第一回 天下一暗黒史的創作発表会

このエントリーをはてなブックマークに追加
273創る名無しに見る名無し
創発暦2374年、世界は核の炎に包まれた。
――それから四半世紀。2399年、未だ人類が混乱から立ち直れずに
いる中、先の戦禍によって生じた権力のエアポケットを埋めるべく様々な
勢力が暗躍していた。


「現在、主義者達は恐るべき早さで勢力を拡大している。我々は政府内で
の地位を一層、確かなものとして、邪教との戦いに当たらねばならない」
ギリシャ総督直属特別高等警察――通称GGG特高隊

「超法規的手段によって世界を牛耳るGGGを我々が打ち倒し、権力をあ
るべき場所に戻さねばならない」
南部鉄鋼局付き私設軍――通称SSS

「魔王復活の時は近い。言葉は不要。各々、行動で信念を示せ」
ハルト主義者

「ふぉふぉふぉ」
バンディッド霧崎

「上位世界からの指示だ。我々も動く」
スーパーモバイラー

「……」
古代兵器スティックアーネン

「職が……ない……」
裏ハルトシュラー


今、世界は再び戦場になる。

創作発表板一周年特別企画
〜第一次スーパー創発大戦〜
274創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:23:17 ID:p2i7qfBw
職とかそういう次元じゃねえだろ裏ハルさんw 核耐えた癖にwww
275創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:24:08 ID:xaO7VaXz
裏ハルトだけやたらせつねぇww
276創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:33:08 ID:G+jhiE+S
「ハーツ少尉? 聞かん名だな」
大佐はその巨大な体躯でもって、大上段から値踏みするように見下ろしてきた。やれやれ、やりづらそうな相手だ。ソウは内心呟いた。
「ソウ・ハーツです。一応、政府から辞令を受けた正規の軍人ですよ。就任は本日付ですがね」
大佐はまだ訝しげな視線を投げかけてくる。
「いきなりその階級ということは、何か特殊な事情があるのだろう? 何の目的でアテネに?」
「GGG隊の監査と顧問ですよ。今回、新設された役職です。手続きの書類は出してあるんで、気になるなら目を通しておいてください」
大佐は渋い顔を隠そうともしない。予想はしていたが、たいした嫌われようだ。こちらが実質的な権限はほとんど持たないのは分かっているだろうに。それでも、これか。ソウは再度、嘆息せざるを得なかった。
277創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:33:57 ID:G+jhiE+S
「そうか。他に何か?」
大佐は早々にソウを追い出したがっているようだったが、ソウにはまだ一つ仕事が残っていた。
「情報をお渡しするよう言づかっています。極秘事項であるから口頭で伝えるようにと」
「ほう」
大佐の目ににわかに光が灯った。ソウがただのこうるさい形式上の監督者ではないと悟ったのだろう。
「最後のモバイラーの居場所が分かりました。先の会議からこちら、血眼になって探していたでしょう?」
大佐の眼球がカッと見開かれた。額には玉のような汗が浮かんでいた。
278創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:34:32 ID:xaO7VaXz
おい、続きが気になるじゃねえか
279創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:35:32 ID:G+jhiE+S
「白い家」。それがカサブランカという都市の名が持つ意味である。先
の戦火を免れたこの街は、今尚かつての景観を留めていた。海風を受けつ
つ高所から見下ろせば、そこにはその名の通り、白い街が広がっている。
ソウのGGG隊への接触から遡ること数日、この街では政府の要人達が
集まる定例会議が開かれていた。
「鉄屋の私兵どもめ……!」
世界的に復興が進む中、鉄鋼の需要が高まるのに伴ってSSSは勢力を
伸ばしていた。もはや彼らの影響力は鉄のみに止まらない。この会議でも
SSSの発言力は急速に強まっている。大佐はそのことに苛立ちを隠せな
かった。
「現在、急激な広がりを見せている過激思想、ハルト主義に不穏な動きが
あります」
ハルト主義! 反吐が出る! 大佐は、自分の思うようにならない世の
中に怒りすら感じていた。
「さらにまずいことにはモバイラーズが主義者達と接触した形跡があるの
です。最悪の場合、ハルト主義者と手を結ぶ可能性もあります」
「馬鹿なっ!」
大佐は思わず叫んでいた。
280創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:36:24 ID:g1R2bpqQ
これは用意ありの投下ww
面白いんだがw
281創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:36:30 ID:xaO7VaXz
支援w
282創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:36:34 ID:G+jhiE+S
「モバイラーは政治的中立の立場にあるはずだ! そのようなことは許されない!」
「そんなものはただの建て前です。実際には彼らは政府から独立した何ら
かの指示系統によって動いています」
そんなことは大佐とて百も承知である。モバイラーズが敵に回るかもし
れないという非常事態に冷静さを欠いていたのだ。そして、それを指摘し
たのがSSSの幹部であったのが良くなかった。もはや大佐は完全に怒り
に染まっていた。
「黙れ! 貴様達が口出しをすることではない!」
対するSSSにも確実に動揺が見える。いや、彼らのそれはもはや怯え
に近かった。
「しかし我々が持っている情報には興味がおありでしょう。ハルト主義者
の動きが活発化している原因です」
ざわついていた会議場が静まり返る。大佐すらも一旦、彼らの話を聞く
側に回った。
283創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:37:31 ID:G+jhiE+S
「先日、満徳妃廟の発掘に当たっていた調査隊から我々に報告がありまし
た。そこで発掘された石盤の文字が解読されたというのです。そこにはこ
う記されていました。「2399年の7の月、魔王ハルトシュラーは復活する」と。恐らく主義者
達にはこれが口承で伝わっていて、今復活の儀式のために何かをしている
のでしょう」
会議場には再びざわめきが広がっていった。彼らが考えていることは一
様に同じである。魔王ハルトシュラー復活の動き、モバイラーズの離反、
そして欠けた最後のモバイラー。モバイラーズは五人揃えば誰も太刀打ち
出来ない力を手に入れる。ならば、最後のモバイラーを手中に収めた者こ
そが事態の沈静化を主導していくことになる。この瞬間から、大佐の戦い
は始まっていた。
284創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:38:18 ID:xaO7VaXz
なんだか本格的なようでいてそうじゃねえw
285創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:39:09 ID:G+jhiE+S
「ウパ太郎さん……大丈夫なんですか? あれからスーパーモバイラーさ
んもモバイラーさんもブラックモバイラーさんも姿を見せませんが」
辺りのハルト主義者達は皆、不安そうな視線をウパ太郎に向ける
「私には今現在、彼らが何をしているかは分からない。ただ言えるのは「上」から
の指示で動いているらしいということだけだ」
「上?」
ウパ太郎は青空を見上げた。思い起こすのは数日前のこと。

