平均的日本人が日本料理(和食)で食べる、かなり大衆化された
食材の種類は大体1500種類にものぼると小耳に挟みました。
中華料理でも、種類が多いように見えますが、平均的中国人の
食べる食材の種類は500種類ぐらいしかないと聞いたことも
有ります。
例えば,海藻だけでも、誰でも、5種類位はすぐ挙げられますし、
魚はシラス(稚魚)などまで食べて,キノコなども最低5種類位
は普通で、その上、ワラビやゼンマイなどのシダ類まで調理し、
クラゲ、シャコ、ウニ、ナマコや、納豆などの料理も日本では
かなり大衆化しています。
そんなわけで、日本料理の食材の種類は世界一多いのでは、とまで
考えさせられます。(勿論、食材の種類をどうやって定義するかも
微妙な問題ですが。)ここの板の皆さん、特に料理学の専門のかた
や、日本在住の外国人のかたなどのご意見はどうでしょうか?
しかし,最近の若い世代は、食生活がかなり「アメリカ化」してきているので、
一昔前ほどには、多くの食材を取らなくなっている気がするが。
鶴とか白鳥とか。
今はもう食べないけど、鶴や白鳥は武家社会での饗宴では非常に
高級な食材だった。
戦国時代に訪れたポルトガルの宣教師がこれらの吸物が出る宴会
は正餐であり、主賓は正式な形で招待されたという証、という記録
も残してる。
ボンカレーとか納豆とか極限られたものしか食ってませんが、何か?
ボンカレーで思い出したけれど、どうして同じ方法で
「すき焼き」などがインスタント化出来ないのだろうか?
カレーもすき焼きも同じ煮込み料理なので、上手やれば、
インスタント化できると思うのは素人発想だろうか?
(因に、すき焼きの「缶詰」はもう一般化しているのは、知っている。
まあ、缶詰を「インスタント」の一種と考えるかどうかも微妙だが。)
んなわきゃーない。
地理的理由で海産物喰いなのは確かだけど、
純粋に食材の数からしたらローマ時代の貴族より少ないだろ。
孔雀の脳みそ取り寄せるような気合入った肉食文化圏じゃなかったしな。
ってーか>1 の食材薀蓄を拝聴するレスでいいんですか、ここ。
いや、
>>1に対しての反論をどんどん書くべきですよ。
但し、主観的偏見よりは、具体的な分析に基づいていた方が議論し易いです。
ところで、日本は海に囲まれているから、魚介類を使った料理が発達したのだとよく耳に
しますが、それでは、イギリスという国も周りが海に囲まれていのに、どうして海産物料理
がそんなに発達しなかったのでしょうか?
或は,これも日本人の単なる偏見で、実はイギリスにも日本と同じぐらい多種の海産物料理
が有るとか。
10 :
天之御名無主:04/03/27 10:54
>>8 いや〜、恐れ入りました。それも多分、日本人の発明ではないでしょうか?
(どなたか、ご確認を。)
つまり、日本人は食材を多く使うだけではなく、
「食品のインスタント化」にまで、長けているということでしょうか?
11 :
天之御名無主:04/03/27 11:27
そりゃ、すき焼きのレトルトは日本人だろ。そんなのレトルトカレー
なんかの例がありゃ食品会社の開発部員なら大抵の奴が思いついてる
だろ。 問題はレトルトにして売れるかどうか。
あと、食品のインスタント化は、昔から中国で盛んだった。
だから安藤百福さん(華僑)のチキンラーメンの開発があった。
日本人はその後の後追いには長けていたかも知れんが、あんまり
マンセーしすぎるのもどうかと思うぞ。
12 :
天之御名無主:04/03/27 13:04
今、急に思い出したことですが、去年、米国のハリス世論調査社が一般の米人を対象として行った、
食習慣についての、面白い調査が有ります。
その内容は、ごく一般の米人が平素、どういうレストランで、どのような料理を食べますかという
生活調査だったのですが、次のような番付けが出たそうです。1)アメリカ料理 2)メキシコ料理
3)イタリア料理 4)中華料理 5)日本料理。ここでの、実際の割合%は、日本料理が大体
5%〜10%の間だったと記憶しています。
一位から三位までは、大体予想付きましたが,私が一番驚いたのは、日本料理が一般のアメリカ人達
の間で、5番目に人気があり、5%〜10%もの米人が普通に食している、という結果でした。例えば,
米人は白人が大多数なのだから、フランス料理などが5番目ぐらいに来ても良いはずなのに、日本料理
がそれをしのいでいるのです。勿論、他の欧州料理も5位までには、全然入って居ませんでした。
ここからは私の説ですが、最近では、米人の教養の有る人たち(インテリ階級)の間で、日本料理の
優れた点が次第に理解され始めたのではないか、ということです。例えば,どうして、肉食よりも
魚介類が健康に良いのか、海草類はアルカリ食品、胡麻や緑茶には抗酸化力がある、みそ汁に胃ガンを
防ぐ効果があるなど、日本料理の利点が次々と生理学医学的に解明され始めたからだと思うのですが、
どうでしょうか?
蛇足の逸話として、G.W. Bush 大統領に記者会見していたジャーナリストが、昼食に「いなり寿司」
を食べていたのを Bush が見て、「ピーナツバターの味はどうかね?」などと訊いたので、少しその
無知さ加減がバカにされた、という記事を読んだことさえ有ります。この話で先ず感ずるのは、日本人
の私自身は、別に米国大統領が「いなり寿司」を知らなくとも変だと感じないのに、米人の教養人達の
ほうが先に、大統領の日本料理の無知さ加減を指摘する時代になったという事実なのです。
少し長くなりましたが、日本料理は日本人自身が考えている以上に国際的に重要視されつつ有るという
ことで、面白いと思われたかたが居られれば幸いです。