_,-ー'´ `'´<._
> \ l \
_∠´ >Nレ' ヽ_ __________________________
/ 1‐- /
/.::: ..: ', .| ここは、安価で決定されたアニメ作品のキャラクターによる
/::::.: .:/ ...:: ..:/ l: l:. ヘ、 | バトルロワイアルパロディの企画スレさ。
/イ:::: .::/ ..::::/ /l / ノ \ヽ::..:. :. :. l:. l` |
l.::イ .:::::::/:/ レi /:: /_.. -ー\‐、l:: l:. ∧! .| この企画はその性質上、版権キャラの残酷描写や死亡描写が
j:::::l .:: .::://ナこニ;ミl:: /:/l::/7Z=サナ‐ャ.〉l:: |:リ ' | 登場する可能性がある。苦手な人は注意してくれ。
ノ:::::|.::リ l.::/<'ヘ::リ..`,l:/l´ l/ " ヾ-' " /f`|! |' .|
/-イl::i:l´リl/X  ̄ / /)ソ:l::リ.. .| なお、本企画は他板に存在する同様の企画とは一切関係ない。
l:/::|::::|、Kヘ 〈L /-'/|/ < 混同しないように気をつけて欲しいところだね。
/´l/ヽ:l::::::::::\ ー- - -一' , '::/ |
ノノl/V|::::`-、,. /l |/′ | それから、僕と目が合ったそこのキミ。
l´ |:::`' -、_,/ .| | 好意に値するよ……『好き』ってことさ♪
|:: | \__________________________
_-ー」:::.. ト、__
/i7:::ノ:::::.. ',l l、
../::: `ー、_::::::.. ..::r'´ ト、
_/´レ:::: /`ー`):::-、:. -‐十⌒〉 \ `ー、
/∠´-ー┘::::「{...____.. -‐|! く.___\ `ヽ、
_,.-''´ .了 / |::三=ー ̄:|:\ ` ̄、 `ヽ、
_,.-'´ _,-'´ `ヽ、l、::::::::::::::::::::/:/ ``-、 `ヽ
過去スレ
kskアニメキャラバトルロワイアル Part8
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1222005228/ kskアニメキャラバトルロワイアル Part7
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1221486079/ kskアニメキャラバトルロワイアル Part6
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220958994/ kskアニメキャラバトルロワイアル Part5
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220615940/ kskアニメキャラバトルロワイアル Part4
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220359994/ kskアニメキャラバトルロワイアル part3
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220120311/ アニメキャラバトルロワイアルin創作発表part2
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220104445/ アニメキャラ・バトルロワイアルin創作発表
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220012845/ 避難所したらば
http://jbbs.livedoor.jp/anime/7056/ まとめwiki
http://www39.atwiki.jp/kskani/ 参加者は
>>2以降に
よろしいならば参加者だ
5/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
○キョン/●涼宮ハルヒ/○朝倉涼子/○キョンの妹/○古泉一樹/○朝比奈みくる
6/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○悪魔将軍/○ウォーズマン/○アシュラマン/○ジ・オメガマン
5/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/●モッチー/○スエゾー/○ホリィ/○ハム/○ナーガ
5/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○高町なのは/○スバル・ナカジマ/●フェイト・T・ハラオウン/○セイン/○ノーヴェ/○ヴィヴィオ
4/5【ケロロ軍曹】
○ケロロ軍曹/●日向冬樹/○タママ二等兵/○ドロロ兵長/○ガルル中尉
4/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/○ゼルガディス・グレイワーズ/○ゼロス/○ラドック=ランザード
4/4【新世紀エヴァンゲリオン】
○碇シンジ/○加持リョウジ/○惣流・アスカ・ラングレー/○冬月コウゾウ
4/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶/○アプトム/○ネオ・ゼクトール/○リヒャルト・ギュオー
4/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)/○小泉太湖(小砂)/○川口夏子/○雨蜘蛛
3/3【となりのトトロ】
○トトロ/○草壁サツキ/○草壁メイ
44/48
地図はこれだよ!
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/free_uploader/src/up0098.png こちらは現在位置だよ!
http://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/free_uploader/src/up0020.png
【――カヲル君からのお願い――】
___,,,.................,,___ \ / キャラクターの状態を把握しやすくするために、
´ >'"¨'''ー- ...,,__¨`\ ヽ\ | SSの最後に以下のテンプレを挿入してくれ。
_/_,,.... -─-- ..,,_\ \ i ヽ |
/ `> \ \ i\ i | 【場所/時間帯】
/-‐ァ / ___ \ヽ i / | 【名前】
/ /// / _,,..二ニ= ',i // | 【状態】
//,.7'" _,,.. -‐'''"、‐-..__.... -──- 、 レ 、 ̄`\ | 【持ち物】
/,..イ/ 「¨,ゝ、=ニ二 \¨、`\ | 【思考】
//// Z ヽマラ''" -‐‐- 、 \ \ __ |
// _=ニ二__.... _二ニ= , il ', ',/ ̄ | 時間帯の区分は以下の通りだ。
___,イ,' 、_ノ _,.-‐ニ二、-‐ニイ ll \. i ',. ', / | 0〜3時:未明
/ フ , 、 '"、 -.、、\. /i ∧ /l ∨ ',_', ,.イ | 3〜6時:明け方
"\'-─- //!,' 丶 ヽ,仏、 / レ' ', /| l __,,... -‐ム''" < 6〜9時:朝
\‐-、 ,' \ Z ヾ-イ .// /',/ /レ'''"/ / | 9〜12時:昼前
//ヽ ` Z `>ソ / /_/ ,.イ / | 12〜15時:昼過ぎ
、 ,. ‐‐--‐'''"_,.! \ _,,.. -‐- ..,,__,,.. -‐'''" / . | 15〜18時:夕方
/ / ̄  ̄>'''" / / . | 18〜21時:夜
__/__........___/ -‐==- イ / . | 21〜24時:夜中
/ / ,.-‐''" |
\ 三時間区切りだから、割とアバウトでいいと思うよ。
【放送】
6時間に一度ゲームマスターからの放送があり、死亡者と禁止エリアを発表します。
禁止エリアは
>>101>>102>>103……という形で書いてもらい、安価で決定されます。
キャラクターの時間を進めるのは自由です。
しかし、放送時間までたどり着いたら一度ストップ、他のキャラ達が追い付くのを待ってください。
ほとんどのキャラが放送時間にたどり着き、放送がされたら再び時間を進められます。
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ )
>>1乙だよトトロー!
ミ(~ ゚-‐ ミ ズボォ ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ
_ヽ
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/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ )
>>1乙だよトトロー!
ミ(~ ゚-‐ ミ ズボォ ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
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11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 12:46:57 ID:pZkB3uTJ
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ )
>>1乙だよトトロー!
ミ(~ ゚-‐ ミ ズボォ ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ
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く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ )
>>1乙だよトトロー!
ミ(~ ゚-‐ ミ ズボォ ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ
_ヽ
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>>1乙!
そしてみんなしてトトロに飛び込むなww
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ )
>>1乙だよトトロー!
ミ(~ ゚-‐ ミ ズボォ ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ
_ヽ
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さて、今夜投下がある前に前スレを埋めておくべきかな?
っていうか
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ )今ちょっと肌寒いよトトロー!!(
ミ(~ ゚-‐ ミ ズボォ ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l ミ⌒`⊃ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ
_ヽ
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前スレ埋めるかー
とりあえずネタ出しといたんで埋めてくれると助かるんだぜ
埋め完了
前スレ1000乙wwwwwwwwww
移動完了!
ksk完了!
あとは今夜の予約に期待
よく見たら今夜締め切りの2XE氏とS82氏って投下数トップの二人だな
これは否応にもwktkが高まるぜ
おぉ!言われてみればそうだな
今からワクワクしてきたー!!!
鬱だ…今日ギアス最終回だったってのに…
すっかり忘れてた…
俺にとってはスレイヤーズが先週で最終回を迎えたのに
ここで一切触れられて無くて、鬱だぜ……
スレイヤーズは終わったって感じが全然しない最終回だったからねw
ゼロスの「用事」とか全然明かさないままに終わっちゃったからなw
もしかしたらまた一シーズンあるんじゃないかとこっそり期待している
>>30 変則的な放送で、1クール+1クールだからまたやるよ
多分地上波では来年になるけど
だって謎だらけだし、続きをやらなきゃなぁ。ワイザーとかもよく分からなかった
何故か最後のズーマに吹いたw
それ大好きだw
トトロかわいすぎる
夏バテトトロかわいすぎる
五月病マリオの人の絵大好きだ
何か静かだな……
みんなksk準備済みか
多分みんなボキャブラに地獄のスナフキンが出なかったことにションボリする作業に夢中なんだよ
じゃあネタ振り……というにはちょっとあれだが。
自分がハマっている漫画の主人公と登場人物(男)がここ見始めてからシンジとカヲル君に見えて仕方ない……。
そいつが主人公にアッー!な発言をするんだよこれが……。
そろそろ投下が来るんじゃないかなとwktk
推敲中……30分程してから投下しますすいません
>>40 wktkしながら、ksk準備して待っています!
そうだ!
どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!
セツコ!
好きだァー! せっちゃん! 愛しているんだ! セツコォー!
スパロボZを買う前から好きだったんだ!
好きなんてもんじゃない!
せっちゃんの事はもっと知りたいんだ!
せっちゃんの事はみんな、ぜーんぶ知っておきたい!
せっちゃんを抱き締めたいんだァ!
痛みと恐怖を刻み込むくらい抱き締めたーい!
心の声は 心の叫びでかき消してやる! セツコッ! 好きだ!
セツコーーーっ! 愛しているんだよ!
ぼくのこの心のうちの叫びを
きいてくれー! セツコさーん!
ファミ通を見てから、セツコを知ってから、僕は君の虜になってしまったんだ!
愛してるってこと! 好きだってこと! ぼくに振り向いて!
せっちゃんが僕に振り向いてくれれば、ぼくはこんなに苦しまなくってすむんです。
優しい君なら、ぼくの心のうちを知ってくれて、ぼくに応えてくれるでしょう
ぼくは君をぼくのものにしたいんだ! その美しい心と不幸のすべてを!
誰が邪魔をしようとも奪ってみせる!
恋敵がいるなら、今すぐ出てこい! 相手になってやる!
でもせっちゃんがぼくの愛に応えてくれれば戦いません。
ぼくはせっちゃんを抱きしめるだけです! 君の心の奥底にまでキスをします!
力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます!
キスだけじゃない! 心から君に尽くします! それが僕の喜びなんだから!
悲しみを分かち合えるのなら、もっと深いキスを、どこまでも、どこまでも、させてもらいます!
せっちゃん! 君がスパロボZを今日中にクリアしろというなら、やってもみせる!
というわけで、 ウォーズマン、朝倉涼子、メイ、ギュオー、雨蜘蛛投下します
すっげwww
ksk
「ったく〜……あちこちでドンパチやってるねぇ……」
未明の森を、男が歩いていた。
男の名は雨蜘蛛、変態である。
その変態ぶりは肩に下げたディパックから覗き見える黒レースのメイド服からも如実に読み取れる。
木々の合間から時折聞こえる強烈な爆音・檄音・破砕音。
ゼクトール達との遭遇後、雨蜘蛛はそれらの音源になるべく遭遇しないように注意して歩を進めていたが、ふと立ち止まった。
進行先に一際激しい轟音と炎を目にしたのだ。
どこぞの阿呆がロケット・ランチャーでも使用したのだろうか?
「こっちもか」
進行方向を変えると同時に、そちらからも爆音。
雨蜘蛛は立ち止まり、ポリポリと頭を掻く。
南東に見える燃え盛って夜空に昇る炎と、南西から聞こえる崖が崩れるような大音量。
「引き返してまたカブト虫とでくわすのも、あっちに進んで政府のメス犬と再開ってのも面倒だねぃ」
自分の歩いてきた方向……北を振り返り、川口夏子達と遭遇した西を見遣って雨蜘蛛は呟く。
コンパスと地図を取り出し、数秒の逡巡の末、東に向き直った。
道も何もない森の中、木々を掻き分けて進む。
一時間ほど歩いただろうか。
深々とした夜の森を進む雨蜘蛛の前に、やがて道が開ける。
整備された舗道。そしてその先には――――。
神社が、あった。
「……人がいるな」
『フェラーーーーッ!!! 』
騒がしい声が、建物の外まで聞こえてくる。
なにやら揉めているようだ。
雨蜘蛛は一瞬躊躇したが、素早く気配を殺して神社に接近し。
スライディングして、神社の軒下に潜り込んだ。
ksk
待ってましたksk
どれだけセツコ好きなんだw
でもセツコは渡さん、ksk
ksk
セツコ好き過ぎksk
◇
リヒャルト・ギュオーは、息も絶え絶えでフラフラと森の中を彷徨っていた。
目線はおぼつかず、半分這いずるようにゆっくりと移動しているその姿は、自身が持つ壮大な野望とはかけ離れている。
とうとう倒れ、仰向けになって星空を見上げながら、ギュオーは更に息を荒げていく。
(まずい……意識が……)
ギュオーの獣神将としての絶大なパワーは、同時に凄まじく体力を消耗する諸刃の刃でもある。
その上今の彼には不思議な力による制限が掛けられ、全体的に能力が――無論燃費も――弱体化していた。
1、2回の戦闘しかこなしていないとはいえ、彼の体力は既に底を付きかけているのだ。
ギュオーは奮起し、木に持たれかかりながらよたよたと先に進み始める。
このような道のど真ん中で倒れていれば、自分がどうなるかは火を見るより明らかである。
地図に首ったけになりながら慎重に方角を見極めて進むギュオー。
(この……神社に……たどり着かなくては……! )
地図上に書かれた『神社』の二文字。
それだけが、今のギュオーの進行先を決めていた。
牛歩のような速度で歩いているせいか、一向に神社は見えないが。
神社にさえたどり着けば、ある程度は安心して休めるし、外で寝るよりは回復も早まるだろう。
うまく騙せて自分を守らせるのに使える甘い参加者がいれば何よりだ。
地図に偽りがあるかもしれないという疑念を必死に押し殺しながら、ギュオーは進む。
体力はとうに限界を突破し、精神力と野望と勢いだけで。
だが、それにも限界は来る。
(おのれ……この……俺が……こんなところで……)
ギュオーは再び倒れ、もう二度と立ち上がらなかった。
消えかける聴力が、自分に近づく足音を感じる。
目線だけを上げて、最後に、彼が見たものは――――。
「コーホー」
自分を憐れむような眼差しで見つめ、自分を励ますようにカパッ☆とスマイルを浮かべる……黒づくめの、マスク男だった。
【リヒャルト・ギュオー@強殖装甲ガイバー 気絶確認】
ksk
カパッ☆キタksk
ksk
ksk
ksk
◇
「わーい、まっくろくろすけが帰ってきたぞー! 」
「ホントだっちゃか!? 」
私は神社の入り口に身を乗り出し……ちょっと引っ込んで、顔だけ出して外を見た。
成る程、メイちゃんの言うとおり突如響いた轟音の原因を調べに行ったまっくろすけ……ウォーズマンが戻ってきている。
神社に上がりこんだウォーズマンに、メイちゃんが抱きつく。
ウォーズマンは苦笑(表情は読めないが、そんな感じの声を出している)しながら、メイちゃんの頭を撫でた。
「まっくろくろすけ! おかえりー! 」
「草壁メイ……子供というのはいいな、朝倉。愛らしく、守ってやりたくなる……そんな存在だ」
「そうだっちゃね」
「嫌われ者のロボット超人だった俺にこんな感情が芽生えるとは……俺がこの位の歳の頃は考えもしなかったな」
「で、どうだったっちゃ? 収穫は……それだけだっちゃか? 」
身の上話を始めそうなウォーズマンを制し、私は偵察の成果を問う。
ウォーズマンは小脇に抱えていた男を下ろし、頷いた。
男はどうやら気を失っているようだ。何かに怯えるような声を上げている。悪夢でも見ているのだろうか?
「アルカ……る……く……」
「先程の轟音と光……向こうの滝の辺りで起きたらしい。彼はその周辺で倒れていた。
私の顔を見る途端、安心したのだろうか気絶した。この血塗れの姿を見る限り、あの轟音に巻き込まれた可能性が高い」
「その赤は……服の色じゃないっちゃか? 」
「おーい、起きろー」
メイちゃんが男の頬をはたき、気付けさせようとするが、男はぐったりとしたままだ。
全身にかなりのダメージを負っているようで、ウォーズマンが手当てに勤しんでいる。
私は首をかしげ、ウォーズマンの手を掴んでそれを止める。
「何をしているっちゃか? 」
「治療だ。 俺は残虐ファイトを信条としているが、同時に正義超人でもある。傷ついた者を放っておくわけには行かない」
「あなたは気付いていると思ったのだけどっちゃ」
この男―――人間ではない。
私の対有機生命体コンタクト用インターフェースとしての勘が、そう告げていた。
初見でこの私を人間でないと見抜いたこのウォーズマンなら、気付いていると思ったが……。
吹いたw
ksk
ksk
ksk
セツコww
ksk
ksk
「お前の懸念はわかる。この男はただの人間ではない……あるいは、あの爆音を出した張本人かもしれない」
「だったら、殺しましょうっちゃ? 生かしておいても、危険が増えるだけだと思うっちゃよ? 」
「そういうわけにもいかん。戦う意思がない者に手を出すのは、正義超人としての誇りに悖る」
「そいつが起きたとたんにメイちゃんに襲いかかったらどうするっちゃ? 」
「グ、グムー……そんなことは俺がさせない! 正義超人の名にかけて! 」
「まっくろくろすけがいれば大丈夫だよ! だっちゃねえちゃん! 」
「だっちゃの事は言うなっちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! 」
「で、電撃はやめ……フェラッーーーー!!!」
……何故こんなことになってしまったのだろうか。
あの銃をこの身に受けた結果、制服はどういう原理か消滅し、トラ柄の下着一枚の姿。
それが今の私、朝倉涼子だ。
まさかとは思うが、この状況を長門さんは見ているのかもしれない。
一体私にどうしろというのだ、長門さん。
私が叫びと共に放った電撃を受けて倒れたウォーズマンを見下ろしながら、私は溜息を付いた。
程なくしてウォーズマンが立ち上がる。二度目ともなると、電撃にも耐性が出来るのだろうか。
「と、ともかく、彼が起きれば一体あそこで何が起きたのか聞き出せるかも知れん。悪い予想ばかりしていてはいかん」
「はぁ……まあ、いいっちゃ。ところで、頼んでいた物、見つかったっちゃか? 」
「あいにく、こんな森の中だ。服なんてそう落ちちゃいない」
そう。
今の私にとって最優先するべきものは涼宮ハルヒの保護……だが、その次に来るものがこの恥ずかしい姿を隠す服である。
鬼娘専用変身銃の説明書の裏には「三時間くらいで元に戻るかもなぁ〜く〜〜くっくっく」とか書かれていた。
しかし、制服が消え去った状態から『元に戻る』という表現は見逃せない。
最悪の場合、角が消え、ビキニが消え、全裸の状態になる可能性だってないでもない。
「そう……残念だっちゃ」
「そうだ、この男の着ているタイツみたいな服を拝借するのはどうだ? 女物のようだし……
彼はこの下に何も着ていないみたいだが、脱がせた後あの変身銃で撃てば問題ないだろう」
「何言ってるっちゃ? 何考えてるっちゃ? この中年が素肌に来ていたものを私に着せる?
ウォーズマンさん、乙女心って知ってるっちゃか? 」
「……だって俺はロボット超人だから……」
しょげ込むウォーズマン。
何かかわいそうな気もするが、私に怪しい男の汗が染み付いた服を着る趣味はない。
というかこの中年男の虎柄ビキニ姿を見るのもかなり苦痛だ。
後、この私が「乙女心」を語るのも笑止としか言いようがないような気もする。あるいは悪い冗談か。
しばらくしてウォーズマンは立ち直ったのか、黙々と男の治療を再開した。
セツコ!それ違う!
それ安心したんやないksk
ksk
ksk
ksk
ksk
数分後。
「……大体の処置は終わったぞ。後は彼が目覚めるのを待つだけだ」
「目覚めないのが望ましいっちゃけどね」
「おーい、起きろー」
「や、やめるんだ草壁メイ! 」
メイちゃんが男の顔を蹴り飛ばす。
ウォーズマンが止めるまでに、4発は入っただろうか。
私はそんなほのぼのした光景を見ながら、この男について考える。危険人物である、という意見は揺るがない。
あの爆音に関わりがあり、ダメージを受けている時点で、ゲームに乗って戦闘を行っていた可能性が高い。
ウォーズマンの考えるように、巻き込まれただけの者である可能性もある。
だが、一つ目の可能性――――ゲームに乗っているかもしれない可能性がある、というだけでも、
殺せるときに殺しておいたほうが、抱え込むリスクは減るのだ。
今の状況なら、ウォーズマンやメイちゃんのスキを覗って私がこの男を殺すことは比較的容易だ。
だが、死者が読み上げられるという放送でこの男の名前が呼ばれることを考えれば、そう迂闊な行動にも出られない。
単に名前だけ上げられるだけならいいが、ゲームを円滑化させるため―――などと言って殺した相手まで発表されれば、
ウォーズマンやメイちゃんだけでなく全参加者に敵視されることは間違いない。
自ら手を汚さずウォーズマンにこの男を殺してもらえていれば、そんな事態に陥っても彼を切り捨てるだけで済むのだが。
「憂鬱だっちゃ……」
「だっちゃねえちゃんのゆーうつ! 」
「黙りなさいっちゃ」
メイちゃんを嗜め、私はウォーズマンに今後の展望を尋ねる。
「で……これから、どうするんだっちゃ? 」
「そうだな……あの滝の事を例に挙げるまでもなく、あちこちで戦闘が行われている事を俺のセンサーが感知している。
このまま放っておけば俺達の知り合いが危機に陥る可能性もあるし、
彼が目覚めて話を聞いたら、ここを出て仲間の捜索を始めるぞ。いいな、朝倉? 」
「ま……それが妥当なとこだっちゃね。とりあえず、服の確保も兼ねて、町のほうから探すっちゃか? 」
「ああ、そうだな。……草壁メイもいる、危険人物に会ってもいいように、今は万全のコンディションを整えるぞ」
ウォーズマンは瞑想するように目を閉じ、精神統一を始めた。
確かに、涼宮ハルヒの保護は急務だ。ウォーズマンのような超人がゴロゴロいるのだ、彼女とて安全とは言いがたい。
それどころか彼女の場合、下手に危機に陥られるといきなり世界は終わりましたおめでとうとか起こりかねないのだ。
本人に危害を加えるのは私だって控えてきたのに、そんなことになっては困る。
長門さんはこの辺、どう考えているのだろうか? ……分からない。まったく、本当に憂鬱だ。
「危険人物、だっちゃか……」
ウォーズマンの言葉を咀嚼し、私はビキニのラインを整えながら考える。
メイちゃんを任せて偵察に行った事からも、ウォーズマンは既にある程度私を信用しているようだが、それは間違いだ。
今は他人に危害を加える気はないが、私は条件が整えばメイちゃんを簡単に殺すだろう。
繰り返すが別に悪意があるわけではない、私がそういう存在だというだけの事なのだ。
涼宮ハルヒの監視が最優先の存在、生物とすら呼べない。長門さんもそうだったはずだ。今は違うのかもしれないが。
私のように、表面は無害を装えるが、腹に一物抱えている者も大勢いるだろう。
いやむしろ人間こそが、そういう生き物のはずなのだ。ウォーズマンみたいなのが特殊……ああ、彼は超人だったか。
そういった者の方が、この状況――バトルロワイヤルでは、怖いといえる。
「分かりやすい、危険人物だよーとか言って出てきてくれるような奴は、いないんだっちゃろうなぁ」
ksk
k s k
ksk
ksk
ksk
ksk
ksk
だっちゃねーちゃんのゆーうつってwww
ばごきっ。
「呼ばれて飛び出てJYAJYAJYAJYA〜N!!!」
「……」
「どうもぉ〜、危険人物だよぅ」
神社の床をぶち抜き、ウォーズマンの物とはまた違った意匠のマスクを付けたマント男が出てきた。
「……」
神社の床をぶち抜き、ウォーズマンの物とはまた違った意匠のマスクを付けたマント男が出てきた。
前略
情報統合思念体様
私、大事な事なので二回言いました―――。
もう一回言っていいですか?
ksk
ksk
ksk
ksk
ksk
k s k
大事なことだから3回言ってもいいよksk
ksk
ksk
腹ww筋wwがww
kskksk
◇
雨蜘蛛が神社の床を破って出てきたそこは、朝倉たちが座り込んでいたところからかなり離れた場所だった。
もし朝倉たちの目と鼻の先に出てきていれば、かなりの衝撃を与える効果があっただろう。
だが、自分で開けた床の穴からなかなか抜け出せず、マントの一部を破きながらのそのそと床に上がってきていては、
朝倉涼子にとっては微妙な脱力感を覚えさせる程度の効果しかなかった。
「な、何者だキサマ! 危険人物だと!? 」
「うわああああああん!!!! 怖いよぉぉおおぉおおぉおおぉお!!!!」
だが、その奇行にはウォーズマンに己のコンピュータを混乱させる効果を、メイには恐怖を覚えさせる効果はあった。
雨蜘蛛はようやく床を抜け出し、ウォーズマンたちに向き直る。
その両手はマントの中に隠され、表情はマスクで読み取れなかった。
朝倉はナイフを取り出して構え、ウォーズマンはベアー・クローを露出させる。
何かと騒いでいたとはいえ、自分達に気づかれずにこの至近まで接近していたのだ、この警戒は当然だろう。
突如現れた手馴れに、朝倉とウォーズマンの緊張が高まる。
だが雨蜘蛛は、落ち着いてマントの片方をたなびかせ、左手に持つ物を露わにする。それは――――。
「お嬢さぁん。若さをアピールするのもいいが、レディは恥じらいをもたんとねぃ。受けとりな! 」
メイド服だった。やおら投げつけ、朝倉の視界を塞ぐ。
朝倉がメイド服を撥ね付ける一瞬の隙、雨蜘蛛は二人の目の前まで移動していた。
咄嗟に攻撃を仕掛けようとしたウォーズマンの機先を制し、雨蜘蛛は落ち着いた口調で言う。
「おっと落ち着いてくださいよウォーズマンさん、私は怪しいものではありません。名前が危険人物なのです」
「な……」
意味不明な言動に戸惑うウォーズマン。
朝倉も、想定外の雨蜘蛛の行動に、攻撃のタイミングを外されていた。
........
その判断ミスが、雨蜘蛛に付け入る隙を与える。
「嘘に決まってんだろ」
雨蜘蛛はゆっくりと右手を出し、何かを放り投げた。
拳大の、円柱状の――――。
(手榴弾!? )
朝倉が自分の迂闊さを脳内で責める前に。
それは、炸裂した。
ksk
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雨www蜘wwwww蛛wwwwwww
ksk
無比なる光量が、神社を焼く。
反射で目を瞑った朝倉が次に目を開けたとき、そこには既に雨蜘蛛はいなかった。
ロボット超人ならば反射で動きが止まることもあるまい――と、ウォーズマンを見遣る朝倉。
しかしウォーズマンはモニターの焼付けでもおこしたか、蹲って動きを止めていた。
(あれは閃光弾――――!? )
状況を判断しようとした朝倉の視界が揺れ、膝が崩れ落ちる。
数秒遅れてガンガンと耳の中で無秩序な音が暴れ始めた。
どうやら閃光と同時に轟音も発生していたらしく、鼓膜がダメージを受けたらしい。
平衡感覚を奪われ、朝倉は数瞬思考を停止した。
朝倉が回復を待つ間、轟音の影響を受けなかったウォーズマンが立ち上がり、周囲を見渡す。
だが時既に遅し。
雨蜘蛛は逃走を開始し、神社の出口にまで到達していた。
「キサマ……! 」
「お前の母ちゃん流〜線〜型〜」
「ぎゃああああああああああん!!! 」
...........
草壁メイを抱えて。
脱兎のごとく逃げる人さらいに怒りの眼差しを飛ばし、ウォーズマンは朝倉に言伝を残して走り出す。
「朝倉! オレは必ずあの男から草壁メイを取り戻してここに戻る! お前はここで待機していて……グワー!? 」
神社の出口に近づいたウォーズマンが転倒する。
見れば、床が人一人の体重も支えられないほど弱っていた。
踏み外した床の下の地面には更に小規模の穴が空き、ウォーズマンは前方に倒れ込む。
(あの男が床に何か細工を――!? )
落とし穴に嵌まり、床を舐めるような格好になったウォーズマンの目前に、間髪入れずに先程の円柱が投げつけられる。
それも、二個。ウォーズマンが穴から抜け出す前にそれらは炸裂し、瞑ることのできない――瞼のない、彼の目を焼いた。
「グオオオオオオオオオ!!! 」
叫びをあげながら、正義超人としての使命の為、メイを救う為、ウォーズマンは立ち上がった。
ほとんどゼロになった視界に構うこともなく、文字通り闇雲に走り出す。
回復した朝倉が止めようとするのも聞かず、ウォーズマンは森の中に消えていった。
見るからに危険人物wwwksk
あwまwぐwもwwwksk
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【F-05/神社/一日目・明け方】
【名前】ウォーズマン @キン肉マンシリーズ
【状態】視覚障害
【持ち物】デイパック(支給品一式、不明支給品1〜3)
【思考】
1:男を追いかけ、草壁メイを救う。
2:正義超人ウォーズマンとして、一人でも多くの人間守り、悪行超人とそれに類する輩を打倒する。
3:最終的には殺し合いの首謀者たちも打倒、日本に帰りケビンマスク対キン肉万太郎の試合を見届ける。
【備考】
※どちらの方向に進んだかは、後の書き手さんにお任せします。
【リヒャルト・ギュオー@強殖装甲ガイバー】
【状態】 全身打撲、大ダメージ、疲労大、気絶、回復中
【持ち物】参加者詳細名簿&基本セット(水損失)
E:アスカのプラグスーツ@新世紀エヴァンゲリオン
空のビール缶(大量・全て水入り)@新世紀エヴァンゲリオン
【思考】
1 優勝し、別の世界に行く。そのさい、主催者も殺す。
2 安全に休めそうな場所を探して休む。
3 油断なしで全力で全て殺す。
4 ケロン人に会ったら降臨者との関係を問いただす。
5 アルカンフェルが……アルカンフェルがくるよぉ……。
ksk
流線型なかあちゃんってどんなんやwwksk
ギュオーの思考に吹いたw
ksk
◇
「……がむしゃらに走っていってどうするんだっちゃ」
私は呆れてウォーズマンを見送り、急転直下としか言いようのない事態を整理していた。
メイちゃんがさらわれ、ウォーズマンがそれを追っていった。
自分には後遺症が残るほどのダメージはない。
むしろ、服を入手できたという思わぬ利益があった。メイド服というのがちょっと不満ではあるが。
私はメイド服を拾い上げ、ビキニの上から、角にひっかっかって破けないように慎重に羽織る。
黒レースのスカートまで穿き、身なりを整えてから、ディパックを拾い上げる。
「ま……潮時っちゃね。ウォーズマン……ロボット超人っていうから、もっと冷静だと思ったんだけど……だっちゃ」
私は、ウォーズマン達との同行に見切りを付けた。
危険を冒してまで仲間――メイちゃんを助ける必要が出てきた以上、それに付き合う義理はない。
一人で、涼宮ハルヒを探すことにしよう。
そこまで思い立って、ふと思い出す。そういえば、あの男を忘れていたな。
振り返って見ると、あれほどの騒ぎにも関わらず、ウォーズマンが拾ってきた赤スーツ男はまだ床に突っ伏していた。
よっぽど疲れているのだろうか?
「殺すのは……やめとこっかなっちゃ」
放送の懸念もあるし、もしウォーズマンたちがここに戻ってきたら厄介な事になりかねない。
私はせめて男のディパックを奪おうと、手を伸ばした。
....
がしり、と。
私の手が掴まれる。
k s k
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「……! 」
無意識のはずだ――男は気を失っている――だが――。
私の手に、更に力が込められる。同時に、這い上がるように私を侵食する殺気。
私は必死で振りほどき、数歩下がって様子を見た。
……男は動かない。やはり、気を失っている。
よほど用心深いか、欲が深いのか。
意識がなくても、自分の不利益になることは、許さない……ということか。
先程の殺気は、人間ではない自分も恐怖を覚えるほどの執念に満ちた物だった。
(この男の顔は……覚えておいた方がいいわね)
最大級の危険人物として男の顔を記憶し、私は神社を出た。
明けはじめた星空を仰ぎ、鬼娘専用変身銃によって付加された二番目の能力――"飛行"を発揮する。
高度は、比較的高い木の頂点には届かない程度だろうか。
速度の方は、なかなか悪くない。走るより少し早いくらいかな?
神社を見下ろしながら、私は地図を見て町のほうに進路を向けた。
……"空飛ぶ鬼メイド"。
今の私を見れば、涼宮さんも凄い勢いで寄ってくるのではなかろうか。
苦笑してから、私はふと考える。
(何故――あのマント男は、メイちゃんをさらったのかしら? )
いわゆるロリコンという奴だろうか。
そうだとしたらメイちゃん、お気の毒である。
............
そうでないとしたら?
何か、メイちゃんにさらわれる理由でもあるだろうか。
彼女に、なにか特別な存在意義があるのか――?
瞬間、私の脳裏に彼女の苗字が思い出される。
草壁。
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k s k
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くさかべタツオ。
草壁サツキ。
草壁メイ。
「成る程……ありえなくも、ないっちゃね」
私は空中で一人頷く。
何故、気付かなかったのだろうか。
彼女とその姉は、このゲームに参加しているものにとっては、大きな意味を持つ存在ではないか。
『主催者と同じ苗字』。
それだけで狙われることも、ありえないことではない。
私も、長門さんの凶行の理由を知る為に、くさかべタツオの情報は知りたいところだ。
知りたいところだ、が。
「ま、今は涼宮さんを探すのが先決だっちゃ」
私はそう結論付け、「機会があったらまた会おうね、メイちゃん」などと嘯いて、空を飛ぶ感覚を楽しんだ。
【F-5 森/一日目・明け方】
【名前】朝倉涼子@涼宮ハルヒの憂鬱
【状態】鬼娘、健康
【持ち物】ボウイナイフ、デイパック(支給品一式、鬼娘専用変身銃、不明支給品1〜2(ただし武器では無い))
メイド服@涼宮ハルヒの憂鬱
【思考】
1:涼宮ハルヒの保護(町に向かって捜索)。
2:今のところ誰かに危害を加えるつもりはない。
ksk
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◇
「フフフフフフフフ……フフフフフフフフフフ……」
「ぎゃあああああ!!!! たすけてぇ!!! だっちゃのねえちゃん! まっくろくろすけーー!! 」
夜の森を。
幼女を小脇に抱えた、マント姿の変態が走っている。
変態、雨蜘蛛は笑いを堪え切れなかった。
危険を冒した甲斐あり、自分達を陥れた草壁タツオの娘――(だろう、多分←願望)を生け捕ることができたのだ。
人質には使えないだろうが、あの男の情報を聞き出すことはできるだろう。
雨蜘蛛とて馬鹿ではない、砂ぼうずとの決戦で勝利した後の事は考えている。
優勝して首輪を外してもらうとして、その後交渉して自分の仕事のお得意さんになってもらうか、始末するか……?
その判断をする為にも、草壁の人となりは知っておきたい。
それを知っていれば、危険エリアに指定される場所なども、あるいは推測できるかもしれない。
ゲームマスターを知ることは、ゲームの攻略にも繋がるのだ。
そして、草壁タツオの情報を聞きだした後は……。
ちらり、とメイの体を見る雨蜘蛛。
未発達の胸。熟れていない肢体。Naturalな花園! 花のない花園!
