kskアニメキャラバトルロワイアル Part18

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1創る名無しに見る名無し
            _,-ー'´           `'´<._
            >           \  l    \
         _∠´            >Nレ'     ヽ_      __________________________
         /                       1‐-   /
         /.:::  ..:                      ',   .| ここは、安価で決定されたアニメ作品のキャラクターによる
        /::::.: .:/   ...::  ..:/    l: l:.        ヘ、  | バトルロワイアルパロディの企画スレさ。
        /イ:::: .::/   ..::::/ /l    / ノ \ヽ::..:. :. :. l:. l`  | 
         l.::イ  .:::::::/:/  レi   /:: /_.. -ー\‐、l:: l:. ∧!  .| この企画はその性質上、版権キャラの残酷描写や死亡描写が
         j:::::l .:: .::://ナこニ;ミl:: /:/l::/7Z=サナ‐ャ.〉l:: |:リ '  | 登場する可能性がある。苦手な人は注意してくれ。
         ノ:::::|.::リ l.::/<'ヘ::リ..`,l:/l´ l/  " ヾ-' " /f`|! |'    .| 
       /-イl::i:l´リl/X   ̄ /         /)ソ:l::リ..    .| なお、本企画は他板に存在する同様の企画とは一切関係ない。
          l:/::|::::|、Kヘ      〈L      /-'/|/    < 混同しないように気をつけて欲しいところだね。
          /´l/ヽ:l::::::::::\   ー- - -一'  , '::/        |
             ノノl/V|::::`-、,.      /l |/′        | それから、僕と目が合ったそこのキミ。
                 l´  |:::`' -、_,/ .|           |         好意に値するよ……『好き』ってことさ♪
                    |::       |           \__________________________
                 _-ー」:::..      ト、__
                /i7:::ノ:::::..      ',l  l、
               ../::: `ー、_::::::..    ..::r'´  ト、
             _/´レ:::: /`ー`):::-、:. -‐十⌒〉 \ `ー、 
            /∠´-ー┘::::「{...____.. -‐|! く.___\  `ヽ、
        _,.-''´     .了 / |::三=ー ̄:|:\  ` ̄、    `ヽ、
     _,.-'´     _,-'´   `ヽ、l、::::::::::::::::::::/:/     ``-、   `ヽ
前スレ
kskアニメキャラバトルロワイアル Part17
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1229267673/



避難所したらば
http://jbbs.livedoor.jp/anime/7056/



まとめwiki
http://www39.atwiki.jp/kskani/



過去スレや参加者は>>2以降に
2創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 16:47:34 ID:0VvxFdyZ
過去スレ



kskアニメキャラバトルロワイアル Part16
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1228743088/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part15
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1227535172/
kskアニメキャラバトルロワイアル(実質14)
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1226591287/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part13
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1225463936/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part12
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1224586241/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part11
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1223734166
kskアニメキャラバトルロワイアル Part10
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1223212911/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part9
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1222568380/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part8
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1222005228/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part7
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1221486079/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part6
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220958994/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part5
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220615940/
kskアニメキャラバトルロワイアル Part4
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220359994/
kskアニメキャラバトルロワイアル part3
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220120311/
アニメキャラバトルロワイアルin創作発表part2
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220104445/
アニメキャラ・バトルロワイアルin創作発表
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220012845/
3創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 16:48:32 ID:0VvxFdyZ
よろしいならば参加者だ



4/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
○キョン/●涼宮ハルヒ/○朝倉涼子/○キョンの妹/○古泉一樹/●朝比奈みくる
5/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○悪魔将軍/○ウォーズマン/●アシュラマン/○ジ・オメガマン
4/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/●モッチー/○スエゾー/●ホリィ/○ハム/○ナーガ
4/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○高町なのは/○スバル・ナカジマ/●フェイト・T・ハラオウン/●セイン/○ノーヴェ/○ヴィヴィオ
3/5【ケロロ軍曹】
○ケロロ軍曹/●日向冬樹/○タママ二等兵/○ドロロ兵長/●ガルル中尉
3/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/●ゼルガディス=グレイワーズ/○ゼロス/○ラドック=ランザード
3/4【新世紀エヴァンゲリオン】
○碇シンジ/●加持リョウジ/○惣流・アスカ・ラングレー/○冬月コウゾウ
4/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶/○アプトム/○ネオ・ゼクトール/○リヒャルト・ギュオー
4/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)/○小泉太湖(小砂)/○川口夏子/○雨蜘蛛
2/3【となりのトトロ】
○トトロ/○草壁サツキ/●草壁メイ



36/48



地図はこれだよ!
http://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/free_uploader/src/up0098.png



こちらは現在位置だよ!
http://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/free_uploader/src/up0114.png
4創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 16:49:19 ID:0VvxFdyZ
【――カヲル君からのお願い――】



            ___,,,.................,,___    \                  / キャラクターの状態を把握しやすくするために、
           ´  >'"¨'''ー- ...,,__¨`\  ヽ\                |  SSの最後に以下のテンプレを挿入してくれ。
           _/_,,.... -─-- ..,,_\ \ i  ヽ               | 
          /   `>          \  \  i\  i            |  【場所/時間帯】
       /-‐ァ /  ___        \ヽ    i  /           |   【名前】
      / /// /    _,,..二ニ=        ',i  //           |   【状態】
       //,.7'" _,,.. -‐'''"、‐-..__.... -──- 、  レ   、 ̄`\         |   【持ち物】
        /,..イ/   「¨,ゝ、=ニ二             \¨、`\       |   【思考】
       //// Z ヽマラ''"  -‐‐-        、  \ \    __ | 
         //    _=ニ二__....   _二ニ= ,     il   ',   ',/ ̄    |  時間帯の区分は以下の通りだ。
     ___,イ,'      、_ノ _,.-‐ニ二、-‐ニイ      ll \. i  ',. ',    / |  0〜3時:未明
   /  フ ,   、  '"、    -.、、\. /i ∧   /l  ∨   ',_',  ,.イ   |  3〜6時:明け方
"\'-─- //!,'    丶       ヽ,仏、 / レ' ',  /| l __,,... -‐ム''"    <  6〜9時:朝
   \‐-、  ,'       \    Z ヾ-イ .//  /',/ /レ'''"/ /        |  9〜12時:昼前
        //ヽ      `     Z `>ソ /  /_/ ,.イ /          |  12〜15時:昼過ぎ
、 ,. ‐‐--‐'''"_,.! \     _,,.. -‐- ..,,__,,.. -‐'''"      /   .         |  15〜18時:夕方
/   / ̄       ̄>'''"     /          /  .          |  18〜21時:夜
__/__........___/  -‐==- イ           /  .           |  21〜24時:夜中
             /   /          ,.-‐''"              |
                                              \ 三時間区切りだから、割とアバウトでいいと思うよ。





【放送】
6時間に一度ゲームマスターからの放送があり、死亡者と禁止エリアを発表します。
禁止エリアは>>101>>102>>103……という形で書いてもらい、安価で決定されます。
キャラクターの時間を進めるのは自由です。
しかし、放送時間までたどり着いたら一度ストップ、他のキャラ達が追い付くのを待ってください。
ほとんどのキャラが放送時間にたどり着き、放送がされたら再び時間を進められます。



次の放送は18時です。
5創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 16:50:27 ID:0VvxFdyZ
【予約】
予約はこのスレ内で行います。
トリップをつけて「○○(キャラ名)と××を予約します」と宣言して下さい。
予約期限は原則として3日ですが、「ちょっと待って」で2日ほど延長が可能です。
さらに事情があったりするときは追加の延長もできます。
ただし連発は出来る限り避けましょう。
延長したい場合は、再び予約時と同じトリップをつけて延長を申請して下さい。
何らかの理由で破棄する場合も同様です。キャラ追加予約も可能です。




 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 |   あーーーーーっと!!!ここでお願いが入ったぁぁぁぁ!!!                          |
 |  次スレは>>950を踏んだ人が立てて下さい!                                       |
 |  そしてテンプレもhttp://www39.atwiki.jp/kskani/pages/290.html、に置かれております!!   |
 |________________________________________|
    .∧ | ∧     
   ,i  |_,! i、    
   i .。 |_ 。, `i    
   i -ー、―-、 |    
   i ,/"^ヘ^i i   
   i i'       | |   
   i ヽ_,._,/ ,'   
    ゙ー---―'   
6創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 16:51:54 ID:WGXmvtqA
      /| ,/|          ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
      く K 」    m       )                   (
 ? _r'"    `ヽ  ノ        )  >>1乙だよトトロー!
  ミ(~ ゜-‐    ミ    ズボォ  )                   (
  ,i'" ''ヾ`ヽ    ミ       __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 i'^ ヘ  `l    ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
 |   ^       "ミ
            _ヽ
     "'"'゛''""''''゛""´
7創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 16:53:04 ID:nqvLPt6a
      /| ,/|          ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
      く K 」    m       )                   (
 ? _r'"    `ヽ  ノ        )  >>1乙ですトトロ〜!
  ミ(~ ゜-‐    ミ    ズボォ  )                   (
  ,i'" ''ヾ`ヽ    ミ       __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 i'^ ヘ  `l    ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
 |   ^       "ミ
            _ヽ
     "'"'゛''""''''゛""´
8創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 16:54:18 ID:4AtfzlyS
      /| ,/|          ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
      く K 」    m         )                  (
 ?  _r'"    `ヽ  ノ        )  >>1乙だよトトロー!    (
  ミ(~ ゜-‐    ミ    ズボォ  )                 (
  ,i'" ''ヾ`ヽ    ミ       __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 i'^ ヘ  `l    ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
 |   ^       "ミ
            _ヽ
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9創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 16:54:34 ID:IxTS8nOg
      /| ,/|          ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
      く K 」    m       )                   (
 ? _r'"    `ヽ  ノ        )  >>1乙だよトトロー!
  ミ(~ ゜-‐    ミ    ズボォ  )                   (
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 i'^ ヘ  `l    ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
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10『揺れる少女と迷い虫』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:00:10 ID:7zWhCThi

NOVE、ノーヴェ。
戦闘機人、Dr.スカリエッティの部下、ナンバーズの9番目、それがあたし。
あたしはまだ生まれて間も無い、チンク姉にいろいろ教えてもらってたけど解らない事はまだまだ山ほど有る。
腹が立つ言い方だけど認めなくちゃいけない。


あたしは―――中身が空っぽだ。


そんなあたしは機嫌が悪い、はっきり言って最悪に近い。
さっきから胸がムカムカして堪らない。
原因は前を歩いてる悪魔将軍というおっさんだ。

「ノーヴェよ、まだ機嫌が直らぬようだな」
「……見りゃわかるだろ、そんなの」

当たり前だ、あんなものを見せられたら誰だってそうなるよ!
ぶちまけられたみくるの中身、腸がばらけてピンク色の肉片が飛び出てきた。
まるで落としたスパゲティミートソース。
脳みそも砕けて顔にかかった、白くてチーズみたいな感触だった。

「今更何を言っているのだ? この悪魔将軍が殺しを止めるつもりが無い事はお前も知っていた筈だ。その上で付いて来たのだろう?」
「だからって、あそこまでする必要があったのかよ! 碌に戦えもしないガキや女相手に!」

そうだ、あたしと古泉は将軍が乗っているって解ってた。
けど、シンジとかいうガキやみくるみたいな何も出来ない女子供を平然と殺せる奴だとまでは知らなかった。

「そうか? あの小僧の場合仲間を売って人を殺したとも言える。力の有る無しは殺し合いに関係無い」

手を下したのはあんただろうが!
あたしは返事代わりに目を怒らせた。

「私に付いて来る気が失せたか? まあ一緒に居る時点で答えは聞くまでも無いがな」
「失せて当然だっ! けど特訓は受けてやるっ! そしてあんたを倒せるぐらいには強くなる!」

そうだ、気に入らないけど将軍は強い。
あたしと古泉が束になっても話にならない程強い。

あたしは、強くなりたい!
そうすればチンク姉も傷付かずに済み、セインだって生きられたかもしれない。
将軍に付いて行ってんのもその為だ。
11『揺れる少女と迷い虫』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:01:00 ID:7zWhCThi

「その心意気や良し、しかし今のお前にいくら技を教えたところで大して強くはなれん」
「何だと! ならあたしはどうすりゃ強くなれんだよっ!」

悔しいが将軍の指導の確かさは模擬戦でよく解ってる。
ミッドチルダでもここまで優れた指導教官は果たしているかどうか。
だからあたしは正直に縋った

「その甘さを捨てろ」
「……はぁ!?」

たった一言。
あたしはその言葉を何度も反芻した。

―――あたしの甘さ

その、って事はシンジやみくるにした事が気に入らないって気持ちか?
つまり将軍は、あたしに誰でも殺せる人間、言わば悪魔になれって言いたいのか?

「そうだ。戦う相手は命乞いしてこようが躊躇い無く殺せ、気構えを改めるだけでお前は遥かに強くなれる」

悪魔になれば強くなれる?

あたしは頭が真っ白になった。
同時に胸になんとも気分の悪いものが込み上げてくる。

「そんなの信じられる訳ねぇだろ!」
「ほう、私に反論できる裏付けがお前に有るとは思えんが?」

正解だ。
悔しいが将軍の言葉には実力と揺るがない信念に基づいた重みって奴が確かにある、空っぽ同然のあたしとは違う。
言葉に詰まってあたしは黙った。
まるで大人と子供だ、将軍に何を言っても相手されないし逆にあたしの未熟さを指摘される。
ひょっとして拗ねているあたしの方が間違ってるんじゃないかとさえ思えてくる。

―――あーっ! もうこの事を考えてんのはイヤだ!

結局シンジの事もみくるの事も一旦脇に置いてそのまま将軍の背中を見ながら歩く。
広い背中、背後を取ってるというのに全く隙が無い。

中身もあたしと全然違う。
将軍は、ぶれない。
自分のやり方を唯一無二なもの信じて他人にどう思われようと押し通してる。
確かなものが将軍の中には有る。
12創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:01:23 ID:IxTS8nOg
きた!
ksk
13創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:01:45 ID:WGXmvtqA
ksk
14創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:02:02 ID:IxTS8nOg
ksk
15『揺れる少女と迷い虫』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:02:20 ID:7zWhCThi

だから認める。
あたしは、何処かで将軍に心惹かれてる。

気付くと、立ち止まってて自然とあたしの口は動いていた。

「……本当に、それで強くなれるのか?」

すると将軍も振り返らずに立ち止まる。
何を聞いてるんだ、あたしは!

「当然だ」

解っていた筈の答え。
でも実際に口にされるとまるで違う。
空っぽのあたしが将軍の言葉に染められる、そんな気がしてしまう。

思わず早足で動き出す、何であんな事口にしてしまったんだろう。
将軍を追い抜いても足を止めないでいると後ろから追い討ちの様な言葉が突き刺さる。

「お前は既に殺しについては肯定している。二人を相手にスマッシャーを放ったそうだな」

反論できない、これは事実だ。
ギュオーの時は半分偶然だったけどゼクトールの時は確かに殺すつもりだった。
正当防衛とか相手が相手とか言い訳する気にはなれなかった。

「後は残された甘さを捨てるだけで良い」

聞こえないふりをしても言葉は頭に染み込んでしまう、あたしの意思が揺らぐ。
何か変だ、こんなに自分に自信が持てないなんて初めてだ。
まるであたしじゃないみたいだ。

そんな時だった、森の上空を黒い影が通り過ぎるのが見えた。

「あれは、ゼクトール!」
「ほう、噂をすれば何とやらだな。あ奴がお前と古泉が戦ったという昆虫の超人か」

思わず叫んだ。
放送で死んでない事は知ってたけど、もうあれだけ回復してるなんて。

上空を旋回しているその姿を見ていると突然将軍が剣を出して手近な木を切り倒した。

「何してんだよ! 気付かれちまうじゃないか、まさか……」
「そのまさかだ、この私が獲物が通り過ぎるのを黙って見過ごすと思うか?」

そりゃそうだよな、言うだけ無駄だった。
16創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:03:03 ID:CBhl+152
ksk
17創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:03:19 ID:WGXmvtqA
ksk
18『揺れる少女と迷い虫』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:03:26 ID:7zWhCThi

将軍はその太い木を上空に向かって投擲する。
それはロケットみたいな勢いで飛んでいった。



       ※       ※       ※



同時刻、上空。

ネオ・ゼクトールは眼下の森を探索しつつ自分に残された時間は最初考えた以上に少ないとの確信を持ち始めていた。

(この体調の異変……細胞の崩壊はそれ程進んでいるというのか)

制限のせいか、更にその影響下で重傷を負った事も重なったのかもしれないがどうでも良い。
再調整された時点で残された寿命は二、三日程度と理解していたが恐らく後一日と持たない。

(だが、アプトムの奴は必ず仕留める!)

策はある、放送で伝えられた『褒美』を使う。
大まかな場所を掴めればそれで十分、命と引き換えに『ファイナル・ブラスターテンペスト』を放ち周辺地域ごと消滅させる。
俺の復讐はそれで終わる。

だからこそ今すぐ誰かを殺したい。
しかし感覚すら制限されているらしく森の中に居る筈の参加者の居場所が掴めない。
ジワジワと胸の中に焦りが生まれるが炙り出す為の無駄弾を使う余裕も無い。

そこに突然、森から飛び出した何かが凄まじい勢いで向かってくきた。
ただの樹木、しかしそこに与えられた力は俺でも危険を感じさせる程のもの。
身体を翻して避けると樹木はさらなる彼方へ飛び去った。

(俺に対する挑戦か! 願ってもない!)

あれ程の芸当が出来るとはとても並みの相手では無いだろうが今更参加者を選り好みするつもりは無い。
放たれた辺りを見れば人影が二つ。
倒せば『褒美』はぐんと近くなる。

「先程の挨拶はお前の仕業か! そしてお前も居るとはなノーヴェ!」

二人の前に降り立つと一人は知った顔、もう一人は初めて見る顔だった。
ノーヴェ、かっての仲間だがもはや倒す事に躊躇いは無い。
片方は……一見して明らかにノーヴェより立場も実力も上と知れる男。
どうやら先程の樹木は奴が投げたという事か。
全身から滲み出るオーラとその貫禄。
間違いない、奴は手強い。
19創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:04:39 ID:CBhl+152
k s k
20創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:04:41 ID:WGXmvtqA
ksk
21『揺れる少女と迷い虫』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:04:49 ID:7zWhCThi

「一応は名を聞いておこうか、俺はネオ・ゼクトール!」
「悪魔将軍、これからお前を地獄に送る者だ」

すぐ倒す相手の名など聞くつもりは無かったが、前にした瞬間その考えは吹き飛んでしまった。
短い間だろうが覚えておこう。
悪魔将軍、ノーヴェ、俺は二人を同時に相手するつもりで構えを取る。

「勘違いするな、お前の相手は私一人だ」

この男、実力だけではなく自信もある。
ノーヴェに何事か伝えて下がらせた後、悪魔将軍は一歩踏み出して前に出た。
それだけで押し戻されそうな程のプレッシャー、獣神将並かそれ以上!

強い相手から先に仕留めるのが戦闘の鉄則、こちらとしても望むところだ。
無駄な時間は無い、出し惜しみをせず早急に決める!

それに―――初めから全力で掛からねばやられるのは俺の方だろう

「バイオブラスター全門発射!」

瞬間、光が眼前の光景全てを埋め尽くす。
一秒のタイムラグも無しに悪魔将軍が存在した空間とその周囲が蒸発した。


―――ここに悪魔対復讐者の戦いの幕が上がる



       ※       ※       ※



将軍は黙って見ていろとあたしを下がらせた。
その言い方、自分の戦いを見せてあたしに決めさせようというのだろうか。
この気持ちが必要か不要かの判断を

ならあたしは手出しせずに結末を見届けよう。
それでどうするかを決める。

第一こんなに心が乱れてるんじゃ碌に戦いが出来るとも思えない。
早い方がいい、スッパリと気持ちの整理を付ける。

―――やっぱりいつものあたしじゃないみたいだ、『悪魔』になるって答えでも受け入れんのか?

思わず自分の身体を抱きしめた。
薄い胸が腕の中に包まれるが心の揺らぎは治まらない。

そんな気持ちのノーヴェを置いて、互いに引くつもりの無い二人の男がぶつかり合う。
そこに確かなものがある、とノーヴェはただの観戦者に徹する。

悪魔将軍とゼクトール、どちらが勝っても答えが得られればそれでいい。
その答えが空っぽの自分を埋めてくれる事を信じながら。
22創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:05:17 ID:IxTS8nOg
ksk
23創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:05:45 ID:WGXmvtqA
ksk
24『彼らが見た好機』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:05:58 ID:7zWhCThi

大地が揺れ、森全体が震えている。
耳には続け様に雷鳴の様な轟音が響き、全身の肌には空気の振動が感じられた。
そして深い樹木を通してさえ彼方の閃光が届いて来る。

「あちらで戦闘が始まった様ですね。この戦い方からしますと……やはり先程のゼクトールさんの他に居ないでしょうね」

学生服の少年は冷静に分析する。
古泉一樹。
眼前で殺された仲間の為、復讐者となる決意をしたばかりの彼は素早く頭を巡らせた。

ゼクトールが誰と戦っているのかなど考えるまでも無い、あの悪魔に間違いない。
必ず殺すと決めた相手と一度撃退した敵、どちらが倒れても自分にとって痛くはない。
直接手を下せずとも悪魔が死んでくれるなら万々歳だが現状でその可能性は正直低い。

古泉は二人を直接に知っている。
見るところ実力は悪魔将軍の方が上、ゼクトールも相当な物だが先の戦いでかなりのダメージを受けている筈。
今は拮抗している様だが、ゼクトールの生体ミサイルが尽きれば戦いの天秤は一気に傾くと考えられる。

取るべき選択肢は二つ、関わるか、関わらないか。

元々古泉は十分に準備を整えた上で悪魔将軍に挑む予定でいた。
ガイバーの能力を十二分に活用できる程強くなり「キン肉スグル」「キン肉万太郎」「ウォーズマン」といった正義超人達にも協力を請う。
それらの計画を全て放棄して今すぐ行動するのは蛮勇と呼ばれても仕方ない。

しかし、ゼクトールも参加者有数の実力者。
加えて遠距離攻撃を得意とし、近距離主体である悪魔将軍との相性は悪くない。
介入した自分も敵と見なされる可能性はあるが、より危険な悪魔将軍への対処を何より優先する筈だ。
将軍の勝ちに終わっても激闘の直後という絶好のタイミングを伺う機会がある。
これ程の機会は逃せば二度と訪れないかもしれない。

また、計画していた仲間集めについても不確定要素は多かった。
現状では彼らの居場所の手掛かりは乏しく、探し出せるかどうかは運任せでしか無い。
そして出会った後も問題はある。
正義超人と呼ばれる彼らが乗っている可能性は低いと見るが、既に戦闘を重ねた結果負傷している可能性もある。

(悪い方向に考えすぎかもしれませんが…さすがに正義超人を三人集められるかどうかは未知数ですね)

ならこの機会を逃さず行動するか? いや、焦らず冷静に分析を続けなければならない。
必ず悪魔を倒す、そう決めた以上ここで選択を誤る訳にはいかなかった。
25創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:06:21 ID:CBhl+152
ksk
26創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:06:40 ID:WGXmvtqA
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27創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:06:47 ID:0VvxFdyZ
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28『彼らが見た好機』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:06:49 ID:7zWhCThi

(問題はノーヴェさんですね。彼女がどう動くか全く予測できません、協力を得られれば良いのですが果たして期待できるものか)

彼女に強くなりたいという願いがある事は古泉も知っている。
先の件で悪魔将軍に対して嫌悪感を抱いたとしてもシンジもみくるも本来自分と関わりの無い他人。
強くなれる機会を放棄してまで寝返ってくれる可能性は半分もあれば良い方だろうと見積もった。

(彼女が敵に回れば俺の勝ちはありえません、せめてあと一つか二つ別の要素が有れば)

正義超人に限らず、付近の参加者に接触して協力を求めるという手も有る。
しかし既に近くに居ると解っているシンジ、夏子、ハムの三名は戦力的にも今の関係からしても論外だ。
かといって遠くに探しに出かけたのではせっかくの機会を逃してしまうだろう。

(出来るのは、異変を察知した正義感の強い参加者が駆けつけてくれるのを期待する程度ですね)

これだけの戦闘だ、当然数エリア離れていたとしても気付く参加者は居るはずだ。
しかし今すぐ駆けつけてくれるかといえばまず期待できないと言っていいだろう。

(俺の現在の実力と仲間の不在、ノーヴェさんという不確定要素……厳しいですね)

葛藤する古泉だったが天秤は次第に傾き出した。
戦いが終わった頃を見計らって疲労の残る悪魔将軍の隙を突くとしても、自身の今の実力からすれば成功率をどうしても低く見積もらざるを得ない。

(せっかくの機会ですが今回は―――)

そう結論を出そうとした直前だった。
爆音さえ掻き消す様な獣の咆哮が森と古泉全体を震わせた。

それは、待ち望んでいた復讐を果たす為の新たな要素が加わった事を知らせる合図であった。



       ※       ※       ※



古泉が結論を出し掛けた頃よりやや時間は遡る。

赤毛の少女、ノーヴェは目前で繰り広げられる死闘をただ見詰め続けていた。
二人の男はめぐるましく動く。
時折飛来するミサイルやビームの巻き添えにならない様に避けながら戦いの趨勢を注視する。
悪魔将軍とゼクトール、彼らの戦いは未だ均衡を破れずにいた。
29創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:07:12 ID:IxTS8nOg
ksk
30創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:07:32 ID:0VvxFdyZ
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31『彼らが見た好機』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:07:36 ID:7zWhCThi

「ゼクトールの奴、あんなに強かったってのか! あたしと戦った時とは比べ物にならないじゃないか!」

ゼクトールのファーストアタックを事前に読み、ダッシュで一気に懐に入り込んだ悪魔将軍であったが秒殺を果たす事は出来なかった。
彼は元々超獣化兵のエリートとして戦闘訓練を重ねた猛者、単純な力任せでは無く格闘戦もまた超人に匹敵する。
加えて復讐を誓った仲間達の能力が遠近両方で悪魔との戦いを支えてくれる。

悪魔が打てばそれを捌く。
悪魔が掴めば電撃と超高熱で退ける。
悪魔が切り掛かれば剣が打ち合わされる。
悪魔の攻撃が届いても厚い装甲で耐え凌ぐ。


その強さは覚悟と決意がもたらしたものだと少女は知らない。
しかし戦うゼクトールから伝わる気迫がその答えを伝えてくる。
あの時と今では心構えが違うんだ、と少女は直感的に察した。

しかし悪魔も引く事は無い。

ゼクトールが距離を取れば超速の疾走と爆発的な跳躍で距離を詰める。
ミサイルも直撃以外は熱や爆風を受けようと一切意に介さない。
直撃したとしても悪魔は痛みを感じない。
だが傷は付く、その白銀の鎧は次第に傷や歪みが増えてゆく。

そしてゼクトールもそれは同じ、彼の黒い装甲もまた悪魔の攻撃で歪に形を変えている。
ノーヴェが見る所、両者の傷は僅かにゼクトールの方が深い。
更に痛みを感じない悪魔将軍と違い、傷からは徐々に体液が流れ出していた。

それでも勝負はまだ付いていないと二人もノーヴェも解っている。
一呼吸置いて再び両者は激突する。



       ※       ※       ※



少女は驚く、二人の実力に。
少女は憧れる、力というものに。
最後に少女は考える、どうすればあたしもあんなふうになれるのだろうかと。

(あたしは、それが知りたい!)

その時のあたしは、他の参加者が騒ぎに引かれてやって来るとは思わなかった。
これだけの戦いに足を踏み込める奴なんて居ない。
だから驚いた、あの大もふもふが突然現れたのだから。
32創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:07:54 ID:WGXmvtqA
ksk
33創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:08:04 ID:CBhl+152
k s k
34創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:08:26 ID:IxTS8nOg
ksk
35『彼らが見た好機』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:08:45 ID:7zWhCThi

気が付けば隣に巨大な生き物が立っていた。
幾ら目の前に集中しているからって鈍感すぎるだろ、あたし。

「お前は、あの時のもふもふか?」

間違いない、将軍と一緒に山小屋の前で見掛けたあいつだ。
あたしでさえ尻込みする程の巨体、周囲まで暗くなってる。

「そういやお前には他にも仲間が居なかったか?」

あんまり見えなかったけど確か周りに何匹かちっこい奴が居た筈だ。
するともふもふがニィッと不気味に笑って自分のティバックを寄越してきた。
喰われるかと思わず腰が引けたのは内緒だ。
妙に膨らんだそれを抱き止めると、もそもそと中で何かが動いている。
えーっと、これってアレだよな? つまりお前の仲間はこの中か?

「こいつを私に持ってろって事か? お前はどうすんだよ?」

何故私に預けるのか理解出来ないでいると、今度はもふもふがそのでっかい口を開いて物凄い叫び声を上げた。

『ヴォオオオオオオオオオーーーーーーーーーーーー!!!! 』

慌てて耳を塞いでなければあたしは気を失ってたかもしれない。
何を考えてんだ、このもふもふは?



       ※       ※       ※



「あれはスイカ喰いのもふもふか? こんな時に一体何だ?」
「無粋なMONONOKEだな、私達の戦いが見たいのなら静かにしているがいい」

せっかくの戦いに水を差すような獣の声に、私もゼクトールも動きを止めてMONONOKEの方を見る。
反応からしてどうやら奴もあのMONONOKEの事を知っているらしいな。
少し興が削がれたが、この全身が滾るような戦いを続けようと再び向き合う。
だが、あのMONONOKEは試合を妨げる様に私と奴との間に割り込んできた。
36創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:08:56 ID:WGXmvtqA
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37創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:08:56 ID:0VvxFdyZ
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38創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:09:20 ID:CBhl+152
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39創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:09:28 ID:IxTS8nOg
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40創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:09:54 ID:WGXmvtqA
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41『彼らが見た好機』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:10:00 ID:7zWhCThi

「邪魔だ、立ち去れ」
『ヴォオォォッッ!!!』

私と奴が立ち位置を移そうにもやはりMONONOKEは割り込んで来る。
こうも空気が読めない奴には腹が立つというものだ。

「観戦者が増える程度なら構わんと思ったが……邪魔立てするとなれば死に値するな」

この様な無粋な真似をするとは、主催者の生物カメラと思ったが思い違いだったらしい。
如何に巨体であろうと所詮は獣か。

私は素早くMONONOKEの足を払って体勢を崩した所を投げ飛ばす。
そのままMONONOKEはゴロゴロと横倒しになって何処かへと転がっていった。

『ヴォッ、ヴォオォッッーーー!!!』

……と思って戦いを再開したのも束の間、MONONOKEは数分と経たずに森の奥から再び姿を現した。



       ※       ※       ※



もふもふが来てからというもののまるで戦いは成り立たなくなっちまった。
そしてあたしといえば、もふもふから預かったバックのお守りの真っ最中だ。

「キュックル〜〜〜」
「こらっ、お前らは暫くの間黙ってろ!」

トカゲみたいな奴がバックから頭を出しているのをあたしは咎める。
これ以上余計な騒ぎを起こされたくないので無理矢理押し戻してしっかりと口を閉めた。
それでもバックはもぞもぞと動いて腕の中で暴れてる。
何か声が聞こえた気もしたけど構ってる暇なんて無い。

そんな最中、またもやあたしの隣に誰かが現れた。
幸いにして知ってる奴だったが二度も気付くのが遅れるなんて情けない。
42創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:10:48 ID:WGXmvtqA
トトロー来た!ksk
43創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:10:53 ID:CBhl+152
k s k
44『彼らが見た好機』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:11:11 ID:7zWhCThi

「すいませんノーヴェさん、状況はどうなってますか?」
「古泉? お前もう戻ってきたのか?」

ついさっきモールに向かった筈の古泉がガイバーに殖装した状態で隣に居た。
まあ、あの騒ぎだから気になって戻るのも仕方ないか。

「なんつーか、判らないの一言だ。あのデカイもふもふが乱入して状況が全く変わっちまった」
「成る程、将軍をゼクトールさんに近付けない様身体を張ってますね。むしろゼクトールさん有利の状況とも言えます」
「かもしれねぇなあ、どうするつもりだ古泉?」

とりあえず古泉に今の状況を説明する。
とは言っても見れば何が起きてるかは一目で判る。
もふもふが割り込んでは将軍に何度も投げられ押しのけられ、ゼクトールの誤射さえ受けても尚二人が近づくのを邪魔している。
その為決着が付くのかどうかさえも判らなくなってきた。

「ノーヴェさんはどうなさるおつもりですか?」
「あたしは将軍に手出しするなと言われてる。戦いを見て強くなる為に必要なものを掴めってさ」

将軍と二人で戦わない理由を簡単に話す。
けど古泉は別に何も言われてない、将軍の方に加勢すんのか?
その答えはあたしの鼻先に突き付けられた高周波ブレードだった。

「せっかくの好機ですから加勢させていただきます。但しあの悪魔ではなく、ゼクトールさんの方に」
「……お前本気か?」
「本気も本気です、俺はこれ以上あの悪魔に付いてはいけない!」

聞くまでも無く声で判る、古泉は本当に悪魔将軍に逆らうつもりだって。
それと確か今まで『僕』と言っていた筈なのに『俺』って言ったよな?

「最初は関わらないでおこうと思いました、ですがトトロまでが関わっている今、悪魔を倒す絶好の機会と判断しました。
 俺からの願いです、加勢しろと迄は言いません、貴方はこのまま動かないでいて欲しい」

あたしは何も言えず無言だった。
仲間を殺されて怒るのは判る、それに本気さがブレードの先端から伝わってくる。
止めようとすればあたしを斬ってでも将軍を目指すつもりだ。

「沈黙は同意と見なしますよ? もし邪魔をするなら例え貴方でも容赦しません」

鼻先からブレードが引かれる。
これは将軍と古泉の間の問題だ、止める訳にはいかないだろう。
そしてあたしは戦いに向かう古泉の背中を見送った。
決意の固さを見たからだろうか、何故かその姿がちょっとだけ眩しく感じた。

あたしは―――やっぱりその場から動けなかった。
45創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:11:22 ID:IxTS8nOg
がんばれトトロ!
ksk
46『彼らが見た好機』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 17:12:21 ID:7zWhCThi


       ※       ※       ※



「ガイバーV! ノーヴェでは無い様だな、お前は誰だ?」

第二の乱入者出現にゼクトールは悪魔将軍の加勢かと警戒する。
彼の知っているガイバーの中身は赤毛の少女、しかし彼女は向こうに居る。

「あの時の通りすがりの高校生です、僕は何としてもあの悪魔に復讐したい! 『昨日の敵は今日の友』といきませんか?」

古泉は背中を見せ敵意の無い事を示した上で同盟を提案する。
復讐、という言葉と込められたその意志を受け、ゼクトールはピクリと反応した。

「いいだろう! 但し奴を殺した後は俺と戦え! この条件を呑め!」
「つまりこの場限りの共同前線という事ですね、それで全く構いません!」

『褒美』目的だと古泉は察したが今は何の関係も無い。
かっての敵同士は奇しくも復讐という同じ目的の為に隣に立った。
そこに獣を退け終えた悪魔より少年に対して殺気が走る。

「……私の敵となるか古泉、それなりに期待していたのだがな」

しかし古泉は怯まないし下がらない。
強殖装甲越しに将軍を睨み付けて決別を宣言する。

「貴方の言う通り僕は亡霊から悪魔になりました! 復讐の悪魔古泉一樹に! みくるさんの仇、ここで討たせて頂きます!」

ブレードを構えて切っ先を悪魔将軍の首に向ける。
明確な殺意。
惜しい、と将軍は自らに歯向かった弟子に思う。
だが敵である以上生かすつもりは毛頭無い。
悪魔もまた剣を少年に向けた。

「自分がいかに愚かな間違いをしたのか、魂と身体全体で解らせてやろう!」

悪魔が怒った。
一気に空気が張り詰め、緊張が満ちる。
それは傍観者の立場となっていたノーヴェすら背筋を寒くする程のものだった。



       ※       ※       ※



あたしはもふもふの子分入りバックを強く抱きしめた。
子分達は外に出ようと騒いでいるけどあたしはそれを許さない。
この先に起こる光景を決して見せる訳にいかない、何故かそんな予感がした。
47創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:12:27 ID:WGXmvtqA
ksk
48創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:12:38 ID:0VvxFdyZ
ksk
49創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:12:44 ID:CBhl+152
ksk
50創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:13:13 ID:IxTS8nOg
ksk
51創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:13:14 ID:WGXmvtqA
ksk
52創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:13:28 ID:0VvxFdyZ
ksk

「聞けガイバー! 奴に多少の傷を幾ら付けたところで勝てはせん、一気に全てを破壊する以外に方法は無いぞ!」

ゼクトールが叫ぶ、彼は既にかなりの手傷を負っていた。
生体ミサイルも尽きかけている、対する悪魔将軍にも鎧の傷や亀裂、陥没が多数見受けられるが動きは全く衰えない。

「メガスマッシャー、それで決めろという事ですね……」

先程はブレードを向けたが、古泉自身剣技で悪魔将軍に対抗できると思ってない。
しかし切り札のスマッシャーとゼクトールが持っている必殺の技、これを打つ為に出来る隙を将軍は絶対見逃すはず無い。
せめて動きを鈍らせなければならない。

その為にまずゼクトールが動いた。
残り少ないミサイルを放ち、突進する将軍の手前を狙う。
将軍がミサイルを回避できても地面はそうはいかない、爆発が起こり足元の乱れに将軍が揺らぐ。
そこにゼクトールが将軍を上回る体格を生かして組み合いを挑む。
対する悪魔将軍は体格的に劣っても組み合いは最も得意とする戦い方。
だが、今まで避けていた距離にあえてゼクトールが挑んだ理由はすぐ明らかになる。

時間差攻撃。
ゼクトールの背後から突如出現した漆黒のガイバーが悪魔の首筋を狙って剣を振るう。
組み合った状態となれば悪魔もとっさに動けない。

(―――入った!?)

感触は確かに腕に伝わってきた。
しかし彼の目にはゼクトールを振り解いて離れる悪魔の姿が写る。

「惜しいな、浅かったぞ古泉」

かって首を狙えと教えた弟子に将軍は傷を示す。
首輪の少し上の辺りに指ほどの長さの傷が有った。

「くっ! まだ未熟でしたか!」

好機を掴めなかった事に古泉は唇を噛んだ。
この相手に同じ手が二度通用しない事はわかっている。
54創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:14:15 ID:CBhl+152
k s k

「戦闘パターンはまだまだ有る、気を取り直していくぞガイバー!」

そして戦闘は再開する。
先程は見られなかったコンビネーションプレイを駆使して二人の復讐者は悪魔と舞う。
時には獣の巨体が加わり悪魔の攻撃を掻き回す。
更に時間が経過した。

「貴方が来てくれて助かりましたよ、でも後は休んでいてください。それが俺の願いです」

タフネスを誇る巨獣にも限界は有る。
無数の打撲痕や裂傷、更にあちこちに火傷を負い、トトロはついに傾きかけるが古泉はそれを支えた。
戦闘の進展に伴い、ようやく悪魔の動きも鈍ってきた。
これ以上は二人で戦うと獣を労わって休ませる。



       ※       ※       ※



赤毛の少女は強さを求めた。
しかし少女は強くなる為の方法を見失ってしまった。
恩讐のある三人の戦いにその答えが有ると信じて少女は見続ける。
そして今、少女は内側から何かが沸き起こりつつあるのを感じていた。

―――胸が、熱い?

どうしてだろう、敵同士だったあの二人が一緒に戦っているのを見ると何故か胸の奥が熱くなってくる。
そして即席のパートナーだというのに、どうしてあんなに息を合わせて戦えるのだろう。


古泉は変わった。
ゼクトールもあたしと戦った時とはまるで違う。
二人はあたしの知らない答えを知っている。

―――けどあたしはまだ何も変わってない

変わらなきゃいけない。
何を変えればいいのかこの戦いで見つけたい。

だからあたしは見る。
この結末を見届けてやる。

どんな結果になろうとその答えについて行く。
56創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:14:44 ID:WGXmvtqA
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57創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:14:44 ID:IxTS8nOg
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58創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:15:35 ID:IxTS8nOg
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59創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:15:35 ID:WGXmvtqA
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60創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:15:53 ID:0VvxFdyZ
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61創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:15:56 ID:CBhl+152
ksk



       ※       ※       ※



「私を多少疲れさせた程度で勝てると思ったか!」

ついにゼクトールの生体ミサイルが尽きた。
バイオブラスター発射器官も半数以上を将軍に潰され、結果接近戦の比重が大きくなる。
蓄積したダメージと疲労、加えて体を蝕む細胞崩壊。
動きが鈍り、やはり疲労を重ねていた古泉と共に次第に悪魔に押し返される。

(メガスマッシャーが打てれば! ですが今はその隙が無い!)

先程蹴りで吹き飛ばされた古泉が痛みを堪えて立ち上がる。
見ればゼクトールも劣勢だ、将軍の攻撃を回避する事もままならず全く前に出られない。

(やはり焦りすぎたんでしょうか……?)

自分は選択を誤ったのではないか、そう絶望しかけた古泉の前が突然暗くなる。
トトロだ、動けなくなっていた筈の巨獣が再び戦いに身を投じようとしていた。

何を、と古泉が考える間でも無い。
彼の行動原理は一つだけだ。



「フンッ! フンッ! フンッ! フンッ!」

悪魔将軍の猛烈な連打がゼクトールの身体に立て続けに炸裂する。
ガイバーの打撃すら物ともしない筈の重装甲も既にボロボロの状態だった。

反撃の糸口を掴もうにも超高熱も電撃も威力は大分衰えてる。
このまま復讐を果たせぬまま終わるのか? とゼクトールの意思が挫けかけたその時だった。

『ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴッッ!!! 』

咆哮が上がった。
かってスイカを分け合って食べた巨獣が二人の間に割り込んで将軍をその巨体で押さえ込む。
両腕を背後に回し、全体重を掛けての拘束。
全身を持ち上げる体力は既に悪魔将軍にも残っていない。
ならば、と自身と獣の間の僅かな隙間だけで渾身の掌打を放つ。
63創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:16:48 ID:IxTS8nOg
ksk
64創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:17:07 ID:WGXmvtqA
ksk

『ブバババッッツ!!!』

巨獣が揺れた。
体内で爆発が起こった様な奇声と共に獣の口から血が爆ぜ、噴出す。
二撃目。
またもや爆発的な吐血、だが両腕の力は緩まない。
三撃目、四撃目。
繰り返し悪魔は獣の内側を攻撃する。
ついには腹を縦に切り開いてその内臓を引き摺り出す。

しかし、それでも巨獣は動かなかった。


「ガイバーッ! この機会を逃すな! 俺と同時にメガスマッシャーを撃てっ!」

最大のチャンスだった。
ゼクトールは背中の羽を広げると同時に周囲から急速に熱が奪われ霜さえ降りる、森を焼く炎すら静まってゆく。
傍らのガイバーに対し最強の技を使い攻撃をしろと叫んだ。
事実、これを逃せば後は無い。
見ればトトロの周囲は既に血の海、見るところもう長くはない。

(トトロさんごと……申し訳ありませんがその命使わせていただきますっ!)

古泉は既にメガスマッシャーを放てる体勢になっていた。
ゼクトールのブラスターテンペストと合わせて放てば確実に悪魔将軍を消滅させる事ができる。
例えトトロ程の巨獣越しであってもだ。

だがその時古泉の脳裏に駆け巡る光景があった。
初めて見たトトロに驚いて逃げたり、その後アシュラマンに戦いを挑まれた事、そして夜空を跳んで離れた事、最後に何度も悪魔の攻撃から庇ってくれた先程の事。
結果、胸部装甲を開く腕に込められた力が僅かに緩んだ。

(『俺』は目的のためなら、どんな非情な選択でもしてみせると誓った!)

すぐさま躊躇いを振り払うも、その迷いは決定的なミスであった。
そしてそれは悪魔に成りきれてなかった古泉の甘さでもあった。

『ブラスター・テンペストッ!』

羽を通じて集束した熱がゼクトールの腹部から放たれる。
刹那の後に巨獣の体躯が風船の様に爆ぜた。

『メガ・スマッシャーッ!』

ガイバーからも僅かに遅れてスマッシャーが放たれた。
爆発の中心地点を貫いてその先の森を切り裂いてゆく。

(朝比奈さん……俺は仇を討ちました!)

勝利を確信した古泉の身体から次第に力が抜けてゆく。
全てがスローモーションに写る。
トトロが立っていた辺りはもう何も残ってはいなかった。
66創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:17:37 ID:CBhl+152
k s k
67創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:18:02 ID:0VvxFdyZ
ksk
68創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:18:02 ID:WGXmvtqA
トトロおおおおおおおおおお!!?ksk
69創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:18:18 ID:IxTS8nOg
と、とろ……おおおお!?ksk


―――空中に吹き飛んだ肉塊を除いては


それはブラスターテンペストだけでは消し切れなかった獣の頭部の成れの果て。
そして赤い花火と共に登場する悪魔の姿。

「甘さがお前達の命取りになったな! 地獄のメリーゴーランドッ!」

回転しながら迫る金剛石の剣、だが視覚で認識しつつも身体はあまりにも重くて動かない。
確定した死。
古泉の瞳に、絶望が浮かんだ。


ノーヴェは離れた場所から全てを見ていた。

かってトトロだったものの肉塊が炸裂した瞬間、剣を伸ばした悪魔将軍が現れたところを。
回転しながら古泉とゼクトールの間に落下する姿を。
回転ごとに二人の腕が、足が、そして頭が胴体から切り離される瞬間を。
その度に吹き出る血や体液が悪魔将軍の身体を更に汚してゆくのを。


―――決着は、付いた。



       ※       ※       ※



森が燃えている。
戦いが終わっても激闘の影響は会場を深く傷付けていた。
上空からも容易に視認できる程に森が切り裂かれた果てでは、その戦闘の始末が付けられようとしていた。

「……フン、いかに人外であろうとこの状態からの再起は不可能だろうな」

両腕に多数の肉片をこびり付かせた悪魔将軍が立ち上がる。
周囲に散らばるのは文字通り徹底的に砕かれたゼクトールだったものの破片。
手足を切り裂き、胴体を薙いだ程度では不足と見た悪魔将軍は、自らの拳と大地でゼクトールの肉体を文字通り磨り潰したのだ。
大きめの肉片も更に潰され、強靭な外郭も幾度も引き千切られて黒い何かが散らばっているとしか解らない。
唯一彼の首輪だけが将軍の足元に落ちている。

将軍はそれを拾うと今度は八つ裂きにされたガイバーの成れの果てを足蹴にする。

装甲を構成する強殖生物によって時折動くそれを将軍は一つ一つ踏み潰す。

足首、脛、腿と分割された両足。
唐竹割りにされた腕。
中身を失って空虚になった腹腔。
散らばる心臓や腸などの臓腑。

かって自らが技を教え込んだその肉体を砕いてドロドロとしたペーストへと変えてゆく。
地面は血肉によって赤黒く染まり異臭が周囲に満ちている。

そんな凄惨な光景をノーヴェはただ黙って見続けていた。
最後に悪魔将軍は血溜まりに残った一つの塊を掴み上げる。

「ガイバーの力とは便利なものだな、首だけになってもまだ息があるか」

そう。
古泉の命の火は、まだ消えてはいなかった。
将軍の手の中に有ったのは古泉の生首。
強殖装甲によって切断面を塞がれてはいるが、この制限下でどれ程持つか。
剣を出し顔面の装甲を剥ぐと焦点の合わない瞳をした古泉の素顔が現れる。
指を頬に食い込ませるとその表情が僅かに歪んだ。
ぱくぱくと口も動くが、喉を失った状態で声など出せる筈が無い。

それだけを確認すると将軍はトトロの頭部の方へと歩いていき―――頭蓋の内部に古泉の首を突っ込んだ。

激痛、霞がかかった意識、そして全てが赤く染められた視界、口内に満ちる鉄の味。
首だけとなった古泉が現状をどれだけ理解しているのかは解らない。
しかし悲鳴を上げる事すら許されずに苦しんでいるのは間違いない。

「ノーヴェよ、これが負けるという事だ。敗者が得るものなど何も無い、苦しみと後悔、そして死しか待つものは無い!」

脳漿の中から将軍は首を引き上げると裏切り者の末路を存分にノーヴェに見せつける。
首はドロドロした赤黒い液体に塗れ、獣の体毛が表面にべっとりと張り付いていた。
口が時折ぱくぱくと開くのをノーヴェはただ悲しげに見詰めていた。

「後はお前の好きにするがいい」

ぼとり、と将軍はノーヴェの眼前で首を落とす。
まだ息があるそれを少女はゆっくりと手に取った。



       ※       ※       ※
72創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:19:42 ID:IxTS8nOg
ちょ、すげええええ!
ksk
73創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:19:46 ID:0VvxFdyZ
え…………え? ksk
74創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:20:20 ID:WGXmvtqA
ksk
75創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:20:23 ID:CBhl+152
ksk


古泉は、負けた。

攻撃を躊躇った結果、仲間の命を無駄にして首だけの姿になっちまった。
将軍を恨む気にもなれない、これは古泉自身が選択を誤った結果だからだ。
あたしは、腕の中で汚れたその顔を少しずつ綺麗にしてやる事しか出来なかった。

「……なあ古泉、そんなになって苦しいか?」
「―――!―――っ!」

声が聞こえたのかは解らない、けど目が少しだけ動いた気がする。
返事なんか出来ないって解ってる筈なのに、どうしちまったんだ今のあたしは。

「そりゃ苦しいに決まってるよな……でも、すぐ楽になると思う」

ここから助けるなんてスカリエッティだって無理に決まってる。
誰が見てもこの先には死しか道は残ってない。
せめて楽になるまで古泉をこうしてやる事しかあたしには出来ない。

『……人に名前を聞くときはまず自分から名乗るのが礼儀というものではないですか?』
『古泉一樹です』

自然と思い出してしまう、こいつと初めて会った時の事を。
初めて見た時はひ弱な奴だと思った、それがゼクトールとの戦いであたしの助けになってくれた。
その後、倒れたと思ったら訳解らない事を言い出して、変に難しい考えを発表したりして……
ゼクトールの奴もこうなっちまったらもう恨みなんか残っゃいない。
まさか二人手を組むなんて、それで将軍とあんな戦いをするなんて全く想像出来なかった。

あの二人、最後まで格好良かったな。
見てるだけで胸が何か熱くなってきて……

そうだ、あの時あたしは感じた事の無い気持ちになれた。
けど今のあたしは―――胸が潰れそうな程苦しくなっちまってる。

「古泉の為に泣くかノーヴェ、だが涙などこれからは一切不要だ」

気付いたらあたしは泣いていた。
泣くなんて普段のあたしの柄じゃない、でも涙は次から次へと溢れてくる。
チンク姉の時だってこんなに悲しくならなかったのに。
77創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:21:01 ID:IxTS8nOg
将軍が……怖いよ怖すぎるよ……
ksk
78創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:21:30 ID:WGXmvtqA
ksk
79創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:21:30 ID:0VvxFdyZ
ksk

「うっさい……今だけは弱いあたしでいさせてくれ、どうしても涙が止まらないんだよ!」

ボロボロとあたしの目から涙が落ちる。
古泉の首がだんだん濡れて血の汚れが流れてゆく。

何を間違ってこんな結末になったんだろう。
滅茶苦茶な気分の中でそれでもあたしは考えた。
浮かんだのは将軍が言っていた言葉。

『その甘さを捨てろ』

そうだ、古泉は本当なら勝てる筈だった。
もふもふが命を掛けて犠牲になってくれて、そこにゼクトールと一緒にスマッシャーを打ち込めば将軍だって死んでいた。

あたしは顔を上げる。
今の顔はきっと誰にも見せられない程酷くなってる。
周りの光景。
滲んでいても酷い有様だってすぐ解る。

『復讐の悪魔古泉一樹になりました』

古泉はああ言っていた、けど自分の信念を貫けずに最後の最後で失敗した。
その結果がこれだ。

「この、馬鹿やろ……悪魔になったと言ってただろ、あの時お前は躊躇うべきじゃなかったんだよ……」

古泉に聞こえているか解らないままあたしは続ける。
あたしは戦いの中で強くなる為の答えを見つけると決めた。
勝負を決めたのが古泉の甘さなら―――あたしはそれを捨てる!

腕で涙を拭ってあたしは立った。
そして古泉の首を捧げ持ってこっちを向かせる。

「あたしは強くなるよ古泉! もっともっと強くなる! お前の様な失敗はしない!」

あたしは決意を古泉に伝える、お前に見せてもらったものを無駄にしない。
強くなりたい! その為になら悪魔だってなんだってなってやる!

