民俗学・神話学の基本文献リスト

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1初心者
詳しい方ぜひご教示ください。
2天之御名無主:04/06/19 13:18
良スレの悪寒
3天之御名無主:04/06/19 15:02
そうですね、私も関心を抱いているのですが、どこから手を付けていいのか解らないもので
ぜひとも「基本」を教えていただきたいものです。

4天之御名無主:04/06/20 00:39
日本の民俗学を学ぶお勧め書籍
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/min/1002208643/

神話・伝説・昔話の類型についての文献
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/min/988894315/

あなたが読んでるギリシャ神話の本
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/min/1020199455/

労働の人類学に関する本は?
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/min/1041104546/
5天之御名無主:04/06/20 22:31
自分も知りたいです。
とりあえずこれだけは読んでおけ、というのは無いでしょうか。
6天之御名無主:04/06/20 22:33
日本の神々、神社がのってる、
「日本の神様読み解き事典」てのが手元にありまつが、
なにか、もっといいの、ありませんか〜?
7天之御名無主:04/06/22 21:40
期待あげ
8天之御名無主:04/06/22 22:49
日本神話事典てのを持ってるが
9天之御名無主:04/06/22 23:28
塚マジでやるなら民俗学の基本書
福田アジオ・宮田登編『日本民俗学概論』
佐野賢治・谷口貢ほか編『現代民俗学入門』
上野和男・福田アジオほか編『新版 民俗調査ハンドブック』(いずれも吉川弘文館)
くらいは活用してんだろうな?

ハンドブックの巻末には各調査項目ごとの主要参考文献載ってるじゃん
10天之御名無主:04/06/22 23:38
どういうレベルかにもよるような・・・
学生ですぐにでも民俗学系雑誌のバックナンバー全部見られるのか
ただ単にネット上でわからない概念があったから知りたいだけの一般人なのか
11天之御名無主:04/06/22 23:43
まあ>1-8までの流れを見る限りでは
神話の類型や宗教にちょっと興味を持ち出した人たちって感じだけどね。

京極あたりのサブカルから民俗学に興味を持ち出したヤシだろうか・・・
学問としては思っているほどに面白みはないぞ
12天之御名無主:04/06/22 23:52
京極あたりのサブカルから民俗学に興味を持ち出したヤシですが、
飽きるまでやってみたくなりました。
13天之御名無主:04/06/23 00:17
小松和彦の著作なら楽しんで読めると思われ
宮本常一や宮田登、桜井徳太郎、井之口章二あたりも読みやすいほうかな

少し学問的に学びたいならとりあえず前掲の入門書3点には目を通すこと
14天之御名無主:04/06/23 00:23
ありがとうございます。
どうやら前掲三書は基礎中の基礎なのですね。
15天之御名無主:04/06/23 00:41
まあどこの大学逝っても民俗学やるなら手法を学ぶ上での「教科書」みたいなもんです。
読む分にはつまんないけど自分の興味がどの対象に向いているかを知るには読んでおくべき。
参考までに、おおまかな調査主題としては
人生儀礼、年中行事、信仰、親族関係、口承文芸、芸能、都市民俗
なんてものが挙げられます。

あと概説書としてよく使われるのは
宮本常一『民俗学への道』(宮本常一著作集1)未来社、
宮田登『日本の民俗学』講談社、
井之口章二『伝承と創造』弘文堂、
牧田茂『生活の古典/民俗学入門』角川書店、
池田弥三郎ほか編『日本民俗学の視点』日本書籍、
それと
『日本民俗学体系(全13巻)』平凡社
あたりですか。
16天之御名無主:04/06/23 00:43
あ、もちろん柳田翁や折口信夫の著作も忘れずに。
17天之御名無主:04/06/23 01:13
>>15-16
成果よりもベースというか、過程というか、
そういうのの入門書が知りたかったので、
痒いところを掻いてくれたみたいなアドバイスですた。
重ね重ねありがとうございました。
18天之御名無主:04/06/24 00:07
age
19天之御名無主:04/06/24 00:22
>>6
平凡社編『神道大辞典』臨川書店
桜井徳太郎『民間信仰辞典』東京堂出版
萩原秀三郎・須藤功『日本宗教民俗図典』法蔵館

