SS・小説創作の初心者のためのスレ 4筆目

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655創る名無しに見る名無し:2014/03/31(月) 00:26:35.29 ID:CxghCnot
「あれが、ただの黄鉄鉱の石ころだってこと知らないんだろうなあ」猟師は憐れみを込めて呟いた。
「見る機会なんて無いだろう。黄金も黄鉄鉱も」
「しかし、奇跡ってあるもんだな。まさか森のど真ん中であれほどでかい黄鉄鉱の石ころを見るとは思わなかった」
「ああ、それなら当然だろう。あの石ころは、俺がお嬢様のところの使用人から頼まれて隠したものだしな。
お嬢様と坊主をくっつけようとする人間もいるらしい。趣味の悪い遊びだがな、おかげで今晩の酒代が稼げた」
「……いや、やっぱり、奇跡ってあるもんだな」
「どうしたんだよ、急に」
「これだけ広い森でたった一つの石ころを見つけるなんて、それこそ奇跡としか言い様がないじゃないか」
猟師と木こりは後ろに広がる森を振り返った。森の奥行は深くどこまでも終わりが無い。
木々の根元を隠すほど生い茂った雑草は、地面を埋め尽くしていた。もちろん、黄鉄鉱の石ころを探してみせろといわれれば、探し出すことは出来るのかもしれない。
出来るのかもしれないが、なにも知らない少年が見つけ出した黄金の卵は、確かに奇跡の一品と呼ぶに相応しいものだった。

<終わり>
656創る名無しに見る名無し:2014/03/31(月) 00:34:54.42 ID:CxghCnot
ごめんなさい。既に誤字が…orz
>>654
漁師→猟師
出した見せた→出して見せた
>>655
深くどこまでも終わりが無い。→どこまでも深く終わりが無い。

直前のチェックには引っかからずに出した瞬間見つけてしまう不思議…(/ _ ; )
657創る名無しに見る名無し:2014/03/31(月) 00:57:46.21 ID:w46CcSC5
構成はしっかりしてます。文章の細かいところはとりあえず置いて、気になったとこだけ。


・だが、猟師はすぐさまそれが、ただの黄鉄鉱であることを見抜いた。(なぜ猟師は見抜いた?黄金の卵との違いは?)

・しかし、少年の喜び様に水を差せない猟師は、内心では引きつった表情を浮かべながらも、表面上は少年と喜びを分かち合っていた。(この文は要再考)

・漢字が多め。無いとか出来るはひらがなでいい。読みやすい文章はよい文章。

・結局、喜んで石ころ見つけた少年はそれでいいの? ただの石ころでも奇跡的に見つけることができたから彼にとっては奇跡の一品であるという終わりは猟師と木こりが自分の考えに満足しているだけで終わってしまっていない?
少年の行方を読者に委ねるのであれば、もう少し書く必要があります。

・なにを書きたいか、伝えたいかをもっと明確にすればよいかと思います。
658創る名無しに見る名無し:2014/03/31(月) 20:50:07.06 ID:CxghCnot
>>657
有難うございますm(_ _)m
>なぜ猟師は見抜いた?黄金の卵との違いは?
あまり深く考えていませんでした。これでイケルと思ったのが甘かったか…
>この文は要再考
指摘されて読み直してみると確かに変な感じしますね。むー…
>漢字多め。無いとか出来るはひらがなでいい。読みやすい文章はよい文章。
そうですね。もっと目に優しい文章を心がけます
>猟師と木こりが自分の考えに満足しているだけで終わってしまっていない?
>なにを書きたいのか、伝えたいかをもっと明確にすればよいかと思います。
んー、自分の中でもちょっとハッキリしてなかったかもです(ーー;)
なんとなく『奇跡』みたいなモノが書きたいなーっと思って書いただけで、
「これを伝えたい!」みたいなメッセージは全然なかったですね
そういうモノがないと面白くなかったかなと反省してます
アドバイス有難うございましたm(_ _)m
659創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 18:55:14.40 ID:aYvq94HA
ご意見ご指摘ご批判なんでも結構です
僕は上手くなりたいです
右も左も分からず書き始めた小説ですがもしよかったらご意見いただけたら幸いです
よろしくお願いします。

※現在下書きの段階です結末まで下書きはありますが今回序章〜1章をUPしたいと思います
宜しくお願いします。
660創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 18:55:59.54 ID:aYvq94HA
ルーヴィエンス戦記

登場人物      レイド:本編の主人公。戦記を研究する考古学者の青年
          ルーヴィエンス:戦記の英雄
          魔王シチャング・ババ:戦記の魔王
          バーグ:魔王の側近で魔導師
          ルールー:ルーヴィエンス王国の姫
          マニ:陽気な雇われ女戦士
          ルーヴィエンス13世:現ルーヴィエンス王国の国王



〜序章〜

「うっ……ふあぁぁ……」
椅子に座り大あくびをして大きく伸びをする青年。もうかれこれ12時間も机にかじりついていた。

「やはり根本から見直さないとダメだなこりゃ……」

青年はため息をつきながら本を閉じ、冷め切った茶を飲み干した。

「うーん……古代象形文字とコルト言語の関係性……うーん」
なにやら独り言をむにゃむにゃと発している。

頭を掻きながら難しい顔をしている。
小さな部屋に閉じこもりっきりだったレイドは気分転換に少し散歩にでも出かけようかと思った。


ここは緑と肥沃な大地に恵まれたルーヴィエンス王国である。

考古学者の青年レイドはこの地で生まれ育った。
661創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 18:56:26.87 ID:aYvq94HA
持ち前の知りたがりの性格から研究者になり、若くして学者の称号を得ている。
いま研究中なのは『ルーヴィエンス戦記』という伝記だ。
ルーヴィエンス王国が建国された理由でもある戦記である。

レイドは幼い頃からルーヴィエンス戦記が大好きだった。亡くなったお婆ちゃんがよく話し聞かせてくれたのだ。
レイドはお婆ちゃん子である。お婆ちゃんの形見であり家宝でもある紅いペンダントを肌身離さず身につけている。


気晴らしにレイドは森へ出向いた。

その深い森では木々の間に間から木漏れ日がキラキラと眩しく見える。
とても清々しく緑の匂いを乗せた風が頬を伝う。良い天気だ。
レイドは深く深呼吸をした。
たまには散歩もいいもんだとレイドは思った。

