アイヌについて その2

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163oripakEsaman
>>158 の ひでよし さん。

「歴史」とは、現在の人間が解釈している過去であって、
それは、現在も進行中であるものだと考えます。

これには、今現在歴史が作られている、という視点と、
歴史の評価は現在の価値観や権力関係の反映である、という視点を含みます。
そして、歴史をどう語るかとは、つまり現在の「民俗」にも、
密接に影響を及ぼしていると考えます。

これが社会学の領域なのかどうかは知りませんが、
かつて「民俗学者」や「歴史学者」と呼ばれていた人々の活動や成果が、
「その学問の対象と研究者のみの間」だけで終わっていたとは考えられないので、
(アイヌは滅び行く民族という視点など←当時は客観的で正しかったらしいですが)
いま現在、民族とか民俗についての方向の話を展開しているここで、
話をすることは重要であると考えます。

私の世代では、教育の現場では、アイヌのことは全く触れていなかったと思います。
また、現在の教育情況ですが、記述が増えても教師が説明できるかどうかという不安もあり、
歴史の教科書よりは英語の教科書の例文のほうが、詳しく情況を説明していて、
中高生もそれを元に興味を持つことが多い、というものあるみたいですね。

これからも、色々とお話が出来れば幸いです。

http://www.alles.or.jp/~tariq/