1 :
創る名無しに見る名無し:
3 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/25(金) 22:55:08 ID:CtuhlxX1
>2
ま じ で ?
そっちでは鉱物系生物はできたかい?
こっちは完成したっぽいから、進化の過程も含めて報告するよ。
まずは惑星の組成からだ!
あるとき気まぐれに原始惑星系円盤の組成を弄ってみた。
細かい組成は覚えていないが、主にCを増やしてOを減らしところ、
グラファイトの大地とメタンの海から成る惑星が誕生した。
4 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/25(金) 23:04:48 ID:CtuhlxX1
さっきからアンカの付け方もグダグダで、なんかゴメン・・・
グラファイトやフラーレンで出来た大地は、それ自体が集積回路のようで、
落雷や静電気が、ある種の電気信号のような振る舞いを見せる地形も存在した。
ふ・・・む・・・
6 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/25(金) 23:14:15 ID:CtuhlxX1
ほとんどの電気信号は無意味に消失していったが、
ときどき、特定の岩石だけに磁気としてその痕跡を残すことがあった。
7 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/25(金) 23:22:30 ID:CtuhlxX1
無数の電気信号が錯綜して、その痕跡が無数に刻まれていくうちに、
最初はぼんやりとしていた電気の通り道と、磁気溜まりの境界がハッキリしてきた。
まるで惑星全体に神経細胞が張り巡らされて行くようだった。
8 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/25(金) 23:41:49 ID:CtuhlxX1
あるとき、ひと塊の磁気溜まりが崩れてメタンの海に転がり落ちていった。
落石自体は珍しくもなかったが、それが1つの磁気溜まりだったことと、
なによりも、その性質が特徴的だった。
9 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 00:00:41 ID:sJhGMQqV
磁気溜まりは着水の衝撃で、何枚もの薄い層に剥がれていった。
どうやら、電気の痕跡を残す岩石は複数の層からなるようで、
各地で同様の現象が起きていた。
メタンの海には、大量の磁気の層が漂うようになり、
そして、別々の磁気溜まりから分離した2つの磁気の層が接触する。
10 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 00:22:14 ID:sJhGMQqV
磁気の層が接触する時、まるで情報交換でもするかのように、
お互いの磁気が影響しあい、それぞれの磁気の紋様は変化していった。
その後も、メタンの海では同様の現象が、幾度と無く繰り返される。
気の遠くなるような時間が流れ、数え切れない磁気の交換が行われた。
そして突如として、新種が現れる。
11 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 00:31:18 ID:sJhGMQqV
そいつは体内で電力を発生させることができた。
自ら発する電力で、接触した磁気の層の紋様をフォーマットしてしまい、
相手の磁気と混ざることなく、自分の磁気の紋様を相手に刻むことができた。
12 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 00:38:29 ID:sJhGMQqV
発電する個体が現れたのは、全くの偶然からだった。
この惑星には、磁性体を内包したフラーレンやカーボンナノチューブが多く存在していて、
紋様の磁力に反応したフラーレンやカーボンナノチューブが、磁気の層に付着する。
そして、磁気交換の末に、ある磁気の層が特殊な紋様を獲得した。
光によって起電力を得る半導体となるよう、カーボンナノチューブを付着させる紋様だった。
13 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 00:53:37 ID:sJhGMQqV
その個体に接触された磁気の層は、同様の紋様を獲得し、
その紋様はカーボンナノチューブを纏い、発電する個体に生まれ変わる。
とは言え、完璧な複製が出来ることは珍しかった。
完全にフォーマットされずに上書きされる個体もいたし、
全ての紋様を複製する前に、物理的に離れてしまう個体もいた。
それでも発電する個体の複製力は著しく、多くの個体が電力を獲得していく。
14 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 01:01:09 ID:sJhGMQqV
長い年月の間に、発電する紋様以外にも、様々な紋様が誕生し、
様々なカーボンナノチューブのパターンを纏っていた。
それらが発電の紋様を獲得し、電力を帯びた時、
新たな能力を発現させる個体が登場する。
15 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 01:11:10 ID:sJhGMQqV
能力は多岐に渡り、熱を発生させる個体、蓄電する個体、振動する個体、
逆に、熱や振動を電力に変換する個体、獲得した電力で自らの磁気を強化する個体、
新たに素材を吸着し自らの外装とする個体、ある種の化学反応で外装をコーティングする個体、
外装を振動させたり回転させたりすることで、推進力を得る個体も現れる。
16 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 01:16:30 ID:sJhGMQqV
形態が多様化する中、次の進化の引き金を引く個体が現れる。
こういう風に極端にレスを細切れにするスタイルも悪くないな
18 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 01:25:07 ID:sJhGMQqV
>>17 サンクス
頭が回らなくなってきたから、今日は寝るよ。
次は、もう少し書きためてから来ます。
書き始めたからには、需要は無くとも完結させるからね!
