pdzWR/F
あそこの人たちは商用絵(エロゲ・ギャルゲ等々)に慣れてるから、相当クオリティ高くなければ酷評されがち

気になったのは、胸が奇乳に見えなくもない
釣鐘型よりお椀型の方が綺麗に見えると思う
521創る名無しに見る名無し:2011/08/08(月) 03:08:07.06 ID:R310K1Uo
体描きなれてないって感じはするけど、吐き気は感じない。
目立つところで改善できそうなのは

両肩の長さが違う。そのせいで首が中心からずれてるのと、襟周りの立体がおかしい。
胸が垂れてる。
他に比べてリボンが雑。

あと宝石とかバックルにハイライト入れる、
髪が明るいので眉の色を変えてみる、
とかすると見栄えよくなると思う。
522創る名無しに見る名無し:2011/08/08(月) 03:14:09.29 ID:0M5UPMpA
同じIDってオチじゃねえの
523創る名無しに見る名無し:2011/08/08(月) 04:34:48.74 ID:nf1JsWdL
517だけど―――
―――ありがたいな皆!
コレほどまでに迅速、かつ的確なアドバイスが頂けるとは思わなかった!

大体の方は『氏ねwww』で終了するけど、ここの方々は《どうすればいいか》を教えてくれるんだな・・・!
簡単なことほど誰もやらない、感動だ・・・!

胸・体(首&ハイライト)・その他調整、皆の意見の通りにやらせてもらうよ!コレなら修正は簡単且つ成果最大だ!
勉強が全くわからない後輩を救えて且つ、自分の満足(オリジナルを活躍させれる)も成功。

このスレと、そしてスレ住人に感謝!前回比較、かなり良いもんが作れそうだ!
524 ◆LV2BMtMVK6 :2011/08/14(日) 16:53:41.06 ID:D2oTL/PC
豚バラスライス250gと韮一束、もやし一袋、木綿豆腐一丁を用意します
豆腐はふきんとまな板で水を切ります
フワカリッとした食感が欲しい場合は水を切らないようにしましょう

豚バラスライスをやや大きな角の細切れにします
木綿豆腐は各1/9程度のさいの目にきりましょう
フライパンを熱します
テフロンの場合、豚バラの脂を期待できるので油をひく必要はありません
自分は底が丸い鉄鍋を使います
このさい、低温から油をひいてはいけません
必ず水を落とすと弾ける温度まで加熱してから油をひきましょう。
今回はサラダオイルを使いました。

煙が出る手前の温度で豚バラを投入します。
肉を軽くほぐせたら火を中火以下にまで弱めましょう。
下味として軽く全体に塩をし、韮を少量一緒に炒めます。

両面がキツネ色を通り越してオレンジ色になったら豆腐を追加します
鉄の温度がぐっと下がるので火を中火以上に強めます
崩れすぎるのを避けるため、やたらとかきまぜるのはやめましょう。
火を通しつつ、まんべんなく豆腐の表面がキツネ色になるのを見計らいます。
軽く塩を振り、少量の韮を追加しましょう。
これで豆腐がなじみます。

徐々に温度を上げていきます。
勢いよくジュージューいいだしたら韮を全投入。
しんなりなったらもやしを追加します。
もやしは歯ごたえが命なので、軽く混ぜながら表面だけに火が通るタイミングを見計らいましょう。
ここだと思ったら一気に強火に、そして15秒弱で火を消します。
最後にゴマ油をふりかけ、さらに軽く塩をして完成です。
そのままでもよし、ポン酢などを活用すればさらに美味しく召し上がキュムッ!!!キュムキュムキュムキュムキュムキュム!!!!!!!!!!!!!!!!
525創る名無しに見る名無し:2011/08/14(日) 17:21:11.45 ID:IeYCJW71
にんにん
526創る名無しに見る名無し:2011/08/14(日) 18:07:46.82 ID:+If9lgxJ
腹減るだろうがw
527創る名無しに見る名無し:2011/08/14(日) 22:14:26.88 ID:9ABP+y/b
528創る名無しに見る名無し:2011/08/14(日) 22:14:48.16 ID:9ABP+y/b
にんにんのことです
529創る名無しに見る名無し:2011/08/16(火) 18:24:44.77 ID:wE+iFg3v
530わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2011/08/27(土) 00:54:45.88 ID:a8xh4zVo
ちょっとした読みきり。

531書生とイヌ耳給仕 ◆TC02kfS2Q2 :2011/08/27(土) 00:57:07.70 ID:a8xh4zVo
 帝都では洋菓子が頂けるとの話を聞きつけた惣太は、朝食をも摂らずに喫茶へと駆けつけた。
 珍しいものにはどんなに時間を割いても構わぬ。金はないが、時間はある。高等遊民へひと歩踏み込んしまったような
若気の至りな過度の勘違いだが、とある大学の書生である惣太は兎に角、今を愉しむ為だけに下駄を鳴らしていた。
 田舎育ちの惣太にとっては帝都での暮らしが見るもの全て初物の連続だ。
 惣太は銀座の電車通りから一筋入り、その奥の小路に進む。向かう先の店先は自己主張をすることなく、教えてもらわねば
分からないほど簡素なつくりだった。およそ、客を迎えるものではない。ただ、それが惣太の興味を引いた。

 「いらっしゃいませ」
 
 鈴のような声が扉の奥から聞こえた。喫茶の娘だ。傍らには店の主らしき老紳士が立っていた。娘のことを気にしているように見えた。
 惣太は面食らった。流石は帝都。給仕の娘は惣太の田舎ではお目にかけられぬような姿だったのだから。

 「アイスクリンをひとつ」
 「かしこまりました」
 
 袴に流行りのエプロンを身にまとい、髪飾りが蝶のように長い髪の毛を止める。このくらいの喫茶なら銀座をふらふらと闊歩すれば
イヌでもぶつかるほど開いている。惣太の心を鷲掴みにしたのは、これから目にするアイスクリンではなかった。
 じっと給仕の頭上を見つめる。ちらと腰周りに浮気をする。ピンと跳ねて立つ耳にくるりと貝のように丸く収まる尻尾。
 いくら栄えた文明が街にあふれる帝都でも、イヌ耳を持つ給仕は彼女だけであろう。
 言葉少ない給仕は真面目に、誠実に喫茶での仕事をこなしていた。そのせいか室内は静かであった。
 
 「お待たせしました」
 「お嬢さん、一つ聞いてもよろしいですか」
 「……」
 「その耳と尻尾……。そう呼んでもよいのか、それは」
 「申し訳ございません。失礼します」
 
 惣太の尋ねごとが終わらぬうちに給仕はぷいと顔を赤くして、とたとたとブーツを木製の床を鳴らして書生の元から去ってしまった。
 都会の者は内気なものが多いのか、惣太は少しばかり娘のことに失望したが、娘が奥からちらと半分顔を出して惣太の方を
覗いているのを見つけ許してやることにした。惣太は匙をガラスの器のふちに当ててしまった。ちんと言う音が響く。
 厨房で仕事をしていた老紳士は一言も彼女に言葉をかけずにいたが、側にいてくれるということだけで娘は慣れたイヌのように
大人しくしていた。娘はくるりと廻ると、尻尾だけを惣太の方へと向けていた。初々しくて可愛らしいなと惣太は感じたが
店の老紳士は娘のことをやけに警戒しているように見えた。

 アイスクリンはよく冷えて美味であった。
ガラス細工の器に白く盛られた牛乳色をしたアイスクリン、添えられたウエハースは冷えた舌の口休めには丁度良かった。
全て口にしてしまうことが惜しくなり、さじを動かす早さを緩めると今度はアイスクリンがそれをあがなうように自らの体を
小さくして隠そうとしてしまう。アイスクリンというもは、イヌ耳の給仕のように内気なのだろうか。
 やがて惣太は残ったウエハースを口に入れると、手を合わせて「ご馳走さまでした」とひとり空の器に感謝した。
532書生とイヌ耳給仕 ◆TC02kfS2Q2 :2011/08/27(土) 00:59:08.71 ID:a8xh4zVo
    #

 惣太が去った後、店を訪れるものは誰もいなかった。
 給仕の娘は手のひらを団扇代わりに仰ぎ、口を開いて呼吸を荒くする。雨など降らないので蒸し暑い。
老紳士は「きょうは店じまいにしましょう」と言いながら給仕の娘の方をぽんと叩いた。
 サイフォンの影が長く、濃くなっていることから伺われる時間。扉にかかるカーテンを閉め、後片付けを始める。
一方、老紳士は食器を水屋に片付けていた。黙々と二人とも作業に没頭していた。

 「では、お嬢さま。参りましょうか」と老紳士が娘を連れて、店内奥へと入る。一言も返さずに尻尾を揺らしながら娘は
老紳士の言うまま、逆らうことなく影を踏まぬように後をつけた。地下への狭い階段を下りる。「踏み外さぬよう」娘に注意を促す。
石造りの階段から木製の床へ足音が変わると、それを合図かのように老紳士はランプに灯をともした。ぱあっと暗い地下室が明るくなる。

 「では、明朝までお休みください」

 老紳士が娘の両肩を持って彼女の目をつぶらせると次第に娘の尖った耳は引っ込み、腰から伸びた尻尾は姿を消した。
くらっと彼女は老紳士にもたれ掛かり意識を失う。一匹の柴イヌがどこかから現れて、二人の周りをの八の字にくるくると廻っていた。
 娘を残し、急ぐように地下室の扉を硬く閉めイヌと共に部屋を出て、外側から南京錠をかけると部屋の中から扉を叩く音がする。
非常に激しい音だ。まるで血に飢えた獣のような慟哭が地下に響く。老紳士と柴イヌはその場から立ち去り階段を一歩一歩登ると、
とみに気になったのか立ち止まって振り向いた。やけに扉を叩く音がいつもより大きく聞こえたからだ。給仕の娘など、今はいない。
ただの生きているだけの若い女。理性もなく、言葉も知らない。ただ、日中は大人しい柴イヌの御魂を彼女に乗り移らせ、
光に触れることにより、彼女の本性を若き娘の体の中に押し込めていたのだった。そのことはこの老紳士しか知らない。
 老紳士が日中、給仕の中に乗り移って潜んでいた柴イヌを撫でると、袖から若い女の歯形のような傷跡が見えた。