暫く歩いていると

前方の茂みがガサガサと揺れ始めた。不穏な空気が辺りを包む。

何かいる……

突如その茂みから黒く大きな物体が出てきた。
662創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 18:58:27.72 ID:aYvq94HA
魔物だ。
黒く大きく、毛むくじゃらの四足獣は涎を垂らしながら血走った目をレイドに向けていた。
こんな所に魔物が……レイドは信じられなかった

ガクガクと足が震えだし腰が抜けてぺたっと座り込んでしまった。

牙を剥き出し前足を上げ、今にも襲いかかってきそうである。

喰われる……
絶望感に打ち拉がれそうになったその時である。

身に付けていたペンダントが赤く光りだした。
かと思うと魔物は竦み上がり顔を地面に擦り付け始めた。

恐慌状態のレイドは何が起こっているのかわからない。
そこへ矢が一閃飛んで来た。
その矢は魔物の眉間に命中した
苦しそうに咆哮する魔物はバタバタと暴れだした

間髪入れずもう一閃矢が走った
その矢もまた見事に眉間に命中した。

魔物は痙攣し出しやがてその巨体を地に伏し絶命した。

「大丈夫か!」
大きな声で呼ばれハッと気がついた。
そこにはイオーテ(イヌ科の超大型動物で、この世界では馬替わりとして使われている)に騎乗したルーヴィエンス十三世がいた。
現ルーヴィエンス王国の王である。

「怪我はないか」

「は……はいっ!だ、大丈夫です!」
663創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 18:58:55.22 ID:aYvq94HA
運良くこの付近でルーヴィエンス13世は衛兵達と森でハンティングに勤しんでいたのだ。
「今近辺で魔界の狭間(魔界と通じてしまう時空間の歪みの穴)が開いている。一人では危険だ。安全な場所まで送ろう」

ルーベンスは緊張した。
「た、助けていただき……あ、ありがとうございます!」


ルーヴィエンス十三世はニコッと笑った。

「王っ!」
遠くから衛兵達数名がイオーテに乗りこちらに駆け寄ってきたのが見えた。
ルーヴィエンス一三世素早くイオーテから降り、レイドに顔を近づけ小さな声でこういった。
「小便を漏らした事は内緒にしておいてやる」
笑うルーヴィエンス十三世はウィンクをしてニコッと笑う。
股間に目をやり濡れている股間に気がついて顔を真っ赤にするレイドであった。
ルーヴィエンス13世はレイドにマントをかけてくれた。


レイド達は森を抜けるまでの数刻の間、王や近衛兵達と世間話をした。
自分が考古学者であること。
王はハンティングが趣味であること。
魔物を前にして腰が抜けた事を少しからかわれもした。
小便を漏らした事を王は衛兵たちに言わないでいてくれた。

そして話の流れでさっきの魔物と対峙した時にペンダントが光り出したことを話した途端、王の顔から笑みが消えた。
664創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 18:59:21.46 ID:aYvq94HA
「レイド……そのペンダント見せてはくれまいか?」

レイドは紅いペンダントをそっと王へ差し出した
「うむ……本物だ……」

そう言ったかと思うとレイドにペンダントを返した

「祖母様の形見か……今は良し。レイドよ。その形見肌身離さず持っておけ。いずれ其方を導くであろう」
「ここまでくれば安全だ。さあ行きなさい」


レイドはなんの事かわからないまま王に一礼をして家路を急いだ。
このペンダント何なんだろう。


紅いペンダント。

紅色をした数センチの石の周りを銀で縁どられたものだ。その縁に極小の絵文字が刻まれている。
古代語の絵文字で呪文のような言葉が刻まれていた。
「『レネベタール・リーブ・アルオンスベナン・キ・ニクソス』……」

考古学者であるレイドは数年かけてなんとか読むことが出来るようになっていた。

ルーヴィエンス王国建国前の文字『コルト言語』
コルト言語とは魔法の言語で刻まれた言葉自体に魔力が宿っているのだ。
本来なら刻まれた触媒である赤いペンダントを持って詠唱すると魔法が発動するはずである。

が……

何も起こらない。

「読み方間違えてるのかな……」
665創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 18:59:52.13 ID:aYvq94HA
〜1〜
研究を重ねるうちに王立図書館で閲覧制限のある建国の基となったルーヴィエンス戦記の原書に辿り着いた
原書には短いコルト言語文字が記されてあった

図書館管理人の目を盗んでレイドは小さな声でその短いコルト言語を読み上げた
「『ルーディス』……」

その瞬間、本から火球がでた。直径10センチはある。かなり熱い。
慌てたレイドは下に書いてあったコルト言語文字を読んだ
「『デリーフ』!」

火球は消えた
どうやら火球の魔法と消失の魔法のようである
偶然にも呪文を発見したようだ

コルト言語解読、呪文の発見は国から称号を授与される可能性がある

しかし

既に発見済みの魔法だったようだ

「そりゃそうか……一介の学者が閲覧出来る書物なんてたかが知れてるもんなぁ」

コルト言語魔法は現在研究されている魔法のカテゴリーである
原書とはいえ書物に記されているコルト言語はだいたい解読されていると考えていい

「やはり遺跡探索でもしないと新呪文発見なんて無理か」

ため息をつきながら原書に記されてあるルーヴィエンス戦記に目を通した
「懐かしいな。よくお婆ちゃんに話してもらってたっけ……」
666創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 19:00:18.73 ID:aYvq94HA
『ルーヴィエンス戦記』

昔々の話である

魔王シチャング・ババがアルクラッド大陸南部(現ルーヴィエンス王国のある地域)を支配し統治していた
凶悪な圧政で大陸南部では混沌とした世界となっていたのだ

そこへ反旗を翻したのが在野の英雄ルーヴィエンス
大陸南部開放と平和を掲げ立ち上がり、魔王シチャング・ババ討伐に乗り出す

魔王シチャング・ババは魔物達の軍団を引き連れた強大な王国建設の真っただ中。
陰に潜む、各国の王や、英雄たちに呼びかけ、討伐軍を結成。
魔王シチャング・ババの配下の魔物を率いるバーグは軍勢20万の討伐軍と対峙。