「FUFUFUFUFUFU! フハ! フハハハハハハハハハハ〜〜〜!!! 」
「うわぎゃーーー!!!!!! 」
「五月病かい!? 」
「うぐぅ! 」
喚くメイに当て身を食らわせ、気絶させる雨蜘蛛。
しきりにウォーズマンが追いついてこないか気にしながら、走り続ける。
人気のないところに向かって、走り続けていた。
【G-5 森/一日目・明け方】
【名前】雨蜘蛛@砂ぼうず
【状態】胸に軽い切り傷 マントやや損傷
【持ち物】S&W M10 ミリタリーポリス@現実
スタングレネード(残弾2)@現実、支給品一式×2
【思考】
1:生き残る為には手段を選ばない。邪魔な参加者は必要に応じて殺す。
2:水野灌太と決着をつけたい。
3:人気のないところで草壁メイから草壁タツオの情報を聞き出す。その後は……。
【備考】
※第二十話「裏と、便」終了後に参戦。(まだ水野灌太が爆発に巻き込まれていない時期)
※雨蜘蛛が着ている砂漠スーツはあくまでも衣装としてです。
索敵機能などは制限されています。詳しい事は次の書き手さんにお任せします。
【名前】草壁メイ@となりのトトロ
【状態】気絶
【持ち物】デイパック(支給品一式) 不明支給品0〜2
【思考】
1:たすけてー!
2:おねえちゃんやおばあちゃんやトトロに会いたい。
ksk
以上で投下終了です
kskをいつもありがとうございます!
投下乙!
コラコラコラコラ!なにやるつもりなんだ雨蜘蛛ぉぉぉーーーー!!!!!
このロリの敵め!せいばいしてくれるわぁぁぁぁぁぁっぁ
投下乙!
小ネタの数がすげぇw
めぇーーーーいちゃーーーーーーーーーーーぁん
投下乙!!!
雨蜘蛛おぉぉぉぉぉお!!!こんの変態が!!!!
俺と変われやあああ
…でも朝倉さんにメイド服のコスプレをさせたはGJと言わざるを得ない!!
投下乙!
……真のロリの時はゲンキでもkyonでも砂ぼうずでもなく雨蜘蛛なんですね、分かります。
メイド服じゃなくてもこいつ十分変態だw
すごいシリアスな考察してるのにラム語の朝倉とか、やカパッ☆でコーホーのウォーズマンとか……
ネタが最高に面白くて腹筋崩壊しそうでしたw
それなのにネタだけじゃなく話も進んでいて……さすが2X氏!
面白かったです!
投下乙!
>人気のないところで草壁メイから草壁タツオの情報を聞き出す。その後は……。
へ、変態だ、この思考まるっきり変質者だぞ雨蜘蛛www
完膚なきまで変態でした、どうも(ry
つか大いに笑わせて貰いましたw
しかしハルヒ死亡を知ったら朝倉ムはかなり混乱しそうだな、GJ!
そしてひとつ気になったんだけど、
ベアークローって没収されてたんじゃないの?
投下乙!
雨蜘蛛、このロリコンど変態!変態!変態!
仕込まれたネタの数も物凄い上に、ギャグテンションなのに結構のっぴきならない事態ww
いや、人数のさばき方と言い、実にお見事でした!
雨蜘蛛wwwwwwwww
メイとまっくろくろすけのほのぼのがこの変態のせいで吹き飛んじまったじゃねーかwww
だっちゃのメイド服もGJ!!!
地味に閣下の思考に吹いたところで雨蜘蛛の変態っぷりに腹筋が崩壊したwwwwwww
投下乙!
雨蜘蛛にメイド服支給させた張本人だけど、こんな所で役立つとは思わなかったよ! GJ!
この変態! ド変態! THE変態!
シリアスな流れの中でもギャグがたっぷりで面白かったです!
とにかく乙でした!
投下乙です!
これはwwwww
俺たちの腹筋崩壊させる凶器かwww
そこの変態俺とポジションを変われぇぇぇぇぇ
>>136 ゲエー! そうだった!
>>90の
>朝倉はナイフを取り出して構え、ウォーズマンはベアー・クローを露出させる。
を
>朝倉はナイフを取り出して構え、ウォーズマンはファイティング・スタイルを取る。
に修正します
雨蜘蛛の逃げ足が如くの迅速な修正乙です!
よし、では2XE氏の素晴らしい一作に続きます!
加持リョウジ、高町なのは、小砂、冬月コウゾウを投下します
それなりの長さになってしまったので、支援をいただけるとありがたいです
ksk
投下&修正乙です!
これはいい分散とか閣下の思考とかメイド朝倉とかロリコン自重しろとか色々GJ!
こいこいksk
ksk
連続きたああああ!
楽しみksk
加持にとって、人っ子一人いない夜の街というのはさほど重苦しいものではない。
使徒の襲来や、あるいはセカンドインパクトという悪夢の前では無人の風景など大したものではないからだ。
だというのに、
(気味が悪いな……)
なのはの後を行く加持の心には、言い知れぬ薄ら寒い感覚があった。
無人の街。
立ち並ぶ建物の一つ一つを見るならばごく普通の街そのものなのに、人の息遣いがまったくしない。
常ならば夜中でも誰かがいてしかるべき警察署も、明かり一つなく静かに夜に佇んでいる。
当り前のものが当たり前でない様というのは、思ったよりもぞっとするものだった。
「…………」
「…………」
なのはも先ほどから口をきかないのは、この奇妙な不安のためだろうか。
闇夜に浮かぶ警察署の壁面のポスターには空気に似合わぬ能天気さで、『交通安全』だの『森林保護』だのと書かれている。
その黄色や緑色の文字や絵の明るさがかえって気分を落ち着かなくさせた。。
「……誰も、いませんね」
ちらりと警察署の中を覗き込んだなのはが意気消沈したように言う。
「もともとホテルに行くつもりだし、大丈夫ですよ」
元から期待してなどいなかった。何も問題はない。
不安を織り交ぜた表情のままに歩き出したなのはを追って、加持も夜の街を進んでいく。
警察署の扉に張られた『子供の安全を守ろう!』というポスターが悲しげに風に揺れていた。
あまり変わり映えのしない街ではあるが、地図のおかげでおおよその位置の見当は付けることが出来る。
この調子なら六時前にホテルにたどり着けるだろうと思いながら、加持は地図を指でなぞる。
そうやって歩き続け、B-4とB-5の境目あたりまで来たときだった。
「え?」
突如として先を行くなのはが、がくんと首を上に傾けたのだ。
思わずつられて空を見る。
未だ夜を色濃く残した暗い空を背景に、巨大な影が『飛んでいた』。
「……はぁ?」
加持の口から呆けた声が漏れる。
彼の常識に合わせてみれば、空を飛ぶのは鳥か飛行機か化け物くらいだ。
だというのに今彼らの頭上を横切ったのは、どこからどうみても「頭に翼の生えた人間」だった。
待ってましたksk
リロード忘れorz
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連続投下ktkr
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とっさにもしかしたら巨大な鳥に捕まった人間かもしれない、などと思うが、そんな話があるはずもない。
使徒という明らかに非常識な存在とかかわりが深いとはいえ、にわかにお伽噺の世界に放りこまれたかのようで加持は混乱する。
ゆえに、次に起こったことについての反応が遅れてしまった。
「すみません、加持さん!」
未だ空を見上げて衝撃を隠せない加持の横を、なのはが叫びながら駆けていく。
そして彼の見ている前で何事かを呟いた彼女は、地面を勢いよく踏み切ると同時に『飛んだ』。
「…………」
「あとで必ず行きますから、先にホテルに向かっていてください!」
何やら焦ったようになのはが言うが、加持はその衝撃に言葉もない。
加持をちらりと振り返る彼女の足はすでに付近の家々の屋根よりひとつ高いところにある。
そして先ほど影が飛んで行った方向に向きを変えると、宙を泳ぐ魚のように迷いなく西へと飛んで行ってしまった。
しばし、静寂がおちる。
加持がゆっくりとため息のように細い声をもらし、再び歩き始めるまでに五分近く時間は流れていた。
それほどの衝撃だったのだ。
「おいおいおいおい、聞いてねぇよ……」
ただものではないと思っていたが、空を飛ぶ人間だったとは。
嘆息すると同時に、先ほど彼女に手を出さなかった自分の判断を褒めたい気分だった。
あの調子では、たとえばATフィールドじみたバリアーなども使えたりしてしまうかもしれない。
性格に難ありで、しかしスペックは期待以上。
喜ぶべきか、それとも泣くべきかという気持ちだった。
「あーあ」
少し考え、結局喜ぶのも泣くのも後回しにすることにした。
今の自分は銃を隠しているとはいえ一人きりだ、余計な行動をとる理由もない。
言い知れぬ予感を胸に、加持はホテルに向かうべく足を東に向けた。
◆ ◆ ◆
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ksk
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空に上がった瞬間、なのはの思考から加持のことはほとんど消えていた。
無力な一般人、保護すべき人物を危険地帯に置き去りにする。
「機動六課の」高町なのはならば絶対にあり得ない行動だ。
だが今の彼女にその意識はない。
彼女の心を占めるのは、先ほど自分たちの上を横切った謎の影だけだった。
(もしかしたら、もしかしたら……!)
なのはの心が焦りに叫ぶ。
先ほどの影に魔力らしき反応は感じられなかった。とはいえ、一瞬の交錯だから確実とは言えないが。
しかし、それは置いておいても、空を飛んでいたのは小柄な人影。少女のような体躯。
もしかしたらそれは、なのはが探し続けているヴィヴィオではないか?
(早く、早く……!)
なのはは飛ぶ。
先ほどの人影が明らかにヴィヴィオより背が高いとわかっていても。
その魔法にかかわる十年に及ぶ経歴において大きな損失をしたことのないなのはの、数少ない傷。
愛娘ヴィヴィオを奪われ、それを止められなかったというあの事件は、予想以上に彼女の心のトラウマとなっていたのだ。
ゆえに、一パーセントでもそれが彼女の大切な娘である可能性があるのなら、なのははそれを追わずにはいられない。
自分の矜持をかなぐり捨ててでも守りたいものが、今のなのはにはあった。
しかし、そんな彼女を嘲笑うかのように、体からは力が抜けていった。
がくん、と宙を飛ぶ速度が下がる。口からせわしなく荒い息が漏れ、こめかみを汗が伝う。
「……っ、なんでぇっ……!?」
悲鳴のような声を喉が上げた。
この島に来た時から感じている魔力の不足、それが如実になっていた。
いつもならば何の苦もなく飛べる距離、飛べる速度であるのに、なのはの体は言うことを聞いてくれない。
全身に汗が滲み、空気の抵抗によって手足や胸が痛む。
主催の力によって制限された魔法、そしてデバイスの補助なしでの飛行はあっという間になのはの体力を奪いつくしていた。
「う……っくぅ……」
加えて、先をいく人影の複雑な飛行軌道もなのはを消耗させていた。
何かを探しているのか、不規則に曲がり、くねり、ターンしたと思ったら上昇し、また下降する。
近未来的なミッドチルダにて過ごしていたために完全な暗闇に慣れていないなのはにとって、それを闇の中で追うのはただ事ではなかった。
ぐるりとビルを半周するように動いた時など、危うくバランスを失って堕ちるかと思った。
k 交通安全
s 森林保護
k 子供の安全を守ろう!
か……すげえなw
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ksk
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そうしてなのはの速度が落ちていくというのに、人影はさらに速度を増している。
今にも西の空に消えそうな月を追いかけるかのような人影は、そこだけ切り取ればロマンチックでさえあった。
もちろん今のなのははそれどころではないのだが。
「はっ……はぁ……」
呼吸も荒く空を行くなのは。その汗の流れる頬を、時々南の天地を焼く極光が輝かせた。
すさまじい轟音とともに空を貫く光。森の木々をなぎ倒しながら進む光線。
そういったものを飛行中になのはは何度も目にし、耳にした。
そのたびになのはは本能的にそちらに向かおうとし、そしてぐっと目をつぶってまた人影を追う。
またひとつ、またひとつと「管理局のエースオブエース」らしからぬ自分が積み重なっていく。
自己嫌悪が膨れ上がる今の彼女を支えているのは、ただ愛娘への思いのみだった。
(ヴィヴィオ……ヴィヴィオぉっ……)
彼女は飛ぶ。
うっすらと明るさを取り戻し始めた世界を、かすかに瞳を潤ませて。
守りたいものを守るために、悲鳴を上げる体を必死に行使して、西の空を飛ぶ。
それでも、いつかは限界が訪れる。
突如として体の自由が利かなくなり、飛行速度がゼロになる。
半ば意識を失うようにして、力尽きたなのははゆっくりと学校の中庭に落ちた。
彼女の着地地点が柔らかな草の生い茂る花壇であったことだけが、不幸中の幸いだった。
「……っ」
ぼふ、と音をたててなのはの体が草の上に横たわる。
口からははぁはぁと荒い息しか漏れない。見上げれば、空にあの影はない。
思わず、ぽろりと涙が瞳からこぼれた。
(私、何をバカなことをやっているんだろう……)
ヴィヴィオかもしれないと希望にすがって、ごく普通の人間である加持さんを置き去りにした。
人影を追うことに夢中で、あちこちで起こった戦いの跡を見逃した。
そして今、力を使い果たし、何もできないままにここに倒れている。
(情けない……)
ぽろぽろと涙が頬を伝う。
時空管理局に勤め幾多の戦績を誇ってはいても、彼女はその実まだ十九歳の女性にすぎないのである。
いつも当たり前に使いこなせた力を失い、友は行方知れず、守るべき者がいるというのに何もできない。
ここにいるのは管理局の高町なのはではない。ただの高町なのはだ。
そしてその高町なのはは、なのは自身が思っているよりもちっぽけな、ただの人間だった。
「…………」
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小さく涙をこぼしながら、なのははゆっくりと起き上がる。
不安に打ちのめされてはいても、彼女の心根には歩こうとする強さがある。それが彼女を立ち上がらせていた。
涙に潤む視界を振り払うように、彼女はぐるりと中庭を見回す。
そして、あまりにも不吉な「それ」に気がついた。
「……え?」
南側の、教室の一室。机と椅子とが雑然とならんでいるだけの部屋。
その部屋の真ん中になにか真っ赤なものが散らばっており、そこから飛び散ったであろう赤で窓が塗りつぶされていた。
体より先に、足が動く。
その教室の窓には、幸いと言うべきか鍵がかかっていなかった。
ペンキのような赤が飛び散っていない窓を選び、がらりと引く。
教室の中には、濃厚な血のにおいが充満していた。
「うっ…………」
なのはの顔がゆがむ。
教室の中央にあったのは、誰がどう見ても肉の塊だった。
真っ赤な血を纏わせ、流した、ぶよぶよしたピンク色の内臓と黄色い脂肪、そして白い骨と筋肉の塊。そうとしか言いようのないもの。
「それ」が纏わりつかせた服の切れ端と思わしき布だけが、かつて「それ」が人間であったことを証明していた。
「ひ、ひどい……」
幾多の、時には世界規模の危機にかかわってきたなのはでも、初めて見るような無残な死体だった。
重い何かが何度もその体を押しつぶしたかように、その肉塊はぐちゃぐちゃに歪みきっている。
頭蓋骨と思わしき砕けた骨に絡みつく短い髪と、血まみれの服の残骸から、かろうじてそれが男であっただろうことが読み取れた。
なのはの心に小さな安堵と、大きな絶望が生まれた。
安堵は「それ」が明らかにここに呼ばれた仲間ではなかったため、絶望はこうしてすでに死者が出ているためであった。
なのはの瞳から、一度は止まった涙が再びほろりとこぼれる。
それは不安からくるものでも絶望からくるものでもなく、後悔からくるものだった。
「ごめん、ごめんね……」
なのはは小さく謝り、泣いた。
ひょっとしたら、自分がヴィヴィオを探すのではなく人助けを優先していたのなら、彼は助かったかもしれない。
魔法の行使に躊躇いを持たず、最初から空に上がって怪しい人がいないか探していたら。
あるいは、自分が加持とともにホテルに向かわず最初からこちらに向かっていたら。
こんな場所で、こんな無残に死ぬことはなかったのかもしれない。
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このような非常事態にあっても、なのはの根底は変わらない。
苦しんでいる人がいるならば自分がどうなろうと力になってやりたい、それがなのはの信念だった。
例え自分がそのために傷つこうと、人を助けられるのが嬉しかった。
だから、助けられたかもしれない人を助けられなかったという事実は、なのはの心の深いところを痛めつける。
静かに涙をこぼしながら、なのははそっとその遺体に近づく。
異臭が立ち上り、胃がひっくり返りそうな姿になってしまってはいるが、この人もかつては普通の人間だったのだ。
もしかしたら、将来を夢見る学生だったのかもしれないし、子供を愛する親だったのかもしれない。
その体を、このまま無残に冷たい床にばらまいておくわけにはいかないと思った。
「すみません、こんな、でも……」
小さくあやまりながら、なのはは室内に置かれていた「もえるゴミ」と書かれたごみ箱を取り上げる。
一度教室から出て中身をすべて捨て、水道でそれを洗う。
廊下にはべっとりとした血の足跡が玄関まで続いていた。「彼」を殺した殺人者のものだろう。
だがそれにはかまわず、なのはは教室に戻る。何かが麻痺したかのように、血も異臭も気にならなかった。
そして何度も謝りながら、「彼」の残骸をごみ箱のなかに流し込んでいく。
「ちょっとだけ、ちょっとだけ我慢してくださいね」
なのははゴミ箱を窓から外に出し、自身も中庭へ戻る。
中庭には誰かが出しっぱなしにしたのか、大きなスコップがごろりと転がっていた。
それを持ち上げ、花壇の土を掘っていく。
骨の折れる作業ではあったが、土が柔らかかったためにさほどの時間もかからず、人一人入れそうな穴が開いた。
そっと、慎重な手つきで「彼」をそこに流し込む。
直接埋めるのはためらわれたので、あらかじめ近くの教室から失敬したカーテンで遺体をくるみ、土をかけていく。
そうして出来た小さな墓に、花壇に咲いていた赤い花を添えた。
「ごめんなさい、こんなことしかできなくて……
でも、せめて、どうか安らかに眠ってください」
墓に手を合わせ、途端に力尽きたようになのははその場に座り込んだ。正直、体力も気力も限界だったのだ。
見上げれば空はすでに太陽がその姿を現し始めたのか、夜の黒から昼の青へと色を変えつつある。
校舎ごしに差し込む生まれたての陽光が、なのはと小さな墓を薄紅色に照らしていた。
「私……」
思わず、つぶやきが漏れる。
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ksk
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「私、守るから。みんなを守るから」
墓の下の「彼」に言っているのかは、自分自身でもわからない。
「ヴィヴィオも、加持さんも、この殺し合いに巻き込まれた人たちみんなを、守るから。守れるように、頑張るから」
それは、なのはの心の一番奥から出てきた言葉だった。
守りたい。
みんなを守りたい。
誰にも死んでほしくない。
ヴィヴィオも、フェイトちゃんも、スバルも、加持さんも、まだ見ぬ人たちも、全て。
そして、あの場所に帰りたい。
それがなのはの望みだった。無力を嘆いていても、なのはの心の奥はいつもそう願っていた。
そしてそれが出来るかもしれないだけの力を、なのははその胸の中に確かに秘めているのだ。
「探さなきゃ……」
ここで無力に打ちひしがれている暇なんかない。
ヴィヴィオを、みんなを探し出し、守る。
今は疲れきっていて体が動かないけれど、もうしばらく休んでいけばある程度回復できるだろうから。
そうしたら、飛んででも、走ってでも、ホテルに向かおう。
加持さんや、まだ知らない人たちが自分の助けを待っているかもしれない。ヴィヴィオも、近くにいるかもしれない。
「…………」
明け方の空をぼんやりと眺めながら、なのはは今は傍にいない相棒を思った。
「彼女」の名を思い出し、心に刻む。そうして立ちあがり、少しずつ歩いていきたい。
「不屈の心は、この胸に」
それが誰でもない、高町なのはなのだから。
◆ ◆ ◆
ksk
ksk
ksk
ksk
ksk
明け方の空は、雲一つないこともあって場違いなほどに美しかった。
とはいえ、そんなことに感傷を覚えるほどに小砂という少女は純粋ではない。
それよりもよっぽどの重大事が、彼女に起こっているのだから。
「おえっぷ……」
色気もなにもない声を出し、小砂は空を行く。正直言って吐きそうだった。
『小砂君、大丈夫か?』
「この顔色みて、平気だと思うわけ―――ううっ」
なれない上下運動。見慣れない緑色の塊。
加えて、人探しのために曲がったりくねったり、昇ったり降りたりを繰り返した飛行の軌道。
おまけに、砂漠に生きる彼女には物珍しい、鉄筋の組み込まれた家々に時折混ざる高い建造物。
『ふむ、君は一度平衡感覚のテストをしたほうがいいかもしれないな』
「んなこと言ってる暇があるんならちょっとは気遣って飛べ―――うぷっ!」
はっきりと言おう。人探しのために空を飛んでいながら、途中から小砂は意識が朦朧としていた。
ぶっちゃけ、市街地など見ている暇はなかった。
それよりもこみ上げる吐き気を抑えなければ、空を飛びながら胃の中身を撒き散らすという恐ろしい現象を起こしてしまう。
他人の迷惑など大して考えない彼女でも、空からそんなものが降ってくる光景というのは非常に気色悪かった。
「この依頼、私には不向きだったかも……」
口を手で押さえながら、小砂は市街地を見下ろす。夜が明け始めうっすらと太陽が出てきたため、ずいぶんと視界はよくなった。
それに二時間近く飛んでいたので、吐き気というかこの不安定感にもようやく慣れ始めていた。
『人影はなし、か』
「どれだけの人間がここにいるかって話だしねー……っていうかさぁ」
『ん?』
「これ、人が建物に隠れていたら意味なくない?」
飛び始めてよりの疑問を口にすると、頭上の翼兼ネコミミはしれっとこう言ってのけた。
『だからこその君だ。なんのために私が君をこうして飛ばしていると思う?』
「……日向冬樹を探すため、でしょ?まぁ他にも人を見つけるように頼まれてはいるけどさ
それと何の関係があるわけ?」
『私は飛ぶ、君が見る。そういうことだ』
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その言葉を少し噛み砕いてみる。
別にネブラにだって眼はある――先ほどのタママとの戦いを思えば明らかだ。
そのネブラが飛ぶ役で、自分が見る役、ということは―――
「ねぇネブラ、まさかだけど私に建物の中を透視しろとか言ってない、よねぇ?」
『? そのまさかだが』
「やっぱりかぁっ!」
透視しろ、というか、はたから見て中に人がいるのを分かれ。
それがネブラの意図らしい。
自分には人の心情を理解するのは専門外だから、同じ人間の君ならわかるだろう、と。
「無茶言うなって!人間は外から見て中を慮るなーんてことは普通出来ないの!
まして日向冬樹なんて全然知らない人間のことなんか、ぜんっぜんわかんないんだから!」
『おや、そうだったのか?
それでは私も人類の相互理解に対し少し認識を改めねばならないということなのか? 』
「あったりまえでしょうが!っていうか―――」
『待て、小砂君。人だ』
小砂を遮って、硬い声が飛ぶ。
翼の先が器用に湾曲し、ひょいと指の形になって前方をさす。と同時に、少し高度が下がる。
見れば、四角くて真中が開いた建物――地図で確認するに「小学校」の中庭と思わしき場所に、人がいた。
空を見上げながら、ぼんやりと物思いにふけっている。
「あれ、はどう見ても女だよね……」
『そうだな、日向冬樹ではない』
「冬月さんが言っていた、えーっと『惣流・アスカ・ラングレー』は確か茶髪の女だよね……
あ、でも明らかにあの女は十五歳じゃないな、もっと年上だから違うか」
『どうする?声をかけるか?』
あー、という声が小砂の口から洩れる。明らかに渋っている音だと自分でもわかるような声だ。
「やめとく。っていうか声かけたくない」
小砂の視界に入るその女性は、身につけた白い衣服の前面を真っ赤に染めていた。
見れば、近くにはスコップと中が真っ赤になった青い箱、そして小さく盛り上がった土がある。
人を殺して埋めて、その事実に自分でも呆然としている。
それが、小砂がその女に対して抱いた印象だった。
「とりあえずもう少しこの辺を見て回って、それからあの店に戻って、冬月さんに報告、かな。もう五時過ぎちゃったし」
『そうだな、では少し飛ばすぞ』
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ひらりとネブラの翼がはためき、小砂の体が再び上昇する。
先ほどは西に向かって飛んだが、今度は東に向かっての飛行だ。太陽のおかげで東の空も昼の色を取り戻しつつある。
「そういえばさ、さっきのでっかいあの水たまり」
『……海か?』
「あれってさ、売ればいくらくらいになると思う?とりあえず百人くらいは一生遊んでくらせるよね、確実に」
『?』
B-1の陸の切れ目で見た、果てのない水たまり――海を思いながら、風の中に紛れ込む。
そうして、大地に座り込むかつての空の覇者の頭上を、小さな砂の民にすぎぬ小砂の翼は、軽々と越えていった。
【B-2 小学校・中庭/一日目・明け方】
【高町なのは@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】疲労(大)、悲しみと決意 、制服が血まみれ
【持ち物】基本セット(名簿紛失) ディパック
ハンティングナイフ@現実 コマ@となりのトトロ
【思考】
0.ヴィヴィオをはじめとしたみんなを守りたい。誰にもこれ以上死んでほしくない
1.しばらく休んで体力を回復し、ホテルに向かい加持と合流する
2.ホテル、デパート方面に向かい仲間を増やし、ヴィヴィオやほかのひとの情報を得る
3.フェイト……?大丈夫……だよね
【B-3 市街地上空/一日目・明け方】
【小泉太湖(小砂)@砂ぼうず】
【状態】健康、ちょっと気分が悪い
【持ち物】ネブラ=サザンクロス@ケロロ軍曹、IMIミニウージー(9mm口径短機関銃)@現実
ディパック、基本セット
【思考】
0.生き残る
1.「日向冬樹」を探して保護する。もう少しB-3周辺を探索する
2.「川口夏子」と合流する
3.「碇シンジ」、「惣流・アスカ・ラングレー」、「加持リョウジ」、「ケロロ軍曹」、「ガルル中尉」を探して接触する
4. 第一放送が終わったらB-7の『ksk喫茶店』に戻り、危険人物のことなどを報告する
5.「水野灌太」、「雨蜘蛛」には会いたくない。「水野灌太」の存在だけはきちんと確認したい
6.「日向冬樹」が死亡した場合には、ネブラの協力を得るために"闇の者"達を討伐する
※『長い茶髪を頭の横で縛った、白い服の女』を危険人物と認識しました
※【B-2】小学校の中庭に墓が一つあり、日向冬樹の遺体が埋葬されています
◆ ◆ ◆
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そろそろ老体という年齢に片足どころか両足が嵌ろうとしているだけに、長距離の歩き通しはきつかった。
昔は一晩と言わず何日も徹夜して延々と研究をしていたこともあったというのに、と冬月は少し笑う。
衰えたものだ。だが、やるべきことはやらなくてはならない。
そう決意を新たにし、彼はデイパックを片手に明け方の道を行く。
小砂やタママとわかれてから約二時間、冬月は人を探しながら街を散策していた。
無人の街には当然というべきか明かりのついている建物は見当たらない。
最低の街灯こそ点いているものの、人の息遣いの全くしない街というのは死んでいるように見えた。
喫茶店を後にし、少しあたりをうろつきながら西へ。
途中でたどりついた公民館は通夜の席とでも言うべき静けさで、中も外も冷え冷えとしていた。
一応中に入って見分してみたものの、ありふれたポスターや道具があるばかりで目新しいものはない。
特に人がいた痕跡もなかったのですぐにそこを離れ、冬月は今はホテルに向かっていた。
「ホテル、か」
周りに誰もいないのはわかっているが、思わず小さく口に出していた。
公民館と違い、ホテルには宿泊施設や入浴施設、ひょっとしたら医療施設も完備されているかもしれない。
何らかの目的を持ってそこに向かう人間は、公民館よりは多そうだった。
だがそれは、当然ながら危険人物もそこに向かうということを示している。
それを思うと、少しではあるが足がすくんだ。
「おっと、いかんな」
首を振り、自分を奮い立たせる。
念のために右手にはタママから譲り受けた武器――スタンガンを握り、周囲を警戒しながら歩く。
もちろんこの程度の武装、そして戦闘の心得のない自分では大して戦えないのはわかっているが、ないよりはマシだ。
そうこうしているうちに、ゆっくりとではあるが夜の重苦しさが消えていく。
空はまだ暗いが、さほど夜明けが遠くないのだろうと思えた。
そして冬月がそう考えると同時に、行く手に抜きん出て高い建物が見えてきた。
『HOTEL KSK』
その高い建造物――ホテルの入口には石のプレートが置かれ、そこにホテル名が刻まれている。
周りには庭園があり、もう少し明るくなれば散策にぴったりであろう小道も設けられている。
その庭園の向こうに階段があり、続いて大きな自動ドア、その向こうにはエントランスホールが見える。
磨かれた大理石で玄関を囲んだそのホテルは、まさに高級ホテルというのにふさわしい佇まいだった。
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そして、その玄関の手前に手持無沙汰に佇む人影があった。
男にしては長めの髪を首の後ろあたりで結い、シャツを少々フランクな感じに着崩している。
冬月にとっては懐かしい顔だった。
「やぁ、加持くん」
軽く手をあげて近づくと、向こうも気づいたのか手を振り返す。
パッと見たところ特に異常はない。
その表情にも敵意らしきものは感じられなかったので、冬月は階段を上って加持の傍に立った。
「やぁ、冬月副司令。ご無事でしたか」
「君こそ無事のようで何よりだよ」
相も変わらずのひょうひょうとした態度は、冬月の浮足立っていた心を少し落ち着かせた。
それでも目ざとく冬月の手に目をやり、それは、と聞いてくるので、ただの護身用だよと言ってスタンガンを鞄にしまう。
加持は用心深い男だ、フェアに接する必要があ。そう冬月にはわかっていた。
「大変ですね、こんなことに巻き込まれて。なんだかちょっと現実感がわきませんよ」
「何、使徒と戦うこともよく考えれば現実感のないことだ、問題ない。
なにせ十五年前まで我々は、世界の終わりなど意識したこともなかったのだから」
顔見知りの気やすさで、世間話に花が咲く。
だが、その裏で加持がこちらを抜け目なくうかがっているのが冬月にはわかった。
「加持くん」
和やかな雰囲気に少し釘をさすような声音で冬月が言うと、加持も表情を引き締めた。
「こちらに来てから、どうだね?誰かに会ったことは?」
「あいにくと、シンジ君やアスカには会っていませんよ。こんなに島が広いんじゃ仕方ない気もしますがね。
代わりに、美人な女性に会えました」
口笛でも吹きそうな調子で加持は笑う。
「まだ若いのになかなか責任感が強そうな感じの女(ひと)でしてね、何かの組織に属しているらしいですよ。
なんだか気おくれして、民間人だって経歴詐称しちまいました」
「ほぅ、それで、その女性は?」
玄関、庭園、エントランスホールと順に目線をやってみるが、他に人影は見当たらない。
それに対し加持はどこか困ったように眼を細めて見せた。
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「それが、はぐれちまいまして」
「おや、君らしくもない」
「いえね、副司令には信じられないことかもしれませんが、空を飛ぶ人間がいたんですよ。
それでそれを見つけて、俺がポカーンとしている間にそいつを追って行ってしまいました」
で、ここで待ち合わせを、と加持が苦笑する。
十中八九、その空を飛ぶ影というのは小砂だろうと冬月には予想がついた。
確かに空を飛ぶ影がいきなり現れたら驚くのは普通だろう。
「で、そちらはいかがです?」
ふられた話題に少し正直に答えるべきか迷う。空を飛ぶ人間もそうだが、自分がこれから話すのはさらにファンタジックなことだ。
とはいえ、今後の混乱を避けるためにも出来るだけきちんと話しておいた方がいいだろう。
そう思い、冬月は口を開いた。
「まず私が出会ったのは、タママ二等兵というカエルだ。いや、宇宙人と言った方が正しいだろうな。
その後に関東大砂漠で便利屋を営んでいる小砂という少女と、ネブラという不定形生物に出会い、交渉した」
「は、え、ちょ?」
突如として現実感を失ったような話に、加持が混乱する。
それに対し冬月は、ケロン人という宇宙人のこと、タママ二等兵の帯びていた使命と仲間のことなどを話した。
それから、小砂という少女の経歴や彼女の世界のこと、ネブラの語った彼らの話についても。
そうして冬月が説明を重ねているうちに、次第に夜は明けていく。
空の端にはすでに陽光のオレンジ色が滲み、暗黒一色だった空自体が薄青へと変わっていっている。
冬月が自らの仲間についての紹介を終えたときには、すでに街は朝の空気に満たされていた。
「なんとまぁ……」
呆然としたような、感嘆としたような声で加持が唸る。
彼にって、いや、冬月にとっても荒唐無稽な話なのだから当然とはいえ、ここ数時間で頭の整理をした冬月にはすでに大したことではない。
むしろ彼にとって大切なのは今後であり、そして隠された意図の方であった。
「さて、加持くん。君はこの現状をどう思う?」
加持の驚きが収まるのを待って問う。大切なのはここからだ。
主催の意図、補完の真理、そして別世界。
考えなければならないことはそれこそ山のようにある。
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「どうもこうも、ね。ついていくので精一杯ですよ。
そもそもいきなり本物の宇宙人だの異世界だのの話をされても、反応に困ります。
逆に、副司令のお考えを拝聴したいところですな」
腕を組み、しきりに情報を整理するような様子で加持が言う。
それに対し冬月はひとまず、手持ちの情報の中でも重要そうな考えを選んで口にした。
この世界が何らかの要因で発生した人類補完後のものではないか、ということ。
人の意識は補完されるべきか否かを悩んでいること。
それを反映し、また確かめるためにこの殺し合いが行われているのではないかということ。
しかしそれでは、この場になぜ宇宙人のタママや異世界人の小砂がいるのかがわからないこと。
そう、これが人類の補完のいわばテストなのだとしたら、彼らの存在が説明できない。
人類補完計画の存在しない世界の住民である小砂、そしてそもそも人類ですらないタママ。
なぜそういったものを参加させる必要があるのか、そしてどうやって参加させているのか。
仮に補完されるべき人間の意識がそういった幻想に満ちた存在を作り出したとしても、今度はその幻想の意図がわからない。
彼らに課せられた幻想は、補完計画の根底に携わる意識の一環なのか。
それとも、この補完計画を主軸に置いた考え方こそが間違っているのか。
考えれば考えるほど、疑問がわき上がる。
少なくとも自分一人ではそれに答えが出ないことに、冬月は薄々とではあるが気づいていた。
そして、何かもっと大きな意志がかかわっているのではないか、とも。
「そうですねぇ」
うーん、と唸り、加持は考えるのを放棄するかのように顔をあげた。
「残念ながら、俺の頭と情報じゃそこの辺りはよくわかりません。
もっと人を集めて、情報を強化しないとダメでしょうし、出来れば何か資料があるといいんですがね。
とりあえずそのタママと小砂でしたっけ、そいつらに会ってみたいです」
「ふむ、私も君を彼らに紹介したかったからな、調度いい。
実は放送の後に、待ち合わせ場所に集合する約束になっているんだ。君もついてくるか?」
「ぜひぜひ、と言ったところですね」
ふたつ返事で了承する加持に背を向け、冬月は時計を探る。そろそろ五時半といったところだった。
自分の疲労、そして二人の歩行ペースを思えば、そろそろ出発して喫茶店に戻るべき時刻だ。
とはいえ、加持の同行者であった女性が気になる。
「加持君、申し訳ないが彼らとの約束を考えると、そろそろ出発しなければならない。
君の同行者の女性については――」
「ああ、彼女でしたら自分が戻らなかったら先に行け、と言っていましたからね。
なんだか戦いの心得のある様子でしたし、ここの壁に伝言でも残しておけば問題ないでしょう」
「そうか。だが、あまりあっさりと行くのも気が引けるな。
あと十分待って彼女が来なければ、出発するとしよう」
加持が頷いたのを確認し、一度休息のためにホテルに入る。
エントランスホールには赤い布張りのいかにも高そうなソファーがたくさん置かれていた。
そのひとつに腰を落ち着け、息をつく。
大きなガラス窓越しに見る庭園は朝日を穏やかに浴びていて美しく、こんな時でもなければじっくりと眺めていたいような風景だった。
◆ ◆ ◆
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やわらかなクッションに背を預けながらも、加持は油断なく冬月を見ている。
肩から掛けたデイパックを床に下ろすこともない。
(人類補完計画……人の意識の戸惑いだって……?ハッ)
先ほど冬月から聞かされた話は、加持にとっては笑いたくなるようなものだった。
世界はすでに補完され、しかし人の意識はそれが正しいのか否かに戸惑っている。
ゼーレやネルフの深淵にある程度触れながらも、結局「ある程度」のままで終わった加持には思いもつかない話だった。
(冗談じゃない)
それが、加持の思考のすべてだった。
補完のテストメンバーにされるために、自分は生き返らされたというのか。それこそ悪い冗談だ。
それなら自分ではなくとももっと適材はいるだろう。
なんでよりにもよってこんな卑怯者を――――自分ならもっと、人の心理を反映したかのように強がりで寂しがりな、
そう、葛城のような人間、を
(……おっと)
変な方向に走り出しそうになった思考を足を組みかえることで止め、加持は嘆息する。
少なからず、自分もこの状況に参っているようだった。無性にタバコが欲しい。
とはいえすでに一度ここを訪れた時に確かめてみたが、このホテルのエントランスホールにはそういった類のものは一切ないのだ。
土産物屋か自動販売機でもあれば、と思うが、目につく所にそういったものはない。
しばし唇を軽くかみしめることで、口寂しさをごまかした。
(さて、どうするか……)
ちらりと冬月を窺う。彼はだいぶ疲れ切った様子でソファに腰掛けている。
何気なく近づいてって、隠し持っていた銃で撃つ。三十秒もかからないだろう。そして容易いことだ。
大した訓練も受けていない研究者上がりの冬月に、どう考えても自分が負けるとは思えない。
だが、
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(まだ早い……情報だ、それが足りない)
冬月の言う補完計画のテスト説。すでに人外の存在によって矛盾の見られるそれを信じる気にはとてもなれない。
なれないが、可能性のひとつとして考慮しておくべきではあった。
それに、冬月の仲間であるという未知数の人物。
カエルに似た、口から光線を吐く宇宙人。別世界の砂漠に住む少女。翼にも、何にでも姿を変える謎の生物。
冬月の口から聞いた彼らは、明らかに加持に対し何らかのアドバンテージを持っている。
それは攻撃力だったり、経験だったり、あるいはその存在自体だったりするが、いずれにせよ、だ。
(手を組んでいて悪いことは、ない。むしろ積極的に組むべきだ。
それに高町なのは――あの女も未知数だ。出来ることなら再合流したいが……)
時間的にそれが可能とはとても思えない。
それが可能なほどの速度であの女が飛べるというのなら、それだけでも諸手をあげてついていきたいくらいではあるが。
そして、そのどの場合であっても、加持にはひとつ為さねばならないことがあった。
じ、と加持は冬月を見つめる。
研究者であったがゆえの、彼の柔軟で思慮深い頭脳は確かに価値あるものだ。
だが、冬月に生きていてもらっては困る理由が、加持にはあった。
(あんたは、俺が裏切り者だということをよーくご存じだ。
そんな状態で俺が足手まといに手を出したりしたら、間違いなく疑いがこっちに向く。
下手したら、仲間うち全員を敵に回しかねない。その前に――――)
まだ早い、まだ早いと思いながらも、指先は銃に触れている。
必要な情報をすべて絞り取るまで、そして冬月の仲間たちと合流するまで、彼を殺してはならない。
だが、その後は、利用価値を失い、信頼を得ることが出来たその後は。
(すみませんねぇ、副司令。
ま、一度俺が助けてやった命ですし、ちょっとした恩返しってことで、許してくださいよ?)