「ウパ太郎はここで彼らを守っていてくれ。俺達はこれから五人目のモバ
イラーを探しに行く」
スーパーモバイラーの提案はいつも唐突だ。この時も突然そんなことを
言われて、ウパ太郎は少々面食らった。
「探すといっても当てはあるのか?」
「これから逐一、上位世界の指示を受けながら進んでいく」
ウパ太郎の疑問に答えたのはブラックだ。
「早速、最初の行き先を決めよう。モバイラー!」
「分かっている。今問い合わせた。最初の行き先は>>287だ」
こうして彼らは旅立っていった。
286創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:39:43 ID:xaO7VaXz
ウパ太郎がモバイラーじゃねえだろww
287創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:40:48 ID:g1R2bpqQ
雑談スレ
288創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:41:01 ID:zUlyCtLU
これはお出かけ先指定とみました

宇宙
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1219839883/
289創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:41:35 ID:xaO7VaXz
雑談スレにとかwwww
290創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:42:32 ID:g1R2bpqQ
ちょい無茶目だったか
291創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:43:57 ID:G+jhiE+S
え?お出かけ?
これは予想外
どうすればいいんだ?
292創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:45:32 ID:g1R2bpqQ
なんで安価したんだよwww
293創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:46:03 ID:p2i7qfBw
普通にネタ振りを期待した訳ですなw
仕切り直しでいいんじゃなかろうかw
294創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:47:03 ID:xaO7VaXz
さあ、再安価だ
295創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:47:31 ID:g1R2bpqQ
んだね、すんませんした
296創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:47:43 ID:zUlyCtLU
お出かけ先指定じゃなかったんですねwごめんなさい
297創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:50:55 ID:G+jhiE+S
まあいいやw
とりあえず書きためはここまで
お出かけはしないけど雑談スレに向かう方向で続き書いてくる
遅筆だから、ここからは超スローペースになる
ちなみにスパロボはほとんどやったことないから、そっち方面のパロは期待しないでくれw
298創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:52:18 ID:xaO7VaXz
やべえ、楽しみでならないww
続き期待してるぜ!
299創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:53:11 ID:g1R2bpqQ
同じく期待!
300創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:53:57 ID:xt7xbdKZ
おもしろいwwがんがれwwww
301創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:55:04 ID:g1R2bpqQ
同じく期待!
302創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:55:11 ID:EvT+BGcM
これはwww
303創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 00:56:28 ID:g1R2bpqQ
>>301の件すみません
二度レスしてしまいました…
304創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 18:41:57 ID:EvT+BGcM
>1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/08/27(水) 18:36:30 ID:jwkQYPse