「キョンの奴にはあたしが会うよ、そしてお前の事を伝える。そしてセインの仇も討つ!」

古泉が言っていた再開の約束、それはあたしが引き継ぐ。
お前がどう生きて、どう死んでいったのかをちゃんと伝えてやる。
81創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:22:21 ID:WGXmvtqA
ksk
82創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:22:35 ID:0VvxFdyZ
ksk
83創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:22:59 ID:WGXmvtqA
ksk
84創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:23:06 ID:IxTS8nOg
ksk

「ノーヴェ、ならばキョンを殺せ。お前のその決意を証明しろ」
「言われなくてもやるさ、元々ぶっ飛ばすつもりだったんだ。古泉、聞いたとおりだ!」

将軍が口を挟むがあたしの心はとっくに決まってる。
友人殺しに生きる価値なんて無い、泣いても喚いても、幾ら謝ったとしてもあたしはそいつを許さない。
お前の分までそいつを蹴り飛ばしてやる!


古泉がどう思ったかは解らない、けど言わずにはいられなかった。
その時気付いた、あたしと将軍の間に見覚えのある奴が立っていた。
誰か解った瞬間腹が立ったが将軍があたしを止めた。

「長門有希か、褒美を与える為にわざわざ出向いてくれるとはご苦労な事だな」

そういや将軍はこれで五人を殺した事になったんだよな。
将軍は正義超人の事を知りたがってたし、その誰かについて聞くんだろうか?

「とてもユニーク」

あたしが持つ古泉の首を見て長門の奴はそんな風に言いやがった。
親友だって古泉が言ってたけどどう見てもそんな関係じゃねえぞ!

「て、てめぇ!言っていい事と悪い事があるぞ!」

掴みかかろうとするあたしはまたも将軍に止められた。
古泉が喋れたら何か言ってやりたい事でもあったのかな。
長門の奴は無表情のまま将軍にボソボソ喋ってやがる。

「『ご褒美』の希望を聞きに来た」
「ノーヴェ、お前が使え。この悪魔将軍がお前のその決意を称えてやろう」
「あたしに……?」

さっきは自分で見つけてやると将軍に言った、けど将軍が今あたしに使えって言っている以上断り辛い。
そして行動が知りたい相手なんて一人しかいない。

「わかった、じゃあセインの足取りを教えてくれ」

そうだ、あたしはセインの仇を討つと決めた。
将軍はそれを実現させる為にあたしに使わせたんだろうか?
86創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:23:47 ID:0VvxFdyZ
ksk
87創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:24:26 ID:WGXmvtqA
ksk
88創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:24:30 ID:IxTS8nOg
あああああああ……
ksk

「……これ」

たった一言。
長門の奴は何処かから紙を出してあたしに手渡してきやがった。
あたしはひったくるようにそれを奪うと後で見る事にして懐に入れる。

「お前の姉を殺す程の相手だ、もう少し私の手ほどきを受けてから行くがいい」

ああ、それは全然構わねぇ。
強くなるって決めたばっかだし、それからでもきっと遅くない。
そして長門といえばまだ将軍の側に立ってやがる。

「意外、てっきり貴方は襲い掛かってくると思ってた」
「3人殺す程度で良いなら会おうとすれば何時でも出来る、それより今は楽しみが出来た」

そう言って将軍はあたしを見る。
期待されてるって事なのか?

「では私は戻る」

最初から最後まで無表情のまま長門は何処かに消えちまった。
あいつもいつか蹴っとばす!

無表情女が消えてすぐ、あたしは古泉の首がだんだん冷たくなってきた事に気が付いた。
そうだ、古泉ともそろそろお別れをしなきゃいけない。

あたしは、最後にもう一度古泉を胸の中で抱きしめる。
思わずまた涙が出そうになる、駄目だ! 誓ったばかりなのに泣くなんて出来ねぇ!
代わりに腕に力を込める。
古泉が少しでも温まるように。

その時あたしを光が包んだ、一瞬天使でも現れたのかと思ったが将軍がユニットリムーバーをあたしの方に向けていた。
何かが落ちる音、見ればユニットが足元に落ちていた。
腕の中には古泉が元の素顔に戻って完全に冷たくなっていた。

「ユニットは返してもらう。いや、元々はお前のものだったなノーヴェ」

そうだった、ガイバーは元々あたしの支給品だった。
それは別にいい、あたしは素顔の古泉の瞼を閉じさせてやると森が燃えている場所まで近付いた。
90創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:25:48 ID:CBhl+152
k s k
91創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:25:53 ID:WGXmvtqA
ksk

戦闘の影響で森のあちこちが燃えていた。
このまま燃え広がってくれれば大きな山火事になる。
古泉だけじゃなくもふもふやゼクトールの事も完全に消し去ってくれるだろ。
けど、古泉に対する別れだけはあたしの手でやっておきたかった。

首を炎の上にゆっくりと差し出す。
でも、首は落ちなかった。
最後の別れ、しなきゃいけない事なのになかなか手が離れない。

どうしたんだろ、だんだんあたしは切なくなってきた。
もう少し古泉の為に何かがしたい。
何が出来るんだろうと考えていると自然とあたしの腕が動いてた。

―――気が付けば、あたしは古泉の頬に口付けていた。

「さよなら、古泉。そして、ありがとな」

……これで心残りは消えたんだろうか? 何だかくすぐったい気分になる。
そして腕を放すと古泉は炎の中に消えてゆく。
後はゆっくり休むんだ、古泉。



踵を返すと将軍は既に出発の準備を整えていた。
あたしは、ユニットが落ちている場所に戻って手を触れる。
強殖装甲が身体に絡み付き、あたしは再びガイバーになる。
溢れる力、今度はもっとうまく使いこなしてみせる!

それを見届けた将軍が先に歩き出しあたしはその後を追う。
後ろを振り返る事はしなかった。




―――あたしは、強くなるって決めたんだから




93創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:26:38 ID:WGXmvtqA
ksk
94創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:26:55 ID:IxTS8nOg
ksk



【古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱 死亡確認】
【ネオ・ゼクトール@強殖装甲ガイバー 死亡確認】
【トトロ@となりのトトロ 死亡確認】
【残り33人】






【D-7 森/一日目・昼過ぎ】


【悪魔将軍@キン肉マン】
【状態】全身に中ダメージ、疲労(大)
【持ち物】 ユニット・リムーバー@強殖装甲ガイバー、ワルサーWA2000(6/6)、ワルサーWA2000用箱型弾倉×3、
     黄金のマスク型プロジェクター@キン肉マン、ディパック(支給品一式×3、食料×2)、不明支給品0〜3、トトロの首輪、ゼクトールの首輪
     朝比奈みくるの死体(一部)入りディバッグ
【思考】
0.他の「マップに記載されていない施設・特設リング・仕掛け」を探しに、主に島の南側を中心に回ってみる。
1.ノーヴェを立派な悪魔超人にする。
2.湖畔のリングでノーヴェを鍛える。
3.強い奴は利用(市街地等に誘導)、弱い奴は殺害、正義超人は自分の手で殺す(キン肉マンは特に念入りに殺す)、但し主催者に迫る者は殺すとは限らない。
4.殺し合いを主催者達も混ぜ、更に発展させる。
5.強者であるなのはに興味
6.シンジがウォーズマンを連れてくるのを待つ


※涼宮ハルヒがこの一件の黒幕ではないかと考えています。
※D-7で大規模な山火事が発生しました。
96創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:27:18 ID:0VvxFdyZ
ksk
97創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:27:42 ID:WGXmvtqA
ksk


【ノーヴェ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】 魔力消費(小)、強い決意
【装備】 ガイバーユニットV
【持ち物】 ディパック(支給品一式)×2、スイカ×5@新世紀エヴァンゲリオン、古泉の手紙
     フリードリヒ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS 、セインの第二回放送までの行動レポート
     円盤石x(2/3)+αセット@モンスターファーム〜円盤石の秘密〜、ライガー@モンスターファーム〜円盤石の秘密〜
     ロビンマスクの仮面(歪んでいる)@キン肉マン、ロビンマスクの鎧@キン肉マン、デジタルカメラ@涼宮ハルヒの憂鬱、ケーブル10本セット@現実、
     ハルヒのギター@涼宮ハルヒの憂鬱、デイパック、基本セット一式、考察を書き記したメモ用紙
     基本セット(食料を三人分消費) 、スタームルガー レッドホーク(4/6)@砂ぼうず、.44マグナム弾30発、
     コンバットナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱、七色煙玉セット@砂ぼうず(赤・黄・青消費、残り四個)
     高性能指向性マイク@現実、みくるの首輪、古泉の首輪、小説『k君とs君のkみそテクニック』


【思考】
0.仲間を探し、主催者を蹴っ飛ばしに行く。
1.悪魔将軍の特訓を受けてから18時まで採掘場に行き、キョンに古泉の事を伝えてから殺す。
2.とりあえずは悪魔将軍を利用して強くなる。
3.セインの仇を探し出して殺す。
4.ヴィヴィオは見つけたら捕まえる。
5.タイプゼロセカンドも殺す、いずれは悪魔将軍も蹴っ飛ばす。
6.ジェットエッジ欲しい


※悪魔将軍が殺し合いに乗っている事を認識しています。
※フェイトを殺した悪魔将軍の実力に一目置いています。
※名簿を見たため、知りあいについて把握しました。
※第一放送の内容(死亡者と禁止エリア)について、古泉から聞いたので把握しました。
※古泉のハルヒを除く知り合いについて、簡単に理解しました。
※参戦時期は原作の第18話〜第21話の間と思われます。

投下完了いたしました。
タイトルで解るとおり三部構成になっております。
問題点がありましたらご指摘願います。

また、没ネタスレの方にも文章を投下させていただきます。
100創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:29:23 ID:IxTS8nOg
うわああああああああ
ksk
101創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:45:07 ID:nqvLPt6a
投下乙です!!!
すすすすげぇ展開だ!!一気に3人も亡くなった…
まさかトトロがここで倒れるとは思わなかったぜ…
どちらが倒れるのか、本当に最後まで判らない凄い戦いでした!!
102創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:45:25 ID:bGs4tVY3
これは…ちょっと…フラグ折り過ぎな…
いや凄い力作で熱いんだけど…泣けた
103創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:45:27 ID:ky9Pc1lk
ト、トトロ〜!!!!!!!!!!
くそ、なんで、獣であるお前が、死者スレに行かなければならにのだ!?
くそ、これが、ロワか、
104創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:45:32 ID:IxTS8nOg
投下乙!
……やだよもう将軍怖いよ夢に出るよ……がたぶる
変態将軍氏の作品に続いてこれはダメージ強すぎて泣きそう。将軍の強さが怖くて泣きそう。
なんか寒気してきた。

何言えばいいか分からない……でもとりあえず
古泉いいいいいいいいいいい!
トトロおおおおおおおおおお!
ネコおおおおおおおおおおお!
スコア上げ過ぎってレベルじゃない……もう将軍倒せる人なんているの本当……?怖すぎるって……。
お前ら無茶しやがって……もういい、いいよ、もう十分だ……
特に古泉、お前の道を否定する奴なんて誰もいないんだ、kyonはノーヴェに任せて安らかにな。
ノーヴェもスタンスは邪悪なのに、どこか熱いのはその強い決意故か……。
トトロもゼクトールも熱い……共闘素晴らしい……

ああああ、自分はどうやらこのロワの古泉が大好きだったようだOTL
ああああああああああくそおおおおおおおお悔しいいいい(いい意味で)
しばらくショックが抜けないので頭冷やしてくるわ。
でも素晴らしい話でした!ああああもうしびれるぜ5x氏!

本当に本当に大作乙でした!
105創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:45:56 ID:WGXmvtqA
投下お…おおおおおおおおおおおお!!?
と、トトロ、トトロおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
ぎゃああああああああああああああああああああああああああ!!!
古泉も死んだ!ネコさんも死んだ!
うひゃああああああああああああああああああああああああ!!
将軍テメー許さねえ!
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!
…悪魔将軍、テメーの敗因はたったひとつ。とてもシンプルな理由だ。
テメーはもふもふ好きを怒らせた!
倒せそうな奴は、誰かいないのか!?
ってもう周辺に残ってない…マンタは連戦したら死んじゃいそうだし。
くそ…。

ふう。

あーようやく落ち着いてきた。
投下乙です。
悪魔将軍つええ!そしてえげつねえ。
古泉とネコさんのコンビですら敵わないとか…マジラスボスw
ノーヴェも迷い、そして悪魔の弟子化。
状態票も殺すが多くなって実にヤバイw

しかしなんて予想外の結末っ…!
トトロが死んで悔しいやら悲しいやら複雑だけど…GJでしたっ…!!
106創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:46:58 ID:f9EvO15J
投下乙…
投下乙が…トトロがああああ!
このロワの楽しみの6割が消え去るなんて……
前話以上に鬱だ…もうだめだ…
107創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 17:48:12 ID:4AtfzlyS
投下乙です!
すごすぎてちょっと感想がまとまらないので、気になった点だけ申し上げます

1.将軍の強さ
ゼクトール+ガイバー古泉+トトロ<将軍って大丈夫なんでしょうか
相手が雑魚ならわかりますが、いくらなんでも将軍が強すぎる気がします
一応彼も主催の制限下にあるはずなのですが……

2.古泉の首
ガイバーは額のコントロールメタルを破壊されない限り、確か2〜3分で再生するはずです
古泉は首がしっかり残っていてメタルを割られた描写がないので、ノーヴェが色々考えている間に再生すると思うのですが

感想そっちのけの疑問ばかりですみません
108 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 18:09:41 ID:7zWhCThi
>>107

問題点の指摘ありがとうございます。
申し訳ないですが回答は少し時間をいただけないでしょうか?
他の方の意見も知りたいですので
109創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:16:29 ID:0VvxFdyZ
>>107
1はわからんけど、2は……流石に首だけの状態から戻るのは無理じゃないかな?
もしできるんならそこから首輪外しとかでき……るのか?いや無理か
110創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:17:57 ID:KtYHykLt
キン肉マンは把握してないから将軍は分からんが
確かに強すぎる気はする
さすがにこれだとギガンティック持ち出さないと殺せそうにないし
そこまで強いキャラがいるのもアレだ
111創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:19:56 ID:4AtfzlyS
>>109
ガイバーはコントロールメタルに肉片がひとつついた状態から完全再生できるんだとか
首なら余裕じゃないか?
実際ノーヴェなんか体バラバラにされて脳髄砕かれたけど完全復活したし
112創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:20:12 ID:IxTS8nOg
>>110
自分もキン肉マン未把握だけど、個人的には別にいいんじゃない?と思った。
それこそスグル辺りは悪魔将軍を倒せたわけだろ?
それにまだギュオーとかボッチとかかなりいると思うし。
将軍も手負いだし、何とかなるんじゃないかな?と思う。
113創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:22:07 ID:IxTS8nOg
>>112
あ、書き忘れ。
もし修正するとしたら、もう少し悪魔将軍のけがを深めにしたらどうだろう?
たとえばスグル辺りの技をくらったらおそらく死ぬ、ってレベルくらいまで。
114創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:23:41 ID:nqvLPt6a
規制中雑談感想処に感想投下されてたんで勝手ながら持ってきましたー
……い、いいんだよね?規制中の所に作品や感想が投下されてたら持ってきても…


71 名前:書きこめないのでこちらに感想を 投稿日: 2008/12/21(日) 17:53:08 ID:5in.nqJA
うわああああああああ!?
え?何?何が起こったのこれ?
まあとりあえず
トトロおおおおおおおおお!
古泉いいいいいいいいいい!
ゼクトールううううううう!
将軍怖いよ将軍、もうどうやって倒せばいいんだよあんなの!
闘いを見守るノーヴェ、悪魔将軍の強大さ、そして散っていった三人……GJでした!
とりあえず三人(?)とも酒場でゆっくり休んでくれ……
115創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:24:49 ID:0VvxFdyZ
ああ、wikiみたらガイバーの再生は「制限」じゃなくて「速度の低下」だった
116創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:25:41 ID:VYnh3FCs
投下乙です!!!
うわあああああトトローーーーーー!!!???
古泉とネコさんも死んだだとおおおおお!!??
将軍トップマーダーってレベルじゃねーぞ!
いや、まさかこんな強烈なのを書いてくるとは、これだからロワは侮れんぜ……

確かに俺も将軍強すぎとは思ったけど、他所じゃあ10対1とかしてる某吸血鬼もいるからなあ…
怪我をもうちょい深くするぐらいはあっても良いと思うけど
117創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:30:29 ID:eEf61e6o
流石にフラグ折り過ぎでは……
これからマーダーになり得る古泉、ゼクトールをわざわざ集めて殺害って
唯でさえ動かし辛い島の南部でこの展開は正直今後リレーし辛い
118創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:31:10 ID:4AtfzlyS
……こんなこと言うのもあれなんだけどさ……古泉・トトロ(およびそのパーティ)・ゼクトールのフラグが全部吹き飛んだんだが……
そして「速度低下」なら二、三分で完全再生は無理かもしれないが、少なくとも再生は始まってるだろうし……
炎の中に投げただけじゃ、やっぱり治っちゃうんじゃなかろうか……
119創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:31:30 ID:WGXmvtqA
本当だ、ダメージ(中)ってw

コントロールメタルが残ってる古泉は首だけでも放っておけば復活するね。
まあ、結局リムーバーで死ぬ破目になりそうだけど…。
120創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:31:42 ID:nqvLPt6a
俺もこのままで良いと思う。
もし修正するようなら将軍の傷を深めに、とか腕一本ぐらい亡くすとか…
ガイバー未把握なんだけど、肉片ひとつから再生とか凄いな…
古泉から早々にガイバー状態解除しちゃうとか、
八つ裂きの時にコントロールメタル切り離しちゃって、手足潰してる時に踏むとか…
またはガイバーの制限を強化するとか……
121創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:35:02 ID:Fhq36epF
リムーバーを持ってる将軍に正面から突っ込んでいく古泉に違和感
反旗を翻した古泉にリムーバーを使わない将軍に違和感
あと弱者を殺してアプトムの居場所を知ろうとしてたゼクトールが強そうな相手にいきなり喧嘩腰なのはどうかと・・・
展開の為の展開って感じがするなぁ
122創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:36:04 ID:a8OXmXM5
>>109
ガイバーはコントロールメタルを破壊されない限り再生するんだよね。首輪については難しい問題だな
123創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:38:28 ID:a8OXmXM5
>>109
ガイバーはコントロールメタルを破壊されない限り再生するんだよね
しかし、首輪については難しい問題だな
124創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:39:05 ID:CBhl+152
正直フラグ折りすぎな気が…
125創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:41:16 ID:4AtfzlyS
>>122
自分の首切って首輪外すという発想の奴がいない(閣下はするんだろうか?)からそこは何ともだが
あと今回スグルって火事場の馬鹿力封印されてる状態なんだが、これ将軍相手にまともに戦えるのせいぜい本気の閣下くらいじゃないか?
126創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:41:25 ID:rpKohOis
投下乙
なんか良くも悪くも悪魔将軍のために書かれた話という印象
いや、悪魔将軍は好きだけどもさ
流石に色々ぶち折り過ぎな気がする…
127創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:45:55 ID:Z7kJHu9L
書き手は何でこういう展開にしたんだ?
超展開キター!って言ってもらいたかったのか?
正直、これは只の自己満足だよ。
こんな超展開書ける俺スゲー!将軍カッコいい! とかな。
他の書き手たちが築いたフラグも崩壊…
リアル時間で一週間ぐらいかな?
まぁ、別に修正や破棄しろとは言ってないよ。
この作品については他の住人の意見にまかせる。
128創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:48:35 ID:nqvLPt6a
全体的に他ロワより人数少ないから、一気に3人死亡がとても痛くなっちゃうんだな。
そろそろどのキャラも愛着わいちゃって殺しづらくなってきそう(俺的には)
フラグが立つこともあれば折れることもあるのがリレーかな、って俺は思う
129創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:51:48 ID:4AtfzlyS
>>127
とりあえず落ち着け、まずは論点を整理だ

ひとまずまとめてみたので、色々つけたしと補足を頼む

疑問点
1.将軍がいくらなんでも強すぎないか?(パワーバランスの問題)
(1.5 この将軍相手にまともな勝負になる相手がこの島にいるのか?)
2.古泉の再生速度的に、ノーヴェが考えている最中に再生するのでは?
3.引き継ぎもなく、フラグが折れすぎでは?(古泉の考察系、トトロのパーティメンバー他)
4.各キャラの思考に違和感がある(>>121参照)

1に対する提案
 将軍のダメージをもっと大きくし、手足の一本を失うなどかなりの損失を負わせる
130創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:51:56 ID:CBhl+152
ちょっと折れるくらいならあれだが
面白くなりそうなものから何から何まで全部バッキバッキはちょっとな…
行動にも違和感あるし
131創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:52:13 ID:Ma8gCew3
これなら大丈夫じゃないか?悪魔将軍のダメージを増やせばいける気がする
132創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:55:39 ID:hiaLti/l
これはあらかじめ仮投下スレに投下して反応を見ておくべきだったのでは…
133創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:56:47 ID:LCLo13Md
仮に戦闘を起こしても、その顛末まで書かないという手もあったなぁとか

各キャラの思考に違和感と共に結果を急ぎすぎなきらいはあるように思えるので
展開の為の展開という意見に同意する

それまでの対弱者専門と考えていたゼクトールや
将軍の強さを強く認識している古泉の思考からして
もっと慎重になりそうだと思う
134創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 18:57:28 ID:VYnh3FCs
>>127
少し落ち着け
フラグは残念だが書き手を貶す発言はよくないぞ

俺はそれよりもパワーバランスが気になるな
上でも言われてるようにこの三人相手に中ダメージだったらだれが勝てるの?って話になっちまう
閣下なら…という意見もあるが、それは逆に閣下の強力な生存フラグになって書き手が閣下を殺せなくなる
後々の話に将軍が死んだとしてももあの三人に勝ったんだからこいつに負けるのはおかしいって話になりかねんし

ゴメン、混乱して書いてるから変なこといってたらスマソ
135創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:01:50 ID:4AtfzlyS
ゼクトールの思考については、99話で

>もしもアプトムではない、好戦的な、そしてこちらよりも強い参加者が表れていたなら、
>自分は志半ばで死ぬことになったかもしれなかった。
>焦っている自覚はあったが、アプトムを殺すためにももう少し慎重に立ち回る必要があるだろう。

あるいは129話でも
>無差別に他の参加者に襲いかかるようなことはしないが、殺せる相手は確実に殺してご褒美を狙う。

これから考えると、将軍に喧嘩売るのはやっぱり焦りすぎかと
あと一日しか持たないって自覚も、特に戦闘・負傷したわけでもないのにこのタイミングで抱くのはおかしい
それならトトロとスイカ食べてるあたりで自覚するはず
136 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 19:08:03 ID:7zWhCThi
かなり問題があった様で本当に申し訳ないです。
修正してどうにかなる範囲を超えていましたら破棄も検討いたします。
137創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:12:23 ID:nqvLPt6a
>>129
まとめ乙です。凄く解りやすい。1個ずつ解決できるかなー。
破棄は惜しいような。
138創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:12:51 ID:4AtfzlyS
>>136
お疲れ様です
とりあえず以下のような疑問、問題が出ている感じですが、対応案を提示していただけるとありがたいです

疑問点
1.将軍がいくらなんでも強すぎないか?(パワーバランスの問題)
(1.5 この将軍相手にまともな勝負になる相手がこの島にいるのか?いた場合その相手の生存ロックにならないか?)
2.古泉の再生速度的に、ノーヴェが考えている最中に再生するのでは?
3.引き継ぎもなく、フラグが折れすぎでは?(古泉の考察系、トトロのパーティメンバー他)
4.各キャラの思考に違和感がある(>>121>>133>>135参照)

1に対する提案
 将軍のダメージをもっと大きくし、手足の一本を失うなどかなりの損失を負わせる
139創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:17:06 ID:4AtfzlyS
あ、あと将軍のダメージについてなんですが、
以前将軍はフェイトと戦った時に大ダメージを負って休憩を余儀なくされる状態でした
強いとはいえデバイスのない魔術師一人>>ガイバー古泉(ほぼ全力)+ゼクトール(全力)+トトロってことになるのですが……
140創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:17:56 ID:MR0Kk7di
これ、トトロたちじゃなかったらここまで議論にならなかったような気もする
殺った相手と殺った人数と殺り方が悪かったね
141創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:18:53 ID:f9EvO15J
上の問題に比べれば些細だけどデイバックに入れられたフリード達が暴れるのは不可能のはず。
99話のケリュケイオンの独白参照。
142創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:19:42 ID:4AtfzlyS
>>140
そりゃ銃を持っただけの一般人×3とかならありだろうけど、>>139とかいろいろ考えると……
143創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:21:16 ID:CBhl+152
持っていきかたが強引なんだよなぁ
展開のための展開というか…
144 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 19:23:36 ID:7zWhCThi
申し訳ありません、今の時点で全てには回答できないのですが…


1.前作で将軍のスキルが非常に高い事が示された+ゼクトールにはダメージの蓄積があった+将軍は痛みを感じず多少の傷は問題にしない。
  等々思っておりました。ダメージを大きくする等の対応は可能です。

2.これはガイバーの再生能力が制限されており首切断の場合はさすがに生存は許されないのでは、と思っておりました。

3.考察について→悪魔将軍とノーヴェに引継ぎ、トトロのパーティーメンバー→ノーヴェに引継ぎ、キョンとの約束→ノーヴェに引継ぎのつもりでした。

4.将軍がリムーバーを使わなかった理由→ゼクトールとの戦闘から始まったためリムーバーはティバックの中で古泉の乱入は想定外で使えなかった。
145創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:24:45 ID:VYnh3FCs
>>139
俺もそれは思ってた
ちょっとガイバー古泉とネコさんとトトロをなめてないですか、と
146創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:25:20 ID:WGXmvtqA
問題が修正されたら通しでいいと思うが。
いくら強くても死ぬ時は死ぬんだし。

読み直して気付いたんだけど、将軍がどうやってブラスターテンペストを避けたんだろ?
なんか気付くと空中にいるんだが。
147創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:26:59 ID:CBhl+152
うん、パワーバランスがちょっとね…
148創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:30:04 ID:IxTS8nOg
死ぬのは仕方ないと思うよ。ロワだからね。
自分も古泉とトトロは惜しいと思うし悲しいけどね。
悪魔将軍のチートっぷりを何とかしてくれれば別にいいかな、自分は。
149創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:30:49 ID:4AtfzlyS
>>144
本当にお疲れ様です……
一応念のために残りの問題点をまとめておきましたので、よかったら使ってください

1-1.このあと将軍相手にまともな戦いになる奴がいるのか?いたとして生存ロックにならないか?
1-2.デバイスのない魔術師一人>>ガイバー古泉(ほぼ全力)+ゼクトール(全力)+トトロとなるが……

2.ガイバーの制限は「再生」そのものでなく「再生速度」。
 加えて脳髄を握りつぶされたノーヴェが完全復活した前例があるが……

4-1.古泉がリムーバー持ちとわかっていて、用意周到に復讐しようとした将軍に戦いを挑んだのは?
4-2.慎重に行くと決めたゼクトールが将軍に喧嘩を挑んだのは?また体の衰弱はおかしくないか?(>>135参照)
4-3.>>146参照、どうやってよけた?
150創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:37:24 ID:mgcEDKdF
せっかく前の話で悪役としての格を上げたのにチートキャラにされたらまた将軍が書きにくくなってしまう・・・
無理に戦闘させなくていいよ
151創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:37:29 ID:WGXmvtqA
ガイバーの問題は「あらかじめコントロールメタルには首輪が外れたら機能停止するよう設定されていた」…とかでいいんじゃないか?
肉片から再生できたら、リムーバーとコントロールメタルさえあれば首輪が解除できちゃうし。
152創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:38:03 ID:m1inOzv0
1777 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:22:39 ID:???0
だってそりゃプロレスしてるだけだからどんだけ強いかなんてわかりにくいだろw

1778 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:22:42 ID:???0
スロットでも悪意の制限が掛かって俺のキン肉マンは勝てないぜ

1779 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:25:23 ID:???O
今回で将軍に死亡フラグが立ったと思う俺はリアルタイムでキン肉マンを見た世代。

1780 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:28:04 ID:???O
マジで色々な意味で死亡フラグ立ってる

1781 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:29:34 ID:???0
死亡フラグ立っても誰がどうやって殺せるんだろう>将軍

1782 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:29:53 ID:???0
あんまり死亡フラグ死亡フラグ言ってるとロワ自体の死亡フラグが立つぞ


1783 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:29:59 ID:???0
>>1777
ゆで理論がいろいろ解説してくれてるじゃあないか

1784 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:30:10 ID:???O
>>1781
そこがやっかい

1785 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:31:57 ID:???0
しょせんプロレス技で倒せる相手だと思うんだがw

1786 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:33:24 ID:???0
>>1784
……だよなぁ。
閣下に生存ロックかけるとしてもアレだし、そもそも生存ロックってこういう形でかける物ではないと思うし、
将軍に勝ったあの主人公は「プロレス試合」として勝っただけだから殺さないと思うし……

1787 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:33:27 ID:???0
でも正直あれは修正で直るレベルじゃないと思う。
量が多すぎる。
通すか破棄かどっちかじゃないと厳しいだろうなー

1788 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:34:26 ID:???O
>>1785
三対一で戦闘+町一つ焼き払う砲撃×2で中ダメージなんだぜ……?

1789 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:34:28 ID:???O
死んだトトロの幽霊が熱い友情を見せつける→将軍動揺、弱体化→黄金のマスクが正義の心を取り戻す
でおk

1790 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:34:34 ID:???0
>>1785
君はいったん件の話を見てきた方が良い
見てきてその認識なら……どうしようもないが

1791 :やってられない名無しさん:2008/12/21(日) 19:36:03 ID:???0
>>1788
最序盤での某金色の人の魔法だけでダメージ大だったはずだが
その辺指摘できないの?
153創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:39:41 ID:4AtfzlyS
>>151
……あれ?そういえばなんでノーヴェの首に首輪ついてるんだろう?
ひょっとして再生すると自動的にずるずると首のところに戻っていくのか……?(謎の植物パワーとかで)
154創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:40:12 ID:m1inOzv0
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1221060120/l50

いい加減うぜぇよ、毒ならここで吐け
155創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:41:58 ID:gcqcaUYO
いっそ首輪ごと再生するとか
156創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:42:47 ID:IxTS8nOg
とりあえずどうしたものかね、これ。
したらばに議論スレでも作るか?
157創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:43:14 ID:4AtfzlyS
ふむ、見逃してはいたがノーヴェの首に首輪がついてるって結構大事なポイントかも
首輪ごと再生するのか、首輪が持ち主の首になんか移動して戻るのか……
謎の植物、あるいは長門にまたひとつ謎が増えたな
158 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 19:43:15 ID:7zWhCThi
1-1.このあと将軍相手にまともな戦いになる奴がいるのか?いたとして生存ロックにならないか?
  → まだ将軍相手に戦える人物は多い+将軍に後に残るダメージと解釈した事が原因でした。

1-2.デバイスのない魔術師一人>>ガイバー古泉(ほぼ全力)+ゼクトール(全力)+トトロとなるが……
  → 魔術との相性については特に意識しておりませんでした、申し訳ないです。
    三人相手とのダメージの違いは物理攻撃相手なら将軍はかなり強いのではと解釈があったからでした。

2.ガイバーの制限は「再生」そのものでなく「再生速度」。
 加えて脳髄を握りつぶされたノーヴェが完全復活した前例があるが……
 → これは私が制限内容の勘違いしていたみたいでした…

4-1.古泉がリムーバー持ちとわかっていて、用意周到に復讐しようとした将軍に戦いを挑んだのは?
  → 訪れた好機を逃したくなかった為でしたが、この展開にしたいための展開と言われましたら反論できません。
4-2.慎重に行くと決めたゼクトールが将軍に喧嘩を挑んだのは?また体の衰弱はおかしくないか?(>>135参照)
  → 制限によっては衰弱もありえるのでは?と解釈してしまいました、強引と呼ばれても反論できないです。
     あえて強者に戦いを挑んだのは過去大して参加者に会えてないという実績+残された時間が短く好みしてる場合ではない

4-3.>>146参照、どうやってよけた?
 → スマッシャーの事を知っていた将軍がトトロに押さえ込まれた時点でその使用を予測し、
    少しでも生存率の高い場所を目指しトトロの腹腔から頭部に潜り込んだ所を空中に吹き飛ばされた。
159創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:44:51 ID:WGXmvtqA
>>153
ノーヴェは破壊されたのが脳髄だけで首は取れてなかったはず。
160創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:44:57 ID:CBhl+152
強引すぎて修正で直すのは難しい
161創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:45:06 ID:VYnh3FCs
>>156
多分、疑問は出そろった感じだからあとは5x氏の返事待ちじゃね?
162創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:47:20 ID:4AtfzlyS
>>158
本当に本当にお疲れ様です……
個人的には一番無理があるのがゼクトールの急激な残り時間短縮+将軍に喧嘩を売るだと思っているのですが……
なんだか次々と文句をつける形になってしまって申し訳ないです

とりあえず、今は色々な意見が出ていますが氏はどうなさりたいか、ご意志を伺いたいです
163創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:49:15 ID:G1JznWat
とりあえず、この事件を将軍見沢症候群と呼ぶかトトロ死沢症候群と呼ぶかだが
164創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:49:25 ID:IxTS8nOg
>>158
お疲れ様です。
自分も氏のご意見を伺いたいです。

……あと、書き手庶子の意見も聞いてみたいな。
リレーするのは書き手だし。
165創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:50:13 ID:4AtfzlyS
>>163
落ち着け、まずは深呼吸だ

>>159
そういえば全身穴ぼこだらけにされて頭砕かれただけだったな、ごめん
166 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 19:52:29 ID:7zWhCThi
>>162

各キャラの行動が強引と多くの方が思っておられるようですので
そこは他の方に納得できるような形にしたいです。
もう少し時間が欲しいのですが今の時点では、

1.完全に破棄

2.最初 or 途中から全く違う展開にする


のどちかしかないのではと考えております。
167創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:56:45 ID:CBhl+152
筆力がかなり高いだけに残念
168創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:56:57 ID:4AtfzlyS
>>166
本当に本当にお疲れ様です、そして解答ありがとうございます

正直、ここまで上がった疑問点その他を完全に解決するのは難しいのでは、と思っております
根本にかかわるものを含めて修正箇所が多すぎますし、時間もかかることでしょう
また、最初からまったく違う展開にする、というのはとても大変でしょうし……

ここまでの力作、非常に惜しいのですが、個人的には破棄をお勧めします
本当にもったいないと思っているのですが……
169創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:57:25 ID:nqvLPt6a
ノーヴェが自分の考えをしっかり決めるのは、ちゃんと話が進んで良いと思う。
戦う人数減らすとか…?
170創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:58:25 ID:IxTS8nOg
>>166
了解です。
では一時保留で、修正案が決定し次第出していただく→それでも矛盾が直らないようなら破棄
ということですかね?

>>168
とりあえず5x氏が修正するつもりあるみたいだし、修正案出るまで待たないか?
171創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:58:34 ID:VYnh3FCs
>>166
お疲れさまです…
自分は1、2どちらでも構いませんが、できれば他の書き手諸氏にも意見をお伺いしたいところ
続きを書くのは結局のところ書き手さんでありますし…
172創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 19:59:40 ID:4AtfzlyS
>>170
こんなこと言うのもどうかと思うんだが、他にもプロットある書き手さんがいらっしゃった場合とか、
修正に時間がかかりすぎると色々と大変じゃないかなーと……
173創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:01:22 ID:G1JznWat
しかしここが穏やかなロワで良かったと思う
ヘタに空気がちょっと悪ければ、大炎上してもおかしくないレベル
174創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:02:08 ID:mWGGAcyK
うーん、破棄はもったいない気がする
氏が修正すれば問題無い作品にはなると思うけれど、やっぱり時間がかかるだろうし……。
個人としてはどちらでも構いません。ただ、修正するならなるべく早めに修正して下さると良いと思います。
175創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:03:37 ID:5uNPKXSc
交流所に居ついて色んなロワを見てきた俺からするとこういう展開はあまりよくないと思う
なんというか、度を過ぎた独りよがりは自重しようぜ
176創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:05:18 ID:4AtfzlyS
失礼を承知で言いますが、これって修正可能なんでしょうか……
上でも書きましたが、話の根幹から取り換えるくらい直す必要がありそうですし……
まったく別物にするとなると、時間も労力もロワ全体のモチベーションも色々ときついのでは
177創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:07:31 ID:JjPitZ7t
帰ったら新作来てる……と思ったら大作ktkr!
トトロ……古泉……あとゼクトール……
俺を想像を絶する悲しみが襲った。
よもやこいつらが死ぬとはね……
悪魔将軍め……

だが、古泉ちょっとうかつすぎないかなぁ。
悪魔将軍の強さを実際に体験して、自分では敵わないとわかってる相手に正面からぶつかるかねぇ。
好機を逃したくないというのはわかるが、他の正義超人を集めてぶつけよう、と考えているところで、
ゼクトールという要素一つでのこのこ介入するとは考えづらいです。

他はいいのよ! すごくいいのよ!勘違いしないでよね!
178創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:08:31 ID:WGXmvtqA
予約も入ってないしゆっくり修正でいいと思うけど。
書きたい人がいるならともかく。
179創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:10:05 ID:JjPitZ7t
           _人人人人人人人人人人人人人人人人_ 
           >     ゆっくり殺し合ってね!!!   <
             ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^
         i                    |        |
         |           i              |
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  !       i              |              | |    !    !
    i     |                 |     | |. |     |
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 lニニニニコ  .i           |       !     |
  \___/   |    |             
    | ||i                             i
    | |    |     i              |    |      i
   | ̄||   i     -―――― 、  i           i       |
   |  |i      //_____ \|   __   _____   ______
   |_|i     / / , -l .,w'~||    \ ヽ ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、
    | | i    l/   | ,-リ‘_‘||-、    > 'r ´          ヽ、ン、
    | | |     ^ 、 / _‖V ||U  /  ,'==─-      -─==', i
    | | |     `-ヽO|  ||/っ    i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
    | |   |    ∠_/`ー.||ヽ   |  レリイi(ヒ_]     ヒ_ン ) .| .|、i.||
    | |   !      ヽ__Jj_/   !   !Y!""  ,___,   ""  「 !ノ i|
    | |     i     | || |         L.',.  ヽ _ン     L」 ノ|
    | |   i.  |      | || |         | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
  _| |_         ΠΠ        レ ル` ー--─ ´ルレ レ´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
  |___|         |_.||._|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;      ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
180創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:10:21 ID:4AtfzlyS
>>178
いや、そりゃこの書き手氏が予約なさっていて修正するか否かって時に予約入れる人はいないと思うんだが……
変な突っ込み入れてごめん
181創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:10:59 ID:G1JznWat
この手のパターンは報復殺しが怖いんだよね
182創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:11:36 ID:IxTS8nOg
やっぱり書き手氏の意見が聞きたいところだよね……
書き手氏がおkなら通してもいいんじゃない?
183創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:14:19 ID:4AtfzlyS
>>182
なんか書き手さん方にもたれかかりすぎな気もするなぁ……
ついでに結構矛盾がきついレベルだと思うんだが
184 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/21(日) 20:15:01 ID:7zWhCThi

いろいろ申し訳ありません。

確かに修正するにしても時間が必要ですし他の書き手の方に大変迷惑を掛けてしまいますので
今回の話は破棄いたします。
もし修正案が浮かんだとしても新規予約になると思います。

大人数のキャラを拘束した事を及び、議論を引き起こした事深くお詫びいたします。
185創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:18:59 ID:mWGGAcyK
>>184
決断&その他もろもろお疲れ様です
やはり破棄はもったいない気もしますが、次の機会にまた書いて下さい
乙でした
186創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:19:10 ID:nqvLPt6a
ううむ、ロワらしい大量殺人(?)に熱い戦いでしたが残念です。
結構議論になってしまったから仕方ありませんね…
お疲れ様です、次回作もバッチリ期待してます!
187創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:19:38 ID:CBhl+152
>>184
自分も色々言ってしまいましたが、本当にレベルが高い内容でしたし描写も素晴らしかったと思います
188創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:19:47 ID:IxTS8nOg
>>184
乙です。
素晴らしい文章能力だっただけにもったいない気がしますが……
今回は仕方ないですかね。本当に乙でした。
189創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:19:51 ID:VYnh3FCs
>>184
いえいえ、こちらこそ申し訳ありません……
話自体は非常に面白かったのですが、色々と悪条件が重なり、残念であります
僭越ながらこれからも応援させていただきますので、気を落とさず、頑張ってください!!!
190創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:20:58 ID:4AtfzlyS
>>184
長い議論にお付き合いいただき、本当にありがとうございました
そして心からお疲れ様です
ノーヴェの決意や将軍の化けもの的強さ、熱い戦いなど見どころだらけでしたので本当に残念ですが……
またの予約をお待ちしています、本当にお疲れ様でした
191創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:21:44 ID:JjPitZ7t
>>184
ああ、残念。
いい作品なんだがなぁ……
まあいい。あなたがそういうなら仕方がないか……
乙でした。できればまた。
192創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:21:52 ID:4AtfzlyS
そしてこのタイミングで言うのも何なんだが……みんな、前スレそろそろ埋めないか?
193創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:23:41 ID:qLLww9Fp
破棄ざまあ
二度と書くなよ、あとksk住民は恥さらしだからもう毒吐き別館に来るな
194創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:24:01 ID:WGXmvtqA
むむむ…破棄、ですか。
おもしろ悲しかった話だけに残念です。
これに懲りずにまた予約してください、長い議論本当に乙でした。

195創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:25:41 ID:IxTS8nOg
よし、じゃあ皆で前スレ埋めようぜ!
196創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:26:07 ID:JjPitZ7t
前スレが埋まってないことにいまさら気づいた
埋めてくる
197創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:28:44 ID:nqvLPt6a
死者スレでの反応が地味に気になるw
一度死んで(酒場にいって)戻るってのはなかったからなーw
198創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:29:10 ID:IxTS8nOg
>>198
しかもいい感じでまとまってたのになw
199創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:31:40 ID:zedN6Qrv
既にカヲル君の力で無かったことにされたwwwはぇえええ!wwww
200創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:32:47 ID:nqvLPt6a
>>199
本当だ早ぇええええ!!!

「なかったことになった」ってのもしっかりネタにするのが凄いww
201創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:33:03 ID:4AtfzlyS
うむ、死者スレの書き手さん方もただものではないなw
202創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:33:17 ID:VYnh3FCs
今死者スレ見てきたけど吹いたw
あいつらこんな短期間でまとまりすぎだろww
203創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:41:11 ID:4AtfzlyS
ん、そういえば前スレで「閣下に再生能力ないんじゃね?」って話が出てるが正直どうなんだっけ?
ガイバー勢が参戦時期がおもしろいことになってるから時々混乱する
204創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:52:19 ID:mWGGAcyK
>>203
再生能力無いよ。参戦時期がいつであろうと
ネコ、アプトムも同様
ガイバー勢の中で再生できるのはガイバー(ボッチ)だけ
205創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:52:47 ID:Q5aTnpjq
>>136
乙です
キャラの思考やバランスをもう少し大切にしてくれれば言うことはないと思います
修正版も楽しみにしています
破棄は◆5xPP7aGpCE氏の一存にお任せします
206創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:53:09 ID:mWGGAcyK
あぁ、アプトムは改造受けた後ならチートな能力持ってるかw
その前から参戦してきて良かったよ、あれじゃあ奴は死なない
207創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:55:06 ID:4AtfzlyS
そうか……実はボッチだけなのか……それなのになぜ奴は地味なんだw
kyonとの対比とか結構いい感じなのになぁww
208創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:55:43 ID:wza0Jg9L
アプトム(改)は首だけになってもガイバーと違ってノータイムで活動できる上に、
他の生物を吸収融合したり自分の遺伝子を分けて自分を増やしたり出来るからな
アプトムが全盛期から参戦してたら48人のアプトムという悲劇も想定できた
209創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:57:04 ID:zedN6Qrv
全盛期のアプトムが出たらガイバーと閣下以外は吸収されるwww
210創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 20:58:05 ID:m1inOzv0
こんな内容で破棄に追い込むとなると、この先、ちょっとしたことで破棄に追い込めるぞ
211創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:00:06 ID:a8OXmXM5
改造前のアプトムって、融合捕食できたっけ?
212創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:00:58 ID:zedN6Qrv
できない!できない!!
213創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:02:25 ID:wza0Jg9L
融合捕食どころか完全な変身すらできない
姿形が似てるだけで、マトリクスを持ってるゾアノイドでも能力をほとんど再現不可能
マトリクスを持たない生物に擬態することは出来るが、アプガイバーを見れば分かる様にあんまり似せられない
214創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:03:22 ID:VYnh3FCs
アプトムは序盤のせいでネタキャラにしか見えないw
実は結構強かったんだな!
215創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:06:50 ID:zedN6Qrv
でもガイバーの参加者の中じゃ最弱w
216創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:07:54 ID:mWGGAcyK
改造されて初めて強くなるんだけどな! でもどこか奴は憎めない所がある

ボッチが一定の期間行方不明になるんだけど、アプトム(改造済)はその間ボッチの仲間を守り続けた
「勘違いするな、お前らの為じゃない! お前らがいれば奴はここに帰ってくる、
死なれては困るだけだ!」(うろ覚え)とかどこのツンデレですかと
後、一番裸のシーンが多いのもアプトムw
ラスボス級に飛びかかる時もネコさん(の仲間)襲った時も全裸だった
217創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:12:25 ID:nqvLPt6a
>>216
それなんてツンデレwww
しかも裸が多いとかやっぱりネタキャラ臭がするw
218創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:14:40 ID:JldcNr2s
アプトムがロリ化したらツンデレ幼女か……ごくり
219創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:15:15 ID:a8OXmXM5
裸といえばボッチも参戦時期的に考えたら、殖装解いたら裸じゃね?
220創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:17:34 ID:wza0Jg9L
そういえばボッチも裸だな・・・スエゾーやケロロといい全裸キャラが多すぎる
221創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:19:35 ID:mWGGAcyK
>>219
そういやそうか
でも、学生服着ている事になってたはずだから、ここに来るまで長門かタツオさんが着せたんじゃないか?
222創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:20:59 ID:hiaLti/l
>>218
そうなったらこの先もぜひ裸難にあって頂きt(パシャ
223創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:22:21 ID:iEdnMFBR
ボッチはもうボッチじゃないけどボッチが定着しすぎてるw
もはや本名がなかなか思い出せないレベル
224創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:23:00 ID:0VvxFdyZ
>>219
そもそもそいつら、服着るの?w
225創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:23:42 ID:0VvxFdyZ
あー安価ミス
>>224>>220
226創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:24:28 ID:wza0Jg9L
高町晶だっけ
227創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:24:48 ID:iEdnMFBR
スエゾーの服って作るの超大変そう
どんな立体加工なんだよっていう
228創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:25:16 ID:zyYy+BCZ
>>226
混ざってるwwww

>>224
スエゾーはともかく、ケロン人は装飾品は身につけるみたいだが……服はどうなんだろう
229創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:27:44 ID:zKx0+88y
そろそろ前スレ埋めないか?
230創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 21:28:10 ID:mWGGAcyK
>>226
吹いたw一文字違いだしなw
231創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:13:43 ID:vtgPd/rY
前スレ>>1000、またお前かwww
しかしボインがいらんとはけしからん、あれはあれでいいものだぞ
232創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:14:42 ID:CBhl+152
よし、ミッションコンプリート
233創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:20:43 ID:IxTS8nOg
>>1000乙w

だがお前はロリとボイン療法好きな俺を敵に回した!
234創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:22:29 ID:iEdnMFBR
ロリとボイン、みんな違ってみんないい
235創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:24:34 ID:QrRE0/l+
>>233
>ロリとボイン療法
どんな症状に効くんだ? 
そんな治療法を受けている時点で既に手遅れ感があるが。
236創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:24:41 ID:rpKohOis
しかしロリ巨乳、てめーはダメだ
237創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:25:21 ID:vtgPd/rY
ロリとボイン、そしてもふもふに共通する要素は何かを考えたら、最終的に「ふわふわ」で落ち着いた
だからあらためて言おう、ふわふわはいいものだ、うん
238創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:37:14 ID:IxTS8nOg
ロリもボインもロリ巨乳も全て愛せる俺は勝ち組ということですね、分かります。
239創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:38:39 ID:I0S/203K
破棄か…まあ仕方ないわなあ…残念だけど

つか、このロワの将軍ってかなり強化されてない?
痛みは感じないけど、ダメージを受けて行動不能になることはあるし(スグルのヘッドバットで膝が動かなくなる)怪力ではあるけど人間の体を、簡単に引きちぎれる程じゃないはず(人間のジェロニモに断頭台かけてジェロニモ死なない)
まあ、ぶっちゃけゆでだから適当と言えば適当なんだがwww(改良アシュラバスターで超人ジェロは手足ちぎれる)

何が言いたいかというと、将軍は最強ではあるけど、倒すのが不可能な強さじゃないよって事なんだ
240創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:42:04 ID:CBhl+152
結論「だってゆでだしwwwwww」
241創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:47:15 ID:wza0Jg9L
このロワで将軍が人間の体を引き千切ったことなんてあったか?
みくるはリムーバーブッ刺し→展開でバラバラにされてたが
242創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:55:42 ID:vtgPd/rY
ところで死者名鑑つくってみたんだが、投下しても大丈夫かな?
作ったのが初めてなんで、前の方たちみたいにうまくできたかはわからないけど……
243創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:56:59 ID:5wZJhqOy
おkおk!
244創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:57:20 ID:iEdnMFBR
こいこい!!
245創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 22:59:26 ID:vtgPd/rY
ではとりあえずみくるさんを


  / .;.:.:., ' / .:.:.:/    :.:.|  j :.:.:{  ..:.:.:ヽ:.:...     \      !       l
  | :.:.:.:..:./ :.:.:.,′  :.:.:.j:. { :.:.:.ヽ  :.:.:..:丶.:.:.:.:...    ヽ .:.:.:.  l :.:.:.:. .:.:.:. |
  | :.:.:.:. :i :.:.:. |  .:.:.:.:.:∧: ', :.:.:.l ヽ、 -‐弋ー- :._  .:ハ.:.:.:.:. l.:.:.:.:.i:.:.:.:. |
  | :.:. i :.l :.:.:.:.|  .:.:_::斗‐ヽ:-ヽ :.:.:!   \  :.}`ヽ.:.:.:.:`ヽ.:.i| :.:.:.: ,'.:.:.:.: |.:.:.:.: |
  | :.:. | :.l :.:.:.:.|: :.:':.:.:/   }:.:ハ.:.:|    ヽ:';ィ=z、\:.:.:.:..:.l|.:.:.: /.:.:.:.:.:!l .:.:.:. |
.  l :.:..l.:.:.! :.:.:.:.:l :.:.: /   ''´  ヽj     乂fr縁浴S:.:.:.l|.:.:./.:.:.:.:..:.リ.:.:.:.:. |  禁則事項です☆
  ! :.:ハ:.:.ヽ:.:.:.:.l .:.: /                {i..::f心:..j〉:.:/|:.∧ヽ.:.:.:/.:.:i.:.:.: |
.  ', :.:.:.}ヽ .:ヽ:.: | :.ハ      -            'う:^ーイ/ ル':..j/:.:.! }}.:.'.:.:.:.:l.:.:.:. |
    :. /  ヾ:∧リ:/:.:∧ アケ=≡ミ           `‐=ィ'  リ:.:.. .:.:.:∨ .:.:.:.:.:.l.:.:.:. |
    V   /:.:.:Y.:.:.:.:ハ      ノ            /.:.:.: :.:.:.:l.:.:. .:.:.:.!.:.:.:.:l
.       / :.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.ヘ       rx _  __,      .,'.:.:l:.:.  :.:.:.:l.:.:  .:.:.i .:.:.:.!
      / :.:.:.:. | .:.:.:.:.:.:.: ゝ 、  | ヽ:: ´    、 ィ.:.:.:.|.:.   :.:.:.:l.:.  .:.:'、:.::.|
      /:.:,' :.:.: |.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:>、j  }       ,.イ /1.:.:.:|:.   .:.:.:.:.l.:.   ヽ:.:!
      /:.:,':.:.:.:.:i|.:.:.:.:..:.:.ヽ.:.:.:.∨ リ   k__,  <   ハ ! .:.:j! :.  .:.:.:.:.:i.:.:.   \
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   _/ -'=ニ ̄/:.:.:. ..:.:.:.::.:.}:.:.:〃 /   / j}  l /!:./  :.:  :.:.:.::.:.:|:.:.:.:.     ヽ
  / /    /:.:.:.  .:.:.:.::.:./!. /   {  __{  /   ヽ!|/  .:.:.: :.:.:.::.:.:.|:.:.:.:.:..      ヽ


【名前】朝比奈みくる
【作品】涼宮ハルヒの憂鬱
【登場話数】8
【スタンス】対主催

「時をかける少女?」で初登場。
まさかの大人バージョン参戦ということで住民の度肝を抜いた。
出会い頭にアスカを銃で脅してヴィヴィオを保護させるなど、大人らしいしたたかさを早速披露。
続いて森の中で夏子とシンジに会ったのだが、これがある意味彼女の運命を決めた。
「したたか」「大人」という共通点から夏子と意気投合するものの、シンジには逆に激しく警戒される。
元々トラウマから大人の女性に嫌悪を抱いていた彼に、みくるの色気は毒だった。
結果、たどり着いたモールで主催につながる情報を得るもシンジに襲撃されることとなる。
その後は夏子とさらに仲良くなりながら再度シンジを保護したり、逃げ出したシンジを追いかけたり。
最終的にはシンジが連れてきた悪魔将軍御一行からシンジを逃がそうと奮戦するも気絶、
古泉の仮面をはごうとする悪魔将軍によって粉々にされ、あえなくその命を散らす。
結局最初から最後までシンジに振り回される形になってしまったのであった。

【k:結局 s:その優しさは k:彼を救うことはなかった】
246創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 23:01:27 ID:iEdnMFBR
みくるぅぅー
247創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 23:01:31 ID:IxTS8nOg
名鑑乙です!
こうみるとみくるの死因の半分はシンジに見えるなw
248創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 23:02:22 ID:5wZJhqOy
名鑑乙!
シンジ死ねwww
249創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 23:08:22 ID:vtgPd/rY
せっかくなので、加持さんも投下ー


        _ ,/  ̄ `ヽ、
      /´  トーチ<`ヽ、 ``'' ‐、,_
     / / / l        \_ヽ 、 i
    / /  /            `\ヾi、
   l  /  /  / i リ   i、     ヽ、l
  i  ノ /  /  l ∧   l\ ヽ  i, \
  ノ / / /// i ヽ i;  |i ' ,i  l  |i、 l、
  ヽ// / /iノ| !_|ヽ!i; i;  l!  'i |i  |li i;
  ノ レヽ! | |l|_;;:コ|ニl| i; i; l|_∠| /!;i  /!|ハl
ヽ、ヾ|〈シヽ ト|!ゞ'='゙-ツト;i; トi lャラく;l! /! / |!/ !
 ,ゞ、_ゝヽ!ヽ|   "´  \|ヽ!`"゛/ ノリ' /
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/    `' ーァ、  ;;:/  / ̄iヽ `々゛  、   /
       | ヽ  ;ノ 〈  ',ヽ `、  :i ノ    |
       l  \    ヽ /, \l    ! /   |
       ヽ ,、 -〉  , --〉/⌒i'ハ    ;      ト、
   ;     |ヽ \  /_ノi\l ',\ ヽ,    ! \
    i     l\\ ヾ' ´ // \'、 ヽ     \

【名前】加持リョウジ
【作品】新世紀エヴァンゲリオン
【登場話数】8
【スタンス】危険対主催

「ファースト・アラート」で初登場。
生き残るため、セカンドインパクトの真実に触れるため、全てを利用する立場を選ぶ。
最初はなのはさんを利用して生きる気満々だったが、彼女がヴィヴィオ命すぎてお別れ。
次に出会ったのは同じ世界出身の副司令こと冬月さん。
信用もあり、仲間もいるという彼を利用するだけ利用してポイすることを決意する。
しかしその仲間が悪かった。冬月さんの仲間、タママはよりにも寄って非情な腹黒。
しかも加持は足手まといのサツキを殺すつもりだったため、タママの怒りをかうことに。
加持のステルスを見抜いた彼は警戒を解かず、命を張って仲間を救うという偉業にも揺らがない。
結局左腕をアスカのせいで怪我した加持は、他メンバーの余計な計らいでタママと二人きり。
壮絶な読みあいの末に謎の紋章でワープした先は、なんと人がいない島の南。
腹黒全開で甚振るタママにフルボッコされ、最終的には首輪の実験体として閣下にとどめを刺される。
タママという根っからの腹黒に会った時点で、全ては決まっていたのかもしれない。

【k:加持さんの s:ステルス k:生粋の腹黒に敗れる】
250創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 23:11:32 ID:iEdnMFBR
加持さんのAAかっけぇ
251創る名無しに見る名無し:2008/12/21(日) 23:12:07 ID:IxTS8nOg
乙!
カジオーもこうしてみるとすごく不運な人に見えてくる不思議w

それにしても皆色々と早すぎるなw
252創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:00:34 ID:4InOnuJh
そういや今気付いたけど前スレ一週間持たなかったんだな
253創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:11:31 ID:mrxPdxP5
確かにそうだなー
254創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:12:20 ID:y/01wEcm
そうやって投下がいっぱい感想雑談もいっぱいなのはいいことだksk
255 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:17:09 ID:WxgySLH7
1スレ使い切るのに一週間かからなかったんだ。
流石ksk。

そして、なのはさん・小砂・アスカ、投下してもよろしいでしょうか?
256創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:18:12 ID:TDqvUo+h
当方にkskの用意あり
257 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:19:54 ID:WxgySLH7
では、なのはさん・小砂・アスカ。
「愛と狂気の迷い道」投下します。
258創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:20:46 ID:y/01wEcm
キター!
ksk
259愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:21:27 ID:WxgySLH7

◇ ◆ ◇ ◆ ◇


『いやあ、残念だったねえ。せっかく一回放送を超えたのにねえ。 』

「セイン…」

「師匠……お知り合いですか?」

「…うん」

セイン…どうして…。
これから罪を償って、お姉さんや妹さん達と一緒に、外の世界で暮らせるのを楽しみにしてたんでしょう。
それなのに…こんな場所で…、

『こんな場所にいるんだから、人を殺さないと意味がないじゃないか。』

殺さないと意味がない?
たった半日で十人もの命を奪うようなことをしておいて…どこまで人を馬鹿にすれば気が済むの。
今、ノーヴェがどんな気持ちでいるか分からないの?
どれだけ人の気持ちを弄べば…命を…人の命を何だと思って…、

『……だから、僕は一つ君たちにご褒美をあげることにしたよ』

命を…心を踏み躙っておいて何がご褒美だ。
何があげる事にしただ。

『三人殺した人は、この放送までに他の皆がどこにいたのかを教えちゃおう!』

少し、頭冷や……えっ!?

