27 :
天之御名無主:
>>24 神話板としては、新改訳三版は全くお薦めできない。
創世記1〜11章はアンチ・メソポタミア神話というのが聖書学の常識なのに、
メソポタミア神話のニュアンスを除去した翻訳に終始している。
その点、まだ第二版のほうがマシ。
あんな訳は、骨の抜けたくらげみたいなモノ。
28 :
天之御名無主:2005/10/23(日) 22:50:51
きちんと知りたいなら岩波がベスト。
脚注で、異訳がある場合、異訳の紹介と、翻訳採択の理由も触れている。
とはいっても、巻によってバラツキがある。
創世記1〜11章に絡めて言えば、岩波『旧約聖書 @』の脚注は大幅に
解説を省略している。重要な異読でも触れていないものがあるし。
29 :
天之御名無主:2005/10/23(日) 22:54:54
創世記1〜11章についてならば、岩波版『旧約聖書@』を翻訳した
月本昭男自身が既に日本基督教団出版局から『創世記T』注解シリーズを
出している。こちらは、より詳しく異読にも触れているから、
メソポタミア神話との比較を知る上で役立つ。簡単ではあるが、
ヘブライ語の釈義レベルにも触れている。
30 :
29:2005/10/23(日) 22:59:38
異訳 × → 異読 ○