スレ立て一周年おめ!
305創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 18:42:37 ID:IoZ+qBs8
最古スレが一年を迎えたか……
306創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:12:07 ID:G+jhiE+S
ここで空気を読まずに続きを投下
307創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:13:02 ID:G+jhiE+S
『世界最古の都市』、ダマスカス。しかし、そこにはもはや連綿と続く
歴史の面影は見られない。あの戦争で、この街はとりわけ集中的な核攻撃
を受けた。焼き尽くされた街は、死の灰に覆われていた。
そんな有り様であるから、廃墟に佇むスーパーモバイラー達の他には街
には人っ子一人見当たらなかった。
「ここは?」
「シリア最大の要塞ザツダーンの跡地だ。ここの管理者はかつて強大な軍
事力で欧州、アジア、アフリカに睨みを利かせていた。GGG隊の母体に
もなっている。それが今ではこの様だ」
ブラックの問いにモバイラーが答える。
「本当にこんなところに五人目の手がかりがあるのだろうか」
スーパーモバイラーの声が虚しく虚空に響いた。

一時間が経過した。未だ手がかりらしきものは見つかっていない。彼ら
に諦めの色が見え始めたその時だった。
「おじちゃんたちはこんなところでなにをしてるの?」
308創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:13:58 ID:g1R2bpqQ
雑幼女w
309創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:14:26 ID:G+jhiE+S
それは、まだあどけなさの残る少女であった。ブラックは彼女の接近を
自分が探知できなかったことに驚いていた。気が弛んでいたのかもしれな
い。そう思った。
「ちょっと人捜しをね。無駄足になったみたいだけど」
「のんきだね。おじちゃんたちのじんせいもこれからむだになるのに」
ブラックはここでようやく強烈な違和感を感じた。なぜこんな子供が独
りでこんな場所にいるのか。――こいつ、ただの幼女ではない。本能がそ
う告げていた。
「何を言ってるんだ? それにパパやママは一緒じゃないのかい?」
「モバイラー! そいつに近づくな!」
ブラックが叫んだ時にはもう遅かった。モバイラーは幼女が右手から放
った光弾を正面から受けていた。
「ぐはっ!」
「無事か! モバイラー!」
慌てて駆け寄るスーパーモバイラーを幼女はあざ笑う。
「おじちゃんたち、ひっしだね」
310創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:14:31 ID:xt7xbdKZ
雑幼女キタ!?
311創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:15:08 ID:g1R2bpqQ
これは間違いなくザツダーン
312創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:15:50 ID:G+jhiE+S
「貴様っ!」
スーパーモバイラーの顔に怒りが浮かぶ。
「……スーパーモバイラー。ここは俺に任せろ。お前はモバイラーを連れて先へ進め」
「だがっ……!」
「誰の差し金かは知らないが、こいつの目的はおそらく俺達の足止めだ。
ならば全員で相手をしてやる必要はない」
「……任せたぞ」
スーパーモバイラー達が去るのを見届けると、ブラックはゆっくりと幼
女に向き直った。
「先程は不意をつかれたが、今度はこちらから攻めさせてもらう。俺がモ
バイラーの中でも“ブラック”と呼ばれる所以を見せてやろう。くらえっ!
最初の攻撃は>>315だ!」
313創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:17:21 ID:g1R2bpqQ
ksks
314創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:19:30 ID:IoZ+qBs8
ksks
315創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:19:38 ID:g1R2bpqQ
真・暗黒ウパ刻み!
316創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:21:18 ID:G+jhiE+S
真・暗黒ウパ刻み把握
317創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:21:49 ID:zUlyCtLU