『たとえ過ぎ去った時間のことであっても、どうしても居場所が知りたい人、いるよね?』

………
………
………
260創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:21:36 ID:y/01wEcm
ksk
261創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:21:38 ID:mrxPdxP5
k s k
262創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:22:08 ID:y/01wEcm
ksk
263愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:22:21 ID:WxgySLH7


―――たとえ過ぎ去った時間のことであっても―――

ヴィヴィオの居た場所…。

―――どうしても居場所が知りたい人、いるよね?―――

知りたい…。

「…ヴィヴィオ」


264創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:22:48 ID:TDqvUo+h
ksk
265創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:23:03 ID:8abTJt6t
ksk
266創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:23:05 ID:y/01wEcm
うわぁぁ、なのはさんやべーksk
267創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:23:42 ID:plcEdY53
ksk
268愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:23:44 ID:WxgySLH7

◇ ◇ ◇ ◇ ◇


師匠の知り合いか、どんな人だったんだろう? 
やっぱり、良い人だったのかな?
まぁ何にしろ、今は聞かないほうがいいな…。
しっかし、日向冬樹に続いて、ガルル中尉も呼ばれちゃったか。
会えば敵になるかも知れないんだから、これで良かったのかも知れないけど…。
そして先生も夏子さんも無事。
これも、いいこと何だろうけど…、

『僕は一つ君たちにご褒美をあげることにしたよ。』

いくら何でもまずいだろ、これは…。
下手したら…いや下手しなくても乗る奴居るだろう。
ネブラとかズーマとか……先生とか……。

「師匠。まずい状況になり…」

「…ヴィヴィオ」

「………」

ここにも居たよ。乗りそうな人が…。
ってことは…、


269創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:24:13 ID:y/01wEcm
ksk
270愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:24:44 ID:WxgySLH7

※想像中

「ししょー、どうしたんですかー」

「ごめんねー。小砂ちゃんに探してもらうより確実そうだからー」


 ず が ん !


「うぎゃー。いきなり何をするんですかししょー」

「ご褒美を貰うことにしたのー。アスカもすぐ逝くからー」

「そんなーひどいー」

「ちゃんとヴィヴィオと、お墓参りに行くからねー」

「うう、こんな所で死んじゃうなんてー。凄腕魔法少女か凄腕美人になりたかったーがくっ」

【こすな@砂ぼうず しぼー】

※想像終わり

271創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:25:15 ID:8abTJt6t
ksk
272創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:25:28 ID:y/01wEcm
小砂妄想多いなw
273愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:25:38 ID:WxgySLH7

………
………
……嫌だ。嫌過ぎる。
でも、あたしとアスカで二人。リーチかかるじゃん。

「…砂ちゃん」 

これだけ条件そろってるんだ、やるよ普通。
だから…つまり…、

「小砂ちゃん」

「ひぃぃぃぃぃぃ!!」

「ど、どうしたの!?」

「ご、ご、ご褒美…」

「うん。ひどいよね、あんな事言うなんて」

え!?
ひどいって?

「師匠、気にならないんですか!?
 ヴィヴィオの居場所が分かるかもしれないのに?」

「ならない。って言えば嘘になるけど…そんな事したってヴィヴィオは喜ばないよ。
 それに……そんな事したら……ヴィヴィオと一緒に……居られなくなる……」

師匠…。
疼く。全身が疼く。
けど、やっぱりいい人だ。

「師匠。あたしが…砂漠の便利屋小砂が必ず会わせます。
 心配しないで下さい」

「…ありがとう……小砂ちゃん」


274創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:26:12 ID:8abTJt6t
ksk
275愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:26:29 ID:WxgySLH7

◆ ◆ ◆ ◆ ◆


バッカみたい。
なにが必ず会わせますよ。
なにが喜ばないよ。
バカバカしい。
偽善者…。

加持さん、私は違うよ。
助けるから、あの怪物達から…。
あいつらが、みんな放送で呼ばれるようにするから…。
放送で…放送で…、
………
…そう言えば、呼ばれなかったな。
なんで呼ばれなかったんだろう? ヴィヴィオ。
呼ばれれば面白いのに…。

でも、こっちの方が面白いか。
三人殺したら、ご褒美。
今までの居場所が分かる。
深町晶を探せる、カエルの怪物が逃げてたって探せる……殺せる。
………
…ヴィヴィオ探そうかな…。


276創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:26:44 ID:TDqvUo+h
ksk
277創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:27:33 ID:mrxPdxP5
ksk
278愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:27:36 ID:WxgySLH7

◇ ◆ ◇ ◆ ◇


フェイトちゃん、これでいいんだよね。
ヴィヴィオに…人の未来や可能性を奪って成り立つ人生を歩かせない。
あの娘が、ずっと笑ってられる様に…。
幸せでいられる様に…。
これで…これでいいんだよね。

279愛と狂気の迷い道 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:28:44 ID:WxgySLH7

【B-5 市街地/一日目・昼過ぎ】


【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】疲労(小)、強い悲しみと決意、血まみれの制服が見えないようにカーテンを羽織っている
【持ち物】基本セット(名簿紛失) ディパック 
     ハンティングナイフ@現実 コマ@となりのトトロ、白い厚手のカーテン、ハサミ
【思考】
0.ヴィヴィオ……
1.これで…これでいいんだよね。
2.一人の大人として、ゲームを止めるために動く。
3.アスカを連れてB-6公民館近くの民家へ冬月たちに会いに行き、互いの誤解を解きたい。
4.それが済んだら高校にヴィヴィオを探しに行く
5.アスカと小砂を守る。
6.ノーヴェを保護する。
※「ズーマ」「深町晶」を危険人物と認識しました。ただし本名は知りません


【小泉太湖(小砂)@砂ぼうず】
【状態】正常
【持ち物】IMIミニウージー(9mm口径短機関銃)(18/32)@現実、清潔なシーツ
      ディパック、基本セット
【思考】
0. 生き残る
1.「高町なのは」に弟子入りして魔法を教わる。絶対にヴィヴィオを見つける
2.「川口夏子」と合流する
3.なのは達と共にB-6公民館近くの民家に戻り、危険人物のことなどを報告する
4.「碇シンジ」を探して接触する
5.「水野灌太」、「雨蜘蛛」には会いたくない。「水野灌太」の存在だけはきちんと確認したい
6. ネブラと合流出来た場合、ネブラとの約束を守るため"闇の者"達を討伐する 
※「高町なのは」を魔法使いと認識しました
※「ズーマ」を危険人物と認識しました。ただし本名は知りません
※「深町晶」を危険人物と認識しました。


【惣流・アスカ・ラングレー@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】右手人差し指喪失(治療済み)、背中に火傷(治療済み)、髪が肩までに焼き切れている(散髪済)、
    『化け物』への強い憎悪と殺意、精神不安定
【持ち物】
アーミーナイフ@現実、予備カートリッジ×12@魔法少女リリカルなのはStrikerS、
コントロールユニット(ガイバーU)@強殖装甲ガイバー、デイパック、基本セット、モッチーの首輪、モッチーの円盤石、
砂ぼうずの特殊ショットシェル用ポーチ(煙幕弾(2/3)、閃光弾(3/3)、グレネード弾(1/3)、ガス弾(1/3))@砂ぼうず、
ホテル外壁のメモ用紙
【思考】
0.なのはと小砂を利用して加持を助ける。
1.積極的に殺し合いには乗らない、ただし人間以外は問答無用で撃つ。ガイバーT(深町晶)は必ず殺す。
2.高町なのはが大嫌い。
3.ご褒美…どうしよう。
4.…ヴィヴィオ。
【備考】
※参戦時期は少なくとも第弐拾四話以前。
280創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:29:20 ID:y/01wEcm
アスカ怖いよう
281 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:30:19 ID:WxgySLH7
以上です。遅くにksk支援ありがとうございました。
ご指摘等あれば、よろしくお願いします。
282創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:30:51 ID:y/01wEcm
ksk
283創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:34:06 ID:59HvvAW9
投下乙です!
くそう過去スレ見てたら支援できなかったぜwww

アスカこえええええええええ!
何微妙にノリノリなのさw
そして小砂の再びの妄想吹いたwなのはさんがんばれちょうがんばれ。

284創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:35:55 ID:TDqvUo+h
投下乙!
アスカはんのテンションが上がってはるでぇ・・・
小砂妄想何度目だww
なのはさんは・・・がんばれ!
285創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:36:38 ID:plcEdY53
投下乙! 本人は真剣なんだろうけど、動揺する小砂がちょっと可愛かったw
アスカは御褒美の誕生を受けてますます黒化したな
なんだかんだで綺麗な思考のなのはとは対象的だ
286創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:37:14 ID:59HvvAW9
ごめん、予約ってその話の前の話が投下されてから1日経過しないとやっぱまずい?
287創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:37:42 ID:TDqvUo+h
それは特に制限はなかったはず
288 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/22(月) 01:39:41 ID:WxgySLH7
>>286
え〜と、一日経過しないうちに投下したことあります。
289創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:40:25 ID:4InOnuJh
投下乙!
アスカ……病んでるなあ
なのははまだ大丈夫そうだけど
そしてなんかもう小砂の妄想はお約束になってきたなww


>>286
投下から一日経たないうちに次の話が投下されたこともあるし、いいんじゃないかな
290創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:40:25 ID:plcEdY53
>>286
未予約キャラなら自己リレーにさえならなければいつでも予約おk
291 ◆h6KpN01cDg :2008/12/22(月) 01:40:48 ID:59HvvAW9
よ し き た
最近年末で変なテンションの高さなんだ、すまない。
では、
アスカ、なのは、小砂、冬月、ケロロ、サツキ6人まとめて予約だっ!

……クリスマス?ああ、どうせ相手もいないし執筆に当てますが何か?
292創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:42:21 ID:y/01wEcm
アスカ黒いよ怖いよ病んでるよ
小砂の妄想は癒されるんだけどこの三人やっぱ根本的に怖いわー
293創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:43:56 ID:y/01wEcm
って6人予約キター
な、なんとアスカなのは小砂組とフッキーUケロロサツキ組が出会うだと!?
294創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:45:17 ID:4InOnuJh
6人予約来た!
なんだかやばいことになりそうなメンバーだww
295創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:45:42 ID:8abTJt6t
投下乙!
この師匠と弟子、意外といいコンビだw
そしてアスカは相変わらず黒いな
加地さんの事を知ったらどうなるんだこいつw

>>286
そして予約来た!
6人予約とは楽しみ!
296 ◆h6KpN01cDg :2008/12/22(月) 01:48:02 ID:59HvvAW9
あ、忘れてた。
おそらく(予定通りにいけば)長くなりそうなのでちょっと待って前提でお願いします。
297創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:49:53 ID:mrxPdxP5
6人予約ktkr
これは楽しみだw
298創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 01:56:39 ID:WxgySLH7
>>296
6人予約。
楽しみにしてます。
299創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 09:13:00 ID:6iZ491P8
ぐおっ!朝起きたら市街地東組の予約とられてる……速さが足りないっ!
h6氏、よろしくお願いしますぜ……!がんばってください

そしてFe氏投下乙です
なのはさんが安定してるのか不安定なのかわからないけどとりあえず安心かな?w
相も変わらず小砂の安定感は異常だし
……アスカ、加持さんのこと知ったらどうするんだろう……
300 ◆S828SR0enc :2008/12/22(月) 11:17:23 ID:yKJub44v
こんな時間ですが、ひっそりと予約をば
碇シンジ、トトロを予約します
301創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 11:32:55 ID:lV/vqqwq
予約キタア!
シンジがトトロに攻撃しないかすごく不安だw
楽しみにしております!
302創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 13:06:46 ID:xl7kqRRK
六人予約にシンジともふもふ二度目の邂逅!
どっちも楽しみだぜwksk!
303 ◆h6KpN01cDg :2008/12/22(月) 14:03:49 ID:jgXnuu43
なんか展開的に必要になったので……
ズーマ追加予約大丈夫でしょうか?
前省いてしまってすまんかった、今回は出すよ。
304創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 14:07:16 ID:fGZLVLDE
>>303
おk
305創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 14:09:32 ID:xl7kqRRK
>>303
よろしいかと
って七人予約かッ!?
こいつはwkskだぜ!
306創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 14:39:32 ID:+1IzJfOZ
ここで少し無駄な豆知識をば一つ。

実はガイバー、前を見るより上を見るほうが得意だったりするw
ガイバーの目に見える、目つきの悪いアレ、実は最低限前方を内部の人間の視界に合わせて確認するためのもので、
ガイバーの本当の目は、頭のコントロールメタルの横にある溝にはまってる金属球なのだ! 
あの金属球が周囲を写し、直接脳に投影してる。溝をスライドして前後左右にガイバーの視界を広範囲に保ってくれているんだな、これが。
307創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 14:48:27 ID:4KzAhoWt
てことは真下は自分の体で見えないんだな。
……でっぱりにつまづくボッチを幻想した。
308創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 14:59:50 ID:jgXnuu43
俺は戦闘になってあと一撃で倒せる!って時に石につまずいて失敗するkyonを夢想した。
309創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 15:06:14 ID:2UjuY4hj
あれ、そういえば今ガイバーって三人だよな
ボッチとkyonと古泉で
でも確かユニットは三つ出てたような……誰か使ってない奴がいるのか?
310創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 15:22:16 ID:6uQcjYvT
アスカがみくるから渡されて持ってて使ってない上に効果も知らない
登場話からすると詳しい説明書もなかったみたい
311創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 15:29:13 ID:jgXnuu43
アスカが持ってたはず
312創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 15:31:34 ID:+1IzJfOZ
>>307
いやまあ、俺らが見てるような視界も、俺らと同じ瞳の位置から一応強化された目で見てるけど・・・・それは考えたことなかったわw
313創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 15:36:40 ID:oGoQIOUY
そういやアスカが持ってたな……なんか不穏だw
ヴィヴィオの死を願っりみくるを見捨てた時点で
シンジやアスカが綺麗な対主催になることはもうありえないかな……

そして遅ればせながらFe3氏投下乙
本当にアスカ怖いよーなのはさんもちょっと怖かったよー
小砂が一番まともに見えてしまう……小砂の妄想好きだww

h6K氏の7人予約とS82氏のシンジトトロも楽しみにしてます!
314創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 15:47:56 ID:iMi3u0+G
>>313
厳密には見捨てたとはいえな……いや、似たようなもんか
しかし良く考えた今のシンジって本人にしてみれば八方ふさがりじゃないか?
シンジは超人全般が将軍みたいな恐ろしいのだと思ってるわけだから、
ウォーズマンを探し出す→ウォーズマンに殺される
ウォーズマンを探さないで逃げる→地の果てまで将軍に追い回されて殺される
どうしろとww
315創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 16:34:37 ID:4KzAhoWt
ていうかエヴァ勢がきれいな対主催になるのなんて想像できない。
フッキーがいたからよかったものの…
あやなみとかカヲル君とかでてたとしてもどうやって対主催にしろというのか
316創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 16:43:37 ID:iMi3u0+G
>>315
そもそもその二人は対主催にもマーダーにもならん気がする
外を気にせず図書館で本読んだり音楽聞いたりして、いざ殺されたら「そう」「まぁ残念だね」で終わる感じww
まぁさすがにシンジにはある程度反応してくれるかもしれないがw
317創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 16:49:59 ID:4KzAhoWt
確かにww
主催が碇指令とかだったらジョーカーとかに使えそうだけど、
そうじゃなかったら同行者に引っ張ってもらわなかったら動く気配がww
318創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 18:18:17 ID:SX9rPPkb
かなーり遅れたけど。
両手に花どころか両手に爆弾というなのはさん大丈夫か(汗
方やマーダー(人外限定)で方や危険対主催。……ひぇぇぇぇ
319創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 18:28:04 ID:7wm3b9Gz
なのはさん?
小砂の間違いだろww
320創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 18:29:57 ID:hd47eved
逆に考えるんだ、本人が特大の爆弾になればいい、そう考えるんだ
321創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 18:36:45 ID:SX9rPPkb
>>319
嗚呼、そうか。なのはさんも今はきれいな対主催だけどヴィヴィオで精神を支えてるんだよな。
……ちょっとまて、このトリオってマジヤバくないか。3人全員が爆弾とか。
322創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 18:38:09 ID:4InOnuJh
一人が爆発したら他二人に誘爆するかもなw
323創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 19:28:44 ID:iMi3u0+G
アスカ→まさに爆弾。化け物相手に情緒不安定・加持さん関係で不安定・あとなのはさん大嫌い。
    怖いのはご褒美に興味をして占めているところ。
小砂→安定感があるが油断ならない爆弾。いざとなったら間違いなく一人で逃げる。もしかしたら殺すかも?
なのは→地雷。ヴィヴィオが死んだ瞬間に炸裂する可能性大。他にも強いショックで暴走の危険あり。

……なんという市街地の爆弾娘……
324創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 19:37:50 ID:gCc91Zwc
>>315
前スレでも書いたけどスパロワのシンちゃんは
色々な人と会って成長した・・・と思ったけどアスカに否定されて・・・。

あれ?アスカいなくていい人に出会えばいい線行けるんじゃね、シンちゃん。
参戦時期も序盤なら心配無さそうだし。
325創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 19:43:57 ID:A7FXVgkf
シンちゃんの参戦時期はカヲル君と仲良くなった所のはず
カヲル君以外にやさぐれてた時期wwオワテルwww
326創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 19:47:09 ID:ruSG718u
まあ今のシンジの状態はEOEと同じってことだからな
カヲル君死んだし

しかし参戦時期がよくても、きれいで前向きでいい線行けるシンジなんてシンジじゃない
327創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 19:47:56 ID:BDqfpBGa
アスカ、小砂、なのはでアイドルユニットボンバーガールズの結成の瞬間であった
328創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 19:49:02 ID:9iuAlHb/
サツキが持ってた拡声器どこにいったっけ?
329創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 19:50:11 ID:BDqfpBGa
俺達の心の中に
330創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 19:51:56 ID:oGoQIOUY
拡声器が入ってるサツキのデイパックを、ケロロが持ってる
331創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 20:00:59 ID:9iuAlHb/
>>329
>>330
サンクス
332創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 20:39:52 ID:iMi3u0+G
>>326
そういう意味では最悪の参戦時期ともいえるよな
大人に不信感、女性に嫌悪を募らせ、友人があらたか消えたというある意味ドン底にカヲル君の死でダメ押しだから
確かにEOEと同じなんだろうなぁ
333332:2008/12/22(月) 20:44:20 ID:iMi3u0+G
あ、でもEOEとのでかい違いがひとつあったな
カヲル君を使徒だって知らないことと、自分の手で殺してないこと
今のシンジ君は「最後の拠り所の友人をわけわからんおっさんに殺されたかわいそうな子」ってことになる
334創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 21:54:20 ID:9TW7ex7c
ヴィヴィオは貴重な幼女なのになのはの起爆スイッチな現状はマズイな……
キョンの妹といい草壁サツキといいロリの周りに不穏な空気が流れてて心配だ。
えーっと、KYな発言だったらすまん。
まぁ、変態という名のロリコンの戯れ言ということでWAWAWAのごとく流してくれ。
335創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 22:28:44 ID:BDqfpBGa
AT-X狂乱家族日記を見たら帝架かっこいいもふもふでニヤニヤしてしまった。もふもふは良いものだ
昨今の深夜アニメだともふもふなんて殆どお目にかかれないからなー。大目に見てホロとクーちゃんぐらいか
336創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 22:31:22 ID:9TW7ex7c
もふもふもいいがおれはやっぱロリだな。
つるぺた幼女もむにむに幼女もみんな俺のも(殴打
337創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 22:37:08 ID:iMi3u0+G
昨日youtubeでちらっとトトロを見た
足を延ばしてうーん、と寝返りをうつトトロに悶え死ぬかと思うほど萌えた
このロワのせいで私は変態になりました

トトロかわいいよトトロ→http://jp.youtube.com/watch?v=baw2Blmsbw8
338創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 22:45:43 ID:BDqfpBGa
>>336
あのアニメだとロリも同時に味わえるので二倍おいしい
メカもいるので三倍おいしい
ボインもいるので四倍おいしい
339創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 22:47:43 ID:9TW7ex7c
早速見てきた。てけてけと走るトトロが愛らしいな。
それ以上にメイがかわいぃよぅ。
……雨蜘蛛め、そして閣下め。こんなようじょ中のようじょをよくも……!
藁人形に釘を打ち付けて呪殺してやる(ぇ
340創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 22:52:53 ID:u0wlhhU1
冬樹乙

あれ、冬樹ってそっちの人だっけ。
341創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 23:04:39 ID:myABGm6t
冬樹は「オカルトマニア」ではあるが、専門は宇宙人とかUMAだからなw
呪いとかは守備範囲外というか守備範囲ギリギリの気がする
342創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 23:05:52 ID:BDqfpBGa
呪われてる(っぽい)状況ではwktkする人だがなw
343創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 23:15:08 ID:9TW7ex7c
>>340
死者スレ最初から見直してきた。
ネタ把握おkwww
どちらにせよ、レッツ丑の刻参りだ!
344創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 23:21:00 ID:iMi3u0+G
そういえば今日知ったんだが、トトロの名前はトトロじゃなかったんだな……
345創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 23:26:40 ID:59HvvAW9
ここは分かっちゃいたが本当にロリの巣窟だなw
346創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 23:35:26 ID:4InOnuJh
>ロリの巣窟

何その楽園
347創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 23:36:02 ID:u0wlhhU1
>>343
通じた人がいて良かったw
打ち込んでるときに背後にコートのアナゴボイスのおっさんが出てこないように注意しろよ〜
348創る名無しに見る名無し:2008/12/22(月) 23:44:01 ID:59HvvAW9
>>345
ミスした!ロリコンの巣窟だ。
すまな……くはないか、皆喜んでるしw

>>347
よし俺がメイのために呪ってやろうあれ何だろう目の前に見知らぬコートのおっさry
349創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:15:33 ID:+tVudn8+
>>344
本名不明か
そういえばこのロワ何人か本名不明だよな
キョンとか雨蜘蛛とか
350創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:16:00 ID:qQpTeMZY
>>337
(;´Д`)l \ァ l \ァ
うおおおおおおおおもふもふもふもふさせろおおおおおおおおおおお
351創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:18:08 ID:+tVudn8+
!!!
お絵描き掲示板に渋いフッキーUとケロロがきてる!
すげえぇぇぇぇぇぇ!
352創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:20:05 ID:v8/+si9s
>>351
見てきた。
すげええええええええええ
353創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:20:18 ID:lfSgCg9G
>>349
トトロは通称っていうかメイがそう呼んだってだけだしね
本名が仮に名前があるとしたら大トトロはたぶんミミンズク
ちなみに中トトロがズクで小トトロはミン
そして大トトロは1000年以上生きているらしい
354創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:20:52 ID:1h/N7Wda
なんだと!??
お、お絵かき掲示板ってどこじゃーー
355創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:21:15 ID:lfSgCg9G
>>354
wikiのメニューから飛ぶんだ!
356創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:23:02 ID:sOE5APwD
見てきた!!レベル高ぇぇぇぇ!!!
357創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:27:35 ID:V0jKkZkB
見てきた
ヤバい、レベル高ぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!
358創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:43:32 ID:v8/+si9s
ふと読み返していて思ったんだ。
ゼルって、今思うと少しkyonに似てるんだよな。
人を殺害しつつも非情になりきれないところとか、可能性が1%でも賭けてみせる!なところとか。

ゼルはフェイトの助言、kyonはガイバーの支給、という『どうしようか迷っていたら乗るための後押しがやってくる』ってところも似てる。
359創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:46:06 ID:wzZ2gegX
ヘタレな癖に無駄に前向きなところとかな
ヘタレで後ろ向きなのがシンジ
360創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:49:20 ID:Uo9ipPhV
ゼルがストラーダをフェイトに渡してたらフェイトは勝つか逃げ延びるくらいしてたかもな、

と死者スレ宛に燃料を落としてみる。
361創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:58:16 ID:lfSgCg9G
そしてそのストラーダでゼルはモッチーを……
362創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 00:59:18 ID:v8/+si9s
……で、そのゼルは同作品キャラのズーマに殺された。
てことは似たkyonも同作ひ……おや誰か来たようだあれ何でこんなところにガイバーがry
363創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:04:43 ID:Mb6eFPJd
夢の中で谷口と国木田にフルボッコにされ、ショック死するkyonか……
364創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:07:21 ID:v8/+si9s
>>363
むしろ朝比奈さん(大)の胸で窒息死で……
う、羨ましすぎるそこ変われkyon!
365創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:20:09 ID:gAVf8of3
「将軍は槍を装備した」というオチになったりしてw
366創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:22:08 ID:o5ota2xk
将軍は喋る槍とか靴を見たら超人だと思うんじゃないかな
書き手さんはもう全作品の把握してるんだろうか・・・
DVDがボックスしかないモンファが鬼門だよな
367創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:30:18 ID:lfSgCg9G
実はキン肉マンに手を出そうとして出せてない自分
長いし馴染みがないしで、おもしろいだろうってのはわかるんだがうまく入っていけない……
ごめん、これじゃただの愚痴だなorz
368創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:32:56 ID:1h/N7Wda
こういうこと言っちゃいけないんだろうけど
アニロワの頃は本当にいい時代だったと思うよ
アニメ本編がニコニコやyoutubeで見放題だったんだもん
把握がめちゃくちゃ簡単だった
369 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/23(火) 01:33:53 ID:OF1lztME
悪魔将軍、ノーヴェ、ゼクトール

以上三名予約します。
370創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:34:56 ID:l5OuD1al
肉は漫画でも把握できる(30巻程度)
でも2世ネタが混ざってるから+15巻くらいかな
あと、最近アニメがDVD化された

性格や情報レベルでいいならいつでも聞いてくれ
371創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:43:01 ID:2jsL0lyR
ぬお、予約来た……ってカブト虫逃げてええええ!
372創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:44:01 ID:24wNvsn2
ネコさんの上に死兆星が輝いておる……
373創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:45:16 ID:1h/N7Wda
予約キタ!
このメンバーということは前のSSを生かせそうかな
374創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:48:14 ID:lfSgCg9G
>>370
ありがとう、でも全体的な感じをつかむにはやっぱり一度きちんと見なくちゃだよな
時間を見つけて漫画喫茶とかに行ってみるよ

そして予約ktk……ね、ネコさんんん!!
375創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 01:54:33 ID:v8/+si9s
予約キタ!
しかしネコさんw逃げてー!
とはいってもネコは危険人物には関わらない方針だしな、どうくるか……
376創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 09:30:39 ID:1NuF2soR
予約ktkr
悪魔将軍とセットで予約されるだけで死亡フラグに見える、ふしぎ!
とりあえずネコにげてー
wkskしながら待ってます
377創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 11:56:09 ID:tKjeyYR1
お前ら、逆に考えるんだ。
ネコが悪魔将軍をフルボッコにするんだと。
……できる気がしないw
でも実際本物とガイバーと将軍なら互角くらいじゃないのか?
378創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 12:10:59 ID:bSC+cZ7n
経験豊富な昌ならいけそう
問題はボッチだから友情パワーがないことかな
379創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 12:26:24 ID:uSgg1HgS
ネコさんは万全ならギガンティックない晶より圧倒的に強いはずなんだけどな。
メガスマッシャーを切り裂いて回避なんてチート行為もやってるし。
380創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 12:34:07 ID:0gORwvKN
予約しようと思ったら予約入ってた、これはwksk

てか、ネコさん万全ならガイバーがゴミのようだからなあw
まるで相手にならん!出直して来い!状態だしw
381創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 13:04:45 ID:TzZdHgwY
ネコなら友情パワーも申し分ないだろう。
…でも、相打ちくらいになりそうな気も…
382創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 13:53:53 ID:bSC+cZ7n
そんなネコさんがなにより優先するアプトム(改)
その情報を聞いて自分が最初に投げ飛ばした奴だとはさすがの将軍の頭脳でもわからんだろうなw
383創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 14:17:39 ID:0gORwvKN
そうか、そういえば将軍、自分がぶっ飛ばしたのがアプさんと知らないのかw
384創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 14:24:44 ID:6SQhU8Cj
アプトムは姿形が安定しないから、ゼクトールも探しにくいだろうなー
385創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 17:23:25 ID:Wu+T+MIj
ちょっと質問?なんだが、このksk島ってどこまでリアルなものにしていいんだろう
つまり森がどれくらい本物に近いとか、どれくらい動物がいるかとかなんだが
386創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 17:25:20 ID:1h/N7Wda
森がリアルってどゆこと?
虫とか植生とかそういう話?
387創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 17:33:33 ID:KaZIJQmj
死者スレみて疑問に思ったんだが、ストラーダって完全に壊れたのか?
破損した程度なら自己修復できるし、今頃修復してるかなとか思ってたんだが。
388創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 17:41:53 ID:6wH32KlH
>>386
うん、そのあたり
これが仮想空間なのか現実なのかはっきりしてないから、どれくらいまでリアルにしていいんだろうと思って
動物も今のところ鳥しかでてないけど、ウサギとかもいるのかな
389創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 17:47:01 ID:5XlrUMha
砕けたとしか言われてないな。
別に修復中ということにしても問題ないんじゃないか?
もともと持っていた奴はマーダー、近くに来たのは危険人物にしかみえないアスカだから喋らなかった理由はあるし。

でも使用できる魔法使いの数以上にデバイスがありすぎるww
390創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 17:55:26 ID:KaZIJQmj
>>388
普通に雨蜘蛛が魚とかとってたし、小動物ぐらいはOKじゃないかな?
ただ熊とか虎はアウトだとおもう。参加者が原生生物に殺されかねん。

>>389
現在のデバイス模様。
レイハン→スバルの元で暴走するスバルのストッパー役。
バルディ→ヴィヴィオの子守。……あまりしゃべらないけど。
マハキャ→行方不明になった二人の証言役。
クロッチ→朝倉の手元で考察等に積極的に参加。
ストラー→壊れた?修復中?ゼルの付近に放置。
ケリュケ→トトロ軍団の優秀な助言役。

何気に皆活躍してるなぁ。
まあ最終的にデバイスが大量に余ってもフリオニールの如く朝倉が使いこなしてくれるよ。
……マハキャで突撃、ストラーで撃ち上げ、クロッチでトドメと一人連携攻撃する様を夢想した。
391創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 17:59:00 ID:5XlrUMha
ストリームアタックですね。わかります
392創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 18:00:09 ID:jIMf5rc/
アンリミテッドデバイスワークスですねわかります
393創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 18:04:05 ID:6wH32KlH
便乗してデバイスが使えそうな方々一覧

なのは・スバル・ノーヴェ・ヴィヴィオ→元から
リナ・ゼロス・ズーマ→魔力持ち
ゲンキ・ハム・スエゾー→ガッツを魔力に変換出来れば……

……意外に少なかった
394創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 18:08:11 ID:2jsL0lyR
トトロも使えそうな気がするな
だってトトロだし
395創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 18:09:00 ID:jIMf5rc/
トトロはデバイスを捕食して喋れるようになりそう
396創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 18:13:32 ID:6wH32KlH
余談
トトロがトトロと呼ばれているのは「ドォ、ドォ、ヴォオオオオ」的な鳴き声をあげて、それをメイが「トトロ」だと思ったから
実際には「眠いよー」と言っていたらしい

しかしあのシーン、大口開けているトトロをメイが楽しそうにのぞきこんでいるが、もふもふ愛の自分でもあの勇気はない
どうみてもメイが丸ごとすっぽり口の中に入ってしまう大きさだというのに
そういう意味ではトトロから逃亡した古泉やトトロを必要以上に脅威に感じる連中は何も間違っていないのかも
397創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 18:15:20 ID:1h/N7Wda
トトロの巨大さやニタリとした笑いは確かに怖いかもな
特に暗闇でみたりすると
398創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 18:43:42 ID:GxfnKVvP
>>393
いや、朝倉さんが魔改造すれば誰でも扱える武器に改造できそう。
友情パワーとか超能力とか。
もしくは 乾電池 で使用できるかもしれない。
399創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 19:50:08 ID:HURvtdO6
そういえばwikiの観覧数が何気に50000越えしてるな
めでたいことだ
400創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 19:58:34 ID:2u0zn25d
トトロは無邪気な子供から見ると可愛いもふもふだが、大人が見るとでっかいモンスターだよなw
サツキも最初は引いていたようにも見えたし…

>>393
ナーガ様を忘れるなー!

>>399
本当だ。なんてめでたい。っていうか凄い数だなwww
401創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 20:01:41 ID:HURvtdO6
>>400
あれ?ナーガ様ってガッツ使えなかったような……
まぁでも魔空弾とか魔法っぽい技を使ってるから魔力みたいなのはあるのかな

トトロって大人でも飲み込めそうなでかい口+揃った歯+巨大な手+鋭く長い爪+巨体、と結構怖い
でももふもふで優しいからかわいいのさ!だから子供にしか見えないのさ!
402創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 20:18:03 ID:2u0zn25d
>>401
MFアニメ第2期では、卑劣な手段を使うプライドもクソも無い元四天王に
「受け取れ!本当のガッツを、本当の力を!!」って言って魔空弾ぶちかましてたし、
やっぱMFアニメのモンスターも、技を出すのにガッツを使ってるんだと思う。
っていうかナーガ様、アニメ第1期でモンスター召喚してたぜ…凄すぎるwww

トトロの身体的特徴をあげると恐ろしいwww俺たちの世界で言うと、熊か…
ネコバスの足の多さはムカデ嫌いの人にはどう見えるんだろう…もふもふだから許されてるのかw
403創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 21:20:02 ID:gj0eQsbD
二期のナーガ様の格好良さはガチ
404創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 21:36:46 ID:dSBczWV7
第2期でスエゾーに対して「許しを請うつもりは無い。憎まれるのは慣れてるからな」とかセリフが神だった。
ゲームでもアニメでも、誇り高き戦闘種族ってとこがナーガは格好良いな
405創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 21:41:56 ID:jvMo37Oa
ハルヒをより深く把握しようと思ってPSPのゲームを買って来たら説明書で朝倉さんがハブられてる件
406創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 21:44:16 ID:V0jKkZkB
朝倉さんドンマイw
407創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:00:44 ID:gj0eQsbD
漫画版ガイバー…何故10巻以降しかない…
408創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:03:17 ID:YqbI8yhk
俺のとこの近くの本屋は17からしか無かったぜ
中古で少しずつ集めてるけど、やたら飛び飛びだ
409創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:07:09 ID:V0jKkZkB
うちのとこは24巻しか無いぜ
410創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:08:55 ID:qYLsvx6u
ガイバーの最初のほうは、単行本のサイズが違うから違う棚にあるかも
411創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:15:09 ID:gj0eQsbD
そうなの?
一度探してみるかな
412創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:17:42 ID:V0jKkZkB
全く話変わるけどさ
今日、なのはのエ○パロ保管庫見つけて色々見てたんだ…
そしたら、不覚にも感動して…主要キャラよりナンバーズの方が好きになってしまったという
413創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:21:27 ID:oRzAb3Mi
>>411
角川版ならサイズ一緒だよ。
414創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 22:27:32 ID:skfIUUnY
>>412
あそこはエ○非エ○問わず完成度高いのがかなりあるからな
415創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 23:08:08 ID:gj0eQsbD
は? 
所詮○ロパロだろ?
何が完成度高いだよwwwwwwwwwwwww
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう思っていた時期が私にもありました
見てきたけど凄いクオリティ高いのなw
416創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 23:19:01 ID:1szFHaMJ
しかしネット上のエヴァ小説を読み込んでいる自分に隙はなかった

……いや、本当にクオリティ高いの結構あるんだよ
物凄いキャラの内面掘り下げたり、設定を自分なりに保管してめっちゃわかりやすくしたり
417創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 23:28:35 ID:gj0eQsbD
それはわかる気がする
その作品とかキャラに対する愛情をひしひしと感じるんだよな
ベクトルは違えど同じ書き手としてはそんな風になりたいと思う
418創る名無しに見る名無し:2008/12/23(火) 23:59:48 ID:1szFHaMJ
ひっそりこっそり、現在位置地図更新……
表記上は動いてないですが、冬月さんたちが別れたので更新いたします……

http://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/free_uploader/src/up0117.png
419創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:06:25 ID:cwsFur0J
今年もクリスマスがやってきた
420創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:13:41 ID:orZWo7tD
>>418
地図氏乙です!
いつも感謝であります
 
>>419
あぁ……
421創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:21:00 ID:5BOe6HPI
そうか今日クリスマスか……おめ

地図氏超乙!いつもありがとう
学校とD-7の密集率は相変わらずだなw
フッキーUが別れてケロロの近くにズーマがいる図は不穏だな……
422創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:31:01 ID:sUai3m6Y
マッハキャリバーって、スバル以外の人間のことなんて呼ぶっけ?
Mr.orMs.〜でいいのかね。
423創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:32:42 ID:bGU1mFeQ
スバル以外と喋ったことあったっけ?
youとかでいいと思う
424創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:34:37 ID:sUai3m6Y
>>422
うん、しゃべった記憶がなかったからどうしようかと思ってw
あ、ちなみに三人称な。
425創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:34:38 ID:1qFlUoWs
まぁ他のデバイスから考えて「Mr.〜」「Ms.〜」でいいんじゃないの?
youとかだと「あの人は……」的に三人称で語る時に困るし
426創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:41:27 ID:bGU1mFeQ
>>418
おっと地図氏乙です
市街地すげえなww
427創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 00:42:46 ID:OgLvI6IT
いつも地図乙です!
ほんとに市街地が凄いw
428創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 08:16:26 ID:hFtkQl4M
>>376
>>377
ゼクトールはあと1回変身を残している……この意味が(ry
いや実際、金色に輝く最終進化を遂げれば将軍相手もガチにやれると思うぞw
全身をビームエネルギーに変換ッ! ビームエネルギーの固まりになることで数倍以上のパワーとエネルギーフィールドを纏いメガスマッシャーも弾き返すッ!
『ゼクトール・ザ・ファイナル』になれさえすれば……なれさえすれば……!
429創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 12:00:27 ID:CUGurEqt
>>428
「いかに地上最強の悪魔といえども、俺の命の炎は消せんぞ!」と急所封じを防ぎ、
「俺もすぐに逝くぞ、こいつを連れてな!!」とボロボロになっても全力全開、
主題歌バックに金色に輝きながらこんな台詞を言うネコさんは、
どう見ても正義の味方兼主人公でした本当にありがとうございます

映像になるとネコさんの優遇は異常w
2回もラスボス務めて、真・モードが2つも(限界調整のネオ化と、最終進化のザ・ファイナル化)あるんだものw
430創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 12:44:47 ID:K+DmY6Ai
それにしても明日の一番の楽しみが投下が来ることと死者スレな俺……
……仕方ないじゃないか!相手なんていないんだからorz
431創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 13:15:06 ID:3HXVNgYB
>>430
同志よ、一緒に楽しもうぜ……orz

そういえば放送後まだ書かれてないキャラってもうほとんどいないよな
ドロリ組・モールの肉対戦・ボッチスエゾーくらい?
432創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 13:33:23 ID:WBtH4GJ9
モールの肉戦はずっと気になってたが、しかしもうそんなもんか
このスレは本当勢い良いな
433創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 16:23:15 ID:JQnxQYyQ
>>430
カップルを目の前に笑顔で仕事するサービス業な俺と比べたらまだいいさ…。
さて、休憩が終わったら開店だ…。
ロリよケモノよネコよ我に力を!!

残ってるところはどれも中々…肉戦はどうなるやら…。
434創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 17:04:06 ID:YUA+A0j6
>>328
WOWOWのアニメ版にそんな変身無くね?
435創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 17:52:22 ID:cJLTJJks
疑問に思ったんだが…

ゼクトールに対して『新・夢成長促進銃』が撃たれれば一発で即死するのか?
さすがにどうかと思っているんだが。
436創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 18:03:45 ID:ZkP5QpEk
じゃあ逆に夢成長促進銃撃たれたらただのゼクトールになるのか?
まあないだろうとは思うけど
あと金のゼクトールとやらはたぶん出せない
ここのガイバーの2005年版にはいなかったぞ
437創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 18:42:46 ID:eXghlIib
一応元は人間だし、普通に老化したりするんじゃない?
438創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 19:01:25 ID:jFkkqeJ8
銃なら見た目や身体能力が変わるだけだろ。
それよりほら、あるだろ?寿命が一週間増えたり減ったりするアイテムが…
439創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 19:57:41 ID:nuYWBpNF
>>438
バナナ育成のことかー!
あれはゲーム内設定だろw…多分
440創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 20:07:25 ID:0zJwOe1W
>>438,>>439
ゲームのモンファだと1週間なんて一番小さい単位だけど、ロワだととんでもなく長く感じるw
441創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 20:45:12 ID:jFkkqeJ8
ネコさんの寿命はあと数日なんだぜ?
つまりバナナで…
442創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 20:51:51 ID:OZc3n5Vz
死因:バナナ


嫌すぎるwwwwwwwwwwwww
443創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 21:40:31 ID:tWiF9EMf
ノーヴェに新・夢成長促進銃撃ったら体内のドクターも成長してエイリアンっぽいスプラッタな光景になるとか…
もっとも体内のドクターに効果が無いってなると今度は夢成長促進銃撃たれたときにノーヴェの子宮のサイズが耐えられずにやっぱり悲惨なことになるかもしれんが
444創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 21:49:01 ID:0zJwOe1W
>>443
なんてロワらしいグロ展開w
445創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 22:41:34 ID:jFkkqeJ8
死因:難産

…嫌な死にかたするロワだな、ここ。
446創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 22:50:30 ID:OZc3n5Vz
強姦でもされたのかと誤解されかねんwww

……いやロワの開催期間中にレイプ→妊娠→出産ってどんだけキングクリムゾンって話だけど
447創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 22:54:24 ID:Y77cW/Jd
クリムゾンと聞いて
448創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 22:55:48 ID:OZc3n5Vz
くやビクン
449創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:02:34 ID:L2HNCuSt
折角だから俺はその展開を望むぜ
450 ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:06:22 ID:g5wJHI7t
ジングルベール、ジングルベール、鈴がなるー……♪
……ふっ、もふもふがいればクリスマスなどいらぬ!

……えー、聖夜にSSを書いているこんな私にお付き合いいただける優しい方、いらっしゃったら支援をお願いいたします
碇シンジ、トトロを投下します
451創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:09:15 ID:OZc3n5Vz
mhsk
452創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:09:56 ID:sUai3m6Y
支援するぜ!
ksk
453創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:11:10 ID:DzDW6Al4
いるぜ〜超いるぜ〜…聖夜ってなに?食べ物?ksk
454Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:11:18 ID:g5wJHI7t

 新緑の森の平穏を乱す足音を響かせ、一人の少年が走る。
 枝をかき分け、道なき道を踏み荒らし、藪を乗り越えてどこまでも。
 今の少年――シンジに目的地などあるはずもない。
 そもそも彼は、ここがどこであるのかさえわかっていなかった。

(怖い……怖い……死にたくない……!)

 息は荒く、汗は目の前が見えなくなるほどに顔を覆い、疲労は限界に達している。
 それでも彼は止まらない。止まれない。
 後ろから追いかけてくる恐ろしい何かに急かされるように、シンジは森を走り続けている。

(ごめんなさい、みくるさん……ごめんなさい、ごめんなさい……)

 シンジが思うのは、置いてきてしまった女性のことだ。
 美しい容姿のその人は、自分が傷ついてでもシンジを逃がそうとしてくれた。
 どんなに自分が彼女にひどいことをしたか、シンジは一つも忘れていない。
 疑い、襲い、怪我を負わせた。それなのに守ろうとしてくれた。

(僕が……僕は間違っていた……?)

 あの悪魔のような主催者達の仲間だと思った自分がどこまでも恥ずかしかった。
 いや実際、朝比奈みくるはあの主催者たちのことを知っていたのかもしれない。
 それでも彼女は命をかけてシンジを助け、夏子たちを導こうとしていた。
 シンジは彼女に感謝をしこそすれ、恨む必要などどこにもなかったのに。

(ごめんなさい、ごめんなさい……!)

