【邪気眼】中二病な小説設定【いちおくえん】★2

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901創る名無しに見る名無し
シャドーブラッド…
俺の力…








続かない
902創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 09:09:28 ID:WkLhI+Go
test
903創る名無しに見る名無し:2009/03/23(月) 13:35:48 ID:r0AqtDiw
龍騎士隊かっけえええええええ
敵だけど。
隊長たちの活躍wktk


>>901
挫折早すぎワロタww
904創る名無しに見る名無し:2009/03/24(火) 11:05:55 ID:2Wz1sJu1
ファーガスがブリーチの市丸ギンに脳内変換された
ファーガスかっこよすぎる!
悪の道を突き進め!
905創る名無しに見る名無し:2009/03/25(水) 19:56:17 ID:GWLHzTox
市丸ギンは腹黒黒幕って感じだけど、ファーガスはヘタレって感じするな・・・
それより俺はリジュの方が怒ったら怖そうな気が・・・
エレにも平気で水ぶっかけてたし
906創る名無しに見る名無し:2009/03/25(水) 22:11:55 ID:7xZLjT4q
最近書き込みないね

まあ、最後の詰めに入っているんだろうが、ネットが使いにくくなる4月迄には結末読みたいなあ…
907夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/25(水) 23:56:44 ID:eY6Nrtlk
光が消滅する。

「な……に」
シアナの剣は龍の鱗に弾かれて、内部まで届かなかった。
龍殺しの剣が、龍に防がれた。
そんなことはあり得ない。それなのに、現実にこうして起こってしまっている――。
何が起こったのか分からない。
確かに自分は刻印を開放したはずだ。
それなのに、何故、力が――光が消えている。
「何で……」
着地ざま、蒼黒龍から距離を取るシアナ。
刻印が発動しなかった?……いや違う。刻印は確かに発動した。
それにも関わらず、直後【私の意志とは無関係に力を収束させた】
断行的に。強制的に。絶対的に。
まるで、何かの力で無理やり上書きされたように。
「やめておけ龍殺しよ。貴様の力はこの龍には――いや、私には通用しない」
 
その言葉に、心臓が震えた。
 
まさか。
まさか。
こいつ。
「ひとつ、忠告しておこう。刻印を持つのはお前だけでない」
龍の傍らに存在するノクトに眼を向ける。
ノクトの右腕は高々と掲げられ、手甲からは眩い光が放出されていた。
問うまでもない。見飽きたあの光は。
シアナは冷や汗が頬を零れると同時に言葉を発する。
「……刻印」
908夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 00:00:04 ID:wQU0vruW
「そうだ。理解が早くて助かる。
私の刻印は――刻無の刻印、ベルゼ。
ありとあらゆる刻印の行使を防する絶対の盾。どんな刻印であろうが、それが刻印である限り、ベルゼはそれを封じる。
……私を敵にしたのが運の尽きだったようだな龍殺し。
お前は私には勝てない、絶対にな」
ノクトの声が耳の奥でこだまする。
 
「この蒼黒龍を殺せるのは人ならざる領域に踏み込んだ者のみ。
龍殺し、お前がいかに強くとも刻印の力を封じられればただの人に過ぎぬ。
お前も騎士の身なれば、戦力差が計れぬ程、愚ではあるまい? ……私は無駄な殺戮は好まない。
降伏を誓うならば、貴様達に手は出さないと約束をしよう。
さあ、もう諦めて降伏するがいい」
「――……」
 
退くか。退くものか。こんな所で。
しかし、龍殺しの力を封じられたら。私はどうやって戦えばいい。
最強の龍と幾千もの龍を前にして、決定的な攻撃の要を封じられるとは……っ!!
シアナは顔をあげて、強がりにも似た笑いを零す。

「成る程ね。ファーガスが私の力を探っていたのはそういうことだったワケ」
ここまで来てようやく奴の意図が掴めた……この為か。
部下を虐め私を挑発し、誘いに乗らせ、龍と戦わせ――そして刻印の力を暴いたのも全て。
ゴルィニシチェが龍でフレンズベルを攻める為の策の一環か。
戦は――とうに始まっていたのだ。ファーガスに食堂で問われた時から、いやもしくは、そのずっと前から。

「……左様。あれは良く役に立ってくれた。戦い方はどうあれお前の力が刻印だと暴いたのだからな。
その意味では我々は僥倖だった。龍殺しの力の源がもし――ただの実力、それが努力で築き上げた力であったなら
私の刻印は意味をなさなかったであろうからな」
シアナは気付かれないように再度、刻印の使用を試みた。
刻印に全神経を集中させ、解放させようと足掻く。だが。
「無駄だ。何度やっても同じこと。言ったであろう龍殺し。お前は私には勝てない」
「ぐ……ッ、く……う」
 
ベルゼはシアナの刻印を封じ続けている。
刻印の能力を覆い、内部へ逆変換し、押しとどめる。
それこそが刻無の刻印――絶対防壁の力の真骨頂。
シアナが絶対に龍を殺すのと同じことだ。刻印を封じる。それこそが呪い。
故に龍殺しの刻印は、ベルゼに敵わない。
シアナは悔しさに歯軋りする。
 
敵を前にして――戦えないのか。
この龍は私にしか倒せないと分かっているのに。
だがこのまま、おめおめと敵の侵攻を許してなるものか。
909夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 00:02:07 ID:eY6Nrtlk
「勝てないなどと……決め付けるな」
 
龍殺しの刻印は封じられた。
手段は失われた、か?
――いや、手段はまだある。
シアナはノクトを睨みつける。
そう、刻印の主さえ倒してしまえば、いくら刻無の刻印だろうと、力は失われる。
こいつさえ倒せば……!!
「先ずは……お前から倒す!!」

シアナは、一瞬でノクトへ接近した。
ギイインッ!!
弾ける剣と剣。火花が散り、風が裂かれる。
その一瞬の遣り取りに、相手の実力を垣間見る。

……重い。やはりそこいらの兵とはワケが違うか。
これがゴルィニシチェの将軍。知謀だけでなく武力も優れているとは噂に違わない裁量ぶり……!!!
「……面白い」
その刃、相手にとって不足なし!!
続け様、横薙ぎにふるわれた剣先を押し返す!!
「ぐ……っ、はああっ!!」
カチカチと合わさった刃が、震えて音を立てる。
二つの刀身を挟んで、敵同士の将の顔が近い。

