文章作法について:
文章には作法というものがあります。
守る義務はありませんが、守った方が好感をもたれます。
初心者スレですので、作法に関する指摘は程々に。
基本的な作法:
・句点が"。"、読点が"、"
・カッコは通常「」を使う
・カッコの中でカッコを使うなら『』を使って区別する
・文の終わりには必ず句点を付ける
・段落のはじめは全角スペース一マス空ける
・会話文は例外、行頭のスペースは入れない
・会話文の最後("」"の直前)の句点は省く
・―(ダッシュ)や…(三点リーダ)は必ず二個ずつ使う
・似ているが「・・・」は三点リーダではない
・疑問符"?"や感嘆符"!"の直後はスペースを入れる
もっと詳しい事は「原稿用紙 使い方」で検索するとよいでしょう。
スレ立て依頼乙
スレ立て代行乙
ほしゆ
新スレになってまだ誰も投下してないので、
初心者には最初に投下するのに度胸がいるのかもしれない
ってわけで、ここは怖い場所ではないということを話そうぜ
うへへへへ
前スレ731、733に何か書いてあげたい人いない?
10 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/12(水) 09:24:32 ID:T/VLmAlf
感想、批評をおねがいします。
『責任』
ある日、村の若者である田助は、祖母から頼み事を受けた。隣の村まで
荷物を運んで欲しいという事だった。
「こんらの野菜をたのむは」
「おう、まかせんと」
「ごうぎなことだすけ、がんばっちょくれ」(ごうぎ……大変という意味)
田助は、野菜がたんまり詰まった籠を背負って出発した。それほど重くな
かった。
村を出る時、田助は後ろから、竹という女に声をかけられた。
「田助さん、もしかして、その後ろのもんをとなり村までもっていくんかい」
「そうじゃ」
「よかったら、この織もんも持ってってくれんか。となりのばあさまの所まで」
「おう、まかせんと」
「じゃあ、たのんだで」
田助は右腕に織物を抱え、村を出た。ちょっと重いと思った。
隣の村に行くには、山をひとつ越えなければならなかった。
中腹まで来たとき、田助は川を見つけた。そこでは、力之助が釣りをし
ていた。力之助は田助を見つけると、声をかけた。
「よう、田助じゃねえか。なにしてんが、こんとこで」
「こんらをとなり村まで持っていくんが」
「おっ、そりゃよかった。この魚たちも持ってってくれねえか。おれはこ
んからもどって、じいの手伝いをせんけばならんけ」
「おう、まかせとけ」
「わりいな、たのむが」
田助は左手に魚の詰まった籠を持ち、川を越えていった。重いと思ったが
限界ではなかった。
山の頂上に近づくにつれ、日の光が田助に強く当たっていった。足取り
は遅くなっていった。腹が減っていたが、つまみ食いをしようなどという
考えは、田助には浮かばなかった。
頂上に着いた時、田助は限界だった。今にも倒れそうなほど、前のめり
になっていた。しかし、責任感が田助を前に進ませた。
急な斜面を降りている時、田助の背中の籠から、じゃがいもがひとつこ
ぼれた。それは斜面を転がっていった。田助はすぐに気づき、転がって行っ
た方に足を踏み出した。その瞬間、踏み出した足の力がふっと抜け、すべっ
た。田助は倒れて、斜面を転がっていった。
田助の身体は、腹に木が当たって、くの字形になって引っかかり、ようや
く止まった。息はなかった。
その日の夕方、祖母は田助の帰りが遅いと思ったが、信じて、気にしな
かった。
力之助は、自分の祖父の手伝いを終え、祖父とともに酒を飲んでいた。
「田助の野郎もいれば、この酒がもっとうまくなるんだがな」祖父はこう言った。
「そういや、あいつはとなり村からもう戻ってきたんかな。ちゃんと魚が着けばいいが」
「田助ならだいじょぶだ。あんなに信じられる奴はそういねえからな」祖
父は笑って言った。
竹は、寝ようと横になった時、田助に頼み事をしたのを思い出した。
素人の感想なんだけど
方言は正直少し読みにくいかな?
それと句読点が多い気がする
あと、おとぎ話なら
昔、昔、ある村に田助という若者がいた。
田助は大層な働き者で一度決めたら最後までやりぬく辛抱強い男だった。
っていうのを追加して欲しい。
簡単に言えばメインの人物の説明みたいな物が欲しかった
ごめんね、素人の意見で…
感想ってどう描けば良いんですか?
GJだけじゃ駄目だって言われるんですけど
大大昔、神様は私たちのことが嫌いになった。幼い頃から両親や大人たちに口を酸っぱくして言われ
たことだ。なぜ神様が私たちを嫌いになったのかは知らない。神様はイマイチ何を考えているかわから
ないし、そのせいで口さがないことを言う人たちも多い、勝手に原因を推測して馬鹿にする人だって少
ないわけではないからだ。
子供の頃にお爺さんが言っていたことだが、昔の神様はみんなに何でも一つだけあげていたらしい。
そのときのことを話すとき、お爺ちゃんはほんの少し寂しそうな顔をする。なぜ、そんな顔をするのと聞い
てみたことがあるが、笑って首の下をくすぐってくるばかりで何も言ってくれなかった。大人たちは昔のこ
とを話すとき、やれあのボンクラ神様から可愛い奥さんをもらっただの明智光秀の埋蔵金の在りかを教
えてもらっただの話すというのにお爺さんは神様から何をもらったのかちっとも教えてくれない。恥ずかし
いものでももらったのかもしれない。
嫌いという言葉はただ相手のことを陥れるためや敵意を表す為に使うわけではない。近所の万里子ちゃ
んは、飼っている犬の散歩をするとき、怠けてばかりの犬にたくさん嫌いだという言葉を贈る。例えば、キミ
は何故そんなにもウスノロなんだ、大嫌いだよ。キミはわたしより年下のクセに何でも知っているような顔を
して、知ったかぶりのキミなんか大嫌いだ。こんなことをいつも口元に微笑みをのせながら額に手をあて、愛
犬に語りかける。
私たち、いや少なくとも私の神様への感情も、万里子ちゃんが愛犬へ抱く感情と似ているかも。
「おい、僕の靴の中敷を知らないか」
お爺さんがそう尋ねてくる。そんなとき、私はいつもと同じことを言う。
「神様が盗っちゃったんじゃない?」
神様は私たちのことが嫌いだ。ほんの欠片も予兆を見せずにイタズラしてくる。
多くは特に意味のないものだ、口の中にある飴玉を気づかせず抜き取ったり、会議に急いでいるサラリーマ
ンさんのカツラを盗る、と見せかけて5cmだけ浮かした状態のままにして、彼が気づいた瞬間に取り上げたり。
ようは暇な子供が癇癪を起こすようなもので、煩わしいのだがさして被害も無く、あったとしても消えたローマ法
王のパンツを神様はどうするつもりかとテレビが特番を組んだりする程度。
そんな神様に人々が頼み事をするはずもなく、かといって無視するのも二千年以上に渡って培われた被造物
根性が躊躇わせる。ひねくれて、ぐれた神様はいつでも空から私たちを見下ろしている。頬杖をつきながら誰かイ
タズラの的になってくれないか探している。神様というだけあって黙っているとかなり絵になるのは憎たらしい。顔
が毎日変わるのが難点ではあるが。神様が人間を見下ろしているのは誰かを見つけるためでイタズラはついで
に過ぎないと聞いたことがある。それが本当かはわからない、神様が私達に話しかけることは出来ても、逆は
無理なのだ。それはフェアでは無いと思う。いつかギャフンと言わせてやりたいと思う。イタズラにかかって真っ赤
に怒る顔を見てみたいと思う。いつか、いつか、いつの日か私はあそこに行ってあのデカイ腕白坊主をチョチョイ
とやってやるのだ。そんなことを考えながら私は歩く、今日はなんだか学校に行く気分ではないから、ここ数百年で
超危険イタズラ地点と化した神社にでも行ってみよう。
「君が来るのを楽しみにしてる……そんなことはないんだが、君が諦めて涙目になる日を待ち望んでいるよ」
神社の入り口でツバメの口を借りて語りかけてくる神様。
「そう」
答えて神社に進む私。上を見るとニヤニヤ笑いながら見下ろしてくる小汚いおっさんの顔。こういう場面は美青
年か老紳士と相場が決まっているだろうに……まあいい、私の挑戦はまだ始まっていない、英雄談を書くにははペン
すら手に取っていない位置。いつか進もうとしているこの場所すらほんの腕試し、それでも大いなる試練が待っている
に違いないのだろうと思いながら踵を返し――
ふと違和感を覚え、上を見上げるとそこには何故か体から巧妙に抜き取られた肌着一式。にやつきながら空中で
それもてあそぶ神様もとい、小汚いおっさん。こんなときまでやってくれる。気が変わった。試練に赴く志気が高まった。
サボタージュついでに宣戦布告をするのもあの神様が相手なら悪くない。
>>14 ごめんなさい
>>年か老紳士と相場が決まっているだろうに……まあいい、私の挑戦はまだ始まっていない、英雄談を書くにははペン
英雄譚の間違いです
他にも誤字、脱字があるかと思いますが平にご容赦を
話の感想は遠慮無くお願いします
閑散としてるな・・・
他にスレが出来たからみんなそっちに流れちゃったのかな?
なら、、素人意見ですが。
>>14 多分、最後の一行があって成り立ってるのかな?と思いました。
もし、何の制限も無ければもう少し改善できるかも。
素人意見の読みやすさと言う意味です。
↓ こんな感じ
ざっくりと一段?省略。
嫌いという言葉はただ相手のことを陥れるためや敵意を表す為に使うわけではない。近所の万里子ちゃんは、
飼っている犬の散歩をするとき、怠けてばかりの犬にたくさん嫌いだという言葉を贈る。
例えば、キミは何故そんなにもウスノロなんだ、大嫌いだよ。
キミはわたしより年下のクセに何でも知っているような顔をして、知ったかぶりのキミなんか大嫌いだ。
こんなことをいつも口元に微笑みをのせながら額に手をあて、愛犬に語りかける。
私たち、いや少なくとも私の神様への感情も、万里子ちゃんが愛犬へ抱く感情と似ているかも。
「おい、僕の靴の中敷を知らないか」
お爺さんがそう尋ねてくる。そんなとき、私はいつもと同じことを言う。
「神様が盗っちゃったんじゃない?」
神様は私たちのことが嫌いだ。ほんの欠片も予兆を見せずにイタズラしてくる。
多くは特に意味のないものだ、口の中にある飴玉を気づかせず抜き取ったり、
会議に急いでいるサラリーマンさんのカツラを盗る、と見せかけて5cmだけ浮かした状態のままにして、
彼が気づいた瞬間に取り上げたり。 ようは暇な子供が癇癪を起こすようなもので、
煩わしいのだがさして被害も無く、あったとしても消えたローマ法王のパンツを神様はどうするつもりかと
テレビが特番を組んだりする程度。
そんな神様に人々が頼み事をするはずもなく、かといって無視するのも二千年以上に渡って培われた被造物根性が
躊躇わせる。ひねくれて、ぐれた神様はいつでも空から私たちを見下ろしている。
頬杖をつきながら誰かイタズラの的になってくれないか探している。
神様というだけあって黙っているとかなり絵になるのは憎たらしい。顔が毎日変わるのが難点ではあるが。
神様が人間を見下ろしているのは誰かを見つけるためでイタズラはついでに過ぎないと聞いたことがある。
それが本当かはわからない、神様が私達に話しかけることは出来ても、逆は無理なのだ。それはフェアでは無いと思う。
いつかギャフンと言わせてやりたいと思う。イタズラにかかって真っ赤に怒る顔を見てみたいと思う。
いつか、いつか、いつの日か私はあそこに行ってあのデカイ腕白坊主をチョチョイとやってやるのだ。
そんなことを考えながら私は歩く、今日はなんだか学校に行く気分ではないから、
ここ数百年で超危険イタズラ地点と化した神社にでも行ってみよう。
「君が来るのを楽しみにしてる……そんなことはないんだが、君が諦めて涙目になる日を待ち望んでいるよ」
神社の入り口でツバメの口を借りて語りかけてくる神様。
「そう」
答えて神社に進む私。上を見るとニヤニヤ笑いながら見下ろしてくる小汚いおっさんの顔。
こういう場面は美青年か老紳士と相場が決まっているだろうに……まあいい、私の挑戦はまだ始まっていない、
英雄譚を書くにははペンすら手に取っていない位置。
いつか進もうとしているこの場所すらほんの腕試し、
それでも大いなる試練が待っているに違いないのだろうと思いながら踵を返し――
ふと違和感を覚え、上を見上げるとそこには何故か体から巧妙に抜き取られた肌着一式。
にやつきながら空中でそれもてあそぶ神様もとい、小汚いおっさん。こんなときまでやってくれる。
気が変わった。
試練に赴く志気が高まった。 サボタージュついでに宣戦布告をするのもあの神様が相手なら悪くない。
以上、単に壮大なスケールの中の特殊な主人公ってよりも、前向きに行こうする時の夢みたいで、
正直、嫌いじゃない読後感。
自分は本格的な意見・アドバイス出来ないんで、タイトルつけてもう一度、
他のスレを探すのもイイかも知れないですね。では!
21 :
創る名無しに見る名無し:2009/08/24(月) 16:28:38 ID:/EX58upm
>>14 発想は面白いし、キャラもいいと思いました。
でも、現実世界とは違う世界観(神様が目に見えて、身近な存在になっている)が伝わりにくいかなぁと。
最後まで読んでやっと「ああ、そういう世界観なのか」と理解できましたけど、
途中「ん???」となった場所が多かったので、読んでいく過程で自然に世界観が入って来るようにすれば
もっと良くなると思います。
あと、横書きで読みやすい改行タイミングは縦書きの場合と異なるので、
ネット上での公開を前提としているのであれば、その辺りも考慮した方がいいかなぁと。
参考にしてもらえると嬉しいです。
>>20 すっきりしてて読みやすいし、特に直すところはないと思うよ
あえて言うなら、主人公含めた一部の人名が難読だから、振り仮名が欲しいかもしれない
>>20 基本的には読みやすい文章だと思います。
ところどころ、一文にするのではなく途中で切って二文に分けたほうが読みやすいかなという部分もありましたが
特にダメと言う程のことでもないですし。
ただ、セリフの後に「と言った」「そう言った〜」や、これに近い表現が頻出するのが気になりました。「と問うた」とかも。
カギカッコで括られている時点でそれがキャラの言ったことであるのは分かっているので、
殆どの「と言った」は不要かと思います。
あと、最初が説明の羅列に近いので、構成を工夫するか説明をコンパクトに纏めるかして、
最初の数行で読者を引き込めるようにすればもっとよくなると思います。
批評した経験は殆ど無いのですが、参考にしていただけると嬉しいです。
20です。読んで下さって有り難うございました。
>>22 名前、確かに難しいですね。藺相如(りんしょうじょ)や廉頗(れんぱ)など、
これからは読み難い名前にはルビを振るようにします。
不親切でした。すみません。有り難うございました。
>>23 確かにあまり長いと読み辛いかもしれません。
書いていると程よい長さというものが、
分からなくなってきてしまうときがあります。
もう少し、読み易さというものを意識したほうが良いようですね。
「と言った」は癖みたいな感じで書いているような気がします。
気をつけます。説明は難しいですね。あれでも少なくしたほうなのです。
中国戦国時代なので、ある程度の説明は必要かと思いますので、
もう少し小出しにする等、構成を考えます。有り難うございました。
以前別のネタで書いたときに「これ小説じゃなくて史書」と言われたので、
試行錯誤して書いたものなのですが、
文章についてそれほど問題はないと言われてほっとしました。
頂いたご意見、参考にさせて頂きます。
変な質問で悪いんですけど
連載物をやるなら大体何行くらい書けばいいのでしょうか?
あと細かい描写とキレのいい描写はどう使い分ければ良いですか?
大まかな起承転結の中に起承転結をいれてみたら?
物語の展開にあわせて文の調子を変えていく感じ
でも一貫した何かを残さないと違和感が出そう
連載してるけど自分がどれくらい書いてるかな…
30行、一行50文字、3から4レス投下してる。
書く人は普通もっと書くけど、これより少ないのはあまり見ないかな
60行に詰めれば半分のレスで行けるんじゃ?
いや、別に好きにすればいいんだけど、
俺がギチギチに詰めたがる性分なもんで・・・
まあ人それぞれさね
台詞系書く時は60行/隔行だからやはり中身は30行
これくらいがいいと思うんだよ、「俺は」ね。
どうも文章にムラがあるとしょっちゅう言われます
どうしたら直せるのでしょうか?
ものを見ないととても突っ込んだことは言えないな
質にムラがあるっていう意味なら集中力とかモチベーションの話になるんじゃないだろうか
俺のはムラムラするってよく言われる
俺のはスッキリしすぎってよく言われる
俺のはムラムラした後スッキリすると(ry
台詞で始めるのはあまり頂けないかもしれない
印象を強く出して行く方法ではあるんだけれども。
ピンク色のオウラの女性がなければもう少しいい感じになりそうだったんだが、
これ、どうも二次創作なのかな?
ごめん、5に説明してあった
どうも俺にはキャラがわからないおかげで普通に面白いシチュがスポイルされてるらしい
>>37-38 そうですか…評価ありがとうございました。
自分的には最後のピンク色のオウラの女性が肝だったのですが、微妙な存在になってしまったわけですね。とても参考になりました。
ちなみにこの作品は2次作品なんですけど、ピンクオウラの女性というのはこの作品の基となる某携帯MMORPGの、
2Dドット絵のかわいらしいお化けを禍々しく表現しようとした結果です。
他に、ゲーム用語としてハイド=透明人間のように姿を消すこと、です
読みやすさなども評価して頂けると、とても嬉しいです。
>>39 個人的には、セリフで始まるのも最後のオウラの女性の存在も気にならなかったです。
"二次創作としてどうか"は元の作品を知らないと評価できないのですが、
ひとつ気になったのは最後まで「私」が誰なのかわからなかったこと。
まあ、元作品を知っている人なら確実にわかる、元々名前のないキャラである、ということなのであれば話は別ですが……
その場合はこれはスルーしてください。
文章で気になったのは、まず「、」が少し多い印象を受けました。
たとえば冒頭の
>ファイターのその一言が引き金となって、私は、廃墟が建ち並ぶ真夜中のオールドラプトに、肝試しに行くハメになってしまった。
は
>ファイターのその一言が引き金となって、私は廃墟が建ち並ぶ真夜中のオールドラプトに肝試しに行くハメになってしまった。
でいいと思います。
別件になりますが、肝試しに行くハメになったのはこの文章の後にある会話の後だから、
あのタイミングで肝試しに行くことになったという文章が入るのはおかしい気がしました。この文章自体がいらなかったかも。
話が逸れましたが、句読点は文章のリズムに直結するので、少なすぎると(悪い意味で)息継ぎができない文章に、
多すぎるとぶつ切りの印象になってしまうので、気を付けたほうがいいと思います。
句読点を意識して音読してみるといいかもしれません。
あと、キャラのセリフはに関して、「○○が言った」やそれに類する表現が少し多い気がしたので、
前後の流れやセリフの口調・内容でキャラを判別できるようにする工夫をするともっと良くなると思いました。
二次創作ということを考えれば、無くても伝わりそうなところもありましたし。
私もまだまだ勉強中ですし、文章は個人の趣味なんかもあるのであくまでも個人的な意見になりますが
参考になれば嬉しいです
>>40 いや、凄く参考になりました。
二次創作なのですが、元々キャラクターの個性などは存在していないので自分で適当に作り上げてしまいましたが、
全然キャラが立っていませんよね…。私が誰なのかに関しても、微妙な存在になってしまっているので今後の課題にしていきたいと思います。
本当にありがとうございました!精進します
技術とは関係無いと思うけど
途中で書くのがダレたり
これで良いのか分からなったりしたらみんなどうしてる?