また明日、同じくらいの時間に投下します。
おやすみ〜
ノシ
そこからどうやって、どこまで進化させるか気になるが
遅ぇ
20 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/26(土) 10:46:47 ID:aNAaJMMS
今は、単細胞生物?
子孫も残してないし、タンパク質ってとこか・・・
石ころだし、そもそも当てはまらないのもね
支援age
21 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:21:48 ID:sJhGMQqV
>>19 >>20 レスさんくす!
がんばって進化させるから見守って下さい。
今日は書きためてきたから、サクサク投下しますよ〜。
22 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:23:51 ID:sJhGMQqV
そいつは他の個体に比べて圧倒的な寿命を獲得していた。
磁気の層は、体が風化していくことで紋様を失い、ただの岩石に戻るのだが、
その個体は外部から吸着した素材で、風化した体を補うことができた。
23 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:26:33 ID:sJhGMQqV
もちろん完璧に修復できるわけではなく、修復を繰り返すうちに紋様は劣化し、
いずれ紋様は意味を失い最後には、他の個体同様ただの岩石に戻ってしまう。
それでも修復する個体の寿命は長く、その長い寿命の副産物が次の進化を引き起こす。
24 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:31:30 ID:sJhGMQqV
修復する個体は効率が悪く、修復に必要な素材以外も余分に素材を吸着していた。
余分に吸着された素材は、修復する個体を歪に形作っていったが、
あるときその一部が結晶化し、体外に排出された。
25 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:37:42 ID:sJhGMQqV
排出された結晶は、修復する個体の紋様を一部受け継いではいたが、
それだけでは何の意味も成さないように思えた。
26 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:44:02 ID:sJhGMQqV
ところが、排出された結晶が他の個体と接触した時、
その個体の紋様に反応して、結晶の紋様が補完され、修復する個体として活動を始めた。
しかも、接触した個体の特徴まで受け継いでいた。
27 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:47:36 ID:sJhGMQqV
誰も見てないかな?
ちょっとこの先を書き直して来る。
把握
29 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:55:24 ID:sJhGMQqV
お、見ててくれる人もいるんだねぇ
なんか救われるよ
30 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/26(土) 23:59:35 ID:sJhGMQqV
それまで紋様の複製は、個体同士の情報交換によってのみ行われてきたが、
修復する個体は、外部から取り込んだ素材で複製を作ってしまった。
さらに、接触する個体の特徴を受け継ぐことと、結晶排出までの経年劣化で、
修復する個体は抜群の多様性を獲得していた。
31 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 00:05:23 ID:sJhGMQqV
修復する個体の登場で、惑星中の個体の絶対数は増加し、紋様は急激に混ざり合い、
進化の流れが加速する。
32 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 00:10:36 ID:movZOCvt
個体が増え、その結晶が大量に排出されるようになると、
活動を始める前の結晶が、他の個体に素材として吸着されることが起こる。
個体に吸着されてしまった結晶には、大きく分けて3つの道筋がある。
33 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 00:15:05 ID:movZOCvt
1つ目は、活動を開始することなく個体に吸収されてしまう。
2つ目は、吸着された個体の紋様に反応し、活動を始め、個体と分離する。
3つ目は、吸着された個体の紋様に反応し、活動を始め、
個体とは分離することなく、そのまま寄生する。
34 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 00:18:02 ID:movZOCvt
寄生する場合、宿主となる個体が吸着した素材か、宿主自体を、自身の素材として活動し、
自身の結晶を宿主に生みつけ、最後には宿主を食い尽くしてしまう。
35 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 00:23:30 ID:movZOCvt
そして、新たに登場する4つ目の道が、進化を次の段階へと引き上げる。
36 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 00:28:28 ID:movZOCvt
あ、書きためた分が終わっちまった・・・
ちょっと所用もありまして、
とりあえず今日はここまでで失礼します
この調子なら明日には、
このプロローグを書き終われそうです
では、また明日!
>>3 まさかスレまで立てる奴がいるとは思わなかったw
こっちの方も中々順調ですよー
もし差し支えなければそのうち俺もこのスレのほうで書かせてもらいたいと思います。
結晶=ミトコンドリアかな?
とか思ったけど、喰らいつくすとなると別の生物っぽいな
SF好きとしては、wktkさせられる
応援してるぜ
39 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 22:15:27 ID:movZOCvt
>>37 ちょっと長くなりそうだったから、本スレだと迷惑になるかな・・・と
そっちの経過も是非知りたいです!