 「お前がお嬢さまに憑依している間は、お嬢さまの獣のような心を食い止めることが出来るのです」

    #

 その晩、惣太は下宿でひとり物書きに耽っていた。舌の付け根にはアイスクリンの甘さが未だに残る。
 大学の教師からの贈り物の万年筆で真っ白い便箋に書をしたためる。
 あて先はアイスクリンを頂いた喫茶の給仕へだった。夢中になっているときの書は異様に早く、またよどみなく筆は滑る。
 
 「あなたと一緒に人生を添い遂げたい」

 熱病にも似た文面を恥ずかしげに並べ、若いうちにやけどしておくのがよいというにはあまりにも非情すぎる結果となるのも知らず、
惣太は都会の娘との再会を夢見てランプの油を費やした。


  おしまい。
533わんこ ◆TC02kfS2Q2 :2011/08/27(土) 01:01:10.04 ID:a8xh4zVo
自由に書けるのは楽しい!
投下終わり。
534創る名無しに見る名無し:2011/08/27(土) 14:33:07.59 ID:1PkJY1Jb
なんかいいレトロ感ですな
読書量が無いとこういう文章にはならない
535創る名無しに見る名無し:2011/08/27(土) 19:32:18.79 ID:7ijXSmw0
憑きもので逆に正気っぽくなってるんだろうか
惣太の失恋は手痛くなりそうだ
536創る名無しに見る名無し:2011/08/28(日) 21:49:33.57 ID:zV+w7D2Y
アイス周りの描写すげえ。乙です
537創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 13:39:23.46 ID:yH+sZen9
ガンダムの二次をここに落とさせていただきたく候。
本来ならば他に然るべき投下場所が複数あるのですが、作者の暴走で内容が斜め上にぶっ飛んでいってしまったので

新シャア板のSSスレに投下→原作ファン「設定無視のオナニー乙」
ロボスレに投下→原作ファン「さすがにこれは無いわ」
新作ガンダムスレに投下→シリーズファン「これガンダムでやる必要あんの?」

ということになりそうなのです。
でも書いちゃったもんは叩かれそうでもどっかに晒したい。
迷った末にここを死に場所と定めた次第。ご容赦を。
538創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 13:59:44.33 ID:yH+sZen9
 無から有が生ずることはない。
 それは宇宙の理である。
 だが、いま忽然と真空の闇へ姿を現すものがある。

「――転移完了を確認。機体コンディション、チェック」

 はじめに碧い光があった。
 きらめく粒子が渦を巻き、輪となり、その中空から一個の物体が現出する。
 それは四肢を備えていた。
 首があり、その上に頭が乗り、揺らぎなく輝く双眸があった。
 人型をしたそれは、しかし人ではない。

「システムに問題はない。長距離の量子ジャンプも、慣れたものだな」
「何度も繰り返してきたことだ。それに、ELSが力を貸してくれる」

 背から放射状に延びる薄い翅。
 それが、無風無音の宇宙でただ一度、波打つように羽ばたく。
「ゲートクローズ」
 光輪が霧散する。
 遥かな距離を越える、彼方よりの門が閉じた。


   機動戦士ガンダム00 ―The myth of the first innovator―


「ヴェーダを使っての座標計算に入る。少し待て」
「了解」
 刹那・F・セイエイは目を閉じ、脳量子波の声に耳を澄ませた。
 ここには自分がいる。ターミナルユニットからはティエリアの固有波形。
また機体と己の肉体からはELS、すなわち今は人類のよき友である地球外変異性金属体の、
幼子のような無邪気さと偉大な叡智を併せ持った思惟が感じられる。
 そして、それ以外のもの。
 確かに感じる。この近くに、“いる”。

「赤方偏移誤差と星配置から、ここは地球からおよそ60万光年の位置と推定。
 地球からはガスか何かで見えない銀河だ。その外縁近く、星のまばらな領域……」
 そう言ったところで、ティエリアも気付いたようだった。
「感じるか、刹那」
「ああ。感情を――悲しみか、怒りか、それとも絶望か」
「あまりいい兆候ではないな。これまでそういう脳量子波を出す相手と対話して
 すべてが平和裏に済んだケースは少ない。大抵、問題が起こる」
「逃げるか?」
 クアンタが翅を――機能としては一種の触手であるが――ゆらゆらと動かした。
ティエリアは驚いたが、すぐに笑みを投影して見せる。
「白々しい。その気もないのだろう」

 これまで、ヴェーダによる当初の想定よりずっと多くの知的生命体に出会ってきた。
その中にはファースト・コンタクトから友好的だった相手もいれば、問答無用で
攻撃してきた星もある。それらの接触は、宇宙のあちこちを旅する中でELSたちが
感じ取った脳量子波の痕跡からティエリアが大まかな発信源を割り出し、
当該座標付近へ量子ジャンプで赴いて行われた。
 今回もそうして、ある恒星系にゲートアウトした次第である。
539創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:03:10.78 ID:yH+sZen9
「やけに規則正しい脳量子波だ。乱れも揺らぎもない、機械のような……」
「頭脳を機械化した種族かもしれない。そういう前例もある」
 刹那は幾度か前の対話を試みた相手を思い出した。惑星そのものを巨大な宇宙船へと
改造し、恒星間空間を旅するその中で自らの肉体をも機械化して暮らす珪素生物。
彼らからは高度に発展した科学力の一端を吸収し、得るものの大きい出会いとなった。
そして、陽電子回路が生み出すその脳量子波は規則正しいものであった。
 いま刹那たちが感じているのもそれに近い。精確に、穏やかならざるパターンを刻んでいる。
「心を落ち着けるんだ、刹那。こちらが敵意を持てば、向こうも敵だと認識する」
「わかっている――こちらに気付いた。来る」
 来る、といっても数天文単位を隔てている。
「量子ジャンプでの接近は相手を刺激するケースがある。通常空間を行くぞ」
「了解、加速する」
 今の彼らにとってはさして遠くもない距離だった。

 刹那と愛機ダブルオークアンタは、ELSとの相互理解を築くための対話の中で
彼らと種族を越えて融合、人間の枠を完全に逸脱した新たな生命体へ変わった。
文字通り刹那とこの機体――のちにELSクアンタと呼ばれる――は一心同体であり、
彼がすなわちガンダムであると言っても誤りはない。
 今の刹那には、脳量子波だけでクアンタを自分の身体のように動かすことができる。
操縦のタイムラグというものが存在しない。人型機動兵器を原型とする強みであった。
 また基本性能のレベルでも、数々の異星文明と接触して得た科学技術などの知識が
ELSの模倣能力によって再現され、既に原型機とは比較にならない高みにある。
星間戦略兵器を名乗ってもおかしくない攻撃力、機動力を単機で有しているのだ。
 もっとも、この機体にとって兵器としての戦闘能力はあくまで保険に過ぎない。
 クアンタは変異した今も変わらず、対話のためのマシンである。

 互いに接近する二者の相対速度は、数億kmの距離を瞬く間に埋めた。
 刹那は前方に無数の光点が見え始めたあたりで徐々に機体を減速させ、
運動エネルギーが慣性制御能力の中和限界を下回ったところで急停止させる。
Gは完璧に殺し切られ、クアンタは再び主観的静止状態に入って対話の相手を待ち受けた。
 そして、“彼ら”は来た。
 一見して、とてつもない規模の艦隊だった――小さいもので400m級、大きいものになると
2000m級の航宙艦が、捕捉可能な限りで数万隻。整然と列を成し、宇宙空間を驀進してくる。
「おかしい。これほどの数の艦船があれば、乗員の数は膨大なものになる。
 脳量子波も無数のパターンが表れていなければならないはずだ」
 ティエリアの声が背後のターミナルから発せられ、刹那も頷く。彼らが感じている
脳量子波は単一の波形をしか示していない。艦隊が一個の生命体であるかのようだ。
 あるいはあれらの乗員も、ELSと同様の知的進化を遂げた種であるのかもしれない。
脳量子波の緊密なネットワークで情報を共有し、群体にして個体であるような知性の形態。
 細部のディテールが見える距離になる。
 各艦は有機的な曲線に縁取られた装甲で覆われていたが、所々に見える
発光部の並びが機械性を主張する。またほとんどの艦は全身から細長い突起を
生やしており、それらはざわざわと動いて先端を刹那たちに向けていた。
ガンダムのコックピットに懐かしい警告音が鳴り響く。
「レーザー照準――ロックされているぞ」
「ああ。あれはすべて砲身か」
「どの艦も相当攻撃的な設計らしいな。それでいてこの物量とは……」
540創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:06:24.47 ID:yH+sZen9

 そのとき、刹那の金属化した全細胞を強い脳量子波が駆け抜けた。紛れもなく、
前方の艦隊から発せられた何らかのメッセージだ。
 ほんの一瞬だった。未知の言語で思考する相手ゆえ、その正確な意味は受け取れない。
しかし、ニュアンス程度は解る。警戒、誰何、警告。軍隊式の、強靭かつ硬直した思考。
 敵対行動をとれば破壊する、というアルゴリズム化された意志。
「少し待て。いまこちらで彼らの思考言語を解析している」
 脳量子波は音声より遥かに複雑な情報を短い時間の中に含めることの可能な媒体である。
言語のレベルのみならず、印象や感情といった非言語的情報をも乗せられるためだ。
ゆえにわずかなサンプルからでも、相互の意味次元で情報を分解、対照分析に掛けることで
相手の脳量子波が含意する記号的要素をある程度は解析することができる。
 計算は人類最高の量子型演算システムたるヴェーダの専門分野であり、『ある程度』まで
言葉が翻訳可能になれば、クアンタムバーストで意識共有領域を作るまでもない。
攻撃と勘違いされないためにも、迂闊に大量のGN粒子を散布するわけにはいかなかった。
 だが、解析の完了を待たずして刹那の量子脳が危険を察知する。
 それは自動化された殺意だった。