とかどうだろう
206:04/06/24 01:57
ありがとございますーーー>>19
21曽於:04/06/24 13:04
もう廃刊になって久しいが、近畿日本ツーリスト内日本観光文化研究所発行の『あるく みる きく』がフィールドワークを中心とした宮本常一の弟子さんたちが調査、編集をしていたものだから、民俗資料としては貴重なものです。
宮本先生の弟子は学者、冒険家、作家、アーティストと多種多様。先生の播いた種の収穫を大きいです。
22天之御名無主:04/06/26 23:56
良スレage
23天之御名無主:04/06/29 23:29
age
24天之御名無主:04/07/05 04:30
基礎文献1『日本民俗学概論』、(ようやく)読破。
うーん、俺って民俗学向きじゃないかも?
25天之御名無主:04/07/05 04:33
2ちゃんねるやってる人には向いてないかもね
26天之御名無主:04/07/06 19:14
アク禁の余波からやっと開放されたよ・・・糞厨め

>>24
アレは一種の教科書ですからね。
民間伝承の研究やら祭事の穀物の研究やら
自分のフィールドができてくるともっと面白くなるかも
27天之御名無主:04/07/06 22:24
アチックミューゼアム編『民具問答集』(昭和12.5)にハマってます。
1ページに民具の写真が1点載っており、
それについて「いつ」「どこで」「どうやって使いますか?」
なんて聞き書きの成果が話者の肉声そのままに掲載されてる。

アチックミューゼアム編『民具蒐集調査要目』(昭和11.6)の
質問項目に沿った成果なんだろうけど、
いま地域の博物館で発行されてる民具収蔵リストなんかでも、
使える手法なんじゃないかな。
何より読んでて、見てて楽しい!
28天之御名無主:04/07/08 17:54
>>27
そんな入手不可能な本を挙げられても・・・
29天之御名無主:04/07/13 11:13
書籍名が分からないですのが、以下のように紹介されているものを
探しています。心当たりのある方がいらっしゃれば是非教えて頂きたいのです。

・イギリスの民族学だかの学者が何十年もかけてまとめたモノ。
・ヨーロッパ中の伝説やお伽噺が全部シナリオのパターンごとに
 分類されたもの。例えば「体内の蛇:体の中に入った生物が成長して
 宿主が死ぬ」なんていう風に項目別に何千パターンも記されている。
30天之御名無主:04/07/13 11:58
アールネとトンプソン(トムソン)の「昔話のタイプ・インデックス」
およびクリスチャンセンによる補遺