へらりと笑って自分がそんなことを言う光景を、加持は実にたやすく想像できた。
そしてそれに対して何とも思わない自分が少し嫌になりながら、もう一度唇をかむ。
やはり、タバコが欲しかった。
◆ ◆ ◆
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冬月の時間軸において。
加持はゼーレに対してスパイ活動をしている、セカンドインパクトの真実を知りたがっているネルフの部下だった。
加持の時間軸において。
冬月は加持のゼーレ、ネルフ、あるいはもう一か所の多重スパイだという立場を既に知る上司であった。
思惑を違わせ、利用し合いながらもお互いをどこか理解していた時間はすでに過ぎ去っている。
そのことを知らぬままに二人は同じ部屋で、同じように中空を見上げていた。
【B-5 ホテル・エントランスホール/一日目・明け方】
【冬月コウゾウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】疲労(中)
【持ち物】 ソンナ・バナナ一房(残1本)@モンスターファーム?円盤石の秘密?、 スタンガン&催涙スプレー@現実
不明支給品0〜1、ディパック、基本セット(名簿破棄)
【思考】
0.ゲームを止め、草壁達を打ち倒す
1.加持とともに休憩をとり、彼の同行者を待つ。十分経ったらホテル外壁に伝言を書き出発する
2.シンジ、アスカ、夏子、日向冬樹、ケロロ、ガルル、ドロロを探し、導く
3.タママを善い方向に向けたい
4.第一放送が終わったらB?の『ksk喫茶店』に戻る
5.首輪を解除する方法を模索する
※現状況を補完後の世界だと考えていましたが、小砂やタママのこともあり矛盾を感じています
【加持リョウジ@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】健康
【持ち物】基本セット ディパック アメリアのマント@スレイヤーズREVOLUTION
グロッグ26(残弾11/11)と予備マガジン2つ@現実
【思考】
0.何としても生き残る
1.冬月とともに「待ち合わせ場所」に行き、小砂、タママの信頼を得る
2.冬月は利用価値がなくなったら速やかに殺害する
3.とにかく使える仲間を得たい、その際邪魔者は殺す
4.なのはとは出来れば合流し、守ってもらいたい。殺すかどうかは冷静に見極め、応じた対応を取る
※主催の二人はゼーレの上位にいる人間ではないかとも思っています
※カップ焼きそばのうちの一つの中身が捨てられ、代わりにグロッグ26と予備マガジンが隠されています
ふたつともすぐにでも取り出せる状態です
【スタンガン&催涙スプレー@現実】
護身用セットとでも言うべき支給品。ふたつでセット。
スタンガンは一般的な携帯型ハンディータイプのもので、催涙スプレーも一般的なスプレー缶。
よく漫画でスタンガンを当てられて気絶する描写があるが、実際のものにそれほどの威力はない。
ただし心臓などの危険部位に押し当てたりすればショック死する可能性も無いわけではないという。
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投下終了しました。たくさんの支援、本当にありがとうございます
今回のSS中では約五時半ごろに日の出していますので、不都合がありましたら言ってください
それと、警察署のポスターに気づいてくれたそこのあなた、ありがとうございますw
ksk
投下乙!
ああ…探してる日向冬樹はそこ、そこにいるのに
さすがにぐちゃぐちゃすぎてわからなかったのか…
もうすでに埋められてしまったってことは、放送まで見つからないだろうね
投下乙!
小砂とネブラが冬樹とまさかのすれ違いか……。
そしてなのはさん、学校は学校でもヴィヴィオは別の学校だw
そして加持KOEEEEEE!フッキー逃げてー!
そうだよなあ、加持もフッキ―も宇宙人とか言われても困っちゃうよなあ。
サッキーが回復したらしたで、加持と合流して利用されそうだなあw
投下乙です!!
なのはさんが血まみれに…
似合いすg…じゃなくて、おいしすぎる!って思ったのは俺だけじゃないはず!!
そしてついでになのはさんが加持さんのもとを飛び立った時、
うまくやればスカートの中見れたんじゃ!?って思ったのも俺だけじゃないはず!!
>>233 変態だー!
投下乙です!
加持怖いよ加持
>>228 投下乙です!
S8氏も2X氏も尊敬しているので、名指しでありがとうございますって言われて光栄ですw
冬樹と小砂・ネブラ、すれ違ったかぁ
なのはに対する認識の違いも生まれて今後が面白そう
加持と冬月の参戦時期の違いによる認識の差もいいですね!
そして勢いとkskに乗りつつアプトム予約します
投下乙です!
冬月と加持の互いの認識の違い、なのはを目撃した小砂……
次回が気になるフラグがたくさんあってとてもいい話でした!
考察も見事、の一言です!
なんという大作…超乙です
お二人とも投下乙
2XEqsKa.CM 氏
皆真面目なのにわらってしまいます
S828SR0enc氏
実は小砂が追いつかれて人違いの八つ当たりで撃墜されるんじゃないかと心配しました
後なのはの制服って機動6課の制服だから白じゃなくて茶色だと思います
次回作が気になる「プラグ」に見えてしまった俺は憑かれてるらしい
さらにアプトム予約ktkr!
今日はなんというしあわせな日だ
あう、憑かれてるじゃない疲れてるだ
投下乙!
冬樹…そりゃ気が付かないよな…
なんか空回り気味のなのはさんも可哀想だし、ネコミミは相変わらずどこか抜けてるしw
そしてフッキーには今すぐ逃げろと言いたい!!時間軸のずれがこんなに影響するとは…後々怖いフラグだなー
さらにアプトム予約ktkr
楽しみだぜ!!!
投下乙です!
加持さん怖いよ加持さん
そして色々と恐ろしそうなフラグが……
投下乙であります!
序盤のkskには笑ったが、なのはさんカワイソス…
フェイトは死んでるし娘もカワイソス状態だし…なんだこの不幸な母娘は!!
とりあえずフッキー逃げてー!!貴重な大人がw
アプトム予約もキター!
>>238 あれ?確かなのはの制服(隊服というべきでしょうか)は白と紺のものと、茶色のものと二種類あった気がするのですが……
こちらの間違いでしたら修正いたします
おれはロワ業界の不条理ををとんでもなく体験した
い…いや…体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『おれは楽しみにしていた作品の投下に立ち会っていたと
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ 思ったら投下された作品と自分の書いていた作品に致命的なムジュンが発生していた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった…
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 予約被りだとか展開被りだとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ ごめんやっぱりチャチかも
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
………ええと…実は作品内のネタで『日向冬樹の死体』に触れる部分がありまして…
そこを丸々カットとなると、だいぶ方向修正しなければならない事となり……多分後24時間ちょっとじゃプロットの変更とかは……
すいません、ヴィヴィオとキン肉スグルの予約を破棄します……
>>246 延長しても大丈夫だと思いますよー。
いやむしろ破棄なんて言わないで書いてほしいです!
>>245 制服(隊服)って二種類ありましったっけ?
機動6課は茶色の制服一つでバリアジャケットが白だった気がするのですが
自分の勘違いだったらごめんなさい
>>246 ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
/ ミ:::,..::- 、::;;;ミミミ彡) ./´.: .:: ~:. :.`゙ー=,
!'" ミ:::/ u`ヽ--、'k.、 ,..-一、,.‐--、,,_ i '.: .: ,,..,.,..,.. ドヾ __,,,,...::-一=、
i. ミ::/ ゙゙゙''ヽ、 u iミ;!,.'";: .: .: .: .:. :: ド;'. i _,.ァ='-ノノi!_、i /.: .: : :. :.ミ
/',、ヾ ! u ,'"´r。`ヽ、_ :. _,,iミi '' 彡_イィiレヾi゙` iヘi ゙--゚,..` t_;7! .i .: ,.=-、ソiヾ、.,ヾ
゙i 'ヘ i:┘ ゙ー---.,, ゙i''f..i ,.i.-./r'"r。ヾ、ィ;、゙! ゝ. u .,.-、.,.ゞ. i .r、:i‐i' ( ;) i-i;"゙i'
.! ゙ヾ u " .:ヤ''〈ヘォi u ̄,._ ト‐-! ,,.ィ''ヾ ド--、 〉丿 ゞ_ u゙ー=、'.冫ィ
_,__7‐'i ,.:-‐-、.´/ .i,゙F'i /__.゙ラ' ,..j_,,ィ'" i. .:ヾ.==-'/ _,,../i' .、(ー-7 ノ
;'";;;゙i. i. /`==‐-/ .ノ: i. \ ゙、__././ ゙、 :i. ゙' .:::`゙T´ i`ー'-、;,. ゙、 ::゙ーr-'_´
;;;;;;;;;;゙i. ,;\ ゙、-- 、.:/ /;,: : :゙i :. ;,,`ーr'´、.__ ゙、 .i.-、 ,.-i: .i ゙i ;, ゙、;::::i ';,ー、
;;;;;;;;;;;;゙i. , ; ;;\ ゙二ニ'./: : : ;,: : :゙ト、 ;;::i: : :;,: :.ヽ ゙、 .:i. i :i ゙i ;, ゙、ノ ;' :i
そ、そんな…何か、何か別に方法はないのですか?
予約延長とか、予約しなおすとか
過疎ロワ住人にとっちゃ1日2日の延長なんて無問題
キン肉マンって何か呪いでもかけられてるのか?
>>246 ゲェーッ展開被りだって!?
まさかカヲル君のしわ(ry
延長…じゃないが、出来れば路線変更で投下してほしいな
>>246 ひぃっ、なんという……すみません、死体使っちゃってすみません
氏には今まで書かれた実績もありますし、延長は大丈夫だと思うので破棄は思いとどまってー!
>>248 例の茶色の制服以外に白の上着でところどころに紺が入っていて、紺のスカートの制服があった気が……
あれ?こちらの勘違いかも?
あと、どうでもいいけど
なのはさんの格好が茶色の制服のやつだとすると
パンチラ度がダウンしてしまう気がしてならない
いや、延長も考えたんですが…正直プロットが結構白紙になっちゃったんでどうにも手足がでない状態で
ここからもう一度プロットを決めるとなるとどれぐらいかかるかわかんなくなっちゃうんですよね…
とにかくまぁ、今は全力で方向修正を考えていますから、もし展開が固まったら再度予約すると思います
もちろんそれまでにヴィヴィオ及びキン肉スグルを予約したいという方がいればどうぞ、お構いなくです
よし、こんな時こそ『奇跡の逆転ファイター』を聞いて火事場のクソ力をぉ………!
投下乙!
なのはがようやく立ち直った!
でも放送でまた沈みそうだけどw
……そして加持ヤル気満々すぎるw
フッキーUの命は風前の灯火!?
GJでした!
>>235 アプトムキター!
期待してます!
それと今更気付いたんだけど、なのはは本編終了後からの参戦なんだろうか?
それとも機動六課時代?
機動六課はたしか本編終了時に解散してたような気が……。
>>255 残念だが…白紙状態からまたプロット立て直しは確かにキツいものがあるし…
とりあえず氏の火事場のクソ力期待してるぜ!
なのはの参戦時期的に六課は解散してるから教導官の白であってる。
登場話の時点でもそうなってたよ。
おおそうか、
>>258ありがとう
◆qYuVhwC7l.氏 大変失礼しました
>>246 な、なんだってー!(AA略
これもカヲル君の力なのかあっーーー!?
ゆっくり方向修正していってね!
SS初挑戦ですが、予約してもよろしいでしょうか?
誰の予約だーい?
>>262 勿論大丈夫なんだぜ!
寧ろ大歓迎と言おう
>>255 うう……本当に申し訳ないです
次の氏の予約を心から楽しみにしております
>>256 すみません、完全にそれは私のミスです
wiki収録後に「機動六課」→「時空管理局」に修正いたします
>>260 これは酷いww
そして音を立てて崩れていくズーマのイメージwww
>>266 修正乙です。
実は氏のファースト・アラートにも機動六課って書いてあるんです……。
そっちの方も機動六課→時空管理局と修正してもらってよろしいでしょうか?
うえぇ!?なのはさんの制服白いほう!?
素材とり直してこなきゃ・・・orz
スバルとフェイトは茶色いほうでよかったっけ?
>>269 なんと……!すみません、そちらも合わせて訂正させていただきます
本当にミスが多くて申し訳ない……
なのはって、作中で一度もデバイスなしで飛んだこと無いんだけど……
デバイス無しでアクセルシューターとか撃ってたし、低速なら飛べてもおかしくないさ!
なにせ飛行は初歩の魔法だし!
でもティアナは飛べなかったりするけどね。
才能がないからだろ
単純な飛行は比較的初歩の魔法だから使えてもおかしくは無い。
ただ3期の設定変更によって高々度高速飛行ってのが難しい魔法になったんだ。
ティアナ達新人が飛べないっていうのはこっちの魔法を使えないって事。
だから初歩のほうの遅くて低い飛行は使えたのかもしれない。
ワイヤーガンとかで砂ぼうずみたいにターザンしてたのは、そっちの方が早いからじゃないかなw
まぁ、なのはフェイトはA’sのSS03でデバイス起動無しでめっちゃ飛んでるから、なーんにも問題ないんだけどね。
今気付いたけど、開始一ヶ月立たずにいつのまにか50話越えとる……なんというKskー。
50話突破か!めでたいめでたい
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ r 、 ) 50話突破したよトトロ―!! (
ミ(~ ゚-‐ 、∧_∧ / ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ, ) __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l と, 俺 ヽ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ__> ====----
_ヽ_)_)
"'"'゙''""''''゙""´
せっかくだから、好きなSSとか書き手さんの話をしたいなぁ
ちょうど今夜は予約の途切れ目だし
もうそんなに来たのかw
さすがkskロワ、投下速度も速いなw
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ r 、 ) 50話だよトトロー! (
ミ(~ ゚-‐ 、∧_∧ / ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ, ) __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l と, 俺 ヽ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ__> ====----
_ヽ_)_)
"'"'゙''""''''゙""´
放送が終わったらSS人気投票とかしてもいいかもね。
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
? _r'" `ヽ ノ r 、 ) 50話突破だぞ、トトロー! (
ミ(~ ゚-‐ 、∧_∧ / ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ, ) __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l と, 俺 ヽ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ__> ====----
_ヽ_)_)
"'"'゙''""''''゙""´
あと一巡ぐらいで放送行けそうだねw
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
! _r'" `ヽ ノ r 、 ) 50話だぞ、もふもっふー! (
ミ(~ ゚-‐ 、∧_∧ / ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ, ) __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l と, 皆 ヽ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ__> ====----
_ヽ_)_)
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好きなSSの話をするとまたケモノとロリの話になりそうで困る。
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
! _r'" `ヽ ノ r 、 ) 50話だぜ、もふもふもふもふ (
ミ(~ ゚-‐ 、∧_∧ / ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ, ) __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l と, 皆 ヽ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ__> ====----
_ヽ_)_)
"'"'゙''""''''゙""´
確かにw
でも、好きなSSとかキャラの投票とかは面白そう。
みんなもふもふしすぎww
好きなSSや書き手さんかー
◆qYuVhwC7l.氏のトトロ&古泉VSアシュラマンとかすごい自分は好きだな
それぞれのキャラが「らしく」描写されてて、長いのにすらすら読めておもしろかった
他の話でもあの書き手さんはすごくキャラを丁寧に掘り下げて書いてる気がする、ロリコンさんだけどw
やっぱ好きなSSは◆h6KpN01cDg氏のGod Knows……+倦怠ライフ・リターンズかなー
kyonの新たな決意とかハルヒの最後とか…とにかく印象深い話だった
書き手さんなら◆2XEqsKa.CM氏
安価予約とか凄すぎでしょうよ!その癖ハイクオリティとかどんだけw
俺もトトロ&古泉VSアシュラマンの話が好きだな
他ロワじゃ空気とかガチホモとか言われてたから古泉の活躍になんか感動したw
そしてネコバスが呼び出せないことに気づいたトトロの反応に地味に萌えた
書き手さんならU85ZpF.SRY 氏
ギャグとシリアスの書き分けが非常にうまい
そしてなによりもロリコ(ry
しかし上位投下数の書き手さんってみんなロリコンだなw
自分はS82氏の作品、というか文章が好きだ。
派手な話はないけど、繋ぎがすごく上手いと思う。目標だw
俺は321go氏かな。
特筆するほど飛び抜けたところはないかもしれないがテンポが好きだ。
砂ぼうずの登場話を見て砂ぼうずを把握する決意したのも大きいかな。
だからロリ成分がないのが残念でならない!
k ここで空気読まずに
s 質問するぜ
k 答えてほしい
放送までに絶対あと一話くらい必要なパートってあるかな?
>>290 ハム肉と、鬱少年チームと、予約中だけどアプトム。
まだ時刻が未明なんだぜ
ではそのハム肉チーム、投下させていただきます。
F-10、ショッピングモール。
その中の家具売り場に置かれたベッドに、キン肉万太郎は大の字になって寝ていた。
「むにゃ……。もうカルビ丼食べられないよ……」
(ベタな寝言ですな……。というか、よくもまあここまで熟睡できるものです。
我輩など10分寝られたかどうか、という感じでしたのに……。大物というべきか神経が図太いというべきか……)
ベッドのそばの椅子に座っているのは、万太郎の現在のパートナーであるハムだ。
数時間前、彼らはこのモールにやってきた。
二人がここを目指したのは単純にスタート位置から近かったのと、アシュラマンと同じ方向に向かうのを避けた結果である。
到着して早々モールを一通り見て回った二人だが、自分たち以外の参加者を発見することは出来なかった。
そこで万太郎が休める内に休んでおこうと言いだし、交代で1時間ずつ仮眠を取ることになったのだ。
先にハムが布団に入ることになったが、彼は本人が言っているとおり10分も眠ることが出来なかった。
そして万太郎が交代でベッドに横たわったのだが、直前までさんざん不安だなんだと呟いていた彼はあっさり夢の世界へ旅立ってしまった。
そこから約50分が経過し、現在に至るというわけである。
(我輩が裏切ったら簡単に死んじゃいますよ、今のマンタさん……。まあ、裏切りませんけどね)
ハムにとっての最優先事項は、生き残ること。せっかく協力してくれる万太郎を殺すメリットは、彼にはない。
「さて、そろそろ時間ですか」
寝ている万太郎の首に手をかけ……などという物騒なことはもちろんせず、ハムは相方の体を揺する。
「マンタさん、そろそろ時間ですよ。起きてください」
「うーん……。ミート、あと五分だけ……」
「ミートって誰ですか。いいから起きてください。休憩もいいですけど、寝てばっかりいるわけにも……」
「まだ眠いよ〜……」
「困りましたね……」
いっこうに起きようとしない万太郎に、ハムは頭を抱える。
いっそのこと手荒い手段に出るというのもありだが……。
「そうだ、目覚まし代わりにあれを歌ってみますか」
ハムが思いついた作戦、それは道中で教わった彼のテーマソング(?)を歌ってみるというものだった。
万太郎の性格は、これまでの交流でおおよそ理解している。
お調子者の彼なら、歌につられて起きてくるかも知れない。
善は急げとばかりに、早速ハムはその歌を歌い出した。
「♪カルビ丼のカの字はカッカッカ〜 カルビ丼のルの字はルンルンルン〜」
「♪カルビ丼のビの字はビンビンビン〜 あ〜あ〜 丼丼!」
ハムが歌い出すとその直後、これまで意地でも起きようとしなかった万太郎ががばっと起きあがった。
そしてベッドの上で踊りながら、カルビ丼音頭の続きを熱唱する。
「あれ? 僕、なんで……」
「……まさか、ここまで上手くいくとは」
状況が飲み込めず頭上にクエスチョンマークを浮かべる万太郎と、彼を見ながら若干あきれたような表情を浮かべるハム。
どことなく気まずい空気が流れる家具売り場であった。
うおぅ投下ktkrwww
ksk
◇ ◇ ◇
数分後。完全に目覚めた万太郎は、今後の行動についてハムと話し合っていた。
「ここで二時間ちょっとの時間を潰したわけですが……。どうやら我輩たち以外にこの場所へ来た参加者はいなかったようですな」
「うーん……。地図に載ってる施設なら、人が集まると思ったんだけどなあ」
「まあ、地図に載っている施設も10個以上ありますしな。端のほうにぽつんとあるここを目指す人はそういないのかも知れません」
テーブルの上に広げた地図を指さしながら、ハムは言う。
「それでマンタさん、これからどうします? あくまでここにとどまって誰かが来るのを待つか、それとも他の場所に行ってみるか……」
「そうだなあ。ここでずっと待ってるのも作戦としては悪くないんだろうけど……。
僕としては、じっとしてるよりも派手に動き回って仲間を捜したいなあ」
「さっきまでぐっすり寝ていた人の言葉とは思えませんな」
「アハハハハ……」
痛いところを突かれ、万太郎はごまかし笑いを浮かべた。
「だって、まだ真夜中だよ? いつもなら家でゆっくり寝てる時間だよ?
こういう非常事態だからこそ、いつもの生活ペースを崩さない方がいいと思うんだ」
「はいはい、わかりました。ではここを出て、他の場所で人を捜してみるということでよろしいですかな?」
「そうだね」
「では、どこを目指しますか?」
「うーん……」
地図をにらみながら、二人は考える。
「南はアシュラマンさんが向かったからなあ……。今はあの人に会いたくないから、こっちは無し。
東は海だから問題外。西は山だから、無駄に体力使いそうでいやだな」
「そうなると、必然的に目指すのは北ですか……。悪くないですな。
島の北部は施設が集中している。当然人も集まるでしょう」
「もう決まりだね。さあ、北へ行こう!」
「うむ、では早速……」
「あー、でもその前に、もう一眠り……」
全てをぶち壊すような万太郎の発言に、ハムは派手にズッコケた。
この後二人の間でしばらくどつき漫才が繰り広げられるのだが、それはまた機会があれば語ることにしよう。
◇ ◇ ◇
「はあ、はあ……。ではマンタさん、出発しましょうか……」
「う、うん……」
アホなことに体力を使ってしまったことに若干の後悔を感じつつ、万太郎とハムはモールを発つべく歩き出す。
目指すは北の市街地。そこならば、彼らの当面の目的である仲間集めもスムーズに行えるはず。
そして歩くこと4,5分。
万太郎の足が、そこでふいに止まった。
「おや? どうしました、マンタさん」
「ハム、あれ……」
ksk
俺は◆YsjGn8smIk氏の風がそよぐ場所に僕らは生まれて、が好きだな。モッチーの最後が…頑張ったよモッチー
後は◆4etfPW5xU6氏
したらば管理人さんでマメな方だしタツオさん主催kyonを産み出すとか斜め上過ぎるww
それと◆NIKUcB1AGw氏かな
肉氏はトリに盛大に吹かせていただいたしw
あと悪魔将軍も必要かな。
このまま放送行く事も可能だけど、そうしたら4、5時間ずっと座って休憩してた事になるw
って投下キタ!?ksk
万太郎は、自分たちの進行方向とは逆の方向を指さす。
その指の先にあるものを見たハムは、相棒が足を止めた理由を理解した。
現在地からだいぶ南に行った位置に、炎が上がっていたのだ。
「火事ですかね……」
「だろうね。モールからはたまたま建物の壁やら何やらで見えなかったんだと思う」
「まあ、我輩たちの進行方向と逆で助かりましたな。
ひょっとしたら誰かが巻き込まれているかも知れませんが、さすがにそれを予想して危険な場所に飛び込むのは仲間を集めるにしてもリスクが大きすぎますし」
それはハムにとって、特に思惑があるでもなく何気なく口にした言葉だった。
だがその言葉が、彼らの行動に大きな変化をもたらすことになる。
「マンタさん……?」
ハムは、思わず不安げな声を漏らす。万太郎が纏う空気が、急激に変化したことに気づいたからだ。
まず見るからに、顔つきが違う。お調子者の雰囲気は決して消えていないが、常時に比べて明らかに引き締まっている。
それはまさに、戦場を目の当たりにした戦士の顔だった。
「あの、どうしました? 急にそんな真剣な顔つきになっちゃって……」
「ハム……君は言ったよね。『ひょっとしたら誰かが巻き込まれているかも知れない』って」
「ええ、たしかに」
「ありがとう。びっくりしちゃって、そこまで考えが回らなかったよ。ミートがいたら、きっと怒られてるだろうね」
「はい?」
万太郎が言いたいことがわからず、ハムは首をかしげる。
「僕は人間を守る正義超人だ。主な仕事は悪行超人の魔の手から人間を守ることだけど……。
悪行超人が絡んでいないからといって、人が死ぬかも知れない事態を放っておくわけにはいかない!」
これまでにない凛々しい声で言うと、万太郎は自分たちが来た道を引き返すように走り出す。
「ちょっと待ってください、マンタさん!」
しかしハムが慌てて手首をつかみ、万太郎を止める。
「ひょっとしてあなたは、いるかもわからない火事に巻き込まれた人を助けに行こうというのですか!」
ハムの問いに、万太郎は静かに首を縦に振る。
「無茶です! そんな危険なことをしなくても、安全なところで仲間を捜せばいいではないですか!」
「ごめん、ハム。そういう問題じゃないんだ。危険なのはわかってるし、本当は行きたくない。
それでも誰かが助けを求めているのかも知れないのなら行かなくちゃいけない。
正義超人っていうのは、そういうものなんだ」
キン肉星の宮殿で何一つ不自由のない生活を送っていた頃の万太郎なら、「なんで見ず知らずの人たちのために命を賭けなきゃいけないのさ」などと考えたことだろう。
しかしここにいるのは日本駐屯超人として地球に送り込まれ、仲間と共に数々の強敵と戦ってきたキン肉万太郎だ。
正義超人は、人間を守るためにその力を振るわなければならない。
正義超人界に古くから伝わる教えを仲間が実践する場面を、万太郎は幾度となく目にしてきた。
投下来たw
ksk
自分のファンが試合に巻き込まれるのを防ぐために、その身を犠牲にしたセイウチン。
自分の名誉よりも人間を助けることを優先し、超人オリンピック出場を棒に振ったテリー・ザ・キッドやチェック・メイト。
ここで我が身かわいさに逃げ出しては、彼らや他の仲間たちに申し訳が立たない。
万太郎の心には、彼方の火事に勝るとも劣らぬ激しさで正義の炎が燃えていた。
だがそんな正義超人の熱い心など、詐欺師として他者を利用して生きてきたハムには共感できない。
ただ、その非合理的な考え方を前にしてとまどうだけだ。
「ハム、君が行きたくないなら、僕は無理に一緒に来いとは言わない。悪いけど、ここでいったんお別れだ。
火事の現場を確認したら僕も北に行くから、どこか地図に載ってる場所で待っててよ。
こっちで探し回って見つけるから」
これまでのやりとりからハムはついてこないだろうと判断した万太郎は、そう口にして再び走り出す。
だがその足取りは、ハムの言葉によってすぐさま止められる。
「一つ訊かせてください、マンタさん……。
あなたやその正義超人という人たちは、なんのために自分を危険にさらしてまで他人のために動くのですか?
名誉? それとも報酬?」
「違うよ、ハム。それは……愛さ」
「愛?」
「そう。心に愛がなければ、スーパーヒーローじゃないのさ!」
力強く言い切る万太郎。しかし、肝心のハムは「何言ってるんだこいつ」状態である。
はっきり言って、二人の間にはかなりの温度差が発生していた。まあ、今更ではあるが。
「まあ、そういうわけだから……。じゃあまたね、ハム」
微妙に空気が悪くなっていることを察知したのか、万太郎はそそくさとその場を立ち去ろうとする。
だがその万太郎に、ハムが今一度声をかける。
「待ってください、マンタさん。我輩も行きますぞ」
「えっ!? 本当に?」
思いもよらぬハムの言葉に、万太郎は驚きを隠せない。
「勘違いしないでください。我輩はここでマンタさんと別れるよりも、一緒に火事の現場に行く方が安全と判断しただけです。
本当に危なくなった時は、逃げさせてもらいますからな」
その言葉に、偽りはない。だが、言わなかった理由がもう一つ。
純粋にハムは、この臆病さと勇敢さを兼ね備えた万太郎という青年に興味を抱いていた。
彼ともう少し一緒にいてみたい。柄にもなくそんなことを考えてしまったのだ。
「オッケー! かまわないよ! あー、でももし誰かと戦うことになったら、ちょっと助けてほしいかも……」
ハムの心の内など知らず、万太郎は申し入れを快諾する。
そして彼らは進行方向を180°変え、改めて走り出した。
「よーし! 全速力で行きマッスル!」
ksk
ksk
【E-10 道路/一日目・明け方】
【ハム@モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
【状態】健康
【持ち物】 ディパック(支給品一式)、不明支給品1〜3
【思考】
1.万太郎に同行。でも危なくなったら逃げる。
2.頼りになる仲間をスカウトしたい。
3.アシュラマンも後でスカウトしたい。
4.殺し合いについては……。
【備考】
※ゲンキたちと会う前の時代から来たようです。
※アシュラマンをキン肉万太郎と同じ時代から来ていると勘違いしています。
※スタンスは次のかたにお任せします。仲間集めはあくまで生存率アップのためです。
【キン肉万太郎@キン肉マンシリーズ】
【状態】健康
【持ち物】ディパック(支給品一式入り) 、不明支給品1〜3
【思考】
1.火事の現場(H-8)に向かい、逃げ遅れた人がいるようなら救助する。
2.頼りになる仲間をスカウトしたい。父上(キン肉マン)にはそんなに期待していない。 会いたいけど。
【備考】
※超人オリンピック決勝直前の時代からの参戦です。
※アシュラマンを自分と同じ時代から来ていると勘違いしています。
※悪魔将軍の話題はまだしていません。ぼんやりと覚えています。
ksk
307 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/29(月) 21:12:10 ID:MwblX13C
ksk
短いですが、以上で投下終了となります。kskしてくれた皆様感謝です。
というわけで、肉(29)の日に肉話投下完了!
タイトルは「万太郎 Go Fight!」です。
誤字脱字、気になる点など有りましたら指摘お願いします。
ksk
投下乙!!
なんとwww
◆NIKU氏が29の日にハム肉コンビを投下する…すげぇ、すげぇぜ◆NIKU氏!!!
投下乙であります!
マンタがカッコいい!!最初のハムとの漫才もどきも面白かたww
投下乙です
ハム肉、結構いい感じのコンビじゃないかw
ハムの思考に不安は残るけど、今のところなかなかのバランス
しかし火事の方に行っちゃダメーw怖い人がいるよーww
そして肉の日にハム肉を投下するNIKU氏……いやはや、ナイスでございますww
投下乙!
マンタさん、そっちはダメー!
このまま誤解したまま北に行くのかと思いきや火事に引き寄せられるとは!
意外と万太郎がかっこいい正義超人しててびっくりだw
>>308 投下乙です!!
マンター、そっちには会いたくないアシュラマンさんがいるよー! 逃げてー!
29日にNIKU氏がハム肉を投下…ゴクリ…… さすがですねw
投下乙!
万太郎かっこいいじゃないか!
でも火事は危険だw
まだスタンスの定まっていないハムが気になるところ。
29日にハム肉を投下するNIKU氏……何というw
投下乙!!!
正義超人かっこ良すぎだぜ!
投下乙!
ダメーハム肉そっちいっちゃダメー
ハム肉が焼けてジューシーになるんですね、分かります。
縁起でもない……
でもアシュラマンを味方と思ってるから
不意を付かれたらじゅーしぃーに食べられちゃうかもw
おとぎ銃士赤ずきんを思い出す。
投下乙ッス!!
なんでぇ、かっこいいじゃないのマンタ…てっきりずっとヘタレなまんまで終わるかと思ったけど流石キン肉マン二世だぜ!!
ハムも何だかんだで綺麗なハム化フラグが……?この先が楽しみな所だ!
でもこの先には6本腕のこわ〜いオッサンがいるよ、気を付けてーーーー!!
えー…昨日は色々とお騒がせしましたが…
k これが
s 衝撃の
k 火事場のクソ力だぁー!
……とりあえずどうにかヴィヴィオ・キン肉スグルの方向修正に成功しました。
ですが、できればNIKU氏に続いて同じく29の日に投下したい処だったものの、流石に後2時間では無理そうです…
もしも許しが貰えるのならば、おそらく明日の夜には投下出来ると思うので、1日だけ予約させてもらっても構わないでしょうか……?