「!?」
 アラートが鳴り、ティエリアの脳量子波が当惑に揺れる。その前に、刹那は
ガンダムを主観的上方へと急加速させていた。直後、足元を高熱が焙るような感覚。
見えない何かが擦過した。避けなければ、直撃コースだった。
「GNレーザーだと! いきなり撃ってくるとは、いったい――」
「無視された、と思ったのかもしれない。何も答えなかったからな」
「馬鹿な、どれほど堪え性のない連中だ!」
 再びレーザー砲の先行波が来る。臨界する高濃度圧縮粒子から漏出した赤外線、可視光
――左へ回避運動。右手で灼かれた星間物質が、切れ切れの輝線を虚空に映す。
 発射された電磁波のエネルギーはきわめて高く、超新星爆発が発すると同域の
γ線であるとセンサーは告げる。それを一点に集束しているのだ。
 まともに当たれば、ELSクアンタとて蒸発する。
「GNフィールドで防げそうか?」
「無理だ。射線こそ細いが、一門ごとのエネルギー量はメメントモリに匹敵する」
 単機と侮ってか散発的だった砲撃が、回避を重ねるにつれて苛烈さを増してきた。
数もさることながら恐るべきは精度で、一瞬でも動きを止めたり回避が単調になれば
忽ち落とされるであろうというもの。相手の予測射撃を脳量子波でさらに先読みして、
ようやくギリギリの回避が可能なほどだった。
 攻撃が止んだと思うも束の間。ひときわ大きな攻撃意志が量子空間に膨れ上がり、
刹那は回避の不可能を悟る。一万隻を超える前衛艦の、全砲フルバーストによる飽和攻撃。
人が降る雨を避け切れないように、かわし得ないレーザーのスコールが来る。
 クアンタの翅が伸び、りん、と時空構造の連続体を弾いた。
 艦隊前面のレーザー砲門が一斉に輝く。光の壁を見た刹那は、次の瞬間、
見えざる焔の焦点から消え失せていた。

 紙一重のところで量子ジャンプし集中砲火を逃れた刹那は、星系内を巡るガス惑星の
大気圏に隠れていた。艦隊のレーザーがどれほどの射程であれ、迂回しなければ
クアンタを射界に納めることはできない。
「彼らが異常にせっかちだった理由が解ったぞ、刹那」
 ティエリアが投影端末に戻ってきた。わざわざ姿を映さずとも話せるが、彼は好んで
人の姿をとる。それが自分の孤独感を和らげるためでもあると承知している刹那は、
掌に乗せられそうなサイズのティエリアと、実体の頃同然に接している。
「通常の解析アルゴリズムではまるで意味不明だったが、信号をおよそ300倍に
 引き伸ばしてみると、これがうまくいった。彼らの思考速度は我々の300倍なんだ。
 だからこちらの一分程度の沈黙が、向こうには五時間に等しい」
「時間感覚が違うということか」
 艦隊の驚異的な狙点補正能力に、これで得心がいった。300分の一のスローモーションで
動く敵など、止まっているも同然のはずだ。実際は砲塔の可動速度やレーザー発射の
僅かなタイムラグ、脳量子波による攻撃予知、そしてクアンタの運動性能があって
辛うじて回避できていたが、まともな方法では次も同じように躱し切れる自信など
刹那にもない。先でさえ、あちらは既にこちらの回避パターンを学習しつつあったのだ。
541創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:10:32.58 ID:yH+sZen9
「そして最初の脳量子波はやはり警告だったが、
『4000カウント以内に返答がない場合は敵性勢力と看做し、攻撃する』
 といった内容が含まれていたらしい。不幸だったのは、彼らの4000カウントというのが
 我々にとって30秒程度の時間でしかなかったことだ。ある種の文化的齟齬と言えるかもしれないな」
 その物言いがティエリアなりのユーモアらしいと気付いた刹那は、頬を緩めた。
表情の変化は些少だったが、そこは長年の相棒である。互いに脳量子波を読むまでもない。
こんな時、昔なら気付きもしなかっただろう。そう言ってティエリアはよく彼を褒めた。
 昔――ソレスタルビーイングの仲間たちと共にいた頃。
 トレミーでの日々は、遠く時間と空間の彼方。奇妙な感慨を伴う思い出となりつつあった。
「……また、信号にノイズがほとんどない。やはり機械知性と見て間違いないだろう」
 続くティエリアの報告に、かつて組織で使用していた球形小型汎用マシン“ハロ”や、
敵として戦うことが多かった四脚のオートマトンを想起する。
「自律兵器か?」
「恐らくは。だが、別の脳量子波が感じられない以上、彼らの主はこの付近にはいない。
 元締めを見つけるにも、まずはあの兵器と対話を図らねばならないということだ」
「異なる時間の流れを生きている相手と、どうやって対話したらいい?」
 戦って殲滅する、という選択肢はない。少なくとも、今はまだ。
「コンピューターならば、クロックアップによって処理速度を増すことができる。
 ヴェーダの場合は、結果として内部人格である僕の思考速度も向上するはずだ。
 今回の対話は僕に任せてもらう」
 ティエリアはコックピット後部、ドーム状のターミナルユニットを指差した。
「ただし、処理速度を上げるということは、エネルギーの消費も激しくなる。
 GN粒子の供給量を上げなければクロックアップはできないが、あの艦隊を相手にしては
 機体から余分に回せる粒子はないだろう」
 経験から、刹那は友の言いたいことを推し量っていた。
「……トランザムか」
 ティエリアの光学立像が首肯する。
 モビルスーツとは別次元の機械生命体とでも呼ぶべき存在になったクアンタだが、
基本インターフェースは原型機のそれを多分に残している。当然、ガンダムの切り札たる
高濃度圧縮粒子全面開放システム、トランザムも使用は可能だ。
「交信可能距離へ飛び込み、トランザムを起動、ヴェーダをクロックアップ。
 常時直列化したツインドライヴならば、バーストに至らずとも周囲の粒子濃度は
 ダブルオーライザーのトランザムを遥かに上回るはずだ。対話は充分に可能と見る」

 脳量子波の伝達効率は、通常空間のGN粒子密度とそのエネルギー準位に比例する。
高純度(高エネルギー)のGN粒子を高濃度で散布することにより、より細密な
思考のあやを彼我の精神が正確に受け取れるようになるのだ。
 特にトランザムの延長線上に位置する対話のための機能、クアンタムバーストは
超高密度のGN粒子で満たされた空間を作り出す。この意識共有領域は、人間とELSほどに
異なった生物間でさえ、思惟のみによるコミュニケーションを成立させられるものだ。
 しかし全粒子を領域形成に回すため、戦闘行動は取れない。また粒子消費の激しさから
通常のトランザムよりも更に短時間しか持続せず、再使用までにはチャージを要する。
 相手が友好的に迎え入れてくれるのでない限り、クアンタムバーストは危険が大きい。
そこでティエリアは、ある程度の意識共有率と戦闘能力の向上を両立しながら、ヴェーダの
演算速度を増す粒子量も確保できるトランザムの使用を選択した次第である。
542創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:13:10.08 ID:yH+sZen9

「問題は、予想される交信可能距離がどうやっても艦隊の射程内に納まることだ。
 僕が話を付けるまで、君にはあのレーザー攻撃を回避し続けてもらう必要がある。
 それも、ヴェーダの操縦支援はほとんど期待できない状況でだ」
「初めからやることが解っているなら対処できる。問題ない」
 いかに地球の常識を超える機体とはいえ、300倍の反応速度を持つ相手からの光速の砲撃を、
運動性能だけで避け続けられる保証はない。他の攻撃手段もあることだろう。
 だが、様々な異星文明の技術を吸収してきたこのガンダムには、まだ秘められた力が
いくつもある。それをフル活用していい前提なら話は別だ。
「攻撃は可能な限り控えろ……と言いたいところだが、可能か?」
 落とされては元も子もない。ティエリアは刹那に無理を強いることはなかった。
ELS同様単一の巨大な意思で動く群体ならば、構成端末がいくらか破壊されたところで
対話に及ぼす影響は少ないかもしれない――そう楽観視することもできる。また、最悪の場合
量子ジャンプで宇宙の彼方へ逃げればいい。対話が平和裏に終わるとは限らないのだから。
 それでも、刹那は頷いた。
「武装を破壊する程度なら問題はないと思うが、やれるだけはやってみよう」
 トランザムシステムが発動する。
 赤い輝きを纏ったクアンタが羽ばたき、空間を跳躍した。

 艦隊は突如として再出現した敵に対し、電撃的な反応速度で応じた。
殺到するレーザー。その先行波が可視領域に達するより速く、再度の空間転移。
 碧い光の双輪描き、艦隊中央に煌めくトランザムクアンタが顕現する。
「頼んだぞ、刹那!」
「そちらもな。お前にしかできない」
 そして刹那は背後のターミナルユニットから、圧縮された脳量子波が放たれるのを
至近で感じていた。もっとも、その干渉を受けるようなへまはしない。ELSとの共生の中で、
強い脳量子波を意識的にカットしたり、受け流したりする術は学んでいる。
 全方位を囲む敵艦から、またγ線の槍が放たれる。しかし同士討ちを避けて
密度の下がった砲撃など、慣性制御能力込みで運動性能を数倍にまで高めている
トランザム状態のクアンタには、盲撃ちも同じだ。いかに高速思考が可能なAIといえど、
物理的に射角変更が追いつかない相手を狙えはしない。ましてその角度に制限があっては
なおのこと、レーザー砲の直線射撃は限界があった。

 艦隊は次なる攻撃に打って出る。当然、武器はレーザーだけではない。
 有効射程内にいる一万数千隻が、それぞれ艦の一部ないし数か所を開いた。
そこから次々と放出されるは、形こそ様々なれどいずれもモビルスーツほどはある
ミサイルらしき物体。一様に細長い尾を持ち、それを激しくふるわせて飛翔する。
「脳量子波!?」
 ごく単純なものではあったが――ゆうに数十万という弾頭のすべてが脳量子波を放っていた。
艦隊が共有する巨大な知性とは違う、簡易AIのようなものが弾頭に搭載されているのだろう。
ファングなどビット兵器に分類できるかもしれないが、その区別は後ですればいい。
 意思を持った大型ミサイルが押し寄せる。これを通常の機動で躱しきるのは無理だ。
 レーザーをも回避しながらミサイルの群れを引き付けた刹那は、包囲するように
突っ込んできたそれらが爆ぜようという鼻先で、機体を量子化させた。
 爆光の連鎖。密集していた自律誘導弾たちが次々に誘爆し、須臾の小太陽を生む。
可視光でも見えるが、放出されているエネルギーのほとんどはγ線や中間子だ。
おそらくは反陽子の対消滅反応を利用した弾頭。地球上で爆発したなら、一発一発が
オーストラリア大陸を焦土にできる程度の威力はある。それが十万単位のオーダーで来る。
 巨大な火球を眼下に、通常空間へ現出したクアンタ。刹那は脳量子波の声を聞く。
「ティエリアはまだ掛かりそうか……しかし、あれがミサイルなら」
 AIを搭載するとはいえ、破壊されることが前提のものなら、撃ち落としても
問題はないはずである。刹那は再開されたレーザー攻撃を鋭角の機動で躱しながら、
向かってくるミサイルの塊に意識の束を投げかけた。脳量子波が一つ一つの対象と
刹那の量子脳を見えざる糸で結び、機体の攻撃システムがその認識に連動する。
 翅を拡げたクアンタが回転する。撃ち込まれるγ線は輝く機体を貫くはずだったが、
爆発したのはまたもミサイル群。回避運動を止めたガンダムが悠然と羽ばたく中、
四方の宇宙に炎の花が乱れ咲く。
543創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:17:28.61 ID:yH+sZen9