今作品を書いているんだけど不安だらけで書けなくなっているから…
>これで良いのか分からなったりしたらみんなどうしてる?
分からなくなったら、だな
俺は少し落ち着いたほうが良いかもしれないな
初志があるなら貫徹すべき
途中で路線を変えると九割方見苦しいことになる
あとダレてるなら普通に休め
>>42 ダレてるだけならまだ良い
俺の場合、描写で詰まる
もっと細かく書いたほうが良いのか
短く切ってテンポ良くしたら良いのか困る場合がある
あと話に「○○である必然性がない」とかよく言われる
話の必然性ってなんだよっていつも思う
書けば書くほど迷走していくな、俺
本筋に必要の無い設定が多すぎるってことなんじゃないかな
試しに一度、限界まで余計な描写を省いた話を書いてみては?
>>48 素人目から見ると、ちょっとこれは読みにくいなぁ…自然に想像できないというか何と言うか…
それと、小説というよりは何となく硬派な詩みたいな印象を持った。
>>49 どうもです。やっぱり読みづらいですか。雰囲気だけで書いちゃったところがあるんで、、、
以下は個人的見解。
全体としては、中途半端なのかなぁ、と。
もうちょっとリズムを意識してより詩に近づけるか、
それとももうちょっと崩してより小説に近づけるか、
どちらかなんじゃないかな。
小説というには流れがただ単に羅列されているだけのように
思えてしまうし、詩というにはリズムが不規則すぎるような気がする。
内容的には、もう少し主題となる部分をメリハリつけた方がいいかもね。
スリの話だというのはわかるんだけど、最初の段階で明言せず、
それをほのめかす程度に留め、後は最後の三行くらいまでは全く男や
それに類する存在をほのめかしたり触れたりしないくらいの方が、
読んだ人に驚きを与えられるんじゃないかな。
>>51日
ありがとうございます。その場その場の行き当たりばったり感が目立ちますよね、、、
なんでも思いつきで書いてしまうのは止めないといけませんね。
話も見せ方があからさま過ぎということですかね?勉強になります。
うん、まあ、俺ならどうするか、という考え方で
言ってるから、必ずしもその通りにした方がいいとは
限らないんだけどねw まあ、こういう考え方もある、
程度に受け取ってもらえれば。
投下する自信が無くなったり
完成させる気が無くなったらどうしてる?
良く色んなスレを覗いたりしてるんだけど
レベルの高さが気になって自分の作品を出せないっていうのが良くあるんだ
たまに5レス以上消費されると短さが返って気になる場合もあったりするし…
投げ出すのはフォローしようがないな
完成させる見通しも立てずにやったらいかん
叩かれる覚悟で逃げ出すしかない
あと投下する自信がなければそもそも投下しない
ネットにしろ何にしろ批判っていうのは出るからなぁ…
でも作るって言って作らないのは卑怯だと思う
作品が不安ならここに投下してくれて良いと思うよ
一次ばかりだけど二次も一応受け付けるし…
57 :
創る名無しに見る名無し:2009/09/27(日) 05:03:58 ID:jeHLp3qj
初めて投稿します。下手な文章ですが、宜しくお願いします。
「……寒い」
「そりゃあ冬だし」
「寒い」
「はいはい」
「寒い!」
「もーっなんなのよ!」
小町はいらいらして振り返った。背後には小町よりも少し背の低い、半泣きの親友がぴったりと張り付いている。
「寒い、小町」
「私だって寒い。それに初詣に行こうって行ったのは円でしょ」
「こんなに寒いって知ってたらいかなかった……」
体を縮こまらせながらも、不平を垂れるのは忘れない。今にも泣きだしそうな顔をして、小町の後を追う。
やたら寒がっているのも、円の服装が悪いのだ。厚着をするように釘を刺したにも関わらず、コートを一枚羽織っただけで出てきた。マフラーも手袋もつけないこの格好では寒さが堪えるに違いない。
「小町、待って」
聞こえなかったふりをする。歩む速度を少し早めながら、今年こそは円を甘やかさないようにしようと固く決意した。
「ねえ小町ぃ」
間延びした声が、今にも泣き出しそうに震えている。
後ろ髪を引かれたが、歩をゆるめない。薄く積もった雪を踏みしめて、前へ進む。
「早いよー!」
子供が駄々をこねるような甘えた叫び声が、遠く響く。円のわがままに振り回されるのはもうごめんだ。
怒り心頭の小町は一人で歩き続ける。しかし長年の悪習というか、親心のようなものでどうも後ろが気になって仕方ない。
(私のこと見失って迷子とか、飽きて本当に帰っちゃったりして――)
「円」
後ろを振り返ろうとした。瞬間、背中に鈍い衝撃が走る。
「どーん!」
弾丸のように、円が小町の背中に飛びついてきた。突き飛ばされそうになりながらも、かろうじて踏みとどまる。
「ちょっ……」
「……おいてけぼりにすんなあ」
小町に抱きついたまま、背中にぎゅっと顔をうずめる。小さな子供のような行動が、どうにもおかしい。この子、本当に同じ高校1年生なのだろうか。
「ごめんってば」
「もうおいていかないで」
「はいはい」
「またばかにしてる!」
小町に向き直った円は、すっかりむくれっつらをしていた。が、険しい顔がゆるんできょとんとした顔になり、段々ととろけるように笑顔になっていく。
「ちょっと、何にやにやしてるの」
円がもう一度、小町の背に顔をうずめた。抱きしめる両手に力がこもる。
「小町あったかい」
「えっ」
不意打ちの発言に、今度は小町があわてる番だった。ごろごろと猫のように背中に全身を擦りつけて来る。円の柔らかい髪が、時折首筋を掠めてくすぐったい。
「ねえこのままいこうよ」
「ばか、歩けないって」
「じゃあこうでいいや」
小町の体にまわしていた腕を解いて、今度は小町の腕にしがみついてきた。ぴったりと触れ合うように、腕を組まされる。
「これならいいよね?」
そんな上目遣いで言われたら、断れないじゃない。
百合ものですな。個人的に大好物です。
寒い神社の中ということを表現するには、円と小町の行動の他にも表現できる所もあると思います。
神社に二人っきりなのか、それとも他に参拝客がいるのか…とか。
『役者の動かし方』は十分伝わるので、『舞台背景』の描写も欲しいのかな。
とりあえず、ファーストインプレッションはこれで。
これなら小町の一人称でいいんじゃないかな。
なんか読んでてあれ?ってなる所が無きにしもあらず。
具体的にどこかと言われると、俺もあんまり文法アレな人
なので指摘できないんだがw
円は、ウザくならない程度に甘えん坊にできてると思いますよ。
かわええです。
>>57です。
自分の文章を評価していただき、とても勉強になりました。
本当にありがとうございます。
>>58 注意書きもつけず百合物投下してしまい心配だったのですが、
そのように言っていただいて嬉しいです!
登場人物の描写に頼らず背景を描写できるように表現力をつけたいです。
説明文的にせず、情景が伝わるような文章を書けるように精進します。
評価していただき、ありがとうございました。
>>59 確かに、ほとんど小町視点の話なので一人称でいいですね。
自分で読んでもなんとなくおかしいところがあります。
文法は苦手ですが、ちゃんと勉強して正しく書けるようにしていきたいです。
自分の作り出した人物を褒めていただけてとても嬉しいです!
拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございました。
読んだ。
確かによくわからないが、
>>61で何をよろしくお願いされてるのかもわからないので、その辺をはっきりさせてほしい。
うーむ、ストーリーの全貌が気になる!
と言うことは、お話に引きずり込む引力はあると思うんです。
楽しみながら読めたので十分書けていると思いますよ。
参考になるかはわからないけど・・・。
うーん、これはこれで、一つの短編としてはいいかも。
ただ、「赤」というテーマについては解消できてるかもしんれいけど、
途中で出てくる「好き」が少し浮いちゃってるような気がしたかな。
好きだから仕方が無いという風に彼女が言うけれど、
その仕方の無さがよくわからないのがちょいと気になったかもしれない。
オチも「赤」だけが出てきて、「好き」は出てこなかったから、
結局彼氏との関係が座りが悪くなっちゃってるというか。
上手く伝えられなくてもどかしいんだけどもw
それから、?の後にスペースが欲しいかな。これは文章作法の
問題なので、作品の出来そのものとは直接関わっては来ないけど、
その方が読みやすくなると思う。
で、人物の描写だけど、これについては、この内容なら正直あんまり深くしなくても
いいんじゃないか、と個人的には思った。
どうしても深くしたいなら、劇的な(かどうかはわからないけど)馴れ初め
とかを描写したりすると、オチの彼女の衝撃の深さが強くなったり、
上でちょっと気になると言った「好き」の理由が把握できたりして
良いかもしれないね。
>>65 貴重なご意見ありがとうございます
なるほど、赤ばかり書いてしまって「何故」がおざなりになってしまった感じですね
作法については勉強不足でした……問題外ですねw
67 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/01(木) 20:43:42 ID:sjOUu/8Y
しもたageてしもた
>>67 立てこもりの強盗相手に銃を抜いて正面から向かっていく警察官は、
ヒーローと賞賛される事は無いんじゃないかな、と一読した時思った。
甘く見積もっても、賞賛の声と批判の声と半々くらいになるんじゃないかな。
まあ、俺も警察の対応マニュアルとかに詳しいわけじゃないから、
はっきりとそうだと言い切る事はできないけど、手放しに賞賛される事は
ないんじゃないかな、という風に思う。そこら辺、俺の言ってる事が
的はずれである可能性については頭の中においておいてくださいw
話自体は、結構よく構成されてると思うし、文章自体も結構
きっちり書けてると思う。この調子で数こなしていけば、ある程度
自分のスタイルとかも見つかるんじゃないかな。
>>66 問題外なんて事は無いよ。
最初は誰だってそういう所には躓くものだから。
ある程度、知識として入れておく必要はあるけど、
やっぱり数をこなしていく内に身についていくものだからね、
そういうのは。最初からそればっかり気にして、肝心の内容が
おざなりになっちゃ本末転倒だし。
あと、言い忘れてたけど、割とすんなり読めたので、
もっと色々書いてもらいたいw
70 :
67:2009/10/01(木) 22:12:10 ID:sjOUu/8Y
>>69 読んでいただきセンキューです。
確かに少し無理がありました。(赤面)
気をつけねばなりませんね。
あ、一個忘れてた。
女の人は、二十代ってことだったけど、
口調とかこのままなら、そして個人的趣味で
言わせてもらうなら、女子高生であるべきだと強く述べたい!(力説
・・・という冗談・・・なのか本気なのか書いてる人にも
わからない部分はさておき、二十歳の社会人な人だったら、
警察官相手にはずっと敬語なんじゃないかな、というのもちと
気になったりしました。喫茶店に入った辺りから、妙にくだけた口調だなぁ、と。
っていうか女子高生と二十代半ば男ってのは
浪漫だと思うので是非にそうしていただければと!(力説
・・・いかん、これでは俺が女子高生好きの変態だと思われてしまう。
ええい、閑話休題閑話休題。
もう一回書きますけど、構成したい話の流れとか、それを描写する文章とか、
そういうのはよく出来ていると思うので、数をこなしていけば細部の詰め
とかはどんどんよくなっていくと思いますー。頑張ってください。
>>69 そういってもらうと励みになります
また、機会があったらよろしくお願いします
75 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/04(日) 19:45:05 ID:8BC40O45
ここって文章を直接投下して、よろしいのですか?
いいよ
前スレも前々スレも同じように文章の直接投下して評価してもらっているし
ういうい。どーんと来い来い。
ためになる事言えるかどうかはわからんけどw
78 :
ごんべえ:2009/10/05(月) 00:04:48 ID:XEQf/+Fs
この村は、何かがおかしい。
確かにこの村は、他の村と比べ、潤っているし人口も多い。だが、何かがおかしいのだ。他の村とは違う邪悪で陰湿な「もの」が、この村にはある。
俺がその違和感を感じだしたのが、今から三年前だ。つまり、村の外れに教会ができた年である。この日を境に救いようもないほどに廃れたクリープ村は、不自然なほどに栄えた。
どう考えても普通ではない。はっきり言ってこれはもう超常現象である。教会がたった一箇所できただけで、廃村寸前の貧乏村が、今では大型ショッピングモールが建つほどの潤いぶりを見せる……
こんな馬鹿な話があるか!?
だが、これは現実なのだ。間違いなく今、現在進行で俺の目の前に迫り来るリアルなのだ。
村の連中は皆、神のご加護だとかなんだか訳の分からないことをほざきやがるが、いい加減にしろ!! 神だのキリストだのそんなもんこの二十一世紀の世知辛い世の中に存在する訳ねえだろうが!!
そうだ……これは陰謀なのだ……
ユダヤが俺たちの村を乗っ取るために仕掛けてきた大陰謀なのだ!!
これはまずい。限りなくヤバイ。誰かが戦わなきゃならない。でも誰が! 誰がそんな勝ち目のない無謀な戦いに身を投じるというのだ……
もうだめなのか……俺たちはこのままなす術もなくユダヤやキリストに蹂躙されてしまうのか?
いや!そうじゃない!!
WWUを思い出せ!!かつてジャップ……いや、失礼。誇り高き日本人は負け戦にも拘らず、神風アタックで我々に真の武士道を見せつけたではないか!!
いまこそ俺たちは、その誇り高き精神を見習いこの腐れた村に愛と勇気と革命を___________
「はい、ジョン・ブラーソン君。素晴らしい演説ありがとう」
あの糞ババア!俺の素晴らしい演説を中断させやがって!!
ん?なんだか周りの視線が痛いなぁ……俺の耳を劈くのはまさか、賞賛の言葉ではなくブーイング?
……なんだよ、その哀れみと軽蔑の入り混じったような目は!!
……見るなよ……そんな目で俺を見るなよ!!
こうして、俺の学校革命大作戦!!は、失敗に終わり元々変人扱いされていたのがもっと酷くなってしまった。
だが、見てろよ!俺はいつかこの味気ない毎日にピリオドを打ち、この学校に愛と勇気と革命をもたらしてやる。
そう心に決め俺はトボトボと家路に着いた。
お久しぶりです。NHKにようこそ!を読んでいたら急に創作意欲が湧いてきたので、批評お願いします。
内容的には、脳内妄想がかっとんでる男の子の話なのかな?
村を乗っ取る陰謀だと言う割には、元々貧乏村だったり
するわけで、何の為に乗っ取ろうとしているのかの
理由付けが妄想内でなされてないのは気になるかな。
まずさとか、ヤバさとかについてさっぱりわからないw
いやまあ、妄想なんだから理由なんて適当でいいじゃん、
と言われたらその通りなんだけど、だったらもう少し
妄想のかっ飛び具合を上げちゃってもいいんじゃないかと思う。
それこそ意味不明の支離滅裂さを徹底するとか。
個人的にはMMRとか大好きなので、ああいう感じの
強引な理由付けが欲しかったりしますw
あとは、最初から演説しているなら、もう少し最初の方から
演説っぽさを出して行った方がいいかもってのと、
小ネタ的なものなのだとは思うけど、背景に何があるか(無いか)とか
含めて、もう少し書き込んだ方がいいんじゃないかな、と。
文章的には、携帯からの投下なのかな? ちょっと改行とかが
読みづらい部分があったり、句読点があったりなかったりが
安定してなかったり、少し読み返した方がいいかな、という
部分はあったかな。
そんな感じですー。
80 :
ごんべえ:2009/10/05(月) 20:21:40 ID:XEQf/+Fs
>>79 貴重なご意見、有難う御座いました。
勢いで投下してしまったので、無茶苦茶になちゃったのかもしれません。
次からは、気をつけます。
>>村を乗っ取る陰謀だと言う割には、元々貧乏村だったり
するわけで、何の為に乗っ取ろうとしているのかの
理由付けが妄想内でなされてないのは気になるかな。
まずさとか、ヤバさとかについてさっぱりわからないw
彼は、退屈な毎日にうんざりしているアホな高校生なので、多めに見てやってくださいwwww
こんな駄文に付き合ってもらえて感激ですww有難う御座いました。
この村はおかしいって、名前からしておかしい(クリープ=嫌な奴、気持ち悪い)んだから
主人公はまず最初にそこを突っ込むべきだな。
戦勝国の人間が敗戦国の玉砕戦法を見習えってのも、笑えないジョークだ。
82 :
ごんべえ:2009/10/05(月) 20:42:08 ID:XEQf/+Fs
>>81 若さ故の突飛な発想をするアホな男なのですwww
そして、若さ故の過ちも認めたがらない奴なのですwwww
です、って言われてもな
まあ、そこら辺をもうちょっと文章から読み取れるように、
演出とか言動とか工夫したらいいんじゃないかね。
後から「実はこうだったんですよ」って言われても、
読んでる人は読んでる内容からしか読み取れないわけで。
まあ、アホな男の子だというのは何となくはわかったけどもw
85 :
ごんべえ:2009/10/07(水) 20:00:48 ID:sCemUoVz
>>83,
>>84 そうですね……
かなり、躁になってたので、思慮の欠いた発言をしてしました
お詫び申し上げます。
>>まあ、そこら辺をもうちょっと文章から読み取れるように、
演出とか言動とか工夫したらいいんじゃないかね。
そうですね……
まだまだ未熟なので、もっと推敲してきますw
丁寧なアドバイスを有難う御座いました。
頭の中で話は考えているんですが、文章に起こすのは初めてです。
よろしくおねがいします!
鳥が鳴いている。朝日は窓から差し込んで優しく俺を包む。
今日も新しい一日が始まる。
だけどさ、もうちょっとだけいいだろう?
抱き寄せた枕はやわらかくてあったかくて、甘い……匂い?
「おい・・・」
思わず声を出し、俺は枕から体を離す。
もぞもぞと動き出した枕は大きなあくびをひとつ。
「ふぁふ。あ、おはよ」
むくりと起き上がったのは、枕ではなく小さな女の子だ。
「おはよう。いやいや、そうじゃなくて」
「二十日、お日様あびてぬくぬくだねぇー」
俺の話は無視かい。
女の子は俺に抱きついてくる。
暖かいからか、まだ眠いのか、目を細めながら。
「今日もちゃんといてくれたね」
あーもう何も言えやしない。
このチビスケの名前は薄荷。この屋敷の一人娘だ。
シーツを畳む俺の横で、薄荷はもぞもぞと寝巻きを脱いでいる。
「朝ごはん、オムレツがいいなぁ。かりかりのべーコンも」
俺の部屋に来るときに着替えも持ってきたらしい。
しっかりしているのか、していないのか。
「甘えんぼお嬢様は、いつになったら一人で寝られるんだ?」
ニコニコしていた薄荷の顔がみるみる曇る。
「だって……」
あぁ! しまった、またやった!