投下乙!
ハムか…モンファを把握してない自分としては案外書きやすかったりするかも。
マンタがかっこいいとか…逆に不安になるw
>>321 321だけにgoしちゃいなよ!
大事なのはロリと肉とkskだから問題ないでしょう。
>>321 全然問題ないですよー! というかプロット修正ハヤス…すげぇ……
明日でいいので是非是非頑張って下さい!
>>321 もちろんですよ!
楽しみにkskして待っております!
>>321 おおっー!これが噂の火事場のクソ力なのかっーーー!!
方向修正乙!
明日どころか3日後でもおkですとも!
何の問題があろうか!!
皆の優しい言葉に涙がちょちょ切れそうだ……
それと321番ゲットは言われて気がついて笑ってしまったw
では改めて、ヴィヴィオ、キン肉スグルで1日だけ予約します!
火事場のクソ力すげぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!
勿論おkでさぁ!
321goしちゃって下さいっ
ちょ…凄すぎるだろ!
期待して待ってやす!!!!
>>321 かっこいい!!
あんたもキン肉マン並に相当かっこいいぜ!!!
地図氏も相変わらず乙です!
qYu氏すげえw楽しみに待ってるぜ!
筋肉筋肉ーとか考えてたらだんだんヴィヴィオがクドに見えてきた…
>>331 いつも乙であります!
これで明け方未突入なのは、鬱組とガスと将軍(予約されたアプトムとロリマッチョは除く)
もうすぐ放送いけるかな
>>335 お前は俺かw
犬と戯れるヴィヴィオ……うん、いい感じにかわいいな。
あとはガス、将軍、両手に花が動けばいいのか
このロワのマーダーってステルスがいないな
ほとんど皆実力勝負だ
>>339 ステルスっぽい思考の奴は皆危険人物止まりだからなあw
よくも悪くも単純な奴が多いんだろう、たぶん。
加持さんあたりは実質ステルスに近い感じではあるんだけどな
危険人物連中も優勝のほうが確実だーと思ったらステルス化するだろうから、下手なマーダーより危険対主催の方が怖いw
マーダーの奴らはほんと好き勝手やってるからなw
対主催も対主催で個性豊かだし…危険対主催がまともに見えたりするから困る
確かに危険対主催には常識人が多い気がするw
そういや今のマーダーの殺害数
kyon 2
悪魔将軍 1
ゼルガディス 1
だっけ?
人数は44/48……これって少ないのかね?
少し少なめ、かな?
でもまあ放送聞いて暴れそうな人とか今現在暴れそうな人とかその暴れそうな人に向かってる人とかいるしな
危険対主催も好き勝手やってるぞw
首輪やゲームマスターの素性を読み解こうと頑張る姿は一見まとも見えるが、
少女の足を折りその絶望を食ったりするのが危険対主催って奴だw
>>345 危険対主催全員をそいつ一人と一緒にするなーw
他の危険対主催はなあ、同じ世界から来た仲間を殺す気満々だったり、女の子の胸を揉む気満々だったり、
罪もないロリを嫉妬でぼこぼこにしたりしてるだけの善人じゃないか!
……あれ?
>>346 女の胸をもむのもどうかと思うが、残り二人はどう見ても危険人物です、ほんとうに(ry
あ、でもほら夏子さんは一応危険対主催に分類されるがまともなお人だぜ?
……っていうかそもそも「まとも」の方が少ない気がする、このロワ
ハルヒ勢で一番まともな対主催をすると思われていたkyonがマーダーだからなあ……w
>>345 はじめてのこくごを学びながら人を絶望させる対主催ですね、わかります
好きな書き手の話に戻るが0O6axtEvXI氏は序盤の流れからまったくラストが読めないところが凄いと思うな
最初に色々考察してて、フェイトが死ぬとは思わなかった……orz
>>348 しかもトップマーダー。
こうなるとは予想できなかったなw
やめろ!!
フェイトの事は言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
あれ…?目から汁が出てきた……
地図乙です。陽が昇るな…
みくるは大になったことでよい意味での大胆さが出るから
戦闘力こそ低いがまともな対主催だと思うんだけどな。
ここまで晶の話題なし
えーだってボッチ主催に関して激しく勘違いしてるんだもんー
っていうか孤立してたくせに小トトロのもふもふの恩恵にあずかるような奴は話題に出してやらんっ!
流石ボッチw
超人を除けば今のところ戦力的にも思考的にも唯一と言っていいぐらいのヒーローなのに……
崖の上のボッチの呪いからは逃げられないのかw
>>352 ボッチは勘違いの上に崖の上のボッチのせいでネタっぽく見えてしまう自分w
トトロの件もあるし。
トトロの恨みは恐ろしい
結論:小トトロと戯れたボッチ許すまじ、っていうかそこ代われ
古泉は大トトロの方ともっふもふのもふもふだったけど、頑張ってたから許してやろうw
ていうか誰か中トトロも出してくれええ!
もっふもふは数が増えても問題ない気がするんだ!
森の中で必死にどんぐり集めててそれを追いかける所持者とかどうよ?
いや、放送のたびに死亡者と禁止エリアを書いた紙を必死に参加者たちに走って配りまわる役とか……
くっ、森の中に点々と続くどんぐり、それを追いかければとてとて走る中トトロ……
抱いたサイズは大きめのぬいぐるみ、驚くとちょっとピョンとジャンプする意外と足が速い中トトロ……
ほしい、ぜひほしい!
でも会場に家族が放たれてるってよく考えたら大トトロがかわいそうだ……
トトロたちへの萌えと愛のどちらをとればいい!?
中トトロ「(死亡者と禁止エリアを書いた紙を差し出す)」
kyon「ち……茶番だあああ!長門おおおお!」
って図が思い浮かんでしまったんだがw
外伝話でタツオさんと有希が会話してるそばでお茶汲みとコピーをしている中トトロを妄想していた俺。
あれ俺がいる
今ほどタツオさんに死ねと思ったことはない……!
主催者側で働いてる中トトロは嫌だwww
ところで、俺の持論は『可愛い小動物は可愛く大人しめなおにゃのこと一緒にいればこそ映える』なんだけど、どうおもう?
あれ?俺いつの間に書き込んだ?
小動物はそれ単体でとてもとても可愛いので、誰と一緒でもかまわないのさ
意外と「おっちゃんと戯れる」とか「野郎がちょっと面倒くさそうに世話やいてやる」というシチュエーションでも映えると思う
とりあえず言えるのは、
キョン妹・ヴィヴィオ・メイが小トトロと戯れる姿こそ嗜好だということだ。
異論は認めない。
サービス担当のキョン妹のアハンでウフンなカットのイイところを小トトロが覆い隠すんですね、わかります
>>365 それこそ長門といれば万事解決じゃね?
キョン妹・ヴィヴィオ・メイはよくてなぜサツキはダメなのか。
前歯へし折ってやるぞ!サツキは歯へし折ってるけど。
かわいい小動物担当のタママにシットされて小トトロが重症になるんですね、わかります
つまりボッチが早くロリ達を救出してまわればおkって事だな
ここで空気を読まず質問するが、放送前に主催者達を予約しても良いかな?何か流れ見てたら無性に書きたくなったんだ。
あ、後々の流れを制限しないように本拠地とか主催者陣営どれくらいの規模なのかとかは自重しておくよー。
まぁ書くとしてもテスト明けになるから、ここでおk貰えたらその時にでも予約するつもりでいるぜ!それじゃノシ
外伝ってことか?
悪くはないと思うけど、あんまり序盤からやるのもどうかなーと
まぁノリと勢いとkskの神にゆだねるべきかね
>>372 あまり真相に触れなければいいんじゃない?
細かいところはさすがに第3・4回まで来ないとまずい。
ノシと言ったが一応補足
細かいところには全然触れる気はないんだぜ!
あくまでも主催陣営のワンシーンみたいな感じで
それじゃ、今度こそノシ
そうか、主催者陣営とか完全に未知数だもんな
こういうのは大体手数っつーか部下の数が多かったりするのが多い気がするが…
参戦作品だけ見てると、ワルモン軍団@モンファとかガジェット軍団@なのはとか戦自@エヴァとか獣化兵軍団@ガイバーとかロボット兵軍団@砂ぼうずとかいるが
って名もなきザコキャラ軍団多いよ!!多すぎるよ!!wwww
序盤も序盤、第一回の放送もまだなのにw
あと少しで放送だし、いっそ放送を書く気はないっすか?
んー、でも主催側書くとなるとあちらの意図とか混じるのは避けられないよな
さすがにこんな最初のうちからやるのは止したほうがいい気がする
あと放送書きたい書き手さんは実は多いんじゃないかなーと思う
いずれにせよまだ放送行くのにはもうちょっとかかりそうだけどね
でも書くだけ書いちゃって仮投下スレに投下→様子見とかでもいいんじゃないかな
実際に物を見ないであーだこーだと言うのもアレだしね
というか、サツキパパと長門がどんな放送するのか予想が付かないw
殺した人間の発表とかあったらSOS団の団員は二重でショックだろうな。
え、殺した側発表なんてするのか……?
死んだ方だけじゃないのか?
放送前に繋ぎの話を書いておきたいキャラがいるんだが予約してもいいかな。
放送が更に遅れそうで悪いが。
>>382 いいと思うよ
>>381 普通は殺した側は発表しないけど……おもしろいアイディアではあるな
それじゃ河童の川流れ中のドロロとリナ予約しますね
殺した側発表したらステルスできなくね? やめた方がいいだろ
>放送を使って死者の名前と禁止エリアを発表する
としかいってないけど、リップサービスで教えてくれる可能性も無くはないw
と、昨日加持さんが考えていましたw
>>382 まだ放送は無理w
未明のキャラが結構残ってるから予約は全然大丈夫。
もし放送書きたい書き手さんが多かったら
放送も予約合戦か……
そしたらステルス涙目ってレベルじゃないぞw
kyonとか立場なさすぎるw
ああっ、ドロロとリナ被ったーwwプロット練ってたのにw
これが予約合戦の無常というものか……mk2氏、頑張ってください!
間違えたw
加持さんじゃなくって朝倉ムの方だった……同じような危険な思考だから混ざったw
ドロロとリナ来た!
実は密かにプロット妄想してたけど……意外と人気だなこの二人w
ひとつ質問
スレイヤーズ勢の関係(とくにズーマ関係)って、アニメだけで把握した分で書いても大丈夫かな?
ズーマはREVOLUTIONのしか知らないんだけど……やっぱり原作も読まないとダメかな?
えー、明日の夜にと言いましたが……どうやら3:00頃には投下が出来そうです。
前回程ではありませんがやっぱりそこそこ長いので、kskをお願いしたいのですが………人、いるかしら…
流石に今は誰もいないか…
明日の夕方17時ごろに投下しようと思うので、その時は皆様、kskの程をお願い致します
成る程
とりあえず主催者の事に詳しくは触れないようにして、先に仮投下して様子を見てからならまぁ大丈夫…って事かな?
>>394 なっ…来てらっしゃったのかぁぁぁ!?
申し訳ない…夕方なら時間が合えばkskさせて貰うぜ!
>>388 全員発表ではなく、一部公開とか仄めかすだけとかはありかも
個人的には加害者発表には反対。
会って初めて相手が下手人と知ることこそ面白いと思う。
今回なら知り合い全員から危険人物認定されてる将軍はともかく、ゼルとkyonはフラグ的に言わない方が美味しいかと。
まぁその辺は放送書く書き手さんと空気とkskにおまかせかね
個人的には具体名は伏せて、「知り合いに殺された奴もいる」程度にとどめておくのが無難かなと思うけど
くそう、昨日珍しく早く寝てしまったせいで投下を逃したか
夕方の投下wktkで待ってます!
鬱トリオ、ガスコンビ、悪魔将軍に予約が入って話が投下されたらもう放送に入っても大丈夫なんかな?
悪魔将軍に関してはこのままずっとお休みしてた、でもいい気もするんだが…
一応そのあたりが投下されれば全員明け方だしね
悪魔将軍はずっとお休みでも大丈夫だけど、ガスは爆音のした方に走ってったから一話必要だし
鬱トリオは……歩き回ってたってことでも無理ではなさそうだが、あの位置だと誰かと接触するだろうし……
そして実は昨日のmk2氏に続き、放送前にもう一話書いておきたいパートがあるんだよなぁ……
でも放送が遅れると良くないし、ここは自重すべきか?
そこは書いちゃっていいだろ
気にせず行っちゃえ!
ノリと勢いとkskだぜ!
>>392 大丈夫だと思う。
そもそもズーマは原作でもあんな感じ。
……デュクリスなんかはもう別人といっていい感じだけどw
あとゼルも結構有名、魔剣士とか狂戦士とかで一部の人に知られている。
よし、ではせっかくなので予約を
ゼルガディス、ズーマを予約します
>>398 それくらいなら面白いかもな。
>>405 予約キタ!
って同作品同士かw今のところ
このロワ同作品キャラが会ってまともなとこがほとんどないから怖いぜw
ハルヒキョン→kyonがハルヒ殺害
タママケロロ→タママがサツキフルボッコ、最悪の雰囲気に
加持フッキー→加持さんが絶賛ステルス中、機会があれば殺す気満々
スバルノーヴェ→即乱闘(まあ原作的には仕方ないけどさ)
リナゼロス→リナの現在の瀕死状態の一因
あとなんかあったっけ?
まだ誰とも会って無かったのズーマだけだからね。
でもこの二人マーダー同士なんだよねぇ。
実は「序盤で同作品キャラが遭遇するとロクなことがない」ってジンクスがロワ界にはあるんだぜ……
さてどうなることやら
予約キタ!……って瀕死のゼル逃げてー
同作品なんだが、この二人って原作で面識あったっけ
>>409 REVOLUTION第7話以前からなら面識ないはず……
ゼルの登場話で知り合い「二人」と言っていたから、ゼルは第7話以前からっぽいが
ズーマの方はリナのことは私怨もあるから知ってるみたいだが、ゼルのことは接触前でも知ってるのかな?
ちくしょう、ゼルとズーマでプロットを練っていたのに……orz
>>410 アニメではゼルがやたらとズーマについて詳しかったし怯えていたはずなんだけどなぁ
あの口ぶりでは7話になってから知りましたーって訳ではなさそう
……まぁズーマを知らない時期から参戦って事なのかな?
ゼルはズーマの暗殺者としての評判を知っていたが面識はなかったとか
今からエヴァを見るぜ!
今までは名前しか知らなくて鬱話って敬遠してたんだが、ここに来て興味持ったんだ。
とりあえず新劇場を見て、面白かったらアニメに手をつける予定。
皆はそういう作品ある?
k キン肉マンよ
s そろそろ
k kskせよ!
と言う訳でキン肉スグル・ヴィヴィオ投下します
殺し合い……俗に『バトルロワイアル』とも呼ばれる、残虐な遊戯の会場となった孤島の北西部。
その場所に存在する、地図上にも記されている施設・図書館の目の前にて、一人の男性が立っている。
鋼の様な肉体を持ち、ブタ鼻にたらこ唇と言ういささか美男子と言うには難のある顔つき、
そして特徴的すぎる額に輝く『肉』の文字を宿しているその青年の名はキン肉スグル、またの名をキン肉マン。
『奇跡の逆転ファイター』と呼ばれ、数々の悪を倒し正義超人たちの中心となって活躍している彼は今、何とも言えぬ表情で地図と目の前の建物を見比べていた。
「ここは……どう見ても図書館じゃのう」
施設の入口のプレートに刻印された『ksk図書館』という文字をマジマジと見つめながら、一つため息をつく。
この会場へと飛ばされ、支給品及び名簿確認、そして今後の行動方針を決定したスグルは、まず北にある都市部へと向かっていた。
理由は簡単、悪魔将軍のような参加者に危害を加えるであろう悪人を退治するにも、自分たち超人とは違い戦う力を持たない一般人を守るにも、
自分の名前を騙る『キン肉万太郎』なる不届き者をとっちめるにも、ともかく誰か他の参加者と合流する必要性があったからだ。
都市部へと向かった理由は単純に『町の中ならば人も集まるだろう』という予測からであり、
そのなかでも全員に配布されているであろう地図に記されている幾つかの施設ならば、そこを拠点とする参加者もいるはずだ、というスグルなりの考えがあっての事だ。
一先ずは自分が最初にこの会場へと移動させられたD-4からすぐ北西のエリアC-03にある施設、中・高等学校へと向かう事にしていたのだが……
「どうやら、少し方角がずれて北北西の進路を取ってしまったようだな……」
どうりで1エリア分にしては歩けども歩けども目的地にたどり着かなかった訳だわい――
やれやれ、と自分のドジっぷりに少し凹んで頭を振りながらも、気を取り直して図書館内部へ侵入しようと足を進める。
どちらにせよ、中・高等学校で人に出会えなければ次は図書館を探索するつもりだったのだ、多少順番が前後した所で構わないだろう。
ガラス戸の入口を押しあけ、無人の貸出カウンターまで歩を進めたスグルは、両手で簡単なメガホンを作り、その場で叫び始める。
「おーーーーーーい!! 誰か、ここにいないかーーーーーーーー!?」
しばらく待ってみるも、帰ってくる声は何も無い。
「私の名はキン肉スグル!! またの名を正義超人キン肉マンだ!! この殺し合いには乗っていない!!」
今度は自分の名前や、敵ではない事をアピールしつつ再度反応を見る。
やはり、声は全く帰ってこない。
「ウォーズマーーーーン!! アシュラマーーーーーン!!! ここにはいないのかーーーーーー!?」
次に呼びかけるのは自分の友であるまっくろくろすけなロボ超人と六本腕の元悪魔超人の名だ。
それでも、帰ってくるのは静寂ばかり。
「そして、キン肉万太郎とやら!! お前には少し話したい事がある!! 隠れてないで出てこんかーーーーーーーい!!」
最後に、正体不明の自分のパチモン超人(超人かどうかすら怪しい部分もあるが)の名前を叫んでみる。
だが、結局はこの場で得られた物は、度が過ぎて逆に耳が痛くなるほどの、物音一つしない静けさだけだった。
「…………ここには、誰もいないのか?」
人の気配すら感じない図書館の中でスグルがポツリと呟く。
もちろん、それに応える音などある筈も無かった。
結局は取り越し苦労だったかのう―――大声を出したという肉体的な疲労と、完全な空振りであった事による精神的な疲労によってやや肩を落としながらも、
何とは無しにカウンターから更に奥へと足を進める。
当たり前のことだが、そこから先の目の前一杯には棚に整然と詰められた様々な本が並んでいる。
「どうにも、こういう堅苦しい雰囲気は苦手だわい……図書館の中では牛丼も食べられんしな」
一度、図書館の中で本を読みながら牛丼を持ちこんで食べようとした時に、相棒のミートにこっぴどく叱られた事を思い出して苦笑しながら棚を見て回っていたスグルだが、
ふと、その中の一角にポツンと置かれた机の上に、奇妙な物体が鎮座しているのを見つける。
「ほー、これは…確かマイコンとか言ったか? 最近の図書館ではこんな物も置いているのか」
机の上のその物体――スグルが過ごしていた1980年代にはマイコンと呼ばれていた『パソコン』をしげしげと見つめる。
詳しい事は知らないが、たしかこの機械は随分と高価な物だったように思う。こんな物を置いているという事は、実はこの島はかなりの都会なのかもしれない。
ミートがいれば操作もできるんだろうが、と呟きながら、目の前に設置されたキーボードを人差し指でポチポチと押して遊んだりもしてみるが、
パソコンの画面には何も映る気配がない。
「やれやれ、何が何だかさっぱりわからんな…こういう頭を使う機械はどうにも苦手じゃわい。そういうのはミートの領分だな」
コンコンと天辺をノックしたりもしてみるが、何の反応も見せない事に落胆したスグルは、やがて興味を無くしてその物体から立ち去った。
マイコンが置いてあったりと、施設は整ったいい図書館ではあるようだが、今現在の状況を考えれば人がいなければ意味がない。
本を読むという事にも特に興味は無いし、そろそろ次の目的地へと進もうかと腕を上げて体を伸ばした所、天井から釣り下がった妙なプレートが目に入った。
画用紙を全体に張った上に、ダンボールの切り抜きで文字を作り縁の部分を綺麗なモールで飾ったそれは、
安っぽくはあったが同時に手作り感を漂わせる、どこか微笑ましい物であった。
何とはなしに、そこに書かれた三行の文字を読み上げてみる。
「何々………『華麗な 書物の 感謝祭』………?」
いまいち意味の通っていない文章に「なんのこっちゃ」と顔をしかめながらも、つつつつっと視線をプレートの真下へと移動させる。
そこには棚が設置されており、十冊の本が上下二段に五冊ずつ表紙が見えるように並べられていた
図書館などで定期的に行われている、オススメ図書コーナーという奴だろうか。
「それにしても随分と妙ちきりんな本がならんでおるが」
パパパッとそれぞれの表紙に目を走らせてみるが、学術書のような堅そうな内容のものから絵本とも漫画とも付かない軽そうな物までてんでバラバラだ。
とりあえず、一冊一冊を個別に見てみる事にする。
まず最初の一冊目の表紙には、緑に青と赤と言う目の痛くなりそうになるエンブレムマーク(ZOZ団?と読めない事も無い)が描かれた皿の上に、
ナイフとフォークが置かれた写真が使われている。タイトルは『有機生命体が普遍的に行う栄養摂取方法に関してのレポート』。
「よく分からんが、色々な食事について描かれているようだな…牛丼特集だったらば10冊ほど買っても良かったのだが」
二冊目の表紙には、まるでウォーズマンの様にまっくろくろすけで、真ん丸に目玉がついたような、どことなく可愛らしい生物のイラストが数点使われている。
タイトルは『貴重無機生命体・通称【ススワタリ】の生態について』。
「これは超人……というよりは怪獣に近いの。なんとなくナチグロンを思い出させるわい」
三冊目の表紙には、二人の人物が左右に並んで写っている。右側に移っているのは、白衣を着た紫色の髪に金色の瞳をした、微妙に危なそうな若い男。
左側に写っているのは、黒い髪に、漆黒に染まった妙に胸元が開いている衣装にマントを羽織った妙齢の女性だ。
タイトルは『プロジェクトF 〜挑戦者たち〜』。
「……何々……プロジェクト………ふぇいと……グムー、さっぱりわからん…パスじゃ、パス!」
四冊目の表紙では、髭もじゃにゴツゴツの肉体を持ちながらも、妙に華美な鎧で着飾っている40がらみのむさいオッサンが、美しい白馬を駆っている。
タイトルは『たたかえ!! 平和主義者・フィル王子!!』。
「王子ぃ〜!? どうみてもオッサンではないか!! やはり王子と言うからには、私の様に美しく華麗な容姿をしていなければな!」
うお!来てる
ksk
ksk
ksk
五冊目の表紙は、真黒な下地に、真白な楕円の下部分に口の様な突起が付いて、丸い黒目を持つ可愛いとも言えなくないマスコットの顔イラストが載っている。
タイトルは『リリンの極み 〜第拾七使徒が選ぶ美しき旋律たち〜』。
「ふむ…色々な歌が紹介されているが……なんだ、私の牛丼音頭は無いのか……」
次に、視線を移動させて、下の段においてある六冊目の本を手に取ってみる。
その表紙は、緑色に輝く美しい宝石の拡大写真が貼り付けられているというシンプルな物であった。
タイトルは『超古代国家・ガイア――残された邪悪なる魂と力を秘めし魔石』。
「ム、ムム……ワルモン……ヒノトリ……ファイナルゲート……ダメだ、これもちっともわからんのぅ…」
七冊目の表紙に描かれているのは、妙にトゥーンチックに描かれた、毛糸の帽子を被って背中に小さな翼を付けた少年のイラストだ。
右下に書かれた『623』という数字はイラストレーターのサインのようなものだろうか?
タイトルは『623の俺詩集 〜好きって事さ♪〜…Nエディション』。
「イラスト付きのポエム集という奴か。最近はこういうのが流行っているのか?」
八冊目は、今度はSDキャラにディフォルメされた褐色肌に白髪の中年男性のイラストの表紙だ。
中年男性は何故か肩と胸に鎧があるだけの全身タイツを身に包んで、右側には『おはよう諸君!』と文字の入ったフキダシまで載っている。
タイトルは『がんばれ閣下!! 第一巻 あるかんふぇるをぶっとばせ!の巻』。
「これは…マンガか。なんじゃ、最近の図書館はマンガも置いているのか…しかしこの『閣下』とか言う主人公、妙に抜けておるなぁ」
九冊目には、見ているだけで熱気が漂ってきそうな砂漠とボロボロになったビルのような建物を背景に、
古ぼけて朽ちかけているジャージを羽織った「何か」がこちらを不気味に見つめている写真だ。よくよく見れば、この「何か」はロボットのようだが…?
タイトルは『暗黒時代の遺産/白骨都市に眠るモノ』。
「もうこれは中身を見なくとも私には理解出来ん事がわかるぞ! …しかしこのロボットは一体…ウォーズマンのようなロボ超人でも無さそうだが……」
そして、ついに最後の一冊である十冊目に目を向けた瞬間、スグルの精神は軽く一光年ほど吹き飛んだ。
「な、な、な、な、な………!?」
ワナワナと震える手でその本を手に取る。
表紙に移っている人物は、全身が完全に黒づくめにヘルメットとフルフェイスのマスクを被り、熊のような爪がのびた両手を高く掲げている。
この人物……いや、この超人を見間違える筈もない。まさしくこの男は―――
「ウギャァーッ、ウォーズマーーーーーン!?」
…………まさか、探していた友人の姿をこんな処で見る羽目になるとは。
と言っても、ただ本の表紙の写真をこの目にしただけでは何の意味もなさないのであるが。
「し、しかし…なんだってウォーズマンがこんな本の表紙を飾っておるんじゃ!? いったいこの本は……これはーーっ!?」
本のタイトルを確認しようと、背表紙へと視線を動かしたスグルが再び絶叫を上げる。
そこに描かれていたタイトルは………………『ブタ超人でもわかる!ボイルド・エッグ理論攻略法!!』。
「ブ、ブ、ブ、ブタ超人………まさかそれは、私の事だとでも言うのではないだろうなーっ!?」
今でこそ、超人オリンピックを始めとした数々の大会にて華々しい結果を飾っているスグルではあるが、彼が歩んできた過去は相当悲惨な物だ。
初の超人オリンピック出場以前の、怪獣退治を生業としていた日々の中では、大して戦果をあげる事の出来なかったスグルは町の人々に蔑まれ、虐められていた。
顔を合わせればダメ超人だ、ドジ超人だと罵られ、そんな侮蔑の言葉の中にはこの『ブタ超人』という忌々しい仇名も含められている。
「グ、グムーっ!! どこのどいつだ、こんな物を書いて私を馬鹿にしているのはーっ!!」
怒りに震えながらタイトルの文字を見つめていた目を更に動かして、この本の著者の名を調べようとする。
ほどなく、背表紙に書かれたタイトルのすぐ下に著者名と思われる人物の名を発見する事が出来たが、その名前の奇妙さに思わずスグルは眉根を寄せた。
ksk
「『YUKI.N』……? なんじゃ、イニシャルでは無いか! 実名も出さずにこんなに人をバカにするような本を書きおって、全くどうしようも……む?」
ぶつくさとしばらく文句を言っていたスグルだが、やがてある事に気づいて手元の本から視線を外して、棚に並べられた九冊の本を調べる。
まず一冊目。二冊目。三冊目、そして四冊目―――――九冊目まで調べ終わったスグルは、低い声で呻くと顎の下に手を当てた。
「ここに並べられている本は、全てこの『YUKI.N』という人物によって書かれているではないか……?」
まさかと思い、特別に用意されたその棚以外に通常通りに収められていた本も幾つか確認してみるが、それらの著者はすべて違う人物であった。
つまりは、この『華麗な 書物の 感謝祭』なるコーナーには、『YUKI.N』という人物が記した図書だけが並べられているという事か…………?
「………………ええい、そんな事はどうでもいいわい!! それよりも今はこの本だ!!」
しばらくは難しい表情でこの事実に隠されている何かを探そうとしていたスグルだったが、早々に匙を投げ捨ててドッカとその場に腰を下ろした。
そして、自分の手の中にある『ブタ超人でもわかる!ボイルド・エッグ理論攻略法!!』を怒りを込めて睨みつける。
「ユキだか何だかは知らないが、ともかくこれだけの口を叩いているからには、私にも完全に理解できるだけの内容が書かれているのだろうな!?
もしも分からない箇所が一つでもあったらば、タイトルに偽りありとして大々的に抗議してくれるわーっ!」
忌々しげに吐き捨てると、スグルはその本を開いて中の文章を眼で追い始めた。
段々と微妙に怒りのベクトルがズレて来ているのだが、残念ながら今この場にその事を突っ込んでやれる第三者は存在していない。
「何々………100万パワーのウォーズマンが、両手にベアークローをはめる事で2倍の200万パワーとなり、そこに2倍のジャンプを加えて400万パワー、
さらにそこでいつもの三倍の回転を掛ける事によって1200万パワーを得る……なんだ、何一つおかしい所がないぞ?
100×2、、200×2、400×3、それぐらいの計算は私にだって簡単に解く事が出来るぞーっ!!」
………既にこの時点でスグルは内容を理解できていない事が明らかでも、残念ながら今この場にその事を突っ込んでやれる第三者は存在していないのだ。
※
十数分、経過。
「ふむふむ……重い物の方が早く落ちる……いや、それも間違ってはいないのではないか?」
※
さらに十数分、経過。
「…………8の字になる阿修羅バスターを……横にしてやれば∞(ムゲンダイ)……うむ、正しいな……ふわぁ〜…」
※
さらにさらに十数分、経過。
「………………………これをこうして………こうすれば………物理法則も………むぅ………」
※
さらにさらにさらに、十数分、経過。
「………………………………………ZZZ………ZZZZZ………」
※
今日は多めにkskしております
ksk
プワァー……プワァー……プワァー………
出来損ないのラッパを吹いているような、間の抜けた音だけが静かな図書館の中に響く。
その音の発生源は、カウンターにもたれかかるように座りながら僅かな動きしか見せないキン肉スグル――――の、鼻の穴である。
ブタ超人なる不名誉なあだ名を生み出すきっかけとなった、無駄にでかい鼻の穴からは定期的に鼻ちょうちんが膨張・収縮を繰り返していた。
間抜けな音は、そのまま延々と等間隔で奏でられ続けるかとも思われたが、やがて『パァン!』という派手な音をしたのを最後に鳴り止んだ。
やがて、ようやく眠りから目覚めたスグルがゆっくりとその目を開き始める。
「………む……むぅ……いかん、本が退屈すぎてつい居眠りを………ハッ!?」
起き抜けの寝ぼけた頭でぼんやりと呟いていたスグルだったが、やがてある事に気づいて一気にその脳が覚醒する。
「外が明るい……!? マズい、幾らなんでも寝過ごしすぎたーーーっ!!」
スグルがこの図書館に到着した時に外を覆っていた暗闇はすでにほとんど消え去り、窓からぼんやりと差し込む光が図書館を照らしている。
慌てて壁にかかっていた時計を見れば、時刻はすでに五時すぎ。
自分がここに到着した正確な時間は覚えていないが、軽く数時間は眠っていた事は確かだろう。
「ええい、こうしちゃおれん! さっさと次の目的地へ向かい、他の参加者を探さなくてはーっ!」
眠気を完全に取り去る為にも、自分で自分の両頬を思い切りひっぱたいた後に、ふと自分の足もとに落ちている一冊の本に気づく。
もちろんそれは、表紙にウォーズマンの写った『ブタ超人でもわかる!ボイルド・エッグ理論攻略法!!』である。
「色々と言いたい事はあるが、今は時間が無い……とりあえず先を急ぐぞ!」
それを持ち上げて『華麗な 書物の 感謝祭』の棚へと乱暴に戻すと、スグルはディパックを引っ掴んで図書館から脱出するべく駆け出した。
「うおおおおおおおおおおーーーーーーーーっ!!」
気合いを入れ直す為にも、獣のような雄たけびを上げながらスグルは弾丸のように玄関口から飛び出す。
一先ずの目的地は、図書館のすぐ南に位置する施設である、元々の目標地点―――『中・高等学校』だ。
ksk
ksk
既に何度も見直して半ば以上頭に叩き込んである地図を思い出しながら、スグルは目的地の『中・高等学校』へと向けてその足を速める。
不本意な事態だったとは言え、十分な睡眠を取ったために体力は有り余っている為、かなりの速度で走り込んでいてもまだ余裕がある。
大小様々な建物を抜き去っていく内に、徐々に特徴的な白い校舎が目に入ってくる。
「あれか…………良し!!」
肉眼で目的地が確認できた事により、さらに足に力を込めて走るスピードを上げ、ようやく正門へと到着するかと思われた瞬間―――――
――――――――ドォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!
「ぬおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」
突然、スグルの目の前で轟音とともに校舎の壁の一部が吹き飛んだ。
思わず叫び声を上げながら両足に必死でブレーキを掛けて、スグルの体が急停止する。
「何だ!? 何があったと言うのだーっ!?」
いきなりすぎる事態に混乱したような叫びを上げるも、それに応えるものは誰もいない。
もしや中で爆弾でも爆発したのか!?
ともかく何が起きたのかをこの目で確かめようと、スグルが一歩踏み出したのと、壁に開いた穴から奇妙な甲冑を着けた人物が飛び出してきたのは、ほぼ同時だった。
「ゲェー!? 新手の悪魔超人かーっ!?」
「………………………っ……!!」
硬い、奇妙な外骨格に覆われた見慣れぬ超人? は、すぐ傍で喚いているスグルには目もくれずに、自分の手を見つめてワナワナと震えている。
釣られるようにスグルも超人? の手へと視線を向けてみれば……その手は真紅の液体に染まっていた。
息を飲み、更に目の前の存在を確認してみれば、腕どころか全身が血まみれだ。だと言うのに、この超人? 本人に傷があるようには見えない。
と言う事は、まさか――――!?
「おい、お前!! まさか、中で人を―――――――」
「―――――おおおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ!!!!!!」
スグルの問いかけは、超人? が突然あげた叫び声にかき消され、そのまま目の前の超人? は絶叫と共に森の中へと向かっていく。
「待て、待たんかーっ!! クソッなんちゅースピードをしとるんじゃ! というか、私の存在に気づいてすらいないのか……!?」
ともかくこのまま見過ごす訳にもいかない。
自分の予想が完全に外れている事を祈りながら、スグルが謎の超人を追いかけようと走り出す。
だが、その移動はわずか数メートルほどで中断させられる事になった。
『おねえちゃあああああああああああああああああん! ママああああああああああああああああ!!』
「なっ……子供の悲鳴!?」
慌てて、今しがた背を向けて立ち去ろうとした中・高等学校へと振り向く。
ほとんど絶叫のような子供の泣き声は、断続的に先ほど開いた大穴の奥から聞こえてくる。
「グ、グムー……っ!!」
あたふたと体の向きをあちこちに変えながら、スグルは必死で頭の中を整理しようとする。
前方には明らかに危険人物に見える、返り血にまみれた謎の超人。
後方には明らかに無力な人物であろう、悲痛な叫び声を上げる子供。
殺し合いに乗っているであろう悪党と、率先して保護すべきであろう一般人。
正義超人キン肉マンとして、今優先すべき存在は――――――
「ええい、今は一般人の保護が先じゃーーーーっ!!!」
逡巡の末に選んだのは、無力な存在をこの手で守ること。
「待っていてくれ、今行くぞーーーっ!!」
聞こえるかどうかはわからないが、ともかく校舎へ向かって一声あげた後に、先ほど開いた大穴から校舎内へと一気に侵入する。
さっきまで聞こえていた絶叫はもう既に聞こえていない。その事に不安を募らせながらも、とにかく声のした方角を思い出しながら手当たり次第に教室を覗き込む。
ここでもない。ここでもない。ここでもない。ここでも―――
「っ…人の気配!」
超人として様々な修羅場をくぐりぬけてきた故か、それこそ超人的な勘で感じた人の動く気配に、ようやく一つの教室に目を向ける。
ここだ、おそらくここにいる!