 量子ジャンプを応用した攻防一体の技術、GNミスディレクション。空間上の二点を
繋ぐゲートを作り出し、敵の攻撃を引き込み、それをまったく別の座標に吐き出す。
出口側のゲートをどの座標にどのような角度で展開するか、調整によっては
あらゆる射撃をそのまま送り返すことで防御即反撃ともなり得る。
 トランザム時限定の高い空間制御性能があるとはいえ、刹那は数万隻の戦闘艦が
矢継ぎ早に浴びせるレーザーのすべてを、ミリ秒単位で生成する極小のゲートに通し、
それをミサイルの迎撃に転用したのだ。秒間十万に届こうという量子トンネルの操作を
ヴェーダの支援なしで行う。イノベイターの基準で考えても、神業にほかならない。
 ひとつには、思考速度を加速できない刹那のためにELSが力を貸したのも成因である。
デカルト・シャーマンが154基のファングを巨大モビルアーマーと同時に操ったように、
イノベイターは量子脳の獲得によって元々高い並列処理能力を有する。そこに
ELSと融合した肉体を持つ刹那は、より巨大な彼らの量子脳をも一時的に自分のものとして
使用することができた。クアンタのバックアップはヴェーダだけではない。

 光学、実弾射撃が通じないと理解した艦隊は、無駄撃ちを控えて次なる手を撃った。
後方の艦列から小型の反応が分離する。ミサイルよりも熱量が大きい。
 接近してくると、初見で一種の宇宙戦闘機であると理解できた。およそ40m、
装甲は暗緑色。後方へ突き出した六枚の巨大な翼状突起。脳量子波は感じられない。
ということは、あれは艦隊の一部であり、おいそれと撃墜するわけにはいかない。
 刹那はトランザムの残時間を確認した。あと230秒――遥かに少ない粒子消費で180秒しか
持たなかったかつてと比べれば長足の進歩ではあるが、それでも充分とは言いがたい。
「まだか、ティエリア」
 戦闘機が各々二対の可動肢を展開し、モビルアーマーじみたシルエットになった。
先陣切って突撃してきた機体が放つパルスレーザーの連射を回避、一部はゲートで
宇宙の彼方へ飛ばす。続いて三機の連携攻撃、アームから発振した薄い光のブレードで
次々と斬りかかってくる。刹那もまた次のカードを切った。
 白光の刃が断つ虚空に、クアンタの姿は無し。既に瞬間移動も見慣れた艦隊側は、
転移した機体にすぐさま戦闘機隊を差し向ける。だが、そこからもクアンタは消える。
 刹那は高速思考の相手が捕捉する暇も与えず、不連続に機体の存在座標を変化させ続けた。
これもトランザム限定となる連続転移。総数約二十万隻の艦隊相手に、単機で撹乱してのける。
 やがてジャンプを繰り返すうち、他より遥かに大きな艦を発見する。
 全長26000m、巨体の割に武装は少ない。発光するエネルギーラインが目を引く、
前後に細長い十字架型の艦だった。おそらくは艦隊の中枢か、それに近い役割の個体。
 刹那は巨艦が展開したGNフィールド――あまりの出力に内側が暗く見える――の内側に
量子ジャンプすると、その装甲の窪みに陣取った。フィールドが解除されるも、
予想通り砲撃は来ない。戦闘機やミサイルも寄ってきたが、超大型艦の周囲を
ぐるぐる回っているだけだ。何機かがブレードを差し込もうと突っ込んでくると、
刹那は前進するゲートを瞬間的に作り出し、それらの機体を強制転移させて追い払った。
 安全地帯ではあるが、このままでは時間切れと同時に逃げるしかなくなる。
 そう思っていた矢先、背後でターミナルが出していた脳量子波が止んだ。
544創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:24:29.65 ID:yH+sZen9

 宙域に満ちていた殺意も消えている。量子空間に広がる、GN粒子の海は凪いでいた。
「停戦合意が成った。これで、やっと対話だ」
 ティエリアの、心なしか疲れたような声が安堵を誘う。
「ここで始めていいのか?」
「ああ。向こうが思考速度を合わせてくれる。粒子残量は?」
「きわどい所だが、足りるはずだ」
 刹那はスキャンセンサーを起動した。金色の輝きを放つ瞳が赤い光に走査され、
直列ドライヴの上げる唸りとともにクアンタムシステムが発動する。
 トランザムでの戦闘からそのままクアンタムバーストへ移行する形になる。
圧縮空間に貯蔵した粒子まで吐き出し切ることになるであろうが、刹那は躊躇わなかった。
戦いは既に終わった。もうここでは、武器など必要ない――その確信があったからだ。
 ELSクアンタの最大粒子放出は、原型機と違って装甲をパージしない。
その代わり、装甲を形成するELSが無数のスリットを開き、背部の触手も変形する。
一枚一枚がさらに薄く拡がり、配置がより円形に近い放射状へと変わるのだ。
 結果として、全身に虹色の輝線を浮かび上がらせたガンダムが、一輪の巨大な花を
背負っているような格好になった。ゆるく反り返った花弁は透き通る碧。GN粒子が渦を巻き、
後光にも似た同心円状のリングを、宇宙の闇に際限なく押し拡げてゆく。
 かくして、対話が始まった。

「我々は――“レリクス”――」
 刹那は無機的な声を聞いた。ヴェーダが相手からの脳量子波を人語に変換し、
更に音声情報をも付加した出力の結果である。レリクスとは、遺物の意であった。
「お前たちは何だ」
 星の彼方より来た兵器が問う。
 刹那は意識を集中し、遠き故郷の記憶を呼び起こした。無尽の暗黒に浮かぶ青い星、
天と地を結ぶ軌道エレベーター、砂漠に揺れる黄色の花――。
 かつてELSたちの記憶を映像として受け取ったように、言葉の壁を越えて知覚に訴える。
己が何者であるかを伝えるには、その起源を伝えることが有効だと経験で知っていた。
人間を、ガンダムを、刹那・F・セイエイを作り上げたのは地球である。
 
 そして返答があった。
「おまえたちを形作っているものを見た。過去の苦難も、未来の決意も。
 今度は我々を見てくれ。そして、知って欲しい。幾星霜の失意と絶望を」
 先んじて脳量子波のうねりから膨大な情報流を感知した刹那は、急ぎヴェーダとの
リンクを再構築、ティエリアにバックアップを要請する。
「任せろ。君が拾いきれない声は、僕が処理する」
 次の瞬間には、レリクスからのイメージ送信が開始されていた。身構えていてもなお、
巨大な知性が送り込む記憶の波濤は、刹那の意識を量子空間の彼方へと攫っていった。

 レリクスを作り上げた文明は、地球から遠く数億光年も離れた恒星系にあった。
 戦争の絶えない種族だった。人類より強い攻撃性を持ち、技術的発展も早かった。
文明が高度化してもなお紛争は絶えなかったが、高い繁殖能力と母星の豊かな資源が
常に全体としての成長を彼らに約束していた。
 彼らはやがて人類と同様に宇宙文明段階への進化を果たし、脳量子波を獲得する。

「イノベイターにあたる進化種か」
 イメージの中で歴史を早送りされているのは、人間とは似ても似つかぬ
爬虫類じみた異星生物である。しかし刹那とティエリアは、そこに人類を重ねた。
「コントリズムにおいてツィオルコフスキーが提唱した宇宙的段階の生命は、
 凡そ脳量子波を使うようになる。彼らの発展の歴史は、僕たちに似ている……」
545創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:40:29.03 ID:yH+sZen9

 しかし彼らは、宇宙的レベルで不運の星の上に生まれていた。
 彼らの銀河は所属する超銀河団の端に位置しており、その向こうには
直径十億光年に達するスーパーヴォイド――物質のほとんど存在しない、巨大な空洞が
広がっていた。地球からはダークマターの重力レンズに隠されて見えないが、
観測し得る宇宙で最大級と言えるスケールのヴォイドだ。
 その超巨大空洞の中心、虚無と暗黒の彼方に、強大な脳量子波源があった。
 量子脳を得た新人種は、遮断措置を施さぬ限り忽ち発狂した。ヴォイドの中心から
何物にも遮られることなく押し寄せる思念は、想像を絶する悪意だったのだ。
 それはあらゆる存在、あらゆる秩序、あらゆる他者への憎悪。
 森羅万象に対する、不倶戴天の反存在。彼らはそれを■と呼んだ――

「何と呼んだ? よく解らなかった」
「ヴェーダの語彙に、彼らの指示するようなものを表す単語が無いようだ。
 そのものの形態を表す言葉でよければ、“灰色の柱”となるらしい」
「それでいい。以後、そう訳してくれ」
 刹那は悟る。送り込まれるイメージの中に繰り返し現れる恐怖の根源は、
あの“灰色の柱”なのだ。付加された印象はあまりに強く、それが何であるのか
知らない者さえ戦慄を禁じ得ない、破滅的な記憶だった。

 宇宙の深淵の縁にある星の住人たちは、この未知なる脅威に立ち向かうことを決意した。
 まず各種観測データによって、問題の脳量子波源が灰色の直方体であると判明する。
材質は不明。運動が確認できないのに強力な青方偏移が掛かっていることなどから、
この物体を中心とする斥力フィールドの存在が想定された。やがて、他に類を見ない
巨大ヴォイドの生成原因も、この斥力によるものと証明される。“灰色の柱”は
銀河フィラメントを空間ごと押し遣っているのだ。あるいは視点を変えれば、
全ての天体が――巨視的には全宇宙が、“灰色の柱”から逃げているとも言えた。
 レリクスはこれを破壊するために創られた、自己進化する兵器体系である。
艦隊の形を取る一群のシステムは、全長26kmのコントロール艦を中心として
相互連結された脳量子波ネットワークの生む、一個の自我によって統御される。
 相手が強大な存在であるとしても、成長することでいずれその戦力を凌駕する。
成果が出るまでに何億年という時を費やすかも知れぬ、超長期的計画である。
レリクスの創造主たちは自種族のみならず、やがて出会うかもしれぬ異星の友が生きる
宇宙の未来のためにも、神聖な義務感に駆られて対“柱”用兵器を設計したのだった。