 傷つけてしまった。見捨ててしまった。
 助けてくれた人を捨てて、今のシンジはただ逃げている。
 それを心のどこかの勇敢な自分が咎め、逃げちゃだめだ、助けに行くんだ、と叫ぶ。
 もし彼女を捕えているのが自分になんとかなる相手なら、今のシンジは勇気を持って戦っただろう。
 いつかの使徒を相手取った戦いで、彼自身が幾度となくそうしたように。

 しかし。
455創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:11:25 ID:P0PIPJPu
k s k
456創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:11:46 ID:X2eL21IR
ksk
457創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:12:41 ID:DzDW6Al4
ksk
458創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:12:45 ID:hMgw0O7I
ksk
459創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:12:52 ID:sUai3m6Y
ksk
460Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:13:29 ID:g5wJHI7t

『――お前にはもう用はない、死ね』

「――ひぃっ!?」

 頭の中に響いた声にシンジの喉から悲鳴が上がる。
 そのまま足がもつれ、シンジは藪に突っ込む形で倒れ込んだ。
 ろくな受け身も取れず、膝を地面に打ち付ける。
 しかし今のシンジには、痛いという感覚が頭に上ってこない。
 彼を支配するのはあの悪魔の声――そして、背筋が凍るような死の恐怖だけだった。

「あ、ああ、ああああ……」

 起きることもできず、ガタガタと震える。
 あれほどの恐怖を感じたことは、生まれてから一度もない。
 画面の向こうでもなく、エヴァ越しでもない、突き刺すような生身の死の恐怖があそこにはあった。

 あの底冷えのする声を思い出すだけで、吐きそうになる。
 あの万力のような力を思い出す時など、失神してしまいそうだ。
 そうやって意識を失えたらどんなにいいだろうとシンジは思う。
 しかし今の彼には、そうしているだけの時間も余裕もないのだ。

『ウォーズマン、という男を次の放送までに探し出して殺せれば、お前と朝比奈みくるの命を助けてやる。
 言っておくが、逃げた場合は朝比奈みくるを殺した後、貴様を地の果てまで追いかけてこの私の手で殺してやる』

 あの男は確かにシンジにそう言った。
 殺さなければお前は死ぬ、と。
 だが、男が言うにウォーズマンというのもまたあの男とおなじ超人である。
 超人を殺せ、さもなくば超人の自分が殺す、と言われたも同然なのだ。
461創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:13:40 ID:DzDW6Al4
ksk
462創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:13:44 ID:orZWo7tD
ksk
463Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:14:07 ID:g5wJHI7t

 見つけ出せば、ウォーズマンという男に殺される。
 見つけなければ、悪魔将軍が追いかけてきて殺される。
 探しても殺される。
 探さなくても殺される。
 逃げても殺される。
 逃げなくても、殺される。

「いやだ、いやだ、いやだぁぁぁぁ……!」

 シンジの頭には悪魔将軍に頭を砕かれて死ぬ自分と、ウォーズマンという男に胴を引きちぎられて死ぬ自分の姿が交互に浮かぶ。
 飛ぶのは薄ピンクの脳髄か、それとも血に濡れた内臓か。
 前に行っても後ろに行っても、待っている結果は“自分の死”だけだ。
 偶然にそのウォーズマンが死ぬ幸運を祈るような呑気さなど、今のシンジにあるわけもない。

「死にたくない、死にたくないよぉ……」

 震え、ぼたぼたと涙とよだれとを地面にたらしながらシンジは悲鳴を上げる。
 それが何一つ解決しないとわかっていても、怖くて怖くて動くことが出来ない。

「助けて、助けてよ誰か、綾波、カヲル君……!!」

 そうして震え、すでにいなくなった者への助けを請う彼の眼に、一つの岩が飛び込んできた。
 茂みの中のその岩は、何があったのか片側が大きく抉れている。
 その抉れ、削り出された部分は鋭く、指先で強く押せば指が傷つくだろうと思えた。
 無意識のうちに、シンジはずりずりと這ってその岩に近づいていた。

「……はぁ……はぁ……はぁっ……」

 触れてみれば岩はひんやりと冷たい。
 ぐっと指先を押し付ければ、予想通りにぷつりときれて血の玉が浮かぶ。
 その浮かんだ血と尖った岩を、シンジは充血した目でじっと見つめた。

 死んでしまおうか。そんな考えが浮かんだ。
464創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:14:06 ID:P0PIPJPu
ksk
465創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:14:16 ID:orZWo7tD
ksk
466創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:14:19 ID:hMgw0O7I
ksk
467Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:14:47 ID:g5wJHI7t

 これから先はどう頑張っても死ぬのだと決まっている。
 そこには二人の男のどちらに殺されるか、どんな風に殺されるか程度の差しかない。
 だったら嬲られて殺されるより、ここでひと思いに死んでしまった方がマシだ。
 死んでしまえば、もう痛むことも苦しむこともない。

「はぁ……はぁ……」

 ずりずりとさらに近付く。
 岩は鋭くと尖って輝き、先のシンジの指先の血をつけたまま待ち構えている。
 じっとりと汗でぬれた体を起こし、シンジはそっと岩に頭を向けた。
 距離を測り、ちょうどいい位置に膝立ちになる。
 このまま勢いよく前に倒れれば、この頭は鋭い岩に打ちつけられ、容易く破壊されるだろう。

「…………」

 ひゅー、ひゅー、と喉が鳴る。
 怖い。でもここで死ななければもっと怖いことになる。
 がたがたと震える体を抑え込み、シンジは深く何度も息を吸い、吐く。
 殺される自分と、ここで頭から血を流して死ぬ自分が交互に浮かんでは消えていく。

 どっちだって同じだ。どっちにしたって死ぬんだ。
 だったら苦しいのも怖いのも短い方がいい。今すぐ、終わったほうがいい。

 目を血走らせ、シンジは何度も何度も唾を呑み、頭を揺らす。
 そして幾度かの躊躇いの後、固く目をつぶり、頭から前に倒れ込んだ。

「――――」
468創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:14:57 ID:orZWo7tD
ksk
469創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:15:15 ID:DzDW6Al4
ksk
470創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:15:17 ID:P0PIPJPu
k s k
471創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:15:29 ID:orZWo7tD
ksk
472Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:15:30 ID:g5wJHI7t

 衝撃は、なかった。
 岩のとがりの数センチ前で、シンジの頭は停止している。
 シンジ自身の両手がしっかりと岩について体を支え、自らを死から遠ざけようと震えていた。

「……ぃやだ、いやだ……」

 そのままずるりと下に倒れ込み、冷たい地面に頬を付ける。
 再びあふれ出した涙が乾いてもいない頬を濡らす。

「いやだ、死にたくない、死ぬのは怖い……」

 死ぬと決めたのに怖かった。死ねなかった。
 結局のところ、自分には死ぬ勇気もないのだ。

 そう思った瞬間、シンジはもう全てがどうでもよくなった。

「は、あ……あは、は」

 このままここで横になって、もう何もしたくない。
 悪魔将軍に探し出されて殺されてもいいし、通りすがりの誰かに殺されてもいい。
 もう生きて怖い思いをするのも、死の恐怖を思うのも嫌だ。
 だったら何もせず、何も考えなければいい。

 そう思ってしまうと手足からはとたんに力が抜け、涙は止まる。
 いっそ笑いたいくらいだった。笑おうと思った。

 しかし、笑おうと開けた口が大声を出す前に、大きく揺れた茂みがそれを遮った。

「あ――」

 いつかの毛むくじゃらの怪物が、すぐそこに立って、にんまりともせずシンジを見つめていた。


 ◇ ◇ ◇
473創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:15:50 ID:hMgw0O7I
ksk
474Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:16:03 ID:g5wJHI7t


 彼女――ケリュケイオンには、相変わらず状況がよくわからない。
 神殿を出てからは、山小屋の近くで巨獣はオオカミやフリードリヒと戯れていた。
 そこにどこからか男の声が聞こえてきて、巨獣は笑うのをやめた。やめてその声を聞いているようだった。
 それからしばらく、巨獣はオオカミをなでたりするだけで、動かなかった。
 ケリュケイオンには人ならざる彼の心などわからないが、それは悲しんでいる様に見えた。
 ただ、それは深い悲しみというよりは、何かを懐かしむような様子だったと思う。
 巨獣の様子が一変したのは、それからしばらくしてからだった。

 ぴくり、と耳を動かし、巨獣が立ち上がった。
 立ち上がって、背伸びをするように遠くを見据えた。
 いったい何が見えるのか、と不思議そうにフリードリヒが鳴き、わずかに飛びあがったときだった。

『――ヴォオオオオオオオオオオオ!!』

 巨獣は突如として叫んだ。いや、吠えた。吠え猛った。
 激しく体を揺らし、しまいには地面を揺らして飛び跳ねながら、吠え続けた。
 もし仮にケリュケイオンに人の心があったとしたら、間違いなく恐怖で口がきけなくなるような声だった。


 そして、今。
 一通り吠え終わった巨獣は踵を返し、森の中を進んでいた。獣たちがそれに続く。
 巨獣は依然と同じく丸い目で前を見て、ずんずんと進んでいく。時折フリードリヒが鳴き、オオカミが吠える。
 先ほどとの違いは、巨獣がにんまりとしたあの笑みを浮かべていないことくらいだ。

『どこへ、行くのですか?』

 こっそりと問いかけると振り返るが、巨獣は小さく『ヴォ、』と言うだけで返事らしいものは返さない。
 フリードリヒたちの様子を見るに、尽きそう獣たちもよくわかっていないらしい。
 そうしてトトロに導かれるままに歩き、森を進み、小さな木立を抜けたあたりだった。
 茂みの中に、ようやくケリュケイオンと言葉をかわせそうな生物――人間がいたのだ。
475創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:16:09 ID:DzDW6Al4
トトロー!ksk
476創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:16:30 ID:orZWo7tD
ksk
477Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:16:37 ID:g5wJHI7t

『あの――』
「ひ、あ、うわぁぁぁぁぁぁ!!」

 ようやく人間と、という彼女の喜びに反し、その人間はいきなり悲鳴を上げた。
 いや、巨獣を見ればそれは仕方のない反応のような気もするが、それにしても様子がおかしい。
 血走った目、頬には涙の、口元にはよだれの跡もあり、ところどころに打ち傷、擦り傷がある。
 そして見るからに錯乱した様子で、少年は周辺の石を拾い、巨獣に向かって投げ始めた。

「うわ、うわああぁぁ!あああああ!!」

 コントロールも何もない、癇癪を起こした子供のような投石。
 それは全て巨獣のとなりを歩いていたオオカミの足のひと振りではじかれる。
 やがて少年が疲れて石が飛ばなくなったころ、巨獣はゆっくりと手を上げた。
 ケリュケイオンには人が話しかける時のしぐさに見えたそれは、少年にはよほど恐ろしく思えたようだ。

「い、し、死ぬ、死ぬのはいやだ、いやだあああああ!!」

 涙を飛び散らせながら身をひるがえし、少年は茂みの向こうへ飛び込んでいく。
 こうして声をかける間もなく、ケリュケイオンと人とのファーストコンタクトは終わった。
 巨獣はただ、悲しそうな目で逃げた彼の背を見つめるのみだった。


 ◇ ◇ ◇


「ひっ、ひっ……ひぃぃ……」

 逃げる。逃げる。
 いったいどこへ向かっているのか、どこにいるのかさえわからない。
 わからないが、逃げなければ死ぬ。殺される。
 振り返ればあの化け物がいる気がして、シンジは足を止めることが出来ない。
478創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:17:03 ID:orZWo7tD
ksk
479創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:17:06 ID:P0PIPJPu
ksk
480Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:17:14 ID:g5wJHI7t

 そうしてどこをどう走ったのか、シンジは気がつけばまた転んでいた。
 いつ転んだのかもわからない。あまりの恐怖に周りなど見えなくなっていた。
 周りは相変わらず背の高い樹がずらりと生えているだけの景色だ。
 そういえば走っている途中でちらりと屋根らしきものが見えた気もするが、よくわからない。

「はぁ……はぁ……はぁ……」

 あたりを見回し、あの獣の姿がないのを知ってようやく一息つく。
 バッグはかろうじて握りしめているが、全身が疲労に悲鳴をあげていた。
 そして何よりも、心が恐怖で死んでしまいそうだった。

「いやだ、死にたくない……死にたくない……」

 がたがたと再び震える体を抑え、シンジは必死に考える。
 死にたくない、死にたくない。
 一度はどうでもいいと思ったが、やはり死ぬのは怖い。どうしても怖い。
 だから、死なないためにはどうすればいい?
 酸素不足の頭はろくに回らず、延々と死にたくない思いだけが募っていく。

「怖い、怖い……皆怖い……」

 あの化け物は、かつて自分を殴り、そして自分は夏子のもとへ戻された。
 その経緯はよくわからないが、今のシンジにとって目に映る全ての者が敵だ。
 どこに行っても死の恐怖が追いかけてくる。

「誰か助けて……助けて夏子さん……」

 ようやく動いた頭が思い出したのは、自分を助けてくれた女性のことだった。
 彼女の所に行けば、と頭のどこかが希望を打ち出す。
 だが、
481創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:17:25 ID:DzDW6Al4
ksk
482創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:17:33 ID:hMgw0O7I
ksk
483創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:17:46 ID:orZWo7tD
ksk
484Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:17:51 ID:g5wJHI7t

「だめだ、だって夏子さんは逃げたんだ……きっと僕も見捨てられる」

 そう、その夏子はあの兎のような生き物と一緒にシンジを見捨てて逃げたのだ。
 それにシンジが彼女やみくるにしたことを思えば、憎まれていても仕方ない。
 たとえ会えたとしても、冷たい態度を取られ、置いていかれるのが関の山だ。

「誰か、誰か……」

 あとはいくら頭を動かしても、ろくな知り合いが出てこない。
 万太郎と呼ばれた男と、夏子と一緒にいたハムという兎のことはよくわからないから頼れない。
 さっきの獣と最初に会った男、そして悪魔将軍たちは論外だ。
 そうするとシンジに残されたのは、元の世界からの知り合いだけとなる。

「冬月さん、加持さん……アスカ」

 冬月コウゾウ。父の側近だった男。
 これは父親と同類の、子供を道具としか見ない男に違いない。だから却下だ。

 加持リョウジ。死んだはずの男。
 かつて自分を励ましたりしてくれたが、この男も結局は大人だ。だから駄目だ。

 アスカ……アスカは、どうだろう。
 プライドが高くて、強くて、明るくて、何でもできる少女。
 アスカなら、こんな僕を助けて、守ってくれるかもしれない。

 アスカと過ごした日々がシンジの頭に去来する。
 その自信たっぷりな言動はいかにも頼もしく、シンジを守ってくれそうだった。
 アスカなら、とシンジは思う。
 少し前までアスカを守ってやらなければと考えていたことなど、すっかり忘れて。

 しかし。

「――?」
485創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:18:19 ID:orZWo7tD
ksk
486創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:18:39 ID:hMgw0O7I
ksk
487Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:18:39 ID:g5wJHI7t

 シンジの中に、ふいにあるイメージが浮かんだ。
 絨毯の上にこぼれるコーヒー。乱れたテーブルとイス。
 肩が熱いのは、自分にコーヒーがかかっているからだ。
 椅子が飛び、テーブルが引き倒される。
 やっているのは自分だ。シンジ自身がテーブルを倒しながら、助けてと叫んでいる。
 助けて、助けて、僕を助けてよ。
 その声に対し、目の前に立ったアスカが言うのだ。ゴミでも見るような眼で。

『 い や 』


「…………」

 それが現実なのか、ただの幻想なのかはわからない。
 いつかあったような風景の中で、アスカはこれ以上なく自分を拒絶する。
 そしてそれはきっと、この島でも。

――ダメだ、アスカもダメだ。皆ダメだ。
――誰も僕を助けてくれない。誰も、誰も。

 暗闇の中で、処刑を待つような気分だった。
 これから先、どうあがこうと自分は死ぬ。だけど死ぬのは怖い。
 悲鳴のような声で喘ぎながら、シンジは必死に一人で生きるすべを考える。

「死、ぬ……隠れなきゃ、隠れなきゃきっと死ぬ……」

 このまま森の中にいたら、きっと見つかって殺される。
 だったら、どこかに隠れてしまえばいい。小さい頃のかくれんぼのように。
 そう思い、シンジは震える体をそっと起こした。

 森の中は安全ではない。
 開けた場所は、人に見つかりやすい。
 地図に載っている施設は人が来る。
 市街地には危ない人間が多い。
 人がいない場所には、罠が仕掛けてあるかもしれない。
488創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:18:44 ID:X2eL21IR
ksk
489創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:18:49 ID:DzDW6Al4
ksk
490創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:18:50 ID:orZWo7tD
ksk
491Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:19:14 ID:g5wJHI7t

「はぁ……はぁ……」

 ポケットの中の石を握りしめ、ぜいぜいと喘ぎながらシンジは考える。
 どこか、どこか隠れられる場所は、安全な場所はないのか。
 誰も来ない場所、自分を侵食しない場所は、どこにある?

 ぐちゃぐちゃになった頭は答えをはじき出さない。
 その上、たとえ安全な場所があったとしても、今のシンジには安息は訪れない。

「……もし、誰かが来たら……」

 安住の地にも、誰かが来るかも知れない。移動中に見られるかもしれない。
 そして誰かが自分を見た事を、人に伝えたら。
 あの悪魔に、伝えたとしたら。

「―――、ひ」

 地の果てまで追いかけまわして殺す、といった恐ろしい形相が蘇る。
 誰かに見られたら、その時点でアウトだ。
 誰にも自分を知られてはならない、決して、そう決してだ。
 だから、これから先誰かが近づいてきたら、自分は、僕は――。


「――僕は一人で生きるんだから、だから一人で、一人で……」

 もはや自分でも何を口走っているのかわからない。
 恐怖に支配された頭はめちゃくちゃな安全策をはじき出し、体はそれに従う。 

 近づく者は、自分を知っている人は黙らせるしかない。
 そうしなければ、いずれ居場所を突き止められて自分が死ぬ。
 死ぬのはいやだ。何よりも死ぬのがいやだ。
 だからどうにかして、例え力づくでも口をふさぐしかないのだ。
492創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:19:20 ID:hMgw0O7I
ksk
493創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:19:23 ID:orZWo7tD
ksk
494創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:19:45 ID:X2eL21IR
ksk
495Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:19:48 ID:g5wJHI7t

(力づく……力づくってなんだろう……)

 自分が考えていることすらよくわからない。
 だが、どうにかして黙らせるしかないのだ。
 どうにかして、いかなる手を使ってでも――相手を殺してでも。

「死ぬのはいやだ、死ぬのはいやだ、死ぬのはいやだ……!」

 ぶつぶつと呟きながら、シンジは歩きはじめた。
 行き先もなく、見通しもなく、ただ死の恐怖に背中を押されるままに、ゆっくりと。



【D-5 森/一日目・昼過ぎ】

【碇シンジ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】疲労(極大)、左肘に銃創、恐慌・錯乱状態
【持ち物】デイパック、基本セット(水は小川で補充済み、ノーヴェにより食糧補充)
     護身用トウガラシスプレー@現実、木の枝、ポケットに石を数個
【思考】
0.死ぬのはいやだ、死ぬのはいやだ、死ぬのはいやだ……
1.全てから逃げて、どこか安全な場所を見つけて、そこでじっとしていたい。
2.自分に近づく人、自分を知る人は力づくでも“黙らせる”。
3.超人、特に悪魔将軍が恐ろしくてたまらない。
4.優勝したらカヲル君が――――?


【備考】
※自分がどこにいるのかわかっていません。
※第二回放送の内容をまったく把握していません。
※地図の裏面には「18時にB-06の公民館で待ち合わせ、無理の場合B-07のデパートへ」と走り書きされています。


 ◇ ◇ ◇
496創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:19:53 ID:orZWo7tD
ksk
497創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:20:02 ID:DzDW6Al4
ksk
498創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:20:05 ID:P0PIPJPu
k s k
499Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:20:22 ID:g5wJHI7t


 フリードリヒの飛ぶままに上下しながら、ケリュケイオンは考える。
 巨獣の様子に気を取られていたが、あの男の声は極めて重要なことを言っていた。
 たとえば、「殺さないと意味がない」。
 あるいは「沢山殺している人」に「ご褒美」。そして「頑張って殺し合ってね」。
 いやになるキーワードばかりだが、これで少しは状況がわかる。

――要するに、これは殺し合いの場なのだ、と。

 そうと知っては当然ながら穏やかではいられず、彼女は何度もフリードリヒに話しかけた。
 まずは主が無事なのかを、続いて時空管理局の人間がここにいるのかを。
 竜の言うことは相変わらずよくわからないが、その反応からすると主はここにはいないようだった。
 時空管理局についてはわからないが、先ほどの放送を考えるといてもおかしくはない。

『あの……』
「……」

 幾度となく巨獣には話しかけてはいるが、どうも反応が悪い。
 本人(人ではないが)は何か考えているのか、さっきから足取りが悪く、時々よろけもする。
 先ほどまでは常に浮かんでいたにんまり笑いも消えてしまっていた。
 それを心配してキュルル、とフリードリヒが鳴けばほんわりと笑うものの、表情はすぐに戻ってしまう。
 そんな調子でのしのしと、ケリュケイオン達は山を登っていた。

『ええと……』

 当然ながら初めて見る景色に、ケリュケイオンは戸惑いを隠せない。
 巨獣はこっちの言葉が通じているのかいないのか、これまでほとんど会話が成立しなかった。
 かろうじてフリードリヒは自分の言っていることがわかるようだが、はたして他の二匹はどうなのか。
 そんなことを考えているうちに、ふいにオオカミが足を止めた。

「?」
「?」
「……がう」

 ぺし、とさみしげに尻尾をふる。
 ついで、その青いオオカミの腹がくるるるる、と鳴った。
 それを聞いて申し訳なさそうに項垂れるオオカミに反し、巨獣はようやくにんまりと笑う。
500創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:20:29 ID:orZWo7tD
ksk
501創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:20:32 ID:DzDW6Al4
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502Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:20:53 ID:g5wJHI7t

「♪」

 なんだか楽しげな様子でオオカミをその場にとどまらせ、巨獣はのしのしと歩いていく。
 フリードリヒごと後を追えば、茂みの中へと迷いもなくどんどん入って行ってしまった。

「キュア〜」

 フリードリヒの羽は枝の多い森の中を飛ぶのに適さない。
 絡まる枝を払うのに竜が必死になっている間に、巨獣はとことこと戻ってきた。
 その手に木苺らしき木の実を、たっぷりと抱え込んで。

『それは……』
「キュックル〜♪」

 巨獣はにんまり顔でオオカミの元に戻り、それを地面に置く。
 そして今度は反対の茂みの方へ行き、なにやらがさがさと木を揺らし始めた。
 待つこと数十秒、木々からはドングリやら栗やらが降ってくる。

「♪」

 そうやって食べ物を集めてはまた茂みへを繰り返し、巨獣は食べ物を集めていく。
 時々行っては数分も帰らない時もあれば、すぐに帰ってくる時もあった。
 そうこうしているうちに、オオカミの前には食料が山のように積み上がっていた。

「ガウ!」
「キュックルー!」
「ヴォオオ」

 巨獣の声とともに、三匹は一斉にその食料にかぶりつきだす。
 木苺や栗以外にも、柿やらあけびやら何やらと盛りだくさんだ。
 はた目からは見えないのに、よくこれだけ集めたものだと思う量だった。
 それをケリュケイオンが茫然と眺めているうちに、山はあっという間に消えてしまった。
503創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:21:11 ID:orZWo7tD
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504創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:21:11 ID:P0PIPJPu
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505創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:21:11 ID:DzDW6Al4
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506創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:21:16 ID:hMgw0O7I
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507Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:21:35 ID:g5wJHI7t

「キュア〜」
「ガウガウ!」
「♪」

 満足げに尻尾を振る二匹を認め、巨獣はまたにんまり顔だ。
 そのまま巨獣が腰を落ち着けると、すかさずオオカミは体を丸めてあくびをする。

『おなかがいっぱいだから昼寝、というところですかね……』

 すぐに目を閉じて眠り出したオオカミと巨獣の背中で休み始めた竜を認め、ケリュケイオンは呟いた。
 人間だったらため息でもついていたところだろう。

『…………』

 しばらく、森は静かだった。
 がさがさと葉が風でなる以外は何の音もしない。
 そして唯一起きている巨獣は、耳をぴんと立てて目を閉じている。

『……何をしているのですか?』 

 このまるで風の音を聞くようなしぐさは、実は先ほどからよくやっていた。
 森の中を歩く間、巨獣は時折立ち止まってはこうして耳を澄ましている。
 何か聞こえるのですか、と聞くと、片目だけを開けてちらりとケリュケイオンに目線をよこしてきた。

『ひとつ、聞いてもよろしいでしょうか?……あなたは何者ですか?』

 その問いに、巨獣は両目を見開いた。
 あえていうならきょとん、としている感じだ。
 そして目をゆっくりと細めると、にんまりと笑ってみせる。

『……ええと』

 どうにも埒があかない。
 なんというか殺し合いの場だというのに、この獣はやたらと呑気に見える。
 人間の言葉というものをきちんと理解しているのだろうか。
508創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:21:40 ID:orZWo7tD
ksk
509創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:22:07 ID:DzDW6Al4
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510創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:22:07 ID:P0PIPJPu
k s k
511創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:22:09 ID:hMgw0O7I
ksk
512創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:22:15 ID:orZWo7tD
ksk
513Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:22:18 ID:g5wJHI7t

『ここ、がどこだかご存じですか?』

 にんまり。

『今、私たちがどういう状況にあるかわかっていますか?』

 にんまり。

『……ええと、私の言っていることはわかりますか?』

 にんまり。しかし微妙に頷いた気がした。
 とりあえずこちらの言葉はわかっているようだ。
 そう思い、ケリュケイオンはさらに質問を重ねた。

『ここの近くに、街か何かはありませんか?人間の多くいる場所です』

 その言葉に、巨獣はようやくにんまり顔を解いた。
 少し難しげな表情で、わずかに頷いてみせる。
 街は近くにある、しかしあまり行きたくない、といったところだろうか。

『あなたは、あまり森から離れたくないのですね?』

 今度もわずかに頷いた。
 そして、そろそろと指先で寝ているオオカミをつつき始める。

「……がう?」
「ヴォ、ヴォオオ」
「ガウ!」

 ひょい、とオオカミが身をおこし、続いて巨獣も立ち上がる。
 それに合わせて背中で寝ていたフリードリヒも飛び起き、再び羽ばたき始めた。
 それを相変わらずのにんまり顔で見ながら、巨獣は再び歩きはじめる。
 その後ろを楽しそうに鳴きながらついて行く竜の足首で、ケリュケイオンは何度目かの困惑を味わった。

『森に属する魔獣、といったところでしょうか……』

 主につき従いいくらかの人外を見た身ではあるが、この巨獣は初めてのケースだ。
 森に詳しく、街を苦手とし、森から離れたくない様子から推測するしかない。
 時折耳を澄ますのは、森の声とやらでも聞いているのか。
514創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:22:46 ID:orZWo7tD
ksk
515創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:22:50 ID:DzDW6Al4
ksk
516Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:23:04 ID:g5wJHI7t

 少ない情報で忙しく頭を動かし、ケリュケイオンは必死で状況の把握を試みる。
 その視界に、にわかに不思議なものが飛び込んできた。

『!?』

 巨獣が歩いた後の、地面。
 これだけの体重に踏みつけられれば、当然草花は無事ではいられず、折れてしまう。
 しかし巨獣が通り過ぎると、それらは何事もなかったかのように生き生きと背を伸ばすのだ。
 よく見れば頭上の枝も、巨獣が通る時に折れた分はきちんと元に戻っている。

『……あなたはただ魔獣ではないのですか……』

 ケリュケイオンのつぶやきに、巨獣は答えない。

『ただの獣ではなく、もっと高位の……』

 ケリュケイオンの言葉に、巨獣は依然として答えない。

『……あなたは、何者なのですか……』

 いかなるケリュケイオンの問いにも、巨獣はわずかに目を細めるだけで、まったく答えない。
 黒く大きなまなざしはいったい何を見据えているのか。
 その足取りはいったいどこへ向かっているのか。
 全てを無言のうちに秘めて、獣たちは森を行く。


【F-6 森/一日目・昼過ぎ】

【トトロ@となりのトトロ】
【状態】左足の付け根に軽い火傷(毛皮が焦げている)、腹部に中ダメージ 、???、満腹
【持ち物】ディパック(支給品一式)、スイカ×5@新世紀エヴァンゲリオン、古泉の手紙
     フリードリヒ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、ケリュケイオン@魔法少女リリカルなのはStrikerS
     円盤石(2/3)+αセット@モンスターファーム〜円盤石の秘密〜、ライガー@モンスターファーム〜円盤石の秘密


【思考】
1.誰にも傷ついてほしくない
2.キョンの保護?古泉の手紙を渡す?
3.????????????????

【備考】
※ケリュケイオンは現在の状況が殺し合いの場であることだけ理解しました。
517創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:23:37 ID:DzDW6Al4
ksk
518創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:23:47 ID:orZWo7tD
ksk
519Dies irae / まいご ◆S828SR0enc :2008/12/24(水) 23:24:03 ID:g5wJHI7t
投下終了です!
こんな夜なのにたくさんの支援、ありがとうございました!
何か問題点などありましたら遠慮なくお願いします

では、皆様良い夜を
520創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:33:16 ID:sUai3m6Y
投下乙!
シンジこええええええええええええ!
だい、大丈夫かこの子……
ついにアスカまで信じなくなっちまった……もう先が見えないw

そしてトトロが……トトロが悲しんでいる……
泣かないでトトロお!
521創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:33:20 ID:DzDW6Al4
投下乙です!
シンジが壊れた…
石と唐辛子スプレーを使って無差別殺人に走ってしまうのか…
って無理だろその装備じゃw
シンジの内面描写がすごくて読んでてハラハラしましたGJ!

そしてトトロー!すごいよトトロー!本当に何者?
522創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:38:20 ID:orZWo7tD
投下乙です!!!
シンジが…シンジがどんどん駄目な子に…
アスカくらいしか信じられそうな奴いなかったのに、そのアスカまで信じられないとか…
この先に明るい未来があるとは思えないよぅ
 
トトロ達は相変わらず和むなー
ケリュケイオンは大変そうだけど頑張れw
523創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:40:12 ID:hMgw0O7I
投下乙です。
トトロ御一行様に癒されました。
そしてケリュケイオン、負けるな!
524創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:42:55 ID:P0PIPJPu
投下乙であります!
ちょ…シンジが怖いよぉぉぉぉぉ!!!!!!
心理描写が深くてよりシンジの怖さが伝わってくる
でも当然っちゃ当然なのかな…
エヴァに乗ってたとはいえ今は無力な一般人なんだし
装備がアレだが死なないと良いね…いやほんと
525創る名無しに見る名無し:2008/12/24(水) 23:51:54 ID:7T8TEXAM
投下乙です!
シンジが殺し合いに乗ったかぁ…
って、その装備でどうやって相手を殺すのwww

トトロ達もかわいいw
3匹の食事シーンやお昼寝シーンとか…俺を萌え殺させるつもりかぁ!
トトロのすごさも伝わって、本当にGJ。
あとケリュケイオンがんばれ、がんばって獣達をナビゲートしてくれw


ところで作中描写的にトトロが木の実を集めるさい、
ライガーやフリードと20m以上離れているようなのですが、
それに対する訂正が必要だと思います。
とはいえ、ライガーはじっとしていましたし、
フリード(というより一緒にいるケリュケイオン)をトトロに同行させる形にすればどうか、と進言します。
526 ◆S828SR0enc :2008/12/25(木) 00:10:08 ID:6Hfo3i0o
>>525
指摘ありがとうございます、そこらへんすっかり忘れてた……
ええと、では>>502
> そうやって食べ物を集めてはまた茂みへを繰り返し、巨獣は食べ物を集めていく。
> 時々行っては数分も帰らない時もあれば、すぐに帰ってくる時もあった。
> そうこうしているうちに、オオカミの前には食料が山のように積み上がっていた。

を、

> そうやって食べ物を集めてはまた茂みへを繰り返し、巨獣は食べ物を集めていく。
> 茂みに入って数分も戻らない時もあれば、すぐに帰ってくる時もあった。
> いちいちフリードリヒが追いかけるので、ケリュケイオンは何度も小枝の洗礼を受ける羽目になった。
> しかし彼女とは裏腹に、巨獣もフリードリヒも実に楽しそうだ。

> そうこうしているうちに、いつしかオオカミの前には食料が山のように積み上がっていた。

以上のように修正しようと思います
これで大丈夫でしょうか?
527創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 00:13:58 ID:HcVQOMcL
それで問題ないと思います。
素早い対応乙です。
528創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 01:47:20 ID:hVSVJuQk
修正乙です!!!
529 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 02:15:25 ID:i9XrnxhL
書き上げました……が、展開に不安があるので仮投下に落としました。

特に多人数故、強引に思えるところがありそうです……。
指摘ありましたらよろしくお願いします。
530創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 02:18:40 ID:3laPCXZS
おおおぉぉ乙です!
読みに行ってきます!
531創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 02:19:14 ID:EMk1TE6Y
し、新着38だと!?
532創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 02:31:49 ID:EMk1TE6Y
まだ読んでる途中なんだけど、なんかフッキー2がマッハキャリバー見つけたあたり1レス抜けてない?
533創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 03:04:11 ID:3laPCXZS
時間かかったけど読んできました
めちゃめちゃすごかった
まだ本投下はされてないから感想は書かないけど凄く引き込まれたー

展開の矛盾とかおかしなところはないと思います
でも俺も>>532と同じで向こうの229と230の間がつながってない気がしました
534創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 03:12:46 ID:zSl61ETb
仮投下乙です。
これは凄い。面白かった
おかしい所は特に見当たらなかった気がします

ただコピペミスでしょうかね
そこだけ修正入れれば良さそうな
535創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 05:33:53 ID:CCB18khy
仮投下乙です
自分も特に矛盾点は無かったように思います
最初辺りのコピペミスさえ直せば本投下してもおkかと
というか、早く感想を書きた(ry
536創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 06:50:31 ID:YjmLFVSP
仮投下乙であります!
自分も特に問題はないと思います
537創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 07:24:05 ID:UlxASmqr
首輪探知器の探知範囲が広いような気がした
島全体把握だっけ?
538創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 07:32:07 ID:yenlo73j
h6氏、仮投下乙です
感想は本投下まで待ちますが、いくつか問題点があったと思いますので述べさせていただきます

1.マップのI-6あたりに光点がいきなり二つ現れたと冬月さんが確認した点
ケロロたちの持っているレーダーは自分のいる周囲一エリア分しかサーチすることができない設定です
ですので、冬月さんたちがレーダーで確認できるのはB-6の分のみ
非常に離れたエリアであるI-6をサーチすることはできないので、移動を確認するのは無理だと思います

2.なのはさんが「冬樹を埋葬した」と自覚している点
該当話である51話「上と、下」を読むと、なのはさんはあれが誰であるのかまったく把握していません
確か『服でかろうじて男だとわかった』程度です(ぐちゃぐちゃの死体なのでしかたないですが)
付近に彼を指し示すものもなかったですし、誰を埋葬したかはわからないと思います
539創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 07:34:50 ID:yenlo73j
あ、あともうひとつ

ズーマの備考「B-6の民家の寝室に〜」の分はもう持ってきたので消したほうがいいのではと思います
540創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 07:40:13 ID:yenlo73j
……すみません、読み返していてちょっと聞きたいことが

>>538で「冬樹だと気づくわけない」って言った身ですが、103話で冬樹って気づいてたんですね
でも、51話だとあれって「肉塊+服の切れはし(たぶん血で真っ赤)+短い髪」としかわかってないわけで……
103話の「12〜13歳の男の子」ってなのはさんが知っている時点で無理があったような……
541 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 10:10:26 ID:abLGKMCM
コピペミス……だと……?
了解です、落とします。

>首輪探知機
すみません範囲のこと完全に失念してました……
多分その辺りの考察を削除して冬月さんと小砂の内容一部入れ替えます。

>冬樹
はい、前に小砂との会話で特定されていたので大丈夫かと思ったのですが。

>ズーマ
あ、あれは状態表ミスです。
持って来てないです。
持たせようと思ったんですが「余計なものは持ち歩かない」って方針だったよなっと思い。
542創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 10:24:55 ID:l6Hm0Ky6
見てきましたー

既に指摘がある部分以外は気になりませんでした。
状態表でなのはがマッハキャリバーを持っていないことぐらいですかね。

冬樹に関しては103話のリレーミスだと思いますが…
まああそこで小砂が確定させちゃったのでこの話は問題ないですね。
543 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 10:53:53 ID:i9XrnxhL
んと、一応指摘された箇所は修正したので本投下しようかと思います。
人いますか?
仮投下で分かる通りとにかく長いので……。
544創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 10:59:16 ID:4GtgnR+A
くっくっく……ここにいるぜ……
545創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:01:22 ID:k0SD9SO/
投下kskr
546 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:03:01 ID:i9XrnxhL
投下しますー。
あと自分でもちょこちょこ誤字脱字見つけたので修正しましたー。
547ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:03:58 ID:i9XrnxhL
―Side Fuyutuki-

歩く私の身体を、冷たい風が刺す。
太陽は私のほぼ真上にあるが、それでもやや肌寒い。
やはり、老体にはこのような森林の中は少しこたえる。しかしだからと言って、ケロロ君にこちらを任せる訳にもいくまい。
視線を右に、左に向ける。……人影はない。
さり、と落ち葉を踏む音だけが、私の耳に届いた。
首輪探知機があればよかったのだが、あれはケロロ君が持つべきものだ。私は……無しでなんとかしなければ。

―――加持君とタママ君が消えた理由を、確かめねばな。

危険をはらんでいることは十分に承知しているつもりだ。しかし、二人を放っておくことはできまい。
……特に、あの二人のことだ。加持君はともかく、タママ君には不安材料もある。
早く何が起こったかを確認するに越したことはないだろう。
放送で呼ばれていないのだから、おそらく二人ともまだ無事なのだろうが……。

『放送』

―――……そうだ、そう言えば―――
独りで黙々と歩いていると、思いがけないことを思い出すものだ。
その時、ちょうど私は『放送』という単語であることを思い出した。
先ほどの放送でメイ君の名前が呼ばれたため、あまり気にかけていなかったが―――そう言えば。
(……禁止エリアが……海……か……)
私はそのことをどうやら失念していたらしい。どうにもいけない。

―――それは、今回のやけに偏った禁止エリアの配置のことだ。

……奇妙だ。
私自身もうまく表現しにくいのだが、あの配置は奇妙の一言で片づけられるだろう。
一つのエリアは完全なる海。もう一つのエリアは陸地もあることはあるが、それでもほとんどが海。
そうであるかと思えば、最後のエリアは海ではなく、普通の陸地であった。
主催者が意図的に海に集めたのだとすれば、最後のエリアの意味が分からなくなる。
何より、どうして海にこだわったのか、その理由が分からない。
……海に出るための道具があるのだろうか?
船に相当するものがこの場にも置いてあるのだとしたら、可能性はあるだろう。
海に出るメリットは、ある。
例えるなら7番目の使途だ。あれは確か惣流の手で始末されたはずだが―――あのような、水中に潜伏するという戦い方が可能だということか。
もっとも、私のような一般人には到底縁のない話だがね。……そう言えばケロロ君とタママ君はカエル、海で容易に泳ぐことができそうだ。
……いや、だから、だろうか?私は思考する。
ケロロ君やタママ君のように―――ある程度の距離、更に言うならばこの地図を超えた距離まで泳げるであろう生物―――がいるならば、この場から抜け出すことは容易になるのではないか。
そうだとすれば、海を禁止エリアにした理由も納得がいく。
海を走行する生物の通行を妨げる役割、か。
……しかしそれならば、初めから海全域を禁止エリアにするべきだ。わざわざ時間を指定して徐々に禁止にしていく理由がない。
一体……。

「……む」
足が止まる。
気づけば、私はいつの間にか民家へとたどり着いていた。
どうやら、周りも確認せずに黙々と歩き続けていたらしい。完全なミスだ。
もっとも、周囲に誰もいないのは幸いだったが……
いかんな、考察にかまけて身を滅ぼしては全てが無駄だ。
私はディパックの中から、先ほどケロロ君にもらったナイフを取り出す。
私が使うのはやや心もとないが……きっと、何かの足しにはなるだろう。
そもそも、中には加持君やタママ君を消し去った、得体のしれない何かがある、という可能性もある。刃物などでは歯も立たないのかもしれないのだが。
「……行くか」
まさかこの年にもなって、特攻隊のような行動をとることになるとはな。
私は内心苦笑しつつ、そっと、民家の扉を開けた。
548ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:04:53 ID:i9XrnxhL
「……」
そこに広がっていた光景に、私はどう反応していいのか迷った。
もちろん、加持君とタママ君はいない。それははじめから理解している。

だが、これはさすがに想定外だ。
さっきまで私たちがいたはずのそこには―――見知らぬ謎の空間がぽかりと口を開けていたからだ。
「……これは……」
黒塗りの部屋。そして、床に描かれた幾何学模様。
それが何を示すのか、そもそもどうなっているのか、さっぱり分からない。
唯一分かったことは、それが本来壁のあったであろう場所に収まっている、ということだった。
「……」
どういうことか。もしかしてこれが、加持君とタママの消息に関係があるのか。
とりあえず詳しく見てみなければ始まるまい。私はその部屋に一歩歩み寄る。
『危険です。退避を推奨します』
どこからともなく聞こえた、声。私は反射的に振り向くが、誰もいない。
窓の外にも視線をやるが―――いない。
『こちらです、Mr.冬月』
そして今度ははっきりと、その声が聞こえた。―――床からだ。
「……まさか……」
床に落ちている青光する板を拾い上げる。まさか、これから?
『その通りです。貴方はMr.タママの同行者ですね。私はマッハキャリバーと呼んでください』
「ああ、そうだ」
これはどうやらタママ君の支給品であるらしい。……こんな小柄なものに人口知能でもついているのだろうか。宇宙人のものかは分からないが、興味深い。
しかし、何故タママ君は自らの支給品をわざわざここに残していったのだ?もっとも、彼には武器など不要なのかもしれないが。
『お二人を探しに来たのでしょう?私がこの状況についてご説明します。……とはいえ、私も全てを把握しているわけではありませんが』
「……頼もう」
どうやら、この場でことの顛末を知っているのはこのマッハキャリバーだけのようだ。
それならば、私に説明を聞かないという選択肢はない。
『……了解しました。では端的に申し上げます。ここにいた加持リョウジ、もといタママ二等兵二名は―――』
私は、マッハキャリバーを固く握る。
『……消失しました』
確かに、彼の解答は端的だった。
しかしあまりに端的であるが故に、私は恥ずかしながら、意味を瞬時に理解することができなかった。
「……ん?……待ってくれ、……どういうことだ、それは?」
思わず聞き返す。すると、丁寧な返事が返ってきた。
『……具体的に申し上げますと、ここでお二人が【とある事情】であの壁の中の隠し部屋を発見しました。そしてお二人が中の様子を調べていたとこと、いきなり、この場から消失(ロスト)した、というのが全てです』
……私は、疲れているのかもしれない。
「……では、あの部屋の中に入ってから、加持君とタママ君は突然いなくなった、と?」
『そうです。……おそらく、あの床の紋様は空間転移装置のようなものかと思われます。……とは言っても、どうやら私たちの世界で使用される魔法とは異なっているようで、詳細は分かりません』
空間転移、装置。分かりやすく言うならワープ、だろうか。
……つまり、加持君とタママ君は、ワープによってどこかの空間に飛ばされた、と?
どこから何を言えばいいのか判断がつかないが、ひとまず頭の整理はできた。……それにしても、こんなものがあるとは。
549ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:06:39 ID:i9XrnxhL
「隠されていた、ということなのだろうか?」
『おそらくはそうでしょう』
ということは、これはおそらくあの二人、長門有希と草壁タツオが仕掛けたギミックである可能性が高いだろう。
「二人の行方は?」
『不明です。……この会場内に残っているのかも不明ですが、どこかへ転送されたことは間違いありません』
何ということだ。私は頭を抱えた。
敵に襲われた、などというのではなく、文字通り行方不明ということか。
元の世界に帰還できた―――とはとても思えない。そのような仕組みを殺戮ゲームを開催するような人間が作るとは思えない。
とすれば、この装置(、らしき謎の模様)の意図は、どこにある?
『……何にせよ、どうなっているのか分かりません。無闇に近づかない方がいいでしょう。仮に会場内に残っているとしても、あのお二方と同じ場所に行くとは限りません』
それには、一理ある。
仕組みも分からないものに下手に近づくのは危険だ。―――特に、もしこれが主催者にかかわる重要な存在であった場合、加持君やタママ君は命ごと消されているかもしれないのだから。
少なくとも、二回目の放送では名前は呼ばれなかったのだから、まだ生きてはいるのだろう。それには素直に安堵する。
「……分かった。忠告感謝しよう。……それと、もうひとつ伺ってもいいかね?」
『はい、何でしょうか』
「……どうして、このような状況になった?加持君とタママ君は何をしたんだ?」
ここを出るまでは、このような仕組みは見受けられなかった。
二人が何らかのアクションを起こしたとしか、私には考えようがない。
『……』
黙り込む、マッハキャリバー。
『分かりました、Mr.冬月。貴方にお話しましょう』
そして、マッハキャリバーが語った内容に、私はどう対応すればいいのか分からなかった。

その内容は、簡潔に言えば、二人は問答を繰り広げた後、乱闘(と言えば聞こえはいいが、実際のところはタママ君の一方的な暴力だったのだろう)になり、その副産物としてこの民家に隠された隠し部屋が姿を現したらしい―――ということだった。
失敗したか―――頭痛がした。

「……あの二人が……」
加持君には申し訳ないのだが、さすがに結果は見えていた。
タママ君を相手になどできるはずがないだろう。
しかし、タママ君は―――それほどまでに加持君を疑っていたのか。
加持君は大人であるし、タママ君もやや不安はあったとは言え一介の軍人―――話し合えば解決するだろう、私の判断は間違いだったのだろうか。
それとも、話などでは解決できないほど、二人の溝は深かったのだろうか?
550ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:07:22 ID:i9XrnxhL

『……Mr.タママは言っていました。Mr.加持はMs.草壁の支給品を盗み―――そして、Ms.惣流も彼の差し金であると。そしてMr.加持は、Ms.草壁と貴方を殺害しようとしていると。』
「……いや……」
どうやらタママ君の疑惑は、私が思っていたよりもずっと深いものだったようだ。
しかし―――逆に考えれば、それだけのことを、タママ君が何の根拠もなく言っているとは思えない。
確かに彼は単純な性格ではある。それは私が身を持って知っている。しかし、タママ君はそこまで理不尽だとは思えない。
だとすれば―――加持君の方も、タママ君にそこまでの疑念を抱かせる何かを行動に起こしたのではないか?
こんなことは考えたくないのだが―――二人がこの場におらず、揉めたという事情があった以上、仕方あるまい。
「マッハキャリバー、君は……二人どちらの肩を持つのかね?」
『私はずっとMr.タママのディパックの中にいましたから、様子は見ておりません。よってMr.加持が盗みを行ったという証拠も持っていませんし、また否定する材料もありません、とだけおっしゃっておきます』
ふむ、こればかりは―――私の一存でどうにかなる問題でもないのか。
事実としてあるのは、二人がおそらく『その絆を作れないまま』切り離され、どことも分からない場所に送られてしまったであろう、ということだけだ。
―――二人の安否が心配だが、そもそも居場所が分からないのならば、探すことすら難しい。
私がここで同じようにあの部屋に入り、試してみるという手もあるが―――どうなるかも分からないものに挑戦するのにはリスクが大きすぎる。
ここは―――二人の無事を祈るしか、ない。
何も力になれないのは歯がゆいが、私にはなすすべもない。

せめて、二人の居場所だけでも分かればいいのだが―――

「……少なくとも、小砂君が戻ってこない限りは動きようもないな……」
タママ君を失った今、それしか手はない。私は決断を下した。
この転送装置とやらが、この会場内のどこかにつながっていることを信じよう。
「……ともかく、ここで待っているだけではどうにもなるまい。小砂君と合流してから話し合おう。向こうも誰かを連れてきているかもしれない」
『……了解しました。しかし、その小砂という方は―――』
「問題ない。はじめの待ち合わせ場所としていた喫茶店に公民館に来てくれ、と書いておいた。聡明な彼女なら気がついてくれるだろう」

これで、いい。
あとは、加持君とタママ君が、二人になったことが冷静になり、協力し無事に生きていてくれればいいのだが。
小砂君がいつ、こちらに来るか―――

「冬月さん」
その時、私に声がかかり―――
私はその時、私が探していた人物と再会できたと、悟った。

551ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:08:16 ID:i9XrnxhL

―Side Kosuna―

……何だろう。
さっきから、いやに背中がちくちくする。

いや、違う違う、別に刺されたとかそういうのじゃなくてさ。
何だろう―――嫌な感じ、って奴?
師匠の顔を見る。
師匠は、さっき私とアスカに「じゃあ、民家に向かおうか」と言って歩き出したっきり、何もしゃべろうとはしない。
理由は何となく分かってるんだけど。
多分、師匠本当は動揺してるんだろうし。
口ではああ言ってたけど、本当はどうしても知りたいんだろうなあ、ヴィヴィオの場所。まあそれでも実行に移さないあたり、師匠は本当にいい人だと思うけど。
……んで、違う違う、師匠の様子はどうでもいいんだ。問題は、今私が感じているこの変な感じ。
殺気?って訳ではない。先生がものすごく卑劣な手を使って相手をぼこぼこにしていく時みたいな、そんな感じでもない。
強いて言うなら、あれだ、悪意。
生存とはほとんど関係ない、ただ純粋たる個人の私怨って感じか。
それを―――私は自分の背後からびんびんと感じ取っていた。
相手はもちろん、なのはさんを早くと急かすこの女、惣流・アスカ・ラングレーだ。
―――こいつ、絶対危ないって。
私は実のところ、放送前からそれを感じ取っていた。
師匠に抱きしめられていた時は大人しくなったように見えた。でも、あれから私と自己紹介をした後から、どこか様子がおかしかった。
あれは、私らと同じ目だ。生きるためには手段を選ばない目つきだ。
そもそも初めに会った時からあんな感じだったんだ、今でも十分危険だよ、こいつ。
師匠が気づいているんだか、いないんだか分からないけど。
少なくともこいつは、師匠に優しくされたってくらいで簡単に素直になるってタイプじゃないね。
アスカが聞いたらそりゃ怒りそうだけど、タママと似てるよ、どことなく。どこって言われてもうまく説明できないけどさ。
「アスカちゃん、民家ってこの辺りでいいのかな?」
「そんなとこ。ここからもう少し ったら着くから、早く行きましょ」
師匠の言葉に冷たく言葉を返すアスカ。……ううむ。
やっぱり、さっきからアスカから嫌な気配がするんだよねえ……。
師匠はアスカのことを助けて、おまけにフッキ―が加持さんとかいう人とも話をつけるみたいだけど……。
……ごめん、やっぱり私、こいつどうかと思うんだよなあ。
別に大人しくしててくれるんだったら、何考えてようと、先生みたいにボインのことで頭がいっぱいでも構わないけど、何かしそうなら撃つしかない。
師匠は多分反対するだろうけど、だって、こいついまいち信用ならないんだよなあ。
とにかく、すぐに準備ができるようにはしといた方がいいかも、しんない。
何はともかく、私たちは冬月さんたちのところへ向かっていた。
足跡は三人分。……周囲には誰も、いない。
「……あ、あれよ、あの民家!」
突然アスカが叫ぶように言って、一件の民家を指差す。
ああもう、危なっかしいなあ。近くに危ない奴が潜んでたらどうするんだよ。
私だってさすがに先生みたいな人間に後ろから切りかかられたら対応できるかどうか分からんというのに……。
552創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:08:58 ID:aTsD3kGQ
 
553ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:09:33 ID:i9XrnxhL
「あそこに加持さんがいるはずよ!早くしてよね!」
アスカは支障を半ば本気でぐいぐいと押す。師匠もそれに抵抗するそぶりをみせない。……師匠、こりゃ本格的にこいつを保護対象として見てるよね。
まずいなあ。師匠がいい人なのは分かるけど……。
私はアスカの言葉に押されるように、二人よりやや前に出て民家の中をのぞく。
しかし、そこにいたのは―――
「あれ?冬月さん?」
冬月さんだった。……一人である。
実に数時間ぶりの再会ってところだ。
私の後ろから顔を出したアスカは、その光景を見るなりわめいた。
「……え、どういうことよ?何で副司令しかいないの?加持さんとあの化け物と弱そうな女はどこに行ったのよ」
「私、冬月さんに聞いてみます。師匠もどうぞ」
おそらく、冬月さんも顔見知りの私の方が話しやすかろう。私はそう考えて、アスカと師匠の前を率先して歩き、民家の扉を開けた。
「冬月さん」
冬月さんはその声に振り向き、穏やかな笑顔を向ける。
「……ああ、小砂君かね。君のことを待っていたよ。君は喫茶店に……っあ、アスカ君……」
冬月さんは私に気づいて名前を呼んだ。
……が、それも一瞬、私の後ろのアスカを見てわずかに顔を曇らせた。
その顔色は、どう考えても知り合いに対する反応じゃなかった。―――あくまで冬月さんという人間に限って、だが。
私は多分、先生に全く見知らぬとこで会ったら、全力で青ざめるだろうしな。
「えっと、冬月さんどう―――」
私が冬月さんに今の状況を聞こうとしたところ、
「副司令、他の皆はどこに行ったんですか?加持さんは!?あの化け物は!?あのガキは!?」
私の言葉をものの見事に遮り、アスカがマシンガンのような勢いで冬月さんを問い詰める。
……大人しく話もきけないのかよ。
冬月さんの表情は、明らかに困惑していた。
「……落ち着いて、アスカちゃん。仲間なんでしょう?」
師匠の諭すような声色に、アスカも噛みつくのをやめた。
「……」
「……はじめまして、冬月コウゾウさん、ですね?私は高町なのはと申します。……殺し合いには乗っていません。どうか、少しお話を聞かせていただけないでしょうか」
冬月さんだってきっと分かると思う。師匠は殺し合いに乗るような人間ではないと。
「……その通りだ、私は冬月コウゾウ。よろしく頼むよ」
やはりその予感は正しく、冬月さんは師匠の言葉に強く頷き、師匠に手を差し伸べる。師匠もその手をとった。
―――ここに殺し合いに反逆するものの同盟が結ばれた!
ああああああかゆい、かゆいよ。こんな少年漫画みたいな展開やってられない。
「小砂君とはここに来てから少ししてから出会い、喫茶店に来るよう約束していたのだが―――」
「あ、そっか、もとは喫茶店でしたね。まあ、結果的にここで会えたなら問題ないですよね」
いっけない、すっかり失念していた。まあアスカの情報でここに来られたのなら万々歳ってもんだ。
「……あの、冬月さん、お伺いしたいのですが―――こちらの、アスカちゃんから、貴方は加持さんとタママ、ケロロの3名と行動していると聞きましたが、その3人はどちらに?」
ああ、そうそう、本題はそれだった。
だって、後ろでアスカが今にも切れそうな顔してるし。
「……君はあの3人の知り合いかね?」
「いえ、タママとケロロについてはアスカちゃんから伺っただけです。加持さんは、ここに来る前にわずかですが行動を共にしていました」
「……ああ、そうか。では君が加持君の言っていた『とびっきりの美人』なのだね」
……その加持って人、見る目あるじゃないか。
確かに師匠は美人だ。それでいて強い。それでいて魔法使い。
そりゃもう、先生がこの場にいたら、大喜びなんだろうな。
ちなみにこのときのアスカの顔をちらりと見たが―――うん、見たことを後悔したくなった。
あれだ、ものすごい端的に言うと、女の嫉妬、っていうのはあんな感じなんだろう。
554創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:10:13 ID:aTsD3kGQ
 
555ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:10:57 ID:i9XrnxhL

「いや、彼の気持ちは理解できるよ。……おっと、すまない、話がそれてしまったな。その3人のことだが―――」
冬月さんもわずかに苦笑する。
でも途中で、何かすごく言いにくそうな表情へと変わった。
一歩、冬月さんが後ろへと下がる。
―――何かあったんだな。
私は確信する。―――と。
私の視線の先に何かが映った。
「……何あれ」
そして、私は、ようやく気付いた。
冬月さんが立っている背後に、何やら妙な空間がぽっかりと口を開けていた。
黒く、しかし―――地面だけは白い。
師匠もそれに気付いたらしい。
「……あの、あれは……?」
首をかしげる師匠。アスカもようやく気付いたらしく、不満げに唇を噛んだあと押し黙った。
「……私からも説明はしがたいが……とりあえず分かっていることだけでも話そう。私ではなくこれが、だが」
冬月さんが複雑な表情で私たちに見せたのは……
「マッハキャリバー!?」
『Ms.高町……ご無事で何よりです。……スバルには会われましたか?』
ほうほう、どうやらこれは師匠の世界のもの、魔法と関係があるものみたいだ。
さすが魔法使い、道具が喋るなんて。なのはさんが師匠でよかったよ。
「ごめん、スバルには出会ってない。でも、こんなところにいたんだね」
「これは君の本来の持ち物かい?」
冬月さんが尋ねる。
「いえ、私の、というより私の後輩のものです。……預かってもよろしいでしょうか?」
師匠の依頼に、
「ああ、構わない」
冬月さんは二つ返事で頷き師匠にマッハキャリバーを手渡す。
初めて出会った人でもすんなり受け渡しができるとは……二人とも本当にいい人だ。
あ、それとも仲介役の私がいるからかな?
「……それで、教えてマッハキャリバー。どうなっているの?」
『……不明です。ひとつだけ言えることは、先ほどMr.冬月にもお話した通り、Mr.加持とMr.タママ両名があちらの部屋に入ったとたんここから姿を消した、ということだけです』
「何ですって!?」
それにすかさず食いついたのは、まあ当然だろうが、アスカ。
ああ、こりゃ見てられないよ。鬼のような形相だよ、こいつ。
「加持さんが!?あの化け物と!?どういうことよ、どういうつもりよ!」
師匠からマッハキャリバーを奪い取り、今にも床に叩きつけんばかりの形相で怒鳴る。
だめだこいつ……早く何とかしないと……。
「あ、アスカちゃん落ち着いて。マッハキャリバーも不明だって言っているんだし……」
「不明!?冗談じゃないわよ、何、じゃあ加持さんは今あの化け物と二人っきりってこと?どこにいるのよ!」
『……不明です』
マッハキャリバーとやらの機械的な声に、アスカの顔色がみるみるうちに変わる。もちろん赤に。
「……役立たず!……この部屋?これが何だって言うのよ」
アスカはマッハキャリバーを睨みつけた後(さすがに武器に八つ当たりは理不尽ってものだろう)、冬月さんを押しのけるようにしてその噂の部屋の前に立った。
『詳細は不明ですが……おそらく空間転移装置のようなものだと思われます』
「……何よそれ」
『文字通りの意味です。おそらくこれは、どこかの空間につながっていると思われます』
アスカが唇を噛む。噛みしめる。
そして予想の範囲ではあるものの、とんでもないことを言い出した。
「私も行くわ、加持さんをあんな化け物と一緒にしてなんておけない!」
「駄目だよアスカちゃん」
「どうしてよ!」
激高したアスカを、師匠がきわめて冷静な声で諭す。
556創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:11:55 ID:aTsD3kGQ
ksk
557ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:12:41 ID:i9XrnxhL
「……これが本当に空間転移装置みたいなものだったとしたら、どこに繋がっているか分からない。
この会場の中ならいいけど、全く無関係のところ、……もしかしたらどこにもつながってなんていないのかもしれない。
そんな危険があるところに、アスカちゃんを行かせるわけにはいかない」
おおっ、さすが師匠。大人だあ。
冬月さんは、何か迷っているような表情だが、何も言う気配はない。
「……じゃあ何!?私に加持さんを見捨てろっていうの!?あんな危険な奴と一緒に!
……そういや、もう一人いたわね、同じような化け物が……あいつが、あいつが何か企んで、加持さんを殺そうとしたのかもしれないわ。そのタママって奴とね」
何という。
あれか、こういうのをとんでも理論って言うのか?びっくりだ。
でも今のアスカは簡単には止まりそうもないのは、すぐに分かった。
「……アスカちゃん、人を疑うのはよくないよ。少し、頭冷やして……」
「じゃあなんなのよ!どうすればいいのよ!このままじゃ、加持さんが……」
師匠の瞳もやや困惑気味だ。まあ、そりゃそうだよな。
加持さんって人は師匠の同行者でもあったみたいだし、タママって人とも話を聞くつもりできたからね。
「……冬月さん、貴方の他の同行者の方は……?」
「ケロロ君とサツキ君なら、公民館にいるよ。だが―――」
冬月さんはそう教えた後に、アスカの顔を気まずそうにちらりと見る。
「サツキ君は眠っている―――可能な限り、干渉しないでやってほしいのだが」
ははあ、アスカめ、よほどあれなことをやらかしたんだな。
話によるとアスカと冬月さんは同じ世界から来た仲間らしい。それでこんな態度ってことは絶対なんか私たちに言ってないようなことやってるだろ。
……さすがに先生みたいな身内でも容赦ない人でもなさそうだし。
「……アスカを連れて、その人たちに話を伺ってきます。アスカ、誤解をしているみたいなので」
アスカは師匠の言葉に黙る。……けど、どこまで反省してるのかは分からない。
「きっと直接話を聞いた方が、アスカも納得すると思うんです……それに、冬樹君の知り合いには、私も会いたい」
「私に……任せてください。アスカのことは、私がきちんと納得させます。だから―――」
ふむふむ、この優しさ、やはり師匠。
本当は師匠もいろいろ気になっていそうに見えるのに。
まあ、アスカのこの状態は確かに一刻を争う事態の気もするよ。
うう、体がむずむずする。やっぱりこの感覚には慣れそうもない。
「……ふむ、確かにそうだな……では、頼んでもいいだろうか?私はもう少しここで調べたいことがある」
「……でも、それは危険では……?」
「じゃあ、私が冬月さんとここにいますよ」
私は手を上げる。……正直アスカとかかわりたくなかったんだよ。
師匠のいろんな技を盗みたいのはあるけど、あいつと一緒にいたら寿命縮むっての。カリカリしちゃってさあ。
「小砂ちゃん……じゃあ、頼んでもいいかな?」
「ええ、任せてください。でも師匠……」
私は師匠に近づいて、耳元で小さく囁く。
「……本当、あいつ危ないですよ?油断はしちゃだめですからね」
「分かってる、ありがとう、小砂ちゃん。でも大丈夫、アスカちゃんの誤解はちゃんと解いてみせるから」
にっこりと、爽やかな笑顔の師匠。
……ああああああ、体中が疼く。邪な気持のない微笑みは私には毒すぎる。
うう、鳥肌まで立ってきた。駄目だこりゃ。
「じゃあ、先に向かってるね、小砂ちゃん。後で冬月さんと戻ってきて。……あ、マッハキャリバーからお話を伺いたいのですよね、それなら後で連れてきてもらって構いませんか?」
「分かった、ありがとう」
「はあい、分かりましたー」
それを見た師匠は安心したように溜息をつき、アスカに何やら言い聞かせるようにして、一緒に歩いて公民館の方へ向かっていた。
558創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:13:05 ID:aTsD3kGQ
ksk
559創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:14:59 ID:3laPCXZS
ksk
560創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:15:14 ID:3laPCXZS
ksk
561創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:15:17 ID:aTsD3kGQ
ksk
562創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:15:30 ID:3laPCXZS
ksk
563創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:15:47 ID:3laPCXZS
ksk
564創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:16:04 ID:3laPCXZS
ksk
565 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:20:50 ID:abLGKMCM
すみません引っ掛かりました……代理お願いします。
566 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:33:30 ID:i9XrnxhL
書き込めるかな?
えっと、自分が今から27日まで携帯でしかここをチェックできないので、もし他にも修正点があったらそれ以降しか直せません。
ご了承ください。
でも指摘はお待ちしております。
567創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:38:59 ID:3laPCXZS
遅かったか…
自分も今携帯なんだよね
支援はできるが代理投下は無理だ
568創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:40:45 ID:4GtgnR+A
よし、俺が征こう
569代理投下:2008/12/25(木) 11:44:17 ID:4GtgnR+A
「……ふう……」
「小砂君、怪我はないかね?」
冬月さんが、私に声をかける。
数時間前に会った時より疲れているように思えたが、少なくとも怪我は負っていないようだった。
「もう最悪ですよ。私、師匠に会わなければ死んじゃうところだったんですよ!」
それは、紛れもない事実だ。
「師匠……とは、高町君のことかね?」
「そうです。師匠、すごいんですよ。魔法が使えちゃうんですから」
冬月さんはふむ、と頷いて言葉を紡ぐ。
「魔法、か……宇宙人に出会った今、さほど現実離れしているように思えないな」
「ですよねー。もうほんっとうここに来てから信じられないことばっかですよ。……まあ、魔法を学べるなら結果オーライかなっとは思ってますけど」
私は肩をすくめながら、噂の空間転移装置とやらの前に立つ。
「……で、これがタママをどっかにぶっ飛ばしたってことですか?」
おそらくだが、と冬月さんは言葉を濁す。
「……そう思うしかないだろうな」
「ふえー……ここの技術ってすごいんですねえ」
これも、ある意味魔法みたいなものなんじゃないだろうか。
あま近づかない方がいいよ、という冬月さんの言葉はちゃんと耳に入れておく。
「あ、そうだ、冬月さん。深町晶とズーマって奴には注意ですよ」
そして思い出した。……冬月さん達に危ない奴らの情報を教えようと思ってたんだっけ。
「……君たちはその二人に襲われたのかね?」
「んー、ズーマには襲われましたね。さっき死にかけたーってのはそいつに襲われたからです。師匠と同じ魔法みたいなものを使ってましたね。あと、深町晶って奴にはアスカが襲われたらしいです」
……もっとも、私はやや怪しいものだと思っているのだが。
あのアスカのことだ、そいつにも自分が勝手に誤解して襲い掛かり、返り討ちにあったんじゃなかろうか。
もしくはいいように利用されて、偽の情報でも植え付けられているか。
「……アスカ君が……そうか、……そんなことがあったから、かもしれんな……」
そして考え込む冬月さん。
ああ、やっぱこの人には絶対言えないよなあ。
アスカのこと―――殺した方がいいんじゃないの?なんて。
やっぱり師匠に言おうかな。でも師匠も殺すかどうか……いや、殺さないだろうな。
あいつ、絶対に今にも何かやらかしそうな感じなのに。
大丈夫かなあ、師匠。優しくて強いいい人だけど、やや不安定でお人好しだからなあ―――。
「……しかし小砂君。深町晶はともかくだ。そのズーマという男は、名簿に乗っていなかった気がするのだが―――」
「ああ、私も思いました。多分、コードネームみたいなものじゃないんですか?」
先生の「砂ぼうず」みたいな感じか?
「……そのようだな。……本名が分からないことには、放送で呼ばれても判別がつかないのが難点だが―――」
「まあ、とりあえず今は私たちが生き残れるように何とかしましょう。そうですよね?」
「……ああ、君の言う通りだ。協力頼むよ、小砂君」
「いえいえ」
とは言っても、なあ。
今から師匠は話をつけたら高校に向かう予定だ。冬月さんたちが一緒に来るか分からない。
それに、アスカの存在もある。あいつが何をするか―――
「……あの冬月さん。つかぬことをお伺いしますが……」
「何だね、小砂君?」
だから、はっきり知っておいた方がいいに決まっている。
「……あの、アスカって……何かしましたか?」
冬月さんの顔が、わずかにひきつる。
「……冬月さん?」
「いや……あれは、アスカ君のせいだけではない。彼女の精神状態をくみ取ってやれなかった私の責任でもある」
「ちょ、ちょっとどういうことですか。説明してください」
冬月さんははじめ迷っていたようだが、今更だな、と呟き話し始めた。
それは、私の中でアスカへの用心を深めるには十分だった。
570代理投下:2008/12/25(木) 11:45:01 ID:4GtgnR+A
曰く―――アスカは、タママとケロロとやらを『殺そうと襲いかかった』らしい。
そしてケロロを身を呈して加持さんとやらが助け、アスカはタママに光線を食らって逃亡したという。
……だめだあいつ……早く何とかしないと……
あいつの言い分じゃあ、まるで一方的にタママが悪いみたいだったけど、こう聞かされればタママの奴には火がないように思える。
自分に害をなすものに攻撃を加えるのは当たり前だ。
どう考えても、アスカが勝手に暴走し、誤解しただけだってば。
だけれど、冬月さんは「もっとうまく接すればよかった、落ち着いたら保護したい」と考えている。
ああ―――背筋がぞくりとする。
まさに正義の人!あんな危ない目をした奴に殺されかけても許そうとしているなんて心が広いんだな。
まるで師匠じゃないか。
かゆいかゆい。全身がかゆいいいいいい!
……ちなみに、加持さんって人とタママが地図の反対側にいるかもしれないって話も聞いたけど―――そう簡単には納得できそうもない。しかも冬月さん達が南に行くなら、共に行動することはできないよね。
私は師匠とヴィヴィオちゃんを探さなきゃならんし。

「……戻ろうか、小砂君。高町君にばかりアスカ君を任せてもおけない。彼女の上司は私だ―――責任を取る必要がある」
「ここのことはどうするんですか?」
放置しておくことになりそうだけど。
「後回しにするしかない。しかし同じように巻き込まれる者が出てはいけない。壁を移動して元に戻しておこう。……それに、何かの参考になればと床の紋様を書き写しておいた。これが魔法陣だとすれば、知っている者がいるかもしれない」
「なるほど」
その人間が危ない奴じゃないかは分からないけどね。……おっと、人間じゃないかもしれないのか。
私と冬月さんは、協力してその隠し部屋をふさいだ。意外にすんなりおさまったことから、結構壁がもろかったのかもしれない。
「……では、行こうか」
少し疲れた様子で、冬月さんが言う。
「はい」
私は冬月さんについて、民家を出た。
『では、戻りましょうか』
「ああ」
進路については、話し合おうということになった。
どうだろう。師匠が行くとは思えないけど―――ううん、でもなんだかんだでここまできた師匠だからなあ。
意外について行く、とか言いだすかも。
どうなるかなあ……。
571代理投下:2008/12/25(木) 11:47:00 ID:4GtgnR+A
―Side Keroro―

冬月殿が部屋を出ていくのを見送った後、吾輩は大きくため息を漏らした。
音は、ない。時折ノイズが交る首輪探知機を見る。……異状なし。
ふうと一息つき、サツキ殿を見つめる。

……サツキ殿。
起きる気配はない。……その方がいいのかもしれないでありますが。
―――メイ殿。
サツキ殿の妹の名前が呼ばれたことは、きっと知らない方がいいでありますよね……。
冬樹殿が死んだことを知った吾輩のような気持を、サツキ殿には……・
でも、隠していていいのでありましょうか?サツキ殿はメイ殿の家族、その安否を知りたがるに違いない……いやいやいや、でもだからと言って死んだ、なんて、ねえ。
―――言えるわけ、ないでありますよ。
サツキ殿はここまでずっと大変な目に会ってきている。もうこれ以上辛い思いはさせたくないであります。……吾輩がサツキ殿を守らねば。
妹殿が亡くなった今、サツキ殿を守るのは吾輩……。何としても、冬月殿が戻ってくるまでここを守り抜かなければならんであります。
……それにしても音がしない。……いやあ、誰もいないってことはいいことなんでしょうが……逆に怖いというかなんというか……いや、コワイナンテオモッテナイデスヨ?
……ふう。

「……っ……ば……早く……て……」
む?何やら人の声が聞こえますな。
冬月殿……では絶対にないでありますね。どうやら女の子のようでありますが……ってん?この声には聴き覚えが……。
……ってゲエー!これ、さっき加持殿を怪我をさせた、あのアスカっていう子では!?
吾輩は反射的にサツキ殿の前に、庇うように立つ。
加持殿は自分の責任などとおっしゃっていましたが……いくらお二人の知り合いとは言え、吾輩を襲ってきた人物である以上、警戒をしない訳にはいかない。
「待って、アスカちゃん。いい、少し頭冷やして私の話を聞いて、ね?」
すると、アスカ殿の声に混ざって見知らぬ女性の声が聞こえてきた。
アスカ殿よりは、いくらか年上に見えるであります。
「……だって!あいつは……」
「いいから。……サツキちゃんって子、眠ってるんだって聞いたでしょ?大きな声を出してはダメ。……そして、……絶対に感情的にならないで。私が話をつけるから、アスカちゃんは大人しく話を聞いていてほしいの。……約束できるよね?」
「……っ」
……いい人でありますなあ。
我輩にもそれくらいは分かった。二人はサツキ殿がここにいると知ってきたという感じだったのだから、おそらく冬月殿に言われてきたのでありましょう。
アスカ殿だけならさすがに吾輩もあまりかかわりたくないのでありますが……あのような落ち着いた方がいるのなら。
……あ、入ってくる。
がちゃ、とドアが開いて、その女性とアスカ殿が我輩達のところにやってきた。
その知らぬ方は我輩達に穏やかに微笑みかけ、名乗る。
「……はじめまして、冬月さんから聞いてここに来ました。高町なのはって言います。私は殺し合いに乗っていません。少し、お話をしてもいいでしょうか?」
高町殿、でありますか。冬月殿がおっしゃっていたならば、間違いはないでありましょう。
572代理投下:2008/12/25(木) 11:48:15 ID:4GtgnR+A
高町殿は、そう言ってすっとサツキ殿に近づき、その頭を優しく撫でる。
「……この子がサツキちゃん?」
「そうであります。こちらがサツキ―――草壁サツキ殿でありますよ」
アスカ殿は吾輩を見るなり鬼のような形相で睨みつけはしましたが、それ以上特に何をするということもなく高町殿の後ろに立っているだけのようでありました。
……正直、心臓に悪すぎるでありますが。
「吾輩はケロロ軍曹であります。我輩達もこのような殺戮を破壊するべく動いております、いわば高町殿の同士。どうかお力添えを頼みたいであります」
「……もちろん。私にできることなら何でもするよ。……ところで、……ええと」
高町殿はわずかに迷ったように視線をさまよわせる。
何となくではありますが、言いたいことは伝わった。
「吾輩のことはケロロで構わないでありますよ」
「……そう、じゃあ、ケロロ、一つ聞きたいことがあるの」
「何でありますか?」
吾輩は首をかしげる。
「……ケロロは、日向冬樹って子の、知り合いだよね?」

―――!
その名前を聞いた途端、体中を電撃が走り抜けた。
冬樹、殿?
この方は、冬樹殿を知っている!?
「ふ、冬樹殿を知っているのでありますか!?」
「……うん。……と言っても、生きている時じゃないんだけど」
高町殿は心から申し訳なさそうに、目を伏せる。
「本当にごめんなさい。……私がもう少し早く向かっていれば、助けられたかもしれないのに」
つまり高町殿は……死んだ冬樹殿を知っている、ということでありますか。
……湧き上がる怒り。もちろんそれは、高町殿に対してのものではない。
本当に、本当に冬樹殿は、死んでしまったのでありますな……。

「……冬樹殿は、どの位置に……?」
「私が……小学校の中庭に埋めたの。……大した弔いはできなかったけど。……ごめんなさい、ケロロ。……私が、自分のことを優先しなければ、冬樹君は……」
何と、いい人でありましょうか。
高町殿が冬樹殿を殺したわけでもないのに、こんなに吾輩に親身になって謝罪までしてくれる。
高町殿は、何も悪くないのに。
「……そ、そんな……十分でありますよ……それは高町殿のせいなどではないであります」
冬樹殿が死んだのはもちろん辛い。それでも。
「冬樹殿も……高町殿のような心優しいお方に弔ってもらえて、きっと幸せだったでありますよ」
高町殿の優しさが―――痛いくらいうれしい。
「本当に感謝してもし足りないであります。本当に、冬樹殿を……ありがとうございました!」
「……ケロロ……」
高町殿は吾輩の顔をじっと見つめ、そして―――抱きしめた。
「ぐほおっ!?た、高町殿!?なななな何を……」
「……ありがとう。ケロロ。……頑張ろう、一緒に―――」
その肩は、わずかに震えている。
そのことに気づいて、吾輩ははっとする。
573代理投下:2008/12/25(木) 11:48:53 ID:4GtgnR+A
もしかしなくても、高町殿も―――吾輩と同じように、知り合いをなくされたのでありましょうか?
そう言えば名簿で、高町殿の次に書かれていた名前―――フェイト、なんちゃら―――が放送で呼ばれておりましたが、もしや……?
……だとすれば、高町殿自身も辛い思いをしているのでありましょうに……本当に心優しい方であります。
吾輩も、がんばらねば。
頑張って―――サツキ殿をお守りしなければ。
そ、それにしても、この状況……いくら吾輩とはいえ恥ずかしいでありますよ。
……ってヒイイイイ!?アスカ殿が睨んでいらっしゃる!?
「……も、もちろんであります!では、吾輩はサツキ殿が起きてきた時のため水を用意してくるであります。高町殿はここでサツキ殿を見ていて欲しいでありますよ」
「え、でも、ケロロ、水なんてくめるの?」
「全く問題ないでありますよ!どどおんとお任せあれ!」
……いや、本当のところ、この空気が恥ずかしかったからだけなんだけどね。
「とにかく、頼むでありますよ!では!」
吾輩はダッシュで、公民館のキッチンへと入り込む。
……ふう、緊張下であります。
高町殿のようなご立派な方になら―――サツキ殿を任せても大丈夫でありますな。

吾輩は蛇口まで飛び上がり、隣の戸棚を開く。
―――そう言えば、加持殿とタママは、どうなったのでありましょうか。
冬月殿もまだ戻ってきていない、無事であらせられればいいのでありますが。
……いや、吾輩は何が何でも使命を全うするのみ!

だから、サツキ殿、今はゆっくり眠るでありますよ。
メイ殿のことは―――まだ―――。
574代理投下:2008/12/25(木) 11:49:29 ID:4GtgnR+A
―Side Asuka―

―――死ねばいいのに。
ああもう、馬鹿みたい。むかつく。何よこれ。
私はこんな話をしたいんじゃないわ。早く加持さんのことを問い詰めてよ。
加持さんは、あの黒い化け物とどこかに連れて行かれたのよ!こいつらの策略にかかって!
あの黒いのだけがいなくて、この緑のがこの場にいることが一番の証拠!二手に分かれて、加持さんと副司令を殺すつもりなんだ!
あの空間転移装置とかいう変な仕掛けも、こいつらが仕組んだに決まってる!だって宇宙人なんでしょ?それくらい簡単なんじゃないかしら?
なのに何!?死んだ日向冬樹なんてどうでもいいのよ!
この緑の奴、いかにもなこと言ってるけどこいつだってあの黒いのと同じ化け物じゃない。こうやって油断させたところで、私やなのはも殺すつもりなのよ。
加持さんが心配じゃないの?なのは、あんた一緒に行動してたんじゃないの?ヴィヴィオちゃんとやらは大切だけど後はどうでもいいってか?ふざけんじゃないわよ!
しかもさっきの態度、何?何が約束できるね?よ!本当にママみたいなセリフ、馬鹿みたい。
ああもう、やっぱりヴィヴィオが死ねばよかったのに。ヴィヴィオが死んでたら、きっとこんなに冷静な態度取れなかったくせに。見たかったなあ、面白そうで。

今あたしがこいつに攻撃を加えないのは、なのはがうざいからと、あと二つ。
一つは、どれだけ口で言ってもこの正義馬鹿は聞いてくれない、だから絶対的な証拠を手に入れてやるため。こいつらが加持さんや冬月さんを殺そうとしてる、その証拠が出ればいい。
そしてもう一つは、後ろで寝ているこの餓鬼が何なのか探ること。
一見、何もできなそうな女の子に見えるけど……でも、わたしの眼はごまかされない。
さっきタママとかいう化け物が、この子を庇うような態度をとっていたこと、見たんだから。
つまり!こいつは化け物の仲間である可能性が高い。一件普通の人間でも、高町なのはみたいに魔法が使えたりするのかもしれない。
だとしたらこいつも何か知っているはず。起きたら絶対に問いただしてやる。
……ああもう、本当はこんなことしたくないのに!全部なのはのせいよ!こんなことをしてる間に、加持さんが…………嫌、考えたくない!
大丈夫、大丈夫だ。加持さんはまだ無事だ。私が今から助けに行くんだから。
……でも、もしあの化け物と戦うことになったら?
口から光線を吐く化け物になんて、いくら加持さんでも勝てるわけない……いや、ダメ!まだ間に合う!だって、私があいつを殺すから!

「……アスカ、分かってくれた?」
なのはが、吐き気のするくらい穏やかな笑顔であたしに声をかけてくる。
サツキに背を向け、まるであたしを諭すような体制で。
「ケロロ達は悪い人じゃない……アスカが勝手に誤解していただけだよ。……怖かったのは分かるけど、それで攻撃なんてしちゃ駄目じゃない」
ああ、うざい!勝手に誤解?違うわ、実際に攻撃してきたもの。
あたしは間違ってないわ。間違っているのはあんたよ。
でも―――ここは素直に頷いておく。
「……確かに、そうかもね」
ああもうムカつく!ムカつく!思ってもいないことを口にするなんていや!もう二度とやりたくないわ!
でも、これは加持さんを助けるためだ。我慢しないと。
575代理投下:2008/12/25(木) 11:50:11 ID:4GtgnR+A
こいつらの化けの皮をはがすためには―――必要だ。
「……でしょう?それなら、まずはケロロ達に謝ろう。多分、すぐ戻ってくると思うから。いいよね?」
言葉にするのも嫌だった。
それだけでどうやらなのははあたしのことを信じたらしい。そう、よかった、と笑う。
その悪意も何もない笑顔に、本気で殺意が湧いた。
こいつは、私を見下して喜んでるんだ。
私のことを、子供だからって、馬鹿にして、見下して―――嘲笑って、利用するつもりなんだ。
「分かったわよ、分かったから!」
嫌いだ。こいつ、高町なのは―――本当に、大っ嫌い!
「……アスカちゃん、声が大きいよ。サツキちゃんは眠っているんだから―――」
何よ、それ。こんな女どうでもいいじゃない。
こいつはあのカエルの化け物に守られてた、つまり仲間ってこと。こいつが寝ていようと起きようとどうでもいいわ。寧ろ、こいつが起きてくれた方が都合がいいわね。
あいつら化け物が、加持さんや副司令を殺そうとしているってことを聞き出せるかもしれない。
「あと、分かってると思うけど……アスカちゃん」
何よ、うるさいわね、いい加減にしてよ。
「……サツキちゃんが起きても、メイちゃんが死んだってことは、言ったらダメだからね」
ああもう、分かってるわよ。別にこんな奴どうでもいいのよ。
……そう言えば、ご褒美……居場所が分かるのよね。……ってことは、ここからいなくなった加持さんがどこにいるのかも分かるってこと?
……こいつ、草壁サツキ、だっけ?化け物の情報を聞き出すのにも使えそうだけど―――他にも役に立つかもね。
あたしはそう考える。
そうなるとなのはがうざいけど……まあ、何とかしましょう。
「分かってるわよ。メイのことでしょ」
「それならいいよ。……大丈夫、加持さんももう一人の子も、私が探すの手伝うから、安心して」
その笑顔に、吐き気がした。
何言ってんのよ、馬鹿じゃないの。
あんたはヴィヴィオを探すんでしょ?そんなことできるわけないじゃない!
はっ、何、天使かなにかのつもり!?全ての人間を守るつもり?
そんなの無理に決まってる!
―――ああ、それを教えてやるためにも、ヴィヴィオが死ねばいいんだけどな。
サツキを、見る。苛立ちが募る。
そう言えばこいつ、加持さんに背負われていたっけか。
じゃあ、こいつは足手まといだ。こんな奴、さっきからいない方がよかったに違いない。
こいつがいなければ、加持さんはあんなことにならなかったんだ。
「…………ん……いや……」
何、悪夢でも見てるの?
悪い夢を見ているのはこっちよ。こんなに化け物に囲まれて!どうしろって言うのよ!
「あ、サツキちゃん、起きた?……うなされてたみたいだね」
……何だ、起きてたのね。
さて、こいつからどうやって加持さんのことを聞き出すか―――


そして、私は次に過ぎ去った数秒間で、確信することとなる。

こいつが紛れもなく―――化け物の仲間だということを。
576代理投下:2008/12/25(木) 11:50:49 ID:4GtgnR+A
―Side Satuki―

―――おねえちゃん。
メイ?その声はメイなの?
―――おねえちゃん、あのね―――
気づけば、メイが私の前に立っていた。
よかった、無事だったのねメイ。心配したんだから。
強い人に守ってもらえた?
―――うん。まっくろくろすけと、だっちゃのねえちゃんにあったよ。
ええ、まっくろくろすけがここに!?それはよかったわね。
だっちゃ……のねえちゃん?その人も優しくしてくれた?
―――うん!ふたりともすっごおくやさしかったよ!
そう、良かったね、メイ。お姉ちゃんもね、ちゃんと優しい人に会えたよ。
―――どんなひと?
えっとね、まずははじめに会ったケロロ。外見はカエルだけどね、すごくいい人だよ。メイの言ってたトトロってあんな子かな?
後は……冬月さんと加持さん。二人とも大人で、すごく優しい人。だから大丈夫。
―――それだけー?
あとは…………
―――おねえちゃん、どうしたの?
……タマ、ちゃん。すごく可愛くて、―――優しい子、だよ。
(ああ、私、嘘をついてしまった)
(本当は、怖い、のに)
(怖い顔で相手に攻撃をする、タマちゃんのこと、怖い、って、思ってるのに)
―――そう、よかったね、おねえちゃん。
……うん。よかった。大丈夫。メイもその人たちに守ってもらってるんだよね?
それなら安心だよ。
メイ、怖い時はちゃんと怖いって言って助けてもらうんだよ?
―――ううん。
え?じゃあ今はどうしているの?どこにいるの?
ねえ、メイ。
―――……あのね、おねえちゃん。
どうしたのよメイ。何か元気ないわよ?
メイはいつもどおり明るくしていてくれないと、私が心配になっちゃう。
―――あのね―――
何、どうしたの、メイ。
そんな泣きそうな顔しないで、お姉ちゃんに言ってごらん?
大丈夫、怖い人もいっぱいいるけど、私はそれでもメイだけは―――

―――ごめんね、おねえちゃん。
―――わたし、もうしんじゃったんだ。
……何、言ってるの、メイ。
そんな怖い冗談言わないの。
お姉ちゃんも、お母さんも心配しちゃうじゃない。

―――ううん。ほんとうだよ。
―――こわいおじさんに、ころされちゃった。
―――すっごく、すっごく、いたくて、こわかった。
……そんな、嘘でしょ、メイ?
ふざけるのはいい加減にしなさい。
だって、そんな、そんな、こと。
メイが死ぬ、なんて。メイがいなくなるなんて、そんなの―――

―――シンジナイ、カラ。
577代理投下:2008/12/25(木) 11:51:54 ID:4GtgnR+A



……目が、覚めた
私は、そっと瞳を開ける。
でも、思ったとおりに瞼が開いてくれない。意識はあるのに、動きが意識と一緒になってくれない。
変な、気分だった。
ぼんやりと、私の半開きの瞳に人の姿が映る。
……普通の人間の、背中。冬月さん?……ううん、違う。女の人だ。
少しどことなくお母さんと雰囲気の似た―――優しそうな女の人。
知らない人。
もう一人は顔は見えないけど、ケロロ以外の誰かが近くにいることは分かった。
―――いや、だな。
それでも、私は怖いと思った。
今のところ私に背中を向けているってことは、私が目を覚ましたことには気づいていないみたいだけど。
でも―――怖い。
すごく優しそうな人に見える。でも、怖い。
私は眠ったふりを続けた。多分、その方が安全に決まっている。
本当は怖くて怖くて仕方なかったけど、それ以外にどうすればいいのか分からなかった。
「……ね、……から、……た?」
女の人が何か言っている。それにこたえる声がすぐに帰ってきた。
それは、とてもはっきりと。
「分かったわよ、分かったから!」

びく、り。私の肩が震える。
この声、知ってる。あの人だ。
さっき、私たちのところにやってきて、ケロロを殺そうとして―――加持さんを刺した―――あの女の子だ!
寒気が治まらない。
いや、いや、いや、どうして、どうして―――
駄目だ、私が起きていることに気づかれたら、駄目だ。
きっと、私も、ケロロみたいに―――殺される!

「……アスカちゃん、声が大きいよ。サツキちゃんは眠っているんだから―――」
よかった。まだ、気付かれていないみたい。
「あと、分かってると思うけど……アスカちゃん」
大丈夫、大丈夫よ。
まだあの子は私のことを見ていない。大丈夫。
足と手を丸めて、幼い子供のように布団に縮こまる。
だめ、だめ、だめ、気付いては、だめ―――!

「……サツキちゃんが起きても、メイちゃんが死んだってことは、言ったらダメだからね」

―――え?
な、に?
この女の人は、なんて、言ったの―――?
「分かってるわよ。メイのことでしょ」
メイ、……メイ、が、何?
何て言ったの?メイ、メイが、どうしたの?

メイが、死んだって―――どういうこと?

嘘、よね?聞き間違いよね、だって、そんな。
メイ、が―――
「うん、あ……か……、わ……」
もう、女の人の声が聞こえなかった。
嘘、嘘、嘘。
メイが?メイが?メイが?メイが?メイ、が?

いや―――嘘よ、そんなの。
578創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:52:52 ID:3laPCXZS
ってうわわ
ちょっと目を離したすきにもう10レスに達してる
579創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:54:05 ID:3laPCXZS
これは…さるさんなっちゃったか
12時ちょうどに解除されるはずだからそれ待ちかな
580 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:55:15 ID:i9XrnxhL
てすと
581 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:56:48 ID:i9XrnxhL
よし自分は解放されたぜ!
ここからは本人が投下してみます。

眠っていた時に見た夢、それでメイは言っていた。
私は死んだ、殺された、って。
嘘よ、嘘だ、嘘なのよ、信じない。
メイが、私の妹のメイが、死ぬなんて、そんな、そんなこと……!

どうしよう、震えが止まらない。
いや、そんなの、嘘、嘘よ、メイ、メイ―――
メイが死んだなんて、そんなこと―――
「あ、サツキちゃん、起きた?……うなされてたみたいだね」
ふと気付くと―――私の顔の前には知らない女の人の顔があった。
にっこりと、お母さんのように、微笑む。

い、や。

―――ころされたんだ。
―――こわいおじさんに。

―――ころされた。
ころされた。ころされた。ころされた殺された殺された殺された殺され殺され殺され殺され―――

この人は、私を殺すの?
後ろの女の子は、さっきケロロを殺そうとした。
それで、血が出て、赤く、赤、赤く、なって―――
この人も?
この人も、私を、殺すの―――?
メイ、みたいに?

女の人は、私の頭に手を伸ばして―――


「い……いやあっ!」
その手を、振り払った。
ぱん、と何かが私の前に散らばる。それが何か考えている場合でもない。

殺された。メイが?メイが?メイが、死んだ。
嘘よ、そんなのウソ、うそ、嘘、ウソ、うそよ!
「さ、サツキちゃん、何が―――」

後ずさる。いや、やめて、こないで。
いやだ、死にたくない。メイ、メイ、メイ―――
「落ち着いて、サツキちゃん、私は―――」

ころ、される。
「いや、いや、いやあああああああああああああああああああ!」
その人が差し出した手を振りほどき、私は走った。
その時右手に触れた何かを、反射的に掴んだまま。
ドアを開け、逃げる。一瞬女の人の手が腕に触れたけど、そんなの知らない。
ケロロの声が聞こえた気がしたけど、―――知らない!
どうして、走れたのか分からない。全身傷だらけだったのに。歩くだけでも体中が痛かったのに。
多分これが―――かじばのばかぢから、って奴なのかもしれない。
582ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:57:35 ID:i9XrnxhL

走る。走る。
信じたくなかった。メイが、死んだなんて―――
信じられなかった。誰も。
ころされる、ころされるかもしれない。
にこにこ笑っていても、私もメイみたいに殺されるのかもしれない。
タマちゃん、みたいに―――私のことを、攻撃してくるかもしれない!

「……どうしたんだね、サツキく……」
だから、私は、

知ってる声だったのに。
優しい声だったのに。
温かい、声だったのに。

「……いやあああああああああああああああああっ!」
何を、してしまったんだろう。

―Side Nanoha―

……私のミスだ。
そうとしか考えられない。
サツキちゃんは完全に眠っている―――そう判断してしまったから。
もし、私があそこでメイちゃんの名前を出さなければ―――
もし、私がアスカちゃんではなく、サツキちゃんに注意を向けていたなら……
あんなことにはならなかったはずだ。

サツキちゃんが、公民館を飛び出した。
私はそれを追いかけた。
そして、サツキちゃんが飛び出して行った先にはちょうど、民家から戻ってきた冬月さんと小砂ちゃんがいて―――
パニックになったサツキちゃんは、冬月さんを『刺した』。
サツキちゃんは、逃げ出す時に、生存本能故だろうか、散らばったケロロのディパックの中からナイフを持ち出していたのだ。
そして、冬月さんに声をかけられ、恐怖に駆られたサツキちゃんは―――
深く、冬月さんの腹部にナイフが突き刺さり―――冬月さんは倒れ伏す。

……青ざめた。
何をやってるの、私!大人なのに、皆を守らなきゃいけないのに!
私は反射的に我に返り、冬月さんの名前を呼ぶ。
頭は、それでいっぱいだった。
「冬月さん!しっかり!」
冬月さんの元に駆け寄る。
急所は外しているとはいえ、いけない……
……大丈夫だ、心臓は動いている。問題は―――この傷。
やはり、出血が酷い。早く止血できれば致命傷にはならないと思うが、冬月さんは老年の域に差し掛かった方だ。
私達のような若者より傷の治りは遅い。早く手当てしないと―――
私は手をかざす。冬月さんの傷が徐々に癒えていく。
しかし、なかなか傷はふさがる気配を見せない。
しばらくその作業を続けていると、やがて意識は戻らないが、やがて呼吸は落ち着いてきた。
……これで少しは安心できる。まだ、万全ではないが。

……あれ?おかしいな、何か気分が悪い。……どうして?

……そ、そういえばサツキちゃんは!?
「こっ、小砂ちゃん、サツキちゃんは……えっ」
私は小砂ちゃんに声を掛けて後ろを振り返り、言葉を失った。
小砂ちゃんは……既にそこにいなかった。
サツキちゃんも、いない。
583ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:58:20 ID:i9XrnxhL

―――私としたことが―――!
目の前で怪我を負った冬月さんに気を取られて、二人の存在を失念していたなんて!
さっきまでここにいたのに―――いつ?
どこに、行ったの!?
「こ、小砂ちゃん!?アスカちゃん!?……ケロロ!?」
知りうる限りの名前を叫ぶ。しかし―――返事は返ってこない。

……まただ。
また、見過ごしてしまった。
冬月さんの怪我に集中するあまり、私は二人を―――
「…………っ」

そこに、悲鳴が聞こえた。
……どこから?西、しかも、すぐ近く?!
嘘、でしょう?
背筋が震える。
もしかして、小砂ちゃんやアスカちゃんやサツキちゃんが?
この近くに、危険人物が!?
行かないと。早く。
でも―――そしたら冬月さんは?
このまま―――
まだ意識を取り戻していない冬月さんをここに残していくなんてできるはずがない。
怪我人なのだ、ここに残しておけば、危険人物が来たときに彼に残された道は死以外にない。

くらり、眩暈がした。
どうして?
ヴィヴィオ、私は―――。

……駄目だ。
逃げちゃ、駄目だ―――。
私一人ならともかく、冬月さんを抱えて空を翔ぶことはできない。だけど、彼を
運ぶことはできるはずだ。
未だ意識が戻らない冬月さんを、背負う。
そして、公民館の中でもいい、どこか安全な場所に運ばなければ―――
私でもさすがに、きつい。
でも―――
足を踏み出す。進む。一歩。
魔法も何もない、実に原始的な方法。
でもデバイスのない今は、こうするしかない。
息が上がる。苦しい。でも―――私は救わなければ。
冬月さんを安全な場所まで連れて行ったら、小砂ちゃんとアスカちゃんを探そう。そしてケロロとサツキちゃんも保護しないといけない。
そうしなければ、いけない。

そうでないと私は―――胸を張ってヴィヴィオに会えないから。

だから、待ってて、ヴィヴィオ。
すぐに、すぐに行くから―――もう少しだけ、待っていて。
584創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:58:31 ID:3laPCXZS
585創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:58:46 ID:3laPCXZS
586創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:59:01 ID:3laPCXZS
587ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 11:59:09 ID:i9XrnxhL
私は少しずつ、しかし確実に―――元いた場所へと進み続けていた。
足が、滑る。駄目だ、さすがに、辛い。
早く、早くしないと―――
「……た、高町君……かね……?」
その声にはっとする。背後からの―――冬月さんの声だった。
「冬月さん!意識が……」
「……まだ朦朧としているがね……君が助けてくれたのだろう?……ありがとう……」
その声は無理をしているように見えた。当然だ。
なのはがある程度の治癒を行わなければ、失血死していたかもしれないくらいなのだから。
「……私のことは、構わない。ここに残してくれ……君は、サツキ君を頼む」
……でも、今の状態では!
「そんな!冬月さんを残してなんて……」
そんなこと、できるはずがない。
そんなことをしたら、私は皆に合わせる顔がない。
「……私は平気だ。頼む。……何、まだ死ぬ訳にはいかんよ。……サツキ君を、頼む」
冬月さんは、言った。
今度はゆっくりと、何かを言い聞かせるように。
冬月さんの顔は、見えなかった。
そんなこと、できない―――はずなのに。
しかし、私にはピリピリするくらい感じとれた。
この人は―――ある意味ではとてつもない軍人だ。
自分やケロロのようなタイプの軍人ではないのだろう。しかし、冬月さんのしっかりした言葉は、まさに上に立つもののそれだった。
彼は、自分の状況も理解しているはずだ。自らが、怪我を移動も困難なほどの怪我を負っているということを。
それで尚このような発言をするというのは―――彼の、『覚悟』なのだろう。
「マッハキャリバーは君に返す―――任せたよ」
「……」
だから―――私は。
冬月さんの言葉を尊重しない訳には―――いかなかった。
私に、彼の意思を、止める権利はどこにもないのだ。
同じ、一人の大人として。殺し合いを止めるための同士として。
「……はい」
彼は大人だ。ヴィヴィオに会いたいがためにいつまでも迷い、ためらい、ミスをした私よりずっと。

冬月さんを、背中から降ろした。
顔色は酷く悪い。普通なら―――一人で残しておける状態ではない。
不安がよぎる。しかし―――これが彼の意思なのだ。
それを踏みにじってまで助けることは、私にはできない。
マッハキャリバーを冬月さんのディパックから取り出し、抱き締める。
絶対に―――守る。
「……サツキ君に伝えて欲しい。……私は、君のことを許す、と」その言葉。
きっと、サツキちゃんが聞いたら、喜ぶだろう。
絶対に伝えて見せる。
「……はい。必ず」
そして私は、飛行。一気に斜面を上り、急ぐ。
待ってて、サツキちゃん。そして、小砂ちゃん、アスカちゃん。
私が絶対に―――助けてあげるから。
だから―――
588創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:59:13 ID:3laPCXZS
589創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:59:30 ID:3laPCXZS
590創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 11:59:42 ID:3laPCXZS
591ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:00:14 ID:i9XrnxhL
―Side Zuma―

休息は、これくらいで十分だろうか。
放送を、俺は黙って聞き、それから一時間ほどをこの民家で過ごした。
外では時々女の声が聞こえたが、今はまだ殺すべき時ではない―――そう思い、忍び続けた。おかげで、あの男にやられた傷は、また殺せる程度には回復した。
まだ万全とは言い難いが、行動は可能だろう。
また、死者は五人か。……あの男に同意するつもりはないが、確かに少ないな。
もっと死んでいてもおかしくないと思ったのだが。
まあよい。俺は何人死んでいようといなかろうと、ただ殺すだけだ。

しかし、あの男―――気になることを言っていたな。
三人殺した奴には、褒美として参加者の位置を教える―――だと?
……ふん、初めから皆殺しにするつもりだったとは言え、悪くない条件だ。あの男が本当に呑んでくれるのなら、だが。
しかし、放送で嘘を吐く理由はないようにも思う。
その褒美とやらがあれば、リナ・インバースの位置が簡単に特定できる。あの男がどこへ行っていたとしても、すぐに把握できる。……便利ではあるな。
しかし、そのためにはあと二人殺す必要がある。
……ホテルの傍であったあの子供、やはり惜しいことをした。あの女の邪魔が入らなければ、俺は褒美まで近付いていただろう。

今度会った時は、必ず殺す。―――殺せなくても、殺す。
それが暗殺者たる、俺の仕事なのだから。

―――…………!

聞こえてきた声に、耳を澄ませる。
……女の声。それも、子供の声だ。
言葉までは聞こえないが、この近くにいることは確定だ。
先ほどこの近くを通った女だろうか?
どうやら、このあたりで何か起こっているらしい。戦闘か?結構なことだ。
アプトムに復讐を果たす、無論忘れてはいない。しかし、目の前に誰かがいるのなら、殺す。
これが俺への依頼である以上、殺さないという選択肢はない。
今依頼料が手元にないことが屈辱的だが。
民家に残していたディパックを持ち、立ち上がる。
この様子では、俺には気づいていないらしい。……そうだ、俺は暗殺者なのだからな。
ただ、俺は、殺すだけだ―――それに、偽りなどはない。

俺は、殺すために、疲労がだいぶ回復した身体を動かし、声がした方へと進んで行った。
592創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:00:23 ID:3laPCXZS
ksk
593創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:00:46 ID:3laPCXZS
ksk
594ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:00:53 ID:i9XrnxhL
―Side Fuyutuki―

……どうした、ものか。
私は、未だにはっきりしない意識の中思考した。
銃声がわずかに聞こえた。高町君や小砂君が殺し合いに乗ったものと交戦している可能性もある。
もしそうだとしたら、それは私の責任だ。

サツキ君は、まだ幼く、心優しいがか弱い存在だった。
それが悪いことだとは思わないし、迷惑などとも思っていない。
しかし、彼女自身はどうだろうか?
何もできない己に、自らや仲間が傷つくという現実に絶望し、精神を病んでいたのかもしれない。
何が原因でああなったのかは私にはまだ分からない。が、おそらくサツキ君は―――そもそも限界だったのだ。
この場に連れて来られ―――妹を亡くした、という時点で。

だから、これは私の責任でもある。
年長者たる私が、サツキ君の意思を汲んでやれなかった。
高町君にサツキ君を頼んだりせず、小砂君とも同行しなければ……いや、今そんなことを嘆いてもどうにもなるまい。
今私ができることは―――

視界の先が白く靄がかかる。どうやら、思ったほど傷の具合は芳しくないようだ。
あいにく薬のようなものは手元にない。……どうすべきか?
殺されることにさほど恐怖はない。どうせ私は天国にはいけるまい、未練もあるにはあるが何が何でもやり遂げたい、ということでもない。
―――しかし、ここで何もせず死ぬつもりはない。
私は、手で周囲を探る。やがて右手が何かに触れた。
……どうやら肌身離さず持ち歩いていたことが幸いしたらしい。
そこには私のディパックがあった。
ケロロ君から借りたナイフ、スタンガン、催涙スプレー、いくつか有用な武器はある。
が、今私に必要なのは―――

動く。そして、彼らを導き、思考し、指揮する。
それが、戦闘能力のない私にできる唯一のことだ。
そのためには、動かねば。
この身が使える限りは―――私はこの場から脱出するため、利用し続けなければ。
私の手が、目当てのものを探り当てた。眩暈がするのを振り払い、引き上げる。
それは―――
「……やや、不安もあるのだが……ね」

夢成長促進銃。
撃たれた者が若返るという、ケロロ君の知り合いの発明品。
そんな時の流れに逆行したことが本当に可能なのか……今はそれは後だ。
そもそも、本当に若返ることができたとして、例えばシンジ君やアスカ君ほどの年齢になるのか、加持君くらいの年齢になるのか―――それもよく理解できていない。
しかし、今私が力を得るためには、これが一番最善かつ最速の方法なのだ。迷っている時間はない。

私は震える手で、頭に向け―――その引き金を引いた。
そして何かが私に触れる感覚と共に、私は意識を手放した。
595ななついろ☆デンジャラス ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:01:26 ID:i9XrnxhL

【B-6/公民館側/一日目・昼過ぎ】

【冬月コウゾウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】疲労(大)、ダメージ(中)、腹部に刺し傷(傷は一応塞がっている)、気絶中
【持ち物】ソンナ・バナナ一房(残り一本)@モンスターファーム?円盤石の秘密?、スタンガン&催涙スプレー@現実
ジェロニモのナイフ×2@キン肉マン、夢成長促進銃@ケロロ軍曹(1回使用済み)、ディパック、基本セット(名簿破棄)
【思考】
0.ゲームを止め、草壁達を打ち倒す
1.小砂達と共に、高校へ向かう?
2.シンジ、夏子、ドロロを探し、導く
3.タママとケロロを信頼
4.首輪を解除する方法を模索する
5.アスカの事情はわからないが、何とか保護したい

※現状況を補完後の世界だと考えていましたが、小砂やタママのこともあり矛盾を感じています
※「深町晶」「ズーマ」が危険人物だと認識しました。
※マッハキャリバーから、タママと加持の顛末についてある程度聞きました。
※夢成長促進銃を使用しました。
596創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:01:35 ID:3laPCXZS
ksk
597創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:02:01 ID:3laPCXZS
ksk
598創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:02:12 ID:3laPCXZS
ksk
599残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:02:23 ID:i9XrnxhL
―Side Asuka―

蹴る。蹴る。蹴る。
あたしは、目の前の草壁サツキをさっきから蹴り続けていた。
「何とか、何とか言いなさいよっ!」

そこいつは、あたしたちの前から逃げ出した。向かった先は―――民家の先にある、森。
こいつは、副司令を殺そうとしたんだ!
間違いなかった。こいつは化け物の仲間だ。あの黒いのや緑の化け物と一緒に、加持さんと冬月さんを殺そうとしている!
だったら、私が吐かせてやる。詫びさせてやる。
加持さんを危険な目にあわせた罪―――償ってもらうんだから。

あたしは逃げたこいつの後を追った。てっきりなのは辺りが追ってくると思ったけど、来なかった。
多分副司令の手当をしているんだろう。
いや、いない方がいいけどね、あんなうざいの。私がこいつを―――ぼこぼこにするには邪魔だ。
こいつは全身怪我だらけだったから、追いつくのは簡単だった。首根っこをひっつかんで、地面に倒す。後は―――今のとおりだった。

「……や、やめっ……くふっ」
無抵抗のサツキを蹴る。蹴る。蹴る。
あたしの足がサツキの喉を、腹を、肺を、脳を圧迫する。
ざまあみろ。化け物のくせに、かよわいふりなんてするからだ。
「ほら、早く吐きなさいよ。あんた、あの化け物の仲間なんでしょ?で、あんたも本当は人間みたいな外見して、化け物なんでしょ?それで、化け物と結託して加持さんや副司令を殺すつもりだったんでしょう?そうでしょう?……何か言いなさいよ!」
「……わ、私は……化け物じゃ……かはっ」
踵で喉をぐりぐりと踏みにじる。何よ、まだとぼける気?
早く吐きなさいよ。私だってねえ、早く加持さんを助けに行きたいんだから。
「何言ってんのよ、あの黒い化け物にかばわれてたくせに、調子に乗るんじゃないわよ!」
蹴る、蹴る、蹴る。
下腹部を、胃を、腕を、足を、顔を、蹴る。蹴りつける。
殴ることはしない。化け物の仲間になんて、触るのも嫌だった。
「……っ」
「ほら、教えなさいよ。加持さんとタママはどこに行ったの?分かってるんだからね、あの変な装置を作ったのはあんたとあの化け物だってことは!」
蹴る。蹴る。蹴る。
初めは痛い、だとか違います、だとか言っていたこいつも、次第に口数が少なくなり、ぐったりとしてきた。
殺すつもりはない。事実を聞き出すためには、証拠をつきつけるためには、死なれては困る。
加持さんのところまで案内させてからどうするかはともかく、今はこいつから情報を得なければならない。
「で、あんたはどんな人間なの?魔法使い?宇宙人?いい加減本性現しなさいよ!」

さっきから、草壁サツキは攻撃をしてくるそぶりも見せてこない。
……まさか、本当にただの一般人、ってことはないでしょうね。
いや、一般人だとしても―――化け物に守られているという時点で、あいつらと同罪だ。
殺さない。殺さずに、情報を聞き出してみせる。
動かなくなったサツキの襟首を掴み、もう一度、腹を蹴る
「何寝てんのよ。早く答えなさい!」
それでも、サツキからは反応はない。気絶しているのだろう。
あたしの頭に血が上る。何よ、ふざけんじゃないわよ。
早く起きて喋りなさいよ!
「このっ……!」
あたしはサツキをもう一度蹴ろうとして―――
600創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:02:57 ID:3laPCXZS
ksk
601創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:03:18 ID:3laPCXZS
ksk
602残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:03:39 ID:i9XrnxhL
「サツキ殿おおおおおおお!」

それを―――緑の化け物に阻まれた。
「……なっ!?」
あたしの蹴りはその緑の化け物を直撃し、小柄なそいつは遠くまで吹っ飛ばされた。
な、何なのよ、あいつ!?
まるで、こいつを助けるみたいに……!