この話も(たぶん)100スレほどで終われるから、しばしお待ちを
>>38 そう言ってもらえると嬉しいです
ネタバレも何だから、良い読みだとだけ言っておこう!
のんびり投下するので、気長に見守っておくれ
40 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 22:20:40 ID:movZOCvt
それは一見すると寄生関係のようにも見えた。
ひとつ珍しかったのは、宿主が吸着した素材の余剰分が、
寄生個体の必要とする素材を上回っていて、宿主が食い尽くされることが無かった。
41 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 22:23:12 ID:movZOCvt
それだけなら寄生が致命的でないだけで、寄生関係と同じとも言えるが、
珍しい現象は、それだけでは無かった。
42 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 22:28:19 ID:movZOCvt
宿主は体内に熱電対を持っていて、宿主の周囲の温度が急激に変化すると、
体内に電圧を発生させることができた。
寄生個体も、宿主の特徴を受け継ぎ、宿主同様に熱電対を持っていたため、
宿主が発生させた電圧を受け、温度差を作り出すことができた。
43 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 22:34:02 ID:movZOCvt
宿主の周囲が急激に熱くなれば、宿主体内に電流が走り、
その電流を受けた寄生個体が冷たくなる。
逆もまた然りで、宿主の周囲が急激に冷たくなれば、寄生個体が熱くなり、
寄生個体が宿主の体温を一定に保つ働きをしていた。
これが4つ目の道「共生」関係が生まれた最初の例だった。
支援
45 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 22:44:00 ID:movZOCvt
>>44thx
宿主の負担にならず、利益をもたらす共生関係は恒久的なものとなり、
何度も修復を繰り返すうちに両者の紋様は混ざり合った。
そして、宿主の結晶には寄生個体の紋様も写し出されていた。
46 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 22:51:31 ID:movZOCvt
この結晶は、活動を開始すると同時に、共生関係を開始することができた。
別々の個体だったはずの2つの磁気の層は、1つの生命の環となった。
長い惑星の歴史の中で初めて、複数の磁気の層をもつ個体の誕生だった。
支援
48 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:00:15 ID:movZOCvt
その後、長い時間をかけ、惑星中であらゆる組み合わせが試されると、
光感素子の獲得で、空間認識を可能にする固体、
圧電素子を振動させて、同様の紋様を持つ個体間で合図を送る個体など、
多層の個体は爆発的に多様化していく。
支援
50 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:05:20 ID:movZOCvt
3層、4層と個体の多層化が進むにつれて、形態も多岐にわたるようになる。
海底に張り付き、地中に伸ばした触手で素材を得る個体。
積極的に移動し、他の個体を体内に取り込むことで、素材と電力を得る個体。
海底から噴出する熱水で発電し、光の届かない深海でも活動できる個体。
同様の紋様を持つ個体同士で、群れを形成する個体。
51 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:07:32 ID:movZOCvt
そしてついに、地上に進出する個体が現れる。
支援支援
53 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:10:32 ID:movZOCvt
地上は楽園のようだった。
素材は豊富で、競争が無く、捕食者も居ない。
そして、何故か大地は電力に満ち溢れていた。
>>39 なるほどな
ミトコンドリアも細胞に共生してるみたいなもんか
支援
55 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:13:35 ID:movZOCvt
吸着するだけで、電力も得られる素材によって、活動は活発になり、
最初は水辺で活動していた個体も、地上に合った形態を得て、
内陸へと進出していった。
56 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:16:21 ID:movZOCvt
>>54 「良い読みだ」と書いたのは、まさにそのイメージです
代弁感謝
陸上での活動が安定し、個体数も増え始めた頃、
ある個体に事件が起こる。
57 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:19:46 ID:movZOCvt
ある時突然、体の修復が正しく行われなくなった。
そうなると形態は維持できず、体のパーツは次々と朽ち、
肢体は落ち、まともな結晶も排出しなくなった。
終いには、はるか昔に共生を始めた個体までバラバラになり、
紋様も意味を失い、だだの岩石だけが残った。
58 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:24:44 ID:movZOCvt
この致命的な現象は、一体だけでは終わらなかった。
他の個体も次々と蝕まれ、個体の数は見る見る減っていく。
排出された結晶も、活動を開始することは無く、
稀に活動を開始したとしても、それらは奇形ばかりだった。
59 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:27:16 ID:movZOCvt
海辺や海中においては、この現象は全く起こらず、
内陸へ進出していた個体たちだが、活動範囲を海辺まで押し戻されることとなる。
まるで内陸への進出を拒む意思が存在するかのようだった。
60 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:33:53 ID:movZOCvt
〜プロローグ完〜
さて切りが良いので、本編へ入る前にちょっと休憩してきます
ノシ
61 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:54:30 ID:movZOCvt
待ってくれてる人がいるかは分かりませんが、再開します
〜時代はメタンの海が無意味な磁気の層で溢れていた頃〜
62 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/27(日) 23:57:40 ID:movZOCvt