「……敵わぬと知り尚戦うか。勇猛も過ぎればただの無謀ぞ」
「無謀? 言ってくれるわね……私は無理をしているつもりはこれっぽっちもないわ」
「そのような蒼白の顔で何を言う。怪我を負った身で私が倒せるとでも思ったか? 甘く見られたものだ」
拮抗した押し合いの中、シアナの肩に痛みが走る。そこに僅かの隙が生まれた。
「っ……」
将がこの好機を逃すはずもない。ノクトの刃がシアナの剣を高く救い上げる。
刃は弧を描き宙を舞う。
剣はシアナの背後に滑り転がっていく。
ノクトの刃が、シアナの眼前へ突きつけられる。
 
「く……」
「さて。どうする、シアナ・シトレウムス。徒手空拳で私とやりあうか?
我が兵も随分消耗した。そろそろ決着を着けたいところなのだがな。
そうだな……」
ノクトは蒼黒龍を仰ぐ。
「ここで見世物でも行うか龍殺し。……この龍にお前を食わせる所でも見せれば
騎士達も戦意を喪失するだろう」
「……!!」
「おあつらえ向きと言っていいか、この龍は餓えている。今ならばさぞ残酷にお前を平らげてくれるだろう」
910夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 00:38:42 ID:wQU0vruW
――行け、と。
ノクトが顎を動かしただけで、蒼黒龍はシアナ目掛けて動き出す。
巨体の影がシアナを覆う。死神がシアナを覗き込んでいる。
その眼は血に餓えた獣よりも貪欲に龍殺しを狙っていた。
刻印の呪いによりその凶暴性は増幅されている。獲物は龍殺しの刻印を持つシアナ一人。
龍の口が開く。連なった牙は鋸のように、舌は血潮よりも紅蓮。感じたのは死ではなく、地獄。
間近で感じた吐息に、全身が凍る。
 
直感する。食われたら地獄より苦しい痛みが全身を貫くだろう。

「……ッ」
咄嗟に傍にあった剣を掴む。戦闘に倒れて動かない部下の剣を。人の身になれば凶刃な刃も、
死神を相手にするには、あまりにも細い剣。奴の殺戮の牙を砕くにはあまりにも脆い剣。
今のシアナには、目の前の死神を穿つ力さえない。
 
(どう……すれば……っ)

フレンズベルの騎士達は飛来する龍騎兵を相手にするので手一杯だ。
周囲の者は誰もシアナに手を貸せる状況にない。
シアナは一人、黒き龍と将軍と向かい合った。
 
これほど迄に、死期を傍に感じたことはない。
私はもしかしたら、死ぬかもしれないと、シアナは思う。
だが、そうだとしても、やはり私は――
911夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 01:52:25 ID:wQU0vruW
その頃。
 
高笑いをしながらファーガスは空を遊回していた。
地面を這う騎士達の攻撃を巧みに回避し、攻撃を浴びせる。
バタバタと人が倒れていく様は壊れた玩具のようで滑稽で、この上ないほど愉快だった。

「ヒ、ヒッヒッヒ……ヒャハハハ!! ほらほら!! 情けないですねえ!! 這い蹲りなさい!!」
「ぎゃあああ!!」
「うわああああっ!!」
「ヒャハハハア!! いい悲鳴ですねえ!! 清々しますよ、ヒャハアハハハアハ!!!」
 
あの小憎らしい女騎士にも、この刃を浴びせたい。
自分の手で殺してやりたかったが……まあ仕方ない。あの女は化け物だ。
迂闊に手を出したらこっちが殺られちまう。まだあいつは生きている。奴が半死半生になった所で
また戻って、たっぷりとこの剣を味合わせてやる……!
それまでは退屈だが、ま、その分、こうして気に食わない虫けら共を殺せるんだからな、
思う存分、戦を楽しませてもらうぜ!!ヒャハハハハハアハ!!

「楽しそうですね」
「……何」
のんびりとした声が戦場の空に響く。
ファーガスが下を覗くと、そこには見知った顔がいた。
リジュ・ゴールドバーン。
第四騎士隊の隊長だ。

敵の攻撃を掻い潜り、ファーガスを見上げる。
いつもと変わらないアルカイックスマイルを浮かべて。
「ちっ……テメエかよ」
「ふふ、すいません。僕ではご不満でしたか」
「……」
「その龍いいですね。快適そうですし。僕も乗れますかね」
調子の狂う野郎だ。俺は敵なんだぜ、こいつ分かってんのかよ。
それともまさかワザとやってんのか? まさかな――。

ファーガスは何となくリジュが好きではなかった。
シアナに対する、何か屈折した憎悪とも違う嫌悪感――苦手意識のようなものがあった。
その正体はファーガス自身にもよく分かっていなかったが……。
ファーガスは双剣をリジュに向ける。
912夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 01:59:55 ID:wQU0vruW
「丁度いい。前々からお前のこと気に入らねえと思ってたところだ」
「そうなんですか……」
「うぜえんだよ。いつもヘラヘラしやがって。ボケ野郎が。不気味なんだよ――!!死ねええ!!!」
「… …  …」
そこで声を落として、リジュは何か囁く。
その声があまりに小さかったので、ファーガスは聞き取ることが出来なかった。
否、もしかしたら彼の口から出るにはあまりに意外すぎて、言葉として認識できなかったのかもしれない。

断末魔。龍の血が噴水のように空を埋める。

「……へっ?」
そうして気付いた時には、騎乗する龍の両翼は共に引きちぎられ、真っ二つにされていた。
龍が地上に落下する。支え手を無くしたファーガスも当然落下する。
だが蛇は咄嗟の機転を利かせ、着地をなんとか両足で行ってみせた。
「……っ、なん……!!」