あぁ、この顔。不安なときに見せる顔。
だっての後に続く言葉と、その言葉から伝わる感情をたぶん俺は知っている。
薄荷の両親は仕事で海外を飛び回っていて、ほとんど家に帰ってはこない。
この家に来て結構経ったが、俺は未だに写真でしか父親を見たことがない。
甘えんぼお嬢様ね……。自分で言った台詞を頭の中で反芻する。
「わかったわかった。いいよ、いくらでも一緒に寝てやる」
薄荷が顔を上げる。
周囲にパッと花が咲いた、ように思えた。
「ただね」
「なぁに?」
「俺にも心の準備がいるのさ」
どうしようもなく一日が始まる。
何をよろしくお願いされてるのかわからんからうがったことは言えないが
三点リーダに統一した方がいいかも
朝の目覚めから始めるのはもはや鉄板を通り越して食傷の感がなくもないが、許容の範囲か。
語り口調一人称であれば主語はもう少し省いた方が印象がいい(俺、ね)
台詞の選び方ももう少しだけ考えられないだろうか
朝の、斜めの光が強い時間帯の描写で「いくらでも一緒に寝てやる」は若干違和感を生じるかもしれない
出だしは体言止め一つはさむとがらっと変わるよ。
例
「鳥が鳴いている」→「日の出を喜ぶ鳥たちの声」
もちろん、この手の文は過剰に盛り込まれたら読む気がなくなるけどね。
今の状態で何か描写に問題があるわけじゃない。
ただ、作者の脳内をどうやって文章という限られたフィールドに起こすか、という分野では、まだまだ向上の余地を感じるね。
がんばって
ノシ にゃ!
……と・・・は……に統一した方がいいと思うのです。
まあ、そんな些細な事はさておき、個人的見解である事を
断った上で述べさせていただきますと・・・
>「甘えんぼお嬢様は、いつになったら一人で寝られるんだ?」
からの薄荷ちゃんの感情の動きと、それに対する説明が
ちと言葉足らずかなぁ、と思いました。
いや、両親がいないからいつも寂しい思いをしていて、
下宿人(?)である男に懐いて、不安を解消しているというのは
読み解けますし、もしかしたらそこら辺をはっきり言わないでおく
という演出意図があるのかもしれないですが、男が知っている物を
読者は知らないわけで、ちょっと言葉足らず感が強いかなぁ、と。
恐らく、中篇(長篇?)の冒頭(もしくは一部分?)だと思うんですが、
これだけを読んだ限りでは、もう少し状況説明を加えて、
読者と男の認識を同じくするような感じにした方がいいのではないかな、
と個人的には思いました。
小さい女の子が枕化している描写は何か微笑ましくて萌えますねw
わっ!三点リーダーはうっかりしてました!
どうもそそっかしいようで・・・。
>>87 たしかに「俺」多いですねw
書いておかないと誰が語っているのかわかりにくいかな・・・と。
>斜めの光が強い時間帯の描写で〜
おぉ、なるほど。
読みやすいセリフ選びや状況描写、うーん難しいなぁ。
精進します!
>>88 おっしゃるとおり、もう少しだけ続きがあります。
が、これでひとつの作品にしようとも思ってました。
やはりその場合は説明不足になっちゃうんですねぇ。
>男が知っている物を〜
たしかに知らないまま読んでてもちんぷんかんぷんですもんね。
ほのぼのホームドラマみたいなものを目指してたので、
ほほえましいと思っていただけたのなら幸いです!
お二人ともありがとうございました!
書きたいところだけ書いてみたら
序文につまってしまいました…一体どうすれば良いのでしょうか?
コンセプトは
・異世界の山奥にある町
・そこに住む一人の少女
なんですけど…
それと舞台背景は最初に書くべきなのでしょうか?
それとも最初のシーンを書いてから書くべきなのでしょうか?
もちろん一概に言えないのは重ね重ねに理解しています
でも、どちらが一般的なのでしょうか?
あくまで「俺は」だが、背景はざっくりと前置きするor書かない で、描写から入るな
無関係の読者が、どちらの方の出だしを好むかってことを考えてみればいいんじゃないかな
もちろん伝奇ものの常として、奇異な設定を売りたいのであればそれがよく現れた序文を選ぶだろうし
その作品で何を(キャラ/イベント/世界観)見せたいか、それからシーンの描写力にかかると思われる。
そのあたりがわかれば、ね
(舞台を重視したものでは俺も設定説明から入る、ただし好きじゃない)
一概には言えないけれど、それは作品そのものが一概には言えないからであって、
内容と技量がわかっているのならそれこそ「一概に」言える。
どういう物語かによるとおもう。
そこら辺がはっきりしないと、何とも言いがたいという意味で
>>91に同意
以下、他の人へのネタバレ防止の為、しばらく空白行。
それでも見えちゃった人はごめんね。
意味、というのが「4004号室の意味」なら、ちょっとよくわからない。
自殺とかそういう事なのかな?とは思ったけど、それと4004という数字を
関連づける事はできなかった。
意味、というのが、そのホテルがいわゆる死後の世界であり、
男も死んで(自殺して?)そこに辿り着いたのだ、という意味であるのなら、
十分読み取れる。全く唐突にホテルがどうの、疲れているどうのと言い出す
違和感が、最後にすっと解けていくのは良い感じだと思う。
どっちなのかはわからないけど、そういう意図での質問なのかな?
>>94 貴重なご意見ありがとうございます
えーと、意図としては後者の方です。ちゃんと伝わるようでよかったです
4004については「4=死」とか言う安直な発想から来ています。正直、タイトルにしてしまったのは迂闊だったなと
OK。それでいいなら良かった。
>正直、タイトルに〜
まあでも、そこから感づく人は・・・結構いるかもしれないけどw、
俺はさっぱり思いつかなかった、というのは一応言っておくw
最初「あれ? これ動機とか経緯とか書いてないな…」と
まずそこを指摘するのが妥当かなぁ、とかばっかり思ってて、
さっぱりそういう話だとは想像できなかったw
H博士は孤独な人物だった。
破滅的にねじれた性格と醜い容姿のせいで、いままで友達の一人も出来たことはなかった。
そんな孤独に耐えかねた博士は、あるときからアンドロイドの開発に着手した。
十年後、紆余屈折あって博士はついに女性型のアンドロイドを作り出すことに成功した。
「これからお前は私の身の回りの世話をするのだよ。お前の名前はメイコだ」
「ハイ、リョウカイ シマシタ。プログラム ヲ カイシシマス」
アンドロイドは博士の命令に忠実で、言われたとおりに淡々と与えられた仕事をこなした。主な仕事は家事と洗濯だった。
ただ、問題点があった。
「いい天気だな、メイコ」
「オンド 20ド シツド 10 デス……」
「おお、綺麗な蝶がいるぞ」
「シキベツチュウ デス……」
当然のことながら、アンドロイドであるメイコには感情が無かった。従って、メイコとは満足に会話らしい会話も出来なったのだ。
話し相手が欲しかった博士はメイコに人間と同じような感情を取り入れることにした。
感情のインプットは容易ではなく困難を極めたが、博士はメイコに感情をインプットした。
「よし、スイッチオン! 」
小さなモーター音とともにメイコはゆっくりまぶたを開いた。そして、博士を見るなり、博士から素早く目をそむけた。
即興で作ったのですが、批評お願いします
>>97 この手のショートショート的な、淡々と進む話が好きなビギナーの俺から見ると、話の先がとても気になる。
ショートショートとしては話の展開も文章もきちんとまとまっていて読みやすいよ。若干、話が淡々と進みすぎてるような気がしないでもないけど
友達がいない理由付けに、破滅的にねじれた性格を付け加えたのだろうけれど
普通にいい人そうな会話をしているのが気になるかな
100 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 20:14:24 ID:bA1hWtPE
お返事遅れました
>>98 >話の続きがとても気になる
そう言ってもらえると嬉しいですw
>話が淡々と
短気なのと、話の肉付けが苦手で、短編とか書いてても分量が増えない上にすっきりし過ぎて困っています。やはりそこは書き続けて精進するしかありませんね……
>>99 >普通にいい人
確かに性格悪い人がこんな会話しませんよねwツメが甘かったです
最初の一文は容姿の醜さだけ書いた方が良かったかもです
二人ともありがとうございました!
>>97 オチがそれなのは、何と言うかこう、悲しいw
もうちょっと最後は大げさでもいいかも、と思った。
でも、最後まで淡々としてるのも有りと言えば有りだから、
うーん、好みの問題かなぁ。
にゃあ、リロードがにゃめだったにゃあ。
>>101 落ちが弱すぎましたね。SSって落ちが大事だから、落とし所を間違えると痛いなあ……ありがとうございました!
あ、いや、オチが「感情持ったら嫌われた」ってのは
大いに有りだと思うんだけど、その最後の一文の前に
もっと溜めがあってもいいんじゃないか、って事ね。
もっとも、これは個人的好みかもしれなくて、さらっと
流すような今の感じの方がいい、という人もいるかもしれないけど。
>>104 なるほど。何分短気な性格でして、どうも結末を焦ってしまって……
性格から改善していこうかとwご丁寧にありがとうございます
106 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/24(土) 22:18:56 ID:H588c5P/
どーも、新参者です
僕は今、長編の歴史ものを書いて
います。できるだけ架空や、ファ
ンタジーは避けたいんですが、舞
台は架空になってしまうんです。
それで、どのようにしてその架空
の舞台を読者にわかりやすく、さ
りげなく伝えようか悩んでいます。
まずはPCから書き込んだり閲覧したりできる
環境を整えた方がいいんじゃないかな? ないかな?
とか言ってPCからだったらスマぬ。
まあ、世界設定の伝達というのは、色々なやり方があるけど、
それはさておく。
「ありのまま起こった事を話すぜ! 俺は歴史物を書いていたはずなのに
気づいたらファンタジーになっていた! 何を言ってるかわからねえと思うが、
俺にもわからねえ!」状態であるのならば、まずはそうならないように
歴史を徹底的に勉強する事が必要なんじゃないかな。
書きたいのは歴史物なんだろう? 過去だったり、何らかの現実に
存在するものをテーマにしたりしたいなら、それについてまずは
知らなきゃいけない。それを書きたいと思うなら、それについて
勉強して、架空の舞台にならない程度には、史実をなぞれるように
した方が、望みには近づけるんじゃないかと思う。
とは言うものの、それもなかなか難しかったりするし、
一応世界設定伝達のよくある手法を1個挙げておこう。
・『その世界に詳しくない人間』を登場させ、その人間に『その世界に
詳しい人間』が説明する形を取る
読者と同じ、その世界について知らない人間を出す、という手法だね。
まあ、この手法がはまるような内容なのかどうか、という問題もあるし、
どういう内容なのかがわからないと、これ以上詳しくああすればいい
こうすればいいというのは言えないね。
ま、どうするかはよく考えて決めればいい。
あくまで歴史物を書きたいと思って歴史を勉強しまくるのか、
それともファンタジーでいいという判断の元で書くのか、って所からね。
そもそも舞台からしてファンタジーになるのは、どうしてもなってしまうんじゃなくて、はじめからそうする気だったとしか思えないんだが
109 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 16:35:46 ID:119jmj82
そうなんですよw
110 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 16:37:29 ID:119jmj82
どうやったらファンタジーくさい感じを消せますかね?
どうやったらも何も、史実に沿って普通に書いてたらファンタジー要素なんて出ないだろjk
時代小説じゃなくて歴史小説なんでしょ?
112 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 17:26:59 ID:119jmj82
あ、間違えた
時代小説ですw
どの時代の話?
114 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 17:43:58 ID:119jmj82
日本で言う、戦国あたりです
日本でいうってことは外国の話か
どの国?
116 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 18:51:33 ID:119jmj82
そこが架空なんです
架空でもモチーフが気になるんだけれど…
面倒だから作品晒しちゃえよ
あー、そのほうが早いな
120 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 19:56:15 ID:119jmj82
和風文化、洋風文化、北欧文化
中華文化、インド文化、みたい
な文化の違う、国々が近接して
いる大陸が舞台です。
一応それぞれの国の日本の戦
国時代あたりのインド、アメ
リカ、日本、ノルウェー、フ
ィンランド、スゥエーデン、
中国、の文化も調べました
ふむ…イスタンブール、サンクトペテルブルグ、カイロ、バグダット、敦煌、そこらあたりをミックスすると描きやすそうな感じだな
ファンタジー色が出るというのは具体的に言うとどの辺なんだ?
地に足の着いた描写もできるようなというかむしろ向いた設定だと思うんだが
大航海時代なのに西欧が入ってないのが特徴的だな
123 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 20:13:52 ID:119jmj82
実際、そんな大陸はないじゃないですか
登場人物も出来事もオリジナルですし、
架空色が強く出たらちょっとなー、とか
東周り航路あるとはいえ鄭和後、未だにシルクロード晩期か
リロってなかった すまん。
年代記的なものと考えればいいのだろうか
ここから先はどう考えてもその作品のプロット構想なりちょっと聞かないと答えにくいが
設定を伝えるのに説明と描写と台詞の配分を…ということになる。
例になるような場面・設定(実際に出す場面・設定でなくてもいい)あればちょっと書いてみるんだが駄目かい?
126 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 20:24:45 ID:119jmj82
近隣諸国にしたら、シルクロードも東回り航路もないですしね
127 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 21:30:28 ID:119jmj82
1456年 春
日本(仮)を統一した桜山家の頭首、桜山宗衛門の
家臣、大羽志之助が、謀反を企てているとして処罰、
打ち首。
1456年 秋
勢力の強い中国(仮)との戦争に、敗北の色が見え
始めたアメリカ(仮)と、友好関係を結んでいた
桜山家は、アメリカから救援を求められた。
しかし、中国を敵に回したくない桜山家は、反対に
中国に加担して安全を得るために、アメリカに宣戦
布告をする、大義名分を求めた。
128 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 21:32:03 ID:119jmj82
これプロローグをかなり簡略したやつです、まだあります
あー、なるほど…こりゃ大変だわ
地味に重ねていくしかないね
見たところ世界観よりイベント重視のようだし、ファンタジー色自体はそうないと思うんだがな
アメリカ(仮)中国(仮)ってなってるからイメージが引っ張られるけど、そうおかしなことにはなってないぜ。
130 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 21:41:15 ID:119jmj82
1456年冬−1457年夏
大羽志之助の事件について、大羽志之助の祖母は
アメリカ人で、妻子は現在もアメリカに住んでいる
ということが発覚。これを、アメリカが密偵を送り
込んできた、と、半ば無理やりに大義名分として、翌
年の夏、アメリカに宣戦布告した。
131 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 21:42:36 ID:119jmj82
マジですか!?
ありがとうございます!
この年号って1556年の間違い?
その頃はまだ戦国時代に入ってないと思うけど
133 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 21:47:32 ID:119jmj82
1457年 冬
中国と桜井家が同盟を結ぶ。
1458年 夏
同盟軍はさらに勢力拡大。
弱小な国、日本に手柄の一部を
奪われるのを惜しく思った中国は
同盟を解除。日本は孤立。
134 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 21:48:15 ID:119jmj82
戦国あたり、ですね
あとは書き方だな
同じ大陸でも緯度や海流で文化は変わるし、陸続きなら接してる文化は混ざり合うけれど、
そういう日常をあまり描写しないならばそこまで大きい違和感にはならないと思う
田中芳樹とかがこういうのうまいんだが……正直自分が書くとなると途方もない時間がかかることがわかった
トンデモ歴史時代モノだと思えばすんなりはいれる
137 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 21:54:42 ID:119jmj82
1459年春
アメリカが北欧(仮)と同盟、勢力を立て直す。
中国が日本、同盟国の攻撃により徐々に衰退。
1461年秋
中国との戦争が落ち着いたアメリカは、インド
(仮)を侵略しようとする。
読んでて心配になってきたが
同盟とかについても地理的な合理性は満たしてるんだろうなコレw
戦争ばっかしてるし
139 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 22:00:37 ID:119jmj82
1521年
各国が戦争に明け暮れ、内側は腐敗が進んでいった。
その腐敗を払拭し、戦乱を鎮めんと、大羽志之助の
子孫、大羽瞳之助らが立ち上がる。
以上、超簡略プロローグでした
140 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 22:02:42 ID:119jmj82
そういうとこは考えてます(一応)
だいぶ簡略したんでむちゃくちゃですが。
141 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 22:06:57 ID:119jmj82
年号は今思いつきで書いたんですが、
無理ありますね。
ぶっちゃけると色々違和感はあるな
その時代だと中国は土木の変の直後だから国力は衰えてるはずだし、
アメリカはインディアンしかいないからロディー朝のあるインドに侵略なんて無理だと思う
あと、これは個人的な趣味だけど、当時全盛のオスマン帝国が欲しい
つ(仮)
国力や領土はリアル準拠じゃないんじゃないかな、文化はそれとしても。
そもそも同じ一つの大陸つってるし。
オスマン欲しいは同意
144 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/25(日) 22:33:45 ID:119jmj82
オスマン・トルコ?
調べてみます
LoPEKxfpさんのいうとおりなんです
実際オリジナルです
その国に近い文化、発展度、みたいな
だからいっそ国名もオリジナルにしよ
うかと思っています。
どう思いますか?
いいんじゃね?
そっちの方が俺みたいな先入観からケチつける奴も減るだろうしw
むしろそうすべきかと
中国→琳朝
アメリカ→santanasen独立国
インド→サイマヤ朝
北欧→テジ―ランド
とかになってると俺が喜ぶ(ぇ
ゲームのシヴィライゼーションが思い浮かんだ
プロローグで架空の歴史をごちゃごちゃと書かれても、読者的には面白くないなぁ
魅力のある登場人物が活躍してくれないとね
たくさんの国を出すのは構わないけど、本編に絡んでくるの?
大陸統一を目指すつもりなのかしらん
148 :
555:2009/10/25(日) 23:02:25 ID:F9t/j+C0
ちまちま書いているのですが、文章中のセリフの率が
高すぎる様な気がします。
適正なセリフの率ってどのくらいなんでしょうか?