またはトンプソンによる「民間文学のモチーフ・インデックス」
たぶん前者でOKと思われ。
3130:04/07/13 12:12
32天之御名無主:04/07/13 12:26
モチーフ・インデックスも六巻は品切れ
33天之御名無主:04/07/13 12:42
たけーよ。
34天之御名無主:04/07/13 14:45
>>33
全部買うと十万円?
35天之御名無主:04/07/13 14:52
図書館を利用すれば
36天之御名無主:04/07/13 14:57
国会図書館ならあるのかね?
37天之御名無主:04/07/13 15:11
国会図書館は国内の出版物だけだから。
>>36には基本文献の「探し方」から教えるべき?
3836:04/07/13 15:24
>>37
俺は>>29じゃないよ!
単なる素人以下の通りすがりだよ!
>>36には基本文献の「探し方」から教えるべき?
教えてくれるんならおながいします。
39天之御名無主:04/07/13 23:36
OPACでも使ったらどうよ
40天之御名無主:04/07/19 00:36
河童駒引考の初版本が古本屋で100円ですた
もう持ってるけど買っちゃったよ
41天之御名無主:04/07/19 01:30
>>29は結局望みの答えが得られたのか?
42京極ファン:04/07/24 04:37
>>9さん他があげてくれた三書、読みました。
大学で民俗学を選ばなかったことを
今さらながら深く悔いているわたしにとって
それはとてもありがたい示唆でありました。
つか、ありがとね!
439:04/07/24 22:04
あの程度で感謝されてもな・・・まあ役に立ったなら何より
44天之御名無主:04/07/27 23:31
age
45天之御名無主:04/08/06 18:09
常一あげ
46天之御名無主:04/08/07 09:31
>>29
桝田のサイトから来たな…。
奇遇だな。俺も同じだ。
47天之御名無主:04/08/08 01:08
祇園祭系の都市祭礼を研究する必要がでてきました。
どんな文献がありますか?
48天之御名無主:04/08/08 01:38
>>47
基本的なところで
宮本常一 「都市の祭と民俗」(1982『宮本常一著作集27』所収 未来社)、
米山俊直 1974『祇園祭――都市人類学ことはじめ』 中央公論社、
松平 誠  1983『祭の文化』 有斐閣、
真弓常忠 2002『祇園信仰事典』  戎光祥出版、
あと映像資料としてNHKから
ふるさとの祭と芸能シリーズで京都祇園祭の様子が、
昭和の日本シリーズで筑波祇園祭のビデオが出ていたはずですが
このあたりはどうでしょう?
49天之御名無主:04/08/12 09:26

50天之御名無主:04/08/12 15:38
保守
51天之御名無主:04/08/30 20:54

52天之御名無主:04/09/19 16:34:38
風土記を勉強したいんですが、良い解説書ってないですか?
53天之御名無主:04/09/19 17:12:09
平凡社ライブラリーの現代語のやつから始めれば?
54天之御名無主:04/10/19 11:15:50
携帯age

葬送儀礼について調べる必要ができました。ぜひ、お勧めの本を教えてください。
55天之御名無主:04/10/19 13:13:09
五来重。
56天之御名無主:04/10/19 13:14:49
http://www.sogi.co.jp/bookguide/book7.htm
ここにまとまってた。
57天之御名無主:04/10/19 14:04:18
スレちがいだと思うけど教えてください。
諸国里人談をよみたいんですけど、それって今打ってる?
あればそれの口語訳のがほしいんです。
もしくは複合型のいろんなのがはいってるやつとか・・。

58天之御名無主:04/10/19 16:08:25
金太郎について調べています。何かありませんでしょうか?
59天之御名無主:04/10/29 07:25:16
聖書
60天之御名無主:04/10/29 11:10:44
>>57-58
質問スレで聞いておくれ
61天之御名無主:04/10/29 17:45:27
中国の神話について知りたいのですがなにかいい本は
無いでしょうか?文庫本のようなものを探してます。
いろいろと種類があるようでよくわからないのですが
盤古、伏義、黄帝というのがでてくる混沌がどうとか
いうところの話を探しています。
知識がないので説明が分かりづらいと思いますが
よろしくお願いします

62天之御名無主:04/10/29 18:11:16
現代教養文庫の「中国神話伝説集」

・・・売ってたら、の話だが。
63天之御名無主:04/10/30 16:06:58
>>54
マニアックなトコで、神葬祭大事典とか
64天之御名無主:04/10/30 20:17:32
民俗学の事典で一番いいのはどれ?
65天之御名無主:04/10/31 11:49:17
72柱の本ってあっります?
失楽園みたいなストーリーのあるかんじのもので
66千方:2005/04/19(火) 18:27:18
はじめまして。『新撰呪詛調法記大全』なる本名を耳にしたのですが、
何方か内容をご存知の方は居られますか?
67天之御名無主:2005/09/30(金) 22:44:54
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/topics/newtopics.html#20050929
9/29 附属図書館にて特別展示会“時代を語る雑誌たち”〜雑誌メディアと戦時動員〜 を開催
東北大学附属図書館本館共催の特別展示会“時代を語る雑誌たち”〜雑誌メディアと戦時動員〜 を開催します。
戦時中に出版された幼児雑誌、少年少女雑誌、婦人雑誌、政府情報誌などを中心に展示します。色彩豊かな表紙から時代の表情をご覧ください。