乱戦の中ルーヴィエンスは5人の精鋭パーティを率い完成間近のシチャング・ババの居城へ向かう

魔王シチャング・ババとルーヴィエンスが対峙した

そしてルーヴィエンスは見事魔王シチャング・ババ討伐を果たす
加勢に向かおうとしたバーグは魔王が死んだと同時に、シチャング・ババの思躁術が解け、落ち延びた
ルーヴィエンスは英雄として伝説となり、ルーヴィエンス王国が建国されたのだ

その後平和が訪れた
667創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 19:02:41.36 ID:q7BoF3Xg
「単純な話なんだけど面白いんだよな」


ぼんやり微笑みながら読んでいたレイドだがふと疑問に思った
「バーグってどこに行ったんだろうな……」
「どこかで死んじゃったかな?それにしても今思うと中途半端な伝記だな」

「いやそれよりも魔王シチャング・ババってなんで南部の地に降り立ったんだろう」
「地上界征服?魔界のことはよく知らないけどなんで魔王が地上に上がってきたんだろう……」

些細な疑問から次々と疑問が湧き出てきた


「よし…シチャング・ババ居城跡に行ってみるか」
668創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 19:03:51.67 ID:q7BoF3Xg
序章から一章までUPしました

ご意見ご指摘お待ち申し上げております
よろしくお願いいたします
669創る名無しに見る名無し:2014/05/22(木) 23:15:28.47 ID:KHRkLqED
下書きってことは、細かい表現なんかの問題は無視した方がいいの?
とりあえず、大筋のところで、

1.ペンダントを数年かけて研究して、『ルーヴィエンス戦記』の原書に行き着いた
経緯がよくわからん。

2.レイド君の研究対象が迷走してるストーリー的必然性は何?

『ルーヴィエンス戦記』を研究。
→ペンダントが光った
→ペンダントを研究(数年)
→なぜか、『ルーヴィエンス戦記』の原書に行き着く
→遺跡に行ってみよう

この短い文章で、『ルーヴィエンス戦記』の研究を数年の間をおいて2回やってるけど、
それって、ストーリーを混乱させてるだけじゃないの?
当初の研究の部分をすっぱり切って、>>661
「その深い森では」あたりから始めて、助かった後、
「今まではお婆ちゃんの形見で家宝でもあるという理由でつけていたペンダントだが、
改めて考古学者としての視点から見ると……」
という感じでペンダントの研究を始めたほうが、話の流れがスッキリすると思う。
670創る名無しに見る名無し:2014/05/23(金) 03:39:04.69 ID:FPpUdl+e
>>669
ご指摘ありがとうございます

1.確かに説明不足でした

2・ここの迷走っぷりもご指摘通り酷いです

仰るとおり整理できていませんでした
プロットをやり直してもう一度練り直してみます
ありがとうございます


あと、語彙力文章力がかなり乏しいので一つ二つ酷い文章を挙げていただいて
ご指摘いただけるとありがたいです

申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。
671創る名無しに見る名無し:2014/05/23(金) 13:48:11.45 ID:5U+POBZD
他の人はどうか知らないが、私の心は体の真ん中辺りにある。
胃より少し下。
どうしてそう言えるのかというと、辛いことがあったときはそこにある心がキリキリと痛むからだ。
それは単に胃が痛んでいるだけでは無いか?と言われたが違う。
この場所は胃の位置にしては低すぎる。
これは心に違いない。
今までに何人が心のありかを突き止めたと思う?私が最初の人間だ。
そんな心という臓器の痛みがあまりに酷く、病院に行くことになった。
総合病院。
心の病院に行かなきゃいけないんじゃ?と母に聞いたが無視された。
不快な精密検査の結果、その痛みが心因性であることと私が胃下垂であることが告げられた。


****

短いですが評価してほすぃなーと思ってます
672創る名無しに見る名無し:2014/05/24(土) 18:47:41.75 ID:ova8L2BD
浅い。書き込みも考えも足りない。
辛いとき痛むのであれば、楽しいとき、悲しいとき、怒ったときはどうなるのか。
あなたの心は辛いという感情しかないわけではないでしょう。
オチがおもしろいとかおもしろくないの前に、浅い内容です。
673創る名無しに見る名無し:2014/05/25(日) 02:09:29.60 ID:VexHC8Im
当方も素人だけど助言になりそうな感想が浮かんだので書いてもいいですか
>>655
俺の後付けですが「解釈によって意味が変わる」というメッセージを受け取りました。
金の卵じゃないのは気の毒→ナレーターは葛藤して隠すことにする→しかし当初の目的とは違うが凄い点があるのかもしれない
コンセプトは個人的には好みです

今回はメッセージ性はあまり意識されてなかったみたいなので、読んだ側が感じたテーマを挙げて見ました。
これが良いテーマかどうかは分からないけど、意識されるとテーマの一つとして扱えるようになるかも?

繰り返すけど私は初心者どころか読むだけの側なので、簡単そうに言って申し訳無いです。
674創る名無しに見る名無し:2014/05/25(日) 02:12:33.93 ID:VexHC8Im
助言というより、読んだ側が受け取ったメッセージを伝えてるだけですね
それが長くなった上に亀レスだった……失礼しました。
675創る名無しに見る名無し:2014/05/25(日) 13:00:11.94 ID:ie0/DOlc
>他の人はどうか知らないが、私の心は体の真ん中辺りにある。
>今までに何人が心のありかを突き止めたと思う?私が最初の人間だ。

  これ、私だけの話だか、みんなの話だか落ち着かない(理屈を言えば矛盾してないと言えるかもしれないが、ひっかかりはする)。

>そんな心という臓器の痛みがあまりに酷く、

 臓器の痛みではない、心の痛みなのだ。という方向で整理した方がいい。別な方法として最初に、「心も臓器なのだ」と力説する筋もあるが、
落ちがつまらなくなる気がする(肝臓と思ってたらすい臓でした、みたいな話にいっそう近づいてしまう)。