ウパ太郎が仲間なのにウパ刻みですか!?
318創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 19:22:06 ID:xaO7VaXz
狙い撃ちじゃねえかwwwww
319創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 20:36:35 ID:ctw0a/rl
さよならウパ太郎ww
320創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:33:07 ID:G+jhiE+S
決まった! ブラックは勝利を確信した。
「真・暗黒ウパ刻み。アホロートル狩りの始祖アナリが開発した技だ。幼
形成熟個体に対して抜群の威力を誇る。お前がただの幼女でないことは分
かっている。その姿に沿わぬ内面、まさに真・暗黒ウパ刻みの餌食だ。も
はや生きてはおるまい」
ブラックはゆっくりと振り返った。が――
「どうしておじちゃんはじぶんからしぼうふらぐをたてるの?」
「なん……だと……」
全く効いていない! そんなはずはない! 「筆記者」の指示も確かに
あの技だった! ブラックは動揺していた。
「おしかったね。ろりばばぁがあいてだったらかっていたのに」
「違う……というのか……お前は……」
読みは外れていた。幼女はやはり幼女だった。
「じゃあ、おじちゃんにはそろそろしんでもらうよ」
「!!」
幼女が放った光段は先程のものとは全く異なっていた。スピードもパワ
ーも。そして、それは瞬時に無数に放たれた。攻撃は目前に迫っている。
一発でも当たれば命はない。ブラックは決断を迫られていた。
321創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:33:52 ID:G+jhiE+S
(どうやら使うしかないようだな。“あれ”を。スーパーモバイラー、モ
バイラー、ウパ太郎、後のことは頼んだぜ)
モバイラー最強にして禁断の攻撃。モバイルによって開かれた多次元世
界の通路を通して神格生物の獣性を直接自己に憑着させ、平行宇宙から呼
び寄せた膨大な熱エネルギーを制御、敵の眼前で収束させ大爆発を起こす。
この間10万分の1秒未満。そのようなことをすれば人の身であるブラッ
クは負荷に耐えきれず四散する。しかし、彼に迷いはなかった。
「今度こそ終わりだぜ……!」
ダマスカスは爆炎に包まれた。
322創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:34:51 ID:G+jhiE+S
スーパーモバイラー達はモバイルによって発生した超空間を経由して転
移することに成功した。しかし、緊急時であったため、移動先の座標を設
定する暇がなかった。
「ここは……どこだ?」「どこかの洞窟のようだが……く……」
「大丈夫か、モバイラー」
モバイラーの傷は予想より深い。とりあえず治療のため人がいる所に出
たい。
「スーパーモバイラー、向こうから何か物音がする」
「物音? 俺には聞こえ……」
その時である。何か得体の知れぬ巨大な生き物の鳴き声のようなものが
薄暗い洞窟内に轟いた。さらに――
「おい、気づいたか?」
「ああ。この洞窟内でモバイルに呼びかけた者がいる」
スーパーモバイラーはモバイラーを連れて先程の轟音が発せられた方向
へ急いだ。この洞窟では何かが起こっている。
そして一際開けた空間へ出た時、そこには――
323創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:35:11 ID:xaO7VaXz
ブラアアアアアアックウウウウウ!!
324創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:35:43 ID:G+jhiE+S
ドイツ、ミュンヘン。戦時には甚大な被害を受けたが、GGG主導の下
で復興が進み、今では世界中から労働者の集まる活気ある街となっている。
「なあ佐藤さん、田中さんに貸した金がさっぱり帰ってこないんだが、あ
んたからも何とか言ってやってくれないか」
「馬鹿やろう! あいつには金を貸すなって言っただろう! 諦めるんだ
な。もう絶対に返ってこねえよ」
男は嘆息した。これで六人目だ。誰に聞いても答えは同じ。絶対に返っ
てこない。あの田中という女はそんなに金に汚いのだろうか。まあ、いい。
今日は帰って酒でも飲もう。このことはまた後で考えればいい。
こうして男は家路についた。そのはずだった。
325創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:35:58 ID:EvT+BGcM
ブラック…そんな、嘘だろ?
326創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:36:47 ID:G+jhiE+S