「どうした、何があったーっ!?」
スグルが絶叫と共にその教室のドアを開いたその刹那、
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
幼い少女の絶叫と、金色に輝く斬撃がスグルを襲った。
※
時は、ほんの少しだけ遡る。
「おねえちゃあああああああああああああああああん!」
ぼろぼろと、美しいオッドアイから大粒の涙を零して、その整った可愛らしい顔立ちを痛々しく歪めながら、
幼い少女――ヴィヴィオは必死で目の前の物言わぬ体をゆする。
しかし、どれだけ揺すろうとも、目の前で寝ている人物は――涼宮ハルヒは目を開けない。
起きて。お願い、起きて。もう一度優しい声を聞かせて。もう一回明るい笑顔を見せて。
少女のそんな悲痛な願いをあざ笑うかのように、ハルヒの体からは赤い液体がどんどん零れ落ちていき、彼女から温もりを奪っていく。
「ママああああああああああああああああ!!」
ハルヒを揺すりながら、ヴィヴィオは今度は天を仰いで自分の一番好きな母親に助けを求める。
お願い、早く来て。ヴィヴィオを……ううん、ハルヒお姉ちゃんを助けて。なのはママ、フェイトママ――――!
それでも、少女の願いは何一つ叶う事は無い。
「やだ、やだよぉ!! こんなのやだぁぁぁぁぁ!!!」
ついさっきまで、ヴィヴィオはまだ幸せだった。
少し怖いけど、本当は優しいアスカとも、可愛くて無邪気なモッチーともはぐれてしまったけれど、明るく元気なハルヒはずっと自分を励ましてくれていて。
それで、今度はそのハルヒがずっと探していたというキョンという人と出会って。
ゴツゴツの外見は、最初は凄く怖かったけど……でも、ハルヒの探している……ハルヒの大事な人であるのなら、きっと優しい人だと思って。
そう思ったらその外見も凄く強そうで頼れそうに見えてきて……きっと、強いなのはママや優しいフェイトママがいなくても、
ハルヒお姉ちゃんやキョンお兄ちゃんと一緒にいられたら、自分も泣き虫なヴィヴィオじゃ無くなる気がしていたのに。
その結果は。
『ヴィヴィオ、早くこの場を離れましょう。先ほどの騒ぎで誰かがこちらへとやってくる恐れがあります』
『同意。32秒前に衝撃及び振動を感知。原因はMr.キョンと思われる。第三者がこちらの存在を認識する可能性・大』
「やだ!! ハルヒお姉ちゃんを置いていくなんてやだぁ!! どこへも行かない!!」
傍らに落ちているデバイス二つがヴィヴィオに進言する物の、けんもほろろだ。
ただでさえ幼いヴィヴィオには、今の状況を理解して、的確な判断を下せるはずもない。
『ヴィヴィオ…もうMs.ハルヒは―――』
「死なないもん!! ハルヒお姉ちゃんは……死なないもん!!」
根拠も確証もない子供の幼稚な考えは、だからこそ強固で崩しがたい。
これで傍にいるのが肉体を持った人間であればまだ無理やりに連れていく等の対処法もあっただろうが、
今ここにいるのは自分で動く術を持たないただのデバイスが二つきり。
口だけの説得では、理論ではなく感情で動く子供相手では余りにも無力すぎた。
それでも二つのデバイスは、決してあきらめようとせずにヴィヴィオへと語り掛け続ける。
その命が消える間際までヴィヴィオの事を案じていたハルヒの感情を、無駄にしない為にも。
『ヴィヴィオ!』
『ヴィヴィオ………』
「………………っ!!!」
これ以上の言葉を拒絶しようと、ヴィヴィオは両手で耳を塞ぎながら全力で首を振る。
認めたくなかった。目の前で、こんなに近くで、自分の大切な人が消えて行ってしまうのを、認めたくなかった。
突然襲ってきた残酷すぎる運命の前では、少女は余りにも無力だった。
だからこそ彼女は、自分を助けてくれる存在に向かってただ助けを求める。
「来て……来てよぉ………なのはママ、フェイトママぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
『――――――生命反応を感知。こちらへと進行中』
「えっ………………」
手元に落ちていたバルディッシュが告げた言葉に、泣く事も忘れてヴィヴィオが反応する。
誰かが来てくれた………………ママ!?
しかし、少女の僅かな希望はあっさりと打ち砕かれる。
『女性――ではありませんね。男性です』
「男の人………」
まさか――――
脳裏に浮かぶのは、先ほどその手で、自分を愛していたであろう少女の命を奪い去ったあの人。
『声紋認識。Mr.キョンとは別人と判断。未遭遇の人物と予測』
―――違う………じゃあ、誰が………なんで……?
『こちらに向かって呼びかけています。間違いなく我々の存在に気づいているでしょう』
『対象の危険度・不明。一時撤退を進言』
『いえ、今からではあまり時間がありません。幸いヴィヴィオの体は小さいですから、適当な場所に隠れてやり過ごした方がいいでしょう』
『…………同意』
今気づいたw
ksk
二つのデバイスが交わしている言葉も今のヴィヴィオの耳には入らなかった。
その頭に渦巻いてるのはたった一つの疑問だけ。
―――何をしに来るの?
―――ハルヒお姉ちゃんみたいに、ヴィヴィオを守ってくれるの?
―――キョンお兄ちゃんみたいに、ヴィヴィオを殺しにくるの?
カチカチカチカチと、何か硬い物をぶつけ合っているような音が聞こえてくる。
それが自分の歯から鳴っている事に気づくまで、ほんの少し時間が掛った。
怖い。怖い。怖い。怖い。怖い。
自分の目の前に倒れている、ハルヒの顔を見つめる。ついさっきまでは健康的な肌色であったその顔は、青白く染まった死相をしていた。
自分も、こうなってしまうのだろうか。ママ達にも会えないまま、恐怖に怯えきったままで。
―――そんなの……そんなのは……
『…………? ヴィヴィオ?』
『ヴィヴィオ? どうしたのですか?』
クロスミラージュと、突然『掴みあげられたバルディッシュ』がヴィヴィオに対して疑問の声を上げるが、ヴィヴィオは何も答えない。
いや、彼らの問いかけ自体を、今のヴィヴィオは認識していなかった。
ヴィヴィオは元々、ロストロギアである超兵器『聖王のゆりかご』を起動させるためのキー、『鍵の聖王』として用いられるために、
かつて古代ベルカを支配していた聖王の遺伝子を元にして作られた人造生命体である。
一定の条件さえ満たせれば、強大な魔力を持つ魔導士として覚醒し、『エースオブエース』高町なのはと互角以上の戦いを繰り広げられるだけの実力を発揮する。
だが、それはあくまで条件が満たされた時のみ。いまの彼女には、平均以上とは言え普通の子供の域は出ない程度の魔力しか持っていない。
そしてそれは逆を言えば、普通の子供としての魔力は十分にあるという事。
「…………バルディッシュ……セット、アップ…」
『!?』
『ヴィヴィオ!?』
『デバイスの基本中の基本である、待機状態から戦闘形態へのセットアップ』を可能とするだけの魔力は、十分に存在しているという事。
震える声で紡がれたヴィヴィオのコマンドワードに反応して、バルディッシュが金色の光と共にその姿を変える。
光が消えると共に現れたのは『閃光の戦斧』の二つ名が表わす通りの、漆黒に包まれた斧……通称、『アサルトフォーム』と呼ばれる形態。
その大きさに違わないだけのズシリとした重さに少しふらつきながらも、ヴィヴィオはゆっくりと教室のドアへと歩いていく。
『ヴィヴィオ!? どうしたのですか!?』
『警告、戦闘によりヴィヴィオに及ぶ危険度・大。早急な退避を進言』
緊迫した二つのデバイスの声は、ここでは何の意味をなさない。
ヴィヴィオはただ、その震える体を引きずるようにして進む。
その胸の中に渦巻いているのは、目の前でまざまざと見せつけられた、今まで自分に縁の無かった『死』という概念への恐怖だ。
ガタガタと体が震える。
死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
考えている事はそれだけだ。彼女を死なせまいとする二つのデバイスの必死の呼びかけも、聞こえない。
そして、ヴィヴィオの中で極限まで膨れ上がっていた恐怖は――――――
ksk
ksk
「どうした、何があったーっ!?」
――――――――――――っっっっ!!!!
突然教室のドアを開けて侵入してきた見知らぬ筋肉質な男を見た瞬間に、一気に爆発した。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
バチバチとバルディッシュの刃に走る金色の閃光が眩しくて―――否、自分がこの手で誰かを傷つける瞬間を見たくないからか…………
ヴィヴィオは、硬く目を瞑ったままで手に持った戦斧を横薙ぎに振りぬけた。
斧の先から、表面上はやわらかく、その芯は固い『何か』の感触がまざまざと伝わってくる。
狙ったのは自分の背より遥かに上の部分、つまりは人体の急所でもある、『首』だ。
自分が死にたくないから、そして後ろにいるハルヒにも何もされたくないから、ヴィヴィオは恐怖のままに使いなれぬ力を振るった。
敵か味方かも分からない目の前の男を『殺す』ために。
「………っ…」
殺そうとした。自分は今、人を『殺そう』としたんだ。自分が殺されないために人を殺そうとしたんだ。
その事実をはっきりと認識した時、ヴィヴィオの体の震えがより一層大きくなる。
それでも、目の前の男の肉体に食い込んだバルディッシュは離せない。
そして、目を開けて自分の手で作り出した『死体』を見る事も出来ない。
未だ絶え間なく襲い来る恐怖の感情に加えて、幼い少女が抱くには大きすぎる自己嫌悪までもがヴィヴィオの心を犯し始める。
もう泣き声も、『助けて、ママ』という叫び声さえも出す事が出来ないままに、少女は拷問の様な時間を過ごした。
「…………………私は」
ビクンと体が震えた。
嘘。だって、本当に首を狙ったのに。確かに、斧からは体の何処かに当たってる感触がするのに。だって、だって――――
「……聞いてくれ、私は………」
声が聞こえる。ヴィヴィオの声じゃない、男の人の声が聞こえる。
聞き間違いじゃない、囁くように喋ってる。本当に、聞こえる。
恐る恐る、硬くつむっていた目を開けていく。まず見えたのは、堂々と地面を踏みしめて立っている、とても太く引き締まった二本の足。
そこからゆっくりと、視線を上へと上げていく。体を襲う震えはまだ止まらない。
足から腰。腰から腹。腹から胸。胸から……………一度だけ硬く唾を飲みこんで、そのさらに上を見上げる。
そこには、まるで壁の様に組み合わされた、二本の太い腕があった。
右腕部分に、漆黒の斧を食いこませ、電撃によってとその皮膚を痛々しく焼かれながらも、二本の腕は顔や『首』を守る様に微動だにしない。
これこそが、キン肉族の始祖、キン肉タツノリが考案した『キン肉族の至宝』とも呼ばれる伝説の防御技、『キン肉ガード』である。
一部では『肉のカーテン』とも呼ばれるそれは、鋼鉄と同じ硬さを誇り、数々の悪行超人達からキン肉族の戦士の命を救っていた。
そして今もまた脈々と受け継がれてきたキン肉一族の秘技は、この男を………キン肉星第58代目王位継承者・キン肉スグルをしっかりと守り切っていた。
「あ、あ、あ、あ…………」
ヴィヴィオの口からは呆けたような声しか出てこない。
心の隅のどこかでは、目の前の男が生きていた事を喜んでいる自分がいる。しかし、大部分を締める自分はそうではなかった。
二つに組まれた腕の隙間から見えるスグルの目は、今の今まで閉じられていた。
それが今まさにゆっくりと開き始めて、ヴィヴィオの赤と緑の瞳をしっかりと捕える。
目が、合った。
その時、それまでは鳴りを潜めていた心の中のざわつきが、突如復活した。
ksk
ksk
「私は、君の――――――」
「やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
バルディッシュを強引に振り戻し、再度斬りかかる。
一度だけではなく、二度、三度、四度、もっと、もっと、もっと!
そうしなきゃ、この男の人を倒さなきゃ、今度はヴィヴィオがハルヒお姉ちゃんみたいに!!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
だだっこの様に泣きわめきながら、とにかく無茶苦茶に目の前の体を斬りつける。
その目は再び固く閉じられて、すでに自分でもどこを狙っているのかもわからない。
例え目を開けて見ても、絶え間なくこぼれ落ちる涙の所為で視界はぼやけきったままだ。
それでも、時折聞こえてくる呻くような男の声が、ヴィヴィオの攻撃が一定の効果を上げている事を示していた。
そして―――――
唯一、クリアな感覚が残っていた耳に響いた、力強く残酷な鈍い音。
続いて聞こえてきたのは、苦痛に呻くような低い声。
目を開けて前を向けば、涙でぼやけた視界によって輪郭しか見えなくても、はっきりと先ほどまで組まれていた二本の腕が崩されているのがわかった。
自分の手から伸びたバルデュッシュは、スグルの脇腹へと力強く突き刺さっていた。
「………ぐうっ……」
再度呻き声をあげた後に、スグルの体がゆっくりと崩れ落ちていくのが見える。
ズシンと予想以上に大きい音を立てて、その片膝が地面へ突き立てられる。
――――――終わった?
僅かな喜びと大きな絶望と、さらには虚無感すらも生みだしていたその予想は、しかしあっさりと打ち砕かれる。
「……………!!!」
ゆっくりと。スグルの大きな腕が、自分の『首』へと伸ばされてくる。
「……!!………!!!!」
叫びそうになっていたのに、いや実際に叫ぼうとしていたのに、声が出ない。
それでも体だけはしっかりと動き、その腕をバルディッシュで振り払おうと必死で自分の腕に力を込めるが、びくともしない。
スグルの片腕が、自らの脇腹に突き刺さっていたバルディッシュを抑え込んでいた。
両手を離して、この場から逃げようとする。しかし、ヴィヴィオの小さな手は丸で磁石にでもなってしまったかのように、黒い取っ手から離れない。
そうしている間にも、水の中の様な最悪の視界の中でもはっきりとその太さが見て取れるほどにまでスグルの腕が近付いていた。
殺される。
その腕で、首を絞められて。
ううん、そんな事しなくても、きっと力を少し入れるだけで首の骨が折られちゃう。
やだ。
やだ。やだ。やだ。やだ。やだ。やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだやだややだ!!!!
死にたくない!! ヴィヴィオ、まだ死にたくない!!
折角、怖い事件も終わって、ママ達と一緒に幸せに暮らせると思ったのに!!
ママ達と………大好きなママ達と………!!!
(なのはママぁっ………………!!!)
声にならない叫びと共に、痛みと恐怖に耐えるために身をこわばらせ、今までで一番強く目をつぶる。
そして、ヴィヴィオの体を衝撃が襲ったのは、その刹那。
ksk
ksk
ksk
ぽふんっ。
分厚くて、ゴツゴツとしてて、太くて、硬くて、大きくて――――温かくて。
今まで、ヴィヴィオが触れ合った事のないような大人の男の手が、優しく少女の『頭』へと乗せられた。
「え……………………」
目を開けて、片膝を付いている所為でヴィヴィオと同じ高さにあるスグルの顔を見ようとする。
それでも、消えない涙に邪魔されて、輪郭こそ見える物の肝心な目の前の表情は全く確認できない。
「大丈夫だ、私は君の敵じゃない」
低くて、ほんの少しダミ声だけれど、穏やかさも感じさせる不思議な声がヴィヴィオに話しかける。
カランカランと硬い物が落ちる音がした。スグルがもう片方の手を離して、バルディッシュを解放したのだ。
あれほど強引に吸いついていたヴィヴィオの手のひらも、いつの間にやら漆黒の斧から離れていた。
そして、自由になったスグルのもう一つの腕がヴィヴィオの顔に伸び、少しだけ強引に目の辺りをゴシゴシと拭う。
涙の霧はほんの少しを残して消えていき、ようやくヴィヴィオはスグルの顔をまともに見つめた。
豚さんの様にでかい鼻に、鱈子みたいに太い唇。変なトサカみたいな物を頭に生やして、額には……たしか、なのはママの世界の言葉…『おにく』、だっけ。
決して、普段ヴィヴィオの周りにいるカッコイイ男の人たちと一緒とは思えない、どちらかと言えばブサイクな顔のつくり。
だけども、その表情は凄く優しく微笑んでいた。
「私は、キン肉星第58代目王位継承者……正義のために働き、弱い物を助けて悪をこの手で倒す者………
名前はキン肉スグル。またの名を…………正義超人、キン肉マン!」
そこまで言い終わった瞬間、浮かんでいた微笑みは太陽の様な笑顔へと変わった。
だけどそれは、やっぱり綺麗な笑顔とは言えない。
きっと、ついさっきの攻撃の痛みが残っているのだろう。その眼尻には涙が微妙に浮かんでいる。よくよく見れば鼻水さえも垂れている。
それでも――――
『大丈夫よ、ヴィヴィオちゃん』
優しい声が聞こえた気がした。ついさっきまで何度も自分を励ましてくれた、優しくて明るいお姉ちゃんの声。
ksk
ksk
ksk
『だって………こんなアホ面したオッサンが、悪人な訳ないじゃない! 私が言うんだから間違いないわよ!!』
これは気のせいだ。だって、もうお姉ちゃんはいないから。
でも、それでも……凄く、凄く安心出来る声を聞けた事は素直に嬉しかった。
多分、それで今まで張りつめていた緊張の糸が切れたのだろう。
段々と自分の意識が薄れて、体に力が入らなくなっていくのが分かる。
でも、ここで眠っちゃう前にもう一つだけ………最後にこれだけは言わなくちゃ。
「…………ごめん……なさ………ぃ…………」
※
「おおっと………!!」
突然、自分へと倒れ掛ってきたヴィヴィオの体を慌てて支える。
まだまだ小さなその体を支えるのはちっとも苦では無かったが、先ほどまでの騒動で傷ついた腕がほんの少しだけ悲鳴をあげた。
「いちちちち……やれやれ、こんなに小さな女の子だというのに元気だのう」
そんな冗談を呟いて、意識を失った少女をゆっくりと床へと横たえてやる。
倒れる直前に少女が掠れる声で言ってくれた言葉を思い出しながら。
「謝る事など何もないさ…………私は正義超人として、当たり前のことをしたまでだ」
しばらく優しくヴィヴィオの事を見つめた後に、表情を引き締めてスグルは教室の状況を確認する。
幾つかの砕け散った机やイスから見て、ここで戦闘が行われた事は間違いないだろう。
そしてその犯人は先ほどニアミスした未知の超人らしき人物であり、その被害者は教室の中央で腹部から血を流して倒れている高校生ぐらいの少女。
現場の状況から見てそれだけは予測できる物の……それでも尚不明な点は幾つも存在する。
何故、自分を襲ってきたこの少女は無傷のままでいたのか?
あの超人のような男は、なぜこの少女を襲わずにこの場から逃走したのか?
「むぅ、さっぱりわからん……ただでさえ頭を使うのは苦手なんじゃがなぁ……」
『ならば、その説明は我々がしましょう』
「!?」
突然、その場に響いてきた第三者の声。慌ててスグルが辺りを見回しても、その声の主と思える人物は発見できない。
ただ、床に転がっている板きれが妙にチカチカと光っているが………?
『こちらです。ヴィヴィオを助けてくださった事、心から感謝します』
『同意。Thanks,Mr.Muscle』
「んなぁっ………!?」
板きれと、床に転がっていた斧が、今確かに同時に――――――
「ゲェー!? 板きれと斧がペラペラと喋りだしたぁー!?」
時刻は午前五時五十五分。運命の第一放送まで、後―――――五分。
【C-3 高校・教室内/放送直前】
【名前】キン肉スグル@キン肉マン
【状態】両方の二の腕に火傷跡と切り傷、脇腹に中度の裂傷
【持ち物】タリスマン@スレイヤーズREVOLUTION、ディパック(支給品一式)
【思考】
0:ゲェー!?
1:ひとまずこの二つのアイテムから話を聞く。
2:少女(ヴィヴィオ)は保護する。
3:先ほどすれ違った超人?(キョン)の事が気になる。
4:キン肉万太郎を探し出してとっちめる。
5:一般人を守り、悪魔将軍を倒す。
【ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】健康、疲労(特大)、気絶
【持ち物】バルディッシュ・アサルト(6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
【思考】
0.(気絶中)
【備考】
※ヴィヴィオの力の詳細は、次回以降の書き手にお任せします。
ksk
ksk
以上、投下終了
良かった、さるさん食らわなかった…皆様のkskに心からの感謝を!!
k 心に愛が無ければ
s スーパーヒーローじゃないのさ
k キン肉マン Go Fight!
ksk
投下乙!
ヴィヴィオよかったなー
それにしても図書館がネタの宝庫すぎるww
長門どんな顔して書いたんだw
特にフィリオネルおうぢさまとかw
乙〜
ここの肉は包容力のある良い男だ
投下乙
キン肉マンが凄く綺麗な対主催してるなぁ…あれ他に綺麗な人がいた気がするぞ?
図書館の本頑張れ閣下で吹いたwww
分厚くて、ゴツゴツとしてて、太くて、硬くて、大きくて――――温かくて
乙ですwww
そこだけ抜き出すんじゃないwwww
投下乙です スグル死亡かと思ってしまった。 それにしても筋肉親子はキレイな対主催だ
投下乙です!
図書館の本にいちいち笑ってしまったw
元ネタが全部分かったから何だか楽しいな
スグル色々とGJ!
お、避難所のほうにスグルが埋葬する没ネタが投下されてる
これが噂の死体かぶりか…ここから一気にプロット変更して
こんなすごい大作をつくりあげてしまうとは凄い
投下乙!
ヴィヴィオ……感動のあまり泣きそうになったよ。
キン肉親子はいい人だなあ。よかったねヴィヴィオ。
ただ放送が待っているからなあ……。ヴィヴィオは放送までには目覚めないだろうし……
とにかく乙です!
今エヴァ見終わったんだが面白かったw
とりあえずシンジがへたれだけどカワイソスだということとカヲル君が変態なのだけは理解したw
投下乙!
ゲェー!キン肉マンかっこいい!!
しかし筋肉親子は時代が違うっているのに同じようなタイミングで昼寝するなんてw
図書館のネタといいGJでした!
>>410 ラドック=ランザードの事を知らなかったんだけじゃないかな。
なにせズーマの本名なんて普通知る分けないしw
投下乙!
キン肉マンは良い奴なんだが…その前の図書館に吹いたw
長門お前は何やってんだwww
えっと
>>462だけど質問。
エヴァの新劇場版までの内容はアニメで言う何話まで?
途中から続き借りようかと思って……。
>>465 んーと、アニメで言う第6話までだね、新劇場版は
あと言っとくけど新劇場版のカヲル君のカットは完全に新カットなので、テレビ版には全然ないシーンだぞ
というわけでアニメの彼は別に月にいたりはせず、24話までまったく出てこないので注意
投下GJ&乙!!
命をかけてか弱い一般人を助けようとするやつは本当にかっこいいな
しかし物理攻撃のキン肉マンと魔法攻撃のヴィヴィオ、実は最強タッグなんじゃ…?
やばい、このコンビ目が離せなさすぎる
>>466 ありがとう。さっそく借りてくる。
フッキ―も外見しか分からなかったし加持さんもアスカもまだ出てこないし把握が楽しみだ。
カヲル君のことも知ってはいるwけど吹いたw
あともう一つ。なのははstsから見てもわかるもん?
投下乙!
また戦闘力の高いロリがw
しかし筋肉親子はいい対主催だなー
>>468 空気がある程度読めれば分かるよ〜
独立した話という訳じゃないけど、セイン、ノーヴェ、スバルはstsから初登場だし
なのはとフェイトのキャラも大体把握できる
>>470 ども。じゃあまずstsから借りるか……。
そして見れそうだったら前作の方も。
ただなのは系は設定が異様に細かい上に、それがアニメだけだと把握できないんだよなー
漫画版とか他の媒体での設定も本編の一部だし(ティアナとスバルの出会いとか明らかにTVでやるべきだろ)
わからないことがあったらnanohawikiで補強しておくのがおススメ
stsが今一合わなくても、Asは騙されたと思ってDVD一巻見てみるといいぜ!
正直二期は最高過ぎる
よくよく考えたら名簿には「ラドック=ランザード」って載っているから
ゼルガディスがズーマの存在に気づかなくても自然だな
俺も質問
……アニメ版のアプトムってオタクなのか?
そうだとしたら、それが判明する話数を教えて欲しい
変態っぽいことは16話で何となく分かったんだがw
ああそうか、名簿にはラドックの方で乗ってるのか
それなら確かにわからんな
……そういえばゼルってキメラだけど血は赤いんだろうか?
血は普通に赤いはず
ただし髪はペンチで切る(針金だから)
ガイバーは未把握なんだよな…
確かアニメ版でもオタクだったはずだが
原作鉄オタでアニメガンヲタだろ
>>480 なぁぁにぃぃぃいぃ!? 事実だったのか!
全裸でヒロインの(ryな上に、原作では鉄オタ、アニメではガンヲタとは……
その上、晶に対してツンデレとか…kskロワ内では違うが変身能力も高いし死ににくい
属性ありすぎだろw
いそいでアニメ全話見てくるよノシ
>>477-478 ありがとうw
前にテーブルに倒れこんだら髪の毛が突き刺さったシーン見てから、こいつまさか血は緑じゃなかろうなって思ってたww
何回目か分からんが質問するぜ!
スレイヤーズは無印、try、next、revolution全部話同じ?
>>483 無印から全部続いてる
無印(ガウリィとの出会いから魔王を倒すまで)→next(仲間たちとの再会から魔王の腹心倒すまで)→try(未開の土地の探索から異世界の魔王倒すまで)→revolution(ごめん、実は見れてない)
>>483 いやいやいやいやいやいやwwwwwwww
頼むから最低限、wikiとか見よう、な!
話は全部違うよ。続き物になっている
大方の話の流れが掴めればrevoだけ見てもいける……はず…………
ちなみにズーマはrevoからの登場
ゼロスくんはnextから登場、リナとゼルガディスは無印からいる
あと順番は無印→next→try→revo
tryはギャグ色が濃いしアニオリで色々と狂ってるから見なくてもおk
ただゼロスの残虐さはtryが一番確認しやすい。
しかし一人称は「私」ではなく「僕」だからな! tryとrevoでは私とか言ってるけど無視するよーに。
2chのスレイヤーズスレのテンプレを見て、revoをある程度見ればいいんじゃないかな
ちなみにズーマの初登場話は7話で、10話だか11話にも出ているよ
ただ小物臭が漂うのがなんとも……原作ではすっごく強いのに…………
ズーマさんが小物くさいのは、7話で暗殺者のお仕事中なのになんか延々しゃべってたり、
リナへの私怨というか、私情がところどころに見えちゃうせいではないかと思う
やっぱりアサシンは機械的に、冷酷にお仕事してほしいなーと思う自分
ズーマの戦闘方法知りたい場合は原作の「聖王都動乱」あたりから数巻読むといいぜ
すまん今外出中でwiki見れなかったんだw
ビデオ屋にちょうど行ったら四種類あったんで迷ってたんだ。サンクス。
じゃあrevo把握するよ。
>>486 そうそう、多分それが原因
登場時も夜じゃなくて昼間でしかも快晴だったし船の上でなんかイメージ違う
せめてリナの気道を潰すとか、原作通りにやって欲しかったなぁ
剣を折るのも見られなかったし残念だぜ。ガウリイとのどんぱちも不完全燃焼で終わったって感じだ
OPで一番輝いているっていうw
>>488 ごめん、携帯だったのかw
把握いてら。ただ設定が細かいから、分からなくなったらまた質問来いよ!
>>490 んにゃ、名乗るのは別にいいんだよ、そういうお仕事スタイルなんだなーと思ったし
ただガウリィひっ捕まえてグダグダ脅したりしてたあたりが小物臭い感じがした
ここのSS読んでから把握しに行ったから、もっと寡黙で淡々と仕事するタイプなのかと思ってたせいもあるかも
>>490 アプトムは結局どっち!? はっきりさせてくれよ〜。
16話だけ先に見て、現在13話視聴中だがアプトムの出番少ねぇw
名乗るのは別に問題ないんだけど、
「聞け! リナ=インバースよ(ry」とか「恨むなら(ry」はズーマらしくないと思う
原作では必要以上に話してなかったし、もうちょっと強かったって……
「獲物をいたぶる趣味はない」って言ってるけどどう見てもいたぶっています本当に(ry
>>492 なるほど。
まあこっちのは原作仕様だしねw
そういえばズーマはリナに恨みがあるようなことをアニメ版では言っていたが、あれは原作も同じ?
でも私情に走る暗殺者ってやっぱりかっこよくは見えないんだよなー
アプトムは敵の戦闘力を全部ガンダムに例えようとする生粋のオタッキーだよん
プトムはどう見てもヲタキャラじゃないの?
>>495 原作では、別にリナは恨まれていないよ
リナと会う前にゼルとかゼロスとかと戦った事もあるし、純粋なアサシン
依頼人が死んでも仕事を全うするのがモットーだから、しつこくつきまとっているように見えるだけ
>>496>>497 やっと14話を見てるけどそのオタク要素が確認出来ないのだよ
冒頭で復活するっぽい描写があったからこれからに期待
原作読みてぇなあ。アプトムも閣下もいいキャラしすぎだぜw
>>495 原作のズーマはもっとプロフェッショナルだぜ
>>493 まだ把握し切れてないけど、ガイバーって戦いの連続で
あのおっさんがオタ趣味を披露する時間なんてないんじゃね?
>>495 私情はまったくなし。
前金をもらったら依頼者が死んでも続けるはためーわくなプロ。
話を切るが…没スレで俺の嫁に変なもん食わせた奴
怒らないから出てこいw
ついでに没スレで我らがアイドルに本気でお茶くみさせた奴も怒らんから出て来いw
没スレでマスコット的生物を袋に詰め込んだ奴も出てこいw
>>500 交戦中に「この強さは……」とか何とかでガンダムに例えるんじゃね?
ガンダムよく分からないから何とも言えないけど
没スレですっ転んで紙をかき集める我らのアイドルに萌え殺された。
本来の萌えってこうあるべきなんだよなぁ…
まっくろ(ryも十分にかわいいじゃないか、アイドルアイドル
でもどっちかっていうと没スレで我らのアイドルをこき使ってる主催、怒らんから出て来い
ああ、少女の方は可愛いから許す。オッサンは許さん
>>507 オメガマン「やめろ、照れるじゃないか。
っていうかwikiの用語集に「ロリ」と「ケモノ」追加したのは誰だww
しかも対にするとか微妙に凝ってるあたりに愛を感じるww
見てきた。用語集自重しろw
エヴァの3巻まで借りてきたぜ!
本当はなのはstsも借りたかったんだがなかったのでここで進められたAsを借りてきた。
……そして俺の家の近所のビデオ屋に砂ぼうずがないんだがどうすればいいんだOTL
中トトロに茶菓子を運ばせた上に転ばせたのは自分だ、後悔はしていない。
ちょっとSS書く程の時間が今週取れなさそうなので暴走した。
そしてqY氏のkskっぷりGJ!用語集編集した人もGJ!!
>>510 @ニコニコで「砂ぼうず」で検索して見る(一部抜けあり)
Aようつべで「Desert Punk」で検索して見る
お好きなほうをどうぞ
>>510 ニコにあるのかw
じゃあアカウント持ってるしニコで。
把握間に合ったら鬱少年組書きたいが多分厳しそうだ。
夏子さんの把握に努めたいんなら、15〜16話、19〜20話を見るのがおススメ
両方ともニコにあるのでどうぞ
前半では彼女のおおよその性格と人への接し方、後半では軍人らしい一面が把握できる
ニコニコでも「Desert Punk」で出てくる罠(確か13話?以外は全部ニコで揃う)
俺はニコニコで見たけどコメントと一緒に見たほうが断然面白かったw
ホント砂ぼうずはニコニコと相性がいいな
静かだな…皆今晩のアプトム投下に備えてんのかなー
そしてアプトム投下されれば未明は鬱組とガスのみ、そろそろ安価タイムだな
ガンヲタ(?)の名誉挽回なるのか
安価で禁止エリア決めは楽しみだな
放送って期限決めてその間に書きたい人に書いてもらって
その中から安価で選ぶ、って形でいいのかな?
オタクはネタだよw
放送自体は予約じゃないのか?
どういう形でもいいんじゃないか?
ただ今後の展開に関わるから
まず一回仮投下スレに落としてほしいなとは思うけど
あと、話変わるけど
今創発板で、月ごとに変わる御題で各スレ名乗って創作するっていう祭りやってるんだけど
kskロワからやるとしたらどんなSSになると思う?
ショートショートスレとか絵スレとかなら簡単だろうけど
リレー企画なロワスレでやるとしたらどうやるんだろうとちょっと気にかかった
放送は予約、禁止エリアは安価で決定
じゃないの?
>>524 そんなのあるのかw
ここは勿論トトロ×ロリでお題に沿った話だろう
禁止エリアそのものは安価で決めることになってるけど、放送を誰が書くかは決まってないからな
予約制か名乗り出たもの勝ちか、はたまた第三の道か
ただ書きたいって人は自分の他にも結構いる気がするんだぜ
じゃあまた予約合戦かw
放送は暇が出来れば書いてみたいと思ってる
お題SS、ウチからも出ない?
勿論書きたい人がいればだが
多いみたいだし放送は予約の方がいいかもね。
>>524 リレースレらしく1レスリレーとか?
いいねー御題SS祭りに出るの
じゃあ予約合戦するとしたら残りのキャラが全部投下された次の0時とか?
かなりKYだけど質問。
アニメ版スレイヤーズで光の剣の本当の名前(ゴルンノヴァ)って出てました?
それと使用時は必ず「光よ!」って叫ばなきゃいけない決まりってありましたっけ?