>総合病院。
心の病院に行かなきゃいけないんじゃ?と母に聞いたが無視された。

 上で心を臓器扱いしてるせいもあり、この対比の効果が薄い。つまり、物である臓器の問題と考える母と、形がないが存在する心の問題と
思ってる私との対比の方がわかりやすい。
 それから、総合病院には精神科があるんじゃないのとか思ってしまったし、その「精神科」を思いついたせいで、
そういえば「心の病」と「頭が変になること」はどう整理してるのか、と余計な事に気がそれた。
総合病院の語はやめて、内科とか、消化器科とか、限定した方がいい。

>胃下垂

 よく聞く単語だが、すきな人はわかっているが、関心のない人はまったく関心がない類の語。自分はピンとこなかった。おもしろがる人はいるのかもしれない。
676創る名無しに見る名無し:2014/05/29(木) 01:21:15.89 ID:8d4GzoZ7
>>670
>あと、語彙力文章力がかなり乏しいので一つ二つ酷い文章を挙げていただいて
>ご指摘いただけるとありがたいです

一番ひどいと思ったのはこのあたりだ

>その深い森では木々の間に間から木漏れ日がキラキラと眩しく見える。
>とても清々しく緑の匂いを乗せた風が頬を伝う。良い天気だ。
>レイドは深く深呼吸をした。
>たまには散歩もいいもんだとレイドは思った。
>暫く歩いていると

「キラキラと眩しく見える」に繋げたいんだから、
「深い森では」のような暗そうなイメージを使うのはもったいない。
「その森は緑豊かで」とか「命豊かなその森では」とかプラスのイメージの表現の方がいい。

「木々の間に間から木漏れ日が」
「木々の間に間から」の「間に」は要らないよね。
木漏れ日というのは、木の枝葉の間から指す日差しのことだろ。
木々の間から木漏れ日って、腹を切って切腹した、という感じで無駄

「とても清々しく」は何処にかかっている?
「乗せた」?「伝う」?それとも「清々しい緑の匂い」の間違い?
「緑の匂いを乗せたとても清々しい風」の方がいいと思うが

「深く深呼吸」それを言うなら「大きく深呼吸」でしょ

「暫く歩いていると」早いよ。
もうちょっと引き延ばさないと、「暫く」という感じにならない。

全般的にいえることだが、長く描写するべきところと短くていいところのメリハリが悪い。

例えば、ここから始める9行。
>身に付けていたペンダントが赤く光りだした。

ペンダントで3行使って、矢で6行使ってる。
この後王様が弓を持ってることさえ語られないほどのチョイデの矢なんぞ、どうでもいい。
今後の話の流れの中心になるペンダントのことをもっと前面に出せ。
ペンダントの光を浴びた魔物が苦しみながらも、大地をえぐり、大木をなぎ倒し、近くを歩いていた熊を惨殺し、
等などの大暴れをして、魔物の強さとそれを抑え込むペンダントの異常さを20行くらいかけて読者に見せた後、
次々と飛んできた無数の矢が魔物に当たって、1、2行で倒されるのが自然な流れというものだ。

話を戻すが、「木漏れ日」→「風が頬を伝う」→「良い天気だ。」→「深呼吸」の順番でやるより、
「木漏れ日」→「良い天気だ。」→「風が頬を伝う」→「深呼吸」の方が分かりやすい。
順番を考えろよ、と言いたくなったところは他にも何か所かあるが、特にひどいと思ったのがココ。

>紅色をした数センチの石の周りを銀で縁どられたものだ。その縁に極小の絵文字が刻まれている。
>古代語の絵文字で呪文のような言葉が刻まれていた。
>「『レネベタール・リーブ・アルオンスベナン・キ・ニクソス』……」
>考古学者であるレイドは数年かけてなんとか読むことが出来るようになっていた。

この文章と読み比べてみ。

紅色をした数センチの石の周りを銀で縁どられたものだ。その縁に極小の絵文字が刻まれている。
考古学者であるレイドは数年かけてなんとか読むことが出来るようになっていた。
古代語の絵文字で呪文のような言葉が刻まれていた。
「『レネベタール・リーブ・アルオンスベナン・キ・ニクソス』……」
677創る名無しに見る名無し:2014/05/29(木) 08:05:44.76 ID:mhXdfNme
>>676
とてもわかりやすくご指摘いただきありがとうございます
早急に推敲して……と言いたいところですが
もっと自分は読書量を増やすことの方がプライオリティが高いように思えてきました
自分の読書量や国語力の無さをを恨むばかりです。

ご指摘していただいた部分は訂正しておきます。

後はもっと本を読むようにします
あと小説は続けます
諦めたらそれまでだと思うので

親身で的確なご指摘大変参考になりました
ありがとうございます
678創る名無しに見る名無し:2014/06/01(日) 15:37:06.58 ID:G+W+ddSa
pixivで上位のss読んだら勉強になるかなと思って見てみたけど腐向けしか見当たらない
なんでこんなに需要偏ってるのかね、そもそもpixivのユーザーが女性メインなのかな
679創る名無しに見る名無し:2014/06/02(月) 00:30:10.98 ID:dEGZu4ai
渋は魔窟やで…
680創る名無しに見る名無し:2014/06/13(金) 03:51:23.13 ID:RKAjE8Ys
東京都大田区蒲田養豚場在住の豚
http://www.pixiv.net/member.php?id=4073008
681創る名無しに見る名無し:2014/08/23(土) 22:00:37.59 ID:lh+/wBlF
ガラスの窓と、ビニールのカーテンが日の光を遮ることなく部屋に招き入れていた。
それは、ある男に朝を伝えていた。
彼の重力に逆らった髪は白く、銀色に見えた。男はベッドから起き上がり、フラフラした足取りで寝室を出た。
リビングの壁はカージナルテトラのような色で、男を隔離しているようだった。
682創る名無しに見る名無し:2014/10/25(土) 02:29:38.95 ID:lzcJai9+
 
683お知らせとご提案bot:2014/10/25(土) 08:08:53.95 ID:2CfQ8+Gv
 
居酒屋・細雪、オープンしました。ヨロシク!