ものによる、としか…書き手が多いと思うのなら多いのだろうね
アドバイス的なもんとしては、間を大事に。
間に一行情景描写で間をとる、そういうのが全体の見栄えに影響してくるからさ。
会話の背景で起きてること
(例:紫煙がは静かに燻っている、水が落ちてぽたりと音を立てた、Aは持っていた本を机へ置いた)
こういう文章をはさむことで、会話のリズムはかわる。
実際の会話だって間の方が長いよね。
とにかく、単調にならないこと、ながゼリフを続けないこと。
文章だって改行で随分水増しできるけど、間の描写にはそれにちかいものがある
こちらは水増しじゃなく、質上げだからぜひ意識していただきたいねw
例の最初の「がは」訂正→「は」
151 :
555:2009/10/25(日) 23:26:12 ID:F9t/j+C0
>>149 例えば、こんな風に書いてる訳です。
「『当てない様、巧く外れるよう』狙え!それから、砲弾の炸裂位置は必ず記録しろ」
命令を下した高射砲部隊の分隊長に、最先任下士官が不満な調子で反論した。
「『当てない様に』って…無茶苦茶では?軍隊は長いですが、『外せ』って命令は受けた事ありません」
「俺もそうだ。士官学校で『一発必中』もしくは『百発百中』と習った。砲術の教本にも、『外せ』とは一言も書かれてない」
訳の分からない命令が出ている事を言外に下士官に伝え、彼は夜空を睨みつけた。
「外すだけなら簡単ですが…『微妙に外せ』ですからね…下手したら当たりますよ?」
「そん時は不可抗力だ。大体、当たっても問題があるような相手か?昨夜、俺は少なくとも3発は命中していると踏んでいる」
「自分も同じ意見です。でも、何で墜ちてこないんでしょうかね?」
「知らん!ヤツに聞いてくれ。大体、その『墜ちてこない』ヤツを『墜とすな』と言ってくるんだからなな…全く訳がわからん。とにかく俸給分はやらんと」
「了解。方位!角度合わせ!上手く外せ!」
部下に指示を出しながら、最先任下士官は悪い冗談を思いついた様に、分隊長に向き直った。
「ひょっとすると、『微妙に外せ』と命令した方が、当たるんじゃないですかねぇ」
「貴様もそう思ったか?案外、『使える』射法かも知れんな」
一瞬視線を外した分隊長は、すぐに真面目な表情で再び空に視線を移した。
これでもかなり意識して情景描写を入れてるんですけど…割合で言うと
台詞で7割。やっぱ読みにくいんでしょうね…
読みにくいのもそうだが場面に不自然じゃあないか?
こりゃ喋りすぎじゃあ…
強調したい単語に『二重鍵括弧』を使うのは、ちょっと違うんじゃないかな
自分は”これ”を使うなぁ。この文章のままでは読みにくいことには変わりないけど
確かに台詞を減らす努力はした方が良いかもだwそれと地の文の効果的な使い方、かな
実際に自分で音読しながら、その上で少しでも読みやすく理解しやすくなるよう、纏めてみると良いかもね
※改案を少し
>「『当てない様、巧く外れるよう』狙え!それから、砲弾の炸裂位置は必ず記録しろ」
・一つの短い台詞中に二つの異なる内容があると、読者が混乱しやすくなる(一読して内容を把握し辛い)ので、
前半と後半を地の文の描写で区切ったりするといいかも
→「当てない様、巧く外れるよう狙え!」
高射砲部隊の分隊長が命令を下す。
「それから、砲弾の炸裂位置は必ず記録しろ!」
>最先任下士官が不満な調子で反論した。
>「『当てない様に』って…無茶苦茶では?軍隊は長いですが、『外せ』って命令は受けた事ありません」
・これもちょっと長いし、部下が面と向かって上官に反論するのもおかしいかも
下士官が「おかしいぞ?」と思ったことが伝われば、この場面はそれで良いんじゃないかな?
これと併せて、下士官の全体的な台詞を極力減らすことで、上官命令の不可解さを際立たせることが出来るかも
→最先任下士官は露骨に訝るように上官の顔をうかがった。
>「そん時は不可抗力だ。大体、当たっても問題があるような相手か?昨夜、俺は少なくとも3発は命中していると踏んでいる」
・ここの台詞からも分隊長がヤケクソ気味なのがわかるのでwこの辺りこそ、地の文描写のチャンスだと思われ
分隊長の動作や表情を、本人側でも下士官側でもどっちのかの視点を交えつつ描けば、人物を生き生きと表現できそう
そして会話をテンポよく畳み掛けろ!
→「そん時は不可抗力だ」
馬鹿馬鹿しいと言わんばかりに吐き捨てる。反応に困りながらも、下士官もそれには無言で同意した様子だった。
「昨夜、俺は少なくとも3発は命中していると踏んでいる」
「自分も同じ意見です」
「大体、当たっても問題があるような相手か?」
「自分も同じ意見です」
無感動に同意しながらも、下士官はふと思いついた疑問を口にしてみた。
「でも、何で墜ちてこないんでしょうかね?」
「知らん! ヤツに聞いてくれ!」
少々コミカルになってしまったが、自分が変えるとしたらこんな感じです
あれだ、会話はテンポだと思うです。迷ったら声に出して読んでみましょう
なるべく気持ちを入れて読んでみて、その時に読んでる自分の表情が変わったり、何らかのアクションを取りたくなったら、是非それを取り入れましょう
情景描写なんて無理に入れるものでもないと思いますが、効果的に差し挟むと文章のテンポやイメージが膨らんでくると思うです
「地の文は苦手かなー」と思ったら、とりあえず観察あるのみです。迷ったら巧い作家の文章リズムを勉強しましょう。これ大事
とりあえず以上。がんばれー
155 :
555:2009/10/26(月) 07:08:01 ID:xyAJdaeG
>>154 細かい指摘ありがとうございます
非常に参考になります
台詞を減らすことで重みを加える。視点を交える
あんまり考えた事はなかったです
あと、堅い書き方ですが、基本的にコミカルな内容です
>>153 掲示板用って訳ではなく、テキストをそのまんま
コピペしたので、大変読みにくくなってます
元はアウトラインエディタや、メモ帳に書いています
次にこの手の書き込みをする際は、整形してから書き込みます
156 :
創る名無しに見る名無し:2009/10/26(月) 08:59:59 ID:9vXfyTS3
日本(みたいな国)はどういう名前がいいでしょうか?
**(地域名)
**幕府(大羽政権)
とかどうだろ?
これだと普通にその地域名が入ることになるよね
例えば秋津/秋津幕府 とか
>>156 そういうのは作者のセンスで決めればいいことであって、このスレで聞くことじゃないんじゃない?
大航海時代の国々を一つの大陸に召喚しました。さてどの国が勝つでしょう? 的なことがしたい
みたいだけど、そんな些細な事を質問していたらキリがないと思うなぁ
それはバトロワ的発想だな
なんでもロワにしようとするのもどうかと思うが
年代史とか叙事詩がやりたいんでしょうにw
まあ俺も国名はあくまで味付けの例として出してるわけではあるが
特定の有名人の名前などを出すのはやめたほうがいいですかね?
例:彼はイチローのような野球選手になりたいと言っていた。
このような感じです。
>>160 どうしてもその場に必要、むしろそうでなければ不自然であるなら、ためらう必要はありません。
・県大会3回戦、思い出代打での三球三振が野球部3年間で唯一の公式戦出場となった彼が、「目標とする人物」の欄に書いた名は、「イチロー」だ。
当然、超世界(分身魔球とか)や近未来(イチロー引退後とか)やファンタジーなどでは基本的に不可。使うとすれば、
・イチロー。旧世界アメリカ(現在の大米海)で活躍したリードオフマンが、彼の憧れだった。
ただし、その人物の、客観的かつ誰もが納得し、また今後ともおそらく不変であるイメージに限るべし。
×彼女は、久本雅美のように誰からも好かれる、酒井法子のように純真な女の子だった。
また、当然ながら実在人物を登場キャラクター(や作者)とその他大勢以外として接触させるのは、少なくともWEB上では避けましょう。
×野球指導に訪れたイチローが自らの後継として絶賛した少年、それが彼だった。
その登場が不自然ではないなら、というのは大前提だが、
後はその有名人が解説を必要とするかどうか、という所も
考えなくてはいけないね。
例えば、イチローであったら日本人なら名前くらいは知ってるだろうし、
長島茂雄とか王貞治とかも大丈夫だろうね。
でも、青木規親(字あってたっけ・・・)だと、誰もが知ってるとはいか
川上哲治とか大下弘とかでもそうなるだろう。
だから、名前の知名度は、自分が知識を持たない場合どう受け取るか、
という観点でもって、しっかり検討しなければならないだろうね。
ただ、この例の場合で言えば、内容がもろに野球小説で、
そういった知識を持っているという前提の上で書かれるような
ものなら、後者の実名を出しても大丈夫な時もある。
内容によってはそういうケースもあるけど、まあ基本的には避けるのが
妥当だろうね。
個人的に連続した動作がかけない
何も考えずに書くと
「でやぁぁぁ!」
ケインの剣がシュウの胸元を狙うがシュウは紙一重でそれを交わした。
そしてそのままケインの顔面を目掛け拳を繰り出してきた。
だがケインはそれを左手で受け止め足を払う
「ふん、この程度か?」
シュウはケインの足払いを跳んでかわすとケインのの技量の無さに対し嘲笑の笑みを浮かべた
個人的に「〜た」っていう過去形が気になるんだけどこれ以外を書けっていうとかなり困る
あと、やたらと”そして”を使いすぎることが多いのも悩む
交わし、そのまま」じゃいかんのかい
大体シュウが狙われたのならわざわざ「シュウは」交わしたなんて主語を書く必要はない
連続した動作なのに文を切ると間延びすることもあるよ
166 :
164:2009/10/29(木) 09:57:39 ID:Aw/PxXda
ありがとうございます
主語はつい癖で入れてしまいました
小説形式の二次ssを初めて書いてみたのだが、いいのか悪いのかどうにもわからない
いや、悪いのは間違いないだろうが、何処がダメなのかいまいちぴんと来ない
そこでとりあえず序文を晒して助言をお願いしたいのだが、そういうのはありなんだろうか
批判覚悟で単発スレで全文投下したほうがよい?
ここのスレに序文晒しでいいと思うよ。
俺もやったことあるし。
そうか
じゃあ一丁晒してみよう
暇な誰か、アドバイスをお願い
初めてとはいえ、精一杯書いたので辛口でもかまわない。自信はないけど
夜の闇は罪の意識を麻痺させる。悪事の多くが夜行われるのはそのせいかもしれない。実際僕は今、世の倫理に照らし合わせれば犯罪といえなくもないことをしているが、案外落ち着いている。
家族はどう思うだろう。正義感の強い兄は僕を殴るかもしれない。対して僕はそれをとがめられる立場にない。
夜の校庭。時計の針は夜十時をまわったところである。
高台にあることもあって周囲に人気はない。街灯もなく月明かりが頼りのためとても暗く、数十メートル先は闇に沈んでいる。風が吹く。夏の到来をほのめかすような暖かさの中、僕の頬を優しく撫でる。
僕達は教務室の電気が消えたのを確認して学校の敷地内に忍び込んだ。もちろん授業を受けるためではないし、忘れ物を取りに来たというわけでもない。肝試しにはまだ若干早い。
僕は白線引きを引き摺り歩く。車輪がごとごという音が闇に滲みこむ。しばらく歩いて止まり右に折れる。しばらく歩いて止まり今度は左へ折れる。指示の声が飛んできて、僕は内心溜息をつきながらそれに応じた。先程から歩き回っているので少々疲れていた。
「俺達がやることは実に簡単だ」彼は言った。
確かに技術のいることでもなかったし、二人という驚異の人手のなさでも十分に出来そうなことだった。
最初の2行、冒頭の引き込みはすごくいいと思う。
もちろん読み手一個人としての感想なので、万人がどうかなんて知らないけど、
共感を持たされた上で、主人公が何をしているのか興味が沸いた。
投下分が短いのもあるけど、すらすら読めたのはその部分が大きい気がする。
本人も「どこが悪いかわからない」てことなんで、俺にもよくわからん。
要するにそんな悪い部分はないとも思える。
表現方法とか表現順序とか、こうしたほうがいいんじゃない、てのは割愛。
それではあまりにも俺。
ただ、どうしても気になるところをあげるとすれば
>>正義感の強い兄は僕を殴るかもしれない。対して僕はそれをとがめられる立場にない。
最初に自分が悪事をしているという部分があるので、ひっくり返りようもない。
正義に抵抗することを「とがめる」とは言わない気がする。
で、投下がここまでなら、わかるように何かレス入れてくれると助かるな。
ごらんのとおりVIPに比べたら時間が止まってるんじゃないかと思えるぐらい過疎な板で、
その分、気の長いやつは多いんだろうけどさ。
なんちゃって。色々書いたけど、続きは読んでみたいと思わされた俺でした。
何処が駄目なのかはわからないということだが、現状で理想の文章との乖離が感じられているのかな?
もしこれで満足しているのなら全く非の打ちどころはないわけなんだが、
作者が何かが違う、でもわからない、と思っているとなるとそうはいかないからね。
>>171 引き込まれるといってもらえて嬉しい。励まされる
指摘された「正義感の〜」の部分は確かにそうだ、気付かなかった
早速修正するよ
投下終了レスのことは失念していた、申し訳ない、今度から気をつける
アドバイスありがとう
>>172 正直なところ自分でも満足していた
ただ、初めてだからちょっと不安になって……
非の打ち所が無いと言ってもらえてうれしい、ありがとう
>>170 未完了形(現在形)を多用しすぎかな。臨場感を出すために使うのはいいけど
小説の基本は、完了形(過去形)で書くことなのを忘れないで。
セリフの後に、「〜は言った」を使うのも避けたほうがいいと思うよ。
>>174 なるほど、言われるまで気付かなかった
参考にさせていただきます
時間が空いたからささっと駄文を製造してみたよ〜
もしよかったら誰か、添削をお願いします
『復讐と拳銃』
銃口は人体に空いた穴だ。
私に拳銃を売った男がそのようなことを言っていた。
人体には様々な思いが蓄積する。
喜び、悲しみ、怒り、そして憎しみ。
それらは蓄積するだけでは飽きたらず、人体を内側から圧迫するのだという。
特に憎しみ。
それは人間を最も強く、最も偏った力で突き動かす。
人間を内側から叩き、殴りつけ、仕舞いには爆発させようと企んでいる。
そこに穴が空くとどうなるか。
当然、極限まで緊張の高まったその身体からは、凝り固まった“何か”が勢いよく噴き出すのだろう。
弾丸は火薬で飛ぶのではない。それらの“何か”の勢いに乗って飛んでいく。らしい。
その“何か”は大きければ大きいほど、強ければ強いほどよい。
「だから、俺は“強い”奴にしか売らない。あんたは――」
男はそこで私を見て、にやりと笑って見せた。
「特別“強い”」
私はそこまで思い返して、意識を現実に戻した。
銃口の先にいる人間は先程より落ち着いたようだった。
それでも顔面蒼白で、今にも気絶してしまいそうに見える。
もし彼の言う通り銃口が人体に空いた穴ならば。
きっと私の弾丸は目の前の人間をぐちゃぐちゃの肉塊に変えるだろう。
ふと、拳銃が震えていることに気付いた。
私は自覚しているよりずっと心が揺れているらしい。
恐れではないことは確かだ。
声が聞こえた。命乞いの小さな声。
そして風の音。終わりを告げる風の音。この音を聞いている限りしくじることはないだろう。
私は無言だ。ただ手の震えだけが私の全てを表している。
引金を、引いた
全体的には雰囲気を感じるいい文章だと思う。
文法的所作も、まあ大きな間違いは、ネットで書く場合という
限定の上では存在しないと思う。
1個だけ気にかかったのは、震えというファクターが
突然出てきたように感じた事かな。穴が空いて云々という
話がずっと続いてきたところに、突然身体の震えという
要素が現れて、違和感を僅かばかりではあるけれど覚えた。、
身体の震えとの関連付けがあれば良かったんじゃないかな。
何かしら、震えについても過去回想なりで触れておいたら、
この唐突感はなくなるのかな、と。
最も、唐突感を覚えたのは俺だけかもしれないので、
まあ参考までにw
雰囲気を感じるといってもらえるなんて身に余る光栄
文法的所作はまだまだなのかな、精進するよ
「震え」は憎しみを表現するために急遽付け加えたものだから、違和感を覚えたのはきっと正しい
助言を参考に、もっとスムーズに読めるものを書くようにするね
海岸沿いにある小さな漁村の話。
漁村の人々は遥か昔から、連綿と広がる海と、それが産み出す豊富な海産物の恩恵を受けて暮らしてきた。
朝も早くから海へと漁に出かけ、夕方には歌を歌ったり、踊ったり。そんなゆったりとした毎日を過ごしていた。
しかし、ちょうど五年前のこと。村にある変化が訪れた。
ある漁師が妙なことを言い始めた。
「昨日の夜、光る魚を釣ったんだ」
最初の内は、村中がその漁師のことをほら吹きと笑った。光る魚なんて、長年漁をしていても捕れたことがなかったからだ。
けれどしばらくすると、その漁師が言っていたことが嘘では無いことが分かった。
夜中に漁に出かけた船で、何匹かの光る魚が捕れたのだ。神秘的な青白い光を全身から放ち、見るものを魅了した。
その光は朝が来ると消えてしまい、そのことが尚一層、魚の神秘を際立たせた。
ついには、村の古老たちはこの光る魚を『海神からの使い』だと言い、祭り上げた。
それと同時に、光る魚についていろいろな『ご利益』が噂された。
光る魚が捕れたらその日は大漁だとか、万病を治す霊薬になるだとか、骨は魔よけになるだとか。
どれも迷信染みたものだったが、村の人々は皆その『ご利益』を固く信じていた。光る魚を一目見ようと夜に漁に出かけるものも少なくなかった。
ある晩のこと、村中を驚かせる出来事が起こった。海が光ったのだ。
海が放つ青白い光が辺りを照らし、周囲は白昼のように明るく、眩しかった。
その光景に誰もが息をのみ、今にも海の底から海神が現れてくるのではないかと言うほどの神々しさだった。
その晩は急遽、村を挙げてお祭りを開き、海神に毎日の感謝を込めて祈りを捧げた。古老たち曰く、
「この村は海神様のご寵愛を受けておる。これでこの村もますます栄えるじゃろて」
と信じて疑わなかった。誰も、海を行く1艘の船のことなど気にするはずも無かった。
この漁村は地図から消え失せた。光る海の底には大漁の核廃棄物が眠っていたのだ。
生命は汚染され死に絶えたが、海だけは今でも煌煌と青白い光を湛えて無言のままたたずんでいる。
批評お願いします。ちょっと淡白質すぎるかなと気になってます。
>>179 タンパク質すぎるって、コラーゲン豊富なのかよっ! ってツッコミは置いといて
正直、オチが普通すぎて、予想通りと言うかガッカリと言うか。
いや、海が光ったのは水中核実験かと思ったんだけどね。
核廃棄物の投棄だけじゃ海が光ったりはしないよね。そこが腑に落ちない。
でも文章自体はしっかりしていて読みやすいよ、うん。
捻りというか、どんでん返しというか、
これからもこの村は栄える→ところがどっこい滅びました!現実…これが現実…!
というのが話の軸なんだよね。
でも、光る魚を海の神様の使いだと思う所に理由が無いからかな?
ちょっと「そういう風にしたいから、村人にはそう思ってもらいました」的なものを
感じるてしまうように思う。その結果、最後のどんでん返しで「うわっ、そうくるか」
という感慨が生まれないんだよね。
何か「これ、最後にひっくり返るんじゃなかろうか」というのを予感しちゃう部分があった。
そこら辺、読者をもうちょっと上手い事騙す為に、段階を何個か踏んだり、
法螺をちりばめたり、色々と工夫する必要があるんじゃないかと思う。
自分で言ってる通り、淡白なのがその一因になってると思うんで、
もうちょっとネットリとした描写を、まずはしてみたらどうだろうか。
どうもありがとうございます。精進いたします
183 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 20:20:34 ID:fL0JY83J
マイナーなギャルゲーSS祭りを開催したいです。
マイナーなギャルゲーSS祭り!