男は、まるで状況が理解出来なかった。自分は家に帰る途中だったはず
だ。突然、周囲の景色が歪んで、立ち眩みかと思った次の瞬間にはこの洞
窟にいた。このような考えが何度も頭を回る。五感はいつにも増して冴え
渡っている。どこかで水滴が落ちる音もはっきりと聞こえる。しかし――
目の前で大口を開ける巨大な化け物を前にして、男に出来ることは何もな
かった。
「おい……嘘だろ……」
巨大で鋭い歯に五体を引き裂かれる激痛を最後に、男の意識は戻らなか
った。
327創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:37:05 ID:g1R2bpqQ
嘘だと言ってよモヴァイラァアアア!
328 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/08/27(木) 21:38:09 ID:G+jhiE+S
以上投下終了
一応酉付けとく
329創る名無しに見る名無し:2009/08/27(木) 21:40:57 ID:zUlyCtLU
ブラック(´;ω;`)
330 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/08/30(日) 20:50:19 ID:x/nHwK8W
「山椒魚?」
ソウの言葉に、大佐は怪訝そうな表情を浮かべた。
「ええ。数ヶ月前、とある施設で実験体となっていた個体が逃亡していま
す。多くの不可解な現象を起こした後に、絶対脱出不可能なはずの厳重な
警備を破って」
「それがモバイルによるものだと?」
「まず間違いないでしょう。後に現場を調査した結果、超空間発生の痕跡
が見られましたから」
大佐は納得したようだったが、同時に不安げな表情を見せた。
「ふむ。だが、逃亡したのなら結局行方は……」
「居場所に関しては有力な候補地があります。日本のとある山地に、最近
“人を喰う化け物”が出る洞窟があるという情報が入り、調査したところ、
モバイルによる空間歪曲に伴う微弱な電波の乱れが観測され……」
説明を続けようとするソウを制止すると、大佐は小声で問いかけてきた。
「このことを知っているのは?」
「政府でも上層部の少数だけです。SSSに伝わっているかは何とも」
「そうか。では信用できる者を数人連れて、一度現地に確認に向かった方
がいいようだな」
ソウは緊迫した面もちの大佐に向かってゆっくりと頷いた。
「ことは急を要します。今すぐ発ちましょう。サラ万次郎の洞窟へ」
331 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/08/30(日) 20:52:25 ID:x/nHwK8W
以上投下終了

活躍を続けるスーパーモバイラー達
しかし世界にはもっと凄いモバイラーがいた!


1 いやあ名無しってほんとにいいもんですね@3ch 09/05/02 16:19 ID:Td+U8zjo
俺スーパーモバイラー。よろしく。

2 いやあ名無しってほんとにいいもんですね@3ch 09/05/03 01:47 ID:EL4vjZbI
じゃあ俺ハイパーモバイラー。
よし勝った。

3 いやあ名無しってほんとにいいもんですね@3ch 09/05/04 00:25 ID:9VL8ZxvM
ところが俺ウルトラモバイラー。
もはや敵なし。

4 いやあ名無しってほんとにいいもんですね@3ch 09/05/05 12:28 ID:Y23ysAH+
そして俺こそグレイテストモバイラー。
圧倒的だな。

5 かばとっと 09/05/10 19:14 ID:Zxl+tVZk
年賀状の配達は無事すんだかどうかわかりますでしょうか。

6 いやあ名無しってほんとにいいもんですね@3ch 09/05/15 20:03 ID:8X9Fb04M
スペースモバイラーの俺でも。さすがにわからんな。
332創る名無しに見る名無し:2009/08/31(月) 01:30:17 ID:Zw9+QoBl
不覚にも吹いたwww
333 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/13(日) 22:08:59 ID:CQC4Sicg
島根県某所。その一帯には、近頃妙な噂が流れていた。曰わく、山中の
洞穴に足を踏み入れた者はことごとく「怪物」に捕食される。この風評の
せいで、山に立ち入る人間はほとんどいなくなったという。
間違いない。ここに奴がいる。ソウはほとんど確信に近いものを感じて
いた。
 サラ万次郎は人肉を好む。その供給が困難である為、施設では代用品が
与えられていたが、しばしば与えたはずのない「生きた人間」が食われた
痕跡が見つかったという。モバイルが使用されたのだ。奴の能力があれば
他にいくらでもできることがある。しかし、力は食材の確保に使われた。
奴のカニバリズムの衝動は根深い。今でも、食人の何らかの痕跡を残して
いないはずはない。それがこの地域に広まった噂なのだ。
334 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/13(日) 22:10:25 ID:CQC4Sicg
「ここが例の洞窟か。意外に小さいな」
俄に吹き始めた強風が木々をざわめかせる中、大佐は山の中腹にぽっか
りと開いた2メートルほどの縦穴を睨みつけていた。非常時に想定される
布陣を考えているのだろう。選りすぐったとはいえ、こちらの戦力は大佐
と自分を除いて僅か十人。誰一人として生きて帰れないという事態も十分
考えられる。
「入り口はこの通りですが、中は結構広くて入り組んでいるらしいですよ。
地下水脈も通っているそうですから、途中で水路にぶつかって先に進めな
くなるかもしれません」
「厄介だな」
いつしか風はぴたりと止んでいた。