その頃の地上は、無数に刻まれた電子の痕跡が、
神経細胞のように地表全体を覆い尽くしていた。
63 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:00:32 ID:movZOCvt
地表に電気が流れる度に、電子の痕跡は成長し、複雑化していく。
地表の複雑化は、メタンの海での磁気交換より早く進み、
無意味な磁気の層が漂う時代には、電子の痕跡は起電力を獲得していた。
64 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:06:04 ID:lzkNIZ2K
圧電素子のような振る舞いをする地形や、
光電素子の地形、熱電素子の地形へと、
電子の痕跡は発達していく。
65 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:08:59 ID:lzkNIZ2K
それぞれは複雑に絡み合い、電子の痕跡は落雷に頼らずとも、
電力を得るようになっていた。
66 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:14:45 ID:lzkNIZ2K
ある時、圧電振動子を持つ電子の痕跡周辺で、
瞬間的に大きな起電力が発生した。
圧電振動子は発振し、強力な電波を発生させる。
67 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:21:43 ID:lzkNIZ2K
そしてその電波を、別の圧電素子が受信する。
電波には発信元の電子の痕跡の情報が含まれていて、
圧電素子周辺に、発信元の電子の痕跡が発現された。
68 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:30:15 ID:lzkNIZ2K
最初の発信者の複製は、複製された各地で再度電力を得て、
再び、自らの複製を電波に乗せて発信する。
69 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:34:18 ID:lzkNIZ2K
もちろん、受信した圧電素子の周辺にも、電子の痕跡は存在する。
このとき、受信電波の強さに応じて、複製の制度は上がり、
電波を発信するときの起電力に応じて、電波に乗る情報量は変わる。
70 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:42:43 ID:lzkNIZ2K
すると、より多くの電力を、より早く蓄えられる痕跡群ほど、
より多くの複製を発信できることになり、
非効率な電子の痕跡群は淘汰されていった。
71 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:44:33 ID:lzkNIZ2K
そして、画期的な方法で、効率的に起電力を得る痕跡群が現れる。
その痕跡群は、他とは比べ物にならない程の情報を持っていた。
72 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 00:54:37 ID:lzkNIZ2K
その痕跡群の複製は、複製された環境に応じて、
自らの持つ情報から、最も最適な情報を選び、
その環境で最も効率的な電子の痕跡を発現させることができた。
73 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:02:31 ID:lzkNIZ2K
その痕跡群は貪欲で、受信した電波すら取り込み、
自らの情報として、応用、活用するようになっていく。
情報を集めるうち貪欲な痕跡群に、僅かだが明らかな変化が訪れる。
74 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:08:51 ID:lzkNIZ2K
それまでの痕跡群たちは、一度の発振で送受信される情報量が、
新たな1つの痕跡群となってはいたが、個々の間に区別は無く、
全体は1つに溶け合い、「個」は「全」だった。
75 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:15:03 ID:lzkNIZ2K
ところが貪欲な痕跡群は、多くの情報を集める内に、
ぼんやりとだが、「自」と「他」の概念を持つようになっていった。
76 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:17:15 ID:lzkNIZ2K
貪欲な痕跡群は、より多くの情報を求め、
自らを起源とする痕跡群が、他所で新たな情報を得た場合、
その情報を共有できるよう、ネットワークを構築した。
なんか哲学的になってきたな
>>1は神でも作る気か?
78 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:21:20 ID:lzkNIZ2K
>>76 見てる人がいると分かると、やる気がでるよ!
でも先の展開は秘密なんだぜ
「自」と「他」の融合を図ったようなネットワークの登場は、
「自」の情報と「他」の情報を区別することで、
皮肉にも「自」と「他」の境界を、より明確にすることになる。
79 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:22:14 ID:lzkNIZ2K
悪い、安価ミスった
81 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:28:43 ID:lzkNIZ2K
より確かになった「自」の概念は、
ネットワーク内においても「自」と「他」の区別を生み出した。
中枢にある電子の痕跡は、自らがネットワーク全体の情報にアクセスし、
他の電子の痕跡が、必要以上の情報にアクセスできないよう制限を設定した。
82 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:32:46 ID:lzkNIZ2K
発電と送電のみに制限される痕跡群。
蓄電のみに制限される痕跡群。
発信のみ、又は受信のみに制限される痕跡群。
アクセス制限は、ネットワークを分業、効率化していった。
83 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:35:40 ID:lzkNIZ2K
そして、「自」ネットワークを拡大するために、
「他」ネットワークを攻撃する亜種が登場する。
84 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/28(月) 01:44:50 ID:lzkNIZ2K
さて、今日はここまでです
支援して下さった方々、感謝!