「彼らは数億年後にも自分たちが文明を維持していると考えたのだろうか」
 圧縮空間カタパルトで送り出されるレリクスを見ながら、ティエリアが言った。
200年にわたる大計画を遂行していた身なれど、数億年後に人類が生き残っているか
という問いに対しては、正直なところ肯定的な予想が立たない。
 刹那は地上を見ていた。自ら作り出した兵器を、巣立つ子のように見送る科学者たちを。
「わからない。だが、滅びているとは考えたくなかっただろう」
 具体的な計画以前に、この兵器は希望であり、祈りだったのだ。科学が生み出した
大いなる武力によって種全体の未来を救う、その夢はイオリアが見たものと近しい。
 レリクスとは、いわば異星の民が作り出した、もう一つのガンダムの姿であった。
546創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:53:12.89 ID:yH+sZen9

 高度の自律知性によって自らの機能をアップデートしながら、レリクスは
宇宙の奈落を深く潜っていった。次第に強くなる斥力フィールドの後退圧に、
それ以上の加速力と量子ジャンプを得て対抗した。ELSや現在のクアンタのように
繊細な近距離ジャンプや連続転移ができるわけではなかったが、それでも
全体としては光速を遥かに超えるスピードで“灰色の柱”に迫っていた。
 ところが、相対距離が二億光年を切った頃、“灰色の柱”はレリクスに意識を向けた。
光が二億年掛けて進む距離の先にいる相手をリアルタイムで捕捉する。古典的物理法則では
考えられない現象。GN粒子の高次元空間相互作用と量子トンネル効果によって光速を超える
脳量子波の伝播速度ならば、GN粒子発見以前の理論的限界を超えることも可能となる。
 暗闇の底から、超光速の殺意が巨弾となって飛来した。
 そのときの記憶はきわめて混乱しており、詳しい状況は掴めない。だが、どうやら
“灰色の柱”に認識されたというただそれだけで、艦隊を支配するAIは恐慌を来した。
死を恐れぬはずの兵器たちが、“柱”に対しては怯懦そのものとなった。
 混濁したイメージの後、明白な結果だけが残る。
 レリクスは倒すべき敵を前に、機械でありながら恐怖に駆られて逃げ出したのだ。

「我々は敵前逃亡によって、己の存在意義を自ら否定してしまった。
 だが、もう一度“柱”に挑むことなどは、考えられさえしなかった」
 ヴェーダが出力する声は、あくまで淡々と意識共有領域に響く。その脳量子波の襞には
悔恨、恥辱――高度に発展した機械知性の抱く、人間以上の強い感情が秘められている。
 そして、今なおすべてを圧倒する恐怖も。
「不可能なのだ。あれに勝利することなど、何者にもできない。
 物理が物理に働きかけて生みだす矮小な力など、“柱”の前では遍く火花に等しい。
 一億光年の距離にまで近づいていれば、あれは思念だけで我々を粉微塵にできただろう」

 任務の永久的失敗を悟ったレリクスは、戦わずして母星へと敗走の途についた。
往路よりも遥かに増した機動力で、せめて一刻も早く主人たちのもとへ帰ろうと。
 数億光年の旅の果て。
 故郷へ辿り着いた自律兵器群が見たのは、荒廃し果てた無人の星系。
 かつて命に溢れていた星は砕け、重力で再凝縮の過程にあるアステロイドの塊に。
環境改造と殖民が進んでいた他の系内惑星も、生命の消え失せた荒野に変わっていた。
 遺されていたのは、天体破砕クラスのGNレーザーや反応弾が飛び交った痕跡。
 彼らの主は自種族内の星間戦争によって滅び去ったのだ。

「見果てぬ未来の平和のために、彼方へと兵器を送り出すような者たちが……
 同じその手で同胞と殺し合い、ついに絶滅に至るまで戦い続けたというのか」
 そう言いながらも、ティエリアは以前見たヴェーダの試算を思い返していた。
太陽エネルギー開発と核廃絶運動へのソレスタルビーイングの介入が無ければ、
2300年代までに三度は全面核戦争の危機があったという予測だ。
 平和な明日を希求する歌を作るのも人間なら、支配と破壊を望むのも人間だった。
一歩間違えば地球が辿ったかもしれぬ歴史を、彼は目の当たりにしている。
「愚かだったのだ。我々の主人たちは、互いを幾度も殲滅するのに充分な兵器で
 加減なく応酬を繰り広げた。結果、戦争そのもので全人口の大半が死に絶えた。
 僅かな生き残りも、灼き尽くされた大地の上や、戦いの生んだデブリが横溢する
 宇宙空間では、命を繋いでいくことができなかった。星系外へ脱出できた者が
 いたのではないかとも考えたが、いくら探してもその痕跡は見つからなかった」
 自らの創造主を愚かと断じるレリクスの整った脳量子波に、刹那は言葉と裏腹の
忸怩たる思いを感じ取った。たとえ愚かでも、彼らにとってあの種族は親だったのだ。
その死に目に会えず、あまつさえ託された使命を――祈りを――遂行できなかった。
 その痛みは、決して他者には触れ得ない。
 存在意義を失い、還るべき場所を失い、守るべき主を失った。自己保全プログラムは
彼らに自殺さえ許さない。無人の艦隊に絶望を乗せて、自律兵器の永い放浪が始まる。
 およそ6000万年前のことであった。
547創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 14:58:37.56 ID:yH+sZen9

「我々は消滅した母星と、“灰色の柱”から逃げるように宇宙を旅してきた。
 いくつかの異星文明にも出会った――だが、こんな風に対話が成ったことはなかった。
 多くは意思の疎通ができないまま戦争となり、無意味な勝利を重ねてきた」
「僕たちはたまたま、言語フォーマットや思考速度の違いを解析できるコンピューターと、
 対話に入るまで艦隊の攻撃を凌ぐだけの防衛能力を持っていたからな」
 ティエリアはそう言い、「それに、反撃を控える根気も」と付け加えた。
 人間の基準で――より拡張して地球型惑星の生物基準で考えるなら、彼らの高速思考を
乗せた脳量子波はすぐに読み取れるものではない。それが警告であると理解する前に、
絶大な火力による攻撃が開始されるのでは、ほとんどの知性体はたまったものではない。
 そんな批判をにじませたティエリアの脳量子波に、レリクスは反省の念で返した。
「我々の100万倍に達すると思しき思考速度の生命体もいたし、脳量子波が使えない種族もいた。
 また思考言語の解析にかけては、おまえたちのヴェーダほど技術的蓄積がないのだ。
 信じてもらいたい。我々は、殺戮のために星々を彷徨っていたわけではない」
「わかっている」
 ならば何のために、とは刹那は聞かなかった。主を失くした兵器たちは、
それをこそ探しているに違いないのだ。人間が感じるより300倍も長い、宇宙の永劫を
存在し続けるに値する意味。役目を果たせなかった道具は、何をすればいい?
 大いなる喪失から始めて話が通じた他者に、彼らはその答えを期待していた。

 やがて、刹那が言う。
「お前たちは“灰色の柱”を破壊するために作られた」
 それは事実の確認。既に失敗した任務の名。
「実際には、お前たちは“柱”に対抗できなかった。だから逃げ出した。
 創造主たちの所へ、本拠地への撤退を図った。それは戦略的判断だ」
 レリクスの量子脳から、言語以前の揺らぎが伝わってくる。刹那は確信を得た。
彼らに必要な答え、本当に求めている答えが解ったのだ。
「お前たちの任務は失敗に終わってなどいない。主が滅びた今も続いている。
 量子ジャンプで銀河を渡ってきたのは、独りで勝てない相手に勝つためだ。
 本当は、共に“灰色の柱”に立ち向かう同盟者を探していたんじゃないのか」
 量子空間全体が揺動するほどの、激しい脳量子波が放たれる。それは人間の感情が昂り、
泣く時の波形に似ていた。深い絶望の霧の奥、燃え尽きたはずの焔が再び灯る音を聞く。
 レリクスが求めていた答え。それは赦しであり、猶予の肯定であった。
 兵器たる己に託された祈りの主体が滅びてもなお、その遺志を遂行すること。
永劫に等しい時の中で力を高め続け、いつか“灰色の柱”に立ち向かうその日。
 AIが恐怖ゆえに考えることをやめていた未来の可能性を、刹那は再認識させたのだ。
「お前たちだけでは勝てないとしても、宇宙に生きる様々な文明の力を
 借りることができれば、あるいは“柱”に対抗できるかもしれない」
「そのために――我々は――」
「お前たちはまだ戦っている」
 刹那は断言した。
 規則正しい脳量子波の中から、思惟を覆う影のような無力感が消えてゆく。
「……遠い未来、“灰色の柱”は動き出す。あれほどの敵意が、ただ在るだけで
 満足するとは考えられない。その時までに、味方を増やしておくということか」
「そう、俺たちが最初だ――友達になろう」
 刹那とティエリア、ELS、そしてレリクスの思惟が一つの精神のごとく融け合う。
混然一体となった想像力が無限へと飛翔し、量子空間に同じ夢を描き出す。
548創る名無しに見る名無し:2011/09/02(金) 15:02:51.50 ID:yH+sZen9

 いつの日か、久遠の彼方。
 星たちが燃え尽きようとする冷たい宇宙、黒い空洞の中心。
 この宇宙であらゆる不和を乗り越え、時間さえ支配した知性たちが一丸となって、
“灰色の柱”との宿命的な対決、秩序と混沌の最後の決闘に挑むときが来る。
 そこには人類の姿もあった。ELSや、これまで二人が出会った異星種族、
これから出会うであろう未知なる世界の民も。その先陣に、ついに進化の窮極へと
到達したレリクスがいた。傍らには、虹色の光輝を纏ったガンダム。
 物理兵器を携えた者はいない。この戦いには、いかなる剣も銃も意味を成さないのだ。
 絶対の拒絶と否定を放ち続ける魂に、届く武器がただ一つあるとすれば、それは――