頭は未だ混乱したまま、何が起きたのか分かりかねたままで。
そのファーガスを前にして
「Аεμοτε ιναι σαν να μαχα ιρι」
口詠呪文が高速で紡がれる。
「Οδνγησε σε θ ανατο」
美しい単語の羅列。
「Πυροβ ολησ ュ σα σ」
入りこむ余地も邪魔する隙さえそこにはなく
「 Ελα, ελα」
芸術にまで高められた詠唱の域がここに。
「Ο θ ανατο σ του αν εμου」
そして――彼はファーガスを見上げた。
913夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 02:01:16 ID:wQU0vruW
透き通る紺碧の眼に、対峙する敵を宿して。
術が間髪いれず発動する。
痛みさえ感じさせないほど鮮やかな捌き。
ファーガスは、自分の腕に目をやってそこで初めて気付く。
自分の片腕がないことに。

「ギャアアアアアアアアアア!!おお、俺の腕があああ!!」
「おやおや、そんなに痛がらないでくださいよ」
じゃり、と砂を踏みしめながらリジュはファーガスへ近づく。
「まだたった、一本でしょう? それにまだあと右腕と脚が健在じゃありませんか。ね?」
「ぐうううっ……」
「それにまだ喋れるようですし」
「は、はっ……ぐは……うぇ」
「そうだ、ファーガスさん。言ってましたよね。僕が気に食わないって。ふふふ、よかった」
ファーガスを見下ろしてリジュは言った。
 
「僕も貴方みたいな頭の沸いた裏切り者は大嫌いです。虫唾が走る」
いつもと、変わらない笑みで。
 
「……目には目を、歯には歯を、裏切りには裏切りを。そして卑怯な蛇には――」
手がファーガスに翳される。

「制裁を与えてあげましょう」
 
 
ファーガスは、リジュに対しての感情の意味を知る。
……そうか。これか。どうりで気に食わないわけだ。
なんて野郎だ、畜生、……これじゃまるで……。
「さよなら、ファーガスさん」
914創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 02:03:03 ID:B+SyRnYz
支援
915創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 02:04:00 ID:B+SyRnYz
支援
916創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 02:04:45 ID:B+SyRnYz
支援
917創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 02:11:37 ID:wQU0vruW
>>901
不意打ちで吹いた

>>903
今回はあんまり龍に乗った人々が活躍しなくてすまない…
次からは活躍させられると思う多分!
騎士もクローズアップしたいね…また長くなっちゃうけど
感想ありがとう!
918夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 02:20:12 ID:wQU0vruW
>>904
鰤ー知!!
というかファーガス!
意外な人物を気に入ってくれてびっくりだ。
展開的にファ涙目な感じですが突き進めさせたいです。悪道!

>>905
的を射た発言をありがとう。
何から何までまさしくその通りだ……!
キャラ作った時からリジュは怒ると怖い人と決めていたんだ…。

>>906
こんばんは来ましたよー
下手したらゴールデンウィークまでかかりそうな勢いだけど
早めに終わらせるよう頑張ります!

支援して頂いてありがとうございました…それでは!
919創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 12:14:55 ID:txKCE1xy
リジュ怖えええええええええええええええええええええええええ!!!!
正直悪魔の騎士より最凶だと思いましたお母さん。
でもカッコイイな爽快!
呪文本格的だよね、これどうやって発音すんの?
920夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 19:04:00 ID:wQU0vruW
>>919
普段温厚な人ほど怒ると怖い法則!!
リジュの見せ場が今まであんまりなかったので面目躍如させてみたよ〜
好評なようでよかったよかった
呪文はギリシャ語なのでギリシャ語読みになります。
文字をこんな感じでα→a
対応するアルファベットに変換してそのまま読めばおK
小さいユは文字化けなので読みとばして大丈夫
921創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 21:45:50 ID:uOvrAxAR
支援
922創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 21:48:33 ID:uOvrAxAR
支援
923創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 21:52:02 ID:uOvrAxAR
支援
924創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 21:59:01 ID:uOvrAxAR
選ばれし者が持つという第三の眼。詳しくは下記の原文を参照。
転じて、子供の頃に考えたような痛い妄想設定のことを総じて「邪気眼」と呼ぶこともある。
原文
中学の頃カッコいいと思って
怪我もして無いのに腕に包帯巻いて、突然腕を押さえて
「っぐわ!・・・くそ!・・・また暴れだしやがった・・・」とか言いながら息をを荒げて
「奴等がまた近づいて来たみたいだな・・・」なんて言ってた
クラスメイトに「何してんの?」と聞かれると
「っふ・・・・邪気眼(自分で作った設定で俺の持ってる第三の目)を持たぬ物にはわからんだろう・・・」
と言いながら人気の無いところに消えていく
テスト中、静まり返った教室の中で「うっ・・・こんな時にまで・・・しつこい奴等だ」
と言って教室飛び出した時のこと思い返すと死にたくなる

柔道の授業で試合してて腕を痛そうに押さえ相手に
「が・・・あ・・・離れろ・・・死にたくなかったら早く俺から離れろ!!」
とかもやった体育の先生も俺がどういう生徒が知ってたらしくその試合はノーコンテストで終了
毎日こんな感じだった

でもやっぱりそんな痛いキャラだとヤンキーグループに
「邪気眼見せろよ!邪気眼!」とか言われても
「・・・ふん・・・小うるさい奴等だ・・・失せな」とか言ってヤンキー逆上させて
スリーパーホールドくらったりしてた、そういう時は何時も腕を痛がる動作で
「貴様ら・・・許さん・・・」って一瞬何かが取り付いたふりして
「っは・・・し、静まれ・・・俺の腕よ・・・怒りを静めろ!!」と言って腕を思いっきり押さえてた
そうやって時間稼ぎして休み時間が終わるのを待った
授業と授業の間の短い休み時間ならともかく、昼休みに絡まれると悪夢だった
925創る名無しに見る名無し:2009/03/26(木) 22:00:36 ID:uOvrAxAR
ラ・ヨダソウ・スティアーナらよだそうすてぃああな(ウェブ)

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ラ・ヨダソウ・スティアーナを含むキーワード
邪気眼
別れの合い言葉、意味はない。

862 :('A`) :05/02/25 21:20:29
大学の食堂で国際情勢のニュースを見るたびに(主に戦争関連)
「それが世界の選択か・・・」と寂しそうに呟き、携帯で電話するフリをして
「俺だ、○○(大統領等の名前)はどうやら俺達とやる気らしい・・・」等とほざいて
「あぁ、わかってる。あいつなりの考えだな。ラ・ヨダソウ・スティアーナ(別れの合い言葉、意味はない)」
と電話を切り、寂しそうに飯を食う。というまわりの奴らに脅威を与えるのをやってた。
926n:2009/03/26(木) 23:22:19 ID:s+nOtcxz
「Εμε?? θα αναθ?σει」 
927夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 23:43:52 ID:wQU0vruW
リジュの手から風が生まれた。
疾風の烈波は衝撃波となって空間を一閃する。
たちどころに空気を切り裂いて、ファーガスへと迫り来る!!
 