ワシは、この板、ひいては2ch全体を、
バーチャル店舗、公の施設、個人スレッドの集合体の
バーチャル都市へと変貌させたい。
その事によって、RPG的な、異次元の2chへと進化させることが出来ると思います。
もし、ご賛同して頂ける方があれば、ご協力願いたい。

ワシの店舗は、居酒屋・細雪。

こういったバーチャル店舗をどんどん、建設して頂きたい。
みんなが集まって、ワイワイ、トークするための施設です。
実際の店舗をモデルに、年齢層に応じて、喫茶店、バー、居酒屋などに変化させれば良いと思います。

個人スレッドは、地獄の沙汰。

このように、コンテンツ単位ではなく、この板全体を作家単位で編成し直した方が良いと思います。
来た人にも判りやすいですし、素人でも作家意識というのは重要です。
プロデビューを目指している方であれば、なおのことです。
みんなで盛り上げるスレは別ですが。

バーチャル店舗は、この板は、後、若者向けのものを建設すれば良いと思います。
ラノベ喫茶〇〇とか。

おっさんは、居酒屋でトークしましょう。
実際の年齢より意識の年齢ですね。

この板を活性化して、あっちの文芸なんたらゆー板を見返してやりやしょーや。
小説は書いてナンボ、発表してナンボでっさかいにな。
684ヒカリ ◆sAWkzQNqpU :2014/10/27(月) 14:08:14.61 ID:XF0IPLXQ
http://ha10.net/test/i.cgi/ss/1400751956/

犬夜叉とるろうに剣心のコラボです!!

葉っぱ天国で感想&amp;応援お願いします
685創る名無しに見る名無し:2014/11/15(土) 02:08:19.80 ID:Su9jfy4k
 
お世話になります。
私、責任者の加茂と申します。以後、宜しくお願い致します。
http://www.apamanshop.com/membersite/27009206/images/kamo.jpg
浪速建設様の見解と致しましては、メールによる対応に関しましては
受付しないということで、当初より返信を行っていないようで、今後につい
てもメールや書面での対応は致しかねるというお答えでした。
 
このように現在まで6通のメールを送られたとのことですが、結果一度も
返信がないとう状況になっています。
 
私どものほうでも現在までのメール履歴は随時削除を致しております
ので実際に11通のメールを頂戴しているか不明なところであります。
 
http://www.o-naniwa.com/index.html
http://www.o-naniwa.com/company/
 
http://www.apamanshop-hd.co.jp/
http://www.data-max.co.jp/2010/10/01/post_11983.html
 
・ハンガー・ゲーム   http://s-at-e.net/scurl/TheHungerGames-Aircraft.html
・アバター        http://s-at-e.net/scurl/Avatar-Shuttle.html
 
・艦これ   http://s-at-e.net/scurl/KanColle.html
・BRS     http://s-at-e.net/scurl/BRS.html
・ベヨネッタ http://s-at-e.net/scurl/BAYONETTA.html
・風ノ旅ビト http://s-at-e.net/scurl/JOURNEY.html
 
      http://s-at-e.net/scurl/kabetokyojinto.html
 
・2012    http://s-at-e.net/scurl/2012.html
686創る名無しに見る名無し:2014/11/16(日) 19:34:22.10 ID:XhQ1K8Pn
 十二月のことだった。その時俺は両手を突っ込んだジーンズのポケットの中で小銭を握りしめ、微かに賑わい
を見せ始めている街を一人で歩いていた。クリスマスや年末年始を控えた街はまだ十二月も始まったばかりだと
いうのに早くもお祭りムードだった。街のどこを見渡してもあたりは色鮮やかなイルミネーションで装飾され、
服屋のショーウィンドウには誰もが知っている赤い男が気さくな笑みを浮かべて立っていた。その男を見て目を
輝かせながら冬の到来を予感する子供の横で、ミニスカートをはいた二十代の女がティッシュを両手に声を張り
上げていた。その前をいい年をした壮年の会社員が難なく通り過ぎていった。彼にはティッシュ配りの女なんて
見えていないようだった。やれやれ、と俺は思った。クリスマスのことで頭がいっぱいの子供たちとは対照的
に、大人たちの目は不景気と未来への不安で陰っていた。
 俺は同じように女の目の前を通り過ぎ、早足でその先の路地を曲がって本屋に入り、一直線で文芸コーナーま
で行き、数ある月刊誌が並ぶ棚の前で立ち止まった。そして握りしめた拳の力を強めた。大人たちとは違い、俺
の心臓は大きく高鳴っていた。それは幼少期に感じることのない艶めかしい緊張を生み、俺の背中を脂を多く含
んだ不健康な汗で滲ませた。俺は目を閉じ、大きく息を吸い、吐いた。新書の匂いが鼻孔をくすぐった。それは
俺に苦い過去の記憶を思い起こさせた。
 ――三年。小説を書き始めてからもうすぐ三年の時が立とうとしていた。俺は当時もニートだった。高校を中
退し、バイトも止め、部屋に引きこもっていた俺は、現実からも目を背け、ネトゲの世界に身を投じていた。後
悔はしていないが、あまり有効な時間の使い方ではなかったと思う。事実、小説家を目指そうと決心してからは
過去の過ちがネックとなって身動きが取りずらくなってしまった。単純な時間の浪費と長年の怠けからくる慣れ
は俺を今でも苦しめている。勉強したこともなければ本を読んだことすらない俺が苦戦するのは必然であり、自
業自得というやつだった。
 しかし、あれから三年経とうとしている今年、俺はようやく賞に応募できるレベルまでこれた。そして今日は
その小説賞の選考通過発表だ。しかもただの選考発表ではない。恥ずかしながら、初投稿、そして処女作ながら
俺はこの賞の選考を勝ち抜いてしまった。今でもそれは信じられないほどだが、今朝何度も頬をつねったので間
違いはない、はずだ。選考発表なんてこのご時世ネットで確認できるのにわざわざ書店で確認しにいくのだから
現実に違いない。俺はそう自分に言い聞かせながら応募した出版社の月刊誌を手に取った。とにかく、これを通
過すれば出版がほぼ確実に決まるのだ。それで俺の三年間の努力は報われ、念願だった職を手にすることができ
る。まとまった金が手に入り、女には困らなくなり、確実に今よりは充実した人生を送ることができる。俺は受
賞したことを想像してこぼれそうになった涙を堪えながらレジに向かった。ポケットに握りしめていた硬貨は俺
の体温で生温かくなり多少汗で蒸れていたが俺は気にせず店員の手のひらに渡した。女子大生のバイトの店員は
目を丸くしたがまったく気にならなかった。
 文芸誌を購入すると俺は家に帰るため改札をくぐり、東京ワナビ線のホームに向かった。一刻も早く家に帰っ
て開封したかったが、外で結果を知ることはやめておいた。もし落ちた場合自分がどうなるのか分からなかった
からだ。悪質な冬の強風のため電車の運行状況に乱れが生じ、10分ほど遅れていた。俺はベンチに腰かけ、電車
が来るのを待つことにした。その間俺は大事に文芸誌の入った紙袋を握りしめ、赤子を扱うように眺めていた。
そして吐きそうになりそうなほどの既視感を覚えながら、改めて自分が新人賞の選考に残っていることを実感す
るのだった。
 ホームではやり場のない不満や怒りの声が飛び交っていた。しかしやがてその雑音の中にクリスマスの到来に
高揚する子供のような歓喜が混ざり始めた。しんしん、と降り出した初雪だった。俺は白い息を吐きだしながら
徐々に温かくなっていく心の変化を感じていた。いつしか心の中にあったわだかりのようなものはどこかに消え
去ってしまっていた。そしてあとに今までの徒労から得た自信だけが残った。次第に大きさを増した雪がひらひ
らと落ちてきて、紙袋の上でさっと溶けてなくなった。文章どころか、自分の中の世界を無作為に書き出すこと
すらできなかったのが遠い記憶のように思えた。
 俺は冬の寒空の下で文芸誌を開封した。
687創る名無しに見る名無し:2014/11/16(日) 19:35:30.01 ID:XhQ1K8Pn
2chはじめて利用します。よろしくおねがいします(_ _)
688創る名無しに見る名無し:2014/11/18(火) 00:54:43.91 ID:MbXjKaLf
>十二月のことだった。