しばらく見ないうちにハルヒが死んでた・・・
ショックだぜ・・・
ハルヒがキョンに殺されるのは予想してたけどこんな早いとは・・・
オレの勝手な予定ではハルヒの致命傷を
スグルがフェイスフラッシュで助けて心臓病で死ぬ展開だったんだぜ
ちょい失礼。
◆qYuVhwC7l.氏の「本の森の中で…/CODE:N」をwikiに登録しようとしたんだが、
容量オーバーみたいなんで、何処で前編・後編に区切ればいいのか教えてください。
原作では「光よ!」っていうのは気分で言ってるだけなんだが…
アニメ初期のやつしか見てないんだよなー
537 :
535:2008/10/01(水) 21:57:59 ID:hyhqAD5H
ごめん上のレス忘れてw
書いてあったの見逃してた……otz
レボは少ししか見てないけど、光の剣のレプリカ(時間がたつと刃が消える)とかいうのがあったような
>>534 フェイスフラッシュ制限されてなかったっけ
>>536 気分ですか、どうもです。
ゴルンノヴァについてはさして重要ではないと思うので記述を入れました。
問題があるようなら指摘をお願いします。
短いですがアプトム投下します。
鉄ktkr支援
アプトムはひたすら自分を襲った相手から逃げて来て、追跡者がいない事を確認してから近くの民家へ入った。
姿はガイバーTと酷似しているが、所詮は擬態。
それをものの数分もしない内に見破られ、あっという間に敗北した。
そして、様々な疑問が頭に浮かぶ。
ガイバーでも獣化兵(ゾアノイド)でも、ましてや人間でもない存在に破れたこと。
襲撃者の正体が全く分からないこと。総司令を脅かすかもしれない存在に遭遇したこと。
余りにも謎が多すぎる。
しばらく、民家に突入したままの姿で固まっていたが、冷静さを取り戻して椅子に腰掛けた。
とりあえず、水でも飲んで落ち着こうと変身を解く。
全裸になる。
確かに、普段の人間形態から獣化する時に膨れあがり熱を放つから衣服は必然的に駄目になってしまう。
今までその事を失念していた為、また硬直したアプトム。
だがどうせ誰もいないだろうとそのままの姿でディパックを開けた。
「…………?」
何かがおかしい。あの謎めいた、『割れ目がついたポットの様な物体』が無かった。
ディパックの中身が入れ替わっているとしか思えない。
しかし、あの鎧男がわざわざ中身を入れ替えて律儀に投げ返したとは考えにくい。
ディパック自体が入れ替わっていると考えた方がよさそうだ。
――――だが、何のために。
わざわざご丁寧にディパックをくれたとしか思えない。余りにも謎めいた行動。
今は考えてもしかたないとかぶりを振り、水筒を取り出し口をつけた。
そして大きく深呼吸をする。
どうやら、行動方針を一から練り直さなければならないようだ。
その前に何か武器でもないか、とディパックを探ってみる。
使えるなら服でもいいと考えつつ探していたのだが、サングラスが出てきた。
確かに、アプトムは普段サングラスを着用しているが、全裸にサングラスをかけただけの男には誰も近寄らないだろう。
否、そんな格好で外は出歩けない。
ため息をつき、今度は武器が欲しいと思いつつ再びディパックに手を入れる。
次に出てきたのは剣の柄と鍔をあしらったものだった。この時代に剣で戦えというのも妙な話だが、これには剣の刃すらない。
説明書によるとこれはゴルンノヴァ――通称「光の剣」と呼ばれる物の模造品らしい。
精神統一をする事によって使用者の精神力に比例した「剣」が出来るそうだが…………眉唾物だ。
精神力を消耗するという説明を読んで、ますます使う気が失せた。
(仕方ない、ガイバーの姿で行動するか)
結局、ガイバーを形態模倣した姿で出歩こう、と判断した。
他の獣化兵の方が強力と言えば強力だが、いかんせん目立ちすぎる。
襲われた時に咄嗟に対応できる姿の中で、威力は劣るが様々な攻撃が出来るガイバーの姿が良いと判断した。
ksk
一段落した所で、アプトムの脳裏にガイバーT、そしてギュオー総司令が浮かび上がる。
先ほど遭遇した強さが「ユニバース」としか表現できない怪物。他の参加者の中にもあの様な怪物が存在するのだろうか。
考えたくも無いが、ひょっとするとギュオー総司令がすでに殺されている可能性がある。
思念派がいっこうに来ない理由も説明がつく。が――――総司令がかなわないような相手では、ガイバーTですら破れるだろう。
そんな強豪が沢山いるのならば出来るだけ遭遇したくない。
自分がガイバーになれたのならともかく、今のままではまたやられてしまう事が必須だ。
あの圧倒的なパワーを思い出してアプトムは身震いする。
(冷静になって考えろ………………まだそう決まった訳ではない)
ネガティブな方向ばかりに考えていたので思い直す。
さっきは運が悪く怪物に遭遇してしまっただけだ。
それに、総司令は強い方だ。出鼻から怪物に会っていなければ後々まで生き延びるはずだ。
無論、それはガイバーTとて同じ。元々は一般人だった彼だが、ガイバーとなって強大な力を手に入れた。
「あの力さえ手に入れば、もう損種実験体(ロストナンバーズ)扱いはされんだろう……フフフ」
ガイバーに殖装した自分の姿を思い浮かべる。
そうして強大な力を手に入れて初めて、「出来損ない」と呼ばれ日陰者だった自分にもようやく日の目が見えるという訳だ。
だが第三者がガイバーTを殺し、先回りされてユニットを奪われては意味がない。
深町晶は所詮一般人に過ぎない。ガイバーを倒す程の戦闘能力を持つ人物が殖装したのならば、その力はより強大になるだろう。
「そうなる前に他でもないこの俺――――アプトムが深町晶を倒す」
だが、やはりガイバーや総司令を凌ぐような強い相手がいることは確かなのだ。
広間に集められた時には一般人にしか見えない姿もあった。強い相手が多いのか、はたまた一般人の割合の方が高いのか。
それを判断するには手っ取り早いものがある。
放送、だ。
死者の名前と禁止エリアが発表される為、聞き逃す訳にはいかない。
禁止エリアは生き延びる為に耳に入れて置かなければならない。
それに死者の名前――正確には人数――はこの殺し合いの進行状況が判断出来る。
故に、死者が多ければ多いほど「怪物」が多く、少なければ少ないほど「怪物」は大量には存在しないということだ。
(たかが一般人には負けはしないさ)
損種実験体とはいえ、そこらの一般人や一般人に毛が生えた程度の奴には負ける気がしない。邪魔者は消し去るまでだ。
今までは怪物のような存在に怯えていたが、自分だって戦える。
アプトムは少しだけ自信が戻ってくるのを感じた。
……だがもし死者が多かったとしたら。
自分を圧倒する相手が多いという事になる。力が欲しいとはいえ、ここで死んでしまっては元も子もない。
その時はその時でまた行動方針を練り直さなければ……。
どちらにせよ、あと何時間か後にされる放送を待つしか術はなかった。
まだ日の出もしていない暗い時刻だ。夜は身も隠しやすいから、襲撃も受けやすいだろう。
それまで休むのも策という物だ。
これからについては放送があり、日の出を迎えてから改めて考えるのでも遅くはない。
そこまで考えた所で、少し休もうとベッドに身を横たえる。
落ち着いてはいる物の、力を欲するあまりに体が熱くたえぎっていた。
今まではこの力も貴重なデータ以上の価値を認めてもらえはしなかった。
ガイバーとの戦いの任務を与えられ、ようやく表に出ることが出来たのだ。
……この状況下では誰がいつ死ぬか殺されるかすら分からない。
運が良ければ任務を全う出来る上に、自分がガイバーになれる可能性だってある。
先ほどとはうって変わった様子のアプトムに戦意がたぎる。
(待っていろよガイバーT……必ず俺の手で殺してやる)
ゆっくりと目蓋を閉じる。
――ガイバーの力を手に入れることを望みながら。
【B-5 民家の中/一日目・未明】
【アプトム@強殖装甲ガイバー】
【持ち物】
碇司令のサングラス@新世紀エヴァンゲリオン、光の剣(レプリカ)@スレイヤーズREVOLUTION
ディパック(支給品一式入り)
【状態】疲労(小)
【思考】
1.今は休み、放送の時を待つ。
2.深町晶を殺してガイバーになりたい。
3.強敵には遭遇したくない。
【備考】
※まだ全裸の人間形態のままです
ksk
【支給品解説】
碇司令のサングラス@新世紀エヴァンゲリオン
その名前の通り、シンジ君の父親である碇ゲンドウが愛用しているサングラス。
特に変わった所はないが、司令官の気分が味わえるかもしれない。
光の剣(レプリカ)@スレイヤーズREVOLUTION
ポコタが保有する、タフォーラシアの技術で作られた光の剣(ゴルンノヴァ)のレプリカ。
物質的な破壊力と、相手の精神そのものを断ち切る、という性質を持つ。本物に劣らず威力はそこそこ。
が、長時間の使用したり、強力な魔法を防いだりする(大きな負担をかける)と光が消えてしまう。
光の剣の刃の長さは、使用者の精神力に比例する。
たいていは使用時に「光よ!」と叫んでから発動させる。おそらくかけ声みたいな物。
ある程度の精神集中が出来れば誰でも扱えるかも知れない。
しかし一般人ではダガー並みに短く弱くなる可能性がある。
ゼロスなどの魔族には効果覿面の武器である。
ksk
>>533 本当の名前は2期と3期で出ているよ
ksk
以上で投下終了です。
タイトルは「獣化兵の決意」で。
光の剣(レプリカ)について色々と勝手に決めてしまった感があるので、
問題がありましたら指摘をどんどんお願いします。
それと
>>547氏ありがとう。記述入れてよかった。
投下乙です!
光の剣ktkr
質問はこれだったのか
投下乙
アプトムかっこよく見えるけどオタ云々はネタだったんだね・・・
みんなのネタスキルのおかげで俺の中のアプトムのイメージが変な風に固まってしまっていたが
今回の話で払拭できましたw
投下乙!
碇司令のサングラスふぁついに来た!
しかし裸にサングラスは確かにやばいw
あとコートがあれば完璧な変質者だw
投下乙〜
アプトム余裕だな
このまま放送までごろごろしてるつもりか
まぁ無駄に歩き回って体力消耗するよりはこのほうがかしこいのかも
投下乙GJ!
ふむ、こいつがオタで変態との噂のアプトムか…
投下乙!
アプトムのイメージがころころ変わっていくww
投下乙
アプトム、慎重になったな
光の剣レプリカは本物と違って衝撃波でないけど
対魔法の当たりアイテム、彼はそれに気づくだろうか
やっぱ平日は人少ないのねー
とりあえず
>>527はどうする?ちょろっと覗いてみたらレス数制限があったんで、一人1レスずつリレーしてそれをあっちに投下したら面白そうだなーとは思ったんだが
今来た。感想は明日書きますがとにかく投下乙です。
>>557 個人的にはやってみたいwアニメキャラでもいいのかな?
もちろんやるなら参加させてもらいたいな。
>>557 直接投下のとき5レス以内って制限があるだけで
txt投下とかなら長編でもおkだよ
むしろ1人5レス以下で、すでに投下した前の人の話をリレーしたりしたら面白そうかも
遅くなりましたが、投下乙です
さんざんヲタだとネタにされ続けたアプトム
放送まで動かないという判断が、はたして吉と出るか凶と出るか……
そういえばひとつ質問
現地調達ってどのへんまでなら許されるかな?
たとえば冷蔵庫から食料を取るとか、キッチンから包丁を取る、あるいは家のなかの救急箱を取る、などなど
食料は砂ぼうずがレストランで盗み食いしてたから大丈夫な気がするが……
普通に置いてありそうなものならありだと思う
日用品レベルならまあ大丈夫じゃないかな、と個人的には思う
あと必須なのは鬱少年組だけかな?
……うむ、プロットはあるが時間がない……
ガスコンビも必要……かも
爆音があった方向に未明にかけだしたから、明け方にアクションが何にもないのもおかしい気もするし……
ガスコンビも忘れちゃダメだぜ
位置的にはボッチ目玉とオメガマンのどちらかと遭遇しそうなんだが…
シンクロニシティ
今夜に投下されるのはドロロ・リナ組か…
色々とボロボロな状況だけど、どうなるんだろ
川流れ状態なんだっけ
リナは大変だよな
ズーマにピンポイントで命狙われ、ゼロスは友好的とはいえず、仲間のゼルもマーダーという…
よく考えるとスレイヤーズ組ってみんな危険だな
開始前はまさか砂ぼうずやエヴァ並に危険人物だらけになるとは思わなかった…
あーでも、ゼロスとズーマに対主催は無理だろうとは思ってたけど
そりゃ生粋の暗殺者や人の苦痛を糧とする魔族にきれいな対主催やれというほうが無茶だろww
まぁでもゼロスがマーダーじゃなくて一応対主催であるのは喜ぶべきなのかもしれんが
>>572 いや、寧ろ自称対主催の方がタチ悪くないか?w
やってることはそこらのマーダーより余程悪質だしw
このままだとホリィさん禁止エリアに投げ込まれるし
ふと気が付くとこんな物を書いていた
・『子離れ出来ない魔王様』 高町なのは
・『空飛ぶネコミミ便利屋』 小砂
・『フッキーU逃げてー!!』 冬月コウゾウ&加持リョウジ
・『L.N.アプトムは鉄・ガンオタなのか?(注:違います)』 アプトム
・『セーラー服と散弾銃』 惣流・アスカ・ラングレー
・『筋肉とロリのマッスルドッキング』 キン肉マン・ヴィヴィオ
・『説明不要のヤンデレ・kskマーダー』 kyon
・『早く人間になりたーい……』 ゼルガディス・グレイワーズ
・『早く血の雨を降らせてくれッ!!』 ラドック・ランザードことズーマ
・『ロリなんか俺が前歯へし折ってる!』 ケロロ軍曹・タママ二等兵・サツキ
・『俺たちに夢と希望を見せてくれッ!サービス担当ロリショタコンビッ!!』 佐倉ゲンキ・キョンの妹
・『慌てない慌てない、一休み一休み』 悪魔将軍
・『THE・ねこねこコンビ(仇名がネコなカブトムシ&声的にネコな変身機械娘)』 ネオ・ゼクトール、ノーヴェ
・『響きがじゅ〜すぃ〜!展開もじゅ〜すぃ〜?ハム肉コンビ』 キン肉万太郎・ハム
・『原作、ロワ共に登場時間とキャラの格が反比例している男』 ナーガ
・『ご飯を食べながらお勉強ははしたないと思います』 ゼロス、ホリィ
・『漫画化決定!(悪)夢見る閣下様!!』 リヒャルト・ギュオー
・『太眉委員長ヤンデレメイド鬼娘』 朝倉良子
・『冷たいファイティングまっくろくろすけ』 ウォーズマン
・『ドラまた蛙の川流れ』 ドロロ兵長、リナ・インバース
・『変態(ヒーロー)は遅れてやって来た!まさかの真のロリの敵』 雨蜘蛛、草壁メイ
・『仮面の超能力貴公子』 古泉一樹
・『いいからもふらせろッ!!僕らのケモノアイドルッ!!』 トトロ
・『大人のお姉さん×2よりも僕は同年代の友人(男)がいい・両手に花の鬱トリオ』 碇シンジ、川口夏子、朝比奈みくる
・『舐めまわされたり食べられたりもしたけれど、私は元気です』 オメガマン
・『竜・巻・地・獄!矢でも鉄砲でも持ってこいやぁ……!!』 アシュラマン
・『(活躍的な意味で)大爆発はまだなのか!?期待の対主催ガスコンビ!』 ガルル中尉、スバル
・『ボッチ目玉もふもふ小動物(白)添え』 深町晶、スエゾー
・『姉なボイン(微妙)と妖怪と』 セイン、砂ぼうず
……俺は一体何をやっているんだろう
>>574 ブーメラン状になって戻ってくるホリィさんを想像してしまった
いいからもふらせろっ
に吹いたww
そして激しく同意見だ
>>575 こwれwはw
とにかくGJ!
もふらせろ同意すぎる。
そしてロリの前歯へし折っちゃらめええええ!
俺も考えてみた。面白くないかもしれない。
こんな●●は嫌だ〜kskロワ編〜
ケロロ「ふっ、これでサツキ殿の吾輩の評価はウナギ登り!これで最終的に吾輩の理想の伴侶にするのみ……くっくっく」
ゲンキ「ちっ、ガキの体には興味ねえんだよ」
ヴィヴィオ「ママ、ヴィヴィオスグルお兄ちゃんと結婚するの」
砂ぼうず「そうだ、この世はノリと勢いとkskとロリじゃないか」
フッキー(ネコミミ萌ええええええええええ!!)
晶「♪ポーニョポニョポニョさかなの子♪」
トトロ「古泉きめえw俺に乗っていいのはロリだけなんだよwメイたんハアハア」
ゼロス「大切なのはラブ&ピースですよ」
そんなつもりじゃなかったのにロリネタばっかりになってしまった。
>>581 つっこみどころ満載だがまず一言
>ヴィヴィオ「ママ、ヴィヴィオスグルお兄ちゃんと結婚するの」
やめて!なのまママの(精神的)ライフはもうゼロよ!!
583 :
582:2008/10/02(木) 18:38:08 ID:COaMKU0x
なのまってなんだよ……orz
なのは、なのは、なのは、と魔王が怖いので三回唱えておこう
トトロwwwwwwwww
とりあえず肉はめい☆おーにディバインバスターぶっぱなされれば良いと思うよ
>>581 万太郎「急にボクに五歳の母親が出来たってどういう事なの父上!?」
まっくろくろすけ「やるな、キン肉マン。こちらも紹介しよう、嫁だ」
メイ「まっくろくろすけと結婚する〜」
>>586 ちょwまっくろくろすけw
雨蜘蛛「何を言う、それは俺の嫁だ」
(<、,,> ":::::::::::::::::::::::::::: 、
〜〈/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
〃:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<、 ど ロ こ
~そ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,) も リ の
、_ ,, /::::::::::::::::::::::::、,ゝ===く:::::::,:::::ヽ め コ
`V::::::::::::::::::::、_γ `ヾ,_ < ! ン
l::::::::::::::::::::::く( r,J三;ヾ )> く,
〜v,ん:::::::::::::::´:::::::=; {三●;= } ,=ニ `/l/!/⌒Y
l:::::::::::::::::::::::::::::ゝ≡三=イ ´::::゙:::::::::::::::::::::::::::::::
、m,.. ,ゞ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
´ " ~ ヘ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
まっくろくろすけ自重しろww
そして雨蜘蛛…お前はもっと自重しやがれwwww
きれいでまともな対主催が少ないなぁ…
マーダー補正ならぬ対主催補正がほしいところだ
なのはさん、冬月、キン肉マン、ゲンキ、万太郎、ウォーズマン、ガルル、スバル、晶、スエゾーって所か…
大体10人…うわ、全体の4分の1ぐらいかよw
マーダーは補正無くても強い奴ばかりだからちょうどいいんじゃない
きれいでまともな対主催……
子供を除くと、冬月さんにケロロ、ガスコンビ、キン肉親子、ボッチにコーホーくらいか?
8/44か……確かに少ないな
なのはさんはグレーゾーンだと思うぜ
まだだ、まだ分からんよ。
危険対主催はどうなるかわからんし、
ナーガや悪魔将軍が友情&ガッツパワーに目覚めてくれるかもしれん……?
ナーガはわかるが将軍は…対主催のイメージがわかねぇw
ナーガと悪魔将軍がタッグを組んで襲ってくるだと!?
悪魔将軍「悪魔にも友情はあるんだぜ」
ダメだ勝てる気がしねぇwww
ちなみにグレーゾーンと危険対主催ごちゃまぜの「危険人物」のくくりだと、
なのは、小砂、加持、アスカ、タママ、ネオ・ゼクトール、ノーヴェ(暴走?)、ハム、ゼロス、朝倉、
ドロロ、古泉、シンジ、夏子、砂ぼうず……で15/44
しかもなんか怖いのがいっぱいいるんですけどー!
しかしナーガ相手に友情を教えられるキャラは…
あ、そういうのは肉キャラの専売特許じゃないか!行ける!!
>>598 いい感じだなグレーゾーン。
やってること&思考がマーダーとほぼ同じな奴もいれば、精神的に不安定になってる奴、殺すことに躊躇がないだけで対主催、といろんなタイプがいていいな。
ところで今エヴァ把握中なんだが、アスカシンジはともかく、
レイカヲルゲンドウと言った魅力あるキャラから勝ち抜いて加持とフッキーがここのロワに出れたのはなんでなんだろう?
いや二人も十分魅力あるけどさ(エヴァの登場人物は皆良い)。
加持さんはロワ向きな性格かもしれんが今のところフッキーはそんな感じもしないんで要因はどこにあったのだろうと思ってみたりしている。
それはkskと安価神の思し召しです
そりゃ安価の神のお導きさ
始まってみればフッキーは考察できるまとめ役の大人という貴重なポジションについているし
本当にkskとはすごいものだ
>>600だが
あ、そうか、登場キャラも安価か……OTL
参戦キャラ決まってからここに来たからってアホなことを……
ちょっと反省してトトロの腹の上で窒息死してくるノシ
登場キャラ決めの安価は盛り上がったよなw
スレの勢い値がやばかった
ずっとサーペントのナーガを狙ってたけど
全然かすりもしなかったのもいい思い出
しかし
>>604が辿り着いたのはスエゾーの口の中だった
カオル君の神業は凄すぎたなw
>>605 しかしあの時の全板停止はマジで焦ったという
ダブルナーガも面白かったかもな
あれ?そういえばリナって名簿見てたっけ
見てたら絶対ナーガをあのナーガだと思う気がするんだが
リナの場合ナーガについては「見なかったことにする」ことが多いから
実際にナーガの名前を他で聞くまで反応なくても問題はない
A「そういえばこのナーガという……」
リナ「言わないで!あえて触れないようにしてるんだから!」
こんな感じで
>>609 あれはあせったな
さぁやるか!ってところで書き込みできなくなって
まさか2ch全体のトラブルだとは最初思わなかったから
俺がこんなことになってるうちにキャラ決めが進んでるのかとヒヤヒヤした
ナーガはキーガを引き連れて乱入してくる予定です
>>612 今考えればあれも安価神の気まぐれだったのかも知れんw
安価神の話で盛り上がっている所すみません。
「獣化兵の決意」についてですが、よくよく考えたらアプトムは正式な獣化兵では無いので
SSのタイトルを「死闘の果てに…」に変更します。元ネタまんまだけどキニシナーイ
それとwikiに収録しつつ日本語がおかしい所は修正しておきます。毎回修正している……orz
お、修正乙です
自分でwiki収録とはさすが
そー言えば時間が「未明」になっていたんですけど、「明け方」にした方がいいですかね?
どちらでも問題は無いと思いますが……。
俺的には現在綺麗でマトモなのは
フッキー、キン肉親子、ゲンキ、ガスコンビ、ケロロ、スエゾーなんだよな。
晶はケモノに勘違いフラグ持ってるし、コーホーは失明中(=ロワ的には…)
つまり8人か。
俺的にスエゾーは綺麗に分類できないな
む、確かに立ち位置はセインあたりと同じか…
そうなると7人か。減っちまった。
独断ですが、とりあえず「明け方」に修正しておきます。
>>621 反応遅れましたが問題ないと思います
修正乙です
すまん、絶対に忘れたらいけない奴を忘れていた。
我らがアイドルも立派できれいな対主催だったわ。
モンファアニメをリアルタイムで見ていてかつ今も全話録画したビデオを手元に持っている俺としては、スエゾーは綺麗だと思ってるぜ
なんだかんだで正義の味方だし、著しくヘタレな面はあるけど誰かを助けたりは普通にすると思うんだ
>>623 我らがもふもふ様は綺麗ではあるが、あれは対主催なのかな?w
だって「主催も傷つけたくない」だから敵対と言うよりは…いや完全に揚げ足取りレベルではあるがw
しかし不殺を目指すキャラってなロワでは中々カワイソスな立場になるけど、果たしてここではどうなるんだろうかね…
>>625 不殺は熱血主人公に多いんだけど、トトロって熱血主人公?
ふう、間に合った
ドロロ・リナコンビ投下します
気がつけば、拙者はよくよく見慣れた場所にいた。
隊長殿の手によって改装された、住み慣れた和室。
目の前には作り立ての朝食が置かれ、焼き魚の香りが鼻をくすぐっている。
そして膳を挟んで向かい側には――
「どしたのドロロ?御飯が冷めちゃうよ?」
地球へ来て間もない頃、罠に引っ掛かっていた拙者を助けてくれ、
その後共に忍の修行に励んだ少女――東谷小雪が、いつもと変わらぬ顔で微笑んでいた。
「――何でもないでござる、小雪殿。少々奇怪な夢を見ていただけでござるよ」
「あはは、それは災難だったねー」
「笑い事では無いでござる!……あのような夢はもう二度と見たくないでござる」
「ご、ごめんごめん」
夢の中の出来事を話した途端、茶碗片手に大笑いする小雪殿。
まあ、この様な荒唐無稽な夢を話せば、それが普通の反応であろう。
夢。
本当に、夢でよかった。
こうして小雪殿と再び笑い合えるのも、あれが夢だったからこそ。
夢ならば、いずれ忘れることができる。
「ねえねえドロロ、夢にはどんな人が出てきたの?強い人とかいた?」
一足早く食事を終えた小雪殿が訊いてくる。
ふむ……強い人、でござるか。
「リヒャルト・ギュオーなる男に襲われたのでござるが……恐ろしい相手でござった」
まるで悪魔のような姿をしたあの男は、リナ殿の魔法、拙者の術をもってしても倒せなかった。
あのまま戦っていたら、恐らくリナ殿共々殺されていたであろう。それほどまでに、あの男は強大であった。
「…………?」
と、そこまで話したところで、小雪殿の様子がおかしいことに気がつく。
まるで、母親が赤ちゃんに向かって『いないいないばあ』をする時のように、両手で顔を隠している小雪殿。
「ど、どうしたでござるか……?」
「ねえドロロ、そのギュオーって人は――」
いないいない、
「――こんな顔かい?」
ばあ。
顔から手を退けた、本来小雪殿の笑顔が広がっているはずのそこには、
リヒャルト・ギュオーの首が、首だけをそっくり入れ換えたかのように、小雪殿の体の上に乗っていた。
「さて……今度こそ、地獄へ送ってやろう、暗殺兵」
来た!ksk
「うわあああああああああっ!!」
G-02エリア・温泉にて。
盛大に悲鳴を上げて、包帯で全身を包んだドロロがロビーのソファーから起き上がった。
すぐ隣に座って、悪夢にうなされるドロロを見守っていたリナが目を丸くする。
(うわー、よっぽど怖い夢でも見たんだねこりゃ。起こしてあげればよかった)
リナが見つめる中しばらく膝を抱えて震えていたドロロだったが、視界の隅にリナを捉えると、
ようやくショックが引いてきたのか深く息を吐いた。
「もう大丈夫?ほれ、深呼吸深呼吸」
「か、かたじけない……それより、ここは何処でござる?」
ドロロの質問に、リナはあらかじめ広げておいた地図の、ある一点を指し示す。
そこに書かれた文字は、G-02エリア、温泉。
「温……泉?」
「そ。あれから結構大変だったんだから」
リナは、数時間気絶していたドロロに、その間の出来事を説明し始める。
ギュオーとの戦闘の後、川を流され続けた二人は、運よく河原に流れついた。
その後、意識を取り戻したリナが近くにあったこの温泉へドロロを運び、なんとか治療した。
「以上わずか二行!で、ドロロくん、何か質問は?」
「拙者の治療に使った包帯はどうしたのでござるか?リナ殿も拙者も医療品の持ち合わせは無かったハズでござるが」
その質問に、よくぞ聞いてくれましたと言わんばかりに、勢いよくリナが答える。
「じゃん!何でしょう、コレ!」
「……浴衣でござるな」
「正解、そいでこの支給品のハサミでチョキチョキっとね」
リナの持つ鋏が浴衣を切り裂いていき、数分後には、立派な包帯が出来上がる。
「どう?そうそう、浴衣もタオルも脱衣所に山程あったから、この魔法のディパックにありったけ入れてみたから」
そう言って、リナはディパックをぽんぽんと叩く。
ドロロは、ksk温泉とロゴの入った浴衣の成れの果てを見つめつつ、主催者の妙なサービス精神に一人感謝した。
ksk
「それでドロロくん、病み上がりのとこ悪いけどちょっとばかし見張り頼んでいい?」
「別に構わないでござるが、どうしたのでござるか?」
ドロロの言葉に、リナは黙ってロビーの壁に貼ってあるチラシを指差し、ドロロに読むよう告げる。
「……『この湯につかれば すべすべお肌 完全24時間営業』?」
「そんなわけだから入ってくるね!」
「どんなわけでござるか!?」
「いや、お肌すべすべと言われちゃ入らざるをえないでしょ。それに、体を休めればこの疲労感も消える気がするし」
「ム……まあ承知したでござる。ただ、放送の時刻までには出てきてほしいでござるよ」
壁にかかった時計の短針は、既に五を回り、六に近づいている。
第一回の放送まで、あと三十分も無いだろう。
「了解!じゃ、また後でね。忠告しとくけど、覗いたりしたら死なない程度に重破斬の刑だから!」
言うが早いか、暖簾をくぐって脱衣所へと飛込んでいく。
その後ろ姿を見ながら、ドロロは一人満足そうに微笑んだ。
『貴様、他人を救うより……殺す方が、向いてるんじゃあないか?』
ふと、数時間前のギュオーの言葉を思い出す。
「何とでも言えばいいでござるよ。実際に、拙者の刃は人を傷つける物。否定はしないでござる。
しかし、拙者の刃でも守れる命はある。
大切なのは、拙者が何に向いているかでは無く、拙者が何をするか、でござる」
そう吐き捨て、ドロロはソファーで座禅を組む。
(――放送開始まであと二十分程。今はただ、誰の名も呼ばれぬ事を祈るのみでござる)
殺し合いの最中としては、あまりに甘い考えだとは理解しつつも、暗殺兵はどうしてもそれを祈らずにはいられなかった。
ksk
ksk
ksk
ksk
ksk見っけ!
ksk
【G-2 温泉/一日目・放送直前】
【名前】 ドロロ兵長@ケロロ軍曹
【状態】 軽い火傷、疲労大、左眼球損傷、腹部鈍痛(全身包帯)
【装備】
【持ち物】匕首@現実世界、魚(大量)、デイパック(支給品一式入り)
【思考】
1:殺し合いを止める。
2:冬樹含む一般人の保護。
3:ケロロ小隊と合流。
【リナ=インバース@スレイヤーズREVOLUTION】
【状態】 精神疲労極大、疲労大
【装備】
【持ち物】ハサミ@涼宮ハルヒの憂鬱、パイプ椅子@キン肉マン、浴衣五十着、タオル百枚、デイパック(支給品一式入り)
【思考】
1:極楽極楽。
2:殺し合いには乗らない。
【備考】
温泉で、精神疲労がどの程度回復するかは、次回以降の書き手さんにおまかせします。
無くなったタオルと浴衣の補充に、主催者が何かするかもしれません
【ハサミ@涼宮ハルヒの憂鬱】
ハサミです。それ以上でもそれ以下でもありません。
キョンの妹がキョンから借りた物です。
投下終了。
k 混浴なのに
s サービスシーンが
k 皆無ですorz
投下乙!
ハサミをどこから……と思ったら支給品かよwww
てゆーか
>浴衣五十着、タオル百枚
リナ、貰いすぎw
大事なこと忘れてた、ksk感謝です
投下乙!
ドロロの思考といい展開といい
いい方向に持っていってますのぅ
リナの入浴シーンとは・・・あれ、あんまり興奮しないな
投下乙
リナちゃっかりしとるw
そしてドロロの苦悶が良し
前の話だと今にも死にそうだったので
回復は治癒魔法のリカバリィとセットの方が良いかな
投下乙
夢の中にまで現れる閣下w
くそ!kskしそこねた…
とりあえず投下乙!
いないないばあ→閣下の流れは吹いたw
リナはちゃっかりだしドロロは閣下の言葉を気にしつつ決意新たに…GJでした
投下乙です!
ハサミはハルヒ出典なのかあーw
そしてなぜリナの入浴シーンがないんじゃあ!……と思ったが……まあ別にいry
>無くなったタオルと浴衣の補充に、主催者が何かするかもしれません
この一文見て会場にタオルと浴衣運びにくる中トトロ想像してしまった。
放送を聞いてドロロがどう反応するか気になるなあ……乙でした。
投下乙。
結構不安はあったけどちゃんと対主催のままだった。よかった。
ドロロもきれいな対主催組に追加、かな?
リナはもともとの性格が問題だからなぁ…
>>646 お前は俺かw
中トトロはやく出さないと本気で主催側にまわりそうだww
>>643 了解。修正します
>「拙者の治療に使った包帯はどうしたのでござるか?リナ殿も拙者も医療品の持ち合わせは無かったハズでござるが」
の部分を、
「拙者の治療に使った包帯はどうしたのでござるか?
傷自体はリナ殿の魔法で多少回復しても、リナ殿も拙者も包帯の持ち合わせまでは無かったハズでござるが」
に修正……で大丈夫ですか?
魔法使ったなら腹部の鈍痛や火傷も治りそうな気が。
精神疲労極大だし、今は魔法を使う余力が無かったっ……て事で使わなくてもいいのでは?
それに別に死にそうなほどのダメージは受けてないんじゃ?
大丈夫だと思う☆ぜ
投下乙!
リナの大量パクリに吹いたww
まぁ商売人の娘でがめついし、普段から宿屋のスリッパがめたりしてるもんなw
リナは傷を治す代わりに対象者の体力を消費するタイプの回復魔法しか使えないしな
自分と相手の消耗を考えると、これくらいの傷なら魔法つかわないのが自然
>>652 それもあるから
やばい傷だけなんとか治して、残りは手当てしただけってことでいいんでね
やばい傷だけ選んで治すのは無理じゃね?
リカバリィは治癒能力を異常促進させる魔法だから、やばい傷が治るなら軽い傷も同時に治っちゃうw
そういえばリカバリィって病気の人にかけると病原菌も活性化して
病気がひどくなっちゃったりするんだっけ
確かリナは昔
風邪をひいた姉に治癒術をかける→肺炎にまで悪化
をした事があるらしい
ちなみにその後、姉にシバかれた
ま、結論としては特に修正いらないと思う
そういやふと思い出したんだけどさ…
ヴィヴィオのボイン形態、通称聖王ヴィヴィオって素手のまま拳で戦うっていうスバルに近いパワーファイターなんだよな
まあ何が言いたいのかというと
kyonに渾身のキン肉バスターをかけるヴィヴィオを想像しちまった訳で…
……マッスルスパークだったらちょっとかけられたいかも…太もも…
申し訳ありません
ちょっと私用が入ってしまったので、ゼルガディス、ズーマの予約を少し延長しても大丈夫でしょうか?
本日の午後8時くらいには投下できると思うのですが……
>>658 手段を選ばなくなったkyonがマーダーと手を組んだところを
ヴィヴィ筋がマッスルドッキングかますんだよ。
>>658 延長了解っス!Kskしながら待ちますぜー
>>659 ヴィヴィ筋…そこはかとなく危ない響きだな…ヴィヴィ筋…ヴィヴィ筋………すじ……
663 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 13:53:03 ID:kj4cK2EH
664 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/03(金) 14:30:16 ID:j/IqK2sO
ヴィヴィ筋ワラタw
今日の夜投下はゼルガディスとズーマか
同作品のマーダー同士で楽しみ楽しみ
あれ?もしかして今夜ゼルズーマが来たら
もうあと予約はいってるのない?
そういえばそうだな
あと放送までに最低限もう1話必要なのは鬱トリオ、ガスコンビ、悪魔将軍か
うーん……見事に未把握キャラが目白押し
一番マシな欝少年の両手に花でもエヴァ把握してないし
残り2つは全キャラわからないからもはや論外だ
最悪、将軍様は休みっぱなしでもいいと思うけどね
もちろん予約が入るに越した事はないけど
ヴィヴィ筋にばかり目が行ってるがおれはマッスルドッキングするヴィヴィオとスグルを想像して吹いたww
どっちにしろネタだなw
マッスルドッキングっつー事は、ヴィヴィオがキン肉ドライバーを掛けるって事だよな?
つまり逆立ちの状態でヴィヴィオに両足を捕まれるって事で
……ヴィヴィオのBJがスカートだったとしたら上を見上げればそこにぱらいそがっ!
川口夏子、碇シンジ、朝比奈みくるを予約します。
おっおっ、キタキタッ!
欝少年と両手に花組予約キタ!
やった!予約ktkr
予約ktkr!!
キタキタ!
これであと放送までに必要なのはガスコンビだけか
将軍を…将軍を忘れないであげてください
ではそのガスコンビ+1を予約します。
ガルル中尉、スバル・ナカジマ、ジ・オメガマンを予約します。
W予約きた!今からksk準備だ!
く、休憩中に考察させるのは数少ない得意分野だというのに……自己リレーとは
おおーもしやこれで放送おk?
すげぇ!話してたらまさかの予約ktkr
おおこっちまでキタ!
またまた予約キター!!
将軍は…この際自己リレーでも構わないと思うんだぜ
予約キタキタ!
ここは流れに乗ろう!
悪魔将軍、予約します。
>>681 この場合自重する必要はないと思うぜ!
ノリと勢いで行っちゃえ!
って俺遅い!
俺には早さと勢いが足りてない!
よし!とにかくkskしておこうksk
よし、みんなの言ってくれた通りノリと勢いで……
>>687 ぜ、全力で期待kskするぜ!
と、またまたまたまた予約キター!!!!!!!!
皆さんノリにノリまくりじゃないかw
……って、いったはいいけど微妙にKYな事に……。
なんかすいません。
もしかして、これで放送行けるのか!?
>>692 おkおk
自己リレーが回避されるならそのほうがいいよ
KYなのはIDだけで充分さ
>>692 何を言うか、今のkskとノリはあなたに味方しているってことだぜ!
気にせず書き綴るんだ!俺はそれを全力でkskするだけだぜ!
そうそう、それでいいのさ!