光に届くような業風。それがまるで、コマ送りのように見えた。
 
……ふざけるなよ。こんな所で殺されてたまるか。
まだあの女を殺してないっていうのに、死ねるかよ――!!

死を覚悟できないまま、遅い来る波がファーガスを包み込まんとした刹那。
漆黒の影がファーガスの前に立ちはだかった。真空の刃に飲み込まれた二人の視界は白濁する。
その最中、風が――残酷な狩り手として二人を食らう!!
 
「ふっ!!」
 
それを、影は、――斬った。
文字通り、刀で一文字に切り裂いた。
波を真っ二つに断たれた風は、分断され、軌道を変える。
凄まじい勢いで駆けていき、後方で爆発を起こした。
砂煙が舞い上がる。
砂の霧が晴れ、影とリジュは向かい合った。
928夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 23:46:07 ID:wQU0vruW
「……貴方は、ファーガスさんのお仲間というわけですか」
「……」
「ふう。答えるつもりはなさそうですね。名を名乗るのが礼儀なのでご挨拶します。
僕はリジュです。一応こう見えても騎士なんですけど――名前を伺ってもよろしいですか?」
「……」
聞いても無駄でしたか。そうリジュが思考した後、
影は薄手の装束を風にたなびかせながら、よく通る声で言った。

「我が名はシチリ。ノクト様に使える従僕だ」
「従僕……ね、どちらかというと諜報員さんというか忍びの方に見えるんですが……まあいいです。お聞かせ頂きありがとうございました」
「礼はいらぬ。貴様はここで死ぬのだからな。この地を貴様の墓場としてやろう」
「それは、ちょっと遠慮したいですねえ……僕の風を刃で斬るとは……どんな魔法を使ったんですか?」

リジュはニコニコとしているが、口調とは裏腹にあの一撃は本気で放った。
シチリはそれを刃で切り裂いて、防ぎこうして向かい合っている。
 
う〜ん成る程……中々やりますね、この人。
リジュは前方のシチリを見据える。
「魔法など不要。我ら影にとって風は我が身のようなもの。道筋を読み、軌跡を変えることなど己を掌握するのと同義よ。造作もないことだ」
「ほう……それはそれは」
忍びは駆ければ風。舞えば月。身を潜めれば影となる。
自然と一体になることが忍びの極意、と以前書物で聞きかじったことがあったが――
それは案外、本質を射た教えなのかもしれない。
現に目の前の忍びはリジュの生み出した風の太刀筋を読み、見事にそれを切り裂いて振り払った。
となると風は効かないですねえ、とのんびり考えるリジュ。
929夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 23:48:28 ID:wQU0vruW
シチリは、振り向きもせず庇ったファーガスに言葉を投げつけた。
 
「……行くがいい、蛇よ。まだ立てるのならばな」
「…………チッ、礼は言わないですよ」
「元よりそのようなものは不要だ。我が主は貴様の存命を所望されている。
後方へ退き、背の隊と合流するがいい」
シチリが全て話し終わる前にファーガスは駆け出した。遠くなっていく背中。
リジュははあ、とため息を吐く。
「ああ、行っちゃいましたか」
「追わせぬぞ。……奴を殺したくば私の屍を超えていくがいい」
じり、と構えあう二人。
「承知の上ですよ、シチリさん」
「惜しかったな。もう少しで裏切りものを抹殺出来ただろうに」
「ですね。ちょっと惜しかったですねえ。もう少しで殺せる所でしたのに」
尚余裕たっぷりに、微笑んでみせるリジュ。忍びはいけ好かないものでも見るような視線を浴びせる。
「ふっ、とんだ道化だな貴様、その笑顔の下にどんな獰猛な表情を隠している」
「いやいや、そんなもの隠し持ってませんよ。平々凡々な騎士隊長ですから」
930夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/26(木) 23:50:46 ID:wQU0vruW
「平々凡々? 戯言を……」
その時、ぱさりと音を立てて、忍の顔を覆っていた布が剥がれた。
正確には、<切り裂かれていた>

「……先程の風、断って尚、我が身まで到達していたとは……凡俗にそのようなことはできまい。貴様一介の騎士ではなさそうだな」
リジュが先刻生み出した風の刃は、シチリまで届いていたのだ。
シチリの白い頬を紅い一筋が流れる。
素顔を晒した忍は、心が凍るほどに美しかった。

「こんな綺麗な女性に刃を向けるのは趣味じゃない、とでもクーフさんなら言うんでしょうけどねえ……僕、結構鬼畜なので。
遠慮なく攻撃させて頂きます」
「――来るがいい」
言うと同時に影は飛ぶ。リジュの頭上から刃を振り降ろす。
リジュのフランベルジュがそれを受けて弾き返す!!
「ια μασ」 ―我は命ずる
その間も詠唱は続いていた。
剣を振るい、攻防を交わしながら、魔術を完成へと近づけていく。 
 
「I φωσ」 ―光よ
 
 
「Απο την αλυσιδα και αρρωστνσετε」―仇を繋ぐ鎖となせ
931夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 01:21:41 ID:CHojcVDM
呪文は完成した。
リジュの指先から放たれた光は白い糸を紡ぎシチリを覆う。白が黒を侵食する。
体に絡まってくる糸を断ち、逃れるシチリ。
着地し、動き出そうと足を前に出そうとして違和感に気付いた。
足が、動かない。
 
――見れば、地面に伸びたシチリの影を、糸が縛っている。影縛り。魔術、若しくは呪術の初歩的な攻撃呪文。
 
「これは……影を縛ったのか……」
「ご名答です」
だが、何故だ。私は放たれたものは確かにかわしたはずだ。
それなのに、どうして……。
リジュはシチリの疑問の答えをあっさりと口にした。