この文要らんだろ。
すぐに十二月というのはわかるんだし。
「その朝、空は暗い雲で覆われていた。」とかにしたらどうよ?
単に無くしてもいいかもしれんが。

>微かに賑わいを見せ始めている
>早くもお祭りムードだった

『微かに』賑わってるのか、『お祭りムード』にどっぷりつかってるのか、どっちだよ?
後者を「早くも祭りの準備は万端整っていた」にしたらいいと思う。

>その男を見て目を輝かせながら冬の到来を予感する子供

『見て目を輝かせながら』←くどい
『目を輝かせながら冬の到来を予感する』←冬のイメージがオカシイ

「その男の姿に目を輝かせながら喜びに満ちた季節の到来を予感する子供」

>いい年をした壮年の会社員が難なく通り過ぎていった

『いい年をした壮年の』←くどい
『難なく』←意味不明。街中で「難」があるわけがない
「いい年をした会社員が俯いたままで通り過ぎていった」

>やれやれ、と俺は思った。

これ要らないんじゃないか。
直後に『俺』も『同じように女の目の前を通り過ぎ』るんだろ

>一直線で文芸コーナーまで行き
「一直線に」

>それは幼少期に感じることのない艶めかしい緊張を生み、
>俺の背中を脂を多く含んだ不健康な汗で滲ませた。

緊張を生む『それ』って何?
『艶めかしい』って? 『幼少期に感じることのない』なんだから「若々しい」
って意味じゃないよな。
「色っぽい」「風流な」「気品がある」? どれもおかしくないか?
『脂を多く含んだ不健康な汗』←何でそこまでマイナスイメージを連ねるんだ?

例えば、こんな感じはどうよ?
「背中に不健康な汗が滲んでいるのが分かる。
先ほど目にした無邪気な子供の姿がふと浮かぶ。
いつしかその無邪気さを捨てた俺は、幼少期には夢想だにしていなかった緊張感に包まれていた。」
689688の続き:2014/11/18(火) 00:58:29.98 ID:MbXjKaLf
>新書の匂いが鼻孔をくすぐった。それは俺に苦い過去の記憶を思い起こさせた。

この文そのものはいいんだけどさ、後のニート時代の思い出と全く繋がってないよ。

「探していた月刊誌はネトゲの専門誌の陰に半ば隠れていた。
そのことが俺に苦い過去の記憶を思い起こさせた。」

>俺はこの賞の選考を勝ち抜いてしまった。
>わざわざ書店で確認しにいく

勝ち抜いてしまったのが分かってるなら、書店まで何を確認しに来たんだ?
「俺の作品はこの賞の最終選考まで勝ち抜いてしまっていた。」という意味だよな?

>一刻も早く家に帰って開封したかったが、外で結果を知ることはやめておいた。

『家に帰って』はない方がいい。

>紙袋を握りしめ、赤子を扱うように眺めていた。

『赤子を扱うように眺めていた』←意味不明「扱うように眺める」ってどういう状態?

「紙袋を握りしめ、それが最愛のわが子であるかのように眺めていた。」

>ホームではやり場のない不満や怒りの声が飛び交っていた。しかしやがてその雑音の中にクリスマスの到来に高揚する子供のような歓喜が混ざり始めた。

不満や怒りの声の初出が遅い。『混ざり始めた』より「混じり始めていた」の方がいい。
『10分ほど遅れていた。』の直後に、
「ホームではやり場のない不満や怒りの声が飛び交っていた。」を追加して、
ここは「ホームに飛び交っていた怒りの声の中に、クリスマスの到来に高揚する子供のような歓喜が混ざり始めていた。」

>徒労から得た自信だけ

『徒労』は「無駄な努力」を意味する言葉だぞ。「苦労」か「努力」だろ

>文芸誌を開封した。

「紙袋を開封した。」な。
「紙袋を開封して、月刊誌を取り出した」でもいいけど、くどいだろ。
690創る名無しに見る名無し:2014/11/18(火) 02:00:10.63 ID:xKMcc5WD
>>689
とても参考になりました。ありがとうございます。

しょうもない間違いばかりですね。身のほどを知りました。

また投下しに来るのでよろしくお願いします
691創る名無しに見る名無し:2014/11/29(土) 02:27:11.55 ID:IM1D6CGc
『初めまして』