1. SS祭り規定
自分の個人サイトに未発表の初恋ばれんたいん スペシャル、エーベルージュ、センチメンタルグラフティ2、canvas 百合奈・瑠璃子のSSを掲載して下さい。(それぞれの作品 一話完結型の短編 20本)
EX)
初恋ばれんたいん スペシャル 一話完結型の短編 20本
エーベルージュ 一話完結型の短編 20本
センチメンタルグラフティ2 一話完結型の短編 20本
canvas 百合奈・瑠璃子 一話完結型の短編 20本
ダーク、18禁、クロスオーバー、オリキャラ禁止
一話完結型の短編 1本 プレーンテキストで20KB以下禁止、20KB〜45KB以内
2. 日程
SS祭り期間 2009/11/07〜2011/11/07
SS祭り結果・賞金発表 2011/11/08
3. 賞金
私が個人的に最高と思う最優秀SSサイト管理人に賞金10万円を授与します。
184 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/13(金) 20:26:52 ID:fL0JY83J
(1) 初恋ばれんたいん スペシャル
初恋ばれんたいん スペシャル PS版は あまりのテンポの悪さ,ロードは遅い(パラメーターが上がる度に、
いちいち読み込みに行くらしい・・・)のせいで、悪評が集中しました。ですが 初恋ばれんたいん スペシャル PC版は
テンポ,ロード問題が改善して 快適です。(初恋ばれんたいん スペシャル PC版 プレイをお勧めします!)
初恋ばれんたいん スペシャルは ゲームシステム的にはどうしようもない欠陥品だけど。
初恋ばれんたいん スペシャル のキャラ設定とか、イベント、ストーリーに素晴らしいだけにとても惜しいと思います。
(2) エーベルージュ
科学と魔法が共存する異世界を舞台にしたトリフェルズ魔法学園の初等部に入学するところからスタートする。
前半は初等部で2年間、後半は高等部で3年間の学園生活を送り卒業するまでとなる。
(音声、イベントが追加された PS,SS版 プレイをおすすめします。)
(3) センチメンタルグラフティ2
前作『センチメンタルグラフティ1』の主人公が交通事故で死亡したという設定で
センチメンタルグラフティ2の主人公と前作 センチメンタルグラフティ1の12人のヒロインたちとの感動的な話です
前作(センチメンタルグラフティ1)がなければ センチメンタルグラフティ2は『ONE〜輝く季節へ〜』の茜シナリオを
を軽くしのぐ名作なのではないかと思っております。 (システムはクソ、シナリオ回想モードプレイをおすすめします。)
(4) canvas 百合奈・瑠璃子シナリオ
個人的には 「呪い」 と「花言葉」 を組み合わせた百合奈 シナリオは canvas 最高と思います。
185 :
創る名無しに見る名無し:2009/11/18(水) 01:03:54 ID:YYiITSCc
マイナーなギャルゲーSS祭り!変更事項!
1. SS祭り規定
自分の個人サイトに未発表の初恋ばれんたいん スペシャル、エーベルージュ、センチメンタルグラフティ2、canvas 百合奈・瑠璃子シナリオ
のSSを掲載して下さい。(それぞれの作品 一話完結型の短編 10本)
EX)
初恋ばれんたいん スペシャル 一話完結型の短編 10本
エーベルージュ 一話完結型の短編 10本
センチメンタルグラフティ2 一話完結型の短編 10本
canvas 百合奈・瑠璃子 一話完結型の短編 10本
BL、GL、ダーク、18禁、バトル、クロスオーバー、オリキャラ禁止
一話完結型の短編 1本 プレーンテキストで15KB以下禁止
大文字、太字、台本形式禁止
2. 日程
SS祭り期間 2009/11/07〜2011/11/07
SS祭り結果・賞金発表 2011/12/07
3. 賞金
私が個人的に最高と思う最優秀TOP3SSサイト管理人に賞金を授与します。
1位 10万円
2位 5万円
3位 3万円
その18万円で、お世話になった人に感謝の気持ちを返してやりなよ
一人称をベースにした三人称ってありかな?
例としてはこんな感じなんだけど
そんな訳で津村君は江崎さんの家にやってきたわけだが・・・
「は、入りにくい・・・」
津村君は玄関の前で固まってしまった。
何を考えているんだ、俺は・・・
俺はただ、江崎にノートを私に来ただけ、それだけのはずだ。
たったそれだけなのになぜこうも緊張しなくちゃいけないんだ?
俺が何か悪い事をしたのか?
ちがうだろ? むしろ悪い事をしたのは俺のほうだ。
だがアイツに会ったらなんていえば良いんだ?
ノートを貸してくれてありがとう? 素直にお礼を入ったらあいつはしばらくの間俺はあいつにいじられっぱなしだ。
汚いノートをみせてくれんな? いや、あいつはああ見えて結構脆い部分があるからな…
だが返さないのは不誠実の極みだ、どうする!どうするんだ津村!
インターホンに指を伸ばしては引っ込め、前に進んでは後ろに後退。
そして彼女の家の周りをうろうろする始末。
どこからどう見ても変質者にしか見えないよ、津村君。
「そ、そうだ! ポストに入れておけばいいんだ、うん、そうしよう」
十分以上うろうろしてた津村君、いろいろ考えた結果がこうじゃ思いやられるよ。
「うるせぇ!」
「あら、津村君じゃない」
津村君の後ろから誰かが声をかけてきたぞ。
そこで振り返って見ると…
「あ、貴方は・・・江崎のお母さん」
「こんにちわ、津村君」
津村君に声をかけたのは江崎さんのお母さん、みずほさんだ。
相変わらず三十代後半とは思えない可愛さだ。
もし私がもう10年若かったら彼女を口説いていたに違いない。
それにバストも江崎さんと違って結構大きい。やっぱりお父さんに似たのかな?
「あっ、ええっと・・・すみませんが・・・このノート、江崎に・・・」
おお、津村君はみずほさんにノートを渡すことで江崎さんとの接触を回避するつもりだね。
「あら、わざわざすみませんね」
みずほさんはニコニコと優しく笑っている。
うん、美人に笑顔はとても似合う。
「じゃ、じゃあ俺はこれで…」
津村君は踵を返すと猛ダッシュで逃げていった。
「あっ、ちょっと!」
そんなに江崎さんの事が嫌いなのかな?
こればかりは私には良く分かりません。
>>187 私(神視点一人称)から見た語りだけなら面白いし、ありだと思うけど
これに津村君の一人称な心理描写を混ぜるのは、明らかにおかしいなぁ。
そこは津村君の独り言にするか、神の力を使ってちょっと彼の思考を
読んでみたってことにしたほうがいいと思うぞっと。
三人称の語り手が人格と思想を持ったら、それは語り手による一人称の文章だよ
同じような悩みなので便乗して相談です
地の文を主人公の視点で書いていて、主人公の語りなのか
神(=作者)の語りなのか、あえて曖昧にしているのですが、
その場合、主人公が特定の呼び名で呼んでいるキャラを
どうやってぼやかせばいいでしょうか?
例
キャラ名:山田太郎
基本的な呼び名:太郎
主人公が太郎を呼ぶ時:タロっち
基本的なキャラの呼び名と主人公が呼んでいる呼び名が一緒の場合はぼやかせるのですが
このように違う場合はどうしたらいいでしょう
あえて避けるか、はっきりその呼び名(タロっち)を書いてしまうか、
状況によって使い分けるべきか、アドバイスをお願いします
それが物語りにどう関わってくるかにもよるねぇ。
例えば、最後のどんでん返しの大仕掛けに関わってくる、
とかだと絶対にそこで「あれ? こう呼ぶって事は、これ主人公なんじゃ?」
という風に気取られちゃいけないだろうから、避けなきゃいけないだろうし、
そうじゃなく、ある程度感づかれてもいいって事なら避けなくても
いいかもしれない。
まあ、避けるのが無難だとは思うけど、その場合は指示語を使うというのも
一つの手だと思うよ。その例だと、呼び名で呼ばずに「彼」と呼ぶ、とかね。
192 :
190:2009/11/30(月) 14:21:25 ID:14O3fUAh
なるほど、やっぱり指示語などを使うのが一番ですかね
ちなみにこれに大きな仕掛けなどはありません
おそらく指示語のみでは回避できない場面も出てくるので、その時は自分で解決出来るよう
日々精進して執筆に励みたいと思います。アドバイスありがとうございました
遅レスになっちゃうけど、不自然にならない事がまず第一と思われ
語りの仕掛けより読みやすさを重視すべき
と、叙述過度期の本格ミステリ読みがアドバンス
194 :
190:2009/12/02(水) 14:08:50 ID:3jw+tvLG
わざわざありがとうございます
気をつけていきたいと思います
否定の否定ってありなの?
例えば
Aさんは山登りに来ていたが登っている最中に水筒を落としてしまう
だが偶然にも湧き水を発見したおかげで休むことをが出来た
しかし、今現在の体力で下山することは困難だった
こんな風にだがとかしかしみないな否定形を連続して使うのって文法的に問題ないの?
問題はない
正確には、最後で否定されているのは、現在の体力であって、
休憩がとれた事を否定しているわけじゃないから、特に問題無いんじゃない?
だが〜出来た
の後に
しかし、ろくに休むことはできなかった
とかなったら問題だが。どっちやねん、という話になるw
一応、素直に読めるように工夫する余地はありそうだけどね。
198 :
創る名無しに見る名無し:2009/12/17(木) 02:28:50 ID:r28Ula9w
批評は初心者スレでして貰えと聞いたので来ました。
ロリおねえさんスレ↓の1です。
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1259147396/ 創発版の民度が高いせいか、スレ内では批判的な意見が余り聞かれなかったので、批評をしてもらいに来ました。
台詞スレですが、悪い点、良い点、気づいたことなど、あればお願いします。
一応気をつけていることは
・毎日(AM6:00〜AM5:59の間に)1つは書く
・本文内にコメントを書くと本文が見にくくなる気がしたので、短いものは名前欄ですます
・同じ言葉を使いすぎないようにする
・様式よりも読みやすさを重視してする
あと、自分で気づいた悪い点は、
・名前欄が暴走しすぎ
・幼の性能が高すぎ
・初めの方
くらいしか分かりませんでした。
なんだか、書いてる途中で「スレチ」という声が聞こえてきましたが、とりあえず送信ボタンを押すことにします。
よろしくお願いします。
まずは毎日の投下乙
で、別に台詞形式として読みにくくはないんだが、内容が希薄な感があるのではないかな、と。
これは俺の主観の評価。
それから、新ジャンルと銘打ってはいるけれどこれは連載ストーリーだよね。
いわゆる1レス読み切りの「新ジャンル」形式では見られない書き方だということは知っておいた方がいいかも。
細かい点だと台詞の最後に句点は必要ない。
ただし、これは守っておいた方がよい、ということで、内容以外のところにあまりうるさくは言いたくない。
作法で見え方が変わるんで、守った方が無難だということは述べておく。
1レスの量を安定させると見やすくなるよ。
こんなもんかな。自分は対話体形式専門の人ではないので、あんまりうがったことは言えない。
名前欄は……自分でわかってるんならいいや。
>>198 いつも楽しく読んでるよ
アドバイスでなく批評でいいとのことだからその方向で
まず、スレタイとコンセプトについて
新ジャンルスレだからできればスレタイで釣れるようなのが好ましいけど、
散々新ジャンルが開拓され尽くした今では斬新なスレタイは難しいのが実情
内容的なコンセプトも同じ
だから、ロリババァっていう既存のジャンルをちょっとだけいじる手法は無難な選択だと思う
創発の住民がロリババァ好きな傾向にも合致してて手堅い感じ
ぶっちゃけ俺が考える新ジャンルよりはずっといいw
難点としては、ロリスモーカーと方向性がもろにかぶっていること
現行スレにこれだけ似た内容のものがあると、後発は二匹目のドジョウを狙ったみたいな印象も出てくる可能性があるから、
これはかなり痛いと思う
内容に関しては、キャラもぶれていないし、新ジャンルの基本的な形に比較的忠実で危なげない作りだと思う
ロリ騎士みたいな例もあるから、創発の新ジャンル動向は特殊で読めない部分もあるけど、
既存の新ジャンルの傾向から考えて、単発の小ネタの繰り返しを基本にした作りとか、
メインキャラ2、3人に絞った把握のしやすさは、気軽に入っていきやすいっていう点で有効なはず
長いストーリーを展開させるか迷ってるみたいだけど、俺は今のままがいいと思う
むしろ、小ネタを1レス完結にして話の周期を短くした方が新ジャンルらしいテンポの良さは出ると思う
そこまでやるかは好みの問題だけど
最後に細かいことだけど、ロリを「幼」と表記するのはあまり良くないと思う
「幼」は幼なじみの意味で使われることが多いから、読者が混乱する可能性がある
じゃあ他になんて表記すればいいかっていうと、あまりいい案はないんだけど
俺だったら、ただ「女」とだけ書くかな
お二人とも、素早いレス、ありがとうございます。
全体としては、終句点然り、1レス然り、幼の表記然り。とてもタメになるのですが、今から変えるのも変だよなというのが正直な気持ちです。
次またスレを立てたり、何か他のものも書くことがあれば、その時は今回言われたことを思い出したいと思います。
>>199さん
>内容が希薄
何となしに、雰囲気が薄ぼんやりしてるなーというのは自分でも感じていました。個人的には、このぼわぼわした感じは好いているのですが、もし単純につまらないという意味で仰られたのでしたら考えなおさないといけませんね。
>>200さん
何も考えずに立てたスレが、この文を見ると、手堅いところを狙って行ったように思えてくるから不思議。
ロリスモーカースレとは雰囲気が似てるので、逆に何度か出張に行きました。
「巣から出てくんなハゲ」
とか言われるかとビクビクしてましたがGJとコメントもらえたんでホッとしています。(誰か400をgetしてやってください)
今回はたまたま設定や内容が良い方向に転がったみたいなので、次回にもそれを活かせるようにしたいと思います。
「幼」の表記は、名前も幼にしてしまったので、今回はこのままで。次にやるときはまた変えます。
次の話をしていますが、まだまだ終わるつもりはありませんので、引き続き応援(とツッコミと分かりにくい部分の解説)お願いします。
ありがとうございました。
変な質問で申し訳ないんですけど
かめはめ波を文章で表そうとするとどうなりますか?
エネルギーを溜めるなど細かい描写もお願いします
203 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/15(金) 14:01:58 ID:yNjsfd2O
かめはめ波知らないけど質問来てるからage
描写するのはかなり難しいと思うよ
SS書きじゃないからこんな感じになると思う
悟空は目の前の敵に対しかめはめ波を使う決意をした。
「か!」
大地に足をつけ両腕を大きく前に突き出し手の平を敵に向けにらみつける。
「め!」
両腕を右の腰横に持っていき、呼吸を息を吸う。
「は!」
大きく息を吐き出し、体内の力を手の平に集中させる。
「め!」
手の平に光が現れ少しずつ大きくなっていく。
「波!」
腕を再び大きく前に突き出すと眩いばかりの閃光が光線となんて敵に飛んでいく。
細かい描写が出来る人はもっと細かく出来ると思う
煮詰まったから、気分転換に書いてみた
細かい描写は戦闘シーンで使うとテンポが悪くなるから、事前に読者に伝えたほうがいいと思う
でもドラゴンボールをよく知っている読者に、今さら細かい描写が必要なのだろうか
悟空は、亀仙人から教えてもらった技を、一人で練習していた。亀仙人の爺さんの教え
を思い出しながら、動作を開始する。
まず肩の広さに両足を開き、腰を落として、ゆっくりと息を吸い込む。
次に精神を集中させて、体内に巡る氣を練る。
そしてつま先から頭の天辺まで、螺旋を描くイメージで練り上げた氣を腹の下、丹田の
前に置いた両手の平で作る円の中心、その一点に集めた。
「カーメー」
掛け声と共に上体をひねって、両手を後ろ、右腰の位置に構える。
ちなみにこの掛け声には何の意味もなく、単にアロハシャツを着る爺さんの趣味である。
「ハーメー」
前をしっかりと見据えながら、氣をためる。
悟空の両手の平から、青白き光があふれ出した。
「波ーっ!」
吐き出す声と同時に、両手を前方に突き出した。
すると悟空の手の平から、氣の力を束ねた光線が真っ直ぐ伸びていく。そのまま目標の
岩にぶつかると、爆音と共に木っ端微塵と砕け散るのだった。
Tさんwwwwww
207 :
創る名無しに見る名無し:2010/01/28(木) 22:04:57 ID:MIx+Avhh
【感想をつけてもらうスレ】で感想をいただいたのですが、
文章表現についてアドバイスを貰うならこちらが適切と教えていただきました。
ムダに長くて申し訳ないのですが、↓についてアドバイスをいただけたら幸いです。
任天堂で二次創作】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1235839155/38-147 いちおう二次創作なのですが、
・元ネタを知らなくても読めるシロモノかどうか
・設定、情景、心情等の描写は十分か
を課題として書いたので、その点を見ていただけたら……
もちろん、不十分であるという評価は既にいただいているのですが、
もう少しだけ具体的なご意見が欲しいと思いました。
レス乞食で申し訳ありません。
208 :
よくわからん。:2010/01/31(日) 14:21:10 ID:RCu6Un0h
なだらかな丘の向こうに悠々と牛が草を食んでいる。「お〜い」思わず声を
あげてみたくなる風景だ。丘の向こう側にはもくもくと雲がしげっている。
その背景は抜けるように青い空。何段かに連なる丘を駆け上がるたびに、呼吸
が激しくなってきたが、雄大な景色が自分が息をしているという認識を超えて
させていて、空そのものが息をしているような感覚だった。
そのようにして無になって歩いて歩いて、連なる丘の頂に立ったころ、「カンカラカン」と
頭の中で鐘が鳴り響いた。それはもう既に越えて来た向こうに見える牛達のカウベル
の音の幻聴だった。意識して、耳を済ませてみるとかろうじて小さく牛達は見えるが、
カウベルの音は全く聞こえなかった。それで幻聴だとわかったのだ。
K氏は眉を寄せて考えた。人間の聴覚や心にはたくさんの無意識のリフレインが潜んでいて、どこ
かにたどり着いた拍子にリアルな幻聴になって現れることもあるのだと。
「ひゃっほー」
ふとおもったんだけどベタなネタってだめなのかな?
例えば
ある街で吸血鬼のミイラが発見される。
↓
街の人々は不気味がりそのミイラを燃やそうと火をつけようとする。
↓
その時、盗賊が登場。街を襲う。
↓
吸血鬼が目覚め盗賊をあっという間に倒す。
↓
助かったことに感謝する街の人々、しかし吸血鬼は朝日を浴びて灰になってしまいましたとさ。
こういう話の流れなんだけど、もう少し面白く出来るんじゃないか?って考えてみるとつい悩んじゃう
後でああすればよかった。っていう後悔はしたくないから
その流れで、いくつでも作っておk、っていう意識でいいんじゃないかな。
ベタなのから、奇を衒ったのまで。
別に、一個、一回しか創作しちゃ駄目って事は無いんだし。
後でああすれば良かったというのが出てこないようにする事を
考えるよりも、一先ず作って見て、後から出来たああすれば良かったを
元にもう一度作り直す方が、結果的には良い物ができると個人的には思う。
まあ、ぶっちゃけ、その何回も作るのが面倒ってのはよくわかるんだけどねw
>>209 それベタか?