「不思議なことじゃありません。簡単ですよ、シチリさん。同時に同じ術を二個発動させたんです」
「な……っ」
「ちょっとひとつの術の錬度は落ちちゃいますけど、まあ使えなくはないですからね」
言うのは誰でも出来る。だが。
そんなことが果たして常人に可能なのか。魔術をひとつだけでも発動させるには凄まじい集中が必要となる。
それを易々と二つ発動させておいて、まだぴんぴんしているとは……。
衝撃的な告白をあっさりと言ってのける目の前の騎士に、底知れぬものを感じた。
自分が相手にしているのは騎士であって魔術師ではない。
剣を生業とする者の筈。
それなのに、何だこの桁外れの強さは……!
こいつ、一体何者だ……!!
932夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 01:23:20 ID:CHojcVDM
「さて……シチリさん。そろそろ遊ぶのはやめにしましょうか」

風向きが変わった。向かい風がリジュを凪ぐ。
遊び? ……何が?
決まっている。先程の魔術の発動だ。同時魔術の発動という超絶技巧。
あれが、児戯に等しい、と目の前の男は言っているのだ。
では、遊びをやめたら、こいつは、どれくらいの本領を発揮するのか。

「ああ、それと。シアナさんから聞きましたよ。おそらく貴方でしょう。私達の根城に入り込んだんですってね――」
ざぶん。
水で作られた刃が、シチリの体を貫いた。
いつの間に、詠唱をしていたのか。
朧になっていく意識の中で、シチリは、「ああ」と思う。
そうだ、こいつは言っていたじゃないか。
同時に詠唱が出来る。と。――ならば答えは簡単。畢竟、あの呪文が開始された時に、
三つの魔術が詠唱されていたのだろう。


「鬱陶しい鼠には早々に死んでいただきます」
糸はまだシチリの影を留めたまま。
傷を塞ぐことも抵抗することも叶わずに、リジュの刃を全て受けた。
933夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 01:24:59 ID:CHojcVDM
(ノクト、様……)

在りし日の幻影が瞼を過ぎる。
雨と、雷。棄てられた自分に手を差し伸べてくれた人。

シチリは孤児だった。孤児で、拾われた所が幼い殺し屋を育成している暗殺集団だった。
だがシチリは人殺しが元々好きではなかったし、組織の訓練方法やあり方にも耐えられなかった。
辛くて苦しくて、毎日が地獄のようだった。地獄の方がまだマシだと思うくらい。
だから抜け出したかった。そして逃亡した。
だが組織を離反した罪は重罪。追っ手が差し向けられ、毎日死と隣合わせの日々が続いた。
体も心も枯果てて、このまま死んでしまおうかと、自暴自棄になっていた所に彼が現れた。
たまたま馬を走らせに森まで来ていたノクトだった。ノクトはぼろぼろになったシチリを見て、言った。
「酷い有様だ。死にたいのか」
分からなかった。もう行く場所もなく、生きていても仕方がないと思える。
それでも自ら死を選ぶ勇気はとうとう生まれてこない。
首をゆるゆると振ると、ノクトは手を差し出した。
 
「ならば生きるがいい。……来い」
触れた手は暖かかった。その時、生まれて初めて、生きててよかったと思った。
それ以来、シチリはノクトに絶対の忠誠を誓っていた。
ノクトは自分を救ってくれた恩人だからだ。
だが理由はそれだけではない。
視界は混濁し、意識は朦朧とする。白い肌には刃が穿たれ、深く内部を抉った。

「ぐぶっ……ぅ」
生きろ、と仰ってくれたのに。
申し訳ありません、お役に立てませんでした。
どうか不肖の従者を御赦し下さい……。
私は、きっと、貴方が……


シチリは三度目の刃を受けて絶命した。
934創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 01:25:20 ID:aTz3DuM4
リジュさんマジぱねえっす
935夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 01:29:12 ID:CHojcVDM
リジュは魔術で生み出した水の剣を消滅させ、空を仰ぎ見る。上空にはまだ何匹もの敵がいた。

「ふう、やりすぎちゃいましたね……さて、と」
相手が女性だろうと慈悲のひとつ掛けず殺戮する。
この男ならば容易いこと。
ファーガスは聞き取れなかったが、リジュは彼に、言ったのだ。

―じゃあ、僕は。
貴方に死すら温く思えるように蹂躙してあげますよ―

第四騎士隊隊長。
リジュ・ゴールドバーン。
滅多に見せぬ彼の冷酷な戦いぶりを知る者は一様に彼をこう呼ぶ。

疾風の死神――と。
936夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 01:33:16 ID:CHojcVDM
それでは今日はこのへんで!また来ます
しえんサンクス!!
937創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 05:31:22 ID:VfWEzm3Z
今480KB
938創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 10:54:55 ID:MP489Zfo
まあ、何とかなるっしょ
なつみかんさん乙
939創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 11:22:06 ID:8gbPUbyL
リジュさん・・・はもうなんか呼び捨てに出来ない感じだぜ・・・!
魔術最強だなー
しかし大学出てるってだけでこんなスゴイ術者になれるものなのかどうか。
ところで俺の姉貴がこれ見て
「リジュ様ああぁぁぁぁぁ!!」と悶えてるんだが。
腐女子にはたまらんらしいです。
940創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 11:51:19 ID:QXVKJcsb
影羅 †
中学生の頃、妹は二重人格だった。
なんでも、火を見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、
真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、
「……ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」
などと乱暴な口調で叫んだりしていた。
ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。
突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「久々の飯だぜ(笑」と言った。
食べ物関係のジョークを一切許さない母が、
影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。
それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。
そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。
最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、
クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。