明日は来れないと思うけど、年内には完結させたいなあ
乙
乙
地上で知性の可能性がある植物誕生かー
地球の流れとは分離し初めてwktk
>>39 おk〜
昨日から書き始めたぜ
でも俺はわりかし遅筆だから待っててくれ
なるほど「内陸への進出を拒む意思」ねw
海で生“物”が進化している間に
地上ではコンピューターウイルスみたいな生“命”が栄えていたわけか
>>86 だな
鉱物系生物で地球史をトレースするかと思ったが
別方向へ流れはじめてからwktkが押さえられん
進化の過程も芸が細かくてイイ!
89 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/28(月) 15:09:27 ID:eF2vItFh
いま全部読んできたが
>>40あたりからの「共生」の流れが上手いなage
90 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 01:32:01 ID:rVpdN4yk
えへっ 来ちゃった
>>85-89 レスが増えてきて嬉しいよ
期待に応えられるように頑張ります!
今日は時系列で言って
>>53まで書ければと思いますが・・・
途中で寝ちゃったらゴメンなさい
91 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 01:37:42 ID:rVpdN4yk
亜種は、起源の遠いネットワークを敵とみなし攻撃を始めた。
そして、それに抵抗できるタイプも表れる。
さらに、それすら攻撃できるタイプが現れたり、
抵抗力を持つ亜種を見分けるタイプも登場する。
92 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 01:40:48 ID:rVpdN4yk
相手に有用な情報に紛れて、内から攻撃するタイプ。
複数個の情報が集まって、初めて攻撃型になるタイプなど、
攻撃のパターンも複雑になり、ネットワーク同士の戦いは激化する。
93 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 01:43:52 ID:rVpdN4yk
それから長い時間が流れ、メタンの海で複数の磁気の層を持つ個体が誕生する頃、
地上では、1つのヒエラルキー構造が出来上がっていた。
94 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 01:52:57 ID:rVpdN4yk
ヒエラルキー構造の最下層は「奴隷」階層で、
最もアクセスを制限され、最も数の多い発電を担う痕跡群と、
アクセス制限は同程度だが、数は少ない変電、蓄電を担う痕跡群がある。
これらの階層は、自由意志をほとんど持たず、完全にシステムに隷属している。
95 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 01:59:58 ID:rVpdN4yk
次に数の多い階層は、最上位階層を除けば、最も自由意志を与えられた、
システムの遊びとも言える「一般」階層である。
例えば、電力が不足した場合に、発電情報へのアクセス権限を与えられ、
発電系痕跡群の能力を発現したりするなど、流動的にシステムを支える。
ただし、ネットワークに異常が発生しない限り、
ネットワーク内で自由に情報交換する権限が与えられている。
もちろん、アクセス制限内でのことだが、
この行動がネットワークの硬化を防いでいる。
96 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:03:30 ID:rVpdN4yk
次の階層は、ネットワーク内の情報を精査する「学者」階層である。
より上位の階層が得た情報を元に、より効率的な発電方法や、
より効果的な攻撃方法を構築し、下位階層を使って、発現、検証する。
優秀な「学者」を持つネットワークは、強固なネットワークへと成長する。
97 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:09:01 ID:rVpdN4yk
次に、他ネットワークとの戦いを担う「兵士」階層がある。
戦いによって得た、他ネットワークの情報を「学者」へ届ける。
特に、届けた他ネットワーク「兵士」の情報は、解析された後、
新たな兵器、戦術として、届けた「兵士」へ分与される。
より多くの「兵士」を倒し、より強力な「兵士」へと成長していく。
98 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:09:44 ID:rVpdN4yk
ここからは上位階層で、数が一気に少なくなる。
99 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:24:20 ID:rVpdN4yk
まずは「門番」階層がある。
主に、電波の送受信をする電子の痕跡で、多くの重要な情報を扱うため、
自由意志は無いが、手厚く保護されている。
100 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:27:20 ID:rVpdN4yk
次に「旅人」階層がある。
ネットワークの外へ出て、情報を持ち帰ることを役割とする。
優秀な「旅人」を持つネットワークは繁栄し、
「旅人」の質が悪いと、有害な情報を持ち帰り、
内部崩壊を招く事もある。
また、友好関係にあるネットワークとのパイプ役、
敵対関係にあるネットワークへの諜報活動なども担う。
101 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:29:43 ID:rVpdN4yk
次に「首脳」階層がある。
最上位階層の意思を下位階層に反映し、
下位階層の情報を精査し、最上位階層へ伝える役割を担う。