「……さ、サツキ殿っ……!大丈夫でありますか!?」
それは―――あの時私が殺し損ねた、加持さんにかばわれていた―――緑のカエルの化け物だった。
かあ、と胸の奥が熱くなる。
こいつのせいだ。

『こいつが死んでくれていれば、加持さんは怪我なんてせずに済んだのに!』

「あ、アスカ殿、サツキ殿は何も悪くないであります!冬月殿を傷つけたことを怒っているのなら、それは吾輩の責任でもありますから、だから……」
「……な、何なのよ……何でなのよ……」
どうしてこの化け物は、私の邪魔をするの?
何で、何で何で何で―――死んでくれないのよ!
「……アスカ殿、お話を聞いてほしいであります。アスカ殿は加持殿や冬月殿のお知り合いなのでありましょう?それなら―――」
うるさいうるさいうるさい!
加持さんと副司令を騙しているくせに、よくもそんなことが言えるわね。
「吾輩のげふうっ!?」
化け物を、蹴る。思いっきり真正面から。
黙れ、黙れ、黙れ!化け物の言葉なんて聞きたくない!
どうせそうやって私のことも、利用するつもりなんだ!
あたしは、ひそかにポケットに忍ばせていたナイフを取り出す。
いい、もう―――こいつはここで殺す。
初めから殺すつもりだったんだ。見たところ、こいつは戦闘能力がない。あるのはあの黒いタママだけだ。
なら、簡単に殺せる。
今すぐにだ。殺すんだ。今すぐにだ―――できる。

「あ、アスカ殿……どうか……サツキ殿のことは……これ以上……」
息が絶え絶えに、ケロロが言う。
その姿が本当にしおらしくて、怒りが増す。もう一度、蹴る。
化け物はうめくが、サツキの前から一歩も引こうとはしない。
蹴る位置を変えても、うまいこと体の向きを変え、サツキに被害が及ぶのを防いでいるようだ。
ああそう、そんな態度で、加持さんたちを騙したのね。
上等じゃない。……殺してあげるわ。

「死ねええええええええ!」
あたしに蹴られたからだろうか、化け物はどこか焦点が合わず、足もふらふらしている。
私はナイフを振り上げ、化け物の腕を突き刺した。
「ひいいいいいいいい!」
次に胴体を、腹を、軌道がそれて帽子を、刺し貫く。化け物は次第に傷だらけになっていく。
でも、死なない。
―――それは、こいつが絶妙なタイミングで刃をそらし続けているからだ。
サツキの前からは決して離れないように、しかし急所を上手くかわしている。
そして何より―――こいつは、一向に倒れなかった。
ムカついた。短い足にナイフを突き立ててやった。喚いたのでもう一回やった。なのにこいつは、尚も立っていた。
普通に考えれば、立っていられる状況ではないというのに。
立ちはだかるように―――手を広げて。武器も持たずに。
あの黒い化け物ほどではなくても、その両手を使えば抵抗の一つくらいはできるだろうに、それをせず―――サツキを庇うように、ただ攻撃を受けるばかりだ。
603残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:04:40 ID:i9XrnxhL
それは、とても化け物のやり方とは思えなかった。
こいつは、本当に……本当に、加持さん達を騙しているの?
もし本当に人間を利用しているならば―――死にかけてまで、こんな役に立たなそうな女を守るなんて、するの?
……いや、ダメだ、騙されちゃだめよ、アスカ。
こいつら化け物に、本当の思いやりの気持ちがあるわけないんだから。
違う、違う、違う。こいつらは化け物だ。殺すべき存在だ。
だって―――そうじゃないと、私はどうすればいいのよ!
「あああああああああああああああああああああああああっ!」
私は、今度こそ確実に、化け物の腹にナイフを刺し、そして―――

緑の化け物は、崩れ落ちた。

……はあ、はあ、はあ……や、った……。

……勝った。
勝った、勝った、勝った、勝った!
私は化け物に勝ったんだ!殺したんだ!
加持さんを利用しようとした罰よ!ざまあみろ!
私はその化け物を足で押しのけ、草壁サツキの襟首を掴んだ。
「……いつまで気絶してんのよ、早く起きなさいよ!」
そして、この化け物の態度で分かった。
やっぱりこいつは、草壁サツキは―――こいつらの仲間だ。
あのカエルにかばわれる理由など、こいつが一般人でないから以外にない。
そう言えば、ここにあたしを連れてきた眼鏡のおっさんの名字も草壁だったかしらね。まあ、確かにそれなら納得する。あんな頭のいかれた奴が人間であるはずがない。それなら、血が繋がっている(多分、娘ね)らしいこいつもきっと人間じゃないんだ。

それにしても、こいついつまで意識を失っているつもり?早く教えなさいよ、もう邪魔な化け物は始末した、もうあんたしかいないのよ。
しかし、草壁サツキからの答えはない。
いい加減に腹が立って、思いっきり踵で踏みつけた。が、反応がない。
「……馬鹿にしてんじゃ……!」
あたしはサツキの体を踏む。踏む。踏み続ける。
何度も何度も何度も。
そして10回ほど踏んだところで、―――さすがにおかしいと思い始めた。
こんなに反応がないものだろうか?
……背筋が凍った。
「……ちょ、ちょっと……」
サツキの体を起こす。
唇は青く、体中はあたしが蹴り続けたせいで傷だらけ。
顔は完全に腫れ上がっている。
そして―――
「……何よ、それ」
気づいた。

草壁サツキの心臓が―――止まっているということに。

……え?
何よ、それ。
私は、あんたを殺すつもりなんかなかったのに。
あんたから化け物の本性を聞き出して―――加持さんの居場所を聞きたくて―――え?
何よ、……

化け物のくせに、何でただ蹴り続けただけで死ぬのよ!ばっかじゃないの!

「……あ、は……」

―――あたし、知らない。
人を殺すつもりはなかった。こいつは化け物の仲間だったけど、殺したいとまでは思っていなかった。
なのに、こんな簡単に死ぬなんて―――嘘でしょ?
これじゃあ、こんなに弱いなんて―――まるで普通の人間みたいじゃないっ!
604残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:05:28 ID:i9XrnxhL
「……あは、あはははははは、……はははははははは!」

悪く、ない。
私は悪くない。
悪いのは―――あの化け物だ。
私はあの化け物のせいで、人殺しになってしまったんだ。
―――ううん、違う、そんなことはない。違う、よ。
こいつも化け物だ、草壁サツキも化け物なんだ。そうだ。そうだったじゃない。
だから、私はただ化け物をこらしめただけ。
私は、人を殺してなんかいない。
何も間違ったことはしていない。正しいことをしたんだ。
だって私は―――セカンドチルドレン、選ばれた子供だもの!

「……あはははははははは!はははははははははは!」
……そうだ、いいこと思いついた。
本当はこいつに聞こうと思ってたんだけど、死んじゃったから。
これで、あたしは化け物を二『匹』殺した。
さっきの放送で言ってたよね?三匹化け物を殺したら人の居場所が分かるって。

なあんだ、はじめからそうすればよかったんだ。
あと一匹―――化け物を殺せばいいんじゃない。
草壁サツキみたいに弱い化け物もいるなら、楽勝ね。
そうしたら、加持さんの居場所がすぐに分かる。こいつを拷問なんてしなくてもよかった。早く化け物を殺しさえすればよかったんだ。
ああ―――簡単じゃない。

「……ははははははははは!あっははははははははは!」
笑いが止まらなかった。
罪悪感なんて、なかった。
ただ、走りだす。

だって私は―――皆を救ったんだもの。
感謝しなさいよ、バカシンジ。
あんたを殺す予定だった化け物を、あたしが退治してやったのかもしれないんだからね。
そして、待ってて加持さん。
適当な弱い化け物を殺して―――すぐにそっちに行くからね。

殺すなら、ヴィヴィオがいいな、そう思った。
あいつも、高町なのはの娘なんだ。十分、化け物のはずだ。
あんな弱っちいガキなら、きっとすぐに殺せる。
あの綺麗な髪をぐちゃぐちゃにしてやりたい。
それで首でも切り取って、高町なのはに見せてあげたいな。
どんな顔をするんだろう、あいつ?泣き喚くかな?怒るかな?それとも発狂するかな?
ああ、楽しみだなあ。
それを考えるだけで、自然に口元が緩んだ。
あたしの足は、自然に西へと突き進んでいた。
全身を刺すような痛みも、もう気にならない。

―――化け物を殺すのって、簡単じゃない―――そう、思った。
605残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:06:03 ID:i9XrnxhL
―Side Keroro−

吾輩は、どうしてすぐに気づくことができなかったのでありましょうか。
サツキ殿が悲鳴をあげて部屋を飛び出すまで、サツキ殿の状態がどうなっているのか―――吾輩は知らなかった。
その結果が、この事態とは……

初めから、ずっと共に行動をしていたのに。
それなのに、吾輩は―――
サツキ殿の気持ちに気付けなかった。
サツキ殿は普通の少女、混乱して当然であります。

アスカ殿は、先ほどから吾輩を蹴り続けている。
……あ、刺された。全身を貫くような痛みが走る。
「ぎゃあああああああ!」
我ながら情けないでありますなあ、ははは。

―――サツキ殿に、近づくな。

感情が渦巻く。我輩の中の『吾輩』が、囁く。
「あの頃」が、繰り返す。
吾輩を、俺を、いざなうように。

―――『俺』が、この女を殺してやる。

違う、それは、だめでありますよ。
サツキ殿は、そんなこと望んでいないでありますから。
「俺」を、抑え込む。
加持殿は―――吾輩のことを自らを犠牲にしてかばってくれた。
吾輩も、加持殿と同様に―――同じやり方で―――サツキ殿を守るであります。
暴力は使えない。サツキ殿を、怖がらせるわけにはいかないでありますよ。

―――だから―――

目の前が何も見えない。……吾輩は死んだでありますか?
そして襲う鋭い痛み。……ああ、まだ生きている。
吾輩は、まだサツキ殿を守るために生きている。

今度は下半身を刺される、痛いでありますよ。
視界のほとんどは白か赤。いやあ、こんなのあんまりじゃありませんか。
赤……シャア専用ザク……と思うには、さすがに無理がありすぎるでありますな……

そして、アスカ殿がナイフを振り上げたのを最後に―――

意識は、融けた。
606創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:06:30 ID:abLGKMCM
ksk
607創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:07:01 ID:3laPCXZS
ksk
608創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:07:11 ID:3laPCXZS
ksk
609残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:07:12 ID:i9XrnxhL
―Side Nanoha―

―――そんな。
私は、その場から動くことができなかった。

力が抜ける。
そんな―――どうして。
サツキちゃん―――

触れる。
……まだ、体は暖かかった。でも。
心音が、ない。

すぐに、分かった。
ああ、死んでいるんだ、と。

その姿が、ヴィヴィオと、小砂ちゃんと、アスカちゃんと重なり、ぐらつく。
「め……ん」
言葉にならない。
視界が、滲む。
気付けば私は、涙を零していた。
「……ご、めん……」
ごめんなさい。ごめんなさい。
私が、また迷ってしまったから。

私は、今ここではこんなにも無力だ。
エースオブエース?それは何?私のこと?
……どこが?
今の私は、エースどころか、力無き人間を救う力もない、ただの優柔不断な人間じゃないか。

スバル、私―――
今の私は、貴方の憧れなんかじゃ……
「……っ」

私は―――二人も殺してしまった。
二人が死んだのは、私の―――

「…………小砂、ちゃ」
「……ん……た、高町殿……」
……え?
私ははっとしてサツキちゃんの前に重なり合うように倒れているケロロを見る。
「け、ケロロ!?」
い、……生きてる!?
ケロロは、全身血まみれだったが、ゆっくりと顔を持ち上げる。
「……た……かまち殿。……サツキ殿は……」
そして、悟る。
彼は、自分も瀕死の重傷を負いながら、サツキちゃんの身を心配している。
サツキちゃんの無事を、心から信じている―――そんな、顔だった。
そんなケロロに―――私は。
「大丈夫。サツキちゃんは―――無事だよ」
嘘を吐いた。
きっと、これではそう永くは持たない。それならせめて―――最後まで軍人として称えてやりたかった。

「私に任せて……休んで」
だから嘘を吐く。
サツキは―――生きていると。
彼は目的を達成することができたのだ、と。
610創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:07:23 ID:3laPCXZS
ksk
611創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:07:50 ID:3laPCXZS
ksk
612創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:08:00 ID:i9XrnxhL
多分、ケロロは、もう―――

「……そう、……でありますか……良かった……」
弱りながらも、その声は聞き取りやすかった。
軍曹、という地位にふさわしい、態度。
……本当に、それでいいのか?
私の頭の中に、そんな思考が浮かんだ。
……いや、駄目だ。
いい訳がない。
あきらめては、駄目だ。
まだ、ケロロは生きてる。今から治療をすれば、まだ間に合うかもしれない。

―――冬樹殿を弔ってくれて、感謝してもしたりないでありますよ。

私が守れなかった男の子。その友達の、ケロロ。
どの程度の仲だったのかは分からない。でも、きっと私とフェイトちゃんくらいの絆で結ばれていたんだろう。
種族も、星すらも超えた、深い友情で。
自分と同じだ。ケロロは、自分と同じ。
第一回放送で親友の死を知った。でもケロロは―――それでも、サツキちゃんを守り続けているのか。

―――負けている、場合じゃない。

そっと、呟いた。
『不屈の心は―――この胸に』
そうだ、私は、あきらめちゃいけない。
絶対に、何があっても、私は―――皆を、ヴィヴィオを、守り抜くんだ―――!

だから、気付いた。
もし私が、その時決意を固めていなければ、その『気配』に気づかず、背中から焦がしつくされていただろう。
―――火の、気配。魔術の、気配だ。

「……っ!?」
私はケロロを抱えたまま草むらを転がる。私の真横を、巨大な炎が通り抜け、爆ぜる。
これは―――見覚えがあった。
もしかして、もしかしなくても―――

「……!」
マッハキャリバーを、構える。
―――いる。
それだけは、分かった。

精神を集中させ、唇を噛む。ケロロを、そっと抱き締める。
本当は寝かせておきたかったが、今一瞬でも気を緩めたら殺される―――それが分かっていた。
―――ズーマ。
このぴりぴりした気配は―――この魔術は―――おそらくは。

そう、私は、負けない。
だって私は―――ママなのだから。

ねえ、ヴィヴィオ。
私は、―――間違わないから。

「行くよ、……マッハキャリバー」
そして、音もなく、闇が―――動く。
それが、戦闘開始の合図だった。
613創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:08:04 ID:3laPCXZS
ksk
614創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:08:35 ID:3laPCXZS
ksk
615創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:09:06 ID:3laPCXZS
ksk
616残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:09:33 ID:i9XrnxhL
―Side Zuma−

ふん。
……思った以上に、反応の早い女だ。
隙だらけに見えたのだが、判断を改める必要がありそうだ。

さて、この女は俺の居場所に気づけるか。
真正面からぶつかれば相性が悪いのは既に学んだ。
それならば―――忍んで殺すだけだ。
俺はアサシン―――暗殺者なのだ。
もう、あのような屈辱的な敗北など、味わうものか。
幸い、ここは建物が多い。身をひそめ、隠れ、利用するには絶好の場所だ。
手段など問わない。
正面から相手を薙ぎ倒す必要など、どこにもない。

殺す。
俺はただ―――殺すだけなのだから。
誰もかもを、殺す。―――依頼を遂行するために。

【草壁サツキ@となりのトトロ 死亡】


【B-6 市街地端/一日目・朝】
【ケロロ軍曹@ケロロ軍曹】
【状態】全身に刺し傷(非常に危険な状態です)
【持ち物】なし
【思考】
0.(気絶中)
1.サツキを何があっても守る。
2.加持、なのはに対し強い信頼と感謝。何かあったら絶対に助けたい
3.冬樹とメイの仇は、必ず探しだして償わせる
4.協力者を探す
5.ゲームに乗った者、企画した者には容赦しない
6.で、結局トトロって誰よ?

※漫画等の知識に制限がかかっています。自分の見たことのある作品の知識は曖昧になっているようです
※首輪探知機のバッテリーが大分減っています。すぐにではないですが、いずれ使用できなくなります
※北高女子の制服@涼宮ハルヒの憂鬱、ジェロニモのナイフ×1@キン肉マン、自転車@現実、ディパック、基本セット、 サツキのディパック、首輪探知機@現実?、サツキの基本セット はB-6の民家に残されています。
※ジェロニモのナイフ×1@キン肉マン が、公民館の傍に落ちています。

【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】疲労(小)、魔力消費(中)、強い決意
【持ち物】基本セット(名簿紛失) ディパック マッハキャリバー@魔法少女リリカルなのはStrikers 
     ハンティングナイフ@現実 コマ@となりのトトロ、白い厚手のカーテン、ハサミ
【思考】
0.絶対に、ケロロを、ヴィヴィオを、皆を守る。
1.ズーマに対処する
2.一人の大人として、ゲームを止めるために動く
3.アスカと小砂を探す
4.それが済んだら高校にヴィヴィオを探しに行く
5.アスカと小砂を守る
※「ズーマ」「深町晶」を危険人物と認識しました。ただし本名は知りません
※マッハキャリバーから、タママと加持の顛末についてある程度聞きました。
617残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:10:26 ID:i9XrnxhL
【B-6 市街地・民家のどこか/一日目・昼過ぎ】
【ラドック=ランザード(ズーマ)@スレイヤーズREVOLUTION】
【持ち物】ベアークロー(右)(刃先がひとつ欠けている)@キン肉マンシリーズ
【状態】疲労(中)魔力消耗(中) 右腕、背中に傷(比較的軽傷)
【思考】
0.参加者を全て殺す
1.高町なのはを、今度こそ殺す
2.リナ=インバース、魔変化の男(アプトム)を必ず殺す
3.ゲームの関係者を全て殺す
4.依頼料を取り戻す
※魔法や身体能力の制限に気づきました。自分だけでなく異能者全員にかかっているのではと思っています
※【B-6】の民家の寝室の箪笥の中に、以下のものが破棄されています
 デイパック×2、基本セット×2(一部食糧不足)、地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹、どんぐり五個@となりのトトロ
618創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:11:02 ID:3laPCXZS
ksk
619残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:11:17 ID:i9XrnxhL
―Side Kosuna−

私が『気配』を感じたのは、師匠が冬月さんの治療を始めた、まさにその時だった。

『いる』、そう思ったね。
誰が、かって?
私の本能が告げる。心臓がぞわりと逆立つ。
あれは―――ホテルで会った、ズーマって奴だ。
私は師匠がいなければ、あそこで殺されていた。
恐ろしく戦いなれた、魔法を使う馬鹿強い男。

関わりたくない。私の理性が叫ぶ。
あの時の、死の恐怖が脳裏をよぎり、寒気が走った。
勘っていうのは、私たちの世界においては相当重要な位置を占める。
野生の勘が発達していない奴は、悪人に騙され、利用され、なぶり殺され捨てられる。
そんな世界。
だから―――私は今、この予感が間違ったものではないと確信していた。

それ故に、私は、師匠から距離を置く。
師匠が冬月さんを治療しているのを横目で見つつ―――私は、その場からそっと離れた。

今私がいるのは、地図で言うのならC-6……森の中だ。
「ふう、あいつもここまでは気付かないっしょ」
私はウージーをいじり、弾の装填数を確認。……よし。
……あ、結果的に師匠をあそこに置いてくることになってしまった。
まずいなあ。
師匠についていた方が魔法を学べるんだけど……でも私はもうあいつとは二度と戦いたくないんだ。
ネブラがいて、空を飛べても圧倒的な戦力差だった。ネブラのいない今の私に勝てる要素は―――微塵だってない。
魔法使いの師匠なら、ズーマと戦闘になったとしてもなんとかなると思う。
ネブラを取り返したい気もしたけれど―――そうしたらタママやケロロを殺さないといけなくなる。いまいち気が乗らない。

このまま、逃げることもできた。
でも、私は便利屋として、為さねばならぬ仕事があった。
仕事とあらば、何が何でも遂行しなければ。
アスカ?あいつは、個人的にはあまりかかわりたくないから、別にいい。
「……えっと、ヴィヴィオちゃん、って子は―――高校にいるんだよね」
ここで話をつけた後、師匠と向かう予定だった場所。
そこに、師匠の『娘』であるヴィヴィオとやらがいるらしい。
私は、その子を先に探してみよう、そう思っていた。
話によると、ヴィヴィオちゃんは小さな女の子。そんな子が今生き延びているとすれば、きっと師匠みたいな優しい人に保護されているのだろう。
それなら、そう接触は難しくないはずだ。
だから、ここから森を抜け、高校とやらを目指す。
いなかったらその時だ、師匠に報告して別の場所を探そう。
これはただの逃亡じゃない、ヴィヴィオちゃんが無事か、そこにいるのかを確かめる偵察でもあった。

私は―――生き残らなきゃならない。
だから、危ない奴らには絶対に
……うう、何だこれ、なんか、心臓がむずむずする。
私も、師匠に感化されちゃったのかもしれない。
師匠に申し訳ない、なんて考えたこともないのに。

―――でも、そんなに悪くないかもしれない、そう思いながら。
620創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:11:18 ID:3laPCXZS
ksk
621創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:11:41 ID:3laPCXZS
ksk
622残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:12:06 ID:i9XrnxhL
【C-6 森/一日目・昼過ぎ】
【小泉太湖(小砂)@砂ぼうず】
【状態】正常、わずかな罪悪感?
【持ち物】IMIミニウージー(9mm口径短機関銃)(18/32)@現実、清潔なシーツ
      ディパック、基本セット
【思考】
0.ヴィヴィオを見つけるため、高校に向かう。後でなのはと合流する。
1.「高町なのは」に弟子入りして魔法を教わる。
2.「川口夏子」と合流する
3.アスカに対して深い疑念。殺せるなら殺した方がいい……?
4.「碇シンジ」、「ガルル中尉」を探して接触する
5.「水野灌太」、「雨蜘蛛」には会いたくない。「水野灌太」の存在だけはきちんと確認したい
6. ネブラと合流出来た場合、ネブラとの約束を守るため"闇の者"達を討伐する 
※「高町なのは」を魔法使いと認識しました
※「ズーマ」を危険人物と認識しました。ただし本名は知りません
※「深町晶」を危険人物と認識しました。
※マッハキャリバーと冬月から、タママと加持の顛末についてある程度聞きました。
623残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:12:52 ID:i9XrnxhL


少女は、走る。
高町なのはや、冬月コウゾウのいる場所から正反対の方向―――自分たちがたどってきた道を、走る。

少女は、知らない。
自らの支給品に、ガイバーのユニットが入っているということに。
それは、彼女の知らない本物の『深町晶』が持つ者と同じ代物だということに。
彼女がそれを使用しさえすれば、彼女も彼女自身―――惣流・アスカ・ラングレーその人がもっとも嫌悪する『化け物』になる、ということに。
そして、何より―――

「ははははっはははは!あははははははは!殺してやる!殺してやるわ!
加持さん、待ってて―――私が化け物を殺してやるから!」
彼女は、知らない。
彼女は、知っていて尚耳を塞ぎ続ける。
彼女の探す人間は、既にもの言わぬ屍となっているということに。
彼女が殺したのは、化け物などではなく―――正真正銘の、普通の人間だということに。
そして―――
化け物への憎悪と嫌悪に身をゆだねる彼女の歪み切った顔こそが―――何よりも『化け物』と呼ぶにふさわしいという事実に。


【B-5 ホテル裏/一日目・昼前】
【惣流・アスカ・ラングレー@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】右手人差し指喪失(治療済み)、背中に火傷(治療済み)、髪が肩までに焼き切れている(散髪中)、
    『化け物』への強い憎悪と殺意、精神不安定
【持ち物】
アーミーナイフ@現実、予備カートリッジ×12@魔法少女リリカルなのはStrikerS、
コントロールユニット(ガイバーU)@強殖装甲ガイバー、デイパック、基本セット、モッチーの首輪、モッチーの円盤石、
砂ぼうずの特殊ショットシェル用ポーチ(煙幕弾(2/3)、閃光弾(3/3)、グレネード弾(1/3)、ガス弾(1/3))@砂ぼうず、
ホテル外壁のメモ用紙
【思考】
0.「化け物」をあと一体殺して加持の居場所を知りたい。
1.人間以外は問答無用で撃つ。ガイバーT(深町晶)は必ず殺す。
2.高町なのはが大嫌い
3.ヴィヴィオを殺したら……どうなるかな?
【備考】
※参戦時期は少なくとも第弐拾四話以前。
※マッハキャリバーから、タママと加持の顛末についてある程度聞きました。
※ケロロを殺害したと思っています。
624創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:12:56 ID:3laPCXZS
ksk
625創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:13:18 ID:3laPCXZS
ksk
626創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:13:29 ID:3laPCXZS
ksk
627創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:13:42 ID:3laPCXZS
ksk
628創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:13:56 ID:3laPCXZS
ksk
629残酷な『彼女』のテーゼ ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:14:52 ID:i9XrnxhL
そしてミスがあったので、>>569差し替えです。

「……ふう……」
「小砂君、怪我はないかね?」
冬月さんが、私に声をかける。
数時間前に会った時より疲れているように思えたが、少なくとも怪我は負っていないようだった。
「もう最悪ですよ。私、師匠に会わなければ死んじゃうところだったんですよ!」
それは、紛れもない事実だ。
「師匠……とは、高町君のことかね?」
「そうです。師匠、すごいんですよ。魔法が使えちゃうんですから」
冬月さんはふむ、と頷いて言葉を紡ぐ。
「魔法、か……宇宙人に出会った今、さほど現実離れしているように思えないな」
「ですよねー。もうほんっとうここに来てから信じられないことばっかですよ。……まあ、魔法を学べるなら結果オーライかなっとは思ってますけど」
私は肩をすくめながら、噂の空間転移装置とやらの前に立つ。
「……で、これがタママをどっかにぶっ飛ばしたってことですか?」
おそらくだが、と冬月さんは言葉を濁す。
「……そう思うしかないだろうな」
「ふえー……ここの技術ってすごいんですねえ」
これも、ある意味魔法みたいなものなんじゃないだろうか。
あま近づかない方がいいよ、という冬月さんの言葉はちゃんと耳に入れておく。
「あ、そうだ、冬月さん。深町晶とズーマって奴には注意ですよ」
そして思い出した。……冬月さん達に危ない奴らの情報を教えようと思ってたんだっけ。
「……君たちはその二人に襲われたのかね?」
「んー、ズーマには襲われましたね。さっき死にかけたーってのはそいつに襲われたからです。師匠と同じ魔法みたいなものを使ってましたね。あと、深町晶って奴にはアスカが襲われたらしいです」
……もっとも、私はやや怪しいものだと思っているのだが。
あのアスカのことだ、そいつにも自分が勝手に誤解して襲い掛かり、返り討ちにあったんじゃなかろうか。
もしくはいいように利用されて、偽の情報でも植え付けられているか。
「……アスカ君が……そうか、……そんなことがあったから、かもしれんな……」
そして考え込む冬月さん。
ああ、やっぱこの人には絶対言えないよなあ。
アスカのこと―――殺した方がいいんじゃないの?なんて。
やっぱり師匠に言おうかな。でも師匠も殺すかどうか……いや、殺さないだろうな。
あいつ、絶対に今にも何かやらかしそうな感じなのに。
大丈夫かなあ、師匠。優しくて強いいい人だけど、やや不安定でお人好しだからなあ―――。
「……しかし小砂君。深町晶はともかくだ。そのズーマという男は、名簿に乗っていなかった気がするのだが―――」
「ああ、私も思いました。多分、コードネームみたいなものじゃないんですか?」
先生の「砂ぼうず」みたいな感じか?
「……そのようだな。……本名が分からないことには、放送で呼ばれても判別がつかないのが難点だが―――」
「まあ、とりあえず今は私たちが生き残れるように何とかしましょう。そうですよね?」
「……ああ、君の言う通りだ。協力頼むよ、小砂君」
「いえいえ」
とは言っても、なあ。
今から師匠は話をつけたら高校に向かう予定だ。冬月さんたちが一緒に来るか分からない。
それに、アスカの存在もある。あいつが何をするか―――
「……あの冬月さん。つかぬことをお伺いしますが……」
「何だね、小砂君?」
だから、はっきり知っておいた方がいいに決まっている。
「……あの、アスカって……何かしましたか?」
冬月さんの顔が、わずかにひきつる。
「……冬月さん?」
「いや……あれは、アスカ君のせいだけではない。彼女の精神状態をくみ取ってやれなかった私の責任でもある」
「ちょ、ちょっとどういうことですか。説明してください」
冬月さんははじめ迷っていたようだが、今更だな、と呟き話し始めた。
それは、私の中でアスカへの用心を深めるには十分だった。
630 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:16:01 ID:i9XrnxhL
こちらが>>570の差し替え

曰く―――アスカは、タママとケロロとやらを『殺そうと襲いかかった』らしい。
そしてケロロを身を呈して加持さんとやらが助け、アスカはタママに光線を食らって逃亡したという。
……だめだあいつ……早く何とかしないと……
あいつの言い分じゃあ、まるで一方的にタママが悪いみたいだったけど、こう聞かされればタママの奴には火がないように思える。
自分に害をなすものに攻撃を加えるのは当たり前だ。
どう考えても、アスカが勝手に暴走し、誤解しただけだってば。
だけれど、冬月さんは「もっとうまく接すればよかった、落ち着いたら保護したい」と考えている。
ああ―――背筋がぞくりとする。
まさに正義の人!あんな危ない目をした奴に殺されかけても許そうとしているなんて心が広いんだな。
まるで師匠じゃないか。
かゆいかゆい。全身がかゆいいいいいい!

「……戻ろうか、小砂君。高町君にばかりアスカ君を任せてもおけない。彼女の上司は私だ―――責任を取る必要がある」
「ここのことはどうするんですか?あと、二人のことも」
放置しておくことになりそうだけど。
「後回しにするしかない。しかし同じように巻き込まれる者が出てはいけない。壁を移動して元に戻しておこう。……それに、何かの参考になればと床の紋様を書き写しておいた。これが魔法陣だとすれば、知っている者がいるかもしれない」
「なるほど」
いつの間に書いたんだ、と思ったが、このために残ったのか。
その人間が危ない奴じゃないかは分からないけどね。……おっと、人間じゃないかもしれないのか。
私と冬月さんは、協力してその隠し部屋をふさいだ。意外にすんなりおさまったことから、結構壁がもろかったのかもしれない。
作業が終わったあと、一息吐いて冬月さんが言う。
「加持君とタママ君のことは―――今のところ手段がないのが事実だ。この会場内のどこかにいることを信じて、聞きこみでもするしかないだろう」
「じゃあ、私たちと一緒に高校に行きませんか?師匠が探してる子がそこにいるんです」
冬月さんは考え込むような仕草をした。
「……そうだな、ケロロ君にも聞いてみよう。もっともサツキ君の体調次第だが―――」
「……では、行こうか」
少し疲れた様子で、冬月さんが言う。
「はい」
私は冬月さんについて、民家を出た。

でも、本当に、あいつ大丈夫なのか?
師匠がいたところで、……何かやらかさなきゃいいけど。
631創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:16:33 ID:3laPCXZS
ksk
632創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:17:49 ID:3laPCXZS
ksk
633創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:18:16 ID:3laPCXZS
ksk
634 ◆h6KpN01cDg :2008/12/25(木) 12:18:21 ID:i9XrnxhL
修正含め、以上で終了です。
……疲れた……OTL
皆さんこんな時間にkskありがとうございました!

聖なる夜にアレな展開でごめんなさい……
635創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 12:21:25 ID:3laPCXZS
乙かれ様でした!
支援に必死で全然読めてないや
もう一回最初から読んでこよう
636創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 13:25:16 ID:Cw7kFR4w
支援遅れたああ……投下&代理人&支援人超乙!

アスカこえええええええええっていうか本当に壊れちゃった……
もうこれ以上壊れることはないだろうと思ってたのに、狂いすぎだよー本当に怖いよー
サツキは本当に一般人なんだよーむしろアスカが化け物そのものになっちゃったよー
これからどうなるんだ

そしてサツキ……メイの死も聞いちゃったし、辛かったな……ゆっくり眠ってね
ケロロも一応生きてるけど状態が危なすぎるし……なのはさん頑張れ!
そして本当にフッキーが夢成長促進銃を撃つことになるとはw若返るのか!?

シンジトトロも乙!
緊迫しまくった心理描写が凄かったです
こっちも壊れちゃったーーシンジもういっぱいいっぱいだな
殺し合いに乗ってしまうのか……しかし装備の弱々しさに、相変わらずのヘタレ感が漂う
トトロ一行は和むけど、悲しそうにするのが切ないなあ
637創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 14:23:24 ID:Rf7IBwSD
貴重なロリがぁぁぁぁぁぁぁ
これでもうヴィヴィオたんと妹ちゃんしか残ってないじゃないかorz
アスカめ……よし、丑の刻参りの準備に取り掛かろう。

そういや気になったんだけどヴィヴィオの固有能力「聖王の鎧」ってこのロワではどういう扱いなんだ?
638創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 15:14:20 ID:JPpj1TAr
>>637
んー……微妙なところだな>聖王の鎧
kyonに襲われた時に物理(?)攻撃をはじいた、らしき描写はあった(それでハルヒが死んだわけだし)
ただあれはガイバーとはいえ拳だから、銃弾とかはどれくらい防御できるのかわからない
ちなみに今は不随意で発動してるみたいだけど

なんかだいぶ前に色々本スレで話してた気がするが……ログどこだったかな
639創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 16:25:16 ID:hVSVJuQk
投下&代理投下乙です!!!
アスカこの野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!
サツキが…サツキが死んじまったよ……
ケロロも死にかけだし、頼みのなのはもズーマとの戦闘があるし…
全部アスカが悪いんだいっ!!!
 
ちゃっかり小砂は退避してるしさぁ
フッキーはフッキーで若返りそうだし…
次がかなり気になる
640創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 17:07:26 ID:Hg9Km6kZ
聖王の鎧はATフィールドみたいな存在
で落ち着いてたと思う
641創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 17:35:20 ID:Cw7kFR4w
まとめサイトから過去ログ見てきた

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 08:32:53 ID:W9qYQ8zF
ロリ状態でもとりあえず魔力資質はあることはあるから、クロッチやバルディッシュの補助があれば簡単な魔法は使えるかも
もちろん威力は微々たる物だろうが…ヴィヴィオだけに
あとボイン化こそしないものの自動防衛機能である聖王の鎧は
本人の意志に関係なくピンチに反応して発動するらしい
強力すぎるから制限は必須だろうけどね

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 11:36:43 ID:8Mfv0O0i
自動防衛機能……らしいが詳しくはよくわからん
ただ乗ったヘリが撃墜されても無傷でいられるくらいの防御力はあるとクアットロが言っていたが
ボイン化した後だとバリアジャケット(鎧)のことを指すみたいだけど
幼女状態だと……??

らしい
ほぼ無敵状態ぽいから制限は必要だと思うが
発動はするんだろうな、ハルヒ死亡話然り
642創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 17:35:42 ID:Rf7IBwSD
確かにStS本編で「ディエチの砲撃に耐えられる」ってほとんど明示されてたからなぁ。
でも、自分の意思で発動しないのでは防御手段としてはあまりにも不安定か。
うん、ありがとう。参考になったよ。

しかし、フッキーは苦労人まっしぐらだな。
アスカは完全発狂しちゃったし、シンジは発狂ともいかずとももう心閉ざしてしまったし。
ぶっちゃけ説得不可能な領域に入っちゃった。
それでも救おうとするフッキー……・゜・(つД`)・゜・
というか、エヴァ勢の年少組って何でこんなに精神的に脆いんだ。
しかも二人揃って、自分の精神にトドメを刺したのが自分自身なあたり皮肉な因果を感じる……
とりあえずロリをkillしたアスカにはご退場願いたいw
さあー五寸釘と藁人形の準備だ。
643創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 17:45:08 ID:Rf7IBwSD
追記
ヴィヴィオは六課に保護されている間、独学でなのは&フェイトの魔法を習得してるっぽい。
そこまで巧くは扱えないみたいだけどね。
……覚醒状態だとなのは圧倒できたりするけど、関係ないし面倒なのでどっかに投げ捨てておこう。
644創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 17:56:53 ID://tcbUcs
>>634
投下乙です
なのはのアスカに対する呼び方って「アスカ」だと思うんですが
なのはが呼び方を変えたってことのなら問題ないんですけど

あと、>>612でなのはがズーマの魔法を魔術って言ってますが、
なのはの世界での魔法の呼称って魔法なんで小さいことですが修正したほうがいいかと
指摘ばっかしてすいません
645創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 18:00:04 ID:YjmLFVSP
投下乙であります!
ちょ…サッキーぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!!!!
メイに続いてこの子まで…
アスカにぼこぼこにされて辛かったろうに…
せめて死者スレでは楽しく過ごしておくれ
 
アスカはアレだな、ガチで怖いんですがorz
何するかほんとわかんないし考え方滅茶苦茶だしで、爆弾にも程があるよ
そして冬月(若)となのはVSズーマにも期待
646創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 18:34:35 ID:uVjauBQa
フッキーの若い頃ってどんな姿なんだろ?w
647創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 18:37:01 ID:IjwZAmQA
何かのエヴァ漫画であったような・・・・・・
648創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 19:34:20 ID:CCB18khy
何故か、スネークばりのガチムチになってズーマと対等にやりあう冬月さん(若)を幻視した
うむ、ありえんなw
649創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 19:38:40 ID:4GtgnR+A
フッキー「性欲を持て余す」
650創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 22:33:53 ID:uvLeqwbS
メリークリスマス&地図更新!
テンションが妙な方向に行ったせいで、地図もちょっとしたクリスマス仕様でございます

http://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/free_uploader/src/up0118.png
651創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 22:42:19 ID:hVSVJuQk
地図氏乙であります!!!
クリスマス仕様すげぇぇぇぇwww
652創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 22:43:49 ID:3laPCXZS
いつも乙です!
クリスマス仕様すげぇww
653創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 23:07:16 ID:YjmLFVSP
クリスマス仕様凄いw
いつも乙であります!
654創る名無しに見る名無し:2008/12/25(木) 23:20:52 ID:I51UupNe
いつも地図乙です!
クリスマス仕様超綺麗です!
もうどこのプロのイラストレーターかとw
655 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/25(木) 23:53:16 ID:km2JxQKw
申し訳ありません、期限に間に合いそうに無いのでちょっと待ってお願いします。
656創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 00:03:20 ID:79dhue1d
ちょっと待って了解でーす
ゆっくり書いていってね!
657創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 00:29:49 ID:fmuw6XV5
ちょっと待って了解ー
658創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 00:41:00 ID:VC+xmlJY
ゆっくり書いてください

そして、クリスマス地図も乙でした
659 ◆h6KpN01cDg :2008/12/26(金) 10:47:01 ID:CbefqMGP
>>644
指摘ありがとうございます。
確かにアスカは呼び捨てでしたね……修正します。
魔術は……あるえー?魔法ってなおした気がしていたのだが……イデ?
とりあえず共に修正しますね。
660創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 15:54:59 ID:KEAv3ZRf
あと、どっか師匠を支障って書いてなかった?
661創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 19:21:16 ID:fkCcw2Si
>>659
wiki編集時、「ななついろ☆デンジャラス」が容量オーバーしました
分割するところは、>>577の※から後編でよろしいでしょうか?
662創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 19:37:35 ID:a+in1P0Q
「非がない」が「火がない」になってた場所もあったような
663創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 19:40:17 ID:IwmcC8LI
遅まきながら投下乙です!
サツキぃぃぃぃぃぃぃ!?
メイといいサツキといいそろって悲惨な死に方をするとは…これもタツヲさんの計画か!?
そしてアスカ…こえええええええ!!
アスカといいシンジといいエヴァ勢は転がり落ちすぎてマジ怖い…冬月さん頑張れ!ケロロもがんばれ、マジ頑張れ!

>>650
クリスマス仕様すげえ!
地図氏乙です!
664 ◆YsjGn8smIk :2008/12/26(金) 19:52:11 ID:IwmcC8LI
>>540
ゲェ!…本当だ。
一応、身長から少年って事もわかってますよ。

…と言い訳をしてみるもどう考えても俺のミスです、本当に申し訳ない。
修正したほうがいいようなら最新話と矛盾がないように修正させてもらいます。
665 ◆h6KpN01cDg :2008/12/26(金) 20:05:25 ID:h0c//gwk
>>661
えっと、そこからよりはその一つ上のレスのSide Satukiから後編にしてもらっていいですか?
よろしくお願いします
666創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 20:11:15 ID:TYEUFGGA
何かこのロワのエヴァ2人組み見てるとスパロボって本当に凄いなと。
いや、このロワが嫌いって訳じゃないが。
667 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/26(金) 20:14:24 ID:/Sn2aYZM
スバル・ナカジマ予約します。
668創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 20:17:39 ID:fkCcw2Si
>>665
お早い返答ありがとうございます
それではやってみます
669創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 20:22:32 ID:h0c//gwk
予約ktkr
670創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 20:28:28 ID:IwmcC8LI
予約キター!
ってあの状況で一人とはこれはkyon涙目フラグ!?
671創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 20:31:21 ID:fkCcw2Si
>>665
またも容量オーバーしてしまいましたorz
Side Satukiから後編にすると、前編が8735バイトオーバーしました
672 ◆h6KpN01cDg :2008/12/26(金) 20:34:30 ID:h0c//gwk
えっと、ではサツキの上のアスカから……なら、大丈夫ですかね……?
673創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 20:41:21 ID:fkCcw2Si
>>672
606バイトオーバーしちゃいましたorz
674 ◆h6KpN01cDg :2008/12/26(金) 20:51:58 ID:h0c//gwk
マジですか!
しかしそれより上にすると下がオーバーするかもしれないですかね。
一応ケロロでやってみてもらっていいですか?
無理なら三つにするしかないか……な。
675創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 21:01:30 ID:fkCcw2Si
なんとか編集完了しました
それと、サツキの死因ってショック死でおkですか?
676創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 22:22:58 ID:9kqmtAgZ
サツキってアスカに蹴られて死んだから、強い打撃による死亡って感じかと思ってたんだけど…
精神的ダメージも大きかったから、どっちだろうね?
677 ◆h6KpN01cDg :2008/12/26(金) 22:24:27 ID:h0c//gwk
おkです。多分それが一番妥当かな。

編集乙です!今は修正できないので二日ほどしたら修正します。
678創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 22:35:30 ID:MGaFF4sv
ショック死になるのか
じゃあ厳密にはアスカが殺したことにはならなくて
情報がもらえる三人の内には入らないのかな?
679創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 22:48:09 ID:h0c//gwk
いや、一応アスカが原因じゃね?
要因作ったのはアスカだし
680創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 22:50:58 ID:fmuw6XV5
アスカがボコボコにする
そのダメージでショック死
じゃないの?
681創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 23:06:12 ID:Sz7TJOOS
むしろ、未だキルカウント0にして一人殺しても二人殺しても
タツオも長門も表れず、キレるアスカが見たい。
682創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 23:12:04 ID:vghWBtRn
サツキの最後のセリフ「……っ」とかマジカワイソス
683創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 23:16:14 ID:QpovjaE4
思えばメイの最期の台詞もそんな感じだったよな
684創る名無しに見る名無し:2008/12/26(金) 23:47:52 ID:AC0zICsu
名前   最後の言葉
草壁メイ 「うう……」

本当この姉妹カワイソス
685創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 00:04:18 ID:WJgT+7GK
@サツキのDF>タママのATK
AアスカのATK>サツキのDF
@Aより、アスカのATK>タママのATK
686創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 00:45:17 ID:oLgaeBKg
しかーし、@とAにおけるサツキの体力には差がある!
687創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 00:49:31 ID:zOstr3WA
Aのときサツキは肉体的にも精神的にもボロボロだからな。
688創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 02:10:26 ID:pNH5ixx9
@のサツキ……軍曹に気絶させられた程度でほぼ万全
Aのサツキ……タママの攻撃の後遺症+色々あって精神衰弱+メイの死によるショック+α

まぁ確かにイコールでは結べんよな
あと単純に攻撃力以外にも戦闘経験とかセンスとかも大事になる
センスはアスカもあるだろうけど、くぐった場数はタママの方が上だし、わからんね(その上生身の戦闘だし)
689創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 02:20:48 ID:smg9e7dg
あの時タママはいたぶるために死なない程度に手加減してたんじゃなかったの?
690創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 10:06:15 ID:DGLgj6hD
……ケロン人が殖装したらどうなるんだろうか
691創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 10:15:00 ID:oLgaeBKg
アンラバランスww
692創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 13:53:47 ID:FRa04LH4
人間以外だと規格外の戦闘力手に入らないんじゃね?
693創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 14:37:30 ID:Ago52lGN
っていうかどんな外見になるんだwww身長的に。
694創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 16:07:05 ID:FRa04LH4
2頭身ガイバー?
695創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 18:34:23 ID:KjODybhs
SDガンダムみたいに
696創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 18:47:18 ID:t2PezYX9
SDってなんだ
697創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 18:58:52 ID:j6rDWMlT
スーパーデフォルメ の略らしい
698創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 18:59:36 ID:7aMJOqub
スーパーデフォルメ
2頭身とか3頭身のデフォルメのことな
この板にそれ用の絵スレあるよ
前実況中トトロ描いてもらった
699創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 19:00:06 ID:7aMJOqub
かぶったw
700創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 20:01:26 ID:724PNWEs
なんとなく作ってみました
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5674112
701創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 21:19:00 ID:Ago52lGN
おおぉぉED集乙です!!
EDはOPよりも聞く頻度が低いから珍しかったです!
702創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 21:55:04 ID:cYxBbZz0
そうか……SDガンダムが通じない時代になってしまったのか……orz
703創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 22:01:01 ID:FRa04LH4
嘘だろ……
704創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 22:26:41 ID:yjMRUQKJ
寒い時代だと思わんか……


でもエンディング集乙です
705創る名無しに見る名無し:2008/12/27(土) 22:33:07 ID:9V/HOh77
ゆとりと呼ばれる世代だがSDガンダムは解るぜ!
それは置いといてED集乙です
706創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 07:43:31 ID:WH+DoNdg
>>700
ED集GJです!
キン肉マンの2×9=18とか懐かしすぎるw
707創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 11:59:38 ID:f+GkyYa8
ED集すげー!
懐かしいなぁ
708 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:09:55 ID:XpEcwNtb
大変お待たせいたしました、悪魔将軍、ノーヴェ、ゼクトールの話が完成いたしました。
今誰かおりますでしょうか?
709創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:15:52 ID:bQ0roIAx
ksk
710創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:17:12 ID:BVKNBbqJ
いません
711創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:18:25 ID:IIm9Tc6W
ksk
712創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:20:29 ID:i6LX5Da+
ところによりいるでしょう
713創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:21:06 ID:1RBrF0I4
いますよー
714『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:25:01 ID:XpEcwNtb

私は全ての悪魔超人を統べる者、人呼んでキングオブデビル、悪魔将軍。

正義超人どもを葬り去ろうとしていた矢先に、突如正体の解らぬ主催者二人が開催する殺し合いに招待されてしまった。
あえて名付ければハンデ付ミステリアスマッチと呼ぶぺきか、未知の相手と支給品、そして不自然な会場が用意されていた。
しかし私がその謎を一つ一つ暴いてやろう。

それにただ優勝を目指すのも面白くない、新人の発掘と育成も将としての務め。
早くも二人の候補者を見つけたが、一人は未だにご機嫌斜めらしい。

「いい加減機嫌を直したらどうだ、ノーヴェ」
「んだとっ! あんな残酷なもん見せられて平気でいられっかよ!」

外見は年頃の少女、しかし機械の肉体を持つ機械超人ノーヴェだ。
警察と敵対する毎日を送っていると言っていたが、この甘さときたらどういう事だ。
参加者の女一人を負かして敗者に相応しい扱いをしてやっただけではないか。

「残酷か。私は牛や鶏を食べんが、お前達は数え切れぬ程殺した上で誰も気にしておらん様だが?」
「うっせぇ! 人間を家畜と一緒にすんじゃねぇ!」

私にとって正義超人やただの人間は家畜と何ら変わりは無い。
それに超人同士の戦いに死はごく当然の出来事に過ぎん。
正義超人のラーメンマンすら相手を殺しただけで飽き足らずその場で食しているというのに。
しかも全国放送の最中にだぞ。

「私にとっては同じだ。他者の命を利用している事に変わりはあるか?」
「……ふん、あんたは口も上手いんだな」

反論に困ったのかノーヴェは話題を変えて話を打ち切った。
生まれたての小娘だけあって扱うのは実に容易い、積み重ねた物が無いのだからな。
そして私がそれを与えてやろうというのだ。

「リングでお前が学ばねばならん事はまだまだ多い、私も熱意を持って教えてやろう」
「受けてやるよっ! そしてあんたを倒せるぐらいには強くなる!」

拗ねてはいるが、その心意気や十分だ。
だがそこまでの気概を持つのならばその甘さを捨てねば強くなれん。
悪魔超人としての心意気も力を入れて教えねばならんな。
その為には南部の探索を遅らせる程度安いもの。
もう一人の新人、エスパー超人古泉が戻ってくるのも楽しみだ。
二人が立派な悪魔超人に仕上がった暁には私がタッグ名を付けてやろう。

『デビルボーイ&マシンガールズ』などはどうだろうか?

715『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:26:31 ID:XpEcwNtb

       ※       ※       ※



そんな訳であたしと将軍は森の中を歩いていたんだ。
何言っても言い負かされて不機嫌なあたしが上を向いたら見覚えのあるでかいカブト虫が空を飛んでいた。
放送で呼ばれなかったからわかってたけど、やっぱり生きていやがった!

「ゼクトール! もう飛べる迄に回復してやがったのか!」
「ほう、あ奴がお前と古泉が戦ったという昆虫の超人か」

あたしと同時に将軍も奴に気付いた。
ゼクトールの奴はどうやらこっちに気付いてないらしくだんだんあたし達から遠ざかっていく。
蹴っ飛ばしてやりたかったけど、ガイバー無しの今のあたしじゃ勝ち目無いって解ってるから仕方ない。
そのまま見送っていると突然将軍が腕の剣を出した。
何を、思っていたらその剣を日光の中に突き出して何度も光らせた。
これって合図を送ってんのか? あたしに一言ぐらい相談しろ!

「何してんだよ! 気付かれちまうじゃないか、まさか……」
「そのまさかだ、お前から話を聞いて奴に興味が湧いたのでな。接触する価値はそれなりに有る」

おいっ! そんな簡単に決めていいのかよ!
そもそもも将軍は本当に解ってんのか? あいつの実力を。

「いっとくけどあいつは強いぜ? あたしが一度勝ったといっても本当に危なかったんだからな!」

将軍を心配する訳じゃないけどあたしそっちのけで戦われても困る。
あたしは強くなりたいし、その為にいろいろ教えてもらう予定だからだ。

「心配するな、お前から聞いた奴の話が本当ならまず戦う事は無い」
「……本当かよ?」

半信半疑の眼差しで将軍を見た。何を根拠にそんな事言えるんだ?
見れば奴が光に気付いたらしく真っ直ぐこっちの方に降りてくる。
こうなっちまったらもう逃げやれやしない。
あたしは将軍の背中に回った後、いつでも戦えるよう覚悟を決めた。
716創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:27:08 ID:1RBrF0I4
悪魔Pですかw
どこのアイマスだw
717『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:28:12 ID:XpEcwNtb


       ※       ※       ※



同時刻、上空。

(今度こそモールを目指すか……ん? あの光は?)