陽の光の届かない暗闇の中は、時間の感覚を狂わせる。探索を始めてま
だ小一時間だが、ソウは既に半日は洞窟内をさまよっているように感じた。
整備された道などあるはずもない入り組んだ通路を、時に腰まで浸かるよ
うな深さの水も超えていくのは、激しく体力を消耗する。屈強な兵士達に
も疲れが見え始めていた。元気なのは大佐だけだ。
335 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/13(日) 22:12:00 ID:CQC4Sicg
「まだ見つからんのか! 本当にここに居るんだろうな!」
水流て水滴以外の一切の音がない不気味な静寂は、一向の神経を確実に
すり減らしていた。大佐は苛立ちを露わにする。
「十中八九間違いないでしょう。この広さですから、そう簡単には見つか
ら……」
ソウの言葉はそこで途切れた。その時、これまでなかったような広い空
間に出たのである。そして――
「奴がサラ万次郎か……」
ぬめりのある黒光りした皮膚の奥から、二つの丸い眼がこちらに向けら
れている。体長は8メートル程であろうか。それは山椒魚というにはあま
りに大きすぎた。
「さて、見つけたはいいがこれからどうする?」
「そうですね。できるなら穏便に協力を仰ぎたいところですが、人語を解
するかは分かっていません。ですから……」
ソウの言葉は再び遮られることになった。先程まで隣に控えていた兵の
一人が突如として姿を消し、サラ万次郎の前に現れたのである。一同が気
付いた時には既に遅く、頭から飲まれた兵士の断末魔が響いていた。
336 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/13(日) 22:12:41 ID:CQC4Sicg
――我々は重大な思い違いをしていた。奴は人の手に負える相手ではない。完全に「野生」の側の存在なのだ。
ソウは己の死を予感した。
「やむを得ん! 捕獲は断念する! 撃て! 撃ち殺せ!」
大佐の号令に、兵達は一斉に銃を構える。が――
「どうした! 早く撃たんか!」
「そ、それが……」
モバイルだ! 銃の機構に何らかの干渉をして、無効化してきている!
こちらに向かって歩き出した巨大山椒魚を前に、ソウは成す術もなかった。

「どうやらここまでらしいな。敵の戦力を甘く見すぎた」
「……」
あれからものの数十秒である。ソウと大佐を除いた兵士達は、既に全員
山椒魚の腹の中だ。GGGの精鋭も奴の前では無力だった。サラ万次郎。
血溜まりの中に立つ彼は、何かこの世のものではない禍禍しい存在に思え
た。山椒魚はゆっくりとこちらに歩みを進めてくる。全てを覚悟したソウ
はゆっくりと目を閉じた。
その直後である。何か金属音のような大きな音が聞こえたかと思うと、
それに続いてサラ万次郎のものと思われる甲高い悲鳴が洞穴の壁面に木霊
した。
 ――何かが起こった!
ソウは恐る恐る目を開いた。
337 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/13(日) 22:17:53 ID:CQC4Sicg
以上投下終了

大分間が空いてしまって申し訳ない
某所でも早くしろとせっつかれました
本当すいません
二周年になっても完成さてなかったとか、みっともないことにならないよう頑張りますん
338創る名無しに見る名無し:2009/09/13(日) 22:21:10 ID:8pgpnC2x
投下乙です!
せ、せっついた訳ではありませんよ?

それにしても相変わらず良いところで切れるので続きが気になります
339創る名無しに見る名無し:2009/09/14(月) 00:44:29 ID:Q1B8VGRU
続いた―っ!?
340 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/19(土) 20:44:29 ID:ZfWEfa5w
「あいつらの動きはどうだ?」
「シナイ半島を越えてシリア方面へと向かっているようです。居住者が極
端に少ないダマスカス付近で接触を図るとの報告がありました」
 部下の言葉を耳にしつつも、裏刀は眼前の壁画から目を離すことをしな
かった。そこには古代の帝王の生涯が、複雑で幾何学的な意匠で描かれて
いる。もう位置を覚えてしまったその場所に掌を這わせると、ミミズの這
った跡のような奇怪な文字の凹凸を指の裏に感じた。
「丁度いい。連中を足止めしている間に、例の山椒魚を始末してしまおう」
「ほっほっほ、Gにはあれを捕獲しようという動きもあるようだぞ?」
 突然背後から聞こえた声に振り返ると、そこには長い銀色の髪を照明の
光で濡らした小柄な少女が立っていた。
「なんだ。バンディッドのおばばか。なに、気にすることはない。どうせ
あの化け物は連中の手に負える相手じゃない。あれを葬るのは俺達SSS
を置いて他にないよ」
「大した自信だね。何ぞ策でもあるのかえ?」
「ああ。おい、そこのお前。照明を天井に向けろ」
341 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/19(土) 20:45:29 ID:ZfWEfa5w