 ○期間: 平成17年10月 8日(土) 〜 10月24日(月) 10:00〜17:00
 ○場所: 東北大学附属図書館本館大視聴覚室(川内キャンパス) 入場無料

 ○詳細: 特別展示会 詳細http://www.tohoku.ac.jp/japanese/topics/2005exhibition.pdf
68天之御名無主:2005/10/09(日) 13:07:03
ふつーに金枝篇読んでみなさ〜い。
69山野野衾 ◆a/lHDs2vKA :2005/10/09(日) 18:49:29
>>57
『日本随筆大系』。訳が要る様な文でもありません。
>66
我が家に江戸期の本がありますが、定期的に刊行されたお呪いの本ですよ。
ミミズに小便をかけた時の呪いなどが載っています。

個人的なお奨めは、『塵袋』、『諸国風俗問状答』あたりですね。
70天之御名無主:2006/01/19(木) 16:26:49
今更かもしれないが...

図書館にしか置いてない本、値段の高いならNACSIS Webcatで検索すべし

ttp://webcat.nii.ac.jp/

図書館の目星が着いたら、受付に電話で時間帯、身分証明書や紹介状の必要性、
複写の有無、貸し出しの有無等を尋ねる。場合によっては図書館間での貸し借りが
できる場合もある。
71天之御名無主:2007/02/28(水) 20:18:17
お勧めの本とかも紹介してよ
72天之御名無主:2007/03/14(水) 17:11:45
おまいら初心者に優しくないな
73天之御名無主:2007/03/20(火) 21:46:30
>>12
妖怪で徹底的にやるならこんなのもお勧めしてみる↓

百鬼繚乱-江戸怪談・妖怪絵本集成 近藤瑞木編
絵も解説もマニアック

大江戸怪奇画帖 尾崎久彌編
グロ目な絵を集めているのが珍しい
74天之御名無主:2007/08/14(火) 13:04:12
おまいらすまん。大和魂や大和撫子について調べたいのだが、オススメの書籍しらんかな?
75天之御名無主:2007/08/14(火) 18:30:20
うーん、おれは知らんが、、、詳しいやついる? >大和魂と撫子
76天之御名無主:2007/11/03(土) 21:47:02
たぶん、これが↓最新刊の民俗学の教科書。
谷口貢・松崎憲三編『民俗学講義:生活文化へのアプローチ』八千代出版 2006年10月

77天之御名無主:2007/11/08(木) 18:58:37
[縮刷版]『日本民俗事典』・[縮刷版]『文化人類学事典』
ともに弘文堂。必備
78天之御名無主:2007/11/09(金) 15:08:32
『日本民俗事典』1971年
『文化人類学事典』1987年

かなり昔の本だな。もっと新しいのはないのかな。
79天之御名無主:2007/11/09(金) 17:06:00
>>69
民俗学の基本文献に、『日本随筆大系』をあげるなんて
山野ちゃんて、史学方法論教室の関係者?
80天之御名無主:2007/11/09(金) 20:16:51
>>78 住まん、書き忘れ
『精選 日本民俗事典』吉川弘文館2006年 
『日本民俗大事典(上・下)』吉川弘文館1999年・2000年
『日本民俗宗教事典』東京堂出版1998年
81天之御名無主:2007/11/09(金) 20:23:33
>>12 73
妖怪関係論文のアンソロジーで
小松和彦編『怪異の民俗学1〜8』2000年
82天之御名無主:2009/01/07(水) 02:49:33
文庫で贈与論がでるぞ
83天之御名無主:2009/01/07(水) 16:39:22
今年はじめのニュースは、むしろ文化人類学会で事典がでることじゃなかろうか。
84天之御名無主:2009/01/12(月) 18:40:08
>>83
ちょww知らなかったww
ググってくる。
85天之御名無主:2009/01/18(日) 17:42:20
去年出たものだがここにメモ。