オチもしっかりしてるしいいとおもうんだが
一人称の短編小説を書きたいんですけど前置きは必要ですか?
例えば主人公の紹介とか・・・
あと三点リーダーと中点三つはどうちがうんですか?
三点リーダーはこれ
…
中点三つはこれ
・・・
文字として、三文字費やすか、一文字で収まるかの違い。
見た目的に、三点リーダーの方が収まりがいいのね。
まあ、これは原稿用紙作法とか色々あるので、少し調べて
みてもいいかもしれない。
で、前置きだけど、必要な場合もあるけども、要らない場合の方が多いと思う。
基本、作中でそういった情報が解消されるのが望ましい、と
俺個人は思うし、前書きでいきなり主人公の情報が羅列されて、
それを把握してないと困るような作品は、あまり好まれないと思うし。
もちろん、状況によってはそういう紹介とかを用いた方がいい場合も、
あるにはあるけども、基本的には主人公だったりその周辺だったりの
情報は、作品として内部で描かれる方が望ましいんじゃないか、と思う。
自分の好きな一人称小説を思い起こしてみて、そこでどういう風に
主人公の情報とかが書かれているか、というのを参考にしてみたらどうかな?
その上で、後は必要性に応じて、って所かな。
そういやよく台詞に…を多用しちゃうんだけどどうすれば良いですか?
例えば
「お、おはよう・・・」
鈴音はおずおずと手を上げて昌幸に挨拶をした
「おう、おはよう! 何、俺になんかよう? ははーん、さてはデートのお約束だな。
これから一緒にビーチで…」
「やめなさい!」
香奈子は昌幸の頭を思いっきりひっぱたいく。
「ぐはぁ!」
「全く、女の子と見たらすぐデレデレするんだから・・・」
香奈子はぶつくさ言いながら昌幸の耳を引っ張り校舎の中へと入っていった。
昌幸の…は―のほうが正しいのでしょうか?
声を小さくする時に…を使うのが普通だと思うんですけど違ってますでしょうか?
あと?はどういった感じに使えば良いのでしょうか
昌幸の台詞を「ははーん、さてはデートのお約束だな?」に変えても問題は無いのでしょうか
>>214 声を小さくしてる意味で使ってるなら、そういう表現をしたい所には
使えばいいんじゃないかと思う。
それで…が多くなる事に違和感を覚えるなら、声をひときわ小さく、
途切れるように言うような時に限って使うように制限したりすればいいと思うし。
そこら辺は人それぞれなので、あまり決まったやり方というのは無い。
ただまあ、…の濫用は読みにくくなる、とは言うから、
できるだけ少ない方が望ましいというのは、確かにあるかもね。
俺はあんまり気にしないが。
?は、疑問の時に使えばいい。ははーんの所が、疑問を意図しているなら
使えばいいし、そうでない、確信を持って言ってるのなら、?を使わなくても
いいと思う。
台詞を途中で遮られる時に関しては、言うように――の方がいいんじゃないかな。
あと、それぞれは……及び――と二文字分使うようにした方が、
文章作法としても正しいし、座りとしてもいいんじゃないかと思うよ。
>>214 とりあえず文章の形を揃えるところから始めよう
地の文は一字下げるのか下げないのか
三点リーダか中点三つか
文章の最後に句点をつけるかつけないか
ためしに三点リーダ無しで書き換え、なるべく変えないように努力したけど変なことになってそう
「お、おはようございます」
鈴音は彼女なりに高々と手を上げて精一杯の声で昌幸に挨拶をした。
「おう、おはよう! 何、俺になんかよう? ははーん、さてはデートのお約束だな。 これから一緒にビーチでぐわっ!?」
「やめなさいよ、みっともない」
昌幸の言葉が突然途切れる。彼が頭を押さえてしゃがんだ後ろには拳を握った香奈子が仁王立ちしている。
「何すんだよ、別に良いだろデートくらい行かせてくれよー」
「女の子と見たらすぐデレデレする、これだからあんたは何時まで経っても三枚目なのよ」
そして「授業に遅れるわよ」といって昌幸の耳を引っ張り、まだ何か言っている昌幸を引き擦っていった。
「お、おはようございます」
鈴音は彼女なりに高々と手を上げ、精一杯の声で昌幸に挨拶をした。
「おう、おはよう! 何、俺になんかよう? ははーん、さてはデートのお約束だな。 これから一緒にビーチでぐわっ!?」
「やめなさいよ、みっともない」
昌幸の言葉が突然途切れる。彼が頭を押さえてしゃがんだ後ろには拳を握った香奈子が仁王立ちしていた。
「何すんだよ、別に良いだろデートくらい行かせてくれよー」
「女の子と見たらすぐデレデレする、これだからあんたは何時まで経っても三枚目なのよ」
そして「授業に遅れるわよ」といって昌幸の耳を引っ張り、まだ何か言っている彼を引き擦っていった。
すまん気になった箇所が出てきたから微修正
>>214 三点リーダは「余韻、無音、省略」辺りの意味がある
別に声を小さくするのに毎度毎度使う必要はないよ。むしろ地の文である程度説明してしまうべき
意外と三点リーダがなくても読者は作者の意図をつかんでくれるから、言いよどんでいたり、
とにかく作中で三点リーダを使いそうなキャラと明示してあるなら思い切って外しても大丈夫
言葉に詰まる事で演出するぞ、と強く思う部分とか、そういう所だけで使うから含みが持たせられる
個人的には伝家の宝刀くらいのつもりで使っている。つけずに最後まで書いて、どうしても、というところで足したりとか
逆に、ちょっとした事で三点リーダを多用してると、本当に含みが必要な場面で使おうとしてもうまくいかない
みっともなく「そうだね……………………」みたいに、三点リーダを伸ばさざるを得ない
VIPとかでSS書くだけならともかく、真面目に書くなら上みたいな書き方は気持ち悪いと思うよ
まあ、本当に上手かったら三点リーダだらけでも含みは表現できるし、使いやすい記号ではあるから、作者次第かな
「――」も似たような意味だけど、言外に強い意図がある時に用いられるイメージがある
会話を途中で止められた時、どっちを使うかは作者の趣味次第だと思うけど、
使わないで表現してもいい、ということも頭の片隅に入れておいてくれ。ちなみに個人的には「……」を推す
「?」も一緒で、強く疑問を示す時に使う。有名なコピペネタで、
・大丈夫、ファミ通の攻略本だよ
・大丈夫? ファミ通の攻略本だよ?
っていうのがあるけど、下を読んだ時は語尾がキツめにあがる感じがしたと思う
これも使えば使うほど強さが下がってくるので、作者の書く内容によりけり
今回の内容なら、付けてもつけなくてもいいと思う。付ければ勢い任せに突っ込んでいく雰囲気が出る
ただ句点で終わらせてもニュアンスは伝わるから、俺なら付けないかな
結論:作者次第
とりあえず書きやすいように書いてみて、後から読み直しつつ推敲するくらいでいいと思うよ
では”間”を表現する時はどうすれば良いのでしょうか?
特に一人称の場合、主人公が何かに気が付いた時はどう表現すれば良いのでしょうか?
とりあえず、いくつか作品読んだらいいと思うんだけど
お手本というか、サンプルはたくさんあるでしょ
図書館で借りてくれば、お金もかからないし
書こうとしてるってことは、活字を読むのが苦じゃないってことだと思うし
簡単な間の作り方
基本
A「良い天気だな」
B「……ああ、良い天気だ」
・台詞を分ける
A「良い天気だな」
B「ああ」
B「良い天気だ」
・風を吹かせる
A「良い天気だな」
一陣の風が彼の長髪を揺らした。
B「ああ、良い天気だ」
・天気のことを書く
A「良い天気だな」
空には雲ひとつ無く、彼の言うとおりの天気だった。
B「ああ、良い天気だ」
・いっそ関係ないことを書く
A「良い天気だな」
この空の先にはおそらく曇りや雨、そして雪が降っている場所があるかもしれないと彼は考えていたかもしれない。
B「ああ、良い天気だ」
・フリーダムに書く
A「良い天気だな」
学校の担任がヅラだった事に衝撃を受けている彼だが、言う事だけは落ち着いていた。
B「ああ、良い天気だ」
好きなの選べ
>>220も言ってるけど、ここで教えてもらえる事が絶対の正解って事は無いからね。
色々読んでみて、自分ならこれがしっくり来るな、っていうのを選択するのも、
書く上では糧になっていくものだから、何もかもここで聞いて済まさずに、
自分の好きな作品がどうやって書かれているか、というのを考えながら
読んでみるというのもいい。
一度読む時は物語を楽しんで、二度読む時は文章を楽しむ・・・なんちゃって。
>>219 作品全体で雰囲気作りが出来ていれば、「しばらくぼうっと座っていた」とかでも十分間になる
別に三点リーダで沈黙や間を作るのが絶対駄目というわけじゃないから、そこは作者の見せ方次第
気付きなんて、ぱっと思いつくだけでも、どれもラノベっぽいが、
「――あ!」でも「……そうか、そうだったのか」とか台詞を言うだけでも気付きを作れる
ペンを取り落としたり手が震えだしたりでもいける
どっちも結論として
>>220だよ。安直だけどミステリーとか読んでみるといいんでないかね
プロの文章は意識して読むととんでもなく勉強になるよ。頑張って
俺もついつい安直に
三点リーダを使ってしまうので
注意しなくっちゃ……………
それでもやめられない止まらない♪
最初の頃は、なるべく三点リーダーに頼らないように
しておくように癖をつけておいた方がいいかもね。
俺も……ばっかりで困る困るw
俺にとって推敲とは、三点リーダをいかにたくさん削るか、だ。
優柔不断な性格だから「……」をたくさん使ってしまうのかな、というのが
俺の自己分析だが…………
登場人物がやたらとため息をついてばっかりだから困る
息を吐いた・息を漏らした・ため息をついた・が
一つの掌編に何回も出てきて幸せ逃げまくってる
俺は苦笑しすぎて困ってるぜ!
229 :
創る名無しに見る名無し:2010/04/24(土) 20:52:27 ID:VDxVKJPK
ファンタジーの戦争物を書きたいのですが
主人公は、王子です
国とかいっぱい出てもいいnですかね?
国を沢山出すかどうかは自由だけど、基本的に多いほどスキルが求められる
単純に登場人物が増えるから、書き分けが出来ないと読者的にはわけがわからなくなるしね
政治的なかけひきまで書くなら、読者を納得させるだけの説得力のある策略が求められるし
個人的には、役割のハッキリした2〜3国だけに絞って書いたほうがいいとは思う
逆に、超TUEEEE奴が周りの国をぶっ潰して天下統一、とかいうなら逆に沢山出すのもアリかも
でもその時でも、しっかり書く国とそうでない国をチョイスしてから書いたほうがよさげ
なんにせよ、自分が捌ける量を考えて書ければ最高。多分ねw
スケールでかくなると登場人物を増やしまくりたくなったりするから注意
メインキャストと名も無きモブを明確にわけておくべき
>>231 まさしくおれだな、一部では飽き足らず
4部構成にまでなってる。
233 :
創る名無しに見る名無し:2010/04/25(日) 10:06:39 ID:XUcHxJSX
「グインサーガ」のモンゴールみたいな田舎の国側を
主人公の国の戦記物を描いてたけどなあ 昔
ログを読み返していたら発見したのだが
>>106の話って戦国時代らへんの設定の話なのに
>>151で航空機と高射砲が出てるのね
勉強の為に
>>151題材で書き直ししてたら見つけた
最初は前時代的な火縄付きの大砲使った砲兵部隊の話だと思っていたら……
戦国って、実は第二次大戦の事だったのか?
何か、文章からラピュタ的な巨大浮遊要塞と戦っている風にも思えるし
ああ、いまさらながら世界観と設定が気になる
グロありなんだけどSS投下してもいいですか?
どうぞどうぞ
では
『犯罪者』
帰り道、突然男に手首を掴まれた。俺は何事かと抗議したが、意にも解さぬ様子で乱暴に警察まで連れてこられ、そのまま痴漢として取り調べを受けた。
被害者である女は俺の前に座っていた。俺を警察まで引っ張ってきた男が隣で腕組みしている。二人は警察官に問われると、
「この人がやりました」
と俺を指差した。わけがわからない。そもそも会ったことすらない。俺は抗議した。
「しらばっくれるな!自分が何をしたか分からないのか!!反省しろ!恥知らずが!」
警察官は俺が犯人だと決めつけている。これでは話にならないと思い弁護士を呼ぶよう頼んだが拒否された。痴漢冤罪のいびつさを思い知る。
「やましいことがあるから弁護士が要るんだろう!!いい加減罪を認めたらどうだ!!」
意味不明だった。全く話の筋が通っていない。しかし警官の様子に被害者と、その付き添いらしき男も同調した。
「弁護士を呼びたいなんて、自分から犯人だと言っているも同然だ!」
「この期に及んで何を言っているんですか。反省してください」
俺は何度か論理的に説明を試みたが全くの無駄だった。
一時間ほど拘束されて、やっと解放された。開放されるときには名前と住所と電話番号に加え、呼び出しがあったら速やかに出頭するという誓約書まで書かされた。
怒りと屈辱で胸の中をいっぱいにしながら家路に就いていると、前方に先程の二人がいた。
二人はアパートの前で話をしている。どちらの部屋か知らないが、俺の家の近所に住んでいるらしい。
馬鹿か、と思った。
俺は急いで帰宅した。そして倉庫からハンマーをとり出すと、再びこっそりとアパート前まで戻ってきた。
二人はまだ話しこんでいた。俺は気づかれないように男の後ろに回り込むと、ハンマーを振り上げ後頭部に思い切りたたきこんだ。
男は「あぐっ!」と醜い声を上げると意識を失って倒れた。
突然のことに女は声も上げられないほど驚いているようだった。すかさず女の首を左手で掴む。女は咄嗟に俺の手を外そうとしたが、そのせいでガードがおろそかになった。
俺は無防備になった女の顔面にハンマーを打ち込んだ。血が大量に流れ、前歯が折れた。やったかと思ったがしかし意識が残っていたので、もう一発たたきこむとようやく気絶した。
倉庫まで二人を運び、手足を縛った。倉庫は隣家から離れたところにあったし、壁も割と厚い。少しくらい大きな音が出ても平気だ。
準備は整った。水をかけて二人を起こす。ちょうどハンマーを持っているので、土下座させ、手を釘でうちつけてやった。何回かわざとうっかり狙いが外れて指そのものを叩き潰す。絶叫が耳に心地良い。いい気味だ。
二人はすぐに口を割った。
それによると二人は時折通りすがりの人間を嵌めて犯罪者に仕立て上げているらしかった。何のためにそんなことをするのか聞くと、示談金目当てだと答えた。
激昂した俺は土下座中の女の頭を思い切りふんづけた。
「この野郎、下らねえことしやがって!」
「ごめんなさい!!許して下さい!!」
二人は泣きながら俺に蹴られるがまま悶えた。
もちろん許すはずがない。俺は激しい怒りですっかり興奮していた。どうしてやろうかと倉庫をあさるとペンキがあった。これは使える。そう思った俺は二人の瞼を開いたまま固定すると、それでたっぷりと目薬してやった。
まだ足りない。もっと探すとひもとハサミが見つかった。男を勃起させるとひもでペニスを目いっぱいきつく縛り、ハサミで根元から切断した。そして身体から切り離されても硬直したままのそれを女の中に突っ込んだ。
まだ足りない。さらに探すと釣り糸と針が見つかった。二人の身体をあちこち縫いつけてくっつけてやる。
全然足りない。まだまだ探すとのこぎりが見つかった。それを首筋にぐっと押しあて、前後に押し引きした。肉をずたずたに切断される痛みに叫ぼうとするが、上下唇と舌は縫い付けてあるので声にならない。
2回試したが両方とも4分の3ほどのところに差し掛かったあたりで出血多量で絶命した。
なかなかいい気分だ。前から思っていたが俺にはこういう嗜好があるらしい。
再び探すと倉庫から二つの死体が見つかった。見つかったと言っても、まあ、俺が隠していただけなのだが。それは弁護士の男とその妻の死体だった。新しい死体の隣に古い死体を転がす。
最後にこれまた倉庫を探して見つけた灯油を四つの死体にたっぷりとしみこませたうえあたりに撒いた後火をつけた。逃げる途中、母屋にプロパンガスのボンベがあったのでそれも倉庫に放りこんでおく。
なかなか住み心地が良かったが、もうこの家に隠れ住むのは終わりだ。背後で爆発が起こる。それにしても危なかった。
あのときはそう言わないと不自然そうだったので弁護士を呼ぶように言ったが、あのまま本当に呼ばれていたら、この家の主人になりすましていたことがばれていただろう。
次もああいう馬鹿な警察がいる町に住みたいものだ。俺は新しい住みかと獲物を求めてその場を去った。
>>237 おお……。
これはなかなか。
「やれやれ。また異常趣味な中学生のカキコか」と思いながら読んでたせいで
逆にオチでのやられた感が高まった希ガス。
>>240 ありがとうございます。自分では良く分からなくなっていたので、ほめてもらえるとうれしいです。
実は痴漢どころではない犯罪者でした、って事なんだと思うけど、
最後でそれがすんなり入ってこない感じがしたかも。
欲を言えば、なんだけど、
>前から思っていたが俺にはこういう嗜好があるらしい。
の所をもう一工夫したらいいんじゃないかな、と思ったよ。
話の展開としては、結構良かったと思う。
>>242 ありがとうございます。
ちょっとオチが弱かったかもしれませんね。
今まで何人も殺しているっていうのをもっとはっきり示すことができていたら良かったのかもしれません。
そう思うと、確かに
>前から思っていたが俺にはこういう嗜好があるらしい。
の部分に改良の余地があるかも。参考になります。
test
変な話だけど描写ってどのくらいやればいいのでしょうか?
一郎はふとテーブルの上を見ると一つのりんごがお皿の上に乗っていた。
そのりんごはとても赤々としており、ついさっきまで農園の樹の枝にぶら下がっていたかのように新鮮であった。
それだけではない、そのりんごはとても大きく一郎の手の平より大きかった。大きさにして五立法センチメートルほどで一口では決して入りそうには無かった。
匂いもまた格別だった。普通のリンゴは鼻を近づけなければ匂いはしないのだがこのりんごは手に持っているだけでも甘い匂いが漂ってくるのだ。別の手に持ち替えても匂いはまだ染み付いていた。
手触りはりんごなので当然のように硬かった。硬いと言っても金属や岩のような硬さではない。かといって豆腐のように柔らかいわけでもない。一郎が力を入れればこのりんごはあっさりと真っ二つに割れるだろう。
思いつく限りかいてみましたけどもっと書かなければいけないのでしょうか?
どのシーンを見せたいかによるだろう。
しっかり見せたいなら言葉尽くしに描写すべきだしどうでもいいシーンでそんなに必死に描写されても読みづらい
>>245 五立方センチメートルって、ちっちゃいよっ!