君が初めてあの世界にきた時、みんなは温かく迎えてくれた
僕達は新たな仲間の誕生に大きな喜びを覚え、やがてそれは大きな輝きとなった
僕はこれから新しい世界へ向けて飛び立つ
あの日、君がそうしたように・・・
ほら、見えてきた
明るく輝かしい世界が・・・
そうして僕はこの世界に生まれて初めての言葉を発した
「初めまして」
692創る名無しに見る名無し:2014/11/29(土) 22:58:16.38 ID:P8sjXQj1
とりあえず、ひとこと言わせてくれ。
コレって、小説じゃなく詩だよね。
693創る名無しに見る名無し:2014/11/30(日) 01:09:15.82 ID:42c0LHO/
続きがこれから実際に展開されていくSSってことでダメですか?
694創る名無しに見る名無し:2015/01/18(日) 08:12:21.47 ID:jkFINJCO
そういえば詩と小説の区別のつかないやつっているな。
695創る名無しに見る名無し:2015/02/12(木) 01:00:26.42 ID:iItY4DvV
完全初心者でわからないことばかりですが、誰か見て下さった方は批評をしていただけると嬉しいです。
696創る名無しに見る名無し:2015/02/12(木) 01:00:47.27 ID:iItY4DvV
大寒を超え、太陽のやわらかく輝く昼下がり。
幾ばくかの人形を乗せて走る鉄の箱。
ガタンゴトンと小気味良くリズムを刻む箱の中に、人形に混じって揺れる一人の人。
北の故郷から南の町へ。
人は気持ちを弾ませ、箱に乗った。
向かいの席には、くたびれた茶色のコートを着た彫像が一つ。
薄く開き、外を眺めるその瞳は、冬の厳しさを、 着慣れ、柔らかくなった革のコートと暖かな日差しの対比は春の訪れを感じさせる。
決して若くはなく、決して気力溢れる身体ではなく、衰えも始まって久しいその彫像は、若い人の心を掴んで離さなかった。
壮年の彫像はやがて、目を閉じ、眠り始めた。
柔らかな太陽はなお、彫像にスポットライトを当て続けた。
ーー道のりの半ばほどまで来た。
人形は次々と増え、各々の立ち位置で固まる。
30ほどだろうか。女性らしい魅力を放つ、気の強そうなマネキンが、日差しに包まれる。
そのマネキンは、人の目を引いた。
鮮やかな緑を基調とした服装は五月の新緑を、 凛としたその顔つきは、爽やかに駆ける夏の風を心に感じさせた。
壮年の彫像と、若いマネキンの間は、さして広くはない。
しかし、そのに生じる見えない壁は、深い溝は、人形を人形のままにした。
こうして、人の向かいの席には、2つの「作品」が出来上がった。
ーー終点の二駅前。
古さと新しさ、懐かしさの混在する小さな関所。
古く、新しく、懐かしい、矛盾した小さな2つの人形が乗り込む。
姉と弟だろう。
決して華やかでなく、決して美形でないその2つの人形は、作品たちの間にちょこんと座った。
柔らかなライトは、2つの人形を包む。
抑えられない気持ちの高ぶりを、隠すことなく顔に、目に表す。
その4つの瞳には、何が映るのだろう。
何が、映っているのだろう。
きっと、過ぎ行く冬でも、来たる初夏でもないのだろう。
それもまた、人の注意を誘った。
697創る名無しに見る名無し:2015/02/12(木) 01:03:03.12 ID:iItY4DvV
3つ。それが、向かいの席に入る精一杯の作品だった。

人は気がつく。

壁がない。 溝が、なくなっている。

3つの作品は、一つとなっていた。

人形たちは動かない。

だが、そこには確かに、家族の幻想が見えた。

目をつむった、壮年の彫像は父親に。

凛とした目の若いマネキンは娘に。

今を映す目をした2つの人形は孫に。

4つの人形は、スポットライトに照らされ、人となる。

幻想は心を掴み、目を引き、注意を誘った。

動かぬ人形劇は、動かぬ物語は、見えない幻想を見せた。

ーーーパッと、舞台は暗転する。

ターミナル駅の屋根は冷たく、無慈悲にスポットライトを遮った。

一斉に動き出す人形たち。

次々と、箱から降りてゆく。

父親は彫像に、

娘はマネキンに、

孫は人形に、

家族は、赤の他人に戻った。

幻想は、儚く消え去った。

人は、心底落胆した。失望した。

失意の人は、ゆらりと立ち上がる。

彼は、自分が一番最後の乗客であることを確認し、ふらり、ふらりと人形に戻っていった。
698創る名無しに見る名無し:2015/02/13(金) 02:23:32.41 ID:I98g9nw5
姉弟を「人形」にしちゃったのが惜しいなぁ。
「アンティークドール」でも「布人形」でもいいから別の言葉で表現した方がいいと思う。

そしたら、
「大寒」:現実の初春(?)に相当
「箱」:現実の電車に相当
「人」:主人公。現実に該当するものなし
「人形」:登場人物の種族。現実に該当するものなし
と、綺麗なファンタジー小説になるんだけど、姉弟が「人形」の所為で、

「人形」:「登場人物の種族。現実に該当するものなし」、または「登場人物の姉弟」を指す

ってな感じになる
699創る名無しに見る名無し:2015/02/13(金) 07:43:13.09 ID:1YCvv0VX
>>698
なるほど
確かに名詞が2つの受け取り方が出来るのは問題ですね・・・
とても参考になりました!
ありがとうございます!
また投下しに来ますね!
700創る名無しに見る名無し:2015/02/25(水) 02:25:02.81 ID:C0ilbJCY
良く晴れたその日、手枕京香は二月二十五日に死のうと決めた。
 別になにか理由があった訳ではない。主婦が「その日の献立は何にしようかしら」的なノリでぼんやりと思いついたのだった。
 そうだ、二月二十五日に死のう、と。
 そうと決まればと京香はカレンダーを確認した。今日は二月十八日だった。
 まだ一週間の猶予があったので、さっそく支度を整えることにした。
 まず、死に方を考えなければならなかった。
 京香は紙とシャープペンシルを用意して思いつく限りの死ぬ方法を書き出してみた。
 首吊自殺、飛び降り自殺、ピストル自殺、練炭自殺、硫化水素自殺、睡眠薬自殺、リストカット……。
 どれもぱっとしなかった。基本的に京香は痛いのは苦手だったし、練炭自殺と硫化水素は死に至るその瞬間まで意識は保ったままだと聞いたことがあり怖くてできそうもない。
そもそもピストル自殺に至っては実現不可能だった。
 唯一、首吊自殺だけは簡単に実行できそうな気がしたが、首の閉まる瞬間が酷く痛そうなので却下することにした。
 そこで京香はある事実に思い至った。
 (そうだ、あれを使えばなんとかなるかもしれない)
 そうして、京香は二月二十五日に死ぬ計画を立て、実行に移すことにした。