____
| |
| |
ヽ〇ノ
 ノ
ノ)




「……ほう。あそこにぶら下がっている妙ちきりんな人形は何だえ?」
「オートマタだよ。古代文明が生んだ超兵器だ。ようやく制御できる目処
が立ったところだが、早速実戦に投入することになりそうだ」
霧崎はそれに応えることなく、壁画へと目を向け、煙管を取り出し始め
た。苦労して見つけた隠し玉にもっと驚いてくれることを期待していた裏
刀は、若干の失望を感じつつ、彼女の視線の先へと目を移した。
それは、王の戦死の場面だった。圧倒的多数である王の軍勢を掻き分け
て、本陣へと突撃してくる敵軍が悪鬼羅刹のように描かれている。そして、
その中には一際異彩を放つ金髪の少女――S・ハルトシュラーがいた。
「……さて、奴がモバイラーをどれだけ足止めできるか分からない。そろ
そろ行かなければいけないな。日本へ」
342 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/19(土) 20:46:49 ID:ZfWEfa5w


 スーパーモバイラーは混乱していた。負傷したモバイラーを引きずって、
やっとのことで問題の現場にたどり着いた。しかし、そこには血を流す巨
大な両生類と
                   
                   
                        ヽ○ノ   
                         /
                        ノ)
                   
                   
                   
飛び回る棒のような何かがいた。
「な、何が起こってやがるんだ……」
よく見れば他にもガタイのいいおっさんや、ガタガタ震えてるイケメン
の兄ちゃん、たった今反対側の入り口から入ってきたらしい帽子と眼鏡の
男なんかもいたのだが、ニ体のクリーチャーのインパクトがあまりに強す
ぎて目に入らなかった。
343 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/19(土) 20:47:51 ID:ZfWEfa5w
「ウラトゥ! 貴様、こんなところに何しに来た!」
「命を救ってもらったっていうのに大した言いぐさだな。もちろん、あの
山椒魚を始末しに来たんだよ。捕まえようなんて馬鹿なことは考えてない。
どうだ、俺達SSSが誇る古代兵器スティック・アーネンは!」
おっさんと眼鏡の会話からすると、あの棒人間は眼鏡の仲間らしい。そ
して忙しく動き回る棒に目を戻すと、



  ヽ△ ∧、、 ギュルルルル
   /ーl\\> 
  ノ)  ∨´´ 



変形していた。
馬鹿デカい山椒魚の方は相変わらず悲鳴を甲高い悲鳴をあげながら血潮
を撒き散らしている。ありゃあ、もう駄目かもわからんね。そう思ったそ
の時だった。
344 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/19(土) 20:49:25 ID:ZfWEfa5w
         
                   
                   
                        ヽ○ノ   「GYAAAAAAA!」
                         /
                        ノ)
                   
                   
                   
頭が割れそうになる金属音に思わず耳を覆う。棒人間は瞬時に数メート
ル吹っ飛んでいた。
「スーパーモバイラー、今のは!」
「ああ、間違いない。モバイルを使ってどこかと空間を繋げていた。今の
はその気圧の差を利用した攻撃だろう。あの山椒魚、五人目の適性者だ」
思いがけず当初の目的を見つけたことで、スーパーモバイラーの心は沸
き立っていた。
(待ってろよブラック! 邪魔な奴を蹴散らしたら、新しい仲間を連れてお
前を助けに行くぜ!)
そしてスーパーモバイラーは、山椒魚の攻撃を受けて隙を見せている棒
人間に、「筆記者」の導き出した最適の先制攻撃、>>346を浴びせかけた。
345 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/19(土) 20:50:38 ID:ZfWEfa5w
以上投下終了
安価が遠すぎたかも
346創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 01:09:05 ID:lHDEiyLO
しいたけ
347創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 06:08:20 ID:ueGoUG2A
乙 おもすれー
棒姉wつええ
そしてしいたけ…これは…
348創る名無しに見る名無し:2009/09/20(日) 17:08:20 ID:Zue1U4r+
投下乙
ここにもしいたけがw
349 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/28(月) 00:18:59 ID:aCXklxzv
モバイルと接続。目標の座標を割り出す。大分県の山中、肉眼では視認出来な
い小さな一点――椎茸の胞子を構成する物質界の要素を総て解析し、蓄積する。
それを原子レベルから再構築し、自身の右腕に着床させる。さらに、最適な湿度、
気温等を割り出し再現。標的部位の時の流れを周囲の空間から隔絶、加速。瞬時
に右腕に椎茸を育成する。
この間僅か0.87秒。無論、広い椎茸の世界でも右に出る者はいない。