参加者をなかなか見付けられず、当初の予定地に向かおうと進路を戻したネオ・ゼクトールだったが、
突然視界の隅にチカッ、チカッと点滅を繰り返す光が写った。

少し速度を落として様子を見る。
攻撃ではない、森の中から誰かが光を反射させている。
まるで遭難者の救難信号。
繰り返し光っては消えるそれを見て、ゼクトールは興味を惹かれた。

(弱者だとしたら……願っても無い! 強者の挑戦だとしてもどうやら飛べぬ様子、戦いを避けるのは容易いか……)

素早く対応を検討した結果、接触するだけの価値は有ると判断してモール行きを中断する。
それでも尚、慎重に周囲を旋回して隠れ潜む気配が無いか確かめた後に地に降りた。

「先程の光はお前の仕業か! そしてお前も居るとはなノーヴェ」

そこに居たのは二人、残念な事に俺が求めていた弱者では無かった。
一人は知った顔、もう一人は初めて見る顔。
ノーヴェ、かっての仲間だが決別し今や敵対関係に有る少女。
片方は……一見して明らかにノーヴェより立場も実力も上と知れる男。
腕から鋭利なブレードが伸びている、どうやら先程の光の信号は奴が発していたらしい。
全身から滲み出るオーラとその貫禄。
間違いない、奴は手強い。
強者と無理に戦うつもりは無い、奴の意図を確かめねばならん。
危険と判断したらすぐにでも去らせてもうおう。
718創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:29:32 ID:1RBrF0I4
ksk
719『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:33:31 ID:XpEcwNtb

「俺はネオ・ゼクトール! わざわざ俺に居場所を教えた訳を聞こうか!」
「私は悪魔将軍だ、知っていると思うが後ろはノーヴェ。心配せずともこの場は戦う気は無い」
「ゼクトールっ! あたしから奪った荷物を返しやがれっ!」

最後の声は互いに無視して二人の強者は相対した。
距離は10メートル程離れているがどちらにとっても無いも同然の距離。
その気があれば刹那の間に詰められる。

緊張感が森を満たし、世界から音が消える。
まるで両者の間の空間が歪んだ様な錯覚すら起きる。
少女もあまりの雰囲気に飲まれてもはや口を挟めない。

「……本当の様だな、俺としても今戦う気にはなれん」
「話が判るな。お前の事情はノーヴェから聞いている、『アプトム』とやらへの復讐が目的だそうだな」

しかし突如張り詰めた空気が緩む。
自らの実力を図らせつつ動こうとしない悪魔将軍に、ゼクトールが警戒を緩めたのだ。
無論、それを狙った悪魔将軍の策という可能性も彼の頭にはあった。

(ミサイルを見せても動かんとは……そうまでして態度を示されたら信じぬ訳にもいくまい)

万が一に備え、何時でもミサイルやバイオブラスターを放てる体勢は整えていた。
それでも先手を打とうとしない悪魔将軍の姿に、ゼクトールは腹を割って話すべき相手と判断したのだ。

(更に話題がアプトムの事となれば俺としても話さんわけにもいかん)

最低限の警戒はしつつ、復讐者は悪魔との対話を決意する。
その事に表情無き悪魔の頭部が満足げに頷いた。

ここに、ノーヴェも交えて三者会談が開かれる事になった。



       ※       ※       ※



「ほう、ノーヴェの後で出会ったのはあのMONONOKEだけとはな。貴様、真面目に復讐する気はあるのか?」

正義超人どもの情報が得られる可能性に過大な期待していなかったが、その他大勢の参加者とすら会っていないとはその羽は飾りか?
この男、実力は相当なものだが人探しについてはそうでもないようだ。
人には得意不得意があるものだがこれ程とは度が過ぎるな。
720創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:35:58 ID:f+GkyYa8
ksk
721『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:36:19 ID:XpEcwNtb

「……言うな、俺も要領と運の悪さに嘆いていたところだ」
「ふん、あたしを裏切った罰が当たったんじゃねえか?」

反論する気さえ無いか。
ノーヴェもいい気味だと言いたげな態度だ。
罰など私は信じないが、手を切ったのが判断ミスだったのは間違いないな。

ならば私が導いてやれば良いだけの事。
人の多い方向へ誘導し、殺し合いの活発化を図るのも奴を呼び寄せた目的の一つだ。
それに『アプトム』とやらについて情報を得たいという理由もそこには含まれている。
こやつ程の強者が狙う相手となれば、実力は劣ったとしてもやはり相当な強者に違いない筈。
事前に情報を得ておいて何ら損は無い。

「そのアプトムとやらについてもっと詳しく話してみろ、そやつを探す手掛かりになるかもしれん」
「そうだな、人間態の時は顔に目立つ傷がある男だが……獣化すれば今の俺に似た黒い甲殻を持つ姿に変わる」

指を顔に当てて傷の特徴を示しながらゼクトールが語る。
私はすぐ気付いた、闇夜ではあったがそれ程目立つ特徴ならば間違える事は無い。
だが……下せんな。

「念の為に聞くが、そやつはもっと様々な獣に姿を変える事が出来るか?」

あの時の男は三度その姿を獣や怪人に変えた。
傷だけで判断するのは早計、しかし特徴が二つ重なれば参加者数からして人違いの可能性は消える。

「無論だ、更に言えば分裂して別々に行動するという芸当さえこなす。俺の仲間もそれでやられた」
「おい! まさかそれって!」

裏付けの言葉とほぼ同時に確かめる様な声が私に浴びせられる。
『様々な獣に姿を変える男に出会った』、ノーヴェは湖畔で私が言った事を覚えていたようだな。
ゼクトールもノーヴェの態度に手掛かりの臭いを掴んだ様だ、私に言葉を促している。
しかし結論を出すのはまだ早い。

「二人共結論を急ぐな。ゼクトール、そやつの実力はどの程度だ?」

アプトムはゼクトールにとって『仲間の仇』、ノーヴェを通してそう聞いている。
こやつの仲間となればやはり相当の実力者だろう、アプトムとやらの実力もそれで知れる。
最も、ミートの様な『力無き仲間』の可能性もあるがな。

「この姿になってから戦っていないが……超獣化兵でも相手になる奴は居ないだろう。恐らくは俺一人、後は獣神将ぐらいのものだろうな」
「相当な実力者って訳かよ! まだそんな化け物がいんのか!」
722創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:36:48 ID:FYWEN010
ksk
723創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:37:33 ID:1RBrF0I4
ksk
724創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:37:37 ID:WH+DoNdg
ksk
725『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:39:35 ID:XpEcwNtb

……ふむ、どう考えるべきか

奴の実力はゼクトールにとっても侮れぬ程らしい。
だが、私が出会った相手は―――『弱い』

「加えて奴には恐るべき特徴がある、接触した相手の細胞を捕食融合してその外見や能力を取り込む。俺の姿と似ているのも以前に脚を奪われたからだ」
「そいつはかなりヤバいんじゃないか? 知り合いと思って近づいたら化け物なんてメチャクチャだろ!」

ノーヴェは言うがそこまでの心配は無用だろう。
私のスネークボディが使えないのと同様に強力な能力についてはハンディの対象となっている可能性が高い。
それに制限されていなかったとしても生物以外―――私のような存在は取り込めんやもしれん。

「こんなところだ、そろそろお前が何を知っているのか教えてもらいたい」

どうやら奴の特徴はこれで終わりか。
言葉を発しない私をゼクトール、ノーヴェ共揃って注目している。
いい加減結論を聞きたがっている事だ、そろそろ私の考えを話さねばならんな。

「ゼクトールよ、私は恐らく奴と出会っている筈だ。しかもこの手で投げ飛ばしているが……奴の実力がお前に匹敵するとはお世辞でも言えんぞ?」

そう前置きした上で開始直後、顔に傷が有り次々と獣の姿に変身する男を市街地へと追いやった事を私は語った。
途端、ゼクトールも身を乗り出すように話に耳を傾ける。

私の結論、それは最初に会ったあの男がアプトムで間違いは無い。
そして私が一度手合わせした相手の実力を見誤る事は絶対に無い、怪我や体調といった要因と関係無しに奴は『弱い』
だがゼクトールも嘘を言ってはいない、この認識の差はどういう事だ?

「感謝するぞ! 悪魔よ! 奴では無かったとしてもそれだけ特徴が一致した相手なら探す価値はある!」

あの時の男は怯えて逃げた、その部分を語った時にゼクトールも何らかの疑問を感じていたようだが他の材料が揃いすぎている。
いずれにせよ直接二人が顔を合わせれば探している本人であるかははっきりするだろう。
しかし話の中座は感心せんな。

「慌てるな! 奴がまだ市街地に居るとしてもお前の今までの探し方を聞く限り簡単にいくとは思えんが?」
「それに話だけ聞いてすぐサイナラってふざけてんのか! あたしの荷物はどうなるんだよっ!」

すぐさま飛び出そうと羽を広げた奴を直前に止める。
ノーヴェも何やら喚いているようだな、私もゼクトールも全く意に介しては無いが。
ふむ、これが馬耳東風というものか。
馬の耳に念仏という言い方もあるな。
726創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:40:14 ID:WH+DoNdg
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727『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:42:30 ID:XpEcwNtb

「策はある! 三人を殺せば『褒美』で奴の行動が知れる! 市街地なら弱者を見付けるのも簡単だろう!」

飛んでいた理由もそれだろうが、そこまでは誰もが思いつく。
問題はそれを私に最大限都合の良い結果をもたらすよう結びつける事だ。
会談の目的はまだ半分、もう少し付き合ってもらわねば困る。

「具体的にどう行動するか話してみろ、それだけでは行き当たりばったりにしか聞こえんぞ?」

『褒美』目当てでかつ、私やノーヴェと戦わないという事は確実に勝てる相手を選ぶつもりと知れる。
弱者を何人殺そうが私にとってはどうでも良いが、こやつの要領の悪さを見ていると任せてはおけん。

「まずは……服を探す、この姿のままではいかにも見た目が悪いからな」
「へえ、あんた人間の姿にもなれんのか! ずっとその姿で暮らしてるのかと思ったよ!」

聞いてみたのは正解だったな、そんな悠長なやり方ではとても成果を期待できん。
更に言えば市街地に投げ込む火種は大きければ大きい程良い。
その騒ぎを正義超人どもが黙って見ている筈が無い、そこが私の狙い目だ。

尚、判っているとおもうが横からの声は互いに無視を決め込んだ。



       ※       ※       ※



「ゼクトールよ、服を探す必要など何処にある。むしろその姿のままで居る方がアプトムとらやと出会えるのではないのか?」

悪魔将軍から放たれたこの言葉に俺は戸惑った。
無用な争いは避け、慎重に行動すべきだと決めたばかりだ。何故警戒されても仕方ない姿で行動する理由がある?

「どういう事だ、この姿のままではとても人に話を聞いてもらえるとも思えんが?」
「だろうなあ、フツー見た目で避けるよ 危ない奴だってさ」

ノーヴェが俺を指差しながらそんな事を言い放つ。
本人の気持ちは知れているが一応援護射撃と受け取っておこう。
728創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:42:35 ID:WH+DoNdg
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729創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:43:45 ID:WH+DoNdg
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730創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:44:34 ID:WH+DoNdg
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731『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:45:00 ID:XpEcwNtb

「簡単な事だ、お前の姿を見て逃げ出す参加者は弱者と知れる。話を聞く必要は無い、『褒美』の為に役立てればよい」

成る程、確かに『褒美』があればアプトムの手掛かりには十分だ。
しかし強者に危険視されるリスクも大きいのではないか?

「弱者ばかりとは限らないだろう、お前の様な強者と出会った場合はどうするのだ?」
「その羽は飾りか? 空を飛べば距離を取る程度は容易い筈だ」

即断された。
事実俺の他に空を飛んでいたのはあのカナブンのみ、筋は通っている。

「逆にお前が現れる事でガイバーが引き寄せられ、アプトムも釣られて来るかもしれんではないか」
「……確かに可能性はあるな」

アプトムが俺を捕食しようと出てくるかもしれんし、深町晶は近くに居れば確実に姿を現すだろう。
この悪魔将軍という男、どうやらかなりの切れ者らしい。
利用されると判っている道に俺を進ませるとはな。

「それでお前は無傷のまま俺に参加者を減らさせようという魂胆か? さすがに俺でも道化扱いされるのは癪に障るのだがな!」

実際に戦う気は無いが、ここまで堂々と俺を利用したいと言い放つのは我慢がならん。
俺の意思を見せ付ける為、全てのバイオブラスター発射器官を露わにして眼前の男に狙いを定めた。

「フフフフ、焦るなゼクトール。私がお前に求めているのはここから先だ」
「何だと! どういう事だ!」

俺の怒りを余裕の態度で受け流し男は先を続ける。
まるで動じぬこの様子、どうやら俺に戦う気が無いのを完全に見切っているという事か。

「お前と同様、私にもどうしてもこの手で倒したい相手が存在している。キン肉スグル、ウォーズマンといった正義超人どもだ。
 高町なのは、という魔法使いにも興味がある。いずれも実力者だが出会ったら戦わずとも良い、私の事を伝えて欲しい。18時頃まで湖のリングに居るとな」

この男、俺と違い強者との戦いが目的か!
しかも言い方からして相当の因縁があるらしいな、殺気が滲み出ているぞ。

「成る程……その正義超人連中や高町なのはが俺を危険視したとしてもお前の名を出せば矛先が逸れる、という訳か」

その通りだ、と言う様に悪魔将軍は無言で頷いた。
俺がアプトムと弱者狙い、奴が正義超人と強者狙いだとしたら確かに怒る理由は無い、バイオブラスター発射器官を収納する。
一人相撲をした俺の方が短気過ぎたという訳か、悔しいが実力や知恵だけでなく格もこの男には有る。
732創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:46:11 ID:WH+DoNdg
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733創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:47:28 ID:WH+DoNdg
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734『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:48:01 ID:XpEcwNtb

ではその正義超人となのはについての情報を聞いておくとしよう
実際に会えるかどうかは別としても強者の情報は俺も知っておきたいからな。

「……以上がキン肉スグルの特徴だ、ウォーズマンは全身黒ずくめでベアクローという鉄の爪を使う。キン肉万太郎とやらは会った事が無いので何も言えんな」

以上で悪魔将軍による正義超人の特徴説明は終わりだ。
ブタ鼻でトサカ付きのマスク姿に、全身黒ずくめの男か……俺も人の事は言えんが超人とやらのセンスも判らん。
まあ、それだけの特徴があれば遠目でも判別は可能だろう。
その時、俺に向かって奴から何かが投げ付けられた。

「念の為それを持っていくがいい。正義超人どもに見せれば必ず反応が有る筈だ」

受け取ったそれを見れば黄金に輝くマスクと説明書。
判別の手助けにしろ、という事か。この男の執念が知れるな。
説明書がある事からして只の装飾品や防具では無い様子、後で調べてみるとしよう。

「高町なのはについてはあたしが話すよ。茶髪で、髪型がツインテールの若い女だ。年は……あたしより3〜4歳上って感じに見えると思う」

次はノーヴェが身振り手振りを交えてなのはの背の高さや髪型などを俺に説明する。
とはいっても女の特徴など俺にはよく判らん、背格好や年の程で判断するしかないか。

「なのはに会ったらフェイトを殺したのは私だと伝えろ、死体はE-05の廃屋近くにあるだろうともな」
「それとヴィヴィオってガキに会っても殺すんじゃねえぞ! あたしが捕まえんだからな!」

不適な態度で悪魔将軍は俺に伝言を言付けた。
楽しみにしているぞ、と言いたげな声だ。
このバトルマニアめ!
しかし不思議と嫌いにはなれん、俺の周りには似たような奴が多かったからな。

そんな事と思っていたら腕に何か違和感を感じた。
リスでも乗っているのかと思えばノーヴェの奴が俺をぽかぽか叩いている。

「だからあたしの荷物を返せって言ってんだろ! このっ! このっ!」

叩くのを諦めたと思ったら次はティバックを引っ張られるがその程度の力で俺から奪う事など出来ん。
どうしたものかと思ったが、保護者役の男から俺とノーヴェに声が掛けられた。
735創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:48:38 ID:WH+DoNdg
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736創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:50:42 ID:1RBrF0I4
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737『復讐者と悪魔の出会い』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:51:00 ID:XpEcwNtb

「ノーヴェよ、無駄な事は止めておけ。お前程度が何をしようがこの男は動かんだろう」
「うっさい! これは元々あたしの荷物なんだからなっ!」

それでもバッグから手を離そうとしないノーヴェに俺と将軍は顔を見合わせる。
振り解くのは容易いが、これ以上の関係悪化は避けたいところだな。
さて、どうするか。

「……ゼクトール、ノーヴェの荷物は返してやれ。私としてもあまりヘソを曲げられると特訓に支障が出る」

それが一番か。
将軍の頼みという形ならば俺としても格好は付く。
バッグから腕の力を緩めるといきなり離されたノーヴェがどてん、と尻餅を付く。
股が広がり、年頃の少女とは思えぬ格好になるが俺も将軍も興味は無い。

「バカ野郎急に離すなっ! ケツを打ったじゃねぇか!」

尻をさすりながらノーヴェが立ち上がる。
そのまま今度は渡さないとばかりバッグを胸に抱え込んでしまった。

「これでお互い遺恨は無いな? 勝負も既に付いている筈だノーヴェ」

将軍が俺をノーヴェを交互に見た後、ノーヴェだけに言い聞かせる様に宣言する。
俺としても負けたままというのは気分が悪いが今はアプトムの事だけが大事、これで敵対関係が終わるのなら問題は無い。
見ればノーヴェも将軍に面と向かって言われると渋々納得するしかないようだな。
それでも俺を睨んでいるあたり、怒りは収まらないってとこか。

「強くなったらぶっとばしてやる!」

その時に俺が生きていたらな。
とにかくこれでアプトムの行方や強者の情報も知れた、後は北へ向かうだけか。
俺がそろそろ出発しようと思っていたその時、またしても飛び立つ事を許されず引き止める声が掛かる。

「待てゼクトール、まだ大事な話が残っている」

どうやら将軍はまだ俺に何かをさせたいらしいな。
だがアプトムについての話も、将軍が探したい参加者の話も既に終わっている。
なら、大事な話とは何だ?



将軍は無言のまま俺が手を伸ばせば届く距離までに迫ってようやく立ち止まる。
何故これ程迄に近づく必要があるのか?
ここにきて俺の中に再び警戒心が沸き起こった。

「お前は人間の姿と今の姿に自由に変われると言ったな? ならば今ここで見せてみろ」

なんだと! お前の前で獣化を解き無防備な姿を曝せというのか!
しかもこの距離、奴にその気が有れば再び獣化する事は絶対に許されない、俺は一瞬で屠られるだろう。

「……理由を言え、いきなり言われてはいそうですかと従えるか」

俺の口調は自然と厳しいものに変わる。
そのような猛獣の口に頭を突っ込むような真似は到底出来る訳がない。

「首輪だ、肉体の変化時に首輪がどのような挙動をするのか? 私には非常に興味が惹かれる問題だ」

コツコツと首輪を指で触れながら奴が答える。
成る程、理由としては納得できるが―――危険の高さは俺の興味を遥かに上回る。

「断る! 俺は殺人を躊躇わぬ相手の前で無防備になれる程能天気では無い!」

先程の頼み事が殺さない保証になるとは全く考えていない。
例え、奴にその気が無いとしても戦士として強者の前で隙を見せる訳にはいかない。
電撃を放って全身から拒絶の意志を示す、そして奴と何時でも戦える様構える。

―――俺はそこ迄のお人好しでは無い、舐めるな悪魔!

互いに無言のまま対峙を続ける。
先に動いたのは、奴。
ゆっくりと右腕を俺の前へと突き出してくる。
後少し動けば全ミサイルとバイオブラスター全門を発射と窺う俺に向け奴は―――自らの右腕を、折った。



絶句。

そして張り詰めた空気が即座に変わる。
戦いに備えていた男と少女の目は驚愕に見開かれる。
言葉を失ったゼクトールに対し、将軍は全く変わらぬ口調で言葉を紡いだ。

「……これで少しは保証になるか?」

そして魔将は黙って復讐者の言葉を待つ。
739『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 13:58:20 ID:XpEcwNtb


―――この男、本物だ。

偽りでもまやかしでも何でもない、それは確かに本物の負傷。
肘関節からだらり、と力無く下がる右腕を見て俺の心は激しく揺さぶられた。

右腕が折れたからといってこの男が非常な脅威である事に変わりは無い。
しかしこの状況で信頼を得る為に右腕さえ折るその心意気、プライドさえ捨てた今の俺とはあまりにも違う!

「どうした、右腕だけでは不足か?」

俺が承諾しなければこの男、次は左腕を折るつもりか?
そこまでして首輪について知りたいというのか。
何をしているのだ俺は? これ程の生き様を見せられながら何もせずに黙っているとは。

―――そうだ、一人の男としてこの決意に応えん訳にいかん!

「いや、もう十分過ぎる程お前の態度は見せてもらった! お前の言う通り今から獣化を解こう!」

ミサイル、高周波ソード、バイオブラスター発射器官は全て収納した。
構えを解き、精神を集中してすぐにでも獣化を解けるよう準備する。
もし俺が殺されたとしてもそれは俺に人を見る目が無かっただけの事だ。

「あ、あたしは後ろ向いてるからなっ!」

人間態に戻れば裸になると察したのだろう、ノーヴェが顔を赤くして俺に背を向ける。
俺としても女に正面から見られるのはさすがに遠慮したい、それでは始めようという所で奴が左手を出して俺を止めた。

「何を言っているノーヴェ、お前は反対側から観察しろ」
「なななっ! なんであたしがそんなもん見なきゃならねぇんだよっ!」

確かに観察する目は多い方が良いな、ノーヴェは真っ赤になって反論しているが。

……まあ、正面からよりはマシか

将軍はそれでも嫌そうなノーヴェを言い聞かせて俺の背後に回らせた
それでもブツブツと不満そうな声が俺の背中から聞こえてくる。
740創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 13:59:38 ID:DVeaQSVH
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741創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:00:58 ID:WH+DoNdg
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742『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:01:26 ID:XpEcwNtb

「このセクハラ将軍っ! あ〜っ! こんな時に古泉の奴が居れば……」

そんなノーヴェを俺も将軍も気にはしない。
前後から首輪を注視する態勢となったこの状況、首輪に何か変化があれば正面の将軍は見逃しはしないだろう。
後ろのノーヴェも恥ずかしがってはいるが流石に見逃しはしないと信じたい。
そして俺に対してようやく将軍からのゴーサインが発せられた。
多少気分が削がれたが高ぶった俺の気持ちは熱いままだ。

「では行くぞ! 獣化解除!」

瞬間、体の隅々に俺の意志が行き渡った。
力の漲る感覚はそのままだが強靭な体躯が頼りないものへと変わってゆく。
視線が急激に低くなり、今まで見下ろしていた将軍が今度は見上げる形となってゆく。
そしてごく自然でいられた裸という状態をどうしても意識してしまう。
前後から突き刺すような視線を向けられれば尚更だ。

「これが、俺の人間としての姿だ」

何が見えた、悪魔将軍よ?
俺はそのまま黙って奴の言葉を待つ。
背中にはチラチラと途切れる視線を感じるが首から下には下がろうとしていない。
うむ、ノーヴェも年頃の女という事か。

「……ノーヴェ、お前からは何か見えたか?」
「う〜ん、全然。首輪が体に合わせて縮まったけど隙間なんて何ミリも出来なかったよ」

正面からは冷静な声と後ろからは恥ずかしそうな声。
聞く限りでは解除に繋がる手掛かりを見つけられなかったらしい。
俺も確認すれば首輪は先程と変わらず肌に密着したままだ。
ゴムの様に伸縮も自由自在とは……俺は今更ながら主催者の技術力を意識した。

「手間を掛けてすまんな、これが終わったら戻って構わんぞ」

俺からは見えないが、将軍は筆記用具で首輪に丹念に何かを書き込んだ。
終わった所を見計らって俺は再び獣化する。
先程とは逆に急激に高くなる視線、そして体が内側から膨れ上がる高揚感。
復讐者としての姿を取り戻した途端、全裸でいる事に対する違和感自体が消失する。

―――やはりこの体はいい、無理に服を探す必要も無いか

将軍の様な強者が傍に居れば尚更人間態の脆弱さを意識してしまう。
服は機会があれば手に入れたいが優先度は低くても構わないだろう、将軍のアドバイスでも必要無いとの意見だしな。
743創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:01:40 ID:WH+DoNdg
ksk
744創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:01:50 ID:jQvbguFG
ksk
745創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:02:31 ID:WH+DoNdg
ksk
746創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:03:02 ID:jQvbguFG
k s k
747『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:04:01 ID:XpEcwNtb

そして再び見下ろす形になった悪魔将軍といえば、戻った俺の周りをゆっくり一周したと思うとまた正面に戻る。
首輪の状態を丹念に観察していたが今度は何か見つけたか?

「今から剣を出す、それを鏡代わりに説明を始めるぞ」

言うが早いか将軍は左腕から剣を出現させた。
やはり何らかの成果があったらしい、剣に注目すると直線か多数書かれた俺の首輪が映し出された。

「解るかゼクトール、見ての通りお前の首輪には一定の長さごとに目盛が書き込まれている」

先程書いていたのはこれか、確かに首輪には縦横に格子状の直線が多数書かれていた。
だが、これで何が解るのだ?
そう思っていると将軍が剣を動かし首輪の別の部分を映し出した。

「私はお前が人間の状態の時、全ての線を同じ間隔で首輪に書き込んだ。だが―――」

先程剣に映し出された目盛は将軍の語る通り一定の間隔だった、それは俺も解る。
しかし剣が今映し出している部分、そこだけは違う。

「首輪のサイズが変わる際、殆どの部分は等しく伸縮する。しかし、この部分だけはサイズが全く変わっていないのだ」

そう、俺が剣の中に見たのは―――『何かを表わしているように不自然に線が密集している一部分』
人間の体で表わせば左鎖骨と肩の中間辺り、そこが獣化の前後で長さが全く変化しなかった部分だと将軍は俺とノーヴェに説明した。

「どういう事だよ? ここに重要な機能があるって事か?」
「慌てるなノーヴェ、実際に解体でもしない限り結論は出せん。しかし朝比奈みくるの首輪は回収しておくべきだったな」

興奮するノーヴェを悪魔将軍は氷の様に冷静さを保ったまま鎮めている、俺はその様子を感心しながら眺めていた。
確かに実際の機能解除に繋がるか解らない、それでも新事実の発見に対してこれ程落ち着いていられるとは。

俺は今更ながらこの悪魔将軍という男の能力に感心する。
いや、能力だけではない。
その力量、頭脳、格、そして動じぬ精神力。

優勝にも脱出にも一番近いのはこの男ではないか―――俺は心からそう思った。

(しかし俺はアプトムが討てればそれで良い、他の事は関係無い)

俺は自分に言い聞かせる、将軍に引き寄せられ復讐が疎かになる予感がしてしまったのだ。
だからこそこれ以上ここには留まれない、すぐさま出発しようと背中から羽を広げる。
748創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:04:03 ID:jQvbguFG
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749創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:04:18 ID:WH+DoNdg
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750創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:05:01 ID:jQvbguFG
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751創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:05:49 ID:jQvbguFG
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752『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:06:04 ID:XpEcwNtb

「もう行くのかゼクトールよ、首輪の印は消しておけ、まだ他人に明かすのは時期早々だ!」

将軍からハンカチが投げ付けられる。
受け取って首輪を拭くと鉛筆の粉が拭い取られていた。
元より俺には首輪をどうこうするつもりも知識も無い、お前の意に従おう。

「それにまだ聞いてない事が残っていたぞゼクトール! お前はアプトムを討ち果たした後はどうするのだ?」

またしても突然の問いが俺に突き刺さる。
アプトムを討った後だと?
どうせ二、三日で尽きる寿命だ、全く考えてはいなかった。

「答えぬという事は考えていなかったか! なら私の元へ来い!」

俺は答えられない、それは今考えるべきでは無い。
別れの言葉も返答も無い、そのまま俺は無言で森から空へと飛び出した。

「あたしの事も忘れんなよーっ! 強くなってお前をぶっ飛ばしてやるからなーっ!」

気の強い少女の声も追いかけてくる。
二、三日でそれだけ強くなれたらなと心の中だけで返事を返しておく。

認めよう、どうやら俺にはアプトム以外にも心残りが出来たらしい。


そのまま俺は北へと飛び続ける、二人が居る場所は既に見えない。
視線を前に転じれば今度は市街地が次第に迫ってくる。

―――あの場所にアプトムが居る。

散った仲間の事を思い出し奴への憎悪を掻き立てる。
あそこにはまだ見ぬ強者も居る、そちらも十分に注意する必要がある。


高度を下げ始めた俺の脳裏に何故か別れた二人の姿が思い浮かぶ。
全てはアプトムを倒した後の事、しかしどうしてもあの男に惹かれる自分がここに居た。


(悪魔将軍か、興味深い男だ……)



753創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:06:52 ID:DVeaQSVH
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754創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:07:01 ID:jQvbguFG
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755創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:08:01 ID:jQvbguFG
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756『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:08:15 ID:XpEcwNtb


【C-07 森/一日目・昼過ぎ】


【名前】ネオ・ゼクトール@強殖装甲ガイバー
【状態】ダメージ、ミサイル残量はほぼ回復
【持ち物】ディパック(支給品一式)、黄金のマスク型プロジェクター@キン肉マン、不明支給品0〜1
【思考】
1.アプトムを倒す為に市街地へ向かう。
2.ご褒美でアプトムの情報を手に入れるため、殺せそうな参加者は殺す。ただし無理はしない。
3.正義超人、高町なのはと出会ったら悪魔将軍が湖のリング待っているとの伝言を伝える。ただし無理はしない。
4.機会があれば服を手に入れる(可能なら検討する程度)
5.ヴィヴィオに会っても手出ししない?
6.アプトムを倒した後は悪魔将軍ともう一度会ってみる?


※アプトムが市街地に向かったという情報を聞きました。(怯えて逃げたという行動については不自然に思ってます)
※キン肉スグル、ウォーズマン、高町なのはの特徴を聞きました。(強者と認識)
※悪魔将軍に興味を抱きました





ゼクトールの奴が飛び去ったのを見送ったあたしと将軍は再び湖のリング目指して歩いていた。
けどあたしは相変わらず不機嫌なままだ、それどころか前よりもっとイライラしてるかもしれない。
思わず地面を蹴っ飛ばす。

「今度は何を膨れている、ノーヴェ」
「何だよ! 二人ともあたしを無視ばかりしやがって……まるでただの空気じゃないかよ!」

あたしは頬をぷうっと膨らませる。
シンジやみくるの時もそうだったけどあたしの扱いが酷すぎるじゃないかよ!
けど理由はあたしにも解ってる、だから余計に腹が立つ。

「当たり前だ、今のお前に何が有るというのだ? 他人に認められたいのなら今暫く精進する事だな」
「悪かったな! どうせあたしは生まれたてだよ!」

そう、文字通り二人とあたしは大人と子供だった。
意見は殆ど無視されて、力に訴えても全然相手にされなくて。

大人同士の話し合いに子供が入れてもらえないのは解る、そして口に出すともっと惨めな気分になる。
その上何を言っても口で将軍には敵わない、ツンツンと拗ねるのがあたしの精一杯の抵抗だ。
757創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:09:03 ID:jQvbguFG
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758創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:09:48 ID:WH+DoNdg
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759『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:10:00 ID:XpEcwNtb

「その態度が子供だというのだがな、姉もお前の教育には苦労したと見える」
「チンク姉は全然そんな事……無かった、かな? と、とにかくあたしはこれ以上子供扱いされるのは嫌だからなっ!」

言ってからぷいっと横を向く。
チンク姉や他の誰が見ても子供の態度、けど解っててあたしはそうするしかない。
他にどうすれば良かったのか解らない。

将軍はそんなあたしに構わずどんどん先に進んでいく。
暫くは黙って広い背中を見ながら追いかける。

その姿を見ているとゼクトールが素直に話に応じたのも解る。
ただ居るだけでこの強烈な存在感、あたしじゃ絶対そうはいかない。

それに将軍はただ黙って歩いているだけじゃない、きっと頭ではいろんな事を考えてる。
あたしの苛立ちなんて全く気にしちゃいない、将軍が気にしているのは―――もっと大きい事だ。
この腹立つ殺し合いの中、将軍はあたし達を縛っている仕組みや謎を、自分の因縁も含めて全部決着を付けるつもりだ。

そんな事を思っているとあたしの方が将軍と口を利きたくなってきた。
結局あたしは折れてしまう、その背中に向かって口を開く。

「……その腕、何でそこまでしたんだよ? いくらゼクトールの奴が断ったからって、折るなんて無茶しやがって」

折れたままの右腕を眺めながらあたしは聞く。
あの時は見ていて本当に驚いた、悔しいけど怒りを引っ込めても聞いてみたい。

「私は目的の為なら一切の容赦をしない、そして自分に対してもそれは同じ事だ」

何を当たり前の事を、と言わんばかりの将軍の態度。
あたしの子供じみた怒りなんでまるで問題じゃない、将軍は自分の信念を実行しただけなんだ。
それだけであたしは負けを認めて怒りが消える、けどやっぱり悔しい。
だから気になった事をどんどん将軍にぶつけてみる。

「男同士って……なんか、単純でいいよな。あんたとゼクトールの奴、最後の方は判り合ってたみたいだった」

あたしそっちのけで話して決めて、戦う寸前までいって。
そして最後は何故か二人の距離が縮まっていた気がした、何であんな簡単に仲良くなれるんだ?
760創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:10:13 ID:jQvbguFG
ksk
761創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:10:45 ID:DVeaQSVH
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762創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:11:04 ID:jQvbguFG
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763『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:12:07 ID:XpEcwNtb

「フン、超人同士は口で語る必要など無い、互いの力を見せ合えばおのずから理解できるものだ」
「そんなもんか? 私の周りは殆ど女だけだったから、ちょっと新鮮だな……」

あたしには八人の姉が居る、戦ってる連中も何故か女ばかりが目に付いている。
だから男の付き合い方なんか知らない、けど二人みたいにあっさり距離を縮められるなら羨ましいと思う。

「私から言わせて貰えば細かい事を引きずる女の方が理解し難いのだがな」

細かい事? あたしが空気だった事を引きずってる事か? それともシンジやみくるの事か?
何だかわかんないけど悪い言い方なのは解る。

「それってあたしを馬鹿にしてんのか?」
「一般論を言ってるまでだ、お前の事などいちいち私は気にしない」

あたしはそこまで子供かよ?
それとも女だからって馬鹿にされてんのか?
でもそれを言った所で言い負かされるのは目に見えている。

「話を変えるよ! 古泉の事だけど、もしかしたら帰ってこないかもしれないんじゃ……あいつが仲間を殺されて平気でいられる訳無いよ!」

これもさっきから気になっていた事だ。
あいつ結構仲間の事を気にしてたみたいだし、あんなもん見せられて平気でいられる訳なんてない。

「その時はその時だ、それに復讐の為悪魔となる事を決したのなら私の元を離れたとしても目的を達したも同然よ」
「……まさか、その為にみくるを殺したのか?」

将軍の言う様に古泉に隠された素顔があったとして、それを引き出す為だけにか?
あたしはべっとりと身体に貼り付いた肉片の感触を思い出した。

「正解だ。朝比奈みくるの命は古泉を変える為に使ったにすぎん、あれで古泉は変わるだろうな」

相変わらず平然と将軍は答える。
後ろめたさなんて全く無い、自分の意志こそが全てと信じきっているその態度。
わだかまりはまだ残っているけど―――それでもその強烈さに惹かれてしまう。

「わかったよ、これ以上は古泉の問題だし……もうこの話はしない」

今のあたしはそれでも将軍にいろいろ教えてもらいたいって思ってる。
みくるの事に決着を付けるとしたら、それは古泉がやるべき事だ。
だからあたしはもうこの事を気にしないと決めた。


―――ごめんな、古泉
764創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:12:50 ID:DVeaQSVH
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765創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:13:35 ID:WH+DoNdg
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766『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:14:38 ID:XpEcwNtb


そしてあたしはまた質問する。

少しでも将軍に近づく為に。
もう二度と空気扱いされない為に。


「……なあ、あたしはどうすればもっと認めてもらえるんだ?」

将軍、ゼクトール、そして古泉もたぶんあたしの事をただの同行者以上には見ていない。
けど将軍は古泉とゼクトールにすぐ認められたし、将軍だってあたしより古泉やゼクトールの事を認めてるみたいだ。

それが悔しい、あたしはそんなに軽く扱われたくない。
その為にもっと強くなりたい、強さだけじゃなくいろんな事をあたしの中に詰め込みたい。

「ならば積み重ねてみろノーヴェ。その重みがお前を変えるはずだ、そうすれば誰もお前を軽く見る事などできん」

先を行く将軍からあたしに力強い声が届く、道標が与えられた気がする。
あたしは走ってその背中を追いかける。

「これからの特訓はその第一歩だ」

その言葉が終わると同時に将軍とあたしは森を抜けた。
一気に視界が明るくなって遠くにキラキラと輝く湖が見える。
あそこが特訓の場、行けばきっとあたしは強くなれる。


でも素直に縋るのも何か癪に障ったので―――あたしはふくれっ面を作ってから将軍に並んだ。
これはあたしの意地、今は敵わないけど必ず認めさせてやるという意思表示。
そして思い切り機嫌悪そうに言い放つ、強くなる宣言の言葉を。


「あんたがあたしを導いてやるって事か? ふんっ、よろしく頼むよっ!」



―――何故か将軍の表情が僅かに緩んだ気がした。






767創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:15:42 ID:WH+DoNdg
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768創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:16:44 ID:WH+DoNdg
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769『空気少女ノーヴェと導く悪魔』 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:16:55 ID:XpEcwNtb

【D-08 森/一日目・昼過ぎ】



【悪魔将軍@キン肉マン】
【状態】 右腕負傷(肘を折損)
【持ち物】 ユニット・リムーバー@強殖装甲ガイバー、ワルサーWA2000(6/6)、ワルサーWA2000用箱型弾倉×3、
     ディパック(支給品一式、食料ゼロ)、朝比奈みくるの死体(一部)入りディバッグ
【思考】
0.他の「マップに記載されていない施設・特設リング・仕掛け」を探しに、主に島の南側を中心に回ってみる。(古泉が戻るまで保留)
1.古泉とノーヴェを立派な悪魔超人にする。
2.湖畔のリングでノーヴェを鍛える。
3.強い奴は利用(市街地等に誘導)、弱い奴は殺害、正義超人は自分の手で殺す(キン肉マンは特に念入りに殺す)、但し主催者に迫る者は殺すとは限らない。
4.殺し合いを主催者達も混ぜ、更に発展させる。
5.強者であるなのはに興味
6.シンジがウォーズマンを連れてくるのを待つ


※涼宮ハルヒがこの一件の黒幕ではないかと考えています。
※トトロたちを主催者達の監視カメラ代わりだと思っています。(真偽は不明)
※最初に会った男がアプトムと認識しました。(ゼクトールから聞いた強さとのギャップに疑問を持っています)



【ノーヴェ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】 健康
【持ち物】 ディパック(支給品一式)、小説『k君とs君のkみそテクニック』、不明支給品0〜2
【思考】
0.強くなって脱出方法を探し、主催者を蹴っ飛ばしに行く。
1.ヴィヴィオは見つけたら捕まえる。
2.とりあえずは悪魔将軍にいろいろ教えてもらう。
3.親友を裏切り、妹を殺そうとするキョンを蹴り飛ばしたい
4.タイプゼロセカンドと会ったら蹴っ飛ばす。
5.強くなったらゼクトール、悪魔将軍も蹴っ飛ばす?
6.ジェットエッジ欲しい



※悪魔将軍が殺し合いに乗っている事を認識しています。
※フェイトを殺した悪魔将軍の実力に一目置いています。
※名簿を見たため、知りあいについて把握しました。
※第一放送の内容(死亡者と禁止エリア)について、古泉から聞いたので把握しました。
※古泉のハルヒを除く知り合いについて、簡単に理解しました。
※参戦時期は原作の第18話〜第21話の間と思われます。
※消費した魔力については回復しました。
※アプトムの容姿の特徴と能力について知りました

770創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:17:29 ID:WH+DoNdg
ksk
771 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 14:18:38 ID:XpEcwNtb
以上で投下終了いたしました。

長くなりましたので、前編『復讐者と悪魔の出会い』、後編『空気少女ノーヴェと導く悪魔』と前後編に区切ってあります。
支援いただきありがとうございました。
772創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:24:29 ID:WH+DoNdg
投下乙!
ガイバー勢は裸になってばかりな気がするw
そしてラーメンマンのラーメン笑ったw
そういや倒した相手を食ったりしてたな…キン肉マンもw
773創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:26:32 ID:5CVaSoSC
投下乙です!
まさかネコさんと将軍の間に友情が芽生えるとは…
そして空気扱いのノーヴェに吹いたw
ツンツンしてるノーヴェとクールな将軍は意外といいコンビかも
774創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:52:40 ID:i55N64bC
投下乙!!!
ノーヴェ可愛いよノーヴェ
いや…ネコの腕ぽこぽこ叩いてると事か普通に可愛いんだが…
 
将軍は相変わらずの格好良さ!
信頼を得るためとは言え腕を折るなんて…そりゃ男なら惹かれちまうよ
ノーヴェ&将軍は中々好いコンビだし更に今後が楽しみだ
 
775創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 14:59:20 ID:jQvbguFG
投下乙であります!
相変わらずクオリティ高いw
とりあえずノーヴェが可愛すぎる件について
くそっ…ナンバーズではチンク姉が一番だったのに…
これ見たらノーヴェも良いと思っちまう
 
ネコさんが将軍と友情?結ぶとは思ってもなかった
まぁ将軍が格好良すぎるんだがね
776創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 15:40:06 ID:i55N64bC


74 名前:もふもふーな名無しさん 投稿日: 2008/12/28(日) 15:26:42 ID:jvIbEY.U
くそ…また規制かよ…
いい加減にしてくれorz
誰か転載プリーズ!
 
 
投下乙でした!
とりあえずセクハラだー
女の子の前で裸になるとは…流石ガイバー勢w
アプトムの行き先もわかったし、頑張れネコさん!
 
そして将軍が格好良い
弟子にしてほしい気分だ…
空気ノーヴェは…w
777創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 16:01:39 ID:qOkkXnwp
投下乙です!
なるほど、こう来たか……。危険人物たちの間にも、横のつながりが出来てきたなー
空気扱いされるノーヴェがほほえましいw
ところでラーメンマンのくだりなんですが、当時のラーメンマンは正義超人ではなく残虐超人なので、
この表現は適切じゃないかなあと……
まあ、マニアの揚げ足取りなんで無視してもらってもけっこうです
778創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 16:11:53 ID:K+UsbbDx
投下乙!
やー、ネコさんもおいしかったんだけど…
将軍様……これは惚れるわ(*´Д`*)
丸くなったってワケでなく、あくまでもゴツゴツとした無骨さがあるのがなー。
しっかし…段々将軍とノーヴェが父と娘に見えてくるなぁ。
…ノーヴェよ、そろそろ将軍のことをパパと呼んd(パシャ
779創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 16:34:09 ID:IP9VlWxJ
投下乙!
横の繋がりが今後に影響を及ぼしそうで楽しみだ

>>778
将軍→無骨なパパ
ノーヴェ→出来の悪い娘
古泉→反抗期の息子

こういうことか
780創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 16:58:35 ID:FYWEN010
いや古泉は
求婚し躾ようとしたら、厳し過ぎてこっそり出奔された
こうだな。姫だし

だがそれも将軍の想定内と言う事か…
781創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 17:08:27 ID:spoBOXNR
投下乙です
ノーヴェかわいいよノーヴェ
将軍凛々しいよ将軍
カブト虫は蜂蜜でも舐めてろw

>>779
しかし女体化して一人称を一樹にして語尾に☆を付けるのを反抗期と呼んでいいのだろうか
782創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 17:19:49 ID:1RBrF0I4
>>781
きっと、一樹はぐれすぎて何かが一回りしちゃったんだよw

しかしほんとに>>779が的を射ている気がするw
カブトムシは娘を昔振った年上の男かw
783創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 18:14:56 ID:K+UsbbDx
目離してたら予想以上に発展してて吹いた

>>789
それでそのカブトムシは怪人二十面相なアプトムさんにメロメロである、と。
……お母さんって誰だろ
784創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 19:10:08 ID:IP9VlWxJ
何故か楽しい将軍一家というフレーズが浮かんでしまった
元ネタはムーミン一家な

ついでにノリで替え歌もしてみた
一発ネタなので、強引な所は大目に見てくれると嬉しい


「悪魔の世界へ」元ネタ:夢の世界へ

いつも強がりばかり 言っているお前でも
己の不足を 悔やむ事もあるはず
そんな時には 思い切り殺るのも良い
不快な事など ほら
すぐに消えるから

さあ来るが良い 私のところへ
小さなその手を のばしてみせろ
悪魔の世界へ 連れてゆくぞ
正直な心だけが あれば良い

「ころしあいのうた」元ネタ:おまじないのうた

地獄の 断頭台 九所封じ
(殺し合いのことば ことば)
地獄の 断頭台 九所封じ
(残虐 冷酷 狡猾だ)

リムーバーで 一突きだ
ほら潰れた柘榴みたいだな
華が散って バラバラリ
頭を持って 待ってるぞ
(シンジ シンジ ウォーズマン)

考察するなら 古泉と
教育するなら ノーヴェだな
困ったなら 思い出せ
頼りがいある私の事を
(お前の 新たな 神に なってやろう)

さぁはじまりだ 殺戮だ
(ほら 私と殺るぞ 殺るぞ)
さぁお前から 殺戮だ
(まずは 特訓が 先だな)
地獄の 断頭台 九所封じ
私も お前も 殺戮だ
強者は 私の 元に来い!
785創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 19:10:33 ID:bPm0TyrJ
なのはさんだな。>お母さん

将軍が実力を認めた相手にして母親。
思わず親友のフェイトを殺しちゃうくらい大好き☆
末っ子(ヴィヴィオ)もいるよ!
786創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 19:39:12 ID:2AOd92vD
投下乙です!
くそっ……ノーヴェが可愛いじゃないか
>>775と同じく、チンク姉が一番だったのに揺らぎ始めた
しかしウーノ姉さまもいい(パシャ

将軍は相変わらず格好良くて、ネコさんと信頼関係(?)結んだし
軽いセクハラとか色々とあったけれどGJ!
氏の作品は考察が深くてとても好きです
787創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 19:48:26 ID:erqZNa7/
投下乙です!!!

悪魔将軍の格の高さが存分に出ててすごく面白かったです
ゼクトールもなかなか決まってたし
だからだろうかノーヴェがものすごく小物に見えたのはw
788創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 20:49:19 ID:1RBrF0I4
今更だが絵板にタツオさん来てたぞ
ほんとに彼はどうしちゃったんだろうか…

>>785
むしろ将軍はとっかえひっかえじゃね、性格的にw
フェイト→朝比奈さんと来て次の標的はなのはか
789創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 21:16:17 ID:bPm0TyrJ
古泉「朝比奈さんとは遊びだったんですか、父さん!『俺』は……貴方を許さない!」
こうですか?

みくる(息子の知り合い)が邪魔になったんで関係を精算するために口封じでか……
一見ほのぼのだが息子と父親の関係は最悪とか……
790創る名無しに見る名無し:2008/12/28(日) 22:13:06 ID:jQvbguFG
なんぞだー
791 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/28(日) 23:39:50 ID:XpEcwNtb
>>777

了解しました、その部分はwiki収録時に修正させていただきます。
792創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 00:30:21 ID:94kBRPtD
「会議は笑う」のデバイスの発言と思しき文章を「」から『』に変更しました。
問題があるようなら元に戻しておきます。
793 ◆NIKUcB1AGw :2008/12/29(月) 01:13:01 ID:jGq3R+yv
別に問題はありませんが、自分のSSを他の人に改変されるのは正直に言って気分がよくないのです
あくまで自分個人の意見ですが、次からは変えた後ではなく変える前に呼びかけてください
794 ◆h6KpN01cDg :2008/12/29(月) 01:48:04 ID:EuH8V7K3
えっと、指摘された場所修正しました。
誤字脱字は……ある程度見たのですがいかんせん長いので全部拾えていない可能性があります。


あとは残酷な彼女のテーゼの最後の方に、
>あまりにも脆い彼女は―――認めたくなかった。
このどうしようもない現実は、彼女を更に追い詰め、病ませる。

の二文を追加しました。それくらいです。
795創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 09:02:48 ID:5mx3aOer
>>794
修正乙です!
796創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 09:06:39 ID:oFDyzLjW
投下乙です!!
古泉とノーヴェのタッグ名吹いたwww将軍オチャメwww
着実に横の繋がりを広げる悪魔将軍…勢力拡大が凄いな。

>>784も替え歌乙です!
すっかり将軍一家が定着して…w
797創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 11:05:46 ID:94kBRPtD
>>793
ごめんなさい……
以後、気を付けます。
798創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:15:04 ID:cW2q+ffV
さて…29日なわけだが…
肉氏のゲリラ投下→ゲェーッ!?流石肉氏!
のコンボは来るのだろうか
799創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:21:07 ID:O9pIE6gA
ふと思ったがレイジングハートをスバルが、マッハキャリバーをなのはが持ってるんだよな。何という交差っぷりw
しかし遠すぎて簡単には会えそうもないな……
800創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:26:08 ID:ibF93LUQ
>>798
よし、今から書くから待ってろ
801創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:31:05 ID:+Z22rVIj
ざわ…ざわ…
802創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:34:14 ID:f4E6DFnH
        (ヽ、00  ∩
      ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
       ,, -‐- \   | |/⌒ヽ  〇  〇
      ( ⊂ニニ   / /⌒) )
       `ー――'′ し∪  (ノ

                     (ヽ、00  ∩
                   ⊂ニ、ニ⊃ ⊂ ⊃
                    ,, -‐- \   | |/⌒ヽ  〇  〇
                   ( ⊂ニニ   / /⌒) )
                    `ー――'′ し∪  (ノ
803創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:34:48 ID:EuH8V7K3
ちょwな、なんだってー!?
NIKU氏降臨したw
これはwksk
804創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:47:35 ID:cW2q+ffV
ゲェーッ!?
ま、まさかほんとに来るだってーッ!?
805創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:54:30 ID:dtVAU1Zt
       ___|: :ー/: : /:.:./.:.:.、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ__.:.:.:.:.:.:.`ヽ、
     /: : : : |: ー{ ¨7 :::/::::::::::\/:::/:::::::/|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:::\:::_::\
.   /: : : : : 〃二゙ヽ::l::::,'::::::/ 7:: \/::::/  |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::\\|
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: : : : / _{ { /r,)} /|::::::::|{l {i::::::::::::: }ヾ'  /:: / `ー七 /\|:::::::::::::,'::::::::|\ ::::::|
/ ̄\_ノ  Vヘこノイ |::::::::| レう゚:::::::/   //   左≠V   |::::::::: / ::::::::|  ヽ ::|
     , -.、_廴::.::.::j、::ヽ :::l ゞ辷zン    ´     /::::::::: }_ イ|::::::::/::::∧:::|   ∨
_ /⌒/.::.::.::Yミ≡彳(レ小:|  xxx          /う゚::::::/〃/|:::: /::: / ∨
::`{.::.::{÷≒::ヽ=≡:j  | | lヽ          ヾ辷:ン  /:::::|/::/
÷!≒ヽ.::.::.::.::.}::-‐〈  | 〈〈 j\         xxx`  ,:′イ::/
::.::ヽ.::.::.\_/::.::.::.::}_r' ヾ∨\>  <!        イ::::/ ヾ 肉氏最高!
::.::.::.\:/.::、::.::.::.:/0\//│\>`'≠≧==┬─ァ'´::::/|   \
`\ー'::.::./¨`<::.::.::.::.::\//⌒V  /=≠彳¨/:::::/ヽ |     │
806創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:57:49 ID:EuH8V7K3
    /| ,/|          ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
      く K 」    m       )                   (
 ? _r'"    `ヽ  ノ        )  肉氏最高だよトトロー!
  ミ(~ ゜-‐    ミ    ズボォ  )                   (
  ,i'" ''ヾ`ヽ    ミ       __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 i'^ ヘ  `l    ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
 |   ^       "ミ
            _ヽ
     "'"'゛''""''''゛""´
807創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 12:58:58 ID:OOe4z8Ea
肉氏をお待ちしながら、現在位置地図更新!
上と下でちょっとずつ分かれてきたような感じもしますね

http://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/free_uploader/src/up0122.png

皆さんよい年末をお過ごしくださいなー
808創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:03:49 ID:cW2q+ffV
地図氏いつも乙であります!
来年は…良い年になるといいな…
809創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:05:55 ID:EuH8V7K3
では肉氏を待ちながらここで話題振り。
つ2009年、kskロワでやりたいこと&期待していること(キャラ)

どうだろ、これ。
810創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:23:58 ID:/BtQVzJ0
砂ぼうずをなのはとスバルと朝倉と同行させる。
811創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:29:02 ID:cW2q+ffV
・一姫だよっ☆
・将軍「娘よ…」
ノーヴェ「…将ぐっ……父さぁぁぁぁぁん…っ」
の二つはやりたいかな
812創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:30:07 ID:94kBRPtD
トトロ軍団さらに戦力増強がみたい。

……とおもったけど>>810に吹いたw
確かに砂ぼうず+ボインほどみたい話はないww
813創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:36:20 ID:yvOKFR0x
なのはを見つけた瞬間に飛び掛る砂ぼうず。
ゲームに乗ってると勘違いされ誤殺。
そして最後の言葉「死ぬ前に…そのボインを…触ら…」
814創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:37:40 ID:EuH8V7K3
>>811
下はともかく上ちょっと待てw

個人的に見たいのは、ヴィヴィオ&妹と戯れる小、中、大トトロ。
ロリともふもふ最高だぜ!
815創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:39:51 ID:EuH8V7K3
>>813
ありえそうで困るw

個人的にやりたかったのは(できないけど)
みくるの死体を発見して、大喜びで揉みまくり、死姦していると勘違い(?)した古泉に後ろからずがんとやられる砂ぼうずをですね……
816創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 13:46:28 ID:cW2q+ffV
ロリともふもふ
良い…是非ともやりたい
817創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 14:00:34 ID:94kBRPtD
ロリともふもふはなぁ…
もふもふは森の中だし、ロリ達はなにもなければ街の中にいるだろうし……

キン肉マンが別行動とろうとしてるし、
ヴィヴィオと一緒にウォーズマン探しに行けば会えるか?
818創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 14:01:16 ID:OOe4z8Ea
そういえば朝倉を朝倉ムにした例のだっちゃ銃をトトロに撃ったらどうなるんだろう?
……虎柄のトトロ?
819創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 14:04:28 ID:EDeP7PKa
>>818
なんか恐ろしいイメージが出てきたじゃないか
820創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 14:16:45 ID:yvOKFR0x
>>818
もしくは虎のパンツをはいたトトロに変身するとか。
うは、かわええw
821創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 14:40:52 ID:MLd3YVkd
>>818
トトロを擬人化・美少女化した上で虎縞ビキニ着用ツノ追加、口調は「だっちゃ」
822創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 14:43:25 ID:f4E6DFnH
地球動物兵士化銃+鬼娘専用変身銃か……
823創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 14:46:12 ID:yvOKFR0x
トトロは男なのか?女なのか?
824創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 14:47:54 ID:94kBRPtD
>>821
それもうもふもふじゃねえじゃん。ただのだっちゃじゃねえか。
もふもふがもふもふじゃなくなったらいけないじゃないか!
825創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 15:03:18 ID:OOe4z8Ea
>>823
トトロの性別はトトロに決まってるじゃないか
ただ地球動物兵士化銃は強制的に女の子にするんだったか
826創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 15:15:04 ID:94kBRPtD
用語集に入れ忘れていたのも入れてきた。
変更は自由。
827創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 15:18:30 ID:yvOKFR0x
地球動物兵士化銃はたしか性別は元のままのはず。
この銃が当ったらトトロはどうなるんだろ。
筋肉隆々の大男か、見上げるような大柄な美女になるのか。
っていうかそもそもMONONOKEなトトロは動物なのか……謎は深まるw

>>826
乙……って性別トトロ&もふもふかよw
828創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 15:23:24 ID:f4E6DFnH
トトロじゃあ仕方ないな
829創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 16:06:52 ID:94kBRPtD
ついでにアニロワ検定2も入れてきた。
出題者さん、今度避難所にでも回答書いておいてください。wikiに入れますから。
830創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 16:32:51 ID:EDeP7PKa
間をとってニューハーフだな
831創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 16:50:29 ID:vY8Iga02
早くヴィヴィオとなのはを会わせてやりたいという気持ちもあるけど、
そんなに簡単にフラグを解消したらもったいないと考える自分もいる
832創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 16:57:50 ID:7+UzzMHM
ラムのパパかレイ(うる星の方)になるんじゃないかな。
833 ◆NIKUcB1AGw :2008/12/29(月) 17:11:21 ID:o4H8ufSo
投下します。
834ksk書き手ロワ シト新生 ◆NIKUcB1AGw :2008/12/29(月) 17:12:12 ID:o4H8ufSo
「NIKU氏……。NIKU氏よ……」

どういうことでしょう、どこからか声が聞こえます……。僕は0O氏に敗れ、死んだはずなのですが……。

「その通りだ、君は一度死んだ」

ということは、ここは死者スレですか?