「奇談異聞辞典」柴田宵曲 編集
「随筆辞典 奇談異聞編」の文庫化。
ttp://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480091628/
86天之御名無主:2009/04/21(火) 14:48:42
>>85
図書館で借りて読んだ
給料が入ったら速攻で買うよ
あのボリュームで2000円台は安い
87天之御名無主:2009/08/06(木) 21:48:03

こんばんは。

アマテラス信仰について示唆している文献を教えてください。

筑紫申真の著作は手に取っています。
88天之御名無主:2009/08/06(木) 21:55:27
溝口睦子『アマテラスの誕生』
佐藤弘夫『アマテラスの変貌』
89天之御名無主:2009/08/08(土) 12:42:10
>>88

どうもありがとうございます。溝口睦子さんの著作は、
近所の図書館に収蔵されていたので、早速手に取ってみることにします。
90天之御名無主:2009/08/12(水) 12:23:01
「世界の三猿 Three Wise Monkeys―その源流をたずねて」(飯田道夫)
ttp://www.jimbunshoin.co.jp/mybooks/ISBN978-4-409-54075-6.htm

実質的には三省堂から出た「見ザル聞かザル言わザル」の増補版だけど、だいぶ改稿されていて、
前回調査途絶してた、例えばアンコール遺跡の三猿のありかとかが、
解決しているところも多い。

しかしこのような世界を巡るような調査も<族>じゃないほうの「民俗学」といえるのだろうか。
91天之御名無主:2009/08/12(水) 12:36:52
それは文化史じゃないの?
92天之御名無主:2009/08/12(水) 15:15:40
民俗学者の書いたものではないけれど・・・(朝日新聞2009年8月9日読書欄より。評者・苅部直)
『神と仏の倫理思想』吉村均著(北樹出版)

 古代と中世に展開した神仏習合は、異質な信仰をいい加減に混ぜ合わせたものでは決してなかった。
在来の神の信仰は、人がふだん生きている狭い時空をこえ、すべてを見とおし包み込むような、新しい知を求めていた。
仏教の側は、あらゆる生物の苦しみから解放する仏陀の知を得る前の段階として、一般人にむけた教説を必要としていた。
二つの要請がたがいに補完しあう。筋道だった体系を、神仏習合はもともと備えていたのである。
 徳川時代における儒学の支配、さらに近代の神仏分離と仏教理解の西洋化は、そうした体系を打ち壊してしまった。
しかし吉村は、近代にも柳田国男と折口信夫の民俗学が、文献としては残らない伝説や習俗の世界に、日本人の本来の信仰のありようを探ったことに、意義を見出す。
 そしてまた、文字など読めないにもかかわらず、仏教の高度な知恵を体現した「妙好人(みょうこうにん)」たちが、庶民の世界には出現し続けたことに注目している。(抜粋)
ttp://book.asahi.com/review/TKY200908110129.html
93天之御名無主:2009/08/12(水) 19:30:04
時代の流れも有名寺社が協力・参加する各地の霊場会など、神仏習合の風土を取り戻そうとする流れだが、
神社仏閣板とか行くと、侵略戦争賛美の馬鹿ウヨが幅を効かす2ちゃんだけあり、
国家神道大好き・廃仏希釈大賛成の原理主義や、
平田の流れの偏狭で排他的な古神道カルト賛美・仏教否定排斥の声がでかくて驚いた

アメリカの正義病・イスラム、ユダヤの原理病など非寛容・文明の衝動が問題視される時代に、
神仏が共存する日本の精神・宗教風土が再評価される中、
その逆を地で行き神仏習合を忌み嫌う2ちゃんはさすが醜いと思った
94天之御名無主:2009/08/13(木) 18:13:07
>>93も十分排他的じゃない?
95天之御名無主:2009/08/13(木) 21:02:31
>>93

でもさ、神仏習合ってもさ、そもそも日本の仏教は、大乗非仏説の範囲に入るたぐいの、
いわばキマイラ的なものでしょう?