椎茸とは本来、死遺茸と表記される。かつて椎茸を用いた暗殺術が広く用いら
れていた頃、椎茸使いの暗殺者に狙われた者は悉く死を覚悟して遺書をしたため
たということからついた名であるという。
 その恐るべき戦闘能力に加えて、籠城時には椎茸を非常食にすることもできる
という柔軟性から、椎茸を右腕に宿す能力者達は軍事の要として裏の世界を牛耳
っていた。
今、この暗殺術を実戦レベルで行使できる者はほとんどいない。その中でもス
ーパーモバイラーは最も熟達した技術を有している。

オートマタが右腕の椎茸を察知した時、既に事は終わっていた。空中に散布さ
れた胞子は正確に目標へと収束し、硬い装甲の内側へと入り込んでいる。
「――弾けろ!」
スーパーモバイラーの声と時を同じくして、胞子は一斉に爆炎へと姿を変えた。
350 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/28(月) 00:19:46 ID:aCXklxzv
――終わった。スーパーモバイラーは炎と黒煙に包まれたオートマタに
背を向け、急いで負傷したモバイラーの下へと向かった。
案外早くけりをつけられた。早いとこ、あのデカいのを連れてブラック
の所へ行こう。そう言おうと口を開こうとした、その時だった。
「スーパーモバイラー! 危ない! 後ろだ!」
一瞬、世界が暗転した。強い衝撃だけが辛うじて知覚できた。
 腹から生暖かい液体が溢れているのを感じながら、ゆっくりと振り向くと、
そこには



  ヽ△ ∧、、 GYAAAAN!!!!
   /ーl\\> 
  ノ)  ∨´´ 



自分の背中をえぐる機械人形の姿があった。

「馬鹿め。スティック・アーネンがそう簡単に倒れると思ったか。お前らの命もここまでだな」
眼鏡め! 勝手なことを言いやがって! モバイラーズはそんなにヤワ
じゃないぜ!
そう言って棒野郎を弾き飛ばしてやろうとしたが、どうしても腕が上が
らない。スーパーモバイラーはいつしかヒューヒューと浅い呼吸を繰り返
していた。
351 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/28(月) 00:20:33 ID:aCXklxzv
「スーパーモバイラー、ここは俺にまかせろ」
いつになく真剣なモバイラーの声に、スーパーモバイラーの遠のきかけ
ていた意識は呼び戻された。
「お前……怪我を……」
「お前に比べればマシだ。ここは俺が何とかするからお前は一時離脱しろ」
こいつ……あの時のブラックと同じ顔をしてやがる。その一瞬の動揺の
間に全ては決していた。
スーパーモバイラーの周囲の空間が、転移時特有の歪みを見せ始めた。
敵は異変を察知するや、すぐに大きく距離をとった。モバイラーがスーパ
ーモバイラーに強制転移を行ったのだ。
「……モバイラー!」
モバイラーはもう振り返らなかった。再び山椒魚の絶叫が響く中、傷だ
らけの体で凶悪な機械人形と対峙していた。
閉じていく視界の中で、最後にモバイラーが>>353の攻撃を仕掛けてい
るのが見えた。
352 ◆P9vPR2iIAFi4 :2009/09/28(月) 00:22:47 ID:aCXklxzv
以上投下終了
一応スパロボの形式にのっとって主人公格のオリキャラを出してはみたが、この空気っぷりは既に主人公じゃないな
353創る名無しに見る名無し:2009/09/28(月) 00:37:24 ID:z+IN4mMH
ソウルオブ雑幼女
354創る名無しに見る名無し:2009/09/28(月) 01:22:06 ID:aCXklxzv
把握
355創る名無しに見る名無し:2009/11/12(木) 17:40:20 ID:ZeBpcDTj
先月の某板での投下でにより黒歴史がまたひとつ出来上がった
とはいえ台詞系の、新ジャンルなんだよな
えらく不評だったので黒歴史には違いないが、ここで投下するのはスレチかね?
356創る名無しに見る名無し:2009/11/12(木) 19:25:26 ID:kk8sB/Pv
【mitemite】過去創作物を投下するスレ【見て見て】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1257853255/l50

こんなスレもあるよ
357創る名無しに見る名無し
>>356
どうも。検討させていただく