「いや、ここは生と死の間の世界だ」

はあ、よくわかりませんが……。それで、僕に何のご用です? というか、そもそもあなたは誰です?
この声に聞き覚えはあるんですが……。はっ、まさかあなたはテリーマ……!

「私だ」

ゲーッ! 銀色の巨人! いやいや、あなたが出てきてはまずいでしょう、ゾ(禁則事項)隊長。
あなた、このロワにまっっっっっっっったく関係ないじゃないですか。

「そうでもない、エヴァはウル(禁則事項)ンをモチーフに作られたという話があってだな……」

無理矢理過ぎます!

「あと、読み切り時代のキン肉マンは(禁則事項)ラ兄弟の腹違いの弟という設定で……」

そんな連載時に消滅した設定を持ち出さないでください! そこまでして登場したいですか!

「出たい!」

ぶっちゃけたよこの人!

「某ロワでは私が最後の話題を持っていくはずが、ギャ(禁則事項)のやつに最後の最後でおいしいところをかっさらわれたしな……」

はい、他ロワネタ自重! kskロワしか読んでない人もいるんですから。

「まあそんなわけで、私の命を一つあげよう。生き返ってきなさい」

一番重要なところ、ものすごく投げやりじゃないですか!
ああもう、誰か(禁則事項)ン連れてきてください! て(禁則事項)つをでもいいですから!
……って、あれ? 何だか意識が遠く……。


◇ ◇ ◇


気が付くと、僕は元の森にいました。本当に生き返っちゃったんですね……。

「まったく、本編だったら破棄確実の展開ですよ……」

文句を言いながら、僕は自分の状態を確かめました。怪我は完全に治っているようですが……。
どこか違和感がありますね。特に、胸のあたり……。

ふにょん

はい? 何ですか、この柔らかい感触は。Yシャツを持ち上げてるこの物体は何ですか?
うろたえていると、近くの木に1枚のメモ用紙が貼り付けてあるのが目にとまりました。
835ksk書き手ロワ シト新生 ◆NIKUcB1AGw :2008/12/29(月) 17:13:07 ID:o4H8ufSo
『一人称は<一樹>で』

「やるかああああああ!! ベルリンの赤い雨ぇぇぇぇぇ!!」

とりあえずメモを滅多切りにしたものの、それで何かが解決するわけでもなく。

「どうしましょう、これから……」


【◆NIKUcB1AGw】
【状態】健康、古泉一姫化
【装備】なし
【道具】なし
【思考】
1:あれか? 某所でマスタースパーク喰らわせて頭燃やしたのを根に持ってたのか?

836 ◆NIKUcB1AGw :2008/12/29(月) 17:13:41 ID:o4H8ufSo
投下終了。
うん、「ksk書き手ロワ」なんだ。済まない。
でも、この投下宣言を見た時(ry
実際問題として本編は手を付けられそうなパートがなくて……
今回はこれで勘弁してください。後、変なネタ多くてすみません。
837創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 17:21:11 ID:oFDyzLjW
NIKU氏、投下乙ですー!!
リクエストに答えての降臨、ステキですw
見事一姫化でのご復活という事で、これからのご活躍期待してまつww
838創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 17:29:50 ID:ulqdNVR7
投下乙!
久々の書き手ロワktkr
つーか自重しろ隊長w
しかも一部伏せ字になってないしww
839創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 17:30:11 ID:+Z22rVIj
ちょwww一姫ネタまでこなすとはw
840創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 17:35:32 ID:qfaXHX2E
投下乙w
隊長はここでも自重せんのかww
そしてまさかの一姫化とか予想外にも程があるwww
841創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 18:04:53 ID:94kBRPtD
俺も続くか。
前回、前々回の続き物で。


俺は気ままな風来坊〜っとくらぁ。
いやあ人を探して見たはいいが、なかなか見つかんねえな。
もしかして俺ボッチ?
しばらく誰も会えないままの状態ってロワ的にまずいだろ。
EF氏を探すにしても手掛かりがねえとな……
お、何か発見。
あの黄色いフォルムは……スエゾーか?
確か書き手の奴らの中にスエゾーの姿の奴はいなかった気がするが……
MU氏はあれボッチの姿だったしな……
……って、あれよく見りゃスエゾーじゃねえな。
スエゾーの姿したロボットか。クオリティたけぇなオイ。
つーかまともな人間に会えないなんて俺もしかして桃色アクセサリ?
ん?スエゾーの中から何か出てきたな……ってありゃあゲリラ氏じゃねえか!!
おーい!EF氏〜〜!
「………」
ん?聞こえてないのか?お〜い?EF氏?
「Fe……」
ようやく気付いたか。って呼び捨てかよ!いやまあそれも萌え……じゃなくて!
めちゃくちゃ落ち込んでんじゃねえか!
しかもそのスエゾーもどき、煙はいてんじゃねえか!一体何があったんだ?
「何もしてないのに……襲われた……」
EF氏を襲うなんてただじゃおかねえ!相手はだれだ?

話を聞いてみると相手は二人組で、後に一人増援が来たらしい。
姿から判断するにqY氏に321go氏、後から来たのはbD氏か?
奴らも命が惜しいのかねぇ?徒党を組んでEF氏を襲ってくるとは……
……そうか、そうだよな。EF氏は誰も彼もを助けたいっておもう奴だ。
殺し合いに乗った奴ばかりで悲しいんだろうな……
「メカスエゾー……壊れた……」
そっちかよ!
いやまあ気持ちは分からなくはないがな。
確かEF氏にとってのスエゾーは理想郷。それを模したスエゾーであっても悲しいのは違いないか。
……ならよ、俺がスエゾーの代わりになってやるから。
「……本当?」
ああ、本当だ。
842創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 18:06:49 ID:94kBRPtD
俺の言葉にふわっと笑ってくれて、こっちもほっとした。
お前の悲しむ顔を見たくないからな。
……なんて口が裂けても言えないけどな。
っておいなんだ?なんで俺の口開いてんだ!?
あが!?おい、口の中に入るな!あが、あががが……
なにやってんだ!?なんでこんなことをするんだ、EF氏!


は!そうか……EF氏はスエゾーの口の中にこもるのが好きだった。
俺がスエゾーの代わりになるなんて言ったからこんなことに!?

呼吸が……息ができねえ……
い、し、き、が、もう……

【名前】◆EFl5CDAPlM(うっかりゲリラ突撃犯)
【状態】ところどころ焦げ跡、Fe氏の口の中
【装備】破天荒王子
【道具】メカスエゾー(破損)、不明支給品0〜2
【思考】
1:スエゾーより気持ち悪いけど……ちょっと安心。
2:スエゾーを探したい

【名前】◆Fe3NifTDyM(破天荒王子)
【状態】窒息死五秒前、口の中にEF氏
【装備】不明
【持ち物】支給品一式、不明支給品1〜3
【思考】
0:意識が……息が……
1:EF氏を守りたいが……


EF氏の疑似キャラ化の際、メカスエゾー操縦→引っ込み思案?となってこんな性格に(ry
843創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 18:46:54 ID:qfaXHX2E
投下乙w
ゲリラ氏が相変わらずうっかりで可愛いなぁ
破天荒王子の死因が
・幼女に口の中に入られ窒息死
だったら哀れすぐるw
844創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 19:17:55 ID:54+1r9V/
投下乙!
(いい意味で)これはひどいww
ロリに入られて窒息死ww
845 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/29(月) 19:54:10 ID:QpXZc23v
すいません。期限を過ぎそうなので、ちょっと待ってお願いします。
846創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 20:11:27 ID:+Z22rVIj
了解です!
ゆっくりしていってね!
847 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/29(月) 21:34:21 ID:QpXZc23v
度々、すいません。
スバルの一人称で相談なんですが、
コミック版で『あたし』だったんですが、このロワだと『私』の方が多いんで、『私』にした方がいいでしょうか?
一応両方、用意してはいるんですが…

>>842
投下、乙です。
え? オレ、やばい?
848創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 22:17:08 ID:p7IE7rTF
書き手ロワ乙!

一姫になっちゃった肉といい、
幼女詰まらせて死にそうな破天荒氏といい、
なにやってんだあんたらwww

ゲリラ氏と破天荒氏の話の題名、「体の中に入りし異物」とかどうよ?
849 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/29(月) 22:24:56 ID:7+UzzMHM
放送後まだ書かれていない博物館組なのですが、自己リレーが許されるのでしたら私が書いてもよろしいでしょうか?
850創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 22:44:56 ID:ulqdNVR7
>>847
『あたし』で大丈夫だと思いますが……アニメだと『私』だったりするんでしょうか?なのは把握済みの人はいませんかー


>>849
放送後書かれていないキャラは他にもいますし、まだ自己リレーは早いと思いますよー
年末だから予約されてないだけで、案外年が明けたらすぐ予約が入るかもしれませんし
851創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 22:49:17 ID:EDeP7PKa
アニメでは『あたし』になってますねー
852 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/29(月) 22:50:10 ID:7+UzzMHM
>>850

言われますと確かにまだ自己リレーは時期早々かもしれませんね。
失礼いたしました。
853創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 22:55:25 ID:94kBRPtD
>>848
その題名でいこう。

>>849
博物館組ってボッチ達だよな?
回りに火種もないし、急ぐ必要はないと思う。
放っておいても誰かがいずれ書くだろうし、
義務感を感じてやろうとしてるならやるな、というけど、
ネタがあるならやってもいいとは思うよ。
854創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 22:57:01 ID:5mx3aOer
ボッチは生存者の中で一人だけ5話なんだよな。動かしづらいのかな?
855創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:00:28 ID:94kBRPtD
だってボッチだし。
というのは冗談として、周りの火種に追いつくスピードが足りてない。
リングにもそこに放置されたオメガマンにも追い付いてないし、
今回も付近の火種のモールに向かわなかったらまた当分空気だ。

……ここまで目立たない主人公も珍しいな。
この人どんな活躍したっけ?kyonに道具渡しただけ?
856創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:00:46 ID:wMzUD7lx
あれだ、名前がボッチだから他キャラと絡ませにくいんじゃね?
857創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:05:04 ID:ulqdNVR7
もう第二回放送なのに今まで遭遇した参加者スエゾーとkyonだけなんだぜ、ボッチ……
858創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:05:37 ID:dtVAU1Zt
>>849
いや、別に問題ないと思いますよー
投下が少ない年末だからこそ、ありがたいですし
周りに火種が無く書きにくいボッチなら尚更
 
つか、やるなやらやってもいいやら、言葉が汚いぜー
年明けたらどうせ入るだろってのも希望的観測に過ぎないしさ
859創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:10:32 ID:EuH8V7K3
>>858
いや、まだ待った方がいいんじゃね?
ドロリ組や肉大戦なんかもまだ予約入ってないわけだしさ。
年明けまで待ってみようぜー
860創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:15:56 ID:dtVAU1Zt
>>859
書いてもらえるときに書いてもらえるとありがたいんだがなー
待つメリットがあるのかもわからないし
誰かに書かれるのを待つよりは書きたい人に書いてもらえるのが一番だろうし
5x氏が動かすのも楽しみだが、キャラが動いてくれるのが助かるんだ
861創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:20:08 ID:cW2q+ffV
俺も別に行っちゃっても良いと思うがな
書きたい人を止める理由がどこにある?
862創る名無しに見る名無し:2008/12/29(月) 23:24:49 ID:5mx3aOer
誰か書きたい人いますかアッーー!?
863創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 00:09:42 ID:4GRi/6oO
そことそことあそことこことあとあそこにも
864 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 01:44:09 ID:uvwTCFvO
>>850
>>851
ありがとうございます。
自分も最初にスバルを書いたとき『私』にしたのでどうしようかと思ったので、
では『あたし』で投下します。

それで、今って人いますか・
865創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 01:52:13 ID:DqaM+9U8
いますよー
866 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 01:55:45 ID:uvwTCFvO
では、スバル・ナカジマ投下します。
867創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 01:57:07 ID:DqaM+9U8
ksk
868混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 01:57:36 ID:uvwTCFvO

「あたしは…」

あたしの答えは…決まってる。

「コテージに行く」

『いいんですね』

「うん。罠の可能性もあるけど、そうじゃない可能性もあるから」

どっちの可能性もある以上、後悔するような選択はしたくない。
それに罠なら電話の相手は、そのままにしておけない。
869創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 01:57:59 ID:DqaM+9U8
ksk ksk
870混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 01:58:23 ID:uvwTCFvO

『冷静に考えての判断なら、私は反対しません。
 ただ…』

「?」

『コテージまでのナビゲートは、私にさせて下さい』

「いいけど…でも、どうして?」

『これが罠であった場合、コテージに着くまでに何らかの仕掛けや待ち伏せも考えられます』

そっか。コテージで待ってるとは限らないんだ。

「わかった。道中、お願いねレイジングハート」

『お任せください。
 それとスバル……』

871創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 01:58:44 ID:DqaM+9U8
ksk
872 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 01:59:19 ID:uvwTCFvO




「レイジングハート」

『はい』

「他の道はないの?」

『スバルの安全と道路上の索敵を考慮するとこのルートしか…』

「そうだけど、これだけ木が多いとスピードも出ないし…」

レストランを出てから、レイジングハートが示してくれたルートは、I-5〜I-3の森の中。
レイジングハートが道路を索敵し、あたしは森の中に身を隠しながら進む。
何かがあれば森の奥に退避するか、逆手に取って打って出る。
だけど木が多い…でも、道中、お願いって言っちゃったしな。
どうしよ、あの会話が本当なら急がないといけないし…。

―――助けて……くれ―――
―――学生服を着た茶髪の男にやられた……た、助けてくれ……俺は―――
―――こ、コテージに―――
873創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 01:59:32 ID:DqaM+9U8
ksk ksk
874混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 02:00:25 ID:uvwTCFvO

………
………
……あれ? おかしいな。
なにか変だ。
なにか引っ掛かる。
………
確か、電話での話を要約すると…少し推測かな…こうなるはず。
電話の相手は、学生服を着た茶髪の男に襲われて、負傷。
そして、コテージに逃げ込み電話で助けを求めた。
で、あたしが答えたら、
「……助けて……くれ」
どうしたのかと聞いたら、
「……学生服を着た茶髪の男にやられた……た、助けてくれ……俺は……」
どこにいると聞くと、
「……こ、コテージに……」
それで何かが落ちる音がして電話が切れる。
電話が切れたのは、あの時の音からして、受話器を落としのが原因…いや、落としただけじゃ電話は切れない。
仮に、受話器が壊れたって切れない。聞こえなくなるだけだ。
つまり考えられるのは…、

―――誰かが故意に電話を切った―――

875創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:00:24 ID:DqaM+9U8
ksk
876創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:01:11 ID:DqaM+9U8
ksk ksk
877混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 02:01:41 ID:uvwTCFvO

普通に考えれば学生服を着た茶髪の男。
電話の相手を追ってきて、実行。
けど、それだとおかしい。
あの時、あたしは怖々と電話に出た。
でも、一言も聞き漏らしてない。
陸士第386部隊で災害担当だったんだ。救助者の連絡を僅かでも聞き逃す、そんな初歩的なミスはしない。
だから分かる。
足りないんだ…音が。
誰かがコテージに入る音が…ドアの開く音が…話をした相手の相手の声や音以外、何も聞こえなかった。

『スバル、目的地までに特別警戒すべきものはありません。
 それと生体反応も一つあります……スバル?』

……それなら、あそこに居るのは……、

『スバル、どうし…』

「…レイジングハート、他に入り口は?」

『H-2にありますが…』

H-2まで行ったら時間がかかる。
なら、
878創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:01:56 ID:DqaM+9U8
ksk
879混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 02:02:16 ID:uvwTCFvO

「H-3の囲いを乗り越える」

『スバル!?』

「レイジングハート、他に生体反応は?」

『索敵可能範囲にはありません』

念のため、零式ヘルメットの集音機と熱探知機も作動させよう。
あそこにいるのは、まちがいなく…、

『スバル、一体何をする気ですか?』

「え? コテージに隠れるんだけど」

880創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:02:58 ID:DqaM+9U8
ksk ksk
881混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 02:03:11 ID:uvwTCFvO




相手を騙し、誘き出して陥れる。
こういう行為をする犯罪者は、他にも何か企んでる可能性がある。
出来るなら、拘束したい。
でも相手の戦力が分からない。
あたし一人で対処出来る相手なのか?
伏兵や別の罠、特殊な支給品はないのか?。
………
………
冷静になろう。
今、あたしが有利なのは、レイジングハートの索敵。
零式ヘルメットの集音機と熱探知機。
それと…、

『スバル、このコテージに隠れたまま何をするつもりです?』

「レイジングハート、ありがとう」

『? 話が見えないんですが…』

「出発前に調べろ。って言ってくれたこと」

『出発前? レストランで調べたコテージの電話番号ですか?』


882混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 02:03:45 ID:uvwTCFvO


◇ ◆ ◇ ◆ ◇


「わかった。道中、お願いねレイジングハート」

『お任せください。
 それとスバル、電話の着信履歴を調べて下さい』

「履歴を? なんで?」

『その横に置いてある電話帳で調べれば、どのコテージか分かる筈です』

「そっか。そうすれば向こうで探さないで済むね」


◇ ◆ ◇ ◆ ◇


883創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:04:18 ID:DqaM+9U8
ksk
884混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 02:04:58 ID:uvwTCFvO


あたしが今、最も有利な点。
相手の居場所と連絡方法を知っていること。
それを使う為の準備も出来た。

通話設定……非通知。
電話番号……問題のコテージ。
零式ヘルメット……集音機作動中。
レイジングハート……索敵継続中。

あとは、相手の反応しだい。

電話に出れば、レイジングハートにあなたの言ったセリフを全部、復唱してもらう。
電話に出なければ、コテージを変える。
非通知にしても、電子機器に詳しい相手なら探知されるかもしれない。
別のコテージから、集音機で色々調べさせてもらう。
あと、あたしが来ないと分かれば、また電話を掛ける筈。
その直前にもう一度掛ける。

もう同じ手だけは使わせない。
人の善意や優しさに付け込む最低の方法。
あたしは絶対に許さない!!

885創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:05:06 ID:G6xw23Bf
ksk
886創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:05:35 ID:DqaM+9U8
ksk ksk
887混迷への進撃 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 02:05:36 ID:uvwTCFvO

【H-3 コテージ内部/一日目・昼過ぎ】

【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】健康。
【装備】メリケンサック@キン肉マン、レイジングハート・エクセリオン(小ダメージ・修復中)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【持ち物】 支給品一式、 砂漠アイテムセットA(アラミド日傘・零式ヘルメット・砂漠マント)@砂ぼうず、
     ガルルの遺文
【思考】
0:電話の相手の反応待ち。
1:慎重に動く。出来れば拘束したい。
2:何があっても、理想を貫く。
3:人殺しはしない。なのは、ヴィヴィオと合流する。
4:オメガマンやレストランにいたであろう危険人物(雨蜘蛛)を止めたい。
5:人を探しつつ北の市街地のホテルへ向かう (ケロン人優先)。
6:中トトロを長門有希から取り戻す。
7:ノーヴェのことも気がかり
888創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:06:15 ID:DqaM+9U8
ksk
889創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:06:46 ID:G6xw23Bf
k s k
890 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 02:07:17 ID:uvwTCFvO
以上です。
深夜にksk支援したいただき、ありがとうございました。
指摘等あればよろしくお願いします。
891創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:20:05 ID:DqaM+9U8
投下乙です
なんだかスルーされるよりもkyon涙目の展開に……w
ガイバーの能力以外一般人だから仕方ないが、やっぱりツメがあまいなkyonは
892創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 02:27:38 ID:v40WPoOJ
投下乙!! 相手の作戦を見破るだなんて、スバル格好いいじゃないか!
kyonざまぁwwwwwww
893創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 07:26:30 ID:8JG0Aydm
投下乙です!
kyonが涙目ってレベルじゃないwww
やっぱりスバルは軍人なだけあってしっかりしてるなあ
894創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 08:16:27 ID:G6xw23Bf
投下乙!
ちょ…kyon涙目wwwww
895創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 08:41:35 ID:ndINc3L1
投下乙!
スルーされてkyon涙目かと思いきや、別の意味でkyon涙目w
罠にかけたつもりなのに逆に包囲されるとか…kyon哀れwww
896創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 09:39:00 ID:CJV4fteF
・・・・・・もしかしたらスバルナカジマンならkyonを救える?
897創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 10:05:23 ID:TinHh2Js
投下乙です!
電話の主の下へ行くか行かないかの2択しかないと思ったら、待ち伏せとは!
意外な展開と推理、面白かったです!
898創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 11:05:51 ID:yGqZG6+T
投下乙!
ですが、街道のサーチは消したほうがいいかと。
ナーガの行動方針がコテージ巡り、その後(通った道筋的に)レストラン方面に移動、なので
ナーガの展開妨害になります。
899創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 12:13:23 ID:yGqZG6+T
後方支援氏〜
ななついろ☆デンジャラスと残酷な『彼女』のテーゼについて修正要求を致します。

朝やら昼前やら昼過ぎと登場キャラの時間がめちゃくちゃです!!
900創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 12:50:16 ID:G6xw23Bf
とりあえず、展開妨害にはならない
修正要求をするならどこをどう直してほしいのか明記する
感想も書かずにまず批判とはいただけないね
901創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 13:15:45 ID:fPcVJRaI
投下乙です
スバルすげぇ推理だ
kyon涙目だし今後の展開が楽しみです
>>899
見てきたら確かにケロロなのはが朝で対峙しているズーマが昼過ぎだったり
けっこうめちゃくちゃだったな
全部昼過ぎで統一したほうがいいかと
902 ◆h6KpN01cDg :2008/12/30(火) 13:19:22 ID:9q2oGthv
すみません……
状態表は直し忘れです、申し訳ないです。
903創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 13:55:05 ID:ndINc3L1
修正乙です!
904創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 14:14:47 ID:yGqZG6+T
修正乙です。

>>900
あ、ごめん。
批判というより訂正要求のつもりだった。
時間的にスバルが採掘場中からここまでくるまでに、ナーガも色々動いていただろうし、
ナーガが街道を通ってレストランに向かったって可能性が消えてしまうかな、と。
…まあべつにコテージ周辺を調べててスバルとはニアミスしたとかにすれば大丈夫かな?

…失礼しました。
905創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 14:22:55 ID:TinHh2Js
>>904
自分は>>900じゃないけど、
自分には特に批判にも見えなかったし訂正要求の書き方には特に問題なかったと思いますぜー。
いや〜人に伝えるには細かく書かないと駄目なんだなーと学びました。
伝えるって難しいなw
906創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 14:42:55 ID:86iV5EbU
そういえばアスカの髪も散髪中になってた
907創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 15:16:57 ID:G6xw23Bf
っと書き方が悪かったな
 
投下乙の一言だけですぐに展開妨害だ〜
ってのはどうかなと
908創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 15:57:45 ID:8JG0Aydm
流れをぶった切って
wikiに将軍一家が載せられてるw
編集した人GJ!
909 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/30(火) 16:53:52 ID:FaWgr1Rw
投下乙です、スバルの性格的にコテージを無視はしないだろうとは予想しておりましたが
まさかこのような展開とは想像できませんでした。
先手を取ったつもりのキョンはまさしく涙目ですね。

投下からあまり時間が経過していないところすいませんが
スバル・ナカジマ、キョン、ナーガを予約いたします。

また、wikiに『復讐者と空気少女ノーヴェと導く悪魔』として収録されました作品なのですが、
正式な題名は『空気少女ノーヴェと導く悪魔』で、最初の復讐者はタイトル変更時の消し忘れなのです……
手間を掛けて申し訳ないのですが修正していただけないでしょうか?
910創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 17:17:12 ID:Rako6yju
>>909
おお、予約ktkr!

ところでwikiのページ名というのは、wiki管理人氏しか変更できないのですよね……
ですので修正するのでしたら、題名を変えて新しいページを作るしかないのです
というわけで管理人氏、こちらを見ていたらページ名の修正をお願いします

管理人氏がここを見ていない可能性もありますので、一応今夜反応がなければ新しいページを作らせていただきますね
wikiってなかなか難しい……
911創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 18:30:10 ID:TinHh2Js
予約wksk!
お正月なのにお疲れ様です!
912創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 19:48:59 ID:TXoY0ttL
おぉ…予約wksk!!!
しかもこの面子とは…楽しみにお待ちしています!
913 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 19:52:57 ID:nWNgAAWH
遅くなって申し訳ありません。

ナーガの思考が、
1:コテージを適当に周ってから東へ進む。
だったので、コテージに着いた時にまだ索敵範囲外にいると思い込んでました。
道路の索敵の描写、修正したほうがいいでしょうか?
914 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 20:26:26 ID:nWNgAAWH
すいません。ナーガ予約入ってたんですね。
一人ずれたレスして申し訳ないです。

>>909
楽しみです。
915創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 20:37:42 ID:TinHh2Js
じゃ、Fe3NifTDyM氏の小説は修正不要ってことです大丈夫ですかね?
916創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 21:02:34 ID:v40WPoOJ
そうなるね
917創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 21:04:05 ID:lV9bSWBZ
話豚。wiki編集した人お疲れ!
シンジとアスカのページがカオス過ぎて吹いた。
特にアスカは実質無差別マーダーじゃねーかw
918創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 21:08:52 ID:G6xw23Bf
ついでにしたらば管理人さんも乙w
フェイトがwwwww
919創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 21:29:12 ID:TinHh2Js
>>918
したらば吹いたwwwwそこにまで出てくるとはwwww
920 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/30(火) 22:05:45 ID:FaWgr1Rw
予約した後で誠に申し訳ないのですが、いくつか質問させていただけないでしょうか?


・レイジングハートの索敵機能について

 → このロワでの探知距離はどの程度なのか? 遮蔽物に影響はされないのか? 罠の存在を判別できるか?


・「電話に出れば、レイジングハートにあなたの言ったセリフを全部、復唱してもらう」の意味

 → スバルがキョンに対して先程の電話内容の不審な点を追求する or レイジングハートにキョンの言葉をオウム返ししてもらう

・「電話に出なければ、コテージを変える」の意味

 → スバルからキョンの居るコテージに電話して、キョンが出なかったら別のコテージから電話するという意味?

・スバルがやろうとしている行動

 → 現在のコテージからキョンの居るコテージに電話を掛け、レイジングハートに対応させてスバル本人は別のコテージから集音樹で調べる?


読解力が足りなくて申し訳ありません……
921創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 22:14:29 ID:G6xw23Bf
索敵機能は書き手諸氏のさじ加減で良いと思われます
制限については概ね空気読め、という結論でしたし
 
残りは…
922創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 23:03:02 ID:/LT2yCBc
索敵機能はそれでおk
で、後は……
・二番目→後者
・三番目→その意味でおkだと思う
・四番目→スバルとレイハは同じコテージにいて、レイハに喋らせつつスバルはそこから辺りを探る?

と俺は解釈した
けれど◆Fe3NifTDyM氏の意見を聞いた方がいいかもしれない
923創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 23:09:06 ID:4gEHlIjz
予約来たーw
ってマーダー二人かよ!スバル逃げてー!
924 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 23:14:40 ID:N6joodo/
>>920

「電話に出れば、レイジングハートにあなたの言ったセリフを全部、復唱してもらう」の意味。
レイジングハートにキョンの言葉をオウム返ししてもらう(キョンがスバルにした様に)。

「電話に出なければ、コテージを変える」の意味。
キョンが電子機器に詳しい可能性があるので、探知されたりされないように別のコーテージに移動する。

スバルがやろうとしている行動。
キョンの仕掛けた罠に気付いてると警告。
レイジングハートと一緒に集音機でキョンを探る。

大体こんな感じで。
925 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 23:26:51 ID:N6joodo/
すみません、4番目訂正で。
キョンの仕掛けた罠に気付いてると警告して、集音機でキョンの情報と一人で拘束可能な相手か探る。

926 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/30(火) 23:29:57 ID:FaWgr1Rw
回答いただきありがとうございます。

スバルがこれからやろうとしている行動は、

1.キョンの居るコテージ(レイジングハートでも生命反応を確認)に電話をかける。

2-a.キョンが素直に電話に出る → スバルからは何も喋らない、キョンが何か喋ってもレイジングハートにオウム返しさせるのみ。
    → その間、スバルはレイジングハートと一緒に集音機でキョンの様子を探る → もしキョンがこちらに来そうな時は再び電話して様子見。

2-b.キョンが電話に出ない → スバル、別のコテージに移って再び電話(居場所を特定させない為) → 出るまで繰り返し
    → キョンが出たらaへ

3.キョンが一人で拘束できそうな相手か見極める → 可能と判断した場合拘束を試みる


以上という事ですね、ご迷惑お掛けして申し訳ありませんでした。
927 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 23:39:57 ID:N6joodo/
> もしキョンがこちらに来そうな時は再び電話して様子見。
これは、自由に判断して貰っていいかと。

> 出るまで繰り返し
出なかったら、別の相手に罠を仕掛けようとした直前にもう一度かけるで。

すいません、何か分かりづらい書き方してしまって。

928 ◆5xPP7aGpCE :2008/12/30(火) 23:45:07 ID:FaWgr1Rw
>>927

いえ、私こそ読解力の無さに情けなくなります……
手間お掛けいたしました。
929 ◆Fe3NifTDyM :2008/12/30(火) 23:49:06 ID:N6joodo/
あと、電話に出なくても集音機で探り続ける、と同じ罠を使おうとしたら妨害する。を追加で。

それと楽しみにしてるんで頑張ってください。
930創る名無しに見る名無し:2008/12/30(火) 23:59:09 ID:4gEHlIjz
したらば、ヴィヴィオに変わっちまった……
いや、これはこれでうれしいんだけど。
931創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 00:04:07 ID:DKFFjure
>>930
見てきた。
あああ……確かに、今のは今ので嬉しい出来事だが、変わるの早いぜっ!
まだAA保存してない…
そしてこれはしたらば初のKSKロワイベントスレ使用か?
932創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 00:08:53 ID:8ID2hYlf
管理人氏ノリノリすぎだろww
933 ◆4etfPW5xU6 :2008/12/31(水) 00:09:07 ID:ll+PO0Kh
うん、まさかデレフェイトそんがあそこまで好評とは思わなかったんだよ
正直あのままでも良いかなー、とか思ったけど
やっぱり自分の心には嘘をつけなかったんだ
反省はしよう!だが、後悔はしない!
 
あ、ロリ祭りについてはただのハイテンションに身を任せたアレなのであしからず
でも、なんか出来たらいいな
934創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 00:11:31 ID:pdaR0oG4
見てきた
ちょwwwww
何だあのテンションww
ロリ祭りってなんだよwwww
そしていつもの1000の人は貴方かw
935創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 00:22:30 ID:ll+PO0Kh
とりあえず、皆ロリについての想いをぶちまけ様か
これはお願いでも提案でもない──命令だ
936創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 00:29:12 ID:JjbQBjPt
悪いが私は獣派だ。
もふもふが増えるのなら何が起こっても構わない!
逆にもふもふをいじめる人達は私が許さない!
もふもふじゃなくても獣は大好きだ!
スエゾーもフリードも抱きしめたい!

というわけで石投げたシンジ君、トトロ質をとったkyon、蹴っ飛ばしたオメガマンは私刑。
937創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 00:35:15 ID:8ID2hYlf
しかし自分はボイン派だ。
ロリももふもふももちろんいいが、やはり豊かな胸こそ施行。
砂ぼうずとはボインについて一日語り合いたい。
よって悪魔将軍は俺の敵。大好きだけど、敵。
938創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 00:35:54 ID:8ID2hYlf
>>937
ちょwww誤字www
嗜好だ嗜好ww
939創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 00:58:29 ID:ll+PO0Kh
私はロリ派だッ!!!
たとえ何と言われようとも…私はロリが好きなんだッ!!!!!
ヴィヴィオは私の嫁だッ!参加してないがヴィータもリィンUだってそうだッ!!
長門も勿論我が嫁だッ!!!
ロリが…大好きなんだーーーーーーーーッ!!!!!!!!!
940創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 01:24:53 ID:pdaR0oG4
いや、ロリもふこそが至高の存在なんだ!
想像してみろ!
愛くるしいロリがもふもふをこう…ぎゅーっとしてるんだ!
これを至高と言わずして何を至高と呼ぶっ!
941創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 01:56:26 ID:Ytbw6Ivr
まあなんというか
ヴィヴィオとフェイトは両方俺の嫁ってことで
942創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 02:00:51 ID:8SyYhj9/
じゃあ朝倉さん(3歳)は俺の嫁で
943創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 02:09:47 ID:2ZQu5zH+
したらば中トトロもいるwwいつの間にwww
944創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 02:11:49 ID:B8NyZ/XR
ロリもふ祭りww
945創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 05:26:19 ID:YtEV/CGq
流れ切ってスマンが、今日大晦日テレビで万太郎がボブ・サップと戦う事を皆さんご存知だろうか……
まあケロロも去年デビューしてたが。
946創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 06:40:42 ID:6ukT8Beq
没スレにロリ長門と中トトロ、死者スレではロリフェイトにロリハルヒだと…
とりあえずロリもふ最高ーーー!!!
947創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 07:28:53 ID:+DXF6LDF
>>945
知らなかった…普段TV見ないから…
このスレ見てキン肉マンが好きになった俺としては気になる。
情報サンクス!
948創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 07:39:41 ID:YtEV/CGq
ちなみに、TBSのDynamiteって番組です。正直格オタの俺でもどうか、てカードだけど………中身はレスリングの強豪選手らしい。オメガマンとの前哨戦て形で楽しもうぜ!!試合は普通の総合だからSSの参考にはならないと思われwww
949創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 07:40:27 ID:pdaR0oG4
ほんとだw
没スレにロリ長門with中トトロキテたww
 
長門可愛いよぉぉぉ!!
950創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 08:03:19 ID:+DXF6LDF
>>948
ありがとう!
万太郎、オメガマン放っておいてどこ出てるんだw
951創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 08:33:31 ID:+DXF6LDF
>>950踏んだのでスレ立てしましたー

kskアニメキャラバトルロワイアル Part19
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1230679406/
952創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 08:48:02 ID:Kt2JjDpI
>>951
スレ立て乙!

そして昨日ここにこなかった自分に教えてくれ……
したらばでいったい何が……デレフェイトとはいったい……
というかロリもふ祭りなんて天国を何でこの忙しい年の暮れにしてくれてるんだー!?
953創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 08:52:16 ID:+DXF6LDF
>>952
昨日突然に、したらばトップ(今ヴィヴィオのAAが表示されている所)にフェイトが登場したんだ。
セリフは「えへへ…ゼルと…」っていった感じだったと思うw
AAでのフェイトは頬っつーか顔が緩み、えっらいかわいかった!!
しかし昨日のうちにヴィヴィオに変わってしまった…そして現在に至る、と。
954創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 09:25:35 ID:3YZeTyIE
>>951
スレ立て乙です!

そしてロリもふ祭りとかw
      /| ,/|          ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
      く K 」    m       )                   (
 ? _r'"    `ヽ  ノ        )  もふもふ祭りだよトトロ〜!
  ミ(~ ゜-‐    ミ    ズボォ  )                   (
  ,i'" ''ヾ`ヽ    ミ       __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
 i'^ ヘ  `l    ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
 |   ^       "ミ
            _ヽ
     "'"'゛''""''''゛""´
955創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 12:43:40 ID:pdaR0oG4
スレ立て乙!
俺もなんか祭り用SS書くかなw
956創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 14:43:21 ID:JjbQBjPt
スエゾーが好きです。でもツノマルはもっと好きです。
957創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 15:32:04 ID:ax4mx9fs
小砂が好きだ!
現実的思考ができる癖に非情になり切れなかったり、夢に向かって一途だったりするところが可愛い
これからも頑張れ小砂ぁあああああああ!
958創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 17:33:09 ID:8ID2hYlf
えっと、こんにちは、kskスレの皆さん。
今年も今日で終わりですが、年越しはどのようにお過ごしですか?

……と、そんな前置きはともかく、埋めついでに前言った組曲歌詞が完成したのであげようかと思います。
せっかく年の瀬だしね!
959創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 18:25:53 ID:pdaR0oG4
よしきたぁぁぁぁぁぁぁ
960創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 18:48:49 ID:8ID2hYlf
……すみません、用事できてしまった……
夜になったらもう一度きます。
961創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 18:55:48 ID:pdaR0oG4
よし、夜を楽しみに待ってるぜ!
962創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 18:56:41 ID:Kt2JjDpI
おお、歌詞とは乙です!楽しみにしてます
……しかしみんな考えることは同じなんだなぁ
密かに組曲動画作ってみようと思っていたんだが
963創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 19:25:13 ID:hDnbYTRP
よろしい ならばワシは流星群だ
964創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 19:28:00 ID:VlqEwJtw
俺、前に組曲作ってるって聞いた時から
ニコニコへの初投稿はそれって決めてるんだ…
しかし問題は、俺の歌唱力と本当に動画を作ってくれる人がいるかどうかだがw
965960:2008/12/31(水) 19:29:37 ID:w5qjQQdx
携帯からです。
マジですかー!?
自分も動画作れればいいんですが……
クオリティ低いですが使えそうな歌詞があれば組み込んでくれたら嬉しかったり……
966創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 19:50:51 ID:hDnbYTRP
おいおまいら今紅白でトトロがああああああああああ!!!!!
967創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 19:51:11 ID:w5qjQQdx
紅白にトトロでてるー!
968創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 19:52:48 ID:w5qjQQdx
ちょwww反応するとこ同じwww
969創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 19:52:57 ID:6ukT8Beq
もふもふ最高ーーー!
970創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 19:54:34 ID:vW2Rerz0
もふもふー! もふもふー!
971創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:09:09 ID:hDnbYTRP
トトロとラピュタとは、NHKめ分かってやがった
972創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:15:40 ID:DiXEFXsJ
TVで紅白をラジオで三昧を楽しんでる俺に隙はなかった
973創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:20:56 ID:GyHWfpMf
やっぱこのスレの住民はトトロに反応してるw
974創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:24:40 ID:ll+PO0Kh
見れない…だと…
975創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:47:04 ID:8ID2hYlf
よしトトロも紅白で見たしもう今年の心残りはねえ!
かなり恥ずかしいけど組曲歌詞投下するんだぜ!

注意
※低クオリティ
※一部無理やり&歌えるの!?ってとこあり
※キャラが偏ってる
※ほかにも書いてくださる方大募集、むしろ俺の歌詞より素晴らしい歌詞を考えてください
976創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:51:02 ID:6ukT8Beq
ばっちこーい!
977創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:51:52 ID:8ID2hYlf
もうひとつ注意忘れてた……
※あえて誰パートか書いてません。皆で当てよう!


もっとkskで果てなく トトロの奥まで
住人だけが使えるテクニックで
ロリともふもふ×5
(負けないもん!(By 4e氏)
もっと追い込め果てなく 自分の嫁たち
狂気・暴走・殺人 させちゃおう
いじめつくちて
マーダー集まる最中に 対主催の光
kskだけの展開 皆でwksk

アル戦乱の日ノコト
魔法以上の不快が
限りなく湧いてくる 殺してやるわ
次にまた会う時 笑顔で殺し合いましょう?
貴方には従えない バックアップをな・め・る・な
追いかけるわ 捕まえてやる ねえドキ&ドキするでしょう?

サービスシーンがきいてるよ
ロリとショタの合わせ技
「お前は俺が守るから」
「私も頑張るよ……」

あーあ、どうしよう?
オッサンになっちゃった(スグル!スグル!)
私はキン肉マン 正義の味方だぞ

kyon 閣下 将軍 変態 ボッチ ネコ カジオー ゼガルディス
フッキ― コサッチ 白い魔王 ロリショタ組 タツヲ

得られた情報を利用して考察
涼宮さんの意思を継ぎ 「彼」を止めて見せます
「あなたもksk団に入りませんか?」

kskロワの名物、安価発動!
あ、安価!?
それは、禁止エリアや参加者を、指定されたレス番号に書き込んだ人が決める、という方法だ!
Kskロワと言えば安価、そう言ってもいい!
カヲル君が冬月に出場枠を奪われたのも、ホリィカワイソスなのも、閣下(笑)なのも、海祭りも全て、安価神のお導きなのだ!

今こそ立ち上がれ ボッチガイバーショウ
正義のために 敵を蹴散らせ
これもクロノスの仕業!? ガイバーを悪用するあいつ(キョン)
小トトロ質許さん!

今は悔やみたいことばかりだけど 皆守るため進むだけさ
まだ弱かったとしても構わない 絶対立ち上がるんだ 中尉との誓い

あのシンジ君何回言っても分からない
こっそりみくると話していたら 突然目覚めて逃走
一応ハムに任せてみたけど あれだけで本当に意味ある?
だけど私脱出するために 最善尽くしてまとめる努力する
978創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:52:32 ID:8ID2hYlf

物陰に姿潜めて 参加者を狩るズーマ
アプトムにリベンジを誓い

アンリーズンアンリーズン
ハルヒを殺したのが自分だなんて 今の俺には理解できない
アンリーズン
主催二人のマリオネットだとしても
やってみせるさ 皆殺し 

ママとお姉ちゃん 放送で見送った
悲しくて泣いた すごく苦しかった 今もそう
それでもなのはママのために
私は頑張って強くなるから 見ててね

メイは今どこで何をしていますか?
優しい人に保護されていますか?
私はこれから どうすればいいですか?
今はただ死にたくないと祈り続ける

嫌い 嫌い なのは
嘘だ、嘘だ!You Are Normal People!?
どうして、馬鹿じゃない!?
whywhywhy?Why Do you pretend my mother?
知らないわ 化け物は
ヴィヴィオなんか早く死ねばいい!
もう子供じゃないんだから 人の心まで勝手に覗かないで!

ペコポンでやったことあるよ 色あせない記憶だ
ガンプラ片手に 夏美殿に怒られる(げろげろり……)
ペコポンでの 幸せな記憶 軍曹さんたちや
モモッチと一緒に 遊んだり闘ったりして
でも今はそんなことよりともかく
冬樹殿殺した相手、絶対に許せない!
軍曹さんへの愛はおっくせんまん!おっくせんまん!
今に見てろよカジオー……
殺し合いへの憎悪おっくせんまん!おっくせんまん!
サツキ殿は守るであります

私許してあげる どんな辛い
世界の闇の中でさえ
いつも貴方のこと、きっと。
超える決意の果て弱さ故に 魂壊されたとしても
My Heart変わらないよ あなたにGOD BLESS……

もっていけ!
最後に笑っちゃうのはあたしのはず
盗賊殺しだからです←結論
ドロロと行動 ゼロスへの対応どうするよ?
温泉がいいのです←キャ?ワ!イイv
979創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 20:53:55 ID:8ID2hYlf

住人全員で突っ込みどころ満載だ
本当は、もっと 強いのに いつまでネタになる?
「ギュオーはやっぱり閣下(笑)」

死者スレに来た頃から愛してる
庇ってくれたころからもっと恋しくなった
他の誰が来てもきっと愛してる
君に会ったその日から 私の心にときめきは絶えない

変態 セクハラ 砂ぼうず
(ボインのためならどこまでも)
変態 ドS 雨蜘蛛
(メイド服を持ち歩くぜ)
砂漠の妖怪・砂ぼうず
(ボイン!ボイン!セクシーボイン!)
拷問大好き 雨蜘蛛
(ようじょ!ようじょ!つるぺたようじょ!)

マスコットいっぱい kskロワ
キャラだけじゃない 書き手も濃すぎて最高!
(ヴィー↑ヴィー↓オー↑)
ヨーグルト=死亡フラグ

シンジ君 生き残れるかな
この僕にとっては
生と死は等価値さ(ここで何かが爆発する音)

おまい冬樹 おまいモッチー おまいゼル おまいホリィ
おまいガルル おまいアシュラ おまいメイ おまいセイン

バトルロワイアル そんなこと
絶対に許すわけにはいかない!?
長門有希と草壁タツオ
二人の真意はどこにある?

ねこねこきゅーと☆ネブ@
このロワに下りた支給品
小砂、ズーマ、アプトム
次は!一体!誰のもの!?

もふもふきゅーと☆小(中)トトロ!
もっと!ちゃんと!愛でなさい!萌えなさい!触りなさい!

You are The idol of ksk
もふもふしたいよ大トトロ!


言い忘れてたが、一応第二回放送までなんだ。
だから古泉は一姫じゃないんだ、すまない。
980創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:01:39 ID:ll+PO0Kh
改めて見るとカオスwww
981創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:03:21 ID:8SyYhj9/
組曲乙!
すごい、ちゃんと歌えたやw
もふもふしたいよもふもふww
982創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:07:54 ID:6ukT8Beq
超乙です!
確かにこの頃からカオスすぎるwww
983創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:08:39 ID:DiXEFXsJ
キン肉マンきたな
984創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:08:56 ID:pdaR0oG4
超☆乙!
すげぇwww
カオスwwwwwwww
985創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:16:20 ID:ll+PO0Kh
ダイナマイト?
986創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:19:24 ID:ll+PO0Kh
オズマwwwwwwwww
987創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:32:20 ID:ll+PO0Kh
マンターロ負けたじゃないか…
988創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:36:43 ID:8ID2hYlf
何の話かと思ったら上で上がってた>>948のことかw
くそ、万太郎の活躍見ればよかったw
989創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:37:19 ID:pdaR0oG4
万太郎負けたのかw
990創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:39:36 ID:sGtxDNvi
ボブサップのセコンドはCRエヴァンゲリオンの服着てたなw
991創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:40:30 ID:C9kFxQfp
打撃への対策が今後の課題だな
992創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:46:30 ID:ll+PO0Kh
確かに
寝技は巧いと思ったがスタンディングだとフルボッコだったしな
993創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:47:59 ID:pdaR0oG4
そろそろ埋めるか?
994創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:49:51 ID:8ID2hYlf
年明けは新スレで迎えたいから埋めるか
995創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:50:22 ID:B8NyZ/XR
そうだな
996創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:51:01 ID:8ID2hYlf
>>996ならトトロともふもふ
997創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:51:07 ID:ay3Rg1+W
歌詞乙埋め
998創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:52:02 ID:ll+PO0Kh
                       ト、
                         | ヘ                        _/}
    少 し …                     | . ヘ                        /    /
                          _,ゝリ. |                   /     /
      頭 冷 や そ う か …    ,--メ、_ 〉-┴―' ' ― ― - : - 、        /   / /
                       ノ--' \、: : : : : : : : : : : : : : : : : \    / /  /
                    , '": : : : : : ヽ}: : : : : : : : : : : : : : : : : : \. /  _/^ヽ
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      ',      \     {ハ| /ハ:.:ハ:.:ヾ::ヾト、`""    ヾヒ乃}:|:ノ:.:b ノ      \( \:::::::.:.:.:.::ヘ
       ヽ      \__/"⌒ヾ!ヽ\ゝヽハ`  ,    `'''''゙ レリ:/<_    r---、\ \::::::::.:.:.}
       \.      }、ヾヾ\ (⌒ヽ   ト\ ト::ト、  、__     ノイ| !    `TT'´   \    ':,::::::.:.|
      /⌒\__ノ \:..\ \`ヽ   》  ヾ!. \     ,. イイ:.::| !     !:ハ      \__ }:::::..リ
    __/:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::.:..:ヘ:ヾ ヽ \ 《   /ト\ `ー<__/ /:.:/ノ    ノノ }         } \:.:/
   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::.ヽ::::::::::::::::::::::.:ヘ.ヾヾヽ:  i \./  ≫   {\lニニコイノ /   /  !           } ハ
  .{.:.:.:.:.ヽ:.:.:r´⌒ヽi::::::::::::::::::::::::::i:ll.:.ll:. ツリ }. / ≪    ',  |::| ン /  ≪   |          /ノ .|
  /.:.:.:.:.:.:.:.V    {:::ヽ:::}::::::::::::::.|:||.:||.:.:} リノ {   \    \二ー/   /   |        // ノ
 (.:.:ヽ/⌒\   )-、./⌒\ソ|:||.:||.:/Y____,イ-----\   ヘ /   /_____|     =ニノ/
  \r'\   ヽ__/    /.:ノ:||.:||//:/  {       \  V  /       `}__/´ , イ'
   \ \__ノ (/ヽ_ノ 7.:.リ:.リk::::|  ヘ  ,___ゝ、. |∠_, ------、  ト、_ /  ノ、
     \_/\  L/   /.:./:./イ||.:.|  .人 {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:}}  イ \     \
            \      ./.:./:./.∧ト、|  ./   \__,:.:.:.:.,.:.):{:ヽ.:.:.:.:ヽ.:.:.ノ.:.}} ノ}   |\     \
999創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:53:21 ID:8BMb+28z
1000なら頭冷やす
1000創る名無しに見る名無し:2008/12/31(水) 21:53:29 ID:ll+PO0Kh
ロリ最高や!
ロリさえいれば何も要らん!
1000ならkskにロリフィーバーや!!!!!
10011001
             /■\
             (_´∀`)_     創る阿呆に見る阿呆!
           /,/-_-_-_-_-_\     同じ阿呆なら
    ( (   /,, /― ((神輿))―\    創らにゃソンソン!! //
        (。'。、。@,。,。,。,。,。,。,。,。,。,。,。@  ) )
        ∩ヽヽ∩ヽXXXXXXXX/ .∩
        i||i ∩i||i:||::::¥_][_¥::::||. i||i
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