そしてマジでIDがKYだw
すげー一気に予約埋まったよ
ここの書き手凄すぎ
ノリが良すぎるぜここの住人w
俺……あとケロロと砂ぼうず把握したら、書き手するんだ……
>>698に忠告しておく…ケロロ把握は漫画にしておくんだ
アニメは…アニメは……
砂ぼうずはニコニコとようつべで把握可能だぞー
予約が残りの3組全部来てる!
これでもう放送いけるな
やった!これで予約は全部埋まったな!
えーと、結局放送ってどうなんだろう?予約?
今予約中の話が全部投下されたら放送なんだろうけど……それも予約合戦なのかな?
予約っぽい感じではあった
放送は全体に関わるから、書いたら投下前に一度見せてほしいし
早めに予約合戦したほうがいいんだろうか
放送の前に禁止エリア決めないとだな
でもあんませかすのもよくないしなー……
今入っている予約が全部消化された次の日付変更時(0時)に予約合戦でどうだろう
その前後に禁止エリア決めしてさ
書き手さんたちにはそれまでに案を練っていてもらう感じで
>>705 その案だと放送後の予約合戦は
放送が投下された後の0時?
おお3組予約来てるw楽しみだw
禁止エリアも安価で決めるんだっけ?
もう放送か……感慨深いな。
つまりこうなるってことか
今
↓
3日
↓
ガス、欝トリオ、将軍投下
↓
安価で禁止エリア決め
↓
予約が消化された次の0時に放送予約合戦
↓
3日
↓
放送投下
↓
次の0時に放送後予約合戦
多分そんな感じ
そういうことだね
何もない日が増えるから勢いが削がれないかちょっと心配
>>712 それについては書き手さんにはあらかじめ放送案書いていてもらうとか、
あるいは50話突破&第一回放送記念で好きな話語りや投票するとか、色々やりようがあると思うんだぜ
好きな話投票いいな
展開が進みすぎると埋もれてしまう良作があるかもしれないし
まっことに申し訳ないのですが、予定より私用に時間がかかってしまいました
ゼルガディスとズーマの投下、本当に本当にすみませんがあと一時間ほどお待ちいただけないでしょうか?
延長しておいて時間破りになってしまって、本当にすみません……
今までの話で好きなやつ語りしようってそういえば言ってたな
確かにそれいいや、やろうやろう
>>715 全然おkですよ!
むしろ1時間でおk?
2時間でも3時間でもkskして待つよ?
マッタリkskして待つさー
全然おkですぜ!
気のすむまでじっくり書いてください
にしても、順調に話が投下されるな
話の質も安定してるから追ってて面白い
遅くなってすみません。ドロロ・リナコンビの修正ですが、
二人のコンディション的に治癒魔法は使わない方が自然なようなので、
>>648は無しでお願いします。
指摘してくれた方に感謝。
遅れてしまって本当に本当にすみません、ゼルガディス、ズーマを投下します
手が空いていらっしゃる方は支援をして頂たら幸いです
「―――治癒(リカバリィ)!」
朝もや立ち込める森の静寂を乱すように、息を切らした男の声が響く。
どこからか吹いてきた風が木々を揺らし空気をかき乱せば、そこにはゼルガディスの姿が明らかになった。
どっしりとした幹を構える木を背にし、力なく座り込んでいる。
「……よし、少しはマシになったか……」
ふぅ、と力なく息が漏れる。
全身に及ぶ、常人ならば死んでいたであろう大火傷。
攻撃を受けた時に纏っていた白のローブはほとんどが黒く焼け焦げてしまった。
そこから露出する肌も、元の岩石じみた薄灰色のところどころが黒ずんでいる。
針金に変化した髪のあちこちがあまりの高熱に溶けちぎれた様が、男が受けた攻撃の凄まじさを物語っていた。
男を焼き焦がした攻撃者――謎の桃色のモンスターの姿はない。
逃げのびたのか、それともここから離れたところで力尽きているのか。
最大出力の攻撃を受けて一瞬意識が飛んだとはいえ、ゼルガディスは確かに自分の攻撃が相手に命中したことを感じている。
いずれにせよ、奴はしばらくはまともに動けないだろうと思えた。
「しかし、まったく……」
だらりと手を膝からたらし、ゼルガディスは嘆息する。
実際に使ってみて気がついたのだが、普段よりも魔法の威力が低く、術後の疲労も倍化している。
おかげで先ほどの戦闘と今の数回の治癒のために、魔力が底を尽きかけていた。
その上、治癒したとはいってもせいぜい重傷から命に関わらない程度に回復しただけで、全快の状態には程遠い。
無理に動けばろくでもないことになるであろうことは、男自身が一番よくわかっていた。
(しばらく休むしかないか……)
太い幹に背を預けたまま、ゼルガディスはゆるりと顔を空に向けた。
濃紺の夜空は薄青い昼の空へと姿を変え、薄い雲がひらひらとなびいている。
そこだけが場違いなくらいに平和だった。
ksk
別に、人を傷つけるはこれが初めてではない。
元の体に戻るために、「残酷な魔剣士」だのなんだのと人の口にのぼるような悪事も色々とやってきた。
だから先ほどあの少女たちを襲ったことを後悔してなどいない。
元の体に戻るためだ。それ以上の優先事項はない。
だというのに――――
(――くそっ、俺も思ったより甘くなったものだな)
今のゼルガディスの脳裏によぎるのは、明るすぎる巫女姫や能天気な剣士、あるいはこの地のどこかにいるはずの少女。
奴らと一緒にいると、いつもペースを崩された。
よく笑い、よく泣き、よく騒ぎ、どこに行っても厄介事を引き起こす連中だった。
無駄に乱暴でがめつく、そのくせ肝心なところで非情になりきれない、不思議な魅力を持つリナ。
脳みそが筋肉とはよく言ったものといった風に呑気で阿呆で、それでいて心優しかったガウリィ。
正義だ愛だと喚き散らしては高いところに登るお転婆娘だが、その心はどこまでも温かったアメリア。
何ということもない日々が、こんな状況だからか、不思議に懐かしくてたまらない。
些細なことで言い争い、仲直りし、周りを騒動に巻き込んで、時折洒落にならない事態に追い込まれた。
あちこちで敵に出会い、人に出会い、ときに世界を救った。
一日一日を、共に旅していた。
無差別に女子供を殺そうとする自分が、その日々からずいぶんと遠い所に来てしまったように感じられた。
心の中にあった温かなものを自ら崩していく感覚に、ふと指先が震える。
(―――だが!)
ゼルガディスは何かを断ち切るように手を振り払った。
思い出も、優しさも今は必要ない。
必要なのは願いを叶える方法、そのために情を捨てる覚悟だ。
(情を捨てきれず、先ほどの戦いで俺は何度ためらった?何度攻撃を躊躇した?
……その結果がこのザマだ!)
もっと非情に徹することが出来れば、いくらでも確実に仕留めるチャンスはあったはずだ。
それを逃したのは、自分の甘さに他ならない。
ksk
(捨てる……俺が持っていたもの全てを捨ててでも、俺は)
望みをかなえるために積み重ねてきた日々の果てに、この機会が用意されていたのだ。
一パーセントでもいい、そこに可能性が残されているのならば。
願いをかなえることが、出来るというならば。
「…………」
かすかに木の葉を鳴らして吹く風は、ゼルガディスの硬い髪を揺らしはしない。
自ら動かなければ、何も世界は変わらない。
ならば、今までの自分は捨てよう。捨てて、ただ血と殺戮に染まった「化け物」になろう。
全てはいつの日か、「ヒト」に戻るそのために。
「……さよならだ」
誰に言ったともわからない呟きが、蒼い空に溶けて消える。
その跡を追うように、ゼルガディスはゆるりと立ち上がり、
「――――っ!?」
ザン、という音とともに木を貫いた刃の先が、彼の髪先を斬り落とした。
◆ ◆ ◆
(迂闊だった……!)
生い茂る草木をかき分けるように走りながら、ゼルガディスは苦々しく毒づいた。
先ほどの桃色のモンスターとの戦闘、そしてそれ以前にあの女子供もろともを襲ったとき。
その両方の戦いで銃や魔法を連発し、向こうも惜しげもなく使ったために相当の戦闘音がしていたのは間違いない。
感傷に浸りそのことを失念していたために、すぐ傍に襲撃者が潜んでいる可能性に気付けなかったのは明らかなミスだった。
木が、草が、岩が、ゼルガディスの行く手を阻む。
最初の一撃をかわすことが出来たのは、本当に純粋な幸運に過ぎない。
気配もなく、音もなく立ち回り、機械のごとくどこまでもどこまでも対象を追って刃を振り上げる黒い影。
ksk
ksk
「ズーマっ……!」
このような状況で、その男に会ってしまったのは最悪としか言いようがなかった。
(マズい、マズすぎる――!)
木に刃が刺さった次の瞬間、襲撃者の顔も見ずにゼルガディスは反転、身一つで森の中へと走り出した。
否、見る必要などなかった。
全身を覆う黒い布、その手甲と一体化した刃。
そして真実影の如くに希薄な存在感でありながら、確かに自分を追いかけてくる殺意。
その男は豪華客船の船上でリナを襲った、あの暗殺者に違いなかったのだから。
ザザザザ、と葉をかき分ける音がする。
ズーマ自身の足音はなく、一瞬遅れて彼にはじかれた障害物たちの出す音だけが頼りだ。
視界の悪い森の中、影は何一つ違うことなくゼルガディスを正確に追ってきている。
(――くそっ!)
底を尽きかけの魔力に、激しく動くと激痛の走る体。
加えて、「治癒」の術のためにその傷の回復と引き換えに奪われた残り少ない体力。
これならば魔族さえ相手取れると思えた魔法槍は先ほどの戦闘で壊れてしまった。
最悪という言葉にこれ以上当てはまる状況があるというなら、教えてほしいくらいだった。
「―――――」
「っくぅ!」
膨れ上がった殺気にとっさに体をひねれば、開いた空間に黒い体躯が飛び込んでくる。
目と鼻の先に降り立った影の瞳には、ただ殺意とその対象であるゼルガディスが映るのみ。
一切の躊躇いも感情も浮かべない瞳に、背筋を悪寒が走った。
「火炎(ファイア)――」
「遅い」
呪文を唱えようとした喉に拳が入り、疲労と相まって声が途絶える。
その瞬間、影の右腕がゼルガディスを襲った。
ksk
ksk
ksk
「――ぐっ」
右肩に、左腕に、鋭い一撃が食い込む。
走り続ける足に、何度も蹴りが、刃が、手刀が撃ち込まれ、走行を妨害する。
喉元に、胸に、腹に、太ももに、何度も何度もきらめく凶器の刃が襲いかかり、突き刺さろうとする。
全身の急所を隙あらば打ちすえられ、ゼルガディスの体は悲鳴を上げた。
「く、炎の矢(フレア・アロー)!」
今何の武器も手にしていないゼルガディスに出来るのは、残りの魔力を振り絞り魔法を放つことのみ。
何か剣でもあれば――それこそ先ほどの槍があれば、多少斬り合うことはできたかもしれない。
だがそれが不可能な以上、ゼルガディスは魔法に頼るしかない。
そしてそれは、相手の詠唱を許さぬ速度でもって攻撃を仕掛けてくるズーマ相手には、二手も三手も遅れを取るやり方でしかなかった。
隙を見て必死に詠唱し火矢を放つが、全てをあっさりとかわされてしまう。
時折影の動きが鈍ったようになり、その時はこちらの攻撃が体をかすめたりもするのだが、一発としてまともに入らない。
「っく、が、ぐふっ……」
「……ちっ……」
相手に何らダメージを与えられないまま、ゼルガディスのみが削られていく。
それでも未だ彼が生きているのは、またしてもその合成獣の体のおかげだった。
至近距離で受けた砲弾にさえ傷一つ負わないその硬い岩の肌は、べアークローの鋭い刃を易々とは通さなかった。
並みの刃物ならまったく通さなかったかもしれないというほどに、ゼルガディスの肌は強固だった。
そのことにズーマ自身も苛立っているのか、執拗に同じ個所に刃を打ち込んでくる。
肌のひときわ硬い箇所に触れたのか、べアークローの四つの刃のうちのひとつが欠けた。
「…………」
「!?」
ふと一瞬、ズーマの気配が遠のいた。
思わず顔や急所をガードしていた手をどける。
その瞬間、立ち止まり、木の幹にその両足を押しつけたズーマが、ばねのように飛びかかって来るのが見えた。
「――――っ!!」
凄まじい激痛を放つ足を無理矢理動かし、体をひねる。
ゼルガディスの頬をかすめて飛んだ刃は、その先にあった大木の幹をごっそりと抉り取った。
ズーマの瞳が笑みに歪むのが見えた気がした。
ksk
(まずい、あれを食らったら――)
さしものゼルガディスの硬い肌も、間違いなく貫かれてしまう。急所に食らえば一巻の終わりだ。
とっさに身をひるがえし、より草木の生い茂る方へと逃げる。
少しばかり距離が開いたが、ズーマは大して速度を落とさずに追ってくる。
次の一撃で仕留めようというのだろう、すでにその刃はドリルの如くに構えられていた。
(だが――)
ふ、と殺気が遠のく。
視界の端で、ズーマが木に両足をついて今まさに飛びかからんとするのが見えた。
(それがお前の命取りだ!)
勢いを殺さないために、ズーマはゼルガディスに対し一直線に飛びかかってくるしかない。
つまり、こちらが何らかのアクションを起こしたとしても、そこを突っ切るしかない。
一瞬あいた距離と、コースのわかっている軌道。
逆に言えば、これほど魔法を撃つに適した瞬間もなかった。
「火炎球(ファイア・ボール)!!」
ズーマが飛び込んでこようとしたまさにその時、発動した火炎を纏う球が一直線にズーマに向かって飛び、
一瞬の躊躇もなく、自ら勢いを殺してズーマはそれをよけ、ゼルガディスに肉薄した。
「な……!?」
予想と違う相手の行動に、一瞬脳が動きを止める。
影のごとき暗殺者にとっては、その一瞬で十分すぎた。
影の右腕より生えた刃は、魔術を撃とうと手を振り上げたためにがら空きになった顔面にまっすぐにのび、
青みを帯びたゼルガディスの瞳に突き刺さり、
角膜を、水晶体を、硝子体を、網膜を斬り裂き、
視神経を巻き込みながら頭蓋をのぼり、視床下部から中脳を駆け上がり、その脳に深々と突き立てられた。
ぐるり、と影が腕をひねる。
合成獣と化した体の中で、ヒトの柔らかさを保っていた眼球と脳髄とが、ぐちゃりと鳴った。
◆ ◆ ◆
ksk
ksk
朝もやは晴れ、木々の間からは朝日が差し込みつつある。
そのさわやかな空気に似合わぬ死臭を撒き散らす死体を前に、ズーマはあちこちに飛び散った血を拭っていた。
森の苔むした地面に似合わない、真っ赤な水たまり。
その中に浮かぶ蒼い岩肌に焼け焦げたローブをまとった死体は、いまや顎より上がなくなっていた。
代わりに、針金の髪の混じった奇妙な様相をなす脳髄と肉の混合物とでも言うべきものがそこに残されている。
眼球も耳も鼻も肉塊となった顔の下、上顎から上を粉砕されたために残された下あごに綺麗に並んだ歯が滑稽だった。
「…………」
死体に興味を失ったように、ズーマはくるりと踵をかえす。実際、彼は死者に興味はない。
少し歩くと、おそらくは先ほど殺した男と、それと争った誰かのものであろうデイパックが少し離れたところで見つかった。
ちらりと中をのぞき見て、二つのデイパックを背負いあげる。
近くに落ちていた壊れた槍には目もくれず、用途不明の円盤状の石を少し迷った末にそのままにし、影は早々にその場を後にした。
ズーマに獲物をいたぶる趣味はない。
ましてや、死体をなぶりたいと思うはずもない。
だが、あの男は明らかにただの人間ではない、合成獣だった。人にはない再生力を持っている可能性もある。
暗殺者として仕事を確実に成し遂げるために。
そのために、ズーマは死体の頭部を完膚なきまでに破壊したのだ。
森の木々をかき分け、ズーマは走る。
走りながらも、その思考はそれだけに囚われない。
(やはり、何らかの術がかけられた可能性があるな……)
自らの身体能力、魔法。あらかじめ自分の身に何らかの枷が付けられていることはわかっていた。
だが、どうやらそれは自分だけではないらしい。
先ほど戦ったリナ=インバースの仲間の男、彼の魔法も以前に比べ格段に威力が落ちていた。
身体の消耗具合を差し引いても、その差は明らか。
この場にいる異能者のほとんどが何らかの制限を受けている可能性があるという結論に、ズーマは次第に達しつつあった。
「…………」
ざ、と足を止め、周りに人の気配がないことを探る。
しばしの静寂ののち、ズーマは背負った三つのデイパックのひとつから、おもむろに銃を取り出した。
彼の知らぬ鉄の塊。
砂漠の便利屋・小砂の愛用するMINI UZI。
それのあちこちを探り、指をひっかけて動かすと思わしき場所を見つけると、彼は慎重な手つきでそれ――引き金を軽く引いた。
―――ばららっ
軽い音とともに、数発の弾丸が飛び出す。
銃口の向けられた先にあった木の幹に、見えない矢に貫かれたような穴がばらばらとあいた。
「……なるほど」
ひとり呟き、それを再びデイパックにしまう。
そして銃声を聞いた誰かがやってくる前にと、ズーマは再び北に向かって走り出した。
◆ ◆ ◆
しばらく走り、予定通りに森を抜ける。
そこはズーマにとっては見覚えのない形状の建造物が並ぶ市街地であった。
とはいえ立ち並ぶ似たような形の建物は、どことなく彼の世界の「家」に似ている。おそらく同じものだろう。
そのうちの適当な一つにあたりをつけ、影はするりと鍵のかかっていない入口から中へと侵入した。
長く延びた廊下を歩き、意図のわからないもの――電化製品の置かれた部屋を通り過ぎる。
人の気配がないことを慎重に確かめながらひとつ、ひとつ扉を開け、中を窺う。
途中で洗面所に辿り着いたズーマは、彼にとっては未知の文明に多少戸惑いつつも水道を使うことが出来た。
その水でべアークローを染め上げる鮮血を流し、ついでに近くにあったタオルで顔を拭う。
そうして民家をめぐっていた彼が最後にたどり着いたのは、紺色のベッドが置かれた寝室だった。
「ここでいいか……」
部屋に陣取り、三つのバッグを床に並べる。
ひとつは自分のもの、もうふたつは拾ったもの。
その中身を慎重に取り出して並べ、バッグ内の説明書を読みながら、彼はしばらくの間消耗した体を休めた。
ksk
ksk
(食糧、水も……せいぜい三日分、か?)
自分に支給されたパンを口にし、水でのどを潤しながら考える。
毒が入っているか否かの警戒は必要ない。わざわざ殺しを依頼した自分に毒を含ませてもどうしようもないからだ。
とはいえ、念には念を入れて慎重にパンを咀嚼しながら、他のバッグの中身を見やる。
自分をはじめ参加者たちに支給された食糧は、皆一日か二日程度の分量であり、水もさほどの量はないようだ。
(必要以上に持っていく必要はない)
暗殺者であるがゆえに、彼自身は数日間まったく飲まず食わずで動くことが出来る。
自分のものと、そして念のためにもう一日分の水と食料を他のバッグから取り、自分のデイパックにしまった。
地図や名簿も、自分のものと比較し違いがないことがわかれば元のバックに戻す。
そうすると床に残ったのは、支給品と思わしきどんぐりと銃が二丁だけになった。
(これは必要ないな……)
どんぐりをのけ、「地球動物兵士化銃」という名の銃を取り上げる。
照射された動物を人間化する銃だと説明書にはあったが、自分が使うこともないだろう。
必要以上のものを持つのは暗殺者にとって愚策である。
ズーマは躊躇なくそれを他のバッグに戻した。
そして最後に残ったMINI UZIを自分のバッグにしまい、他の二つのバッグを箪笥の中に隠す。
身支度を終えて立ち上がれば、窓から差し込んだ朝日が彼の足もとを照らしていた。
先ほど使用した銃について、「外」の知識のない彼はよくわかっていない。
だが、それが何かを射出して対象を破壊する、貫通力の高い凶器だということは理解していた。
問題があるとすれば、反動が強いために正確に銃を使いたいなら両腕がふさがることになりそうだ、ということくらい。
彼自身はあくまで速度を武器にした接近戦を好むが、身体能力が制限されている状態で贅沢は言っていられない。
銃の構造がわからないために射出物の残量がわからないのが欠点だったが、彼はあまり気にしなかった。
(陽動程度には使えそうだ……使えなくなったらその場で破棄してしまえばいい)
そう考え、確かめるようにバッグに触れ、そして手甲を見る。
先ほどの戦いによる「汚れ」は洗い流したが、刃の一本の先が欠けたのをはじめとして万全の状態とは言えない。
さきほどキッチンと思わしき部屋からとってきたナイフなどで、適度に補助してやらねばならないだろう。
ksk
ぐ、と背筋を伸ばし、わずかに固まった体をほぐす。
疲労も大体は回復した。
これよりは闇に紛れ込むことのできない太陽の時間である以上、迅速かつ慎重に動かなくてはならない。
「さて、行くか……」
ズーマは寝室を後にし、外に出る。
地図を広げてみれば、名前のつけられた施設のいくつかはここからさほど遠くないようだった。
(『公民館』、『デパート』、『ホテル』……まずはどちらから行くべきか……)
施設の配置を頭に入れながら、ズーマは考える。
先ほどの移動中に幾度か南の方で起こった轟音。
あれを聞いた弱者は間違いなくそちらに近づこうとはせず、隠れられる施設のあるこちらに向かうだろう。
だが、強者はどうだろうか?
(探索が終わり次第、南に向かうことも考えておかなくてはな)
殺せるものを、ただ殺す。殺せなくとも必ず殺す。
殺意の塊、殺すために殺す影。
それがアサシン・ズーマだ。それが俺だ。
ズーマの右手にはめられたべアークローは、次の犠牲者を待ちわびたようにぎらぎらと輝いている。
建物の蔭から蔭へと縫うように走りだしながら、まだ見ぬ殺戮の予感にズーマは静かに目を細めた。
【B-6 市街地/一日目・明け方】
【ラドック=ランザード(ズーマ)@スレイヤーズREVOLUTION】
【持ち物】ベアークロー(右)(刃先がひとつ欠けている)@キン肉マンシリーズ、金貨1万枚@スレイヤーズREVOLUTION、
MINI UZI(8/20)@砂ぼうず、ナイフ×10、包丁×3、デイパック、基本セット(食糧と水が一日分増加)
【状態】疲労(小)
【思考】
0.参加者を全て殺す
1.市街地の名前のある施設をめぐり、参加者を探して殺す。一通りめぐり終わったら南へ向かうか検討する
2.リナ=インバースを必ず殺す
3.ゲームの関係者を全て殺す
※魔法や身体能力の制限に気づきました。自分だけでなく異能者全員にかかっているのではと思っています
※【B-6】の民家の寝室の箪笥の中に、以下のものが破棄されています
デイパック×2、基本セット×2(一部食糧不足)、地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹、どんぐり五個@となりのトトロ
血だまりに風が吹く。
顔を失くした青年の体は木々の下で、ただ黙って風に吹かれている。
最後の瞬間にその脳裏に浮かべた景色を、彼がその口で語ることは決してない。
ただ、その胸に願いと思い出とを抱いて、ゼルガディスは白い朝日の中で眠っている。
【ゼルガディス・グレイワーズ@スレイヤーズREVOLUTION 死亡】
※【C-6】の森、ゼルガディスの死体から少し離れた所に、砕けたストラーダとモッチーの円盤石が落ちています
投下終了しました
支援してくださった方、本当にありがとうございます
そして自分から言ったくせに期限に遅れてしまって本当に申し訳ありませんでした
乙!臨場感あってよかった。ゼルガディス……
投下乙!
ゼル、がんばったよ……。
そういえばマーダーの死亡は初か。
投下乙です!
ゼルうううううううううううううううう!!
改心とかあるかなーでもズーマが相手だしなーとか予約の段階で考えてたけどいざとなったら悲しい
でも、ズーマが原作仕様で良かったよ
次の放送でリナはどんなダメージを受けるかな……
質問ですが、モッチーの首輪はC-6に放置したんですか?
描写がないのが気になった物で…
投下乙です!
ゼルうううううう!!迷いながらマーダーやるキャラ大好きだから応援してたのにっ……!
ズーマ強いな……思考にもブレがないしかなり怖い存在ですね。
戦闘が迫力あって興奮しました!
投下乙です
ゼルとズーマの時点で半ば予想はついてたが実際にそうなると悲しいぜ…
ズーマはかなりの強マーダーなのでこれからの活躍にも期待!
投下乙。
ゼ、ゼル!あんなに強かったお前がこんなあっさり逝くなんてっ……!
って、まあこの状態で遭遇したらこうなるのは当然か。
でも、だが、ゼルううううううううううう!!!
投下乙!
やっぱり同作品の初期での邂逅はロクなことにならねぇ…ゼル…安らかに眠れ。
にしても戦闘描写見習いたいです…
投下乙!
瀕死×マーダーって事で心の準備は出来てたけどゼルぅぅぅぅ!!!!!!
最後までよく頑張ったよ…
何だか勢いが止まったので追加感想
戦闘描写が臨場感あって凄いなぁ…
S8氏はシリアスが上手くて尊敬できる
ズーマがさりげなくナイフとか包丁とかを大量に持っていて怖いよー!
ホテル行ってくれたら面白いことになりそうだな
そして死者スレはどうなるのやら
死亡話書くの初めてだったので……未だに胃のあたりに重いものが残っておりますが……
たくさんの感想、そしておほめの言葉、本当に本当にありがとうございます
>>751 あ、すみません、首輪を見落としていました
最後の一文に【C-6】の森に落ちていることをwiki収録後に書き加えたいと思います
投下乙ー
マーダーも数が多いから流石に助からなかったか。
ズーマ様怖い怖い。
ストラーダは砕けてても原作のバルディッシュとかみたいに修復ってするんだろうか。
ちょっと聞いてくれ……
ニコで砂ぼを把握しようと思ったんだ。
そしたら1話がないんだ……OTL
2話から見てもわかるかな?
Desert Pank で検索するんだ
ちなみに2話だけ見ても十分に理解できるよー 1話が直接つながるのって3話だし
>>762 やってみたがそれでもヒットしなかったんだ……
問題ないなら二話から見るか……。
>>763 ああ、綴り違ったのかwびっくりしたw
ありがとうノシ
>>765 いつも乙です!
町にだいぶ人が集まってきたなw
いつもいつも乙です!
S8氏も地図の人も乙です
ズーマ強ぇなー
ゼル殺害時の描写凄かったです
あなたが神か。地図乙です!
ところで、ハムとキン肉万太郎を追加予約していいですか?
向かわせた方向的になにかしらの接触がないと無理がありそうなので。
もっとも、ほんの一瞬出すだけになりそうですが…
ふおお!追加予約ktkr!
大丈夫だと思いますよ、執筆頑張ってください!
追加予約キター!!
勿論おkなのですよ!
楽しみにしてますっ
ところでガイバーとキン肉マンの把握ってどうしたらいいんだろう……
キン肉マンは漫画の方が手っ取り早いのかなぁ
ゼルとズーマ投下来てる!
ぜるうううううううううう
よくがんばった、よくがんばったよお前は
ガイバーは古本屋で把握すればおkらしい
アニメと漫画で内容に変わりはないらしいから
肉も漫画で良いと思う
ガイバーがねえええ!!
古本屋にも漫画喫茶にもない!
あっても10巻以降だし……これは買えという事か……w
>>772 ウォーズマンと万太郎→2世からの参戦だから漫画はキン肉マン2世オリンピック編を見れ。15巻〜21巻のケビンマスク(4試合ある)とセコンドのクロエを中心に。
キン肉マン→シリーズに全部出てるから1世で把握したいならウォーズマンが初登場する二回目の超人オリンピックから見れ。
悪魔将軍 →中盤以降に登場だからちょっとめんどい。悪魔六騎士編(アシュラマン初登場)だけを見よう。
アシュラマン→悪魔将軍と違って、悪魔六騎士編からシリーズ最終章の王位争奪編まで結構出るから一番めんどい。
簡単な把握だけなら悪魔将軍と一緒にできるけど……。
特にアシュラマンはかなり設定が細かい。
タッグ技や知略の把握→タッグトーナメント編(1世の王位争奪戦より前のシリーズ)
幼少期(過去)の設定→王位争奪編(1世の最終章)
家族設定→デーモンシード編(2世コミックス25〜29巻)
ここまでこだわらなくてもいいんだけどね。
1世はコミックス入手が難しいからブクオフや満喫で適当にパラ読みしたほうがいいかも。
>>772 ガイバーは漫画だと楽だが、いかんせん古いから置いてないかも
どうしても無ければyoukuで「?殖装甲」で検索すると吉
ガイバーは渋谷のブックオフに少しだけあったぞ
確か105円コーナーで
おお、こんなに情報が
これで把握できる、みんなありがとう!
把握できたらまずはボッチ書きたいなー……小トトロかわいいよ小トトロ!もふもふ!
昨日ニコに砂ぼねええ!って嘆いてたやつだが昨日とりあえず4話まで見た。
何これすっげえ面白いw
雨蜘蛛ってアナゴさんだったのかーw
主人公は本当に外道だし、ギャグなのに世界観はすごい殺伐としてるし、続きが気になる。
砂ぼってある程度ぬかして把握しても大丈夫?ある程度見たら夏子を把握しに行きたいんだけど。
俺も最初は把握に必要な話だけ見ようと思ってたけど
実際見始めたら面白くて全話見てしまったぜ!
とりあえず小砂と砂ぼの関係がしっかりわかってから
夏子把握に行くのをおすすめする
夏子は15〜16、19〜20がおススメだという人がいたな
砂ぼうずは普通におもしろいが、ニコニコだと突っ込みが入るから別のおもしろさもついてくる
いやはや、しかし砂ぼうずほどの外道主人公は絶対ほかにいないだろうw
だなw
ニコニコのコメとの相乗効果がかなりあって面白い
しかも主人公の癖にラストはあんな展開だしw
砂ぼうずは色々と前代未聞すぎるw
ロワ内では今のところおとなしいけど、いつ爆発する事やら…
外道主人公活躍のロワジンクスが発動するかどうか
いや今作ったジンクスですけど
ルルーシュのことかー!
いや冥王のことかー!それとも赤木…まさか旦那…
そのジンクスが今後さまざまな場所でささやかれることになろうとは
この時点での
>>787には思いもよらなかったのであった……
そして
>>787は新たなジンクスの産みの親として、これからも外道主人公達に愛を注ぎ続けるのであった
ところで今まで投下された話談義っていつからやんの?
放送後……だとkskしちゃうか
ふむ、この際今からはどうだ、予約入れてくださってるお三方の投下後はもちろん感想のターンになるがな
やるとしたらどこ?ここで?
ちなみに自分はいつでもいいぜ!
じゃあ今からここでやるかw
お、やるのかksk
さすがkskロワw
決断が早すぎるぜw
え、で何から語るの?
んじゃあ…お題「まさか最初はこうなると思ってなかった意外なこと」
そらもちろんkyonしかあるめぇw
開始前から言われてたからガイバー化は誰もが予測していただろうが、まさかマーダー化とは…
冬樹がまさかの1話退場って事も相まって本当に意外だったな
最初に予約見た時は「あ、戦闘力に難があるけど頭脳や友好って意味では理想的な対主催コンビだなー」と思ってたのに…
ハルヒ勢はそういうの多いな
まさか大人みくるがくるとは思わんかった
>>797 kyonと答えさせたいかのような質問だなこれはw
まあこいつは誰もが共通認識として、個人的には即殺し合いに乗らない朝倉ムも意外だった。
というかハルヒ勢は皆意外すぎるw
俺的にはトトロとロリの超絶人気が意外だったなw
カヲル君が見せしめになったこと
それよりも先に安価での作品、キャラ決めの展開
あれはまさに安価神www
あれ、何か目を離してる隙に始まってたのかw
早すぎるぜお前らwww
ガイバー勢がここまでネタキャラになるとは……
>>805 たぶんこんな感じでいろいろお題変えつつ
毎日適当にやるだろw
>>797 kyonもそうだけど個人的にはハルヒかな。
マイペースな彼女がよりによってあんな最後を迎えるとはまったく予想できなかったよ。
参戦作品別に現状を語ったりするのも面白いかもね
じゃあ今日はハルヒの日みたいなもんだなw
早速ハルヒが死んで、ハルヒ勢のスタンスがどう変化するのか非常に興味あるな。
古泉、朝倉はそのままマーダー化しそうだし…
もう放送くるもんな
はたして放送でハルヒの死を知ったハルヒ勢はどうするのか
妹は変わりそうに無いけどね、他は影響が大きいだろうね。
ミクルなんてこんな状況になるなんて予想もしてなかったんじゃないだろうかw
もう死んじゃったけど、ゼルのマーダー化にびっくりした自分
クールだけど情のあるキャラだから、なんだかんだいって突っ走りがちな少年少女の保護者になると思ってたけど……
ゼルといえば、今読み返すと「たとえ消えそうな、僅かな光だって」が切ない…。
マーダーになるにせよ、危険対主催のままにせよ、とにかく古泉仮面が気になるんだw
普通に戦闘能力がある古泉が見られるロワなんてもうそうそうでないだろうし、これからの頑張りに期待してる
ここでカワイソスといわれ続ける彼女の名前が出ないのは、みんな放送後を待っているからですか?w
禁止エリア飛び込み待機中の彼女のことかな?
まぁカワイソス筆頭のロリは筋の人と出会えて多少持ち上がったしな
しかし高ければ高いほど落とした時の衝撃は……ゴクリ
飛び込み待機中ってwww(´・ω・)カワイソス
こんな時間だが意外に人がいるw
実際彼女最後まで予約入らなかったからどうなるんだろーと思ったらやっときた予約があれだしww
まさかこんなことになるとは、にかなり当てはまる人じゃなかろうか
明日は日曜日だしね
禁止エリアが出来たら本格的に禁止エリア飛び込みか…
放送を聞いたらさらにゼロスへいい感じの恐怖と悲しみを提供してくれるでしょう…ナムナム
だがジュエルシードという不確定要素が今にも発動しそうなんだぜ!
うまくいけば逃げられるかも……
でもあれ、正しく制御するには「魔法」が使えないとだし
おまけに下手に使うと暴走の危険があるんだよなー……
魔法の才能なんてなさそうだしな……。
結局ホリィは禁止エリア飛び込みorジュエルシードで暴走の二択しかないのかw
誰かが…誰かが助けてくれればあるいは
しかし近くにいる綺麗な対主催が現在視覚障害中のコーホーだけという
ガイア石を唯一使えるホリィならばあるいは…!
一瞬ガイア石がガイアー石に見えた
六神がったぁぁぁぁい!
……え?違う?
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
♪ _r'" `ヽ ノ r 、 )放送までゆっくりもふもふ!! (
ミ(~ ゚-‐ 、∧_∧ / ) (
,i'" ''ヾ`ヽ ミ, ) __Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
i'^ ヘ `l と, 皆 ヽ ==--- ̄ ̄
| ^ "ミ__> ====----
_ヽ_)_)
"'"'゙''""''''゙""´
やってみたいことリスト
@お気に入りの話投票(一位〜三位、または五位くらいまでを投票)
A全話感想(放送までに投下された5?話の感想をリレー形式にやる)
B書き手さん紹介(書き手さんの作品傾向、性癖、美点なんかを紹介。ひとりにつき二人分くらいで)
ひとくつらいはできたらいいなぁ
ずれた、無念……
/| ,/| ヽ_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_ノ
く K 」 m ) (
♪ _r'" `ヽ ノ r 、 )放送までゆっくりもふもふ!! (
ミ(~ ゚-‐ 、∧_∧ / ) (
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明日には投下ラッシュが来そうだから、今日一日
>>830のうちのどれかやってみるか
投票は放送付近の方がよさそうだしなーだとしたら2か3?