941創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 11:55:37 ID:QXVKJcsb
1 番組の途中ですが名無しです 2006/05/18(木) 02:45:04 ID:6h57bk3G0 BE:?-#
エターナルフォースブリザード
一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる
相手は死ぬ
64 番組の途中ですが名無しです 2006/05/18(木) 03:05:33 ID:77w+DCK80
サマーサンシャインバースト
一瞬で太陽を相手の頭上に発生させる
相手も死ぬ
103 番組の途中ですが名無しです 2006/05/18(木) 03:23:03 ID:25cSUirk0
インフェルノ・オブ・メサイア
冥界王ダーク・インフェルノを召喚し半径8kmの大地に
無差別に種を撒き散らしそれはやがて実を結ぶ
110 番組の途中ですが名無しです sage 2006/05/18(木) 03:29:00 ID:hRCqgQ2y0
ヘルズボルケイノシュート
死の世界から呼び寄せた闇の火弾をマッハ2でぶつける
相手は死ぬ
114 番組の途中ですが名無しです sage 2006/05/18(木) 03:32:52 ID:KCy4uKjK0
アルティメットインフィニティサンデイ
毎日が日曜日。相手は死ぬ。
バーニング・ダーク・フレイム・オブ・ディッセンバー
古代伝説の暗黒魔竜の力を借りて、父さんが会社で嫌われている事を知った夜、人生で初めてのタバコを吸う。
ティーガー・マシーネン・ピストーレ
悪魔と契約した博士が500年の歳月をかけて作り上げたメカニック・コスモ・マシンガン
薬きょうの中に材料をつめて使う。火・水・氷・雷・闇、と様々な物をつめる事ができ親戚の人達の前で就職してるような振る舞いができるようになる。
エンパイア・ステート・ビル
1931年に建てられた高さ443m、102階建てのビル。
相手は死ぬ。
フォン・ド・ウォー
肉料理に深いコクと風味を加える。
相手は死ぬ。
ジャッジメント・デイ
この世を終わらせる。
罪人も罪人でない人もすべて蘇り、生前の行いに従って審判を受ける日。
聖霊は人間を乗っ取り、火のような天使の軍勢が山河を埋め尽くす。
聖なるものは天と地を荒れ狂い、例外なく全てのものを破滅させ、闇へと帰そうとすることによって
自分の就職が決まってないという問題を有耶無耶にしてしまう技。
ヘヴンズ・ゲート
濡れタオルで相手のふくらはぎをひっぱたく
ノッキング・オン・ヘヴンズドア
就活で面接会場のドアの前まで行きながらノックもせずにその場を立ち去る大技
エターナルダークマンデー
一瞬にして月曜日にする
-真の覚醒- エンドレス・ジャッジメント
(「終わりなき審判の意」の意味)
条件:発動条件:クラトスから謎の薬を貰っていて、TPが999あることが前提条件。
全属性の最強晶術(アブソリュート以外の集中系複合上級魔術を除く)のカウントが200以上ある状態で、オーバーリミッツ時にメテオスォームを使う。
効果:マリンブルー色のタイダルウェイブ×2+蒼いエクスプロード×3→
土色のサイクロン×3→黒色のグランドダッシャー×2+緑色のインディグネイション×3→
深紅のアブソリュート×3→血色のプリズムソード×3→虹色のメテオスォーム→暗黒と光のジャッジメント(量二倍)×3を、
それぞれ順番に高速(ジャッジメントのみ超高速)で繰り出し、
その後、中国に伝わる神々の剣(玄武刀、青竜刀、朱雀刀、白虎刀、黄竜刀)を降らせ、
敵を取り囲む(4本の剣はそれぞれが位置する方角に刺さる。黄竜の剣は一番最後に、その中心に刺さります)
トドメに神々の力を解放して、(今までに出た全ての色を含んだ巨大な爆発を引き起こして)敵を死に導く無属性の秘奥義。
942創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 11:58:37 ID:QXVKJcsb
小学3年の夏、友達の家にあった雑誌で、初めて「ノストラダムスの大予言」を読んだ。
1999年、地球は滅びる。その頃はまだ1980年代。
と言うことは、まだ私が20代の時に地球は滅びる。
まだ10歳にもならない私は、かなりショックを受けた。
その日から毎晩1日もかかさず、寝る前、神に祈った。
最初は、布団の中で両手を合わせて祈った。
(神様、地球の滅亡をとめてください)
     
そのうち、祈る姿勢が悪いとダメかもしれないと考え、布団の上に正座して祈るようになった。
(神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
そのうち、ずっと同じ方向ばっかり祈っていると違う方角の神様が気を悪くするかもしれないと考え、毎日、東西南北変えて4回祈った。
(北の神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
(東の・・・)
そしてそれは、いつの日か8方角8回になった。
(南西の神様、1999年の地球の滅亡をとめてください)
     
祈りはどんどん進化し、それぞれの方角に変わるたびに両手を高くふりあげてお辞儀をしたり、そのお辞儀も、各祈りの前1回、後2回という具合に増えていった。
その他細かいルールがどんどん増えていき、最後の方では祈り終わるまで軽く5分はかかっていた。
夏なんか、うっすら汗ばむほどの運動量だった気がする。
     
こんな事を小学校を卒業するまで、約3年半毎日かかさず続けた。
親には「また始まった・・・」と気味悪がられ、弟には「くるくる地蔵」と馬鹿にされた。
それでも(こんな家族をお許しください!神よ!)みたいな気持ちで祈り続けた。
修学旅行の時もやった。
幸い、友達は減らなかったが、かわいそうな目で見られていたような気がしないでもない。
     
2005年現在、地球が無事なのはイタすぎる小学生の頃の私のおかげだと思う。
943創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 12:02:01 ID:QXVKJcsb
161 :番組の途中ですが名無しです :sage :2006/07/10(月) 05:41:44 (p)ID:P1A0IUaK0(3)
これは、この力は太古に神々により封印されし禁断の魔導奥義『エターナルフォースブリザード』・・・!
何故だ・・・、まさか・・・まさかこいつは・・・!!

「フフッ、ようやく気付いた様ですね。この私もあの聖言語と光波動による一万重の封印結界には手を焼きましたよ」

人の力であの結界を破る事は絶対に出来ない・・・。だとすれば・・・まさか・・・まさか・・・

「そう、私は最早人間などではない・・・!亜時空サヴァルカントに君臨する暗黒魔龍王ヴァルクーゼ。その力を乗っ取らせていただきました」

やはり、やはりそういう事だったのか・・・!こいつの全身から溢れ出る凄まじいまでの冥獄波は・・・!