ありふれていて読者にも分かりきっていること――この場合、りんごの手触りは描写する必要ないんじゃないかな
大きさも何センチとか具体的に書くのは無粋だと思うよ
一郎がふとテーブルに目をやると、皿の上にりんごがポツンと乗っていた。
目を疑うくらいに大きな赤いりんご。
瑞々しい光沢を放つその真っ赤なりんごに惹かれて、一郎は思わず手を伸ばした。
りんごは一郎の大好物なのだ。
手に取ってみるとズシリと重い。通常の三倍くらいの重さだ。
香りもまた格別だった。鼻に近づけるまでもなく漂ってくる甘い芳香は、一郎の意識を
桃源郷へといざなう。口の中はいつの間にやらあふれ出る唾液でいっぱいになっていた。
我慢の限界だった。
一郎は誰が用意したかも分からぬそのりんごに思わず噛り付いた。
その瞬間――――。
爆音とともに、太郎は消失した。
後には、白い皿の上に一個のりんごが乗っているばかりであった。
私は目の前で起きたことに呆然としたまま、その元凶と思われる
赤い果実に視線を向けた。
思わず手に取りたくなる瑞々しさである。例えるなら、そろそろ
三十路を迎えようかという水商売の女のようだ。それも特上の。
若さと妖艶さを併せ持つその姿には、とんとお目にかかったことが無い。
八百屋に置いてあったならば、思わず足を止めただろう。
先程目の前で起こった不可解な現象などもはや頭に無く、私は
そろそろと近付いていった。
するとどうだろうか、近付けば近付くほどに、独特の酸味ある匂いが漂ってくる。
菓子屋の甘ったるい洋菓子と一線を隔する、甘さ控えめの高級和菓子を思い起こさせる。
皿に置かれているだけのりんごが、まるでベッドで蜜を垂らし誘う痴女に見えてくる。
……もう我慢が出来ぬ。
私は、その実に手を伸ばした。
その瞬間――。
表現する必要が無い物は書く必要が無いように思う。
例えばりんごの硬さなんてものは、
美味そうなりんごを書くのには多分必要がない。
自分が美味そうだと感じる情報を書けばいい。
以下、一応自分なりに『美味そうなりんご』を書いてみた。
一郎はテーブルの上の箱の中に入ったりんごに目を奪われていた。
――りんご、六玉で三千九百九十円の『山形県朝日町産最高級サンふじ(送料七百五十円)』に。
えぐい話だが一玉に換算して考えると一つ約七百円(送料込み)だ、その値段で実際に販売されている風景を想像するだけで一郎の心は震えた。
一郎はその最高級サンふじを一つ手に取るとまじまじと見つめる。
手に持ってまず気がついたのがその大きさと形だった、両手で包み込むように持つには少し小さいが、片手で持つには丁度いい大きさ。
まるで手に沿うように形成されたかのように持ちやすいその形状。その果皮には自然な美しい光沢を放ち、ワックスなどは塗られてなどいない事を物語っている。
傷も擦れた痕も虫食いも存在しない、美しいりんご。
手に持つだけで甘く香り、鼻腔の奥を刺激するその芳香に一郎はその中身にも想いを馳せる。
その美しい果皮の内側には甘い果肉、その奥には果肉の量と比べても劣ることが無い圧倒的な量の蜜。
口に広がる素朴だが単純ではない「甘い」だけではすまさない「甘み」を持ったその味。
一郎はそのりんごを――。
砕いた。
犬が街のどこかで吼えていた。まるで誰かに助けを求めるように。
「やれやれ」
かぶりを振って呟く、仕事のしすぎで感傷的になっているのだろうか。
しかし、それもさっきまでの事だ。
今日まで社会の犬として働いてきた私にもようやく休暇が訪れたのだ。
これまで、ろくな食事も取れない生活が続き、今日も昼ごはんすらまともに食べていなかった。
そのせいで私の腹の虫たちは今にも大合唱をしようとしていた。
そんな虫たちをなだめすかしつつ、さて我が虫たちは何をご所望だろうか。
寿司か、はたまたステーキか豚カツも捨てがたい。
そんな事を考えながら街に出るべく薄暗い裏路地を抜けようとしていた時、目の前にラーメンの屋台が現れた。
その屋台から発せられる何とも食欲をそそる香りに私の腹の虫は最早これまでとばかりに大合唱を始めた。
街に出てもっと豪華なものを食べるつもりの私だったが、虫が騒ぐのでは仕方ない。
屋台の暖簾をくぐり、椅子に腰掛ける。
「いらっしゃい、何にします?」
屋台主が声をかけてきた。筋骨隆々の格闘家みたいな若い男だった。
「何があるんだい?」
「ラーメンがあります、一杯300円」
屋台主が言った。どうやらラーメン以外は無いらしい。できれば炒飯ぐらいは食べたかったのだが。
「じゃあラーメン一つ」
注文を出すと、屋台主は非常にテキパキと仕事を始めた。その手さばきは職人と呼ぶに相応しい。
「へい、お待ち」
屋台主の手際に見とれていると、お決まりの文句でラーメンが出された。
琥珀色のスープから発せられる芳醇な匂いが私の鼻腔をくすぐり、早く食べろと腹の虫たちが声高に主張する。
言われるまでも無い、とばかりに私はラーメンを貪る様に食べ始める。
麺を噛み締め、スープをすする、もやしのしゃきしゃき感を、メンマの味わいを楽しむ。
病み付きになりそうだな、と私は思った。やがてラーメンの入っていたどんぶりは空になった。
「美味かったよ」
「ありがとうございます」
「スープは鶏ガラかい?」
「企業秘密です」
なんの気なく聞いてみたが、すげなく返される。
「企業秘密と言われたら気になるなあ」
私はもう一度スープの味を思い出しながら、様々に材料と成りそうな物を思い出していく。そして最後に犬という単語にたどり着いた。
何故そんな言葉にたどり着いたのかと言えば、同僚たちが話していた都市伝説を思い出したからに他ならない。
『犬ラーメン』
そこら辺の野良犬を捕まえてスープの材料にするラーメン屋台がある。味は病み付きになる美味しさ。
犬を材料にしているため、味の割には非常に安価。
確かにここのラーメンは病みつきになる美味しさだった。思えばラーメン一杯300円と言うのは安い気もする。
しかし、まさか、そんな事はあるまい。だが好奇心とは厄介なものだ。聞いてしまわないと気持ちが悪い。
「まさかとは思うけどスープの材料は犬……とか?」
俺の質問を聞いた、屋台主は、はっはっはと笑いながら
「お客さん、いくらなんでも犬の肉なんて使わないよ」
と否定した。まあそれもそうだろう。
「いやいや、今のは忘れてくれよ。ついつい都市伝説なんぞ信じてしまって」
言い訳してから、屋台主に例の都市伝説を話して聞かせる。
「へぇ、そんな都市伝説があるんだねぇ」
屋台主が納得した様に言う。
「馬鹿な話さ、信じる馬鹿も馬鹿だけど」
私は自嘲気味に言った。しかし屋台主は
「いやいや、この都市伝説大したもんだよ」
などと感心している。
大した都市伝説? 都市伝説に大したもクソもあるのだろうか
「どこが大したもんなんだい?」
気になったので屋台主に聞いてみる。すると屋台主は少し口角をあげ奇妙に笑いながらこう言った
「犬の前に社会のを付ければうちの屋台の事になるって所ですよ、お客さん」
初めて書いたので文章のルールが滅茶苦茶かもしれません。後、オチの見せ方も結局よく分からず……
ツッコミどころ満載だと思うので、何かアドバイスお願いします。
>>251 初めて書いたにしては上手だよ、うん。自信を持っていいよ
腹の虫のくだりは違和感があるかな(腹の虫たちは今にも大合唱をしようとしていた)
気になったのは“社会の犬”という単語。ピンとこない
ここは主人公を刑事にして、サツの犬をスープの出汁にしていた――なんてのはどうだろう
もちろんオチは、ラーメンを食べ終えた主人公が薄れゆく意識の中、屋台主の台詞を聞く
という展開で。……どこかで聞いたことがあるような話だなぁ
以上
>>252 確かに腹の虫のあたりはシンプルにお腹が空いていると言った方が良かったですかね。
前の文に引っ張られてその後の文が意味不明になってますし。
後、やっぱりオチが弱いですよね。
サツの犬、そんな単語思いつきもしなかったです。勉強不足。
確かに提示していただいた案の方がオチの時ググッと惹きつけられそうですね。
アドバイス、ありがとうございました。
>>251 どーでもいいけど、四畳半神話体系っていう原作つきアニメの猫ラーメン思い出した
でも、ぞっとする話だよね
結局人間喰ってたってことでしょ?こえーよ
前の人も言ってるけど、今度は自分が喰われる番だ!みたいな落ちも素敵だよね
カニバリズムはロマンです
ついでに、葬儀会場で、生前ハーブが好きだった故人のために、沢山香草を敷き詰めて火葬にしたら、めちゃくちゃおいしそうな匂いがしたってコピペも思い出した
>>254 正に元ネタはそれです!
四畳半は独特の雰囲気があっていいですよね。
カニバリズム、ネクロフィリア辺りは現実世界で禁忌とされてる分、創作で近づいてみたくなる分野ではあります。
ただ実際の事件の凄惨さ、生々しさ、感覚はきっと簡単には再現できないんでしょうけど。
そういう意味では正にロマンとも言える?
人間の香草焼き、どこかで使えそうなネタではありますね。
そのうちそのコピペにどこかで出くわせばいいのですが…
感想、アドバイスありがとうございました
256 :
創る名無しに見る名無し:2010/07/09(金) 16:16:00 ID:GOXirYGJ
初心者の目にとまるようにage推薦
四畳半神話は原作がすげぇ読みにくかった
このスレは読んでて勉強になるわ
プロローグの部分なんですけど、どう手直しすれば良いのか分かりません
御教授をお願いします
「駄目だな」
俺が徹夜で書いた原稿が無雑作に長机へ置かれた。
文芸部の部室にある窓からは茜色の日差しと運動部のかけ声が部屋の中へと入ってくる。
時計の針はすでに四時を指しており部活動の無い奴はもう帰宅をしているだろう。
「え? どうしてですか?」
俺は首をかしげながら顧問の先生に質問する。
人が一生懸命書いた作品を駄目って言われたら誰だって理由を聞きたいだろう?
そんな俺に呆れながら先生は冷静な声で俺に言った。
「情景描写が不足しているしキャラも立ってない」
言葉の節々から鋭い痛みが俺の胸を突き刺してくる。しかも間違ってないことがさらに辛い。
「話を進ませすぎて読者を置いていってる。もう少しゆっくりと話を進めろ。あと脱字には注意しろ」
「はい……」
俺はガクリと肩を落し原稿を手に取るとふら付いた足取りで椅子に座った。徹夜までして書いたんだけどなぁ。
「じゃあ先生は職員会議に出るからな、後は頼んだぞ。日坂」
「はい」
先生は俺の隣にいる女生徒に向かって言葉を投げかけると席を立ち部室を出て行った。
「高橋君、大丈夫」
後ろの女生徒。日坂由真が俺に声をかけてきた。
日坂は俺と同じこの学校の生徒だ。長い三つ編みがとても似合っており白を基調としたこの学校の上着がとても似合っている。
俺と同じ二年生の証である緑のリボンと長い白ソックスは彼女が優等生である証拠だった。実際、テストの順位は常に五十位以内だし。
「ああ、平気だ。評価されないと前に進めないだろ?」
嘘をつけ、自分の渾身の作品が駄目だし喰らってこれ以上無いくらい凹んでいるくせに。
「そう、なら良いけど……」
日坂が心配そうな顔で俺をじっと見ている。
心配されても俺も困るからな、元気なところを見せておくか。
「大丈夫だって、それに言われなかった部分は良い所ってことだろ?」
「まあ、そういう考えもあると思うけど……」
日坂は手をあごに持っていくと少し不可解な顔をした。今度は心配じゃなくて不安かよ。
「ところで次のテーマは決まった?」
「次のテーマ?」
日坂の言葉を聞いて思わず聞き返してしまう。
「忘れちゃったの? 一作書き終わったら次の作品を書けって先生言ってたじゃない」
「あー、そうだったな」
俺は頭を抱えた。もし日坂がいなかったら床で転げまわって新しいテーマを探していただろう。
書いた原稿をちらりと見る。これはファンタジーだったからな、次回はどうするか……。
悩む俺の頭にふとこんな疑問が浮んできた。
「そういえば日坂はどうだったんだ?」
俺は日坂が書いた物が気になった。俺みたいに説教を喰らっている様子が全く見えないし詰まっているところも見えない。きっと日坂の話は面白いのだろう。
「え? ええっと……」
なにやら顔を逸らし口をモゴモゴとしている。一体どうしたんだろう?
「あの、実はまだ書けてないの」
日坂はか細い声を振り絞るかのように言ってくれた。
「出来てないのかぁ……」
俺はため息を付いた。まあ俺みたいに徹夜で書いてすぐ提出と言うわけでもないだろうな。
そんな俺を見て日坂はこんな事を提案してくれた。
「ねえ、恋愛モノはどうかな?」
「恋愛モノ?」
俺は思わず腕を組んで唸る。正直な話、俺は生きてきて一度も色恋沙汰ということをやったことがないのだ。今年で十七歳になるというのに。
「駄目かな?」
日坂は不安そうに俺を見つめている。瞳は少し潤んでいてもし否定の言葉を言ったら……泣かれるな。
「とりあえず書いてみるよ。正直どういったものになるか分からないけど」
「書けたら見せてね」
「ああ」
日坂の言葉に二つ返事で引き受ける俺。新ジャンルの開拓も必要だと思うしやってみるか。
俺は知らなかった。恋愛物を書くことがとても辛くてとても楽しいことに。
> 日坂は俺と同じこの学校の生徒だ。長い三つ編みがとても似合っており白を基調としたこの学校の上着がとても似合っている。
> 俺と同じ二年生の証である緑のリボンと長い白ソックスは彼女が優等生である証拠だった。
ここの文章が少しおかしい
この学校の(制服の)上着って言う意味なんだろうけど
そういう事をやるくらいならいっそのこと制服でいいと思う
でもどうしても上着にこだわりたいなら上と下で分けた方がいいと思う
何で緑のリボンと白ソックスが優等生の証なの?
それをどうしてるかをきちんと書いておいたほうがいい
技術的な部分は指摘できないけどこの部分は少し直した方がいい
261 :
創る名無しに見る名無し:2010/07/13(火) 18:38:18 ID:NaKw3i6K
>>259 読んでみて思った事をいろいろ書き込んでみますた
>「駄目だな」
> 俺が徹夜で書いた原稿が無雑作に長机へ置かれた。
初っ端であり、文章を読む人にわかりやすく映像を想起させるためにも、ここは大事な部分。
だから読む側としては、出来ればもっと詳しいイメージが簡潔に欲しいところ。
例を挙げれば、この原稿が何枚あるのか(≒主人公が費やした労力量)すら、現状では読者に伝わらない。
作風にもよるけど簡単な方法としては、例えば擬音語・効果音を使い、「ピラッ」か「パサリ」か「バサッ」のどれかを選ぶだけでも原稿量をイメージさせられる。
原稿の量はこの場合、主人公の熱意や先生の指摘の毅然とした鋭さなど、細かいキャラ付けにも繋がってくるかも。
> 文芸部の部室にある窓からは茜色の日差しと運動部のかけ声が部屋の中へと入ってくる。
> 時計の針はすでに四時を指しており部活動の無い奴はもう帰宅をしているだろう。
初出である”場所”=ココである文芸部室を描写すべき段落なのに、時間と状況が描写に勝っている。
下の文もそうで、舞台である学校の状況描写がしたいんだろうけど、文脈が”部活動のない生徒のいない事>人の少なくなった学校”になってる感じ。
説明すべき主客が入れ替わっちゃってるいるわけね。
説明に欠かせないTPOってやつだけど、その中でも場所っていうのは文章で最も重要であるといえる。読む人の脳内イメージに大きくかかわってくる。
逆に、すでに”場所”を描写出来ているならば、以降は”時間”と”状況”を主で描くべき。”場所”は一度きちんと描けばある程度省略できる。だからこそ大事に描くもの。
とはいえ、ここでは文章の説明主客を入れ替えるだけでおkだと思う。
「茜色で運動部の声が聞こえる→運動部」で「既に四時になって部活動のない奴はもう帰宅をしている→校舎」だね。
>「え? どうしてですか?」
> 俺は首をかしげながら顧問の先生に質問する。
> 人が一生懸命書いた作品を駄目って言われたら誰だって理由を聞きたいだろう?
ところが、”誰だって理由を聞きた”くなるとは限らない。文章作品を一生懸命書くような人なんてのは、読者にも案外少ないだろうからねw
でも”一生懸命”であることそれそのものには、読者は共感できる。
だから作品に対する主人公の思いを、ここで描写しなくてはならない。話の流れを邪魔しない程度に軽くでいい。
上に出てた「徹夜」を強調してもいいし、原稿書きへの熱意でもいい。
原稿用紙書きなら指の痛くなった鉛筆ダコでもいいし、ワープロ印刷ならタイピングに疲れた肩のハリでもいい。目だってきっと充血して腫れているんじゃないかな。
そのどれでも人物描写の強調になるはず。
> そんな俺に呆れながら先生は冷静な声で俺に言った。
>「情景描写が不足しているしキャラも立ってない」
ちょっと「顧問の先生」という立場っぽくない言い回しかも。”キャラが〜”とか、俗っぽいというかオタクっぽいというかなんというか。
少なくとも、論点が抽象的過ぎて鋭い指摘だとはとても思えない。バッサリ切りすぎてる感じ。
かといって具体的過ぎるのも煩雑になるので、単純に指摘の台詞をもっとこれ以上にガンガン畳み掛けると良いのかも。
> 言葉の節々から鋭い痛みが俺の胸を突き刺してくる。しかも間違ってないことがさらに辛い。
”しかも間違ってないことが”←これは自分でも薄々気付いていたのか、それともたった今気付かされたかで、持つ意味が変わってきそう。
クサい言い方をさせてもらうと、”胸”の”鋭い痛み”みたいなものこそがキャラクターを作ったりします。登場人物の強い感情は大事に描こう。
262 :
創る名無しに見る名無し:2010/07/13(火) 18:39:42 ID:NaKw3i6K
>「話を進ませすぎて読者を置いていってる。もう少しゆっくりと話を進めろ。あと脱字には注意しろ」
このくだり、すごくいいよね。
徹夜までして書き上げてしまった主人公の焦りみたいなものこそが、他でもない主人公の技術的成長を妨げているっていう。
いやプロローグを読んだだけだけどwでもきっと大事な部分だと思う。さらっと描いて、その分後半で効いてくるよね、ここはw
>「はい……」
> 俺はガクリと肩を落し原稿を手に取るとふら付いた足取りで椅子に座った。徹夜までして書いたんだけどなぁ。
”徹夜までして書いた”←それを直せと先生は言ってるのにwでもなんか気持ちわかるw
主人公は指摘が痛かったクセに、でもどこかで納得出来ない部分があるんだろうね。
その辺り、一人称描写でもう少しモヤモヤさせてみるといいかもw面白いところだと思う。
>「じゃあ先生は職員会議に出るからな、後は頼んだぞ。日坂」
>「はい」
> 先生は俺の隣にいる女生徒に向かって言葉を投げかけると席を立ち部室を出て行った。
日坂さんは、主人公がダメ出しされてる間どうしてたんだろう?