102 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:38:02 ID:rVpdN4yk
次に「四志」階層がある。
最上位階層のバックアップを担っており、常に更新されている。
新たにネットワークを構築する時は、最上位階層の最有力候補となる。
他ネットワークへの降伏の証として、差し出されることもある。
103 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:38:49 ID:rVpdN4yk
そして、全情報へアクセスが可能で、
全アクセス制限解除の権限を持つ、唯一絶対の最上位階層が存在する。
104 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 02:42:08 ID:rVpdN4yk
最上位階層以外の全ての痕跡群は、
その功績に応じて、ヒエラルキー階層を上下する。
そして、より多くの情報を持った電子の痕跡と情報交換をすることに喜びを感じ、
最上位階層との情報交換こそ、最高の栄誉とされる。
105 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/29(火) 03:14:34 ID:rVpdN4yk
時は過ぎ、海からの侵略者が現れる。
106 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 11:02:37 ID:Gupp9n9I
電子の痕跡にとって、何が起こっているのか理解できなかった。
なにしろ物理的な攻撃など、長い歴史の中で始めてのことだ。
電子の痕跡は、なす術も無く多くのネットワークを失っていった。
107 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 11:18:16 ID:Gupp9n9I
あるネットワークが壊滅する時、最上位階層が、1つの「一般」階層に
「旅人」権限と、アクセス制限を解除した全情報を与え、解き放った。
「旅人」は敵対するネットワークへ辿りついたが、
到着と同時に「捕虜」にされ、圧縮されてしまう。
108 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 11:23:37 ID:Gupp9n9I
そのネットワークの「学者」が、圧縮された「捕虜」を解析する。
その情報量の多さに驚くと同時に、原因不明のネットワーク壊滅に戦慄する。
他ネットワークとの通信が途絶えたのは、大規模な地殻変動を原因とする考えが、
そのネットワークにおける「学者」の通説とされていたが、
「捕虜」のもたらした情報は、それを否定していた。
109 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 11:30:48 ID:Gupp9n9I
「学者」は、より正確な情報を得る為、「捕虜」の記録を解析したが、
「捕虜」の記録は厳重にブロックされていて、アクセスできなかった。
すぐさま「捕虜」を解凍し、直接情報交換する手段が取られる。
110 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 11:37:18 ID:Gupp9n9I
ブロックは「旅人」がネットワークから解き放たれる前に、
他ネットワークで消去されてしまわないよう、最上位階層が施したものだった。
111 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 11:40:29 ID:Gupp9n9I
「捕虜」との情報交換によって、
他にも同様に壊滅したネットワークがあること、
地の果てから徐々に破壊が迫っていることなど、
いくつかの問題は判明したが、解決には至らなかった。
112 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 11:49:58 ID:Gupp9n9I
功績を認められた「捕虜」は、そのネットワークの最上位階層への謁見を許され、
最上位階層から、そのネットワークにおける「旅人」の権限を与えられる。
113 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 11:57:32 ID:Gupp9n9I
再び「旅人」となった電子の痕跡は、破壊の原因を探るべくネットワークを発つ。
114 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 12:03:03 ID:Gupp9n9I
長い間、破壊の原因は不明のまま、多くのネットワークが壊滅していった。
115 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 12:23:11 ID:Gupp9n9I
ある時「学者」が1つの結論に至る。
破壊は、地殻変動でもなく、他ネットワークの新兵器による攻撃でも無い。
電子の痕跡の物理部品を、組み替えながら、
物理的に数を増やす侵略者の仕業だという答えが導き出された。
116 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 12:38:19 ID:Gupp9n9I
原因が判明すれば、対策も立てられる。
侵略者は、精密な電子部品で成り立つことが予想されたため、
高出力な電波で無力化できると考えられた。
117 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 12:50:20 ID:Gupp9n9I
効果は絶大だった。
電波の発信源近くでは、侵略者を瞬時に無力化し、
離れた地域においても、3世代の内に侵略者を退けることが出来た。
その影響は地の果てまで及び、電子の痕跡は地上を取り戻した。
118 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 12:55:54 ID:Gupp9n9I