他人の評価って結構気になる
@は放送後の方が区切り良いと思うから、やるならAかBが良いな
個人的にはAかな。
Bは気になるけど緊張するから読みにくいw
他ロワでもやってる煽り文とかでもいいなあと今思った。
んー、でもBも気軽な感じにやってみてもいいと思うんだよね
この人のこの作品が好きとか、こういう書き方がいいとか
あとはロリコンさんだったりケモノ愛だったりww
Aは話が進むと埋もれるかもしれない良作を発掘する意味でもやってみたいなー
Bはもうちょっと後でもいいかなと思ってる
たぶんこれからキャラ立ちする書き手さんもいるだろうしw
逆にAは早めにやったほうが鮮度も落ちなくて面白そう
Aなノリか?
とはいえ50話以上あると夜にはkskがすごいことになりそうだ。
じゃあAかな?
煽り文もやってみたいなぁ
溜めすぎてもアレだし、二行程度だからすぐ出来そう
Aをやりつつ煽り文も書くってのはどうだ? さすがに面倒?
迷ったら全部やれば問題ないぜ!
いっそノリとkskで好きな人が好きなのをやる、でおk
ラッシュ時に投下されたりしてあんまり感想かけてない話もあるしね
全話感想はやってみたい
とりあえずオープニングの煽り分文書いたんだが今投下してもおk?
おkおk
自分も全話感想やってみたいなー、リレー形式ってことは一人が数話ぶん書いていく感じ?
今投下しないでいつ投下するのだ!さぁどんとお願いします。
000 オープニング
やさしいパパだったはずの男と観察者だったはずの少女が開いた狂気の宴
使徒は橙の水へと還り“愉快な催し物”が今始まる……
k この物語が
s その後どうなるのかは
k 神のみぞ知る
煽り分書いたのはじめてだから変なとこあったらすまん
では俺も感想を
000 オープニング
まさかのパパさん&長門主催
あの優しかったパパさんに一体何があったのかwktkだぜ
普段おとなしい人程怒ると凄いってこんな感じなのかね
おお、いい感じいい感じ!
不穏な空気とkskをきっちり入れ込んで、うまい感じの煽り文になってるぜ!
それではこっちは全話感想というのをやってみようかな
勝手がよくわからなかったので、とりあえずOPから2話までやっちゃうぜ
000 オープニング (◆4etfPW5xU6氏)
OPコンペを勝ち抜いた驚きの一作。まさかサツキパパが主催をやることになるとはだれが思おうか!
映画で見せた優しいパパの一面と反する、狂気をにじませた楽しげな態度はどことなく不気味でよい
不思議な雰囲気を漂わせる長門とあっさり消えたカヲル君。この辺の不穏な感じもどうなるか……
001 マジカル小砂たん第1話「ネコミミモードで空を飛べ!」 (◆qYuVhwC7l.氏)
第一話からネコミミwwと笑わせてもらった、異色というべきか妥当というべきかのこのコンビ
小砂の非常に「らしい」思考の運びは、当時『砂ぼうず』を把握していなかった自分にとってもとても魅力的だった
見知らぬ世界にあわてる様はかわいいくせに、所々で黒い発想をする小砂にビビったた覚えもあるなぁ
空飛ぶ猫耳娘というビジュアルに反した腹黒さ、実は怖い「人外を殺す」方針がこれからどうなっていくか……
002 始まりは今! (◆U85ZpF.SRY氏)
突っ込み不在のもちもち女子高生コンビ誕生話。お前らここがロワだってわかってないだろww
初めて読んだ時はその能天気さと明るさに笑わせてくれたこの二人だったが、あっという間にこの世を去ってしまった……
読み返すとハルヒの「全部終わったら北高にゲンキと一緒に遊びに来なさい!」という発言に涙が出そうになる
とりあえずテンションがどこまでもあがっていく二人はとても可愛い、そしてそれだけに切ない
勝手にやっちゃったけどこういう感じでいいのかなぁ
えーっとリレー形式ってことは、次の人は3話から感想を書くことになるのか?
848 :
847:2008/10/05(日) 16:46:47 ID:iPzynqaK
>>846 おっとごめん、0話の感想がかぶっちゃったな
かぶっていいんじゃね?
というかかぶりまくったほうがいいんじゃね?
ルートA
0話→1話→2話→…
ルートB
0話→0話、1話→0話、1話、2話→…
さぁどっち!?
>>846,>> 847
どっちもGJ!
次の人は3話からでいいと思うが、
「俺もこの話の感想書きたかった!」って人は自重しないでどんどん感想書いてもいいと思われ
そうだな
もうみんなが適当にノリと勢いとkskで書きたい感想を書きまくればいいよ!
とりあえずwikiにいってくるー
とりあえず煽り文続き行きまーす
001 マジカル小砂たん第1話「ネコミミモードで空を飛べ!」
便利屋は不安を抱えながら暗く陰鬱な空を往く
その頭に装着されし同行者兼依頼主は…………どうみてもネコミミです、本当に(ry
002 始まりは今!
殺し合いの場であることも忘れ、楽しそうに談笑する破天荒な女の子と餅形モンスター
これから彼らを待ち構える悲惨な運命のことも知らずに……
003 怪奇! 格闘カエル男の恐怖
老兵はゲームを壊すため老体に鞭打ち、突撃兵はこの場でも愛する者のことだけを考える
この二人の覚悟の違いがこのゲームにどんな影響を及ぼすのだろうか…
よし、俺もWiki見に行くかな
よーし、じゃあ感想行きまーす
003 怪奇! 格闘カエル男の恐怖 (◆2XEqsKa.CM氏)
始まる前にあれだけネタにされていた冬月が格好良く見えた。
それだけでなく所々に小ネタがちりばめられていて面白い!
ksk内において2X氏の初作品だから色々と懐かしいなぁ。
まともな大人第一号を生み出した。
004 アサシンの誇り (◆YsjGn8smIk氏)
この時点ではスレイヤーズ未把握だったけど貴重な純マーダーだという事は分かった。
ズーマかっけぇ! でもなんか怖い!
これからの展開にwktkさせる内容だったよ。
005 ○ッ○全開! ハートばっくばくだぜ〜っ!! (◆UEKOaPpMOY氏)
うん、さんざんガイシュツ(ryの感想だろうけど、
初犠牲者がスエゾーかと思いきや下半身べろべろ舐められてキッスされるとは思わなかったwww
いい意味で期待を裏切られたw
wikiに「OPコンペ出展作品」が増えてるな、乙!
ついでに煽り文集も載せるかな?
載せちゃえ載せちゃえ☆
そうそう
カヲル君を差し置いて安価とって
よりにもよってこいつかよwとか言われてたから
どんなネタキャラだこいつって俺も思ってた
だからまともで頼りがいのあるいい大人でびっくりしたよ
登場話からして濃いの多いよなw
スエゾーのガッツダウンが魔族にめっちゃ利くんじゃないかって話になったのも
このあたりかな
よし、OPコンペ出展作品の編集完了したぜ……ニヤリ ガクッ
あれ?夜なのに意外と人いない
煽り文追加完了。と言っても量はそんなに無かったから楽だった
にしても凄く……人が少ないです…………
俺はいるぞ
俺も俺もksk
じゃあ俺もkskする
ならここは俺もksk
よし俺もksk
人いるじゃんwwksk
俺を仲間外れにしてもらっちゃ困るぜksk
なんだかよくわからないけどkskしておきますねksk
俺をおいていくなksk
なんのkskだかよくわからんwww
kskksk
便乗kskー
人がいるのがわかったところで
1話ずつみんなで一言感想していかね?
1行叫びでもいいし、書きたいなら長文感想もありみたいな感じで
いいかもなksk
じゃあOPからかい?ksk
おもしろそうだねksk
>>876 じゃあそうしようかksk
俺はさっきやったからある程度皆に任せるよksk
……ってか「ksk」が語尾になってるよksk
6話からがいいかな? ksk
じゃあ一言感想
OP
カヲル君がいけにえのやつがピンポイントで選ばれるとかw
マジカル小砂たん第1話「ネコミミモードで空を飛べ!」
これで砂ぼうずを見ることにしたぜ!
002 始まりは今!
モッチーかわええ
003 怪奇! 格闘カエル男の恐怖
冬月ってこういうキャラだったのか
004 アサシンの誇り
ズーマキター!!!仕事請けるってwwちょww
005 ○ッ○全開! ハートばっくばくだぜ〜っ!!
なんか凄いのか凄くないのか良くわからん戦いだ…いや凄いんだけどw
む……人がいるみたいだから投下しちゃおうかと思ったんだが……
流れを見ると出直してきた方がいいのかな……?
OPはまさかの草壁タツオさん主催ってのが
最初誰かわからなくて、最後にあった草壁タツオ=メイとサツキの父親ですっていうの見てびっくりした
>>882 いやいやいやいやいやいやいやいや、投下しちゃって下さい!
それこそkskしがいがあるって物ですよ!
いやいやいや
投下してくれお願いだksk
投下ktkr
まだ予約期間あるのに書き上げたのか
すばらしいなksk
ではお言葉に甘えて……
悪魔将軍、投下します。
総員kskだ!
ksk
E-5に建つ廃屋。その中で座り込む男が一人。
その姿は一見すると甲冑を着込んでいるように見えるが、そうではない。
その甲冑こそが彼の体そのものなのだ。
幽霊超人。悪のカリスマ。キングオブデビル。悪魔超人最後の刺客。そして、恐怖の将。
数々の異名を持つその男は、悪魔超人の頂点に立つ存在。その名は、悪魔将軍といった。
先程の戦いから、どのくらいの時間が経っただろうか。
ひたすら回復に専念していた悪魔将軍だが、その体は未だ完全回復には至っていない。
打撃や関節技によるダメージなら、ヨガのポーズで回復できる。
しかしフェイトが悪魔将軍に放った攻撃は、「魔法」という非物理的攻撃。
ヨガのポーズの効果があるかどうかははなはだ疑問だ。
いやそれ以前に、スネークボディーを封じられた現状でヨガのポーズにどれだけの効果が期待できるのか。
そう、実体を持たない悪魔将軍の長所の一つ、スネークボディー。それを彼は、使うことが出来なくなっていた。
最初は本調子でないからだと思っていたが、どうもそうではないらしい。
先程の金髪の女 ―フェイト・T・ハラオウン― との戦いで受けた、予想以上のダメージと疲労。
彼女は並みの超人以上の強者だった。それは認めよう。だがそれを考慮しても、ダメージと疲労が大きすぎる。
おそらく、何らかの力で自分の能力が弱体化されている。悪魔将軍はそう考えていた。
つまりスネークボディーが使えなくなったのも、弱体化の一つなのだろう。
だがここで、一つの疑問が生じる。悪魔将軍の体は柔らかくなるだけでなく、硬くなることも出来る。
だが、そちらのほうにはまったく弱体化の形跡が見られない。
発動が間に合わなかったとはいえ、フェイトとの戦闘で最大硬度であるダイヤモンドパワーが問題なく使えたのが何よりの証だ。
一つの能力の両極端のうち、片方は封じられ、もう片方はいつも通り使える。何とも不自然な状況である。
とは言っても、悪魔将軍はそのことについてすでに結論を出していた。
「首輪か……」
自分の首にはめられた忌々しい枷を指で軽く叩きながら、悪魔将軍は呟く。
スネークボディーになったときの悪魔将軍の肉体は、まさに変幻自在。
首輪を自分の首から外すなど、造作もないことだろう。
だから主催者側は、首輪という制約からあっさりと逃れられるスネークボディーを封じた。
その結果悪魔将軍の戦闘力もある程度落ちるのだから、向こうとしては一石二鳥だったのだろう。
ここまで考察したところで、将軍の頭に新たな疑問が二つ浮かんでくる。それを一つずつ考えていこう。
まず一つ目。この弱体化は、参加者全員に行われているのか? その答えは、おそらくNO。
そんなことをして何の意味がある。
考えられるのは「参加者たちが主催者に反逆した時のための保険」だが、そんなものはこの首輪だけで十分だ。
自分が力を抑えられているのは、自分がこの殺し合いの中でトップクラスの戦闘力を持っているから。
そのまま殺し合いに放り込んだのでは、弱い参加者に勝ち目などない。だから戦闘力を落とし、弱者との格差を少しでも埋める。
「誰にでも優勝のチャンスはありますよ、だから頑張ってください」とでも言いたいのだろうか、あの二人は。ふざけた平等主義だ。
何にせよ、悪魔将軍にはあまり興味のない話だ。
たとえ多少力が落ちようとも、自分が強者である事実に変わりはない。悪魔将軍にはそう言いきれる自信がある。
もっとも他にも強者がいる可能性はあるのだから、油断はしすぎないように心がける。
純粋な戦闘力で自分が負けるとは思わないが、キン肉マンの火事場のクソ力のような特殊な力を持った参加者がいる可能性もあるのだから。
そして二つ目。この首輪の仕組みで、自分は最初に殺された人間のように死ぬのか? 答えは99%YES。
でなければ、この首輪に何の意味もない。
はったりという可能性もあるが、はったりだけを保険に反逆する可能性のある人物を参加させるのはリスクが大きすぎる。
首輪は全ての参加者をあの妙な液体にして殺すことが出来る。そう考えるべきだ。
しかし、神の化身である自分すら殺せるとなれば一体どのような仕組みなのか。悪魔将軍には皆目見当もつかない。
見当もつかないといえば、自分を弱体化させている具体的な方法もだ。
あの二人、とても戦いに向く体つきには見えなかったが、弱体化や無力化など特殊な方面に長けているのかも知れない。あるいは……。
ksk
(そういう能力を持った仲間がいる……とも考えられるな)
あの場にいたのが二人だけだからといって、この殺し合いを運営しているのが二人だけとは限らない。
むしろ二人だけでここまで大がかりなイベントを行うのは困難だろう。
その役割分担は置いておくとして、他に協力者がいる可能性は高い。
(まあ、何人いたところでどうでもいい話か……)
殺し合いの運営を何人で行っていようと、参加者に関係はない。
それに何人いようが、自分が優勝した暁には皆殺しにするだけだ。
悪魔超人軍の首領たる自分に首輪などというものをつけ、命令を聞くことを強制した罪。断じて許し難い。
首輪で命を握られている? 優勝してあいつらの目前までいけば、首輪の仕掛けが作動する前に一瞬で殺してやれる。
(今は貴様らの思惑通り、殺し合いをしてやろう。だが全てが終わった時、立っているのは私だけだ……!)
全てのものへの殺意を抱きながら、悪魔将軍は表情の伺えない顔からくぐもった笑い声を漏らす。
(それにしても、ずいぶん長いこと考え事にふけってしまったな……。まあ、他にやるべきこともないのだから仕方あるまい。
待てよ、やるべきこと……。何か忘れている気が……)
何の気無しに、周囲を見渡す悪魔将軍。その視線は、自分の傍らに置かれた二つのデイパックに止まる。
(そうか……。あの女から奪ったデイパックの中身をまだ確認していなかったな)
自分らしからぬ凡ミスに苦笑らしきリアクションを見せつつ、悪魔将軍はフェイトのデイパックをあさる。
おのれの肉体こそが最大の凶器である悪魔将軍に、武器はほぼ必要ない(ただし、時と場合によってはためらいなく使うが)。
だが、回復を早めるアイテムでも有れば儲けものだ。
そう期待通りにはいかないだろうと思いつつも、悪魔将軍はデイパックから中身を取り出す。
まず出てきたのは、何の変哲もないエレキギターだった。
(私は音楽をたしなむような趣味はないが……。まあ、いちおう振り回せば凶器になるか。
念のため荷物に入れておこう)
ギターを自分のデイパックに移し、悪魔将軍はもう一度フェイトのデイパックに手を突っ込んだ。
そして、最後に残った支給品を取り出す。それは、悪魔将軍にとってあまりになじみ深いものだった。
「これは……。ククククク……」
それが自分のところに巡ってきたという偶然に、悪魔将軍はこらえきれず忍び笑いを漏らす。
「まさかこんなものとここで出くわすとはな……」
彼の手の中にあるものは、無骨な男の顔をかたどった黄金に輝く仮面。
悪魔将軍と同じ世界の住人なら、それをこう呼ぶだろう。「黄金のマスク」と。
黄金のマスク。それはキン肉族の至宝にして、全ての正義超人のエネルギー源。
しかし、将軍の手の中にあるそれが黄金のマスクであるはずがない。なぜなら、悪魔将軍の本体こそが本物の黄金のマスクであるからだ。
(悪魔騎士共が持っていた、偽の黄金のマスクの中の一つか……。これ自体は何の役にも立たんがらくただが……。
正義超人共の前に突き出してやれば動揺ぐらいは誘えるかも知れぬな……)
その時が楽しみだ、と呟きながら、悪魔将軍はそれもデイパックにしまい込む。
ちなみにその黄金のマスク(偽)はスニゲーターのものであるため特殊な仕掛けが組み込まれているのだが、説明書に目など通していない将軍はそれに気づいていない。
895 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 21:02:32 ID:kzC55hwm
ksk
ksk
ksk
ksk
(あとは……私の荷物と違うものは入っていなさそうだな)
地図やランタンが二個あっても、使いようがない。食料も不必要だ。実体のない悪魔将軍にとって、食事など無縁の行為だ。
将軍は興味のなくなったフェイトのデイパックを、ぞんざいに放り投げる。
その衝撃で名簿が中から飛び出し、ひらひらと宙を舞って将軍の前に落ちた。
(名簿か……。先程はざっと名前をチェックしただけだったが……。暇つぶしにじっくりと読んでみるか)
悪魔将軍は名簿を拾い上げ、それに目を通す。
キン肉スグル、ウォーズマン……言うまでもなく、悪魔超人の宿敵たる正義超人の中核を担う存在。
この殺し合いの舞台で出会ったのなら、何を捨て置いてでも殺す。
そういえば、ウォーズマンは仮死状態から蘇生したばかりで本調子ではないはずだが……。まあどうでもいいことか。
アシュラマン……我が忠実なる手足、悪魔騎士の一人。ただ一人の味方とはいえ、あちらはあちらで殺し回っているだろうから無理に合流を目指す必要はない。
まあ出会えたのならば、存分に利用させてもらうが。最後に私とアシュラマンが残ったとしても、やつならば喜んで私のために死ぬだろう。
キン肉万太郎……聞いたことのない名前だが、その名前からしておそらくはキン肉マンと同じキン肉族の超人なのだろう。すなわち正義超人。
実力は未知数だが、いちおう警戒はしておくか。
ジ・オメガマン……これも聞き覚えのない名前だが、どう考えても超人の名前だ。
正義超人か悪行超人かを推測する材料もないので、とりあえず名前を意識しておくだけに留めよう。
雨蜘蛛……いかにも「蜘蛛の超人です」といった名前だ。アシュラマンとの関係は……まあ、ないか。
こいつへの対応も、オメガマンと同じでいいだろう。
キョン、モッチー、スエゾー、ゼロス……この辺りは、超人か人間か判断しにくい名前だ。
とはいえ先程の金髪の女のように、人間でも超人と互角に戦えるやつはいるらしい。
その前に戦ったカメレオン男も、強さはたいしたことはなかったが人間とは思えぬ能力を持っていた。
あの二人は教えてくれた。人間でも侮れない存在はいると。
人間だろうと超人だろうと関係ない。戦いとなれば、全力で殺す。
人間相手に本気を出して、超人のプライドが傷つかないのか? 愚問だ。
手を抜いて敗れる方が、よほど悪魔超人の名折れだ。もはやこの悪魔将軍に、油断はない。
(侮れぬ人間といえば……やつがいたな)
悪魔将軍は、名簿に刻まれた一つの名前に視線を落とす。
「高町なのは」。
自分をそれなりに苦しめたあの女が、最後に口にした名前。あの女とそうとう親しい関係であったことは疑いようがない。
(果たしてこのなのはという人間も、あの女のように超人に匹敵する強さなのか……。あるいは、大多数の人間と同じ脆弱な存在か……。
どっちにしろ楽しませてくれそうだ)
大切な存在が殺されたと知らされ、この高町なのはという人間はどんな反応を示すのか。
弱者ならば弱者で、強者なら強者でそれぞれ面白い。
(出来ればあの女のような強者で、大切な人間を失ったショックで暴れ回りでもしてくれれば私にとって一番都合がいいのだがな。
まあ弱い人間であっても、絶望と悲しみで泣き崩れる様子を想像すると胸が躍るわ……)
表情のないはずの悪魔将軍の顔に、愉悦の色が浮かぶ。
(クク……心地よい想像をしていたら、全身に力がみなぎってきたぞ……。
あの女から受けたダメージも、だいぶ抜けてきた。今すぐにでも戦いたい気分だ!)
ksk
心は充実し、肉体にも力が戻りつつある。
闘争の神としての、悪魔将軍の本能が叫ぶ。戦いたいと。だが、まだ早い。
(放送とやらがあるのは、たしか6時間ごとだったな。もう時間があまりないか)
禁止エリアに、死者の発表。いずれも知らぬよりは知っておいた方がはるかにいい情報だ。
戦いにかまけて、放送を聞き逃すという事態は悪魔将軍といえども避けたい。
(回復してきたとはいえ、まだ万全というわけではない。放送がかかるまで、もう少し体を休めておくべきだな)
勝ち残るために 手段を選ばぬ 狡猾なる悪魔。
悪魔将軍は動かず、今はただ時が過ぎるのを待つ……
【E-5 廃屋内/一日目・明け方(放送直前)】
【悪魔将軍@キン肉マン】
【状態】全身にダメージ(小)、身体に少し傷
【持ち物】 ユニット・リムーバー@強殖装甲ガイバー、ワルサーWA2000(6/6)、ワルサーWA2000用箱型弾倉×3、
ハルヒのギター@涼宮ハルヒの憂鬱、黄金のマスク型プロジェクター@キン肉マン、ディパック(支給品一式)
【思考】
0.放送があるまで休息
1.強い奴は利用(市街地等に誘導)、弱い奴は殺害、正義超人は自分の手で殺す(キン肉マンは特に念入りに殺す)。
2.適当にブラブラする。
【ハルヒのギター@涼宮ハルヒの憂鬱】
文化祭でバンド演奏に参加した際、涼宮ハルヒが使用したエレキギター。
【黄金のマスク型プロジェクター@キン肉マン】
悪魔騎士の一人、スニゲーターが持っていた偽の黄金のマスク。
マスクから放たれた光が当たる範囲では、あらゆるものが爬虫類に変化して敵を襲う……という映像が見える。
あくまで映像なので、直接敵に危害を加えることは出来ない。
ksk
ksk
kskksk
ksk
以上で投下終了です。皆様のkskに感謝いたします。
自分としては珍しく頭を使った話なので、どこかおかしい部分があるかも……
ツッコミどころが有れば、遠慮なく指摘お願いします。
ksk
投下乙!
悪魔将軍が考察してる!
そしてなのはさん逃げてー
投下乙です!
なんでもかんでも超人の名前だと思いすぎww
まあしかたないな、それっぽい名前のやつ多いもんなw
そして支給品がなんだかおもしろそうなものだぞ?
投下乙!
さすが将軍…冷静で隙がないな
そしてなのはさん逃げてー!
投下乙!
さすが超人の回復力は桁外れだ!
もうほとんどダメージないじゃないかw
悪魔将軍復活おめ!
投下乙!
なのはさん逃げてー!全力で逃げてー!
悪魔将軍怖えー
黄金のマスク型プロジェクターっていったいどういう用途で使うんだw
投下乙です!
さすが将軍、閣下と違って隙も穴も無いしダメージ回復はえぇw
それとなのは逃げてー!!
みんななのはさん逃げて逃げてって言いすぎww
だがしかしなのはさん逃げてー!!!
これはなのはさん逃げてって言いたくなるだろJK
じゃあ
念入りに殺す宣言されてるキン肉マンも逃げてー!
乙! やっぱ貫禄あるな
それならウォーズマンも逃げてー!
投下乙
流石将軍様だ頭も回るぜ
そしてなのはさんと最強の悪魔を決める戦いが始まりそうな予感がする
悪魔と魔王の戦いかw
驚愕した!これで何話目かと思ってwikiを見に行ったら
もうすでに目次にこの悪魔将軍の話があって驚愕した!
マジか
wiki編集人に早さが足りすぎてるw
今まさにwiki収録と前話とのリンク貼り作業が終了したな
ksk具合がすばらしい
投下があったから嬉しくてすぐ追加したw
大事なのはノリと勢いとkskだから後悔はしていない
ちなみに悪魔将軍で57話目だったから
ちょうど60話で第一回放送にいけそうだ
速さ足りすぎだろww
すげぇ!
>>925 ものすごく乙
大事なのはノリと勢いとkskだよな!
そして、今までwikiを編集してくれたすべての編集人の人に感謝!
wiki管理人、編集人
したらば管理人、地図の人、書き手の人達、kskしてるみんな
みんなに感謝感謝!
うんうん、他にも予約まとめの人とかいろんな人の尽力でこのスレは円滑に動いてるよな
みんなに惜しみない感謝を〜
ちょっとおそくなりましたが投下乙です
まさか彼女にこんなことを言う日がくるとは…
しかしなのはさん逃げてー!!
そして支給品はまたクセの強そうなのがでてきたな
これからの悪魔将軍の活躍に期待!
そして煽り文第三弾です
004 アサシンの誇り
血塗られた男が進むのは修羅の道
彼の進む道に、平穏という名の休憩地点は存在しない
005 ○ッ○全開! ハートばっくばくだぜ〜っ!!
繰り広げられるのは男たちの熱き闘い
「ア……アア〜〜〜〜っ!! 」「俺な、実はもう3日はろくに歯を磨いとらんのや」「ちゅう」
おっと、こっからはR18だぜ?
006 殖装、ガイバー\!
出会ったのは損種実験体と戦闘機人と獣神将(ゾアロード)
そして\の少女は今、新たな進化を遂げる
よし、支給品についてと追跡表、キャラ別SS表も追加ッ!
ここにはいないがクーガーの兄貴にはまだまだ届かないさッ!
様々な人に感謝!
>>932 超絶乙なんだぜ!
よっしゃ
>>931の一言感想
004 アサシンの誇り
ズーマーそれ、依頼金ちゃう、依頼金ちゃうんやで?
005 ○ッ○全開! ハートばっくばくだぜ〜っ!!
えっと…ガッツダウンって恐ろしい技ですね
006 殖装、ガイバー\!
ガイバー化とな?こ、これは燃え展開!?
モンファー未把握の俺にとって
スエゾーの登場は衝撃的だったんだぜ
なんせ舐めたりキスしたりだもんな
あれ?こう書くと何故かエロいぞ?
何故かも何もw
ところで次スレ移行が近い件について
舐めてキスして(甘)噛みしてしっぽで絡め取る
本当だ、いつの間にか次スレの時期だ
さすがはksk、スレ消費も早い
次スレはPart10か
何も知らない人がその部分だけ見たら関西弁の女が男にナニしてるシーンにしか見えないわけで、何が言いたいかと言うとロリコンは信仰だよねって事だ
渋いぜ悪魔将軍……!
ってかなのはさん逃げてー!マジ逃げてー!
スレ消費が激しいのは俺らがkskしまくったらじゃないかwww
だってkskロワなのにkskしないでどうするよksk
そうだよなksk
最近他のスレで支援するときkskって書きそうになって困るんだぜksk
考えたのでスレ終わる前に煽り文投下してみる。
時をかける少女?
→その少女は時空を超える。姿は大人に、その優しさはそのままに。
少女二人を導くその姿は、どこまでも艶やかで美しく……。
Contacting ファイティング・コンピューターVS対コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス
→メイのにっき。きょう、へんなところにつれてこられて、すごくこわかった。
それでね、そのへんなところで、ちょっとこわいおねえちゃんと、まっくろくろすけにあったんだ。
少年少女と、変態
→残酷な砂漠の死神は、この殺し合い会場から飛び立った。
生き残るために、友人をなくした少年を殺すために――ーメイド服を持って。
うまくできないwスマソw
皆もっとうまいの考えてくれると助かる。
さて、明日の投下ラッシュの前に次スレ移った方が良くないか?
そして自重しないぜ!
となりのケロロ
→となりのケロロ、ケロロ♪
ロリの時にだけ不幸な出来事が、襲いかかるわ〜♪
0号ガイバーの憂鬱
→驚天動地(きょうてん・どうち) 意味=天を驚かし地を動かす意。世間をひどく驚かすこと。
使用例「まさか彼が人を殺すなんて……驚天動地の出来事でした」
新しい上司はケロン人、ボディランゲージは歯が立たない
→非常にたくましく度胸があり、女性をサポートしてくれる大人の男性をお探しのあなた。
そんな貴方にぴったりの男性がここにはいらっしゃいます。―――カエルでよろしければ。
よっしゃ一言感想
>>944 時をかける少女?
アスカが良いツンデレに見えるとです
Contacting ファイティング・コンピューターVS対コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス
まっくろくろすけでておいでー → コーホー これに尽きる!
少年少女と、変態
ちょwww雨蜘蛛wwwww
次スレのテンプレで変更箇所あったっけ
死亡者の追加ぐらいかな
2連続煽り文はまずかったかな?やってから気づいた……
考えてたら楽しくてついやってしまったw
よしじゃあ次スレ立て挑戦してくる
いってらっしゃいksk
投下乙!キン肉マンと一緒にいるヴィヴィオ逃げてー!
テンプレは死亡者変更と
ゼルを、ゼルガディス・グレイワーズからゼルガディス=グレイワーズに変更だな
>>950 全く問題ないぜ、大事なのは大事なのはノリと勢いとkskだ!
というより、そんなこと言われたら000〜006まで煽り文書いた俺の立場が(ry
人がいる時に聞いとこう
今参加者MAD作ってるんだけどデバイスやらガイバー2・3号やらは入れといたがいいかな?
MADが長くなるからあれなんだけど今後よく出てきそうだしなあ…
>>960 おおおおおおおMADktkr!
誰か作ってくれたらいいなあと思ってたんだ!
それはお任せします。あった方が便利そうな気はするけど。
新スレ乙〜
んでは埋めがわりに感想の続きといきましょうかね
007 時をかける少女? (◆VsIl7eA2DE氏)
まさかの大人バージョンでみくる参戦!女子高生バージョンよりも艶やかで強かな彼女の活躍にwktk
そしてアスカとヴィヴィオという「ママ」繋がりの組み合わせは実にうまい
だがこれ、泣いていたのがヴィヴィオじゃなくてメイとかだったらアスカがキレて殺してそうなんだよなー……
008 Contacting ファイティング・コンピューターVS対コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイス (◆LQxnEUL7WA氏)
伝説のやりとり、「まっくろくろすけでておいでー」→「コーホー」www
始まってそうそうこんな怖いもんにあってしまったメイはちょっと悲運。でも大丈夫、その人いいひとだから!
他にもマーダーでない朝倉さんという珍しい要素もあり、三人三様の今後が楽しみになる見事な登場話でした
009 少年少女と、変態 (◆/PADlWx/sE氏)
いきなり変態さんがお仕事開始。この話のシンジ君はちょっとカッコイイ感じ
夏子さんのシビアで魅力ある大人の女って感じの雰囲気がいい感じに伝わってくる
しかしここで雨蜘蛛に渡ったメイド服が今後あんなことになるとは、読んでいた誰も予想もしなかっただろう
>>960 本編で出てきてるから普通におk
っていうかMAD作ってるのか!?
今からwktkしながら待っております!
MADktkr?
>>955 スレ立て乙!
>>954 ありがとう!ゼルの事忘れないでいてくれてありがとう!
気が付いたら次スレ立ってたから
またゼルの名前の修正いうのを忘れてた、って一瞬あせったw
>>961 んじゃ全体見て入れられそうだったら入れとくー
そして新スレ乙!
>>965 ふっふっふ
そこはちゃんと直しておいたんだぜksk
だがその代わりに地図を差し替えるのをわすれたがなー
新スレ乙!
現在位置の地図を見るたびに思うよ、分かりやすい!
ホテル近辺が何気なくいい感じにやばいな
ズーマとアスカが同じエリア、運良くホテルに逃げたら加持と冬月がおでむかえ
戦闘の音を聞きつけてアプトムが動く可能性もある
kyonも結構近くにいるし……wktk
あんまり全話感想に続いてくれる人がいなくてちょっとさみしい……
あ、もしかして今wikiを見て読み返し中なのかな?
Wiki閲覧中
010 となりのケロロ (◆h6KpN01cDg氏)
ケロロとトトロの名前からの絡みに吹いた記憶がある。
とりあえずサツキがここでもおねえちゃんでケロロとの絡みも見て安心したなぁ。
011 0号ガイバーの憂鬱 (◆4etfPW5xU6氏)
まさかのkyon誕生、この話が誰もが驚いたに違いない。
冬樹の死にっぷりがいろんな意味でロワだと知らしめてくれた…
012 新しい上司はケロン人、ボディランゲージは歯が立たない (◆NQqS4.WNKQ氏)
これはチャンス これはチャンス 勉強しなおそう〜頑張れスバル。
この話は戦闘が含まれていたにも関わらず非常にほのぼの?したなぁ。
「……はえ?」とそのコケっぷりに萌え。
ガスコンビの今後に期待。
あとお絵かき掲示板にガルルを投下した人グッジョブw
こんな感じでいいのかな…。
さて、埋めるか?
埋めるのかい?ksk
どうせなら感想で埋めたいなーと言ってみたり
しかし煽り文も考えてみたいがこれ結構むずかしいな
調子のって再び煽り文
013 ファースト・アラート
→何よこの女、加持さんの前でヴィヴィオヴィヴィオってばっかみたい!
加持さんがあんたを信頼してるなんてうぬぼれないこと、いいわね!?
014 戦慄! 俺の心に恐怖心!
→俺は……ガイバーになれない……。
一人の青年の武力介入は、悪魔の手によって阻まれた……のか?
015 たまにはロリコンもいいよね!!!
→あっ、いや……そんなとこ見ちゃ……ダメだよ……
だって私たち、まだこんなに子供なのに……こんなのダメーっ!(注:けんぜんなものがたりです)
眠いっすksk
埋めついでに煽り文を投下してみます。
018 キン肉マン、大地に立つ
k 火事場のクソ力がなくても
s 正義超人は
k 屈しない!
カヲル君がオールジャンルロワに出張して帰ってきたようです
あの潔さは実に見事だったぜカヲル君
だけど頼むからイデだけは勘弁してくださいww
イデはやめてくれw
カオル君おかえりー
えーと、禁止エリアの話はこっちでするんだっけ?
そういえば禁止エリアって何個設置するんだろう?三個?
こっちはさっさと埋めた方がいいのかな。
残り17レスぐらいだし
埋め埋め
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埋めでいいのかな?楽しみ楽しみ
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じゃあ俺も埋めるよトトロー!
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>>982 普通に三個でいいんじゃない?
安価で20個とかになったら困るし
そして埋めついでに煽り文投下します
016 Bonno meets Sein
Yの少女は妹への一途な想いを馳せ、一刻も早く再開を願う
砂漠の妖怪は知り合いへの複雑な思いを抱き、まだ見ぬボインちゃんとの出会いを望む
017 遠い日の記憶胸に抱きしめて
知っている者が自分を知らない、知らない者が自分を知っている
二人がこの矛盾に気づくのは何時になるのか、それとも気づかぬままこの地獄に飲み込まれてしまうのか
それはまだ誰も知らない…
禁止エリアは三個が妥当だと思うんだぜ
くそっ…携帯だからもふもふできないっ
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結局書き手の判断によって殺害者の発表もありって話は有効なんだろうか
殺害者の発表は無しだと思うんだぜ
それは流石に鬼畜過ぎるしw
さてさて、どこが禁止エリアになるか楽しみだなー
ぶっちゃけ位置関係で彼女の生死が決まるといっても過言でないww
そういえば今晩0時もう放送の予約合戦するだろ?
その前に禁止エリア決めたほうがよくね?
人が集まりそうな10〜11時ぐらいにやるとかどうだろう
ってこれは新スレで言うべきか
↓1000おめでとう
幼女大好き!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。