 二月二十五日。
 京香は空港にてフライトの手続きを終え、飛行機に乗り込もうとしていた。
 待合ロビーには老若男女さまざまな事情を抱えた者たちが思い思いにそれぞれの人生を謳歌していた。
 彼らまたは彼女らはいつか死ぬのだ。全員自分は死ぬはずがないと思っているのだろうが、そうではない。
 人はいつか死ぬ。それは世界の唯一変わらない法則であり、摂理だ。
 死とは生の対義語ではない、むしろ同義語である。死とは生のもう一つの側面でしかない。
 彼らまたは彼女らはそのことを肝に銘じて生きるべきである。
 京香がロビーを見渡しながらぼんやりとそんなことを考えていると、
 
 「―――うおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

 怒声とも奇声ともつかない声が空港ロビー中に響き渡った。
 その声の主は京香に猛烈なタックルを食らわせると同時に叫ぶのをやめた。
 その直後に今度は周りにいた客たちが悲鳴を上げ始めた。
 京香と謎の男は重なるように倒れており、京香の胸には深々と男の握ったサバイバルナイフが突き刺さっていた。
 周りの客たちの悲鳴が不協和音を奏で酷い激痛が波のように押し寄せるなか京香は妖艶な笑みを浮かべていた。

★ ★ ★
701創る名無しに見る名無し:2015/02/25(水) 02:25:46.33 ID:C0ilbJCY
「ターゲットの死亡を確認しました」
 そこはどこかの暴力団組所だった。
 トラの毛皮のカーペットやら日本刀、戦国時代に武者が着用していたであろう甲冑と悪趣味この上ないインテリアが揃っていた。
 極めつけは「大日本帝国万歳!!」と部屋の中心に飾られていた。
 そこには、その部屋と同じぐらい悪趣味なスーツを着込んだ男が二人応接セットに向かい合って座っていた。
 一人はスマートフォンを小さな耳に押し付けていた。通話中のようだ。
 「そうか、ごくろうさんだったなぁ。奴にも刑務所のなかで不自由せんように世話してやってくれ」
 それだけ言うと男は通話を切り胸ポケットにスマートフォンをしまった。
 「しかし、世の中わからんもんやなぁ。あの生真面目な女が金、持ち逃げするなんてなあ」
 もう一人が通話が終わったのを見計らって声を掛けた。
 「おまえ、ずいぶんあいつに入れ込んでたのになあ」
 「まあ、女なんてみんな本性は腐ってるんや。だまされた俺があほやったゆうことやな」
 違えねえ、というと二人はそれぞれ煙草に火をつけた。

★ ★ ★

 手枕京香は焼付くような痛みの中、不思議なほどの幸福感で満たされていた。
 確かに京香は痛いのは嫌いだった。だから本来ならばこんな死に方は望みのものではなかった。
 だが、愛する者の手によってもたらされる死ならば本望だった。
 傷口から血があふれる。最早、助からない。
 京香は最期の力を振り絞り、男の体を抱きしめた。
 愛する者から送られてきた刺客ならば、それは本人も同然だった。
 薄れていく意識の中、戸惑いの表情を浮かべる男を視界に収め満ち足りた気持ちで京香の意識は闇へと溶けた。

初心者でございます。批評を何卒よろしくお願いします。
 
702創る名無しに見る名無し:2015/02/25(水) 17:40:43.95 ID:5slrH496
http://ncode.syosetu.com/n0693cl/
初心者です批評よろしくおねがいします 👀
703創る名無しに見る名無し:2015/02/26(木) 03:00:01.42 ID:TqwWmOk/
>>700 >>701
説得力がないなぁ。
だって、25日時点の主人公は、ヤクザが金の管理を任せるほどに信じてる女なんだよ。
まあ、準備期間が10年くらいあるなら分からんでもないけど、
1週間でそんな立場に立てるわけがないよね。
普通に考えて、18日時点でも、そういう立場なんでしょ。
ヤクザに殺されてもいいと思ってるほど愛してるオンナで、
ヤクザからも全面的な信頼を得ているオンナだよ。
これまでに死にそうな目にあったことくらい有りそうなもんだ。
18日の分だけでもいいから、「これはヤクザを愛してるオンナで、
これまで何度も死にそうな目にあっても、ヤクザを裏切らずにいて、
今ではヤクザが金の管理を任せるほどに信じてる女なんだ」
って思って読んでみ。違和感がスゴイよ

で、ヤクザの行動もへんだよね。
オンナが金持ち出して逃げたんなら、まず金を取り返さないといけないだろ。
その金を自分で持ってるのか、誰かに預けたのか、貸ロッカーにでも入れてあるのか、
全く確認せずに殺して、どーやって回収する気なんだ?
持ち出した動機も分かんないよね。
敵対組織に雇われたとかだったら、オンナが金を持ち出した直後に攻撃が来るはずだけど、
全くの無警戒ってのは、どーいうコト?
オンナを捕まえて、監禁して、拷問にかけるのが妥当だと思うけど。

ちゃんとプロット立ててから書いた方がいいと思うよ。
704sage
>>703
丁寧な批評ならびにご指摘ありがとうございます。

>説得力がないなぁ。以下略
>ヤクザの行動も変。

確かにその通りですね。
説得力がないのは、彼女を取り巻く状況に対しての説明不足だったと思います。
ヤクザの行動に関しては基本的に彼らは非常にあっさりした人種なので、金を取り返すよりも面子を保つことのほうが重要だったので、あの行動にでたのですが、それも説明不足でした。
いまの自分の実力が知りたくて、ろくにプロットを立てないままスレッドに直接書き込んでしまいました。
今度はしっかりとプロットを立てて煮詰めたものを書きますので、その時はまた批評お願いします。