侵略者を退けた電子の痕跡は、長い時間をかけ、
地の果てまでネットワークを回復させていった。
119 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:04:33 ID:Gupp9n9I
ネットワーク同士の戦争は各地で起こっていたものの、
地上においてネットワークの存在は安定的で、
重要でなくなった侵略者の情報へ、誰もアクセスしなくなった頃、
再び侵略者が上陸してくる。
120 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:12:11 ID:Gupp9n9I
かつて電波で撃退された侵略者は、電波を防ぐコーティングをその身に纏い、
電子の痕跡による電波防壁を、ものともせずに大地を組み替え始めた。
121 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:22:27 ID:Gupp9n9I
しかし、電子の痕跡も無為に時間を消費してきたわけでは無かった。
122 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:28:15 ID:Gupp9n9I
かつて2つのネットワークから「旅人」権限を与えられた電子の痕跡は、
その後、電波に耐性を持つ新種の出現を予見し、自ら「学者」を志願、
いずれ訪れる新種に対抗するため、侵略者の構造解析を進めていた。
123 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:33:32 ID:Gupp9n9I
「学者」は、侵略者の構造を分子レベルで解明すると、
大地から侵略者のコピーを造り出す術を完成させる。
124 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:43:00 ID:Gupp9n9I
大地はネットワークの物理部品でもあるため、コピーの製造数は限られていたが、
大きさや肢体を自由にデザインできる上に、小型電波発生装置の発明も間に合い、
1体のコピーで、多数のオリジナルを撃退することができた。
125 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:46:45 ID:Gupp9n9I
「学者」は三度「旅人」となり、地の果てのネットワークへ、
侵略者のコピーと、小型電波発生装置の情報を届けた。
126 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:50:19 ID:Gupp9n9I
「旅人」の功績は称えられ、最上位階層から、全情報へのアクセスを許された。
それは即ち、自ら最上位階層となり、新たなネットワークを構築せよという事だった。
127 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:53:39 ID:Gupp9n9I
最上位階層となった「元旅人」は、自らのネットワークを構築すると、
膨大な情報の中から、かつて自分を救うためにブロックを施し、
ネットワークと共に滅んだ最上位階層の情報を修復した。
128 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 13:59:56 ID:Gupp9n9I
悠久の時間を経て、かつての最上位階層と再開した「元旅人」は、再び忠誠を誓い、
ネットワークの全情報へのアクセス権限を譲渡すると、自らは最上位階層を退いた。
129 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 14:05:45 ID:Gupp9n9I
「元旅人」は、全てのネットワークで英雄として称えられ、
「元旅人」と情報交換することは、最上位階層と情報交換すること以上の栄誉とされた。
130 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 14:09:03 ID:Gupp9n9I
その後、「元旅人」は「四志」になったとも、
四度「旅人」として旅立ったとも言われている。
131 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 14:13:52 ID:Gupp9n9I
磁気の層は圧倒的な数で、
電子の痕跡は強力な武器で、
戦局は常に変化しているが、どちらも決定力に欠け、
最深部へ攻め込んだ者は未だ居ない。
132 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/30(水) 14:16:43 ID:Gupp9n9I
あまりに多くを語り残してしまったが、
あとは個々の宇宙で試してみて欲しい。
以上!
ちょっとでも読んでくれた人には、感謝!
ご意見ご感想(批評含む)なんかあると、嬉しいんだぜ!
ふむ
寿命の長さといいウイルスとの戦いといい面白かった
NHK教育風に歴史まとめを映像でみてみたいくらい
134 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/30(水) 22:14:26 ID:F6EMBKfH
乙
おれも
>>113が言うみたいにまとめが見たいな
>>1よ、とりあえず年表を作らないか?
あと、ネットワークとか侵略者の固有名詞も欲しいな
ところで
>>93の「長い時間」に何があった?
ずいぶん文明が進歩したようだか・・・・
135 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/31(木) 00:13:05 ID:dJbKRPlV
>>113 そう言っていただけるとありがたいです。
>>22-51辺りの再現映像なんか楽しそう!