大事なキャラの初出だけに、そういう細かい(でも性格を描けそうな)部分も描写出来るといいかもしれない。
心配そうに見てたのか、それとも別作業をする振りをしてこっそり注目してたのか?
>「高橋君、大丈夫」
> 後ろの女生徒。日坂由真が俺に声をかけてきた。
さっきは”俺の隣”だったのに、いつの間にか”後ろ”になってる。
書いてる時は、人物の位置関係も想像しながら書くと良いよ。誤解や間違いが少なくなる。
後半を読むとここで部室に二人きりになってるっぽい感じなんだけど。……説明がどこかに必要だと思う。部員構成とか。
> 日坂は俺と同じこの学校の生徒だ。長い三つ編みがとても似合っており白を基調としたこの学校の上着がとても似合っている。
”とても似合って”るという言葉が二回出てるw
ここは纏められるね。重複注意。
> 俺と同じ二年生の証である緑のリボンと長い白ソックスは彼女が優等生である証拠だった。実際、テストの順位は常に五十位以内だし。
別の人も言ってるけど、ちょっと説明が繋がらない。ここは特になんとか出来ないかな?
>「ああ、平気だ。評価されないと前に進めないだろ?」
> 嘘をつけ、自分の渾身の作品が駄目だし喰らってこれ以上無いくらい凹んでいるくせに。
>「そう、なら良いけど……」
> 日坂が心配そうな顔で俺をじっと見ている。
> 心配されても俺も困るからな、元気なところを見せておくか。
>「大丈夫だって、それに言われなかった部分は良い所ってことだろ?」
>「まあ、そういう考えもあると思うけど……」
> 日坂は手をあごに持っていくと少し不可解な顔をした。今度は心配じゃなくて不安かよ。
”今度は心配じゃなくて不安かよ”←これは文章が繋がってないので変えた方がいいかも。
台詞部には別段おかしな部分はないです。
>「ところで次のテーマは決まった?」
>「次のテーマ?」
> 日坂の言葉を聞いて思わず聞き返してしまう。
>「忘れちゃったの? 一作書き終わったら次の作品を書けって先生言ってたじゃない」
>「あー、そうだったな」
> 俺は頭を抱えた。もし日坂がいなかったら床で転げまわって新しいテーマを探していただろう。
ここは”もし”を無くすか、または”探していただろう”でなく”探しているところだろう”と現在形にした方が、文がわかりやすいし勢いも出ると思う。
日本語はむつかしい。
263 :
創る名無しに見る名無し:2010/07/13(火) 18:40:12 ID:NaKw3i6K
> 書いた原稿をちらりと見る。これはファンタジーだったからな、次回はどうするか……。
ここでやっと小説原稿のジャンルがわかったわけだけど。
何か伏線的な意図があるわけでもなく今までこの部分の説明を残してきたのなら、単なる説明不足。
先生の文章指摘も、そもそもの内容説明がなかったら読者にはイミフだからね。
大して重要な謎でもないだろうから(むしろ後展開での執筆ジャンル転向を考えると、これはよりわかりやすくした方が良い)、例えば最初の2行目を
” 俺が徹夜で書いたファンタジー小説の原稿が無雑作に長机へ置かれた。”
とかにするのがよさそう。
> 悩む俺の頭にふとこんな疑問が浮んできた。
>「そういえば日坂はどうだったんだ?」
> 俺は日坂が書いた物が気になった。俺みたいに説教を喰らっている様子が全く見えないし詰まっているところも見えない。きっと日坂の話は面白いのだろう。
>「え? ええっと……」
> なにやら顔を逸らし口をモゴモゴとしている。一体どうしたんだろう?
>「あの、実はまだ書けてないの」
> 日坂はか細い声を振り絞るかのように言ってくれた。
>「出来てないのかぁ……」
> 俺はため息を付いた。まあ俺みたいに徹夜で書いてすぐ提出と言うわけでもないだろうな。
> そんな俺を見て日坂はこんな事を提案してくれた。
>「ねえ、恋愛モノはどうかな?」
>「恋愛モノ?」
> 俺は思わず腕を組んで唸る。正直な話、俺は生きてきて一度も色恋沙汰ということをやったことがないのだ。今年で十七歳になるというのに。
>「駄目かな?」
> 日坂は不安そうに俺を見つめている。瞳は少し潤んでいてもし否定の言葉を言ったら……泣かれるな。
>「とりあえず書いてみるよ。正直どういったものになるか分からないけど」
>「書けたら見せてね」
>「ああ」
> 日坂の言葉に二つ返事で引き受ける俺。新ジャンルの開拓も必要だと思うしやってみるか。
>
> 俺は知らなかった。恋愛物を書くことがとても辛くてとても楽しいことに。
リア充爆発しろ!!
……ええと、この辺りの流れは問題ないと思いますよ、何故だか目頭が熱くなってよく読んでないけど!
何かが始まりそうな予感(もちろんこの場合、物語ですが)も文章から溢れて来ますし。
あえて付け加えるならもっと焦らせということくらい。
会話のテンポと、読者が台詞を読む流れとをうまく同期させられると良いと思うです。大事な場面だし何度も自分で朗読してね!
文章全体に句点が少ない印象ですが、そこも朗読しながら吟味すると良いです。
さて。全体の感想としては、文章もわかりやすいしカメラワークも悪くないんだけど、カメラをフォーカスすることに慣れてない感じを受けました。ピントが合ってない部分が多いよね。
具体的には、顧問の先生とかもっと描写出来ると思う。今のだと歳もわからないし、主人公達がどの程度信頼しているのかもよくわからない。
つまり場面に必要な要素(人物や状況、小道具等)を絞って、それらをきっちり描くと良いのではないかと。
例えばここまでのお話、
人物:主人公 日坂さん 顧問の先生
状況:文芸部室 部活動時間 校内に人がいない
小道具:小説原稿 次のテーマ 恋愛
整理すると、大事なのはこれらだけ。多分これだけあれば、ここまでのお話を構成できます。
逆に言えば、これらにピントを合わせて丁寧に描かないと、お話自体が成立しない、説明不足なものになってしまうということ。
もちろん文章創作において説明と描写は違うけど、慣れるまではまず説明が大事。わかりやすくてちゃんとした説明が、物語のわかりやすさになる。
説明が自然に出来るようになると、やがて説明を描写に昇華できる。
他の人にもいえることかもしれないけど、文章初心者に大切なのは、物語に大事な要素を自分の中で整理して、それらをうまく説明できるようにするということだと思います。
この作者さんは文章で説明を書くことは出来てると思うんで、次は物語の中でフォーカスすべきものを探してピントを合わせることなんじゃないかな?
そうすれば仮想読者を想像ながら読み直しやすくなり、手直しすべき箇所も自分でわかるようになるかもしれません。
長くなりましたが俺からは以上。
もちろん他の見方もあるだろうし、上の文が間違ってるかもしれないので他の人の意見も求む。
ここまで代理レス
ざっと読んで、プロローグ部分としての役割次第で、よくもあり悪くもありって
感じかなぁ、と思った。どっちにしろ中途半端、とも言えるかもしれないけど。
例えば、この後日坂さんとキャッキャウフフしていくのがメインになって、
この時点で彼女側から何らかの意識があるなら、もう少しそこら辺を
匂わせた方がいいんじゃないかと思うし、逆にそういうのは一切無くて、
単に恋愛ものを書く主人公の姿を描写していくだけなら(あるいは日坂さんは
単なるきっかけで、本命(?)は他にいる、とか)、日坂さんの言動にもっと
そっけなさを出した方がいいんじゃないかと思う。
どっちつかずで中途半端かな、と。
多分、何か口ごもったり、いきなり恋愛もの提案したりとか、
そういう思わせぶりさからして、今後日坂さんがストーリーに絡んで
来るだろう事は間違いないと思うので、おそらく前者になるんじゃないかとは
思うけど。
違和感的な部分としては、まあ細々とした所は置いておくとして、
自分が感じた大きな所を出すとすると、提出して先生に却下食らった奴はもうリテイクせずに、
次の新作を書かなきゃならない、というのが「なんで?」って思ったかな。
一作書き終わったら次の作品を書け、って所に、もう少し説明があった
方がいいんじゃないかと。
部誌に載せるにせよ何にせよ、書いた物は書いた物として直したりせずに、
次のにとりかかれという指示が出るというのは、まあ、なんとなく理由的には
想像がつかないわけではないけど、やっぱりはっきりしておいてもらいたいかな、個人的には。
それこそ細々とした部分じゃねえか、とか言われそうだけどw
>>260-265 アドバイスをありがとうございます
特に多かったのが説明不足ですね
もうすこし考えて見ます
ファンタジーの主人公がさ、高橋君なんだけど、すげー活躍しててもうクライマックスで。
先生の『駄目だな』で現実に引き戻されるくらいのインパクトが欲しい。
没になったのがなんでファンタジー小説なのか、ファンタジーと恋愛はそれほどの方向転換なのか?冒険と恋とおっぱいという意味では恋愛小説に近いはずだ!
適当に選んだジャンルがファンタジーならしかたないが、作者がファンタジー系だから出た単語じゃなかろうか。
ここは伏線にしないともったいない気がする。
そういや良く人物が魅力的じゃないって言われるんだけど
どうすれば人物が魅力的になるのかな?
うーん・・・難しい話だ。
一応、その登場人物の行動原理とか、それに伴っての行動とかが
理解しやすいかどうか、というのが一つの尺度になるんじゃないかとは
思うんだけど、そこを満たしたら即魅力的に捉えてもらえるか、というと・・・w
まあ、一つの信念に基づいて、確固としてそれを貫いた行動を取る
キャラクターってのは、善悪問わず魅力的だと言われやすいんじゃないかと
個人的には思う。悪の場合、それプラス美学が必要になるだろうけど。
主人公の気持ちになりすぎてて細かい描写が疎かになっちゃうんだけどどうすれば良いかな?
学園物の場合、描写が難しいのが教室
いつも見ているものもわざわざ説明しなくちゃいけないのか?って考えちゃう
知らない人に話すっていう事を意識したほうがいいのかな?
これ、青春モノというか学園モノというかが多い理由の一つなんだけど、
人間誰しも学園生活ってのを送った経験はあるわけね。
だから、細部の細々としたギミックだったり仕様だったりを、
いちいち説明せずとも、読者の過去の経験などに頼る事ができるので、
物語を展開させやすい、というのが学園モノが多い理由の一つとしてある。
だから、それを踏まえて考えると、「教室」という単語からイメージされるような
色々な物については、理解してもらう為の説明に関しては省いちゃっても問題ないんじゃないかな。
存在への言及については、それが物語に関わってくるなら必要だろうけど。
「自分がいつもみている物」という意識は、まあ捨てた方がいいかもしれないし、
他人の視点というのは意識して書かなきゃ、学校以外が舞台になった時(自分の
経験外の事を書こうとした時)書けなくなっちゃうから駄目だろうけど、
でも、「自分がいつもみている物」が、「他の人もいつも見ている(見ていた)物」である
可能性は、学校という舞台に関しては多い。
だから、そこまで神経質になる必要も、あまり無いんじゃないかと個人的には思う。
ま、一番いいのは、書いたのを他人に読んでもらって指摘してもらう事だろうけど。
ちょいとあげますよ
273 :
創る名無しに見る名無し:2010/07/22(木) 03:39:56 ID:5dF//CIO
あ、sageてた
帰宅ラッシュのあわただしさの中を歩いて、忙しく開閉する改札を抜けると、僕は人波に流される。
ここでは自分のペースで進むことはできない。ただ周りに流されながら、わずかに利く舵を動かすだけだ。気を抜くと思いも寄らないホームに流されてしまう。
なれない内はひどく疲れたものだが、いまではもうルーチンワークの一部になっている。それは自宅を出た瞬間からはじまって、自宅に辿り着いてやっと終わる。ながい、ながい、何事もなければあと35年続くだろう繰り返しの一部だ。
僕はあくびをしながら今日の仕事の復習をして、明日の仕事の予習をして、来週の仕事の予定をたてる。
そんな風にああでもない、こうでもないと考えていると、靴のかかとを踏まれる。よくあることだ。僕のくたびれたリーガルの革靴に、いまさら少しばかり傷がついたところで気にはならない。
背後から届いたおざなりな謝罪の言葉に、僕もおざなりに返す。そのやりとりすらもルーチンワークの一部になっていて、僕らは一緒にベルトコンベアーの荷物みたいに流されていく。
七番ホームのエスカレーターの前で、僕は前の女性のかかとを踏んでしまう。
エスカレーターの近くは流れが詰まるから、どうしてもこういうことが多くなる。普段は注意しているのだけど、今日はどこか気が抜けていたみたいだ。しまったなと思いつつも、僕はおざなりに謝罪の言葉を口にする。
「すいません」
「いえ、気にしないでください」
女性は首だけで軽く振り返って、かわいい声で言う。
それから僕はエスカレーターに乗って、ルーチンワークに戻るのだけれど、頭の中で何かが引っかかる。女性も僕と同じように感じたのか、ちらりとぼくを盗み見る。じっと見つめる僕と目が合うと、彼女は慌てて顔を前に戻してしまう。
どうにも引っかかる。もしかすると僕と彼女はどこかであったことがあるのかもしれないと考えて、僕は首をひねるがなかなか思い出せない。だんだん落ち着かない気分になってくる。僕は昔からすっきりしないことが苦手なのだ。
僕は一段下に立つ彼女を観察する。黒い艶のある黒髪を後頭部でひとつにとめて、白い首筋があらわになっている。ダークグレー仕立てのよいスーツを着こなして、タイトなパンツスーツから小ぶりで形のいい尻のラインが浮かび上がっている。
ここからでは後姿しか見ることができない。僕は一瞬見た彼女の横顔も思い出しながら考える。年齢は多分僕と同じぐらいで、24か25歳ぐらいだろう。大きな瞳が印象的で愛嬌のある顔立ちだった気がする。
僕は上の空で考えながらエスカレーターを降りてホームにならぶ。不自然にならないように、さりげなく彼女の背後に位置どる。
だめだ、どうしても思い出せない。彼女に声をかけて確かめてみようかとも考えるが、もしこれが僕の気のせいで彼女と一度も面識がなかったとしたら、下手なナンパみたいになりそうだ。
「失礼ですが、僕と以前にあったことがありませんか?」「いいえ、あなたとは初対面です」どう考えてもアウトだ。恥ずかしすぎる。
やがて甲高いブレーキ音を響かせながら電車がやってきて、僕は悶々と思考の海に沈んだまま彼女の後について電車に乗る。
275 :
247:2010/07/22(木) 06:12:01 ID:oUPELh9A
短編の書き出しです。
あまりいいとは思わないのですが、自分ではどこが悪いのかよくわかりません。
ご教授をお願いします。
平凡な日常を書いて出会いを印象深くしたいんだろうけど、
これだけ平坦に説明しちゃうと読者に最初で投げられちゃうんじゃないかな。
なんか読ませる工夫が欲しい。
説明になっている部分を主観を活かした描写に変えるとかすると良いかも。
出だしにこれといって興味がわきません。
物語的には出会いの部分が本番なのですし、
もうちょっと気になるはじまり方がいいように思います。
起承転結を勉強するといいよ。
ぶっちゃけ起は時系列を曲げても読み手を引きつける
内容を持ってくるべき
ホットスタート・・・って程でなくてもいいか。
こういうの嫌いではないけど、つかみとしては
もう少しインパクトがあった方がいいんじゃないか、と言う意見は確かにわかる。
ルーチンワークという言葉では片付けられない出会いを描写しようと
しているんだと思うんだけど、その出会いが、ちょっとした引っかかりとして
しか描写されていない上に、流れの中で描かれてるから、読む人にも
ちょっとした引っかかり、しかも流れの中に埋没した物として
認識されてしまうようになってしまうんじゃないかな。
いきなり、声をかけるなりの、普段とは明らかに違う行動を
取った場面を描写して、そこから時間を巻き戻すとか、色々と
インパクトを出す方法はあると思う。
280 :
274:2010/07/23(金) 03:04:40 ID:JDyTekDz
アドバイスありがとうございます。
出だしでぜんぜんひきつけられなかったみたいですね。
もうすこしインパクトある出だしを考えてみたいと思います。
情景描写ってどのくらい入れれればいいのでしょうか?
例えばAがB子っていう人を起こす時
「おい、起きろよ!」
AはB子のベットに近付くと眠っている彼女のお腹に手を当て、おもむろに左右に揺さぶった。
Aの黒髪は長く背中まであり、その髪が光の反射によってきらめいていた。
春になったとはいえ風はまだ肌寒いらしく彼は厚手の青いパーカーとジーンズを身につけている。
腕には金の時計を付けており、それが朝陽の受けて部屋の中に光を当てている。
「うーん、もうちょっと……」
B子は気だるそうな声で呟くとそのまま寝返りをうった。
Aという人物を描写しようと思った場合、もう少し描写は必要でしょうか?
例えば靴下は履いているのか?とか
顔はどんな感じなのか?とか
起こす前に細かい描写をしておくべきなのでしょうか?
もしそうなら部屋の細かい描写も入れておくべきでしょうか?
>>281 自分が書くとすれば、まず最初に部屋の描写をするかな
整理整頓されているか、散らかっているかで、部屋の主の性格を、
たくさんのぬいぐるみ、壁一面に男性アイドルのポスター、ギター、バスケットボール等々
小物で趣味を描写できると思います
そして次に、ベッドで眠っているB子の外見の描写。女の子はなるべく詳しく
最後に部屋のドアを開けて現れたAの外見の描写。男は適当でよし
靴下なんて描写する必要ないです。裸足でワイルドさをアピールするのなら兎も角。
ただし女の子がニーソを履いている場合は、克明に描写する義務が生じます
以上
それが必要か否か、だねぇ。
例えば、その文章が冒頭の、ある程度キャラクターの性格、容姿などを
説明しなければならない段階の物なら、ある程度の描写というのは、
キャラクターそのものの姿は無論、彼・彼女の部屋の様子とか、そういう
部分まで必要になるんじゃないかな、と。
その上で、それを書く必要が本当にあるのか、という部分をしっかり考えて、
書くかどうかを選択していけばいいと思う。
例えの文章を読む限りだと、Aが今後どういった立ち位置になるのかが
いまいちわからないので具体的には言いづらい部分があるけど、
服装からイメージするもの、金の腕時計をつけているということからイメージするもの、
そういった物を読者に伝えたいのかどうか、伝わった方がいいのかどうか、
考えてみたらいいんじゃないかと思うよ。Bについても同様。
靴下の有無で伝えたい事、伝わる事があるのなら、描写すればいいと思うし。
個人的には、単発短編でない限り、目鼻立ちとかの顔の情報は入れた方が
いいんじゃないかな、とは思うけど。
ただまあ、そうやって考えた上で不要な描写でも、しっかりする事で
文章に重みが出る場合というのも無いではないので、その辺りは
自分の好きな小説家などを参考にして、どうしたら読みやすくなるか、
雰囲気が出るかというのを考えていけばいいんじゃないかと思う。