創価学会のおばちゃんが意識していないように、日本人一般も大乗非仏説などには
無関心なんだろうけど、自分は仏教的な考え方には、根っこの部分に違和感と異質感を感じるけどなぁ。

あの坊さんのスタイルから変(笑)。どうして、頭をそって、妻帯を基本的には禁止しなきゃならない、
妻帯を禁止するほうがよりいい、と考えるのか? とか。仏教ってのは、なんというか、
子孫を残さないというのも変だし、つまり継続性を拒絶する、自殺思考の宗教じゃないの? とか思ってるところが、個人的にはある。

その過激な部分が、大乗仏教という領域で日本では弱められたからわからなくなってるだけだとも。
96おせっかいやき:2009/08/13(木) 23:03:26
>>95
そういう原理主義的なインド仏教が存在し、それが日本ニ入って変質(堕落あるいは現実肯定)したという図式自体が、西洋的な発想で生み出された近代的なもので、仏教の発想とは異なるということを論じているのが、>>92の本。
大きな出版社の本ではないので、大都市のよほど大きな本屋でないと、すぐ見ることは難しいかもしれないけど。
戒律は別に子供を作ることを否定しているわけではなく、カースト制度のあるインドでサンガに世俗の身分制度を持ち込まないための処置で、在家信者が否定されているわけではなかった(妻子が欲しければ、世俗の身分秩序に従う在家に戻ればいい)と説明されている。
お坊さんの姿も、出身カーストを消すためとか。
原始仏教が世俗否定でないことは中村元も強調していたと思う。
97天之御名無主:2009/08/13(木) 23:48:32
>>96

どうもありがとうございます。

もしよろしければ、上座部仏教に関して、一言二言お聞かせいただければ幸いです。
在家でも悟ることができる、というモチーフは上座部仏教にはありますが、
しかし、出家という制度は厳然としてある。機能性という点で、なにか矛盾したものを感じています。
9895:2009/08/14(金) 00:41:19
>>97
大乗でも龍樹が同じことを言っています(『友への手紙』)。ただ、悟りは集中的に修行しないと困難で、在家ではその時間が取りにくいということではないでしょうか。環境が整うことは重要だが、もっとも大切なのは本人の資質ややる気だということだと思います。
ただ、カースト制度では、低いカーストは本当に悲惨で、これはネパールの例ですが、仕事につくことができず、騙されてインドに売り飛ばされ、やがてエイズを発症して客がとれなくり、送り返されて死を待つだけの女性たちのドキュメンタリーを観たことがあります。
そういう人には「在家でも悟ることができる」という言葉は無力で、カーストに関係なく修行できる場が必要なのではないでしょうか。お釈迦さまの直弟子のアラカンには被差別カーストの出身者もいます。
9996:2009/08/14(金) 00:48:43
すみません。95ではなく96でした。
100天之御名無主:2009/10/18(日) 18:41:27
宗教板 影響を受けた本・書籍

1 :神も仏も名無しさん:2009/07/13(月) 17:28:04 ID:iykWlP19
仏教、キリスト教、ヨガ、ニューエイジ、クリシュナムルティなど

意外に良かった本、
ちょっと啓蒙された本、
世の中の見方が根本的に変わったという本、
手放せずいつも枕もとに常備している本など、

おすすめ書籍をあげてください
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/psy/1247473684/
101天之御名無主:2009/10/22(木) 22:39:34
>>93
俺は神道大好きっ子だが、むしろ、ある程度は排他的な性格を持っていて欲しいと思う。
仏教や他宗教を廃絶したいとは思わないが、神道が寛容すぎた結果、新興宗教等が蔓延する社会になってしまい、本来の神道の形が失われつつある。
日本らしいと言えば日本らしいが。
102天之御名無主
>>101
本来の神道の形って何だよw
素朴な多神教(アニミズム)、祖霊信仰・自然崇拝に排他的も何もない