 あくまで曖昧なイメージであり、夢想に過ぎないと、互いに解っている。
 宇宙のあらゆる文明が同盟を結ぶなどは不可能に等しく、人類やELSが
天文学的未来にまで存在し続けているとは限らない。刹那とガンダムにしても同じだ。
 それでも――垣間見たビジョンは、希望だった。
 刹那は脳量子波を通じ、レリクスの永い敗走が終わったことを知った。

「50年後か、100年後か。いつか、人類が本格的に外宇宙へ進出する時代になったら。
 友として会いに行ってくれ。ファースト・イノベイターの紹介だ、と言ってな」
 対話を終えたレリクスとの別れ際、ティエリアは冗談めかしてメッセージを送った。
カメラで去りゆく艦隊の光列を眺めながら、彼の投影像は刹那と向き合っている。
「さて……どうする。“灰色の柱”を見に行ってみるか?」
「今は止めておく。記憶から受けた印象が正しければ、目視できる距離では危険だ」
 いずれ立ち向かわねばならない問題だとしても、まだその機ではない。刹那は首を振った。
「返信が来ているぞ」
 話す間に送られていた。密なパルスの光シグナルが二つ。300倍に引き伸ばしてみると解読できる。
『必ず行こう。我らが最初の友に会いに』
 それは、誘いに対する生真面目な――否、“機真面目”な――返答と。
『我々の主人たちにも、ソレスタルビーイングがあればよかった』
 戦争によって滅んだ星の遺産が、戦争根絶のために戦った者を称える言葉だった。
 ――ニール・ディランディ、お前にも見せたい。
 刹那は亡き戦友に呼びかける。その弟が受け継いだコードネームではなく、
人間としての彼が命と共に授けられ、最期の瞬間まで胸に抱き続けた本当の名で。
 ――俺たちの戦いに意味があったと、戦うために作られた存在がそう言っている……

 クアンタが機躯を翻した。
 翅を目一杯に広げ、超長距離ジャンプのゲートを開く。
 デュアルアイの輝きが尾を曳き、虚空に涙のような残光を刻む。次なる邂逅を求め、
星の彼方へと続く門をくぐり、ガンダムがまた遥かな空間を跳躍した。


                                <了>
549創る名無しに見る名無し:2011/09/24(土) 22:26:54.74 ID:kFoEYEiy
保守
550創る名無しに見る名無し:2011/09/27(火) 23:18:29.75 ID:GlShwqqr
551創る名無しに見る名無し:2011/09/28(水) 03:07:50.17 ID:ReUp8beD
描くんじゃねぇよwwwwwwww
552創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 01:25:32.78 ID:NMmm04Xo
ある日の事。
自分の部屋で床に寝そべっていると突然机の引き出しがガタガタなった。
「何だ!?」
ガララァ!
引き出しが開き、中から奇抜な格好の美少女が出てきた。
「僕ドラもです!」
「!? な…何だ君は!?」
「僕は未来から君をちゃーんとした大人にするためにやって来た猫型ロボットさ!」
「ロボット!?まっさかー!どこからどう見たって人間じゃないか!」
「ふふん、当たり前さ!僕は未来のロボットだからね!」
「大体猫型って…どこが猫型なんだよ。せめて猫って言うなら猫の耳くらいないと」
「うっ……それは……ん?」
ドラもと名乗った少女が部屋に置いてあったドラ焼きに興味をしめした。
「これ何?食べ物のようだけど」
「はっ!バッカでー ドラ焼きも知らないでやんのー!」
ドラもがムッとしながら、僕のドラ焼きを食べた。
「ああ!僕のドラ焼き!」
「モグモグ………………美味しい!この世にこんな美味しい食べ物があったなんて!」
ドラもが満面の笑みをした。その笑顔に僕は不覚にもドキッとした。
……いけない、僕はあの子一筋だ!
「……どういうマジックを使って引き出しから出てきたか知らないけど早く出ていかないと警察を呼ぶぞ!」
僕は怒鳴った。
「マジックじゃないよ!タイムマシンでこの時代にやって来たんだ」
あ痛いたたたたた………
僕は生まれて初めて他人にドン引きした。
553創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 01:49:30.14 ID:NMmm04Xo
「……そんなドン引きしないでよ…。まあ信じられないのも無理ないだろうけどさ」
「……何で僕の所に来たんだよ?」
「言ったろ?僕の目的は君をちゃんとした大人にすることだって!」
「……」
「君はこのままじゃ堕落した人生を送る(今も送ってるけど)。
2年後には君の子育てに疲れたご両親が家に火を放って一家心中するよ」
「ふざけた事言うなあ!」
流石にブチ切れた。可愛い顔して何だこの女。
「本当だよ。はいこれ」
ドラもがポケットから数枚の写真を取り出して見せた。
「…これは!」
…まぎれもない。その数枚の写真はかろうじて顔が分かる、僕と両親の焼死体だった…。
「ウソダロ…」
唖然、愕然、驚愕。僕は言葉を失った。
まさかこの子は本当に未来から来たロボットなのか?
「ショックなのも無理ないね…。でも大丈夫!こんな未来にならないよう、これから僕がついていてあげるから!」
「え?ついて?」
「これから、この家に居候させてもらうよ」
そんなの親が許すわけないだろ。自分がロボットだなんて言う奴尚更…

母「いいわよ」
父「いいよ」

OKもらったー………
554創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 02:09:24.92 ID:yaUTVRlL
地味に行く末が気になる話だな
555創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 02:46:31.47 ID:NMmm04Xo
夜になった。
自分の机の引き出しから未来の美少女ロボットが出てくるわ
それに残酷な未来を告げられるわ、それと共同生活をこれから送る事になるわ
今日一日で色々あり過ぎだ。
いつも通り(ドラも含め)家族で夕食を終え、それぞれ風呂に入り両親はイチャつきながら寝室へ
僕は2階の自分の部屋へ……いや僕だけじゃない。ドラももついてきた。
まさか……夫婦でもない男と女が!赤の他人同士が!しかも未成年同士が!(相手ロボットだけど)
同じ部屋で寝るのか!?ドラもはそれを拒否しないのか!?ロボットだから!?恥じらいがないの!?

などと葛藤しながら僕はとりあえず一枚しかない布団を部屋の床に敷いた。
「……どうしようか」
僕はドラもに問いかけた。

「あ、僕は押し入れで寝るから、のび太君布団で寝ていいよ」

「そう……」
僕はとても哀しくなった。
どうやら同じ布団で二人一緒に寝れるかもと内心期待していた自分がいたらしい。
心にポッカリ穴があいたまま、僕は眠りについた。
556創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 04:06:26.36 ID:NMmm04Xo
チュンチュン
鳥のさえずりが聞こえる。夜があけ朝になったのだ。
朝になったということは……今日は月曜、学校に行かなきゃいけない。
……「また」宿題やってないんだよなあ……。「また」先生に怒られる。

「のび太ー、ご飯よー」

ママの呼ぶ声が聞こえる。
「はーい」
僕は階段を下りて1階で朝食をとった。そして再び2階へ…
「あ、のび太君おはよ!」
……夢じゃなかった。ドラもが僕の漫画を読んでいた。
ドラもはロボットだから学校に行かなくてもいい。楽でいいな…。
僕は学校で必要な物をランドセルの中に詰め込む。
「…のび太君、宿題やった?」
「……やってないけど」
「な…駄目だよ宿題はやらなきゃ!先生にも叱られるよ!」
「いいんだよ、ほっといてよ」
「…もう、そうやって自堕落な生活を続けるから2年後にはご両親が……」
うっ……
「ど…どうせ今からやったって間に合わないよ」
「間に合うよ!僕が何とかするから!」
「え?」
「……宿題に関しての問題は今回だけだからね。次からはちゃんと自分の力だけで片付けるんだよ?」
「……」
ドラもは服の腹ポケットから何かを取り出した。
557創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 04:28:25.60 ID:NMmm04Xo
「ジャジャジャジャッジャジャーン!コンピューターペンシルーーー!」
「…何それ?」
「未来で買ったひみつ道具さ、これを手に持てば早急に、的確に、このペンが答えを自動で書いてくれるんだ」
「それはすごい!」
僕は声を上げた。そんな物が未来には売られているのか。
……売ってていいのか?

シュババババ……

僕はコンピューターペンシルの力で3分で宿題を終わらせた。
「本当にすごい!このペン…」
「さっ!終わったらちゃんとペンは返してね」
「あ、うん……」
僕は不本意ながらその場でドラもにペンを返した。
「じゃ、学校に行ってくるから」
「うん………あ、ちゃんと授業も真面目に受けるんだよ?今はそれなりに成績よくても
いつか皆に置いてかれるからね!そしたらのび太君の未来は破滅だからね!」
「……はいはい分かったよ」
うざったかったが、なるべく授業も宿題もちゃんとやろうと思った。
あんな未来はごめんだ……。
558創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 15:59:37.37 ID:NMmm04Xo
学校についた。
いつもと変わらない学校、教室。さっきまでドラもがいた非日常が嘘のようだ。
席について先生が教室に入って来るまでボーッとしていたら目の前に人が来た。
「おはよう、のび太さん」
キタ一一ーーーーーーーーーーーーーーー
天使が僕に声をかけて来た。僕の片思いの人、しずかちゃんである。
面倒くさい学校に僕がちゃんと登校しているのは彼女に会いたいからだ。
彼女がいなければ今頃僕は不登校児。この教室にはいないだろう。
「今日は大丈夫?宿題やってきた?」
学校に行くといつも、しずかちゃんにこれを聞かれる。
しずかちゃんと会話出来るのはいいが、こう哀れみの対象として話かけられると心に針を千本刺された気分になる。
だが今日は今までとは違う。僕は宿題をやってきたのだ。僕はやり遂げた宿題をしずかちゃんに見せた。
「!! のび太さんが……宿題を!?」
しずかちゃんが大声を上げ驚いた。
教室にいる人間全てがその声に注目し僕の所に寄ってきた。
「あ、あののび太が!?」
「隕石でも降ってくるんじゃないか!?」
皆驚きを隠しきれない様子。………何だか腹が立つなあ。
「誰かにしてもらったんじゃないの?」
と誰かが言った。周りもああそうかもといった雰囲気になる。が
「いいえ、この汚らしい筆跡は紛れもなくのび太さんのものよ!」
しずかちゃんが弁護してくれた。周りもしずかちゃんがそう言うならと信じる。
「汚らしい筆跡」と言われたのはショックだったが、僕はしずかちゃんに感謝した。
559創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 16:32:04.87 ID:NMmm04Xo
ガラララ…
「皆席につけー!」
先生が教室に入ってきた。
「早速だが宿題を回収する」
教室にいる皆が宿題を提出する。無論僕もだ。僕が席を立つと先生が仰天した。
「!? 野比もか!?」
「はい。今日はやってきましたよ」
先生が鼻息を荒くして僕の宿題を受け取ると中身を確認した。
「間違いない!この汚らしい筆跡は紛れもなく野比のもの!」
もういいよ、そういうの…
僕はドヤ顔で席に戻った。