「エターナルフォースブリザードだけではありません。こんな事もできますよ」

瞬間、俺の後方に聳え立つ山々が凄まじい炎熱に包まれ・・・そして消滅した。

「煉獄炎火灼鎌、あなたには『メギドの火』と言った方がわかり易いでしょうね。私にとって地形を変える程度ほんの指先一つなのです」

クッ・・・!こいつは・・・、こいつはこんな物まで操作できる様になっていたのか・・・!

「さあ、あなたも真の力を顕して下さい。その『邪気眼』の真の力をね。ゲームは一方的では面白くありませんから。フフッ・・・」

邪気眼・・・その真の力を開放する・・・その意味は俺にもわかっている。
かつての邪気眼を持ちし者は、力を開放した時その膨大な気を制御出来ず、精神が消し飛んだ。
この俺の居る現界を破壊し尽くし、果ては神界までも崩壊寸前までに到らせた・・・。
あの惨劇を繰り返すことは出来ない・・・。俺は失いたくない、この世界を。こんな俺でも受け入れてくれたこの世界を・・・!
だが・・・、今の俺の力でこいつに勝てないのは事実・・・。今こいつを倒さなければ、全ては終わる・・・。
邪気眼の力の奔流に俺が耐え切れるかはわからない。
それでも・・・やるしか・・・やるしかない・・・!

邪 気 眼 開 放 ! ! !

つづく
944夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 20:09:19 ID:IkJsz6aP
一方その頃。
第一騎士隊と第五騎士隊は方円の陣を組み、龍騎兵と戦っていた。
敵の兵力も少なくなってきたものの、それは騎士隊とて同じ。
次々に隊員が倒れ、地面に伏していく。
騎士隊の人数が敵勢力より劣るという点で、明らかな劣勢にも関わらず騎士隊は善戦していた。
個々の実力ならば、ゴルィニシチェ兵よりも実戦慣れしているフレンズベル騎士隊に分がある。
数が互角ならば負けはしない戦いだったであろう。しかし数も兵力の内。そのような泣き言は言っていられない。

「はあっ!!」
第一騎士隊隊長ビィシュの奮迅は烈火の如し。
圧倒的な剣裁きで次々と敵を屠り薙ぎ倒していく。
フレンズベル騎士隊の中で最上位の位に位置する騎士隊、それが第一騎士隊だ。
そしてその選りすぐりの精鋭達を率い従えているのが、この青年、ビィシュ。
シアナの俊敏な戦い方とも、エレの狂乱の戦いとも異なる、熟練された戦い方がそこにあった。
空から龍騎兵達がビィシュを狙い降り注ぐが、それを物ともせず円を描くように剣を薙ぐ。
最短角度を持ち急所目掛けて突き出された刃は、易々と龍の翼を斬り落とす。


「キイイイ!!」
「ぐああああっ!!」

兵と龍の悲鳴が重なる。落下する二体。地面に墜落し、動かなくなる。

ビィシュの攻撃は無駄の一切ない、滑らかな動作だ。鋭敏でいて、それでいて艶やかである。
それは戦いというよりは舞を思わせる。
その動作だけとってみれば、剣舞としても通じるであろう。
銀の剣が弧を描き、迫る姿は戦場に現れた玉兎――白い月。
ビィシュの二つ名は「白月」といった。

「ヒュー、中々やるねえ。さっすが第一隊の隊長サマ」
「クーフ、軽口を叩くな。やられるぞ」
「はいはい。わかってますよ、っと」

背後から斬りかかって来たゴルィニシチェ兵を、クーフの剣が一太刀の下に切り伏せた。
945夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 20:11:51 ID:IkJsz6aP

「ぎぅうああああ!!」
「はいはい、うるさいよー、次行こ次!!」

クーフも常日頃は、女性に目がない軟派師として悪名(高名?)高いが、剣を持てば立派な騎士である。
それも二十四ある中の五番隊隊長。とくれば実力の方は折り紙付きといっていい。
珍しい流派の剣術を使うのだが、その動きが曲芸めいていてトリッキーな為に
普通の者ならば打ち合う所までいけず翻弄されてしまうのだ。
普段お茶らけた所が多いので、あまり注目されないのだが、戦闘技術だけとってみれば隊長の中でも
かなり上の位だろう。――何故その彼が五番隊隊長に甘んじているかというと、普段の素行の影響が大きかった。
それでも別に構わないと本人は思っている。
無駄に強いランクに配属されれば、その分気苦労が増えるだけだから。
だって俺楽しくやりたいし。まだ死にたくないし? 老後はハーレムで暮らしたいし。
などと考え、現状に満足しつつも煩悩を膨らませていた。

「それにしても敵、まだまだうじゃうじゃいるねえ〜。シアナは大丈夫かな?」
「死んではいないだろう。そう簡単に死んでもらっては騎士として汚辱だ」
「はー。相変わらずクールだこと、シアナが死んだらこの騎士隊女の子ゼロよ? 悲しくない?」
「それがどうした。ここで死ぬようならそれまでの実力ということだな」
「……なんつー薄情者」
「自分よりも強い相手の心配をするな。今はこの地を守り敵を排除することだけ考えろ」
「はいはい、了解っと」

背中合わせに敵を確認すると、二人は同時に跳び出した。
946夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 20:17:56 ID:IkJsz6aP
そろそろKBやばいね
次スレ立てた方がいいかな
947創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 20:22:35 ID:MP489Zfo
次スレどうしようか?
出来れば過疎らないように中二病限定では無いほうがいいんだけど、何かいい設定無いかな?

【邪気眼】「」【いちおくえん】★3
948創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 20:32:17 ID:CHojcVDM
>>947
スマソ次のスレだいたい同じ名前で立てちゃった…
949夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 20:37:25 ID:IkJsz6aP
950夏みかん ◆6/YyOSVhvI :2009/03/27(金) 20:48:21 ID:IkJsz6aP

>>934
登場人物の中で多分一番怖い人ではないかと

>>938
ありがとう!!

