アイヌについて その2

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158ひでよし
>>153
「日本という一つの国の中にある異質な文化」というのは「アイヌ」の文化
だけを指しているわけではありません

僕は関西で生まれ育ちましたので、他の地域の人と接する機会が
少なかった高校生の頃までは関西の文化が標準的な文化でした
(あくまでも自分にとっての標準です)

それが大学に入っていろいろな地域の出身者と接するうちに日本には
いろいろな文化があることを実感しました
被差別部落に関する教育以外にも普段の食事や言葉遣いなど、
生活の様々な局面で「異質な文化」を感じ取ることができました
「日本は一つではない」と感じたその時の体験が僕の民俗学の根底には
あります

「どのような歴史教育がなされているか」ということもそれぞれの地域の
歴史や文化に根ざすそれなりに伝統のある教育がなされているはず
であり、「風俗習慣」の一つであるといえるのではないでしょうか

自分たちが生まれ育った地域の歴史や文化について知ることは、民俗学
だけでなく、歴史学や地理学でも重要なことだと思います
そうすることにより「自分なりの視点」を獲得することができるのであり、
その上で他者との差異に目を向けることができるのではないでしょうか