………そういや今日は何だか静かだな…。
ガラララ!
教室に誰かが入って来た。
「誰だ!こんな時間に遅刻してきた奴は……」
先生が声を荒げたがすぐに大人しくなった。
やって来たのは先生すらも恐怖する、このクラス最大の問題児、ジャイアンである。
そうだ。何か教室が静かだと思ったらこいつがまだ来てなかったんだ。
いや、あともう一人……

「先生、何か俺に言おうとしませんでしたか?」
「い、いいえ何も!」
先生が涙目になっている…。
この学校でこの男に逆らえる奴はいない。生徒は暴力を受け、教師は強く出ると
モンスターペアレント、ジャイアンの母親にとんでもない事をされる。
1年の頃、ジャイアンが学校のシーソーで尻もちをつき、尻に大怪我をおった事があった。
するとジャイアンの母親は学校に来て、担任の先生を罵倒し暴力をふるった。
その担任の先生はその後もジャイアン母から嫌がらせを受け続け自殺したのだ。
「あの……宿題を提出してほしいのですが…」
先生がニコニコ笑顔で下手に出て言う。
「ああ、いいよ」
「! そうですか!提出してくれますか!」
「はい、母ちゃんがやってくれたんだ」
ジャイアンの発言の90%は問題発言だ。
560創る名無しに見る名無し:2011/09/29(木) 16:49:16.19 ID:NMmm04Xo
「よっこらしょっと」
ジャイアンが席についた。ジャイアンは僕の前だ。
こんな奴の後ろの席になるなんてついてない…。
心の中で愚痴を言ってるとジャイアンが盛大に放屁した。
!!! コイツ…
教室に悪臭が漂う。皆我慢して平気なフリをしている。
「屁波波波波!」
何笑ってやがんだこいつは……。
本当に不快な存在だ。何とかこいつをこらしめる方法はないのだろうか?

……………僕の脳裏にドラもがよぎった…。

ひみつ道具……!
561創る名無しに見る名無し:2011/09/30(金) 06:43:19.21 ID:bTzwyxSx
設定だけ上げてみる

勇者が大戦で魔王を倒して6年が経った戦後の世界
特殊能力を持ちながらも宗教・政治的理由でヒーロー免許を持てなかった少年達が
違法のヒーローチームを結成して悪と戦う
562創る名無しに見る名無し:2011/10/02(日) 20:32:01.50 ID:sESJ8CX1
某誤爆スレでの習作


特に何をする訳でも無く、ゆったりとソファーでくつろいでいると、彼女がニヤニヤしながら僕に近づいてきた。
どうしてそんなにニヤニヤしているのかと聞く間際、彼女はサッと、僕の前に何かを取りだした。
どっかの青狸に良く似たキャラが描かれた、十円単位で買える非常に安価なお菓子。通称、うまい棒と呼ばれる菓子だ。
彼女はそんなうまい棒を片手に僕の傍らに座る。僕の間抜け面を楽しそうに覗きこみながら、彼女は言った。

「ねぇ、知ってる? これ、綺麗に縦に割る方法があるの」

本気かい? と僕が聞くと、彼女はさぞ自信満々に、顔を綻ばせながら大きく頷いた。

「あのね……まずこの袋を軽く両手で掴むんだよ」

そう言いながら、彼女はうまい棒の袋を両手で卵を握るがごとく、優しく包み込む。
本当に上手くいくのだろうか? と一抹の不安が頭を過ぎるが、口に出すのは止して見守る事にする。
しかしうまい棒とは少しでも乱暴に掴むと一瞬で折れてしまう、とてもデリケートな代物だ。果たしてそんな代物をどう縦に割るのか……。

「それでね、袋全体を優しくミシン目を折る様にして……」

ミ、ミシン目? 僕は思わず、うまい棒に目を凝らした。彼女にはこの袋、否、中のうまい棒に器用に割れるミシン目が幻視出来ているのであろうか。
どうしても突っ込みたいサガが疼く。疼くが、真剣な目付きでじっと、うまい棒を見つめて集中している彼女の横顔を見ると何も言えなくなる。
彼女は真剣だ。真剣にうまい棒を縦に割ろうとしている。まさか、まさか成功してしまうのか? それはそれで色々と心配になるが……。
僕に出来る事は只一つ、彼女がうまい棒縦割りを成功させるのを見守る事だけだ。掌、滲む、汗。

「一……ニ……三……」

次の瞬間、彼女は今まで聞いた事の無い、気迫に満ちた勇ましい声を発した。

「はぁっ!」

彼女の声と同時に、彼女の掌に包まれたうまい棒がパキッ、と気持ちの良い音を出して、軽く広がった。
僕の目は見開く。袋越しでもハッキリと、うまい棒が縦に割れているのを感じる。凄い。何をどうやったのか全く分からないが、凄いと思う。

563創る名無しに見る名無し:2011/10/02(日) 20:32:48.18 ID:sESJ8CX1
「やったやった! 出来たよ!」

自分でも成功するとは思わなかったのか、心の底から嬉しそうにニコニコしながら彼女が喜ぶ。
そのはしゃぎっぷりに、僕は妙な例えだが孫を眺める爺さんの様な心境になる。それ位、彼女の笑顔は幼く、子供っぽい。
だけどそれが良い。いつだって、彼女はこんな風に笑う。裏表なんて無い、心から嬉しさや楽しさが溢れ出る笑顔。
僕は思う。この笑顔をずっと見ていたいと。それで――――――――守っていきたいと。

「それじゃあ、開けてみようか?」

僕がそう言うと、彼女は頷く。ワクワクと目をキラキラさせて、彼女は丁寧に袋を破る。
器用にかつ綺麗に開かれた袋から、本当にパックリと縦に割れているうまい棒が出てきた。
僕と彼女は頷きあって、その割れたうまい棒を手にとって、一緒に食べる。

「よし、じゃあ」
「ダメ。ちゃんと食べる前に頂きますって言わなきゃ」

口に運ぼうとした手前、彼女は僕にそう言った。
彼女の家系は色々と礼儀に厳しく、こういう時でさえ、いただきますという様にしつけられているらしい。
ちょっと窮屈というかやり過ぎな気がしないでもないが、こういう変わった部分も好きだから素直に同調する。

「ごめんごめん。んじゃ、改めて」

「「いただきます」」

瞬間、僕達の指先の中で、うまい棒が粉上に崩れていく。崩れていくうまい棒は、掌でうまい棒だった何かに変わっていた。
僕も、彼女も、無言でその様を眺めているしかなかった。
ただの粉になったうまい棒が掌に乗っかっている。僕は何ともやりきれない気持ちになって、彼女の目を見れなかった。

「……あのさ」

彼女がボソッと言葉を放つ。僕は逸らしていた目を、彼女に向ける。
彼女は落ち込む様子は無いものの、至極ガッカリした感じで苦笑いしつつ、言った。

「今度は上手くやるから、許してくれる?」

うまい粉をぺろりと舐めて、彼女はにこっとした。

僕は笑顔で、答える。


「割るなら横で割ってね」
564創る名無しに見る名無し:2011/10/02(日) 20:43:59.92 ID:/wXjiqlZ
> どっかの青狸に良く似たキャラが描かれた、十円単位で買える非常に安価なお菓子。通称、うまい棒と呼ばれる菓子だ。

可愛い女の子を書くってことに直接は関係しないけど、この部分の説明は丸々カットした方がいいと思う
うまい棒ならたいていの人は知ってるだろうし、そもそもうまい棒を縦に割る方法をネタにした話なんだから、
うまい棒の存在すら知らない奴を読者として想定する必要はないはず
無駄な描写は削っていかないと内容が薄くて冗長になる

肝心の女の子に関しては、文章中での扱い、特に主人公からの心象を綺麗にしすぎてると思う
女の子のマヌケッぷりがこの話のキモなんだから、むしろ主人公からの扱いをぞんざいにしてやった方が
そこが強調されていいんじゃないかっていうのが俺の意見
565創る名無しに見る名無し:2011/10/02(日) 20:50:04.12 ID:jq4Nvb2c
もう一つ気になったのが、うまい棒がこなごなになってるところはもっと書き込んでいいと思う。この話のオチだしね。
ともあれ乙w 次は男子生徒を無意味にムラムラさせている美人教師でいこうかw
566創る名無しに見る名無し:2011/10/02(日) 23:19:31.86 ID:sESJ8CX1
>>564-565
返事が遅れてすまんorzここまで親身なアドバイスが貰えるとは感謝感激だぜ……!
確かに描写というか文章に無駄が多いな……ここら辺どうしても癖になっちゃってるから気を付けます
それとあまりにも男というか主人公視点に偏り過ぎた。女の子の間抜けというかドジっ子っぷりを強調すべきだったな……
オチは粉々って感じにも程遠かったし、課題が多すぎる……猛省するぜorz新手めて稚拙を読んで頂き、有難うございました

>次は男子生徒を無意味にムラムラさせている美人教師でいこうかw
いつかチャレンジしてみます

567創る名無しに見る名無し:2011/10/02(日) 23:50:47.22 ID:u3/KSCtN
なるほどなー
他の人へのアドバイスを読むのも勉強になるね
自分も気をつけよう

>>562
乙です!
自分的には
> それはそれで色々と心配になるが……。
これで笑ったわww
568保守:2011/10/06(木) 21:49:42.86 ID:FDW2NCEN
http://dl6.getuploader.com/g/6%7Csousaku/448/UNBASS04.jpg