>>939
うおう凄く嬉しい!お姉さまによろしく!!
リジュ沢山出せるように頑張ります。
一応リジュの設定についても色々考えているので、おいおい書いていきたいです
IDがいいなあ。MPが489もあるよ。うらやましい

>>941
即死が多くて伊右衛門吹いた
これは面白い
951創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 22:31:28 ID:QXVKJcsb
     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    │好きな人と綺麗な夕日を眺めていられるなんて│
     \_______                     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                │何だかとっても幸せな気分です、シドさん │
                 \___  ____________/
                       \|
                           _....-‐:::: ̄ ̄ ̄\
                         /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
                        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/rlヽ
                        |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽノ::|
                        ',:::::::::::_....-‐ 7 ̄| ̄‐-.../
                         \イ/:/ ノ |/| / ―-\|ゝ     ____________
                         ノ |' |/| / |/  ==、/ |     /
                           く   | |  !/""  ' """l |   < 本当に…ありがとうございます
                         } ヽ \    ー‐   ' ノ     \
                         ノ  \_ゝ‐- ― ∠/        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                       /   ヾ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}
                      /    /\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ノ、
                      |    /    `ー- ──" ',
                   (   ノ   '    //´⌒ヽ⌒ヽ、 |
                   `ー'    |   /  |:.::..:.:..ノ、:.:.:ノヽ|
                     )    、  '   `ー‐'/、 ̄  ノ
952創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 22:39:24 ID:QXVKJcsb
     ___
    '´,,==ヽ
   |´iノハルト〉
    j l| ゚ -゚ノ| <修羅となれー
   ,⊂リ;春jリつ
  ( (ノ爻爻ヽ
    `~じソ~´

      ______
      \|        (___
   ♪___  |\            `ヽ、 ♪    ♪
   '´,,==ヽ \             \  ♪   ♪
   |´iノハルト〉   \             〉     ♪
.  i l| ゚ー゚ノ|   ♪ \           /
  j つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ
 ( 匚______ζ--ー―ーrー´
  || ||`~じソ||´    ||      .||


名前 ハルトシュラー【はるとしゅらー】
解説 謎の芸術家。
出身地や生没年代はおろか、性別すら不明で諸説ある。
小説、絵画、音楽、料理に至るまで様々な分野で膨大な量の作品を遺すが、
自分のことについては一切を明かさなかった。
後に「創作家は作品でのみ語るべき」という運動が起こり、
「ハルトシュラー主義」と呼ばれた。
近年、彼(彼女)のものと思われる作品が多数見つかり、
インターネット掲示板を中心に公開されている。

2008年11月末、創作発表板・雑談スレの何気ないネタ雑談から突如誕生したキャラクター。
元々は「貼ると修羅(「春と修羅」に引っかけた洒落)」というレスに対して
「ハルトシュラーって作家、実在しそうだよな」という話になったのが発端だが、
あれよあれよという間に次々とキャラ設定が作られてしまいには専用スレまで立ってしまった。
魔王だったり音楽家だったり享年2年だったりドイツ人だったり美少女だったりするが、
自身の設定すら創作できるため、結局のところ全てが謎ということらしい
953創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 22:48:31 ID:QXVKJcsb
ウルトラマンが悩みを聞いてあげるスレッド
 1 ('A`) New! 2005/05/20(金) 21:05:58 BE:83277874-#
    /    ||    :ヽ
   ┌|(⌒ヽ :|| ..:⌒: |┐ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |::|::ヽ.__:):||(___ノ ::|::| │ 
    |:|: ..   :||    .. |:|  │ 
    :|: ..   ||    ..|| <   ジュワ!
     :\ [_ ̄] /::|   │ 
::     |\|_|_|_|_/:::|    \________


2 ('A`) New! 2005/05/20(金) 21:06:49
ジュワワワジュワワ、
ジュワジュワジュジュワワワワワ?


3 ('A`) New! 2005/05/20(金) 21:07:27 BE:107071294-#
    /    ||    :ヽ
   ┌|(⌒ヽ :|| ..:⌒: |┐  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   |::|::ヽ.__:):||(___ノ ::|::|  │ 
    |:|: ..   :||    .. |:|  │ 
    :|: ..   ||    ..|| < >>2日本語でおk 
     :\ [_ ̄] /::|    │ 
::     |\|_|_|_|_/:::|     \_______

954創る名無しに見る名無し:2009/03/27(金) 22:55:31 ID:QXVKJcsb
           /    /´ -‐…‐- .`\
         /     /´    i   !`ヽト、
 .    ,ヘ  ,'   i    !  !  | |i  |ハ i ヽ キリッ
    /  ゝ!  ノ|  ! !::__!::ノ ´  ̄  i::.i |!
    \  .| .:i i :i i |´   \  / `!、ハ:!  
       `ヽi  从 i i | ニニミ    .ニニ !:::::|   <まピョーん☆ 豆食え、豆。 大自然のおいしさを表現しました。
 .       |  YハiハN  {r::リ`  ´{r::リ '::::N    
 .       |  ヽゝ   ´´     ``ハ!`     
 .       |∧   Y!        ′ ,':::|
        j/∧  _!::} 、   ⊂' ..イ:::::|
       ///∧´ ∨  `  ,.... ィ´゙Y:::::|
 .     /////∧ ヽ    {ト、∧ |::::::!
      ,< ̄ ̄∧  } `ヽ  >''} { ̄`ヽ
          _ ___
         ,. :'´: :,. -―‐-ミ:ヽ、
       /: : : :厶ィ': ´ ̄ ̄ヾ : :\
       /: : : : : :.!: :M: : : : : }、: ヽト、:.\   <じゃっておwww
      i: : :.!: : : レ‐' ` ̄⌒ ⌒" トヘ:ハ!
    ト--|: : :.!: : 、|  ー‐'' ´ `'ー  }: :.ト
   ミ ミ ミ : :!: : : :! z=≡   ≡z.{: :.ハ    ミ ミ ミ
  /⌒)⌒)⌒.ハ :_Nとつ \\\ C VVリ   /⌒)⌒)⌒)
  | / / /:弋こ \ヽ __,.   } (⌒)/ / / //
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  |     ノくf⌒Y ` {_  _,ノイ|    /  )  /
  ヽ    /  ヽ ヘ,、  _「 |::!:::::}   /    /     バ
   |    |   l||l 从人 l||l.!::|イ:::ヽ_./ l||l 从人 l||l  バ  ン
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955創る名無しに見る名無し
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