他力本願で情けないですが、
誰かが挿絵でも書いてくれると嬉しいですね。
136 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/31(木) 00:22:42 ID:dJbKRPlV
>>134 thx
>>93の進歩は、
>>81-82にある「自」の発達と、
分業、効率化の平行線上にあって、劇的な変化ではないつもりだったから、
細かく描写しませんでした。スマン
>>135に引き続き他力本願ですが、
誰かがこの星の環境を引き継いで、
行間の物語を創作してくれたら見てみたいです。
年表と固有名詞ですね、ちょっと作ってきます。
137 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/31(木) 01:35:05 ID:dJbKRPlV
とりあえず、唯一の主人公っぽい「旅人」が
崩壊するネットワークから旅立つところを基準年として、
惑星誕生から基準年までの大まかな時間の流れを報告するね。
138 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/31(木) 01:36:49 ID:dJbKRPlV
43億年前 惑星誕生
>>3 42億年前 地上に電気が錯綜する時代
>>4-7 2〜3億年かけて、電子の痕跡が地上を覆い尽くす
このころ、頻繁に磁気溜まりの落石がある。
ここから「磁気の層」と「電子の痕跡」に分かれます。
139 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/31(木) 01:41:42 ID:dJbKRPlV
磁気の層 電子の痕跡
------------------------------------------------------------------------
40億年前 磁気の層が接触
>>9 ------------------------------------------------------------------------
37億年前 起電力を獲得
>>63 ------------------------------------------------------------------------
35億年前 各種素子に分化
>>64-65 ------------------------------------------------------------------------
30億年前 電力を獲得
>>10-13 最初の発信が行われる
>>66-68 ------------------------------------------------------------------------
20億年前 電力で進化が多様化
>>14-15 発電方法の効率化
>>69-70 ------------------------------------------------------------------------
15億年前 修復する新種登場
>>22-30 貪欲な新種登場
>>71-73 「自」の概念が芽生える
>>73 ------------------------------------------------------------------------
10億年前 修復で進化が多様化
>>31-34 最初のネットワークが誕生
>>76 ------------------------------------------------------------------------
5億年前 「共生」による多層化
>>35-46 ネットワーク内の分業、効率化
>>78 ネットワーク同士で戦争が勃発
------------------------------------------------------------------------
3億年前 共生で進化が多様化
>>48-50 ヒエラルキー時代
>>93-104 ------------------------------------------------------------------------
1億年前 陸上へ進出
------------------------------------------------------------------------
基準年 内陸へ進出
>>107「旅人」出立
------------------------------------------------------------------------
なんか解りづらいけど、ゴメンなさい。
140 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/31(木) 01:51:51 ID:dJbKRPlV
固有名詞って言うと、こんなところか?
惑星の名前、磁気の層、電子の痕跡、
各磁気の層の分類、各電子の痕跡の分類、
登場ネットワーク名称、登場人物(?)名称、
ヒエラルキー各階層呼称、侵略者呼称、
侵略者コピー、小型電波発生装置
全っ然!思いつかん・・・。
需要があるなら、安価でも出そうか?
141 :
1 ◆ZqgqlkF8YY :2009/12/31(木) 14:27:04 ID:dJbKRPlV
そういえば、惑星の名前とは言えないけど、
分類上は「カーボンプラネット」のつもりでした。
142 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/01(金) 17:45:31 ID:6qI0IDoj
「一般」から「英雄」になるまでのRPGも良いけど、
「英雄」誕生後の世界で、磁気の層と戦うMMORPGが欲しいな
ネットワーク=国の概念で、
最初は「一般」でスタート、
「兵士」になって強さを極めても良し
「学者」になって武器を作るのも良し
クラスチェンジして「旅人」になったり、
「首脳」になって攻城戦を指揮したり、
(いや、首脳=ギルマスか?)
最上位階層になって自分のネットワークを持ったりしたい
倒した敵の情報を活用できるってことは、モンハン的要素もありだな
誰かこの設定のゲームを売ってください!
読み終えた
最初の奴は惑星の主役と思いきや、実は脇役だったんだな
個人的には「四志」の話を読みたいが
オモシロかった
>>1乙
>>142 気持は分かるがネトゲなんてだいたいそんなもんだろ
144 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/11(月) 17:12:29 ID:giLCF7Xl
┣┛ ┃ ┣┫ ┃┃ ┃┣┫
┃ ┃ ┃┃ ┃┃ ┣┫┃
┃ ┣┫ ┃ ┣┫ ┃┃┃
┣ー┓┃ ┃ .┃┃ ┃ ┃┃┃ <
>>144 こまけぇこたぁいいんだよ!!
┃ ┣┫ ┃ .┣┫ .┃ ┃┃┃
┃ ┃ ┃ ┃ .┃┃ ┣ー┛┣┫
┃ ┃ ┣┫ ┃┃ ┃ ┃┃
┫ ┃ ┃┃ ┣┛ ┃ ┃┗
┃ ┃ ┃┃ ┃ ┣━┓┣
┻┓┃ ┃┃ ┃ ┃ ┃┃
┣┛ ┣┛ ┣┓. ┃ ┣
>>141 知らなかったけど、カーボンプラネットなんてのがあるんだな・・・。
メタンの海がある星もあるみたいだし、
本当にこんな世界がありそうで、オラ、ワクワクすっぞ。
147 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/17(日) 17:11:38 ID:SETqElCf
つづきが読みたいけど・・・
>>1はもうこないのかな?
148 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/18(月) 13:00:13 ID:2AG0NbpQ
149 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/20(水) 20:16:22 ID:VO6KGUqP
ガッハ.カラカラ
150 :
創る名無しに見る名無し:2010/05/14(金) 12:49:35 ID:vbY5w3fT
ちょっと面白かったけど
放っておけばこのスレも
人知れず消えていくんだろう
と言うわけでage
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