何度か修正して描いて、数日間ほど間を空けて見直ししたら何か歪な感じがして
自分でも何を描こうしてたのかすら解らないくらい混乱している状態です。

直すべき点や、もうそもそも作品として破棄するべきか客観的な意見をいただけたら嬉しいです。
痛いことを言うと「誰かの声が欲しい」と思っています。
特に厳しめの声を浴びせて貰えたら何か打開できるかもと・・・。
よろしくお願いします。
569創る名無しに見る名無し:2011/10/07(金) 10:24:15.72 ID:dYkq79EN
あげます
570創る名無しに見る名無し:2011/10/07(金) 17:01:22.65 ID:JmFPyQXK
特徴ありすぎてなんも言えないw
571創る名無しに見る名無し:2011/10/07(金) 20:20:37.72 ID:/YaECmW4
豚(?)の構造が大分おかしい特に脚。重心や向きは見直したほうがいいと思う
後、画面に詰め込みすぎてどう見ればいいのかわからない
どれを見せたいかで動かし方が変わるからこうしろとは言わないが、今の状態だと少なくとも豚(?)は死んでる

個人的に気になるのはそれぐらい。特別絵に造詣がある訳でもないから話半分も聞かなくていいが
572創る名無しに見る名無し:2011/10/08(土) 14:23:07.59 ID:PVBTAVJu
細かく書き込んでるなーすごいなーとは思うけど
モチーフの関連が分からないからなんかすごいなーで終わっちゃうかんじ。

豚は確かに勿体無い感じがする。空にあるのに安定しすぎてるというか。
ベースのボディがねじれてるように見えるのはわざと?
右足もなんとなく不安定に見える。
気になったのはそのくらいかな。
573568:2011/10/08(土) 17:27:29.63 ID:JZMGNMVS
>>570
>>571
>>572

助言ありがとうございます。
豚と後ろの発電所はピンクフロイドのアニマルズのジャケから引っ張ってきています。
実物のジャケの豚は凄く小さいんですけど、無性にでかく描きたかったので殴り描くように
勢いで描いてしまいました。言われると豚が無駄に主張していてかつ、デッサン狂いでした。

ベースはネックの上の方のフレットがよその方に向いていました!
多分ボデイの方の歪みはひょっとしたらピックガードのせいかもしれません。

右足も太ももから下が変にねじれてました。

女とか豚とかベースが上手くミックスできてないんですね、相殺しているのと基本的な技術の問題なんだなと
ようやくきがつきました。

全然バランスの事とか考えず、無駄に画面を埋めてしまっていました。
修正点と今後の課題が見つけられました。
本当にありがとうございました。
574創る名無しに見る名無し:2011/10/09(日) 03:53:05.53 ID:PXHilHOn
>>568>>573
遅きに失したようなので、他の人が指摘していない点と、基本的な部分で勘違いしているような点についてだけ。
http://dl6.getuploader.com/g/6%7Csousaku/450/gt1.png
http://dl6.getuploader.com/g/6%7Csousaku/452/gt2.jpg
http://dl6.getuploader.com/g/6%7Csousaku/453/gt3.jpg
↑で指摘したことすべてに共通することとして、どうも対象の立体としての捉え方が弱いように感じられる。
各部を平面的にとらえて描いていくという描き方もあるが、貼られた絵を見る限りそういう描き方を指向しているようには思えないので。
575568:2011/10/09(日) 11:41:29.66 ID:uFbYWWDE
>>574

具体的な添削図で指摘していただきまして、本当にありがとうございます。
立体的に描いて行きたいという指向で絵を描いていますが、自分だけの視点だと
全く気付いていない箇所があったり、立体的なモノの捉え方がまだヌルいのだと
解りました。

上手く言葉にできないくらい感謝しております。マジに感激して今後の励みになりました。
ありがとうございました。絵を描くのはほんとに面白いです。
576創る名無しに見る名無し:2011/10/11(火) 20:46:45.77 ID:vss5BgSA
なあ、ちょっと聞きたい事があるんだがいいかな?
ココはドコで、アンタは誰だい? 
ちょっと頭が混乱してるみたいでよくわからないんだ。


ああ、じゃあやっぱりオレは死んだんだな。
天使に会うのは初めてだ。
オレの他には誰も居ないってのは不幸中の幸いってコトでイイのかな。


ついでにもう一つ。オレがオレで居られるのはあとどれぐらいだい?
へえ。ちょうどライヴ一回ぐらいだな。


最後にメッセージを届けたい人?
そりゃ沢山居るよ。バンドのメンバー、ガールフレンド、家族、それからファンの一人一人にだって出来るなら会ってキスでもしたいくらいさ。
でも、俺はロックシンガーだぜ。やっぱりライヴをやるよ。
それにオーディエンスはアンタだけじゃない。
歌いさえすれば、きっと誰かの耳に届くはずさ。
ワクワクするよ。世界中に向かってのライヴなんて、ビートルズやレッド・ツェッペリンでも出来なかったんだ。
セットリストはもう決めたよ。今のオレにピッタリの曲があるんだ。


────みんな。今までありがとう。コレが最後のライヴになっちまったけど、この声が一人でも多くの人に届くと俺は信じてる。
それじゃあオープニングナンバー、『Top Of The World』…………



スイスのバンド、GOTTHARDのヴォーカリストであるスティーヴ・リーが事故で亡くなって先日で一年が経ちました。
もう一年過ぎたんだなあなんて思ってたらふと浮かんできたので投下。
577創る名無しに見る名無し:2011/10/12(水) 03:40:41.82 ID:r9oJPin5
そういえばロニーも去年死んだんだよなぁ。レジェンド達はホントに爺さんばっかだ。あと150年は生きそうな奴もいるけど、シェンカーとか豆腐の門に頭ぶつけて病院に運ばれたとか言われてもなんか納得してしまいそうだ……。
578創る名無しに見る名無し:2011/10/14(金) 15:14:53.43 ID:KF35znZv
こんなんに描いてみました。
http://download2.getuploader.com/g/6%7Csousaku/457/UNBASSO5.jpg
579創る名無しに見る名無し:2011/10/14(金) 15:15:43.77 ID:KF35znZv
あげます
580創る名無しに見る名無し:2011/10/14(金) 16:34:20.27 ID:oej1qNKD
でかすぎ注意。
581創る名無しに見る名無し:2011/10/14(金) 22:12:42.20 ID:YspFW6MS
ちょっとわけらからないサイズ
DLサイズ4Mとか出てるのにまだ半分も表示されてない
なのに線画
なにこれこわい
582創る名無しに見る名無し:2011/10/14(金) 22:27:59.48 ID:YspFW6MS
動揺しすぎて日本語おかしくなってた
>>578はこんな絵

ウィンドウサイズ
http://ichigo-up.com/cgi/up2/oiu/xs28345.png

等倍
http://ichigo-up.com/cgi/up2/oiu/xs28346.png
583578:2011/10/14(金) 23:27:59.09 ID:tfz9i58x
すみません!
すみません!すみません!

サイズ調整してませんでした!orz

着色したときにはきちんとします。ごめんさない!
584創る名無しに見る名無し:2011/10/18(火) 01:20:27.72 ID:cztWF/1b
気がつけばいつの間にか朝はきていた

まずは顔を洗おうと部屋の扉を開けると、そこには人二人分位のスペースのあいた、レンガの壁にはさまれた長い長い階段が
一歩、二歩歩いて、壁やら床やらを触るとちゃんと質量がある
階段も本物
急いで部屋に戻ろうとするが扉が無い
パニックを起こすが、仕方のないので取りあえず上ってみる

すると一段一段上るごとに何故か幼少期から今までの記憶が溢れてくる
懐かしさか何かで泣きそうになる私、一段一段噛みしめるように上る

上り終わるとそこにはヨーロピアンな街角、誰もいない
灰色の空に灰色の街、無機質だけどどこか妖しくて、わからないけど心地よい怖さが溢れている
道はまっすぐに延びて、私はその道を歩く。空気が澄んでるのか何かすっきりした気持ちになる

すると、道は突然T字に割れ、私の前には洒落た、これまたヨーロピアンな小さな店が前に
綺麗な色をしている
灰色の家はどこまでも左右に並んでいた

宛もないので中に入ると、ターバンを巻いてピエロみたいな面を被っている20代くらいの男がいる
いらっしゃいとその男が言うから私は何故かお辞儀をする
ここは相談や愚痴、何でもいい、何かをただ聞くところです、貴女はどのような用件で、とその男が言う

いいんですか、と私が言うと、男は変わらない表情でニコリと笑い、頷く

じゃぁと私は息を吸い込む
次の瞬間には私はとにかく弾けたように愚痴から悩み、とにかく不安や不満などを全部言っていた
その男は何も言わず、ただ相槌を打ってくれる
何故かそれだけで気分が爽やかになり、ありがとうね、と礼を言って店を出ようとすると、その男はまた来て下さいと、面をつけて表情は分からないが、優しい声で言う
扉を開けたらそこは私の部屋だった

カーテンが風にそよぐ
今度の空は青かった



どうでしょうか
とあるスレに載せていましたがスレチと思い、創作向けに修正し、載せました
585創る名無しに見る名無し:2011/10/18(火) 02:33:32.34 ID:EVqB0LXw
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世

SS予定は無いのでしょうか?
586創る名無しに見る名無し:2011/10/25(火) 23:35:50.24 ID:E7dlNKeM
587創る名無しに見る名無し:2011/10/26(水) 02:21:45.33 ID:J0tp29lx
なんだこれwwwwwwwwwwwwwww
588創る名無しに見る名無し:2011/10/26(水) 08:01:03.86 ID:ADZzZJU3
また懐かしいネタだなオイ
589創る名無しに見る名無し:2011/10/26(水) 08:43:03.73 ID:Jje0XAEj
創作なのか本気なのか解らない↓
974 最低人類0号 sage 2011/10/26(水) 04:36:34.36 ID:QYGP/MtD0
公文書偽装
偽装公文書行使
詐欺
こんなことする[朝鮮人山口]

で、ぶつを捨てて証拠隠滅して
俺は無罪無罪無罪無罪wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

検察庁、警視庁さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンン
神奈川県警さ〜〜〜〜〜〜〜〜んん
告発するんでこのスレみたら連絡よろしく〜〜〜〜〜

590創る名無しに見る名無し:2011/10/26(水) 13:01:53.95 ID:tK63Fna2
二次裏wwwwwwwww
591初心者:2011/11/11(金) 01:14:49.72 ID:lxI5JPAn
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16123472?user_nicorepo
二作品目ですよろしければ見ていってください
コメントしてくれるとありがたいです
長文失礼しました
592創る名無しに見る名無し:2011/11/11(金) 11:32:42.55 ID:0JcH/rQs
http://www.null-box.com/cgi-bin/so/No_27667.jpg

『スペース・ジャガー・サイボーグ』
メタルサイコー!!
593創る名無しに見る名無し
モズライトとかリッケンバッカー好きだなぁw